07/09/11 02:51:30 8K4NuBxW
「マスター…?」
首をかしげながら俺を見返してくるその姿は子犬のようで、
本当に動物モチーフで作ったんだなぁと少し感動した。
髪を撫でてやると嬉しそうに目を閉じた。
しばらく続けていると黒い髪がゆらゆらと揺れ始める。
「眠いのか…?」
「少し…で、でも…大丈夫ですから…」
少し赤くなった目元を擦りながら、ハウリンは俺に向かって笑う。
確かにもうかなり遅い時間だ。
もう少しこうやって過ごしたいが無理をさせるわけにもいかない。
「寝るか…」
「あ…マスター…」
掌の上に乗せると、落ちないように指にしがみつかれる。
落ち着かせるためにもう一度頭を撫でてやると、
掌の上でふさふさと尻尾が揺れた。
「マスター…あの…」
「ん…?」
ちらりと上目遣いで、少し恥ずかしそうにハウリンが言う。
どうしたのかと思い目線を合わせてやると真っ赤になって俯いてしまう。
「…今日は…クレイドルじゃなくて…一緒が良いで…す」
しがみつくのとは違って、指に回された腕に甘えるように柔らかく力が込められる。
消え入りそうな声が俺の耳に届いて、俺は思わず笑ってしまった。
夜更かしは身体に悪いですよと言ってみる。
ありがちな上にかけらもエロくなくて申し訳ない…orz