【涼宮ハルヒ】谷川流 the 49章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 49章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch372:名無しさん@ピンキー
07/06/30 20:51:45 AttBH4BH
>>371
大人なら空気読みましょう。

373:名無しさん@ピンキー
07/06/30 21:01:30 BoayMCDQ
>>371
あー。空気は読まなくてもいいから、前作を読んできてくれw

374:名無しさん@ピンキー
07/06/30 22:15:10 4r1W+wcN
>>372>>373
お前らが一番子供っぽい

375:名無しさん@ピンキー
07/06/30 22:59:21 bbvENgLZ
もうみんな子供。

376:48 -154です
07/06/30 23:57:17 BsSnJPjM
空気を読まずにバカエロシリーズを投下。保管庫様に収蔵してもらっている48-154『笹の木~~曲』(変態佐々木?)シリーズのオチ的な番外編です。
3Pシリーズを書くつもりだったんですが、なぜか先にこっちが出来てしまったんで、投下させてもらいます。
今回は佐々木やハルヒは出てきませんが、他の登場人物がバカエロキャラとなって壊れていますので、作中のイメージを大切にしたい方は、出てきた時点で撤収することをお勧めします。
また、文中に一部ロリを示唆する表現がありますので、そういったものが苦手な方もスルーヨロ。
13レス予定。


『驚愕は結曲?』

377:48 -154です
07/06/30 23:58:02 BsSnJPjM
今日も激戦を何とかくぐり抜け、ハルヒを送り届けたあと、重い腰を引きずりつつ一日の中でも数少ない自由時間を満喫していると、背後から落ち着いた声が掛けられた。
「キョンくん、こんばんは」
やはり朝比奈さん(大)か。連日ハルヒと佐々木を相手に機関砲並みの連射をこなしているというのに、それでも尚、目線を一部に固定せざるを得ない神々しいプロポーションは相変わらずだ。
「キョンくん、ちょっとお話があるの。少しだけ時間をもらえないかしら」
もちろん喜んで。朝比奈さんのお誘いなら、いつでもどこでも馳せ参じますよ。と、二つ返事でOKしたいところだが、いまの俺は二柱の神様(仮)に挟まれて、どこにどんな監視がついているか分からないご身分だったな。
「ありがとう。それに安心して。涼宮さんと佐々木さんは、あなたの下校時間だけは牽制しあって絶対に手を出してこないから。いわばこの時間帯は38度線のDMZみたいなものなの」
えーと、やはり未来のあなたは俺の現状をご存知なんですね。
「ふふ。何を言ってるんですかぁ。私も手篭めにしたくせにぃ」

!!!!!!

「あれ?今日って笹鈴戦争開始から3週間目の月曜日ですよね?……え゛?1週間ずれてるの!?やだっ私ったら……ごめんなさい!いまの忘れてください!!」
そんな風に拝み倒されても無理ですって。それにいまの俺は大概のことには驚かない間違った体質を獲得しちゃってますから、ネタバレをお願いします。
「そう言ってもらえると助かるわ。私も要件が要件だけに、どうやって切り出そうかと悩んでいたんです。ちょっと長くなるから、いったん他の時空に移動してもいいかな?」
どーぞどーぞ。いまの俺は休憩が一秒でも増えるのは大歓迎です。


と、いうことで、俺は朝比奈さん(大)のたおやかなる御手に触れるという僥倖に預かりながら、あのぐらっとした感覚を堪能した。
で、着いた先で周囲を見回すと、鏡張りの天井と回転式のピンクのベッド、それに無駄に広いガラス張りの風呂……どう見てもラブホです。ほんとうに(ry
えーと、ここは?
「ごめんなさい、禁則事項です。でも、一応言っておきますと、ここは21世紀初頭からずっと経過した時代になります。このアンティークな内装を揃えるのに苦労したのよ」
いや、我々の時代でもここまでベタなラブホはアンティークです。と、ツッコミを入れたいところだが、そんなことより確認しておく必要があるな。
こういった装備が重要になる案件についてお話をするということなんでしょうか?
「ええ。少しタイミングが前後してしまったようだけど、せっかくですから、これからあなたの身に起こることをお話しておきます。
結論から言うと、キョンくんにとっての今日から数日後、涼宮さんは小さな私や長門さんがキョンくん争奪戦へ参加してくることを提案します。
これは涼宮さん曰く、休み時間や放課後に部室を占領しちゃうのは申し訳ないし、部室で行われるイベントなら女子団員には自由参加の資格がある、というのが表向きの理由。でも本当は、彼女は私たちの気持ちを汲んでくれたの」
女子団員限定で自由意志を認める辺りがハルヒらしいが……未来人組織は朝比奈さん(小)の参戦を許可するんですか?
「ええ。昔の私も上司に聞いてみたんですが、自分が望むなら積極的に参加してもよろしいと言われて大はしゃぎしました。
日曜日の佐々木さんを交えた制服で3P対決でだいたい察しが付いていると思うけど、彼女たちには強いNTR属性があるでしょ。
だから、乱交で気を逸らしたほうが涼宮さんの感情が安定し、新たな時空震の引き金にならないと判断されたんです。まぁその判断を下したのは、今の私なんですけどね」
それじゃ、あなたが元凶じゃないですか!
「だって私にはそれが規定事項ですから。それに佐々木さんも団体戦に乗り出してくるので、遅かれ早かれ、SOS団vs佐々木団(仮)の総力戦は避けられなかったと思います」
佐々木も団体戦!?……あの、目眩がしてきたんですが、それじゃあ俺は放課後にSOS団の3人娘と乱交パーティーをする上に、家に帰ったら佐々木だけじゃなく、橘や周防の相手もする必要があるということですか?

378:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:59:07 BsSnJPjM
「ええと、それだけではありませんが……一応そういうことになりますね」
……ショックは一度で済ませたいから言ってもらえませんか。それだけじゃないって一体?
「はい。えーとですね、乱交が進むにつれて、自然と得意技に応じたパート分けみたいなものが出来てくるの。ご想像通り、涼宮さんが女性器、長門さんが口、私が胸をメインウェポンとして、キョンくんにご奉仕することになります。
もちろん全穴も可愛がってもらいますけど、各自がこれだけは誰にも負けないって言う技を磨くんです。
ですが、涼宮さんの発案で、どうせなら他の技のスペシャリストも募ろうということになって、手コキ担当に名乗りを上げた名誉顧問や、菊花担当の【禁則事項】さんも参戦することになります」
!!! ……ひとつだけ確認しておきますが、このスレではアッー!はご法度ですよ。
「??……あ、それは大丈夫です。もし古泉君だったら禁則は掛かりませんから。それにその……彼はそのうち森さんにお持ち帰りされて……」
靖国を詣でる古老の目で遠くを見つめる朝比奈さん(大)。あの、やつの身にいったいなにが?
「規定事項になってしまうとやっかいなので、一応禁則が掛かっていますが、【禁則事項】さんの正体はすぐに判明すると思います!
懐かしいわ~!彼女の『だってあたしは、イけなくて後悔するより、イって後悔したいんだもの~!!』という甘い断末魔は、長門さんが本を閉じる音に代わって、下校時間間近の合図でしたっけ!
大丈夫!あのグラマラスな下半身はキョンくんを惹きつけてやみませんから!!」
俺の素朴な疑問をあえてスルーするために、無理やり去りし日の青春の思い出に目を輝かす朝比奈さん(大)。……古泉……無茶しやがって…… (`-´)> ☆ミ
さらに言わせてもらえば、全然禁則なってないような……なぜか脇腹の辺りがズキズキ疼くんですが、これは気のせいですか?

それにしても、3対1ならまだしも、5対1じゃ辛すぎです。せめて後発の二人だけでも、どうにかなりませんか?
「うーん……。【禁則事項】さんは、まだ禁則が掛かっていますから、変更の余地はあります。ですが、キョンくんのためにも、鶴屋さんには、ぜひ参加して貰ったほうがいいと思いますよ」
う……朝比奈さん(大)がそこまで言うからには、よほどの理由がありそうですね。
「鶴屋さんはちょっとレズっ気があるというか、フニフニした柔らかいものが大好きですし、頭のいい人ですから、臨機応変にSっぽいプレイもできるんです。だから、彼女はキョンくんのサポート役になって、私たちマゾ性奴をまとめてくれるの。
もっとも、みんなが絶頂で気絶したあとに、エロバーサクモードになったキョンくんを独り占めにして、壊れそうなくらいに目茶苦茶にしてもらえるから、めがっさ美味しいポジションにょろ!って笑っていましたけど」
さすがは鶴屋さん。そいつは心強い……のか?


「それと、もうひとつ伝えておきたいことがあります。というより、むしろこっちが本題かな?実は佐々木団(仮)にもおっぱい担当が召集されることになるの。向こうはその点で人材がいませんでしたから」
もう驚愕はお腹いっぱいなんですが、一応聞いておきます。誰ですか、そのアホウは?
「あれ?予想付きませんか?…………あ、そっか!今のキョンくんが知っている彼女のバストは、まだそんなに発達していませんでしたっけ?」
?? まったく心当たりがいないんですが、それは北高生ですか?
「えーと、キョン君の時間軸からすると、未来の北高生になりますね。藤原君がぽろっと口を滑らせたせいで、私が毎日4年後の北高に送り迎えをすることになったんです。まあ、これも規定事項ですけど。
私の時代の人間は、ジーンデザインドベイビーがはやった時代の影響で、こういうバストの遺伝子が主流になっていますが、この時代の人である彼女は本当の意味で天然ですよね。
高校生になっても、パッと見は精一杯の背伸びが可愛い大人びた小学生で、バストだけは今の私より大きいんだもの。さすがはデザインドベイビー時代に人気モデルだった逸材だわ」
……えーと、なんとなく誰かは想像つきました。ただ、俺はリアル妹持ちなんでロリ属性はないんですが。


379:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:00:19 BsSnJPjM
「まーたまた!そんなに強がらなくてもいいですよ!それに、いまのあなたは某スレ住人の変態願望の最小公倍数仕様なんですから諦めてください!
だいたい数週間後のキョンくんが使う蜜壷は4年後の彼女ですから、高校2年生のあなたが高校1年生になった彼女に手を出してもロリコンにはならないんじゃないかしら?」
えーと、まぁそういうことになりますかね。それと、差し出がましいことですが、朝比奈さん(大)ともあろう御方が蜜壷などというエロワードを口走るのは、いかがなものかと……。
「あら?私を徹底的に調教して淫乱なM奴隷に堕としたのはキョンくんなんですよ!?去年のあなたにも会うたびに、若さが暴発して無軌道に突き進む若獅子様にむしゃぶりつきたかったのに!
思い出すだけでも濡れてくるわ~。キョンくんてばとっても意地悪で、一度仕込んだプレイは私がきちんとおねだりしないと絶対にしてくれないんですもの。お陰でこの時代のエロスラングは、ばっちり習得できました。
ちなみに私の時空補正員訓練校の修了論文は『21世紀初頭のユーラシア大陸東端弓状列島地域における隠語の研究』なんです。
レポートアーカイブ作成は大変だったけど、長門さんがかき集めたボキャブラリーを涼宮さんと佐々木さんがTPOに応じてエロ変換した変態語録を網羅したお陰で、近代古典極東地域言語研究の基幹論文のひとつに数えられるくらいに評価されているんですよ。
あ、でも安心してくださいね。小さい私はキョンくんが思っている以上にウブなので、あなたの思い通りの色に染め上げられますから」
…………アーアー(∩゚д゚)キコエナーイ


と、いうことで、無理やり話を戻して一応確認しておきますが、その佐々木団(仮)のおっぱい担当ってミヨキチですよね?
「はい、吉村美代子さんです。でも、さっきも言ったとおり、彼女の全体的な雰囲気は今後、高校2年生のあなたが見ている時期からあまり変化しません。
それにも関わらず、バストだけがどんどん成長してしまい、小さい頃の私以上の童顔爆乳という非常にアンバランスな容姿になります。
昔の私はどちらかというとロリ顔爆乳だったけど、美代子ちゃんは見ての通り、清楚で上品なお嬢様タイプでしょ。だからノーブル童顔爆乳というべきかしら。
それだけでなく、彼女は少女が大人の女性に脱皮してく瞬間にのみ許される危うい美しさの雰囲気をずーっと保ち続けるの。さすがにあれは反則だわ」
いまのミヨキチに爆乳オプションか……容易に想像できるだけに生々しいな。

「ちなみに長門さんが情報操作をしてくれるお陰で、彼女は世間の好奇の目に曝されることはなく、のびのびした楽しい青春を送れます。
だけど、キョンくんが美代子ちゃんを拒否してしまうと、長門さんの情報操作申請が情報統合思念体に通らなくなってしまうの。
その結果、美代子ちゃんはそのバストがコンプレックスとなって暗い青春を過ごし、いずれ思い詰めてしまって自分と他人を傷つけてしまうノコギリエンドを迎えることになります。
彼女の不幸な一生を防ぎたいのは言うまでもありませんが、デザインドベイビー時代の人気モデルが一人消えてしまうと、規定事項が大きく破綻しちゃうんです。
この時代に来て好奇の目でジロジロ見られることが多くなった私には、彼女の気持ちが痛いほど分かるの。だから、あの子のためにも、ひと皮剥いて協力してあげてください」
えーと、なんだか突っ込みたい点がいくつか混じりましたが、もちろん妹の親友のためなら一肌でも二肌でも脱ぎましょう。
「本当?神に誓って本当ね!?うふっ、ありがとうキョンくん。彼女とは何度もダブルパイズリで協力することになるし、その後もずっと親友としてお付き合いするから、どうしても気なっちゃって!
これで中学生の美代子ちゃんも安心だわ!最初は彼女も戸惑うと思うけど、佐々木さんのときと同じく、おっぱいごとコンプレックスを揉み潰してあげてね!」


380:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:01:14 BsSnJPjM
ガバッと抱きついてきて、その深遠なる谷間で俺の頭を包み込む朝比奈さん。特盛汁濁!! ってこの桃源郷にずっと浸っていたいのは、やまやまなんですが……ひとつだけ質問してもいいですか?
「はーい、おねーさんの胸で窒息しちゃっていいですよー」
……やっぱり話を逸らそうとしてますね、朝比奈さん(大)?あえて聞きますが、中学生のミヨキチも安心ってどういうことでしょうか。
「……やっぱりキョンくんは聞き逃さないかぁ。分かりました。白状しちゃうとですね。美代子ちゃんのおっぱいを育てるのは、キョンくんの役目なの」
!? あの、意味がさっぱり分からないんですが……
「ちょっとややこしいんで、混乱したらすぐに質問してね。えーと、今後キョンくんは佐々木団(仮)で、4年後の未来から来る高校1年生になった魔乳の美代子ちゃん……美代子ちゃん(高)の肢体を徹底的にもてあそぶことになります。
そして、約1年が経過した春休みのことになるんだけど、小学校を卒業したばかりの現行の美代子ちゃん(小)が、4月から着ることになるキョンくんと同じ中学の制服をお披露目に来るんです。
そこで、その初々しい清らかな美代子ちゃん(小/中)を見てスイッチが入っちゃった高3のキョンくんは、その穢れなき白魚のような手にご子息様を握らせて、無理やり手コキをさせちゃうんです」
あ、あさひなしゃん(大)!?いかなる理由があろうとも、ミヨキチを汚すようなペド野郎は即刻駆除すべきです!!

「そして、びっくり顔の美代子ちゃん(小/中)に顔射してドロドロに汚したキョンくんは、引き続き、彼女が初めて袖を通したスタンダードな紺セーラーどころか、
校則通りにきちんと折り返したハイソックスまでもがヌルヌルカピカピになるまで、少し黄ばんだ白濁液をぶっカケ続けることになります」
あ、あの、俺はなぜそんな外道な真似を!?てか、そんな事態になることが分かってるんなら止めてくださいよ!!
「実はキョンくんの涙ながらの要請で何度も介入を試みたんだけど、そのことごとくが跳ね返されちゃったの。
たぶんこれはキョンくんに初めて出会った時の佐々木さんが妄想したことの再現だからだと思うんだけど……ごめんなさい、これ以上は禁則事項です」
佐々木ならそれくらい妄想しかねん。いや、カケるだけで済んだのはむしろラッキーか……だが、よりにもよってミヨキチを巻き込まなくても orz
「でも安心して。美代子ちゃん(小/中)は最初こそ驚いていたけど、すぐにいつもの小春日和のような笑顔になって、
キョン君の大切なスペルマを制服生地に吸わせるのは勿体ないと言わんばかりに、セーラー服にこびり付いた子種汁を舌で舐めていきますから。
実はこれ、彼女にとっても願望通りのシチュエーションだったんですよ」
待ってください!あの大人しいミヨキチがそんなことを考えるはずがありませんよ!!
「えーと、キョンくんの部屋にそういう本とDVDがあったんです。それを見つけた妹ちゃんが、キョンくんのことなら何でも知りたがっていた美代子ちゃん(小)に横流しして、彼女はそういう属性に目覚めちゃったみたいなんですね。
キョンくんは今後、佐々木団(仮)との闘いに忙しくて勉強を見てあげられなくなるんです。それで妹ちゃんは美代子ちゃん(小)に頼るんだけど、キョンくんへのあてつけも兼ねて、いろいろ持参していたみたいですよ」
ちょ!!!何やってんだあのアホウ!いやちょっと待てよ?俺には現在のところ、そういった属性はないので、たぶんそこまでマニアックなエロ本なんて買わないと思うんですが……。
「そのですね、のちの調査で、どうやらそれらのコアでハードでマニアックなブツは、佐々木さんが参考資料としてキョンくんの部屋に持ち込んだものであることが判明しているんです」
佐々木……やっぱりお前か orz


381:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:02:15 BsSnJPjM
「えーと、話を続けさせてもらってもいいかしら?
その後、キョン君のスペルマをほぼ牛乳瓶1本分(200ml)を啜るという鮮烈過ぎる性体験デビューを飾ってしまった美代子ちゃん(小/中)は、そのショックで性ホルモンおよび成長ホルモン分泌のバランスが崩れてしまいます。
キョンくんのスペルマはマゾ雌にとって、脳機能を惑わすくらいの非常に強力な媚薬ってことですね。
そして、これが体の成長はほとんど停止するにも関わらず、おっぱいだけがどんどん巨大化するトリガーになるんです」
俺の精液っていったい……orz

「やはり佐々木さんの願望が詰め込まれちゃっているからじゃないかしら?彼女自身に効かないのが皮肉ですけどね。
その後、美代子ちゃん(小/中)は、素に戻って平謝りなキョンくんに、これからもぶっカケてくれる様に懇願します。
もちろんキョンくんは、なんとか断ろうとしますが、彼女はニッコリ笑って『お兄さんのものが口に溜まっていれば、口を開けることができませんよね?』という名台詞を生み出すことになります。
そして当然の成り行きですが、妹ちゃんに対する口止め料として、キョンくんは美代子ちゃん(中)の口も精液便所として使うことになります。女の子って小さくても怖いでしょ?」
ガクガク((((( ;゜Д゜)))))ブルブル

「なんだかんだと言いながらも、美代子ちゃん(中)の清らかな体を白濁で染め上げる興奮を忘れられないキョンくんは、中学の入学祝として彼女にフェラや手コキを仕込みはじめ、14歳の誕生日からは菊門も使ってあげることになります。
その間、キョンくんは美代子ちゃん(中)の胸を執拗に揉みしだき、彼女もぶっカケられた精液を、御香を焚きこめるように、おっぱいをはじめとした全身に塗りこみます。
強烈な媚薬を浴びるように飲みながら、最愛の人に胸を刺激され続けた美代子ちゃん(中)のおっぱいは当然のことながら急激に膨張し、高校に上がる前にアンダー65にしてメートルオーバーの偉業を達成してしまうの。
そして、その容姿と遺伝子サンプルが記録として残って、後代のジーンデザインドベイビーのモデルとなる……これが私の知る規定事項なんです」
これから1年成長するとはいえ、大人っぽい小学生くらいの外見に規格外の魔乳か……俺ってばGJ!じゃなかった、何やってんだ>>俺!!


……なんつーかもう、暗澹たる未来にグロッキー状態なんですが、そろそろこんなにコテコテなラブホに連れてきた理由を教えてもらえますか?
「あ、そうでした。今後のキョンくんは学校ではSOS団、家では佐々木団(仮)との壮絶なバトルに明け暮れるでしょ。これだと美代子ちゃん(中)の入り込む余地がないんです。
だから、来年からは学校帰りに私が迎えに来ますから、ここで蒼い果実な彼女を思う存分喰い散らかしてください」
じゃあ俺は下校時間という唯一のオアシスすら奪われるってことですか!?
「えーと、悪く言えばそうなりますが、任意の時間に帰還できますし、なにより美代子ちゃんは手を出してもらえなくても、キョンくんと同じ部屋で同じ空気を吸っていられるだけで泣きたいほど幸せって子ですから。
美代子ちゃん(中)の膝枕で夜の戦いに向けて英気を養うっていうのも、ありなんじゃないかしら?」
あ、それならちょっとだけ希望が持てますね。

「それに、このことはもうひとつの重要な規定事項にも関わるんです」
朝比奈さん(大)の顔がキッと引き締まる。こりゃよっぽど重要なことのようだな。

「実は美代子ちゃんは、人類初のTPDD使いになるんですよ」


382:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:03:07 BsSnJPjM
!!!!!!!

「ね?びっくりでしょ!詳しく説明すると、彼女がここに来るためには、当然、私が毎日エスコートする必要があるの。
でも、いくら素直な美代子ちゃんとは言え、やっぱり最愛の人との逢瀬をライバルに送り迎えしてもらうって言うのは、どっかで引っかかっていたみたいで……。
悶々と悩みつつ、TPDDの時空間移動を毎日経験していた彼女は、ある日突然、この時空に移転できるようになってしまうの。これが人類のTPDDの元祖。乙女の複雑な恋心は、宇宙律すら捻じ曲げてしまったんです。
のちに彼女は、ちょっとしたキッカケでこの経験を親友の旦那さんである研究者に伝えることになり、それが本格的なTPDD研究のブレイクスルーになります。
もっとも、彼女の能力はここへの往復だけだからとても限定的なものですし、研究が花開いてTPDDが実用化されるのは、ずっと後の時代の話なんですが」
ミヨキチがいないと、TPDDの研究自体が始まらないってことですか?
「はい。前にも言ったとおり、TPDDの概念は言葉では伝えられないですから。これも涼宮さんの望みの一部なんでしょうね。
この規定事項は小さい私がキョンくんと一緒にこなした一連の作業の締めでもあるの。ね?だから美代子ちゃん(中)のこともお願いできないかな?」
べつに規定事項じゃなくたって、ミヨキチの笑顔のためなら何だってしますよ。まぁ朝比奈さん(大)には多少の愚痴くらいは聞いてもらうことになると思いますけど。


「キョンくんなら絶対そう言ってくれると思っていたわ!本当にありがとう!! と、言うことで、美代子ちゃーん!どーぞー!!」
どうやらTPDD通信も使った朝比奈さんの掛け声と共に現れたのは、北高の制服を着て、はにかんだ笑顔を浮かべたミヨキチだった。

そのはにかみ笑いすらもが、穏やかなアルカイックスマイルとなるシンメトリーの整った顔立ちと、それを彩る清楚なストレートロングの黒髪。
そして、ちょっと困ったように下がった眉の下には、庇護欲を強烈にそそる大きく黒目がちな瞳がうるうるに輝いている。
さらに、儚さすら漂わせる細いうなじと、片手で掴める位にくびれた腰、そして、しなやかな長い手足を彩るキュッと締まった足首が、抱きしめたら折れてしまいそうなほどの華奢な印象を醸し出している。
しかしながら、その儚い印象は、きめ細く瑞々しい肌と、穏やかでありながら凛とした強いまなざしによって裏切られ、むしろ見るものに春風のような爽快感を与えていた。

そのあどけなさと、ハッとするほどの女性美のアンバランスさは、大人の女性に脱皮しようとして輝く少女期に特有のものであり、
もともと大人びていたミヨキチの容姿は、美しさに更に磨きが掛かっただけで、俺がいま見ているミヨキチとあまり変わらない。
たしかに全体的な雰囲気は、頑張って背伸びすれば高校生に見えなくもないけれども、中学生によく間違われそうな大人びた小学生だ。

……北高セーラーのリボンが、普通のデザインのセーラー服と同じくらいの位置に来てしまうほど胸部を押し上げるバストがなければな!!!


383:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:05:17 BsSnJPjM
「お兄さん、こんばんは。いえ、えぇと、この私とは初めましてになるんでしょうか?」
いつも通りの深々とした礼儀正しいお辞儀に伴ってブルンと暴力的に揺れるおっぱい。それはまるでバストの重みに耐えかねて、上半身が折れたようにも見える光景だった。
春に新小学1年生を見かけると、まるでランドセルが歩いているような微笑ましさを感じることがあるが、このミヨキチは、まるでおっぱいが歩いているようだ。
まさに圧巻。ハルヒの自己紹介に匹敵するインパクトが、他にもこの世に存在するとは!!

あまりにも俺がまじまじと見つめすぎたせいか、ミヨキチはカーッと真っ赤になって俯いてしまった。いや、すまん。その……あんまりぶしつけな目で見たくないんだが、どうにも視線が固定されちまってさ。
「うふふ。気に入ってくれたみたいですね。紹介します。高校2年生の美代子ちゃんです。キョンくんと同い年なってみたいって言う彼女の要望で、今日からはあえて高2の彼女に来てもらうことにしたんです。
どう?凄いおっぱいでしょ。しかも彼女ってば、いまノーブラなんですよ。それなのに、あれだけ制服を押し上げる張り!これを一生保ち続けるんですもの。反則だわ」
!? 呆気にとられて再びまじまじと観察すると、さらに耳まで真っ赤になったミヨキチのセーラー服の先端が、ぽっちりと浮いてきた。ノーブラであれだけ制服を突き上げているのか!何というロケットおっぱい!!
だが、緊張と羞恥による震えに合わせてフルフルと小刻みに揺れているところを見ると、柔らかさも相当なもんなんだろう。張りと柔らかさをあの大きさで両立させるとは!ミヨキチ、恐ろしい子!!
「ちなみに制服属性の強いキョンくんに興奮してもらうために、あのセーラー服は彼女自身のものじゃなく、私が高校時代に使ってたやつを着てきてもらったんです。
なのに彼女のバストだと服が小さすぎて、あの通りおへそがチラチラ見えちゃうの。私だって一番大きいサイズの袖とすそを直してもらってようやく入ったのに、彼女は完全に規格外なんです」
思わず溢れる生唾をゴクリと飲み下す。何というか、もはや規格外とかいうレベルじゃねーぞ!!!

「それだけじゃないのよ。彼女は高校1年生で佐々木団(仮)に入るまで処女でいることが規定事項だから、美代子ちゃん(中)は、雌穴を使ってもらわずに、キョンくんをイってもらうことに中学の3年間を捧げるの。
だから、高校生として佐々木団(仮)の活動に参加する頃には、キョンくんを誘惑する為だけに研究に研究を重ねた浮きチクやチラB、パンチラ、菊チラを中心とするチラリズム各種、
手コキ、髪コキ、脇コキ、スマタをはじめとした、いついかなる状況であろうともキョンくんに気持ちよくなってもらえるコキ系技術、
パイズリはもとより、十年選手の娼婦のおねーさんでも真っ青な匠の技を統合したおっぱいスポンジ術、
キョンくんの御子息様を知り尽くし、何時間でもしゃぶり続けるまったりフェラも、射精寸前のテンションを15分以上キープできるハードフェラも可能なリップテク、
さらには、小ぶりで華奢でありながら、プリンと丸い桃尻をフル活用して直腸結腸連続蠕動二段締めを可能にした菊花術、
その他もろもろをマスターし、キョンくんに喜んでもらいことだけに特化したヌき専奴隷として、美代子ちゃんは佐々木団(仮)のエースになり、SOS団との対抗戦における最大の脅威になるんです」
……あの、もういっぱいいっぱいで理解が追いつかないんですが、ひとつだけ教えてください。対抗戦ってなんですか?

384:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:06:32 BsSnJPjM
「ええと、さっきSOS団対佐々木団(仮)の総力戦になるって言いましたよね。恋愛ものって、なんだかんだで、いつの間にやらバトルネタが加わって、最後には天下一武闘会系に脱線していくのが規定事項でしょ。
それと同じで『【禁則事項】君に オマンコでお仕えする 性処理玩具の団』に改称されたSOS団は、しばらくすると、毎週末に佐々木さんのお宅と長門さんのアパートを借りて、
ホーム&アウェー形式で、どっちがたくさんキョンくんに気持ちよくなってもらえるかをと競う、vs佐々木団(仮)全面対抗戦を繰り広げることになるの」
ちょ!!!ジ○ンプじゃないんですから!!そもそも角川と集英社は路線が……いや待て待て待て待て!突っ込みどこはそこじゃねーぞ!?
だいたい何なんですかその団名は!数少ない本名が使われる場面がそれじゃ、泣く泣けないですよ!!
「そうですよねえ。私は『オマンコで』じゃなくて、『おっぱいで』の方がいいって主張したんですけど」
いや、そういうことじゃなくて!!
「でも、安心してください。この名前での生徒会への申請は、喜緑さんがなんとか阻止しましたから」
……いやもうなんと言ったらよいやら……突っ込み役の最後のご奉公としてひとつだけ言わせてください。未来から来たミヨキチとハルヒが鉢合わせしたら、まずくないですか?
「あ、それなら大丈夫です。だって、涼宮さんは美代子ちゃん(小)に会ったことないもの。
もっとも、小説のときには妹ちゃんと同学年って書いたのに、明らかに大人な美代子ちゃん(高)のおっぱいを見て、キョンくんは涼宮さんだけじゃなく、なぜか長門さんからも、きつ~~~くお仕置きされることになりますけど」
ガクガク((((( ;゜Д゜)))))ブルブル


「懐かしいわ~、あのドロドロでネバネバでニチョニチョで、生々しくも芳しい香りの漂う青春の日々!
マンネリ化を防ぐために、鶴屋さんのお山で開催された青姦サバゲ大会でリアル鶯の谷渡りを姦ってもらったり、夜の教室での保健体育実技で、学校机がぶつかり合う独特のカコーンカコーンていう高い音を堪能したり!
『キョ根の強襲 エピソード00』は、抜かずの四十八手満貫全席×全員という偉業を中心とした、ある意味ハードバイオレンスなアクション超大作でしたが、開始5秒目から映倫一発アウトの内容のせいで、さすがの涼宮さんも文化祭での上映は見送りましたっけ」
「春のお花見は、2回とも鶴屋お姉さんのお山で花びら大回転でしたよね。お着物であーれーお戯れをーっというやつを本当に体験できるとは思いませんでした」
「それに、機関の皆さんにフルサポートを受けた『痴漢専用貸しきり列車とスッチーセクハラし放題なプライベートジェットで行く、夢の【禁則事項】くんに食べられまくろうツアー in 合同合宿』では、
真夏の太陽の下、鶴屋家のプライベートビーチで組んず解れつのビッチバレーを楽しんだ後、大浴場が大欲情と化して温泉がヌルヌルに白濁するまで違う汗を流したもんだわ!」

385:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:07:52 /kayKD/o
「リアルピアキャロごっごを姦るためだけに、いつもの喫茶店を鶴屋お姉さんがポケットマネーで買い取ったのにはびっくりしました。
文化祭の焼きそば屋さんの制服だけじゃなく、みくるさんが愛用していたメイド衣装とか、映画の戦うウィトレス、バニー喫茶なんかもやりましたよね。
ペンネーム長鶴木みハルさんが悪乗りして作ったエロメニューを、唯一のお客様であるお兄さんにオーダーしてもらって、注文どおりの無茶でハードなサービスをするんです。
色々な服が着れて楽しかったけど、どれもわたしには胸がきつくて、ちょっと歩いただけでボタンがはじけちゃったり、おっぱいが入りきらずに乳首がチラチラ見えちゃったりで大変でした。
それに絵美里さんのおかげで、外からは見えないけど内からはオープンテラス仕様だったんで、かなり恥ずかしかったです。
しかも、通りがかりの人たちは、なんとなく気になる程度にチラチラこっちを見るくらいの情報遮断に調整されていたみたいだし……」
「またまた~!知り合いが通りかかったら優先的に挿れてもらえるルールのお陰で、美代子ちゃんのクラスメイトが部活の遠征で駅前に集合したときなんてすごかったじゃない!
暴走して腰を振りまくった美代子ちゃんがキュンキュンに締め上げて、あのキョンくんを抜かずの16連射で初ノックアウトしたんでしょ!
あれ以降ライバル心メラメラなみんなが、キョンくんを快楽失神K.O.させるべく更にしのぎを削るようになったのよねー」

「だってそれが原因でお兄さんが過労で倒れちゃったんですから、わたしほんとに申し訳なくて。あ、でも、ナース服のみんなで姦った看護イベントは、すっごく楽しかったです」
「うんうん!みんなの連続騎乗位でスペルマをナースキャップ一杯分出してもらって、回し飲みなんていうお馬鹿企画もやったもんねー!
ま、結局キョンくんの入院が長引いちゃって森さんにお小言もらっちゃったけど。でも、あれは最高だったわ~」
「わたしが挑戦したナース服にガーターベルトの白ストッキングで絶対領域というやつは、直立じゃないと下着が見えちゃうんで恥ずかしかったです。
それにハルヒさんってば、絶対領域って普通はニーソックスでやるってことを最後まで教えてくれないんですもん。
有希さんの視覚調整のお陰で騒ぎにはなりませんでしたが、あのわたしは端から見たら完全に露出狂のお姉さんだったと思います」
「なんだかんだで、涼宮さんの集めたコスプレ衣装は全部有効利用したわね~。今思うと、よくもまぁあんな無茶をしでかしたものだわ!
実は一番張り切っていた長門さんがノリノリなナノマシンを注入したり、孤高を保っていた中学時代に耳年増にならなかったせいで、
意外なところでウブな涼宮さんが無茶な設定を信じ込んだりしなかったら、キョンくんはすぐに腎虚であの世行きだったでしょうね。
なんせ、暗黙の了解で誰も突っ込みを入れなかったけど、いつの間にやらテニ○゜リも真っ青な明らかに人外の技でキョンくんをヌき続ける壮絶なバトルが展開されてましたもんねぇ~」
うっとりと視線を中に彷徨わせながらジュルリと涎をぬぐう朝比奈さん(大)と、コクコクと肯きながら顔を赤らめるミヨキチ(高)。
「もっとも、毎回最後にはマゾ雌全員が完全に意識がなくなるまでイかされて、明日のジョーのように真っ白に燃え尽きたキョンくんの足元に転がることになるんですけどね!」
……一瞬天国だが、実戦のことを考えてみると、想像するだに恐ろしい……かわいそうな未来の俺!!
もう精神的には十分真っ白な灰です!カドルト唱えたら明らかにロストです!せめて体がそうなる前に首くくってもいいですか?
「いやだわ、キョンくん!それこそがMを突き抜けてSになっちゃったキョンくんの真骨頂じゃないですか!頑張りましょうよ!!」
全てのものを恋に落とすような魅惑的な笑顔でギュッと抱きついてくる朝比奈さん(大)と、いまにも泣きそうな顔ですがり付いてくるミヨキチ(高)。
あの二人とも……首くくる前に乳圧で窒息しそうなんですが。


386:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:09:08 /kayKD/o
「ふふ。じゃあさっそくもうひとつの本題に入りましょうか。今日、美代子ちゃんとキョンくんに来てもらったのは、他でもありません、キョンくんのパイズリ修行のためです」
はい?? なんで俺『の』パイズリ修行なんですか?
「だって、いまもキョンくんは、涼宮さんのおっぱいを使ってるでしょうけど、スタンダードな挟みパイズリだけでしょ。
でも、私達の変態的なご奉仕技術は、すべてキョンくんに仕込んでもらったものなの。だから、キョンくんには、古今東西ありとあらゆる高度でマニアックなセックステクに通暁してもらう必要があるんです」
……あの、それってものすごく無茶じゃないですか?
「でも、それが規定事項ですから頑張ってくださいね!もちろん今日だけで体得してもらうわけじゃありません。
事情を知っていると言うか、むしろ黒幕な長門さんや【禁則事項】さん、少し未来の佐々木団(仮)のみんなには随時集まってもらって、それぞれの得意なテクニックをキョンくんに叩き込んでいくの。
自分の身体に還元してもらうためだから、みんな喜んで協力してくれますよ!」
あの、それってどう考えても俺に対する性的虐待じゃないでしょうか?
「もちろんここは美代子ちゃん(中)がメインに使う場所だから、彼女がここを使い始める1年以内にすべてのテクニックを習得してもらうのが理想です。
でも、小さい美代子ちゃん(中)には、ときどき遠慮してもらうことも可能ですから、そんなに焦る必要はありませんので、心ゆくまでじっくり修行してください。ね、美代子ちゃん」
「はい。お兄さんとみなさんの為ですし、中学生の私もそれなりにテストとかを頑張らないと北高に行けなくなっちゃいますから。
どれくらいの頻度かは禁則事項らしいので言えませんが、当時の私がときどき嫉妬して、いつもよりちょっとだけ多く可愛がってください週間をいただくぐらいだと思ってください」
っておい!我慢強いミヨキチがそんなこと言うってことは、かなりの頻度だろ!

「まあまあ。あんまりそうならないためにも頑張ってねキョンくん。ちなみにあの扉の向うは、この時代のラブホテルに当たる、バーチャルセックスルームになっています。
自在に操れるエッチな夢だと考えてもらうと分かりやすいんだけど、いろんな妄想のシチュエーションが好きなように実現できる空間なの。
どう?試しにアナルバイブを突っ込んだ美代子ちゃんを満員電車に放り込んで、遠隔操作で調教してみない?
もちろん快感で気絶寸前の美代子ちゃんのおっぱいをセーラー服の上から思う存分揉み潰して痴漢しながら、小柄な体が爪先立ちになるくらいに後ろ矢筈で突き上げて、抜かずの3連発とかも試せるのよ?
そのあとに、つり革につかまりながら、目の前のシートに座った私のスーツの第3ボタンだけを外して、隙間からおっぱいを犯すなんていうのはどうかしら?」
「あ、いいですね。でも、満員電車ならドアのガラスに剥き出しのおっぱいごと体を押し付けられて、停車中に向かいのホームからジロジロ見られながら立ちバックのほうが、お兄さんは燃えるかもしれませんよ?」
「むう~さすがは美代子ちゃんね!キョンくんの変態なツボをクリティカルに突いて来るわ!じゃあ私は電車の連結部分にしゃがみこんで、ご主人様にパイズリしようかしら?
あそこなら全裸に剥かれても他の人には見つかりにくいしね!まあ連結部分で快楽に顔をゆがめている高校生がいたら絶対変に思われてるでしょうけど」
「あ、あのいつドアを開けられるか分からないヒヤヒヤ感が堪らないんですよね」
変態トークに花を咲かせる女教師風のスーツをビシッと着こなした痴女と、一見小学生にも見える清純女子高生風な痴女。あの、俺ってば、そんな無茶してるんですか?
「さすがにこのバーチャルセックスルームだけの話ですよ。ここならどんなに派手なプレイをしても犯罪にならないし。周りの人が困ったように視線を逸らす中で姦るセックスってとっても気持ちいいんですよ?」
「あ、でもわたしはリアルでも、ときどき犯ってもらってます。本来なら周りの人には気付かれてるはずですけど、有希さんの視覚調整のお陰で、けっこう思い切ったことが出来るんです。
あんまり無茶をしすぎると、江美里さんにご迷惑をかけて、あの笑顔で怒られちゃうんですけどね」
「うわーさすがに若いなぁ!今の私にはちょっと出来ないわ~。でも、まあ実は私も飽きるほど犯ってもらいましたけどね!ということで、規定事項だからよろしくね、キョンくん!!」
ちょ!!!あなた、いま思いつきで規定事項ってことにしたでしょ!
「嫌だなあ。そんなことないわけないじゃない」
「そうですよ。そんなことあるわけないわけないじゃないですか」
ゴルア!結局あることになってるじゃねーか!


387:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:11:13 /kayKD/o
「まあまあキョンくん。そんなに硬いこと言わないで、とっとと下を硬くしてよ!ほらほら、よーく見て。美代子ちゃんのおっぱいが期待に濡れて制服が透けだしたでしょ!」
!!! あの、これっていったい?
「はーい。じゃあ白状してみようかしら、ねっ美代子ちゃん!」
「え!?は、はい。あの、そのですね、これミルクなんです。みくるさんがハルヒさんに信じてもらっちゃいまして……。
おっぱいが特別に大きい子は、好きな人に感じさせてもらうと、下と同じように母乳がジワジワ溢れるし、強く揉まれるとすぐにミルクを噴きながらイっちゃうんです、って」
朝比奈さん(大)……あなた一体なんて、すばら……無茶を!!11!
「そうですよ~。おかげでわたしはお兄さんに揉み潰されるとすぐにイっちゃう体質になっちゃったんですよ。性処理ペットとしての慎みに欠けるじゃないですか!」
「あーん、そんなに二人して睨まないでよぅ。気持ちいいんだからいいじゃない!それに気絶してご奉仕出来ないほどイくわけじゃないし!」
「う~ん、まぁそれはそうですけど。あ、でも、もちろん感謝もしてるんです。これがなかったらお兄さんにおっぱい蛇口として使ってもらえませんもんね」
「そうそう。パイズリだってミルクローションで快感倍増なんだから。ね!?キョンくん!」
み、みるくろーしょん?
「あ、そうか、ミルクローションパイズリは今日が初体験なんだっけ?じゃあ、いきなりダブルミルクパイズリで、とりあえず腰が抜けるまでイってもらっちゃいましょうか!」
「ハイ!1年間ズりまくったわたしたちの息が合ったコンビネーションを楽しんでくださいね、お兄さん!」
キラキラに輝く笑顔で迫ってくる二人。命の危険を感じてとっさに逃げようにも、ガシッと腰に絡みついてきて、ズボンの上からでも極上の感触を叩き込むミヨキチのプリプリおっぱいと、
しっとりとした人妻系おっぱいを首筋に絡み付ける朝比奈さん(大)に邪魔されて、すぐにジエンド。分かりましたよ。もう逃げませんから離してください。


観念した俺がベッドに腰掛けると、二匹の魔乳奴隷はそそくさと床にひざまずいて、ズボンとトランクスを脱がせ、膝頭におっぱいを押し付けてきた。
左足にはミヨキチ(高)。ふわっとした柔らかさもさることながら、ピンと弾き返すような初々しい弾力が俺の理性を根こそぎ奪い去る。こらっ、スネをパイズるのやめなさい!
そして、右足には朝比奈さん(大)。さすがにミヨキチほどの弾力はないものの、絡みつくようなネットリとして重量感のある感触がムスコの興奮を一気にレッドゾーンに叩き込んだ。

俺の反応を見て嬉しそうに顔を見合わせた二人は、まず、舌による攻撃を加えてきた。
ミヨキチ(高)のちょっと大人びた小学生にしか見えない顔にグロテスクな愚息が突き刺さり、真面目な女教師然とした朝比奈さん(大)が潤んだ瞳で玉袋にむしゃぶりつく。
おっぱい担当の二人は、長年のライバル兼親友として共闘してきただけあって、絶妙なコンビネーションを発揮し、
ミヨキチがディープスロートで攻め立てるときは、朝比奈さん(大)は邪魔にならないように俺の腿にたゆんと爆乳を乗せながら嬉しそうな上目遣いで俺を挑発し、
朝比奈さん(大)が玉を転がすように味わいねぶるときは、ミヨキチはいったん口を離して弾力ある魔乳で腰をマッサージするように包み込みながら、
ときどき竿に啄ばむようなキスの刺激を加えつつ、いぢめて光線を多量に含んだ目で俺を見つめてくる。
至近のアイコンタクトで綿密に連絡を取りあう奴隷たちの二枚の舌は、カリ裏から竿を経て玉袋までを自由自在に這い回り、加えて4個の規格外の魔乳が足腰にねっとりと絡みつく。
ハルヒと佐々木の楽しそうな競争フェラもいいが、一瞬の隙もなく完璧に連動する二人の職人芸的なダブルリップフェラは、やはり格別だ。
あまりの気持ちよさに脳天が真っ白になった俺は、とりあえず妖艶で今にも吸い込まれそうな微笑と、無邪気で一生懸命な笑顔に向かって溜まったものを吐き出すことにした。
二人の小さな後頭部を掴んで引き寄せ、快感中枢を一気に解放すると、堰を切ったように背骨を駆け下りて息子に到達した快感は、白濁の激流となって、タイプこそ違え優雅で清楚な両顔をタパタパと汚していった。


388:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:12:16 /kayKD/o
「あぁん、若いキョンくんの匂いは久しぶり!やっぱりすごい獣臭ね!雌を服従させる魔性の香りだわ~!」
「お兄さん……二舌奉仕に興奮してくれたんですね。いつもより濃いです。まるでゼリーみたいに粘っこいのがプルプルいってます!」
二匹の性奴はお互いの顔に付くスペルマをぺろぺろと味わいながら、うっとりと満足げに微笑んでいる。
この変態どもめ!!理不尽な怒りに身を任せながら、俺は両手でそれぞれの巨魁をあらん限りの力を込めて握りつぶした。
「ひいぃっ!!」
「ひゃうっ!!」
ビクリと震えて乳汁を噴きながら軽く絶頂に達する2匹のホルスタイン奴隷。
調子に乗ってグニグニと掌を開閉するたびに、どくどくとミルクが溢れ、着衣がびしょびしょに濡れてぴったりと柔肌に張り付いている。
ボタンが今にもはじけそうに引き攣れたブラウスと、サイズの合ってない北高セーラーの布地から透けて見える乳首は、一方が少し大きめでオスを挑発するやや赤みがかった艶色で、もう一方は対照的に処女雪のように控えめな薄桃色だった。
その可憐さに煽られるように、それらのツンと勃った乳首をギリギリとひねり潰すと、ぴーんと背筋を張った乳牛どもは、甘い断末魔の叫びを上げながら、ガクリと力を抜いて床に倒れ伏した。


「さすがは旦那様!若くてもこのマゾ雌の体を熟知していらっしゃいますね」
「お兄さん、すごいです!生意気なペットにもっともっと罰をください」
2、3分気絶していたホルスタインどもは気を取り直すと、完全に壊れたマゾ奴隷の目で俺に迫ってきた。
「うふふ。それではおっぱいでご奉仕させてもらいますね、旦那様!まずは熟れた雌のおっぱいをブラウスの上から楽しんでください」
「お兄さんの大好きな制服穢しです!ミルクで透け透けになった北高セーラーの上からご奉仕しますから、シュルシュルの感触と肌の柔らかさのコントラストを楽しんでくださいね」
えーと、ダブルパイズリって、着衣でするもんなんですか?
「うふふ。とりあえずは着衣を楽しんでね。もちろん、あとから生乳もたっぷり味わってもらいますから、心配しなくていいですよ」
意外なほどに幼いいたずらっ子の笑顔で息子を挟む女教師と、負けじと一生懸命に奉仕する一見背伸びした小学生にしか見えない女子高生。
布地は母乳でぴったりと生肌に張り付き、ぱつんぱつんに張った服の上からでも魔性の弾力が凄まじいまでの快楽を摺り込んでくる。
一方はふわふわ。他方はぷにゅぷにゅ。質こそ違え、極上の感触に透け透けな布地が絶妙の待ったをかけ、コリコリの乳首がアクセントとなって、カリ裏を刺激する。
その想定外の快感に一瞬で降参を決めた俺は、すぐに2回目とは思えないほど大量のスペルマを乳奴隷どもの正装に撒き散らした。


389:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:14:02 /kayKD/o
「ぁんっ、やっぱり若さってすごいわ。ぜんぜん量が衰えない!」
「お兄さん、匂いだけでイっちゃいそうです!」
おのおのの服に溜まった子種汁を美味しそうにすすり終わると、二匹の乳牛は満を持してペロンとその山塊を俺の目に晒した。
一方は大地のおおらかさと母性の優しさを感じさせる紡錘型。他方は目を疑うほどの大きさながらも、ツンと上を向く清楚なお椀型。
その頂を飾るのは、一方が少し大きめで朱をさしながらも乳輪とおっぱいの境がぼやけた聖母乳首であり、もう一方は、乳房の迫力に比べると、控えめすぎるくらいに小さく薄桜色が可憐な処女乳首であった。
しかも、両者は雄を挑発するようにコリコリに勃起し、先端から甘い香りを漂わせるミルクをジワジワと溢れさせながら、その存在感を抜群にアピールしている。
甲乙つけがたしとは、正にこのことだろう。あまりの優美さに息をするのも忘れて穴が開くほど見つめていると、羞恥で真っ赤になった乳女神たちは、嬉しそうに微笑みながら、両側からぱふっと棒を挟み込んできた。

ミルクローションパイズリの名のとおり、母乳によってぬめりとすべりを増強したおっぱいによる攻撃は、息子を介して、脳髄を直接鷲づかみにするような強烈な快感を叩き込んできた。
しかも、ねっとりおっぱいと、すべすべおっぱいと言う2種類の天国が、それぞれの特徴を存分に生かした快感で息子を融かしにかかってくる。
まず、ねっとりおっぱいが愚息全体に1ミリの隙間もなく絡み付いて、暖かく包み込むような快感でゆっくりと擦りあげる。
そして、愚息がその感触に慣れた頃を見計らって、すべすべおっぱいに交替し、ピンと弾き返すような弾力がひんやりとした爽快感のある快楽を伴って、攻め立てるように擦りあげる。
これらが交互に交替し、息子が悲鳴を上げそうになると、コリコリの乳首で棒をさすりながら、噴き出す乳汁を直接鈴口に授乳させるようにインターバルをとる。

頭痛すら感じるほどの快楽。
俺の限界を悟ったホルスタインたちは、嬉しそうに微笑みながら、仕上げにお互いの乳首をこすり合わせつつ四乳固めで棒を締め上げ、谷間に溜まったミルクの大海に浮かぶ孤島のような俺の亀頭に熱いキスフェラを施してきた。
亀頭を挟んだホルスタイン奴隷同士のねっとりとしたディープキス。
その背徳の光景に最後の耐射力を奪われた俺は、これらの魔乳が持つ母性の象徴としての清らかさと、雄を誘惑する器官としての淫靡さに圧倒されながら、こんな時ですら凛とした美しさを失わない二柱の乳女神の顔に生臭い噴火をお見舞いした。

快楽で吐き気すら感じるほど長い長い噴射を終えると、高貴で清楚な顔にドロリと白濁を絡みつかせた女神たちは、全てを蕩かすうっとりとした微笑を浮かべながら、厳かな宣託をしてきた。
「まずは一回目ご馳走様でした、キョンくん!でも、このままあと4発は連続で抜いて、私達の深い谷間にも溜めきれないくらいのスペルマプールを作ってもらいますからね!」
「もちろんそのあとは、変則型パイズリの練習ですよ、お兄さん。とりあえずは夏服の袖から突っ込んで、横乳ファックパイズリ脇コキオプションとか、仰向けになったわたしの顔に逆向きで跨って、アナルリップをさせながら強制ファックパイズリなんてどうでしょうか?」
「ふふふっ、いいわねー!でもその前にニップルファックを覚えてもらわなきゃ。あれのおかげで私たちはいつでもどこでも1分以内に意識を飛ばすほどイかせてもらえるんだから!」
「あ、そうでしたね!じゃあ、お風呂場に行って、四乳スポンジ奉仕で洗面器いっぱいに出してもらうのは、そのあとにしましょう!」
「「さーがんばって(ください)ね!キョンくん(お兄さん)!!」」
女神撤回。お前ら悪魔や……orz

その後、予告どおりの攻撃を受けながら、俺のご子息は、獅子奮迅で疾風怒涛で神速迅雷な働きを見せ、何とかこの4つのおっぱいを撃退した。
もっとも、2匹の乳魔はこの上なく幸せそうなアヘ顔で轟沈したのに対し、俺はといえば、あと一歩で栄養失調+脱水症状で他界しそうであったことは言うまでもない。

390:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:15:00 /kayKD/o
さすがに初回から飛ばしすぎたことを反省した乳女神たちのおっぱい枕で惰眠をむさぼること数時間。やっとのことで回復した俺は、未来を知るこやつらに、最大にしてもっとも根本的な疑問をぶつけてみることにした。
「いまはみんなで楽しくやっているようですが、いつかは誰か一人に決めなきゃいけない日がやってくるんですよね?
でもハルヒだけじゃなく、佐々木もそれなりに力を持ってるようだし、選ばれた一人以外が結託すれば、神様をも出し抜けそうなメンバーが集まってますよね。てことは、やはり遠くない将来に破滅が待ってるってことですか?」
その深刻な問いの答えは、くすくすという嬉しそうな含み笑いだった。

「実は、笹鈴戦争開始から約1年経過後、わたしや鶴屋さんの卒業式の日に、キョンくんは某伝説の木の下に誰か一人を呼び出し、あの木に雌奴隷を押し付けて、立ちバックで青姦をすることになります。
でも、誰を選んでくれても構いませんよ?だって、キョンくんが意思決定をした瞬間に世界は『分裂』して、それぞれが選ばれる一種の平行世界が生まれますから!
これって友達思いの涼宮さんらしい優しい解決法だと思いませんか?」

まじで!?それは確かに、この上なくハルヒらしいご都合主義的な展開ですが……そんなんでいいのか?

「普通ならパラレルワールドは、お互いに干渉することのない別世界になるんだけど、この平行世界は非常に特殊で、いわば一本の糸が中途半端にほぐれた状態なの。
だから、お互いが複雑に絡み合いながら進行して、関係者全員が老衰で亡くなる八十数年後に、再び1つの世界に収束するんです。
こういう風に言うのは簡単だけど、この八十数年間と、その後の数代のキョンくんの子孫たちの関係を破綻させないために、すべての時代のTPDDを使えるタイムエージェントは総力を結集して走り回ることになるの。
だって、多人数プレイのたびに平行世界が収束分離を繰り返すんだけど、それぞれが自分のご主人様のところにお客さんを迎えて姦っていると思っているからその整合性を取るのが大変だし、
キョンくんが誰を選んでも、マゾ雌たちにとっては、あくまで仮の順位が決まっただけって言う認識なので、しばらくはそれぞれの団活や対抗戦での壮絶なバトルは繰り返されるんです。
もちろん、全員が集まる対抗戦だけじゃなく、NTR属性を獲得したみんなにとって、3P、4Pは日常茶飯事ですし、
ライバルに下克上されないように、それぞれがご主人様にもっと深く気に入られたいみんなは、更に性技に磨きをかけて、より一層濃厚なご奉仕でキョンくんにすがるの。
だから、私を除く全てのタイムエージェントは、てんてこ舞い。藤原君がいつもブーたれてるのも肯けるでしょ。
キョンくんってほんとに凄いわ~。あなたは時間震動の原因である涼宮さんの鍵になる人であるとともに、並行世界の結節点でもあるんですよ!」
……スマン藤原&エージェントの皆さん (`-´)> ☆ミ
えーと、なんとなく凄いってことはわかったんですが、俺の頭じゃ何がなんだか……

「ふふっ。無理しなくてもいずれは分かりますよ。それに、このことを伝えるのも今日の重要な規定事項なんです。キョンくんが責任感と罪悪感に悩んでしまわないようにね!
だから、今後の1年間は、気の済むまですべての雌穴奴隷たちの身体をもてあそんで、ゆっくり吟味してくださいね。
ちなみに、今日だけでなく、未来から来た私はすべてキョンくんに選んでもらった世界の朝比奈みくるなんです。
今日は若いキョンくんに散々に嬲ってもらったから、帰ったら旦那様のキョンくんにきっちり折檻してもらうの。
うふふ。いまから楽しみだわ~。でも、これって今こうして本人も知ってる歴史なのよね?どうやって旦那様の嫉妬を煽って徹底的に姦り潰してもらおうかしら?
それに言うまでも無く、ここにいる高2の美代子ちゃんも、キョンくんに選んでもらった美代子ちゃんです。ねっ?」
「はい。わたしはいま、両家の公認のもと、一人暮らしをしている大学4年生のお兄さんのアパートで、高校に通いながら性処理ペットとして飼って貰っています。
今日は帰ったら、早速、さっきみくるさんに教えてもらった人妻としての嗜みあるパイズリで、ご主人様のお兄さんにご奉仕したいと思います。夜のお散歩で、いつもより激しい青姦のご褒美をもらえるように頑張りますね!」
「ね?これって『驚愕』の結末でしょ!?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おわり

391:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:23:24 8GCCYpQN
な・・・なんということを・・・

GJ

392:作業員
07/07/01 00:37:26 prIldkou
さっそく作業に入らせてもらうんだぜ。
楽しみに待ってたんだー。

393:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:43:23 ZxcT9pUF
なんというエロ
これでは3Pの方も期待せざるを得ない
GJ

394:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:01:51 bgTRW5py
キョンと周防たんのエロがみたい

395:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:13:33 kuPje1L0
佐々木団まとめてっていうのはレアだしねー。期待膨らむぜ
…●は森さんと~~らしいが、藤原の処遇が気になるところだw

396:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:53:17 1kPWUNX5
この豊富な語彙と表現力によって、素敵に変態的なSSに仕上がっている。
好みのタイプだ。
ただ個人的には、顔文字とかorzの類はあまり多用しないで欲しかったかな。

397:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:54:16 K4ThxoaA
そこは脳内補正で

398:名無しさん@ピンキー
07/07/01 02:10:07 kwHb2TVI
>>390
普通に書こうと思ったら書けるでしょ絶対w

相変わらずの変態をありがとう

399:名無しさん@ピンキー
07/07/01 02:57:43 QD1LK88y
>>376-390
相変わらず頭が悪いな! いい意味で! 何食ったらこんなの考え付くんだよw
あとミヨキチの設定が明らかに作者の趣味に突っ走ってる件についてw

>>395
未来に戻ったんじゃねw

400:名無しさん@ピンキー
07/07/01 03:54:53 gdyQt5VO
なんかもーエロの向こう側だw
乱交シーンは説明文だけでもすごいな

3P編楽しみにしてる

401:名無しさん@ピンキー
07/07/01 05:41:18 y8wlBLbe
すばらしい!(;´Д`)ハァハァ

402:名無しさん@ピンキー
07/07/01 05:50:12 eFhK/kqG
勃った。息子が勃った。
朝比奈さん(大)の口調が崩れまくってるのがとっても気になったんですが、
笹鈴戦争でその辺を語ってくれるんですよね?w

あと、何気に妹とハカセくんの婚約が確定してる?

403:名無しさん@ピンキー
07/07/01 06:55:50 YPFyJHeT
つーか後半のツッコミが銀さん化して見える気がするよーなしないよーな。

404:名無しさん@ピンキー
07/07/01 10:32:14 0fAsWN0h
ここまで変態的な話をこれだけ書ける作者は
脳味噌の一部が溶けてるとしか思えない(良い意味で)

405:名無しさん@ピンキー
07/07/01 10:59:27 GGcW+V2X
流れブッタぎってスマソ
昔、読んだSSで、朝倉によって改変された世界で、キョンと朝倉が幼なじみか、いいなずけかっていう設定のやつがあったんですが、思い出せない… 
保管庫のなかのどれかだと思うんですが…

知ってる方タイトル教えてもらえませんか?

406:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:06:24 UzUah+eQ
>>390
ほとんどオリジナル路線にかっとんできたな。だがそれがいい。
次はうまいところで改行してくれ。いったんテキストに落とさないとせっかくの良作が読みにくくて仕方ない。

>>405
このスレの名作SSの一つ、ループタイム。

407:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:09:03 xt83TF0t
>>405
『ループ・タイム―涼宮ハルヒの消失―』
ではないかと。

408:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:11:14 bCkAfMOb
先生質問です!
なぜここまでとち狂ってるのにどうして義理の妹フラグが立たないのですか?w

409:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:15:47 iEXKgHJw
「えへへ、わたしがキョンくんのことキョンくんって呼んでるのは、本当は血が繋がってないからなんだよ~」
 我が妹は部屋に入ってくるなり爽やかな笑顔で爆弾んを投下していった。
「キョンくんっ☆」
 妹は俺の机からハサミを取り出して、
「じゃあ、死んで」
 ヒューマノイドインターフェースと同じセリフをはいた

>>408
 こうですか?わかりません

410:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:17:05 NtbBBw9Y
らめぇえええええ

411:405
07/07/01 11:19:00 GGcW+V2X
今から読んできます。
ありがとうございました。

412:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:49:43 PEz5vLfg
>>409

ちょ、まて妹よ。なぜ、殺そうとする。
「だってキョンくん、私という妹がいるのに、他の女ばっかりかまうんだもん。」
それが俺を殺すことと何の関係が……。
「ん、だからキョンくんを殺して、私も死ねば永遠にいっしょにいられるからね☆」
ちょ、最後に☆をつけて言うことじゃないぞ。

413:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:54:46 y8wlBLbe
妹は笑いながら、「じゃあキョン君。ハルにゃん達の前であたしのこと好きっと言ってよ。」
なんと言いました?マイシスター。それは死刑出向書にサインをしろっと言うことじゃないですか?
そうして俺は意識を失った・・・

414:名無しさん@ピンキー
07/07/01 14:00:03 BN9QtEg0
これはいいキモウト。
しかし、キョンって妹にもフラグたててだんたよな。女と見れば誰でも(無意識に)フラグたてるなんてホント節操無しだな。

415:名無しさん@ピンキー
07/07/01 14:14:13 PEz5vLfg
>>413
あれ、俺寝ていたのか?じゃ、あれは夢なのか……?
そ、そうだよな、妹が義理の妹で、俺を殺そうとするなんて……。



「そうは問屋がおろさないよ、キョンくん☆」

416:名無しさん@ピンキー
07/07/01 15:49:59 bCkAfMOb
はっとして辺りを見回したところで妹が俺の部屋にいるなんてことはなく
俺は自分の部屋でなんて夢を見ちまったんだと一人身悶えるしかない。
ところでなんではさみが机の上に出しっぱなしになっているんだろうね?
そうこうしている内にドアがノックもなく開かれ
「キョンくんはさみかしてー」
おい、そこのはさみはお前が使ったのか?使ったらちゃんとしまえといつも
「だいじょぶだよ。もうしまう必要なくなっちゃうんだから☆」

>>409-415
こうですね?よくわかりました><

417:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:07:50 g6HBlWKK
SS倉庫はいったいどこにいってしまったんだ?

418:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:20:22 SZb5Ll8s
>>1から飛びなおせ。『ブックマークはこのページに』って書いてあるしね。

419:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:30:58 g6HBlWKK
過去ログよんだら自己解決した
スレ汚しすまそ

420:名無しさん@ピンキー
07/07/01 17:10:10 3+iD9C/u
>>409-415
妹姫の「刺されそうな妹No.1」を連想した。 朝倉さんの声がする妹。

421:妹の策略
07/07/01 19:41:46 y8wlBLbe
あたしキョン君の妹なの!最近全然あたしと遊んでくれないの!
ハルにゃん達といつも遊んでばっかし…淋しいの。
ミヨちゃんと相談してハルにゃんに嫌われてあたし達と遊ぶように作戦立てたの!
ハルにゃんはエッチな事嫌いみたいだから、作戦名は「ハルにゃん、キョン君のエッチな本見つけてこのエロキョン大っ嫌い!」
手筈はもう既に整っているの。キョン君が隠しているエッチな本をわざと見つかるようにしむけてしまうの。
今日は勉強会するみたいだから鞄にエッチな本を詰めて後はハルにゃんを待つだけだね。
ピーンポーン。あっ来た来た。「ハルにゃんいらっしゃい。キョン君なら部屋にいるよ。ごゆっくり!」
ふふふうまくいった。今頃殴られるのかなぁ?後でミヨちゃんと一緒に慰めてあげるから安心してねキョン君。
あっ何だか音がする。隙間から見てみよう!
キョン君がハルにゃんにマウントポジションでいじめられている。
もうこれは仲違いしているね。
あれ?ハルにゃん顔を真っ赤にして蟹股で降りてきた、そうとう怒っているみたい。
一時間後…二人が出ていったのを確認して部屋に入ってみた。
ベットのシーツに血がついている。随分激しいケンカだね。


422:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:11:50 1AMtOIe9
ちょwwwwwwww

423:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:30:19 AF7FbZX0
妹wwwwwwwwwwwwwwww

424:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:46:27 8q0onhre
所詮子どもか……

425:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:17:45 7qkcwJS6
これは新鮮w  妹視点は珍しいなwww

426:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:43:17 BN9QtEg0
俺の脳内ではキョン妹は(兄妹の)近親モノの少女漫画が本棚のほとんどを占めている。

427:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:49:49 y8wlBLbe
>426
また変なネタを想像したじゃまいか!
酒飲んでいるせいでおかしくなっているぜよ。

428:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:11:56 fxsehFrt
>>424
でも心の中では
(まあいい、あの程度の女ならいつでもキョン君は取り戻せる…)

429:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:27:15 l9BXYTG8
でもキョンがハルヒに部屋でエロ本見つけられるパロは見てみたいなw
既出だっけ?

430:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:36:34 RYCxS6Cf
ハルヒSSにおける腹黒四天王は
・喜緑さん
・森さん
・キョン妹
・真みくる
……ってところかw

>>429
あったよーな、なかったよーな。

431:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:04:07 nFUUQdtr
てかいつの間にか腹黒で定着してるけど本当は喜緑さんって白だよな……?

432:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:07:08 nj4GUo5U
国木田×長門で妄想が膨らむ俺は異端か?
純粋と無口の組み合わせは好きだ

433:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:12:34 mjae4igu
俺は国木田×朝倉派だから心配するな

434:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:12:57 nFUUQdtr
国木田は何気に純粋じゃないだろ。
主に谷口に対して。

435:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:13:01 hBMKGxzX
>>431
キャラソン聞けば分かるけど真っ黒だよ

436:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:13:41 q/0MCFor
>>431
晴れ晴れユカイの歌詞を見るかぎり黒としか思えないw
「明日また会うとき 笑ってます演技で」「イロイロ予想が出来そうで出来ないミライ 人間ごときにはムリです」
「さみしがっちゃ恥ずかしいよなんてね疲れる」「手と手をつないだら 無敵なんてヘンです」

437:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:15:34 nFUUQdtr
>>435
ああそっか。
でも「普通の女の子になりたい」感じのことも言ってた。
「FIXED MIND」と「ハレ晴レ」でキャラが違うんだよな。

438:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:15:46 RYCxS6Cf
>>434
ていうか、どこから純粋って思ったんだろうw
発酵したお嬢様なんかは「腹黒で鬼畜」だと言ってたりするしw

>>435
ああ、真っ黒だな。

439:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:16:24 KAvfRNNL
アニメキャラソン販促用の遊びの歌詞で語られる喜緑さん…

440:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:20:49 KwXjBwGQ
黒いというより有機生命体のもろもろの概念がよく分からないってこだろう。

441:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:21:53 KwXjBwGQ
>>433
そういえば、国木田と朝倉は席が隣同士だったな。

442:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:25:32 3+iD9C/u
純粋でおっとりにっこりしてるけど芯は強い、
純粋が故に裏表が無く言葉もキツく聞こえることもある、
そんな喜緑さんってのはいないだろうか?

443:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:28:06 nFUUQdtr
>>441
いかにも優等生な会話してたのかな。
というか、朝倉の席順関係って言ったら山根だろ山根。
よく刺されなかったよな。それともその鬱憤が関係者なキョンに向いたのか。

444:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:31:07 RYCxS6Cf
>>442
よし、その妄想を形にするんだ。
実際腹黒扱いの方が多そうだし、きっとその方が早いぞ。

>>443
八つ当たりってレベルじゃねーぞw

445:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:37:00 y8wlBLbe
俺のイメージでは腹黒は黄緑さん・長門・朝倉・古泉・裏みくる・真キョン・国木田
白はキョン妹・ミヨキチ・ハルヒ・鶴屋さん・京子タン・阪中・WAWAWA

446:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:38:57 nFUUQdtr
「全くもう、こんなに散らかして……。事後処理もけっこう大変なんですからね?」
「…………すまない」
「ふふ、別に良いですよ」

「会長」
「何かな喜緑くん」
「タバコ臭いです。健康にも悪いですし程々にして下さいね。計算上、会長が今のまま喫煙を続けますと、
会長は四十年後に死にます」
「うっ……!? ぜ、善処しよう」


SSまでいかせるのは無理でした。

447:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:42:36 mjae4igu
>>441
席替えする前の自己紹介のシーンでも隣同士だったりするんだぜ

448:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:51:07 H5BCqla3
投下します。
エロなし。5レス予定。



449:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:52:56 H5BCqla3
―――――――
ナーサリーライムをわたしと
―――――――

Question.

「ねえ、有希はこういうのは知ってる?」
 放課後、いつもの席で本を読んでいるわたしに、そう言いながら涼宮ハルヒが見せてきた紙切れにはこんな事が書かれてあった。

―――――――――――
 ハンプティー・ダンプティー  塀の上
 ハンプティー・ダンプティー  落っこちた

 王様の馬  皆集めても
 家来全員  集めても

 ハンプティー  塀から転がり落ちた
 ハンプティー  元に戻らない
―――――――――――

 多少のアレンジは入っているものの、これはおそらくマザーグース、もしくはナーサリーライムとも呼ばれる童謡の一種であろう。
 ただ、今回涼宮ハルヒはどちらかというと謎かけ唄の方の意味で使っているのだろうと判断し、わたしは彼女にその答えを告げた。
「うーん、やっぱりこういうのもちゃんと知ってるのね」
 『有希が知らない事ってなんなのかしら?』などと言いながらわたしから離れていく涼宮ハルヒ。
 知らない事ならたくさんあるのだが、まあそれを考える事で彼女の退屈が紛れるのならあえてこちらから教えるような真似はしないほうが賢明というものだろう。
 わたしだって、これくらいは空気を読めるようになっているのだ。
「ふえー、知らない事ですかー。何かあるんですか、長門さん?」
 ………わたしの気遣いが木っ端微塵である。これを天然でやっているのだからこの未来人は恐ろしい。
 いつの間にか部室中の視線がわたしに集中していた。ボードゲームをやっていたはずの彼と古泉一樹までこっちを見ている。
 どうやら、何かを答えなければいけなくなったようだ。………とりあえず今夜は一晩中、朝比奈みくるの枕元に無言で立ち続けることにしよう。

 さて、前述したとおり知らない事はたくさんあるのだが、その中で今すぐ一つあげろと言われれば、やはり今感じているこれが適切であろう。
「何となく、このナーサリーライムが気になる。その理由が分からない」
 わたしの言葉を聞いて、涼宮ハルヒの目が『キラーン』という擬音つきで光る。
 ………何だか、面倒くさい事になるような気がする。


 ――なった。


 『分からない 事があるなら 調べましょ』と言う涼宮ハルヒの鶴の一声により、実地調査として知り合いに話を聞きに行かされる事になった。
 『どう考えても暇つぶしのネタにされている』とか、『何故五・七・五?』とかいうツッコミは彼に任せて早々に退散する事にする。
 扉を閉めた瞬間、良い感じの打撃音と共に彼と朝比奈みくるの悲鳴が聞こえてきた。
 おそらく、また彼が何らかの地雷を踏んで涼宮ハルヒが暴れだしたのだろう。朝比奈みくるはその巻きぞえを食ったに違いない、早めに退散したわたしの判断は正しかったという事だ。


450:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:54:01 vSNTeyNX
「彼女――それは………誰?」

 ふいにあたりに響いた声にはっと目を開いた俺は、太陽はまだ沈んでいないはずなのに、俺の周囲だけがいきなり夜になったかのような感覚に襲われた。
 気配も何もなく、それでいて周囲を漆黒に染めていくような、そんな見覚えのない少女が俺の目の前に立っていた。
 ………見覚えなんて、無い、はず、だ、………よな?

「わたしは――周防――九曜?」
「何で疑問文なんだよ」
 あまりに堂々とずれたセリフを喋るため、思わず隣の電柱に突っ込みを入れてしまった、がつん。
「………いてぇ」
 コンクリートを割かし本気で叩いた手がかなり本気で痛い、………つーか、めがっさ痛い。
 どうやらこれは現実のようだ、調査料は俺の左手、………割にあわねぇ。
「彼女は………あなたから………奪った」
 俺の惨状(自爆とも言う)を無視して、延々と意味のつかめない話を続ける少女。
 先程――俺の………敵となった――コンクリートジャングルに――先住民の………ビートが――響き………渡って――いく。
 すまん、今のは痛みのあまりに目の前のコレがうつった自分でも意味が分からない妄言だ、聞き流せ。
「彼女は………彼に――与えた」
 しかし、何故だろうな? でたらめに思いついた言葉を並べているとしか思えないこいつの話それ自体は、俺の妄言とは違って聞き流しちゃいけない、そんな気がするんだ。
 それはまるで、戻れないとしても、進まなきゃいけない道であるような気がして………。

「選択肢の――ある………彼は――幸福?」
 割舌の悪いテンポのズレたセリフがコンクリートで跳ね返り、俺の中の柔らかい場所に次々と突き刺さってくる。
「選択肢の――ない――あなたは………不幸?」
 頭痛とは少し違うおかしな感覚に襲われ、頭を押さえてしゃがみこむ俺を無視し、彼女は淡々と自分のペースを崩さずに話を続ける。
 確かに、ある、と、思う。
 俺が誰かに奪われたもの。俺が失くしたもの。
 それは――
「………分からない。――だから………観測者は――石を投げ込む」
 演者は、投げ込まれたその石を踏み台にして手を伸ばす。
 2・3センチほどの踏み台はしかし、俺が『  』を思い出すには十分なもので………、
 ………思い出せそうになるには、十分な、助力で、
「観測者は――聴衆に――なる」
 俺の手が、心が、以前失くした『  』に届きそうな気がしたその瞬間、

「キョン!」

 強い力で、強い声で、俺は非現実から渡された石の上から、このどうしようもない現実世界に引き戻された。
 ………結局、届く事はなかった。

451:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:54:47 H5BCqla3
「まったくその通りですね」
「………」
 古泉一樹がすぐ横に立っていた。
 いつの間に出てきたのだろう。というか『機関』の一員として、中の惨状を放っておいてもいいのだろうか?
「アレを何とかできるのは彼だけですよ」
 『まあ、アレを引き起こすのも彼だけなんですけどね』と言いながら肩をすくめる古泉一樹。
 あ、そうだ。
 とりあえず実地調査の第一弾として古泉一樹に話を聞いてみよう。


Answer 1

「そうですね、まずはこのナーサリーライムが作られた、その時代や場所から話す事にしましょう。そもそも………」
 15分にわたる彼の講釈は要するに『わたしはハンプティーに自分を重ねているのではないか?』というものであった。
「いや、要約されるのは結構なのですが、その結論に至るまでの経緯というものをもう少し………」
「一言ですむ内容を延々引き伸ばすのは愚か者の行動」
「おやおや、あなたは愚か者になりたかったのではないのですか?」
 彼の言い分は言葉遊びにすぎない、そう判断し、その場を立ち去る。

「別に、なりたいわけではない」
 その前に一言だけ言い返す。

「わたしは既に、愚か者」
 まあ、これも言葉遊び、なのだけれど。


Answer 2

「にょろろーん、そこを行くのは有希っ子かいっ!」
「………」
 いろいろ言いたい事はあるのだが、とりあえず『にょろろーん』とは何なのだろうか?
「ん、ただの挨拶にょろー」
 わたしはそんな挨拶知らない。知らない事がまた一つ、世界はかくも広いものかな。
 ――とりあえず二人目、聞いてみる事にしよう。


「んー、つまりはこういう事っさ!」
 ぎゅっ、と抱きしめられる。
 ………この人はいつもこうやってわたしの質問をごまかそうとする。
「のんばーばるこみゅにけーしょん、ってやつだよっ!」
 発音からして嘘くさいのだが。
「イヤかなっ?」
「………」ぎゅっ

 でも、まあ、結局の所、イヤではないのだから、わたしにはどうしようもないのであろう。………このオチも結局、いつもの通りである。




452:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:55:35 SZXS9pT+
結局、その日はもはや平和的な話し合いという雰囲気にならず第二回会合もあえなく物別れに終わった。
 そして翌週明けの月曜日、登校するやハルヒの市内探索反省会に付き合い、放課後もいつも通りにSOS団の活動に従事し、こうして帰宅の途についているという訳だ。
 「やあ、キョン」
 「うわっ」
 頼むからその心臓に悪い登場を止めてくれ。
 「君が無用心なだけだろう?」
 昨日の今日で一体何の用だ? それにしても携帯なり家の電話なりにかけてくればいいだろうに、なんでわざわざ俺の帰りを待ち伏せてるんだお前は。
 「橘さんから伝言でね」
 佐々木もすっかり似非SOS団のメッセンジャーである。
 「そう、まさにそれのことなんだ」
 は? 何の話かさっぱりわからんぞ。
 「世界をあるべき姿に戻すための佐々木さんの団、略してSAS団だそうだよ」
 まさか昨日のあれか? 律儀というか何というか……。大体にしてその名称だと万が一ハルヒの変態パワーが佐々木に移ったら使えなくならないか?
 「その場合は、世界をありのままに受け入れる佐々木さんの団、やっぱり略してSAS団とのことだ」
 だからそのテレパシーは一体何なんだと。
 「ちゃんと名前が決まったから次までにちゃんと答えを考えておくようにと彼女から伝言だ。それじゃ、キョン。また連絡する」
 あくまでもマイペースに踵を返した佐々木の後姿を見送りながら、俺はしばらく立ち尽くしていた。

 ようやく思考が追いついた俺は、帰宅を再開しつつ先ほどの伝言とやらについて考えていた。
 SOS団にSAS団だと? 紛らわしい上に字面だけみるとますます物騒な感じだな。これじゃ平和な一年なんてものは望むべくも無いな。
 全く、だれか不思議な出来事に有休の取り方を教えてやってくれ。今年も騒がしくなりそうだね、やれやれ。

453:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:59:19 H5BCqla3
Answer?

 廊下を歩きながら考える。
「うふふふふ。こんにちは、長門さん」
(もしかしたらわたしの知り合いに聞くという時点で普遍的な答えというものは得られないのではないだろうか?)
 スタスタスタ

「あらあら、聞こえていないようですね。こんにちは、長門さん。あなたの義姉、喜緑江美里ちゃん、心は永遠の18歳………ってそりゃ実年齢より上やないかー、ですよー」
(しかしだからといって、他に良い方法は思いつかない)
 スタスタスタ

「………あのー」
(でも、まあ、今わたしに声をかけてきている存在に頼るというのは確実に地雷であろう)
 スタスタスタ

「………そういえば、長門さん。あなた最近日記というものをつけ始めましたよね」
(………!)
 ピタッ

「○月×日、晴れ、放課後、彼がノックなしで部室に入ってきて、着替え中の朝比奈みくるに遭遇した。『すみません』と言いながらも、彼の視線は朝比奈みくるの胸に集中している。ふと、自分の体を見下ろして、思」ごすっ!
 気付くと、わたしの足元で喜緑江美里が、プスプスと煙の立ち昇る頭を抑えて蹲っていた。
 おや、わたしの拳からも同じように煙が立ち昇っている。………どうやら無意識に殴り飛ばしていたようだ、よくやったマイハンド。
「うー、ひどいですよー。どうしていきなり殴るんですかー? ちょっと日記を、」ごすっ!
 今度はちゃんと『意識的に』殴り飛ばす。
「あなたは何も見ていない。もし見ていたとしてもすぐに忘れる、おーけー?」
「あうう、目が本気ですね。分かりましたよ、わたしは何も見ていません、もし見ていたとしてももう忘れました、おーけー?」
 コクリ、と頷く。

「喜緑江美里、一応、あなたにも聞いておく」
「はい、あのナーサリーライムの事ですね。もー、こういう事はちゃんとお姉ちゃんに相談してくれないとダメですよー」
「では質問する。わたしは自分の体を見下ろしてどう思った?」
「そこにはストーンと見晴らしが良い平坦な野原が広がって、………はっ、もしやこれは孔明の罠ですかっ!」
「情報結合の解除を申請する」


 そして、始まる盛大な姉妹喧嘩。
 本当に聞きたい何かがあったような気がするのだが、とりあえずこれを壊してから聞く事にしよう。
 いや、壊してしまったら話を聞けないので、半壊しくらいで止めておくけれども。




454:ナーサリーライムをわたしと
07/07/02 00:00:25 H5BCqla3
Answer 3

 『頭を冷やして来い』というのもあるのだろうが、喜緑江美里から引き離すという目的で情報統合思念体に学校から追い出される。
 高校の知り合いはまだ校内に残っている人ばかりだったので、何もする事がなくなってしまったわたしが帰り道をトボトボと歩いていると、向こう側から顔見知りが数名歩いてきた。
「やあ、こんにちは、長門さん」
「――やあ」
「ふんっ」
「あははは、どうもー」
 ………一応、聞いてみる事にしよう。


「壊れませんっ! ハンプティーは壊れないのです」
 話をするために立ち寄ったファーストフード店の中で、わたしの疑問を聞いた橘京子がいきなり答えにならない力説を開始した。
「ねえ、佐々木さん。そうですよね。ハンプティーは壊れたりしませんよねっ!」
「ええ、そうね。確かに九曜さんは可愛いわね」
 サラッ、とかわされ、ガタン、と音を立てながら机に突っ伏す橘京子。
「ふふ、ふふふふ。くじけません。こんな事くらいじゃ陥落しませんよ、あたしという巨城は」
 何やらよく分からない決意の言葉と共に立ち上がり、
「佐々木さん、あたしは九曜さんの話をしているんじゃなくてっ」
「――」はむはむ
 アップルパイを両手で掴みながら食べている周防九曜と目が合い、
「って、本当に可愛いー!」
 あっさりと陥落した。

 『ね、ね、写真とってもいいですか? いやむしろ動画でお願いしたいです』などと騒ぎ出した橘京子を見ながら、
「ふんっ、おめでたい事だな」
 藤原という名の未来人がそう言い捨てた。喋り方はあまり良い印象を与えないものの、目の中にハートが見える超能力者よりはまだ比較的話が通じそうな、
「おや、あのアップルパイはキミが買ってあげたものじゃなかったのかい?」
「………」
「ちなみに、おかわり、だそうだよ」
「………買ってくる」
 訂正、もうダメだこの人達。


 どうしようもない、と判断して店を出ようとした時、
「――あなたは………王様?………それとも――ハンプティー?」
「ええと、そういうのをまとめて聞いてるんじゃないんでしょうか?」
「そんなもの、他人に教えてもらうような事じゃないね」
「答えは、あなたが自分で見つけるものよ。………がんばってね」
 おせっかい焼きのエールが一気にやってきた。
 軽く頭を下げて、店を後にする。

 わたしの、答えは………。




455:ナーサリーライムをわたしと
07/07/02 00:01:46 CKIYgUPu
My Answer

「よう、長門。首尾はどうだ?」
 いつかのように帰り道で偶然彼と出会う。首を振る事を答えとすると、『そっか』という言葉と共に優しく頭を撫でられた。
 情報領域が真っ白な暖かさで染められ、正常に働かなくなる。
 何故か『ぴよぴよ』などと鳴きたくなる感覚を押さえつけながら、思う。
 どうやら、わたしはすでに壊れているらしい。


「わたしは、もう壊れている」
 ボソリ、と言った。

「知ってる。んで、知るか、だ」
 はっきりと、力強く、温かな言葉が返ってくる。


「………そう」
 その言葉で答えが分かった。………答えを決めた。
 とりあえず、押さえつけるのを止め、出てくる言葉をそのまま声に出してみた。

「ぴよぴよ」
 『抱きしめたら犯罪、抱きしめたら犯罪』と、小声で繰り返しながら、蒼白になるほど拳を握り締めている彼の姿が印象的だった。


―――――――――――
 ハンプティー・ダンプティー  塀の上
 ハンプティー・ダンプティー  落っこちた

 王様の馬  皆集めても
 家来全員  集めても

 ハンプティー  塀から転がり落ちた
 ハンプティー  元に戻らない


 戻ってなんか  あげたりしない

―――――――――――



456:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:04:08 H5BCqla3
以上です。
では、また。

保管庫管理人様へ。450.452は外しておいてください。

457:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:08:03 YrklJedM
以上です。
では、また。

保管庫管理人様へ。449.451.453とモザイクは外しておいてください。

458:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:13:59 g2eCUXf3
>>429
読みたいなそれ
誰か書いてくれよ

>>456
乙!

>>457
誤爆かと思ったw

459:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:17:11 gh2tdmWy
ん? >>450>>452はこの前投下されたやつじゃね?

460:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:30:16 Enpq21BT
>>458
とりあえず書いてみるにょろっ!
ふみゅう、感じる事を文章にしてみたらどうですかぁ? 
んんもう。とりあえず投稿してみましょう。
ふん!ということだ規定事項だからな。

461:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:51:15 RvNYN2ti
>>456
乙です!

462:名無しさん@ピンキー
07/07/02 01:49:44 A7Z4GyYJ
なにがどうなってんだかわからないー

463:名無しさん@ピンキー
07/07/02 02:01:37 D7yRdxwi
ほのぼのとした文体の中にちょっぴり切ないテイストも入っていてよかった。GJ!
わたしはもう壊れている、とかそれに対するキョンの返答とか
あああ俺こーゆーの直球ど真ん中なんだよぅ!

464:名無しさん@ピンキー
07/07/02 06:06:10 Fu1+815y
意味の無い嫌がらせをするやっちゃなー
>>456
乙です
確かに知り合い連中に聞いたら普遍的な答えは得られないよなーw

465:名無しさん@ピンキー
07/07/02 11:44:46 WgqSykmK
ハルヒの保管庫でバイオレンスな奴のお勧めってある?

466:名無しさん@ピンキー
07/07/02 12:16:42 Enpq21BT
バイオレンス?あったかな?


467:名無しさん@ピンキー
07/07/02 12:19:27 pATXh1UP
バイオレンスっていう表現も難しいな。
ホラー映画的なスプラッタを意味する場合もあるし、アクション映画的なボカスカ殴り合いかもしれん。

468:名無しさん@ピンキー
07/07/02 14:09:00 FhIZjHl0
要は強姦モノって言いたいんじゃまいか?

469:名無しさん@ピンキー
07/07/02 14:33:48 ZtdWHdvY
痛いのはNGって人も多いからあったとしても少数のはず。

470:名無しさん@ピンキー
07/07/02 14:58:09 cHS3INvB
長門が朝倉をフルボッコにするSSが合った気がするが、アレはバイオレンスとは言えんよな…

471:名無しさん@ピンキー
07/07/02 17:40:26 e5xiaOwC
VIPの方にあったような?

472:名無しさん@ピンキー
07/07/02 17:51:15 bq6MVhUj
ところで聞きたいんだが、橘京子って需要ある?


誰だっけってのはなしにしてくれよw

473:名無しさん@ピンキー
07/07/02 17:52:47 ZtdWHdvY
>>472
ああ、あの人ね、あの人。
なんか昆布っぽい…

474:名無しさん@ピンキー
07/07/02 17:55:41 0j3z26mH
>>473
それキョコタンちゃう! くにょうや!

475:名無しさん@ピンキー
07/07/02 18:29:59 jdS6SjbE
>>472
ある

476:名無しさん@ピンキー
07/07/02 19:45:35 rftxPL4J
誘い受けはあまりしない方がいいぞ
投下するしないは自由だが

477:名無しさん@ピンキー
07/07/02 20:19:49 yRTH7h4R
アホのきょこたん大好き

478:名無しさん@ピンキー
07/07/02 21:43:13 um+A8t1N
くるくる橘

479:名無しさん@ピンキー
07/07/02 21:45:18 Y8BiDkqe
くるくる……。あれは良かったなあ。
それよりもくーちゃんのほうが需要は問題あると思う。

480:名無しさん@ピンキー
07/07/02 22:23:00 2puAN2Vo
九曜は正直絡みにくい
驚愕でるまでどんなキャラなのかわからん

481:名無しさん@ピンキー
07/07/02 22:46:12 zIGl7O4w
きっとアップルパイをはむはむしている姿に佐々木以下
偽SOS団員がもえもえするようなキャラなんだよ。

482:名無しさん@ピンキー
07/07/02 22:48:29 JXDI4K8k
最近VIP的な雰囲気だねw投下もすこしあれば厳格な空気になるかしら。

483:名無しさん@ピンキー
07/07/02 23:18:03 7Yk8oY+N
なるほど、ここの住人は厳格な空気を放ちながらパンツを脱いで投下を待っているわけか

484:名無しさん@ピンキー
07/07/03 00:08:36 ekHPeyzt
どんだけ変わった厳格さだよ。

485:名無しさん@ピンキー
07/07/03 00:30:31 wRbkro5d
そんなの男塾塾長しかできないって

486:名無しさん@ピンキー
07/07/03 00:57:06 Blp+mvqa
パンツ下ろしたくなるようなエロい作品なんてここ数ヶ月全然投下されてない

487:名無しさん@ピンキー
07/07/03 01:08:41 C+NaxKRj
元々エロは少ないからね。……エロスは程ほどに多い気もするが。

488:名無しさん@ピンキー
07/07/03 01:30:20 SPmVznUE
驚愕結局8月発売もなかったな

このまま1年以上発売延期を続けてやっとでたら作中時間が8ヶ月経過してたりするのが驚愕する内容なんだろうな。


489:名無しさん@ピンキー
07/07/03 08:51:26 FYXLa9ue
別に1年や2年、5年や10年普通に待つぜ・・・
その程度ラノベならよくある事だ


490:名無しさん@ピンキー
07/07/03 09:03:58 0WBqTFRS
ほんとによくあることだからたまんないね。

491:465
07/07/03 10:57:22 QrdpeygN
すみません書き方が悪かったです
流血 バトル 拷問? などです



492:名無しさん@ピンキー
07/07/03 12:54:29 nqjvNrCc
拷問レイプ?17-650・32-146かな?
俺はあんまり好きじゃないが‥45ー256はギャグになっているからまだまし

493:名無しさん@ピンキー
07/07/03 15:07:15 mo3nsr0x
なんでエロ方向に持っていくんだ。

494:名無しさん@ピンキー
07/07/03 15:55:12 3BFFXTyR
エロパロ板だからだろ

495:名無しさん@ピンキー
07/07/03 21:46:54 NT7Lj5pS
SM板のハルヒスレの方が>>491の好きそうなのがあると思うな

496:名無しさん@ピンキー
07/07/03 22:05:46 6reg7CiQ
投下します。6レス程度。ハルヒ短編ですが、谷川他作品への言及がありますので注意。
セックスシーンは無し。

497:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:07:53 6reg7CiQ
 この世には、うんざりすることが多すぎる。
 たとえば、八月なのにやたら涼しいとか。
 呼んだ覚えのない者たちが突然部屋にやってきたりとか。
 その連中が何を言っても出て行こうとしないこととか。
 その上、中身の伴わない主張を延々聞かされ続けたりとか。
 あるいは、幼いころから知っているなじみの少女が連続殺人犯だったりとか。
 そんな些少なことほど、うんざり感も加速する。
 致命的だ。


 夏季休暇も折り返し地点に入って……いやまだ夏季休暇にも入ってないが、蒸し蒸しとした熱
気がうんざり感を加速させる今日この頃。
 何の間違いもなかった。腰を落ち着けた喫茶店でも、彼女はいつものように俺を見つめて微笑、
俺の顔に大人しく愛くるしい瞳を据え続けている。


「ねえな」
 図書館で暇つぶしに読んでから、睡眠導入剤代わりだったわりに気に入った小説の作者が出し
たというだけで買った文庫本―作者買いってやつだ―を、ベッドであお向けになりながらパ
ラパラとめくってたとこだ。幼なじみの美少女が俺の顔を見つめてもいない。んなことあるわけ
ねー。あったらそれはそれで近所の目と社会通念上問題がある。その代わり、除湿を効かせた俺
の部屋で、床にぐてっとはいつくばりながらどうでもよさそうにこっちを一瞥してまた逸らし、
眠たげに眼を細めているのは我が家の居候三毛キャットだ。しかもオス。またあくびか。あのな、
すこしは活動的になれ、ダイエットしろ。俺は今日プリンを2個食ったが気にしてないぞ。痩せ
気味なんだ。
 くどいとか皮肉っぽいとか若いくせに厭世的でうんざりするなどと、どこかの誰かに言われ続
けて久しい俺だが、この本の主人公なんてどうだ。なじみの娘が連続殺人犯なのは些少なことで、
八月に涼しくて些少なことにうんざりするのが致命的だと。もう、でたらめにもほどがある。こ
いつに比べりゃ俺なんてまだ素直でわかりやすいもんだろ? ひょっとしてこれ書いてたとき、
作者の頭に悪い虫でも湧いてたんじゃなかろうかね。そっちが心配だ。
 冗談はさておき、内容というよりは冒頭の流れが少し似た小説がひとつあった。


 ああ、もう退屈でしかたない。何か起こらないものか。でかいことがいい、海が二つに割れる
とか、月が落ちてくるとか、地球に穴が開くとか。どうせなら、そういうのがいい。退屈でなく
なるなら、死んでもいいくらいだ。それにしても、どうしてこんなに変わりばえのしない毎日な
んだろう?


 こういう書き出しだ。ほんと、なんだろう。もっと身近で似たような話をしたような。
 そうだ、中学生のときの何気ない会話だ。こういうことを考えたことはないだろうか。そう俺
が聞いたら、そういうのはエンターテイメント症候群だと言われたことがある。なるほどな。俺
たちの年代じゃそこまで達観した奴のほうが珍しい気もするが。
 構成上の参考元がこれかどうかはともかく、手にしているいかにも絶望系な小説を含めて、厭
世的でやる気の足りないようにみえるちょっと苛立たしい主人公というのが、作家お得意の設定
らしい。なんとなく自分に返ってきてお前が言うな的雰囲気がかなりありそうだが気にしない。
 そう、たとえばこの作家の代表作だ。ベッドから降りて、さっきの本を棚に戻した手をそのま
まスライドさせる。順番に6冊並んでいる。ヴィ・ナロード! な感じの題名だ。
 学校の屋上から少年のどうでもいい主張を叫ばせ、あとは自力更生と級友たちの善意に委ねる
という、ある意味大変罪作りなテレビ番組のタイトルをもじったんだろう、たぶん。
 そんな異能学園ものが6巻で中断したままになってる。なんとももどかしい。
 その理由は三木一馬に聞け、じゃない新シリーズを書いてるからである。単純明快だ。この新
シリーズが難物で、俺もまだ内容がわかってない。これからの展開待ちだ。
 間違いなくこれが理由で止まってるのだが、先に進みづらい理由は実は5-6巻にあるんじゃ
ないかと俺は睨んでる。
 具体的には、精神感応系の超能力を使える女子生徒―テレパス―と、一巻以来の主人公の
関係だ。赤裸々かつ極論すれば、こいつらヤったかヤってないかでいうとヤっちゃったわけ。ん
で状況が不必要に生々しくなっちまった。だからそれ以上書きにくくなったのだろう。年子の妹
と兄である主人公との微妙な相関からいっても。
 まあ、ここは異論のあるとこだし、そこまでいってないと信じるのも読者の自由だろう。

498:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:08:56 6reg7CiQ
 だが、寸止め海峡に何度も臨んでいるこの朴念仁男、どうも成就してしまったと思しき記述が
5-6巻では散見される。ここで未描写部分の仮想体験を書いてみてもいいのだが、詳しくは実
際に読んで妄想をたくましくしてくれ、すまん。
 正直テレパスとの乳くりは考えるのもめんどくさいんだ。
 しかしまあ、精神感応できる相手と対面するだけでも俺はできれば遠慮したいが、そいつとく
んずほぐれつアレをやるなんて、こいつは自暴自棄かそれとも精神的によほどタフなのか。さす
が、一コ下の妹に長年取り憑かれていただけのことはある。これは1巻参照のこと。
 他の巻もおさらいしてみようか。3巻で主に動き回る変わった女は自分のコピーに遭遇する。
それも一人や二人じゃない。非デジタルのコピー品質が条件によって揺れ動くように、おそらく
他人の想念によって現われた人間のコピーにもばらつきがあり、中にはソフトフォーカスのか
かった想像上の天使のような者までいて普段ならありえない相手にかしずいている様子を目の当
たりにするのはまことにお気の毒さまというほかない。
 ちょっと体験してみたいが、きっと気持ち悪いだろうな。
 意識が飛びそうなほど動転させられることになるその女に限らず、それら誰かのコピーの大多
数はどこか誇張されたり省略されているわけで、言ってみれば生身の自分の改悪版・改変版とか
デフォルメというわけだ。二次創作はどうあがいても世界の法則(作者)の壁を越えることはで
きない。そんな現実を見させてるんじゃないかって、何を言ってるんだ俺は。
 4巻で動き回るのもこの女で、あと彼女の上役男子と二人で八面六臂だ。この男がかなり癖の
ある言動なので読者を選ぶかもしれんね。流れとしては、とある才色兼備な女子高生を彼女らが
追う話。まあこの巻は作者の好きなジャンルが前面に出てるみたいで、既刊作品中でもっとも動
きが多い。アクションもそうだが実移動距離な。電車移動・世界間移動・上位世界・平行世界…
…。なんだろう、俺の身辺も似たようなあれこれで騒がしくなりそうな気がする。
 一連のシリーズ、2巻がまた特別だ。俺がこの物語で最初に読んだのがこの2巻だったのもあ
る。それに、なにしろ舞台のモデルが近所らしい。他の巻とは趣が異なり、1巻のシニカルな主
人公が唯一出てこない。おまけに少年をかくまう少女が一人で住むマンションは、もうあからさ
まに長門の住むマンションとしか思えない。色は違ってるけど。要するに、幼少より見知った近
所がモデルらしいこの巻の主役たちには、ある種独特の親近感が仮借なく湧き上がってくるので
ある。
 それにまあ、個人的に気になってる異常事態な体験と状況がかぶってるのさ。小説の中ではそ
れはイメージスクランブルといって、マンションに一人で住む少女によると―
 なんだろうね。こんなに平然とテレパシーとかイメージスクランブルなんてトンデモを日常の
レベルで考えている自分に気づく。思えば遠くになっちまったなあ、入学式当日の常識モノロー
グ。
―気を取り直そう。そして説明しよう。イメージスクランブルとはこういうことらしい。


「イメージスクランブラが働いています。一定の範囲内において、任意の人物の身体情報を誤認
させるように働かせる能力なのです。その能力者の影響範囲では、あの人々たちは、あのように
あらゆる光学的情報を他者に与えることを阻害します。わたしにもあの方々の特徴をのぞき見す
ることができないのです」
「イメー……?」
「EMP能力の一種、精神感応によるフィールドを発生させることでフィールド内にいる自分た
ちの外見を意識的にジャミングする特技です。イメージスクランブル能力、強力な感応力が、半
径数百メートル規模で作用しているのです。ISフィールドと言います」
「……よくわからんが、それがあの半端な透明人間の正体か」
「わたしたちの目は彼らの身体データをちゃんと網膜に捕らえています。ですが、視神経から届
いた情報を脳が処理できないようにされているのです。部分的なマスキングをかけられているの
でしょう。それが、あの不透明人間さんたちの正体です」


 2巻の舞台モデルと俺たちの生活圏がかぶっているという点をさきに指摘したわけだが、話は
それだけじゃない。主人公の隣家に住む姉妹の姉、料理の腕はいまひとつらしいものの、この今
期絶望暴力女がどうにもハルヒと似ているという評判だ。あいつには言えないが。ハルヒといえ

499:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:09:38 6reg7CiQ
ば、これは作者の別作品で文庫2巻完結済みいわゆる萌えジャンル雑誌連載ものにも、ラスト近
くに主人公の妹が出てくるのがまたハルヒそっくりだと。そうだな、やたら噛み付くとことか、
やらせれば料理でも何でもできそうな感じとか。さらにこの作品、鶴屋さんのちょっと積極的な
分身が出てきてる、さらにさらに長門さんの双子のように寡黙な四文字熟語少女がいる。とにも
かくにも読んだ人はなにかとほくそ笑むことができそうなんである。
 あとこの二作品ともに言えるけどさ、主人公たちのあまりの朴念仁ぶりに俺脱帽だ。まったく、
どういう育てられ方したらああなるんだろう。ちなみに都合の悪いときに自分を省みない性格
ねってしばしば俺は指摘されるのだが、はてさて、一体どこをどうみたらそう思えるのだろうね。

 さておき、超能力学園シリーズ中やや異色である2巻中心な4人の話なら、続編としては書き
やすいだろうと思うよ俺は。個人的に是非とも進めていただきたい部分である。


 ここで気になる、いや俺個人はあまり気にならないがなにかと過激な評価が後を絶たないので
少しは考証してみたくなることがある。イメージスクランブラの類を俺もこの人から受けてたん
じゃないかと疑っている喜緑さんのことだ。見かけ大人しくて清楚でそばを通るといい匂いのす
る先輩の本性とはどのようなものなのか、である。
 対人テレパスでもないかぎり、相手が何者であろうとそうそうわかりっこない話だし、それこ
そ仮面野郎な古泉一樹曰く喜緑さんは長門のお目付け役らしいので、こういう人物評価そのもの
に意味があるのかいささか疑問ではあるが、ともあれ彼女というのは何かよからぬ思いを常々腹
蔵していらっしゃるのでしょうか。
 簡単にいうと喜緑江美里は腹黒キャラなのか。
 できることなら直接会って疑問をぶつけるのが手っ取り早いのだが、アホみたいな疑問である
うえに相手は上級生。しかも一般的には受験生だ。どう考えても個人的に会って話をする理由も
薄ければそういう間柄でもない。あまり関わりあいになりたくない気もする。別に嫌いじゃない
けどさ。それより二年連続同じクラス同じ机の並び関係な相手にうかつな動きが洩れればどうな
るか。俺の背中を極冷気な目線が貫く恐れが必要充分以上だ。なにやらモヤモヤして古泉のバイ
トが商売繁盛するまではいかなくとも、前触れもなく近所のブロック塀で猫との縄張り争いを強
制されるといった恥ずかしい制裁が下らないとは限らない。朝比奈さんならまだ許される気もす
るし、着ぐるみとか見てみたいけどさ。
 とにかく、わかりやすく公明正大な接点があれば、ちょっと寄ってみました風に軽く話しかけ
ることもできるのだが。
 そう、接点があれば……接点が……接点…………木工ボンド
 失敬、関係ない。
 まあなんだ、部活といえば文芸部の存続騒動の際に明確な助力をしてくれたわけでなし、かと
いってあからさまに妨害されたこともない、か。喜緑さんは裏方の事務処理を黙々とこなすイ
メージが強いかな。
 っと、一つあった。……これなら教室から呼び出してちょっと話す用件くらいにはなりそうだ。
あとでプリントアウトしとこう。


「ふふっ」
 右手を自然に口元にやって小さく笑いをこぼす喜緑さん。
 手に取ったそれの内容が面白かったようだ。心の中で胸をなでおろす―
 ついさきほど所在なさげな俺がおずおずと廊下から教室を覗いたとき、真っ先に目が合ったの
は彼女だった。
 何も言わないうちから席をすうっと立ち、いかにも喜緑さんらしい控えめな微笑みのまま静か
に歩いてきてくれたのだ。そう、まるで俺が来るのが事前に解っていたかのように。
 その間クラスメイトの視線が彼女を素通りしているようにみえたのは、これは俺が意識しすぎ
てるだけだろうか。
 用件というよりただの口実だが、ちょっと面白いものを見せたいと申し出て、廊下でそれを差
し出す。彼女は
「ありがとうございます」
 そう言って素直に受け取ると、おとなしい上級生はそれに無言で目を通していた。並んで歩き
ながら、どんなリアクションが返ってくるかと緊張していたが、笑う様子から察するにいいほう
に受け取ってくれたらしい。
「あの……」
 感想を聞き出そうと声をかける。
「はい?」
「どうですか、それ」

500:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:10:14 6reg7CiQ
「どう、とは?」
 なんか、長門にもこう返されたことがあったな。
 けど喜緑さんの返事はにこやかで、漫画でいうと微笑する美少女が小首を傾げて吹き出し無し
の小さなハテナマークを頭上に浮かべている感じだ。それならばと俺も一歩ふみこんで聞いてみ
る。
「喜緑さんが、その、意外にフランクというか……」
「ふふ……あなたは、平和がお好きなんですか?」
 へ? 思わぬ質問返しですか?
 そうか、内容はそんな感じで始まってたよな、それ。
 プリントした内容を反芻していると、喜緑さんがさらに言葉を継いだ。
「わたしは平和が好きです」
 慈愛をこめてそう漏らす姿が本当にまぶしくて。
 なんだろう、いきなり地面に頭をこすりつけて「心根が悪くてごめんなさいごめんなさい」と
30回くらい言いたい衝動に駆られる。疑念を抱いたわたくしの罪をどうかお許しください!
 ……いかんな。こんなことではジャーナリストとしては失格だ。別に俺は記者志望ではないし
むしろ信心深さでは早くも及第点かもしれんが。
 いい言葉が見つからないままの俺は、視線を紙に落としている喜緑さんの横顔を、目の端にと
らえつつ見とれつつ、このまま一緒に歩いていこう。
 なに決意表明してるんだ、俺。


 唐突だが気が付くと舞台はなんとなく体育倉庫横。食堂付近とは反対方向だ。じめじめした暑
さが瞬く間にシャツの中を湿らせる。ナマモノには厳しい季節である。
 でまあ、周りに人の姿はない。
 喜緑さんはというと、状況に動じることもなく、友好的な雰囲気を揺るがすこともなくしとや
かに、目の前の俺を無言で見つめている。さっきと同じクエスチョンモード。この人は汗ばんで
はいないのだろうか、その控えめな夏LALAN(おそらく)に訊いてみたい。
 いかん何を言ってるんだ。もとよりその量と質に自信があるわけではないが、俺は理性やら知
性をなんとか総動員して、彼女の秘められた本性の部分にメスを入れる覚悟を決めていた。武器
は手渡したプリントという共通の話題のみ。
―さあ、行くんだ。
「そうだ、喜緑さんっていい匂いですよね」
 アウチ。
 照れくさそうに頭を掻くまではよかった。だがこのていたらくだ。
「ありがとうございます」
 それでもにこやかに礼を述べる喜緑さん。思わず、
「えーと、なにか、いい香水とか使ってるんですか」
 重ねてだめだ。
 彼女の包み込むような笑顔につい甘えてしまう。こんなはずじゃなかったのに。
 周知だろうが、彼女は生徒会書記である。
 すなわち生徒の手本として校則を遵守すべき身なのである。自律ってやつだ。
 そんな彼女が高価な香水を―俺には未知の世界だが―ひそかに学校に持ち込んでいるので
はないかと、身の程もわきまえず余計な詮索をしているわけでは決してないんです。つい口がす
べって……。
 内心激しく取り乱す俺を知ってか知らずか、彼女は「ふふ」と笑って、
「最近、『海のうるおい藻』というのを使っています」
 ひんやりとした空気がこの瞬間にどこからか流れ込んできたような気などしない。断じて。ハ
ルヒ風に言えば「ぜんぜんない」。信じて。
 しかし、つづく言葉が俺の顔面を逆に熱くした。
「匂ってみます?」
「え……」

501:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:11:03 6reg7CiQ
 想定外のお誘い、戸惑う俺。
 何気ない申し出といった風情で笑いかける彼女の目線は、穏やかにしてあくまで上品だ。目が
合うとこっちまでつられて顔がほころんでくるような。けど素直におしゃべりできない。
 見つめられると行動を起こしにくいだろうという配慮からか、喜緑さんはいつのまにか目を閉
じていた。そればかりか一歩幅まで近づき、さらにわずかに上体をこちらに寄せて、
《どうぞ……》
 そんな声が俺の精神に直接語りかけてくるような気まで若干してきた。
 汗ばんだシャツの中で速まる心音、彼女にそれが届きそうなこの距離。
 落ち着け落ち着くんだ。彼女に触れてはいけない!
 理性が俺をパーフェクトに統御して、彼女に精神波を返す。
 届け、マイ戸惑テレパシー。
《じゃあ、あの、その、ちょっとだけ失礼しまあっす!》
―レディ・ゴー。
 そして俺は彼女の肩を手で支え、ふんわりうるおいヘアーにそっと顔を近づけ……

502:吾思う、ゆえにキョン語り短編で小説品定め他
07/07/03 22:11:35 6reg7CiQ


 ちゃーちゃーちゃらちゃちゃ、ちゃっちゃちゃーちゃー♪

 淑女との優雅なひと時を、ベッドに寝転ぶ俺があくまで理性の塊のような英国風紳士ぶりでシ
ミュレートしていると、机の上で充電中の携帯電話がいつからか勢いよく鳴っていた。
 主人公古泉イツキ、その実態は朝比奈ファン(だけ)垂涎のかの3流未満自主制作映画のチー
プな主題曲はもちろん―
 ハルヒだ。なんという嫌らしいタイミング。これに動じないシャミセンの図太さが少しだけ愛
おしい。にしてもなんでこんな着信音にしてるんだろうね俺は。
 受けたとたん、キンキン声がむやみやたらと耳で響いた。
『遅い!』
 俺はこいつの部隊の一兵卒でも職場の部下でも、ましてや薬指に指輪を光らせる間柄でなど決
してないわけだが、いやもう、いかにも将来厳しい指導で成績を押しあげる中間管理職になりそ
うな一喝だ。上司の言うことも聞かない可能性大である。で、

『ちょっとキョン、あたしのプリン食べたでしょ!』

 ハイ、やっちゃいましたねー。
 どこからともなく聞こえてきた気もするが気にしない。うるさい。で言いたいことはそれか。
だいたいの事情はわかるし最終的な犯人は俺らしいね。
 引き出しから財布を取り出していると、
『あれあたしのだったのよ! さっき有希に電話して聞いたけど、あんたのせいよ! 明日の昼
にとっといたのにどう落とし前つけてくれんのよ。さあ吐け、戻せえぇ!』
 とても年頃の娘とは思えない。しかしちょっと嬉しそうな怒鳴り声とは器用なもんだ。
 思い当たる節をさらっと説明しておこう。今朝古泉が3個パックのプリンを2パック部室に差
し入れた。つまり6個。放課後に俺も一つ食ったのだが、あとになってSOS団詰め所(文芸部
室)備え付けの冷蔵庫を開けたら1個のこっていた。もったいないし季節がら賞味期限も気にな
るので、長門以外出払っていた部室で手早く頂いたというわけだ。もちろん長門には了解を得た
うえで。以上説明おわり。
 俺以外に2個食ったメンバーがいるか、知らない間に部外者に1個振舞われたかのどちらかだ
ろう。ひょっとして長門、おまえか? まあいい、もう過ぎたことだ。それで俺にどうしろと?
『あんた、30倍がえしって知ってる?』
 知らねえよ。お前のセンテンス限定なら聞き覚えはある。
『じゃ、駅前、30分後、遅刻したら一品追加だからね!』
 こっちの返事などお構いなく切ろうとする闇金顔負け女に、俺はあわてて交換条件を出した。
「ハルヒ、明日の数学なんだが―」
『人のプリン食べといて頼みごととはいい根性ねえ。まあいいわ。教科書とノート持ってきなさ
いよ、忘れたらカテキョは無しだから。あぁ、喫茶店だから喫茶教師か。じゃあ30分後にね、
キョン。うん、あ、財布持ってきなさいよ! あたし手ぶらだから』
 へいへい、尻ポケットに装着済みですよ旦那。
『ノーブラじゃなくて手ぶら!』
 変な念を押すな、大きい声で言っちゃだめですそんなこと。
 これ以外はやけに要領のいい返事がひっかかるが、まあちょっと助かる。ああみえてチャート
式数学Ⅱの赤本を「ぬるい」と総括する女だからな。


 しかし晩飯どうすんだあいつ。てか妹にはあの本まだ読ませたくないよなあ、ああハルヒのや
つ対俺の頭専用黄色いメガホンをまさか持ってくるんじゃないだろうな、あれ喫茶店で使うなよ
な恥ずかしいから……って、喜緑さん今日ひょっとしてバイトの日かな、そういや喜緑さんや長
門はいわゆるテレパスなのかね、あんとき朝比奈さん(大)と長門は非会話通信してたっけ……
―などと雑多なことを考えつつ、俺はエアコンの除湿を愛猫のためにそのままにして部屋を出
た。少々太り気味の彼が出入りできる隙間を残して。




(終)


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