ひぐらしのなく頃に Part.10at EROPARO
ひぐらしのなく頃に Part.10 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/06/24 03:05:09 spOXhNEM
【作品を投下される職人さんへ】
現在スレが加速しているため、wikiへの収録が追いついていない状況にあります。
可能であれば、職人さんにセルフ保管していただけるよう、お願いいたします。

<作品ページを新規作成 >

 新規ページの作り方
 ①:[新しいページ」をクリックしたら「新しいページ名を入力して下さい」と言ってくる
 ②:タイトルをフォーム打ち込んだら(チェックはWikiモードのままでOK)「新規ページ作成」のボタンをクリック
 ③:下に出てくる空白にSSをコピペして、ついでに修正
 ④:「プレビュー」を押してチェック
 ⑤:問題なければ「投稿」を押す

<各SSリストを開いて編集」>

 編集の仕方(SS本文の修正も同様)
 ⑥:各SSリストを開き、そこで「編集」ボタンをクリック
 ⑦:下に出てくる文章の適当な箇所に

 -[[作品タイトル(ページ名)]] 
 
 と入れる。

 ⑧:プレビューを見て問題なければ「投稿」して終了

何か失敗するかどうしても無理そうなら、そのときに言ってくれれば誰かしら対処しますのでご安心を。

3:名無しさん@ピンキー
07/06/24 14:23:10 TkYURlLz
>1乙!

4:名無しさん@ピンキー
07/06/24 19:43:54 YScLls0m
前スレ埋め終了

5: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:15:24 LeZ4lPRR
>>1乙です

さて、蟲遷しの続きが、ようやく完成したので投下します
時間かけた割には、量はあまり多くないです

*注
後半がやたら電波です。下手すりゃ鷹野のキャラが壊れている可能性があります。
意味がわからなくなったら、月<讃⇔惨>歌をBGMに、軽くスルーしてください。

では、投下開始↓

6: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:16:57 LeZ4lPRR
「でも、なかなか硬くならないわねぇ……。じゃあ、こうすればどうかしら?」
 そう言って、鷹野さんは自身の乳房の中で溺れている俺のモノを握り、そのまま横へ動かしてゆく。そして、俺のモノが最終的に収まったのは、……黒いブラと乳頭の間だった。ブラのカップの中にすっぽり隠れる亀頭の姿が、少し滑稽に見える。
 そのブラは、鷹野さんの大きな胸に対して少し小さいようで、俺のモノは自然とその柔肉に強く押し付けられる形になった。
 それにより、その柔らかい乳房は少し凹み、更に先ほどよりも確かに硬くなっている鷹野さんの乳首が、肉棒の裏筋を優しく刺激する。その刺激だけで、肉棒はだんだんさっきまでの堅さと大きさを取り戻していった。
「……うっ」
 だが、肉棒に伝わる快感はそれだけでは終わらない。
 鷹野さんが自らの胸に手を伸ばし、ブラのカップの上から俺の亀頭ごと乳房を揉みしだく。
 それによって俺の敏感な粘膜が、滑らかで柔らかい乳房の感触と、心地良いナイロンの感触に強く挟み込まれ、俺のモノはいつの間にかさっきの硬さと大きさを取り戻してしまった。
「ふふふ……。本当に凄いわね。前原くんの硬いのが、私の乳首に凄く当たってるわよ? このままイカせちゃっても良いかしらねぇ?」
 そう言いながら、鷹野さんが徐々に手の動きを加速させているのを、肉棒に伝わる刺激の強さで感じる。
 ブラと乳房に挟まれ、密閉された空間はかなり気持ちよく、このまま擦られ続ければ、鷹野さんが言うようにあっという間に射精してしまいそうだった。
 そして、鷹野さんの乳首がしつこく俺の裏筋を刺激し、強引にまたしても射精感が込み上がってくる。俺の頭の中は、快感を求める欲望に支配されていて、それを拒むという思考は全く現れなかった。
「……うぅ……、ま、また出る……っ!」
 俺はそれに備えて股間の周囲を中心に、体中を強張らせる。
「……だ~め」
 だが、鷹野さんが突然そう言うと、手の動きを止めて俺のモノをブラから外し、そのままそれっきりになってしまった。そして、俺を見下すようにその場で立ち上がる。
 射精寸前で放置された俺の棒が、何もない空間に投げ出され、間抜けに震えた。それまで乳房の中に収まっていたため、亀頭に当たる外気が心地よく感じるが、勿論その程度では射精に至れない。
「た、……た、鷹野さん……なんで……」
 完全に出す態勢に入っていた俺は、苛めに近い鷹野さんのその行為に、声を搾って呻いた。
「……くすくすくす」
 だが、鷹野さんは口に手を当てて笑いながら、俺を文字通り見下すだけだった。
 貪欲に射精を求め、惨めに体を震わせる俺を、薄汚いゴミのように見つめる。その眼は、じっとりと黒く濁っていた。
 ……そして、それっきり。何も無い。鷹野さんが何を言うことも無く、ただ時間だけが残酷に過ぎてゆく。
 さっきまで快感の波で溺れていた俺は、それが地獄のように感じた。
 どうして、果てさせてくれないのか。鷹野さんの理不尽な行為に、俺は絶望に近い感情を覚える。
 笑う以外のことをしない鷹野さんを諦め、自分で自分のモノに刺激を与えようとするが、手の縄が邪魔で上手く動けない。
 布団に擦りつけて射精に至ろうともしたが、それも手の縄が原因で上手くバランスが取れず、無様な転倒に終わるだけだった。
 そしてそれを見て、鷹野さんが一層大きな笑い声を上げる。……俺は、まるで見世物小屋に入れられたような気分だ。
 頭が快感への欲望で支配され、時間の感覚がわからず、この拷問のような状況が永遠に続くようにさえ錯覚する。

7: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:18:01 LeZ4lPRR
「…………ぃの?」
 だが、それは鷹野さんの呟きで静かに破られた。
 その呟きは煙のように消え入りそうで、注意しなければ気付くこともできないほどだった。
「え……?」
 俺はその呟きをすがる様に聞き返した。
 一刻も早く、このあまりに何も無い空間で変化を感じたかったのだ。
 そして、鷹野さんが妖しく笑って、もう一度消え入りそうな声で呟いた。

「射精、…………したいの?」
「……!!」
 その直接的すぎる表現に、俺は一瞬面食らう。
 が、すぐに頭を何度も縦に振った。早く答えないと、またあの何も無い空間になると思えたのだ。
 そんな俺の様子を見て、鷹野さんは笑顔のまま黒い影を纏って俺に言い下す。
「……ふふ、やっぱり前原くんは可愛いわね……。もう少しお預けにしようかと思ったけど、これ以上はちょっと可哀そうになってきちゃった。……くすくすくす。……じゃあ、今までよりももっと良いコトをしてあげるわね?」
 言い終えて、鷹野さんはずっと口元に当てていたいた手を、下へ下へと降ろしてゆく。
 そして、ミニスカートの中へ下から両手を侵入させる。それはまるで、鷹野さんが自慰行為をしているような光景で、思わず俺は片唾を飲み込んだ。
 鷹野さんはそんな俺を目だけで笑って、スカートの中に入れた手をモゾモゾと動かした。そして、突然ピタッと動きを止め、今度は腰を曲げながら、手をスカートから出すように下へ降ろしてゆく。
 そうして、鷹野さんの両手と共にスカートの下から降りてきた物は、……鷹野さんの陰部を包んでいるはずの、下着だった。鷹野さんはそれを足もとまで降ろしてゆき、そして傍らに脱ぎ捨てた。
 俺の心臓が、ドクドクと病的に活動しているのがわかる。
 下着を脱ぎ捨てたということは、スカートという軟な布の向こうには、鷹野さんの……女性器が隠されているということだ。そして、それをわざわざ外界に出させたということは、つまり……。
 ゴクリと唾を飲み込もうとして、既にそれだけの唾が無いということに気付く。
 体が熱い。心臓が耳元で聞こえるかのように強く鳴っている。口の中がカラカラだ。頭の中を、妙な高揚感が支配している。俺の棒が、痛むくらいにガチガチに勃起し、痙攣している。
 そう、俺は今までにない程興奮していた。
「……くすくすくす」
 鷹野さんが笑顔を崩さずに、ゆっくりとこちらへ近づいてくる。そして、近づけば近づくほどに、ドクドクという心音が早まってゆく。
 とうとう鷹野さんが俺のすぐ前まで近付き、その足を止めた。
 そして、ミニスカートの両端を掴み、まるで何処かのお姫様のように、それを上へたくし上げた。
 鷹野さんの陰部を守っていた布はあっさりと退けられ、……俺のすぐ目の前でそれが露出される。
「…………!!」
「……どう? その様子だと、女性のここを見るのは初めてかしら? くすくすくす。……でも、これから前原くんに何をするかくらいはわかるでしょ?」
 俺は鷹野さんの問いに答えない。いや、鷹野さんの声自体が耳に届かず、答えられなかった。目の前に姿を現した鷹野さんの陰部に、俺はすっかり目を奪われていたのだ。
 それは、うっすらと陰毛に包まれて、ピンク色のその中心部から液体のようなものが流れ出ていた。恐らく、さっきの乳首の刺激で、鷹野さんもかなり興奮しているのかもしれない。
 見れば、鷹野さんの顔は薄く火照っている。俺に陰部を見せつけながらしているその表情は、ひどく淫乱だった。
「わっ……!?」
 突然、鷹野さんが俺の肩を掴み、押し倒す。何の構えも出来ていなかった俺は、驚いた声を上げて成すがままに後ろへ倒され、布団に仰向けに寝るような形になった。
 手を縛られているため、そこから起き上がることもできない。
 鷹野さんは、そんな状態の俺に膝を立てて跨っている。見れば、鷹野さんの陰部から垂直に下った場所に俺のモノがあった。それも、鷹野さんが少し体を下に降ろせば、簡単にくっつきそうな距離だ。
「くすくすくす……。大丈夫、全部私に任せて。前原くんは、そのまま動かなくても良いの。……じゃあ、行くわよ?」
 そう言って、鷹野さんは俺のモノを細い手で握って固定し、更に膣口をその先端に向けて、体ごと徐々に下へ降ろしてゆく。それは、まるで膣口が俺の肉棒を喰らおうとしているかのように見えた。
 段々と下腹部に迫ってくる鷹野さんのソレを、俺は心音を高鳴らせながら見守る。その距離が数センチ、数ミリまで狭まり、心臓が破裂しそうなほど脈を打つ。
 ―そして、ついにそれらは接触した。

8: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:20:01 LeZ4lPRR
 初めに感じたのは、鷹野さんの陰毛が俺の先端にさわる、くすぐったい感触だった。
「……うっあ、……ぁあああ……!」
 だが、すぐにそんな感触を気にする余裕は無くなった。
 俺の先端が、鷹野さんの柔らくてヌルヌルとした膣口に触り、あっという間にその中へ飲み込まれる。ローションがたっぷりと塗られた俺の棒は、引っかかることなく鷹野さんの奥へ進んでいった。
 中では、柔らかいヒダのような物が俺を出迎え、四方八方から巻き付いてくるように俺のモノを刺激するのがわかる。
 特に、粘膜と粘膜が擦り合わされる感触は、それだけで果てそうになるくらい大きな刺激で、俺は息を乱して上気した。
 そして、その感触が不意に止まる。どうやら、完全に俺のモノが鷹野さんの中へ飲み込まれてしまったようだ。
 結合部に目を動かすと、俺の棒の根元まで鷹野さんの膣口が降りている。俺の陰毛と鷹野さんの薄らとした陰毛が絡みついていて、それがひどく卑猥な様子に見えた。 
「……ん、はぁ……ふぅ……どう? はじめて女性の中に入った感想は? ……もう。声も出ないくらい感動したのかしら? くすくすくす……」
「……はぁ……はぁ」
 俺は答えずにただ息を乱す。
 ……まさに、それに近かった。
 鷹野さんの中は、動いていない状態でもヒダがしつこく俺のモノを締め上げて来て、正気を保っているだけで精一杯だったのだ。
 そんな俺に笑みを落しながら、鷹野さんは言った。
「……ぁん、……ふふふ、じゃあ動くわね?」
 直後、根元まで降りていた鷹野さんのソレが、ゆっくりと上にあがってゆく。それによって、肉棒は内部のヒダで撫でられるように刺激され、ゾクゾクと俺の体が身震いした。
 そして、膣口から亀頭が零れそうになったところで、鷹野さんは膣口を根元までゆっくり降ろす。
「……うぁっ……」
 不意打ち的に肉棒へそれまでと逆方向の刺激が伝わり、俺はうめき声を上げた。
 そして、膣口が根元に到達すると、またしても亀頭が零れるギリギリまで膣口が上げられ、また根元まで降ろされる。あとは、その繰り返しだった
 その、エンジンのピストン運動のような動きは、徐々に徐々に速まってゆき、擦り上げられる方向が変わる度に、俺は体を震わせ呻いた。
「……あんっ……はぁ……はぁ……ん。……まだまだ、ん……速く動くわよぉ……? いつまで……耐えられるかしら……はぁ、ぁんっ」
 膣内を俺の肉棒で刺激され、すっかり息を乱した鷹野さんが俺を挑発する。
「……はぁあっ……ああぁっ……ん、……ま、まだ、……はやく……? ぁあっ……!」
 この時点でもう限界を感じ始めていた俺は、まだまだ速く動くという言葉に、期待のような不安のようなよくわからない感情を覚えた。
 そして、鷹野さんの言葉の通り、ピストン運動はどんどん勢いを強め、いつしか結合部からグチョグチョと音が鳴り始めた。それが静寂に包まれた部屋内に響く。
 先走り汁やローション、俺の精液、鷹野さんの愛液など、色々なモノが混ざって打ち鳴らされるその音は、とても官能的で、耳に入る度にここが何処か異常な世界のような感じられた。
 そう、異常。今日のこの状況はとにかく異常なのだ。
 今日、鷹野さんは俺の風邪を治すために、入江診療所から来たはずだ。だというのに、それが今こうして喘ぎながら俺を激しく犯している。
 少し前まで診察やお粥を食べさせていたこの場で、今こうして腰を振って俺の精を搾り出そうとしている。
 何がどうしてこうなったのか、全く意味がわからない。さっきと今で、この部屋の雰囲気が別世界のように変わっている。そもそも、風邪を引いていることさえ俺は忘れていた。
 その意味不明さを考えると、俺の頭はひどく混乱する。
 ……だが同時に、そのギャップが俺を余計に興奮させるのも事実だった。

9: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:22:45 LeZ4lPRR
「……んぁっ……ぁん、……はぁんっ! ……はああっ……あぁあっ!」
 鷹野さんは、さっきまでの余裕が嘘のように喘ぎ声を出して乱れている。顔はすっかり桃色に染まり、あれだけこちらへ向けていた笑みも、今や見る影もない。
 しばらくして、鷹野さんは上下運動しながら両手を後ろへ回し、未だ着けていた黒いブラジャーのホックを外した。ブラの圧力に抑えられていた乳房が、プルっと揺れる。
 そうして、俺の体を散々に刺激した大きな乳房が、俺の目の前に初めて晒された。さまざまな液体に濡れ、精液で少し白に染まったその双丘は、先端を硬く勃起させていて、いかに今の鷹野さんが快感に酔いしれているのかがわかる。
 その柔らかそうな曲線美に魅惑され、俺は今すぐにでも揉みしだきたい、その柔らかさを堪能したいという感情に苛まれるが、肝心の両手が塞がれているため、諦めざるを得なかった。
 ……だが、その欲望はすぐに別の形で叶えられた。
 鷹野さんが結合したまま体をこちらへ倒し、その乳房を俺の胸板に押し付けてきたのだ。
 押しつけられた乳房が潰れ、ヌルヌルとした柔らかい感触と、小さな硬い感触を俺に味わわせてくる。その感触で、今も鷹野さんの中で擦り上げられている俺のモノが、更に硬くなるのを感じた。
「……ぁあんっ!」
 その時、硬くなった乳首同士が擦れあい、鷹野さんが大きな喘ぎ声を上げる。どうやら初めからその場所を探していたようで、その後も何度も何度も乳首同士を擦り合わせ、その度に鷹野さんは嬉しそうに喘ぎ声を出した。
 もしかしたら、乳首は鷹野さんの性感帯なのかもしれない。
 そして乳首が擦れあうごとに、更に鷹野さんのピストン運動が速まってゆく。
「はぁっ……ぅぁっ……あぁっ……! ……や、……やばい、ぁあ、鷹野、さ……ん、また、……出ちゃいます」
 とっくに限界を超えた俺の肉棒が、もう抑えきれないほどに射精欲を膨らませているのを感じ、俺は息を乱しながらも、何とかそのことを鷹野さんに伝える。
「……ぁああんっ……ん……はぁあっ! い、……良いわよ、前原くん……んんぅっ……全部、……出しちゃっても……あぁっ!」
 だが、鷹野さんは俺に射精を催促するだけで、膣から肉棒を全く解放しようとしない。それどころか、更に締め付ける力を強めてくる。
 俺はそれに焦りを感じ、すぐに腰を引いて鷹野さんの膣から肉棒を抜いた。さすがに中へ出すことのまずさは俺でも知っている。
 もし、鷹野さんが妊娠することでもあったら、俺はこの村自体にいられなくなるかもしれないのだ。
 鷹野さんの中から引き抜かれた俺の肉棒は、ビクビクと痙攣しながらも勃起したままで、何とか膣内射精を防げたことに、俺は安堵した。

 だが、鷹野さんはすぐにその手と足で身動きが出来ないように俺を固定し、……そして、強引に俺の肉棒をその膣口で飲み込んだ。

10: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:23:36 LeZ4lPRR
「……うあぁああっ……! ……ちょ、っと、……た、鷹野さん……?」
 再びあのヒダが俺のモノに絡みつき始め、俺はうめき声を上げながら驚く。
「……だぁめ……よ……ぁんっ。ちゃんと、……ぁあ、……中に出さないと。……大丈夫、妊娠したりはしないわ……」
 そう言い、再び上下運動を始め、結合部からニチャニチャと音が漏れ始める。体を完全に固定された俺は、それに抵抗することもできず、ただ股間からくる快感に身を捩じらせてた。
「……うぅっ……はぁっ……! も、もうっ……出るぅっ……!」
「……ぁあんっ! ……出して……、ん……お、お姉さんの中に……、ぁあっん……全部出してぇええっ……!!!」
 そうして、鷹野さんは下腹部に思いっきり力を入れたのか、膣内が急速に締め上げてくる。それは、まるで俺の肉棒から精液を吸い尽くそうとしているようだった。
 その刺激は俺の体全体を貫き、もはや精神的な我慢なんて全く意味がない。肉体的に、強制的に俺の肉棒へ精液が込み上げてくる。

「……うああぁあああああっ!!!」
 ……そして、それは鷹野さんの内部でついに爆ぜた。

 俺の肉棒が、膣内でビュッビュッと痙攣しながら精液を吐き出しているのがわかる。
「……ぁんっ! ……はぁんっ! ……ぁぁ……あっ! ……ん」
 鷹野さんは精液が膣内に放たれるたびに、体を捩じらせ、喘いだ。俺はその様子を、茫然とした表情で見つめる。
 俺の肉棒から精液が出尽くすと、鷹野さんはようやく膣内から棒を開放し、そのまま立ち上がった。その時、いくらかの精液が膣内からそのまま俺の肉棒に垂れ下がり、白色に汚れる。
 そして鷹野さんは、自らの手で陰部をグチャグチャと掻き回し、頬を軽く朱色に染めてうっとりとした表情をする。
 それは、俺を挑発するための行動ではなく、完全に自分の世界に閉じこもっているようだった。
 その様子はひどくいやらしい様子だったが、俺の肉棒はようやく出尽くしたのか、全く反応しない。あの獣のような欲望もすっかり消え去っていた。
 性的な興奮から解き放たれた俺は、鷹野さんの姿を茫然とした表情で見つめるしかなかった。

11: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:24:29 LeZ4lPRR
 ―その後、鷹野さんは急に無表情な顔をすると、そこら中に散らかった下着を身に着け、ヌルヌルに汚れた体を軽くティッシュで拭くと、ナース服を元通りに着用して、そのまま「お大事に」という言葉を残し、カバンを持って早々と帰って行ってしまった。
 俺は放心状態だった。鷹野さんの行動が理解できなかったのもあるが、それよりもこれからどうすれば良いのわからなかったのだ。
 何せ、俺の手に縛られた縄を解かずに鷹野さんは帰ってしまった。こんな状態では、とりあえずトランクスを穿くこともできない。というか、鷹野さんが部屋の襖を閉めて行ってしまったため、この部屋から出ることもできない。
 つまり、俺はこの部屋に閉じ込められてしまったのだ……。


 ピーーンポーーーン―。
 しばらくして、無機質なチャイムの音が俺の家に響いた。
 こんな時にいったい誰が? 俺は窓のそばまで何とか這って行き、窓から外を覗いた。
 瞬間、俺の目を朱い光が刺激する。いつの間にか、空は夕焼け色に染まっているようだった。それに耐えながら、俺は何とか玄関に目をやる。
 ……そこには、部活メンバーが立ってた。魅音、レナ、沙都子、梨花ちゃんと、全員が揃っている。
 俺はそれを見て慌てて時計へ目を動かした。
 忘れていた! この時間は学校が終わる時刻、つまりあいつらが見舞いに来る時間じゃないかっ!
 今更にそのことに気づき、俺は居留守を使って何とか誤魔化そうとした。
 だが、魅音たちはしばらくして玄関に手をやり―馬鹿な、開いただと!? もしや、鍵を閉め忘れていたのかと困惑し、すぐに俺は原因に気付く。
 閉めるも何も、たった今鷹野さんが帰ったところなのだ。外から鍵は閉められない。だから、玄関が開いているのは当然のことだった。鷹野さんの場合、それを狙ってやった可能性もあるが……。
 そんなことを考えている間に、あいつらはぞろぞろと家の中に入ってくる。そして、複数の人間が階段を上る音が、すぐにこっちへ伝わってくる。……というか、普通無断で入ってくるか!?
 ……まずい。この状況をあいつら、というか俺以外の他人に見られるのはマズすぎる!
 ひとりで縛られて、しかも股間を露出しているなんて、事情を知らずに見たらただの変態だ! しかし、だからと言って事情なんてとても話せない……。
 どうすれば……。どうすれば……。
 必死で頭を回転させるが、時というのは残酷で、部活メンバーらはあっという間に俺の部屋の前に到着した。
「圭ちゃーん?」
 魅音の声だ。つい、俺はいないからさっさと帰れと言いそうになって、慌てて口を押さえた。
 帰れッ……! はやく帰れよッ……!! 俺は必死に襖に向かってそう念じる。
 だが、そんな物は無視するように、誰かが襖の取っ手をつかむ音が響き、……そして、あぁ、……襖が、……完全に開いてしまった。

「あれ……? 圭ちゃんいるじゃな―」
 襖の向こうから現れた魅音がそう言いかけ、俺の姿を見てすぐに固まる。
 魅音の後ろから姿を覗かせる他の部活メンバーらも、俺を見て固まっている。


 そして、終わった。全部終わった。
 ―そう、ひぐらしのなく頃に。

12: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:26:16 LeZ4lPRR
■ある夜更けの診療所:鷹野 三四

 今日も、私はある作業のために静まり返った診療所の地下にいた。場所は昨日と同じ私の部屋。スタッフたちも昨日と同じように帰宅している。
 しかし私の目的だけは、昨日と全然違っていた。

 私の手に握られているのは、もうじき幕を下ろそうとしている研究が残した遺物。雛見沢症候群に感染しているかどうかを検査する、自動注射器だった。
 そして、注射器の表面に表示されている検査結果は陽性反応。つまり、被験者は雛見沢症候群の重度感染状態であると示している。普通なら、ただちにC120を注射し、治療をしなければならない状態だ。
「……ふふ」
 だが、私はその結果に身が震えるほどに歓喜した。そして笑った。聞く者がいれば、気が触れたのかと思われるだろう、大きな笑い声を部屋中に響かせた。
 私が気づいていないだけで、まだ診療所内にはスタッフがいるかもしれない。もし聞こえれば、不審に思われてしまうだろう。だけど、そんなことは全然気にならずに、ただ込み上げてくる笑いを私は狂ったように周囲へぶちまけた。
 それほどに、この結果は祝福すべきものなのだ。

 ―昨日、私を安堵させ、更にこの結果へと私を導いてくれたノートの文章。それは、祖父が起こした、研究への最期のあがきとも言える行動を綴ったものだった。……その内容は、かなり凄惨なものだ。
 それによると祖父は晩年、特にこの日記を書き始めた頃、研究への無念さと日々劣化する脳、そしてそれへの悲観によって、いよいよ精神が擦り切れかけていたらしい。
 例えば、自分でも知らないうちに妙な独り言を喋っていることがあったり、夜中に突然起きだして病院内を徘徊したり、果てには癇癪を起こして病室で暴れ回ったことがあったようなのだ。
 しかも、それらの行動を祖父は覚えていない。いや、記憶できなかった。脳が痴呆に蝕まれているため、それらがどんなに異常な行動でも、その後にすぐ忘れてしまうのだ。
 祖父は何十年も使って磨いてきた自身の頭脳をとても誇りに思っていた。……だから、いつも看護婦から覚えの無い自分の異常行動を知る度に、どうしようもなく劣化してしまった自分の頭脳に深く絶望した。
 そして、それが更に自身の精神を病ませるという、最悪の悪循環に陥っていたのだ。
 まず、私はこれで衝撃を受けた。祖父が病院でそんな状態に陥っているとは知らなかったのだ。
 何せ、祖父は余命幾ばくかとかそういうものも無く、何の前触れもなく自殺してしまった。その上、その頃丁度大学の研究で忙しかった私は、そう何度も祖父の見舞いに行くことが出来なかった。
 だから、特に酷かったという最期の一ヶ月間もロクに祖父に会うこともなく、その結果祖父がどんなに苦しんでいたのかということも気づけず、私と祖父は永遠の別れを迎えてしまったのだ。
 祖父が死んだ当初も深く後悔したが、これを読んで私は身を切り刻まれるような思いになった。どうして気づくことが出来なかったのか。どうして無理にでも何度も会おうとしなかったのか。
 その思いが胸を抉るように突き刺さり、私は絶望した。
 思えば、祖父の担当看護婦が妙によそよそしい態度を私に取っていたのは、これが原因なのだろう。
 どうして私に祖父のことを教えなかったのか、今更に怒りの炎が湧いたが、祖父が私を心配させないために、わざわざ口を噤ませたのではないかと思うと、怒りを燃やすに燃やせず、すぐに鎮火した。
 そして、深い絶望に覆われた私に、優しい驚きを与え、安堵させた文章が次に現れる。それこそが、祖父の最期のあがきを記録したものだった。

13: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:26:58 LeZ4lPRR
 悲痛の入院生活を続けながらも、日記を書き綴り続けたある日のこと。祖父はふと一つの行動を思い立った。―それは、自らの体に雛見沢症候群のウィルスを寄生させることだった。
 祖父は、研究への名残と共に、ただ死を待つのみの自分の身に、一種の寂しさを感じていた。それは、いくら日記を書いても満たせず、祖父は散々にそれが何なのか悩み続けた。
 その思考の末、祖父が起こした行動が、雛見沢症候群を自分の身に感染させることだった。
 つまり、祖父は怖かったのだ。心から自分を信頼してくれる者が、私と小泉のおじいちゃんくらいしかいない状況で、死を迎えてしまうことが。
 祖父はその異常な行動から、看護婦たちにも嫌われていた。だから、病院内でも祖父は孤独に近かった。
 人間は脆い。例え、祖父のようにどんなに偉大な人物であろうと、寂しさには勝てないのだ。
 そこで、祖父が目を付けたのが、自分の人生ほとんどを使って研究し続けた、相棒とも言える雛見沢症候群のウィルスだった。
 こいつらなら自分の寂しさを埋めてくれる。こいつらと最期の瞬間まで共に過ごし、共に墓の中へ入ろう。
 そう思い、祖父は見舞いに来た小泉のおじいちゃんに頼み込んで、ウィルスを注射し、……そして感染した。
 祖父がその行動の結果、寂しさを消すことが出来たのかはわからない。なぜなら、その日付以降の日記は、紙がシミでぐちゃぐちゃになっていて、読むことが出来ないのだ。だから、祖父の自殺直前の思考は、全く読み取れない。
 ……ただ一つ、美代子という文字、つまり私の名前が書かれているのをを判別することができたが、それが原文で何を示していたのかは、全くわからなかった。

 私は祖父のその行動に、いたく感嘆した。そして、これこそが私を満たすための行動なのだと気づいた。
 なぜなら、……私も祖父と同じなのだ。
 祖父と同じように、私も心から私を信頼してくれる人物が全然いなかった。山狗など金だけでの繋がりだし、入江所長も私を恐れて距離を置いている。東京や野村たちなど論外だ。
 唯一いるとすれば、……そう、ジロウさん。純粋な彼なら、心から私を信頼してくれているだろう。……だが、そんな彼も作戦で必ず死ぬ。だから、私がこの世を去る時にはもういない。
 つまり、私は一人ぼっちで孤独に死を迎えることになる。
 ……私は、それが寂しかったのだ。
 そして、その寂しさこそが私を満たさないモノの正体。私の心に引っ掛かり続けていたモノの正体だった。
 私はそれを完全に理解し、祖父と全く同じことをしようと決断した。無論、それで寂しさが埋められるとは限らない。
 だが、何もしないよりも何かをして、一刻も早くこの寂しさを消してしまいたいという思いが、今日私を突き動かしたのだ。

14: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:28:39 LeZ4lPRR
 しかし、いきなり壁にぶつかる。どうすれば、私にウィルスを感染させることができるのか。それが関門として私の前に立ちふさがった。
 私の体内には、対雛見沢症候群用の強力な予防薬が打たれている。だから、普通の空気感染では寄生させることが出来ない。
 予防薬を体内から抽出することも考えたが、空気感染は感染までの期間が人によってかなりのブレがあり、終末作戦までに感染できる保証がなかった。
 が、それは別の感染経路を思い出すことによって、すぐに解決した。
 通常、雛見沢症候群は雛見沢独特の風土による、空気感染からキャリアになることがほとんどだ。しかし、それ以外にも感染経路はしっかり存在する。
 ―それが、感染者からの接触感染だ。
 普通接触ならほとんど感染することはないが、粘膜・体液の接触で予防薬投与に関わらず、ほぼ確実に感染する。
 つまり、感染者との性行為、または血液、排泄物などが体内へ侵入することによって、それと共にウィルスが空気感染よりも遙かに濃く体内に入り、感染へ至るのだ。
 それを思い出したら、後はトントン拍子で事を運ぶことができた。
 まず、感染方法は性行為による粘膜接触に絞った。活発なウィルスが含まれた血液や排泄物は、ここが病院と言えども入手が困難だからだ。
 雛見沢症候群のウィルスは、人間の体内で最も活発に活動をする。それを体内に入れるからこそ重度感染する訳で、キャリアから外へ出て長時間経った物では、空気感染とほとんど変わらない感染力しか持たない。
 かと言って、新鮮な血液などはなかなか用意できない。。
 そして、性行為をするならば、次にその相手を選ぶ必要が出てくる。
 ……最初、私はジロウさんを選ぼうとした。彼なら予防薬が打たれていないため、村人と同じようにウィルスを体内に保有している。
 しかし、もうすぐ殺さなければならない人間と体を重ねたら、最期に余計な情が出てくる可能性があったので、すぐに却下した。
 ……そこには、私を心から信頼してくれているジロウさんを、最期の作戦以外では利用したくないという思いも、少なからずあったかもしれない。
 しかし、だからと言って他に条件に合った相手が見つからず、考えあぐねて結局翌日の昼頃を迎えた時、ようやくその相手が見つかった。
 ―それが、前原圭一だ。入江所長が、誰か彼の家へ往診に行ってくれませんかと言ったとき、私はすぐに名乗り出た。多少仕事が残っていたが、それらは後で消火することにした。
 彼は、こちらへ引っ越してきて大体一ヶ月近く経っている。そのくらいの期間滞在しているならば、ほぼ確実に感染していると言って良い。それは、過去の実験データからも十分断言できた。
 そして、もうひとつ彼が私の相手に適切だと思った理由に、年齢がある。彼ほどの年頃、つまり思春期ならば、性行為をしたということに大きな羞恥心を感じ、他の人にそのことを打ち明ける可能性が低い。
 だから、多少私が無理矢理に彼を犯しても、警察や村中にそれが漏れる確率が低いのだ。それは、作戦を前にあまり目立ちたくない私にとって、無視できない要因だった。
 そうして、私は彼の家へ往診を称して入り込み、食事の中へ媚薬と睡眠薬を混ぜ、彼の体の自由を奪い、―多少途中で遊び過ぎてしまったが―最後には無事粘膜接触をし、その精液を体に流し込んだ。
 事後の彼の茫然とした様子からして、狙い通り私との行為を言い触らすことは無いだろう。
 そして、その結果が今、正に私の前で煌びやかに輝いている。

 ―そう、私は見事、体内に雛見沢症候群の寄生虫を入れることができたのだ!

15: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:29:42 LeZ4lPRR
「あっはははははははは!! あーはっははははははっ!!!」
 その事実に、私は息が続く限り笑い声を上げた。愉快で愉快で仕方がない。
 雛見沢症候群のウィルスは、おじいちゃんが発見し、研究を続けてきた。それはつまり、この寄生虫はおじいちゃんそのものだと言っても良い。
 そのウィルスが今私の体の中で生きている。私は体内で確かにおじいちゃんの温かさを感じた。
 その温かさは、私の中で引っ掛かっていたあの寂しさを飲み込み、私に大きな安らぎを与えてくれる。私におじいちゃんが生きていた頃の温もりを感じさせてくれる。
 この世界でどんなに孤独に死を迎えようとも、私の体にはおじいちゃんがいる。だから、最早私は孤独な死を恐れる必要はないのだ。
 そう思うと、あれだけ感じていた死への恐怖すら、嘘のように消し飛ぶ。
 いや、むしろおじいちゃんと永遠に一緒にいられるようになるのだから、死というものは、今日から私にとって祝福すべきモノへと変化をしたのかもしれない。それは、本来死を恐れるべき人間と言うものから、大きく逸脱した考え。
 人間と大きく違う。それはつまり、人間ではない別のモノになったということ。
 ……そう、私はもしかしたら人間から神になれたのかもしれないのだ。おじいちゃんが言っていた方法と別に、神になることができたのかもしれないのだ!
「あっはっはっはっはっはっはっ! あっははははっははっはは! あーっはははははははっ!」
 その事実に、私の笑いはますます大きくなる。
 神は今ここに降臨した! オヤシロさまのような紛い物ではなく、人間を祟ることを目的とした神が、今誕生したのだ!

 そして、私はいつしか一人で涙を流していた。それは悲しみが原因ではない。
 おじいちゃんを感じることによって、おじいちゃんの無念さが私の体にひしひしと伝わり、それが私の身を焦がすのだ。悔しくて悔しくてしょうがないと、確かに私の身へおじいちゃんが伝えてくるのだ。
 その悔しさは、落涙と同時に私の体を怒りで熱く燃えたぎらせた。
 許せない……! おじいちゃんをこんなに苦しめた奴らが許せない! おじいちゃんの研究を認めない、この世界が許せない……!
 その恨みが、終末作戦を成功させることへの意欲を、急激に昂らせる。
 死を恐れなくなった私に、もはや作戦の執行を止められるものはいない。必ず成功させる。
 そして、おじいちゃんの研究を散々に踏み躙った奴らを、その研究で苦しめてやる。雛見沢症候群というものが、いかに神に近い存在であるかを、神である私自身が教えてやる……!

 そうして私は、私に啓示を下したノートを胸に抱きかかえながら、天に向けて言った。

「おじいちゃん、待っててね? もうすぐ、おじいちゃんも神様にしてあげるから―」


 ひぐらしのなく頃に 蟲遷し編 ―完―

16: ◆FBzEQW9kzY
07/06/24 20:37:59 LeZ4lPRR
以上です。
やたらと長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いして頂いた方、本当にありがとうございます。

最初は普通に鷹野×圭一のエロシーンだけを書こうと思っていたのですが、
理由も無しにセクロスだけさせるのもどうかと思い、鷹野の動機付け描写を加えている内に、やたらと長い作品になっていました。(しかもかなり電波……orz)
正直、もう少し俺に文章力があれば、かなり短くまとめられたと思います。


んで、圭×魅の話が少し頭の中で出来上がっているので、次回はそれになると思います。
まぁ、まだプロットも考えていない段階なので、いつになるかはわかりませんが……。
ほのぼの系なので、とりあえず今回みたいにやたらと長くはならないかと。

では、さようなら ノシ

17:グギャ詩音×魅音 自慰強制+処女喪失
07/06/24 20:47:09 i9nsur1i
GJすぎる

18:名無しさん@ピンキー
07/06/24 20:48:01 v4BLN+qd
なんというクオリティ
圭一が悲惨すぐるwww

19:名無しさん@ピンキー
07/06/24 20:49:28 i9nsur1i
ひぁあああ名前欄消し忘れてたぁああああああぉあおぁぅぇぇ
ちょっくらトミタケの身代わりになってくるorz

20:名無しさん@ピンキー
07/06/24 21:10:56 dSmpwdD1
>>16
エロだけじゃないのが難易度たけーw
この二人のエロでこれを超えるのはないんじゃないか。
GJ!
次の圭魅も首をろくろにして待ってる!

21:名無しさん@ピンキー
07/06/24 21:45:04 nUT3t2Dq
>>16
鷹野さんエロ杉!GJ!
電波な所も、鷹野さんらしくてよかったよ。
圭魅も期待してる。

22:名無しさん@ピンキー
07/06/24 22:05:03 Pqmqv8zb
>>16
初手からの大作GJ! 鷹野の巨乳をブラごと使いこなす手腕におっきした。

前スレ瞬時に埋まってしまったが、前スレの流れを振りかえって総括してみないか?

俺は>>133からのリレー完結編が好きだったな。
魅音沙都子の組み合わせから最後のレナENDに至るまでの構図も面白いが、
魅音の逆切れと沙都子の無自覚な言葉責めにおっきしたんだぜ。


23:名無しさん@ピンキー
07/06/24 23:11:22 NChnBP0P
>>16
鷹野のエロさが十二分に表現されててよかった。GJ。

>>22
俺はキャッツファイト!が面白かった。詩音と梨花のギャグで笑ったよ。
あと、淫語攻め好きとしては鬼畜王も面白かった。レナがエロくて堪らない。

24: ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:14:43 2ukY15jd
山狗×部活メンバーの執筆が
なかなか進まないので
気分転換に圭一×詩音投下します。

レナ→圭一×詩音→悟史風味。

25:圭一×詩音1  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:15:56 2ukY15jd


「圭ちゃん、レナ、沙都子に梨花ちゃん!ちょっと良い?」


ようやく退屈な授業が終わり、いざ部活を始めようという時に魅音が皆に号令をかけた。
なんだ、まさかまたこの前の我慢大会でもやるんじゃないだろうな。いくらなんでも真夏にストーブつけてコタツでなべやきうどんは死ぬぞ。

「ちーがーうー!あれは私も死にそうになったからね、もう当分はやらないよ!!」
魅音が顔を真っ赤にして反論する。…もう“当分” はやらない、という事はまたいつかやるのか。迷惑な話だな。
「…で、魅ぃちゃん。私たちに言いたい事って何かな、かな」
レナが小動物のように可愛らしく首を傾げる。
その言葉を聞いて、思い出したかのように魅音が言った。
「そうそう!実はね、詩音の事なんだけど…」
「詩音?詩音がどうかしたのかよ?」
何の前触れもなく出てきた詩音の名前に少し驚く。…そう言えばここのところあんま見かけてないな。
詩音にはからかわれてばかりだけど、それでもいくつもの困難を共に乗り越えてきた大切な仲間の1人だ。その詩音に何かあったとなると、もちろん心配するに決まってる。何かあったのだろうか。

「あ、そんな大したことじゃないよ?ただあの子、風邪ひいちゃったみたいでさ」

身を乗り出して聞く俺を軽く受け流し、魅音が説明した。
……なんだ、風邪か。てっきり何かトラブルに巻き込まれたかと思ったぜ。
とはいえ、魅音によると結構な熱らしい。うんうん唸りながら苦しんでいるとかいないとか。
「んー、一応注射はしたんだよねえ。だから熱はもうじき下がるとは思うんだけど…」
そこでチロリと俺を見る魅音。それからレナを見て、申し訳なそうな顔をして言った。
「……今、園崎の方で結構大きい問題抱えててさあ。今日は私も母さんも父さんも葛西も席が外せないんだよ。良ければ会合が終わる夕方まで、詩音の看病してあげてくれない?」
無理ならうちの若いもんに行かせるけど、詩音もあんた達が来てくれた方が喜ぶと思うし。
そう言うと魅音はお願い、と頼む仕草をした。

…どうするかって?決まってるじゃないか。
1人は皆のために、皆は1人のために!

「もちろんOKだぜ!仲間の危機にはかけつけなくっちゃな!」
「レナもOKだよ、だよ。はぅ、詩ぃちゃんに何か栄養のつく物食べさせてあげたいな!」
俺とレナがにこりと微笑む。魅音もつられてありがとう、と微笑んだ。

「沙都子と梨花ちゃんは?」
2人に目線を配る。2人の様子からして、どうやら用事があるみたいだった。
「…詩音さんが風邪とあらば私たちも是非お見舞いに行ってさしあげたいですわ。ですけど、今日は…」
沙都子が俯いて押し黙る。それをフォローするように梨花ちゃんが言った。
「…今日は入江の所へ行かなければならないのですよ。お注射は痛くて怖くてガタガタぶるぶるにゃーにゃーなのです。」
―――注射。そうか、今日は診察の日か。
沙都子が暗い顔をして謝る。…いや、謝るとこなんて一つもないぞ。そういう意味を込めて頭をくしゃくしゃに撫で回してやると、沙都子は真っ赤になって俺の手を振り払った。



26:圭一×詩音2  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:17:01 2ukY15jd






「……詩音の部屋はここだよ。ほら、これが鍵ね。勝手に入ってくれて構わないから」
魅音に案内されるがまま着いたのは、小綺麗でお洒落なマンションだった。
ちゃら、と音をたてて魅音が俺に鍵を渡す。
俺がそれを受け取ると、急いでいるのか魅音は腕時計をチラチラ見ながら言った。
「ほんじゃ、ちょっとばかし行ってくるよ!夕方にはたぶん戻れると思うから、それまで看病よろしく。じゃね、ありがと2人とも!」
そう言い残すと、魅音は猛スピードで階段を駆け降り、あっという間に姿を消してしまった。
マンションの廊下にぽつんと取り残された俺とレナ。俺たちはそのあまりのスピードの速さに顔を見合わせて笑う。
「…よっぽど急いでたんだね、魅ぃちゃん」
「みたいだな。なのにあいつ、良い姉ちゃんじゃねえか」
…なんだかんだ言って仲良いんだよな、詩音と魅音は。
さっき渡された鍵のキーホルダーを指に引っ掛けて、くるくると回しながら呟く。回しすぎて指からスポンと抜けて飛んでいってしまい、おうちの鍵で遊ぶなとレナに怒られてしまった。…情けない。

「それじゃあ、……お邪魔しまーす」
かちり、と鍵を差し込んでその扉を開けた。
返事がないが、そのまま勝手にあがりこむ。玄関は予想以上にきちんと片付けられていて、玄関だけでなく居間も充分に綺麗だった。
少し意外だ。…詩音のヤツ、1人暮らしなんじゃないのか?もし1人暮らししているのが俺なら、それはもう地獄絵図になると思うぞ。
「えーと、じゃあとりあえずレナはおかゆでも作ろうかな。圭一くんは奥の部屋に行って、詩ぃちゃんの様子見てきてくれる?」
「おう、任せろ!」
レナがエプロンをつけて、棚からお米を取り出す。………制服にエプロン、っていうのはなんかこう…ぐっとくるものがあるな。思わず後ろから抱きつきたくなるぜ。
そんな邪な考えを隅に追いやって、奥の部屋へと足を進める。
部屋のドアには「しおん」と書かれた可愛らしいプレート。どうやらここが詩音の部屋で間違いないみたいだな。

「詩音ー、入るぞー」
一応のためコンコンとノックをする。返事がないことからしてまだ寝てるのだろう。
そう思いガチャリとドアを開ける。…そういえば、女の子の部屋に入るのは初めてだった。
「……詩音、大丈夫か…?」
風邪なんだから大丈夫じゃないだろう。そう思いつつ、とりあえず声をかける。
詩音はベッドでおとなしく寝ていた。すぅすぅと寝息をたてて眠るその姿は、いつもより幼く見える。
圭一はその横に置いてあった椅子に腰掛け、まじまじとその寝顔を見つめていた。


―――いつもは分からないけど、こうして見るとやっぱり可愛いな―――。


薄く閉じられた瞼をびっしりと縁取る長いまつげ。熱のせいかうっすらと赤い頬に、微かに開かれた唇。
………魅音とそっくりだけど、何かが違うんだよなあ。
そう、言うなれば色気とでも言うのだろうか。サバサバして男の子らしい雰囲気を持つ魅音に対し、詩音はいかにも女の子という感じがする。
呼吸に合わせてゆっくりと上下する胸を見て、思わずごくりと息を呑んだ。
(ダメだ)
詩音の手に自分の手を重ね、ぐっと身を乗り出す。
(やめろ)
視線の先は、薄桃色の柔らかそうな唇。
(相手は病人だぞ)
ゆっくりと、ゆっくりと。でも確実に近付いていく、2人の距離。
(寝込みを襲うような、こんな真似―――)
残りわずか3センチ。
あとちょっと――
そこで、詩音の目がうっすらと開かれた。

27:圭一×詩音3  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:18:22 2ukY15jd


「…………ん……」
「う、うわッ!?」
思わずさっと後ずさる。
…まさかこのタイミングで起きようとは。
残念に思いながらも、少し安堵している自分がいた。
「……んんー……」
「おおおおはよう詩音ッ!風邪は大丈夫かっ?!あのだな、今のはデコで熱を計ろうとしてだなっ、決してやましい考えなんかこれっぽっちもないんだぜ?!現に未遂に終わっ、じゃなくて!!」
今更ながら恥ずかしさが込み上げ、あたふたしながら次々と言い訳を並べていく。
そんな俺をとろんとした瞳で見つめる詩音。…こりゃ聞いてねぇな。
「えーとえーと……おおお俺、レナの様子を見てくる!」
早くこの空間から立ち去りたくて、慌てて立ち上がる。
逃げ去ろうとしたその時、俺の制服の裾を詩音が掴んだ。
そして何かぼそりと呟く。
「………し……くん…」
「…え?…………って、むがっ?!」
突如、ものすごい力で引っ張られた。
俺はその引力に素直に従って、詩音の方へ倒れ込む。
ふにゅ、と顔に柔らかい感触。
(ち、窒息する!!)
詩音は俺の顔を胸に押し付けるようにして抱きしめていた。
離れようともがくけれど、病人だとは思えないほどの力で抱き締められてそれも出来ない。
…う、やーらかくてあったかくて、おまけに良いにおいが…。

「……やっと、やっと会えた。私が風邪をひいたから、お見舞いに来てくれたの…?…私、ずっと待ってたんだよ…。寂しかった…!」
「ぷはっ!!…し、詩音?」
やっと解放されたかと思うと、甘えるようにして頬ずりをしてくる詩音。その目はとろんと潤み、うっすらと涙を浮かべている。こんなしおらしい詩音は初めてだった。
「いや、そんな、お見舞いに来ただけ…」
思わず視線を反らす。なんなんだ、この詩音の様子は。なんか調子が狂うというか、でも………嫌じゃない。
そんな俺に対し、詩音は目尻の涙を拭い…こう言った。

28:圭一×詩音4  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:20:11 2ukY15jd



「ううん、来てくれただけでも嬉しい。すごく嬉しいよ。
………ありがとう、悟史君」


――――どくん。
俺の心臓が一際大きく跳ねる。
北条悟史。…この名前は聞いたことがある。
確か、去年失踪した沙都子の兄……だよな?
そいつの名前がなんで今出てくるんだ?

「私のために目を覚ましてくれたんだよね…?相変わらず悟史君は優しいです…。だから、大好きなんですよ」

ぎゅ、とまた抱き締められる。
目を覚ます?何を言ってるんだ詩音は。悟史は失踪したんじゃなかったのか?
いや、そんな事は置いといて。
………もしかして、詩音は。
俺のことを―――――
「…………」
「……悟史君、どうしたの?」

――俺のことを、悟史だと勘違いしている?

「はは、は………」
「…悟史君……?」
なんだ、やっぱり、道理でおかしいと思った。
そうだよな、最初から冷静に考えてみれば詩音が俺にあんな事するはず無かったじゃないか。
詩音は悟史が好き。
―――そういえば、そういった話を昔魅音から聞いた気がする。
バカだ、俺。

「………さっきから黙りっぱなしですけど、どうかしましたか…?」
改めて詩音を見る。…ほら、やっぱり俺を見ちゃいねえ。その濡れた瞳は、いるはずがない悟史を映し出していた。
「………俺は悟史じゃないよ。熱のせいで意識が朦朧としてるんだな。俺、レナに氷嚢もらってくる」
詩音の額に手を当てる。…やはり、異常に熱かった。監督は本当に注射したのだろうか。
「………熱なんてないです。ほら、こんなに元気なのに。
やっぱりおかしいですよ、悟史君…」
――――また。
悟史君悟史君悟史君悟史君――――
いい加減にイラッときた。
だから、俺は悟史じゃないって言ってるだろ。
…………もう、うんざりだ。
「ねえ、悟史君ってば、悟史く……」
「………さい…」
「え?」
俺は悟史じゃない。
俺は、悟史じゃない…!!

「…うるさいって!!言ってるだろ!!??俺は悟史じゃない!!悟史じゃないんだよ!!」


29:圭一×詩音5  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:21:34 2ukY15jd

し…ん。
静かな部屋に、俺の怒鳴り声が響いた。
言って……しまった。…思わず……。
詩音の方を見る。詩音は、ひどくショックを受けた顔をしていた。
「ご、ごめ、詩音、俺…」
慌てて謝罪の言葉を口にする。
だけど、その言葉は最後まで言い切れなかった。
詩音が顔をくしゃくしゃにして、泣きながら俺を押し倒したから。

「なんで、…なんでそんなひどい事言うんですか…っ!?
悟史君は悟史君です。悟史君はいます…!現にほら、こうして目の前に、う、ううう…っ!!
いや、やだ、悟史君、行っちゃやだぁ…っ!!」

詩音はぽろぽろと涙を零し、俺の胸に顔を埋める。
制服のシャツにじんわりと広がっていく涙が切なくて、悲しくて、愛しくて。
こんなに取り乱して泣き喚く詩音は初めて見た。
いや、本当は、いつも心の奥で泣いていたのかもしれない。
悟史がいない寂しさを、苦しさを、どうやって押し込めてきたのだろう。…それは沙都子にも言えることだ。
そう思うと、何だか無性に切なくなった。
その寂しさが少しでも紛れるよう、俺はそっと詩音を抱きしめてやる。
詩音もそれに答えるように俺を抱きしめた。
お互いにしばらくの間身体を重ね、見つめ合う。
そして、…キスをした。

「…ん、…」
「…さ…としく……」

相変わらず詩音はうわ言のように悟史の名を繰り返し呟いているが、不思議と嫌じゃなかった。
…詩音の悲しみがそれで晴れるなら。俺が、喜んで悟史役になってやる。


30:圭一×詩音6  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:23:00 2ukY15jd

「ん、ちゅ…ふぅ…っ!」
触れるだけのキスが、徐々に深いキスへと変わっていく。
お互いに舌を絡め合い、唇を貪る。
その間に俺は詩音のパジャマのボタンに手を掛けた。
ぷち、ぷち。一つボタンを外していくごとに、曲線的な体が露になっていく。
全部のボタンが外された時、その肢体の美しさに眩暈がした。
「あ、硬くなってる…。私ので反応してくれたんですか…?嬉しいな」
詩音が俺のモノに手を這わす。すでにカチコチになったそこは、刺激を求めて膨れ上がっていた。
その笑顔も。…俺に向けてじゃないんだよな。悟史に向けたものなんだよな?
…俺、勘違いしないから。今だけは、俺は悟史だ。
「…詩音が可愛いから、な」
「んんッ!」
詩音の下着に手を突っ込んで、秘部をまさぐる。
そこはほんのりと湿っていて、数回指を擦っただけでじんわりとした蜜が溢れだした。
「なんだよ、これ?もうビチョビチョじゃねぇか」
その蜜を秘部に塗り付け、存在を主張する肉芽をつまむ。
指でこねくりまわしてやると、詩音は一層高い嬌声を上げた。
「あ、…んん…っ!それはぁ…っ!」
「それは?」
指でソコを開いたり閉じたりする。充分に潤った秘部は、すんなりと俺の指を受け入れた。
「それは、…いつも、悟史君の事考えて……ッ …や、拡げないでくださ…ッ」
「続き」
耳たぶに軽くキスをする。詩音の額からは玉のような汗が噴出し、小刻みに震えている。
「悟史君で…っ、あっ、ふああっ、オ、…ナニー… してた、から、ですっ、んあああっ!」
「…よく出来ました」
「ひ、あああああああっ!!」
もう我慢の限界だった俺は、ご褒美と称してそのいきり立ったモノを詩音の中へと挿入した。
ずん、と思い切り貫いてやると、それに比例して詩音の声も大きくなる。

31:圭一×詩音7  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:24:59 2ukY15jd

「やっ、あっ、すごいいっ、んんんんっ!!!」
「くっ、…う、あ…」
獣のように腰を打ちつけ、お互いを貪りあう。
詩音の膣は吸い付くように俺のモノを締め付けて離さなかった。
そのまま俺は豊かな胸に手を這わせ、激しく揉みしだく。
その胸の頂を捻りあげると、詩音は悲鳴のような声をあげ、びくびくと震えた。
「あっ、イくッ、悟史くっ、私、もう…!」
「お、れも…! 詩音、詩音…っ!!」
「あ、ああああああああッ!!!………ちゃ、…けい…ちゃ……っ!」
どくっ、どくん、どくんっ…。
普段からは想像もつかないような卑猥な声をあげ、詩音がイった。
俺も自分の欲望を詩音の白いお腹へとぶちまける。
くたり、と倒れこむ詩音。どうやら気を失ったようだった。


「…服、着替えさせなきゃ。あと、汗もふいて、それで……」


風邪、悪化しちゃうかもな。それとも、俺に移るかも。
ぼんやりとした頭でそんな事を考えていた。
詩音が目覚めたら、どう思うだろうか。
良い夢だったと思うだろうか、それとも悪い夢だったと思うだろうか。ちゃっかり悟史の代役と称して自分の純潔を奪った俺を恨むだろうか。
そのどの反応をするかは分からない、けど。
―――詩音がイく、最後の最後。
「圭ちゃん」と聞こえたような気がした。


32:圭一×詩音8  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:25:41 2ukY15jd







「…お…ねえ…?」
「あー、目ぇ覚めた?」
目が覚めると、お姉が私のおしぼりを取り替えているところだった。
視界がずいぶんとスッキリして、頭も幾分軽い。監督の注射が効いたんだろう。
「わたし、どれくらい寝てました…?」
寝ぼけ眼を擦り、お姉にたずねる。お姉は時計を見て、唸りながら問いに答えた。
「ん~………。何時間ぐらいだろ。夕方ごろまで圭ちゃんたちがお見舞いに来てくれてたんだよ。
そん時もあんたずーっと寝てて、せっかくレナがおかゆ作ってくれたのに食べずじまいでさあ!
あー、あのおかゆ美味しかったなあ~?」
「なっ!お姉、あんた病人のご飯奪うなんてどれだけ食い意地張ってんですかっ!」
あれは病人でも3杯はイケるね!と豪語するお姉。私は今更ながらお腹が空いている事に気付き、ぐぅうとお腹の虫が鳴るのを必死で我慢していた。
「…なーんてね!嘘嘘!ちゃんと取ってあるよ。あっためて食べな。ほれ、今からチンしてきてあげる」
魅音がにやりと笑った。お姉のくせに私をからかうなんて…!一生の不覚だ。
ぱたぱたとお姉が台所に駆けていく。その後姿を見て、私はポツリと呟いた。

「…ごめんね、魅音」







ほんとは、途中から気付いてた。


…私は、ずるい女だ。






33:圭一×詩音  ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:26:39 2ukY15jd
TIPS:もう一つの恋心


「…ね、圭一くん。ひとつ聞きたいことあるんだけど、良いかな?」
詩音のマンションからの帰り道、レナがポツリと呟いた。
さっきの行為の余韻でまだ頭がぼーっとしていた俺は、適当に「うん」と返事を返す。
…レナのおかゆ、うまかったな。病人向けで、薄味なのに、それでいて飽きなくて、さっぱりで…


「…どうだった?初めての感想は」


…………。
ん、な。
「レ、レナッ、おま、まさか、見て…っ!?」
「何のことかな?レナはおかゆの感想を聞いただけだよ?
圭一くん、レナのおかゆ食べたの初めてだもんね。ねえ、どうだったかな、かなあ?うふふふ!」
「ちょ、待っ、おいコラ、レナ――ーっ!!」
「あははは、あははははは!また行こうね、詩ぃちゃん家!」
そう言って笑いながら走り出すレナ。
その笑顔がまぶしくて、俺はレナを必死で追いかけていった――。






…あんな大声出してたら誰だって気付いちゃうよ。
圭一くんの、ばーか。
でも、諦めないからね?

34: ◆eRDUfXaGp2
07/06/25 00:28:39 mOzL9ZR4
以上。失礼しました

35:名無しさん@ピンキー
07/06/25 00:42:14 ON5quTcw
最後の詩音や、レナとのやりとりが、らしくていいね。
GJ!


36:名無しさん@ピンキー
07/06/25 00:54:04 rMAY7pZN
レナが気付かないか? と思ってたらやっぱり気付いてたか……。
詩音がエロくて、切なくてでも少し温かくてよかった。GJ。

あー、ネット繋がったから投下しようかと思ったけど、直後はタイミング
悪いので明日にさせて貰います。

37:鬼畜王K1 ~鬼誑し編・その23~
07/06/25 03:01:52 YKFlqxc4
>>1
新スレ乙です。
久方ぶりですが、鬼畜王の続きを投下させていただきます。


「…う、うん…」
レナが俺に命ぜられるままに後ろを向く。
セーラー服のスカートに手を潜り込ませ、純白のパンティをずり下げてレナの足下にストンと落とす。
そのパンティを見た時、俺は気付いた。…中心にある、小さな染み。なんでこんなものが出来てるのかな…かな?あははは!!
「くくく…レナ。俺のオットセイ☆をしゃぶりながら、何を考えていたんだ?」
「え…?…ひゃあうッ」
レナは突然の問いに戸惑ったが、俺の指が秘部に侵入した途端に甲高い声を上げた。
グチョグチョに濡れているレナのマンコをいじりながら、俺は厭らしく耳元に囁く。
「レナのここ…俺が濡らすまでもなく、既にグチョグチョだな…。これはどういうことかな、かな?…くくく!」
「あ、あん…んぅ…そ、それはぁ…」
「『それは』なんだ?…俺がその先を当ててやろうか。
…『なぜかと言うと、淫乱でドスケベな牝狗のレナは、圭一くんのオットセイ☆をはしたなくおしゃぶりしながら欲情してたからです。
早くレナのオマンコにオットセイ☆をぶち込んで下さい圭一くん、レナをバックから好きなだけ突いて下さい』…って言いたいんだろ?あっはっはっは!!!」
「はぁ…ん、んあぅ!
…そ、そうだよぉ…。レナ、圭一くんのオットセイ☆をおしゃぶりしながら…早く挿入(いれ)て欲しかったの…」
レナは俺の指テクに喘ぎながら、流し目で本音を吐露する。
…もはやそこには、清純で一途な思いを抱く『少女』の面影は無い。…ただ欲望のままに男を欲する、淫蕩に飢えた『女』と化したレナがいた。
「…ねぇ、早く挿入てよぉ…レナのオマンコ、圭一くんの指だけじゃダメなのぉ…」
レナはそっと俺のオットセイ☆に指を這わせ、上下にしごき上げる。
「圭一くんのオットセイ☆で…レナを後ろから突いてほしいの…」
そう言うとレナは自らスカートをたくし上げ、俺が指を離したオマンコの入り口にオットセイ☆の先端をあてがう。
濡れそぼったレナのオマンコにオットセイ☆の先端が触れ、ヒクヒクとオマンコの入り口が疼いているのが分かる。
…ふははははは!レナ…そこまでして、俺のオットセイ☆で気持ち良くなりたいのか…。
まったく、お前は俺の期待以上にかぁいい女だぜ…本当に、お前と出会えたことが嬉しくてたまらないよ…くっくっくっくっくっく!
「…そうかそうか、レナ…そんなに俺のオットセイ☆が気に入ったのか…なら、今すぐコイツで気持ち良くしてやるよ」
俺はレナの腰を両手で掴み、オットセイ☆をレナの中へゆっくりと押し込む。
「んんああああぁぁぁッ!!!」
レナは挿入の瞬間、一際大きな嬌声を上げた。
そのままズブリと奥まで侵入させ、レナの膣内(なか)の一番奥まで到達した。
「ん…はぁん…あ…。け、圭一くんのオットセイ☆が…レナの膣内の奥まで来てるのが…分かるよ…」
「ふ…はは、レナのオマンコ、…俺のオットセイ☆、まるごと飲み込んじまったな…。さすがだな、レナは」
「あは、は…レ、レナ、かぁいいものはみーんなお持ち帰りぃ~だもん…圭一くんのオットセイ☆だって、レナのオマンコでお持ち帰りしちゃったよ…」
「はははは、お持ち帰りぃ~か…だがな、ただお持ち帰りするだけじゃダメだぜ?
持ち帰ったものはたっぷり堪能しないとなぁッ!!」
俺はオットセイ☆を一気に下げ、入り口付近から再び上へと押し込む。


38:鬼畜王K1 ~鬼誑し編・その24~
07/06/25 03:03:50 YKFlqxc4
「あんッ!!」
レナが甲高い声で鳴く。
さらに俺は上下のストロークを繰り返し、その度にレナは歓喜の声で応える。
「んう、あん、んぁぅ、ああん、んはぅ!!」
立ちバックで竜宮レナを貪る前原圭一。前原圭一に後ろから突かれる度に悦ぶ竜宮レナ。
お互いの身体を密着させ、決して離れまいと、レナは俺のオットセイ☆を締め付け、俺はレナの膣内へオットセイ☆を送り込む。
「んん、あん、あん、あんッ!!…け、圭一くんッ!!…レナ、とっても気持ちいいよぅ!!…圭一、くんも、あん…ッ!!…気持ち、いい?」
「…あぁッ!!…レナのオマンコ、すっごく気持ち良くてかぁいいぜッ!!…レナの膣内に、いつまでもオットセイ☆を挿入ておきたいぐらいになッ!!」
「はぅっ、んふぁ、あん、んんんッ!!…う、嬉しいよ、圭一くん…ッ!!…レナのこと、そんなに…想っていてくれたなんて…ッ!!」
レナは俺に突かれながら、涙を一筋流した。
…昨日流した涙とは違う。昨日、レナが流した涙は、オヤシロさまの祟りという不安を忘れることが出来ないせいだった。
だが、今流れている涙は…レナが、俺に抱かれていることを、本心から喜んでいるからだ。
…やはりこいつは、レナは、俺の本性に気付いてもいない。あるいは…気付いていても、それを承知で抱かれているのだろうか…?
ふと、そんなことを思っていると、レナが首をこちらに向けて、いきなり唇を塞いできた。
突然のキスに戸惑いながら、舌を絡めるレナに応える。
キスの最中でも腰を振る。その度に、レナは喘ぐ。
お互いの口内を貪り合い、唾液の糸を引かせながらレナが見つめる。
『圭一くん、今はただ、レナと繋がっていて?…レナと気持ち良くなろ?…いろんなことを忘れて…それが、二人の幸せのためだから』
レナのトロンとした淫媚な瞳が、そう言っているような気がした。

…その瞳は、俺の中の『鬼』を目覚めさせるには、十分な威力を持っていた。

「く…く、く、あーはははははははッ!!!…いいぞレナ、もっともっと気持ち良くなりたいんだなッ!!?」
俺はレナの胸を両手で鷲掴みにし、グニグニと動かしつつ問う。
「ひあぁっ!!…う、うんッ!!…レナ、圭一くんにもっと気持ち良くして欲しいのッ」
「だろうなッ!!じゃあ、レナの期待に応えてやるぜッ!!俺のオットセイ☆で、レナをいっぱいいっぱい幸せにしてやるぜ!!」
レナの胸を乱暴にいじりつつ、今までより激しく腰を打ち付ける。
レナは更なる快楽で腰砕けになり、立つこともままならず膝から崩れ落ちそうになる。
目の前にあった冷蔵庫に手をつけ、身体を支えながら俺に後ろを突かれる姿は、ケダモノの交尾を連想させた。
「あんッ、うぁんッ、ひゃあう、あんんんッ!!…圭一、くんッ!!…は、激しいよぅッ!!」
「激しく突かれるのもいいだろ、レナッ!!?…淫乱な牝狗だったら、もっともっとよがり狂ってしまえッ!!」
「んんッ、はぁんッ、ああうッ!!…そ、そうなのッ!!レ、レナはオチンポ大好きな牝狗だか、ら…んぁうッ」
「そらそらそら、もう少しでラストスパートだぜ!?さっさとその先を言え、レナッ!!」
「はぅッ、んんあッ、ひぅッ!!…だから、圭一くんのオチンポに激しく突かれて、嬉しいですッ!!
…あ、だ、駄目ぇ…!!
…レナ、レナね…圭一くんのオチンポが気持ち良くて、もうイキそうなの…!」
「ふ、あ、は、はは、あははは!!!俺もだ、レナッ!!そろそろイクぞッ!!レナのオマンコ、俺のオチンポ汁でいっぱいにしてやるッ!!」
もはや、俺もレナも、ケダモノだった。歓喜に酔い、狂い、更に激しく求め合い…限界はすぐそこだった。
「あん、あん、あんッ!!…け、圭一くんのオチンポ汁、レナのオマンコで飲ませてぇッ!!…今度は、ちゃんと全部飲むからッ!!
…あ、あ、あん、イ、イク、イッちゃうッ!!!」
「…レナ!!…俺も、イクぞッ!!」
「んんあああああああーーーーッ!!」
俺たちは同時に果てた。レナの膣内に、俺の出した精液がドクドクと注ぎ込まれる。
そのままビクビクと身体を震わせ、お互いに抱き合う。
レナの膣内に全てを放ち、俺のオットセイ☆を引き抜いた。


39:鬼畜王K1 ~鬼誑し編・その25~
07/06/25 03:13:00 YKFlqxc4
…レナはその場に崩れ落ち、肩で息をしている。膣内からこぼれた白く濁った液が、地面に溜まりを作っていた。
さすがの俺も、これほど熱く女を抱いたのは久しぶりだったせいか、しばらくはオットセイ☆をだらりと下げたまま息を整えていた。
…これはあの女以来だな…ぼうとする頭で、俺はまたしても、あの白人のハーフ女との熱すぎるセックスを思い出した。
「Oh...マサシの暴れん棒ショーグン、レミィの膣内(プッシー)で大立ち回りしちゃってマース!!
…Ah,マサシのラブジュース、ハラワタにブチ撒けてヨ!!『虎穴に入らずんば虎児を得ず』デース!!!」
…だから俺は圭一だっちゅーに。誰だよマサシって…。
アホな外人女のことはさておき、俺はレナを抱き起こす。
「…大丈夫か、レナ」
「…はぁ、はぁ…圭一、くん…」
レナはまだ息が洗いが、俺の顔をうっとりとしながら見つめている。
「…あ、あは、は…ごめんね、圭一くん」
「…?…何が『ごめんね』だって?」
突然のレナの謝罪に、俺は戸惑った。
「…レナ、圭一くんのオチンポ汁、全部飲むって言ったのに…二回目も、駄目だったよ」
「…な、なんだ。そんなことか…。気にするなよ、レナ…俺は、レナといっぱい気持ちよくなれたんだから、それでいいんだよ」
「…やっぱり優しいね、圭一くんは…。本当に…」
レナは穏やかな笑みを浮かべた後、俺の胸に顔を埋めた。
そのまま眠ってしまうのかと思ったが、そうではなかった。ただ俺と抱き合い、その身体を寄せ合う…それだけで、良かったのだ。
それは、ほんのささやかな行為。激しく身体を貪り合った後の、気怠くも温かい時間。
…それは俺にとって、今まで何度も演じてきた、情事の後の女へのフォローというやつだった。
紳士的に振舞うことで、女を更に虜にする…それは、何度もやってきたことだったし、
それがレナにも通用する手段だろうから、やっているんだ…そう思っていた。
だが、何故か一瞬。…心のどこかで、ズキリと『痛み』を覚えてしまった。
それは小さな、しかし確実な『痛み』。そんな『痛み』を感じたこと、今まで無かったのに。
間違いない。…レナとこうして、抱き合う時間を…俺は、愛おしく感じ始めている。
激しく抱き合うのと同じくらい、レナとこうして穏やかに過ごす時を、大事にし始めている…。
今までの前原圭一なら、それはあり得なかったが…雛見沢でレナと出会い、俺は…変わってしまったのか?
俺は、レナを…。

だが、この時の俺は、それ以上に傲慢な自信に満ちていた。
レナは、それでも俺の思いのままだという確信に満ちていた。
だから、その先の言葉が、どんな結末をもたらすのかなんて、考えもしなかった。



40:鬼畜王K1 ~鬼誑し編・その26~
07/06/25 03:19:51 YKFlqxc4
「なあ、レナ。…俺とヤって、気持ち良かっただろ…?」
…声のトーンが変わったのが、自分でも分かった。
声の主は、確かに前原圭一だが…言葉を真に発しているのは、前原圭一の中にある『鬼』なのだ。
レナは一瞬ビクリと身体を震わせ、ゆっくりと顔を上げる。
「け、圭一、くん…?」
そこでレナが見たのは、優しい笑みを浮かべる圭一ではない。
…一人の女を屈服させながらも飽き足りず、更なる獲物を求める『鬼』が、口元を歪めてレナを見据えていたのだ。
「…レナが味わった幸せ…『仲間』にも分けてやりたくないか…?」
「…え?」
「くっくっく…つまりな…みんなで『部活』をしようってことだよ…みんなで気持ち良くなる『部活』をな…くっくっく!」
レナは驚愕の表情で、俺の提案を聞いている。
…誘惑の悪魔に魅惑の契約を持ちかけられた錬金術師の話を、かつて読んだことがあった。今の俺とレナは、まさにそういう関係なのかもな…。
俺はレナに顔を近付けつつ、更に誘惑の言葉を重ねる。
「なぁに、そんなに思い悩むことでもないさ…俺とレナの仲は、誰にも邪魔はさせない。
だが…信頼出来る仲間だったら、俺たちと共に楽しむ権利はあるはずだ…」
「…仲間って…まさか、圭一くん…」
「そうだな…まずは、魅音からいこうか…!」
「…ッ!み、魅ぃちゃんを…?」
「くっくっく…魅音のやつ、楽しいことには目が無いからな…安心しろ、レナが魅音にこう持ちかければいい…」
俺はレナに、自ら練った作戦を伝える。
辺りに人はいないから、誰にも気付かれることはない。
俺たち以外に知っているとすれば…なき続ける、ひぐらし達だけだろう。




P.S.
一週間以上も投下出来ず、しかも魅音登場まで予告しておきながら結局登場まで行かず。
公約を果たせず、喉掻きむしりたい気分です OTZ
今度の今度こそ、魅音との絡みに持ち込めそうですが…次はクオリティを維持しつつ、まずはちゃんと早めに投下することを目標にします。

あと…前スレで知恵先生と鬼畜王K1との関係がちょっと話題になりましたが…
『女教師』『征服』『篭絡』『聖職者』『カレー』『法衣』これらのキーワードを並べてみると、創作意欲が俄然湧いてきましたよw
ではまた(´・ω・`)ノシ

41:名無しさん@ピンキー
07/06/25 09:42:24 N0oeOJS9
神だ!神が降臨されたぞ!

42:名無しさん@ピンキー
07/06/25 09:44:57 zBvg8/bl
wkwk

43:名無しさん@ピンキー
07/06/25 09:56:25 2LB1c+ej
ktkr

44:名無しさん@ピンキー
07/06/25 18:26:24 zMFHRyun
新世界の神が光臨された!

45:名無しさん@ピンキー
07/06/25 18:50:20 X+OUUDLP
>>34
GJ!
切ねぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、やっぱりちょっと悲しい話になってしまうんだなぁ、この二人。

46:名無しさん@ピンキー
07/06/25 19:27:30 OyFAu10a
あはは、何を言ってるのかわかんないや。圭一のばーかばーか。

とはいかないんだな…カナシス

47: ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:28:13 tdwDb+G+
>>40
個人的に、白人ハーフの女とマサシが気になるなあ。
オリキャラが敬遠されるのは分かってるけど、「スレから追い出されたSSを投下するスレ」あたりで番外編が出ないかちょっぴり期待してしまう。

えと、投下させてもらいます。
圭一×レナの陵辱→ほのぼのもの(?)です。
消費レス数は17を予定。
終わりがダークっぽいので救いがあるかどうかは微妙。
陵辱やダークが苦手な人にとって判断が難しそうなので、本編投下後にあらすじ出しておきます。


48:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:29:59 tdwDb+G+
親父とお袋は仕事で、急に東京へと出かけてしまった。
今夜、俺の家には誰もいない。
マジかよ、何でよりにもよってこんなときに限って……。

富竹さんが喉を掻きむしって死んで、鷹野さんが失踪した。
誰が? 何で? どうやって殺した?

彼女らは俺に隠し事をしていた。
仲間なのに……連続怪死事件のことを話してくれなかった。そんなに俺のことが信じられなかったっていうのか?
それを聞いたからって、別に雛見沢のことを嫌いになんかなったりしないのに……。

レナにそのことを訊いた。
あんなの、俺の知ってるレナじゃない。あんな不気味な眼をしたレナなんて知らない。あんなに冷たくて恐ろしい声を出すレナなんて知らない。

レナが俺の背後で、気配も無く大石さんとの電話を立ち聞きしていた。
何がしたいんだよレナ? 何を聞いたんだよ? 何の用だったんだよ? どうして何も話してこなかったんだよ?

レナと魅音が針入りのおはぎを持ってきた。
どうして大石さんとのことといい、お昼のことといい、お前達は俺の行動を知ってるんだよ? どうやって見張ってるんだよ? 何で針なんか入れるんだよ? 俺が何したっていうんだよ? どうしてそんなにも俺を殺したいんだよ?

白いワゴン車に轢かれかけた。
畜生、ひょっとして相手は村ぐるみなのかよ?

レナに言わせると、悟史と俺は同じらしい。
冗談じゃない。俺は「転校」なんてしねぇぞ。

ぺたぺたと背後から足音が聞こえる。
あり得ないあり得ないあり得ないあり得ない。恐い恐い恐い恐い。

「畜生っ!!」
俺は一人きりの居間で、柱に拳を打ち付けた。


49:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:31:10 tdwDb+G+
ぴんぽーん
不意に鳴り響いたチャイムの音に、俺はびくりと震えた。
誰だ?
誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ?
もう夜も遅いんだぞ? 七時を回って外は真っ暗なんだぞ? 何でこんな時間に人が尋ねてくるんだよ? あり得ないだろこんなのっ!!
ぴんぽーん
俺の聞き間違いであって欲しいという希望を打ち壊すかのように、チャイムは繰り返し鳴らされる。
…………きっと……俺が出るまで諦めることは……ない。
歯を食いしばりながら、俺は玄関へと向かった。
チェーンを掛けたまま、俺は鍵を開けた。
バンッ!
勢いよく扉が開かれ、盛大な音を立てる。
「あっ。……チェーン掛かってたんだ」
扉の隙間から覗くその人影と、その声に……俺は一瞬、悲鳴を上げそうになった。
なんで……レナがこの時間に?
「ねぇ……圭一君。チェーン外してくれないかな? かな?」
ちょいちょいとチェーンを指で突きながら、レナが微笑む。
チェーンを外せだって? そんな……無防備な真似が出来るかよ。
嫌な想像が湧いてくる。もしこの扉を開けて、レナがあの鉈を俺の頭に振り下ろしてきたら……。
「うち、夜は必ずチェーンを掛けてんだよ。……気にすんな」
「……そうなんだ」
悲しそうに、レナは俯いた。口元だけが笑顔の形を保っているのが……レナが笑顔を保とうとしている努力が、俺の胸に痛い。
ごめんレナ。俺だって……疑いたくはないんだぜ。
だからせめて、心の中で謝っておく。
「レナ。いったい何の用なんだ?」
それが終わったら、さっさと帰ってくれ……。
「……あのね、圭一君。ご飯食べた?」
いや、食べていない。お袋がいないから待っていても夕飯は出てこない。
どうせカップラーメンなのだから、食べたければいつでも食べられる。
「いや、まだだよ。でも、それがどうしたよ?」
「あ、あははは、じゃあよかった☆ これ見て? お総菜とか持ってきたの」
レナはそう言って、風呂敷で包んだ重箱を差し出して見せた。
「お台所とか貸してくれれば、お味噌汁も温めてあげられるよ☆ お豆腐もお野菜もたっぷりなの」
ごくり と俺は唾を呑んだ。
何を隠そう、俺は具沢山の味噌汁は大好きだったりする。
「ご飯も持ってきてあげたから、レンジで温めればすぐに食べられるんだよ☆」
もちろん味噌汁にご飯は欠かせない。ご飯をばくばくと喉にかき込み、合間に味噌汁をすする。ああ、よくぞ日本人に生まれけり……。
「あとね、山菜のお漬け物もつくってきたんだよ。それからね、それからね―」
おいおいまだ続くのかよ……。美味そうだ。実に美味そうだ。
俺はカップラーメンでいいやなどと言っていた、不健全な自分とおさらばすることにした。
レナの裏表の無い笑顔に、いつしか俺の警戒心も薄れつつあった。


50:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:33:05 tdwDb+G+
いや……でもちょっと待てよ?
それを思い付いた瞬間、俺の心臓は大きく震えた。
このレナの行動には、ある前提が必要になってくる。
「なぁレナ? 有り難いんだけど、でも何で急に? 俺の家でももう夕食を済ませたとは思わなかったのか?」
そう……両輪の不在を知っていない限り、誰もこんな真似はしない。
「圭一君。もうカップ麺、食べちゃったの?」
「い、いや……そういうわけじゃ……」
ちょっと待て、親がいると思っていたら、カップ麺が夕食なんて考えないだろ?
「……圭一君。カップラーメンだけじゃ体によくないよ? …………好きなの? 豚骨ショウガ味。買ったのはセブンスマートだっけ?」
俺の顔から血の気が引いていく。何故、レナはそんなことまで分かるんだ?
間違いない。レナは俺の両親の不在を確信している。
くすくすとレナは笑った。
いや……よく考えろ前原圭一。これは危険だけれど……どうしようもなく危険だけれど、チャンスでもある。
俺にとって、血の気が引いたのはむしろよかったかもしれない。おかげで、少し落ち着きを取り戻すことが出来たのだから……。
今ここにいるのはレナ一人、それは間違いない。下手をすれば今後、より大人数で俺を襲ってくるかもしれない。もしそうなってしまったらアウトだ。
だから、せめて……今のうちにレナから聞けることを聞き出しておくべきだ。
ああそうだよ。こんなわけの分からない話はもうまっぴらだっ!
俺は大きく息を吐いた。
覚悟は……決まった。
そして俺は…………チェーンを………………外した。
俺の命綱とも言えたロックがドアに当たり、耳障りな音を立てる。
「いいぜ。……入りな、レナ」
俺の声は、自分でも驚くほど落ち着いていた。
「うん、ありがとう。圭一君☆」
重箱を手にしながら、レナは家の中に入ってくる。
最初に警戒していた……いきなり襲いかかってくるということはしなかった。
レナの脇を擦り抜け、扉に鍵とチェーンを掛ける。
背後からレナの様子を見てみるが……どうやら、鉈のような凶器は持ってきていないらしい。
「うわ。圭一君。この下駄箱どうしたの?」
「ん? ……ああ、ここで転んじまってな。バットで壊してしまった」
「ふーん。そうなんだ。危ないなあ、気をつけなよ? 圭一君」
「ああ、そうだな」
どうでもいいだろそんなこと。
いや……そうとも限らないか、ここで俺と乱闘になれば、その痕跡としてこの下駄箱が証拠となることもあるかもしれない。
もしレナ達の目的が「俺を鬼隠しする」ということなら、こんな何かここであったと思わせるような真似はしたくないはず。あくまでも俺を忽然と消さなければならないはずだ。
なるほど……だから、レナはここでは何もしなかったということか。
偶然とは言え、夕方に襲ってきた謎の足跡に、俺は少しだけ感謝した。
「じゃあ圭一君。台所まで案内して? すぐにご飯つくるから☆」
「ああ。分かった」
レナに付き添いながら、俺は台所へと向かった。
レナは俺を見上げながら、にこにこと笑っている。
俺を油断させる気なのか、それとも……俺を殺せるのがそんなにも嬉しいのか……。
俺はレナの一挙一動を見逃さないよう、レナを見つめ返した。


51:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:34:38 tdwDb+G+
「ここだよ。ここが俺の家の台所」
「うん。それじゃ圭一君、テーブルに座って待ってて」
「いや、いいよ。俺はここで待ってる。俺だけ座ってるってのも、なんか悪い気がするしよ」
ヘタに座ると、もしものときに逃げ出しにくくなるしな。
「そう? そんなの気にしなくていいのに……」
くすくすと笑うレナを俺は眺める。
レナは風呂敷を解き、重箱をテーブルの上に並べた。
そしてレンジでご飯を温めていく。
その姿はなんだかレナをお嫁にもらったみたいで……こんな状況でさえなければ、俺はきっと心弾ませていたに違いない。
でも、そんな甘い想像に浸ることなんて、俺には許されない。
今のところレナの行動に不審な点は無い。
なら……きっとこの重箱の中身に、毒が入っているに違いない。
「レナはもう夕食はすませたのか?」
「ううん、まだだよ。圭一君と一緒に食べようかなって……。うふふ☆」
「ふぅん」
だけど、そんな言葉……信じられるわけがない。
もうこんな茶番は沢山だ。いつまでも付き合ってられるか……馬鹿馬鹿しい。俺の最高の仲間の一人であるレナの姿で、レナの真似なんかするんじゃねぇ。
俺はゆっくりと、レナへと近付いた。
「あ、圭一君。ナイフってどこかな? かな?」
パンッ
台所に乾いた音が響く。
俺の気配に気付いて振り向くレナを俺は平手打ちした。
「…………え……?」
目を丸くして、レナは赤くなった頬に手を当てた。
自然と俺の目は細くなっていった。
右手でレナの胸ぐらを掴みあげ、引き寄せる。
身長の低いレナは、つま先立ちになって思うように動けない。
「レナ……ナイフをどうしようってんだ?」
俺が凄むと、レナは短く悲鳴を上げた。
「おい……レナっ!!」
そのままレナを揺さぶると、ようやくレナは震える唇を開いた。
「だ……だって……、夕食に……」
「嘘だっ!!」
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。そのナイフで俺を殺すつもりだったんだろう? レナ。
レナの顔を俺の顔に近付けると、レナは俺から目を背けた。
何故ならそれはレナにやましい部分があるからだ。
きゅっと固くレナは目を瞑った。
そんなレナの態度が、余計に俺の神経を逆撫でする。


52:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:36:32 tdwDb+G+
「なあレナ。……富竹さんが死んだこと、知ってるよな?」
「し……知らない、そんなの知らないよ。圭一君」
「嘘だ」
今度はレナの耳元でそう囁く。
「この前、教室で言ってたじゃないか、鬼隠しに遭ったって」
びくりとレナは身を強ばらせた。
「あ、あれは……その……」
「あの様子じゃ鷹野さんが失踪したことも知ってるんだよな?」
「う……うん。魅ぃちゃんから聞いたの」
へぇ……魅音か。やっぱりな。
俺は舌打ちした。
やはりとは思ったけど、魅音がそんなことをしたなんて思いたくなかった。だから今まで信じていた。それなのに、あいつは……そしてレナも俺を裏切った。
「何で富竹さん達は死んだんだ?」
「し、……知らない」
俺が優しく、ゆっくりとレナの頬を左手で撫でると、レナはがたがたと震えた。
「じゃあ、別の訊き方にする。……どうして富竹さんは死ななくちゃいけなかったんだ? 誰がどうやって殺したんだ?」
「知らない。……ごめんなさい圭一君。私……本当に知らないの……」
がちがちとレナの口から歯の鳴る音がする。
外見上はまったく傷を付けずに、女に大きな精神的負荷を与える方法。
俺は無言で、左手でレナの胸を掴んだ。
「ひうっ!」
初めて触れるレナの乳房は、俺の手にぴったりと収まっていて……想像以上に柔らかくて、そして張りがあった。
そのまま、ぐにぐにとレナの胸を揉みしだく。
レナの固く閉じられた目蓋から涙が溢れてくる。
「お願い。……お願い圭一君。もうやめて……」
「やめて欲しいなら俺の質問に答えろよ。話してくれたら、俺もすぐにやめる」
「でも……そんなこと言われても、本当に何も知らないの。悟史君のことだって……」
俺は溜め息を吐き、左手をレナの胸から放した。
そして、右腕から力を抜き、レナをまともに立たせた。
「圭一君?」
解放されると思ったのか、レナはうっすらと目を開いた。
けれど俺にそんな気は無い。
レナの顎に左手を当て、くいっと持ち上げる。
「圭……はぅっ!!」
強引に、俺はレナの唇を奪った。
きゅっと固くすぼまったレナの唇に俺の唇を覆い被せ、丹念に擦り、そして舌で舐め回す。
むーむーと呻くレナの声に嗚咽が混じり始めた頃、俺はようやくレナの唇から俺の唇を離した。


53:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:39:02 tdwDb+G+
「非道い。……非道いよ圭一君。レナ……初めてだったのに……」
「へぇ。そりゃ奇遇だな。俺もだ」
俺は吐き捨てるように言ってやった。
「レナ。悟史はどこに行ったんだ?」
しかし、今度の質問にレナは返事をしない。
俺は、今度はレナのワンピースのリボンに手を伸ばし、ゆっくりと解いていった。
レナは抵抗しない。
ただ、ぎゅっと唇を噛んでいる。
完全にリボンを解いて、俺は両手をレナの肩に置いた。
「お願い。圭一君。もう……許して……」
「言ったろ? 俺の質問に答えればすぐにやめるって……」
「うっ……うっうっ……」
けれど、レナは泣くだけで俺の質問に答えようとはしない。
俺はゆっくりと、レナの肩に置いた手を下ろして……レナのワンピースを脱がせていった。
レナの華奢で柔らかい二の腕が、俺の手の中を通っていく。
徐々にレナの胸元が……白い肌が露出していくにつれて、レナは真っ赤になって俯いた。
やがて、服の縁はレナの胸の双丘に達して…………そして、白いブラが完全に露わになる。
「圭一君。……っく……ううっ……非道いよ。なんでこんなことするの?」
「その胸に訊いてみろよ」
涙を流しながら、レナはしばし押し黙り……。十秒ほどか? 沈黙の後、恐る恐る口を開いた。
「ひょっとして……昨日の、おはぎの……こと……かな? かな?」
「ああ、それもある」
「でも、あれは……ただのイタズラ」
それを聞いた瞬間、俺は怒りで我を忘れた。
「うるさいっ!」
「きゃああっ!」
レナのブラを掴み、強引に剥ぎ取る。
想像以上にあっけなくホックは千切れ、レナは慌てて両手で胸を覆い隠した。
でも、レナが隠すまでのほんの一瞬、俺は確かに見た。
レナの乳房は美しく整っていて、その瑞々しさとは裏腹に……いや、そうであるが故か……俺の男としての本能を、暴力的な衝動を刺激した。
ああそうだよ。こういう状況で興奮しないわけがない。
俺のものはとっくに固く膨らんでいた。
「あれがイタズラで済むのかよっ! なんだよそれっ!」
俺はレナを怒鳴りつけ、髪を掴んだ。
恐怖に染まったレナの瞳を覗き込む。
ふざけるなよ。何を今さら、そんな目をしていやがるんだよ。
震える唇で、レナが何事かを呟く。いったい何を言っているんだ?
俺は目を細め、耳を澄ませた。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」


54:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:40:10 tdwDb+G+
俺の奥歯が軋んだ音を立てた。
ごめんなさいだと? なんだよそれ? 俺が聞きたいのはそんな事じゃないんだっ!
「なあレナ。……何であんな事したんだ?」
努めて優しい口調で、俺はレナに訊いてみた。
けれど……レナは何も答えない。
冷めていく……。急速に、レナに対して今まで持っていた何かが冷めていく。
俺は静かに息を吐いて、空いていた左手でベルトを外し……ズボンのファスナーを下ろした。
膨れあがった俺のものを取り出すと、レナは蒼白になって、びくりと震えた。
「痛い。……痛いよ圭一君。そんなに強く……引っ張らないで」
髪をより強く引っ張りながら、レナの顔面を俺のものへと近付けていく。
必死にレナは目を逸らそうとするが、俺のそれが視界に入らないわけがない。
レナはバランスを崩し、俺の前に跪いた。
「レナ。答えないっていうなら……」
俺はレナの口の前に、左手で俺のものを構えた。
「やだ。……嫌だよ。お願い圭一君。お願いだから……あぐっ」
俺は躊躇無くレナの口の中へ俺のものを突き入れた。
髪を掴んだ右手でレナの頭を強引に揺らし、俺のものを出し入れさせる。
「おぶっ うぶっ ううっ ふぅうううぅ」
やたらと粘っこい唾液も、生暖かく柔らかい舌も、俺のものに当たってばかりの歯も……レナの小さな口に俺のものが収まっているのかと考えると、それだけで俺の口は愉悦に歪んだ。
「んんっ むぅっ んっ うっ んぐうううぅ」
レナの苦悶の声が、何よりも心地よく聞こえる。
ああ……いいぜ、レナ。もっと泣けよ。もっとその声を聞かせろよ。
とにかく乱暴に、俺は何度も、何度も、何度もレナの口腔を俺のもので犯す。
もっと激しく、もっと奥まで……。
いっそのことこのまま射精してしまいたいくらいだ。
しかし、レナが限界か……仕方ない。
よほど苦しいのか、レナの瞳から光が消えかかっている。
俺はレナの口から男性器を抜いた。
「おぶっ……ううっ……かはっ……はっ」
途端、レナは床に向かって盛大にむせ込んだ。
肩を大きく揺らし、犬のように舌を出してぜぇぜぇと荒い息を吐く。
その姿は何だか滑稽だった。
やがて、レナの呼吸も落ち着いてきて……レナは跪いたまま、俺を見上げた。
「お願い。……もう……いいでしょ? 圭一君…………もう……許して…………」
涙ながらに訴えてくる。
レナのその表情は、今までの俺なら十二分に憐れみを誘っていたんだと思う。けれど、今の俺にとってはさらなる劣情の呼び水でしかなかった。
「ねぇ……圭一君?」
レナの唾液でべとべとになった俺のものは、萎えるどころかより強く脈打った。
「レナ。…………もう一度だけ訊く。これが最後の質問だ」
「……………………何? 圭一君……」
ゆっくりと、俺は口を開いた。
「雛見沢連続怪死事件の犯人は誰だ?」
それさえ教えてくれれば、もうここでやめてやる……。
俺を殺そうとしたことも、全部これで無かったことにしてやる。
だから……話してくれ……。
疼く怒張が辛い。
けれど……レナの顔はくしゃくしゃに歪んだ。


55:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:41:28 tdwDb+G+
「分かんない。……圭一君が何を言ってるのか全然分かんないよっ! 何で…………どうして圭一君……こんな……こんなことするの……?」
「そうかよ。……レナ」
俺は酷薄に言い放つ。
どうしてこんなことに? それはこっちが聞きたかったんだよ。レナ。
でももう……終わりなんだな。
俺は片膝をついて、レナの肩に両手を置いた。
「何……? 圭一君? 嘘……嘘だよね? お願いだから……ねぇ……圭一君?」
今さら何を言ってるんだレナ? 分かってるんだろ?
俺は無言のまま、力一杯レナを押し倒した。
「やだあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そのまま体重を掛けてレナに覆い被さる。
レナは俺の胸に手を当て必死になって俺を押しのけようと力を込めるが、華奢なレナにそれだけの力があるはずもない。
俺はレナの手を掴み、そのまま両手を上に上げた。
レナを万歳させるような格好にした後、両腕をまとめて左手で押さえ付ける。
じたばたと暴れるレナの脚が煩わしい。
右手でワンピースのスカート部分を捲り上げていく。
ヘソが見えるところまでスカートを捲って、レナの下着の中に右手を突っ込む。
「ひぃううううっ」
ぐしゃぐしゃとレナの恥毛を掻き分け、秘部を撫で回す。
初めて触るレナの秘部は固く閉じてはいたけれど……その唇は柔らかかった。
「やめて……圭一君……お願い……もう許してえぇっ!」
泣き叫ぶレナの頬に、俺は舌を這わせた。
ぬらぬらとした俺の唾液が、レナの頬を汚していく。
レナの滑らかな肌触りが……温もりが……女の子特有の匂いが心地いい。
俺はレナの下着から右手を抜き、今度はレナの右の乳房に置いた。
そして、左の胸にキスをする。
「ううっ あ……うっ」
直に触れるレナの胸の感触は、服越しのときとは比較にならないほど心地よかった。
レナのきめ細やかで滑らかな肌は、俺の手のひらに吸い付いてくるかのようで……そしてそのむっちりとした張りのある柔らかさと温もりが、確かな存在感を訴えてくる。
欲望の赴くままに俺はレナの乳房を撫で回し、揉みしだき、舌で舐め回し、唇を押し付け、尖ってきた乳首を甘噛みし……貪る。
「はっ……うぁっ……はぅ……んんっ」
俺が与える一つ一つの刺激に対し、レナは体をくねらせて反応してきて……。
それがまたなんとも……俺の情欲を誘う。
暴れるだけの体力も残り少なくなってきたのか、抵抗も徐々に弱まってきた。
俺は右手でレナの胸を弄びながら、レナの両手首から左手を離した。
途端、レナはこれをチャンスだと思ったのか……それともこの気を狙っていたのか……予想していたよりもずっと強い力で身をよじった。
うつ伏せになり、匍匐前進のような形で逃げ出そうと手を前に出す。
正直、まだレナにこれだけの体力が残っていたというのは意外だった。まあ、逃げ出せない以上どうでもいいことだが。


56:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:42:56 tdwDb+G+
俺は上半身を起こし、レナの胴を左腕で抱きかかえた。
俺の腹の下にある、レナの白いパンティに手を掛け、ずり下ろしていく。
「やだ……やだやだ。やめてよ圭一君。脱がさないでっ……」
レナの丸みのある尻は白くて……指に触れるそこもまた、柔らかかった。
男性器を尻に擦り付けると、レナの背中がびくりと跳ね上がる。
「やだ……もうこんなの嫌だよ……本当にもうやめてよ。圭一君……」
だから、さっきから煩いんだよ。レナ。
右手を俺のものに添え、亀頭を尻の割れ目に沿って移動させていく。
「や……やだ。ねぇ? ……ねぇ? 圭一君っ!?」
やがて……茂みに到達すると、そこは僅かだけれど………………湿っていた。
「へぇ……、あれだけ嫌だ嫌だと泣いていたくせに、感じてたのかよ」
俺がそう言うと、レナは必死になって首を横に振った。
「違う。違うの圭一君。レナ……本当に……違うの……」
「まあ、別にどっちでもいいけどよ」
「それって……どういう……?」
その次の瞬間、レナの顔が驚愕に歪んだ。
まるで鯉か金魚のように、口をパクパクさせる。
「は……うっ。あっ…………」
ぽろぽろと、再びレナの目から涙が零れた。
ぎゅうぎゅうと亀頭を締め付けてくるレナの膣内に、俺は強引に自分のものを突き刺していく。
じわじわと、俺のものがレナの中へと侵入していく。
途中……、特に抵抗が強いと思った部分を通り抜けた瞬間―。
「いやああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
レナは絶叫した。
がりがりと何度も床を指で引っ掻き、背中をよじり、必死で俺から逃げ出そうと藻掻く。
けれど、俺は決してレナを放そうとはしない。
完全に、レナの奥まで俺のものを埋め込む。
「うううっ……うっ……ひっく……ううっ。痛い……痛いよ……っく……圭一君……本当に…………痛いの……お願いだから……抜いてよ……」
無論、俺にそんな気はさらさら無い。
もっとも、もしあったとしても、レナのこれだけ強い締め付けではそれもなかなか難しい話だったろうが……。
レナの哀願を無視して、俺はゆっくりと……ピストン運動を開始した。
「うっ……あぐっ……ううっ……くっ」
潤いの少ない……固く狭い蕾は、俺のものにがっちりと絡みついて離れようとしない。
とっくに我慢の限界を超え、敏感になっていた俺のものは、あっさりと欲望を吐き出した。
「なに? えっ? いや…………あっ……あうっ…………うっ……ううっ」
最初、レナは呆然としていたけれど……子宮の入り口に当たる、熱い感覚が何か思い至ったのだろう。身を震わせて、嗚咽した。
どろどろの精液がレナの中を満たしていく。
これで、ようやく少しはスムーズに動かせそうだ。
そんなことを考え始めた頃、ようやく俺のものは脈動をやめた。
「ねぇ……もう……いいでしょ? ひっく……圭一君? うううっ……うっく……。お願いだから……これ……以上はもう……」
けれど、俺のものはまだ萎えようとはしない。
だから俺は、レナの問いかけに対し、もう一度腰を打ち付けることで答えてやった。
レナは床に突っ伏したまま、泣きじゃくった。


57:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:44:14 tdwDb+G+


あれから何度レナを犯したのか……。
そんなことも忘れた頃、俺は仰向けになったレナに倒れ込んだ。
レナは泣く気力も無いのか……虚ろな目で……もう涙も流していない。
体が重い。
そりゃそうだ……俺だってもう、体力の限界だ。
「圭一君……」
感情の抜け落ちた声で、レナが呟く。
「なんだよ?」
「………………私ね。…………本当は、圭一君のこと……好きだったんだよ?」
なんだかもう、何もかもがどうでもいい気分だ。
だからもう……いいんじゃないか? 前原圭一。こんなときぐらい、素直になったって……。
「ああ。……俺もきっとレナのことが……………………好きだ。俺だって本当は、あんな風にキスしたり、こんな風に犯したりじゃなくて…………どうせなら、ちゃんと付き合って……好き合って……それで……したかったんだぜ」
「じゃあなんで……こんなこと…………するの? レナ……本当に分からないよ……」
それを上手く説明することは、俺には出来なかった。
だから、その代わりもう一度、レナに訊くことにした。
「どうせ、答えてくれないんだから……無理に答えなくてもいい」
「…………………………うん……」
親切が、嬉しかった。
愛らしい笑顔が嬉しかった。
頭を撫でるのが、好きだった。
そんな君がはにかむのが……好きだった。
だけどこれで、もう俺達の関係はすべて終わりだ。
「どうして俺を…………殺そうとしたんだ?」
本音を言えば、それは知りたいのと同時に、知りたくもなかった。
たとえ嘘でも、レナは俺を好きだと言ってくれた。
そんなレナが俺を殺そうとする理由なんて……きっと、聞けば耳を塞ぎたくなるようなものに違いないのだから。
レナは答えない。
だから俺はある意味、安心していた。
「………………………………してないよ」
数秒の沈黙の後、ぽつりとレナはそう言った。
「……………………え……?」
まるで予期していなかった答えに、俺は思わず聞き返した。
「誰も……圭一君を………………殺そうとなんか…………してないよ? どう……して…………そんな……風に……考えた……の?」
……え?
誰も俺を殺そうと……していない?
どうして?
「なに言ってるんだよレナ? だって昨日、おはぎに針を入れて……警告してきたじゃないか。魅音だって……俺がどこで何しようと見張ってるって……」
「針…………おはぎから……出てきたの? 魅ぃちゃん…………タバスコ……入れた…………けど……」
「あっ……」
俺は思わず呻いた。そういえば……針だと思ったけど……それを確かめたか? 俺。
「圭一君が…………昨日のお昼にね……食べに行ったお店って…………魅ぃちゃんの……親戚がしてるお店なの。…………だから、知ってたの……」
なんだよ……それ?


58:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:45:36 tdwDb+G+
「じゃあ、レナが一昨日の夜に俺の家に来て、何も話さずに帰ったのは何だったんだよ?」
「あの日…………レナ……圭一君に……怒鳴っちゃったでしょ? レナね…………怒りんぼなの………………それで、直接謝ろうと思ったけど……ずっと電話中で…………だから……気が引けて…………」
じゃあ、あれはレナの豹変でも何でもなくて……。
「き、……今日、俺の家に親がいないのを……どうして俺がセブンスマートで豚骨ショウガ味を買ったことを知っていたんだよ?」
「レナ…………お買い物に行くと…………圭一君のお母さんと……よく…………会うんだ……よ? だからその話聞いて…………。今日は電話で…………東京に……出かけるから…………圭一君のこと……よろしくって…………」
そんな話って……ありかよ?
「じゃあ、雛見沢連続怪死事件のことは何なんだよ? どうして誰も俺に黙ってたんだよ? どうして富竹さんと鷹野さんは死んだんだよ? 次の標的は俺じゃないのかよ?
犯人は雛見沢の敵……もしくはよそ者を狙うんじゃないのかよっ? だってそうだろ? 過去の事件から見ても、被害者はそうじゃないかっ!」
それだけ言って、俺は荒い息を吐く。
もう、わけが分からなかった。
いや、薄々は気づいていた。
けれど……まだ俺は、認めたくなかった。
「そっか…………圭一君、……そんな風に………………考えちゃったんだね」
それを聞いた瞬間、俺の意識は遠のく。
「話さなかったのは…………圭一君がそのことを知って……雛見沢を恐がったら…………嫌だったから……。富竹さんが……どうして…………殺されたのかは……分からない。過去の事件のことも……悟史君の行方も…………犯人も…………全然…………」
そういえば確かに富竹さんは言っていた。過去の事件も、既に別々に解決しているって……。
じゃあ、雛見沢の仇敵を狙うように見えたのは……本当に…………ただの偶然?
俺が勝手に疑心暗鬼になって、勝手に何でもかんでも俺の命を狙ってるように解釈して…………そして、仲間を疑った挙げ句…………。
「でも……そっか…………それで圭一君、恐がってしまったん…………だね」
俺は体を浮かせた。
俺の下には虚ろな瞳をしたレナが…………。

俺ハ……レナ……ヲ、汚シタ。犯シテ……陵辱シテ…………ズタボロ……傷付ケテ……。

「うあああああああああああああああっ!! あああああああああああああっ!!」
叫びながら、俺は涙を流した。
救えない救えない救えない。俺はどこまで行っても……つくづく救いようのない……大馬鹿野郎だ。
生まれ変われると思った。雛見沢でやり直すことを固く誓ったはずだった。
けれど、結果は何だ? 通り魔野郎は……今度はレイプ魔になっちまった。
しかもよりによって……よりによってあんなにも…………好きだったレナを……。


59:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:47:23 tdwDb+G+
「うっ……ぐっ。ううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅっ!!」
今度こそ、俺は自分自身に絶望した。
「ごめん。……本当に……うぐっ……ごめん。レナ……俺は…………大馬鹿野郎だ。全部……全部……俺の勘違いだった。本当に…………本当に…………」
どれだけ謝罪の言葉を口にしてももう遅い。
俺はただ、涙を流すことしかできない。
そっ と、俺の頬にレナの手が添えられる。
「………………レ…………ナ……?」
涙でぐじゃぐじゃになった視界の中、レナがどんな顔をしているのかも分からない。
「よかった。……いつもの圭一君に戻ってくれて……」
「何……言ってるんだよレナ……俺は……俺は…………」
俺は……レナに、こんなにも優しい言葉を掛けて貰える資格なんて無いんだぞ?
「圭一君、泣いてる。自分がしたことを……こんなにも深く、後悔してるじゃない。さっきまでの圭一君じゃない。今の圭一君は、私の大好きな……人のことを思いやれる圭一君だよ」
その言葉がどうしようもなく俺の胸に痛くて……痛くて……。
震える口を開けることさえ、辛い。
「レナ。俺……自首するよ。レナに償えるわけじゃないっていうのは分かってる。けれど、それでもこのままじゃいられない」
「そんなの……しなくていいよ」
けれど、レナは首を横に振った。
「私は圭一君が好き。だから……圭一君が警察に捕まって、離れ離れになるなんて……私は嫌だよ? 私達、好き合ってるんだよ? ちょっと誤解があって、順番とかが違っちゃっただけだよ」
そう言ってレナは慰めてくれるけど……。
「でも……だからって……」
じゃあ、俺はどうやってこの罪を滅ぼせばいいんだよ?
いや……違う。この罪を滅ぼせるなんて、考えることすらおこがましい。俺は、ずっとこの罪を背負って生きていくんだ。
やっぱりダメだよレナ。俺、……俺自身が許せない。
「じゃあ圭一君、私と約束して?」
「…………え? ………………約束?」
レナは頷いた。
「私といつまでもずっと一緒にいて……私にいっぱい優しくして……私をいっぱい楽しくさせてくれるって……そしたら、許してあげる」
そう言って、レナは笑みを浮かべた。
「ああ、約束する。一生、俺かレナが生きている限り、レナのこと……大事にするよ。たとえ明日、世界が終わるとしても、絶対にまた会いに行くから」
それだけがきっと……自首するよりも、死ぬことよりも、重くて……そして、心の底からレナに対して誠意を貫くことが出来る、俺の償い。
「うん。約束だよ? 絶対、絶対なんだよ?」
「ああ、絶対の絶対だ」
そして、俺はレナの体を起こして……今度は優しく、抱き締めた。


60:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:48:47 tdwDb+G+


「なあレナ……お前、家に帰らなくていいのか? もうかなり遅いけどよ」
「……誰のせいかな? かな?」
それは言わずもがなである。
「…………はい。俺のせいです」
俺は自己嫌悪と羞恥心で真っ赤になりながら、俯いた。
レナはくすくすと笑った。
俺達は今、二人とも裸で風呂場にいる。
まさかあれからシャワーも浴びずにレナを家に帰すわけにもいかない。
そしたらレナの奴、「疲れて動けないから洗って☆」とか言ってきて……えーとそれから……レナをお姫様だっこして風呂場に来て……。
そんなこんなで、俺はレナの体を洗っているわけだ。
「今日、お父さんは家に帰ってこないの。……リナさんと一緒だから……」
「リナさん?」
「お父さんの恋人」
レナの口調は淡々としていたけれど……なんだか、聞いていて辛かった。
レナの背中をタオルで擦りながら、俺は言う。
「…………レナ。一度、お父さんと話し合ったらどうだ?」
「えっ?」
「殺人事件が起きたってのに、恋人と一緒に出かけて、娘を家に独りぼっちにするなんて……よくないだろ? そこらへん、娘ならちゃんと叱ってあげないとダメだと思う」
「娘なら……?」
「ああ、お付き合いが悪いとは言わないけどよ。節度というか、そういうのはちゃんと守らないといけないと思うんだ」
「そうだね。留守の間にレナが狼さんに食べられちゃうかもしれないもんね」
うぐっ
悪い狼さんは呻きながら、レナの背中の泡を洗い流した。
「ほらレナ。背中は洗い終わったぞ?」
「うん。じゃあ次は前だね☆」
さらりとレナはそんなことを言ってきた。
「前も………………か?」
レナは容赦なく頷いてくる。
くそ……どうやら、覚悟を決めるしかないらしい。
タオルにもう一度、石鹸を擦りつけ、レナの前にまわってしゃがみ込む。
うあ、やっぱりダメだ、まともにレナの裸を直視出来ねえ。やっぱりこう……かぁいくて、綺麗で……。
いくら頭に血が昇っていたとはいえ、俺……本当にレナのこと抱いたんだろうか?


61:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:50:16 tdwDb+G+
「あれれ? …………圭一君、えっちなんだよ? だよ?」
「し、仕方ないだろ? それは……その……」
「あんなにレナの中に出したのに……」
「ううううう」
若いって……なんだかなー。
完全に出し切ったはずなのに、それでも俺のオットセイ☆は、無節操なまでに反応していた。
「いいからほら、……洗うぞ?」
なるべく見ないように、俺はレナへとタオルを当てた。
落ち着け圭一、クールに……クールになるんだ、って……ああ☆ レナの胸がやぁらかいよー。これはなんて名前の宝具なんですかー? え? れなぱい? ランクS? うあーい、それって最強じゃん☆
「あんっ☆ 圭一君、くすぐったいよー☆」
あぅあぅ。俺はもうダメなのです☆ きっと頭の中がシュークリームになってしまってるに違いないのですよ。ダメだこりゃ~☆ 次イってみよ~☆
何だかふわふわな意識のまま、俺はレナの体を洗っていく。
「はぅっ」
……これはレナじゃない。俺が出した声だ。
「お、おい……レナ?」
レナは俺のオットセイ☆に指を絡め、わしゃわしゃと絶妙な力加減で擦っている。
「えっちな圭一君にお仕置きなんだよ? だよ?」
「か……勘弁してくれよレナぁ~っ」
思わず泣きそうな顔になる俺を見て、レナは心の底から嬉しそうに笑ってくれた。
そして、風呂場に俺とレナの笑い声が響いていく……。


62:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:51:14 tdwDb+G+
って……いやいやいやいや? ……これ、そんな笑い事な状況じゃないよ?
あの? レナさん? そろそろ俺のオットセイ☆から手を離してくれませんか? いくらなんでも気持ちよすぎです。
けれどもレナは……俺のオットセイ☆を愛撫しながら、俺を上目遣いに見詰めてきた。
「レナ?」
「……ねえ、圭一君? 嫌なら無理にとは言わないけど……もう一度、私と……その……してくれないかな? かな?」
「え…………ええっ!?」
あまりにも突然なレナのお願いに、俺は目を白黒させた。
「やっぱり……ダメ……かな?」
馬鹿、レナ……そんな哀しそうな目で見るなよ。
そんな目をされると、こっちの方が哀しくなるじゃねぇか。
「いや……別に俺は、ダメじゃない……まあ、さすがに出すのは……無理だと思うけど……でもそれより、俺はレナの方が心配っていうか……」
何しろ、俺はついちょっと前にレナを……無理矢理に、何度も犯してしまって……それでまたっていうのは……レナにとって負担が大きすぎるんじゃないだろうか。
「大丈夫。……私なら、大丈夫だから…………でも、その……今度は優しく……愛し合って……その…………」
ああ、そういうことか……。
俺がレナと好き合ってしたかったように、レナだって……初めてはそういう風にしたかったのだ。
これはきっと、そのやり直し……さっきのことは無かったことにするために……。
「圭一君?」
俺はレナの頭に手を乗せて……優しく撫でてやった。
そして微笑む。
「いいぜ? レナが大丈夫だって言うなら……。あんまり激しくは出来ないし、さっきも言ったけど、俺が最後までイクことが出来るかっていったら難しいし……それでもいいなら」
「うんっ。ありがとう……圭一君」
レナはまた、嬉しそうに笑ってくれて……俺の膝の上に腰を下ろした。
レナの整った乳房が俺の目の前に鎮座して……俺は生唾を飲んだ。
「レナ……その、俺……」
「うん。圭一君の……好きにして」
その一言で、俺はまた耳まで真っ赤になる。
レナの背中に腕を回して、乳房に顔を……唇を押し付ける。
滑らかで、やぁらかくて、そして暖かなレナの胸の感触が、俺の唇から伝わってくる。
レナもまた、そんな俺の頭に腕を回し、抱き締めてくる。
そして、俺がレナの乳房に吸いつくと、レナの体は小さく震えた。


63:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:52:18 tdwDb+G+
「ん……はぁっ」
俺の口の中で、レナの乳首が固く尖ってくる。
幼児退行……なのだろうか? 懐かしい感覚と、安心感に浸りながら……俺は目を瞑り、レナの乳首を舌で刺激する。
舐め回して……突いて、吸い付く。
そしてそのたびにレナの体はピクンと反応して……。
俺の頭は、夢の中のようにまともにものを考えられなくなっていく。
レナの背中に回した腕……背中を愛撫しながら、右手を腰へ……そしてお尻へと移動させていく。
「んぁっ……ふあっ……はうっ」
俺の頭の上から聞こえてくるレナの喘ぎ声。
レナのお尻を掴んで、レナの下半身を俺の男性器に強く押し付ける。
男性器から伝わってくる、レナの温もり。
……挿れたい。
理屈なんかじゃない、レナと一つになりたい。
俺はレナの胸から顔を離した。
顔を上げて、レナの瞳を見詰める。
「……レナ」
「……うん……」
それだけだった。
それだけで、もう俺達に言葉はいらなかった。
レナはもう一度腰を浮かせて……俺のものの先が、レナの入り口に触れる。
そしてそのままレナは腰を下ろしてきて……俺達は一つになった。
思わず俺はレナを抱き締めて……レナもまた、俺と同じように俺を抱き締めてきた。
力一杯、お互いの体を抱き締め合う。
俺の腕の中に、レナの小さな体が収まって……そしてレナの温もりを伝えてくる。
その温もりが、どうしようもなく愛おしかった。
胸が痛いほどに幸せだった。
……気が付けば俺もレナも涙を流していて…………。
俺の胸の中で、レナが顔を上げ、俺を見詰める。そして俺も、そんなレナを見詰め返す。
自然と、俺達は顔を寄せ合って……唇を重ねた。
ああ……たとえ世界のすべてが狂ったとしても、俺はもう二度とレナを……仲間を疑わない。この幸せをいつまでも守り続けてみせる。そのためには何だってしてみせる。
今度こそ、俺は命を懸けて誓った。


その晩、俺とレナは一緒に夕食を食べて、一緒の布団で寝た。
さすがに、まあ……あれ以上は、そういうことはしなかったけれど……それでも、互いの温もりを感じて…………それは、とても幸せな夜だった。


64:醒めない悪夢に泣いた夜 ◆Jx7kndDbOU
07/06/25 19:53:16 tdwDb+G+


6月下旬。
まだ日も昇りきらない早朝。
誰もがこの陰鬱な作業に嫌気を覚えていた。いや、最初から嫌気がさしていて……それを我慢するのにも限界が来始めていたという方が正しいか……。
雛見沢分校の校庭いっぱいに並んだ……死体。
炎天下の続く季節だ。少なくとも今日中に片を付けておかないと、一気に腐敗が進むことになる。
残留する毒ガスの影響を考え、防護服を着たままの作業というのも、辛い。
彼はこれで何度目か……分校の中へと入っていった。
外と同様、死体だらけの屋内。
「…………はぁ」
彼は一番奥の教室に入り、溜め息を吐いた。
「おい。どうした?」
「いや。……これ、見ろよ」
彼は同僚に、それを指差した。
十代半ばぐらいか? 少年と少女が抱き合ったまま固まっている。
「なるほどな。……確かに、やり切れんよな」
しかし、死後硬直が始まったらもう引き離せない。遺体の整理のためにも、それはやらなければならない作業だ。
「仕方ないだろ。……せめて、隣に並べてやろう」
「そうだな」
そして、彼らは前原圭一と竜宮レナだったものを引き離した。

―レナ、ずっと一緒だからな―
―うん。ずっと一緒だよ、圭一君―

「おい。今何か聞こえなかったか?」
「いいや? 気のせいだろ?」
醒めない悪夢に、彼らは泣いた。

―END―



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch