【友達≦】幼馴染み萌えスレ13章【<恋人】at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ13章【<恋人】 - 暇つぶし2ch435:エロ無し帰省ネタ by唐突に(ry
07/12/07 23:12:23 bZ9KkALW
 数年ぶりに帰省する俺―佐野宏明を迎えに来てくれたのは、親父でもお袋でも、
姉貴でもなく、数年ぶりに再会する幼馴染だった。
 その事自体は、事前に親父から電話で聞いて知っていたんだが……。
 ホームを出て、改札を抜け、駅の入り口に重い荷物を担いで辿り着くと、そこに彼女はいた。
「やっほー! おっ久だね、ヒロ君っ!」
 そう言って手を振る彼女の姿に、俺は思わず見惚れていた。
 輝かんばかりの笑顔に、あどけなさの抜けた表情。
 いつも俺がからかうと頬を不満げに膨らましていた"可愛くないアイツ"は、
この数年間の間にすっかりと"綺麗な彼女"に変身を遂げていた。
 "彼女"は、本当に、"アイツ"なのか……?
「……なによぉ。久しぶりに再会した幼馴染に、挨拶の一つも無いわけですかぁ?」
 あの頃と同じように、不満そうに頬を膨らませる"彼女"。
 違えようが無い。"彼女"は、"アイツ"……歌乃(かの)だ。
「あ、すまんすまん。……歌乃があんまり綺麗になってたから、見惚れてた」
 紛れも無い本音の言葉。
「はははっ、お世辞が上手くなったねぇ。このこのー」
 口をついてからしまったと思ったが、歌乃はどうやら真に受けてはいないようで、
ホッとしつつもどこか悲しい。
「やめ……突くなよっ!」
「あははー、ごめごめ。んじゃいこっか?」
「お、おぅ」
 軽やかなターン。踵を返し、歩き始める彼女の後ろ姿に、俺はまた見惚れた。
 何というか、こう……いいスタイルになったなぁ、と。
 吐く息が白くなる寒さ。それを防ぐだけの厚着の上からでも、彼女のボディラインは
はっきりとわかった。昔は、無い胸無い尻筋肉質、だったような気がするんだが……。
「……なぁに?」
 そんな、少しばかり下心が入った視線に気づいたか、彼女は振り返る。
 俺は慌てて視線を逸らし、空を見上げた。
「いや……雪、降りそうだな、と思って」
 慌てて言い訳したが、実際空は灰色の雲に覆われていて、今にも雪が舞い降りてきそうだった。
「うーん、そだねー……今日降るよりは、あともう少ししてから降ってもらいたいけどなぁ」
「……なんで?」
「だって、もうそろそろクリスマスだし」
 そう言って、歌乃は微笑んだ。
「あー、ホワイトクリスマス」
「そ。その方が嬉しいでしょ?」


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