甲田学人の作品でエロパロat EROPARO
甲田学人の作品でエロパロ - 暇つぶし2ch106:名無しさん@ピンキー
07/09/16 12:29:11 pFaJCzXh
ああ、気弱じゃなくておとなしいのか。

ところで>>104の3を見てたら、あやめが逆レイプという新たな可能性が見えたんだが。

107:名無しさん@ピンキー
07/09/16 19:30:27 4rOX8k89
>>106
>あやめが逆レイプ

亜紀タンが受けですか?www

108:名無しさん@ピンキー
07/09/16 20:12:05 pFaJCzXh
>>107
個人的には空目でw

109:名無しさん@ピンキー
07/09/16 20:48:43 8A+c17VU
つまり3Pですね?
いや俊也も交えて4(ry

110:名無しさん@ピンキー
07/09/16 20:58:51 PSb5Lmlt
あやめは空目の自宅で、空目のメイドと化しているだろう。もちろん性的な意味でもな
早朝に朝飯の準備をしてから、空目の朝勃ちした下を慰めついでに空目を起こすとかそんな生活してますよきっと
なまじ眠れないから夜は寂しいんですよ?性的な意味で

と、こういう案で誰か書いてくれ
俺はエロは書けん。任せた

111:名無しさん@ピンキー
07/09/16 21:58:24 wyfhmIK3
このスレは人任せな奴が多いな

112:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:40:26 PSb5Lmlt
それは申し訳ないとは思うが、童貞の書いたエロ小説など読みたくあるまい?

113:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:46:25 E7JOlp4I
童貞じゃなきゃ書いてくれるんだな。
いいこと考えた、まっつんの固有結界なりでいいから捨てて来い。

114:名無しさん@ピンキー
07/09/17 02:55:31 ySOc1YF2
これは書けそうだ詠子は性格的にかなりエロくなりそう


115:名無しさん@ピンキー
07/09/17 03:19:46 OccLr5wq
>>112
むしろ非童貞の書くものの方がツマラナイという都市伝説も・・・

現実を知っちゃってるから、童貞ほど想像力豊かな妄想が出来ないんだとかなんだとか
女の場合はどうなのか知らない

116:名無しさん@ピンキー
07/09/17 04:28:38 ljaHVWOh
俺も同じ事言おうとした
ホラーでも「体験談」とかあんま面白い、怖いと思った事無いし

117:名無しさん@ピンキー
07/09/18 01:12:49 HVDN6pcI
陵辱好きな自分は、一巻のラストバトル付近で社塚さんが嫉妬ゆえに異形化した男子生徒を雪乃にけしかけるとか、
四巻で出てきた医者が、気絶している雪乃を縛って手を出すとか妄想してしまった。
あと、風乃が何らかの理由で雪乃の身体に干渉できるようになって、姉妹百合とか。

>>102
たしかどっかに、空目と亜紀のエロSSがあったような……
陵辱系だったと思うが……記憶がはっきりしない。

118:名無しさん@ピンキー
07/09/21 00:24:18 vCfOkrjL
エロパロ保管庫の中のライトノベル。そこらへんでミッシングの中途なのが二、三あった気がするな。

119:名無しさん@ピンキー
07/09/23 02:21:20 tbwyQP0/
摩津方「このスレ、もちろん私も女として参加する資格はあるだろうな?」

120:名無しさん@ピンキー
07/09/23 13:01:20 VZt2Nup8
神野「構わないよ。しかしネタ扱いされる事は変わらないがね」

121:名無しさん@ピンキー
07/09/23 14:26:13 QTq7UUr7
人界の魔王はともかく、
夜闇の魔王は魔女が望めば相手するんだよな。

122:名無しさん@ピンキー
07/09/23 19:13:59 1P0MkeNj
願いを叶えるんだぜ?もし性欲を抱いてる奴がいたらどうするよ?
神野さんはまっつんの先生なんだぜ?もうやることは決まってるじゃないか

123:名無しさん@ピンキー
07/09/24 01:11:52 yhX9umOp
ああ、決まってる
美少女のみを夢の世界にいざなう夜闇の魔王セクスィー神野!
これだろ。神野さんに抱かれたら絶対落ちるね

124:名無しさん@ピンキー
07/09/24 02:10:58 n+mQEYS0
俊也と亜紀で考えると
シェーファーなら俊也受け(相手犬神だし)で
狼人なら俊也攻めだと思う。

125:名無しさん@ピンキー
07/09/25 06:15:35 El6BViLo
>>118
見にいったけど、二つ見付けてどっちも見れなくなってた(携帯からなのでパソコンは分からんけど)。空目×あやめとか気になる。

>>124
俊也受けとしたら状況はどうなんだろう。
空目のかわりに……ってのは無理がありすぎるか。

126:名無しさん@ピンキー
07/09/26 17:54:59 /97H+wuy
亜紀の和姦は想像出来ないな。空目含めて。
自慰すら嫌悪感ありそうだし。
まして攻め展開など・・・それを書ければ本物の神だ。

127:名無しさん@ピンキー
07/09/28 21:31:49 54bGjSOC
保管庫で見つけたんで貼っとくわ。
携帯用っぽいんでPCから見られるかわからないけど。

亜紀
URLリンク(eroparo.s13.dxbeat.com)
空目×あやめ
URLリンク(eroparo.s13.dxbeat.com)

128:名無しさん@ピンキー
07/09/29 20:22:21 qiu4kAAN
空あやに萌えた。

129:名無しさん@ピンキー
07/09/29 22:20:45 feeiMRtQ
>>127
乙。エロ分が少ないのが残念だが。

130:名無しさん@ピンキー
07/10/01 22:27:46 C1/IvePN
保守

131:名無しさん@ピンキー
07/10/02 12:34:35 L3ZfxvLE
あやめ可愛いよ

ところで俊也×武巳は女体化で百合だと信じています


132:名無しさん@ピンキー
07/10/02 21:55:16 U2Nm3cSl
泡禍前の風乃×雪乃思いついたー
あんまエロくないけど書けたらうpします(・ω・)/

133:名無しさん@ピンキー
07/10/02 22:13:46 nyhFAoEr
>>132
待ってる。超待ってる。

>>131
その二人で百合かよw

しかし身長高くて運動神経良くて喧嘩強くて硬派って俊也何気にハイスペックだな。
犬だけど。

134:名無しさん@ピンキー
07/10/02 22:18:44 ebI+5Rn6
俺も今蒼衣×雪乃書いてる。
まだ少しかかりそうだから>>132のあと落ち着いたら投下しようと思う。

135:名無しさん@ピンキー
07/10/03 00:02:13 U2Nm3cSl
だめぽorz
ちゃんと書けなかったし、文章おかしかったらスルーしてけれ



ふわふわとした白と黒の服を着た風乃がベッドに腰掛け、分厚い本のページをめくっている。柔らかい微笑とは裏腹に本の表紙に書かれた題名は黒魔術。
ただいまーという声が聞こえ、風乃によく似た少女が部屋のドアを開けた。
「おかえり、雪乃」
にっこりと微笑んだ風乃に、雪乃はただいまと返す。
「お姉ちゃん、どうしたの?何か用?」
雪乃は首を傾げて風乃に問いかける。ここは雪乃の部屋で、風乃が腰掛けるベッドは雪乃のものだ。雪乃は鞄を床に下ろして制服から部屋着に着替えようとクローゼットに手をかけようとしたが、その手はいつの間にか傍らに立っていた風乃にやんわりと握られてしまった。
「お姉ちゃん?」
風乃を見上げるまだあどけない瞳には微塵も疑いの色はなく、風乃はこれからする《悪戯》が一層胸を高鳴らせた。
「雪乃、これからすることは2人だけの秘密よ」
「…秘密?」
少し不思議そうな顔の雪乃の頭を風乃の白い指が撫でると、雪乃はくすぐったそうに身じろぐ。そんな雪乃の仕草に風乃は目を細め、薄紅色の唇に唇を重ねる。
「?!」
雪乃は驚いて、肩がびくりとはねる。けれども抵抗しない雪乃の小さな胸を、風乃の手が包み込む。
「…お姉ちゃん…」
戸惑ったようなか細い声。風乃は視線でそれを受け流してセーラー服の裾からするりて風乃の手が滑り込む。雪乃は顔を真っ赤にさせて、ひたすらに耐えている。



もう書けな…い…
これ限界
スレ汚しごめんぬ(´・ω・`)

136:名無しさん@ピンキー
07/10/03 12:16:10 0FUFkQuU
「……んっ」
下着ごしにプニプニと唇を押したような感触が指に感じられ、満足そうな笑みをうかべる風乃。しかし雪乃はそれに気付かない。
羞恥のためか堅く閉じられた瞳は風乃を拒んでいるようにも、受け入れているようにも見える。

「雪乃、目をあけて」

一定の、なだらかな刺激を与えるだけだった風乃の指が急に雪乃の幼い女性自身へと押しつけられる。

「ぅあっ!……」

与えられた痛みともとれる刺激に雪乃の目が見開かれる。その先に、ほほえむ風乃。

「雪乃、聞いてる?」

一瞬の痛みよりも長く与えられたやわらかい刺激が功を奏したのか、クチュリと卑猥な音が部屋に響きだす。

「ふっ……おねぇちゃん……な、んかっ……」

「前に言ったよね。痛みは火だ、って。じゃあさ―」

―気持ちいいって言う、快感?それは何になるのかな。

勝手にリレー。次、頼むは……

137:名無しさん@ピンキー
07/10/05 02:20:28 UUfsRd+D
「止めておきたまえ。ただでさえリレーは嫌われるのに過疎スレでなど論外だ」


 風乃の与える刺激に力が抜けてきた雪乃はもう立っているのもやっとだった。
 へたりこみそうになるところを風乃が椅子に座らせる。
 乱れきったブレザーを捲り上げ、ブラを外す。まだほんの小さな膨らみがあらわになった。
「ふふ、雪乃にはまだブラジャーは必要無いようね」
「止めて……お姉ちゃん……」
 真っ赤な顔で風乃を睨む雪乃。その目には覇気が無く、懇願に近い。
 なぜ姉がこんな事をするのか戸惑いがあるがそれよりも羞恥の方が大きく勝り、雪乃は混乱しきっている。
「大丈夫よ、雪乃……今に楽になるから」
 風乃のは恥じらう雪乃の表情に至福を覚えると、床にひざまずき、あらわになった乳首をそっと口に含んだ。
「やっ、駄目ぇ……んっ…ああぁ………っ」
 雪乃の抵抗が激しくなる。風乃は倒れないように雪乃を椅子に抑えつける。
 小ぶりながら硬くなっていた乳首をしたでもてあそび、そして吸いついた。
「雪乃……んっ、ちゅぅ、はぁ、ん、んんん、ちゅ、ぅん、はぁん」
「ん、止め、て、お姉ちゃん……あっ、だめぇ、だめ、んん、ぁ、っあぁ」
 必死で抵抗する雪乃。どうやら快感よりも羞恥や嫌悪の方が強く効果はあげられていないようだ。
「はぁぁ、ごめんね雪乃、あまり気持ちよく出来なかったみたいね」
「あ、はぁ、はぁ、お姉ちゃん」
 濡れた口を拭いながら立ち上がり、荒く息を吐く雪乃の髪を撫でる。


138:名無しさん@ピンキー
07/10/05 02:21:06 UUfsRd+D
 雪乃はこんな時でもいつも通りの姉に安心すればいいのか不安がればいいのかすらもう分からない。
「でも、少しはよかったみたいね」
「え……?」
 風乃はそう言うと、雪乃が反応する間もなくスカートに手をかけて引き下ろした。
「やっぱり、こんなに濡れてる」
「あ、や、いやぁぁ、見ないで……」
 下着はもうぐっしょりと濡れ、雪乃の秘所を浮き上がらせていた。
 風乃は雪乃が足を閉じるより早くそこに手を滑り込ませると先にやったような強い刺激を与え続ける。
 空いた手で雪乃の腕を抑え、恍惚の表情で雪乃の喘ぐ姿を堪能する。
「さあ、気持ちよくなっていいのよ、雪乃……」
「あ、んん、やぁ、ぁあ、いや、いや、いや、嫌ぁ」
 刺激と快感に頭は混乱し、体は意思に反して跳ねはじめる。
 絶頂が近いのを見てとった風乃はさらに動きを激しくし、足が開いたところで下着の中に指を潜り込ませる。
 雪乃の秘所に直接触れている事にうっとりとしながら、風乃は形をなぞり、浅く指を出し入れし、最も敏感な部分を責める。
「あっ、あんっ、んんっ、ああっ、はぁん、はぁぁ、や、お…ねえ…ちゃん……」
「いいわ、雪乃。そのままイッてしまいなさい……」
 風乃自身の興奮も高まり、行為は更に激しくなっていく。
 腕は解放し、片手は乳房をさすり、時に口づけをする。
 すぐに雪乃は絶頂に達しそうになった。風乃は休まずに続ける。
「やっ、やっ、あぁ、やぁっ、あぁん、あん、……ん、っ、ああぁぁっ!!」
「ああ、おめでとう、雪乃、とっても、キレイよ……」
 風乃の息も切れている。表情はこの上なく満足げで、このいきすぎた悪戯の余韻を噛み締めていた。
 そして雪乃は、悪戯が始まって初めて涙をこぼしていた。

「あの子ったら、あの格好のまま出て行くんですもの」
 行為が終わった後、雪乃は泣きながら自分の部屋から走り出た。
 無論、着替えはこの部屋にある。
「きっと今頃シャワーでも浴びてるのね」
 想像してまた悦に入る。
「そうね、かわいそうだし、何か着替えを見繕ってあげましょう」
 お詫びにとばかりにクローゼットに向かう。自分の趣味のゴシックは無く、普通の服が並んでいた。
 選びながらただ一つ懸念が浮かび、口にする。
「嫌われなければいいんだけど……」


「まさか!本気で言っているのだとしたら君は妹から何も学んでいないことになるぞ!」

~おしまい~

139:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:47:10 ++5mh9Vh
>>138
GJ!

つーかラストwwwテラ神野さんwwww

140:名無しさん@ピンキー
07/10/05 20:31:04 f/o+qUH+
GJ!そして神野wwwww

141:名無しさん@ピンキー
07/10/05 22:52:24 +kFzg0AS
GJ!
にしても、神野さん。風乃は、妹から学ぼうが学ぶまいが、
自分の気持ちの赴くままに行動する人だと思うんだ……

142:名無しさん@ピンキー
07/10/06 01:01:47 McbgLE+V
乙でした。泣かされるゆきのんハァハァ(*´Д`)
平行世界に出張してまでノゾキかよ神野w

143:名無しさん@ピンキー
07/10/06 17:49:39 VeC32w1h
レス頂き、ありがとうございます。
連投になってしまいますが、長編を投下します。
蒼衣×雪乃で>>70で言ったものを目指しました。
少し奇妙な文体で、多少雰囲気は重めです。

144:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:50:24 VeC32w1h
 雪乃はベッドに座って部屋の窓に目を向けていた。
 いつものようにゴシックロリータを身に纏って、髪はリボンでまとめている。
 窓から見える空は厚く雲が覆い、先ほどから雪が降って来ている。雪乃はその様子をぼんやりと眺めていた。

「見て、雪乃さん。雪がきれいだよ」
 蒼衣は窓を開けて住宅街の夜景に目をやっていた。積もり始めた雪が街灯を反射して街を仄かに蒼く染めている。
 雪乃は窓を、そして枠の中で微笑む蒼衣の顔を見る。蒼衣は雪乃の方に向き直り穏やかな笑みを浮かべていた。
 少し安心するのと同時に、棘の刺さったような苛つきを覚える。
 どうしてそんな顔ができるのか、止めてほしいと思うこともある。
 分かっている。蒼衣はそういう人間だ。そんな苛つき自体が嫌になり、雪乃は蒼衣から目をそらし首を振る。
「寒いから、閉めて」
「うん」
 蒼衣は残念そうな様子を見せる事なく窓を閉めた。
 また少し胸が痛んだ。素直に隣に行っていればよかった。
 やはり蒼衣は気にしていないだろう。だからよけいにつらい。
 雪乃の向ける敵意や棘を蒼衣は全て受け止めてくれる。ゆえにその棘はそのまま雪乃の中に戻り、雪乃をさいなむ。

 二人は雪乃の自室にいる。雪乃があまり部屋から出ないので、結果として蒼衣もここにいる時間が多かった。
「何か暖かい飲みものでも持ってこようか?」
「ええ、お願い」
「うん、少し待ってて」
 蒼衣は時間の許す限り雪乃の傍にいて雪乃の世話をしている。
 世話といっても特に何をするということでもなく、話をする事もそう多くはない。
 それでも、蒼衣はただいつも雪乃の傍にいた。
 蒼衣に依存している。自覚はある。結局、自分は蒼衣の優しさに甘えているのだ。
 でも、分かっていてもどうしようもなかった。今まで自分を支えていたものは恐ろしく脆くて頼りないものだったと実感してしまったから。
 どうしたらいいのか、自分ではもう分からなかった。

145:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:51:13 VeC32w1h
 この街で起こった泡禍によって風乃は消え、雪乃は断章を失った。
 生きる意味そのものを失った雪乃は自暴自棄になり、蒼衣はそんな雪乃を献身的に世話してきた。
 そのおかげか、今ではだいぶ落ち着いている。
 いや、諦観しているだけなのかもしれないと蒼衣は思う。
 正直複雑な気分だ。雪乃が普通に生きていけるようになった事は嬉しい。しかし、同時に雪乃は生きてる意味を見失っている。
 蒼衣は未だ断章を持っている。雪乃が失ってしまった力を。
 その事が雪乃を傷つけているのが悲しい。それを意識するたびに雪乃はやり場の無い憤りを感じているように思う。
 自分を憎む事が活力になるならそれもいいと蒼衣は思っている。しかし雪乃はそうはしないだろう。
 怒りも憎しみも、雪乃はいつも自分自身に向ける。
 そんな、自分には何も出来ない歯がゆさを感じながらも、蒼衣はせめていつも雪乃と共にあろうと思っている。

 蒼衣と雪乃は今、ロッジから離れてふたりで静かに過ごしている。幸い、生活に困る事は無い。
 蒼衣はこの生活を気に入っている。雪乃さんはどうだろうな、と苦笑しつつも。
 何も無いが、なにがある訳でもない平穏。満たされている、と思う。例えつかの間のものだとしてもだ。
「どう、暖まった?」
「ええ。ありがとう」
紅茶を飲み終えた雪乃に尋ねる。特に何か話す訳でもないし雪乃の答えもそっけないが、蒼衣は何かある度に雪乃に話しかけている。
 雪乃の心をひっかいてしまう事があると分かっているが、そうした方がいいと蒼衣は思っている。

146:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:52:03 VeC32w1h
「もう一杯飲む?」
「いいわ、平気よ」
 言って、雪乃はカップを置く。
「そっか、分かった」
 雪乃はテーブルの上に腕を置いて物憂げにしている。
 このところ落ち着いているとはいえ、雪乃の表情が晴れる事は無かった。
 表明上は平静を装っているが、やはり蒼衣も気を揉んでいた。
 いつまでもこのままではいけない。そう思いながらも現状維持を優先してしまう。
 自分が満足ならそれでいいのか、と自己嫌悪を感じる。
 そんな考えが顔に出ていたのか、雪乃が心なしか心配そうな顔を見せる。
 逆に自分が心配させてしまってはどうしようもない。自分の役割は雪乃を守る事だといい聞かせ、表情を整える。
「なんでもないよ。心配そうな顔しないで?」
「別に、心配なんて……」
 少しためらいつつも、蒼衣はそっと雪乃の手を取った。
「あ……」
 少しだけ雪乃は面食らったようだが抵抗は無い。おずおずといったように握り返してくる。
 繋いだ手はそのままに蒼衣はベッドに座る雪乃の隣に寄り添う。
 自分でも動作が鈍いのが分かる。きっと顔も赤くなっているのだろう。

 蒼衣は自己が男女関係に奥手だということは理解している。今の関係は心地よいし、この関係が変わるのも怖い。
 だから今まで直接の触れ合いは避けてきたし、今も内心では少し後悔していた。
 それでも雪乃がぎこちなくはにかむのを見て、少しだけ救われた気がした。

147:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:52:55 VeC32w1h
「ねえ、蒼衣」
 蒼衣の肩にもたれたまま雪乃が問いかける。恋人になってからは蒼衣を名前で呼ぶようになった。
 しかしそれ以上の進展はあまり無い。こうしてより添う事すら稀だった。
「どうしたの?」
 肩に手を回した蒼衣が答える。互いの髪が擦れるのが少しむずかゆい。
 触れ合う事もあまり無く、ともすれば興味がない態度をとってしまうが、本当は蒼衣に触れているこの感覚が好きだった。

 今なら少しは素直になれるだろうか。そう思い、雰囲気のままに口を開く。
「ねえ、蒼衣。私は今幸せだと思う?」
 言って後悔した。何て問いだろう。蒼衣に聞いても困らせるだけだ。
 それに雪乃自身にも分かっているのではないか。そんなはずは無いと。
 蒼衣の気配が固くなる。雪乃は失言を悔いたが、蒼衣の答えは予想外のものだった。
「雪乃さんは、幸せだよ。少なくとも前の雪乃さんよりは。今、雪乃さんが幸福を感じているかどうかは別だけど」
 戸惑いながら言う蒼衣だが、語調には迷いは無い。
 蒼衣の言葉に雪乃は驚く。思わず蒼衣の肩から身を離して答える。
「そんなことは無いわ。……私は、<騎士>であった頃の方が幸せだった。蒼衣にとっては違う事は分かっているけど、それは確かよ」
 どうかしていると思う。
 幸せだって言って欲しくて聞いたのではなかったのか。そう思いながらも雪乃は止まれない。
「<騎士>としての私が、私の全てだった。それ以外の私になって、幸せになれる訳無いじゃない!」
 激情を向けながら心の中では後悔が渦巻く。出来るものなら泣いてしまいたかった。
 しかしプライドがそれを許さずに行き場を無くした想いをどうしたらいいか分からなくなる。

 これ以上蒼衣の前に居られない。そうして逃げ出そうとした雪乃を、蒼衣が抱き止めた。
「それは違うよ。確かに、雪乃さんの決めた雪乃さんの生きる理由は無くなってしまった。でも、それで幸せになれなくなった訳じゃない」
 雪乃を抱きしめながら蒼衣は言う。雪乃はそれに抵抗はしなかった。
 自分が蒼衣を必要として、逃げ出そうとして、でも引き止めてもらった。なのにまた逃げたら、ただの馬鹿だ。
 自己嫌悪で死にそうになるけれど、蒼衣の好意を素直に嬉く思う。
 雪乃は蒼衣に身を預けると、背中に手を回した。

148:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:54:02 VeC32w1h
 雪乃が落ち着いたのを感じて、蒼衣は話し始める。
「以前の雪乃さんの生きる意味は確かに雪乃さんが決めたものだ。それを貫こうと思うのは分かる。でも、その思いは雪乃さんが<断章>を持った事で生まれたものだ」
「ええ……そうよ」
「僕の勝手な理想だけど、雪乃さんは<断章>を抱えなければ僕よりずっと普通に生きられたんじゃないかと思うんだ」
 雪乃は答えない。そうなのかもしれないが、過程の話に意味は無いと思う。
 蒼衣は続ける。
「本当はこんなこと、僕が言っちゃいけないんだけど……。周りの環境は僕らの意思に反して変化する。雪乃さんが<断章>を持ったのも<断章>を失ったのも、雪乃さんの意思の外の話だ。だから」
 蒼衣の言葉を遮って雪乃は言う。顔を上げると蒼衣の顔がすぐ近くにあった。
「だから私に、変われと言うの?また、私が<騎士>になった時のように、どうしようもなく変わってしまえと言うの?」
 そんなのは耐えられないと、目で訴える。
「それに、卑怯よ。貴方がそれを言うのは」
「そうだね、分かってる」
 蒼衣の言った言葉はそのまま蒼衣自身にもあてはまる。それに気付いていないはずは無い。
 蒼衣は、変わろうとしているのだろうか。

 雪乃は再び蒼衣の胸に顔を埋めて言う。
「ねえ、蒼衣、貴方はどうして私を抱かないの?」
「えっ……」
 突然の問いに蒼衣は戸惑うが、雪乃は体を離す事なく続ける。
「貴方が好きだって言ってくれて、私も受け入れた。そして今までずっと一緒にいたのに、ほとんどキスもしてくれないのはどうして?」
 自分こそ卑怯だと思う。
 蒼衣が善意で言った言を逆手に取って抱いてもらおうとしている。しかも、自分の事はうやむやにして。
「ねえ、蒼衣……」
 目を合わせる。声が艶をおびている。
 変わっていないなんて嘘だ。自分はこんなに変わってしまった。自分は強くない人間だと知ってしまった。
 自分を支えるものを失い、それを蒼衣に求めている。
 プライドもなにも全て捨てて言ってしまったが、少しすっきりとした。

 しばらく驚いていた蒼衣だったが、決心がついたのか雪乃を強く抱き寄せて、言った。
「うん、分かった、いいよ」

149:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:55:01 VeC32w1h
「んっ…………」
 蒼衣は雪乃を抱いたまま口づけをする。お互いに目を閉じ、触れ合わせるだけのキス。
「はあ……ん……」
 ついばむような浅いキスをくり返す。蒼衣が離れても、また雪乃が唇を合わせてくる。
 その積極性に蒼衣は驚く。
「雪乃さん……」
「んっ……蒼衣っ…」
 求め合う心は行為を加速させ、唇が離れている時間は短くなっていく。
 次第に口づけは激しいものになり、互いの口を吸い合うものになる。
 呼吸が苦しくなり、蒼衣も次第に冷静さを欠いてくる。
 雪乃を犯したい、自分のものにしたい。今まで考えないようにしていたそんな思いが心を支配していく。
「ちゅ……くぅ……ん…んんっ……はぁ……」
「…んぁ…んっ……ちゅ……んぅ……くちゅ…」
 舌を絡ませ合う。初めての事なのでおぼつかない。しかし衝動のままに相手の口に侵入し、舐め回し、互いの舌を絡ませ合う。
 呼吸よりキスする事を優先する。蒼衣はこのまま息が止まるまで雪乃の唇を吸っていようと思った。

 いつしか思考は途切れ、めまいがするまで相手をしゃぶり、互いに限界になって初めて顔を離した。
「んんっ!あぁっ、はあっ!」
 悲鳴のような声を上げる雪乃。空の胸に空気を入れようとして、体を支えきれずにベッドに倒れ込んだ。
 蒼衣も雪乃に引き倒されるようにして倒れ、雪乃の上に覆い被る。
 しばらく、二人とも荒い呼吸を整えながら見つめ合う。
「はぁ、はぁ、はぁ、っぁ、はぁ、」
「はぁっ、はぁ、っはぁはぁ、はぁ、はぁ、」
 雪乃の頬は真っ赤に上気し、口の周りは唾液にまみれて怪しく光っている。
 荒い息を吐き続けるその姿は蠱惑的で、未だ回り切らぬ思考に淫靡なものが満ちていくのを蒼衣は自覚する。
「……驚いた。雪乃さんがこんなに積極的だとは思ってなかった」
 息を整えながら言う。雪乃は恥ずかしそうに目を反らしながら答えた。
「蒼衣だって、同じよ……。それに、変われって言ったのは貴方よ……」
 蒼衣は虚をつかれて、う、と口ごもる。確かに言う通りだし、自分の痴態を思い出して恥ずかしくなる。
「そうだね……。偉そうなこと言える立場じゃなかった……んっ」
 言い終わらないうちに、その口を再び雪乃が塞いだ。

150:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:55:52 VeC32w1h
「蒼衣、電気…消して」
「うん」
 照明を落とすと部屋は窓から入る仄蒼い雪の明かりに満たされる。
 そういえば今日は雪だったと今更ながら思い出す。
 ベッドに横たわる雪乃は薄明かりの中おぼろげな蒼衣の顔を見る。こんな時でもあまり緊張していないらしい蒼衣を少し憎たらしく思った。
 こっちは緊張しているなんてものではないのに。
 普段のように感情を押し隠す事もできず体がこわばり、蒼衣が少し肩に触れただけでびくりと反応してしまう。
「………………」
 蒼衣は安心させるように額にキスし雪乃の髪を梳く。
 雪乃も蒼衣のその腕を軽く握り、髪留めを外し髪を流す。
 だいぶ長くなってきたのだから、せっかくなら色気を演出したい。そう思う自分に少し驚くが、不思議と悪い気はしなかった。
「綺麗だよ。雪乃さん……」
 その髪を指に絡ませながら蒼衣が語りかける。
「…………」
 本当はとても嬉しかったのだが喉に引っかかって言葉にならない。
 素直になれない。
 そんな様子が伝わったのか蒼衣がくすりと笑う。悔しかったが雪乃には睨むみつけることしか出来なかった。
「服、脱がすね」
「……ええ」
 蒼衣は雪乃の体を起こすと複雑な造りのゴシックロリータを脱がしにかかる。
 リボンを解き、背中のジッパーを下ろす。更にいくつかの結びを外し下へおろすと、言葉を挟む間もなく雪乃の肩があらわになる。
「……蒼衣、貴方慣れすぎているわ……」
 思わず正直な気持ちが口をついて出た。いくら蒼衣が器用だとはいってもこの複雑な服をこうも簡単に脱がすことが出来るとは思えない。
 いぶかしんでいると蒼衣は何でもないように答えた。
「それは、最初の頃は雪乃さんの着替えを手伝ってたりもしたわけで……」
 思い出し赤面する雪乃。確かに無気力だった最初の頃は、蒼衣に色々と生活の面倒を見てもらっていた。
「だから雪乃さんの裸を見るのも実は初めてじゃ……」
「うるさい……殺すわよ」
「……ごめん」
 羞恥からか、思った以上に黒い声が出てしまった。
 雪乃は思いきり顔を反らしながら慌てて続ける。
「つ、続けて」
「あ、うん……」
 蒼衣は雪乃を再び横たえるとその体を愛撫をし始めた。

151:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:57:08 VeC32w1h
 上半身は既に下着だけで、整った曲線が夜の光に浮かんでいる。
 蒼衣は雪乃の首筋や肩にキスしていく。
 跡がつくほど強くせず、軽く吸いつく。そして雪乃を味わいながらそのなめらかな肌に指を這わせる。
「んっ……ああっ……あんっ…っん…っ」
 その度に雪乃は細く声を上げ、蒼衣の官能を刺激する。
 雪乃の着ているものはワンピースドレスで、上着部分も未だ腰のあたりにとどまっている。
 その姿は髪を下ろした事も合わて、えも言われぬ艶をかもし出していた。
 知らず、蒼衣は息を飲む。
「雪乃さん……」
 彼女をもっと見たい。そんな欲望が蒼衣に満ちていく。

 背中に手を差し込み、ブラのホックを外す。今度は少し手間どる。
「ぁ……ゃあ、……」
「ごめん、雪乃さん。でも、隠さないで……」
 ブラを抜き取ると形のいい胸が蒼衣の目の前に晒される。
 大きさはそれほど大きい訳ではないが、上向きの美しい形をしている。その胸に蒼衣は目を奪われた。
 みとれていると、雪乃がうらめしそうに睨み付けて来る。苦笑して愛撫を再開する。
「どう、痛くない?」
 胸を軽く揉みながら聞く。弾力のある双丘を指が包み、少し形が変わる程度に優しく揉む。
「……平気、んっ、……もっと強くしても」
 蒼衣は自分も上を脱ぐと胸への愛撫を続ける。
 乳房に指が沈み込み、ピンク色をした乳首が様々な方向に向きを変える。
痛くしないようにと思いながらも蒼衣はこの感触にのめり込む。
 想像していたより張りの強い乳房は形を変えながらも指を押し返し、揉み込む度に雪乃は甘く嬌声を上げる。
「ぁっ……んっ……や、だめ…あんっ!……あっ、んんっ……」
 快感よりも痛みの色が強いように思う時もあるが、それでも蒼衣は手を止められない。
 次第に少しづつ力は増していき、胸の形がぐにぐにと変わる。
「やっ……くぅっ…んっ…はぁっ、ぁ……つっ!」
 声に痛みの色が強くなり我に帰る。
「ごめん……雪乃さん。痛かった?」
「…ん…平気。少し痛いけど、気持ちいいわ。それに、痛みには慣れているし」
「……そっか」
 複雑な気分になるが、今はその言葉に甘えたいと思う。
 もう一度髪を撫でてキスをすると雪乃は嬉しそうに目を細めた。

152:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:58:04 VeC32w1h
「雪乃さん、足上げて」
「え、ええ……」
 蒼衣は服を足の方から抜き取り、ソックスも下ろす。
 雪乃の見に付けているものはショーツと、腕に巻いている包帯だけになる。
「触るよ?」
「…………うん」
 返事は弱々しく、不安がこもっていた。
 まだ他人が触れた事の無い雪乃の秘部に手を伸ばす。
 下着越しに触れるとすでに少し湿っていた。
「っ!あ、あぁ、いやぁ……」
 初めての感覚に身をよじる。蒼衣はあまり刺激しすぎないように慎重に、丹念にまさぐる。
 少しずつ上下になぞっていくと少しずつ湿り気を増す。そして雪乃の声も段々と切なげになってくる。
「はぁぁ……んうぅ……あっ、あんっ………っはぁん…」
 焦れているのだと分かると蒼衣の表情に愉悦が混じる。
「気持ちいい?」
「気持ち、いいわ……」
 しばらくそのまま続け、下着の染みが濃くなっていく。
 蒼衣も下着のみとなり、時折胸を揉んだり吸いついたりと刺激を加える。
「あっ……蒼衣っ、私…もうっ……。そろそろ……」
「……うん。……分かった」
 言うと、蒼衣は手を止めて雪乃の下着に手をかける。
 羞恥に震え、目を閉じている雪乃からショーツを引き下ろす。そして足を上げて抜き取った。
 薄く毛の浮いた雪乃の性器、それがむきだしになる。
 蒼衣が直接手を触れると雪乃は声にならない声を上げてびくりと体を弾ませる。
 その手を離さないまま、蒼衣は聞いた。
「あのさ……雪乃さん」
 最後にもう一つ、残っているものがあった。
「っ、どうしたの……?」
 蒼衣は言いにくそうに雪乃の包帯を指差し、
「これも、外すよ」
と、言って手をかけた。

「え……、あっ……」
 下着を脱がされる時以上にうろたえているように見えるが、蒼衣は無視して包帯をほどく。
 未だ治らない傷跡が露になる。この傷を受け入れる。その意思故の行動だった。裏目に出るかもしれないが、覚悟している。
 一糸纏わぬ姿となった姿となり、困惑する雪乃に蒼衣は言う。
「ごめんね……でも、とても綺麗だよ、雪乃さん」
 それを聞いた雪乃は真っ赤になってつぶやいた。
「……馬鹿……こんな時に真顔で、そんなこと……」
 聞いて、蒼衣は困ったように笑う。

153:蒼い雪の降る夜
07/10/06 17:59:29 VeC32w1h
「なんか、んっ、変な感じ……」
 蒼衣は雪乃の傷跡に舌を這わせる。優しくなぞるように。
 セックスの中で行う行為ではないだろう。快感も無い。
 背徳的なものさえ感じさせるこの行為は何処かしら儀式じみたもので。
 それでも雪乃は安堵していた。何か、心につかえていた枷が外れるようだった。
 傷跡をなぞる舌の動きに合わせて蒼衣が秘所を刺激してくる。指を差し込み、慣らしていく。
 先ほどから雪乃は何度も絶頂を迎えそうになっている。既に軽く達しているのかもしれない。
「んっ、あぁ、蒼衣、もうっ……早くぅ……」
 声を抑えられない。蒼衣は頷いて自分も下着を脱ぐ。
「え?……それ……」
 そり反った男性器を間のあたりにした雪乃の顔に、驚きと興味の色が浮かぶ。
 よく見てみたいと思うが、すぐに蒼衣はそれを雪乃にあてがった。
 雪乃同様に、蒼衣も抑えがきかないようだ。

「入れるよ、雪乃さん」
「…大丈夫、いいわ……」
 恐怖を覚えるが、押し込める。
 覚悟は出来ている。それに、痛みなら慣れっこだった。
「……いくよ」
 蒼衣がゆっくりと入ってくる。膣を押し広げる感覚に雪乃は苦悶の息を漏らす。
 久しく忘れていた身を裂く痛みが襲うが、雪乃はそのまま痛みに身を任せる。
 蒼衣は一息に押し進め、そのまま雪乃の処女を貫いた。
 ぞぶり、と一層激しい痛みが体を走り、雪乃の中が蒼衣のもので満たされた。
「雪乃さん、入ったよ……」
「はぁっ、ええ、……分かって、る……んっ」
 痛みに顔を歪ませながら雪乃は言う。
「動いても、平気。……さっき、あれだけ慣らしてもらったから……」
 それでも戸惑う蒼衣に雪乃は重ねて言う。
「それならこうしましょう。<私の痛みよ蒼衣を焼け>」
「……それは、勘弁して欲しいかな」
 平気だというニュアンスが伝わったのか。蒼衣はゆっくりと動き始める。
 実際には激痛はおさまらない。強がっていても痛みに意識が焼ける。
 だけど、雪乃はこの痛みを味わいたいと思った。痛みと闘争の世界との決別の印として。
 蒼衣にも余裕は無さそうだった。激しく腰を打ちつけてくる。
 痛みに混じって快感の波が打ち寄せる。すぐに限界は訪れた。
「もうっ、無理…イキそうっ」
 蒼衣が堪えきれずに射精すると、雪乃もそれに合わせ絶頂を迎え、
「あっ、んんっ、っ、あっ、あぁ、んっ…はあぁぁぁぁんっ!!」

154:蒼い雪の降る夜
07/10/06 18:01:09 VeC32w1h
 そのまましばらく、二人で裸のまま語らい、抱き合った。
 腕の中で眠る雪乃を見て蒼衣は思う。
 一線を越えてしまった事に後悔は無い。だが、これから二人とも変わらないといけないことに不安がある。
 しかし、雪乃が変わろうとしているのだ。自分ばかりが臆してはいられない。
 雪乃のために自分も変わらなければならないのなら、覚悟を決めようと思う。
「……君の好きにすればいい。誰も君の姿を縛ってはいない。……変われ、変われよ」

 窓の外を見ると、もう雪は止んでいた。


―はつかねずみがやってきた、
―はなしは、おしまい。

155: ◆0/sx2C0jqU
07/10/06 18:02:11 VeC32w1h
本当はもっと甘々なものが書きたかったのですが。
ストーリーの整合性を気にしているうちに何故かこんなになってしまいました。
拙い所はご容赦下さい。読んで頂ければ幸いです。

156:名無しさん@ピンキー
07/10/06 21:18:45 mdkFU5BW
>>155
GJ!ゆきのんデレモードは本編じゃほとんど見れないので新鮮でした。
それにしても綺麗な文章。空気感がいいですね。

157:名無しさん@ピンキー
07/10/07 00:23:03 sRVCzvvn
>>155
GJ。射精のとこもちっと力入れてほしかったかな

158:名無しさん@ピンキー
07/10/10 05:33:54 tCww/0ci
何故だろう
雪乃の腕に刻まれたリストカットの傷痕を何度も優しく舐める蒼衣、という妄想が頭から離れないんだ
そしてその光景に、たまらないエロさを感じる自分がいるんだ……

159:名無しさん@ピンキー
07/10/10 18:22:42 n6j4IcIs
>>158
あれ?
俺、いつのまに書き込んだんだ?

160:名無しさん@ピンキー
07/10/10 21:34:47 aErT79hb
>>158-159
お前達は俺達か?
俺もそのエロスを支持するぜ

161:名無しさん@ピンキー
07/10/10 23:56:36 RZ3pKGMc
俺多すぎワロタww

162:名無しさん@ピンキー
07/10/13 17:00:13 KSgBtGaJ
なんという俺たち
これがドッペルゲンガーか!?

163:名無しさん@ピンキー
07/10/14 06:32:43 PZpCcl2w
おいおいクローン技術は完成していたのかよ
俺が6人もいるぜ

164:名無しさん@ピンキー
07/10/14 11:07:58 zqxXaxel
―――ここまで俺の自演―――

165:名無しさん@ピンキー
07/10/14 11:26:30 9G5WUu3i
残念だったなぁ>>164よ。
おまえもオレの自演で生み出したまがい物なのだよ

166:名無しさん@ピンキー
07/10/14 12:56:09 nxVmm0E3
妙な流れだ…。
ドッペルゲンガーって2、3人だと怖いがそれ以上だと笑えてくる事が分かった。
それにしても人気だな、傷跡舐め。

167:名無しさん@ピンキー
07/10/14 20:05:11 jnXLIruq
 む し ろ 舐 め た い

168:名無しさん@ピンキー
07/10/14 21:14:37 LXPThvIi
>>166
傷痕も良いが、断章使った後で、まだ血を流してる傷を舐めるのも捨てがたい!

169:名無しさん@ピンキー
07/10/14 22:07:11 ODyDIgu8
雪乃の足の甲にキスしてる蒼衣、というのが見たくなった。

170:名無しさん@ピンキー
07/10/15 18:21:05 ak3leg9H
むしろゆきのんに舐められたい

171:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:33:20 Fp6ie68B
>>167は雪乃の心の声

172:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:48:32 DFv+64VH
この流れで風乃姉ちゃんが雪乃んの傷を舐めまわしている画が思い浮かんだ俺はもうダメかもしれない

173:雪の日
07/10/16 16:46:04 RbCLtN2U
 寒々しい部屋に帰ってくるなり、雪乃は崩れるようにベッドに腰を下ろした。
 妹の顔をのぞきこんでみるとすでに蒼白になっていた。
「雪乃、せめて止血だけしてから眠りなさい」
「わかっているわよ、姉さん」
 雪乃は今日も〈騎士〉として遠くの町に派遣され、見知らぬ土地でいつもの手順を踏み、手首から流れる痛みをもって敵を燃やしてきたのだった。
 今回の対象はまだ異形と化してはいなかったけれどもはや手遅れで、どのみち処理しなければならないところまで悪化していた。
 殺さなければならなかったから殺した。
 まだ人間の姿をしていたにもかかわらず、妹は躊躇の色など微塵も見せずに人を燃やした。
「失血はそれほどでもないわね。包帯の予備は……」
 雪乃が包帯を取ろうと立ち上がり――そのままベッドに倒れこんだ。
「…………?」
 なぜ自分が倒れたのか理解が及ばないようで、天井を見上げながら不思議そうな表情をしている。
 わたしは妹の頭をなで、やさしく諭すように言った。
「雪乃、もういいから寝てしまいなさい。わたしが止血しておくから」
「……なにを言ってるの、姉さん。ただの立ちくらみだから、平気――」
 ふたたび立ち上がろうと半身を起こしたところで動きが止まった。
「体に力が入らないのでしょう? 思ったより血が流れていたようだから、あなたはおとなしくしてなさい」
「でも、姉さん、あっ…………」
 頑固な雪乃があれこれ言って意固地になるまえに、わたしは雪乃の隣に腰かけ、妹の手首にそっと舌を這わせた。

174:雪の日
07/10/16 16:46:55 RbCLtN2U
 小さな手のひらの付け根、透きとおるように白い肌から鮮やかな赤色がいまもなお流れつづている。
 すじにそって垂れてくる血液を舌先で舐めとった。
「姉さん……」
 雪乃は観念したように肩を落とし、わたしの行為を茶化すように言った。
「妹の血をすするなんて、さすがは姉さんね。身内であることがいまさらながらに恥ずかしいわ」
 舌先が傷痕にたどりつき、皮膚と肉の隙間からにじみ出てくる血を吸いあげた。
 傷口にはなるべく触れないように気をつけながら、横に開いた亀裂のまわりをねっとりしたわたしの先端できれいに拭き取っていく。
 血と唾液がまざって、くちゅっと音を立てた。
「残念だけど、いくら縁を切ったとしてもあなたはわたしの妹よ。あなたも……素敵に狂っているわ」
 雪乃はなにも言わず、わたしの肩に頭をあずけてきた。
 きっと雪乃にはわかっているのかもしれない。
 わたしのような異常とはちがって、異常を憎むがゆえに異常であろうとしている自分を。
 意識しなければ異常にふるまえない、普通の自分を。
 今日の仕事にしても、異形化するまえの人間を殺した妹は顔色ひとつ変えなかった。
 怪物を殺すのとはわけがちがう。
 生身の人間を手にかけて、普通の人間は普通でいられない。
 それなら普通を押し隠している妹の、心の奥は――
「降ってきたわね」
 妹の言葉にわたしの意識は揺り戻された。
 電灯のついていない暗い室内とは対照的に、窓の外は白い雲におおわれて明るかった。
 白い風景にときおり白い影がふわふわと落ちてきている。
「雪……」
『すべてを掃き清める』という清浄なる意味をもった言葉。
 けれど名前に「雪」の字をもつ妹はすでに目をつぶり、身を任せるようにわたしに寄りかかってきた。
 いま妹はなにを思っているのだろうか。
 汚れのない白さを名前にもらった妹は、なにを考えているのだろう。
 しんとした肌寒い空気につつまれて、わたしは雪乃の手首を舐めつづける。
 すでに血は止まっていたものの、ミミズ腫れみたいに残ったいくつもの古傷からはいまだに見えない血が流れ落ちているように感じられて。
 音もなく、明かりもない小さな空間にふたりきり。
 寝息を立てはじめた妹を起こさないよう、わたしはいつまでもいつまでも傷痕を舐めつづけていた。

175:名無しさん@ピンキー
07/10/16 16:51:11 RbCLtN2U
これでおしまい。読んでくれた人に感謝。
設定とか細かいところがちがうけど勘弁ね。

>>172
アイディアをかってにもらっちゃったよ。
ごめん&ありがとう。

176:名無しさん@ピンキー
07/10/16 19:15:21 OzLI66EP
>>175
GJです。
なんだかんだで信頼し合う姉妹の様子にぐっときた。

あと、ここでの雑談って職人へのネタの提供って意味合いもあるしよいのでは?
と、この調子でこのスレに投下が増える事を願いつつ。

177:名無しさん@ピンキー
07/10/17 23:02:09 dJw3cB02
>>175
GJ

本スレの方では笑美様がS化しちゃったし
住民達の妄想は留まることを知らないぜ

178:名無しさん@ピンキー
07/10/19 16:25:50 hStd6JaM
そういえば思ったんだが雪のんは泡禍の時以外は人を殺してないよね?
クラスメイトも安い化け物にはなりたくないってことで殺さなかったよね?

つまり雪のんは蒼衣に安い感情で襲われても反撃しないと思うんだ


……無理矢理すぎたな

179:名無しさん@ピンキー
07/10/19 23:53:14 yBsvNeM8
>>178
うーん、無理があるかどうかというより、整合性があったとしてもあまり読みたいと思わないって感じかな。
矛盾の無い展開を書くために無理するんなら、多少矛盾があっても書きたいように書いたものの方が好き。
「何故か雪乃さんとラブラブ!?」ってのでも面白ければいいかと。
まあそれも難しい所なんだけどねー。

180:名無しさん@ピンキー
07/10/22 05:35:27 JlDx6As0
風乃強姦が見たいからちょっと異界行って来る

181:名無しさん@ピンキー
07/10/22 20:25:14 f7+DTmbi
>>179
それをいただいた!
でも文章力ないので今晩のおかずにさせていただくことを存じ上げます

182:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:54:18 Uf2E+fLh
風乃様が両親惨殺して焼身自殺したのはクラスの男子に
輪姦されたのがそもそもの原因で、その時偶々泡禍が浮かび
上がって……とか。
ないか。

183:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:00:53 VG1YFRZl
俺の厨房の頃の妄想なんだが
空目にかまってもらえるあやめに嫉妬した亜紀が武巳を使ってあやめをレイプさせて、途中から亜紀様参戦
その後も継続的に亜紀に犯されながらも空目になにも言えないで耐えているあやめ
というのを妄想して学校祭でこれを文章化して一部生徒に配布していますた。


184:名無しさん@ピンキー
07/10/25 12:16:19 TRdIJAEu
>>183
俺のポカリ返せwwwwwwwwwww

185:名無しさん@ピンキー
07/10/25 17:16:49 8pbG4Dni
ああ感染がwwww

186:名無しさん@ピンキー
07/10/26 04:40:32 usgXNvpR
>>183
おまい黒服に処理されるぞ

187:名無しさん@ピンキー
07/10/26 10:10:39 Ev5dTP4F
>>183
このスレでそんなことを告白するなんて悪い子だ
罰としてそれをうpするのが物の道理というもの
…さあ恥ずかしがらずに出してごらん、君の黒歴史…

188:名無しさん@ピンキー
07/10/26 14:27:00 Y0tXrOYM
小鳥のさえずりと、窓から差し込むやわらかな朝の日差しが
僕に心地よい目覚めをプレゼントしてくれた。
気分は上々、今日も一日がんばろう――、そう起き上がろうとした次の瞬間、僕はかなりブルーになっていた。
傍らには裸の雪乃さんがシーツに下半身を隠されながら座っていたからだ。
――タバコを吸っていて、さらに性別がお互い逆だったら
さながらドラマ等でありがちな、男と女の事後の1シーンそのものだな と馬鹿な事を考えていたが
あまりの恥ずかしさと、雪乃さんの裸をみたせいで臨戦態勢な
自分のせいで、シーツを頭までかぶってしまった。


なぜこんな事になったのだろう、昨夜の記憶をたどってみる。
たしか、雪乃さんとこの町を調べにきて
色々調べてる内に夜が更けてしまって、野宿はいやだから仕方なく近くにあったこのラブホに来たはず。

最初は普通だったはずか、いつのまにか雪乃さんの様子がおかしくなって
気が付いたら押し倒されていた
僕が何かいうたびに顔を真っ赤にしながら、
うるさい、殺すわよ。じっとしてなさい
とか言っていたきがする
しかしただそれだけなら僕がこれだけブルーになる事もなかったろう
むしろ喜ぶ立場だ。

ではなぜブルーになっているのか。答えは至ってシンプルだ。
雪乃さんが僕を押し倒したときの事だ。
彼女は





彼女は股間にディルドを装着していたのだ

189:名無しさん@ピンキー
07/10/26 18:34:49 Ck6apYoB
>>183
俺の文章読解力に問題があるだけかもしれんが
文章の最初にある、「俺の厨房の頃の妄想なんだが」はそのあとの文章全部が妄想って事か?
それともあやめが云々のくだりが妄想でそれを文章化して配布したってのは事実ってこと?

とりあえずおっきしますた

190:名無しさん@ピンキー
07/10/26 18:36:43 yc9/QBpB
何で雪乃さんそんなもんもってんのー!?

191:名無しさん@ピンキー
07/10/26 19:23:13 pz0YOg0P
>>189
おまえは二重妄想も知らないのか

192:名無しさん@ピンキー
07/10/27 02:16:48 on5DlCWA
>>188
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|   あ…ありのまま 昨日 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|    『おれはラブホで雪乃さんに押し倒されたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     思ったらいつのまにかディルドで掘られた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人      な… 何を言っているのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ     おれも何故そうなったのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ     腰がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    <雪の女王>だとか<刀山劍樹>だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ   そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ     もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

193:名無しさん@ピンキー
07/10/27 20:34:36 znF9aGCA
>>188
アッー

194:名無しさん@ピンキー
07/10/29 04:29:01 yd5WYHXv
蒼衣www

しかしグリムは女性攻めという気がする。

風乃姉ちゃんは超攻め女王だし
志弦に騎乗位でイかされてしまって精を搾り取られる神狩屋とか
お仕事の後の猛りを可南子さんに慰められる葬儀屋とか
生意気なハセヲをそんなに言うなら大人への階段を上らせてやんよとばかりに調教する笑美さんとか
…思いつくのはそんなのばっかりなんだぜ…?

195:名無しさん@ピンキー
07/10/29 05:08:35 Dhl/Hz99
その代わりとばかりに、雪乃が受けの素質満載だけどなw

196:名無しさん@ピンキー
07/10/29 20:27:21 wii6ABSe
雪のんのご奉仕…………………………………………………………………ハアハア

197:名無しさん@ピンキー
07/10/30 12:44:32 ShArJ5W5
擬音は書いてて恥ずかしいというか虚しいというか、
複雑な気分になるので脳内補完でお願いしまうー
あと雪乃と多用してるのは愛でし

室内に微かな、上ずったような息遣いと、唾液音が響き渡る。
「ああ…うまいよ、雪乃さん」
ベッドの縁に腰をおろし、曝け出した下半身に、雪乃さんが顔を埋めている。
厳密にいえば、僕の股間部に、床に座っている雪乃さんが顔を近付け
僕の大切な部分をしゃぶっている。

声をかけられた雪乃さんは、眉をつり上げる。しかし頬は紅潮しており怒っていない事は見て取れた。
口をもごもごさせながら何か言おうとしたが、自分が今蒼衣のものを
くわえている事を思い出すと、慌ててそれから口を離した。
「うるさい、殺すわよ。気が散るからしゃべらないで」
見え見えの照れ隠しである。
僕は彼女の顔を掴むと、一気に僕の股間へ引き寄せた。
勢いよく、彼女の口に僕のが挿入される。
彼女は僅かにむせながら、眉を吊り上げ僕に抗議の目を向ける。
……それでも口と舌はしっかりと動かしてくれているから、雪乃さんは本当に可愛らしいと思う。
「ごめん、苦しかった?」優しく優しくそうささやきかけると
雪乃さんの顔はみるみるうちに紅くなり、気まずそうに目をそらした。心なしか顔が綻んだ気がする。
「でも、雪乃さんが悪いんだからね」
憮然と言い放つ。一瞬驚いた顔を見せつつも、なぜ?と言いたげに仏頂面で僕を見つめる。

198:名無しさん@ピンキー
07/10/30 12:46:20 ShArJ5W5
「でも、雪乃さんが悪いんだからね」
憮然と言い放つ。一瞬驚いた顔を見せつつも、なぜ?と言いたげに仏頂面で僕を見つめる。
「だって、雪乃さんが可愛すぎるから僕の股間、痛いぐらいにギンギンになっちゃってさ、
今日一日ずっと痛いのを我慢して、ようやく雪乃さんが口でしてくれる事になったんだよ?
それだけでもたまらないのに、始めた途端やめちゃうんだもん。あんまりだよ。」
最後に、彼女に僅かに聞こえるようにしながら、そっぽを向き、
………雪乃さんが可愛すぎるからいけないんだ。と呟いた。
「~~~~~~」
大きく目を見開き、顔を真っ赤にさせる雪乃さん。さっきまで絡み付き、
吸いついていた舌も、まったく反応がなくなってしまった。
「また言ってる傍から…ほら、ちゃんと舐めてよ」
そう言いながら僕は彼女の頭を少し乱暴につかむと
リズムよくスライドさせる
雪乃さんは少しむせかえしながらも、必死に舌を絡めてくる。
ああもう……本当に可愛いな!
頭を振らせるペースを早め、自分の腰も動かし
ラストスパートに入る。
「雪乃さん、そろそろいくよ……全部飲んで!」
すこし嫌そうな顔をした気もするが、僕は気にせず
可能なかぎり自分のものを雪乃さんの口の中に押し込み勢いよく射精した。
雪乃さんがむせたので、射精の余韻に浸る間もなく
僕は雪乃さんの口から自分のものを引き抜いた。
咳と一緒に口からでる精液、量から察するに彼女は
言われたとおり全部飲み込もうとしたらしい
床にこぼれた精液を、彼女が必死にピチャピチャと音をたてながらすする。
少し面食らったけど、そんな雪乃さんの行動が嬉しかった。
「ちゃんと飲んでって言ったのに……」
恨めしそうに雪乃さんに告げると、彼女はシュン、とうなだれ ごめん……と呟いた。
「それにしとも雪乃さん、フェラチオうまいよね。おちんちんが大好きなのかな?」
雪乃さんは、先程の事を気にしているのか、うなだれたままだった。声にも覇気がない。
「そんなこと………ない」
「でも、初めてやった時はあんなにたどたどしかったのに、あっという間にうまくなったよね」
「それは……」
雪乃さんは口籠もると、唇を噛んだ。心なしか泣きそうな顔をしている
「淫乱だよね。雪乃さん」「……違う、どうして……そんな事言うの……」
肩が震えている、涙声だ。あと一押。
「どうだか、本当は他の人ともたくさんしてたりして……ああ、そうか。だからうまいんだよね?」
「違う!してない!そんなこと………そんな………うう……」
ついに雪乃さんは泣きだしてしまった。両手で顔を覆い、声を殺して。
そこには、まさしく年相応の女の子の雪乃さんがいた。
僕は彼女を優しく優しく抱き締め、彼女に謝罪を延べ、あやした。
そしてそのまま彼女をベッドに押し倒し、セーラー服を丁寧に、1枚ずつ脱がしていく。
雪のように透き通る白い肌があらわになる。彼女をまもるものは、ブラとショーツと靴下だけだ。
痛々しい腕の傷跡に、優しく口付けし雪乃さんに愛を囁く。
その度に雪乃さんはとても幸せそうに僕を見つめた。

僕達の夜は、まだ始まったばかりだった。

199:名無しさん@ピンキー
07/10/30 12:52:03 ShArJ5W5
ついカッとないて書いた。許してほしい。
蒼衣掘られ第二段として颯姫版書くかこっちにするか迷ったけど ご奉仕ハァハァな方が居たので書いてみた

200:名無しさん@ピンキー
07/10/30 22:38:12 TKVovpWA
>>199
GJ!ご奉仕ゆきのんかわいいっ

颯姫ちゃんはテクニックその他を忘れてしまうから
いつまでも『本物』の初々しい反応を見せてくれるはず


201:名無しさん@ピンキー
07/10/30 22:49:42 Qymq+lu0
超強気攻めの蒼衣とかwwww新鮮すぐる。GJ

202:名無しさん@ピンキー
07/11/03 13:04:09 Eqv73m8G
颯姫編に期待

203:名無しさん@ピンキー
07/11/05 10:10:42 s/cAObXL
朝勃ちみつけてたどたどしく颯姫がフェラ

事後、颯姫がかわいくてまたおっき

した事をわすれた颯姫がまたやる
↓           無限ループって恐くね?


颯姫は、ちょっと前の事や反復したら記憶するっけ

204:名無しさん@ピンキー
07/11/05 17:35:20 kZFdj6Iz
詠子タソに逆レイプされる夢みて夢精しますた
詠子が俺の上にまたがって腰を振りながらリスカしてその血を口に流しこまれた
動こうとしてもできそこないが俺の四肢を押さえてて身動きが取れなかった
抜かずに3回もイカされて寝起きは最悪でした
詠子タソハァハァ

205:名無しさん@ピンキー
07/11/05 18:16:01 XYBQbdlq
武巳「オレの時は使徒の女の子3人もいたけどな」

206:名無しさん@ピンキー
07/11/05 18:23:07 kZFdj6Iz
>>205
うらやましい奴め
お前には稜子がいるだろw

207:名無しさん@ピンキー
07/11/09 11:50:02 3o5Qvd2Q
>>205
使徒は男もいなかったっけ?w

208:名無しさん@ピンキー
07/11/10 01:56:53 rhySvhA9
>>207
アッ―!

209:名無しさん@ピンキー
07/11/10 02:08:54 Qhwi81Rq
アッ―!アッ―!アッ―!アッ―!

210:名無しさん@ピンキー
07/11/11 01:41:55 s064uZZq
やめいw

211:名無しさん@ピンキー
07/11/11 12:54:21 2o4P1HrN
てぃぃぃぃぃぃぃぃきゅりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ───!!

212:名無しさん@ピンキー
07/11/11 14:05:09 +InMvBCC
山(ジュン)の神がこのスレに降りてきたようです
______________________________ 
       |  !                        |  | 
      | │                   〈   ! 
      | |/ノ二__‐─ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ 
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l | 
    | | /ヽ!        |            |ヽ i ! 
    ヽ {  |           !           |ノ  / 
______________________________ 

213:名無しさん@ピンキー
07/11/13 17:00:14 8jT8m8Hm
保守

214:名無しさん@ピンキー
07/11/14 02:57:04 QT3ARQsG
魔女は性別気にせず誰とでも組めそうだな


罪科釣人は魔女相手に攻めに回れる数少ない人だと思う
他には神野、狼人化俊也くらいか。空目は体力ないし押し倒されそう
使徒や八純に誘い受けもありかも

215:名無しさん@ピンキー
07/11/14 20:21:40 gfgRvP7F
>>214
魔女なら今俺の隣でよがってるよ

216:名無しさん@ピンキー
07/11/14 20:57:22 UgfqQQFv
>>215
よく見てください。その人は高等女祭の湯浅さんです

217:名無しさん@ピンキー
07/11/20 22:28:09 Y+zO3Akz
保守

218:名無しさん@ピンキー
07/11/24 16:58:50 iwtMwZA5
保守

219:名無しさん@ピンキー
07/11/24 17:20:05 Qpkfu6U2
蒼衣×颯姫はまだですか?

220:名無しさん@ピンキー
07/11/24 22:07:33 Mxzj9cDT
このロリコン!

221:名無しさん@ピンキー
07/11/24 22:50:31 Jnl+MIXV
(´゚ω゚`)待ってた人がいたなんて!
スミマセン、暇みてかきます

222:名無しさん@ピンキー
07/11/25 23:17:13 VxK+USPm
>>221
㌧クス








……………颯姫のイラストがでるたびにハアハアする俺はもうダメかもしれんね

223:名無しさん@ピンキー
07/11/25 23:22:40 1GVaXaTY
颯姫は大本命なのでむしろ書きづらかったりするのです(´・ω・`)
>>222
ナカマナカマ

224:匿名希望
07/11/26 20:34:35 LTMa9z1a
お初ノシ
 
とりあえず俺は村神攻めよかは受けのほうが萌える 
最後まで堕ちないで抵抗してくれそうだからな
切実に同士求む

というか誰か11巻で村神の貞操の危険とか考えたやつはいないのか?
俺的にはかなりやばいと思うんだが
あそこ村神じゃなくて亜紀だったら皆輪姦とか妄想してたか?
あんま取り上げられてないから投下してみた
話しぶった切ってすまん、興味なかったらスルーしてくれ

225:名無しさん@ピンキー
07/11/26 22:46:50 ZOvB3Iad
空目とか村神とかは輪姦してもきっと面白くないと思うな
普通の部分を残しているキャラが泣き叫ぶほうが悲壮感に感情移入できるから好きだ
あやめとか亜紀とか稜子とか武巳とか皆輪姦されればいいと思います

226:匿名希望
07/11/27 07:11:40 G4F+16Hs
そうか、やはり俺の考えとは違うな
俺は泣き叫ばれるのは苦手なんだ
萎えるんだよな……
だったら歯食いしばって耐えているほうがずっと萌える
最後堕ちて自分からねだったりするのはもう駄目だな
最後までこっちを睨んでいて欲しい
………俺はMじゃねぇぞ
 
こんな俺の考えを理解できる奴はやはりいないか
ここなら……と思って来たんだが
話切って悪かったな
俺はこれでROMるから、また話戻してほしい

ノシ

227:名無しさん@ピンキー
07/11/27 21:37:16 SqggdxJ5
個人的に凌辱モノは嫌いなんだよな……………和姦の方が安心して読める

228:名無しさん@ピンキー
07/11/27 22:44:04 J9oDbqmN
>>224
読み返してみたら、犬(ヘタレ)のままならかなり危ない状況といえるが
狼化した後は「俺のやりたいようにやる」の言葉通り魔女を押し倒しても
違和感ないくらい精神ブッ飛んだからな俊也は

亜紀は13巻で似たような状況になってるけど
あの赤城屋とのやりとりは陵辱される以上に屈辱的だったんだろう

229:名無しさん@ピンキー
07/11/30 09:18:12 8AQA+xV+
保守

230:名無しさん@ピンキー
07/12/02 13:01:36 2upRj2XQ
>>221がSSうpするまでdat落ちなどさせないぜ

231:名無しさん@ピンキー
07/12/04 12:29:17 QLqpFgmB
保守

232:名無しさん@ピンキー
07/12/06 07:02:35 328dtGtY
このスレの継続を願って
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

233:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:12:51 ESifzR/9
摩津方「小僧! お前の作品を投下しろ! スレを落とさせるな!」

武巳「!」

234:名無しさん@ピンキー
07/12/07 16:53:37 cbEHaV3I
>>233
ナイス。梨をどうぞ
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

235:名無しさん@ピンキー
07/12/08 20:49:57 iwLF9nFL
下巻ってもう出た?


236:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:27:55 VQLAlzky
俺は昨日上下巻買ったよ

237:名無しさん@ピンキー
07/12/08 22:32:19 wJMXPGJa
>>235
正式な発売日は十日。
でも本屋によっては田舎でもフラゲ可能なので、探してみるのもいいかも。

238:名無しさん@ピンキー
07/12/09 12:50:57 AFyaPkDi
>>233
武巳「ひっ……やぁっ!やめぇ……」
魔津方「踏まれて悦ぶとは大した淫乱よの小僧。ほれ、さっさと出さんか。精液は血液にして魔術の代償ぞ」

こうですか?判りません!

239:名無しさん@ピンキー
07/12/09 17:47:17 GymAJ6vB
今赤ずきん読み終わった。最初は馳尾ハーレムだと思ったよ。最初は…

240:名無しさん@ピンキー
07/12/09 21:57:28 MBa1xUVe
魔女×武巳(逆レイプ)
亜紀×武巳(逆レイプ)
稜子×武巳(逆レイプ)
どれが読んで見たい?

241:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:21:35 GymAJ6vB
できるなら全部読みたいが、あえてランク付けするなら

①稜子 こういう娘が淫乱なほうが好き
②魔女 普通にエロそうで良い
③亜紀 エロよりどのように展開させるかが非常に興味深い

242:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:41:00 1fsTtB4Q
逆レイプなら、一時的に雪乃の体を乗っ取った風乃が蒼衣を……というシチュが読みたい。

243:名無しさん@ピンキー
07/12/09 23:57:29 U5TVm4+a
俺もそれ見たい

244:(´・ω・`)全然いいのがおもいうかばなかった。スマン
07/12/10 01:53:49 6fEKQkmZ
 <騎士団>の仕事には危険がつき物だ。それこそ、いつ命を落としたっておかしくないくらいに。
だからこそポジティブに考えなくても、数ヶ月入院する程度の怪我程度で済んでよかったと素直に思えた
 今街で起こっているのは、ささやかな<泡禍>だった。といっても決して侮れるものではなく、事実こうして僕は
三木目さんの厄介になっている訳で、そんな状況下でほぼ一人で動いている雪乃さんの事を考えると、
這ってでも何か出来ることをしたかった。
しかし僕が怪我をして、目覚めた頃には実は事件は片付いていた。

そんな訳で三木目さんに絶対安静を告げられた僕は今、病室のベッドで退屈な時間をすごしていた。
雪乃さんは学校帰りに、神狩屋さんと颯姫ちゃんは度々病室に見舞いに来て、僕の相手をしてくれていた。
特に颯姫ちゃんは頻繁に来て、甲斐甲斐しく僕の世話をしてくれた。

神狩屋さんが忙しくなると、日中はほとんど颯姫ちゃんとすごしていた。
世話をするのが楽しいのか、それとも看病する事に興味があるのかは分からないが、いつも楽しそうに、
診察以外の事はだいたいしてくれていた。

そんなある日、夜遅くに颯姫ちゃんが部屋を訪ねてきた。三木目さんの所なので、面会時間だとか
そういった類のものはなく、関係者ならいつでも来る事ができるのだ。

「あ、蒼衣さんまだ起きてますか?」
「うん、でもこんな時間にどうしたの?」
「えへへ、実は雪乃さんに聞いたんです。ごめんなさい、私雪乃さんに聞くまで全然知りませんでした」
何の事だろう、これから何かあるのだろうか?しかし、そう尋ねようとするや否や
颯姫ちゃんは何故か僕に猿轡を装着した。
「えと、やり方はちゃんとノートにもメモしましたし、練習もしましたから大丈夫です。ちょっと痛いかもしれませんけど、
我慢してくださいねー。」
ごそごそと、僕のズボンをずらし僕のあられもない部分をさらけ出すと、わっと驚きながらもそこに顔を近づけてきた。
「ここですね…うん、ばっちりです。いきますね」
雪乃さんに何を教えてもらったんだろう、でも颯姫ちゃんにしてもらえると思うとちょっと興奮してきた。
全神経を股間部に集中させていると、突然颯姫ちゃんに両脚を持ち上げられた。
どうしてそんなことをするの?と聞きたかったがあいにく猿轡のせいで声を出すことができなかった。
「あ、出すの忘れてました。ちょっと待ってくださいね」
そういうと彼女はポーチをごそごそとあさり、何かを探し始めた。
猿轡をされた時点で気が付くべきだったのだろうが、僕が想像していたのとは違う事を颯姫ちゃんはしようとしているようだ。
「あ、ありました。えっと、今つけるから待っててくださいね」




――そこには、かつてホテルで雪乃さんがつけていたものと同じものを股間に装着している颯姫ちゃんの姿があった

245:名無しさん@ピンキー
07/12/10 02:50:53 kVPP99Li
>>244
笑った。蒼衣、頑張れ

246:名無しさん@ピンキー
07/12/10 07:00:44 xYTzPA+O
なぁ、ここで魔女×村神って需要ある?

247:名無しさん@ピンキー
07/12/10 09:33:48 3HBglH9l
>>244
雪乃さん何教えてんだwww
>>246
逆に考えるんだ。需要なんてあとからわいてくる、と
書きたい物を書けばいいと思うんだ
リクでもなんでも

248:名無しさん@ピンキー
07/12/10 14:42:07 3HBglH9l
ageすまん

249:名無しさん@ピンキー
07/12/10 17:00:50 8y1bVzt9
>>244
またお前か!w
雪乃さんヒドスwww

250:名無しさん@ピンキー
07/12/10 18:58:14 xYTzPA+O
>>247……ありがとう。誰も求めていなくても俺は書くよ……。
下書きは家にあるから家に帰ったら書く……。自分文章力全然ないけど自己満足でいいんだ……。
今日新刊ゲットできなかったからかなりテンション低いんだ……。あー……

251:名無しさん@ピンキー
07/12/10 19:00:13 As4V9G5v
>>244
wwwww
>>246
無論ある。

252:名無しさん@ピンキー
07/12/10 19:53:23 3HBglH9l
テンションが低い?
本スレ160ですね。わかります。

253:文才が無いとか萌えないとか気にしちゃいけない
07/12/10 20:34:48 Iu8m8Sb4

「っ・・・・・・!」

鏡から伸びた腕が、容赦なく俊也を鏡面に叩き付ける。顎を引きつけ、かろうじて頭は打たずに済んだものの、もろにぶつかった肩や背の痛みに頭がくらむ。

「てめえ・・・・・何のつもりだ!離しやがれ!」

ぎり、と俊也は魔女を睨み付けるが、魔女は笑顔を浮かべて「それはできないなあ」と首を振った。

「ふふ・・・・・前からずっとずっと気になっていたんだよねえ、貴方のこと。シェーファーフントである貴方は、どんな風に鳴くのかなって、ずっと気になっていたの・・・・・。
 だから君をこのサバトに呼んだんだよ?ここは、貴方の為だけに開かれたサバト・・・・。さあ、遠慮せずに、貴方の鳴き声を聞かせて?」

純粋な笑顔を浮かべながら、とんでもないことを言ってのける詠子。俊也は服が伸びるのもかまわずに、力の限り身を乗り出した。

「ふざけんなっ!誰が・・・・・・・っ!」

思わず息を呑んだのは、一対の手が俊也のズボンのベルトをはずし始めたからだ。
カチャカチャと、金属が触れあう音が響く。

「なっ・・・・・・やめろ!魔女!」
「だって、こうするのが一番いい鳴かせ方でしょう?」

君は殴られるのは慣れちゃってるもんねえ、と詠子は笑った。

「君の快感に酔う声はどんな声かな?君はどんな風に溺れていくんだろうねぇ・・・・・。私はね、シェーファーフント君、とってもとっても楽しみなんだよ。だって私は、本当に貴方を好きなんだもの・・・・・」






254:名無しさん@ピンキー
07/12/11 01:39:25 gAkIdbdK
割り込みになったらすまんが……続く、よな? 頼むぜ>>253

255:名無しさん@ピンキー
07/12/11 06:12:23 jZCdhz+H
おぉう……やっぱり最中も書かなきゃダメ?
催促ありがとう>>254、ちょっと時間かかるけど書いてくるよ

256:魔女×村神続き
07/12/11 18:54:19 jZCdhz+H

「ん…………っ、ぁ」

冷たい外気に曝された俊也自身を、それ以上に冷たい屍肉の手が包み込んだ。
そのまま、ゆっくり上下に扱きだす。冷たい手が自身を撫で上げる感触に、俊也は身震いをした。

「我慢しないで、シェーファーフント君」

気を抜けば漏れそうな声を必死で抑える俊也に、魔女はそう微笑んだ。
俊也はぎり、と魔女を睨む。言いたいことは山ほどあったが、この状態でまともに話せるとは思えない。俊也は黙って耐えるしかなかった。

「っ………く、ん………っ……!」

カリ、と先端を引っ掻かれ、食いしばった唇の間から声が漏れる。びくりと反応した俊也を、見逃すわけがなかった。
一本の手で扱きつつ、もう一本の手で先端を刺激する。声を抑えようと努力するも、鼻から空気の抜けるような音が出て、空回りにしかならなかった。

「ふ、ぁ………っ、ん、く、ぁアッ!!」

ぱたたっ、と音を立てて、自身から白濁色の飛沫が飛び散った。

「は……、畜生っ……」

異性の前でイカされた、その羞恥に身体が熱くなる。俊也は悔しげに顔を俯ける。

「んー……やっぱり強情だねぇ、シェーファーフント君。手だけじゃ、たいした声なんて聞かせてもらえないか……」

少し残念そうに魔女は言った。

「やっぱり私がやるしかないのかな……。ね、神野さん?」
『さて………』

ざわり、と闇がうごめく。魔女の周りにあった闇が見る間に凝縮し、一人の男を形作った。

『それが一番有効な方法であることは認めよう……。が、わざわざ君が手を下さなくても、君の願いは叶う……時間はかかるがね。どんな人間も、持てる意思には限界というものがある。このまま彼を責めさいなめ続ければ、いずれ彼も堕ちるはずだ……。さて、君はどうするね?』
「勿論」

にこりと魔女は笑った。

「お願いするよ、神野さん。見てるだけもつまらないしねぇ……」
『そうかね……なら』

神野は陰鬱に笑うと、掻き消えるようにして闇に溶けた。

「ありがと、神野さん」

詠子はそう御礼を言うと、俊也のほうに向き直った。



257:魔女×村神続き
07/12/11 18:54:55 jZCdhz+H
「っ………な……?」
「フタナリ、って言うんだっけ、こういうの。一度でいいからやってみたかったんだよねぇ……。どんな感じなのかな?他人のナカに入るっていうのは……」

詠子に付いている、男のソレ。それは小柄な少女の身体にはいやにアンバランスで、想像するよりもはるかにグロテスクだった。
これから何をされるか、わからない程俊也も鈍感ではない。

「っ………嫌だ……」

後ろは鏡、それ以上後退できるはずもないが、俊也は無意識に足を後ろに運んだ。こつ、と軽い音を立てて、足は鏡面に当たる。
恐怖に顔を青ざめながらこちらを睨む俊也に、魔女は困ったように微笑んだ。

「そんな怖がらないで?大丈夫だよ、痛いのは最初だけ……。痛みを通り越せば、後は快感に変わるよ。それに貴方は、痛いのは慣れてるでしょう?」

確かに、俊也は何度も叔父に腹を殴られ、背を蹴られ、鍛えぬかれて育って来た。人よりもいくばくかは痛い目に遭うのは慣れていると言えるだろう。しかしそれは、あくまで格闘技上でのこと。詠子が言う痛みとは、まるで種類が違う。
態度が変わらない俊也に、魔女は少し考えるそぶりをみせた。

「どうしても嫌?」
「当たり……前だ……」
「そっか……なら仕方ないな。でもねぇ、これ、一回は抜いておかないと取れないんだよねぇ……。影の人でも相手にしようかな?」
「なっ……やめろ!空目は………!」
「だって、シェーファーフント君、嫌なんでしょう?」

俊也が承諾しないなら、空目に――。魔女の言葉に、初めて俊也の意思が揺らいだ。
自らの命を投げ出してでも、守ると決めた少年。自分と彼、どちらが大事かと問われれば、それは明らかだった。

「…………わかった………」

ぎり、と悔しさに歯を軋ませて、俊也は自らの身を差し出した。






ひとまずここまで!
続くかどうかはわからん……。エチシーン描写あんま上手くないんでな。
気分次第で続く!

258:名無しさん@ピンキー
07/12/12 10:10:26 QrqK+njg
わっふるわっふる

259:名無しさん@ピンキー
07/12/12 16:45:08 jLpJha1E
女に掘られてばっかじゃねーか男どもw 続き期待

260:名無しさん@ピンキー
07/12/12 17:05:40 otRnHM+C
このスレの野郎はどうしてこう掘られてばかりw

それよりもだ、新刊では雪乃がデレた
後は言わずもがなわかるな?

261:名無しさん@ピンキー
07/12/12 17:17:40 jLpJha1E
否、真にデレたのは瑞姫。雪乃もかわいいけど

262:名無しさん@ピンキー
07/12/12 17:22:06 QrqK+njg
穴掘り雪乃再び~今度はデレもあるよ~
を書けばいいんだな?

263:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:10:50 aOer2Ucb
>>262
どんなデレだw

しかし穴掘りが好きだなここは。蒼衣の次は俊也か。
蒼衣は女装もあったし、男キャラも好かれてるってことでいいのか?

264:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:54:25 gt8ApI0j
魔女×村神投下してから一日………我に帰ったのか、罪悪感に悩まされている俺がいるorz
自分は村神愛してるが世間的には空目とか武巳とかじゃないかな。掘られるのは。
ここの男どもがよく掘られるのは女達が最強なんだかいじめたいくらい愛されてるからだと思うよ。Sッ気あるやつばかりなんじゃないか?ここ。

とりあえず続き書いてくるノシ
後で土下座でもなんでもするから今は黙って魔女に掘られろ村神!

265:名無しさん@ピンキー
07/12/13 00:02:12 RwAplWWw
>>264
―君は今、〝結末〟へと踏み出したのだね

頑張ってください

266:名無しさん@ピンキー
07/12/13 00:14:58 7bZrzX6f
アッー!はジョークで書き始めたのにw
Missingキャラは愛着が深すぎて弄れないな。

さて、雪乃(掘)→雪乃(受)→颯姫(掘)
と来たが次は颯姫(受)が順当だろうか。それとも新刊でたしデレ雪乃?でもあれはデレとちょっと違うきがするけど
流れにのってMissingキャラ弄りも楽しそうだ

267:名無しさん@ピンキー
07/12/13 01:45:08 9Qvk2eu6
久々にMissingネタ見たら再熱してきたww

268:219
07/12/13 07:10:01 zh0qUb9L
>>266
ぜひ颯姫(受)をお願いします

269:名無しさん@ピンキー
07/12/13 17:21:07 K4fVnLZT
>>266
蒼衣雪乃颯姫の3Pと申したか



強気攻め蒼衣の毒牙に颯姫がかかるかと
思うとドキドキするな

270:名無しさん@ピンキー
07/12/13 18:20:37 3gxKxaci
>>269
そして蒼衣が自分のことを好きじゃなくなったと勘違いしてヤンデレ化する雪乃


うん、ヤンデレ雪乃が読みたいんだすまない

271:名無しさん@ピンキー
07/12/13 22:57:33 7bZrzX6f
>>270
それなんてスクイズ

了解、鬼畜蒼衣x颯姫がんばります

272:名無しさん@ピンキー
07/12/13 23:32:37 +/y5OAPj
瑞姫をよみたい……

273:名無しさん@ピンキー
07/12/14 00:09:17 zXbnrI9j
そうだなあ…
ところで今回の惨劇はなかったことにして
馳尾が瑞姫含む女子5人組に美味しくいただかれました、とか
そのぐらい改変した話って書いていいのか? まあ俺は書けないけどな

274:名無しさん@ピンキー
07/12/14 00:35:49 MUWjLvQ0
>>273
ハセヲ「書かなきゃ、誰も認めてくれねぇんだよっ!」CV.櫻井
歴史改変はまあいいのでは
惨劇なんて無かった。あったのは悲劇と悲劇。あと悲劇。

275:名無しさん@ピンキー
07/12/14 00:45:20 CgecCjHR
>>274
いいぜ・・・こい、こいよ・・・・s(ry

つまり瑞姫の死が意識不明に改変されてハセヲの旅がはじまるのですね

276:名無しさん@ピンキー
07/12/14 23:10:47 jMUQvvPx
しまった、律子がいるから女子6人組だ。笑美もいるし馳尾は恵まれてるなあ

277:自称松形の弟子
07/12/16 06:03:07 okLHHpQm
私に良作など書けん
そう、書けぬ。書けぬが――
それでもエロに挑まずして、何のエロパロ板住民か?

そんなわけで投下します。初めてなので大変緊張してます
Miissingより圭子摩津方×武巳です

前提となる設定
摩津方さんが圭子の身体に移ってからしばらくしてのお話です
確か原作では移った翌日(11巻)に沖本君が大変なことになっていましたが、なかったことにしてください


次の項目に該当する方はスルー推奨

このカップリングは(少なくとも精神的に)801じゃねーかと思う方
武巳の相手は稜子以外認めないという信念をお持ちの方
自我を乗っ取られた圭子にひどいことしないで、という心の優しい方
圭子はつるぺたに決まってんだろと確信していらっしゃる方

その他、読んでいる途中で不快になった方はお早めに読むのを止めることをお奨めします


278:自称松形の弟子
07/12/16 06:04:24 okLHHpQm


『今から私の部屋に来い   小崎摩津方』


深夜、武巳はそのメールに眠りを妨げられた
「今度は何の用なんだ……?」
いろいろな用件で、摩津方は夜遅くにメールを送ってくる
以前に〝護符〟によって助けられたこともあり、迷惑だと言うつもりはない
だが、心臓に悪いとは思う
同室の沖本を起こさないように、最近は寝るときに携帯をマナーモードにして手に握っていた
配慮の甲斐あって、沖本には気づかれていない。武巳は静かに部屋を出た



女子寮の一室
かつて木村圭子が水内範子とともに寝泊りしていた部屋
今、武巳はその部屋の前に立っている。どういうわけか女子寮の鍵は開いていて
誰にも気づかれることなく来ることができた
不思議に思ったが、見つかった方が問題になるので深く考えないことにした
ノックをすべきかどうか迷ったが、答えを出す前に 内側からドアが開かれた
「よう来たな」
しわがれた声で出迎えたのは、地味な柄の寝衣に薄手の上着を羽織った少女
木村圭子となった摩津方は、その部屋をそのまま使っていた
「入れ」
左目だけをひどく顰めた歪んだ笑みを浮かべながら、摩津方は武巳を部屋に招き入れた


279:自称松形の弟子
07/12/16 06:06:49 okLHHpQm


武巳は落ち着かない様子で部屋の中に立っていた
その様子を見て摩津方はせせら笑った
「何を怯えておる。もうこの部屋では怪異なぞ起こらんというのに」
わかっている。そんなことはわかっている
だが、今武巳は怪異より忌まわしい存在と同じ部屋にいるのだ。落ち着くわけがない
「何の用、ですか?」
どうにか言葉を絞り出した
「お前は〝護符〟を授けても、あの娘を返しても、相変わらず私を信用せんようだなあ」
笑いながら摩津方は言う
武巳はどう応じればいいかわからず、黙っていた
「くくく、だが、それでこそ、からかい甲斐がある……」
実に楽しそうに、摩津方は笑う
遅くに呼び出し、ただ自分を笑っているだけの摩津方に、武巳は反感を抱いた
「……用がないなら、帰ります」
早くこの部屋から出ていきたい一心で、武巳はそう言った
「ほう?」
摩津方の表情から笑みが消える
「う……」
しまった、と思った。機嫌を損ねてしまったのだろうかと武巳は焦った
その気になれば、この魔術師は自分をどうとでもできるのだ
しかし、摩津方の口から出たのは意外な言葉だった
「いいぞ」
「え……?」
「帰りたければ帰ってもいいぞ、と言ったのだ」
武巳は戸惑った
何のために呼んだんだ? 本当にからかうためだけだったのか?
しかし、願ってもない言葉に、武巳は出て行こうと摩津方の横を通り過ぎ、ドアノブに手をかけようとした
そのとき、首筋に冷たいものが当てられ、耳元で摩津方が呟いた
「―〝動くな〟」


280:自称松形の弟子
07/12/16 06:08:33 okLHHpQm


武巳はドアノブに手をかけられなかった。それどころか、指一本動かせなくなっていた
「帰ってもいいぞ。まあ、出来ればの話だがな」
摩津方は再び笑みを含ませた言葉をかけてきた
武巳は今の状況を理解していた
自分は魔術を掛けられたのだ。見ることはできないが、おそらく自分の首に当てられているのはあの〝魔女の短剣(アセイミ)〟だ
そして、理解してもどうにもならない。それもまた理解していた
「んん? どうした? 帰るのではなかったか?」
自分で術を掛けておいて、摩津方が言う
文句を言おうにも声すら出せない。ただ呼吸が不規則になるだけだ
「息が乱れておるな。この身体に興奮でもしたか?」
言われてから、自分と摩津方が今どういう体勢になっているか気づいた
摩津方は身長差のある武巳の耳元に囁きかけるために、背伸びをして、もたれかかっている
必然的に、互いの身体は密着する
背中から少女の香りと柔らかさを感じた
圭子の身体は着やせする質らしく、その胸の膨らみの感触は華奢な外見からの予想を超えていた
「かわいい奴だ」
摩津方はそう言って、耳に息を吹きかけてきた
「……っ!」
言葉が出ない上、事実、武巳は今意識してしまっている
どちらにしても、否定することは不可能だった
「恥じることはない。この年頃なら当然のことだ」
慰めているというより、やはりからかっているような口調で摩津方は言う
「それにな」
武巳の脚に、少女の細い脚が擦り寄ってくる
「お前を呼んだのは、親切にも私がお前に女を教えてやろうと思ったからだ」


281:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:11:37 okLHHpQm


武巳は今、ベッドの上に横たえられていた
正確には、摩津方の命令で自分からそこに移動したのだが
摩津方の命令に従う身体は、しかし自分の意志ではぴくりとも動かない
「緊張したり、抵抗の意思を持っていたりすれば、かえって術は強まる。観念することだ」
言いながら摩津方は武巳の服を剥いでいく
上半身を裸にしてから、摩津方は武巳の喉を撫でた
「一息くらいはつかせてやろう」
「げほっ、げほっ」
急に喉の動きが自由になり、武巳は思わず咳き込んだ
「何……で、こんな……ことを」
息を切らしながら武巳は聞く
「別に私は男色ではないのだが、な。身体が女だと性欲も女のそれになるらしい」
舌なめずりをして、摩津方は言う
「そして、この欲望を満たす相手として手近にお前という男がいた。それだけのことだ」
武巳は再び呼吸の自由を奪われた。ただし、魔術ではなく少女の唇で
「んんっ、ふ、くっ……」
摩津方の唇からどうにか逃れようとする武巳の口から吐息が漏れる
「ちゅ、くふふ、んっ」
摩津方はそんな武巳の様子を楽しそうに眺めつつ、舌を差し込んできた
口の中に入り込んできたものに対し、武巳は反射的に舌を動かしてしまう
入り込んできたものはその動きを的確に捉え、絡め取って離さなかった
ぴちゃぴちゃと舌の絡み合う音が部屋に響く
「んぐぅ、やめっ、んむ……」
首も動かせない状況で、武巳は必死に抵抗を試みた
しかし摩津方はそれに気づいてすらいないかのように武巳の口内を蹂躙していく
「むぅ、くちゅ、ん、じゅる……」


282:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:14:27 okLHHpQm


武巳にとって気が遠くなるほどの時間をかけてから、摩津方は満足したように顔を離した
「どうだ、女の唇は甘美なものだろう?」
摩津方は、武巳の口の端から流れ落ちている唾液を指で拭いながら訊いた
「……」
武巳は答えられなかった。酸欠にでもなったのか、意識が朦朧としていた
「やはり動けなくてはつまらんか? ふむ……」
指についた唾液を舐りながら摩津方は少しの間考え込んだ
そして、おおよそ指についた武巳の唾液を全て自分のものに塗り替えてから、にやりと一層深い笑みを浮かべた
「くくく、そうだな。お前も楽しませてやることにしよう」
武巳の耳元に顔を寄せ、摩津方は囁いた
「―〝脱がせ〟」
その言葉に武巳の身体がゆっくりと起き上がり、摩津方の寝衣に手を伸ばす
魔術に束縛された武巳は躊躇いなく、無駄のない動きで寝衣を取り去っていく
無言の武巳。もはや命令に抗する気力すら失われていた
それでも、段々と露になる少女の身体は自然と目に入った
服を脱がしている手に感じる滑らかで少しひんやりとした白い肌
先ほど背に感じた意外に大きな乳房、そしてうっすらとした茂みに覆われた秘部
まだ成熟しきっていないその身体は、しかし男を昂らせるには充分に女を感じさせた
「なかなかの身体だろう?」
一糸纏わぬ姿となった摩津方は妖しい表情を浮かべそう言った
「答えなくとも構わんぞ? 何せ―」
その視線が武巳の身体のある一点を見つめる
「こちらの方が正直だからな」
摩津方の手が、武巳の下腹部を撫でた


283:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:15:55 okLHHpQm


「くっ……あ、はぁ…!」
既に勃起していた自分のものを刺激され、武巳は呻いた
「いい声で啼くではないか、小僧。男にしておくのが勿体無いな」
武巳のものを手でしごきながら、笑う摩津方
摩津方は武巳の下半身の衣服も引き剥がすと、それに直に指を這わせ始めた
「ふふん、生意気に暴れておるわ」
その手が少し上下するだけで武巳のものは敏感に反応する
摩津方はその先端を指で弾く。それだけで武巳のものはびくびくと震える
「くくっ、そうだな、先に一度出しておいたほうがいいか……」
摩津方は舌でそれを舐め上げた
「う…っ!」
弄ばれる武巳は声をこらえることもできない
「耐える必要はないぞ。無駄だからな」
さらに摩津方は口に含み、舌を絡めながら吸い上げた
「ちゅぷ、ん、んむ……」
その刺激は武巳の脳髄の奥まで侵していった
目眩めく官能に、武巳の理性が突き崩されていく
「うあぁ…あ……ああ!」
その声を上げたときが、武巳が完全に本能に支配された瞬間であった
「うっ、くはぁ、はぁっ……!」
もはや理性など欠片もなく、ただその快楽に身を任せた
「かはぁっ……、あっ、くぅっ!」
限界を迎えるのに、それほど時間はかからなかった
武巳は摩津方の口内で精を放った
「んん! む、んぐ、じゅるる……」
武巳のものから顔を離した摩津方は、口一杯に満たされたものを一滴も漏らすまいと上を向いて喉を動かした
さすがに少女の口には量が多すぎて一口で飲み干すことはできず、全てを嚥下したときには顔を上気させ、息も上がっていた
まだ幼さを残す少女の顔が見せるその様子は、娼婦さながらに蠱惑的なものだった
摩津方はその視線を再び武巳のものに落とすと、陶酔した表情を浮かべた
「……若さとはいいものだなあ」
武巳のものは、依然としてその硬度を保っていた


284:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:18:19 okLHHpQm


「さて……」
摩津方は武巳を仰向けに押し倒した
「あれだけお前を楽しませてやったからには、こちらも満足させてもらわなくては不公平というものだ。そうだろう?」
摩津方は自分で問いかけておいて、返答を待たずに次の行動に移った
武巳の身体を跨ぎ、膝立ちになる
「私の準備も既にできている。さあ、楽しませてもらうぞ……」
少女の身体の秘部からは蜜が内腿まで流れ出て、てらてらと光っていた
武巳のものを自分の入り口にあてがうと、ゆっくりと腰を下ろした
「う、ぐっ……」
摩津方が苦悶の声を漏らす
武巳のものを受け入れた部分からは蜜とともに血が流れ出ていた
これが意味するものは―処女喪失
「これほどの、ものとは……」
呻くように摩津方は呟く
破瓜の痛みについての知識はあった。ただ、あくまで知識としてである
体験してみて初めてその痛みの強烈さがわかった
「く……ふぅ……」
しかし止める気にはならない。激痛をもってしてもなお身体の奥の疼きは収まらなかった
女の身体を得てから苛まされてきた疼き
その正体が性欲と気づくのにそう時間はかからなかったが、その処理方法が問題だった
最初は自慰でごまかしていたが、本質的な衝動は消えることがなかった
それを消すには相手が必要だった。それも、不特定な人間ではない
『この欲望を満たす相手として手近にお前という男がいた。それだけのことだ』
嘘のほうが信憑性があるとは皮肉だな、と摩津方は頭の中で自嘲した
摩津方は武巳以外の相手と肌を合わせる気など毛頭なかった
何故か、理由はわからない
あるいはこの少女の前に宿っていた娘の精神に影響されたのかもしれない
あの娘に宿っていたとき、その記憶は全て自分のものとなっていた
その恋心も……
「だとしたら、とんでもない置き土産だな、あの小娘……」
摩津方は、武巳には聞こえないほどの小さな声でそう言った


285:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:21:42 okLHHpQm


武巳は、摩津方の苦痛に歪んだ表情を見ていた
それは今まで不敵な笑みを浮かべていた魔術師が初めて見せる表情だった
この魔術師も、人間には変わりないのだと、そう思った
武巳は身体を起こし、少女の身体を抱きしめた。いつの間にか魔術の束縛は解けていた
「……誰が動けと言った」
摩津方が不服を唱えた。だが武巳にはその声に怒りはこもっていないように感じられた
「少しは痛みが和らぐかなと思って……」
それは武巳の本心だったが、自分にその行動を取らせた根源は何かわからなかった
痛みに苛まれる姿を見て同情したのだろうか? それとも―
武巳がその答えを出す前に、自分を呑み込んでいたものが強く締めつけてきた
その刺激に反応して、意に逆らって腰が動いてしまう
「おい、待て! 止まれっ、うぐっ……」
摩津方が焦ったように制止を命じる。だが痛みに支配された今の精神状態では、言葉に魔術効果を加えることはできない
「腰が……勝手に……」
情けない声で武巳は言い訳をする
「この、愚か者…め……」
悪態をつきながら、摩津方も徐々に今までにない心地よさに流されていった
気づけば、自分も武巳の背に手を回していた
抱きしめ合いながら、二人は恍惚のひとときの中にいた
そして最後の瞬間が訪れた
「くう! もう……出る!」
「はぁ、あっ、ふうぅっ!」
武巳は繋がったまま果てた
摩津方も同時に達し、その身を震わせる
「はあっ、はあ、はあ……」
武巳は精を解放した直後、強烈な睡魔と疲労感に襲われた
摩津方を抱えたまま、ベッドに倒れこむ
気だるさを浮かべる武巳の顔に、摩津方は手を添えた
「小僧、貴様は私のものだ……」
その言葉と、老獪で妖艶な魔術師の笑みを脳裏に焼き付けながら、武巳の意識は沈んでいった
眠った武巳の髪を撫でながら、摩津方は言葉を続ける
「あの小娘にも、渡しはせん」


286:自称松形の弟子(圭子摩津方×武巳)
07/12/16 06:23:45 okLHHpQm


朝、目覚めたのは自分の部屋のベッドの上だった
「夢……?」
武巳は呟いた
向こうのベッドではまだ沖本が寝息を立てている
気づけば携帯は机の上に置いてあった
「……」
もしかして、夜に着信を受けたことから、全ては夢だったのではないだろうか?
そんな考えが武巳の頭をよぎる
いや、正確にはそれは願望だった
稜子を裏切ったあの行為
摩津方に対して抱いたあの感情
この記憶がただの悪夢であってほしい、心の底からそう願っている
だが、そうであることを証明するためには、確認しなくてはいけない
携帯の、受信メールを
武巳は机の上に手を伸ばし、携帯を手に取った
昨夜のメールは夢か、現実か
確かめる前に、武巳は高鳴る心臓を鎮めるために大きく深呼吸をした
ちょうどそのとき、携帯が着信し振動した
「!」
声を上げるのは寸前でどうにかこらえたが、思わず武巳は携帯を取り落とした
振動が止まった後も、床に落ちた携帯は着信を示す光の点滅を続けていた
「はぁ……はあ……」
呼吸が定まらない。落ち着かせようとした動悸も再び騒ぎ出す
まさか――
武巳は震える手で携帯を開き、メッセージを見た


『今夜も同じ時間に来い   小崎摩津方』


その内容を見て、武巳は気が遠くなるのを感じた


287:自称松形の弟子
07/12/16 06:26:38 okLHHpQm
以上です。
最初にカプ名つけ忘れました。懺悔してます
他にも誤字脱字、誤表記や手違いがあったらすみません
あとがきのようなものはまだ自分で整理がついてないから後日に(不要か?)
お付き合いくださった方はありがとうございます

288:名無しさん@ピンキー
07/12/16 08:18:38 fuOMrVfv
まっつんまっつんデレまっつん♪


GJです!

289:自称松形の弟子
07/12/16 14:43:32 ZsmhkFQz
>>288
どうもありがとうございます!

当初は摩津方さんによる武巳陵辱にしようと思っていたら
いつの間にやらわけのわからん代物が出来上がりました
今は自分の構成力、表現力のなさに落ち込んでいます

個人的に摩津方さんは某作品に出てくるブ●ーポップ並みの
萌えキャラではないかと思っています。
男なのに女の身体だし。意外と優しい(?)し。左右非対称だし
他作品の話でした。すみません

燃え尽きました。……いっそのことシンデレラがかぶる灰になりたい
では名無しとしてまたお会いしましょう

290:名無しさん@ピンキー
07/12/16 14:49:17 uCyKKDTr
>>287
最初にカプ名ついとるやん
俺はまっつんはやっぱり男としてしか見れないから「どうかなぁ」と思ってたけど、設定や心理描写がきちんとしてて感心した
ともあれGJ!

291:名無しさん@ピンキー
07/12/17 17:02:49 O2jjtZBk
たまには最中の描写とか詳しく入れてみようかと
試しに台詞とかいれてみたら見事なまでに
みさくらになったので即効で消すハメに(´д`;)

292:魔女×村神続き
07/12/19 07:16:30 j+2oBK9d
随分時間がかかった……。もはや忘れている奴もいるのではないだろうか。
とりあえず>>253>>256の続き。


嫌々ながらも俊也が魔女の要求を飲んだ途端に、俊也を拘束していた手が離れる。今なら魔女を殴って逃げ出すことも可能だが、そうなれば空目が狙われる。

「くそっ………」

小さく悪態をついて、ずるりと鏡に背を預けて座り込む。詠子はその前にすとんとしゃがむと、首を傾げて俊也を見上げた。

「……やっぱり、影の人が傷付くのは嫌?」
「…………当たり前だ………」

視線で人が殺せるのなら、今すぐ詠子はそこに転がるだろう。ありったけの殺気を込めて、俊也は魔女を睨んだ。
しかし魔女はそんな俊也の態度さえも嬉しそうに、無邪気な笑顔で受け流した。
そして、俊也が少し力を入れれば折れてしまいそうな華奢な腕を、俊也の頬に添える。自分は膝立ちになり、俊也の顔を少し上に向けさせて、その瞳を覗き込む。
俊也は決して抵抗はしないが、代わりに思い切り憎悪を込めて睨み付ける。先刻よりもはるかに近い距離で、詠子は俊也の殺気を受けた。
抵抗はしないが服従もしない。そんな俊也を、魔女は大いに気に入ったようだった。

「綺麗な眼――あくまで自分の信念を貫く――濁りのない眼だね……。影の人が羨ましいな……私にも貴方みたいな犬がいればいいのに」

そう、愛おしそうに目を細める。


293:名無しさん@ピンキー
07/12/19 07:18:13 j+2oBK9d

「………御託はいい」
「ふふ、そう?じゃあ……」

低い声で俊也が言うと、魔女は笑って俊也の頬から手を離した。
そして、自分の指を二本、俊也の前に差し出した。

「っ…………!」

それの意味するところが何なのか理解し、俊也は屈辱に顔を歪めた。
魔女はあえて何も言わず、ただ俊也が行動するのを待っている。

「………………、」

一度逡巡してから、俊也はその指を口に含む。己の浅ましい姿に、吐き気がする。
一通り指が濡れたのを確認すると、詠子は指を俊也の口内から引き抜いた。銀の糸が、つ、と後を追う。

「じゃ、力抜いててね」

その言葉と同時に、俊也に舐めさせた二本の指を俊也の後孔に押し当てる。

「っ、ぅ………」

狭い穴を押し拡げつつ、詠子の細く長い指が俊也の内に入ってくる。俊也の唾液で濡れた指は、微かな抵抗を受けながらも、根本まで入り込んだ。
気持ち良い、訳がない。元々排出器官のソコに、何かモノを突っ込まれても、得られるのは吐き気を催す程の異物感。入口をこじ開けられ、内壁を擦られても、幾何かの痛みを生じるだけ。
耐えられない感触ではないが、すぐにでも吐き出してしまいたい衝動に駆られるのは事実だ。

「く…………」

詠子はしばらく試すように指を動かしていたが、ふと思い出したように手を止めた。

「そういえば……。ん……と、ここかな?」

言葉と共に、指を限界まで入れられる。指の先端が、前立腺をかすった。

「っ―――!!」

突然の感覚に咄嗟に口を押さえる。痛みに似た快楽。痺れるような感覚が背筋を走った。

「い……やだ、そこ……っ、さわ、んな………!」

ぐ、と詠子の肩を押すと、意外にあっさりと詠子は引いた。

「そうだね………もう、いいかな?それじゃ、シェーファーフント君、力は抜いててね。慣らしたから、痛くはないと思うけど……」

軽く俊也の首筋にキスをして、詠子はそのまがい物の楔を俊也のソコにあてがった。

「……んっ……」

軽く呻いて、腰を動かす。詠子の指によって慣らされたソコは、その太い楔の先端を受け入れる。――が、その全てを受け入れるには至っていなかったらしく、ぎちりとそこで動きを止めた。

「――ぅあああああっ!!!」

結合部が、引き裂かれそうな痛みに襲われる。身体が熱い。電流が全身を駆け抜けた。

「大丈夫………後少し、だから………」

力抜いて、と優しく言われても、できるわけがない。焼かれるような痛みに、歯をくいしばるだけで精一杯だ。


294:名無しさん@ピンキー
07/12/19 07:21:38 j+2oBK9d
詠子も締め付けられて苦しいのか、少し眉根を寄せている。だが相変わらずその口元には笑みが浮かんでいて、俊也との違いを見せ付ける。

「いっ………や、嫌だっ……も、ひ、ぃあああぁァッ!!!」

再び、引き裂かれる痛みが俊也を襲う。ぎち、と、俊也が受け入れられる を大幅に越えて、ソレは根本まで俊也の中に埋まった。
本来は何物にも侵入されることのない場所。とてつもない存在感、吐き気がするほどの異物感は、指の比ではない。

全て入ると、今度は詠子は腰を打ち付けてきた。一度侵入を許したソコは、二度目三度目の侵入も、回数が増える度に抵抗を少なくしていく。

「あっ……ん、や、ふっ……!」

痛みが、快楽に取って代わるのは、そう長くはかからなかった。
引き裂かれるような痛みは次第に痺れるような快感に変わり、悲鳴じみた叫び声しか出せなかった喉も、今は甘い喘ぎ声に満たされている。

「はっ……ん、んんっ……!」

自分の、いつもとは違う声を聞きたくなくて。両手で口を押さえて、溢れる声を押し潰す。口が使えないので呼吸が難しくなるが、自分の痴態を聴き続けるよりははるかにマシだ。

「………駄目だよ、シェーファーフント君」
「っ!?」

ぐい、と口を押さえている手を後ろから引っ張られる。見れば、一度は引っ込んだはずの出来損ないの腕が、再び鏡面から生えているのだった。抵抗する暇もなく両腕は鏡面に括りつけられ、自由を奪われる。


295:魔女×村神終わり
07/12/19 07:22:50 j+2oBK9d

「貴方の鳴き声に興味があるのに……押さえられたら聞けないでしょ?」

にこりと微笑む様は、まるで天使のそれだった。
しかし言っていること、やっていることは悪魔に等しい。
出来損ないに腕を拘束させたまま、再び動き出す。

「ぃああああっ!あっ、ぅ、うぁっ!!」

先程確かめた前立腺を、容赦なく突かれる。気力だけで抑えようとしていた声は、呆気なく漏れ、鏡回廊に自身の声が響き渡った。

「やっ、め、……や、嫌だっ……嫌っ……!」

目をつぶり、涙を飛び散らせ、いやいやをするように首を振る。
詠子がもう一度前立腺を突き上げると、ひくりと小さく反応し、腰をのけ反らせて――。

「あああああああああっ!!!!」

悲鳴と共に、果てた。
射精した衝撃で、詠子のソレもきつく締め付けられて、ほぼ俊也と同時に達する。

「はっ………ぁ………」

荒い呼吸と共に射精しおわったソレを引き抜くと、俊也から安堵したような深い溜息が洩れた。
俊也の腕を拘束していた出来損ない達はいつの間にか消え、後には詠子と、鏡面に力無く寄り掛かる俊也だけが残った。
俊也は射精の衝撃か、目は虚ろで、汗だくで荒い呼吸を繰り返していた。詠子は用済みのソレを取り、地面に捨てた。精子で塗れたソレはべちゃりと地に落ち、蛞蝓のように溶け消える。

「……ごちそうさま、シェーファーフント君」

なかなか良い声だったよと、魔女はそう悠然と微笑んだ………。








fin.


296:後書き
07/12/19 07:30:45 j+2oBK9d
続きを催促してくれた人、どうもありがとう。
人生初のエロ小説なんで、色々描写に甘いところが見られるな。精進します。

自己嫌悪で逃げ出したことが何度あったことか……。五回六回の比じゃないぞ。
一回空目が助けにくるとか目茶苦茶な展開にしてエロ回避しようとしたこともあったな。ははは、今までそうしてきたからエロ書いたことがなかったんだけども!(笑)

初期段階とは違う展開になってしまったが……付き合ってくれた人、どうもありがとう!

297:名無しさん@ピンキー
07/12/19 18:38:06 V9DLwux+
GJ! しかし気づいてしまいました
魔女が俊也女体化を望めばノーマルになったということに・・・魔女のスキモノ!

298:名無しさん@ピンキー
07/12/20 21:40:17 fRpHasV4
お疲れさまです!

>>279
俊也が女になったら>>55みる限りやたらとハイスペックだぞ。

299:名無しさん@ピンキー
07/12/21 07:19:50 BGU7Zdpk
>>297>>298
ありがとう!

女体化か!考えつかなかったな。女体化村神は巨乳でサラシ巻いてるイメージが……w
つぅか神社の娘で武道の達人って自分の好きなタイプど真ん中なんだがww
あ はい キモいですか すいません orz

とりあえず村神みたいな忠犬タイプを攻め落とすには、真っ正直からぶつかるのではなく脅し付ければ楽勝。
特に7巻あたりの村神には効果抜群に違いない。12巻以降は返り討ちに会いそうだがww


300:名無しさん@ピンキー
07/12/21 22:04:02 lW/ATkTs
恭子→微乳(大きさは気にしない)
俊子→巨乳(邪魔だと思う)
武子→貧乳(気にする)
蒼衣→普乳(気にしない)

女体化したら乳ステータスはこんなかんじか。

301:名無しさん@ピンキー
07/12/22 06:39:53 Byx/465o
>>300
そんな感じだ!
胸を気にしてる武美(武子よりもこっちの方がしっくりくるんだぜ笑)に、どうやったらそんな胸大きくなるんだよ村神ーとか付き纏われて村神はぶっちゃけウザイと思っていればいい。
それと神野姉さんも巨乳希望w

302:名無しさん@ピンキー
07/12/22 16:19:00 9ACqqQ+i
女体化神野さんの見た目はもう、某魔を断つ剣のナイアさんで決定ですね

303: ◆0/sx2C0jqU
07/12/23 00:30:22 WFAtZzXe
投下します
カップリングは風乃×蒼衣×雪乃で3Pがあります
新刊発売を記念して赤ずきんをテーマにしてみました
前に書いたものは色々狙いすぎたので、今回は読みやすい軽めな話を目指しました
プレイの一部が↑の摩津方×武巳と被ってしまいましたが、出来れば気にせずに読んで下さい

304:赤ずきんはベッドの中 ◆0/sx2C0jqU
07/12/23 00:31:29 WFAtZzXe
 クリック?
 クラック!

 さあ、今日は『赤ずきん』のお話をしましょう。

 昔あるところに、神狩屋という古くさいアンティークショップがありました。
 <騎士団>のロッジを兼ねたこの店には鹿狩というお話好きな店主がいます。みんな彼の事は神狩屋と呼びます。雅孝という名前など忘れ去られているでしょう。
 そんな神狩屋が今日もまた解説役をしていました。
「と言う訳で、この類話の赤ずきんは年頃の娘に対する教訓としての面もあるんだ。貞操に対してのね。男の甘言に軽々しく乗るなっていう事だよ」
「ああ、なるほど。「服を脱いで一緒に寝る」とか「お前を食べるため」とかそうですもんね」
「……ふん」
『男は狼ねぇ』
 笑美が<グランギニョルの索引ひき>で『赤ずきん』の予言を受けたため、今は蒼衣に講釈をしている所です。
 その傍らに興味無さそうにしている雪乃とノリノリな風乃の対照的な姉妹が座っています。
 いいえ、一人はふわふわと宙に浮いていました。
 その宙に浮いている風乃ですが、何故か今日はいつにも増して楽しそうです。ペロー版赤ずきんの解釈が少しエッチになるとますます一人で盛り上がり、蒼衣と雪乃を困らせていました。
『いいわね、赤ずきんの<泡禍>。どんなエロス溢れるお話になるのかしら……』
「(姉さん……さっきからうるさいわ。なに亡霊が色気づいてるのよ……)」
『あら、いいじゃない。あなたが枯れすぎなのよ、女子高生なのに。雪乃も少しは真剣に聞きなさい。貞操の危機よ?』
「(……もういいわ)」
 らちがあかないので雪乃はいつものように聞き流す事にしました。
 しかし蒼衣は聞き流せずに赤くなり、風乃はその蒼衣を見て喜び、雪乃はその二人を見て不機嫌になりました。
 そんないつものようでいつもとは少し違う神狩屋ロッジ。蒼衣と雪乃はこれから自分達が恐ろしい<泡禍>に巻き込まれる事をまだ知らないのでした。



 その夜。神狩屋はガタガタと地震のような物音に目をさましました。
 しかし地面の揺れはあらず、店の品物だけが動いているようです。
「まさか、新手の<泡禍>じゃないだろうね……」 
 そうこぼして店の中を覗きこんだ神狩屋の目の前に、満面の笑みでバットを振りかぶるゴスロリ少女の姿があって――


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