【涼宮ハルヒ】谷川流 the 51章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 51章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:17:01 KPkIllBW
Q批評とか感想とか書きたいんだけど?
A自由に書いてもらってもかまわんが、叩きは幼馴染が照れ隠しで怒るように頼む。

Q煽られたりしたんだけど…
Aそこは閉鎖空間です。 普通の人ならまず気にしません。 あなたも干渉はしないで下さい。

Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A無ければ自分で作ればいいのよ!

Q俺、文才無いんだけど…
A文才なんて関係ない。 必要なのは妄想の力だけ… あなたの思うままに書いて…

Q読んでたら苦手なジャンルだったんだけど…
Aふみぃ… 読み飛ばしてくださぁーい。 作者さんも怪しいジャンルの場合は前もって宣言お願いしまぁす。

Q保管庫のどれがオススメ?
Aそれは自分できめるっさ! 良いも悪いも読まないと分からないにょろ。

Q~ていうシチュ、自分で作れないから手っ取り早く書いてくれ。
Aうん、それ無理。 だっていきなり言われていいのができると思う?

Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A拒否しない場合は基本的に収納されるのね。  嫌なときは言って欲しいのね。

Q次スレのタイミングは?
A460KBを越えたあたりで一度聞いてくれ。 それは僕にとっても規定事項だ。

Q新刊ネタはいつから書いていい?
A最低でも…………一般の――発売日の…………24時まで――待つ。
A一般の発売日の24時まで待ってもらえますか? 先輩、ゴメンナサイです。

Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A容量は4096Bytes・一行字数は全角で最大120字くらい・最大60行です。
Aんふっ。書き手の好みで改行をするのも揃えるもバッチリOKです。

3:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:31:08 O7fPZZcP
  原 作 者 の 新 作 読 む と や っ ぱ 圧 倒 的 な 力 の 差 を 感 じ て し ま う 。


  こ れ は も う 如 何 と も し が た い ね ……

4:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:31:29 bqlSz2oB



  原 作 者 の 新 作 読 む と や っ ぱ 圧 倒 的 な 力 の 差 を 感 じ て し ま う 。


  こ れ は も う 如 何 と も し が た い ね ……

5:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:36:25 ibi5V2Yx
2回言うな

6:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:42:10 1jtrnpVA
>>1のスレ立て見るとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…

7:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:52:18 SxZCQM2k
>>3-4
原作者の新作はどうやったら読めますか?
どうやったら読めるのかと訊いている!

>>1

8:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:53:12 JXN5++IS
>>6>>1乙見るとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…

9:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:55:49 3kaHi9go
>>1
原作者の新刊読めた人を見ると圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…

10:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:57:57 5oW10sA6 BE:527412454-2BP(0)
>>1
乙!!

11:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:21:22 rJI3ZMCN
みくるのおっぱいを見ると圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…

12:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:22:49 tluf/HF6
>>1
新作を出す作家見るとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…


13:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:46:50 2JI70tVt
>>1
お前らの連帯感を感じるとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…


14:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:59:17 Hv3Vw7nc
>>1
>>13の感感俺俺を見るとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…

15:名無しさん@ピンキー
07/08/10 01:31:42 TNh59X5i
>>1
>>14の誰彼百円を見るとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね…


16:名無しさん@ピンキー
07/08/10 01:46:09 MM5ADaov
>>1
おまいらいい加減にしろ

17:名無しさん@ピンキー
07/08/10 02:43:16 IA4YLoDL
>15
URLリンク(up.spawn.jp)

18:名無しさん@ピンキー
07/08/10 04:49:56 TOL+HZbJ
>>16
流れだのいい加減にしろだのと言っているが、主語の無い乙を書いておいて後は相手に丸投げってのは良くないと思うがね。
発言者の正確な意図を汲み取ろうとするなら圧倒的な力の差は絶対に必要だろ。

19:名無しさん@ピンキー
07/08/10 05:07:38 HZvmIu1F
>>1

おまえらwwww
テンプレ付近で腹痛くなったのはこれが初めてだぞww

20:名無しさん@ピンキー
07/08/10 09:13:52 t9TuVe7+
>>14-15、>>17
超先生……

21:名無しさん@ピンキー
07/08/10 20:46:22 m8XUjolg
如何ともしがたいというけれど、やっぱり如何ともしがたいので、如何ともしがたい。

22:名無しさん@ピンキー
07/08/10 21:31:53 P1+ua/i5
>>21
なんというトートロジー……

23:名無しさん@ピンキー
07/08/10 21:47:23 2JI70tVt
>>21のレスを見ただけで如何ともしがたくなってしまった
朝比奈みくるは間違いなく俺の嫁
   / ̄\
  | ^o^ |
   \_/


24:名無しさん@ピンキー
07/08/10 22:00:51 hNo6AB7F
残念、おいらが頂くw

25:名無しさん@ピンキー
07/08/10 23:19:32 24faaDbe
       ____
    /      \
   /  \    /\      
 /    (●) (●) \   
 |       (__人__)    |    
 \     ` ⌒´   /     
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.    みくるは俺の嫁だって言ってンだよ!
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

26:名無しさん@ピンキー
07/08/10 23:31:43 YrGBQyTP
とか何とか言いながらみくるをお持ち帰りするキョンであった。

27:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:10:00 GyRk+pIE
じゃあ俺はその隙に九曜をもって帰る

28:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:16:44 QZdPxYhu
>>27
それ珪素構造生命体共生型情報生命素子の擬態

29:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:47:24 WpplhGlr
>>27
まてまて、九曜はおれも欲しい

30:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:51:00 2AmJWfRj
じゃあ喜緑さんは貰って行きますね。

31:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:56:55 IQ0164zZ
>>30
喜緑さんなら1年4ヶ月前から俺が確保済みです

32:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:59:41 6AwoJ8ML
まったく騒がしいったらありゃしない
そろそろ涼子と寝るかね、オヤスミ

33:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:35:05 va2ngxh5
結局、夏の夜に持て余す性欲が如何ともしがたいだけなんだな、オマエラ。俺もだが。

34:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:51:39 SNptimVP
翌日以降、>>32の姿を見たものはいない。


35:名無しさん@ピンキー
07/08/11 02:40:00 qUZlniAq
ルソー・・・・・もらっていい?

36:名無しさん@ピンキー
07/08/11 02:47:25 dg9CCkJ2
シャミでなら抜けるかもしれない。
可愛いよね、猫って。

37:名無しさん@ピンキー
07/08/11 02:52:52 QZdPxYhu
オスだぞ?
年季の入ったオッサンだぞ?
CV緒方だぞ?

38:名無しさん@ピンキー
07/08/11 06:46:04 hn/4aq41
夏は人を盲目にするね

39:名無しさん@ピンキー
07/08/11 10:10:04 EPx2lfcr
古泉の穴借りるぞ
ガチホモじゃない古泉はいつ現れるのか・・・

40:名無しさん@ピンキー
07/08/11 10:34:09 26AKzLlS
>>40なら今日エロ大作が投下される

41:名無しさん@ピンキー
07/08/11 12:43:02 QbDpCMNH
>>40
池田か?

42:名無しさん@ピンキー
07/08/11 12:45:04 26AKzLlS
>>41
違う!キンタマンコではない!

43:名無しさん@ピンキー
07/08/11 12:45:23 mJK9qYpo
>>41なら、うん それ無理♪

44:佐々木さん対キョン
07/08/11 15:09:46 26AKzLlS

キョン、僕はね…きみが好きなんだ…恥ずかしいが昔なら絶対言わないよ。
「そうなのか?確かに俺も好きだよ…やっぱり生だよな佐々木。」
えっ生だって?だけど…キョン。初めてはやっぱり恐いし…君が望なら僕は…
「おい佐々木?生が嫌いなのか?まぁ確かに恐いときもあるからな…最近はそんな事件もないし大丈夫だよ。」
わ、分かったよ。なら僕は何も言わない…君に全てを任せるよ。今からシャワー浴びてくるから、よければ一緒に浴びるかい?
くっくっく
「ん?俺は用意しておくからさっさと浴びてこいよ。」
う、うんそれじゃお風呂借りるよ…とうとうキョンと一つになれる。
涼宮さんではなく僕と…体が熱い…夢にまで考えていたことが現実に
髪を洗いボディソープで全身をまめに洗わなければ…よし
歯磨きとアソコも綺麗にして…やだ…少し濡れてきたよ。深呼吸してスーハースーハー
これでいいかな?肌の匂いは…クンクン……ヨシ!大丈夫だ
香水は6番を使ってみようそれが一番無難だね。それにしても、うーむ髪は短いなぁ?
もう少し待ったほうが…いや駄目だ。
いつまで待っても鈍チンキョンは朴念人だし、まさかゴムが嫌いで生派だとは思わなかった。
髪型は一応ポニーにまとめてみたもののいかんせん短い。行為になったら邪魔になるから気にしなくていいかな?
下着は紫にするかな?大人っぽい方がいいよね?僕は、タオル一枚だけ巻いてキョンの部屋へ
そして階段に足を掛け進んでいく。
(これが大人の階段登る君はまだシンデレラさ)
というフレーズが今はよく似合う…ああ僕は幸せを噛み締めている。
コンコン
キョン入っていいかい?僕は準備出来ている。
「ああこっちもOKだ…いつでもいいぞ。」
僕は部屋に入ると…信じられなかった…自分の目を疑ったのだ。
テーブルに生卵が二つそしてご飯と海苔…味噌汁
「黄身が好きなんて佐々木正直驚いたぞ。でお前なんて格好してんだ?」
「しかし食中毒は大丈夫だ賞味期限はあと二日もつ…」


45:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:37:36 1f9YcgfA
生ビール追加!

46:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:40:44 26AKzLlS
生ビール?あれは泡が白い液体は黄色。
まずい下品なネタを想像した。

47:名無しさん@ピンキー
07/08/11 18:01:25 zee2uqXN
消費期限じゃないか?

48:名無しさん@ピンキー
07/08/11 18:06:25 26AKzLlS
修正

キョン、僕はね…きみが好きなんだ…恥ずかしいが昔なら絶対言わないよ。
「そうなのか?確かに俺も大好きだよ…やっぱり生だよな佐々木。」
えっ生だって?だけど…キョン。初めてはやっぱり恐いし…君が望なら僕は…
「おい佐々木?生が嫌いなのか?まぁ確かに恐いときもあるからな…最近はそんな事件もないし大丈夫だよ。」
わ、分かったよ。なら僕は何も言わない…君に全てを任せるよ。今からシャワー浴びてくるから、よければ一緒に浴びるかい?
くっくっく
「ん?いや俺はこっちの用意しておくからさっさと浴びてこいよ。」
う、うんそれじゃお風呂借りるよ…とうとうキョンと一つになれる。
涼宮さんではなく僕と…体が熱い…夢にまで考えていたことが現実に
髪を洗いボディソープで全身をまめに洗わなければ…よし
歯磨きとアソコも綺麗にして…やだ…少し濡れてきたよ。深呼吸してスーハースーハー
これでいいかな?肌の匂いは…クンクン……ヨシ!大丈夫だ
香水は6番を使ってみようそれが一番無難だね。それにしても、うーむ髪は短いなぁ?
もう少し待ったほうが…いや駄目だ。
いつまで待っても鈍チンキョンは朴念人だし、まさかゴムが嫌いで生派だとは思わなかった。
髪型は一応ポニーにまとめてみたもののいかんせん短い。行為になったら邪魔になるから気にしなくていいかな?
下着は紫にするかな?大人っぽい方がいいよね?僕は、タオル一枚だけ巻いてキョンの部屋へ
そして階段に足を掛け進んでいく。(これが大人の階段登る君はまだシンデレラさ)
というフレーズが今はよく似合う…ああ僕は幸せを噛み締めている。
コンコン
キョン入っていいかい?僕は準備出来ている。
「ああこっちもOKだ…いつでもいいぞ。」
僕は部屋に入ると…信じられなかった…自分の目を疑ったのだ。
テーブルに生卵が二つそしてご飯と海苔…味噌汁
「黄身が好きなんて佐々木正直驚いたぞ。でお前なんて格好してんだ?」
「この卵…消費期限はあと二日もつ…だから食中毒は大丈夫だ。」



49:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:49:56 7zPvTByx
さらに修正

キョン、僕はね…きみが好きなんだ…恥ずかしいが昔なら絶対言わないよ。
「そうなのか?確かに俺も好きだよ…やっぱり生だよな佐々木。」
えっ生だって?だけど…キョン。初めてはやっぱり恐いし…君が望なら僕は…
「おい佐々木?生が嫌いなのか?まぁ確かに恐いときもあるからな…最近はそんな事件もないし大丈夫だよ。」
わ、分かったよ。なら僕は何も言わない…君に全てを任せるよ。今からシャワー浴びてくるから、よければ一緒に浴びるかい?
くっくっく
「ん?俺は用意しておくからさっさと浴びてこいよ。」
う、うんそれじゃお風呂借りるよ…とうとうキョンと一つになれる。
涼宮さんではなく僕と…体が熱い…夢にまで考えていたことが現実に
髪を洗いボディソープで全身をまめに洗わなければ…よし
歯磨きとアソコも綺麗にして…やだ…少し濡れてきたよ。深呼吸してスーハースーハー
これでいいかな?肌の匂いは…クンクン……ヨシ!大丈夫だ
香水は6番を使ってみようそれが一番無難だね。それにしても、うーむ髪は短いなぁ?
もう少し待ったほうが…いや駄目だ。
いつまで待っても鈍チンキョンは朴念人だし、まさかゴムが嫌いで生派だとは思わなかった。
髪型は一応ポニーにまとめてみたもののいかんせん短い。行為になったら邪魔になるから気にしなくていいかな?
下着は紫にするかな?大人っぽい方がいいよね?僕は、タオル一枚だけ巻いてキョンの部屋へ
そして階段に足を掛け進んでいく。
(これが大人の階段登る君はまだシンデレラさ)
というフレーズが今はよく似合う…ああ僕は幸せを噛み締めている。
コンコン
キョン入っていいかい?僕は準備出来ている。
「ああこっちもOKだ…いつでもいいぞ。」
僕は部屋に入ると…信じられなかった…自分の目を疑ったのだ。
テーブルに生卵が二つそしてご飯と海苔…味噌汁
「黄身が好きなんて佐々木正直驚いたぞ。でお前なんて格好してんだ?」
「しかし食中毒は大丈夫だ賞味期限はあと二日もつ…」

50:名無しさん@ピンキー
07/08/11 20:47:23 7x1BiQ50
修正しまくる作者に萌え

51:名無しさん@ピンキー
07/08/11 20:54:57 26AKzLlS
●<>>50ふふふ…もっと言ってください。

52:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:01:02 7x1BiQ50
さくしゃー! さ、さーく、サアアーッ!! サアーッ!!

53:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:43:49 zR80JcWE
俺の好みが喜緑江美里、鶴屋さん、橘京子というのは如何せんとしようとも如何せんとし難いので如何とするべきか。


54:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:46:40 BAdcO8bl
へんじがない
ただのしかばねのようだ

しかししかばねのよこになにかメッセージがある



『しゅうせいしまくるさくしゃ もえ』

55:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:03:46 +EVvtMzp
みくる×藤原とか妹×鶴屋が読みたいんだが、どっかにありませんか?

56:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:04:48 zR80JcWE
「ほらほらアンタもみくるちゃんにエッチぃことしようよ!」

…あーハルヒ。何だその手錠やらローションやらピンクローターやらクリキャップやらは?


種だけ蒔いておくから好きに育ててくれい。

57:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:13:01 26AKzLlS
●<>>54あなたも興味あるのですか?
●<>>55残念ありませんよ。今度書いてあげます

58:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:15:24 7x1BiQ50
>>53
俺も如何ともし難いお前と同じく如何ともし難いから如何ともするべきか・・・

59:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:59:55 7laEAo4/
今スレは如何ともし難い祭だな

60:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:00:47 E54V+/Yu
種は蒔いたと言われてもだなぁ……
ありきたりな内容に加え重視される前置きをすっ飛ばした
単純エロ一直線しか続かないような大量生産品の種では
ジャックと豆の木クラスの大木が連なるこの箱庭では通用するとは思えんがな
蒔いたからには素晴らしい肥料を交えて立派に成長させてやってくれ
期待してるぞ

61:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:13:51 qUZlniAq
ながれブッた切ることになるかもしれないけど、キョンが「涼宮ハルヒの憂欝」の作者、っていうような小説がみつからない・・・・・知っている人がいたら教えてくれ。文章拙くてゴメンm(__)m

62:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:19:50 goTl53kG
何個か見た記憶があるな。どこかは忘れたが。もちっと詳しく。

63:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:21:46 zR80JcWE
でもあれ未完だったような…

64:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:43:40 qUZlniAq
未完ではなくて、たしかコンクールに応募した話で、さいごに憂欝の冒頭部分が書いてあったことくらいしか覚えてない・・・・・orz

65:名無しさん@ピンキー
07/08/12 01:21:29 WGTD/ete
>61
22-887の「小ネタ」かな

66:名無しさん@ピンキー
07/08/12 01:46:06 a6aIZN+Z
>>65
それじゃまいか?

67:名無しさん@ピンキー
07/08/12 01:53:53 w1uSeyIo
>>64 です。それでした!ホンっっっとうにありがとうございました。\(^O^)/

68:名無しさん@ピンキー
07/08/12 10:20:38 u2PbOQ63
おはよう。朝から長門が隣に寝てると気分がいいな


69:名無しさん@ピンキー
07/08/12 10:25:12 HvxZRM5D
>>68
ごめん、それ俺。

70:名無しさん@ピンキー
07/08/12 10:41:32 pR6WDpSp
白喜緑さんと黒喜緑さんどっちが好みなのか答えてくれい。

71:名無しさん@ピンキー
07/08/12 11:21:57 uo9tjW2j
ここで敢えて白喜緑さんと言ってみるテスト

72:名無しさん@ピンキー
07/08/12 11:46:05 CSw8uAZ4
>>70
あえて言おう

両 方 だ と

どっちか言えば黒だがナー

73:名無しさん@ピンキー
07/08/12 12:10:15 78ARTO3M
>>71
白に決まってんだろ条項…
あれ誰かk

74:名無しさん@ピンキー
07/08/12 13:54:34 a6aIZN+Z
エロ作品まだ~?誰か書いてよ。

75:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:10:59 ZA+FLjH9
>>74
ないなら作r(ry

76:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:33:57 HvxZRM5D
>>74
ないならt (ry

77:名無しさん@ピンキー
07/08/12 16:04:56 CgW9L9F3
>>74
●<主役は僕と貴方ということでよろしいでしょうか?
  それでは力を抜いて、楽にしてください

78:名無しさん@ピンキー
07/08/12 16:27:23 a6aIZN+Z
佐々木さんの小ネタ書いたばっかりだし

79:名無しさん@ピンキー
07/08/12 16:58:39 EFX70fBl
>>78
ないなら作r(ry

80:名無しさん@ピンキー
07/08/12 23:13:11 6G62n3sy
キョンの同棲だと、妹もセットでついて来るような気がするのは俺だけだろうか?
特にミヨキョンや佐々キョン

81:名無しさん@ピンキー
07/08/12 23:43:30 9abGjDcf
>>80
馬鹿野郎、兄妹丼だよ

82:名無しさん@ピンキー
07/08/12 23:48:32 +bBX4Ic2
>>70
言うまでもなく白

83:名無しさん@ピンキー
07/08/13 00:27:17 2058/tWD
…丸一日レスがない件について

84:名無しさん@ピンキー
07/08/13 01:00:54 hSkPt9n/
何の話だろう

85:名無しさん@ピンキー
07/08/13 01:05:30 WgL4/TJJ
むしろ加速していたほうじゃないだろうか

86:名無しさん@ピンキー
07/08/13 03:59:36 vOPot8K1
喜緑×会長、橘×ポンジーが好きなおれは異端なのだろうか。

87:名無しさん@ピンキー
07/08/13 04:06:01 xYHcxFJf
ポンジーは異端だな~

88:名無しさん@ピンキー
07/08/13 09:06:44 EKF9Pp+B
何度も谷口×ハルヒを書こうとしているけれど、どこまでいっても谷口はいい人止まりで、それ以上の関係に持ち込むことが出来ず、それを現実と重ね合わせて軽く落ち込んだ。

89:名無しさん@ピンキー
07/08/13 09:51:51 LHlN9SsM
>>88
ギャグならOK

90:名無しさん@ピンキー
07/08/13 10:07:14 VVQFv8Wg
谷口らしくていいじゃないか。
てかポンジーってなんだ?藤原?

91:名無しさん@ピンキー
07/08/13 10:09:45 /iy+8JkV
>>90
VIP(?)でパンジーをポンジーと打ち間違えたのが広がったみたい

92:名無しさん@ピンキー
07/08/13 10:30:34 fUSWFD8i
はいトリビアトリビア

93:名無しさん@ピンキー
07/08/13 11:26:02 aDnH0tNx
>>91
佐々木スレだったと思うぜ

94:名無しさん@ピンキー
07/08/13 12:16:58 xLGe83oF
佐々木スレでござるよ……orz

95:名無しさん@ピンキー
07/08/13 12:25:39 L52w/wa4
ポンジーといえば愛媛

96:名無しさん@ピンキー
07/08/13 12:49:35 XM59fB22
なんだまた佐々木厨か。

97:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:08:30 xYHcxFJf
別スレの流行りを持ち込むのは止めていただきたい
こっちはいつ谷口×ハルヒが来るかでソワソワしてんだよ
待ち遠しいんだよっ!!

98:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:09:48 LXQOZFQ5
100レスもSSなしで進行しているこの現状。

99:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:15:33 hSkPt9n/
いくつか上がっているように見えるが、あれでは駄目なのか?

100:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:17:03 YTVb7Qhr
そんな事より1さん。ちょっと聞いてよ。スレとあんまり関係ないけどさ。
このあいだ、兵庫県に行ったんだ。兵庫。
そしたらなんかたくさんの人が学校の所に集まっていたんだ。
で、ほっといたらなんか、「ハルヒ最高!」、とか言ってる。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
キミね、アニメのモデル如きで騒いでるんじゃないよ、もう。
アニメだよ、アニメ。
なんかメガネヲタとかもいるし。写真撮る奴ばかり。なにこれ?
よーし俺はみくるを想像して写真撮るぞー、とか言ってるの。もう見てられない。
君たちね、常識持ってよ。
アニメってのはね、二次元の世界なんだよ。
キモヲタ同士が語り合ってもおかしくない、
布教か荒らすか、そんな雰囲気がいいんじゃないか。バカヒ豚はすっこんでろ。
で、やっと終わったかと思ったら、京アニ厨が、「長門最高!」、とか言ってるんだよ。
そこでまたぶち切れだよ。
あのね、涼宮ハルヒの憂鬱(笑)なんてきょうび流行らないんだよ。チンカスが。
得意げな顔して何が、ハルヒ、だよ。
てめえは本当にハルヒが好きなのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
キミは、ハルヒ最高!って言いたいだけじゃないのかと。
アニヲタ19年の経験がある俺に言わせてもらえば今、ヲタの間での最新流行はやっぱり、
GUN道、これだね。
とりあえず腕が変な方向に曲がってる作画。これが通の好み。
続けて見るとますますひどくなる。そん代わりだんだんと笑えてくる。これ。
で、それに背景付け合せ(使い回し)。これ最強。
しかしこれを実行すると次から仲間(主に作画ヲタ)に嘲笑されるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ないよ。
まあキミ、流行に乗るキモヲタは、巣で楽しくブヒブヒ言ってなさいってこと。

101:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:27:02 2058/tWD
保守

102:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:36:07 LHlN9SsM
あがっている作品?
のりで書いたような変な
作品か?あの佐々木とキョンの話かい?
品がないくてつまらない
俺は認めないけどね。秋田氏はっきりいってもう来ないで欲しい。
がんだよこのスレの
書いた人はみていたら自分が
いたい人だと思ってくれ
ただそんだけ


103:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:41:39 hSkPt9n/
今更駄目と言うのもなぁ。
後からではなく、見ていたならその場でいえよ。
もりあがらないのもその辺が原因じゃないか。

頼んでいるにしてはえらそうだし、
むかつくから、もう来なくていいよ。


104:名無しさん@ピンキー
07/08/13 15:42:55 9uukytoW
縦型社会の弊害か? 上意下達じゃないんだから
読みたくないもの、面白くないものはスルーすればいい。
みんなが納得する出来なんて滅多にないんだから
すなおに流しとけば良いのに
げんなりだ
えなりかずき

105:名無しさん@ピンキー
07/08/13 15:48:53 dH/JgBON
俺は佐々木信者
原作で死ぬほどハマった

変態佐々木で抜け出せなくなった
そして『佐々木は変態』がもう解除できない

106:名無しさん@ピンキー
07/08/13 15:55:51 X894+hDJ
佐々木スレとここの変態佐々木に毒されすぎて
驚愕が出たら原作の佐々木に違和感を覚えそうだw

107:名無しさん@ピンキー
07/08/13 15:59:02 UneqdP10
変態佐々木がどうも苦手な俺がいる。

108:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:05:22 LHlN9SsM
>>107
気に入った作品は?


109:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:07:30 cvvYmab4
佐々木はもう諦めてるw
橘も萌えキャラ化してるが、実際はもっとシリアスなキャラのはずだしな。

110:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:16:45 9F6lhifs
変態佐々木は好きだけど、原作の佐々木はどうもSっぽい気がする俺は異端。

111:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:22:30 AtYtsxvV
俺は佐々木は誘い受けだと思う。

112:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:23:15 X894+hDJ
>>107
全員に好きになれと言うのは無茶だが俺は大好きだ

113:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:24:11 UneqdP10
>>108
11-226さんの団員三部作とか好きだな。
あと涼宮ハルヒの黒日とか非単調ラブロマンスは微睡まないとかあと涼宮ハルヒの抹消も好きだ。


114:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:27:21 X894+hDJ
要するにエロパロでなくていいのね

115:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:34:52 cvvYmab4
俺も変態シリーズは苦手だが、同じ作者の口腔とか唇とか好きだぞ。
あと30-465とか。どれも本番はないがw

116:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:45:20 n638+pHB
>>110
SとMは表裏一体ですぜ旦那

117:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:48:43 UneqdP10
>>114
言われて初めて気付いた。
俺が挙げたのエロ無しばっかじゃないかorz
でも5-409さんの尻シリーズとかくるくる橘とかも好きだから、
エロが嫌いなわけじゃないよ。
といわけで涼ハルヒの○天国マダー。

118:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:52:51 BHUAIhIp
このスレは、キャラに限定を受けず、かつエロでも非エロでも構わないというSS作者天国かも知れない。

119:名無しさん@ピンキー
07/08/13 17:22:53 UneqdP10
>>117
うわあ…誤字脱字が多すぎorz

120:名無しさん@ピンキー
07/08/13 17:39:38 LHlN9SsM
>>117
通報しますた。

実は俺も結構お気に入り

121:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:14:02 kr6yId0r
変態さんシリーズの作者さん才能ありすぎ。リアル作家なのかね。

122:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:52:32 VVQFv8Wg
リアル変態なんじゃない?

123:名無しさん@ピンキー
07/08/13 19:41:10 PC9jkb5U
>>122
いいか、変態には2種類がある。
人を不快にさせる変態と、人を愉快にさせる変態だ。
よく覚えておけ。

124:名無しさん@ピンキー
07/08/13 19:44:23 41SEaoS1
>>123
ハルヒはどちらに該当しますか?

125:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:20:57 AtYtsxvV
各人の主観によるんじゃないか?

126:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:25:23 vns3DE/D
いいか?変態には二種類ある。良い変態と悪い変態だ。
以下で説明しよう。

良い変態
最初は隠していても、カミングアウトして、後々には世間体を気にしないほどはっちゃける

悪い変態
自分の趣味がすでにばれているにも関わらず、ネタを振ってもつっけんどんで、
周りに人がいればさも一般人な様子を演じる。でもアブノーマル一筋。

∴変態は、表に出しましょう


ただし、悪い変態の続きに
一人になると自分に素直になれないことを後悔して泣きじゃくる。
そんなシーンを知り合いが目撃。
思い切って一度だけ素直になってみる。
翌日には元に戻ってるが、そいつには余裕が感じられる。
まで行けば良い変態


127:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:30:29 iBqo/ZYN
カミングアウトして周りからドン引かれてもいい変態なのか。

128:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:35:06 LHlN9SsM
えーとねぇ…このスレにかきこみしたじてんでへんたいさん確定なの。ねっキョン君?



129:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:18:22 41SEaoS1
言えない…俺もこのスレの住人だなんて
特上のカツ丼を奢られても言えない…
すまない、妹よ。こんな兄で

130:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:32:54 AtYtsxvV
くっくっ、いいじゃないか。このスレに書き込みをした時点で、兄妹揃って変態だということが証明されたじゃないか。
実兄に欲情する変態と、フラグを無意味に叩き折る変態だとね

131:名無しさん@ピンキー
07/08/13 22:14:51 M6zFF7OG
雑談なら他行ってやってくれない?
邪魔

132:名無しさん@ピンキー
07/08/13 22:30:17 xicdQjLa
ツンデレめw

133:涼宮ハルヒの勘違い
07/08/13 23:01:45 LHlN9SsM
「キョン、あんた何してんのよ?ちゃんとあたしの話を聞いているの?」
あ、すまんなハルヒ、明日の選択教科の美術の事を考えていた。
「はぁ~今はあたしの話を聞きなさい!いいわね!まったく馬鹿キョンなんだから」
はいはい俺は馬鹿ですよ。そう言えばお前は選択教科は音楽だったか?
「そうよ。なに?文句あるの?もしかしてあんた音楽にしたかったとか?」
いや別に何でいちいち突っ掛かるかお前は、俺は音楽は嫌いなんだよ。あのラップ聞いて分かるだろ?
「そうですか?アレはアレで良かったと思いますが…」
おい!顔を近付けるなそれに息を吹き掛けるな気持ち悪い。
「………………………」
右斜めから視線が刺さる…長門がこちらをみていた。どうした長門?
「……明日の課題はとても重要…あなたは私と組むべき…」
確かお前も美術だったな。それに明日は今学期の全てが決まる課題と言っていたな?
「…そう明日は校内写生…いい場所見つけた…だから一緒に…」
そうかいい場所があるのか?お前のお薦めなら間違えないな。筆使いなら自信あるからな。
するとハルヒが顔を真っ赤にして横から口をだしてきて文句と苦情を入り交じった台詞を吐く
「ちょっと有希!それ学校じゃまずいわよ。それにエロキョンに…いや有希にそんな事絶対させないわ」
おいハルヒ!いいかげんにしろ、授業で写生するのに何か不都合あるのか!因みに俺はエロではない。
「あんたねぇ射精よ射精、口内射精するなんて信じられないわよ!あたしは有希がエロキョンに汚されると思うと可哀想じゃない」
ハルヒの奴…物凄く勘違いしている感じがするな…古泉は携帯を見ている。朝比奈さんはただオロオロしていた。
「…涼宮ハルヒ…私なら大丈夫それに彼の筆使いも見てみたい…私はそれを望んでいる。」
長門がそう言うとハルヒは今まで無い位の恐ろしい般若みたいな顔をして俺にガンつけをしている。まるで断れと言わんばかりだな。
「あ、あのう、す、涼宮さん言いづらいですけど、そそのう物凄い勘違いしているのでは無いでしょうか?」
「だってみくるちゃんまだ恋人でもないのに…有希とするのよ…あたし…キョンとなら…モゴモゴ」
風景画を描くだけでそんなに怒るなよ。やれやれ…いつもの事ながらあきれるぜ
「え?風景画?筆使い?まさか…あ、あたし…」
するとハルヒはさらに顔を真っ赤にして俺を殴りそのまま部室から出ていった。

134:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:12:37 xicdQjLa
GJ! 校内写生に筆使いね……。すばらしい勘違いだな。

135:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:13:02 41SEaoS1
>>133
GJ!!
そっち系にしか考えられない奴ってたまにいるよな

136:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:18:12 LHlN9SsM
俺は>>131お前の作品も見てみたいが…

いつも俺の作品勘違いばっかだなwww。もう少しエロを勉強しなければ

137:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:27:37 fUSWFD8i
久しぶりにいいものを見た

138:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:38:22 XYML9lgH
GJ!
すばらしいよハルヒwwwww

139:名無しさん@ピンキー
07/08/14 00:42:59 g8EOgBuP
くそうハルヒめwww不覚にもハルヒと>>131に萌えたわwww

140:名無しさん@ピンキー
07/08/14 01:38:42 TfHGrPEJ
アンジャッシュみたいな勘違いネタがすごくSSに合うことが分かりますたw
>>133GJ
勘違い系増えてほしいな

141:名無しさん@ピンキー
07/08/14 09:20:13 uw9dL8jX
>>80
いいなそれ!セクロス中に妹乱入。しかも逝きそうな時
狙ってんじゃないかと言わんばかりに       


142:名無しさん@ピンキー
07/08/14 10:43:57 5Afh8sF6
>133
ときに、もしや『撲殺天使ドクロちゃん2』の第一話
『しゃせい大会だよ!ドクロちゃん』とか見た?

143:名無しさん@ピンキー
07/08/14 11:15:34 uw9dL8jX
>>142
「…ふ、ふん、規定事項だ…」

144:名無しさん@ピンキー
07/08/14 11:58:26 Mm+l4+0L
お暑うございます 昨日ここの住人がラジオやっててはじめて存在を知った

145:名無しさん@ピンキー
07/08/14 15:36:24 uw9dL8jX
>>144
ラジオ?


146:名無しさん@ピンキー
07/08/14 16:06:05 fyhvI0SM
しーっ。

147:名無しさん@ピンキー
07/08/14 16:07:10 Mm+l4+0L
>>146 本人ですかw

148:名無しさん@ピンキー
07/08/14 17:09:16 jCgkPsSG
知ったな

149:名無しさん@ピンキー
07/08/14 17:50:45 uw9dL8jX
>>142
マジレスすると少しだけネタもらった。
今谷口物語書いている。

150:名無しさん@ピンキー
07/08/14 18:59:50 Mm+l4+0L
>>146 スマン 史上最大容量のSSってタイトル何だっけ

151:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:03:01 GndWeeeB
>>150
古泉一樹のある種の罠じゃないか?
でも史上最大ってなんかかっこいいなw

152:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:08:02 Mm+l4+0L
>>151 サンクス 見つけた これから読む

153:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:14:52 GndWeeeB
>>152
やめとけw
とまでは言わんが色んな意味で読んでてきつくなってくるから気をつけろよ。
そして史上最大と言うだけあって凄まじく長いぞw
あと感想ヨロ。

154:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:18:36 52fEMQh/
>ある種の罠
お薦め聞かれるとほぼ必ず挙がるよな
騙されたと(ry付きでw

155:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:19:49 5sMjEJd5
>>153
スレを1つ使い切ってなおまだ足りない作品なんて2度と出現しないだろうな…

156:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:22:22 h/hWh30U
あれはいろんな意味でネタSSだから

157:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:50:01 Bf1bxXkk

 ま さ に あ る 種 の 罠
.

158:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:58:22 rNN8ztbM
●<僕の種ですよ

159:名無しさん@ピンキー
07/08/14 20:11:11 90CSvDtT
1スレ丸ごと潰したあれか

160:名無しさん@ピンキー
07/08/14 20:31:53 Mm+l4+0L
500Kバイトつーたら文庫2冊くらいかな 消失が240Kくらいだし
戻ってこなかったら読死したと思ってくれ

161:名無しさん@ピンキー
07/08/14 20:43:41 iD9dYEMH
一度しかない人生時間を無駄にしていいのかい?

162:名無しさん@ピンキー
07/08/14 20:44:42 ryImmy3f
>>160
無茶しやがって…… (`-´)> ☆ミ

163:名無しさん@ピンキー
07/08/14 21:03:20 tmheThtu
>>160
消失が240K… ?

164:名無しさん@ピンキー
07/08/14 21:16:31 TPXO0uE7
○ノノ●<ふんもっふ! 
( ゚∀゚)

165:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:12:37 uw9dL8jX
暑い…なんて暑さなんだ…こんなときはプールにでも行ってナンパでもしよう。
でもなぁ一人でいくのもあれだしキョンや国木田でも誘ってみるか?

「もしもしキョンか?俺だ谷口だけど今暇か?暇ならナンパしようぜ!」
「悪い谷口今日は団活でお前とは遊べない。」
おやおや既にキョンもとうとう涼宮下撲に成り下がってしまったな…
「そうか、まぁ頑張ってくれ朝比奈さんに宜しくな」
ガチャン…次は国木田だな…
「もしもし国木田か?俺だけど暇か?」
「ごめん谷口、今日は塾何だ今度また誘ってくれじゃあ」
プープープー
畜生、あいつ等付き合い悪いな!しゃーねーな一人でいってくるか
プールで声をかけたが全て空振りのナンパの結果としては惨敗だ…何?やっぱりだと!彼女が居ない夏淋しいと思わないのか?
誰に言ってんだろうな。そるからプールから町へ行きブラブラしたが全て失敗wawawa…
たくっ最近ろくな女が居ねえ…またキョンや国木田に馬鹿にされる。
はぁ失意のうちに喫茶店にでも入りますか
「いらっしゃいませ。」
なんとそこには俺的ランクAAの生徒会の華!喜緑絵美里さんがいた。
「チィース喜緑先輩!俺、キョンの親友!谷口ッす。ご存じありませんか?」
すると一瞬俺にウザそうな目をして『人間如気が…』と言った様な気がする。
いやあんな美人がそんな事言う訳ない気の性だろう
気が付くと喜緑さんは既に一番奥で注文を受けていた。
あれ?なぜあそこにキョンが居るんだ?それと朝比奈さんまでー!
それも楽しそうに話をしている。あの野郎!鈴宮という彼女が居るくせになんて奴だ!うわぁぁぁぁん世の中不公平だ
俺は泣きながら店を出て気を取り直して再びナンパに赴く。
前を見ると中学生位かな?可愛くて少し大人っぽい女の子がいた。AA-クラスだな俺にナンパされる価値あり!
「ねぇそこのお嬢さん俺と少し話をしませんか?」
顔を真っ赤にして俯いている。
「あ…あ…あのこ困ります」
ふふふ脈有りだな。やっぱり俺は勝ち組だぜ。気が付かなかったが横に居た女の子は見た事ある。
「あ~谷口なにやってんの~?」
そこにはキョンの妹が俺に睨みを効かせている。
「この子をお茶に誘うとしていたんだよ悪いがお子様は向こうに行った行った。」
睨みを一層強くして俺に臆する事無く衝撃的な事をいい放つ
「小学生にナンパするなんて最低だよ。後でキョン君やハルにゃんにとっちめてもらうんだから、行こうよミヨちゃん。」
「う、うん…」
二人は映画館の方に急ぎ足で走っていった。
へぇーっ今の小学生は発育が良いんだなぁと関心するぜ…
あれ?ちょっと待てキョンはともかく鈴宮には言わないでくれ。
だが非情にももう遅かったみたいだ。明日は学校休もうかなぁ

次の日
谷ロリとあだ名が付いたのは言う迄もない。
wawawawwww

166:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:15:01 uw9dL8jX
以上、かなり適当に書いた


167:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:18:48 tmheThtu
GJ
谷口の気持ちはよくわかる
キョンがハルヒとくっついた時点でも実はかなりショックうけてたんじゃないかと

168:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:19:49 MmNrthDd
だが推敲はしっかりな
もったいないぞ

169:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:24:14 3tLXT8Vs
見て分かる適当だな。ただ適当と言うには誤字が目立つな

170:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:25:31 uw9dL8jX
修正またやっちまったwww
暑い…なんて暑さなんだ…こんなときはプールにでも行ってナンパでもしよう。
でもなぁ一人で行くのもあれだしキョンや国木田でも誘ってみるか?
「もしもしキョンか?俺だ谷口だけど今暇か?暇ならナンパしようぜ!」
「悪い谷口今日は団活でお前とは遊べない。」
おやおや既にキョンもとうとう涼宮下撲に成り下がってしまったな…
「そうか、まぁ頑張ってくれ朝比奈さんに宜しくな。」
ガチャン…次は国木田だな…
「もしもし国木田か?俺だけど暇か?」
「ごめん谷口、今日は塾何だ今度また誘ってくれじゃあ」
ガチャン…プープープー
畜生、あいつ等付き合い悪いな!しゃーねーな人で行って来るか
プールで声をかけたが全て空振りのナンパの結果としては惨敗だ…何?やっぱりだと!彼女が居ない夏淋しいと思わないのか?
誰に言ってんだろうな。その後プールから町へ行きブラブラして懲りずにも可愛い子に声をかけて全て失敗wawawa…
たくっ最近ろくな女が居ねえ…またキョンや国木田に馬鹿にされる。
はぁ失意のうちに足が重いしばらく歩いていたので喉が渇いた。
それなら喫茶店にでも入り、冷たい物でも頂くかな。
「いらっしゃいませ。」
なんとそこには俺的ランクAAの生徒会の華!喜緑絵美里さんがいた。
「チィース喜緑先輩!俺、キョンの親友!谷口ッす。ご存じありませんか?」
すると一瞬俺にウザそうな目をして『人間如気が…』と言った様な気がする。
いやあんな美人がそんな事言う訳ない気の性だろう
気が付くと喜緑さんは既に一番奥で注文を受けていた。
あれ?なぜあそこにキョンが居るんだ?それと朝比奈さんまでー!
それも楽しそうに話をしている。あの野郎!鈴宮という彼女が居るくせになんて奴だ!うわぁぁぁぁん世の中不公平だ
俺は泣きながら店を出て気を取り直して再びナンパに赴く。
前を見ると中学生位かな?可愛くて少し大人っぽい女の子がいた。AA-クラスだな俺にナンパされる価値あり!
「ねぇそこのお嬢さん俺と少し話をしませんか?」
顔を真っ赤にして俯いている。
「あ…あ…あのこ困ります」
ふふふ脈有りだな。やっぱり俺は勝ち組だぜ。気が付かなかったが横に居た女の子は見た事ある。
「あ~谷口なにやってんの~?」
そこにはキョンの妹が俺に睨みを効かせている。
「この子をお茶に誘うとしていたんだよ悪いがお子様は向こうに行った行った。」
睨みを一層強くして俺に臆する事無く衝撃的な事をいい放つ
「小学生にナンパするなんて最低だよ。後でキョン君やハルにゃんにとっちめてもらうんだから、行こうよミヨちゃん。」
「う、うん…」
二人は映画館の方に急ぎ足で走っていった。
へぇー今の小学生は発育が良いんだなぁと関心するぜ…
あれ?ちょっと待てキョンはともかく鈴宮には言わないでくれ。
だが非情にももう遅かったみたいだ。明日は学校休もうかなぁ

次の日
谷ロリとあだ名が付いたのは言う迄もない。
wawawawww

171:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:29:10 cAT4qSqz
一言、言わせて貰えばこのスレタイを100回見直せ
鈴宮って新キャラか?

172:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:30:29 sUrxsHsU
同じものを推敲して上げ直す理由がわからない

173:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:34:26 FYbJfJlr
 涼宮下僕 → 涼宮の下僕 (これはワザとか?)
 失意のうちに足が重いしばらく歩いて (よくわからん。推敲しましょう)
 人間如気 → 人間如き
 鈴宮 → 涼宮
 AA-クラスだな俺にナンパ → AA-クラスだな。俺にナンパ
 いい放つ → いい放つ。
 鈴宮 → 涼宮 (頻度の高いミスです。辞書に登録しておきましょう)


 面白いのにもったいないぞ。

174:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:35:45 uw9dL8jX
わりいな不快感させて自重するぜ。
こんなの載せられねーな。

175:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:46:09 uw9dL8jX
あと指摘ありがとう。勉強して頑張るぜ

176:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:47:55 +UIaN5gZ
がんばれ。乙

177:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:52:28 6VoGrZzh
なんか無邪気っていいな。悪い意味でなく。

178:名無しさん@ピンキー
07/08/14 23:00:52 3tLXT8Vs
保管庫往復して、場面の移転の表現がうまい人のSSを参考にするといいよ。
>175の成長に期待

179:名無しさん@ピンキー
07/08/14 23:04:14 XSJUAibS
誤字の多さで、キョンのチンコが折れたSSを思い出した

180:名無しさん@ピンキー
07/08/14 23:27:14 py+h3MRi
>>179
42-713『エクスカリバー』のことか?

181:名無しさん@ピンキー
07/08/14 23:30:33 XSJUAibS
あ、それそれ。妙にノリノリで面白かった

182:名無しさん@ピンキー
07/08/15 08:53:48 /1FaEgXM
ここの「こんなSSが~」ってフリがあった時のレスの的確さには目を見張る。

183:名無しさん@ピンキー
07/08/15 09:54:33 hidkzSUC
探してる人のために、裏で必死になってSSを探していたりしたら、少し萌える

184:名無しさん@ピンキー
07/08/15 10:15:51 /1FaEgXM
すまん、その探してる人物の姿になぜが橘が出てきて少しどころじゃなく萌えた。

185:名無しさん@ピンキー
07/08/15 10:52:22 Yr3Z6tvS
そんでもってまるっきり違うSS探してきたらさらに萌える。

186:名無しさん@ピンキー
07/08/15 11:54:17 EXzmizzN
ここは優秀なエロソムリエが揃っていますね。

187:名無しさん@ピンキー
07/08/15 11:56:28 0zU0knHY
>>160は戻ってこないな。
マジで読死したのかなw

188:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:07:12 e3Bq6WcO
マジで一日かかりそうだからなw
容量で計算すると、俺の読む速度だと5~8時間はかかるのは確定だ。

189:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:17:46 /OvINy1k
>>187 スマンまだ生きてるww PDAで読むために一度整形してるんでもう数日待ってくれw
印象ではこの著者けっこう歳いってる?博学とか雑学に長けたにおいがプンプンする
エルポスティーノとか渋すぎる

190:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:22:19 2K9DoDnH
作者の自演じゃねーのこれ

191:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:23:53 0zU0knHY
>>189
確かに知識は豊富そうだがそれをひけらかして、
いちいち解説を入れたりしてる所とかがな……。

192:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:41:07 /OvINy1k
>>190 俺がもし作者ならそいつはVIPPERってことになるがw
>>191 よく言えば古風というかこだわりというか 雑誌のコラム的でいいんじゃないかとオモタ

193:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:49:00 /1FaEgXM
ちょいと需要なき小ネタを投下。2レス。

194:幕間の午後 1
07/08/15 12:49:30 /1FaEgXM
 この世には、うんざりすることが多すぎる。

 たとえば、八月にしても異常なほどに暑いとか。
 幼馴染みが三十一人の人間を殺して逃避行中だとか。
 それを追って浴衣の饒舌天使と電車旅行の最中にあるとか。

         ***

 山陰に残響するけたたましいまでの羽音で蝉たちが合唱していた。
 列車は東へと向かっているはずだった。景色も流れてはいた。
 なのに一向に目的地に向かっている気がしないのは、景色が単調だからか、はたまた目標
もまた移動しているからか。
 それとも目の前にいる唯一の道連れが歯止めを知らぬ長広舌をふるい続けているからか。

 建御は辟易して今日通算七十三回目となる溜息を吐いた。
 あれから三日になる。短い期間にも関わらず、建御が早くも生まれ育った土地と公営団
地の自室に郷愁の念を抱いてしまうのは、何もこの歳でホームシックにかかっているから
ではない。
「私は思うのですが」
 蛙鳴蝉噪たる対面の浴衣姿が今日通算三十八回目となる私見を述べていた。
「萌えという一単語にすべて委ねてしまうから、些少なことでも他者間の認識に齟齬が生
じ、結果として不毛な論争の幕を上げてしまうのですよ」
 建御は天使の言葉を無視しようとした。どうせならさっきのホームの売店で耳栓を買って
くるんだった。聴覚情報さえ遮断できれば、この道程もまだしも穏健なものになったかもし
れない。
「人類は物事を簡素化して足許に置いておきたい性質を有しています。それは物理的な把握
能力に絶対の限界があるということに起因しています。ですが、これが反対に相互理解を得
る上での障壁となっていることは、議論の余地もなく現状を鑑みれば明らかなことです」
 建御は思う。
 俺は何ゆえ浴衣姿の金髪女と目的地不明の旅に出立したんだっけ? と。
 彼にしてみればその答えは自明である。すなわち、幼馴染みの連続殺人娘にして鳥衣家長
女、カミナの足跡を追ってのものだ。ものだが……
 建御は回想していた。カミナは悪魔と同行していて、俺の方は天使を引き連れている。誰
がそんな組み合わせを指定したのか解らんが、ともかく俺があいつを捕縛しなければ世界が
おかしなことになっちまうかもしれない。絶対的な絶望だか何だか知らんが、そんなもので
まるごと地球を梱包されてたまるか。即日クーリングオフで返却してやる。
 すると向かいの連れ合いが、
「聞いていますか?」
「うるせえ! 今意志を固めなおしてたところなんだから無粋な茶々を入れるな」
 ぱた、と天使は持っていた団扇を口元で止めた。
「私は幕間の退屈しのぎになればと思って延々益体もない話題を展開していたのですがね」
 目尻を弦月系に細め、また胸元へ送風を始める。
「退屈しのぎどころか、ストレスの鬱積に拍車をかけてる」
 頭を抱えた建御が首を振りつつ言うと、天使はたおやかに微笑して、
「焦っても始まらないことは明白です。のんびり行こうではありませんか」
 と、楽観的落款を押した。建御はやがて憮然とした面持ちになって、
「目下のところ俺の懸案はあの女よりお前のほうなんだけどな」
 旅行資金ももちろんだが、何よりこの堕天使の奇矯な言動が建御の常識的な感性から逸脱
しているがゆえに、既に自宅からここに至るまでにひとつと言わず悶着があった。
 たとえばこの天使は断固野宿を拒否していた。「犬畜生であってももう少しマシな寝床を
飼い主に用意してもらえるのに、野宿などと笑止な真似をなさるおつもりですか?」との言
い分であり、建御は早速定期預金の残高を切り崩す羽目に陥った。
 行程が何日に及ぶのか検討もつかないが、まず間違いなくどこかの時点で資金が底をつく。
そうなればどこか見知らぬ地で金銭獲得のための労働に奔走しなければならないかもしれず、
そんなことしていて果たしてカミナを止められるのか、疑問符が四六時中彼の脳内を席巻し
ていた。

195:幕間の午後 2
07/08/15 12:50:02 /1FaEgXM
 懊悩する建御を慮ってか、天使は泰然とした笑みで、
「大丈夫ですよ。私はこれでも天使ですから。あなたがたの規定する概念とはいささか差異
が生じはしますが、それでもいわゆる天使的な奇蹟のひとつやふたつ起こせなくもありませ
ん。危急の際には六宿十数飯の恩義を何らかの形で返してさし上げます」
 信用できるか、と建御は思う。
「とりあえずその減らず口が叩き出す無駄話の乱舞を半分にしてくれるだけでも相当に謝
恩を感じるんだがな、俺は」
「ならばそのようにいたしましょう。丁度昼寝をするのに適した頃合でもありますしね」
 そう言うと彼女は見た目だけなら秀麗な双眸をあっさりと閉じた。それまでの弁舌ぶり
が嘘のように、見事なまでの静逸を伴って緘黙する。


 夏の午後だった。
 一見して、世界は依然としてさしたる変化を見せていない。少なくとも建御の知りうる範
囲においては。
 ごくまばらに通過する乗客が半瞬目を留めるほどに、目の前の天使は麗容な姿態をしてい
たが、その豊満な体つきはやはり建御の守備範囲に漏れてはいた。
「……俺の妄想力をなめるな」
 首を振りつつ建御は独りごちた。彼は大抵のものを己が独力でもって対処することができ
る。人畜無害であり非常にローコストである。
 ふっ、と彼は三日前に去った幽霊と死神のことを思い出す。

「もう二度と会うことはないであろう」

 記憶にある死神の最後の台詞だった。
 『死神』という字面とはまるで関連しないような幼女姿の裸身は、最終的に幽霊である事
代和紀を永遠の輪廻へ転生させることで責務を完遂し、地上から去った。果たして思考を介
していたのか疑問なほどに淫猥な言質を連鎖させていたが、建御にとってある意味無垢にも
思えたその姿がいなくなった今、微かな寂寥が胸中にわだかまっているのも無視できない事
実であった。
 三日前まで、目の前にいる天使はまるで相方のように死神の相槌役となっていたが、こい
つは死神が去ったことに寸毫の名残も感じないのだろうか……と建御は思った。
「二度と会うことはない……か」
 カミナの妹、鳥衣ミワにも放たれたその言葉はあっさりと外れた。ならば建御の場合にお
いてもそれはありうるのではなかろうか。確かに幽霊死神天使悪魔の四者が自室に滞留して
いる時間は悪夢以外の何物でもなかったが、天使といい死神といい、すぐに忘れてしまうに
はあまりに存在が強烈だった。

「何かおっしゃいましたか?」
 ふと天使が眼を開いて問うた。建御はふっと息を吐いて、
「何でもねぇ。いいから寝ててくれ。お前が寝ないことには俺が安眠できねぇ」
 すると天使はクスッと笑い、
「えぇ。……焦っていても始まりませんからね」

 何でもない一幕であった。
 そこには世界を満たす絶望も、猟奇的な連続殺人も、やたらと涼しい夏の空もない。


「……あっちぃ」
 建御は即刻目を開けて太陽を睨みつけた。この炎天でどうして涼やかな顔して昼寝できる
んだ?

 この世には、うんざりすることが多すぎる。


 (了)


196:名無しさん@ピンキー
07/08/15 13:33:18 GAIPBKRE
これ学校?

197:名無しさん@ピンキー
07/08/15 13:37:39 /1FaEgXM
絶望系です。読み返したので何となく。

198:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:05:03 7z7piAu8
朝倉スキーな俺は絶望系読んでみたいんだが近所には置いてない

199:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:12:09 KD1DcAxE
ダークだな

200:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:31:16 CkeWeQUm
絶望系SS久しぶりに見たな

201:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:41:04 NQuSpsun
しかし、普通の夏には居て欲しくない天使だよなww

絶望系こそ続編がほしかったなあっと思いつつちょっと読み返してくるww

202:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:49:59 03ZJJu8B
GJ!
こういうの好きw

203:名無しさん@ピンキー
07/08/15 16:58:13 BmvIJDft
新スレになってやっとまともな作品が投下されたな

204:名無しさん@ピンキー
07/08/15 18:41:43 KD1DcAxE
>>203
それは言うなよwww

205:名無しさん@ピンキー
07/08/15 20:52:45 hidkzSUC
パタリとレスが止んだな。嵐の前のなんとやらってか?

206:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:00:55 Pp0jJ+wp
驚愕表紙がリークされたんだよ
URLリンク(up.tseb.net)
本スレ見れば嘘かどうかわかるから

207:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:03:47 03ZJJu8B
>>206
驚愕の表紙はみくるだから。

208:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:04:17 De83o8NE
788 :イラストに騙された名無しさん:2007/08/15(水) 17:45:41 ID:CDKgNj54
URLリンク(up.tseb.net)

やっつけで作ってみた

あやうく騙されるとこだったぞ馬鹿野郎ww
でも保存したw


209:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:04:50 zM0C9TBl
>>206
帯でけぇwww

210:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:09:51 KD1DcAxE
佐々木スレの転載だろう?可愛いよ佐々木可愛いよ佐々木

211:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:14:10 Yr3Z6tvS
強いて言うならタイトルは右だぜ?

212:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:15:39 wmc+KWli
分裂は左なんだぜ

213:名無しさん@ピンキー
07/08/15 22:04:39 uqcNJ77K
最近はコラも進化しているなぁ。

214:名無しさん@ピンキー
07/08/15 23:43:56 hidkzSUC
でも、なんか爆発力みたいのが足りなかったな。数人釣られただけで終わり

215:名無しさん@ピンキー
07/08/16 00:30:15 WQTsOpl4
というか、帯との画質差が……違和感すぎだろ

216:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:03:41 4uAeWz4Z
URLリンク(sos-dan.com)

こっちが集大成らしいw
本スレでの驚愕が突発発売したら…ってネタから始まって
複数の職人の手で半日でここまで出来上がった

217:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:06:21 SdwqAWfr
表紙がみくるだったら完璧だったのになw

218:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:09:19 lVhMmt/M
惜しいな。
橘だったら騙されていたかもしれん。

219:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:11:05 tBW7LRWD
最初に作り始めた俺が佐々木ファンで
釣りネタというより妄想ネタだから許して欲しい

変態佐々木の続きまだー?

220:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:21:25 wzEVo1xb
キョンが女体化してそれを男キョンが戻しに来るのってなんだっけ

221:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:25:32 pzoviS3R
キョンの消失だな
あれは面白かった

222:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:32:44 wzEVo1xb
それだ
thx


読んだ後のなんというか……そう、アレだ……アレがすごかった……

223:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:46:14 pVRRbYKo
百合展開と古泉が迫ってくるのが嫌いな俺はあまり面白くなかった。

どうでもいいことだね

224:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:46:55 XNLwOiTu
カタルシスなのか?

225:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:27:50 Xxvq7J/0
>>223
オリキャラが原作キャラに説教するのが嫌いな俺も(ry

本当にどうでもいいことだね

226:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:29:55 zFInlkXE
本スレより
URLリンク(up.tseb.net)

もう誰にも止められないwww

227:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:33:49 pzoviS3R
一々報告してくる奴は何なの?面白いとでも思ってんの?

228:名無しさん@ピンキー
07/08/16 03:33:11 6dQXHg2F
本スレとかやらには行ったこと無いがこんな奴らばっかなのか、と釣られてみる。

229:名無しさん@ピンキー
07/08/16 07:02:33 GU5kmwmO
ここまでやり過ぎるとくど過ぎるな
佐々木は嫌いではないがな

230:名無しさん@ピンキー
07/08/16 10:26:44 JS1Qrahk
それだけネタがないということであろう。
ないなら作ってしまえばいいというファンの願望の結露であるな。

って死神が。

231:名無しさん@ピンキー
07/08/16 10:29:04 4uAeWz4Z
本編も無いなら書いてしまえばいいのよ

232:名無しさん@ピンキー
07/08/16 10:30:01 GUpzWtMA
URLリンク(sund1.sakura.ne.jp)

233:名無しさん@ピンキー
07/08/16 10:51:31 R7Rv57kX
それは分かるが、節操も無く関連スレに貼りまくって何が楽しいのかとは思うな。

234:名無しさん@ピンキー
07/08/16 12:55:24 FMH9ixlg
完成度ハンパねえw

235:名無しさん@ピンキー
07/08/16 13:21:33 8m+iS9cs
厨臭いとゆうか、佐々木ファンは引き際を心得てないな。
もはやうざいだけだ

236:名無しさん@ピンキー
07/08/16 13:45:00 UUeE3TKW
その努力は素直にすごいと思うが
あんまりしつこいと叩かれるだけ

237:名無しさん@ピンキー
07/08/16 13:58:49 nKrNL2ZX
>>231
前々スレで書きましたが何か?w

238:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:01:02 JS1Qrahk
アスタの人乙ですwww

239:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:22:24 GU5kmwmO
>>237
kwsk

240:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:27:27 JS1Qrahk
>>239
保管庫49-587

241:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:43:48 GU5kmwmO
>>240
ありが㌧

242:名無しさん@ピンキー
07/08/16 15:11:04 SdwqAWfr
まあ佐々木は新刊でどうなるか分からんからね。
好きな人は今のうちに盛り上がれるだけ盛り上がりたいんだろう。

243:名無しさん@ピンキー
07/08/16 17:49:53 pVRRbYKo
名字だけの内はキョンとはくっつかないから安心。

244:名無しさん@ピンキー
07/08/16 18:23:12 5jBv5ROz
>>243
まさか橘や周防とひっつく可能性があるのか?

245:名無しさん@ピンキー
07/08/16 18:24:14 75Kh80hC
      /⌒\      /⌒\
     / /\ `⌒ '⌒ヽ ./\ \
    / /    丶   ヾ  \   \ \
   ノ  」      \   ヽ  .\  L  丶
 (((((/      /⌒\  ヽ  \  /⌒\
         //\ ⌒   ヽ  ⌒_/\\
       //     ̄\   ヽ  \    \\
      / ヘ⊃    /⌒\  ヽ  \  /⌒\
      ```     //\ ⌒   ヽ  ⌒_/\\
            //     ̄\   ヽ  \   \\____
           / ヘ⊃    /⌒\  ヽ  \ ./∵∴∵∴\
           ```     //\ ⌒   ヽ  /∵∴∵∴∵∴\
                 //     ̄\   ヽ/∵∴∴,(・)(・)∴|
               / ヘ⊃    /⌒\... |∵∵/   ○ \|    / ̄ ̄ ̄ ̄
               ```     //\ ⌒ |∵ /  三 | 三 |、  < ハルヒ厨は調子乗りすぎでウゼェから死ねよ
                    //     ̄\ |∵ |   __|__  | \  \____
                   / ヘ⊃    /⌒\|   \_/ / \ヽ
                   ```     //\  \____/._/\\''
                         //    ̄ ──  ̄     \\
                        / ヘ⊃                 ⊂へ ヽ


246:名無しさん@ピンキー
07/08/16 18:25:15 /KY3IYbB
うっほほーい

247:名無しさん@ピンキー
07/08/16 19:30:09 XNLwOiTu
おはよう

248:名無しさん@ピンキー
07/08/16 19:49:45 JfZbC59d
>>243
キョンの本名と同じくあえて伏せているのかもしれん
そして>>247、夜行性?!
しかし、原作ハルヒendだけではありきたりすぎるから、他のキャラのendも欲しい所だな。または、規定事項からずれて朝比奈さんとか全てのキャラにチャンスが残ったまま終わるのもいいけど。

249:名無しさん@ピンキー
07/08/16 20:01:31 6dQXHg2F
つハルヒのゲームはマルチエンディング

250:名無しさん@ピンキー
07/08/16 20:58:04 XNLwOiTu
●<まさか突っ込んでいただけるとは、感謝の極みです。

251:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:15:14 8/wKq4S9
>>244
URLリンク(wiki.fdiary.net)

252:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:15:46 8/wKq4S9
>>244
URLリンク(wiki.fdiary.net)

253:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:34:10 XPb5mLAy
突っ込むぞペガス!

254:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:34:33 JS1Qrahk
投下します。エロなし。

255:白の夢の岸辺 1
07/08/16 22:35:36 JS1Qrahk
 人は生きている限り夢を見続ける。
 それは起きている時も、眠っている時も。

 そんな通念は僕においてもまったく変わらない。
 寝ても、覚めても、僕は淡い輪郭のような夢を見続けている。

 あいつが完全にいなくなった、春の日から。


 ―白の夢の岸辺―


 吸血鬼が学園中を席巻するという、どこの三文小説にも出てこないようなフザけた
事態がようやくの決着をみて、僕は自室で一人今日の授業の復習をしていた。
 この学園じゃ自学自習に励む生徒など一割もいればいい方だ。それはよくも悪くも
ここの学生が一様にEMP能力などという常軌を逸した力を有していて、学校の制度が
ユルい、ユルくせざるを得ないという原因に拠っている。
 僕はシャーペンを置いて回転式の椅子に寄りかかると、窓から晩秋の夜陰を見上げ
た。ここからじゃ月は見えない。外の景色はそれだけで外気温がある程度まで低下し
ているだろうことを伺わせる。
 静かな夜だった。
 この学園に来て足掛け六年。これまでにここまで静逸とした時間を持つことがあっ
たろうかと僕は回想し、するたびにまとわりつく半透明の浮遊する影を頭から振り払
う。まずなかったと言っていい。たびたびあるようならそもそもこんな疑問に至った
りしないだろう。
 僕の部屋には現在形で望まぬ同居人がいるが、今はどこかに行っているらしい。
 まったくもって「どこかに行っているらしい」という表現しかできないのはあいつ
の挙動を端的に表した一節と呼べる。長身、白衣、哄笑、無意味な自信。考えるだけ
で偏頭痛を起こしそうになる特徴の数々。僕は首を振って余計な想像を前頭前野から
追い払う。
 僕はいつまでこの学園に駐留するのだろう。若菜のEMP能力が消失するまでか?
真琴は他の理由があるようなことを仄めかしていたが、僕自身には何の特徴も変哲も
ないというのは未だ揺るがぬ確信だ。
 しかし、例えどんな時間稼ぎをしようとも、皆いつかは一様にこの学園を出て行く。
が、それは何もEMPに限られたことではない。どこの学校であっても、入学すればい
つか卒業の日がやって来る。ただ儀礼ばった式典がここにはなくて、個人個人で入出
のタイミングが異なるだけの話である。
 そうやって無意味な自己逗留をしているうちに、時計の短針がわずかばかり進んで
夜が更ける。
 僕に超能力のような力はまったくないが、今日もまたある予感が胸中を満たすのを
感じる。
 こういう日には夢を見る。僕を六年間錯迷させていた、あいつの夢を。
 やがて梯子を上って床についた僕は、うとうとと追想の海に漕ぎだすのだった。


 空は青く、僕は幼く、季節も若かった。
 庭先に咲き誇る草花が陽光を受けて淡い色を放つ。その周囲を白や黄色、水色の蝶
が舞う。……ここは僕の生まれ育った土地だ。
「お兄ちゃん!」
 背後から声がかかった。
 瞬間的にはどちらの声だか解らない。振り向いてその立ち姿を認め、ようやく僕は
二人のうちのどちらが発した声であったかを知る。
「若菜」
「早く早く! ちこくしちゃうよー!」
 桃色のリボンが軒先を遊舞するアゲハチョウより軽やかに浮揚した。
「今行く。春菜にも言っておいてくれ」
「すぐにだよー。んっと、三十びょう以内」
「わかったよ」

256:白の夢の岸辺 2
07/08/16 22:36:28 JS1Qrahk
 僕が言うと双子の一人はドアを閉めて出て行った。とんとんと階段を下りて行く音
が遠ざかる。
 ここは実家の二階にある僕の自室だ。現役五年目になるランドセルと学習机が、春
先の風を受け流している。鼻を利かせても匂いがしないのは、僕がとっくにこの部屋
に住み慣れてしまったことの証だ。開け放たれた窓から吹き込む微風が、僕の首筋を
通って行った。
 記憶にあるまま、僕はドアを開けて階下へと向かう。
「わ!」
「ん」
 危うくぶつかりそうになったのは、もう一人の妹―。
「春菜」
「あぶないよー。きゅうに飛び出さないで」
「ごめんな」
 僕が軽く頭を下げると、
「二人とも早く! はーやくー!」
「うん!」「おう」
 若菜の呼び声に僕と春菜は玄関へ赴いた。
 靴を履いて、晴天の下へと繰り出す。三人一緒に。


「わははー! がんばれお兄ちゃーん!」
「もっと速くー!」
「わ! ばか! あんまり揺らすなよ!」
 自転車の三人乗りは僕らの名物とも定番とも言えた。
 当時の僕の体躯に余るママチャリで、ギリギリ届くペダルを回す。片足踏み込むご
とに左右へ傾ぐのが何とも危なっかしい。
 僕たちの町ははっきり言ってしまえば田舎で、ビルなんてそんなにないし、コンビ
ニに至っては数軒、それも中心部にしかない。この辺りのような郊外では特に、自然
と田畑によるのどかなサラウンドを嫌というほど堪能できる。
 うっかりしていると村に降格してしまいそうだと思いもするが、目下のところ僕は
妹二人を乗せた自転車を倒さないように必死である。
「ゆらゆらー」「おんぼろー」
 春菜若菜が風に乗せて歌うようにユニゾンする。まばらな人目がちらほらと集まる
気配を感じつつも、前方を注視するので精一杯だ。
 道行く人は大抵が物心ついたときからの知り合いで、だから今日も微笑ましげに僕
たちの曲芸を見送ってくれているはずだけど、さすがにそろそろ羞恥を覚える頃合い
でもある。
「あーモンシロチョウ!」
「モンキチョウ!」
「タンポポ!」
「さーくら!」
 僕が首を振らずとも、四つの目が勝手に周囲にある動植物たちの現在位置を教えて
くれる。頼んでもないのに。
「叫んでもいいけどじっとしててくれよ! 危ないんだからな!」
 精一杯声を張り上げて、そうこうしているうちにようやく駅までたどり着いた。


 JRという大動脈から枝分かれした毛細血管の末端のようにして、かろうじて延びて
いる私鉄の終着駅。それが家の最寄だった。マイナーかつローカルな路線を走る電車
はたったの二両だし、ドアは押しボタン式の手動、本数は通勤時でも一時間に三本。
逃したら余裕で遅刻できる。
「ほらきっぷだ」
「はーい」「わーい」
 同声二部合唱で春菜若菜は仲良く返事した。まるで遠足に行くような風情だ。
 後背に山々の稜線が見える。今日はずっと向こうまで晴れの予報が出ているはずだ。
 春菜と若菜がきゃいきゃいじゃれているのを見やりつつ、間もなくやって来た電車
に僕らは乗った。

257:白の夢の岸辺 3
07/08/16 22:37:06 JS1Qrahk
 五分ほどして、ホームというより大型のコンクリートブロックと呼んでも差し支え
ないような駅舎から、今にも壊頽しそうなくらいにくたびれた電車が滑り出す。
「大人しくしてろよ」
「わかってるよー」「ぶーぶー」
 車内には僕らを含めても両手で数え切れるほどの乗客しかいない。けど最低限のマ
ナーは守るべきと、当時の正義感が主張していた。
 僕は窓から吹いてくる風を心地よく浴びつつ、外を流れて行く景色を見ていた。数
駅ごとに町が街、街が都市へと移りかわっていく。
 ……ふと僕は重要なことを思い出した。一様に並んで窓からの景色を眺めている双
子に僕はこう囁く。
「<あれ>はぜったいに使っちゃダメだからな」
 忠告すると、二人は小作りな顔をまるで同期したかのようにこちらへ向け、左右対
称に首を傾げたのち、
「「なんで?」」
 僕は側頭部を抑えて溜息を吐く。
「普通の人はあんなの見たらびっくりするだけだからだよ。魂が抜けちゃうかもしれ
ない」
 魂ってのは例え話だけど。
「ふーん」「へー」
 今ひとつ納得してないような気がする。……けどまぁ、
「とにかく、<ばりあー>は使っちゃダメだからな」
「「はーい」」
 返事だけはいいんだけどな。いっつも。


 電車を乗り換える頃には人工的な風景が視野の大半を占めていて、僕らのいた町は
異国だったんじゃないかというくらいには錯謬を与える。大して路線が混交していな
くとも、小学生である身に妹二人連れの電車乗り換えはけっこうな大儀だ。
 あちこちに興味津々な目を向けては無軌道衛星みたいに漂い出す春菜と若菜を何と
か繋ぎとめつつ、無事乗換えを終える。電車が進むごとにみるみる都会へ近付いて行
くのに興味と不安を半々で感じつつ、やがて目的の駅に到着する。
 使い慣れない腕時計に目を落とすと、時間は午前十時。発表会の開始は十一時から
だから、徒歩で会館に着く時間を考慮しても十分間に合う。

 そう、今日は春菜と若菜のピアノの発表会だ。
 だから僕も春菜も若菜も、おめかしと呼んで差し支えのないくらいにはよそ行きの
格好をしている。ネクタイなんて初めて着けた。出掛けに時間がかかったのも、僕が
三人分の慣れない着替えに奮戦していたからだ。
 この日、両親は運悪く仕事が重なってしまっていた。最後の最後まで、何とか都
合をつけんと上司なり店長なりに往生際悪く掛け合っていたようだけど、結局叶わ
ず今日に至り、結果僕だけが二人を見送って見届けて見守ることになってしまった。
「お兄ちゃん、どっちに行くのー?」
 春菜が袖を引っ張った。若菜はきょろきょろと見慣れぬ街並みに好奇の目線を配っ
ている。
「待ってろ。今調べてるから」
 招待状にあった市民会館への地図を判読すべく、僕は紙片を睨んでいた。
「るるるららん♪」
 春菜が今日演奏する曲を歌って、鍵盤を滑る手つきをしているのが視界の端に映っ
た。若菜が右手で指揮者の真似事をしている。
 ばあちゃんちなら行き慣れてるから何とでもなるけれど、未踏の地となると勝手が
解らず、地図を持っていても咄嗟には進むべき方角が解らない。……こっちは南口だ
から、これがあの道路で。

「道をお探しですか?」

 ふとかけられた声に、僕は顔を上げた。

258:白の夢の岸辺 4
07/08/16 22:37:39 JS1Qrahk
 ……知らない女の人だった。
「ふふ。可愛らしいですね」
 彼女は僕の両側でリハーサルもどきをしている双子を均等に見て、
「道をお探しですか?」
 もう一度同じ台詞を告げた。口の端が微笑の形にカーブする。
「えっと、市民会館へはどう行けば……?」
 半ば自然に僕はそう質問していた。すると彼女は縁の広い帽子の縁を手で押さえて、
「わたしも同じ場所へ向かうところでしたから。よろしければご一緒しますが?」
 と言って、たおやかな所作と不思議な存在感を随伴して歩み出した。
 何となく、そのまま見送ってしまいそうに僕は佇立してしまっていた。
「……お兄ちゃん?」
 我に返ると若菜がぽわんとした目線で僕を窺っていた。
「ん? あぁ。あの人が案内してくれるってさ。ついて行こう」
 今さらながら何一つ不信感を覚えなかったのはなぜだろう。女性だからか、嫌な気
配がしなかったからか、それとも僕が無垢だったからか。はたまたその全部か。
 バスターミナルとなっている駅前ロータリーから若葉の芽吹く並木通りへ至る。歩
道に沿って僕と春菜若菜は、まるで親戚の姉に先導される従兄弟のようにして道を進
んでいった。瀟洒な邸宅の並ぶ通りは、ここが閑静で高級な街路であることを示して
いたが、当時の僕はそんなことに感慨を覚えているほど余裕を持っていなかったはず
だ。なにせ知らない土地だし、二人の妹を無事目的地まで送り届けるという使命感で、
心の余白のほとんどが埋め尽くされていたから。
 念のため地図も確認しながらほとんど一本道の行路を抜けると、この市街の中枢と
思しき大通りに差し掛かった。市役所やら郵便局やら農協やらファミレスやらコンビ
ニやらが連綿と並んでいて、車の往来と人通りの多さから活気が伝わってくる。
 信号を渡ると道は左へ延び、大通りに沿ってなおも行程が続く。中心部だけあって
歩道は広く、モダンな舗装が端から端まで整備されている。
「到着したのです」
 先頭の彼女が振り仰いだ先。三階建ての年季の入った白塗り建造物が鎮座していた。
スーツ姿で髪型を固めた男性やら、真珠のネックレスにイヤリングとワンピースで白
に統一した女性やら、僕と春菜若菜のマイナーチェンジのような格好をした少年少女
やらが入口に吸い込まれていく。
「あ……。ありがとうございます」
 僕は礼を言ってお辞儀した。女性はくすっと笑うと、
「いいえ。これくらいは何でもありません。果たされるべき役目というものです」
 すると女性は僕たち三人を均等に見つめてから首を傾げ、
「演奏なさるのは皆さんでしょうか?」
「いえ、僕は見に来ただけで。出るのはこの二人……おいあんまり離れるなよ!」
 僕は連れ立って隣の消防署に向かおうとしていた双子の襟元をつかんで引っ張り戻
した。
「わー」「くすぐったいよー、きゃはは」
 すると女性は微笑をたたえて、
「ふふ、本当に可愛い妹さんたちですね」
「せわが焼けます。ヤケドしそうなくらいに」
 女性はしばし若菜と春菜を茫洋と眺めていたが、 
「それでは。演奏、楽しみにしています」
 そう言うと黙礼して入口へ向かった。僕は少しの間、彼女の後ろ姿を呆然と見送っ
ていた。
「お兄ちゃん」「あたしたちも入ろーよー」
「……ん? あぁそうだな。とりあえず間に合ってよかった」
 胸を撫で下ろした僕は、双子と一緒に入口へ向かう。
 春菜若菜とともに前方へ顔を向ける頃、女性の姿はもうどこかに消えていた。

259:白の夢の岸辺 5
07/08/16 22:38:19 JS1Qrahk


 ホールは二百名程度が入れる大きさで、いかにも市民会館といったスケールだった。
想像との落差がないでもないけど、あんまり大きくても僕が緊張しそうだからこれで
丁度いい。
 僕と同い年くらいの連中はほとんどが発表側にまわるため、客席に座っているのは
授業参観の出張版のような父母に加え、祖父母や縁戚の人がほとんどだった。
 端っこに座った僕は、照明の落ちる舞台にただ一つ置かれたグランドピアノを眺め
た。煌々とした光を返す黒く大きな楽器は、奏者の出番を今や遅しと待ちわびている
ように思えた。
 家にはアップライトピアノがあるものの、母親が嫁入り道具のひとつとして持って
きた年代物で、調律の具合もあんまりよくないから聴いていてさほど心地よくなれな
いのが問題点だった。端の鍵盤なんか僕が聴いても解るくらいに音痴だ。
 僕は館内を見渡した。さっきの女性がどこかに座っていないかと注視してみたもの
の、少なくともここから眺望できる範囲に彼女はいなかった。二階席にいるのだろう
か。あそこはピアノ教師の関係者一同の指定席だったと思うけど。
 正面に視線を戻した僕は、しかしまだ彼女のことを考えていた。別に色恋めいた感
情があるわけじゃなく、背格好や年齢が判然としなかったからだ。いくら僕が小学生
でも、大人であるか否か、身の丈がどれほどかくらいは見れば解る。それなのに、彼
女は思い出そうとすればするほど、その記憶が霞をつかむようにまばらに解けて消え
てしまう。
 僕が十一歳なりの思案に暮れていると、ホール全体の照明が落ちてステージだけが
明るさを残す形となった。一度幕が下りると、スポットライトが向かって左端に照射
された。舞台袖からスタンドマイクに向かって歩いてきたのは、春菜や若菜が日頃師
事している先生だった。薄紫色のロングドレスに身を包み、アクセント程度にネック
レスを着けている。
 彼女の短い挨拶と礼ののち、緞帳が上がって最初の発表者がステージ脇からしずし
ずと歩いてきた。


 十名ほどの発表が終わり、一度やってきた眠気が何とか覚めてくる頃、春菜が私立
学校の制服のような発表用衣装でとことこと歩いて来た。
 僕は間にあった休憩中に席を中央前方に移していた。それは他ならぬ春菜若菜が自
信を持って演奏に臨めるようにとの当時の僕なりの思いつきだった。
 その甲斐あってか、中央に出てきた春菜は二秒ほどキョロキョロした後に僕を見つ
けて手を振り、
「あ、お兄ちゃん!」
「ばか……! しーっ」
 声まで出して周囲の苦笑を買ってしまったのは恥ずかしかったけれど、見つからず
に不安な表情をされるよりかはマシだろう。
 春菜は水色のリボンを揺らせてぴょこっと礼をすると、もう一度僕ににへっと笑い
かけてから椅子に座り、間もなく演奏を開始した。淀みない清流のような旋律が、す
っと耳から入ってくる。もちろん未熟なところはあるし、何より鍵盤を叩く力が足り
ないから、心なしかこじんまりとした楽曲に聴こえてしまうけど、それ以上に春菜
は音楽を真っすぐに楽しんでいた。見ているだけでもそれがよく解った。楽器とひ
とつになっているように、音符の上を歌いながら散歩するように、軽快に春菜は課
題曲を奏でていった。
 目をつむった横顔に、どこまでも穏やかな笑顔が浮かんでいた。
 そして僕は、この笑顔がいつまでも失われなければいいと、静かに願った。


 ついつい拍手しすぎて手がじんじんしたものの、続けて若菜の演奏だから根をあげ
てもいられない。観客の人々が一瞬ざわついたのは、今引っ込んだ人物がもう一度出
てきたように見えたからに違いない。僕だって何も知らなかったら同様の反応を見せ
ていたかもしれない。

260:白の夢の岸辺 6
07/08/16 22:38:53 JS1Qrahk
 春菜から聞いていたのか、若菜はすぐさま僕を見つけて手を振った後で、ホール全
体へ向き直ってぴょこりとお辞儀をした。桃色のリボンがふわりとなびく。
 館内に響くアナウンスが告げる名前を聞いて聴衆も納得したらしい。やがて静寂が
戻ってくる。そうして誰もが静まった頃、若菜も演奏を始めるのだった。春菜とは違
って、どこか物憂げな雰囲気のあるゆるやかな曲だ。

 双子のピアノ演奏に、僕はほとんど違いを見出すことができないでいた。
 例えば自室にいる時間。
 下の階から鍵盤が弦を震わせる音が聴こえてくると、僕は当てずっぽうで検討をつ
けて、しばらくその音色に耳を傾けている。やがて練習とも戯れとも呼べる演奏が終
わると、僕は階段を下りて答えを確認する。
「春菜だったのか」
 すると水色のリボンはくるりと振り返ってへへっと笑い、
「ぶー」
 もう一度正面を向くと襟足を片手でかき上げて、まっさらなうなじを僕に示す。
「はずれ」
 クスクス笑うと、別の方向から同じ声が聞こえてくる。
「あたしがわかな」
 そう言って今度は桃色のリボンをつけた妹がキッチンから出てきて、同じ所作で首
の後ろを見せる。そっちには小さな黒子があった。
「紛らわしいからリボン取りかえるなって言ってるじゃないか。まったくお前たちは」
 そう言う僕に姉妹はけらけらと笑ってリボンを解き、交換してまた元通りにした。
 春菜と若菜にとっては、どっちのリボンをつけていようがいまいが関係ないだろう、
と僕は思うのだった。相手は自分であり自分は相手なのだ。たまたま二人の形となっ
てこの世に生を受けたに過ぎない。

 ―。

 若菜の演奏がつまづいた。
 音階を順に上がって行く箇所で指が転んでしまい、驚いた若菜は思わず両手の動き
を止めてしまったのだ。途端に緊張を伴った静謐に満たされる会館。
「…………」
 猫のように両手を半開きにし、ぱちりと不安げな瞬きをして若菜はこちらを見た。
(が・ん・ば・れ)
 僕は大仰な口の動きとガッツポーズのジェスチャーで若菜に意思伝達を図る。
 大丈夫、お前ならきっと最後まで演奏できるさ。

 <ばりやー>は絶対使っちゃダメだ。
 確かにそう言ったし、そもそもあんな奇妙な力、僕にはないけれど。
 それでも、僕にだって声に出さずに意思を伝えることくらいならできる。

 そう信じている。

 なおも若菜は唇をきゅっと結んで、情緒不安定気味に首を横向ける。
 すると若菜はある方向を見つめて視線を固定させた。
 見ると舞台袖に春菜の姿があって、僕と同じポージングで若菜を励ましていた。
(が・ん・ば・れ)
 それから数秒のうちに、若菜は笑顔を取り戻していった。
 若菜はもう一度だけ僕を見て頷くと、演奏を再開した。
 今度は一度も途切れることなく。


「えへへー」「ふふふー」
 帰り道、僕は二人の妹に両手を塞がれていた。

261:白の夢の岸辺 7
07/08/16 22:39:27 JS1Qrahk
「放せったら。こら、若菜、春菜」
 言うだけ無駄というものだった。笑顔の姉妹はきゃいきゃいと、まるで僕を軸にバ
ランスを取るヤジロベーみたいにして両端に付随する錘と化していた。
 わずかに花びらを残す桜並木の大通りに沿って僕たちは歩いている。
 最後に先生が掉尾を飾る演奏をして、生徒全員が集まって記念撮影したところで発
表会は無事に終了した。春菜と若菜は丁度先生の両脇に西洋人形みたいにしてちょこ
んと腰掛けたが、溶けかけのチョコレートみたいな甘ったるい笑いかたは写真写り用
の表情とは言いがたかった。言うだけ無駄なんだけど。
「お兄ちゃんありがと」
 若菜はそう言って無邪気に笑った。さっきの不安もどこへやらだ。
「わかった。わかったからまず手を放せったら。人が見てるだろ。春菜、お前もだ」
 僕が何か言うほど、二人は磁力を増すマグネット状態になった。
 若菜が笑顔を取り戻したのは何よりだけれど、人通りの多い街中で妹二人にくっつ
かれる兄というのはいくら何でも恥ずかしすぎる。
 何とか引き剥がせないものかと奮起しつつも上手く行かない。仕方なく衆目を浴び
ながら帰りの道をゆっくり歩く僕たちだった。
「お兄ちゃん、きょうのご飯は何だろう?」
 春菜がぽわぽわしつつ呟いた。僕は半ば憮然としかけながら、
「さぁな。けど僕はカレーが食べたい気分だよ」
 今のこの状況は溶かした砂糖をそのまま飲んでいるような気分だったから。
「あたしね、はんばーぐがいいな」
「あたしもー。はんばーぐー」
 春菜に若菜が賛同した。二人してけらけら笑って、なおのこと僕の両腕の自由が利
かなくなる。思わず息を吐いた僕も、同じように笑っていたと思う。
 ハンバーグか。……それもいいな。
 十分以上の時間をかけて、ようやく駅へ至る通りとの交差点までやって来た。
 眼前の信号は丁度赤になったところだった。通行量の多いこの道ではしばらく待た
ないといけないかな、と僕は思っていた。
 ひらひらと桜が最後の花弁をまばらに落としていて、道行く人の何人かはその様
子を見て囁きあっているようだった。散り際ではあるものの、なぜだかとても幸福
な気持ちに僕の胸は満たされていた。
 そういう風にして、僕の意識は今のこの場所ではなく他に向いていた。
 だから、その直後に起きた出来事がどうして、どうやって発生したのか、今でもち
ゃんと説明することができない。
 桜を見上げていた僕の眼前を水色の蝶々が舞って、間もなく声が聞こえた。
「はるなっ!」
 脊髄反射のように僕は正面を向いた。
「…………!」
 生まれてからこれまで、最も見慣れた少女の後ろ姿があった。
 ゆっくりと、まるで早春の小川を一歩、一歩と歩くようにして彼女は前へ進んでい
った。どういうわけか、車の流れが一時的に止んでいた。
 僕が叫んだのと、それが起こったのと、全身が総毛立つのが同時だった。

「春菜っ!!!」

 信号は赤のままだった。
 まるでフェードインしたかのように、大型の車体が視界に入ってきた。

 水色のリボンをつけた僕の妹は、次の瞬間、あっさりとトラックに撥ねられた。








262:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:39:59 JS1Qrahk

「は……る、な……」









 すべてのものが真っ白になった。
 あらゆるものがゆっくりになった。










 春菜は風に乗るかのように、ふわりと宙へ浮いた。
 その光景は、この世で最も現実味を欠いた出来事に思われた。

 真っ白に包まれた世界の中で、春菜だけがそこにいた。
 何もかもが吹き飛んで消え去ったかのように、無限の時間が続いていた。








 彼女の身体は、程なくアスファルトに叩きつけられた。















「春菜ぁあああああああああああっ!!!」


263:白の夢の岸辺 9
07/08/16 22:40:39 JS1Qrahk












 










 そこから何があったのか。直後の記憶は混迷している。
 断片的に浮かび上がる、救急車のサイレン、赤いランプの明滅。誰かの怒号と悲鳴、
騒然となった春先の大通り。せわしく行き交う警察官。それから僕の肩をつかんだ誰
か。何か言っていたけど解るはずもない。

 たぶんそこにいた人たちは言葉を発していたと思う。
 けれど、僕はそれを何一つ理解できなかった。
 そもそも、誰かが何かを言うことに意味などなかった。


「はるな……春菜……、はる、な……」
 僕はうわ言のように妹の名前を呼び続けていた。
 しかしそれに答える無邪気な笑みと爛漫な姿は、もうどこにもなかった。


 気がつけば僕は病院のベッドの上にいた。
 印象的な紺碧の空間。そよぎもしない、冷たいカーテン。
 窓を月光が照らしているのにちっとも明るくない。

 凛とした空気が室内に満ちている。
 それは僕をも貫いて果てしない沈黙をこの場に固着させている。

「お兄ちゃん……」
 すぐに抱きついてきたのは―、
「は、るな……?」
 彼女は泣きじゃくっていた。
 どれだけ泣いても涙が足りず、どれだけ抑えても制動がつかず、いつしか枯れ果て
て真っ赤になった顔で、さらなる哀惜の念に押しつぶされる寸前の表情。
「お兄ちゃん……うえぇぇ、あた……ひぐ、うぇっ、あたしは……うぇ、わかなだよ」
「わ……かな?」
 僕は顔を上げた。母親と父親もそこにいた。

264:白の夢の岸辺 10
07/08/16 22:41:13 JS1Qrahk
 二人とも沈痛な面持ちで、僕の手元に視線を落としている。
 何も言わないのはたぶん、どちらもこみ上げてくる痛切に耐えているからだ。
 でも僕には解らなかった。
 すべての感覚が全身から消失してしまっていた。
「はるなは……?」
 僕の言葉に、誰も返事をしてくれなかった。

 春菜は、どこに行った?


 等間隔に並ぶ常夜灯の光が、幻のように僕の目の前を過ぎ去っていった。
 車の窓から見る夜の風景は、みな現実味を欠いた別世界の出来事のように思えた。

 僕は自失したまま、ずっと、ずうっとそれを眺めていた。
 そうしていつまでも春菜を探していた。
 あの笑顔を探していた。
 なのに見つからなかった。
 どれだけ目を凝らそうと、過ぎて行くのは輪郭のない光点だけだった。
 あとはすべてが闇だった。
 もしかしたらすべてが。


 気がつけば僕は自宅に帰ってきていた。
 両手足の感覚がない。春なのにどうしようもなく寒い。

 ふとあることに気がついた。
 僕はこれまでずっと泣き続けていた。
 抑えても抑えても口が震えて、堪えても堪えても涙が止まらない。

 そして僕はもうひとつの発見をした。
 目の前に、見慣れない、細長い函があった。


 僕はすぐ先にあるその器に、少しずつ歩み寄る。
 見てはいけないものなのに、身体が言うことを聞かない。

 近付いちゃだめだ。

 嫌だ。見たくない。
 やめろ。頼むからやめてくれ。


「はる……な……」



 木製の函に入れられた彼女の身体は、永遠の時を閉じこめたように動かなかった。
 いつか笑っていたはずのその顔は、驚くほど美しかった。
 事故にあったはずなのに、傷の一つも見られなかった。

 なのに、もう二度と動かない。
 僕の手を引いていた、片方の大切な錘は、もう二度と戻ってはこない。



265:白の夢の岸辺 11
07/08/16 22:41:47 JS1Qrahk
 僕は立ち尽くして、その姿をずっと見ていた。
 いつまでもいつまでも。
 いつまで経っても流れる涙を、止めることすらできず。

 目の前にいる春菜を止めることすらできず。





「春菜……はるなぁあああぁぁ……」

 僕は泣き続けた。一晩中泣き続けた。
 たぶんそこで、僕は一生分の涙を使い果たしたのだろう。







 春名は、死んだ。































266:白の夢の岸辺 12
07/08/16 22:42:23 JS1Qrahk

 そこで夢が終わる。
 そうして目が覚めた僕は、どんな感情も抱いていない。

 一滴の涙もない。
 あるのは乾いた朝と、何の音色も聞こえない心だけだ。


 僕は梯子を降りると背伸びをし、首を回して部屋の窓を開けた。
「…………寒い」
 冬が一段と近くまでやって来ている。
 山間の朝は、それを何より鋭敏に察知して、住まうものに言外の示唆をする。

 僕が春菜の幽霊に逢うのは、涙を使い果たした翌日の話だ。
 以来六年間、僕は一度も泣いたことがない。

 幸いというべきか、その後に訪れたのはまるで喜劇を判にして押したようなバタバ
タした毎日だった。辛気のつけ入る隙間は、つい半年前まで一分も存在しなかった。


 半年前―。

 あの時の春菜の言葉を、僕は今でも覚えている。
 どんな芝居のどんな台詞よりもはっきりと、胸に焼きつけている。
 たぶん一生忘れないのだろう。


 そして、春菜の言葉を記憶している限り、僕は若菜を守り続ける。
 それが残されたものの使命だと思うからだ。

 春菜への返答だと思うからだ。



 僕は身だしなみと着替えをひとしきり終えると、下のベッドでいぎたなく眠る仰臥
姿を叩き起こすべくスリッパを構えた。

「……起きろ間抜け。朝だぞ」



 (了)


267:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:43:23 JS1Qrahk
以上。途中番号ふり忘れてすいません。余白ばっかですいません。
改行人によっては中途半端に見えてすいません。某小説っぽくてすいません。
では。

268:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:45:45 GU5kmwmO
>>267
乙です。読んでいて話に引き込まれた。

269:名無しさん@ピンキー
07/08/16 22:52:46 putviVvA
いいね。だがそれだけに最後のが惜しい。

270:名無しさん@ピンキー
07/08/16 23:59:05 fCfdG/qq
本当に佐々木スレの連中ってのは人に迷惑かけることしかできないんだな
頼むから出てこないで馴れ合っててくれよ

271:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:00:53 S/Nkp2aO
春菜とか若菜とか寒すぎて吹いたwwww



>>270
全面的に同意だが、そんなことで一々あげないでくれよ

272:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:02:32 Dsc2AZAy
谷川流スレって佐々木スレだったのか…

273:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:24:02 H4c5AfV0
スルー力のなさに絶望した

274:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:31:52 jSGoAdiH
>>270
あれ貼り付け回ってるのは佐々木ファンじゃないだろ
ってage厨に吊られちまった…

275:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:35:24 pIYM4BXN
とりあえず>>271の1行目の発言の真意が掴めない

276:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:44:53 X3zZeriA
最近変なやつ多いから。
スルーしようぜ。

277:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:45:07 ivO3KBEX
ハルヒ以外はお呼びじゃねーってこったろ

278:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:03:32 pIYM4BXN
俺も釣られてしまったということか…
スルー力不足だったな。スマンカッタ

279:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:13:42 6IArUTQf
>>270
佐々木スレでもなんでもなくてVIPハルヒ本スレだぞ、あれはwwww

280:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:22:59 RnbUb/Qe
>>267
こういう言い方しかできなくて悪いが、GJ。良かったよ。


つーか、>>271を始め学校知らないやつ増えすぎだろ。
逆に知ってるやつがここから離れたのかもしれんが。

281:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:25:24 y2+VWK9d
あのコラは谷川スレだろ

282:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:29:57 LVDS6Gba
えー?この流れでまたそこにもどっちゃうわけ?

283:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:31:52 pxKiaKHE
>>267
いや名作です。
高崎兄妹のセリフ回しや日常描写が本当に素晴らしい。
街の描写を書き込む方法をとっているのが谷川節です。
春奈が死ぬ日というある意味あざとい題材をここまで温かな視点から描けるのは
作者の文章力と高崎兄妹への愛情がなみなみならないものだからだと思います。
インターセプタを出すのも原作の佳由季がインターセプタに前に見た気がするというとこを思い出させてニヤリです。
発表会に出れなくても春奈は事故にあう、最後の思い出のためにインターセプタが教えてくれるという解釈で読みました。
双子が事故前から能力を隠し持ってるのもいろいろ想像させるうまいオリジナルです。
二十箇所ぐらいぐっとくるところがあったのですが二つ引用します。

><ばりやー>は絶対使っちゃダメだ。
 確かにそう言ったし、そもそもあんな奇妙な力、僕にはないけれど。
 それでも、僕にだって声に出さずに意思を伝えることくらいならできる。

 そう信じている。

>あの時の春菜の言葉を、僕は今でも覚えている。
 どんな芝居のどんな台詞よりもはっきりと、胸に焼きつけている。
 たぶん一生忘れないのだろう。


 そして、春菜の言葉を記憶している限り、僕は若菜を守り続ける。
 それが残されたものの使命だと思うからだ。

 春菜への返答だと思うからだ。

保管庫に収録するときは全部春奈に直しといてください。保管庫の作品春菜多すぎです。
最後にいいもの読ませてくれてありがとうございました。心からGJ!

284:名無しさん@ピンキー
07/08/17 01:49:39 xKvbMXHo
>>242
遅レスだが佐々木はどうやら相当ドス黒い性格らしいな。ハルヒを泣かせるくらいに。
ハルヒ女性キャラ初のヤンデレかね。

285:名無しさん@ピンキー
07/08/17 04:43:45 YqimZbeu
俺の脳内妄想では長門がヤンデレ

286:名無しさん@ピンキー
07/08/17 06:59:55 8GsZAM3T
佐々木は変態、ハルヒは怒Mなのです。(俺の脳内保管)

287:名無しさん@ピンキー
07/08/17 07:29:28 tLRNQgx8
俺の中では佐々木はソフトS(ただしキョンのみに対して)


288:名無しさん@ピンキー
07/08/17 07:55:20 3lY7/zrw
>>284
つかハルヒも長門はヤンデレキャラじゃね?w
なんとなく佐々木もヤンデレ臭がする
そして誘い受けキャラだとオモ

289:名無しさん@ピンキー
07/08/17 08:19:51 UpSjvqbA
ま~た作品そっちのけで中高生どもの雑談モードかよ…

290:名無しさん@ピンキー
07/08/17 08:29:32 vOtkPLkZ
誤字本当に申し訳ない。素で勘違いしてました。
学校は設定が多い……orz

291:名無しさん@ピンキー
07/08/17 08:43:50 AJOd2iiU
ここは一応21禁なんだよ?

292:名無しさん@ピンキー
07/08/17 09:05:13 xKvbMXHo
スルー力のなさに絶望した

293:名無しさん@ピンキー
07/08/17 11:46:42 xdRgtfkQ
>>291
今は18禁になったことを知らない人まだいるのね。

294:名無しさん@ピンキー
07/08/17 16:56:15 BZPs9fTb
投下します。エロなし

295:佐々木が妹にパンツを履かした日
07/08/17 17:00:13 BZPs9fTb
健康には腹八分目が良いと云うが、百歳まで生きてやろうなどの気概など持ち合わせておらず、長生きなどせずにそこそこの年齢でくたばるぐらいがちょうど良いだろう。
などと常日頃そう考えている俺は、晩飯を腹に九分目強ぐらいまで詰め込んで、小学生の遠足で行ったお昼下がりの動物園のコアラとまでとは行かずともパンダぐらいにはウダウダっとし、
通称『ごはんのうた』に時折「おっふ~ろ~」などの歌詞を新たに付け加えながら、バタバタと足音を響かせてお風呂場に直行する妹を横目でやれやれと思いながら眺めていた。

妹が将来名だたる音楽家になることは絶望的だな、っとの確信に至るにはには十分なほどの間、妹はそのキテレツな曲を口ずさんでいたかと思うと、
アホの谷口が池に落ちた時のような音をリビングにまで木霊させ遅れてキャッキャッと笑う妹の声を響かすのであった。
まったく、いつになったら風呂場で遊び倒すのをやめてくれるのだろうかね。
ゴジラ来襲直後のような風呂場の惨状を思い浮かべ、その後始末に頭を痛めていたわけだが、まあ、これも兄としての……
いや、俺の運命みたいなもなのさ、どうやら神様というやつは今日の事も含めて俺に後始末を押しつけるのが好きらしいからな。

296:佐々木が妹にパンツを履かした日
07/08/17 17:02:33 BZPs9fTb
 

 妹のキテレツな歌シリーズをBGMに、旧友が懸案事項と共に連れてきた、妹の歌よりもキテレツで胡散臭い連中のことを考え暗々たる気分に浸りきり、
どーせ役にも立たない話しかしないであろう古泉あたりに電話をしようかと思い悩んでいると

「キョン君ーお風呂あいたよー」

いつの頃からか風呂上りにパンツだけは履いて来るようになった妹が思いのほか早く風呂を済ませたようで、
岸に上がってきたばかりのペンギンのように濡れた足でペタペタとリビングに足跡をつけながら満面の笑みで報告を入れてきたのである。
おい、こら!何でお前はそう毎回濡れたまま出てくるんだよ。
などと妹に文句を云いつつ俺はバスタオルを急いで持ってきて妹の身体を拭いてやる。
そんな俺を尻目に妹はと云えば、俺に身体を拭かれている間中終始ニヘラと笑い続け、俺は無駄と悟りながらも俺の知る限りの淑女の嗜みを切々と説き、最後に俺の云った事分ったか?
と尋ねるとどこぞの優等生か、と思うような大変元気よい返事するのだが、その返事がついぞ実行に移されることは到底無いので困りものだ。

はて、こいつをミヨキチのような子にするにはどうしたらいいもかね。
誰か知っているやつはご一報願いたい
なんてことを冗談めかして考えているとなんとフッと思い当たる人物がいたのである。
なんで、今まで思いださなかったんだろうな、中学卒業前にもっとしっかり追求しとけばよかったぜ。
なんで急に思い出したかって?
そんなのは簡単だ、なにせそいつは今朝会ったばかりのやつだったからな。

297:佐々木が妹にパンツを履かした日
07/08/17 17:04:09 BZPs9fTb



 あれは中学生時代最後の夏休みを特にこれと云った思いでもなく、学習塾の集中講義を漫然と受け終え、
新学期が始まって二週間が経ち、学習塾の講義も平常時に戻り、夏の集中講義の効果などまるで感じぬ頭を坂道を登る車のエンジン程度には稼動させ、そして空回りさせていた塾の帰りのことである。

いつものように佐々木を伴って最寄の停留場まで行く途中で突然足を止めた佐々木が、
「キョン。今日はここでお別れだ」
と云いながら近くのスーパーを指差しながらこう云うのであった。
「今日は晩ご飯の準備をしなくてはならないのでね、あまり得意ではないが両親が留守ではしかたがない」
両親が留守なのか?それに買い物くらいなら付き合うぞっと俺が云うと少し笑って
「キョン、君と買い物できればさぞかし楽しいだろうけど、キミの帰りを待っている両親と妹さんにそれでは悪いのでね、家族団欒の時を奪うのは些か心苦しい」
などと断られ、俺が反論を考えているとそれを遮るかのように
「それではキョン。また明日、学校で」
っと声をかけられ、軽く手を振りながら煌々と店内を照らしているスーパーに佐々木は足を向けるのだった。

今、考えると相当恥ずかしい事を云った気がしないでもないが、昔の俺はそうは思わなかったらしく、気がつけば歩き出した佐々木に声をかけていた。
声をかけられた佐々木はというと、
「なんだい?キョン、何か僕にまだ用事でもあるのかい?」
っと怪訝な顔をレモンティーのレモン果汁ほどの含有率程度含ませ振り返り、妙にまじまじと俺の顔を覗き込んでくるところ悪いがたいしたことではない。


298:佐々木が妹にパンツを履かした日
07/08/17 17:04:57 BZPs9fTb
あ~そのなんだ?これから一人で晩飯を作るのも大変だろ。
まぁ、無理して来てもらう必要はまるで無いんだが、良かったら俺んちで食べていくか?
それにお前が来ると親も妹も喜ぶしな……
的なことを俺は口走ったのである。

 国木田や中河がなにやら誤解をしていたようだが、当時の俺はそんな気なんてないのは宇宙人やら未来人やら超能力者が実在しないのと同様に確信もっていえたことである。

もっとも後者は高校に入学してハルヒの自己紹介を聞いてからとゆうものの、その確信は水爆を二,三発程ぶち込まれた街のように崩れたというか、消し飛び、影も残さぬ状態であり、
今現在も常識と云う領域はハルヒ率いる目下宇宙人、未来人、超能力者のSOS団連合軍によって現在も蹂躙され続け、俺もとっくに白旗を揚げてそれに加わっているわけであるのだが、それとはまた別だ。
まして古泉の云うような無邪気な中学生同士のたわいのない恋愛模様の一ページなんて関係が俺と佐々木にあろうはずもなく、晩飯に誘ったのだって俺の善意から出た言葉であることは間違いない。
その確信はまだ揺らいじゃいないのさ。

俺のその言葉を聞いた佐々木はハトから豆鉄砲を喰らったような佐々木にしてはなんとも珍しい表情をしていた。
数秒の間を置いて佐々木は、
「本当にいいのかい?」
と思案気に問いた気に尋ねてきたので、俺は確たる物証を得るべく、携帯を取り出し自宅の電話番号に指をかけたのであった。


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