07/08/29 22:50:22 /sAt7YzF
>>623
途中まで書いたのがフリーズしておじゃんに('A`)ノ
もうしばしお待ちを。
といっても、出来は全くよくないですorz
ゲーム版やったことも見た事もないですしw
625:名無しさん@ピンキー
07/08/29 23:05:06 xHdrf3YV
10巻まで読んでみたんだが・・・
コルベールに惚れた
626:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:13:03 e+7mYokI
さて、タバサ編の残り、いくよー。
>>595 からの続きですー。
627:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:14:09 e+7mYokI
「…終わった」
タバサの声に才人は期待を胸に振り向く。
やっぱアレっすか!すくぅる水着っすか!びば夏!びばお子様体型!
しかし振り向いた才人の目に映ったタバサの水着は、彼の予想していたモノとは違っていた。
それは、真っ白なセパレート。
薄い胸をぴっちりと覆う飾り気のない白いチューブトップに、腰ギリギリに紐のかかった小さな白いローライズ。
待て!待て待て待て!貧乳っ子はワンピースだろう!フリルいっぱいかもしくはモノトーンのシンプルな!
しかし心の中で王道を叫んだ才人の煩悩を、タバサの次の行動が打ち砕いた。
「…似合ってない…?」
眉をしかめて見つめる才人の前で。
タバサは。
くるり、と半分回って見せた。
顔だけを才人に向け、背中を晒して軽く脚と手を広げて立つ。
すると。
上のチューブトップの布は背中まで回っておらず、細い白い紐を何度かクロスさせて留めているものだとわかった。
そして。
前から見るとただ前を隠すだけだった白いローライズは。
タバサの可愛いお尻を半分だけ覆い隠し、その谷間を半分以上露出させていた。
……なんという……っ!なんという小悪魔チックな……っ!
イイネ!セパレートもイイネ!流行のエロカワってやつっすか!
「…一言だけ言わせてくれ」
才人はふるふると震え、俯きながら、そう言った。
「…何?」
タバサは何を言うつもりなんだろう、と才人の言葉に耳を傾ける。
才人は満面の笑顔をタバサに向け、親指をびっ、と立てて言った。
「シャルロット、最高!」
その言葉に、思わず耳まで真っ赤になり、俯いてしまうタバサ。
…い、いきなり最高だなんて。さ、サイトってば…!
「あ、ありがとう…」
俯きながらそう応えるのが精一杯だった。
意思に反して崩落を起こすみっともない顔を見せないように、タバサは俯いたままになってしまう。
結局タバサが才人の方を向いたのは、そのどうしようもないニヤニヤが納まってからだった。
628:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:14:59 e+7mYokI
「じゃ、早速泳ごうぜ」
そう言って才人は、ざばざばとクロールで豪快に泳ぎだす。
少し奥まで行ったところで、才人が岸を振り返ると。
タバサは、腰まで浸かる程度の場所で、足を止めていた。
「どしたの?」
才人はタバサが泳ぎに来ないのを不審に思い、彼女の傍へ戻ってくる。
タバサは言おうかいうまいか少し悩んだが、正直に話すことにした。
「私…上手に泳げない」
少しの距離なら泳ぐことはできたが、今の才人のように、速く長い距離を泳ぐことはできなかった。
水浴びの経験はあるものの、内陸で育ったタバサは、泳いだ経験は少なかったのだった。
だったら、と才人は考える。
「じゃ、俺が泳ぎ教えてあげるよ。ほら」
言って差し出される才人の手。
水浴びを嫌がっているわけではないので、水が苦手と言うわけではなさそうだ。
タバサは少し考えたが、すぐにその手を握った。
「…じゃあ、教えて」
「うん」
才人はそのままタバサの手を引き、タバサの足がギリギリつく深さの場所まで、タバサを誘導する。
そこまで来ると、才人は改めてタバサの両手を握り、そして言った。
「じゃ、足離して。浮いてみて」
タバサは言われるまま湖の底から足を離し、体を浮かせる。
才人はそのまま浮いたタバサに指示を出す。
「そのまま、足をバタバタさせてみて」
タバサは言われたとおりにするが、変に力が入って、腰から下が沈んでしまう。
なるほど、と才人は思った。
「力が入りすぎ。もっと力抜いて。こういうふうに」
言いながら、左手だけでタバサの両腕を支えると、右手をタバサのおなかに当てて、腰を浮かせた。
才人の手の感覚に、思わずタバサの喉から声が滑り出る。
「ひゃんっ」
「身体浮かせるカンジで。そのまま足をぶらぶらさせるカンジでやってみて」
しかし才人には聞こえていなかったらしい。
タバサは軽く赤くなって頷くと、バタ足を始めた。
今度は綺麗に身体が浮き、才人の腕にタバサの推進力が伝わってきた。
「上手上手。じゃ、今度は手を使ってみようか。さっき俺がやってたみたいに、力抜いてしてみて」
才人はタバサの腕を開放し、今度は両手でタバサを支える。
さっきの、サイトみたいに…。
タバサは先ほど才人がしていたように、軽く脱力させた腕を交互に回転させる。
綺麗なクロールの形だった。
さすがシャルロット、しっかり観察してんな。
才人は次のステップに進むことにした。
629:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:15:54 e+7mYokI
「んじゃ、あとは息継ぎかな。やり方、見てた?」
「…腕を回すタイミングに合わせて、顔を上げる…」
「そうそう。やってみて」
タバサは先ほどの才人を思い出しながら、腕を回し、そして息を継ぐ。
うん、もう大丈夫かな。
才人はタバサの身体を支えていた手をそっと放す。
すると、タバサは綺麗なフォームのクロールで、水面を進み始めた。
しばらく進んだ後、タバサは自分で進んでいる事に気付き、背のつきそうなところまで泳いで、一度そこに立つ。
そして、離れた場所にいる才人に言った。
「…ありがとう」
その顔は嬉しそうに綻び、歳相応の少女の顔をしていた。
泳げるようになった事が嬉しかったのか、それからしばらく、タバサは夢中になって泳いでいた。
しかし、そんな彼女の身体に、異変が訪れる。
急に、身体が重くなったのだ。足がつったとか、そういう感覚ではない。
すぐに才人が異変に気付き、タバサを抱えて岸に戻る。
その身体は、氷のように冷え切っていた。
地底湖の水は思いのほか冷たく、身体の小さなタバサは、一時間もしないうちに身体の芯まで冷え切ってしまったのだ。
才人の方は、それなりの身体をしているので、タバサほど冷え切ってはいない。
かたかたと肩を震わせるタバサを、才人は水際で優しく抱き締める。
「大丈夫か?シャルロット」
「うん…へいき」
そう応えるタバサだったが、その唇は青ざめていて、とても平気には見えない。
才人はすぐさま、タバサを暖めるべく行動に移る。
タバサの細い顎を指でつまむと、その唇を奪ったのだ。
そして、舌で唇を割り開き、タバサの口内を犯す。
いきなりな行動に思わず面食らったタバサだったが、唇から伝わってくる温かさに、才人の意図を汲み取る。
…あっためて、くれるんだ…。
そしてタバサは、もっと才人の温もりを得るために、才人の首に手を回し、凹凸の少ない身体を密着させ、そして温かい才人の口内に舌を差し込む。
お互いの唾液を嚥下しあい、唇の温もりを交換し、二人はしばらく、抱き合った。
タバサの唇が元の桜色を取り戻し始めた頃、ようやく二人は唇を離した。
二人の唇の間に、白く濁った唾液の糸が走る。それは、岩肌から零れる青い光を反射して、薄青く光っていた。
「…もう、平気?」
才人はそう尋ねるが、タバサは応えない。
タバサは黙ったまま、才人の首筋に顔を埋め、彼の首にぎゅう、っと抱きつく。
そして、耳元で囁いた。
630:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:16:32 e+7mYokI
「まだ、寒いから…。
…いっぱい、あっためて…」
そしてそのまま、才人の耳を甘噛みする。
しょ、しょーがねえなあ…。
などと心の中では言ってみるものの、才人の方もかなり出来上がっていた。
才人は空いた右手で、タバサの半分露出したお尻を撫で回す。
「あんっ…」
その刺激に、タバサの喉から牝の鳴き声が漏れる。
才人はその隙に、もう一度タバサの唇を奪う。
声も漏れぬほど唇を密着させ、二人の舌がもう一度絡み合い、お互いの体温を交換する。
タバサは淫らに身体を才人に擦り付け、才人から体温を奪っていく。
才人はタバサの半分はみ出たお尻を撫で回し、その小さな布の隙間に指を滑り込ませる。
ぬる…。
その股間は、湖の水ではない、粘液質の液体で溢れていた。
才人は準備はできてるな、と判断すると。
指でタバサの水着をずらし、既に完全に屹立している己の雄をそこに押し当てる。
タバサの身体がぴくん!と震え、そして。
タバサは押し当てられる才人のそれを、自ら腰を動かして、ずぶずぶと飲み込んでゆく。
才人は、その感覚に違和感を覚えた。
タバサの中は、異常なほど冷たかった。
「こんなに…冷えてたんだな」
言って才人は、もう一度優しく、タバサを抱き締める。
タバサはそんな才人をじっと見つめて、言った。
「…うん。だから。
温めて。アナタの、熱いので、いっぱい…」
言って、身体中で、才人をぎゅっと抱き締めた。
631:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:17:17 e+7mYokI
「悪かったなシャルロット。涼むつもりだったのに、身体冷やしちまって」
岸近くの水辺で重なって、二人は暖をとっていた。
洞窟の中とはいえ、空気は暖かく、こうして身体を重ねて水から身体を出していれば、先ほどのように冷えてしまうことはない。
タバサは、すまなさそうに謝る才人の首筋に頭を預けながら、応える。
「気にしてない。それより」
言いながら、才人の首筋につつつ、と指を這わせ、熱い視線を才人に送る。
「暑かったら、私に言って欲しい」
「なんで?」
魔法で涼しくしてくれんのかな、と思った才人だったが、タバサの回答はそれの斜め上を行っていた。
「身体冷やして、冷ましてあげるから…」
ぶは、と才人は噴出す。
たしかに、さっきの冷えたタバサの身体は、ひんやりとして気持ちよかった。
でも。
「そ、そんなのしたら、シャルロットがつらいだろ?」
しかし、タバサの反撃はさらに続く。
「サイトが、暖めてくれるから平気」
言って、ごろにゃんと言いそうな勢いで才人に抱きつく。
そんな言葉と態度に才人は、再び元気になってしまう。
「…あ」
「わ、悪ぃ、また立っちまった」
慌ててソレを収めようとする才人の手を、タバサが遮る。
そして、悩ましい声で、続けた。
「もう一回、温めて欲しい…」
「しゃ、シャルロット…」
632:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:17:52 e+7mYokI
「あー、サイトにおねえさま!こんなとこでなにしてるの?」
そこに人間の姿のシルフィードが現れた。
実はシルフィードが昼寝に使っている岩場はこのすぐ近くで、才人の馬を見つけたシルフィードは、二人の匂いをたどってこの洞窟を見つけたのだ。
そして、突然の闖入者に、才人の一物は一気にしぼむ。
タバサは水から上がると、畳んであった服の上に乗せてある眼鏡を着け、杖を手に取る。
「あれ?あれれ?どしたのおねえさま?」
タバサはゆぅらりゆらりと幽鬼のようにシルフィードに近寄ると、ドスの効いた声で言った。
「ねえシルフィ」
呑気なシルフィードは、タバサの変化に気付いていない。
主人の問いかけに、間抜けに答える。
「なぁにおねえさま?」
「三枚に卸されるのと、細切れになるの、どっちがいい?」
言ってタバサは杖を振りかざす。
その先端から、エア・カッターの魔法が飛ぶ。
「ちょ、おねえさま冗談になってないのねー!」
エア・カッターを避けながら、シルフィードは逃げ出す。
結局。
ぼっこぼこにされたシルフィードは、三日間ゴハン抜きの罰を食らったそうな。
「理不尽なのねー!シルフィ無実なのねー!」~fin
633:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/29 23:19:46 e+7mYokI
いじょ。泳ぎの描写ウザいですね。
タバサが泳げるかどうかの描写が本編にないんでまた捏造。
どんだけー。
んじゃルイズ編はマタ後日ノシ
634:名無しさん@ピンキー
07/08/29 23:20:53 /sAt7YzF
>>633
GJです。
今日中のうpが微妙に・・・('A`)rz申し訳ない
635:名無しさん@ピンキー
07/08/29 23:29:46 mP8J/AwL
まったくへんたいさんはなんてものを投下するんだ
それにしてもシルフィかわいそす
636:名無しさん@ピンキー
07/08/29 23:33:26 rGqpvIJ3
GJ!!シルフィが可哀想すぎるww
泳ぎの描写も気にならなかったし。あえていうなら平泳ぎの方が実用的、かつエロk(ry
637:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:14:42 rJDK5Hl+
以前に みんなで日本に帰って珍道中 みたいな話を読んだんだけど
作品名が分らなくて困ってる
途中までしか読んでいなかったから探してるんだが
638:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:26:42 S9SglSQW
>>633
GJ!!!やっぱりせんたいさんのシャルロット…カワイイッ!!そしてシルフィww
ところで質問なんですが、せんたいさんのシャルロットってどれも8巻以前の内容ですよね?9巻以降の内容では書かないんですか?
639:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:30:49 S9SglSQW
>>638追記
すみませんorz今確認してきたら寧ろ9巻以降でしたね
スカロンに掘られてきますorz
640:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:38:49 rIl6vd06
>>624
>>623
良いぜ。
基本的に書く奴に対してはマンセーしてるから。
641:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:40:04 rIl6vd06
>>624
>>623だ。
良いぜ。
基本的に書く奴に対してはマンセーしてるから。
642:名無しさん@ピンキー
07/08/30 00:48:57 Rr5sLiG6
>>633
水中で「身体冷えちゃった」シチュならば、当然にお腹冷やしちゃっての水中放尿プレイが
あるかと思ってましたが。
643:名無しさん@ピンキー
07/08/30 04:55:28 AbRc0aju
>>633GJ!!!エロ過ぎ!このへんたい!
そしてそんなへんたいさんが大好きでつ。
>>642シャルは昔へんたいさんにお漏らしさせられたから、そこら辺は注意してるんだよwww
(いや寧ろ放尿プレイか)
644:名無しさん@ピンキー
07/08/30 06:01:27 t+oK2pg2
>>633 GJ!
せんさいさんのシャルロットが好きだぁ
ルイズにwktkして待ってます!
645:名無しさん@ピンキー
07/08/30 14:44:36 hl/VIAAH
>>637
その質問には答えられない
という答えで解ってもらえると助かる
646:名無しさん@ピンキー
07/08/30 17:43:21 +ZP6Z3ej
ところで誰か保管庫に前スレの過去ログを……。
647:ボルボX
07/08/30 20:10:21 ZfJ4iefm
調教録の人です。ハンドル名乗ってみることにしました。名前欄のとおり。
それはともかく、ガチエロ書いてきたよーん。
・・・ええと、まあ、とりあえずUP。↓
648:女王様調教録・陵辱版二章・1
07/08/30 20:11:47 ZfJ4iefm
真夜中。
城の一室。レンガ造りの炉に火が入れられ、それが唯一の室内の明かり。
どろりと濃厚に、淫靡な甘い香りがたちこめた部屋。
温度と湿度が高く、熱帯花でも咲いているのかと思うその空気は、吸いこんだだけでくらくらとする。
切れ切れに聞こえるかすかな声は、熱病に冒された患者のような。
ミョズニトニルンことシェフィールドは、部屋に入ると後ろ手に扉をしめ、声をかけた。
「アンリエッタ様、素直になっていただけましたか?」
応えたのは、情欲の猛毒に浸されたような、甘く苦しげなかすかなあえぎ声だった。
「……ぅ……ぁ……」
「あーあ、辛そうですねぇ。いったい何時間ですか―昼からですから、
ああ、もうかれこれ十二時間もいけないまま、とろとろと子宮を煮こまれ続けているわけですね。
でも、あなたが悪いのですよ? いつものように我が主と可愛がってあげたら、イった後で
『このようなことはもう嫌です』と寝言を言いだすから、
わざわざ絶頂できないようにしてあげましたのよ。
あの魔法の拘束椅子……形を変えて今は肉ベッドでしょうか? が、このような使い方もできるとは思っておりませんでしたか?」
アンリエッタは、全裸に首輪しかつけられておらず、背中の後ろにまわされた腕を、
茶色の革紐で縛られている。
その革紐は、汗を吸って黒く変色していた。
炉の火の赤い光に照らされる少女の美しい肢体は、茹だったように桃色に染められ、
おぞましい官能で汗まみれになって息たえだえに喘いでいる。
649:女王様調教録・陵辱版二章・2
07/08/30 20:12:27 ZfJ4iefm
姿勢としては、後ろ手に拘束され、うつぶせに肉ベッドの上に這わされて、
交尾するメス犬のように尻を高く上げるような形。
唯一、首から先だけは自由に動かせた。
ただしベッドはアンリエッタの体勢にあわせて部分的に盛り上がっており、体重を支えてうまく分散させ、
その姿勢を長時間とること自体には肉体的苦痛がないようにはからってある。
その脚は付け根から、魔法の椅子のぐねぐねと形を変える生きた肉の中にのみこまれており、
否応なしに椅子と密着する体の前面とともに、時折ぞわぞわと舐めしゃぶられている。
股間は悲惨だった。恥部全体にべっとりと、肉ベッドから伸びた薄くひらべったい触手が、
舌のように密着している。
アヌスにはボールを何個もつなげたような形の触手が深くまで入っている。
しかも、その二種類の触手は、ごくごくかすかに振動しているようだった。
アンリエッタは、嬌声をしぼりとられる卑猥なオブジェのようになっていた。
「うふふ、いかがです? いかせないように細心の注意を払って責めてくれるでしょう?
子宮責めが好きなアンリエッタ様のために、いままで使わなかったオマ○コのほうまで
みっちりと満たしてあげましたからね。
でも、処女膜は破っておりませんから……安心して堪能してくださいな」
650:女王様調教録・陵辱版二章・3
07/08/30 20:13:10 ZfJ4iefm
シェフィールドの言うとおり、アンリエッタはこれまでの淫惨な調教の日々にもかかわらず、まだ処女だった。
今となっては、処女膜だけは残されているといったほうが正しい。
まさに今、奥の奥、子宮内部まで触手に侵入されているのだから。
「処女膜には穴が開いているのですよ。その舌のような触手は、クリトリスや膣前庭を愛撫すると同時に、
密着している側からごく細いひものような触手をさらに伸ばして、
その処女膜の穴からあなたの胎内に入り、そこでとぐろを巻いてみっちりあなたの奥、
子宮口までの膣道はもちろん、子宮内部にまで詰まったわけです。
ついでに言うと、もちろん振動しますよ……
お尻に突っこまれて、裏側から赤ちゃんの部屋をブルブルされるのが好きだったでしょう?
今日は直接いじめてさしあげようかと思ったのですよ」
「ぁ……ぁぁ……悪魔ぁ……」
「あら、ずいぶんな言いようですわね? 何度もチャンスをあげたではありませんか。
最初の一時間くらいのときに素直になればよかったのです。
『今日のメニューを受けますからいかせてください』とね。
意地をはるから、さらに二時間放置してさしあげたわけですが、
茹でられるエビのように真っ赤に染まった体をはねさせて泣いていたくせに、あなた土壇場で強がりますから……
今度は三時間、計して六時間放置してさしあげたわけです。
そのときはほとんど理性が飛んでたはずですけどね。やっぱり迷っておられる姿を見ると、
もう少し『下ごしらえ』に時間をかけたほうがよいかと思い直しまして……
まあ、さらに六時間、計十二時間放置したのはちょっとやりすぎたかもしれませんわ」
651:女王様調教録・陵辱版二章・4
07/08/30 20:13:51 ZfJ4iefm
「……ぅ……ちがぅぅ……おねがひ、ちゃんとしましたのにぃ……」
「あら、前回のときですか? ごめんなさいね、聞きもらしたようだわ。それで確認するけど、ちゃんとお願いして、当初の予定だった今日のメニューを受けられます? まあ、いやなら今度はさらに十二時間、明日の昼まで放置しますけど」
「……てっ! ……かせてっ、なんでも受けますからぁっ! おねがいだからいかせてぇっ!
もっといつもみたいにはげしくして、ぐちゃぐちゃにひてくださいぃっ!
これ以上こんなのされたら、わたくひ気がくるいまひゅぅぅ……」
「まあ、気は狂うかもしれませんね。体のほうは、その首輪をつけているかぎり大丈夫だと思いますけど。
その首輪もマジック・アイテムですよ。あなたの水系統の魔力を直接、治癒魔法に
勝手に変換するようにしてあります。装着した人の魔力が尽きないかぎり、
半永久に肉体を癒し続けてくれますよ。
だから、こうしてあなたの体力をあまり気にせず長時間なぶってさしあげられるわけです。
それはともかく、ちゃんと受けることに同意しましたね?」
「します……ぅぅ……なんでも……」
「よろしい。今日は……といってももう真夜中ですし、わが主も寝てしまいました。
が、あなたの調教はこの私によろしく任されております。
今夜はお口の技を磨いてもらいますからね。
ドアの外の男ども、入ってきなさい」
城に住む馬丁や召使たちが三十人ほど、大挙して部屋に入ってきた。
以前にアンリエッタのアヌスを犯すという幸運にめぐまれた者たちの一部である。
一様に下卑た興奮の表情を浮かべ、股間をふくらませていた。
652:女王様調教録・陵辱版二章・5
07/08/30 20:14:27 ZfJ4iefm
「そのまま、この男たちに口だけで奉仕して、子種を出させてやりなさい。
この者らはあなたのお尻の味が忘れられなくて、前回から自慰もせず、町で女を買うこともなく、
次の手伝える機会を待って溜めていたそうですよ。
たっぷり濃いのを出してくれますからね、うれしいでしょう?
それで、あなたが彼らから、牛の乳を搾るように白いものを搾り出してあげれば、ちゃんとあなたもご褒美にいかせてあげますよ。
一回の射精につき、一回ずつの絶頂をあげます。
いいですか、一回出させるにつき、一回ずつですからね。これは動かせません」
アンリエッタは熱病にかかったような表情であえぎ、うなずいた。
完全に自分の肉体が、自分のものではなくなっている。その手綱は他人に握られていて、
快楽を完全にコントロールされ、絶頂をエサとして走らされている。
その屈辱さえ、今はどうでもよかった。
自分からせがむように、薄桃色の可憐な舌を伸ばして、目の前に突きだされた男の肉棒
を口に含む。
強烈な男の臭いと味に、完全に脳裏が麻痺し、アンリエッタははしたなく
ちゅうちゅうと先走りの汁を吸引した。
と、長く溜めていたことと、アンリエッタの淫らな拘束姿を見たことで
すでに限界だったらしいその男は、うめいていきなり射精した。
プチプチと、噛めるほど濃厚な白濁を舌の上にぶちまけられる。
それはたちまち口内を満たし、アンリエッタは目を白黒させた。
653:女王様調教録・陵辱版二章・6
07/08/30 20:15:08 ZfJ4iefm
「あら、いきなりなのね。じゃあ女王様、まず一回目は、膣と子宮を中からブルブル
してあげますからね。この肉椅子はわたしと感覚を共有してますからね、どこを責めているかもわかりますし、わたしの思い通りに動くんですよ」
シェフィールドの言葉とともに突然、強烈な黒い快感の波が下腹部からかけのぼってきた。
「………………?!!! ………………~~!! ………………ッ、」
アンリエッタはぷしゃ、と何かが漏れる音をどこかで聞いた。
口の中に溜まった液体を、気がつくとこくんこくんと飲み下していた。
「ああ、いきながらごっくんできたわね。えらいえらい。
あらやだ、そんなに気持ちよかったの? 女王様、あなたおしっこ漏らしてるわよ。
まあ無理ないか、十二時間ごしだからね。
はい、一回目は終わりね」
「はあ…………あ…………ぁ…………」
まだ下腹部がビクビク痙攣していた。犬のようにでろりと口からはみでて
垂れ下がった舌の先から、唾液と精液が混じったものがとろっと垂れた。
「休んでいる暇なんてありませんよ。男たちがみんな満足するまで、射精させ続けなさい。
微弱な振動は続けますからね、すぐに欲しくなりますよ。
はい、さっさと次の男を搾ってください」
シェフィールドにうながされ、アンリエッタはのろのろと頭をもたげて次の男のものを
口にふくんだ。
654:女王様調教録・陵辱版二章・7
07/08/30 20:15:51 ZfJ4iefm
夜は更けてゆく。
「四人目ですね。じゃ、今度はお豆ちゃんでイキましょうか。包皮を剥いて隅々まで舐めてさしあげましょう。
ぬるぬるして気持ちいいでしょう? ああ、そんな早くいっちゃって」
「九人目。お尻とオマ○コの間の壁をぐりぐりしてあげますね。
あら、また失禁ですか? こらえ性がないですね。そうだ、そのうちその穴でいかせてあげますよ」
「十四人目。じゃあ、変わったところで、その大きなおっぱいでいってみます?
この三十回、一つもまったく同じ責めで絶頂はさせませんよ。
そこまで煮詰められた体だったら、ちょっと時間かければ大丈夫です。
ほら、おっぱいも肉ベッドの肉で包んであげます。
……時間はかからなさそうですね。
え? いくのはもういい?
何言ってるんですか、ちゃんと一回搾るごとに一回ずつ、これは譲れないといったでしょ?」
「十九人目。さっそくですが、約束どおりおしっこの穴を、非常に細い触手でいじめてあげます。
なんですか、痛みは極力無いように優しくしてあげてるでしょう? 泣かないでくださいよ。
ほら、クリトリスの裏側の部分を丹念に掻かれるとやっぱりそんな声を出すじゃないですか。
あら? 触手抜いたとたん、お潮吹いたわ」
「二十五人目。こらこらそこの男、待ちきれないからって自分でしごいて女王様に
かけたんじゃ、お口特訓の意味がないじゃない。ああ、二人もいっぺんに出しちゃって……
しょうがないですねえ、二人分ということでカウントしてあげます。
お尻をぐぽぐぽしながらお豆を、今度は猫の舌のようなざらざらした触手舌で
擦り切れるほど舐めてあげましょう。
またお潮ですか? 本当にお尻と牝ちんちん一緒に責められると弱いですね。
だめですよ、二人分なんですから、もう一回そのままいっちゃってください」
655:女王様調教録・陵辱版二章・8
07/08/30 20:16:43 ZfJ4iefm
ついに最後の男が、アンリエッタの弱弱しくからめる舌の上に激しい射精を行う。
男たちの多くはアンリエッタに自分のものを飲下すことを要求したが、
途中からはもうアンリエッタは飲み干せなくなっていた。
結果として、だらしなく舌のはみでた口からどろどろと白い液体が床にこぼれおちていく。
数人かはぶっかけるほうを好んだため、アンリエッタの全身は、汗と白い液体で薄闇の中、淫靡にぬめり光っている。
アンリエッタは青臭い精臭に包まれ、へたりこんでいた。猛烈な絶頂を二十九回経験したのである。
とっくに腰は抜けていた。肉ベッドに支えられているため、姿勢の維持にはあまり関係ないが。
げほげほと精液でむせこんだ瞬間、お尻と膣の両方から子宮を振動させられ、
「ひぃっ」と歯を食いしばり、三十回目の絶頂に脳裏をすりつぶされる。
それがようやく止むと、アンリエッタは息たえだえに哀願した。
「……ぁひ……ぁ……おわりまひ、たぁ……」
「どう? いやってほど絶頂を堪能したでしょ?」
「…………しまひたぁ……もぉ、いくのはいりまひぇんから……わたくひを、ここからおろしへぇ………」
「何言ってるの? 今ので一巡目よ」
その言葉に蒼白になり、アンリエッタは顔を上げて周囲を見た。
三十人の男たちの全員が、肉棒をそそり立たせている。
「そりゃそうでしょ? 一人一回ずつしか出してないんだもの。まだまだできるに決まってるじゃない」
「ぃ、いやれす、いやぁ! もうムリ、もうできないからぁ!」
656:女王様調教録・陵辱版二章・9
07/08/30 20:17:40 ZfJ4iefm
「でも、『彼らが満足するまで』とわたしは言わなかった? あなた、もう口で出来ないっていうの?」
「おねがひっ、むりなんです……うっ……えっく、ひっ……く……」
童女のように泣き出したアンリエッタに、シェフィールドはやれやれ降参とばかりに
手をあげてほほえんだ。
「わかったわよ、お口もそろそろ慣れたと思うし、今夜『覚えること』はこれでおしまいってことにしてあげるわ。
お礼がききたいわねぇ」
「……あ、ありがとうございまひ………………ひぁああああああぁぁっっ!!!!?」
アンリエッタの気息奄々の礼の途中で、そのアヌスに付きこまれていた数珠形の触手を、
シェフィールドが一気にずるりっとひきぬいた。
そして、剥いた桃のように水気に満ちてぬめる尻の双丘をぴしゃぴしゃと叩いて、男たちに言い放つ。
「あとは前みたいに、この子のお尻の穴を存分に利用していいわ。
時間をかけてやわらかくほぐした、極上の肉よ」
アンリエッタは口をぱくぱくと開けて呆けていた。
「な……なにを………言って………?」
「だって、この者たちがかわいそうでしょう? たった一回だけで終わりなんて、ねえ。
あなた、お口は使いたくないんでしょう?
いやらしいそのお尻で下々の欲求を満たしておあげなさい。見ててあげるからがんばってね」
「いや……うそ……うそです…………」
「信じたくなくても、もう遅いわよ。みんな待ってるんだから。
ちゃぁんと一本搾るごとのお礼に、一回いかせてあげるからね……最初に言ったとおり。
あ、お尻の穴で肉棒をしゃぶって、勝手にあなたがいく分とは別よ、コレ。
じゃあ始めて」
657:女王様調教録・陵辱版二章・10
07/08/30 20:18:24 ZfJ4iefm
「とめてぇ! おねがいだからぁ! お尻もぉ嫌ぁ、あああああっ、ひんっ、
動かされるとイク、イクから! や、やだっ、中にださないれっ、いくっ、いくっ!
ひぁ? おなかの中ぶるぶるしなひれっ、やぁぁっ! またいくっ!
な、なんで新しひのをっ、やめて、重ねていってるんれすっ、殿方のいりまひぇんっ!
おひりに入ってこないれっ、グチュグチュしないれっ!
やすませてっ! 少しでいいからやすまひぇてくらひゃいましっ!」
血を吐くような声で、アンリエッタが肢体を揉みしぼる。
楽しげにそれを見やりつつ、シェフィールドは水差しを持って部屋を出て行った。
戻ってきたころには、男たちは二順目の半ばだった。
手をあげて、いったん中断させる。
「はーっ! はっ! はーっ! はー……はーっ……」
過呼吸気味のアンリエッタの頭のほうに回ると、水差しを口に当ててやる。
「ほら、いろいろと体液を出しすぎて脱水症状でしょう。いくら治癒作用のある首輪があってもね。
水を用意しましたから、飲んでくださいな」
「はーっ……ぁぁぁ……ん、ごく、ごくっ……
ぁぁ……おねがひぃ……もお、ゆるひてくらさいまし……ほんろぉに……いっそ……ころひてぇ……」
「あら、なんでわたしがあなたを殺さなければならないの? こんな可愛いあなたを。
ほら頑張ってくださいね、まだお尻でしごかなきゃならないモノがいっぱい待ってるから。
ときどきはお水を飲ませてあげますからね」
658:女王様調教録・陵辱版二章・11
07/08/30 20:19:06 ZfJ4iefm
「いくぅ、ん、あ、ん゙ん゙ん゙っ! ひっ、ここからおろひてぇ、トリステインに帰らせへぇっ!
だれかたひゅけてぇっ! ひいいい゙い゙っ!!! やだぁまたっ、またぁ!
なんれっ、なんでぇっ、いつもならとっくに気を失えてりゅのにぃ!
ああああああっ、ひ、ぎっ、またでてるっ、おひりの奥で殿方のがびゅくびゅく出ておりますっ、
おなかブルブルくるっ、ひっ、き、きたぁ、ころひてっ、ほんろにころひてぇっ、あああああああああーっ!!!
やだぁ! だからブルブルされひぇるときに入れないれくらさいっ、おかひくなる、わたくひおかひくなるぅぅ!」
突き出した尻をかかえられ、アヌスを延々と犯されて泣き叫んでいるアンリエッタから少しはなれたところで、シェフィールドが水差しをふった。
「まあ、首輪の作用もあるんだろうけどね。この水、芥子とかの植物成分を抽出した興奮剤入りだもの。強烈な覚醒作用があるのよね」
659:名無しさん@ピンキー
07/08/30 20:19:09 06gypShK
しえん
660:女王様調教録・陵辱版二章・12
07/08/30 20:19:53 ZfJ4iefm
夜が明けた。
シェフィールドは最後の男が部屋から出て行くのを見届けると、あくびを一つして肉ベッドに近寄った。
「若いのに偉いわねぇ女王様、ほんとに全部受け止められましたね。
……うわぁ後ろから見るとすごく卑猥、お尻の穴がぽっかりと開きっぱなしで、精液がどろどろ流れ出していますよ」
アンリエッタの美しい尻は、今や完全に白濁でパックされていた。
「……………………ぁ…………ぁ…………」
「すごい沢山、子種を詰め込まれましたね……ほら、出してあげます」
シェフィールドはその開いた、くすんだピンク色の女肛に触れる。人差し指と中指をそろえて、くちゅくちゅと丹念に愛撫する。
動物の赤子に排泄をうながすような優しさ。
うつろな瞳で頭をたれていたアンリエッタが、びくん、と体をふるわせた。
「…………おねが……もう、やめ…………」
「おや、あれだけ叫んでいたから喉が枯れたかと思いましたよ。
ええ、今回はこれで本当にやめてあげます……その前に白いものを出してしまいなさい。
ぷっ、なんて卑猥なお尻ですか?
白濁を少しずつ噴きだしながらクチャクチャ開いて、
わたしの指をおいしそうにほおばって、咀嚼していますよ。
殿方が夢中になるわけですね……
あ、奥からいっぱい出てきましたよ」
「……………………ィくぅ…………」
「はい、これで終わりですよ。
本物のベッドでゆっくり休ませてあげますから、夢も見ないほどぐっすり寝てくださいね。
でも、起きたらまた遊びましょうね?」
完。 ('A`) ヤリスギタ
661:ボルボX
07/08/30 20:22:49 ZfJ4iefm
どうも。書いてる最中はノリノリなんですが、書き終えてから罪悪感が……
かなりハードな内容かと思うので、合わない人にはごめんなさい。
すまんアン陛下。次はラブエロでいじめるから(ぉ
662:名無しさん@ピンキー
07/08/30 20:28:09 a0jkx2tw
陵辱系は苦手だのぅ…
ラブエロに期待
663:名無しさん@ピンキー
07/08/30 21:08:50 xGX+dSA7
すみません。自分もこういうの苦手でスルーしました…
次のラブエロ楽しみに待ってます。
664:名無しさん@ピンキー
07/08/30 21:34:45 jp690NsZ
乙。俺は逆にこういうの大好きだわ
というかもっとハードでもry
665:名無しさん@ピンキー
07/08/30 21:43:26 QVb+8/GY
>661
調教キタコレ
あんたすげえよ
もっとノリノリになってヨシ
俺が許す
鬼畜系大好きなのでまたよろしく
待ってるぜ
666:名無しさん@ピンキー
07/08/30 21:43:32 FBUzgNSi
陵辱には陵辱の、ラブエロにはラブエロの良さがある。
で、何が言いたいかと言うと・・・乙!GJ!
667:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:07:38 kbvE2j7o
つか苦手だからって、わざわざレスすんな。
ちょっとしたマナー位守れよ。
668:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:08:54 ZTSW5/Vc
マナーの問題じゃなくて感想くらい言って良いだろう
669:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/30 23:10:26 f4lcb+BH
なんかアン様もの読んでたら電波きちゃった。
だもんで一気に書けたぶんだけ投下ー。
続きはまた今度でー。
670:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:11:06 kbvE2j7o
感想じゃ無いし。
671:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/30 23:11:23 f4lcb+BH
この格納庫を作って、本当によかったと思う。
才人は、トリステイン王家の印が入った封蝋のされた封書を手に、そう思った。
不定期にやってくる、王家から自分宛の封書は、この格納庫の自分用に作った箱に入れるよう、門衛に頼んでおいた。
そのお陰で、ルイズに封書を見られる心配もない。
まあ、王家から騎士に宛てた封書を無断で開封することは実際には重罪に値するのだが、彼の主人にそんな理屈は通じない。
実際、彼宛の封書の中身は、彼女の主人が一見しようものなら、鬼神のごとく怒り狂うであろう内容ばかりだった。
その封書を開き、才人は文書を読む。
その文書は決まって、こう始まっていた。
『愛しい我が騎士へ』
これだけでも既に死刑確定だが、その続きは更にとんでもない。
『この間はお世話になりました。貴方の教えはいつもとてもためになります。
殿方はああいうので喜ばれるのですね。今度はもっとしっかり致したいと思います。期待していてくださいましね』
普通に読めば、才人が女王に何かを教授しているのだと思うだけなのだが。
女王と才人の関係を知る者が読めば、才人が女王を調教しているのだとあっさりばれるだろう。
『そういえば、『アン』もあなたに逢いたがっています。また機会があれば、いずれ。
あの子はいたずら好きですから、また不意打ちで逢いに行くかもしれませんけれど』
またか、と才人はため息をつく。
この不意打ちで、何度死にそうな目に逢った事か…。
予定外の自分の失踪はすなわち、ルイズの捜索開始を意味する。
するってえと、コトの現場を押さえられる可能性も高いわけで…。
まさか。
…ひょっとしてアン、わざとやってないか…?
一抹の不安を抱えながら、才人は続きを読む。
『それで、次の『お稽古』の日取りなのですが』
キタ。『お稽古』キタ。
それが、才人と女王の、密会の符牒であった。
『明後日、昼の鐘のあと、王宮の東の塔にいらしてくださいまし。
いつまでも、お待ちいたしております。 あなたのアンリエッタより』
アンリエッタの署名のあとには、押印の代わりにルージュのキスマークが付けられていた。
…こんなもんルイズに見つかったら、マジで俺死ぬな。
才人はそう思いながら、その封書に火をつけ、燃やしてしまった。
672:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/30 23:12:10 f4lcb+BH
そして日は沈み、再び昇る。
いよいよその日がやってきた。
才人はあらかじめ、ルイズに、アニエスに稽古をつけてもらいにいくのだと説明しておいた。
実は場合によってはアニエスも『稽古』に参加する場合もあるのだが。
幸いな事に、アニエスとの関係はまだルイズに感知されていなかった。
才人は手紙のとおりに、王宮へ出向き、東の塔へと向かう。
普段は使われないというその塔の裏へ回る。そして、硬く閉ざされたその扉の前には。
目深にフードを被って、人相がわからないように変装した、アンリエッタ女王がいた。
「あ、お待ちしていましたサイト様♪」
アンリエッタは才人が視界に入るや否や、駆け寄って才人の腕を抱える。
女王の豊満な胸が、これでもかと才人の腕に押し付けられる。
「あの、姫さま、当たってるんですけど…」
「もちろん、わざとしていますわ。サイト様、おっぱいがお好きですものね」
毎度の事だが、アンリエッタはこのやり取りがしたくて仕方ないらしい。
それに毎回付き合う才人も、人がいいと言うかなんというか。
アンリエッタはにこにこしながら、才人を塔の中へ誘う。
普段誰も使わないというその塔の中は埃っぽく、薄暗い。
そんな塔の中を、下へ下へと進んでいく。
その道中、アンリエッタはにこにこ笑顔で才人に言う。
「今日は、一つ試したいことがありますの」
また何か企んでるのか、と才人は思ったが、それは表に出さず、アンリエッタに尋ねる。
「何を試すんですか?」
また新しい媚薬か?それともまたなんかエロいテクニックでも身につけてきたか?
しかし、アンリエッタは。
「それは、お部屋に着くまでヒミツです♪」
そう言ってはぐらかした。
まあ、部屋に着いたら分かるし、そんなタイヘンな事でもないだろ。
そう思って、才人はそれ以上アンリエッタに質問するのをやめた。
そして、すぐに階段は行き止まり、『稽古』に使う地下室に辿り着いた。
才人がその扉を開こうとした瞬間。
きしんだ音をたてて、扉は勝手に開いた。
アンリエッタの魔法ではない。第一、彼女は今杖を手にしていない。
その扉の裏側には。
「いらっしゃいませ、サイトさん♪」
黒い短髪を短いポニーテールにまとめ、白いワイシャツに黒いズボン姿の、『アン』がいた。
「え?」
才人の隣には、確かにアンリエッタがいる。
ということは…。
673:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/30 23:13:25 f4lcb+BH
「この二人のうち、どちらかが本物で、どちらかがスキルニルですわ、サイト様」
言って、今まで隣にいたアンリエッタがマントを脱ぎ、ドレス姿で『アン』の隣に立つ。
続いて、アンリエッタが言った。
「今日は、貴方の私への忠誠心と」
そしてアンが言葉を継ぐ。
「貴方の、私への愛情を、試したいと思います」
そして二人で同時に言った。
「「どちらが本物か、当ててくださいまし」」
才人は、またムチャな、とか思ったが。
とりあえず、言っておくべき事を言っておく事にした。
「じゃ、ちゃんと本物を見抜いたら、何かご褒美くれます?」
アンとアンリエッタは、その言葉にお互い顔を見合わせて。
才人の方を向くと、にっこり笑って言った。
「忠誠には、報いる所がなくてはなりません」
「サイト様の忠誠と愛が証明されたならば、何でも言う事を聞いて差し上げますわ」
言い切った二人に、才人は言い返す。
「二言は、ありませんね?」
「はい」「はい」
よーし確約は取った。
才人にはもちろん勝算があった。
以前の『お稽古』で分かった事だが。
アンリエッタは、どMである。
特に、焦らしに弱く、焦らされるとすぐ折れる。
この弱点を突けば、どちらが本物か、すぐに分かるだろう。
見とれよこの淫乱女王、必ず化けの皮剥いだるからな!
才人は、妙なヤル気に燃えていた。
674:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:13:55 ZS1z5xRN
>>661
GJ
息子が暴れて仕方ないので、早く次をお願いします
675:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/30 23:15:14 f4lcb+BH
さあ、才人は無事、本物のアンリエッタを見抜く事ができるのか!
それとも見抜けずに、芯まで搾り取られてしまうのか!
次回に乞う、ご期待!
んじゃまたねーノシ
676:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:39:46 1ABEm3j+
せんたいさんGJwwww
しばらくスレを離れてたらしん作がたくさんw
所で今日やっと12巻を読めたんだがタバサの幽霊嫌いって公式であった?
ずっとこのスレオリジナルだと思ってたんだがまさか…ねえ?
677:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:44:05 gfWkLgEd
原作2巻のキャラ紹介の時からタバサの幽霊苦手設定はあります。
>>675
ほんとこのアン様は良い意味で駄目だな,サイトもだけどw
GJ期待してます
678:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:47:09 KN7p2S0L
>>675
GJ!です。たしかにアン様受け属性
せんたいさんがどんな味付けで料理するのか期待であります
679:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:49:27 vt9MWQWy
GJ!
間違いなくこの国滅ぶwww
しかし純愛と陵辱はどのスレでも共存可能だと思うぜ!とゆうか純愛好きが多数で陵辱は出て行け!って言い始めると
絶対過疎スレになるから仲良く共存しようぜ?おれの好きなスレ2つがこの争いで超過疎ってるからな・・・orz
680:名無しさん@ピンキー
07/08/30 23:52:30 dDdGs8gn
そんなタイヘンな事でもないかもしれないけど
きっとヘンタイな事になりそうな
へんたいさん……じゃなかった、せんたいさんに期待
681:名無しさん@ピンキー
07/08/31 00:51:10 hR7lh2ET
アン様祭りだなあー。
俺もアン様でなんか書くかな…
>661
調教スキーの俺には最高のご馳走だぜ!
続きも当然あるよね?楽しみに待ってる!
>675
どっちに転んでもサイトおいしすぎw
GJ!
682:名無しさん@ピンキー
07/08/31 00:56:20 L/C6/YEn
GJですせんたいさん☆
683:588
07/08/31 01:08:33 FxsN43qS
みんなすごいエロいのばかりですね。
開き直ってここはあえてエロくないのでいってみることに。
684:コインに隠された真実
07/08/31 01:10:44 FxsN43qS
「それで、サイトの従者になりたいから、わたしの許可がほしいと」
ルイズは目の前の自分よりも小さい少女、タバサを睨む。
いきなり部屋にきたタバサは、これまたいきなりそんなことを言いだした。
「だめ?」
「ダメに決まってるでしょ!」
「そう」
何日か前に起こった水精霊騎士隊と空中装甲騎士団との喧嘩で
サイトは女性からの評価が暴落した。
ルイズは密かにそのことをとても喜んでいた。
ライバルが減った、これはとてもよい結果だった。
なのにいま目の前には、最も恐れている相手のひとりがいる。
しかもなんと自らサイトの従者になると言ってきているのだ。
これはまずい! なんといってもタバサは小さい女の子なのだ。
そう、自分の唯一の武器である『小さい女の子』と見事にかぶる。
「そういうことだから早く帰ってちょうだい」
ここでいままで黙っていたサイトが口を出してくる。
「まあ、別にいいじゃないか」
「サイトは黙ってて!」
「タバサの話だと、困ったことがあったら助けるとか
その程度だっていうし、いいんじゃね」
ルイズは「人の気も知らないで…」と、ワナワナと身体をふるわせた。
「それにいまだって、字の勉強教えてもらってるし
従者になってもならなくても、あんまかわんねーしさ」
「いまなんつった!」
「ん、だからかわんねーしって」
「違う」
そこでサイトはハッと自分のミスに気づいた。
「ふ~ん、そうなんだ。
まだ、タバサに字を教えてもらってたんだ~」
「あ、いや…図書館にいくと、よくタバサがいるからさ…
それで教えてくれるって言うから、ひとりでするよりも効率いいだろ」
必死に弁解する。
「図書館で毎日…ででで、デートしてたんだ」
すでに妄想が混じり、こちらの話はきこえていない。
サイトは「あー、この前の怪我がやっと完治したのに…」と思いながら
すぐ襲ってくるであろうお仕置きを覚悟した。
ルイズが怒りにまかせて杖を振りかざして叫ぶ。
「なら、いっそタバサの部屋で寝泊りすればいいじゃない!」
ルイズにとっては痛恨のミスであった。
「なら、今日からサイトはわたしの部屋で寝泊りさせる」
「へ?」
「はい?」
ふたりはタバサを注目する。
「いま『なら、いっそタバサの部屋で寝泊りすればいいじゃない!』と
言ったから、そうすることにする」
「ち、違うの。今のは、なんていうか…ほら、その…」
しかしタバサの行動は迅速だった。
ルイズが返答に困っているなか、サイトの手をとってすぐさま部屋をでていく。
「あ、ま…」
右手を扉へと向けるがバタンと閉じる音がして、部屋に自分ひとりだけとり残される。
「あれ…あれ…?」
この急展開に頭が混乱し、ルイズはその場で座り込んで呆然となる。
それは洗濯を終えたシエスタが戻ってくるまで続いた。
685:コインに隠された真実
07/08/31 01:12:09 FxsN43qS
「つまり…サイトさんをとられちゃったと」
戻ってきたシエスタは、扉をあけると床で座り込むルイズをみつけ
事情をきくなり彼女を叱りだした。
「だって…だって…」
オロオロするルイズの両肩に手をおいてシエスタは言った。
「かならず今日中にサイトさんをここに連れ戻しますよ」
「ど、どうして今日中なの?」
さすがに今日「やっぱりサイト返してください」と言いにいくのは
どうかと思うルイズだったが、シエスタの次の言葉で事態の深刻さを理解した。
「サイトさんはどこで寝るんですか?」
まさか床で寝かせるなんてことはないだろう。
するとタバサと同じベットで寝るのは必然。
ルイズの顔から血の気がひいていく。
「それだけじゃないんですよ」
「そ、それだけじゃないの…」
これ以上なにがあるのだろう、ルイズには想像もできない。
「ミス・タバサのベットを見たことがありますが…」
「うん…」
「あのベットはシングルなんです」
「だ、だから…?」
まだ気づかないルイズにシエスタが苛立ちながらも答える。
「つまりシングルベットでふたり寝ると、そりゃもう…とっても密着しちゃうんですよ!」
「はうっ…」
ルイズはヨロヨロと後ずさりしてベットへ倒れこむ。
「し、シエスタどうしよう」
それからふたりはサイト奪還作戦に花を咲かせたのであった。
686:コインに隠された真実
07/08/31 01:14:07 FxsN43qS
「殺風景な部屋でごめん」
「いや、そんなことないぜ」
タバサの部屋は本棚がある以外は、必要最低限のものしか置かれていない。
「好きな場所に座って」
サイトはとりあえずベットに腰掛ける。
で、サイトは気づく。
「タバサ…この部屋ってベットこれだけだよね…」
「うん」
「それで俺はどこへ寝ることになるのでしょうか?」
「ここ」
タバサはサイトを指差す。正確にはサイトが座っているベットを。
「で、でもふたりで寝るには窮屈じゃないかな?
俺、床で寝ようか? 慣れてるし」
タバサは首を横に振るとサイトにベットへ横になるように促す。
サイトが横になるとタバサもベットに横になった。
「大丈夫、ふたり寝れる」
たしかに大丈夫である。
しかしサイトは「俺は大丈夫なのか?」と別の心配をかかえる。
みごとにタバサと密着している。
(この状態で一晩耐えられるのか俺は…否、無理だ!)
即決で結論を導き出す。
(タバサには悪いけど隙をみてコッソリかえるか)
タバサはティファニアとは対を成す禁断の果実である。
もし彼女に手を出せばルイズがどんなに怒り狂うか。
ティファニアに手を出せば「やっぱり大きい胸がいいんだ」と怒る。
タバサに手を出せば「自分よりも小さい子に!」と怒るだろう。
だが目の前に一緒に横になるタバサをみると、どうしようもない気分になった。
なんか今すぐに襲いたくなってくる。
(俺の理性よ、いまこそ奮いたて!)
「サイト」
(はうっ…無理です…ごめんなさい…)
タバサの純真無垢な瞳で見つめられたサイトはついに彼女を抱きしめてしまう。
「あ…」
「た、タバサ…」
そのとき、サイトの服からコインがひとつ床に落ちてチャリーンとなる。
それは先日買い物をしたときのお釣りのお金であった。
687:コインに隠された真実
07/08/31 01:15:37 FxsN43qS
ルイズとシエスタはタバサの部屋の前にやってきた。
結局のところ、とにかく現地行ったほうがいいという結論に達したからだ。
ルイズとシエスタはタバサの部屋の扉に聞き耳をたてる。
それを目撃した女生徒たちから不審な目を向けられたが
ふたりは全力で無視して中の様子に集中した。
『へへっ、どうだ? 思ったよりも楽しいだろ』
『うん』
どうやら中ではなにかが行われているようである。
『やっぱりタバサなら素質あると思ったよ。もうこんなに上手くなってさ』
『サイトの教え方が上手だから』
ルイズとシエスタが顔を見合わせる。
「な、なにの素質があると言ってるんでしょうか?」
「し、知らないわよ」
ふたりは顔を赤くする。
『うっ、た、たんま…タバサ許してくれ! そこをせめられたら俺…』
『ダメ、これで終わり』
『はぁ~』
サイトはなんとも切なげにため息をつく。
『しかし、続けて五回はさすがに疲れたな』
『もう一回』
『げ、元気だなタバサ…そんなに気に入ったのかコレが?』
『うん、大好き』
扉の前のふたりは限界が近づいていた。
「ごごご、五回ですって! なにが五回なのよ!」
「それにミス・タバサはまだまだ元気だそうですよ。
しかもおねだりまでしちゃって…なにがそんなに気に入ったんでしょうね!」
ルイズの目に嫉妬の炎が宿る。
シエスタも突撃体制を整える。
次の瞬間、ふたりは扉を蹴飛ばして中へと突入した。
「サイト! あんたタバサ相手になにをしてるのよ!」
「サイトさん酷いです! わたしというものがありながら、きゃ」
シエスタの言葉が気に入らなかったルイズはシエスタの足を払って転ばす。
「なに…やってんだお前ら」
サイトとタバサがこちらをみている。
ふたりは床に座っていた。もちろん服もきちんと着ている。
「あれ…」
「な、なにもしていませんでしたね…」
床に座るふたりの間には一枚の紙とコインが何枚か置かれているだけだった。
「あんたたちなにしてたの?」
「オセロしてたんだ」
「オセロ?」
「そっ、俺の国のゲームさ」
そういうとサイトはオセロのルールを教えだした。
「ふーん、交互にコインを置いて、両端を挟むことでひっくりかえせるのね」
「わー、なんか面白そうですね」
ルイズとシエスタはオセロにすっかり夢中になる。
「これから早速部屋に戻って勝負よ!」
「お、おい…」
「わたしとも勝負してくださいね、サイトさん♪」
サイトはルイズとシエスタに引っ張られて部屋の出口へと引きずられていく。
「タバサ、また今度な」
「はい」
タバサはサイトに向かって笑顔をつくり手を振る。
結局は一晩どころか数時間しかサイトと一緒にいられなかったが
タバサはとても満足した気分に包まれていた。
688:コインに隠された真実
07/08/31 01:17:02 FxsN43qS
ひとりとなった部屋でタバサは床に置かれた紙とコインと拾い上げた。
その後ベットの前にやってくると、じっと一点を見つめ続ける。
そこにはタバサが『女』となった証の真っ赤な血のシミが残されていた。
手で首筋に触れる。
そこにはサイトにつけられたキスマークがあった。
「シーツかえなきゃ」
タバサはそうつぶやくとベットに倒れこむ。
「でも…今日だけはこのまま寝よう」
ベットに残ったサイトの温もりに抱かれてタバサは眠りについた。
689:名無しさん@ピンキー
07/08/31 01:19:33 FxsN43qS
月末の忙しい時期を乗り越えて気分がいい状態で文章を書いた。
でも完成したのは非エロだった。
まあ、気にしないで。
690:名無しさん@ピンキー
07/08/31 01:27:50 29kVdy+c
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!
691:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:06:47 E9azDg5b
>>645
意味わかんねwww
黒歴史か?w
692:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:15:29 HhxvDU/i
>>661
興奮しすぎて眠れなくなったので
カップヌードル食って腹を満たして強制的に寝ることにする
こうなったのもおまいのせいだw
謝罪と賠償を(ry
693:名無しさん@ピンキー
07/08/31 03:41:50 UJZeD4w6
なんだ最近のこの盛り上がりようはwww皆GJ!
あと最近、投下中の割り込みが多いからレス前のリロードは厳守ね
694:名無しさん@ピンキー
07/08/31 03:54:30 i27MBjb4
>>689非エロでも名作になれるって5年前異世界にとばされたお兄たんが言ってた。
つまり名作GJ!!
695:名無しさん@ピンキー
07/08/31 06:55:33 a/T9obHW
誰かアニエス×ルイズ書いて俺を萌え殺してくれませんか
696:名無しさん@ピンキー
07/08/31 07:19:27 41271oRl
>>688
GJ!こういうの好きだわぁw
697:名無しさん@ピンキー
07/08/31 17:27:59 nx/Q5JS4
アン様が搾り取る展開が見たい
698:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:29:16 lYB5Hs2E
さて、アン様続き投下いきます。
ちなみにまた終わってませんYO★
699:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:30:34 lYB5Hs2E
「それじゃあ…っと」
才人はアンの方を抱き上げると、ベッドの上に横たわらせる。
そして、不満そうに二人を見つめるアンリエッタの方を向く。
「じゃ、脱ぎましょうか姫さま」
「あ、はい…」
才人に促されるまま、アンリエッタは後ろを向く。
才人はドレスの背中の紐を解き、ドレスの拘束を解く。
アンリエッタが腕を抜くと、ドレスはそのまますとん、と落ちて、布の塊になった。
「それじゃ…っと」
「え、サイト様何をっ?」
才人はドレスから抜き取ったリボンでアンリエッタの両腕を後ろ手に縛ると、すぐ近くにあった椅子を引き寄せ、その上にアンリエッタを座らせる。
そのまま、両腕を椅子に縛りつけ、そして両足も椅子の足にしばりつけてしまう。
さらに、それだけでは飽き足らず。
才人は手近にあった布で、アンリエッタに猿轡を噛ましてしまう。
「んっ、ふーっ!」
猿轡の下から抗議するアンリエッタ。しかしその言葉は才人には届かない。
「それじゃ、アン。服脱いで」
「あ、はい…」
才人はまるでアンリエッタがそこにいないように無視して、ベッドの上のアンに声をかける。
アンは、ベッドの上でいそいそと服を脱いでいく。
才人も、ベッド脇で服を脱ぐ。アンが下着に手を掛ける頃には、もう才人は全裸になっていた。
アンが下着に手を掛けようとした瞬間、才人がその手を取る。
「待って、アン」
「え…?」
才人を見上げたアンの唇を、才人は一瞬の早業で塞ぐ。
そのまま、才人はアンの唇を割り開き、彼女の口内を舌で犯す。
ちゅ…ぴちゅ…。
二人の唾液が絡み合う音が、卑猥に室内に響き渡る。
「ンっ…!ふぅっ…!」
きしきしと椅子を軋ませ、アンリエッタは抗議の声を上げようとするが、その声は猿轡にかき消される。
才人はそんなアンリエッタに見せ付けるように、握ったアンの手を高く上げ、そして腰を抱いて自分の体に密着させる。
立てひざで抱き合うような格好になった二人は、より一層深く、お互いの舌を貪りあう。
アンリエッタは耐え切れず、顔を背け、その光景を見ないようにする。
ちゅぱ…。
それをまるで見ていたかのように、才人はアンから唇を離す。
すると、二人の間に白く輝く粘液の橋が渡される。
「は…」
アンは蕩けたような視線で才人を見上げ、くたり、と手をベッドに着く。
そんなアンを、才人はベッドの上で背中から抱き上げ、あぐらをかいた自分の足の上に乗せる。
それはちょうど、アンリエッタに対してアンが身体を開くような位置であった。
700:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:31:49 lYB5Hs2E
才人はそのまま、アンの首筋を吸い上げながら、下着の上からアンの乳房を、股間をまさぐる。
「あっ…サイトさぁん…」
アンの蕩けきった甘い甘い啼き声が、部屋に響く。
アンは首筋を吸い上げてくる才人の頭を抱え、送られて来る快感を逃さぬようにする。
乳房をまさぐる才人の左手が器用に動き、アンの胸を覆うネグリジェをたくしあげ、両の乳房を露にし、その硬くなった先端を指で乳房の中に押しもどす。
「ひ…ぃたっ…」
その強すぎる感覚に、アンは悲鳴を上げる。
しかし才人は手を休めずに、今度は右手で、湿ったショーツの中身をかき回し始めた。
「ひぁ!だめぇ!」
才人は無遠慮にアンの滑る割れ目に指を挿しいれ、硬くなった肉芽をこね回す。
ぐちゅ!ぷちゅ!ぶちゅぅ!
「あっあっあっあっ!だめぇ、かき回さないでぇ!」
アンの粘膜と喉が啼く声が、淫らに響き渡る。
「───っ…!」
目の前で、自分と同じ姿をしたものが、愛する人に抱かれ、悶える。
必死にその光景から目を逸らそうとするアンリエッタだが、その水音と嬌声が、アンリエッタの視線を釘付けにする。
その股間はあからさまに湿り、口に咥えられている布は、すでに吸いきれないほどの唾液でベトベトになっていた。
才人はそんなアンリエッタを横目に、アンの膝を抱え、を抱き上げる。
「…あっ…」
ぽたぽたと愛液を零すアンの割れ目の下に、才人が押し当てられる。
「…いくよ、アン」
「…はい、サイトさんの、お好きなように…」
「───!」
ずぶぶぶぶ…!
先走りに滑る硬い才人の肉棒が、容赦なくアンの中に埋没していく。
その光景に釘付けになったアンリエッタの牝の器官が、きゅうきゅうと啼いて、涎を零す。
「あっあっあっ……。はいって…きてますっ…!」
再び首筋を吸い上げ始めた才人の頭を、アンはもう一度抱え込む。
その声は肉の悦びに震え、完全に牝の啼き声になっていた。
その嬌声がアンリエッタの耳朶を震わせるたび、彼女の牝が吼え、肉の渇きを訴える。
「──ッ!んーッ!」
必死にアンリエッタは訴えるが、ベッドを軋ませ絡み合う目の前のつがいには、聞こえていない。
「あっぁっあっあっ!サイトさんっ!サイトさぁんっ!」
「アンっ、だすよっ、中に出すよっ!」
「くださいぃ!アンの中、サイトさんで一杯にしてぇ!」
その声と同時に、アンの膝がかくかくと痙攣し、中を貫く才人を容赦なく締め上げる。
701:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:35:20 lYB5Hs2E
それと同時に。
どくどくどくどくっ!
アンの最奥で才人が弾ける。その衝撃に一足先に絶頂を迎えたアンの身体が、びくんびくんと震える。
「あひ、まら、いっれるぅ…!」
涎を垂らし、だらしなく身体を開き、才人にもたれかかる。
同じ顔の絶頂する光景に、アンリエッタは自分の中に出されている錯覚を覚えた。
その擬似的な感覚ですら、焦らしに焦らされた今のアンリエッタには。
しゃあぁぁぁぁぁぁぁーっ!
「─────っ!──んんんっ!」
失禁してしまうほどの刺激であった。
アンリエッタは失禁の感覚と恥辱に、顔を伏せ、かくかくと震える。
不意に。
アンリエッタにかけられた、猿轡が外される。
その猿轡は、アンリエッタの唾液でべとべとに濡れそぼっており、外した瞬間に、彼女の頬を大量の唾液が伝う。
猿轡を外したのはもちろん。
才人であった。
「──あ──」
アンリエッタは力のない瞳で才人を見上げる。
その顎をつまみ、才人はアンリエッタの唇を奪った。
不意に襲ってきた肉の快楽を、焦らされたアンリエッタは貪る。
才人の唇を自ら割り開き、舌を差し込む。
雄の口内の暖かさは、おあずけを食っていた牝の本能を、これでもかと刺激する。
少しすると、才人はアンリエッタから身体を離す。
そして、尋ねた。
「…続き、シテ欲しいですか?」
ひたすら焦らされ、牝の欲望に焦がされ続けたアンリエッタに、選択肢はなかった。
上気した顔で、その言葉にこくん、と頷く。
才人はその顎を、再度つまむ。
…ああ、また、唇を犯されるのですね…。
キスを期待して目を瞑ったアンリエッタにやってきたのは、才人のキスではなかった。
才人は目を瞑ったアンリエッタの耳元で、囁いた。
「じゃ、本物の姫さまがどっちか教えてくれたら、続きシテあげますよ」
「…え…」
最初から才人はそのつもりだったのだ。
アンリエッタが折れるであろう事を予測し、椅子に縛って焦らし続けた。
しかし、ここで教えてしまっては。才人の忠誠を量るとか言った、自分の立場がない。
702:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:36:40 lYB5Hs2E
そう、頭では理解していた。頭では…。
「私、です…」
結局、アンリエッタは。
「私が、本物です…。
ですから、続きを、お願い、続きをシテくださいまし…」
獣欲に負け、折れたのだった。
703:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/08/31 23:38:08 lYB5Hs2E
つうわけで今日は以上。
次回まで電波でも聞きながらのんびりしてくれたまへ☆
URLリンク(www.nicovideo.jp)
んじゃ、続きはマタ(ry ノシ
704:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:39:14 ilW8nkba
リアルタイムきたー
GJ
705:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:40:28 L/C6/YEn
GJにございまする。
706:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:54:36 Y2hD28CX
>703
へんたいさんリアルタイムキターーーー!
いいいいですな、アン様。ここ最近スバラシスアン様ネタが多くて嬉しい限り。
これが『ナカダシ・夏のアンまつり』ですな!!!
707:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:55:48 HhxvDU/i
リアルタイムキター
GJJJJJJJJJ
708:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:04:18 JSo+ohEt
せんたいさんGJです!
>>706ワロタww
じゃあ秋Verは誰が祭りになるんだろう?
709:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:15:36 4Priuf8B
あいかわらずのお仕事GJです!
そして次スレの季節ももう間近。
710:名無しさん@ピンキー
07/09/01 04:15:40 4S/KJMLQ
アンのビッチっぷりに睡眠不足確定w
アンかわいいよアン
711:名無しさん@ピンキー
07/09/01 13:14:41 8mgonOo0
ビッチかわいいよビッチ
712:名無しさん@ピンキー
07/09/01 14:59:59 jobe7dmD
ちょっと注目!!
ゼロ魔関連のssでバトル系ssを読むチャンス。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
に行って、
【ゼロの使い魔(シリーズ)】
とコピペしてくれ。
なお単票では怪しまれるので他に、
【Fate/stay night】
【MONSTER】
【School Days】
【うたわれるもの】
【スパイラル~推理の絆~】
【美少女戦士セーラームーン(シリーズ)】
【舞-HiME 】
【R.O.D(シリーズ)】
上記八作品から四つ選んで一緒にコピペを出来れば頼む。
一人一回、出来ればでいいのでよろしく頼む。
713:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:28:12 h3y5GU4J
次スレ立てました
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合19
スレリンク(eroparo板)
714:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:29:28 WSi1lqBW
下の8つはお前のシュミじゃねーかw
715:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:31:24 jTZeIlg6
>>713乙
700ちょいで480KBオーバーか。
今スレはSSがいっぱいありましたね。良きかな良きかな。
716:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:32:58 jobe7dmD
>>714
いえ、テンプレの他作品に投票ももちろん自由です。当たり前ですが。
ただテンプレ見るのがわずらわしい場合の処置としてです。
一応新スレにも転載しましたが、誠にお願いします。
717:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:33:03 UHcxiL+3
バトルSSなんかに興味ねぇ
718:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:35:59 IY6AbFXH
戦うよりにゃんにゃんしてた方がこのスレの趣旨に合ってると
719:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:38:30 jTZeIlg6
つまりベッドの上の格闘技と
720:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:39:23 q8eNSq0d
>716
宣伝うざいよ
バトルなんかどーでもいいし
721:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:45:47 DgFXSfXN
宣伝はどっか他の所でしてくれ
722:名無しさん@ピンキー
07/09/01 20:19:01 66vFVngu
次スレもSSが沢山投下されますように
埋め
723:名無しさん@ピンキー
07/09/01 21:43:21 d6RQ+scU
>クロスオーバーリレーSS
俺の厨二病アンテナがビンビンだぜ
724:埋立用
07/09/01 23:17:24 h3y5GU4J
/ ,/ / / _,..-''
/ / /// 〃 ,r'',.-'" // /
,.ィ <´ 〈,/〃/-//-'"/ / ,/__,,..-/
} } ,〉 //" ,r'´ノ ,r'′//-''"二´‐'''~___ノ
,) Y ノ // ,r''´‐''" -='"―-、彡"r'" ̄´
,イ リ ノ り ,=、、-ニ_~― ~''-=二 ∠"´
ヾ,ヽ 、, , ノノ {.トヾー-~ニ_-二 ― 二ニ==-‐''"
ゝ ミィイィ彡`ユ.|`\ヽ丶、‐ __ヽ'''三二,,,_
〈 `ヾべ_{:::: 'ゥ) `8-、 ヽ‐ 、ヽ`''-_=-
ゝ_ノ⌒ヘ~" _”\ ヽ!\ヽ、'''ー-"ニ.._
〈 (._ |∠ィ ,.ノ / __ハ_j! \
`‐''^ ,. -‐`ヾ__/ヽ. >,、く \
r;>-=<´ 〈 ノ_,. ヽ \
(l》L -―''''"~´ ヽ ` 、
/ `、 `、 lヽ
/ ヽ. l ||
! `、 ! !|
`、 、 | } V,/
ヽ | / / 〃
\ ヘ_,. -''" / ,.イ′
\ ヽ l / /
l | |′,'
725:埋め立て用
07/09/01 23:34:38 ZQle26T7
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコボコボコボコ∧_∧ ∧_∧∧_∧ボコボコボコボコ
ボコボコ∧_∧´・ω・)(´・ω・`)・ω・`∧_∧ボコボコ
ホコボコ(´・ω・)∧_,∧lll ∪)∧_∧・ω・`)ボコボコ
ボコボコ∧_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・∧_∧⊂)ボコボコ
コボコ(´・ω・)≡つ);;)ω(;;(⊂≡(・ω・`)___\ボコボコ
ボコボ(っ つ=つ ( >>725 )⊂=⊂≡ ⊂) \ )ボコボコ
ボコボコ/∧_∧∧_∧ ∧ ∧_∧∧_∧\ボコボコ
ボコボ( ( ´・ω)( ´・)( )` )(ω・` ) )ボコボコ
コボコ(っ つ/ )( ) \ ⊂)ボコボコ
ボコボ/ )`u-u'. バ∪ ̄∪バ`u-u' \ボコボコ
ボコ( / ̄∪ボコボコボコボコボコボコボコ∪ ̄\ )ボコボコ
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
726:名無しさん@ピンキー
07/09/02 02:03:04 oOkfu3XX
>>712
うせろキャプテン
テメーのせいで一般のゼロ魔ファンが迷惑を被るんだ
727:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:49:40 xLGoPgZM
埋め用にカオスなやつを。
エロくないしパロディだしもうほんとカオスです。
728:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:51:26 xLGoPgZM
ここはトリステイン高校。
少年少女が勉学に励む場である。
「ふぁ~、ねむぅ…」
サイトは通学路をあくびをしながら眠そうに歩いていた。
「お兄ちゃん…大丈夫?」
隣で一緒に歩いている小柄な少女が心配そうに声をかける。
彼女はタバサ。
お兄ちゃんと呼んでいるが血のつながりはない。
彼女の両親は仕事の都合で一年の大半を海外で過ごしている。
そのためタバサは小さい頃から隣のサイトの家にあずけられていた。
そのため、いまではすっかり兄妹の関係になってしまっている。
「おはようタバサ、サイト」
「おはよう」
キュルケが挨拶してくる。
彼女はスタイル抜群で男子生徒からの人気が高い。
これは秘密なのだが、担任のコルベール先生と恋人の関係だったりする。
「もう、一緒に住んでるのに学校には別々に登校するのってイヤよねー」
「お前、みんなにバレたら大変なんだからもう少し危機感ってものをだな」
彼女は両親と離れて暮らしている。
なのでコルベール先生との関係は両親にも気づかれていない。
「わかってるわよ。ところでタバサ宿題あとでみせてね~」
「うん」
「たまには自分でしてきたらどうだ?」
サイトの言葉にキュルケは反撃をかえす。
「どこかの誰かさんは家でうつせるからいいわよね~」
「うつしてねーよ。
それだとためにならないからって、勉強みてもらいながら自力でやってる」
「あらあら、それはまた…」
キュルケがニヤニヤしてタバサに後ろから抱きつく。
「もしかしてノートうつさせないのは、ソレが目的なのかしら?」
タバサにだけきこえる声で呟く。
彼女はほんのりと頬を染めてうつむいた。
729:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:54:07 xLGoPgZM
「おはようございます」
教室に入ると学級委員のアンリエッタが挨拶をしてきた。
「おはよう」
サイトたちも挨拶をかえす。
サイトは自分の席に向かう。
彼の席は窓際の後ろから二番目というとてもよい位置だった。
ここなら居眠りしてもそう簡単にはみつからない。
「おはようルイズ」
「あによ」
後ろの席のルイズに挨拶するが、機嫌が悪いのか睨まれる。
「ど、どうしたんだよ」
「ふん…あんたには関係ないでしょ」
「関係ないならいいや―ぐえっ」
前を向きなおした瞬間、ルイズが襟をつかんできたので窒息しそうになる。
「げほっ、げほっ…お前なぁ…」
「この前の小テストの成績が悪くて両親に叱られた」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことって言ってくれるわね!」
ルイズは手に力を込めて殴るポーズになる。
「わ、悪かったって」
サイトはすぐにルイズを落ち着かせる。
彼女には二人の姉が居るが、どちらもかなり優秀なのだ。
なので末娘のルイズにも両親からかなりの期待がされている。
「ちなみに何点だったんだ?」
「91点」
「それで怒られたの?」
「そうよ」
自分がその点数とったら夕飯は焼肉間違いなしだぜ。とサイトは心の中で思った。
ちなみにサイトは51点だった。これでも頑張ったほうである。
「タバサはこの前のテスト100点だったんでしょ」
「そうなんだ」
「あんた、知らなかったの?」
「別に気にしてなかったからなー」
サイトは少し離れたタバサの席をみる。
その視線に気づいたタバサがサイトに微笑んだ。
730:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:56:25 xLGoPgZM
「さて、今日は転校生を紹介しようと思う」
ホームルームが始まる。
コルベール先生はそういうと廊下に待たせていた少女を中に招き入れた。
「さあ、入ってきたまえ」
「はい」
少女がはいってくると「おおおおおおおおおっ」という男子生徒の叫びが響いた。
男子の視線が一点に集中する。
「あ…あの…」
それに気づいて少女はその分部を隠そうとするが
両手でも隠しきれないそのボリュームに男子は発狂寸前になる。
ちなみにその部分とは胸である。
彼女の胸は非常識なまでに発育していた。
「な、なんて胸なの…」
シエスタは彼女の胸に殺意のこもった視線を向ける。
そして次にサイトの席を覗き込む。
そこには転校生の胸をいやらしい表情で見つめるサイトがいた。
(これは思わぬライバル出現かもしれませんね)
シエスタの隣の席の男子がいきなり立ち上がって叫ぶ。
「おお、君は女神だ。どうか君の名を教えてくれないだろうか」
ギーシュが少女に語りかける。
「て、ティファニアといいます」
「おお、なんと美しい名前なんd…がふっ!?」
背後から頭をバットで殴られてギーシュは倒れる。
「先生、ギーシュが気分が悪いそうなので保健室に連れて行きます」
保険委員のモンモランシーがギーシュの足を掴み引きずりながら部屋をでていく。
『ちょっと可愛い子みるとすぐに色目つかうんだから!』
『だ、だぢげでぇー』
廊下からギーシュの断末魔が響いてきた。
その後、ちゃんとした自己紹介の後ティファニアは席に着いた。
タバサは彼女の胸をみて自分の胸にそっと両手をおいた。
(胸…やっぱり大きいほうが男の人は好きなのかな…)
気づかれないように兄の顔をみてため息をついた。
731:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:58:33 xLGoPgZM
昼休みとなり教室では仲のよい者達で机を重ねてグループができあがっていた。
サイトはタバサ、キュルケ、ルイズ、シエスタ、アンリエッタといつも食べている。
そして今回は転校生のティファニアも一緒だった。
学級委員のアンリエッタが、ひとりで食べるのは寂しいだろうからと誘ったのだ。
サイトは心の中で「委員長ナイスだぜ」と褒め称えた。
「やあ、これは噂どおりの可愛い転校生だ」
「ワザワザ隣のクラスまで、なにしにきたジュリオ」
「噂の転校生をひとめみてみたくてね」
ジュリオは隣のクラスの男子で、女性から人気が高い。
勉強もできて運動神経も抜群。
隣のクラスのイケメントップツーの一人である。
「すまないね、サイト」
ジュリオの背後から男子生徒が顔をだす。
「う、ウェールズさん…」
アンリエッタの頬が真っ赤に染まる。
ウェールズと呼ばれた彼がイケメントップツーのもう片割れである。
彼はアンリエッタと恋人同士であり
この前の新聞部が行ったアンケートでベストカップルの栄誉を手にしていた。
「どうしてもみにいくと彼がきかなくってね」
「まあ、そのおかげで愛しの彼女と対面できたのだから
こちらとして褒めてほしいくらいなんだけどね」
「では褒めてあげるから教室に戻ろうか」
「いてて、耳を引っ張らないでくれよ」
そのままてジュリオを引っ張って教室を出ていくウェールズ。
「アンリエッタ、放課後にまた」
「はい、ウェールズさん…」
嬉しそうに手を振ってアンリエッタは見送った。
「あいかわらずラブラブね、アンリエッタ」
ルイズがニヤニヤと彼女の顔を覗き込む。
「か、からかわないでよルイズ」
その後は楽しく昼休みの時間は過ぎていった。
732:名無しさん@ピンキー
07/09/02 05:00:34 xLGoPgZM
職員室ではコルベールが弁当を食べ終わって一息ついていた。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます、教頭先生」
教頭先生と呼ばれた女性は美しい笑顔でお辞儀をしてその場から離れていく。
「あー、ミス・ロングビルや、わしにもお茶を一杯くれんかのう」
オスマン校長に頼まれてロングビルはお茶を運ぶ。
「すまないのう」
「どうぞ」
しかしオスマン校長の手は差し出されたお茶を通り過ぎて彼女のお尻へと向かった。
「あぢー!?」
ロングビルに頭からお茶をかけられてオスマン校長は転げまわる。
「まったく相変わらずね、あの校長は」
「あらあら、賑やかでいいじゃない」
楽しそうに笑っているカトレアをみてエレオノールはため息をつく。
「今日も保健室は男子生徒で大繁盛だったそうね」
「そうなの、みんな色んな病気でやってきて大変だったわ」
それは仮病というなの病気だとエレオノールは知っていた。
当のカトレア自身も保険の先生なのだからわからないわけがない。
だが、どうやらその状況を楽しんでいるらしい。
「まったく…昼食くらいのんびり食べさせて欲しいものだ」
アニエスが職員室にはいってくる。
「どうしたのですかなアニエス先生?」
「タバコを吸っていた生徒を叱っていました」
コルベールは「それはご苦労様でした」と労いの言葉をかける。
「まあ、生活指導はわたしの管轄ですからね」
「あなたにかかったらどんな不良も形無しですな」
彼女のすぐあとにはいってきたワルドが会話に乱入してきた。
「褒めているように聴こえませんよ? ワルド先生」
「これは失礼した」
ワルドは逃げるように自分の机に向かった。
職員室は今日も賑やかである。
733:名無しさん@ピンキー
07/09/02 05:02:32 xLGoPgZM
放課後となりしだいに学校から人の気配が消えていく。
タバサは図書室で図書委員の仕事をしていた。
「これでおしまい」
その日の仕事を終わらせると外は薄暗くなっていた。
タバサはカバンを手にして下駄箱へ向かう。
「あ…」
「よう」
そこにはサイトが立っていた。
「待っててくれたの?」
「いや、遊んでたらこんな時間なっただけさ。帰ろうぜ」
タバサはサイトと並んで朝歩いた道を今度は逆に進みだした。
「そういえばこの前の小テスト俺51点だったんだぜ」
「そうなんだ」
知っていたが知らないふりをする。
「お前は100点だったんだってな」
「あっ」
サイトがいきなりタバサの頭に手をのせる。
「頑張ったな、タバサ」
頭をポンポンと軽く叩かれてタバサは嬉しくなる。
「なんかご褒美あげないとな、なにがいい?」
「欲しい本があるの…」
「よし、こんどの虚無の曜日に一緒に買いに行こうぜ」
「うん」
次の虚無の曜日に兄とデートの約束ができてタバサは心が踊るようだった。
734:588
07/09/02 05:06:09 xLGoPgZM
さて、次スレでは心機一転がんばるぞー。
735:名無しさん@ピンキー
07/09/02 07:04:28 A6pBEKXL
ルイズのくだりがまんまハルヒのパクリで笑った
他は…読んでないけど学園キノとかからかな
736:名無しさん@ピンキー
07/09/02 11:33:36 9+OvioIl
>>734
早く次スレで続きを書くんだ!
737:名無しさん@ピンキー
07/09/02 14:26:30 cBTjE9K0
r彳云ヽ、
, -イ。弋ソ__ 二ミヽ/\ 人
_//> ´ ̄  ̄  ̄ ̄¨ヽ、 `Y´
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/| fV/ ノ\. | _!_
/ |_∨ / / / / ヽ. ! | | | !
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|{ !ィ爪 ∨\ ! _」_// / 人リ ;
!ヘ ヽ ヽ| V,ィ≠ト ヽ ! {f イ|∨/ \ +
| \| \__∨|{__,イ}. 弋rリ イ ヽ :
/ ! \弋_rり  ̄::: { } | ;
/ , { \::::: ` 人. //|.| _!_
|/| | ハ ヽ r _ア , イ // リ i
|! | ト、 ト、 > 、 _ ィi | /!/
\! メ::::\!\ }ー-rく{ } | |-- 、__
 ̄ >ー-へ |_::| |:: :||:::!\从::::::::::::ヽ
人 /::::::::::::::::::∨:::r----r‐rr‐<_::::ヽ::::::::\ 人
`Y´ /:::::::::::::::::::::::::::::::rニニ /.// / ハ:::!::::\:::::∧ `Y
738:名無しさん@ピンキー
07/09/02 15:00:47 S/yS2NYy
, -‐ ´ ̄  ̄ ̄`ヽ、
. / 丶
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. / / /.// " ̄ `ヾ、 ヽ ',
/ / ,' 〃 ヽハ l に
Vl l _斗'´ `ヽ、l从│ l ょ
| ! /リ j N | 、 l ろ
ヽ小l ● ● イ l| } | |
. lハl⊃ ⊂⊃| |ノ | ん
. | 人 r_,、_y | | l |
j| >'う __, r<l ││ ││
/ | レ' /:::_j_ / / ,/、│ l |
. / ,リ / ∧f三ミ/ / //l j | │
. ,' / l/ 〃!l|`¨7 /ル/ V | │
l./ |{ヘ_ノト、|:l|M/// / l_ | |
739:名無しさん@ピンキー
07/09/02 15:03:23 S/yS2NYy
, '´  ̄ ̄ ` 、
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| |,,_ _,{|
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ト.i ,__''_ !
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,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
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740:名無しさん@ピンキー
07/09/02 16:38:29 UuPAI5ZZ
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741:名無しさん@ピンキー
07/09/02 16:43:11 UuPAI5ZZ
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742:名無しさん@ピンキー
07/09/02 16:45:52 UuPAI5ZZ
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