【何をする】戦火の中犯される娘達【不埒物!!】at EROPARO
【何をする】戦火の中犯される娘達【不埒物!!】 - 暇つぶし2ch150:武の戦争記 14/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:27:40 le76Q5JR


武は絶世の美女を目の前に我慢の限界だった。
彼女の下着を横にずらし、肉棒を膣口に当てる。
「え、ええ。それは……だめ、だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ずちゅう。
武は正上位でエルフィメルの処女を突き破る。
きつい処女肉を抉り、最奥まで貫く。

こ、これは!?
彼女の膣肉は奥に行けば行くほど、武の肉棒を食い締める。
さらに初めてだというのに、男を知りきった娼婦のように肉襞が蠢き絡みつくのだ。
恐ろしいほどの快楽が武を襲う。

最もそれはエルフィメルも同様だった。
「な、何でですの……私、き、気持ちいい。気持ちいいのぉ」
処女にして、最奥まで男の肉棒を迎え入れたエルフィメルは、かつて感じたことのないような快感に襲われていた。
彼女の処女膜が薄いほうらしく、余り彼女には痛みがなかった。
さらに媚薬が、彼女の快感を増幅していた。
武の肉棒が最奥まで埋まり、膣内から刺激されると、咽び泣くような快感が走るのだ。

「最初から気持ちいいのか……聖王国のお姫様が淫乱だったとはな」
武は暫し、彼女の膣肉を堪能する。
吸い付くように肉棒を覆い、扱き上げるように膣肉がうねる。
フィアナの媚肉も最高だったが、エルフィメルの穴も感嘆に値した。
「そ、そんなことありませんっ。あ、あ、動いてるぅ、いい、はぅ」
ずん、ずん、ずん。
武は腰を動かし、彼女の膣内を抉る。
膣壁を雁でこそぎ、子宮口まで突き入れる。
彼女の身体は完全に武を受け入れたようで、甘えるように絡み付いてくる。



151:武の戦争記 15/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:28:20 le76Q5JR


「こんなに、すごいなんてぇ、あ、あ、あ。大きいの気持ちいいぃぃ」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
聖王国の高貴な姫を組み敷き、快楽に喘がせる。
蕩けた表情で、女としての悦びに目覚め、武の腰を長い足で絡めとる。
それが武の劣情を煽り、彼の動きを激しいものにさせていく。
何度も何度も打ち下ろし、至福の快感を味わう。

「わ、わたくし、もう、あぁぁぁ。あ、あら?」
ぐちゅ。
武は完全に腰と腰とが密着したまま、動きを止める。
いまにも絶頂しそうだったエルフィメルは、切なそうに腰を揺らす。
「実はさ……」
武は彼女の腰の動きを抑え、ぐりぐりと奥に押し付ける。
「さっきの薬には、排卵誘発剤が入っていたんだ」
その刺激に子宮口が開き、精液を含んだ先走りで濡れている鈴口に吸いつく。

「え……そ、そんな」
エルフィメルは腰を捩って逃げようとする。
だが身体は離れたくないのか、現に武の腰には足がガッチリとクロスされたままだった。
「今頃、排卵が始まっているかもしれないな」
渡してくれた医者の話では、新製品でかなり強力なものだということだった。
エルフィメルは碧い瞳を潤ませる。
「もしかしたら……」
「あぅ……」
再び腰を動かし始める。
「今抜けば、妊娠しないですむかもしれないな」
エルフィメルの顔がまた悦楽に染まり、絶頂に近づいていく。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
「あ、あ、あ、あ。わたくし、妊娠したくない。いい、いぃぃぃ。……ま、また」
武は彼女が絶頂しそうなところで動きを止める。
エルフィメルはじれったそうに腰を押し付け、足を自分のほうに引き寄せる。
だが武は腰を限界まで引く。
「じゃあ、これでおしまいだな」



152:武の戦争記 16/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:29:27 le76Q5JR


彼女がこの快感から逃れられないのを武は知っていた。
エルフィメルは足をしっかりと絡め、武の首に細い腕を巻きつけてくる。
二人は恋人のように正面から見つめあう。
「……そ、その…………動いて。……お願いだから、うごいてぇぇぇ」
武はまだ動かなかった。
「それじゃあ俺の子を孕んでもいいんだな」
エルフィメルは限界だった。
動かさない武の下で何とか絶頂しようと、腰を動かそうとする。
しかしびくとも動かず、彼女は泣きそうになって顔を歪める。
完全に武の肉棒の虜になっていた。
「……わたくし、…クレアモルン第一王女、……エルフィメル・ディーク・クレアモルンが、あなたの子供を孕みますぅ……だからぁ」


王女の妊娠宣言に武は思いっきり腰を動かす。
ずん、ずん、ずん、ずん。
「いい、いいのぉ、あ、あ、あ、あ」
エルフィメルの美しい顔が快楽で蕩け、半開きになった口から真っ赤な舌が覗く。
武はそれに吸い付き、舌を絡めあう。
彼女の方からも積極的に舌を絡めてくる。
くちゅ、ちゅる、はむ、あむ。
唾液を啜りあい、お互いの体液を上の口で交換しあう。
「あ、あ、もうだめぇ、いく、いくぅぅぅぅぅぅ」
最初に絶頂したのはエルフィメルだった。
何度も焦らされていたせいか、彼女は盛大に絶頂した。
奥へと誘うように膣内がうねり、亀頭の辺りがきゅうっと締まる。
鈴口に吸い付いていた子宮口が、ちゅうちゅうと吸い上げる。



153:武の戦争記 17/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:30:05 le76Q5JR


その感触にたまらず、武は射精する。
ドピュゥゥゥゥゥ。
ぴったりとくっついたまま、美しいお姫様に種付ける。
彼女の発情した肉体は、注ぎ込まれる精子を子宮へと運ぶ。
「入ってくるぅぅぅ。わたくし、妊娠してるぅぅぅ」
ドクゥゥゥ
彼女の膣は痙攣し、武の肉棒になめつく。
次から次へと精子が流し込まれ、彼女を妊娠不可避へと導いていく。
武とエルフィメルはぴったりと抱き合ったまま、子作りを続けた。

何度も子宮内に注ぎ込まれたエルフィメルは陶然とした表情で、うっとりと武を見つめる。
「わたくし、あなたの子供孕んじゃうのね……あぅ、何でこんなに気持ちいいですの」
ドク、ドク、ドク。
彼女は白い胎に手を当てる、肉棒がしっかりと入り、種付けられる脈動を感じる。
エルフィメルの身体がぶるっと震え、子宮から卵子が待つ卵管へと精子が進む。


武は絶頂の後、気を失ったエルフィメルの美しい顔をじっと見ていた。
顔は幸せそうに緩み、武の胸板で幸せそうに眠っている。
二人は未だ繋がっていて、たまに二人の結合部から音を立てて精液が滲み出てくる。

かわいそうなことをしたな。
すでにもう、エルフィメアは妊娠から逃れることがない事を武は知っていた。
好きでもない男の子を産む。彼女にとってどんなにつらいだろう。
だが、彼が断っていても彼女の状況は変わらなかっただろう。
胎の子供の種が変わるだけだ。
自分に出来うる限り、彼女を幸せにしてやろう、武はそう思っていた。




154:武の戦争記 18/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:31:45 le76Q5JR


眠ったままの彼女を優しく拭き、自分のマントを巻きつける。
彼女をおぶってすっかり人のいなくなった道を進み、フィアナが待つ家へと急いだ。

家に帰る頃には深夜になっていた。
フィアナには遅くなると伝えていたので、もう寝ているはずだ。
武はそうっと自分の部屋に戻り、彼女をベッドに寝かせる。

自分は客間にでも寝よう、そう思い彼女に毛布をかける。
武はエルフィメルの可愛い寝顔を見て、その顔にキスをする。
「おやすみ」

そのときだった。
「……朝なのですか」
エルフィメルが起きたのだ。
最初は寝ぼけていたのか、焦点が定まらない。
しかし武の顔を見てすぐに、状況を思い出す。
「あ、貴方!?もしかして……」
状況を思い出したのか、自分の股間に指を当てる。
「な、なんて事を」
指べっとりとついた精液を掬い取り、顔を青ざめて見つめる。
「こんなにいっぱい、あれは夢ではなかったのですね」
がっくりと肩を落とす。
しかし、その顔はどこか男に媚びるような顔にも見えた。
「ここはどこです、わたくしは捕虜になったのですか?」

「君は俺の女になったのさ。これは軍も、それに君の国の貴族も認めていることだ」
エルフィメルは武の言葉に驚愕する。
さすがに自分達の国の貴族が、裏切るとは思っていなかったのだろう。
実際には彼ら貴族も国を思っての行動だったのだろうが、エルフィメルへの衝撃は大きかった。
「そんな事……とにかく私はこんなところにいる訳にはいけません」
彼女はベッドから降り、部屋から出ようとする。
「そこをお退きなさい!狼藉物!!」
彼女の手を掴み、武は出て行こうとするのを妨げる。
エルフィメルはあれだけのことがあったにも関わらず、気丈にも怒鳴りつける。
だが武は動かない。



弐連続で30秒規制引っかかった……


155:武の戦争記 19/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:32:32 le76Q5JR


「ですからそこを……ん、ん、んんん!」
武は彼女の唇を塞ぐ。
優しく啄ばむようなキスで、エルフィメルの柔らかい唇を吸う。
「んん、ん、ん、んぁ、あぅ」
ちゅく、はむ、あむ。
続けて舌を入れ、彼女の顔と密着する。
大きく目を見開いたまま、口腔を貪られ、身体を抱き締められる。
しかし彼女は先ほどの媚薬のせいか、キスをされていると蕩けるような疼きを腰奥に感じ、それから抜け出すことができない。



武の行為はエスカレートする。
動けないエルフィメルを他所に、武は肉棒をズボンから取り出す。
そして彼女の腰を両手で掴む。
「んん~~~!!」
さっき後始末をしたときに下着を脱がせたため、彼女のスカートの下は何も履いていなかった。武は彼女を掴み上げて、自らの肉棒を彼女の亀裂に押し当てる。
「あ、や、やめなさい……!!」
くちゅ。
武の肉棒はいとも簡単にエルフィメルの膣内に入り込む。
床から足が離れ、姿勢が崩れた彼女は、思わず足を武に回してしがみ付いてしまう。
彼女の膣内は、自らのご主人様に絡みつき、再び精液を強請る。



156:武の戦争記 20/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:33:06 le76Q5JR


「また、こんな……あ、あ、あ、あ」
武が腰を動かすと、エルフィメルは喘ぎを上げる。
彼女はまたしても呆気なく犯され、その快感に喘ぐ自分を悔しく思う。
しかしその快感は堪えようがなく、武に腕を回して自分から腰を揺する。

とんとん、扉を叩く音が部屋に響き渡る。

「武様、帰っていらっしゃったのですか?」
フィアナだった。
彼女は起きたまま、武のことを待っていてくれたらしい。
「入りますよ」
がちゃ、という音と共にフィアナが部屋に入る。
そして、繋がった二人を見て、その場に立ち尽くす。

「お、お姉さま!?」
「フィアナ!?」
武はどうも奇妙な気分だった。
自分の愛人と、これから愛人にしようとしていた絶世の美女二人が姉妹だったとは。
「フィアナ、君は王女だったのか……」
エルフィメルの妹ということは、彼女もこの聖王国の王女であるということだった。
武は知らぬ間に聖王国の至宝といわれた、碧と翠の比翼なる乙女達を両方とも手に入れてしまっていたのだ。
「はい……わたくしの本当の名前はエルフィアナ・ディーク・クレアモルン、この国の王女です」
三人はあまりの出来事に口を噤んでしまう。

「なんでこんなところに」
先に口を開いたのは、武に貫かれたままのエルフィメルだった。
「あなた、聖都から脱出できたんじゃなかったのね……」
フィアナはかいつまんで事情を説明する。
武自身が大分真実よりも美化されていたが、大筋はその通りだった。
そして同じ様にエルフィメルも事情を説明する。



157:武の戦争記 21/21@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:34:10 le76Q5JR


「フィアナまで、この男に……」
彼女の怒りに反応して、膣内がぎゅうぎゅうに締め付けてくる。
「お姉さま、私のことはいいの。だって私、武様のこと愛していますから」
この上なく幸せそうな妹にアルフィメルはたじろぐ。
「貴方は騙されているのよ。だってこの男は……」
一旦言葉を切る。
毅然とした態度で、貫かれたままの胎に手を当てる。
「わたくしを……孕ませたのです」
女の直感なのか、武の言うことを信じたのか、彼女は自分が武の子供を孕んでいることを確信していた。

「そうですか。お姉さまも武様の……」
そういうとフィアナも胎の辺りを摩る。
「その……実は、わたくしも赤ちゃんが出来ちゃいました」
武は少し驚いたが、それよりも喜びのほうが大きかった。
そして何よりもフィアナの幸せそうな顔を見ていると、武まで幸せな気分になってくるのだ。
「ですから、お姉さま。もし武様の子供を産みたくなければ、堕ろしてもよいのですよ。この子が連邦との架け橋になってくれます」
フィアナは事情をよく理解していた。
「で、でも……」
エルフィメルは妹の言葉に動揺する。
「もちろん、武様の子供を産んでも構いませんわ。うふふ、お姉さまと一緒に同じ人の子供を産むなんて……」
フィアナの顔が緩む。
「……お姉さま、やっぱり産んでください。大体、お姉さまも……」

武と繋がっているエルフィメルに近づく。
そして細い指で、姉の淫核を擦る。
「あ、あうぅ。フィ、フィアナ!!」
エルフィメルは軽く絶頂し、ぴくぴくと膣内を痙攣させる。
「武様のこと好きになりますから。わたくしの見立ては外れませんよ」
フィアナはそのまま、姉を弄る。
エルフィアナはその度に絶頂し、武のぎゅっと抱きつく。
「な、出るぞ」
「ええ!?」
ドピュウウウ
何度も締め上げてくるエルフィアナの前に、武は射精してしまう。
フィアナは嬉しそうに、自分の愛する男が、愛する姉に種を注ぎ込んでいくのを見つめる。

「お姉さま、武様。仲良くやりましょうね」


武の戦争はまだ始まったばかりだった。


158:鳩@邪神mad ◆VcLDMuLgxI
07/08/26 00:41:26 le76Q5JR
30秒規制邪魔……;;
後半は飽きてきたので適当です。

評判が悪ければもうここにはこないので、安心してください。
もし、そうもしもまた読みたいということがあれば……
感想ください。
くれくれ厨だ何だと言われようとも感想は嬉しい。


これで邪神に近づいたかな・・・

159:名無しさん@ピンキー
07/08/26 00:45:38 d8HXWpun
なんとなく黒雪姫と龍騎兵を思い出した

160:名無しさん@ピンキー
07/08/26 03:06:27 ZV3xgBGM
>>332
>後半は飽きてきたので適当です。
これは書いちゃいけないな。

飽きて適当に書いたモンなんざ読めるかボケ
感想なんか聞くんじゃねぇよ失せろ




ってなる。
俺の中じゃ戦火モノには分類しないし、読み返そうとは思わない。

161:名無しさん@ピンキー
07/08/26 03:50:57 REbfp7OL
だがしかしGJと言わせて貰おう。
いえむしろ続きどうかよろしくお願いします。

162:名無しさん@ピンキー
07/08/26 06:34:06 8P7evs5Y
GJ!戦火ハーレム?かな
狂気分がもうちょっと有るほうがいいかも
武は今でも計算高いんだけど、もっとはっちゃけても面白そうだ
新たな戦火対象に対して武の態度をこの二人とは違ったものにすると
二面性が出せるのでは

163:名無しさん@ピンキー
07/08/26 12:15:49 2kFNk0Lv
目立ってここが絶望的に悪い! というようなところはないから経験を積めばいいとは思うが、
戦火モノである必要性も、戦火モノらしさもあまり感じられないので、ここが常駐スレの俺には残念。

164:唐突に(ry
07/08/26 21:25:47 dc7cmIA2
『女は皆壊せ』
 その命令の意味が"そういう事"だったと気づいたのは、俺より先に命令を
正しく理解した奴らが、目をぎらつかせて一人の少女に躍りかかって、
それから約十分程立ってからの事だった。
「いっ、ぎぃ! 痛っ……壊れっ……ぐぎゃああああ!!!」
 少女の絶叫が響き渡る。最初に突きこまれた時のそれとは比較にならない、
断末魔のそれと勘違いしてしまいかねない、人のそれとは一聴してわからない、
言葉にして表現するのが難しい、そんな絶叫が。
 その股間からは鮮血が迸る。最初に突きこまれた時に、生娘だったからか、
それとも前戯がなされていなかったからか、幾筋か垂れた鮮血とは比較にならない、
色のついた潮とでも表するのが妥当な、そんな迸りが。
 少女の瞳にわずかに残っていた色が消えうせた。意識を手放したのだろう。
 その方がいい。命を失う程ではないかもしれないが、もう子を為す事はできないだろうし、
まともな性交を望む事もできないだろうが、気絶してしまえば、一先ずそんな事を
考える必要は無い。何より、今この瞬間与えられている責め苦から逃れられる。
 少女の身体を文字通り貫いていた男は、今尚少女の中にいるのだ。そして今尚少女の中を
行きつ戻りつしているのだ。にやけた面を全く変える事なく。
 だから、その方がいい。できれば、俺だってそうしたい。
 意識を手放し、目覚めたら全てが夢で……そうだったら、どれだけ良かったか。
「……なんだ、これは」
 酷くしゃがれた声だった。俺の声だと気づけない程に。
 俺は一体、どこにいるんだ。俺は一体、何を見ているんだ。
 なんなんだ。なんなんだ。なんなんだ……なんなんだ、一体これは!
「おい、カズ。お前はやらないのか?」
 "仲間"からの誘い。だが俺は動かない。いや、動けない。
 動けないまま、少女が……いや……少女"達"が貫かれ、壊されていくのを見つめる。
「カズは真面目だからな。こういう命令にゃ不向きなのさ」
「はは、ちげえねえ。こういう時に楽しめないってのは損だと思うがな」
 腰の動きを全く緩める事なく、"仲間"達は会話を交わしている。
 二人は、どこかの学校の制服だろう水兵服を身に纏った少女を、前後から貫いていた。
「まったく、この気持ちよさを味わいたくないなんて、なっ」
「いっ、やめっ……ぎ……ぎぃぃいゃぁああああああ!!!」
 他方では、二十代半ば程の女性が、今まさに"壊された"。
「へへへっ……気絶してからもキュウキュウ締め付けてきやがるぜ、コイツ」
 また違う方では、"壊された"母親が、最早物言わぬ骸と成り果てた赤子を抱いたまま、
白目を剥きながら貫かれ続けていた。
「……なんだよ、なんなんだよ、これは!」
 叫ばずにはいられなかった。こんな事が……こんな事が、あっていいはずが……。
「戦争だよ、カズト・サキハラ」
 冷たい声が背後から聞こえた。浮かれた"仲間"の声とも、最早人のものとも知れぬ
"女達"の声とも違う、冷たい、ただただ状況を冷徹に見つめている人間の声。
「……これが、戦争、ですか……アルナス少尉殿」
「そうだよ。敵を倒し、敵の"根"を立つ、立派な作戦行為だ」
「……女を……凌辱し、壊すことが、です、か?」
 声が震える。怒りに。そして―恐怖に。自らの想像に。
「そうだよ。ただ殺すよりも、こうした方が敵により大きな損害を与えられる。
 殺さず、生かしてさえいれば、敵はこの女達の面倒を見ざるをえない」
「……凌辱の理由にはなりません。ましてや、女性器を破壊する理由には」
 あえて重傷を負わせる程度の傷を負わせる事で、敵の医療機関をパンクさせる。
そういった戦術は、昨今の戦争でも使われていなかったわけではない。
「忘れたかい、カズト・サキハラ。彼らは敵だ。我が民族の、な」
 ―民族間戦争。片方の民族が他方の民族を根絶やしにする事でしか終わらない戦い。
 つまりは……そういう事か。
「……少尉も、女性だったかと記憶しておりますが」
 背一杯の皮肉。下らない、どうしようもない皮肉だが、そんな言葉でも口にしない事には
もうわけがわからなくなってしまいそうだった。
 だが、彼女はそんな俺の皮肉にも、冷たく言葉を返すだけだった。
「女である前に軍人だ。そして、君もリアリストであり、常識人である前に軍人なのだよ、カズト・サキハラ」
「……それは……どういう、意味、ですか」
 聞かずとも、答えはわかっていた。

165:唐突に(ry
07/08/26 21:25:55 dc7cmIA2
「命令を遂行したまえ、カズト・サキハラ上等兵」
 命令―女を犯し、犯し、犯し通し、女としての機能を失わせる。
「丁度あそこにまだてづかずの女がいるようだ。アレを犯せ、カズト・サキハラ」
 彼女の指さすがまま、首を巡らせる。
 そこにいたのは……いや、あったのは―
「……なんで、お前が……ここに?」
 ―俺の、幼馴染だった少女、リザの姿だった。
 かつて、俺はこの国で生活していた事があった。だから、今回こうして案内役をしていた。
 その時、とある一家によく世話になっていた。特に、一家の一人娘であるリザとは仲が良かった。
 彼女達一家は、戦争が始まってすぐにこの国を離れたと聞いていた。中立国であるもう一つの
隣国へと脱出した、と。だから、俺は……なのに、なんで……?
 知っていた頃よりも、ずっと、ずっと綺麗になっていた。大人になっていた。
 流れるような金の髪は随分と長く伸び、顔立ちからも幼さが消え、本当に……綺麗になっていた。
「どうした? 知り合いか?」
「………………」
 答える事はできなかった。
 リザは、固く身を抱きしめ、いつ自分に周囲の女達と同じ運命が訪れるのかと、震えていた。
 できるなら……今すぐ行って、抱きしめてあげたかった。だが―それはできない。
 彼女を守る事は、俺には出来ない。
「………………」
「どうした? 知り合いであったとしても、あいつらは敵だ。犯せ」
 彼女を、俺自身が傷つけない事は、できても。
「………………できません。」
 酷くしゃがれた声だった。自分の声だと気づけない程に。
「……お前は、どうやら……少々優しすぎたようだな」
 カチッという、撃鉄を起こす音が聞こえた。
 少尉の手の中にある拳銃が、俺に向けられている。
「軍命に従えぬは、即ち死。何か言い残す事は?」
「……彼女は……彼女だけは、助けてやってもらえませんか?」
 叶わぬだろう願いを告げながら、俺は遥か向こうにいる彼女を見た。彼女は俺に
気づいていない。相変わらず身を固くし、震えている。逃げる事もできずに。
「ああ、構わんぞ」
「え!?」
 叶わぬだろう願いは、意外にも聞き届けられた―そう思ったのは浅はかだった。
「命は助けるさ。それ以外は全て失ってもらうがな」
 一瞬の灼熱感。音は聞こえなかった。
 もう、何も聞こえなくなった。
「きゃあぁあああ!!」
 地面に横に倒れた俺は、彼女の方を見た。貫いていた女に飽きた"仲間"が、彼女の
方へと向かうのを、見た。大きく口を開けて何かを叫び、逃げようとする彼女を、見た。
 それ以上は見たくなかった。見たくなかった。見たくない。もう見せないでくれ!
どうしてこんな……こんなものを見せるんだ!
「やめ……いやぁ、いやああああ!!」
 彼女が服を剥ぎ取られていく。白い乳房が露わになる。僅かに生えた下の部分も。
 虚しい抵抗をしながら、彼女は固く瞳を閉じ、その閉じた瞼の隙間から涙を溢れさせた。
「……ぐっ……いやだよぉ……カズト……カズトぉ……!」
 彼女が何かを言うのが見えた。だが、俺にはもうその声は聞こえない。
「いぎっ……ぎっ……いだ……いだぁぁああああああああ!?」
 初めてだったのだろう。突き入れられたモノを伝うように、真っ赤な鮮血がしたたる。
 馴染むまで待つでもなく、他の部分を愛撫するでもなく、彼女に自分の物を突き入れた
"仲間"は、乱暴に抽送を始めた。
「いだぁ……いだいぃぃい! いづぁああああああ!!」
 彼女は首を振り、襲い来る痛みに何とか耐えようとしているようだった。金色の髪が
乱れる様は、こんな時だというのに美しくすらあった。
「い゙っ……!? 中には……ださない……でぇぇええええ!! いやああああ!!」
 結合部から、朱の混じった白濁が溢れる。
 彼女は汚された。そして恐らく、これから壊される。
 俺は……俺の意識は、それを見届ける事なく、途切   
                                   れ
                                        た 

166:唐突に(ry
07/08/26 21:26:07 dc7cmIA2
ここまで投下しました。

167:名無しさん@ピンキー
07/08/26 21:28:41 //mej+5E
まあとりあえずカズト・サキハラ

168:唐突に(ry
07/08/26 21:29:13 dc7cmIA2
ぬぉっ!?
レス一個少ないと思ったら注意書きどっかに誤爆してるっ!?


今更ですが、注意書きです。
割と鬼畜凌辱です。ちょっとグロ混じってるかもしれません。
そういうのが苦手な方は注意を。


・・・間に合わなかったら本当にごめんなさい。

169:名無しさん@ピンキー
07/08/27 13:36:57 DtS/8Ij3
よいね
両方の作品とも続きが気になるね

武の方は戦火モノ?って声があるから今後の展開次第では他スレに移行するのもありだと思う
ハーレムスレにおいて本国の妻が大きな器でもって二人を受け入れるのか
それとも嫉妬・修羅場スレで本国妻と姉妹がバトルのか
はたまたマッタク別の展開になるのか
楽しみです

170:名無しさん@ピンキー
07/08/27 14:16:12 AB0lQB6y
異世界のファンタジーなのに、主人公の名前は日本人ってのが多くない?
俺、そこんとこが凄く違和感がある


171:名無しさん@ピンキー
07/08/27 20:09:43 +mP9v6Cb
これがフランス人名とかドイツ人名とかだったりすると違和感ないけどな。

172:名無しさん@ピンキー
07/08/27 20:11:40 ZOKib51d
いやいや、聖書由来の名前だと違和感あってダメだわ

173:鳩@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:47:22 K+G/tW6g

>>342


>>337
だから最初に戦火っぽくないっていったのに……
常駐の人には正直スイマセンでした。

>>334
作者の後書きに一々目くじらたてないでくれませんか。
適当に書いたものでも三時間以上は掛かっているんですよ。
作者マンセーしろとは言わないけど、せめて最初に乙ぐらいつけてくれるべきでは?
大体お金とっているわけでも、強制的に読ませているわけでもないんですから、適当に書いてもいいじゃない。
きちっと最後まで書いたんだしさ……
神クラスには劣りますが、最低限の文体はカヴァーしていると思いますよ。

それに出来れば具体的に作品を中傷して欲しかった。
どこが戦火っぽくなかったとか、戦闘のシーンが陳腐とか、エロシーンがエロくないとか、文章がへたくそとか、ストーリーがありきたりとか、世界観に魅力がないとか具体的にね。
探せばいくらでもあるのに、もう読み返す気にならんとか……
それなら自分で戦火スレに書いてくれればいいのに。

まだまだ言い足りないけど、一応自分も物書きの端くれ。

334、こいつでどうだ↓
エロエロ路線です。(たぶん
属性は寝取り、寝取られ、それに……孕ませ(すいません、自分こういうの好きなんです
同じ世界観で連作です。時間軸的には前回の少し前です。



174:名無しさん@ピンキー
07/08/27 21:49:02 +mP9v6Cb
>>346
ジャンとかミハイルとかピエトロとかフェリペとかマティアスとか?

175:武の戦争記 少年と少女1/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:49:52 K+G/tW6g


ラークは村に続く道を急いでいた。
今日の昼までには用事を済ませ、自分の村に帰ってくるはずが、ついつい久しぶりの町に浮かれてしまい遅くなってしまった。

アリシアおこってないかな……
ラークの村は、クレアモルン南方に存在している田舎だった。
最もクレアモルン自体が田舎ということもある。
昔はアイシア王国から来る商人や旅客が訪れ、村も賑わっていたのだが、今ではそれもめっきりと減ってしまっていた。

そのため必要なものがあると、一山越えた先にある町に行かないといけない。
そういうわけで、ラークは町に行っていたのだ。

でも……これを買ったから遅くなったんだしな。
ラークはポケットに入っている髪飾りをそっと触る。
彼の恋人であるアリシアに上げる予定だった。
このために、ラークは町に行くことを村長に希望したのだ。

アリシアというのは、村長の娘で村一番の美人だった。
いや町を含めてもアリシアほどの美人はいない、ラークはそう思っていた。
ここら辺では珍しい真っ黒な髪にパッチリとした目、ラークはまだキスもしたことはなかったが、彼女が笑うと柔らかそうな赤い唇がぷるんと揺れる。
幼馴染だったラークはずっと彼女のことが好きで、何度もアタックした結果、漸く先日恋人になれたのだ。

ふふ、これアリシア喜んでくれるかな。
彼女のことを思い浮かべると自然と足が速くなる。
だがそれが致命的だった。
彼女のことを考えるあまり、ラークは村の異変に気づかなかったのだ。


村に戻ったラークは、まず村長の家に向かう。
アリシアに会いに行くことと、村長に町で買ってきたものを渡さないといけない。
村長の家は山の麓。隣町からは一番近い場所にあった。
すっかり周りは真っ暗になってしまい、人の影も見えない。

あれ、まだ起きているのかな。
ラークは村長の家から光りが漏れているのを見つけた。
しかも光りが漏れていたのは、アリシアの部屋だ。

いいことを思いついた。
アリシアが起きているなら、今髪飾りを渡せるかもしれない。
彼女の喜ぶ顔を思い浮かべると、顔がにやけてくる。
ラークはそう思い、窓に近づく。



176:武の戦争記 少年と少女2/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:51:48 K+G/tW6g


「あ、あ、あ、やぁ。」
女の喘ぎ声が窓から漏れてくる。
快楽に咽び泣き、男に媚びるような甘い声がラークの耳に入る。

うそだ、そんな……
ラークの手から髪飾りが落ちる。
彼の耳に間違いがなければ、その声はアリシアのものだった。
普段聞いた事のない甘い声、それがラークに届く。

「ああ、あ、あ、あぅ、いいのぉ」
そして窓の中から部屋の中を覗く。
ラークは自分の目を疑った。
アリシア……なんで……
部屋に据え付けられているベッドの上で、彼女の真っ白な裸体が、男の腕の中で肌を火照らせ歓喜に喘いでいた。
窓からはうっすらとしか見えなかったが、彼女の身体は綺麗だった。
胸は大きくはないが、お椀型の美乳、そして村の女達にはないようなキュッと引き締まった腰、そして引き締まったお尻が男の動きに合わせて振られていた。

そうアリシアの腰は、男のペニスがあるべき場所にぴったりとくっついていたのである。
しかも彼女の細い腕は男の首に回され、足は腰に絡み付く。
アリシアの美貌は悦楽に蕩け、男を愛しげに見つめる。
二人は恋人のように抱き合っていた。

ラークは動揺していた。
自分の恋人が、知らない男と睦み合っているのだ。
なんで……こんなことに。
どこかおかしい、ラークはそう思った。
アリシアは浮気をするような女じゃないし、男も知らない人間だった。
よくよく見ると、男は大和の民みたいだった。
幼い頃に一度だけ見たことがあっただけだが、おそらく間違えていないだろう。
大体これだけ大きな物音がしているのに、村長さん達が起きてこないのもおかしい。

ラークが悩んでいる間に、男とアリシアの動きはクライマックスにさしかかろうとしていた。
アリシアの喘ぎ声が大きくなり、ぎゅうっと男に抱きつき、腰を揺らす。
男もそれに答え、腰を大きく振る。

「だめぇ~、私またいっちゃうぅぅぅぅ」
アリシアは絶頂した。
身体をぴくぴくと痙攣させ、その美貌を蕩けさせる。
「俺もいくぞ、アリシア」
男は腰をアリシアに押し付ける。
もしかして……中にだしているのか……
ラークの想像通りだった。男はアリシアの最奥に押し当て、次から次へと射精する。
アリシアはそれを拒むことなく、絶頂したまま男の精液を飲み干していた。


177:武の戦争記 少年と少女3/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:52:59 K+G/tW6g


「ア、アリシア!?」
ラークは、窓から部屋に侵入しようとする。
彼に何が出来る訳でもなかったが、この状況を座視する事は出来なかった。

ドスッ。
あれ……なんで、空が見え…………
後ろから鈍い音が聞こえ、視界が反転する。
意識が薄れてゆく中で聞こえたのは、アリシアの歓喜の声だった。


「大尉殿、周辺の調査が終わりました」
武は腰の上の少女を犯しながら、報告を聞いていた。
昼にこの村を制圧してから、かれこれ10時間近くこの少女を犯している。
この村に来るまでの2週間の間、前線で死と隣り合わせでいたためか、一度女を犯し始めると止まらなくなるのだ。

「そうか、ごくろうだった。それでここら辺に敵戦力は存在するのか?」
武は腰をグイッと突き上げる。
それに反応して少女の膣内はきゅーっと収縮し、先ほど出した精液を子宮が吸い込んでいく。

正直、この少女はかなりの当りだった。
名前はアリシア・ラングストン、村長の娘ということだった。
この村の女性達の中でも飛びぬけた美貌を持っており、その身体も素晴らしい。
処女を奪ったときから、彼女の膣内はずっとぎゅうぎゅうに武の肉棒を締め付けていた。
それに彼女の胸、括れ、腰、どこをとっても芸術品だった。

「近くの町に、一個小隊が配置されているだけで、後の防衛戦力は見当たりません。ですが、この村のように抵抗は起きるでしょう」
兵士はにやりと笑う。
この村を襲ったとき、男達は全員で武の部隊に抵抗した。
もちろん戦争のプロフェッショナルである武達は素人の抵抗など、屁でもなかった。
ほぼ全てを殺戮し、残った男達は捕虜として監禁していた。



178:武の戦争記 少年と少女4/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:53:39 K+G/tW6g

市民に抵抗されることは武達にとって好都合だった。
規約によれば、軍に対して抵抗を行う町村の人間は潜在兵士として扱われる。
潜在兵士は正規兵とは違い、条約等々には守られない。
女を犯そうが何をしようが、後から戦争行為の一環だとすることが出来るのだ。

つまり男達は、自分達の村を守ろうとして、逆に武達に献上してしまったのだ。
もし彼らが降伏していたら、村は連邦との協定によって守られ、こうしてアリシアが武の上で犯されることもなかった。

「ここを拠点にして、一月も王国の補給線を叩けば、本隊も突破してくるだろう。神埼少尉、君も楽しんできたまえ。噂通りクレアモルンは美人が多いぞ」
武はアリシアの顎を掴み、見せ付けるように口づけする。
アリシアも拒むことなく積極的に、口付けに答え、部屋の中にちゅぱちゅぱと水音が響く。
その光景に、兵士達はごくりと喉を鳴らす。

敗北した後、集められた女達を待っていたのはお世辞にも幸せとはかけ離れていた。
もしかしたら、武に犯されているアリシアは幸せな方かも知らない。
他の女達は、処女であっても母親であっても関係なく多くの兵士達に犯されている。
山の麓にあるこの家までは聞こえていなかったが、下に降りれば女達の嬌声がこの村を満たしていた。
それに比べれば武に性感を開発され、恋人のように優しく犯されているアリシアの方がましだった。

「大尉殿、この部屋の外で少年を見つけたのですが、いかがなさいますか」
そういえばさっき、外で声がした。
武は彼女に種付けすることで忙しく、気にも留めなかった。
「そうか、じゃあこの部屋に連れて来い」
すぐさま、若い男が担ぎこまれる。
裸で縛り付けられたまま、意識を失っていた。

「ラークなの……?」
少年の顔を見て、アリシアが反応する。
「そうか、彼がラーク君か。もういいぞ、君らは楽しんでこい」
兵士達はラークを椅子に縛りつけ、部屋から出て行く。



179:武の戦争記 少年と少女5/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:54:25 K+G/tW6g


「アリシア、どうだ?恋人の前で犯されるのは……?」
武は彼女の耳元で囁く。
アリシアは顔を真っ赤にして隠す。
「そ、そんな……あぅ」
武は一度彼女を持ち上げる。
鍛えられた武に彼女は軽かった。
ほとんど武のペニスが抜けるところまで持ち上げ、彼女を反転させる。
対面座位から背面座位になり、ラークが目を開ければ、二人の結合部が目の前にくる。

「いやよ。お願い……ラークには見られたくないのぉ」
泣きそうな顔で武を見つめる。
だがその顔は悦楽にそまり、男に媚びているようにしか見えなかった。
武は彼女のことを無視して、腰を動かす。

ずん、ずん、ずん、ずん、ずん。
「あ、あん、あん、だめぇ。動かないでぇ」
言葉とは裏腹にアリシアの膣肉は武のペニスを受け入れ、甘えるように絡みつく。

「ほらアリシア、愛しのラーク君に見せつけてやろう」
武は腰の動きを早める。
激しくアリシアの膣内を出入りし、淫靡な香りが部屋に充満する。
その度にアリシアのピンク色の肉襞が、雁に引っかかり外に引き出される。
すぐにアリシアの抵抗はなくなり、武の上で甘えるように喘ぎ続けるだけだった。


180:武の戦争記 少年と少女6/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:55:04 K+G/tW6g

「あ、あ、あ、気持ちいいのぉ~~」

あれ、ここは……?
ラークは女の喘ぎ声と、ぴちゃぴちゃと響く水の音に目を覚ます。
後頭部に鈍痛を感じ、意識が朦朧としていた。
少しずつ、ラークは今の状況を思い出す。

俺は街に行って、そうだアリシアに髪飾りを買ったんだ。
それから村に戻って……
何か恐ろしいものを見た、そんな感じがした。

「んぁ、奥に当たってるぅぅ。あぅぅ、きてるぅ」

甘い声がラークの劣情を刺激し、自分のペニスが勃然としてくるのを感じた。
次第に意識が覚醒してくる。
そして、ラークは目を開いた。

え……?
最初ラークは目に飛び込んできたものが、何なのか認識できなかった。
恐らく男と女の下半身、そしてそれらはガッチリと結合していた。
ラークの目の前で、男のペニスが女の中に出入りし、くちゅ、くちゅ、と水温をたてる。

「おや、アリシア。愛しのラーク君が起きたみたいだぞ」
男の声がラークの耳に入る。
まだラークは状況を理解できず呆然としたままだった。

「え!?いやぁぁぁ、ラーク見ないでぇ~~」
アリシアはラークがじっと自分と武の繋がっている場所を見ている事に悲鳴を上げる。
手を当てて隠そうとするが、武はぐいっと手首を掴みそれを許さない。
むしろ大きく腰を振り、アリシアの秘部を抉る。

「ア、アリシア!?」
漸くラークは眼前の状況を知った。
自分の恋人が目の前で犯されているのだ。
彼が夢にまで見たアリシアの白い体が男に貪られ、自分のものになるはずだった彼女の花園は男に蹂躙されている。



181:武の戦争記 少年と少女7/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:55:39 K+G/tW6g

「ラークぅぅ、ごめんなさい。私、私ぃぃ。あん、あん、あん」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
目の前で男の肉棒が出入りするたびに、恋人が嬉しそうに喘ぐ。
愛液と男の精液が飛び散り、ラークの顔にかかる。

「どうしてだよ。何でこんな…………」
ラークは目の前の光景を信じたくなかった。

「すまないね、ラーク君」
アリシアを犯している男が口を開く。
彼を見てラークは少し驚く。
どちらかといえば優男という言葉が似合う男だったからだ。
それに口調も丁寧で、諭すようにラークに話しかける。

「でもクレアモルンと連邦は戦争しているんだよ」
男はゆっくりと続ける。
だがその腰はアリシアに突きこまれ、彼女に甘い喘ぎを上げさせている。

「君達の村が抵抗したおかげで、こちらの兵士も4人死んだ」
この村の人間がそれ以上に死んだが、男はそれを語らなかった。
「つまり君達の村は連邦の敵になったんだ。敵に何をしたって構わないだろ?」
男は上品な笑みを浮かべ、アリシアの首筋を舐める。
アリシアはくすぐったそうに微笑む。
まるで仲睦まじい恋人同士のようだった。

「じゃあクレアモルンは負けた……?」
ラークはポツリと呟く。
彼も自分達の国が戦争をしていることは知っていた。
現に彼の村からも何人かが戦争に行っていた。
だが1年近く前から戦線は一進一退であったし、クレアモルン方面は第4次アナタリウスの主戦場ではなかった。
そのため両陣営は余り戦力を投入せず、ラーク達は普段の生活を乱されることなく、いつもどおりの生活を送っていた。
だから、戦争の話をされても実感がないというのが本当のところだった。



182:武の戦争記 少年と少女8/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:56:17 K+G/tW6g


「いやそうじゃない。正直君の国や援軍を送っている枢軸側はよくやっている」
男は一呼吸置いて、くすりと笑う。
「でも少し甘かったな。連邦は浸透作戦でいくつかの部隊を戦線の後ろ、つまりここに送り込んだのさ」
とん、とんとベッドを叩く。
つまりこの村がその標的になってしまったということだ。

「後は補給線が絶たれ、主戦線は崩壊。そしてクレアモルンは崩壊する。こういうときは何というべきなのかな……」
男は視線を漂わせて、言葉を選ぶ。
だが的確な言葉が見つからなかった。
「お悔やみ申し上げる、まあ大和ではこうかな。俺が言うことではないか」
男は自嘲気に言った。

「あん、あん、あん、あん」
ずん、ずん、ずん。
愕然とするラークの目の前で、二人は交わり続けていた。
経験のないラークにも分かるほど、アリシアは快楽に溺れる。

「ごめんね、ラーク。私、もう……」
アリシアの白い体が紅潮し、ひくひくと痙攣する。
男もそれに答えるように、激しく腰を動かす。

「アリシア……なんでこんな男と……」
自分の前で絶頂しようとしている恋人を前に、つい彼女を責めてしまう。
ついこの間、自分の気持ちを受け入れてくれた彼女が男に犯され、歓喜の声を上げる。
ラークの目には彼女が嫌がっているようには見えなかった。



183:武の戦争記 少年と少女9/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:57:01 K+G/tW6g


「そんなにアリシアを責めるなよ、ラーク君」
男は彼女の太腿を掴み、思いっきり開く。
ラークの目と鼻の先に二人の結合部が突き出される。
「彼女は可哀想なぐらい、必死に抵抗したぞ。何度も俺に犯されながら、君の名前を呼んでな」
今度はゆっくりとした動きでアリシアを焦らす。
彼女はラークの事など目に入らぬようで、切なげな視線で男を見つめる。

「最も……」
首筋から、彼女の唇まで舌でなぞる。
そしてアリシアの唇に優しく口づけする。
彼女も蕩けた顔でそれに答え、ちゅぱちゅぱという音がラークを苦しませる。

「今は俺のものだがね」
ぐちゅう。
男の肉棒がアリシアの性器に完全に埋まり、結合部がガッチリと合わさる。
アリシアは歓喜の声をあげ、自分からぐりぐりと腰を押し付ける。
男の巨根がアリシアの子宮を圧迫し、彼女に途方もない快感を与える。

「アリシア……」
ラークはアリシアが犯される姿に涙と共に、ペニスを立ててしまっていた。
素っ裸で縛られ、自分のペニスを晒される姿はラークには耐えられない屈辱だった。

ぐちゅう、ちゅく、ちゅぷ。
「いい……大きいのが奥でぇ、さいこぉ…あ…あぁ」
男はアリシアの最奥まで征服したまま、円を描くように動かす。
肉棒が膣壁をすみずみまで刺激する。


184:武の戦争記 少年と少女10/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:57:46 K+G/tW6g


「……アリシア、今の君をラーク君にも教えてあげてくれないか」
男は腰を動かしながら、アリシアの耳元で囁く。
「あん……ラークぅ、私、今気持ちいいのぉ、この人の大きいのが私をみっちり満たしてるのぉ」
アリシアは快楽のあまり、朦朧とした意識のまま、自分と男との交わりをラークに伝える。
ラークが今まで聴いたことのない、男に媚びる甘い声だった。

「それでねぇ……何度もつかれると、彼のが私の中を擦るのぉ。それが気持ちよくって」
生まれてから十何年もアリシアを見てきたラークが、見たことのない悦楽の表情だった。
白い腰が、男を求めて揺れる。

「ほらアリシア、ラーク君のを見てごらん。君を見てあんなに大きくなっているんだよ」
男は晒されているラークのペニスをアリシアに示す。
彼女は言われるまま、そちらに目を向ける。
アリシアの美貌にじっと見つめられ、ラークのペニスはぎんぎんに固くなる。

「……でもラークのそんなに大きくなってないよぉ。少し皮も被ってるし」
だが彼女の言葉にラークは衝撃を受ける。
恋人の口から男として最悪の言葉を吐かれ、彼はどん底の気分だった。
「ラーク、私そんなに魅力的じゃない?」
アリシアの綺麗な顔が、淫靡な表情でラークを見つめ、体を見せ付けるように男の首に手を回す。
彼女の抜群のプロポーションが見せ付けられ、ラークは滾るほどの欲情を股間に感じた。

「違うよ、アリシア。ラーク君のはあれで最大なんだ。それに皮を被っているのも別に可笑しいことじゃないんだよ」
男の目線が蔑む様なものにラークには感じられた。
ラークのペニスは別段小さいという代物ではなかった。
しかし男の巨根しか知らないアリシアにとって、比較するとラークのものは目劣りしてしまう。

「そうなの……」
アリシアはがっかりしたように、ラークのペニスを見つめ、視線を自らの結合部に移す。
そこには男の大きな肉棒が自分を貫いていた。
「うふふ、やっぱり私これがいいのぉ~……大きくて、硬くて、太くて、あなたの最高ぉ……」
アリシアは腰を揺らし、男の肉棒を食い締める。


185:武の戦争記 少年と少女11/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:58:18 K+G/tW6g

「でもラーク君は恋人なんだろ?」
男はそれに合わせて腰を揺らす。
二人はぴったりとくっついたまま、厭らしく腰を動かしあった。
暫しアリシアは黙って考え込む。

「ラーク、ごめんね。私この人のを知っちゃったから、もうラークのそれじゃあだめだと思うの……」
そう悲しげな顔で話す。
だがその腰は快楽を求めて貪欲に動き、ラークの目の前にある彼女の花園は悦びの涎を垂らしていた。
ラークはその光景に思わず目を背ける。

「それじゃあアリシア、そろそろ中に出すからな」
男はそう宣言する。
アリシアは嫌がるようすを見せず、むしろ嬉々として腰を振る。
慌てたのはラークだった。

「な、中に出すってそんなことしたら……」
彼の言葉を男が続ける。
「出来ちゃうかもしれないな。アリシアは今日から危険日らしいしな」
ラークの顔が青ざめる。
対照的に男はニヤニヤとしながら、アリシアの胎を摩る。
彼女は頬を染め、恥ずかしそうに顔を俯ける。
「何で……アリシア!!」
離れようとしないアリシアに、ラークは問いかける。

「でもねラーク、私もう彼から離れられないの……あん」
くちゅくちゅと、結合部が音をたて、彼女の愛液がシーツにしみを作っていた。
アリシアの手は後ろに伸ばされ、男にしがみ付いていた。
つらい態勢だろうに、彼女はしっかりと抱き付いて離れなかった。
男はアリシアを思う存分突き、その度にラークの顔に汁が掛かる。

「じゃあラーク君。ずっとここから目を離さなかったら、外に出してあげてもいいよ」
そういって男は二人の結合部を指差す。
男の巨根が出入りし、アリシアのピンク色の肉襞が覗いていた。



186:武の戦争記 少年と少女12/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:59:04 K+G/tW6g

「あん、あん、あん、奥まで来てるぅぅぅ」
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
男は勢いよく腰を動かす。
今度はとめずに何度も抉り、二人の官能をどこまでも押し上げる。
アリシアの膣肉は男の肉棒をキュウキュウと締め付け、男の射精を誘う。

「いいのぉ、気持ちいい~~!」
ぐちゅ、ぐちょ、ぐちゅ。
アリシアはもう、ラークのことなんて忘れていた。
ただひたすら、男と男の肉棒と自らの絶頂のために腰を振る。
快楽にアリシアの美貌が淫らに蕩け、彼女が動くたびに形のいい乳房が弾む。

「はぅ、あん、あぅ、私、いっちゃう。もう、だめぇ」
ぐちゅ、ずちゅ、ずちょ。
アリシアは絶頂に昇り詰めていく。
彼女の白い肢体が痙攣し始め、その顔が悦楽に染まる。
男はラークがじっと見ていることを確認すると、彼女を持ち上げ肉棒を限界まで抜く。

それにラークがほっとしたとき、アリシアが叫んだ。
今まで何度も注ぎ込まれ、その快感を味わってきたアリシアには我慢出来なかったのだ。
「いや、抜かないでぇ。中に、中に頂戴ぃぃぃぃ」
男は嘲笑するようにラークを笑うと、思いっきり彼女を降ろし思いっきり突き入れる。
ずちゅう。
亀頭が彼女の最奥まで侵入し、そこを強烈に圧迫する。



187:武の戦争記 少年と少女13/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 21:59:46 K+G/tW6g

「い、いくぅぅぅぅぅぅぅ」
ドピュルゥゥゥゥゥ。
アリシアはかつてない絶頂を迎えた。
自分の恋人の前で犯される背徳感、行為を人に見られているという被虐心、そして男の肉棒が注ぎ込まれてくる、本能から来る圧倒的な快感。
アリシアは大きく絶頂し、体をひくひくと痙攣させる。
それが男の肉棒を刺激し、とてつもない量の射精を促す。

ドピュゥゥゥ。
「出てるぅ、ここに一杯……あ」
アリシアの女としての本能が、目の前の逞しい男の子を孕むために自動的に動き始める。
彼女は膣奥に痺れを感じる。

くぱぁ。
彼女の子宮口は口を開き、男の鈴口に吸い付く。
ぱくっと咥え、そこから出る精液を全て飲み干す。
「あん、もっとぉ」
アリシアは上目遣いで男に媚びる。
男は笑ってそれに答え、一層腰を押し付けさらには彼女の唇を奪う。
アリシアは男の首にまわした手を引き寄せ、熱心にキスを受け止める。
くちゅ、ちゅく、はむ。
唇の間で舌が絡み合い、銀色の糸を引く。
舌で優しく互いを舐めあい、深いキスに移っていく。
あむ、ちゅう、ちゅく。
情熱的な口付けが続き、二人はその行為に没頭していく。
上の口で体液を交換し合い、下の口で一方的に体液を注ぎ込まれる。

ドク、ドク、ドク。
目の前で恋人に何度も精液が種付けられ、他の男の子を孕ませられていく行為にラークは呆然と見ることしかできなかった。
アリシアの性器から白い粘液が零れる。
そのとき……ドピュ、ドピュ、ドピュウ。
ラークのペニスから精子が出る。
だがそれはアリシアの卵子はおろか、体にすら掛からなかった。



188:武の戦争記 少年と少女14/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 22:00:23 K+G/tW6g

二人は男の射精の最後の一滴が、子宮に入るまでぴったりとくっつきあい、舌を絡めあって情熱的なキスをしていた。
ラークの射精を知ってか知らずか、アリシアは結合部に指を入れ、白濁とした粘液がこびりつくのを見せ付ける。
「ごめんねラーク。私、彼の子供できちゃったかもしれない……」
アリシアは見せ付けるように腰を摩り、幸せそうに微笑んだ。

それから部屋に朝日が差し込むまで、ラークの目の前で二人は交わりあった。

次の日、アリシアはラークが監禁されている部屋に話に来た。
だがラークは彼女と面向かって話すことができなかった。
彼女は自分の用件を手早くラークに伝えた。

昨日の事の謝罪。
ラークの事を今まで好きだったということ。
乱暴なことはされていないから、安心してくれということ。
これからあの男の情婦になること。
そしてそれは自分の意思だということ。

ラークはただ黙って聞くだけだった。



189:武の戦争記 少年と少女15/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 22:01:23 K+G/tW6g

それから二ヶ月間、武の部隊はこの村を占領した。
その間、アリシアは武の情婦として扱われ、毎日のように彼に抱かれた。
ラークは他の男達と共に幽閉され、一つの建物での生活をよぎなくされた。
女達は兵士達に犯され、何人かは気が狂ってしまっていた。
そして彼らが出て行くとき、女達は老女と幼女を残し全て連れ去られ、男達は監視付で解放された。
平穏だったこの村は、もうその面影がどこにもなかった。

武が言っていた通り、戦線は連邦に破られ、クレアモルンは瞬く間に占領されつつあった。
噂では聖都で必死な抵抗が続いているらしかったが、それも時間の問題らしい。


そしてラークは2ヶ月ぶりにアリシアと再会した。
久しぶりに会ったアリシアはゆったりとしたワンピースに身を包み、ぐっと大人っぽくなり女の色気を振りまいていた。
肌にも脂が乗り、甘い香りがラークの鼻腔を刺激する。

「ラーク、久しぶりね」
彼女の顔は、ラークが思っていたようなやつれきったものではなく、幸せそうだった。
「ああ、久しぶり」
話したいことはいくらでもあったが、最初に口から出たのはそれだけだった。

「ふふ、何かラークと話すのに何か緊張しちゃう」
口を手で覆って笑うだけなのに、ぞくっとする色気があった。
「ラークにね、話したいことがあって……」
「俺もアリシアに話そうと思っていたんだ」
アリシアの言葉を遮る。
「そのアリシア……これからの事なんだ。俺達これから……」
もう一度やり直せないか、ラークはそう言おうとした。
だがその言葉は口から出ることはなかった。

「わかっているわ、ラーク」
母親のような暖かい視線でラークを見つめる。
「そ、それじゃあ!」
ラークは二ヶ月離れていても心が通じた、それだけで雲の上に昇るような気分だった。
「ええ、昔の事はお互い忘れましょう。その方がお互いのためよ」
アリシアはあっさりと口にする。



190:武の戦争記 少年と少女16/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 22:02:31 K+G/tW6g

「そのね、私もよく考えてみたんだけど、あれは恋じゃなかったと思うの」
アリシアは微笑を浮かべながら続ける。
ラークは絶望の淵で彼女の話を聞いていた。
「二人でいてもどきどきしなかったし、それにね……」
違う俺はいつもどきどきしていた。

「私、武様……あの軍人さんの事が好きになっちゃったの」
そんなことは聞きたくない。
「ラーク、あなたも恋をしてみれば分かると思うけど、私達のときとは全然違うのよ」
俺は君に恋していたんだ。
「いつもあの人の事が頭から離れないし、近くにいるだけで心臓がどきどきして破裂しそうになるのよ」
そんなこと知っている。俺の心臓は今でもどきどきしているんだ。
「でもよかったわ、ラークも同じこと考えてくれていたなんて」
違う、違うんだアリシア、俺は……

「そうそう実は私、大和に行くことになったのよ」
アリシアは無情にも、この上なく嬉しそうに話す。
「まだあの人は戦場にいるけど、帰ってくるまで大和で待っていてくれって。うふふ」
ラークが見たことのないような幸せそうな顔。
それを見ると、ラークはやるせない気持ちになる。
「大和には彼の正妻もいるらしいけど、私うまくやれるかな?」
行かないでくれ、そう言いたかった。
だが今の彼に、それを言う権利がないことをラークは知っていた。



191:武の戦争記 少年と少女16/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 22:04:49 K+G/tW6g

「そうだ、ラークは知らないのよね」
アリシアは白いワンピースのお腹の辺りを摩る。
「ほらラークも触ってみて」
彼女の白い手がラークの手に重ねられ、彼女のお腹に当てられる。
ぽっこりとした僅かな膨らみが手のひらに感じられる。
まさか……
「ねっ。すこし膨らんでいるでしょ。私、ママになるんだ」
そうやって微笑むアリシアの顔は、優しい母親のものだった。
この赤ちゃんの父親が自分だったら、どれほど嬉しかっただろう。
ラークの胸の内に暗いものがよぎる。
「こんなときに私だけ幸せになるのはどうかなって思ったんだけど、彼が産んでくれって言ってくれたの……」
彼女がどうしようもなく幸せだということはラークにもよく分かった。
実際のところ、ラークには彼女をこんな幸せそうな顔には、させられなかっただろう。

「だからね、ラークも幸せになってね。大変なこともあるけど、いいお嫁さん見つけて子供を作るのよ」
それは今のラークにとって止めの一言だった。
「それでは、また会いましょう」
アリシアは昔と同じ、優しげな笑みをラークに向ける。
でもその笑みはもうラークのものではなかった。


戦火は人の人生を容易に変える。
一人の少女は自分の幸せを手に入れ、一人の少年は不幸のどん底に突き落とされた。
誰が悪かったわけではない。
人は戦火の前には無力な存在でしかないのである。


                 武の戦争記 少年と少女 完

192:武の戦争記 少年と少女16/17@邪神moe ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 22:07:38 K+G/tW6g

投下終了です。
飽きはしなかったけど、誤字脱字が残っているかも。
今回は寝取り寝取られ物になってしまった。

ところで戦火って何なのでしょうか?↑のはだめかな……
それとも戦場でレイプすればそれが戦火なんですか?
わけわからんです。
自分としては戦火の中で、色々なシチュにしようかなと思っているのですが。
戦火スレには場違いみたいなので、去ろうかな……
必要になったらまた呼んでください。

ちなみに今のところ考えているシチュは↓
敵国の軍隊にいる、元教え子のクールな軍人さんと戦場で一晩を共に……
殺しにきたスパイのお姉さんと……
人里はなれたエルフの村で……
後戦火とは関係ない、正妻との馴れ初め話しは、書ければ他のスレに投下します。
このスレがだめなようでしたら、上のシチュも他のスレにばらばらに投下するので、読みたい人は探してみてください。

>>344 345
異世界なら別に日本人の名前でもいいでしょ。
中世ファンタジーなら別だけどね。
それに日本の小説なんだから日本人の名前が多くなるのは当たり前。
異世界の人間はみんな欧米か?それでも嫌なら、自分の脳内で勝手に変えてください。
ボブとかジョンとかフィリップとかジャンとかミハイルとかピエトロとかフェリペとかマティアスとか何でもいいよ。
それでも違和感あるなら自分で書いてください。

また一歩邪神に近づいた・・・かもしれない

193:名無しさん@ピンキー
07/08/27 22:12:00 ddiZtaon
泣いた、恋人に感情移入したら泣いた

194:名無しさん@ピンキー
07/08/27 22:29:06 +mP9v6Cb
日本は島国であり、日本人は外国からの客人を非常に珍しがる文化がある。
客人は古くは「まらうど」と読んだが、これは「稀人(まれびと)」が変化したものだ。
つまり、異世界という隔絶した環境を表現するものとして、日本人には、
外国風の固有名詞などを用いることで効果的な演出ができる。
逆に言うと、日本風のものをありふれたように感じるということでもある。
つまり、違和感の原因は日本の文化と考え方にある。

それはそれとして、気に入らない批判意見に文句をつける執筆者は嫌われるぞ。
俺はこのスレでは書いてないが、改善のための参考意見として礼を述べるとか、
それができないならせめてスルーするとかは最低限したほうがいい。
これは作品を繰り返し投下するつもりなら、絶対に必要なことだ。
作品以前に人格が原因で疎まれていてはせっかくの作品も読まれないだろう。

195:名無しさん@ピンキー
07/08/27 22:32:09 Nrf7RXaf
ただの趣味の問題だと思うが……。

196:334
07/08/27 22:35:55 ++HlnEAd
>>349-366
投下、乙
俺が>>334で言いたかったのは、「最後の方はグダグダになっちゃました」ならともかく
「飽きてきたので適当に書きました」ってのは、評価以前の問題だろってことだよ。

それに、俺は感想を書いてるんであって、中傷はしてないよ。
孕ませ・見せつけは好きだけど、戦火モノなら救いが無い方がイイかな。
ひたすら嫌がって、ボロボロの少女と少年を残してゲラゲラ笑いながら去っていく
ようなのが、戦火モノとしては好み。


197:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:07:11 0BhdOK1W
>作者の後書きに一々目くじらたてないでくれませんか。
>適当に書いたものでも三時間以上は掛かっているんですよ。
>作者マンセーしろとは言わないけど、せめて最初に乙ぐらいつけてくれるべきでは?


誰もスレに戦火を起こせとは言ってない


198:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:30:45 AB0lQB6y
日本人な名前の人と外国人な名前の人が同じ国、同じ民族では
統一感ねーなーと普通は思うんじゃね?
ガンダムとか好きな連中は気にならないのかな

199:鳩@邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/27 23:35:28 K+G/tW6g
>>368
作者に人格が関係あるんですか?
関係あるのは作品だけだと思うのですが。
糞作品投下する模範的作者より、神作品投下する荒らし屋のほうがいいと思いますけど。
もちろん罵詈雑言が目に付けば、いけないと思いますが、そんなことはしていませんよ。
気に入らない批判に反論してはいけないのですか?それはつまりませんねぇ
作者は黙ってへえへえと作品を書き続けろと……大変そうですね……
ちなみに嫌われてなんぼの商売ですから、嫌われても構いません。

が気に食わないなら作品で、自分を反省させてください。
文句なしの神作品なら、自分も反省します。

>>370
はぁぁあ、つまりそういう一言は余計だと。
ですが今は邪神プレイ中なのでそれはできません。

読み返そうとは思わない……これは間接的な中傷じゃないんですかね。
普通に考えれば、読み返すに値しない=糞作品だということになりますけど。
これは具体性を省いて、この作品はくそだっていってることじゃないですか?

これでもだめかorz
ふむふむ、今後の参考にさせてもらいます。
自分はそういうのあんまり好きじゃないんで、たぶん書きませんが……短編ぐらいならいけるかな?
最も自分には書いてもらいたくないですよね?^^
少しこのスレ住人の嗜好が分かった気がします

>>371
戦火おきたほうが盛り上がるんじゃ……今のままじゃどうみても過疎ス(ry

わかりました。今回は私の負けですおとなしく引き下がりましょう。
スレ住人の方々三日間の間ありがとうございました。皆さんそれではいい戦火を……ノシ
他のスレで出会ったら、今までの事は水に流して仲良くやりましょう。
ですが私の言ったこともよく考えて……ぐふっ

            こうして鳩@邪神modは戦火スレに散った。
            その後、このスレで鳩を見たものはいたとかいなかったとか。

      bad end

200:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:43:35 AB0lQB6y
うん、もう来なくていいからね
レベルの低い書き手ほど自分語りしたがるのはなぜだ

201:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:46:47 0BhdOK1W
>糞作品投下する模範的作者より、神作品投下する荒らし屋のほうがいいと思いますけど。

てめえで神作品って言いたいのかね
流石に神を名乗る方は違うね


202:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:52:51 Nrf7RXaf
どんなに言葉を重ねようが、問題は実際に面白いかどうか、趣味に合うかどうかな訳で……。
まあ俺は仮想世界でどんな名前が使われようが全く気にならないタイプだから問題なかったわけだが。

気になる人もいるとは思うけど、その「不自然だ」という意見を受け入れるかどうかは
作者の自由なわけだから、作者を置いといて言い争うのはどうかと思うよ。

203:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:56:52 +mP9v6Cb
>>373
模範的作者なら、糞作品でも
「ここが悪かったからこう変えるといいよ。あとこのへんはよかった」
のようにアドバイスや励ましの言葉を貰える。
荒らし屋なら、神作品でも
「はいはい作品を晒すなら自分でサイト開いてやってろ」
と冷たい扱いを受ける。

作品がいまいち、文章力不足、語彙不足で荒らし屋なら……、どうなるかはよくわかってるだろ?

204:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:59:03 DtS/8Ij3
>>373
正直なとこ関係あると思います
それが理解できないとするならば僕かあなたかのどちらかが間違っているのでしょう

頑固親父のうまい飯屋
たしかに味はうまいが親父がウザイ
食う順番からなにから指示してきやがる
でもうまい
でもうざい

例え下手で申し訳ないがモノがよければ何やってもいいというわけではないんです
こーいったものを嫌う人も結構います

あなただけのスレではないのでスレの流れなども考えてみてください
今の流れはみんなにとっていい流れですか?
見返してみてください

あと他のスレなどでいろいろな作者さん達がそういった感想や批判に対してどう対処しているのかを見ることをオススメします
ではこれからもどこかで頑張ってください

205:名無しさん@ピンキー
07/08/28 00:02:35 D+kOQWTf
>>374
ただ自分に酔いしれてるだけ 単なるナルシスト

206:名無しさん@ピンキー
07/08/28 01:03:41 vO6oXqZA
373みたいな子はどっかが根本的にずれてるんだろうな。
職場とかにいて欲しくないタイプだw

207:名無しさん@ピンキー
07/08/28 01:30:49 m6lMY2lq
寝取られ属性もある俺にとっては作品はツボだったけどな。


208:名無しさん@ピンキー
07/08/28 01:37:33 WFmpeNil
捨て台詞吐かなければ神だったのにな・・・

209:名無しさん@ピンキー
07/08/28 03:58:51 T4HRV9g5
>>373
 誤字指摘。
×      bad end
○      good end

210:名無しさん@ピンキー
07/08/28 06:56:52 TYhaLSqK
読者ごときの煽りで動揺する程度の男なのさ

211:名無しさん@ピンキー
07/08/28 11:31:55 Pf8rpWCl
>>373
とりあえず作者の人格が関係ないのは作品のみ投下される場合じゃないのでしょうか

正直先に後書き見てしまうと作品読む気なくなる……

212:名無しさん@ピンキー
07/08/28 11:51:02 hi3sUDqm
作品が神でも作者が荒らしだったら結果的にその作品は良い評価を受けないと思う
今でさえそうなのに何で彼はそう思ったのだろうか

213:名無しさん@ピンキー
07/08/28 12:50:20 UBfLnKkq
まあいいんじゃね?おそらくもう彼はこないだろうし
いい勉強になっただろうし。
次の獲物までまたマターリ雑談しますか


214:名無しさん@ピンキー
07/08/29 02:42:13 GDmime+9
いきなりですが投下させて頂きます。






―何…?

首筋に何やら、尖ったものの感触と同時に、それは一瞬の出来事だった。




『動かないでください。私もあなたのような高貴な女性の肌は、出来れば傷つけたくない』






『なっ…あなた達の命はここにいる間は保証されているはずよ。こんなマネしなくても無事に国に返すと…
我が国との条約でも捕虜の身の安全は保障されているはず。だからこの手を早くどかしなさい』






スプーンを折って、床で研いだものだろうか?
この金属の細い棒はかなり鋭い。



私の頸動脈ぐらいはたやすく切断できるだろう…


―うろたえては駄目…
王家に嫁ぐ者としてはこんなことで屈してなるものか




『あなたはそうでも、どうやら他の者はそうは思ってないらしい。国境線を越えるまで、姫には我々の人質になっていただきたい』

215:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:04:59 GDmime+9
捕虜たちが反乱を起こしたのだ。




人質は私と侍女が二人。あわせて三人…

彼女達は身に起こった恐怖に脅えている。
当然だろう、二人は貴族の娘たち。代々この王家に仕えている家系らしく名門中の名門貴族の生まれだ。



―どうしよう…やはり従者や大臣たちの言うとおり敵国の捕虜たちを殺さずにいたのがいけなかったのかしら…

でも先代と交わした条約を私は守ったわ
でも王の留守中に、よりによって私が捕らえられたなんて知られたら、国民の不安を煽るだけだわ。
どうしたらいいの…




騒ぎを聞きつけ兵達がやってきた。



『虫けら共め、命が惜しけりゃ姫を離せ』

剣を抜いて今にも捕虜達に斬りかかろうとする兵士達を牽制する。


『おやめなさい。王の留守中に勝手は許しませんよ』



言葉むなしく、攻撃にはやる兵士達は今にも捕虜に斬りかかろうとしている。





『お前達の望みはなんだ、言え』
兵達を厳しく制した。

静かに…でもその分かえって威圧感のある口調で捕虜達に問いかける人物

国境警備隊の隊長だけあって貫禄もあるからか、兵達もすぐ静かになった。

216:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:20:22 5wpswVC/
改行多すぎて読みにくい

217:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:31:23 bi/FHdYB
?アナトゥール星伝のパロですか?

218:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:32:33 GDmime+9
『国境を越えるまでの安全を保障してほしい。それと馬を。』



一抹の不安が走った

この国境警備隊の兵士達は王家に対する忠誠心は厚いものの
異国からきた私が嫁ぐことをあまりよくは思っていない。


さらに、国境付近の町や村は数年前に(戦争が始まるきっかけになった)焼き払われており、略奪、暴行の限りがつくされた。
国境警備隊はおもに、その町や村の出身者で形成されていて、当然、捕虜達の看護をすることはよくは思うはずがない


敵、味方、隔たりなく負傷した者の手当てをする。
というのはこの国のしきたりだが、町を焼かれた人たちが手当したがるはずもない為、こうして砦の捕虜特設救護所で私と侍女二人の三人で看護にあたっていたのだ。


『薬も人手も足りないときにあなたは一体…』だとか

『またケダモノ達の世話ですか』

『あなたが言っているのは偽善だ、たとえどんな重罪に値しようとも絶対に異教の娘を妃になど私は認めない』
と、しょっちゅうぶつかっていたし
数日前にも捕虜達に斬りかかろうとした兵士を寸前のところで抑えたばかりだ

…王の不在だもの、私を見殺しにするなんて容易いこと…憎んでも憎みきれない捕虜達を斬ることも。

219:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:43:12 GDmime+9
続きは明日投下します。

220:名無しさん@ピンキー
07/08/29 03:46:31 bi/FHdYB





アナトゥール星伝シリーズ2『銀の星姫』(折原みと)のパクリに見えます……

221:名無しさん@ピンキー
07/08/29 08:09:49 09wimQzF
このスレワロタ
みんな>>373に釣られ過ぎだろ
てめぇで邪神プレイとかほざいてる奴の暴言を真に受けるなよ良い釣り堀じゃねぇか
見事にスレの空気は荒れて、次から投下されるSSには>>373が逐一批判レス→SS書きうんざりして打ち切り
見事に過疎スレ化への術中に嵌められてるじゃねぇか

222:名無しさん@ピンキー
07/08/29 11:20:30 53H9ftvz
武の人は作品は普通に面白いからあとがき書かないで欲しいぜ
せっかく楽しく読めたのに後書きでしょんぼりだ

223:荒ぶる鳩@最後の邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:21:30 qzJViS9w

投下します。334の人の意見を参考にしたので、鬼畜です。欝です。寝取られです。孕ませです。
ちょっとシチュ想像したら、書きたくなったので書いちゃいました。罵られながら書いたので、被虐的かもしれません。
心に余裕のない方は読まないでください。今までのとちょっと違います。救いは余りありません。結構長くなってしまった。

ここから↓はSSとは関係ありません。途方もなく長いレスなので、興味のない人は飛ばして下さい。敬称略です。

こんばんは、先日はたくさんのレスをもらったようで、ありがとうございます。
このスレにこれだけ住人がいたとは驚きです。これだけ叩かれると画面越しでもドキドキしますね。
何か新しい趣味に目覚めてしまいそうです。でも今回は負けませんよ、そろそろ反撃してもいいですか?ww

一つ残念だったのは内容に乏しい中傷レスが多かったこと。
大人の皆さんしかいないと思っていたので残念です。
特に380は、何が仰りたいのでしょう。人格攻撃は醜いだけです。
人間としての程度が知れますよ。

順を追ってレスします。
まず>>374,377
正直ショックですね。直接、糞だと言われるのは……
375さんが書いているみたいに、自分を神だとは一度も思っていませんし、書いてもいません。
まあ、本音が聞けてよかったです。できればどこを……377の人は全部糞っていってるのかorz
精進します。できれば377の駄作ではない素晴らしい作品を見てみたいです。勉強になりますから(←嫌味ではないですからね
それと374。人が日本人の名前で異世界っぽいのを書いた後にそれは凄く違和感がある、といわれるのは正直うざいですよ^^ 
後……自分語りってレスしかしてませんよ?意味がわからないのですが?

>>378 何かこうまじめにレスされると悪い事したなと思いますね……その、ごめんなさい。
取り敢えず↓
どちらかが正しいというのはただの傲慢です。世の中はもっと複雑で二面性があり、答えは一つだけではありません。
それに例えが間違っていると思います。
食事は基本的に、食べる事だけじゃなく、サービスとか寛げるかとかも重要なポイントになってきます。
従って多少おいしくなくても、サービスや景観のために行列が出来るレストランもあります。

それに対して小説とかは、基本的に作品一本での勝負です。性格の悪い作家が書いた名作と品行方正な青年が書いた駄作。
前書きになんと書いてあろうと、その作者が元犯罪者だろうと、どちらが売れるかは目に見えています。
小説は読む順番も何もかも基本的に作者が決めるのだから、それはどちらが書いても同じです。

ただエロパロ板で貴方の考えに同意する方が多いのも事実。だからといって、それを押し付けられるのには正直辟易します。
郷に入れば郷に従えともいいますが、人の考えは人それぞれです。自分は小説やエロパロはモノのよさが全てだと信じています。
ちなみに何をやってもいいなどとは一度も書いていません。ただある程度は著者の勝手だといっているんです。
でも一ついけなかったのは、荒らしを例えに使ってしまった点です。
あれはいけませんでした。ここがそういうのに敏感なのを忘れてました。
ただ自分が言いたかったのは、真に重要なのは作品だということだけです。後はおまけです。
著者の人格が読者に好かれても、作品が評価されなくては意味がありません。

スレの流れ云々は確かに心苦しいですが、まあそれほど荒れてるわけでもないですし、この戦火を見守っていただきたい。
それに荒らしているわけではないので、今や自分も立派にこのスレ住民、流れを変えたければ貴方が投下してみては?
エロパロ版の趣旨はマナー論や執筆者としての姿勢ではなく、エロパロですよ。
それと荒らしというのが、レスへの反論というのなら自分は荒らしかもしれません。


224:名無しさん@ピンキー
07/08/30 19:24:10 CKXpHnEp
書かなくていいよ

225:荒ぶる鳩@最後の邪神mod ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:25:40 qzJViS9w

>>379 軽度のナルシストかも知れませんね。自分に酔うのもそれなりに好きですし。
自分の作品が好きになれない人間にいいモノは書けない。自分が言うことではありませんが、そう思っています。

>>385
そうですか。そんなに気に障りましたか……
そんなに気になったなら、謝ります。出来れば何処が気に障ったのか教えてください。
飽きたって部分ですか?でもそれは邪神プ(ry
>>386
ふむふむ、そういうふうに考える人もいるんですね。自分の場合はいい作品はちゃんと偏見なしに評価します。
誰が書いても神作品は神作品です。
後、荒らしは良くありませんね……自分は嵐ではないです。
>>374 >>387
もう来ないとは言ってませんよ、今回は引き下がるといっただけです。
でも確かにいい勉強になりました^^:ここのみなさん、マナーにうるさいんですね。その割には暴言も多いですけど。
>>393乙です。ちゃんと読みましたが、ここはエロパロ板です。エロシーンまで書いてから投下すべきでは?なしならそう書くべきだろうし。
>>395妄想乙。
過疎スレにしようなんて思ってないんですけどね。そもそもが過疎(ry
でも皆さんが想像以上にまじめだって事も分かりました。ブラックジョークは受けないんですかね……真に受けないで、にやにやして見ていてくださればよかったのに;;
それと暴言なんて吐いてませんよ、吐かれはしましたが。
ここで投下してた作者さんにはスミマセンでした。脳内あぼーんしてください。
ちなみにただの荒らしなら、いつも使ってるトリップ使いません。ただちょっと遊んでただけです。やり過ぎましたけど……
それについては謝罪します。もっと冗談だって分かるようにやるべきでした。
>>396だから今は邪(ry
ちゃんと最初から邪神modだって書いてあるのに……萎えてきました。

>>374,377ところでそんなに言うほど自分のSSつまらないですか。>>349-366 結構頑張ったんだけどな……
かなり涙目です……はぅ…………orz

ここまで読んでくれた方、お付き合い頂きありがとうございます。それでは↓どうぞ。


226:武の戦争記 初陣 1/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:28:14 qzJViS9w
>>398 まあまあそんなに怒らないで。短気は損気ですよww

「お兄ちゃん、ほらこっち」「待てって」
武は無邪気に遊ぶ少年と少女をボーっと眺めていた。
徴兵され戦地に到着してから、早1ヶ月。
武は新任の少尉として、軍務に就いていた。

役職は連邦第2軍第7師団109大隊所属、第32歩兵小隊長。
アイシア王国の西にあるこのラグランで、防衛線を張っていた。
砂漠地帯で水の少ないこの地域は、オアシスの確保が戦線の維持に欠かせず。
第2軍は分散して、兵を配置せざるを得なかった。

武もその1部隊として、オアシスの村に配置されていた。
正直、拍子抜けしたのも事実だった。
死ぬかも知れないと思って来た戦場は、どうみても平和でほのぼのとした場所だったからである。

兵士達との関係には苦労した。最初から、将校と兵士達の間には溝があった。
それに武が旧武家階級の出身ゆえか、どうも打ち解けられないのである。

最も戦いは無いわけで、それが表面化するわけでもなく、武としては平和な毎日を送っていたのである。

そして彼にとって、ここに配置されたことを喜ぶ理由があった。
「あの、武さんこれどうですか?喉乾いたでしょう」
少女がニコッと笑って武に水筒を渡す。
「アイシャ……その、ありがとう」
その理由は、武に水筒を渡してくれた少女の事であった。

名前はアイシャ・ラヴリス。この村に住む少女だ。
ラグランに住む砂丘族は、肌は褐色で目は黒い。
顔立ちは白色人達と同じで彫が深く、背も大和の民に比べると少し高い。
その中でもアイシャの美貌は目を惹いた。
少しウェーブの掛かった髪を結い上げ布で纏め、その優しげな目は軽く潤んでいる。
顔立ちも綺麗に整い、後れ毛が汗に濡れて顔に掛かり、色気をかもし出していた。
褐色の肌には染み一つなく、すらりとした肢体はゆったりとした服の下でも分かるほど凹凸に富んでいた。



227:武の戦争記 初陣 2/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:28:59 qzJViS9w


砂丘族の中において、アイシャは特別な存在だった。
砂漠の巫女、彼女はそう呼ばれていた。
アイシャは砂漠の道をこの村で最も熟知しており、村の人間から最高の尊敬を勝ち取っていた。

そして彼女は、この村と大和連邦軍との橋渡し役になってくれていた。
だから必然的に駐屯軍の司令官である武と、村の代表であるアイシャは親しくなっていったのである。

武はごくごくと渡された水を飲み干す。
冷たい感触が喉を通り、火照った体が生き返る。
「ふぃ~美味しい」
そんな武の様子をアイシャは微笑を浮かべながら、見つめていた。

「でしょ、これ井戸の水なんです」
アイシャは武に渡した水筒を再び受け取り、近くに座る。
最近、彼女が武に話しかけてくることが多くなった。
「だ、だから冷たかったのか」
彼女が隣に座ると、服の裾から膨らんだ胸がちらつき、武を動揺させる。
「うふっ、武さんどうしたんですか。顔真っ赤にして」
彼女がこういうことにはとんと無頓着なのは知っていたが、無防備な姿を見せつけられると、年の差も忘れて欲情してしまう。

「い、いや。今日は暑いからね」
武は誤魔化すように立ち上がり、一歩アイシャから離れる。
「そうですね……」
アイシャは寂しそうに武を見上げる。切なげな目線が武を貫く。
二人の間に微妙な空気が流れた。

「おーい、アイシャ…………お前、何しているんだ」
遠くの方から若い男の声が聞こえる。
その男は近寄ってアイシャの隣に武がいるのを見つけると、敵意満々で睨みつける。
「クエリじゃない。どうかしたの」
アイシャは少しがっかりとした顔で、クエリに答える。
彼の名前はクエリ・ルーブル、この村の村長の息子であり、彼女の幼馴染でもある。


228:武の戦争記 初陣 前編 3/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:30:33 qzJViS9w


「アイシャを探しにきたんだ。そしたら……」
再び武を睨みつける。
「こいつがいたからさ。アイシャ、何もされなかったか?」
アイシャは首を振って立ち上がる。

「何言っているの、クエリ。武さんが、何かするわけないわ」
彼女はクエリを責めるように見つめる。
「……ふん、どうだか」
武を一瞥すると、アイシャの方に近づく。

「クエリ……何のよう?ないなら帰って。私、武さんと話すことがあるの」
そう言うとアイシャは武の傍に近寄り、ぴったりとくっ付く。
彼女の美貌が目の前にきて、武はビクッと体を震わせる。

「そのアイシャ……あの……あの事、考えてくれたか?」
クエリはアイシャの目の前に来ると、恥ずかしそうに俯く。
何か、大切な話のようだった。
「あの事……?ああ、あなたとの婚約の事ね?私、ちゃんとお断りしたじゃない。クエリと結婚なんて考えられないわ」
武は居心地の悪い気分で二人のやり取りを見つめていた。
アイシャはクエリから逃げるように武にしがみ付き、クエリは親の敵でも見るような目で武を見つめるのだ。

「何でだよ。前は仲良くやっていたじゃないか、こいつが来てから……」
クエリは未練がましくアイシャに言い寄る。
「武さんは……その、関係ないわ。ただ、私はクエリと結婚なんて出来ない、そういっているの」
アイシャは武の肩越しにクエリを睨みつける。
「早くあっち行って!」

「アイシャ、でも俺……」
必死に言葉を探すが、クエリはまごまごとするばかりで何かを言うことは出来なかった。
「じゃあ私達が行くわ。ね、武さん、私の家に行きましょう」
アイシャはクエリに見せ付けるようにして武と腕を組み、半ば強引に武を連れて行く。
クエリは悔しそうに二人の後姿を睨みつけていた。


229:名無しさん@ピンキー
07/08/30 19:31:12 h8JNbMIJ
なんという邪神……

230:武の戦争記 初陣 前編 4/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:31:17 qzJViS9w


「くそ、何で俺が……」
クエリは一人、砂漠の中で唸り声を上げる。
彼はアイシャほどではないものの、砂漠の道に関しては村でもかなり詳しい。
今日は、近くの小さなオアシスに幾つかの薬草を取りに来ていた。

唸り声の理由は単純だった。アイシャの事だ。
クエリの考えでは、アイシャも自分の事を好いてくれているはずだった。
だから、彼女に結婚を申し込んだとき、断られなどとは夢にも思っていなかった。

「大体、あいつがアイシャに何か吹き込んだから」
クエリは原因が武にあると考えていた。
武が来てから、アイシャは武にべったりで、いつも外の世界だとか学問だとかを話すようになった。
あの男によからぬ事を吹き込まれたに違いない、クエリはそう考えていた。

あいつがいなければ……最近そう考えることが多くなっていた。
もしかしたらこの時、クエリが考え事のせいでぼーっとしていたのが悪かったのかもしれない。
いつもなら見逃さないはずの、人間の足跡にまったく気付いていなかったのだ。

そしてクエリは小さなオアシスに作られた無人のはずの小屋を見つける。
そこに薬草をとる道具がおいてあるはずだった。
小屋の扉を開け中に入る。

「え……!?」
そこには何人かの男達がたむろっていた。
「おやおや、これは思わぬ大収穫だ。道案内がわざわざ自分からやってきてくれるとはな」
中央にいた大きな男は下碑た笑みを浮かべる。すると部屋の中にいた男達も同じ様に笑う。
それにクエリが驚いていると、いつの間にかよってきていた男が彼を羽交い絞めにする。


231:武の戦争記 初陣 前編 5/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:32:16 qzJViS9w
>>403 ありがとうww

「や、やめろ。離せ」
クエリの反応に男達は嘲笑する。
「はぁ?離せだぁ、そんなことするわけないだろ」
大男が近づく。
「お前さんは俺達を導いてくれる大事な道案内だぜ。なんで逃がさないといけない」
男はそういうと、クエリの服を触り、持ち物を取り出していく。
クエリは男達を観察する。どう考えても全うな連中じゃなかった。
手には武器を携え、彼らのほとんどが凶相というべき顔をしていた。
「俺はお前達を案内なんかしない」
男はクエリのポケットから一枚の写真を取り出す。

「おうおう、これはかなりの別嬪さんじゃねえか。もしかしてお前の彼女か?」
男はその写真を周りに見せびらかす。
「か、返せよ」
クエリの顔が赤くなる。男達は口笛を鳴らして、クエリを囃し立てる。
「そうだな……もしお前が案内してくれたら、この娘だけは助けてやってもいいぞ。案内しないで皆殺しか、案内してこの娘だけ助かる、どっちがいいかよく考えろ」
このときクエリの脳裏に邪な考えがよぎった。
こいつらが連邦軍を、そう武を殺せば、そうすればアイシャは……
一度考えると、その考えがどうしても頭から消えない。
そしてクエリは承諾してしまう。

「わかった。でもこの娘だけは助けてくれよ」
クエリはそう口にする。
「ああ、ちゃんと俺達は約束を守るぜ。この娘だけは殺さないぜ」
こうして、クエリは男達を案内することになってしまったのだ。


232:武の戦争記 初陣 前編 6/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:33:07 qzJViS9w


「それでね、武さん。私……あれ?」
武とアイシャは彼女の家で楽しく夕食をとっていた。
武はクエリと会った後、彼女の家で随分と長い間談笑して、そのままアイシャに夕食を勧められ、食べていたのだ。
「アイシャ、どうかしたのかい?」
アイシャが耳を顰めたのを、武は気に掛ける。
彼にはまったく異変を感じとれなかった。
だがここではアイシャの方が遥かに変化に敏感である。
武は彼女の直感を信じていた。

「ええ、ちょっと。たぶん気のせいだと思うんですけど」
アイシャは窓からきょろきょろと外を見渡す。
そんな彼女の様子に、武は嫌な予感を覚える。
「外に出てみようか」
武とアイシャは家の外に出て、村の中心に向かう。

そしてその時、ドーンという爆音と共に二人の近くに砲弾が突き刺さった。
砂が巻き上がり、周囲の視界がまったくなくなってしまう。
このとき不運だったのは、目を瞑ったまま二人は互いを探して、歩き回ってしまったことである。
結果、二人は遠ざかり砂が晴れたときには二人は離れた場所にいた。

「くそ、アイシャ!?」
武は慌てて、彼女を探す。しかしすぐには見つからなかった。
今も爆音が村の各地で響き、砂が各所で舞い上がっていた。
武は早く村の中央にある軍本部に戻らないといけなかった。
今の砲弾が何なのか知り、反撃の態勢を整えなければならないのだ。
武はアイシャを探したい気持ちを抑え、軍本部へと走っていく。

「しょ、少尉殿。何処に行っておられたんですか?」
本部に到着する前に、彼の部下達に出くわした。
彼らは皆、憔悴しきり顔には恐怖が色濃く浮かんでいた。
「いや……それよりも、現状はどうなっている」
武は誤魔化しながら続けるように指示する。


233:武の戦争記 初陣 前編 7/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:34:27 qzJViS9w


「それが、枢軸の連中が攻めてきました。しかもあのドルチェの独立愚連隊です」
独立愚連隊、枢軸国の中枢国家、ドルチェ連合帝国の保有する精鋭部隊である。
軍務についた期間の3倍だけ服役の期間が短縮され、死んだらその時点で刑期終了となる。
つまり愚連隊は連合帝国内の犯罪者を中心に構成されている。
彼らは連合帝国の軍規によれば最初から非正規兵扱いとなっていて、厳密には連合帝国の軍人ですらない。
そのためか、彼らは条約などを守るはずもなく、戦場となった村や町で味方、敵味方関わらず暴虐の限りを尽くしていた。
自分達の命を顧みず、ただひたすら暴虐を振るう姿は世界中で恐怖の的になっていた。

「愚連隊、何でそんな連中がここに。……しかも夜の砂漠を通って!?」
武は驚愕する。
「はい、もしかしたら村のものが内通したのかもしれません」
考えたくはなかったが、武もそう考えていた。
武達もアイシャがいなければ、この砂漠を偵察するのもままならないのだ。

「少尉殿。……撤退をご命令下さい。敵は少なくとも小隊規模を超える部隊です。我々の一個小隊では彼らに敵いません」
兵士達の決意は決まっていたようだった。
「ここは一度引くべきです。本部も村民の裏切りなら、少尉殿の責は問いません」
皆、その言葉に同意を求めるように武をじっと見つめる。
「……撤退を命令する。ただし、砂漠の中の行軍となるため、出来るだけ大勢で動くよりも小部隊に分かれて移動する」
大部隊で移動すれば、一旦道を見失えば全員死ぬかもしれない、そんなリスクは犯せなかった。

「少尉殿はどの部隊に?」
兵士はほっとして、武に問う。
「俺は単独で行動する。俺にはまだやらないといけないことがある」
武は首を振って、村の方に向かう。アイシャもそうしているはずだった。

「だめです、少尉殿。村はもう……」
兵士はしがみ付いて、武を阻止する。
「離せ、俺にはやることがある。村にいかないと……いけ…ない」
武はそこで頭に鈍痛が走る。後ろを振り返ると、銃底を構えている兵士がいた。
「き、貴様ら……」
最後の最後まで、無念だった。だが意識は薄れていく。
「すいません、少尉殿。ですが、これは……」
そして、武は意識を失った。


234:武の戦争記 初陣 前編 8/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:34:58 qzJViS9w


「いひひひ、この村はあっけなかったな。連邦の連中も雑魚ばっかりだしな」
金色の髪に青い瞳、そしてごつごつとした顔、いかにもドルチェ人らしい大柄の男は手に持った突撃銃で、近くの兵士を撃ち殺す。
事実、村はすぐに壊滅した。
最初の威力砲撃で防衛部隊の大半は戦力を失い、後は嬲り殺されるだけだった。
クエリは呆然と自分の村が崩壊するのを見ていた。

「隊長~、村の連中が降伏してきました」
卑猥な笑みを浮かべ、隊長と呼んだ大きな男に兵士が話しかける。
「そうか、よかったな。クエリちゃん。お前の村は中々賢かったみたいだぜ」
男の前に村人達が全員、連れてこられる。
クエリはそれをほっとした気分で見つめる。

「我々は降伏します。ですから村のものには手を出さないで……」
初老の男が懇願する。彼はクエリの父親だった。
「ん~っとクエリちゃん。なんて約束だったけぇ~?俺は道案内した礼はちゃんと返すからな」
そこで村人達は男達の横にいるクエリの存在に気付いた。

「クエリ……お前、どうして?」
「クエリちゃん」
「なんで……!?」
村人達は驚き、そして恨めしそうにクエリを睨みつける。
「どうしてって?みんな嫌がっていたじゃないか。父さんだって最初、あいつらがくる時、反対して」
クエリは自分に向けられた敵意に咄嗟に言い返す。
彼にはどうして、自分が責められるか分からなかった。

「クエリ……あなた、何て事をしたの……」
最後に悲しそうな顔で、アイシャがクエリを見つめていた。
クエリは顔を青くして、ひぃと叫ぶ。

「げへへ、感動のご対面は終わりってか?まあこれでいいよな」
ドン…………ドン、ドン、ドン、ドン、ドン。
次の瞬間、男達によって村の男はクエリを残して全て殺された。
「何で?何でだよ?」
クエリは父親とそして村の人間が死んでいく姿を、ただ呆然と見つめるしかできなかった。
目の前に死体が転がり、女達はその死体に縋り付いて泣き叫ぶ。


235:武の戦争記 初陣 前編 9/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:35:37 qzJViS9w


「ぐふ、いったじゃねえか、その娘は助けるって。他はどうなっても良かったんだろ?」
男はアイシャの方に近づく。
好色そうな笑みがその顔に浮かび、アイシャを嘗め回すように見つめる。
「じゃあ俺はこの娘を貰うとするか、野郎共、後は自由にしていいぞぉ」
男達は先を争うように、女達に飛び掛っていった。
すぐに悲鳴が村の広場を満たしていった。
「そんな、アイシャは助けるって約束したじゃないか」
クエリは男に詰め寄る。
だが彼の文句はまったく受け入れられることはなかった。

「うるせえな、俺はこの娘の命を助けるといったんだぜ。体までは保障してねぇぞ」
男は乱暴に腕を振り、クエリを殴りつける。
太い腕に殴られ、クエリは吹き飛ぶ。がんがんと顎が痛み、立つことができない。

「いひひひひ。見れば見るほどいい女だな。じゃあちょっと失礼して」
男はアイシャに飛び掛り、その服を脱がす。
「や、やめて。いやぁぁぁぁぁ」
びりびりと音がして、服が破け彼女の美しい肢体が露になる。

「やっぱりいい体だな。おいおい、そんなに怯えるなよ。俺とお前はいまから親しい仲になるんだぜ」
男は、アイシャに圧し掛かり、その体に抱きつく。
アイシャはそれに抵抗して、必死に身を捩る。
だが体格の差ははっきりしていた。

「い、いやぁぁぁぁぁぁ」
男は彼女の大きく膨らんだ胸にしゃぶりつく、ぴちゅぴちゅと音を鳴らして吸い付き、赤い跡を残していく。
アイシャは目に涙をため必死に耐える。


236:武の戦争記 初陣 前編 10/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:37:38 qzJViS9w


「泣くなよ、まだ始まってもいないんだぞ。ほらよっと」
男は無理やり、彼女の下半身を弄る。
そして彼女の服を下まで破り、白い下着を剥ぎ取る。

「いひひ、ピンク色で綺麗なあそこだな。じゃあ頂くとするぞ」
男は汚い服から、自分のペニスを取り出す。男と同様に汚く、腐臭がしていた。
「だ、だめよ……私…………武さん!!」
アイシャは必死に助けを求める。武という名に、クエリの心が痛んだ。
「武?クエリちゃんの女じゃなかったのか。ははぁん、クエリちゃんは武って奴に嫉妬して案内してくれたのか」
男は振り返り、立てないでいるクエリを笑う。

「クエリ、……本当にそんなこと」
アイシャは男に組み伏せられ、目に涙をためてクエリを見つめる。
「だ、だって仕方ないじゃないか。ア、アイシャがあいつに騙されるから」
クエリは泣きそうな顔で、アイシャに言い訳する。
だがアイシャはそれに首を振るだけで、クエリの望むような反応はなかった。

「だってよ、アイシャちゃ~ん。君が他の男に惚れちゃったから、この村はこうなったんだよ。ひひっ、一人で村を滅ぼすなんて怖い女だね、アイシャちゃん」
男はアイシャの首筋をペロリと舌で舐め、彼女の小さな唇に舐めつく。
いやいやとアイシャは首を振り、その目から涙が零れる。

「じゃあ、俺も始めるか。ちゃんとこれで気持ちよくしてやるぜ」
誇示するように自分のペニスをアイシャの美貌の前で見せ付け、自分の唾をつける。
彼女は大きな目を見開いて怯える。
「だめ、そんなのいや。…………武さぁん、いつぅぅぅぅぅぅぅ」
男は自らのペニスをアイシャのピンク色の花園に押し当てると、濡れてもいないのに思いっきり腰を突き出す。


237:武の戦争記 初陣 前編 11/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:38:15 qzJViS9w


ずりゅ。
アイシャの処女は打ち捨てられ、その肉棒が完全に彼女の膣奥まで埋まる。
「アイシャちゃん、処女だったのか。じゃあ俺は初めての男ってことだな。こりゃあ優しくしないとな」
男は気遣う様子も見せず、腰を激しく動かす。
もちろんそれは処女だったアイシャにとって、強烈な痛みとして襲い掛かる。

クエリは目の前の光景に呆然としていた。
彼の最愛の人は男に組み伏せられ、無残にも犯されていた。
今日の朝までは優しく微笑んでいたその顔は、痛みのせいで醜く歪んでいた。
なんで、こんな…ことに……なったん…だろう。
周囲を見渡せば、彼の良く知った顔が男達に犯され、村は陵辱に満たされていた。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
クエリの目の前ではアイシャが無残に犯され、何度も何度もその膣内を男の肉棒が出入りする。
男の肉棒が膣内につきこまれるたびに、アイシャの顔が痛さで歪み、悲鳴が木霊する。

「やめて、もういやぁ。なんで、私が……武さん………」
涙でくしゃくしゃになった顔を振り、アイシャはここにいない男を呼ぶ。
そしてクエリはその光景を目の前で見せ付けられているのに何も出来ずにいた。

「おおお、こりゃあ最高だ。アイシャちゃんの穴、最高だぜぇ。うひひ、こりゃあ手放せなくなりそうだ」
男はアイシャの膣穴を褒め、その中を何度も味わう。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
肉棒が何度も出入りし、男の肉棒にぴったりとくっついたアイシャの膣壁が捲りあがる。
ピンク色の膣壁がクエリからも見え、彼のペニスが勃然としてきてしまっていた。

「アイシャちゃんそろそろ出すぞ~い」
男は、余裕なくそう射精宣言する。
腰の動きも今まで以上に激しくなり、奥に押し付ける動きへと変わる。
「いやぁぁぁぁ、外に、外に出してぇぇぇ」
アイシャは体を離そうとするが、男の太い腕に押さえつけられる。
そしてそのまま何度も突きこまれ、アイシャは声が出ないほどの痛みに動けなくなってしまう。


238:武の戦争記 初陣 前編 12/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:38:53 qzJViS9w


「はぁ?何言ってるんだ。中出しに決まっているだろ。そっちの方が気持ちいいからな」
男は無情にも、アイシャの中で出すことを宣告する。
くそ、アイシャ、アイシャ。
傍らにいたクエリは男が中出しすると宣告していた時、その手を股間に当てていた。
目の前で恋人が犯される姿に我慢できず、クエリは自慰を始めていた。
自分でも空しい事だとは分かっていても、快楽のせいで手が止まらない。

「だめぇ。中は嫌ぁぁぁぁ」
そして男は一度限界まで引き抜き、もう一度最奥まで貫く。
ごりゅっと子宮口を無理やりこじ開けさせられて、そこに鈴口が押し当たる。
ドピュゥゥゥゥゥゥ。
精液が泣き叫ぶアイシャの子宮に直接注ぎこまれる。
彼女が腰を動かそうとしても、男に子宮口まで捕らえられてびくともしない。
何度も注ぎ込まれるうちに、アイシャの抵抗も弱まり、男のなすがままに注ぎ込まれる。

「おう、こりゃあ気持ちいい。まったく止まらんな」
ドピュルゥゥゥゥゥ。
男の言葉通り、射精は止まることなく何度も続き、終にはアイシャの膣から溢れかえっていた。
クエリのところからも分かるほどの子種がアイシャの膣内から零れ落ち、彼女が陵辱されていることを伝える。
だがクエリはどうすることもせず、自慰の絶頂に到達していた。
い、いく。アイシャ。
ドピュ。ドピュ。
彼の妄想の中では、自分がアイシャに圧し掛かっていた。
しかし現実は、クエリは自慰にふけっているだけで、アイシャは数メートル先で男に種付けされて泣き叫んでいたのだった。

「ぐひひ、こりゃあ一杯出たな。これじゃあアイシャちゃん、孕んじまうかもな」
呆然と子種を受け入れたアイシャの顔を、男の舌が舐めとる。
彼女は完全に放心状態で、武さん、武さんと繰り返しているだけだった。
「よ~し、アイシャちゃんには俺の子供を孕んでもらおう。俺様の子供なら文句ないだろ」
男の舌がアイシャの唇をこじ開け、口腔に侵入する。
そこで漸く彼女が意識を取り戻す。


239:武の戦争記 初陣 前編 13/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:39:34 qzJViS9w


「んん、ん、ん、ん」
口腔を蹂躙され、舌が彼女の口中をなぞり、臭い息がアイシャの口を満たす。
そして男は唾液と共に一個のカプセルを流し込む。
耐え切れずにアイシャが飲んでしまったところで、男は口を離す。

「いひひ、飲んじまったな~。そりゃ、媚薬入りの排卵誘発剤だぜ。どんな石女でも一発で孕んじまう強力な奴だ」
男はそういうと、また腰を動かし始める。すでにアイシャの精神は崩壊しつつあった。
目の前の男の言っている事が現実だとは認識できない。
彼女はこの日の朝まで、幸せな毎日を送っていたのだ。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
次第に彼女の体に変化が訪れる。
男の飲ませた媚薬のせいなのか、アイシャの体が男を受け入れ始めたからなのか、アイシャは荒い息を吐き、甘い喘ぎを上げ始めていた。

「いやぁ、あ、あ。なんで、何で私……」
アイシャは自分の体の変化を認めたくはなかった。
しかし男が突くたびに、腰の奥から甘美な疼きが体全体に走り、どうしようもない喘ぎを漏らしてしまう。
「いい、あぅ、あん。気持ちいいの」
そんなアイシャの媚態をクエリは呆然と見つめていた。
一度出した性器は再び持ち上がり、彼女の喘ぎ声に反応して固くなる。

「ぐふっ、やっとアイシャちゃんも俺のことを旦那だと認めてくれたのか。可愛いな~、こんなに足を絡めちゃってさ」
男の言うとおり、アイシャははしたなく足を男の腰に絡め、男の肉棒を完全に受け入れてしまっていた。
腰の動きに合わせ、自らも腰を振ってそれに答える。
男と彼女の動きが調和して、互いを絶頂に押し上げていく。

「ちゃ~んとお礼はしてやるぜ。この胎を……」
犯しながらアイシャの括れた胎を摩る。
「大きくしてやるからな。ほらよっと」
男は激しく腰を突き入れる。

「いやぁ、あん、あん、あん、あん」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
言葉とは裏腹にアイシャの体は悦びに喘ぎ、男の肉棒を深く受け入れようと蠕動する。
そして男は深く肉棒を突きいれ、彼女の子宮が自ら鈴口にキスしたところで射精を始める。


240:武の戦争記 初陣 前編 14/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:40:06 qzJViS9w


「やっぱりアイシャちゃんも孕みたいんだな。ぐへへ、たっぷり出してやるよ」
ドピュゥゥゥゥゥゥ。
男の宣言通り、とんでもない量の子種がアイシャを妊娠させるために流し込まれる。

「いやっぁぁぁぁぁぁぁ」
アイシャは始めての、そして最大の絶頂を迎えた。
彼女の体は本能に従い、精液を子宮の奥に吸い込み、自分を妊娠へと導いていく。
男の肉棒も、アイシャの膣内に答え次から次へと精子を注ぎ込んでいく。
ちょうどこの時、彼女の中の何かが切れてしまった。

「うふふふ、武さぁん。もっと頂戴」
ドピュゥ、ドピュ、ドピュ。
自分の体に起きていることを精神が拒絶し、自らを守るために幻想を見せる。
目の前の男を、彼女の愛する男に見せ、陵辱の行為を愛のための行為だと錯覚させる。
男の首に手を回し、足を深く絡みつかせる。
膣内も熱く潤い、精液を搾り取ろうと男の肉棒にぎゅっと絡み付いていく。

「あらら、アイシャちゃん。壊れちゃったな。まあいいか……そうそうクエリちゃん」
アイシャに種付けながら、男はその凶悪そうな面をまた自慰にふけっているクエリに向ける。
「本当にお前は惨めだな。まあいいや、もう死んでくれ。大丈夫、約束どおりアイシャちゃんは殺さないから」
ドン、振り向きざまに片手に持っていた小銃を撃ち、クエリを撃ち殺す。
その瞬間、彼のペニスから再び精液が出る。
最後にクエリが感じたのは、絶望とそして快感だった。


241:武の戦争記 初陣 前編 15/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:40:52 qzJViS9w


「やっと着いたのか?」
村が襲われてから二月が経ってから、武は漸く本隊への合流を果たすことができた。
地獄の砂漠地帯で何度も迷った末に、一緒に来ていた兵士達は全滅。
一人になっても、粘り強く歩き続け、やっとのことで合流することができたのだ。
彼が生き延びてきた理由は、武の助けを待っているはずのアイシャと国で武を待ってくれている妻と生まれているはずの子供のためだった。

武が本隊に近づいていくと、兵士達がそれに気付き、警戒しながら近寄ってくる。
「おい、大丈夫か?」
彼はその言葉を聞いて、意識を失う。
もう限界をとうに超えていた武は、ほっとしたせいで張り詰めた緊張が解けてしまう。
そしてそのまま気を失ってしまったのだった。

……ここは?
武はそれから二日後に目を覚ますことになる。
それからというもの、武は一種の英雄扱いだった。
村での敗退は生き残った兵士達によって、裏切りのせいだと伝えられ、それを責めるものはまったくいなかった。
それどころか、この不毛の砂漠で二ヶ月も一人で生存していたことが、兵士達の尊敬を集めた。

結局のところ、軍令部も武を罰することなく、逆に中尉へと昇進させて一個中隊を彼に預けた。
理由は彼が兵士達の間で英雄となっていたことも大きかった。
そして他に希望者がいなかったことと、武の希望もあって、彼はアイシャの村を奪還するための部隊を率いることになったのだ。
武に下された命令は過激なものだった。村に駐屯する全敵兵力を皆殺し、捕虜は取らない。

その命令には確固たる理由があった。
大和連邦では何百年にも続く戦争の歴史の結果、一つの明確な方針を定めている。
攻撃には報復を、屈辱には侮辱を、奪われたら奪い返せ、つまりはやられたらやり返せ、連邦が幾つもの戦争勝ち抜いてきた確実なルールだった。
連邦陸軍が世界最強であり続けるには、絶対に破ってはいけないルールだった。

今度の部隊は、武が想像していた以上だった。
本国から送りつけられてきた精鋭中の精鋭、彼らはそういう連中だった。
しかも彼らは皆、砂漠で生き抜いた武のことを尊敬し、彼の命令に完全に従っていた。
そして編成から二月で、武の部隊はあの村へと派遣されることになったのだ。


242:武の戦争記 初陣 前編 16/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:41:25 qzJViS9w


「隊長~」
太い男の声が部屋の外から聞こえた。
部屋の中にいる隊長と呼ばれた男は、億劫そうに顔をそっちに向ける。
彼の腰の上には女が、アイシャが跨り、口から涎を垂らしながら悦んでいた。
「何だぁ~。俺は今取り込み中だぞ。さっさと話せ」
男はグイッとアイシャを持ち上げる。
彼女の口から快楽の喘ぎが漏れる。
部屋に入ってきた兵士達は、アイシャの痴態に釘付けになってしまい、それを見た男は愉快そうに笑う。

「へ、へい。本国から軍監が来ましたぁ。他の女共はみんな隠していますから、後は……」
男が言い終える前に、再び扉が開く。
そこから現れたのは少し背の低い美貌の士官と、数人の兵士だった。
貴族出身なのか、金色の髪は美しく輝き、碧い瞳は煌いていた。
そして男にしては精妙なパーツが綺麗な顔を彩る。
「やはりそうか。貴様ら、ここでもこんなことを……」
士官は男の上で腰を振るアイシャを見て憤った。
しかし、男はまったく動じずむしろ大きく腰を動かす。

「これは軍監様じゃないですか。こんなところに何の御用です」
アイシャの喘ぎ声が部屋の中に木霊し、結合部からぐちゅぐちゅと湿った音が漏れる。
「貴様、何を言っている。今、お前の上にいる……」
士官は恥ずかしそうに、二人から少し視線を離す。

「はぁ?アイシャちゃんは俺の妻ですぜい。見て下さいよ。この胎、ちゃんと膨らんでるでしょう。俺と妻との愛の結晶ですぜ」
男の言う通り、アイシャのお腹はぽっこりと膨らんでいた。
「それに嫌がっているように見えますかい?」
そう言って、男は腰を動かす。アイシャの膨れた腹が弾み、彼女は嬌声を上げる。
その顔は嫌がっているものではなく、快感に喘ぐ姿だった。
男はアイシャの顎を掴み、唇を奪う。
彼女もそれに答えて、嬉しそうに唇の中で涎を啜りあう。

「くっ、き、貴様」
士官は憤って、今にも銃を抜きそうな剣幕で迫る。
「止めたほうがいいですぞ、軍監殿。間違って銃が暴発して死んぢまうかも知れませんからねぇ」
男はアイシャから口を離す。彼女の唇との間に糸が引き、それが彼女の顔に掛かかる。
その涎をアイシャはそれを美味しそうに舐めとり続ける。
男は嘲笑する。士官の周りにいた男の部下達が、銃を向けてにやにやと笑っていた。


243:武の戦争記 初陣 前編 17/19 ◆VcLDMuLgxI
07/08/30 19:42:30 qzJViS9w


「く、くそ」
士官は手を引っ込め、銃から離す。
「中々物分りのいいかたですな。まあ、明日までこの村でゆっくりしてくださいや。もしよければ妻をお貸ししますよ」
士官は振り返り、部屋から出ようとする。その背中に下碑た笑いが投げかけられる。

「最も軍監殿はまだ経験がなさそうですから、こいつの相手は難しいですかな。ぐはははははは」
男の横暴を前に、何も出来ないということが士官には悲しかった。
だがドルチェ連合帝国が今の戦線を支えていられるのも、彼ら愚連隊の戦いによるところが大きいのも分かっていた。
どうしようもない不甲斐なさが、士官を苛んでいた。


「中尉殿、敵戦力を確認しました。兵力は二個小隊、まだこちらには気付いていません」
武と彼の部隊は、アイシャ達の村を取り囲んでいた。
辺りは薄暗くなり、視界は狭くなって奇襲にはうってつけの環境になりつつあった。
戦力では圧倒、準備も万端、負ける要素がなかった。
「分かった。じゃあ始めよう、皆殺しだ」
武は手を振り、戦闘開始の合図をする。兵士達は音もなく村へと近づく。
大陸最悪の部隊の戦争が始まった。

ダダダダダ、タタタ、タンタン。
すぐに銃声が鳴り始め、戦いが始まったことを武に教える。
「俺達もいくぞ」
武直轄の部隊を引き連れ、昔は村長の家だった村の中心の家に向かった。
敵兵以外の姿はなく、武達は銃を撃ち続けて動くものを一つ残らず蜂の巣にする。

悲鳴が村中で響き渡り、戦いは激化し続ける。硝煙の匂いが漂い、人の血が流れる。
武の想像以上に愚連隊は善戦し、両者は死闘を続けた。
しかし数で勝る武の部隊は敵兵を一人また一人と殺し、戦況は定まっていく。

「ここが、敵の本部だな。ここは俺だけで十分だ。お前らは周囲を警戒しろ」
ある意味、武は数ヶ月前とはまったく違う人間になっていた。
砂漠での二ヶ月、精鋭部隊の指揮官としての二ヶ月が彼を完全な軍人へとしていた。
加えて彼には才能があった。
運動神経、判断力、戦闘センス、そして感情のコントロール、どれをとっても一流のものだった。

扉を開け、部屋に入る。
予想とは違い、薄暗い部屋の中にいたのは一人だけだった。
いやちがう……あれは…………
正しくは二人だった。
だが、武がそれを勘違いした理由は、その二人がぴったりと密着していたからだった。



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