ひぐらしのなく頃に Part.11at EROPARO
ひぐらしのなく頃に Part.11 - 暇つぶし2ch750:Hold me tight(12/24)
07/08/31 02:38:15 3ME0fPlZ
「はぁっ……はっ……あ、あの、圭ちゃん……」
「……ん?」
「その……そろそろ……」

そう言いながら、股をもじもじさせている。
つまり……その……。

「……圭ちゃんが脱がせてください……」

そういうことらしい。
詩音の恥部に視線を向けると……下着がぐしょぐしょに濡れていた。

「それじゃ、脱がすぞ……」
「……はい。あ、で、でも……いきなり挿れたりしないでくださいね……?」
「し、しねぇよ、そんなことっ!!」

詩音の下着に手を掛け、するすると下ろしていく……。
その途中で、まだ靴下を履いていることに気づいた。
もちろん、それを脱がすような無粋なマネはしないが。
そのまま下着を取り去り、詩音のソコへと目を向けた。

産毛と見まがうほど薄い陰毛は愛液でぬらぬらと湿っている……。

「……詩音……広げてもいいか……?」

詩音はどこからか取り出したクッションを抱きしめていた。

「……は、はい。でも、恥かしいんですから、あんまりジロジロ見ないでください……」

そう言ってクッションで顔を隠した。
……かわいい奴め。
俺は両の親指で詩音のソレを押し広げる。
……そこは赤く充血し、つやつやと濡れていた。

「……指、入れてみてください」
「……え……っと、ここだよな?」
「……そこです」

そこへ中指をつぷ、と入れてみる。
充分に濡れていたので抵抗はほとんど無かった。
そして、少しずつ指を動かす。
にちり、にちり、といやらしい音を立てながら。

「……どうだ?」
「……その……くすぐったいです」
「へっ!? うそぉ……」

俺のやりかたって間違ってるのか……?

「あ、いや、その……気持ちはいいんですけど……やっぱり他人の指だと、違和感があるというか……」
「つまり自分の指なら違和感はないわけだ。……詩音もオナニーするんだな」
「えッ!!?」

詩音はクッションから半分だけ見せていた顔を、再び引っ込める。

「そんな事はどうでもいいじゃないですかっ! 馬鹿っ!!」

悪いが、こんな状況で馬鹿と言われても興奮するだけだ。
俺は詩音の中を適度に引っかきまわし、淫らな糸を引かせながら指を抜いた。

751:Hold me tight(13/24)
07/08/31 02:38:53 3ME0fPlZ
「これだけ濡れてれば、もう挿れても大丈夫だよな?」

詩音はクッションをぎゅっと抱きしめ、うなずく。
俺は詩音の腰を引き寄せ、脚を抱え上げた。
……そして、お互いの性器を密着させる。

「……念のために聞いておくけど、本当に俺でいいんだな……?」
「……はい。圭ちゃんじゃなきゃ嫌です……」

そこまで言われて躊躇う必要はない。
っと、その前に聞いておくことがあったな。

「その……詩音も初めてなんだろ? ちょっとずつ挿れた方がいいか、それとも……」
「……一気に挿れちゃってください。痛いのは一瞬の方が気楽ですから」
「……分かった」

俺は詩音の入り口に亀頭をつぷり、と差し込んだ。
あとはこのまま一気に奥まで挿れるだけなのだが……。

「詩音。そんなに力むと余計に痛いんじゃないか? もう少し力を抜いた方が……」
「だ……大丈夫ですよ」

いや、身体をそんなに強張らせてたら絶対に痛いって。
単純に緊張もあるのだろうが、それ以上に破瓜の痛みへの抵抗が強そうだ。
……しょうがない。

「詩音、やっぱりやめようぜ」
「……えっ!? な、何でですかっ??!」

詩音が緊張を解いた瞬間を見逃さずに……一気に奥まで貫いた。

「ひぐぅッ!!? ……ぅ……い、痛い……痛いです……」

詩音は表情を歪め、目には涙を浮かべている……。

「詩音、大丈夫か……?」
「大丈夫じゃないですよッ! なんでこんな事するんですか!? 痛くしないって……やさしくしてくれるって言ったのに……!」
「ごめん……でも、あのままだとこれより痛かったはずだし……」
「……ひっく……ひっ……わあぁあぁぁんっ……!」

結合部に目をやると、純潔を失ったことを知らせる血が流れ出していた。
俺は泣き出した詩音を慰めるために、その身体を抱きしめてやる。

「俺が悪かったよ。謝るから、泣かないでくれ……」
「……うっく……うっ……」
「……お詫びにさ。今日だけは詩音の言うことをなんでも聞くから」

そこでぴたりと泣きやんでくれた。
……少し甘いかもしれないが本当に悪いと思ってるんだから、これくらいはしてやりたい。

「…………なんでも?」
「あ、いや、俺に可能な範囲で」
「……じゃあ……私が痛くなくなるまで抱きしめててください」
「……そんなのでいいのか?」
「はい。私が痛くなくなるまで、ずっとですよ?」
「……分かったよ」

752:Hold me tight(14/24)
07/08/31 02:39:33 3ME0fPlZ
この程度でいいのならお安い御用だ。
もともと痛くなくなるまで動かすつもりはなかったわけだし。
……詩音の顔を見やると瞳を閉じ、満足そうに微笑んでいた。
機嫌も直ってくれたようで一安心だ。

「…………ん?」

……あれ?
詩音って、その……こんなにかわいかったっけ……?
いや、美人だとは思ってたけど、なんで急に……こんな……。

「……圭ちゃん? どうかしましたか?」
「え!? いや、別に。なんでもない……」
「…………?」

詩音は怪訝な表情で俺を見つめている。
……目を合わせると……その……息が詰まるというか……。
……俺って……もしかして詩音を……?

「圭ちゃん。そろそろ大丈夫みたいです」
「そろそろって……? あ、ああ。分かった……」

俺はゆっくりと腰を動かし始める。
そして、そこから得られる快感に身震いした。

(これは……オナニーとは全然違うな)

己の肉欲を満たすために何度も何度も腰を振る。
そのたびにお互いの粘膜が薄いゴムを隔てて擦れあう。
にちゃ、にちゃ、と淫らな音を立てながら。
抱きしめた詩音の身体が火照っている。
そして、お互いの体温を感じることが、さらに情欲を深めていく。
……もう……そろそろか……。

「詩音。そろそろ……」

詩音が頷いたことを確認すると、今までより深めに突き挿れる。
詩音を強く抱きしめ、何度も何度も突く。
そして最後に奥まで突いた瞬間にびゅる、びゅる!と白濁液を吐き出した。

「…………っはぁ……はぁ……ッ!」

詩音の中からずるりと引きずり出し、コンドームの先に溜まった精液の量に驚く。
これ……さっきより多くないか……?
二度目の射精なんだから、さっきより少なくて当然なんだが……。

「圭ちゃん……もう…………………よね……?」
「え、悪い。なんだって?」

意識が逸れていて、詩音の発言を聞き逃してしまった。

「もう一回くらい、できますよね?」
「なっ!? ちょ、待て。さすがに三度は……」
「そんなに出せるんだから大丈夫ですよ。いやだなんて言わせませんよ? さっきの約束があるんですから」
「馬鹿、ちょ、やめろ、そんなとこをさわ……いやぁあぁぁああぁああああああ!!!!!!!!!!!!」

753:Hold me tight(15/24)
07/08/31 02:40:10 3ME0fPlZ
「結局、葛西さんは飲み屋で酔い潰れてるって?」

おかげで俺は自転車で夜道を帰らなきゃならなくなったわけだ。
というか飲酒運転で送るつもりだったのか……。

「あはは、ごめんなさい。葛西は本当にお酒が大好きですから」
「それにしたって泥酔するまで飲まなくてもいいのにな。……っと」

足を止め、引いていた自転車のサイドスタンドを立てる。

「見送りはここまでで充分だ。ありがとな」
「どういたしまして。……今日は本当にありがとうございました」
「……気にすんなよ。それじゃ、またな」
「はい。おやすみなさい」

詩音は笑顔で手を振ると、俺に背を向け自宅へと歩き出した。

……おい、いいのかよ圭一。
このまま詩音を帰したら……もう二度と……。

「詩音ッ!!」

思わず叫んでいた。
詩音は振り返り、キョトンとした表情で見つめている。

「どうしたんですか、圭ちゃん?」
「……いや、その……さ」
「……?」

詩音は心配そうに俺のそばへ歩み寄って来る。

「どうかしましたか?」
「……詩音。俺はさ……俺は……」
「圭ちゃんは……?」
「俺は……お前が…………!」

754:Hold me tight(16/24)
07/08/31 02:41:02 3ME0fPlZ
「魅ぃちゃん、かなり壊れてたけど、なんとか直しておいたから。……圭一くん? 聞いてる?」
「……え? ……ああ、聞いてる」
「圭一くんも元気ないね。……悩みごとかな? 私で良ければ相談に乗るけど」
「……いや、大丈夫だ。ありがとな」

俺は結局、詩音に…………フラれた。

(なんでだよ……)

痛い。
痛い痛い痛い。
肌を重ね合わせた時のどんな感触よりも……詩音に突き飛ばされた胸の痛みが心から離れない。

『…………ごめんなさい。……私のことは忘れてください……』

拒絶の言葉が胸にこびりつく。

(なんでだよ……)

俺だって、好きでもない相手とあんな事するのは嫌だったんだぜ……?
それでも、断ったらきっと傷つくから……俺を好いてくれている相手を傷つけたくなかったから……身体を許したんだ。
そりゃ、あんな事してる最中に好きになるなんて、おかしいかもしれないけど。
だからって詩音のカラダだけが目当てなわけじゃない。
それなのに……なんであんな一方的に……。

「続けていいかな、圭一くん? ……魅ぃちゃんはね、昨日までの数日間のこと、なかったことにするから」
「なかったこと、って……」
「だからね! 圭一くんもなかったことにしてあげて。それで魅ぃちゃん、いつも通りだから」
「…………そんなこと……出来るわけないだろ……」
「えっ?!」

俺は昨日、初めて女の子と肌を重ね、好きになり、そして……フラれた。
こんな強烈な体験をどうやってなかったことにするっていうんだよ……。

「……ごめんね、圭一くん。難しいことだと思うけど、魅ぃちゃんのためなの。だから、お願い」
「……魅音の……?」

……そっか、いまは魅音の話だったな。

『彼は双子の姉を好きになるから』

だから詩音は俺に好きだと伝えられないと言った。
……どうして?
だって、俺はこんなに詩音が好きなのに。
昨日からずっと詩音のことばかり考えているのに。
なのに……魅音を好きになる?
……どうして?
解らない……そんなの解らねぇよッッ!!!

……もう、いい。
詩音のことは忘れよう。
もう、あんな奴に振り回されるのはごめんだ。

「……分かった。この数日間はなかったことにすればいいんだな?」
「うん。ありがとう。それから、今日は魅ぃちゃんをそっとしておいてあげて。明日からは元通りだから、今日だけ」
「……ああ」
「それじゃ、私は魅ぃちゃんのところへ行くから。……圭一くんも元気出してね!」

755:Hold me tight(17/24)
07/08/31 02:41:46 3ME0fPlZ
……俺はレナが居なくなっても廊下に座ったままでいる。
部活も無し……か。
いや、ちょうどいい。
今日はひとりで居たい気分だしな。

「あ、いたいた! 圭ちゃんっ!!」
「……魅音? どうしたんだよ。お前、今日は……」

視線を上げて、違和感に気づく。
魅音の制服がさっきまでとは違う。
いや、違う……そうじゃなくて、そうじゃなくって!!
歩み寄ってくる人影は魅音ではなく……。

「詩音……?」
「探しましたよ~。どうしたんですか、こんなとこに座ったりして。具合でも悪いんですか? ……あ、分かった」

詩音は俺の目の前にしゃがみ込む。

「私のことを考えてたせいで寝不足なんでしょ?」

そう言って笑いながら俺の額を指で小突く。
悪ぶれる様子は全く無い。

……状況が全っ然、飲み込めない。
昨日の今日だぞ!?
あれだけはっきり拒絶しておいて……突き飛ばしまでしておいて、なんで俺の前に現われる?
いや、そもそもなんでここに居る?
興宮の学校に通ってるはずだろ!?

「……な、なんで……?」

混乱した俺はなんとかその一言だけを搾り出した。

「え? ……ああ。今日は手続をしに来たんです。こっちに転校する為の手続ですね」
「……転校って……えぇっ!?」
「これからは一緒に居られる時間も増えますね。……お姉と同じくらいに」
「……い、いや、だって、あれだけはっきりと俺を……」
「……昨日、あれから色々と考えたんです。圭ちゃんは居るのに……悟史くんのように消えてなんかないのに。それなのに諦めるなんて馬鹿馬鹿しいじゃないですか」
「……サトシ……?」
「条件が同じなら、お姉になんて負けませんから。圭ちゃんにとってお姉がどんなに大きな存在でも……私はそれよりもっと大きな存在になってみせる。お姉より好きになる自信はある。お姉より好きになってもらう自信もある」
「え……っと。つまりその、俺と付き合ってもいい、ってことか……?」
「あ、ごめんなさい。それは保留ってことで」
「……は?」

ちょ、ちょっと待て……。
俺を好きだから、わざわざ転校して来たんじゃないのか……?

「だって交際できないからせめて、って条件であんなことしたんですよ? それなのに今すぐお付き合いしましょうってことになったら、圭ちゃんを騙して関係を持ったみたいじゃないですか」
「そりゃ、まぁ……そうだけど」
「それに不公平ですし。お姉にもチャンスをあげないと」
「チャンスって……」
「さ、そんなことより教室に戻りましょう。どうせ私のことばかり考えて朝食も採ってないだろうと思って、圭ちゃんのために栄養満点のお弁当作ってきましたから」

756:Hold me tight(18/24)
07/08/31 02:42:27 3ME0fPlZ
詩音は俺の腕を引っ張って起こし、そのまま教室へ向かって歩き出す。
……詩音の弁当か。
この間のは魅音が作った物だったし、ちょっと興味あるな。

「……ちなみにどんな弁当なんだ?」
「えぇっとですね。うなぎの蒲焼きにニンニクのサラダ。それからマムシドリンクです」

………………おい。

「なんだその露骨な精力増進メニューは!!」
「だって今夜もするんですよ? 圭ちゃんにはちゃんと精を付けてもらわなくちゃいけません」
「は、はぁ!?? だってお前……俺とは付き合えないって……」
「はい。でも圭ちゃんがどうしても私としたいって言うんですから、仕方ないですよね」
「ちょっと待てッ! 俺はそんなこと言ってないだろ!?」
「……圭ちゃん。この制服、似合ってますか?」
「はっ? ……いや、まぁ。似合ってるんじゃないか……?」
「ありがとうございます。でもこの制服はちょっと暑っ苦しいから、転校したついでに新しい制服を発注しちゃったんですよ」
「へぇ……。……それで?」
「……だからぁ。この制服はもう着ないから……いくら汚してもいいんですよ……?」
「え、そ、それはつまり……」

詩音は俺の耳に吐息を掛けるように囁く……。

「……圭ちゃんはそういうの好きそうですし。……これを着たまましてあげてもいいんですよ……?」

そう言って詩音はスカートから太ももをチラつかせる……。
……って、ああ、不味い……昨日の……詩音の温もりを……思い出して……。

「あれ、どうしたんですか圭ちゃん? 前屈みになったりして。お腹痛いんですか?」
「し、詩音……てめぇ……!」
「前原くん、どうかしましたか?」

ち、知恵先生!?
なんてタイミングで現われるんだよ?!?!
ど、どど、どうする!??

「あ、知恵先生。圭ちゃんが具合悪いみたいですので、保健室へ連れて行きますね。午後の授業には出られないかもしれません」
「……前原くん、本当ですか?」
「え、あ、まぁその、はい」
「そうですか。では、具合が良くなったら教室に戻ってきてください」

そう言い残し、知恵先生は教室へ向かっていった。
な、なんとか誤魔化せたな……。
って、もう昼休みは終わりか。

「ふぅ……って、ちょっと、おい!」

詩音は俺の手を引き、本当に保健室へ向かい歩き出す。

「圭ちゃん、本当に疲れてるみたいですから、少し横になった方がいいですよ? お弁当は後で持ってきてあげますから」
「いや、俺は別に……」
「それにせっかく二人きりになれるチャンスじゃないですか。……ねぇ?」
「は?」

保健室で二人きり……。
その言葉にいかがわしい妄想が膨らんでしまう。
……ちょ、ちょっと待て!

757:Hold me tight(19/24)
07/08/31 02:43:06 3ME0fPlZ
「学校でそんな……セ、セックスなんてしちゃダメだろ!?」
「はい? 何を言ってるんですか、圭ちゃん。私はただ二人きりでお喋りしたいなぁ、って思っただけですよ?」
「は? ……な、ななな!!?」
「……ほらぁ。やっぱり圭ちゃんは私としたいんですよ」
「ち、違う!」
「何が違うんでしょうねぇ……」

俺は詩音に両肩を掴まれ、そのまま壁に押し付けられた。

「昨日したばかりなのに、もう欲求不満なんですか? いけませんね。こんな人を放っておいたら、性犯罪に走るかもしれません」
「んなわけあるかぁッッ!! ……って、ちょっと?!」

詩音は俺に抱きつき、耳元で囁く。

「……昨日のだけじゃ満足できないなら……その……胸とか……口でしてあげてもいいですよ……?」
「む、胸? ……口!??」
「……ねぇ、圭ちゃん。どっちがいいですか? 答えてください」
「そ、それは……」
「……して欲しくない、なんて言わないでくださいね? ……だって、こんなにおっきくなってるんですから」

……ああ、そうだよ。
勃起してるよ。
悪いのかよ!?
だって好きな女の子に抱きつかれて、こんなこと言われて、それに……さっきからずっと股間に太ももをグイグイ押し付けられてるんだぞ!?

「……ほら、圭ちゃん。正直に言ってください」
「………………両方」
「えっ?」
「…………だから、両方……して欲しい……」
「……ふふ。そうですよね。どっちも興味ありますよね。じゃぁ、正直に答えてくれたご褒美に、キスしてあげますね」
「は?」

詩音の唇が俺の頬に触れる。
………………ちょっと…………待て……。
頭の中がぐるぐる回って……意識が途切れた。

758:Hold me tight(20/24)
07/08/31 02:43:53 3ME0fPlZ
「………………?」

気がつくと保健室のベッドで寝ていた。
……あれ?
俺は……気絶したのか?
そして、詩音がここまで運んでくれた……?
……なんか気絶する直前に全身が痺れたような気がするんだが……。

「ん……んく。……良かった。やっと起きてくれましたね」
「え、あ、ああ。……ん?」

……なんだ今の……?

「もう、キスしただけで気絶しちゃうんですもん。ビックリしましたよ」
「……悪い。詩音が俺をここまで運んでくれたのか?」
「そうですよ。それよりお弁当持ってきてありますから、食べてください」
「……えぇっと。……分かった」
「はい。あーんしてください」
「…………」

……子どもじゃないんだから、そういうのはやめて欲しいんだけどな。
でも、詩音の厚意を無駄にするわけにもいかないか……。
俺は詩音が箸で挟んだおかずを口にする。

「おいしいですか、圭ちゃん?」
「……うん、うまい」

……腹が減ってるのもあるが、単純に味付けで良いんだろうな。
まぁ自炊してるんだからある程度は……ん?
俺はもぐもぐと咀嚼していて、ある違和感に気づいた。

「…………?」

ベルトが乱雑に外されている。
ジッパーは上げられているものの、ズボンのボタンが外されている。
……股間のアレがヒリヒリするというか敏感になっているというか。
………………?
釈然としないまま食べていた物を飲み込む。
……飲み込む……?
そういや、さっき詩音も何か飲み込んでいたような……。
…………あ。
あああああああ!!

「……し、詩音……。お前まさか、俺が気絶している間に……フェ、フェ……」
「あ、バレちゃいました? はい、しました。圭ちゃんの精液、とってもおいしかったです☆」
「お、おま、え、は……」
「安心してください。これは圭ちゃんが気絶してたからノーカウントです。今夜もちゃんとしてあげますから」
「そういう問題じゃねぇッ!! 学校でこんな……」
「はいはい、お弁当食べちゃいましょうね。あーん」
「う、く、くく……」

なんなんだよ、こいつはッ!!
もしかして俺は……とんでもない奴に惚れてしまったのか……?
しかも……来週からこっちに転校してくるんだろ?
俺の学校生活は一体どうなってしまうんだ……。


759:Hold me tight(21/24)
07/08/31 02:44:34 3ME0fPlZ
「おい、待てよ! 魅音ッ!?」

辺りに「圭ちゃんの馬鹿ぁあぁあぁああぁああ!!!」という絶叫が響き渡る。

「あぁ……あ……」
「あらぁ~、行っちゃいましたね。やっぱり『私の圭ちゃん』ってのが効いたんでしょうか」
「なんであんな言い方するんだよッ!?」
「……あれでいいんですよ。あの子は自分が欲しい物を力ずくで奪うことを覚えなきゃいけないんです。私にねだったり、指をくわえて我慢するんじゃなくて、ね」
「お前にねだるって……なんだそれ?」
「……圭ちゃん。そんなことより、昨日のあれ。最後の。どういうつもりですか?」
「どういうって……ちゃ、着衣プレイはあの体位って、昔から決まってるんだよ……」
「私、恥かしいから嫌だって言ったじゃないですか! それなのに無理やり……そういうのって強姦って言うんじゃないんですか!?」
「は、はぁ!?? 違う! そんなつもりじゃない!」
「そっか……。私、圭ちゃんに強姦されたんだ……。酷い……酷いです、圭ちゃん……」
「だから違うってば! 俺は……」
「ぅっく……ひっ……ひ……っく……」
「そ、そんな泣きマネしたって……」
「うぅ……っく……うっ……」
「騙されたりなんか…………うぅ、分かったよ。謝るよ。……どうすりゃ許してくれるんだ……?」
「……今日は……圭ちゃんの……お部屋でしたいです……」
「なっ!? や、そ、それはちょっと……家に女の子を連れ込むのは、さすがに……」
「ぐすっ……ううぅ……」
「あぁ~……分かった。いいよ、俺の部屋で。この際だ。明日は日曜だし、泊まってってもいいぞ」
「本当ですか!? やったぁ! 圭ちゃん、大好きです!!」
「こら、抱きつくな! やっぱり嘘泣きじゃないかっ!!」

……まったく、うるさいな。
私の半分も生きてないくせにイチャイチャと……見苦しい。

「……ジロウさん」
「なんだい、鷹野さん?」
「私たちって付き合い始めて何年になるかしら」
「えっ!? ど、どうしたんだい急に」
「あの子たちを見てね……。若いっていいなぁ、って。私たちもあんな風にイチャイチャしたいと思わない……?」
「え、あはは! それは嬉しいけど……」
「ねぇ、明日から旅行にでも行かない? ……二人っきりで」
「で、でも明日には東京に帰らないといけないし……。それに明日は鷹野さんも大切な用事があるって言ってなかったかい?」
「……もうそんな事はどうでも良くなっちゃったわ。……少しくらい帰るのが遅れたって誤魔化せるわよね? ジロウさん……」
「そ、そうだねぇ、う~ん……」

760:Hold me tight(22/24)
07/08/31 02:45:28 3ME0fPlZ
……訂正。
年を取ってもイチャイチャしてるのは見苦しいわね。

「まったく。どいつもこいつも」
「あぅあぅ~。梨花も好きな人ができればきっとああなるのです」
「そう? ……そうは思いたくないわね」
「きっとそうなのですよ。僕だってそうだったのです」
「あんたの話なんて聞きたくもないわよ」
「あぅあぅ! 梨花が酷いのですよ……」
「それにしても……圭一と詩音が懇ろになるなんてね」
「あぅあぅあぅ!夜の圭一は意外とうぶなのですよ」
「あんた、人の情事を覗き見てるの? ……最低ね」

こんなのがオヤシロさまだなんて知ったら、信心深い村の年寄り連中は卒倒するわね。

「それはそうと、一体どうなってるのかしらね」

今までのパターンからして詩音が発症すると思ってたのに。
それに富竹と鷹野が綿流しの晩には旅行に出かけて雛見沢に居ないって?

「……訳が分からないわね。富竹たちが綿流しの日に雛見沢に居ないってことは、生き延びるってことかしら?」
「あぅあぅ……。期待しない方がいいのです。どうせ二人そろって隣県の山中で焼死体なのですよ」
「最悪ね、それ。……でも、いつもと違った展開にはなりそうだし……退屈はしそうにないわね」

奉納演舞の練習をサボって休んでたけど……今回は少しだけ気合を入れてみようかしら。


761:Hold me tight(23/24)
07/08/31 02:46:13 3ME0fPlZ
「圭ちゃん、美味しいですか?」

詩音の作ってきた弁当を口にする。
いや、美味いよ。
美味いけどさ……。

「あのさ。食事中にくっ付くのはやめてくれないか……?」
「も~、恥かしがらないでください。私と圭ちゃんはいつだって一緒なんですから」
「し、しし、詩音んん……ッ!!」
「み、魅ぃちゃん、落ち着いて!」
「またいつものパターンですわね」
「みぃ~。圭一と詩ぃは仲良しさんなのです」

今日は一学期最後の日。
午前で授業が終わりだっていうんで、みんなで弁当を持ってきて午後から部活って話だったんだが……。

「どうしたんですか、お姉? 圭ちゃんの隣ならそっちが空いてますよ。ほらほら、遠慮せずに移ったらどうです?」
「ふぇっ!? ぁ、いや、それは……」
「魅ぃちゃん、頑張って! ここが正念場だよ! だよ!」
「……うぅ……。け、圭ちゃん。……そっち行ってもいい……?」
「……ああ、構わないぞ」

魅音はそそくさと椅子ごと移動してくる。

「圭ちゃん! し、詩音が作ったお弁当なんかより、おじさんが作ったお弁当の方が美味しいんだからっ! ほら、食べてみて!」

……魅音が差し出した弁当を受け取る。
さすがに詩音のように食べさせる勇気はないらしい。

「ど、どう? おいしい!?」
「ああ、うまい」
「詩音のと比べてどっちがおいしい!?」
「……どっちもうまいよ」
「お姉。そんな風に聞かずに私と詩音のどっちが好き! って聞けばいいじゃないですか」
「うぇ!? い、いや、あたしは別に、圭ちゃんを………………だなんて……そんな……」
「……はぁ……」

詩音が転校してきて以来、毎日がこの調子だ。
昼は詩音と魅音の板挟みで、夜は……。
詩音があれこれと理由を作って……その……。

「……圭ちゃん。せっかくの夏休みですし、明日から圭ちゃんのお家でお勉強したいです。……受験勉強だけじゃなく、男女の違いについて、なんかも……」

詩音が俺にだけ聞こえるように囁いた言葉で、卒倒しそうになる。
帰りたい……。
みんなと無邪気に部活に明け暮れたあの日に帰りたい……帰りたいよぅ……。

762:Hold me tight(24/24)
07/08/31 02:47:07 3ME0fPlZ
「詩音! だいたいあんた、悟史を好きなくせになんて圭ちゃんにベタベタすんのよ!? おかしいでしょ!」
「確かに悟史くんも好きですよ? でも圭ちゃんはそれでも構わないって言ってくれました。ね、圭ちゃん?」
「……悟史……」

詩音は悟史が好き。
………………あ。

「それだぁああぁああぁあああ!!!!!!!」

俺は絶叫してその場に立ち上がる。

「ど、どうしたんですか、圭ちゃん……?」

なんでもっと早く気づかなかったんだ!?
悟史だよ!
悟史を探し出せば俺はこの不健全な生活から解放されるはずだッ!

「魅音! 夏休みの部活は悟史の捜索に決まりだッ! 悟史を見つけた奴が優勝だぁ!!」
「ふぇ!? いきなりどしたの? って、ちょ、ちょっと!? どこ行くの圭ちゃん!!?」
「悟史を探しに行くんだよッ!! まずは聞き込みからだ!!」
「あ、待ってください、圭ちゃん!!」
「ちょ、待ちなさい二人とも……追いかけるよ、レナ!」
「待ってよ、魅ぃちゃん!」
「よく分かりませんが、わたくしたちも行きますわよ、梨花!」
「……みー。きっとボクが優勝なのです。にぱ~☆」


763:名無しさん@ピンキー
07/08/31 03:07:36 aFYsG8I3


764:名無しさん@ピンキー
07/08/31 06:50:37 6iTJQn0t
GJ!これは新しい惨劇回避。
魅音の事を考えてんだか、考えてないんだかってのが詩音らしいな。
責められたり振り回されたりな圭一に萌えたのは秘密だ。

765:名無しさん@ピンキー
07/08/31 08:04:48 mPVj027n
なんという魅音発症フラグ…
かと思ったら明るいしw

766:名無しさん@ピンキー
07/08/31 08:45:27 uJitt6mH
GJ!これはイイw
鷹野の嫉妬がまたかわいいw
続きあればいいなぁ…とか。

767:名無しさん@ピンキー
07/08/31 08:58:51 6jckZ0Pk
すごく面白かった
みんないい味出してるなあ~

768:名無しさん@ピンキー
07/08/31 09:08:31 C3TL0EVf
圭一が適度に愚鈍でいいな
あれば魅音編とかも読んでみたいぜGJ

769:名無しさん@ピンキー
07/08/31 09:34:36 2/F0TnAp
不健全とか言いつつ、着衣プレイとか楽しんでる圭一ww
GJ!

770:名無しさん@ピンキー
07/08/31 10:30:00 UMcPjdTn
詩圭好きの俺にはたまらない一作!!
あんたは神だぜ!!
GJ!!!!!!!!

771:名無しさん@ピンキー
07/08/31 11:02:49 69Ztygc/
梨花の嫉妬でしょ?

772:名無しさん@ピンキー
07/08/31 13:40:55 0dttV8P5
GJ。良かったよ。

773:名無しさん@ピンキー
07/08/31 15:20:12 tsLuiwmr
GJ!GJ!詩音カワユス

774:名無しさん@ピンキー
07/08/31 15:51:59 69Ztygc/
73 :07/08/31 14:47:45.57 ID:yiu7L9/eO
魅音むすび…豪華な具!最高の米!うめえええ!
詩音むすび…おぐぎゃりころりんくっけんけん
レナむすび…普通なのに、なんだこの旨さは!
梨花むすび…一見普通で実際旨いが、意外な中身が
沙都子むすび…一生懸命握ってる姿だけで、にーにーはお腹いっぱいさ。いや味も良いけど。
知恵先生…米がドライカレーなのは良いんです。中身もカレーはちょっと…
羽入むすび…砂糖と塩を意図的に間違える
みみみみ…ええいままよ!ここで死んでも本望! …あれ?普通に旨い。

こんなイメージ

775:名無しさん@ピンキー
07/08/31 15:52:39 9G5S96fC
ごばく?

776:名無しさん@ピンキー
07/08/31 16:02:29 +Tf9aFeH
>>774
さて、卑猥な意味で捉えてしまった俺を誰か1500秒してくれ
そして全てに同意

777:名無しさん@ピンキー
07/08/31 21:43:46 eVXMIWOR
今投下されたばかりなのに
今の余韻を楽しまないで、次が読みたくなる俺は
まだ経験値が足りないのか

778:名無しさん@ピンキー
07/08/31 22:02:01 nuyukbqM
>>762
GJ!詩音は積極的でいいなぁ
詩音が姉属性で圭一が弟属性なのがなんかこう・・・ガッときた
爽やかにねっとりエロ可愛い詩音に責められてぇ

779:名無しさん@ピンキー
07/08/31 22:45:01 WJ2L8PdP
>>762
何故か詩音に軽々とお姫様抱っこされる圭一に萌えた

780:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:01:44 UMcPjdTn
幸せそうな詩圭を見て魅音が発症ルート希望

781:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:17:03 +Tf9aFeH
いやレナと魅音が慰めあうんだよ
性的な意味で

782:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:18:46 128u5UQI
>>762
GJ!
俺も圭詩好きとしてはたまらない話だった。
他のみんなもいい感じだったよ。

783:名無しさん@ピンキー
07/09/01 01:49:45 VUhhEbXi
>>565にうみねこSSがさりげなく投下されていた…
夏妃×真里亞オシオキモノだなんて…おいしいっ

784:名無しさん@ピンキー
07/09/01 03:00:59 DNRrBUZX
>>762
超GJ! この二人の組み合わせは大好きだわw

ところで「目の前でイチャつくな」状態の梨花ちゃまがその後デレ全開なんてストーリーを想像してハァハァしてしまった(*´Д`)

785:名無しさん@ピンキー
07/09/01 17:56:44 cTErYzec
>>762
GJ!最近は圭詩ネタが増えてるな。ありがたや、ありがたや

786:名無しさん@ピンキー
07/09/01 18:12:30 o/mwpnwy
詩圭祭りじゃ~!!!!!

787:名無しさん@ピンキー
07/09/01 18:24:59 0IZDPQxI
鬼畜王の続きを全裸で待ってて風邪を引いたけど服は着ない
靴下は脱いだら負けだと思っている

788:名無しさん@ピンキー
07/09/01 20:28:37 s+fvqox/
俺も正座して待ってるんだが
鬼畜王忙しいのかな

789:名無しさん@ピンキー
07/09/01 20:47:03 1+ElxV3F
俺も楽しみだが、マターリ待つしかないでしょう。
それよりも、保管庫の新作の続きの読めない、
展開にwktkしてる俺がいる。

790:名無しさん@ピンキー
07/09/01 21:04:25 z8s/QJtW
>>789
あれは残劇フラグっぽいな

791:名無しさん@ピンキー
07/09/01 21:12:08 2xIbGvpl
眠れぬ夜にの続きマダー?

792:名無しさん@ピンキー
07/09/01 21:53:36 3sahOnfI
>>791
あれ? 俺がいる。
俺もずっと待ってるんだよな、続き。

793:名無しさん@ピンキー
07/09/01 22:33:47 fHAh5Upd
ごめ、今ちょっと書いてんだけど、感覚羽入→梨花ってなる?

794:名無しさん@ピンキー
07/09/01 22:47:34 3sahOnfI
>>793
>>725

795:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:10:42 fHAh5Upd
>>794
トン終わったこれ

796:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:43:34 AUa6ilzW
羽入→梨花の世界もあるかもしれない!!!


ってかそう言う世界というせっていにすればよし!笑

797:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:46:18 AUa6ilzW
羽入→梨花という世界もあるかもしれない!!!


ってか~編って感じにしてそういう設定を作ればよし!笑

798:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:46:48 AUa6ilzW
羽入→梨花という世界もあるかもしれない!!!


ってか~編って感じにしてそういう設定を作ればよし!笑

799:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:48:14 mxUfFC+B
なんで三回言うたん?

800:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:48:42 AUa6ilzW
ミスった(汗) 

ごめん!

801:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:53:10 3sahOnfI
というかsageようぜ、一応

802:795
07/09/02 00:00:37 zTjeEInq
>>796-800
そうか・・・

803:名無しさん@ピンキー
07/09/02 00:34:51 /QMjI9xF
最早荒しと同類だな

そんなことよ圭詩の宣言した人マダー?

804: ◆WXrg8pixkw
07/09/02 01:20:20 BXfJ3VbI
お久しぶりです、眠れぬ夜にのものです。大分遅れてますが続きは書いています。
次投下しようと思ってる箇所はエロまでの導入部が長いんです。
(しかも現状だとまだエロ書き終わってない)
最近の流れを見るに、wikiに直接入れたほうがいいでしょうか?
それとも導入部なんて関係ねえ!という感じで長いのも普通にスレ投下ですかね?

805:名無しさん@ピンキー
07/09/02 01:23:22 eabg4KDS
>>804俺の荒れた心のためにぜひともここに投下してくれ

806:名無しさん@ピンキー
07/09/02 01:27:47 4qi9QygY
>>804
是非ともここによろしく。
wikiに直接も悪くないけど、ここで読むのもまた味わいがあって好きなんだ。

あ、あと空気読んでないけどwikiの「異質な脚本」書いた人GJ。
あの事実が知れたらかえって圭一が変態だと思うが、あの流れ好きだ。

807:名無しさん@ピンキー
07/09/02 02:02:20 SD1MBrS+
wkwk

そうだ、うみねこさぁ
きんぞー★が頭からアイスピックが
生えてくる薬を飲ませた、なんて珍説があるじゃないですか
股間にゾウさんが「ハエテクール」なSSを書けば、可能性が無限大に…!

808:名無しさん@ピンキー
07/09/02 02:57:51 1Lh9zRNV
レナの股間にかわいいオットセイが!
圭一の処女をいただきさ!

809:名無しさん@ピンキー
07/09/02 17:05:11 VbXFmhZ0
>>804
おお!待ってました。
個人的には、導入部長くても是非投下でよろしくです。
wktkしながら、パンツ脱いで待ってるw

810: ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:00:13 Tfrt/6fZ
投下させてもらいます。

えーと、だいたい一年近く前にこのスレで出たネタを元にしています。
シチュ的にはギャグですが陵辱ものです。
今日はレスを5~6くらい使うと思います。

811:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:03:22 Tfrt/6fZ
「放せっ! 放せよ畜生っ!」
羽交い締めにされながらも俺は叫んだ。
しかし、どれだけ藻掻こうが、その縛が解ける気配はない
「くすくすくすくす。……威勢はよかったけれど、どうやらこれでチェックメイトみたいねぇ……」
心底楽しいと言わんばかりに、鷹野さんが嗤う。
山狗を甘く見ていたつもりはない。
けれど……誤算だった。
鷹野さんが放った銃声に気を取られた一瞬の隙に、俺達は次々と彼らに取り押さえられてしまった。
「三佐。……こいつら、どうしましょうか?」
「うーん。そうねぇ、……どうしようかしら?」
その、まるで夕食の献立を考える程度のような軽い口調が癪に障る。
鷹野さんは真っ赤な唇に親指を当て……、やがてにぃっと笑みを浮かべた。
「ねぇあなた達。見張りや尾行って、忍耐力がいる仕事よねぇ?」
「え? ……はぁ……はい」
鷹野さんは軽やかに、目の前の隊員に密着した。
「あ…………あの? 三佐?」
その豊満な胸を押し付け、色目を向ける。
「そういう辛い任務を続けて……あなた達も、溜まってるんじゃなくて? くすくす」
その不穏な気配に、俺を含め全員の血の気が引く。
「どうせなら、彼女達を好きなようにしたいって……思わない? あら? あなた、結構立派なものを持っているのね。ジロウさんにも負けないくらいよ? うふふふふ」
鷹野さんが目の前の隊員の股間をまさぐるたび、彼からくぐもった声が漏れる。
「どうせなら、彼女達を犯してみたいと思わない?」
「……うっ……くっ。し、しかし……」
この状況下でそんなことを言える程度には、偽善と言われようと、彼にもまだささやかに良心のかけらが残っていたのかもしれない。
しかし、それも所詮は脆い……。
絡み付くように、鷹野さんが彼の頬を撫で、耳元で囁く。
「あらそう……? でも、女としての悦びも知らないままに死んでいくのは、彼女達にとっても不幸なことじゃないかしら?」
それは、三文芝居そのままの台詞にすぎない。けれど、それでも男にとっては暴力的なまでに効果を発揮する。
「これは『慈悲』よ。どうせなら、最後くらい彼女達も楽しんだ方が得じゃなくて?」
その一言で、彼らは欲望を抑えていた……最後の一線を越えた。
ざわざわと下卑た声が、山狗立ちの声から漏れる。
マジかよ……こいつら……本気であいつらを……。
「このっ! ……くっ……ううっ」
「やだ。……やだ。いや……。圭ちゃん……」
「やめて。……やめてよ……。悟史君……」
「にーにー。にーにーっ!」
「鷹野っ! あ……あんたって人はあああぁぁっ!」
みんなの反応は様々だが、それすらも山狗達にとっては嗜虐心をそそる前菜に過ぎないのか……。
ゆっくりと、奴らが少女達へと群がっていく。


812:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:05:57 Tfrt/6fZ
「ああ、言っておくけれどRにだけは手を付けちゃダメよ? オヤシロ様の巫女として、最後まで綺麗な体でいてもらわなくちゃ」
しかし、それも聞こえていたことかどうか……。
彼らは獣欲に染まった顔でみんなの服を破き、その音が闇の中に響く。
「いやああああああぁぁぁぁぁっ!!」
「やめっ……嘘……助けて…………圭ちゃ~~んっ!!」
「うっく……このおおおおおおおっ!!」
「ふあああああぁぁぁっ! あああああああああっ!」
悲鳴を上げるみんなに山狗達は群がり、覆い被さる。
その光景に梨花ちゃんは目を背け、唇を噛んだ。
俺の脳味噌も怒りで沸騰して……どうにかなってしまいそうだ。
「くすくす。あら、どうしたの前原君? 股間にあるものを立派にして随分と苦しそうだけれど? ひょっとしてお友達が犯される様子を見て、興奮しちゃった? 所詮はオス猿よねぇ。ふふふふっ」
俺の目の前で、俺の大切な仲間達が悲鳴をあげ……泣き叫ぶ。
破られた服の隙間から山狗達はみんなの胸を揉み、そして頬に舌を這わせ、太股を撫でる。
「………………ふざけるな……」
歯を食いしばりながらも、俺は怨嗟の言葉を吐く。
だがしかし、鷹野さんは俺を見て嗤うだけだった。だが……構うものか、これだけは言っておかなければならない。
「―ってない」
「…………なんですって?」
ちゃんと聞いてろよこのクソボケどもが……。何度も言わせるんじゃねぇ。

「……………………分かってない。お前達は分かってなあああああぁぁぁいっ!!」

俺は吼えた。そう、それこそ天を裂き大地を割る勢いで叫んだ。
そのあまりの声量に、その場にいた誰もが行為を忘れ、俺に振り返ってくる。
「貴様らの陵辱には萌えが無い。何も分かっていないただの真似事だあああっ!!」
「りょ……陵辱に……萌え?」
鷹野さんが疑問符を浮かべる。どうやら本気で分かってないらしいな。
「おい、俺を捕まえている後ろの……。何でもいい……お前の好みでいいから、陵辱で映えるヒロインを三タイプあげてみろ。制限時間は三秒だっ!!」
「え? ……ええっ!?」
こいつも必死で考えようとはしてみるが……。
「遅いっ! 気弱なメイド、生意気なお嬢様、性に疎いロリっ娘、色々あるだろうが~っ! 修行が足りん修行がっ!! 貴様それでも軍人かっ!? はい、指導指導指導っ!」
「ぎゃっ、うわあああぁぁぁっ!!」
怒鳴りながら俺が踵でげしげしと向こう脛を蹴ると、彼は悲鳴をあげて俺を解放した。ふんっ! 軟弱な奴だ。
どうやら本気で指導が必要らしいな。


813:名無しさん@ピンキー
07/09/02 19:07:19 njDzkRhR
>>804
いなくなってたらどうしようかと思ってたが信じてて良かったぜ・・・!
これからもずっと待ってるから良作を拝ませてくださいw
ちなみに直接投下派、全裸で待ってる

814:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:07:43 Tfrt/6fZ
「いいかお前ら、陵辱とは何だ? そうだな、合意を得ずに無理矢理に女性と姦通しそして女としての尊厳を踏みにじる行為だ。何? なら相手がどんな女だろうと関係無い? 女の子が泣き喚いていて、ついでに美人や可愛い娘ならなおよし?
うつけ者おおおおぉぉっ!! なら何故、AVのレイプものに様々なシチュものやコスものがあると思ってる!? メイドにナースに女子校生、OL、人妻、お嬢様……そのバラエティの豊富さはもはや語り尽くせない。
だがしかしっ!! そのストーリー構成にワンパターンなものがどれだけ多いことかっ!! なに? AVにそんなもの期待するな? 女優の演技なんてどうでもいいじゃん?
確かにそれもそうかもしれない。基本的に消費者が求めるのはヤってるシーンだけだ。
だがしかし、それだけエロを望む消費者に向けるならそのシーンだけ収めておけばいいじゃねぇかっ! いちいち早送りするのが面倒極まりない。テープやディスク容量、なにより時間の無駄だっ!
いや、そもそもっ! 様々なシチュものってのはその過程と各ヒロインの反応を楽しみたいがために見るものだろうがっ!? その点において、シチュものを望む消費者のニーズは前者と異なると言える。
そう、それだけエロもの作品とは異なり、シチュものにはリアリティを持たせるストーリー性と演技力が不可欠なのだ。そこに手を抜いた作品って……おい、じゃあお前ら何のためにそれだけのバラエティを用意したんだよ? 中途半端だ本末転倒だろがあっ!!
エロなめんじゃねええぇっ!! 金取って飯食ってるプロならプロらしくきっちりと仕事しろおっ!! 女優が泣いていて男優が怒鳴り散らすだけでレイプものだなんて名乗るお手軽作品、本官は断じて認めませんっ!!
過程をすっ飛ばして濡れ場だけを書いた首すげ替えエロSSなんて書いた日にゃ、こっちはスルーか下手すれば叩きの嵐なんだからなっ!?
何? オットセイ☆をおっきさせて言っても説得力が無い? ふっ……甘い甘い、俺のオットセイ☆はまだまだこんなもんじゃない。今のはせいぜい出力20%といったところだ。
つか、アニメやゲームのパロものAVの惨さは異常だと思うのは俺だけか? 完全に原作と別物っていうかもはやストーリーもシチュも似せる気無いだろ? オタクがどこで反応してるか探る気ゼロだし……そんな仕事で金が取れると本気で思ってるのか?
いやもう……むしろカツラなんてかぶらない方がいいですから……不自然だし……。orz それともカツラ不要派は俺だけですか? だいたい、三次元でオレンジや緑の髪がいるわけ無いだろ? 設定では沙都子なんかも黒髪らしいのに……。
おっと、話がずれたな。つまり、俺が言いたいのは多彩なシチュ、多彩なヒロインに合わせて責め方も変えねばならんということだ。ただ襲うだけなら猿でも出来る。日光猿軍団に入門して反省ポーズでも取っていろ。
聞いているのか貴様らっ!? 今まさに貴様らがしようとしているのがそれだ。レベルが低すぎる、恥を知れえええええぇぇぇぇっ!! 俺が教育し直してやる。今夜はただで帰れると思うなよ? 返事は押忍かサー・イエッサーだっ!!」
しん と、その場が静まりかえって……。
……ったく、つくづくこのボンクラどもはっ!!!!
「返事はどうしたっ!!」
『……さ……、サー・イェッサーっ!!』
よーし、敬礼だけは一人前だな。
俺はレナへと近づき、手で合図して周囲にいた山狗をどかせた。
「まずはレナだ。…………そうだな。レナは―」
ごくり と山狗達は唾を呑んだ。
「あ、あの……圭一君?」
怯えるレナの前で、俺は目を細めた。

815:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:10:41 Tfrt/6fZ

服を破かれ、半裸になってへたり込むレナの顎を持ち上げ、俺は怒張を取り出した。
「レナ……奉仕してしてくれよ」
「ほ、……奉仕って……なに……かな? かな?」
瞳を潤ませ、顔を蒼白にしながら……そのくせ媚びた笑顔を作りながらレナは俺を見上げてくる。
ああ、いい表情だ。今すぐにでもぐちゃぐちゃにしてやりたくなるほどに……そそるぜ、レナ。くっくっくっ。
俺は自分のものをレナの顔の前に持っていく。
「んー? 奉仕か? そうだな、俺のものをかぁいがってくれればいいんだぜ。……簡単だろ?」
「か……かぁいがるって、どんなこと……するのかな? かな?」
レナの頬に怒張の先を押し付けると、レナはびくりと震えた。
「そうだなあ。ウブなレナには分からないか……」
「う、うん……レナ、全然分かんないんだよ? だから―」
「レナの口で俺のものをくわえ込んだり、かぁいくぺろぺろと舐めてくれればいいんだ。丹念に……優しくな」
俺の台詞に、レナは思わず悲鳴を上げる。
「や……やだ。そんなのやだ……。お願い圭一君、許してよ……」
涙目になりながら、レナは俺に懇願した。
「いいのかレナ? そんなこと言って……」
くぅ とレナが小さく呻いて……涙が一筋、その目から零れた。
……やがて、レナは覚悟を決めたのか、ゆっくりと俺のものに顔を近付けて……舌を伸ばした。
たどたどしく……しかしそれでも懸命にレナは俺のものに奉仕する。
「んっ……はっ……んぶぅ……ふぅっ……んんっ」
生暖かい唾液の感覚……ときおり俺のものに歯が当たり、その度に上目遣いに哀願するその目が、俺の情欲の炎を更に燃え上がらせていく。
俺のものが脈打つたび、レナの瞳に怯えの色が浮かんだ。
「ほら……レナ。何やってんだよ。もっと舌を丹念に絡めて……手も使うんだよ」
「んぐっ。んぐぅううううぅぅぅっ!」
レナの頭を掴み、俺はぐいぐいとレナの口腔を肉棒で犯した。
ぽろぽろとレナの目から涙がこぼれる。
ああ……いいぜレナ……最高だぜ。
このままイってしまいたいくらいだ。
しかし、俺はそこでレナの口から俺のものを引き抜いた。
「もういいぜ。レナ」
「う……うん。それじゃあ、もう……」
ほっとしたような表情を浮かべるレナに、俺はにやりと笑みを浮かべた。
「ああ、今から挿れてやるぜ」
途端、レナの顔から血の気が引いた。
「そ……そんなっ! 圭一君。約束が違う……」
「うるせぇっ! そんな約束、した覚えが無ぇなぁ? ぐぇへへへへぇぇぇっ!」
「やだああああぁぁぁぁぁっ!!」
俺は嗤いながらレナに覆い被さっていった。


816:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:11:56 Tfrt/6fZ
じたばたとレナが藻掻くが、知った事じゃない。
強引にレナの股に手を伸ばし、パンティを引きちぎる。
「やだっ! やだやだ……お願い。許して……許してえええぇぇぇっ!!」
泣き叫ぶレナの上半身を押さえ付けながら、怒張をレナの入り口へとあてがう。
くそっ……やっぱり固いな……だがっ!!
「うっくっ。……うあああああぁぁぁぁぁっ!?」
びくんっ とレナの体が大きく痙攣する。
俺はレナを強引に貫いた。
濡れてもいない……しかも初モノのレナの秘部は、ぎちぎちと俺のものを締め上げてくる。すげぇ……こいつぁ気持ちいい。最高だ。
まるで金魚か何かのように、レナが俺の舌でパクパクと口を開けている。
俺はレナの乳房を鷲掴みにする。……くくっ。こいつもいい。実に俺の手によく馴染む。あつらえたかのように手のひらに吸い付いてくる……。
むっちりとした弾力が堪らねぇぜ。
夢中になって俺はレナの胸の感触を味わう。
「ひっ……うっ…………うぅ……」
呆然とした表情で、レナは涙を流し続ける。
そして俺は、ピストン運動を開始した。
ガチガチに固くなった怒張で、レナの中を丹念に味わう。膣内のヒダを亀頭のカサで擦り上げていく。
「やだ……やだぁ……こんなの…………やだぁ。もう……許してよ。痛いの……本当に痛いの。お願い……だから……」
知ったことかよ。
レナの嗚咽が……ははっ……益々堪らねぇぜ……。最高だぜレナ。お前は最高だっ!!
「はっ……うぅっ……あっ……あああんっ」
「なんだよレナ? その声……感じてるのか?」
「はぅっ!? ……うぅ……っく……そんなこと…………あるわけない」
「まあ、どっちでもいいけどよ?」
望まないとはいえ、執拗に性感帯を責め続ければ、それは声も出るってもんだよなあ?
くっ……しかし、俺ももう限界か。
怒張の奥で、今か今かと熱い迸りが駆け上ってくる。
「さあ……レナ? イクぜ? 出してやるぜ? たっぷりと受け止めろよ?」
「えっ!? あっ…………嫌ああああああぁぁぁぁ~~っ!!」
レナの悲鳴を聞きながら、俺は精液をレナの中に注ぎ込んだ。


「―と、いう感じはどうだ? メインヒロインで正当派な娘こそ、正攻法でスマートに心を折るのがポイントだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺がレナを陵辱するパターンの説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
くっくっくっ……どうやら少しは学んだようだな。
「じゃ、……じゃあ、このポニーテールの娘はどうするんで?」
「魅音か……? そうだな……魅音は―」
「け、……圭ちゃん?」
俺が舐めるように視線を向けると、魅音はびくりと体を震わせた。

817:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/02 19:17:02 Tfrt/6fZ
続きます。今日はすいませんがここまでです。

これは別に「山狗×部活メンバー」の人に喧嘩売ろうとかそんなつもりは一切ありません。
それと、業界の方に喧嘩を売ろうというつもりも一切ありません。あくまでもギャグのための誇張表現ですので、笑って見逃して頂ければ幸いです。
あくまでもこれはネタの一つであり、これこそが自分にとってのベストということもありません。ですので、別の作品でまた別のシチュを書くことがあっても、気にしないで下さい。
来週か再来週あたりに魅音パートが出せればと思います。
保管庫の更新は後ほど、自分でさせて頂こうと思います。
今日は以上です。お目汚し失礼致しました。


818:名無しさん@ピンキー
07/09/02 19:26:34 VbXFmhZ0
>>817
圭一アホスwww
固有結界はホント最強だと思う今日この頃。
なかなかに笑わせて貰った、GJでした

819:名無しさん@ピンキー
07/09/02 19:43:49 /xpwkwyS
>>817
(;・ー・)こ…こんなの見たことがない…
エロとギャグ、1粒で2度美味しいとはまさにこのこと
続き楽しみにしてます

820:名無しさん@ピンキー
07/09/02 19:52:27 gK7eYFf8
誰かサトシオン書いて下さい。少なすぎるよ・・。orz

821:名無しさん@ピンキー
07/09/02 19:57:49 tDEM3zOo
>>820
つ「自給自足」
いいのが書けたらスレにもお裾分けしてくれ。

822:名無しさん@ピンキー
07/09/02 20:06:18 urbKQpDp
>>817
敬礼だけは一人前って圭一テラワロスwwwww
相手本職www

>>821
でもお裾分けしに来たらドアにチェーン掛けたまま対応したりして

823:名無しさん@ピンキー
07/09/02 20:09:42 gK7eYFf8
魅音の変わりでいいから的なMな詩音とか入江診療所でL5の悟史に
乱暴される詩音とかシチュエーションは浮かぶんだけどエロパロ書いた事
ないからな・・。エロの知識とかは他のエロパロから得た人が多いんかな。

824:名無しさん@ピンキー
07/09/02 20:42:21 VPmnFITi
>>817
面白かったよ GJ

825:202
07/09/02 20:59:33 8iiNA6OM
今から圭×詩の名目上の前編を投稿します。
さしあたっての注意。

・前編に性的描写を示すシーンはありません。かつ長いのでご注意ください。
・後編(本番など)投稿は、まだ時間がかかる予定です。
・題名はMiwotsukushiとなっていますが、決して澪尽しのみのその後ではありません。
 作者に都合の良いように、祭囃しやオリジナルの設定が見られます。
 
以上を踏まえて、なお読まれたい方は楽しんでいただけたらと思います。


826:Miwotsukushi
07/09/02 21:00:21 8iiNA6OM
初めは些細な好奇心だったと思う。
そりゃあ俺だって年頃の男子なわけで。
同じ年代の女の子が―ここでレナたちは対象外とする―どんな生活をしてるか気になるのだ。
別にいつご飯食べてーとか、いつ風呂入ってーとか、そんなんじゃなくて。

あぁ、もうだから。彼氏とか作って、恋愛に身を注いだりするのかなって話だ。
興宮の学校に行っている詩音なら。男女の壁を越えて友達の輪が出来てしまう、雛見沢に住んでいない詩音なら。
そんな思いに駆られて、詩音に俺は「詩音って彼氏いるの?」って質問をしていた。
俺にとっちゃ、別に詩音に彼氏がいようがいまいが、関係ないことであった。
沙都子の面倒を見る良き姉のような存在。その為に毎日うちの学校まで来るのだから、俺は彼女を仲間と疑わない。
それでもどうも、興宮は雛見沢よりもはるかに進んでいるイメージがある俺には、俺のような歳でも恋愛をするのか疑問に思っていたのだ。

詩音は少しの間俺の顔を見つめて、そっと視線を下に落とす。
ちょっとだけ考える仕草をしたのだが、「イエス」か「ノー」しかないはずの質問に、なんで考えるのだろうと、俺は疑問に思った。
「好きな人――はいますよ」
少しだけドキリとする笑顔を見せて詩音は言う。
きっとこれって『片想い』ってやつなんだろうなぁって感想を持ちつつ、俺は更に深追いを敢行した。
「どんな奴なんだよ、サッカー部の部長とかか?」
それ圭ちゃん、マンガの読み過ぎーって突っ込みを入れられて、詩音はまた無言で目線を俺から外し、何もない正面の空間を見つめる。
いつの間にか表情が、笑みと言うよりかは、哀愁のこもった顔となっていた。
「サッカーじゃなくて野球やってましたけど……」
咄嗟に浮かんだ、某超究極甘党のニキビ坊主の顔を頭の中で消しつつ、詩音の続きを待つ。
「圭ちゃん……、悟史くんって知りませんか?」
「悟史……。あぁ……」
確か魅音が部活で使う推理ゲームのカードに、『悟史』と書かれているのを俺は思い出した。
まだ部活に入って数日のこと……。
綿流しも終わった今となっては、かなり懐かしい気もする。
だって綿流しの日は俺の人生で、最も濃密な一日だったのだから。

思えば、あの日を境に俺を取り巻く環境――、いや、魅音を中心として何かが変わった気がする。
最近どうも魅音が俺を避けるようになったと言うか……。
対照的にレナたちが急に、俺と魅音を残して帰ってしまったりだとか。
驚いたのは園崎本家から直々に、俺へあのばかでかい屋敷に招待されて夕食を馳走になったことだ。
あの時の茜さんとお魎ばあさんは上機嫌だったな……。
まさか未だに、委員長の話の勘違いから始まった、俺と魅音が結婚するとかなんとかの話を引きずってるのだろうか。
「悟史って、沙都子の兄ちゃんだよな。転校しちゃったとか聞いてるけど、へぇ……じゃあ遠距離恋愛ってやつかぁ」
「遠ければまだ……、救われるんですけどね……」
え?、と俺が聞き返しても、詩音はそれ以上口を開かなかった。
どうやらあまり聞かれて欲しくない想いだったらしい。口は災いの元。これ以上聞くのは危険なのだろう。
口先の魔術師はこれ以上の詮索をやめて、詩音と共に彼女のマンションへと無言で歩き出した。


827:Miwotsukushi
07/09/02 21:01:41 8iiNA6OM
圭ちゃんに送られてマンションへ戻った私は、ひどく不機嫌となっていた。
理由は……分かるんだけど、何で不機嫌になるか、その過程が分からなかった。
最近流行のブラックボックスってやつなのかなぁ、と思考を巡らせる。
AがBになるのは分かるんだけど、どうBになるかが分からない。
「ハウなんだよね、ハウ」
と、傍目には分からない独白をして、私は枕に顔を埋めた。
遠ければ救われる、と私は圭ちゃんの前でぼやいた。
それは『諦める』とか『どうしようもない』と言う気持ちが生まれるからだ。
会いたいと思っても、私とそのカレとの距離という問題が、私の中で決定打となる。
手紙を書けばいいだろうし、電話だってかけられる。

――だが、私は別に会えない訳じゃない。
訳じゃない、なんて困難さがあるんじゃない。雛見沢に行けばすぐに会える。
だけど手紙を書こうが、電話をかけようが、悟史くんはなにも返事をしてくれない。
私は話しかけることすら許されておらず、ガラス越しに眠る悟史くんを見つめるだけ。
見つめるだけ。と言うのがどれほど苦しい感情なのか、他の人はご存じなのだろうか。
一日何も飲んでいない人の目の前に、コップ一杯の水があるとしよう。
あなたは卓袱台の前で正座し、そのコップを眺めて乾きを潤す想像しか許されない。
これならば無い方がまだ意識しないで済むのに。
しかし一度存在が目の前にあることを知覚してしまったら、目をつぶってもコップは消えてくれないのだ。


828:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:02:41 1Lh9zRNV
ギャグで妄想とはいえ犯してるのがKだからいいけど
指導後に山狗が全員レイプなんかしたら俺は死んでしまうかもしれません

829:Miwotsukushi
07/09/02 21:02:55 8iiNA6OM
「圭ちゃんのバカぁ……」
傷を掘り返されて、かさぶたさえ出来かけていた私の気持ちは、再び落ち込んでしまった。
こんな時の対処法を…………、私は既に学んだ。
私は自分の居間の扉を開き、玄関の所で靴を履く。
鍵は持たない。そんな時に行く場所と言えば、私にとって一つしかない。
玄関を出てたったの数メートル。私の付き添いを任されている、葛西が住んでいる部屋のチャイムを鳴らす。
「葛西―、詩音―、開けなさーい」
静かな物音が鳴ったと思うと、葛西は躊躇もなく扉を開けて私を見据える。
疑うことを知らないのかこいつは。と思っていた時期もあったが、疑われても葛西との交流が面倒になるので大いに結構。
むしろ既に夜の十時を越えているのに、普段来ているダークスーツを未だ纏っていることを、私は結構としてはいけない気がする。
「詩音さん……、何のご用ですか」
低く芯の通った声は相変わらず。
最近こうやって部屋を訪問するのはなかったので、サングラス越しで少し戸惑っている目をしているのに違いない。
…………そう言えば、こいつはもしかして部屋にいるときもサングラスをしているのか?
「んーちょっと相談がね。聞いてもらいたいことがあってさ」
承諾の返事も聞かないまま、私は葛西を押しのけて靴を脱ぐ。
ある意味暴挙ともいえる行動にも葛西は無言で私を通す。
不満さえ覚えるはずだろうに、彼は本当に私に尽くしてくれている。
やはりかあさんの面影を、私に抱いているのだろうか。
それはショットガンを使いこなす裏の顔の、更に深いところにある葛西の顔のような気がした。
「それで詩音さん、相談とは」
部屋の主であるはずの葛西が立ち、半ば不法侵入の私はフローリングが剥き出しの居間に座る。
私がソファに手を差し伸べると、葛西は一礼してから腰を落とした。
「葛西に正解を言ってもらいたいんじゃないんだけどね」
そう、最初に前置きしてから、私は今日の圭ちゃんとの会話。そして自分の心の不甲斐なさを語る。
感情的にならないよう冷静に、あくまでも淡泊に私は言葉を続ける。
葛西は殆ど圭ちゃんのことを知らないに等しい。だから私は本当に解答が欲しいのではない。
この問題は1やエックスからなる数学の問題ではなく、多種多様の返答がある道徳なのだから。

時間にしては数分程度のことだったと思う。
それでも私は、一時間以上もやもやとして頭にくる原因が、すっきりとした感覚を覚えた。
ストレスは溜めるからこそ不快の根元となる。発散さえすれば、何も恐れることはないのだ。
その発散の仕方が、私はただ平和的なだけ。学んだ、とはそう言うことだ。
葛西は一度も私に相槌をせずに、じっと私の方へと顔を向けていた。
頷きもせず、顔をしかめたりもせず、至って中立の立場で私の話を聞いているようであった。
私が話し終わって、カーテンも閉まっていない窓の奥を見始めても、葛西の口が動くことはない。
数分は経ったと思う。
葛西は詠うように喋り出した。
「私はどんなことがあっても、詩音さんが選んだ道を支持します」
それは姫に仕える騎士のような忠誠心。
「間違った道であるなら諭しはしますが、それでも詩音さんが選ぶなら私は従います」
それは主人に仕える執事のような冷静さ。
「詩音さんは考えすぎな面もあります。でも今のあなたには一人で考えるのを許さない友人がいるのでは」
それは村を見守る神のような荘厳さで、葛西は口元を弧の字に和らげるのだった。

あなたが話す相手はもう私ではない。この興宮にあなたが居る意味などない。

重厚な葛西の声が耳を通して脳に行き渡り、凛と響く意が私の心を満たしていく。
壁に掛かっている時計を見る。
短針は10、長針は4を指していたが、私は雛見沢に出発する準備をするため立ち上がった。
「葛西、今から車を出せる?」
「承知」
向かう先は…………園崎家に居る園崎魅音のもと。


830:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:23:43 iq1QV+GR
>>817
GJ。
一瞬ホントにKがレナを犯してる風に見せてから
妄想オチで落とす流れが面白い。
タイトルと話の流れから最後のオチは読めそうだが続きが楽しみだぜ。

むぅ、しかしこれでもって最後に山狗が皆を犯す流れになったらへこむかも。

831:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:45:44 urbKQpDp
オマイラちょっと割り込み過ぎじゃね?

832:名無しさん@ピンキー
07/09/02 22:44:39 heLDIaG7
割り込みが色々と凄い状況になってるなww。

>>829
GJ。圭一と詩音の描写が丁寧でいいなあ。後半の展開に期待。
あと、出来るなら次からは続くなら続くと書いてくれると有り難い。
いつから感想付ければいいか分からないから……。

833:名無しさん@ピンキー
07/09/02 22:51:19 iq1QV+GR
んー、20分以上経ってたからサルったのかと思って書き込んだんだが…
やはりもう少し時間を置いてから書き込むべきだったか。すまん。

834:名無しさん@ピンキー
07/09/02 23:43:53 RQmidtqu
>>817
GJ
原作の皆殺し編のそのシーンは俺にとってはトラウマで
見るの止めようかと思ったけどオチで吹いた
続きまだー

835:名無しさん@ピンキー
07/09/03 02:03:06 VBx1/MC3
>>817
ちょw あやうく爆笑する所だったぞww GJ!
ていうかたかのんはどうなったんだよ、放置か?w

836:名無しさん@ピンキー
07/09/03 05:15:19 BfMQ21ed
>>835
ひとしきり圭一が部活メンバーの陵辱を語り尽すと山狗K!K!K!の洗脳状態
「ならおまえら!陵辱のなんたるかを学んだおまえらならあの女を相手にするとしたら…どうする?どうやって陵辱する?おさらいだ…犯ってみろおぉぉぉぉ!!!!!」
圭一に指さされぐりんっと一斉に山狗の興奮した眼差しに見つめられ、びくんと身を震わす鷹野

いや、いや、いやぁぁぁぁぁっっ!

びかぁ!閃光。レナパン炸裂。倒れ伏す山狗

「…圭一君…?ちょっと…やり過ぎじゃあないかな?…かな?」
「圭ちゃ~ん?」
「け・い・い・ち・さ・ん~?」
「…鷹野こわかったのです…かわいそかわいそなのです」
梨花の胸の中で泣きじゃくるたかのん

「じゃあさ男の陵辱…つまり逆レイプで一番映えるってのはどんな奴なんだろうねぇ~?」
「…へ?は?ちょっ………アッ-!」



こんなオチじゃね?

837:名無しさん@ピンキー
07/09/03 06:57:54 7PUFspjn
>>836なんと素晴らしい神オチ

838:名無しさん@ピンキー
07/09/03 11:41:23 QYbjVAaR
GJGJGJGJ

839:名無しさん@ピンキー
07/09/03 18:29:53 yoDJpwQL
うぉい、マジでオチ当たってたら作者投稿に戸惑っちゃうぜww

840:202
07/09/03 18:48:09 +kAJdlPe
申し訳ないです。
良い感じに切れてるんですけど、諸事情により投稿が中断しただけです。

誠に勝手ながら今から、前編の続きを。

841:Miwotsukushi
07/09/03 18:49:16 +kAJdlPe
お風呂から出て上がり気味の体温を、初夏の夜が優しく包み込む。
未だ残るすねの擦り傷をさすりながら、私は三日月の月光を庭先で浴びていた。
家事手伝いの佐智子さんが置いていったスイカには手をつけず、ただただ眠気が来るのを待つ。
最近はこうやって呆然と風景を眺めるのが多くなっていた。
受験生であるのだから、実を言うとうかうかしていられないのだが、やはり私に勉学は向いていないらしい。
やる気を起こそうとしない、ってのは本当受験生失格な態度だと思う。
「圭ちゃんに教えてもらった方がいいのかなぁ……」
どうなんだろう。それは充分圭ちゃんとぎくしゃくした――否、ぎくしゃくさせた関係を修復する手段になるだろうか。
最近の私はとにかく変だ。
部活中でも圭ちゃんと目が合うと、体温が上がってしまう。
圭ちゃんが私の弁当に箸を伸ばすことも気になって。
そして圭ちゃんがレナや沙都子と世間話するのさえ、圭ちゃんを許し難い気持ちになる。
だから私が何かしらの行動をすればいいのに、私が一方的に避けてしまって圭ちゃんも最近は自分から話しかけなくなった気がした。
別に明日から劇的な変化を望んでいる訳ではないのだ。
ただ、綿流しの前のように普段通り接せればいいだけ。なのに私は踏み出すことを躊躇ってしまう。
「本っ当、私は不器用だわぁ……」
神にでも報告するように独り言を呟いてみるのだけど、だからって慰めてくれる何かが居るわけではない。
「そうですね、お姉は正真正銘の不器用な女ですよ」
「え? へ? 嘘」


842:Miwotsukushi
07/09/03 18:49:46 +kAJdlPe
おいおい待て待て。たかが地方の村レベルで広い家に遊びに来るほど、神様って気軽な存在なのか。
いや、むしろ私をお姉って……。あぁ、そうだ。混乱するな園崎魅音。
私はこの声を誰よりも知っているではないか。
「あんった、そこでなにしてるの!?」
婆っちゃに聞こえない程度の怒鳴り声で私は侵入者に声をかける。
詩音は庭の奥の草むら、もとい幼い頃から使っている抜け道から姿を現した。
「はろろーん、お姉、なにたそがれてたんですかぁ?」
「あんたこんな時間に何で来るのよ……、もうちょい早かったら婆っちゃと鉢合わせてたよ」
お風呂に入るまで私は、そこの縁側で婆っちゃと座ってたのだから、もしそこで草むらから我が妹が登場したら……。
修羅場で済んだらラッキーって感じだろう。
「ありゃ、そうだったんですか。これからは気をつけますね」
これからって、こんな時間にいつも来られたら、それはそれで危なっかしいんだけど。
そんな不満を喉の辺りでもみ消して、私はため息をついた。
婆っちゃはこの時間なら寝てるだろうし、興宮から来たのだろうから葛西もいる。
別にすぐに追い返しても得となることは無いに違いない。
「それで…………どうしたの?」
「んー、なんですか? 姉妹って理由もなしに会ってしゃべっちゃいけないとでも言うんです?」
「茶化さないで。少なくともあんたはそうでしょ」
皮肉たっぷりの笑みを、私は詩音にプレゼントしてやる。
詩音はと言えば、私の更に上を行くシニカルな笑みで返してきた。
元が同じなんだから、私もあんな笑みが出来る筈なんだけど……。
多分詩音とは、顔の筋肉の使い方が違うに違いない。
「ほら、ここ座って。スイカもあるから、塩でもふって食べたら?」
婆っちゃがそのままにしていった座布団に私は視線を送る。
詩音も跳ねるように縁側に向かって、サンダルを脱いであぐらをかく。
うむ、やはり詩音の中で何かがあったらしい。
気づきにくいことだとは思うのだが、いつもと微妙に振る舞いが明るすぎる感じがする。
それは血が最も近い私だからこそ分かる、第六感のようなものだと思う。
自分を強く見せようとする、と言うのは、私も詩音もきっと似通った点なんだろう。


843:Miwotsukushi
07/09/03 18:50:16 +kAJdlPe
沈黙が流れるのを私は別に戸惑わなかった。
彼女がわざわざ本家にまで足を運ぶ事態だ。まず沙都子のカボチャ嫌いレベルの話ではない。
電話を使わないことをとっても、結構な長丁場になるのも覚悟が出来ている。
だからこそこちらから話しかけるのは、彼女の気持ちを何も考えていないことだと思う。
私も相談したいときは、まず自分の中で整理をしてから切り出したいだろうから。
私が沈黙の間あれこれと相談内容を想像していて数分。詩音の口から出てきたのは、意外な人物の名前だった。
「なんかねぇ、圭ちゃんのことがよく分からなくなっちゃって……」
Kちゃん……?なんだ、Kって。葛西にはさすがにちゃん付けしないだろうし。
興宮でと言ったら、タイタンズの投手が確か亀田とか言ったような……って。私は一体全体何を理由に現実逃避しているんだ。
『ここまで来て相談する理由』に圭ちゃんの名前が出てくるのは意外だった。
詩音は昼休みになったら雛見沢に来るから、当然圭ちゃんとも面識があるし、そこそこに付き合いもある。
部活メンバーほどではないにしろ、裏を返せば部活メンバーの次くらいに圭ちゃんと親しい存在だろう。
だけどあまり圭ちゃんと詩音と言う組み合わせは正確ではなく、あくまでも複数人数のグループの中に二人がいると言うことだ。
私が知らない以上に、圭ちゃんと詩音に関わりがあったかと思うと、面食らってしまった。

…………と言うかぶっちゃけ、頭に来た。

「ほら、圭ちゃんって結構エンジェルモートに遊びに来るじゃないですか。
その流れで家まで送ってもらったりしてるんですけど……」
口の中にあふれてきた苦汁を堪えつつ、私は聞くことに徹する。
「悪意があるはずもないんですけど、圭ちゃんが悟史くんのこと聞いてきたもんで……」
悟史くん……か。まだ彼の生存を知って私は久しくない。
私自身は数を数えれるほどでしか見舞いに行っていないが、詩音は一日も欠かさずに悟史の元へ出向く。
いつ起きても良いように。彼が一人で薄気味悪い研究室で目を開けないように。
その悟史くんのことを、圭ちゃんは図らずも傷つける発言をしてしまったのだろう。
でも、それで圭ちゃんを責めるのは酷だと思う。
私たちと圭ちゃんとの一番大きな違いは、悟史くんと会っているかいないかだ。
第二者との関係まで持った私たちとは違い、あくまでも人を介してでしか情報を得られない圭ちゃんはあまりに無知すぎる。
どれほど詩音が悟史くんを愛しているかも、知りうるはずがない。

844:Miwotsukushi
07/09/03 18:50:47 +kAJdlPe
「違うの……、そうじゃない」

独り言のように呟いた私への否定。心を見透かされたことに私は少し肩を竦める。

「怒りたかった。『何も分からないくせに』って思いたかった。憎みたかった。なのに……なのに……」

詩音の続きが分からない。私は彼女を止めてあげることができない。
この先を言うのは、多分詩音にとってとても辛いだろうに。
でも私自身の意地汚い興味が、彼女を更に窮地へ追い込むことをよしとする。

「なんで、私…………【悲しい】って思っちゃったんだろう……」

詩音は泣いていた。
普段あれほど強気に振る舞う彼女が、私の前で大粒の涙を流している。
頬を伝って股の上に置いていた拳に、ぽたっ、ぽたっ、と落ちる。
「詩音…………」
彼女にかける言葉どころか、なぜ彼女が泣くのかも私は分からない。
だって悲しいって思うことが、泣くほどおかしい理由とは思えない。

と、考えてはだめなのだ。
今までの私は、そうやって出来ない、分からないことはすべて後回しだった。
後に回して後に気づいて、絶対に後悔してしまうんだ。
悔しい思いをするのに後も先もないけれど、「あの時あぁすれば……」って思うのは二度とご免だ。
だから私は彼女の言葉をもう一度思い返す。私の記憶を掘りさげて、あらん限り考える。

違うの……、そうじゃない

怒りたかった。『何も分からないくせに』って思いたかった。憎みたかった。なのに……なのに……

なんで、私…………【悲しい】って思っちゃったんだろう……

詩音がどれほど悟史を愛しているのか。あくまでも他の人よりは私は知っているのだろう。
だが、彼女の愛を表現することなど私には出来ない。
彼女自身の抱く悟史くんの像を、私は同じように抱くことが出来ない。
それほどまでに一途な愛を抱いていたはずの詩音を、私はどう思案しても結果は求められなかった。

一途な愛を抱いていたはずの詩音…………。


845:Miwotsukushi
07/09/03 18:51:56 +kAJdlPe
あれ……、ならば今はどうなんだ?
私は自分の頭の中で起こったバグを洗い流す。
私は確かに、詩音が悟史へ全きの愛を持っていることを知っている。
なのに、私は確かに『抱いていたはず』と表現していた。
いつもなら決して犯さない思考のミス。詩音が泣きついてきた今、その許されない矛盾が起こっている。

「ひっく……っく……っ……、お姉…………、なんでお姉まで泣いてるんですか?」

「え…………?」

慌てて頬を指でなぞると、そこには確かに液体の感覚があった。
泣くことでひきつった詩音の顔。無様とでも形容すべき垂れた鼻水。
全く同じ顔を私は今しているのだろうか。ぬぐってもぬぐっても目からは涙がこぼれる。

なんで、なんで、なんでよ……!
私が泣く理由なんてどこにもないじゃないか!

違うんだよなぁ、と妙に達観したワタシが心で呟いた。
どう心で否定したって、体はいつも正直な反応をする。
第六感の正体が、知覚できない様々な細かい情報の集合による答えであるように。
私の中で犯されてはいけない壁を作る心を、容易く脳は突き破る。
泣く理由なんて最初っから知ってたんだ。

詩音の大原則である『悟史くんとその他』って言う分類を打破した以上、圭ちゃんの存在が明らかに詩音の中で変わっている。
親でも祖母でも姉でも妹でも友でも付き人にも起こし得なかった業を、圭ちゃんは図らずもしでかした。

悟史と同等の、詩音にとってかけがえのない存在。
仲間としてではない。レナにも梨花ちゃんにもあの沙都子でも実践不可能な存在。
体を心を人を支える……、私にはなれない大事なヒト。

それを一番必要としたのは私だったのに。
それが圭ちゃんでいて欲しかったのは私だったのに。
それに自分の意味さえも捧げる覚悟だったのに。

それがなんで……詩音なの?
神サマが居るなら教えてよ。私は一人の人を愛することも許されない畜生なの?
別に恥ずかしくなって少し距離を置いたぐらいで、諦めたって誤解しないでよ。
赤い糸をまだ離した覚えはない。元々なかったなら初めから紡ぎ出すから。
お願いだから…………、こんな現実はいらないよ。


自覚出来るぐらいに私は泣いた。号泣したんだと思う。
詩音に負けないぐらい。圭ちゃんへの想いを代弁するかのように、私は泣き崩れた。
全く同じ悩みを共有するからこそ、私は抱き合って慰め合えない。
自分が一番知る痛みだから、何も差し伸べない。


二人の園崎の泣き声は、雛見沢の虚空へと響いていき、やがて闇に包み込まれていった。

846:Miwotsukushi
07/09/03 18:52:48 +kAJdlPe
昼休みを知らせるベルが鳴る頃には、俺たちは既に机をくっつけていた。
知恵先生は今日の昼食は間違いなくカレーである。野菜、ミルク、シーフードと来たから、今日は恐らく週一に訪れるご褒美の日。つまり粉からカレーを作る特製の日だ。ゆえに最後のトッピングをする、とか言って四時間目が大体チャイム前に切り上げられるのだ。
だからチャイムが鳴った今でも、詩音の姿が見られなかったのは俺にとって意外だった。
いつもなら先生と入れ替わりで入ってくるのだが、チャイムが鳴ってもカボチャ弁当持参で現れないのは恐らく初めてである。
「詩音さん、どうされたんですかねぇ」
いつもいいように振り回されている沙都子も、さすがに心配になってるようだ。
今となっては詩音のカボチャ料理は、レナも認めるほどの旨さを誇っているので、沙都子は着実に克服しつつあった。
「『明日は基本に戻って煮物ですよ、沙都子』って言われてましたのに、期待して損でしたわ」
袈裟にも見えるため息を一つついて、梨花ちゃんとのお揃いの弁当箱を沙都子は開けた。
毎日つまいでる俺は分かってるが、沙都子の料理も確実に上達している。
レナや魅音はそっちの腕は今更で、部活が料理対決となっては、いよいよ敗色濃厚になったわけだ。
「魅音、その炒め物もらおっかな」
「え? あ、うん」
詩音が居ないことに姉も上の空だったのだろう。俺の呼びかけに慌てて魅音は応えた。
箸でつまんだ炒め物をそのまま口に放り込み、しばし舌から感じられる幸福を堪能する。
絶妙な炒め加減と、濃すぎず薄すぎずの調味料、何より雛見沢の新鮮な野菜が俺の味覚を刺激した。
「んー、極楽。いつもと味が違うじゃん、なんか料理法みたいなの変えたのか?」
魅音の味を知り尽くしたわけではないが、伊達にほぼ毎日つまんでいるわけではない。
一見同じに思える味も、普段と微妙な違いがあることを俺は察知した。
「んーとね……、実は今日母さんに作ってもらったんだ……」
「え?」
「道理で」と納得する一方、今までにない魅音の切り返しに、俺は声を漏らした。
いかに時間がないときでも、夕食の残り物や買ってきた惣菜で準備してきた魅音が、なぜ今日は……。
まだ綿流しの一件からそう長い時間が経った訳じゃない。
詩音が来ないと言う狂いからも考えて、厭が応にもひとつの不安が頭をよぎる。


847:Miwotsukushi
07/09/03 18:53:31 +kAJdlPe
「魅音……、詩音となんかあったのか?」
魅音の箸、いやレナや沙都子、梨花ちゃんの箸も同時に止まる。
俺はごく自然に問いかけたつもりだ。会話の中で生まれるひとつの話題でしかない、そんな軽さで俺は尋ねた。
だがレナ達にも、俺と同じ予感があったんだろう。俺の質問を合図に昼食は中断してしまった。
「どうしたの、圭ちゃん。圭ちゃんこそ昨日はエンジェルモートまでわざわざ詩音に会いに行ったみたいだけど」
うっ……、詩音のやつ、もう魅音に話してるのか。
「まぁ詩音が誘ってくれたからさ。俺とて甘い物を食えるって褒美を出されたら付いていくしかないだろ?」
一応ちょっと笑みを浮かべつつ魅音を見るが、魅音は俺と目を合わせようともしない。
レナ達も俺の笑いにつられることなく、ただ五人の間での静寂が起こった。
いつもは感じない教室の中の喧騒だけが、やけに俺の耳をつんざく。

「魅音。俺とお前は仲間だろ? なんか困ったことがあったら話してくれよ」

その言葉が合図だった。
魅音が急に立ち上がり、隣に居た俺を椅子ごと突き飛ばしたのだ。
椅子が派手な音を立てて転がり、俺も無人となっていた後ろの机に衝突する。
頭を打って嗚咽を漏らした俺を尻目に、魅音は駆け足で教室から出て行った。
「魅いちゃん!」
レナが魅音の後を追うように席を立つ。
俺の対面に座っていたレナは、俺の前を通らずに教室の扉へ行ったが、半開きの扉に手をかけた所で止まり、俺の方へ振り返った。
いつか見たことがある、レナの冷徹な目。固く締まった表情に、突き抜けるような闇を持った瞳。
無言で俺を見据えて、レナは俺に何か喋ろうとした。

「俺は……【また】失敗しちゃったのかな」

レナの言葉の前に俺はレナへと呟いた。レナの表情が緩み、瞳の中に生気が宿る。
「そうだね、でも圭一くんが気付いただけでも、圭一くんは大人になったと思うよ」
何が何だか分からないままレナに冷視された記憶が頭をよぎる。
「魅いちゃんは私に任せて。絶対戻ってくるまで探しちゃだめだよ」
扉を開けて閉じて……、レナは俺の前から消えていった。


848:Miwotsukushi
07/09/03 18:54:35 +kAJdlPe
すっかり静まりかえってしまった教室の面々に、俺はいくつかの言葉をかけて謝罪する。
転がったままの椅子と、俺が激突した机を直して、再び元の席に座り直した。
「魅音さん、心配ですわね……」
沙都子もきっと理由は分からずとも、魅音が何かの問題を背負っていることを察知したんだろう。
魅音の弁当箱である重箱の蓋を閉じ、自らも箸を置いて食事を中断させた。
さすがに俺も食欲は失せてしまい、同じように弁当を閉じて椅子の背もたれに寄りかかった。
ふぅ……、とため息にも似た吐息。天井を仰いで俺は腕を組む。
「俺は本当成長してないみたいだな」
同じ過ちを繰り返して、また仲間を傷つける。あんなに大きな困難を一緒に乗り越えた仲間なのに……、傷つける。
「圭一、圭一は間違ったことは言ってないのです。ただタイミングが悪かっただけなのです」
「タイミング?」
梨花ちゃんの方に顔を向けながら俺は繰り返す。
「タイミングってなんだよ、梨花ちゃん」
「慰めが疎ましく思える時があります。差し出す手が凶器に見える時があります。ただそれだけのことなのです」
きっとそれを何度も見た梨花ちゃんだからこそ……、俺に言える説教。
「僕はもうこの先のことは分かりませんけど、きっと圭一なら大丈夫だと信じてます。ふぁいと、おーなのですよ」
満面の笑みで梨花ちゃんは最後を締めくくった。

どうなるかが分からないけど俺なら大丈夫。

そうさ、俺たちは政府を相手に梨花ちゃんを助けた最高の部活メンバーだ。
俺が蒔いた種なんだから、俺が責任を持って始末しないといけない。
レナが魅音を連れて戻るのを信じて、俺は再び開くはずの教室の扉を見続ける……。


849:Miwotsukushi
07/09/03 18:55:09 +kAJdlPe
やってしまった。最悪のことをやってしまった。
私を心配してくれた圭ちゃんを、私が大好きな圭ちゃんを、この手で突き飛ばして拒否してしまった。
せっかく、圭ちゃんは私のことを考えてくれたのに。
圭ちゃんが私のためにしてくれたことなのに。

「うぅ……、うわぁぁぁん」
体育用具が入っている倉庫の隅で私は泣いた。
どうせならもっと遠くに逃げれば良かったのに、たかが校舎から数十メートル離れただけで私は満足している。
きっと誰かに助けてほしいんだ。誰かに慰めて欲しいんだ。
自分で壊した物を誰かに修理して欲しい。自分が犯した罪を誰かに押しつけたい。
なんて我が儘。なんて外道。こんな私に圭ちゃんを愛する資格なんてない。
詩音を憎む道理など、私の前にあるもんか。
「うぁぁぁぁぁん」
幼児が親に泣きつくような泣き声を漏らしながら私は涙を流す。
自分に嫌悪しながら、倉庫の暗闇の中私は泣き続けた。

暗闇に光が差したのはすぐだった。多分私が着いて数分とも経ってない。
オレンジ色の髪に細い手足。私の次に背が高いよく知っている子。
「やっぱりここだったね、魅いちゃん」
「レ……レナぁ!」
私は近づいてきた竜宮レナを抱きしめた。
私よりも一つ歳が下なのに、容姿や年齢以上の包容力を持つ彼女。
きっと父親との二人暮らしの中で身に付いた強さ。
その温かさを私は今求めていたから、迷うことなくレナの胸に抱きついた。
「私……私……、もうっ」
嗚咽まみれの声を漏らしつつ、私はしてしまったことを懺悔しようとする。
それをレナは優しく遮った。
「無理しないで魅いちゃん。圭ちゃんもちゃんと反省してるよ?」
「圭ちゃんが悪いわけじゃ……!」
「じゃあなんで魅いちゃんは押し倒しちゃったのかな……かな?」
いつもの口癖なのに、この時は妙な重厚さが伴っている。私は返す言葉が見つからず、ただ自分の行動を悔やんだ。
「魅いちゃん、落ち着いたら私だけにでも話してね。一人で抱え込むのは絶対に解決策にはなんないよ」
圭ちゃんも言ったその台詞が、今は私の心を温かく包み込む。
涙を堪えようと賢明に目を閉じて息を止める。
昨日の夜、気付かず眠るまでは出来なかったことが、レナと居るだけで止めることが出来る。
鼻水をすすり、涙をぬぐい、息を整える。よし、多分これで大丈夫……。

850:Miwotsukushi
07/09/03 18:55:57 +kAJdlPe
「レナにも何度か相談したけどさ……、圭ちゃんと最近あまり仲良くできないんだ」
レナは私の前で足を横に流し、じっと顔を見据えて聞いている。
「恥ずかしいって気持ちがあったんだと思う。綿流しの日から圭ちゃんが妙に……なんか……こう」
「うん、格好良くなったよね」
レナがど真ん中ストレートの強烈なフォローをしてくれた。
自分よりも他人に言ってもらって、安心した私は無言で頷く。
「だからさ、それで上手く圭ちゃんの前にいれなくてさ……。
変に意識しちゃうって言うか……。だからあまり圭ちゃんと話さなかったんだよね」
思い返す必要以上の圭ちゃんへの拒否反応。
部活も予定がないのに嘘を付いて休んだり、出たとしても集中できずに最近は罰ゲームが多かった。
「それで……いつの間にか圭ちゃん、詩音と仲良くなってたみたいで……。
詩音から話は聞いてたんだけど、悟史くんのことがあるからあまり考えなかったの……」
なのに……と言う声を出そうとしても、また目頭が熱くなってきて私は話を中断させてしまう。
必死に目をこすってみるものの、逆効果なのかぼろぼろと再び悲しみがあふれ出してきた。
レナがまた私の後頭部に触れて軽く抱きしめ、嗚咽を漏らす私を慰めてくれる。
きっとレナのことだ。私が続きを喋らなくても、ずば抜けた推理力で私の心中を察してくれてるのだろう。
それでもレナは私が涙を再び押しとどめるまで、決して口を開かなかった。


851:Miwotsukushi
07/09/03 18:57:13 +kAJdlPe
数分泣きじゃくった私は、制服の袖で涙をぬぐいレナから離れた。
レナの顔を見ると、私が相談相手になってもらっている時の真面目な顔。実際の歳よりも数段大人びた顔をしていた。
私が視線を合わしたのを見計らってか、顔を上げるとすぐにレナは口を開いた。
「やっぱり魅いちゃんは優しいね」
レナが真面目な顔を崩して微笑む。
「良い意味でも悪い意味でも。
詩いちゃんのことを考えられる魅いちゃんは凄いよ?
多分こう言う時って自分のことしか考えられなくなると思うもの。
だけど自分自身にも優しいのは、ただの甘えだと思うな」
微笑んだ顔が、いつの間にかさっきの真面目な顔……。
いや、少し怒っているかもしれない。この時のレナには絶対冗談だとかは通用しない。
「詩いちゃんが圭ちゃんを好きになるのは、何もおかしくないないと思うよ。
私だって圭ちゃんが好き。きっと沙都子ちゃんも梨花ちゃんもそうだよ。
みんな圭ちゃんが好き。愛してる。自分のモノにしたいと思ってる。
別に魅いちゃんに譲ってる訳じゃない。
私は圭ちゃんを宝探しに誘うし、沙都子ちゃんも圭ちゃんのために料理を勉強している。
梨花ちゃんもよく神社で遊ぼうって圭ちゃんに言うんだよ?
それは魅いちゃんも知ってるよね? だけど詩いちゃんの時みたく魅いちゃんは傷ついてるのかな?」


もし、そうじゃないとしたら、魅いちゃんは詩いちゃんだけに偏見を持ってるんだよ。


そう言って、唐突にレナは私の頬を張った。
決して破壊力のある平手ではなかったと思うのだが、妙に頬が痛む。
「悟史くんの事も考えて、詩いちゃんは圭ちゃんを好きになったんだと思う。
もし、魅いちゃんがこのままうじうじしてるんだったら」

その先はレナには似合わない、あまりにも残酷な言葉。



魅いちゃんはただの*****だよ。



「そうだよね……、そうだよね……、っ……うう……」
昨日の夜のように私は天を仰いで悲しみを爆発させた。
レナは私の前から立ち去ろうとせず、両手で顔を覆っている。
もしかしたらレナも泣いているのかもしれない。
それを確かめようにも私の視界は涙でぐちゃぐちゃだし、自分の泣く声しか耳には届かない。

今は誰の声も……私には届かない。


852:202
07/09/03 19:01:20 +kAJdlPe
前編は以上です。

他の作者の方とかぶってしまう形になり、申し訳ありません。
出来る限り早く皆さんに、後編とは名ばかりの自己満足を投稿しますので、
もう少しだけお付き合いいただけたらと思います(*_ _)

853:名無しさん@ピンキー
07/09/03 19:16:41 coLUOTL+
せ、せつねえ
つーかツライな…久々に胃が収縮した。乙

854:名無しさん@ピンキー
07/09/03 19:17:11 7PUFspjn
GJなのだが…
レナは圭ちゃんとは言わないと思うぞ?
そして魅音も悟史くんとは言わん気が…
まぁこれからが楽しみですわw
圭魅と思わせて圭詩にwktk

855:名無しさん@ピンキー
07/09/03 19:17:35 DJz7rD/B
>>852
GJ。
ただ一つ言わせてもらうと、レナは「圭ちゃん」でなくて「圭一くん」だ

856:名無しさん@ピンキー
07/09/03 19:29:18 bEOPgf0W
>>836
実は山狗達は全員バイだったんだ。

……あとはわかるな

857:202
07/09/03 19:49:36 +kAJdlPe
>>854
>>855
レナの圭ちゃんは完全なる間違いです。
ただ、確か目明かし編の時に、魅音が詩音の前で「悟史くん」を使っていたかと。
井戸の底云々ー、の辺りです。
一応wikiで調べてみての表現だったのですが、
間違いでしたらまとめのほうだけも直させてもらいます。

858:名無しさん@ピンキー
07/09/03 20:26:45 coLUOTL+
悟史君呼びはしてたよ
竜ちゃんのミスかとも思ったけど多分違うだろうね、
首絞めの時も「悟史君」だったから追い詰められると地が出ちゃうんだろう

859:名無しさん@ピンキー
07/09/03 20:30:10 yoDJpwQL
魅音の切ない思いが上手く書けててGJだぜ。

確かに目明し編の最後の井戸のところでのやり取りで
魅音は「悟史くん」って言ってたな。
悟史を消したのは園崎家じゃない。って部分で。

860:名無しさん@ピンキー
07/09/03 20:33:38 bkmXeCSw
>>857
まあとりあえずだ。
良かったんだが、指摘がある通りだ。

レナは圭一君と呼ぶ。
魅音は悟史と呼ぶ。

悟志君と呼んでしまってはひぐらしは推理がまったく不可能な状態になる可能性もある。

だが、GJ!

861:名無しさん@ピンキー
07/09/03 20:54:51 ZKbaWzI5
>>817
GJ!妄想でもエロすぎるレナw
次の魅音も楽しみでっす

862:名無しさん@ピンキー
07/09/03 21:53:38 3M5x8XDX
URLリンク(www.nicovideo.jp)

863:名無しさん@ピンキー
07/09/04 00:24:48 gpDEke9x
>>817
この後どう料理するのか楽しみだ
魅音、詩音の双子姉妹丼
詩音、沙都子の義姉妹丼
それぞれ単品
Kの注文はどれにするのやら

ところで、梨花は選択肢として出現するのか?
それが気になってしょうがない
今、途中の山狗×メンバーでもお預け状態だから、できれば出して欲しいんだぜ?

なにはともあれGJ!

864:名無しさん@ピンキー
07/09/04 02:53:55 oHUswocF
そいえば梨花は何人か出すようなやつだと必ずといっていいほど
後回しにされてそのまま作品ごと放置されてるな

梨花自体のもなにげに完結していないのが多いきがする

865:名無しさん@ピンキー
07/09/04 19:31:34 J4tGC9kw
世の中には需要と供給という関係がある…これは言わずもがな。 需要供給の法則は経済を語る上で欠かせな(ry  葛西×tmtkなんて誰も(ry

…いわばSSの"生産者"である書き手にとって大事にすべくは需要である。
もし需要を無視した文章を投下しようものなら、読み手にとってはスレを汚す書き込みにしか見えないし、書き手にとっても無反応というのはやはり辛い…。


ときに兄者たちよ、ラヴラヴ(死語)な圭羽の需要はあるのかな?

866:名無しさん@ピンキー
07/09/04 19:34:53 uty6lNoY
ノシ

867:名無しさん@ピンキー
07/09/04 20:15:48 +KdLS0xq
あるぞおおおおおおおおおお
>>865の投下を全裸で待つ

868:名無しさん@ピンキー
07/09/04 20:26:58 q29uyp4Y
我が弟よ
需要ありありだぜ!!!!

869:名無しさん@ピンキー
07/09/04 20:28:13 a+Oh9H2p
K1×O石が見たいんですけど誰か書いてくれませんか?

870:865
07/09/04 20:31:59 J4tGC9kw
>>866-868
よし、兄者たちの為に書いてくる
(`・ω・´)ノ

エロから始まるラヴ(死語)ってアリだよね…?  まあ気長に待ってて下ちい

871: ◆CRIUZyjmw6
07/09/04 20:41:05 SKzP+0NX
ここってオリキャラを除いたら、注意書きさえしたらしたら何でも受け
入れてくれるから需要なんて考えたことないな~?

>>865
雑食故に羽入も好きなので、是非とも頼む。

「大逆転!!―皆殺し編―」だけど、ヒロイン陵辱妄想は単品で……。
あと、梨花も選択に入れるつもり。

>>828
>>830
もし元ネタである去年の雑談を知っていたら容易にオチが想像
付くと思うけど、山狗が部活メンバーを陵辱なんて展開にはな
らないから安心して下さい。
というか>>836とほとんど同じww

>>836
あなたは俺ですかww
別に>>839が言うようにこれで投下しにくくなるなんてこともないけどね?

取り敢えず、保管庫の方は「別ED」とか書いてない方を加筆修正しておきま
した。今後はこっちを使って更新していきます。
連載終わった頃には一つのページにするにはちょっと長い可能性もあるけど
……多分、この形が見やすいと思うので。
本当は今後の展開によってどうまとめたらいいか様子見たかったから、自分
で更新したかったんだけどね? 更新してくれた人の気持ちは嬉しいけど。

長文ごめん。

872:名無しさん@ピンキー
07/09/04 20:53:59 vjhwqK8f
オチは黙ってるもんだろ……
常識的に考えて……

873: ◆CRIUZyjmw6
07/09/04 21:02:17 SKzP+0NX
まあ、そうかもしれない。
でも、やっぱり違うと言えば結構違うんだ。
とはいえ、ネタバレに近いものもあったかも知れない。
ごめん。軽率だった。

874:名無しさん@ピンキー
07/09/04 21:39:27 x5ZYaZNk
いやオチを予想してそれを書き込むなんて
空気読めない事をする奴が悪い

875:名無しさん@ピンキー
07/09/04 21:43:56 COIhSBAn
>>865
期待してるぞ、がんがれ

876:名無しさん@ピンキー
07/09/05 15:53:22 3ALBF+/4
>>874
落ち着け、KOOLになるんだ。
…あれだ。
オチを予想して書き込んでしまった奴は、園崎家の親類なのさ。
だから空気が嫁なくてもしょうがn(ry

877:名無しさん@ピンキー
07/09/05 17:21:41 E7fG/baN
ほしゅ

878:名無しさん@ピンキー
07/09/05 17:39:59 n6qK9uIF
( ・3・)読んだ?

879:名無しさん@ピンキー
07/09/05 18:04:36 Jxrk0CZk
>>878
(・3・)mgプギャー

880:名無しさん@ピンキー
07/09/05 20:47:51 CGmbHC2D
呼んだ呼んだww
kの逆レイープ頼むわw

881:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:10:43 c5nKuFS/
おばちゃ~ん、双子丼ひとつ~

882:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:26:39 JA3xIMLj
なぁ、うみねこスレ立ってんだけどさ。どうすんのあれ?
見つけた瞬間、リアルにポカーンってなったわ。

883:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:29:18 iGAi3VZw
とりあえず違反だから、このスレに誘導して、削除依頼するよう言っとけ。


884:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:40:23 Rts3DueT
>>881
駄目だな。それじゃあ全然駄目だぜ。届いてねぇよ。



お姉さん双子丼ひとつ!


本当の依頼はこうだぜ?

885:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:34:44 RrTr3TNT
双子丼wwwwwwwwwww
俺も特盛り汁だくで頼むわw

886:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:02:07 0PmA+5/R
>>884>>885が自演してんのかとおもった

887:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:10:33 J/b35PBX
うみねこのなく頃に Welcome to AA
スレリンク(kao板)

888:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:20:21 J/b35PBX
>>882
すぐ削除してくれるんじゃね?
とりあえずSSは保管庫に入れておいた
URLリンク(wiki.fdiary.net)

889:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:40:17 3XY2cwzi
>作品またはテーマ毎に1つまで
ってあるんだけど違反になるん?

890:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:46:52 G665FmIK
一作家・一サークルで、ひとつのスレを使ってる中で、
ひぐらし・うみねことスレを分けちまった場合、「これだからひぐらし厨は・・」とか言われかねん


ただでさえ、同人ゲーム板でひぐらしスレ乱立させてあまりよく思われてないのに、
この板でもそう思われるのは勘弁だろ・・・荒らしも招きそうだし

891:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:54:50 J/b35PBX
>>889
シリーズものはまとめましょう、とあったかと

WhenTheyCry
1 :ひぐらしのなく頃に
2 :ひぐらしのなく頃に解
2+ :ひぐらしのなく頃に礼
3 :うみねこのなく頃に

892:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:03:52 3XY2cwzi
マナー違反ってとこか

893:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:07:14 ZlsUMDJ9
そしたら次スレから「when they cryシリーズ総合」か「なく頃にシリーズ総合」にするのか?

894:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:08:51 QhbOrNJC
>>851
GJ!
最近急に増えた気がするが、アレか、圭詩ブームが来てたりするのか

895:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:15:46 J/b35PBX
あとは、サークル名とか?
手塚治虫スレとかあるんだ…初めて知った

896:名無しさん@ピンキー
07/09/06 07:37:44 M4n8AZ0G
「ひぐらし・うみねこのなく頃に」でいいよ

897:名無しさん@ピンキー
07/09/06 07:45:33 ZlsUMDJ9
>>896なら、うみねこ・ひぐらしのなく頃にの方がいいな。まだひぐらしのなく頃にの方で調べる奴が多そうだし

898:名無しさん@ピンキー
07/09/06 09:59:45 Q1PZyFCu
【ひぐらし】07th総合【うみねこ】

でいいんじゃないか

899:名無しさん@ピンキー
07/09/06 11:16:07 Gvlxnou1
>>898
に一票
これで大丈夫だろ

900:名無しさん@ピンキー
07/09/06 13:06:15 nLOi5LjW
【ひなげし】第七総合【やまねこ】

そして誰も来なくなった

901: ◆w6R3Vg9Uhk
07/09/06 14:30:42 mH0Tyo38
>>898
わかりやすいからそれでいいんじゃね

902:名無しさん@ピンキー
07/09/06 17:29:47 31gC8Xmt
>>898
じゃあ次からはそれでいいな。
とか言ってるうちに、もう900だな。

903:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:13:14 uUC+mPWy
文士様にお願いです。
目明し編をクリアした時の気持ち、思い出してあげてください。

904:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:17:07 GoYEjJy4
は?

905:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:20:37 n7VB6x7H
目明し編をクリアした時の気持ち…
「生まれてきてごめんなさい? 今更うざいんだよ
 どうせなら最後まで悪を貫けよヘタレが 都合の良い妄想するな」

…これでいいのかな?

906:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:24:50 N0Voj+yI
 ̄"゙'"''''''─‐- ゙"ニ ─__ )
 r─---   ...___    ) 待ってけさい!仙台ば置いで行ぐな!!!
 三 /J1   ニ ≡ )  )待ってけさい!仙台ば永遠にJ2さ置いで行ぐな!!
 .ニ ( ゚´Д)|  ニ  |! _ )待ってけさい!なして仙台ば置いでぐのっしゃ!!!
 | /  つ つ Lニ-‐′´   )/⌒Y⌒Y⌒l/⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 '''''゙゙゙゙゙ ̄  _,, -‐'''∧_∧ っ ゚
--─="゙ ̄    ⊂(Д´;) ゜
ニ─        _,.. ゝ蟹O
      _,.. -‐'"   しへ ヽ
__,, -‐''"         ,  ゙ー'  待ってけろ~!アイゴ♪ ヒ~!

907:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:26:39 N0Voj+yI
ごめん誤爆

908:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:29:05 Svvh/pWS
キチガイは巣に帰ろうね。

909:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:44:59 i9c0K6Xd
>>905
雛物のssにそんな話あったな。

910:名無しさん@ピンキー
07/09/06 22:28:34 izxtS5vN
目クリア直後の気持ちでエロパロ作るとか無理

911:名無しさん@ピンキー
07/09/06 22:30:42 ZlsUMDJ9
ひぐらしのエロは祭囃し編をやらないと無理だろ…絶対的な死があるのを知ってると妄想しにくい…

912:名無しさん@ピンキー
07/09/06 22:48:29 RrTr3TNT
ちゃうちゃう。サトシオン書いてって言ってるだけ。

913:名無しさん@ピンキー
07/09/06 23:53:46 i9c0K6Xd
ご都合主義なところはあるけど、
雛物のユメノアトニ…のサトシオン描写は決して嫌いではない。
お互いが重い罪を自覚して、生きていく選択肢を選ぶシナリオ展開は個人的によかった。

914:名無しさん@ピンキー
07/09/06 23:56:10 TrCEM695
>>909
あったね
自殺は罪を償うことにはならない
生きるんだ、一生をかけて償うんだ、って説得されるんだっけ?
圭一の両親とレナと話し合うんだよな

915:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:19:07 nGCeNRkZ
もし俺が圭一夫妻かレナだったら一生会わないな

916:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:40:13 W6Nj26Kn
なんか何気にサトシ復活してたよなww

917:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:48:39 ChcjSvtX
戦人×夏妃が読みたいんだ
後生だから誰か書いてくれ

918:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:02:30 YJeAM4NI
>>917
後生だからスレタイ嫁。

919:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:28:09 nGCeNRkZ
>>917
後生だから30レス前嫁。

920:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:41:46 5ic4Mpma
次スレ案
【虫】7【鳥】


そして誰も(ry

921:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:58:13 ZojY+F9S
次スレ案[山海7]

922:名無しさん@ピンキー
07/09/07 12:54:12 ifx06qb6
>>918
お前は何を言っているんだ

923:名無しさん@ピンキー
07/09/07 12:58:08 7rAf3vwN
>>905
あー俺がいるw

ギャグっぽいのなら書きやすいかもな

924:名無しさん@ピンキー
07/09/07 13:05:28 +JZjgJs7
「生まれてきてごめんなさい? 今更遅いと思うな。
 後悔してるなら最後まで諦めず、謝罪と真実を探し続けるべきだよ。
 少なくともレナなら……そうした。」

 ということを詩ぃの墓前で断罪するレナを思いついた

925:名無しさん@ピンキー
07/09/07 13:07:55 ZG1KfXCv
殺人犯しているキャラのエロパロは難しいな。倫理感が問われる。

926:名無しさん@ピンキー
07/09/07 13:14:40 zAEjgbwf
それだと梨花ちゃまと魅音の百合くらいしか成立しない罠

927:名無しさん@ピンキー
07/09/07 13:17:28 ZG1KfXCv
>924
レナは正義感が強いからな。

928:名無しさん@ピンキー
07/09/07 13:45:38 ZG1KfXCv
>924
一人取り残されて可哀想だな。どうすれば皆幸せになれるのか。

929:名無しさん@ピンキー
07/09/07 14:27:03 +JZjgJs7
勢いだけで>>924のレナ断罪を書いてしまいました
エロ無し、暗いし、登場人物はレナ1人
数日推敲したら投稿させていただくかもしれません
その時は生温い目でご容赦ください

930:名無しさん@ピンキー
07/09/07 14:35:46 ifx06qb6
wkwk

931:名無しさん@ピンキー
07/09/07 14:45:22 uczs6Ifk
>>926
それはそれで見たいw
雛見沢停留所では先輩梨花と後輩魅音がガチガチの百合関係なんだぜ?

932:名無しさん@ピンキー
07/09/07 15:02:20 ifx06qb6
次回予告けしからんワロタ

鷹野が車でトミーを運んで道に捨てるじゃない
あそこで目を覚まして、L4トミーが犯すってのはどうだい?
過去のトラウマでヘビにニラまれた状態のみみみみ涙目ww

933:名無しさん@ピンキー
07/09/07 15:38:29 nGCeNRkZ
男なら黙って書け

934:名無しさん@ピンキー
07/09/07 16:28:45 EprO59rt
>>929
wktkだぜw
今ならギリギリ入りきるかな?

935:名無しさん@ピンキー
07/09/07 16:29:37 uczs6Ifk
保管庫の「私のほうが」ワロスw

936:名無しさん@ピンキー
07/09/07 18:05:25 ifx06qb6
943 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] :2007/09/07(金) 17:31:16 ID:PL21jnua
S53年
梨:赤坂に私を襲わせてみるというのはどう?
羽:あぅあぅ、いいのですか?
梨:我慢するわ、それでこの袋小路を打ち破れるなら。
羽:あぅあぅ…

S58年
梨:とうとうきたわね。あ、もしもし赤坂なのですか?
  また、あんなことやこんなことがしたくなっちゃったのです
赤:ごめんね、今日は渋谷でJS食いに成功したからもういいや☆
梨:私はおまえにずっと協力してきた!(ry

937:名無しさん@ピンキー
07/09/07 18:49:52 D+d/tRke
>>936
赤坂ロリにもほどがあるwwwwww
53年の梨花っていくつだよwwwwwwww

938:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:50:00 BPN6loyd
1000まで行くのが早いかそれとも容量が埋まるか

939:名無しさん@ピンキー
07/09/07 20:27:57 vS47b7Jg
>>932
おっきした
責任とって書いてください

940:名無しさん@ピンキー
07/09/07 22:39:39 vOv6uzj8
>>931
雛見沢停留所ってなに?

941:名無しさん@ピンキー
07/09/07 22:40:50 ifb9OP7q
ひぐらしの元となった話

942:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:16:03 gbNjhZmC
>>940
■7  製作裏話■『ひぐらしのなく頃に』原作…
□投稿者/ 竜騎士07 @ -(2003/07/16(Wed) 10:44:31)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
『ひぐらしのなく頃に』、はもちろん、竜騎士07のオリジナルノベルですが、
この作品には原作(もちろん竜騎士07の作品ですが☆)があります。

それは、平成12年頃に執筆された舞台脚本『雛見沢停留所』という作品です。
今にもまして国語力に欠けるヒドイ作品なのですが、
『ひぐらしのなく頃に』に登場するいくつかの仕掛けの原型はここで登場しています。

特筆するべきは…やはり物語を牽引する主人公が「魅音」と「梨花」の2人だった点でしょうね☆(今とは全然違うお話ですので…☆)

しかも…!! 梨花の方が年上の先輩で、魅音はそれにらぶらぶ~♪な後輩という役どころでした。
その箇所を、(恥ずかしいですが…)ちょっぴりだけ引用しますね☆
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・


梨花「…学校をさぼって遊びに行った価値はあった…かな…?」
魅音「ありありありあり!ありまくりでしたよ!
…正直な所、真面目っぽい梨花さんが学校さぼって遊びに行こうって言い出した時はかなり意外でしたけどねー。」
梨花「…私が言うと意外?」
魅音「だって梨花さん、優等生ーってカンジじゃないすかー!
その梨花さんが内緒でこっそり耳元で「来週の水曜日学校をさぼらない?」なんて言われた日にゃもー、
休むしか!ってカンジでー!ひょっとしてコクられちゃうのかな!?なんてーッ!
いつしか二人は友情からもう一歩上の感情へステップアーップ!!」
梨花「……それは絶対ないから安心して。」
魅音「どーして絶対ないなんて言い切れますー!?
本気で人が愛し合ったら性の壁なんて簡単に越えられちゃうんですよー!?」

 怪しくにやにや笑いながら詰め寄る魅音。じりじりとベンチの端へ逃げる梨花。

梨花「……越えなくて結構よ。……結構だったら。」
魅音「…こんな辺鄙な所ですからねぇ…。次のバスは1時間も先ですよねぇ…?」
梨花「…しかも今日は雨だからね…。」
魅音「…しかもこの停留所、滅多に人の来ない寂しーい所なんですよねぇ。」
梨花「…しかも今日は雨だからね…。」
魅音「…って事はぁ…、最低1時間!…二人の邪魔をする者は現れないって事ですよねぇ?」
梨花「…しかも今日は雨だからね…。」
魅音「…雨ですからぁ…ッ!」


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
■16  この後は…☆
□投稿者/ 竜騎士07 @ -(2003/07/17(Thu) 23:43:34)~
まさにこれからお持ち帰りモ~ド♪! ってところで、余計な人間が現れて、
いい雰囲気(?)は台無しになってしまうのでした…☆

ちなみに、キャラ名は異なりますが、ここで登場するキャラは
(今の作品で言うところの)「大石さん」と「熊谷さん」です☆
(利根川さんと荒川さんという設定でした)
警察ではなく、ダムの工事関係者という設定でした。

非常に稚拙なシナリオの『雛見沢停留所』なのですが、
ひぐらしの原作という意味で公開できたら面白いかな…とも思います……。
でも……『ひぐらしのなく頃に』にも使われている、ある仕掛けが登場するので、
(ネタバレになってしまうため)
現時点では公開ができない…というのが…ちょっぴり残念です……。
でも、いつか公開できたらなぁ…とは思っています☆


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