【涼宮ハルヒ】谷川流 the 49章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 49章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
07/06/27 20:42:01 4waHo0+5
>298じゃないがなんで阻止できるのか不思議すぎる

301:名無しさん@ピンキー
07/06/27 20:58:30 IZZ3AxAI
ここは書き込みはしないけど職人さんのSSをまだかまだかとチェックしてるピンク戦士が大勢いるからさっ

302:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:42:51 4jpcDG+t
>>300
住人皆変態

303:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:45:41 1HqmdSKO
>>300
専ブラ使ってりゃ新規書き込みなんてすぐに分かる

304:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:56:14 zr1Mtj6U
まあ、書き込み1人いればロムってるのはその30倍はいるし

305:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:57:01 xzhvfxKp
24時間SSが無かったらミヨキチはいただいて行きますね。

306:名無しさん@ピンキー
07/06/27 21:57:41 1HqmdSKO
なんてこったい

307:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:26:52 jrWdTCh4
>>305のために送る駄文かつ超短篇ストーリー(まとめには絶対載せないでね!)



ハルヒ、すまない。
俺はミヨキチとキスをしてしまった。
相手が小学生とかそういうくだらないものは関係ない。別に俺がロリコンというわけではない……たぶん。

そう、あれは先週の日曜日のコト。



308:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:38:34 JSbFA/Fj
>>307
GJ!ナイス阻止!!

つ24時間の間に長編SSが書かれなかったら周防は俺の嫁

309:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:41:07 oaxdpIZU
どうなんだろうね、この小学生のようなのりは。

310:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:41:37 iASy1GYF
夏だし。

311:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:41:48 ZfVl7RiH
いい歳してつまらんことするなよ。

312:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:43:07 S6VK0x6b
>>308 阻止してやんよ

「お前は・・・!」
 周防九曜が、そこにいた。
「私は――見ている・・・・・それだけ」
 お前の親玉は視姦プレイ推奨か。
「視姦――プレイ?・・・・・それは――何?」

周防九曜なる新手の宇宙人とのいかれた日常。その始まりであった。

313:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:45:27 S6VK0x6b
続く。

と書くべきだったな、失念していた

314:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:46:00 1HqmdSKO
>>308
URLリンク(www.uploda.org)

315:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:46:23 1M5/BtkL
もっと耐性つけないと夏は乗り切れんぞ

316:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:49:13 JSbFA/Fj
周防が可愛くてやった、ドラえもんが何とかしてくれると思った。
後長門はいらない

317:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:57:10 fKZy+E4v
久しぶりにSS書きたいけど時間がない…

318:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:58:48 Xftd1gIn
>>317
ないんだったらつくればいいのよっ!!

319:名無しさん@ピンキー
07/06/27 22:59:53 fKZy+E4v
無茶言うな

320:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:31:17 jrWdTCh4
>>315
俺ほどの超低クオリティはめったにいないぞ?

321:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:36:23 eDGaph0R
何だ?レスが進んでいたと思ったら、まったく



322:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:51:48 cJPF0fkQ
ああ、なんか描写ばっか気にして書いてたら、気付けば内容がスカスカになってた。

323:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:54:11 gtXY+bHL
描写は後でいくらでも整えられるから、まずは勢いでやってみれ

324:名無しさん@ピンキー
07/06/27 23:57:16 mbi9ZWvo
表面
(^ω^)<YOU!大丈夫だYO!投下しちゃいなYO!




(#^ω^)。。○(欝陶しいな。投下してないのに無駄口叩かないでくれる?)

325:名無しさん@ピンキー
07/06/28 00:05:08 VA6Sh9/e
皆、最初はだーっと書いて後から描写を書き加えていくような感じで書いてんの?
俺は今までずっと、書いては振り返って推敲して、また書いては振り返って、って感じなんだけど。
ていうか、気になってすぐに振り返ってしまうんだがw
だから最後に通して推敲する時にもあまり修正が入らないんだよなあ。

326:名無しさん@ピンキー
07/06/28 00:11:14 zMIqkzFV
そろそろ変態ハルヒ&佐々木シリーズが読みたい

327:名無しさん@ピンキー
07/06/28 00:34:38 lbWGmEfK
>>325
俺は少し書いては増やして削って
んで最終的におかしくなったが気にせず投下 って感じかな

328:名無しさん@ピンキー
07/06/28 01:05:27 YKM/6/JM
>>325
気分次第。ちょこちょこ直すほうが多い。
でも>>322のように描写気にして中身がおろそかになるなら、まず内容を書きたい分だけ書くのもありだと思った。

329:名無しさん@ピンキー
07/06/28 02:48:07 jpolAU2W
>>305-
おまいらみんな最高だよwww

330:名無しさん@ピンキー
07/06/28 09:53:16 2tvA/zVh
これのどこが?

331:名無しさん@ピンキー
07/06/28 20:00:54 rjXXS/Dg
ついでに訊きたいんだけどみんなプロット通りに書きあがる?
しょっちゅう外れるんだけど。

332:名無しさん@ピンキー
07/06/28 20:49:36 tRepDfNV
外れるって何がどういう風にどの程度

333:名無しさん@ピンキー
07/06/28 20:58:42 5K+o9hsB
書いてみればわかる

かも。

334:名無しさん@ピンキー
07/06/28 21:00:52 Bk2lTJU4
書きながら展開考える

335:名無しさん@ピンキー
07/06/28 21:01:50 YmMfg52x
俺も外れるっちゃあ外れるが、最後はなんとか予定通りに着地するな。

336:名無しさん@ピンキー
07/06/28 22:07:01 4qVktZ1y
書いている内に別の物になってるなんて良くあることだ。

ストーリー的にも最初に考えてたより良いしな

337:名無しさん@ピンキー
07/06/28 22:24:30 x/gT2VKG
短編は結末だけ決めて書き始めるの。勢いが重要。
長編はプロットをきっちり練って書き始める。で、書いてる途中はプロットのことを忘れるようにして、詰まったときに思い出すようにする。


338:名無しさん@ピンキー
07/06/28 22:28:44 ccbLEFNt
そういや最初の20行だけ書いて投げたSSがいっぱい溜まってる・・・
完成させたいけど何を書こうと思っていたのかさっぱり思い出せないというオチ

339:名無しさん@ピンキー
07/06/29 00:34:38 kBc1Lqbq
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
URLリンク(www.raitonoveru.jp)

このあたり見たら

340:名無しさん@ピンキー
07/06/29 00:43:28 fYU+snfs
「『驚愕』発売延期のお知らせ」のポスターのハルヒギザカワユス
普段からああやって素直っぽかったらいいのに


脱ツンデレ!!!!みたいな?

341:名無しさん@ピンキー
07/06/29 00:49:04 dYAM6gU4
>>339
単に他人のやり方を聴いてみたいだけで
別に方法論について教えを請いたい訳じゃないんじゃねーの?

342:名無しさん@ピンキー
07/06/29 02:50:52 5bkt/rN5
>>340
それは思ったw

素直ハルヒ新鮮ww

343:名無しさん@ピンキー
07/06/29 07:02:07 h26JMjUS
新ジャンル「素直ハルヒ」


VIPにどうぞ

344:名無しさん@ピンキー
07/06/29 07:09:10 0PLzOCAa
つまり佐々木出現で今のままではダメだと思ったハルヒが素直に感情出せるように変わろうと頑張ったが、
6月1日までには無理だと思い改変された世界が『驚愕』が発売延期されたこの世界なんだ

345:名無しさん@ピンキー
07/06/29 07:55:13 axz30wM4
また追い出している。

346:名無しさん@ピンキー
07/06/29 08:34:47 aYuOdtTU
さすが発売延期は谷川のお家芸だな。
田中よりはましだかな。

347:名無しさん@ピンキー
07/06/29 09:45:54 kScBP8Re
佐藤大(ry

348:名無しさん@ピンキー
07/06/29 10:12:14 YoAocWBS
いうなW

349:名無しさん@ピンキー
07/06/29 14:59:02 jmTeyf67
6年夏を待ってた作品の(上)が出るとか、
10年ぶりに敵は海賊の新刊が出たとか、
パーンの竜騎士までなぜか突然出たとか、
今年の出版界はなにか異様なことが起きてるから、
砂糖=苦瓜がもうヒモで新刊なんざださねーよとかで、
バランスを取ってるんではなかろうか。

350:40-355
07/06/29 22:41:58 2kQxWcr3
投下します。
エロなし。9レス予定。

前作を読まなくても大丈夫ですが、分かりにくい部分はあるかもしれません。



351:名無しさん@ピンキー
07/06/29 22:42:24 /6ZJdx9U
>>349
ソノラマの消滅で十分すぎるほどのバランスは取れてるなw

352:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:43:44 2kQxWcr3
Prologue.

――――――――――――――
「わたしはここにいる」
 それは、誰の言葉だった?
 誰に向けられた言葉だった?
 そして、本当にわたしはここにいるの?

 考えるのは良いけれど、答えなんて、きっと、――ない。

 ――ない――けれど………
――――――――――――――

 平凡で平穏、普通にして不変である、まるで俺の人生そのものを象徴しているかのような、そんなある日の夕暮れ時の話になる。
 浪人する事無く大学に入れたのは良いが、『人生って何だろう?』などというこの年代特有の病気にかかり、ここ数年ほどどことなく物足りない日々を送り続けていた俺は、卒業を間近にひかえたその日の帰り道、交差点で幸せそうな一組の夫婦とすれ違った。

 文字通り比翼の鳥のごとく、互いに寄り添ってゆっくりと歩く彼等。
 俺と一回り以上は離れているように見える男性と、俺と同い年ぐらいであろう女性。
 ぱっと見は、下手すりゃ親子にも見えてしまう二人組みなんだが、………なんだろう、彼等の間を流れる空気みたいなものが、二人が確かに夫婦である事を証明している、………みたいな。
 脳というエンジン内部のネジやら燃料やらが不足しているせいか、そんなどうでも良い事をぼんやりと考えていた俺の横を、子供が二人、俺との相対比率としてはサッカー選手並みの動きですり抜けて、彼等の元へと駆けていく。

 ――置いて行かれた。

 自分が持ってない、もしくは『いつか』に忘れてきた、何かを彼等の中に感じたのか、ただ単に目が焼けそうなほど鮮やかな夕焼けにメランコリックを打ち込まれただけなのか、………はっきりした理由は分からないのだが、俺は確かにそんな気分にさせられた。
 でも、それで良いような気がした。
 ああ、こっちの理由ははっきりしているようだ。

 だって、彼等は笑ってたから。
 幸せそうに、笑ってたから。

――――――――――――――
 存在しない答えを見つけるために、彼等の結末を観測する。

 笑えているから幸福なのか、幸福だから笑えているのか?
 ニワトリが先かたまごが先か?

 笑えている彼にはどうでも良い事でも、
 笑えない彼には、とても大事な事。

 少なくとも、今のところは、それが彼等の『選択』の結末。

 だったら、わたしの結末は?
   ――わたしの『選択』の結末は?
――――――――――――――

 ふいに、いつかの、俺達を置いて行ってしまった、ある日の風景を、あの日の彼等を思い出した。
 そこに何か引っかかりを覚えた俺は、昔の何でもない、しかし満ち足りていた頃の事を頭の中でセピア色の痛みとともに巡らせる事にした。


――――――――――
電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
――――――――――




353:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:45:09 2kQxWcr3
1.

―――――――――――
 忘れて――が………彼女の――願い
 忘れないで………が………彼女の――願い
 彼の………彼等の――意思は――どこ?

 ――わたしの………意思?
―――――――――――

 何か大事なものが記憶のマリアナ海溝に沈んだまま錆びついてしまっているような、そんなザラザラした違和感がずっと抜けなかった高校二年の三月の話だ。
 俺達は見かけ上はいつも通り、モラトリアムと言えば聞こえは良いが要するにただの暇つぶしでしかないSOS団団活動に従事していた。

 部室で展開されているのはいつもとなんら変わりない光景。
 俺と古泉が『古泉一樹黒丸マークショー』という名のボードゲームを使った一方的な架空虐待を行っている横で、ハルヒと朝比奈さんが女二人でも十分姦しい事が証明されそうなくらいの音量で騒ぎ立てている。
「みくるちゃん、このサンバの衣装なんて、どうかしら?」
「ふえー、派手派手さんな衣装ですねー。で、これがどうかしたんですか?」
「着るのよ」
「………みー?」
「ゆー」
 ………訂正。どうやらこちらでも一方的なリアル虐待が行われているようだ。

「ふええええっ! む、無理無理、無理ですよー。見えちゃうじゃないですかー」
「大丈夫よ、みくるちゃん! あなたなら飛べるわ。アイウィッシュユーワーアバード、………メイビー」
「メ、メイビーとかついているうえ、さりげなく過去形なところにそこはかとない悪意を感じますー」
「でも、もう注文しちゃったしね」
「鳴かされちゃうのホトトギス!」
 さて、朝比奈さんも程よく壊れかけてきている事だし、出したところで泥舟かタイタニックくらいにしかなりそうにない助け舟であるという現実はあえて無視して、止めに入る事にしよう。

「アホ、着るならお前が着ろ」
 コツン、と軽くアホな子ことハルヒの頭をはたきながら、捕食者である彼女とそれに睨まれた愛くるしい小動物である朝比奈さん、二人の間に割り込む。
 ハルヒは少しだけ考え込んだ後、何故か顔をほんのり赤く染めながら、上目使いでこちらを見ながらこう言った。
「何よ、あんたあたしがこれ着てるところ、………見たいの?」
「いや、全然」
「コンマ5秒で否定した!」
 ってもそんなもん、俺にとっちゃ今日の日経株価指数並みに興味ないしなあ。
「うー、ちょっとは想像してみなさいよ。あたしがこれを着てあんたの前でサンバのリズムに合わせて飛び跳ねるのよ。どうなると思う」
「しわになって、洗濯するのが大変だよな」
 どう洗っていいかもよく分からん服だからな。洗濯機では、………無理だろうしなあ。
「………『見せてんのよ』とか、決め言葉を用意している女って、どーよ?」
「えっと、………痴女?」
「うがー!」
 殴られる俺、それをしょうがないといった感じで見つめる古泉と朝比奈さん。
 いつも通りの風景だ。………そのはずだ。

 だから、俺とハルヒを見つめる二人の目が悲しみを持っていた事だって、きっと気のせいに違いない。
 きっと、海溝に沈んだ記憶の錆とやらが、俺の目をマイナス方向に濁らせているだけなんだろう。



354:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:46:34 2kQxWcr3
―――――――――――――
 彼の――意思は………わたしの………意思?
 観測………不明――分からない――だから――

 彼に――会いに………行く。
―――――――――――――

「じゃ、本日の活動はこれにてしゅーりょー!」
 ハルヒの能天気100%な終了宣言とともにいったん帰宅の途についた俺達SOS団であったが、そのメンバーのうち朝比奈さんを除いた俺・ハルヒ・古泉の三人は、1時間ほど後で再び部室に集合する事になっていた。
 それは何故かというと、
「そいじゃあ、明日のみくるちゃんお別れパーティーの準備を始めるわよ」
 という、再集合時、開口一番に飛び出したハルヒのこの言葉どおりの理由によるものである。

 朝比奈さんは卒業と同時に海外へと移住する事が急に決まったらしく、普通の卒業生のようにお出かけ感覚の気軽さでSOS団にご降臨なさるのは難しくなるだろうとの事だ。
 急な知らせは驚きだったし、残念ではあるのだが、移住する事自体は既に朝比奈さんも納得済みの事であり、だったら俺達に出来る事は二年間SOS団のエンジェル兼お茶くみ係を勤め上げた彼女を華々しく送り出す事くらいであろう。
 ………パーティーの進行表を見る限りでは、いささかやりすぎの感はあるが。
 つーか、俺は口から火をふきながらムーンウォークでリンボーダンスだなんてファンキーすぎる真似はできんし、『ここで古泉くんが華々しく散る』って、朝比奈さんの前に古泉と今生の別れを済ましてどうするよ。
「うるさいわよ、キョン! あんただって、急な話だったんだから準備にかける時間が無いっていう業界っぽい裏事情や、準備不足はスタッフの熱意で補うっていう業界っぽいお約束は理解できるでしょ! それに、人間やろうと思えば割と何でも出来るんだから」
 ………こいつは。

「ははは、まあ、良いんじゃないでしょうか、………多分」
 少し引きつり気味の笑顔でそう言うイエスマン。まあ、自分が散るかも知れん提案に満面の笑顔で賛成はできんわな。
「………いや、でも、朝比奈さんを見送りたいという事それ自体なら、僕は全面的に賛成しますけれどもね」
 それは、まあ、同意する。………お前に同意する事なんて十五階からの目薬に成功するほど奇跡的な事だがな。
「失ってからでは、遅いですからね」
 俺の軽口というジャブを交わしてカウンター気味に届いた実感がこもっているそのセリフに、『まあ、そうだな』などと、煮え切らない返事を返しながら、パーティーの準備をのろのろと進めていった。

 そんな俺をハルヒが『遅いわよ、キョン』などと無理矢理作った元気印のハルヒボイスで責めたててくる。
 別にサボっているつもりはねーよ。つーか、さっきの古泉の言葉でノックダウンされなかった俺を、ちょっとだけでもいいから褒めてくれたって良いんじゃないか、本当に。
 そう言葉に出して反論しようかとも思ったのだが、空元気を空回りさせている我等が団長様を直視してしまうと、そんな気持ちもはじける事なく、プシューと音を立ててしぼんでいってしまう。
 そういう風に思い通りになってくれない自分の感情ってやつを持て余しながら、こちらも全く思い通りになりやしない別れってやつの準備を進めていく俺達であった。




355:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:49:34 2kQxWcr3
2.

―――――――――――――――――
「これが俺の選択だ」
 そう………言って――彼は………わたしの………手を――握り締めた。
 彼の――意思を………込める――かの………ごとく――
 強く――強く――
―――――――――――――――――

 パーティーの最終準備のせいですっかり遅くなってしまったその日の帰り道、ハルヒや古泉と別れて一人になった瞬間に、今までごまかしてきた、ごまかせてきた寂寥感ってやつが一気に俺に襲い掛かってきた。

 意味不明な言葉を叫びそうになる口を手やら気合やらで必死で押さえこむ。
 それが襲ってくるのは、多分仕方の無い事だ。
 思い起こされる彼女との二年間はとても楽しいもので、だからこそとても悲しいものなのだから。
 そう思いながら、そう思おうとしながら、ぎゅっと目を閉じたその瞬間だった。

「彼女――それは………誰?」

 ふいにあたりに響いた声にはっと目を開いた俺は、太陽はまだ沈んでいないはずなのに、俺の周囲だけがいきなり夜になったかのような感覚に襲われた。
 気配も何もなく、それでいて周囲を漆黒に染めていくような、そんな見覚えのない少女が俺の目の前に立っていた。
 ………見覚えなんて、無い、はず、だ、………よな?

「わたしは――周防――九曜?」
「何で疑問文なんだよ」
 あまりに堂々とずれたセリフを喋るため、思わず隣の電柱に突っ込みを入れてしまった、がつん。
「………いてぇ」
 コンクリートを割かし本気で叩いた手がかなり本気で痛い、………つーか、めがっさ痛い。
 どうやらこれは現実のようだ、調査料は俺の左手、………割にあわねぇ。
「彼女は………あなたから………奪った」
 俺の惨状(自爆とも言う)を無視して、延々と意味のつかめない話を続ける少女。
 先程――俺の………敵となった――コンクリートジャングルに――先住民の………ビートが――響き………渡って――いく。
 すまん、今のは痛みのあまりに目の前のコレがうつった自分でも意味が分からない妄言だ、聞き流せ。
「彼女は………彼に――与えた」
 しかし、何故だろうな? でたらめに思いついた言葉を並べているとしか思えないこいつの話それ自体は、俺の妄言とは違って聞き流しちゃいけない、そんな気がするんだ。
 それはまるで、戻れないとしても、進まなきゃいけない道であるような気がして………。

「選択肢の――ある………彼は――幸福?」
 割舌の悪いテンポのズレたセリフがコンクリートで跳ね返り、俺の中の柔らかい場所に次々と突き刺さってくる。
「選択肢の――ない――あなたは………不幸?」
 頭痛とは少し違うおかしな感覚に襲われ、頭を押さえてしゃがみこむ俺を無視し、彼女は淡々と自分のペースを崩さずに話を続ける。
 確かに、ある、と、思う。
 俺が誰かに奪われたもの。俺が失くしたもの。
 それは――
「………分からない。――だから………観測者は――石を投げ込む」
 演者は、投げ込まれたその石を踏み台にして手を伸ばす。
 2・3センチほどの踏み台はしかし、俺が『  』を思い出すには十分なもので………、
 ………思い出せそうになるには、十分な、助力で、
「観測者は――聴衆に――なる」
 俺の手が、心が、以前失くした『  』に届きそうな気がしたその瞬間、

「キョン!」

 強い力で、強い声で、俺は非現実から渡された石の上から、このどうしようもない現実世界に引き戻された。
 ………結局、届く事はなかった。



356:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:51:04 2kQxWcr3
 俺を引き戻した声の持ち主は、ハルヒは、まるで目の前にいる九曜に気付かないかのように俺だけに対して一方的に言い、喋り、叫ぶ。
「何か分かんないけど、あんたが、あんたまで、どっかに行っちゃうような気がして、いや、その、行っちゃうってのはみくるちゃんじゃなくて、でも誰だかは分かんなくって、それで、あたしも、ほんとわけ分かんないんだけど、追いかけてきちゃった」
 その声を左耳から右耳へと流そうとして失敗し、脳内にハルヒボイスが溢れかえっている状態で、それでも俺は別の事を、こんな事を考えていた。
(届かなかった、………って、何に? ………誰に?)

 今の状況に、そして今までの展開に、正常な思考とかいうやつを粉微塵に粉砕され、電池が切れたかのように呆然とするしかない俺に再び蛇が声をかけてきた。
「………これが――選択肢。得るもの………失うもの――選ぶのは――あなた」
 そう言って、俺に林檎という名の手を差し出す九曜。
「キョン、何なの、この子?」
 そこでようやく異次元的な彼女の存在に気付いたのか、ジト目で俺の袖をつかむハルヒ。
 何故だか浮気がばれた若旦那のような気分に陥ったが、それは今特に関係ないのでほっとく事にする。
 それより問題なのは、九曜の言葉だ。
 時間が止まったかのような感覚の中で、足りない頭を働かせる。
 多分こいつについていく事を選ぶと、俺は俺が失くしたものを見つける事が出来るのだろう。それは疑いようが無い。
 理由は、………無い、けれど。

 じゃあ、仮に九曜を選ぶとして、選ばなかった方というのは何なのだろうか?
 もう一つの選択肢は、失うものとは何なのだろうか?
 天秤のもう片方にかけられている、そいつは、
「キョン………」
 不安そうに俺の袖を掴んでいるこいつ、………なの………か?


 気付くと、いつの間にか俺はハルヒをかばうように九曜と向き合っていた。
 俺の手は、ハルヒの手を掴んでいた。
 離れないように、失くさないように、しっかりと、しっかりと。
「それが――あなたの………選択?」
「………知るか」
 あいにくだが俺の頭は難しい事を考えられるようにはできちゃいないんでね。因数分解くらいならまだ何とかなるが、『選択?』だなんて聞かれてもどうしようもないのさ。
 それでもあえて答えをひねり出せってんなら、………そうだな。
 ただ、失くしたくないって思っただけだ。………思っちまっただけ、なんだよ、………悪いか。
「――それなら――良い」
 ………いや、正解なのかよ。
「あなたが………選んだのなら――構わない」
 こんな、意味が分からないまま選んだ、投げっぱなしの選択なのにか?

 九曜は俺の疑問に答える事無く、振り返る事も無く立ち去っていく。
 最後に風に乗って、こんなセリフが聞こえてきた。
「あなたの――瞳は………キレイな――まま」
 冷静に考えると結局、最初から最後まで意味が分からない言葉を呟きながら立ち去って行っただけの彼女。
 でも、俺はそんな彼女の後姿を見ながら、何故か、『失った』と、『完全に失ってしまった』と、そう思った。
 そう思い、そう感じた事で、また寂しさが強くなる。

「キョン」
 今にも消えそうなハルヒの声はそれでも確かに届いてはいたのだが、俺はそれに答える事無く、三月だというのに肌寒い風をただひたすら受け続けていた。
 心も体も風をさえぎってくれるものなんて無かった。

 ――無い、って思い込んでいたかった。




357:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:53:32 2kQxWcr3
3.

―――――――――――――――――
 観測者は――聴衆に………なり………聴衆は――演者に――なる。
 だから………これはきっと――必然。
 だから――わたしは………演者に――なる。

 彼の――意思に………答えて………。
―――――――――――――――――

 次の日の放課後、朝比奈さんのお別れパーティーに参加するため廊下を歩いていたところで、俺は元生徒会長であり、我がSOS団の宿敵である人物に呼び止められた。
「少し話があるのだが、いいかね?」
 半強制的な疑問文、会ったのは久しぶりだがこの人も変わらないね。
 いつもなら、そんな皇帝レベルの尊大さを皇帝ペンギンレベルまで中和するかのように彼の後ろには………、

(あれ?)
 後ろには、誰がいたというのだろうか?

 元会長は、疑問に思う事すら疑問に思えるような、そんな意味不明の状況に襲われてクエスチョンマークを舞い躍らせながら首を傾げる俺を、B級映画のエンドロールを見るような目で眺めながら、
「ふん、ま、そうなるだろうね」
 無性に癇に障る諦めを込めて、そう呟いた。
 原因不明ないらつきとともに、俺がその言葉の意味を問いただそうとした時、
「コラー! うちのスーパー雑用星人に何絡んでんのよー!」
 ハルヒが喜んでいいのか悲しんでいいのか分からないセリフをはきながら、ヒーローごっこをする小学生のように颯爽と登場した。
 ………できればそのまま退場してくれ、ややこしい話になる前にな。正義の味方も悪の組織も、町を破壊する事に変わりは無いんだから。


「何よ、あんたもう生徒会長じゃないんでしょ! 今のあんたには『正義の名の下に大いにあたしを楽しませる涼宮ハルヒの団略してSOS団』に何かする権限なんてないはずよ。大人しくピーピー泣きながら女の尻でも追っかけまわしてなさい、全裸でね」
 いつも通り、聞くに堪えないめちゃくちゃな内容を並べ立てるハルヒ。………勝手に団名を変えるのは悪の組織のやり方だろ、ま、今更だが。
 しかし、いつもならそれに対し何かこっちもこっちだと思わせるような大人気ない言葉を返してくる元会長は、今回は反論する事も無く、ぼそりとこう呟くだけだった。
「………ああ、それも悪くないかもな」
 自分の予想したのと違う反応に戸惑ったのか、呆けた顔で黙り込むハルヒに彼は続ける。
「安心したまえ。今日はそこの彼に伝えたい事があってきただけだよ。キミが目くじら立てるような内容じゃない」
「じゃ、あたしが聞いてても問題ないでしょう」
「………ああ、そうだな。もう、何の問題もなくなってしまったんだからね」
 俺の意思を無視して話が進んでいく。………まあいつもの事だ、気にするな、俺もしない、てかしたくない。

「私は、………俺は、全部覚えてる」
 いきなり意味が分からない。というか、あんたキャラ変わってないか?
「それがあの馬鹿の最後の願いだったから。あいつが関わった全ての事を、俺はずっと、覚えている」
 それでも多分、それは本気のセリフなのだろう。
「だからお前等の仲間の事も、俺が全部覚えてるさ」
 俺もハルヒも余計な茶々を入れる事無く、………違うな。
 ――入れる事が出来なくて、ただ聞いている事しか出来ないのだから。

 それだけだ、といって振り返り、歩き出す彼に問いかける。
「どこ、行くんだ?」
「追いかけるのさ。あいつは俺の後ろで何か企みながら、ずっと笑ってりゃいいんだから」
 言いながらも足は止まらず、俺達から離れていく。
 その迷いの無い後姿を見ていると、まるでもう二度と彼には会えないような、そんな気がして、
「「ちょ、待(ちなさい)てって!」」
 ハルヒと二人で、追いかけようと走り出した瞬間、
「――駄目」
 聞いた覚えのある誰かの声とともに、視界が漆黒の闇に染まった。


358:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:55:17 2kQxWcr3


 闇に見えたのは舞い上がった髪の毛、テニスコート一面くらいならゆうに覆えそうな長髪が、俺達と彼の間を遮断し、
「あなた達に――選択肢は――もう………ない」
 緞帳が舞い降りた時には既に、そこには誰もいなかった。
 彼はおろか、あの長髪の持ち主すらも。

――――――――――
 別に………理由なんて――ない。
 ただ――そうしたいと………思った。
 だから――多分――

 コレが………わたしの――意思
――――――――――

「………何なのよ、一体!」
「俺が知るか」
 我に返って騒ぎ出す団長様に冷静にそう返す。
 一応ではあるが、SOS団は不思議を追い求めるための団体である。
 だがしかし、現実に不思議事件に出会った時に、何の力も無い高校生の集まりでしかない俺達に何が出来るかって言うと、………まあ、こんな感じで何も出来ないわけである。
 あの長髪は多分九曜だったとは思うのだが、はっきりとは分からないし、そもそも九曜だったとしても、別に俺は連絡先を知っているわけじゃないからな。

「大体、人数が少なすぎるのよ」
「無茶を言うな、無茶を。あんな行動目的は不明のくせして、活動内容は半ゲリラ的な団体、四人いるだけでも十分だろう」
 それも、朝比奈さんがいなくなったら、俺と古泉とお前の三人になっちまうわけだが。
「………そうだったかしら?」
 まあ、奇跡的に新入生が入ってくるような事があったら話は別だがな。
「そうじゃなくて、こう、何かあったような気がするのよ、………忘れちゃいけない、何かが」
 それは、俺も思う。………だけど、

『それが――あなたの………選択?』

 そう思うたびに、昨日の九曜の言葉がリプレイされる。
 リプレイされる度に、俺の足はそこで止まってしまうのだ。
 彼のように迷いなく足を踏み出す事は、どうやら俺には出来そうにない。

「で、お前は朝比奈さんのお別れパーティーと得体の知れない不思議事件と、一体どっちを選ぶ気なんだ?」
「その質問、ずるくない?」
 かもな、とだけ返し、背を向ける。
 よく分からない、けれど確かに大事な、大事だった何かに、背を向ける。
「ちょっと、待ちなさいよ、キョン!」
 追いかけてくる別の『何か』を感じながら、俺は部室へと向かうのであった。


 次の日、俺は失くしてしまった何かに気付き、泣き叫ぶ事になる。
 選択する事の重みを、知る事になる。
 それを抱えて、生きていく事になる。

 ――ずっと、ずっと、それを背負って、生きていく事になる。




359:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 22:58:31 2kQxWcr3
Epilogue.

――――――――――――――――
 時は止まらず流れて行き、カーテンコールが近づいてくる。
 演者は聴衆にはなれない。
 聴衆は観測者には戻れない。
 ならば、全公演が終了した時、演者はどうすれば良いのだろうか?
 脇役のわたしは、どうすれば良いのだろうか?
 わたしは、どこにいれば良いのだろうか?

 詰まらずに喋れるようになっても、
 人間らしく振舞えるようになっても、
 今だ、その答えは出ないまま。

 今日もわたしは、答えを探し続ける。
   ――多分、幸福になるために。
――――――――――――――――

 目の前に広がる光景を見ながら、俺は一通りの回想を終えた。
(ああ、似ているんだ)
 あの日、俺達の目の前から消えた彼と目の前の男性は、年齢を考えると同一人物ではないだろうが、顔や雰囲気はそっくりなのだ。
(そういえば、)
 あの日の彼は、どうなったんだろうか?
 何を得て、何を失ったのだろうか?

「おとーさん、おかーさん、まってよー。………わわっ!」
 転びそうになる我が子を左手一本で受け止める父親。
 勢いに任せて一緒に転びそうになるのを母親が後ろで支えながら、父親の腕の中の女の子に話しかける。
「もう、慌てて走らないの。あなたも女の子なんだから、もうちょっとお姉ちゃんを見習っておしとやかに、ね」
「はーい」
「………」
 母親の注意に元気よく返事する長髪で元気な妹と、追いついてからぎゅっと父親の服の袖を握り締める短髪で眼鏡の姉。
 父親は左手で順番に二人の少女の頭を撫でていく。
 言葉はないがおそらく、ありったけの愛情をそこに込めて。

 幸せを得るためには犠牲が付き物なのだろうか?
 目の前にいるのは温かい家族、しかし、父親らしき男性を見ていると俺はついそんな事を考えてしまうのだ。
 彼はまだ、一言も喋っていない。
 いや、俺の予測ではあるが、彼はおそらくまともに喋る事が出来ないのだろう。

 その右半身はほとんど動かないようで、彼はずっと傍らの女性に支えられている。

 得るものや失うものなどを考えながら、ぼーっと眺めていたせいだろう。その男性と目が合ってしまう。
 彼は、『どうだ』と見せ付けるかのように、こっちを見て笑った。
 やはり右側は動かないのだろう。その笑みは左側のみ口角を上げた不自然なもので、
 ………しかし確かに、彼の、彼等の幸福さを感じさせる笑みだった。
「ははっ」
 笑顔が伝染する。
 幸福が広がっていく。
 答えが伝わってくる。

(どうでも、良いんだな)
 それが多分、彼の、彼等の答え。
(ああ、そういう事なのか)
 そして、気付く。
 あれからずっと、何故かは分からないが、幸せにならなきゃいけないと思いこんでいた。
 まるで呪いのように、そう心に刻み付けられているかのように、幸福だけを求めていた。

 ――俺達は、不幸な事に、ずっと幸福という形だけを追い求めていたんだ。


360:電気少女はここにいる事を高らかに宣言する
07/06/29 23:01:44 2kQxWcr3


 目を閉じて、深呼吸を一つ、吐き出した息と共に思い込みを捨て、少しだけ人生やら歩みやらを止めて、ゆっくりと考える。
 俺の幸せって何だったっけ?

(………あ、そうだ)

 それは意外と近くにあった。
 さあ、青い鳥に会いに行こう。
 今から彼女に会いに行こう。

 ――笑顔で、キミに会いに行こう。

―――――――――――――
 そんないつかの二人を見て、わたしはやっと理解した。

 答えなんて、ない、………けれど、

 それでも構わないのだ、という事を
―――――――――――――

 彼女へと続く道を歩きながら、先程の彼等の事を考える。
 不揃いで一見ボロボロにも見える彼等。

 いっぱいなくしたのだろう。
 いっぱい犠牲にしたのだろう。
 いっぱい失ったのだろう。

 それでも、………だ。
 彼等は幸福になったのだ。


 つまるところはそれが全てで、
   ――要するに、これはハッピーエンドなのだろう。

――――――――――――――――――――
 そしてわたしは、おそらくもう二度と交わる事はないであろう二人を見送った。
 相変わらず答えは出ないままなのだが、彼女達の選択の意味は今なら分かる気がする。

 そして、だから、わたしは決心した。

 わたしもここから、始めてみようと思う。
 主役になって見ようと思う。
 ………なり方なんて、分からないけど。


 とりあえず、胸をはり、前を見る。そこに確かにある未来を、自らの瞳で見据える。
 そして、電気仕掛けの機械人形に過ぎなかったわたしは、

「………わたしは、」

 『イマ』という現実に対し、
 『ココ』という世界に向けて、

「わたしはここにいる」

 ――そう、高らかに宣言した。
――――――――――――――――――――



361:40-355
07/06/29 23:02:26 2kQxWcr3
以上です。
では、また。


362:名無しさん@ピンキー
07/06/29 23:10:55 h26JMjUS
俺の読解力では内容の理解は難しいようだ。

363:名無しさん@ピンキー
07/06/29 23:38:33 vI5J7v0e
大体記憶していたけど、↑のを読み終わってから前作を読み直してみた。
上手い感じにリンクさせてて、矛盾がなくて、きちんと繋がりができてる。
谷川原作が妙に後付的な矛盾を感じさせるから、悲劇的でも面白かった。

ただ・・・悲劇苦手な僕としては、原作にこの手の落ちがないことを願うばかりだ・・・

しかし、ゲーム化はいいんだけど、「驚愕」はまだなのかね。

364:名無しさん@ピンキー
07/06/30 00:42:27 Jx3KigMj
この救いがあるようで、無いようで、でもやっぱりあるような感じは好きかもしれん。
「御都合主義的ハッピーエンド」じゃなかったことにある意味ほっとしてるんで、
結局この手の作風が俺の好みだってことなんだろうか。

365:名無しさん@ピンキー
07/06/30 06:06:03 AttBH4BH
こういう寂寥感が残る作品もすごくいいね。
まるくおさめるよりも、ずっと感じるものが多い。
次も期待しますね。

366:名無しさん@ピンキー
07/06/30 07:45:35 3FYmw7FJ
個人的にはハッピーエンドのほうが後味スッキリな感じで好きだが
この寂寞チックなのも好きだな。基本的には苦手な部類の作品なんだが・・・。
やっぱり書き方の問題だろうな。こういった作品はうまい人が書かないと
苦手な人にはつらいんだろうな。

367:名無しさん@ピンキー
07/06/30 11:07:21 rLYP1cal
1回目……?
2回目……やっぱりちょっと? で、前作その他を読み直す
3回目……余韻に浸ってる自分を発見
こういう軽々しいGJが似合わないくらいの静かで上質な余韻を残すのは難しいですよね。
すばらしいです。次回作にも期待!

368:名無しさん@ピンキー
07/06/30 14:48:41 lX310nSS
長門厨はキモくてウザいのぉ
陶酔するのは自分の引きこもり部屋の中でだけにして欲しいわい

369:名無しさん@ピンキー
07/06/30 17:00:40 oVER6BQ1
オペラでこんな感じの演目観た記憶があるが思いだせん

普遍性のある内容を説教臭く、下品な感じを受けずに読ませるのはやっぱ鍛錬の賜物なんだろうかね
自己啓発本のようないやらしさもあんまし感じない。掲示板形式だからなんだろうか。すげぇ不思議だ

大人が読んでも日頃逡巡したりするような問題や疑問と、宇宙人(だっけw)の側のある種対比がおもちろい
こういう問題の処理方法全てがバランスを取る事で解決されたりする事じゃないと思うけど
資本主義どっぷりになってる人間には良い意味のおせっかいの作品だと感じる

高校1年生ぐらいの時にこういう作品読みたかったわw

370:名無しさん@ピンキー
07/06/30 17:15:30 jKBHcUZA
寂しい。寂しいけれど綺麗です。


371:名無しさん@ピンキー
07/06/30 19:42:52 vcetN3OG
内容がよく解らないな
長門や喜緑さんが消えててそこに九曜が出てきているってことでいいのか?
前作を見てみたい

372:名無しさん@ピンキー
07/06/30 20:51:45 AttBH4BH
>>371
大人なら空気読みましょう。

373:名無しさん@ピンキー
07/06/30 21:01:30 BoayMCDQ
>>371
あー。空気は読まなくてもいいから、前作を読んできてくれw

374:名無しさん@ピンキー
07/06/30 22:15:10 4r1W+wcN
>>372>>373
お前らが一番子供っぽい

375:名無しさん@ピンキー
07/06/30 22:59:21 bbvENgLZ
もうみんな子供。

376:48 -154です
07/06/30 23:57:17 BsSnJPjM
空気を読まずにバカエロシリーズを投下。保管庫様に収蔵してもらっている48-154『笹の木~~曲』(変態佐々木?)シリーズのオチ的な番外編です。
3Pシリーズを書くつもりだったんですが、なぜか先にこっちが出来てしまったんで、投下させてもらいます。
今回は佐々木やハルヒは出てきませんが、他の登場人物がバカエロキャラとなって壊れていますので、作中のイメージを大切にしたい方は、出てきた時点で撤収することをお勧めします。
また、文中に一部ロリを示唆する表現がありますので、そういったものが苦手な方もスルーヨロ。
13レス予定。


『驚愕は結曲?』

377:48 -154です
07/06/30 23:58:02 BsSnJPjM
今日も激戦を何とかくぐり抜け、ハルヒを送り届けたあと、重い腰を引きずりつつ一日の中でも数少ない自由時間を満喫していると、背後から落ち着いた声が掛けられた。
「キョンくん、こんばんは」
やはり朝比奈さん(大)か。連日ハルヒと佐々木を相手に機関砲並みの連射をこなしているというのに、それでも尚、目線を一部に固定せざるを得ない神々しいプロポーションは相変わらずだ。
「キョンくん、ちょっとお話があるの。少しだけ時間をもらえないかしら」
もちろん喜んで。朝比奈さんのお誘いなら、いつでもどこでも馳せ参じますよ。と、二つ返事でOKしたいところだが、いまの俺は二柱の神様(仮)に挟まれて、どこにどんな監視がついているか分からないご身分だったな。
「ありがとう。それに安心して。涼宮さんと佐々木さんは、あなたの下校時間だけは牽制しあって絶対に手を出してこないから。いわばこの時間帯は38度線のDMZみたいなものなの」
えーと、やはり未来のあなたは俺の現状をご存知なんですね。
「ふふ。何を言ってるんですかぁ。私も手篭めにしたくせにぃ」

!!!!!!

「あれ?今日って笹鈴戦争開始から3週間目の月曜日ですよね?……え゛?1週間ずれてるの!?やだっ私ったら……ごめんなさい!いまの忘れてください!!」
そんな風に拝み倒されても無理ですって。それにいまの俺は大概のことには驚かない間違った体質を獲得しちゃってますから、ネタバレをお願いします。
「そう言ってもらえると助かるわ。私も要件が要件だけに、どうやって切り出そうかと悩んでいたんです。ちょっと長くなるから、いったん他の時空に移動してもいいかな?」
どーぞどーぞ。いまの俺は休憩が一秒でも増えるのは大歓迎です。


と、いうことで、俺は朝比奈さん(大)のたおやかなる御手に触れるという僥倖に預かりながら、あのぐらっとした感覚を堪能した。
で、着いた先で周囲を見回すと、鏡張りの天井と回転式のピンクのベッド、それに無駄に広いガラス張りの風呂……どう見てもラブホです。ほんとうに(ry
えーと、ここは?
「ごめんなさい、禁則事項です。でも、一応言っておきますと、ここは21世紀初頭からずっと経過した時代になります。このアンティークな内装を揃えるのに苦労したのよ」
いや、我々の時代でもここまでベタなラブホはアンティークです。と、ツッコミを入れたいところだが、そんなことより確認しておく必要があるな。
こういった装備が重要になる案件についてお話をするということなんでしょうか?
「ええ。少しタイミングが前後してしまったようだけど、せっかくですから、これからあなたの身に起こることをお話しておきます。
結論から言うと、キョンくんにとっての今日から数日後、涼宮さんは小さな私や長門さんがキョンくん争奪戦へ参加してくることを提案します。
これは涼宮さん曰く、休み時間や放課後に部室を占領しちゃうのは申し訳ないし、部室で行われるイベントなら女子団員には自由参加の資格がある、というのが表向きの理由。でも本当は、彼女は私たちの気持ちを汲んでくれたの」
女子団員限定で自由意志を認める辺りがハルヒらしいが……未来人組織は朝比奈さん(小)の参戦を許可するんですか?
「ええ。昔の私も上司に聞いてみたんですが、自分が望むなら積極的に参加してもよろしいと言われて大はしゃぎしました。
日曜日の佐々木さんを交えた制服で3P対決でだいたい察しが付いていると思うけど、彼女たちには強いNTR属性があるでしょ。
だから、乱交で気を逸らしたほうが涼宮さんの感情が安定し、新たな時空震の引き金にならないと判断されたんです。まぁその判断を下したのは、今の私なんですけどね」
それじゃ、あなたが元凶じゃないですか!
「だって私にはそれが規定事項ですから。それに佐々木さんも団体戦に乗り出してくるので、遅かれ早かれ、SOS団vs佐々木団(仮)の総力戦は避けられなかったと思います」
佐々木も団体戦!?……あの、目眩がしてきたんですが、それじゃあ俺は放課後にSOS団の3人娘と乱交パーティーをする上に、家に帰ったら佐々木だけじゃなく、橘や周防の相手もする必要があるということですか?

378:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:59:07 BsSnJPjM
「ええと、それだけではありませんが……一応そういうことになりますね」
……ショックは一度で済ませたいから言ってもらえませんか。それだけじゃないって一体?
「はい。えーとですね、乱交が進むにつれて、自然と得意技に応じたパート分けみたいなものが出来てくるの。ご想像通り、涼宮さんが女性器、長門さんが口、私が胸をメインウェポンとして、キョンくんにご奉仕することになります。
もちろん全穴も可愛がってもらいますけど、各自がこれだけは誰にも負けないって言う技を磨くんです。
ですが、涼宮さんの発案で、どうせなら他の技のスペシャリストも募ろうということになって、手コキ担当に名乗りを上げた名誉顧問や、菊花担当の【禁則事項】さんも参戦することになります」
!!! ……ひとつだけ確認しておきますが、このスレではアッー!はご法度ですよ。
「??……あ、それは大丈夫です。もし古泉君だったら禁則は掛かりませんから。それにその……彼はそのうち森さんにお持ち帰りされて……」
靖国を詣でる古老の目で遠くを見つめる朝比奈さん(大)。あの、やつの身にいったいなにが?
「規定事項になってしまうとやっかいなので、一応禁則が掛かっていますが、【禁則事項】さんの正体はすぐに判明すると思います!
懐かしいわ~!彼女の『だってあたしは、イけなくて後悔するより、イって後悔したいんだもの~!!』という甘い断末魔は、長門さんが本を閉じる音に代わって、下校時間間近の合図でしたっけ!
大丈夫!あのグラマラスな下半身はキョンくんを惹きつけてやみませんから!!」
俺の素朴な疑問をあえてスルーするために、無理やり去りし日の青春の思い出に目を輝かす朝比奈さん(大)。……古泉……無茶しやがって…… (`-´)> ☆ミ
さらに言わせてもらえば、全然禁則なってないような……なぜか脇腹の辺りがズキズキ疼くんですが、これは気のせいですか?

それにしても、3対1ならまだしも、5対1じゃ辛すぎです。せめて後発の二人だけでも、どうにかなりませんか?
「うーん……。【禁則事項】さんは、まだ禁則が掛かっていますから、変更の余地はあります。ですが、キョンくんのためにも、鶴屋さんには、ぜひ参加して貰ったほうがいいと思いますよ」
う……朝比奈さん(大)がそこまで言うからには、よほどの理由がありそうですね。
「鶴屋さんはちょっとレズっ気があるというか、フニフニした柔らかいものが大好きですし、頭のいい人ですから、臨機応変にSっぽいプレイもできるんです。だから、彼女はキョンくんのサポート役になって、私たちマゾ性奴をまとめてくれるの。
もっとも、みんなが絶頂で気絶したあとに、エロバーサクモードになったキョンくんを独り占めにして、壊れそうなくらいに目茶苦茶にしてもらえるから、めがっさ美味しいポジションにょろ!って笑っていましたけど」
さすがは鶴屋さん。そいつは心強い……のか?


「それと、もうひとつ伝えておきたいことがあります。というより、むしろこっちが本題かな?実は佐々木団(仮)にもおっぱい担当が召集されることになるの。向こうはその点で人材がいませんでしたから」
もう驚愕はお腹いっぱいなんですが、一応聞いておきます。誰ですか、そのアホウは?
「あれ?予想付きませんか?…………あ、そっか!今のキョンくんが知っている彼女のバストは、まだそんなに発達していませんでしたっけ?」
?? まったく心当たりがいないんですが、それは北高生ですか?
「えーと、キョン君の時間軸からすると、未来の北高生になりますね。藤原君がぽろっと口を滑らせたせいで、私が毎日4年後の北高に送り迎えをすることになったんです。まあ、これも規定事項ですけど。
私の時代の人間は、ジーンデザインドベイビーがはやった時代の影響で、こういうバストの遺伝子が主流になっていますが、この時代の人である彼女は本当の意味で天然ですよね。
高校生になっても、パッと見は精一杯の背伸びが可愛い大人びた小学生で、バストだけは今の私より大きいんだもの。さすがはデザインドベイビー時代に人気モデルだった逸材だわ」
……えーと、なんとなく誰かは想像つきました。ただ、俺はリアル妹持ちなんでロリ属性はないんですが。


379:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:00:19 BsSnJPjM
「まーたまた!そんなに強がらなくてもいいですよ!それに、いまのあなたは某スレ住人の変態願望の最小公倍数仕様なんですから諦めてください!
だいたい数週間後のキョンくんが使う蜜壷は4年後の彼女ですから、高校2年生のあなたが高校1年生になった彼女に手を出してもロリコンにはならないんじゃないかしら?」
えーと、まぁそういうことになりますかね。それと、差し出がましいことですが、朝比奈さん(大)ともあろう御方が蜜壷などというエロワードを口走るのは、いかがなものかと……。
「あら?私を徹底的に調教して淫乱なM奴隷に堕としたのはキョンくんなんですよ!?去年のあなたにも会うたびに、若さが暴発して無軌道に突き進む若獅子様にむしゃぶりつきたかったのに!
思い出すだけでも濡れてくるわ~。キョンくんてばとっても意地悪で、一度仕込んだプレイは私がきちんとおねだりしないと絶対にしてくれないんですもの。お陰でこの時代のエロスラングは、ばっちり習得できました。
ちなみに私の時空補正員訓練校の修了論文は『21世紀初頭のユーラシア大陸東端弓状列島地域における隠語の研究』なんです。
レポートアーカイブ作成は大変だったけど、長門さんがかき集めたボキャブラリーを涼宮さんと佐々木さんがTPOに応じてエロ変換した変態語録を網羅したお陰で、近代古典極東地域言語研究の基幹論文のひとつに数えられるくらいに評価されているんですよ。
あ、でも安心してくださいね。小さい私はキョンくんが思っている以上にウブなので、あなたの思い通りの色に染め上げられますから」
…………アーアー(∩゚д゚)キコエナーイ


と、いうことで、無理やり話を戻して一応確認しておきますが、その佐々木団(仮)のおっぱい担当ってミヨキチですよね?
「はい、吉村美代子さんです。でも、さっきも言ったとおり、彼女の全体的な雰囲気は今後、高校2年生のあなたが見ている時期からあまり変化しません。
それにも関わらず、バストだけがどんどん成長してしまい、小さい頃の私以上の童顔爆乳という非常にアンバランスな容姿になります。
昔の私はどちらかというとロリ顔爆乳だったけど、美代子ちゃんは見ての通り、清楚で上品なお嬢様タイプでしょ。だからノーブル童顔爆乳というべきかしら。
それだけでなく、彼女は少女が大人の女性に脱皮してく瞬間にのみ許される危うい美しさの雰囲気をずーっと保ち続けるの。さすがにあれは反則だわ」
いまのミヨキチに爆乳オプションか……容易に想像できるだけに生々しいな。

「ちなみに長門さんが情報操作をしてくれるお陰で、彼女は世間の好奇の目に曝されることはなく、のびのびした楽しい青春を送れます。
だけど、キョンくんが美代子ちゃんを拒否してしまうと、長門さんの情報操作申請が情報統合思念体に通らなくなってしまうの。
その結果、美代子ちゃんはそのバストがコンプレックスとなって暗い青春を過ごし、いずれ思い詰めてしまって自分と他人を傷つけてしまうノコギリエンドを迎えることになります。
彼女の不幸な一生を防ぎたいのは言うまでもありませんが、デザインドベイビー時代の人気モデルが一人消えてしまうと、規定事項が大きく破綻しちゃうんです。
この時代に来て好奇の目でジロジロ見られることが多くなった私には、彼女の気持ちが痛いほど分かるの。だから、あの子のためにも、ひと皮剥いて協力してあげてください」
えーと、なんだか突っ込みたい点がいくつか混じりましたが、もちろん妹の親友のためなら一肌でも二肌でも脱ぎましょう。
「本当?神に誓って本当ね!?うふっ、ありがとうキョンくん。彼女とは何度もダブルパイズリで協力することになるし、その後もずっと親友としてお付き合いするから、どうしても気なっちゃって!
これで中学生の美代子ちゃんも安心だわ!最初は彼女も戸惑うと思うけど、佐々木さんのときと同じく、おっぱいごとコンプレックスを揉み潰してあげてね!」


380:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:01:14 BsSnJPjM
ガバッと抱きついてきて、その深遠なる谷間で俺の頭を包み込む朝比奈さん。特盛汁濁!! ってこの桃源郷にずっと浸っていたいのは、やまやまなんですが……ひとつだけ質問してもいいですか?
「はーい、おねーさんの胸で窒息しちゃっていいですよー」
……やっぱり話を逸らそうとしてますね、朝比奈さん(大)?あえて聞きますが、中学生のミヨキチも安心ってどういうことでしょうか。
「……やっぱりキョンくんは聞き逃さないかぁ。分かりました。白状しちゃうとですね。美代子ちゃんのおっぱいを育てるのは、キョンくんの役目なの」
!? あの、意味がさっぱり分からないんですが……
「ちょっとややこしいんで、混乱したらすぐに質問してね。えーと、今後キョンくんは佐々木団(仮)で、4年後の未来から来る高校1年生になった魔乳の美代子ちゃん……美代子ちゃん(高)の肢体を徹底的にもてあそぶことになります。
そして、約1年が経過した春休みのことになるんだけど、小学校を卒業したばかりの現行の美代子ちゃん(小)が、4月から着ることになるキョンくんと同じ中学の制服をお披露目に来るんです。
そこで、その初々しい清らかな美代子ちゃん(小/中)を見てスイッチが入っちゃった高3のキョンくんは、その穢れなき白魚のような手にご子息様を握らせて、無理やり手コキをさせちゃうんです」
あ、あさひなしゃん(大)!?いかなる理由があろうとも、ミヨキチを汚すようなペド野郎は即刻駆除すべきです!!

「そして、びっくり顔の美代子ちゃん(小/中)に顔射してドロドロに汚したキョンくんは、引き続き、彼女が初めて袖を通したスタンダードな紺セーラーどころか、
校則通りにきちんと折り返したハイソックスまでもがヌルヌルカピカピになるまで、少し黄ばんだ白濁液をぶっカケ続けることになります」
あ、あの、俺はなぜそんな外道な真似を!?てか、そんな事態になることが分かってるんなら止めてくださいよ!!
「実はキョンくんの涙ながらの要請で何度も介入を試みたんだけど、そのことごとくが跳ね返されちゃったの。
たぶんこれはキョンくんに初めて出会った時の佐々木さんが妄想したことの再現だからだと思うんだけど……ごめんなさい、これ以上は禁則事項です」
佐々木ならそれくらい妄想しかねん。いや、カケるだけで済んだのはむしろラッキーか……だが、よりにもよってミヨキチを巻き込まなくても orz
「でも安心して。美代子ちゃん(小/中)は最初こそ驚いていたけど、すぐにいつもの小春日和のような笑顔になって、
キョン君の大切なスペルマを制服生地に吸わせるのは勿体ないと言わんばかりに、セーラー服にこびり付いた子種汁を舌で舐めていきますから。
実はこれ、彼女にとっても願望通りのシチュエーションだったんですよ」
待ってください!あの大人しいミヨキチがそんなことを考えるはずがありませんよ!!
「えーと、キョンくんの部屋にそういう本とDVDがあったんです。それを見つけた妹ちゃんが、キョンくんのことなら何でも知りたがっていた美代子ちゃん(小)に横流しして、彼女はそういう属性に目覚めちゃったみたいなんですね。
キョンくんは今後、佐々木団(仮)との闘いに忙しくて勉強を見てあげられなくなるんです。それで妹ちゃんは美代子ちゃん(小)に頼るんだけど、キョンくんへのあてつけも兼ねて、いろいろ持参していたみたいですよ」
ちょ!!!何やってんだあのアホウ!いやちょっと待てよ?俺には現在のところ、そういった属性はないので、たぶんそこまでマニアックなエロ本なんて買わないと思うんですが……。
「そのですね、のちの調査で、どうやらそれらのコアでハードでマニアックなブツは、佐々木さんが参考資料としてキョンくんの部屋に持ち込んだものであることが判明しているんです」
佐々木……やっぱりお前か orz


381:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:02:15 BsSnJPjM
「えーと、話を続けさせてもらってもいいかしら?
その後、キョン君のスペルマをほぼ牛乳瓶1本分(200ml)を啜るという鮮烈過ぎる性体験デビューを飾ってしまった美代子ちゃん(小/中)は、そのショックで性ホルモンおよび成長ホルモン分泌のバランスが崩れてしまいます。
キョンくんのスペルマはマゾ雌にとって、脳機能を惑わすくらいの非常に強力な媚薬ってことですね。
そして、これが体の成長はほとんど停止するにも関わらず、おっぱいだけがどんどん巨大化するトリガーになるんです」
俺の精液っていったい……orz

「やはり佐々木さんの願望が詰め込まれちゃっているからじゃないかしら?彼女自身に効かないのが皮肉ですけどね。
その後、美代子ちゃん(小/中)は、素に戻って平謝りなキョンくんに、これからもぶっカケてくれる様に懇願します。
もちろんキョンくんは、なんとか断ろうとしますが、彼女はニッコリ笑って『お兄さんのものが口に溜まっていれば、口を開けることができませんよね?』という名台詞を生み出すことになります。
そして当然の成り行きですが、妹ちゃんに対する口止め料として、キョンくんは美代子ちゃん(中)の口も精液便所として使うことになります。女の子って小さくても怖いでしょ?」
ガクガク((((( ;゜Д゜)))))ブルブル

「なんだかんだと言いながらも、美代子ちゃん(中)の清らかな体を白濁で染め上げる興奮を忘れられないキョンくんは、中学の入学祝として彼女にフェラや手コキを仕込みはじめ、14歳の誕生日からは菊門も使ってあげることになります。
その間、キョンくんは美代子ちゃん(中)の胸を執拗に揉みしだき、彼女もぶっカケられた精液を、御香を焚きこめるように、おっぱいをはじめとした全身に塗りこみます。
強烈な媚薬を浴びるように飲みながら、最愛の人に胸を刺激され続けた美代子ちゃん(中)のおっぱいは当然のことながら急激に膨張し、高校に上がる前にアンダー65にしてメートルオーバーの偉業を達成してしまうの。
そして、その容姿と遺伝子サンプルが記録として残って、後代のジーンデザインドベイビーのモデルとなる……これが私の知る規定事項なんです」
これから1年成長するとはいえ、大人っぽい小学生くらいの外見に規格外の魔乳か……俺ってばGJ!じゃなかった、何やってんだ>>俺!!


……なんつーかもう、暗澹たる未来にグロッキー状態なんですが、そろそろこんなにコテコテなラブホに連れてきた理由を教えてもらえますか?
「あ、そうでした。今後のキョンくんは学校ではSOS団、家では佐々木団(仮)との壮絶なバトルに明け暮れるでしょ。これだと美代子ちゃん(中)の入り込む余地がないんです。
だから、来年からは学校帰りに私が迎えに来ますから、ここで蒼い果実な彼女を思う存分喰い散らかしてください」
じゃあ俺は下校時間という唯一のオアシスすら奪われるってことですか!?
「えーと、悪く言えばそうなりますが、任意の時間に帰還できますし、なにより美代子ちゃんは手を出してもらえなくても、キョンくんと同じ部屋で同じ空気を吸っていられるだけで泣きたいほど幸せって子ですから。
美代子ちゃん(中)の膝枕で夜の戦いに向けて英気を養うっていうのも、ありなんじゃないかしら?」
あ、それならちょっとだけ希望が持てますね。

「それに、このことはもうひとつの重要な規定事項にも関わるんです」
朝比奈さん(大)の顔がキッと引き締まる。こりゃよっぽど重要なことのようだな。

「実は美代子ちゃんは、人類初のTPDD使いになるんですよ」


382:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:03:07 BsSnJPjM
!!!!!!!

「ね?びっくりでしょ!詳しく説明すると、彼女がここに来るためには、当然、私が毎日エスコートする必要があるの。
でも、いくら素直な美代子ちゃんとは言え、やっぱり最愛の人との逢瀬をライバルに送り迎えしてもらうって言うのは、どっかで引っかかっていたみたいで……。
悶々と悩みつつ、TPDDの時空間移動を毎日経験していた彼女は、ある日突然、この時空に移転できるようになってしまうの。これが人類のTPDDの元祖。乙女の複雑な恋心は、宇宙律すら捻じ曲げてしまったんです。
のちに彼女は、ちょっとしたキッカケでこの経験を親友の旦那さんである研究者に伝えることになり、それが本格的なTPDD研究のブレイクスルーになります。
もっとも、彼女の能力はここへの往復だけだからとても限定的なものですし、研究が花開いてTPDDが実用化されるのは、ずっと後の時代の話なんですが」
ミヨキチがいないと、TPDDの研究自体が始まらないってことですか?
「はい。前にも言ったとおり、TPDDの概念は言葉では伝えられないですから。これも涼宮さんの望みの一部なんでしょうね。
この規定事項は小さい私がキョンくんと一緒にこなした一連の作業の締めでもあるの。ね?だから美代子ちゃん(中)のこともお願いできないかな?」
べつに規定事項じゃなくたって、ミヨキチの笑顔のためなら何だってしますよ。まぁ朝比奈さん(大)には多少の愚痴くらいは聞いてもらうことになると思いますけど。


「キョンくんなら絶対そう言ってくれると思っていたわ!本当にありがとう!! と、言うことで、美代子ちゃーん!どーぞー!!」
どうやらTPDD通信も使った朝比奈さんの掛け声と共に現れたのは、北高の制服を着て、はにかんだ笑顔を浮かべたミヨキチだった。

そのはにかみ笑いすらもが、穏やかなアルカイックスマイルとなるシンメトリーの整った顔立ちと、それを彩る清楚なストレートロングの黒髪。
そして、ちょっと困ったように下がった眉の下には、庇護欲を強烈にそそる大きく黒目がちな瞳がうるうるに輝いている。
さらに、儚さすら漂わせる細いうなじと、片手で掴める位にくびれた腰、そして、しなやかな長い手足を彩るキュッと締まった足首が、抱きしめたら折れてしまいそうなほどの華奢な印象を醸し出している。
しかしながら、その儚い印象は、きめ細く瑞々しい肌と、穏やかでありながら凛とした強いまなざしによって裏切られ、むしろ見るものに春風のような爽快感を与えていた。

そのあどけなさと、ハッとするほどの女性美のアンバランスさは、大人の女性に脱皮しようとして輝く少女期に特有のものであり、
もともと大人びていたミヨキチの容姿は、美しさに更に磨きが掛かっただけで、俺がいま見ているミヨキチとあまり変わらない。
たしかに全体的な雰囲気は、頑張って背伸びすれば高校生に見えなくもないけれども、中学生によく間違われそうな大人びた小学生だ。

……北高セーラーのリボンが、普通のデザインのセーラー服と同じくらいの位置に来てしまうほど胸部を押し上げるバストがなければな!!!


383:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:05:17 BsSnJPjM
「お兄さん、こんばんは。いえ、えぇと、この私とは初めましてになるんでしょうか?」
いつも通りの深々とした礼儀正しいお辞儀に伴ってブルンと暴力的に揺れるおっぱい。それはまるでバストの重みに耐えかねて、上半身が折れたようにも見える光景だった。
春に新小学1年生を見かけると、まるでランドセルが歩いているような微笑ましさを感じることがあるが、このミヨキチは、まるでおっぱいが歩いているようだ。
まさに圧巻。ハルヒの自己紹介に匹敵するインパクトが、他にもこの世に存在するとは!!

あまりにも俺がまじまじと見つめすぎたせいか、ミヨキチはカーッと真っ赤になって俯いてしまった。いや、すまん。その……あんまりぶしつけな目で見たくないんだが、どうにも視線が固定されちまってさ。
「うふふ。気に入ってくれたみたいですね。紹介します。高校2年生の美代子ちゃんです。キョンくんと同い年なってみたいって言う彼女の要望で、今日からはあえて高2の彼女に来てもらうことにしたんです。
どう?凄いおっぱいでしょ。しかも彼女ってば、いまノーブラなんですよ。それなのに、あれだけ制服を押し上げる張り!これを一生保ち続けるんですもの。反則だわ」
!? 呆気にとられて再びまじまじと観察すると、さらに耳まで真っ赤になったミヨキチのセーラー服の先端が、ぽっちりと浮いてきた。ノーブラであれだけ制服を突き上げているのか!何というロケットおっぱい!!
だが、緊張と羞恥による震えに合わせてフルフルと小刻みに揺れているところを見ると、柔らかさも相当なもんなんだろう。張りと柔らかさをあの大きさで両立させるとは!ミヨキチ、恐ろしい子!!
「ちなみに制服属性の強いキョンくんに興奮してもらうために、あのセーラー服は彼女自身のものじゃなく、私が高校時代に使ってたやつを着てきてもらったんです。
なのに彼女のバストだと服が小さすぎて、あの通りおへそがチラチラ見えちゃうの。私だって一番大きいサイズの袖とすそを直してもらってようやく入ったのに、彼女は完全に規格外なんです」
思わず溢れる生唾をゴクリと飲み下す。何というか、もはや規格外とかいうレベルじゃねーぞ!!!

「それだけじゃないのよ。彼女は高校1年生で佐々木団(仮)に入るまで処女でいることが規定事項だから、美代子ちゃん(中)は、雌穴を使ってもらわずに、キョンくんをイってもらうことに中学の3年間を捧げるの。
だから、高校生として佐々木団(仮)の活動に参加する頃には、キョンくんを誘惑する為だけに研究に研究を重ねた浮きチクやチラB、パンチラ、菊チラを中心とするチラリズム各種、
手コキ、髪コキ、脇コキ、スマタをはじめとした、いついかなる状況であろうともキョンくんに気持ちよくなってもらえるコキ系技術、
パイズリはもとより、十年選手の娼婦のおねーさんでも真っ青な匠の技を統合したおっぱいスポンジ術、
キョンくんの御子息様を知り尽くし、何時間でもしゃぶり続けるまったりフェラも、射精寸前のテンションを15分以上キープできるハードフェラも可能なリップテク、
さらには、小ぶりで華奢でありながら、プリンと丸い桃尻をフル活用して直腸結腸連続蠕動二段締めを可能にした菊花術、
その他もろもろをマスターし、キョンくんに喜んでもらいことだけに特化したヌき専奴隷として、美代子ちゃんは佐々木団(仮)のエースになり、SOS団との対抗戦における最大の脅威になるんです」
……あの、もういっぱいいっぱいで理解が追いつかないんですが、ひとつだけ教えてください。対抗戦ってなんですか?

384:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:06:32 BsSnJPjM
「ええと、さっきSOS団対佐々木団(仮)の総力戦になるって言いましたよね。恋愛ものって、なんだかんだで、いつの間にやらバトルネタが加わって、最後には天下一武闘会系に脱線していくのが規定事項でしょ。
それと同じで『【禁則事項】君に オマンコでお仕えする 性処理玩具の団』に改称されたSOS団は、しばらくすると、毎週末に佐々木さんのお宅と長門さんのアパートを借りて、
ホーム&アウェー形式で、どっちがたくさんキョンくんに気持ちよくなってもらえるかをと競う、vs佐々木団(仮)全面対抗戦を繰り広げることになるの」
ちょ!!!ジ○ンプじゃないんですから!!そもそも角川と集英社は路線が……いや待て待て待て待て!突っ込みどこはそこじゃねーぞ!?
だいたい何なんですかその団名は!数少ない本名が使われる場面がそれじゃ、泣く泣けないですよ!!
「そうですよねえ。私は『オマンコで』じゃなくて、『おっぱいで』の方がいいって主張したんですけど」
いや、そういうことじゃなくて!!
「でも、安心してください。この名前での生徒会への申請は、喜緑さんがなんとか阻止しましたから」
……いやもうなんと言ったらよいやら……突っ込み役の最後のご奉公としてひとつだけ言わせてください。未来から来たミヨキチとハルヒが鉢合わせしたら、まずくないですか?
「あ、それなら大丈夫です。だって、涼宮さんは美代子ちゃん(小)に会ったことないもの。
もっとも、小説のときには妹ちゃんと同学年って書いたのに、明らかに大人な美代子ちゃん(高)のおっぱいを見て、キョンくんは涼宮さんだけじゃなく、なぜか長門さんからも、きつ~~~くお仕置きされることになりますけど」
ガクガク((((( ;゜Д゜)))))ブルブル


「懐かしいわ~、あのドロドロでネバネバでニチョニチョで、生々しくも芳しい香りの漂う青春の日々!
マンネリ化を防ぐために、鶴屋さんのお山で開催された青姦サバゲ大会でリアル鶯の谷渡りを姦ってもらったり、夜の教室での保健体育実技で、学校机がぶつかり合う独特のカコーンカコーンていう高い音を堪能したり!
『キョ根の強襲 エピソード00』は、抜かずの四十八手満貫全席×全員という偉業を中心とした、ある意味ハードバイオレンスなアクション超大作でしたが、開始5秒目から映倫一発アウトの内容のせいで、さすがの涼宮さんも文化祭での上映は見送りましたっけ」
「春のお花見は、2回とも鶴屋お姉さんのお山で花びら大回転でしたよね。お着物であーれーお戯れをーっというやつを本当に体験できるとは思いませんでした」
「それに、機関の皆さんにフルサポートを受けた『痴漢専用貸しきり列車とスッチーセクハラし放題なプライベートジェットで行く、夢の【禁則事項】くんに食べられまくろうツアー in 合同合宿』では、
真夏の太陽の下、鶴屋家のプライベートビーチで組んず解れつのビッチバレーを楽しんだ後、大浴場が大欲情と化して温泉がヌルヌルに白濁するまで違う汗を流したもんだわ!」

385:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:07:52 /kayKD/o
「リアルピアキャロごっごを姦るためだけに、いつもの喫茶店を鶴屋お姉さんがポケットマネーで買い取ったのにはびっくりしました。
文化祭の焼きそば屋さんの制服だけじゃなく、みくるさんが愛用していたメイド衣装とか、映画の戦うウィトレス、バニー喫茶なんかもやりましたよね。
ペンネーム長鶴木みハルさんが悪乗りして作ったエロメニューを、唯一のお客様であるお兄さんにオーダーしてもらって、注文どおりの無茶でハードなサービスをするんです。
色々な服が着れて楽しかったけど、どれもわたしには胸がきつくて、ちょっと歩いただけでボタンがはじけちゃったり、おっぱいが入りきらずに乳首がチラチラ見えちゃったりで大変でした。
それに絵美里さんのおかげで、外からは見えないけど内からはオープンテラス仕様だったんで、かなり恥ずかしかったです。
しかも、通りがかりの人たちは、なんとなく気になる程度にチラチラこっちを見るくらいの情報遮断に調整されていたみたいだし……」
「またまた~!知り合いが通りかかったら優先的に挿れてもらえるルールのお陰で、美代子ちゃんのクラスメイトが部活の遠征で駅前に集合したときなんてすごかったじゃない!
暴走して腰を振りまくった美代子ちゃんがキュンキュンに締め上げて、あのキョンくんを抜かずの16連射で初ノックアウトしたんでしょ!
あれ以降ライバル心メラメラなみんなが、キョンくんを快楽失神K.O.させるべく更にしのぎを削るようになったのよねー」

「だってそれが原因でお兄さんが過労で倒れちゃったんですから、わたしほんとに申し訳なくて。あ、でも、ナース服のみんなで姦った看護イベントは、すっごく楽しかったです」
「うんうん!みんなの連続騎乗位でスペルマをナースキャップ一杯分出してもらって、回し飲みなんていうお馬鹿企画もやったもんねー!
ま、結局キョンくんの入院が長引いちゃって森さんにお小言もらっちゃったけど。でも、あれは最高だったわ~」
「わたしが挑戦したナース服にガーターベルトの白ストッキングで絶対領域というやつは、直立じゃないと下着が見えちゃうんで恥ずかしかったです。
それにハルヒさんってば、絶対領域って普通はニーソックスでやるってことを最後まで教えてくれないんですもん。
有希さんの視覚調整のお陰で騒ぎにはなりませんでしたが、あのわたしは端から見たら完全に露出狂のお姉さんだったと思います」
「なんだかんだで、涼宮さんの集めたコスプレ衣装は全部有効利用したわね~。今思うと、よくもまぁあんな無茶をしでかしたものだわ!
実は一番張り切っていた長門さんがノリノリなナノマシンを注入したり、孤高を保っていた中学時代に耳年増にならなかったせいで、
意外なところでウブな涼宮さんが無茶な設定を信じ込んだりしなかったら、キョンくんはすぐに腎虚であの世行きだったでしょうね。
なんせ、暗黙の了解で誰も突っ込みを入れなかったけど、いつの間にやらテニ○゜リも真っ青な明らかに人外の技でキョンくんをヌき続ける壮絶なバトルが展開されてましたもんねぇ~」
うっとりと視線を中に彷徨わせながらジュルリと涎をぬぐう朝比奈さん(大)と、コクコクと肯きながら顔を赤らめるミヨキチ(高)。
「もっとも、毎回最後にはマゾ雌全員が完全に意識がなくなるまでイかされて、明日のジョーのように真っ白に燃え尽きたキョンくんの足元に転がることになるんですけどね!」
……一瞬天国だが、実戦のことを考えてみると、想像するだに恐ろしい……かわいそうな未来の俺!!
もう精神的には十分真っ白な灰です!カドルト唱えたら明らかにロストです!せめて体がそうなる前に首くくってもいいですか?
「いやだわ、キョンくん!それこそがMを突き抜けてSになっちゃったキョンくんの真骨頂じゃないですか!頑張りましょうよ!!」
全てのものを恋に落とすような魅惑的な笑顔でギュッと抱きついてくる朝比奈さん(大)と、いまにも泣きそうな顔ですがり付いてくるミヨキチ(高)。
あの二人とも……首くくる前に乳圧で窒息しそうなんですが。


386:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:09:08 /kayKD/o
「ふふ。じゃあさっそくもうひとつの本題に入りましょうか。今日、美代子ちゃんとキョンくんに来てもらったのは、他でもありません、キョンくんのパイズリ修行のためです」
はい?? なんで俺『の』パイズリ修行なんですか?
「だって、いまもキョンくんは、涼宮さんのおっぱいを使ってるでしょうけど、スタンダードな挟みパイズリだけでしょ。
でも、私達の変態的なご奉仕技術は、すべてキョンくんに仕込んでもらったものなの。だから、キョンくんには、古今東西ありとあらゆる高度でマニアックなセックステクに通暁してもらう必要があるんです」
……あの、それってものすごく無茶じゃないですか?
「でも、それが規定事項ですから頑張ってくださいね!もちろん今日だけで体得してもらうわけじゃありません。
事情を知っていると言うか、むしろ黒幕な長門さんや【禁則事項】さん、少し未来の佐々木団(仮)のみんなには随時集まってもらって、それぞれの得意なテクニックをキョンくんに叩き込んでいくの。
自分の身体に還元してもらうためだから、みんな喜んで協力してくれますよ!」
あの、それってどう考えても俺に対する性的虐待じゃないでしょうか?
「もちろんここは美代子ちゃん(中)がメインに使う場所だから、彼女がここを使い始める1年以内にすべてのテクニックを習得してもらうのが理想です。
でも、小さい美代子ちゃん(中)には、ときどき遠慮してもらうことも可能ですから、そんなに焦る必要はありませんので、心ゆくまでじっくり修行してください。ね、美代子ちゃん」
「はい。お兄さんとみなさんの為ですし、中学生の私もそれなりにテストとかを頑張らないと北高に行けなくなっちゃいますから。
どれくらいの頻度かは禁則事項らしいので言えませんが、当時の私がときどき嫉妬して、いつもよりちょっとだけ多く可愛がってください週間をいただくぐらいだと思ってください」
っておい!我慢強いミヨキチがそんなこと言うってことは、かなりの頻度だろ!

「まあまあ。あんまりそうならないためにも頑張ってねキョンくん。ちなみにあの扉の向うは、この時代のラブホテルに当たる、バーチャルセックスルームになっています。
自在に操れるエッチな夢だと考えてもらうと分かりやすいんだけど、いろんな妄想のシチュエーションが好きなように実現できる空間なの。
どう?試しにアナルバイブを突っ込んだ美代子ちゃんを満員電車に放り込んで、遠隔操作で調教してみない?
もちろん快感で気絶寸前の美代子ちゃんのおっぱいをセーラー服の上から思う存分揉み潰して痴漢しながら、小柄な体が爪先立ちになるくらいに後ろ矢筈で突き上げて、抜かずの3連発とかも試せるのよ?
そのあとに、つり革につかまりながら、目の前のシートに座った私のスーツの第3ボタンだけを外して、隙間からおっぱいを犯すなんていうのはどうかしら?」
「あ、いいですね。でも、満員電車ならドアのガラスに剥き出しのおっぱいごと体を押し付けられて、停車中に向かいのホームからジロジロ見られながら立ちバックのほうが、お兄さんは燃えるかもしれませんよ?」
「むう~さすがは美代子ちゃんね!キョンくんの変態なツボをクリティカルに突いて来るわ!じゃあ私は電車の連結部分にしゃがみこんで、ご主人様にパイズリしようかしら?
あそこなら全裸に剥かれても他の人には見つかりにくいしね!まあ連結部分で快楽に顔をゆがめている高校生がいたら絶対変に思われてるでしょうけど」
「あ、あのいつドアを開けられるか分からないヒヤヒヤ感が堪らないんですよね」
変態トークに花を咲かせる女教師風のスーツをビシッと着こなした痴女と、一見小学生にも見える清純女子高生風な痴女。あの、俺ってば、そんな無茶してるんですか?
「さすがにこのバーチャルセックスルームだけの話ですよ。ここならどんなに派手なプレイをしても犯罪にならないし。周りの人が困ったように視線を逸らす中で姦るセックスってとっても気持ちいいんですよ?」
「あ、でもわたしはリアルでも、ときどき犯ってもらってます。本来なら周りの人には気付かれてるはずですけど、有希さんの視覚調整のお陰で、けっこう思い切ったことが出来るんです。
あんまり無茶をしすぎると、江美里さんにご迷惑をかけて、あの笑顔で怒られちゃうんですけどね」
「うわーさすがに若いなぁ!今の私にはちょっと出来ないわ~。でも、まあ実は私も飽きるほど犯ってもらいましたけどね!ということで、規定事項だからよろしくね、キョンくん!!」
ちょ!!!あなた、いま思いつきで規定事項ってことにしたでしょ!
「嫌だなあ。そんなことないわけないじゃない」
「そうですよ。そんなことあるわけないわけないじゃないですか」
ゴルア!結局あることになってるじゃねーか!


387:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:11:13 /kayKD/o
「まあまあキョンくん。そんなに硬いこと言わないで、とっとと下を硬くしてよ!ほらほら、よーく見て。美代子ちゃんのおっぱいが期待に濡れて制服が透けだしたでしょ!」
!!! あの、これっていったい?
「はーい。じゃあ白状してみようかしら、ねっ美代子ちゃん!」
「え!?は、はい。あの、そのですね、これミルクなんです。みくるさんがハルヒさんに信じてもらっちゃいまして……。
おっぱいが特別に大きい子は、好きな人に感じさせてもらうと、下と同じように母乳がジワジワ溢れるし、強く揉まれるとすぐにミルクを噴きながらイっちゃうんです、って」
朝比奈さん(大)……あなた一体なんて、すばら……無茶を!!11!
「そうですよ~。おかげでわたしはお兄さんに揉み潰されるとすぐにイっちゃう体質になっちゃったんですよ。性処理ペットとしての慎みに欠けるじゃないですか!」
「あーん、そんなに二人して睨まないでよぅ。気持ちいいんだからいいじゃない!それに気絶してご奉仕出来ないほどイくわけじゃないし!」
「う~ん、まぁそれはそうですけど。あ、でも、もちろん感謝もしてるんです。これがなかったらお兄さんにおっぱい蛇口として使ってもらえませんもんね」
「そうそう。パイズリだってミルクローションで快感倍増なんだから。ね!?キョンくん!」
み、みるくろーしょん?
「あ、そうか、ミルクローションパイズリは今日が初体験なんだっけ?じゃあ、いきなりダブルミルクパイズリで、とりあえず腰が抜けるまでイってもらっちゃいましょうか!」
「ハイ!1年間ズりまくったわたしたちの息が合ったコンビネーションを楽しんでくださいね、お兄さん!」
キラキラに輝く笑顔で迫ってくる二人。命の危険を感じてとっさに逃げようにも、ガシッと腰に絡みついてきて、ズボンの上からでも極上の感触を叩き込むミヨキチのプリプリおっぱいと、
しっとりとした人妻系おっぱいを首筋に絡み付ける朝比奈さん(大)に邪魔されて、すぐにジエンド。分かりましたよ。もう逃げませんから離してください。


観念した俺がベッドに腰掛けると、二匹の魔乳奴隷はそそくさと床にひざまずいて、ズボンとトランクスを脱がせ、膝頭におっぱいを押し付けてきた。
左足にはミヨキチ(高)。ふわっとした柔らかさもさることながら、ピンと弾き返すような初々しい弾力が俺の理性を根こそぎ奪い去る。こらっ、スネをパイズるのやめなさい!
そして、右足には朝比奈さん(大)。さすがにミヨキチほどの弾力はないものの、絡みつくようなネットリとして重量感のある感触がムスコの興奮を一気にレッドゾーンに叩き込んだ。

俺の反応を見て嬉しそうに顔を見合わせた二人は、まず、舌による攻撃を加えてきた。
ミヨキチ(高)のちょっと大人びた小学生にしか見えない顔にグロテスクな愚息が突き刺さり、真面目な女教師然とした朝比奈さん(大)が潤んだ瞳で玉袋にむしゃぶりつく。
おっぱい担当の二人は、長年のライバル兼親友として共闘してきただけあって、絶妙なコンビネーションを発揮し、
ミヨキチがディープスロートで攻め立てるときは、朝比奈さん(大)は邪魔にならないように俺の腿にたゆんと爆乳を乗せながら嬉しそうな上目遣いで俺を挑発し、
朝比奈さん(大)が玉を転がすように味わいねぶるときは、ミヨキチはいったん口を離して弾力ある魔乳で腰をマッサージするように包み込みながら、
ときどき竿に啄ばむようなキスの刺激を加えつつ、いぢめて光線を多量に含んだ目で俺を見つめてくる。
至近のアイコンタクトで綿密に連絡を取りあう奴隷たちの二枚の舌は、カリ裏から竿を経て玉袋までを自由自在に這い回り、加えて4個の規格外の魔乳が足腰にねっとりと絡みつく。
ハルヒと佐々木の楽しそうな競争フェラもいいが、一瞬の隙もなく完璧に連動する二人の職人芸的なダブルリップフェラは、やはり格別だ。
あまりの気持ちよさに脳天が真っ白になった俺は、とりあえず妖艶で今にも吸い込まれそうな微笑と、無邪気で一生懸命な笑顔に向かって溜まったものを吐き出すことにした。
二人の小さな後頭部を掴んで引き寄せ、快感中枢を一気に解放すると、堰を切ったように背骨を駆け下りて息子に到達した快感は、白濁の激流となって、タイプこそ違え優雅で清楚な両顔をタパタパと汚していった。


388:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:12:16 /kayKD/o
「あぁん、若いキョンくんの匂いは久しぶり!やっぱりすごい獣臭ね!雌を服従させる魔性の香りだわ~!」
「お兄さん……二舌奉仕に興奮してくれたんですね。いつもより濃いです。まるでゼリーみたいに粘っこいのがプルプルいってます!」
二匹の性奴はお互いの顔に付くスペルマをぺろぺろと味わいながら、うっとりと満足げに微笑んでいる。
この変態どもめ!!理不尽な怒りに身を任せながら、俺は両手でそれぞれの巨魁をあらん限りの力を込めて握りつぶした。
「ひいぃっ!!」
「ひゃうっ!!」
ビクリと震えて乳汁を噴きながら軽く絶頂に達する2匹のホルスタイン奴隷。
調子に乗ってグニグニと掌を開閉するたびに、どくどくとミルクが溢れ、着衣がびしょびしょに濡れてぴったりと柔肌に張り付いている。
ボタンが今にもはじけそうに引き攣れたブラウスと、サイズの合ってない北高セーラーの布地から透けて見える乳首は、一方が少し大きめでオスを挑発するやや赤みがかった艶色で、もう一方は対照的に処女雪のように控えめな薄桃色だった。
その可憐さに煽られるように、それらのツンと勃った乳首をギリギリとひねり潰すと、ぴーんと背筋を張った乳牛どもは、甘い断末魔の叫びを上げながら、ガクリと力を抜いて床に倒れ伏した。


「さすがは旦那様!若くてもこのマゾ雌の体を熟知していらっしゃいますね」
「お兄さん、すごいです!生意気なペットにもっともっと罰をください」
2、3分気絶していたホルスタインどもは気を取り直すと、完全に壊れたマゾ奴隷の目で俺に迫ってきた。
「うふふ。それではおっぱいでご奉仕させてもらいますね、旦那様!まずは熟れた雌のおっぱいをブラウスの上から楽しんでください」
「お兄さんの大好きな制服穢しです!ミルクで透け透けになった北高セーラーの上からご奉仕しますから、シュルシュルの感触と肌の柔らかさのコントラストを楽しんでくださいね」
えーと、ダブルパイズリって、着衣でするもんなんですか?
「うふふ。とりあえずは着衣を楽しんでね。もちろん、あとから生乳もたっぷり味わってもらいますから、心配しなくていいですよ」
意外なほどに幼いいたずらっ子の笑顔で息子を挟む女教師と、負けじと一生懸命に奉仕する一見背伸びした小学生にしか見えない女子高生。
布地は母乳でぴったりと生肌に張り付き、ぱつんぱつんに張った服の上からでも魔性の弾力が凄まじいまでの快楽を摺り込んでくる。
一方はふわふわ。他方はぷにゅぷにゅ。質こそ違え、極上の感触に透け透けな布地が絶妙の待ったをかけ、コリコリの乳首がアクセントとなって、カリ裏を刺激する。
その想定外の快感に一瞬で降参を決めた俺は、すぐに2回目とは思えないほど大量のスペルマを乳奴隷どもの正装に撒き散らした。


389:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:14:02 /kayKD/o
「ぁんっ、やっぱり若さってすごいわ。ぜんぜん量が衰えない!」
「お兄さん、匂いだけでイっちゃいそうです!」
おのおのの服に溜まった子種汁を美味しそうにすすり終わると、二匹の乳牛は満を持してペロンとその山塊を俺の目に晒した。
一方は大地のおおらかさと母性の優しさを感じさせる紡錘型。他方は目を疑うほどの大きさながらも、ツンと上を向く清楚なお椀型。
その頂を飾るのは、一方が少し大きめで朱をさしながらも乳輪とおっぱいの境がぼやけた聖母乳首であり、もう一方は、乳房の迫力に比べると、控えめすぎるくらいに小さく薄桜色が可憐な処女乳首であった。
しかも、両者は雄を挑発するようにコリコリに勃起し、先端から甘い香りを漂わせるミルクをジワジワと溢れさせながら、その存在感を抜群にアピールしている。
甲乙つけがたしとは、正にこのことだろう。あまりの優美さに息をするのも忘れて穴が開くほど見つめていると、羞恥で真っ赤になった乳女神たちは、嬉しそうに微笑みながら、両側からぱふっと棒を挟み込んできた。

ミルクローションパイズリの名のとおり、母乳によってぬめりとすべりを増強したおっぱいによる攻撃は、息子を介して、脳髄を直接鷲づかみにするような強烈な快感を叩き込んできた。
しかも、ねっとりおっぱいと、すべすべおっぱいと言う2種類の天国が、それぞれの特徴を存分に生かした快感で息子を融かしにかかってくる。
まず、ねっとりおっぱいが愚息全体に1ミリの隙間もなく絡み付いて、暖かく包み込むような快感でゆっくりと擦りあげる。
そして、愚息がその感触に慣れた頃を見計らって、すべすべおっぱいに交替し、ピンと弾き返すような弾力がひんやりとした爽快感のある快楽を伴って、攻め立てるように擦りあげる。
これらが交互に交替し、息子が悲鳴を上げそうになると、コリコリの乳首で棒をさすりながら、噴き出す乳汁を直接鈴口に授乳させるようにインターバルをとる。

頭痛すら感じるほどの快楽。
俺の限界を悟ったホルスタインたちは、嬉しそうに微笑みながら、仕上げにお互いの乳首をこすり合わせつつ四乳固めで棒を締め上げ、谷間に溜まったミルクの大海に浮かぶ孤島のような俺の亀頭に熱いキスフェラを施してきた。
亀頭を挟んだホルスタイン奴隷同士のねっとりとしたディープキス。
その背徳の光景に最後の耐射力を奪われた俺は、これらの魔乳が持つ母性の象徴としての清らかさと、雄を誘惑する器官としての淫靡さに圧倒されながら、こんな時ですら凛とした美しさを失わない二柱の乳女神の顔に生臭い噴火をお見舞いした。

快楽で吐き気すら感じるほど長い長い噴射を終えると、高貴で清楚な顔にドロリと白濁を絡みつかせた女神たちは、全てを蕩かすうっとりとした微笑を浮かべながら、厳かな宣託をしてきた。
「まずは一回目ご馳走様でした、キョンくん!でも、このままあと4発は連続で抜いて、私達の深い谷間にも溜めきれないくらいのスペルマプールを作ってもらいますからね!」
「もちろんそのあとは、変則型パイズリの練習ですよ、お兄さん。とりあえずは夏服の袖から突っ込んで、横乳ファックパイズリ脇コキオプションとか、仰向けになったわたしの顔に逆向きで跨って、アナルリップをさせながら強制ファックパイズリなんてどうでしょうか?」
「ふふふっ、いいわねー!でもその前にニップルファックを覚えてもらわなきゃ。あれのおかげで私たちはいつでもどこでも1分以内に意識を飛ばすほどイかせてもらえるんだから!」
「あ、そうでしたね!じゃあ、お風呂場に行って、四乳スポンジ奉仕で洗面器いっぱいに出してもらうのは、そのあとにしましょう!」
「「さーがんばって(ください)ね!キョンくん(お兄さん)!!」」
女神撤回。お前ら悪魔や……orz

その後、予告どおりの攻撃を受けながら、俺のご子息は、獅子奮迅で疾風怒涛で神速迅雷な働きを見せ、何とかこの4つのおっぱいを撃退した。
もっとも、2匹の乳魔はこの上なく幸せそうなアヘ顔で轟沈したのに対し、俺はといえば、あと一歩で栄養失調+脱水症状で他界しそうであったことは言うまでもない。

390:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:15:00 /kayKD/o
さすがに初回から飛ばしすぎたことを反省した乳女神たちのおっぱい枕で惰眠をむさぼること数時間。やっとのことで回復した俺は、未来を知るこやつらに、最大にしてもっとも根本的な疑問をぶつけてみることにした。
「いまはみんなで楽しくやっているようですが、いつかは誰か一人に決めなきゃいけない日がやってくるんですよね?
でもハルヒだけじゃなく、佐々木もそれなりに力を持ってるようだし、選ばれた一人以外が結託すれば、神様をも出し抜けそうなメンバーが集まってますよね。てことは、やはり遠くない将来に破滅が待ってるってことですか?」
その深刻な問いの答えは、くすくすという嬉しそうな含み笑いだった。

「実は、笹鈴戦争開始から約1年経過後、わたしや鶴屋さんの卒業式の日に、キョンくんは某伝説の木の下に誰か一人を呼び出し、あの木に雌奴隷を押し付けて、立ちバックで青姦をすることになります。
でも、誰を選んでくれても構いませんよ?だって、キョンくんが意思決定をした瞬間に世界は『分裂』して、それぞれが選ばれる一種の平行世界が生まれますから!
これって友達思いの涼宮さんらしい優しい解決法だと思いませんか?」

まじで!?それは確かに、この上なくハルヒらしいご都合主義的な展開ですが……そんなんでいいのか?

「普通ならパラレルワールドは、お互いに干渉することのない別世界になるんだけど、この平行世界は非常に特殊で、いわば一本の糸が中途半端にほぐれた状態なの。
だから、お互いが複雑に絡み合いながら進行して、関係者全員が老衰で亡くなる八十数年後に、再び1つの世界に収束するんです。
こういう風に言うのは簡単だけど、この八十数年間と、その後の数代のキョンくんの子孫たちの関係を破綻させないために、すべての時代のTPDDを使えるタイムエージェントは総力を結集して走り回ることになるの。
だって、多人数プレイのたびに平行世界が収束分離を繰り返すんだけど、それぞれが自分のご主人様のところにお客さんを迎えて姦っていると思っているからその整合性を取るのが大変だし、
キョンくんが誰を選んでも、マゾ雌たちにとっては、あくまで仮の順位が決まっただけって言う認識なので、しばらくはそれぞれの団活や対抗戦での壮絶なバトルは繰り返されるんです。
もちろん、全員が集まる対抗戦だけじゃなく、NTR属性を獲得したみんなにとって、3P、4Pは日常茶飯事ですし、
ライバルに下克上されないように、それぞれがご主人様にもっと深く気に入られたいみんなは、更に性技に磨きをかけて、より一層濃厚なご奉仕でキョンくんにすがるの。
だから、私を除く全てのタイムエージェントは、てんてこ舞い。藤原君がいつもブーたれてるのも肯けるでしょ。
キョンくんってほんとに凄いわ~。あなたは時間震動の原因である涼宮さんの鍵になる人であるとともに、並行世界の結節点でもあるんですよ!」
……スマン藤原&エージェントの皆さん (`-´)> ☆ミ
えーと、なんとなく凄いってことはわかったんですが、俺の頭じゃ何がなんだか……

「ふふっ。無理しなくてもいずれは分かりますよ。それに、このことを伝えるのも今日の重要な規定事項なんです。キョンくんが責任感と罪悪感に悩んでしまわないようにね!
だから、今後の1年間は、気の済むまですべての雌穴奴隷たちの身体をもてあそんで、ゆっくり吟味してくださいね。
ちなみに、今日だけでなく、未来から来た私はすべてキョンくんに選んでもらった世界の朝比奈みくるなんです。
今日は若いキョンくんに散々に嬲ってもらったから、帰ったら旦那様のキョンくんにきっちり折檻してもらうの。
うふふ。いまから楽しみだわ~。でも、これって今こうして本人も知ってる歴史なのよね?どうやって旦那様の嫉妬を煽って徹底的に姦り潰してもらおうかしら?
それに言うまでも無く、ここにいる高2の美代子ちゃんも、キョンくんに選んでもらった美代子ちゃんです。ねっ?」
「はい。わたしはいま、両家の公認のもと、一人暮らしをしている大学4年生のお兄さんのアパートで、高校に通いながら性処理ペットとして飼って貰っています。
今日は帰ったら、早速、さっきみくるさんに教えてもらった人妻としての嗜みあるパイズリで、ご主人様のお兄さんにご奉仕したいと思います。夜のお散歩で、いつもより激しい青姦のご褒美をもらえるように頑張りますね!」
「ね?これって『驚愕』の結末でしょ!?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おわり

391:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:23:24 8GCCYpQN
な・・・なんということを・・・

GJ

392:作業員
07/07/01 00:37:26 prIldkou
さっそく作業に入らせてもらうんだぜ。
楽しみに待ってたんだー。

393:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:43:23 ZxcT9pUF
なんというエロ
これでは3Pの方も期待せざるを得ない
GJ

394:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:01:51 bgTRW5py
キョンと周防たんのエロがみたい

395:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:13:33 kuPje1L0
佐々木団まとめてっていうのはレアだしねー。期待膨らむぜ
…●は森さんと~~らしいが、藤原の処遇が気になるところだw

396:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:53:17 1kPWUNX5
この豊富な語彙と表現力によって、素敵に変態的なSSに仕上がっている。
好みのタイプだ。
ただ個人的には、顔文字とかorzの類はあまり多用しないで欲しかったかな。

397:名無しさん@ピンキー
07/07/01 01:54:16 K4ThxoaA
そこは脳内補正で

398:名無しさん@ピンキー
07/07/01 02:10:07 kwHb2TVI
>>390
普通に書こうと思ったら書けるでしょ絶対w

相変わらずの変態をありがとう

399:名無しさん@ピンキー
07/07/01 02:57:43 QD1LK88y
>>376-390
相変わらず頭が悪いな! いい意味で! 何食ったらこんなの考え付くんだよw
あとミヨキチの設定が明らかに作者の趣味に突っ走ってる件についてw

>>395
未来に戻ったんじゃねw

400:名無しさん@ピンキー
07/07/01 03:54:53 gdyQt5VO
なんかもーエロの向こう側だw
乱交シーンは説明文だけでもすごいな

3P編楽しみにしてる

401:名無しさん@ピンキー
07/07/01 05:41:18 y8wlBLbe
すばらしい!(;´Д`)ハァハァ

402:名無しさん@ピンキー
07/07/01 05:50:12 eFhK/kqG
勃った。息子が勃った。
朝比奈さん(大)の口調が崩れまくってるのがとっても気になったんですが、
笹鈴戦争でその辺を語ってくれるんですよね?w

あと、何気に妹とハカセくんの婚約が確定してる?

403:名無しさん@ピンキー
07/07/01 06:55:50 YPFyJHeT
つーか後半のツッコミが銀さん化して見える気がするよーなしないよーな。

404:名無しさん@ピンキー
07/07/01 10:32:14 0fAsWN0h
ここまで変態的な話をこれだけ書ける作者は
脳味噌の一部が溶けてるとしか思えない(良い意味で)

405:名無しさん@ピンキー
07/07/01 10:59:27 GGcW+V2X
流れブッタぎってスマソ
昔、読んだSSで、朝倉によって改変された世界で、キョンと朝倉が幼なじみか、いいなずけかっていう設定のやつがあったんですが、思い出せない… 
保管庫のなかのどれかだと思うんですが…

知ってる方タイトル教えてもらえませんか?

406:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:06:24 UzUah+eQ
>>390
ほとんどオリジナル路線にかっとんできたな。だがそれがいい。
次はうまいところで改行してくれ。いったんテキストに落とさないとせっかくの良作が読みにくくて仕方ない。

>>405
このスレの名作SSの一つ、ループタイム。

407:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:09:03 xt83TF0t
>>405
『ループ・タイム―涼宮ハルヒの消失―』
ではないかと。

408:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:11:14 bCkAfMOb
先生質問です!
なぜここまでとち狂ってるのにどうして義理の妹フラグが立たないのですか?w

409:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:15:47 iEXKgHJw
「えへへ、わたしがキョンくんのことキョンくんって呼んでるのは、本当は血が繋がってないからなんだよ~」
 我が妹は部屋に入ってくるなり爽やかな笑顔で爆弾んを投下していった。
「キョンくんっ☆」
 妹は俺の机からハサミを取り出して、
「じゃあ、死んで」
 ヒューマノイドインターフェースと同じセリフをはいた

>>408
 こうですか?わかりません

410:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:17:05 NtbBBw9Y
らめぇえええええ

411:405
07/07/01 11:19:00 GGcW+V2X
今から読んできます。
ありがとうございました。

412:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:49:43 PEz5vLfg
>>409

ちょ、まて妹よ。なぜ、殺そうとする。
「だってキョンくん、私という妹がいるのに、他の女ばっかりかまうんだもん。」
それが俺を殺すことと何の関係が……。
「ん、だからキョンくんを殺して、私も死ねば永遠にいっしょにいられるからね☆」
ちょ、最後に☆をつけて言うことじゃないぞ。

413:名無しさん@ピンキー
07/07/01 11:54:46 y8wlBLbe
妹は笑いながら、「じゃあキョン君。ハルにゃん達の前であたしのこと好きっと言ってよ。」
なんと言いました?マイシスター。それは死刑出向書にサインをしろっと言うことじゃないですか?
そうして俺は意識を失った・・・

414:名無しさん@ピンキー
07/07/01 14:00:03 BN9QtEg0
これはいいキモウト。
しかし、キョンって妹にもフラグたててだんたよな。女と見れば誰でも(無意識に)フラグたてるなんてホント節操無しだな。

415:名無しさん@ピンキー
07/07/01 14:14:13 PEz5vLfg
>>413
あれ、俺寝ていたのか?じゃ、あれは夢なのか……?
そ、そうだよな、妹が義理の妹で、俺を殺そうとするなんて……。



「そうは問屋がおろさないよ、キョンくん☆」

416:名無しさん@ピンキー
07/07/01 15:49:59 bCkAfMOb
はっとして辺りを見回したところで妹が俺の部屋にいるなんてことはなく
俺は自分の部屋でなんて夢を見ちまったんだと一人身悶えるしかない。
ところでなんではさみが机の上に出しっぱなしになっているんだろうね?
そうこうしている内にドアがノックもなく開かれ
「キョンくんはさみかしてー」
おい、そこのはさみはお前が使ったのか?使ったらちゃんとしまえといつも
「だいじょぶだよ。もうしまう必要なくなっちゃうんだから☆」

>>409-415
こうですね?よくわかりました><

417:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:07:50 g6HBlWKK
SS倉庫はいったいどこにいってしまったんだ?

418:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:20:22 SZb5Ll8s
>>1から飛びなおせ。『ブックマークはこのページに』って書いてあるしね。

419:名無しさん@ピンキー
07/07/01 16:30:58 g6HBlWKK
過去ログよんだら自己解決した
スレ汚しすまそ

420:名無しさん@ピンキー
07/07/01 17:10:10 3+iD9C/u
>>409-415
妹姫の「刺されそうな妹No.1」を連想した。 朝倉さんの声がする妹。

421:妹の策略
07/07/01 19:41:46 y8wlBLbe
あたしキョン君の妹なの!最近全然あたしと遊んでくれないの!
ハルにゃん達といつも遊んでばっかし…淋しいの。
ミヨちゃんと相談してハルにゃんに嫌われてあたし達と遊ぶように作戦立てたの!
ハルにゃんはエッチな事嫌いみたいだから、作戦名は「ハルにゃん、キョン君のエッチな本見つけてこのエロキョン大っ嫌い!」
手筈はもう既に整っているの。キョン君が隠しているエッチな本をわざと見つかるようにしむけてしまうの。
今日は勉強会するみたいだから鞄にエッチな本を詰めて後はハルにゃんを待つだけだね。
ピーンポーン。あっ来た来た。「ハルにゃんいらっしゃい。キョン君なら部屋にいるよ。ごゆっくり!」
ふふふうまくいった。今頃殴られるのかなぁ?後でミヨちゃんと一緒に慰めてあげるから安心してねキョン君。
あっ何だか音がする。隙間から見てみよう!
キョン君がハルにゃんにマウントポジションでいじめられている。
もうこれは仲違いしているね。
あれ?ハルにゃん顔を真っ赤にして蟹股で降りてきた、そうとう怒っているみたい。
一時間後…二人が出ていったのを確認して部屋に入ってみた。
ベットのシーツに血がついている。随分激しいケンカだね。


422:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:11:50 1AMtOIe9
ちょwwwwwwww

423:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:30:19 AF7FbZX0
妹wwwwwwwwwwwwwwww

424:名無しさん@ピンキー
07/07/01 20:46:27 8q0onhre
所詮子どもか……

425:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:17:45 7qkcwJS6
これは新鮮w  妹視点は珍しいなwww

426:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:43:17 BN9QtEg0
俺の脳内ではキョン妹は(兄妹の)近親モノの少女漫画が本棚のほとんどを占めている。

427:名無しさん@ピンキー
07/07/01 21:49:49 y8wlBLbe
>426
また変なネタを想像したじゃまいか!
酒飲んでいるせいでおかしくなっているぜよ。

428:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:11:56 fxsehFrt
>>424
でも心の中では
(まあいい、あの程度の女ならいつでもキョン君は取り戻せる…)

429:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:27:15 l9BXYTG8
でもキョンがハルヒに部屋でエロ本見つけられるパロは見てみたいなw
既出だっけ?

430:名無しさん@ピンキー
07/07/01 22:36:34 RYCxS6Cf
ハルヒSSにおける腹黒四天王は
・喜緑さん
・森さん
・キョン妹
・真みくる
……ってところかw

>>429
あったよーな、なかったよーな。

431:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:04:07 nFUUQdtr
てかいつの間にか腹黒で定着してるけど本当は喜緑さんって白だよな……?

432:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:07:08 nj4GUo5U
国木田×長門で妄想が膨らむ俺は異端か?
純粋と無口の組み合わせは好きだ

433:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:12:34 mjae4igu
俺は国木田×朝倉派だから心配するな

434:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:12:57 nFUUQdtr
国木田は何気に純粋じゃないだろ。
主に谷口に対して。

435:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:13:01 hBMKGxzX
>>431
キャラソン聞けば分かるけど真っ黒だよ

436:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:13:41 q/0MCFor
>>431
晴れ晴れユカイの歌詞を見るかぎり黒としか思えないw
「明日また会うとき 笑ってます演技で」「イロイロ予想が出来そうで出来ないミライ 人間ごときにはムリです」
「さみしがっちゃ恥ずかしいよなんてね疲れる」「手と手をつないだら 無敵なんてヘンです」

437:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:15:34 nFUUQdtr
>>435
ああそっか。
でも「普通の女の子になりたい」感じのことも言ってた。
「FIXED MIND」と「ハレ晴レ」でキャラが違うんだよな。

438:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:15:46 RYCxS6Cf
>>434
ていうか、どこから純粋って思ったんだろうw
発酵したお嬢様なんかは「腹黒で鬼畜」だと言ってたりするしw

>>435
ああ、真っ黒だな。

439:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:16:24 KAvfRNNL
アニメキャラソン販促用の遊びの歌詞で語られる喜緑さん…

440:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:20:49 KwXjBwGQ
黒いというより有機生命体のもろもろの概念がよく分からないってこだろう。

441:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:21:53 KwXjBwGQ
>>433
そういえば、国木田と朝倉は席が隣同士だったな。

442:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:25:32 3+iD9C/u
純粋でおっとりにっこりしてるけど芯は強い、
純粋が故に裏表が無く言葉もキツく聞こえることもある、
そんな喜緑さんってのはいないだろうか?

443:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:28:06 nFUUQdtr
>>441
いかにも優等生な会話してたのかな。
というか、朝倉の席順関係って言ったら山根だろ山根。
よく刺されなかったよな。それともその鬱憤が関係者なキョンに向いたのか。

444:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:31:07 RYCxS6Cf
>>442
よし、その妄想を形にするんだ。
実際腹黒扱いの方が多そうだし、きっとその方が早いぞ。

>>443
八つ当たりってレベルじゃねーぞw

445:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:37:00 y8wlBLbe
俺のイメージでは腹黒は黄緑さん・長門・朝倉・古泉・裏みくる・真キョン・国木田
白はキョン妹・ミヨキチ・ハルヒ・鶴屋さん・京子タン・阪中・WAWAWA

446:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:38:57 nFUUQdtr
「全くもう、こんなに散らかして……。事後処理もけっこう大変なんですからね?」
「…………すまない」
「ふふ、別に良いですよ」

「会長」
「何かな喜緑くん」
「タバコ臭いです。健康にも悪いですし程々にして下さいね。計算上、会長が今のまま喫煙を続けますと、
会長は四十年後に死にます」
「うっ……!? ぜ、善処しよう」


SSまでいかせるのは無理でした。

447:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:42:36 mjae4igu
>>441
席替えする前の自己紹介のシーンでも隣同士だったりするんだぜ

448:名無しさん@ピンキー
07/07/01 23:51:07 H5BCqla3
投下します。
エロなし。5レス予定。



449:ナーサリーライムをわたしと
07/07/01 23:52:56 H5BCqla3
―――――――
ナーサリーライムをわたしと
―――――――

Question.

「ねえ、有希はこういうのは知ってる?」
 放課後、いつもの席で本を読んでいるわたしに、そう言いながら涼宮ハルヒが見せてきた紙切れにはこんな事が書かれてあった。

―――――――――――
 ハンプティー・ダンプティー  塀の上
 ハンプティー・ダンプティー  落っこちた

 王様の馬  皆集めても
 家来全員  集めても

 ハンプティー  塀から転がり落ちた
 ハンプティー  元に戻らない
―――――――――――

 多少のアレンジは入っているものの、これはおそらくマザーグース、もしくはナーサリーライムとも呼ばれる童謡の一種であろう。
 ただ、今回涼宮ハルヒはどちらかというと謎かけ唄の方の意味で使っているのだろうと判断し、わたしは彼女にその答えを告げた。
「うーん、やっぱりこういうのもちゃんと知ってるのね」
 『有希が知らない事ってなんなのかしら?』などと言いながらわたしから離れていく涼宮ハルヒ。
 知らない事ならたくさんあるのだが、まあそれを考える事で彼女の退屈が紛れるのならあえてこちらから教えるような真似はしないほうが賢明というものだろう。
 わたしだって、これくらいは空気を読めるようになっているのだ。
「ふえー、知らない事ですかー。何かあるんですか、長門さん?」
 ………わたしの気遣いが木っ端微塵である。これを天然でやっているのだからこの未来人は恐ろしい。
 いつの間にか部室中の視線がわたしに集中していた。ボードゲームをやっていたはずの彼と古泉一樹までこっちを見ている。
 どうやら、何かを答えなければいけなくなったようだ。………とりあえず今夜は一晩中、朝比奈みくるの枕元に無言で立ち続けることにしよう。

 さて、前述したとおり知らない事はたくさんあるのだが、その中で今すぐ一つあげろと言われれば、やはり今感じているこれが適切であろう。
「何となく、このナーサリーライムが気になる。その理由が分からない」
 わたしの言葉を聞いて、涼宮ハルヒの目が『キラーン』という擬音つきで光る。
 ………何だか、面倒くさい事になるような気がする。


 ――なった。


 『分からない 事があるなら 調べましょ』と言う涼宮ハルヒの鶴の一声により、実地調査として知り合いに話を聞きに行かされる事になった。
 『どう考えても暇つぶしのネタにされている』とか、『何故五・七・五?』とかいうツッコミは彼に任せて早々に退散する事にする。
 扉を閉めた瞬間、良い感じの打撃音と共に彼と朝比奈みくるの悲鳴が聞こえてきた。
 おそらく、また彼が何らかの地雷を踏んで涼宮ハルヒが暴れだしたのだろう。朝比奈みくるはその巻きぞえを食ったに違いない、早めに退散したわたしの判断は正しかったという事だ。



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