逆転裁判エロパロ第10法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第10法廷 - 暇つぶし2ch500:名無しさん@ピンキー
07/09/27 12:49:35 O1aDlzmX
カミチヒGJ&完結乙!
こういうオムニバス形式の連載は新鮮で面白かったし
内容も王道カプから珍しい組み合わせまで色々あって楽しかった。
また次の作品を期待してます。

501:名無しさん@ピンキー
07/09/28 00:00:32 av7EUbpc
カミチヒ乙!その二人好きだー。

さて、成歩堂×真宵(2-4その後)出来上がったので投下します。
ほのぼののつもりだったけど出来上がったらそうでもなかった。
苦手な方はスルーを。

502:成歩堂×真宵
07/09/28 00:02:57 NybHtv2/
数日振りに無事に真宵が帰ってきた。
監禁中に十分な食事を取らされていなかった所為だろうか、いつもよりも小柄な
身体が更に小さく見えて胸が痛んだが、祝賀と食事を兼ねたホテル・バンドーの
広間では色とりどりの料理が真宵を出迎えて彼女を喜ばせ、元気よくご飯を
食べる姿はいつも通りで、成歩堂は誰が支払いをするんだと思いながらも
ほっと胸を撫で下ろした。

事件に関わった皆が真宵の無事を祝福してくれる度に真宵は慌てて会釈を返している。
「ほあいあほう、ほらいまふ!」
食べ物を頬張ったままのほっぺたは大きく膨らみ、まるで小リスのようである。
というか、それ以前に何語を喋っているのか判別不明だ。
挨拶をしている御剣や糸鋸がほほえましさと苦笑を交えた絶妙な表情をしているのを、
ビールのグラスを傾けながら見つめる。
真宵の隣では春美が涙で真っ赤になった目を潤ませながら、真宵の次なる食べ物を
わんこそばの如く小皿に盛っている。
騒がしく、慌しい。いつも通りの光景。
それが今日はいつもよりも愛おしく感じる。
「何はともあれ、無事で良かったッス。」
大きく笑う糸鋸の声に成歩堂は心から同意した。
無事でよかった。ほんとうに。
「ふあい!」
大きく頷く真宵の笑顔が酒を益々美味しいものにしてくれた。


503:成歩堂×真宵
07/09/28 00:31:06 NybHtv2/
数日振りの安堵で酒が進むのも、そして数日間の不眠の所為で酒が回るのも
いつもよりも早いようである。
手洗いの洗面台でみた自分の顔は思っていたよりずっと赤かった。
「まあいいか。こんなに飲めるのも久しぶりだし。」
上機嫌な千鳥足でホテル・バンドーの会場に戻る。
相変わらずにぎやかなその部屋は夏美が人一倍騒いでいる所為だろう。
大きな声が入り口にまで届いている。
真宵ちゃん、変なインタビューとか受けてないだろうな…。
そんな事を考えて喧騒の中心に目をやると――
主役の姿が消えていた。


504:成歩堂×真宵
07/09/28 00:33:01 NybHtv2/
さっと成歩堂の血が冷めて急激に引いていくのを感じた。
あのときの光景がフラッシュバックしていく。
あのときも、この部屋から真宵ちゃんは連れ出されて――
酔いも手伝いぐらぐらと頭が、脳内が揺れる。
近づく人影を認識し、ようやく成歩堂は声を絞り出した。
「み…つるぎ…」
「どうした、成歩堂。飲み過ぎで気分でも悪いのか。」
「ま…真宵ちゃんは…真宵ちゃんはどこだ!」
「…ああ。心配するな。」
「え…」
「春美くんが眠りそうだったからホテルに部屋を取って連れて行ったのだ。
真宵くんから離れたがらないものでな、彼女が連れて行った。」
「そ…そうか…。」
息をひとつ吐き出すと少し落ち着いたが、動悸はまだ治まらない。
不安になって御剣に再び声を掛ける。
「ちゃんと誰か…」
「糸鋸刑事が付き添っている。大丈夫だ。」
成歩堂の質問を判っていたかのように、御剣は言葉を継いだ。
「そうか…ありがとう。」
漸く安堵し、近くの椅子にどさりと落ちる。御剣が冷たい水をグラスに注いで
くれたので、成歩堂は一気にそれを流し込んだ。
嚥下すると同時に頭の中も冷えて落ち着いていく。
「我々がいる前で二度とあんな事は起こらせるものか。」
水差しを置きながら御剣がつぶやくように言った。
そういえば、警察で総力を挙げて真宵の捜索をしてくれたのは、全てこの男の
的確な指示と素早い状況判断によるものだった。裁判中もそうだったが、御剣が
力を合わせて真実へと向かってくれたからこそ真宵の今の姿はあるのだろう。
「御剣、ありがとうな。」
改めて礼を口にする。御剣はいつものキザな笑顔とは少しばかり違う、
あまり見たことのない表情で軽く笑い、
「君も休んだらどうだ。事情聴取は明日にしたし、真宵くん同様疲れているだろう。」
と成歩堂を促した。
「うん。そうするよ。」


505:成歩堂×真宵
07/09/28 00:35:30 NybHtv2/
帰ってきたイトノコ刑事の手には部屋のキーが握られていた。
「多分先に寝ちゃうから預けてくれ、とあの子からの伝言ス。」
「ああ、すみません。」
「お、鍵を渡されるなんてイミシンやなー。コドモみたいな顔してあの子
なかなかやりよるな。」
チャラリ、と部屋番号の入った鍵を受け取ると同時に、近くに居た夏美に声を掛けられる。
「へ?」
予想もしていなかった言葉だったので、成歩堂は一瞬ぽかん、と間抜けな返答を
してしまった。ホテルの鍵を渡される事と真宵ちゃんが「なかなかやる」事を
結びつけるのに成歩堂の脳内はやたらと時間が掛かってしまったのだ。
「え!そ、そうなんスか!アンタ…まさか!」
同じく多少意味を図りかねていたイトノコ刑事が、気付いた途端に犯罪者を見る目で弁護士を睨む。
もう彼女は18歳なのだから犯罪者扱いされるのもおかしな話なのだが。
いやいや、それ以前の問題だ。
「ち、違いますよ!真宵ちゃんはそういうつもりじゃ…」
真宵は18歳という世間的には妙齢の年頃だが、先ほどの食事振りでも判る通り、
色気よりも食い気の方がまだまだ先行している娘だ。
同じ部屋に招き入れるのも二部屋取るのは経済的な打撃が激しいだろうとか、
ベッドがふかふかだから自分にも味あわせてあげたい、だとか事務所のソファで
ひとり眠るのは(今から自宅に帰る元気はないのは見通されている)虚しいだろう、
だとかそういった話だろう。
「どーも最近の女子高生は進んでるらしいで。」
「ミ、ミダラっス!不潔っス!」
イトノコ刑事と夏美がやいのやいのと囃し立てるが、成歩堂はきっぱりと言い放つ。
「とにかく、真宵ちゃんにはそーいうのはないです!」
「では、キミがしっかりと自重するのだな。」
ワイングラスを傾けながら、御剣がいつものイヤミな顔でフッと笑っていた。


506:成歩堂×真宵
07/09/28 00:37:12 NybHtv2/
ホテルのキーをちゃらちゃらと回しながら、成歩堂は真宵たちの部屋に向かう。
「くそ…御剣のヤツ…。」
余計な弁解は益々外部に突っ込まれると思い控えたが、自重も何も成歩堂は
真宵にそんな気を起こしたことなどない。
本人の幼さは勿論のこと、大事な師匠の妹という事もあり、真宵に深い愛情を
抱いてはいるものの、妹を見るような目でしか見ていないつもりだ。
半年前に彼女が里に戻った時は大きな喪失感に襲われて、なかなか仕事が
手付かずになった事があったが、それでも決して恋愛感情ではないと思っている。

(…まァ、いい足してるとは思うけど。)

短い装束の中からすらりと伸びた白い素足、細い足首と肌理の細かなすべすべした太腿は、
実は結構気に入っているし、ちょっとだけ疚しい気持ちを抱いたことも正直無くはない。
ついでに言うと自分に呼びかけてくるあの可愛らしい声も。
…いやいやいやいや。何考えてるんだ僕。
そういえば酒は一向に抜けてないのだと思い出した。
御剣の言うとおりにするのは癪ではあるが…
自重しよう。
っていうか春美ちゃんもいるんだし。
ないない。大丈夫。
そう思いながら成歩堂は鍵を扉に差し込んだ。


507:成歩堂×真宵
07/09/28 00:39:06 NybHtv2/
部屋の中は暗かった。
二人とも、もう眠っているのだろう。
成歩堂はネクタイを緩め、二つのベッドの寝顔を確認しにいく。
きっと真宵と春美はひとつのベッドで猫の姉妹のように丸くなってかわいらしく
眠っている事だろう。
平和極まりない寝顔を見れば疚しい気持ちなど消えて失せるというものだ。

部屋の奥のふくらみのある布団に近づいたとき、ふと気付く。
なんだか随分ふくらみが小さい。
枕元に近づくと、布団で小さな寝息を立てているのは春美ひとりだけだった。

「…真宵ちゃん?」
あたりを見回す。もうひとつのベッドの布団を捲くってみるが、もぬけの殻だ。
どくん、と心臓が大きく脈を打つ。
寝室を出て客間のテレビのあたりに目をやるが、真っ黒なテレビは何も映しておらず、
人影も無い。
鼓動が早まる。
もう一度寝室に駆け寄るが、やはりベッドの中には小さな春美の姿だけだった。
「嘘だろ…」


508:成歩堂×真宵
07/09/28 00:40:17 NybHtv2/
早鐘のように打つ心臓は痛いほど成歩堂を急かす。
いやな汗が額から頬を伝う。
どこだ。
落ち着け。
居ないわけがない。
成歩堂はゆっくりと息を吐いて瞳を瞑る。
奥のほうから水音が聞こえた気がした。
成歩堂は音のする方向――洗面所へと駆け寄る。
扉を開けるとトイレの置くにアコーディオン型の扉があり、水音はその中からだった。
取っ手に手を掛け勢いよく横へと引く。
ザア、と開くアコーディオンカーテンの音と共にザア、というシャワーの音と
湯気が成歩堂の顔に飛び込む。
湯音と共に驚いて振り返ったのは、真宵の顔だった。
「わ!きゃわあああ!」
シャワー途中の全裸の真宵が慌てて体を隠そうとする。
「な、な、なるほどくん!?ちょっと、出てっ…!!」
真宵の言葉はそこで遮られた。
成歩堂が彼女を思い切り抱きしめたからだった。


509:成歩堂×真宵
07/09/28 00:41:36 NybHtv2/
シャワーの激しい水音が、狭い室内に反響している。
真宵は戸惑い、どう声を掛けていいのか判らなく途方に暮れているが、成歩堂の
汗とお酒の匂い、そして彼の心臓がめちゃくちゃに早い事だけは感じ取った。
「あー…えっと…なるほどくん?」
真宵は次の言葉を考える。
えーと、あたし、裸なんだけど。
見物料とっちゃうよ。
あたしなんかの裸にお金払うのもったいないでしょ、ほらじゃあさっさと出る。
ん?なるほどくん、お酒臭い。
結構よっぱらってる?
あれ?
っていうか、ないてる?
うええ?ほ、ホントに泣いてない?シャワーのせい?
「…よかった…。」
「え?」
「また…居なくなったのかと思った…。」
涙ぐんで震え、水音にかき消されていく声が、真宵にはわずかに聞こえた。
「なるほどくん…」
抱きしめられたままの姿勢で、真宵は自分の両腕をスーツのままの成歩堂の
背中にそっと回して抱き返してやる。
「だいじょうぶだよ。もう居なくならないから。」


510:成歩堂×真宵
07/09/28 00:43:58 NybHtv2/
「うん…。」
泣きそうな七つも年上の男の子の声。その声が真宵の心のうちに温かく広がっていく。
姉を亡くした時から自分を何度も救ってくれた、逞しいヒーローの横顔。
不安で、心細くて、怖くてどうしようもなかった数日間の孤独の中で、真宵は
頼りがいのある法廷での横顔を思い出して描いたこともあった。
そのヒーローは今、結構酔ってて、そしてちょっとだけ泣いている。

だが、その弱さは真宵にとって幻滅する事でも、イヤでもなんでもない。
温かく降りしきるシャワーのように、真宵の中にも自分を思ってくれた幸せの雨が
降り注ぎ、心を潤わせてゆく。
「あたし、ここにいるよ。なるほどくんのそばに。」
「…うん。」
「ごめんね、捕まってる間、お風呂入ってなかったから。」
「…うん。」
「汗くさいのはずかしくて、なるほどくんに抱きつけなかったし。」
「気にすることないのに。」
「そうだね…。なるほどくんも汗くさい。」
「お風呂、入ってなかったから。」
「ずっと?」
「うん。」
「そっか…」
真宵の瞳にも、いつの間にか涙がこみ上げてきている。シャワーで濡れていく成歩堂の
青いスーツに、真宵の涙も少しだけ染み込んで色を濃くしていった。
「なるほどくん、いっちょーらがびしょ濡れだよ。」
「いいよ、そんなの。」
その言葉に真宵は何だか赤面する。考えてみれば、自分は一糸纏わぬあられもない姿なのだ。
「えと、あの、あと…」
あたし、裸なんだけど…とは言えずに、真宵は
「ちょっとくるしいよ…。」
とだけつぶやいた。
「ごめん…もうちょっとだけ…。」
少しだけ力を緩めたが、成歩堂は真宵から離れなかった。
「い、いいけど…うう…。」
恥ずかしいよう…。
「なるほどくん、さては酔ってるな?」
「…うん、ちょっと酔ってる…かも。」
「もー。これだからオトナは。」
「うん、ごめん。」
子供のように素直に謝る大人に、真宵はふふっ、と笑う。
漸く真宵を開放した成歩堂は、改めて彼女の姿を認識した。
湯と強い抱擁で色づいた頬。
白い肌も桜色に染まり、黒い絹糸のような美しく長い髪が肩に、胸に、
そして腰にも纏わり付いており、ぞっとするほどなまめかしい。
真宵の裸を見たのも初めてだが、髪を結っていない彼女を見るのも初めてだった。
いつもの幼い彼女とはまるで印象が違う。
はっとするほど綺麗で、女だった。



511:成歩堂×真宵
07/09/28 00:45:55 NybHtv2/
「……たい…。」
「え?」
抱きたい。
素肌の肩に両手を掛け、再び自分のほうに抱き寄せて真宵を見つめる。
見つめ返す瞳は大きく、睫がしっとりと濡れている。小さな鼻と愛らしい唇。
成歩堂はその顔に誘われるままに、彼女の唇に口付けた。
シャワーで濡れた唇がしっとりと熱く、やわらかく、溶けていくような錯覚が起こる。
「ん…っ」
いつの間にか成歩堂は舌を絡めて深くキスをしていた。真宵はどうしていいかわからずに、
ひたすら彼の熱い舌を受け入れ、為すがままになっている。
「ふ…ぁ…」
止められていた息が、唇を離した際にはっと吐かれる。
その吐息が、声が甘い。
その声をもっと聞きたい。
その声で、もっと名前を呼んで欲しい。
「真宵ちゃん…。」
彼女の耳元に唇を重ねながら、スーツとワイシャツを脱ぎ捨ててカーテンの
向こうへと投げ捨てる。中に着ていた白いシャツは汗とシャワーであっという間に
半透明になり、成歩堂の身体の陰影を浮き彫りにする。
成歩堂は纏わり付くそれも脱ぎ去り、裸の半身を熱い雨に晒した。
身体に細い水滴が打ちつけられていく。
真宵は彼を直視できずに、顔を背けている。
きっとはじめてなのだろう。あさっての方向を向いたまま、真宵が
自分に戸惑いの声を掛ける。
「あ…な、なるほどくん…」
自分に向けるか細い声に、不覚にも下半身が反応した。
「真宵ちゃん…こっち向いて。」


512:成歩堂×真宵
07/09/28 00:48:21 NybHtv2/
言われるままに真宵がおずおずと正面を向く。
白い素肌、ふくらみに沿って滴り落ちる水滴に早くも力を持った成歩堂の分身は、
既に半分ほど首をもたげてきた。
半裸の男の身体を伝って、下へ下へと流れていくひとつの雫を真宵の視線が追う。
だが、その途中で彼の下半身の不自然な膨らみに気が付いてしまった。
「うわ…。」
「…怖い?」
「う、ううん、だいじょぶ…だけど…。」
浴槽の縁に小さなお尻を預けさせ、成歩堂はその手前のタイルに跪く。
真宵の白い胸が正面に置かれ、そのまま自然にそこに口付けた。
「ふぁ…!」
バランスを崩して湯船に落ちないように、片手で彼女の背中を支えながら
抱き寄せて舌を這わせる。
洗い立ての肌の匂いが鼻孔を掠める。いつもの真宵の香りが、こんなにも
欲情を掻き立てるなんて思いもよらなかった。
やや小ぶりながらも形のよい白い胸には桃色の突起が水に濡れて光り、
成歩堂を誘惑する。誘われるままにそこに吸い付き、舌と唇で丁寧に頂点から
側面まで舐る。
「う…んん…っ、はぁっ…あぁ!」
小さく震えるひざ小僧を割って上半身を割り入れながら、成歩堂の舌は胸から
下方へと線を描いていく。
「あ…!だめ、その下は…!」
だが成歩堂にはそんな静止の言葉は届かない。
いや、届いているが聞き入れる気がないのだろう。成歩堂の身体が入り込んだままの
両足は、当然閉じることが叶わず、あっさりと真宵の大切な部分は侵略されてしまった。


513:成歩堂×真宵
07/09/28 00:49:50 NybHtv2/
「っ…!ああ!」
成歩堂の熱い舌が真宵の花弁と絡み、敏感な小さな肉芽を舌に弄られて、真宵は
たまらずに声を漏らす。花を咲かせるように、彼女の柔襞を丹念に解して成歩堂は舌を出し入れる。
「あ…は…っあっ…!」
とぷ、と真宵の中から熱いものが染み出し、成歩堂の舌に熱い海を感じさせる。
あふれ出たそれは座している浴槽に垂れて行き、縁にいくつかの滑りの雫を作っていく。
「あ…だめ…なるほどく…っあっ…あっ!」
舌を出し入れする感覚にぴったりとしたメロディで、真宵が短く嬌声をあげる。
その上気した顔が、涙がこぼれている瞳が、自分の名を呼ぶその声が、舌に残る
真宵の味が、成歩堂の男を切なく逞しくさせていく。
手を伸ばして胸を掴み、乳首を指先でもて遊ぶと、真宵の中から一層溢れていく。
ぷちゅ、くちゅ、といやらしい水音が浴槽の縁と肌の間で奏でられていく。
「いっ…あっ!あっ…ああ…!」
「真宵ちゃん…」
ようやく舌を剥がした成歩堂は、真宵を抱えあげるようにして膝の上に乗せる。
「いくよ…」
「ん…あ…、なるほどくん…。」
真宵が喘ぎながら成歩堂の胸を押さえ、顔を近づけた。
「もっかい…ちゅー、して…。」
「…うん。」
言われるままにキスをする。優しく、深く。
真宵が腕を成歩堂の首に回し、抱え込むようにして身を預けた。


514:成歩堂×真宵
07/09/28 00:52:23 NybHtv2/
たっぷりと粘り気のある水気を孕んだ成歩堂の肉棒が、真宵の果肉に突きつけられる。
そしてそれは、ゆっくり、ゆっくりと真宵の華奢な身体の中に埋め込まれていった。
「ん…っ!」
「うっ…!」
舌で十分に判っていたが、やはりそこは狭く、そして熱い。成歩堂のそこはすさまじい勢いで
絞り上げられる。眩暈のするような快感に、成歩堂はこのまま果てるんじゃないかと必死に
己を押さえつける。
成歩堂を抱きしめる細い腕が強く引きつっている。
彼女の小さな背中に腕を回し抱きしめた。
「真宵ちゃん、力抜いて…。大丈夫だから。」
「…ん。う、うん。」
ゆっくりと落ち着くように息を吐き、真宵が少しだけ緩む。
成歩堂はそのスキを縫うように、少しずつ、少しずつ彼女に己を沈めて行く。
自分の果肉が広がり、成歩堂の硬いものを受け入れていくことに、真宵は興奮と驚きを感じていた。
「なるほどくん…すごい…はいって…くね…。なるほどくんの…。」
「痛い?」
「いたい…けど…へいき…」
「凄い…気持ちいいよ…。真宵ちゃんの中…。」
自分の中を確かめるように、真宵が小声でつぶやく。
「なるほどくんの…すごい…熱くて…かたくて…おっきい…。」
耳元でささやくその声が、どんなに男を狂わせるか。彼女は知りもしないのだ。
濡れすべる座椅子の上で、成歩堂が動き始める。真宵の背中を抱きしめたまま、
彼女の内側を抉っていく。
「んっ!あっ!あ…!…んう…っ!」
シャワーの音で誤魔化しているが、きっと風呂場の外にも声は漏れているだろう。
だが、互いの動きは止まらなかった。

515:成歩堂×真宵
07/09/28 00:54:20 NybHtv2/
汗も真宵の中の熱い液体も破瓜の血も全てシャワーの音と共に流れていく。
突き上げられる真宵の身体が成歩堂の動きに過敏に反応している。
痛みを我慢している表情が、益々興奮を煽り、細い指は背中に力を込めて耐えている。
細い背中を掻き抱いていた手を下へ滑らせ柔らかく丸いお尻を両手で鷲掴んでやると、
真宵がんんっ、と声を漏らした。
縦線を指でこじ開け、後ろからも指で刺激をする。
「うあっ!だ…だめ、なるほどく…!や、やらし…よ…ぉ!」
プロレスのギブアップのように成歩堂の背中を力なくぺちぺちと叩く真宵が溜まらなく可愛らしい。
成歩堂は手も腰も動きを止めず、更に唇で真宵の首筋を刺激する。
「あぁ…っ!」
首へのキスは真宵を絡めとり、彼女は背中への攻撃すらもできずに熱い雨粒に打たれながら
声を漏らすだけとなる。
腰の動きはいつしか早まり、振動に呼応するように真宵の喘ぎが短く高くなっていく。
搾り取られるようなキツイ快感が成歩堂を絶頂へと導いていった。

真宵の奥がきゅう、と成歩堂を締め付け続ける。激しい快楽に脳が痺れ、
成歩堂の奥から欲望が形となってこみ上げていく。
「真宵ちゃん…もう…!」
「っ…!ぁ!――!!」
引き抜かれる瞬間の快感に真宵の身体がぞくぞくと震える。
成歩堂の先端から迸ったそれは、真宵の太腿へ熱く飛び散り、熱い湯に溶けて流れていった。



516:成歩堂×真宵
07/09/28 00:57:17 NybHtv2/
脱衣所に干したスーツは絞りが甘かったのだろう。ぴちゃぴちゃと水滴を垂らしたまま
扉にぶら下がってしなだれている。
一張羅をぞんざいに扱った後悔はあまりしていないが、明日の朝には乾かないのは少し困る。
事務所には衣服は今置いてないしシャツを買いに行こうにも買いに行く為に着る服もないのだった。

着慣れないバスローブに身をつつんだまま、成歩堂はちょっぴり途方に暮れる。
「あした、あたしが買ってきてあげるよ。」
「ああ、お願いするよ。ありがと。」
「ねえねえ、みてみて。みつるぎ検事のまねー。」
成歩堂と揃いの白いバスローブ姿でソファにどっかと座り、洒落たグラスに
グレープジュースを揺らして真宵がフッとニヒルに笑う。
「ははは。似てる似てる。自宅でバスローブ着てそうだよな、あいつ。」
「うん、みたことないけど絶対着てるよね。」
見たことあったら問題だぞ、と突っ込みつつ、いつも通りの真宵の笑顔が成歩堂を安心させる。
ぐっすりと眠る春美の隣のベッドに真宵は潜り込み、
「はい、こっち。」
と成歩堂を手招いた。
シングルベッドに二人は少し狭いが、小柄な真宵を抱きかかえるようにすると、
丁度よい狭さと心地よさだった。
布から露になった肌が触れる感触が気持ちいい。


517:成歩堂×真宵
07/09/28 00:59:02 NybHtv2/
真宵が顔を上げ、成歩堂の顎のあたりにくん、とちいさな鼻を寄せる。まるで子犬か子猫のようだ。
「酔い、さめた?」
「ああ…まあ。」
「なら良かった。えっと、今日のことは…忘れてあげたほうがいいのかな。」
「え。」
どうやら酔いの上の不埒と思われているようである。
なんだかちょっと心外だ。
いや、そりゃあ酔いの上の不埒ではあったんだけど。
「ま、真宵ちゃんあのさ…」
成歩堂の弁解は真宵の言葉によって遮られる。
「寝よ、なるほどくん。はみちゃんより早起きしないと大変だよ。また誤解されちゃうよ。」
「ああ…」
そうじゃなくて…。どう言えばいいのか、この彼女に対する気持ちを。
成歩堂は少し考えてから
「別にいいんじゃない?もう誤解じゃないんだし。」
と真宵の耳元にそっと囁いた。
言葉の意味を一瞬測りかねたようで、真宵は一瞬きょとん、とした表情だったが、
すぐに気付いたようだ。
みるみる耳まで赤くなってうう、ともうん、とも取れる微妙な頷きで答える。
「…いや、でもまだちょっと…教育上宜しくないと思う、です。
は、はみちゃんのおねえちゃんとしては。」
赤くなったままゴニョゴニョと反論する。
たまにはしおらしい彼女というのも良いものだな、などと成歩堂は思う。
これからもっと、たくさんの色々な彼女の表情を見ることが出来るのだろう。
相棒として、友人として、可愛い妹として、そして愛しい恋人として。

「そうだね。じゃあ、頑張って早起きしようか。」
「うん。えと、おやすみなさい、なるほどくん。」
「おやすみ、真宵ちゃん。」
確かめるように暗闇で軽いキスを数回交わし、瞳を閉じた。
ほんとうは布団の中でもういちど、とか不謹慎なコトを少しばかり思っていたのだが。
まあ、今度でいいか。そんな事を思いながら眠りに付く。
腕の中の真宵があまりにも柔らかくて心地良くて、成歩堂はいともすんなりと眠ってしまった。

しかし疲労と安心の積み重なった睡眠欲というのは凄まじいもので。
翌朝、二人が目覚めたのは春美の歓喜の奇声によるものだったようである。





518:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:01:07 NybHtv2/
終了です。読んでくれた人、待っててくれた人ありがとう。
良かったら感想よろ!




519:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:13:07 I9Mr7p/A
良かったです!!マヨイちゃん可愛い!!

520:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:17:48 XDjgXisF
GJ!!!
泣いて萌えました!
すごい良かったです!

521:名無しさん@ピンキー
07/09/28 03:35:05 K6dce32H
ナルマヨは自分の心のオアシスだと思ったよ
とんでもなく萌えたよGJ!

522:名無しさん@ピンキー
07/09/28 03:54:44 NCrZX+rP
GJGJ!!
ナルマヨ不足だった最近の自分にはスゲー嬉しい
シングルベッドに2人で寝ちゃう所に萌えた(*´Д`)

523:名無しさん@ピンキー
07/09/28 04:27:24 H5+E/4AD
GJGJGJGJGJ!!!
ナルマヨ最高萌えすぎて(*´д`*)ハァハァ

524:名無しさん@ピンキー
07/09/28 08:26:41 hTi3KttO
ナルマヨらしいし真宵かわいすぎ。禿萌えた!GJ!
お風呂場のシーンは成歩堂と一緒に泣いてしまった。ひとつひとつの台詞がすごくイイ。
ネタにされる御剣に吹いたw

525:名無しさん@ピンキー
07/09/28 16:43:10 abF5I4eB
ナルマヨはいいね~
GJ!

526:名無しさん@ピンキー
07/09/28 19:29:13 tty1vEjY
GJ!もう萌え死ぬッス

サザエカードは本当いいよなー真宵かわいすぐる

527:名無しさん@ピンキー
07/09/28 20:00:21 YfPn//pl
出会い系で逢えないのって理由がある。

URLリンク(550606.net)

528:名無しさん@ピンキー
07/09/29 01:31:22 Nu5/8Oh5
GJJJJJJ!!!!!
やっぱり自分はナルマヨ好きだと確信した!
そして二人のミッちゃんのイメージに笑ったw

529:名無しさん@ピンキー
07/09/29 01:42:07 KpAJfL5W
最後のはみちゃんもいいね!

530:名無しさん@ピンキー
07/09/29 09:39:24 JXs41d8x
sageて

531:名無しさん@ピンキー
07/09/29 10:47:41 jtPOEf+a
>>530
オマエモナー

532:名無しさん@ピンキー
07/09/29 11:02:15 JXs41d8x
釣れたw

533:名無しさん@ピンキー
07/09/29 13:57:42 94w7SRNt
犬を霊媒したら犬耳と尻尾が残ってしまった真宵たん
という電波を受信した

534:名無しさん@ピンキー
07/09/29 14:05:15 c8RobG3c
むしろカエルの霊媒を失敗したからあんな顔に(ry

535:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:00:40 BZ0T4ZW+
>>533>>534
空気嫁!

536:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:01:21 G0wRFFVM
保管庫見たが、ゲロまみれのおキョウさんが、鑑識の彼氏3人との乱交で白濁液まみれになって、
その後さらに罪門に激しく攻められまくるSSがないのが意外だった。

537:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:30:43 RdTsa3AU
>>536
投下してくれ!!111!1111

538:霧人×まこと(エロなし)
07/09/29 23:21:07 MgI1dcGc
まことは、主人に逆らうだけ無駄であることを、とうに学習していた。
貧しいながらも、父と毎日笑いさざめいていた生活のなんと遠いことか。
この屋敷の中に法も人権もない。主だけが、ただ一つの絶対的な力であるからだ。

闇が空気に交じったような部屋で、まことの君主である牙琉霧人は、彼女の一挙一動を気怠げに見つめている。
ソファに深く腰掛けた主の前に、紅茶のポットとカップを用意する。どうしてもたててしまう音が、
主人の邪魔にならないように、まことは震えながら缶の封を切り、紅茶を用意していく。
何の感情も表面に出さず、霧人は書類の束を黙々と読んでいく。
ペーパーノイズすら、緊張している彼女には、背景音楽にも聞こえる。
片手に顎を支え、時折まことの仕草を眺めながら、書類を片付けていく。
「まことさん」
紅茶を注ぎ終わり、ほっとして出ていこうとするまことを、彼女の主は呼び止めた。
「爪を切ってもらえますか」
そう、霧人は命令した。

パチン、パチンと間隔を置いて響く爪切りの音は、主の邪魔をすることはない。
まことは霧人の両の手の爪を切り終えた。ほっと一息を心の中に吐いて、足の爪にかかる。
跪き、靴と靴下を脱がせる。腿の上に、蒸しタオルで清めた霧人の足を載せて、また爪切りをそっと当てていく。
頭上から向けられている主の視線を出来るだけ意識しないようにして、まことはまた爪切りの音を鳴らし始めた。
「……明日の資料は、以上ですね」
そう呟いて霧人は書類を揃えなおした。一息ついて、霧人は椅子に腰掛け直す。
その時だった。
「あっ!」
悲鳴めいた声はまことのもの。
霧人の爪先に、朱色の珠が浮いていた。
力なんて入れていなかったのに、血が出るほど傷が付くなんて。まことは今までの自分の失敗とそれに対する折檻を思い出し、
反射的に目の端に涙を浮かべた。顔を上げれば、霧人が先程よりも冷たい視線でじっと見下ろしている。
冷え切ったその視線にあるのはなんなのだろうか。もっともまことにそれを考えている余裕はなかった。
「ご、ごめんなさい!」
泣き声混じりに頭を下げ、まことはタオルを掴んだ。
だが、それで血を拭き取る前に、霧人の足がまことから離れるようにして動く。
蹴られるのかと思い、まことは縮こまりながら後じさる。床に尻をつく。
脅える少女に一瞥を投げると、霧人は面白く無さそうに小さく鼻を鳴らした。
「血が出ていますね」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
霧人は退屈を覚えた。ただ稚拙に謝るだけの娘の泣き声は、いつもなら嗜虐をそそるのに、今日はそんな気になれない。
「続けてください」
「……はい」
「もう爪切りは使わないで下さいね」
罰は受けずに済むらしいと解って、まことの表情には露骨な安堵が出る。次に、疑問が浮かんだ。
「あの……」
爪切り無しに、どうやって続けろと言うのか。
「続けて下さいと言いましたよ」
侮蔑するような霧人の言葉を理解できず、おろおろと視線を彷徨わせる。
「お手本が無いと解りませんか?」
霧人が声を出した。まことは、主人の顔を見た。眼鏡の奥には、初めて会ったときのような穏やかな笑みがあった。
霧人は椅子を立ち、フルオーダー・スーツの片膝を、躊躇いなく床につけ、そこに跪く。そして彼は、まことの足を手に取った。
するすると靴下を脱がされる。まことは不意に理解した。恐怖に似ているがそれとは違う別の感情に、また体が硬直する。
ゆっくりと霧人の顔が、まことの爪先へと近付いていく。
「い……いや……」
小さすぎる音も、この静かな部屋の中では隅々まで届いてしまう。まことのその否定めいた声も、主の耳に届いたことだろう。
白い爪先に霧人の乾いた唇が触れ、そして口の中へと消えた。まことには悪夢のようだった。
霧人はその状態で、先程と変わらず脅えたまことを見つめている。怠惰そうだが、先程より確実に生気ある瞳で、
震えるまことの姿を楽しんでいる。その口元が微笑の歪みを象った。
美しい地獄の悪魔のようだ、とまことは思った。それから、霧人はまことから視線を外した。その表情から微笑の影は消えている。
カリリ、と、湿ったような音が静かな室内に響いた。歯が爪を噛み切る音だ。
まことはそれ以上見ていることが出来なかった。吸い付けられるように外せずにいた視線を、剥ぐように外す。
何かが狂っている。わけのわからない得体無さに脅えながら、部屋を飛びだした。後でそれを理由に折檻されるかも知れない。
けれど、それでもまことは、恐ろしかったのだ。
堪えていた泣き声を漏らしながら部屋を出たまことに、部屋の中の主が視線を向ける事はなかった。

539:名無しさん@ピンキー
07/10/02 01:05:29 QQIukrXs
>>538
続くの?続かないの?

540:名無しさん@ピンキー
07/10/02 07:04:42 bAAEysUe
>>538
これ他スレからのコピペな上に、元々はどこかのサークルのSSを
無断転載したものらしいから保管庫に収めるのは見合わせたほうがいいのでは?

541:名無しさん@ピンキー
07/10/02 08:09:54 PkmbpUdQ
>>540
確認せずに申し訳ありません。
保管庫から削除しました。

542:名無しさん@ピンキー
07/10/02 08:33:53 bAAEysUe
>>541
おお、いつも迅速な対応乙&サンクス!

543:名無しさん@ピンキー
07/10/02 17:17:20 IyBwRHBx
保管庫の中の人、いつも仕事が速いな
感謝感謝!これからもよろしく頼む

544:名無しさん@ピンキー
07/10/03 22:32:08 r6dDY7ST
サブキャラとメインキャラのからみってないよね
コナカ×真宵とか、煮星×冥とか、ハミガキ×みぬきとか……
いや、見たいわけじゃないけど。


545:名無しさん@ピンキー
07/10/03 23:25:05 DujbhVH8
ハミガキは・・・ぜひみたいです

546:名無しさん@ピンキー
07/10/04 01:04:08 ir3qx0KS
ハブラシであれこれしちゃうのか

547:名無しさん@ピンキー
07/10/04 01:14:51 UCacoq/l
「あ、ワタシ。イきそうです、ってゆう!」

…萎える

548:名無しさん@ピンキー
07/10/04 10:24:41 jf+4QXd/
むしろワロタ

549:名無しさん@ピンキー
07/10/04 11:39:26 dwGK+u7u
保管庫に成歩堂×マサカってのはあった気が。
ムギツラ×茜、若御剣×若ちなみ、イブクロ×姫神・・・、
あんまり想像したくないなw


550:名無しさん@ピンキー
07/10/04 12:32:59 VbSlus4b
ナルホド×ちなみ
ゴドー×ちなみ
怒りに任せてレイープとか。需要ないかな…

551:名無しさん@ピンキー
07/10/04 12:38:31 MOv2KYIQ
若御剣×若千尋は見たいなぁ……

552:名無しさん@ピンキー
07/10/04 14:58:17 MFsmN8Pz
>>550
レイープならそれだけで需要あると思う
お、俺が見たいわけじゃないぞ

553:名無しさん@ピンキー
07/10/04 18:11:43 OnoZn4sN
個人的にはオートロ×霧緒(レイープ以外ありえなさそうだが)や呑田×ちなみ、
エロは難しそうだがアクロ×冥等も見てみたい。

554:名無しさん@ピンキー
07/10/05 05:19:06 6U1B7A+G
同じ章に出てきて絡めそうなのは

小中×梅世
山野×1話の被害者(名前忘れた)
荷星×スタッフ
荷星×姫神

町夫×マコ
霧崎×ミミ
アクロ×ミリカ
バット×ミリカ
オートロ×ユリエ
オートロ×霧緒

マレカ×ユーサク
愛牙×霧緒
ホンドボー×マコ
岡×マコ
ゼニトラ×マコ
ゼニトラ×うらみ
若御剣×若千尋

ザック×マサカ
宇狩×美波
滝太×美波
常勝×小梅
マキ×ラミロア
ダイアン×ラミロア
レタス×ラミロア
ハミガキ×まこと

意外にあるもんだね。

555:名無しさん@ピンキー
07/10/07 00:50:23 0shrpcYG
愛牙×霧緒、見たいなぁ。
愛牙節が難易度高そうだけど。

556:名無しさん@ピンキー
07/10/08 16:10:02 FwzTP5CG
鼻を挿入するのか

557:名無しさん@ピンキー
07/10/08 18:41:41 wNHXFN4U
>>556
霧緒「んぁぁっ! アイガさんっ、来て……入れてくださいっ!」
哀牙「さぁれ! ついに来た此の運命的な結合の瞬間っ! 結合を果たした時大いなる生命の種が女体に宿る! 如何に神秘的な行為か、嗚呼」
霧緒「きゃああああ! 哀牙さん、鼻を入れないでくださいっ!!」
哀牙「何とぉぉぉぉっ! 息がっ、息があああああ!」

こんなのが浮かんだ
哀牙の口調似てなくてゴメン

558:名無しさん@ピンキー
07/10/08 19:12:03 1HV90Wu3
ワロタ

559:名無しさん@ピンキー
07/10/08 19:37:26 FKfWRcO6
哀牙とキリオというか哀牙にエロパロは
どうしてもギャグになってしまいそうだなあ。w
読んでみたいけど。

560:名無しさん@ピンキー
07/10/09 12:52:32 weLiBlRs
というか、逆裁においてネタやギャグに走らずエロが出来るキャラは結構限られてる気がする。
あまりにもキャラが濃すぎて存在そのものがネタ化してる人物が多数だからなw

561:名無しさん@ピンキー
07/10/09 22:53:31 2utpv1N+
総じて第3話のキャラはギャク化しないとダメっぽいな。
特にサーカスとかサーカスとかトミーとかトミーとかトミーとかベンリロとか。
あとは山野星雄、アウチ、煮星、オバチャン、モロヘイヤ、キミ子、ホンドボー、マメ蔵、ビキニ辺りもギャクっぽいな。

562:名無しさん@ピンキー
07/10/09 23:07:56 rNSnqnGV
上のキャラをみているとどれもこれもエロパロしにくそうだ。
哀牙はまだましかもしれんが、あの喋りがあるからなあ・・・。
アレを再現しつつ、エロパロを書くのは難しそう。

563:名無しさん@ピンキー
07/10/10 00:47:18 cPG8gmh/
>>561
マメ蔵って誰かと思ったら、あのおじいちゃんか。
マメ蔵、ビキニ、オバチャンの3角関係って、消化不良起こしたジャマイカorz

564:名無しさん@ピンキー
07/10/10 10:39:08 IZ/sgfij
小中×梅世とかいかにもエロくなりそうな組み合わせなのに
俺の脳内ではなぜかお笑いにしかならん

565:名無しさん@ピンキー
07/10/10 16:40:52 Eqkw4HxO
その二人普通じゃないもんなw

566:名無しさん@ピンキー
07/10/10 16:58:10 QaqZyMn5
そんなこと言ったら、普通のキャラなんて・・・w

567:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:25:27 5qQ44BMe
若御剣が例の衣装でギシアンしてるイラスト見たことあるけどギャグ以外の何物でもなかったからなぁ。
ゴドーもあのマスク付けたまででヤってるとこ想像するとかなり笑えるし。
シリアスも出来るレギュラーキャラでも冷静に考えるとネタ臭い奴が結構いるな。

568:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:14:31 V93dYu7t
>>567
>若御剣が例の衣装でギシアン
脱いでからやれよww
大事な勝負服が色んな体液で大変なことになるぞwwww
つーか、相手は誰なんだ?ひょっとして冥13歳か?

569:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:59:04 Eqkw4HxO
若御剣×冥13歳・・・
証拠を提出してもらうしかないな

570:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:09:28 CVzx3BwC
>>566
そう考えるとアクロは、数少ないまともでアクのない二枚目だったなぁ。


若御剣が、若御 剣に見えて、別の人の名前かと思ったorz

571:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:22:06 wCkT5VkI
若という文字を見ただけで、若本御大が浮かんだ俺はもう末期

572:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:40:50 5i6fe2sW
アクロ、確かにまともな部類だったな。
最後の滝涙さえなかったら、萌えキャラになれたかもしれん。
被害者だったら、町尾守あたりは、清潔感ある好青年っぽいが。
二枚目じゃないが、呑田菊蔵も人としてはかなりまともだったと思う。

女は結構脇でも萌えキャラがいる(霧緒、ユリエ、マレカ、うらみ、ミリカ、あやめあたり?)
のに、男の脇キャラは、喋る長さが長ければ長いだけ、壊れキャラへの道につながる法則?

573:名無しさん@ピンキー
07/10/11 02:00:02 BxGPzCyv
>>569
是非是非
見てみたい

574:名無しさん@ピンキー
07/10/11 19:33:04 Q2EQY2M6
ロリ冥!ロリ冥!!
冥13歳って援交物の裏ビデオのタイトルっぽいw

575:名無しさん@ピンキー
07/10/14 13:13:21 +y8a8Mg8
あげ

576:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:01:12 vHyn2vZ3
そろそろ3Pネタキボン

 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
な  冥  御
る      剣




 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
な  真  御
る  宵  剣




577:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:15:55 xJ7hnKOR
むしろ

 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
冥  な  真
    る  宵
    ほ
    ど

578:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:17:31 WdIH4iQ2
そのほうが却ってリアルだから困る

579:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:18:38 /lPv0RGH
>>577
読みたいな

580:霧人×まこと 1/3
07/10/15 23:53:10 9e3hpY4/
流れを無視して霧人×まこと

しっかりと、電源が入っているのがすぐ分かるデジタルビデオカメラが三脚に据えられている前で服を脱ぐのは、さずがに恥ずかしかった。
服を脱ぐ事よりも、どう振舞っていいのか分からない。何をどうしたって、相手に媚びているような気がして、迂闊な事は何も出来ないような気がした。
ただ淡々と、服を脱ぐしか外にない。カメラが据えられている向かい側は壁面いっぱいの鏡だ。鏡に映る像は私が今カメラに何を撮られているのか教えてくれる。
精一杯平静を装って、なんでもない振りをして、いつものことじゃないかと自分に言い聞かせながら、それでも頬が熱く、身体が熱く、胸の奥からなおも熱いものが込み上げて来るのが分かる。
そのすべてを、カメラの目が克明に写し撮っていくのが分かっていても、あれこれと惑うのをやめることは出来無かった。

それは、すべて、鏡の正面。私の後ろに、大きな革張りの安楽椅子に、スーツ姿のまま座っている男のせいなのだった。
少し眉を寄せ、目を細めて肘掛け椅子に片方の肘を付き、軽く脚を組んでいる男、牙琉霧人。
背が高くて肩幅のある大人の身体をクラシカルなスリーピーススーツにつつんで、銀縁の眼鏡をかけていた。
いつまでたっても、私はあの人の前で服を脱ぐ事に慣れない。私達の間には相容れない壁があって、それを越えようとするたびに
私は、どうしたらいいのか分からなくて、途方にくれてしまう。相手が何を望んでいるのか全く検討もつかない上に
相手が望むような反応を返してしまうことに常に戸惑いと不安が付き纏う。

普段のあの人と私の間には、常に距離があって、たまに気が向いた時にあの人はそれを越えてくる。
それは、髪を撫でたり、ふと身体に触ったりする何気ない接触だけど、私はその度に舞い上がり、戸惑う。
初めて好きになった人、そして恋は一方通行。相手は客なのだ。ほんの気まぐれで突き放されても不思議じゃなかったのだ。
用心深く距離を取っていないと、私はコントロールを失って、彼の足にしっかりとしがみついてしまいそうだった。
そんなみっともない事はしたくない。

─違う。してもいいけど、そんな振る舞いをするところをあの人にだけは見られたくない。
誰かを好きになるって、なんでこんなにややこしいんだろう。嘘をつけば後ろめたく、振りをすれば落ち着かない。
誠実でありたいと思うほどに身動きならなくなり、正直になろうとすれば、恥ずかしさでいたたまれない。
しかも彼が見たいのは、そんなギリギリの所で私が恥をかきたくないと必死になっている有様と来ているのだから、混乱する事この上ない。
絶対に、絶対に見せたくないと思っている姿を、洗いざらい底まで攫ってさらけ出す以外に応える術が無いのだ。
……それでも、やっぱり私はあの人の側に居たくて、だから、こうして言われるがままにカメラの前で服を脱いだりしている。


581:霧人×まこと 2/3
07/10/15 23:53:55 9e3hpY4/
服を脱ぎ終わってまっすぐ鏡に向かって立てば、そこには何をどうしたらいいのかわからずに途方にくれている素裸の私と、
両腕を肘掛に乗せて脚を組んでくつろいだ様子でじろじろと私を見ているあの人が映っている。鏡の中で視線が合う。
ちょっと微笑んだあの人の口元。きっちりとリボンタイの締められたシャツが包んでいる首筋。スーツに包まれた広い肩。そしてその下で息づいている身体。
私は思わずあの人に見とれてしまう。裸で所在無げに立ち尽くしている私よりもずっと色っぽく扇情的な男を。
我を忘れた私の視線が服の下の彼をみつめ、呼吸のたびにかすかに上下するスーツの下にある筋肉の動きを想像して、のぼせ上がっていく。
鏡に近づく。一歩。また一歩。手を伸ばしてあの人に触れようとする。ひんやりと冷たいそれに掌を当て、その中にいる彼の姿に少しでも寄り添おうとした。

鏡の中でゆらりとあの人が立ち上がった。近づいてくる。一歩。また一歩。私は怖気づき、思わず後ろに下がる。
憧れが過ぎて、求める気持ちが強すぎて、本能的に逃げようとする。近づいてくる鏡の中のあの人から。
後ずさった私は、待ち構えていた彼の腕の中に絡めとられた。
逃げようとして、却って近づいていく。近づこうとして却って遠ざかってしまう。
背中に押し付けられたスーツのボタンの冷たさが、自分の身体が熱くなってしまっている事を教えてくれた。

ぐいっと顎に当てられた掌が私の顔を上向ける。それから、覆いかぶさるようにのしかかってくる。
覗き込まれ、あの人の息が頬に掛かると、何もかもがその唇に向けて収束してくるような気分になって、
私は私の唇の上でうっすらと開いて私を待っているかのような彼の唇にむしゃぶりついた。
『カメラの前で…』
息が苦しくなって、何度か唇を緩めて息を付いた隙に彼が囁いた。なにを?と聞き返そうとした言葉はお互いの接吻の中に吸い込まれていく。
角度を変えてもう一度。深く。それからもっと深く。いつの間にか向き合って、胸を合わせ、腹を合わせ、脚を絡ませて尚、もっとぴったりとくっつこうと腕に力を込めている私。
『随分と積極的ですね』
しがみつく私の身体をまさぐりながら、首筋に向かってあの人の唇が伝い降りていく。
私はすでに混乱のあまりに何がなんだか分からない状態で必死にあの人の身体にしがみつきながら、その言葉を反芻する。
─なんだっけ?カメラ……。そう、ビデオカメラ!
ようやく、その言葉の意味を捕まえた私は、間抜けな事に改めて分かりきってる事に気が付いて
自分からしがみついていた彼の身体を押しのけようとした。だが、そんなこと出来る筈が無い。相反する行動を一度に行っても、目的を達するには程遠い。
私の身体はあっという間に彼の思うままくるりと向きを変えられて、両腕は鏡にぴったりと押さえつけられた。
『心配しなくても、映っていますよ』
あの人は、後から腰を抱きかかえて、右耳を軽く噛むと耳朶に唇をつけて息を吹き込みながら囁きかけてくる。
『そう、何もかも……』
胸を絞り上げられるような羞恥が襲い掛かってくる。どうにも逃げようがない姿勢に押さえ込まれて、スーツのざらざらとした布目が素裸の背中を擦りあげる感覚を味合わされる。
鏡をみつめる事もできずに逸らした首筋へあの人が舌をちろちろと動かしながら肩へ向かってその唇をずらしていく。

堪えきれない喘ぎに曇る鏡に、ぺったりと頬を押し付けて、降りてくる手の動きが与えてくれる感覚を貪欲にむさぼって、味わって、
布越しに感じる身体に自分から腰を押し付けて、泣きながら、懇願しながら、揺さぶられながら、それでいて頭のどこかに冷めた感覚が一箇所だけ残っていて
カメラに映っているだろう自分の姿をみつめている。二重構造の羞恥。二重構造の快感。
「いいですか……?」
何を聞かれたのか分からなかった。何を要求されているのかも分からなかった。それとも、感じているか訊いてたのだろうか。分からなかった。
何もかも。いい。いいんだ。なんでも、どうしても、どんな事をしても…。私は何も応えずに、黙って彼の身体に強く自分を押し付けた。

側に居られるなら、それだけでいい。

582:霧人×まこと 3/3
07/10/15 23:54:56 9e3hpY4/
ゴメンなんか2分割で投稿できてしまったw
2で終わりです。おそまつ。

583:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:12:33 sMB3hk69
>>580
最初の一文で検索した結果、転載であると判断しましたので、保存庫には保管しません。

584:名無しさん@ピンキー
07/10/16 22:49:37 UiB1gwGF
>>583
管理人さん、いつも乙です。

585:名無しさん@ピンキー
07/10/18 08:02:27 37kfhHHk
ここに投下された作品の設定を借りて三次を書くっていうのはアリ?
思いついちゃったんだけど。

586:名無しさん@ピンキー
07/10/18 12:26:22 UWNJu0FP
>>585
とりあえずここで元の作品の作者さんに許可を求めてみたら?
作者さんがおkなら良し、NG回答や反応無しなら止めておくべきかと。

587:名無しさん@ピンキー
07/10/18 21:37:56 dioO26za
一読み手としては、その作品が未完だったら、
反応無しでも桶としたいな。
設定だけ借りるなんでしょ?

588:名無しさん@ピンキー
07/10/19 08:06:26 UmyA92D7
設定借りるってどういう意味?
同じカップリングで書くってことですか?
同じ時間枠で書くってこと?
すでに二次で書いたものに、借りるほどの設定ってある?

いや、純粋な疑問。

589:名無しさん@ピンキー
07/10/19 17:04:26 MziU7hu8
聞くだけ聞いてみれば?
反応が返ってくるかは知らんが。

590:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:25:37 AwHeH9Zl





591:585
07/10/20 00:28:01 AwHeH9Zl
レスサンクス。



>>56-のゴドメイなんだけど、
出所したゴドーや茜が、御剣や冥と協力して成歩堂の捏造問題を解決する、っていう設定で
続きみたいのを書きたいんですが、いいでしょうか。

あと、その後のゴドーがカフェをやるっていう展開で、喫茶店の人々シリーズともかぶるかも。

見ていたら、許可or非許可いただけるとうれしい。

あと、住人でこの作品が好きだからやめてくれという意見があればやめます。


592:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:29:38 1a+QV4nC
>>588
ハミイトノコ物語や喫茶店シリーズみたいな
特殊な設定の話の舞台や世界観を借りたいってことじゃない?

593:若御剣×若冥 1
07/10/21 22:47:34 m8jfVfOJ
御剣怜侍がアメリカの狩魔邸に来るのは、久しぶりだった。

少年のときに狩魔豪に師事してから、早く学業を修めるために数年ここで暮らした。
多忙で日本を出ることがない狩魔豪はなぜか、末娘が2歳のときに妻と末娘を移住させたのだ。
それが、あの事件の直後だったと御剣怜侍が知るのは、まだ数年先。

かつて私室として与えられていた部屋がそのままで、御剣はデスクの前に座って冥を眺めていた。
娘しか持たない狩魔豪が、跡取り候補として御剣をアメリカに送ったとき、まだ小学校に上がったばかりの冥は顔を真っ赤にして怒ったものだ。
「私が検事になるわよ!」
自分と母を放り出して会いにも来ない父親への抗議と、息子のように扱われる御剣への子供らしい嫉妬だと思った。
そして本当に猛勉強し、御剣が日本へ帰った後、彼が初法廷に立った去年、同時にアメリカで検事になった。
御剣は二十歳、冥は13歳だった。

初法廷で、いまだに忘れられない苦い思い出を作った御剣に反し、冥は順当に連勝しているという。
その冥が、法廷での大人びた服装を解いて、少女らしいふんわりした可愛らしいワンピース姿で、専門用語を連ねている書類に目を走らせている。
さっきから同じところを何度も繰り返し呼んでいるようだったが、急に顔を上げる。
「キトウを舐めると、どうなるの?」
椅子から落ちるかと思った。
「なんだと?」
冥は黙ってファイルごと突き出し、御剣は立ち上がり、デスクを周って冥の座っているソファの前まで行った。
「・・・・・・ム」
一目見て、その案件が婦女暴行事件だというのがわかった。
こんな事件を、14歳の女の子に扱わせるのか。
しかも、被害者は強姦で訴え、被疑者は和姦を主張している。
「君は、検事局で嫌われてはいないだろうな?」
史上最年少というだけで、面白くない先輩はたくさんいるだろう。
困らせようとしてこんな事件を押し付けているのかもしれない。
冥は御剣が返したファイルを受け取って、ふんと笑った。
「考えすぎ。どんな事件でも同じよ。ただちょっと、わかりにくいことがあるだけ」
書類に目を落とし、指先で単語をなぞる。
「被疑者が合意の上だったと主張する根拠なんだけど」
淡々と取り調べの内容を読み上げる冥に、御剣のほうが赤面した。
「・・・世間話の途中で被害者は、被疑者の足元に膝をつき、こうね」
ふいに、冥が御剣の正面で立ち膝になった。
「ム・・・」
「そこで被疑者は前を開けて陰茎を取り出す。ほら」
「ほ、ほら?」
真剣な目で、冥が御剣を見上げている。
「手伝ってくれないの?」
前髪の間から見つめてくる瞳に、ドキドキする。
最後に会ってからそう何年もたっていないのに、わずかな間に急激に子供っぽさが抜けて、大人びた顔をするようになった。
ちいさな子供だと思っていたのに。
冥はいきなり御剣のズボンに手をかけた。
「ぬおっ?!」
「被害者によると、すでに陰茎は勃起していた。しかし、被疑者はそれを否定」
冥の細くて冷たい指に触れられ、外気にさらされる。
話題が真剣なだけに、突き放していいものかどうか、それにしても狩魔の完璧主義というのはここまでするものなのか。
「これって、勃起してるの?」
片手で御剣をつまみ、反対の手で床に置いた書類をめくる。
「い、いや、これは、まだ」
「どうしたら勃起するの?」
まさか、再現するつもりなのだろうか。
背中にじっとりといやな汗がにじみ、局所が熱くなる。

594:若御剣×若冥 2
07/10/21 22:49:05 m8jfVfOJ
「被疑者の主張は、被害者が陰茎を口に含み亀頭をなめたことにより勃起、と」
ぱく。
「め、冥!」
「ひがいひゃのしゅひょうは、ひぎひゃが、もっきしたいんけいを、むいやい、くちに」
正直なところ、検事になることだけを考えてきた御剣にも、女性経験はない。
いきなり女の子に咥えられて、変化するなと言うほうが難しい。
「んっ」
冥は口の中で形を変えたそれを、離す。
「なにこれ・・・・・・」
「ム・・・、その、ぼ、勃起、だ」
「これが?」
珍しいものでも見るように、上下左右に振って観察する。
「い、いや、それは」
「キトウってどこ?」
御剣は観念したように、天を仰いだ。
「今、君がつまんでいるところだ・・・・・・」
「んー、さっきはするっと出てきたけど、この状態でズボンから出すのって大変じゃない?」
「ま、まあ、状態にもよる、が、うっ」
冥が亀頭を口に含んでちろちろと舐め、御剣はうめいた。
「そ、それはどっちの供述・・・」
「あ、これは私の好奇心」
カンベンしてくれ。
冥の両肩に手を置いて、大きく息をつく。
「もう、いいだろうか」
「被害者は、そこでいきなり被疑者がベッドに押し倒して下着をはぎとり、行為に及んだと主張」
「・・・・・・」
「被疑者は、被害者がすでに陰部を濡らしており、合意と認識」
まさか、そこまで再現するつもりでは…。
「どういうこと?」
冥はまだ、大きくなった御剣を片手でもてあそんでいる。
「つ、つまりだな、被害者は、被疑者がすでに自分だけで準備をしていて、無理に行為に及んだと言っているのだ」
「被疑者が勃起してたから?」
「う・・・ム、だが、被疑者は、被害者によって勃起させられ、ひ、被害者も合意だったと」
「『陰部を濡らしていた』から?」
「ま、まあ、そうなのだろう。ところで、もういいだろうか」
「これって、このままだとどうなるの?」
あまり刺激しないでくれ、と言いたいのを押さえて、御剣は息を吐く。
「いや、なんとか・・・うおっ」
冥が御剣の両手をつかんで、ぐいと引き寄せる。
はずみで床に冥を押し倒す形になって、御剣はあわてた。
生地の薄いワンピースの上から、胸の形がはっきりわかる。ノーブラだ。
立てた膝の間に身体を入れていることに気づいて、御剣は冥の手を振り払おうとした。
「ここで、合意がなくて強姦する気もない場合、どうなるの?」
それも、必要な疑問なのだろうか。
御剣はゆっくり冥の手を床に押し付けた。
「相手に、よるのではないだろうか」
「どういうこと?」
やはり、アレだ。
冥も、私も、これからその、ふ、婦女暴行のような事件を扱うことを考えると、必要なことではないだろうか。
自分の中で言い訳しながら、御剣は腕を曲げて冥の唇にキスをした。
「・・・・・・こんなの、供述の中にあったかしら」
唇を離すと、冥がつぶやいた。
「供述によれば」
御剣は冥の手を離すとそのまま手をすべらせ、ワンピースの裾をたくし上げた。
「下着を剥ぎ取ったとき・・・・・・」
引き下げようとしても、冥が腰を落としているので途中で引っかかる。
「ウム。ちょっと浮かせてくれ」
「・・・・・・こう?」
「そう。つまり、被害者が腰を上げないと、そう簡単に下着を剥ぎ取ることは出来ないわけだ」

595:若御剣×若冥 3
07/10/21 22:50:33 m8jfVfOJ
足首に小さな白い布地をからませて、冥がうっすらと頬を染めた。
「つまり、被害者が嘘を?」
御剣が冥の脚を何度も撫で上げ、撫で下ろす。
「で、でも、力ずくで無理やりなら出来るのではない?」
「しかし」
内腿を撫でていた御剣の手が、冥の秘所に触れた。
「きゃっ」
「『被害者は、陰部を濡らしていた』」
膝をつかんで脚を開かせ、指でなぞる。
そこは、じんわりと湿っている程度だったが、乾いてはいない。
これがどの程度濡れている状態なのか、御剣にもよくわからない。
ただ。
女の子というのは、なんと柔らかくて暖かくて、壊れてしまいそうに華奢なのだろう。
「今の君に・・・、行為に及ぶと、これは強姦だろうか」
「お、及ぶの?」
「被疑者は、及んだのだろう?」
「で、でも」
冥は必死に脚を閉じようとしたが、御剣の腰を挟みつけることしかできない。
「被害者の供述は?」
「え・・・ええと、下着を取られて・・・、い、いきなり・・・」
御剣は身体を起こしてズボンを下げた。
冥が顔を背けて両手で覆った。
「いきなり、だな」
先ほど指で確認した場所に、先端をあてがう。
「や、ちょっと!」
冥が抗うまでもなく、そこはとても受け入れられる状態ではなかった。
「う・・・。やはり、その」
このまま突き進んでは本当に強姦になってしまう。
御剣は身体を引いた。
かすかに、違う感触があった。
そっと手を当てると、そこには確かに先ほどなかった水気があった。
「ム。なるほど」
「な、なによ」
「濡れてきている」
「え・・・、なに?」
「この場合、私は君によって勃起させられ、君は私によって濡らされたということになる」
冥が、耳まで真っ赤になった。
「被疑者は、嘘をついていないというの?」
「被疑者の供述が、ありえないことではない、ということだな」
指をそっと差し入れる。
「あんっ」
「だが、それで被害者の供述が嘘だと決め付けるわけにはいかない」
御剣は指を動かしながらもう片方の手で、ゆったりしたワンピースの裾から手を入れて、まだ小さな胸に触れる。
先端の突起を挟みこむようにして揉みしだいた。
「じゃ、じゃあ、どういう」
「とりあえず」
御剣は冥の唇をふさぎ、そのまま首筋と鎖骨に口付けた。
「被疑者の主張を、立証してみよう」
強く吸って、朱を散らす。
「脱がせたいのだが」
耳元に熱い息とともに囁くと、冥がそっと身体をひねる。
背中のファスナーを下ろすと、あっけなく白い裸身がさらされた。
小さくも形のいい丸い胸、先端のピンク色の花、白く滑らかな肌。
「・・・これは」
そそるな、という言葉を飲み込んで、御剣は痛いほど張り詰めた自分自身を冥の秘所に押し当てた。
そのまま入り口で動かしながら、冥の乳首を舐めた。

596:若御剣×若冥 4(完結)
07/10/21 22:52:39 m8jfVfOJ
「ん・・・っ」
「供述で・・・、被害者の乳首は立っていたのだろうか」
「・・・あ、んっ、そんな、記述は、あっ」
「濡らしていたなら、立っていたのではないか?こんな風に?」
「あ、あんっ」
そのなまめかしい声に、御剣もどうしようもないほど冥が欲しくなる。
「合意、を確かめたいのだが」
御剣が腰を動かすと、くちゅ、という音がした。
全身を舐めつくされ、ピリピリするような快感が立ち上ってくる感覚に、冥は御剣に抱きついた。
「いい、わ・・・」
ゆっくりとめり込ませていく。
冥は一瞬苦しげに眉を寄せたが、しがみついた腕を解こうとはしなかった。
そっと動かすと、冥の吐息が御剣の肩にかかった。
そのまま速度を速める。
冥の息遣いが肌に感じられる。
暖かで柔らかい粘膜がからみつく感覚が、こんなにも良いものなのかと思った。
自分の下で、冥が恍惚の表情で揺れている。
こんなにも愛しい存在に、初めて出会った気がした。
「あ、ああ、あっ」
冥の声が漏れる。
動きの速度を落として、大きく回すように動かす。
「あんっ」
「・・・く」
冥が身体をそらせ、圧迫されて御剣も呻く。
身体を横向きにして脚を抱え、違う角度で動くと、冥が切ない声を漏らした。
「あ、や・・・っ、そんな、あんっ、怜侍っ」
冥の腰を持ち上げて、突き上げる。
「あ、そ、そこっ」
腰を抱える御剣の腕を強くつかみ、脚をからみつかせる。
激しく打ちつけ続けると冥の腰がビクビクと震えた。
「あ、ああああああっ!」
その表情が可愛く愛しく、御剣はそのまま動きを止めて、じっと冥に見とれた。
達した冥の中が痙攣するように収縮し、御剣は身体を引いた。
このまま、中に出してはいけないという理性は残っていた。
するといきなり冥が起き上がって、御剣のモノに口付けた。
「う、わっ」
引き離すより前に、冥の顔が白濁した液で汚れた。
「・・・ん」
顔をしかめた冥に、御剣はあわてて冥の顔を指でぬぐった。
「すまない、その、調整ができなかったのだ、つい」
くす、と冥が笑った。
「こんなの、供述にはないわ」
「・・・ウム」
冥の頬に手を当てたまま、御剣も少し笑った。
「ベタベタになってしまったな」
「しかも、結局なんの立証にもならなかったわ」
冥の白い腕が、もう一度御剣の首に巻きついた。
発達途中の華奢な胴を、そっと抱きしめる。
「いや、そんなことはない。私は一つ、立証した」
「なにを?」
「私に、大切なものがあるということだ」
囁いて、唇を重ねる。
「・・・ニガいな」
冥が、声を立てて笑った。

アメリカから帰ってきた御剣怜侍は、あれほどのダメージを受けていたとは思えないほど立ち直っていた。
無理に時間を作ってアメリカに行かせた効果があったことを、狩魔豪は確信した。
御剣怜侍はその後、黒い噂を身にまといながらも連勝を重ね、天才検事の名を欲しいままにしてゆく。
そして、同じく不敗と天才の名を冠して、狩魔冥が日本の法廷に立つのは、まだ数年後の話。

597:名無しさん@ピンキー
07/10/21 23:06:22 5BYn7nOD
大変エロいお手前で。

598:名無しさん@ピンキー
07/10/21 23:59:58 3DQIo1bC
ちょ、君達何やってるのwww
でも萌えたのでGJ

599:名無しさん@ピンキー
07/10/22 02:27:04 mmvT42+h
ちょwww
豪確信してる場合じゃねえwww
GJ

600:名無しさん@ピンキー
07/10/22 07:48:50 YyskHIxk
GJ!
暴行事件に絡めるとは上手いですな

601:名無しさん@ピンキー
07/10/26 18:12:58 C8fVfz4O
過疎ってるから何か雑談ネタを振ろうと思ったが何も思いつかない…
とりあえず保守

602:名無しさん@ピンキー
07/10/27 21:08:33 iHaDQZze
保管庫みたけど、ノコマコって以外にないね。

個人的には4で結婚してそうなカプ№1なんだけどな。
なんか貧乏子沢山なイメージでw

603:名無しさん@ピンキー
07/10/28 01:38:56 /uc8wqLF
ノコマココンビは双子とかポコポコ産まれそうだww

604:名無しさん@ピンキー
07/10/28 20:53:00 BH5FMKhN
しかし、安月給で生活苦か・・・
御剣、どっか行くならイトノコの給料上げてからにしてくれw

605:名無しさん@ピンキー
07/10/28 21:09:59 w7HdhueP
あげ

606:名無しさん@ピンキー
07/10/29 13:00:32 wkDNEWVM
ほのぼのラブなナルマヨが基本好きなんだが、
たまには黒くて鬼畜なナルホドに何も知らない真宵があれこれ当たり前の事と
信じ込まされてあんな事やこんな事をされたり強制奉仕しちゃったりする
そんなエロエロラブなナルマヨも読みたい

607:名無しさん@ピンキー
07/10/29 19:10:28 jcI965ov
ナルマヨの子供は男が弁護士で女は霊媒師かな

608:名無しさん@ピンキー
07/10/30 15:29:51 xlfdfK6T
あえて逆で

609:名無しさん@ピンキー
07/10/30 17:16:16 +B+QCYVS
男で霊媒師は無理っしょや

610:名無しさん@ピンキー
07/10/30 19:41:32 K94vW92u
じゃあ陰陽師だな。

611:名無しさん@ピンキー
07/10/31 19:09:35 yaqw6ijT
悪霊退散☆悪霊退散

612:名無しさん@ピンキー
07/10/31 21:30:57 o8mSss8N
ちなみタソのことかーーー!!!!

613:名無しさん@ピンキー
07/10/31 21:31:42 o8mSss8N
スマソ

614:名無しさん@ピンキー
07/11/01 23:15:12 qdvjHbYL
俺の嫁が急にトノサマンとヒメサマンの話が読みたいなどと言い出した

615:名無しさん@ピンキー
07/11/01 23:23:18 5j/k932t
>>614
無茶言うなw

616:名無しさん@ピンキー
07/11/02 01:46:54 i5PKmyNt
>>612-613
何かツボったwwwww

>>606
ドウーイ
しかし成歩堂が真宵に黒くて鬼畜なことをする想像が出来ない。
証人に対してはあれだけSなのにw
仮に何とか真宵をイジめても、仕返しされそうな気が。それはそれで楽しそうだけどねw
基本ほのぼのなドタバタ系なら、書けそう>黒くて鬼畜な成歩堂

617:名無しさん@ピンキー
07/11/02 05:52:37 FFVgnRGp
>>616
>しかし成歩堂が真宵に黒くて鬼畜なことをする想像が出来ない。

そうだよな~。他の女性キャラへならまだ想像できるんだが、真宵に対してだけはダメだ。
何だかんだいって、成歩堂は真宵に甘いしな。
それこそ、成歩堂に大量に酒でも飲んでもらって酩酊でもさせなきゃあ無理じゃ?
で、その後真宵たんに怒られる訳だ(苦笑)。

618:名無しさん@ピンキー
07/11/02 06:08:32 3/Q+53n2
始めて来た
ナルマヨってなんか旨そうだなw


619:名無しさん@ピンキー
07/11/02 07:09:41 mqUkPj8n
>>616
むしろ真宵がナルホドに鬼畜なことする方が現実味がありそうだw
下駄履いたまま笑って股間踏んづけたり冥から鞭借りて
「一度これでナルホドくんを思うさま引っ叩いてみたかったんだよね~」
と鞭のフルコース真宵風をご披露とか

620:名無しさん@ピンキー
07/11/02 15:08:05 aDYkC9Bj
で、それに成歩堂がキレて反撃に出る、と

>>616
書いてくれ!

621:名無しさん@ピンキー
07/11/03 10:07:43 PpLVAJS8
>>614
彼氏がもうダメかも・・・

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/22(土) 16:13:53.05 ID:vONWyRsw0

この前Hしようとしてたときに

御剣「なぁ・・・私がトノサマンをやるから、君がヒメサマンをやってくれないか?」

冥「!?・・・・・え・・・・」

御剣「いや・・・冗談だ、冗談w」

冥「・・・・・・・・別にやってもよかったけれど・・・・」

御剣「え!?ほ、本当にいいのか!?嬉しいな・・・愛してるよ!では始めようか」


悪夢の幕開けであった


元ネタはこちら
URLリンク(imihu.blog30.fc2.com)

622:名無しさん@ピンキー
07/11/03 18:50:12 E8wAF8Rt
ちょww御剣ダメ過ぎwww

623:名無しさん@ピンキー
07/11/03 19:13:38 4TVDPO9d
本当にそういうプレイ要求してそうで困るw

624:名無しさん@ピンキー
07/11/03 23:10:08 4YbP23jf
冥は御剣のトノサマン好きをどう思ってるんだろうなw

625:名無しさん@ピンキー
07/11/03 23:57:18 YN8iGfg7
>>621
御剣の股間のトノサマンスピアーでもなめてろwww

626:名無しさん@ピンキー
07/11/04 12:43:21 jxyEdreO
>>624
バカだと思ってるかもしれないけど、
真宵もトノサマン好きだし、そっちに付き合わされて見せられてそうな気がする。
御剣の前では興味ない振りしてるけど、意外と続きが気になったりして結局はまるとか。

627:名無しさん@ピンキー
07/11/04 15:50:13 8FfMiFSa
冥はテディベアとかのぬいぐるみ好きって設定をよく見るから
そういう子供っぽい趣味には意外と寛容そうなイメージがある。
しかしその場合、もしこの二人が一緒に暮らし始めたら
家の中がテラカオスなことになりそうだw

628:ナルマヨ
07/11/04 20:42:19 mf5daK5W
「ぶはあぁぁぁっ」
御剣検事が盛大に、飲んでいた紅茶を噴出した。
「な、なんと言ったのだ、真宵くん!」
あたしは御剣検事に箱ごとティッシュを渡してあげた。
「だから。御剣検事って、どーいうエッチするんですか?」
「ぶはあぁぁぁっ」
御剣検事があてにならず、あたしはため息をついた。
「冥さんに聞いたんだけど、普通よ、としか教えてくれないし……」
これ以上噴出す紅茶もなくなったのか、御剣検事は成歩堂法律事務所のソファからずるずると滑り落ちそうになった。
「わ、私は普通なのか?それは誰と比べられているのだ?」とブツブツ言っている。
「御剣検事?」
「い、いや、あの、そのようなアレは、その。いったいまた、どうして」
あたしは、ほっぺたに人差し指を当てて考えた。
「うーん。なんかねー、最近なるほどくんが、ちょっと、なんていうのかな?…ヘンタイ?」
「ぶはあぁぁぁっ」
「声だけで噴出すの、やめてください」
「う、うむ。失礼した……」
「御剣検事も、女の子を縛りたいとか思います?」
「ぶは…、いや、なんだそれは!成歩堂はいったいその、そんな」
「目隠しとか、ロウソクとか、楽しいのかなあ」
「ぶ…!!!」
「御剣検事って、えむですか?えすですか?」

「フケツよ、成歩堂龍一!」
御剣検事が答える前に、いきなり罵声と共に、なるほどくんが事務所のドアから文字通り転がり込んできた。
「なるほどくん!」
ドアをふさぐように立ちはだかった狩魔検事が、なるほどくんを見下ろしていた。
「か、返してくれよ、狩魔検事。それは矢張から借りたんだよ、ぼくのじゃないんだ」
狩魔検事が、なるほどくんから取り上げたらしい紙袋を持っている。
「あら、あなたもここにいたの、御剣怜侍」
「う、うむ」
狩魔検事がスタスタと事務所の中に入ると、紙袋を逆さにしてテーブルの上にぶちまけた。
DVDが何枚かと、見たことのない黒や赤の小物が散らばる。
「わ、これ、なに?冥さん」
手に取ってみると、狩魔検事が冷静な声で説明した。
「これは拘束用の小道具のようね。こっちは鞭…、私が使うものよりずっと短くって安っぽいわ」
なるほどくんを見ると、御剣検事が立ち上がるのに手を貸して、小声で聞いていた。
「なにをしているのだ、君は」
「ううう、うっかり事務所の前で狩魔検事に会ってさ。いきなり紙袋を取られたんだよ」
「君の性癖に文句を言うつもりはないが……」
狩魔検事が、お尻に穴の開いた下着を広げている。
「ねえねえ、冥さん、このボールにベルトのついたようなの、なにに使うの?」
「それは、いわゆる専用の猿ぐつわね。風俗店の押収物で見たことがあるわ。
成歩堂はこれをどう使うつもりなのかしら」
「ううう、キチク……」
「ち、ちがうんだ真宵ちゃん!うわっ」
駆け寄ろうとして、狩魔検事の鞭で打たれたなるほどくんがしゃがみ込む。
「大丈夫か、成歩堂!」
御剣検事が鞭の届かない場所から声をかけた。
「その男の肩を持つの、御剣怜侍!見下げ果てた男ね」
「ご、誤解だ。私にそんな趣味がないことくらい、君がよくわかっているではないか」
あたしは、狩魔検事がバイブだといった複雑な形の棒のスイッチを入れて、そのうごめく様を見た。
「でもでも、もしかしてほんとは御剣検事も縛ったり叩いたりしたいと思ってるのかなあ。これって何に使うの?」
「なんですって、御剣怜侍!」
狩魔検事の鞭が、御剣検事の鼻先をかすめる。
「な、なにを言う!それは冤罪だ!不起訴だ!」
御剣検事の襟首を、狩魔検事がむんずとつかんだ。
「ゆっくり取調べをしてあげるわ。いらっしゃい、御剣怜侍」
引きずられるように御剣検事が拉致され、事務所のドアが閉じた。

629:ナルマヨ
07/11/04 20:43:13 mf5daK5W
「ま、真宵ちゃん・・・?」
そーっと手を伸ばして、証拠品を紙袋に戻そうとして、なるほどくんがあたしを呼んだ。
少し照れくさそうで、困った顔をしている。
「使ってみたいの?なるほどくん」
言葉に、怒っていないよ、という響きを持たせて、あたしはにっこりして見せた。
手元で、バイブがウニウニと動いていた。
「ううう、いや、なんていうかさ」
なるほどくんはソファに座ると、脚の間に手を入れてうつむいた。
「真宵ちゃん・・・、イッたことないよね?」
「え、ええっ?」
いきなり言われて、あたしはぱあっと自分のほっぺたが熱くなるのがわかった。
なるほどくんは、うつむいたままポツポツと言う。
「ボクがヘタなのかもしれないけど、やっぱり真宵ちゃんにも気持ちよくなって欲しいし。
どうしたらいいのかなって思ってたら、ちょうど矢張がこーゆーのもあるって」
急に恥ずかしくなって、バイブのスイッチを切った。
「そんなこと。あたし、き、気持ちいいよ?なるほどくんに、ぎゅうってしてもらっただけでも」
なるほどくんが思い切って言ってくれたのがわかるから、あたしも思い切って言う。
だって、ほんとになるほどくんが大きな手であたしの髪を撫でてくれたり、広い胸に抱きしめてくれたりしたら、
うっとりしちゃうんだもん。
「うーん。でもそういうのとイクのとは違うんだよ。ボクだって真宵ちゃんをぎゅってしたら気持ちいいけどさ」
そっか。
あたしなんかお姉ちゃんと違っておっぱい小さいけど、それでもなるほどくんは喜んでくれてるんだ・・・・・・。
ちょっと嬉しくなって、あたしはなるほどくんの隣に腰を下ろし、肩に頭を乗せた。
手には、持ったままのバイブ。
「なるほどくんはこんなふうに動かないよね?」
半透明のそれを見下ろして、なるほどくんは苦笑した。
「まあね」
大きな手が、あたしの髪を撫でる。
その暖かさが伝わってきて、とっても気持ちいい。。
「ねえ、真宵ちゃん・・・」
「ん?」
「・・・使ってみる?」
「え・・・?」
顔を上げると、あたしの両手首を片手でいっぺんにつかんで、反対の手で紙袋の中を探ってる。
柔らかい布で出来たベルトを取り出して、あたしの両手を束ね、アイマスクを顔にかけた。
「なるほどくん?」
それでなんにも見えなくなって、あたしはなるほどくんがいると思うあたりに顔を向けた。
「見えない、って、どう?」
ベルトで縛った手を頭の上に上げさせる。
すごく、恥ずかしい。
胸の辺りが涼しくなって、なにか柔らかくてあったかいものが押し付けられた。
「きゃわっ、び、びっくりした。なに?」
思わず言うと、ものすごく近い所でなるほどくんの声がした。
「ちゅってしたんだよ。どんな感じ?」
「ううん、なんか・・・変、きゃ」
ソファに押し倒される時も、後ろが見えない怖さからぎゅっとすがりついてしまう。
手首を縛っているせいで、装束は完全に脱げないから、肩にからまる。
次にどこになるほどくんの唇が押し当てられ、触れられるのかが全くわからない。
なるほどくんが、どんな顔でどこを見てなにをしようとしているのか、ぜんぜんわからない。
予測できない時に、体中のあちこちになるほどくんが触れる。
見られてる。
視線を感じるって、こういうことなんだ。
足首をつかまれて、広げられ、下着を下ろされるのがわかった。

630:ナルマヨ
07/11/04 20:43:58 mf5daK5W
「あん…」
なるほどくんは、どこにも触らない。
ただ、足首を握っている。
事務所の中は明るいはずだ。
そんなところで、両手を縛られて頭の上に上げ、足を開かれている自分の姿を想像すると、恥ずかしくてたまらない。
そして、きっとなるほどくんはあたしを見てる。
なにもしないで、ただ見てる。
急に、足の間が冷たくなって、あたしはびくんってなる。
「なに、今の?」
もう一度、冷たくなった。
なるほどくんの笑い声が、足元で聞こえる。
「びっくりした?息を吹きかけてみたんだ。真宵ちゃんの・・・ここに」
「きゃわわっ」
今度はあそこを触られた。
縦に何度もなぞってる。
ううん、気持ちいい。
いっつもなるほどくんが入ってくるところも、上のほうの一番敏感なところも。
そのまわりも、全部全部気持ちいい。
なるほどくんに、いじって欲しい。
「はん……っ」
腰がよじれちゃう。
なるほどくんの指が浅い所でくちゅくちゅしていると、ぶーんという音が聞こえてきた。
なに?
いきなり、おなかになにか堅いものが当たった。
それが、細かく振動してる。
「真宵ちゃん、これわかる?」
この音、さっきあたしが持ってた、あれだ。
「ううん…、なに?」
わかってたけど、聞いてみた。
なるほどくんはそれに答えず、バイブを動かした。
ずっと上に上がってきて、おっぱいに触る。
あん、そこは先っぽ。
ブルブルっていうのが、弱かったり強く押し付けられたり、ぐりぐり動かされたり。
なるほどくんに舐めてもらうのも気持ちいいけど、これはすっごい気持ちいい。
いつの間にか口が開いて、声が出ちゃう。
だんだん足の間がじんじんしてくる。
やだ、下も触ってほしい。
「な、なるほどくん……、あっ」
あったかいものが、おっぱいに触れた。
なるほどくんの手だ。
先っぽを、ちゅって吸ってる。
バイブは、わき腹からお尻にかけてをなぞってる。
ああん、気持ちいい。
なるほどくんは服を脱いだんだ。
肌がぴったりくっついてあったかい。
足になにかあったかくって堅いものが当たった。
なるほどくんが、大きくなってるんだ。
はあっ、もう全部気持ちいい。
ぶーん、という音を立てて、バイブが足の間に移動した。
「あっ…」
おっぱいを触られたまま、バイブがあそこをなぞってる。
ぎゅうって押し付けられると、脚が痙攣するみたいにビクビクした。
「ああっ、あああっ!やんっ、あっ!」
自分でもびっくりするくらいの声が出ちゃった。
だって、こんなの初めて。
しかも、その堅いのが入ってくる!
やだ、動いてる。
ぐりぐりされると、すごく気持ちいい場所があるってわかった。

631:ナルマヨ
07/11/04 20:44:35 mf5daK5W
「真宵ちゃん…、どう?」
「ん、あ…」
「ちょっと出し入れしてみようか」
ちゅぷちゅぷっていう音がした。
「あ、はあああんっ、あっ、あっ、あ、あああああ」
入れて、押し付けるようにすると中がすごく気持ちいい。
「気持ちいい?」
「う、んっ、あっ、すごい、すごく気持ちいいっ」
「気持ちいいトコ言って。こことか?」
「あ、あ、うううんっ、ああん」
「ゆっくり動かすから。どこがいい?」
ブルブルが動いて、もうどうにかなっちゃいそうなくらいだった。
あるところに当たると、お尻がぴょんって勝手にはねた。
「いやあああああっ!」
なにこれ?!
「ああっ、あ、あああああん、な、なんか、すごい、なるほどくうん!」
なるほどくんはそこにずーっとブルブルを押し付ける。
あたしはもう暴れるみたいに動いて逃げ出そうとしたけど、なるほどくんが押さえつけていて動けない。
中で動き回っているブルブルが、ポイントに当たったり外れたりしながら押し付けられる。
熱くて、どうしようもないくらいじれったい。
「いや、どうかしちゃう、助けて、なるほどくん、あ、あ、あ!!」
「すごいよ真宵ちゃん。どんどんあふれてくるし、ここなんか真っ赤にふくれて顔をだしてる」
「あああああああ!」
なるほどくんが、一番敏感な所をまわりからグルグルいじった。
もう、壊れちゃう。
目隠しの中で、涙が流れた。
体中、どこを触られてもしびれるみたいに気持ちいい!
「あ、ああ、うううううううんっ」
違う、なんか違うよ。
すっごくすっごく気持ちいいし、触られてるとこから湧き上がってくるみたいにぞくぞくするけど。
「やだ、やだよぉ、やめてやめてぇ!!」
あたしは大きな声を出した。
違うの、あたしはこんなブルブルなんかじゃなくって、こんな堅くて冷たいものじゃなくて。
「なるほどくん、なるほどくんがいいの!」
なるほどくんが欲しい。
ブルブルの振動が止まって、あたしの中に違うものが入ってくる。
「あああああああああっ」
身体が勝手にのけぞって、押さえつけられた脚が動いちゃう。
ゆっくり、入ってくる。ぴったり寄り添って、いっぱいになる。
ああ、やっぱりなるほどくんがいい。なるほどくんのが、一番いいよお。
「うう、真宵ちゃん、ヌルヌルで気持ちいい」
「あ、あたしも・・・」
なるほどくんが動くたびに、中がすごくしびれるみたいになる。
中の気持ちいいところと、なるほどくんの動きがぴったり合ってる。
あたしはもう声も出ないくらいで、この手が自由になれば力いっぱいなるほどくんを抱きしめたいのに。
「ん、はっ、…ん、ん、んっ」
なるほどくんが、動きを早くする。
「いいよ、すごくかわいい顔してる。目隠しで半分見えないのが、残念だけど」
熱い息遣いで、なるほどくんが言う。
そうだ。
あたしは目隠しされて、なんにも見えないけど、なるほどくんには全部見えてる。
手を縛られて、目隠しされて、脚だけ開いてるあたしを。
おっぱいにちゅってされたり、あそこにバイブをブルブルされて気持ちよくなってるとこ、全部。
ああ、どうしよう。

632:ナルマヨ
07/11/04 20:45:31 mf5daK5W
「うんっ」
あそこになにかが触って、動かされた。ああん。
なるほどくんが、中に出し入れしながら敏感なとこも指で触ってるんだ。
気持ちいいところが二ヶ所になって、たまらなくなる。
「あ、ああん、あああっ」
じゅぷじゅぷ、っていやらしい音がした。
なるほどくんが見てる。
あたしを、全部、見てる。
「あんっ」
なにかが、あそこから湧き上がってくる。
「あ、あ、なるほどくん、なるほどくん!」
「はあ。はあ。真宵ちゃん、イキそう?」
「え、なに、あっ、あっ、これ、これが?ああっ」
「いいよ、イっていいよ、イって!」
「あ、あ、あ、あ」
そこ、そこがちょうど気持ちいい。そこをずっとして欲しい。
なるほどくんが動くと、そこが擦られて頭が真っ白になった。
「あああああああああああああっ!!」

あとは、なんにも覚えていない。
気がついたら、手を縛っていたベルトも目隠しも外されて、大きなバスタオルでくるまれていた。
「目、覚めた?」
なるほどくんが、ちょっと照れくさそうに暖かい紅茶のカップを差し出してくれる。
「ちょっと、やりすぎちゃったかな?大丈夫?」
「う、うん」
カップを受け取って、あたしはちょっと目をそらした。
は、恥ずかしすぎる。
あたし、どんな風に見えたんだろう。
「その、とっても可愛かった、よ。真宵ちゃん」
ううう。
なるほどくんは、あたしの隣に座って、耳元でささやいた。
「イった?」
首まで真っ赤になるのが自分でわかる。
あれが、そうなのかな。
だとしたら、初めてだけど。
「あんなの毎回だったら、あたしどうにかなっちゃうよ」
なるほどくんが、嬉しそうに笑った。
ぷいっと顔を背けると、目の前にあの紙袋がある。
なにか、チューブのようなものが転がりだしていた。
手に取ると、ローションって書いてあった。
「ああ、それね。さすがに事務所で使うと、後始末が大変だから……」
ふーん、コレを体につけてヌルヌルして遊ぶんだ。
あたしは、ふふふっとほくそ笑んだ。
「ねえ、これをなるほどくんの大事なトコにつけてヌルヌルしたら、どうなっちゃうの?」
「え・・・・・・、いや、それは」
「ちゃんとその前に、手を縛って、目隠しして」
「ま、真宵ちゃん?」
あたしはチューブを持ったまま、なるほどくんを見てにっこりした。
「アパートに、行こっか?」

なるほどくんが後ずさりするのが、楽しかった。






以上。

633:名無しさん@ピンキー
07/11/04 21:28:08 am6YFNQU
GJ!
マヨイタン大胆!!その先も読みたくなってきたw

634:名無しさん@ピンキー
07/11/05 01:21:39 VlHcBciB
うおおGJ!!
真宵タンかわいいなー。ラブラブなのも好みだ。

635:名無しさん@ピンキー
07/11/05 05:51:52 69neSH1B
GJ!
この2人だとキチク物になりそうなノリでさえ、ほのぼのになっちゃうな。

636:名無しさん@ピンキー
07/11/05 16:57:17 MWeXzKl5
GJ!!!!
鬼畜物のはずなのに、なんだかほのぼのして可愛いしエロい!
その後アパートでのエッチも気になる

637:名無しさん@ピンキー
07/11/06 01:17:17 OIbugTMM
GJ!
真宵ちゃんかわいすぎる!
御剣ww

638:名無しさん@ピンキー
07/11/06 01:54:51 KRDcDHNc
GJ!!
ナルマヨも最高だったがミツメイも良かったw
ちゃっかり鞭の届かない所にいる御剣とかw
本当にたんのうさせてもらいました!ありがとう!

639:名無しさん@ピンキー
07/11/06 04:06:01 HfahCo2I
雰囲気とかテンポとか終わりかたとか、
全部イイ!!

うまく言えないけど、テラGJ

640:名無しさん@ピンキー
07/11/06 09:56:32 lQQeziNM
GJGJ!
悶えるマヨイを見て生唾飲み込むナルホドが
目に浮かんだよ
アパート編もキボン!

641:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:09:55 fRRH7wwL
僕も真宵ちゃんをぎゅっとしたくなってきました

642:名無しさん@ピンキー
07/11/08 21:08:51 MQFkOWTs
>>606

>>619-620


書きたい…。

643:名無しさん@ピンキー
07/11/10 22:35:59 BRaluzPe
哀牙×女キャラ、の小説を書けるヤシはおらぬかー?!!


644:名無しさん@ピンキー
07/11/10 22:43:17 XpYSz3bV
wiki、カミチヒの上からミツメイが上書きされてない?

645:名無しさん@ピンキー
07/11/10 22:49:10 WLa0P78D
>>644
wikiコメント欄より
>御剣×冥05/06/06/が神乃木×千尋05/06/06/2になっています。差分を見るとミツメイSSが何故かカミチヒSSに置き換わってしまっているようです。 -- 名無しさん (2007-11-09 23:58:16)
>>名無しさん 修正しました。ありがとうございます。 -- 管理人 (2007-11-10 09:31:30)

ミツメイがカミチヒになってたのを修正した模様
管理人氏いつも乙

646:名無しさん@ピンキー
07/11/10 22:57:40 XpYSz3bV
サンクス
設定してたRSSから飛んだので気づかなかった
管理人さん感謝。

647:名無しさん@ピンキー
07/11/12 14:53:35 DuzBIV5S
>>628
超GJ!
四人の会話もかわいいw
ミツメイ、ナルマヨはかなりの神カポーですな


648:名無しさん@ピンキー
07/11/15 03:15:07 n70HYqG7
GJ!やっぱナルマヨミツメイの王道カプは萌える

649:名無しさん@ピンキー
07/11/18 08:39:12 ttJM568v


650:名無しさん@ピンキー
07/11/20 20:24:12 Arupqkv7
しゅ

651:名無しさん@ピンキー
07/11/20 21:22:18 rsFmHwED
最近少し寂しいな。王泥喜くんもたまには見たい。

652:名無しさん@ピンキー
07/11/20 21:51:15 Q++KhIpd
千尋さんも見たい

653:名無しさん@ピンキー
07/11/20 22:39:24 q6Ibe+K6
ネタはあるがリアルで多忙・・・
書きたい・・・

654:名無しさん@ピンキー
07/11/22 19:49:22 H8A4Zor8
待ってる。

655:名無しさん@ピンキー
07/11/22 23:23:17 bl7xUBBH
連休に期待

656:名無しさん@ピンキー
07/11/23 00:30:34 wlt6KJsJ
>>653さんではないですが…
なるべく12月までにナルマヨ投下します。

657:名無しさん@ピンキー
07/11/23 12:40:38 dpwALf/J
>>652
ニット成歩堂×千尋さんが見てみたい
何だか鬱な話になりそうだけど

658:名無しさん@ピンキー
07/11/23 13:41:12 POZfhzwg
>>657
その場合、誰が千尋を霊媒するんだろうな。
マヨイ?ハルミ?霊媒する前後にニットとどんな話をするかも気になる。
前の方の連載のカミチヒでニアミスしてるんだよな~、ニットと千尋。
もしそこで会ってたら、と妄想してみる

659:名無しさん@ピンキー
07/11/23 17:15:16 vNW5JVWb
>>656
期待してる

660:ナルマヨ
07/11/23 18:18:29 wlt6KJsJ
―、気怠い……。
足が浮いているみたいで
何時もと変わらずただ歩いているだけなのに、酷く疲れた。

事務所はもう目前だし、少し休もう。

扉を開けて、出勤簿に名前を書いて…


痛、………。
突然、頭がずきりと痛んで。

あれ…



それから……?






661:ナルマヨ
07/11/23 18:20:29 wlt6KJsJ


曇りかけた空を仰ぎながらスキップ歩調で足音を刻み、鼻歌すら口ずさむと漸く事務所に行き着いた。

お天気悪いなー…少し冷えるし、なるほどくん大丈夫かな。

「おはよう、なるほどくーん!」
事務所の玄関扉を勢い良く開くと、
目の前の床に何か大きなものが踞るようにして、小さく呻き声を上げていた。

明かりが無く窓も未だ閉まったままだったので、よくよく目を凝らさないとその正体が分からなかった。

「……うう。」

幸い聞こえてきた声がよく知るものだと認め、異常を知らせる声音が同時に真宵を焦らせた。

「なるほどくん…ちょっと、大丈夫!?」

直ぐ様近寄り声を掛けても、苦しそうに喘ぐだけで言葉を話せそうになく、
真宵は掌を成歩堂の額に当てて叫んだ。

「やっぱり、凄い熱!
救急車、呼ばなきゃ……」

徐ろに立ち上がろうとする真宵の腕が、何時の間にか成歩堂の腕により強く掴まれていた。

「………うん。」

膝を折るとちょうど肩の上に相手の頭が収まる位置になり、熱を帯びた吐息を首筋に感じて心臓の鼓動が高まった。
咄嗟の判断を止して看病に努める事を、先決にした。

662:ナルマヨ
07/11/23 18:24:57 wlt6KJsJ


「う、ん……」

重たい瞼を開けると、うっすらとオフィスの電灯が見えた。
少し首を曲げると窓からは夕日が差し込み、時計は五時を差していた。

成歩堂は懸命に記憶を手繰り寄せるが朦朧とした意識に思考を邪魔され、叶わなかった。
突然、目の前に影が覆い被さる。

「……わ!」

「気付いた?どう、身体の調子。」

そう言われて、漸く自身の状態が気にかかる。

「あたしが来たら、なるほどくん玄関のすぐ先で倒れてたから…
38度もあったんだよ。もう一回計ってみて、お粥作ってくるね。」

「風邪引いたんだな…うっかりしてた。」

渡された体温計を当てようとして、ワイシャツの一番上からボタンが二つ外れている事に気が付いた。

真宵ちゃん―…

少し気恥ずかしかったけれど、有り難かった。
病気の自分をソファまで運んで、こんな時間まで看てくれていた。
ソファの肘掛けに、丁寧に畳まれたスーツが置いてあった。

663:ナルマヨ
07/11/23 18:27:39 wlt6KJsJ


真宵がお粥と薬の乗ったお盆を持ってソファに近づく。
同時に体温計の合図の音が響いた。

「37度3分…良かった、だいぶ下がったみたいだよ。」

「ええっ!良くないよ、まだ治ってないんだから。」

「大丈夫だよ、真宵ちゃんにとってはそうかもしれないけど…男性の方が元々体温が高いんだ。」

「じゃあ、微熱ってこと?」

「そうだね。ありがとう真宵ちゃん、君のおかげですっかり元気だよ。
…と、そうだ。朝から眠ってたんだよね、ぼく。」

「うん、電話が一件、みつるぎ検事から来てたよ。


御剣から……?

なんだろう。

「わかった、ありがとう。
後でかけ直してみるよ。」

そう告げた後で、真宵ちゃんが運んできてくれた出来立てのお粥を平らげた。
成歩堂は最後の一口を頬張ってから皿を真宵に渡し、真宵は受け取った皿をデスクに置く。

でも、最後の一口は危うく吹き出してかけてしまった。

真宵が、とんでもないことを言い出すのだから。



664:ナルマヨ
07/11/23 18:30:43 wlt6KJsJ


「……ね、ねえ…なるほどくん。」

「なんだい、真宵ちゃん。」

「あたしに風邪、移して…!」

「ぶっ、ん…ぐふ、ぐふ」

喉に言葉どころか、お粥が詰まった。

「何をバカなこと。それじゃあ真宵ちゃんが辛い目に遭うじゃないか…!」

「だって、なるほどくんが苦しそうなの見たくないもん。
あたしこれでも、なるほどくんの助手だし」

「いやいや…関係無いよ。
それにぼくは逆に真宵ちゃんのそんな姿、見たくないし…」

「お願い。」

「………」


この娘は………。


「……どうやって移すんだよ。」

「うーんと…隣で、寝るとか?」

「うーんとって、今悩むのかい。……って、えええ!!」

成歩堂は、体温が一気に上昇したような錯覚を覚えた。
それなのに彼女は微かな笑みを浮かべて素知らぬふりをしている。

沈黙が暫く続いた。

観念の微笑を口許にたずさえて、

「………おいで。」

「子供みたいに呼ばないでよ…。」

言い出しっぺの真宵もまた
いざとなると緊張して、少し躊躇っているようだった。

ただでさえ狭いソファの側面に背を貼付け、毛布を持ち上げて真宵を迎えた。
微熱で火照った身体に真宵の肌はひんやりと冷たくて心地良かった。

665:ナルマヨ
07/11/23 18:33:39 wlt6KJsJ


なるほどくんが寄り添ってる

いつも近くにいるつもりだったけど

こんなにどきどきしたりはしなかった

心臓の音、

もうばれてるだろうな…―


成歩堂は瞼を伏せずに、じっと真宵の瞳を見つめている。
真宵も同様、視線を逸らしたりはしなかった。

まだ熱っぽいためか微かに紅潮した頬と薄く敷かれた瞳の中の水気のせいで、妙に男性特有の色気があった。

そんな彼に見入って、余計に緊張を増した真宵は過ぎた恥ずかしさに背後を気にするふりをして、
ソファから落ちないように成歩堂の足に自らの足を絡ませる。
もっとも、後にそれが何の関係も持たない男女の行為にしては尋常でない事に、真宵は後から気付くのだが…

成歩堂の方が、早かった。


「好きだよ。」


一言のみ告げてからゆっくり真宵を引き寄せると、間近で見つめ合ってからそっと、唇を重ねた。
初めての経験に真宵はぎこちなく舌を受け入れる事しか出来ずにいるが、成歩堂は深く真宵を求めた。

時折くちゅ…と水音が小さく響き、永い間くちづけは続いた。
熱のせいで温度の篭った身体とは対照的に、成歩堂の咥内は少し冷たかった。

漸く成歩堂が唇を離すと、真宵の顔はすっかり上気し赤みが差していて
身体は強張っているの

666:ナルマヨ
07/11/23 18:37:03 wlt6KJsJ


「まだ返事してないのに…」

「返事、聞かせて?」

「え、えっと…すき。あたしも…」

「聞こえなかった」

「ずっ、ずるいよ…!ひゃ…あ…」


成歩堂は返事も待たず一度唇だけを重ねると、互いに身体を横たえたままの態勢で密着し
腕を伸ばして真宵の腰に手を宛がえ、くちづけを首筋に移動させた。

力のこもらない対抗の言葉はいとも容易く蕩けた吐息に変えられ、唇の吸い付く柔い火傷のような感覚に身をよじらせた。


「好きだよ」


真宵の鎖骨の辺りに、紅い花が咲いた。
瞳は潤んでいて。

成歩堂は腕をゆっくり真宵の胸部の前へ持って行くと、小振りな胸を掌で包み柔く揉んだ。


「…っ、ふあ………。」


腰の帯を解いたせいではだけた肩から
装束を下ろし薄桃色の蕾を弄ってやると、
肩を震わせて小さく声を漏らし、成歩堂を見つめる。
恥ずかしがって、ぎゅうと眼をつむる。
そんな姿はただただ愛らしくて
成歩堂をいっそう、欲情させた。


熱い指は、真宵の局部へと静かに移動する。
帯は音を立ててソファから落ち、真宵の片腕が垂れた。

下着の薄い生地の上から
未開拓であるその中心を指で擦ると、
小刻みでか細い声と共に腰は揺れ、初めて受け入れた感触に身悶えする。
衣�

667:ナルマヨ
07/11/23 18:44:44 wlt6KJsJ
衣服の乱れた姿。

全部が愛しい。

「このまま…続けても良い?」

いまさら、とも思わなくもなかったが
紳士的なその問いに薄く微笑み呟いた。

「なるほどくんが大丈夫なら…。」

深いくちづけ。
だけど指は、割れ目の奥を上下に摩り一番敏感な部分を強弱をつけて回して…

もう片方の腕と舌で、胸の頂を丹念に刺激した。
局部の初めて触れるそこは既に湿っており、下着を取れば処女が香った。


「初めて、だよね?」

「うん……」

「大丈夫だから。」

正直、経験はきっと浅い方だ。
手順は分かれど自信はいまひとつ。それでも躊躇せず手を進める。

指を秘部に移し、少しだけ人差し指を埋めてみる。

「あ…っ、……」

直ぐに足を曲げた。
出来るだけ苦痛を与えないように、同じ場所を暫く擦る。

時間を掛けると自然に声は甘くなり、次第に息遣いが荒くなる。
やがて、水音が聞こえるようになった。

焦らないよう、じっくり真宵を解した。

張り詰めた自身を露にすれば逞しくそそり立ち、真宵は竦んだ。

「大丈夫……」

両腕で真宵の腰を支え、秘部に宛がう。

「なるほどくん…」

先端を挿れると吐息の音が聞こえ、そのままゆっくりと奥へ沈めて行く。

「っ…ちょっと、痛いかも」

「あ、ご…ごめんね。大丈夫?」

「うん、平気だよ。」

668:ナルマヨ
07/11/23 18:47:26 wlt6KJsJ
成歩堂は真宵の頭を撫でてからもう一度首筋に唇を這わせ、身体全体が完全に密着してから鈍く腰を押し付けた。

ふと思い立って、再度真宵の頭上に手を遣り上頭を結わく紐を解いた。
少し梳いてやると髪は皆々へ溶け込み、見慣れない姿は成歩堂の目に新鮮に映った。

「………あ、あん…!」

真宵の身体がびくりと波打つ。
途端流れ出る極少量の鮮血が、膜を貫いた事を知らせた。

苦しそうに呼吸する真宵を見かねて腰を止めるが、真宵はそれをとどめた。

「なるほどくん…だいすき。」

669:ナルマヨ
07/11/23 18:49:46 wlt6KJsJ


たまらない愛おしさと、微かな熱の怠さが成歩堂を先導する。


相手を案じながらゆっくりと腰を動かし始め、幾度となく唇を重ねる。


「ん、ん……あっうう…っ」


十分に潤った局部は内壁を擦られる度それを増して、次第に未知なる感覚が目覚めて行く。
その証に真宵の声は少しずつ嬌声を含むようになり、成歩堂の背に腕を回した。


「んあ、はぁ…なんか、ヘン……」

「感じてるんだよ、真宵ちゃん。」

「感じ…てる……?」

「可愛いよ。もっと気持ち良くしてあげるからね…」


我ながららしくないなどと窃笑しながら荒くなる息と共に腰の動きを早くして行き、無論真宵は増す快感に声を高くした。
自身を打ち付ける度に身体は揺れる。


「アっ、ふああん、ああっいやぁあ…」


ソファのせいで格好は制限される。
傍から見ればきっと、とてつもなく淫らなのだろう。
ぐちゅぐちゅと、卑猥な音も耳に入るようになった。


真宵は堪え切れず声を漏らしながら成歩堂を見つめる。


男、だ―………


好きな男性の側にいる。
それだけでこんなにも満たされるのに。

知識は皆無ではなかったにしろ初めて味わう感覚ばかりに、心臓が圧迫される。

670:ナルマヨ
07/11/23 18:50:46 wlt6KJsJ


「あっ、あ…あんっな、なるほど、くんっ」

己を突く一度一度が、力強い。
絶えず真宵を支配する快楽に何かが沸き起こって…


「あっン、なるほどくんっ、凄いよ…あん、気持ち良いよ…!」

「真宵ちゃん、ぼく、もう…」


上り詰めて、頭は真っ白で
"あいしてる"
最後に聞こえた。


真宵は、一番熱い快楽に意識を手放した。







真宵が気付いたのは、翌日の朝。


目覚めた拍子に腰に痛みを感じて小さく呻くも夕べの記憶を辿れば言いようのない恥ずかしさに顔が火照る。
行為中はきっと、もう夜と呼べる時間だったのだろう。


何も着てはいなかったが肩まで掛かっていた毛布と、側に置いてあった装束に成歩堂を想った。
見渡してみてから初めて此処がソファの上でない事に気付き、何時の間にか簡易なベッドの上にいた。

装束を身に纏うやベッドを下りて下駄を履き、歩いては成歩堂の姿を捜す。
オフィスから受付口に続く扉を開けると、複数の人影が見受けられた。


「あ…真宵ちゃん、おはよう。」


ぎこちなく微笑む成歩堂と、来客用の椅子に座る人物、御剣怜侍と矢張政志だった。


671:ナルマヨ
07/11/23 18:53:56 wlt6KJsJ
「あれぇ、どうしたの。事務所に集結しちゃって」


真宵は頓狂な声を上げながら三人に近寄り、それぞれを覗き込むように問い掛ける。


「…………」

「う、ム」


成歩堂は無言ではあるが、表情からは明らかな焦りが見られた。

矢張は何故か照れ顔で此方を見ている。


「じ…実はさ、」

「言うな成歩堂!私の口から説明する」


真宵は訝し気に首を傾げ、焦れったく二人を見る。


「昨日の昼過ぎに、君に電話を入れただろう、用があると。」

「あ…はい。」


はたと手を口許に遣る。
そう言えば昨日は成歩堂にそれを伝えて、それきりだったのだ。


「その用件を今、成歩堂に話してやったところだ。」

「なんですか?その用件、って…」


矢張が、俯せてしまった。


「その、な…大変言いにくいのだが。
実は昨日矢張から"ちょっとした頼み"を電話で受けて、な。
矢張があんまり暇で仕方ないから、成歩堂にイタズラを仕掛けると」

「イタズラ、ですか。」


成歩堂も、俯せた。
焦りと不安が真宵を襲う。


672:ナルマヨ
07/11/23 18:55:05 wlt6KJsJ
「隙を狙って事務所に忍び込んだなら、暫く観察すると言い出して…
私にネタバラしを頼んだのだ。だが私の電話には君が出て成歩堂は風邪だと言うし、矢張はオフィスの棚の中に無理矢理身体を詰め込んだせいで身動きが取れなくなり、出られなくなる始末だ」


背筋が、凍り付いた。


「………き、昨日の君達の生活を丸ごと盗聴、という形になってしまったらしい。矢張はこの通り深く反省している、許してやってはくれないか…?」


もう、言葉の意味を拾えなかった。








それから二人は、矢張とはめっきり顔を合わせず穏やかに笑い合う日々を送ったらしい。

673:名無しさん@ピンキー
07/11/23 18:56:31 wlt6KJsJ
終わり。


…途中でなんかヘンになってるし。
てか、ホント描写飛びまくりだし展開早いし
何よりありきたりで萌えんし…


とりあえず





スマソ(逃)

674:名無しさん@ピンキー
07/11/23 19:03:07 zW0DM33E
>>673
URLリンク(www23.atwiki.jp)

転載しました。
>>666の文字化けは消してあります。

675:名無しさん@ピンキー
07/11/23 19:31:12 cbFEywCM
GJ!真宵タン子供っぽくていいな

676:名無しさん@ピンキー
07/11/23 22:37:22 SnqLz0X+
>>673
いやいや凄く萌えたよ!GJ!!
熱に浮かされた真宵が色っぽい
矢張と御剣は二人の喘ぎ声を聞いたんだよな…勿論…

677:名無しさん@ピンキー
07/11/24 02:16:45 q6vBCKe7
GJ!
その後の真宵ちゃんの反応がすごく気になるww

678:名無しさん@ピンキー
07/11/25 00:23:33 QVeTJydu
GJJJ!
事件の裏にやっぱりヤハリにも笑ったw
そしてマヨイちゃんとナルホド君に悶えた
いい作品をありがとう

679:ミツメイ
07/11/25 19:57:21 0j6Y60VC
>>628->>632 ナルマヨの続き。


御剣と一緒に事務所に戻り、ドアを開けると応接室の方から真宵ちゃんの声がした。
ただいま、と言おうとしたとき、御剣がぼくのスーツの上着をひっぱった。
「待て、成歩堂」

「…くないですか?」
あれ、真宵ちゃん、電話でもしてるのかな。
「…かしら、普通だと思うけど」
返事が聞こえるということは、相手がいるみたいだ。
御剣が、ひとさし指を唇に当てる。
「えー、多いよ!なるほどくんなんか週に一回でもくたびれたって言うけどなあ」
ん?ぼく?なんだ?
「それはどうかと思うけど」
相手の声は狩魔検事だな。
御剣がここで狩魔検事と待ち合わせたと言ってたけど、先に来てたんだろう。
検事局では人目をはばかるからといって、弁護士の事務所で待ち合わせる検事というのも変だけど。
「その一回が、ものすごいのではないの?」
とたんに、はじけたような、二人の笑い声。
ふりかえると、御剣が目をそらした。

「そうかなあ。あ、じゃあ時間ってどのくらいですか?」
「それって、全部で?」
「んー、じゃ、全部」
「どこから?しようかって言うところから?脱いでから?」
「えええええ、しようか、なんて言う?!」
「言わないの?」
「言わないです!も、いきなり、ぎゅってして、ちゅってして」
「なによそれ」
また、笑い声。

……こ、これは。
いわゆる、その。
女の子同士で、ものすごくキワドイ話をしているのだろうか。
ど、どうしよう。
ただいまと言うにしても、出て行くタイミングが難しいぞ。
御剣が、ぼくの上着をつかんだまま、オフィスの方に静かに移動した。
「ど、どうするんだよ」
ぼくが小声で言うと、御剣はじろっとにらみつけてきた。
「聞いたことがわかったら、私は冥に殺される」
ううう、狩魔検事、怖いからなあ。
真宵ちゃんと狩魔検事は、ぼくらが聞いていることなんか全く気づいていないみたいだった。


680:ミツメイ
07/11/25 19:58:22 0j6Y60VC
「ねえねえ、それってやっぱり御剣検事が言うんですか?しようか、って?」
「私が言うと思う?」
「えー、想像できないなあ。あの顔で?」
ぼくの隣で、『あの顔』が、真っ赤になっている。
「あんな感じよ。ウム、そういうアレは、どうだろう、って」
「あー、それならわかります!!」
御剣がふるふると震えている。ふりむくのが恐ろしい。
真宵ちゃんの笑い声が、痛い。
「あのねあのね、それで…」
真宵ちゃんが、ちょっと声を落とす。
誰も聞いていないと思っているはずなのに、なんだ?
くすくす、と狩魔検事の笑う声がもれ聞こえてくる。
「……」
「ええええ!!そんなに?!」
いきなり真宵ちゃんが大きく叫んで、ぼくらは揃ってビクっとする。
「そうなんだあ・・・。もしかして、なるほどくん、ソウロウかなあ」
メマイがした。
御剣が、ニヤっと笑ってぼくの肩に手を置いた。
ううう、慰めてくれるな。
「そうなのか?成歩堂」
「…うるさい」
そんなはずは、ない。
…と、思うんだけど。真宵ちゃん、不満なのか?

「でも、長ければいいというものでもないと思うわ。チロウやインポテンツの恐れもあるし」
今度は、御剣がメマイを起こしたようだった。
さ、さすが狩魔検事。
恐ろしい単語を、起訴状を読み上げるように淡々と・・・。
「そっか。長ければ気持ちいいってわけじゃないの?」
「ま、テクニックなんじゃない?」
「御剣検事って上手いんですか?」
「さあ…私、あまり比べられるデータを持ってないのよ」
あまり、ってことは、いくらかは狩魔検事もデータがあるんだろうか。
真宵ちゃんは、ぼくが初めてだけど、だからって、コイツのデータを集めなくても・・・。
本気でメマイがするらしく、御剣はぼくのデスクの椅子に腰を下ろした。
「そんなに下手なの?成歩堂は」
…ひ、ひどい。
真宵ちゃんの返事を聞くのが怖い。
「あ、こないだ。ほら、アレがあったじゃないですか、ヤッパリさんのSMグッズ」
…御剣の非難めいた視線がぼくに突き刺さる。
ああ、真宵ちゃん、いったい何を言い出すんだ!
「まさか、使ったの?キチクね、あのオトコ」
「…キチクだな、成歩堂」
御剣まで、追い討ちをかける。
「で、でも叩いたりしてないぞ。か、軽く縛ったけど…」
なにを言っているんだ、ぼくは。


681:ミツメイ
07/11/25 19:58:55 0j6Y60VC
「んー、でもね。ちょっと、良かった」
うわ、自分の顔が熱くなった。
そうか、そうだったのか。
「…そう?」
「うん。あのね、目隠しをしたんですけどね。なんにも見えないでしょ?予想が出来ないから、ちょっとのことでもすごくびっくりするのね」
「ふうん」
「それと、あのブルブルするのとか」
「……使ったの?」
「御剣検事は、そういうの使わない?」
「…使わないわよ!」
ああ、なにやら話がエスカレートしてるぞ。
女の子って、友だちにこんなことまでセキララに語っちゃうものなのか?
ついに、御剣が頭を抱えた。

「その、それは、どうだった?いいものかしら」
うわああ。
「狩魔検事、興味津々だぞ、御剣」
小声で言うと、御剣は顔を上げた。
「わ、私はそのようなものには、頼らん」
小声な上に、弱々しい。
インポテンツが、そうとうこたえてるな。
「んとねー。結論から言うと、けっこうイイかも」
ま、真宵ちゃん…。バイブ、気に入ってたんだ。
あれから使ってないけど、それが不満だったのかな…。

「なんかこう、あのブルブル加減がねー……」
「………」
「…うん、そういうとことか。あと、……」
「…それで……」
「…で、…ぐーんって…」
「…ッた、というわけ?」
「うん、そうなの」
「あきれた、それまではナシ?」
「んー、まあそうですね」
「最低だわ、成歩堂龍一」
…ままま真宵ちゃん、なにを告白してるんだ!!
ふ、と御剣が人をバカにしたように笑う。
「つまりアレか、成歩堂。キミは道具に頼らねば、女性を満足させられないのか」
う、うるさい。そんなことは…!!

「それまではどうしてたの?」
「んー、どうって言っても」
「いきなり、ぎゅってしてちゅ?」
「うん。で、帯ほどいて」
「待って、シャワーは?」
「えっと、しないときもあるけど、浴びるときはそのまんま一緒に行って」
「シャワーなしなんて、考えられないわ」
「そ、そうかな、やっぱり。でもお風呂って堅いし床は冷たいし」
「待って待って、それどういうこと?シャワーしたまま、そこで?」
「え、まず一回そこじゃないの?」
「ち、ちがうでしょう?そこから、その、ベッドに移動しないの?」
「するけど、まず一回…」
ううう、真宵ちゃん。たぶん、ぼくのすることが全部、みんながすることだと思ってるな。
だけど、一緒にシャワーすると、洗ってあげたいし、裸を見て触るわけだし、そしたらその気になるじゃないか。
そっか、床が堅くて冷たいのか…。気をつけよう。
「あ、でもお風呂でしかできないこともあるし」
「できないこと?」
「お湯かけたりとか。シャワー強くして、なるほどくんに当てると喜んでるし」


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