逆転裁判エロパロ第10法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第10法廷 - 暇つぶし2ch76:名無しさん@ピンキー
07/07/23 16:49:44 imPDGfl7
冥以外の新旧コラボレーションものも見てみたい。
御剣と4茜とか真宵とオドロキとか千尋とガリュー兄貴とか。
無論、冥でも大歓迎だけど。
弟冥なんかは意外なくらい萌える組み合わせだった。

77:名無しさん@ピンキー
07/07/23 17:40:23 EBZ+pGdI
ザックが手記のページを出さないせいで
成歩堂はやさぐれそれに真宵は悲しみ御剣はどうにもできないことに絶望し
冥は怒り千尋は失望しゴドーは何もすることがなくなったと息絶え、
ついでに巌徒は将来の法廷に不安を覚えた。

78:名無しさん@ピンキー
07/07/23 19:29:23 QsIRM314
巌徒は生きてるのか・・・。

ところで今ここで投下してくれてる書き手さんは何人くらいだろう?
一人でいくつも書いてたりするんだろうか。
文体変えたりしてたらすごいな。

いや、ただの好奇心。スマン

79:名無しさん@ピンキー
07/07/23 19:34:51 bXHeMmFd
マジで神が多すぎる…
好きな時読めるように勝手にダウンロードまでする始末です
萌えた!!!!
ってサイトの日記とかで語りたいけど語れないもどかしさwww

自分文章とかてんでダメだから本当にみんな凄いよ
何でもいいのでもっと投下頼む

80:名無しさん@ピンキー
07/07/23 21:13:53 DMWfqQfT
ゴドメイ禿萌えた…

御剣×4茜良いな。
あと4キャラ×真宵とかも見てみたい。
クレクレでスマン

81:名無しさん@ピンキー
07/07/23 21:50:35 RadFwreP
ここ最近の投下SSの影響で、4設定のメイたんは無意識の内に
男を翻弄する魔性の女というイメージがすっかり出来上がってしまった…
どの話もメイたんが押されてるように見えて、実は男の方がのめり込んじゃってるし

ぶっちゃけ1~3まではメイたん関係のカプはミツメイ以外全く興味なかったけど
4のオトナ設定のメイたんなら色々見てみたいと思えるようになったw

82:名無しさん@ピンキー
07/07/24 07:28:37 ABivA5+6
エロなしはダメ?

83:名無しさん@ピンキー
07/07/24 13:37:20 x0I5DyGl
>>82
エロなしでも大丈夫。
ただし、投下するときは注意書きしておいたほうがいいかもな

84:名無しさん@ピンキー
07/07/24 17:34:19 kRqzTbOx
>>76
>千尋とガリュー兄貴

綾里法律事務所の面接落とされて「アヤサトチヒロオオォォ!!」な
がりゅんが思い浮かんだwwww
成歩堂を恨むようになったのもそのせいだったり

85:名無しさん@ピンキー
07/07/24 19:43:50 XOn1mH0v
>>76
オドロキと真宵

最近よく事務所で顔を合わせる可愛いお姉さんと、
成歩堂の関係がなんとなく気になる王泥喜君。
その内彼女自身の事が気になり出して…とか。
ベタだな。

86:名無しさん@ピンキー
07/07/24 20:03:37 EDOl/4dV
>>85
そのネタいいなw

自分が書くとしたら、成歩堂×真宵が前提で、
二人が事務所でエッチしている所をオドロキが目撃。
それでも、真宵が気になって仕方なくて
どうしようか悩んでるのを、みぬきが手助けする…とか。

87:名無しさん@ピンキー
07/07/24 20:04:23 vX20jPrV
>>71
勇気を出して、投下キボンヌ!

>>85
いや、いいと思うよ!
ナルホドがみぬきにばかりかまうので、
ちょっと寂しい気持ちの真宵ちゃんと、
そんな真宵ちゃんの気持ちをみぬいたオドロキくんが…って感じかな

88:名無しさん@ピンキー
07/07/25 01:33:20 uFEX/jbc
>>78
書き手の一人。今まで何作か投下した。カップリングは全て変えてある。
まとめサイト見てたらかなりの数いそうな気がするけどな。


89:名無しさん@ピンキー
07/07/25 01:48:18 WgfguMPd
サイト餅さんとか多いのかな
もしかして自分が通ってるサイトの人だったりするんだろうかw
萌えすぎて、ここで乙とかGJとか言うだけじゃ足りず
メールか何かで一方的に感想伝えたくなる時がある

90:名無しさん@ピンキー
07/07/25 06:52:32 lYanUvhF
Wiki見て、マイベスト3とか選んでるよw
最近の新作で、ベスト1が入れ替わったばかりだwwww

91:名無しさん@ピンキー
07/07/25 07:44:11 q1Z+nV8e
>>89
自分はサイト餅だが、他ジャンルだしそこではエロも書いてない
ここでは色々と修行をさせてもらってる感じかな
皆さんのクオリティが高く、相当気合い入れて書かないといけないので

92:名無しさん@ピンキー
07/07/25 11:44:48 uFEX/jbc
>>89
自分もサイト餅。
>>91
禿同。みんなうまいよね。

>>90
ベスト1何? オドミヌ?
自分は最近投下された弟冥だな。

93:名無しさん@ピンキー
07/07/25 12:44:56 lUPzAum2
>>85
オドロキは綾里の人々と相性が良さそうだな。
真宵もいいけどはみちゃんともお似合いだと思う。
親のいないオドロキと家庭的なはみちゃんは、いいカップルになりそうだし
綾里とアルマジキの血が混じるとどんな子が生まれてくるかも気になるw

そして、ドリル兄弟→冥はガチ。
奴らは面食いかつブランド志向っぽいから、冥みたいな高嶺の花系の女が大好物だろう。

94:名無しさん@ピンキー
07/07/25 16:09:24 VlMreboK
>>93
でも正直出会ってもない人たちをカップリングするのは物凄い抵抗感だ
ドリル兄弟→冥はガチと言われてもピンとこない

95:名無しさん@ピンキー
07/07/25 17:25:00 lUPzAum2
>>94
いや、正直特に深い意味はなかったんだが気を悪くしたならすまん。
例えばの話だと思って適当に流しといてくれ

96:名無しさん@ピンキー
07/07/25 17:27:42 gSTEyBxb
自分はここの影響で、響茜に目覚めた!

97:名無しさん@ピンキー
07/07/25 19:59:47 uIiN1YzM
個人的には接点無しや捏造は書き逃げ上等の
匿名掲示板ならではの醍醐味の一つだと思うけどな
まあ、嫌ならスルーするに限る

というわけで王泥喜×真宵・響也×冥プリーズ

98:名無しさん@ピンキー
07/07/25 20:32:15 VlMreboK
>>95
あ、いやこっちこそ水差しちゃってごめん

99:名無しさん@ピンキー
07/07/25 20:49:30 8blgo9dL
ふと思ったんだが、
逆裁で癒やし系のカップルって誰と誰だろう?
王道で成歩堂×真宵かオドロキ×みぬきかな

100:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:19:42 0Ai7v+1R
イトノコ×マコではなかろうか

101:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:28:40 lYanUvhF
>>92
最近のゴドメイかな。
弟冥もかなりいいね。

102:名無しさん@ピンキー
07/07/25 23:31:39 15o6v+YX
旧作とのコラボいいね
自分も御剣×茜とか読んでみたい

103:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:07:02 2dYxPIBH
>>99
癒しといえば、自分もやっぱりナルマヨかな。
ナルあやとイトマコも捨てがたいけどね。
オドみぬもほのぼのしてて好きだけど、関係が関係なんで
一歩間違えるとドロドロな感じになってしまう気がw
              >>102
4軸での御剣×茜かな?見たい!
茜の変貌ぶりに驚くかもな御剣w
蘇る設定でも見てみたいかも。
あとは無茶を承知で御剣×みぬきとか。
そして成歩堂に殺される御剣が見たいww

104:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:52:07 FALLs45u
自分的ベスト3(数字はエロパロwikiの日付)

3、成歩堂×冥 07/01/25
2、御剣×冥 07/06/29(『ベッドサイドの~』)
1、成歩堂×冥、03/01/26のもの(一番最初の日付のヤツ)

あ、なんか全て女性が冥になったな。
あとは07/05/14のやさぐれ成歩堂×未亡人真宵とか、
07/05/09のニット成×冥がすごくイイ!!

105:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:53:34 FALLs45u
あっでも、他のももちろん堪能してるよ~。
4のアカネと誰かのが見たい。


106:名無しさん@ピンキー
07/07/26 02:01:05 B9NrOwgE
水を差すようで悪いけど、
↑みたいな書き込み、読み手はいいかも知れないけど、
書き手は気にするから止めなよ。
お気に入りだって言われた職人さんも、
そうじゃない人も、感想を貰うのは嬉しいだろうけど、
ランキングづけなんかされたら
気になって投下しづらくなると思う。

107:名無しさん@ピンキー
07/07/26 02:06:13 O0kC7FOp
まあ、気軽にいきましょうぜ

御剣×茜って一個も投下ないのかな
未開の地で新たな萌えの発見がありそうな予感
ちょっと考えてみよう

108:名無しさん@ピンキー
07/07/26 07:55:22 DWlScp5j
ランキングじゃなくて、お気に入りを上げるだけなら良くない?
読んでない物も読もうかと気づかされるし。

109:名無しさん@ピンキー
07/07/26 08:32:39 34rPjky5
茜にしろみぬきにしろ御剣が相手だと逆レイプしか思いつかんw
つーか御剣が攻めに回れるのは冥と絡んだ時くらいか

110:名無しさん@ピンキー
07/07/26 10:09:04 Zw87l7DA
>>108は逆裁以外でも読む一方で書くことは全くない人?
一度でも書いたことがあるなら、読み手のランキングとかお気に入り晒しとか
嫌だと思うがな。

未開の地ネタで御剣×みぬき見てみたいな。

111:名無しさん@ピンキー
07/07/26 14:22:03 stwzte4T
よき作品にはGJ!コール
苦手な作品は華麗にスルー
それがエロパロ板の基本で、書き手からしたらそれで充分だとおも

で、質問なんだが。
保管庫にあるずいぶん過去ものの話のGJってここに落としてもいいのかな?


112:名無しさん@ピンキー
07/07/26 14:25:17 2dYxPIBH
>>109
いや、茜は御剣相手なら素直でいじらしくなると思う。
成歩堂が相手でもね。
茜が強気な態度になるのは、
王泥喜と響也だけじゃね?

113:名無しさん@ピンキー
07/07/26 16:40:33 9TXlE9sU
茜は響也に対しても、強がってみせつついじらしくあって欲しい今日この頃

114:名無しさん@ピンキー
07/07/26 17:20:46 /0h98W8Y
>>111
自分もかなり昔の作品に萌えすぎて、吐き出したい時あるんだけど…どうかなぁ

115:名無しさん@ピンキー
07/07/26 17:26:37 Whj5fcK5
過去ログ倉庫にそういうページつくったら? Wikiに掲示板置くとか。

116:名無しさん@ピンキー
07/07/26 18:02:38 Whj5fcK5
URLリンク(www23.atwiki.jp)

一応置いてみた
ここじゃなくて、したらばとかを借りる手もあるけど

117:111
07/07/26 20:05:31 stwzte4T
>>116
すばやいお仕事ありがとう!
書き手さんが見てくださってるかどうかワカンネでも、萌えたとひと言置けることがウレシス

118:名無しさん@ピンキー
07/07/26 20:46:40 1GY/MY9V
書き手の一人だけど(>>88です)
文句つけてるわけじゃなく、ただお気に入りを挙げてるだけなら全然気にならないし、
挙げられたものの中に自分のがあろうがなかろうが、書く気が沸くよ~。
そんなの気にしてたらち2ゃんに書きに来ないってw
だからここにそういう書き込みあってもいいと思ってたんだけど、
掲示板できたならそっちがベストかもね。

設置乙。

119:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:04:28 /0h98W8Y
設置してくれてありがとう。
じっくり読んで感想書きたくなることがあるので助かります。



たまに自分がエロパロ板にいるって我に帰る……

120:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:10:07 B9NrOwgE
>>118のような人もいるし、そうじゃない人もいる。

どっちが多数派なんてのはわからないけど、
少なくとも自分はランキングづけや、
一部の作品にのみ、かたよったマンセー意見が書き込まれるようなスレは、
読み手としても書き手としても、ものすごく嫌。

例え、かなり前の作品だろうと、感想を書いたり、
リクエストしたりするのはいいことだと思うけどね。

それとランキングやお気に入り発表は
全く別次元の話だと思うよ。
同じ話題をいつまでもズルズルひきずるようで申し訳ないけど。


ふと思いついたんだけど、全く接点のない、
有り得ないカップリングなんてあるかな?

逆裁は結構何でもありな感じだけど、
敢えてくっつかなそうなキャラを、
ほとんど無理やりくっつけて、萌えるかどうか試したいw

御剣×マコ、イトノコ×茜、響也×巴、豪×千尋とか。


121:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:32:50 9TXlE9sU
イトノコ茜はエロじゃなければ書ける気がする

122:名無しさん@ピンキー
07/07/26 23:00:37 pth606TN
弁護士・検事・警察関係者は皆どこかしらで顔を合わせてる可能性はある
時間軸の関係で一部無理な人々もいるが

123:名無しさん@ピンキー
07/07/27 00:08:00 mASvurGa
ここで直斗×茜と言ってみる
ありえそうでありえなさそうでありせそうなライン

124:名無しさん@ピンキー
07/07/27 01:42:27 at1Ocy5c
ガント×巴見たい。
ザイモン×巴←ガントもいいかな。
ガントが巴を脅して無理やりやっちゃうとか。

125:名無しさん@ピンキー
07/07/27 05:16:57 2TS+cnvU
それは既に保管庫にあったキガス
でも、自分ももっと巴のカップリングもの見たいな
罪門、巌徒以外の有り得ないようなカップリングだったら、
響也×茜のが前提の、霧人×巴とか面白そうw

126:名無しさん@ピンキー
07/07/27 09:09:37 wozam6MA
なんか想像力駆使しないと難しそうなCPばかりだな。
自分は、4の成歩堂×冥がもっと見たい。
あと>>125
>ガント×巴
昔コソーリ書いた希ガス。あれば引っ張り出してくるね。

127:名無しさん@ピンキー
07/07/27 11:26:21 A9VFFHFi
>>125
霧人×巴
すげー見てみたいかも!!
年上の女性に翻弄される霧人が見たいw
濃厚なエチしそうだw
巴が主席検事時代に霧人は新米弁護士として活躍してただろうし、
二人が会っている可能性もあるよね。
牙琉兄弟と宝月姉妹は相性良さそうだ
              以外な組み合わせもみたいけど、
もちろん定番の組み合わせも大歓迎です!!

128:名無しさん@ピンキー
07/07/27 21:11:36 JwSA4RLo
>>126
ふと思ったんだが、4成歩堂とくっつく=みぬきのママ(候補)になるってことだよな?
真宵・あやめ・茜なんかは上手くやっていけそうだと思うけど(茜とは実際に仲良さそうだったし)
正直、自分には冥とみぬきが一体どんな会話をするのかすら全く想像が付かない

というわけで、その辺のネタを踏まえた4成歩堂×冥が見てみたいので神様降臨キボン

129:名無しさん@ピンキー
07/07/28 00:05:55 AzsYk4Yl
イトノコ×おキョウなんてのは?

130:名無しさん@ピンキー
07/07/28 13:56:18 Uyb4pLEV
前スレのナルみぬの続き書いてくれる人来てよ!
キチガイの糞書き込みしか無くて1ミクロンも得にならないよ!
前スレのナルみぬの続き書いてくれる人はやく来てよ!

131:名無しさん@ピンキー
07/07/28 15:21:49 T2L7t5c5
もう夏か。早いなー

132:名無しさん@ピンキー
07/07/28 18:14:06 JfugvGHw
夏だなあ……

133:名無しさん@ピンキー
07/07/28 20:12:16 3gGIPVRn
夏だし、スルー技術を磨こうぜ。

134:霧人×幼みぬき
07/07/28 20:28:57 A+Q2zOjs
エロシーンだけです。放尿ありなんで苦手な人は読まない方がいいです。

牙琉霧人。いまや法曹界一クールな弁護士と名を馳せている男である。
知的で、常に冷静沈着な紳士だ。しかしその本質は悪魔にも等しかった。

「ふふ……もう逃げないんですか?」
牙琉はいつものように穏やかな笑みを浮かべたまま、みぬきを追い詰める。
「やめて……こわい……」
後ずさりしたものの、小さな背中は乾いたコンクリートにぶつかってしまった。
「ゲーム・オーバーですね」
男はためらうことなく幼女の唇を奪う。
「ーっ!!」
幼い手で押し返そうとするが、か弱い抵抗は、ただ牙琉を楽しませるだけだった。
牙琉はさらにみぬきの唇を吸って性感を高めておいて、空いた手で未発達の乳首を愛撫した。
「愛撫っていうのは、こんな風にするんですよ」
「っぅあ!」
乳腺を襲った強烈な官能に驚き、幼女は悲鳴を上げた。そして沸き上がる凄まじい快感に身悶えた。
「気持ちよかったですか?でもまだ足りないですよね」
男は再び幼い唇を吸った。そして口腔に侵入して小さな舌を捉え、絡みつき、引っ張り、押し、存分に嬲った。
さらに上唇を吸ったかと重うと、歯茎の裏を舐める。男の舌が動くたびに幼子の中に隠れていた性感帯が刺激され、
脳が痺れるほどの快感を生み出していった。
「かはっ……ふー…ふー……」
みぬきはすでに息も絶え絶えだが、幼い肉体で目覚めた性欲はさらなる快感を求めてふくらみ続けた。
「まだまだですよ。あなたの父上に味わわされた屈辱は、こんなものではありませんでしたからね」
牙琉の手がついに股間の割れ目にあてがわれる。ピッタリと閉じたそこをこじ開け、上から次々に責め立てた。
陰核、尿道口、そして未だ開いたことのない肉孔。それぞれが淫らな愛撫を受けると充血し、反応した。
とりわけ強く責めたのは尿道口だった。性器ですらないその場所だが、幼女にとっては日常的に使う器官であるために敏感でもある。
男はためらうことなく子供の尿道口に爪を突き立てた。そして容赦なく抉る。
「くひぃぃっ!!」
毎日、使い込んでいるはずの器官に強烈な快感が生また。とても耐えられるものではない。牙琉の腕の中でみぬきは絶叫した。
強烈な快感に中枢神経そのものを灼かれ、小さな体が跳ね回る。
牙琉は指先に別の圧力が加わるのを感じた。
「そろそろですか」
「きゃぃぃぃっ!!!」
幼女の絶叫と共に股間から熱い液体がほとばしった。それは牙琉の手をびしゃびしゃと叩き、火傷するほどに熱く感じさせた。
「あー! あー! あーー!!」
絶叫は言葉になってすらいなかった。幼女が叫んだのは母の名だったのだろうか、それとも今の父親、成歩堂の名だったのだろうか。
それはもはやわからない。
幼女の体は性的に開発されてひとつ上の段階に上ったのだ。
幼い肉体は横たわり、しょろしょろと尿を漏らしている。だが、開いた股間が閉じられることはない。
小さな口の端から涎が零れていた。
子供ははじめて迎えた絶頂に耐えきれず意識を失い、その魂は遠く夢の中を彷徨うのみだったのである。

135:名無しさん@ピンキー
07/07/28 22:10:04 /UG1Ve7i
>>134
ロリとかきもい。芯で。
霧人はそんなキャラじゃないしwwwww
響也と茜ェロ誰かかいて。

136:名無しさん@ピンキー
07/07/28 22:27:50 DL9d0ypF
夏厨スルー推奨

137:名無しさん@ピンキー
07/07/29 00:31:44 Q8lKwYg6
>>134
GJ!!
霧人の鬼畜&悪魔っぷりがイイですね。

138:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 01:12:25 GdWGFw7d
>>130
角煮ローゼンスレに帰れwww

139:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 12:37:49 W6evL8RW
ナルアカ降臨を待ち続けます

140:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 13:24:00 tOvv7VXn
このスレ、エロなしSSは大丈夫でしたっけ?

141:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 13:36:33 tiArQdN6
最初に明記しとけばいんでない?

142:ナルマヨミツメイ1
07/07/29 17:39:54 hY/Vm6I+
検事局の地下駐車場に降り、御剣怜侍は自分の車の脇に立った。
5分もしないうちに、レモンイエローのスプリングコートの狩魔冥が現れた。
「待たせたかしら」
「いいや、私も来たところだ」
助手席のドアを開けると、冥はするりと座席に滑り込む。
「で、なに?」
御剣がエンジンをかけると、冥が窓の外を見たまま言った。
「うむ。成歩堂から連絡があったのだ。真宵くんと春美くんが倉院の里から遊びに来ているので事務所に来ないかと」
「・・・私も?」
「イトノコギリ刑事も呼んだようだ。ソーメンフルコースをごちそうすると息巻いていたが、ケータリングを頼んでおいた」
そう、と冥がつぶやく。
「ひさしぶりだわ、真宵と春美に会うのは」
13歳で検事になった冥にとって、真宵は初めての同年代の友人だった。
ぶっきらぼうに聞こえる言い方をしながらも、少し嬉しそうにほころんだ冥の横顔を見て、御剣も頬を緩めた。

成歩堂法律事務所に車を横付けにし、助手席のドアを開けると、すらりとした脚が車から出た。
手を取って降ろしてやると、窓を開けて見ていたらしい真宵が、
「あ、なるほどくん!きたよー!」
と叫ぶのが聞こえた。
事務所のドアを開けると、真宵が飛び出してくる。
「ひさしぶり、冥さん!」
「元気そうね、真宵」
御剣は、久々の再開で手を取り合わんばかりの二人から、テーブルにケータリングで届いた料理を並べている成歩堂に目を移した。
「今日は、すまなかったな」
「いやいや、こっちこそこんな豪華な料理を届けてもらってさ。イトノコ刑事がいたら、泣いて喜んだのになぁ」
「ム・・・、イトノコギリ刑事はまだ来ていないのか?それに、春美くんは」
「んー、イトノコ刑事は、急に事件が起きたらしくって。電話で『捜査ッスーーー!』って叫んでたから。春美ちゃんは」
成歩堂はちょっと困ったように笑った。
「なんでも、修行がいそがしいって」
一緒に行こうと真宵が言ったのに、
「せっかく久しぶりになるほどくんとお会いになるのに、わたくしなどお邪魔できません!」
と言い張ったらしいが。
「さあさあ、冥さん、座って座って。なるほどくんも、・・・御剣検事も」
真宵が元気よく言って、コートを脱ごうとした冥が手を止めた。
「車に携帯電話を忘れたわ」
勤務時間外とはいえ、いつどんな連絡が入るかわからない。
「怜侍、車のキーを貸してくれるかしら。取ってくるわ」
御剣がキーを渡すと、冥は「すぐ戻るわ」と事務所を駆け出していった。
「いやー、さすが御剣検事だよね、なるほどくん。この事務所に不似合いなくらいの料理だよ」
「不似合いで悪かったな」
「はみちゃんとイトノコ刑事に、申し訳ないなあ」
「そんなこといって、食べる気まんまんだろ」
成歩堂と冥の掛け合いに、ブランクはないようだった。
取り皿や箸をそろえて、冥が戻ってくるのを待つ。
「・・・遅くない?冥さん」
真宵が言い、御剣は立って窓から外を見た。


143:ナルマヨミツメイ2
07/07/29 17:42:06 hY/Vm6I+
「今、なにか声が聞こえなかったか?」
ふと成歩堂が、御剣を見た。
御剣が、通りを見下ろす。
あまり人通りがない上に街灯も少ない。

「・・・ゃあ!」

今度は、はっきり聞こえた。
「冥だ!」
御剣が事務所を飛び出す。
成歩堂と真宵も後を追った。
事務所のビルから外に出たところで、御剣はなにかを踏んだ。
拾うと、それは冥の鞭だった。
コートのポケットから落ちたのだろう。
行かせるのではなかった、と御剣は唇を噛んだ。
「御剣検事、それ、冥さんの!」
「車の音はしなかった、遠くまで行っていないはずだ!」


車の中から携帯電話を取って事務所に戻ろうとしたとき、建物の影から男の声が冥を呼び止めた。
「狩魔検事さん、だよね」
足を止めてふりむきながら、コートのポケットに手を入れて鞭を握った。
「おっと、そんなもの振り回すのは法廷だけにしてくれよ」
ゆっくり姿を現した男に、冥は後ずさりした。
「誰っ」
「忘れたのかい、あんたが有罪にしたチンケな強盗犯をさ」
男が、冥の腕をつかんだ。
「きゃあっ!」
みぞおちに激痛が走って、冥は意識を失った。
・・・どのくらいの時間がたったのか、意識が戻ると、腹部の痛みと吐き気が襲ってくる。
「・・・う」
両手を後ろで縛られて、片方の足首もどこかに縛り付けられた状態で、冥は板敷きの部屋に転がされていた。
目を上げると、ブラインドのない窓から建物の灯りが見える。
「気がついたのかい、検事さん」
冥を覗き込むように屈んでいた男が、ニヤニヤと笑いながら言った。
「裁判のときはずいぶんと威勢がよかったけど、なんだい、まだ女の子じゃないか」
男の手には、サバイバルナイフ。
この声には、聞き覚えがあった。
ほんの少し前に有罪になった被告人だ。
もうすぐ、高等裁判所で刑期が決められる頃なのに。
・・・脱走した犯人に誘拐されたのだ。
冥の背筋に冷たいものが流れた。
ナイフが襟元に差し込まれ、服を胸元まで切り裂いた。
「・・・っ!」
「つまり、さかうらみってわけなんだけどさぁ」
ナイフの冷たさを胸に感じて、冥はこくりと喉を鳴らした。
「こんなことをして・・・逃げ切れると思っているの?罪が重くなるだけよ」
「えらそうなことをいうんじゃないよ!」
犯人がナイフを振り上げ、冥は固く目をつぶった。

144:ナルマヨミツメイ3
07/07/29 17:42:47 hY/Vm6I+
ビシッ!

犯人の手から、ナイフが落ちた。
「いてぇっ!」
冥が恐る恐る目を開けると、ドアのところに人影が立っていた。
「キサマ・・・冥になにをした!」
冥の鞭を構えた御剣が、叫んだ。
「お、おまえ、鞭が使えるのかよ御剣・・・」
御剣の後ろに、呆然とした顔で成歩堂と真宵も立っている。
直後に、御剣が手配した警官隊が飛び込んできた。
人ひとりを抱えて遠くへ逃げるのは無理がある。
成歩堂法律事務所の隣にあるホテルの、使われなくなった従業員休憩所にたどりつくのに、時間はかからなかった。
あわてたらしい犯人が、取り落としたナイフを拾い上げようと飛びつく。
一瞬早く、冥の自由なほうの足がそのナイフを蹴り飛ばした。
「ちっくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
警官が犯人を取り押さえ、御剣は冥を抱き起こすと手と足を縛っていたロープを解いた。
「大丈夫か、冥」
自分の上着を着せかけて、御剣は冥の肩を抱いた。
「・・・ええ、これくらい平気よ」
殴られたみぞおちを押さえて言った言葉は強気だが、ほっとしたのか震えが止まらないようだった。
「よかった・・・」
冥の無事を確認して、安心したのは御剣も同じで、埃っぽい床に膝をついて冥を抱きしめた。

ぐったりと抵抗をあきらめた犯人が連行されるのを見送って、成歩堂は真宵を見た。
「狩魔検事が無事でよかった。ね、真宵ちゃん」
「・・・」
「真宵ちゃん?」
「・・・なぁんだ」
真宵が、成歩堂の隣でうつむいた。
「あの間になんて、入り込めないよ・・・」
成歩堂は、冥を抱きあげて歩いてくる御剣と、隣でうつむく真宵を交互に見る。
やっぱり、そうか。
遊びに来る、と言った時もしつこいくらい御剣と冥に裁判の予定がないか確かめてきたのも。
そろそろ来るという頃になると、窓に張り付いてずっと外の様子を伺っていたのも。
それなのに、いざ会うと冥にばかり話しかけて、御剣に見向きもしなかったのも。
「少し、冥を事務所で休ませてもいいだろうか、成歩堂」
「あ、ああ。そうだな。行こうか、真宵ちゃん?」

145:ナルマヨミツメイ4
07/07/29 17:44:01 hY/Vm6I+
冥を抱きかかえてそっと階段を上る御剣の後ろ姿を見ながら、真宵はまたため息をつく。
その真宵の隣を歩きながら、成歩堂は頭をかきむしる。
ああ、まさか真宵ちゃんが、御剣を?
事務所に戻ると、冷めた料理がぽつんとテーブルに取り残されている。
御剣は、奥の応接室を借りる、と言って冥を運んだ。
「えと、食べる?真宵ちゃん」
真宵が黙って首を横に振る。
・・・まいったなぁ。
「あのさ。真宵ちゃん」
「・・・」
成歩堂は、思い切ったように真宵の隣に座った。
「やっぱり、あいつのこと?」
今度は、ゆっくり首を縦に振り、それから激しく横に振った。
頬が、真っ赤だった。
「どっち?」
「わかんない。自分でもわかんない。でも、さっき御剣検事が冥さんをすっごく大事にしてるのを見たら、なんか、ちょっとさびしくって、それで」
「そうか」
成歩堂は膝に肘をついて手に顎を乗せた。
「うん、でもさ。あいつは狩魔検事の保護者気分でいるのかもしれないよ。なんせ、兄弟子だし」
「・・・弟弟子だって言ってたよ、冥さん」
「う、うん。どっちにしても、そういうんじゃないかも」
「なるほどくん。あたしだって、アレは見ればわかるよ。いいんだ、あたし。ほら、ちょっとカッコいいなあって思ってただけで、別に好きとか、そんな」
真宵は顔を上げて、にっこり笑って見せた。
ああ、かわいいなぁ。
ふいに、成歩堂はそう言いそうになってどきっとする。
「・・・あの、じゃ、じゃあ、さ」
ちらっと応接室の方を伺う。
「ぼく、は?」
「なるほどくん?」
「ぼくのことは、その」

146:ナルマヨミツメイ5
07/07/29 17:44:33 hY/Vm6I+
喉がはりつくように渇いて、うまく言葉が出ない。
成歩堂は、テーブルの上にあった缶飲料のプルタブを開けた。
すっかりぬるくなったそれを、喉に流し込む。
「・・・げほ」
ビールだった。
冷えていないビールがこんなにまずいものだとは。
「なるほどくん、だいじょうぶ?」
軽くむせた成歩堂の背中を、真宵がさすった。
「まったく、あわてんぼだなぁ。しっかりしてよね」
「真宵ちゃん、ぼくは」
成歩堂にいきなり手首をつかまれて、真宵がびっくりした顔をする。
「ぼくは、よくわかんないわけじゃなくて、すっごくよくわかってる」
「なるほどくん、それだけのビールで酔っ払っちゃったの?」
「真宵ちゃん」
真宵の唇に、冷たくて柔らかいものが触れた。
少し、苦い味がした。
「ぼくは、アイツみたいにかっこよくないし、事務所の家賃も払えないくらいだし、それに、それに、でも」
「・・・・」
「真宵ちゃんが、好きだよ」
もう一度触れた唇は、少し強く押し付けられた。
息をするのを忘れるくらい長く、そして舌が進入してくる。
成歩堂は、ゆっくりと真宵をソファに押し倒した。
「なるほどくん、み、御剣検事と冥さんが」
唇を離すと、真宵が抗議する。
それを無視して、成歩堂は和服の胸に手を入れた。
「あ・・・」
小さな胸は、手のひらにすっぽりと収まった。
ゆっくりと、つかみ上げる。
「やわらかい」
「だめだよ、なるほどく・・・」
いつ応接室のドアが開くかと、真宵はひやひやした。
「しっ・・・、静かにしてればだいじょうぶだよ・・・」
そんなわけないよ。
真宵の言葉は、成歩堂の唇でふさがれる。
成歩堂は、真宵の乳房を揉みしだく。
柔らかなふくらみと、先端の突起を、やさしく。
鎖骨を唇でなぞり、もうひとつのふくらみにも舌を這わせた。
「な・・・る」
「真宵ちゃん・・・」
手で、太ももをそっとなで上げた。
外側から、内側へ。
指がそこを捉えたとき、真宵は悩ましい吐息をついて、成歩堂の首に手を回した。
「・・・やさしくしてね」

147:ナルマヨミツメイ6
07/07/29 17:45:05 hY/Vm6I+
な、なにをやっておるのだ、あいつは。
水を取りにいこうとして応接室のドアを開けた御剣は、真宵におおいかぶさっている成歩堂を見て、あわててドアを閉めた。
あいつ、ヤる気だ。
ここに、私と冥がいることを忘れているのか?!
「怜侍・・・、お水は?」
応接ソファに横になっていた冥が、少し体を起こして言った。
「う・・・うム。いや、その」
まぶたの裏に、今見た光景が焼きついている。
成歩堂の肩にかかった素足。こぼれだした胸。高潮した頬・・・。
「いいわ・・・、私がもらってくる」
ドアの前で石像になっている御剣を当てにするのをあきらめたのか、冥が立ち上がる。
「いや、まだ横になっていたほうがいいのではないか、その、水ならまたあとで」
「なに言ってるの?」
御剣を押しのけてドアノブに手をかける。
「・・・・ん、ああん」
冥が、ぴたりと動きを止めた。
御剣が、耳まで真っ赤になっている。
一瞬、意味がわからないような顔をした冥も、遅れて頬を染めた。
「あ、あん、はあん・・・」
冥は、黙って御剣の手を引いてドアから離れた。
「立ち聞きなんて、フケツよ、御剣怜侍」
「・・・うム、そういうアレでは」
「・・・・」
きまずい。ものすごく気まずい。
冥はソファに腰掛け、御剣は意味もなく部屋の中を歩き回る。
「どう、したらいいのかしら」
「・・・待つしかなかろう」
「いつまでよ」
「それは・・・終わるまでではないか」
冥は首筋まで、真っ赤になった。
「なに考えてるのかしら、まったく」
御剣は、冥の後ろで足を止めた。
ピンク色に染まったうなじに、どきりとした。
思わず手を伸ばすと、冥の体がびくっとふるえた。
「いや、その・・・さっきは怖い思いを、させてしまった。私が携帯電話を取りに行けばよかった」
とっさに言い訳しながら、その通りだと思う。
すぐ近くとはいえ、女の子にひとりで人通りの少ない夜道を行かせるなど、無用心すぎる。
「二度と、あんな思いはさせない」
冥の肩に置いた手に、力がこもった。
「・・・ん」
冥が小さく頷いた。
「怜侍が、来てくれると思ってた」
御剣の脳裏に、ついさっき見た光景がよみがえる。
視界がぐらりと揺らいで、気づくと冥の肩に置いた手をそっと胸元に滑り込ませていた。
かがむようにして、後ろから冥の頭に口付ける。
「ちょっと、なにして・・・」
冥は体をよじって、進入してきた手から逃げる。
「・・・ム」
御剣はソファを回り込んで、冥の前に立った。
「だがしかし・・・、こうなってしまった」
目の前に、服地がぴんと張って盛り上がっている。
「バ、バカがバカなことを考えて、バカッ!!」
あまりの近さに、両手で顔を覆う。
「そんなかわいいことをされると、ますます大きくなってしまうのだが」
御剣は、冥の肩にかかっている自分の上着をすべり落とし、犯人が切り裂いた服からこぼれる白い胸元にそっと手の甲を当てた。
「バカ・・・っ、ち、ちっちゃくしなさいよっ」
御剣は片手で冥が頬を押さえている手をはずした。
顔を上げた冥を見つめて、御剣はそっと唇を寄せた。
「無理だ」

148:ナルマヨミツメイ7
07/07/29 17:45:48 hY/Vm6I+
真宵の吐息が甘い声に変わる。
成歩堂は舌で舐めたりつついたりしていた乳首を甘噛みする。
つんと尖ったそれが、ますます固くなる。
その間にも、片足を腕にかけて開かせた秘所を指先でまさぐる。
音を立てて、蜜がからみついた。
膣口をかきまわし、小さな突起の周囲をこねまわす。
「・・・・ん、ああ」
思わず、真宵の口から大きな声が漏れた。
成歩堂は隅々まで真宵の体を撫で、口付け、そして十分に濡れたそこに指を入れた。
「あ、あん、はあん・・・」
進入した指が、敏感な壁をなぞり、真宵は体を反らせた。
「・・・はぁっ、なんか、なんか変だよ、なるほどく・・・ん、あたし」
成歩堂にしがみついて、真宵が言う。
「変じゃないよ。すごく、感度がいいんだ」
成歩堂が、ズボンを下げた。
ソレは、ぴんと屹立している。
「いくよ・・・」
「ん、はぅっ」
先端が真宵の秘所をまさぐるようにし、それからゆっくりと入ってくる。
「や、あ、ん、はっ、あ・・・あん」
抵抗するかのように締め付けてくる真宵の中を、成歩堂は進んだ。
「奥まで、入ったよ」
「ああ・・・、すごい、いっぱいだよ、なるほどくん」
ゆっくり、引き抜く。
また、押し込む。
引き抜く。
「あんっ」
ぐい、と進入する。
腰を引くと、また真宵が震えた。
「ああんっ」
引く時がイイらしい。
成歩堂はたまらなくなって、腰を動かす速度を上げた。
「んぁっ、あ、あっ、ああああああんっ」

149:ナルマヨミツメイ8
07/07/29 17:46:26 hY/Vm6I+
「ぁぁ・・・・」
耳を澄まさなくても、隣の部屋の声が聞こえる。
冥を抱きしめたまま、御剣はごくりと喉を鳴らす。
「・・・バカ!」
自分を抱きしめながら、他の女のあえぎ声に興奮するなんて。
両手で御剣を押し返そうとすると、より強い力で押さえつけられ、一気にスカートを引き降ろされた。
「やっ、ちょっとそんな急に!」
準備の出来ていないその場所に、御剣は己を押し当てた。
痛みとともに、ぎゅっと押し込まれる。
こんなに乱暴にされたことはなかった。
「バカっ、ゆ、許さないっ」
半分ほど入ったところで、御剣が息をついた。
「だが、早くちっちゃくしろと言ったのはキミだ・・・。他に小さくする方法がない」
耳元で息を吹きかけるように囁かれる。
いつも眉間にしわを寄せながら法廷で容赦なく被告人を糾弾する男が、冥にだけ見せる素顔。
「許して、くれるだろうか?」
うなじに、舌を這わせる。
手が、二の腕を強くさすりながら下がり、冥の手を握る。
指と指を絡ませ、その手にも口付ける。
冥の指先を口に含む。
一本ずつ丹念に舐めながら、乳房に触れる。
抵抗するように締め付けられていた御剣自身が、するりと動いた。
冥の目を見つめながら、御剣がふっと笑った。
「許して、もらえたようだ」
潤いをたたえた冥の中に、ぐいと突き進んだ。
「・・・・ん」
冥が、目を閉じる。


何度も突き上げると、真宵は成歩堂にしがみついたまま目を潤ませた。
「やっぱり、やっぱりあたし、変だよ、すごくムズムズする、の・・・、あんっ」
「いいよ。もっと、もっとムズムズして」
肩に担ぐ脚を変えて、成歩堂は突いた。
熱くて、強く締まる。真宵の中はとても気持ちが良かった。
もう、限界が近い。
腰を打ちつけながら、指でぷっくりとふくれた突起に触れる。
「ひゃあんっ」
ぐるぐると回したり押したりすると、真宵が体をひくつかせる。
ぎゅっと成歩堂が締め上げられた。
「あ、あああああん!!」
その声があまりに艶かしい。
引き抜くのも忘れて、成歩堂は真宵の中に精を放った。

150:ナルマヨミツメイ9
07/07/29 17:47:32 hY/Vm6I+
命令どおり、ちっちゃくなっって抜き取られたそれを、細い指が丁寧にウェットティシュで拭く。
「まったく、信じられない。あなたも、な、成歩堂も」
隣の部屋の声は、おさまったようだった。
きれいにしてもらったソレをしまいながら、御剣が軽く咳払いする。
「ム。すまない」
冥が御剣の足元に屈んだまま、破れの大きくなった服をかき合わせた。
「ん、もう。今度買ってもらうわからっ」
それが可愛くて、御剣はまた冥を抱きしめる。
「何枚でも、買おう」
さて。
しかし、服を買いに行くその前に。
御剣は、ため息とともにドアを見た。
・・・どんなタイミングで出て行けばよいものだろうか。


しなだれかかる真宵を抱きとめながら、成歩堂は応接室にいる御剣と冥を思い出して、冷や汗をかいた。。
気づいてない・・・わけ、ないだろうな。
出るに出れなくなっているのではないだろうか。
真宵の声。
ドア一枚を挟んだだけでは、まる聞こえだったにちがいない。
成歩堂は、ため息とともにドアを見た。
出てきたら、どんな顔でなにを言えばいいものか・・・。


                     終

151:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:43:56 Fm6GIvQt
GJ

152:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:44:37 Fm6GIvQt
>>151
ごめんっ!あげてしまった…。

153:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:58:18 nHysOole
みぬきの同人誌見つけた
URLリンク(s1.artemisweb.jp)

154:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:03:05 +L0eHfrrO
>>142-150
GJ!GJ!GJ!
単純なナルミツのコンビにウケたw
部屋を出て来て、気まずく
「…や、やあ」「う、うム」
とか、意味がわからないやりとりをする
成歩堂と御剣が目に浮かぶみたいだww

155:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:27:21 lW9AyZsdO
>>150
GJ!
王道カプだけどシチュエーションが変わってて新鮮ですた

156:名無しさん@ピンキー
07/07/30 11:59:29 fHrusRvx
>ナルマヨミツメイ
GJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!
一番好きなカプと二番目に好きなカプの上
シチュも興奮ものでした!

157:名無しさん@ピンキー
07/07/30 15:55:55 4vqJ5oG0
>ナルマヨミツメイ
本当に超GJ! 
なんかいつもより感じそうなシチュエーションがナイス!!


そういう自分は、ようやくハケーンした、厳徒×巴を投下させていただきます。



158:厳徒×巴 1
07/07/30 15:56:34 4vqJ5oG0
『机上の薔薇』


 まず最初に気づいたのは香りだった。
 宝月巴が朝の捜査会議から戻ると、自分のデスクに一輪の薔薇が置かれていた。
 花瓶に挿すこともなく、ただ無造作に置かれた薔薇を、巴は手に取る。
 幾重にも重なって広がる真紅の花弁はみずみずしく美しく、濃厚な香りは脳の中枢を侵していく。

 巴は薔薇を手にしたまま後方を振り返った。
 彼女のデスクと向かい合うように置かれたもう一つのデスク。
 そこでいつものように悠然と、資料に目を落としている人物。

「お早よう、宝月主席検事。会議はどうだった?」

 厳徒海慈。
 厳徒は巴の視線に気づくと捜査資料を机に置き、口角を上げた。

「いつもの通り、単調な会議でした。それより……」
 巴は手にしていた薔薇に一瞬視線を落とす。
「綺麗だろう。ローテローゼという品種だ。紅い薔薇の代名詞だね」
 厳徒は薄い笑みを保ったまま言った。
「ボクから君に。受け取ってくれるね?」
 
 彼の言葉はあくまで提案で、巴に選択権を委ねているように聞こえる。
 しかしその視線は真っ直ぐ巴を射ていた。
 薄く色がついた眼鏡を通しても、その鋭さは少しも緩まない。

 厳徒と巴が警察局長と主席検事として仕事を共にするようになってから、しばらくの時が過ぎていた。
 いつの頃からか二人は"伝説のコンビ"と呼ばれている。
 二人の残した功績はそれに恥じないものだった。
 数々の功績は二人が互いに協力して生まれたもの、と言われている。

 しかし実際はそうではない。
 協力ではなく、服従。
 巴と厳徒の関係は、協力者・パートナーなどではなく、支配される者と支配する者に他ならない。
 厳徒海慈という大きな権力に隷属することが、巴の選んだ道だった。

159:厳徒×巴 2
07/07/30 15:57:47 4vqJ5oG0

 巴のデスクに初めて紅い薔薇が置かれたのは、彼女が主席検事になったその日だった。
 みずみずしくしなやかな花弁の横に、厳徒の手書きのメモが添えられていた。
『今夜待っている』
 巴はその日、厳徒と一夜を共にした。


 それ以来、たびたびデスクに紅い薔薇が置かれるようになった。
 何度か続くとメモの方は省略され、薔薇だけになった。
 机上に薔薇を見つけた日、巴は夜の予定を白紙にする。厳徒と褥を重ねるために。
 肉体の全てを彼に晒し、余すところなく支配されるために。

 厳徒と肌を重ねながらいつも思うのは、妹の茜のことだった。
 事の発端である、SL9号事件。
 過ぎてしまったことは仕方がない。だけど妹を守りたかった。それが罪だとしても。
 厳徒はその罪を共有してくれると言った。 
 だから、巴は従うしかないのだ。
 厳徒に。彼が机上に置く紅い薔薇に。


 巴は軽く溜息をつく。
 手帳で今夜のスケジュールを確認した。
 『21:00 検事局上層部会合』の文字を見つけて、ハッとする。

「今夜は、検事局上層部との会合があります」
 巴の言葉に、厳徒は頷いた。
「知ってるよ。アレだろう、いわゆる、上層部同士仲良しだってことを確認する、宴会」
「そうですが……。今後いろいろと円滑に物事を進めるためには……外せません」
「だから、知ってるよ。検事局も大変だよねぇ。そんな会合しないと権力保てないんだから。でもさ……」
 厳徒は一旦言葉を切った。
 その顔から浮かんでいた笑みが消える。


「ボクは今日、その薔薇を持ってきたんだよ。明日になったら萎れちゃうでしょ」


「…………」
 巴は黙って唇を噛んだ。
 再び、厳徒の顔に笑みが浮かぶ。
 そして、言葉を発することが出来ない巴を見つめて言った。

「妹さん、元気?」

 巴は自分の背中に冷たい汗が伝うのを感じた。
 そのまま崩れ落ちそうになるのを何とかこらえる。
「…………わかりました」
 やっとのことでそれだけ答えると、巴は自分のデスクに戻った。

160:厳徒×巴 3
07/07/30 15:59:08 4vqJ5oG0

 とにかく関係部署に電話をかけて、今夜の会合をキャンセルしなければならない。
 手が震えていた。
 呼吸を落ち着け、心拍数の治まりを確認してから、デスクの電話に手を伸ばす。
 ボタンを押そうとしたところで、ドアをノックする音がした。
「どうぞー、開いてるよ」
 厳徒が答えると、静かにドアが開く。


「御剣です。宝月主席検事に、報告書を」


 入ってきたのは長身の青年だった。
 紅いスーツに身を包んだ彼は、まず厳徒に一礼した。
「やぁ御剣ちゃんじゃないの。どう? 最近、泳いでる?」
 厳徒は顔をほころばせ、親しげに話しかけた。
 
 御剣怜侍の名は検事局でかなり有名だった。
 検事局きっての天才と呼ばれる彼と、巴は何度か仕事を共にしたことがある。
 その中には件のSL9号事件も入っているのだが……。
 とにかく巴は、御剣の才能を大いに買っていた。

「御剣くん。報告書、受け取るわ」
 厳徒に話しかけられ、しどろもどろになっている御剣に、巴は助け舟を出す。
「はっ。それでは、これを」
 御剣はホッとした様子で巴に歩み寄った。
 そのあからさまな姿に、巴の頬が少し緩む。

「そうだ、御剣くん。今夜の予定は開いているかしら」
 両手で差し出された報告書を受け取りながら、巴は訊いた。
「……19時までは会議で、その後は帰宅する予定ですが……」
「その後は? 誰か素敵な女性と食事でも?」
「……ザンネンながら、そのようなアレは……」

 首を傾げながら質問に答える御剣をよそに、巴はデスクの電話に手を伸ばす。
 そのまま短縮ダイヤルのボタンを押した。
「主席検事の宝月です。今夜の上層部との会合の件で」
 巴は一呼吸置くと、目の前の御剣を見上げながら言葉を続けた。

「その会合ですが、私は急用が入って出られなくなりました。代理として、御剣上級検事を出席させます」

161:厳徒×巴 4
07/07/30 15:59:48 4vqJ5oG0
「……宝月検事殿?!」
 何かを言いかけた御剣を手で制し、巴は通話を続ける。
「はい。急ですが、御剣上級検事ならしっかり代理を務めてくれます。私が保証します。では」

「……宝月主席検事、これは、一体……」
 受話器を置いた巴に、御剣が抗議の色を示す。
「聞いたでしょう。検事局上層部の会合よ」
「上層部? そんな会合にこんな一介の検事が出ても良いものでしょうか」
「大丈夫。そんなに堅いものではないわ。それに御剣くんの将来にきっと役に立ちます」
 御剣はしばらく考え込んでいたが、やがて頷いた。
「心得ました。主席検事の代理はしっかり務めさせていただきます」
「ありがとう。時間は21:00からよ。詳しい場所は追って連絡するわ」
「連絡待っています。それでは失礼」
 御剣はそう言って一礼すると、部屋から出て行った。

 
「随分買ってるねぇ、御剣ちゃんのこと」
 部屋の中から御剣の余韻が消えた頃、厳徒が口を開いた。
「彼は優秀です。今はまだ若さが抜けていませんが、数年後が楽しみな逸材です」
「ふーん。ただの若造に見えるけどねぇ……」
 巴はそれには答えず、御剣が置いていった報告書に目を通し始めた。

 真紅の薔薇は、デスクの片隅に放り出されている。
 清らかだったその花弁は、既に端から萎れ始めていた。



          ****************************

162:厳徒×巴 5
07/07/30 16:00:40 4vqJ5oG0


 厳徒が指定したホテルの部屋に着くなり、巴は組みしだかれた。
 荒々しく唇を塞がれ、侵入してきた舌に歯列をなぞられる。
 脱がすというよりは剥ぎ取られるような感じで肌を晒され、露になった部分に次々と赤い跡が散る。
 胸元や首筋を唇が這い、くまなく攻められる。
 その行為は次第に激しさを増した。

 身体中を触れられている間、巴は声一つ挙げなかった。
 いつものことだった。
 早く時が過ぎるように、己の心臓の音を聞いていた。
 そして、妹の茜のことを考えていた。


 そのセックスに愛などなかった。
 彼女は厳徒に支配され続けなければならない。
 彼が求めればいつでも全てを捧げます、という意思を示しているに過ぎない。

 一方、厳徒が巴を抱くのは、ただ彼女を支配するためなのだろう。
 性的な欲はあるのかもしれないが、やはり愛はない。
 そもそも、セックスをするのに愛が必要なのかどうか、巴は甚だ疑問に思う。

 勿論、愛のあるセックスは存在する。
 しかし、少なくとも厳徒との行為の間にそれは存在しない。
 身体は差し出しても、心まで支配されているわけではない。
 それならばいくらでもこの身体を差し出してやる。
 それで妹が、たった一人の家族が守れるのならば、私はそれで構わない。


「御剣怜侍……今頃、君の代わりをやっているな」
 巴の胸の頂を攻めながら、厳徒が口を開いた。
「彼は優秀です。私なんかよりもずっと」
 そう答える巴を見て、厳徒は少し顔を顰める。
「相変わらずだね、トモエ。どんなに攻めても顔色一つ変えない」
「………」
 胸の頂に舌が這わされる。それでも巴は身動き一つしなかった。

「御剣を見ていたら、思い出したよ。罪門だっけ? SL9号事件で死んだ検事。彼を、さ」


163:厳徒×巴 6
07/07/30 16:02:04 4vqJ5oG0
 罪門直人。SL9号事件の被害者であり、彼もまた検事だった。
 正義感に溢れる優秀な検事だったが、今はもう居ない。
 彼を殺したのは、妹の茜………。


「気に入らないな。ああいう正義面したタイプは」


 厳徒は吐き捨てるように言った。
 そして、巴の身体を無理やり引き起こす。

「抱かれたか? 罪門直人に。そして感じたか!」

 激しい口調だった。いつもの落ち着いた感じがない。
 そんな厳徒を見るのは初めてだった。
 すっかり取り乱している厳徒の瞳の中に、巴は嫉妬の二文字を見たような気がした。
(――まさか)
 嫉妬。ありえない。
 そもそも厳徒との間には、嫉妬を呼ぶほどの愛なんて……。

「答えないなら見せてもらう」

 厳徒は巴を後ろから抱くと、その姿勢のまま彼女を挿し貫いた。
 最深部に到達されたとき、巴の身体に衝撃が走った。
 
「……っっあっ」
 思わず声が漏れた。
 逃れようとしてもがく身体を、厳徒は強く押さえつける。
「ん……ん」
 押さえつけられたまま、後背位で幾度も突かれた。
 不自然な角度で内部をことごとく探られ、その度に巴の身体に衝撃が走る。

 今まで何度も厳徒に抱かれたが、こんな感覚は初めてだった。
 気を抜くと意識を失いそうな感覚。
 心の奥底から、何かが湧き上がってくるような感覚。
 そして、理性というものがどこかへ飛んでいってしまうような、そんな感覚。

「あっ……やっ……」
 次第に、巴は乱れていった。
 しかし厳徒は背後から巴の内部を攻め続け、同時に耳朶や背中に舌を這わせる。
「んっ……」
 唇から切ない声が漏れる。
 同時に、結合している部分から粘り気のある水音がし始めた。


164:厳徒×巴 7
07/07/30 16:02:41 4vqJ5oG0

「やっ……あぁ」
「いい声だ、トモエ」
「嫌……聞かないで」

 今までこんな事はなかった。
 抑えきれないほど感じることなんて。
 身体の奥から溢れてくる熱い蜜を、止められないなんて。

 そんな姿を、この男の前で晒したくはなかった。
 私は心まで彼に支配されているわけではない。
 なのに、こんなにも感じてしまう。そんな自分が嫌だった。

 しかし、一方で。
 止めて欲しくない、と思っている自分が居た。
 もっともっと奥まで来て。もっと触れて。
 ――このまま一緒に墜ちたい。


 幾度目かの衝撃が巴を襲った。
 その波はひときわ大きく彼女を襲い、そしてそのまま彼女を飲み込む。
 理性の糸が途切れる寸前に、彼女は身体の奥で感じた。
 厳徒から吐き出された熱い欲望を。



          ****************************


165:厳徒×巴 8
07/07/30 16:03:19 4vqJ5oG0


 それからしばらくして、巴は厳徒の拘束から開放された。
 紆余曲折はあったが、SL9号事件が真の解決を見たのだ。

 はじめから全て、厳徒が仕組んだことだった。
 巴は厳徒に騙され、利用され、いろいろなものを奪われた。

 厳徒は何故罪を犯したのか。
 広い法曹界で、権力が欲しかったのか。
 それともただ単に、気に入らない人物を抹殺したかっただけなのか。
 その両方なのか。
 ……あるいは、全く別の理由なのか。
 巴にはわからない。

 
 妹の笑顔が戻り、再び落ち着いた日々が訪れた。
 厳徒に隷属していた期間がまるで夢なのかと思うほどに、平穏で、笑顔に溢れた日々。

 しかし巴は時々思い出す。
 彼に抱かれながら、溶け合いたいと感じたあの時の自分を。
 そういう時、彼女は花屋で薔薇を買い求める。

 真紅のローテローゼを一輪。

 花瓶に挿すことはせずに、ただ眺め、そして考える。
 ――あの時、私は心まで彼に差し出していなかったか。差し出してもいいと思っていたのではないか。

 答えの出ないのは解っていた。
 しかし問い続けた。
 みずみずしく美しいその花弁が、黒く萎れていくその時まで。
  

 (END)

166:157-165
07/07/30 16:05:22 4vqJ5oG0
以上です。
自PCからコレの発掘作業をしてたら、書きかけのエロロがイッパイ出てきて焦った。
死ぬ前に削除しとこう。

茜たんのエロ見たいー。

167:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:40:45 01KCaGO2
GJ!!!
巴が色っぽいなあ

168:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:52:20 zqGAC/+8
うまいし、短編小説みたいにしっくりきてる。

169:名無しさん@ピンキー
07/07/30 22:07:05 TIN7Y4n6
こんなGJなモノを隠し持っていただなんて‥‥
>>157、なんてオソロシイ子っ!

170:名無しさん@ピンキー
07/07/30 23:56:34 LVLei4GV
最後の〆方が、綺麗に纏まってて好き。
ドラマを感じるなー

171:名無しさん@ピンキー
07/07/31 15:58:57 m14PC0ta
>>166
GJ!!
文章がプロの方かと思うくらい素晴らしいです!
その書きかけのエロロとやらを完成させ、
ただちに提出するんだ!!

すいません…また是非投下をお願いしますw 

172:名無しさん@ピンキー
07/07/31 19:23:30 mf/MiRpV
ナルマヨミツメイ&厳徒×巴 GJ!
正反対だがどっちも好きな作風だwww

173:名無しさん@ピンキー
07/08/01 20:38:44 4X1ab8p+
GJ!!
ナルマヨミツメイって語呂良いなw

174:名無しさん@ピンキー
07/08/03 12:35:11 X++tk/El
意外とおキョウさん絡みってないんだね。
もし書くとしたらどっちの人格だろう?

175:名無しさん@ピンキー
07/08/04 06:03:54 e6S+X72x
成みぬ見たい

176:名無しさん@ピンキー
07/08/04 19:06:55 W63P7e34
>>174
おっとり笑顔で罪門にせまる
or
ガントに組み敷かれて姉御人格「くやしい…でも(ry」
or
姉御なおキョウ×巴で百合

このくらいしか思いつかんかったw

177:名無しさん@ピンキー
07/08/04 19:09:12 owx1V5mS
ぜひ最後のヤツを読んでみたいと思ってしまった

178:名無しさん@ピンキー
07/08/05 00:02:59 WHkmAs1k
>>176
ガントモと3Pと姐御×イトノコ逆レイプも入れてくれ

179:御剣×茜 1
07/08/05 17:13:54 jkurSkei
刑事課を尋ねて、廊下の向こうに彼女の姿を見つけたときは、心臓が跳ねた。

時間が、急速に巻き戻されたかのような錯覚。
懐かしさと、悔しさ。言いようのない、胸の痛み。
彼女が不審そうに足を止めたのを見て、御剣怜侍は反対側に歩き出す。
ちがう。
あれは、彼女ではない。
彼女と入れ替わりにこの国に帰ってきた、彼女の妹だ・・・。

翌日、検事局の廊下を足早に歩いていると、目の前で執務室のドアが開いた。
目立つ白衣を着た女性が飛び出してくる。
ぶつかりそうな距離で御剣に気づいた彼女は、あわてたようすで閉めたドアに張り付いた。
「きゃっ」
牙琉響也の執務室だった。
検事が検事局の中を歩いて、これほど驚かれるとは。
「ど、どうも、御剣検事」
数年ぶりではあったが、彼女は御剣を覚えていた。
「忘れられたのかと思っていた。宝月刑事」
やっぱり、昨日の人はそうだったんだ・・・と茜がつぶやく。
「いえ、あの。その節はお世話になりました。おかげさまで、今はこうして・・・」
語尾が弱々しく消える。
「そう思っているなら、例え気に入らない仕事でも真面目にやることだ」
つい、厳しい言葉が口をつく。
彼女が科学捜査課を希望していたことは、よく知っている。
だが、誰もが希望部署に配属されるとは限らない。

茜はカチンときたようだ。
「牙琉検事ですね?私のことを、あることないこと」
御剣は、ふっと微笑した。
やはり、性格はまるで違うのだな。
彼女は、こんなにあからさまに感情をむき出しにしたり、ましてやすねたりはしないだろう。
「私は、あることしか聞かない」
茜は絶句したように、肩からかけているカバンを手で押さえる。
おそらく、その中にはあの駄菓子が入っているのだろう。

180:御剣×茜 2
07/08/05 17:14:51 jkurSkei
あの子はね、小さいときから嫌なことがあると甘いものを欲しがるの。
きっと、そういうものを口にすることで、無意識のうちにストレスから逃げ出しているのね。
我慢強くて、人に優しい子だから。

そう言った彼女の笑顔が、目の前の茜に重なった。
ちょっと困ったようにそっぽを向いた横顔。

御剣くん。私を、困らせないで。
そう言ったときの、彼女の顔。

御剣はふっと表情を緩めると、両手を軽く広げた。
「時間があるか?お茶でもどうだろうか?」

検事局のカフェテリアで、コーヒーが出てくるのを待って、御剣は茜のカバンを指さした。
「入っているのだろう?そこに。駄菓子が」
「えっ」
コーヒーに砂糖をれようとしていた茜が、目を丸くする。
この刑事は今、いくつなのだろう。
あの事件のときに、まだ高校生だった。
その後、アメリカへ留学したようだが・・・、今は24、5といったところか。
私が初めて会った時の彼女と、同じくらいだ。
そうだ、彼女はもっとずっと大人びていた。
少なくとも、むやみにコーヒーシュガーをテーブルに撒き散らしたりしない程度には。
「食べたまえ。私と話をするのに、それほど緊張するなら」
ペーパーナプキンでこぼした砂糖をかき集めながら、茜は首を振る。
「い、いえ、別に、そんな」
「以前、宝月主席検事・・・キミのお姉さんに聞いたのだ。キミは緊張や不安を覚えると、駄菓子を食べるクセがある、と」
「お姉ちゃんが?」
茜がびっくりした顔を上げた。
「御剣検事・・・、お姉ちゃんとそんな話をしてたんですか・・・」
おずおずとカバンから出したかりんとうの袋を開ける。
さくさくさくさくさくさくさく・・・。
「それで、さくさくさくさく、あの、私になにか?さくさくさくさくさく」
「・・・ひとりで食べずに、私にも勧めたまえ」
げほ。
茜がかりんとうにむせた。
あわてて飲んだコーヒーはまだ熱かったらしく、喉が粉っぽいやら舌が熱いやらで、茜はあわてふためく。
ハンカチを差し出すと、それを受け取って口に当てた。
「げほげほ・・・あー、び、びっくりしました・・・」
「うム。だいじょうぶか」
落ち着くのを待って聞くと、茜は頷いて、かりんとうを差し出した。
「どうぞ」
今度は、御剣がとまどった。
「・・・・・いや、冗談のつもりだったのだが」
「はあ?!」
甲高い声が、カフェに響く。
「そんなに驚くと思わなかったが」
「冗談って、そんな真面目な顔で言うものじゃないですよ。それに御剣検事、冗談言う人にみえないです!」
さくさくさくさくさくさくさく・・・。
茜に手厳しく言われて、御剣はすこしひるんだ。
自分に冗談のセンスがないことぐらいわかっているのだ。
なのに、思わずこの刑事を前にして慣れないことを口走ってしまった。
・・・そして、ダメ出しされてしまった。

181:御剣×茜 3
07/08/05 17:15:28 jkurSkei
「それで」
コーヒーを冷ましながら、茜は上目遣いに御剣を見る。
「なにか、お話ですか。あたしに」
そう言われると、さほど改まった話があるわけでもなかった。
「ム、いや・・・、お姉さんはお元気だろうか」
茜は、コーヒーをすすった。
「はい。仕事もがんばってるそうです」
茜と入れ替わりに、姉はアメリカに渡った。検事を続けるわけには行かなかったからだ。
「そうか」
「お姉ちゃんのこと、聞きたかったんですか?」
御剣は、本当に手を伸ばしてかりんとうをつまんだ。
そうかもしれない。
シルエットだけで、彼女と見間違えるほどよく似た、妹。
あれから、ついに会うことのなかった女性。
顔かたちも立ち姿も、彼女の面影を色濃く受け継いで、性格のまるで違う茜を前に、御剣は「そうだ」とは言いにくかった。

「キミは・・・、今でも科学捜査の仕事をしたいのか」
さく。
「そりゃ、そうですけど」
さくさくさくさくさくさく。
「移動願いのほうは?」
さく。
「出してますけど、無理っぽいです」
さくさくさくさくさくさく。
「・・・・機会があったら、話を通しておこう。聞き入れられるかどうかはわからないが」
さく。
「いえ、けっこうです」
御剣が、手を止める。
「だって、御剣検事にお願いして移動させてもらったなんてことになったら、その先どんなにがんばったって認められません。あたし、実力でがんばりますから」
そう言い切った茜は、数年前に成歩堂の隣に居た少女ではなかった。
過去や今の辛さも全部受け止めて、自分の足で立っている、自分の力で生きている女性だった。
ああ。
やはり、彼女の妹だ。
「・・・余計なことを、言ったようだ」
茜ちゃんなら、大丈夫だよ。
そう言っていた成歩堂を思い出す。
茜を、お願い。
最後に、振り返ってそう言った彼女。
確かに、妹さんは大丈夫なようです・・・。
御剣は、伝票にサインをして立ち上がった。
「帰宅するなら、近くまで送っていこう」

道を聞きながら車を走らせると、少し慣れてきたのか、茜はぽつぽつと刑事課での仕事ぶりを話した。
遠慮がちに、牙琉検事へのグチもこぼす。
自宅の前まで行くつもりはなかったが、思いのほか人通りの少ない道が続き、途中で降ろすのがはばかられた。
「このへんでいいですよ、どうせいつも駅から歩くんだし」
「しかし・・・もう少し交通の便がいいところにしたらどうだろう。帰りが遅くなることもあるのだから」
「うーん。お姉ちゃんも、そう言ってたんですけどね」
茜は御剣の前でお姉ちゃん、と言う事にだんだんと抵抗を感じなくなってきているようだった。
その言葉を聞くたびに、御剣は胸が少し痛む。
誰よりも、彼女を救いたいと思ったのは自分だったのに。
結局は、彼女を追い詰める側に立たねばならなかった。

182:御剣×茜 4
07/08/05 17:16:06 jkurSkei
御剣くん。

最後に控え室で聞いた、あの声。
追いかけて、抱きしめたいと思ったのに。
どこにも、行かせたくはなかったのに。
結局は彼女は戻ってくることはなかった。

「あ、ここです」
茜の声でふと我に返る。
礼を言って茜が降りる。
ぼんやりとその背を見送ると、茜が入っていったアパートの窓のひとつに灯りがついた。
部屋を確かめてしまったようで、御剣は後ろめたさを感じて静かにアクセルを踏んだ。

それからしばらく、茜に会うことはなかった。
裁判の資料を読み込んでいた夕方、ノックもそこそこにドアを開け、茜が御剣の執務室に飛び込んできた。
「なんだろうか」
驚いたが、出てきたのは落ち着き払った言葉だった。
そこで茜は、立ち尽くしたままうつむく。
「宝月刑事?」
御剣が、茜の顔を覗き込むように体を屈める。
「なにか、あったのだろうか」
「・・・い、移動」
茜は顔を上げる。
「移動になるかもしれません。科学捜査課に」
ぼろぼろと、頬に涙がこぼれた。
「御剣検事、あなたなんですか?あなたが、口を利いて」
しゃくりあげる。
御剣がポケットからハンカチを出して、茜の涙をぬぐった。
ようやく、事の次第がわかったような気がした。
希望の部署への移動を、御剣が手を回したと思ったのだ。
「私はなにもしていない。だいじょうぶだ。キミ自身の、力だ」
だいじょうぶだ。
その言葉で、茜はその場にしゃがみこんだ。
御剣は、そんな茜の背中をそっと撫で続ける。
好きな勉強が出来るとはいえ、アメリカで暮らすのには心細いことも多かっただろう。
日本に帰ってきて、科学捜査官になろうと思ったのに、なれなかった。
一生懸命に捜査したけど、どうしてもうまくいかない。
かつて世話になった成歩堂は、弁護士ですらなくなっている。
かりんとうを食べる量だけが増えていく・・・。
何年もの間、張り詰めていた糸が切れたように茜は泣いた。

183:御剣×茜 5
07/08/05 17:16:49 jkurSkei
御剣のハンカチを握り締めて、ようやく茜の涙が止まったのは、それからどれほどたってからか。
「あ、あたし、なにしてるんだろう・・・」
そう言って、くしゃくしゃになった顔をハンカチでぬぐう。

ふいに、茜の頬に御剣の指が触れた。
気づくと、茜の唇に自分のそれを重ねていた。
「な、なにするんですかっ」
茜が飛び退る。
「うむ。失礼した」
御剣が手を離す。
「あ、謝らなくても、いいですけどっ」
茜はふりきるようにハンカチで、鼻をかんだ。
それから、はっとしたようにハンカチを見る。
「あの、ちゃんと新しいのを返しますから・・・。こ、この間お借りした分も」
「それには及ばないが」
「なんか、いい香りがするんですけど。もしかして、すっごく高級なハンカチだったりするんですか?鼻、かんじゃった・・・」
ふっと笑って御剣は、茜の手をとった。
「ひゃあっ」
脚をさらわれて茜の体が宙に浮く。
「みみみみつるぎけんじっ?!」
すとん、とソファに降ろす。
デスクの後ろにある棚から紅茶の缶を取り出す。
電気ポットがシュンシュンと音を立て、すぐに紅茶のいい香りが部屋中に満ちた。
「カモミールだ。気持ちが落ち着く」
茜の目の前に、ティーカップを置いた。
「ありがとうございます・・・」
隣に腰掛ける。
「な、なんですか・・・」
御剣が、茜をじっと観察すると、茜はわずかに頬を染めた。
目元と鼻、顎のラインが彼女によく似ている。
唇は、茜のほうが少し小ぶりだ。
御剣は、ちらりと時計を見た。
あいにく、これから出かけねばならない。
「では、今夜ハンカチを返してもらいに行こう」


狭いながらにきちんと片付いたワンルーム。
本棚の上段には、通販で買ったらしい怪しげな化学薬品が並んでいる。
小さなテーブルの上には、きちんと洗ってアイロンのかけられたハンカチが2枚。
そして、ベッドの上に、茜。
茜の上に、御剣。
「どうしてですか?」
シャワーの後の上気した体は、なにもつけていない。
「どうして、あたしに、こんな」
御剣はそれに答えず、自分自身を抱くようにしていた茜の腕をほどいた。
「嫌なら、断ればよかった。君には、それができた」
「・・・・・・」
茜が目をそらした。
「わかってます。あたし。・・・お姉ちゃんの代わりだってこと」
御剣が目を細め、茜の顎に手をかける。
「・・・では、私はなんだ。成歩堂の代わりか」
答えを聞く前に、口づけた。

184:御剣×茜 6
07/08/05 17:17:33 jkurSkei
かつて、彼女にそうしたように。
・・・私を、困らせないで。
目の前の『彼女』は、今度はそう言わなかった。
茜の体に手を滑らせる。
これは、彼女ではない。
彼女の体ではない。
胸も、腰も、脚も。
しだいに熱を帯びてくるそれは茜のもので、彼女ではありえなかった。
もし、彼女をこの腕に抱く機会があったなら。
今、自分にすがりついている茜のように反応しただろうか。

「・・・・あ」
この吐息のように、声を上げただろうか。
ほっそりとした腕が、背中に絡みつく。
彼女は、こんなふうに抱きしめてくれただろうか・・・・。
膝を割り、そこに手を差し入れる。
声にならない息遣いだけが、茜の反応だった。
丹念な指使いで、息を乱す。
御剣は、記憶の中の彼女を手に抱いているかのような錯覚を覚えた。
その名を呼んでしまいそうな、かつて、彼女を抱いたことがあったかのような、錯覚。
乳房を乱暴に揉みしだき、桃色の突起を舌で責め、腰を抱く反対の手で蜜壺をかきまわす。
敏感な芽を押しつぶし、中に入れた指を探るように動かすと、声が漏れた。
「ああっ・・・」
違う。
彼女の声ではない。
彼女の声は、もっと、胸を突くような響きで。
「ああ、あっ、や、あん・・・」
違う。
これは、彼女ではない。
一箇所に集まるような熱と、思いがかなえられない苛立ち。
御剣は、それを茜に押し込んだ。
振り切るように、動きに集中する。
喉を反らせて声を上げる『彼女』を組み敷いて突き上げる。
違う。
違うのだ。

185:御剣×茜 7
07/08/05 17:18:25 jkurSkei
望んでいたのは、こんなことではないのに。
「ああああっ」
強く締め上げられて、御剣は自分自身を引き抜いた。
茜の白い腹の上に、御剣の欲望が吐き出される。
後悔に似た感情。
体を細かく痙攣させた茜の目から、涙がこぼれる。
白濁した液体をぬぐったあとで、御剣はその目尻を指で拭いた。
「・・・すまない」
「あ、謝らないでください」
茜は、御剣の胸にそっと頬を寄せ、回した手に力をこめた。
「あたし・・・、アメリカから帰ってくるとき、お姉ちゃんと話したんです。お姉ちゃん、どうしても困ったことがあったら必ず御剣検事に相談しなさいって。」
「・・・・私に?」
「必ずあなたを助けてくれるから、って。そう、約束したから」
「約束・・・」
覚えがなかった。
ふと、自然と胸の中に抱く形になった茜の髪を撫でているのに気づいた。

茜を、おねがい。

彼女の声が聞こえた気がした。

私を、困らせないで・・・・。

御剣は、ふっと自嘲気味に笑う。
結局自分は、彼女を追いかけているつもりで、逃げられてばかりいたのだ。
すべては、彼女の思い通りに。

腕の中には、彼女の宝物が残っている。
この先、御剣にとっても宝物になるだろう彼女が。



おわり

186:名無しさん@ピンキー
07/08/05 21:27:05 atmWy8zW
GJ!

187:名無しさん@ピンキー
07/08/06 01:57:20 tJMtYr4i
GJ
お見事!! 丑三つ時に超萌えました。

188:名無しさん@ピンキー
07/08/06 03:46:12 eiePZ1Ss
御剣×茜キタ!!GJ!
御剣→巴なエピソードも萌える!

189:名無しさん@ピンキー
07/08/07 00:54:28 T8p1sl5x
GJ!!
御剣×茜ってなんかすごい新鮮だ。
茜が可愛い!
宝月姉妹最近ツボだ。

190:名無しさん@ピンキー
07/08/07 21:02:35 3vSNbw8/
GJ!!!!
待ってました御剣×茜!!!!!
茜は「自分の足で立っている女」であって欲しいと思っているので、
イメージ通りでギザウレシス。

191:名無しさん@ピンキー
07/08/09 17:28:56 W1e+owqG
wikiに明らかにここに投下されたものではない文章が追加されてるがあれは一体…
トップページのコメント欄も変なのばかりだしもしかして外部から厨が流入してるのか?
あのwiki、普通にGoogleの検索で引っ掛かるしな

192:名無しさん@ピンキー
07/08/09 19:39:36 x9iNjV5b
Wikiの管理人です。
荒らしのようなもの?に関してですが、以下の2つのページがスレにはない作品のページになっております。
この2つは削除でよろしいのでしょうか。
今日追加分は消すとして、下は5/24から連続して作品を投下しているようなのですが。

新規の作品はほぼ100%私の方で追加しております。
とりあえずは
「ログインユーザ以外による新規ページ作成」を「許可しない」に設定しました。
(職人が後で作品を訂正したい場合の変更は可能)
もし、作品掲載漏れがあった場合、スレに書き込みして貰えれば追加します。

URLリンク(www23.atwiki.jp)
編集者:219.105.30.245

URLリンク(www23.atwiki.jp)
2007/07/25 (水) 17:15:21 編集者:219.105.30.94
2007/07/17 (火) 18:26:11 編集者:219.105.30.94
2007/07/09 (月) 17:39:35 編集者:219.105.30.111
2007/06/24 (日) 10:44:41 編集者:219.105.30.111
2007/06/21 (木) 17:51:00 編集者:219.105.30.111
2007/06/14 (木) 15:55:21 編集者:219.105.30.111
2007/06/12 (火) 21:52:13 編集者:219.105.30.111
2007/06/10 (日) 17:43:00 編集者:219.105.30.111
2007/06/09 (土) 18:15:50 編集者:219.105.30.111
2007/06/07 (木) 19:29:45 編集者:219.105.30.111
2007/06/02 (土) 17:20:38 編集者:219.105.30.156
2007/05/27 (日) 19:18:37 編集者:219.105.30.156
2007/05/27 (日) 19:18:37 編集者:219.105.30.156
2007/05/27 (日) 11:57:26 編集者:219.105.30.156
2007/05/27 (日) 11:51:06 編集者:219.105.30.156
2007/05/27 (日) 11:50:10 編集者:219.105.30.156
2007/05/24 (木) 18:31:36 編集者:219.105.30.156
2007/05/24 (木) 18:29:58 編集者:219.105.30.156
2007/05/24 (木) 18:27:50 編集者:219.105.30.156

193:名無しさん@ピンキー
07/08/09 22:28:54 HlgpFa4A
>>192
いつも乙です。
見てみたけど削除しちゃっていいと思う。
つーか正に「これは酷い」だなこりゃ。

194:名無しさん@ピンキー
07/08/10 11:25:26 5kdy7tGC
>>192
乙です。
スレ以外の作品投下禁止とは書いてないから
一応そういう旨も書いておいたらどうだろう。
スレ住人ならそんなことは当たり前だが
外部から来た人なら知らなかったってこともあるのでは。

195:名無しさん@ピンキー
07/08/10 15:38:54 aqXiJ4hP
イトマコが見たい

196:名無しさん@ピンキー
07/08/10 19:49:01 NEKTBy8v
イトノコの技巧って想像しにくいよな…
まー逆裁で上手そうなイメージのキャラはあまりいないけど

197:192
07/08/10 20:36:49 1XecYh6B
トップページの内容変更及び、
URLリンク(www23.atwiki.jp)
URLリンク(www23.atwiki.jp)
を削除しました。
何か問題ありましたら書き込みしてください。

198:名無しさん@ピンキー
07/08/10 23:14:47 OE42yG7V
>>196
個人的にはこんなイマゲ

成歩堂:基本的には優しく、たまに意地悪というか鬼畜というか
御剣 :不器用さんなので痛がらせちゃう
糸鋸 :体力バカ・真っ直ぐ一直線! かなり持続しそう
矢張 :女の子褒めながらしっかり前戯、本番は女の子より先に果てる
ゴドー:ザ・強引な男、キザなセリフ吐きつつ責め続けるタフネス
哀牙 :アイヤ、それはしたりぃぃぃぃっ!
王泥喜:オ、オレは大丈夫ですっ!

199:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:22:34 6/cJBQNf
おおむね同意だが、
牙流兄弟と厳徒、マックスは?

あと逆に、女の子が主導権を握って
男を攻めるとしたら、
うまいのは誰だろう?

200:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:35:40 7NcQvqzV
>199
オバチャ…いやなんでもない。
ここはマレカさんかな。あと意外にうらみちゃんとか。

201:名無しさん@ピンキー
07/08/11 01:00:04 xehmbNPg
ちなみ、梅世、姫神、美波なんかもかな
あとキミ子さんは熟女ならではの凄いテクを持ってそうw

202:198
07/08/11 01:04:28 acJOcFH/
追加。
牙流兄 :優しそうな声と言葉を囁きながら、執拗に前戯を繰り返す
牙流弟 :調子のいいこと言ってやや強引めにコトへもっていく。優しくしてくれそう。
厳徒  :ニコニコ笑いながら誘い、殆どレイプ状態で前戯もあまりしないまま挿入
マックス:ゴーーーーーージャス!

こうして見ると、個人的にはあんまり逆裁キャラって夜の生活が思い浮かばない……
萌えられるエロパロ書けるこのスレの神々たちに、改めて敬礼!

203:名無しさん@ピンキー
07/08/11 05:50:01 Zlqef6mZ
絡ませるカップリングってどこまでいいんだろ?
ナルマヨ、ミツマヨ、オドミヌ、キョウアカとか王道なのはともかく、
滝太×美波、優作×希香とかもありだよね。

さすがにマックス×霧緒とかあまりにも滅茶苦茶な組み合わせはだめでも
岡高尾×うらみとかダイアン×ラミロアとか同じ章に出てるならいいのかな?

204:名無しさん@ピンキー
07/08/11 06:36:05 oaBASPDo
何を理由にダメだと思うんだろうか。接点が無いからとか?
そんなこと言ってたら4設定のナルマヨはありえなくなる。
組み合わせは801じゃないかぎり、基本的に自由なんじゃないかな。

205:名無しさん@ピンキー
07/08/11 14:25:58 0x+QGsD1
過去ログにも矢張×マコとか九太×春美とか牙琉兄弟×冥等の
原作で顔を合わせたことのないキャラ同士のカプもあるしな。
関係性が薄い接点が無いとかはあんまり気にしなくていいと思う。

206:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:06:18 xsGx0NJJ
>>203
マックス×霧緒とか、関係が薄いとか抜きにしても出会うシチュが思い浮かばねーよwww

207:名無しさん@ピンキー
07/08/11 22:41:16 6/cJBQNf
霧緒が実はサーカス好きとか?w
マックス×まことは何かあり得そうだけどな

208:名無しさん@ピンキー
07/08/12 20:30:54 lIk6qFoO
普通に、霧緒がタチミサーカスのマネージャーになって、
彼らのテレビ進出をサポートするとかありそうだけどなぁ
でもマックスは年下が好きそうw

209:名無しさん@ピンキー
07/08/13 17:14:17 2lIeu2IU
そろそろ4キャラの下半身事情を考察しようか
なんか今作は旧シリーズ以上に童貞・処女率が高そうな気がする

210:名無しさん@ピンキー
07/08/13 20:13:00 dTxA5gwU
まことは箱入り(ひきこもり?)処女なのか、
誘拐されたときに貫通済なのか、それが問題だ

211:名無しさん@ピンキー
07/08/14 01:29:50 WNLAk5lX
>>179
GJ!!
「では私はなんだ。成歩堂の代わりか?」
が切なすぎる。

212:名無しさん@ピンキー
07/08/14 02:41:34 dFKQTygx
>>210
お父さんが(ry

213:名無しさん@ピンキー
07/08/14 02:54:15 gjMIMPID
みぬき:処女。・・・特に理由はない。なんとなく。
 茜 :処女。知識だけ豊富な耳年増だったりするとなおよし。

雅香 :非処女。若い女が裏社会を渡るには色々あっただろうと推測。
美波 :非処女。初めての相手が滝太だったらいいな、と思っている。
まこと :処女。>>210でいう箱入り(ひきこもり)処女説を支持。

とりあえず俺が文を書く時の脳内妄想を晒してみる。
男どもなんてシラネ

214:名無しさん@ピンキー
07/08/14 09:26:46 zbjW7irL
とりあえず茜は非処女

215:名無しさん@ピンキー
07/08/14 13:16:58 WNLAk5lX
(´ω`)

216:名無し@ピンキー
07/08/14 16:32:25 U7dMN1gs
梅世を誰か書いてクレ

217:名無しさん@ピンキー
07/08/14 16:49:02 r9O0KR5U
暑くてなにも書く気になれぬ・・・

218:名無しさん@ピンキー
07/08/14 17:35:32 3DzLBd3I
コナカルチャーの男性社員達の性欲を一手に引き受けてマネージメントするのもウメヨの大事なシゴトなのぉ。

みたいなやつか

219:名無しさん@ピンキー
07/08/14 18:36:40 IV0MJe7A
>>209
王泥喜:非童貞(学生時代に普通に彼女とか作ってそう)
みぬき:処女(理由はない)
牙琉兄弟:非童貞(理由はない)
茜:非処女(興味本位でアメリカ時代に経験だけはしてそう)

雅香:非処女(闇の世界に生きる人で処女はないと思う)
滝太:非童貞(美波ちゃんとすることはしたと思う)
美波:非処女(滝太以前にもけっこうな人数としていそうな予感)
河津:童貞(知識だけは豊富)
マキ:童貞(目が見えないふりをしていたから)
大庵:非童貞(理由はない)
まこと:処女(箱入りだから)
葉見垣:童貞(まぁ特に理由はないw)
バラン:非童貞(それなりにモテてはいたと思う)

既婚者、1~3登場キャラ(茜を除く)ははずした。
自分の予想はこんな感じ。
自分では処女、童貞率はけっこう低いと思ったんだが

220:名無し@ピンキー
07/08/14 23:24:58 U7dMN1gs
218さん、ぜひそれでお願いします

221:名無しさん@ピンキー
07/08/14 23:25:40 stt++YcD
>>218に期待

222:名無しさん@ピンキー
07/08/15 02:00:49 rczdSSzy
>>228にも期待

223:名無しさん@ピンキー
07/08/15 17:18:31 92FZv2d0
>>219
まことだが、前に誰かがここに書いてくれた
まこと×霧人のお陰で、自分の中では非処女(ガリュー兄に奪われ済)
って今毛。

224:名無しさん@ピンキー
07/08/15 19:16:23 IQqd95NS
ナルマヨミツメイ辺りを書くときは、成歩堂と御剣がどの時点まで童貞か迷う。

225:名無しさん@ピンキー
07/08/15 19:49:27 yLWPKS61
>>223
自分もまことはガリュー兄に処女を奪われたと予想。

公式ガイドのまことの全身図を初めてみたけど、
なんだか妙に色っぽい感じがするのは気のせいか?w

226:名無しさん@ピンキー
07/08/15 20:55:04 iE38iu9v
>>224
成歩堂はあやめ相手orあやめ以外にも普通に彼女がいた
御剣は修行の一環で師匠に女を宛がわれたというがよく見る設定だな。

どうでもいいが真宵や冥が非処女のエロを見ると何故かドキッとする。
(処女を奪った相手が明白な場合は除く)
一体どこの誰とヤッたんだ?と妄想を逞しくしてしまうw

227:名無しさん@ピンキー
07/08/15 21:48:15 IVB1KajR
理由は自分でもよく分からんが、成歩堂には非童貞のイメージが、
御剣には童貞というイメージがある。

228:名無しさん@ピンキー
07/08/16 16:12:48 p8+J7G3U
>>226
真宵や冥は修行の一環で…という設定なら時々見る。

冥の場合相手が御剣のパターンも有り。

229:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:05:42 Vep5S/y9
むしろメイの相手は御剣であって欲しい。
しかし御剣の相手は・・・誰なのだ?

230:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:59:27 pcQiq82Q
>>229
御剣の相手は冥の姉ちゃんと予想

231:名無しさん@ピンキー
07/08/16 23:42:25 Ycj7jheT
>>229
巴だったりして

232:名無しさん@ピンキー
07/08/17 16:02:50 BsRxknXC
アッー!はスレ違い?

233:名無しさん@ピンキー
07/08/17 23:25:00 530t+w7Q
板違い

234:名無しさん@ピンキー
07/08/19 09:41:24 Nty6MUy6
マッコイ×ミリカ希望

235:名無しさん@ピンキー
07/08/19 13:09:34 7pmnRLdJ
>>230を見て逆裁は同性同士の兄弟姉妹が多いから必然的に
兄弟丼姉妹丼なシチュエーションが起き易そうだなと思ってしまったw

逆に兄弟姉妹も含めて異性同士で血縁関係にあるキャラが
極端に少ないから近親相姦は起こり難い気もする。
メインキャラの中では狩魔親子と或真敷一族くらいか。

236:茜×王泥喜 1
07/08/19 20:38:09 sM5iYfCu
『喫茶店の人々』

裁判所からの帰りに、王泥喜は住宅街の奥にある一軒の喫茶店に向かった。
看板もメニューも出ていない、通りすがりの通行人には決して喫茶店だとわからないようなその建物のドアを押す。

「よぅ」
小さな丸いテーブルが二つと、5、6人も座ればいっぱいのカウンターの向こうで、大きなマスク型のメガネをかけたマスターが顔を上げた。他に客はいない。
「お、その面構えは裁判所からの戻りじゃねえのかい。今日も元気に負けてきたのか」
王泥喜は、カウンターの椅子を引いて腰掛けた。
「ひどいですね。当たってるだけに、なんとも言えませんけど」
「まあ、腐らねえことだ。弁護士に敗訴は付き物だぜ。なんせ、依頼人というヤツはウソをつく生き物だからな」
注文もしていないのに、勝手にコーヒー豆を挽きながらマスターは言った。
「でも、今日の依頼人は・・・」
「おっと、ここで仕事の内容は話さねぇ。それがオレの店のルールだぜ。でなきゃ守秘義務が守れねえからな」
ドリップが始まって、コーヒーのいい香りが店の中に立ち込める。

店のドアが開いて、白い影が飛び込んできた。
「あっは、やっぱり来てたね、オデコくん」
先ほどの裁判で検察側証人に立った捜査官だ。
王泥喜は、ついニヤケそうになる頬を押さえて、唇を尖らせる。
「牙琉検事みたいな呼び方しないでくださいよ、茜さん」
茜は、ひょいと身軽に王泥喜の隣の椅子に腰掛けた。
「へえ、今日の検事は、あのロック坊やだったのかい?」
マスターが王泥喜の前に白いマグカップを置き、茜の分のコーヒー豆を挽きにかかる。
「ううん、今日は狩魔検事。王泥喜クン、最短敗訴記録だったんじゃない?ムチで打たれる間もなかったもんね」
「クッ、相手が狩魔 冥じゃ、この新米坊やじゃ、歯がたたねえだろうさ。検事局広しといえど、連勝記録を立ててるのは狩魔か御剣だからな」
茜の前で小馬鹿にされて、王泥喜は黙ってコーヒーを飲んだ。
「そうそう、負けて当たり前だよ。なんせ相手は今年の検事・オブ・ザ・イヤーなんだからさ」
なんの慰めにもなってない。
「・・・仕事の話はしないのがルールなんじゃ・・・」
「だから、事件の内容は聞いてねえだろうさ」
コーヒーをドリップしながら、マスターがニヤッと笑う。


237:茜×王泥喜 2
07/08/19 20:39:52 sM5iYfCu
裁判が終われば、この喫茶店で一杯のコーヒーを飲む。
成歩堂から教わったこの習慣は、気持ちをリセットするのに最適だった。
やたら法律や裁判に詳しいこのマスターは、過去も正体も不明。
ただ成歩堂の古い知り合いらしい、ということしかわからない。
そして、やたらと美味しいコーヒーを出してくれるということと、ここにくれば、茜に会えるという事・・・。
ただ、難点は。

店のドアが開いた。
この店はこの時間からが繁忙だ。
「豪快に連勝中のようだな、ご令嬢」
マスターが気軽に客に声をかける。
狩魔冥はちらっと王泥喜と茜を見ると、小さな丸テーブルの椅子に腰掛けた。
「マキアートにしてちょうだい」
「了解だぜ」
茜が、肘で王泥喜をつついた。
「出ましょ。あたしまだ、検事に出す報告書をまとめてないのよ」
だからってなんでオレまで、といいかけたものの、ついさっきぐうの音も出ないまでにやり込められた相手と同じ空間は確かに辛い。
代金を置いて、茜に引っ張られるように店を出る。
この店、検事や弁護士ばかりを相手にしていてやっていけるんだろうか。

「茜さんは、あのマスターのこと知ってるんですか?」
目の前をすたすたと歩く茜の背中に聞いてみる。
「あ?なに、王泥喜クン。もしかして知らないとか?あのヒトの過去」
茜が振り向き、王泥喜はその隣に追いついて並んだ。
「か、過去ってほど大げさなものなんですか?!」
うーん、と両の手のひらを組んで空に突き出す。
白衣の袖に隠れていた手首が覗いて、王泥喜はドキっとした。
「ま、過去のない人間なんていないってこと。マスターしかり、成歩堂さんしかり。それに」
茜は指で王泥喜のオデコをツンとつついた。
「キミもね」
飛び跳ねた心臓の音が聞こえるのではないかと、王泥喜はあわてた。
「茜さんにも、ですか」
茜の顔から笑顔が消えた。
「あ、すみません、オレ、なんかよけいなこと」
「あるよ」
歩いているうちに、住宅街を出てしまった。
それでも、茜は歩き、王泥喜はその後をついていく。
「そりゃ、あるよ。なにもなきゃ、あんな人に出会わないよね」
あんな人?
王泥喜が不思議そうな顔をしたのを見て、茜はプッと小さく噴出した。
「法廷を必ず荒らす、恐怖のツッコミ男」
王泥喜もついつい笑った。
「いけないなー、自分のトコの所長をそんなふうに笑って」
「いやいや、言ったのは茜さんですから!」
あはは、と笑う茜の声に、王泥喜は今日の敗訴の痛手から立ち直れるような気がしてきた。
反省すべき点はたくさんある。まだまだ依頼主に振り回される傾向があるけど、それでもがんばるんだ。大丈夫だ。

238:茜×王泥喜 3
07/08/19 20:40:48 sM5iYfCu
「・・・たい」
「えー、なんか言った、王泥喜クン?」
また少し前を歩いていた茜が足を止めて、王泥喜を待つ。
「・・・知りたいです」
茜に追いついて、立ち止まる。
「え?」
「茜さんのこと。その、過去」
思わず、抱きしめる。
「え、ちょ、ちょっと!なに?!」
「過去だけじゃなくて、その、今も、・・・オレ」
言ってしまってから、王泥喜はふと周りのネオンに気がついた。
ヤバイ。
いつの間にか、ホテル街の入り口に来てしまっている!
こんなとこでこんなこと言ったら、まるで・・・。
「やっぱり、若い子はちがうね」
「え・・・?」
「いいよ、あたし」
茜を抱きしめる腕を緩めると、反対に腕を取られた。
「ええええ?!」
なりゆきで王泥喜は、そのまま一番近くのホテルに入ってしまった。

こ、これがラブホテルというものか。
部屋のドアを閉めて王泥喜が立ち尽くしていると、茜はクスっと笑った。
「やだ、そんな顔されたらこっちも緊張しちゃうよ」
「い、いや、大丈夫です。あの」
こういうとこ、よく来るんですか・・・とは、さすがに聞けなかった。
茜がさっさと白衣を脱ぐ。
胸元のリボンを緩めて、立ったままの王泥喜を見る。
「そこに居る気?」
王泥喜はやっと動くようになった足で部屋の中に進み、ベッドに腰掛けた。
でかい。そして、派手だ。
ふふふと笑い声のするほうを見ると、ブラウスのボタンを開けたところから、茜の白い胸元が見え、王泥喜はごくりと喉を鳴らした。
「ほんと、若いと気が早いのかな」
茜が腰に手を当てて見下ろした。
王泥喜は、とっさに両手で自分の股間を隠す。
茜は王泥喜の足元にひざまずき、両手をつかんで広げさせると、ジッパーを降ろした。
「あ、茜さん・・・」
「うふ、元気だね」
「うわ・・・」
いきなり口に含まれて、思わず声が出る。

239:茜×王泥喜 4
07/08/19 20:42:32 sM5iYfCu
自分をくわえ込んでいる茜の口元と、上から見ることで下着まで見える胸元。
王泥喜はそっと手を伸ばして茜のベストを肩からすべり落とす。
茜の舌が裏筋を舐め、指先が睾丸をくすぐる。
「茜さん、そんな、うう」
一方的にされて、王泥喜はベッドに両手をついてのけぞるしかなかった。
「気持ちいい?」
王泥喜のモノを口から離して、茜は王泥喜のズボンとトランクスを引き下げた。
「は、はい・・・、すっごく・・・」
「あたしも、気持ちよくして」
茜は腰掛けたままの王泥喜をそのまま押し倒して、上に乗ってきた。
王泥喜のシャツを脱がせて裸にする。
耳と肩を甘噛みしたり、胸を撫でて乳首をつまんだりする。
「ああっ、茜さんっ」
王泥喜は茜の手首をつかむと、体を入れ替えて上になった。
「ダメです、こんなの・・・。オレだって、オレだって」
組み伏せた茜の唇を奪った。
柔らかくてぷるんとしたそれをむさぼり、舌を入れる。
茜がそれに応え、お互いに存分に味わうと、王泥喜は茜のブラウスを脱がせた。
ブラジャーを取ると、丸い乳房がこぼれた。
片手でゆるゆると揉み、もう一方に吸い付く。
自在に形を変えるその柔らかな膨らみに、王泥喜は夢中になった。
先端が徐々に硬さを帯び、王泥喜は音を立ててそれを吸った。
その間に、手が茜のパンツと下着を剥ぎ取り、脚を開かせる。
腕とわき腹を撫で、尻と太ももをつかむ。
「当たってるよ・・・、王泥喜クン」
茜が甘い声で言い、王泥喜の股間に触れた。
「う・・・」
茜の開いた脚の間に体を入れようとすると、茜が両手を突っ張って止めた。
「だめ。まだだよ。ちゃんとあたしを気持ちよくしてくれてから」
王泥喜はもう一度むしゃぶりつくように茜の胸に顔を埋めた。
「王泥喜クン・・・、ねえ待って」
茜の言葉に顔を上げると、茜はにっこり笑った。
「あたしが上でも、いい?」
茜は仰向けになった王泥喜の上にまたがった。
ぷるんとした乳房が目の前で揺れる。絶景だ。
茜は両手を王泥喜の肩に置き、腕から指先まで強めに何度も撫でおろした。
それからソフトに鎖骨から胸と腹を愛撫する。
乳首の周りは特に念入りに。
そして、腰まわり。

240:茜×王泥喜 5
07/08/19 20:43:23 sM5iYfCu
「は・・・あっ」
思わず、王泥喜の声が漏れる。
自分の体の上にある茜の尻を両手でつかんで、胸の上まで引き寄せた。
目の前に、柔らかな陰毛が揺れている。
両手の親指でかき分ける。割れ目に指を滑り込ませる。
「あんっ」
どうやらいきなり敏感なところに触れてしまったらしく、茜が王泥喜の胸の上で跳ねた。
茜に膝立ちさせ、王泥喜は仰向けのまま茜の股間に舌を入れる。
王泥喜の顔にまたがる形になった茜は、中腰でソコを舐めまわされるつらい姿勢に、思わず反り返ってベッドに両手をついた。
おかげで奥のほうまで見やすくなった王泥喜は、自分の頭の下に枕を入れて首を曲げ、茜の腰を抱き寄せてぺちゃぺちゃと音を立てて舐めた。
「あ・・・いい、王泥喜クン」
膝を折って体を反らせたまま、茜が目を閉じた。
舌が奥のほうまで入ってくると、茜の内部から蜜が湧き出た。
それを指でからめとり、陰部をぐちゃぐちゃにかきまぜると、茜が悩ましげな声を上げ始める。
そのまま指を中に入れる。
ヒダを何度もこすると、茜が力尽きたように倒れた。
お互いに仰向けのまま頭を逆にして重なった状態で、王泥喜は茜の中をかき混ぜつつ、舌で敏感な芽をつつく。
「ああ、ああん・・・いいよ、すごく・・・」
「茜さんの、ここ、すごいです」
「うん・・・っ、あっ・・・王泥喜クン・・・上手いの、ね」
茜がシーツをつかみ、王泥喜は手を伸ばして茜の胸に触れる。
硬く立っていた乳首に触れると、茜がびくっと震える。
中に入れた指が、きゅっと締め付けられるようだ。
奥の方のヒダを強くこすり上げると、茜が腰を浮かせる。
「あああっ、そ、そこっ、ああんっ」
「ここ、ですか?ここが気持ちいいですか・・・」
「あっ・・・ああっ、あっ」
何度も刺激すると、どんどんあふれてくる。
茜は腰をつかまれたまま上半身をずらし、首を曲げて王泥喜の硬く反ったものを口に含んだ。
「うわあ・・・っ」
先のほうの溝をなめられて、王泥喜は茜の脚の間に埋めていた顔を離した。
69の形になる。
茜の中に指を入れているものの、咥えられてしごかれてはたまったものではない。
入れた指をかろうじて動かしながら、王泥喜は茜にされるままに股間を硬くしていった。
「う・・・、あか、茜さん、オレもう・・・」
「んぐ・・・大丈夫?王泥喜クン・・・」
王泥喜は体を起こして、ぐいっと茜の上に覆いかぶさった。
「大丈夫です」

241:茜×王泥喜 6
07/08/19 20:44:41 sM5iYfCu
脚を開かせて、先端を当てる。
まず軽くかき混ぜるようにくちゅくちゅと音を立てた。
「んっ・・・」
先が敏感なところに当たると、茜がぎゅっと目を閉じた。
そこを何度かこすると、茜は両腕を伸ばして王泥喜に抱きつく。
「ああん・・・焦らさないで・・・」
「言ってください・・・茜さん。どうしてほしいのか、オレに」
茜は薄く目を開け、王泥喜を優しくニラんだ。
「ずいぶんイジワルなんだね・・・。あんっ」
王泥喜が、膣口を捕らえた。
それでも中に挿れず、答えを求める。
「茜さん・・・さあ」
茜は腰を浮かせて王泥喜にこすり付けた。
「王泥喜クンの・・・、あたしに挿れて」
「・・・わかりました」
ぐい、と押し付ける。
半分ほど入ったところで一度引き抜き、浅いところで何度かそれを繰り返す。
十分に潤んだソコは、王泥喜にからみつくように締めてきた。
「や・・・」
茜が腰を動かす。
「もっと・・・王泥喜クン・・・」
「は、はい・・・いき、ます・・・」
強く腰を押し付けるように深く挿れると、今までにない刺激が王泥喜をさらに駆り立てた。
「ああ・・・あんっ!」
たまらず腰を打ち付けると、茜が声を上げる。
「い、いい、すごく・・・いいよ、ああっ、お、王泥喜くん、スゴイっ」
王泥喜が動かすのに合わせて、茜が腰を振る。
それが締め付けとなって襲い、王泥喜はたまらず呻いた。
「うう、き、気持ちいい・・・」
「あ、あたしもだよ、すごい、いいっ、ああっ、も、もっと」
ひたすら何度も腰を打ち付けると、茜の乳房が揺れ、王泥喜はそれをわしづかみにする。
「あか、ねさん・・の、おっぱい・・・」
「・・・ん、あっ」
「や、やわらかい・・・です・・・。中は熱くて・・・、オレをすごく締めてくるし・・・、ぐちゃぐちゃで・・・、すごい、気持ちいい」
「あん・・・いやらしいよ、王泥喜ク・・・」
「なんでですか・・・、全部、茜さんのこと・・・なのに」
「あ、あっ、いい、いいよ、王泥喜くん、そこ、そこもっとして」
「ここですか・・・、くっ・・・」
腰の角度を変えると、また違った圧力がかかり、王泥喜は限界を感じる。
「もう、もうダメです、オレっ・・・」
「あんっ、まって、あたし、あたしも、もうっ」
茜が両脚で王泥喜の腰をはさみ、何度か体を震わせて達した。
「んんっ」
その余韻で脈打つ腰を抱いて、王泥喜がヌメヌメとしたモノを引き抜くと、茜の腹の上に放出した。
「・・・く、はっ」
茜の横にどさりと倒れこむ。
「す、すみません、今・・・きれいに」
肩で息をしながら、茜の体をぬぐう。

242:茜×王泥喜 7
07/08/19 20:45:21 sM5iYfCu
すると、茜が両腕を伸ばして王泥喜の首に抱きついた。
「思ってたより・・・、ずっと良かったよ。なんか、気になっちゃったもん。王泥喜クンの、過去」
耳元で囁かれて、王泥喜は顔を真っ赤にした。
「そんなこと、オ、オレのほうが」
茜の背中に手を回して抱きしめながら、王泥喜はため息をついた。
茜の過去。
聞きたい過去と聞きたくない過去があるような、複雑な気分。
ふふっ、と笑って茜がベッドを降りた。
手早くシャワーを浴びて、服をつける。
「茜さん・・・」
「王泥喜クンはまだゆっくりしてっていいよ。あたしはホラ、報告書書かないとならないから」
「えええっ、そ、そんな」
きゅっとリボンを結び、メガネを頭に乗せて茜はカバンを取り上げた。
「じゃあね」
「あ、茜さん!あの、今度・・・いつ」
茜は左腕を上げて腕時計で時間を確かめた。
「そーだね。法廷か、またあの喫茶店でね」

呆然とした王泥喜をベッドに残して、女捜査官は足取りも軽やかにホテルの部屋を出て行った。
ようやく我に返った王泥喜が、シャワーを浴びようとベッドからノロノロ降りて、バスルームに近づくと、ドアに挟まっている小さな紙の包みに気づいた。
包みを開いてみるとその紙には、小さな手書きの文字が並んでいた。
『次は使い方を教えてあげるよ』
包みの中は、コンドームが2個。

「つ、次は2回だ・・・!」


王泥喜が興奮に鼻の付け根を痛いほど熱くしているころ、例の喫茶店では、裁判長とマスターがコーヒーを傾けながら法務省の人事について、無責任な噂話をしていた。

243:名無しさん@ピンキー
07/08/19 20:46:32 sM5iYfCu
以上です。

ネタが続くようなら喫茶店シリーズにしたいと野望。

244:名無しさん@ピンキー
07/08/19 22:39:11 MD1o8Hnm
GJ!!!
喫茶店シリーズ読みたいなぁ
ゴドーとか冥の話も読みたいッス!

245:名無しさん@ピンキー
07/08/20 02:16:24 z+SMGHG2
>>243最高!続きに期待

246:名無しさん@ピンキー
07/08/21 00:39:21 7FdzRmbT
>>243
GJ!
>>244と同じく他のメンバーの話も見てみたいッス

247:名無しさん@ピンキー
07/08/22 11:20:47 mdL+YH1H
>>GJ!!
オドアカも良かったし、喫茶店のマスターもGJ!
喫茶店かぁ…ありし日のカミノギとチヒロ
御剣と冥とかなら喫茶店が似合いそうなんだけど
ナルホドとマヨイだと喫茶店よりラーメン屋のイメージがあるな、なぜかw

248:名無しさん@ピンキー
07/08/22 12:51:20 d6mUiW1K
>>247
ナルホド「今日もラーメン屋かよ……」
マヨイ 「まぁまぁ、近所に新しいラーメン屋さんできたから! さっ、行こ行こ!」
ゴドー 「クッ……来やがったな」
マヨイ 「きゃわわわぁぁぁぁ!」
ナルホド「なっ、何してるんですか、か……」
ゴドー 「おっと……ここじゃオレはゴドー、だぜ」
ナルホド「ゴドー、さん……何してるんですか、こんな所で」
ゴドー 「クッ……アンタ、屋台でコーヒー豆挽くのかい。屋台っていったら、それは麺と具とスープが絶妙のハーモニーを醸し出す神の創りし食べ物が付き物……だぜ」
マヨイ 「要するにゴドーさん、ラーメン屋やってるんだね」
ナルホド(どうしよう、ワケがわからない……)
ゴドー 「これはオレからの特別なオゴリだぜ。よく味わって食べな」
マヨイ 「オゴリだって! うわぁーい、いっただっき……ま……す………」
ナルホド「……あの、これは一体……」
ゴドー 「ゴドースペシャルトッピング、その名も『ゴドーみそラーメンコーヒー風味』……だぜ」
マヨイ 「スープがコーヒー色だよ……」
ナルホド「やれやれ、やっぱりゴドーさんか……」

こんなイマゲ

249:名無しさん@ピンキー
07/08/22 21:06:53 ER+sxpob
>ナルホド(どうしよう、ワケがわからない……)

ここで噴いた。
すんごくありそうな台詞回しだ。




250:名無しさん@ピンキー
07/08/22 22:09:40 eNeTQUSE
真宵は喫茶店に連れてってもコーヒーよりは
サンドイッチ等の軽食やパフェ等のデザートだろうなw

251:名無しさん@ピンキー
07/08/23 00:58:50 fdjL/Djy
真宵を名古屋のマウンテンに連れていきたい

252:名無しさん@ピンキー
07/08/23 19:53:18 WdR083cL
同じ喫茶店でも、御剣&冥はお洒落なオープンカフェで優雅にティータイムを楽しんで
神乃木&千尋は昔ながらの隠れ家っぽい喫茶店でマターリ過ごしてそうなイメージ。

成歩堂&真宵は>>251じゃないが名古屋式の喫茶店のサービスの良さに感動してそう。
「なるほどくん、飲み物頼んだだけなのに何か色々出てきたよ!
 これ食べちゃっていいのかな!?」みたいな感じ。

253:名無しさん@ピンキー
07/08/23 21:38:45 st0w5xj8
3DSの発売を期にちなみ父×勇希を提案
狂言誘拐がちなみ父への復讐なら勇希が協力する動機がよく分からなかったので

254:名無しさん@ピンキー
07/08/23 22:54:37 bzXNP7CY
>252
茶碗蒸しとか寿司とかついてきて、たまげるんだろうなw

255:名無しさん@ピンキー
07/08/24 00:49:37 qvIlCu2Z
ナルアヤ書いてるけど、DS買って五章クリアして菖蒲の特徴掴んでからじゃないとな…
アドバンスの記憶すっとんでるわ

256:名無しさん@ピンキー
07/08/24 14:55:06 wpKZv2Sn
>>128さんの需要という心強い後ろ楯があったので、
ナルメイ+みぬきをコツコツ書きためててみました。
舞台は成歩堂が弁護士バッジを剥奪された3~4年後のものになります。
エロ無しですが、投下させていただきます。

257:【call me①(成冥+みぬき)】
07/08/24 14:57:27 wpKZv2Sn


仕事を終え、一息ついて携帯を開くと、着信が入っていた。
かけ直すと、さほど待たないうちに相手が電話に出てくる。

『助けて!みぬきが大変なんだ!』

必死の様子の彼を適当にあしらい、電話を切ると、冥は急いで検事局を飛び出した。



【call me】



成歩堂の自宅に着くなり冥は、泣き付く彼を押しのけて、脱衣場に向かった。そして、バスルームの曇りガラスの扉の向こう側にいる人物に呼びかける。
「みぬきちゃん、大丈夫?」
すると、シャワーの音とともに、愛らしい澄んだ声が帰ってくる。
「あっ、すみません冥さん。来てくださったんですか」
「ええ。準備ができたら、あがってらっしゃい」
「はーい」
二言三言交わし、程なくして、扉が開いた。バスルームから、素っ裸のみぬきが出てくる。冥はバスタオルで彼女の体を拭いてやった。
「もー、パパってば大げさなんだから。恥ずかしいなあ」
「いいわよ。そもそもこういう時、男の片親は役に立たないものなんだから」
腰回りを丁寧に拭うと、一旦みぬきにタオルを任せた冥。そして自分は、ここにくる途中で寄ったコンビニのビニール袋を手に取った。
そして、更に厳重に紙袋に包まれた中身を取り出す。
「今日仕事は?」
「パパが休みなさいって」
「それがいいわ。今日はおとなしくしてなさい」
小さな袋から出したナプキンを、きれいに洗濯されたみぬきの下着に取り付け、手渡した。
「はい」
「ありがとうございます」
「明日下着買いに行きましょう。今日はもう遅いし」
「はーい。……うう、なんか変な感じ……」
落ち着かない様子で、みぬきは下着とパジャマを身につけはじめた。その間に、脱衣場を出る冥。
すると、扉のすぐ横に、成歩堂がそわそわとしながら待っていた。
「み、みぬきは大丈夫だった?」
「大丈夫も何も…たかが初潮でそんなに慌てられちゃ、先が思いやられるわ」
「そんなこと言ったって…」
オロオロする成歩堂をよそに、冥は玄関へ向かう。
「じゃあ帰るから」
「ええっ?」
「ええーっ!?」
成歩堂と、脱衣場からひょっこりと顔を出したみぬきが、同時に声を上げた。
「冥さん帰っちゃうの!?」
「そのつもりだけど…」
「そんなっ!ああ、急に気分が悪くなっちゃったっ…みぬき、晩御飯作れないよー。冥さんのご飯が食べたいなぁー!」



258:【call me②(成冥+みぬき)】
07/08/24 14:58:23 wpKZv2Sn
きゃあきゃあと、せがむみぬき。冥はやれやれとため息をつくと、仕方なく台所に向かう。
そして勝手知ったる様子で冷蔵庫を物色して、食材を漁り始めた。
みぬきがキチッと整頓している冷蔵庫の中から、いくつかの材料を取り出すと、一旦成歩堂を振り返る。
「あなたこそ仕事は?」
「僕は元々休みだったんだ…あああ、よかったよ。一人で不安にさせるところだった」
「…あなたが一番動揺しているみたいだけど」
痛いところを突いてやったつもりだが、彼は「まいったなあ」とただ軽く笑うばかり。それが面白くなくて、冥は音を立てて冷蔵庫を閉めた。




成歩堂がみぬきを引き取り一緒に暮らし初めて、すでに四年が経っていた。
当時、成歩堂が法曹界を追われたニュースを冥はアメリカで知った。そして単身アメリカから日本へ飛んできた彼女に、成歩堂はこう告げたのだった。
『娘ができました』
と。
このような誤解の招く言い方をされて、当時から成歩堂と恋人関係にあった冥がもちろん黙っているはずがない。ムチのフルコース付きで事情を問いただし、みぬきを紹介してもらった。
その後日本に仕事場を移した冥は、事あるごとに『成歩堂親子』に呼び出されることになる。
やれ参観日だの、運動会だの。
みぬきの誕生日には毎年かり出され、プレゼントからケーキまでプロデュースさせられる始末。
別に迷惑だと思ったことはない。仕事に差し支えない程度のことだったし、あまり人見知りをしないみぬきは、すぐに冥に懐いた。
冥も元々子供は嫌いじゃなかったし、まもなく打ち解けることができた。
幼い少女を独りぼっちにさせなかった成歩堂の判断は正しかったと納得もしている。


それでも。
自分たちのこの奇妙な関係は、時々歪みを生むのだ。


「みぬきも、どんどん大人びてきちゃうわね。父親のあなた形無し」
「あの子は元々しっかりしてたから。僕が面倒みてもらってるようなものだよ」
「…本当。言い得て妙だわ」
ようやく落ち着いたのか、ダイニングテーブルについた成歩堂は、台所で夕飯の下拵えをする冥と会話を交わしていた。今でも頻繁にムチを振り回す彼女は、料理をしている時が一番安全だ。もっとも、滅多なことを言えば、まれにムチではなく、包丁が飛んでくることもあるが。
成歩堂は、冥の後ろ姿を盗み見た。
動く度にサラサラと揺れる綺麗な髪は、出会った頃よりも、ずいぶん長くなった。雰囲気も随分落ち着いて、大人っぽくなったと思う。





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