【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目at EROPARO
【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目 - 暇つぶし2ch321:巣山×千代
07/07/10 21:55:22 tYIZn/QQ
我ながら声が掠れていた。
キスの余韻か、視界が回る。
呼吸が辛いのもそのせいか。
それとも胸にまで圧し掛かるように乗っている、彼女の重さのせいか。
展開があまりに異常すぎて、俺は混乱の極地にあった。
それでも篠岡を跳ね除けようとしなかったのは、
それは一体どういう心境だったのだろうか。

思考が麻痺してしまって、何もわからない。
或いは心の何処かに、篠岡に対する許容の深い器があったのか。
ともあれ、俺は抵抗しなかった。
どんどん瞳の表面に、厚く涙の膜を張っていく、泣く寸前の篠岡をじっと見詰め、
その視線を外すことすらできなかった。


「巣山くんは、ヘンだよ」

「……篠岡より、ましだろ」
「、そうだね……」

「…で、どうしたいって」
「……」
篠岡は小首を傾げるようにして、ふと黙った。
ゆっくり俺の左手を解放する。

掴んでいた手を俺の腕の内側に沿って滑らせ、
上腕二頭筋の膨らみを、ギュッと掴んだ。
力の抜けているそこは、彼女の手に余るボリュームがある。

「……筋肉、あるよね」
「そりゃ……鍛えてるし」
「格好良いな」

アンダーシャツは半袖だ。頭上に持ち上げられた左の上腕は、
ずり上がった袖口から、まるまる見えている。

そこを篠岡は触り、唇を落とした。

「……汚れてるぞ、汗で」
言わずもがなの忠告である。
そんな文句が口をついて出るだけ、自分はまだ冷静なのだろうか。
それとも、的外れな言葉になっているだけ、混乱しているのだろうか。
篠岡は上目遣いに俺を見上げ、暗く微笑んだ。

「……余裕、だよね」

「何が」
「巣山くんが。そんなこと言えるなんて…この状況で」

「……」
「それとも、慣れてるの?」
「……?」
「こういう、コトに」
「……」

「……そんなの嫌だよ」
「…」


「絶対、嫌。他の人となんて、許さない」

322:巣山×千代
07/07/10 21:57:00 tYIZn/QQ

小さい呟きと共に、チクリと痛みが走った。
顔の真横に、彼女の髪が揺れる。
上げられて視線に入った左腕を見ると、
膨らみの中程に、赤く鬱血した場所が小さく浮いて見えた。

「……おい」
「何」
「何って……何、してんだ」
「いいじゃない」


「…どうせ私のものになんか、ならないんなら、、印くらい」

ちゅ、ちゅう、と音がする。
チクチクとした痛みが繰り返し、
小さく刺されるような刺激が襲う。
篠岡は飽くことなく俺の腕を吸った。
幾度か繰り返し、彼女は自分が付けた痕を眺める。

「…こんなの、消えちゃう、よね」
「痣みたいな、もんだからな」

…もう少し、この場に合った文句はないものだろうか。
そう思いはしたが、生憎、俺の反応はいつもこんなものなのだ。
だがさすがに神経に触ったのだろうか、篠岡は口元を歪めた。


「……そうやっていつも1人、高いところにいて……」

「…え?」
「ずるいよね」
「ずるいって……」

「ずるい」

じわりと、瞳にまた涙が集まる。
ゆらゆらと揺れていたそれは、とうとう溢れた。
篠岡は身体を起こしたが、
そのまま顔を汗臭いアンダーシャツの胸元に押し付けた。



323:巣山×千代
07/07/10 21:58:39 tYIZn/QQ

「おい、」
「……」
「おいって、その…」
「汚れてる、って?」
言葉を奪われて、一瞬息を呑む。


「どうせ、巣山くんはそう言うんだよね。
今置かれてる自分の立場なんて、大した問題じゃないんでしょう」

「……あのな」

「わたしのしてるコトなんて、どうせ。どうせ、その程度なんでしょ」

「篠岡」

「だったらいいじゃない、
今くらい、あたしのものになってよ……!」

悲鳴のような叫びだった。
甲高い、悲痛な響きを持った声。
パタパタ、と音を立てて涙がシャツに落ちた。
熱い液体が、布地を通して肌を灼く。
その跡を辿るように篠岡は、黒いシャツの上に唇を押し付けてまわる。
何故、彼女はこんな行為をしているのだろう。

何故、自分をそんなにも求めているのだろう。


唇が、胸へとやってきた。
いつの間にか、つんと立っていたそこを服の上からカリ、と齧られて、
思わず身を捩ったのは、感覚までもが死んでいるわけではなかったからだろう。
腹の上で篠岡がぐらりと揺れる。

その隙に、挟まれていた右腕を強引に引き抜いた。
彼女のスカートが頼りなく、ふわりと浮く。
篠岡の肩を掴んで、押し上げた。

「おい」
「…手どけて。邪魔だよ」
「やめろ」
「嫌だよ」
「やめろって!」

「嫌!」

叫ぶなり、篠岡は暴れた。
藻掻く彼女の指先が、俺のシャツを掴む。
そこを手がかりにして体勢を立て直すと、力任せにその布地を引っ張った。
シャツの裾はズボンの中にある。
だが勿論固定されているわけではないから、篠岡の手に引っ張り出されて、
裸の腹が露出した。



324:巣山×千代
07/07/10 22:01:10 tYIZn/QQ


「巣山くん……」
夢中の篠岡は、そのまま肌に手を伸ばした。

彼女の温かい手の感触が、
割れた腹筋の形を確かめるように辿られる。
うっとりとした目で俺の素肌に視線を落とす篠岡。
それは思いもかけぬ程、背筋を緊張させた。
身体が、浮く。

「巣山くん……!」

果たしてそこまで計算していたのだろうか、彼女は。
浮いた背中は、引き上げられるシャツの邪魔をしなかった。
一気に胸まで肌蹴させ、勢いのままにさらに上まで捲り上げられる。
シャツが裏返った。顔がすっぽり布の中に入ってしまい、
慌てて首を振ると、それは脱げて肘の辺りに溜まる。
思わず息継ぎをしようとした瞬間、
だが口は再び塞がれた。

右目を横にやると、寿命の近い蛍光灯が、鈍い光を落としていた。
脱がされたシャツは、かろうじて腕のあたりにある。
それは絡みつき、頭上で俺を拘束した。
身動きのとれないまま、執拗に口腔に唾液を送り込み続ける篠岡の、
必死の重さが苦しくて、呼吸をしたいのに許されない。
荒い息遣いは、果たして自分のものか、彼女のものか。

「…ん、ん……す、やま、くん」
口づけに浮かされたように、唇の間で篠岡は幾度か名前を呼んだ。
返事はできなかった。
息を吸い込もうとすれば、外気の代わりに篠岡の暑く湿った吐息が流れ込む。
窒息しそうに苦しい。それを受け止めるだけで精一杯だ。

受け止める…?
何を受け止めろというのだろうか。
翻弄されながら考えた。
篠岡の一連の言動は、これは間違いなく俺が欲しいんだろう。
どういう意味があるかはともかく、全身で愛していると告白している。
このまま俺は彼女の好きなようにされてしまうのだろうか。
想像するのは難しくなかった。
きっと次は体中触られるのだろう。
服だって完全に脱がされるかもしれない。
親の笑い半分な昔話に聞く幼児の頃以来、
誰にも触らせていないその部分にまで、手を伸ばしてくるのだろう。
それから。

……それから?


325:巣山×千代
07/07/10 22:02:33 p5TiQUMk
いやあ、こんないいブログがあるんですね。

URLリンク(tomoika.exblog.jp)

326:巣山×千代
07/07/10 22:03:14 tYIZn/QQ


篠岡があんなことをするのだろうか。
アダルトビデオや、その類の雑誌の中の女たちの様に、
はしたなく足を広げ、俺の上で腰を振るとでもいうのだろうか。
彼女はどんな顔でそれをやってのけるのだろうか。
俺はそれに耐えられるのだろうか。

耐える?
どうして耐えねばならないのだろう。
今だってそうだ。
篠岡は女だ。明らかな体格の差。
いくらマウントポジションを取られていても、腕の拘束はただのアンダーシャツだ。
度重なる洗濯で、布地の弱ったシャツ。
織り目を通して光が見えるほどのそれは、引き裂こうと思えば簡単だろうし、
それを言うなら男の力をもってすれば、この強引なキスを中断させることも容易なはず。
なのに自分は従容として彼女を受け止めている。
これは一体どういうわけだろうか。
彼女の行為を受け入れるつもりが、自分にあると、いうのだろうか…?


頭はガンガンと傷んだ。バットで殴られたかのように。
だかそれよりも遥かに心が、胸が痛い。
口惜しくは、ない。
辛くも、ない。

ただ、溢れて止まらない篠岡の慕情が、
重くて重くて、
痛かった。


口づけが、やんだ。

「……巣山くん」
声がした。

息が上がっている。
それだけの長いキスを強いられていたのだろう。
見えないが、自分の胸が上下しているのが感じられた。
その胸を篠岡がそっと、指先でなぞっている。
触れるか触れないかの感触は、初めての感覚をもたらして、
皮膚を微細にざわつかせている。
鳥肌がたってもいいはずで、事実、身体は振動を起こしている。
だが、俺はじっと動かなかった。
動かないままで考えていた。

これだけのことをされながらも、
どういうわけか脳裏に、拒否、という選択肢が見当たらない。
そんな自分に戸惑い、混乱し、文字通り手も足も出なかった。

「巣山くん」

篠岡は静かに俺を呼ぶ。
俺は返事をしなかった。
返事をしたら何かが壊れそうだった。
今の自分がギリギリの天秤の上に居ると判っている。
この均衡を保つのが、沈黙だけであると思い込むようにして、
俺は口を噤んでいた。


327:巣山×千代
07/07/10 22:05:50 tYIZn/QQ


「す、やま…くん…」

篠岡の声が崩れてきた。
彼女はどうしてキスをやめたのだろう。漸くにして俺はそこに思い至った。
触れる指は腹の辺りで止まっている。小刻みに震えが伝わってきた。

「……どうした」
尋ねても彼女はすすり泣くだけで、先程の強気は嘘のようだ。
腹の上で篠岡は泣いている。
口元を片手で押さえ、堪えに堪えた嗚咽がすすり泣きと一緒に聴こえてきた。
ボロボロと落ちる涙は、つるつるの柔らかそうな頬を濡らす。
彼女も危うい均衡の上に立っている。
それがやっと解った。

「篠岡」
名前を、呼んだ。

「巣山くん……!」

堰を切った水が襲う様だ。
篠岡は身体を投げ出して俺に強く抱きついてきた。
勢いがありすぎて俺の胸を圧迫し、一瞬息が詰まる。
衝撃から立ち直ると、
彼女は子供のように声をあげて泣いていて、
俺の裸の胸に頬を押し付けていた。
「……篠岡」

「う…うッ、ひ、ぐ、…うあぁー…」
「……」

「…、…好きッ……好きだよぅ………」
輪郭も怪しい科白を押し出し、篠岡は泣く。
見も蓋も無い姿だったが、
俺は押し退ける気にならなかった。
頭上に押しやられた腕をゆっくり下ろす。
シャツを剥ぎ取ろうとしたが、どこでどう絡まったのか、
捩れた布は腕に食い込んでいて離れない。
仕方なくそのまま、腕が作る輪の中に、篠岡の頭をすぽんと入れた。


「………泣くなよ」
格好だけ抱き締める形になりながら、篠岡の身体ごと、身を起こす。
尻で這って、ロッカーを背にして凭れた。
篠岡は全体重をかけて寄りかかってきた。



328:巣山×千代
07/07/10 22:07:22 tYIZn/QQ

「…大丈夫か」
「……巣山くん…」
「うん」

「……なんで」
「うん?」

「なんで、そんなに、優しいの……?」

「…さあ」
それしか言いようがなかったから、そう答えた。


「なんで?ねえ、あたしが好き?」

「………違う」
直感したから、そのまま口にだす。

「ひどい…ぃ…」
腕の中の身体は、泣き声と共に崩れる。
「そうか…?」
「ひどいよ…、非道い…!その気も、ないのに……ぅッ、う、」
「……」
「なのに、ど、して、そんな…優しくするの……?」

「……さあ」



329:巣山×千代
07/07/10 22:08:04 tYIZn/QQ
「ねえ、」
「うん」

「……嫌い?」
「いや」

「……だったら」
「何」


「好きって、言って」

「……篠岡に嘘は言えない」

「言ってよ」

「…無理だ」

「嘘でも、いいの…」

頑ななまでに心は偽れない。
幾ら彼女が哀れでも、そのほんの一言で彼女を少しでも満たせるのだと解っていても。
偽りの言葉を口に出すのは、遥かに大きな罪なのではないかと思った。
だから。

「篠岡を好きだとは、思えない」


「お願い、だから…、言って、言ってよ…!」

悲痛な声で泣き叫び、篠岡は俺にしがみつく。
好き、好きなの、と繰り返し、俺の裸の肌に爪を立てて掻き毟りながら、
まるで駄々っ子のように泣く彼女を見ても、
その細い身体を抱き締めまでしても、俺は言わなかった。

……言いは、しなかったが。


330:巣山×千代
07/07/10 22:09:15 tYIZn/QQ


無理矢理にシャツから手を引き抜いた。

自由になった手で、篠岡の前髪をかき分ける。
赤くなった瞼の中の、茶色く澄んだ瞳は美しかった。
それをじっと見ると、自然に顔は近づく。

「は……ッ」
何かを言おうとしたその唇を塞ぐ。

先程、散々彼女にされたように、今度は俺が侵入した。
涙が唇を濡らしていたからだろう、そこは僅かに塩味がしたが、
熱くぬめった彼女の舌は、自分のそれを絡めてみると、ひどく甘く感じた。
いくらでも溢れてくる甘い唾液を吸い出し、自分の唾液を送り込む。
2人分の唾液が混ざり、くちゅ、と音がする。

この熱も、波打つ吐息も、すべてが俺への気持ちのせいなのか。
愚かで一途で途轍もない絶望を抱えながらでも、俺を想うのか。

「……あッ」
「じっとして」

キスのあと、そっと横たえてやると、篠岡は小さく竦んだ。
髪を撫でて落ち着かせてやる。
脇に沿って自分も寝転がり、腕枕をするようにして抱き寄せた。
篠岡はされるがままにじっとしていた。

その瞳を見つめながら、俺は右手を下へ這わせた。



331:巣山×千代
07/07/10 22:10:29 tYIZn/QQ


「ちょ、っと……!」
「動かないで」
低く制しておいて、篠岡のスカートの中に手を入れる。
太腿の内側に指を進め、やわやわと肌を撫でる。
しっとりと汗が滲む肌。
足の付け根までたどり着く。

他の場所とは明らかに違う強い湿り気を、下着に触れずとも感じ取った。


「あ、や……!!」

ああやっぱり、と頷いた。
もしやと思っていた。
これだけ密着していれば、肉体の変化は隠しようもなく。
裸の腹に彼女が乗っかって、跨る際に広げられた股の中心が、
俺の素肌にぴたりとついたあの時。
汗とは違う、確かな水気を感じていたのだ。

篠岡は確かに欲情していた。

これだけ自分を求めてくれる彼女に、応える意思のない俺。
せめて楽にしてやりたくて。
暫しの躊躇いのあと、
俺は下着の繊細な布に、グッと指を押し付けた。
「や……ッ!!」
仰天したのだろう、篠岡は大きく身体を竦め、逃れようとした。
布越しでもはっきりと、じくじくぬめる篠岡のそこ。


「……辛いだろ」
「あ、あの……」
「じっとしてろよ」
「ちょっ、と…!!」

抗議を振り切ってスカートを捲り上げる。
指先を頼りに、細く腰に纏わりつく下着を下に降ろした。

そして直接、どうしようもなく熱い粘液が溢れるそこに指を這わせた。
「あ!は……ぁ」

抵抗する篠岡の手が顎を押し上げる。
首を振ってそれを外すと、覆いかぶさって再び舌を彼女の口に差し込む。
「ぅんン…ぅッ……」


恋心を抱いていない相手に、ここまでやれるなんて。
自分は大した悪人だな。
そんな自嘲が胸に湧く。

332:巣山×千代
07/07/10 22:13:17 tYIZn/QQ


最初は少しの抵抗を見せた篠岡だったが、
唇を奪われてすぐに動きを止め、しっかりと味わい尽くすように俺に舌を絡めてきた。
そればかりでなく、やがて俺の首に腕を巻きつけ、自ら求めて引き寄せる。
そんな彼女に好きなようにさせておいて、俺は止まっていた右手を動かした。

……熱い。
人間の身体の中で、こんなにも熱い部分があったのだろうか。
熱を持ったぬるぬるした液体が指を濡らし、
入り口のあたりでゆっくり動かすと、さらにぬかるむ。
ツンと堅くしこる一点を見つけ、ぬめる液体を塗りつけるようにしてやると、
篠岡はプルプルと身体を震わせ、快感に喘いだ。
静かに、しかし強く何度もそこを押しつぶすようにこする。

「あぁあ、、い、や……ッ!」
ずれた唇から、熱い息と共に抗議の言葉が漏れる。
「嫌か?」
「だって、……!」

「俺が、好きだろ?」

「ん、ッ好き……」
「だったら、いいよ」
「だっ、て、……だって」
「何」

「ど、同情なんか、で、してほしく、ない……!」
涙をギリギリまで溜めた目は、俺を見ない。
篠岡は目を逸らし、なのに腕は俺の首から放さない。
果たして俺は彼女に同情しているのだろうか、と疑問が浮かんだ。
篠岡の必死な恋慕、それに打たれたのには間違いない。
しかし自分は、彼女の気持ちと同じものは持っていない。
では、どうしてこんなことをしようとしているのか、と問われれば、
俺は考え込まずにはいられなかった。
同情…
可哀想だ、という気持ちは微かに、ある。
こんなに自分が好きな篠岡。
いつも自分を見つめていた篠岡。
形振り構わず襲い掛かってきた篠岡。
口づけをして、肌を求めて、泣いて強請って縋りついて。
可哀想だ。
……可哀想?
いや。


可愛いじゃないか。
泣き顔も細い身体も悲鳴も全て。
一所懸命で、可愛らしくて、そしてどうしようもなく愚かで。


指をつぷりと彼女の中に埋め込んだ。
篠岡は上擦った溜息を吐き、慌てて身を捩る。
「あァッ……や、めて、!」
「嫌だ」
「な、なん、で……」
「抱きたい」
「…え」

「お前を抱きたい」

333:巣山×千代
07/07/10 22:14:49 tYIZn/QQ


ぴしり、と音がするほどハッキリと、篠岡は硬直した。
その桃色に染まる頬にそっと唇をつける。

こうしてキスをしながらも、彼女が自分を想うように、
彼女のことを好きだという思いはまるでない。

ただ腕の中の篠岡、掌を灼く、熱くしなる塊が愛しくて、
それだけが真実のように思えた。
それだけじゃあ駄目だろうか。

彼女に優しくしてやりたかった。
彼女を受け入れるとか入れないとかではない。ただ。
細く柔らかくしなやかに俺に馴染む身体。
柔らかくふわりと香る髪。
頼りなげなこの女の子が、心配で気になって可愛くて。

愛しくて。

なるべく優しく、指を動かし彼女を追い上げていく。
指先が、うねうねと蠢く膣内で僅かに折り曲げられるたびに、
トロトロと粘液が溢れだし、くちょ、ぴちゃ、と卑猥な音をたてる。
身体はびくびくと律動し、小さく喘ぐ声と熱い息が、俺の顔にかかる。

「熱いな……」
「あン、ん、!ぁあ、あッ、、嫌、や、だ……」
耳元で息を吹き込む俺から逃れようと、首が振られる。
首筋まで薄く桃色に染め、それでも愛撫の手に悶え、身体を押しつけてくる。
ぬちぬちと俺の指を締め付けてくる篠岡の熱い膣内。

指の腹で内壁の上の部分の、僅かにざらつく部分を押し、擦り上げると、
俺の頬と耳を、堪らなく悩ましげな湿った熱い溜息が通り過ぎていった。
「…!はあぁ、ッ!!……す、やま、く…」
「篠岡、」

「す、き……」


「ごめんな」

耳の中に、ゆっくりと息を吹き込みつつ、小さく囁いて詫びた。
同時に篠岡の身体に力が入った。
一点を刺激していた中が、ぴっちりと指に張り付いてきた。
絡まった腕が首を絞める。
幾度も大きく跳ねる身体。


334:巣山×千代
07/07/10 22:16:07 tYIZn/QQ


痙攣が収まると、もったりと重さを預けてきた。
右手には、彼女の情熱が水溜りを作り、ぽたぽたと溢れている。
少し躊躇したあと、残る片手で脱ぎ捨てたアンダーシャツを引き寄せ、
その液体を拭おうとして、やめた。

「篠岡」
「……ん」
「抱きたい」

「……」
「いいか?」
「……どうして」

「さあ」


「なんで、、?どうして……!」

「欲しいんだ」


理屈にもならない言い訳を漏らした。


「………」
篠岡は暫く腕の中で嗚咽し、
やがて身を離し起き上がると、
のろのろと自分のブラウスのボタンに手を掛けた。

そこまで彼女を辱めたくない。
自ら求めるような、屈辱を味わわせたくない。
目の前の光景に、一瞬でそれを決断する。
濡れる右手を軽く握り締めたまま、左手で彼女を抱き寄せた。
半分開いた唇を、吸った。


335:巣山×千代
07/07/10 22:17:28 tYIZn/QQ


ぷつ、ぷつん、とボタンをひとつずつ外し、躊躇わずにそれを脱がす。
フルフルと揺れる身体を抱き寄せると、背中に手がのばされ、抱き締められた。
俺の裸の身体にしっとりと馴染むように感じる、吸い付くような肌理の細かい肌。
ゆっくりと、彼女の背中に留まった下着のホックを外した。
薄い色のスポーツタイプのそれも、床にぱさりと置く。
掌全体で、小ぶりの乳房全体をすっぽりと包む。
小さくも柔らかなそこに、俺の日焼けして骨ばった指が沈んだ。

「あ……」
彼女の声音が変わる。
もっとたくさんの音色を聞いてみたい。
薄いピンク色をした乳首は、指で摘むと、きゅっとしこっているのを感じた。
舌をなるべく柔らかくし、それを解すように舐める。
篠岡は、唇も胸も、なんだかとても甘いような気がした。
「んぁ、あッ、……あ、」
彼女は目を閉じ、与えられる刺激に素直に反応して見せる。

細く引き締まった腰に手を廻す。
とても細くて。
優しく優しく、繊細なガラスの作り物に触れるように扱った。

スカートを捲り、片手で小さい尻を撫でる。
「は、……!」
さらさらとした肌。
両手で尻の肉を掴み、く、く、と開き、戻す。揉むようにそれを繰り返した。
先程の余韻か、それとも今与えた刺激からか、
閉じた篠岡の熱を持ったそこから、
ぴち、ぷちゃ、と水分の音がする。

「直接触ってないのに…、この音」
「ん、ん」
尻を掴んでいた手を離し、そのまま閉じた割れ目に指を伸ばす。

透明な液体が溢れているそこは、ぬるりと簡単に指を飲み込んだ。
ぐち、くち、と音がして、中指と薬指を奥へ奥へ進める。
俺の長めの指は、熱くうねる最奥まで到達した。

「す、やま、く……あッ、は、!く、るしい…」
「奥、当たってる」

先程の愛撫で一度達してほぐれたそこは、
吸い付くように俺の指を締める。

「あ、イッ……いい、気持ちいっ、……」

俺の背中にしがみつく手。
爪を立て、カリ、と引っ掻く。
膝立ちのまま腰はゆらゆらと揺れ、更に深い快感を得ようとしているようだ。



336:巣山×千代
07/07/10 22:19:54 tYIZn/QQ

俺の背中に廻されていた彼女の右手が、ふいに動き出した。

一瞬合った視線。
見たことも無いような色をした瞳。
映る蛍光灯の光の残像を残し、すぐにそれは外された。
急に挑戦的になったように感じられて
ぞくりとした。

篠岡の手は、俺の背骨や背筋をなぞるように辿ったあと、さらに下へ降りる。
俺が与える愛撫に喘ぎながらも、ただ夢中といった様子だった。
手はするりと腰まで来てから、一瞬だけ躊躇ったあと、ぐ、と俺の前を掴む。

「…篠岡」
「……」

ゆっくり上下にこすったり、揉んだり。
触れられる前からとっくに堅く成長していたそれは、
刺激されると苦しいほどの快感がビリビリと背中を駆け上がる。
もっと下の、股の間からぐぐ、と撫で上げられると、つい熱い溜息が漏れる。

篠岡は無言で俺のベルトのバックルに手をかけ、カチャカチャと外していった。
練習着のズボンの前をくつろげると、きつく頭をもたげたボクサーパンツが現れる。
我慢していたせいで、先走りの液体が滲み、布の色が変わるほど汚していた。
先端や、睾丸の部分までまんべんなく熱い手にこすりあげられる。
篠岡はいっそう俺に近づき、腰に手を廻し、鎖骨の辺りを舐めた。
「………ッ」

舌はぬるぬると俺の胸を滑り、乳首をしつこく舐める。
柔らかく濡れた舌が堅くなったそれを押しつぶすように行き来し、
片方の手は、勃起した俺自身をパンツの上から上下に撫で続けていた。
「……はッ、」

自慰をするときも自分の胸には触れたことがなく、
篠岡の舌から与えられるじりじりとしてむず痒い初めての快感は、
そのまま下半身へ伝わり、いっそうペニスを堅く大きくさせていく。
唇が下に降りていった。
鍛えられた腹筋の形を丁寧になぞるように舌を這わせ、時にちゅ、と吸い付く。
とうとう顔が俺の股間の前に来る。手は尻のあたりに添えられていた。
表情が見えない。


彼女は躊躇わずに、パンツの布の上から、亀頭を咥えた。
「…うッ、う」
そのまま舌をべろりと出して、裏筋から舐め上げられる。

「汗臭い、だろ……そんな、しなくてイイ、よ」

俺がそう言って篠岡の頭に手を添え外そうとすると、
変わらず舌を押し付けながら、無言でちろりと俺を見上げた。
と思った瞬間。



337:巣山×千代
07/07/10 22:22:23 tYIZn/QQ


後ろに廻されていた手をいきなりパンツのゴム部に手をかけ、
ずるりと一気にズボンごと引き降ろしてしまった。
そして腹に沿うようにカチカチに勃ちあがったそれを、
間髪入れずに咥える。

「!、ぅ、し、の…」
「ん、ぷ……ふ、」
一瞬で、感じたことの無い強い快感が俺を飲み込む。
熱く熱く、灼けるような粘膜。

ぴったりと根元から亀頭までぬりゅぬりゅのものに包み込まれ、
俺は言葉を失ってその強すぎる快感にわなないた。
理性を吊る糸が、じりじりと捻じ切れそうだ。

「ん!む、んぅ……んン、」
「ぉ、あ、あ……!ッ…」

頭の中が真っ白になっていく。
ジュルジュルと聴いたこともないような卑猥な音をたて、
篠岡は頬を紅潮させながら、夢中な様子で俺のペニスを咥え続ける。
粘性を増してきた唾液と、予想のつかない動きを繰り返す、生き物の様な舌。

膝立ちの体勢になっていたが、その刺激に耐え切れず、畳に座り込む。
彼女は舌を動かしながら、俺の膝に溜まっていたズボンとパンツを抜き取った。
俺はロッカーに寄り掛かり、開いた足の間に篠岡が身体を丸めて入り込んでいる。

ふいに、ちゅぽん、と口から離したかと思うと、
今度は手を伸ばし睾丸をふに、と持ち上げ、舌を伸ばしてきた。

「ちょ、っと…!しの、か、やめろ…って!……あ、あ」
柔らかい唇で挟まれ、コリコリ刺激されたり、全体をベロリと舐め上げる。
予想外の部分にまで口をつけられ、さらに混乱する。
片手は唾液が大量に絡んだペニスを、にちにちとこすり上げていた。
自分でするのとは比べ物にならない。
なんだこれ…ッ

「ふふ……気持ちい?ねぇ」
「う、ぐ……はぁッ、はッ、は、は…」

普段の篠岡からは到底想像もつかない、情欲に濡れた目。
口元は笑いを形作り、俺自身を嘗め尽くす。
身体を尻を向こう側へ突き出す格好の、彼女のスカートはふあふあと揺れた。
その娼婦のような媚態に、俺は荒い息を吐き出すことしかできない。


338:巣山×千代
07/07/10 22:23:50 tYIZn/QQ


もう一度、ぶちゅ、と亀頭に吸い付いた。
そのままズルズルと奥まで飲み込み、大きく頭を動かす。
「はあ……ッ!」
「ん、おいし、……ぁむ、ン……すやまくんの、おちんちん、すご…」

「しのお、か…ぁ、も、離せ……!……う、」
「やだ……、ね、、気持ちいいでしょ?…ん」
俺にそう尋ねながら、ぬめるペニスを手で強くしごき、鈴口を舌でくすぐる。
ピチャ、とわざと音を立てて同じ動きを繰り返した。

唾液と俺の先走りが混じってグチョグチョの感覚に、俺はどんどん追い上げられる。
挑むように見上げられる目は、もはや俺の知っている篠岡とは、
完全に別人になってしまったように感じられた。
倒錯しているとはこういうことなのだろうか。

「はァッ、あッ……!、しの…か」
「巣山くん、かわい……、んンッ、好き、好きだよ、ッ」

再び口腔内に包み込まれる。
中はぐちゃぐちゃに濡れていて、もう口の中に入れているという感覚がない。
ただ、射精することだけに思考が集中し始めている。
まだ少しだけ残る理性を働かせ、それでも、
口淫を続ける篠岡に弱々しくやめてくれと懇願することしかできない。

「だめだ、!も、やめ……、あ、このままじゃ、!」
「んッぶ、んンン、っぷ、ぅ、ん、ん、ん」

篠岡はまた、ちらりと一瞥すらしたが、
俺の言葉を無視して、更に激しく頭を動かす。

「ぅ、!やめろ、って……出ちまう、…ぅッ、」
「ッぷ、…、んン、ん~!んむ」
頬から耳まで赤く染め、
目に涙を溜めたまま熱い視線を俺に送る。

喉に当たる。ぬちゅぬちゅとした口腔内の粘膜。
奥の舌の付け根のあたりがにゅり、にゅる、とペニスを締め上げる。
そのまま強く吸い上げられて、
俺はもう我慢できない。

「ぐ、…ッ」
ちゅぽんッ、と開放される。
「はあぁ……ッ、しのお、か…」

ギリギリまで追い上げられて、いきなり放り出された為に、
ペニスはビクビクと脈打ち、ひどく敏感になっている。
唾液と先走りの混じった液体で濡れ、蛍光灯の鈍い光をテラテラと反射していた。

339:巣山×千代
07/07/10 22:26:23 tYIZn/QQ


はぁ、はぁ、とお互いに荒い息をつく。
俺は、自分から仕掛けたことであるのにも関わらず、
与えられた快感に頭がついていくことができずに呆けていた。
篠岡は俺の前に座り、相変わらずの潤んだ視線で俺をがんじがらめにする。

すると、篠岡は視線を外さないまま指を口に含み、
フェラチオの名残の、飲み込みきれなかった唾液をたっぷりと絡めると、
座って膝をたてたまま、スカートを捲り、
何を思ったのか、自分の濡れた下半身にするりと手を伸ばした。


右手の中指でクリトリスを弄り、ぴち、ちゃぷ、と水が跳ねる音がする。
左手は、乳首を摘んだり、全体を揉んだりと忙しなく動いていた。
まさか。
小さく上がる濡れた声と、動きを止めない指。


篠岡は、俺の目の前で、自慰を始めたのだ。

「ぁ……ン、ん……」

俺は、先程激しく俺を責めたてた篠岡と、
今手を伸ばせば届く距離で、自慰をする篠岡、
両方の姿に俺は面食らっていた。

いつも笑顔で、かいがいしく俺たちの世話をしてくれる可愛らしい女の子。
気が利いて優しく、野球が好きでなにより明るい。
マネージャーということを抜きにしても、恋心を抱く男は多くいてもおかしくない。

それがどうだろう。
目の前にいる彼女は、前髪をしっとりと汗ではりつかせ、
トロリと情欲に濡れた瞳をたたえる。桃色の唇は半分開き、
悩ましげな溜息は辺りの空気を濃い色に染めていた。
これが、本当に同じ女の子なのか。


「ふ、ふ……見られると、…ッん、コーフン、する……は、あッ」

淫らな表情で笑い、快感に膝を擦り合わせている
ぼうっとする意識の中でも、彼女の痴態から目を逸らすことができず、
自分の鼓動の音ばかりが大きく聴こえた。

ぴちゃ、ぐちょ、と、篠岡のそこからは一層大きく、濡れた音がした。

「巣山く……あ、あぁ~…、はぁ、すや、ま、くん…」
膣内を細い2本の指で、激しく掻き回している。

俺の名前を呼ぶ。


340:巣山×千代
07/07/10 22:28:36 tYIZn/QQ



俺はふらふらと立ち上がり、吸い寄せられるように篠岡に近づく。

無言で彼女を畳に押し倒した。

彼女の両膝を掴み、大きく拡げさせる。
篠岡は何の抵抗もせず、
愛液に濡れた指のまま、俺の頬に手を添えた。
ぬるりと生温かい粘液。先程まで体内にあったものだと、
妙にリアルに感じさせるその匂い。
彼女は甘い吐息と共に、また俺の名前を呼んだ。

「すやまくん……」
「………」

何も言わず、
媚態を見せ付けられてバキバキに勃起したペニスを、
自慰でぐちゃぐちゃと濡れたそこに強く捻じ込む。
躊躇いなく一気に最奥まで突きたてた。


ぐちッ…、ず、ぷん。

「あああ!!……!あッ、あぁあ……う、ッあ…」
濡れていながらも、抵抗をするようにギチギチと張り付く内壁。
それでも強引に奥へ進む。
俺のペニスをズブズブと全て飲み込むと、
篠岡は大きな声をあげ、ヒク、ヒクと身体を痙攣させた。

……熱い。
熱い。
信じられない熱さと、
抵抗しているようでもあり、
それでいて俺を逃がさないとでもいうようなきつい締まりと、
体液のぬかるむ感触。
粘膜がこすれ合う。柔らかいのに苦しいほどに狭い。
ペニスの根元が痺れるような感覚がして、
果てしなくぬかるむそこに溺れた。
俺は溺れる。
戻れなくなる。


自然に腰が大きくグラインドする。
彼女にペニスを突き立てること以外、何も考えられない。

「あ゙~…!…、あ、ン、ん~…!!、うぅ、あッ!」
「……!……ッ」
背中に廻された手が、俺の汗のせいでつるつると滑っている。


341:巣山×千代
07/07/10 22:31:02 tYIZn/QQ


「は、ッあ!!あ~…あぁ~………!……ぅ、ふ、ふふ、」

…?
笑って…
彼女の理性はドロドロにぬかるむここから溶け出してしまったのか。
俺が心まで受け入れることを拒否したからなのか。
こうなってしまったら、もう……

グチョグチョと粘液が絶えない。
彼女の液体は俺の下半身をも濡らし、根元まで突き入れる度に、
ベタベタと自分の陰毛が身体に張り付くのを感じた。

何もわからない。気持ちいい。気持ちいい。
狂った様に、ばち、バチン、と激しく腰を押し付け、
最奥にある子宮口まで熱いペニスを何度も穿つと、
篠岡の目からは生理的な涙が止め処なく零れ落ち、
だらしなく開いた唇の端には涎がつたう。

「…ッあ!あ!、あぁ、ン、ん~……す、やま、く…」

「…ッ、……、はッ、は、はぁ、はァッ、は、」
俺は言葉を発することもできない。
荒い息をつき、細くしなる身体を揺さぶる。
巻きつくように俺を締め上げる膣内。


「ん、好き、好…き、ィ……ッん、好き…ああぁ」
「はぁ、はッ!、はァ、はッ、……、」
汗で滑る足を抱え直し、右足だけを高く上げさせ肩にかけた。
篠岡の身体を横に向かせ、彼女の左足の上を跨ぐようにする。
更に深くまで繋がりたくて、容赦なく熱い膣内をえぐり続けた。
ジュポジュポと隠微な音は更に大きく上がる。

「い、気持ちいッ…、あ、す、…やま、く……ッ、好き、ぃ、す…き、好き、すき……」
好き、と何度も呟きながら、ブルブル震える篠岡。

体勢を戻して覆いかぶさり、汗で濡れた肌同士が擦り合わされる。

何度も繰り返し耳に届く彼女の気持ち。
俺はなにも答えてやれず、
ただただ、抱き締めて、激しく腰を動かすしかできない。



342:巣山×千代
07/07/10 22:33:10 tYIZn/QQ


「巣山くん、、あ、ッあ、…すやまく、ん、!巣山く…ん、好き…」

篠岡は、何も答えずに腰だけを動かし続ける俺をじっと見つめながら、
顔を崩してぐずぐずと涙を零し続ける。

先程の挑戦的な目の色は消え、ただ俺への強い気持ちを訴え続けた。
汗で滑る背中を必死に掻き抱く、爪の感触。

「ひ…っく、ぅ、う……あ、あ!あぁ、は」
「うッ、う、…ッ、はッ、は、…ぐッ…」

パン、パン、パン、
きゅうきゅうと締まる膣内に、飽くことなく欲望を出し入れする。

汗のニオイと、
唾液のニオイと、
ぶちゅぶちゅと結合部から溢れる液体のニオイ。
全てが混ざり、俺を痛いほどに揺さぶり、頭の中は曇っていく。



自分の気持ちが、わからない。
ベタベタの粘液で白く塗りつぶされていく。
わからない。気持ちいい。わからない。
事実こんなに激しく彼女を抱いていて。
わからないというのは…


思考とは別に、
想像を絶する肉体の快楽に休み無く襲われ、
頭がグツグツとたぎる。ぬっとりと絡みつく膣内の刺激に、
ついに限界が訪れた。


343:巣山×千代
07/07/10 22:36:00 tYIZn/QQ



「はッ!はぁッ、、う、篠岡、しの、おか!、ぅ、出るッ」
「ああぁ、すやま、く……ぅあ、あ、あ、なか、に、…」

腰の動きを止めることができず、今彼女が口走った言葉を、
白く濁る頭の中の小さな理性を掻き集めて、必死に理解しようとした。
中…に?


「な、に…言って、う、ッ、ダメだ、そん、な…ああ!ッはァ、」
「中に出してッ、あ、あ、あ、あ!」

そう言うと、篠岡はそれまで大きく拡げていた足を、
動き続ける俺の身体にまわし、ガッチリと絡めてきた。


ぶちゅんッ!と最奥に激しく亀頭が届く。
子宮口に深く埋まってしまうようだ。

「ぐッ、離、せ…!は、な……あぁあ、ダメだ、も、っ…出……ッ!う、あ」

「あ゙~……、あ、あぁ、イッ、く…、ぁあ、あ、あ、あ」


気を失いそうになる程の強い閃光。
ビュルビュルと勢いよく最奥に叩きつけられる熱い液体。

ついにホールドされた足を振り解くことができず、
ビクビクと律動しながら、それと共にまだ、射精が止まらない。

「い…ッあ、いく、イく、ぅ……、はぁあ…、あ、ナカ、出て、、あつ、ぃ、あぁ……」


膣内は断続的にグニュグニュと弛緩を繰り返し、
まるで1滴も残さずに吸い取ろうとしているかのようだった。



344:巣山×千代
07/07/10 22:38:41 tYIZn/QQ



全てが終わってからも、俺にしがみついたままの篠岡をゆっくり離す。
鼓膜がジンジンしているのは、彼女の「好き」という言葉のせいか。

「……これが、お前の気持ちなのか」
胸に呟いた筈の言葉は、唇から漏れていたらしい。
篠岡はまだ整わない息のまま、閉じていた瞼をうっすらと上げた。


「……好、き」

「ごめんな」

「……巣山くん」
「非道い奴で、ごめん」

瞼がもう一度閉じる。
さっきまだあんなに熱かったのに、彼女の頬は既に蒼褪めていて。
一筋、涙がつたった。

愛されていないのに、好きで、好きすぎて開いてしまった身体を抱え、
彼女はもう限界なのだろうと知る。
シャツを手にした。
こんなもので、とも思ったが、
それでも彼女に吐き出した汚れを、そのままにしておく訳にはいかない。


仰向けに脚を折り曲げた格好で横たわる彼女のそこからは、
俺の出した大量の精液が、トロリと流れ出てきた。

曝けだされた胸や腹、
そして白い脚の間に手を伸ばそうとしたとき、

篠岡は俺の手を叩き払った。

345:巣山×千代
07/07/10 22:43:49 tYIZn/QQ
「おい」

「このままにして」
「……でも」
「このままにしてて、拭かないで」
「……そんなわけにいかねえだろ」

「…いいから放っといてよ!!出てって!」
悲痛な響きの声だった。

「……もういいよ!全部忘れてよ…!!
巣山くんなら、どうってことないんでしょ」
「篠岡」

顔を両手で覆い、苦しそうに声を押し出す。
「こっち見ないで…見ないでよ……!」

「…お前は忘れられんのか」
彼女は息を呑んだまま、ボロボロと涙を零した。
「……こうやって、俺を受け入れて、そんで忘れられんのかよ」
「……」
「無理だろ」
「……忘れる」
「無理だ」
「できる…」

「…忘れなくて、いいよ」
白い身体を抱き上げた。
まだ余韻を残して汗ばむそれは、重く滑る。
けれど手放したくなかった。
膝の間に連れて来て自分の方を向かせ、ロッカーを背にして抱き締めた。
篠岡はもう、力なく泣きじゃくるばかり。

「…篠岡」
「ふ、う、うッ…く、」
どんなに撫でても抱き締めても、首を振って嫌がる。
どうしてこんなことになってしまったのだろうと、幾度も幾度も、泣きながら訴えるのだ。

「……あたしなんか、好きじゃ、ないんでしょ」
「……」
「もう放っといてよ……これ以上惨めにさせないで」
「………」

「離してよ。出てって」
「嫌だよ」
「どうして…ッ」

「お前が欲しい」
「……」
「それだけじゃ、駄目か?」


駄目なのだろうな。溜息をつく。
こんな、彼女の身体だけが目当てのような科白しか言えない自分が恨めしい。

違うんだ。そうじゃなくて。
本当はもう少し違うんだよ篠岡。
これが恋なのか解らないだけで。

愛しくて、可愛くて、大事にしたくて、俺のものしたくて。…それだけじゃ、駄目なのか?

346:巣山×千代
07/07/10 22:44:50 tYIZn/QQ


篠岡は弱々しく藻掻いた。
腕を抜けようとする彼女を捕まえておきたくて。
強引に押さえつけて、その唇を強く奪った。

こうして愛情めいた行為を押し付ければ、彼女は誘惑に耐え切れず流されるだろう。
先程の情交でもそれは明らかで、始めれば途端に自分の欲望を露わにするだろう。
そんな彼女の弱さを突いてまで、腕の中に捉えておきたいのは、何故だろう。


或いはこれが、恋だとでも、いうのだろうか。

やがて口づけに夢中になって縋ってくる細い身体を抱き、
彼女の甘い唇を貪りながら、
どう考えても答えは出ず、
ただ愛しくて堪らない存在と、
脳裏に落ちてくる闇を感じて、



俺はきつく目を閉じた。




347:巣山×千代
07/07/10 22:45:31 tYIZn/QQ
おわり。

348:名無しさん@ピンキー
07/07/10 22:59:39 ujx42D0E
スヤチヨキター!
乱れてる巣山がエロかったです!
職人さんGJ!乙です!

349:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:04:10 aOJvAK4p
やべええええ眠れねええww
職人GJすぎる!!巣山かっこいいー!
本気で切なくなっちまったぜ・・・

350:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:13:50 Rd14zsl6
すごすぎる・・・( ゚д゚)ポカーン
巣山の微妙なキモチの変化としのーかの強すぎる愛情に
俺は泣いた。。

本当に良い作品って、CPとかどうでも良くなるんだなーと思ったよ。
巣山にさほど興味がなかったのに何なんだこの気持ちは。
マジでGJ。いやGOD JOB



351:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:14:59 Up/4vhOc
すげぇのキター!!!
やばすぎる、巣山かっこいい…。
そして千代ちゃん…。
メチャクチャエロいけど、ものすごい幼い愛情を感じて切なす。
まいりました!

352:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:19:44 ulILUOkq
あまり見ないタイプのカップリングと話で新鮮でした
ってかうまい!魅せられました
ほんとこっちまで痛切なくなった・・・

353:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:39:17 uXchLW16
おや?

354:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:40:03 I4/kpMm5
巣山のキャラがはっきり掴めてない自分だが一気に巣山のファンになってしまったw

355:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:41:05 uXchLW16
ごめん('A`)何でもないっす…

巣山チヨGJ!!!

356:名無しさん@ピンキー
07/07/11 00:00:10 tYIZn/QQ
おお、ありがとうございます。嬉しい。

個人的に巣山が好きというのもあったんですが
そのせいというかなんというかエロシーンが長くなりすぎてしまった。
いつも書いていると、あれも入れたいこれも入れたいとなってしまって。

巣山の野球面においての内野の要、寡黙な仕事人というのを考えて、
喋り方なんかを少しぶっきらぼうというか男臭くしてみた。
できてるか心配だがどうだろう?

それにしてもパロを考えるのはなんて楽しいんだ。うーん。
読んでくださった方、ありがとうございました。

357:名無しさん@ピンキー
07/07/11 00:02:35 Rd14zsl6
>>479
いやいや長いの全然良いです。
巣山は原作にあまり出てこないから話し方がよくわからないけど
自然に感じたよ。格好良かった。

自分も精進せねばと思いましたー
またゼヒ( `・ω・´)ノヨロシクー

358:名無しさん@ピンキー
07/07/11 00:02:53 Y5ZPBc7H
うおー、ほんと良スレ!
サカチヨにオダチヨ、そしてスヤチヨ・・・
みなさん乙!

そして投下直前の巣山×千代作者さんに敬礼

359:名無しさん@ピンキー
07/07/11 00:06:25 SCV7W+5e
>>479
すごいおもしろかった!
ほかの話もぜひ読みたいので、またなんか思いついたら書いてね。


360:481
07/07/11 00:09:54 ur0cyG7y
投下直後、だったorz
>>479さん、お疲れ様です!
次回作に期待してますねー、正座して

361:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:01:37 l8VF80yi
すげえ・・・・・・ただすげえ。
オレが考えていたいぶし銀の巣山をかるく斜め上をいっている。

もう、専用タグを取った方が良い。
あなたが書いたことが解れば、どのスレでも盛況になる。
それだけあなたの文章には人を引きつける。

362:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:02:26 bTiYpf5j
つーか気づいたんだけど
これってサカチヨと同じ職人さんじゃないか?
で、前、サカチヨのひとって最初のアベモモのひとと同じっての見たぞ

なんてこった・・・・・・すごい人だ

363:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:04:38 EvAXO6nm
自分も同じ人のような気はしてた。文章が似てる。
でも違ってたら失礼だし…どうなんでしょうか。

364:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:12:43 6A6w4yK2
ママンズ書いてくれよ誰か。

365:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:18:09 bTiYpf5j
>>486
うん、文章似てる。セリフの感じとか、「、」とか「ッ」の使い方とか。
もし同じ職人さんだとしたら、
前スレのハナモモ、レンルリ、今スレのアベモモ、サカチヨ、スヤチヨは同じ人の作品ってことになるな・・・
どんだけ神なんだよ!!非常に抜けるし、いつも切ない。感動した。

366:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:31:25 1loe9y6G
あのさ、一人を露骨に評価するのはやめたほうがいいって何度言えば分かるんだよ?
前に指摘してから十日ぐらいしか経っていないぞ

だからな、一人を過度に崇め奉ると他の職人さんは投下しづらくなるんだよ
それを繰り返すうちに職人さんが離れていき、
賑わっていたスレが閑散とした寂しいものになっていく

こういう状態に陥っていくスレってたくさんあるんだよ
せっかく賑わってきたスレを過疎スレにしたくはないだろ?

頼むからいい加減に理解してくれよ
このスレが好きならさ
十八歳以上なら理解できるだろ?

367:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:37:06 Um9yOBbl
>>489
同意

書き手が主張していないのに、あれとあれの作者だと決め付けるのもどうなんだろう。
そう思っても自分の心の中に留めておけば良いと思うよ。

368:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:39:49 D726sAOi
本人が名無しで投下してんなら誰何はするべきじゃないわな
「これ○○の作者じゃね?」とか言われると評価の良し悪しに関わらず嫌な感じになる人もいるだろうし
作品を読んで感じたパッションをシャウトすればいいんだよ

369:名無しさん@ピンキー
07/07/11 01:50:44 Au7BVJhw
流れ読まずに書くけどよ
個人サイトの小説改変して書き込むのは止めとけよ
まあ作者本人ならいいんだけどよ

370:名無しさん@ピンキー
07/07/11 04:05:03 rPC3XN16
モモカン×千代募集してます

371:名無しさん@ピンキー
07/07/11 07:01:39 +iOXfTPp
桐青キャラも募集中ですノシ

372:名無しさん@ピンキー
07/07/11 09:36:20 XC8GDWOt
モモカンのターンはまだか?

みんなモモカンと誰のカップリングがいい?
やっぱ花井かなー 三橋とか田島でもかわいい

373:名無しさん@ピンキー
07/07/11 20:18:54 IPlSx4i2
阿部とか。

374:名無しさん@ピンキー
07/07/11 21:00:21 IsqXaLVa
アベモモが好きだな
初期の二人は指揮官と参謀テイストで非常によかった
手握るとこも可愛いし

375:名無しさん@ピンキー
07/07/11 21:54:56 XC8GDWOt
うん、阿部は口ではぶっきらぼうなのに、手握られて照れてるとこが可愛かった
まあモモカンにあれやられれば誰でもそうなるだろうけど…

376:名無しさん@ピンキー
07/07/11 22:26:49 ZKHWoVt9
モモとチヨを二股かける鬼畜な阿部さんが見たいです(・ω・)ノ

377:名無しさん@ピンキー
07/07/11 22:41:47 XC8GDWOt
阿部人気だなあw
クソレはパロでは人気ないのね

378:名無しさん@ピンキー
07/07/11 22:47:50 SCV7W+5e
阿部とエロって繋がりやすいっつか。
阿部自体がエロい雰囲気出してる。

部員を股にかける悪女な千代ちゃんも見たい。

379:名無しさん@ピンキー
07/07/11 23:15:56 +f1XLQLo
作者の、メンバーちんこ設定を知りたい今日この頃。


380:名無しさん@ピンキー
07/07/11 23:22:03 Crh0ncGN
>>499
この設定でソフトなエロ読みたい



381:名無しさん@ピンキー
07/07/12 00:17:25 w7yGteiH
女二人男一人の3P良いね

382:名無しさん@ピンキー
07/07/12 00:21:08 e/HPuTZ6
実際男はすごい疲れると思うんだ<女2男1

383:名無しさん@ピンキー
07/07/12 00:21:58 e/HPuTZ6
>>502
阿部が包茎だったら笑える

384:名無しさん@ピンキー
07/07/12 00:22:01 GpJNVdmL
>>500
>クソレ不人気
そんなことねーよ。前すれじゃ、結構いろんな人が水谷のSS書き残しているし。
今は、阿部がブームなんじゃないの?

385:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:14:16 zwtc8V9C
一つ質問なんですけど、エロパロ作中に801をにおわすような発言があったらアウトですか?
例えばだけどチヨに「阿部くんは三橋くんが一番好きなんだよね…」とか言わすのはアウト?

386:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:15:48 GEwQXvkb
>>508
当たり前じゃ。
友情なら別だがそれはない。

387:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:16:36 fDnAxgC6
>>508
しのーかは腐女子じゃない

388:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:40:27 S0yxUvYS
アベチヨなら、可愛い嫉妬でアリだと思う

389:名無しさん@ピンキー
07/07/12 02:01:20 GEwQXvkb
>>511
書き方にもよるんでは。

「自分よりも三橋君と野球してる方が好きなんだ」とか
「バッテリーとしての関係に嫉妬する」
ならともかく
一番好きってのはアウアウ…と思う。

390:名無しさん@ピンキー
07/07/12 02:28:22 ts4yx1On
スヤチヨに感動されて眠れないんだ
どうしよー


391:508
07/07/12 02:37:18 zwtc8V9C
すみません。
あの一言だけだとチヨは腐女子じゃないと指摘されて当然ですよね。
三橋と阿部の例の約束を偶然三橋から聞いてしまい、直後、大好きな阿部に告白されたのに三橋に嫉妬して阿部くんは信じられないというチヨと、誤解されてキレる阿部……みたいな流れだったんです。

変な質問したせいで嫌な思いさせてしまって本当にすみませんでした。

392:名無しさん@ピンキー
07/07/12 02:57:34 e/HPuTZ6
>>514
そんなにきにすんなよw
なんか出来上がったら投下してくれー

モモカンのターン待ち

393:名無しさん@ピンキー
07/07/12 11:22:48 px7z5bQ3
うんうん、高校生くらいなら恋愛より男友達とワイワイやってる方が楽しいものだ。
それみて焼きもちやくのは全然アリだと思うぞ。
実際原作の阿部の一番気になる存在は三橋だからな。
いや、気にせざるをえないのかwww

394:名無しさん@ピンキー
07/07/12 11:47:28 GEwQXvkb
>>514
おーそういう誤解的なのなら全然OKだよ。
てかすげえええ見たい。アベチヨアベチヨ!

395:名無しさん@ピンキー
07/07/12 12:53:36 9eMllWrn
アベチヨ楽しみ!
誤解にめげずに辛抱強く口説け阿部

396:名無しさん@ピンキー
07/07/12 13:04:33 VepGYOeu
アベチヨは人気あるなぁ。書く方も阿部は書きやすいから助かるけど。
逆に書きにくいのは、三橋。
心情が複雑で口調も難しかった。

モモカンは今週中、アップの予定。

397:名無しさん@ピンキー
07/07/12 14:43:31 e/HPuTZ6
三橋は難しいよねえ。しかし何気にエロそうな。
書いてると三橋もかわいくなっちゃうんだよなあ。
三橋がすげえデカチンだったらワロスwwwwwwwww

398:名無しさん@ピンキー
07/07/12 16:52:56 px7z5bQ3
一生懸命口説く阿部いいね。
余裕のある阿部もいいけど、必死な姿も見たいw
なのに全っ然気付かない超天然なしのーかに萌える。

399:名無しさん@ピンキー
07/07/12 16:56:22 GEwQXvkb
>>521
確かに口説く阿部って凄い見てみたいかもしれない。
口説くっていうかどうにかしなきゃ!って焦りまくりな阿部と
むくれまくるしのーか…いいなあ。

400:名無しさん@ピンキー
07/07/12 19:00:14 cgAVs25C
逆に、三橋に尽すと決めたから好意は受け止められない複雑な阿部も見てみたい

401:名無しさん@ピンキー
07/07/12 20:17:31 zJ0x8Edv
>>523
腐女子の釣りか?女作るのに三橋関係ねーよw

402:名無しさん@ピンキー
07/07/12 20:51:33 JSLjP786
今は恋愛より野球に集中したい!って事じゃね?
つかピリピリし杉だろ、腐が圧倒的なジャンルだから気持ちは分かるが

403:名無しさん@ピンキー
07/07/12 21:19:33 e/HPuTZ6
クソレとしのーかと阿部の三角関係で今書いております

404:名無しさん@ピンキー
07/07/12 21:37:00 YpaJXVZd
最近読み始めた元腐なんだが、やっぱり腐は多いんだね。
しばらくノーマル男女えち書いてたから、BLより想像わきやすくなってるわ、自分。
何か書けたら私も投下したいな。

興味あるのはほかより大人びてるはないとモモカン。
はないは年上キラーと思う。

405:名無しさん@ピンキー
07/07/12 23:06:09 87cRomcU
>>526
待ってる!

406:名無しさん@ピンキー
07/07/13 00:19:40 Wn7YIwEJ
>>526
クソレ勝ち目なさそうw
ハナモモもアベチヨも、皆さんの投下楽しみに待ってまーすノシ

407:名無しさん@ピンキー
07/07/13 00:59:46 cT9gFzNP
クソレ見た目はいいと思うんだけどなー

408:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:03:11 8O1ucl/4
見た目「は」ww

409:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:04:14 /Z+9r/7r
見た目「だけは」

410:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:11:39 8O1ucl/4
クソレの扱いの酷さは異常wwwww

411:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:25:07 /Z+9r/7r
2chだと水谷って呼ばれないもんな
いや、ナイバッチクソレと言う事はわかっているんだ

412:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:28:45 iFFiioem
水谷は頭悪そうだけど
見た目と性格はいいんじゃないのかな

413:名無しさん@ピンキー
07/07/13 01:34:39 8O1ucl/4
アホの子だよな。憎めないというか。世渡り上手っぽいけどね

414:名無しさん@ピンキー
07/07/13 11:16:04 KgHv5sNC
モモカンのエロが読みたい

415:名無しさん@ピンキー
07/07/13 12:19:12 1HF9wRGc
じゃここは意表をついて

ハナルリなんてどうだ?!

416:名無しさん@ピンキー
07/07/13 12:51:56 8O1ucl/4
>>538
接点がなさ過ぎてエロまで持ってくのが難しいよな

>>537
彼氏に振られて意気消沈のモモカンに偶然遭遇した三橋が
不器用ながらも慰めるうちにエロい展開に…っていうのを書こうとおもってる



417:名無しさん@ピンキー
07/07/13 14:25:46 8O1ucl/4
しかし自分のIDなんなんだ・・・

418:名無しさん@ピンキー
07/07/13 14:53:56 +AM//IK/
花井とモモカンのえちを妄想中。
花井は経験済のような気がするんだが、どう?
ちょっとセツナスなテイストにしようかと思ってる。

419:名無しさん@ピンキー
07/07/13 15:06:57 ZWjoTnEd
>>540
数字板なら神なのになw

420:名無しさん@ピンキー
07/07/13 15:25:36 8O1ucl/4
>>542
だよなw 数字板なら奇跡だよなこのID…www

421:名無しさん@ピンキー
07/07/13 16:17:04 hGVECnMD
世界の栄口→ルリはどんなもんなんだろうか

422:名無しさん@ピンキー
07/07/13 16:52:49 VXDc8lgf
2人の接点が三橋くらいしかないから難しいよね>栄ルリ
ルリは栄口のことまったく知らないし
栄口にしては珍しく、ルリと三橋の同棲に関してエロ妄想してたのが印象的だったが

423:名無しさん@ピンキー
07/07/13 17:05:11 Jgf9FtwC
そのレンルリなエロ妄想でオナニーする栄口のターンな作品にすればおkw

424:名無しさん@ピンキー
07/07/13 17:39:00 c7HFB637
>>541
好きにしろよとしか言えんがな。

前々から思っていたんだが、このスレは誘い受けが多すぎだ。


425:名無しさん@ピンキー
07/07/13 17:49:37 qXKHPQNw
同意。
よほどひどくなけりゃ叩かれないんだし。

426:名無しさん@ピンキー
07/07/13 18:02:28 +AM//IK/
すまん。
新参なのでちょっとびくついてるだけだ。
適切にやるわ。

427:小ネタにしうらーぜ 
07/07/13 21:13:16 U27ArakO

「花井君、これ今日のジャングル氷オニするときの追加メニュー。よろしくね。」
「は、ハイ!なんですか?」
「見てみたらわかるよ。私はこれからバイトがあるからもう帰るけど、怪我に気をつけて。」
「したっ!!」

原チャで去っていくモモカンを見送り、もらったものを見た。
そこには。

『罰ゲーム』とでかでかと書かれた封筒。
中身はきっちり封がされた小さい封筒が3つ・・・と手紙。
「ジャングル氷オニに最下位のコが3つのうち一つ選んで行うこと・・・か。つーことは三日
罰ゲームが続くのか?全部一緒の内容かな・・・?」
モモカンの考えることは相変わらずわからねえ。
いや、理解しようとすることすら、おれには無理か。


「おーし、じゃあ氷オニはじめっぞ。今日は最下位に罰ゲームがあるからな!」
「ええー??なになに罰ゲームって!?」
案の定すぐに食いつくな田島。

「花井、なんで罰ゲーム?」
巣山が食いつくなんて、意外だな。

「よくわかんねえ、モモカンがやれってさ。」
皆に見せたその封筒を田島がすばやく抜き取り、封をあけようとする。
「こらっ!田島!いま見んな!」
今まさに封を切る直前だった田島に、泉がゲンコを食らわし、奪い取る。
さすがだ、泉。
「ほらよ、花井。」
泉が差し出しながら、続ける。
「でもよー、なんか、怪しくねえ?」
「だからー先見ようぜっ!なあ?三橋も見たいだろ!?」
「うっうん!!おれ、も、みたっいよっ」
三橋、オマエは何でそんなカンタンにつられるんだ・・・。
「そーだねー気になるねー」
栄口、お前もか。
「阿部もーそー思うだろー?」
こら栄口、極悪阿部にふるんじゃねえ、答えはわかきってるじゃねえか。
案の定、魔王笑顔でニヤリと笑う阿部。
「カントクはもういないし、シガポもいないし、キャプテンの意見はまあわかるが、
黙ってりゃわかりゃしねえだろ。罰ゲームさえ実行すりゃいいんだ。
今見たって問題ねーよ。」
ああ、やっぱり。阿部は理屈をこねて、こっちの反論を封じるんだ。
「ああ!!もうわかったよ!!じゃあ多数決とっぞ!今罰ゲームの内容知りたい奴ー」

おれ以外、全員手を挙げる。西広先生までも・・・・・。


428:小ネタにしうらーぜ
07/07/13 21:13:56 U27ArakO

諦観の笑みを浮かべつつ、最後の抵抗を試みる。

「じゃあ今日の分だけな。3日分あるからよ。あと、今日負けた奴、絶対やれよな!?
明日ちゃんとモモカンに報告するんだからな。」

皆、満面の笑顔でうなずく。その目はどことなく熱い。
今日の氷オニに新たなやる気が生まれたらしい。
はっ!!もしかしてモモカンは最近の俺たちのモチベージョンの低下を心配して・・・?
確かに夏大後、みなの気は抜けてしまって、毎日の練習の質こそ落ちてねえが
密度はうすくなった。それを心配して・・・?
ったく 食えねえカントクだよ。かなわねーな。

「早くあけろよーはないー」
うるさい田島
「わあってるよ。ちょっと待てって!」

ぴりぴりと封を破る。中から二つ折りの紙がでてきた。

そこに書いてあったのは・・・・・。

『最下位の人への罰ゲーム』

『千代ちゃん本人に、おかずにした回数を告白すること。なお、3日以内に実行すること。
実行しなかった場合には、まずい高級プロティン&金剛輪強制プレゼント☆』

今日の氷オニはぜってええええ負けられねええええ!!!




-----西浦史に残る、熱い戦いになったという----

小ネタ終

西浦ーぜは一回は千代ちゃんで抜いてるだろーなーという
妄想でした。スマソ


429:名無しさん@ピンキー
07/07/13 21:28:18 FvC3s1wB
>>541         
テラウレシスw
モモカン好きの俺には、貴方様は神だ!


430:名無しさん@ピンキー
07/07/14 00:53:14 povpNUyr
俺、しのーか4回モモカン1回で抜きマスタ…

431:名無しさん@ピンキー
07/07/14 01:01:42 0RH5bAiS
ワロタwwwGJ!
個人的に誰が何回したのか気になる…

432:名無しさん@ピンキー
07/07/14 01:21:29 ZRB+FtFQ
残り2日分はなんだろう

433:名無しさん@ピンキー
07/07/14 02:53:51 Rq/NBw4P
千代ちゃんじゃなくてモモカンのボデーのほうが高校生には刺激が強いと思う
あのオッパイは犯罪級><

434:名無しさん@ピンキー
07/07/14 04:01:51 8Iyo1P9F
モモカン本当に乗せるの上手いなw
誰が最下位だったのやら・・・田島はいつもトップかビリらしいけど

435:名無しさん@ピンキー
07/07/14 10:55:22 Rq/NBw4P
でも田島なら千代ちゃんにためらいなく言いそうだ…

436:ミハモモ
07/07/14 14:48:46 YmRbDQdU
人いないかな。
つなぎにヌルめのミハモモをドゾー。

437:ミハモモ
07/07/14 14:50:02 YmRbDQdU
絶対に見てはいけないものを見てしまった。

練習が休みだったため、少し遠出して訪れた大きなスポーツショップ。
その帰り道、三橋は1台の車に遭遇した。
駅に向かう裏通りの細い道、小さなラブホテルから出てきたその車の助手席には、
西浦の女監督、百枝が乗っていたのだ。
か、かんとく!?
驚いたのはそれだけではない。車を運転していたのは顧問の志賀だったのだ。

固まる三橋に、百枝の視線が止まる。
百枝は一瞬、驚いたように目を見開き、それからニッと笑った。
志賀は気づいていないようだ。
三橋は怖くなって、車と反対方向に走って逃げた。

438:ミハモモ
07/07/14 14:50:42 YmRbDQdU
百枝からメールが届いたのは、その日のうちだった。
『明日、朝5時に部室まで来るように。』
命令だ…。
どう考えたって、事が発覚すれば困るのは百枝なのに。
三橋は眠れないまま、青い顔で学校へ向かった。

監督のことは尊敬している。
女性の身でありながら、野球を知り尽くし、自分より10キロ以上早い球を投げる。
ついでに手で甘夏を潰す。
あの手で頭を握られた時は、死んだと思った。
その百枝と2人…。口封じに殺されはしまいか。
寝不足の頭ではバカバカしい考えしか浮かばなかった。

そおっと部室のドアを開けると、カーテンが閉まった室内は薄暗い。
良かった、まだ来てないのか…。
ホッと息をつくと、後ろから「おはよう。」と声がした。
三橋の心臓が跳ね上がる。百枝だ…。

おそるおそる振り返ると、百枝はすごい力で三橋を部室へ押し込んだ。
三橋は勢いで尻もちをつく。
見上げた百枝は恐ろしいほどの迫力だった。


439:ミハモモ
07/07/14 14:51:49 YmRbDQdU
「なんでここにこうして呼ばれたか、わかるよね!」
三橋は青い顔で答える。
「オ、オレ、言いません。誰に、も。」
百枝はニコッと笑うと、自分も畳に座った。
目線が同じになる。見下ろされていた時よりもなぜか怖い。
「まぁ、あなたなら言わないでしょうね。でも、私の立場って難しいの。
ほんの些細なことでも、全てを失ってしまうのよ。」

確かにそうだ。
野球部員が問題を起こしたって、責められるのは監督だ。
まして百枝は女監督。何か起きた場合、批判は普通の監督の比ではないだろう。
「オレ、ホントに。」
そこまで言うと、三橋の言葉は、百枝の唇で遮られた。

!!?
「そうね。その言葉信じたいけど。
やっぱり言葉だけの約束ってのは、頼りなくて怖いから。」
百枝はそう言うと、着ていたカットソーをガバッと脱いだ。
黒のブラジャーに包まれた大きな胸が揺れる。

「取引、しましょう。」
「と、とり。」
「秘密を守ってもらうかわりに。」

「三橋くんのその性格、変えてあげるよ。」


440:ミハモモ
07/07/14 14:52:53 YmRbDQdU
三橋は蒼白を通り越して、白い顔で百枝を見た。
百枝はさらにスカートも脱ぐと、下着姿で向き直り、三橋の股間に触る。
それは、服の上からでも明らかにわかるほど縮こまっていた。
「失礼な子ねぇ。」
百枝はそう言うと、三橋のベルトをカチャカチャと外し、ズボンとパンツを脱がす。

「かっ、かか、監督!」
三橋は慌ててズボンを引っ張り上げる。しかし百枝の力は強い。
膝下まで一気に引き抜くと、隠そうとする三橋の手を抑える。

「フゥン?」
百枝は笑って首を傾げると、小さいままのそれを片手で握る。
三橋は恐怖で硬直した。
しかし、想像していたのと逆に、そこには優しい刺激が与えられた。
「はっ…?」
三橋の口から声が出る。
「かん、とく。何を…。」

百枝の指が、ゆっくり優しくペニスをしごく。
ものの数秒で、それは完全に勃起した。
小柄な体に対して、それはかなり大きかった。
「あらら、すごいのねぇ!三橋くんたら、ここはこんなに男らしいんだ?」


441:ミハモモ
07/07/14 14:54:05 YmRbDQdU
百枝はそう言うと、大きくなったそれをぱくんと口に咥えた。
「!!!」
温かくぬめった口内の感触に、三橋は声が出なかった。
百枝はペニスを咥え、上目で三橋を見る。
柔らかい舌を絡めながら、濡れた赤い唇で笑う。
「監督!やめ、やめて、おっ、オレ!」
出ちゃう!
三橋は百枝の頭を掴んで引き離そうとしたが間に合わず、口内に大量の精液を放出した。

「はぁっ…。」

どくん、どくんと、脈打つペニスに合わせて、三橋の体が震える。
顔を紅潮させ、全てを百枝の口に吐き出すと、今度は一気に青ざめた。
オ、オレ、なんてことを…。

百枝は何も言わずに顔を上げると、ニッと笑って三橋にキスをした。
温かい舌が三橋の唇を割って侵入すると、次いで精液が注ぎ込まれた。
「んぶっ。」

三橋のシャツの胸に、ボタボタと精液がこぼれる。
突然のことに、三橋は言葉もなく、思わず涙が出てしまった。
「どう?三橋くんの味だよ。」
唇から垂れる精液を、ペロリと舌で舐めながら百枝は言う。

442:ミハモモ
07/07/14 14:55:19 YmRbDQdU
「いつもだったらイライラする気の弱さも、今日は可愛く見えるわ。
だって、こんなに素敵なもの持ってるんだもんね。
教えてあげる。女はギャップに弱いんだよ。
三橋くんみたいなメソメソした男らしくない子が、こんなおっきいの隠してたら、
大抵の女はびっくりして、それからきっと喜ぶよ。」

そう言うと、三橋のシャツのボタンをひとつずつ外し始めた。
薄い胸をした少年の体。
百枝がもう1度キスをすると、三橋は目を閉じてそれに応えた。
口の中に、ぬるぬるの百枝の舌が入り込むと、自分の精液の味がする。
体を支えていた両腕の力が抜けて、肘がカクンと曲がる。

「可愛いよ、三橋くん。」
百枝はそう言って、三橋を畳に押し倒す。
馬乗りになった百枝は、腕を自分の背に回し、ブラジャーのホックを外す。
窮屈な布から解放された乳房が、目の前でたぷんと波打った。
うわ…。
生で見る百枝の大きな胸の迫力に、三橋は言葉を失った。

百枝が三橋の手を取り、自らの胸に導く。
三橋の手は緊張からか冷たくなっていた。

443:ミハモモ
07/07/14 14:56:19 YmRbDQdU
「三橋くんの好きにしてごらん。」
百枝は自分の手を下に降ろす。

オレの、好きに…?
三橋が指に力を込めると、冷たい指が柔らかい肉の中に埋もれる。
むにゅむにゅと自分の手で形を変える、2つの大きな膨らみ。
人差し指と中指の間に、まだ柔らかいままの乳首が触れる。
そっと指で撫でると、きゅっと硬くなる。
三橋は思わず唇を寄せた。

「うん…っ。」
百枝の小さなうめきに、驚いて顔を離す。
「ごっ、ごめんなさい。」
怯え顔の三橋に、百枝は優しくキスをする。
長い髪がサラサラと三橋の顔をくすぐった。

「ね、覚えといてね。気持ちいいと、声が出ちゃうんだよ。
嫌がってるわけじゃないの。」
気持ちいいと…。
緊張して鈍くなった頭で考える。
監督は、オレに触られて、気持ちいいんだ。

三橋の手が百枝の胸に再び触れる。
その手はもう冷たくはなかった。


444:ミハモモ
07/07/14 14:57:21 YmRbDQdU
「さぁ、どうしようか?」
上から百枝が見下ろして言う。
三橋は両手をおずおずと百枝の尻に添えた。
「監督の、が、見たい…。です。」

百枝は笑うと、三橋の腕を引っ張って起こす。
2人は対面座位の形で向き合った。
三橋がショーツに手を掛けると、百枝はそっと腰を浮かす。
長い足を曲げて、下着を足首から抜くのを手伝う。
膝頭に手を添え、ゆっくりと左右に押し広げていくと、艶めいた陰毛が見えた。

足を広げた百枝の体に圧倒され、三橋は身震いした。
三橋は手を伸ばすと、そっと指で彼女の秘密の場所に触れる。
そこはすでにしっとりと潤っていた。
指で左右に広げると、小さく音をたてて開いた肉が糸を引いた。
「ね、舐めて…。」
百枝に促され、三橋はそこに顔を近付ける。


445:ミハモモ
07/07/14 15:14:09 YmRbDQdU
初めて見る女性器に、三橋は戸惑った。
なんだ、これ。どうすれば…。
三橋がモタモタしていると、そこに百枝の指が降りてくる。
中指でそっと撫でると、ぴちゃ、と音がして、透明な蜜液が溢れ出してきた。

「ここが気持ちいいんだよ。」
1番上にある小さな突起。
百枝が上に向かって皮膚を引っ張ると、包皮が剥けてピンク色した中身が飛び出した。
濡れた指で、蜜液を塗りつけるように撫でると、心なしか膨らんだように見える。

「三橋くんのコレと一緒。」
伸ばした右足で、三橋のペニスをくすぐる。
「どうしたらいいか、わかるよね?」
三橋は百枝の顔を見上げたあと、秘裂に視線を戻すと、小さく出した舌を押し付けた。

さっき、自分がされて気持ちよかったこと。
舌全体を使って舐めあげ、唇で挟んで吸う。
「は…ん。気持ちいいよ、三橋くん…。」
静かな部室に、百枝の喘ぎと、卑猥な水音が響いた。


446:ミハモモ
07/07/14 15:15:16 YmRbDQdU
「おいで。」
仰向けになった百枝の足の間に、三橋は膝をついて入り込む。
集中し始めた三橋の表情から、完全に怯えが消えた。
いつもは幼く頼りない三橋も、この時ばかりは男に見える。
ふふ、悪くない。
百枝は背中にぞくぞくするような疼きを感じた。

温かいぬかるみに、三橋のそれが挿入される。
「うあ、あったかい…。」
百枝は三橋の腰を掴んで引き寄せると、奥までずぶずぶと飲み込んでゆく。
「んふっ、三橋くん、男の顔になってきたよ。…んっ、はぁ、おっきぃ…。」

三橋は温かな膣内の感触に、体がブルブルと震えた。
き、気持ちいい…。
上半身を起こして、ずっと三橋の表情を見ていた百枝が、体を後ろへ倒す。
長い黒髪が畳に広がった。
「動いてみて。私を三橋くんので気持ちよくさせて…。」


447:ミハモモ
07/07/14 15:16:09 YmRbDQdU
「う、動く…。」
三橋はぎこちなく腰を動かし始めた。
飲み込まれていたペニスが、愛液にまみれて姿を現す。
ゆっくりと繰り返すと、動きはだんだんスムーズになっていく。
「うん、いいよ、気持ちいい…。」

三橋の呼吸は徐々に荒くなり、腰を打つ音が早くなる。
「あ、いい…っ。三橋くん、もっと、擦ってぇ…。」
百枝はぎゅっと目を閉じて、消えそうな声で呟いた。
額には汗が浮き、大きな乳房は激しく揺れ、胸元が赤く染まり始めた。
ぐちゅぐちゅと粘膜の擦れ合う音は、次第に大きくなっていき、
百枝の中がきゅ、きゅ、と吸い付くように小さく痙攣する。

「か、かんとく!オレ、もう、出ちゃう…!」
三橋が震えながら訴えると、百枝は薄く目を開けて三橋を見る。
頬は赤く染まり、唇は濡れて光っている。
「あん、ダメ…。まだ、まだイッちゃダメよ…。」
制止する百枝の甘い声も、もはや絶頂を迎えるためのスパイスにしかならない。
「ダメだ、出る。うわ、あ、あっ…。」
膣内に勢いよく精を放ち、三橋は汗で濡れた体で百枝を抱きしめた。


448:ミハモモ
07/07/14 15:17:27 YmRbDQdU
「ごめんなさい…。」
三橋は両手をついて謝った。
百枝は不思議な顔で三橋を見る。
「何が?」

「だ、だって、オレ…。な、中に。」
出しちゃったから…。
最後は聞こえないほどの小さい声で三橋が言う。
「あはは、大丈夫よ。そこは普段からちゃんとしてるから。もし出来ちゃったりしたら、困るからね。」
あ…。そうだ、監督は志賀先生と…。
三橋は胸がずきんと痛むのを感じたが、その理由はわからなかった。

「してる時の顔、かっこよかったよ、三橋くん。」
百枝は三橋の頬に手を添えると、ちゅ、と優しくキスをする。
三橋は伏せられた百枝の長い睫毛を見つめていた。

放課後、百枝は何もなかったかのような顔で、部活に出ていた。
三橋は自然とその姿を目で追う。
時々、視線が絡んだが、百枝はいつもと同じ顔で笑った。
あまりにも普通の態度に、怖さと、よくわからない不安を感じて、胸がモヤモヤした。


449:ミハモモ
07/07/14 15:18:26 YmRbDQdU
三橋はいつもの倍くらい疲れて帰宅し、シャワーを浴びるとベッドに倒れ込んだ。
朝の出来事を思い出すと、体がじんと熱くなる。
耳にいつまでも、百枝の声が残って消えない気がする。
百枝のことを考えると、またわけのわからないモヤモヤを感じて不安になった。

―性格、変えてあげるよ。

自分は本当に変われるのだろうか。
変われたら?
百枝は自分を認めてくれるだろうか。

三橋はベッドに潜り込んだ。
胸が締め付けられる感じは収まらず、ぎゅっと枕を抱える。
疲れた体は、不安を抱えたままあっという間に眠りに誘われて行った。

変わり、たい…。
いつの間にか、三橋は小さく寝息をたてていた。
幼い三橋は、自分の中に芽生えた感情が何なのか、まだ知らない。

450:ミハモモ
07/07/14 15:19:37 YmRbDQdU
終わり。

451:名無しさん@ピンキー
07/07/14 15:46:27 Rq/NBw4P
いやーGJでした!恋より先にセックスを知っちゃったか三橋よw
自分も三橋はデカチンだとふんでたんだ、わろたw
そして自分の精液を飲まさせるなんて…モモカンはドSだね

452:名無しさん@ピンキー
07/07/14 17:48:16 YmRbDQdU
あ、人いたwwどもども。
自分の中の勝手なイメージだと、
デカい→花井、三橋、
ふつう→阿部、田島、叶、
なんとなくそう感じたww

453:名無しさん@ピンキー
07/07/14 18:12:30 Rq/NBw4P
わかるwなんか阿部って仮性っぽい

モモカンはシガポと絶賛不倫中なところもイイ!ね。スキモノってかんじがしたよ
ミハモモ自分も書こうとしたけど、ほんと難しい…三橋の書き方が。GJでした


454:名無しさん@ピンキー
07/07/14 19:55:17 RpiIvOlp
ミハモモ乙!
ミハは乗られる系が多いなと思ってたので頑張ってる姿に萌えますた
モモカンがエロ好きそうで良かったっす!

455:小ネタにしうらーぜ
07/07/14 20:11:07 hFS/uXOL
GJサンクス!
突発で続きを思いついたので投下します~。

456:続小ネタにしうらーぜ
07/07/14 20:12:27 hFS/uXOL

その日の敗者は・・・・ミハシ。

オレはなんとか最下位にならずにすんでほっとしたが
三橋か・・・・。いろんな意味で心配だぜ・・・。
周りを見たら皆あいまいな顔で三橋を見てる。
そりゃ、心配だよなあ・・・・。

「三橋罰ゲームだ!んで、おかず回数は何回なんだ?」

でた。空気を読むことすらしねえ田島。勇者だ。
三橋はびくっと体が跳ね、決して俺らと目をあわさずきょどきょどして。
あいかわらずキモくびくつくよな~と思ってたら
阿部が思いっきり三橋を睨んでやがる。
「おい阿部、睨むな睨むな。」
「あ、おお。」

唐突に、三橋が叫びだす。
「お、お、お、お、かずって・・・?からあげ・・とかだよね?」

こいつおかずの意味わかんねーのか!?
ウソだろ?
そうだ・・こいつ中学時代、友達いなかったんだ・・・・。
そんな知識仕入れることすら、できなかったのか・・・・。不憫すぎる。
うわ、涙がでそうだぜ。皆も目に涙を浮かべてる。

「ちっげーよ。三橋。篠岡を想像して、オナニーしたかってことだ!」
神だ。拝みたいぜ田島。
「おっおっおっ!!」
体中真っ赤になってさらにキョドリ出す三橋。さすがにオナニーはすんのか。
そりゃそうか。


457:続小ネタにしうらーぜ
07/07/14 20:13:16 hFS/uXOL

「まあまあ、ここで発表する必要はねえよ。篠岡にいえばいーんだからよ。」
いたたまられない空気の中、締めを試みる。我ながら、鬼だ。

「今日はもう解散すんぞー。三橋3日以内にっていうことらしいから、
まあ、その・・・・がんばれ。」
「あっ・・あ・・・あの・・」
背を向けようとした俺に、泉がこずいてきた。ん?なんかいうぞ、三橋。

「お、おれ・・しのっおかさ・・んで、した・・・ことない、よ。」
「まっまじか!?ウソだろ!?」
いっけね。これじゃあおれはネタにしてるっていってるもんじゃんか。
周りの視線がいてーぜ。人一倍顔赤くしてんのは栄口か。
ああ、惚れてんのかなあ。

「だっだって・・・しのおか、さんムネ、ない、し。」
ひどすぎる三橋。実は巨乳派なのか。じゃあモモカンで抜いてんのか。
見かけによらねえな。

「え~と、じゃあよ。篠岡には0回だっていえよ。とにかく罰ゲームはしないと
さらに恐ろしい罰ゲームがまってるからよ。」
ブンブンと首がすっぽ抜けそうな勢いで同意する三橋。
なんとかなりそうでよかったぜ。


しかし、罰ゲームはあと2日分ある・・・・。
明日明後日の練習は気合入りそうだぜ。


---終わる---


458:続小ネタにしうらーぜ
07/07/14 20:16:27 hFS/uXOL
遅まきながらミハモモGJでした!
こってりエロかけるのうらやましいっス!

なんとなく3日分にして見たが、あと2日分がんばってみたいっッス!
目汚しスマソ!!


459:名無しさん@ピンキー
07/07/14 20:20:03 Rq/NBw4P
なんか0回っていうのも傷つくだろうなというかなんというかw
巨乳好きの三橋にワロタwwwwwwwwwwwww
なんか和んだよGJ

460:名無しさん@ピンキー
07/07/14 20:33:33 e1yeIrjI
三橋wwwww
というか阿部さん自重しろ

461:名無しさん@ピンキー
07/07/14 20:42:37 YmRbDQdU
わははww
うらーぜにはこういう明るいの似合うね!
残りの罰ゲームが楽しみww

462:名無しさん@ピンキー
07/07/14 20:50:49 8HlRoxEz
GJ!何気にヒドい三橋にワロタw

463:名無しさん@ピンキー
07/07/14 22:16:42 Rq/NBw4P
ここのスヤチヨ見たあとにアニメ見たら巣山がすんげえカッコよく見えた俺。

464:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:32:29 8Wy1RmG0
>>586
わかるわかるwww俺もそうだった

465:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:40:46 R7TMNLtC
三橋wwww自重wwww
らーぜの明るいエロ話はいいね!
だけど、なんでか阿部と花井がエロ話するとすげーエロそう。特に阿部。
他は田島が率いて結構おおっぴらに話してそう。特に9組は馴れてもう淡々と。

466:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:43:44 AYH8a1a/
オカズ報告されたって言われた方はどう反応すりゃいいんだろうww

467:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:45:42 ck3MjdUl
9組の場合、泉は冷静に突っ込み役に徹するのか、
それともノリノリでエロ談義に加わるのか…
泉はいまいちキャラが掴めんなー

468:303
07/07/15 01:17:39 BRwqkmNs
今晩は。前スレで何回か投下しました303です。前スレではお世話になりました。

一本書き終えましたので投下にやってきました。
モモカンと三橋の話です。

それでは投下作業に入ります。

469:名無しさん@ピンキー
07/07/15 01:18:12 cljoScYr
小ネタ爆笑したwwGJ!
しのーかでは抜けないって三橋よ…阿部以上にひどいやつだな。
田島が初めてネ申に見えた。

470:監督とエース1
07/07/15 01:19:35 BRwqkmNs
 ―三橋君のメンタル面をどうにかできないだろうか

 私、百枝まりあがこう考えるようになったのは、三橋君たちが西浦高校硬式野球部の第一期生として入部してきてそう日が
経っていないときのことだった。 

 ストライクゾーンを九分割にして投げ分けることのできる卓越した制球力。それと変化球も三種類を投げ分けると高校一年生
にしては、いや、高校生としては実に器用さも兼ね備えている。ただストレートの最速は百十キロ台ちょっとと球威には
いささか欠けると言わざるを得ないものの、十分すぎるほどに魅力的な投手だといえる。
 この能力を知ったときは胸の高鳴りを覚えたものだ。投手をやっていた人間から見れば、それは正に垂涎の的という言葉が
あてはまるものだった。
 このことから彼は稀有な存在であるといえる。

 投手の能力を語る上で球の速さを抜きにすることはできない。
 私自身も少年野球に入って野球の魅力にどっぷりとはまっていった小学生のころは、プロ野球のテレビ中継で映る百五十キロ
超の剛速球を投げ込んでいく速球派の投手に強い憧れをもった。それでも次第に気づいていったのだ。どんなに速いストレート
を投げることが可能であってもそれだけではどうしようもないということを。
 このことはプロ野球だけでなく高校野球レベルでも実証されている話だ。
 最近のピッチングマシーンは百五十キロを有に超えるスピードを容易に出すことができる。これによって事前からある程度の
準備・対策をすることが可能となる。まあ、実際に人間が投げるボールとは球質が違うのは言うまでもないが、試合が進む
につれて速球派の投手と対峙している打者たちは次第に目が慣れていきタイミングが少しずつ合っていく。そして、その投手は
相手校につかまる(もちろん、バッターに相応の技術が伴っての話だ)。
 全国大会で前評判の高い速球派の投手たちが能力を発揮することができずに敗退していくケースが多いことを例に挙げれば
わかりやすいと思う。
 
 打者を圧倒する唸りを上げるような剛速球にキリキリ舞いさせるキレのある変化球。そして正確無比のコントロール。こんな
三拍子揃った完全無欠の投手など存在しない。もしいたとしても、そんな投手になれる素質を持った子はうちのような公立の
しかも野球部を新設したばかりの無名校などに来てくれるはずなどない。
 だが、うちには三橋君が来てくれた。これは彼にも話したことなのだが、彼は将来的に百三十キロ台までスピードを上げる
ことができるはずだ。高校野球レベルまでならば、この球速で十分なのだ。この速さでも、三橋君には緩急をつけることが
できる多彩な変化球と確かなコントロールがある。
 それと彼を巧みにリードすることができる優秀な捕手の阿部君もうちに入ってくれた。

 今年がダメだとしても、三橋君が順調に育ってくれれば彼らが三年生になるころには本当に甲子園出場を狙えるチームとなる
だろう。
 ここまで三橋君ばかりを持ち上げると贔屓だと思われるかもしれない。でも、これは仕方がないことなのだ。結局のところ、
野球というスポーツは投手がしっかりしていないと話にならないからだ。

 このように私は三橋君のことを高く買っている。それでもさすがにあのウジウジオドオドしたところだけはいい顔をすること
はできない。人の性格を変えることが容易ではないということは理解している。ましてや彼の場合は、中学生時代の暗い経験
からきているものなので根深いものなのだということは想像に難くない(私は詳しくは知らないが)。それでも、投手を
やっていく上であの性格は正直向いていないと言わざるを得ない。
 このことだけが野球部を始動させてから唯一引っかかっていた。
 
野球センスに溢れる田島君や、野球の実力も一級品で主将としての人間性も光る花井君などの個性的な面々をみっちりと
三年間鍛え上げる。そうすれば、私学優勢の風潮が色濃い今の高校野球界―その例外に漏れないここ埼玉でも必ずや面白い
結果をもたらすことができるだろう。
 
 私はこの幸運を授けてくれた野球の神様に心から感謝していた。

471:監督とエース2
07/07/15 01:20:31 BRwqkmNs
 今のところ西浦野球部は誰一人として脱落者を出すこともなく順調にきている。志賀先生の協力もあって部員たちが退屈―
飽きるような練習メニューをやらせていないというのも大きいと思う。それに先輩たち、上級生がおらず同じ学年の
気のいい人間たちだけだという環境も居心地がいいことだろう。
 そのようななかで日々着実に力をつけていく彼らを見ていると自然と目を細めてしまっていた。これが指導者冥利に尽きる
ということなのだろうかと、私は非常に充実感を得ていた。それでも心配事はあった。
 それは三橋君のことだ。
 彼の阿部君への過剰なまでの信頼。
 肯定的な捉え方をすれば二人とも打ち解けつつあり、バッテリーの信頼関係が徐々に構築されてきているということになる。
一方、ネガティブな見方をすれば三橋君は阿部君でないと能力を発揮できない困った投手ということになるだろうか。
 これでは困るのだ。
 うちの野球部は十人しかいない。野球は九人でやるスポーツなので、控えは一人だけということになる。補欠の西広君は
高校入学から野球を始めたばかりなので今の時点では戦力として数えることはできない。ということはスタメンの九人のうち
誰か一人でも欠ければ、西浦は黄色信号が点灯してしまう。
 このため西広君は比較的楽なレフトで指導して、他のメンバーには複数のポジションを守れるように練習をさせている。
それと二人目の捕手には田島君を充てるようにした。持ち前のセンスを発揮してくれており、彼もそう遠くないうちに捕手が
板につくまでになるだろうと思う。
 一番の最悪のケースが阿部君の離脱だ。三橋君は阿部君のリードだからこそ自分は投げることができていると考えている。
確かに阿部君の存在はうちのチームで占めるウエイトの割合は大きい。阿部君が抜ければうちは手詰まりとなってしまう可能性
が濃厚であるといえるだろう。

 ―阿部君が受けてくれないとまともに投げられません

 これでは困るのだ。このことは私のなかでとても大きな頭痛の種として居座るようになっていた。もうじき梅雨に入り
夏の大会の組み合わせ抽選会も迫ってくる。
 だが、それでも私は未だに具体的な解決策を見出すことはできていなかった。

472:監督とエース3
07/07/15 01:22:01 BRwqkmNs
 午前からのバイトを終えて家に帰ってくるとシャワーを浴びて汗を流しサッパリとしていた。昼食の後に自分の部屋へと
戻ろうとしたところで、思い出したようにして弟の部屋へと寄ることとした。
 軽く室内を物色して勉強机にお目当てのものを見つけてそれを取り、ベッドへと横になっていた。何を探していたかというと
アマチュア野球の雑誌だ。私の弟は現在、大学一年生で小学生から始めた野球を今でも続けている。彼はこの雑誌を講読しており
私はそれをこっそりと今日のようにして見せてもらっていた。
 その雑誌は主に学生野球を扱っており、野球クリニックのコーナーが設けられていた。それとともに練習方法などが掲載
されており参考としていた。
 「―なるほど」
 今月号は残念ながらお目当ての練習方法は載っていなかったものの、十分魅力的な記事があった。甲子園常連校として名を
馳せている学校の監督さんのインタビューだった。

 私には西浦高校の監督を引き受ける前に指導者の経験はなかった。高校時代は軟式野球部に所属していたものの、ただの
野球好きな女子高生に過ぎなかった。卒業後に進学した短大も当然ながら野球部などはなく、二年間をなんとなく過ごした
だけであった。その後、就職先でのスケベ上司によるセクハラに頭にきてボコボコにしてやってあっという間に退職。もともと、
ただ卒業後の進路を確保しなければならないという気持ちからの就職―自分がやりたいことではなかったので、これといった
後悔はなかった。
 その後、気ままなフリーター生活を送っているなかで頂いた話が母校の監督の話で大いに心を揺さぶられるとともに
ピンときた。

 ―私がやりたいことはこれだったんだ

 学生時代にやることができなかった硬式の高校野球。叶わなかった青春時代を再び―という代償行為といえる心情から
私は引き受けていた。
 とはいうものの、公立校のそれも一度は廃部となっていた部活を復活させようというのだから予算はあまり下りるはずも
なかった。そんなわけで、ほとんどを私がアルバイトをしたお金が基本資金ということになった(顧問に就任することと
なった志賀先生も協力してくれたが)。
 それでも自分がやりたいことをやらせてもらえるチャンスをもらえたのだ。お金を用意することは苦にはならなかった。
体を動かすことが好きだったので、稼ぎのいい肉体労働系のバイトに切り替えていくことに抵抗はなかったのだが問題がひとつ
あった。
 指導者になるにあたって絶対に必要なもの。素人レベルではない、野球のより詳しい知識だ。
そのためバイトをしつつも、様々な専門書を購入もしくは借りるなどして読み耽っていった。
 ボールの扱い方は自信があったけれど、それは軟式球の話だった。そのため家で空いた時間を使って硬式球に触れて慣れる
ようにもした。監督がノックのひとつもできないようでは話にならないからだ。

 ―監督が女ぁ? ありえないでしょ

 こうなることは目に見えていたから持ち前の負けず嫌いな根性を発揮して熱心に取り組んでいった。
 この間、およそ一年余りのことであった。

473:監督とエース4
07/07/15 01:23:11 BRwqkmNs
 「んー、勉強になったなー」
 軽く伸びをしたところで布団の下の感触に気づいた。弟も若い男だ。溜まっているものもあるだろう。
 「もうちょっと隠し場所には気を使ったほうがいいわねえ……ほらビンゴ」
 手をやって探ってみれば予想通りの代物が出てきた。写真誌ではなくマンガで胸の大きい女の子がそれを隠すこともなく
半裸状態で媚びるような視線でポーズをとっていた。こういうものはほとんど見たことがないからよくわからないのだが、
これをレジに持っていくのってかなり恥ずかしいのではないだろうか。
 壁に掛けてある時計を見れば二時過ぎだった。午後の練習は夕方五時からで私は四時前ぐらいの出発なので時間はまだ余裕だ。
 「…………」
 興味本位というか暇つぶしというか、私はなんとなくそのエロマンガを開いていた。
 
 「―意外にありそうな話よね」
 読み終えたそれを静かに閉じつつ、思わず呟いていた。
 マンガの内容は高校の野球部を舞台にしたもので、試合で打ち込まれたため自信をなくし落ち込むエースを彼に思いを寄せて
いるマネージャーの女の子が彼とエッチをして励ますというものだった。
 そういえば愛読していた高校野球のマンガでもエースとマネージャーのカップルという組み合わせは珍しくなかった。
ひとつの王道というものなのかもしれない。
 「……三橋君が女を知って男として自信がつけば、あのウジウジオドオドしたところもなくなるんじゃないかしら」
 手にしていたマンガをぶらぶらと弄びつつ、起き上がって胡坐をかく。
 「でも、千代ちゃんにこんなことさせられないわよねえ……」
 頭にうちのマネージャーである篠岡千代ちゃんを思い浮かべる。西浦野球部にとって欠くことのできない存在となった子だ。
気立てもよく、野球大好きで一生懸命にマネージャー業に励んでくれており、文句のつけようがない仕事ぶりを
見せてくれている。 
 (こんな変なことをさせるわけにはいかないよね。別に三橋君のことが嫌いではないだろうけれど……。というよりも、
 あの子達は可愛いマネージャーは皆のものとかで抜け駆け禁止の協定を結んでいるらしいし)
 今時の高校生みたいに擦れたところがない彼らのことを思うと自然と笑みを浮かべていた。私としてもこれは好都合だった。
別に恋愛禁止とかいうわけじゃない。高校生なんだから恋愛のひとつでもしたほうが健全だ。とはいっても、うちは
十人しかいないわけで、そのなかで付き合うとなればほぼ間違いなく人間関係に摩擦が生じることだろう。余計な面倒事になる
恐れがないのは正直助かる思いだった。
 とりあえず、手にしていたマンガを元の位置に戻した。
 「それなら、私が三橋君に女を教える……?」
 立ち上がって時間を確認すれば三時を少し過ぎたところで、野球雑誌を机の上へと置いて自分の部屋へと足を向けた。
 (三橋君ってあの虐めてくださいみたいな雰囲気がそそるっていうか。普通の男子高校生みたいにガツガツギラギラした
 ところがないのよね。それに女の子みたいな中性的な顔をしているし、将来は間違いなくいい男になるだろうし……)
 自室に入りタンスを開けてソックスを履き、その上にストッキングを重ね履きして練習着のズボンを穿いていく。ハイネック
のアンダーシャツをすっぽりと着たところでベルトを締めて、姿見でおかしいところがないかを確認した。
 「―ん? というか、三橋君って私の好みに当てはまっている……?」
 
 部屋を出て縁側にてのんびりと午後のお茶の時間を楽しんでいる祖母に挨拶して家を出て車庫に止めてある愛車―原付に
跨って出発した。
 頬を撫でていく風が心地よい。
 (先行投資というか、先に唾をつけとくってのもありかもしれないわね……って、何を考えているのよ、私は。
 監督が部員に手を出す―大人の女が未成年を誘惑だなんて、いかにもワイドショー受けしそうな話だってば。こんなことで
 有名になんかなりたくないし、第一、淫行で捕まりたくなんかないわよ)
 赤信号へと切り替わったため停車する。ウィンカーで進行方向に合図しながらあごへと手を当てていたところで、ヘルメット
の上から頭を軽く叩いていた。
 「こんなバカなことは考えていないで今日も練習に励まないと、ね」
 対向車に注意し二段階右折をして練習グラウンドへと急いでいった。

474:監督とエース5
07/07/15 01:24:10 BRwqkmNs
 日曜日。かねてから計画していたとおりに練習試合を午前・午後のダブルヘッダーで組んでいた。実戦は通常の練習の何倍もの
経験を得ることができる。勝ち負けを気にしていないが、どうせなら勝利のほうがいいことは間違いない。そのため、
あの子達には言っていないが十分に勝てる相手を選んでいた。
 もっとも、一年生しかいない新設校と練習試合を組んでくれる学校なのだから相手をしてくれるだけで御の字というものだ。
感謝をしなければならない。

 午前は3対0で勝利を収めることができた。
 そして、昼食休憩をはさんで午後の試合が始まった。
 この試合中にアクシデントが起きてしまった。阿部君が走塁中に相手の内野手と交錯して足を痛めてしまったのだ。
本人は大丈夫と言ってきたが、私はそれでも彼をベンチに引っ込めた。幸い軽い足首の捻挫で済んだものの、
捻挫は甘く見ていると癖になる恐れがある。それに今はまだ無理をするような時期ではないし、
ここらで西広君に試合を経験させるのもいいだろう。そう考えて守備位置をそれぞれ変更して捕手には田島君をもってきた。
 私は重要なことをすっかり忘れてしまっていた。三橋君のことだ。
 阿部君にベンチから捕手へと配球の指示を送らせているものの、動揺を隠せていなかった。不必要に間が長くなってしまって
テンポが悪くなり守備のリズムが狂い、エラーを犯してしまう。不運な当たりも重なったので同情の余地も考えられるが、
ずるずると失点を重ねてしまう展開が頭をよぎり決断をしていた。
 午前に投げた花井君をマウンドに送り、三橋君は花井君が守っていた外野の守備位置に移した。明らかに憔悴して落ち込んだ
様子が見受けられたが、可哀想かなと思うよりも苛立たしさが上回っており特に気に留めなかった。

 結果は5対4―。薄氷の勝利というやつだった。結果的に交代が終盤の八回で助かった。これならば連投した花井君にも
大した負担とはならないだろう。
 試合後、三橋君はいつにもまして私と視線を合わせようとはしなかった。

 (これは考えていた以上に深刻だわ……)
 帰り道にて原付を運転しながら私の口からはため息が止め処なく漏れていっていた。

 お風呂を済ませて夕飯をとると普段以上の疲労を感じて早々に自室に引っ込んだ。とにかくだるくてベッドにそのまま
ダイブしていった。
 (三橋君を何とかしないと取り返しのつかないことになる……)
 頭に占める割合はうちのエースのことが圧倒的だった。あれほどまでに信頼、いや依存といったほうがいい。阿部君への
依存心が大きいものだったとは思わなかった。
 何度したかわからないため息をまたつきながら、昼間に見ていたエロマンガのことを思い出す。
 「―やるしかないわね。一回だけよ、一回だけ。あの子も口が堅いと思うからきっと大丈夫でしょ」
 そのまま心地よい眠気へと身を委ねていった。 

475:監督とエース6
07/07/15 01:25:20 BRwqkmNs
 一夜明けた月曜日。昨日の試合後に予告していたように今日は週一のミーティングを開催していた。放課後に学校の視聴覚室を
借りて、最近の練習のことや昨日やった二試合の反省点などを話し合わせていた。
 この間、私は特に口を挟むこともなく少し離れた場所で部員全員に提出させたレポートをチェックしていた。自分のプレーの
良かったところ・悪かったところを実際に文章にして書き起こしてみるとよく頭に入る。それに、お世辞にも勉強ができる
という子は少ないから勉強の一環にもなるだろうと考えて採用したことだった。
 試合の直後に反省会を開くのもありだが、一晩時間を置くことでより深い考察をすることができる。それにゲームを終えた
直後の興奮状態でやっても実のないものになってしまう可能性もある。
 それぞれの個性が出ているレポート用紙を見つつも、話し合いの様子を耳に入れることも忘れなかった。

 「―監督。一応、終わったんですけど」
 「うん。それじゃあ、今日はこれで解散ね。寄り道なんかせずにさっさと帰るんだよ。明日からはまた練習だから、
 しっかりと休んで疲れをとっておきなさいね」
 部員全員が立ち上がっての挨拶を私はパイプ椅子に着座したままで鷹揚に返していた。ぞろぞろと出入り口に向かっていく
彼らを最後尾からこっそりとついていく三橋君に視線を向ける。

 ―そういや、今日は一度も目が合わなかったなぁ

 それだけ昨日の降板指令が応えているのだろう。私から逃げたいのだろうが、この後に話があるので帰すわけにはいかない。
 「あっ、そうそう。三橋君だけは残ってね。昨日の試合について話があるから」
 ギクッと見ているこちらが笑ってしまうほどのリアクションだった。キョドキョドと周囲に助けを求めるような顔色を
していた。
 「三橋ー、じゃーなー」
 田島君を先頭に残りの部員は脱兎のごとく駆け出していった。私が説教する―触らぬ神に祟りなしというところか。まあ、
舐められるより怖がられる存在であるほうが監督としては有益だろう。
 「さて。じゃあ三橋君、こっちにいらっしゃい」
 私の向かいの席を指差しつつ告げていた。さながら三橋君は判決を受ける直前の青ざめた被告人のようだった。

476:監督とエース7
07/07/15 01:27:49 BRwqkmNs
 「あのさ。三橋君は投手にとって一番大事なことって何だと思う?」
 夏が近いということで日はまだまだ高く、今のところ照明をつける必要はない。
部活に励んでいる運動部の掛け声が遠くから聞こえてきていた。相も変わらず三橋君の顔色は青かった。
少し、心外だった。せっかくなるだけ優しい声音で聞いてあげたというのに。
 「……?」
 「質問を変えましょうか。三橋君は自分に足りないものって何だと思う?」
 「えっと、スピード、球威だと思い、ます」
 「それはもうわかっているよね」
 まったくなんのフォローもなくあっさりと肯定した私を見てガーンという擬音が聞こえてきそうなほどに固まってしまって
いた。
 「球速は一朝一夕ではつかないもんだよ、特にね。それこそ、寒い冬場に走りこみとウエイトの時間を徹底的に増やして
 春先に投げてみて実感するような場合がほとんどなんだから。まあ、これは置いておいて。
 私が指摘したいものはもっと根本的なことよ」
 目を伏せがちで一向に視線を合わせてこない彼に苛立ってきていた。さっと立ち上がって三橋君の顔を両手で掴み、ぐっと
上に向かせた。
 「人と話すときは相手と目を合わせる。でないと失礼よ」
 「は、はい……っ」
 「それで、何かわかる?」
 椅子に座りなおして先ほどの質問を再びした。間違えていたら叱られるとでも思っているらしく、真剣な表情で
自分なりの答えを出そうと考えている様子だった。しかし、考えても出なかったようで力なく首を左右に振ってきた。
 「……わからない、です」
 「ここよ、ここ。つまりハートね」
 ぐっと立てた親指を左胸にトントンと当てていた。
 「……?」
 「精神論になってしまうけれどさ、結局のところハートが強い―マウンド度胸が投手にとって一番大事だと思うのよ。
 どんなアクシデントにも動じない精神力、というかね」
 暗に昨日の動揺っぷりを匂わせる。
 「マウンド、度胸……?」
 「そう。入学当初に比べてマシになってきたかと思っていたのね。でも、昨日の試合を見ていてそれは間違いだったと考えが
 変わったわ。三橋君はさ、阿部君がいないと何もできない投手になってしまう。こう思っているんでしょ?」
 二、三秒ほど間が空いてコクッと頷いてきた。
 「確かに彼は優秀な捕手だと私も思う。でもね、彼が故障してしまったら三橋君の投球を受けることができなくなるでしょ?
 もうすぐしたら始まる夏の大会でも昨日のような事態を考えられることだと思うわ」
 「…………」
 「三橋君が阿部君を信頼―頼りたいという気持ちはわかるし、バッテリーは一心同体が理想的だからね。三橋君の考えを
 否定はしない。だけれど、エースがそれではダメ。捕手は関係なく、自分の力を出せるようでないといけないわ。
 三橋君が一本立ちしてでっかい柱になってくれないとうちは勝ち上がっていけないのよ……っ!」
 
 ―ドンッ!

 「……っ!?」
 いけない。少し熱くなってしまった。思わず机を力いっぱいにぶっ叩いてしまい、目の前にいる三橋君は驚いたり怯えたりと
表情をグルグルと変えている。
 こほんと軽く咳払いして体裁を取り繕い、努めて優しい笑顔を浮かべる。

477:監督とエース8
07/07/15 01:29:05 BRwqkmNs
 ここからが本題だ。しくじることはできない。
 「ところで、三橋君は好きな女の子っているの?」
 「え……っと、いない、です」
 「そっか」
 これで第一関門はクリアだ。さすがに意中の相手いるのなら、強引にレイプまがいのような真似はしたくない。
 「それなら今までに付き合った経験はあるの?」
 さすがにストレートに童貞なの? とは聞かなかった。とても繊細な子だから傷つける、バカにするようなことを口に
するべきではない。
 ふるふると左右に首を振って否定をされる。
 そのまま立ち上がって出入り口へと歩いていき、内側から鍵を掛ける。続いて窓際のカーテンと暗幕を閉めていく。これで
外側からの日光が入らないため、かなり暗くなってしまった。そのため、照明を点して三橋君へと振り返っていた。
 「……?」
 私の行動がまったくわからないということなのだろう。きょとんとしている。自分が腰掛けていた椅子には戻らず三橋君の
もとへ―彼の膝の上に腰を下ろしていた。
 「か、カント、ク……?」
 「三橋君はさ、自分に自信が持てないんでしょ? だからピッチングが揺らぐ。影響が出てしまう」
 「…………」
 「私が自信をつけさせてあげるわ。セックスして男の子から大人の男になれば、幾分かは余裕ができてくるはずよ」
 言ってしまった。もうこれで後戻りはできない。胸の動悸が止まらない。それでも、何がなんだかわからなくてポカンと
している彼の顔を見ていると、先ほどからの緊張はいつの間にかなくなっていた。予想通りの反応を目にしたことによって
可愛いという思いがわき上がってきていた。
 「あ、あう、え……っ?」
 「大丈夫。怖がらなくても私が全部してあげるから」
 すっと三橋君の膝を離れ立ち上がって着ていた服を落としていく。今日は暑かったので薄着で来たため、脱ぐのに時間は
掛からない。Tシャツとデニムのタイトスカートを床へと落とし、身につけているものは対になっている黒のブラとショーツ
だけとなる。
 「……っ!」
 生唾を飲む音が聞こえてきた。自分ではスタイルにかなり自信があるため当然の反応よねと自惚れたりしているが、やっぱり
異性を興奮させていると思うと嬉しいものだった。
 「ふふっ」
 食い入るようにして見られている。とても熱を帯びた視線だった。かといって、まるっきりスケベな目というわけでもなく、
まるで神々しいものを見ているかのようだった。さっと股間へと目を向ければ性的興奮を感じている確かな証がそこにあった。
 ぷちっとブラのホックを外して自慢のバストを露出させる。これにも当然のように息を呑んでいるようだった。ショーツも
脱ぎ捨てて私は生まれたときの姿へとなっていた。
 「どう? なかなかのもんでしょ?」
 「は、はははは……っ、はいっ」
 
 ―やっぱり三橋君は可愛い。この子を私のものにしたい

478:監督とエース9
07/07/15 01:30:32 BRwqkmNs
 一度っきりの情事だと昨夜誓い、今日もそう思っていたはずだった。だが、その決意は揺らいでいきそうだった。
 そのままパイプ椅子に座っている彼の足元に跪き、ベルトを外してズボンを脱がす。
 「あっ、えっと、そ、の……」
 「私が全部してあげるから、三橋君は何もしなくていいのよ」
 何か引っかかるようなことでもあるのか、どこか焦っているような声音だった。私はその初々しさに大いに刺激されて下着を
引き下ろしていた。
 「え……っ?」
 絶句していた。隆々と反り返る男性の象徴が目に飛び込んできたのだ。なんというか、桁外れのサイズだった。
 私はかなりもてていたので男性経験もそれなりにあった。その今まで見てきたものが、一体なんだったのだろうかと疑問を
覚えるほどの威容を誇っていた。

 『大人顔負け』

 この言葉が頭のなかに浮かんでいた。童貞の―未使用のものらしくそれは綺麗なピンク色であったけれど、逆にそれが
威圧感にも感じる。
 「……?」
 (というよりも、こんなのが出てくるなんて考えもしないわよ。恥ずかしがっているから包茎の皮を被ったオチ○チンとかかと
 思ったのに……これって反則じゃないの? こんなに立派なモノを持っているんだから間違いなく自信を持つべきよ。
 そういえば、合宿のときにチ○コの見せ合いだとかを銭湯でやっていたっけ。
 ギャーギャー騒いでいたのに三橋君の番になったら急に静かになっていったわね……)
 隣の女湯からでも聞こえてきていた喧騒を思い出していた。注意しようかと思ったけれど、自分たちだけの貸しきり状態
であったので何も言わずに、裸の付き合いっていうしコミュニケーションの一環として黙認したんだった。
 一緒に入っていた千代ちゃんはこれを聞いて顔を真っ赤にして視線を泳がせていた。
 
 いつの間にか無意識に三橋君の逞しいものへと舌を這わせていた。
 「えっ……あっ」
 「んんっ……ちゅ……れろ……はぁん」
 ディープスロート―喉の奥まで咥えてあげたいところだが、この太さと大きさのオチ○チンでは顎が外れるという恐怖感が
勝ってしまって無理だった。
 代わりに唾液をたっぷりとまぶしてヌルヌルにして舐めしゃぶっていく。睾丸をやわやわと優しく揉み込んで刺激し、
下からも快楽を送ることも忘れない。
 「ちゅる……ふぅん……やだ、まだ大きくなるの……?」
 この倒錯した雰囲気に酔ったせいなのか。私のアソコはおびただしい湿り気を湛えていた。床に粘り気のある愛液を
滴らせていっている。まさかフェラチオをしているだけでこんなに濡らすとは思わなかった。かなり久しぶりのセックス
なので性感には鈍感になっているはずなのに、私の身体はいやらしく火照り続けていった。
 「ん……ちゅ……ちゅる……んっ」
 さきほどの顎が外れるかもという恐怖は霧散してしまったらしい。ピクピクと苦しげに動く先端を口に含み、できるところまで
咥えていっていた。左手は濡れそぼった秘唇へとやってまさぐり、淫らな水音を奏でさせて、
残った手で棹の部分をしごいていく。
 「くぅ……っは……だ、だめ」
 「じゅるるるっ……ずちゅるる……むくちゅ……んっ」
 スパートをかけてそう経たないうちに三橋君は私の口の中で爆ぜていた。尿道口からドロドロとしたゼリーのような精液が
流れ込んでくる。気を抜けば噴き出してしまいそうだったけれど、教室を汚してはいけないと思い、
懸命になって受け止めていった。
 一分近くもかかってようやく精の放出は収まってくれた。私は口いっぱいに溜まった精液を飲み干した。
 今まで付き合った男たちにもフェラをしたことはある。でも、ザーメンを呑むことだけは頑なに拒否していた。だが、今の
自分は嫌悪感は微塵もなく、それを呑むことに躊躇はまったくなかった。
 何故だかはわからない。
 「んっ……。三橋君、オナニーはしてる? ものすっごく濃かったわよ」
 唇に垂れてきた精液を舌で舐め取りつつ、会館の余韻に浸っているらしい三橋君を見上げる。
 「あぅ、えっ、と。最近、は……練習が終わると、疲れてて、帰るとすぐ寝ちゃう、から……」
 「なるほど、どうりでね」
 見上げていた視線を戻すと一度出しても萎えることなく天井へと上向いているオチ○チンがそこにあった。
 「これなら余裕ね。もっと気持ちいいことをしましょう?」
 確認などできないが、私はとてもいやらしい淫らな顔をしているんだろうなと思っていた。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch