ひぐらしのなく頃に Part.11at EROPARO
ひぐらしのなく頃に Part.11 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
07/08/06 15:45:26 bkXdOqWB
できればお魎もwktk

151:123
07/08/06 16:09:09 DtPl7Teo
一気に投稿しないで申し訳ないです。

>>95
>>122
>>123

の続きを投稿。



152:123
07/08/06 16:10:40 DtPl7Teo
「あぁ、そうだよ、詩音」
魅音であるように振る舞う詩音。悟史のように振る舞う俺。
お互いに擬態している二人の目線が一致する。
俺はレナや梨花ちゃんから聞いた悟史の記憶を掘り起こし、詩音の頭をそっとなでてやる。
詩音の口から息が漏れて、耳たぶまで顔が紅潮した。恥ずかしいからなのか開いたはずの目も閉じられている。
構うこともなく、だがあくまでも優しく詩音の頭をなで回す。
さすがに恥ずかしさの限界に達したらしく、俺の腕を掴んで引きはがそうとする。

引き……はがそう……と…………?

万力にかけられたように腕に痛みが走った。両の腕でがっちりと掴まれた俺の腕を、詩音は離そうとしない。
圧迫して押しつぶすかの如く、詩音の手から痛みがダイレクトに伝わる。
必死に俺の方から脱出を試みる。それでも同年代の女の子に、俺は完全に力で主導権を握られていた。
予感がした時には、もう遅かった。

詩音の目は
完全に
イカれていた。

「オマエ ハ サトシクン ジャ ナイ」
断定をこめた――違う、断罪をこめた音声が脳を揺るがした。
揺れ動いた脳がピンボールにでもなったのか、急に視界が暗闇に染まる。
だが、その暗闇も一瞬のこと。すぐに意識が、痛みによって引き戻された。
バキッと派手な音を立てて、手首の方向が明らかに異常な方向を向いている。

「あああああああっっ!」
躊躇もなく俺の手首は破壊され、万力から解放されたのを感じ、俺は畳を転げ回った。
右の手が全く動かない。
いつもなら動くはずの『自分自身』が動かないと言うのは、なんとももどかしい感覚だ。
どうあがいても収まらない痛み。転げ回っていた目線の先に、白い靴下が映る。
鬼……。名前など所詮は人の決めること。園崎に流れる血には、やはり鬼が存在するのだろう。
瞳は絶対零度まで下がってるかのように、俺と言う存在を視線で否定する。
その目が――、俺のすべてを否定する。


153:123
07/08/06 16:11:35 DtPl7Teo
「圭ちゃんかぁ――、うくくくくく、どうしたんですか、こんな要塞みたいな所に来て」
詩音が俺の横っ腹に蹴りを入れる。ためらいもない攻撃は体に大きく響く。
「寝て、いる、わた、しに、なに、しようと、したん、だ」
同じ場所を何度も何度も蹴り上げる。逃げようにも後ろは壁だ。
右手が使えないため、片手でカバーするにはあまりにも蹴られる場所が多すぎる。
ただただ攻撃を喰らい続けるだけの、あまりに試合にならない格闘技戦だ。
「やめ……ろ……詩音……、お……おねっ……お願いだ」
蹴られるたびに俺の懇願も遮られる。何度も何度も同じ言葉を俺は繰り返す。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も俺は謝罪し、許しを乞う。
「寝取る……って言うんでしたっけ。
無理矢理寝ている子をレイプするのって。
不法侵入に、嘘ついて、強姦ですか。――最低だよ、圭ちゃん」
違う、俺は違う。
ここに本当は魅音が居るはずで、その魅音を問いただして、レナの居場所を吐かせるつもりだったんだ。
なのに――、なんでこんなことに…………。

詩音が俺に攻撃するのをやめて、俺と顔を近づけるようにしゃがみこむ。
強引に胸ぐらを掴まれて、鼻先が触れ合う距離まで顔を近づけられる。
度重なる蹴りの応酬で、俺の息が途切れ途切れになるまで疲弊していた。
「ほら、お望みのものですよ」
混乱の渦を巻く頭に、また新しい渦が追加された。
何が何だか分からないうちに、俺の顎を指でつねるように詩音は固定した。
そして隙間が数センチしかなかった俺の唇と詩音の唇を乱暴にくっつける。
「――――っ!」
唐突すぎる詩音の行動に、俺の思考は一気にフリーズした。
歯と歯がぶつかり合い、詩音の舌が俺の口腔を咀嚼しようと侵入してくる。
この状況の打破が最重要とした俺は、どうにか動く右腕の肘で、詩音を突き飛ばした。
俺の右腕は動かないもの、と詩音は思っていたのか、肘撃ちが綺麗にヒットする。
それによって俺と詩音には、一メートル弱のスペースがまた生まれた。
逃げることも考えたはずだが、俺の冷静じゃない頭は詩音との会話を優先させた。


154:123
07/08/06 16:12:10 DtPl7Teo
「詩音――、お前」
「気安く呼ぶな、畜生は黙ってろ」
刹那の間しか、詩音は俺に許さなかった。
たった一メートル弱。その隙間とすら言い換えても良い、距離を詩音は全力で突進してきた。
壁に俺の首を狙って打ち付け、そして肘鉄を加えた俺の右手首を、今度は横方向に捻りあげた。
「うぐああああぁぁぁっ!」
首を抑えられているのだから、酸素は少しでも大事に使うべきなのだろう。
だからと言ってこれ以上ない痛みだと思っていた痛みに、更に以上があったのだから叫ぶしかない。
「ねぇ、もしさぁ、もしもだよ?
ある子にはだーい好きな男の子が居て、
だーい好きな男の子が、ある子にとってだーい嫌いな女の子に犯されていたら、
しかもその最中を録音でもされて聞かされたら、その子はどう思うのかなぁ」
何が何だか…………分からない…………。
「蹂躙されて咀嚼されて破壊されて、その子は…………み、お、ん、は、どう思うのかなぁ」
詩音の声はひどく嬉しそうだ。とても快楽に満ちている恍惚とした表情。
それでいて、まだこれから楽しみがあるかのような口元で、俺の首を締め上げる。
締め上げる首から上に酸素が届かない俺は、再び視界がフェードバックする。
詩音は俺をこのまま絞め殺す気はなかったらしい。
反応のない俺を見るや、俺を解放した。
手首の痛みもさることながら、息を長時間吸えなかったことから頭痛も激しい。
当然気管をふさがれるほどの圧迫を受けた首も、鈍痛が激しかった。
「ねぇ……、ど、う、思うんだろうね」
どう思う、って何をだ……?
録音……、犯されて……、魅音……。

魅音は……、俺のことが好きだった…………?

「あくまでも、も、し、も、の、話だよ、圭ちゃん。くけけけけけけけけ」
哄笑の表現がぴったりな詩音の笑い声。もう鬼としての詩音の姿すらそこになかった。
今度は後頭部を掴まれて、唇を触れさせられる。
触れ合った瞬間から、詩音の舌が俺の口内へ入ってきた。
淫靡な音が部屋中に響くのが分かる。
がっちりとホールドされている俺の顔は、ただ目をつぶり、目の前の光景が過ぎるのを待つしかなかった。


155:123
07/08/06 16:13:06 DtPl7Teo
どれほどの時間が経ったか分からない。
俺の舌をぐるりとなめ回してから、詩音は俺から顔を離した。
荒い息づかいの俺とは違い、詩音の顔はひどく冷静だ。
口からこぼれた糸を指でぬぐい、俺のワイシャツへと手をかける。
一気に引きちぎられると思ったが、開いていた第一と第二ボタンの下、第三ボタンからゆっくり外していく。
その目の前で行われていることに、「犯す」と言われていながら、俺は鼓動が高鳴ってしまった。
まるで恋人との行為でするような作業に、俺は黙りこくって見つめてしまう。
「私、分かったんです」
第四ボタンに手をかけた所で、詩音は口を開いた。
この数分の間聞くことのできなかった、ひどく落ち着いた声。
「飴と鞭ってありますけど、鞭よりも飴の方が残酷なんじゃないかって」
言い終わって俺のワイシャツが脱がされる。
脇腹には蹴りのダメージを物語る、青みがかった赤色へと染色されていた。
「古手の巫女様はどう拷問しても命乞いしなかった。
ゴミ山に通い詰める変態は爪を剥がしても歯をもいでも、笑っていた。
どちらも最後まで見せたはずなのに、悟史くんの疫病神でさえ私に啖呵を切りやがった」

詩音の言ったことが何も分からない。
詩音のやったことが何も分からない。

「あの気弱な沙都子でもそうなんだ。
仮にも鬼婆のもとで鍛錬された魅音に、鞭だけじゃ絶望を与えられない」

悟史くんを失った私の痛みは教えられない。人間は飴を奪われた方が絶望する。

そう続けた所で、詩音はしゃべるのをやめた。
舌を出しながらゆっくりと俺の腹へと接近して、腫れ上がった部位を舐め回す。
傷口である場所を触られたことによる痛みと、女性に地肌を舐められると言う情報の交錯。
頭の中でそれは快感に置き換えられて、俺の拳……、左の拳にだけ力が入る。
舐めるだけでなく、口づけするように横腹へ吸い付く詩音の唇。
吸い付く度に響く音が、一層俺の思考を遮断する。
『録音』と、確かに詩音は言った。そして魅音に聞かせる……?
詩音の企んでいることを俺はようやく理解した。
そしてその謀略を俺は阻止するチャンスがある。
詩音の話ではレナと沙都子、そして梨花ちゃんは殺されてしまったのだろう。
その事実をさらりと宣言されたことで、俺は完璧に打ちひしがれた。
絶望の底に突き落とされたとさえ思えた。
だが――、まだ救える仲間が居る。魅音はまだ詩音に殺されちゃいないんだ。
ならば俺はまだ落ちるわけにはいかない。
わらにすがってでも、魅音を救い出してみせる。


156:123
07/08/06 16:13:39 DtPl7Teo
詩音からの仕打ちに覚悟を決めた俺は、口を一文字に結んで全身に力を入れた。
目をつぶって、少しでも眼前で行われている快楽に屈しないように集中する。
「うああぁっ?」
そう思ったのも束の間。舐められる部分が胸へと移ったことにより、無様に声を出してしまった。

反応しないことが俺に出来る抵抗――――――っ!

左手で自分の口をふさぎ、少しでもあるかもしれない録音機に音を拾われないよう努力する。
その様を見たからか、詩音は執拗に俺の胸、そして敏感に反応せざるを得ない場所に接吻した。
固くなった乳首を舌で転がされ、もう片方の乳首も指で弄ばれる。
俺は経験がない以上、次に何をされるかもよく分からない。
快感がこれほど、覚悟を挫けさせようとするものだとは思わなかった。
だが声を漏らそうものなら、魅音を救うことなどできない。
少なくともこの手段での魅音による拷問は避けられるはずだ。
絶対に詩音の思惑通りに運ばせてたまるものか……。

「体が敏感な割には我慢しますねぇ、圭ちゃん」
冷酷な断罪の声とは違う、甘ったるい誘惑する声で詩音は耳元で囁いた。
その声にも俺は何も反応しない。意識しないことだけを考えて詩音の言葉攻めに耐える。
ふふ、と笑った声が聞こえてすぐ、一際大きい音がした。まるで脳に直接響いたような音。
耳の中に舌が侵入したのに気づくのは、少しだけ時間がかかった。
口と手で塞いでるのにも関わらず、息が漏れてしまう。
体勢がいつの間にか、後ろから抱きしめられている形に変わっていた。
逃げることを考えたが、詩音の足が俺の腹の前で交差されて、ロックしている感覚がある。
執拗に左耳を舐め、噛み、囁き、俺は溶けるような感覚さえ覚えた。


157:123
07/08/06 16:15:11 DtPl7Teo
恐らくそこに油断があったんだと思う。
誘発された油断につけ込むように詩音は、俺の股間を布越しから掴んだ。
既にキスをされた時から反り立っていた俺の一物は、ずっと求めていた刺激に大きな快感を脳に伝える。
「っつぁ!」
遂に大きく声を漏らした俺を、詩音は休むことなく攻め続ける。
股間を手で刺激し続けるのに加えての、舌や指による愛撫。
たった数分で俺の覚悟は屈してしまい、詩音の手の上で文字通り遊ばれる格好になった。
いけないとは思いつつも、今まで実感したことがない快感に、声が漏れる。
ズボンのジッパーを下ろされても、何も抗わなかった。
快感が欲しい。これ以上の気持ちよさを味わいたい。
欲求に支配された雄に、成り下がった瞬間であったと思う。
それを理性が理解しつつも、脳が下す命令は性への欲求だった。

外気に触れて、俺の剛直はびくびくと痙攣する。
最初は自慰のように手でしごかれていたのが、また舌による攻撃へと移っていき、指も亀頭を中心に弄び始めた。
俺の体で一番敏感な部分を、ダイレクトに詩音は攻め続けた。
絶頂に達するかと思い始めると、詩音は俺から離れてじっと視姦だけを行う。
幸運か不運か、落ち着き始めた頃にまた詩音は、俺のモノへと手をかけて、快感を供給する。
その延々と続く刺激の繰り返しに、俺の頭は欲求のみで満たされて、耐えることを完全に忘れてしまった。
だらしなく漏れる声と唾液。少しでも欲求を満たそうと自ら腰を振り、詩音の愛撫や口淫に身を委ねた。


158:123
07/08/06 16:15:56 DtPl7Teo
「フィナーレですよ、圭、ちゃん」
俺が目を開けると、詩音の下半身には既に衣服はなかった。
都会に居た頃見たビデオでは、モザイクがかかっていた部分。
そこはきらきら光っていて、陰毛の奥には桃色の陰部が俺の視線を釘付けにする。

ただでさえ敏感になっているのに、あのナカへ入れたら、どうなるんだろう。

雄としての思考が広がり、いっぱいになっていた唾液を俺は飲み込む。
詩音は俺のモノを抑えて、ゆっくりと自らの腰を下ろしていく。
先端が毛先に当たったもどかしさを感じた瞬間、一気に俺は詩音のナカへと入っていった。
「――――あああああぁぁぁっ」
フェラチオとは違う種類の快感。何よりも熱が俺の頭を更にかき乱す。
熱い熱い熱い――――!
陰茎に沿って広がるような詩音の膣。
腰を振る度に起こる、自慰の数倍の快感。
確か騎乗位とか言った名前の体位で、俺は詩音の快感に酔う。

少しでもこの時間を味わいたい――――!

さっきとは違う、理性からかけ離れた理由で俺は必死に快感から耐えた。
次第と快感に慣れて、俺は詩音を瞳に映す。

どれほど淫らな姿に詩音はなっているのだろう。
そんな下劣な好奇心で、俺は目を開ける。

そこに居たのは、俺が求めた雌としての園崎詩音ではなく、鬼の姿になっていたソノザキシオンだった。

「さっさと、イっちゃいましょう? 圭ちゃん」

詩音の右手に握られていた包丁が、俺の首の付け根に突き刺さる。

骨のすぐ側を通った包丁は、きっと畳まで達して貫通したんだと思う。

致命傷となったその包丁で、俺はすべてのものから解放された。

耐えていたことからも解放されて、防波堤を失った精液は、詩音の膣の中で爆ぜた。

痛さも熱さも引いていった俺の頭。
死が目前に迫っていることを感じながら、詩音の最後の哄笑を俺は聞いていた。



「最っ高だよ、圭ちゃん! コレ見せたら魅音はどうなるかなぁ!
楽しみだなぁ! これで魅音も狂って崩れて壊れちゃうよねぇ!
くきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ――――…………」




159:123
07/08/06 16:19:14 DtPl7Teo
以上です。
これとは別に非エロのシーンも書いたんですが、
個人的にはセックスシーンよりも、そっちのやりとりの方が書いてて楽しかったです。

もし、こんなので少しでも満足していただけたら幸いです。

160:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:20:41 W8w7ITyb
>>145
そこを何とか頼む・・・おりょうちゃん・・・
>>159

なんかこのスレ男グロおおいなw

161:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:26:20 IIn2ukGD
>>145
>>159
乙!
怖かったけど楽しませてもらったよ


162:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:36:55 Zc+x81g7
>>159
おいどうしてくれるんだ。
電車の中でズボンが膨らんじまったじゃねーかよ。
正直前半パートがなかなか良かった。俺本番より前戲の方が好きなんだよね。

163:名無しさん@ピンキー
07/08/06 17:02:53 bkXdOqWB
盥回しの設定かな?
詩音が残酷だが
Mな圭一がよかったGJだ

164:名無しさん@ピンキー
07/08/06 17:12:48 IIn2ukGD
>>163
綿流しifじゃない?
21日に梨花・沙都子失踪、23日に園崎本家訪問だから、その途中で圭一より先にレナが真相に気付いたのかも。

165:123
07/08/06 20:32:36 DtPl7Teo
>>163
>>164

綿流しをベースにはしています。
ただ、圭一が魅音と詩音の区別が出来たり、
レナと一緒に園崎家に行っていなかったり、
圭一が殺されたり
大分、都合良く編集させてもらっています。

166:名無しさん@ピンキー
07/08/06 20:36:33 bkXdOqWB
>>165
そうなんですか
でも全然おk
次も期待してる
今度は純愛wktk

167:名無しさん@ピンキー
07/08/06 22:28:08 IIn2ukGD
>>165
なろほどどうもサンクス
俺も今度は純愛がみたいです


168:名無しさん@ピンキー
07/08/06 22:44:36 Zmv7jFgK
純愛も良いが、これだけ文章力あるならドタバタ喜劇エロースも見たいな。

169:名無しさん@ピンキー
07/08/06 22:50:18 1yx/sCMo
>>145
GJ。発症大石こえぇ…これからどうなるのかwktk
性的な意味で。

>>159
乙。レナや魅音がどうなったのか気になるな…

170:名無しさん@ピンキー
07/08/06 23:43:08 eJae0JEy
>>159
ごちです
別に書いた非エロシーンとやらも是非

171:名無しさん@ピンキー
07/08/07 02:47:07 XafX402F
保管庫に新作うぷしました。 長いのでワープロモードです。
凌辱チックなんで注意を

172:名無しさん@ピンキー
07/08/07 07:31:05 cbnhOvsU
再び募集をかけてみます。白川郷と夏の夜空を堪能しましょう。

【タイトル】ひぐらしツアー
【概要】ひぐらしのモチーフになった白川郷を堪能するとともに交流を深める。
    夏の夜空を彩る、ペルセウス座流星群を観察する。都会では見ることのできない
    幻想的な風景を、この夏、あなたも心の記憶に刻んでみませんか?
【日時】8月11,12日 1泊2日程度
【場所】白川郷現地集合もしくは同地域なら一緒に行く
【目印】全員、左手に鉈を持ってというのは冗談で(笑)、ひぐらしマップ持参で!
【予算】1万~1万5000円程度を宿泊代、その他臨機応変に諸施設巡り
【資格】ひぐらし好き 天体好き 男女問わず 年齢問わず 地域問わず
【補足】 急だけどよろしく  意見あれば書き込んで

三大流星群の一つで夏の風物詩、ペルセウス座流星群が13日に出現のピークを迎える。
新月に当たり、月明かりの影響を受けないので、天候が良ければよく見えると期待される。
出現は前後数日間にわたるため、国立天文台は11日夜から14日朝まで、インターネットで「流れ星を数えよう」
キャンペーンを行い、夏休み中の親子などに観察を呼び掛ける。同流星群は、ペルセウス座にある「放射点」から
流星が四方八方に軌跡を描く。ペルセウス座は真夜中に北東の比較的高い場所に上るため、午前零時すぎから
明け方にかけて、肉眼で夜空を広く見渡していると、流星を見つけやすいという。 


173:名無しさん@ピンキー
07/08/07 07:37:03 ggLVntU/
バッキャロー!!
そんなことしてたら解がみられないだr(ry

174:名無しさん@ピンキー
07/08/07 08:24:23 YomLQLGq
off板にでも行けよう

175:名無しさん@ピンキー
07/08/07 08:24:32 B6+EpYuE
>>171
どれだっけ?
>>172
本気か・・・

176:名無しさん@ピンキー
07/08/07 15:15:26 sq0e6nqq
バナナうめぇ




にぃにぃのおにんにんおいしいですのよぅ

177:名無しさん@ピンキー
07/08/07 15:55:54 dh/iiWTR
北条兄妹の実母生存SS希望

178:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:44:29 N0PPKRDo
まとめ見たら梨花と羽入の組み合わせって一つもないのか…意外

179:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:46:41 nK4XqnTH
かなーり前に書いた、女装デート。やっと完成した。遅れてごめんなさい。
もう、生まれてごめんなさいです。拙く短いですがどうぞです。

 詩音の様子がおかしい。足取りが重く、ふらふらとしている。頬が赤く上気
している。息も荒い。風邪なのか。先ほどまで元気だったのに。対する悟史は
ニコニコとしている。詩音の手を握り、ゆっくりと歩いている。なぜかつらそ
うな詩音に振り向きもしない。
 悟史の手は詩音の手を握っている。空いているもう一方の手にも何か握って
いる。小さくて四角い何かだ。詩音もじもじと下を気にしている。正確には太
ももだ。熱い息とともにうつむく。
「だめだよ」
 ニコニコと悟史は言った。
「前を見て、きちんと歩かなきゃ」
 詩音は肩を震わせながらあごを上げる。
「……いじわるですね」
 詩音の言葉にはそ知らぬ顔で、
「んー、この格好で歩くほうこそ意地悪でないのかなー。まあ、もう、
慣れたからいいけど」
 今の悟史の格好はピンクのフリルのツーピース姿だ。とっても綺麗だ。
そもそも悟史は女子高に通っている。詩音が聖ルチーア学園に戻され、
追いかけてきたのだ。いろんなつてを駆使し、悟史は転校してきた。愛なの
だろう。けど、いま、その愛はちょっぴり意地悪のスパイスを含ませていた。
だって、詩音が可愛いからである。
「アレー、詩音さんに沙都子さんじゃあないですか」
 不意に二人に声がかかる。ちなみに悟史はここでは北条沙都子と名乗っていた。
振り向くと、クラスメイトが数人、よって来た。
「あら、あなたたちもここに遊びに来たの?」
 にっこりと悟史は言った。何とか詩音も微笑みを返す。
「ええ、少しお買い物に。沙都子さんたちもですか」
 聖ルチーア学園はお嬢様学校だ。全体的におっとりとしている。
まあ、中にはひねるだけでドアノブごと外したり屋上から落ちても無傷
という方もいるが。

180:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:50:14 nK4XqnTH
私たちは買い物です。といっても映画とかも見にきたんですけどね」
 この学園に着て数ヶ月。悟史の猫かぶりも堂に入ってる。
「それじゃあ、お昼はまだなんですか? よかったらご一緒にいかがです」
 クラスメイトの誘いに詩音は軽く悲鳴を上げた。しかし、誰も気づかない。
ちらりと悟史が見ただけだ。
「お招き感謝しますね。どちらのお店に向かうのです?」
 悟史の振る舞いを見て、男と思うものはいないだろう。実際、今まで疑われた
ことさえない。
「そうですね、近くに本格的なパスタを提供してくれる喫茶店があるんですよ。
どうです?」
「あら、わたしは天然酵母で作ったサンドイッチの店を知ってます。そちらの
ほうがお勧めなのでは」
「んー、それよりも本格懐石弁当なんてどうです? 三千円とお手ごろなんですよ」
 クラスメイトたちはあれやこれやと店をはやし立てる。お嬢様らしくどれもこれも
上品な店ばかりだ。
「沙都子さんたちのご意見はどうなんです」
 詩音は答えない。聞いているのか聞いていないのか下をうつむいて荒い息を
吐くだけだ。
「そうですね。変わった店として、とんこつラーメンなんてどうでしょう?」
 悟史の言葉にクラスメイトたちは顔を見合わせる。


181:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:53:09 nK4XqnTH
「とんこつ……」
「─ラーメン」
「……ですか─」
 困惑するのも無理はない。常に気品あれ、上品であれと教えられた
彼女たちにラーメン。しかもとんこつ味など範疇にない。
「んふふ。驚くのも無理ないかもしれませんわね。けど、意外と
おいしいのですよ」
 悟史は静かに見渡す。
「……はあ」
 けど、クラスメイトの反応は薄い。
「食べたことはあります?」
 悟史の問いにみんな顔をフルフル振る。
「おいしいですわよ。それに肌が綺麗になってツルツルの美容効果も
ありますし」
 この悟史の言葉にみんなは目を見開く。
「肌が綺麗に?!」
「ツルツルに?!」
「とんこつラーメンにそんな効果が? 驚きですわ!」
 一気に食いつく。まさに迫らん勢いだ。ふつうなら、そんな悟史にいつも
何かしら反応する詩音だが何もアクションは起こさない」
「トンコツにはコラーゲンたっぷりですし、意外と脂も少ないんですよ。
それにニンニクも匂いはきついですけど、その栄養については言うまでも
ないでしょうしね」
 ちなみに単一食品としても優れていて、基本的な家庭料理定食が百とするなら
とんこつラーメンは七十点ほどになる。カレーライスが五十点点ほど。うどんが四十点
ほどである。ラーメン自体が全般的に六十点前後と意外と栄養バランスがいい。
ただし、このごろの脂アブラや、濃い味付け。さらにラードのごまかしや安価な
業務スープでの味付けと落とし穴もある。おいしいかもしれないがスープはある程度
残したほうがいいかもしれない。
「それは……」
「いいかもしれませんね」
「─ええ」
 実はラーメンには興味を持っていたが「らしくない」と、敬遠していた。
けど、こうまで言われると食べても許されるような気がする。
「それなら、沙都子さん。ご案内してもらいませんか?」
 興味津々の表情でおねだりされた。悟史は「いいですよ」と言おうとしたが。
詩音にぎゅっと服のすそをつかまれる。
「ふふっ。ごめんなさいね。実はもう食べてきたの。あちらの通りの石鍋亭が
本格でお勧めよ。気になる匂いもあまりないしね」
 さすがに詩音がかわいそうと思ったのだろう。それでも、悟史は手に持つ何か
を操作する。
「はうっ」
 急に詩音はしゃがむ。小刻みに肩を震わせる。息も荒い。太もももすり合わせる。
目もなみだ目だ。恨みがましく悟史を見るがそ知らぬ顔で手を差し伸べる。
「どうかしました」
 そのまま、悟史はクラスメイトのほうを見て、
「ごめんなさい。詩音さんの気分が悪いようなので、また。ごきげんよう」
 といって、失礼する。「お体を大事にね」という言葉を受けて立ち去る。
「あら、これ、何かしら?」
 ふと、クラスメイトたちは地面を見る。雨も降っていないのになぜか濡れていた。

182:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:55:01 nK4XqnTH
とあるビルの屋上に行った。誰もいない。ここは平日でも簡単に入れると友人に
聞いた。静かな風が吹く。だが、詩音には関係ない。つかつかと歩き、壁の前で
悟史に向かって尻を高く掲げてミニスカートをめくった。中心部がしとしと濡れている。
太ももにてらてらと光る液が伝っている。耳を澄ませば聞こえるだろう。かすかに音が
聞こえる。ブーンと。
「もういいでしょう? もういいでしょう!」
 なみだ目で詩音は訴える。尻をフリフリ振る。
「早く突っ込んで! ズコズコズボズボえぐって。太っくて硬いあれを淹れて!
 早く早く! 早くーーーー!」
 だが、悟史はニコニコ笑ったまま、
「あらあら、はしたないわよ。詩音。常に余裕を保ち、優雅たれというのが学院の
教えでしょう」
 綺麗な女言葉で悟史はいった。
「もう! いいでしょう! 二人きりなんだから!」
 切なくなるような詩音の懇願に悟史は「しょうがないなー」と、自らロングスカートを
めくる。悟史のはくショーツから荒々しい肉棒が見える。詩音のショーツをはぎ落とすと、
「さあ、出して」
 と、言った。
「言っておくけど、手を使っちゃダメなんだよ」
 そろりとあそこに手をやろうとした詩音をけん制する。
「自分の力でひねりださないとね」
 恨めしそうに詩音は悟史のほうを振り向くが目をつぶって下腹部に力を入れる。
悟史は手に持っている四角い箱のツマミをいじる。
「きゃう!」
 詩音は腰から崩れ落ちる。悟史の耳にも音が聞こえた。
「止めて。悟史くん止めてよ」
 懇願する。下腹部にある異物が攻め立てる。先ほどは弱く。今は強く振動する。
悟史は何も言わない。少しずつツマミをひねる。弱から強へ。
「あはっ、あっ、らメッ、らめなのっ! でちゃう! 出ちゃうよ!」
 始めはちょろちょろと、次第に勢いよく黄色い液体を放った。同時にコロリと
ピンク色のたまごのようなものが詩音のあそこから飛び出てくる。

183:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:55:32 dh/iiWTR
>>178
え、あるだろ?

悟子ちゃん鬼畜><

184:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:57:42 nK4XqnTH
リモコンローター。これを詩音のあそこに入れて最弱で歩かせ続けてきた。
こんなものをどうやって仕入れたかというと、圭一が親父さんを通じて
もらったらしい。リモコン式で、コードとかが無くコンパクトだ。ひたすら
襲われる快楽とうずきに詩音は限界だ。
 腰から崩れ、力が入らない詩音をゆっくり立たせると悟史は後ろから何も
言わずに突き入れた。詩音の痴態と狂騒に自らも我慢できなくなっている。
「─あっ」
 詩音は一突きで頭の中が真っ白になった。そそり立つ肉棒がズクッと挿される。
どろどろの秘裂は何の抵抗も無く押し広げられる。言葉にならないものがそこから
背中通って突き抜ける。
「まだだよ」
 悟史も言った。肉棒が詩音の中で熱くズブリと濡れて締め付ける。一突きごと
に射精へと攻め立てられる。けど、おくびに出さない。詩音は可愛い。でも、
攻め立てられるより攻め立てたい。ワガママだろうか。
「お願い! もっと、ゆっくり! もっと、優しくして!」
 喘ぎながらの詩音の懇願に
「えーと、つまり、もっと、激しく荒々しくして欲しいんだね」
 笑顔で腰の動きを大きくうねるようにした。
 ただ、快楽に攻め立てられ。ただ、翻弄される。たまには主導権を握るが
大抵はこうなる。
「声をだしていいの? 誰かが聞いてるかもよ?」
 それでも悟史は詩音の口をふさごうとも腰の動きを緩めようとしない獣の
ように攻め立て、獣のようにむさぼる。尻肉を掴み、たぷたぷ揺れる胸をひねり、
尖る乳首を弾く。その一つ一つに詩音は反応する。玩具だ。優しさと荒々しさを
同居させ、詩音にのめりこむ。柔らかい肉にいとおしさと食いちぎりたくなる
衝動に駆られる。
「そろそろいくよ」
 悟史は耐えられなくなる。熱く包む詩音の秘肉に耐えられなくなる。
「だめっ、もっと、もっと突いてよ!」
 喘ぎながらも懇願する。でも、無理。耐えられない。そのまま激しく
勢いよく悟史はぶちまけた。
「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 甲高く詩音は啼いた。悟史は力なく抜くと虚脱した表情で息を吐いた。
「もう─私はまだなのに」
 ティッシュで後始末をしながら詩音は不満げに呻いた。
「むぅ、ごめん」
 いつものように困った表情で悟史は謝った。
「だめ、許しません」
 詩音はピンク色に輝くローターを拾いながらニッコリと笑った。
「むぅ─」
 凄い嫌な予感がした

185:名無しさん@ピンキー
07/08/07 17:00:07 nK4XqnTH

「あら、また、お会いしましたわね」
 街を歩いていると、先ほどのクラスメイト達にまた会った。
「とんこつラーメン、食べてみました」
「凄く美味しかったです」
 詩音と悟史をぐるりと囲むようによってくる。
「ふふっ、それはよかったわね」
 詩音はニコニコと笑う。対する悟史は荒く息を吐くだけだ。
心なしか身を屈め、周囲をせわしなく見つめる。
「それにしても、ごめんなさいね、お昼をご一緒に出来なくて。お詫びに
ケーキでも一緒にいかがかしら」
 詩音の言葉にクラスメイトたちは歓迎の言葉で迎えられた。何も悟史は
言わなかった。
 ケーキ屋に入り、みんなは楽しくおしゃべりをする。甘いケーキと香り
高い紅茶。これだけで話は弾む。だが、悟史だけは口をつぐむ。かすかに
震えながらケーキを口に運び、紅茶で口を湿らすだけだ。
 悟史の隣には詩音が当然いる。楽しいおしゃべりを興じながら、手は悟史
の股間に這う。そそり立つ肉棒。長いスカートの生地を押し上げている。
それを押し込みながら先端を撫でる。すでに先走り液で生地は汚れている。
滲み出した液をぬるぬるこする。柔らかく細い詩音の指先が蠢く。女の子に
人気の高いケーキ屋さん。ひっきりなしにお客は訪れる。誰も気付かない。
でも、誰かが気付くかもしれない。そんな緊張とスリルにさいなまされる。
「……詩音、やめてよ」
 顔を近づけて、悟史は懇願する。
「ダメですよ、わたしをイカせてくれなかっんですから」
 悟史を嬲る反対側の手に何かを握る。先ほどまで悟史が持っていた
リモコンローターの操作盤だ。捻る。少しだけ振動を強くする。
「あぅ」
 かすかに呻いて悟史は突っ伏す。心配するクラスメイトに「なんでもないよ」
と答える。ローターは悟史の中にあった。そう、後ろの穴に淹れられた。詩音は
もてあそぶ。澄ました顔で悟史を嬲りながらおしゃべりをする。だが、一瞬、
表情を強張らせる。悟史の指がミニスカートの中に進入した。ショーツはグチョグチョ
に濡れたため履いてない。直に嬲られる。互いに攻めあいながら済ました顔でクラス
メイトとおしゃべりをする。

甘いケーキの香りの中にかすかな淫臭。誰も気付かない。二人のデートは
まだまだ続く……。                   おわり

186:名無しさん@ピンキー
07/08/07 17:47:21 sNZEpHOB
ドーン!!
ひ ぐ ら し の な く 頃 に

187:名無しさん@ピンキー
07/08/07 17:59:09 Fg97b2br
非常に乙。
とても良かった。




それにしても…この時代にリモコンのなんて…いやなんで(ry

188:172
07/08/07 18:20:25 cbnhOvsU
off板で募集したけど全然人が集まらないのでひぐらし関係のスレに書き込んでみたんですけどどうですか?

189:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:51:45 0reHJXOw
>>185
ショーツ穿いてるのに地面が濡れるとかどんだけwwww

190:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:52:05 SsVeEvg5
う~んどうでしょう

191:名無しさん@ピンキー
07/08/07 21:11:28 Y78K3yMh
>>185
GJ 良いものを見せて頂いたよ。
悟史と詩音は二人とも鬼畜そうだなぁと思っていたが、こんな関係もいいなw
悟史なら線が細いから女装すれば普通に女の子に見えそうだしこうゆうプレイも面白い。

192:名無しさん@ピンキー
07/08/07 21:52:28 /pzvVCQz
悟子かわいいよ悟子
この二人はどっちが主導権握るかわからんな
普通に考えれば詩音なんだろうけど、悟史って案外サドっぽそうだし
というか自分自身は性欲薄そう

193:名無しさん@ピンキー
07/08/07 23:53:25 Gu9uW0ZY
なんにせよ幸せな未来だなw

194:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:12:03 haOZ0NDL
俺は圭一×詩音の組み合わせに興味があるんだけど、
この組み合わせで幸せな未来にはならないかなぁ

195:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:30:43 fmroOAvB
カプ論に聞こえたらすまんが、他の部活メンバーよりくっつく可能性は低いかもしれないけど、
俺は普通にその二人がくっつく世界があってもおかしくないとは思う。

196:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:31:56 ZUohkqkU
圭詩とか悟魅はどうしても悲恋のイメージがつくな。
それ以前に圭詩は昭和57年のあれやこれやが前提にあるから、
尻軽にならないようにするのが難しいし。
まあエロパロは深く考えなくても通そうと思えばノリで通せるから、
ハッピーエンドが無理なことはないだろうな。

197:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:41:09 MApOGyI9
エロパロスレでオフ募集てw

198:名無しさん@ピンキー
07/08/08 01:31:47 /+FGWtdA
>>178
まとめの方、梨花と羽入の組み合わせわかりやすいように編集してみた。
こんな感じでどうだい?

199:名無しさん@ピンキー
07/08/08 02:15:58 eW1LJSNg
>>198
うお、わざわざありがとう!

200:名無しさん@ピンキー
07/08/08 03:25:33 w5THMBvv
皆には内緒な仲のラブラブレナ魅キボンヌ

201:名無しさん@ピンキー
07/08/08 07:53:47 q6QUHOW/
そういや、レナ×沙都子って過去にあったっけか?

202:名無しさん@ピンキー
07/08/08 17:10:40 TiIKCz8F
>>194

自分は>>159の者なんだが、もしこの程度の文章力でも書いて良いなら
アップしてもいいかな?
いや、誰も別に詩音が好きだなんt(ry

203:名無しさん@ピンキー
07/08/08 17:12:33 i/1Ke6Xz
>>200
いいな。レナ魅は他にはないエロスがあるw
シチュ的には梨花沙都に似てるんだが、幾分大人に近いからかな
どっちも圭一に渡すのは惜しいぜ…

204:名無しさん@ピンキー
07/08/08 18:53:44 5GBqwgrN
>>202
神よ!
是非投下お願いします!!
超期待^^

205:名無しさん@ピンキー
07/08/08 19:10:04 veMC+nMZ
>>202
俺も是非!!
投下お願いいたします!!

206:名無しさん@ピンキー
07/08/08 19:23:08 aFXNF5cD
>>202
是非。我全裸待機也。

207:名無しさん@ピンキー
07/08/08 21:39:12 8mMZYkEt
…嘘でもいいから投下してくれるって言ってくれよ…

208:名無しさん@ピンキー
07/08/08 22:44:20 VMyCa2hn
空気読まないけど俺もおりょうちゃんの投下していい・・?

209:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:16:05 aFXNF5cD
「んっ…うっ…くあっ…もっ」
「んっ…んっ…んっ…」
2人の結合部分からの卑猥な音が静かな教室にこだまする。
「んっ…圭ちゃんっ…もう…出すよ…」
「あっ…あっ…みおっ…ちょ…はげしっ」
続きは省略されました。続きを読みたいときはうちのホスト規制をといてください。

210:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:37:04 HbQnROYb
>>209
よく見たら逆になってるw

211:名無しさん@ピンキー
07/08/08 23:37:24 1ap3MHI4
>>202
全力で待ってる

>>209
ふたなりktkr
ホスト規制早くとけてくれ。魅音攻めにwktkせざる負えない。

212:名無しさん@ピンキー
07/08/09 02:53:35 s4Y66yfQ
>>201
みよさともないなorz

213:名無しさん@ピンキー
07/08/09 03:09:21 A3d++UPM
>>202
こんな時間にもwktkだぜ
明日の午後にはあるといいなぁ


214:名無しさん@ピンキー
07/08/09 05:52:46 fsZII30t
>212
みよさとだったら診療所での検査の時とか

祭で沙都子を人質に取っている時でもネタにできそうだな。

215:名無しさん@ピンキー
07/08/09 11:11:59 8VpcWWub
>>171
今更ながら、読んできた。
激しく、GJ。レナの誘惑に萌えたw
保管庫にしかない作品の感想ってこっちでいいの?

216:小ネタ
07/08/09 12:30:04 kLSf/QTT
どうしてこんなことになってしまったのかわかりません。
私209はホスト規制をされています。
恐らく同じマンションの4階と3階の男性はこの規制の犯人の一味。
彼らは黒のワンボックスカーとマウンテンバイクをそれぞれ所持。
どうかこのホスト規制をといてください。
それだけが私の望みです。

217:名無しさん@ピンキー
07/08/09 17:07:30 9tWn6ucL
ここで空気読めない俺が投下してみる。
祟殺しアナザー、L4+ぐらいの圭沙都もの。やや暗いかも。

218:鎖絆
07/08/09 17:09:16 9tWn6ucL

かすかな泣き声が聞こえる。
寝ぼけた目を擦り、まだはっきりとしない頭で泣き声の主を探す。
部屋の中はまだ暗い。時計は見えないが、かなり遅い時間だろう。
それでも、俺は起きなくちゃならない。彼女を探して大丈夫だと教えなければならない。
……だけど何故、それをしなくちゃならないんだ?
ふと、俺の頭の中に疑問がよぎる。
何故だ? 俺が何故、それをしなければならない?
ぼんやりした頭が、回転数を徐々に上げていく。
―泣いてるんだから、安心させてあげなきゃダメだろ?
違う。それだけじゃない。それだけの理由なら、俺じゃなくても良いはずだ。
―彼女をなだめられるのは、俺しかいないから?
そんなような気もする。でも、もっとこの漠然とした使命感は強い感情な気がする。
だんだん俺の頭は覚醒へと向かっていく。
それにつれて泣き声だけでなく、彼女の呼ぶ声が耳に届きはじめる。
「にーにー……ぇにーにぃ……何処? 何処ですの……?」
俺を呼んでいる、声。
―そうだ。妹が泣いているんだから、安心させてやるのはにーにーの務めじゃないか。
かちん、と頭の中のピースがはまり、頭が一気に冴え渡った。
「……沙都子?」
隣に並べた布団の中には、沙都子の姿はなかった。
「沙都子っ!?」
「……っく、…圭……にぃ……ひっく……」
声を頼りに暗闇の中を探す。狭い部屋だから、すぐに見つかる。
布団から少し離れた壁の端、そこにうずくまって沙都子は泣いていた。
「沙都子、どうした?」
頭を撫でてやると、感極まったように腕の中に飛び込んできた。
「うわぁぁぁぁん! 圭にーにー! うあぁぁぁぁぁ!」
静かな夜に、沙都子の泣き声だけが響き渡る。
少しでも多くの温もりを求めるかのように、ぎゅっと全身で俺にしがみつく。
俺も少しでも安心してもらえるように、ただ頭を撫で続けた。
臆病な、いや臆病になってしまった妹は、まだ泣きやむ気配を見せない。
いい加減暗闇に目が慣れてきた俺は、改めて狭い部屋を見渡した。
二組の布団、端に寄せられたちゃぶ台、小さな冷蔵庫。
たったそれだけ。テレビを買う余裕すらない。
壁に掛かったカレンダー、昭和60年の6月。
そうか、あの日からもう二年も経つのか。
俺が沙都子のにーにーになったあの日から……


219:鎖絆
07/08/09 17:10:20 9tWn6ucL
一人の男によって、俺たちの日常は狂わされた。


沙都子から笑顔が奪われたあの日、俺たちは無力だった。
いや、違う。誰もが自分を犠牲にする勇気がなかっただけだ。
魅音は初めっから俺の意見に反対ばかりしてたし、何より園崎家、園崎家と体裁ばかり気にしやがる。
レナも助けたいと言っている割には何もしようともしなかった。
梨花ちゃんだって、そうだ。
一緒に住んでいた家族のはずだったのに、あの叔父のもとへ連れ去られるのを引き留めることが出来なかった。
全部、自分まで犠牲になるのを恐れたからだ。
子供だから何も出来ない、無力だと、そんな言い訳をかざしていたんだ。
そして俺も最初はそうだった……
どうせ何も出来ないと、沙都子が傷ついていくのをただ見ていただけだったんだ。
俺自身、何処かで自分が傷つくのを恐れていたから。
だけどあの日、俺はあいつらとは一線を越えた。
そんな自分が傷つきたくないだけの、非情な奴らとは……

きっかけは沙都子の発狂だった。

校長先生の足音を叔父だと思いこんで、ひどく沙都子は怯えた。
後で梨花ちゃんが教えてくれたが、沙都子はそう言う病気らしかった。
そして梨花ちゃんが沙都子に注射をしようとして……
「っ!?ちょ、沙都子?」
沙都子は脇目もふらずに、俺の胸に飛び込んできたのだ。
全ての人に怯えていた沙都子が、何故か俺だけに助けを求めてきた。
「わぁぁぁぁ……っく、助けて、助けてよ……にーにー!」
どうすればいいのかもわからなくて、俺も助けを求めるように周りを見渡した。
魅音のうろたえた目、レナの悲しそうな目、そして頼みの梨花ちゃんでさえ信じられないというような目をしていた。
ぽつりと梨花ちゃんが呟く。
「あり得ない、沙都子が圭一をにーにーと思いこむなんて……あり得ない……」
沙都子を見る。純粋に、ただ純粋に俺の助けを求めていた。
そして俺は悟る。沙都子を救えるのは、俺しかいないってことを……


220:鎖絆
07/08/09 17:10:58 9tWn6ucL
夕方の診療所。俺の手を握ったまま眠る沙都子。
監督と、梨花ちゃんもいる。みんな、沙都子を見つめていた。
注射を忘れると沙都子は臆病になってしまうこと。
周りの人を自分に敵意があると思いこむようになってしまうこと。
なのに、何故か俺だけが例外だったこと。
監督と梨花ちゃんが説明してくれたことが、ただ頭の中をグルグル回っていた。
クールになれ、と自分を落ち着かせようと頭で何度も繰り返す。
沙都子はまだ、目覚めない。
「……監督」
「何でしょう? 前原さん」
「沙都子が目を覚ましたら、沙都子はあの家に帰らなきゃならないのか……?」
監督が口を閉ざす。それが答えだった。
「圭一」
ふと、ずっと黙っていた梨花ちゃんが口を開く。
「ボクが前、圭一に頼んだこと、覚えてますですか……?」
「沙都子のにーにーの代わりをしてくれって、あれか?」
小さな頭が、頷きを返す。
「それは沙都子が貴方に悟史の面影を重ねていたから。でも今までこんなことはなかった」
「……梨花ちゃん?」
よくわからないけど、梨花ちゃんが急に大人びたような気がして、俺は少し驚いた。
「いくら症状が出てるからって、圭一を悟史と間違えるなんてあり得ない……」
そう小さく呟き、そして続ける。
「圭一、確かに貴方は悟史と重なる部分がある。でも……」
―沙都子のにーにーでは、無いのですよ……
その言葉が何を伝えたいものだったのかは、今もわからない。
だけど、その言葉が俺を決心させたのかもしれない。
正直なところ、その言葉に俺はカチンときた。
そうだ。確かに俺は沙都子のにーにーじゃない。
でも、なることは出来るはず。
あの時沙都子は俺を選んだ。
悟史と重なる部分があったからかもしれない。だけど他の誰でもない俺を選んだ。
だから俺がやるしか、俺が沙都子を救うしか―
「監督、せめて俺が沙都子を家に連れて行ってもいいですか?」
「歩きでですか? 結構遠いと思いますけど……」
「負ぶって帰ってやりたいんです。せめて……」
俺が必死に頼み込んだせいか、監督は折れてくれた。
まだ目覚めない沙都子を背負って俺は歩く。
見送るのは監督と梨花ちゃん。これが一生の別れと知らない二人。
何処へいく? あてなんて無い。でも、確実に雛見沢からは背を向けて。
ただひたすら彷徨い歩いた。ポケットに入っているお金は少しだけ。
走った。ただ少しでも遠くへ行こうと思った。
そう、あの日俺たちは―逃げた。


その後のしばらくの日々は大変だった。
今でこそ俺がバイトで稼いで、こうしてボロいながらもアパートに暮らせている。
だけど当時はずっと野宿だったし、ご飯もろくに食べられなかった。
沙都子はあの日から臆病なままで、俺から少しも離れなかった。
しかもニュースで雛見沢大災害のことを知って、戻れる場所はもう無くなった。
だけどただひたすら前へ進んで、今の俺たちがここにある。
幸せを掴んだ俺たちが……


221:鎖絆
07/08/09 17:11:51 9tWn6ucL
そうこう思い出しているうちに、沙都子はいつの間にか泣きやんでいた。
「落ち着いたか? 沙都子」
頷く。もともと赤い目が、もっと赤くなっていた。
「一体どうしたってんだ? 怖い夢でも見たのか?」
「ええ……圭にーにーが……いなくなる夢」
「大丈夫だ、俺はいなくなったりしねぇよ」
言って、乱暴に頭をぐしゃぐしゃと撫でてやる。
あの日以来、沙都子は俺を『圭一さん』とは呼ばなくなった。
でもにーにーとだけで呼ばれていると、悟史と重ねられてる気がして嫌だった。
沙都子を置いていった悟史とは、俺は違うんだ。
だからせめて分けてもらえるよう『圭にーにー』と呼ばせることにした。
それなら俺は圭一であり、なおかつにーにーであることが出来た。
「でも、でも……」
「大丈夫だ、沙都子を置いていなくなったりなんてしない」
「嫌……、圭にーにー、いなくならないでくださいまし……」
「だから沙都子―」
「嫌、嫌……私を、沙都子を置いていかないで……」
「……はぁ」
沙都子はこうなると、思いこみが治らない。
そういえばバイトをはじめた当初も、こうやって離れたがらなかったっけ。
こうなったときは、俺がここにいることを沙都子に教えてやらなければならない。
「沙都子」
「いなくならないで……圭にーに……!?」
頬をギュッと押さえて、その小さな唇を塞いでやる。
突然の口づけに驚いたように目を丸くしたが、落ち着くにつれ段々と目が閉じていく。
「ん……むぅ…っ……」
頃合いを見計らい、舌を差し入れる。
特徴的な八重歯を舌先でなぞっていると、待ちかまえていたように小さな舌が絡められた。
砂糖菓子のような甘さの残るその感触を、頭を撫でるように楽しむ。
「ふ…んんっ……む…」
深く繋がるにつれて、沙都子の鼻から甘えるような吐息が混じり出す。
沙都子の口腔に唾液を流し込み、俺も沙都子の唾液を飲み干す。
小さな舌は忙しなく動き、俺の方にも快楽を与えてくる。
もともと器用なのか、沙都子はキスが上手い。
時折俺の方が責められてるような錯覚すら覚えるほどに。
俺も負けじと舌を吸ったり、歯茎を舌先でくすぐったりする。
が、段々と息苦しくなって唇を離す。
つぅーっと繋がる、一本の銀糸。
「沙都子……」
紅潮した頬が、何とも可愛らしい。
そのまま首筋に口づけ、舌先でうなじをなぞっていく。
肌を軽く吸うと、ぴくんと体が小さく跳ねた。
こうやって赤い華を沙都子という大地に点々と咲かせていく。
パジャマのボタンを外し、徐々に脱がせる。
まだ育つであろう二つの膨らみが現れ、沙都子は小さく息を飲んだ。
これから与えられる全てが楽しみで仕方がないとでもいうように。
そっとその膨らみに指を這わせ、少しずつ力を込めていく。
何とも言えない柔らかさと、弾力と、温もり。
手のひらに吸い付いてくるような感触が愛おしくて、力を込めすぎそうになるのを必死に理性で止める。
「ん……はぁ……」
熱く、しっとりとした吐息が小さな口から漏れる。
もっと聞きたくて、淡い色をした蕾を摘む。
「……っ!…ふぁっ!」
コリコリと転がすように刺激を与えてやると、ぷくりと硬さを増してくる。

222:鎖絆
07/08/09 17:12:32 9tWn6ucL
耳に舌を這わせる。ビクリと体が大きく跳ねた。
「ん……あっ、や……っ!!」
沙都子は耳が弱い。舌先で輪郭をなぞって、耳たぶを軽く吸ってやる。
手の動きは変えぬまま。揉みしだき、時折先端を弄ぶ。
あー、沙都子、結構胸大きくなってきたな……
俺が弄っているせいもあるのか、最近特に成長著しい。
そろそろブラジャーでも買い与えてやらないと不味いんだろうか?
どんなのが良いだろう? 色はピンクとか黄色あたりが似合いそうな気がする。
―なんて、兄じみた思考と今している行動の矛盾に少々心が痛む。
妹であるはずの彼女との、背徳的な行為。
くそ……っ!
俺の中の二つの思考が葛藤する。
くそ、くそ、くそっ!
クールになれよ、落ち着け前原圭一!
そんな言い聞かせるような思考ですら、煩わしくなって。
ならば忘れて堕ちてしまえばいい、と俺は『俺』を手放していく。

律しようとすればするほど、堕ちていく。
どうせ堕ちるなら、正面からのめり込むように。
全てを忘れて没頭してしまえば、背徳感は快感を高めるためのスパイスにしかならない。
ただ快楽だけを求めて、堕ちていけ。

「ひゃうっ!」
美味そうな色合いをした蕾にしゃぶりつく。
そのままただ貪るように、赤ん坊がおっぱいを飲むように吸い付く。
「あ…っ、や、んぅ……けぇ、にーにぃ……」
脳を直接溶かしつくすような、甘ったるい声。
それに煽られていくように、ただひたすら嬲り続ける。
ミルクにも似た、ふわふわするような甘い女の子の匂い。沙都子の匂い。
立ち上っていくそれを空気に盗られるのが惜しくて、鼻から息を大きく吸う。
右手は背筋からまだ未発達な腰のラインを辿って、小さなお尻を撫で回す。
「きゃうっ!……っや、あぁ…くぅん……」
子犬が甘えるような鼻にかかった声。心の底から可愛いと思う。
熱に浮かされたような真っ赤な頬と、潤んだ瞳。荒く息をつき、小さく開かれた唇。
俺の視線に気付いたのか、そっと瞳を閉じ、唇を少し突き出してくる。
せがまれるままに、キスに応じる。ギュッと抱きしめ、頭をわしわしと撫でた。
「んむぅ……ちゅ…」
至近距離でぼやけてはいるが、満足そうに笑うのが見える。
ああ、まただ。また俺が二つに分かれていく。
その笑顔が、俺を癒す。俺を壊す。
聞こえるはずのないひぐらしの声が遠くで聞こえるような気がした。
たくさんの声が頭を満たしていく。ああ、わからねぇ。わからねぇよ!
俺は沙都子を守りたいのか?
―それとも、壊してしまいたいのか?
そんな自問の答えが出るのが怖くて、目の前の行為に集中する。


223:鎖絆
07/08/09 17:13:18 9tWn6ucL
ぽよぽよとしたお腹を通り過ぎて、秘められたそこにそっと指を這わせる。
「ふぁ…あっ!……んんっ………やぁっ!」
そこは既にしっとりと濡れそぼっていて、俺を受け入れることが出来ることを示していた。
指先でややほぐしてやってから、俺は張り詰めた俺自身を取り出した。
沙都子を抱き上げ、俺自身と垂直になるようにする。
沙都子と繋がるときは、必ず座位だ。
一回だけ後背位でやってみようとしたことがあったが、ギュッとしがみつけないと不安なのか、俺を呼びながら大泣きしてしまったのでそれ以来やっていない。
そもそもこの行為をはじめたきっかけは沙都子を安心させるためなんだから、逆に不安にさせちゃ意味がない。
徐々に沙都子を下ろしていく。先端が沙都子に触れ、くちゅりと音を立てる。
「ん……あ、あぅ…や……けぇ、にぃ…に……」
ずぷずぷと沙都子の中に入っていく。まだ小さく狭い沙都子の中だが、合わさり慣れたそれは思った以上にスムーズに飲み込まれる。
そして最奥まで繋がった。
予想通り、すぐさま沙都子はギュッとしがみついてくる。
俺も抱きしめ返して、頭を撫でる。サラサラとした髪の感触が心地よい。
ここからじゃ表情が見えないが、きっと満足そうなあの笑顔なんだろう。
沙都子の腰を優しく掴み、上下に揺すって抽送を開始する。
「あっ、ん……や、やぁっ!ふぁぅっ!」
甘い喘ぎが響き渡り、沙都子が艶めかしく体をくねらせる。
可愛い妹でもなく、年相応の少女でもなく、そこにいるのは一匹の雌。
―わからない、わからない。
頭の中がガンガンする。ひぐらしの声がこだまする。
ただひたすら逃げるように、腰を打ち付けていく。
沙都子の嬌声、涙がこぼれそうな瞳、八重歯が覗くほど開かれた口。
狭い沙都子の中を夢中で掻き分け、きゅうと絡みつくそれを残さず感じ取る。
限界が近い。頭が真っ白になっていく。

ただ沙都子に笑っていて欲しかった。それだけなのに。

どうして今の沙都子の笑顔は、こんなにも胸を締め付けるんだろう?

俺、どうして、涙が止まらないんだ……?

「や、やあっ!にーにー!圭にぃ、にーっ!!ふああっ!」
呼んでいる。俺を呼んでいる。
ぎゅううっと一気に中が狭まり、沙都子の体が大きく跳ねる。
それに搾り取られるように、俺も全てを解放する。
びゅくびゅくと俺の全てをぶちまける。
一つ俺が脈打つ度に、一つ『俺』が崩れていく。
ワラう沙都子と裏腹に、俺はナイて果てた――



224:鎖絆
07/08/09 17:13:58 9tWn6ucL
「圭にーにー……?どうしたんですの?」
沙都子が心配そうに覗き込む。心の底まで見透かされそうな緋色の瞳。
その純粋さに、堪らず目を逸らしてしまった。
俺は気付いている。気付いていた。始めっから答えは持っていたんだ。
梨花ちゃんが言っていた。―俺は、沙都子のにーにーじゃ、ない。
俺は前原圭一であって、沙都子の兄の北条悟史にはなれない。
ほら、これが証拠じゃないか。
沙都子の足の間から零れ出す俺の、欲望。
いくら妹だと思っていたって、本当の兄ならこんなことしない。
沙都子を安心させるためだなんて言い訳、免罪符にもなりはしない。
それ以前に、俺は『圭一』であることを捨てきれなかった。
悟史と重ねられたくない、『圭一』のままでいたいと思ってたじゃないか。
その結果がこれだ。兄という偽りの仮面を被って、沙都子を縛り続けた。
ここまで閉じこめ、連れ去ってきてしまった。
「うあぁぁぁ……ごめん、ごめんな……沙都子……ごめんなさい、ごめんなさい……」
俺は沙都子を妹としてみてたんじゃない、俺は沙都子を自分のものにしたかっただけなんだ。
沙都子が好き、だったのかもしれない。手に入れたかっただけなのかもしれない。
二年越しの後悔が溢れ出して、止まらない。
「……圭一さん」
ふと、懐かしい呼び名。
顔を上げる。そこにいたのは、紛れもなく昭和58年の沙都子だった。
そっと頬を撫でられる。
「……わかってますの。圭一さんはにーにーと違うことぐらい。私だってわかってますのよ」
「……沙都子」
「だから『圭にーにー』と呼んできた。にーにーと似てるけど、違う。圭一さんは圭一さんなのですから……」
「……」
「わかってて貴方についてきました。だから、謝らないで。謝らなければならないのは私の方なのですから……」
そう言って沙都子は笑う。あの頃のままの笑顔で、涙を流しながら。
「私に縛り付けてごめんなさい……だから―」
―なかないで、圭にーにー。
それが発狂しかけた俺が都合良く見た夢なのか、それとも本当だったのかわからない。
でも俺は泣いた。見たかった笑顔を見れた喜び、過ちに気付いた悲しみ、全て。
互いに道化を演じた、嘘しかないこの世界。
それとも嘘を信じ続ければ、いつかはそれが真実になるのだろうか?
頬を撫でる沙都子の小さな手のひらだけが、やけに温かかくて心に染みた。

225:名無しさん@ピンキー
07/08/09 17:15:47 9tWn6ucL
以上です。正直すまんかった。
沙都子分が足りなかったので、ついカッとなってやった。
改行下手なのと、エロパートが拙いのは許してください。
というかごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなs(ry

226:名無しさん@ピンキー
07/08/09 19:03:39 OuiAMv8M
GJ!!!!!
切ないなぁ(´・ω・`)
二人に幸あれ

227:名無しさん@ピンキー
07/08/09 19:45:05 kLSf/QTT
あぅあぅあぅあぅあぅあぅ!!!!

すいませんふざけすぎました。GJです。
さりげなく災害回避してるな。この2人。
誰かホスト規制を解除してくれ…
(・3・)<おじさんそろそろ困ってきたよ~

228:名無しさん@ピンキー
07/08/09 20:20:51 OuiAMv8M
なんせ今度の(・3・)がKを突く番だからww

229:名無しさん@ピンキー
07/08/09 21:16:47 dIXJE8sd
刹那的で閉塞的な状況の描写が胸に沁みるなあ………。切ないなあ。
圭一に感情移入した。沙都子を守ってやりたいよ。GJ。

230:名無しさん@ピンキー
07/08/09 21:53:15 Txu0dnEn
お前ら↓のスレでヲチされてるぞ
蜩観測所@難民 part34
スレリンク(nanmin板)
ついでにそこの住人が大好きな絵板のリンクも貼っておこう
旧絵板
URLリンク(w7.oekakies.com)
新絵板
URLリンク(bbs4.oebit.jp)
新絵板3
URLリンク(s2.muryo-de.etowns.net)

231:名無しさん@ピンキー
07/08/09 22:39:23 eQTMvYp7
イチローかわいそ~

232:名無しさん@ピンキー
07/08/09 23:14:58 Hvp3dBsF
いやむしろ愛されてる>イチロー

233:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:10:10 i6Z6SBXf
(´・д・)イチロー。。。

234:名無しさん@ピンキー
07/08/10 00:34:59 KK31QTkr
イチローは此処の住人によりもあっちで愛されてる

235:名無しさん@ピンキー
07/08/10 01:18:54 2khnlpYZ
ここには投下されてないようだけど、
保管庫の「罰ゲーム:ババ抜き」にオットセイが感涙した
みおっぱい!みおっぱい!
しかも各キャラ編とな?wktkせずにはいられない
次も楽しみにしてますお

236:名無しさん@ピンキー
07/08/10 03:09:43 wOsTWg0C
圭一が転校してこない世界で、「部活」=レズエッチという設定で、レナ魅、梨沙都子で楽しんでいる世界を妄想した…w
たまに、詩音も混ざったりして。


237:名無しさん@ピンキー
07/08/10 03:47:14 kWJs1RlT
>>236
さあ!その妄想を文章に書き起こすんだ!
パンツ一丁で待ってる。

238:名無しさん@ピンキー
07/08/10 09:36:26 /tHAXF67
>>236
むしろ最初から全裸で待ってるんだぜ!

239:名無しさん@ピンキー
07/08/10 09:40:21 gr7RPx4O
レナ達が興宮の学校に行ったって設定で
圭一富田岡村が愛と肉欲の日々を送り、たまに大石入江富竹が参加する妄想をしたりしなかったり

240:名無しさん@ピンキー
07/08/10 12:06:32 AFLDAErX
もうなんでもありだな

241:名無しさん@ピンキー
07/08/10 21:49:02 GLrYxy3G
URLリンク(nata.mydns.jp)
URLリンク(nata.mydns.jp)

242:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:25:44 FiB+qNsl
>>241
ちょww寸止めかww
tmtk関係ないw



tmtktmtk

243:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:05:01 9/b9RB66
>>241
死体のはずがエロ画像にw
早く上の続きを書くんだ

244:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:10:32 E6uSTozS
>>241
tmtkせざるを得ないぜ

今更だがなんで「ふぇ?」ってあんなに可愛いの?

245:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:48:31 PnKXdC42
保管庫にまた新作アップしました。
『梨花ちゃま集中合宿』ってやつです。 ちょっと凌辱+ギャグっぽい感じです。

246:名無しさん@ピンキー
07/08/11 05:10:17 K0d3UMiD
>>244
魅ぃの女の子としての素が出てるから?

247:名無しさん@ピンキー
07/08/11 08:05:08 SPKRsGqo
↓になら*られても…

706 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] :2007/08/11(土) 06:53:45 ID:gnzzqoq3
>>701
俺も似てるかも試練。

基本、圭羽だが圭レナや圭魅、圭梨、詩沙、果ては葛レナや小此魅、富圭とかも大好きだぜ。
最近、ノーマルも百合もウホッも拷問も何でもいけるようになってきた。

248:名無しさん@ピンキー
07/08/11 08:43:53 v/Uq1sPs
アニメ版羽入かわいいな・・・

249:名無しさん@ピンキー
07/08/11 10:01:15 W3VzXz8y
難易度
富竹圭一>>>小此木魅音>>>>>>>>>>>>>>>>葛西レナ

250:名無しさん@ピンキー
07/08/11 12:00:26 VvAWKDR3
魅音スレからずっとtmtkしてるんだぜ

251:名無しさん@ピンキー
07/08/11 13:26:30 Nqah3wLi
小此魅は生理的に受け付けないな。個人的な意見だからスルーしてくれ
だが気になるのは最近スレではなく保管庫に直接良作が投下されてる件

252:名無しさん@ピンキー
07/08/11 14:39:39 I8I6LD3A
小此魅は圭レナ厨がやってるんだろ。
格闘しただけでよくあそこまで妄想できるよな

253:名無しさん@ピンキー
07/08/11 14:52:37 FiB+qNsl
>>251
保管庫に入れるのが二度手間になるからかな?
とりあえず、圭一変態すぎるw
だが、それがいい!!

254:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:18:33 98NknJyb
>>252
小此魅本命ときどき圭魅な俺もいるぞ

255:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:46:46 Nqah3wLi
>>252
なるほど。圭レナにするために魅音は邪魔だからと
祭囃しに不満がある俺だからかもしれないけどね
それに圭一を好きな魅音が好きだww
という訳で圭魅希望w
てか前に圭詩を投下すると言っていた神は何処へ?

256:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:56:26 Sc/4wzHP
     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人_人_人
   <´ 圭レナ厨じゃ、圭レナ厨の仕業じゃ!  >
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒ v'⌒ヽ v'⌒
// // ///:: <   _,ノ`' 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ  //
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  /
// //,|:::     ( ( /    ヽ) )+     ;| /
/ // |:::     +  ) )|~ ̄ ̄~.|( (       ;;;|// ////
/// :|::       ( (||||! i: |||! !| |) )      ;;;|// ///
////|::::    +   U | |||| !! !!||| :U   ;;; ;;;| ///
////|:::::       | |!!||l ll|| !! !!| |    ;;;;;;| ////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|    ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: :   | `ー-----' |__////

257:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:07:38 bVehcgGr
おいおい。エロパロまで来てカプ論争すんなw
ここでぐらい仲良くしろよw

話変わるがもし保管庫に直接うpする職人さんがいたら
うpしたSSをここに直接リンク貼ってくれると見る人の手間も省けていいと思う

258:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:27:24 rDeNnCdj
本命以外のどのカップリングでも楽しめる俺が勝ち組。
小此木魅音もそんなに悪くないだろ、俺祭囃子の演舞シーンカッコよくて好きだし。
圭レナを否定する為にレナは圭一が好きじゃないと言い張るイタイ圭魅厨と一緒になるぞ?
カッカせずに色々楽しむのが一番だ。

259:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:33:07 GFHWemYZ
小此魅って言ったら某サイトのSSだろ?
このスレ向けだし

260:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:39:27 2Y5l2In0
圭魅厨自重汁

261:名無しさん@ピンキー
07/08/11 16:50:58 8KVejgwC
>>258
3行目は余計。ここは普通に圭魅や圭レナが好きな人もいる事を忘れるな。
2行目と4行目には同意だけどな。
各自がまったり楽しめればそれでいいんだから
圭魅厨やら圭レナ厨って言葉でスレの空気悪くしないで欲しいわ

262:名無しさん@ピンキー
07/08/11 17:05:46 kU0RFjFt
ここはカップリングなんでもありだ
圭一×おおいし☆分が絶望的に足りないぞ

263:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:03:46 0g5iMhPv
いやいやそこは
クララ☆×圭一
だろうに

264:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:11:03 EWlgrZwM
>>261
なぜスルーできないの?病気かなんか?

265:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:19:38 z/Ftl3Bm
マイナーカプが駄目なら、圭詩好きな俺はどうしたらいいんだよ

266:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:29:07 ZLxGUlA9
熟女好きには、保管庫のクララ☆ネタはたまらないんだぜ

267:名無しさん@ピンキー
07/08/11 19:56:06 FiB+qNsl
>>265
オマイは、まだいい・・・亀魅な俺はどうなる。
地元の名士の跡取りと将来有望な野球選手。
お似合いと思わ・・・ないか(´・ω・`)

268:名無しさん@ピンキー
07/08/11 20:39:33 VkGkF5Ta
俺なんかお魎萌えだぜ

269:名無しさん@ピンキー
07/08/11 20:43:02 cx18M9F2
>>268
馬鹿野郎。お魎萌えなんか掃いて捨てるほどいるぞ。
Kに口説かれて内心うろたえながらも顔色を変えないお魎を想像してハァハァしてるぜ。

270:名無しさん@ピンキー
07/08/11 20:57:45 gO86aKbQ
>>267
ここにも同士はいるぞ。
第三者がいるときは頭首モードで亀田を尻に敷いているが、二人っきりになると乙女全開でかいがいしい魅音が理想だ。
保管庫のケーキプレイの人は、もう亀魅は書いてくれないのかな…。

271:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:37:47 hqj1b4Dh
亀田×魅音はありのような気がする。
俺はどちらかというと、一途な亀田の想いに魅音がほだされるというか、段々と
悪くない気がしてきて途中経過はツンデレ……な感じだが。

ここはマイナーカプでも堂々と話せていいなぁ……。
富田×沙都子とか岡村×梨花とかも好きなんだが、同士はいないのだろうか?

272:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:40:28 W3VzXz8y
つまりみんなの意見を統一して
圭レ魅沙梨詩富大鷹入知悟葛茜魎鉄リ小亀富岡でいけということか

273:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:42:10 Sc/4wzHP
他のマイナーカプと違って富田×沙都子とか岡村×梨花は
作中で片方の恋愛感情が書かれてるのに、どうしようもなくマイナーなのは何故だろう。

274:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:55:12 cPTtgGaA
ロリだからエロパターンが少ない、とか。

275:名無しさん@ピンキー
07/08/11 21:55:16 CE1/tezm
乱交乱交

276:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:01:58 /TJ/iXMH
所詮はモブキャラなのですよ、にぱー☆

277:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:07:33 A1SXcFjy
寧ろ、圭一×魅詩の双子との3Pを考えてみたり
ありきたり?
逆に、園崎家の女達が圭一をいじめるとか?

278:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:21:05 KCiBzfnz
保存庫に直接投稿したのってケータイだと見れない?

279:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:52:33 VkGkF5Ta
>>269
すまなかった。今後はお魎を誇りにして生きていく
前にお魎エロ投下していいか聞いたら見事にスルーされたのでトラウマになっていた所だ

280:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:05:51 /TJ/iXMH
若い頃のお魎ってどんな感じだったんだろう

281:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:06:20 Nqah3wLi
>>277
それを文章化するんだ!!
そのネタ想像したらキュンキュン☆したぜ

282:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:12:27 CElOqE4M
>>280
はだしのゲンを見るんだ

283:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:36:21 LvhCF4rN
嘘じゃッ!!て何回も言ってたな

284:名無しさん@ピンキー
07/08/11 23:58:36 K0d3UMiD
「嘘だッ!……いや、嘘なのかな?かな?」
「曖昧になるのかよ」

285:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:02:59 2C+caoT+
>>281
横からすまんが、俺が思いついたもの

・圭一と詩音が二人がかりで魅音をアンアン言わせる
・魅音と詩音が圭一を取り合って、圭一がアンアン言わされる
・罰ゲームにかこつけて、詩音に日頃の仕返しを目論む圭一と魅音
・茜ママの「どっちか好きなほうを~」発言に対して、(゚д゚)『ワイも男や!二人まとめて面倒みたるわぃ!』
・三人でお風呂キャッキャウフフ

286:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:08:18 ffo0VIy8
>>285
圭一があんあん言わされるに一票

287:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:08:48 yYLxhqqy
>>285
すばらしいっす
園崎家最高っす


288:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:34:11 5/ZR+IUC
>>285
たまには圭一があんあん言わせるのに一票

289:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:42:30 3U+JxffN
一人娘の茜。
表向きは絶縁しているという事もあるが、最近、彼女を見て戸惑ってしまうときがある。
と言うのも彼女が悪いのではない。真っ直ぐな瞳、日本人としてはかなり珍しい緑の髪、あるいは腰の据わった姿に若いときの自分を重ねてしまうのだった。

若い自分自身の回想は、そのまま宗平に繋がった。
背中の広い人だった、握る手の温かい人だった。・・・
一人亡き人を想う。

お魎はただ幸福であった。



今、お魎さんこんなかんじ?

290:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:47:12 YWr4u6dK
>>285
・圭一と詩音が二人がかりで魅音をアンアン言わせる
ありきたりだが鉄板でいいよね、ドS二人×ドM
キャッキャウフフも見てえ

291:名無しさん@ピンキー
07/08/12 01:47:46 /dCKCjLR
>>285
・罰ゲームにかこつけて、詩音に日頃の仕返しを目論む圭一と魅音
下克上!
そのままなし崩し的に3P突入してもいいよね

292:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:01:39 MukeV/48
部活で奇跡的な完全勝利を収めた圭一の要求で、双子による王様接待プレイ。
ひざ枕乳枕は勿論の事、食事を食べさせてもらったり、お風呂で二人に体洗ってもらったり…

293:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:18:24 RQVX6ME7
ボディーソープを塗りたくった四つの乳に体を洗われる圭一か。けしからんな。

294:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:27:22 haCATEPT
お魎さんがその権力を使って圭一を手籠めに
心で泣きながらもその手伝いをする魅音と詩音
もちろん茜さんが加わってもよし
未だかつて誰も書いた事のない珠玉の物語!
たまにはこんなのもいいんでないか?

295:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:42:54 hOa2Snop
(・3・)プェー

296:名無しさん@ピンキー
07/08/12 16:54:07 ffo0VIy8
園崎大反響だなw
やはり圭一は攻められるのが似合ってると思う俺は間違いなく異端

297:名無しさん@ピンキー
07/08/12 17:07:37 2C+caoT+
圭一に対して攻めにまわれるのって、レナと詩音と部活でノリノリの時の魅音くらいなもんじゃないか?

298:名無しさん@ピンキー
07/08/12 18:33:00 EY39VqAP
>>297
んっふっふとにぱ―ヽ(>▽<)ノ―を忘れてもらっちゃ困るぜ

299:名無しさん@ピンキー
07/08/12 18:38:52 mHqu/MR9
待て、片方がおかしい

300:名無しさん@ピンキー
07/08/12 18:59:50 5hTYFbQt
まぁ梨花ちゃまはないな

301:名無しさん@ピンキー
07/08/12 19:47:40 baxB/gZL
落ち着け、それはたかのんだ。
だからどっちもおかしくない。

302:名無しさん@ピンキー
07/08/12 20:00:30 ffo0VIy8
とりあえず園崎家が圭一をあんあん言わせる作品の投下を全裸で待つぜ

303:名無しさん@ピンキー
07/08/12 22:35:49 vu+zWnrm
>>298
魅音と沙都子は部活の時だけ攻めになるな

304:名無しさん@ピンキー
07/08/13 01:11:41 6xlGkzKG
sage

305:名無しさん@ピンキー
07/08/13 01:12:29 6xlGkzKG
圭一を攻める相手と言えばやっぱりレナの父だな

306:名無しさん@ピンキー
07/08/13 02:58:20 KnBoSfww
圭一の属性から言えばソフトMなのに、ひぐらしギャルズはドSが揃ってて困る。

307:名無しさん@ピンキー
07/08/13 09:54:04 YCOMr9Cz
魅音がいるじゃない

308:名無しさん@ピンキー
07/08/13 09:54:43 Wk4zSZmu
お前らは圭一を愛しすぎw

309:名無しさん@ピンキー
07/08/13 12:56:11 6xlGkzKG
富竹もS、大石もS、入江も葛西も悟史も公由のおじいちゃんも赤坂も小此木も園崎議員も富田も岡村も前原父もみーんなS
てっぺいだけが良心だ

310:名無しさん@ピンキー
07/08/13 13:39:48 xHQqCGzg
圭一ほど愛されるキャラはそういない

311:名無しさん@ピンキー
07/08/13 14:16:03 YMM2OBGR
圭一なら俺の嫁達を任せられる。

312:名無しさん@ピンキー
07/08/13 14:54:24 A7YRNM4C
いやむしろ圭一は俺の嫁

313:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:06:54 YCOMr9Cz
山○圭一は塀のなか

314:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:08:34 iPJLB1dw
圭一は愛される男主人公!
どっかの誠とは大違い。


…3次元の世界ではカオティックな現象が起きていますが例の如く期待値0
スレリンク(news板)l50
URLリンク(www.oyashirosama.com)
URLリンク(www.vipper.org)
URLリンク(www.vipper.net)
URLリンク(www.city.suwa.nagano.jp)

315:名無しさん@ピンキー
07/08/13 16:18:00 BpNuSVm5
>>314
だって最後に流れる血が絶対にどっかの誠のものじゃないからな
圭一とは大違いだ

316:名無しさん@ピンキー
07/08/13 17:28:23 6oDrtqNX
さて………
実写映画化が決定した訳なんだが

317:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:03:53 ypnvQi2C
ちょwww撮影場所俺の生息地かよwwwww
岐阜じゃないのかよwwww

318:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:28:58 iPJLB1dw
まぁ、まだ確定とは言えないけど多分確実じゃないの?

319:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:55:15 Br7VIbvJ
どんどん低年齢化が進んでいく\(^o^)/

320:名無しさん@ピンキー
07/08/13 18:57:38 wDr9KPsV
え?これ釣りじゃないの?
というか何故二次を三次にしようとするバカが後を絶たないんだ……OTL
日本オワタ\(^o^)/

321:名無しさん@ピンキー
07/08/13 19:20:47 KhCgT79r
今朝買った日刊見てビックリしたw

322:名無しさん@ピンキー
07/08/13 19:47:06 6xlGkzKG
もう三次の話題はいいよ

323:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:41:07 5ln2kAHy
あらゆるところに、ひぐらしファンの悲鳴が、
木霊してることだしスタッフには、
是非思い止まって欲しい。

324:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:56:16 KnBoSfww
>>310
なんせ圭一はひぐらしの世界における、俺達のちんちん代行者だからな。
愛されるのは当たり前であるっ。

325:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:05:22 Br7VIbvJ
圭一は俺の肉便器

326:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:23:23 xHQqCGzg
俺×圭一

327:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:26:28 fbtmYg4J
>>324
そのわりには叩かれたり萌オタファンに邪魔者にされてるハーレム主人公が多いわな

328:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:35:38 Y5S92dme
俺はあんま圭一好きじゃない。
どうでもいがそういう奴もいるってことも知っといてくれ

329:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:41:38 d+q+1j98
確かにどうでもいな

330:名無しさん@ピンキー
07/08/13 21:50:23 EmHBibeV
こんなひぐらしは嫌だ!
スレリンク(gameama板)

281 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/14(月) 10:36:32 ID:Vp76/B81
圭一が沙都子を熱湯風呂から救出する際に欲情する

331:名無しさん@ピンキー
07/08/13 22:33:38 xHQqCGzg
>>328
いらない自己主張

332:名無しさん@ピンキー
07/08/13 22:58:48 xm3l0Lhn
イチローは苦しい思いをして氏んで欲しい

333:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:12:57 colwHltB
「なあ沙都子、イチローのSSってどう思う?」
「ノ、ノーコメントでございましてよー!」

第一部 完

334:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:21:10 colwHltB
「ねえ、みんな。イチローが上手いSS書けるようになるって、信じてた?」
「あぅあぅ、信じていなかったのですよ。どうせ今回も駄作に決まっているって、諦めて…………」
「俺もだよ」
「私も」
「おじさんも」
「あ、じゃあ仕方ないね」

第二部 完

335:名無しさん@ピンキー
07/08/13 23:41:49 KnBoSfww
こういうプレイをキボンヌ

この変態!!!
    パーン
パーン _,,_ パーン
 _,,_ (`ω´)  _,,_
( ・3・)U☆ミ(・ε・ )
 ⊂彡☆))Д´☆ミ⊃
 ,,∩彡☆☆ミ∩,,
(   ) パーン (   )
パーン    パーン

336:名無しさん@ピンキー
07/08/14 00:24:00 Q9J53CDR
>>353
園崎家総出でおっとせい☆を殴ってるの?

337:名無しさん@ピンキー
07/08/14 00:25:29 Q9J53CDR
違った>>335だった…

338:名無しさん@ピンキー
07/08/14 01:45:48 uDUeDcke
URLリンク(www16.atwiki.jp)

339:名無しさん@ピンキー
07/08/14 01:56:31 Rc7kBkHa
>>338
なんという極上の魅レ
大変美味でございました、シェフ

340:名無しさん@ピンキー
07/08/14 02:09:58 /biqT9vN
このSSを作ったのは誰だっ!

341:名無しさん@ピンキー
07/08/14 03:23:59 v0yOQq4s
gjSUGURU

342:名無しさん@ピンキー
07/08/14 03:26:29 Y3Qw0dwD
なんという、素晴らしいss・・・
しかし、圭一珍しくカワイソスな立場だなw
そして、続きがあるかもしれない、とwktkが止まらない俺。

343:名無しさん@ピンキー
07/08/14 03:35:34 v0yOQq4s
そういやトラップマスターのすじ子なら、亀甲縛りとかもできそうよのうww

344:名無しさん@ピンキー
07/08/14 10:24:23 ugoshZLW
>>334
なんかワラタ

レナあっさりすぎw

345:名無しさん@ピンキー
07/08/14 12:50:47 OV41kiGy
レナはあっさり
リナはこってり
これ常識

346:名無しさん@ピンキー
07/08/14 14:24:29 Q3FGgpVX
天才美少女魔導師リナのエロパロきぼん

347:名無しさん@ピンキー
07/08/14 15:30:51 Y3Qw0dwD
>>344
それすらも、梨沙が圭一を落とす、
ために指示した策略だと思ったのは俺だけでいい。

348:名無しさん@ピンキー
07/08/14 17:43:12 EyGF1m0a
保管庫にイチローの作品が保管されてて不覚にも吹いたwwww

349:名無しさん@ピンキー
07/08/14 18:06:48 zxE1O4Lu
>>338
いいよ魅レいいよww
圭一?梨花ちゃまと沙都子に慰めてもらえ


350:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:07:54 5bBmkgpd
イチローやべえええええwwwwwwwww

351:名無しさん@ピンキー
07/08/14 19:19:29 JXu5Zt8b
なんで保管庫にSSじゃない物まで入ってんだよ

352:名無しさん@ピンキー
07/08/14 21:08:36 BHRZwSdl
ごめん
俺イチロー作品で抜いた

353:名無しさん@ピンキー
07/08/14 21:50:55 9QyHPp0l
>>352
よう俺。


なんて言うわけがないよ^^

354:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:04:30 ESEwsRvc
>>347
>リサがK1を落とす
うほっ

355:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:05:20 3gr4vStf
やあ

356:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:18:25 Y3Qw0dwD
>>352
句読点すら付けてない文に、一瞬イチローの自演かと思った。

357:名無しさん@ピンキー
07/08/15 09:55:31 HW/J9/9C
>>356違うの?

358:名無しさん@ピンキー
07/08/15 17:33:00 Pvlp6qHr
おまえらイチロー好きだな。

359:名無しさん@ピンキー
07/08/15 19:05:39 Az8809+2
うん、結婚したいくらい

やっぱ一作目が一番強烈だな

360:名無しさん@ピンキー
07/08/15 20:30:52 m/J97vQd
イチロー×レナが読みたい。

361:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:13:03 bhdbIqDN
>>360
「ハアハア」
イチローは声を荒げる。

恐らくこんなのばっか。

362:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:20:04 IdTIv4sF
いつからそこにいたのかは分からない。

ただ、教室という公共の場所に彼女がいることには何の問題もなく、
問題があったのはむしろ、こんな場所でエロSSの下書きをしていた
俺の方にあったということだ。

彼女はほとんど俺の背中に覆いかぶさるような体勢だった。
両者の体は僅かほども触れ合うことはなく、くっつきそうでくっつかない
微妙な感覚を保持したまま、彼女はノートの文字を読み上げていた。

「……この後は?」
卑猥な内容を淡々と読み上げた彼女は、シャープペンシルを握り締めたまま
硬直している俺に、続きがどうなるのかを聞いてきた。
「この後は、レナはどうなっちゃうのかな……かな?」
つばを飲み込む音がいやに大きく響いた気がした。
「あ、あの、りゅうぐ」
「あはははは!」
けたたましい笑い声。

俺は恐怖に身をすくませる。
「イチローくん水臭いなレナでいいんだよノートにいっぱいレナの名前書いてるもんね本当は竜宮
さんじゃなくってレナって呼びたかったんだよねすごいねいきなり呼び捨てだよレナちょっぴりドキ
ドキしちゃうかな☆はぅ~でもでもイチローくんがレナのエッチなSS書いてるなんてビックリだよ?」
一息にそう言って、彼女は―エロSSのヒロインのモデルは―黙った。
俺の言葉を待っている。
言い訳か、謝罪か……どちらを選んでもろくな結果にはなりそうにない。
静かな教室の中に俺の震える息遣いだけがこだまする。

「……ねえ、なんとか言ったらどうなの?」
躊躇している間に、第三の選択肢に自動決定されてしまったらしかった。
「イチローくんは、レナに

こうですか? 分かりません!><

363:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:30:19 DC9QZDj3
>>362
なんだ、その羨ましい状況はw
イチローにはもったいない。
お前ら、イチローを愛しすぎだろw

364:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:53:49 2l4fD4tw
>>361
何その彼岸島

365:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:53:58 RfxM2NR5
結末はイチローくんが鉈で頭叩き割られて終わり
「ひゃあぁぁ!!一撃で叩き割ってあげるよぉぉぉお!!!!」

366:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:58:06 j80OBaJl
またそのオチか

367:名無しさん@ピンキー
07/08/15 23:13:00 oI5CvCmS
初めて来たんだがイチローって誰だよ

368:名無しさん@ピンキー
07/08/15 23:13:56 yI3utn/e
知らない

369:名無しさん@ピンキー
07/08/15 23:20:50 m/J97vQd
>>362
レナの台詞に句読点なくて噴いたw
まさにイチロー×レナw

370:名無しさん@ピンキー
07/08/15 23:23:50 ktwgRV2e
最近ここの存在を知って
このスレに載ってる作品と>>56に載ってる作品を全て読ませてもらったけど
エロだけでなく話の内容が良くできてるものが多くて良かった
職人さん乙です

371:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:15:33 HSSmhQND
Zzz…

372:名無しさん@ピンキー
07/08/16 03:00:47 aMRWpQqP
>>367
誰に聞いたの?誰?誰ッ!?

373:名無しさん@ピンキー
07/08/16 03:58:26 yNDuk09J
(・ω・)

374:名無しさん@ピンキー
07/08/16 04:51:27 cQWBWtRV
(・3・)プェー

375:名無しさん@ピンキー
07/08/16 07:00:02 mob3k2Xc
(;・з・)

376:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:26:23 W+G/fyJN
mg(・3・)プギャー

377:名無しさん@ピンキー
07/08/16 14:40:33 gEsNHiUg
みおん自重しるw

378:名無しさん@ピンキー
07/08/16 18:02:48 W+G/fyJN
沙都子カボチャみたいに体ぐずぐずにして食べたい。
性的な意味で。

379:名無しさん@ピンキー
07/08/16 18:56:20 mob3k2Xc
なるほど。
沙都子を祭具殿で滅多刺しにして詩音がペニバンを装着して犯すと…

380:名無しさん@ピンキー
07/08/16 19:16:12 uulbe3zU
>>379
嫌な事件過ぎるwww

381:名無しさん@ピンキー
07/08/16 19:50:43 qa7xAQ8s
屍姦っすかw

382:名無しさん@ピンキー
07/08/16 20:24:29 KwoqRK1a
こう暑いと文字打つ気になんねぇな

383:名無しさん@ピンキー
07/08/16 20:37:16 3NoXTVL8
ちんちんもダウンしちゃってるよ

384:名無しさん@ピンキー
07/08/16 20:57:27 Zlf6TyfC
最近投稿少ないのもそういうことかな~。
そりゃ性欲も減退するわ、一部の職人はそうでもないみたいだが。

385:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:33:38 NLZRT/WW
エロが一瞬で申し訳ないが、ひとつ完成したから投下する。
たしかどっか以前にリクで出てた、解アニメ版一話の大人レナ×大人圭一ものだ。
まあ暇なら見たってくれい。

386:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:35:12 NLZRT/WW
 バラバラと、破裂するような爆発音を響かせる真っ赤なバイクが、高速道路
の広い道を、矢の如き勢いで加速する。
 先端に丸いヘッドライトが張り出し、車体中央に鎮座するガソリンタンクが
両脇から優雅な網目状になったフレームに支えられ、その手前にシートが置か
れ、それが流れるように後尾へと続くようなバイクだった。

 上に跨るライダーは、まるでレーサーのようにバイクのガソリンタンクの上
に腹を乗せるような形で伏せ、前方から襲い来る猛烈な突風をしのぐ。

 だいぶ運転に慣れているのであろうか、マナーはともかく、そのバイクは周
囲の車が歩いているかの様に感じられる速度で、間を縫って駆け抜ける。
 稲妻のごとき勢いで進んでいき、やがて進路を最左車線に寄せると、ぽかり
と口を開けた出口へ吸い込まれて消えていくのだった。


・・・


 バイクは街に出ると、いくつかの交差点を曲がると細い路地へと入り込み、
その先は舗装もろくにされていない、でこぼこした道へと進入していく。

 気づけばバイク以外に車両は見あたらなくなり、周囲の風景からも人工物が
消え去り、いよいよ舗装路も途絶える。
 砂利や砂・埃ばかりの不整地が現れると、その上を回るタイヤが小石を拾い
上げてはまき散らし、それが車体に当たってカンカンと響く。

 道を間違えたのであろうか? しかし、それにしてはバイクを操っているラ
イダーにためらいが見られなかった。
 こういう整地向けのバイクでガレた道を走れば、激しい振動が襲うし、タイ
ヤを砂に取られ、ずるずると滑って極めて不安定にならざるを得ない。

 それでも時々落ちている巨大な木の枝をひょいと避けながら、どんどん突き
進むのだから、やはり相当に習熟しているのであろう。


 そうしてしばらく獣道のようなところを走っていったが、やがて、だいぶ朽
ち果ててはいるものの、再び舗装された道へと乗り上げる。
 一旦停止すると、ライダーは首を回して、道を思い出すかのように周囲を見
渡す。

 すると、ちゅん、と一羽の小鳥が誘うかのように真上を通過して、そのまま
道の上を飛んでいった。
 追いかけるようにして、バイクは軽く砂塵を巻き上げて発進する。

 すぐに小鳥は見えなくなってしまうが、だんだんと人工物が多くなってくる
道を往く。
 しかし人工物とはいえ、そのどれもが道と同じくして朽ち果てていた。
 この周辺に、生活を営む人間が既に去って久しいのは確実であろう。

 ある程度進むと行き止まりのようになっていたが、そこには一台の車が止ま
っていた。
 どうも周りの朽ち果てた物とは違って、真新しいようだった。

387:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:37:09 NLZRT/WW
 それを認めたライダーは、ヘルメットのシールドを片手で上げるとバイクを
車に寄せるようにして停車する。
 サイドスタンドを蹴り出して地面に固定すると、右足を振り上げてバイクか
ら飛び降り、ヘルメットを脱ぎ去った。
 汗で少しへばりついていた髪の毛が、そよかぜに乗せられてふわりとたなびく。

「ふう」

 ヘルメットから現れたのは三〇代前半ほどに見える男性であった。
 線が細く、やや儚げだったが、眉から鼻筋にかけてくっきりとした造形と、
爛と輝いた瞳の奥からは、秘められた熱い意志が感じられる。

 それは成熟した男の色気を感じさせる顔立ちで、皮のライディングスーツを
身にまとった姿は、すらりと流れるかの様だ。
 相当の美形といっていいだろう。
 男はその目を泳がせて、車を見やった。すると、

「お待ちしてましたよ、前原さぁん……おんや、ずいぶん高価そうなオートバ
イに乗っておいでじゃないですか! それ、イタリィの奴でしょう?」

 助手席側から、間延びした声ではやし立てながら、よく太った老人が這い出
てくる。彼は男の事を前原と呼んだが……

「もっとジジイになってると思ったが……変わってねぇな、大石さんよ」

 そう、ライダーの正体は前原圭一であった。
 雛見沢大災害が発生し、村民のほとんどが死に絶えた中の、数少ない生き残
りである。

「なっはっはっは。私は不変・不滅ですからねぇ!」
「まるでジェームズ・ボンドだな」

 そして圭一に親しげに話しかけるこの老人こそ、かつて雛見沢連続殺人事件
を追った刑事、大石蔵人そのひとであった。
 その大石が有名な映画のイギリス諜報員の例えに「そりゃあ光栄ですねえ」
と喜ぶと、こほんと咳払いをひとつ、態度を改めた。

「今日あなたを呼びつけたのは他でもない、この雛見沢の生き残り、前原圭一
さんとコンタクトを取りたかったからでして」
「ああ、何度も聞いてるぜ……もう二度とこの地を踏むことは無いと思ってい
たんだがな」

 圭一はいう。
 もっとも多感な少年時代に、自分を形作る環境の全て―それこそ人から虫
まで―を失った彼は、それからしばらくの時間、心を閉ざして雛見沢の事も
忘却の彼方へと追いやっていた。
 しかし、心も体も社会的にも大人となるにつれる過程で筋肉のように痛んだ
分だけ精神力を鍛えた彼は、治らない傷を抱えつつも一人前の男として生きて
きた。

 無論、それは彼一人だけで成し遂げたものではない。
 全てを失った圭一を支えたものは行政による援助でもあったが、それ以上に
目の前の大石が存外に彼を助けたのだ。
 その理由だが、

「私ゃ死ぬまで、あの事件は追い続けるんですよ」

 と、雛見沢との最後の繋がりである圭一を失うのは避けたかった事にある。
無論、感情をもつ一己の人間として彼を見放せなかったのもあるが。

388:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:38:54 isXiiC8k
ヒント・明日から夏の祭典

さて、部活の罰ゲームとして毛筆で擽られまくるレナでも妄想すっかな。

389:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:39:03 NLZRT/WW
 そしてもう一人。

 今度は運転席側から、圭一よりも一回り年上と見える男がゆっくりと現れる
……ラフな服装をしているが、その体は服の上からでもしなやかな筋肉に覆わ
れているのが解るほどで、顔は戦士と表現したくなるほどに精悍さが溢れ出て
いるものだった。
 その男は、やかましい大石とは対照的に、静かに口を開いた。

「やあ、前原君。突然すまないね」
「赤坂さん。どうもお久しぶりです。いや……良いんすよ」

 赤坂衛。彼もまた、大石と共に刑事として雛見沢に深く関わった人間の一人
であった。
 彼は大石が圭一の後見人的役割を果たしていることを知ると、時々ではある
が仕事の手を休めて時間を共有していたのだった。

「それで……いまさら俺への用事って一体なんなんです」
「君に会ってもらいたい人物がいるんだ」

 赤坂は問いにそう答えた。

「俺に? こんなところで?」

 怪訝な表情になり、聞き返す圭一。

「なに、人目のつかないところの方が都合がよくてね」
「一体、誰なんです」
「会えばわかるさ」

 赤坂はそこまで言うと、車に戻ってエンジンをかける。反応して大石も同じ
よう助手席へ座り込むと「付いてらしてください」と、圭一を誘う。
 その言葉を残して車は後退していく。
 二人の意図がつかめない圭一は釈然としなかったが、黙っていても進展しな
いので、仕方なくバイクへ跨ってヘルメットを装着すると、アクセルを吹かし
て砂利の上をくるりと回って大石達を追う。

 やがて、いつか見た記憶のあるバス停を過ぎ去り、どんどん村の深部へと入
り込んでいく。
 懐かしい空気が圭一の体に当たり、様々な記憶を思い起こさせる。

「……」

 ハンドルグリップを持つ手に力が入った。
 だが、想いを払うかのように頭をぶんぶんと振るうと、運転に集中する。
 すると、目の前を走っていた車はウインカーを出して路地へと入っていくの
で、それに従って続くと……

「あ、学校……」

 そこには、朽ち果てた校舎があった。しかしその姿を圭一は忘れもしない。
彼が雛見沢においてもっとも記憶に残る場所、雛見沢分校。
 大石と赤坂が圭一を導いた場所は、その廃墟だった。
 大災害から全ての時が止まったままの校舎は、長く人の手を離れて、色褪せ
風化していた。
 その姿は、退廃的ながらも精霊がいるのではないかと思わせるほどに神秘的
なだったが、それは同時に、もはや現世の者が住まう場所では無い事を静かに
物語っていた……。

390:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:41:03 NLZRT/WW
 大石達は校庭に車を停めると、降りて圭一を手招きする。
 従って、再びヘルメットを脱いでサイドスタンドを蹴り出すとバイクから降
りて二人へ続く。
 どうやら校舎の中へ入っていくようだった。

「ごめんくださぁい」

 一行は廃墟となった学校へ足を踏み入れる。古い木造の校舎は長い年月の経
過によってあちらこちらが腐食しており、一歩あるくごとに、ぎしぎしと苦し
げな音をたてる。
 内部に立ちこめる空気はしん、と冷たく、ところどころに木やコンクリート
を突き破って生えた草木が茂っていた。
 まるで建物全体が、侵入者を拒んでいるかのようだった。

 しかし構わず奥へと進むと、もともとそれほど広くはない建物である。すぐ
に行き止まり近くへと達してしまう。
 だが、そこは、

「俺たちが居た教室だ……」
「ええ、この中で待ち合わせている人がいるんですよ」

 そういうと、大石は教室の中へと目をやる。
 その視線の先に、ガラスが砕け散り、枠だけとなった窓際の椅子に腰掛けて
いる人影があった。
 三人が来たことに気づかないのか、こちらに背を向けている。
 ゆえに顔を覗くことは叶わなかったが、朱色のレディーススーツをまとった
細い背から、女である事はうかがわれた。

 あまりにもおぼろげに見えたその背に、かつての教師だった知恵の亡霊でも
見ているのではないかと、圭一は一瞬戦慄を覚えたが、栗色の長く伸びた後ろ
髪が風にそよぐのを見てすぐにその考えを打ち消す。
 それと同時に、その髪の色に見覚えがあるのを思い出した。

「まさか」

 思わず独りでに声が出てしまう。
 それに大石がちらりと目配せすると、赤坂が応じた。

「ええ、そうです。彼女は竜宮礼奈……君の」
「レナ!!」

 赤坂の言葉を遮って圭一が叫ぶ。その声色に反応したレナが、ふっと後ろに
顔を向ける。すれば、その先の映像を捉えた彼女の表情が、みるみる内に驚愕
の色へ染まっていく。
 鈴のような眼はかっと見開かれ、小さな口にはぽっかりと大きな穴が開いた。

「……まさか」

 つぶやいたレナが陽炎のように立ち上がると、触れれば崩れ去ってしまう砂
の城を扱うかのごとく、そっと細い腕を伸ばしていく。

「レナ」

 その腕を、圭一がはっきりと力強く手に取った。
 目の前の映像が信じられないというふうに、触れる手をきょとんと見つめる
レナ。それに圭一が柔らかく話しかける。

391:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:41:52 NLZRT/WW
「どうしたよ、レナ。まさか俺を忘れたとか言うんじゃねえだろーな」

 その話しぶりに、レナがぶるりと震えた。おずおずと頭ひとつ高くなった圭
一の顔を見上げて、

「……圭一くんなの?」

 と、問う。

「これなら信じるだろ」

 そういうと、圭一はふわりと彼女の頭に手を乗せて軽くなでてやった。彼が
親しくなった相手に見せる、昔からの癖である。
 かつてレナも同様に頭をなでられたものだった。
 これではっきりと圭一であると認識したのであろう、レナはまた震えると、
声もなくその瞳からぼろぼろと大粒の涙をこぼした。

 彼女は、圭一が死んだものと思っていたのだ。圭一ですら、同様にレナが死
んだものと思っていたのだから。
 思いもよらぬ再会のショックに感情のコントロールが効かなくなる。

「……二〇年ぶりだな」
「け、圭一くん! 圭一くんっ!!」

 圭一の言葉に、それまで蜃気楼のような儚さをまとわせていたレナが堰を切
ったかのごとくして彼へ抱きつく。
 雛見沢での思い出が一気に噴きだしてきたのか、彼女は目の前に大石と赤坂
がいるのも構わず、圭一の胸へ顔を埋めてわっと号泣する。
 そんなレナを圭一がまた、やさしく撫でた。

「あのぅ……」

 そのように完全に二人の世界になっていた空間に、大石がおずおずと割って
入る。
 頭をぽりぽりとかきながら、

「感動の再会のお邪魔をしては申し訳ないんですがぁね、ちょっとよろしいで
しょうかぁ?」

 といった。
 圭一はレナの頭を撫でながら、振り向かずに答える。

「その前に……あんたら、最初からレナの行方を知っていて今まで隠してたん
じゃねえだろうな。もしそうだったら」

 そこまで言って振り向き、ぎろりと鋭い眼光で大石達を射貫く。

「い、いやいや! 竜宮さんが生存していたのを知ったのは、つい最近の事で
す、本当です!」

 修羅の様な迫力にあわてて見繕う大石。
 その言葉を圭一はいまいち信用できなかったが、レナが助け船を出した。

「圭一くん、大石さんは嘘をいってないよ」
「そうか」

 うなずく圭一を見て、大石はやれやれといった感じで肩を降ろす。

「んっふっふぅ……ふぅ。信用ありませんねぇ」

392:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:42:48 NLZRT/WW
 そう言う肩に、ぽんと赤坂の手が乗る。大石に目配せして「この先はまかせ
てください」と伝えたのだ。
 ずい、と一歩出て口をひらく。

「前原君、驚かしてすまなかった。あまり先に彼女の事をいうと、君の性格だ
から、突っ走って事故でも起こしかねないと思って言わなかったんだ。その逆
もまた然りって事で。許してほしい」

「それ謝罪になってませんよ赤坂さん……まあ、確かにそうでしょうけど」

「すまない。まあ、少し説明しよう……彼女が事件のあと退院してから、行方
をくらませていたのは君も知って通りだ」
「ええ」
「それが、たった一ヶ月前の事だ。ふらりと骨ヶ鹿市に帰ってきたんだよ。
どうやら私たちが出版した、例の本を見かけたのが原因らしいが……」

 そこまでいうと、赤坂はいったん区切った。そのもったいぶる様な仕草に、
苛立った圭一が急かすようにいった。

「らしいが、なんです」
「彼女は失踪前、輿宮で鷹野三四を見たというんだ」
「なんだって」


 鷹野三四。雛見沢の綿流しの夜、行方不明になった後に焼死体で発見された
村の看護婦であった。
 だが、生前において彼女の言動は不可解きわまることが多く、また、三四号
文書といわれる遺されたノートには、雛見沢大災害の予言と真相ともいうべき
内容が、オカルト的な記述で記されていた。

 たとえば宇宙人の仕業だとか、寄生虫の仕業だとか、およそ非科学的なもの
ばかりであったがロジックを読み解いていくと、どれもが大災害は「人為的な
何かによって起こるもの」と予言する内容だったのだ。

 加えて、後年になって彼女の勤めていた入江診療所がただの医療機関ではな
く、なにかの研究機関も兼ねていた場所であった事が明らかになっている。

 そこで赤坂は仮説を立てた。

「三四号文書にあった「研究」が、御三家ではなくあの診療所によるものだっ
たとしたら、どうだろうか?」

 大災害を事故でなく事件とみなす向きは、なにも赤坂たちだけでなく、当時
に興味のある人間たちにもあった。
 しかし彼らは、多少の意見の相違はあれども、黒幕を雛見沢の支配者たる御
三家に求めた。

 というのも御三家の内に、その筆頭の園崎が極道の家柄にあり、それにつづ
く公由、古手も当然、園崎と深い繋がりがあったからだった。
 海外マフィアと結びついた兵器研究の事故によって、あの大災害は起こった
というのだ。

 しかし。
 その後になって赤坂達は当時の雛見沢の状況をくまなく調べていたが、御三
家に奇妙な研究の形跡は発見できなかった。

 家柄のため、大災害とは関係の無いであろう、殺人から武器や薬、果ては人
の密売などはいくらでも浮かび上がったが、いくら調べても、雛見沢の御三家
が未知の研究に手を出していたという証拠はつかめなかった。

393:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:44:26 NLZRT/WW
 それに対して、大災害の直前、所長が服毒自殺という謎の死をとげた、研究
機関としての役目も備えていた入江診療所である。

「外面で怪しく見える御三家を、隠れミノに使ったんじゃないでしょうねぇ。
三四号文書は、そのミノがばれないよう、かく乱するため真実を含めたかのよ
うに見せかけたトラップだったんじゃあ……」

 と、大石も仮説を立てた。

「新種の生物兵器か何かの研究だったのでは……雛見沢村は、その実験場にさ
れた……」

 雛見沢以外にも、近年ではSARSなどで同様の噂がささやかれたものである。
 いずれにせよ、ガスの噴出跡が見られないのに政府が発表した「大災害は火
山性ガスによるもの」とする説明よりも、つじつまが合った。

 そして、いよいよである。
 レナによれば、災害発生の数日前には死亡しているはずの鷹野を見かけたと
いうのだ。
 本物の死人が歩き回るのは、ゾンビ映画の中の世界だけである。
 ならば、

「この鷹野って女、医師免許があってなお、看護婦に甘んじていたそうじゃな
いですか。こりゃあ絶対に何かあります。もし本当に竜宮さんが見かけたのが
鷹野だったとしたら……クロか、それに近い存在だと思いますね」

 赤坂が大石に言った事だった。
 実際、かつて焼死体で見つかった鷹野は鑑識の誤認だったという事が明らか
になっており、さすがに一般公開はされていないものの、極秘に鷹野は内乱罪
の被疑をかけられて、公安にマークされる存在となっていた。

 公安としても、表向きはともかく、実際はかつての雛見沢大災害を自然災害
とは見なしていないのだ。

「しかし、仮に鷹野がクロだったとしても、今も生きているのかどうかすら、
わからないんですからねぇ。下手をすりゃ竜宮さんが幻覚を見たって可能性も
……」

 少しでも情報の欲しい彼らは、そこでレナに詳しく記憶をたどってもらおう
としたが……

「やめて!!」

 深く踏み入ろうとすれば、心に傷を負ったせいか彼女は激しく拒否反応をし
めした。
 精神科などにカウンセリングを受けさせたが、どうにもならない。

「埒があかないな。彼女の心の鎖を解く事のできる人間がいれば……」
「……そうだ赤坂さん、うってつけの人物がいるじゃあないですか!!」

 それが、前原圭一であった。
 大災害の当日、誤って河原へ落ちて気絶していたことで、運良くか、はたま
た悪くか、ともかくも生きながらえた雛見沢の数少ない生き残りだ。
 彼と竜宮礼奈を接触させることで彼女の錆び付いた心の錠前を外してもらお
うという算段である。

394:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:45:40 NLZRT/WW
「と、まあ……そんなところだね」
「結局全部、あんたらの都合じゃねえか」
「身も蓋もない言い方だが、そうなる」
「……ま、生きてレナと再会できただけでも、あんたらには感謝しなきゃなら
ないか。その頼みも、今の説明でよおく解った」

 そこまで言うと、控えていた大石がぱっと明るく笑う。

「いやあ、そうですかぁ! そりゃあよかった……」

 と、そこまで言いかけたが圭一は、その先は聞き飽きたと遮るかのように、

「しばらくレナは預からさせてもらうぜ。あんたらの監視がついてたら、とて
もじゃないが落ち着けねえ」

 と、啖呵を切るように言い放つ。
 相変わらずの気性に大石はまた、やれやれと肩をすくめると頭をかいて、

「当初からそのつもりでしたから、もちろん構いません……が、しかし、国内
からは出ないでいただけると我々も安心できるんですがねぇ」

 と、冗談めいて言う。
 しかし圭一には冗談に聞こえなかったのか、あえて気づかないふりをしたの
か、「そんなつもりはねえよ」とだけつっけんどんに返す。

「ともかく、あんたらの頼みは承知した。なんか判明したら連絡する……どれ
ぐらい掛かるかは保証できないがな」

 そういって、そっとレナの腰に手を回すと、

「行こうぜ」

 柔らかくいった。
 眼前で彼らの企みを聞かされたレナだったが、圭一には拒絶反応をしめす事
もなく素直に導きに従い、朽ちた教室を後にするのだった。
 その後ろ姿をみつめる二人の刑事は頭をぽりぽりとやりながら、なんとも表
現しにくいような顔をつくって見合う。

「大丈夫でしょうか」
「なぁに……ああ見えても、前原さんはこの二〇年で、すばらしく成長しまし
た。もう一人前の立派な男ですよ、大丈夫」
「そうですか……しかし、あてつけてくれますね」
「ロミオとジュリエットみたいなものですからねぇ」
「まったく、妻に先立たれた男には酷な光景ですよ」
「……久しぶりに飲みにでも行きましょうか。おごりますよ」

 赤坂がふと歪んだ窓枠から見上げると、既に空は紅く染まっていた。


・・・


 圭一は愛車の背にレナを乗せて、雛見沢を飛び出した。
 後ろに聞こえた大石の「レナさんのヘルメットを買ってくださいねぇ」の声
にしぶしぶ従ってバイクショップで適当なものを見繕った後は、そのまま道を
飛ばしはじめると、そのあとはすぐに陽も落ちて、世界はとっぷりと闇に浸か
ってしまう。
 道を通過していくバイクを、美しく輝くネオンが照らす。圭一には、それが
いやにまぶかった。


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