とある魔術の禁書目録 5フラグ目at EROPARO
とある魔術の禁書目録 5フラグ目 - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:51:08 wvoXelCr
超能力部のことかー

601:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:58:50 7BzbDUbJ
>>600
知ってる人がいるとはw

602:名無しさん@ピンキー
07/09/01 01:04:29 Tb7mlsM5
>>600
先月のREXだな

603:名無しさん@ピンキー
07/09/01 09:14:14 GpEqswrw
チョークスリーパーってどんなんだっけか…“見せる格闘”全般疎いからなあ


相手の首を脚で絞めるんだっけ?
内股に片足挟み込んで肘で首を押さえるんだっけ?
……誰か解説してくれぷりーづ!

604:名無しさん@ピンキー
07/09/01 09:50:07 Pbm51kS4
あれ?

後ろから左腕を相手の顎下に通して右腕にクロスさせるんじゃなかったか?

605:名無しさん@ピンキー
07/09/01 14:09:14 bcH2s7qr
腕での首絞めだな、自分の腕を相手の首に巻きつけるようにして締め付ける
マジで決まると息できなくなったり頚動脈止まったり首の骨折れたりする
ちなみに密着度満点

606:名無しさん@ピンキー
07/09/01 15:47:12 AAxk9RMK
>>599
尻のラインが素晴らしい美女の契約者を思い出した
ごめん、許して

607:名無しさん@ピンキー
07/09/01 17:52:19 LV2/TfTj
>>603
後者は分からんが前者は多分三角締めだな

608:名無しさん@ピンキー
07/09/01 20:28:14 fUm2Uclq
チョークスリーパーはフツーに裸絞め。
左腕巻きつけて右腕でロックして後頭部に右手を押し付けて逃げられないようにする

609:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:32:37 vL1TTSwu
続きが気になって仕方ない。

610:名無しさん@ピンキー
07/09/02 02:18:00 VSHQUJaK
続きが気になると言えば…
いや、何でもない

611:名無しさん@ピンキー
07/09/02 04:12:22 qD30Nn2y
>>610

薔薇当麻か!

612:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:36:39 YI2CxWFq
今日の妄想
「オルソラに常盤台の制服」
「ねーちんにバカ水着」

おまえらはどっちがいいと思う?

613:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:39:48 9gVli6Zo
>>612
ねーちん!

614:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:43:22 15/CqxVY
全力でねーちんを推す

615:名無しさん@ピンキー
07/09/02 21:45:07 t5vZJpjm
俺もねーちんに一票ー!

616:名無しさん@ピンキー
07/09/02 23:06:49 mkYewLun
   _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 ねーちん!ねーちん!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J


617:名無しさん@ピンキー
07/09/02 23:48:03 2dLUCEAo
横合いから全く違う電波を送ってみる

『ルチアに体操服&ブルマ』
『アンジェレネにメイド服』

618:名無しさん@ピンキー
07/09/03 01:45:04 A87o2cV6
ねーちんという表現はどうしても末尾に「ぽ」を予測させるから
いっそ俺はねーちんぽと呼ぶことにする

619:名無しさん@ピンキー
07/09/03 01:46:07 3I9OhzkO
>>618
お前天才だろ

620:名無しさん@ピンキー
07/09/03 02:41:52 GQFCHHMV
ねーちんに一票

621:名無しさん@ピンキー
07/09/03 05:06:39 EEUHZv5z
>>618
むしろ語尾をねーちんにすればいいんじゃねーちん?

622:名無しさん@ピンキー
07/09/03 05:09:11 3I9OhzkO
>>621
お前天才じゃねーちん?

623:名無しさん@ピンキー
07/09/03 08:59:39 +sRSk93E
おおぅ、チョークスリーパーって普通の首絞めの事だたのね

ちなみに俺が言ったのは蟹挟みと三角締めだったようだ。勘違いも良いとこだったんだぜ………




っ「ねーちんに貝殻ビキニ」

624:名無しさん@ピンキー
07/09/03 10:18:54 fqiqCu6D
姫神には絆創膏を三枚

625:名無しさん@ピンキー
07/09/03 14:05:53 02OBU1MO
ローター標準装備のいけない小萌先生

626:名無しさん@ピンキー
07/09/03 20:16:34 qx5nOUkE
それを上条当麻に見つけられてしまう小萌せんせー

627:名無しさん@ピンキー
07/09/03 21:23:14 3UFFia0L
むしろ、上条さんに言われたから装備したんだろ?授業中の反応を楽しみために

628:名無しさん@ピンキー
07/09/03 21:24:26 d7xX0f6o
リモコン片手にニヤニヤする上条さん

629:名無しさん@ピンキー
07/09/03 21:38:41 G5pG6+rz
一方さんにローター入れたい

630:名無しさん@ピンキー
07/09/03 22:43:18 qx5nOUkE
ローターを入れた一方さん。

ずっとつけっぱなしでも打ち止めがいるから電池いらず

631:名無しさん@ピンキー
07/09/04 20:28:42 goGxrza/

ちょっと書きたいから教えてくれ。


美琴はキスもまだで処女だよな?

632:名無しさん@ピンキー
07/09/04 21:51:22 DaHp48L4
恋愛に不器用だから、初恋すら今までなかったかもしれない

633:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:25:23 goGxrza/
ありがとう。


デレデレな美琴を書いてみるよ

634:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:44:35 DaHp48L4
期待して待ってる

635:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:28:34 nWT2cyBh
ツンツンな美琴も待ってる

636:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:01:56 264dj8P9
後夜祭で上条に約束をすっぽかされ青ピに犯され
目の前で御琴と踊る上條を見せ付けられた姫神が
ヤンデレになる話まだー?

637:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:47:55 cHmz68Sm
姫神は幸せになるべきだ

638:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:11:04 yPu4dNEM
おいおい流行りだからって上条を誠に当てはめるのはやめろよ

639:名無しさん@ピンキー
07/09/06 05:45:19 XCjXVqUV
姫神以上にステイルが不憫でならない
上条視点だと色々あれだが、実際やってることはもうね

とりあえずあれだ
刹那と世界は俺の嫁

640:403
07/09/06 08:23:17 p8ez8djr
流れを読まずにちょいと付け足し

>>334



「どーする?御坂、お前次第だけど・・・」
赤く俯く御坂、何故俯いているのか理由は上条に分かっていないようだ。
「だっ大丈夫なの?」
スカートの端をちょびっと摘まみ、俯いたまま呟く。
「大丈夫って何が?」
さも当たり前のように言葉を受け取る上条に御坂は少しだけ上条宅に居候をしている禁書を呪った。


区切りをよくして続きは夜に投下するよ。



641:579 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:38:20 g21jIHLC
じゃあおいちゃん今日休みなので昼間に投下。
3分で書ける小ネタのはずだったのに。9レス。

642:1/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:40:35 g21jIHLC
『大嫌い love_is_blind』(~おっぱい紳士に捧ぐ~)

「なに言うてんねん! カミやん嫌やわあー!」
 その台詞と同時に、青髪ピアスの巨体が上条を打ち据えた。たたらを踏むことすら
叶わず、上条が吹き飛ぶ。
 このときの上条の不幸だった点は3つ。一つめは、青髪ピアスがいつもより激しい
ツッコミを入れたこと。二つめは、上条の身体がやや斜めを向いていて、いささか不
安定な大勢だったこと。そして三つ目に―
 吹き飛んだ先に、吹寄制理が居たことだった。
「どわあっ! ってあっ! 吹寄危な―」
 上条の叫びも虚しく、その身体が振り向きかけた吹寄を覆うようにぶつかり、二人
がもつれ合うように倒れ込みざま、
 びっ……ぶつり。
 嫌な音が走った。
 吹っ飛びつつも、なんとか吹寄に加わる被害を最小限に抑えようと努力したのだが、
そのとき吹寄の背中に当たった上条の手が、その背中のブラウスの向こう側の布を
引きちぎってしまっていたのだ。ブラウスの生地を破くとかボタンを吹き飛ばすような
ことにならなかったのが不幸中の幸いだろうか。
 とは言え、上条にとって不幸なことには間違いはないのだが。
「か、上条……き、貴様ってば…」
「よ、避けられなかったんだすまん―」
 上条が吹寄に覆い被さったまま謝罪の言葉を呟こうとして、それを遮るように吹寄
が上条を突き飛ばすように立ち上がった。
 左腕で胸を押さえた吹寄は、突き飛ばされてさらに慌てる上条の二の腕を掴むと
無理やり立ち上がらせ、
「ち、ちょ、ちょっとこっちへ来なさいこのバカ!」
 と、顔を真っ赤に染めて叫ぶと、掴んだ腕を引きずる。
「え? 何? いや、悪かったよマジで、でも何、吹寄さん?」
「うだうだ言ってないで来なさいったら来なさい!」
 状況を把握できない上条だったが、吹寄は有無を言わせない。見るものが見れば
怒りより羞恥の色が濃いことが判る紅潮した表情で、上条を拉致するように教室か
ら出て行った。
 さっきまで上条とふざけていたデルタフォースの残り二人、青髪ピアスと土御門元
春が呆然とそれを見守る。
「吹寄さん、どないしたんやろ……ちゅうか、カミやん、一体ナニさらしたんやろか」
「何か尋常じゃない表情だったぜよ……まあ兎に角カミやんの冥福を祈ろう」
 この際、上条の転倒が誰の責任かはおいておいて、上条の不幸をただ見守る心
強き友であった。ああ、上条当麻、不幸なり。

                     -*-



643:2/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:41:09 g21jIHLC

 放課後。御坂美琴はいつかやって来たランジェリーショップ―いわゆる女性下着
の専門店の中にいた。
 今日は一人である。というか、むしろこういう場で白井黒子と一緒にいるのは避け
たかったし、そうできて少しだけホッとしてもいた。
 目の前には、シルクとレースのちょっとセクシーな下着の上下。
 さすがに白井のものほど悪趣味(美琴主観)ではないのだが、逆に、その落ち着き
が白井にも、美琴にも背伸びしている感が強いといったデザインだった。事実、胴体
だけのマネキンに着せられている展示品は、出るべきところがしっかり出ていて、悔
しいことに美琴には余りあるサイズである。
 自分の控えめな胸を見下ろしながら、いつかのことを思い出した。
(ううっ。なにが『胸がデカイと人生得するわよーん?』よっ)
 頭の中で、思い出した母親の言葉を反芻して、やっぱり反撥を覚えてしまう。
 しかし、それに続いて思い出すのは、『あいつ』が目を奪われていたことと、その直
後、一緒にいたいつもの外国人の少女に『いっぱい食べたらいっぱい育つ、か。叶っ
たら良いなぁって』などと発言していたことだ。あの言葉は直接自分に向けられたも
のではないけれど。
(やっぱり、小さいよりは大きい方が良いんだろうなあ)
 目と手が同時に自分の慎ましやかな胸に伸びる。
 はあ、と溜息を付いて、ふたたび眼前のちょっとセクシーな上下に視線を戻し―
 と、いうところで、突然背後から声を掛けられた。
「あ、御坂さんだ! こ、こんにちは御坂さんっ! あ、あの、こんなところで会うなん
て奇遇ですねっ」
「ちょ、飾利、抜け駆けっ! あ、あの、こんにちはっ」
 振り向いた先にいたのは、白井黒子の『風紀委員』の後輩、初春飾利とその友人
である佐天涙子である。
 一連の不審な挙動を見られていたかも、と羞恥が美琴の頭に登る。それから、初
春の顔を見て、白井がすぐ傍にいるのではないかと焦りが走った。
「あ、……こ、こんにちは」
 返事を返しつつもきょろきょろと周りを見回してしまう。
「今日は風紀委員の関係で? く、黒子は一緒じゃないの?」
 美琴の言葉を聞いて、初春はきょとん、と小首を傾げると、
「違いますよ? 白井さんですか? 御坂さんと一緒じゃないのなら、当直でも当た
ってるんじゃないでしょうか?」
 美琴のひとまずの不安を取り除く答えを返した。
 こんな店にいるところを白井に見つかったりしようものなら、いつかの大騒ぎの二
の舞は目に見えている。そういった事態は―いやむしろ、また『あの類人猿!』な
どと、白井が叫び出すことを特に―避けたい。
(って、私なにあいつの弁護みたいな事考えてるのよっ)

644:3/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:42:00 g21jIHLC
 ブンブンッ! と頭を振ったところで、初春たちがきょとんとした顔をさらにきょとんと
させているのに気が付いた。慌てて体裁を取り繕う。
「そ、そう。いや、別に黒子のことは良いんだけどね、こんなところで初春さんに佐天
さんと会うとは思ってなかったから」
 初春も佐天も、美琴に名前で呼ばれて気を良くしたのか、表情が明るくなった。
「ここで良いの無いかなー、って二人で来たんですけど、ご、ご一緒させて貰っても
良いですか?」
 とは、佐天である。特に拒否する必要は無い、のだが―いつか、自分が良いな、
と思ったパジャマを見て、この少女たちが『こんなのは小学生まで』といったようなこ
とを発言していたのを思い出した。そうなると、少し気恥ずかしい。
 白井にも(いつの間に覗かれているのか、そのことだけは思い出すと腹立だしいの
だが)、自分の趣味は子供っぽいと切り捨てられている。
 そうやって逡巡していた美琴だったが、二人はさっきまで美琴が見ていたシルクと
レースの上下を見やると、
「こんなのが似合うのって、どんな人なんでしょうねえ、あ、でも御坂さんなら―」
 などと言い出した。今度も、美琴の勝手な不安を向こうから取り除いてくれたようだ。
これなら、しばらく付き合っても問題はあるまいと胸をなで下ろした。
 が、その途端、
「ひょっとして、御坂さん、勝負下着?」
「えっ! あ、そう言えば白井さんも御坂さんが不釣り合いな男子を気にしてるとか
言ってたし、え、ええっ、そうなんですか?」
 一体どこをどうしたらこのように話が飛躍するのであろうか。一瞬で話がとんでもな
い方向へ飛躍していた。慌てて取り繕おうとする。
「く、黒子ってばどこで一体何の話をしてるのよ? そ、それに佐天さん、勝負って何
の勝負よっ」
 しかし、取り繕おうとした言葉も、勝手に盛り上がり始めた少女たちには燃料にし
かならなかったようで、美琴に対してさらに言葉を繰り出してきた。
「だって白井さん、その話になると口、濁しちゃいますし、余計に信憑性が出てきち
ゃうじゃないですかっ」
「そうそう、それに『常盤台の寮の前で逢い引き』事件は結構有名なんですよ? や
っぱり、お付き合いしてる彼氏がいるんですよね、良いなあ……。で、どんな人なん
ですか? その人、こういうのが趣味で、それで見てたとか?」
 二人の少女から次々と予想外の言葉が飛び出る。夏休み、やむを得ず、そう、あく
まで『やむを得ず』取り繕った事件まで知られているとは。兎に角、反論くらいはした
方が良いのだろうか。
「私には『お付き合いしてる彼氏』なんていないし、それに大体あいつ―って、や、
違ってっ」
 ただでさえ慌てていたのに、さらに慌てて思わぬ言葉が口をつきかけた。しまった、
と思う間も無く、二人の少女が目を輝かせながら美琴へと一歩足を近づける。
 図らずも逃げ出したくなったその瞬間、店の入り口から結構な音量で男女の話し
声が聞こえてきた。その男の方の声に、反射的に顔がエントランスの方を向いた。

645:4/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:42:58 g21jIHLC


 上条当麻。

 よく知らない女生徒に手を引かれている。その手がしっかりと握られていることに
目が行った。無理やりに引っ張られて来たようで、それでいて決して迷惑そうな顔を
してはいない。
 手を引いている同じ学校らしい女生徒も、怒ったような表情を作ってはいるものの、
その表情も表面だけのように美琴の目には映った。
 思わずマネキンの陰に隠れる。が、上条からは目を離せなかった。
「あれ? どうしたんですか、御坂さん」
 佐天が御坂に声を掛け、返事を待たずにその視線の先を追う。
「あ、あの人、爆弾魔の時の!」
 佐天の目が、一瞬憧れを伴うような色を帯び、上条が女連れ、というか女の子に
連れられてきたのを見て、少しだけ残念そうに溜息を付いた。
「彼女さん、かなあ……。そ、そりゃあ、いてもおかしくないですよね、高校生だし…」
 言いつつも、視線を美琴の方を戻すと口をつぐんだ。
 美琴の表情をしばらく見つめ、しばらく考え込むような表情を見せた後、やや残念
そうな表情を作ると、再び口を開く。
「そっか、そうなんだ……。でも、そうなら私は御坂さんの応援、しますよ? でも、そ
うならあれはちょっと許せないかも。解説の飾利さん?」
 突然話を振られた初春が、慌てたようにキョロキョロとして、それでもいつもこんなノ
リなのだろうか、佐天に調子を合わせる。
「は、ハイ何でしょう実況の涙子さん」
「今入ってきた高校生カップルですが、ちょっと不純な匂いがしませんか? 風紀委
員としては見逃せないところもあるだろうし、追跡して実況したく思いますが」
「む、あの男子高校生は以前遭遇したような記憶がありますね涙子さん。しかしあの
時とは打って変わって不純異性交遊の匂いが確かにしますよ? 言うとおり少しカメ
ラを向こうに集中させてみましょうか」
 言い出すとやたらノリが良い。上条が自分の知らない女の子とこんな店にやってき
て、混乱を覚えていたところに始まった突然の実況中継に、一瞬、唖然とした美琴
だったが、ここは二人に乗っておいて、上条を監視することにした。

646:5/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:43:28 g21jIHLC


「ここよ」

 上条当麻がその不幸スキルでもって吹寄制理を押し倒したその放課後。
 半ば無理やり吹寄に手を引かれて上条がやって来たのは、大型ショッピングモー
ルにある女性用下着の専門店だった。その、いかにも男子禁制と言った趣と店構え
に逡巡する間もなく、店内へと連れ入れられてしまう。
「ちょ、吹寄、さ、さすがにここはちょっとっ!」
 踵を返そうとして後ろを振り向く。と、両肩に吹寄制理の白い手が掛かり、肩口か
ら上条の顔を睨む―とは言っても、悪戯っぽい笑みを口の端に浮かべているのだ
が―吹寄の顔が現れた。
「あら。貴様はどこへ行っちゃうのかな?」
 その言葉と同時に、上条の背中に柔らかくも弾力のある何かの感触が伝わってく
る。
 その感触に、上条の動きがぴたりと止まった。いや、動けなくなった。
「えーと、吹寄さん? なにかその、やんごとなきものが当たってるようなのでござい
ますですが?」
 自分でも言っていることがよく判らないが、とりあえずは状況を整理したい。
 しかし、帰ってきた返答はといえば。
「あら、わかんない? 当ててんのよ」
 頭から湯気が立ちそうになった。誰かに見られているような気がして、周囲を見回
そうと頭を巡らせたが、まったく周囲の状況に集中できない。そうやって慌てる上条
に、吹寄はさらに言葉を続けた。
「貴様のせいでこんな恥ずかしい状態になって、それでどんな詫びでも入れるからっ
て言うのに、その詫びを蹴って逃げちゃおうとするバカがいるから、私がどんな目に
あったか思い出させてあげようって言うんじゃないの」
 今の状態、と聞いて、
(ひょっとしてノーブ……あう、いやいやいや、)
 背中から感じる感触を、頭の中で細かく分析しようとする。慌ててそれを止めた。と
にかくも、ここは諦めるしかないようだ。
 降参の意を示すべく両手を挙げて、がっくりうなだれると、無意識に溜息が出る。
「なによその溜息? 私だってこんな恥ずかしいコトしてるのに、貴様、不感症? い
や、それともひょっとして―」
「違います違いますっ! そうじゃなくってっ」
 上条が慌てて言い訳を始めようとすると、吹寄が笑い出した。
「冗談よ。あ、でも、ほんとに何にも思わないわけ? こういうの嬉しかったりしない
の?」
 笑い出した吹寄を横目に見て、慌てながらも気が緩む。
「い、いや、嬉しいですッ」
 上条も思わず馬鹿正直に答えていた。

647:6/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:44:25 g21jIHLC
「……………」
「……………」
 数瞬の沈黙。
 ガバッ、と吹寄が上条から離れた。その顔が赤い。
「き、貴様ってば、人に何させるわけ? あー、あ、もう! とにかくあれよ、言ったか
らにはちゃんと約束は果たしなさいっ」
 ここへ来てようやく人目があるかもしれないことを思い出したか、強い口調ながら
小声で吹寄が言った。そのまま上条の手を取ると、店の奥に向かって歩き出した。
 上条も、吹寄に手を取られたまま、その後ろを付いて歩く。この店の中に入ってき
たことを、御坂ほか2名に見られていたことには全く気が付かなかった。
 吹寄がやや落ち着いたのを見て、頭の中ではまったく別のことを思い出す。
(デパートの女性下着売り場でも恥ずかしかったのに、よりにもよって専門店とは…)
「デパートの? 誰と行ったの?」
 ぼんやりと頭の中で(だけ)溜息をつきつつ独りごちたはずが、思わず口から漏れ
ていた。やはりというか、こういうところが上条の上条たる所以なのだろうか、そのこ
とには全く気付かない。
 そして、それを聞き逃さなかった吹寄が、表情をやや引きつらせながら聞き返す。
 しかし、上条はあくまでもこれが頭の中で考えていただけのこととしか認識してい
ない。
「ん? ああ、インデックスと」
「……あ、あの外人さんね? ……なんで貴様が一緒に下着を見に来る必要が?」
 吹寄の顔がさらに引きつる。
「いやさ、あいつな、まともに下着も持って無くって、なんで俺が買ってやらないとダメ
なんだ? とは思ったんだけどさ、まさかそのまま放っとくわけにも、だろ? それに
インデックス、まともに買い物も出来ないんだぜ? 全部任そうとするのには参った
よ本当に。判ってきたら判ってきたで、『とうまとうま、こっちが可愛いと思う? それ
ともこっち?』ってーのにはもう何と言っていいか。レジも一緒じゃないとダメだし、し
かも、なぜかこういう事は小萌先生と行くとは言わないんだからさ」
 充分かと言えば、余りあるほど充分に語って、ようやく上条が我に返った。
「へ?」
 気が付くと、青筋を立てて笑顔を引きつらせた吹寄制理の顔が眼前にある。
「……って何、俺全部―」
「きっちり舌と声帯を使って音声で語ったわよ」
 吹寄が、そのままの表情で上条に一歩詰め寄る。上条は―蛇に睨まれた蛙の
ごとく動けない。
「え、えっとコレはですね吹寄サン?」
 さらに一歩詰め寄られる。足はやっぱり動かない。が、吹寄の顔と胸が迫って、若
干仰け反るような姿勢になった。
「貴様の爛れきった異性関係の数々については、後できっちり聴かせて貰うわ」
 引きつった笑顔のまま、吹寄が有無を言わさぬ圧力で上条に言葉を放った。
「た、爛れたって……カミジョーさんは…」
「い・い・わ・ね」
 その声に情けや容赦と言った色や響きはない。無言で頷くしかない上条であった。

648:7/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:45:12 g21jIHLC


 さて、もちろんそんな様子も観察、というか監視されてしまっているわけで。

「解説の飾利さん? 聞こえましたか?」
「実況の涙子さん? 私には、彼女さんがいるのに別の子と買い物に行ってて、そ
れが、その別の子に下着を買ってあげたって聞こえたんだけど」
 隠れて覗いていた初春と佐天が顔を見合わせつつ、ぼそぼそと呟く。上条にとっ
ては大いなる勘違いなのだが―少女たちにとっては刺激の強い話に聞こえた、と
いうよりむしろその様に変換されたのだが、覗き見ていた初春と佐天はそれぞれ手
を握りしめて興奮冷めやらぬ様子である。
「下着をプレゼントされて受け取るのって、脱がされてもいいって……」
「きゃーっ!!!」
 あくまでも小声で、こういったときも小声のままで居られる辺りに末恐ろしさなど覚
えてみたりもするのだが、妄想逞しく少女たちが嬌声を上げた。
「だ、大胆な人だったんですね……」
 初春が振り返る。と、
 少し離れた場所にいる吹寄と同じ表情で、御坂美琴が電気火花を立てていた。
(なに、何なのあの鼻の下伸ばしきった表情は? そんなに大きなおっぱいが好き
なわけ? でもってあのシスターと下着買いに来て全部買ってやったって何? あの
子とはそんなに進んでるってワケ? そのくせあの日―)
 握りしめた拳で、爪が手のひらに食い込む。しかし、痛みを感じるよりもさらに力が
籠もった。指が白くなる。頭の周りでパチパチと音が立っていることには気が付かな
かった。
 美琴としては、自分ではまだまだ冷静なつもりなのだ。
 が、初春を脅えさせる要件はその表情その他充分に揃っていたようで、
「ひっ」
 小さく初春が悲鳴にも似た声を上げた。そこでようやく、美琴も初春に目が行く。
「……そ、そうね初春さん、も、もうちょっと、様子見てみましょうか」
 背後にパチパチと電気火花の弾ける音を聞き、背筋が冷えるのを感じながら初春
が佐天の方に向き直っても、佐天は美琴の様子の変化に気付いている様子は無か
った。
 気付かなかった佐天を羨ましく思いつつ、初春も視線を戻す。

649:8/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:46:10 g21jIHLC


 少女たちの監視に遭っているとも知らず、上条は吹寄への対応に四苦八苦してい
た。
「そ、それはそうと、なんで専門店?」
 なんとか言葉が出た、といった風の上条に、吹寄はふん、と一瞥をくれると、
「サイズが大きくなると、可愛いのがなかなかなくて苦労するって言ったはずだけ
ど? ここがこの辺りでは一番品揃えが良いのよ」
「いや、その、でもあれだ、確かに悪かったとは思うけど、やっぱりその、一緒に来る
ってのは……」
 続いた上条の言葉に、吹寄が今度は表情を悪戯っぽく変える。
 腰に片手を当てて、もう片方の手で上条を指さした。
「へー。じゃあ、一人で来て買ってきてくれたの? デパートでなら女性下着も買って
きたって言うことだし、ちゃんと選んでくれそうかなあ? あ、それ良いわね。貴様、」
 今度は上条が顔を爆発的に真っ赤にした。両手を前に突き出して、手と顔を激しく
左右に振る。
「そっ、それはマズイです吹寄さん! いくら何でもそこまでいくとカミジョーさん死ん
でしまいそうですっ!」
 その様を見て、吹寄が吹き出した。
「ぷっ、じょ、冗談よ。ただ、お気に入りだったんだから、きっちりカタは取って貰うわ
よ」
 吹き出したせいか、それを見て呆けた上条の顔を見たせいか、吹寄の口が緩む。
「でも、ちょっとキツかったのは事実なのよね…。結構必至になって探したけど良い
の無くってさ、自分だってこんな成長が早いとは思わなかったし。ちょっと無理無理
に着けてたのは事実だから、でもまさかアレで破けちゃうとは―」
 そこまで言って、上条がなにやらもじもじと気まずそうにしていることを発見した。目
をどこへ向けて良いやら、まったく視線の定まらない様子の少年に、吹寄も自分が
喋りすぎたことに気が付く。
「こ、この、な、何言わせるのって、ち、違うわね、勝手に言ったんだか…ら」
 気まずそうに目を逸らす上条に相い対して、吹寄もまた顔を染めて俯いてしまった。
「ま、また、なんで貴様にこんなこと言ってるの?」

650:579 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:51:19 6vxjib9i
うわ、連投規制。ちょっと待ってね(泣)

651:9/9 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:52:11 g21jIHLC


「飾利? 聞いた聞いた? あれ、どうしたのまあいいわ、ここは実況の涙子さんが
っ! で、あの二人もどうやら訳ありっぽいですよ? 貴様のせいで、ってこのお店
に来たみたいだったけど、その『貴様のせい』って、え、そういうことは、ええー、押し
倒して無理やりはぎ取って破いた? ///////ちょっと、想像力の限界を超えちゃい
そうです」
 美琴の変化に気が付かなかった佐天が、舌の滑りも滑らかに、上条にとっては事
実無根な事柄―その一部は真実だが―を想像したままに語る。
「ちょっとちょっと飾利、なんで黙ってんの?」
 隣の少女の袖を掴んで、佐天が横を向く。向いた先にあったのは、泣きそうになっ
ている初春の顔と、自分たちの背後方向でパチッ、パチッと弾ける稲光と小さな破
裂音だった。
 ぎょっとして、背後に顔を向ける。半泣きの初春は、佐天に向けた泣き笑いの表情
を変えることなくその様子を見守るだけだ。
「ひ、ひえっ」
 今度の小さな叫び声は初春ではなく佐天である。
 美琴の表情は―その背後で弾ける火花に隠れて見えない。が、それがさらに
恐怖を煽った。
「ふふ、ふふふ、ふふ」
 美琴の唇が奇妙に歪む。
「ちょっと、そこどいて通してくれる二人とも」
 声は小さい。が、有無を言わせぬ圧力が二人の少女の鼓膜を打って、
「は、はいぃぃっい」
 初春と佐天の二人が左右に飛び退く。
 その間を、ゆらりと御坂美琴が通り抜けた。瞬間、髪の毛や携帯のストラップが帯
電してふわりと靡いた。
「あいつなんか……大っキライ」
 最後に聞いたのは、美琴のそんな呟きである。そして直感。

 地獄が。
 地獄が舞い降りる。

 挨拶などと言っているヒマはない。御坂美琴があの高校生―上条当麻とどんな
関係なのかもよく知らない。が、とにかく、ここから、一秒でも早く、

 立ち去らなければ。


 その後のことはよく知らない。なにかモールで事件があったようなことを、初春も佐
天も後から小耳には挟んだが、詳しくは聞かなかった。いや、聞けなかった。きっと、
知りたくなることもないだろう。
 おそらくは、それが良い。はずだ。

652:579 ◆UHJMqshYx2
07/09/06 12:54:42 g21jIHLC
以上。
携帯で書きこめて助かった。
>>464-465氏に捧ぐ。

3分で書けると、そん時はほんとにそう思ったのになあ。

653:名無しさん@ピンキー
07/09/06 12:58:23 rbVj5ZDg
投下にリアルタイムで遭遇!
今日はラッキーだっ!
579氏GJ!!

654:名無しさん@ピンキー
07/09/06 13:31:29 cFH6gtKH
貧乳を気にする美琴かわいいよ美琴
GJ!

655:名無しさん@ピンキー
07/09/06 13:32:54 wCH4xD9w
誤爆に捧ぐのかよw
何はともあれ、面白かったです。GJ

656:名無しさん@ピンキー
07/09/06 20:03:50 u/heAqHm
579氏のGJっぷりに感涙

657:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:39:49 tbwzBHAy
胸の魔力には男ならば抗えないw

658:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:47:07 33jJFyG5
美琴に一番似合う下着は靴下only

659:名無しさん@ピンキー
07/09/06 21:52:23 ApgK9dK/
黒のレースとかあまりにも大人っぽいのはあんまり好きじゃないけど、
黒地に小さな花の模様とかをあしらった可愛いお姉さんみたいな下着は大好物です
ねーちんに似合いそう!

660:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:18:58 11CbyInY
普通によすぎて感動した。GJ!

661:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:23:04 05GVrA7i
そういや胸が一番でかいキャラって誰よ?

662:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:27:46 6fmNpNog
難しすぎる問い掛けだからとりあえずここまで絞ってみた

禁書・御坂・御坂妹・小萌・青ピ

663:名無しさん@ピンキー
07/09/07 02:03:37 mn1pnY2a
神裂 風斬 黄泉川 シェリー オルソラ ルチア 吹寄

巨乳キャラつーと、大体こんなところか?
順位付けするにしても、挿絵しか判断材料が無いから難しいな

664:名無しさん@ピンキー
07/09/07 02:15:37 YGUx6GeZ
ルチアは並より少し上か下じゃない?

一番デカいのはオリアナじゃないかなあ

665:名無しさん@ピンキー
07/09/07 05:31:21 88Rvd8S7
ねーちんは風呂の挿絵だと其処まででもなかったような……

666:名無しさん@ピンキー
07/09/07 08:08:53 mn1pnY2a
誰か忘れてそーだと思ったらオリアナか
ぶっちゃけ、挿絵見ると全員が、そうでもないよなー、って程度だと思う
爆乳と称されし黄泉川せんせーも、挿絵見るとそこまでじゃないよなー、って感じ

ルチアは自称ながらも、文中では明確に否定もされて無かったので入れてみた
あと、前に描いた時に巨乳にしたから、個人的に何となく

667:名無しさん@ピンキー
07/09/07 17:55:36 8K6W7KnT
>>662のセンスに脱帽したw

数字上一番は巨大風斬
マジレスするとやっぱオリアナかなあ
明確なサイズというか数値が出たのは御坂母だけ?

668:名無しさん@ピンキー
07/09/08 06:29:21 o9ZlKoi7
あにゅうぜがいないではないか

669:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:26:17 SsVNvMc7
579氏、大変結構なものを(笑)
GJです。

670:名無しさん@ピンキー
07/09/09 01:44:55 PyqmTGU+
修女って結婚できないよな?やっぱり。

671:名無しさん@ピンキー
07/09/09 06:25:58 AnZ7NGtd
>>670そんな規則(げんそう)とうまのみぎてで壊しちゃえばいいんだよ!(某修道女談)

672:名無しさん@ピンキー
07/09/09 10:55:29 DbQrCTTO
ねーちんの乳は、張りのある硬さがある感じがする。
オルソラの乳は、けしからん柔らかさな感じがする。

673:名無しさん@ピンキー
07/09/09 13:04:05 bbDtTe8w
どっちが好き?

674:名無しさん@ピンキー
07/09/09 13:27:27 zzEcbSp0
どっちも好き。

675:名無しさん@ピンキー
07/09/09 19:36:34 HPp4NKx7
乳は全部好き

676:名無しさん@ピンキー
07/09/09 19:40:10 J5H8T971
ほほう となるとやはり、複乳も?

677:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:08:37 n7LWoJPR
>>672
生意気なおっぱいと
豊満なおっぱいだな

678:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:52:52 DVONt+yT
それだと二人とも人妻になってしまうじゃないか

679:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:17:36 n7LWoJPR
とあるフラグマンの妻でいいじゃないか
駄目か?

680:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:01:57 KVzGQe5T
本スレの脱ぎコラ見て
打ち止めの野外露出プレイが見たくなった

681:名無しさん@ピンキー
07/09/10 22:51:35 Out9qznh
幻想殺し×超電磁砲マダー?

682:名無しさん@ピンキー
07/09/11 00:24:22 z3IOf5o0
>>681
それは幻想殺しで超電磁砲をどうするのですか?

683:名無しさん@ピンキー
07/09/11 02:21:13 g9J9G25m
>>681
もう原作の一巻でやってる
漫画も一話でやってたな

684:名無しさん@ピンキー
07/09/11 04:05:17 HyThnK5i
一つに繋がったために、感電してしまう上条さん

685:名無しさん@ピンキー
07/09/12 12:08:36 8fv8VIxS
>>684
御坂のぺったんを右手でぺったんぺったんしてるうちは安全だぜ
右手でぺったんぺったんしながらぺったんぺったんぺったんすれば万事ok

686:名無しさん@ピンキー
07/09/12 15:20:41 gmrxPN+w
アクセラ姉さんの素肌にさわれんのは上条さんの右手だけだよな

・・・ッ入れられねェだとォッ?

687:名無しさん@ピンキー
07/09/12 15:59:23 mrUI3+hA
なんで合意じゃないことが前提なんだよw

688:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:29:11 0i/jiwIe
ゲハハハハ、残念だったなぁ上条ぉ!
こっちは右手でも左手でも足でも口でもマ×コでも触れんだよぉ!!
ってミサカはミサカは…


689:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:10:16 Wajdn6uj
>>686ですー。
アクセラ姉さん突発ネタ。時系列は3巻の美琴の膝枕の上です。どなたかこんなシチュでエロしてくれませんかね?

「分かったんだ」
 上条は倒れたまま言った。美琴は何も答えない。ごしごし、と。その眼を擦っているだけだ。
良かった。と美琴は心底思う。ぶっちゃけこの馬鹿が【不幸にも】地面に落ちていた、
石と岩の中間点みたいな物体に三連続で頭をぶつけて気絶していたので心配していたが、
どうやらこの馬鹿は無事なようだし・・・・――無事?
 ごしごし、と。ごしごしごしごしと、美琴は先程よりも強めにその眼を擦りあげる。

そこにいたのは、その瞳を猫のように爛々と輝かせ、その頬をトマトジュースより赤く染め、
その息をフルマラソン走った選手でもこれはねえよと言わんばかりに荒げた、上条当麻だった。

御坂美琴は確信した。ああ、こいつのネジみたいなもの、吹っ飛んじゃったんだなぁ、と。

「・・・『実験』を止める方法が、分かったんだよ」
 ある種諦観じみた、悟りを開いた修行僧のような表情だった美琴の瞳が、驚愕の色に染まる。
多少の憧れをもっていた男を【文字通り】壊してしまったんだなぁとか思っていた美琴にしてみれば、
当麻のまともな発言はびっくりを通り越したどっきりの領域をもつきぬけて、驚愕の域に達していたのだ。
・・・上条が三流悪役のような笑い声を上げだしたので、その驚愕も今ではびっくりとどっきりの中間ぐらいだが。
「考えてみれば、簡単だったんじゃねーか」

―この『実験』は全部が全部、『樹形図の設計者』とかいう人の心も理解できない。
できたとしても、それに対して何も感じない『ガラクタ』が描いた『シナリオ』に、白衣のインポ野郎共が
従っているだけ。というものなのだ―

 美琴は、本当は正しい『シナリオ』を狂っていると思わせて、『実験』を中止に追い込もうと考えていた。

だが。そんな簡単な方法で『実験』が中止になるのなら、話はいたって簡単だ。


690:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:11:35 Wajdn6uj



「・・・・、『樹形図の設計者』は当然、一方通行が独り身で、友達も彼氏もまだいないってことも計算にいれてるんだろうな」


ハッタリ如きで『実験』が止められると言うならば。
「――だったら、話は簡単だ。研究者達にこう思わせれば良いのさ・・・別に思わせなくても構わないが。
『学園都市最強』の『一方通行』サンも、『恋する乙女』の一人には変わらない。ってな」
 そう、例えば『学園都市最強』を語っている一方通行が。
 なんてことのない、只の『恋する乙女』になってしまったとしたら。
 例え予測演算上では『学園都市最強』という結果がでていたとしても。そんな『恋する乙女』な一方通行をみた研究者達は、
果たして一方通行を『最強』だと思い続けることができるだろうか?
 機械の下した予測は間違いだったと。むしろ間違いであってくださいお願いしますと思わせることは、
不可能な事だろうか??

「・・・・」

 美琴はまるで真っ白な灰になったように燃え尽きていた(上条視点)。
 上条はそんな美琴を視界に写し、ああ感激のあまり声もでないんだなーとか勝手に思っていた。

「さて・・・それじゃあ一丁、俺のハニー(予定)に会いにいくとするか。
御坂、いまハニーはどこで妹さんと女王様ゴッコして俺抜きで悦に入ってんだ?教えてくれ」

「・・・・」
 上条のとても良い笑顔。だが美琴はまるで石像になったかのように動かない。
上条は仕方なさげにため息を吐き、まだ感激してんのかー、
こいつと映画見に行ったら映画館から出れないかもなー。などと見当違いの方向に思考を巡らせていた。
「仕方ない・・・俺の愛のチカラでハニー捜しの旅に出るとするか」
 上条はその頭に拳二つ分はあるたんこぶをのせながら、颯爽と走りながら夜の町に消えていった。

「・・・・私が、悪かったの?」

 一人その場で燃え尽きていた美琴の呟きが、夜の町に溶けて消えた。

691:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:12:14 Wajdn6uj







後日談。

『実験』は中止され(何故か研究者がそろって実験を放棄したそうだが、詳細は不明。)
学園都市には平和が戻っていた。だが、そこには新たなる『最強』が君臨していた。


「アクセラー、お待たせー」
「遅ェんだよこのバカ」
「なんだよ、昨日外でした事、まだ怒ってんのか?」
「バ、馬鹿ヤロゥ!お前こんなたくさん人がいる前で何を―ッ!」
「ん?俺、『ナニ』を『した』かなんて一言もいってないけど?」
「――ッツ!!」



詰まる所、『学園都市最強』の『バカップル』が。



・・・終わろっか。



692:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:26:56 YSHM/wNk
GJ!
ニヤニヤが止まらないよwww

693:名無しさん@ピンキー
07/09/13 06:47:35 Aicy2rOq
ヤンデレになる御坂さんに期待

694:名無しさん@ピンキー
07/09/13 13:10:27 Wajdn6uj
>>692 ありがとー!こういうの書くの初めてだったから緊張したんだ・・・。
>>693 こんなんでいいのかな・・・あんまりヤンデレ詳しくないのよ、自分。

後日談IF。

『最強』が君臨して2ヶ月程経ったあと、学園都市に新たなる都市伝説が追加された。
この都市伝説はまたたくまに広まり、知らない奴の方が珍しくなったそうだ。
 
 なんでも、『学園都市のどこかには雷を纏った鬼がいる』らしく、出会ったら最後。
問答無用で雷の餌食にされ、『どうして消さないの?いつものあんたらしくない』と、
風紀委員がかけつけてくれるまで雷で遊ばれるそうだ。

 襲われた人はその鬼が『自分』ではない『誰か』を『自分』の姿に写しているようだったことから、
その鬼の名を、『エア・サンダー』・・・空■べ・・・ゴフンゴフン、『空超電磁砲』と呼んだそうだ。

 ちなみに襲われたのは皆比較的髪を立て気味な男子高校生だったりしたそうで。

 

『・・・死んじゃえ』



とある魔術の禁書目録【電撃の結末】

695:名無しさん@ピンキー
07/09/13 20:16:00 lgmtyWDG
やけになって白黒を調教しまくる御坂さん。
余裕で耐え抜きそうだなw

696:名無しさん@ピンキー
07/09/13 20:36:02 Aicy2rOq
とうとう見つかってしまった上条さん。


路地に追い詰められてベロチューかまされ続ける。




書けとは言わない

697:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:35:48 EIC7m0U/
我々の妄そゲフンゲフンいや…想像力は無限大に等しいのか……

698:名無しさん@ピンキー
07/09/14 05:12:31 SA9By8P0
>>694
旬のアニメを混ぜるなよw
ヤンデレというキーワードでその二人というか二つ持ってくるってどういう電波具合ですか。

699:名無しさん@ピンキー
07/09/14 18:56:57 QbgWgMcA
Squeeseしかわからなかった

700:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:26:15 aByY5kb9
>>699
空鍋で検索したらわかる

空鍋は美琴より、オルソラ、姫神、小萌先生の方が似合うと思う。

実際、上条さんの部屋が壊れたら小萌先生のお世話になるんだろうか?

701:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:40:00 Pn6vNRrR
『死んじゃえ』は言葉様だろ?

702:名無しさん@ピンキー
07/09/15 09:25:04 dQdcu2HV
保守

703:名無しさん@ピンキー
07/09/15 10:02:39 83G6nMsw
無駄無駄無駄無駄無駄ァ!

704:名無しさん@ピンキー
07/09/15 22:40:20 FaJG8OdE
上条さんが再び記憶喪失になったら、妻や恋人を名乗る女性が一万人近く現れそうだな

705:名無しさん@ピンキー
07/09/16 00:22:36 3MtkfZJo
>>704
美琴が恋人宣言をしようとしつつためらう

お姉様を汚すまいと黒子が横から「私と付き合っていたのを忘れましたの?」

という流れを幻視した

706:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:49:55 3TymT/nW
>>704
それを真に受けちゃった上条さんが黒子ルートに突入するところまで幻視した。

707:名無しさん@ピンキー
07/09/16 04:23:22 hjk80Grc
>>705お前知らないのか?白黒は上条を愛してるんだぞ。

サーシャにもフラグを建ててくれると期待している俺がいる

708:名無しさん@ピンキー
07/09/16 11:39:10 anEeE/zj
なんか上条ハーレムルートを幻視した


絶対ありえねぇ

709:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:24:31 pMdGPrQI
現状ほとんどハーレムみたいなもののような気がするが…
まあ最後の一歩で踏みとどまってるけどねw

710:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:35:26 nmbSRH4H
どうせならヒロイン全員がヤンデレ方面に・・・

711:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:49:31 4OlUstWX
上条さんはハーレム体質向きじゃないね
フラグは立てまくるけれど、本命は見失わないタイプ



だが薔薇背負った状態ならわからないな

712:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:03:26 marNIsVd
上条さんの本命って誰よ?
まさか禁書じゃないだろうなw

713:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:05:38 dhn7xhGs
>>712
風斬一択に決まってるだろ

714:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:08:08 F6Ca2wch
ねーちんを差し置いて他に誰がいるんだよ

715:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:09:12 GNb4gSlN
吹寄様に決まってる

716:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:40:02 5ASY0jFp
上条君は。姫神秋沙を愛してると思う。

717:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:20:43 g4c8fvK4
■■■■さん自重

718:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:29:38 GYKbdskr
大穴:二次元

719:名無しさん@ピンキー
07/09/17 02:42:09 IvRQna4X
右手

720:名無しさん@ピンキー
07/09/17 02:45:36 Xf63of5y
右手擬人化か

721:名無しさん@ピンキー
07/09/17 02:52:22 pluAdOia
ここで美琴を推薦する俺は少数派か?

722:名無しさん@ピンキー
07/09/17 04:56:31 BtcirU3n
御坂妹だろ・・・・上皇

723:名無しさん@ピンキー
07/09/17 05:35:26 7R8pRooT
ここはいっそのことみんなの愛玩奴隷に・・・

724:名無しさん@ピンキー
07/09/17 07:07:32 548tDkRR
土御門か青髪ピアス

725:名無しさん@ピンキー
07/09/17 10:13:48 D+atfJUY
御坂はM
ミサカはS
打ち止めはレズ

726:名無しさん@ピンキー
07/09/17 18:58:56 J2saoCSQ
本日メロンブックにて禁書目録のエロ同人誌ゲット




エロかった~

727:名無しさん@ピンキー
07/09/17 19:03:26 WQFvk9ql
>>720
禁書2巻P.295より

「テメェ。 まさか右腕をぶち切った程度で、俺の幻想殺しを潰せるとか思ってたんじゃねえだろうなァ?」

(中略)

上条の右腕の切断面。そこから噴水のように噴き出す鮮血の流れに異常が起きた。ぞぶり、と。まるで透明なガラスの彫刻に血を撒き散らしたように、何かが出てきた。
上条の右腕の断面から出てきたのは、人間の腕などではなかった。
幼女。
大きさにして140㎝くらいの、全裸にして可憐、それ以前に二次元の中でしか見る事のできないような──本当に可憐な、幼女。
その幼女はつぶらな瞳で上条を見上げると、
「………………………………ドウモ」と言って軽く頭を下げた。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」

上条は病院のベットから跳ね起きた。
「……はぁ…はぁ………ゆ、夢か……」
上条はそう言って乱れた呼吸を整えるために右手を胸に当てようとした、その時、視界の右の方に何か見慣れないものが見えた。
上条はそのまま右を向く。
そこには、




夢の中で出てきた幼女がいた。
「………………………………ドウモ」
「……………………………………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」










勢いで書いた、後悔はしていない。

728:名無しさん@ピンキー
07/09/17 20:46:28 dfS3MDf/
>>727
GJ・・・というべきか?ww

729:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:13:40 Gg43LHBO
>>727
ワロタw

730:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:50:39 iuJh4Q+g
右手が恋人か……

731:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:54:32 nVzzRvuC
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    |   ヽ       / ,,,,,-v-,,,,, ヽ      |     |
   |    ヽ     |<------>|      /|     |
    |     ヽ     |  ̄~~ ̄  |     / |     |
     |    ヽ     |      |     /  ~|    |
    |     ヽ   /      ヽ   /  /|    |
     |      ヽ /        ヽー~   / |    |
      |     ヽ/             / |     |
      |\    ヽ            /  |    |
      ~|,,,\   ヽ         /    |   |
       ~-,,ヽ    ヽ        ヽ    |   |
        /|ヽ   ヽ        ヽ    |   |
       // ヽ   ヽ         ヽ  .|   |
     / /   ヽ  ヽ         ヽ  |  |
   (~~  /    ヽ  ヽ          ヽ | |
    ~~~/     ヽ ヽ            | |
    と____,,,,,,,,ヽヽ-~~~~=-,,,,,,___|/)
               \

732:名無しさん@ピンキー
07/09/17 22:05:29 Wv0WQoaK
>>731
ミギー自重しろww

733:名無しさん@ピンキー
07/09/17 22:08:24 NDDP5LWI
上条さんが病室で慰めていたら、突然オルソラとねーちんが見舞いに訪ねてきて、
しかもオルソラにかかっちゃったりとかして、ぐでんぐでんになっちゃう。


なんていう話も幻視した。

734:579 ◆UHJMqshYx2
07/09/17 22:41:19 g4c8fvK4
流れを読まないわたし。

>>45
待ってるのに「第二段のイギリス清教女子寮編」が来ないから一人だけ勝手に書いてみた。
待ってるのになあ。


「ううっ。酷いんですよ? 『お前、ホットチョコレート好きなんだったよな?』とか言いながら、直接肌に
ぽたぽた垂らしてくるんですっ! で、『熱いのか?』とか、『痛いのか』とか聞いてきて……。それで、
その後ねっぷり舌とかで攻められちゃうんで、最近はホットチョコレートの匂いを嗅ぐと濡れて―あ
う、いや、その、だから、酷いんですッ」


ほらね、おいちゃん書いてもこんなもんだし、さあ、はやく続きをカモーンщ(゚Д゚щ)


735:名無しさん@ピンキー
07/09/17 22:44:20 Gg43LHBO
>>734
ホットチョコレートうんぬんで、希有馬屋の陵辱同人誌思い出した
パブロフの犬ってやつですね

736:名無しさん@ピンキー
07/09/18 22:11:49 W+v8ICf8
前の投下から2週間全くの音沙汰無しの携帯さん何かあったんだろうか?
続きが読みたくて仕方がない。

737:名無しさん@ピンキー
07/09/18 22:55:56 xJx/87Zh
二週間ぐらいで贅沢言うなアナル拡張すんぞ

738:名無しさん@ピンキー
07/09/19 00:06:45 FNurs2GJ
>>727
つ…続きは?

739:名無しさん@ピンキー
07/09/19 07:11:13 Yd4S+0vC
>>734
やっぱりクオリティ高いな。電車の中でニヤニヤしちまったぜw



740:名無しさん@ピンキー
07/09/19 18:45:43 q3+F7olY
>>738
続きは考えてねぇ('A`)

こうなったのはアウレオルスが実はロリk(ry

741:名無しさん@ピンキー
07/09/20 03:05:01 aPhhcrfM
保守

742:名無しさん@ピンキー
07/09/20 09:47:25 V/HDQ+dL
エロ無し 御坂妹、上条、+黒子

『手を繋いで』1/2

 マンションを出るとミサカ10032号が立っていて上条のだるさは吹き飛んだ。まさか、敵襲かな
にかか? 彼は慌てて彼女の元に走った。
「どうした! なにかあったのか?」
「いえ、そんなことはありません、とミサカは若干照れながら答えます」
 無表情にちょっと、てぐらいでそんなに変わってない。しかし、前よりは感情表現がうまくなったな
と上条は思った。
 でも、いつまでもここにいられない。授業に遅れると小萌先生に付き合わされてしまう。だから
さっさと会釈して学校に向かうことにした。
「ああ、そうか。気をつけろよ。んじゃな!」
「待ってください、とミサカは慌てて手を握ります」
「まさか、やっぱり緊急事態なのか?」
「いいえ、そうではありません、とミサカはもどかしく答えます」
 困ってミサカを見る。もぞもぞとしたような微妙な動作を御坂妹がしたかと思うと、彼女は言った。
「見つめられると困ります、とミサカは顔を赤くしながら言います。それで、学校へは一緒に
行きませんか? とミサカは恐る恐る聞いてみます」
 一緒に登校? 学校の方向がまるっきり違うのに。
「いいえ、その点は大丈夫です、なんとか間に合いますから、とミサカは率直に言って次を促します」
「そうなら良いんだが。……じゃあ行くか?」
「はい、とミサカは嬉しく答えます」
 上条は彼女の手をしっかり握って急いだ。もしも、ミサカが遅れたなら大変である。あとで美琴にな
にをやられるか分かったもんじゃない。だから離れないように彼女の手を強く握った。
「上条さん、とミサカは落ち着きながら聞きます」
「どうかしたか?」
「彼女とか今居ますか? とミサカは微妙な駄洒落を混ぜ込みながら確信を聞きます」
 上条は率直な質問に肩を落とした。そんな質問、考えるものでもない。
「いない」
「ほんとですか? とミサカは半信半疑でさらに促します」
「嘘なんてついてもこちらが悲しくなるだけだよ」
 ああ、悲しき日々、と上条は回想する。トラブルばっかで胸躍る出会いはまったくない。上条はいつか
こそ、と天に祈る気持ちになった。
「ミサカ、ミサカは。とミサカは言いたいことが喉に出掛かってます」
 なにを言うのだろう、と彼は彼女をじっと見つめる。もしや、なにかをおごらせるのではないのか。
彼は助けを求めて空想に走った。そには土御門いた―なぜか蹴りで吹っ飛ばされた。
「ミサカは、ミサカは上条さんのことカッコイイと思いますよ、とミサカは勢いにまかして話します」
「カッコイイ?」
「はい、とミサカは答えます」
 上条は嬉しくて仕方ない。まさか、御坂妹に言われるなんて思っても居なかったのだった。嬉しい不足
の事態に、彼を立ち止まってそっぽを向いた。
「あの……、とミサカは不安になって言います」
「あ、いや。そうじゃなくてだな。ありがとう」
 上条は振り向いて笑った。ミサカも笑ったように思えた。
 なんとも言えない雰囲気に二人は浸っていく。


743:名無しさん@ピンキー
07/09/20 09:49:29 V/HDQ+dL
2/2

 そこで突然―
「後ろへジャンプ、とミサカは言います」
 二人はとっさに後ろにとんだ。さきほどまでのところにぶっとい針が刺さってる。
「んな!?」
 真正面に白井黒子がすごい形相で立っている。
「意外な人物ですね、とミサカは驚きを隠しつつ戦闘態勢を整えます」
「戦闘態勢?」
「あなたがたはなにやってるんですの!」
 黒子はすぐ近くにワープしてきた言った。彼にゆびを刺して叫んでいる。
「敵襲。邪魔をするつもりですか? せっかく良い雰囲気なのにとミサカは怒って言います」
 見事にスルーされた上条はがっくりとうなだれた。なんだか、ものすごいさびしい。
「排除開始、とミサカは叫びます」
 ミサカは思いっきり電撃を放った。
「ふん、こんなもの―きゃああああああ!」
 二弾目がヒット。黒子は遠くに吹っ飛んで行った。
 御坂妹の本気の目に上条は一瞬びびった。
「……あっというまだったな」
「さあ、行きましょう、とミサカは上条さんをリードします」
 他愛もない話を続けるうちにいつのまにか校門についていた。
 でも、御坂妹は手を離さない。
「ここで提案があります、とミサカは深呼吸して言います」
「提案?」
「いってらっしゃいのキスが欲しいです、とミサカは勢いで叫びます」
「ちょ、ちょっと!?」
 だが、これがキスの最後のチャンスかもしれない。上条は迷う。だが、男たるもの、即決める。
「……ああ、いいぜ。……せーの」
 わき腹に痛みが走り、体が浮いたのを感じた。
「土御門キーーーーーーック!」
「うぎゃああああああああああああああああ」
「いってらっしゃい! とミサカは叫びます」
 ―不幸だ。                        END

744:名無しさん@ピンキー
07/09/20 13:53:35 hHikuSvE
>>742-743
投下ご苦労様です、とミサカは読んでいる途中で感じた科白回しの違和感を差し置いて労をねぎらいます。
途中の妨害などは挟まない方がすっきりしていて良かったかもしれません、とミサカは言外に甘さ増量版を出せと含みつつ提案します。

745:名無しさん@ピンキー
07/09/20 15:54:49 ZSzwFC6c
>>743
GJ!
ふと思ったんだが、妹達の誰かが上条さんと結婚したら、ミサカX号じゃなくてカミジョウX号とかになるんだろうか?


746:名無しさん@ピンキー
07/09/20 18:43:16 qzcgwxV0
面白かったけど、御坂妹が電撃って無理そうなんだが…劣化してるし。

ところで、ステイル×小萌ってないのかな?
個人的にはヘビースモーカー同士なので、シガーキスとか見てみたい。
ステイルのライターを小萌にプレゼントってのもいい
(ルーンが刻んであり、ガスも減らず、水にぬれても大丈夫みたいなの)

747:名無しさん@ピンキー
07/09/20 19:56:07 dIR07u4D
じゃあアッシー君ミツグ君みたいな感じで、
先生が「火」と一言言うと大急ぎで駆けつけてくるステイル

先生はサディストな雰囲気も似合うと思うんだ
ステイヌはマゾヒストな雰囲気も似合うと思うんだ

748:名無しさん@ピンキー
07/09/20 22:09:54 Qgz+OLCN
捨て犬って言うなw 可哀想じゃないか。

749:名無しさん@ピンキー
07/09/20 22:59:30 kfJYC5Rb
>>748

誤爆ですか?とカミジョウ10032号は首を傾げながら聞いてみる

750:名無しさん@ピンキー
07/09/20 23:24:18 wfsEsWxo
>ステイヌは

751:名無しさん@ピンキー
07/09/21 02:00:42 GI1KFGDZ
ルチアって人気ないんかな。
部屋の未完作品のレベルが高すぎるw

752:名無しさん@ピンキー
07/09/21 07:45:35 LUGb15kE
>>749

さりげなくミサカではなくカミジョウなんですね、
とミサカ18782号は言外に殺気を滲ませながら言ってみる

753:名無しさん@ピンキー
07/09/21 12:41:17 1SrJ6Mbh
カミジョウ~号は響きが可愛らしくないのでミサカに戻すといいですよ、と
ミサカ10039号は冷静な態度で提案します

754:名無しさん@ピンキー
07/09/21 13:28:47 MuSx28hz
上条ミサカという可能性になぜ至らない貴様ら

755:名無しさん@ピンキー
07/09/21 14:32:58 hMrSuZYe
か、上条ミサカだと誰なのか区別つかないじゃない?
だから上条妹にしなさい!


756:名無しさん@ピンキー
07/09/21 14:45:26 c39eGxTU
それは乙姫

757:名無しさん@ピンキー
07/09/21 14:46:53 sd9tFl8e
あえての上条御琴で

758:名無しさん@ピンキー
07/09/21 16:42:22 FgEWagaM
いっそのこと海原(仮)で

759:名無しさん@ピンキー
07/09/21 18:40:12 c39eGxTU
上条さんと美琴さんはくっつくべきです

760:名無しさん@ピンキー
07/09/21 22:53:05 UC+Ud1E4
バステト神を使ってもらえ

761:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 00:58:51 XzNSXo43
はいどうもー。
>>593の続きようやくってとこかな。
ほぼ三週間ぶりの投下になっちゃった携帯の人でーす。
いやー、ここんとこ最近学科試験とかいろいろ立て込んで忙しくてねー。やっと普通の生活サイクルに戻って来れたよ。

そんな訳で、いつもとあまり量が変わらない訳なんだけど、投下スタートってことで。
いくよー。

762:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:00:42 XzNSXo43
三人がいたゲームセンターに『彼女』が姿を現した瞬間、上条と美琴はほぼ反射的に、
(…ヤバ…っ!)
と、思うと同時に身構えてしまった。
白井黒子が御坂美琴に対して偏執的なまでの愛を持って接していることはご存知だろう。
そんな白井の前に『彼女』が現れたら、いったいどんな悲劇が起こるのか想像できるだろうか。
過去に一度、銃器片手に『打ち止め』を追い掛けている途中に『彼女』は白井に発見されて追い回されたという話も聞いている。
だが、現れたのが『彼女』だけならばまだ救いはあった。

763:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:02:22 XzNSXo43
今までインデックスと逸れたときに一度だけ会ったきりの小さな『彼女』。
学園都市最強と一緒に、何を血迷ったのか地下街を出歩いていたためにゲームセンターに迷い込み、あろうことか白井と接触なんてしてしまう結果になろうとは。

かくして、コミカルでありながらどこと無く鬼気迫る奇妙な空間が生まれるのでした。


この時、白井はこれ以上ないほど驚き、そして心中で狂喜していた。
目の前に美琴と、美琴そっくりな暗視ゴーグル装備の美琴と、二人よりさらに小さい美琴っぽい少女が揃って視界の中にいればいくらなんでも驚くだろう。

764:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:03:59 XzNSXo43
しかしまぁ、どんなに突拍子がなかろうと不思議であろうと、目の前にある現実は変わらない訳で。
それでも結構あっさりと現状を受け入れた白井は早速、御坂妹と『打ち止め』の二人にアプローチをかけたのだった。


前置きは無しにして。
ともかく結論から言おう。

ここは地獄だ。

まず、白井が御坂妹と『打ち止め』を追い掛け回すこと数十分。
ゲーム機が中を舞ったり(コード関連がどうなっていたかは甚だ疑問なのだが)、大量のプライズが降ってきたりする中を、

765:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:05:54 XzNSXo43
「ぎゃー!? 何か、何か生命の危機をヒシヒシと感じまくるかもってミサカはミサ―ぎゅぇ!?」
ゲームの間をぬって逃げていた『打ち止め』がとうとう捕まった。
まぁ、テレポーターから素で逃げ切れる人間がいたら、そいつは化け物だ。
きっと人じゃない。
てゆーか白井の暴走具合が異常だ。
「離せ~離せ~ってミサカはミサカはじたばたして抵抗してみるっ」
それはともかく、『打ち止め』は捕まった。

766:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:08:03 XzNSXo43
何だかロリーなファッションの少女がクマのヌイグルミを抱き抱えて顔を隠すかのようなポーズで『打ち止め』を白井が抱っこしてる様というのも、非常に危険な気がする。
いろいろな意味で、非常に危険な気がする。
というか、内心狂喜乱舞しているはずなのに冷静にテレポートが出来ている白井が凄い。

やはり愛は偉大だ。

多少、違う気もするが。
この際気にしてはいけない。気にしたら負けだ。
二十四時間自宅警備をしている人が言うような働いたら負けだと思う、並に気にしてはいけない。
意味不明だが。

767:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:10:08 XzNSXo43
そしてそのままの体勢で、ぐりん、と御坂妹の方に視線を向けた。
次なる標的とされた御坂妹や美琴、上条と、捕まっている『打ち止め』までも恐怖におののかせる程の笑顔。
御坂妹はそんな白井の笑顔から逃れるよう、
「破滅的な身の危険を感じます、とミサカは呟き、そっと袖を摘みながら後ろに身を隠します」
言葉通りに上条の後ろに隠れる。
ついでに御坂美琴も同じような行動を取っていることも記しておこう。
「………!」
瞬間、ぴしり、と白井の笑顔に亀裂が走った。

ぽとり。

そして『打ち止め』が手から滑り落ちた。

768:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:12:37 XzNSXo43
トテテー、と上条に走り寄ると腰の辺りにがしっとしがみつく。
今の上条は左右から美琴と御坂妹に挟まれ、前方には『打ち止め』がいるという状況だ。

(…あぁ…そういうことですの…)

崩れかけた笑顔のまま、思う。

確かに美琴のことは好きだ。憧れの対象だし、いろいろな感情がないまぜになった気持ちだが、好きだという事実は変わらない。
変わらないはずなのに、上条に寄り添う美琴を見て嫉妬を感じてしまった。

嫌ですわ。
離れてくださいお姉様。
上条さんはわたくしと一緒にいたんですのよ。

769:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:14:46 XzNSXo43
白井の心の中で小さく揺れる独占欲の炎。
美琴の気持ちは聞かずともわかる。
あれだけ悩んでいたのだ。
それで出したであろう暫定的な答えが、あくまで友人的立場で上条の傍らに立つこと。
彼女のことだ、その立場を保つことのリスクの高さも理解した上でそこにいるのだろう。
(…羨ましいですわ…)
そこまで上条のことを想える美琴を羨ましく思ってしまった。
気持ちがぐちゃぐちゃになっていく。
美琴を愛おしく思う気持ちと、上条に惹かれていく気持ち。
美琴を見つめ、彼女を通し上条のことを考えた。

彼女が見た上条の姿。

770:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:17:14 XzNSXo43
上条を想う気持ちが、じんわりと膨らんでいく。
負けたくないと、白井は思う。
自分が憧れて、慕っている人だから。
だからこそ、負けたくないと思う。

「……お姉様には負けませんわ」

白井の崩れかけた笑顔が、決意に彩られたものに変わる。
「……………え?」
脈絡なく発せられた言葉に思わず呟く美琴。
当事者っぽい上条含め、御坂妹と『打ち止め』がほぼ蚊帳の外でシリアスな空気が流れ始める。
どこと無くシリアスな雰囲気になって来たゲームセンター店内。
「…黒子……」

771:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:19:48 XzNSXo43
白井の宣言から何かを感じとった美琴が、真剣な瞳を白井に向けた。
そしてなにか言葉を発しようとした刹那、
「あァ? ンだ、この状況はァ…」
カツン、と大きめな音を響かせながら、
「たく、クソガキ追い掛けて来てみりゃァ」
心底めんどくさそうな表情を浮かべた、
「…なンか見たことあるクソ野郎がいるじゃねェかよ」
学園都市最強(時間制限有り)がゲームセンターに降臨したのだった。


「ゆ、百合子ちゃん!?」
上条が劇画調になりながら叫んだ。
「百合子ちゃんじゃねェっ!!」

772:『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:25:14 XzNSXo43
うがぁ、と何か恥ずかしがってるようなそうじゃないような表情で『一方通行』も叫びを上げる。
「百合子ちゃん?」
ミサカシスターズと白井が、絶妙なシンクロ具合で首を傾げた。
「…名字が二文字で、名前が三文字。いかにも日本人らしい名前らしい…」
「だァから違うって言ってンじゃねェか! ナメてンのかオメー…」
言われて百合子ちゃん…もとい『一方通行』が眉をピクピク引き攣らせながら呻いた。
「ブッ殺されてェのか…」
「ぼ、ぼーりょくはんたーい…」
半ば本気の言葉に両手を上げて降参のポーズを取る上条。

773:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/09/22 01:29:24 XzNSXo43
あい、終了。

なんてゆーか、『打ち止め』も御坂妹もあんまり出番なかったね。
まぁ、メインが黒子ちゃんだから仕方ないと、自分の文章表現力不足を棚に上げて発言したり。
あと、俺は断然、『百合子ちゃん派』なので。
…戯れ事もこのくらいにしないと怒られそうだね。

んじゃこの辺で、レスをくれたみんなと俺のことを心配してくれた人にお礼を言いつつ、また来週。
歯ー磨けよー。

774:名無しさん@ピンキー
07/09/22 02:33:50 qAhkXkXj
Very GJ!
待ってた絵画ありました

775:名無しさん@ピンキー
07/09/22 06:58:45 yyYu6IpE
いや非難するわけじゃないですよ?

ただ本文のてゆーかがどうしても気になって気になって・・・


776:名無しさん@ピンキー
07/09/22 10:00:00 sDumlGxk
狂おしいほどGJ!


ていうか歯磨きたいちょこんな所で何してはるんですかwwwww

777:名無しさん@ピンキー
07/09/22 12:23:00 dfzeYPCk
いいもん読ませてもらったぜ、GJ!

778:名無しさん@ピンキー
07/09/22 22:05:41 eza4avlP
G☆J

779:名無しさん@ピンキー
07/09/23 00:48:29 1XWNuyEh
百合子ちゃんキタコレ

>>775
さいきん「とゆう」がほんと増えたね
個人的にはギャグとか台詞ならいいと思うんだけど
地の文や年かさのキャラ、シリアスな場面でやられるとちょっと……

780:名無しさん@ピンキー
07/09/23 06:34:36 dbm6zqBe
保守

781:名無しさん@ピンキー
07/09/23 11:10:26 2hhLDAe/
今からイギリス聖教女子寮に進入してこようと思うんだが、
何か希望の獲物はあるか?

782:名無しさん@ピンキー
07/09/23 11:20:56 8TUZA39k
その幻想はぶち壊す!そして壊れた幻想を組み建て直して俺のものにする!

783:名無しさん@ピンキー
07/09/23 11:23:59 oYFtjdgT
本スレでやれ

784:名無しさん@ピンキー
07/09/23 11:24:29 CiedcMl8
>>781
主要なキャラ全員に「上条があなたのこと好きだと言っていた」と嘘を伝えてくれw

785:名無しさん@ピンキー
07/09/23 11:29:06 KKVgqf6Q
もちろんステイルにもなんだぜ?

786:名無しさん@ピンキー
07/09/23 12:07:48 z5JstdqH
女子寮……だよな?

787:そんなこんなで上条さん女子寮に1/2 ◆UHJMqshYx2
07/09/23 12:52:42 j0NI5U9q
「朝なのでございますよー、朝食が冷めてしまいます」
 カーテンを開けられ、窓から差し込む光に覚醒しかけた上条当麻の耳に、柔らかな声が忍び込む。
 これはきっと夢か何かなのだろう。何しろ自分はユニットバスで、何とか足は伸ばせるけれど横に
なって寝ているはずなど無いのだから。そうだ夢だ。
 二度寝を決め込む。
 そんな上条の耳に、再び声が忍び込んだ。息がくすぐったい。
「本当に、朝食が冷めてしまうのですよ? せっかく腕を奮いましたのに。起きていただけないのです
か?」
 まったくもって、こんな幸せすぎる目覚めなど上条の現実にはあるはずがない。こうして寝返りを打
つのも、夢の一環だろう。
「……ううん」
 スプリングの効いたベッドの上、良い匂いのする柔らかい枕を抱えて反対側を向いた。
「あらあら。困りましたね。こうなったら、強硬手段なのでございますよ?」
 ふにゅ。
 上条の肩から上腕に、絶妙に柔らかな感触が覆い被さり、
「起きてくださいまし、なのでございますよ?」
 ちゅ。
 ほっぺたに柔らかな感触。ここへ来て、寝ぼけアタマの上条もようやくこれが現実なのではないか
と思い始めた。が、覚醒しきれない身体と頭がなかなか言うことを聞かない。
「うふふ、ねぼすけさんなのでございますね、こんどは……くちびる……でも判らないのでございま
しょうか?」
なんとか、うっすらと目を開けた。瞼を開いた向こうで、フードとウィンプルを身につけた、整った顔つ
きの少女が目を閉じて、上条の唇に迫って―
「うわわっ」
 這いずるようにして少女から離れると、慌てて半身を起こした。
「あら。お目覚めですか、おはようございます。朝食の時間なのでございますよ?」
 顔を真っ赤にして目を丸くした上条に、そのフードの少女・オルソラ=アクィナスがにっこりと微笑
みながら(少し残念そうな表情をしているのは、きっと気のせいだろう)話しかける。
 起こしに来たはずなのにしては、なぜかベッド脇に立っているのではなく、ベッド上に座った形に
なっているのだが、それを見て、
「え?」
 と、頬を押さえる。あの感触は現実で、その感触は目の前で微笑むシスターさんの唇の……
 上条の顔が、ますます赤くなった。
 その赤くなった上条の顔を見て、オルソラはふふ、と柔らかく微笑むと、
「まだ、お目覚めではございませんか? では、目をお覚ましいただきますから、あなた様は主の御
言葉に従って、右の頬をキスされたら左の頬を差し出すのでございますよ?」
 と言いつつ、上条に迫る。
「ちょ、それ、違うし! 俺でもそれぐらい判るし! どうしたのオルソラさんそれにここはどこーっ!」
 その言葉を無視して、オルソラの唇が上条の頬に迫って、

788:そんなこんなで上条さん女子寮に2/2 ◆UHJMqshYx2
07/09/23 12:53:31 j0NI5U9q
「「「「「あああああーっ!!!!」」」」」
 バタンッ! と部屋のドアが開いて、数人の叫び声が聞こえた。
「とっ、とうまっ! 私がお祈りに行ってる間に、なっ、なに破廉恥なことをやろうとしてるかもっ!」
「お、起こしに行くって言いつつ、遅いと思ったら何しやがってるんですかシスター・オルソラっ」
「朝から気前が良いと思ったらこんなところでっ! チョ、チョコラータで釣ってもっ!」
「あなたはしっかり釣られていたでしょう、シスター・アンジェレネ。と、違って! えらく張り切ってる
と思えば、こ、こ、こんな事とはっ」
 口々に、上条が寝ていた部屋に飛び込んできた少女たちが叫ぶ。その後方で、一緒に叫んでい
たはずの神裂火織が口元を押さえてわなわなと震えているのが気になったが、兎に角この状況は
いったい? と考える。

 そう言えば、なぜか突然、学園都市との交流名目でイギリスにと言われて来ていたような、それ
で、例によって例のごとく月詠小萌が『い、イギリスには先生は居ないのですよっ?』と涙目になっ
ていたような、イギリスに着いたら着いたで突然ヒースローからシスター軍団に拉致されて、ホーム
ステイ先が手配ミスで無くなっちゃったと言われたあげく、抵抗したのになぜかランベスの女子寮の
一室に押し込まれてしまったことなどを思い出して。

「あら、わたくし、ただ上条当麻さんを起こしに来ただけでございますのに。起こしに来る順番だって、
夕べ皆さんできちんと決めたではございませんか」

 にこにこと微笑みつつ、オルソラが平然と答える。
 もっとも、乱入してきた少女たちはどんなセリフを聞いても騒ぎ立てるのだろうが。
 上条の部屋が、少女たちの声で喧噪に包まれる。それを見ながら、思わず右の頬に手をやって、
思い出した感触に顔が赤くなったが、それをきっかけにこの騒ぎかと呆然としてしまった。
 こそこそとベッドから降りて、おずおずと少女たちに声を掛ける。
「あ、あのさ、き、着替えても良い?」
 イギリス逗留中、ずっとこんな感じなのだろうか。
 なんで女子寮?考えても無駄なのだろうが、とにかくどこへ居ても平穏って無いんだなー、と、溜
息とともにそんな取り留めもない思いが浮かんで消えた。

789:579 ◆UHJMqshYx2
07/09/23 12:54:34 j0NI5U9q
そういうことだそうだから、上条さんを女子寮に潜入(?)させたので、
>>781よ続きは任せた。

790:名無しさん@ピンキー
07/09/23 14:00:36 bO9qWXmd
なんという生殺し
不幸だー

791:名無しさん@ピンキー
07/09/23 15:41:04 oYFtjdgT
だがgj続きを>>781に激しくwktkしている

792:名無しさん@ピンキー
07/09/23 20:07:27 f/fw0NPa
579氏の鬼(才)的な御膳立てにGJ!!!www
というわけで>>781に期待

793:名無しさん@ピンキー
07/09/23 20:49:19 mXBDVP5I
おなぬーしてて、射精の瞬間に出現する白黒

794:名無しさん@ピンキー
07/09/23 22:06:13 mYz2I2np
一万と八千年前から(ry

795:名無しさん@ピンキー
07/09/23 22:34:20 oYFtjdgT
>>793

意味が理解出来てない所を襲う上条さん

796:名無しさん@ピンキー
07/09/23 22:45:59 Ziw8Ct98
URLリンク(jp.youtube.com)

797:名無しさん@ピンキー
07/09/23 23:23:56 ++13bJ5A
そして降りてくる光の羽根

798:名無しさん@ピンキー
07/09/24 02:46:12 rqfhZYeJ
ある意味、究極の『丸投げ』だな…

799:名無しさん@ピンキー
07/09/24 04:21:52 1/SzMPCC
SS集で人妻にまで駄フラグ建てやがったかあの馬鹿・・・・

美鈴とアンアンギシギシするのを本気で見てみたくなりますた

800:名無しさん@ピンキー
07/09/24 07:10:16 6VPJfVKK
母と娘を美味しく頂け!
上条当麻!

801:そんなこんなで上条さん食堂に(1/2)
07/09/24 10:33:14 q/1W8wVv
>>789
781でもなんでもないが、書いてみた。
しかし禁書目録は初めて書いたので、独自のテンション高い文章にならないなぁ。


 上条当麻は戸惑っていた。
 なぜならば、事情もよく分からないままイギリス清教の女子寮に拉致されて、一夜を明
かしてしまったからである。
 自分を連れ去ったのは顔見知りばかり。その時点で誘拐だとか身代金だとかテロだとか
の物騒な言葉は除外できたが、だからといってこの状況を説明できているわけでもない。
 たとえば、朝からオルソラがベッドまで優しく起こしに来てくれただとか、その後に部
屋になだれ込んできた顔見知り連中が喧々諤々と何かよく分からないことを言い合ってい
ただとか。彼女たちの会話が基本的に英語であったせいで、上条には彼女たちが何を言っ
ていたのかは半分以上理解できなかったのである。
 当初は日本語を使ってくれていたようだが、途中から議論が白熱したのか、それとも当
麻に聞かせたくなかったのか。少しだけ寂しさを覚えたのは、気のせいだと信じたい。
「えーと」
 そして、今。食堂へと通された当麻は、準備されていたらしい席へと座らされた。
 なぜか周囲に知り合いのシスター達が囲むように座る。まあ、まったく見知らぬイギリ
ス清教のシスターさんの横に座るよりかは、何倍も気が楽であるのは確かだが。
 そして目の前に並ぶのは塩鮭の切り身に、タマネギとジャガイモの味噌汁。白いご飯に、
香の物。おまけに味海苔まであった。見事なまでの日本の朝食が並んでいる。周りにいる
のが修道着に身を包んだシスターさんたちばかりで無かったら、日本のどっかの食堂にい
るのではないかと錯覚してしまいそうなほどだ。
「ひとまず日本の朝ごはんを作ってみましたのですよ。さ、どうぞ召し上がってください
ませ」
 いつもと変わらぬほんわか微笑みを浮かべたオルソラに促され、当麻は恐る恐る並んで
いた味噌汁を手に取って口に運んでみる。
「む……」
「神裂さんからお味噌だとか、日本の食材を分けていただいたので、大丈夫かと思うので
すけれど」
 上条はオルソラの言葉を聴いていなかった。
 なぜならば、今、彼は感動していたからだ。
 学園都市は日本である。しかしながら、男の一人暮らし(実際はインデックスが同居し
ているが、家事能力の欠如した彼女はこの際ノーカウント)では、食事の用意など適当な
ものが精一杯。朝などシリアルで済ませられれば御の字。というか、まっとうな手作りの
食事など、土御門義妹の創作実験料理以外で口にしたことなど、ここ暫く皆無ではなかろ
うか。
 そう。ぶっちゃけると上条当麻は、手作りのご飯に、飢えていた。
「美味っ! なんですかこれ、俺は今日はラッキーデーですか! というか、これは夢
じゃなかろうか!」
 周りの目など気にした様子もなく、食事にがっつき始めた当麻は、オルソラがなぜか
ガッツポーズを小さく決めたことにも気付かない。それほどまでに、当麻は目の前の食事
に集中していた。
「……か、上条当麻。これも、どうだろうか」
 そして、そんな当麻を見ていた神裂火織が、おずおずと小さな小瓶を差し出す。
「んぁ? お、おおー! これはまさか……」
「た、食べてみると、良い」
「いただきます!」
 小瓶の中の小さな朱色の実。それを見た瞬間、シスター・アンジェレネの顔が引きつる
が、それを気にした様子もなく当麻はご飯の上にそれを載せると、あんぐりと口を開いて
中に放り込む。
「お、おお……!」
 そしてなにやら感動したような顔で、神裂を見つめた。


802:そんなこんなで上条さん食堂に(2/2)
07/09/24 10:33:49 q/1W8wVv
「う、美味い……! これ、イギリスでこんなの売ってるのか!?」
「い、いえ。これは、その、私の手製です」
 手製!? それってつまるところ、神裂さんが手間暇かけて作った手作り!? 愕然と
した顔をしている当麻に、神裂はわずかに目をそらしながらボソボソと答える。
「そ、その。こちらでは満足のいく品が無かったものですから。……やはり食事は、体と
舌に慣れたものを摂るべきだと思いますし。やはり私も、その、日本の人間ですから」
「あー。そうだよなぁ。ずっと洋食だと、和食が恋しくなるって言うしな」
 ガツガツとご飯を口に運び、味噌汁を啜りながら当麻。
「いや、でもこれ本当に美味いわ。なあ、神裂。もう一個貰って良いか?」
「え、ええ。どうぞ。……その、本当に美味しい、ですか?」
「おお! そんな高級品を食ったことは無いけど、これまで食った中では一番美味いかも
……!?」
 なぜか途中まで喋って声が止まる当麻に、訝しげに神裂は首を傾げた。
「あの、どうかしましたか。上条とう……まっ!?」
 そこで、神裂の声も跳ね上がって止まる。
 当麻を囲むように座っていたシスターたちが、なぜか自分と当麻を睨みつけていること
に気付いたからである。
 特に、上条当麻の隣に陣取っていたインデックスの目が、なんていうかヤバイ。ずっと
昔、彼女の覚えていない時間に親友だった頃ですら、あんな顔をした彼女を見た記憶は無
い。
「ねー、とうまー。私もそれ食べてみたい」
「いや、インデックスはやめとけ。お前、こういう日本食はまったく未経験だから。死ぬ。
絶対」
「なんでなんでなんでー! たーべーてーみーたーいー!」
「わー、なんでそんな駄々っ子モードに!? 分かったから! 日本帰ったら買ってきて
やるから! これは勘弁して! 神裂が手間隙かけた手製なんだし!」
 小瓶をインデックスから守るように抱え込む当麻に、神裂の目元が一瞬赤らむ。
 ―と、不意にその小瓶が横からするりと伸びた手にもって行かれた。
「おお!?」
「じゃあ、あたしも一個いただきますね」
 シスター・アニェーゼがそう言って梅干を一つパスタに落とすと、ぐりぐりとフォーク
ですり潰しはじめる。
「あ、あああ! とうまー。わたしも食べたいー」
「い、いや。だからお前は駄目だっつーの! というか、おい、アニェーゼ! お前それ
……!」
「あ、大丈夫っすよ。あたし、前にも食べましたから。いや、なんていうんですかね、結
構癖になる味っつーか」
 そう言いながら、乳白色になったソースをパスタに絡めて口に運び始めたアニェーゼ。
それを見て、アンジェレネが諤諤と震えていたりするのだが、皆それには気付かないらし
い。
「……うん。さっぱりして美味しいっすよ」
「……ありえねー」
 当麻の呟きに、アンジェレネはウンウンと頷いていたのだった。


803:名無しさん@ピンキー
07/09/24 16:49:41 SxkgH0LG
GJ!
これからもどんどん女子寮のメンバーとの話を書くんだ

804:名無しさん@ピンキー
07/09/24 18:54:14 veL4t8wM
何だか分からんが、ローラとインデックスが実は母娘で
2歳くらいのインデックスがローラの髪で遊んでる姿を幻視した。

805:名無しさん@ピンキー
07/09/24 20:40:44 azjrPBuh
ローラってひんぬーだったっけ?

806:名無しさん@ピンキー
07/09/24 20:48:33 U6gSdScS
ふつーじゃなかったか。ていうか脚広げてパンツ丸出しではしゃぐ最大教主を見たステイル許すまじ

807:名無しさん@ピンキー
07/09/24 22:27:40 CfzuFBZX
ノ全テにあったね
インデックス成長→ローラ

808:名無しさん@ピンキー
07/09/24 22:40:12 Nf66mqzd
つーか灰村さんはラフ公開した時点で、そうコメントしてる

> 彼女は「インデックスが大学生くらいの歳になったらこんな感じかなー」と思いつつ描いてみました。
> 髪留めや、7巻目次の雨傘など、随所にインデックスと似た造型のパーツを盛り込んでいます。

だから禁書目録とローラに血縁関係云々の推測は、随分以前からあるよ

809:名無しさん@ピンキー
07/09/24 23:11:15 sTiMfTEn
禁書SS最近読んで一つの意欲が目覚めたようです。
美鈴(泥酔)×一方、例のシーンでもしタクシー来てなかったら行くとこまでいってやがりそうですよね。
組み合わせがマニアックすぎますけど、もし需要があればそのテーマで取りかかるかもしれないのでございますよ。

810:名無しさん@ピンキー
07/09/25 00:10:27 fKycb4yt
>>801
遅ればせながらGJ!
それなりにあの独特の雰囲気が出てると思うが。

811:名無しさん@ピンキー
07/09/25 13:54:30 jbu5n21G
>>809
需要がないだなんてとんでもない!!
wktk

812:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/09/25 17:04:24 83sMTqRc
>>802
なんかリレー小説みたいだねー。
俺も書いてみたくなっちゃったよ。一度向こうのシスターズと上条さんを絡ませようとして断念したからなおさらね。
その時はシスター服じゃなくてセーラーやブレザーを着せようとしたんだけど。

ともかくGJだよー。

813:名無しさん@ピンキー
07/09/25 18:12:48 EWYmA8vB
ブレザー  セーラー服
ねーちんに着せるならどっち?

814:名無しさん@ピンキー
07/09/25 18:39:32 z3D/QAxZ
セーラー服をもってけ!

815:名無しさん@ピンキー
07/09/25 18:46:42 o5aJxLBp
ブレザーを推す

816:名無しさん@ピンキー
07/09/25 20:58:12 7+NUlD74
両方だろ常考

817:名無しさん@ピンキー
07/09/25 21:17:38 j9ong7f4
なんて素晴らしい考え…

818:名無しさん@ピンキー
07/09/25 21:28:12 AXPhLgmg
ねーちん セーラー服 下ブルマ

819: ◆jPz9LM9w5k
07/09/25 22:11:52 9zH1Jqdw
>>809です。
>>811よ有難う。俺はたった一人のためであろうと無謀を犯す。


(どっかで見たよォな気が……?)
『残業』の帰り。
こう思って、ふと立ち止まったのがいけなかった。
 
 
『とある泥酔と一方通行』
 
 
夜の学園都市。
学園最強の能力者は今、汚い地面にうつ伏せに押し倒されていた。
能力では右に出るもの無しでも、肉体は鍛えられていない。その弱点を的確に突かれて横たわる自身の醜態に、一方通行は歯噛みする。
その華奢な肉体に覆いかぶさるように抱きつきながら、女は嫌な笑みを浮かべていた。
「ねぇー、さっきから聞いてんだけどぉー?」
間延びした口調で喋る女が、言葉の端々で吹きかける吐息は、
 
ものすごく酒臭かった。
 
「だーかーらあ、タクシーってどうやって捕まえるんだっけか美鈴さんは忘れちゃったんですよぉー」
「知るかァ! 脳髄の一片まで叩き潰されてェのか!!」
もう五回ぐらい似たような問答を繰り返し、当然ながら一方通行は苛立っていた。
通りかかった道で生き倒れていた、御坂美鈴と名乗る女に突然抱きつかれ押し倒され、支えにしていた杖は遠くに転がってしまい身動きがとれない。
おまけに、並みでないアルコールの混じった吐息をしきりに顔面に吹きかけられる。
酔った頭の女には会話が通じず、助け……もとい、面倒を押し付ける相手も夜の学園都市はただでさえ人通りが少なく、誰も近くを横切らない。
(クソが……ッ! バッテリー残量にはまだ余裕あったよなァ……?)
ストレスが溜まりに溜まった一方通行の頭には、遂に能力行使という最終手段が浮上していた。

820: ◆jPz9LM9w5k
07/09/25 22:12:56 9zH1Jqdw
こんな能力者でもない女一人相手に使う力ではないが、ケチッていたらいつまで経ってもこの聞く耳持たずな酔っ払いは動かないだろうと、
とうとう、理屈をつけて実行を決意した一方通行は、
首筋の電極スイッチに伸ばそうとした右手を、
「おーい、なーに黙っちゃってんのよ白いのー……」
酔っ払いの、酔っているわりにはやけに強い力の右手に掴まれた。
「さっきも言っていたけど、美鈴さんはこれからあ、断崖大学のデータベースセンターに行かなくちゃならないんですぅー。人にものを教える時は目を合わせて喋れって、お母さん何度も言ったでしょぉー?」
「ンなッ……!?」
そのまま右手を捻られ、一方通行は無理やり仰向けに寝かされた。
突き飛ばそうと伸ばした左手も手首を掴まれ地面に押し付けられ、下半身にもがっちりと両足が巻きつく。
両手を封じられてはスイッチに触れることもできない。今度こそ本当に身動きが取れなくなってしまった。
「んんー?」
『レベル5の能力者を封じる』という自分の成し遂げた偉業に気付かないままの一般人、美鈴は、殺意すらこもったメンチで自分を睨みつける白髪の顔を覗きこむ。
しばらく黙って目を合わせていたが、やがて彼女は口を開き、
「なーにぃ、この白いの、髪が白いと思ったらお肌もずいぶん綺麗な白じゃなあい? こちとら毎日努力してんのにいー、これだから10代ってのは憎たらしいわあーっ!」
「……」
ギリリ、と噛みあった歯を鳴らして一方通行はこれでもかと、融通の利かない女に目で伝える。
退け。殺すぞ、と。
しかし、お酒は偉大だった。
もはや怖いものなし状態の美鈴にはさっぱり効果がない。
「あぁーもーおっ、悔しくてしょおーがないから、これから美鈴さんはあ、あんたの若いエネルギッシュを吸い出してやろうと思いまあーす!」
臆した様子がないどころか、更に意味不明なことを口走り始める始末。
「……ハァ?」
いい加減に反応するのが馬鹿馬鹿しくなってきた一方通行である。
こうなれば目を閉じ口を閉じこのまま無視を決め込み、第三者がこちらに気がつくのを待つしかない……と、
らしくない気長な手段を決め、目を閉じた後で、

821: ◆jPz9LM9w5k
07/09/25 22:14:38 9zH1Jqdw
むちゅう、と、
 
唇に柔らかいものが触れた。
 
(……あ?)
その瞬間、一方通行は自分の身に何が起こったのか理解できなかった。
ぷに、と自分の唇の上で何かが柔らかく潰れる感触……。
続いて、閉じた唇を割り、歯茎を撫でるヌルリとした何か。
「……ッ!? ン、ンぐゥっ!??」
もはや、観念して大人しくなるのも許されないのだろうか。
顔を逸らそうとした瞬間後ろ頭を両側から挟むように両手に固定され、またも逃げ場を失う。
「ん……ちゅっ……ぺろっ………ぴちゃっ…くちゅっ……。」
美鈴は合わさった口から舌を伸ばし、舌先で一方通行の歯茎や唇の裏に執拗に舌先を侵入させ、舐め回し始めたのだ。
これまで特別な暮らしでホルモンバランスを崩しており、まして俗な知識もない一方通行には、この卑猥な音と感触が理解できなかった。
そんなことより、
(手が……)
一方通行には、ようやく解放された両手のことのほうが重要だった。
決意は終わっているし、次はないかもしれない。だからこそ、能力行使のため、今度こそ首筋のスイッチに触れようと手を伸ばしながら、
目を開けた一方通行は、
(……ッ)
目と鼻の先にある女の顔を見た途端、動きを止めた。
腑抜けたような垂れ下がった眉と、眠ったように閉じた目、上気し赤く染まった頬(これは酒のせいだろうが)。
肉付きのよい全身に反して幼く見えるその表情に、机に突っ伏してまどろむ、ある少女の顔が思い浮かんだから。

822: ◆jPz9LM9w5k
07/09/25 22:17:16 9zH1Jqdw
>>811
こんな感じでエロパートに移行してよろしいでしょうか?

823:名無しさん@ピンキー
07/09/25 22:38:16 o5aJxLBp
ウブな百合子ちゃんきたああああああああああああああ
いいぞもっとやれいややってください

824:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:14:11 LH9AKJZH
GJなんだが一方さんの性別はどうするんだろう…

825:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:51:13 gzgVwA6i
作者様の好きに書けばよい
ともかく超GJ!



826:名無しさん@ピンキー
07/09/26 06:12:36 375x4nQw
こどもは Bぼたんを おしてね

827:名無しさん@ピンキー
07/09/26 17:35:20 fAVczgpu
いきなりだけど美琴の髪から発射されるの超電磁砲なの?

828:名無しさん@ピンキー
07/09/26 21:08:33 dvKPxBoN
名門校に通う御坂さんが妊娠しちゃうと、退学ですかね?

829:名無しさん@ピンキー
07/09/26 21:19:24 Y00J9Oe4
いやいやそれ以前に年齢考えなさいな流石に。
中学生で母親は洒落ならんて。

830:名無しさん@ピンキー
07/09/26 21:39:21 z85FkX2d
コノ作品ノ登場人物ハ全員18歳以上デス

831:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:12:45 umU8ioGH
>>827

> いきなりだけど美琴の髪から発射されるの超電磁砲なの?


超電磁砲はコイン使ったやつだけだと思われ。

髪からはただの電撃の槍だったはず

832: ◆jPz9LM9w5k
07/09/26 22:13:18 FMb9zzv4
記憶の中にあった少女の顔が、デジャヴのように美鈴の顔の表へと重なる。
 
そいつは、見た目も振る舞いも幼くて、時にウザくて、時に面倒で、時に油断出来ない奴で。
けれども、出会い、一緒に過ごす時間が日常にポツポツと現れるにつれ、傍若無人一辺倒だった自分が変わっていった。
彼女が危機に晒された時は、これまでにない形の『怒り』が芽生えた。
 
……違う。この酔っ払いは他人の空似だ。
と、改めて思い起こした記憶に、冷静に心で頷いた次の瞬間、
 
『何だか顔が熱くてフラフラするのです、とミサカはミサカは悪戯っぽく呟いてみたり』

一方通行は仰天して目を見開いた。思い浮かべ目の前の女に重ねていただけの『記憶の中の少女』が、突如話しかけてきたような気がしたのだ。
「……ッ!!????」
僅かに驚愕した途端、あっさりとそのデジャヴは消えた。
我に返った現実には、先程と同様、酔っ払い女の顔が鼻がくっつくほど近くにある。
(フン……気のせいか…………!?)
しかし、この場面で一方通行は更に追い詰められていることを知った。
ついさっき動揺した時、最後の防衛線を張っていた歯と歯の間が僅かに開いた。
その小さな隙間を美鈴の舌先が抉り、とうとう口内への侵入を許してしまったのだ。

833: ◆jPz9LM9w5k
07/09/26 22:14:29 FMb9zzv4
(しまっ……!)
「んぅ……。くちゅっ………ちゅるっ…れろっ…」
互いの粘液が混ざる卑猥な音を立てつつ、美鈴の舌は確実に他人の口腔へ侵入していく。
「ぐっ……ぅごっ!?むぐぅぅっ!??」
この時一方通行がまず感じたのは、彼女の口内に残った酒の味。
続いて、口蓋や自身の舌すらなぞられて受けるくすぐったいような感触。
(チッ……い、一体な、何考えてンだコイツはッ……! そンなに噛み千切られてェか、このッ…!)
だが、真正面から見据えるたび、どうしても体がこの酔っ払いに対する暴虐を許さない。
(クッソ……違う、アイツじゃない、コイツはあのガキとは関係無……ッ!)
そいつを傷つけてでも拒絶しようと思うたび、『あの少女』を傷つけようとしているような錯覚に陥るからである。
粘った水音が、宵闇に響いては消えていく。
「ちゅぷ……ン、むちゅ……ぷちゅっ……」
 
 
数分にわたるディープキスの後、ようやく美鈴は唇を離した。
「うっはぁー、久々に美鈴さん頑張っちゃったなあー。 これえ、パパには内緒だかんねえー?」
けふー、と相変わらずアルコール臭い息をひと吐き、満足げに組み敷いた相手の赤い瞳を組み敷いた体勢で見つめる。
それに対して、酸欠とかカラカラになった口内とか、一方通行は色々なところが抜け殻だった。
もう、反撃の選択肢を選ぶ体力すら、この女の宣言通り奪われているようだった。
「それじゃ、そろそろ本番行ってみよっかなあー!」
ゴソゴソ、と美鈴は組み敷いていたところから少し後ろに下がり、
一方通行のスボンの、股間部分に手をかけた。
「!? あァ!??」
体力が吸い出されたとはいえ、ここまでされては流石に慌てた。
だが、本人が何もする間も与えられず、子持ちとは思えない肌ツヤの繊手が一気にそのチャックを下ろした。
そこにあったのは……。

834:Sidespear ◆jPz9LM9w5k
07/09/26 22:19:31 FMb9zzv4
あーあ、やっぱ原作はSSしか読んだことないから無理があったな;と愚痴る職人二等兵。
さてさて、とりあえず我が名をSidespear(サイドスピア)と名乗りつつ、諸君らに選択肢を提示しようか。
アクセラの股間には何があったのか。次のうち望む展開を1,2,3の中から選べ。

1、怒張した男性器があった
2、陰毛の濡れた裂け目があった
3、どちらでもない何かだった

835:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:21:18 Lvrx8E5N
GJ
いい所で選択肢かw
1で

836:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:36:11 5bS56JAb
ならば2を希望しようw

837:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:36:34 LEQ8X1Ix
2かな

838:名無しさん@ピンキー
07/09/27 00:05:08 02v0fNN9
穴狙いで3

839:名無しさん@ピンキー
07/09/27 00:08:05 wJPtloXz
奪童貞が好きな俺は
純粋に1を

840:名無しさん@ピンキー
07/09/27 00:22:47 G+ftTkNX
是非3で

841:名無しさん@ピンキー
07/09/27 00:53:49 0Vz0nT90
いやいや、ここは1だろ

842:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:16:23 1EXSJ1oy
横槍氏GJと言いつつ

4の「酔っ払いの気が変わってどっか行く→百合子ほてった身体を持て余す→上条さん宅へ」で!

843:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:18:00 OpW3+ozt
……2で!

844:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:31:39 NYzkZiNw
これは1しかない

845:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:34:34 dKjdoE1m
1で

女子寮でシェリーが■■になってる気がするんだが気のせいか

846:名無しさん@ピンキー
07/09/27 06:59:58 yx2wQ+FQ
>>842



…イイ

847:名無しさん@ピンキー
07/09/27 07:43:03 N/bLmKuj
ところでこの投票はどうするんだ?
某スレよろしく先に五票で決定、じゃあなさそうだし。

848:Sidespear ◆jPz9LM9w5k
07/09/27 11:39:25 pmA165mH
そうですねー、実のところ票が出なくなった頃合いを適当に見計らって終了としようと考えていたのですが。
それじゃ、今晩9時ジャストに投票終了ということで。

849:名無しさん@ピンキー
07/09/27 15:02:31 sC1gIpER
まさか以前続きが気になる作品を投下して去っていった将軍さん?(違ったらすいません
とりあえず>>842さんのいっている4番で

850:名無しさん@ピンキー
07/09/27 17:00:45 2qxr4CoW
カミジョーさんってサイズ的にどんなもんなんだろ、とか描写に困る俺・・・・・・

851:名無しさん@ピンキー
07/09/27 17:06:55 A1Ubt4ia
4!・・・が駄目なら2で

852:名無しさん@ピンキー
07/09/27 19:48:40 wUhqE1AK
2で!

853:名無しさん@ピンキー
07/09/27 20:21:58 7ZLQsAMb
…両方

854:Sidespear ◆jPz9LM9w5k
07/09/27 21:15:43 tfCVYuVQ
はーい、投票しうりょうしましたよ。
結果は1が最多数のため、その路線にて創作作業を開始しようかと思います。
ちなみに、4については選択肢にないので無効と致します。というか私ごとき者には書けない、というのが本心です;

あと、私の至らないところながらスグには書き上げられないので合間に作品投稿してくださることはいっこうに構いません。
特に変貌騒動とか女子寮のリレー小説とかの続きは私も楽しみにさせて頂いておりますし。

ああ、原作の知識が不足のため私がリレーに参加することはできないですが、ふと『胸を大きくする秘訣を大真面目に上条に聞くアンジェレネ』を幻視したのは秘密です。
そして蛇足ながら、>>842さん貴方のお察しの通りなのです、とは最後に言っておきます。

855:Sidespear ◆jPz9LM9w5k
07/09/27 21:16:51 tfCVYuVQ
↑あらら、間違えた、>>842ではなく>>849なのです;

856:名無しさん@ピンキー
07/09/28 02:39:02 3IwO4KJX
>>801
喧々諤々ではなく、「喧々囂々」、「侃々諤々」です。
前者が発言が多く喧しい様子。多くの人々が口喧しく喋る様子。
後者が何の遠慮もせずに盛んに議論する様子。
を意味します。二つを混同している方が多いのでご注意ください。

857:名無しさん@ピンキー
07/09/28 21:15:40 UbAZSyKS
ねーちんは常時ですます調のはず
1人称は私2人称はあなた
身内の名前は呼び捨て

これであってたっけ

858:名無しさん@ピンキー
07/09/29 03:56:09 QNdqJCP+
今日禁書目録ガイドブック買ったんだが、オルソラの素の姿を見れただけでも買ってよかった。
原作では髪型がほとんど見れなかったしな。

859:名無しさん@ピンキー
07/09/29 05:05:54 LRQ9PlYl
以前、本スレの方でも同様の発言を見たなぁ
ハイムラーサイトをチェックしていない人って、意外と多いんだな

860:名無しさん@ピンキー
07/09/29 08:51:14 lFKrWzag
ねーちんとケコーンしたら「アナタ☆」って呼ばれるのかー

861:名無しさん@ピンキー
07/09/29 12:57:17 vTnsVIC3
ねーちんはなんかデフォでは「あなた」とかなんだけど頼んだら恥ずかしがりつつ「マイダーリン」とか呼んでくれそう

862:名無しさん@ピンキー
07/09/29 13:04:47 JtaTRxL2
ごめん盛大に噴いたwwwwwwwwwwww

863:名無しさん@ピンキー
07/09/29 14:20:59 LRQ9PlYl
あやまれ! ねーちんにあやまれ!!!

864:名無しさん@ピンキー
07/09/29 18:55:00 L4W14EXW
謝罪と反省文(ねーちんSSの形で)を要求しる!

865:861
07/09/29 18:55:36 omR86+iJ
>>864
今頑張って書いてる

866:名無しさん@ピンキー
07/09/29 20:37:39 9A2DU8oS
期待

867:名無しさん@ピンキー
07/09/29 21:29:22 fgEERajl
ところで、ねーちんなら相手の呼び名は「旦那様」じゃないのか?
何だかんだ言っても日本的な人だし。

868:名無しさん@ピンキー
07/09/29 21:56:08 Bgbc8vrx
ふと思ったんだが、どんなに美琴や姫神が恋愛成就のまじない等をやっても、上条さんの右手が全て無効化しているのではなかろうか?

869:名無しさん@ピンキー
07/09/29 22:03:57 c3OOzyjA
勃起したちんちんも触ると萎える。

870:名無しさん@ピンキー
07/09/29 22:07:23 LRQ9PlYl
>>865
ちなみに俺(>>863)は>>862に言ったのだが、SSについては大いに期待している

>>867
熱愛聖人だな と思ったが、熱愛聖人の中では呼び捨て止まりだった
しかし俺の中では、ねーちんが伴侶に使う三人称なら、「旦那様」が一番しっくり来る

871:名無しさん@ピンキー
07/09/29 23:16:33 9A2DU8oS
「旦那様」が一番しっくり来るが、「あなた」が一番グッと来る

872:名無しさん@ピンキー
07/09/29 23:58:51 GmtQie7B
>>868
一巻で幻想殺しは神様の加護とかも全部無効化してる、
みたいな表記があったので
赤い糸的なものも無効化してると思う。

つまり右手封印したら今までスルーされてきた
美琴イベントが一斉に

873:名無しさん@ピンキー
07/09/30 00:04:25 VTYBlPto
いや、500m圏内にいる45歳以下の人間全てにフラグ立てだろう

874:名無しさん@ピンキー
07/09/30 00:10:31 ofu4deYJ
それは凄い。











じゃあ禁書目録に影響与えまくりだな

875:名無しさん@ピンキー
07/09/30 06:06:46 LYhiV/CL
>>873
>>人間全てに






アーッ!!!という上条の叫び×5000m圏内の男の数という事になるな

876:名無しさん@ピンキー
07/09/30 10:20:41 ykptHgAK
>>875
何気に距離が十倍になってるぞw

877:名無しさん@ピンキー
07/09/30 10:52:26 FLgcxP/a
10倍なのは半径だから面積は100倍だw

878:名無しさん@ピンキー
07/09/30 11:00:24 IeU69WaS
やっぱりこの世の中男女差別はいけないな、と思ったんだ。
ところでアーッ!じゃなくてアッー!だろ

879:名無しさん@ピンキー
07/09/30 15:49:46 f3pGHmk1
>>872
赤い糸は恋愛についてではなく「運命の相手」だった気がする。つまり
右手が封印されたら新しく「結ばれるべき人」が登場するんだよ!!

880:名無しさん@ピンキー
07/09/30 15:56:35 k1U5bMG5
というか、運命の相手が居ないから、あんなにフラグが立つんじゃない?

881:名無しさん@ピンキー
07/09/30 19:47:57 ykptHgAK
>>879
禁書たちの前に、最強の泥棒猫が!?

もし何らかの事情で『運命の相手』がいなくなってしまったら、もう運命の相手はもう現れないのか、それとも他の誰かが『運命の相手』になるんだろうか?

882:名無しさん@ピンキー
07/09/30 20:04:01 4Au4AdiG
>881
「運命の相手」は運命に護られているから居なくなったりしないんじゃね?
右手が封印状態なら・・・だが
後、某日記のように運命の相手が複数という事も有り得る


883:名無しさん@ピンキー
07/09/30 20:11:48 axC8/Wpr
そうか。健全なオトコノコの大半がモテないのは運命の相手を待ってるからか
女をとっかえひっかえしてるやつは運命に見放されたってことだな!!




うっ…うっ…(´;ω;`)

884:名無しさん@ピンキー
07/09/30 20:24:11 EwiossVt
物は言い様だなw

885:名無しさん@ピンキー
07/10/01 00:48:25 5J+GrzR6
おまえら逆に考えるんだ・・・運命の相手は右手の中に封印されているんじゃないか?

886:名無しさん@ピンキー
07/10/01 00:54:24 5v6CIGch
それは幻想殺しから愛しの人が出ていったら化身が出てくるとかそういうオチですか?

887:名無しさん@ピンキー
07/10/01 00:56:28 H02TsCOi
上条さんは右手が恋人ってこと?

888:名無しさん@ピンキー
07/10/01 04:43:49 LpQKOPYF
>>887まぁ現時点ではとりあえずな。だがいつでも美琴を恋人にできる状態にある訳だ。


美琴以外は認めない。絶対断じて認めない。

889:名無しさん@ピンキー
07/10/01 07:44:57 iU+l5778
>>888
ナカーマ


890:名無しさん@ピンキー
07/10/01 08:38:54 fJ6NVW1f
同様にミサカ以外は認めない
ねーちんなら考える

891:名無しさん@ピンキー
07/10/01 08:49:34 1tg3K4yY
ええい、ミサカもねーちんもいいが……


禁書派はいないのかorz




まぁ正直に話すとすでに俺は全ヒロインで妄想済みだが

上条の恋人になった展開を

892:名無しさん@ピンキー
07/10/01 09:39:48 ExAhEr6t
とりあえず、五和さん派だ。

893:名無しさん@ピンキー
07/10/01 10:23:54 XUvy5NxQ
ここで断固ねーちん派が通りますよ

894:名無しさん@ピンキー
07/10/01 11:10:44 vzGZg8V7
俺はオルソラ派

895:名無しさん@ピンキー
07/10/01 11:27:35 gPd0xzlt
僕はポルポト派


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