とある魔術の禁書目録 5フラグ目at EROPARO
とある魔術の禁書目録 5フラグ目 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:20:50 p9R+maon
>>1

SS保管庫のライトノベルの部屋には、「とある魔術の禁書目録の部屋」が設置されたから
そっちにも「こんな夢を見た。」はリンクされてるよ

3:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:28:45 jH6NAs9u
>>1乙ー
禁書専用部屋出来とる!すげっ!


4:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:31:07 nxHSp54x
保管庫の当麻×白黒に萌えた。続きが気になる。

5:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:34:09 jH6NAs9u
じゃあスレが移り変わるまでこっちで今までの投下で好きなエピソード投票(?)ーとかやってみたりたり。
こういうのって職人のモチベーションに関わるからやっちゃだめ?

6:名無しさん@ピンキー
07/07/15 03:57:28 FfMNB4/6
>>1

>>5
やらない方がいい

7:名無しさん@ピンキー
07/07/15 14:01:20 yS4Ne9Bm
>>6同感

8:名無しさん@ピンキー
07/07/15 20:28:01 wCe6YVCT
>>1乙の時間だぜェ!クッソ野郎がッ!!

9:名無しさん@ピンキー
07/07/16 04:30:00 lVX+tnwo
3巻は名作ですな。
なんとも言えない位に感情のカオスぽくて。

10:名無しさん@ピンキー
07/07/16 08:06:54 l1A8EM+8
>>9今更何を言っている

11:とある科学の修学旅行
07/07/16 12:16:11 APh/ojEk
書いてみました。

「なんでだ・・・」
上条当麻はとあるバスの中でつぶやいた。
「ん?」
その小さなつぶやきに反応したのは上条の隣に座っていた女の子だ。
「なんでお前がいるんだッ!テルノアぁぁぁぁぁ!!!」
疑問形から絶叫に変化していった上条のセリフだが、
彼がそんなリアクションを取ったのも無理は無い。
彼女は名をテルノアといい学園都市の「外」から侵入してきた魔術師なのだ。
一週間ほど前だったろうか。上条は彼女に危うく殺されかけたのだ。
しかも同日、とある理由から学園都市を破壊しようと企てたのも彼女だった。
「だからー、十分反省してますってー。ごめんなさいー。」
反省しているのしていないのか感情が読めない顔でテルノアは話している。
「つか、お前はなんで科学側(こっちがわ)にいるの!? 
 わたくし上条当麻は切に疑問を投げかけたい!!」
割と全力気味の上条である。
「んー・・・おもしろそうから・・かなー」
本人はあくまで冗談のつもりだったのだろう。しかし
ブチリ
と、不穏な音がバスに響いた。
上条のこめかみから聞こえたような気がする。
すると、その気色が彼女にも伝わったらしく
「な、なんか学園都市の技術とかが外に漏れたらいけないから正式な決定
が決まるまで様子見なんだってさ」
と慌てて付け加えていた。
(なるほどね・・・情報の漏洩か・・・嫌な世の中だよまったく・・・)
思考を巡らせていた上条だったが
何か左側。つまりテルノアがいるのと反対側の座席から痛々しい視線を感じる。
「・・・・・・」
油の切れたぜんまい式のおもちゃのようにギチギチと首を回す。
視線の主は空腹少女改めお怒り少女インデックスだった。
「・・・とうまはこんなときでもとうまなの!?」
ほかの人が聞いたら明らかにおかしいと指摘されるセリフを吐いた
彼女だったが、日常的にこんな会話が行われているらしく上条も
「単に話してただけだろ!つか、お前もなんでテルノアがここに居るのか
知りたくないのかよ!?」
とあくまで普通の切り返しだ。
それは彼女を怒らせないように。
もっと極端にいうとあの「行動」を起こさせないように
上条なりに穏便に、さらに会話を違うことにそらすというダブルのセーフティ
をかけていたわけなのだが。
だが。
「それは知りたいけど!けどとうまがこんなときでもとうまなのは許せないっ!」
最後の言葉を言うや否や、お怒り少女インデックスは上条の頭にかじりついていた。
バスにすさまじい絶叫が響き渡る。
何というか、今日も平和だった。

12:名無しさん@ピンキー
07/07/16 12:20:21 M1Zeo4w4
まだ容量残ってる前スレ埋めないか?

13:とある科学の修学旅行
07/07/16 12:20:51 APh/ojEk
あ、すいません
まだ前スレ終わってませんでしたね。
逝って来ます

14:名無しさん@ピンキー
07/07/18 01:31:11 6jc4K7Km
>>1

15:名無しさん@ピンキー
07/07/18 03:00:40 sRXcIRdC
保守

16:名無しさん@ピンキー
07/07/19 02:03:16 AoMyb2jE
前スレ埋まったな

17:名無しさん@ピンキー
07/07/19 02:51:29 mQdbNRKq
最近原作でもインデックスの扱い悪くない?
今回の冒頭での朝食全部食っちゃうのだって、当麻がなんかやったならともかくあれで全部食っちゃうのとか読んでていい感じしなかった。
胃袋キャラなのはわかるけど、あそこまで気遣いできないキャラにしちゃうのはどうかなあ・・・


18:名無しさん@ピンキー
07/07/19 02:56:04 Pt4bRc2i
本スレで言え

19:名無しさん@ピンキー
07/07/19 08:13:32 c3JK8dlL
>>17そこが禁書の可愛いところだから仕方がない

20:名無しさん@ピンキー
07/07/19 10:39:16 NnVcjA/3
二次創作でよくあるキャラヘイト、
もっとはっきり言えばKanonのたかりモノ、これに近い物がある

21:名無しさん@ピンキー
07/07/19 11:39:18 CTEkhefS
同居生活が長くなってきて、倦怠期の夫婦みたいになってるんだよ

22:名無しさん@ピンキー
07/07/19 12:32:56 jM8W0Mpl
禁書がいなければ、上条さんの不幸の6割は軽減されるけど、
物語が成り立ちませんw

23:名無しさん@ピンキー
07/07/19 16:44:21 ZcTaXUI/
今の禁書は躾のなってない子供と同じなのさ
当麻に何しても誰にも叱られない怒られない、だからああも暴挙に出られるんじゃろ

そもそも禁書を叱れるキャラなんてほとんど居ないし、ずっとこのままなんだろーな

24:名無しさん@ピンキー
07/07/19 16:55:10 GWIEWMSa
それこそ上条さん辺りが言って聞かせるべきなんだろうけど……噛むし……アレ?禁書がずいぶんむかつくキャラになってきたよ?あれれ?

25:名無しさん@ピンキー
07/07/19 16:58:43 Lv03r3F8
けど禁書がいなければ、魔術関係の人と知り合うことがなくなるからなぁ。
姫神もきっかけは魔術関係だしなぁ。

小萌先生と舞夏と風斬なら禁書を怒れるんじゃないか?

26:名無しさん@ピンキー
07/07/19 17:36:12 hzch+xHr
怒るのと言うこと聞かせるのは別物じゃない?
怒るだけなら誰でも出来るし。
間違った方向性を正せなきゃ怒る意味なんて全くないよね。

27:名無しさん@ピンキー
07/07/19 17:51:47 Lv03r3F8
>>26
禁書は叱られたらきちんと自分の非を認めるいい子……だと信じたい。
コメディみたいな逆ギレをさせるか、真剣に反省させるのかは鎌地さん次第だけど。

28:名無しさん@ピンキー
07/07/19 20:35:17 4WZ52oWr
本スレでやれ

29:名無しさん@ピンキー
07/07/19 22:02:47 ztAULpZW
つまり、とうとうブチ切れてしまった上条さんが禁書を調教するSSキボンってことですよ。

30:名無しさん@ピンキー
07/07/19 22:14:56 Pt4bRc2i
他人に希望するばかりじゃダメなんだぜ?

31:名無しさん@ピンキー
07/07/19 22:17:28 mQdbNRKq
よくある昼と夜で立場逆転とか。
全部食べちゃって夜お仕置きされると。
でも、だんだんはまっていきお仕置きされたくてわざと全部食べるような暴走をするインデックス。

うーん・・・

32:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:25:50 ZcTaXUI/
時に、埋め用の小ネタを考えてたら既に前スレが埋まっていた件について

33:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:30:21 xAl3Yoan
>>31
ダメだ、そのキャラじゃ萌えない
大食いキャラのままでは可愛くない・・・・・やっぱ禁書ってダメな子?

34:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:31:48 GWIEWMSa
579氏なら……それでも579氏なら禁書をおいしく料理してくれるはずだ……

35:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:37:59 4WZ52oWr
大食いキャラでも性的な意味で人気をもってるのは結構多いような。
というか、今回の冒頭の禁書は個人的には好きだったり。

36:名無しさん@ピンキー
07/07/19 23:49:17 CkasA4cL
処女の結標に一方さんが逆レイポされるのギボン

37:名無しさん@ピンキー
07/07/20 01:10:21 FtI+XM5T
かまちーはギャグのつもりでやってるんだろうけど上条さんちの家計がピンチと事あるごとに書かれると
禁書が「家計がリアルにピンチなのに、何もせず我侭ばかり言ってる子」みたいになってしまう。

38:名無しさん@ピンキー
07/07/20 01:18:31 4tAk+xBX
>>37
本スレで言えと……
エロに繋げる?

39:名無しさん@ピンキー
07/07/20 02:09:17 UgPdIB8i
>>29
ソレダ!
言ったからには書くんだよね>>29、まさかまさか書かないなんてとーまみたいなこといわないよね!?
と急に禁書化してみる

40:名無しさん@ピンキー
07/07/20 03:13:43 TLbJuZRL
噛むならちんちんにしとけっての

41:名無しさん@ピンキー
07/07/20 03:35:02 zOIhUihK
>>40
それだけはあかん…食いちぎられるぞ上条さんのソーセージ…

42:名無しさん@ピンキー
07/07/20 04:22:22 cXR8GUgb
>>32
逆に考えるんだ
「このスレを埋める為の小ネタを既に用意できている」と
考えるんだ

43:名無しさん@ピンキー
07/07/20 04:42:51 xxoHSVvc
ちんちんかもかも

44:名無しさん@ピンキー
07/07/20 08:50:23 8+vKGJMY
昨日は暑かったせいだろうか。

「ちゅ、ぁむ……んふ、ほいひい…」
「ああ! こぼれちゃう……ちゅ、ん…もったいないんだよ……」

なんて言いながらアイスキャンディーを舐め回す禁書を幻視した。

45:リハビリ代わりに小ネタを一つ
07/07/20 10:22:09 G+81G8pu
 『えっとね、どっちかと言うといじめるのが好きなほうかも。いっつも私が噛んだ回数
と同じくらいの場所に噛み痕つけるんだよ。この前なんか一番敏感なところに歯を立てら
れちゃってすっごく感じ……大変だったんだよ!!』

 『そーですねー。割りといぢめられるのが好みみたいですよー?夏休み前に補習と称し
てウチに来てもらった時にですねー、こう、足でぐりぐりするだけで普段よりも大きくなっ
ちゃってですね。その後はもう、ふふふふふふ』

 『彼は。確実にS。それも。言葉で責めるのが好きだと思う。この前学校でしていた時
も。「今ここで誰かが通りかかったら、お前の姿だけバッチリ見られちまうな」とか言って
きて。私の反応を楽しんでいたもの』

 『あんなのSよS!!それも超が付くほどのドSよ!!いつもいつも私から言わないとしてく
れないし、そういう雰囲気になっても中々触ってくれないし、こっちが我慢出来なくなっ
て泣いて頼んでもギリギリまで触ってこないし……ま、まぁ?その状態から思いもよらな
いタイミングで一気に来るんだけど……』

 『あの人は多人数に責められる事を好みます、と経験に即した発言をしてみます。先日
も複数の姉妹と共にお相手する機会に巡りあえたのですが、その際には縛られて動けない
状態からの行為を望まれました、と体の疼きを覚えながらその時の行為を思い出します』

 『そ、その、かの少年はですね、ほ、ほうしぷれいなるものが好み……いえ私が相手し
たわけではなくて!そ、そう人づてに聞いた話です!本当で……え、首筋に?そんな目立
つ所には…………っ!?は、謀りましたね!?』

 『……えと、あの……彼とはちょっとした事情で、その……なかなか思うようには触れ
合えないんですけど。だから……入れてもらう時は、私の方で迎え入れないと駄目なんで
す。でもまだ慣れなくて、中々上手くいかないんですけど……その光景を楽しそうに見て
いるんです。だから……彼女の言うとおり、いじめるのが好きなんだと思います』


 ガゴッ!!……プスプスプス……。
 「あーっ!?サ、サーシャちゃぁん!?いきなりなにをするんですかー!!」
 「……第一の質問ですが、今の音声は一体なんだったのですか?」
 「質問を質問で返すのはいけない事だとおも(ビュン!!)、えーと、この前サーシャちゃ
んが言ってた学園都市で変な影響力もった男の子についての調査結果、かな?」
 「第二の質問ですが、誰が調査を行ったのですか?」
 「それは勿論私が現地に行って突撃取材してきたのよ♪」
 「第三の質問ですが、何で……何で……」
 「んん?何々、声が小さくて聞こえないわぁ」
 「何で!内容が全部、その、卑猥なモノなのですか!?」
 「えー、だってサーシャちゃんが気になるって言うからお姉さんてっきりそういう方面
の話なのかと」
 「…………(チャキッ)」
 「あ、あらぁ?気に入らなかったかしらぁ……だったら今度は第二段のイギリス清教女
子寮編を、って待って!!そんなおっきいので攻められたら流石に!」
 「第一の私見ですが、聞く耳持ちません」
 「せ、せめてこっちのカナミンのステッキで――!?」
 アッー!



「第一の疑問ですが、それにしてもなぜ私はこんなにも不機嫌なのでしょうか」
(解答一。私だけのけ者、許すまじ)

46:名無しさん@ピンキー
07/07/20 12:12:38 4tAk+xBX
多彩な性癖だなぁ上やん

47:名無しさん@ピンキー
07/07/20 12:57:05 vAneBHUs
で、続きはまだかね?
ワッフ(ry

48:名無しさん@ピンキー
07/07/20 13:21:23 cXR8GUgb
ワロタ。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
 ⊂彡

49:名無しさん@ピンキー
07/07/20 14:07:33 oXjMN1bS
>>45
お前ハルヒスレにも似たようなのを前に投下しなかったか?


いいぞもっとやれ。

50:名無しさん@ピンキー
07/07/20 19:10:00 a7Pm2mpx
カミやんから見たバージョンを希望してみる。

51:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 22:45:59 ZtDkxoGQ
どうもー。
今スレもどうぞよろしく、携帯の人だよー。
今回からコテハンにチャレンジ。
なんかこれしっくりくる感じだねぇ…。
ってな訳で『御坂美琴と騒乱の温水プール』の続きを投下するよん。

んだばスタート~。

52:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 22:48:28 ZtDkxoGQ
つい呟いてしまった彼女の脳裏に、上条さんのカッコイイ姿が過ぎりまくるのだが、頭を振ってそれを振り払う。
てゆーか気付いてなかったのかコイツは。
あまりの鈍感っぷりに振った頭が痛んだが、今更気にしたら負けだと思う。
「…いるには…いるけど…」
何とか捻り出したのはそんな可愛さのかけらもない言葉。
「いるのか。あー…そうだなぁ…」
答えを聞いた上条は頷き思案深げに顔をしかめる。
「御坂の知り合いが二人、似たような時期に告白してきたとする。どっちもちっとはいいなぁって思ってる相手だ」

53:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 22:52:27 ZtDkxoGQ
ゆっくりと、言葉を少しずつ選んで考えを読ませまいとしているようだ。
「そうなったら…お前ならどうするんだ?」
あまりに突拍子もない例え。
一生懸命バラすまいと頑張っているようだが、美琴には上条が今どういう状況にいて何を悩んでいるかがなんとなく理解できてしまった。
(…胸が…痛い…)
見えない何かが美琴の心をえぐる。
「…すぐには選べないと思う…私は…」
上条なら大丈夫だろうが、一応美琴も、言葉を選びながら答えを伝える。

54:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 22:54:19 ZtDkxoGQ
「…一緒にいるとか、その人が他の異性と一緒にいるところを見るとか…そうすれば自分の気持ちがわかるんじゃないの?」
実体験も兼ねた美琴の言葉。
上条が他の女の子と話していると胸が痛くなる。
それを発散するため上条に絡むと、いつにもまして嬉しい気分にさせられる。
(…あーあ…そんなことない、って…意地張って言わなきゃよかったなぁ…)
そうすれば相談される側に回ることはなかっただろう。
こうして一緒にいられることは嬉しいし、幸せだ。
しかし、

55:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 22:57:41 ZtDkxoGQ
(…こうやって私と一緒にいても…アンタは他の女の子のこと考えてるんだもんね…)
端から見ればバレバレの行為でも、対象者が自覚しないことにはなんの意味もない。
それが美琴のした否定であり、決して本当の気持ちが上条に届くことはない。
そう、現状では。
(…今ここでアンタに告白したら…驚くわよね…)
表情には出さず、クスクスと笑う。
意味のない妄想。
言葉にしなければ伝わらない。
わかってはいるのに…、
(…恥ずかしくて…恐くて…どうしようもなくて…その一歩が踏み出せない…)

56:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 23:00:33 ZtDkxoGQ
今という現状。それは『友達』という境界線がどれだけ曖昧で危ういものなのか、理解するには充分なものだ。
ギリギリの均衡。
ほんの僅かな衝撃ですらバランスを崩してしまう。
(…友達、かぁ…)
友達とすら言えない関係かもしれないけど。
拒絶されることが恐い。
それは多分どんなことよりも。
でも多分、
(…好きって気持ちが勝るのよね…)
それが恋をするってことだから。
恐いことを飲み込んで、
(…私だってあんたの側にいたいのよ…)
素直に気持ちを伝えられたのなら、
(…後悔なんてしたくない…)
そうしたらきっと…。

57:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 23:03:27 ZtDkxoGQ


「…すぐには選べないと思う…私は…」
美琴がゆっくりと口を開く。
「…一緒にいるとか、その人が他の異性と一緒にいるところを見るとか…そうすれば自分の気持ちがわかるんじゃないの?」
嫉妬するか否か、ということか。
しかし上条にそれは酷ではないか。
不幸、並びに鈍感が服を着ているような少年である。
「まぁ、アンタ場合気付かないことがほとんどでしょうけど。…少しでも嫌だと思ったらそうなのよ」
補足のように締め括る美琴の瞳からは、どこと無く決意の色が見て取れた。
(…てゆーか中学生に恋の相談してる俺って…)

58:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 23:06:01 ZtDkxoGQ
気付かれてはいない…、とは思うが。
心の底から、

|||orz

な気分である。
(…でも御坂って…こんな落ち着いた奴だったっけ?)
失礼な。
無駄にテンションを上げさせ、怒らせているのは上条だというのに。
キシ…、と安っぽい白い椅子を軋らせ、視線を天井に向けた。
太陽の光を取り込むために―紫外線の処理など多少の細工はしてあるのだろうが―全面ガラス張りにされた天井。
それを眺めながら静かに考えを廻らせる。

59:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 23:11:30 ZtDkxoGQ
(…もう少し…時間かかるかも知れねーな…)
美琴の意見を実行してみるには多少なりと時間がかかるだろう。
それはまた、答えを先延ばしにするということで。
「……ふぅ…」
眉根を寄せたのと同時にため息が漏れた。
美琴はさっきからずっと、静かに上条を見つめている。
「…色々とサンキューな御坂」
視線を美琴に移し、礼を言う上条。
「…いいわよ、別に…」
それに、美琴は小さな声で答える。

60:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/07/20 23:17:10 ZtDkxoGQ
ほい終了。

この話も多分、次回投下分でいったん幕を閉じるかな。
今回は宣言通りだけど、短くてごめんね。


それじゃあ、レスをくれたみんなにお礼を言いつつ、また次回。

61:名無しさん@ピンキー
07/07/21 01:01:06 HQrWma92
くっ……焦らし上手さんめ

62:名無しさん@ピンキー
07/07/21 05:52:35 bp2OPGmy
なんという寸止め・・・この作者は間違いなくS

63:名無しさん@ピンキー
07/07/21 11:31:26 lPTCRjHn
こうやって叩かれることも予測したMの可能性もある

64:579 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:50:52 mAD8fKG8
>>34
呼びましたかおいちゃんを?

いやね、禁書で話題ふられるとね、おいちゃん困っちゃう。また、

「おまえは書きかけをさっさと完結させろ」
「ネタだけふって放置するな」

とか言ってみんなに怒られちゃうじゃないか。ああ。

65:『彼女は過食症』 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:52:04 mAD8fKG8
 荒い息を立てていた少年の体がビクッと震えて、その動きを止めた。それと同時に上ってくる熱い
感触に、自分に覆い被さる少年の背中に回していた手に力が籠もる。
「つッ」
 爪が立ったのだろうか、少年が小さく声を上げた。その声に焦ってしまって、自分自身息も絶え絶えと言った状態なのに、わずかに顔をしかめた少年にインデックスが―かろうじて絞り出した声で
―話しかける。
「ご、ごめんねとうま、爪が……」
 息を荒げていた少年、上条当麻が声をかけた銀髪の少女、インデックスに顔を向ける。
「あ、いや、平気…って、こっちこそ、痛かったろうに、悪かったよインデックス」
 上条が心配そうな表情になる。
 そのまま、おそらく本人は細心の注意を払っているのだろう、欲望を吐き出してやや力を失った『上条自身』を引き抜いた。
 破瓜の血と、上条の吐き出した白濁が入り交じって赤とピンクと白のマーブル模様になった体液が、
少女の小さなその膣中に収まりきらずに流れ出る。
 掻き回され、引き裂かれるようだった鋭い痛みが、それを残しながらも今度は重い痛みに変わって、
のし掛かるように少女の体を襲った。
「はっ、ううっ…」
 思わず漏れた嘆息に、上条がはっとした表情でインデックスを見つめる。
「すっ、すまんインデックス…あ、ああ、悪ぃ…」
 何と言っていいのか、何を言ったら良いのかが判らない。悪い、とか、ごめん、とかそういった謝
罪の言葉が羅列されて、上条がただただ混乱していくのがよく判った。
「はっ、はあ…だ、大丈夫だよ……だって、」
 インデックスは心底心配そうな表情をした少年の目をしっかりとのぞき込んで、確かに我慢はして
いるが辛くない―なぜか、本当に辛くはないことを伝える。
「痛いけど、痛いのは、これが、夢じゃないから…」
 力の入らない両腕が上条から離れないように、その背中の上で両の指を絡める。
「それでも、もし、夢だって言うなら―朝になってもこの夢が醒めないように、ずっと、ぎゅって、してて…」
 その言葉に、上条もそっとインデックスの背中に腕を差し入れて、銀髪の少女の白い裸体をそっと
抱きしめた。
「そう、だな、もしも夢なら……醒めない方が良い、俺も」
 抱きすくめられたその耳元にささやく。
「幸せだよ、私…。すごく、しあわせ。とうま、大好き―」


66:『彼女は過食症』 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:53:08 mAD8fKG8
                     -*-

 これまで通りならユニットバスから抜け出してくる朝。
 今朝はベッドから抜け出して、朝食を作った。(自分の)ベッドから起きて朝飯なんてどれくらい
ぶりなんだ、などと考えつつも、ベッドという単語に昨夜の出来事が重なって頬が緩む。
 もたもたといつもの倍以上の時間が掛かって、朝食が並んだ。
 その頃にはインデックスも朝のお祈りを終えていて、
(そういや、つまみ食いに来なかったな?)
 浮かんできた考えをひとまず横に置いて、食卓を囲む。
 どこか、違和感を覚えた。
(……?)
 とりあえずは箸を進めることにする。と、
「ごちそうさま」
 にっこりと微笑みながら、インデックスが箸を置いた。
「えっ?」
 食卓の上を見回す。おおよそ3人前は作ってある。これはいつも通り。自分の茶碗に普通盛り―
半分以上食べたが―これもいつも通り。インデックスの希望で、可愛らしい絵柄の茶碗を買ってき
たので小さめの茶碗に、最初は普通盛り、いつも通り。
 なにが違うのだろう、と考える。
「インデックス?」
「な、何? とうま」
 はっ、と気付いて目の前の少女に話しかけた。
「めし、1杯しか食べてないけど? おかわりは?」
「え、もういいよ、おなかいっぱい。おいしかったよ」
「えっ?」
 思わず身を乗り出す。茶碗と箸を置いてインデックス側に回り込んだ。
「大丈夫か? 体の調子でも悪いのか? …あ……、昨夜、その、あー、ずっとはだ……」
 言わんとしていることが通じたのだろうか。インデックスは顔を真っ赤にして俯くと、小さな声で
ごにょごにょと呟きだした。
「調子なら、悪くないよ? …風邪とか、ひいたワケじゃないよ、本当だよ? あの、その、………
……で、…………だけど、体調は悪くないよ? 熱だって、ないもん」
 そう言うと(半分以上は聞き取れなかったが、言わんとすることは判った)、顔を上げてその額を
上条の額にこつん、と当てる。
「でしょ?」
 お互いに真っ赤に顔を染めてしまって、熱があるのか無いのかなど全く判らなかったのだが。
「そうか、それなら良いんだけどさ」
「うん、大丈夫だよ。本当におなかいっぱい。たくさん作ってくれたのに、ごめんね」
「いや、それも、別に良いんだ」
 上条とインデックスの双方が目を合わせたり、逸らしたり、見つめてみたり顔をさらに紅潮させて
みたりしながら、朝食の時間はうやむやに過ぎていった。

67:『彼女は過食症』 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:53:39 mAD8fKG8

 しかし、昼食も、夕食もインデックスは上条が思うところの『女の子の普通の食事量』を食べたに
過ぎず、一日が終わる。
 入浴を終えて、
「ねえ、とうま、いっしょに…あの、その、寝てくれるんだよね?」
 そう話しかけられて、インデックスの食事量に脳内をクエスチョンマークで満たしていた上条も、
思考が飛ぶ。遠回しにも求められて、また、そんなお膳立ての中、超えてしまった一線に青少年の脆
い理性が耐えられるはずもなく、その一夜も寝不足のまま過ぎていった。
 そして翌日。
 翌々日。
 そのまた翌日。
 インデックスの食事量は、凄まじいまでに激減したまま(といっても、今までが異常だったと言え
ばそれまでなのだが)変わらない。
 が、インデックスが特に空腹を訴えてくるとか、上条が学校から帰って冷蔵庫を覗き込んでも、何
かを食い荒らしたとか言った様子もなく、それでいてインデックスが体調を崩しているような様子も
ない。むしろ色つやも良いような、もっともこれは、ここのところ常時この純白シスターの機嫌が良
いのでそのことも加味されているのだろうが―元気だし、何もおかしくない。
 上条家の家計の事情から言えば福音とでも言うべき事態なのだろうが、上条の心理的に納得する結
論に達することなくさらに数日が過ぎた。

「あー、太陽が黄色いってのはこういうことか」
 ぶつぶつと呟きながら学校への道を歩く。
 上条を受け入れることに慣れてきたインデックスの身体は、今度は少女自身にも身体的な快感を与
えるようになってきたらしい。触れてみたり、唇を寄せたり、そして……。
 上条を求める白い裸体に、とにかく止まらない。やり過ぎだ、とは思うものの。
「やめられるわけ無いよな……」
 顔が自然と火照ってくるのを感じる。
 しかし、話は変わるが今朝もインデックスは小食で。

                     -*-


68:『彼女は過食症』 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:54:13 mAD8fKG8
「……と、言うワケなんだが、インデックス、大丈夫なんかな? それとも何か? 魔術的ななんた
らで食えなくなってるとか、逆に今まで食い過ぎてたとか、そういうことなのか?」
 教室に辿り着いて、土御門元春を見つけるとそんなことを話していた。もちろん、夜のことは抜き
である。
 が、土御門はニヤニヤと上条を見つめると、
「理由か。理由なんて、簡単ぜよ」
と一言言うと椅子から立ち上がり、教室の中央に向かって大きな声を上げた。その声に、教室にいた
クラスメイトたちが上条たち―いや、上条一人を見据える。
「あー、クラスの諸君! カミやんが俺らをさしおいて、ひとり先に大人の階段を上ってみたら女心
が難しいとお悩みだそうだにゃー! 先達に対して差し出がましいことだと思うが、諸君らの心から
の忠告をカミやんにっ!」
 土御門の演説に、教室内が殺気だった。上条が慌てて土御門を引っ張る。
「おっ、おい土御門っ! いったい何言って! そもそも話そのものがっ!」
 泡を食った表情の上条に、血の涙を流さん勢いの殺気と哀愁を背負った土御門がゆっくり振り返る。
座ったままの上条を見下ろすと、口の端を吊り上げさせた。角度のせいだろうか、サングラスが太陽
光に反射してその目は見えない。
「カミやん。夏服なんだぜい? 襟がよく開いてるんだが、首筋にキスマークはなあ」
「えっ!!」
 慌てて首筋を押さえる。
「ほらバレた。それになカミやん。部屋、隣ぜよ? 壁薄いんだよあそこは。激しかろうが何だろう
がその辺はカミやんの勝手だが、いい加減、寝不足でなあ」
「…まじ?」
「マジ。本気と書いてマジ」
 次の瞬間、クラスの男子生徒たちが上条に襲いかかった。消え入るような上条の悲鳴が響く。
 が、土御門自身はそこに参戦することはなく、それを見つめるだけだ。

(抑圧されての、というか、精神的要因での、まあ、ストレス性の過食症があるとは聞いていたが…。
禁書よ、上条の鈍さに、あれほどの量を食い散らかすほどの過食症になってたのか? メチャクチャ
ぜよ…いや、メチャクチャなのはカミやんか? こんな鈍いというか―いや、よそう)

 顔をゆがめて苦笑する。
「彼女は過食症、ってか? 直ってよかったじゃないかカミやん。ま、これは俺とクラスからの心か
らの祝福ってことで」
 揉みくちゃにされる上条から、返事はない。
 出来ないだろう。
 土御門は、再び顔をゆがめて苦笑した。


69:579 ◆UHJMqshYx2
07/07/21 20:57:51 mAD8fKG8
食欲と禁書と言うことだったので。

本題は食欲の方ね、あくまで。エロじゃないの。そういうことで。

ここのところ仕事がすごく忙しくて久しぶりに覗いたら5スレ目に突入してるし。
上のもさっき適当に書き殴ったので読みづらくて申し訳ない。

さあ、アニェーゼの方に戻ろう…

70:名無しさん@ピンキー
07/07/21 21:01:58 EJqNpizP
GJな579氏なんかもうもうSS持ってメディアワークスでもどこでもいっちまえ!

71:名無しさん@ピンキー
07/07/21 21:20:38 c9KtIg98
メディアワークス他のラノベ編集部は
良質のファンフィクション作家を集めて短編集を出せばそこそこ稼げると思うんだ・・・
それを切欠に道を踏み外してプロになる人がいれば俺達幸せになれんじゃね?

72:名無しさん@ピンキー
07/07/21 21:29:31 bwmnOYDq
いぃぃやっほぉぉう!!(ガタッAAry
禁書かわいいよ禁書!
579氏GJ!!




……「現界に必要な魔力を食事で補っていた」なんて連想したのは秘密だ

73:名無しさん@ピンキー
07/07/21 22:34:13 HULG03aX
話題を投げかけた当人としては579氏GJと言わざるをえない。
久々にうまいとおもえるSSだった


74:名無しさん@ピンキー
07/07/22 00:06:41 R/4i0k7k
妙に納得できる理屈だなあ・・・

75:名無しさん@ピンキー
07/07/22 01:07:25 gDMdtACk
579氏メチャクチャGJ
ただ大食じゃない禁書にかつて無い違和感を覚えるのは俺だけだろうか

閑話休題
随分遅筆だけど姫神SSの続きが出来たので上げさせて貰うなー

76:揺れる乳、揺れない想い
07/07/22 01:09:39 gDMdtACk
「君が好きだから。だから何でもしてあげたい。助けてもらった事の恩が無いといえば。ウソになるけど」
零の距離で、少女は告白を紡ぐ。
少年の張り裂けそうに高鳴る鼓動は姫神の額へと直に伝わっているのだが、自身の鼓動にかき消されて彼女はそれに気付く事さえできない。
「それに。こうでもしないと『敵』に勝てない」
普段の姫神なら決して口にしないであろう言葉。
それはとても小さくてすぐ傍にいる上条ですら聞き逃すような声であったが。
それでも上条の言葉が、大切だと、大事だという言葉が彼女に力を与えていた。
「遠くから見ているのは。もうやめた。私は。前にすすむ」
そう言って姫神は顔を上げ、真正面から少年を見据える。
彼女の顔は今までに見せた事の無い決意の表情。
対する上条の顔は赤く、呆けたような実に間抜けな顔をしている。
そのなんとも腑抜けた顔が余りに彼らしくて思わず姫神の口元が緩んだ。
「私は。どんな答えでも受け入れるよ。もちろん君が。受け入れてくれるのが。一番いいんだけど」
聖女のような、慈母神のような優しい笑み。
上条は何も言わなかった。何も言えずにいた。
分からないのだ、彼女にどう応えればいいのか、自分の気持ちがどこにあるのか。
嬉しい、少女の告白は飛び上がるほど嬉しい。だが自分にそれに応える資格があるのか。
姫神の事は好きか、当然好きだ。大事だと、大切だと言った言葉に偽りは無い。
それは男女と間柄としての好きか、分からない。上条にとって彼女は友人であり仲間で、守りたいと思う人で。
上条当麻は恋愛という事に疎い、普段から考えた事も無い。
鈍い頭を捻って考える、が未熟な少年は恋愛という物が考えれば正しい答えが出るものでないという事に気付けない。
そんな上条を見かねた姫神が助けを出す。
「答えられない。そういう答えも受け入れるよ。望みが無いわけじゃない。はっきり断わられるよりずっといい」
先ほどとは少しだけ違う、力強く可愛らしい、少女の笑み。
こんなに豊かな表情ができたのかと上条は思う。
目に見えて表情が変わっているわけではない、顔の表面の動きはささやかな物でいつもの無表情な姫神そのものだ。
それでも上条には彼女が満面の笑みを浮かべているように感じられた。
た。

77:名無しさん@ピンキー
07/07/22 01:10:46 gDMdtACk
「それで、いいのか?」
情けなさを感じながら上条は言う。
「無期限というわけじゃないけど。待つよ。それに努力もする」
姫神はそこで顔を伏せたと思うと、体を上条へと近づけた。
元々姫神は上条に寄りかかるような体勢だが、それでも無理やりに隙間を埋めようと体を寄せる。
少女は今ノーブラである。本来胸の膨らみを包むはずのささやかな刺繍のほどこされた下着は彼女の足元に転がっている。
当然、胸は上条の胸板に強く押しあたりその整った形を歪めている。
突然の感触に上条の心臓はバコーンッ!と跳ね上がる、姫神の心臓も破裂せんばかりに跳ね回る。
二つの鼓動が重なる。
「ど、努力?」
「うん。努力」
どこか間抜けな問答。
上条が一歩下がる、姫神が一歩進む。更に一歩下がる、一歩進む。下がる、進む。
そして壁際。
上条は下がれない、姫神はこれでもかと身体を寄せる。
暖かく、柔らかい感触を上条は体全体で感じる。
特に下腹部の少し上に当たる二つの膨らみの感触は凶悪で、上条の意識は嫌でもそこに向けられる。
一度意識してしまうと洒落にならないほど心地よい柔らかさに頭がクラクラし、更に微妙な硬さを持つ突起の存在に気付き生唾を飲む。
「ひ、姫神さん?」
「嫌?」
姫神は頬を染めて可愛らしく首をかしげる。
嫌なわけないです!!と心の中で叫ぶが微かに残った理性が歯止めをかける。
いいのか?それでいいのか上条当麻?このまま流れに身を任せて本当にいいのか?
「…君は」
いつまで経っても逃げ腰の上条に姫神は一転、呆れたように言う。
「いくじなし」
「がふぅ!?」
さらりと男としてかなりきつい単語を投げかけられて上条は怯む。
「腰抜け。へたれ。臆病者。甲斐性なし。ED」
「まてええええええい!!最後のだけは断じて違うと上条さんは主張しますよ、男として!!」
精神的にかなり足に来るダメージを受けながらも何とか反論する上条。
すると少女は色めかしい微笑を浮かべる。
「うん。確かに最後のは。違うね」
に抱き合いお互いを感じ続けた。

78:名無しさん@ピンキー
07/07/22 01:12:01 gDMdtACk
その時、上条の下半身にくすぐったい感覚が奔った。
「おああっ!?ひ、姫神!?」
小さな、白い手が上条の苦しそうにいきり立ったそれを服の上からなぞる。
「き、きみの。すごいね」
その感触に驚いたのか珍しく姫神の声が上ずった。
しかし彼女の手は止まらず、上条の形を確かめるように彼の股間を撫でる。
「ちょ、ちょっとタンマー!!! マジでやばいですって姫神さん!!」
「タンマなし。やばくない。大丈夫」
三言返答、姫神は止まらない。
服越しの手の平の感触に上条のそれは震え、さらに硬さと大きさを増す。
姫神は真っ赤に肌を染めながらも、興味深そうに、感心したように手を動かす。
(ワッツハップン!?何ですかこの状況は!?不幸少年上条さんにこんな幸せドキドキエロスイベントが起こる訳ないのにー!!)
上条当麻は状況を整理する。
黒髪の綺麗な巫女さんのクラスメートに、人気の無い空き教室で、柔らかな胸を押し付けられ、下半身を恥ずかしそうにその小さな手で弄られている。
それは彼にとって突然記憶を失ったり、学園最強とタイマンバトルをしたり、200人のシスターと喧嘩をするよりも非現実的な出来事である。
非日常に脳が追いつかない。
夢の中の出来事のように現実味が無い。
それでも身体に伝わる熱が、感触だけが嫌に生々しい。
喉がカラカラする、体が熱い。
熔けそうな脳で上条は思う。
姫神という少女はこんなに積極的だったのかと。
もちろん彼女の事を全て知っているなんて自惚れているつもりは無い。
それでも自分の知っている少女とのギャップに戸惑いを隠せない。
「むう。これでもダメか」
姫神はそう言って寄せていた体を離した。
そして深呼吸をすると再び制服に手をかける。
「やっぱり。視覚的に刺激が足りない」
そろりそろりとセーラー服がめくり上げられる。
白い透き通った肌が、上条の前にさらけ出されていく。
今度は上条は止めなかった。
少女の無言の圧力があったことがひとつ。告白を経て意識するようになった少女の素肌に見とれていたのがひとつ。そしてもうひとつ。
「どう。かな?」
服はこれでもかとたくし上げられ、少女の上半身は何にも遮られること無くむき出しになっている。
全体的な肉付きが良いながらもくびれたウェスト、飛びぬけて大きい訳ではないが整っていて男でなくとも触れたくなる様なバスト、その先端でささやかに主張するピンクの突起。
もうひとつ。そんな少女の身体が、寒さからではなく確かに小さく、本当に小さくだが震えていることに気付いたから。
「え。あぅ?」
気付けば上条は姫神へと歩み寄り、その細い身体を抱きしめていた。
彼女は決して積極的な人間というわけではない。それが上条の知る少女の姿で、本当の姿でもあるのだろう。
そんな彼女がこれだけの事をするのにどれだけの覚悟が必要だったのか。どれだけの勇気が必要だったのか。
自分の気を引く為に身体の震えも隠して、あらゆる手を尽くす少女がいじらしくて、応えてあげたくて。
「もしかして。効果。あったかな?」
震える声。恐れでも悲しみでもなく、抑えきれないというような喜びで。
「ああもう、滅茶苦茶あったよ、ありました。姫神さんの魅力にクラクラです」

上条は思う。
まだ自分の気持ちがどこにあるのか分からない。それでもこの少女を抱きしめたいという気持ちは本物で。
正しいかどうかは分からないけど、間違っているのかもしれないけれど。
今だけは、姫神に応えようと。

そんな心中を察したのか気付いていないのか、姫神は嬉しそうに目を細めて強く抱き返す。
そうして二人は夕日の教室で何も言うこと無く、ただ静かに抱き合いお互いを感じ続けた。

79:名無しさん@ピンキー
07/07/22 01:15:05 gDMdtACk
超ミスったorz
1つ目と2つ目の最後の行は無視してください…思いっきり違うのが入り込んだ…

遅筆の上にまだ終わってないのかよという話だけど、もう少しでけりつけるんで最後まで見てくれたらありがたいです
レスをくれた皆ありがとう

80:名無しさん@ピンキー
07/07/22 04:04:05 dlDcQoPX
なんだなんだ、エロいじゃないかもっとやれ

81:名無しさん@ピンキー
07/07/22 23:17:57 mvErFa8I
保守

82:名無しさん@ピンキー
07/07/23 00:56:38 vpOXh9R8
あれ?

83:名無しさん@ピンキー
07/07/23 02:46:11 8VD74LaO
今日唐突に、「とある魔術の淫書目録」というタイトルを受信した。
これ題材にしてなんか書こうかな・・・

84:名無しさん@ピンキー
07/07/23 03:33:14 QMtj1fHa
>>83
なんだそのネーミングw









ぜひやってくれ。頼む。

85:名無しさん@ピンキー
07/07/23 03:47:38 CSYzXTQf
『とある魔術の禁書もうろく』

ねぇ、とうま。
今朝、朝ご飯食べたっけ?
私、食べた記憶がないかも。

86:名無しさん@ピンキー
07/07/23 07:37:30 nSCDm5Yx
>>85
お婆ちゃん
爺ちゃんは一昨年亡くなったでしょ
そんな事言っても御代りは無いんですから…

87:名無しさん@ピンキー
07/07/23 09:07:03 d4L4p6RL
>>85
「とうまぁ」
「上条ではござりませぬ
 それなるは必要悪の教会の門を叩きし者」

88:名無しさん@ピンキー
07/07/23 12:52:46 YEQzryj7
誤って洗濯機に全身洗われてしまう、ねーちん。

89:579 ◆UHJMqshYx2
07/07/23 23:42:21 9a2ZCOw0
>>86
・゚・(つД`)・゚・幸せだったの?そうだよね?

90:名無しさん@ピンキー
07/07/24 01:31:56 5qD4IJUt
>>89
天国で待ち構えていた天使たちに捕まって
「死んでも不幸だーーー!!!!」

91:名無しさん@ピンキー
07/07/24 01:51:37 xJWpSUnw
死んだらミーシャ様が待ってるじゃないか

92:名無しさん@ピンキー
07/07/24 15:38:13 5iHlzIC0
>>83
淫デックスというわけですか。

93:名無しさん@ピンキー
07/07/24 16:01:50 +TTYnyvQ
>>90
…風斬がいるさ。

94:名無しさん@ピンキー
07/07/25 02:01:35 4bJqf7Z3
完全記憶能力者ってぼけたりするものだろうか?

95:名無しさん@ピンキー
07/07/25 09:44:59 DUKbRVjZ
「完全記憶能力」っていう魔法・魔術なり超能力だったら忘れないんじゃない?
生来の素質によるものだったらボケたりするかもしれんが

96:横槍の将軍
07/07/25 14:36:00 U/lD2R/8
空気を読まず『神裂×上条』投稿也……

「……上条当麻。今のは一体?」
「いや、その、違うんです、これには話せば長くなる深ーい理由があってですねえ、上条さんは先程の意味不明な現状を一体どこから話していいものかさっぱり」
ここは病室であり個室。
俺が入院している個室。一応、見舞いに来てくれる奴も居る。
ていうか、今現在俺の前にも見舞いに来てくれた奴が一人居る。長身黒髪ポニテが特徴の女性、神裂火織。
いや、そんな事が言いたいんじゃなくて。問題はその神裂の視線の先にある事態であって。
いくら養生中で動けないからって女性のそれも美人の聖女様の眼前にパンパンに股間のズボンの布地に張ったテントを晒しちまったなんて俺は変態ですかバカですかキチガイですか青髪ピアス以下ですかっていうか冒頭から不幸だああああああああっ!
(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ! このままだと斬られる! だからって下手に答えればやっぱり斬られるどうしよう考えろ上条さん生き残るすべを脳をきりもみ回転させて考えろ!)
そもそも、神裂がこの病室の戸を開けた頃は俺の息子は通常通りだったのだ。
だけどね奥様(誰?)、上条さんも男の子なんです。上条さんの目の前で何気ない動作で貴方様が前かがみになった時にそのおっきな胸が揺れるんです。その片方断ち切ったジーンズからスラリと伸びた足に変な妄想を掻きたてられるんです。
繰り返しますが上条さんも男の子なんです。ただでさえ病院で退屈でヌくための雑誌とかしまった持って来てないあー参ったなあなんて時にそんな刺激的なものをいやらしい目以外の何で見れると仰いますでしょうか?
ああ俺のバカ! いくら数日中に退院予定の元気な体だからってベッドから出るんじゃなかった! あのままベッドに潜り込んでたならまずこんな痴態は貴方様のお目にはかからなかったでしょうよ!
今は慌てて被せた掛け布団にその忌まわしい下半身は隠れているが、もう遅い! バッチリ見られました!
「だから、あのですね……まあ……その……」
先延ばしの言葉も間もなく底が尽きようとしてますよ上条さん!
考えろ! 最も穏便に済む答え方を考えろ! もう時間が無い!
答えろ!
「……その……まあ、いわゆる……欲求不満ってやつ?」
……ぉぃ。
オイィィィィィィ! この期に及んで一番最悪の答え言ってしまったよ上条さん!
事実を言ってどうすんですかここまで引き伸ばした意味が無いじゃないですか上条さんのバカ野郎ぉぉぉぉぉ!
ああ、神裂が何も答えません。これは何ですか無言の怒りってやつですかああそうですかいわゆる死の宣告ですねもう逃げられません打つ手無し!
父上、母上、どうか先立つ不幸をお許しください……
「……欲求不満? って……!」
その意味に気付いた神裂の顔が真っ赤に茹で上がりました。
この先の展開が目に見えるようですよ、間もなくあなたの腰のベルトに下がってる鞘からそれはそれは見事な輝きを放つ刀が抜かれてこの貧相な肉体など一刀両断するんでしょう。
嗚呼、人生の最後に聞く台詞が「この変態!」だなんて幼少時代の将来に夢を馳せていた上条さんには想像だにできないことだったでしょう。
さあ、目を閉じてこの世界に別れを告げよう……。

97:横槍の将軍
07/07/25 14:37:12 U/lD2R/8
「……」
沈黙。
一分ほど経ちました。
……あれ? どゆこと?
何故か目を開けた先に広がっているのはお花畑でも三途の川でもなく、変わらず清潔な色合いの病室でしたよ?
そして目の前の神裂はあれから微動だにしていないみたいです。
え、何このわけの分からない展開。
「えっと……神裂?」
斬るなら焦らさないで一思いに斬ってくれ! という意味を込めて彼女の名を呼んでみます。
真っ赤な顔で、済まなそうに眉を下げた彼女は体つきに似合わず可愛らしいなということは置いといて、何で固まってるのかを間接的に聞いてみたのです。
「……いえ、その……貴方に、借りがあるのは確かです……から」
両手の指を胸元で組み、それを見つめるように下を向いて照れている神裂。
というか、さっきまでの会話と脈絡が無さすぎやしませんか? このヒトは何が言いたいんでしょうか。
「……?」
借りがあるから今回の件は水に流すと仰ってくれたのか。
それならありがたいが、でもそれだけ言うにしてはやけに躊躇ってるような……。
「……だから……もし、そういう……よ、欲求とやらを持て余しているん……でしたら」
ますます言ってることが分からなくなって……
……ん?
い、いやいやそれは有り得ない。
一瞬の予感とはいえ一体何考えてんだ上条さんは。
考えてもみろ、不幸な人生十数年歩み続けしこの身がそのような妄想ブッチギリハアハアなイベントに足を踏み入れるはずが
「あの……私にも、手伝えることが……あれば……」


…………( д )゜ ゜

……

……ちょっと待て。
何だ今の幻聴は。新手の魔術か? 俺は幻想殺しの右手で自分の頭を叩いてみる。
だが今聞いたことの記憶は消えない。
手伝うって……え、ちょっと? そんな困った茹蛸みたいな顔で言われるとそういうことにしか聞こえないんですけど。
「え!? あ、いやそんないいよ借りなんかそんな!」
俺は心からの気持ちで慌ててそう言った。
あれもこの右手が呼び寄せた不幸の一環のようなものだから全然誰を責める気も
「……!」

……ヌギ、ハジメテ、ル?


98:横槍の将軍
07/07/25 14:38:17 U/lD2R/8
この先はご想像にお任せしよう……クク。
…クックック。先程の黒歴史に残る駄文を描いたのは私だが、これは後書きではない。挨拶だ。

私の名は『横槍の将軍』也!

説明しよう! この私『横槍の将軍』とは、様々な盛り上がったエロパロスレに特攻し、ロクに空気を読まずネタ被ってるかも考えず作った駄文を投下しては逃走するヘッポコ将軍!
ちなみに今回の標的である『とある魔術の禁書目録』のノベルは一度も読んだ事が無い! 上記の駄文及び先程の独白に呆れたなら本望だ何故ならそれこそ私の必殺技『横槍爆弾』が効いた証!

おおっと、カエレ&イッテヨシコールに襲われる前に一刻も早く撤退しなくては! ではエロパロを愛する諸君よ、さらば私に二度と会わぬことを祈れ! フハーッハッハッハッハッ!!

99:名無しさん@ピンキー
07/07/25 14:40:50 RyITrU84
地の文とあとがきが痛いのは置いといて、読んでないのにキャラのしゃべり方と設定はちゃんとしてるなあと無駄に感心してしまった

100:名無しさん@ピンキー
07/07/25 14:46:21 N6ZbmyMo
>98
んな、御託はどうでもいいからとっとと続き書かんかい!

101:名無しさん@ピンキー
07/07/25 14:57:10 tFyxb5R1
>>98
お前書くの速いな……いや、書きためてたのか?
昨日某スレで見たぞ

102:名無しさん@ピンキー
07/07/25 15:04:55 54w50z5m
>>98
ヤバイ、良いわ。GJ!
ごちゃごちゃ言わずに続き書け、書いて下さいお願いします

103:名無しさん@ピンキー
07/07/25 15:26:44 8ECz4lxS
>>92誰が上手い事を言えと

104:横槍の将軍
07/07/25 20:58:38 U/lD2R/8
>>99痛いとは何かね。私の挨拶を何者が痛いともウザいとも言おうと痛くも痒くもないが、
地の文が痛いとは言っていることがよく分からぬな、ぬしはストレートに駄文だと言わぬのか。思わず戻って来てしまったではないか。
では、これは痛い地の文と言うのかね?↓

「ストップ、ストーップ! ストップです神裂さんあんた何してやがるんですかっ!」
慌てて制止の声を早口でまくし立てる上条。
「な、何って……言ってからじゃなきゃ……言葉にしてからじゃなきゃ駄目、ですか?」
ヘソ出しのTシャツに手をかけすでに捲り始めている神裂が、俯き気味の顔を上条に向け、消え入るような声で言った。
その初々しい態度はいつもの丁寧な口調とも相まって彼女を幼く見せていてそれを見た上条の股間テントが更に
―じゃなくてっ!
「そ、そういう意味で言ったんじゃねーって! っ、っていうかこっちの処理は俺だけで何とかできないこともないから何も神裂が無理することは」
「言ったでしょう……貴方には借りがあると。そして借りとはいつまでも持ち続けるわけには……」
「だからそうじゃねえっつーの! 借りを返す方法なんて他にいくらでもあるじゃん! 俺はただこういうお返しを望むほど変態ではないと言いたいだけでうおわああああっ!!」
とにかく神裂のしでかそうとしている事を止めようと舌を回す上条だったが、次の瞬間信じられないものが眼前に飛び込んできて思考停止した。
はみ出すようにして捲れたTシャツの下から露になってる乳。
いわゆる『下乳』。
魔術師に問答無用の不意打ちをかまされた瞬間の様な奇声をあげる上条。
そして思い出したようにバッとベッドの上で方向転換して神裂のほうに背を向けた。
今のは忘れようとする……が、一度意識してしまうとなかなか忘れることができない。
捲り上げた裾を無理やり押し上げているように見えるほどの、巨大な二つの肌色を、何度も思い出してしまう。
……心臓が、ドキドキうるさい。
そんな青少年にはキツイ心境に追い討ちをかけるように、衣の擦れる音が上条の耳をついた。
―スルッ……シュルルッ……ファサッ……
……い、今のってまさか。

105:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:10:36 kCP5bpn1
ここで………終わりだとぅ!?

バカ野郎!

106:名無しさん@ピンキー
07/07/25 22:20:23 yac4MhGP
あー痛い痛い!みてらんねえ!もっとマシな文が書けるようにもっとここで練習していきやがれ!

107:名無しさん@ピンキー
07/07/25 23:11:13 OhIKy6b7
あれだな。本当は禁書が好きな誘い受けなかまってちゃんだな?
まあ、力を抜けよ。俺の七天七刀ぶちこんでやるよ。

108:名無しさん@ピンキー
07/07/26 05:01:18 QLc5j37y
横槍氏の文がとても上手く感じられるんだが・・・

なあ職人にならないのか?正直もったいなさすぎるぞ。

てか昨日どこで見たんだったけな・・・
俺も禁書もうろくになってきたかな・・・

109:名無しさん@ピンキー
07/07/26 05:05:02 QLc5j37y
思い出したwww藍蘭とry



スレチスマソ

110:名無しさん@ピンキー
07/07/26 08:00:28 xADb9QoR
横槍氏を十分禁書に浸すには何巻が良いだろう

111:名無しさん@ピンキー
07/07/26 12:49:29 k0VkO0cN
>>110ズバリ三巻だな。
美琴に萌える

112:名無しさん@ピンキー
07/07/26 13:08:48 vY6h7z5/
四巻だろ。ねーちんねーちん

113:横槍の将軍
07/07/26 16:46:13 fJSAuMHY
フン……私は職人ではない。ついでに禁書という書物自体は好きになれるわけがなかろう。何故なら読んだ事がないからだ。それだけは言わせてもらう。
今度こそさらばだ。例の横槍爆弾は好きに扱え。




……最後に。この地を襲った理由…それはあの『神裂火織』。あれと我が好みとの一致点が多すぎた。以上。

114:名無しさん@ピンキー
07/07/26 16:48:48 SdgxC23c
じゃあ読めよ、とツッコムところか?
まあ作品は良いけどお前の態度が気に食わんので夏休み一杯はがんばってね

115:名無しさん@ピンキー
07/07/26 16:57:23 k0VkO0cN
そんな横槍の将軍さんは上条さんとも一致点がお有りのようで

116:名無しさん@ピンキー
07/07/27 18:52:59 CO5cofXr
保守

117:名無しさん@ピンキー
07/07/27 19:58:56 dPv3aZwF
禁書が管理してる本の中にエロいのはないのか?

118:名無しさん@ピンキー
07/07/27 20:09:59 ZzFHy66x
額面通りの『禁書目録』なら、公序良俗に反する発禁本も含みそう。
フツーにいくなら上条さん秘蔵のコレクションを……

119:名無しさん@ピンキー
07/07/27 22:42:38 IANFxZQ2
マジレスすると普通にあるだろ
昔の魔術書なんて普通に性魔術なんてざらにあるだろうし
房中術やらワルプルギスとか

魔女の契約も確かそういうのだった記憶がある

120:名無しさん@ピンキー
07/07/27 23:16:16 CO5cofXr
>>119
何故おまいがそんな知識を持っているのか問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。

121:名無しさん@ピンキー
07/07/28 00:28:41 V6JgGRqj
ウィーン派錬金術とか立川流とかもエロいよ。
抱朴子には媚薬の作り方とかあるし

122:名無しさん@ピンキー
07/07/28 00:56:54 0hUspPRk
>>119
普通に一般教養だと思ってた俺がいる

123:名無しさん@ピンキー
07/07/28 01:08:13 7fcRnUtB
どんな一般教養だよ

124:名無しさん@ピンキー
07/07/28 01:49:52 wuDkgbnu
URLリンク(magic.cosmic-egg.com)

よし、ちょっとみんなで魔術師になろうか。

125:名無しさん@ピンキー
07/07/28 02:14:20 qKTTm6fn
25歳まで貞操を守るとなれるというあれですか

126:名無しさん@ピンキー
07/07/28 04:44:40 kRXIr/kH
>>125それだとブスデブはみんなry

127:名無しさん@ピンキー
07/07/28 14:04:13 mIkpcJEr
>>121
立川流は常人に出来るとは思えないよな
どっちかが先に壊れる

128:名無しさん@ピンキー
07/07/28 14:06:54 mIkpcJEr
連投スマン
手元にある資料を読んでたら、アレイスターは性魔術(抱朴子とかな)の実践家で有名らしいぜ

129:名無しさん@ピンキー
07/07/28 14:07:59 LY+09Koo
立川流の存在を京極作品で知りました

130:横槍の将軍
07/07/28 14:39:48 o6k5sQ+l
馬鹿な……横槍爆弾が不発だと? く……仕方ない、かくなる上は、網喫茶からの奇襲じゃ! WIKIも使った新生横槍爆弾の威力を見よ!


それは、柔らかく、軽い何かが、空気に邪魔されながらも舞い降りた音。
目は背けても、耳まで防ぐことはできなかった健全な男子上条当麻。
いけないことだと言い聞かせても、視覚が役に立たない今は聴覚が鋭敏に冴え渡り、今の音が何を意味していたのか簡単に気づいてしまう。
「ちょっとちょっと神裂さん聞こえてますか!? あなたをお慕いしている天草な皆様がこのような事態を知ることがあればどうなるか考えて下さい! 悪いことは言いませんからどうか冷静になって下さい!」
目を閉じ、頭を下げていても、確かに背中に感じられる人の気配。
そこにいた女は、服を着てはいても、その上から羽織っているものは何もない。
つまり、服を脱いだ音がしたということは、後ろの女は今、気軽に人、少なくとも男には見せられない格好になっていることを意味する。
上条は、無意識に自分の首が振り返ろうとしているのに気づいて自己嫌悪した。
「……」
神裂からの返事はない。
その代わり、プチ、と小さく弾けたような音がして、上条の心拍数は急速に高まった。
駄目だと分かっているのに、上条の頭には神裂が何をしているのかが思い浮かんでくる。
またも、ファサ、と何かが落ちた。
上条は今の神裂の格好、そしてそれから先を想像しようとする雄の自分を決死の意思で食い止めた。
(非常事態発生! 上条さんの思考中枢に一級警報発令! ただ今上条さんは多くの人々から多大なる何かを奪おうとしている! 神裂火織に、最もさせてはならない事を行わせようとしている!)
上条はこの神裂の性格について理解していたはずだった。
彼女は律儀で真面目で、一度やると決めたことを簡単に投げ出したりはしない。周りの遠慮がちな拒否など受け付けない。
だから、本気で彼女を止めようと思うのなら、大声でやめろと怒鳴れば良いと分かっているはずだった。だがそこは若さ溢れる雄の性。十代の男である上条が真っ向から拒否できないのは当然だった。
「……いいん、ですよ? こっちを見て頂いても……」
「……!!」
上条が死力の限りを尽くして築き上げた意思は、彼女からこんなにもか細く紡がれた一言に、半ば壊されかけてしまっていた。

131:横槍の将軍
07/07/28 16:25:07 o6k5sQ+l


「……私じゃ、駄目なのですか?」
神裂の潜んだ声が、上条の耳をくすぐる。
潜んだ声なのに鮮明に聞き取れるのは、それが上条の耳元で囁かれたからであって、耳をくすぐったのは、言葉の合間に僅かにかかる、暖かい吐息だった。
驚き、目を見開いてしまう上条。筋肉が強張り、硬直する。
「ちっが……っ! んなもん、あなた様の前ででっかく勃てていた男に今更聞くまでもないことでしょうが! 男ではあるが上条当麻変態説は否定しようと必死な上条さんは、第一にあなた様にこの場からの穏便な撤退を激しく要求します!」
上条はますます活発になりつつある股間のオトコノコを持て余していた。
「違うの、ですね……良かった……」
一人安堵の声を漏らす神裂の、その一言に怪しい艶が現れ始めていた。
ホッとついた彼女の一息は大きく、その全てを柔らかい耳の肉に受けた上条はビクッと肩を揺らす。
「ちょ、待て神裂、いい子だから人の言ったことは最後まで聞いて下さい! 繰り返しますが、男ではあるが上条当麻変態説は否……」
……上条は最後まで言い切ることができなかった。
細く綺麗な腕が上条の両脇から伸び、硬いテントを張った股間に触れる。
上条は明らかに自分のものではないサラサラな黒髪が、自分の首筋を撫でるように伝うのを見た。それは自分の左肩の後ろあたりにかかる重みの所から伸びているのだろうか。
背中に当てられる、例えようもない今までに感じたことのない柔らかな感触。
「か、ん……ざき……」
「そのまま、動かないで下さい……」
上半身に何も纏っていない神裂が背を向けて座る上条を抱きしめるように両腕で包み、彼の肩の上から覗けた彼の股間のチャックを探り当て、丁寧に下ろしていく。
「私は、聖女と呼ばれる身であるからとて、俗物的な知識が欠片もないというわけではないのです。……上条当麻」
開いたチャックからは必然のように、元気の有り余った男根が飛び出していた。
「っ……!」
初めて異性に大切なモノを晒した戸惑いで、思わずそれを隠そうとする上条の手。
だが、神裂がそっと手で防いでそれを制すると、力を入れたわけでもないのに上条の手は止まった。

132:名無しさん@ピンキー
07/07/28 16:44:39 KuvUQmRW
GJ!

133:名無しさん@ピンキー
07/07/28 17:06:50 KHLjUFPV
>>131
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!

>>128同姓に対しても性魔術の実験を施していたらしい。


134:名無しさん@ピンキー
07/07/28 17:15:34 mIkpcJEr
>>131
GJ……?

>>133
へー。それは初めて知った(?)かも
サンキューな

135:名無しさん@ピンキー
07/07/28 19:51:13 fsPOqU7D
性魔術ってどんな方法でやったのかな

もしかして媚薬とか?

136:名無しさん@ピンキー
07/07/28 20:43:55 mIkpcJEr
>>135
色々
媚薬使うこともあったんじゃない?

まぁ詳しくはスレ違なのでググレ

137:名無しさん@ピンキー
07/07/29 00:32:03 VFcMCZd0
>>131
横槍氏GJ!
このスレのレギュラーになってくれ!

138:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:19:18 nW6qhnzk
性交自体が霊とか悪魔を呼び寄せると考えられてたフシがある

つまりなかなか捕まえられない幽霊退治のためにサーシャたんが頑張るのだ
あとは・・・わかるな?

139:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:37:08 9Z/1SWXG
>>138
あんな格好しているから男なんてほいほいつれるよな。
しかも、自分の見立てでは女も釣れる。

140:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:37:30 omBKpJMg
ある高みに昇るために性魔術を使ってるとこもあるっぽい。
立川流とかな

そういえば、アレイスターって守護天使居たよな。
法の書の内容を話した守護天使。

141:403
07/07/29 21:24:47 U1E7q1bf
もしも御坂美琴がベランダに干されてたら

「ねぇ」

「・・・・・」

「ちょっと、おーい聞いてる?」

「・・・・(有り得ません!有り得ませんよー。きっとこれは夢だ!そうとも思わなけりゃ常磐代中学の制服を着た女の子がベランダに干されてるはずない!)」

「そこにいるあんたに聞いてんのよ!!」

「・・・(夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ、きっと夢だ!さっき小指を角にぶつけて痛かったけど夢だ!)」


「あんた・・・いい加減にしなさいよ!!」

「(なんかバチバチいってるー!!でもここで声出したら全てが終わりな気が・・・・)」



上条当麻は案の定黒焦げになりました

142:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:38:06 DW+OsPUP0
ローラは実年齢なんぼだろうなあ
しかし12巻の挿絵はどう考えても浴槽へ落ちて足をM字に大きく広げたパンツ丸出しの女ガハシャいでるところにすべきだろう

そんな感じでローラものキボン

143:名無しさん@ピンキー
07/07/30 00:27:02 WmmsZrsT
>>142
ああ同志がいる
ローラの権謀術数で篭絡される上条さんが見てみたい
十巻を読んだときにそう思った

アレイスターとやりあえるんだから、結構年食ってると思う

144:名無しさん@ピンキー
07/07/30 02:00:01 n8xQw23M
脱いだら凄そう。

145:名無しさん@ピンキー
07/07/30 10:18:21 iLluC8NM
>>141
続きは?

>>142
>結構年食ってると思う
おまっ、消されるぞ!

146:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:05:29 UIlBomBn
はいどーもー。
携帯の人が来ましたよー、っと。

本当は昨日投下しようと思って書いてたら、いつの間にか次の日になってたんだよね。
ま、それはともかく。
今回をもって『御坂美琴と騒乱の温水プール』も終了だよ。


んじゃ、投下スタートん。

147:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:06:29 UIlBomBn
「………私はアンタと」
言いかけて止まる。
見ると、一気に頬が朱に染まり、しまった、といった様子で口元を手で覆っていた。
バッ、と顔を上条から逸らし明後日の方向に視線を向ける美琴。
「…どうした?」
流石にその挙動ではいくら上条でも訝しげに見つめてしまうだろう。
「…何でも、ない…」
苦しげに顔を歪め、決して上条と顔を合わせようとしない。
これでは『何かあるから心配して』と無言で訴えているようなものだ。
「………そうか…」
聞いてほしいけど、聞かれたくない。
美琴の周りはそんな雰囲気に満ち溢れている。

148:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:08:35 UIlBomBn
美琴の周りはそんな雰囲気に満ち溢れている。
だから上条は、小さく呟くだけにとどめた。
今はまだ、とそう思う。
話してくれるかはわからない。
でも、出来ることなら全力で挑もう。
それが守ると決めた人達に対する、本気の姿勢だと上条は思うからだ。
しかしまぁ、
(…猛烈に嫌な予感がするのは気のせいなのか?)
直感的に、そんなことを思っていたりもする上条さんでした。


「………私はアンタと」
言いかけた瞬間、自分が無意識に何を言おうとしていたのか理解して、思わず口を押さえてそっぽを向いてしまった。

149:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:11:14 UIlBomBn
(…わ、私っ、なに言おうとしてんのよ)
多分、顔は確認するまでもなく真っ赤になっているだろう。
「…どうした?」
かなり訝しげに見られている。
まぁ、これだけ唐突にこんな挙動をしていれば怪しまれるのも当然かもしれないが。
「…何でも、ない…」
何でもなくない。
他の女の子なんか見ないで私だけを見て。
後から後から溢れ出す気持ち。
ダメだ。
それを外に出しては、ダメだ。
今言葉にすればそれは上条を惑わす枷となる。
だが、認めてしまった自分の気持ちは、もはや偽ることの出来ないところまで成長してしまっていた。

150:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:13:15 UIlBomBn
他の女に上条を奪われたくない。

自己中心的な考えであることは美琴自身、よくわかっている。

わかっていても。

だからこそ。

ずっとずっと誰よりも長く愛しい人の側にいたい。

私を独り占めしてほしい。

私に独り占めさせてほしい。

素直じゃない私だけど、それは偽らざる本当の気持ちだから。

でも、今は言葉にしない。

決めたから。

今のアイツを困らせるようなことはしないと。

いつか困らせることがわかっているから。

溢れ出た気持ちが本当に抑えられなくなったら、その時、言葉にしよう。

151:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:15:18 UIlBomBn
それまではいつもの私でいるわ。

鈍感なアイツの行動の一つひとつにヤキモキして。

バカみたいに騒ぎながら一緒に歩いたり。

喧嘩するのも、嫉妬するのも、確かに嫌だけど…それはみんなかけがえのないものだから。

痛みだって喜びだって哀しみだって、全部全部抱き抱えて前に進むのよ。

いつか、いつかきっと。

そう、願いながら前に進む。

それが今の、言葉にしないと決めた今の私に出来る最大限のことだから…。



楽しい時間というのはえてして早く過ぎるものである。
まぁ、楽しいということに限った事象ではないが。

152:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:17:49 UIlBomBn
朝も早くから集まり、泳ぎに騒ぎに奮闘した上条一行は、皆一様に満足した表情で帰路についていた。
「泳ぎに泳ぎましたねー…こっそりと明後日あたり筋肉痛になっていないかとても心配な小萌先生なのですー…」
しょんぼりと、全然こっそりじゃなく宣う小萌先生。
「明後日。あたりというのが。ミソだと思う…」
その後ろを歩く姫神が、口の端をぴくぴくさせながら(笑いを堪えているらしい)ボソリと呟くと、
「…明後日、ね。……先生も大変ですね、いろいろと」
それに合わせて肩を竦める吹寄。

153:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:20:02 UIlBomBn
「な、なんなんですかー! 明後日明後日連呼しないでくださいー!」
腕をブンブン振り回しながら抗議する小萌先生を眺めながら、上条は思わず笑い出していた。
「…笑っちゃ可哀相でしょうが。仮にも先生なんでしょ?」
そういいながら上条の脇を肘でつつく御坂美琴の表情も、どこと無く笑いを堪えているように見えるのは気のせいか。
「ぶ、ぷぷー!! 笑っては失礼ですのに…わ、笑いが…クッ…ぷはー!」
腹を抱えて身もだえながら大爆笑(堪え気味)している白井に至っては正直他人の振りを押し通したいくらいである。

154:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:22:08 UIlBomBn
「明後日? どういうことかな? 説明してほしいかも」
一人理解の遅れているシスターがいるが、今後メインを張ることが(多分)ないのでスルー推奨。
そんなこんなで夕暮れの中を歩く一行。
楽しげに言葉を交わす一行の最後尾で、美琴がゆっくりと口を開いた。
「…あの、さ…」
隣にいる上条にだけ聞こえるような小さな声で美琴は言う。
「…ん?」
「…今度また、誘ってもいい? その時は二人っきりで。…話したい、こともあるし…」
怖ず怖ずと言葉を紡ぐその様子は普段のそれと丸っきり違う弱々しいものだ。

155:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:25:51 UIlBomBn
「私の中で…いろいろとケリをつけて、それで…」
段々と尻すぼみになっていく言葉。
そんな美琴の前でも普段と変わらず、
「…ったく…改まって何言ってんだよ御坂」
暢気そうな面で答える。
「別に迷惑じゃねーんだからさ。あいや、電撃の槍と超電磁砲は勘弁な、あれマジ恐ェから」
けだるそうな上条の横顔は、どこか吹っ切れたような表情で。
「何よ! 私がなんかするとき決まってアンタが悪いんでしょうが!」
「はいぃ!? 責任転嫁かよエース様が」
「ぁにふざけたこと言ってんの!? あの時だってアンタが…」
「あれはお前が」

156:『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:28:05 UIlBomBn
いつものような変わらぬ口論。
これが今の美琴が望んだことで、美琴の気持ちそのものなのだ。
いつか、いつかきっと…自分の気持ちが抑えられなくなるその時まで。

軽口のたたき合える友達でいよう。

上条の側に。

愛しき人の、すぐ側に。

しかしまぁ、御坂美琴の気苦労はこれからも絶えることがなさそうだ。
何せ姫神秋沙や吹寄制理だけでなく、近くで笑い転げている白井黒子まで上条を巡る争奪戦(?)に入り込んでしまうのだから。
新たな不幸に、ぶっちゃけ上条がついていけるか心配である。


~fin~

157:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 11:31:38 UIlBomBn
さて、わかってる人もいると思うけど、次回は白黒編だよ。

んでまぁ、この白黒編が終わったらみんなに選んでもらうから。
何を、も予想できる人は出来るよね?
もしかしたらもう一人くらい増える可能性もあるかもだけど…ふふふ…。

それじゃ、レスをくれたみんなにお礼を言いつつ、待て次号…なんちて。

158:名無しさん@ピンキー
07/07/30 11:38:59 oEv8pXZ3
一番槍GJ。
上条さん幸せなのか不幸なのか・・・
しかし携帯氏の執筆速度は安定してるなぁ。

159:名無しさん@ピンキー
07/07/30 12:13:31 muP+Z2+J
>>携帯の人
毎度GJ! 期待してます!


……その腕に免じて、>>154の暴言は聞かなかったことにしてあげます。

160:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/07/30 12:50:39 UIlBomBn
あぁ、>>154の禁書についてのとこ、ちょっと言葉が足りなかったかな。

俺は多分、禁書は書かないと思うから。そこは579さんにお任せということで。
だから(俺が書くSSで)メインを張ることが(多分)ない、っていう意味なんだよ。
決して禁書が原作でメイン張れないって意味じゃないからね。てゆーか俺は禁書がヒロインだって思ってる人だから。

161:名無しさん@ピンキー
07/07/30 13:19:48 aJ4QX00r
淫書目録

162:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:37:06 MHzret0X
>>145続きは考えてなかったスマソ
需要があるなら書きます

163:名無しさん@ピンキー
07/07/30 20:42:53 4b4C4hFW
>>携帯の人
GJ!!いつも素晴らしい作品をサンクス!
白黒編も楽しみにしてます!

164:名無しさん@ピンキー
07/07/30 22:56:22 iWgLF5jO
いいいいいいまリロードしたらLoadAverageが6.66だttった

165:名無しさん@ピンキー
07/07/30 23:57:01 MHzret0X
>>164
どりあえす落ち着け

166:名無しさん@ピンキー
07/07/31 19:41:20 vIR1FPRv
>>164
う、後ろに羽根付き一方通行が!

167:名無しさん@ピンキー
07/07/31 22:54:44 j1yfCIv7
>>166
ihbf殺wq

168:名無しさん@ピンキー
07/08/01 04:16:52 /YWJb5cA
いきなりこんな事を思いついた・・・

打ち止めとセクロス→アクセラ暴走→チンコの運動のベクトルが一方通行になり続ける→抜けない→腹上死

SSにはしたくないな・・・

169:名無しさん@ピンキー
07/08/01 06:31:02 2spNMhv/
>>168
だけど見てみたい

170:名無しさん@ピンキー
07/08/01 16:27:29 RnFLQ5sw
>>168
それは良い逆レイプ

171:名無しさん@ピンキー
07/08/02 03:22:47 dMM9dVFC
誰か>>168をSSにせんかね?

172:名無しさん@ピンキー
07/08/02 03:51:13 3jJuspPu
したらしたらで見ないと思う

173:名無しさん@ピンキー
07/08/02 16:48:28 MXc1c7Mf
俺は見る。見るね。

174:名無しさん@ピンキー
07/08/02 21:57:24 YX//dEs+
流れを読まずに電波受信

御坂母が酒でヤバい→御坂姉も遺伝子レベルで受け継ぎ→なら御坂妹たちも……

175:名無しさん@ピンキー
07/08/02 22:39:55 stVFSBNv
>>174 おまっ……俺が7行目まで書いているネタを……

176:名無しさん@ピンキー
07/08/02 23:05:13 YX//dEs+
>>175
ならばお前は10032で書いてくれ。俺は打ち止めで書

177:名無しさん@ピンキー
07/08/02 23:05:52 usWazqz3
全員に飲ます必要はない
打ち止めも遺伝子レベルで(ry

178:名無しさん@ピンキー
07/08/02 23:44:14 KFIUaPkb
管まくミサカ見たいなぜひぜひ
ワッフ(ry

179:名無しさん@ピンキー
07/08/03 00:40:09 lPDc2v+C
「おまっ……それ酒だぞ!」

ルート1御坂美琴
 小鳥がいかにも朝ですよとチュンチュンさえずっている。
 それで御坂美琴は目が覚めた。上条当麻の腕の中で。
「えっ?」
 そして美琴は気付く。―お互いが生まれたままの姿であることに。
 散乱するティッシュ。そこから事実を弾き出すのにお嬢様で優等生な美琴でも時間がかかった。

ルート2御坂妹
「アルコールの分解はきちんと行われるので問題はありませんとミサカはじょうきょきょきょう説明します」
「おい待て! 今なんかおかし」
「それよりやっていただきたいことがありますと潤んだ上目遣いをしながらミサカは頼みみみ込みます」
「いや出来ることならするけどさってか本当に大丈―」
 にゃんにゃん。

ルート3打ち止め
「わーい初めてのお酒だー! ってミサカはミサカは感激しながら一気飲みをしてみる」
「まだお前にゃ(二つの意味で)早ェンだよ」
「ショボーンってミサカはミサカはお酒を取り上げられて落ち込んでみる……」

180:名無しさん@ピンキー
07/08/03 00:41:36 7BPfOgsj
>>179
!!断然!!

181:名無しさん@ピンキー
07/08/03 01:02:31 sjhk3Uwm
仕返しに一方通行の缶コーヒーに酒を入れてやる

182:名無しさん@ピンキー
07/08/03 02:16:29 lPDc2v+C
 深夜。
「ふっふっふ……飲めないなら呑ませてやればいい! ってミサカはミサカは動き出してみる」


 ……次の日の朝。
「オラァ! もっと持ってきやがれ打ち止めァ!」
「今ただいま持ってきますってミサカはミサカはDV受けても健気に尽くしてみる……グスッ」

183:名無しさん@ピンキー
07/08/03 06:34:15 CtyiU5bZ
待て待て、電撃使いならアルコールを分解もしくは合成する事も可能なはず
 と思ったんだが大変な事が発覚した
酒(エタノール+水)を電気分解すると、分解の方法にもよるけどアセトアルデヒドや二酸化炭素、メタンが出てくるらしい
つまり彼女たちにとっては酒すら武器になるんだよ!

ちなみにアセトアルデヒドとメタンは強い引火性を持ち、かつアセトアルデヒドには残留性の毒がある

184:名無しさん@ピンキー
07/08/03 06:36:45 yt4BgR7U
無駄に博識だなww

185:名無しさん@ピンキー
07/08/03 08:16:17 NecJcLdJ
つまり酒を飲んだ状態で雷を食らうと危ないって事ですね><

186:名無しさん@ピンキー
07/08/03 08:41:05 SsRniccr
アセトアルデヒドは二日酔い/悪酔いの原因だろ。肝臓で処理される。
メタン(CH4)はCnH2n+2で表されるアルカンのひとつで卓上コンロの燃料
ブタン(C4H10)の仲間。オナラのガスでもあってよく燃える。けど
酒が気化してそんなに体積増えるか?

187:名無しさん@ピンキー
07/08/03 19:32:02 gphpZol3
口の中で常に麻薬を調合してる魔法使いいたな

188:名無しさん@ピンキー
07/08/03 20:03:56 JW6v9b0y
俺の御琴で危険な妄想しないでください><

そんなことはともかく今まで御琴のSSで最後までやってるの少ないんだな
だいたい途中で止まってる

189:名無しさん@ピンキー
07/08/03 21:38:04 t/p7LGA6
落ちをビリビリ以外にするのが難しいからじゃね?

190:名無しさん@ピンキー
07/08/04 00:07:34 BuaLZ+bk
むかーし、戦後の時代にはエタノールの代わりにメタノールでお酒作ったことがあったそうな。
失明やらなんやらで問題になったようだけどな。

まあ中途半端で終わるのも美琴らしい気がするがな

191:名無しさん@ピンキー
07/08/04 01:24:21 E6/JwYlp
よし、今なら美琴で最後まで書くだけで斬新な最先端になれるぞ!
さあみんなでこぞって書くんだ!

192:名無しさん@ピンキー
07/08/04 04:32:56 6bh9T3XI
台風の中歩いてびしょ濡れになっていたら唐突に自分を美琴と重ね合わせてしまった。

つまりびしょ濡れ美琴を上条が助けて、風呂に入れたりアンアンギシギシする電波を受信。

暇なら書いてやってくれ

193:名無しさん@ピンキー
07/08/04 09:34:38 t4WHUwzC
書けるけどセクロスなシーンは無理だ。

ロマンスになる

194:名無しさん@ピンキー
07/08/04 11:01:50 6aTPKOZ6
愛に気付いてください

195:名無しさん@ピンキー
07/08/04 12:56:30 gm1ta6MN
僕が暖めてあげるぅ!

とまぁ、俺もなんか書いてみるかなぁ……しかしテーマが無ければ……むぅ。
誰か何か希望とかないか?

ピュアストーリーとか凌辱とか百合とか寝取りとか。でもガチホモだけは勘弁、なっ!

196:名無しさん@ピンキー
07/08/04 13:03:02 BVxkZ7Ji
>>195
一方×結標
ドライな体だけの関係とか。
『グループ』の殺伐とした親近感が見たい

197:名無しさん@ピンキー
07/08/04 13:05:35 PjYMf9M1
ガチホモってアレイスター×カエルとかか

198:名無しさん@ピンキー
07/08/04 13:23:50 t4WHUwzC
アニソン聞きながら小説書くと筆が進む


何でだろ?

199:名無しさん@ピンキー
07/08/04 14:13:27 E6/JwYlp
>>192の美琴を想像したら黒子と大喧嘩してそれで泣いてる何だかとっても可愛い美琴ができた

200:名無しさん@ピンキー
07/08/04 14:16:42 xNrMZgYg
上条さんでエロ書こうとしたら、どうしても逆レイプになる。
上条さんが攻めてる情景が思い浮かばない俺は何かが足りないのか。

201:名無しさん@ピンキー
07/08/04 17:22:04 uHfLTpCd
>>200
上条さんがレイプ魔になるSSを一瞬考えついた俺よりは大丈夫!


なんて冗談はどうでもよく、上条さん自体、無意識にフラグ立ててるから一回目は業を煮やしたヒロインの逆レイプになりそうだなぁ
二回目以降は若さに任せてガンガン行きそうだけど

202:名無しさん@ピンキー
07/08/04 17:38:52 j7k5R8ZN
>>200
足りないのではなく、余計なものがあるのでは?

ほら、上条さんって基本的に戦闘力ってパンチ一つ分ぐらいしかないし。

203:名無しさん@ピンキー
07/08/04 20:27:04 lBKwsy0c
>>196
一方×結標
俺も見たい

204:名無しさん@ピンキー
07/08/04 21:00:48 9LozZmg/
一方さんは打ち止めラヴだからな。
何せ嫌われてもコイツを守れればそれでいいとか思ってるし。
愛だね、愛。

205:名無しさん@ピンキー
07/08/04 21:33:28 t4WHUwzC
>>204
それはむしろロリータ

206:名無しさん@ピンキー
07/08/04 22:08:04 Ob3vM+cH
>>205
ロリータではなくロリコンでは?

207:名無しさん@ピンキー
07/08/05 00:59:22 Qv4Kz+EY
情事の一方通行は常にマグロ

208:名無しさん@ピンキー
07/08/05 01:10:09 XVDns4/5
>>196
その案を是非頂きたく存じ上げまする。
まぁ、闇の世界のあんなこんな事情を利用すれば二人をくっつけるなんて容易いですよ?!多分!

209:名無しさん@ピンキー
07/08/05 01:18:48 LFwobvnY
反射切ってるから敏感だろうな、既出だろうけど

210:名無しさん@ピンキー
07/08/05 02:19:09 71xgs13Y
上条さんが御坂をフルボッコしたあとレイプという幻想が止まらない。
それこそF4Uのような。

211:名無しさん@ピンキー
07/08/05 02:48:57 2hM8kq2v
>>206
いやいや、だからロリコンの語源になった、意味合い的には最近のペドとほぼ同義の物じゃなくて、
ナボコフのロリータそのものを引き合いに出してるんではないか。

212:名無しさん@ピンキー
07/08/05 03:53:42 Z4hnbfwr
御坂に顔射しようとしたら、なぜかそこにいたのは白黒だった。
テレポート…orz

213:名無しさん@ピンキー
07/08/05 06:32:50 dl1DpHN0
>>212
御坂はどこへ?

214:579 ◆UHJMqshYx2
07/08/05 15:26:04 YNpRJ2Lk
>>192
 前が見えなくなるほどの大雨だった。
「お約束だよなあ……」
 本当なら外に出るのも勘弁して欲しかったのだが、こんな状況下でも、と言うか、こんな
状況だからこそ外出しなければならなくなるのが、上条当麻が不幸であるという証明な
のだろう。
 詰まるところ、冷蔵庫が空っぽだったのである。
 傘を差していても太腿から下は3分でずぶ濡れになってしまったし、時折り横殴りになる
雨に、結局は全身が濡れてしまった。
 インデックスが月詠小萌のところへお呼ばれに行ってしまい、まあ、自分が食う物ぐら
い何でもいいやと思っていたのだが、今日、炊飯器に放り込む米も無い状態では買い物
に行かないわけにも行かないというものだ。
「炊飯器だけセットしてシャワー浴びちまおう……」
 学生寮に向かって曲がり角を曲がった。
 誰かが、大雨でさっさと閉店を決め込んでしまった店の軒先で雨宿りをしている。良くあ
ることだ、不運だったなあ、と、特に気にすることもなく通りすぎようとして―
「あれ? 御坂じゃないか、どうしたんだこんなとこで」
 雨宿りをしていたのは、名門・常盤台中学の制服に身を包んだ、学園都市でも7人しか
居ないというレベル5の少女、御坂美琴だった。
 いつもなら当然スルーされるはずの場面。
 何故か、今回に限って上条が先に美琴に気が付いた。
「へ? あ、アンタ―」
「どうしたんだよこんなところで。傘、無いのか? そういや降り出したのも突然だったしな
あ。俺も振り出してから出かけるのは嫌だったんだよ」
 上条から声を掛けられ、逆に何と言っていいのか判らなくなってしまったのは美琴の方
である。
「なんだ、ずぶ濡れじゃないか……。御坂の寮って遠かったよな? 傘、使うか? こっち
はもうすぐそこだから、走るしさ」
 いつもとは逆の展開に途惑って、話しかけられている内容もいまいち聞き取り切れてい
なかった美琴だったが、上条の住まいが近くだということだけが、突然鮮明に頭の中に
入ってきた。
 濡れて気持ち悪いやら冷たいやら、何だか考えるのも鬱陶しくなってきたところに現れ
たのが上条だった。呆然と話しかけられるのを眺めているうちに、いろいろと思い出してく
ることもあるわけで。
「どうした御坂?」

215:579 ◆UHJMqshYx2
07/08/05 15:26:59 YNpRJ2Lk
 自分の顔を上条に覗き込まれて、考えもまとまらないままに言葉が口をついて出た。
「あ、アンタねえ、女の子がずぶ濡れで居るのを傘だけ持たして帰れですって? いま
言ったわよね、近くなんでしょう? 案内してタオルの一つくらい貸しなさいよ」
 言ってから自分が何を言ったかに気付いたのだが、後の祭りである。
「あ、ああ、こっちだ……。あ、か、傘、入れよ」
 上条も、予想していなかった展開に途惑っているようだ。が、美琴自身、言ってしまった
台詞に顔が火照る。見つからないように顔を伏せた。
「寒いのか? あ、この建物だ。こっちこっち」
「な、なんでもないわよっ」
 結局、口答えをしてしまう自分を半ば忌々しく感じつつも、上条の部屋に辿り着いた。
「ほら」
 バスタオルを投げ渡される。
「ああ、冷てえ、ほんとずぶ濡れになっちまったな」
 靴下を洗濯機に放り込みながら上条が言う。
「よく拭いとけよ、風邪ひくぞ?」
 言いながらも上条は買い物袋を覗き込んだり、自分の髪を拭いたりしていて特に美琴
に注意を払っている様子はない。
(ここまで来て、それでもスルーされてるの私?)
 何だかイライラしてくる。―実際は、寮に入るとき美琴が濡れ透けになっているのに
気付いて、あえて見ないようにしている大人な上条だったのだが―
 そう言う状態であることに自身が気付いていないばかりに、『いつものように』スルーさ
れていると思いこんでしまった。
(ちょっとは心配する素振りくらい見せたらどうなのっ)
 無用な腹立ちだけが募る。何とか注意を引こうとして、ほんの思いつきが口をついて出
た。
「そうだ、シャワー貸しなさいよ。バスタオルはこれでいいわ。後でその乾燥機で制服乾
かすから、その間アンタのシャツで我慢したげるから出して」
 へ? と上条が美琴の台詞を咀嚼しようとしている間に、美琴自身も自分の言ったこと
を理解した。
(ちょーっ、ちょっ、ちょっとお、なに言ってんのよ私ーっ! シャ、シャワーって! あーで
も言っちゃったしこいつたぶん駄目だって言わないだろうしきゃーっきゃーっ)



こうですか?判りませんっ!

216:名無しさん@ピンキー
07/08/05 15:29:17 /8wdYWIM
そうだ!いいぞ!もっとやれ!

217:579 ◆UHJMqshYx2
07/08/05 15:30:59 YNpRJ2Lk
素人が書けなくなるのはスランプなんかじゃなくてただ書けないというか
努力の欠如なんだよなー。

何が言いたいかというと、アニェーゼ詰まって書けてない。見切り発車の
ツケが出たのですな。ちょこちょこ、スレでみんながネタにした話題とか思
いつきとかで気を紛らわすのを許してくれい。

あ、上のは続かない。

218:名無しさん@ピンキー
07/08/05 15:42:16 dl1DpHN0
579氏 gj!

219:名無しさん@ピンキー
07/08/05 15:45:40 gkx3L7zc
>>215
キターGJって思ったのに

>あ、上のは続かない。
裏切ったな、裸Yフラグktkrって思ったのに僕の気持ちを裏切ったな

でもやっぱりGJ

220:名無しさん@ピンキー
07/08/05 18:45:54 6+M0bH2L
裸ワイシャツはよく話とかに出ますが
ぶっちゃけTシャツの方がリラックスできると思うんですよ

221:名無しさん@ピンキー
07/08/05 19:05:11 Mt5F//4P
>>220
それは言わない約束なんですよ?

222:名無しさん@ピンキー
07/08/05 19:33:37 dl1DpHN0
>>220
透け透け度のの違いだな

223:名無しさん@ピンキー
07/08/05 21:46:26 yqy2wkkq
『とうまのわいしゃつ』をパジャマにする禁書を幻視した

224:名無しさん@ピンキー
07/08/05 22:05:11 dl1DpHN0
とりあえす禁書お持ち帰りしていい?

225:名無しさん@ピンキー
07/08/05 22:22:09 bx/jVCE6
禁書(本)ならいくらでも持ち帰っていいけど、
禁書目録を持ち帰ろうとしたら3000℃の炎で焼かれるぞ。

226:名無しさん@ピンキー
07/08/05 22:23:44 5maMQPo8
う、うおおおぉぉぉおおお持ち帰りぃぃぃぃぃいいいいいい☆

227:579 ◆UHJMqshYx2
07/08/05 22:58:14 YNpRJ2Lk
>>223
それはおいちゃんにはデフォだが何か(そういう事で読んでいただけると嬉しい)。

>>224
お父さんが許しません

>>226
焼き鳥でも持って帰るか?

>>220
美琴は裸Yシャツより裸Tシャツだろー。裾を気にして引っ張るの

228:名無しさん@ピンキー
07/08/05 23:19:49 8Ok0Ysvd
いや、Tシャツも悪くないだろ
下が

229:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/08/06 00:14:04 cbhDio4e
いいよねー、YシャツもTシャツも。
てゆーか穿いてなくて『下がスースーする…』なんて台詞を言わせてみたいね。

いや、もえるね。

やってみよーかね、一回くらい。

230:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:30:44 IZPhYT5D
>>229
わっふるわっふる

231:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:37:23 Ini3CSXq
>>229
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
 ⊂彡

232:名無しさん@ピンキー
07/08/06 00:56:14 DX0Nuugz
>>229
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 生足!生足!
 ⊂彡

233:名無しさん@ピンキー
07/08/06 05:31:14 QfH/EC1U
ちょっと書いてみるけどさ。

裸Yシャツは禁書に着せるのか?それとも御坂に着せるのか?




どっちだ?

234:名無しさん@ピンキー
07/08/06 05:40:01 QErY1UhD
御坂に着せずにどうすんの

235:名無しさん@ピンキー
07/08/06 06:04:50 r3atyPz/
姫神

236:名無しさん@ピンキー
07/08/06 06:22:50 QfH/EC1U
>>235
そうきたかww

237:名無しさん@ピンキー
07/08/06 06:25:01 QErY1UhD
え?じゃあねーちん

238:名無しさん@ピンキー
07/08/06 06:35:09 QfH/EC1U
とりあえす御坂さんに決定

239:403 試作品
07/08/06 06:57:31 QfH/EC1U
七月、まだ梅雨明けが報告されていない学園都市で上条当麻は激しい雨に打たれながら帰途についていた。

「くぁー、傘をパクられるなんて、不幸だー!」

朝、学校へ持っていった筈の傘は上条が置いておいた場所に無く、だからと言って他の誰かの傘をパクる事も出来ないので仕方無く学校から近くのコンビニまで突っ走り、ずぶ濡れになりながらも傘を購入したのだが・・・


「500円もしたのに・・・小さ過ぎないか?これ」


傘はせいぜい中一位の子どもが入れる大きさでしかない


「な、何ブツブツ言ってんのよ!あ、あたしが雨に当たるからもうちょっと寄りなさい!」


隣にいるお嬢様はご立腹の様である


何故御坂が上条の傘にいるのかは数十分前に遡る



240:403
07/08/06 09:40:40 QfH/EC1U
試作品書いてみたけど反応次第で続けるよ

241:名無しさん@ピンキー
07/08/06 09:43:37 58OB743Q
続けてよ!

242:名無しさん@ピンキー
07/08/06 12:43:53 +6yPzvgv
続けてくれ!

243:名無しさん@ピンキー
07/08/06 12:51:28 mdffZK2C
わっふるわっふるううううううううううううう

244:名無しさん@ピンキー
07/08/06 13:18:28 258AFVPt
ワフワフ

245:名無しさん@ピンキー
07/08/06 14:30:00 u1AG5dc0
ジークイオン!

246:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:17:49 QfH/EC1U
んじゃ書いてみるよ。


まだ1スレ分しか書けてないけどね

247:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:20:32 sfwH+Iwf
すげええええええええええ

248:403 御坂美琴の受難
07/08/06 16:49:52 QfH/EC1U
高校から数分歩いた所にあるコンビニ、上条はそこへ一分で辿り着いていた


しかし雨の中、走ったとはいえ濡れるものは濡れる、上条のYシャツと下に着ている制服はすでにずぶ濡れになっている


「思わぬ出費に上条さんの家計も打撃が・・・」

たった525円の出費なのだが一人暮らしでしかも大食いシスターが居候中なので家計が圧迫されまくりなのである


「今日は禁書は小萌せんせーとお泊まりバイキングか・・・なんで俺誘われないんだろ・・・」

はぁ、という溜め息を落とし、Yシャツの水を絞り、コンビニに入ろうとした時だった


「あぁー!もう!あの爺ぃ!私の傘盗っていきやがってぇ!」


聞き覚えのある声を尻目に上条当麻は本日何度目かになる溜め息を吐いた


249:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:55:00 B+ZQy7VF
超大作ktkr

250:名無しさん@ピンキー
07/08/06 17:04:24 Ini3CSXq
続き期待wktk (*゚∀゚)

でも無駄な改行は減らして欲しいかも!

251:403 御坂美琴の受難
07/08/06 17:20:17 QfH/EC1U
場所は変わりコンビニの中

途中乱入した御坂美琴は困惑していた

上条の高校の近くにある黒蜜堂のプリンを買いに行き、プリンを買ったまではよかったのだが店先に立て掛けておいた傘が無くなっていた

そこで御坂は入れ違いになった80歳位の爺さんがボケて盗っていったと信じ、つい先程まで怒りの矛先を向けていたのだが・・・

「なぁ御坂」

「・・・何よ」

「どうするんだ?」

「知らないわよ」

「なんで傘が一本しか売ってないんだろうな」

「雨だからでしょ」

はぁ、と項垂れる上条当麻

それを横目に御坂の頭は『相合い傘』という乙女の妄想で埋め尽くされていた

触れ合う体、感じる相手の体温
その妄想全てが御坂をドギマギさせる

何せ妄想の相合い傘の相手は現在、なんでなんで、と呟いている上条当麻なのだから




252:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/08/06 20:19:46 cbhDio4e
はいはい、どーも。
Tシャツやら云々は暫く待ってねー。

今日投下するのは予告編だよ。
ホントは日曜日に投下しようと思ったんだけどいろいろあってねー。
んじゃ、微妙に予告になってんだかなってねーんだかわかんない予告いくよー。

253:予告編『白井黒子と気になる恋敵』 ◆0yDabgA/0.
07/08/06 20:25:18 cbhDio4e
ある土曜日の昼下がり。
白井黒子はぼんやりとベンチに腰掛けながら、物思いに耽っていた。
悩みの種はお姉様と、彼女の想い人であろうとある殿方のこと。
仲が良いのは気付いていたが、プールでの一件以降彼女の恋する乙女の様相に更に拍車がかかってきたような気がする。
白井にとってこれはかなり由々しき事態だ。
どうしかものかしら、と物思いに没頭していたのが仇となった。
気がつけば不良っぽい男数人に取り囲まれていたのだ。
まぁ、こんな事態白井にとってはたいしたことないのだが…、
「…あら?」
ある意味その現状が災いした。

254:名無しさん@ピンキー
07/08/07 04:00:00 L92u1xp7
>>251>>253生殺しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは全部見せてくれ。GJはそれからだ。
今最高にwktkが暴走してるんだよとうま。


だがこのまま生殺しが続くようなら・・・ミーシャ様に頼んでおまいらにも生殺しの辛さを・・・

255:名無しさん@ピンキー
07/08/07 05:08:42 biY8eZgO
>>254
ひぃ!
天使降臨?

256:続き 403 御坂美琴の受難
07/08/07 09:05:56 ai3PVNpX


しかし御坂はある現実に気付く

この上条当麻は優し過ぎる奴だと

おそらく御坂から何の言葉もなければ「俺は他探すから使えよ」と言って雨の中走り出してしまうだろう

御坂はそれは阻止しなくてはいけない

しかしどうやって、と思考する

ふと横で項垂れから顔を上げた上条が目に映る

上から下までまんべんなく濡れてびしょびしょだ

それでよく寒くないわね、と思考に過る

そこで御坂にある思いつきが浮かんだ

「ね、ねぇ」

「・・・なんだ」

上条は顎に手を当て何か考えている

「あ、あんたん家ってここから結構近いの?」

上条が顎から手を話し御坂に向き合う

「一応お前の寮よりは近いな」

「だっ、だったらさ・・・」


「なんだ、まっ、まさか御坂さんはこの雨の中走って帰れと仰るのですか!?」

「ち、違うのよ!あんたん家でシャワー貸して欲しいの!」

257:403
07/08/07 09:19:20 ai3PVNpX
>>246
ごめん、1レスね。








1スレ分ってどんだけww

258:名無しさん@ピンキー
07/08/07 09:28:21 0i3xC9q8
>>257 ナイス 続き期待
ところで、一行ごとに空白改行があるのは意図的なもの?

259:403
07/08/07 09:39:51 ai3PVNpX
>>258
開けた方がいいかなっておもた

260:名無しさん@ピンキー
07/08/07 10:20:45 0i3xC9q8
>>259 意図的なものなら別に良いんだ 読みやすいかどうかは人それぞれだし

261:名無しさん@ピンキー
07/08/07 11:29:00 A8Juib8I
しもた、407氏の作品見とったらGJ加減に触発されたか久々に“何か書きなぐりたい病”が……
ちと頭冷やして来るわ





【←樹海】  λ))....

262:名無しさん@ピンキー
07/08/07 11:31:18 A8Juib8I
しかも407じゃあ無くて403氏な!




どなたかお客様の中に阿呆をさっくり殺せる魔術師はいらっしゃいませんかー!?
またはLv.5か6でも可ー!

263:名無しさん@ピンキー
07/08/07 15:54:31 8s2UF+2d
>>261
それは恐ろしい病気だ
病気の進行を確めるために書き殴ったらすかさず投下するべきだ

264:続き 403 御坂美琴の受難
07/08/07 16:16:18 ai3PVNpX
ごめんね連投出来なくて。


「・・・はっ?」

ついさっきまでの真剣な表情とは一見し上条は惚けた様に口をぽかーんと開けた

「(あ、あたっあたし、い、言っちゃった)」

余り見たことのない表情を浮かべた上条を正面に、御坂は真っ赤に染まっている顔を俯けた

「な、なぁ御坂」

「なっ、何?(でっ、でもでもこっ、このまま行けばアイツと・・・)」

「お前今寒いのか?」

「はっ、はぃ?」

「お前顔赤いしさ、雨ん中走ってきたらしいから制服濡れてるし、寒いのかな~っと思いましてね」

「あっ!えっと・・・寒い・・・・かな?」

御坂の返事を聞くと上条は再度顎に指先を当て小さく唸り始めた

たまに「禁書の下着があるから・・・」と言っているが今の御坂に聞こえる筈がない

「(なっ、何を考えてるのかしら、でっでもアイツの部屋のシャワー・・・・わわわっ!)」


265:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:13:51 dTdFMlxj
保管庫の『とある上条の変貌騒動』の続き勝手に作ったらバチあたるだろうか

266:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:15:47 rMOL76m9
>>265
ま、まだもうちっとだけ続くんぞいだからねっ!完結してないし投げてもいないんだからね!

いやま、ネタは引用万歳デスヨ?

267:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:17:59 dTdFMlxj
>>266
反応早ww
あの話マジで好きなんで頼みますよ。

268:名無しさん@ピンキー
07/08/07 21:26:16 YrTg2dDo
>>246
>> まだ1スレ分しか書けてないけどね
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

269:名無しさん@ピンキー
07/08/07 21:39:46 jAeyILZa
>>265-267
不覚にもなごんだ

270:名無しさん@ピンキー
07/08/07 23:51:24 HYjq+gwM
>>264
続きが凄く気になるー

271:名無しさん@ピンキー
07/08/07 23:56:33 rMOL76m9
>>267
頑張るけど勝手に続き作ってくれないん?

272:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:10:00 +Og5SfDT
>>271
投げてるじゃんw

273:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:11:21 YDoCMobE
>>272
違う人のもみたいよ!

274:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:12:26 YDoCMobE
違う人のも見たいよ⇔違う人の揉みたいよ

これは酷い。まるで日頃俺が誰かの何かを揉んでいるようにも取れる。
そろそろ作業に戻ります

275:名無しさん@ピンキー
07/08/08 01:33:47 +Og5SfDT
>>274
つまりいつもはねーちんのを堪能しているがたまには吹寄のも揉みたいと
なんて贅沢なやつなんだ、罰としてこの二人と美琴も変貌した上条さんの餌食にするように

これで主要なキャラは押さえたなb

276:名無しさん@ピンキー
07/08/08 02:35:48 oSQX6KXF
誰か忘れてる気がするけど?

277:名無しさん@ピンキー
07/08/08 02:36:45 YDoCMobE
吹寄さんにデコチュー把握

278:名無しさん@ピンキー
07/08/08 03:47:06 hD+QQokO
デコチューは危険!
異世界の話だが、うっかりすると婚約フラグが立ったり
ヒロインがヤンデレになったりするそうだぞw

279:名無しさん@ピンキー
07/08/08 03:52:43 YDoCMobE
関係ない人が大人のおもちゃ責めにあったり六月末から更新がまったくなくて寂しかったりするんですね!
怖いわあ……

280:名無しさん@ピンキー
07/08/08 05:09:42 WouwdMVP
>>278>>279
詳細を聞こうか

281:名無しさん@ピンキー
07/08/08 05:41:53 CWX8CGvg
11巻読んで果てしない妄想が俺に舞い降りた。




ある日天草式の一人の少年が尋ねた。
「建宮さん、なんでいつもそんなぶかぶかなシャツ着てるんすか?」
「え!?・・・いや別に・・・対魔術術式をかけるのに都合がいいからだ」
「え!?そんな意味があったんすか!?すごいっすね~
俺も頑張って工夫して強くなります!」
タッタッタッ・・・


「ふう・・・何とかごまかせたか・・・危なかったな」

「しかし言えねえよな・・・本当の理由が【常に勃起し続けてるチンコを隠し続けるため】なんてよ・・・」


その発言を陰から聞いてきた神裂火織。

282:名無しさん@ピンキー
07/08/08 06:21:18 +Og5SfDT
>>276
小萌先生忘れてたなスマソ
オルソラとかはロンドンにいるから無理だしな

283:265
07/08/08 11:04:49 yAjeA2VN
>>271
そいつは許可するって意味か? じゃあ俺が作ってみるか?
そン代わり俺職人じゃねェからどんな謎物体が出来ても知らンぞ

284:名無しさん@ピンキー
07/08/08 14:09:48 xhHEUjnb
>>283
一向に構わない

285:携帯の人 ◆0yDabgA/0.
07/08/08 22:58:48 96dGw3ms
…………ダメだね、筆が進まない。
スクールデイズのアニメ少しだけ見たときから気分最悪だよ…。
前からあんまりいい印象を持ってなかった上に、ああいったもののアニメ化ってたいてい鬱展開になるからね。
いろいろ嫌なこと思い出してテンション急降下だよ…。
苛々が燻って文章が浮かんでこない。重症だねぇ、こりゃあ。
週末には戻ってるかな、これ。

286:名無しさん@ピンキー
07/08/09 03:15:52 LtqK8DzY
>>285気分転換して淫書目録の3巻でも読んでリラックスしてください。

287:名無しさん@ピンキー
07/08/09 06:41:15 HaAGpqwf
八巻の間違いでは?

288:名無しさん@ピンキー
07/08/09 08:48:43 mnBJWSr/
上条「絶望した!不幸体質に絶望した!」

289:名無しさん@ピンキー
07/08/09 09:00:37 HaAGpqwf
御坂「でもね、その不幸体質がなかったら私とアンタは出会えなかったのよ」

290:名無しさん@ピンキー
07/08/09 11:19:52 LxTfLC8N
禁書「そうだよとうま、短髪の言うとおりだよ。とうまの体質が無かったら、私ととうまはこうなってなかったかもなんだよ?」

291:579 ◆UHJMqshYx2
07/08/09 11:20:48 FBfTCXvZ
流れを読まずに投下するおいちゃん。

292:1/3 579 ◆UHJMqshYx2
07/08/09 11:21:50 FBfTCXvZ
「入るぞ」
 特にノックをするでもなく、ステイル・マグヌスは目の前のドアを開けた。背後にはもう一枚の
ドア、そして警備に立つ『必要悪の協会』メンバー。
 ここは、完全な囚人扱いを受けない『人質』―これも、言葉としては適当ではないのだが
―を収容するために作られた施設である。
 食事のトレーを抱えて、拘置室と言うにはあまりに豪華な部屋に足を踏み入れる。
 窓に入った鉄格子が、普通の部屋でないことをかろうじて主張していた。
「まったく……。何で僕がこんなことを。おい、食事だ」
 煙草のフィルターを噛み切りそうな表情のステイルの言葉に、ソファーにしなだれて窓の外
を眺めていた金髪の女が言葉を返した。
「あら? 今日はキミなんだ、煙草の坊や」
 顔を半分こちらに向けて視線を流し、挑発するような口調で言葉を続ける。
「ここに居っぱなしでも悪くはないわね」
「こっちとしては迷惑だ。もっとも、総大主教の思惑もあろうから、僕たちが迷惑を被ろうと彼女
には関係ないだろうがね」
 苦虫を噛み潰したような表情でステイルが答える。
 この炎の魔術師にとって気分が悪いのもむべなるかな、であろう。目の前でくつくつと含み
笑いを浮かべているのは、『使徒十字』の件で散々苦汁をなめさせられた女魔術師、オリアナ
=トムソンなのだから。

「ねえ坊や」
 オリアナの呼びかけに、テーブルに食事のトレイを置いていたステイルが、さらにむっとした
表情で振り向く。
「坊やじゃない。僕にはステイル・マグヌスという名前がちゃんとある」
 その反応が可笑しかったのだろうか、さらにくつくつと喉の奥で小さな笑い声を立てたオリア
ナが、立ち上がってステイルのもとへと歩み寄る。
「悪かったわ坊や。でも、お姉さんも君の順番が回ってくるのを待ってたのよ?」
「貴様はバカか? この前の話の件なら、僕はきっぱりと断ったはずだ。それに、ここは観光ホ
テルじゃない。自分の言ったことが筒抜けだっていう風には考えたりはしないのか?」
 呆れたように答えるステイルに、それでもオリアナはしなだれかかるように触れると、
「お姉さんはここから逃げ出したい訳じゃないのよ? あの坊やにもう一度会いたいだけ。そ
の手助けをしてくれたら、できるお礼は何でもしちゃうから、って、それだけじゃない。あ、一本、
頂戴ね」
 抵抗する間もなくステイルの上着に手を忍び込ませたオリアナが、その胸板をまさぐりなが
ら煙草の箱を取り出す。取り出したソフトパッケージから、巧みに一本を咥えた。
「おいっ、勝手に……」
 イライラを隠せない表情で振り向いたステイルの咥え煙草に、オリアナが自ら咥えた煙草を
接触させる。
「火、貰うわよ」


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