【友達≦】幼馴染み萌えスレ13章【<恋人】at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ13章【<恋人】 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
07/09/05 03:10:56 fAYkHM+1
平日なのに幸せすぎる・・・
>>140ついにですな・・・・
GJです!

>>148GJ!温泉編も待ってます。

151:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:40:11 jAMc3nIg
投下させていただきます
関西弁が苦手な方はスルーしてください


 なぁなぁ、ひろちゃん。

 なに?

 ゆきとけっこんして。

 はぁ?なんで?

 ゆきなぁ、ひろちゃんのこと、すきやねん。

 しらんわ。そんなもん。ゆきみたいなんタイプちゃうし。

 ひろちゃん、ひどい…。

 どーしてもっていうんやったら、ほれさせてみて。そしたら、けっこんしたるわ。

 ほんま?!やくそくやで!わすれたらあかんで!

152:ひろ ゆき
07/09/07 00:40:55 jAMc3nIg
「俊之ぃ!宿題教えてー!」
 広子はノックもせずに俊之の部屋に飛び込んだ。
 俊之は勉強机の椅子に座り、顔だけをこちらに向けて広子を迎え入れる。
「お前の場合は教えてじゃなくて、代わりにやれやろ」
 俊之は椅子をくるりと回し、体をこちら側に向けた。
「たまには自分でやったら?」
「自分でできるんやったら、とっくにやってるわ。問題が難しすぎんねん」
「それはお前が勉強しぃひんからやん。お前、テストとかどうすんの?」
 広子はそれにへらりと笑って答える。
「まぁ、そん時はそん時。どうにかなると思う」
 宿題のプリントをピラピラさせながらローテーブルに置くと、広子はテレビの前へと移動し、いそいそとゲーム機を起動させる。
「おい。ちょい待て、コラ。人に宿題やらせといて自分はゲームか」
「だって、俊之が宿題やってる間、あたし暇やん」
「お前には感謝の気持ちというものがないんか」
「じゃあ、お礼にあたしの使用済みパンt…」
「いらんわ!」
 俊之は広子の発言を遮るように広子の顔面にクッションを投げつけた。
「乙女に向かって何すんねん!」
 広子はクッションを投げ返したが、俊之はそれをいとも容易く両手で受け止める。

153:ひろ ゆき
07/09/07 00:41:34 jAMc3nIg
「ほー。乙女ねぇー」
「なんか文句あるん!?」
「別にー」
 可愛くないと広子は思った。昔はあんなに可愛かったのに。
 広子と俊之は所謂お隣さんだ。物心ついた時にはもうすでにいつも一緒にいた。
 俊之の家が共働きだったため、彼は毎日のように広子の家に預けられていた。
 そこで、俊之は広子と兄弟のように遊んだり、広子の母によって、広子のために買われたが広子が着なかったフリフリの服を着せられたりしながら過ごしていた。
 あの頃の俊之は本当に可愛かった。見た目も勿論可愛かったが、何より性格も可愛かった。
 今のように広子を馬鹿にする態度は取らなかったし、それどころか、ひろちゃん、ひろちゃんといつも後ろに付いてくる従順な犬、否、刷り込みされたヒヨコのようであった。そして、ひろちゃんすきーととろけそうな笑顔で言ってくるのだ。
 しくったなぁと広子は思う。あの頃の広子はミステリアスな色気漂う紫レンジャーが好きだったのだ。まさか、自分が俊之に惚れるとは思ってもみなかったし、ましてや、俊之が自分に対してこんな態度をとるようになるとは夢にも見なかった。
 あの頃に手込めにしていればと何度後悔したことか。

154:ひろ ゆき
07/09/07 00:42:50 jAMc3nIg
 今や俊之は広子を追いかけてくるどころか、追い越してしまっている。
 身長は広子よりもかなり高いし、力も随分強くなった。勉強もよくでき、高校も公立の進学校に通っている。ちなみに広子は家から一番近い中の中の高校だ。
 成長に伴い、好みも変わったようで、今の俊之は、広子とは正反対の純情可憐な女の子がタイプらしい。俊之は隠しているつもりなのかもしれないが、純情可憐を売りにしているアイドルの写真集がこの部屋にあることを広子は知っている。
 ゲームをしながら、俊之をそっと盗み見る。
 今のところ、俊之には彼女が居ないらしいが、それも時間の問題だろう。
 中学は二人とも同じところに通っていたが、俊之はもてていた。元々、中性的で整った顔をしており、勉強もでき、性格もそんなに悪くない。バレンタインでは、毎年たくさんのチョコを貰っていた。まぁ、そのチョコは全て広子の胃袋行きへとなったのだが。
 俊之はなぜか中学では誰とも付き合わなかった。しかし、高校ではそうもいかないだろう。きっと、俊之が通っている高校には、俊之好みの純情可憐ちゃんがうじゃうじゃいるはずだ。
「うしっ!終わったぁ!」
 俊之が手を上に挙げ、ぐぐっと伸びをした。

155:ひろ ゆき
07/09/07 00:43:49 jAMc3nIg
 シャツの裾が持ち上がり、脇腹がチラリと覗く。女とは違う堅そうな肉。
 広子は一瞬目をそらしかけたが、しっかりとそれを目に焼き付けた。
「あー。疲れたー」
 俊之は首をコキコキと鳴らし、肩を叩いている。
「マッサージしたろか?」
 広子はごく普通に提案したが、俊之は顔をしかめた。
「ほんまに?お前が言うとなんか裏がありそうで怖い」
「そんなんないない。ただの感謝の気持ちやん」
 そう。何もないに決まっている。俊之に触ってみたいだなんて不埒な気持ちは全くない。
 こちらに背中を向ける俊之に近づく。後ろで膝立ちになると肩へと手を伸ばした。
「あー。堅いなぁ」
「やろ?めっちゃこってんねん。誰かさんの宿題して。もっと労って」
 その言い方が非常にムカついたので、親指に力を込め、思いっきり肩を押さえてやった。が、俊之は気持ちええわぁなどとほざいている。
 きっと、もう何をやっても広子が俊之より優位に立つことはないのだろう。広子が精一杯でも、俊之はそれを軽々と飛び越して行く。そして、広子が追いかける間もなく遠くへと一人で行ってしまうのだ。
「どしたん?」
 急に元気のなくなった広子を心配してか、俊之は声をかけてきた。
 その声が優しくて。
 広子は思わず、その広い背中へと抱き付いた。
 すると、俊之は広子が想像した以上に面白いほど反応した。
「ななななななな何してんねん!お前!」
 体は飛び上がり、硬直している。顔を見てみると耳まで赤くなっている。
 広子は思わず目を丸くして驚いた。俊之がこんなにも動揺しているところを見るなんて初めてかもしれない。
 まだ、自分にも主導権が握れることがわかり、広子はニヤニヤと笑いながら、広子を剥がそうと躍起になっている俊之の背中へとますます強くしがみついたのだった。

投下終わります

156:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:17:34 ztNR1jt2
GJ! 関西弁の幼馴染も良いね! 続きを待ってます!!

157:名無しさん@ピンキー
07/09/07 07:01:12 VEK8Y8Sa
Gじょ大お大尾大おおおおおおおおおおおおおおおぶ!!!!!!1
ラスト7行にやられた!

158:名無しさん@ピンキー
07/09/08 07:11:59 o9ZlKoi7
何という可愛い性格・・・
GJ!!

159: ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:10:49 vyd3BWKx
少し久しぶりになります。
前スレ>>461-463及び>>516-523

及び>>92-99の続きです。


以下投下↓

160:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:14:47 vyd3BWKx
第三章「難しい『ありがとう』」




 授業終了のチャイムが鳴り、ホームルームが終わると教室の空気が溶けた気がした。だけど、いつもと
違って授業が終わったばかりなのに教科書を開いて何やら確認しながら頷いている者もいれば、ノートを
挟んで何やら話し合ってる人もいる。
 あたしは憂鬱な気持ちでその光景を眺めていた。窓の外に見える青い空と太陽が恨めしい。季節は七月の
初旬。そしてあたしは中学生。となると、そこから導き出される結論は―
「勇希、おつかれさん……と、なんや、目死んでるで」
「静は、元気そうね……」
 下園さんと三ヶ月前には呼んでいたのにすっかり仲良くなったものね、とあたしは思った。ただ、その兵庫
生まれ宝塚育ちの神戸仕込で仕上げは大阪と自称する関西弁はちょっとアレだけど。
「そりゃ元気になるよ、明日から授業全部半ドンなんやで? 遊び倒せるやんか」
「明日から期末テストってこと解ってて言ってるの?」
「別にテストやから勉強し直すなんて面倒なことせんでいいやん、普段の実力きっちり出せれば普通にええ点
取れると思うけどなぁ」
「正論過ぎる正論どうも」

161: ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:17:03 vyd3BWKx
 静は頭が良かった。いや、要領が良いと言うべきかも。授業中寝る事は絶対にしなかったし、ノートは
きっちり書き、提出物は全て提出。言うことを信じるのであれば普段から予習復習もきっちりやってるらしい。
 ちなみにあたしは正反対。授業中は寝てるし、ノートはところどころ抜けてたり読めなかったり。提出物は
期限に遅れることも多く、予習復習などについては……まぁ、そうゆうわけで。
 テスト前なので当然部活は無い。もうじき防具を付けれるところまで来てるのに……うう。
「勇希ちゃん、終わったよ」
 掃除当番でさっきまで細かく動き回っていた和美が鞄を手に言った。
「じゃ、帰りましょうか。ん?」
 変なものに気付いて、手を伸ばす。
「和美。頭にほこりの塊が乗っかってるわよ」
「え、どこ?」
「取ってあげるわよ、ほら」
 あたしは和美に一歩近づくと頭をほこりを払い除けてやった。
「ありがと、勇希ちゃん」
「全く、どこで付けて来たんだか」
「なぁ、あんたらホントに付き合ってないんか……?」
 そんなあたしの振る舞いを見て、静がもうこの三ヶ月で数え切れない程した問答を仕掛けてきた。あたしは
腰に手を当ててやれやれと苦笑した。全く、そんなんじゃないってのに。

162: ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:19:20 vyd3BWKx
「しつこいわねぇ、あたしと和美は幼馴染よ。幼馴染。全く。クラスの皆もなんでそんなねちっこく聞いて
来るんだか」
 この受け答えはもうそれこそ飽きるほどやった。剣道部でも普通に彼氏彼女の関係に間違えられかけた。
あたしはどこを見てそんなことを言ってるのかと聞き返してやりたかった。いや、実際聞き返してみた。
すると「バカップルぽく見えるから」とか返された。もう意味が解らない。
 あたしたちの間では普通であることをちょっと違うんじゃないか、と言われても、ね。
「なんでっても言われても、うーん……なんちゅーか、その……全体的に、近い」
「近いって?」
「物理的な距離とか、心理的な距離とか?」
「言ってる意味が全然わかんない」
「そう見えるんやって。実際一週間の内に三度は島本くんの手作り弁当食べてる人が言うても説得力ないで」
 はぁ、と溜息を付いた。今日はこんなことをしてる暇は無いのだ。
「はいはい、付き合ってないから。この話はお終い。和美、行きましょ」
「なぁなぁ、島本くん。本当は付き合ってるとかじゃないん? 実は付き合ってるけど言うのが恥ずかしい
から隠してましたー、って言う展開ちゃうの?」
「え、えっと……」
 話の矛先が振られると思ってなかったのか、和美は戸惑いの声を出した後、あたしの顔をちらりと横目で見て、
「勇希ちゃんの言うとおり、なんだけど」
 結局、あたしと和美が退散するまで静は「納得いかんなぁ」と呟き続けていた。

163:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:21:24 vyd3BWKx
「全く、参ったわね」
 帰り道、あたしは肩を落としながらひとりごちた。
「テスト?」
「うん、そー」
 そこで、よくカップルと間違われること?と和美が言わないところは阿吽の呼吸だ。
「初めてのテストでああだったから自信がないわ……」
 ちなみに初めてのテストの結果は家族会議が開かれるほどの出来だった。うん、あの時の母さん……
すっごく怖かったなぁ。床に正座させられたし。
「対策とかは?」
「ヤマ貼って一夜漬けして分の悪い賭けを一点張りってとこじゃない」
「ちなみに、勝ち目は?」
 その問いにあたしは答えない。わかりきっているからだ。
 しばし無言で歩いた後、和美が言った。
「勉強……教えようか?」
「あー、うん、それは、頼もうかなー、と思ってたんだけど」迷惑でしょ?という言葉を呑み込む。個人的に
足手まといになるのは大キライだ。和美なら、なおさら。
「教えるのって、教える側にも勉強になるんだよ」
 和美があたしの言葉を遮って話した。
「教える内容のことがきちんと理解できてないと教えることなんてできないから、復習には最適!……って
下園さんが言ってた」

164:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:23:34 vyd3BWKx
「静が?」
「どーせ勇希のことやからテスト対策何もしてへんやろ、島本くん助けたりやー。愛の共同作業は千里の
道も一歩からやでー、とも言ってたけど」
「静~……」
「あはは。で、どうしようか? 一緒にするなら夕食後に行くけど」
「う、うう……」
 願ってもないこと!と飛びつくのは簡単だけど、簡単だけど……迷惑は。でも、なぁ。また真っ赤な点が
付いたら部活禁止だってありそうだし。母さんにいらない心配かけるのも嫌、だし……やっぱり……
「じゃあ、任せて……良い?」
「うん、任された」
 和美があたしの肩ぐらいにある顔を笑顔にして嬉しそうに頷いた。
「なんでそんなに嬉しそうなの? 面倒を抱え込んだー、みたいな顔してもおかしくないのに」
思った事をそのまま聞いてみる。すると、和美は後ろに短く縛った髪の毛を犬の尻尾のようにぴっこり揺らして、
「なんでだろうね」
 と笑って答えた。
 そのいつも通りの笑顔を見てあたしもなんだかおかしくなってふふ、と笑ってしまった。
 和美に迷惑をかけている、という少し後ろめたい気持ちがもう無くなっていることに気付いたのはあたしが家に
帰ってからのことだった。
 もしかして、あたし手玉に取られてる……?

165:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:25:44 vyd3BWKx
 夕飯(レトルトのカレー)を食べて、十五分くらいして、休んでいると予定通り和美が現れた。会場は
あたしの家。和美の家を使うと(とゆうか、和美の部屋にいると)和美のお母さんとお父さん―おばさん
おじさんが何やかんやと理由を付けて部屋を覗きにこようとするからだ。理由は知らない。聞いてみても
意味深に笑うだけで答えてくれないし……ま、そんなわけで最近は何かあったら邪魔が入りにくいあたしの
家を使うことが多い。
「勇希ちゃん、おばさんはまた?」
「遅くなるって。今日中には帰って来ないかも」
「最近、また忙しいみたいだね」
「しょうがないわよ……と、それじゃお願いします」
「うん」
 こうして勉強会が始まった。どこがわからないのかわからないあたしに対してもう全てを教えるのは時間的に
無理なので試験の範囲内を要点だけ踏んで教えて貰う。あ、今の歴史、あたしが思ってた範囲と全然違うとこ
やってる……マズかったー!
 そのまま休憩を挟みつつ三時間ほど。一人だったらこんな風に出来なくて今頃、後は野となれ山となれ気分で
寝てるだろうな、と思いつつ集中。気が付けば、もう時計は十時を指していた。
 この辺にしておこうか、という和美の言葉でお開き。その後、あたしがそこまでしなくても、と言ってるのに、
折角だから、と言いつつ夜食まで作ってくれた。内容は和美が持って来た夕食で余ったご飯を使った、中身が
入ってない塩だけのおにぎりが二個という素朴なものだけど、何故か驚くほど美味しかった。

166:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:28:37 vyd3BWKx
 あたしがおいしい、と言うと和美はいつものように嬉しそうに笑って、いつものように、
「ありがとう」
と言った。
 あたしはその言葉が頭から離れなかった。和美が帰って、お風呂に入りながらもずっとその事を考えていた。
 お礼、言わないと。
 ありがとうと言わなきゃいけないのはあたしの方だ。なんで言いそびれてるんだあたし。『あたしも今日は
ありがとう』って言えば済む話だったのに。
 鼻の下くらいまで湯に沈めて思う。特に、最近は。
 急いでお風呂を出て、髪を乾かすのもそこそこに自分の部屋に駆け込む。窓を開けた。目の前には和美の
部屋の窓がある。電気は点いていた。こういう時のために部屋に常備してある棒で窓を軽く叩いた。すぐに窓が
開いた。
「どうしたの?」
 和美もお風呂に入った後なのか、パジャマ姿だ。普段括っている髪も括っておらず、いつもとちょっと違った
印象に見える。
「あ、うん、ちょっと、ね」
 まずい、なんか、ちょっと言うだけなのに、改めて言おうとすると……すごい照れくさい。ええい、ガマンしろ
あたし。ここで言わないのもよっぽどどうかだ。
「和美、その……ありがとね、最近色々面倒見てくれて」
「え」
「頻繁に朝ごはんとかお弁当とか作ってくれるし、今日みたいに勉強とかもそうだし……ちょっと、いや、えーっと、
かなり、感謝、してるから。そ、それだけだから! おやすみ!」

167:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:31:22 vyd3BWKx
「ゆ、勇希ちゃん!?」
 和美が何か言おうとしたのを聞かずに窓をカーテンを閉める。心臓がやけにうるさいのはさっき階段を
急いで駆け上がったからよね。うん、きっとそのはず。
 明日朝に顔を合わせたらどんな顔をしようか、と思って激しく後悔して、どうとでもなれと開き直った後、
とっとと済ませるべきことを済ませてあたしはベッドに入った。ちょっとだけカーテンをめくって和美の部屋の
様子を伺う。もう電気は消えていた。何となく安堵の溜息を付いて、部屋の電気を消した。
 そういえば、と目を瞑りながら思った。
 そういえば、昔はあたしが和美の面倒を見てやったことが多かった……はず。いつから、こんなカタチに
なったんだっけ?
 最近じゃない。
 最近になって急に和美がこんな風にしてたらあたしは気味が悪がってたと思う。でも、そんな気持ちを
感じた記憶は無い。だとすると。
 ずっと昔……からこうだったっけ?
 昔? どのくらい昔?
 記憶を手繰る。今。一年前。二年前。三年前。四年前―あ、そうか。なんで気付かなかったんだろう。
 あんなにもくっきりとあの時から変わってたのに。ひどい時期だったからかな。それともあたしが鈍感な
だけ、か……も。
 それきり意識は闇に吸い込まれた。

 翌朝、少しばかりきまずい思いをした後でさっくりと元に戻ってテストを受けた。結果を述べるなら、赤くは
なかったと言っておこう。

168:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/11 14:34:05 vyd3BWKx
以上、投下終了です。

相も変わらず話に脈絡が無くて済みません…
何とか次も早く完成させようと思っています。できればお付き合いください。

169:名無しさん@ピンキー
07/09/11 14:36:03 L85KJm3F
リアルタイムGJ!!!!!!!!
ニヤニヤがとまらないんだぜ?

170:名無しさん@ピンキー
07/09/11 15:24:18 GfknvrLX
勇希かわいすぎだろ…それ以上に和美が(ry
GJ!この微妙に拙い関係が中学生っぽくていいですね。

171:名無しさん@ピンキー
07/09/15 09:43:36 dQdcu2HV
GJ!!

とりまもう外では読まないwwwww

172: ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:21:49 nc6El9x0
ちょっと連投気味になってしまいますが、失礼します。

前スレ>>461-463>>516-523
及び>>92-99>>160-167の続きです。

以下投下↓



173:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:23:51 nc6El9x0
第四章「夏休み、『一年目』」




「あー、やっと、終わった……」
 九月二日、日曜日。夏休み最後の日。だからこそ、あたしは朝から家に引きこもって自室で夏休みの
清算をしていた。机の脇には山積みになった完了済み夏休みの宿題。もちろん、解答を写して、ところ
どころわざと間違えを作ってあるものだ。
「あとは……これだけね」
 『夏休みの日記』と書いてある大学ノートを取り出す。なんでこんな面倒な宿題出すかなぁ、うちのクラス
だけ。まぁ、ちょっと楽しかったからいいけど。
 何とはなしに日記のページを繰る。あ、この日はわくわくしたのよね。

 七月二十四日 火曜日 天候:晴れ
 今日は剣道部の練習で初めて防具を付けた。前の日に秋水先生にその旨を言われていたので、ドキドキした。
実際付けてみてかなり動きにくいけど、ようやく剣道が始まったって言う気がする。島本くんを見ると、防具に
着られているという感じで皆の笑いを誘っていた。

174:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:25:58 nc6El9x0
 解ってはいるけど、和美のことを島本くんって言うの気持ち悪い……提出用の日記だから仕方がないん
だけど、もうちょっと……ねぇ。
 ペラペラとページを捲る。ずーっと剣道部のことが書いてある。他の事する暇なんて無かったし……八月の
初旬に四日程度、剣道部の合宿に行ったことくらいかな?

八月一日 水曜日 天候:晴れ
 今日から剣道部の合宿。……ものすごくきつい。島本くんに至ってはバテて夕食をまともに食べていなかった。
他の一年生も食欲旺盛と言う感じではなかった。明日が不安だ……

八月二日 木曜日 天候:曇りのち晴れ
 午前中、何があるのかと怯えていたら、秋水先生の提案で今日は泳ぐぞ!とのこと。合宿所から海は近い。
全員生き返ったようにはしゃいで泳いだ後、秋水先生が嬉しそうに言った。
『じゃ、練習と行こうか』
全員はしゃいで泳いだので疲労が既に溜まっていた。……ひどいめにあった。
島本くんは全てが終わった時、声も出せないくらい疲れていたが、大丈夫だろうか。

あとの二日は―ああ、似たような内容を書いてある。よく日記書く余裕があったな、あたし。
で、帰ってきて、一日休養、と。何したっけ。

175:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:28:30 nc6El9x0
八月五日 日曜日 天候:晴れのち夕立
 夕飯の買い物に行こうと、午後三時くらいに家を出たら島本くんと会った。丁度島本くんも夕飯の買い物に
行くところだったらしい。折角だから一緒に行こう、と誘うと今、島本くんに『今日は一緒に晩御飯食べない?』
と誘い返される。悪い気がして断ろうと思ったけど、やっぱりたまには良いかな?と思い直して有難く誘いを受ける。
 ところが、買い物をした帰りに運悪く夕立に降られて、二人荷物を抱えながら走って帰る羽目になった。止むまで
待った方が良かったかな。
 島本くんの家族とも一緒に食べた晩御飯(ハンバーグ)はとても美味しかった。

 そういえば、着替えてくるから、またねって言って一旦別れた時、和美の顔が赤かったのはなんでだろう。
夕焼けの光が差してたのを見間違えただけかな。
 それでまたずーっと練習。八月十五日は父さんに会いに行ったから休み、また練習。そして最後の最後、
九月一日と九月二日は休み。これは夏休みの清算―宿題とか片付けとけよ、っていう秋水先生の意思
なんだろうな、宿題忘れが後びいたせいで練習に影響を出させることは許さん、っていう意味の。
 それにしても、と日記を一通り読んであたしは思った。
 何かやり忘れてることがあるような……? ま、いいか。
 あとは今日の分の日記を書いたら宿題は完了! うん、我ながらよくやった。和美と一緒に宿題を出来たのも
大きかったし。さて、今日の夕飯どうしようか―
その時、チャイムが鳴って玄関の鍵が開く音がした。和美?
「勇希ちゃん、いる?」

176:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:31:12 nc6El9x0
「いるわよー」
 扉の隙間からひょっこり和美が顔を出した。
「どうしたの、こんな時間に」
 問いかけに和美はにっこりと笑って答えた。
「お祭り、行かない?」
「お祭り? あったっけ?」
「うん、花火大会」
 花火大会かー……そっか、なんかやり忘れてると思ったらまだ今年はそういうイベントに顔出してなかったからか。
「じゃ行こう。待ってて、すぐ準備してくる」
 家の奥にパタパタと走りながら気持ちがうきうきするのは止められなかった。祭りや花火と聞いて盛り上がるのは
人なら仕方が無い事だ。
 流石に浴衣は用意できなかった。どこかにあるはずなんだけど……時間も無いし、仕方無いか。今度母さんに
聞いておこう。ちょっとのお金を持ってすぐに玄関に戻る。お待たせ、と言いながらビーチサンダルを履いて、出て
鍵をかける。夕陽で赤く染まった道を二人で並んで歩き出す。
「いよいよ明日から学校だねー」
「そうねー。あーあ、冬休みが今から待ち遠しいわ」
 なんで秋休みって無いのかしら。他の季節は休暇が全部あるのに。不公平じゃない?
 和美は勇希ちゃんらしいな、と言うように笑った。でもね、とあたしは言葉を続けた。
「クラスの友達と会うのは結構楽しみよ。色々と変わってそうだし。例えば、身長とかね」

177:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:33:23 nc6El9x0
「勇希ちゃん、なんで僕を見ながら身長って言うのかな……」
「中々伸びないわねぇ、って言う意味だけど?」
 あたしよりひとまわり以上小さい和美の頭をぽんぽん、と叩く。
「もう、ひどいなぁ。今にぐーんと伸びて、勇希ちゃんを追い抜くかもしれないじゃない」
「和美がぁ?」
 後ろで手を組みながら、ちょっと前かがみになって和美の全身を眺める。
「へー、和美がねぇ~そうなると良いわねぇ」
「勇希ちゃん!」
「冗談よ、冗談!」
 なんてふざけながら歩く。和美があたしより大きくなるなんて想像できないなぁ、とも思いながら。
 二人で話しながら歩くと会場まであっという間だった。ところどころに浴衣を着ている人がいて、会場に近づいて
いくにつれその割合が増していく。どこか浮ついた空気も辺りに充満してくる。
 夜店があるような位置まで行くと、夕陽が遠くの山の稜線に沈んで闇が辺りに撒き散らされた。でも、花火が
上がるまだ時間がある。
「時間あるし、夜店見てこうよ」
「いいわね、じゃその辺適当に」
 そう思って歩きだそうとしたけど、
「やっぱり人多いね……わっ」

178:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:35:32 nc6El9x0
 夏休み最後の日だけあって、人の密度が凄い。人の波に押し流されそうになる。和美が言ってる傍から
流されそうになっている。
「ほら」
 あたしは昔よくしてたみたいに和美の手をしっかりと握った。ちょっと違和感。何だか昔より和美の手の皮が
固くなった気がする。何故かびっくりした表情をしている和美の手を強く引っ張った
「これで大丈夫でしょ」
「う、うん」
 昔はいつも、こうだったなぁ。泣きべそかいてる和美の手を握って、あたしが守るように引っ張ってそれで―うん、
懐かしい。いつの間に、こんなことしなくなったんだろう?
 そうして手を繋いだまま夜店を冷かしたり、食べ物を買ったり、くじを引いてみたり。途中、テキ屋のおじさんに
何回もカップルと間違えられたり。違いますってば、もう。なんて言ったりしていると重く低い音と共に夜空に大輪の
色とりどりの花。そこいらに人が座り込んで空を見上げている場所に移動して、その仲間になる。
 どどーん、ひゅー、ぱららららら……どどん、ぱぱぱぱぱぱ……
 時々周囲の人の歓声が混じる。あたしも時々「おー」とか言ってみたり。
途中、ちらりと横を見ると、和美と目が合ってしまった。慌てたように目を逸らされる。
「和美、何?」
「い、いや、なんでもないよ」
「そんな言い方されたら気になるじゃない。何か顔にでも付いてた?」
「そうじゃなくて、その……」

179:防人と柱 ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:38:23 nc6El9x0
 途中で和美の声が聞こえなくなるくらい小さくなっていく。変わってないなぁ。なんでその事が嬉しいんだろう、あたし。
 やがて、最後に一際大きい花火が上がったと思うと、それを最後にぷっつりと上がらなくなった。
『花火大会は終了しました。お帰りの際は混雑に気を付けて……』
 近くのスピーカーから大音量でそんな声が流れてくる。
「終わったわね」
「……うん」
 二人の間に何とも言えない空気が流れた。あの祭りが終わった時の何とも言えない寂しさだ。例えば、夢から
覚めたと言ったような。
 気が付けば、手はまだ繋いだままで、無言で帰路に着いた。でも気まずいわけじゃなくて。余韻を感じていたい、
って感じ
 そのまま家の前まで着いた。今までずっと暖かかった手から温もりがするりと抜け落ちていった。
「それじゃ、おやすみ」
「うん、おやすみなさい」
 すると、和美は一度背を向けたかと思うと、はにかむように笑って言った。
「また来年」
「うん、また―来年」
 家に入る。パタン、と扉を閉めた。ほっと息を付いた。寂しいけど、心には暖かさがあった。
 日記、書かなきゃ。最後にはこう書こう。
 ―いい夏休みでした、って。

180: ◆QiN.9c1Bvg
07/09/15 10:40:39 nc6El9x0
投下終了です。

時間が滅茶苦茶飛んでます。何とかわかりやすいように書く方法考えてます…
またしても山がありませんがご容赦ください。

181:名無しさん@ピンキー
07/09/15 10:50:48 g+HNmS/i
おお続き来ましたか。
日記いい感じ。和美に身長UPフラグがwまあフラグてか大抵の男子は伸びるものですが。
GJ!一年目ということは二年目三年目もあるということですな。wkwktktk

182:名無しさん@ピンキー
07/09/15 11:26:56 jV54Pi6a
日記が極めて島本w

183:名無しさん@ピンキー
07/09/15 11:35:21 RTCSIRf0
夏休みの自由研究の題名は、『島本の観察』w

早く、大きくなぁれーって言いながら、水やら餌やらをどんどんやるの

184:名無しさん@ピンキー
07/09/15 11:36:19 Afd044Uo
これは提出された日記を見る先生もニヤニヤを禁じえないw

185:名無しさん@ピンキー
07/09/17 10:13:59 bfJe2L2T
age

186:名無しさん@ピンキー
07/09/17 22:45:40 yd0VkY/j
誰もいない予感

187:名無しさん@ピンキー
07/09/18 00:00:33 ALiLT3sB
いるぜ


188:名無しさん@ピンキー
07/09/20 03:09:18 aPhhcrfM
ヘ主

189:名無しさん@ピンキー
07/09/23 06:03:31 dbm6zqBe
age

190:名無しさん@ピンキー
07/09/26 14:47:47 r3CSvnEW
ほす

191:名無しさん@ピンキー
07/09/28 04:08:07 o1+Fww1B
保守

192:名無しさん@ピンキー
07/09/30 20:41:35 jY+W1Rdd
山井勝利オメ保守

193: ◆6Cwf9aWJsQ
07/10/01 00:00:36 etXuYekJ
投下

194:シロクロ 15話【1】
07/10/01 00:02:36 etXuYekJ
一年前のような冬に似合わない暖かな朝の陽射しが俺の部屋に差し込んでくる。
つーか昨日の大雨が嘘のような雲一つない晴天だよコンチクショウ。
が、今の俺にはそんなことはどうでも良かった。
「・・・なんで?」
気がつけば俺は、綾乃の胸を枕にして眠っていた。
それも前のボタンをはずし、ブラすらも着けずに素肌を半ばほど露わにした彼女の乳に顔を埋めて。
あまりに急展開すぎて言葉も出ない。
違うんです違うんです身に覚えはないんですああでもふにふにしてるしあったかくてやあらかいなあ
ってそんなよこしまなこと考えてる場合か。
とりあえず空気も汚れてないしお互い特に服装が乱れもしていないので何もしていないのは分かる。
だがこのままじゃ終わらんつーか今更朝チュンで終わってたまるかって何の話だ。
幸い口元に余裕があるのである程度呼吸は出来、
漫画にありがちな『女の子の胸に顔を埋めて窒息』というマヌケな事態に陥る心配はない。
が、ちょうど彼女の胸の谷間あたりにある俺の頭から、
彼女の細い腕と髪、そしてとてもたわわな乳房の低反発枕のような―もってないので想像だが―
確かな弾力と柔らかな感触が伝わってきて心地よい。
が、俺の視界は綾乃の乳房で殆どが埋まっており、
その上シャツの下の乳の先端が見えそうで見えないけど乳輪がチラリと見えてしまって落ち着かない。
・・・この下の方の俺が元気なのは朝だからだきっとそーだそーだといって俺その2。
とはいえどうしよう。そもそも昨日風呂を上がってからの記憶がないし。
今が朝なのは分かるけど寝るまでになにやってたかはド忘れしてしまった。
この状況をどうにかしたいのは山々だが、
身体を綾乃に抱きしめられている為下手に動くことすら出来ない。
ついでにいうと今の綾乃はあどけない寝顔を浮かべて無防備極まりなく、
いい夢でも見てるのか幸せそうに笑っておりとてつもなく可愛い。
けど流石に寝てる間に襲うのはマズいので今はこの乳の感触でガマンしよう。
・・・けど何でこんな状況になったんだっけ?
寒い冬の朝と対照的に暖かい綾乃の体温を直に感じながら、
俺は寝起きで回転の鈍い頭を必死に働かせて昨日の記憶を呼び起こす。
ええと確か――

195:シロクロ 15話【2】
07/10/01 00:03:56 S9/SAdBP
――雨音をBGMにした風呂場で肌を寄せ合う俺と綾乃。
揺れる胸。細い肢体。紅潮する頬。甘い嬌声。そして柔らかな肌。
それらが一気に脳裏に蘇り――

だあああああああああ違う違う違う違ーう!
桃色の記憶を蘇らせてしまった俺は―綾乃を起こさない範囲で―身悶えした。
違うんですあの時の俺は俺であって俺じゃないというかつい暴走というかリミッター解除してしまって
欲望全開でカゲキにガンガンいってしまったっていうか実はあの直後顔を洗うの忘れてたから
また風呂場に戻ったらガマン出来なくなってもう一戦やらかしたりしてしまってさらにぐったりした
けど今はそのことは置いておいて回想再会。

「大丈夫?」
「・・・微妙」
心配そうな表情で俺を覗き込む綾乃にどうにかそう答える。
現在、風呂から上がった俺は自室のベッドに身を沈めていた。
実際、俺の体力はある程度は回復したものの、
体中にたまった疲労感が重りのように身体にのしかかって指一本動かすことすら億劫にさせる。
でも俺の視線は常に綾乃をとらえていた。
なぜなら、今の綾乃が着ているものは大きめな黒のTシャツに青のジーンズといった
過去に俺が着ていた服装だからだ。
結局、洗濯物の洗浄は終わっておらず現在着られる物が限られていた為、
俺が自分の服を綾乃に貸しだそうとしたところ、
彼女自身が選び、着用したものがこの服装だったということだ。
当然、彼女にとってはサイズが合わずブカブカで襟元から時折胸の谷間がちらりと見え、
その上彼女の持ってきた下着が全滅したらしく、つまり現在の綾乃は下着無しなワケだから、
いつも以上に彼女の身体のライン―特に大きく育った胸や尻―が目立つ。
ただし、ズボンだけはサイズに無理がありすぎたので中学生の頃のものだが。
見慣れたはずの自分の服も着る人が変われば印象が変わる物だと目の前の人物を見つめながら思う。

196:シロクロ 15話【3】
07/10/01 00:05:08 S9/SAdBP
そう考えていると、綾乃の見慣れた黒髪が俺の顔に触れた。
いつも通り艶やかな黒い―カラスの濡れ羽色というんだろうか―長髪に付けた白いリボンが、
なんとなく久しぶりで懐かしい気がして安心する。
なお、着替えシーンは間近でバッチリ見せてもらいました。もちろん合意の上で。
風呂場でも彼女の全裸は見たり触ったりしたけど、
目の前で好きな子のストリップが行われているのに見ないわけにはいかない。
・・・なんだか最近エロくなってきた気がする。俺も綾乃も。
と、綾乃は俺が先ほどから向けていたエロい視線に気付いたらしく、
「そんなにじろじろ見られたら流石に恥ずかしいんだけど・・・」
そう言いながらシャツの襟元から覗く胸の谷間を両手を重ねて隠す。
「・・・バニーとかビキニとか着て裸まで見せあったのに何を今更」
「いやー、それとこれとは別というか・・・」
よく分からないこだわりがあるらしい。
水着と下着が別物みたいなものだろうか。
そう考えていると綾乃は自分の着ている服の裾をつまみ、
「似合う?」
俺は首を縦に振って彼女の問いに答える。
そして目を合わせ直すと、綾乃は目を輝かせながら俺を見つめ返し、
「ありがと♪」
上機嫌にそういうと、俺の頭の近くに腰掛け、問いかけてきた。
「膝枕してあげよっか?」
「ああ、頼む」

――そ、そういえばそんなこともあったようななかったような気が・・・
当時の記憶を振り返った俺は目を泳がせながら赤面した。
イージャン別に膝枕ぐらいしてもらったって彼女なんだしって誰に言ってんだ俺。
んで確かその後はただ飯喰って談笑してから夜遅くになって――

197:シロクロ 15話【4】
07/10/01 00:06:25 S9/SAdBP
「一緒に寝よっか?疲れたからエッチは抜きだけど」
唐突に綾乃が出した提案に即座に俺は首を縦に振った。

ぐああああああああああああああ!!
当時の自分の行動を思い出した俺は綾乃の胸に顔を埋めて紅潮した顔を隠そうとした。
だってしょうがないだろう据え膳は食わねば男の恥って言うしいや一緒に寝ただけだ食ってねえ
確かあの時は既に何度もイかせたりイかされたりで疲れてたんで、
本番は明日ってことにして今日は寝るということで話は丸く収まったはず・・・。
いや、確かあの後―

「啓介と一緒に寝るなんて、すっごく久しぶり」
「・・・なんかその言い方いやらしいな」
「そう考える啓介の方がいやらしいと思うけど」
その日の夜。
俺達は一緒のベッドで向かい合わせになって横たわっていた。
「せまいな・・・」
「しょうがないでしょ。シングルベッドなんだし」
綾乃のいう通り、このベッドは成人2人が同時に使うようなサイズではない。
まあそれはいい。綾乃の身体がピッタリくっついて役得だし。
それよりも問題は、
「枕だって1人用のを無理矢理2人で使ってるんだし・・・」
「いいじゃない。好きな人の顔を至近距離で見つめてられるんだし♪」
「そんなに逃げなくてもいいじゃない。私たち恋人なんだし」
「・・・そりゃそうなんだけどさ」
溜め息をついた後俺は綾乃の耳元に口を寄せ、言った。
「情けないけどさ、俺、この期に及んですっごいドキドキしてるんだ」
正直に告白したら、綾乃に笑われた。

198:シロクロ 15話【5】
07/10/01 00:07:45 S9/SAdBP
「わ、笑うなよっ!?」
「ご、ごめん」
そういうと綾乃は目元を拭う(笑ってると涙が出てきたらしい)。
「・・・そこまで笑わなくてもいいだろ、俺がヘタレだからって・・・」
「違うよ。間違ってるよ啓介」
「は?」
なぜか二回も否定の言葉を出した綾乃はマントを翻すように腕を振り上げ、布団をはねのけ、
「私だって、すごくドキドキしてるよ?」
突然、パジャマの前のボタンを外し始めた。
俺はそれを止めることも忘れて、その仕草―というかそれによって露わになっていく彼女の肌―を
食い入るように見てしまう。
そして全部のボタンを外し終わると、綾乃は俺の頭を抱え込み、自分の乳房の谷間に押しつけた。
89センチのEカップという大きさに見合うやわらかい感触が俺の顔いっぱいに伝わってくる。
が、それ故に呼吸するスペースがない。
「・・・むぐっ・・・」
何とか頭を動かして口元だけ外気に触れさせる。
そこで一息つくと綾乃は俺と目線をあわせて質問してきた。
「どう?」
「すごく柔らかくて暖かくて―」
「いやそーゆー感想じゃなくて」
綾乃はなぜか呆れたような声音でツッコミを入れるがそれも一瞬のことで、
「聞こえる?私の心臓の音」
そういわれて―忘れていたのは彼女の胸の柔らかさが原因じゃないはずだ。多分―耳を澄ませる。
トクントクン、と割と速いペースで鼓動が耳に響いてくる。
それも平常時には出るはずのない速さの物が。
「ん。聞こえた」
努めて平静を装って俺はそう答える。
だが内心では愕然としていた。
本当はこんなに緊張してたなんて。
何で一番近くにいるはずにいるはずの俺が気付いてあげれなかったんだろう。

199:シロクロ 15話【6】
07/10/01 00:08:31 S9/SAdBP
と、苦笑しながら綾乃は語り始める。
「私もね、すっごく緊張してるんだ。ただ隠してるだけで」
いや、苦笑というよりは自嘲の笑みだ。
「本当はさ、啓介にだけは嘘つきたくないんだけど・・・」
そういいながら綾乃は俺から目を背け、
「ここぞという時になったら、どうしても格好付けちゃって」
「別にいいと思うぞ」
俺の言葉が予想外だったのか綾乃は目を見開かせて俺の方に視線を戻した。
それをあえて気にせずに言葉を続ける。
「格好付けたいってことはさ、その人に自分を好きになってほしいからするんだと思う。
だから、恥ずかしがるようなことでもないよ」
そこまで言うと、綾乃の顔から陰りが消え、いつもの笑みを浮かべたものに戻っていた。
そして俺の額に軽く口づけて、
「ありがとう」
「おう」
いつも通りの簡単な会話。
だが、これだけでもお互いの気持ちは伝わる。
直接口に出していない部分も含めて。
――気付いてあげれなくてごめん。
――今の今まで黙っていてごめん。
・・・もしかしたら、俺達って結構似てるとこがあるのかもしれない。
言葉にすれば『にてる』の三文字で済むこと。
その些細なことがことが今はなんとなく嬉しい。
とか考えてると、急に眠くなってきた。
と、綾乃はそれを敏感に察知したらしく、
「このまま寝る?私の胸枕にしていいから」
「・・・悪い。そうさせてもらう・・・」
「うん・・・」
少し照れたような綾乃の声を耳にしながら俺は睡魔に身を任せ、そのまま深い眠りについた。

200:シロクロ 15話【7】
07/10/01 00:10:23 etXuYekJ
「思い出した・・・!」
今までの記憶がすべて蘇った俺は1人赤面し、その顔を隠すように綾乃の胸に顔を埋めた。
って何やっとるか俺。寝てるとはいえ愛しの彼女の身体に。
今更ながらそう思うが暖かくて柔らかい乳房の感触が心地よすぎて、
寒い日のコタツのように抜け出す意志を削いでいく。
「昔はぺったんこだったはずなんだがな・・・」
ここまでおおきくすくすくと成長するとは当時の俺には予想もつかなかった。
ああそういえばすっごく寝心地よかった気がする。
「今度またこうしてもらおうかな・・・」
「よろこんで♪」
突然、俺の頭上から聞き慣れた声が聞こえた。
ゆっくりとそちらに顔を向けると、予想通りの顔が俺に笑顔を向けていた。
「おはよっ♪」
「ああ、うん、おはよう―じゃなくて!」
とっさに返事してしまったが気を取り直して彼女―綾乃に尋ねる。
「・・・いつ頃から起きてました?」
「啓介が突然身悶えしだしたところあたりから」
・・・めっちゃ最初の方じゃん。
衝撃の事実に愕然としていると、突然綾乃に唇を奪われた。
ただ触れるだけで接触も一瞬だったが、俺を動揺させるには十分だった。
「い、いきなりキスするなよ!?」
「いつもしてるんだしこれぐらいいいじゃない。
寝顔にキスとかおはようのキスとか愛情表現としてのキスとかおやすみのキスとか悪戯なキスとか
ご褒美のキスとか仲直りのキスとか舌入れちゃうキスとかムード重視のキスとか何となくキスとか」
「ただ単にお前がしたいだけだろ!」
「うん」「開き直り!?」
「それはそうとさ」「・・・今度は何だよ」
いつものように俺のツッコミを軽く流すと綾乃は満面の笑みを浮かべながら言った。
「さっきから啓介、七面相しながら私の胸に顔押しつけたりしてたけど」
俺の動揺がさらに深刻になった。

201:シロクロ 15話【8】
07/10/01 00:11:59 etXuYekJ
「えへへ~」
自分の胸の中で動揺する啓介を見て、私は顔をほころばせた。
さっきから私の頬はゆるみっぱなしだ。
おまけに普段は寝起きの悪いはずの頭や目も冴えている。
当然といえば当然かもしれない。
何しろ目を覚ませば最愛の人物が自分に身をすり寄せていたのだから(性的な意味で)。
気がつけば眠りについた時よりも上着の前ははだけており、
バストやウェスト、そしてパンツを隠すという衣服本来の役目を完全に放棄していたが構わない。
この姿を見ているのはこの腕の中の大事な人ただ1人だから。
それにこの格好になったのも今朝啓介が私の身体に顔をすり寄せたからだけど、
彼の照れて顔を見ると、惚れた弱みでこれもなんだか許せてしまう。
と、服が乱れた理由を思い返して気付く。
「寝相悪いの直ったんだ。昔は布団蹴飛ばしたりしてたのに」
「お前もだろ。目が覚めたら上下入れ替わってたりとかしょっちゅうだったのに」
確かに、と二人で笑い合う。
「まあ、これで将来寝相で迷惑かけあうことはないな・・・」
「え・・・」
その言葉を聞いて私は自分の身体が熱を持っていくのを感じた。
数秒してから言葉の意味に気付いたらしく啓介は顔を赤くした。
「い、いや、別にやらしい意味で言ったんじゃ――」
その台詞を言い終わる前に、私は啓介を思いきり抱きしめた。
もはや限界だった。っていうかもうガマンできない。
私が彼に抱いている感情が一気に爆発していた。
それまで以上に私の胸に顔を押しつけることになるが気にしない。
「か~わ~い~い~!けいすけだいすき~♪」
「ちょ・・・、綾乃・・・!」
抗議の声も無視して私は啓介の額に頬をすり寄せ、強く抱きしめた。
やっぱり啓介はかわいいなあこうやって抱きしめたときの感触やリアクションも最高だし―
と、そこでいつの間にか啓介の動きが止まっていることにようやく気付く。
胸元を見ると、なぜか青い顔をした啓介がぐったりとした表情で力尽きていた。
「・・・息が・・・」
息も絶え絶えになりながらも啓介が何とか紡いだ言葉がそこでようやく聞こえた。

202:シロクロ 15話【9】
07/10/01 00:13:08 etXuYekJ
「・・・エライ目にあった・・・」
綾乃に俺の頭の拘束を解かれると即座に俺は綾乃から身を引きはがし、そこでようやく一息ついた。
結局本当に漫画みたいな体験をすることになった。ある意味本望だが。
と、頬をふくらませた綾乃が俺にあからさまに不満げな視線を向け、
「もうちょっとあのままでもよかったのに」
「いや、女の子下にして寝るのもマズいだろう。逆ならともかく」
「じゃ、そうする」
「へ?」
俺が綾乃の発言の意味を理解するより速く、綾乃は俺に抱きついた。
そしてこちらが反応するより速く俺ごとベッドの上を転がり、上下を逆転させた。
つまりは綾乃が俺を敷き布団代わりにし、その上にうつぶせで寝転がっている。
「これならいい?」
「あ、ああ・・・」
そう答えながらも俺の目線は綾乃の体の方に向いていく。
襟元から見える乳房が俺の胸に押しつけられてそれにフィットするように形を変え、
それを気にもせずに俺に笑顔を向ける彼女の仕草がエロイ。
とか考えていると綾乃は俺の視線に気付いたらしく、俺に邪気のない目を向け、
「どうかした?」
「い、いや!改めてみるとやっぱり美人だなーって思っただけだから!」
とっさに恥ずかしいことを言ってしまったことに気付き、頬を赤らめてしまう。
「あ、ありがと」
綾乃も頬を赤らめて礼を言う。
意外と効果あったようだ。
ならばもっと恥ずかしいセリフを言えばもっと動揺させることが出来るかもしれない。
場を誤魔化す為と綾乃の照れた顔が見たいという二つの欲求をかなえる為に、
俺は頭の中に恥ずかしいセリフを思い浮かべる。

203:シロクロ 15話【10】
07/10/01 00:14:04 etXuYekJ
恥ずかしいセリフ・・・。
・・・。
そんなにスラスラ言えるかぁっ!
一応頭にはいくつか思い浮かんだが言うのはこっちが恥ずかしい。
そして綾乃も顔を紅潮させたままフリ-ズしており、お互い気恥ずかしくなって黙り込んでしまう。
さっきまでとは違い静寂が部屋に満ちる。
が、その沈黙はさほど長くは続かなかった。
唐突に、俺の腹がものすごい音をたててしまったのだ。
その一瞬後、耐えきれなくなったのか綾乃が吹き出した。
「・・・笑うなよ」
「い、いやごめん。――」
その言葉を最後まで言う前に、再び大きな音が響いた。
明らかに腹の鳴った音だが、俺からでたわけではない。
そしてこの部屋にいる人物は俺以外にはただ1人。
つまりは、犯人は1人しかいない。
「・・・」
「・・・」
犯人も人のことを笑えなくなったからか恋人の前ではしたない真似をしたと思ったのか、
―彼女の性格から考えて多分後者―先ほどよりも顔を赤くさせて黙り込んだ。
再び気まずい沈黙。
「・・・まず何か食べよっか」
「・・・おう」
なんとなく気まずくなりながらも俺達は部屋をあとにした。

204: ◆6Cwf9aWJsQ
07/10/01 00:15:05 etXuYekJ
今回は以上です。
次回、ようやくエロ本番です。

205:名無しさん@ピンキー
07/10/01 00:18:00 vvXeawsD
この時点で既に討ち死にしそうなんだが、本番に突入してしまったとき俺は生き残れるんだろうか?

206:名無しさん@ピンキー
07/10/01 00:42:40 w1OUCYjX
>>205
むしろ討ち死にこそ本望

207:名無しさん@ピンキー
07/10/01 01:00:35 4EGvICgj
待ってましたよ大統領。
待ってましたよ続き話。
身悶えしながら読み返します。

GJ!早く本番が、続きが、あぁ――っっ!!

208:名無しさん@ピンキー
07/10/01 04:10:13 Ji1RLajz
やっと・・やっと・・待望のシロクロが・・
待ちかねたよ。

この二人。はじめのほうこそ綾乃が積極的にアプローチしてたが
最近啓介君のほうもメロメロじゃないすかw何このバカップルもっとやれ

209:名無しさん@ピンキー
07/10/01 07:19:06 lDzLpkUM
うむ、待ち望んでおりましたよ。ますます期待。

210:名無しさん@ピンキー
07/10/01 22:10:55 9Ro+TJE2
家族の前だからって必死に顔抑えてたら
頬の筋肉攣ってしまった。

211:名無しさん@ピンキー
07/10/06 04:07:40 0GT4CRN5


212:名無しさん@ピンキー
07/10/08 03:35:38 9rESTEl8


213:名無しさん@ピンキー
07/10/09 12:05:18 OI56GjfV
なんか雑談でもし

214: ◆6Cwf9aWJsQ
07/10/09 13:59:27 zBgcderv
投下します。
連続投稿で済みません。

215:シロクロ 16話【1】
07/10/09 14:00:24 zBgcderv
「「さて・・・」」
そして日が沈みかけた夕方。
俺達は俺の自室のベッドの前で何故か正座して向かい合い、
「よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
なぜか三つ指ついていた。
これが悪いというわけではないが、これから若い男女が夜(夕方だけど)の営みをするにしては、
少々堅苦しいんではないだろうかと他人事のように思う。
「・・・ってオイ。ちょっと待て」
「どうかした?」
俺は物思いに耽ってる隙に抱きついてきた不埒物に半目を向け、
「お前今、俺をベッドに押し倒そうとしてないか」
「・・・はっはっは。そんなばかな」
「お前ウソ吐くときは作り笑いになるからすぐ分かるんだよ」
その言葉を聞いた綾乃は動きを止め、少しの間を置くと小首をかしげていった。
「・・・これも愛の力?」
「幼馴染みとしての経験だろ」
まあともかく、といって綾乃は俺から離れ、
「前に私言ったよね。
『啓介が元気になってくれるなら私は嫌われたっていいし傷つけられてもいいから』って」
だからさ、と前置きすると真っ直ぐに俺の目を見て、言った。
「メチャクチャにしちゃって、いいよ。啓介がしたいのなら」
口の笑みとは対照的に目の真剣さが彼女の決意が本気だと物語っている。
とはいえ、俺もそれに答えなければいけない。
あまりこういうこと言うのは気が乗らないが、そうもいってられない。
そう思いながら俺は頭をかき、
「メチャメチャにする気はないけどな・・・」
そこで一息つき、
「今更言うのも何だけどさ。俺はお前のことすごく魅力的だと思う」
俺は真っ直ぐに綾乃の目を見て、言った。
「だからさ、出来るだけ優しくする」
「・・・うん」
俺の言葉に綾乃はそう頷き返し、やがてどちらとも無く唇を重ねた。
それが開始の合図となった。

216:シロクロ 16話【2】
07/10/09 14:01:11 zBgcderv
まず俺は綾乃の上着を脱がせた。
続いて綾乃も同様に俺の上着を脱がせる。
どちらかが求めたわけでもなく、俺達は一枚一枚、お互いの身体から衣服を脱がせていく。
そうやっていると先に―彼女が先に脱がされたため当然だが―綾乃が下着だけになった。
レースのついた黒の下着を身に纏った彼女の肢体は彼女自身の豊かに実った乳房や尻、
細く引き締まった腰、そしてわずかに赤みを帯びた肌と相まって俺の目には非常に官能的に見えた。
「・・・なんか、色っぽいな」
「・・・ありがと」
綾乃は軽く礼を言うと俺のズボンを脱がせ、俺に身をすり寄せた。
いつものように抱きつくわけでもなく、ただ肌と肌を触れ合わせるだけ。
が、触れ合った胸から綾乃の速い鼓動が伝わってきて、彼女の不安と緊張が理解出来る。
それを解消しようと、俺は彼女の背中に腕を回してその細い体躯を抱きしめた。
一瞬後に綾乃も抱きしめ返す。
が、俺はそこで終わらずに彼女の髪をかき分け、背に指を這わせ、ブラに触れる。
髪とブラ、二つの黒い物の感触を楽しみながらも指先がホックに到達する。
そこに指を引っかけて軽く動かすとホックはあっけなくはずれ、薄い背が露わになった。
胸は身体から離さぬまま肩紐を外すと、
綾乃も俺の意図を理解したらしくはずれた肩紐からさらに腕を抜いていく。
そして一度身体を離すとブラが落ち、綾乃の豊かな乳房が露わになった。
俺は即座に自分と綾乃の間に手を差し込んで乳房を鷲掴みにし、揉み始める。
その感触は、例えるならゴム鞠のようだ。
少し動いただけでぷるぷると揺れ、しっかりとした弾力を触れる者に伝える。
その感触を味わうためにさらに指を動かす。
我ながらお世辞にも上手いとは言い難いけど、以前とは違い欲望のままという訳ではなく、
ゆっくりと指を埋めていく。
そうしながら顔を上げると、綾乃と目があった。
・・・喜んでいる。
自分への過信というわけではないのは彼女の恍惚とした顔を見ればわかる。
少しだけ揉むペースを速くしてみると、さらに頬と視線の熱が増していく。

217:シロクロ 16話【3】
07/10/09 14:01:58 zBgcderv
と、突然背中に何かが滑っていく感触がした。
背中に回されたままの綾乃の手指が俺の背を撫でたのだと一瞬後に理解する。
俺も気持ちよくさせようとしての恋人の行動に嬉しくなる。
お互いに熱を帯びた視線を交差させつつそうしていると唇を重ねたくなり、実際そうした。
いつものようにどちらかが目を閉じたりはせず互いの唇と視線、そして舌の感触を交換しあう。
しばらくそうした後唇を離すと俺は本格的に綾乃を攻めようと手を滑らせる。
昨日の風呂場での出来事のおかげで少しはコイツの弱点が分かっている。
その内の一つである彼女の桜色の乳首に俺の指先が触れた。
「ひあっ・・・!?」
先端に指を這わせるだけだが綾乃は針で刺されたように激しく反応する。
無論、痛くしたわけではなくむしろ快感を与えたのだが。
ともかく俺は綾乃の抱擁をほどき、彼女の右の乳房に顔を近づける。
そして右手で彼女の左の乳首を責めながらも右の乳首を舐め始める。
「・・・あぅ・・・」
やはりここが弱点か、と小さくあえぐ綾乃の姿を見た俺は確信する。
だから俺はそこを執拗に攻めた。
舐めて、くわえて、甘噛みし、時には吸いもした。
空いた方の乳房にも攻めを忘れない。
「あぅ・・・、あっ・・・!」
そして俺の攻めに綾乃は敏感に反応する。
ひとしきりその様を楽しむと、今度は身体全体に指を這わせて責める。
「ふぁっ・・・、あぅっ・・・、あんっ・・・!!」
その動きの激しさに比例して綾乃の声もボリュームを増していく。
荒い息。高鳴る鼓動。柔らかな肌。玉のような汗。
それらすべてが俺を興奮させる材料となり、
綾乃の扇情的な姿を目で見て、綾乃の嬌声を耳で聞き、綾乃の柔らかな肌に指で触れ、
綾乃の身体に浮いた汗を舌で味わい、綾乃の髪の匂いを鼻で嗅ぐ。
五感全てを使って綾乃を感じていく。

218:シロクロ 16話【4】
07/10/09 14:03:00 zBgcderv
と、綾乃は俺の身体に残った最期の一枚となったパンツをずり下げる。
すでに固くなっていた俺の肉槍が露わになる。
俺も同様に彼女のパンツに手をかけると、それをわずかにずらして尻のみを露出させ、攻め始めた。
尻を撫でて、揉むことで乳房とはまた違ったやわらかさを堪能する。
そして、パンツを取り払うと露わになった秘所に指を這わせる。
「あっ・・・!」
柔毛に覆われた割れ目を指でなぞり、もう片方の手指で肉豆を弾く。
「うあぅっ・・・、けい、すけ・・・」
「ん?」
「そろそろ・・・、いれて・・・」
「わかった」
彼女の懇願に簡潔に答えると俺は綾乃の身体を抱え上げ、ベッドに横たわらせた。
そして俺は彼女の身体に覆い被さり、
肉棒を入れようと先端を彼女の湿り気を帯びた秘所にあて、腰を突き出す。
が、俺の肉棒は彼女の秘所に侵入することはなく、つるりと音を立ててあらぬ方向へ滑った。
「あんっ・・・!」
もっとも敏感な位置を刺激された綾乃は嬌声をあげるが、
「・・・あれ?」
失敗した俺は首をかしげた。
角度がいけなかったのかと思い再度トライするがまたも失敗。
「・・・」
「・・・」
気まずい。とてつもなく。お願いだからそんな冷めた半目でこっちを見ないで。
・・・ここまで上手くいってたのにこんなところでとちるなんて
まあともかく気を取り直して別のアプローチで行くことにする。
「け、けいすけ?なにやってるの?」
「いや、もうちょっと濡らした方がいきなりモノ入れるより抵抗少なくて済むだろうと思って」
言いながらも俺は指を彼女の秘所にあて、割れ目をなぞり始めた。

219:シロクロ 16話【5】
07/10/09 14:04:07 zBgcderv
「・・・ふあぁッ・・・!」
彼女の喘ぎ声を耳にしながらしばらくそれを続けると、俺はもっとも濡れている部分を探り当てる。
「・・・このあたりか」
そう呟くとまた肉棒を探り当てた部分にあて、今度は滑らないように手を添える。
「・・・いくぞ」
「・・・うん」
お互いに頷きあうと、俺はゆっくりとそれを突き入れた。
「・・・っくぁ・・・!!」
聞こえてくる綾乃の声は喘ぎ声ではなく苦痛に耐えるモノに変わっていた。
「・・・どうする?」
「・・・え?なに、を・・・?」
この時点で既に息を乱れさせている綾乃に、俺は先ほどの発言の補足を行う。
「このまま続けるか?やめるなら今の内だぞ?」
俺の問いに綾乃は首を左右に振ることで答えとした。
それに答え、俺はさらに奥に突き出す。
と、先端が何かにぶつかる感触がした。
処女膜だ。
ふと、彼女の方に視線を向けると綾乃は表情をさらに苦痛に歪ませていた。
その様に、俺の心に少しだけ躊躇が生まれる。
だが、本当に彼女のことを思うならここでやめていいはずがない。
だから――膜ごと一気に貫いた。

220:シロクロ 16話【6】
07/10/09 14:05:09 zBgcderv
「うぁッ!くぅッ・・・」
闇色の髪を振り乱して綾乃が苦痛に耐えきれずに苦悶に満ちた声をあげる。
「だ、大丈夫か?」
「・・・ちょ、ちょっと、たいむ・・・・・・」
涙目になりながら息も絶え絶えに言う彼女に、俺は首を縦に振って見せた。
とはいったものの、実はこの状況はすごく辛い。
俺の肉棒を締め付ける彼女の膣内は異物を入れているにもかかわらず、
それを受け入れようとしているように暖かく俺の肉棒を包み込んでいる。
決して緩いわけではなくむしろキツく締め付けているのだが
決して痛いわけではなくむしろこちらに快感を与えてくる。
正直すぐにでも果てそうだが綾乃の方はそうはいかない。
「――――!!!」
無言で苦痛に耐える綾乃の様が見ていて痛々しい。
が、彼女の目は端に涙を浮かべながらも「続けて」と語っている。
こういうときはこの技能が便利だと思いながら俺は彼女の思いに答え、動きを再開する。
最初のうちはゆっくりとだったが、動きを繰り返すうちにペースがあがっていく。
「ふぁ、あぁっ・・・!あんっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!」
俺が動くたびに綾乃の身体も揺れ、それ以上に彼女の乳房が激しく上下に弾む。
そして彼女の声から苦しさが弱まっていき、代わりに甘さが生まれていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!」
彼女のその声と同時、俺は彼女の膣中に自分の欲望をはき出した。

221:シロクロ 16話【7】
07/10/09 14:06:17 zBgcderv
「――しちゃったね、私たち」
「ああ」
少しの間ベッドで眠りについた後。
目が覚めた私たちはベッドの上でいちゃついていた。
率直すぎる表現だけどこれ以外的確な言葉が思い浮かばないから仕方がない。
「もう大丈夫か?」
「うん。最後の方は気持ちよかったし」
「さらりというなよそんなこと・・・」
そう言われた啓介は照れてしまったのか私から目をそらしてしまう。
「啓介は?」
「・・・まあ、すごく、気持ちよかった」
彼は顔を赤く染め、とぎれとぎれになりながらもそう答える。
あんなことした後なのに、まだ照れている。
そこが可愛いと思っていると、啓介は彼の机に置かれた包装された小さな箱
―私からの誕生日プレゼント―を見つめながら言った。
「何か悪いな。誕生日にいろいろプレゼントしてもらって」
「ううん。私たち付き合ってるんだからこれくらい平気平気♪」
そのプレゼントの内容には先ほどの睦事も含まれてるだろうけど、
流石に恥ずかしいのであまり言及はせずに別の話題を口にする。
「なんなら歌でも歌ってあげようか?」
「遠慮しておく。お前音痴だし」
「な・・・・・・・・・・・・!?」
啓介の遠慮の遠慮のない発言に、私は愕然とした。
「人が気にしてることを・・・、だからいつも鼻歌で誤魔化してたのに!」
こうなれば意地でも歌ってやる。
ムキになった私は、大きく息を吸って歌い出した。

222:シロクロ 16話【8】
07/10/09 14:07:17 zBgcderv
「きょっうは~すってきな、た~ん~じょ~う~び♪」
「そっちかよ!?」
そのツッコミを無視し、私は素早く啓介に抱きつくと彼の耳元に唇を寄せ、
「わったっしっのっすっきな、啓介っ、おめでと~♪
わったっしっのっすっきな、啓介っ、おめでと~♪」
「や~め~ろ~、耳元で歌うな~!」
「やだもう照れちゃって、素直じゃないんだからぁ♪そこが好きなんだけど♪」
「可愛く言い直してもダメだから!」
「えっ、可愛い!?」
「都合のいいところだけ聞くなぁ!」
顔を真っ赤にしてツッコミを入れる啓介をまあまあといってなだめると、
私は彼の肩に頭を預け、
「・・・ずっと、こうしてたいな・・・」
「・・・ああ」
そういってお互いの身体を抱きしめあう。
そして身体を離して向かい合う。
「じゃあ早速・・・」
私の言葉に啓介は期待をこめて目を輝かせ、
「受験勉強しよっか」
「そっちかよ!?」
思い切り派手にコケた。
即座に立ち上がると私に詰め寄る。
「もっかいHしようとかそんな流れじゃないの!?」
「うん」
「即答!?」
私に平然とかわされ、啓介は狼狽し、がっくりと肩を落とした。
・・・やっぱいいリアクションするなあ・・・。
でもこれ以上は流石に意地が悪い。
「本音言うとさ、そうしたいのは山々だけど・・・」
そういいながら私はある一点を指さす。
「もうそろそろ帰らなきゃ」
「・・・ああ」
啓介は私が指先にある時計の時刻―既に十時になっている―を見ると納得したのか返事をした。
「・・・まあ、それならしょうがないや」
「顔がちっとも『しょうがない』って表情になってないけど」
私のツッコミは啓介に黙殺された。

223:シロクロ 16話【9】
07/10/09 14:08:24 zBgcderv
「ありがとう。この二日間」
「私の方からも、昨日と今日はありがと♪」
私の自宅の前で、私たちはここ二日に起こったいろんなことについて礼を交わす。
「じゃ、また――」
「――待った」
急に啓介は私を呼び止めた。
何事かと彼に向き直ると、彼は真剣な表情で、
「忘れ物」
「へ・・・?」
私が間抜けな声を出した直後。
啓介は自分の唇を私の唇に触れ合わせた。
私に促されたわけでもない本当に初めての啓介からのキス。
それは触れ合うだけのキスなのに私の心をときめかせた。
そして、唇が離れる。
呆然とする私に啓介は頬を赤く染めつつも真っ直ぐに私の目を見据えて言った。
「・・・じゃ、また明日」
その言葉で、私はようやく正気を取り戻す。
「・・・うん、また明日」
私がそうオウム返しすると啓介は背を向け、去っていった。
みるみる遠ざかっていく彼の姿を見ながら私は自分の唇に手を当てようとして――やめた。
つい先ほど啓介と触れ合った感触を消したくないから。
・・・啓介って、何かする時は結構思い切るなあ。そこも好きだけど。
そう思いながら、私はもはや啓介の姿が見えなくなった路地に背を向け、大きく一歩を踏み出した。
「あいたっ!あいたたたた・・・」
――そして、再発した破瓜箇所の痛みに強制的に現実に引き戻らせられた。

224:シロクロ 16話【10】
07/10/09 14:09:20 zBgcderv
帰宅したあと。
私の前にはなぜか赤飯と鯛の刺身が並べられていた。
これでもか、とばかりに何かの祝いのような夕食に私は首をかしげるけど、
ニヤニヤとした笑みを浮かべたお母さんのこちらに向ける視線と、
どこか上の空なお父さんの様子でピンと来た。
・・・バレてる。
一体なぜバレたのだろうかと考えながらも食事を終え、
気分と身体をさっぱりさせるため浴室に向かおうとすると、お母さんがすれ違いざまに言った。
「お風呂場では静かにね」
「・・・はい」
流石に顔を赤くしながら私は答えた。

帰宅したあと。
俺の前にはなぜか出前でとったとおぼしき特上寿司が並べられていた。
これでもか、とばかりに何かの祝いのような夕食に俺は首をかしげるが、
ニヤニヤとした笑みを浮かべた両親と兄夫婦(こちらが外出してる間に帰ってきていた)
のこちらに向ける視線で理解出来た。
・・・バレてる。
一体なぜバレたのだろうかと考えながらも食事を終え、
場の空気から逃げるために部屋を出ようとすると唐突に父さんが言った。
「初孫まであと十月十日かぁ」
「イヤちゃんと避妊したから!」
途端に4人のブーイングが聞こえてくるが無視。
・・・この分だと綾乃もバレてるかもしれん。
嫌な予感に身をすくませながら俺はその場を後にした。

なお、翌日には友人全員にバレました。

225: ◆6Cwf9aWJsQ
07/10/09 14:11:24 zBgcderv
今回は以上です。
一応20話までの予定なんでもうちょっと続きます。

226:名無しさん@ピンキー
07/10/09 17:36:54 U4lIJF8z
なんという…GJ

227:名無しさん@ピンキー
07/10/09 22:30:30 RQcClVXD
バレバレ乙!・・・そしてGJ!


228:名無しさん@ピンキー
07/10/09 22:52:02 JcudnbNq
甘いのGJ!!

229:名無しさん@ピンキー
07/10/09 23:05:41 viL99vPk
まだ続く!嬉しい限りだGJ!ラブラブHはやはりいい。

230:名無しさん@ピンキー
07/10/10 09:07:15 Y9UQvRhr
これにはGJと言わざるをえない

231:名無しさん@ピンキー
07/10/10 10:54:26 h1/R8Mhb
おー!
シロクロ来てんじゃん。ついに一線越えたなー
なんか1話からずっと読んでたからこっちも感慨深いなーw

232:名無しさん@ピンキー
07/10/10 23:19:41 SOSlwoKy
>>225
いやもう遂にというかなんというか、とんでもなくGJ!
ここからさらにあと4話堪能できるとなると、wktkを禁じえない。

233:名無しさん@ピンキー
07/10/12 20:24:19 mVcwDeHa
職人こねーな・・・
絆の続きが(ry

234:名無しさん@ピンキー
07/10/12 21:23:55 N0e/u9aL
待つついでに軽い雑談でもしようか?

235:名無しさん@ピンキー
07/10/13 01:16:49 Oy/ZC192
雑談か……俺はぶっかけ派だな。

236:名無しさん@ピンキー
07/10/13 10:57:57 26oY1wtz
フィクションだからこそ容易にできる中出しが大好きです。
出した後にすぐ抜かず、しばらく繋がったまま余韻に浸るのが好きです。
抜こうとして幼馴染みが名残惜しそうに見つめてくるというシチュが大好きです。


ところで、幼馴染みってどれくらいの付き合いから呼ばれるものなのかな。
幼稚園からの付き合いとか、初めて会ったのは三歳のときとかならわかる。
でも小五のとき初めて会ったとか、微妙な歳ならどうなるの?

237:名無しさん@ピンキー
07/10/13 12:28:01 CHqUbk1L
>>236
始まりの時期もそうだけど、付き合いの長さも関係あるんじゃないかな?
幼稚園で出会って、話の時点で中学生なら幼馴染だけど、小五で出会ってる中学生は違うと思う。
でも小五からの付き合いの大学生とか社会人は十分に幼馴染と感じる。

個人的には、スタートは小六以下、付き合いは最低5年くらいは欲しい。

238:名無しさん@ピンキー
07/10/13 23:07:49 Qm61I+EX
>>236のシチュって結構良いな

239:名無しさん@ピンキー
07/10/14 00:59:09 SZMZRQVh
確かに素晴らしいシチュだ

240:名無しさん@ピンキー
07/10/14 01:53:07 LXPThvIi
>>237
ってことは、小さい頃によく遊んでいたがその後引越しとかで別れ、
数年後に再会ってのは、幼馴染じゃないのか

241:名無しさん@ピンキー
07/10/14 03:10:16 ugya92Wi
>>240
ドラクエ5の主人公とビアンカ思い出した。俺の中ではよい幼馴染みなのだが
時間はあまり関係ないのでは?何をしたかの方が重要だと思う

242:名無しさん@ピンキー
07/10/14 11:23:50 euojuly5
幼馴染みの定義は、
子供の頃をいつ頃からいつ頃までととるか(こちらが幼馴染みと思っていてもあちらが思っていなかった場合はどうするのか)、
どれだけの期間どのくらいの関わりだったのか(親の実家に年に二度帰ったときだけ一緒に遊んでいた子はどうなるのか)、
などと面倒だが、文字通り辞書通りなら「幼いときに馴染んでた人」になるか。
待てよ、相手の年齢はいいのか?

243:名無しさん@ピンキー
07/10/14 15:49:47 LzDihFHW
>>242
あまりにも年の差離れすぎてるんじゃなければ何才でもいい






ただし同い年は至高中の至高

244:名無しさん@ピンキー
07/10/14 18:36:09 MhsNrLg4
生まれたとき病院で隣のベッド、以上はあるまい。

245:名無しさん@ピンキー
07/10/14 21:09:37 N9kYYsN0
それはやりすぎかもねん

246:名無しさん@ピンキー
07/10/15 02:11:37 f1dyqw4Y
どうしてもその設定だとブロリーを思い出してしまう

247:名無しさん@ピンキー
07/10/15 02:50:23 ak3leg9H
>>246
宇宙最強の幼馴染みだなwww

248:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:38:31 YbRk+Slx
>>246
バカヤロウ!w
幼馴染の女の子が「ぬぅあああああああ!!」と気合を込めて、
服が破れながら筋肉が盛り上がってスパーサイヤ人に変身する姿が思い浮かんだじゃねえかww

249:名無しさん@ピンキー
07/10/15 08:42:21 1Uwt9ObK
>>243
ひーこと紗枝は至高ではないと申すか
そこへ居直れ

250:名無しさん@ピンキー
07/10/15 09:04:09 uOUkJOIE
居直ってどーするw

251:名無しさん@ピンキー
07/10/15 09:07:00 1fQpPcni
居直っちゃだめだろw

俺が思うに期間ではなくどれだけ濃く馴染んでいるかが重要なのだよ
ドラクエ5のビアンカは期間は短くても
レヌール城で濃厚な一夜を過ごしているので十分馴染んでいると言える

252:名無しさん@ピンキー
07/10/15 09:41:16 1Uwt9ObK
>>249>>250
介錯してやるから姿勢を正せと言うことよ

再会型の幼なじみかぁ…
幼なじみラノベ作家が書いた空鐘は良かったな

253:名無しさん@ピンキー
07/10/15 10:17:05 y+nMWCIE
とりあえず某スレの如く羨ましければ幼馴染、でいいんじゃないか

254:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:14:06 qImlWGzh
>>249
紗枝はわかるんだけどひーこって誰?
保管庫にありますか?

255:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:34:37 vwuZ1lsE
幼なじみ欲しいなあ
居ないなあ
欲しいなあ
居ないなあ
欲しいなあ
居ないなあ
欲しいなああああああ

256:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:52:20 heBWee9/
こればかりはどんなに望もうとも得られないものだからなぁ

なんで新しい団地で同年代の世帯が多いなんつう好条件の中で育っておきながら、
同じ番地の同級生は野郎ばかりだったんだ…orz

257:名無しさん@ピンキー
07/10/15 17:03:37 vwuZ1lsE
ちくしょう
なぜおやはあのとちでしょうがいをおえようとしなかったのだ
りかいできない
りかいできない
りかいできない
りかいできない
りかいできない

人格形成期に外国行かせるとか言う親は冷静に考え直したほうがいいよ
人生が180度変わるから
異性をどう扱っていいのか分からなくなるから
本当に

258:名無しさん@ピンキー
07/10/15 17:19:07 vwuZ1lsE
暗くなりそう
以下何事も無かったかのように

259:名無しさん@ピンキー
07/10/15 17:53:27 SuBvrZPc
>>257
 酔ってる今だからこそ、マジレス

 異性をどう扱っていいのか分かってるヤツこそ
 それが解ったしまった瞬間、自分を醒めさせるモノは無い

 解らないなりに、不器用な手探りで精一杯狂おしく
 求めて来てくれる貴方相手だからこそ、私は浅ましいほどに濡れる

260:243
07/10/15 22:00:18 HEJUkBu1
>>249
そもそも「幼馴染み」というカテゴリーそのものが至高
その中で敢えて言うならば同い年が一番なんだ


と言ってみる
俺だって「〇〇兄なんて嫌いだ!」って惚気られてみたいさ、できるものならば!!

まあ実際問題、俺が今まで見てきた中で一番遭遇率高かったのが「同い年」だったからなぁ
その分印象というか思い入れが強いのかも試練ね


261:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:14:09 9+OQ1rM3
幼稚園からの同じ年の幼なじみいたけど、そんなことにはならんかったぞ。

ターニングポイントは中学入学だと思う。
そこを幼なじみのままで乗り切れば、もしかしたら良い関係になるかもしれん。

同じ中学に行ってたけど、結局疎遠になったし、名前で呼んでたのも名字で呼ぶようになったし。

幼なじみいたからといって、そうなるとは限らないってこった・・・



今考えると、そこそこかわいかったし、若干惜しかったとも思う (´д`)




262:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:26:27 9gqvZok+
>>254
あるよ。
『辞書』 『Scarlet Stitch』のヒロイン。

263:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:34:36 sUh6A35Z
年に2、3度しか会わないとかででもいいなら双子の同い年の幼なじみいる



こないだ久々に会ったら、昔わかったのにどっちがどっちかわからんくて怒られた

264:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:12:24 2LlJgRD8
何故かこっちが先輩と呼び、向こうがあだ名で呼ぶ間柄になっていた
同じ年度生まれだけど

265:名無しさん@ピンキー
07/10/16 13:10:10 8O7YaXAR
『年上の幼馴染』スキーな自分に、クリティカル・ヒットぉ!

孕ませ/子作り/種付/妊娠/妊婦/出産/HR総合【8】
スレリンク(eroparo板:65番)‐74

266:名無しさん@ピンキー
07/10/16 20:53:51 SlT9PvAr
俺、一歳下にいとこの幼馴染がいるんだけど中二くらいからずっとそいつの事好きになってる。
今俺は大学一年生でかれこれ五年位ずっと片思い。
向こうは遊び仲間くらいにしか思ってないし、遊んでたら楽しいんだけど、正直切ない。

267:名無しさん@ピンキー
07/10/16 21:40:34 4idADwYf
おまえらな。幼馴染がいないやつには血涙モンの話を延々としやがって……
しかし、そういうやつが多いというのは意外だ
てっきり幼馴染がいなかった連中が集まってるもんだとばかり思ってたぞ

268:名無しさん@ピンキー
07/10/16 23:51:45 Q+oo/EzX
>>252
あの幼馴染はよかったな
男幼馴染だと思ってて再会したら実は女でした~!

挿絵も再会するシーンまで一切なかったから、重要人物じゃないと思い込んでたぜ


269:名無しさん@ピンキー
07/10/17 00:49:45 i5d4Wt2t
今日、レジのバイトしてたら小・中で一緒だった女子が客で来て、
「あれ、~ちゃん(俺の名前の略称+ちゃん付け)?」って呼ばれた。
いくらその呼び名が浸透していたとはいえ、この年になってまでちゃん付けで呼ばれる事になるとは思わなかった。
小から中まで完全持ち上がりで計9年一緒だから、学年全部が幼馴染みたいなものだったからだろーか……

270:名無しさん@ピンキー
07/10/17 01:12:39 5lC1lHLf
俺の幼馴染はモニタの中でいつも微笑んでいて気立ての良い子なんだ。
毎朝起こしてくれるし、お弁当だって作ってくれる。

271:名無しさん@ピンキー
07/10/17 16:25:02 3aU7L4n9
最近の幼馴染はすげー名

272:名無しさん@ピンキー
07/10/17 18:58:25 Sz26A2Su
俺の場合は・・・
生まれた病院が同じ(10日違い)
赤ん坊の頃はそいつの家に遊びに行ったこともあるらしいが俺は覚えてない。
小学校を転校したときに、転校先の小学校にそいつがいたよ。
















男だったけど・・・

273:名無しさん@ピンキー
07/10/17 19:45:26 a5n2/aef
もちろん聞いてるおれも全然嬉しくないぞ

>>252,268
ラノベかあ。読みたいなーと思ったことはあるんだけど
巻数がそこそこあると躊躇してしまう

274:名無しさん@ピンキー
07/10/17 21:19:58 Ic9Db/y+
はやくきて、でも読めばいいよ。

275:名無しさん@ピンキー
07/10/17 22:09:55 RDhwxgnR
最近シロクロでこのスレは持ってるな
職人さんお待ちしてまーす

276:名無しさん@ピンキー
07/10/17 22:13:58 mlGVyT58
仕事の相手先に文句つけに行ったら幼馴染が対応役だった。
ひじょ~にやりずらかった。
結局こっちが折れちゃったし

277:名無しさん@ピンキー
07/10/17 22:18:48 VA78zVxS
>>273
空鐘は13冊くらいあるからなぁ
まぁ、気が向いたら読んでくれ

渡瀬草一郎 こいつの本は全作品でヒロインが幼馴染だから覚えておけw

278:名無しさん@ピンキー
07/10/17 22:30:45 a5n2/aef
13冊もあるのか。別に文字読むのがイヤというわけじゃなくて
世界観にどっぷり浸ってしまいそうでさ。ハマるのがこわい

>>274
これか!?
URLリンク(books.yahoo.co.jp)

279:名無しさん@ピンキー
07/10/18 00:04:32 5aYTNZe3
お前らお勧めの幼馴染ENDのアニメや漫画教えてくれ
最近幼馴染が振られることが多くて参るよホント・・・・

280:名無しさん@ピンキー
07/10/18 01:45:41 VWjoSxAo
少女漫画で、過去スレでも既出だがキラメキ銀河商店街。とっても素敵。

281:名無しさん@ピンキー
07/10/18 01:56:11 bL28U9+s
前に同じ話題がのぼった時、テイルズオブエターニアのリッドとファラの評価が高かったな
ゲームだが

282:名無しさん@ピンキー
07/10/18 03:45:04 d3pOlzYo
>>277
渡瀬の文章は読みやすくていいな。俺は好きだ。
でもパラサイトムーンの二巻だけは幼馴染みじゃないぞ。

283:名無しさん@ピンキー
07/10/18 11:28:49 Ch7v7/f9
>>279
アニメ版Canvas2   …最終話直前までは

284:名無しさん@ピンキー
07/10/18 21:04:40 303ZoIs5
canvas2は漫画版が神だからなあ。
まあ、一応エリスの方も幼馴染に……入るのかな? 年齢差はあれど、付き合いだけ見るなら長いし。

285:名無しさん@ピンキー
07/10/19 01:28:18 z0UuQq/Q
ゲームだが、青空の見える丘とリアリアはメインヒロインの二人が幼馴染み 

286:名無しさん@ピンキー
07/10/19 13:50:44 PEoapXGb
エロ漫画なら良いの知ってるけど短すぎか

287:名無しさん@ピンキー
07/10/19 16:39:02 eVvvsxG0
くどうひさしの幼なじみはうめぇな

288:名無しさん@ピンキー
07/10/19 21:00:52 njdNvQ87
>>287
くどうひさしは妹もしくは姉だろ。
男が遊んでいるゲームはなんでいつもファミコンなんだろうな。

289:名無しさん@ピンキー
07/10/19 21:23:24 TShupeHr
>>286
kwsk

290:名無しさん@ピンキー
07/10/19 21:40:03 Z2Ij9KvR
ギャルゲやエロゲはルート別に分かれるから幼馴染みキャラ多いな。
というわけで名雪を推薦しておきますね。あ、ぶらばん!の妙も。

ラノベなら「アリソン」

291:名無しさん@ピンキー
07/10/19 22:44:14 7FXk30sC
>>289
EDの作品は結構幼馴染みの話が多い。といっても単行本化されてない作品も多いけど。
作者名だと検索しづらかったのでレビューサイト載せとく
URLリンク(huriru.blog63.fc2.com)
単行本化された作品の中では「幼なじみの長い一日」の破壊力が高い

もう1冊単行本がでたら更に良幼馴染の話が多く載ってる本になる筈だ

292:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:30:06 7GNFlKCY

 ズルズルズルッ

 おおお…旨い。やはりカップヌードルはチリトマト味に限る。邪道といわれようが知った
こっちゃない。俺の味覚を満足させるのに、他人の意見は必要ない。
 学校から帰ってこうしてカップヌードル啜ってるのが、俺にとっちゃたまらなく幸せな
時間だ。流石に、毎日食うのは身体にも財布にも悪いから一週間に一度に留めちゃいるが、
この時間だけは誰にも邪魔されたくない。どれ、今度はスープを…

ドンドンドンッ

「兼久ー、開けてくれー」
 
 ……今言ったばかりだと思うが、この時間は、誰にも、邪魔されたくない。

「おーい、開けろよー!」
「……」
 だったらせめて玄関から入って来いと。確かに数メートルの距離に窓が向かい合ってて
屋根伝いになってるが、毎度毎度こうして来るのはどうなんだまったく。
「かねひさー!」
「……」
 開けるしかないか。また近所のおばちゃん連中に変な噂でも立てられたら困る。

がらがらっ

「邪魔するよ」
「……またか」
「しょーがないだろ? 兄キが彼女連れ込んでうるせぇんだ」
「だったら弟の部屋にでも逃げ込めばいいだろ、わざわざこっち来んな」
 またこれだ。人がおやつ代わりのカップラーメンを啜ってると、こいつは決まって窓から
進入してきやがる。理由は毎回違うけどな。
「あいつ部屋に入ると怒るんだよ、女みたいな奴だよほんと」
「で、本当に女なはずのお前はそんな格好なわけだな」
 胸元がびろんびろんに伸びてしまっているタンクトップは、あまり服としての役割を
果たしているようには見えない。もちろん下着なんてつけてるわけもないから見えそうで困る。
下は一応ジーパンを履いてファスナーは締めてるが、ホックを留めてないからちょっと動いた
だけでもずり落ち下着が見えそうになる。それをポケットに手を突っ込むことで抑えてる
みたいだが、だったら留めろと、ベルトしろと。
「ンだよ、じろじろ見んな」
 そのくせ、見たら怒る。口尖らせる。ただでさえつり目な目を更につらせて睨んでくる。
そっちがいきなり来たのに、本当に一体どうしろと。

「柚稀」

「んー?」
「お前は逆に、もっと女の子らしく姿格好に気を遣え」
「めんどい」
「だったら改善するよう努力しろ」
「だるい」
 なんつーふてぶてしい態度だ、こんなのと幼なじみだなんて泣けてくる。うわ、人前で
脇ぼりぼりと掻いてるよ。よく見たら寝癖直ってねーし。つかまた裸足かよ、またカーペット
汚す気かよ。人の目気にしなると人間終わりだな。
「ふぁー……」
こっち向いてでかいあくびすんなあくび。喉チンコ見えてんぞ。

293:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:31:09 7GNFlKCY

 男口調で男みたいな仕草で、女らしいといったらそこそこでかい胸ぐらいで。いっつも
こうして注意促してるが、聞いてくれた試しがない。
『だってウチ男一家だし』
 そんでもって、大抵の場合の言い訳がこれだ。まあ確かにおじさんは今時珍しい古き良き
日本の頑固親父だし、兄貴と弟っつー男兄弟に囲まれてるから環境的には仕方ないんだろうけどさ。
お前、おばさんが影で泣いてんの知らないだろ。
 というかその理論だと、俺は少女趣味のオネエ言葉な男になってないといけないわけで。
何故ならこっちの家は、カカア天下で兄弟は姉と妹という家族構成なわけだ。まあ、俺は
こうしてすくすくと男らしく育ってるけどな。要はこいつの意思が弱いだけの話だと思うんだ。

 そんな奴だから、前述の通り外見にはほとんど無頓着に近い。髪の長さなんて俺とほとんど
変わらないくらいのショートカットだから、スカートが本当に似合わない。学校の廊下で
見知らぬ奴がこいつの制服姿を見たら、決まって眉を潜めたりヒソヒソ話を始めたりする。
やっぱあれって性別疑われてんだろうなぁ。本人は特に反応を示さないが、慣れてるだけ
なのかもしれない。

「お、旨そうなもん食ってんじゃん。ちょっとくれ」
「嫌じゃ」
「なんでだよ、客に何か礼儀尽くしたっていいだろ」
「ふざっけんな、だったら玄関から入って来い。屋根伝いに素足で来られると床汚れんだよ」
「掃除お疲れ!」
「   だ   ま   れ   」

 まったく、カップヌードルチリトマト味は最高に旨くて困る。それを食べる幸せな時間を
ぶち壊した上、あまつさえそれを貰おうとするこいつの態度にはもっと困る。とか何とか
愚痴ってたらもう全部食っちまった。こいつのせいで後半半分の味の記憶がないぞ。
「兼久ー」
「ん?」
「暇ー」
「そこの本棚にある本でも読んでろ」
「全部読んだから飽きた」
「活字本は?」
「読むわけねぇ」
 くっくと笑いを噛み殺しながらごろんと大の字に転がる。終わってる、こいつほんとに
終わってる。
「お前もそれ食い終わったんだろ? あたしに付き合えよ」
「何して」
「色々」
「具体的には」
「何とか」
「それは具体的にとは言わん」
「お前も考えろよぉ」
「付き合うって言った覚えはないぞ」
「そーか?」
「そーだよ」
 この中途半端にユルくて、無駄に殺伐とした会話がいつもの調子なんだから、俺もちょっとは
おかしいってことなんだろうな。ああ…こんなのと同じ穴のムジナなんてやだやだ。


294:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:32:34 7GNFlKCY

「そもそもお前机にしがみついて何したいんだよ」
「勉強だ勉強。学生の本分は勉学に勤しむことだぞ」
「はー? 何言ってんだ兼久、頭打ったか?」
「お前こそ忘れてないか、明日数学の小テストだぞ」
「え゛」
「一昨日の数学の授業の途中で、先生が言ってたろ」
「…マジ? 新田の奴何考えてんだよ」
「そういうわけだ、お前も家帰って頑張れ」
「本当は、お前なりの、その、冗談とかじゃないのか?」
「……」
「ど、どうなんだよ」
「俺が冗談で勉強すると思うか」
「……」
「すると思うか」
「しねーな…」
 それまで横柄な態度だったのが、急に顔が青ざめ意気消沈していく。新田っていうのは
その数学の授業の先生であったり俺達の担任であったりする。自分の受け持つクラスには
厳しくするのがいつものことで、たまに行う小テストで一定の点数取らないと補修として
プリント10枚分くらいの問題を解かされる羽目になる。ちなみに、柚稀はその補修を受ける
常習犯だったりする。現国や英語はそこそこ解けるのに、数学だけは本当に苦手らしい。
苦手だからって、勉強したがらないから余計に泥沼になってんだけどな。少しくらい克服
しろと言いたい。

 そのまま放っておいて、テスト範囲の問題を解くためにカリカリとシャーペンを動かしていく。
俺は逆に英語が苦手だが数学や科学は結構得意だ。そんなわけで明日のテストもそんなに
苦にしてない。
 と、寝たままの体勢で柚稀が背中をずりずりと擦らせながらにじり寄ってくる。なんか
なめくじみたいだ。
「かねひさー、たのむ…」
 瞳を潤ませて、手を伸ばして服の裾をぎゅっと掴んで懇願してくる、寝たままだけど。
こいつもちょっとくらいは、女の色気を使うことが出来るらしい、寝たままだけど。

「範囲と一般的な問題の解答方法のノート見せてやるから。服伸びるから離せ」
「OKありがと! いやぁ、持つべきもんは幼なじみだよな!」
 ってオイ、そう言いながら今度は何ベッドの上に寝転がってんだ。布団の中に入ってくなよ
お前完全に寝る気じゃねーか。

「……何やってんのお前?」
「いやさー、兼久が問題解いてくれるみたいだからもういいかなって」
 馬鹿だ、馬鹿がここにいる。いるよなこういう準備を終えただけで満足して肝心なこと
しない奴。

295:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:33:16 7GNFlKCY

「解き方覚えないと意味無いんじゃないのか」
「そうは言ってもさー…あたし最近寝不足でさー……」
 げ、声がもう虚ろになってきてやがる。寝付くのが早すぎだろ。
「なんで寝ないんだよ」
「知らないよ、身体の方に聞いてよ…」
「じゃあ何で寝そうなんだよ」
「さぁー……兼久の匂いがするからかな」

 ……

 な、急に何言ってんだこいつ。いきなり変なこと言いやがって。
「臭いから気を失いそうでさぁ…」


「    帰    れ    」


「ちっ…心の狭い男は甲斐性ねえぞ」
 そう言うと、早速しょぼつきだしてた目を擦って、もたもたと布団から出てくる。そのまま
ノートを渡すと、無言のまま口を尖らせ視線はこっちに向けたままやっぱり窓からこの場を
後にする。
 ったく、俺相手だと好き放題言ってくるから困ったもんだ。後でおじさんに連絡しとこう。
おじさんこういうことに厳しいからな、帰ったら拳骨の一発でも食らっとけ。
「お前それ汚すなよー」
「うっさいなぁ、分かってるよ」
 あんな調子で帰ったとしても、どうせすぐ寝るんだろうな。勉強もなんだかんだで
やらないだろうな。というか嫌なことはやらないから柚稀は柚稀なんだよ、間違いないな。



 ちなみに翌日、あいつは放課後涙目になりながら大量の数学の問題を解かされる羽目になる。
答案が返ってきた時何故か睨まれたが逆恨み以外の何物でもない。「お勤めご苦労さんです」と
貸したノートを掠め取りながら、満面の笑顔で励ましさっさと俺は帰宅したのだった。
そしてその日、柚稀の部屋の電気が点いたのは八時を過ぎてからだった。くくくざまあみろ。


296:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:34:53 7GNFlKCY
保守ついでに短編投下してみたり
どこが幼なじみなんだっていう出来ですが(´・ω・`)

297:名無しさん@ピンキー
07/10/20 01:37:00 yo7yz477
保守なんかい。てっきり連載するのかと
それはともかくとして>>296 GJ!

298:名無しさん@ピンキー
07/10/20 04:45:02 MeqYs2a1
名前が…
字が違うけどさ

299:名無しさん@ピンキー
07/10/20 05:24:12 T+O+PvF6
連載しないと許さんぞ
…いえしてください、お願いします

300:名無しさん@ピンキー
07/10/21 19:10:52 WBV+MeRL
いやいやこういうのんべんだらりとした気の置けない関係もいいものさ
恋愛には発展しそうにないがこういう異性の友人欲しいねぇ

301:名無しさん@ピンキー
07/10/21 22:12:05 cVp/Wij9
しそうにないところから発展するのがイインダヨ

302:名無しさん@ピンキー
07/10/22 02:35:21 x+plJEk5
…なあ、スレタイ右の方の不等号逆じゃね?

303:名無しさん@ピンキー
07/10/22 08:27:10 NlGii9a1
友達以上恋人未満な

304:名無しさん@ピンキー
07/10/22 08:55:32 v8HqDQNj
幼馴染という存在は、俺にとって友達以上だし恋人以上だよ
>>302は言いたいんじゃないかと

305:名無しさん@ピンキー
07/10/23 12:32:57 HfMbXahS
その発想はなかった

306:名無しさん@ピンキー
07/10/23 19:01:31 0KbwpKN9
投下町
流るる川も
岩清水

307:名無しさん@ピンキー
07/10/23 19:58:31 +fZB+ga7
清水

308:名無しさん@ピンキー
07/10/23 23:30:15 Lpid144k
清水と流川で幼馴染話を書くと申されたか

309:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:11:24 SLM5hjdE
設定だけ考えたけど、腕的に無理っぽくて諦めた俺チキン

310:幼乳
07/10/25 03:05:57 +M+9CXlK
私はオッパイが嫌いではない
いや、健全なる青少年として、当然の興味と関心も持ち合わせている
しかし、この状態は我慢ならない
「晶!
いつもいつも乗せるなといってるだろうが
慮外者め!」
このアホたれは、学問に勤しむ私の神聖なる頭部を、あろうことか乳置きに使用してやがる
「いいじゃんか
彦の頭、ちょうどいい位置にあって楽なんだよ」
全く悪びれず、後ろからしがみついたまま、私を離そうとしない
すくすくと身体ばっかり無駄に育ちやがった奴は、ガキの思考のまま行動しくさる
「重いし、揺れるし、邪魔なんだよね~、コレ」

311:幼乳
07/10/25 03:07:45 +M+9CXlK
「ブラジャーを着けろ
横着者」
男子たる我が身には、全く共感出来ようはずもない感想を、無視して冷たく突き放す
ブルンッ
「アンッ」
まるで水枕のような、重く柔らかい感触
一年前はほぼ平地だったはずが、あっという間に隆起したパーツ
その異常な物体が、反作用で信じがたい揺れかたをした
「イタイよ~」
涙目でうずくまる
胸を押さえているだけだが、抱え込んでいるという表現が、妥当に思える質量
引き付けられる視線を、無理矢理引きはがし、勉学に没と…
「何をしている!!」
何故ゆえに、服をたくしあげておるのだ

312:幼乳
07/10/25 03:09:59 +M+9CXlK
注意深く視線を反らし、信じがたい行動をとる晶を、心中でキツク戒める
バカめ
バカめ
バカめ…
ここは男性の個室だぞ
何をほうり出して……
「ホラ!!
擦れて、朱くなっちゃったじゃないかぁ~」
ウ~~~~!
威嚇しているつもりであろう唸り声をあげながら、上目使いで睨んでいる、恐らくは……
視界に入れる訳にはいかずとも、長い付き合い
奴の表情など、容易に頭に浮かぶ
……余計な物まで
「ちゃんと見ろよ
ほらっ!!」
「見れる訳ないだろう!
さっさとしまえ、バカタレが!!」
極力、穏便かつ穏健な表現で優しく戒める私

313:幼乳
07/10/25 03:11:51 +M+9CXlK
一切疚しいところは無い
断固として無い
無いのだが…
「おばちゃんに言い付けてやる」
等と、ほざきながら部屋を出ようとされた以上、止めざるをえなかった
そりゃあ、いくら幼なじみとはいえ、息子の部屋から余所の娘さんが乳ほうり出して出て来たら、
ましてや、無愛想な息子より、愛嬌たっぷりの隣家の女の子を溺愛している愚母である
とりあえず、無条件で倅をぶん殴るだろう
ある意味正しい行為ではあるが、身に覚えのない体罰を行使されるのは、極力避けたい
頭一つ大きい晶の体を、視界から外しながらも、必死で取り押さえる

314:幼乳
07/10/25 03:17:32 +M+9CXlK
「お前は一体、何がしたいのだ
このバカタレが!!」
「離せ~
バカってゆ~ほ~がバカだもん!!」
ジタバタ暴れる晶
ガキのように憤り、もはやわけが分からなくなっているようだ
ドタバタと非常に馬鹿馬鹿しい攻防は、やがて終焉を迎えた
「ウワッ!」
「キャッ!」
ドスン
バランスを崩し、のしかかるように押し倒してしまった
「わ、悪い」
あまり悪くは無い筈だが、この状態で開き直れる程、太い神経を持ち合わせていない
慌てて奴の上からおり、様子を伺う
「晶?」
晶は床に打った胸を押さえたまま、じっとうずくまっていた

315:幼乳
07/10/25 03:19:34 +M+9CXlK
「アキラッ!
大丈夫か!しっかりしろ!!」
「……イタイ、イタイヨウ」
微かな声で応えるが、痛みに呼吸もままならない様子だ
「大丈夫か?
なんなら、病院行くか?」
尋常でない様子に、うろたえ醜態を晒す私
「……ヤダ」
痛みに顔をしかめながらも、晶は断固として拒否した
「しかしだな……」
「彦がみて」
……をい
「晶、オマエなぁ」
「ひーちゃんがみてくれなきゃヤダ」
常日頃、ひーちゃんと呼ぶなと言うておろうが
しかし、そんな主張をしてる場合ではない
嫁入り前の娘の胸に、傷でも残してしまったとしたら、一大事である

316:幼乳
07/10/25 03:22:25 +M+9CXlK
大体、数年前迄は一緒に風呂に入っていたのだ
多少、形態の変化があったところで、うろたえることは無い
我ながら、詭弁をろうしてると思うが、そうでもしないと、割り切れるものではない
「わかった、診せてみろ」
極力、冷静に告げる
「えっ」
聞き返すな、バカタレ
「診てやるから、胸を出せと言っている」
「う、うん」
ペタンと床に尻を付けた、女の子座りで体をこちらに向ける
意外そうにポカンと見つめる顔
口を閉じんか
全く、何も考えていない、警戒心のかけらも見えない表情
見慣れた筈の顔を、正視出来ないのは何故だろう

317:幼乳
07/10/25 03:24:24 +M+9CXlK
他の部分に、目が釘付けになってるからである
真っ黒に日焼けした愛らしい顔でも、意外に細い首や肩でもない
引き締まった腰や、薄く浮き出た肋骨でもない
全体的に成長しきっていない、薄めの肉付きの身体のなかで唯一、たっぷりと膨らむ部分
夏の日差しにしっかり染め上げられ、真っ黒に焼けた顔や手と対称的に、新雪のような白さを保つ胸
その雪山の頂点に咲く、淡い桜のごとき乳首が、最高のアクセントとなる
突如顕れた、完璧な造形美に、私は完全に魂を抜きとられた
「ひーちゃん?」
凍りついた私に、不思議そうに話し掛ける晶

318:幼乳
07/10/25 03:27:34 +M+9CXlK
「晶の胸、おかしいのかな?」
不安げに問う晶の声で、私はようやく、正気を取り戻した
「そっ、そんな事はないぞ
立派な胸だ」
……取り戻してないかもしれん
イラン事まで口走ってしまったが、晶は気にしてないようだ
「……でっ、痛いのはどこなのだ」
アホな発言をごまかす為に、問診を開始する
あくまでも「診る」のが目的あって、「見る」ではないのだ
「うん、あのね
こことここ……」
晶は、ボリュームたっぷりの乳房を持ち上げるようにして、下乳の辺りを指し示す
目視してみるが、外見上特に変化はない
「異常はないようだが」

319:幼乳
07/10/25 03:31:39 +M+9CXlK
「そんなことないよ
ホラッ」
グイッ
晶によって誘導された、私の双方の掌は、左掌右掌が左乳房右乳房を、おのおの保持するにいたった
掌に伝わる重量は、おそらくキロの単位に達しているだろう
触感は、きめ細かさを感じさせながらも、しっとり掌に馴染む
触感は、軟式のテニスボールが近いだろうか
……フニフニ
いや、弾力の戻りに違和感が……
……フユフユ
寧ろ、水風船
いやいや、表面の柔らかさが似つかわしくない
……ポヨポヨ
スポンジでもないし、ゴムでもない
……クニクニ
高分子ウレタンの枕も違うし……
……タユタユ

320:幼乳
07/10/25 03:34:26 +M+9CXlK
「あの、ひーちゃん」
「何だね」
……コネコネ
「チョット、くすぐったいな」
「何が」
……プルプル
「その、オッパイが」
「胸がどうかしたか」
……モミモミ
「ひ、ひーちゃんってば~」
「だから何だね
質問は明確にしろ」
……プニプニ
「ひーちゃぁん、オッパイ壊れちゃうよお」
ギュウッ!
全力で診断していた私の視界が、突如暗闇に包まれた何事だ!!
一瞬慌てたが、直ぐに事態を悟った
私の頭部は何か柔らかい物に挟まれ、押さえ込まれていた
ぎゅうぎゅうと、後頭部から圧力がかかる
頬に伝わる柔らかな感触が堪らない

321:名無しさん@ピンキー
07/10/25 03:51:45 uQH8ZGCp
支援

322:幼乳
07/10/25 03:54:19 +M+9CXlK
良い香りがする
甘く痺れるような芳香
身近な、それでいてどこか懐かしい
もっと香を確かめたかった
しかし、顔面に密着する圧力に邪魔される
そもそも呼吸にすら、差し支えがあるのだが、私の不満は嗅覚に対してのみであった
精神が、いくらのぼせ上がり気付かなくなっていても、肉体は当然、科学的に悲鳴を上げる
酸欠とそれ以上の理由により、私の意識は呆気なく、現実から逃亡を果たした
両手とも未練がましく、柔らかい物を放してはいなかったが……


続く

323:名無しさん@ピンキー
07/10/25 20:13:02 t/21PlYR
いいぞ!

324:名無しさん@ピンキー
07/10/26 17:37:32 xkAx/1Z9
YES!
YES!!
YYYYYYYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEEEESSSSSSSSSSSSSSSS

325:名無しさん@ピンキー
07/10/28 14:10:16 WHfbu7jx
ちんこにがい

326:名無しさん@ピンキー
07/10/28 18:44:36 X3jQ6cWy
ぐへえ

327:名無しさん@ピンキー
07/10/30 02:00:30 crgbX/hq
保守でもしようか



「おかえり。」

スーパーのレジでビールを買ったらおつりと一緒にそんな声がした。
よく見ると地元では近所だったマユミが青いエプロンでこちらを見ていた。
小さく感じたのは俺の背が伸びたせいなのだろう。
「ん」
閉店間際とはいえ、この辺りに一軒だけの大型スーパーだというので
見切り品を狙う層がレジにまだまだ並んでいる。
おつりを握りこんで先に進み、眩しいライトから涼しい夜に踏み出した。
ガラス張りの店の奥で、マユミは淡々とレジ打ちに勤しんでいた。

月がキレイだ。
人もいない国道から、自宅へ向かう畦道に折れる。
ぷし、といい音がしてタブが沈み泡がほんの少しアルミ缶にあふれそうになる。
それを口先で啜りながら山の陰を眺め意識的に遅く歩いた。
喧騒もない、ネオンもない、虫の声と黒い山陰だけが風に吹かれて此処にある。

久々の故郷だった。

国道の方角だけが今も明るい。
大型ショッピングセンターが北地区に出来たせいかこちらはますます寂れていくようだ。
年老いた親父が細々とやっていた文具店も、お袋が亡くなったのをきっかけに閉めることになった。
その親父ももう入院だとかそういう話だ。
冷たい苦味が喉を心地よく滑っていく。
親が両方ともいなくなるのは、正直、まだ先の話だと思っていた。
近所にずっとそういう例があったのに俺が鈍感だったということなのだろう。

328:名無しさん@ピンキー
07/10/30 02:05:08 crgbX/hq

「りぃ。」
呼びかけと一緒に自転車のベルが背から響く。
振り返るまもなく脇から自転車がゆっくり追い越して行き、しばらく先でブレーキの乾いた音がした。
「まだ帰ってなかったんだ。ゆっくり歩いてるね」
月明かりの下で相変わらず何の変哲もない幼馴染が自転車を降りる。
化粧気はなかったが口元は笑っていた。
「あれ。もう仕事終わったん?」
「今日は上がりが早いの。折角だから送ってよ」
マユミは肩をすくめた。
俺に乗れというように自転車のハンドルを揺らす。
俺は。
何やら酒が回って適当な気分になっていた。
「マユミちゃんいけないんだ。飲酒運転は違法なんですよー」
言いつつも軽い身体を荷台に押しやりサドルをまたぎ、空のアルミ缶を前かごに突っ込む。
肩くらいの髪を後ろでひとつに結んだ幼馴染は、慣れた仕草で後ろに腰掛けてこちらの肩を掴んだ。

「いいでしょ。誰もいないんだから」

漕ぎ出すと向かい風がゆるゆると頬に当たった。
アルミ缶がハンドバッグのない隙間をころころと転がる。

―中学高校の頃は何度か一緒に帰ったことも会ったような気がするのだが。
ふと斜め下に目をやって、やわらかなロングスカートをはいているのに妙に感心したりした。

「相変わらず、働いてんのか」
「うん」
「チビたちも大きくなっただろうに」
「でも、おばあちゃんが亡くなったから。それにね、昔からだったけれど、末の拓也が頭いいの。
 多分進学したいんだと思うのよ」

虫の声と遠い車の排気音が、ススキの間に消えていく。
畦道を抜け、二人乗りの自転車はやや広い県道の端をくだっていく。

「りぃは今回もただの帰省、…じゃないね。おじさんのお見舞いか」
「んー」

詳しいことは話す必要もないと思った。田舎だから知れ渡っている。
今でも保育園時代の呼び名が生きている地方なのだから。

「りぃ。桐里。」
「んー」
「結婚した?」
「してね」
「売れ残りかぁ」

からかうでもなく、探るのでもなく、
ただふうん。と頷くだけの声音が、酒の回った頭に染みこんだ。
肩にかかる手は、相変わらず家の水仕事をしている荒れた指先だった。

思い出した。

そういえば髪を切って学ランを着たばかりの頃、
結婚したらこいつを楽にできるんだろうかと、隣で考えてみたこともあったっけ―

329:名無しさん@ピンキー
07/10/30 02:05:41 crgbX/hq
保守以上 ねる

330:名無しさん@ピンキー
07/10/30 18:16:28 lP/QW3GC
このまま書きこまなかったら続きが読めるのだろうか。
クオリティ高い保守を見るたびそう思う。

331:名無しさん@ピンキー
07/10/30 19:36:58 62JlRDjE
いや。GJと言われなきゃ、書く気なんて普通起きないもんだと思うけど

それにしても>>328は良い保守ネタ。主人公の故郷の様子が色々と想像しやすくて面白いね

332:名無しさん@ピンキー
07/10/31 20:40:03 TqpoYyNc
ところで以前も指摘があったが投下後のGJ!が少な目な気がする
好きでもない作品にウソついてまで賞賛するよりかはマシだろうけど…

333:名無しさん@ピンキー
07/10/31 21:53:42 haMIYAAB
>>332
住人が減ったのかもしれんな…

334:名無しさん@ピンキー
07/10/31 23:27:55 SlHCEK5K
八月下旬みたいに連続で投下が来たらまた盛り上がると思うよ
供給少なすぎ

335:名無しさん@ピンキー
07/11/01 06:25:15 OEH9uJwZ
去年の八月っつーとピンクちゃんねる閉鎖騒動が巻き起こって
その前に何とか投下完了させようと「今宵の~」の人が頑張ってた時期か
一定のスパンで投下するのも大事みたいね

336:名無しさん@ピンキー
07/11/01 06:48:31 OEH9uJwZ
ああ、去年じゃなかったかw

337:名無しさん@ピンキー
07/11/01 19:03:45 h5TqKRa0
去年の八月は突然猛烈な腹痛と下痢に襲われて二ヶ月入院するはめになったぜ

338:Dion
07/11/01 21:14:54 rFuJIJAI
アクセス規制されてて書きたくてもできねーんだよ

339:名無しさん@ピンキー
07/11/02 22:10:44 nfRpi9GY
なるほどDion軍は大変なんだな。>>337も身体は大切にな

ところでエロパロのスレとしては人が多く集まる方が良いと思うけど
属性としては、少数ながらもそこそこに和気藹々というのが理想的だと思う
いや本当に。最近。マジで

340:名無しさん@ピンキー
07/11/03 20:37:17 8PSn7+WJ
多くなりすぎると気に入らない作品に文句をつけるのが出てくるからなー
まあそれでも職人さんが多いことは良いことだよ

341:名無しさん@ピンキー
07/11/04 00:19:52 ngkG89PW
>>332
GJだけとか、GJ以外の意見が封殺される風潮で、読む方の住人が減ってるだろうしな。

342:名無しさん@ピンキー
07/11/04 01:10:20 kGH77kCo
書いてる立場からすれば、GJの一言だけでも感想いただけりゃ嬉しいもんですよ
個人的意見になるけどね

343:名無しさん@ピンキー
07/11/04 11:42:03 +lJAsLfE
GJだけでも嬉しいけど、作品内容に言及してくれるとしっかり読んでくれているって分かっていっそう嬉しくなるんですよねえ。
少なくとも自分は、ですが。

344:名無しさん@ピンキー
07/11/07 19:12:54 A8oAfvD1
ちょっとだけ書いた事があるが、既に時代遅れなタイプの幼馴染かなあと思ってたら
ウケがそこそこ良くて、やっぱわかってくれる奴がいるのは良いなあと思った
この属性にはちょっとしたこだわりがあるんだけど、そーゆうのをわかる人が現存してると嬉しい

てか、この前の>>235-以降の雑談で幼馴染欲しいって感じの意見多かったけど
おれは幼馴染萌え語りできる友人が欲しかったぜ




そんな私が孫にあげるのはもちろんヴェ○ター○オリ○○ル
なぜなら彼も友人がいないからです

345:名無しさん@ピンキー
07/11/08 00:39:18 la+WQ2fI
レンタルマギカという作品があるが、あれの幼馴染もとっても健気な感じで素敵だ。関西弁だし。

346:名無しさん@ピンキー
07/11/08 22:35:39 XbNYc5A4
全然知らなかった。調べて単行本いっぱいあるなーと思ったらアニメ化もされてんのか
そんでもって主人公が昔のことを覚えてない、と。
記憶喪失主人公の側には良幼馴染がいることがしばしばあるから今度立ち読みしてみるかな

347:名無しさん@ピンキー
07/11/09 01:54:48 1cwEA6Tr
  ピョン
    , - 、
──┐ ! ヒュー
□□□│ ・
□□□│ |\
□□□│i´   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
□□□│|    ∧_∧     |
□□□│|  ◯( ´∀` )◯   |┌──────
□□□│|   \    /   < 僕は、アディリシア派!
□□□│|   / __ \   |└──────
□□□│| (_/   \_)  |
□□□│!、_______,ノ
 ._.  │
 | | |  │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

348:名無しさん@ピンキー
07/11/09 02:28:16 Tm+OnEAB
確かにアディリシアはとっても良いキャラだと思うが、このスレでわざわざ言うかwwwwwここで言うなら穂波だろwwwwwww

349:名無しさん@ピンキー
07/11/09 19:30:29 dFQPNmLP
アニメしか知らんがケルト魔術の人は年上に見えてしまう

350:名無しさん@ピンキー
07/11/09 20:26:07 Y0DJuskX
なるほど。つまりアレだな。この流れは眼鏡イラネだな?

351:名無しさん@ピンキー
07/11/09 21:50:31 e6/uch6Z
というか属性多すぎなんだよな

352:名無しさん@ピンキー
07/11/09 23:06:41 h3Ksuzd5
幼馴染み魔女っ娘メガネ関西弁女子高生か
どれか幽霊の子の分けてやれよ


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