逆転裁判エロパロ第10法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第10法廷 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
07/09/21 07:51:12 u5d1fuiG
中の人、乙です!

でもメニューの#3のリンク、響也春美に飛ぶよww

451:名無しさん@ピンキー
07/09/22 15:02:35 tGVQfRBL
狩魔豪×真宵の鬼畜モノなんて需要ないですか?

452:名無しさん@ピンキー
07/09/22 16:01:59 0wMBkQ37
>>451
需要ないかと聞く前にまずは投下してごらんよ。
必ず最初にカプ名をきちんと明記してな。
需要あるかないかは、それからさ。
俺は個人的には読んでみたいぜ

453:名無しさん@ピンキー
07/09/22 17:24:45 hrckOVG1
>>451
すごく読みたい
おそらくあの場面かな

454:名無しさん@ピンキー
07/09/22 18:18:50 eHP6IiVn
>>451
さあカモン

455:名無しさん@ピンキー
07/09/22 18:29:29 vhBjDdX1
>>451
頼む

456:名無しさん@ピンキー
07/09/22 22:14:03 oZT4BNC3
逆転で王道カプってどんなの?
ナルマヨとミツメイ?

457:名無しさん@ピンキー
07/09/22 23:33:28 995FEGpd
俺と真宵たん、もしくは俺と冥様

458:名無しさん@ピンキー
07/09/23 01:11:07 K/Qhx1Bb
>>456
ナルマヨ、ミツメイ、カミチヒ、イトマコ
王道っていうとすぐに浮かぶのはこの4組かなぁ

459:名無しさん@ピンキー
07/09/23 01:29:09 fBXsBU/I
オバミツを忘れるな!

460:名無しさん@ピンキー
07/09/23 08:36:30 k3Qt63zJ
最近は4の響也×茜も急上昇中だな
男性向けではナルメイやナルチヒも人気

ちなみに保管庫の作品数ではミツメイが断トツ
数えてみたらナルマヨが結構少ないのが意外だった

461:名無しさん@ピンキー
07/09/23 09:34:21 JaxQvVhj
ナルマヨは少ないな・・・
ミツマヨは凄いサイトがあって羨ましい

462:名無しさん@ピンキー
07/09/23 16:49:42 NN59e1p2
>>461
そうだな。ナルマヨはプラトニック萌って向きも多いからエロパロでは少し少なくなっちゃうのかもな。
最近は健全系でもナルマヨからそのまま響也×茜って移行しちゃったやつも多いんじゃないかな。
ちと寂しいオレ。


463:名無しさん@ピンキー
07/09/23 17:16:43 VOdAlfXJ
俄然ナルマヨ好きの自分は2-4後の話を作成中。
ナルマヨ萌えの人待っててくれ。

464:名無しさん@ピンキー
07/09/23 17:32:51 RA2FxH2B
>>463
楽しみだ
ナルマヨ、ミツメイは本編で恋愛感情いっさい見せないのが逆に萌える

465:名無しさん@ピンキー
07/09/23 18:39:01 xsVkfVEk
ナルマヨ18
ナルメイ18
ミツメイ27
ミツマヨ13

ミツメイ人気だなw

466:名無しさん@ピンキー
07/09/23 20:50:03 YQGBIIYa
>>463
おおナルマヨ楽しみだ~

467:名無しさん@ピンキー
07/09/23 22:26:02 KXwQInZy
やっぱ王道CP人気だな
どこにこんなに住人がいてくれたのかと感動した

個人的にはありえなさそうなCPも見たい
御剣マレカとか、王泥喜マサカとか、ゴドーあやめとか

468:名無しさん@ピンキー
07/09/23 22:34:35 +glKzfD3
>>467
確かゴドー×あやめはあるよ。

469:抜空
07/09/23 23:05:26 Ciy9zFTz
みんな、避妊はちゃんとしような!
オラと約束だ!

470:名無しさん@ピンキー
07/09/24 00:00:29 PESxYJ8+
>>467
ナルユミ
トロキリ
ミツチヒ
ナルマサ

この辺もイレギュラーでいいと思うんだ

471:名無しさん@ピンキー
07/09/24 01:29:18 TpM2kybu
イレギュラーCPだったが
保管庫にあったミツチヒは良かった、思った異常にハァハァした
神よ、新たな目覚めを有難う…!

472:名無しさん@ピンキー
07/09/24 12:49:30 IRvwRGYV
変わり種カプならゴドマヨとゴドメイが好き

ゴドマヨは千尋さんのこととか3-5のこととかを
踏まえて想像するととそれだけで泣けてくる
ゴドメイはそれと正反対にエロ一直線なのがいい
性格はともかく身体の相性は抜群に良さそう

473:名無しさん@ピンキー
07/09/24 15:05:02 OCUKhf3m
>>470のトロキリで、まず初めに想像したのがオートロ×キリヒトだったんだ・・・
吊ってくる・・・orz

474:名無しさん@ピンキー
07/09/24 20:21:53 uY+MryYb
>>465
前に別板別スレで人気の出やすい男女CPの傾向について
考察されてたけど、そこで挙げられてた条件項目の
ほとんどがミツメイに当てはまってて驚いたことがある。
そういう意味では人気があって当然なのかも知れないな。

475:名無しさん@ピンキー
07/09/24 20:29:54 Kp8LJ1PC
>>474
kwsk!

476:名無しさん@ピンキー
07/09/24 22:18:15 +CBhD2QJ
「幼馴染」とか「素直になれない」とか「色恋に不器用」とか
そんなのだろうか

477:名無しさん@ピンキー
07/09/24 22:19:08 uY+MryYb
>>475
・二人とも美形設定、ないしは異性にモテる描写がある
・少なくとも10代後半以上に見える外見年齢(これより幼いとエロをやり難い)
・濃い接点や因縁はあるが恋愛要素は薄め
・対等に張り合えるライバル、または肩を並べて戦うことの出来る同志的関係
・女が男の足を引っ張らない・お荷物にならない
・設定に空白部分が多く、妄想の余地が広い

確かこんな感じだった。
あとは「二枚目×ツンデレの組み合わせは強い」なんて直球な意見もw

478:名無しさん@ピンキー
07/09/24 22:30:50 +CBhD2QJ
成る程、なんか説得力があるなw

479:名無しさん@ピンキー
07/09/24 23:02:38 1pVzxPkX
ヲタ女が一度は通る道みたいなもんだな

480:名無しさん@ピンキー
07/09/24 23:41:29 IRvwRGYV
>>447
>二枚目×ツンデレは強い

そう言えば響也×茜も二枚目×ツンデレだしな
カミチヒも千尋さんは神乃木に対して
割とツン気味だから該当してると言えなくもない

481:名無しさん@ピンキー
07/09/24 23:45:38 Goo4qtOi
>>451まだかな・・・

482:名無しさん@ピンキー
07/09/25 07:55:37 bQFhy08v
じゃあ俺は
>>442
>>463
まだかな

483:名無しさん@ピンキー
07/09/26 17:11:58 js9mCT9E
そういえばこのスレってコテの職人さんいないんだね
もしかしてコテ禁止?

484:名無しさん@ピンキー
07/09/26 19:37:38 k0GN5PgF
>>483
荒らさなければおk




と、自分で勝手に解釈してみるw

485:名無しさん@ピンキー
07/09/26 19:49:05 49r7oeHv
別に禁止されてるわけではないと思う
でもコテトリ付けるのってリスクが大きいから
必要に迫られない限り付けたくない人が多いんじゃない?

486:神乃木×千尋 1
07/09/26 22:05:05 zAaWTIeE
『喫茶店の人々』 #5

倉院の里にほど近い駅に、男女の団体が降り立った。
ぞろぞろと改札を出るとそこに、この里でよく知られた倉院流霊媒道の装束の女性が待っている。
「いらっしゃい!みんな」

綾里家の、和室をふすまで二つに仕切れるようになった大きな部屋へ荷物を置いて、一向はワイワイと周囲を見てまわった。
「あ、霧緒さん。あの向こうに見えるのがそうじゃないですか?」
渡り廊下に出たみぬきが、遠くに見える、木の壁で囲われた施設を指さした。
「あんなところに、温泉が?」
「温泉を引いたプールなんだって。観光対策で作ったって真宵さんが言ってました。霧緒さん、水着持ってきました?」
真宵が、喫茶店のマスターと常連客を倉院の里に招待したとき、「各自水着持参でね」と言ったのは、新しくできた倉院のレジャー施設にある「温泉を使った温水プール」のためだった。
最初は滝にでも打たれるのかと思ったことは口に出さず、成歩堂はみぬきに露出の少ないスカートつきの水着を買ってやった。
こんなのこどもっぽい、と不満そうなみぬきの苦情は、断固として受け付けなかった。
「楽しみだな、みぬきの水着」
牙琉響也が腰に手を当ててみぬきの大きなカバンを覗き込み、御剣と王泥喜がすばやく成歩堂を後ろからはがいじめにして止める。
「おちついてください、成歩堂さんっ」
「むうう、離すんだ、王泥喜くん、御剣っ」
「見苦しいぞ成歩堂!」
それを見て笑いながら、霧緒が冥の隣に膝を突いて小声で言った。
「私、新しいの買っちゃいました。うふふ」
冥は穏やかに、笑顔でそれに応えた。
茜が自分の荷物を抱えてきて、そこからショップの袋に入ったままの水着を引っ張り出す。
「私も買いましたよ、ほらほらっ」
まだタグのついたそれは、オレンジ色の三角ビキニ。
成歩堂を背中から押さえつけたまま、王泥喜がその生地の小ささに思わずぶっと噴出した。
女性たちが盛り上がる中、久々に仕事を離れた男たちは、思い思いにくつろぎ始める。
自然に御剣の視線が霧緒を追い、成歩堂の視線が冥を追い、冥は庭に面した廊下へ出た。

なにげなさそうに、マスターが立って来て冥の隣で外を眺める。
「アンタは、来ないのかと思ったぜ」
ひとり言のように言って、空を見上げた。
「心配しなくても、こんなところでみっともないマネはしないわ」
冥は緑の多い土地の空気を、大きく吸い込む。
「いいのか?」
言葉はそっけないが、その口調にいたわりと優しさがあった。
「・・・狩魔は、ジャマなプライドも捨てられないのよ」
そう言ったその横顔に浮かぶ、かすかな微笑。
・・・コイツは、なにかを後悔しながら生きるような女じゃないんだな。
部屋の中で女たちの笑い声が上がった。
マスターはつられたように後ろを見たが、冥は振り返らなかった。
唇をぎゅっと結んで庭をにらみつけ、風に乱される髪を押さえる。
その左手首には、マスターの知る限り常にそこにあった、プラチナの細いブレスレットがなかった。
ふいに、横顔が泣くまいとしている子供のように見えた。
マスターはそっと欄干を離れ、冥の背中に言った。
「強くなりな、ご令嬢。・・・もっと」

487:神乃木×千尋 2
07/09/26 22:06:06 zAaWTIeE
「温泉プールもいいけど、まずちゃんと温度の高い温泉に浸かりたいッスね、御剣検事」
部屋の中で大きな体をごろんと畳に転がして、糸鋸刑事が手足を伸ばした。
「おい、ジャマだ刑事。そんなとこにいたら踏みつけちまうぜ」
部屋の中に戻ってきて糸鋸につまづいたマスターが、軽くその脚を蹴った。
「うう、相変わらずひどいッス、昔と変わらねえッス・・・」
王泥喜は、その言葉にひっかかった。
「あれ、イトノコさん、マスターと知り合いだったんですか?」
畳の上で足を伸ばしている男たちと、それぞれの水着やリゾートファッションを披露している女たちが、いっせいに手を止めて王泥喜を見た。
「・・・え?あれ?」
突き刺さるいくつもの視線に、王泥喜が前髪を垂らした。
「クックッ、おもしれえ」
マスターが、知らん振りを決め込んだ成歩堂の横にあぐらをかいて座った。
「この坊ちゃんは、何にもしらねえで、よくあんな胡散臭い店に通ってくれるよな」
誰も何も言わなかった。
王泥喜が、えっと、とつぶやき、茜が腰を浮かせた時、廊下に面したふすまが勢いよく開いた。
「みんな、広間にお昼ご飯の用意できたよ」
倉院流霊媒道家元が元気な声をかける。
それから、部屋の中を見回して、自分の後ろに立っている春美と顔を見合わせる。
「ん?どうしたの?あ、食後のコーヒーは神乃木さんが淹れてくれるんだよね?」
「ああ、かまわねえぜ。とびきり美味い豆を持ってきたからな」
気軽にマスターが引き受け、みんながぞろぞろと真宵の後について廊下に出る。
残された王泥喜の背中を、茜がぽんと叩いた。
「神乃木荘龍。マスターの本名だよ。聞いたことくらいあるでしょ?」

真宵と春美が用意してくれた、山の幸満載の昼食の後で、一行は腹ごなしに春美に里を案内してもらい、それからレジャー施設の温泉プールへ行こうということになった。
全員の水着やタオルの入った荷物を背負って、糸鋸が元気に先頭に立つ。
みぬきと春美が、糸鋸の両腕にぶら下がるようにして歩くのを見送って、マスターは渡り廊下から里を眺めた。
「神乃木さん、行かなかったんだ」
後ろから、真宵が声をかけた。
欄干にもたれていた神乃木が、肩越しに振り返る。
「里は見たいが、あの集団はどうもな。それに、温泉プールもこの体にはちとキツイぜ」
「じゃあ、里は、後であたしが案内してあげるよ。昔、お姉ちゃんが山ブドウを取ろうとして落ちた池とかね」
神乃木が、口元だけで笑った。
「千尋は、ここで育ったんだな」
「・・・うん」
「前に来たときは、こんなにゆっくり眺めてるヒマもなかった」
あの事件の時に。
真宵は隣に並んで欄干に肘をついて、両手で顎を支える。
すっかり、家元の衣装がなじんでいる。
「神乃木さんは、まだ定期的に病院へ?」
「ああ。おかげでかろうじて生きている」
晩秋の風が、真宵と神乃木の髪を揺らした。
「本当は、もうこの体で長く生きる必要はねえと思っていたんだがな」
「・・・」
「あんな連中と、こんな風に賑やかに過ごすことになるなんざ、予想もしなかった」
ふふ、と真宵が笑う。
「考えたら、すっごいメンバーだもんね」
マスクの奥の不自由な目で何を見ようとしているのか、頭を上げて遠くへ顔を向ける。
風に乗って、静かな里に響き渡る歓声がかすかに聞こえてくる。
「あーあ、大騒ぎだね。はみちゃん、ちゃんと案内できてるかなぁ」
それから手を伸ばして、神乃木が腕を置いている欄干の傷を指でおさえる。
「これ。あたしと遊んでて、お姉ちゃんがつけた傷」
神乃木は、愛しそうにその古い傷を撫でた。
「子供の頃からお転婆だったんだな、千尋は」
「・・・元気だったら、今頃神乃木さんと一緒に喫茶店やってるかな。それとも弁護士続けてるかな」
神乃木は欄干の傷を、ぐっと握り締めた。

488:神乃木×千尋 3
07/09/26 22:07:49 zAaWTIeE
「・・・オレは。今は、もう少しこの体を持たせたいと思ってる。もう少し、アイツらを見ていたい」
「神乃木さん」
「その方が・・・、そう遠くなくアイツに会った時、面白い話がしてやれるんじゃねえかと思うのさ」
神乃木は、成歩堂の中に千尋が生きていると言ったことがある。
でも、神乃木の中にも、千尋は生きているのだ。
真宵は、ほんの少し嫉妬に近い感情を覚えた。
「神乃木さん」
「ん?」
「お姉ちゃん・・・、呼ぼうか?」
「・・・」
神乃木が、真宵をじっと見下ろす。
「ほら、あたしこれでも霊媒師だし、家元だし。もちろん、霊媒料も取らないからね」
おどけた言い方ながら、真剣な目で真宵は神乃木を見つめた。
見つめ返す目は見えないが、神乃木の動揺は伝わってくる。
「・・・いや」
長い間沈黙してから、神乃木は低く言った。
「オレはまだ、アイツに話せるようなことはなにもしてねえ」
――あなたはこの先の人生を、後悔するためだけに生きるつもりか。
御剣の言葉が、よみがえる。
真宵は、神乃木から離れた。
「ここ、夕方には冷えてくるからね」
神乃木を残して、廊下を引き返す。
温泉プールでは、みんなが大騒ぎをしているだろうか。
御剣検事なんか、鼻まで温水に浸かって動かないんじゃないかな。
なるほどくんは、冥さんの水着姿に鼻血出してなきゃいいけど。
それに、イトノコさんが暴れたら、温水なんか全部なくなっちゃうかも。
いいなあ、あたしだって皆と遊びたいよ。
少し不自由な立場になった家元は、それでも自分を探す修行中の霊媒師の声に返事をして、足を速めた。

里を歩き回ってプールで散々騒いで、温泉に浸かった後は夕食で飲んで食べてすっかり満足した一行は、ふすまで仕切った部屋に男女で別れて布団を敷いた。
水着に続いてパジャマで大騒ぎする女性たちに、男性たちはそれを見ながら部屋に持ち込んだ缶ビールを空けてゆく。
夜が更けて、さすがに全員が寝静まった頃、神乃木はそっと寝床を抜け出した。
秋とはいえ、大勢が一室で寝ている空気が暑い。
ゴウゴウといびきをかいて眠っている糸鋸をまたぎ、ふすまを開けてそっと外の廊下へ出る。
風の冷たさが心地よかった。
千尋がつけた傷のある欄干を手で探りながら歩く。
廊下の先に、ぼんやりと灯りが見えた。
なにげなく、足をそこへ向ける。
小さな灯りは細く開いたふすまから洩れており、中に人がいた。
思わず、手をかけて開ける。
かたん、という音が深夜の静寂を破った。
ゆっくり振り返る、霊媒師の装束を着た女性。
にっこり、笑う。
限りある視力でもわかるその笑顔を、神乃木は知っている。

「眠れないんですか、センパイ」

489:神乃木×千尋 4
07/09/26 22:09:44 zAaWTIeE
喉がひりつくほどに渇いて、声が出ない。
「・・・それ、誰だ?」
彼女はくすっと笑った。
「春美みたい。急に呼び出すんだもの」
「そうかい・・・」
「さっき、真宵と少し話をしたの。みんな、来てくれてるのね」
「ああ・・・」
「明日は、私のお墓参りなんですって?」
「ああ・・・。やっとここへ帰ってこれたぜ」
神乃木が手を伸ばして、髪に触れた。
「私は、向こうにいても良かったのに。センパイ、いつも来てくれるでしょう?」
引き寄せて、抱きとめた。
会うことはできないと言った意地が、溶ける。
「・・・千尋」
腕の中に抱いたのは、まぎれもなく愛した女だった。
言葉が、口をついて出た。
「すまねえ・・・オレはお前を守れなかった」
ただ、それだけを思って生きてきた。
千尋は力をこめて神乃木を抱きしめ返した。
「ごめんなさい。私は、あの時あなたを守ることができなかった」
神乃木の表情に、驚きが広がる。
「後悔してたの。あの時、一緒にいなかったことを。あの子があんなマネをするのを、止められなかった」
お互いに。
お互いの、最大のピンチの時に、そばにいなかった。
「・・・そうだったのか」
神乃木が後悔し続けたのと同じように、千尋も後悔していたのだ。
そっと頬を撫でる。
「不思議なもんだな」
春美の体のはずなのに、形状と意識は千尋。
「私にもよくわからないの。だって、霊媒師の修行はしたけれど、霊媒される方は教えてもらわなかったから」
千尋が少し笑った。
「でも、私が出て行ったら、元通りの春美に戻るはずだから・・・」
神乃木は後ろ手にふすまを閉めた。
小さな燭台の明かりの中で、神乃木は千尋の唇をふさいだ。
長くそうしてから、千尋の耳元でささやく。
「いいのかい・・・」
答えを待たずに、千尋の体を抱きかかえるようにして畳に横たわらせた。
触れた脚も腰も、なつかしさと愛しさがよみがえる。
密着した肌から伝わる温もりが、すでに失われたものなのだと思うと、神乃木はただ強く千尋を抱きしめることしかできなかった。
手の中に抱くことでよりいっそう、失いたくなかった、守りたかったという思いが強く自分を責める。
後悔だけが、神乃木を満たす。
「・・・泣いてるんですか」
痛いほど抱きすくめられていた千尋が、腕の中で体を震わせる神乃木に言った。
「いやですね、泣きたいのは私ですよ。なんせ、死んじゃったんだから」
「千尋、オレは」
「後悔、しないでくださいね」
「・・・」
千尋が神乃木の言葉を唇でさえぎった。
「それ、全部私にください。センパイの後悔」
神乃木の背に回した腕に、力をこめて千尋は言った。
「だから、できるだけ、できるだけでいいからそばにいてください。あの子たちの、そばに」
「・・・」
「私のできなかったこと、お願いします」
「・・・」
「それで、できなくなったら。その時は私に、あの子たちの事、話してください。ね?」
「・・・」
「やだ、まさか忘れたんですか、男が泣くのは」
神乃木は親指で千尋の唇を押さえた。
「そうだ。まだ終わっちゃいねえ・・・」

490:神乃木×千尋 5
07/09/26 22:12:00 zAaWTIeE
うなじに手を回して、指で押し広げた唇に舌を差し入れるように口付ける。
千尋の舌がそれに応え、むさぼるように求めた。
果てしなく続くかと思えるほどの長いキスの後に、神乃木は千尋の装束の帯を解いた。
時間が、急速にさかのぼる感覚。
神乃木は千尋の耳に舌を差し入れ、首筋や背中に跡を残さないように、柔らかく唇を這わせる。
ぎこちない動きが次第になめらかになり、触れるか触れないかの危うさで乳房をなぞった。
その質量と柔らかさを確かめるように手の中に収める。
「ん・・・」
千尋の腕が神乃木を抱いた。
失われた時間をとりもどすかのように、千尋は神乃木を、神乃木は千尋を求めた。
千尋が上になると、神乃木の胸に腹に腕に口付け、撫でる。
しなやかな指が湿った唇が、皮膚を撫でる感覚が神乃木の体の奥に火をつけた。
自分の上の千尋の腰を掴み、そのまま感触を楽しみながら上へ手を滑らせる。
吸い付くような肌のなめらかさは、記憶のままだった。
豊満な尻をなぞった手を、花弁に差し入れる。
「・・・っ」
千尋が一瞬震え、神乃木のまだ残る理性がその先をためらわせた。
潤んだそこに、それ以上なにかすることへの罪悪感。
今の千尋の肉体に対する、不安感。
神乃木が手を引いたのを感じて、千尋は下の方に頭を下げた。
柔らかくて生暖かい粘膜に包まれて、神乃木は低くうめいた。
体中の血流が集まるかのような快感に、股間に伏せた千尋の頭をつかむ。
指の間に髪をからめると、ほどかれた毛先が太ももをくすぐる。
だんだんと卑猥な水音を立てながら、千尋は神乃木を愛撫した。
壊れ物のような体に負担をかけないように。
「ク・・・」
技巧的に優れているとはいえないその愛撫にも、次第に熱がこもる。
千尋の口に余るようになったそれが、息を詰まらせた。
「んは・・・っ」
唾液と体液でぬめったそれを口から離す。
神乃木が体を起こして千尋を組み伏せた。
やや乱れた息遣いで、片脚に手をかけて開かせる。
「大丈夫・・・?」
神乃木の体を気遣うように言う千尋の言葉は、神乃木の唇でふさがれた。
「・・・男は上だ、コネコちゃん。そいつがオレのルールだぜ」
やおら両脚を肩に担ぎ上げ、目の前に開いたその場所に口付けた。
「・・・あ」
舌が縦に何度も往復すると、千尋の唇から切なげな声が洩れた。
「はあ・・・、あ、あ、んっ」
わざと大きく立てるぺちゃぺちゃという音とその声で、神乃木の最後の理性は落ちた。
差し入れた指は程よいきつさで締められる。
充血してふくらんだ花の芯に触れると、千尋の体は弓なりに反る。
その突起を舌先で押したりこねたりすると、焦れたように千尋が腰を波打たせた。
執拗に加えられる刺激から、逃れようとするかのように。
すでにすっかりあふれている蜜壷をを強く吸い上げると、悲鳴のような短い声が上がった。
「ああっ、もう・・・」
それでも執拗に舐め上げ、つつき、吸い続けると、千尋は両手で畳を叩くように身をよじる。
「や・・・っ、あ、あっ」
神乃木の両手で押さえつけられた脚ががくがくと震えた。
がっくりと力の抜けた腰から離れて、神乃木はいきり立った彼自身をそこに当てた。
「ん・・・っ」
愛する人を受け入れた喜びが、千尋を満たした。
愛する人に受け入れられた喜びが、神乃木を満たす。
始め緩やかに、だんだんと速さと強さを増す律動が、二人を上り詰めさせる。
神乃木が眉根を寄せて息を乱す。
千尋が腕を伸ばしてその首を抱いた。
「あ、あ、あああっ」
千尋が体を反らし、びくりと震える。
神乃木が喉の奥でくぐもったような声を発して、体を引いた。。


491:神乃木×千尋 6
07/09/26 22:13:38 zAaWTIeE
千尋は体力を使い果たしたように突っ伏す神乃木の背に、優しく触れた。
「・・・情けねえな」
顔を背ける神乃木の耳元に、くすくすと笑いながら千尋は囁く。
「私・・・死んじゃうかと思いました」
二呼吸分の時間、神乃木は考えた。
「・・・すごいことを言うようになったな、千尋」
体をひねって腕を開き、千尋を抱く。
いつまでこうしていられるのか、それを聞くのは怖かった。
「オレが近いうち、そっちに行ったら・・・」
聞き取れるかどうかといった声で、神乃木が言う。
「間違いなくお前のところへ行けるように、迎えに来てくれねえか」
「センパイ?」
「もしそっちでこの目が役に立たなかったら、会えねえかもしれねえだろうさ」
「・・・」
「それだけが、心配でな」
千尋が、ぎゅっと神乃木を抱きしめた。
「ダメですよ。まだ来ちゃだめ。まだまだ、あの子たちはあなたを必要としているもの」
その言葉に、神乃木は意外さを感じた。
ただ生きているだけになりそうだった自分の毎日に、彼らが与えてくれた生き甲斐。
誰かが尋ねてきて、闇色の飲み物で笑顔を見せる。
それを楽しみにできる、日々。
「必要?オレを?」
千尋の手が神乃木の頬に触れ、温かみが伝わる。
「そうですよ。センパイの喫茶店がなければ、あの子たちどこで息抜きするんですか。どこで、あんな嬉しそうな顔して、あんな楽しそうにはしゃぐんですか」
「・・・千尋」
「私は待てるから。急がなくても、あなたを待てるから」
神乃木は、それ以上語る言葉を見出せなかった。
「センパイ。まだ」
「ああ。・・・泣いちゃいねえ」
そう言う唇に、千尋のそれが押し付けられた。

492:神乃木×千尋 7
07/09/26 22:15:29 zAaWTIeE
翌朝、一行は真宵の案内で、墓参りへ出かけた。
それぞれが、さまざまな思いで綾里家の墓に手を合わせた。
最後まで墓前で手を合わせていた成歩堂が顔を上げると、横に真宵がいた。
「ありがとう、なるほどくん」
成歩堂は、墓石を見つめる。
「千尋さんは、僕のことを怒ってるね。きっと」
今の姿を、千尋になんと説明してよいか。
真宵は、言葉の代わりに成歩堂の背中をバシンと叩いた。
「いいんだよ、なるほどくんはなるほどくんだから」
「・・・」
「いいんだよ。なるほどくん」
成歩堂は、少しうつむいた。
「ありがとう、真宵ちゃん」
綾里家の墓に背を向けて、成歩堂と真宵はみんなの後について歩き出す。
「なるほどくん」
「ん?」
「もし、この先、なるほどくんが子育てに追われてお嫁さんをもらい損ねて、みぬきちゃんがお嫁に行って、寂しい老後を迎えたらさ」
「なんだよ、それ」
成歩堂が笑う。
真宵は、真剣だった。
「そしたらさ、老後はこっちへおいでよ。なるほどくんの一人や二人、面倒見てあげられるよ」
「・・・」
「ね、そうしなよ」
顔を上げると、みんなの後姿が見えた。
まっすぐに背を伸ばして歩く、冥の背中も。
「ありがとう。真宵ちゃん」
真宵が、ほっとしたように笑った。

荷物をまとめて、一行は綾里家を後にして駅へ向かった。
もっとゆっくりできるといいのにね、と真宵は言ったが、今回このメンバーが同時に休みを取るのもかなり難しかった。
みぬきと別れを惜しんでメアドを交換する春美に、昨日と変わった様子はみえない。
神乃木はやや複雑な思いで、それを見つめていた。
「あーあ、明日からまた現実が戻ってくるんだ」
思い切り腕を伸ばして、先頭を歩く王泥喜がぼやき、
「仕事のないヒマな現実が?」
と、隣で茜が茶化す。
その後ろを、響也と並んで歩きながら、みぬきが口をとがらせた。
「みぬき、もう少しここにいたいなあ、ねえパパ?」
「そうだねえ」
なにげなく、みぬきと響也の間に割り込んで、成歩堂が父親の顔で笑った。
「成歩堂さんはともかく、みぬきちゃんは学校もステージもありますから」
のんきな成歩堂親子を、しっかり者のマネージャー、霧緒がたしなめる。
「ボクも、もっと休みが欲しいんですけどね」
と言う響也の苦情を、背後から御剣が言葉でひねりつぶした。
「検事局はいつでも人手不足だ。キミに回したい案件が私のデスクに山積みになっている」
後輩をやりこめた御剣は、あえて霧緒と距離をとり、歩調をゆるめて後ろを歩いている冥に並ぶ。
冥は御剣が言葉をかける前に、斜め前にを歩く糸鋸に追いつくようにすっと御剣から離れた。
今はまだ、御剣に優しくされたくなかった。
人の荷物まで持てるだけ持って歩く糸鋸に並ぶと、封筒に入ったお土産代を渡す。
「駅の売店で、忘れずに買うのよ」
「検事局にお土産ッスか?狩魔検事も気のきくところがあるッスね」
「あいかわらず、バカのバカげた発想ね。検事局がいつそんなのんびりした職場になったの。
あなたが刑事課に配るお土産に決まってるじゃない。裁判長の分もよ」
「か、狩魔検事・・・!」
「あっはは、よかったねーイトノコさん!イトノコさんのお給料じゃ、マコちゃんのお土産しか買えないもんね!」
送りがてら付いて来た真宵が、感動している糸鋸の大きな背中を叩いた。

493:神乃木×千尋 8
07/09/26 22:16:41 zAaWTIeE
一番最後を歩きながら、神乃木はその様子を眺めている。
それぞれが、前へ歩いていく後姿を、眺めている。

あの子たちの、そばにいてくださいね。
千尋の声がする。
あの子たちは、あなたを必要としているもの。
神乃木は、空を見上げた。
この目が空の青を知覚できることを、幸せだと思った。
「・・・マスター!」
風に乗って、神乃木を呼ぶ声がする。
駅に着いたあの子たちが、遅れた神乃木を呼んでいる。
神乃木はもう一度だけ里を振り返ると、唇の片端を持ち上げてかすかな笑みを作り、足を速めた。


これまでの、そしてこの先の人生を、後悔しないために。

494:神乃木×千尋
07/09/26 22:17:42 zAaWTIeE


495:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:21:19 nqTpiQ3v
乙!!カミチヒいいよいいよー!!
リアルタイムで読めて嬉しい

496:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:36:41 Wvq019bO
GJ!超GJ!
まさかカミチヒが来るとは思っていなかった
眼からなんか熱い汁が出てるよ

497:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:41:17 ZfQ+0Yr7
乙!

けど、千尋さん霊媒のはみちゃんの体の事を考えると…
心からGJ!とは言い難い…難しいやね、霊媒ってさ。

498:名無しさん@ピンキー
07/09/27 02:00:29 zP93qLjd
俺は心の底からGJ!!!!
本当よかった!また機会があったら書いてください!

499:名無しさん@ピンキー
07/09/27 11:05:49 WDAqRH6A
マヨイちゃんの出番が少ないのは残念だったな
チヒロinハミは「チヒロが出て行けば元の処女にもどる」んだよね?
戻ると言ってくれ

500:名無しさん@ピンキー
07/09/27 12:49:35 O1aDlzmX
カミチヒGJ&完結乙!
こういうオムニバス形式の連載は新鮮で面白かったし
内容も王道カプから珍しい組み合わせまで色々あって楽しかった。
また次の作品を期待してます。

501:名無しさん@ピンキー
07/09/28 00:00:32 av7EUbpc
カミチヒ乙!その二人好きだー。

さて、成歩堂×真宵(2-4その後)出来上がったので投下します。
ほのぼののつもりだったけど出来上がったらそうでもなかった。
苦手な方はスルーを。

502:成歩堂×真宵
07/09/28 00:02:57 NybHtv2/
数日振りに無事に真宵が帰ってきた。
監禁中に十分な食事を取らされていなかった所為だろうか、いつもよりも小柄な
身体が更に小さく見えて胸が痛んだが、祝賀と食事を兼ねたホテル・バンドーの
広間では色とりどりの料理が真宵を出迎えて彼女を喜ばせ、元気よくご飯を
食べる姿はいつも通りで、成歩堂は誰が支払いをするんだと思いながらも
ほっと胸を撫で下ろした。

事件に関わった皆が真宵の無事を祝福してくれる度に真宵は慌てて会釈を返している。
「ほあいあほう、ほらいまふ!」
食べ物を頬張ったままのほっぺたは大きく膨らみ、まるで小リスのようである。
というか、それ以前に何語を喋っているのか判別不明だ。
挨拶をしている御剣や糸鋸がほほえましさと苦笑を交えた絶妙な表情をしているのを、
ビールのグラスを傾けながら見つめる。
真宵の隣では春美が涙で真っ赤になった目を潤ませながら、真宵の次なる食べ物を
わんこそばの如く小皿に盛っている。
騒がしく、慌しい。いつも通りの光景。
それが今日はいつもよりも愛おしく感じる。
「何はともあれ、無事で良かったッス。」
大きく笑う糸鋸の声に成歩堂は心から同意した。
無事でよかった。ほんとうに。
「ふあい!」
大きく頷く真宵の笑顔が酒を益々美味しいものにしてくれた。


503:成歩堂×真宵
07/09/28 00:31:06 NybHtv2/
数日振りの安堵で酒が進むのも、そして数日間の不眠の所為で酒が回るのも
いつもよりも早いようである。
手洗いの洗面台でみた自分の顔は思っていたよりずっと赤かった。
「まあいいか。こんなに飲めるのも久しぶりだし。」
上機嫌な千鳥足でホテル・バンドーの会場に戻る。
相変わらずにぎやかなその部屋は夏美が人一倍騒いでいる所為だろう。
大きな声が入り口にまで届いている。
真宵ちゃん、変なインタビューとか受けてないだろうな…。
そんな事を考えて喧騒の中心に目をやると――
主役の姿が消えていた。


504:成歩堂×真宵
07/09/28 00:33:01 NybHtv2/
さっと成歩堂の血が冷めて急激に引いていくのを感じた。
あのときの光景がフラッシュバックしていく。
あのときも、この部屋から真宵ちゃんは連れ出されて――
酔いも手伝いぐらぐらと頭が、脳内が揺れる。
近づく人影を認識し、ようやく成歩堂は声を絞り出した。
「み…つるぎ…」
「どうした、成歩堂。飲み過ぎで気分でも悪いのか。」
「ま…真宵ちゃんは…真宵ちゃんはどこだ!」
「…ああ。心配するな。」
「え…」
「春美くんが眠りそうだったからホテルに部屋を取って連れて行ったのだ。
真宵くんから離れたがらないものでな、彼女が連れて行った。」
「そ…そうか…。」
息をひとつ吐き出すと少し落ち着いたが、動悸はまだ治まらない。
不安になって御剣に再び声を掛ける。
「ちゃんと誰か…」
「糸鋸刑事が付き添っている。大丈夫だ。」
成歩堂の質問を判っていたかのように、御剣は言葉を継いだ。
「そうか…ありがとう。」
漸く安堵し、近くの椅子にどさりと落ちる。御剣が冷たい水をグラスに注いで
くれたので、成歩堂は一気にそれを流し込んだ。
嚥下すると同時に頭の中も冷えて落ち着いていく。
「我々がいる前で二度とあんな事は起こらせるものか。」
水差しを置きながら御剣がつぶやくように言った。
そういえば、警察で総力を挙げて真宵の捜索をしてくれたのは、全てこの男の
的確な指示と素早い状況判断によるものだった。裁判中もそうだったが、御剣が
力を合わせて真実へと向かってくれたからこそ真宵の今の姿はあるのだろう。
「御剣、ありがとうな。」
改めて礼を口にする。御剣はいつものキザな笑顔とは少しばかり違う、
あまり見たことのない表情で軽く笑い、
「君も休んだらどうだ。事情聴取は明日にしたし、真宵くん同様疲れているだろう。」
と成歩堂を促した。
「うん。そうするよ。」


505:成歩堂×真宵
07/09/28 00:35:30 NybHtv2/
帰ってきたイトノコ刑事の手には部屋のキーが握られていた。
「多分先に寝ちゃうから預けてくれ、とあの子からの伝言ス。」
「ああ、すみません。」
「お、鍵を渡されるなんてイミシンやなー。コドモみたいな顔してあの子
なかなかやりよるな。」
チャラリ、と部屋番号の入った鍵を受け取ると同時に、近くに居た夏美に声を掛けられる。
「へ?」
予想もしていなかった言葉だったので、成歩堂は一瞬ぽかん、と間抜けな返答を
してしまった。ホテルの鍵を渡される事と真宵ちゃんが「なかなかやる」事を
結びつけるのに成歩堂の脳内はやたらと時間が掛かってしまったのだ。
「え!そ、そうなんスか!アンタ…まさか!」
同じく多少意味を図りかねていたイトノコ刑事が、気付いた途端に犯罪者を見る目で弁護士を睨む。
もう彼女は18歳なのだから犯罪者扱いされるのもおかしな話なのだが。
いやいや、それ以前の問題だ。
「ち、違いますよ!真宵ちゃんはそういうつもりじゃ…」
真宵は18歳という世間的には妙齢の年頃だが、先ほどの食事振りでも判る通り、
色気よりも食い気の方がまだまだ先行している娘だ。
同じ部屋に招き入れるのも二部屋取るのは経済的な打撃が激しいだろうとか、
ベッドがふかふかだから自分にも味あわせてあげたい、だとか事務所のソファで
ひとり眠るのは(今から自宅に帰る元気はないのは見通されている)虚しいだろう、
だとかそういった話だろう。
「どーも最近の女子高生は進んでるらしいで。」
「ミ、ミダラっス!不潔っス!」
イトノコ刑事と夏美がやいのやいのと囃し立てるが、成歩堂はきっぱりと言い放つ。
「とにかく、真宵ちゃんにはそーいうのはないです!」
「では、キミがしっかりと自重するのだな。」
ワイングラスを傾けながら、御剣がいつものイヤミな顔でフッと笑っていた。


506:成歩堂×真宵
07/09/28 00:37:12 NybHtv2/
ホテルのキーをちゃらちゃらと回しながら、成歩堂は真宵たちの部屋に向かう。
「くそ…御剣のヤツ…。」
余計な弁解は益々外部に突っ込まれると思い控えたが、自重も何も成歩堂は
真宵にそんな気を起こしたことなどない。
本人の幼さは勿論のこと、大事な師匠の妹という事もあり、真宵に深い愛情を
抱いてはいるものの、妹を見るような目でしか見ていないつもりだ。
半年前に彼女が里に戻った時は大きな喪失感に襲われて、なかなか仕事が
手付かずになった事があったが、それでも決して恋愛感情ではないと思っている。

(…まァ、いい足してるとは思うけど。)

短い装束の中からすらりと伸びた白い素足、細い足首と肌理の細かなすべすべした太腿は、
実は結構気に入っているし、ちょっとだけ疚しい気持ちを抱いたことも正直無くはない。
ついでに言うと自分に呼びかけてくるあの可愛らしい声も。
…いやいやいやいや。何考えてるんだ僕。
そういえば酒は一向に抜けてないのだと思い出した。
御剣の言うとおりにするのは癪ではあるが…
自重しよう。
っていうか春美ちゃんもいるんだし。
ないない。大丈夫。
そう思いながら成歩堂は鍵を扉に差し込んだ。


507:成歩堂×真宵
07/09/28 00:39:06 NybHtv2/
部屋の中は暗かった。
二人とも、もう眠っているのだろう。
成歩堂はネクタイを緩め、二つのベッドの寝顔を確認しにいく。
きっと真宵と春美はひとつのベッドで猫の姉妹のように丸くなってかわいらしく
眠っている事だろう。
平和極まりない寝顔を見れば疚しい気持ちなど消えて失せるというものだ。

部屋の奥のふくらみのある布団に近づいたとき、ふと気付く。
なんだか随分ふくらみが小さい。
枕元に近づくと、布団で小さな寝息を立てているのは春美ひとりだけだった。

「…真宵ちゃん?」
あたりを見回す。もうひとつのベッドの布団を捲くってみるが、もぬけの殻だ。
どくん、と心臓が大きく脈を打つ。
寝室を出て客間のテレビのあたりに目をやるが、真っ黒なテレビは何も映しておらず、
人影も無い。
鼓動が早まる。
もう一度寝室に駆け寄るが、やはりベッドの中には小さな春美の姿だけだった。
「嘘だろ…」


508:成歩堂×真宵
07/09/28 00:40:17 NybHtv2/
早鐘のように打つ心臓は痛いほど成歩堂を急かす。
いやな汗が額から頬を伝う。
どこだ。
落ち着け。
居ないわけがない。
成歩堂はゆっくりと息を吐いて瞳を瞑る。
奥のほうから水音が聞こえた気がした。
成歩堂は音のする方向――洗面所へと駆け寄る。
扉を開けるとトイレの置くにアコーディオン型の扉があり、水音はその中からだった。
取っ手に手を掛け勢いよく横へと引く。
ザア、と開くアコーディオンカーテンの音と共にザア、というシャワーの音と
湯気が成歩堂の顔に飛び込む。
湯音と共に驚いて振り返ったのは、真宵の顔だった。
「わ!きゃわあああ!」
シャワー途中の全裸の真宵が慌てて体を隠そうとする。
「な、な、なるほどくん!?ちょっと、出てっ…!!」
真宵の言葉はそこで遮られた。
成歩堂が彼女を思い切り抱きしめたからだった。


509:成歩堂×真宵
07/09/28 00:41:36 NybHtv2/
シャワーの激しい水音が、狭い室内に反響している。
真宵は戸惑い、どう声を掛けていいのか判らなく途方に暮れているが、成歩堂の
汗とお酒の匂い、そして彼の心臓がめちゃくちゃに早い事だけは感じ取った。
「あー…えっと…なるほどくん?」
真宵は次の言葉を考える。
えーと、あたし、裸なんだけど。
見物料とっちゃうよ。
あたしなんかの裸にお金払うのもったいないでしょ、ほらじゃあさっさと出る。
ん?なるほどくん、お酒臭い。
結構よっぱらってる?
あれ?
っていうか、ないてる?
うええ?ほ、ホントに泣いてない?シャワーのせい?
「…よかった…。」
「え?」
「また…居なくなったのかと思った…。」
涙ぐんで震え、水音にかき消されていく声が、真宵にはわずかに聞こえた。
「なるほどくん…」
抱きしめられたままの姿勢で、真宵は自分の両腕をスーツのままの成歩堂の
背中にそっと回して抱き返してやる。
「だいじょうぶだよ。もう居なくならないから。」


510:成歩堂×真宵
07/09/28 00:43:58 NybHtv2/
「うん…。」
泣きそうな七つも年上の男の子の声。その声が真宵の心のうちに温かく広がっていく。
姉を亡くした時から自分を何度も救ってくれた、逞しいヒーローの横顔。
不安で、心細くて、怖くてどうしようもなかった数日間の孤独の中で、真宵は
頼りがいのある法廷での横顔を思い出して描いたこともあった。
そのヒーローは今、結構酔ってて、そしてちょっとだけ泣いている。

だが、その弱さは真宵にとって幻滅する事でも、イヤでもなんでもない。
温かく降りしきるシャワーのように、真宵の中にも自分を思ってくれた幸せの雨が
降り注ぎ、心を潤わせてゆく。
「あたし、ここにいるよ。なるほどくんのそばに。」
「…うん。」
「ごめんね、捕まってる間、お風呂入ってなかったから。」
「…うん。」
「汗くさいのはずかしくて、なるほどくんに抱きつけなかったし。」
「気にすることないのに。」
「そうだね…。なるほどくんも汗くさい。」
「お風呂、入ってなかったから。」
「ずっと?」
「うん。」
「そっか…」
真宵の瞳にも、いつの間にか涙がこみ上げてきている。シャワーで濡れていく成歩堂の
青いスーツに、真宵の涙も少しだけ染み込んで色を濃くしていった。
「なるほどくん、いっちょーらがびしょ濡れだよ。」
「いいよ、そんなの。」
その言葉に真宵は何だか赤面する。考えてみれば、自分は一糸纏わぬあられもない姿なのだ。
「えと、あの、あと…」
あたし、裸なんだけど…とは言えずに、真宵は
「ちょっとくるしいよ…。」
とだけつぶやいた。
「ごめん…もうちょっとだけ…。」
少しだけ力を緩めたが、成歩堂は真宵から離れなかった。
「い、いいけど…うう…。」
恥ずかしいよう…。
「なるほどくん、さては酔ってるな?」
「…うん、ちょっと酔ってる…かも。」
「もー。これだからオトナは。」
「うん、ごめん。」
子供のように素直に謝る大人に、真宵はふふっ、と笑う。
漸く真宵を開放した成歩堂は、改めて彼女の姿を認識した。
湯と強い抱擁で色づいた頬。
白い肌も桜色に染まり、黒い絹糸のような美しく長い髪が肩に、胸に、
そして腰にも纏わり付いており、ぞっとするほどなまめかしい。
真宵の裸を見たのも初めてだが、髪を結っていない彼女を見るのも初めてだった。
いつもの幼い彼女とはまるで印象が違う。
はっとするほど綺麗で、女だった。



511:成歩堂×真宵
07/09/28 00:45:55 NybHtv2/
「……たい…。」
「え?」
抱きたい。
素肌の肩に両手を掛け、再び自分のほうに抱き寄せて真宵を見つめる。
見つめ返す瞳は大きく、睫がしっとりと濡れている。小さな鼻と愛らしい唇。
成歩堂はその顔に誘われるままに、彼女の唇に口付けた。
シャワーで濡れた唇がしっとりと熱く、やわらかく、溶けていくような錯覚が起こる。
「ん…っ」
いつの間にか成歩堂は舌を絡めて深くキスをしていた。真宵はどうしていいかわからずに、
ひたすら彼の熱い舌を受け入れ、為すがままになっている。
「ふ…ぁ…」
止められていた息が、唇を離した際にはっと吐かれる。
その吐息が、声が甘い。
その声をもっと聞きたい。
その声で、もっと名前を呼んで欲しい。
「真宵ちゃん…。」
彼女の耳元に唇を重ねながら、スーツとワイシャツを脱ぎ捨ててカーテンの
向こうへと投げ捨てる。中に着ていた白いシャツは汗とシャワーであっという間に
半透明になり、成歩堂の身体の陰影を浮き彫りにする。
成歩堂は纏わり付くそれも脱ぎ去り、裸の半身を熱い雨に晒した。
身体に細い水滴が打ちつけられていく。
真宵は彼を直視できずに、顔を背けている。
きっとはじめてなのだろう。あさっての方向を向いたまま、真宵が
自分に戸惑いの声を掛ける。
「あ…な、なるほどくん…」
自分に向けるか細い声に、不覚にも下半身が反応した。
「真宵ちゃん…こっち向いて。」


512:成歩堂×真宵
07/09/28 00:48:21 NybHtv2/
言われるままに真宵がおずおずと正面を向く。
白い素肌、ふくらみに沿って滴り落ちる水滴に早くも力を持った成歩堂の分身は、
既に半分ほど首をもたげてきた。
半裸の男の身体を伝って、下へ下へと流れていくひとつの雫を真宵の視線が追う。
だが、その途中で彼の下半身の不自然な膨らみに気が付いてしまった。
「うわ…。」
「…怖い?」
「う、ううん、だいじょぶ…だけど…。」
浴槽の縁に小さなお尻を預けさせ、成歩堂はその手前のタイルに跪く。
真宵の白い胸が正面に置かれ、そのまま自然にそこに口付けた。
「ふぁ…!」
バランスを崩して湯船に落ちないように、片手で彼女の背中を支えながら
抱き寄せて舌を這わせる。
洗い立ての肌の匂いが鼻孔を掠める。いつもの真宵の香りが、こんなにも
欲情を掻き立てるなんて思いもよらなかった。
やや小ぶりながらも形のよい白い胸には桃色の突起が水に濡れて光り、
成歩堂を誘惑する。誘われるままにそこに吸い付き、舌と唇で丁寧に頂点から
側面まで舐る。
「う…んん…っ、はぁっ…あぁ!」
小さく震えるひざ小僧を割って上半身を割り入れながら、成歩堂の舌は胸から
下方へと線を描いていく。
「あ…!だめ、その下は…!」
だが成歩堂にはそんな静止の言葉は届かない。
いや、届いているが聞き入れる気がないのだろう。成歩堂の身体が入り込んだままの
両足は、当然閉じることが叶わず、あっさりと真宵の大切な部分は侵略されてしまった。


513:成歩堂×真宵
07/09/28 00:49:50 NybHtv2/
「っ…!ああ!」
成歩堂の熱い舌が真宵の花弁と絡み、敏感な小さな肉芽を舌に弄られて、真宵は
たまらずに声を漏らす。花を咲かせるように、彼女の柔襞を丹念に解して成歩堂は舌を出し入れる。
「あ…は…っあっ…!」
とぷ、と真宵の中から熱いものが染み出し、成歩堂の舌に熱い海を感じさせる。
あふれ出たそれは座している浴槽に垂れて行き、縁にいくつかの滑りの雫を作っていく。
「あ…だめ…なるほどく…っあっ…あっ!」
舌を出し入れする感覚にぴったりとしたメロディで、真宵が短く嬌声をあげる。
その上気した顔が、涙がこぼれている瞳が、自分の名を呼ぶその声が、舌に残る
真宵の味が、成歩堂の男を切なく逞しくさせていく。
手を伸ばして胸を掴み、乳首を指先でもて遊ぶと、真宵の中から一層溢れていく。
ぷちゅ、くちゅ、といやらしい水音が浴槽の縁と肌の間で奏でられていく。
「いっ…あっ!あっ…ああ…!」
「真宵ちゃん…」
ようやく舌を剥がした成歩堂は、真宵を抱えあげるようにして膝の上に乗せる。
「いくよ…」
「ん…あ…、なるほどくん…。」
真宵が喘ぎながら成歩堂の胸を押さえ、顔を近づけた。
「もっかい…ちゅー、して…。」
「…うん。」
言われるままにキスをする。優しく、深く。
真宵が腕を成歩堂の首に回し、抱え込むようにして身を預けた。


514:成歩堂×真宵
07/09/28 00:52:23 NybHtv2/
たっぷりと粘り気のある水気を孕んだ成歩堂の肉棒が、真宵の果肉に突きつけられる。
そしてそれは、ゆっくり、ゆっくりと真宵の華奢な身体の中に埋め込まれていった。
「ん…っ!」
「うっ…!」
舌で十分に判っていたが、やはりそこは狭く、そして熱い。成歩堂のそこはすさまじい勢いで
絞り上げられる。眩暈のするような快感に、成歩堂はこのまま果てるんじゃないかと必死に
己を押さえつける。
成歩堂を抱きしめる細い腕が強く引きつっている。
彼女の小さな背中に腕を回し抱きしめた。
「真宵ちゃん、力抜いて…。大丈夫だから。」
「…ん。う、うん。」
ゆっくりと落ち着くように息を吐き、真宵が少しだけ緩む。
成歩堂はそのスキを縫うように、少しずつ、少しずつ彼女に己を沈めて行く。
自分の果肉が広がり、成歩堂の硬いものを受け入れていくことに、真宵は興奮と驚きを感じていた。
「なるほどくん…すごい…はいって…くね…。なるほどくんの…。」
「痛い?」
「いたい…けど…へいき…」
「凄い…気持ちいいよ…。真宵ちゃんの中…。」
自分の中を確かめるように、真宵が小声でつぶやく。
「なるほどくんの…すごい…熱くて…かたくて…おっきい…。」
耳元でささやくその声が、どんなに男を狂わせるか。彼女は知りもしないのだ。
濡れすべる座椅子の上で、成歩堂が動き始める。真宵の背中を抱きしめたまま、
彼女の内側を抉っていく。
「んっ!あっ!あ…!…んう…っ!」
シャワーの音で誤魔化しているが、きっと風呂場の外にも声は漏れているだろう。
だが、互いの動きは止まらなかった。

515:成歩堂×真宵
07/09/28 00:54:20 NybHtv2/
汗も真宵の中の熱い液体も破瓜の血も全てシャワーの音と共に流れていく。
突き上げられる真宵の身体が成歩堂の動きに過敏に反応している。
痛みを我慢している表情が、益々興奮を煽り、細い指は背中に力を込めて耐えている。
細い背中を掻き抱いていた手を下へ滑らせ柔らかく丸いお尻を両手で鷲掴んでやると、
真宵がんんっ、と声を漏らした。
縦線を指でこじ開け、後ろからも指で刺激をする。
「うあっ!だ…だめ、なるほどく…!や、やらし…よ…ぉ!」
プロレスのギブアップのように成歩堂の背中を力なくぺちぺちと叩く真宵が溜まらなく可愛らしい。
成歩堂は手も腰も動きを止めず、更に唇で真宵の首筋を刺激する。
「あぁ…っ!」
首へのキスは真宵を絡めとり、彼女は背中への攻撃すらもできずに熱い雨粒に打たれながら
声を漏らすだけとなる。
腰の動きはいつしか早まり、振動に呼応するように真宵の喘ぎが短く高くなっていく。
搾り取られるようなキツイ快感が成歩堂を絶頂へと導いていった。

真宵の奥がきゅう、と成歩堂を締め付け続ける。激しい快楽に脳が痺れ、
成歩堂の奥から欲望が形となってこみ上げていく。
「真宵ちゃん…もう…!」
「っ…!ぁ!――!!」
引き抜かれる瞬間の快感に真宵の身体がぞくぞくと震える。
成歩堂の先端から迸ったそれは、真宵の太腿へ熱く飛び散り、熱い湯に溶けて流れていった。



516:成歩堂×真宵
07/09/28 00:57:17 NybHtv2/
脱衣所に干したスーツは絞りが甘かったのだろう。ぴちゃぴちゃと水滴を垂らしたまま
扉にぶら下がってしなだれている。
一張羅をぞんざいに扱った後悔はあまりしていないが、明日の朝には乾かないのは少し困る。
事務所には衣服は今置いてないしシャツを買いに行こうにも買いに行く為に着る服もないのだった。

着慣れないバスローブに身をつつんだまま、成歩堂はちょっぴり途方に暮れる。
「あした、あたしが買ってきてあげるよ。」
「ああ、お願いするよ。ありがと。」
「ねえねえ、みてみて。みつるぎ検事のまねー。」
成歩堂と揃いの白いバスローブ姿でソファにどっかと座り、洒落たグラスに
グレープジュースを揺らして真宵がフッとニヒルに笑う。
「ははは。似てる似てる。自宅でバスローブ着てそうだよな、あいつ。」
「うん、みたことないけど絶対着てるよね。」
見たことあったら問題だぞ、と突っ込みつつ、いつも通りの真宵の笑顔が成歩堂を安心させる。
ぐっすりと眠る春美の隣のベッドに真宵は潜り込み、
「はい、こっち。」
と成歩堂を手招いた。
シングルベッドに二人は少し狭いが、小柄な真宵を抱きかかえるようにすると、
丁度よい狭さと心地よさだった。
布から露になった肌が触れる感触が気持ちいい。


517:成歩堂×真宵
07/09/28 00:59:02 NybHtv2/
真宵が顔を上げ、成歩堂の顎のあたりにくん、とちいさな鼻を寄せる。まるで子犬か子猫のようだ。
「酔い、さめた?」
「ああ…まあ。」
「なら良かった。えっと、今日のことは…忘れてあげたほうがいいのかな。」
「え。」
どうやら酔いの上の不埒と思われているようである。
なんだかちょっと心外だ。
いや、そりゃあ酔いの上の不埒ではあったんだけど。
「ま、真宵ちゃんあのさ…」
成歩堂の弁解は真宵の言葉によって遮られる。
「寝よ、なるほどくん。はみちゃんより早起きしないと大変だよ。また誤解されちゃうよ。」
「ああ…」
そうじゃなくて…。どう言えばいいのか、この彼女に対する気持ちを。
成歩堂は少し考えてから
「別にいいんじゃない?もう誤解じゃないんだし。」
と真宵の耳元にそっと囁いた。
言葉の意味を一瞬測りかねたようで、真宵は一瞬きょとん、とした表情だったが、
すぐに気付いたようだ。
みるみる耳まで赤くなってうう、ともうん、とも取れる微妙な頷きで答える。
「…いや、でもまだちょっと…教育上宜しくないと思う、です。
は、はみちゃんのおねえちゃんとしては。」
赤くなったままゴニョゴニョと反論する。
たまにはしおらしい彼女というのも良いものだな、などと成歩堂は思う。
これからもっと、たくさんの色々な彼女の表情を見ることが出来るのだろう。
相棒として、友人として、可愛い妹として、そして愛しい恋人として。

「そうだね。じゃあ、頑張って早起きしようか。」
「うん。えと、おやすみなさい、なるほどくん。」
「おやすみ、真宵ちゃん。」
確かめるように暗闇で軽いキスを数回交わし、瞳を閉じた。
ほんとうは布団の中でもういちど、とか不謹慎なコトを少しばかり思っていたのだが。
まあ、今度でいいか。そんな事を思いながら眠りに付く。
腕の中の真宵があまりにも柔らかくて心地良くて、成歩堂はいともすんなりと眠ってしまった。

しかし疲労と安心の積み重なった睡眠欲というのは凄まじいもので。
翌朝、二人が目覚めたのは春美の歓喜の奇声によるものだったようである。





518:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:01:07 NybHtv2/
終了です。読んでくれた人、待っててくれた人ありがとう。
良かったら感想よろ!




519:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:13:07 I9Mr7p/A
良かったです!!マヨイちゃん可愛い!!

520:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:17:48 XDjgXisF
GJ!!!
泣いて萌えました!
すごい良かったです!

521:名無しさん@ピンキー
07/09/28 03:35:05 K6dce32H
ナルマヨは自分の心のオアシスだと思ったよ
とんでもなく萌えたよGJ!

522:名無しさん@ピンキー
07/09/28 03:54:44 NCrZX+rP
GJGJ!!
ナルマヨ不足だった最近の自分にはスゲー嬉しい
シングルベッドに2人で寝ちゃう所に萌えた(*´Д`)

523:名無しさん@ピンキー
07/09/28 04:27:24 H5+E/4AD
GJGJGJGJGJ!!!
ナルマヨ最高萌えすぎて(*´д`*)ハァハァ

524:名無しさん@ピンキー
07/09/28 08:26:41 hTi3KttO
ナルマヨらしいし真宵かわいすぎ。禿萌えた!GJ!
お風呂場のシーンは成歩堂と一緒に泣いてしまった。ひとつひとつの台詞がすごくイイ。
ネタにされる御剣に吹いたw

525:名無しさん@ピンキー
07/09/28 16:43:10 abF5I4eB
ナルマヨはいいね~
GJ!

526:名無しさん@ピンキー
07/09/28 19:29:13 tty1vEjY
GJ!もう萌え死ぬッス

サザエカードは本当いいよなー真宵かわいすぐる

527:名無しさん@ピンキー
07/09/28 20:00:21 YfPn//pl
出会い系で逢えないのって理由がある。

URLリンク(550606.net)

528:名無しさん@ピンキー
07/09/29 01:31:22 Nu5/8Oh5
GJJJJJJ!!!!!
やっぱり自分はナルマヨ好きだと確信した!
そして二人のミッちゃんのイメージに笑ったw

529:名無しさん@ピンキー
07/09/29 01:42:07 KpAJfL5W
最後のはみちゃんもいいね!

530:名無しさん@ピンキー
07/09/29 09:39:24 JXs41d8x
sageて

531:名無しさん@ピンキー
07/09/29 10:47:41 jtPOEf+a
>>530
オマエモナー

532:名無しさん@ピンキー
07/09/29 11:02:15 JXs41d8x
釣れたw

533:名無しさん@ピンキー
07/09/29 13:57:42 94w7SRNt
犬を霊媒したら犬耳と尻尾が残ってしまった真宵たん
という電波を受信した

534:名無しさん@ピンキー
07/09/29 14:05:15 c8RobG3c
むしろカエルの霊媒を失敗したからあんな顔に(ry

535:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:00:40 BZ0T4ZW+
>>533>>534
空気嫁!

536:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:01:21 G0wRFFVM
保管庫見たが、ゲロまみれのおキョウさんが、鑑識の彼氏3人との乱交で白濁液まみれになって、
その後さらに罪門に激しく攻められまくるSSがないのが意外だった。

537:名無しさん@ピンキー
07/09/29 15:30:43 RdTsa3AU
>>536
投下してくれ!!111!1111

538:霧人×まこと(エロなし)
07/09/29 23:21:07 MgI1dcGc
まことは、主人に逆らうだけ無駄であることを、とうに学習していた。
貧しいながらも、父と毎日笑いさざめいていた生活のなんと遠いことか。
この屋敷の中に法も人権もない。主だけが、ただ一つの絶対的な力であるからだ。

闇が空気に交じったような部屋で、まことの君主である牙琉霧人は、彼女の一挙一動を気怠げに見つめている。
ソファに深く腰掛けた主の前に、紅茶のポットとカップを用意する。どうしてもたててしまう音が、
主人の邪魔にならないように、まことは震えながら缶の封を切り、紅茶を用意していく。
何の感情も表面に出さず、霧人は書類の束を黙々と読んでいく。
ペーパーノイズすら、緊張している彼女には、背景音楽にも聞こえる。
片手に顎を支え、時折まことの仕草を眺めながら、書類を片付けていく。
「まことさん」
紅茶を注ぎ終わり、ほっとして出ていこうとするまことを、彼女の主は呼び止めた。
「爪を切ってもらえますか」
そう、霧人は命令した。

パチン、パチンと間隔を置いて響く爪切りの音は、主の邪魔をすることはない。
まことは霧人の両の手の爪を切り終えた。ほっと一息を心の中に吐いて、足の爪にかかる。
跪き、靴と靴下を脱がせる。腿の上に、蒸しタオルで清めた霧人の足を載せて、また爪切りをそっと当てていく。
頭上から向けられている主の視線を出来るだけ意識しないようにして、まことはまた爪切りの音を鳴らし始めた。
「……明日の資料は、以上ですね」
そう呟いて霧人は書類を揃えなおした。一息ついて、霧人は椅子に腰掛け直す。
その時だった。
「あっ!」
悲鳴めいた声はまことのもの。
霧人の爪先に、朱色の珠が浮いていた。
力なんて入れていなかったのに、血が出るほど傷が付くなんて。まことは今までの自分の失敗とそれに対する折檻を思い出し、
反射的に目の端に涙を浮かべた。顔を上げれば、霧人が先程よりも冷たい視線でじっと見下ろしている。
冷え切ったその視線にあるのはなんなのだろうか。もっともまことにそれを考えている余裕はなかった。
「ご、ごめんなさい!」
泣き声混じりに頭を下げ、まことはタオルを掴んだ。
だが、それで血を拭き取る前に、霧人の足がまことから離れるようにして動く。
蹴られるのかと思い、まことは縮こまりながら後じさる。床に尻をつく。
脅える少女に一瞥を投げると、霧人は面白く無さそうに小さく鼻を鳴らした。
「血が出ていますね」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
霧人は退屈を覚えた。ただ稚拙に謝るだけの娘の泣き声は、いつもなら嗜虐をそそるのに、今日はそんな気になれない。
「続けてください」
「……はい」
「もう爪切りは使わないで下さいね」
罰は受けずに済むらしいと解って、まことの表情には露骨な安堵が出る。次に、疑問が浮かんだ。
「あの……」
爪切り無しに、どうやって続けろと言うのか。
「続けて下さいと言いましたよ」
侮蔑するような霧人の言葉を理解できず、おろおろと視線を彷徨わせる。
「お手本が無いと解りませんか?」
霧人が声を出した。まことは、主人の顔を見た。眼鏡の奥には、初めて会ったときのような穏やかな笑みがあった。
霧人は椅子を立ち、フルオーダー・スーツの片膝を、躊躇いなく床につけ、そこに跪く。そして彼は、まことの足を手に取った。
するすると靴下を脱がされる。まことは不意に理解した。恐怖に似ているがそれとは違う別の感情に、また体が硬直する。
ゆっくりと霧人の顔が、まことの爪先へと近付いていく。
「い……いや……」
小さすぎる音も、この静かな部屋の中では隅々まで届いてしまう。まことのその否定めいた声も、主の耳に届いたことだろう。
白い爪先に霧人の乾いた唇が触れ、そして口の中へと消えた。まことには悪夢のようだった。
霧人はその状態で、先程と変わらず脅えたまことを見つめている。怠惰そうだが、先程より確実に生気ある瞳で、
震えるまことの姿を楽しんでいる。その口元が微笑の歪みを象った。
美しい地獄の悪魔のようだ、とまことは思った。それから、霧人はまことから視線を外した。その表情から微笑の影は消えている。
カリリ、と、湿ったような音が静かな室内に響いた。歯が爪を噛み切る音だ。
まことはそれ以上見ていることが出来なかった。吸い付けられるように外せずにいた視線を、剥ぐように外す。
何かが狂っている。わけのわからない得体無さに脅えながら、部屋を飛びだした。後でそれを理由に折檻されるかも知れない。
けれど、それでもまことは、恐ろしかったのだ。
堪えていた泣き声を漏らしながら部屋を出たまことに、部屋の中の主が視線を向ける事はなかった。

539:名無しさん@ピンキー
07/10/02 01:05:29 QQIukrXs
>>538
続くの?続かないの?

540:名無しさん@ピンキー
07/10/02 07:04:42 bAAEysUe
>>538
これ他スレからのコピペな上に、元々はどこかのサークルのSSを
無断転載したものらしいから保管庫に収めるのは見合わせたほうがいいのでは?

541:名無しさん@ピンキー
07/10/02 08:09:54 PkmbpUdQ
>>540
確認せずに申し訳ありません。
保管庫から削除しました。

542:名無しさん@ピンキー
07/10/02 08:33:53 bAAEysUe
>>541
おお、いつも迅速な対応乙&サンクス!

543:名無しさん@ピンキー
07/10/02 17:17:20 IyBwRHBx
保管庫の中の人、いつも仕事が速いな
感謝感謝!これからもよろしく頼む

544:名無しさん@ピンキー
07/10/03 22:32:08 r6dDY7ST
サブキャラとメインキャラのからみってないよね
コナカ×真宵とか、煮星×冥とか、ハミガキ×みぬきとか……
いや、見たいわけじゃないけど。


545:名無しさん@ピンキー
07/10/03 23:25:05 DujbhVH8
ハミガキは・・・ぜひみたいです

546:名無しさん@ピンキー
07/10/04 01:04:08 ir3qx0KS
ハブラシであれこれしちゃうのか

547:名無しさん@ピンキー
07/10/04 01:14:51 UCacoq/l
「あ、ワタシ。イきそうです、ってゆう!」

…萎える

548:名無しさん@ピンキー
07/10/04 10:24:41 jf+4QXd/
むしろワロタ

549:名無しさん@ピンキー
07/10/04 11:39:26 dwGK+u7u
保管庫に成歩堂×マサカってのはあった気が。
ムギツラ×茜、若御剣×若ちなみ、イブクロ×姫神・・・、
あんまり想像したくないなw


550:名無しさん@ピンキー
07/10/04 12:32:59 VbSlus4b
ナルホド×ちなみ
ゴドー×ちなみ
怒りに任せてレイープとか。需要ないかな…

551:名無しさん@ピンキー
07/10/04 12:38:31 MOv2KYIQ
若御剣×若千尋は見たいなぁ……

552:名無しさん@ピンキー
07/10/04 14:58:17 MFsmN8Pz
>>550
レイープならそれだけで需要あると思う
お、俺が見たいわけじゃないぞ

553:名無しさん@ピンキー
07/10/04 18:11:43 OnoZn4sN
個人的にはオートロ×霧緒(レイープ以外ありえなさそうだが)や呑田×ちなみ、
エロは難しそうだがアクロ×冥等も見てみたい。

554:名無しさん@ピンキー
07/10/05 05:19:06 6U1B7A+G
同じ章に出てきて絡めそうなのは

小中×梅世
山野×1話の被害者(名前忘れた)
荷星×スタッフ
荷星×姫神

町夫×マコ
霧崎×ミミ
アクロ×ミリカ
バット×ミリカ
オートロ×ユリエ
オートロ×霧緒

マレカ×ユーサク
愛牙×霧緒
ホンドボー×マコ
岡×マコ
ゼニトラ×マコ
ゼニトラ×うらみ
若御剣×若千尋

ザック×マサカ
宇狩×美波
滝太×美波
常勝×小梅
マキ×ラミロア
ダイアン×ラミロア
レタス×ラミロア
ハミガキ×まこと

意外にあるもんだね。

555:名無しさん@ピンキー
07/10/07 00:50:23 0shrpcYG
愛牙×霧緒、見たいなぁ。
愛牙節が難易度高そうだけど。

556:名無しさん@ピンキー
07/10/08 16:10:02 FwzTP5CG
鼻を挿入するのか

557:名無しさん@ピンキー
07/10/08 18:41:41 wNHXFN4U
>>556
霧緒「んぁぁっ! アイガさんっ、来て……入れてくださいっ!」
哀牙「さぁれ! ついに来た此の運命的な結合の瞬間っ! 結合を果たした時大いなる生命の種が女体に宿る! 如何に神秘的な行為か、嗚呼」
霧緒「きゃああああ! 哀牙さん、鼻を入れないでくださいっ!!」
哀牙「何とぉぉぉぉっ! 息がっ、息があああああ!」

こんなのが浮かんだ
哀牙の口調似てなくてゴメン

558:名無しさん@ピンキー
07/10/08 19:12:03 1HV90Wu3
ワロタ

559:名無しさん@ピンキー
07/10/08 19:37:26 FKfWRcO6
哀牙とキリオというか哀牙にエロパロは
どうしてもギャグになってしまいそうだなあ。w
読んでみたいけど。

560:名無しさん@ピンキー
07/10/09 12:52:32 weLiBlRs
というか、逆裁においてネタやギャグに走らずエロが出来るキャラは結構限られてる気がする。
あまりにもキャラが濃すぎて存在そのものがネタ化してる人物が多数だからなw

561:名無しさん@ピンキー
07/10/09 22:53:31 2utpv1N+
総じて第3話のキャラはギャク化しないとダメっぽいな。
特にサーカスとかサーカスとかトミーとかトミーとかトミーとかベンリロとか。
あとは山野星雄、アウチ、煮星、オバチャン、モロヘイヤ、キミ子、ホンドボー、マメ蔵、ビキニ辺りもギャクっぽいな。

562:名無しさん@ピンキー
07/10/09 23:07:56 rNSnqnGV
上のキャラをみているとどれもこれもエロパロしにくそうだ。
哀牙はまだましかもしれんが、あの喋りがあるからなあ・・・。
アレを再現しつつ、エロパロを書くのは難しそう。

563:名無しさん@ピンキー
07/10/10 00:47:18 cPG8gmh/
>>561
マメ蔵って誰かと思ったら、あのおじいちゃんか。
マメ蔵、ビキニ、オバチャンの3角関係って、消化不良起こしたジャマイカorz

564:名無しさん@ピンキー
07/10/10 10:39:08 IZ/sgfij
小中×梅世とかいかにもエロくなりそうな組み合わせなのに
俺の脳内ではなぜかお笑いにしかならん

565:名無しさん@ピンキー
07/10/10 16:40:52 Eqkw4HxO
その二人普通じゃないもんなw

566:名無しさん@ピンキー
07/10/10 16:58:10 QaqZyMn5
そんなこと言ったら、普通のキャラなんて・・・w

567:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:25:27 5qQ44BMe
若御剣が例の衣装でギシアンしてるイラスト見たことあるけどギャグ以外の何物でもなかったからなぁ。
ゴドーもあのマスク付けたまででヤってるとこ想像するとかなり笑えるし。
シリアスも出来るレギュラーキャラでも冷静に考えるとネタ臭い奴が結構いるな。

568:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:14:31 V93dYu7t
>>567
>若御剣が例の衣装でギシアン
脱いでからやれよww
大事な勝負服が色んな体液で大変なことになるぞwwww
つーか、相手は誰なんだ?ひょっとして冥13歳か?

569:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:59:04 Eqkw4HxO
若御剣×冥13歳・・・
証拠を提出してもらうしかないな

570:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:09:28 CVzx3BwC
>>566
そう考えるとアクロは、数少ないまともでアクのない二枚目だったなぁ。


若御剣が、若御 剣に見えて、別の人の名前かと思ったorz

571:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:22:06 wCkT5VkI
若という文字を見ただけで、若本御大が浮かんだ俺はもう末期

572:名無しさん@ピンキー
07/10/11 00:40:50 5i6fe2sW
アクロ、確かにまともな部類だったな。
最後の滝涙さえなかったら、萌えキャラになれたかもしれん。
被害者だったら、町尾守あたりは、清潔感ある好青年っぽいが。
二枚目じゃないが、呑田菊蔵も人としてはかなりまともだったと思う。

女は結構脇でも萌えキャラがいる(霧緒、ユリエ、マレカ、うらみ、ミリカ、あやめあたり?)
のに、男の脇キャラは、喋る長さが長ければ長いだけ、壊れキャラへの道につながる法則?

573:名無しさん@ピンキー
07/10/11 02:00:02 BxGPzCyv
>>569
是非是非
見てみたい

574:名無しさん@ピンキー
07/10/11 19:33:04 Q2EQY2M6
ロリ冥!ロリ冥!!
冥13歳って援交物の裏ビデオのタイトルっぽいw

575:名無しさん@ピンキー
07/10/14 13:13:21 +y8a8Mg8
あげ

576:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:01:12 vHyn2vZ3
そろそろ3Pネタキボン

 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
な  冥  御
る      剣




 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
な  真  御
る  宵  剣




577:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:15:55 xJ7hnKOR
むしろ

 ○
<|  ○|\
_ト○| ̄ヒ|_

↑  ↑  ↑
冥  な  真
    る  宵
    ほ
    ど

578:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:17:31 WdIH4iQ2
そのほうが却ってリアルだから困る

579:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:18:38 /lPv0RGH
>>577
読みたいな

580:霧人×まこと 1/3
07/10/15 23:53:10 9e3hpY4/
流れを無視して霧人×まこと

しっかりと、電源が入っているのがすぐ分かるデジタルビデオカメラが三脚に据えられている前で服を脱ぐのは、さずがに恥ずかしかった。
服を脱ぐ事よりも、どう振舞っていいのか分からない。何をどうしたって、相手に媚びているような気がして、迂闊な事は何も出来ないような気がした。
ただ淡々と、服を脱ぐしか外にない。カメラが据えられている向かい側は壁面いっぱいの鏡だ。鏡に映る像は私が今カメラに何を撮られているのか教えてくれる。
精一杯平静を装って、なんでもない振りをして、いつものことじゃないかと自分に言い聞かせながら、それでも頬が熱く、身体が熱く、胸の奥からなおも熱いものが込み上げて来るのが分かる。
そのすべてを、カメラの目が克明に写し撮っていくのが分かっていても、あれこれと惑うのをやめることは出来無かった。

それは、すべて、鏡の正面。私の後ろに、大きな革張りの安楽椅子に、スーツ姿のまま座っている男のせいなのだった。
少し眉を寄せ、目を細めて肘掛け椅子に片方の肘を付き、軽く脚を組んでいる男、牙琉霧人。
背が高くて肩幅のある大人の身体をクラシカルなスリーピーススーツにつつんで、銀縁の眼鏡をかけていた。
いつまでたっても、私はあの人の前で服を脱ぐ事に慣れない。私達の間には相容れない壁があって、それを越えようとするたびに
私は、どうしたらいいのか分からなくて、途方にくれてしまう。相手が何を望んでいるのか全く検討もつかない上に
相手が望むような反応を返してしまうことに常に戸惑いと不安が付き纏う。

普段のあの人と私の間には、常に距離があって、たまに気が向いた時にあの人はそれを越えてくる。
それは、髪を撫でたり、ふと身体に触ったりする何気ない接触だけど、私はその度に舞い上がり、戸惑う。
初めて好きになった人、そして恋は一方通行。相手は客なのだ。ほんの気まぐれで突き放されても不思議じゃなかったのだ。
用心深く距離を取っていないと、私はコントロールを失って、彼の足にしっかりとしがみついてしまいそうだった。
そんなみっともない事はしたくない。

─違う。してもいいけど、そんな振る舞いをするところをあの人にだけは見られたくない。
誰かを好きになるって、なんでこんなにややこしいんだろう。嘘をつけば後ろめたく、振りをすれば落ち着かない。
誠実でありたいと思うほどに身動きならなくなり、正直になろうとすれば、恥ずかしさでいたたまれない。
しかも彼が見たいのは、そんなギリギリの所で私が恥をかきたくないと必死になっている有様と来ているのだから、混乱する事この上ない。
絶対に、絶対に見せたくないと思っている姿を、洗いざらい底まで攫ってさらけ出す以外に応える術が無いのだ。
……それでも、やっぱり私はあの人の側に居たくて、だから、こうして言われるがままにカメラの前で服を脱いだりしている。


581:霧人×まこと 2/3
07/10/15 23:53:55 9e3hpY4/
服を脱ぎ終わってまっすぐ鏡に向かって立てば、そこには何をどうしたらいいのかわからずに途方にくれている素裸の私と、
両腕を肘掛に乗せて脚を組んでくつろいだ様子でじろじろと私を見ているあの人が映っている。鏡の中で視線が合う。
ちょっと微笑んだあの人の口元。きっちりとリボンタイの締められたシャツが包んでいる首筋。スーツに包まれた広い肩。そしてその下で息づいている身体。
私は思わずあの人に見とれてしまう。裸で所在無げに立ち尽くしている私よりもずっと色っぽく扇情的な男を。
我を忘れた私の視線が服の下の彼をみつめ、呼吸のたびにかすかに上下するスーツの下にある筋肉の動きを想像して、のぼせ上がっていく。
鏡に近づく。一歩。また一歩。手を伸ばしてあの人に触れようとする。ひんやりと冷たいそれに掌を当て、その中にいる彼の姿に少しでも寄り添おうとした。

鏡の中でゆらりとあの人が立ち上がった。近づいてくる。一歩。また一歩。私は怖気づき、思わず後ろに下がる。
憧れが過ぎて、求める気持ちが強すぎて、本能的に逃げようとする。近づいてくる鏡の中のあの人から。
後ずさった私は、待ち構えていた彼の腕の中に絡めとられた。
逃げようとして、却って近づいていく。近づこうとして却って遠ざかってしまう。
背中に押し付けられたスーツのボタンの冷たさが、自分の身体が熱くなってしまっている事を教えてくれた。

ぐいっと顎に当てられた掌が私の顔を上向ける。それから、覆いかぶさるようにのしかかってくる。
覗き込まれ、あの人の息が頬に掛かると、何もかもがその唇に向けて収束してくるような気分になって、
私は私の唇の上でうっすらと開いて私を待っているかのような彼の唇にむしゃぶりついた。
『カメラの前で…』
息が苦しくなって、何度か唇を緩めて息を付いた隙に彼が囁いた。なにを?と聞き返そうとした言葉はお互いの接吻の中に吸い込まれていく。
角度を変えてもう一度。深く。それからもっと深く。いつの間にか向き合って、胸を合わせ、腹を合わせ、脚を絡ませて尚、もっとぴったりとくっつこうと腕に力を込めている私。
『随分と積極的ですね』
しがみつく私の身体をまさぐりながら、首筋に向かってあの人の唇が伝い降りていく。
私はすでに混乱のあまりに何がなんだか分からない状態で必死にあの人の身体にしがみつきながら、その言葉を反芻する。
─なんだっけ?カメラ……。そう、ビデオカメラ!
ようやく、その言葉の意味を捕まえた私は、間抜けな事に改めて分かりきってる事に気が付いて
自分からしがみついていた彼の身体を押しのけようとした。だが、そんなこと出来る筈が無い。相反する行動を一度に行っても、目的を達するには程遠い。
私の身体はあっという間に彼の思うままくるりと向きを変えられて、両腕は鏡にぴったりと押さえつけられた。
『心配しなくても、映っていますよ』
あの人は、後から腰を抱きかかえて、右耳を軽く噛むと耳朶に唇をつけて息を吹き込みながら囁きかけてくる。
『そう、何もかも……』
胸を絞り上げられるような羞恥が襲い掛かってくる。どうにも逃げようがない姿勢に押さえ込まれて、スーツのざらざらとした布目が素裸の背中を擦りあげる感覚を味合わされる。
鏡をみつめる事もできずに逸らした首筋へあの人が舌をちろちろと動かしながら肩へ向かってその唇をずらしていく。

堪えきれない喘ぎに曇る鏡に、ぺったりと頬を押し付けて、降りてくる手の動きが与えてくれる感覚を貪欲にむさぼって、味わって、
布越しに感じる身体に自分から腰を押し付けて、泣きながら、懇願しながら、揺さぶられながら、それでいて頭のどこかに冷めた感覚が一箇所だけ残っていて
カメラに映っているだろう自分の姿をみつめている。二重構造の羞恥。二重構造の快感。
「いいですか……?」
何を聞かれたのか分からなかった。何を要求されているのかも分からなかった。それとも、感じているか訊いてたのだろうか。分からなかった。
何もかも。いい。いいんだ。なんでも、どうしても、どんな事をしても…。私は何も応えずに、黙って彼の身体に強く自分を押し付けた。

側に居られるなら、それだけでいい。

582:霧人×まこと 3/3
07/10/15 23:54:56 9e3hpY4/
ゴメンなんか2分割で投稿できてしまったw
2で終わりです。おそまつ。

583:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:12:33 sMB3hk69
>>580
最初の一文で検索した結果、転載であると判断しましたので、保存庫には保管しません。

584:名無しさん@ピンキー
07/10/16 22:49:37 UiB1gwGF
>>583
管理人さん、いつも乙です。

585:名無しさん@ピンキー
07/10/18 08:02:27 37kfhHHk
ここに投下された作品の設定を借りて三次を書くっていうのはアリ?
思いついちゃったんだけど。

586:名無しさん@ピンキー
07/10/18 12:26:22 UWNJu0FP
>>585
とりあえずここで元の作品の作者さんに許可を求めてみたら?
作者さんがおkなら良し、NG回答や反応無しなら止めておくべきかと。

587:名無しさん@ピンキー
07/10/18 21:37:56 dioO26za
一読み手としては、その作品が未完だったら、
反応無しでも桶としたいな。
設定だけ借りるなんでしょ?

588:名無しさん@ピンキー
07/10/19 08:06:26 UmyA92D7
設定借りるってどういう意味?
同じカップリングで書くってことですか?
同じ時間枠で書くってこと?
すでに二次で書いたものに、借りるほどの設定ってある?

いや、純粋な疑問。

589:名無しさん@ピンキー
07/10/19 17:04:26 MziU7hu8
聞くだけ聞いてみれば?
反応が返ってくるかは知らんが。

590:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:25:37 AwHeH9Zl





591:585
07/10/20 00:28:01 AwHeH9Zl
レスサンクス。



>>56-のゴドメイなんだけど、
出所したゴドーや茜が、御剣や冥と協力して成歩堂の捏造問題を解決する、っていう設定で
続きみたいのを書きたいんですが、いいでしょうか。

あと、その後のゴドーがカフェをやるっていう展開で、喫茶店の人々シリーズともかぶるかも。

見ていたら、許可or非許可いただけるとうれしい。

あと、住人でこの作品が好きだからやめてくれという意見があればやめます。


592:名無しさん@ピンキー
07/10/20 00:29:38 1a+QV4nC
>>588
ハミイトノコ物語や喫茶店シリーズみたいな
特殊な設定の話の舞台や世界観を借りたいってことじゃない?

593:若御剣×若冥 1
07/10/21 22:47:34 m8jfVfOJ
御剣怜侍がアメリカの狩魔邸に来るのは、久しぶりだった。

少年のときに狩魔豪に師事してから、早く学業を修めるために数年ここで暮らした。
多忙で日本を出ることがない狩魔豪はなぜか、末娘が2歳のときに妻と末娘を移住させたのだ。
それが、あの事件の直後だったと御剣怜侍が知るのは、まだ数年先。

かつて私室として与えられていた部屋がそのままで、御剣はデスクの前に座って冥を眺めていた。
娘しか持たない狩魔豪が、跡取り候補として御剣をアメリカに送ったとき、まだ小学校に上がったばかりの冥は顔を真っ赤にして怒ったものだ。
「私が検事になるわよ!」
自分と母を放り出して会いにも来ない父親への抗議と、息子のように扱われる御剣への子供らしい嫉妬だと思った。
そして本当に猛勉強し、御剣が日本へ帰った後、彼が初法廷に立った去年、同時にアメリカで検事になった。
御剣は二十歳、冥は13歳だった。

初法廷で、いまだに忘れられない苦い思い出を作った御剣に反し、冥は順当に連勝しているという。
その冥が、法廷での大人びた服装を解いて、少女らしいふんわりした可愛らしいワンピース姿で、専門用語を連ねている書類に目を走らせている。
さっきから同じところを何度も繰り返し呼んでいるようだったが、急に顔を上げる。
「キトウを舐めると、どうなるの?」
椅子から落ちるかと思った。
「なんだと?」
冥は黙ってファイルごと突き出し、御剣は立ち上がり、デスクを周って冥の座っているソファの前まで行った。
「・・・・・・ム」
一目見て、その案件が婦女暴行事件だというのがわかった。
こんな事件を、14歳の女の子に扱わせるのか。
しかも、被害者は強姦で訴え、被疑者は和姦を主張している。
「君は、検事局で嫌われてはいないだろうな?」
史上最年少というだけで、面白くない先輩はたくさんいるだろう。
困らせようとしてこんな事件を押し付けているのかもしれない。
冥は御剣が返したファイルを受け取って、ふんと笑った。
「考えすぎ。どんな事件でも同じよ。ただちょっと、わかりにくいことがあるだけ」
書類に目を落とし、指先で単語をなぞる。
「被疑者が合意の上だったと主張する根拠なんだけど」
淡々と取り調べの内容を読み上げる冥に、御剣のほうが赤面した。
「・・・世間話の途中で被害者は、被疑者の足元に膝をつき、こうね」
ふいに、冥が御剣の正面で立ち膝になった。
「ム・・・」
「そこで被疑者は前を開けて陰茎を取り出す。ほら」
「ほ、ほら?」
真剣な目で、冥が御剣を見上げている。
「手伝ってくれないの?」
前髪の間から見つめてくる瞳に、ドキドキする。
最後に会ってからそう何年もたっていないのに、わずかな間に急激に子供っぽさが抜けて、大人びた顔をするようになった。
ちいさな子供だと思っていたのに。
冥はいきなり御剣のズボンに手をかけた。
「ぬおっ?!」
「被害者によると、すでに陰茎は勃起していた。しかし、被疑者はそれを否定」
冥の細くて冷たい指に触れられ、外気にさらされる。
話題が真剣なだけに、突き放していいものかどうか、それにしても狩魔の完璧主義というのはここまでするものなのか。
「これって、勃起してるの?」
片手で御剣をつまみ、反対の手で床に置いた書類をめくる。
「い、いや、これは、まだ」
「どうしたら勃起するの?」
まさか、再現するつもりなのだろうか。
背中にじっとりといやな汗がにじみ、局所が熱くなる。

594:若御剣×若冥 2
07/10/21 22:49:05 m8jfVfOJ
「被疑者の主張は、被害者が陰茎を口に含み亀頭をなめたことにより勃起、と」
ぱく。
「め、冥!」
「ひがいひゃのしゅひょうは、ひぎひゃが、もっきしたいんけいを、むいやい、くちに」
正直なところ、検事になることだけを考えてきた御剣にも、女性経験はない。
いきなり女の子に咥えられて、変化するなと言うほうが難しい。
「んっ」
冥は口の中で形を変えたそれを、離す。
「なにこれ・・・・・・」
「ム・・・、その、ぼ、勃起、だ」
「これが?」
珍しいものでも見るように、上下左右に振って観察する。
「い、いや、それは」
「キトウってどこ?」
御剣は観念したように、天を仰いだ。
「今、君がつまんでいるところだ・・・・・・」
「んー、さっきはするっと出てきたけど、この状態でズボンから出すのって大変じゃない?」
「ま、まあ、状態にもよる、が、うっ」
冥が亀頭を口に含んでちろちろと舐め、御剣はうめいた。
「そ、それはどっちの供述・・・」
「あ、これは私の好奇心」
カンベンしてくれ。
冥の両肩に手を置いて、大きく息をつく。
「もう、いいだろうか」
「被害者は、そこでいきなり被疑者がベッドに押し倒して下着をはぎとり、行為に及んだと主張」
「・・・・・・」
「被疑者は、被害者がすでに陰部を濡らしており、合意と認識」
まさか、そこまで再現するつもりでは…。
「どういうこと?」
冥はまだ、大きくなった御剣を片手でもてあそんでいる。
「つ、つまりだな、被害者は、被疑者がすでに自分だけで準備をしていて、無理に行為に及んだと言っているのだ」
「被疑者が勃起してたから?」
「う・・・ム、だが、被疑者は、被害者によって勃起させられ、ひ、被害者も合意だったと」
「『陰部を濡らしていた』から?」
「ま、まあ、そうなのだろう。ところで、もういいだろうか」
「これって、このままだとどうなるの?」
あまり刺激しないでくれ、と言いたいのを押さえて、御剣は息を吐く。
「いや、なんとか・・・うおっ」
冥が御剣の両手をつかんで、ぐいと引き寄せる。
はずみで床に冥を押し倒す形になって、御剣はあわてた。
生地の薄いワンピースの上から、胸の形がはっきりわかる。ノーブラだ。
立てた膝の間に身体を入れていることに気づいて、御剣は冥の手を振り払おうとした。
「ここで、合意がなくて強姦する気もない場合、どうなるの?」
それも、必要な疑問なのだろうか。
御剣はゆっくり冥の手を床に押し付けた。
「相手に、よるのではないだろうか」
「どういうこと?」
やはり、アレだ。
冥も、私も、これからその、ふ、婦女暴行のような事件を扱うことを考えると、必要なことではないだろうか。
自分の中で言い訳しながら、御剣は腕を曲げて冥の唇にキスをした。
「・・・・・・こんなの、供述の中にあったかしら」
唇を離すと、冥がつぶやいた。
「供述によれば」
御剣は冥の手を離すとそのまま手をすべらせ、ワンピースの裾をたくし上げた。
「下着を剥ぎ取ったとき・・・・・・」
引き下げようとしても、冥が腰を落としているので途中で引っかかる。
「ウム。ちょっと浮かせてくれ」
「・・・・・・こう?」
「そう。つまり、被害者が腰を上げないと、そう簡単に下着を剥ぎ取ることは出来ないわけだ」

595:若御剣×若冥 3
07/10/21 22:50:33 m8jfVfOJ
足首に小さな白い布地をからませて、冥がうっすらと頬を染めた。
「つまり、被害者が嘘を?」
御剣が冥の脚を何度も撫で上げ、撫で下ろす。
「で、でも、力ずくで無理やりなら出来るのではない?」
「しかし」
内腿を撫でていた御剣の手が、冥の秘所に触れた。
「きゃっ」
「『被害者は、陰部を濡らしていた』」
膝をつかんで脚を開かせ、指でなぞる。
そこは、じんわりと湿っている程度だったが、乾いてはいない。
これがどの程度濡れている状態なのか、御剣にもよくわからない。
ただ。
女の子というのは、なんと柔らかくて暖かくて、壊れてしまいそうに華奢なのだろう。
「今の君に・・・、行為に及ぶと、これは強姦だろうか」
「お、及ぶの?」
「被疑者は、及んだのだろう?」
「で、でも」
冥は必死に脚を閉じようとしたが、御剣の腰を挟みつけることしかできない。
「被害者の供述は?」
「え・・・ええと、下着を取られて・・・、い、いきなり・・・」
御剣は身体を起こしてズボンを下げた。
冥が顔を背けて両手で覆った。
「いきなり、だな」
先ほど指で確認した場所に、先端をあてがう。
「や、ちょっと!」
冥が抗うまでもなく、そこはとても受け入れられる状態ではなかった。
「う・・・。やはり、その」
このまま突き進んでは本当に強姦になってしまう。
御剣は身体を引いた。
かすかに、違う感触があった。
そっと手を当てると、そこには確かに先ほどなかった水気があった。
「ム。なるほど」
「な、なによ」
「濡れてきている」
「え・・・、なに?」
「この場合、私は君によって勃起させられ、君は私によって濡らされたということになる」
冥が、耳まで真っ赤になった。
「被疑者は、嘘をついていないというの?」
「被疑者の供述が、ありえないことではない、ということだな」
指をそっと差し入れる。
「あんっ」
「だが、それで被害者の供述が嘘だと決め付けるわけにはいかない」
御剣は指を動かしながらもう片方の手で、ゆったりしたワンピースの裾から手を入れて、まだ小さな胸に触れる。
先端の突起を挟みこむようにして揉みしだいた。
「じゃ、じゃあ、どういう」
「とりあえず」
御剣は冥の唇をふさぎ、そのまま首筋と鎖骨に口付けた。
「被疑者の主張を、立証してみよう」
強く吸って、朱を散らす。
「脱がせたいのだが」
耳元に熱い息とともに囁くと、冥がそっと身体をひねる。
背中のファスナーを下ろすと、あっけなく白い裸身がさらされた。
小さくも形のいい丸い胸、先端のピンク色の花、白く滑らかな肌。
「・・・これは」
そそるな、という言葉を飲み込んで、御剣は痛いほど張り詰めた自分自身を冥の秘所に押し当てた。
そのまま入り口で動かしながら、冥の乳首を舐めた。

596:若御剣×若冥 4(完結)
07/10/21 22:52:39 m8jfVfOJ
「ん・・・っ」
「供述で・・・、被害者の乳首は立っていたのだろうか」
「・・・あ、んっ、そんな、記述は、あっ」
「濡らしていたなら、立っていたのではないか?こんな風に?」
「あ、あんっ」
そのなまめかしい声に、御剣もどうしようもないほど冥が欲しくなる。
「合意、を確かめたいのだが」
御剣が腰を動かすと、くちゅ、という音がした。
全身を舐めつくされ、ピリピリするような快感が立ち上ってくる感覚に、冥は御剣に抱きついた。
「いい、わ・・・」
ゆっくりとめり込ませていく。
冥は一瞬苦しげに眉を寄せたが、しがみついた腕を解こうとはしなかった。
そっと動かすと、冥の吐息が御剣の肩にかかった。
そのまま速度を速める。
冥の息遣いが肌に感じられる。
暖かで柔らかい粘膜がからみつく感覚が、こんなにも良いものなのかと思った。
自分の下で、冥が恍惚の表情で揺れている。
こんなにも愛しい存在に、初めて出会った気がした。
「あ、ああ、あっ」
冥の声が漏れる。
動きの速度を落として、大きく回すように動かす。
「あんっ」
「・・・く」
冥が身体をそらせ、圧迫されて御剣も呻く。
身体を横向きにして脚を抱え、違う角度で動くと、冥が切ない声を漏らした。
「あ、や・・・っ、そんな、あんっ、怜侍っ」
冥の腰を持ち上げて、突き上げる。
「あ、そ、そこっ」
腰を抱える御剣の腕を強くつかみ、脚をからみつかせる。
激しく打ちつけ続けると冥の腰がビクビクと震えた。
「あ、ああああああっ!」
その表情が可愛く愛しく、御剣はそのまま動きを止めて、じっと冥に見とれた。
達した冥の中が痙攣するように収縮し、御剣は身体を引いた。
このまま、中に出してはいけないという理性は残っていた。
するといきなり冥が起き上がって、御剣のモノに口付けた。
「う、わっ」
引き離すより前に、冥の顔が白濁した液で汚れた。
「・・・ん」
顔をしかめた冥に、御剣はあわてて冥の顔を指でぬぐった。
「すまない、その、調整ができなかったのだ、つい」
くす、と冥が笑った。
「こんなの、供述にはないわ」
「・・・ウム」
冥の頬に手を当てたまま、御剣も少し笑った。
「ベタベタになってしまったな」
「しかも、結局なんの立証にもならなかったわ」
冥の白い腕が、もう一度御剣の首に巻きついた。
発達途中の華奢な胴を、そっと抱きしめる。
「いや、そんなことはない。私は一つ、立証した」
「なにを?」
「私に、大切なものがあるということだ」
囁いて、唇を重ねる。
「・・・ニガいな」
冥が、声を立てて笑った。

アメリカから帰ってきた御剣怜侍は、あれほどのダメージを受けていたとは思えないほど立ち直っていた。
無理に時間を作ってアメリカに行かせた効果があったことを、狩魔豪は確信した。
御剣怜侍はその後、黒い噂を身にまといながらも連勝を重ね、天才検事の名を欲しいままにしてゆく。
そして、同じく不敗と天才の名を冠して、狩魔冥が日本の法廷に立つのは、まだ数年後の話。

597:名無しさん@ピンキー
07/10/21 23:06:22 5BYn7nOD
大変エロいお手前で。

598:名無しさん@ピンキー
07/10/21 23:59:58 3DQIo1bC
ちょ、君達何やってるのwww
でも萌えたのでGJ

599:名無しさん@ピンキー
07/10/22 02:27:04 mmvT42+h
ちょwww
豪確信してる場合じゃねえwww
GJ

600:名無しさん@ピンキー
07/10/22 07:48:50 YyskHIxk
GJ!
暴行事件に絡めるとは上手いですな

601:名無しさん@ピンキー
07/10/26 18:12:58 C8fVfz4O
過疎ってるから何か雑談ネタを振ろうと思ったが何も思いつかない…
とりあえず保守

602:名無しさん@ピンキー
07/10/27 21:08:33 iHaDQZze
保管庫みたけど、ノコマコって以外にないね。

個人的には4で結婚してそうなカプ№1なんだけどな。
なんか貧乏子沢山なイメージでw

603:名無しさん@ピンキー
07/10/28 01:38:56 /uc8wqLF
ノコマココンビは双子とかポコポコ産まれそうだww

604:名無しさん@ピンキー
07/10/28 20:53:00 BH5FMKhN
しかし、安月給で生活苦か・・・
御剣、どっか行くならイトノコの給料上げてからにしてくれw

605:名無しさん@ピンキー
07/10/28 21:09:59 w7HdhueP
あげ

606:名無しさん@ピンキー
07/10/29 13:00:32 wkDNEWVM
ほのぼのラブなナルマヨが基本好きなんだが、
たまには黒くて鬼畜なナルホドに何も知らない真宵があれこれ当たり前の事と
信じ込まされてあんな事やこんな事をされたり強制奉仕しちゃったりする
そんなエロエロラブなナルマヨも読みたい

607:名無しさん@ピンキー
07/10/29 19:10:28 jcI965ov
ナルマヨの子供は男が弁護士で女は霊媒師かな

608:名無しさん@ピンキー
07/10/30 15:29:51 xlfdfK6T
あえて逆で

609:名無しさん@ピンキー
07/10/30 17:16:16 +B+QCYVS
男で霊媒師は無理っしょや

610:名無しさん@ピンキー
07/10/30 19:41:32 K94vW92u
じゃあ陰陽師だな。

611:名無しさん@ピンキー
07/10/31 19:09:35 yaqw6ijT
悪霊退散☆悪霊退散

612:名無しさん@ピンキー
07/10/31 21:30:57 o8mSss8N
ちなみタソのことかーーー!!!!

613:名無しさん@ピンキー
07/10/31 21:31:42 o8mSss8N
スマソ

614:名無しさん@ピンキー
07/11/01 23:15:12 qdvjHbYL
俺の嫁が急にトノサマンとヒメサマンの話が読みたいなどと言い出した

615:名無しさん@ピンキー
07/11/01 23:23:18 5j/k932t
>>614
無茶言うなw

616:名無しさん@ピンキー
07/11/02 01:46:54 i5PKmyNt
>>612-613
何かツボったwwwww

>>606
ドウーイ
しかし成歩堂が真宵に黒くて鬼畜なことをする想像が出来ない。
証人に対してはあれだけSなのにw
仮に何とか真宵をイジめても、仕返しされそうな気が。それはそれで楽しそうだけどねw
基本ほのぼのなドタバタ系なら、書けそう>黒くて鬼畜な成歩堂

617:名無しさん@ピンキー
07/11/02 05:52:37 FFVgnRGp
>>616
>しかし成歩堂が真宵に黒くて鬼畜なことをする想像が出来ない。

そうだよな~。他の女性キャラへならまだ想像できるんだが、真宵に対してだけはダメだ。
何だかんだいって、成歩堂は真宵に甘いしな。
それこそ、成歩堂に大量に酒でも飲んでもらって酩酊でもさせなきゃあ無理じゃ?
で、その後真宵たんに怒られる訳だ(苦笑)。

618:名無しさん@ピンキー
07/11/02 06:08:32 3/Q+53n2
始めて来た
ナルマヨってなんか旨そうだなw


619:名無しさん@ピンキー
07/11/02 07:09:41 mqUkPj8n
>>616
むしろ真宵がナルホドに鬼畜なことする方が現実味がありそうだw
下駄履いたまま笑って股間踏んづけたり冥から鞭借りて
「一度これでナルホドくんを思うさま引っ叩いてみたかったんだよね~」
と鞭のフルコース真宵風をご披露とか

620:名無しさん@ピンキー
07/11/02 15:08:05 aDYkC9Bj
で、それに成歩堂がキレて反撃に出る、と

>>616
書いてくれ!

621:名無しさん@ピンキー
07/11/03 10:07:43 PpLVAJS8
>>614
彼氏がもうダメかも・・・

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/22(土) 16:13:53.05 ID:vONWyRsw0

この前Hしようとしてたときに

御剣「なぁ・・・私がトノサマンをやるから、君がヒメサマンをやってくれないか?」

冥「!?・・・・・え・・・・」

御剣「いや・・・冗談だ、冗談w」

冥「・・・・・・・・別にやってもよかったけれど・・・・」

御剣「え!?ほ、本当にいいのか!?嬉しいな・・・愛してるよ!では始めようか」


悪夢の幕開けであった


元ネタはこちら
URLリンク(imihu.blog30.fc2.com)

622:名無しさん@ピンキー
07/11/03 18:50:12 E8wAF8Rt
ちょww御剣ダメ過ぎwww

623:名無しさん@ピンキー
07/11/03 19:13:38 4TVDPO9d
本当にそういうプレイ要求してそうで困るw

624:名無しさん@ピンキー
07/11/03 23:10:08 4YbP23jf
冥は御剣のトノサマン好きをどう思ってるんだろうなw

625:名無しさん@ピンキー
07/11/03 23:57:18 YN8iGfg7
>>621
御剣の股間のトノサマンスピアーでもなめてろwww

626:名無しさん@ピンキー
07/11/04 12:43:21 jxyEdreO
>>624
バカだと思ってるかもしれないけど、
真宵もトノサマン好きだし、そっちに付き合わされて見せられてそうな気がする。
御剣の前では興味ない振りしてるけど、意外と続きが気になったりして結局はまるとか。

627:名無しさん@ピンキー
07/11/04 15:50:13 8FfMiFSa
冥はテディベアとかのぬいぐるみ好きって設定をよく見るから
そういう子供っぽい趣味には意外と寛容そうなイメージがある。
しかしその場合、もしこの二人が一緒に暮らし始めたら
家の中がテラカオスなことになりそうだw

628:ナルマヨ
07/11/04 20:42:19 mf5daK5W
「ぶはあぁぁぁっ」
御剣検事が盛大に、飲んでいた紅茶を噴出した。
「な、なんと言ったのだ、真宵くん!」
あたしは御剣検事に箱ごとティッシュを渡してあげた。
「だから。御剣検事って、どーいうエッチするんですか?」
「ぶはあぁぁぁっ」
御剣検事があてにならず、あたしはため息をついた。
「冥さんに聞いたんだけど、普通よ、としか教えてくれないし……」
これ以上噴出す紅茶もなくなったのか、御剣検事は成歩堂法律事務所のソファからずるずると滑り落ちそうになった。
「わ、私は普通なのか?それは誰と比べられているのだ?」とブツブツ言っている。
「御剣検事?」
「い、いや、あの、そのようなアレは、その。いったいまた、どうして」
あたしは、ほっぺたに人差し指を当てて考えた。
「うーん。なんかねー、最近なるほどくんが、ちょっと、なんていうのかな?…ヘンタイ?」
「ぶはあぁぁぁっ」
「声だけで噴出すの、やめてください」
「う、うむ。失礼した……」
「御剣検事も、女の子を縛りたいとか思います?」
「ぶは…、いや、なんだそれは!成歩堂はいったいその、そんな」
「目隠しとか、ロウソクとか、楽しいのかなあ」
「ぶ…!!!」
「御剣検事って、えむですか?えすですか?」

「フケツよ、成歩堂龍一!」
御剣検事が答える前に、いきなり罵声と共に、なるほどくんが事務所のドアから文字通り転がり込んできた。
「なるほどくん!」
ドアをふさぐように立ちはだかった狩魔検事が、なるほどくんを見下ろしていた。
「か、返してくれよ、狩魔検事。それは矢張から借りたんだよ、ぼくのじゃないんだ」
狩魔検事が、なるほどくんから取り上げたらしい紙袋を持っている。
「あら、あなたもここにいたの、御剣怜侍」
「う、うむ」
狩魔検事がスタスタと事務所の中に入ると、紙袋を逆さにしてテーブルの上にぶちまけた。
DVDが何枚かと、見たことのない黒や赤の小物が散らばる。
「わ、これ、なに?冥さん」
手に取ってみると、狩魔検事が冷静な声で説明した。
「これは拘束用の小道具のようね。こっちは鞭…、私が使うものよりずっと短くって安っぽいわ」
なるほどくんを見ると、御剣検事が立ち上がるのに手を貸して、小声で聞いていた。
「なにをしているのだ、君は」
「ううう、うっかり事務所の前で狩魔検事に会ってさ。いきなり紙袋を取られたんだよ」
「君の性癖に文句を言うつもりはないが……」
狩魔検事が、お尻に穴の開いた下着を広げている。
「ねえねえ、冥さん、このボールにベルトのついたようなの、なにに使うの?」
「それは、いわゆる専用の猿ぐつわね。風俗店の押収物で見たことがあるわ。
成歩堂はこれをどう使うつもりなのかしら」
「ううう、キチク……」
「ち、ちがうんだ真宵ちゃん!うわっ」
駆け寄ろうとして、狩魔検事の鞭で打たれたなるほどくんがしゃがみ込む。
「大丈夫か、成歩堂!」
御剣検事が鞭の届かない場所から声をかけた。
「その男の肩を持つの、御剣怜侍!見下げ果てた男ね」
「ご、誤解だ。私にそんな趣味がないことくらい、君がよくわかっているではないか」
あたしは、狩魔検事がバイブだといった複雑な形の棒のスイッチを入れて、そのうごめく様を見た。
「でもでも、もしかしてほんとは御剣検事も縛ったり叩いたりしたいと思ってるのかなあ。これって何に使うの?」
「なんですって、御剣怜侍!」
狩魔検事の鞭が、御剣検事の鼻先をかすめる。
「な、なにを言う!それは冤罪だ!不起訴だ!」
御剣検事の襟首を、狩魔検事がむんずとつかんだ。
「ゆっくり取調べをしてあげるわ。いらっしゃい、御剣怜侍」
引きずられるように御剣検事が拉致され、事務所のドアが閉じた。

629:ナルマヨ
07/11/04 20:43:13 mf5daK5W
「ま、真宵ちゃん・・・?」
そーっと手を伸ばして、証拠品を紙袋に戻そうとして、なるほどくんがあたしを呼んだ。
少し照れくさそうで、困った顔をしている。
「使ってみたいの?なるほどくん」
言葉に、怒っていないよ、という響きを持たせて、あたしはにっこりして見せた。
手元で、バイブがウニウニと動いていた。
「ううう、いや、なんていうかさ」
なるほどくんはソファに座ると、脚の間に手を入れてうつむいた。
「真宵ちゃん・・・、イッたことないよね?」
「え、ええっ?」
いきなり言われて、あたしはぱあっと自分のほっぺたが熱くなるのがわかった。
なるほどくんは、うつむいたままポツポツと言う。
「ボクがヘタなのかもしれないけど、やっぱり真宵ちゃんにも気持ちよくなって欲しいし。
どうしたらいいのかなって思ってたら、ちょうど矢張がこーゆーのもあるって」
急に恥ずかしくなって、バイブのスイッチを切った。
「そんなこと。あたし、き、気持ちいいよ?なるほどくんに、ぎゅうってしてもらっただけでも」
なるほどくんが思い切って言ってくれたのがわかるから、あたしも思い切って言う。
だって、ほんとになるほどくんが大きな手であたしの髪を撫でてくれたり、広い胸に抱きしめてくれたりしたら、
うっとりしちゃうんだもん。
「うーん。でもそういうのとイクのとは違うんだよ。ボクだって真宵ちゃんをぎゅってしたら気持ちいいけどさ」
そっか。
あたしなんかお姉ちゃんと違っておっぱい小さいけど、それでもなるほどくんは喜んでくれてるんだ・・・・・・。
ちょっと嬉しくなって、あたしはなるほどくんの隣に腰を下ろし、肩に頭を乗せた。
手には、持ったままのバイブ。
「なるほどくんはこんなふうに動かないよね?」
半透明のそれを見下ろして、なるほどくんは苦笑した。
「まあね」
大きな手が、あたしの髪を撫でる。
その暖かさが伝わってきて、とっても気持ちいい。。
「ねえ、真宵ちゃん・・・」
「ん?」
「・・・使ってみる?」
「え・・・?」
顔を上げると、あたしの両手首を片手でいっぺんにつかんで、反対の手で紙袋の中を探ってる。
柔らかい布で出来たベルトを取り出して、あたしの両手を束ね、アイマスクを顔にかけた。
「なるほどくん?」
それでなんにも見えなくなって、あたしはなるほどくんがいると思うあたりに顔を向けた。
「見えない、って、どう?」
ベルトで縛った手を頭の上に上げさせる。
すごく、恥ずかしい。
胸の辺りが涼しくなって、なにか柔らかくてあったかいものが押し付けられた。
「きゃわっ、び、びっくりした。なに?」
思わず言うと、ものすごく近い所でなるほどくんの声がした。
「ちゅってしたんだよ。どんな感じ?」
「ううん、なんか・・・変、きゃ」
ソファに押し倒される時も、後ろが見えない怖さからぎゅっとすがりついてしまう。
手首を縛っているせいで、装束は完全に脱げないから、肩にからまる。
次にどこになるほどくんの唇が押し当てられ、触れられるのかが全くわからない。
なるほどくんが、どんな顔でどこを見てなにをしようとしているのか、ぜんぜんわからない。
予測できない時に、体中のあちこちになるほどくんが触れる。
見られてる。
視線を感じるって、こういうことなんだ。
足首をつかまれて、広げられ、下着を下ろされるのがわかった。

630:ナルマヨ
07/11/04 20:43:58 mf5daK5W
「あん…」
なるほどくんは、どこにも触らない。
ただ、足首を握っている。
事務所の中は明るいはずだ。
そんなところで、両手を縛られて頭の上に上げ、足を開かれている自分の姿を想像すると、恥ずかしくてたまらない。
そして、きっとなるほどくんはあたしを見てる。
なにもしないで、ただ見てる。
急に、足の間が冷たくなって、あたしはびくんってなる。
「なに、今の?」
もう一度、冷たくなった。
なるほどくんの笑い声が、足元で聞こえる。
「びっくりした?息を吹きかけてみたんだ。真宵ちゃんの・・・ここに」
「きゃわわっ」
今度はあそこを触られた。
縦に何度もなぞってる。
ううん、気持ちいい。
いっつもなるほどくんが入ってくるところも、上のほうの一番敏感なところも。
そのまわりも、全部全部気持ちいい。
なるほどくんに、いじって欲しい。
「はん……っ」
腰がよじれちゃう。
なるほどくんの指が浅い所でくちゅくちゅしていると、ぶーんという音が聞こえてきた。
なに?
いきなり、おなかになにか堅いものが当たった。
それが、細かく振動してる。
「真宵ちゃん、これわかる?」
この音、さっきあたしが持ってた、あれだ。
「ううん…、なに?」
わかってたけど、聞いてみた。
なるほどくんはそれに答えず、バイブを動かした。
ずっと上に上がってきて、おっぱいに触る。
あん、そこは先っぽ。
ブルブルっていうのが、弱かったり強く押し付けられたり、ぐりぐり動かされたり。
なるほどくんに舐めてもらうのも気持ちいいけど、これはすっごい気持ちいい。
いつの間にか口が開いて、声が出ちゃう。
だんだん足の間がじんじんしてくる。
やだ、下も触ってほしい。
「な、なるほどくん……、あっ」
あったかいものが、おっぱいに触れた。
なるほどくんの手だ。
先っぽを、ちゅって吸ってる。
バイブは、わき腹からお尻にかけてをなぞってる。
ああん、気持ちいい。
なるほどくんは服を脱いだんだ。
肌がぴったりくっついてあったかい。
足になにかあったかくって堅いものが当たった。
なるほどくんが、大きくなってるんだ。
はあっ、もう全部気持ちいい。
ぶーん、という音を立てて、バイブが足の間に移動した。
「あっ…」
おっぱいを触られたまま、バイブがあそこをなぞってる。
ぎゅうって押し付けられると、脚が痙攣するみたいにビクビクした。
「ああっ、あああっ!やんっ、あっ!」
自分でもびっくりするくらいの声が出ちゃった。
だって、こんなの初めて。
しかも、その堅いのが入ってくる!
やだ、動いてる。
ぐりぐりされると、すごく気持ちいい場所があるってわかった。

631:ナルマヨ
07/11/04 20:44:35 mf5daK5W
「真宵ちゃん…、どう?」
「ん、あ…」
「ちょっと出し入れしてみようか」
ちゅぷちゅぷっていう音がした。
「あ、はあああんっ、あっ、あっ、あ、あああああ」
入れて、押し付けるようにすると中がすごく気持ちいい。
「気持ちいい?」
「う、んっ、あっ、すごい、すごく気持ちいいっ」
「気持ちいいトコ言って。こことか?」
「あ、あ、うううんっ、ああん」
「ゆっくり動かすから。どこがいい?」
ブルブルが動いて、もうどうにかなっちゃいそうなくらいだった。
あるところに当たると、お尻がぴょんって勝手にはねた。
「いやあああああっ!」
なにこれ?!
「ああっ、あ、あああああん、な、なんか、すごい、なるほどくうん!」
なるほどくんはそこにずーっとブルブルを押し付ける。
あたしはもう暴れるみたいに動いて逃げ出そうとしたけど、なるほどくんが押さえつけていて動けない。
中で動き回っているブルブルが、ポイントに当たったり外れたりしながら押し付けられる。
熱くて、どうしようもないくらいじれったい。
「いや、どうかしちゃう、助けて、なるほどくん、あ、あ、あ!!」
「すごいよ真宵ちゃん。どんどんあふれてくるし、ここなんか真っ赤にふくれて顔をだしてる」
「あああああああ!」
なるほどくんが、一番敏感な所をまわりからグルグルいじった。
もう、壊れちゃう。
目隠しの中で、涙が流れた。
体中、どこを触られてもしびれるみたいに気持ちいい!
「あ、ああ、うううううううんっ」
違う、なんか違うよ。
すっごくすっごく気持ちいいし、触られてるとこから湧き上がってくるみたいにぞくぞくするけど。
「やだ、やだよぉ、やめてやめてぇ!!」
あたしは大きな声を出した。
違うの、あたしはこんなブルブルなんかじゃなくって、こんな堅くて冷たいものじゃなくて。
「なるほどくん、なるほどくんがいいの!」
なるほどくんが欲しい。
ブルブルの振動が止まって、あたしの中に違うものが入ってくる。
「あああああああああっ」
身体が勝手にのけぞって、押さえつけられた脚が動いちゃう。
ゆっくり、入ってくる。ぴったり寄り添って、いっぱいになる。
ああ、やっぱりなるほどくんがいい。なるほどくんのが、一番いいよお。
「うう、真宵ちゃん、ヌルヌルで気持ちいい」
「あ、あたしも・・・」
なるほどくんが動くたびに、中がすごくしびれるみたいになる。
中の気持ちいいところと、なるほどくんの動きがぴったり合ってる。
あたしはもう声も出ないくらいで、この手が自由になれば力いっぱいなるほどくんを抱きしめたいのに。
「ん、はっ、…ん、ん、んっ」
なるほどくんが、動きを早くする。
「いいよ、すごくかわいい顔してる。目隠しで半分見えないのが、残念だけど」
熱い息遣いで、なるほどくんが言う。
そうだ。
あたしは目隠しされて、なんにも見えないけど、なるほどくんには全部見えてる。
手を縛られて、目隠しされて、脚だけ開いてるあたしを。
おっぱいにちゅってされたり、あそこにバイブをブルブルされて気持ちよくなってるとこ、全部。
ああ、どうしよう。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch