スーパーロボット大戦R  時空を超えたSEX at EROPARO
スーパーロボット大戦R  時空を超えたSEX - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:27:38 LksnT0b5
まあ期待はしないでのんびり待っててください
そしてこれからも良質なSSをどうかよろしくお願いします

51:名無しさん@ピンキー
07/07/02 01:07:14 K82DjlEM
N・T・R!N・T・R!

52:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(5) 1/4
07/07/02 13:11:12 8yu5E3kx
 P.M.6:00
 今日も一日の仕事が終わった。部屋に戻ってからシャワーを浴びて着替え、食堂に向かう。
 食堂ではエクセレン少尉が、ブリット少尉、クスハ少尉と一緒に夕食を摂っていた。
 キョウスケ中尉は残業らしい。
 エクセレン少尉から、時間が空いてるなら今夜も指導をするから後で来るように言われる。
 ブリット少尉がそれについて質問して、エクセレン少尉の冗談混じりの返事を真に受け激しく動揺していた。
 でも、もしそれが冗談じゃないと知ったら……少尉は一体どんな顔をするのだろう。

 P.M.7:00
 エクセレン少尉の部屋を訪ねる。机の上には既にテキストとノートが開かれていた。
 まずは昼のシミュレータ訓練の反省会。少尉によると、射撃の際に距離をとりすぎだという。
 ファルケンはヴァイスと違い、射程よりも機動性が売りの機体なのだから、
 それを生かすようもう少し距離を詰めて激しく動き回った方がいい、ということらしい。
 それから、少尉の士官学校時代の教科書を使って砲撃戦術に関する勉強。
 基礎的な内容ばかりで、わざわざ習わなくても既に知っていることが多いが、
 持っている知識を改めて確認するだけでもだいぶ違う。
 途中、クスハ少尉がケーキを差し入れてくれた。終わったらコーヒーを淹れよう。

 P.M.8:30
 今日の勉強はこれで終了。終わると少尉は必ず「よく頑張ったわね~♪」と頭を撫でてくれる。
 大したことをしているわけではないけど、そんな風に褒められると何だか妙に嬉しい。
 コーヒーを沸かしてケーキを食べながら、とりとめもない雑談に花を咲かせる。
 不意に「ほっぺにクリームがついてるわよ?」と言われる。
 さっきカイ少佐の話で吹き出してしまった時に散ったのだろうか。
 ティッシュで拭おうとした途端、少尉に頬を舐められた。
 舌の先で、ゆっくりと、なぞるように。ゾクゾクしてしまった。
 でも、それだけで終わりだった。
 多分まだ時間が早いからだろう。もう少しすれば、きっと……

53:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(5) 2/4
07/07/02 13:11:54 8yu5E3kx
 P.M.9:00
 ケーキはとっくに食べ終わった。コーヒーカップも空になった。
 雑談はまだ続いている。

 P.M.9:10
 雑談はまだ続いている。

 P.M.9:20
 雑談はまだ続いている。

 P.M.9:30
 雑談はまだ続いている。
 いつまで続くのだろう。

 P.M.9:40
 雑談はまだ続いている。
 どうして止めてくれないのだろう。

 P.M.9:50
 雑談はまだ続いているらしい。
 話の内容が頭に入らない。自分が何と答えているのかもよくわからない。
 体が熱い。死にそうだ。

54:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(5) 3/4
07/07/02 13:12:35 8yu5E3kx
 P.M.10:00
 コンコンとドアが二回ノックされ、キョウスケ中尉が部屋に入ってきた。ようやく残業が終わったらしい。
 いつもの青い首輪が、ようやく引き出しから取り出された。
 ああ、そうか。少尉は、中尉が来るのをずっと待っていたんだ。
 二人は一体何をするつもりなのだろう。私はこれから何をされるのだろう。
 私はもう、顔を正面に上げていることができなかった。

 P.M.10:10
 私は今。
 服を着たまま。
 首輪をつけられ。
 後ろ手に縛られ。
 脚をきつく固められ。
 口を塞がれ。
 床に転がされている。
 その私の目の前で。
 キョウスケ中尉とエクセレン少尉が。
 セックスを始めた。

 P.M.10:30
 中尉の射精を、少尉は口の中に受け止め、全て飲み干した。
 粘りつく感触と痺れるような苦味が、舌の上にリアルによみがえる。

 P.M.10:40
 少尉は中尉の上に乗って、激しいあえぎ声をあげている。
 上下や前後に激しく往復したり、円を描いて腰を押し当てるようにしたり。
 私が調教で二人から教えこまれた、そのままの動き。
 どんな時にどこに当たってどう感じるのか、嫌というほど知っている。
 つらい。せつない。

 P.M.11:00
 二度目の射精。少尉の中から白いのが溢れてくるのが見える。
 中尉はゆっくりと引き抜いて、少尉に咥えさせた。
 少尉は、まるで尿道の中まで綺麗にするように丁寧にしゃぶっている。
 しゃぶりながら横目で私を見る少尉の顔は、まるで私を嘲笑っているように見えた。
 行為が終わって二人が上着を着ると、ようやく私の拘束が外された。
 「お疲れさま。さ、帰っていいわよん」
 えっ…?
 「明日も早いでしょ?早く寝て体力養わないと、持たないわよん?」
 そう言うと少尉は、有無を言わさず私を部屋の外に放り出した。
 私はしばらく呆然と、閉じられた扉の前に立ち尽くしていた。

55:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(5) 4/4
07/07/02 13:13:17 8yu5E3kx
 P.M.11:10
 ふらふらとした足取りで、ようやく部屋にたどり着く。
 ベッドに倒れこんでも眠れない。放置されていたせいで、体が疼きっぱなしだ。
 自然に股間に手が伸びていた。

 P.M.11:15
 クリでイッた。まだ足りない。

 P.M.11:19
 中でイッた。まだ足りない。

 P.M.11:22
 お尻も一緒にイッた。まだ足りない。

 P.M.11:25
 イキそうになったのを止めた。波が収まってからまたいじり始めた。

 P.M.11:26
 いきそうになったのを止めた。なみがおさまってからまたいじり始めた。

 P.M.11:27
 いきそうになったのをとめた。なみがおさまってからまたいじりはじめた。

 P.M.11:28
 もうだめだ。うごかさなくてもいきそうになる。がまんできない。

 P.M.11:29
 いく

 P.M.11:30
 あ

56:1
07/07/02 13:14:01 8yu5E3kx
休みでヒマだったんでさっさと書き上げてみました。マニアックプレイ万歳。

57:名無しさん@ピンキー
07/07/02 13:53:28 scMDuQuy
乙~
ちょwwwこれなんてバイオ?

58:1ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(6) 1/3
07/07/02 20:39:00 8yu5E3kx
「ん…?」
 夜食の袋を抱えて部屋に戻る途中のアラド・バランガは、廊下の向こうに
見覚えのある人影を見つけた。
 シルバーブロンドの髪と、誰よりも大きな胸元。間違いない、ゼオラだ。
「おーい…」
 と大きく声をかけようとして、思わず思いとどまった。
 何だか様子がおかしい。遠くからでもはっきりわかるぐらい顔が真っ赤になっているし、
歩き方も何だかフラフラしている。
 体調がおかしいのか?
 そう心配に思って近寄ろうとした、その時だった。

 元々そう広い宿舎でもないので、部屋間の距離はそう長くない。
 一番端の部屋同士でも、走ればものの十数秒、歩いても一分とかからずに往復できる。
 普通なら。
 ゼオラが自分の部屋を出てから、もう五分が経過していた。
 目的地であるエクセレンの部屋までの道のりは、ようやく八割に到達したところだ。
 壁にもたれかかって、床にへたりこむ。
 最初は、ゆっくりでも何とか普通に歩くことができた。だが時間が経つにつれて足元が
覚束なくなり、今ではまともに立ち上がることすら難しくなっていた。
 でも、早く部屋に行かなくてはならない。エクセレンとキョウスケが待っている。
 どうか誰にも見つかりませんように。
 ゼオラは心の中で、それだけを呟き続けていた。
 顔を耳まで真っ赤にしながら、どうにか膝を起こし、壁に手をついて歩を進める。
 そしてふと、廊下の向こうに振り返った、その時だった。

 二人の目が合った。
「あ……」
「ぜ……」
 互いの動きが一瞬止まる。
 だがゼオラは何の会釈もせず、そのまま逃げるように角を曲がって視界から消えていった。
 アラドはゼオラに呼びかけることも、黙って近づくことも出来なかった。
「ゼ…オラ…?」
 ゼオラがいなくなった後も、アラドはしばらくその場に立ち尽くしていた。
 火照ったその顔と潤んだ瞳が、妙に心に引っかかっていた。

59:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(6) 2/3
07/07/02 20:39:43 8yu5E3kx
「くひぃぃぃっ!!」
 前戯もなく前後に同時に挿入される感覚に、ゼオラは甲高い嬌声をあげた。
 キョウスケは下から膣に。エクセレンは上からディルドーで肛門に。
「入れたままここまで来させた甲斐があったな」
「ホントにねえ。ほぐさずにすぐサンドイッチが楽しめるなんて、なんて贅沢♪」
 そう言うと二人は、ゆっくりとその腰を動かし始めた。
 二本の棒が、薄い壁を隔てて静かに擦れ合わさる。
「うくうぅ……あっ、うっ……んんっ!」
 ゼオラは不意にキョウスケに抱きついた。そのまま唇を重ね、熱心に舌を絡める。
「わお♪キスなんて奉仕しろって命令された言われなきゃしないのに、ずいぶん積極的じゃない?」
 エクセレンの冷やかしにも耳を貸さず、唇だけでなく首筋や頬まで、
すがりつくように愛撫し続けるゼオラ。
「……………」
 キョウスケは黙って、自分の胸に覆いかぶさっている乳首を強くつねりあげた。
 全身が大きくビクンと震え、唇の動きが止まる。だが少し経って落ち着くと、
再び抱きついて舌を這わせ始めた。
 命令など、してもいないのに。
 ゼオラの肩越しに、エクセレンと目を合わせる。
 エクセレンは一瞬困ったような表情を浮かべた後、小さくうなずいた。
「ふぎっ!?」
 後頭部の髪の毛を掴み、勢いよく持ち上げるエクセレン。
「ゼオラ。あなた、奉仕しろって私かキョウスケに命令された?」
 聞き慣れた冷たい声色に、ゼオラの顔にみるみる怯えの色が浮かぶ。
「も、申し訳ありま……ふあぁぁっ!!」
 間髪入れず、キョウスケが下から腰を振り始めた。
 激しい突き上げに、喘ぎ以外の声が口から出てこなくなる。
 それに合わせるように、今度はエクセレンが、空いた手でその首を強く締め上げた。
「んぐぅぅぅっ!!」
 首輪をしているため、力をこめてもそう大事に至ることはない。
 だがゼオラにとっては力の多寡など問題ではなかった。
 恐怖と快楽で身も心もねじ切られそうな状況で、更に首を締められ命の危険にまで晒される。
 余計な理性は一度に吹き飛び、ゼオラは―
 考えるのをやめた。

60:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(6) 3/3
07/07/02 20:40:28 8yu5E3kx
 時計は午前〇時を指していた。
 消灯時間はとっくに過ぎており、出歩く人間は一人もいない。
 ゼオラはその無人の暗い廊下を、ひとりゆっくりと歩いて自室に戻っていた。
 何時間も休みなく責められて、体中が痛かった。何十回も達した粘膜は擦り切れてヒリヒリするし、
背中や胸、腹といった服に隠れる部分には、二人分の爪痕や歯型がたくさん残っている。
 だが、ゼオラの心は重かった。
 普段の何倍も激しく責め立てられ、今まで味わったことがないほどの快楽を感じ、
そしてその確かな証を体に刻まれても、心は満たされなかった。
 エクセレンの部屋で、何も考えずに体を求めているうちはよかった。だが事が終わって落ち着くと、
どうしてもさっきのアラドの顔が脳裏に浮かんでくる。
 自分のパートナーがあの時どういう状態で、何をしに何処へ向かっているかも知らず、
ただ純粋に心配の眼差しを向けていた、あのアラドの表情。
 胸が痛かった。体で感じた快感が生半可なものでなかったことが、余計に痛みを増させていた。
 一体、これからどんな顔でアラドに接したらいいのだろう。
 そんなことを考えながら、角を曲がる。
 あと三部屋分進んで、自室に―
「あっ」
 そのとき、不意に前方から、聞き覚えのある声が聞こえた。
 目をこらして、暗闇をよく見てみる。
 そこにいたのは、何故かこんな時間に、向こうからこちらに向かって歩いてきていたアラドだった。

61:1
07/07/02 20:41:09 8yu5E3kx
休みでヒマだったんでさっさと書き上げてみましたVOL2。スコットーきた

62:名無しさん@ピンキー
07/07/03 18:35:53 ht8jMYXr
グッジョブです。

私も今夜遅くあたりにSS投下してもよろしいか?→リンXリョウト

63:名無しさん@ピンキー
07/07/03 19:03:17 oB6DlR7r
前スレに投下したやつの続きが書き終わった。
オリ×版権だから>>61>>62の後に投下しようと思う。

64:名無しさん@ピンキー
07/07/03 20:58:09 eWwMqW9T
>>62
いつまでも待つわ

65:名無しさん@ピンキー
07/07/03 21:07:34 jRr+2dL9
>>62
ぜひとも!

66:Catastrophe
07/07/03 22:25:54 ht8jMYXr
まるで夢みたいだ―。

時代がかったアンティークのイスに腰掛けている、あどけなさを残した青年…リョウト・ヒカワは、ともすればボウっとしそうになる思考を落ち着かせるのに四苦八苦していた。
自分の周りには、見たこともないような、一目で高級だと分かる調度品がセンスの良さを感じさせる配置で佇み、目前のテーブルには己の月給が即座に露と消えそうな高級フレンチ料理……。

そしてなによりも…向かい側に座る、切れ長の双眸をキャンドルの光で艶めかしく浮かび上がらせながら嫣然と微笑むとびきりの美女……。

誰しも一度は夢見る最高のシュチュエーションである。

しかし現状、リョウトはむしろ針の筵みたいだと感じていた。どう贔屓目にみても自分は場違いだと思うし、このような高級ホテルのスィートなんて十年は早いだろう。かててくわえて……目の前の女性と同伴なんて色んな意味で恐れ多いのだ。
「あの、リン社長」
「……リョウト」
雰囲気に耐えられなくなったリョウトが文字通り恐る恐る真向かいに座る美女…リン・マオに声を掛ける。返ってきたのは穏やかでありながら内に激情を潜ませているような声だった。
「は、はいっ」
思わず背筋をシャキーンと伸ばして畏まる。
「…今はプライベートな時間だ。この場でその敬称は相応しいとは思わないぞ?」
「あ、あの」

つまりは名前で呼べと言うことなのだろうが、出来る筈がなかった。相手は自分が雇われている<マオ・インダストリー>の社長なのだ。只の平社員である身からしたら雲の上の存在に等しいし、元来奥手なリョウトに名前で呼ぶ気概などないのだが…。
「リ、リンさん」
「なんだ」
精一杯の勇気で口にすると、先程とは一転、にこやかに聞くリンにホッとしつつ疑問を口にした。
「その、よかったんですか?僕なんかを連れてきて」
「……どういう意味だ?」
「え、えっと、僕なんかより相応しい人が……」
「アイツの事は口にしないでもらおうか」
今度は底冷えがするほどの声が返ってきた。目つきを細めながら不機嫌に言われると冗談抜きで背筋が凍った。
虎の尾をモロに踏んでしまったことに今更ながら青褪めつつ、なんとか場を治めようとする。

「はぁ……別にアイツとは婚約しているわけでも将来を誓い合ったわけでもないんだ。お前が気にする必要は全く持ってない」
そうだろう?、と軽く睨まれると…そ、そうですね、としか返せないではないか…
勿論、リョウトはリン・マオと、彼女の言う<アイツ>→イルムガルト・カザハラが昔からの恋人同士というのは承知している。だからこそ、戸惑わずにはいられないのだ。
そんなリョウトの気も聞く耳持たずのリンはグラスに並々と注がれた、これまた値段を聞くのが恐ろしいワインをグイっとばかりに飲んでいく。
白い首筋が淡い光に彩られて嚥下していく様は酷く蟲惑だ。

67:62
07/07/03 22:27:44 ht8jMYXr
申し訳ない。
急な用事ができたのでちょっと時間をおいてから続きをあげます

68:名無しさん@ピンキー
07/07/03 23:03:22 xdR/TgCw
風邪引いて寝込んでたら、アラドがヴィレッタとミヒロに襲われている夢を見た
惜しむらくは、自分にあの情景を文にできるほどの才能がないことだ・・・

69:名無しさん@ピンキー
07/07/03 23:44:52 WnuPWkUM
版権×オリというと真先に五飛×リオを想像してしまう

いや二人とも正義大好きだし

70:63
07/07/04 00:11:08 PsohKKJH
版権って言っても、勇者ロボなんだ……


71:名無しさん@ピンキー
07/07/04 00:25:00 TonyZrgm
>>70
もしかして、相手がカズマなあれか?

72:名無しさん@ピンキー
07/07/04 00:52:58 EjXXDmOR
>>71
俺もそれを連想した。まあそれはともかく…

IDがTonyじゃないかw
この板のシャイニングティアーズスレ行ってこい、大歓迎されるぞw

73:名無しさん@ピンキー
07/07/04 01:06:01 TonyZrgm
>>72
マジか……よく分からんがとりあえず行ってみるわ

74:名無しさん@ピンキー
07/07/04 12:54:36 GERsYVtm
ヒリュウ改の艦長を拘束目隠しプレーしたい

75:名無しさん@ピンキー
07/07/04 13:05:28 PsohKKJH
レフィーナ艦長は

副長おじさんか名前忘れたけどオペレーター?の女の子とキョウスケぐらいしか思い付かないorz

76:名無しさん@ピンキー
07/07/04 13:44:17 q6+d38L+
テツヤ兄貴を忘れるだなんて……!

77:名無しさん@ピンキー
07/07/04 17:45:16 cSf+l9vt
Rをやってないんでちょっと聞きたいんだがフィオナってR本編じゃラージとどうにかなったりするのか?
OGSの序盤だけやってラウル×フィオナの妄想が止まらないわけだが

78:名無しさん@ピンキー
07/07/04 17:52:56 dadmRXdT
>>77
なるよー。
基本的にRはラウル×ミズホとフィオナ×ラージだから。

OGのラージかなり性格違う気がする
2.5でのあの言動は何だあれ

79:名無しさん@ピンキー
07/07/04 19:03:36 y4JMG7w6
>>78
でも終了メッセージではしっかり病気発生してたしな。
あれは間違いなくクソメガネと呼ばれた男だ。

俺は嫌いじゃないがね。

80:名無しさん@ピンキー
07/07/04 19:12:21 s2YY9cD/
倒錯的な組み合わせが大好物の私としてましては、
今回のOGS参戦により>>77のような同志が増えそうで
激しく吐血しながら小躍りしたい気分であります。
兄妹設定が公式化した瞬間は寺田が神に思えましたよウッフッフ

81:名無しさん@ピンキー
07/07/04 20:50:14 mRIiMxeN
リン×リョウトマダー?

82:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:16:07 PsohKKJH
まだかね…

83:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(7) 1/3
07/07/04 21:23:17 Tr2pmKxC
 アラドは、その手に菓子パンをいくつか抱えていた。大方、誰かの部屋で夜食がわりに貰ってきて、
これから自室に戻って食べようというつもりだったのだろう。
 目を伏せ、小走りに横を駆け抜けようとするゼオラ。
「ゼオラ?」
 だがアラドの呼び止める声に、体がその場から動かなくなる。
「こんな時間にどうした?体の具合がおかしいのか?」
「う、ううん、何でもないの。ちょっとトイレに行ってきただけ」
「本当に?」
「……うん」
 自分のついた嘘が、自分の胸に刺さる。まともにアラドの顔を見ることができなかった。
 二人の沈黙が走る。
「じゃあ、私もう寝るか…」
「ゼオラ」
 話を打ち切り、その場から逃げようとしたゼオラの言葉を、アラドは強引に遮った。
「本当に大丈夫なのか?」
「な、何よ、それ」
「お前、最近ずっと変だぞ。一人でぼーっとしてたり、かと思えば妙に暗かったり明るかったり」
「……………」
「さっきだって、真っ赤な顔して足元ふらつかせてただろ。お前、何か隠してることあるんじゃないか?」
「っ……!」
「なあ。俺じゃ頼りにならないかもしれないけど、でも、悩みがあるなら相談に乗ってやるから…」
「……うるさい」
「……えっ?」
「あなたに関係ないでしょ!私のことなんかほっといてよ!」
「ぜ、ゼオラ…?」
「パートナーだからって私のことに首突っ込もうとしないで!迷惑なのよ!」
 ゼオラはアラドを突き飛ばして自分の部屋に走り込み、そのまま勢いよく扉を閉じた。
 アラドは、床に落ちたパンを拾うこともできず、ただ呆然とゼオラのいなくなった廊下を眺めていた。
 ゼオラは、枕に顔を押し付けて、一晩中泣き続けた。

 キョウスケは、廊下の向こうでその一部始終を見届けた後、溜息をついて自室に戻っていった。

84:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(7) 2/3
07/07/04 21:24:02 Tr2pmKxC
 それから、アラドとゼオラの関係は目に見えてぎくしゃくし始めた。
 どうにか接点を持とうと事あるごとに話しかけるアラドに対し、ゼオラは口を利かず目を合わせようともしない。
 この三日間、二人は事務的な会話すら交わしていなかった。
「一体何だってんだよ、ちくしょう……」
 自室のベッドの上で、頭を抱えながら呟くアラド。
 ごろりと寝返りを打つ。せっかく買ってきた夜食も、食べる気になれなかった。
 ゼオラの頑なな態度の原因が何なのか、皆目見当がつかなかった。それを探ろうにも、当の本人があの調子では
どうすることもできない。
 ならば―
 もう一度、一から状況を整理してみる。
 事の始まりは三日前の夜だ。夜食を貰った帰りに偶然出くわしたゼオラに声をかけた翌日から
 明らかに態度がおかしくなった。
 が、思い返してみると、その前からどうも様子が変だった。
 人の話を聞かず上の空だったり、思い出し笑いが目立ったり、かと思えば憂鬱に落ち込んでいたり、
そんな考え事を振り切るかのように仕事に没頭してみせたり。
「……そういえば」
 ふと脳裏に、一ヶ月ほど前のゼオラの言葉が蘇る。
『あなた、スクールにいた時のこと思い出すこと―ごめん、やっぱり何でもない』
 あの時はさして気にも留めなかったが、よくよく考えてみたら、あれはゼオラなりのSOSじゃなかったのか。
 スクールのことを思い出してつらい。だからパートナーである自分に助けを求めてきた。
 でもそれなら、どうして途中で言い淀んで止めてしまったのか。それほどまでに言いづらいことだったのか。
 それほどまでに、言いづらいこと―
「っ……!」
 アラドの心臓がドクンと震えた。
 『スクールの言えない記憶』というキーワード。
 犯して、犯されて、犯して、犯されて、毎夜のように快楽を貪らされていた記憶が、脳裏に強烈に蘇る。
「(やばいっ…静まれ、静まれっ…!)」
 横になったままうずくまり、歯を食いしばって無心に耐える。
 股間は怒張しきり、触れてもいないのに先走りの汁が溢れていた。

85:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(7) 3/3
07/07/04 21:24:47 Tr2pmKxC
 耐え忍ぶこと一時間。ようやくフラッシュバックは収まった。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ……」
 肩の力を抜いて、ベッドの上に仰向けになる。呼吸は完全に乱れ、全身の毛穴から汗が吹き出していた。
 股間はまだ怒張したままだが、精神状態が落ち着きさえすれば、時間がかかってもやがて収まる。
 こんな風に夜毎フラッシュバックに悩まされるようになって、どれだけの月日が経ったのだろう。
 スクールから精神操作を受けなくなってから、少しずつではあるが過去の記憶が思い出されてくるようになった。
 最初は、これで自分の生い立ちとかもわかるようになるかもしれないと気楽に考えていたが、
少しずつ時を経るにつれフラッシュバックが頻繁に起こるようになり、もはや楽観的に構える余裕はなくなっていた。
「くそっ……」
 目を閉じて舌打ちをする。未だにスクールの呪縛から逃れられない自分が悔しかった。
 耐えるしかない。耐え続けていればきっと、この苦しみはいつかなくなる。
 だから今はせめて―

 コン、コン。
 その時、不意に部屋のドアがノックされた。
 びっくりして跳ね起きる。しかし股間の状況がこれでは、ドアを開いて相手を確認することはおろか、
ベッドから降りることもままならない。
 どうしようと焦って何も出来ないでいるうちに、再度ドアがノックされた。
「ど、どなたッスか!?」
 うわずった声で、外の訪問者に呼びかける。
「俺だ。キョウスケだ」
「め、珍しいっスね、中尉が訪ねて来られるなんて。何か御用っスか?」
「……………」
「……中尉?」
「時間が空いてるなら、少し顔を貸せ。ゼオラ曹長のことで話がある」

86:1
07/07/04 21:25:36 Tr2pmKxC
というわけで、リン×リョウトマダー?

87:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:29:59 PsohKKJH
つか、前スレの人間闇竜やめて、俺もオリ書くわ~。版権だし
多分、アリア×カズマになると思う

88:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:40:08 O0+bOBqz
>「俺だ。キョウスケだ」
>「め、珍しいっスね、中尉が訪ねて来られるなんて。何か御用っスか?」
>「……………」
>「……中尉?」
>「時間が空いてるなら、少し顔を貸せ。ゼオラ曹長のことで話がある」
アッー!

89:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:40:11 /mKIiEjm
>>87
カズマ×闇竜(人間)を待ち望んでいた俺のコールドメタルナイフをどうしてくれる。

90:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:50:36 cSf+l9vt
>>78
㌧クス
双子は好物なんだがなー。しかも貧乳てそれなんてストライクゾーンて感じなのに

>>84
>犯して、犯されて、犯して、犯されて、
女を、女に、男を、男に
でおk?

91:名無しさん@ピンキー
07/07/04 21:52:46 dadmRXdT
>>90
何を言ってるんだい

君が作ればいいじゃない!(ぇー<双子

92:名無しさん@ピンキー
07/07/05 00:35:24 bnyOhrha
エロ的視点で見るとスクールのヤバサは異常。
あと、さらわれ常連の方々とかね。NTR乱交触手催眠と、あらゆる
鬼畜ジャンルに対応しとるわ。

93:名無しさん@ピンキー
07/07/05 00:39:38 7fgjp/fd
OG設定でなら特脳研にいたアヤマイユキコダテもヤヴァい
ラーダもスクールみたいな機関の被験者だったからヤヴァい
ラミアとエキドナなんかもう…
俺の股間のウラヌスシステム起動しちゃいますぅ><

94:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(8) 1/2
07/07/05 20:08:46 S7CJeQYm
「あ、あの」
 キョウスケと連れ立って廊下を歩くアラドは、前を行くキョウスケを呼び止めた。
 足を止めて、ゆっくりと振り向くキョウスケ。
「ぜ…ゼオラの話って、一体何スか?あいつに何かあったんスか?」
 しかしキョウスケは答えなかった。考え込むようにゆっくりと視線を外し、再び正面を向いて歩を進める。
 先ほどからずっとこの調子だった。話があるからついて来いと言ったきり、それ以上口を開こうとしない。
 キョウスケが遊びやからかい半分で意味のないことをする人間でないことはよく知っているが、
だからこそ、意図や目的を全く見せようとしないその態度の真意が気になって仕方なかった。
 そうこうしているうちに、ある部屋の前で足が止まる。
「(ここは……)」
 戸に掛けられたネームプレートには『ゼオラ・シュバイツァー』と名前が入っていた。
 ゼオラの自室前。三日前の夜、わけもわからずに突き飛ばされたあの場所。
「ひとつだけ、言っておく」
 ずっと黙りっぱなしだったキョウスケが、ようやく口を開いた。
「これから、何があろうと絶対に口を開くな。わかったな」
 その口調には、有無を言わさぬ強い語気が含まれていた。
 アラドは思わず真剣な顔になり、そしてゆっくりと頷く。
 そしてキョウスケは、目の前の扉を四度ノックした。

 何も見えなかった。そして、何も聞こえなかった。
 確かに感じるのは、挿し込まれた二本のバイブの感触だけ。
「あふぅ……」
 弱々しく調整された振動に、切なげな吐息が漏れる。
 アイマスクで視界を封じられ、ヘッドホンで耳を塞がれたまま、ベッドに仰向けにくくりつけられているゼオラ。
 その全裸のゼオラが悶えている横で、エクセレンが椅子に腰掛けてベッドを見下ろしている。
『今日はちょっと、趣向を変えてみようと思ってね』
『趣向、ですか?』
『キョウスケは用があって、来るのがちょっと遅くなるの。だからその間に準備しておいて、
来たらあなたは――って言って出迎える。どうかしら?』
『ど、どう、と言われましても……』
『はいはい。顔を真っ赤にしておきながらそんな風に言い淀んでも仕方ないわよん?』
『う……』
『ま、当然のことながら、ただそう言えばいいっていうものでもなく……
ちゃんとした言い方出迎え方というものをしてもらわないと、ね?』
 そう言って裸にされて拘束されたのは、どのくらい前のことだっただろう?
 視覚も聴覚も閉じられ、ただただ機械的な緩い快感を与え続けられていたゼオラには、
既に時間の感覚はなくなっていた。

95:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(8) 2/2
07/07/05 20:09:28 S7CJeQYm
「ひぃんっ!」
 エクセレンが手元のリモコンを操作すると、バイブの振動が急に強くなった。
 喘ぎ声をあげながら、身を強くよじらせるゼオラ。
 そしてものの一分としないうちに、
「いっ、イクっ、イクっ、イキますぅぅっ!」
 何度となく体で教えられた通り、自分が達することを声にして知らせながら、体を強張らせゼオラは果てた。
 リモコンによって、再び振動が弱められる。
 こんな風にイカされるのも、もう何度目だろう?
 これからもっと長い時間放置させられるなら、この全身が痺れるような快感が永遠に続く。
 キョウスケが来たら来たで、間違いなく二人がかりで徹底的に虐め倒される。
 どの道待っているのは、快楽しかない。
 思考を奪われ、快楽に全身を溺れさせられるあの感覚。
 何も考えず、ただただ快楽を享受し続けるだけで良いあの感覚。
「あはぁっ…♪」
 その口から、歪んだ悦びの喘ぎが漏れた。
 エクセレンはその様子を眺めながら、物憂げに溜息をひとつついた。
 その時だった。
 コンコン、コンコン。
 不意に、ドアがリズミカルに四回ノックされた。
 あらかじめ決めておいた、二人連れでの訪問の合図。
 エクセレンは立ち上がってゼオラを一瞥してから、扉の前に立って錠前を外した。
 そして外からノブが回され、キョウスケが部屋に入り、続けてアラドも室内に―

 ―これは、なんだ。
 ゼオラの部屋に入ったアラドは、心の中でそう呟いた。 
 キョウスケに。何も言わずに連れてこられた。ゼオラの部屋の中に。何故かエクセレンがいて。
 そのベッドの上には。ゼオラが。ゼオラが。ゼオラが。
 縛られて。玩具で弄ばれて。悦んで。
 ―これは、なんだ。
 これはいったい、なんなんだ。
 まるで。まるで―

 エクセレンはゼオラの枕元に歩み寄り、紅潮して喘いでいるゼオラの肩を、ポンポンと二回叩いた。
「あ…あぁ……」
 ゼオラの体が小さくぶるりと震えた。そしてゆっくりと、
「お…お帰り…なさいませ……御主人様ぁ……♪」
 今まで聞いたことがないほど甘えた声で、先ほど教えられた言葉をその通りに口にして見せた。

 アラドは、呆然としていた。ただただ、呆然とするしかできなかった。

96:1
07/07/05 20:10:10 S7CJeQYm
毎日書くのって、楽なのか大変なのかよくわかりません。

97:名無しさん@ピンキー
07/07/05 20:18:42 Nmfz8025
まとめて投稿しろや欝陶しい

98:名無しさん@ピンキー
07/07/05 21:06:53 7fgjp/fd
>>97
お前の存在の方がうっとおしいわ

99:名無しさん@ピンキー
07/07/05 21:07:56 l4TtBoIe
今このスレ物凄く賑わってるって訳でもないし、ほんのちょっとくらいならいんじゃね?
このままだとしばらくは皆OGsに忙しくて、保守レス並んでくだけになる可能性もあるんだし。

100:名無しさん@ピンキー
07/07/05 21:11:29 ODNZwQoM
過疎ってるからいいものを、あまり褒められない投稿の仕方だ。
内容はギリアムイェーガーだが。
俺もまとめて書いて一気に上げるのに同意する。

101:名無しさん@ピンキー
07/07/05 21:24:03 ifJgAd4V
でも鬱陶しいとかいいすぎじゃね?
書き手も読み手も持ちつ持たれつの板なんだから
もうちょい言葉には気をつけようや


102:名無しさん@ピンキー
07/07/06 03:14:07 E/C3L85l
俺は毎日投稿で鬱陶しいという意見が出てきたのに驚いた
極端に分量が少ないわけでもなし、一日一箇所は抜きどころが用意されてるしウェルカムですよ?

103:名無しさん@ピンキー
07/07/06 06:53:03 DsaHi+2P
でもまとめて投下できる内容だよなコレ…
内容のジャンルがジャンルだし、もう少しまとめてからにすれば?

104:名無しさん@ピンキー
07/07/06 08:35:11 MgBQrBbm
>>もう少しまとめてからにすれば?
なんで?

105:名無しさん@ピンキー
07/07/06 08:41:30 yh1CN0mF
きっと>>103は食事の時一番好きなのを最後まで取っておく性分なんだよ。
だから>>104、そう突っかかってやるな。

俺も同じだが、あめ玉一日一個ずつってのもオツなもんだぜ?

106:名無しさん@ピンキー
07/07/06 10:39:34 lJccU3vm
>俺も同じだが、あめ玉一日一個ずつってのもオツなもんだぜ?

そうだな。俺も同意見だ。

そしてムチもあればなおいい。
いや、関係ないが。

107:名無しさん@ピンキー
07/07/06 13:03:59 5VhG9BxN
更に蝋燭もあれば…
え?いらない?

108:名無しさん@ピンキー
07/07/06 17:56:01 s3Cq1Ckp
麻縄も・・・
ごめんなさい。なんでもありません

109:名無しさん@ピンキー
07/07/06 19:41:32 llFz4XG1
まぁ、良いんじゃね?

どうせ他に職人いないんだし。

110:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(9) 1/3
07/07/06 21:20:01 VVxxPJ32
 それから何があったのか何を言われたのか、全く記憶にない。
 気がついたら、自分の腹の下にゼオラがいた。
 目と耳を塞がれ、拘束されて動けないゼオラを犯していた。
「ふあっ!あっ、あっ、ああぁっ!!」
 腰を突き入れる度に尻に挿し込まれたままのバイブが擦れ、悩ましげな声があがる。
 ゼオラは今、自分を抱いているのがアラドだと知らない。アラドではない別の誰かに抱かれていると
思っていて、それによって激しく感じている。
 アラドの頭の中は混乱していた。
 フラッシュバックの高ぶりが収まらないうちにここに連れてこられたと思ったら、
まるで悪夢の続きを見させられているような、ゼオラのあられもない姿があった。
 一体これは何なのか。エクセレンとキョウスケがこれにいったいどんな関わりがあるというのか。
 そのまま考えがまとまりきらないうちに流されて、今こうしてゼオラを抱いている。抱かされている。
「ひあぁぁっ!?」
 エクセレンの手元のリモコンが、ゼオラのバイブの出力をあげた。
「ほらほら、もっとしっかり声あげないと、『御主人様』は喜んでくださらないわよん?」
 横で薄ら笑いを浮かべながら、わざと御主人様の部分を強調して呼びかけてみせるエクセレン。
 当然のことながら耳を塞がれているゼオラにその声は届かないが、当の『御主人様』の方には
しっかりと聞こえている。
 胸がずしりと重くなった。その重みから逃避するかのように、思考が一層鈍ってゆく。もう、
腰を振るのを止めることは出来なかった。
 自分は、かつてこんな風にゼオラを犯したことがあるかもしれない。
 誰かの見ている前で、身動きの取れないゼオラを、好き勝手に乱暴したことがあるのかもしれない。
 そんな思いがアラドの脳裏をよぎった、その瞬間だった。
 再度襲い来るフラッシュバック。似たようなシーンが、頭の中で走馬灯のように再生される。
 その中に出てくる女の姿は、全てゼオラに換わっていた。顔も、体も、声も、感触も、残らず全て。
「あっ、いっ、いきっ、イキますぅっ!!」
 絶え間ない刺激に耐えかねたゼオラが、再びエクスタシーに達した。
 そして強く収縮する膣の動きに促されるように、アラドもゼオラの中に射精する。
 その量と勢いに精液は逆流し、結合部の端から溢れて垂れてきていた。
「……ゼオ…ラ……」
 虚ろな瞳で、うわごとのようにゼオラの名を呼ぶアラド。
「あ……ありがとう…ございますぅ……♪」
 ゼオラはただ、自分の体を使って射精されたことを無邪気に喜んでいた。

 エクセレンの手が、自分のアイマスクとヘッドホンにかけられたことも知らずに。

 そして、

 時間が凍った。

111:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(9) 2/3
07/07/06 21:20:44 VVxxPJ32
「ア……ラ………ド……?」
 突然開けた視界の中にいたのは、紛れもなくアラドだった。
 キョウスケもエクセレンも、椅子に腰掛けてこちらを見ている。着衣にはいささかの乱れもない。
 室内には他に誰もいない。
 つまり、さっきから自分を抱いていたのは―
「いやあああああっ!!」
 ゼオラのつんざくような悲鳴に、アラドの体がビクンと大きく震える。
 そして再び、萎えることなく挿入されたままの腰が律動を始める。
「だっ、ダメぇっ!抜いてっ!抜いてぇぇぇっ!!」
 だがその声は届かない。アラドはゼオラの名を呟きながらゼンマイ人形のように腰を振り続け、
キョウスケとエクセレンは表情も変えずにただ二人の様子を眺めている。
「ひぎぃっ!?」
 リモコンのゲージを一気に最大まで持って行く。バイブの振動する音が、
離れていてもしっかり聞こえてくる。
「とっ、とめっ、止めてっ!止めてぇっ!!」
 大きく首を振って拒絶の意思を示すゼオラ。
 エクセレンはスイッチが全開になったままのリモコンを、ゼオラに見えるよう枕元に放り投げた。
 止める気も止めさせる気もないという、明確な返事。
 そしてその間も、アラドは一向に動きを緩めようとしない。
「やっ、やだっ!やだやだっ!!イキたくないぃぃぃっ!!」
 だが既にギアがハイトップまで入っている体に、心のコントロールが入る余地などなかった。
「ふぐぅぅぅぅぅっ!!」
 歯を食いしばり、持てる力を注ぎ込めるだけ注ぎこんで、それでも達することを止めることはできなかった。
 ゼオラの心身を諦めが支配し、全身から残らず力が抜ける。
 もうこれ以上、抗うことはおろか声を出す気力さえも残っていなかった。
 アラドの腰が突きこまれる度に肺から息を押し出されながら、ゼオラは顔を横に背けて目を閉じた。
 瞼の裏からは、大粒の涙がとめどなく溢れていた。

112:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(9) 3/3
07/07/06 21:21:27 VVxxPJ32
 どれだけの時間が経っただろうか。
 肉体が限界を超えるまで吐き出しきったアラドは、ようやく動きを止め、
つながったままゼオラの上に折り重なるように体を預けた。
 ゼオラの尻に入ったままのバイブも、既に電池が切れ、振動を止めている。
「あ…ああ……」
 アラドの眼に光が戻った。そして同時に、自分がしたことについての後悔の念が湧き起こる。
 ゼオラは何も言わなかった。真っ赤に腫らした目からは、もう涙は流れていない。ただ、
呆けたように壁だけを見続けている。
 抜かなきゃ―
 中から引き抜いて、せめて体を綺麗に拭いて、ゼオラを休ませてあげなきゃ―
 アラドが気だるい体を精一杯動かし、腰を引いて離れようとしたその時だった。
「んうっ!?」
 その動きを遮るように、キョウスケが背後からアラドの尻を踏みつけた。
「もしかして、これで終わりにするつもりなのかしら?」
 正面から間近に二人の顔を見下ろすエクセレン。その表情は、実に愉快そうな笑顔だった。
「ここからが本番なのに。ね、ダーリン?」
 エクセレンがそう呼びかけるが早いか、キョウスケは足蹴にしていた尻を屈んで両手で掴んだ。
 そして左右に大きく開くと、
「んぐぅぁぁっ!?」
 自らの剛直をアラドの菊座に当て、そのまま一気に奥深くまでねじこんた。
 ゼオラの中で萎えていた物が、前立腺を刺激されて一息に立ち上がる。そして背後のピストンに
合わせて、わずかではあるが前後に出入りの動きを見せ始めた。
 エクセレンはゼオラの顎を掴んで、正面を向けさせる。
「ほらほら、よく御覧なさいな」
 キョウスケに嬲り者にされ、愉悦まじりの苦悶の色を浮かべるアラドの顔が間近に迫る。
 正視できずに目を背けると、すかさず平手打ちが飛び、強引に前を向かせられた。
 涙が枯れるほど泣いたはずの瞳が、再び潤む。

 アラドが残りわずかな薄い精液を搾り出すまで、夜は終わらなかった。

113:1
07/07/06 21:22:08 VVxxPJ32
投稿のペースについて物議を醸してしまって申し訳ないです。
これから話が終わるまでそう時間はかからないので、
私のやり方に異論のある方も、どうか目こぼしをしてくださると有り難いです。

114:名無しさん@ピンキー
07/07/06 21:44:13 VEGofKCw
>>113
とりあえず今回はアッーな展開があることを先に言っておかなかったことを釈明すべきだと思ふ

いや爆笑したんだが

115:名無しさん@ピンキー
07/07/06 22:09:50 lJccU3vm
釈明というか、お詫びはあった方がいいとおもう。

いや、もう、大爆笑したが。

116:名無しさん@ピンキー
07/07/06 22:54:21 AxXaIYpZ
バロスww

117:名無しさん@ピンキー
07/07/06 23:07:25 dHOxc0r+
キョウスケ……(汗

118:名無しさん@ピンキー
07/07/06 23:36:10 WY7pLwZG
キョウスケはバイだったのか……

119:名無しさん@ピンキー
07/07/07 01:07:37 DIjZkCoV
つか、普通に投下しづらいんですが……
>>113が終わるまで待ってた方がいいのか?

120:名無しさん@ピンキー
07/07/07 01:15:08 k3PAttpc
>>119
気にせず投下すればいいじゃない。

121:名無しさん@ピンキー
07/07/07 01:54:36 WIJYHX/G
このキョウセレン…実に変態である

122:名無しさん@ピンキー
07/07/07 01:55:18 Y4NuPENs
腐女子かよ…
死ねばいいのに
つーかつまらんしまとめて投稿してとっとと消えろ

123:名無しさん@ピンキー
07/07/07 01:56:44 WIJYHX/G
ageてしまってスマン

124:名無しさん@ピンキー
07/07/07 02:29:02 pwpUB9vI
キョウスケにそういう性癖があるんじゃない…と思いたい今日この頃。

125:名無しさん@ピンキー
07/07/07 03:11:14 1OQ0VP/x
>>122
お前が消えてなくなれ。

>>119
全然いいよ。

126:名無しさん@ピンキー
07/07/07 03:42:37 IS2x2DDM
はっきり言ってこのシリーズは要らないな…
エロを通りこして軽いグロになってる

127:名無しさん@ピンキー
07/07/07 03:59:47 k3PAttpc
>>126
俺は好きだから要る。嫌いならNGワード使えよ。

128:名無しさん@ピンキー
07/07/07 06:09:18 uD7SzQqv
何れにせよこのままアッー!な展開で行くんなら
次は注釈付きの投稿をしたほうが良いと思う。

129:名無しさん@ピンキー
07/07/07 07:57:04 rTaxVSKr
何という凌辱…
別にキョウスケが自分のものを入れる必要は無かったのでは?

130:名無しさん@ピンキー
07/07/07 12:04:45 MYR7uVq6
これでエクセレンがゼオラを陵辱し始めて、ツインバードストライクにランページゴーストの援護攻撃!
とか言うオチだったら失望する。

131:名無しさん@ピンキー
07/07/07 12:44:42 OJqnPtjj
もともとの目的はゼオラ(と、アラドも)の心的外傷の治癒なんだし、キョウスケとエクセレンの
リアクションの端々を見てても二人の性癖が元からアレだって訳ではなさそう。
ゼオラ達の精神を完璧に壊す事によってフラッシュバックを気にならなくするとか言うオチだったらどうしよう…w

132:名無しさん@ピンキー
07/07/07 14:24:04 BCcndFm+
それ以前に男同士の絡みなら他所でやって頂きたい
まとめて投稿すればいいものをどうしてわざわざ長々と投稿しようとするのか
他の職人さんが投稿しづらくなるってのも考慮して欲しいもんだ
此処は個人専用のスレじゃないんだから

133:名無しさん@ピンキー
07/07/07 14:50:39 jrHyMqo7
キョウスケのステークが出た途端に叩きレスだらけになってて吹いたwww

エクセ姉さんがディルドで掘った方が良かったのかね?
まあ「治療」のオチがまだ見えないせいで
いつまで続くのかわからないってのが大きいか。
誰かが投稿途中だと思うと他の人が投下しにくいからなぁ。

134:名無しさん@ピンキー
07/07/07 14:53:18 pY9RKZbX
気にせず投稿すればいいじゃないって上にもレスがあるし
皆もそう思ってるんじゃないの?
つか流れも何も>>1が投稿するのはだいたい一日一作なんだし
そのスパンで他の職人が投稿しづらいってのもおかしな話だと思うんだが
どうせいつ投稿されても住人はハァハァするだろうし

まぁ、アッー関連は>>1も最初に詫びはいれとくべきだったかな


135:名無しさん@ピンキー
07/07/07 15:46:17 i0n7sa0o
まぁ、最後に軽く出てきただけだし、次回投下分はインターバルだろう。
次回にどう続くのか俺は期待している。…いや、さすがにアーッな流れになると困るが。

一番困るのは、続きが投下されないことなんで、続き頼むぜ?>>1さんよ。

136:名無しさん@ピンキー
07/07/07 15:53:30 oc1fihxk
アッー!を特に笑いも怒りもなく自然に受け入れられたのは俺だけ?

137:名無しさん@ピンキー
07/07/07 16:10:20 9NnDVnYa
前置きもなにもなくキョウスケがケツを掘り出したんで噴いた

138:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(10) 1/4
07/07/07 16:15:44 DE0W8U01
 ゼオラと揃いの青い首輪がアラドに与えられてから十日が過ぎた。
 つがいの鳥は今夜も、狼と堕天使に弄ばれている。

 仰向けになったアラドの腰を持ち上げ、その尻に顔を埋める。
 そのまま菊門に舌を這わせながら、右手で怒張をゆっくりとしごく。
「ぁ……はぅっ……」
 亀頭は既にカウパーで濡れており、軽く擦られるだけでもかなりの快感があった。
 舌を伸ばして直腸に差し入れる。腰が震え、怒張が一際大きくなった。
 ゼオラは舌を抜き、手の動きを止めた。そして落ち着いてから、勢いを弱めて再開する。
 ボンテージ姿のエクセレンは、座って脚を組みながら絡み合う二人の様子を眺めている。
 キョウスケはいつもの服装で立ったまま、壁に背を預けてストップウォッチに目をやっていた。
『一時間の間、アラドを感じさせ続けること。ただし射精させてはならない』
 その命令に従うことがどれほどつらいことか、アラドにもゼオラにも十分にわかっていた。
 しかし選択の余地などない。二人の中に既に「命令に逆らう」という道はなく、
「命令に従う」さもなくば「命令に従わされる」以外の選択肢は残されていないのだ。
 一体あとどれだけ、この手でアラドを嬲り続ければいいのだろう。
 疼きっぱなしの体温にぼんやりした頭でそんなことを思いながらゼオラは、
アラドの股間を胸の谷間に挟んだ。
 両手で自らの乳房を軽く左右から圧迫し、上下に動かす。
 下から上目遣いにアラドの表情を伺う。長時間に渡って焦らされ続けたその顔は、
紅潮して切羽詰った実にせつなげなものだった。
「あと三分だ」
 キョウスケが不意に残り時間を告げた。
 もう少しだ。もう少しで終わる。もう少しで目いっぱいアラドを感じさせてもらえる。
 ゼオラは体の芯が急激に熱くなるのを感じた。
 顎を下げ、胸に挟んだままのアラドの物を口の中に咥えこむ。
 射精させることのないよう、奥まで飲み込まず、唇と舌先だけで緩やかにねぶる。
「ぁ……ぁぁっ……!」
 アラドも同じように終わった後のことを期待しているのか、感じている様子を
隠そうと我慢しなくなってきていた。
 そしてゼオラの乳房が、唇の端から垂れた自らの唾液で光を反射するようになった頃。
 ストップウォッチのアラームがけたたましく鳴り響いた。

139:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(10) 2/4
07/07/07 16:16:27 DE0W8U01
 エクセレンはゆっくりと立ち上がって、折り重なって喘ぐゼオラとアラドの傍に歩み寄った。
 その顔には笑みが浮かんでいる。
「それじゃゼオラ。邪魔だからどいてくれないかな?これから私がアラド使うから」
「……えっ?」
 ゼオラは一瞬、エクセレンが一体何を言いたいのかが理解できなかった。
 言葉の真意を掴みかねて、ニコニコ笑っているその顔を見つめ返す。
 その瞬間、エクセレンの足の裏がゼオラの肩を強く蹴った。アラドの上から蹴りはがされ、
壁際に立つキョウスケの足元まで転がされる。
 そしてわけがわからず戸惑った顔で元いた場所を見返すゼオラは、明らかに嘲りを含んだ
エクセレンの一瞥に、その意図をようやく理解した。
「(ダメぇっ!アラドから、アラドから離れてぇっ!!)」
 だがその心の叫びが口を突いて出ることはなかった。身も心も完全に飼い慣らされきったゼオラには、
涙を浮かべ唇を噛んで事の成り行きを見守る以外、もはやどうすることもできなかった。
 そしてそれはアラドも同様だった。虐げられるゼオラを何とかしたいという思いはあったが、
エクセレンが望んでいる以上、拒否はおろか抗議の声をあげることもままならない。
「それじゃ、いくわよん♪」
 ボンテージの股間のジッパーを開き、アラドの股の上に腰を下ろす。
 奥まで飲み込むと、エクセレンの体が小さく震えた。
 アラドは恍惚の呻き声をあげながら、天井を眺めている。
「うふふ…さんざん焦らされただけあって、もうパンパンね。いっぱい出してもいいわよん?もちろん」
 わざと言葉を区切り、ゼオラの方に首を向けてから、
「中に、ね」
 はっきり聞こえるようにそう言った。
「あんっ。せっかちねえ。そんな慌てて腰振らなくてもいいのよん?たっぷり可愛がってア・ゲ・ル♪」
 演技じみた口ぶりでアラドをたしなめるエクセレン。
 心がねじ切られそうだった。期待して疼ききった体に嫉妬の炎が渦巻いて、たまらず目を伏せる。
「んぐっ!?」
 だがその時キョウスケが、床に座り込んだままのゼオラの髪を強く掴んだ。
 そのまま顔を上げさせ、ベッドの上を向かせる。
「目を逸らすな」
 逃げ場など、もうどこにもなかった。

140:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(10) 3/4
07/07/07 16:17:12 DE0W8U01
「んー…さすがに立て続けに四度出せば、打ち止めにもなるわねえ」
 そう呟くエクセレンの表情は、仕方ないと諦めながらも少しだけ残念そうだった。
 下にいるアラドは、おとがいを逸らして必死に酸素を求めている。
「でも、よく頑張ったわね。偉い偉い」
 優しく微笑みながら、革手袋をはめたままの手でアラドの頭を撫でると、疲れきった汗まみれの顔に、
嬉しそうな安堵の表情が浮かんだ。
 エクセレンは自分の中から萎えたアラドを抜き、呼吸の荒いままの頬に一度キスをしてから、
立ち上がってベッドを降りた。
 キョウスケの横に座り込んで一部始終を見ていたゼオラの前に立つ。
 ゼオラは、頬だけでなく全身を真っ赤に染めていた。身も心も興奮しきっていることが、
股を触らなくともすぐに見て取れる。
「舐めて綺麗にしてくれないかしら?このままだと垂れてきちゃうしね」
 そう言って、ゼオラの顔の前に自分の性器を突き出すエクセレン。
 ゼオラの体は、考えるよりも早く動いていた。ひざまずいて両手でエクセレンの尻を掴み、
自分の唇を股に思い切り押し付ける。
 そして舌で膣内を舐め回しながら、中に注がれた精液を口の中に含み、そのまま飲み下す。
 その恥も外聞もない飢えきった様子に、エクセレンはこの上ない征服感を覚えた。
「ねえ、ゼオラ」
 股間から顔を離させ、指で顎を掴んで問いかける。
「アラドと、したい?」
 首を縦に振る。
「私みたいに、アラドのザーメン思いっきり中に注がれたい?」
 首を大きく縦に振る。何度も。
「いいわよ?好きなだけしても」
 真っ赤になった体がぶるりと震えた。ようやく、ようやくアラドを感じられる。
「ただし、今すぐにね。間を置かず」
 えっ、という戸惑いの声が漏れる。
 アラドはエクセレンに目いっぱい搾り取られ、もう何も残ってない状態だ。
 そんなアラドに、休みも与えないで一体何をしろと。何が出来ると。
「あら。枯れた男でも立たせる方法、知らないわけじゃないでしょ?」
 ゼオラの背筋にゾクッと冷気が走る。
 確かに、知っている。どうすれば出し尽くした男でも再び立ち上がるようになるか、
身をもって嫌というほど知っている。
 だが、自分にそれをしろと言うのか。
「そういえばダーリン、今日はまだ何もしてないのよねえ。ゼオラも一人じゃ
大変って言ってるから、悪いけど今日も手伝ってあげてくれる?」
 ひっ、と息を呑むゼオラ。足元にすがりついて懇願の眼差しを送りながら、懸命にかぶりを振る。
「それじゃ、わかってるわね?今から」
 愉快そうにゼオラを見下ろすエクセレン。ゼオラは目を伏せて、小さくこくりと頷いた。
 四つん這いになってベッドに近づき、そして上に乗ってアラドの下半身に顔を寄せてゼオラは、
「くひぃぃっ?!」
 アラドの肛門に指を深々と差し入れ、そのまま先ほどのエクセレンと同じように腰の上に乗った。

141:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(10) 4/4
07/07/07 16:17:56 DE0W8U01
 キョウスケとエクセレンは、酒の入ったグラスの淵を静かに重ね合わせた。
 そのまま中身を一気に飲み干し、互いに二杯目を注ぎ込む。
「ごめんねえ。結局何もできないまま放置しちゃって」
 そう言ってパジャマ姿のエクセレンは、テーブルの向かいに座るキョウスケに手を合わせて頭を下げた。
 ボンテージは既に脱ぎ捨てて、チェストに仕舞いこんである。
「構わん。こういうこともある」
 ベッドの方に目を向けると、その上ではゼオラとアラドが二人寄り添って、穏やかな表情で
静かに寝息を立てていた。
 おかげで部屋の主であるはずのエクセレンは、こうしてテーブルに避難せざるを得ない状況である。
「おっと、忘れてた。これ外しておいてあげないとね」
 そう言ってエクセレンは二人の枕元に立ち、それぞれの首につけられた青い首輪を取り外した。
 どちらも裏地の革が汗でぐっしょりと湿っている。ハンディタオルで軽く拭いてから、テーブルの上に置いた。
「ね、キョウスケ」
「なんだ?」
「ありがとね。こんな面倒に付き合ってくれて」
「気にするな。これでも楽しんでやっている」
「あらら、楽しんでるの?ヤキモチ焼いちゃうわよん?」
「そういうお前も楽しんでいるだろう?それなりに」
「んふふ、まーね」
「これから、どうする?」
「寝顔見ると、もう二人とも落ち着いてきたみたいだしね。そろそろ終わりにする頃じゃないかしら?
後はラーダさんに相談して、具体的にどうするか決めていきましょ」
「そういう意味じゃなくてな」
「うん?」
「俺は、お預けを食わされたまま眠る気はないぞ」
「……………」
「……………」
「そっちのベッドで寝かせてくれる?」
「宿泊料は体でな」
「いやん」

142:1
07/07/07 16:18:40 DE0W8U01
そんなわけで、次で終わります。明日か、遅くとも明後日には仕上げます。

アッーについては、予告もなく申し訳なかったです。
でも吹いたという感想は想定外でした。マジで。

143:名無しさん@ピンキー
07/07/07 17:18:24 BCcndFm+
もういいよ

144:名無しさん@ピンキー
07/07/07 17:24:01 BCcndFm+
途中送信してしまった
とりあえず今度からはまとめて投下して頂きたい
というかあれ程言われてたのにまだ投下するつもりですか
この空気の嫁無さは一体何様なんだろうか

145:名無しさん@ピンキー
07/07/07 17:32:38 JrJ7T8YI
投げっぱなしジャーマンよりかマシだ。とりあえず完結してもらおう

俺もこんな萌えも何もない、しんどい話は御免だし
ある種の連載形式は感心しない。
長くなりすぎるからな。さらっと読めないのは嫌だな。

146:名無しさん@ピンキー
07/07/07 17:56:13 jrHyMqo7
>萌えも何もない
陵辱嫌いだから読みたくないって素直に言やいいじゃん。
NG放り込んでスルーもできない批評家気取りのギャラリーの方がよっぽど御免だわ。

147:名無しさん@ピンキー
07/07/07 18:17:38 Y4NuPENs
スレを占領するわ途中で注意も無く男同士の絡み入れるわであんまり誉められた物じゃないだろ確実に

148:名無しさん@ピンキー
07/07/07 18:35:19 JrJ7T8YI
携帯でNGでスルーすることは
不可能に近い。
しかも全員がPCで見られる環境ではない事も考えるといい。

長々と占領されてなければ、
携帯で見ている手前、文句は控えるが、
物事には限度という物がある。

149:名無しさん@ピンキー
07/07/07 18:39:50 J+xEgPNI
>>148
ハァ?何様だよお前。限度とか勝手に決めんなよwwwww

150:名無しさん@ピンキー
07/07/07 18:48:37 oc1fihxk
>>144-145、>>147
ここは萌えSS厨の来る場所じゃない、出ていけーっ!

…は流石に言い過ぎかもしれんがな。
まあともかく、あまり文句ばかり言うと>>1がかわいそうだからその辺にしてやれ。

ていうかみんな、連載形式って嫌いなのか?
こういう長い文章は連載が常識だと思って、今でも次の話を楽しみにしてるんだが…

151:名無しさん@ピンキー
07/07/07 18:57:25 QLH4oUap
>>150
ちゃうのよ
あまりに他の職人さんが投下してくれないから
甘々なやつを期待してる人がファビョってるだけ
リン×リョウトの人も音沙汰ないし、「投下していい?」って聞いていて
どうぞどうぞって言ってんのに結局投下しないとか

152:名無しさん@ピンキー
07/07/07 19:30:01 MTo9lSqT
>>151
連載形式と取るかスレ占領と取るかで印象大分変わるからね。
個人的には>>147が綺麗に纏めてくれた感じ。

153:名無しさん@ピンキー
07/07/07 19:33:18 MTo9lSqT
>>150だった。

ついでにアッー!については一言注釈入れておいて貰えれば
ここまで叩きにゃならんかったろうにと思う。

154:名無しさん@ピンキー
07/07/07 19:50:21 jubm6TGC
あ~、うるせえ。


155:名無しさん@ピンキー
07/07/07 20:41:58 rTaxVSKr
まぁ、アレだ。
アッーは別に気にしない。これがな。
そんな事より…
リン×リョウトマダー?

156:名無しさん@ピンキー
07/07/07 23:25:58 1OQ0VP/x
145 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/07(土) 17:32:38 ID:JrJ7T8YI
投げっぱなしジャーマンよりかマシだ。とりあえず完結してもらおう

俺もこんな萌えも何もない、しんどい話は御免だし
ある種の連載形式は感心しない。
長くなりすぎるからな。さらっと読めないのは嫌だな。

143 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/07(土) 17:18:24 ID:BCcndFm+
もういいよ

144 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/07(土) 17:24:01 ID:BCcndFm+
途中送信してしまった
とりあえず今度からはまとめて投下して頂きたい
というかあれ程言われてたのにまだ投下するつもりですか
この空気の嫁無さは一体何様なんだろうか


148 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/07(土) 18:35:19 ID:JrJ7T8YI
携帯でNGでスルーすることは
不可能に近い。
しかも全員がPCで見られる環境ではない事も考えるといい。

長々と占領されてなければ、
携帯で見ている手前、文句は控えるが、
物事には限度という物がある。




とりあえずこの二人はもう来るな。
端から見ていても見苦しい。

157:名無しさん@ピンキー
07/07/08 00:34:18 9AlqtifQ
何様なんだろうか…
君こそ来なくて良いんだ。

問題があると言うてるのが、その2人だけだとでも?

158:名無しさん@ピンキー
07/07/08 00:47:17 8BMI1j/s
お前ら…
とりあえず落ち着け。


159:名無しさん@ピンキー
07/07/08 00:51:43 81b9nwCo
次で終わるっつってんだからいつまでもギャーギャーわめくな

160:名無しさん@ピンキー
07/07/08 00:54:31 2paI1uBa
てかもう続き(てか最後)はzipか何かにしてうpし、それであぷろだのアドレス貼っとけば?
そうすりゃ読みたい人はダウンロードするし、読みたくない人はダウンロードしなけりゃいい

161:名無しさん@ピンキー
07/07/08 01:30:05 QaMyZxZ4
ここで流れを豚切ってOGでクスハやエクセレンが帰ってくるたび
(大丈夫、淫グラムは不能。奴はヘタレなんだ)
と自分に言い聞かせる俺キモス

と言ってみる

162:名無しさん@ピンキー
07/07/08 01:44:48 sSQvq/Rb
>>160
>>148で「携帯だからスルーできません><」なんてバカがいるかと思ったら
今度は携帯で読めないZIPでうpしろときた。

「全員がPCで見られる環境ではない事も考えるといい」らしいぜ。

163:名無しさん@ピンキー
07/07/08 01:46:55 CmmC0O+g
携帯でもあぼんはできるし
ていうかうpするならtxtでいいじゃない

と流れも読まずに言ってみる

164:名無しさん@ピンキー
07/07/08 02:18:42 T+v7zPB6
スルーを覚えろ・煽りに反応するな

偉そうに俺がいえた話じゃないけどね

165:名無しさん@ピンキー
07/07/08 11:28:05 Zkm8aQdJ
携帯厨は氏ねが2chだろ

166:名無しさん@ピンキー
07/07/08 11:34:42 xIFyHrVy
>>165
よう同類。お前もvipperだろ?
VIPが2chのすべてじゃないんだぜ?

167:名無しさん@ピンキー
07/07/08 12:22:25 tzKdUqzG
vipperよりも特撮とかFFドラクエのほうが携帯厨排斥きついけどな

168:名無しさん@ピンキー
07/07/08 12:59:37 t27M6zd7
自分が気に入らないから何とか理由をつけて文句をつけてるだけでしょ。

169:名無しさん@ピンキー
07/07/08 13:21:11 stjlfMZU
携帯厨以前に今回のSS自体あんまり面白くなかったんだよなぁ
悪魔で個人的にだけど
それが毎日ダラダラ投稿されるから余計にイラッときた

170:名無しさん@ピンキー
07/07/08 14:27:06 PW+XYdWj
早く投下されないかな・・・

171:名無しさん@ピンキー
07/07/08 14:56:24 9AlqtifQ
ううん
確かに今回のssは惜しい気がする。
文章力は高い方だと思うんだけど、ヌケないんだよな。全く使えない。キョウセレンなんて、冷血な鬼みたいになってるし。もちろん理由があるんだろうが、今は元のイメージと掛け離れすぎてるから、イマイチ読んでてノれないなぁ。

このキャラならこうするだろう、てのがないと、二次版権物としては微妙だと思う。

172:名無しさん@ピンキー
07/07/08 15:04:50 AZCjzlEN
>>171
同意だな
何というか全然元のキャラがああいう行動取るのが考えにくいというか違和感を感じる

173:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:04:21 Ygin0qk9
思っても口にしないのが大人。せめて、あと一回で終わりってんだから、全てが終わってから批判しる。


174:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:06:54 9AlqtifQ
と書いたが、理由は分かる気はする。
放置すると頭が壊れる重度のトラウマだから、消せないならベクトルを弄るしかないんだと。
で、対象をキョウセレンに強引に書き換え、さらにゼオラはアラドに、アラドはゼオラに、また強引に書き換えて相互に依存するように仕向ける。

と予想している。
そして情けを廃除して遂行出来るのは、キョウセレンしかいないな確かに。

175:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:07:45 SpM5eO+u
エロパロなんだから元キャラとの剥離はある程度許容せんと
極度にウブなキャラや性欲が麻痺ってるキャラを題材にする事が出来んじゃないか

176:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:19:32 sZcOtV1u
以前噛み付かれたのもキョウスケが出てくるSSだったな

177:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:19:58 q2O9ezXh
迷いながら
悩みながら
悔やみながら
空気読まずに投下しに来た俺参上

注意点
・OGじゃないよ
・擬人化系
・前スレからの続き。だけど前スレ落ちてるから、訳分からん人はスルーとかよろ
・間を空けすぎてごめんなさいorz

178:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:23:32 q2O9ezXh
 カズマはすぐに笑みを浮かべて、中指をその中に入れていった。
 何かが入ってくる初めて感じる感触に、最初こそ闇竜は目を見開き涙を流していたが、指が動くとその口から甘い声を上げ始めた。
「闇竜はやっぱりえっちだな。もうこんなに濡れてるなんて」
「言わないで、ください……はあぁッ……はずかしい」
 闇竜の膣内は容赦なくカズマの指を締め付ける。
 胸の先を舐めまわしながら、囁くようにカズマが言うと、闇竜は顔を真っ赤にさせた。
 少し指を前後に動かしただけで愛液があふれ出て、闇竜の甘い声にカズマの興奮も高まっていた。
 その証拠として、カズマの股間は膨らみ痛みさえもカズマに覚えさせる。
 それを闇も気づくと、呼吸を荒くしているカズマに話しかけた。
「か、カズマさん」
「どうした?」
「あの、私にも、カズマさんを気持ちよくさせてください」
「え、あ、あぁ」
 まさか闇竜から言われるとは思わず、カズマは少し驚きつつ首を指を闇竜の中から引き抜き首を縦に振る。
 闇竜は起き上がりカズマは脚を広げ腰を下ろす。開かれた脚の間に闇竜は座りながらゆっくりとカズマに近づいていく。
 そして、ズボンのチャックを下ろし闇竜の手がその中に入っていき、しばらくごそごそ漁るように動いていたが、やがてその手は外へと出る。
 それと同時に、限界近くまで硬くなり天井を向くカズマの肉棒が姿を現した。
「すごい、熱いですね……」
「まぁ、闇竜がえっちだからな」
「そ、それ、言わないでください」
 カズマの言葉に闇竜は再び顔を赤くし俯く。
 それと同時に、肉棒をずっと握っていた手に少し力が入り、カズマは僅かに快感を感じる。
 そして闇竜の頭に手を置き優しく撫でた。
「すんません。もう言わないから、そのまま手を上下に動かし……」
「大丈夫です。すでにウリバタケさんから頂いたデータで、どうすればいいのか知っていますから」
「っ……!」
 闇竜はニッコリと笑うと、亀頭にキスをする。
 肉棒はそれに反応し更にそそり立ち、闇竜は驚くものの舌で舐め始める。
 両手で肉棒を固定し、ぎこちない舌使いで亀頭を重点的に舐め回す。
 亀頭から出る液は美味しいとは言えないが闇竜は行為を続ける。
 光竜の時同様、指示を出しながら奉仕してもらおうと思っていたカズマは、闇竜からの攻めに完全に不意打ちを食らってしまった。
「んッ、んんッ」
「ぅ……ッ」
 更には肉棒を咥えられる。
 暖かく狭い闇竜の口内。光竜とはまた違う舌使い。
 カズマの口からは声が漏れ始め、彼の中の理性が少しだけ壊れる。
 両手で闇竜の頭の両端を押さえ、そして少し乱暴に上下に動かし始めた。
「んぶっ、んんんッ! んぷッ!」
 驚く闇竜はただカズマの道具のように、体勢が崩れないように気をつけながら肉棒をしゃぶり続ける。
 目に涙を溜め、口からは涎がダラダラと垂れてベッドを汚す。
 少し歯が引っかかり、それもカズマに快感を与え射精感に襲われた。
「くっ……出、るっ!」
「んんんんッ!? んんっ、んはあぁッ!!」
 カズマの低い声と共に、闇竜の口内に白濁した精液が噴射された。
 その感覚に、さすがの闇竜もカズマの手を払い肉棒を離す。
 だが、射精は止まらず精液は闇竜の顔や、黒髪にふりかかった。


179:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:24:31 q2O9ezXh
「きゃっ! あ……ぅ」
「っく……うぅ」
 射精が終わると、しばらく室内には精液の独特の臭いが漂い、カズマと闇竜の息遣いだけが聞こえていた。
 闇竜は口内の精液の味に涙を溜めるもののすべて飲み干し、髪や頬や鼻の上に付着した液を指で掬っている。
 その様子を、カズマは息を荒くさせながら眺めている。
 幼い容姿の闇竜。だが、眼鏡にも精液が付着している彼女の姿は何ともいやらしい。
 カズマの中の興奮は治まるどころか高まっていき、闇竜が人差し指で精液をすくい指で舐める仕草に肉棒は硬くなっていた。
「これが、せいし……熱いです……」
 始めて見る液に、闇竜は興味津々。
 身体が熱く、何かが我慢できない感覚、そしてカズマの肉棒を見て困惑する。
 データでは射精後の肉棒は再び元の大きさに戻る……のだが目の前には硬いままの肉棒。
 その事に闇竜がおかしいと思った瞬間、彼女の身体はカズマに抱きかかえられてベッドの上に寝かせられた。
 闇竜は感じていた、これからカズマと一つになるのだと。
 それはロボットとはいえ、女性の本能がそう思わせたのかもしれない。
「闇竜、もう我慢できそうにないんだ」
「……はい、おねがい、します」
 闇竜は静かに頷いた。
 それに答えるように、闇竜の脚を左右に開き、カズマも肉棒を片手で握り彼女の幼い秘所へあてがった。
「力抜いて……」
「……んッ!」
 カズマの言葉と同時に、肉棒は闇竜の中へと挿入されていく。
 明らかにサイズ違いのモノを押し入れるのは無理やりだが、肉棒は確実に闇竜の中に沈んでいく。
 血は出ない、だが闇竜には痛みに似た感覚が流れ、ベッドのシーツを力いっぱい握り耐えている。
 そして肉棒は半分ほど入ったところで動きが止まった。
 何故なら、既に膣奥まで到達したから。

180:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:26:14 q2O9ezXh
「入ったぞ、闇竜……」
「……」
 闇竜から答えは返ってこない。
 だがカズマは彼女の耳元で囁くように話し続けた。
「動いていい?」
「……は、い……」
 かなり小声だが、闇竜は答え首を縦に振る。
 そしてカズマはゆっくりと腰を動かし、彼女を攻め始めた。
 闇竜に覆いかぶさるように前かがみになり、狭い膣内を味わう。
 光竜のと同様でかなり狭く肉棒を容赦なく締め付けるが、まったく同じと言うわけでもなくその感触は微妙に違う。
 その感触にカズマは夢中で腰を動かした。
「んんッ、はッぁ……」
 闇竜からも徐々に甘い声が出てくる。
 結合部からは愛液が溢れ、卑猥な水音を響かせている。
 カズマが腰を動かすたび、闇竜の身体も揺れ、カズマが出し入れしていると言うよりも、闇竜の身体全体を動かしているのに近かった。
「はぅッ……ああぁッ……」
 二人が結合しどの位経ったのだろう。
 正常位だった二人、だが今はバックでカズマは闇竜を攻めている。
 四つん這いになっている闇竜の腰を両手で掴み、カズマが突く度に肌がぶつかり合う音が室内に流れた。
「カズ、マさ……はぁッ、激し……ッ!!」
 正常位より深く入ってくる肉棒は、カズマが動くたびに膣奥を刺激する。
 その感覚に、口の端から唾液を一筋流しながら、闇竜は嬌声を聞かせていた。
「でもッ、気持ちいだろ?」
「……ッ……」
 カズマの一言に闇竜は小さく喘ぐものの口を閉ざしてしまう。
 カズマの言うとおり、だけど言うのは恥ずかしいから。
 すると、不意にカズマの腰の動きが止まった。
 闇竜は驚きの表情でカズマの顔を見た。
「あ、あの……」
「正直に答えてくれないと、動いてあげない」
「……」
 闇竜の回答は決まっていた。
 折角ここまできたのだから、最後までしてほしい。
 だから、数秒足らずで闇竜の口が開いた。


181:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:29:40 q2O9ezXh
「き、気持ち、いいです……」
 しかし、やはり羞恥心も働いているようで、闇竜は恥ずかしそうに小声で答える。
 彼女の口から聴きたかった言葉に、カズマは微笑み、そして再び闇竜を攻め始めた。
 闇竜からは幼いながらも興奮を高める喘ぎ声が出始め、その口元は僅かに笑みを浮かべていた。
「んあッ、ひゃあんッ!」
 そして、ついに腕に力が入らなくなり始め、闇竜の状態は崩れ、尻を突き上げている状態となった。
 カズマの腰の動きが早くなっていく。闇竜は察した……絶頂が近いのだと。
 肉棒は膣内で更に大きくなっていき、今にも彼女の中を汚そうとしている。
 これで最後とばかりに、カズマは更に更に激しく闇竜を攻めた。
「ひゃッ! ああぁッ、くんッ、ひゃああッ!!」
「ぐッ、闇竜……もう、やばッ……!!」
 腰の動きが止まり、カズマは体を痙攣させ闇竜の中に二回目だが白濁した液を流し込んだ。
 自分の中が精液で満たされていく感覚に、闇竜も絶頂を迎える。
 結合部からは精液が溢れ、射精が終わっても二人はしばらく?がったまま動かなかった。
 二人の荒い息遣いだけが室内に流れ、カズマはゆっくりと肉棒を闇竜から引き抜いた。
 分離した瞬間、闇竜の秘所からは精液がベッドに落ち、闇竜は仰向けとなった。
「はぁ、はぁ……か、ずまさん……」
「大丈夫、か?」
「はい……」
 笑顔を浮かべて答える闇竜。
 ずれてしまっている眼鏡を直しつつ、その笑顔にカズマは優しく彼女の頭を撫でた。
 闇竜は乱れた上着を直しながら上体を起こす。
 そしてカズマの顔を見つめ、頬を赤くした。
「あの、ありがとうございます」
「あ、いえ、こちらこそ」
「……」
 そして、丁寧に頭を下げると、カズマもまた闇竜に頭を下げる。
 その直後顔を赤くして俯いてしまう。
 自分が望んだとはいえ、やっぱり少し恥ずかしい。特に、カズマにエッチな女の子と思われてしまったことに。
 まぁ、闇竜のそんな不安は大したことではないのだけど、本人にとっては重大問題なのだ。
 そんな事を察してか、カズマは不意に闇竜の体を抱き寄せた。
「まっ、えっちな闇竜も俺は好きだな……」
「うぅ」
 闇竜は感じた。カズマの肉棒が再び硬くなっていると言う事に。
 二人の補給は、まだ終わりそうにない。
 そして、闇竜はカズマの前でどんどんエロエロになっていくのでした。

182:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:30:33 q2O9ezXh

 それから数日が経った戦闘後。
 次々と母艦に収容される機体。
 その中には、光竜と闇竜がシンメトリカルドッキングした天竜神がいた。
『ふぅ、シンメトリカルアウ……』
「おーい、ちょっと待ってくれ天竜神」
 戦闘も終わったので、合体を解除しようとした天竜神。
 だがその前に、ウリバタケに止められた。
『どうしたの?』
「ちょっと待ってくれ。合体したまま、ちょっと頼みがあるんだよ」
『? なに?』
「まぁ、整備班全員からの贈り物ってやつだ。あ、おいこらヒイロ、羽飛び散るだろうが!」
『……すまない』
 ウリバタケは何やら怪しい笑いを浮かべている。
 天竜神は怪しく思いながらも、ウリバタケに着いて行った……


 一方カズマはと言うと……
「光竜に続いて闇竜までも!」
「妹といい、さすがロリ●ンカズマ!」
「馬鹿カズマ!」
「ようこそ! ロン毛ーズへ!!」
「だから何で知ってんだ!!」
 ノイ・ヴェルターの皆にいじられていましたとさ。


―終―

183:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:31:36 q2O9ezXh
終わりだよ。
また機会があったら、今度はまとめて投下する
その時も多分版権だと思うが、見逃してほしい頼む!!

184:名無しさん@ピンキー
07/07/08 16:51:11 iR4937My
>>183
これを見逃すなんてとんでもない!

ずっと待ってましたよGとJ
天竜神編も気長且つ楽しみに待ってるよ

185:名無しさん@ピンキー
07/07/08 18:25:22 PW+XYdWj
>>1
待ち

186:名無しさん@ピンキー
07/07/08 18:28:47 SQ1tXmx+
GとJ!!
天竜神編も良い子にして待ってるよ!

187:名無しさん@ピンキー
07/07/08 18:57:42 N/QO7cXe
随分進んでるなと思ったが、やっぱり予想通りな展開。
とはいえ、何も言うことは無い。

とりあえずウリバタケに期待。

188:名無しさん@ピンキー
07/07/08 20:15:28 jhaNxISv
>>ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱
どうかバッシングに負けずに最後まで投下した下さい。
楽しみにしています。

189:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(11) 1/5
07/07/08 20:48:51 1N9MEnSI
 話は、唐突に切り出された。
「へ?」
「え?」
 アラドとゼオラは、思わず同時に素っ頓狂な声をあげた。
 エクセレンの自室。テーブルを挟んで向かい側には、エクセレンとキョウスケ。
「映画のチケットが二枚余ってるから、明日二人で行っておいでって言ったの。
だから今夜は、明日に備えてこれでオヤスミ。何かおかしなこと言った?」
「い、いえ、何も変なことはないですけど……」
 テーブルの上には、二枚のチケットが重ねて置かれている。今週公開されたばかりの人気の恋愛映画だ。
「ここのところずっと、空いた時間は四人でいたからね。たまにはお互い二人だけで過ごして、
羽を伸ばしてくるのも悪くはないわよん?」
 確かにここ最近、プライベートの時間をアラドと二人だけで過ごした記憶はゼオラにはなかった。
 言われるまで考えもしなかったが、こうして意識するようになれば、二人きりになりたいという思いは強まる。
「でも、いいんですか?わざわざチケットまでいただいて」
「いいのいいの、どうせ貰い物だし。それにこの映画館には他にも色々施設があるから、
たぶん一日中遊び倒せるわよ?バイキングレストランだってあるしね」
 ゆっくりと隣のアラドを見る。案の定、バイキングレストランという単語に反応して目を輝かせていた。
「決まりね。たっぷり遊んで、たっぷり食べていらっしゃいな」
 にっこりと笑うエクセレン。キョウスケはチケットを封筒にしまい、ゼオラに手渡した。
「あ、そうそう。かわりと言っては何だけど、ひとつだけ条件をつけてもいいかしら?」
「条件?」
「明日は、門限の三十分前まで宿舎には帰ってこないこと。わかった?」
「門限の三十分前まで?」
「そ」
「三十分前までに帰ってこいではなく、三十分前まで帰るな、ですか?」
「そそ。嫌?」
「嫌じゃないですけど……変な条件ですね」
 キョウスケは黙っている。エクセレンは意味ありげな笑みを浮かべている。
「まあまあ。別に何か変なことしてこいって言ってるんじゃないんだし、気にすることもないだろ。
それより今日は早く寝ようぜ?いやあ、明日が楽しみ!」
 子供のようにはしゃぐアラドに、呆れたように溜息をつくゼオラ。
「それじゃあ、今夜はこれで失礼しますね。また明日」
「はいな。映画の感想は聞かせてね。おやすみ」
「おやすみなさい」

 部屋に戻ってからゼオラは、明日着て行く服を一時間かけて選んでから布団に入った。
 アラドは早めに布団に入ったものの、興奮のあまり眠れず三時間ほど寝返りを打ち続けていたが、
やがて睡魔に負けて静かに眠りについた。

190:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(11) 2/5
07/07/08 20:49:36 1N9MEnSI
 A.M.7:00
 起床。アラームをかけていないのに、普段通りに目が覚めてしまった。
 時間があるから二度寝しようかと思ったけど、妙に興奮して眠れない。
 仕方ないので顔を洗ってシャワーを浴びてから、着替えて食堂に。

 A.M.8:00
 することがない。なので、もう一度服を選び直し。
 チェストの中をひっくり返して、持っている服をベッドの上に全部出す。
 手持ちをベッドの上に全部置けてしまうのが、少し悲しい。もっと色々欲しいけど、
この胸のサイズに合うような可愛い服がなかなかないので、難しい。
 昨日選んだのは水色のワンピースと、それに合わせた水色の下着。
 下着はこのままでいいとしても、上はどうしよう。ワンピースは無難だけどやっぱり
シンプルすぎるような気がするし、かと言ってあまり派手なものにするのも似合わないし……

 A.M.9:30
 気がついたら、待ち合わせまでもう残り30分になっていた。
 結局悩んでばっかりで結論は出なかった。仕方ないので、昨日決めた通りワンピースにすることに。
 服を全部片付けてから、鏡の前に座ってメイクを。といっても、下地だけ。
 普段必要がないから化粧自体あまりしないけど、でも、せめて口紅ぐらいは引けるようになった方が
いいかな。またこんな日が来た時のために。

 A.M.10:00
 時間ぴったりにアラドが迎えに来た。普段待ち合わせに遅れることの多いアラドが。
 ウキウキしている様子を隠そうともしない。私と同じでアラドも楽しみなんだ思うと、妙に嬉しくなる。
 宿舎のロビーでエクセレン少尉に会った。これからキョウスケ中尉と車で遠出をするらしい。
 「よく眠れた?」と聞かれたので「はい」と答える。アラドが急かすので、チケットのお礼もそこそこに
基地を出ることに。帰りに何かお土産でも買って帰ろう。

 A.M.10:30
 映画館に到着。今話題の作品だけあって、開演前から観客で賑わっていた。
 売店でパンフレットと飲み物、ポップコーンを買う。
 しかしアラドが、上映前に私の分も全て食べつくしてしまった。
 勝手に手をつけてごめんと笑いながら謝まられると、怒る気もなくなってしまう。
 そうこうしているうちに、幕が開いて映写機が回り始めた。
 新作映画の予告編が10分ほど続いた後で、本編が始まる。

191:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(11) 3/5
07/07/08 20:50:22 1N9MEnSI
 P.M.0:30
 …………。
 「えーと……」
 …………。
 「じ、実は昨日の夜興奮しすぎて、あまり眠れなかったんだ……」
 …………。
 「そ、それにほら、俺ってああいう映画慣れてないからさ。だから見方がわからなかったっていうか……」
 …………。
 「ア、アクション映画とかアニメだったらわかりやすくて最後まで見れたと思うけど……」
 …………。
 「思うけど……」
 …………。
 「………」
 ……それで?
 「……ごめんなさい」
 仕方ないので、パーラーの特製パフェで手を打つことに。

 P.M.1:30
 少尉の言っていた通り、ここには本当に色んな施設があった。映画館やショッピングモールだけでなく、
大型日用雑貨店やゲームセンター、更にはプラネタリウムから水族館まで。
 とりあえずあてもなく歩いてみて、目についたものに片っ端から飛び込んでみることにする。

 P.M.6:00
 あちこち動き回っているうちに、いつの間にか日が暮れかけていた。
 アラドの両手に提げられた紙袋には、服やらお菓子やら、アトラクションのパンフレットやら
景品のぬいぐるみやらがいっぱい詰まっている。
 ひと通り行きたい所にも行ったことだし、少し早い時間だけども、これから混んできそうなので、
早めに夕食を摂ることに。
 バイキングレストランの前まで来ると、アラドのお腹が大きく鳴った。思わず吹き出してしまう。
 入って席に着く。アラドは私の皿も一緒に抱えて喜び勇んで飛び出して行き、
数分後、山盛りの料理と共に戻ってきた。
 「一体どうやってこれだけ食べろっていうの」と言ったら「大丈夫、残ったら俺が全部食うから」。
 私よりも自分の食い気が最優先になってしまうあたり、やっぱりアラドだなって思う。
 ともかくお腹も空いてきたし、折角なので持ってきてもらったものを食べ始めることに。

192:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(11) 4/5
07/07/08 20:51:11 1N9MEnSI
「……ところで」
 自分の皿は全て食べ終え、ゼオラの皿の半分ほどに手をつけたあたりで、不意にアラドが口を開いた。
 先ほど口に入れたスパゲッティを飲み込んで、言葉を続ける。
「これからどうする?」
「これから?」
「時間、まだいっぱい残ってるだろ」
 左手首の時計に目をやる。針はまだ六時半を回ったばかりだ。
 これから長編映画を一本見たとしても、まだ時間が余る。
「少尉も変なこと言うわよねえ。三十分前まで帰ってくるななんて」
「で、実際の話どうする?これから何処に行く?」
「どうするって言っても、この辺りで行きたい所にはもう全部行ったしね……
未成年だからお酒飲む所には行けないし、車もないから何処か遠くに行くこともできない。
そうなったら、この近くで日が暮れてから時間を潰せるような場所なんて、それこそ」
 そこまで言って、ゼオラの言葉が止まった。
「それこそ?」
「あ、いや、その、う……」
「……あ」
 顔を赤くして言葉を濁す様子にアラドは、ゼオラが何を言おうとして止めたかを瞬時に理解した。
「ど…何処に行こうか?」
「何処にしよう…?」
 しかし、そう都合よく行ける場所行きたい場所が新たに思いつくはずもなく、
二人の間に気まずい沈黙が走る。
 持たない間を誤魔化すように、料理を一気に掻きこむアラド。しかし食べ終わってしまうと、
再び会話に詰まる。


193:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(11) 5/5
07/07/08 20:51:57 1N9MEnSI
「……な、なあ、ゼオラ」
 気恥ずかしさを精一杯こらえながら呼びかける。
「な、何?」
「その、なかなか思い浮かばないよな、これから行きたい場所」
「……うん」
「だから、その、もし嫌じゃなければ……」
「…………」
「一緒に行かないか?そ、その…ホテル……に……」
 バシッ。
 アラドがそう口にした途端、ゼオラの手がアラドの頭を思い切り叩いていた。
 そのままビシバシと、頭や肩を連続して叩き続ける。
「いてっ!いててっ!何するんだよいきなりっ!?やめろって!」
「バカ!バカ!ここ何処だと思ってんのよっ!」
「あっ…」
「人前でいきなりそんなこと口にするんじゃないのっ!バカっ!!」
 顔を真っ赤にして、周囲のことも気にせずゼオラは怒鳴る。
「いや、その……ごめん」
「まったく、もう……」
 口を尖らせてそっぽを向くゼオラ。
 だが、恐縮し肩を小さくしているアラドを横目で見ると、かえって申し訳ない気持ちでいっぱいになってきた。
「ね、ねえ、アラド」
「…ん?」
「そ、その、あの、ね?」
「?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ど…どうしても行きたいって言うんなら……付き合ってあげても……いいけど……」

194:1
07/07/08 20:52:41 1N9MEnSI
書いてるうちに筆がノッて終章が長くなってしまったので、今日明日に分けて投下させてください。
ご迷惑をおかけします。

>>183
GJです。次に期待させていただきます。


195:名無しさん@ピンキー
07/07/08 20:55:55 PW+XYdWj
えええ?どうまとまるんだぁ??
意外だ!

196:名無しさん@ピンキー
07/07/08 21:04:24 2paI1uBa
今日で終わると喜んでいたのに…

197:名無しさん@ピンキー
07/07/08 21:46:16 9AlqtifQ
キョウセレンはホテルに先回りで最後の仕上げの準備中だな
やはりトラウマの矛先を変えるのが目的だろ
ゼオラにはフラッシュバックが一度も起こってないし。

198:名無しさん@ピンキー
07/07/08 23:58:25 ATd0aBf/
ヤラダバオトって神化の際に魂を吸収して…って感じらしいが、
神化後フォルカが体の不調を訴えるとか、Dボゥイみたくなっていくとか
そんな感じの描写ってあるんかね?

199:名無しさん@ピンキー
07/07/08 23:59:30 ATd0aBf/
ゴバクスマン

200:名無しさん@ピンキー
07/07/09 02:13:09 kDJE16Ny
>>198
誤爆にレスするのもなんだが
神化の際だけじゃなくて、普段から搭乗者の生命エネルギーを吸収して動いてるんだよ。
近付くだけでもあぶないから近寄らせなかった描写はある。

あと、ヤルダバオトな

201:名無しさん@ピンキー
07/07/09 13:21:13 TgjuO+4W
この流れなら言える
マサリューまだー?

202:名無しさん@ピンキー
07/07/09 13:31:59 EopLPn1G
トロイエ隊の隊長さんは?

203:名無しさん@ピンキー
07/07/09 14:09:27 ZP+y5ULR
ヤラダバオトってヤラハタみたいだな

204:名無しさん@ピンキー
07/07/09 16:54:20 RZT2mluK
>183
何処まで行く気だウリバタケ。

もっとやれ。


【ディオンドラ姐さん光臨】

205:名無しさん@ピンキー
07/07/09 17:08:06 nxj78+l2
>>202
えっと……リポビタンだっけ?

206:名無しさん@ピンキー
07/07/09 19:31:15 tFAfRDNd
>>1
正直に言うとこれまでのハードなのはちょっと苦手だったけど
>>189-193には最高に萌えた。完結たのしみにしてるわ

207:名無しさん@ピンキー
07/07/09 20:29:03 EfcbJ1lr
キモい

208:名無しさん@ピンキー
07/07/09 20:33:18 IYeB9sQj
>>207
で?
他に言う事は?

209:名無しさん@ピンキー
07/07/09 21:18:36 t3DblFZy
>>1
文章力も高いけど、よく毎日すげぇ長文書けるなぁ

210:名無しさん@ピンキー
07/07/10 01:21:19 8gSf0Wwj
>>1まぁよくも懲りずに糞みたいな駄文を毎日書けるもんだな
早く終われや屑

211:名無しさん@ピンキー
07/07/10 01:24:52 hzfrA8gL
文句言うなら自分で書くなり読まないなりすりゃいいのに

212:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 1/9
07/07/10 01:45:08 fnMDahph
 ホテルの一室。
 長いシャワーを終えて体を拭いたゼオラは、備え付けのバスローブを身にまとい、
落ち着かない様子でベッドの端に座るアラドの隣に腰掛けた。
「よく考えてみたら俺達って」
「うん?」
「こんな風に普通にするのって、初めてじゃないか?」
 ゼオラは思わず苦笑いしてしまった。つられてアラドも苦笑する。
 確かにそうだ。スクールの時も、エクセレン達に調教され始めてからも、
いわゆるアブノーマルなプレイを強要されてばかりだった。
 でも今夜は、二人だけで静かに、好きなように楽しめる。咎める相手は誰もいない。
 アラドの手が、ゼオラの肩をゆっくり抱き寄せた。そのままベッドの上に倒れこみ、唇を重ねる。
「んっ……」
 舌を絡ませながら、バスローブの中に手を差し入れる。シャワールームから出てきたばかりの肌は熱かった。
 胸を揉みしだきながら、耳や頬、首筋に口づけを繰り返す。
「はうぅ……」
 帯をほどいてバスローブを脱がせると、ゼオラは恥ずかしさのあまり、目を閉じて顔を横に背けた。
「(えっ…?)」
 今まで見たことのない恥じらいの表情に、アラドの胸が一気に高鳴る。
 しかし同時に湧き上がる衝動は、今まで感じたことがない類のものだった。
 安心感すら感じさせるような鼓動が体を包み、心地よい痛みが胸を締め付ける。
 ゼオラの乳房に顔を埋めると、心臓の脈打つ音が頬に伝わってきた。
「ふあっ!?」
 乳首を甘噛みしながら、股の間に手を差し込む。まだ軽い愛撫しかしていないのに、
ゼオラはもうシーツに垂れてくるほど濡らしていた。
 更に密着するよう体勢を変えると、アラドの股がゼオラの太腿に当たった。
 アラドも同じく、激しくいきり立っている。調教されている時と全く変わらないほどに。
「(あれ…?)」
 ゼオラもまた、自分の高ぶり方が違っていることに気づいた。
 体の芯が疼いて、駆け上がるように一気に登り詰めたくなるようないつもの感覚ではない。
 ぼうっとした熱が、全身にくまなく行き渡っている。まるで湯でも浴びているような心地よさに、
ずっとこのままでいたいとすら思えていた。
 不意に二人の目があった。互いの瞳の中に、互いのぼんやりした表情が映る。
 そのまま無言で抱きしめあった。

213:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 2/9
07/07/10 01:45:56 fnMDahph
「それじゃ……いくぞ」
 そう言ってアラドは、膣口にあてがった亀頭をゼオラの中へと挿し込んでいった。
「あ……はぁぁ……」
 少しずつ自分の中がアラドで埋まってゆく感触に、悦びの溜息が漏れる。
 『抱かれている』でも『犯されている』でもない。今自分はアラドと『繋がっている』。
 初めて体感する、穏やかだが確かな快感。体よりも、心が満たされていくように感じた。
「ね……アラド……」
「ん?」
「キス…して……」
 思わず口をついて出た自分の言葉に、自分で驚いていた。
 まさか、こんなにも素直に甘えることができるとは。
「はむ…ん…」
 アラドになら、全てを預けられる。全てを晒けだせる。熱いくちづけを交わしながら、
満たされたゼオラの心から更に何かが溢れてくるように感じた。
「んふぅっ…!」
 唇を重ねたまま、アラドが腰を動かし始めた。
 アラドのことを離すまいと、強く肩を抱き寄せ、腰に脚を絡めるゼオラ。
 そして身も心も高ぶりきった二人が同時に達するまで、それほど時間はかからなかった。


「…………」
「…………」
「門限まで時間……まだいっぱい残ってるね」
「そうだな……」
「もう一回、する?」
「……このまま抱き合っていたい」
「ん……」
「…………」
「……アラド」
「ん…?」
「ありがとう」
「…………」
「…………」
「俺も……」
「…………」
「……ありがとう」
 このまま時間が止まればいい。互いの体を強く抱き締めながら、二人は心からそう思った。

214:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 3/9
07/07/10 01:46:40 fnMDahph
 話は、唐突に切り出された。
「へ?」
「え?」
 アラドとゼオラは、思わず同時に素っ頓狂な声をあげた。
 ラーダのカウンセリングルーム。テーブルを挟んで向かい側にラーダがいて、
その脇にエクセレンとキョウスケが並んで座っている。
 言われた通り門限の三十分前に手を繋ぎながら帰ってきた二人は、宿舎に入るなりエクセレンに呼び止められ、
そのままこの部屋に連れてこられた。
 そして部屋に入って席につくなり、
「もうあなた達には、特別な治療を施す必要はありません。長い間、本当にお疲れさま」
 と、いきなり労いの言葉をかけられたのだから、何が何だかわからない。
「えっと、一体それは、どういう…?」
「二人とも、最近はフラッシュバックは起こってる?」
 一瞬考えこんだ後、二人は同時に首を振った。
「あっ」
 ゼオラが何かに気づいたように声をあげる。
「……もしかしてゼオラちゃん、自分が治療されてるのすっかり忘れてた?」
 苦笑しながら問いかけるエクセレンに、ゼオラは赤くなって俯く。
「でもそれは、治療されてることを忘れるほど治ってきたという証拠よ。心配いらないわ」
 ラーダがすかさずフォローを入れる。そしてそのまま、話を続けた。
「アラド、ゼオラ。あなた達にとって、どうしてフラッシュバックがあんなに苦しかったと思う?」
「どうしてって、そりゃあ……」
「自分の意思と無関係に体が昂ぶってしまうから、じゃないんですか?」
「半分はそれで当たってるわ。でも、もう半分、別に重要な原因があるの」
「もう半分?」
「フラッシュバックの内容を、誰にも言うことができなかったということ」
「…………」
 言われてみれば確かにそうだと、二人は思った。あんなことをしていたされていたなどと、
たとえ親しい人間であっても、他人には絶対に明かせない。
「特にゼオラは、生真面目で溜め込みたがる性格だから、上手くやり過ごすことも出来なくて
大変だったと思うわ。最初に相談に来たとき、本当に死にそうな顔をしてたしね」
「そう…でしたね……正直、いっそ死ねたらって、ずっと思ってました……」
「ゼオラ……」
「それを克服させるための手段はいくつかあったのだけど、緊急を要する状態だとあなた自身も半ば
理解してたみたいだから、荒療治に踏み切ったの。でも私じゃ出来ないことが多いから」
「私に白羽の矢が立った、ってわけ」
 エクセレンが横から口を挟む。

215:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 4/9
07/07/10 01:47:24 fnMDahph
「結論から言うと、私がしたのは対症療法ね。フラッシュバックで昂ぶった体を鎮めるには、
フラッシュバックの内容と同じことを実際にするのが一番早い。だから、あなたの相談メモを基に、
あんな風に虐め倒させてもらったわけ」
「途中からキョウスケ中尉が加わったのも、そのためだったんですね?」
「それもあるけど、一番の理由は、私に依存しすぎないようにさせるためかな」
「依存、ですか?」
「心を病んでる人って、自分を理解してくれると思った人に、身も心も全部預けちゃうことが多いの。
それで上手くいってるうちはいいんだけど、何かがあって歯車が狂ったら、まず間違いなく、
かえって病状が悪化しちゃうのね」
「つまり俺の役目は、それを防ぐための負荷の分散だったということだ」
「そういうこと。でもいくら負荷が分散できても、私達がしているのは所詮対症療法で、
根本的な部分の治療にはならない。だから頃合を見計らって、アラド君にご登場願ったってわけ」
「具体的に言うと、夜の廊下でアラドを突き飛ばした頃だな」
「……見てらしたんですか?」
「自分じゃ気づいてなかったかもしれないけど、あの日のゼオラちゃん、凄く様子がおかしかったのよ?
だから終わってからキョウスケに、様子を見に行ってもらってたの」
「そしてアラドと揉めている様子を見て、そろそろ本格的な段階に移行する頃だと思った、というわけだ」
「本格的な段階…?」
「さっきラーダさんが言ったでしょ?フラッシュバックに苦しむ原因の半分は、人に言えないことだって」
「はい」
「この場合の人というのは、ただの他人という意味じゃないの。本当に明かしたい、知ってもらいたい人
のこと。そんな相手に自分をさらけだせないことが、何よりも苦しいのね」
「…………」
「私達がどれだけあなた達の悩みを知っても、所詮は他人だからね。支える力にも限りがあるわ。
やっぱり本当に癒せるのは、ずっと同じ体験を積み重ねてきた、身も心も通じたパートナーしかいないのよ」
 そう言われて、先ほどのホテルでのひと時を思い出す。
「二人ともどうだった?今夜初めて、二人きりで結ばれた気分は」
 この時ゼオラとアラドは、三十分前まで帰ってくるなという言葉の意味を初めて理解した。
 エクセレンは最初から、夜に時間が余ったときの二人の行動を全て見越していたのだ。
「気持ちよかったのは確かでしょうけど、それよりも安心できて心地よかったでしょ?」
 同時にゆっくりと頷く。
「それはね。一緒に調教され続けることで、互いに互いの秘密を全部共有したからよ。
ああすることでお互いを全部晒け出したら、もうこれ以上隠すことも隠す必要もなくなるでしょ?」

216:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 5/9
07/07/10 01:48:09 fnMDahph
 互いの顔とエクセレン、キョウスケの顔を交互に見合わせる二人。
「えっと……もの凄く簡単に言うと、今までのことは何から何まで計算ずくだったって、こういうことッスか?」
「Exactly. ご名答よん♪」
「私と中尉も少しはアドバイスしたけどね。ほとんどはエクセレンの立案よ」
 ゼオラもアラドも、思わず乾いた笑いがこみ上げてしまった。ここまで壮大な治療計画を立てて、
しかもそれを実際に最後まで実行してしまったのだ。笑うしかない。
「でも、二人ともよく頑張ったわね。本当に偉いわ」
 そう言ってエクセレンは、優しく二人の頭を撫でた。続けてキョウスケも、同じように
二人の頭に手を置く。普段あまり表情を変えないその顔は、わずかだが微笑んでいた。
「あ……ありがとう………ございます……」
 思わず涙ぐんで言葉に詰まるゼオラ。アラドもまた、上を向いて必死に涙をこらえていた。
「あなたたちのトラウマの記憶そのものが消えたわけじゃないから、これからもしばらくは経過観察を続けるわ。
でも、治療はこれでおしまい。あとはなるべくストレスを溜め込まないよう、二人で上手くやることね」
「…はい」
「ありがとうございましたっ」
 アラドは三人に深々と頭を下げた。ゼオラも続いて頭を下げる。
「記念にこれをあげるわ。もう私達が持ってても仕方ないしね」
 エクセレンはハンドバッグを開いて、中から二本の首輪を取り出した。調教する時につけさせていた、
揃いの青い首輪だった。
 それを受け取った二人は、懐かしい玩具でも見るように、愛おしそうに手でいじっていた。
「んでは、消灯の時間も近いことだし、そろそろ解散としますか。
私もダーリンと、二人だけの夜を過ごしたいしね♪」
「はい」
「本当に、ありがとうございました」
 二人は立ち上がって、再度頭を下げた。そして三人が部屋を出て行くまで、ずっと頭を下げ続けた。

217:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 6/9
07/07/10 01:48:53 fnMDahph
帰りの廊下。
「あ」
「どうした?」
「忘れてたわ。ラトちゃんは早くにスクールから放り出されたおかげでそういうトラウマがないから
心配はいらないって伝えるの」
「明日でもいいだろう。大事なことだろうが、今すぐ伝えなければいけないことでもない」
「そうね。今夜は二人だけの世界に浸らせてあげましょ」
「そうだな」
「…………」
「…………」
「ね、ダーリン」
「何だ?」
「これから、どうなると思う?」
「―――」
「あらん。それは、分の悪い賭け?」
「どちらかというと、希望的観測だな」
「優しいのねえ」
「そういうお前は?」
「―――」
「そうならないに越したことはないがな」
「でも、そうなったらそうなったで楽しみでしょ?」
「…そうだな」
「ま、どうなるかは神のみぞ知るってやつね。のんびり見守りましょ。期待しながら…」


 それから―
 フラッシュバックに悩まされることのなくなったゼオラは、まるで足の裏の棘が抜けたかのように、
急速に心身に精気が戻っていった。
 より距離が縮まったアラドとも、時折意地を張って喧嘩することはあるが、概ね親密な関係を築いている。
 休日前の夜はひとつの部屋に二人で過ごし、休日になれば一緒に色々な場所に遊びに出かける。
 そのおかげか、最近はビルガーとファルケンの連携まで冴えるようになってきた。
 周囲から冷やかし混じりにその秘訣を聞かれることが増えて、ゼオラはこの上ない幸せを噛み締めていた。
 噛み締めて、いた。

 ―そして、一ヶ月が過ぎた。

218:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 7/9
07/07/10 01:49:49 fnMDahph
「んぐぅぅぅっ!!」
 ゼオラは、ボールギャグ越しに悲鳴をあげた。
 腰椎のあたりで拘束された両手首。高々と掲げられた四つん這いの尻。
 前にはエクセレンから貰った玩具が挿さり、後ろはアラドの怒張に貫かれている。
「く……っ!」
 アラドは一瞬ためらうような素振りを見せた後、その平手をゼオラの尻に叩き落した。
「んうっ!んうぅっ!!」
 青い首輪のつけられた首を必死に左右に振るゼオラ。その尻がぴしゃりと音を立て赤くなる度に、
締め付けがより一層きつくなる。
 背後からシーツに伏せる肩に手をかけ、腰により体重を乗せてゆく。ゼオラの中の動きも相まって、
延々と奥まで飲み込まれ続けるような感覚を覚えた。
 肩に爪を立てる。白い柔肌にしっかりと食い込むよう、しかし傷にはならないよう。
「ふーっ!ふーっ!ふーっ!ふぐうぅぅぅーっ!!」
 不意に、より大きな悲鳴とともに全身が強張ったかと思うと、そのまま力が抜けた。
 達したのだ。
「ふぶぅっ!?」
 だがアラドは、波が収まりきらないうちに再び腰を振り始めた。
 自分はまだ達していない。だからそれまで頑張ってほしいと言いたげに。
 肩から手を離し、爪痕に舌を這わせる。そんな些細な感触にも反応し、締め付けはより一層激しくなる。
 やがてゼオラは、自分の中でアラドが急激に膨らむのを感じた。
 射精しようとしているのだ。それに合わせて、再びゼオラにも波が襲い掛かってくる。
「んぐぅっ!んーっ!んーっ!んーーーーっ!!」
 そしてアラドの断続的な痙攣を感じながら、ゼオラは再びエクスタシーに呑まれた。

 それぞれの唇の端から垂れた涎は、シーツに大きな染みを作っていた。
 ベッドの上部と下部に、それぞれ。

219:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 8/9
07/07/10 01:50:31 fnMDahph
 明かりを消してカーテンを閉めた部屋。ひとつのベッド。
 新しく換えたシーツの上に、ゼオラとアラドは裸で寄り添って背中合わせ寝転がっていた。
 眠れない。しかし、二人とも一言も口を開かなかった。
 その顔には、どこか寂しさが浮かんでいた。

 二人でいることは幸せだ。一緒にいるだけで満たされる。まして肌を重ねる時など、
これ以上に安心できる時間は他にないと胸を張って断言できる。
 だが、ある時から急に、何か満たされないものが膨らみ始めた。
 その満たされないものの正体に気づいたのは、セックスを終えた後に「物足りない」という言葉が
はっきりと口をついて出た時のことだった。
 物足りない。精神的には満たされている。だが逆に言えば、精神的にしか満たされていない。
 肉体的には、全く足りていないのだ。
 何度となく体に叩き込まれた、奴隷として蹂躙される悦び。それに比べれば二人の睦み合いなど、
蚊が刺した程度に過ぎないものだった。
 最初はそれでもよかった。しかし数を重ねて慣れてくると、否応なくそのことに気づかされる。
 やがて、過去に自分の体で受けてきた陵辱の数々が思い出されるようになった。
 直視したくない記憶が蘇るフラッシュバックではない。自らのその時の願望に応じて
過去の記憶が引き出される、いわば妄想や投影に近いもの。
 それを互いに再現する。ゼオラはアラドに拘束された上で犯され、アラドはゼオラに尻の穴まで
弄られ射精させ続けられる。
 だが、そこまでしてもなお足りなかった。
 ゼオラもアラドも、それなりに激しさや厳しさを持ってはいるが、根本的な性質は穏やかで優しい。
 エクセレンの突き放し斬り捨てるような冷徹さも、キョウスケの相手を性処理用の玩具としか
見ていないかのような残酷さも、二人にはない。どうしても責めの手が甘くなる。
 一番欲しているものが、互いの内には欠片もないのだ。
 エクセレンとキョウスケの真似を繰り返して、二人はそれを嫌と言うほど思い知った。思い知らされた。

 寝返りを打つと、向かい合った互いの視線が重なった。どうやら同時に背後を向いたらしい。
 寂しそうな表情の中の、何かを決意したかのような眼差し。
 自分もそんな顔をしているんだろう。おそらくは、同じことを考えているはずだから。
 ゼオラはそう思いながら、静かに口を開いた。
「ね、アラド…」
「なに?」
「ひとつだけ…約束しよ」
「約束?」
「せめて寝る時だけは、二人だけで一緒に…ね」
 アラドは目を伏せた。そして毛布の中のゼオラの手を握り、
「約束する」
 力強く確かにそう言った。

220:ゼオラ・シュバイツァーの憂鬱(12) 9/9 終
07/07/10 01:51:14 fnMDahph
「あら。二人揃ってなにか御用?」
 部屋の扉をノックしようとした二人に、横から不意に声が掛けられた。
 振り向くとそこには、シャワールームから帰ってきたばかりのエクセレンの姿があった。
「珍しいわねえ。もしかして、ラヴラヴなところをわざわざ見せ付けに―」
 と、いつものように挨拶がわりの冗談を言いかけて、エクセレンは言葉を止めた。
 二人の手に握られているもの。それは、かつて自分が買い与えた青色の首輪。
 もう使うことはないだろうとそれぞれに手渡した、飼い犬の証。
 ゼオラもアラドも、顔を赤くして俯いている。
 それを見たエクセレンの顔から一瞬表情が消える。そしてその後、にっこりとした笑顔が浮かんだ。
「それじゃ、ゼオラ」
 ゼオラちゃん、とは呼ばなかった。
「部屋に行ってキョウスケ呼んできてくれるかな。今ならいるはずだから」
「は、はい、わかりました…」
 しかしその返事に対して、エクセレンは何も言わずにゼオラを見つめている。その目は、笑っていない。
 やがて抱き寄せるように耳に唇を近づけると、
「飼い犬なら……返事の仕方は?」
 と、静かに囁いた。
 その瞬間、ゼオラの体に電流が走り、思わず腰が砕けそうになった。
「……わん」
 考えるより先に、鳴き声が口から出た。
 そしてそのまま、キョウスケの部屋に向かって歩を進め始める。
「さて、と」
 アラドの方を向いたエクセレンは、掌を前に差し出した。アラドは、手にした首輪をその上に置いた。

「それじゃ、お入りなさいな。首輪つけてあげるから」

221:1
07/07/10 01:51:58 fnMDahph
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
機会があればまたお会いしましょう。失礼します。

222:名無しさん@ピンキー
07/07/10 02:09:23 8gSf0Wwj
やっと終わったか
もう二度と書かなくていいよ

223:名無しさん@ピンキー
07/07/10 02:26:47 QTGiQwpn
アラドとゼオラがかつて陵辱されまくっていたとかの設定や、
投下の仕方にはいただけない物があったが、話そのものは結構楽しめたよ。



224:名無しさん@ピンキー
07/07/10 03:10:39 VhkPUZxB
おつー

225:名無しさん@ピンキー
07/07/10 03:23:03 uwzSnrTw
おつおつ、めげずにがんばってくれ。

226:名無しさん@ピンキー
07/07/10 04:28:58 cBaPKEy/
乙 文句言うやつは自分で書け!

227:名無しさん@ピンキー
07/07/10 07:42:39 SCU4O5At
書かなくていいは言い過ぎだけど周りに対する配慮は欲しかったな
話自体は面白かったよ、アナルはちょっと萎えたけど

228:名無しさん@ピンキー
07/07/10 07:58:48 SsfOIgVK
やっと終わったか

これで他の人が投稿しやすい状況に戻ったな

229:名無しさん@ピンキー
07/07/10 08:05:54 6Xj4WXUG
投稿があるとは限らないけどなw

230:名無しさん@ピンキー
07/07/10 08:46:59 hzfrA8gL
こんだけ文句いう人間がいたら投下したくてもできんだろ

231:名無しさん@ピンキー
07/07/10 09:26:05 k20Lpur4
>>183は普通に投下してたけどなw


232:名無しさん@ピンキー
07/07/10 10:01:00 sJzHTKuT
投下したいやつは普通に投下するだろ
他の人が毎日投下してるから遠慮するとかありえない

233:名無しさん@ピンキー
07/07/10 12:13:54 9DoCQ5vV
気にせず投下。すまん

「あぁ…ん…」
「ん…?ここがイイのか?」
イルム中尉の声が聞こえる
「はぁ…バカ…イルム」
リン社長の声も聞こえる
「そんな顔して言われても、そそられるだけだな」
「ふぁあっ」
普段からは想像もつかない位の甘ったるい声が聞こえる
(ど…どうしよう…!)
ブリット君と龍虎王の整備をして、ようやく終わったと思ったら。
まさか格納庫なんかで仲良くしてる人がいるなんて。
「このまま、終わるまで待つしかないなぁ…」
隣にしゃがみこんだブリット君が困ったように呟く
「う、うん」
私も俯きながら返事をする
「あ…やぁ、そんな…」
「嫌じゃないだろ?ここ、好きなくせに」
格納庫の隅のほう、龍虎王の足元からはちょうど見えるか見えないかギリギリのところで。
久しぶりに会った中尉と社長がいるらしいのはわかるんだけど。
覗き込む訳にもいかないし、隣にはブリット君がいるのに。
(わ、私たちだって…久しぶりに二人きりになったのに…!)
(なんでこんな風に隠れてなきゃならないの…!)
隣のブリット君を横目で伺ってみると
耳まで真っ赤にして俯いていた

 かわいい !

そう思ったら体が勝手に動いていた



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