逆転裁判エロパロ第10法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第10法廷 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/07/17 15:59:33 FIN4JAF4
姉妹スレと保管庫は見つからなかったので勝手に削除しました。
問題があるならすみません。

3:名無しさん@ピンキー
07/07/17 16:25:21 I8Z2fkkK
>>1乙!!!

4:名無しさん@ピンキー
07/07/17 18:53:34 Sn5426ni
乙。

5:響也×冥
07/07/17 21:07:47 DD19iEUV
前スレから続きます

6:響也×冥5
07/07/17 21:08:39 DD19iEUV
手がそっと太ももに触れる。
スカートが下ろされる。
引き締まったヒップも、くびれた腰も、丹念になぞる。
時に手のひらで、時に指先だけで。
上から下へ、下から上へ、そして円を描くように。
「吸い付くようだ。本当にきれいだね」
太ももを撫で回していた手が、膝を割った。
「・・・やっ」
手のひらで、そっと丘を押さえる。
そのまま、ゆっくりと動かす。
片手が、胸の蕾を強くひねった。
「いた・・・いっ」
「・・・ごめん」
響也はその蕾を軽く吸い上げると、また手のひらで大きく揉み始めた。
片手は、脚の間をゆっくりとなで続けている。
下着の間から、手を差し入れる。
指一本で、上下に摺る。
「感じて・・・。でないと、つらい思いをするよ」
潤いの足りないそこを執拗に刺激しながら、響也が冥の耳元で囁いた。
「やめて・・・おねがいだから・・・」
「だめだよ。もう止められるはずがない。こんなにかわいいのに」
耳にかかる息で、冥は眉を寄せる。
それを見て、響也は耳に舌を差し入れた。
「・・・っ」
ここだ。
繰り返し、しつこく耳を嘗め回し、咬み、息を吹きかける。
首筋に、口付ける。
その間も、手は股間の割れ目を上下し続ける。
単調に、しかも終わることなく繰り返される刺激に、冥の表情はつらそうにゆがんだ。
「濡れているよ・・・狩魔検事」
単調な動きをしていた響也の指が、膣の位置で止まる。
入り口を確かめるように、わずかに差し入れられる。
親指が、敏感な下の蕾に触れる。

7:響也×冥6
07/07/17 21:09:14 DD19iEUV
「い・・・や・・・」
「だから・・・だめなんだよ」
「・・・あ」
指が、進入した。
そしてまた繰り返される、単調な刺激。
「ああ・・・・っ」
「気持ちいい?感じてるね・・・?ここを、ぼくの指で」
刺激が強くなる。
「・・・うっ」
「だめだよ、そんな声を出しちゃ・・・。もっと抑えて」
響也はいきなり冥の腰を抱くと、下着を剥ぎ取り、両足をかかえるようにして広げた。
「きゃ・・・あっ」
「よく見えるね」
「いや、やめ・・・っ」
響也がそこに顔を埋め、冥はのけぞった。
舌が、一番感じるところでまた同じ動きを繰りかえし、指が奥深くに入り込む。
くちゅ、という音がした。
それまでのやさしく執拗な愛撫にくらべて、乱暴なまでに激しく、響也は責めた。
ゆっくり上昇してきた快感が沸点に達したかのように、蜜があふれ出た。
「・・・っ!」
声を押さえようと食いしばり、両手をしばられたチェーンが代わりに音を立てる。
白い裸体が薄紅に染まり、響也は蜜で濡れた指を引き抜くと、はちきれそうになった自分自身を取り出す。
先端で濡れそぼった冥の陰部をかき回す。
「いいかな・・・。挿れるよ、ぼくを」
冥の手首を縛っていたチェーンがはずれて落ちる音がした時、何かが彼女を貫いた。


8:響也×冥7
07/07/17 21:10:05 DD19iEUV
動きは、やさしかったが単調ではなかった。
体全体を揺さぶられるように突き上げられ、冥は自由になった両手で響也の肩につかまらなければならなかった。
「あ・・・・っ、あ・・・・、くぅっ」
「だめだって・・・そんな・・・声・・・」
響也の声も、かすれている。
熱く、強く締め付ける冥に、彼も限界をこらえている。
「すごい・・・、こんな・・・いやらしいんだね」
「んっ、んんっ・・・あ・・・」
はあ、はあ、という響也の息遣いが冥の耳にかかる。
「ちょっと、もうだめだ・・・気持ちよすぎるよ、狩魔検事・・・」
響也はそういうと冥の腰を抱きかかえなおし、今度は速い速度で打ち付けた。
「・・・く」
「ああ・・・んっ!ああっ」
角度を変えながら緩急をつけて打ち付けられる快感に、冥は頬を高潮させ、目に涙をうかべた。
「あ・・・っ!」
冥が体をのけぞらせ、ぎゅっと響也を締め付けた。
「うわ・・・すご・・・」
耐え切れず、響也が欲望を吐き出す。

そのまま、しばらく冥も響也も動けなかった。
ようやく、響也が息を吐いて冥の髪をなでた。
「気持ち良かった・・・?」
「・・・・・っ、牙琉響也っ」
「ぼくは、気持ちよかったよ。あなたも、感じていたように見えたけどね」
そっと冥の唇に口付ける。
「今度は、もっと声の聞けるところで抱きたいな」
「・・・っ」
まだ、体中が熱い。そのまま響也は唇を冥のまぶたに押し付ける。
「好きだよ。あなたは・・・?」
両足の間に響也の腰を置いたまま、冥は近くにある響也の顔をにらみつけた。
「来月の給与査定・・・おぼえてらっしゃい」




9:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:15:04 XfeDjLxE
本当はスレまたぎはしないでほしかったが

10:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:15:44 DD19iEUV
すまない、うっかりした!

11:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:38:42 aeiZ1nxp
オドロキ×みぬき
5レス程度

前々スレ 933-940 と 前スレ 441-451 と 前スレ 858-870 の続き。

12:オドロキ×みぬき 1/5
07/07/17 21:40:51 aeiZ1nxp
時計の針が三本とも重なり、何事もなくまた次の動きへと移る。
二人はその場所からそれを眺めていた。

「着替えるよ」

長針がほんの少し角度を変えた頃、オドロキが言って、ベッドから出ようとした。
その動きはすぐさま、胸にしがみついてきた少女に遮られた。
オドロキは驚かない。その人が涙を流していても。

「やだっ、オドロキさんと別れるのなんてやだよぉっ!
 みんなのことなんて、お仕事だって、どうでもいいから、一緒にいてよっ。
 もっとキスして、もっとHして、なんでもするんだからっ!
 お化粧だってするし、おっぱいだって大きくするから、オドロキさん、イヤだよ!」

オドロキは何も言わない。
 
「なんで、なんで、みんないなくなっちゃうのっ!
 みぬきは一緒にいたいのに、何でみんないないのおっ!
 みんな、みぬきのこと嫌いなんだ!
 ママのばかああぁっ、パパのばかあああぁっ、
 オドロキさんの、ばかあああっ!!」
 
幼少で両親から別れ、彼女を育てた成歩堂でさえほとんど見たことのない姿。
年相応といっては憚られるほどの幼い感情が、自分を押し込める殻から破れて
オドロキへと押し寄せる。

「うああああああああんんっっ!」

いつものように口や表情に蓋をすることなく、恋人でなくなってしまったその瞬間から
やっとオドロキへと隠していた姿を見せる。
いつかきっと帰ってくるはずだった父親。その後、自分を育んでくれたもう一人の父親。
パパをよろしくお願いしますと伝えた、はじめての姿から今まで色々なことがあった。
オドロキはみぬきをより強く抱きしめる。

みぬきは計算も何もなく、ぐいぐいと体を押し付ける。
互いの体はまだ裸のままで、オドロキの体はすぐにそれに反応しようとした。

オドロキの舌は、柔らかくおしつぶれ、突起とゆるやかな稜線を感じるその乳首を思い出す。
オドロキの指先は、他の部位よりもあたたかく、ふわりともりあがりどこまでも沈んでゆく
臀部の感触を思い出す。
そして彼の性器は、何度となく隙間を全てを埋め尽くしたその谷間を記憶している。

そのどこかに触れ、やさしく微笑みでも浮かべれば、みぬきは喜び、
狂乱のような性と二人だけの生活へと進むだろう。それはとても蟲惑的なものだ。

それはすぐそばにある。手を伸ばせばすぐに届く。5分前までそこにあった。
けれど今はもうそこにはない。
もう手をのばしてはならないものだ。
オドロキの性器はもう勃えてはいない。自らが選んだ道を破ることはせずに、
ただ妹の背中に手を回し、涙を胸に受ける。

オドロキは涙を流さない。妹をなぐさめる兄が泣くことは、今はきっとしてはいけないことなのだ。


13:オドロキ×みぬき 2/5
07/07/17 21:43:07 aeiZ1nxp
「オレはみぬきちゃんのそばからいなくなったりしないよ」

みぬきは胸の中で頭を振って否定する。

「それならみぬきと別れるなんていわないもん!
 だいいち、みぬきは別れるなんていってないもん!
 パパが、勝手にオドロキさんに全部任せただけだもんっ!」
 
言葉遣いも幼い。自分自身で認めますといったことをないことにしたい。
オドロキは子どもにするように髪をなでながら、言葉を続けた。

「みぬきちゃんだって、わかってるはずだよ。
 最初にオレ達が結ばれた日だって、みぬきちゃんが仕事を忘れることはなかった。
 キスマークだって、仕事の妨げになるから、つけちゃいけないことを理解してた。
 オレも、まことさんの勉強や、弁護士の仕事をおろそかにしちゃいない。
 オレ達にはオレ達以外にも大事なものがあるし、大事な人たちもいる。
 恋人じゃなくなっても、俺たちが愛し合えるなら、それでいいと判断したはずだ」

昨日からのたった一日で、この選択にいたり、ふたりともが理解したのは、
なんとなくわかっていたからだ。
自分達の夢や進む道を捨て去ることができないことを。
そのために、二人の愛し合う形が変わることを許容した。
それは感情ではとても選択できないことでも、理性がそれを選び、何度となくありえた
感情の爆発を押さえ込んだからだ。

「みぬき、言ってないです!!」
「いや、言ったはずだよ。オレとの電話で、
 これからも、みぬきのことをよろしく頼む、って」
 
みぬきがぴくんと肩をゆらす。

「さすがに、年季が入ってるからだろうけど、真似がうまいね。さっきまでわからなかったよ。
 なんで非通知なんだろうとは思ってたんだけど」
「うっ、うぐううっ、うぐっ」

みぬきの泣き声はまだやまない。

「みぬきちゃん、キミの事を心から愛してる。
 みぬきちゃんのそばから離れないよ。
 キスもしない。Hもできないけど、一緒にいる。
 恋人でも連れてくれば相手の男に意地悪はするし、
 結婚式では成歩堂さんと二人で涙にくれるよ。
 ずっと、みぬきちゃん、キミの同僚として、友達として、兄として」
 
「うわああああああんっ! うあああああああんっ!」

みぬきの泣き声はそれでもやまない。オドロキはいつまでも胸を貸し続けた。


14:オドロキ×みぬき 3/5
07/07/17 21:45:11 aeiZ1nxp
翌朝、ドアの音とともにオドロキは目覚めた。
よほど慌てていたのだろう。申し訳のように簡単に片付けられた部屋と、
昨日の残りの食材を朝食風にありあわせた食卓と、コーヒーがあった。

『学校に行ってきます。今日はステージがあるので、事務所に行くのは
 少し遅くなります。 みぬき』

走り書きのメモを見ながら、下着だけを身に着けてオドロキは食事を取る。
今日は仕事の約束もなく、ゆっくりと事務所に向かうことができる。
せっかくだから部屋を掃除することにしようと思いたった。

しばらくの後、掃除を終えたオドロキは少しだけ違和感を覚えた。
コンドームやウェットティッシュなども片付けたが、何かが一つだけ足りない。
別にどうであってもいいものではあったけれど、昨日そこにおかれたはずのものが
なくなっている。

「ああ」

オドロキは気がついた。気がついて、すぐに吹き出した。
それを大事そうにもって学校へ向かったみぬきのことを考えると、申し訳ないが、
おかしみが先に立った。

気がつかなかったことにしよう。オドロキはそう思った。
きっといつか、捨てるか、どこかになくしてしまうか、遠い記憶として残るかするだろう。

そんな、つまらない、くだらない、たった一つの証拠品だ。
ただちに捨てられる運命のそれを、いつまでかわからないが、大事にとっておく人が
いるとは思いもしないだろうけど。

茜の持つその機械で判定すれば、きっと結果がでるだろう。
二人の指紋のついた、コンドームの袋に。


15:オドロキ×みぬき 4/5
07/07/17 21:47:58 aeiZ1nxp
遅くに事務所に出向いたオドロキを一人の男が待っていた。

「やあ、オドロキくん」
「成歩堂さん、どうしたんですか」
「みぬきから電話をもらってね。解決したと」
「そうですか」

ちらりと視線を成歩堂に向ける。

「それについては、約束どおりぼくは何も言わないよ」

成歩堂はオドロキに、手を広げ、いつもの表情を浮かべて伝えた。

「一つだけ、成歩堂さんに聞きたいことがあるんですけど」
「いいよ。聞いてごらん」
「オレが電話したときの、あの、ありがとうってのはなんだったんですか」
「キミがみぬきのことを愛しているっていった時の、かい」
「ええ、それです。オレ達のことを知っていたのに」

ふむ‥‥と声を漏らしながら、成歩堂は遠くを見る目をする。
そしてオドロキへと声を出した。

「キミが、告白をしたというその翌日に電話をしてくれたからだよ。
 心のつながりを軽視するつもりはないけれど、もしキスでもしたら大変だと思ってね」
 
成歩堂の台詞にオドロキは混乱する。

「‥‥ちょっと待ってください、だって、オレのところに話をしに来た時に、
 結婚とかそんな話をしたじゃないですか」
「そうだよ、だからみぬきみたいなコドモをもてあそぶような
 悪いやつじゃなく、キミみたいな男とでよかったし、だからありがとうと」
「そりゃ、オレはみぬきちゃんをもてあそぶなんてことは考えたこともないですけど、
 いや、そうじゃなくて、なんでキスでもしたら大変なんですか」

その発言に逆に首を捻ったのは成歩堂のほうだった。
オドロキに対して、言葉をつづけた。

「わからないな、オドロキくん。
 結婚まで考えていないと、そんなことをするわけないだろう」
 
オドロキは口を開けて成歩堂を見た。返す言葉がない。

(な、なんてピュアな人なんだ‥‥)

そしてオドロキは冷や汗をたらしはじめた。
もう思い出してはならないと思っていたはずの、みぬきとの情事のシーンが頭の中を回転する。
もし、普通のHどころか手とか口とか足とかお尻とか、そんなことを
したのがばれたらどうなるんだろう。

(こ、殺される‥‥)

顔中から汗を流すオドロキを見て、いつもどおり茫洋とした表情で成歩堂はひきつづき
頭を傾げる。彼の胸のうちは誰にもわからなかった。


16:オドロキ×みぬき 5/5
07/07/17 21:51:15 aeiZ1nxp
「オドロキさん、ただいま! あ、パパ、お帰り!」

タイミングよく、大きな声とともに袋を抱えたマジシャン姿のみぬきが帰ってきた。

「お帰り、みぬき。ついでにただいま」
「お帰り、みぬきちゃん。ずいぶん大きい荷物だけど、どうしたの」

成歩堂とオドロキが返事を返す。オドロキの言葉には、成歩堂が聞く限り
いつものものと変わりはなかった。それはみぬきの言葉にも。

「あ、さっそく気づいちゃいました? えーと、これはね」
がさがさと袋をあさりながら、続きを話し出す。
 
「学校とステージで、失恋したって話をしたんです、みぬき。
 振られちゃったんですよって。そしたら、その」
袋の中から小山のようなラブレターと花を出す。
臆面もなく普通の台詞で話すもので、オドロキもへぇ、そうなのというように
言葉を受けた。

机の上にそれを並べ、シルクハットに手をやり、舌を出して続ける。

「みぬき、どうすればいいかな。ねぇ、パパ? お兄ちゃん?」
「‥‥」
「‥‥」

(成歩堂さん、普通の顔で怒るのはやめてくれないかな‥‥)
そう隣で思うオドロキの顔にも気づかれない程度に青筋が浮かんでいる。

娘離れはなかなかできそうにない、もうすぐ弁護士として復活する父親と、
それに輪をかけてできそうにない、弁護士として名前の売れ始めた兄は、
二人で目配せをする。
立ち位置を変え、腕を思う存分伸ばせるようにする。
バランから手ほどきをうけようと決めたみぬきは、その二人の位置に
あわせて自分も動く。

「成歩堂さん」
「ああ、オドロキくん」
「あ、じゃあみぬきも言っちゃおうかな。じゃあ、せーの、で」

相変わらずうるさい成歩堂なんでも事務所から、近所迷惑な3つの声が
初冬の空に大きくこだました。

「異議あり!!」

                                         おわり

17:名無しさん@ピンキー
07/07/17 21:52:11 aeiZ1nxp
以上です。
直後の投稿になって申し訳ない。

18:名無しさん@ピンキー
07/07/17 22:41:16 iTlNj4TC
GJ
とりあえず前スレ埋めようぜ

19:名無しさん@ピンキー
07/07/17 22:46:59 XfeDjLxE
新スレ早々乙!
前スレに関しては500KB到達済みだから放置でおk

20:名無しさん@ピンキー
07/07/17 22:48:32 b0N9ynZe
GJ!
切な面白す。

前スレは500KB。埋まってるよ。

21:名無しさん@ピンキー
07/07/18 00:52:50 aLefPxNx
弟冥もオドみぬもGJ!
弟冥は下剋上エロに萌え、オドみぬは切ないけど明るい最後で良かった

22:名無しさん@ピンキー
07/07/18 14:10:53 t6h7EomF
GJ!

23:名無しさん@ピンキー
07/07/18 16:55:12 8IoWguPT
GJ!!
大作お疲れさまッス!
みぬきが大泣きするあたりもう切なすぎる。
すごいよかったです!
また新作が出来ましたら、是非投下をお願いします!

24:名無しさん@ピンキー
07/07/18 19:43:20 N4KmLrbz
成みぬ飢え    orz

25:名無しさん@ピンキー
07/07/18 20:13:32 T1yv5Kd3
GJ!!!!!!!!!!

すっげー面白かった!

26:名無しさん@ピンキー
07/07/18 22:09:41 kkhdAijy
GJ!

27:名無しさん@ピンキー
07/07/18 22:10:28 kkhdAijy
弟冥って今までにあったっけ?萌える!

28:名無しさん@ピンキー
07/07/19 00:38:01 Ud00VR2+
>>27
弟冥はエロパロ初だと思う。
前スレで霧人←冥←響也ってのがあったけど、
響也と冥のエチは初だね。
弟冥の方GJ!!

29:名無しさん@ピンキー
07/07/19 01:45:32 vQeY6CLS
オドロキ×みぬき萌えたんだけど、みぬきが持っていったのは使用済みのコンドームってこと?
あと
>ただちに捨てられる運命のそれを、いつまでかわからないが、大事にとっておく人が
>いるとは思いもしないだろうけど。
ここで「思いもしない」のはみぬき?それとも他の誰か?
ごめん、そこがすごく気になってモヤモヤしてしまった

30:名無しさん@ピンキー
07/07/19 05:24:08 wiD13yd9
前者は、コンドーム一つ一つを小分けにしてる袋のこと。
後者は推敲時に文章を削り間違えたらしい。
そのうちwikiのほうで修正します。

31:名無しさん@ピンキー
07/07/19 05:46:12 iXwSktzd
「わからないな、オドロキくん。
 結婚まで考えていないと、そんなことをするわけないだろう」

こんなナルホドに見た目や雰囲気とのギャップ萌えちゃった私はどうすればよろしいですか?


32:名無しさん@ピンキー
07/07/19 07:42:29 fO8GOO08
ノシ

オドロキにピュアって言われるオッサン萌え

33:山田君
07/07/19 22:44:47 qwV7T8mo
今3をクリアしただ。

誰かカミノギ×チヒロをかいてくんろ。

34:名無しさん@ピンキー
07/07/20 00:55:18 DU9CoEMu
>>33
つ 逆転裁判エロパロスレ@Wiki
URLリンク(www23.atwiki.jp)

35:名無しさん@ピンキー
07/07/20 04:34:11 EiNnrR8P
逆転裁判3のDS移植待ちwktk

ザッとまとめサイト見たんだけど、
堀田院長(自称)×狩魔冥って意外にありそうでないんだね。
それはただ単に愛がないから需要がないだけ?

2で冥に会う前の堀田に、冥の人物ファイル突きつけたら反応があったから、
イイ組み合わせかと思ったんだが(´・ω・`)

36:名無しさん@ピンキー
07/07/20 07:53:48 roa1Qg1b
追い回される冥タンは見たいけど、堀田(引田)は見たくないw
冥タン視線ならいいのか?誰かタノム

37:名無しさん@ピンキー
07/07/20 13:04:45 VFVWt1yo
>>35
「冥……」
「おじいちゃん……」

こうですか?想像したくありません><

38:名無しさん@ピンキー
07/07/20 14:28:17 jJCma0yT
ギャグなら見てみたくない事もない

39:名無しさん@ピンキー
07/07/20 18:10:09 DBEAwkIE
というかあの爺さんでシリアス書けるほうがすごいw

40:名無しさん@ピンキー
07/07/20 23:26:55 EiNnrR8P
レイープものとかダメかな?
まあ、取りあえず書いてみてから考えます
<堀田×冥

41:名無しさん@ピンキー
07/07/20 23:43:57 ZcRraZQc
しかし冥は本当に色んなキャラと絡んでるな
保管庫見るとメインキャラの大半を穴兄弟にする勢いだw
成歩堂主人公のエロゲーってネタはよく聞くけど
冥主人公の18禁乙女ゲーも作れそうな気がする

42:名無しさん@ピンキー
07/07/21 00:31:59 BC7t08Cr
今の所あるのは
成歩堂、御剣、糸鋸、矢張、響也、霧人、霧緒かな?

意外に真宵、豪はないみたいだね
あと絡む可能性がありそうなのは罪門ぐらいか?
千尋×冥があったら面白そうだけどw

43:名無しさん@ピンキー
07/07/21 00:38:38 PzXFPj/M
>>41
成歩堂は色んなヤツと絡めるからな……しかも属性も様々。

真宵………元気なスレンダーっ子
千尋………グラマラスなお姉様
春美………世間知らずのょぅι゙ょ
マコ………不幸にも負けない元気っ子
霧緒………クールドジっ子な眼鏡
あやめ……おしとやかな清純派

ザッとあげてみたら、これだけかな。

44:名無しさん@ピンキー
07/07/21 01:13:13 /jFXysai
>>42
ゴドー×冥もあるな。

冥たんは逆裁のセックスシンボルと言っていいだろうね。
このスレの外でも、アクロに想いを寄せられたり王都楼に迫られたり
巌徒に「さすが狩魔の娘、美しい」みたいに絶賛されたりなどのネタを見たことがある。

45:名無しさん@ピンキー
07/07/21 01:47:37 pl5VgQop
>>44
ガントwww

しかし冥はレイプも多いな。
エロネタ的には可愛がりたいというより犯したいタイプなのかも。

46:名無しさん@ピンキー
07/07/21 02:07:14 G+U663Vr
>>45
冥たんは生意気お嬢さんだから泣かしてみたいのかも。

47:名無しさん@ピンキー
07/07/21 08:00:26 JeR6iJUM
>>43
>霧緒………クールドジっ子な眼鏡

霧人に見えた\(^o^)/

48:名無しさん@ピンキー
07/07/21 10:18:01 VkzkmBzd
兄貴自重しろwww

49:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:12:55 8GGhKLUT
マックス、リロ(ベン)、ミリカの3P(4P?)が見たい。
レオンorラトー×ミリカでもおk。

50:名無しさん@ピンキー
07/07/22 03:01:20 hs9gWdmK
>>43
冥と茜は?
冥はツンデレ女王様、茜は…カガクオタク?

51:名無しさん@ピンキー
07/07/22 03:27:05 duUqXQ1k
>>43改訂版

真宵………元気なスレンダーっ子
千尋………グラマラスなお姉様
春美………世間知らずのょぅι゙ょ
マコ………不幸にも負けない元気っ子
霧緒………クールドジっ子な眼鏡
あやめ……おしとやかな清純派
冥…………見た目は女王様のクイーンオブツンデレ
茜…………科学オタクで明るい素直っ子
巴…………冷静沈着、しかし根は優しいお姉ちゃん
ちなみ……関わる者の運命を狂わす悪女

巴とちなみは無理やり感があるが……しかし攻略可能っぽいのが9人とか。どんだけだ成歩堂は。

52:sage
07/07/22 07:52:51 6gQ9yNV1
うらみは?

53:名無しさん@ピンキー
07/07/22 07:54:38 zqWUaZb1
ミステリアス不思議系

54:名無しさん@ピンキー
07/07/22 08:04:40 y5fSjUeg
みんなオバちゃんを忘れてる

55:名無しさん@ピンキー
07/07/22 12:37:32 xwCWnPyB
まこと、マレカも必要

56:ゴドメイ・1
07/07/22 14:27:07 BhUvegNM
「世話になったな」
そう言って、神乃木荘龍は歩き出した。

しばらくぶりに見上げる、自由な空だった。
直後、狭い通りを、後ろからシルバーのスポーツカーが走ってきた。
神乃木が通りの端によけると、車はその横で止まった。
左側の窓が音もなく下がり、ラベンダー色のセーターを来た若い女が、ハンドルに手をかけたまま神乃木を見上げる。
「神乃木荘龍ね。迎えに来たわ」
神乃木は、少ない荷物を肩に抱えてその女を見下ろした。
「誰だ、あんた」
言ってから、思い出した。
服装が違うので気づかなかったが、顔くらいは見たことがあった。
女は、運転席に乗ったまま勝気そうな目をまっすぐに向けて、言った。
「狩魔 冥」

助手席に収まって、後ろの席に荷物を放り投げる。
シートベルトをかちりとはめるのを待って、冥はアクセルを踏む。
道交法遵守だ。
「親父さんとは、法廷で会ったことがあるぜ」
最初の赤信号で止まったとき、神乃木は口を開いた。
「・・・」
「俺もペーペーだったが、コテンパンにやられたな。完全無罪を主張していたのに、親父さんに追及された被告人が、法廷でペラペラ自白し始めたんじゃ、どうしようもない」
「・・・」
冥が返事をしないのを見て、神乃木は話題を間違えたことを知った。
セーターの袖から出た白い手がギアを入れて、車は滑らかに発進する。
二人がしばらく黙ったままで車は街を走った。

塀の中にいる間にも、街はそれほど大きく変わったように見えなかった。
「・・・どこか、行きたいところはある?」
冥が言う。
整った横顔は、無表情のまま前を見つめている。
「いや・・・、おい」
大きな通りへ出て、神乃木はマスクの奥の目を細めた。
「どこへ行くつもりだ、コネコちゃ」
ハンドルを握ったまま、冥が目だけ動かして、キッと神乃木をにらみつける。
「・・・星影法律事務所は引越ししたのかい、狩魔のお嬢さんよ」
冥が今度は首をまわして神乃木を見る。
「星影法律事務所?あなた・・・」
はっとしたように、顔を前方に向ける。
道路が混みはじめていた。
「知らないの?星影弁護士は、あなたの身元引受人を・・・」
彼女が言葉を選ぶ間の、半呼吸の間で、神乃木は事態を悟った。
「断られたってわけかい。出所した弟子の身元引受人を」
「・・・・」
「で?俺はどこへ連れて行かれるんだい?」
「身元引受人のところよ。決まってるじゃない」
「だが、星影先生は・・・」
「御剣怜侍が引き受けたわ」
神乃木は、腕を組んだ。
御剣怜侍。
千尋の初公判の時の検事だ。葉桜院の事件でも、会っている。
だが、なぜ。
「よほど引き受け手がなかったんだな、俺は」

57:ゴドメイ・2
07/07/22 14:27:55 BhUvegNM
「・・・・」
「御剣は狩魔検事の弟子だったか。あんたと同門というわけだな。それで、迎えに来てくれたのか?」
「御剣怜侍は自分で来るつもりだったけど、急な仕事が入ったのよ。それで」
冥が細い指でハンドルを叩いた。
「私が車を借りてきたの」
「これは、アイツの車かい?」
「こんな乗りにくい車、私の車なわけないじゃない」
忌々しげに冥が、今度はマニュアルシフトのギアを叩く。
そのしぐさが子供っぽさを感じさせて、神乃木は気づかれないように笑った。
「へぇ。アイツは真っ赤な車でも乗り回してそうなイメージだけどな」
「真っ赤な車にはイヤな思い出があるそうよ。・・・渋滞にはまったわ」
インパネの時計で時間を確かめて、冥はサイドブレーキを引いた。
「動かないけど・・・まだ時間もあるし」
神乃木は、車と人でにぎわう街に目を移した。
星影弁護士が、身元引受人をしぶった・・・。
ひさしぶりに出てきた娑婆も、生きにくそうだ。

「そういや、成歩堂はどうしてる?」
ふいに、冥がクラクションを鳴らした。
前の車が、のろのろと車間を詰める。
「気の短い検事さんだな」
「バカ歩堂のせいよ!」
急に、今までにない高い声で冥が叫ぶように言った。
「・・・なんだ?」
「あのバカ、弁護士バッジを剥奪されたわ」
「・・・なんだと?」
冥は車を無理やり横道へ入れると、街中から離れた。
弁護士バッジ剥奪?
どういうことだ?
街を見下ろせる丘の上の公園へつくまでに、冥はあの事件を語った。
成歩堂が捏造証拠を提出した、あの裁判を。

人の少ない公園の駐車場に車を止め、冥は神乃木を見た。
腕を組んだまま、じっと考え込んでいる。
そっとシートベルトをはずす。
神乃木を一人にさせようと、ドアに手をかける。
「いてくれよ、狩魔のお嬢さん」
「・・・・」
小高い丘から見下ろす街は、その中で今も沢山のいさかいを起こしているに違いない。
その幾つかは、法廷に持ち込まれる・・・。

神乃木は一言も口を利かず、身動きもせずに黙ってその街を見つめていた。
心が落ち着くまで。
そして、その隣で冥もやはり黙っていた。

58:ゴドメイ・3
07/07/22 14:28:41 BhUvegNM
「なぜ、アイツは・・・それくらいのことで負けたんだ?得意のハッタリで幾らでも言い逃れできそうじゃねぇか。あのオトコが、捏造なんてシャレた真似をするとは思えねぇんだ。誰がハメたんだ?」
それがひとり言なのか、冥に向けて言ったものなのか、神乃木自身にもわからない。
「おまえさんは、なにもしてやらなかったのか?御剣も?」
今度は、はっきりと顔を左に向けて言う。
冥が唇を噛んだ。
「外国にいたの。御剣怜侍は。私もアメリカに」
「・・・そうかい」
「御剣怜侍は、その事件を知ってすぐに向こうを引き払った。でも遅かった。弁護士協会が成歩堂龍一から弁護士資格を剥奪して除名した後だったのよ」
「それは、どのくらい後だ?やけに早くねぇか?」
神乃木の目の前で、ラベンダー色が動いた。
冥の腕が上がり、髪をかき上げる。
「あなたは、これからなにをするつもり?」
ふいに話題を変えられて、神乃木は冥の横顔を見つめる。
狩魔は完璧を持ってよしとする、と言ったのは彼女の親父さんだったか。
彫刻のような、整った顔立ちだと思った。
「さあな。弁護士もやった、検事もやった。おまけにム所暮らしもやった。あとはなにをやるかね」
「・・もし」
冥が、初めてまっすぐ神乃木を見た。
「あなたにその気があるなら、手を貸してくれるかしら」
「・・・・そりゃ、ことと次第に」
「成歩堂はハメられたのよ。それはハッキリしてる。そこまでは、突き止めた」
「・・・突き止めた?おまえさんが?」
「・・・動いているのは成歩堂自身よ。私と御剣怜侍はその手助けをしている。あともうひとり、警察関係者」
「警察?」
「アメリカ帰りの現場捜査官だけど、科学捜査にも詳しいわ。彼女も、成歩堂に恩があるそうよ」
「そこに、元弁護士の元検事も加えようってわけかい」
「・・・・」
「なるほど、それが俺の身元を引き受けた理由か?」
「今の話は、私の独断よ。御剣怜侍は知らないわ」
「なんでお嬢さんは、俺にそんな話をしようと思ったんだ?俺が今の話を餌に弁護士協会に掛けこまねえとは限らねえだろうぜ」
神乃木がそう言うと、冥は左手で自分のジーンズの膝をつかんだ。
「・・・仮釈くらい、いつでも取り消せるのよ」
驚いた顔で、神乃木はクッと笑った。
「検事さんが、脅迫か?それとも」
狭い車内で、神乃木は大きな体をねじって冥に向けた。

「短い時間で、信用されたもんだな、俺も」
冥の顎に、指をかける。
車内という密室で、男に触れられてもビクリともせず、まっすぐ睨み返してくる。
気の強いオンナだぜ。

59:ゴドメイ・4
07/07/22 14:30:24 BhUvegNM
そのまま、唇を寄せる。
「・・・!」
触れた瞬間、冥が逃げた。
ドアに背中がついて、それ以上距離が取れない。
神乃木は手を伸ばしてドアをロックした。
「キライじゃないんだろ、俺が。だからそんな話をしたんじゃねぇのかい、お嬢さん」
「・・・っ」
「いいぜ。あんた次第では協力してやるよ。成歩堂のために」
成歩堂の名を出されて、冥は振り上げた手を下ろせなくなった。
調査も、行き詰まりかけている。
わけありとはいえ、弁護士に詳しい協力者が欲しいところだった。
成歩堂のために。御剣のために。
冥が力を抜いたのを見て、神乃木はシートを倒した。
セーターの裾から手を入れる。
細い胴に手が触れる。
わずかにあばらが感じられる。
なで上げて、背中に回した手でホックをはずした。
そのまま背中をゆっくり撫で回しながら、唇をふさぐ。
舌を差し入れる。
抵抗する気がなさそうなのを見て、神乃木は大胆になった。
セーターをたくし上げ、ジーンズを膝まで下げるとそのまま覆いかぶさる。
「こんなところですまねぇが」
目の前にこぼれ出した形のいい二つのふくらみ。
片手ですっぽり覆って、ゆっくり揉む。
もうひとつのふくらみの突起に吸い付く。
じっくりと味わうように舐め、舌でつつき、吸い上げる。
次第に口の中でちいさな塊が硬くなる。
両の乳房を弄びながら、片手で腰をさする。
ショーツに指をかけ、一気に引き下げた。
「・・・っ」
冥の体が、一瞬震えた。
手を股間に添える。
そのまま指を割れ目にすべりこませた。
熱が、伝わる。
胸からの刺激と敏感なところを擦られる刺激で体が火照りを帯び、冥は顔を背ける。
御剣怜侍の車の中で、こんなこと。
神乃木の指が膣の入り口を探し当てた。
そのまま浅いところをかき回す。
乳首を吸い上げたまま唇を離すと、淡く色づいた乳房がぷるんと揺れる。

60:ゴドメイ・5
07/07/22 14:31:14 BhUvegNM
「いいながめだぜ・・・お嬢さん」
唇がうなじを這い、耳朶を咬み、冥の唇を吸う。
その間にも乳房を揺らし、蜜のあふれ始めた秘所に指が進入する。
かき回されながら敏感な肉芽をぐりぐりと親指でこねられ、冥の唇から吐息がもれた。
「触ってくれ」
冥の手を導いて、取り出した神乃木自身を握らせた。
「・・・あ」
触れたそれは、熱く硬くなっていた。
「こするんだ・・・そう」
ぎこちなく、冥の指が神乃木をつかみ、上下する。
「クッ・・・上手だぜ、お嬢さん。そう・・・いい気持ちだ」
中に入れた指を二本に増やし、激しく抜き差しする。
「・・・っは・・・、あんっ」
冥のしなやかな体が反り返り、神乃木は片足をジーンズとショーツから引き抜くと、肩にかつぎあげた。
開いたそこを激しくかきまわし肉芽を擦ると、冥の手がぎゅっと力をこめて握った。
「おイタをしちゃいけねぇぜ・・・お嬢さん・・・」
「ん・・・あ・・・、あんっ」
駆け上がるような快感に、冥が手を離すと、神乃木ははちきれんばかりになったソレを、冥の股間に当てた。
びくんと体がはねる。
冥の予想に反して、神乃木はゆっくりと進入した。
「・・・んはっ、ああっ」
神乃木の胸に手を置いて、冥があえぐ。
「動くぜ」
引き抜かれ、差し込まれる。
その繰り返しの中で、冥の中に灯っていた火が燃え上がる。
「あっ・・・あっ・・・」
神乃木は狭い空間で自由に動けないまま、緩急をつけて冥を攻め始めた。
浅い位置で何度も奥深くを突く。
抜けるほど引いて、突き立てる。
挿れたまま、かき回す。

61:ゴドメイ・6
07/07/22 14:31:55 BhUvegNM
「ん・・・、あっ、やっ・・・ああんっ」
熱く締め上げられると同時に、目の前で揺れる乳房と涙ぐんであえぐ顔に神乃木はいっそう欲情した。
「いいぜ・・・、すげえ締めてくる・・・。最高だ、アンタ」
「ああん、あ・・・あんっ」
「イキそうか?どうだ?気持ちいいか?」
「あ・・・、はぁっ」
「イケよ、イっちまえ。お高く止まった天才検事さんよ。人の車の中でこんなみっともねぇ格好で、そんなに気持ちいいかい?とんだエリートだぜ」
「・・・く・・・あぅっ」
「ガマンするんじゃねぇ・・・これでどうだい」
冥の腰に手を当てて持ち上げ、角度を変えて突く。
「い・・・あっ」
それまでと違うところに当たる感覚に、冥は白い喉を反らせる。
「ここがいいのかい、お嬢さん!気持ちいいのはここかい!なんとか言いな」
「・・・ふ、・・・あっ、あんっ、あっ、あっ、あっ!!」
「言えよ、言ってみろよ。どうなんだ、ええ?」
「いっ・・・」
「いいのか?感じるのかい、俺をくわえ込んで、気持ちいいのかいっ」
神乃木が、息を乱しながら腰を振った。
「あああ・・ふっ、そんな、んんっ・・・あん」
指で、敏感な肉芽に触れる。
「あああっ!」
「イくのか?イっちまうのか?ええ?」
「ああん、ああ、あ・・・んっ・・・はぁっ」
激しく突き上げながら指でこね回されて、冥の体はビクンビクンと痙攣する。
「いい顔だぜ、お嬢さん」
神乃木がそこで一度動きを止める。
あえいでいた冥が、神乃木にぎゅっと抱きついた。
「さあ、お嬢さん・・・ここまでにしようか?」
いじわるく囁く声も、興奮にかすれている。
「どうだい・・・、抜いちまってもいいのかい」
言いながら、手で胸のふくらみを持ち上げるように揺らす。
「ん・・・・あんっ」
「さあ・・・どうなんだ」
乳首をつまんで擦り合わせる。
「や・・・」
「ん?なんだい?聞こえねえぜ」

62:ゴドメイ・7
07/07/22 14:32:50 BhUvegNM
神乃木の腰が動いて、冥の中をかき回す。
「あっ・・・」
「さあ、おしまいだぜ・・・」
「いや・・・やめ・・・ないで」
その言葉を引き出すと、神乃木はいきなり最奥を突き上げた。
「おねだりが下手くそだな、お嬢さん・・・」
「ん、ぁ・・・っ」
「だが・・・ク・・・あんたのここはたまらねえっ」
再び神乃木の腰が激しく動き始め、冥を攻め立てる。
体が揺れるほど強く突き上げられて、冥はまた押し寄せる快感におぼれた。
「んは、ああっ・・・!すご・・ああ、いいっ」
「俺も、俺もいいぜ!うぉっ・・・」
「あっ・・・!」
絶頂を迎えた冥が体を反らせて、きつく神乃木を締め上げた。
「クッ・・・いいぜ、も・・・うっ・・・」
冥の奥に神乃木が熱い情欲を吐きだし、うめいた。
「・・・すげえ・・・良かったぜ」
冥の乱れた髪を撫で、ぐったりと目を閉じたままの頬に唇を押し当てた。
うっすら上気した頬を、舌で舐める。
「こんな場所でなければ、何度でもお願いしたいところだぜ・・・」
「・・・っ」
顔をそむけようとする冥の頬を両手で包む。
「本気になりそうだぜ・・・冥」
下唇を挟むような軽いキス。
着衣を整えて、神乃木は名残惜しそうに冥の体をつつんだ。
「なんとか、言ってくれねえかな」
シートを起こして、両腕に抱きながら耳元で囁く神乃木に、冥は目を閉じてもたれかかった。
「・・・強引なオトコは・・・キライではないわ」
神乃木は喉の奥でクックッと笑い、ぎゅっと冥を抱く手に力をこめた。
「行こうぜ。俺の身元引受人のところへ。成歩堂の名誉は、必ず回復してやるぜ」

63:ゴドメイ
07/07/22 14:34:02 BhUvegNM
以上。

64:名無しさん@ピンキー
07/07/22 15:51:57 Rv5xQXZO
>>51 これなんてエロゲー?

65:名無しさん@ピンキー
07/07/22 16:19:42 duUqXQ1k
ゴドメイGJ!!!!!!

66:名無しさん@ピンキー
07/07/22 16:38:51 hs9gWdmK
>>63
GJGJGJ!!!!
ゴドメイキター!!
久々にゴドーが投下されて嬉しい!
冥にはこれくらい強引な男のほうが合ってそう。
乙でした!

67:名無しさん@ピンキー
07/07/22 18:39:18 HleMChPM
>>51
うらみ、みぬき、ラミロア辺りも追加で

68:名無しさん@ピンキー
07/07/22 19:26:34 QO+IDfFS
>>63
ゴドメイGJ
神乃木の言葉責めと天然悪女な冥に萌えた

26歳冥はいいなー
相当色っぽくなってるだろうから
周りの男どもが放っておかんだろう

69:名無しさん@ピンキー
07/07/23 00:22:41 ZTtmxf0n
ゴドメイGJ!
萌えた。自分もなんか書きたくなってきたよ。だけどさすがに
>マックス、リロ(ベン)、ミリカの3P(4P?)が見たい。
>レオンorラトー×ミリカでもおk。
これは㍉


70:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:55:40 /yPDqo1i
今更だが、このスレの初めにあった
オドロキ×みぬきを読んで感動した。
エロいだけじゃなく、ちゃんと話の中に
ドラマを盛り込める人ってマジネ申だと思う。

自分もネタ思いついたから書いてるけど、
成歩堂、御剣、真宵、冥の四角関係ものが読みたい。

成歩堂→真宵→御剣→冥でも
御剣→真宵→成歩堂→冥でも何でも

71:名無しさん@ピンキー
07/07/23 03:19:24 Bi9nGOOK
>>70
同意。自分もひとつだけオドミヌ書いたんだけど、
>>16さんのあまりの神さに途中で終わっているんだ。

ネタ、どんなかわからんけど楽しみにまってる。
四角関係、上はなんとなくわかるとして、下の御剣→真宵、成歩堂→冥が想像つかない。
見てみたい。

72:名無しさん@ピンキー
07/07/23 07:26:40 QsIRM314
ゴドメイGJ!!冥が大人の雰囲気でいい!

話を作る設定としては、1~3の後(捏造前)っていうのと、
4の後(捏造後)にわけられるのかな。

4の後のゴドーって成歩堂なみにやさぐれてるんだろうか。
御剣は出世争いに夢中とか、冥はアメリカで連勝、真宵は倉院で成歩堂のことなんか
すっかり忘れて楽しくやってるんだろうか。

捏造前は、その前に比べればキャラ皆が無邪気?だよな・・・。

73:名無しさん@ピンキー
07/07/23 10:07:10 Bi9nGOOK
4のゴドーは残念ながらこの世にはいないと思う。
もし存在するとすれば、全身ロボでターミネーターみたいな感じかな。

74:名無しさん@ピンキー
07/07/23 10:15:21 SvUymosa
ゴドメイ超GJ!!!
最初の二人の会話が結構リアルで、想像しやすかった(´∀`*)

75:名無しさん@ピンキー
07/07/23 12:15:39 ZTtmxf0n
>>72
>御剣は出世争いに夢中とか、冥はアメリカで連勝、真宵は倉院で成歩堂のことなんか
>すっかり忘れて楽しくやってるんだろうか。
カナシスギル(つд`)
だれかそんなことないよっていう設定でなんか書いてくれ。


76:名無しさん@ピンキー
07/07/23 16:49:44 imPDGfl7
冥以外の新旧コラボレーションものも見てみたい。
御剣と4茜とか真宵とオドロキとか千尋とガリュー兄貴とか。
無論、冥でも大歓迎だけど。
弟冥なんかは意外なくらい萌える組み合わせだった。

77:名無しさん@ピンキー
07/07/23 17:40:23 EBZ+pGdI
ザックが手記のページを出さないせいで
成歩堂はやさぐれそれに真宵は悲しみ御剣はどうにもできないことに絶望し
冥は怒り千尋は失望しゴドーは何もすることがなくなったと息絶え、
ついでに巌徒は将来の法廷に不安を覚えた。

78:名無しさん@ピンキー
07/07/23 19:29:23 QsIRM314
巌徒は生きてるのか・・・。

ところで今ここで投下してくれてる書き手さんは何人くらいだろう?
一人でいくつも書いてたりするんだろうか。
文体変えたりしてたらすごいな。

いや、ただの好奇心。スマン

79:名無しさん@ピンキー
07/07/23 19:34:51 bXHeMmFd
マジで神が多すぎる…
好きな時読めるように勝手にダウンロードまでする始末です
萌えた!!!!
ってサイトの日記とかで語りたいけど語れないもどかしさwww

自分文章とかてんでダメだから本当にみんな凄いよ
何でもいいのでもっと投下頼む

80:名無しさん@ピンキー
07/07/23 21:13:53 DMWfqQfT
ゴドメイ禿萌えた…

御剣×4茜良いな。
あと4キャラ×真宵とかも見てみたい。
クレクレでスマン

81:名無しさん@ピンキー
07/07/23 21:50:35 RadFwreP
ここ最近の投下SSの影響で、4設定のメイたんは無意識の内に
男を翻弄する魔性の女というイメージがすっかり出来上がってしまった…
どの話もメイたんが押されてるように見えて、実は男の方がのめり込んじゃってるし

ぶっちゃけ1~3まではメイたん関係のカプはミツメイ以外全く興味なかったけど
4のオトナ設定のメイたんなら色々見てみたいと思えるようになったw

82:名無しさん@ピンキー
07/07/24 07:28:37 ABivA5+6
エロなしはダメ?

83:名無しさん@ピンキー
07/07/24 13:37:20 x0I5DyGl
>>82
エロなしでも大丈夫。
ただし、投下するときは注意書きしておいたほうがいいかもな

84:名無しさん@ピンキー
07/07/24 17:34:19 kRqzTbOx
>>76
>千尋とガリュー兄貴

綾里法律事務所の面接落とされて「アヤサトチヒロオオォォ!!」な
がりゅんが思い浮かんだwwww
成歩堂を恨むようになったのもそのせいだったり

85:名無しさん@ピンキー
07/07/24 19:43:50 XOn1mH0v
>>76
オドロキと真宵

最近よく事務所で顔を合わせる可愛いお姉さんと、
成歩堂の関係がなんとなく気になる王泥喜君。
その内彼女自身の事が気になり出して…とか。
ベタだな。

86:名無しさん@ピンキー
07/07/24 20:03:37 EDOl/4dV
>>85
そのネタいいなw

自分が書くとしたら、成歩堂×真宵が前提で、
二人が事務所でエッチしている所をオドロキが目撃。
それでも、真宵が気になって仕方なくて
どうしようか悩んでるのを、みぬきが手助けする…とか。

87:名無しさん@ピンキー
07/07/24 20:04:23 vX20jPrV
>>71
勇気を出して、投下キボンヌ!

>>85
いや、いいと思うよ!
ナルホドがみぬきにばかりかまうので、
ちょっと寂しい気持ちの真宵ちゃんと、
そんな真宵ちゃんの気持ちをみぬいたオドロキくんが…って感じかな

88:名無しさん@ピンキー
07/07/25 01:33:20 uFEX/jbc
>>78
書き手の一人。今まで何作か投下した。カップリングは全て変えてある。
まとめサイト見てたらかなりの数いそうな気がするけどな。


89:名無しさん@ピンキー
07/07/25 01:48:18 WgfguMPd
サイト餅さんとか多いのかな
もしかして自分が通ってるサイトの人だったりするんだろうかw
萌えすぎて、ここで乙とかGJとか言うだけじゃ足りず
メールか何かで一方的に感想伝えたくなる時がある

90:名無しさん@ピンキー
07/07/25 06:52:32 lYanUvhF
Wiki見て、マイベスト3とか選んでるよw
最近の新作で、ベスト1が入れ替わったばかりだwwww

91:名無しさん@ピンキー
07/07/25 07:44:11 q1Z+nV8e
>>89
自分はサイト餅だが、他ジャンルだしそこではエロも書いてない
ここでは色々と修行をさせてもらってる感じかな
皆さんのクオリティが高く、相当気合い入れて書かないといけないので

92:名無しさん@ピンキー
07/07/25 11:44:48 uFEX/jbc
>>89
自分もサイト餅。
>>91
禿同。みんなうまいよね。

>>90
ベスト1何? オドミヌ?
自分は最近投下された弟冥だな。

93:名無しさん@ピンキー
07/07/25 12:44:56 lUPzAum2
>>85
オドロキは綾里の人々と相性が良さそうだな。
真宵もいいけどはみちゃんともお似合いだと思う。
親のいないオドロキと家庭的なはみちゃんは、いいカップルになりそうだし
綾里とアルマジキの血が混じるとどんな子が生まれてくるかも気になるw

そして、ドリル兄弟→冥はガチ。
奴らは面食いかつブランド志向っぽいから、冥みたいな高嶺の花系の女が大好物だろう。

94:名無しさん@ピンキー
07/07/25 16:09:24 VlMreboK
>>93
でも正直出会ってもない人たちをカップリングするのは物凄い抵抗感だ
ドリル兄弟→冥はガチと言われてもピンとこない

95:名無しさん@ピンキー
07/07/25 17:25:00 lUPzAum2
>>94
いや、正直特に深い意味はなかったんだが気を悪くしたならすまん。
例えばの話だと思って適当に流しといてくれ

96:名無しさん@ピンキー
07/07/25 17:27:42 gSTEyBxb
自分はここの影響で、響茜に目覚めた!

97:名無しさん@ピンキー
07/07/25 19:59:47 uIiN1YzM
個人的には接点無しや捏造は書き逃げ上等の
匿名掲示板ならではの醍醐味の一つだと思うけどな
まあ、嫌ならスルーするに限る

というわけで王泥喜×真宵・響也×冥プリーズ

98:名無しさん@ピンキー
07/07/25 20:32:15 VlMreboK
>>95
あ、いやこっちこそ水差しちゃってごめん

99:名無しさん@ピンキー
07/07/25 20:49:30 8blgo9dL
ふと思ったんだが、
逆裁で癒やし系のカップルって誰と誰だろう?
王道で成歩堂×真宵かオドロキ×みぬきかな

100:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:19:42 0Ai7v+1R
イトノコ×マコではなかろうか

101:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:28:40 lYanUvhF
>>92
最近のゴドメイかな。
弟冥もかなりいいね。

102:名無しさん@ピンキー
07/07/25 23:31:39 15o6v+YX
旧作とのコラボいいね
自分も御剣×茜とか読んでみたい

103:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:07:02 2dYxPIBH
>>99
癒しといえば、自分もやっぱりナルマヨかな。
ナルあやとイトマコも捨てがたいけどね。
オドみぬもほのぼのしてて好きだけど、関係が関係なんで
一歩間違えるとドロドロな感じになってしまう気がw
              >>102
4軸での御剣×茜かな?見たい!
茜の変貌ぶりに驚くかもな御剣w
蘇る設定でも見てみたいかも。
あとは無茶を承知で御剣×みぬきとか。
そして成歩堂に殺される御剣が見たいww

104:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:52:07 FALLs45u
自分的ベスト3(数字はエロパロwikiの日付)

3、成歩堂×冥 07/01/25
2、御剣×冥 07/06/29(『ベッドサイドの~』)
1、成歩堂×冥、03/01/26のもの(一番最初の日付のヤツ)

あ、なんか全て女性が冥になったな。
あとは07/05/14のやさぐれ成歩堂×未亡人真宵とか、
07/05/09のニット成×冥がすごくイイ!!

105:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:53:34 FALLs45u
あっでも、他のももちろん堪能してるよ~。
4のアカネと誰かのが見たい。


106:名無しさん@ピンキー
07/07/26 02:01:05 B9NrOwgE
水を差すようで悪いけど、
↑みたいな書き込み、読み手はいいかも知れないけど、
書き手は気にするから止めなよ。
お気に入りだって言われた職人さんも、
そうじゃない人も、感想を貰うのは嬉しいだろうけど、
ランキングづけなんかされたら
気になって投下しづらくなると思う。

107:名無しさん@ピンキー
07/07/26 02:06:13 O0kC7FOp
まあ、気軽にいきましょうぜ

御剣×茜って一個も投下ないのかな
未開の地で新たな萌えの発見がありそうな予感
ちょっと考えてみよう

108:名無しさん@ピンキー
07/07/26 07:55:22 DWlScp5j
ランキングじゃなくて、お気に入りを上げるだけなら良くない?
読んでない物も読もうかと気づかされるし。

109:名無しさん@ピンキー
07/07/26 08:32:39 34rPjky5
茜にしろみぬきにしろ御剣が相手だと逆レイプしか思いつかんw
つーか御剣が攻めに回れるのは冥と絡んだ時くらいか

110:名無しさん@ピンキー
07/07/26 10:09:04 Zw87l7DA
>>108は逆裁以外でも読む一方で書くことは全くない人?
一度でも書いたことがあるなら、読み手のランキングとかお気に入り晒しとか
嫌だと思うがな。

未開の地ネタで御剣×みぬき見てみたいな。

111:名無しさん@ピンキー
07/07/26 14:22:03 stwzte4T
よき作品にはGJ!コール
苦手な作品は華麗にスルー
それがエロパロ板の基本で、書き手からしたらそれで充分だとおも

で、質問なんだが。
保管庫にあるずいぶん過去ものの話のGJってここに落としてもいいのかな?


112:名無しさん@ピンキー
07/07/26 14:25:17 2dYxPIBH
>>109
いや、茜は御剣相手なら素直でいじらしくなると思う。
成歩堂が相手でもね。
茜が強気な態度になるのは、
王泥喜と響也だけじゃね?

113:名無しさん@ピンキー
07/07/26 16:40:33 9TXlE9sU
茜は響也に対しても、強がってみせつついじらしくあって欲しい今日この頃

114:名無しさん@ピンキー
07/07/26 17:20:46 /0h98W8Y
>>111
自分もかなり昔の作品に萌えすぎて、吐き出したい時あるんだけど…どうかなぁ

115:名無しさん@ピンキー
07/07/26 17:26:37 Whj5fcK5
過去ログ倉庫にそういうページつくったら? Wikiに掲示板置くとか。

116:名無しさん@ピンキー
07/07/26 18:02:38 Whj5fcK5
URLリンク(www23.atwiki.jp)

一応置いてみた
ここじゃなくて、したらばとかを借りる手もあるけど

117:111
07/07/26 20:05:31 stwzte4T
>>116
すばやいお仕事ありがとう!
書き手さんが見てくださってるかどうかワカンネでも、萌えたとひと言置けることがウレシス

118:名無しさん@ピンキー
07/07/26 20:46:40 1GY/MY9V
書き手の一人だけど(>>88です)
文句つけてるわけじゃなく、ただお気に入りを挙げてるだけなら全然気にならないし、
挙げられたものの中に自分のがあろうがなかろうが、書く気が沸くよ~。
そんなの気にしてたらち2ゃんに書きに来ないってw
だからここにそういう書き込みあってもいいと思ってたんだけど、
掲示板できたならそっちがベストかもね。

設置乙。

119:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:04:28 /0h98W8Y
設置してくれてありがとう。
じっくり読んで感想書きたくなることがあるので助かります。



たまに自分がエロパロ板にいるって我に帰る……

120:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:10:07 B9NrOwgE
>>118のような人もいるし、そうじゃない人もいる。

どっちが多数派なんてのはわからないけど、
少なくとも自分はランキングづけや、
一部の作品にのみ、かたよったマンセー意見が書き込まれるようなスレは、
読み手としても書き手としても、ものすごく嫌。

例え、かなり前の作品だろうと、感想を書いたり、
リクエストしたりするのはいいことだと思うけどね。

それとランキングやお気に入り発表は
全く別次元の話だと思うよ。
同じ話題をいつまでもズルズルひきずるようで申し訳ないけど。


ふと思いついたんだけど、全く接点のない、
有り得ないカップリングなんてあるかな?

逆裁は結構何でもありな感じだけど、
敢えてくっつかなそうなキャラを、
ほとんど無理やりくっつけて、萌えるかどうか試したいw

御剣×マコ、イトノコ×茜、響也×巴、豪×千尋とか。


121:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:32:50 9TXlE9sU
イトノコ茜はエロじゃなければ書ける気がする

122:名無しさん@ピンキー
07/07/26 23:00:37 pth606TN
弁護士・検事・警察関係者は皆どこかしらで顔を合わせてる可能性はある
時間軸の関係で一部無理な人々もいるが

123:名無しさん@ピンキー
07/07/27 00:08:00 mASvurGa
ここで直斗×茜と言ってみる
ありえそうでありえなさそうでありせそうなライン

124:名無しさん@ピンキー
07/07/27 01:42:27 at1Ocy5c
ガント×巴見たい。
ザイモン×巴←ガントもいいかな。
ガントが巴を脅して無理やりやっちゃうとか。

125:名無しさん@ピンキー
07/07/27 05:16:57 2TS+cnvU
それは既に保管庫にあったキガス
でも、自分ももっと巴のカップリングもの見たいな
罪門、巌徒以外の有り得ないようなカップリングだったら、
響也×茜のが前提の、霧人×巴とか面白そうw

126:名無しさん@ピンキー
07/07/27 09:09:37 wozam6MA
なんか想像力駆使しないと難しそうなCPばかりだな。
自分は、4の成歩堂×冥がもっと見たい。
あと>>125
>ガント×巴
昔コソーリ書いた希ガス。あれば引っ張り出してくるね。

127:名無しさん@ピンキー
07/07/27 11:26:21 A9VFFHFi
>>125
霧人×巴
すげー見てみたいかも!!
年上の女性に翻弄される霧人が見たいw
濃厚なエチしそうだw
巴が主席検事時代に霧人は新米弁護士として活躍してただろうし、
二人が会っている可能性もあるよね。
牙琉兄弟と宝月姉妹は相性良さそうだ
              以外な組み合わせもみたいけど、
もちろん定番の組み合わせも大歓迎です!!

128:名無しさん@ピンキー
07/07/27 21:11:36 JwSA4RLo
>>126
ふと思ったんだが、4成歩堂とくっつく=みぬきのママ(候補)になるってことだよな?
真宵・あやめ・茜なんかは上手くやっていけそうだと思うけど(茜とは実際に仲良さそうだったし)
正直、自分には冥とみぬきが一体どんな会話をするのかすら全く想像が付かない

というわけで、その辺のネタを踏まえた4成歩堂×冥が見てみたいので神様降臨キボン

129:名無しさん@ピンキー
07/07/28 00:05:55 AzsYk4Yl
イトノコ×おキョウなんてのは?

130:名無しさん@ピンキー
07/07/28 13:56:18 Uyb4pLEV
前スレのナルみぬの続き書いてくれる人来てよ!
キチガイの糞書き込みしか無くて1ミクロンも得にならないよ!
前スレのナルみぬの続き書いてくれる人はやく来てよ!

131:名無しさん@ピンキー
07/07/28 15:21:49 T2L7t5c5
もう夏か。早いなー

132:名無しさん@ピンキー
07/07/28 18:14:06 JfugvGHw
夏だなあ……

133:名無しさん@ピンキー
07/07/28 20:12:16 3gGIPVRn
夏だし、スルー技術を磨こうぜ。

134:霧人×幼みぬき
07/07/28 20:28:57 A+Q2zOjs
エロシーンだけです。放尿ありなんで苦手な人は読まない方がいいです。

牙琉霧人。いまや法曹界一クールな弁護士と名を馳せている男である。
知的で、常に冷静沈着な紳士だ。しかしその本質は悪魔にも等しかった。

「ふふ……もう逃げないんですか?」
牙琉はいつものように穏やかな笑みを浮かべたまま、みぬきを追い詰める。
「やめて……こわい……」
後ずさりしたものの、小さな背中は乾いたコンクリートにぶつかってしまった。
「ゲーム・オーバーですね」
男はためらうことなく幼女の唇を奪う。
「ーっ!!」
幼い手で押し返そうとするが、か弱い抵抗は、ただ牙琉を楽しませるだけだった。
牙琉はさらにみぬきの唇を吸って性感を高めておいて、空いた手で未発達の乳首を愛撫した。
「愛撫っていうのは、こんな風にするんですよ」
「っぅあ!」
乳腺を襲った強烈な官能に驚き、幼女は悲鳴を上げた。そして沸き上がる凄まじい快感に身悶えた。
「気持ちよかったですか?でもまだ足りないですよね」
男は再び幼い唇を吸った。そして口腔に侵入して小さな舌を捉え、絡みつき、引っ張り、押し、存分に嬲った。
さらに上唇を吸ったかと重うと、歯茎の裏を舐める。男の舌が動くたびに幼子の中に隠れていた性感帯が刺激され、
脳が痺れるほどの快感を生み出していった。
「かはっ……ふー…ふー……」
みぬきはすでに息も絶え絶えだが、幼い肉体で目覚めた性欲はさらなる快感を求めてふくらみ続けた。
「まだまだですよ。あなたの父上に味わわされた屈辱は、こんなものではありませんでしたからね」
牙琉の手がついに股間の割れ目にあてがわれる。ピッタリと閉じたそこをこじ開け、上から次々に責め立てた。
陰核、尿道口、そして未だ開いたことのない肉孔。それぞれが淫らな愛撫を受けると充血し、反応した。
とりわけ強く責めたのは尿道口だった。性器ですらないその場所だが、幼女にとっては日常的に使う器官であるために敏感でもある。
男はためらうことなく子供の尿道口に爪を突き立てた。そして容赦なく抉る。
「くひぃぃっ!!」
毎日、使い込んでいるはずの器官に強烈な快感が生また。とても耐えられるものではない。牙琉の腕の中でみぬきは絶叫した。
強烈な快感に中枢神経そのものを灼かれ、小さな体が跳ね回る。
牙琉は指先に別の圧力が加わるのを感じた。
「そろそろですか」
「きゃぃぃぃっ!!!」
幼女の絶叫と共に股間から熱い液体がほとばしった。それは牙琉の手をびしゃびしゃと叩き、火傷するほどに熱く感じさせた。
「あー! あー! あーー!!」
絶叫は言葉になってすらいなかった。幼女が叫んだのは母の名だったのだろうか、それとも今の父親、成歩堂の名だったのだろうか。
それはもはやわからない。
幼女の体は性的に開発されてひとつ上の段階に上ったのだ。
幼い肉体は横たわり、しょろしょろと尿を漏らしている。だが、開いた股間が閉じられることはない。
小さな口の端から涎が零れていた。
子供ははじめて迎えた絶頂に耐えきれず意識を失い、その魂は遠く夢の中を彷徨うのみだったのである。

135:名無しさん@ピンキー
07/07/28 22:10:04 /UG1Ve7i
>>134
ロリとかきもい。芯で。
霧人はそんなキャラじゃないしwwwww
響也と茜ェロ誰かかいて。

136:名無しさん@ピンキー
07/07/28 22:27:50 DL9d0ypF
夏厨スルー推奨

137:名無しさん@ピンキー
07/07/29 00:31:44 Q8lKwYg6
>>134
GJ!!
霧人の鬼畜&悪魔っぷりがイイですね。

138:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 01:12:25 GdWGFw7d
>>130
角煮ローゼンスレに帰れwww

139:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 12:37:49 W6evL8RW
ナルアカ降臨を待ち続けます

140:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 13:24:00 tOvv7VXn
このスレ、エロなしSSは大丈夫でしたっけ?

141:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 13:36:33 tiArQdN6
最初に明記しとけばいんでない?

142:ナルマヨミツメイ1
07/07/29 17:39:54 hY/Vm6I+
検事局の地下駐車場に降り、御剣怜侍は自分の車の脇に立った。
5分もしないうちに、レモンイエローのスプリングコートの狩魔冥が現れた。
「待たせたかしら」
「いいや、私も来たところだ」
助手席のドアを開けると、冥はするりと座席に滑り込む。
「で、なに?」
御剣がエンジンをかけると、冥が窓の外を見たまま言った。
「うむ。成歩堂から連絡があったのだ。真宵くんと春美くんが倉院の里から遊びに来ているので事務所に来ないかと」
「・・・私も?」
「イトノコギリ刑事も呼んだようだ。ソーメンフルコースをごちそうすると息巻いていたが、ケータリングを頼んでおいた」
そう、と冥がつぶやく。
「ひさしぶりだわ、真宵と春美に会うのは」
13歳で検事になった冥にとって、真宵は初めての同年代の友人だった。
ぶっきらぼうに聞こえる言い方をしながらも、少し嬉しそうにほころんだ冥の横顔を見て、御剣も頬を緩めた。

成歩堂法律事務所に車を横付けにし、助手席のドアを開けると、すらりとした脚が車から出た。
手を取って降ろしてやると、窓を開けて見ていたらしい真宵が、
「あ、なるほどくん!きたよー!」
と叫ぶのが聞こえた。
事務所のドアを開けると、真宵が飛び出してくる。
「ひさしぶり、冥さん!」
「元気そうね、真宵」
御剣は、久々の再開で手を取り合わんばかりの二人から、テーブルにケータリングで届いた料理を並べている成歩堂に目を移した。
「今日は、すまなかったな」
「いやいや、こっちこそこんな豪華な料理を届けてもらってさ。イトノコ刑事がいたら、泣いて喜んだのになぁ」
「ム・・・、イトノコギリ刑事はまだ来ていないのか?それに、春美くんは」
「んー、イトノコ刑事は、急に事件が起きたらしくって。電話で『捜査ッスーーー!』って叫んでたから。春美ちゃんは」
成歩堂はちょっと困ったように笑った。
「なんでも、修行がいそがしいって」
一緒に行こうと真宵が言ったのに、
「せっかく久しぶりになるほどくんとお会いになるのに、わたくしなどお邪魔できません!」
と言い張ったらしいが。
「さあさあ、冥さん、座って座って。なるほどくんも、・・・御剣検事も」
真宵が元気よく言って、コートを脱ごうとした冥が手を止めた。
「車に携帯電話を忘れたわ」
勤務時間外とはいえ、いつどんな連絡が入るかわからない。
「怜侍、車のキーを貸してくれるかしら。取ってくるわ」
御剣がキーを渡すと、冥は「すぐ戻るわ」と事務所を駆け出していった。
「いやー、さすが御剣検事だよね、なるほどくん。この事務所に不似合いなくらいの料理だよ」
「不似合いで悪かったな」
「はみちゃんとイトノコ刑事に、申し訳ないなあ」
「そんなこといって、食べる気まんまんだろ」
成歩堂と冥の掛け合いに、ブランクはないようだった。
取り皿や箸をそろえて、冥が戻ってくるのを待つ。
「・・・遅くない?冥さん」
真宵が言い、御剣は立って窓から外を見た。


143:ナルマヨミツメイ2
07/07/29 17:42:06 hY/Vm6I+
「今、なにか声が聞こえなかったか?」
ふと成歩堂が、御剣を見た。
御剣が、通りを見下ろす。
あまり人通りがない上に街灯も少ない。

「・・・ゃあ!」

今度は、はっきり聞こえた。
「冥だ!」
御剣が事務所を飛び出す。
成歩堂と真宵も後を追った。
事務所のビルから外に出たところで、御剣はなにかを踏んだ。
拾うと、それは冥の鞭だった。
コートのポケットから落ちたのだろう。
行かせるのではなかった、と御剣は唇を噛んだ。
「御剣検事、それ、冥さんの!」
「車の音はしなかった、遠くまで行っていないはずだ!」


車の中から携帯電話を取って事務所に戻ろうとしたとき、建物の影から男の声が冥を呼び止めた。
「狩魔検事さん、だよね」
足を止めてふりむきながら、コートのポケットに手を入れて鞭を握った。
「おっと、そんなもの振り回すのは法廷だけにしてくれよ」
ゆっくり姿を現した男に、冥は後ずさりした。
「誰っ」
「忘れたのかい、あんたが有罪にしたチンケな強盗犯をさ」
男が、冥の腕をつかんだ。
「きゃあっ!」
みぞおちに激痛が走って、冥は意識を失った。
・・・どのくらいの時間がたったのか、意識が戻ると、腹部の痛みと吐き気が襲ってくる。
「・・・う」
両手を後ろで縛られて、片方の足首もどこかに縛り付けられた状態で、冥は板敷きの部屋に転がされていた。
目を上げると、ブラインドのない窓から建物の灯りが見える。
「気がついたのかい、検事さん」
冥を覗き込むように屈んでいた男が、ニヤニヤと笑いながら言った。
「裁判のときはずいぶんと威勢がよかったけど、なんだい、まだ女の子じゃないか」
男の手には、サバイバルナイフ。
この声には、聞き覚えがあった。
ほんの少し前に有罪になった被告人だ。
もうすぐ、高等裁判所で刑期が決められる頃なのに。
・・・脱走した犯人に誘拐されたのだ。
冥の背筋に冷たいものが流れた。
ナイフが襟元に差し込まれ、服を胸元まで切り裂いた。
「・・・っ!」
「つまり、さかうらみってわけなんだけどさぁ」
ナイフの冷たさを胸に感じて、冥はこくりと喉を鳴らした。
「こんなことをして・・・逃げ切れると思っているの?罪が重くなるだけよ」
「えらそうなことをいうんじゃないよ!」
犯人がナイフを振り上げ、冥は固く目をつぶった。

144:ナルマヨミツメイ3
07/07/29 17:42:47 hY/Vm6I+
ビシッ!

犯人の手から、ナイフが落ちた。
「いてぇっ!」
冥が恐る恐る目を開けると、ドアのところに人影が立っていた。
「キサマ・・・冥になにをした!」
冥の鞭を構えた御剣が、叫んだ。
「お、おまえ、鞭が使えるのかよ御剣・・・」
御剣の後ろに、呆然とした顔で成歩堂と真宵も立っている。
直後に、御剣が手配した警官隊が飛び込んできた。
人ひとりを抱えて遠くへ逃げるのは無理がある。
成歩堂法律事務所の隣にあるホテルの、使われなくなった従業員休憩所にたどりつくのに、時間はかからなかった。
あわてたらしい犯人が、取り落としたナイフを拾い上げようと飛びつく。
一瞬早く、冥の自由なほうの足がそのナイフを蹴り飛ばした。
「ちっくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
警官が犯人を取り押さえ、御剣は冥を抱き起こすと手と足を縛っていたロープを解いた。
「大丈夫か、冥」
自分の上着を着せかけて、御剣は冥の肩を抱いた。
「・・・ええ、これくらい平気よ」
殴られたみぞおちを押さえて言った言葉は強気だが、ほっとしたのか震えが止まらないようだった。
「よかった・・・」
冥の無事を確認して、安心したのは御剣も同じで、埃っぽい床に膝をついて冥を抱きしめた。

ぐったりと抵抗をあきらめた犯人が連行されるのを見送って、成歩堂は真宵を見た。
「狩魔検事が無事でよかった。ね、真宵ちゃん」
「・・・」
「真宵ちゃん?」
「・・・なぁんだ」
真宵が、成歩堂の隣でうつむいた。
「あの間になんて、入り込めないよ・・・」
成歩堂は、冥を抱きあげて歩いてくる御剣と、隣でうつむく真宵を交互に見る。
やっぱり、そうか。
遊びに来る、と言った時もしつこいくらい御剣と冥に裁判の予定がないか確かめてきたのも。
そろそろ来るという頃になると、窓に張り付いてずっと外の様子を伺っていたのも。
それなのに、いざ会うと冥にばかり話しかけて、御剣に見向きもしなかったのも。
「少し、冥を事務所で休ませてもいいだろうか、成歩堂」
「あ、ああ。そうだな。行こうか、真宵ちゃん?」

145:ナルマヨミツメイ4
07/07/29 17:44:01 hY/Vm6I+
冥を抱きかかえてそっと階段を上る御剣の後ろ姿を見ながら、真宵はまたため息をつく。
その真宵の隣を歩きながら、成歩堂は頭をかきむしる。
ああ、まさか真宵ちゃんが、御剣を?
事務所に戻ると、冷めた料理がぽつんとテーブルに取り残されている。
御剣は、奥の応接室を借りる、と言って冥を運んだ。
「えと、食べる?真宵ちゃん」
真宵が黙って首を横に振る。
・・・まいったなぁ。
「あのさ。真宵ちゃん」
「・・・」
成歩堂は、思い切ったように真宵の隣に座った。
「やっぱり、あいつのこと?」
今度は、ゆっくり首を縦に振り、それから激しく横に振った。
頬が、真っ赤だった。
「どっち?」
「わかんない。自分でもわかんない。でも、さっき御剣検事が冥さんをすっごく大事にしてるのを見たら、なんか、ちょっとさびしくって、それで」
「そうか」
成歩堂は膝に肘をついて手に顎を乗せた。
「うん、でもさ。あいつは狩魔検事の保護者気分でいるのかもしれないよ。なんせ、兄弟子だし」
「・・・弟弟子だって言ってたよ、冥さん」
「う、うん。どっちにしても、そういうんじゃないかも」
「なるほどくん。あたしだって、アレは見ればわかるよ。いいんだ、あたし。ほら、ちょっとカッコいいなあって思ってただけで、別に好きとか、そんな」
真宵は顔を上げて、にっこり笑って見せた。
ああ、かわいいなぁ。
ふいに、成歩堂はそう言いそうになってどきっとする。
「・・・あの、じゃ、じゃあ、さ」
ちらっと応接室の方を伺う。
「ぼく、は?」
「なるほどくん?」
「ぼくのことは、その」

146:ナルマヨミツメイ5
07/07/29 17:44:33 hY/Vm6I+
喉がはりつくように渇いて、うまく言葉が出ない。
成歩堂は、テーブルの上にあった缶飲料のプルタブを開けた。
すっかりぬるくなったそれを、喉に流し込む。
「・・・げほ」
ビールだった。
冷えていないビールがこんなにまずいものだとは。
「なるほどくん、だいじょうぶ?」
軽くむせた成歩堂の背中を、真宵がさすった。
「まったく、あわてんぼだなぁ。しっかりしてよね」
「真宵ちゃん、ぼくは」
成歩堂にいきなり手首をつかまれて、真宵がびっくりした顔をする。
「ぼくは、よくわかんないわけじゃなくて、すっごくよくわかってる」
「なるほどくん、それだけのビールで酔っ払っちゃったの?」
「真宵ちゃん」
真宵の唇に、冷たくて柔らかいものが触れた。
少し、苦い味がした。
「ぼくは、アイツみたいにかっこよくないし、事務所の家賃も払えないくらいだし、それに、それに、でも」
「・・・・」
「真宵ちゃんが、好きだよ」
もう一度触れた唇は、少し強く押し付けられた。
息をするのを忘れるくらい長く、そして舌が進入してくる。
成歩堂は、ゆっくりと真宵をソファに押し倒した。
「なるほどくん、み、御剣検事と冥さんが」
唇を離すと、真宵が抗議する。
それを無視して、成歩堂は和服の胸に手を入れた。
「あ・・・」
小さな胸は、手のひらにすっぽりと収まった。
ゆっくりと、つかみ上げる。
「やわらかい」
「だめだよ、なるほどく・・・」
いつ応接室のドアが開くかと、真宵はひやひやした。
「しっ・・・、静かにしてればだいじょうぶだよ・・・」
そんなわけないよ。
真宵の言葉は、成歩堂の唇でふさがれる。
成歩堂は、真宵の乳房を揉みしだく。
柔らかなふくらみと、先端の突起を、やさしく。
鎖骨を唇でなぞり、もうひとつのふくらみにも舌を這わせた。
「な・・・る」
「真宵ちゃん・・・」
手で、太ももをそっとなで上げた。
外側から、内側へ。
指がそこを捉えたとき、真宵は悩ましい吐息をついて、成歩堂の首に手を回した。
「・・・やさしくしてね」

147:ナルマヨミツメイ6
07/07/29 17:45:05 hY/Vm6I+
な、なにをやっておるのだ、あいつは。
水を取りにいこうとして応接室のドアを開けた御剣は、真宵におおいかぶさっている成歩堂を見て、あわててドアを閉めた。
あいつ、ヤる気だ。
ここに、私と冥がいることを忘れているのか?!
「怜侍・・・、お水は?」
応接ソファに横になっていた冥が、少し体を起こして言った。
「う・・・うム。いや、その」
まぶたの裏に、今見た光景が焼きついている。
成歩堂の肩にかかった素足。こぼれだした胸。高潮した頬・・・。
「いいわ・・・、私がもらってくる」
ドアの前で石像になっている御剣を当てにするのをあきらめたのか、冥が立ち上がる。
「いや、まだ横になっていたほうがいいのではないか、その、水ならまたあとで」
「なに言ってるの?」
御剣を押しのけてドアノブに手をかける。
「・・・・ん、ああん」
冥が、ぴたりと動きを止めた。
御剣が、耳まで真っ赤になっている。
一瞬、意味がわからないような顔をした冥も、遅れて頬を染めた。
「あ、あん、はあん・・・」
冥は、黙って御剣の手を引いてドアから離れた。
「立ち聞きなんて、フケツよ、御剣怜侍」
「・・・うム、そういうアレでは」
「・・・・」
きまずい。ものすごく気まずい。
冥はソファに腰掛け、御剣は意味もなく部屋の中を歩き回る。
「どう、したらいいのかしら」
「・・・待つしかなかろう」
「いつまでよ」
「それは・・・終わるまでではないか」
冥は首筋まで、真っ赤になった。
「なに考えてるのかしら、まったく」
御剣は、冥の後ろで足を止めた。
ピンク色に染まったうなじに、どきりとした。
思わず手を伸ばすと、冥の体がびくっとふるえた。
「いや、その・・・さっきは怖い思いを、させてしまった。私が携帯電話を取りに行けばよかった」
とっさに言い訳しながら、その通りだと思う。
すぐ近くとはいえ、女の子にひとりで人通りの少ない夜道を行かせるなど、無用心すぎる。
「二度と、あんな思いはさせない」
冥の肩に置いた手に、力がこもった。
「・・・ん」
冥が小さく頷いた。
「怜侍が、来てくれると思ってた」
御剣の脳裏に、ついさっき見た光景がよみがえる。
視界がぐらりと揺らいで、気づくと冥の肩に置いた手をそっと胸元に滑り込ませていた。
かがむようにして、後ろから冥の頭に口付ける。
「ちょっと、なにして・・・」
冥は体をよじって、進入してきた手から逃げる。
「・・・ム」
御剣はソファを回り込んで、冥の前に立った。
「だがしかし・・・、こうなってしまった」
目の前に、服地がぴんと張って盛り上がっている。
「バ、バカがバカなことを考えて、バカッ!!」
あまりの近さに、両手で顔を覆う。
「そんなかわいいことをされると、ますます大きくなってしまうのだが」
御剣は、冥の肩にかかっている自分の上着をすべり落とし、犯人が切り裂いた服からこぼれる白い胸元にそっと手の甲を当てた。
「バカ・・・っ、ち、ちっちゃくしなさいよっ」
御剣は片手で冥が頬を押さえている手をはずした。
顔を上げた冥を見つめて、御剣はそっと唇を寄せた。
「無理だ」

148:ナルマヨミツメイ7
07/07/29 17:45:48 hY/Vm6I+
真宵の吐息が甘い声に変わる。
成歩堂は舌で舐めたりつついたりしていた乳首を甘噛みする。
つんと尖ったそれが、ますます固くなる。
その間にも、片足を腕にかけて開かせた秘所を指先でまさぐる。
音を立てて、蜜がからみついた。
膣口をかきまわし、小さな突起の周囲をこねまわす。
「・・・・ん、ああ」
思わず、真宵の口から大きな声が漏れた。
成歩堂は隅々まで真宵の体を撫で、口付け、そして十分に濡れたそこに指を入れた。
「あ、あん、はあん・・・」
進入した指が、敏感な壁をなぞり、真宵は体を反らせた。
「・・・はぁっ、なんか、なんか変だよ、なるほどく・・・ん、あたし」
成歩堂にしがみついて、真宵が言う。
「変じゃないよ。すごく、感度がいいんだ」
成歩堂が、ズボンを下げた。
ソレは、ぴんと屹立している。
「いくよ・・・」
「ん、はぅっ」
先端が真宵の秘所をまさぐるようにし、それからゆっくりと入ってくる。
「や、あ、ん、はっ、あ・・・あん」
抵抗するかのように締め付けてくる真宵の中を、成歩堂は進んだ。
「奥まで、入ったよ」
「ああ・・・、すごい、いっぱいだよ、なるほどくん」
ゆっくり、引き抜く。
また、押し込む。
引き抜く。
「あんっ」
ぐい、と進入する。
腰を引くと、また真宵が震えた。
「ああんっ」
引く時がイイらしい。
成歩堂はたまらなくなって、腰を動かす速度を上げた。
「んぁっ、あ、あっ、ああああああんっ」

149:ナルマヨミツメイ8
07/07/29 17:46:26 hY/Vm6I+
「ぁぁ・・・・」
耳を澄まさなくても、隣の部屋の声が聞こえる。
冥を抱きしめたまま、御剣はごくりと喉を鳴らす。
「・・・バカ!」
自分を抱きしめながら、他の女のあえぎ声に興奮するなんて。
両手で御剣を押し返そうとすると、より強い力で押さえつけられ、一気にスカートを引き降ろされた。
「やっ、ちょっとそんな急に!」
準備の出来ていないその場所に、御剣は己を押し当てた。
痛みとともに、ぎゅっと押し込まれる。
こんなに乱暴にされたことはなかった。
「バカっ、ゆ、許さないっ」
半分ほど入ったところで、御剣が息をついた。
「だが、早くちっちゃくしろと言ったのはキミだ・・・。他に小さくする方法がない」
耳元で息を吹きかけるように囁かれる。
いつも眉間にしわを寄せながら法廷で容赦なく被告人を糾弾する男が、冥にだけ見せる素顔。
「許して、くれるだろうか?」
うなじに、舌を這わせる。
手が、二の腕を強くさすりながら下がり、冥の手を握る。
指と指を絡ませ、その手にも口付ける。
冥の指先を口に含む。
一本ずつ丹念に舐めながら、乳房に触れる。
抵抗するように締め付けられていた御剣自身が、するりと動いた。
冥の目を見つめながら、御剣がふっと笑った。
「許して、もらえたようだ」
潤いをたたえた冥の中に、ぐいと突き進んだ。
「・・・・ん」
冥が、目を閉じる。


何度も突き上げると、真宵は成歩堂にしがみついたまま目を潤ませた。
「やっぱり、やっぱりあたし、変だよ、すごくムズムズする、の・・・、あんっ」
「いいよ。もっと、もっとムズムズして」
肩に担ぐ脚を変えて、成歩堂は突いた。
熱くて、強く締まる。真宵の中はとても気持ちが良かった。
もう、限界が近い。
腰を打ちつけながら、指でぷっくりとふくれた突起に触れる。
「ひゃあんっ」
ぐるぐると回したり押したりすると、真宵が体をひくつかせる。
ぎゅっと成歩堂が締め上げられた。
「あ、あああああん!!」
その声があまりに艶かしい。
引き抜くのも忘れて、成歩堂は真宵の中に精を放った。

150:ナルマヨミツメイ9
07/07/29 17:47:32 hY/Vm6I+
命令どおり、ちっちゃくなっって抜き取られたそれを、細い指が丁寧にウェットティシュで拭く。
「まったく、信じられない。あなたも、な、成歩堂も」
隣の部屋の声は、おさまったようだった。
きれいにしてもらったソレをしまいながら、御剣が軽く咳払いする。
「ム。すまない」
冥が御剣の足元に屈んだまま、破れの大きくなった服をかき合わせた。
「ん、もう。今度買ってもらうわからっ」
それが可愛くて、御剣はまた冥を抱きしめる。
「何枚でも、買おう」
さて。
しかし、服を買いに行くその前に。
御剣は、ため息とともにドアを見た。
・・・どんなタイミングで出て行けばよいものだろうか。


しなだれかかる真宵を抱きとめながら、成歩堂は応接室にいる御剣と冥を思い出して、冷や汗をかいた。。
気づいてない・・・わけ、ないだろうな。
出るに出れなくなっているのではないだろうか。
真宵の声。
ドア一枚を挟んだだけでは、まる聞こえだったにちがいない。
成歩堂は、ため息とともにドアを見た。
出てきたら、どんな顔でなにを言えばいいものか・・・。


                     終

151:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:43:56 Fm6GIvQt
GJ

152:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:44:37 Fm6GIvQt
>>151
ごめんっ!あげてしまった…。

153:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:58:18 nHysOole
みぬきの同人誌見つけた
URLリンク(s1.artemisweb.jp)

154:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:03:05 +L0eHfrrO
>>142-150
GJ!GJ!GJ!
単純なナルミツのコンビにウケたw
部屋を出て来て、気まずく
「…や、やあ」「う、うム」
とか、意味がわからないやりとりをする
成歩堂と御剣が目に浮かぶみたいだww

155:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:27:21 lW9AyZsdO
>>150
GJ!
王道カプだけどシチュエーションが変わってて新鮮ですた

156:名無しさん@ピンキー
07/07/30 11:59:29 fHrusRvx
>ナルマヨミツメイ
GJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!
一番好きなカプと二番目に好きなカプの上
シチュも興奮ものでした!

157:名無しさん@ピンキー
07/07/30 15:55:55 4vqJ5oG0
>ナルマヨミツメイ
本当に超GJ! 
なんかいつもより感じそうなシチュエーションがナイス!!


そういう自分は、ようやくハケーンした、厳徒×巴を投下させていただきます。



158:厳徒×巴 1
07/07/30 15:56:34 4vqJ5oG0
『机上の薔薇』


 まず最初に気づいたのは香りだった。
 宝月巴が朝の捜査会議から戻ると、自分のデスクに一輪の薔薇が置かれていた。
 花瓶に挿すこともなく、ただ無造作に置かれた薔薇を、巴は手に取る。
 幾重にも重なって広がる真紅の花弁はみずみずしく美しく、濃厚な香りは脳の中枢を侵していく。

 巴は薔薇を手にしたまま後方を振り返った。
 彼女のデスクと向かい合うように置かれたもう一つのデスク。
 そこでいつものように悠然と、資料に目を落としている人物。

「お早よう、宝月主席検事。会議はどうだった?」

 厳徒海慈。
 厳徒は巴の視線に気づくと捜査資料を机に置き、口角を上げた。

「いつもの通り、単調な会議でした。それより……」
 巴は手にしていた薔薇に一瞬視線を落とす。
「綺麗だろう。ローテローゼという品種だ。紅い薔薇の代名詞だね」
 厳徒は薄い笑みを保ったまま言った。
「ボクから君に。受け取ってくれるね?」
 
 彼の言葉はあくまで提案で、巴に選択権を委ねているように聞こえる。
 しかしその視線は真っ直ぐ巴を射ていた。
 薄く色がついた眼鏡を通しても、その鋭さは少しも緩まない。

 厳徒と巴が警察局長と主席検事として仕事を共にするようになってから、しばらくの時が過ぎていた。
 いつの頃からか二人は"伝説のコンビ"と呼ばれている。
 二人の残した功績はそれに恥じないものだった。
 数々の功績は二人が互いに協力して生まれたもの、と言われている。

 しかし実際はそうではない。
 協力ではなく、服従。
 巴と厳徒の関係は、協力者・パートナーなどではなく、支配される者と支配する者に他ならない。
 厳徒海慈という大きな権力に隷属することが、巴の選んだ道だった。

159:厳徒×巴 2
07/07/30 15:57:47 4vqJ5oG0

 巴のデスクに初めて紅い薔薇が置かれたのは、彼女が主席検事になったその日だった。
 みずみずしくしなやかな花弁の横に、厳徒の手書きのメモが添えられていた。
『今夜待っている』
 巴はその日、厳徒と一夜を共にした。


 それ以来、たびたびデスクに紅い薔薇が置かれるようになった。
 何度か続くとメモの方は省略され、薔薇だけになった。
 机上に薔薇を見つけた日、巴は夜の予定を白紙にする。厳徒と褥を重ねるために。
 肉体の全てを彼に晒し、余すところなく支配されるために。

 厳徒と肌を重ねながらいつも思うのは、妹の茜のことだった。
 事の発端である、SL9号事件。
 過ぎてしまったことは仕方がない。だけど妹を守りたかった。それが罪だとしても。
 厳徒はその罪を共有してくれると言った。 
 だから、巴は従うしかないのだ。
 厳徒に。彼が机上に置く紅い薔薇に。


 巴は軽く溜息をつく。
 手帳で今夜のスケジュールを確認した。
 『21:00 検事局上層部会合』の文字を見つけて、ハッとする。

「今夜は、検事局上層部との会合があります」
 巴の言葉に、厳徒は頷いた。
「知ってるよ。アレだろう、いわゆる、上層部同士仲良しだってことを確認する、宴会」
「そうですが……。今後いろいろと円滑に物事を進めるためには……外せません」
「だから、知ってるよ。検事局も大変だよねぇ。そんな会合しないと権力保てないんだから。でもさ……」
 厳徒は一旦言葉を切った。
 その顔から浮かんでいた笑みが消える。


「ボクは今日、その薔薇を持ってきたんだよ。明日になったら萎れちゃうでしょ」


「…………」
 巴は黙って唇を噛んだ。
 再び、厳徒の顔に笑みが浮かぶ。
 そして、言葉を発することが出来ない巴を見つめて言った。

「妹さん、元気?」

 巴は自分の背中に冷たい汗が伝うのを感じた。
 そのまま崩れ落ちそうになるのを何とかこらえる。
「…………わかりました」
 やっとのことでそれだけ答えると、巴は自分のデスクに戻った。

160:厳徒×巴 3
07/07/30 15:59:08 4vqJ5oG0

 とにかく関係部署に電話をかけて、今夜の会合をキャンセルしなければならない。
 手が震えていた。
 呼吸を落ち着け、心拍数の治まりを確認してから、デスクの電話に手を伸ばす。
 ボタンを押そうとしたところで、ドアをノックする音がした。
「どうぞー、開いてるよ」
 厳徒が答えると、静かにドアが開く。


「御剣です。宝月主席検事に、報告書を」


 入ってきたのは長身の青年だった。
 紅いスーツに身を包んだ彼は、まず厳徒に一礼した。
「やぁ御剣ちゃんじゃないの。どう? 最近、泳いでる?」
 厳徒は顔をほころばせ、親しげに話しかけた。
 
 御剣怜侍の名は検事局でかなり有名だった。
 検事局きっての天才と呼ばれる彼と、巴は何度か仕事を共にしたことがある。
 その中には件のSL9号事件も入っているのだが……。
 とにかく巴は、御剣の才能を大いに買っていた。

「御剣くん。報告書、受け取るわ」
 厳徒に話しかけられ、しどろもどろになっている御剣に、巴は助け舟を出す。
「はっ。それでは、これを」
 御剣はホッとした様子で巴に歩み寄った。
 そのあからさまな姿に、巴の頬が少し緩む。

「そうだ、御剣くん。今夜の予定は開いているかしら」
 両手で差し出された報告書を受け取りながら、巴は訊いた。
「……19時までは会議で、その後は帰宅する予定ですが……」
「その後は? 誰か素敵な女性と食事でも?」
「……ザンネンながら、そのようなアレは……」

 首を傾げながら質問に答える御剣をよそに、巴はデスクの電話に手を伸ばす。
 そのまま短縮ダイヤルのボタンを押した。
「主席検事の宝月です。今夜の上層部との会合の件で」
 巴は一呼吸置くと、目の前の御剣を見上げながら言葉を続けた。

「その会合ですが、私は急用が入って出られなくなりました。代理として、御剣上級検事を出席させます」

161:厳徒×巴 4
07/07/30 15:59:48 4vqJ5oG0
「……宝月検事殿?!」
 何かを言いかけた御剣を手で制し、巴は通話を続ける。
「はい。急ですが、御剣上級検事ならしっかり代理を務めてくれます。私が保証します。では」

「……宝月主席検事、これは、一体……」
 受話器を置いた巴に、御剣が抗議の色を示す。
「聞いたでしょう。検事局上層部の会合よ」
「上層部? そんな会合にこんな一介の検事が出ても良いものでしょうか」
「大丈夫。そんなに堅いものではないわ。それに御剣くんの将来にきっと役に立ちます」
 御剣はしばらく考え込んでいたが、やがて頷いた。
「心得ました。主席検事の代理はしっかり務めさせていただきます」
「ありがとう。時間は21:00からよ。詳しい場所は追って連絡するわ」
「連絡待っています。それでは失礼」
 御剣はそう言って一礼すると、部屋から出て行った。

 
「随分買ってるねぇ、御剣ちゃんのこと」
 部屋の中から御剣の余韻が消えた頃、厳徒が口を開いた。
「彼は優秀です。今はまだ若さが抜けていませんが、数年後が楽しみな逸材です」
「ふーん。ただの若造に見えるけどねぇ……」
 巴はそれには答えず、御剣が置いていった報告書に目を通し始めた。

 真紅の薔薇は、デスクの片隅に放り出されている。
 清らかだったその花弁は、既に端から萎れ始めていた。



          ****************************

162:厳徒×巴 5
07/07/30 16:00:40 4vqJ5oG0


 厳徒が指定したホテルの部屋に着くなり、巴は組みしだかれた。
 荒々しく唇を塞がれ、侵入してきた舌に歯列をなぞられる。
 脱がすというよりは剥ぎ取られるような感じで肌を晒され、露になった部分に次々と赤い跡が散る。
 胸元や首筋を唇が這い、くまなく攻められる。
 その行為は次第に激しさを増した。

 身体中を触れられている間、巴は声一つ挙げなかった。
 いつものことだった。
 早く時が過ぎるように、己の心臓の音を聞いていた。
 そして、妹の茜のことを考えていた。


 そのセックスに愛などなかった。
 彼女は厳徒に支配され続けなければならない。
 彼が求めればいつでも全てを捧げます、という意思を示しているに過ぎない。

 一方、厳徒が巴を抱くのは、ただ彼女を支配するためなのだろう。
 性的な欲はあるのかもしれないが、やはり愛はない。
 そもそも、セックスをするのに愛が必要なのかどうか、巴は甚だ疑問に思う。

 勿論、愛のあるセックスは存在する。
 しかし、少なくとも厳徒との行為の間にそれは存在しない。
 身体は差し出しても、心まで支配されているわけではない。
 それならばいくらでもこの身体を差し出してやる。
 それで妹が、たった一人の家族が守れるのならば、私はそれで構わない。


「御剣怜侍……今頃、君の代わりをやっているな」
 巴の胸の頂を攻めながら、厳徒が口を開いた。
「彼は優秀です。私なんかよりもずっと」
 そう答える巴を見て、厳徒は少し顔を顰める。
「相変わらずだね、トモエ。どんなに攻めても顔色一つ変えない」
「………」
 胸の頂に舌が這わされる。それでも巴は身動き一つしなかった。

「御剣を見ていたら、思い出したよ。罪門だっけ? SL9号事件で死んだ検事。彼を、さ」


163:厳徒×巴 6
07/07/30 16:02:04 4vqJ5oG0
 罪門直人。SL9号事件の被害者であり、彼もまた検事だった。
 正義感に溢れる優秀な検事だったが、今はもう居ない。
 彼を殺したのは、妹の茜………。


「気に入らないな。ああいう正義面したタイプは」


 厳徒は吐き捨てるように言った。
 そして、巴の身体を無理やり引き起こす。

「抱かれたか? 罪門直人に。そして感じたか!」

 激しい口調だった。いつもの落ち着いた感じがない。
 そんな厳徒を見るのは初めてだった。
 すっかり取り乱している厳徒の瞳の中に、巴は嫉妬の二文字を見たような気がした。
(――まさか)
 嫉妬。ありえない。
 そもそも厳徒との間には、嫉妬を呼ぶほどの愛なんて……。

「答えないなら見せてもらう」

 厳徒は巴を後ろから抱くと、その姿勢のまま彼女を挿し貫いた。
 最深部に到達されたとき、巴の身体に衝撃が走った。
 
「……っっあっ」
 思わず声が漏れた。
 逃れようとしてもがく身体を、厳徒は強く押さえつける。
「ん……ん」
 押さえつけられたまま、後背位で幾度も突かれた。
 不自然な角度で内部をことごとく探られ、その度に巴の身体に衝撃が走る。

 今まで何度も厳徒に抱かれたが、こんな感覚は初めてだった。
 気を抜くと意識を失いそうな感覚。
 心の奥底から、何かが湧き上がってくるような感覚。
 そして、理性というものがどこかへ飛んでいってしまうような、そんな感覚。

「あっ……やっ……」
 次第に、巴は乱れていった。
 しかし厳徒は背後から巴の内部を攻め続け、同時に耳朶や背中に舌を這わせる。
「んっ……」
 唇から切ない声が漏れる。
 同時に、結合している部分から粘り気のある水音がし始めた。


164:厳徒×巴 7
07/07/30 16:02:41 4vqJ5oG0

「やっ……あぁ」
「いい声だ、トモエ」
「嫌……聞かないで」

 今までこんな事はなかった。
 抑えきれないほど感じることなんて。
 身体の奥から溢れてくる熱い蜜を、止められないなんて。

 そんな姿を、この男の前で晒したくはなかった。
 私は心まで彼に支配されているわけではない。
 なのに、こんなにも感じてしまう。そんな自分が嫌だった。

 しかし、一方で。
 止めて欲しくない、と思っている自分が居た。
 もっともっと奥まで来て。もっと触れて。
 ――このまま一緒に墜ちたい。


 幾度目かの衝撃が巴を襲った。
 その波はひときわ大きく彼女を襲い、そしてそのまま彼女を飲み込む。
 理性の糸が途切れる寸前に、彼女は身体の奥で感じた。
 厳徒から吐き出された熱い欲望を。



          ****************************


165:厳徒×巴 8
07/07/30 16:03:19 4vqJ5oG0


 それからしばらくして、巴は厳徒の拘束から開放された。
 紆余曲折はあったが、SL9号事件が真の解決を見たのだ。

 はじめから全て、厳徒が仕組んだことだった。
 巴は厳徒に騙され、利用され、いろいろなものを奪われた。

 厳徒は何故罪を犯したのか。
 広い法曹界で、権力が欲しかったのか。
 それともただ単に、気に入らない人物を抹殺したかっただけなのか。
 その両方なのか。
 ……あるいは、全く別の理由なのか。
 巴にはわからない。

 
 妹の笑顔が戻り、再び落ち着いた日々が訪れた。
 厳徒に隷属していた期間がまるで夢なのかと思うほどに、平穏で、笑顔に溢れた日々。

 しかし巴は時々思い出す。
 彼に抱かれながら、溶け合いたいと感じたあの時の自分を。
 そういう時、彼女は花屋で薔薇を買い求める。

 真紅のローテローゼを一輪。

 花瓶に挿すことはせずに、ただ眺め、そして考える。
 ――あの時、私は心まで彼に差し出していなかったか。差し出してもいいと思っていたのではないか。

 答えの出ないのは解っていた。
 しかし問い続けた。
 みずみずしく美しいその花弁が、黒く萎れていくその時まで。
  

 (END)

166:157-165
07/07/30 16:05:22 4vqJ5oG0
以上です。
自PCからコレの発掘作業をしてたら、書きかけのエロロがイッパイ出てきて焦った。
死ぬ前に削除しとこう。

茜たんのエロ見たいー。

167:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:40:45 01KCaGO2
GJ!!!
巴が色っぽいなあ

168:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:52:20 zqGAC/+8
うまいし、短編小説みたいにしっくりきてる。

169:名無しさん@ピンキー
07/07/30 22:07:05 TIN7Y4n6
こんなGJなモノを隠し持っていただなんて‥‥
>>157、なんてオソロシイ子っ!

170:名無しさん@ピンキー
07/07/30 23:56:34 LVLei4GV
最後の〆方が、綺麗に纏まってて好き。
ドラマを感じるなー

171:名無しさん@ピンキー
07/07/31 15:58:57 m14PC0ta
>>166
GJ!!
文章がプロの方かと思うくらい素晴らしいです!
その書きかけのエロロとやらを完成させ、
ただちに提出するんだ!!

すいません…また是非投下をお願いしますw 

172:名無しさん@ピンキー
07/07/31 19:23:30 mf/MiRpV
ナルマヨミツメイ&厳徒×巴 GJ!
正反対だがどっちも好きな作風だwww

173:名無しさん@ピンキー
07/08/01 20:38:44 4X1ab8p+
GJ!!
ナルマヨミツメイって語呂良いなw

174:名無しさん@ピンキー
07/08/03 12:35:11 X++tk/El
意外とおキョウさん絡みってないんだね。
もし書くとしたらどっちの人格だろう?

175:名無しさん@ピンキー
07/08/04 06:03:54 e6S+X72x
成みぬ見たい

176:名無しさん@ピンキー
07/08/04 19:06:55 W63P7e34
>>174
おっとり笑顔で罪門にせまる
or
ガントに組み敷かれて姉御人格「くやしい…でも(ry」
or
姉御なおキョウ×巴で百合

このくらいしか思いつかんかったw

177:名無しさん@ピンキー
07/08/04 19:09:12 owx1V5mS
ぜひ最後のヤツを読んでみたいと思ってしまった

178:名無しさん@ピンキー
07/08/05 00:02:59 WHkmAs1k
>>176
ガントモと3Pと姐御×イトノコ逆レイプも入れてくれ

179:御剣×茜 1
07/08/05 17:13:54 jkurSkei
刑事課を尋ねて、廊下の向こうに彼女の姿を見つけたときは、心臓が跳ねた。

時間が、急速に巻き戻されたかのような錯覚。
懐かしさと、悔しさ。言いようのない、胸の痛み。
彼女が不審そうに足を止めたのを見て、御剣怜侍は反対側に歩き出す。
ちがう。
あれは、彼女ではない。
彼女と入れ替わりにこの国に帰ってきた、彼女の妹だ・・・。

翌日、検事局の廊下を足早に歩いていると、目の前で執務室のドアが開いた。
目立つ白衣を着た女性が飛び出してくる。
ぶつかりそうな距離で御剣に気づいた彼女は、あわてたようすで閉めたドアに張り付いた。
「きゃっ」
牙琉響也の執務室だった。
検事が検事局の中を歩いて、これほど驚かれるとは。
「ど、どうも、御剣検事」
数年ぶりではあったが、彼女は御剣を覚えていた。
「忘れられたのかと思っていた。宝月刑事」
やっぱり、昨日の人はそうだったんだ・・・と茜がつぶやく。
「いえ、あの。その節はお世話になりました。おかげさまで、今はこうして・・・」
語尾が弱々しく消える。
「そう思っているなら、例え気に入らない仕事でも真面目にやることだ」
つい、厳しい言葉が口をつく。
彼女が科学捜査課を希望していたことは、よく知っている。
だが、誰もが希望部署に配属されるとは限らない。

茜はカチンときたようだ。
「牙琉検事ですね?私のことを、あることないこと」
御剣は、ふっと微笑した。
やはり、性格はまるで違うのだな。
彼女は、こんなにあからさまに感情をむき出しにしたり、ましてやすねたりはしないだろう。
「私は、あることしか聞かない」
茜は絶句したように、肩からかけているカバンを手で押さえる。
おそらく、その中にはあの駄菓子が入っているのだろう。

180:御剣×茜 2
07/08/05 17:14:51 jkurSkei
あの子はね、小さいときから嫌なことがあると甘いものを欲しがるの。
きっと、そういうものを口にすることで、無意識のうちにストレスから逃げ出しているのね。
我慢強くて、人に優しい子だから。

そう言った彼女の笑顔が、目の前の茜に重なった。
ちょっと困ったようにそっぽを向いた横顔。

御剣くん。私を、困らせないで。
そう言ったときの、彼女の顔。

御剣はふっと表情を緩めると、両手を軽く広げた。
「時間があるか?お茶でもどうだろうか?」

検事局のカフェテリアで、コーヒーが出てくるのを待って、御剣は茜のカバンを指さした。
「入っているのだろう?そこに。駄菓子が」
「えっ」
コーヒーに砂糖をれようとしていた茜が、目を丸くする。
この刑事は今、いくつなのだろう。
あの事件のときに、まだ高校生だった。
その後、アメリカへ留学したようだが・・・、今は24、5といったところか。
私が初めて会った時の彼女と、同じくらいだ。
そうだ、彼女はもっとずっと大人びていた。
少なくとも、むやみにコーヒーシュガーをテーブルに撒き散らしたりしない程度には。
「食べたまえ。私と話をするのに、それほど緊張するなら」
ペーパーナプキンでこぼした砂糖をかき集めながら、茜は首を振る。
「い、いえ、別に、そんな」
「以前、宝月主席検事・・・キミのお姉さんに聞いたのだ。キミは緊張や不安を覚えると、駄菓子を食べるクセがある、と」
「お姉ちゃんが?」
茜がびっくりした顔を上げた。
「御剣検事・・・、お姉ちゃんとそんな話をしてたんですか・・・」
おずおずとカバンから出したかりんとうの袋を開ける。
さくさくさくさくさくさくさく・・・。
「それで、さくさくさくさく、あの、私になにか?さくさくさくさくさく」
「・・・ひとりで食べずに、私にも勧めたまえ」
げほ。
茜がかりんとうにむせた。
あわてて飲んだコーヒーはまだ熱かったらしく、喉が粉っぽいやら舌が熱いやらで、茜はあわてふためく。
ハンカチを差し出すと、それを受け取って口に当てた。
「げほげほ・・・あー、び、びっくりしました・・・」
「うム。だいじょうぶか」
落ち着くのを待って聞くと、茜は頷いて、かりんとうを差し出した。
「どうぞ」
今度は、御剣がとまどった。
「・・・・・いや、冗談のつもりだったのだが」
「はあ?!」
甲高い声が、カフェに響く。
「そんなに驚くと思わなかったが」
「冗談って、そんな真面目な顔で言うものじゃないですよ。それに御剣検事、冗談言う人にみえないです!」
さくさくさくさくさくさくさく・・・。
茜に手厳しく言われて、御剣はすこしひるんだ。
自分に冗談のセンスがないことぐらいわかっているのだ。
なのに、思わずこの刑事を前にして慣れないことを口走ってしまった。
・・・そして、ダメ出しされてしまった。

181:御剣×茜 3
07/08/05 17:15:28 jkurSkei
「それで」
コーヒーを冷ましながら、茜は上目遣いに御剣を見る。
「なにか、お話ですか。あたしに」
そう言われると、さほど改まった話があるわけでもなかった。
「ム、いや・・・、お姉さんはお元気だろうか」
茜は、コーヒーをすすった。
「はい。仕事もがんばってるそうです」
茜と入れ替わりに、姉はアメリカに渡った。検事を続けるわけには行かなかったからだ。
「そうか」
「お姉ちゃんのこと、聞きたかったんですか?」
御剣は、本当に手を伸ばしてかりんとうをつまんだ。
そうかもしれない。
シルエットだけで、彼女と見間違えるほどよく似た、妹。
あれから、ついに会うことのなかった女性。
顔かたちも立ち姿も、彼女の面影を色濃く受け継いで、性格のまるで違う茜を前に、御剣は「そうだ」とは言いにくかった。

「キミは・・・、今でも科学捜査の仕事をしたいのか」
さく。
「そりゃ、そうですけど」
さくさくさくさくさくさく。
「移動願いのほうは?」
さく。
「出してますけど、無理っぽいです」
さくさくさくさくさくさく。
「・・・・機会があったら、話を通しておこう。聞き入れられるかどうかはわからないが」
さく。
「いえ、けっこうです」
御剣が、手を止める。
「だって、御剣検事にお願いして移動させてもらったなんてことになったら、その先どんなにがんばったって認められません。あたし、実力でがんばりますから」
そう言い切った茜は、数年前に成歩堂の隣に居た少女ではなかった。
過去や今の辛さも全部受け止めて、自分の足で立っている、自分の力で生きている女性だった。
ああ。
やはり、彼女の妹だ。
「・・・余計なことを、言ったようだ」
茜ちゃんなら、大丈夫だよ。
そう言っていた成歩堂を思い出す。
茜を、お願い。
最後に、振り返ってそう言った彼女。
確かに、妹さんは大丈夫なようです・・・。
御剣は、伝票にサインをして立ち上がった。
「帰宅するなら、近くまで送っていこう」

道を聞きながら車を走らせると、少し慣れてきたのか、茜はぽつぽつと刑事課での仕事ぶりを話した。
遠慮がちに、牙琉検事へのグチもこぼす。
自宅の前まで行くつもりはなかったが、思いのほか人通りの少ない道が続き、途中で降ろすのがはばかられた。
「このへんでいいですよ、どうせいつも駅から歩くんだし」
「しかし・・・もう少し交通の便がいいところにしたらどうだろう。帰りが遅くなることもあるのだから」
「うーん。お姉ちゃんも、そう言ってたんですけどね」
茜は御剣の前でお姉ちゃん、と言う事にだんだんと抵抗を感じなくなってきているようだった。
その言葉を聞くたびに、御剣は胸が少し痛む。
誰よりも、彼女を救いたいと思ったのは自分だったのに。
結局は、彼女を追い詰める側に立たねばならなかった。

182:御剣×茜 4
07/08/05 17:16:06 jkurSkei
御剣くん。

最後に控え室で聞いた、あの声。
追いかけて、抱きしめたいと思ったのに。
どこにも、行かせたくはなかったのに。
結局は彼女は戻ってくることはなかった。

「あ、ここです」
茜の声でふと我に返る。
礼を言って茜が降りる。
ぼんやりとその背を見送ると、茜が入っていったアパートの窓のひとつに灯りがついた。
部屋を確かめてしまったようで、御剣は後ろめたさを感じて静かにアクセルを踏んだ。

それからしばらく、茜に会うことはなかった。
裁判の資料を読み込んでいた夕方、ノックもそこそこにドアを開け、茜が御剣の執務室に飛び込んできた。
「なんだろうか」
驚いたが、出てきたのは落ち着き払った言葉だった。
そこで茜は、立ち尽くしたままうつむく。
「宝月刑事?」
御剣が、茜の顔を覗き込むように体を屈める。
「なにか、あったのだろうか」
「・・・い、移動」
茜は顔を上げる。
「移動になるかもしれません。科学捜査課に」
ぼろぼろと、頬に涙がこぼれた。
「御剣検事、あなたなんですか?あなたが、口を利いて」
しゃくりあげる。
御剣がポケットからハンカチを出して、茜の涙をぬぐった。
ようやく、事の次第がわかったような気がした。
希望の部署への移動を、御剣が手を回したと思ったのだ。
「私はなにもしていない。だいじょうぶだ。キミ自身の、力だ」
だいじょうぶだ。
その言葉で、茜はその場にしゃがみこんだ。
御剣は、そんな茜の背中をそっと撫で続ける。
好きな勉強が出来るとはいえ、アメリカで暮らすのには心細いことも多かっただろう。
日本に帰ってきて、科学捜査官になろうと思ったのに、なれなかった。
一生懸命に捜査したけど、どうしてもうまくいかない。
かつて世話になった成歩堂は、弁護士ですらなくなっている。
かりんとうを食べる量だけが増えていく・・・。
何年もの間、張り詰めていた糸が切れたように茜は泣いた。

183:御剣×茜 5
07/08/05 17:16:49 jkurSkei
御剣のハンカチを握り締めて、ようやく茜の涙が止まったのは、それからどれほどたってからか。
「あ、あたし、なにしてるんだろう・・・」
そう言って、くしゃくしゃになった顔をハンカチでぬぐう。

ふいに、茜の頬に御剣の指が触れた。
気づくと、茜の唇に自分のそれを重ねていた。
「な、なにするんですかっ」
茜が飛び退る。
「うむ。失礼した」
御剣が手を離す。
「あ、謝らなくても、いいですけどっ」
茜はふりきるようにハンカチで、鼻をかんだ。
それから、はっとしたようにハンカチを見る。
「あの、ちゃんと新しいのを返しますから・・・。こ、この間お借りした分も」
「それには及ばないが」
「なんか、いい香りがするんですけど。もしかして、すっごく高級なハンカチだったりするんですか?鼻、かんじゃった・・・」
ふっと笑って御剣は、茜の手をとった。
「ひゃあっ」
脚をさらわれて茜の体が宙に浮く。
「みみみみつるぎけんじっ?!」
すとん、とソファに降ろす。
デスクの後ろにある棚から紅茶の缶を取り出す。
電気ポットがシュンシュンと音を立て、すぐに紅茶のいい香りが部屋中に満ちた。
「カモミールだ。気持ちが落ち着く」
茜の目の前に、ティーカップを置いた。
「ありがとうございます・・・」
隣に腰掛ける。
「な、なんですか・・・」
御剣が、茜をじっと観察すると、茜はわずかに頬を染めた。
目元と鼻、顎のラインが彼女によく似ている。
唇は、茜のほうが少し小ぶりだ。
御剣は、ちらりと時計を見た。
あいにく、これから出かけねばならない。
「では、今夜ハンカチを返してもらいに行こう」


狭いながらにきちんと片付いたワンルーム。
本棚の上段には、通販で買ったらしい怪しげな化学薬品が並んでいる。
小さなテーブルの上には、きちんと洗ってアイロンのかけられたハンカチが2枚。
そして、ベッドの上に、茜。
茜の上に、御剣。
「どうしてですか?」
シャワーの後の上気した体は、なにもつけていない。
「どうして、あたしに、こんな」
御剣はそれに答えず、自分自身を抱くようにしていた茜の腕をほどいた。
「嫌なら、断ればよかった。君には、それができた」
「・・・・・・」
茜が目をそらした。
「わかってます。あたし。・・・お姉ちゃんの代わりだってこと」
御剣が目を細め、茜の顎に手をかける。
「・・・では、私はなんだ。成歩堂の代わりか」
答えを聞く前に、口づけた。


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