07/07/15 04:02:10 VWcyAAUP
「あっ…、あっあああっ…、あんっ…、あああんんっ…」
私の手と舌の動きに呼応し、舞ちゃんの喉からますます可愛らしい声が溢れ出る。
私もまた、彼女の肉体を刺激する快楽をより引き出すべく、その形がよく、豊満な美乳と…、その頂点に存在する、薄ピンクの小さな突起への愛撫の手を更に強めていた。
彼女の華奢な白い肢体の上に覆い被さるような体勢のまま、そのボリュームと若さに満ちた張りを併せ持つ二つの膨らみを、片方ずつ、左右両方の手を使い、下から掬うようにして、ゆっくりと掌全体で円を描くようにして、上へと捏ね回す。
無論、乳房に触れるそれぞれの指を小さく動かしながら、揉み解していくのも忘れなかった。
「ううんっ…、ああっ…」
彼女が悶える声を、心地好いBGMにして聞きながら、乳房全体の愛撫で固く凝り始めた右胸の乳首を口に含み、軽く甘噛みをしながら、その先を舌で舐める。
「ううんっ…!」
恐らく新たな性的な衝動が彼女の肉体を駆け抜けているのだろう、舞ちゃんはその肢体を一瞬ビクリと大きく震わせる。
私は、その身体の動きを合図に、乳房を揉みながら乳首を舐めていく。
「ああんっ…!ああっ…!」
彼女の口からは、甘ったるい響きを持ってはいるものの―余裕を窺えない、切羽詰まったような哀訴の声が漏れてくる。
それでも、私は胸と先端への攻撃をやめはしなかった。
彼女の右の乳首が起立し、プックリと膨らんだことを自分の舌で確かめると…、今度は顔をずらし、もう片方の胸の膨らみの上にある、肌色を微かに溶かし込んだような、淡い桜色をした小さな出っ張りを口に含み、やはり舌で転がしていく。
「やぁっ…!あっ…、ああっ…!!」
右の乳首を攻めた時と同様に、今度も小さく身体を痙攣させながら、熱い吐息を私の頭に吐き掛けながら、喘ぎ声を漏らし続ける。
私は彼女の胸にむしゃぶり付いてから、両方の膨らみを攻める動きを反復して続けていた。
そして…、舞ちゃんの柔らかい胸は、私の愛撫に応えて私の手の中で変形し、その動きに合わせ、彼女もまた甘い声を上げて反応を示していた。
彼女の胸は…、まさに絶品と言えるほどの素晴らしい感触であった。
いつまでもその胸を弄んでいたかったが…、流石にそればかりに時間を費やしている場合ではないことも分かっていた。
私は名残惜しく、未練がましく思いながらも…、彼女の胸への最後の攻撃に移ることにしたのだった…。
166:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/15 13:43:53 VWcyAAUP
チュポンッ…。
私はそれまで口に含んでいた舞ちゃんの左胸の膨らみの先の尖った部分を、わざと唾液を破裂させる音を立てながら、勢いよく唇の間から弾き出した。
「ああっ…!」
敏感な部分に強い衝撃を感じたのだろう、彼女は切ない響きを帯びた声を上げた。
(さて…、と…)
私はそう思いながら、これからそのふくよかな胸へと繰り出す最後の攻撃に取り掛かった。
まず、自分の両手を彼女の両方の胸の膨らみの端に包み込むように添え、外側から真ん中へと寄せるように、少しずつ、ゆっくりと揉み始めた。
「ああんっ…」
掌にその柔らかい感触が広がると共に、私の鼓膜にも、彼女の喉から発せられる柔らかい声が木霊していた。
少しずつ、少しずつ…、その先端部を彼女の胸骨の上に近付けるように揉んで、寄せていった。
「はっ…、あっ…、ああっ…」
彼女の口から漏れる声は、途切れがちに、弱々しいものになっていったが…、反面、鼻にかかったものになり、淫靡な、艶を纏ったものへと変化していった。
更に…、上品で、きめ細やかな白い肌に包まれた上質な脂肪分を蓄えた膨らみは、その生来の柔らかさを存分に発揮し、私の意のままにその形を変形させていった。
「ああんっ…、あああんっ…、ああああんっ…」
私の手の動きと共に、彼女が上げる声も少しずつ長くなり、一オクターブずつ上がっていった。
そのように舞ちゃんの柔らかい二つのバストを揉んでいると、そのピンク色をした、二つの尖って膨らんだ先端部が、その谷間の上でぶつかり合うほどの位置に達していることに気が付いた。
無論、これは私の最初から意図したことであった。
私は彼女の豊乳の頂上へ向かって自分の手を滑らせ、今度はその中腹部分を掌で握るようにその膨らみを掴み、更にその頂点同士を近付けるように真ん中に向かって揉んでいった。
程なく、その固く凝った二つのピンク色の突起は、その谷間の丁度真ん中の部分で、互いの頭部をぶつけ合うようになっていた。
勿論、私はこれで終わりにする気など毛頭なかった。
そのまま私は、彼女の胸を乱暴に鷲掴みにし、その大きく膨らんだ乳首の突起を擦り合わせ始めたのであった…。
167:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/15 16:43:52 VWcyAAUP
「やぁっ…、ああっ…、いっ…、痛っ…」
舞ちゃんの固くなった乳首を互いに擦り合わせていると、彼女の口からはやや苦し気な声が出始めた。
彼女の肉体の中でも性感帯の最も集まっている部分の一つで、ただでさえ今まで執拗に目の前にいる男によって弄ばれている敏感な部分を更に刺激されているため、恐らく、乳首を擦る感触の中に痛みが少し紛れ込んでいるのだろう。
それでも、私は敢えて手の動きを緩めることなく、胸の膨らみを揉みしだく手の動きのストロークを大きくして、互いにその乳首の突起を押し付け合うようにして、一層擦り付け合った。
シュッ…、シュッ…、シュッ…。
脂肪を包み込む絹のような肌が擦れ合う小さな音が、私の耳の中に微かに入ってくる。
「んくっ…、んっ…、いっ…、痛っ…」
舞ちゃんの口からは、相変わらず苦しそうな声が漏れ出してきている。
それでも構わずに、私は彼女の胸への愛撫を続けていた。
彼女の肉体を弄び始めてからサディスティックな衝動に駆られていた私は、更に彼女を当惑させてやりたいという欲望に胸を高鳴らせていた。
そのため…、私の身体の下で苦しそうにその裸身を捩らせる美少女に対して、更に意地悪く声をかけたのであった…。
「痛かった…?ごめんね、舞ちゃん…」
謝罪の気持ちなど全く込もっていない言葉を彼女にかけながら、私は彼女の乳首を擦り付けけ合うように、彼女の豊かな胸を握り、動かし続けていた。
その大きく膨らんだ乳首は…、互いに擦り付け合わされたためであろう、少し充血し、そのピンク色にやや赤いグラデーションを付け加えていた。
「あんっ…、やあんっ…、ああっ…」
そのように問い掛けながらも、私は決して乳房を弄ぶ手を休めることはなかったので…、彼女も私の言葉に応答する余裕はないのであろう、ただその可愛らしい口から喘ぎ声を漏らし続けるだけであった。
「ふふふっ…」
私はそのような様子を見ながら軽く笑い声を漏らし、彼女の乳首の先端部を、互いに擦り付け合ったまま、砂山を作るようにその膨らみを上へと持ち上げていった。
「痛いよね、舞ちゃん…。じゃあ、お詫びに、気持ちよくしてあげるからね…」
彼女への労りなど―他から見ても感じることはないであろう―微塵も感じさせないトーンで言葉を吐き出しながら、私は重なり合った二つの小さな固いピンク色の痼を、その下にある豊かな膨らみを揉む手はそのままに、一口でむしゃぶり付いたのであった…。
168:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/16 01:51:49 SksCyPz5
「きゃあああああっっ!」
私が舞ちゃんの乳首を口に含んだ瞬間、彼女は私の身体の下で再びその肢体を大きく痙攣させ、喉から大きな金切り声を上げた。
その高い周波数が、私の二枚鼓膜にキーン、キーンと響き渡り、その中間にある脳を揺さぶり、その震動が…、頭痛となって現れたのであった。
「ぐっ…!」
その痛みに私は一瞬顔を顰めずにはいられなかったが、彼女の胸の柔らかさを伝えてくる掌の感触に意識を集中し、何とか持ちこたえることができた。
これは、今まで彼女に対して意地悪く振る舞ってきたことに対しての、せめてもの彼女の抵抗なのか―?
そのような考えが私の脳裏をふっと霞めていった。
(なら尚更、負けるわけにはいかないよな…)
奇妙な対抗意識が、私の心の中で頭をもたげてくる。
それは、今まで舞ちゃんにやり込められていた―ということが、私の中でトラウマになりかけているからかもしれない。
私は、そのような舞ちゃんの行動を、初めて異性に裸を晒し、抱かれることに対しての気恥ずかしさに由来するもの―と考えていたが、もしかしたら、媚薬に酔わされ、生来の本性―女王様気質―が現れているのかもしれないとも…、また考え始めていた。
どちらにせよ、男を知らない生娘にイニシアティブを取られるということについては、不快なことは変わりはないが…。
そのような考えに執着した私は、結局目の前にその裸身を横たえている、美しい肉体を持つ深窓の令嬢に対して、少しサディスティックな行動を取っている。
それに対して―意識したものかは私の関知するところではないが―彼女もまた確実に報復を返してくる。
そのような一進一退の攻撃合戦が、廉価なパイプベッドの上で繰り広げられていた。
現時点では…、私の方がやや優勢に肉弾戦を進めては、いる。
その状態を継続するためにも、そして…、決して主導権を手離さないためにも、私は彼女の肉体の敏感な部分を攻め続けねばならない―。
そのような―強迫観念にも似た―考えに囚われた私は、舞ちゃんのピンク色の乳首を二つ同時に口に含み、そのまま―実際はあるはずもない―中に溜め込まれた母乳を吸い出すように、彼女の小振りな突起を吸い立てるのであった…。
169:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/16 15:48:14 SksCyPz5
「やぁぁっっ…、あああっ…、やっ…、やめっ…」
私が舞ちゃんの乳首を吸い上げるたびに、彼女の口からは哀訴の声が出てくる。
しかし、私は全く彼女の訴えを聞く耳を持っていなかった。
あくまでも自分のペースで、彼女の宝石のような肢体を味わいたかったからである。
私は彼女の乳首を二つとも口にくわえ、その重なり合う先端部分の間に自分の舌を差し入れ、出し入れするように前後に動かした。
丁度、鑢で彼女の乳首を削るような形になっている。
「ひっ…、ああんっっ…、ひゃぁっ…、あっ…、ああっ…」
つい先程、彼女の乳首を口に含んだ瞬間に、魂が事切れるほどの悲鳴を上げ、肺の中の空気を一気に吐き出したためであろう、彼女の口から漏れてくるその声は、たどたどしく、弱々しいものになっていた。
しかし、私の心の中には「躊躇」という二文字は存在していなかった。
両方の乳首を口の中で弄びながら、私は、両方の手の五本の―計十本の―指を全て動かして、その突起の根本にある柔らかい膨らみを揉み解していた。
鼻で息を吸いながら、彼女の乳首を吸い上げると同時に、その動きとシンクロさせて、二つの胸の膨らみを両手を使って、乳首を更に勃てるように両側から握り潰す。
まるで、彼女の母乳を一滴残らず搾り取るような、そのような行為を私は頻りに続けていたのであった。
「あはぁん…、ああんっ…、はっ…、はぁぁんっ…」
そのような行為を続けていると、舞ちゃんの喉から湧き起こる声に変化が表れ始めた。
性感帯への刺激で、快感が苦痛を上回り始めたのであろう、再び彼女の声は色っぽく、艶を帯びたものになっていた。
「あはん…、ああはぁん…、あん…、あああんっ…」
彼女のその色気をまぶした美声は…、私の鼓膜と性欲を心地好く刺激した。
(ふふふっ…、また舞ちゃんの身体が高ぶってきたな…)
私はその声を聞き、そろそろ最後の攻撃を繰り出す頃合いだと判断した。
(よし…)
私は彼女の突起の間で動かし続けていた自分の舌を引き抜き、更にピンク色の膨らみを、口の中へと誘った。
そして…、そのまま軽く、そのぷっくりと膨らんだ二つの尖りに前歯を当て、キュッと噛んだ。
その次の瞬間であった。
「やあああああああんっっ!!」
先程以上に大きな、今度こそ事切れるのではないかと思える悲鳴が、彼女の口から溢れ出した。
同時に、彼女の太ももと絡め合っている私の脚に、ジワリと生暖かい感触が広がっていったのだった…。
170:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/16 20:48:40 SksCyPz5
(な、何だぁ…?)
私は、突然自分の身体に襲い掛かってくる―人肌よりやや高い温度の―熱気に当惑を隠せずにいた。
そして…、瞬間的に、口からは舞ちゃんの乳首を、両手は彼女の乳房を離し、そのまま両方の掌を敷き布団の上に付け、上半身を跳ね起こした。
それと同時に、私の背中に軽く回されていた彼女の二本の細い腕が、ずるりと小さく音を立てて、ベッドの上へと滑り落ちた。
「はあっ…、はあっ…、はあっ…、はあっ…、はあっ…、はあっ…」
自分の身体を起こし、目の前にその白い裸身を横たえている少女の顔を見ると…、僅かに頬を紅潮させて、瞳を閉じ、顎を上げた状態で、惚けたようにその気品のある美貌を緩ませながら、大きく口を開けて、荒い息をついていた。
私は、そのまま自分の身体を彼女の肢体からずらし、先程の熱気の理由を確かめるべく…、自分の太ももが置かれていた位置を見てみることにした。
まず最初に、私は自分の両方の太もものうち、熱い衝撃を感じた―丁度内側の―部分をじっくりと見てみることにした。
すると、そこは何か透明な液体がびっちりとこびりついて濡れており、次の瞬間には―冷たくなっていた。
(何なんだ、これは…?)
私はますます原因が分からなくなり、丁度自分の太ももが接していた彼女の身体の部分の方をを見てみることにした。
そこは―、丁度彼女の股間の―女性の大切な部分が鎮座まします―部分であった。
また、その部分も―何かの透明な液体を撒き散らしたかのように、シットリと濡れていた。
更に、その液体は…、彼女の女性器を中心にして放出された痕跡があったのである…。
(ま…、まさか…)
私は、想定しうる中で、最悪の選択肢―舞ちゃんの失禁―が頭の中を霞めたため、彼女の太ももの部分に残る、透明な液体の残滓を右手の人差し指で掬い取り、匂いを確かめるべく、自分の鼻へとその指先を近付けていった。
だが…、アンモニア臭は存在しなかった。
更に、遠目からは分からないが、その液体には、僅かながら、小水とは異なるトロリとした粘り気が確認できた。
(これは…!)
私の頭に、とあることが思い浮かんだ。
その疑念を確かめるべく…、私は誘われるように、その液体を口に含んでいた。
その瞬間、私は自分の考えが正しかったことを確信したのだった…。
171:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/16 21:29:35 SksCyPz5
(やっぱり…)
私は、舞ちゃんがその秘園から吐き出した液体を口に含んだ瞬間、思わず小さく頷いていた。
その液体は…、全く無味無臭であった。
敢えて言えば…、朧気ながら舌を刺すようなピリリとした感触をやっと感じる程度の風味くらいなものであった。
この液体の正体は、舞ちゃんの愛液であった。
つまり、どういうことかと言うと…、私が彼女の乳首を小さく噛んだ瞬間、彼女は再び軽い絶頂を迎えてしまったのである。
そして同時に…、二度目の潮吹きをしてしまったのであった…。
「ふふふっ…、本当にエッチな女の子なんだなぁ、舞ちゃんは…。またイッちゃったんだね…?」
二度も、彼女の―良家の子女として厳格に育てられてきた彼女にとっては、この上なく恥ずかしいものであろう―恥態を目の前にし、精神的に余裕が生まれてきた私は、わざと彼女の羞恥心を煽り立てるように言葉をかけた。
「い…、いやいやいやぁ…、は…、恥ずかしい…。み…、見ないでぇ…。言わないでぇ…」
自分の肉体のコントロールを失い、またもや失態をさらけ出してしまった彼女にとっては、これ以上ないほどの精神的なダメージになったのであろう、彼女は自分の顔を両手で覆い隠し、首を横に何度も振って嫌嫌し続けていた。
「ふふふっ…、もう遅いよ…。それに…」
私はそう言いながら、彼女の身体の上に再び覆い被さった。
そして…、彼女の無駄のない腹部の真ん中に引かれた鳩尾のラインに舌を這わせた。
「ひゃぁん!」
私の舌の感触が伝わったのであろう、彼女は軽く悲鳴を上げた。
ツツツゥゥゥゥッッ…。
彼女の引き締まった、無駄な肉のない腹部の真ん中に自分の唾液を一度擦り付け、舌を離した。
そして…、更に彼女を淫らな愛欲の世界に引き摺り込むため、媚薬の効果を高めるために、彼女の残った理性を破壊する言葉を掛けた。
「もう自分でも分かってる筈だよね…?舞ちゃんは元々いやらしい女の子なんだ…。桜木家の体面があるから、表に出せないだけなんだ…。今、これから、男に抱かれることが、楽しみで仕方無いんだよ…」
「桜木家」「令嬢」「世間体」…。
そのような彼女を拘束する全てのものから解放し、有りのままの自分を晒け出させるように…、私は言葉を紡ぎ続けた。
「あ…、あああああ…」
目の前の舞ちゃんは…、私の言葉を聞いているのか否かは分からないが、両手で顔を覆ったまま、その白い裸身を震わせ続けるだけであった…。
172:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/19 03:56:11 q9WcSbvf
「ふふふっ…、舞ちゃんはこれからもっといやらしいことをされたいんだよね…?そうだよね…?」
更に彼女の気持ちを昂らせるために、私は彼女に―反論の余地を与えないように―質問を畳み掛けた。
「ああっ…、あああああ…」
その質問に対し、舞ちゃんは私の目の前で、ただ嫌嫌するように首を振り続けるだかりであった。
(我、勝てり…)
そのような彼女の様子を見て、攻守が覆されることはもうないだろうという確信を得、更に彼女に対する言葉攻めを続けた。
「そうかぁ…、答えてくれないのかぁ…。素直じゃなくなっちゃったなぁ…。さっきまであんなに色々話してくれたのに…」
私は、わざと残念そうなトーンの声で彼女に話し掛けた。
「それじゃあ、仕方無いね…。口で答えられないんだったら…、直接舞ちゃんの身体に聞いてみるしかないなぁ…」
だんだんと言葉に卑猥な響きを纏わせながら、私は再び彼女の細く白い肢体に覆い被さった。
そして…、ゆっくりと彼女の肉体に自分の身体を密着させ、後退りをしていった。
彼女の柔らかい肌が放つスベスベとしたベルベット生地のような肌触りが、否応なしに私の性感を刺激する。
とりわけ、私の男性のシンボル―肉棒は、結果的に、彼女の張りのあるムッチリとした太ももに擦り付けられることとなってしまい、その感触が私を、甘く蕩ける快楽の世界に誘い、落とし込んでいこうとする。
(うくっ…!)
あまりの気持ち良さに、己が分身は危うく血気に逸りそうになっていた。
(落ち着け…、落ち着け…)
このように、再び私が性的に昂り、それが舞ちゃんに分かってしまい、そのことでまたイニシティブを奪還されたらたまったものではない…。
そう思った私は、暴走寸前まで精力を蓄えた自分の男根を何とか宥めすかした。
幸いなことに…、私の葛藤は目の前にいる彼女には気付かれずに済んだようである。
舞ちゃんは、やはり自分の顔を両手で覆ったまま、恥ずかしそうに小さく首を横に振り続けていた。
(よかった…、だが安心はやっぱりできないな…。次の攻撃へ行こう…)
そう思いながら、そのまま腹這いの状態で、丁度彼女の腹部と対面する位置まで自分の身体を後退させた。
すると、丁度私の目の前に、彼女の可愛らしい臍の窪みがその姿を露にしていた。
「ふふふふっ…」
私は笑いながら、更に舞ちゃんの肉体に快楽の波を送り込むべく…、彼女の臍の中に自分の舌を差し込んでいった…。
173:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/20 04:59:16 XTqi8QJL
「ああっ!」
両手で自分の顔を覆い隠し、自分の表情を見られまいと―まるでそうすることで自分の身を守っているかのように―していた舞ちゃんの口から、再び驚愕の声が響いていた。
恐らく、彼女にとっては、予想もしていなかった侵略者が、彼女のなだらかな腹部に襲い掛かって来たためであろう。
レロッ…、レロレロッ…、レロッ。
ピチャ…、ピチャピチャピチャッ…、ピチャッ…。
私は、そのような彼女の反応が楽しくなり、わざと唾液の音を立てて、まるで彼女の臍の中を犯していくように、何度もその窪みの中に舌を出し入れし…、その度にその縁の部分も舌を回転させて舐め回した。
「ああっ…、ああはああっ…、あんあああっ…」
まだ自分の顔を両手で隠したままではあるものの…、自分の身体の中から湧き起こる淫靡な衝動は抑え切れないのだろう、彼女の喉から湧き上がってくる声は、次第に鼻にかかり、色気を含んだ物になった。
そして現に…、その白い肌はまるで熱に浮かされつつあるように次第にほんのりとピンク色に染まり始め、ビクッ、ビクッと小さな痙攣を起こし始めていた。
「ああんっっ…、あっあはぁぁんっっ…、やんっ…、あああんっっ…」
まるで身体が痙攣を起こすのとシンクロしているように…、肉体の動きに合わせて、彼女の口から漏れる喘ぎ声もまたスタッカートとスラーのついた音符を交互に演奏し続けていた。
そして、舞ちゃんの肉体が奏でるその曲が、まるで更なる愛撫をせがむように、私の背中を押し続けるのであった。
そのため…、私の舌は、まるで何者かに取り憑かれてしまったかのように、彼女の形のよい窪みの中を這いずり回り、存分になぶっていく。
「あっ…、あああああ…」
彼女の肉体は更に小さな痙攣を繰り返し、次第にその肌はピンク色に染まっていく。
彼女の臍の中は…、恐らく何度も性感を刺激され、火照っているからかもしれない、ほんのりと塩辛い味がした。
しかし、それは私にとっては決して不快な物ではなかった。
目の前にいる深窓の令嬢を絵に描いたような美少女が、私の愛撫により性感を刺激され、無意識のうちにその肉体から醸し出した物である。
それを考えれば…、不快どころか、寧ろ感動を覚える味である、と―。
そう思った私は…、もっと彼女の柔肌を味わいたい衝動に駆られたのであった。
そして…、私は自分の欲望のまま、彼女の臍から舌を出すと、腹部の真ん中にあるラインをそのまま舐め始めたのだった…。
174:名無しさん@ピンキー
07/07/20 21:42:05 j+gPKj9E
最近続きが順調に出て良いですね。
これなら舞の最後まで早く読めそう。頑張ってください
175:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/22 01:16:54 LGTjPu8w
ツツゥ…、ツゥ…、ツッツツツゥゥ…。
私は、舞ちゃんの腹部の中央部に、自分の唾液を何度も擦り付けるように、胸の方から下腹部の方まで、何度も舌を往復させていった。
その度に彼女の白い肢体は、まるでベッドの下の方から何かに突き上げられているかのように、ビクン、ビクンと激しい痙攣を繰り返していた。
ギイイッ…、ギギギィィッッ…、ギッギシィィッッ…。
そして…、その眩いばかりに白い輝きを放つ裸体が震える度に、私と彼女が身を預けている廉価なパイプベッドは、まるで悲鳴を上げるかのように、不快な金属の摩擦音を鳴らし続けていたのであった。
「ああっ…、ううんっ…、やっ…、ああんっ…」
更に…、その音に追随するかのように、舞ちゃんの口元からは、可愛らしい喘ぎ声が、小さく、たどたどしく漏れ続けていた。
そして、その声も、力強さこそはないが、自分の肉体に迫り来る悦楽を具現化しているかのように、甘く艶やかな響きを醸し出していた。
また…、快楽にうち震えるその白い身体は、微かに熱を帯びて薄く桃色がかっており、私が舌を這わせているその肌は…、臍の窪みの中同様、ほんのりと塩気を含み、しっとりとした湿り気を伴っていた。
彼女の口からは、どのようなことを望んでいるかの返答を聞くことはできなかったが…、やはり肉体は正直な解答を私に呈示してきた。
目の前にいる深窓の令嬢―桜木舞は、男の愛撫を受け、更なる肉体の快楽を求めていたのである。
譬えどんなに彼女が私をからかうために騙そうとしても…、譬えばあやさんに性の手解きを受けていたとしても…、快楽を押し殺し、反応を抑え込めるほど彼女の肉体は開発されてはいない。
いや、寧ろ全く開発されてはいないに等しい状態なのである。
そうなれば…、この状況に最適な―私が導き出さねばならない―解答もまた、自ずと一つに絞られる。
彼女の肉体を私の手で開発し、この無垢な肉体を肉欲の泉の中に沈め、二度と浮かび上がることのできないようにすること…。
それこそが…、この場における模範解答であろう―。
そのように考え、私は彼女の腹部を撫で回す舌の圧力を更に強め、更に唾液を擦り付け、彼女の腹部の味を堪能しようと、舌を動かす速度をわざと落とした。
「ううんっ…、ああんっ…、ううううんっっ…」
彼女の喉元から、更にくぐもったような、切なそうな声が更に溢れ出していたのであった…。
176:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/22 04:26:54 LGTjPu8w
(さて、と…)
私は、舞ちゃんの胸骨のすぐ下の位置まで舌を這わせると、彼女の―私の愛撫を何の抵抗もなく受け入れている―様子を見ながら、内心で自分自身に語り掛けていた。
(舞ちゃんのこの様子なら…、いよいよ次のステップに進んでも構わないかな…?)
そのように判断すると、もう一度強く彼女の柔肌に舌を押し当て、腹部の真ん中にくっきりと描き出されている轍の跡の上を、ゆっくりと舐めながら、元来た道を引き返し始めたのであった。
「あはあああっ!」
彼女の喉からは、更に切なそうな哀訴の声が漏れ出てきていた。
私は、その嬌声を心地好いBGMとして耳に取り込みながら、下へ下へと舌を這わせていった。
「ああんんっ…、やっ…、やああああんっ…」
舞ちゃんの口からは、断続的に悦楽を訴えかける声が漏れ出てきている。
その声に後押しされるように…、白い、すべすべした大地の上を駆ける復路の便は、ますます力強く、熱い蒸気を轍に吹き付けながら走っていくのであった。
そのようにしていると、私の舌は…、終着点を知らせる轍の端にある窪みの中へと滑り込んでいった。
「ああっ…!!」
舞ちゃんの喉からは、再び大きな、妖艶な声が漏れ出した。
私はその窪みの中で…、彼女の腹部の上で舌を往復させる前にしたように、たっぷりと唾液をまぶしながら舌を回転させていた。
「あんっ…、あんあんあんっっ…、やっやあああんっっ…」
またもや臍の中を舌舐め擦りされる感触に、その周りにある性感が刺激されたのだろうか、彼女はその美しい裸身を戦慄かせながら、上擦った声を上げ続けていた。
ピチャッ…、ピチャピチャッ…、チュウウウッ…。
私は彼女に聞かせるために、わざと唾液が弾ける音を出しながら、彼女の臍をしゃぶっていた。
「やぁぁぁぁ…、あんあああっっ…、あああああああああっ…」
それに対し…、彼女はただ身を震わせながら、私が繰り出す攻撃を受け入れるばかりであった。
(よし…、もう、いいだろう…)
チュウウウッ…、チュウウウッッ…、ペチョッ…。
彼女の腹部の感触を心行くまで堪能した私は…、もう充分と思い、その小さな窪みから舌を離したのであった…。
彼女の腹部から舌を離すと、私は更に下の方へと視線を下げていった。
するとそこには…、舞ちゃんの大切な部分を覆い隠す、黒い茂みが存在していた…。
177:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/22 13:57:46 LGTjPu8w
「あっ…」
その時、舞ちゃんの口から、小さな驚きを含んだ声が飛び出してきた。
だが、それは私の視線が、彼女の恥ずかしい部分に向けられたため―ではなかった。
明らかに、彼女の声は、軽い失望と怨嗟を含んものであった。
どうやら…、私が愛撫を中断したため、性的な昂りをその美しい肢体全てで受け入れていた彼女の心は…、物足りなさを隠しきれずにいるようだった。
所謂、「蛇の生殺し」というやつである。
確かに、この状態のまま何もせずに、心理的に彼女を追い詰めて屈服させ、自らおねだりをするように仕向けることも、決して悪くはない。
それが、清楚な雰囲気を醸し出す良家の令嬢である舞ちゃんならば、尚更興奮するシチュエーションであることは間違いない。
だが、今までさんざん彼女の肉体を弄びながら、肉体的にも、精神的にも追い込んできたわけである。
更にここで駄目押しをするのは、私としてはどうしても気が引ける話であった。
(やっぱり、これ以上は可哀想だよな…)
サディスティックな気持ちに操られるままに彼女を攻め続けていた私だったが…、どうしても真性のサディストにはなりきれない。
それに…、私が今まで彼女の性感を刺激し続けていたのは、彼女の肉体を性的な快楽に導くためであり、彼女を痛め付けて自分が悦ぶためではない。
だから…、ここで放置を課すのは、本来の趣旨とは大きく異なってしまう。
(そうだよな、舞ちゃんが気持ち良くなってくれなくちゃ、私としても嬉しくないしね…)
そう思い直した私は、更なる快楽の世界へと、目の前にいる美少女を誘うため、少し自分の肉体を彼女の足元の方へとずらしていった。
そして…、自分の顔の位置を同時に下へと下げ、彼女の大切な女性の秘宛と対面したのであった…。
178:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/23 00:33:17 PkXfMqTW
私の目の前に現れた舞ちゃんの秘処は…、下腹部のなだらかな丘に生えた如何にも細く、柔らそうな飾り毛に覆われていた。
しかし、アンダーヘアの生えている面積は決して大きくはなく、しかも毛質のせいもあるのだろう―その隙間からピンクの下地の色がチラチラと顔を覗かせていた。
「ゴクッ…!」
ようやく辿り着いた彼女の肉体の最終地点、そして…、その部分が描き出している余りにも卑猥な光景に、私は生唾を呑み込むことを堪えることはできなかった。
舞ちゃんの下腹部を覆う密林は、彼女の恥丘の上に楕円形になって生えている。
そして、その密度は…、先程私の腕の中で子供時代と訣別した―『卯月学園のマドンナ』と称されるほどの美少女―結城瑞穂ちゃんよりは濃いものであった。
しかし、だからと言って…、舞ちゃんのデルタ地帯が黒々とした毛に覆われているというわけではない。
舞ちゃんのアンダーヘアも…、同年代の女の子達から見れば、薄い方の部類に入る。
もっと言えば…、瑞穂ちゃんのデルタ地帯の密林が薄過ぎるのである。
瑞穂ちゃんの股間を飾り立てる恥毛は、どう贔屓目に見ても年齢相当のものとは思えないほど、薄かったのである。
それは、女の子の肉体が少女から女の身体になる第一次性徴を迎えて間もない頃の肉体のように…、産毛と区別が付かない程の柔らかく、短い毛が、申し訳程度に覆っていた状態であった。
だから、彼女の秘器への入口を隠すという目的を達成することができず、ずっと彼女の股間を眺めている間、その大切な部分への門である秘唇が目に入らなかったことはなかった―。
つまり、簡単に言うとするならば、それだけ薄い瑞穂ちゃんのアンダーヘアを比較対象にしたこと自体がそもそもの間違いで、そこから舞ちゃんの下腹部のヘアの生え具合を説明しようとした私が馬鹿だった、ということだろう。
まあ、それはどうでもいい話だ。
私は、そのように薄く、彼女の秘部を軽く覆い隠しているヘアを、目を凝らしながらまじまじと眺めていた。
やはり、その生え方は、舞ちゃんの生まれ育って来た環境を具現化したかのように、上品さを漂わせたものであった。
(綺麗な…、アソコの毛だよな…)
アンダーヘアを誉めるというのは滅多にない話だとは思うが…、私はそのように思わずにはいられなかったのであった…。
179:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/23 02:28:20 PkXfMqTW
(しかし…、どんなに綺麗でも、やっぱり大切なのは感度だよな…)
舞ちゃんの薄く柔らかいアンダーヘアと―その密林の下に姿を隠している彼女の女性自身を目の前にしながら、私はそのように考えていた。
(今までずっと舞ちゃんの身体を弄ってきて、感じてくれているのは分かったけど…、やっぱりここの感度が一番大切だからな…)
そう思いながら彼女の股間を眺めていると…、次第に目の前の光景が小刻みに揺れているのに気が付いた。
どうやら…、愛撫をやめた私が何をしているのかを―舞ちゃんは気付いたらしい。
自分の一番大切な部分を改めて見つめられて、彼女の心の中に一気に羞恥心の嵐が吹き荒れた様子であった。
「あ…、あああああ…」
目の前の光景が上下に微振動を続ける度に、私の頭の遥か彼方の方向から、震えるような声が断続的に―肉体の振動に合わせるように―私の鼓膜の中へと伝わってきていた。
(おいおい…)
私はそのような彼女の様子に、内心奇妙さを感じていた。
(ちょっと前までの舞ちゃんなら…、自分のアソコを見られても平気な顔をしてたのにな…。いや、寧ろ見せつけるような、挑発的な態度を取っていたっけ…)
私に迫ってきた当初の頃からの態度の変化に、私は心の中で密かに苦笑していた。
(やはり、彼女のあの態度は…、媚薬に酔わされたからかな…?それとも、ただの虚勢か…?それとも…?)
私は想定される選択肢を逐一挙げていったが…、最後の物に行き着いた時、背中に氷を擦り付けられた時のようなゾクリとした寒さを感じていた。
(まさか…、演技…?)
この時、目の前にいる華奢な身体を持つ美少女が取っている態度が…、まさか男心を擽るための芝居だったとしたら…?
「ゴクッ…」
今度は、先程とは別の意味で、生唾を呑み込まずにはいられなかった。
(ま…、まさかねぇ…)
私は、その恐ろしい選択肢を、即座に頭の中から消去した。
(か…、考え過ぎだよな…。あ…、あはははは…)
口にこそしていないが…、私の頭の中に乾いた笑い声が響く。
(さ…、さぁて…、そんな馬鹿なこと考えてないで…、さっそく感度を、見てみようかな…?)
懸命に気持ちを立て直し、私は彼女の性感帯に新たな刺激を与えるべく、彼女の薄いヘアに、フウッと息を吹き掛けたのであった…。
180:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/24 03:38:33 88QmE7Tk
フゥゥゥゥゥッッッッ…。
すぼめられた私の口から、舞ちゃんの股間に向かって…、静かに、ゆっくりと吐息が吹き掛けられた。
すると…、私の口から直線に流れ出した気の塊は、彼女の薄いヘアが生え揃ったなだらかな壁に反射し…、両脚の付け根に向かって、両方向に広がっていった。
その証拠に…、彼女の薄くて細い飾り毛は、微かながらその中心部分が左右に開いたのであった。
それと同時に、その茂みの裏側にあったピンク色の柔肉の扉が、より一層その姿を表し出した。
「ああんっ!」
吐息が自分の股間を撫でる気の流れをカンジタのだろうか、舞ちゃんは小さく短い悲鳴を上げ、僅かばかり目の前で小さくその白い肉体を震わせていた。
同時に…、彼女の両脚が大きく広げられ、彼女の大切な部分の全容が、より克明に私の視界の中に飛び込んできたのであった。
彼女の股間にある秘部は…、今まで私が彼女に対して施してきた愛撫のせいであろうか、その縦のスリット部分が僅かに綻び、その間から、艶かしいほどのピンク色の内部の様子が、その間から微かに垣間見えたのであった。
更に…、その付け根の部分に鎮座する丸い肉の芽は僅かに大きく膨らみ、自分の存在を私に対して誇示していた。
また…、彼女の秘肉は、先程その内部から勢いよく吐き出した愛液のためであろう、その上にある密林の部分も含めて、しっとりと濡れそぼっていた。
そのあまりにも卑猥過ぎる光景に…、私の中の野獣は再び覚醒したのであった。
私は、悪魔の囁きに誘われるまま、そして操られるままに、自分の両手をその濡れて光を微かながら反射している彼女の肉門に向かって近づけていった。
そして…、右手の親指と人差し指で、彼女の恥丘を隠すための草原地帯を撫で始めた。
シュッ…、シュッ…、シュッ…。
私の右手の中で、細い彼女の恥毛が、私の指の腹で擦られ、僅かながら摩擦音を立てていた。
そして…、そこに絡み付いていた彼女の蜜の残滓が私の右手に纏わりつき始めた。
だが、私は躊躇することなく、彼女のデルタ地帯の草原を撫で、そこにある毛を弄んでいた。
彼女の柔らかいアンダーヘアは、私の指に絡め取られ、その指の動く方向に従順に付いていった。
シュッ…、シュッ…、シュッ…。
私は彼女の股間を、指で軽くブラッシングしながら、その感触を楽しんでいた。
その一方、私の左手は、その真下にある舞ちゃんの宝珠に到達しようとしていたのだった…。
181:名無しさん@ピンキー
07/07/25 01:23:28 HZrqjN43
下がりすぎだろ?
719って
182:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/25 05:02:57 1WrlPjYV
「ああんっ…、はぁっ…、んんっ…」
局部に性感帯が集中して存在する男と異なり、女性の場合はそれが身体中分散しており、そのせいもあり一つ一つの感度もまた鈍くなっているという説がある。
だが、そうであっても性器周辺はやはり事情が異なるらしい。
股間の丘を飾る密林地帯を私の指が動く度に、その密林の持ち主である美少女―舞ちゃんは、喘ぎ声を上げ続けていたのであった。
サワッ…、サッ…、シュッ…。
私は、薄めに生え揃った彼女のデルタ地帯を擦り続けた。
すると…、指と毛の摩擦音が小さく私の耳に入ってくる。
その音が鼓膜を振動させる度に…、私の欲情はますます大きなものになっていく。
その結果…、私の劣情に比例するように、彼女の恥丘を撫でる指の動きはより大きなものになっていくのであった。
「ああんっ…、やっ…、やぁぁぁっ…」
微かな摩擦音は彼女の耳にも入っているのだろうか、指の動きが大きくなる度に、舞ちゃんは自分の身体をより大きく―まるで私の愛撫から逃れようとするかのように―揺すっていた。
だが、私は彼女の広げた肉付きのよい太ももを片方ずつ肘で抑え込み、彼女の身動きを封じていた。
「ああ…」
どんなに激しく動いても事態が変化しないことを悟ったのだろうか、彼女の口から諦観とも取れる声が一つ漏れ出してきた。
すると同時に…、私の左手の親指と人差し指が、プックリと膨らんでいる彼女の秘芽に到達し…、そのまま捻り上げた。
「あああああああああああっっ!!」
流石にこの部分の感度が鈍いということはなかったらしい。
彼女の喉からは、先程の諦観の声とは比べ物にならないほどの叫び声が響いていた。
しかし、私はそのまま左手の指を動かし、ピンク色の女芯の回りの皮膚を剥いて、更に露出させていった。
「あああっ…!だ…、駄目ぇ…、マ…、マスター…、やっ…、やめてぇ…!!」
悲しげな様子を含んだ哀訴の声が彼女の口から出てくる。
しかし…、私はその声に耳を傾けようとは思わなかった。
より、彼女の秘芽を剥き出しにし、両手を使い彼女の性器を刺激していた。
「あっ…、あああああっ…、あはぁぁぁぁぁん…」
彼女の口からは、先程の悲しみを含んだ声とは別の…、快感を感じ始めたとしか思えない色気を含んだ吐息が漏れ出してきていた。
また、それを証明するかのように…、彼女の秘密の園の扉は更に綻びを見せ、中から透明な蜜を滾滾と溢れ出し始めていたのであった…。
183:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/26 03:57:14 UGKFjCOI
「あああんっ…!あんっ…、だ…、駄目ぇ…、マ…、マスター…、駄目ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
今…、「清楚」という言葉を体現している深窓の令嬢―桜木舞は、大股開きの姿勢で、男に自分の秘所を覗き込まれながら、その開き始めた柔らかい肉の花弁と雌しべを、執拗にまさぐり続けられていた。
だが、そのような―女性にとって屈辱的とも言える―姿勢を取らされて、秘部を弄ばれ続けていても、その白い裸身が放ち続ける輝くばかりの気品は失われることはなかった。
いや…、正確に言うとするならば、媚薬により性感を高められ、そして私の繰り出す攻撃による刺激で、彼女の肉体は強制的に性的に開花させられてしまっていた。
そして…、それらの要素が全て彼女の性感をピンポイントに揺さぶりをかけ…、その快楽の世界を受け入れた彼女の白いシルクのような柔肌は、ほんのりと薄いピンク色に染まり、上気している様子が手に取るように分かった。
その薄桃色が…、彼女が元々持つ気品に対して、「妖艶」というアクセントを加えていた。
「品」と「色気」…、一見すれば相反するこれらの要素が今手を取り合い、桜木舞という美少女の魅力を更に引き出していたのであった。
その魅力にすっかり当てられてしまった私は、更に舞ちゃんの剥き出した秘芯を左手の爪の間に挟んで摘まみ、軽く指を動かしながら擦っていた。
「あああああああああああっっ!!」
敏感な部分を更に攻撃され、そこから湧き上がる快楽の電気信号が脳に向かって多量に流れ込んでいるのだろう、彼女の口からは、更に切なそうな悲鳴が漏れてくる。
しかし…、深窓の令嬢の「女」の声を聞きたいと思っていた私は、更に躊躇することなく、開きかけた彼女の女のスリットを右手人差し指の腹で撫で上げていく。
「あああああああああんんっ!」
やはり性器自体への攻撃は効果覿面のようだった。
私の指が花弁を撫でる度、彼女はその白い裸身を更にビクビクと震わせた。
そして…、その肉の扉の隙間からは、愛の泉が更に湧き出す。
(これは、もったいないな…。舐めないと損だよ…)
私はその光景を眺めながらそう思った。
そして…、彼女の蜜の味を確かめるべく、指で秘園を弄び続けたまま、私はそこへと顔を近づけようとした。
その時である。
「ま、待って…、待って下さい…」
自分の目の前にいる男の意図に気付いたらしく、私の行動を遮る舞ちゃんの声が、私の頭上の方から聞こえてきたのであった…。
184:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/27 05:28:26 CkcKyFoW
その言葉に顔を上げてみると、視線の先には私の顔―正確には、私の顔により占拠された自分の股間の方向―をじっと見つめる舞ちゃんの顔があった。
その様子は…、美しい面差しを紅潮させ、右手を小さな口元に当ててていた。
そして、その華奢な身体をモジモジと動かし始めていたのであった。
「ん…、どうしたの…?」
私は、さて、これから…という時になって、自分の行動を中断させられてしまったことに内心不快さを感じながらも…、冷静を装い彼女に尋ねた。
「あ…、い…、いいえ…」
彼女は、顔を真っ赤にしたまま視線を外した。
だが、何か言いたいことがあって、私の行動を止めてはみたものの、やっぱり口にする勇気が湧かずに言い澱んでいる―というのは明らかだった。
そのような舞ちゃんに対して、私は彼女の気持ちをリラックスさせ―彼女の心を縛り付けている緊張の糸を手元に手繰り寄せ、少しずつ解いていくように―、声の調子を落ち着かせて尋ねてみることにした。
「こういうのは…、やっぱり嫌…?」
すると…、彼女は私の言葉を強く否定するかのように、大きく首を横に振った。
「い…、いえ…、そうじゃ…、ないんです…」
彼女は、まるで消え入るかのような小さな声で返事をしながら、更に右手で口を隠すような仕草をし、更にその肢体をモジモジと動かしていた。
私は、彼女の意図が全く分からずに、眉間に皺を寄せ、更に口元を歪めて怪訝な表情を浮かべてしまった。
すると…、まるで私が怒っているように見えたのだろう、舞ちゃんは慌てて次の言葉を、その口から紡ぎ始めたのであった。
「い…、いえ…、マスターに…、その…、可愛がって…、頂くのが…、嫌ってことじゃ…、ないんです…」
彼女は、言葉を発する度に、ますますその白い身体をモジモジと揺り動かしていた。
「む…、寧ろ…、わ…、私も…、気持ち良くなりたいし…、マスターに…、して頂きたいと…、思っています…」
今、ハッキリと、目の前にいる美貌の才媛は、自分の肉体に与えられる快楽を受け入れることを、自らの意思で表明したのである。
とうとう、淫欲が彼女の精神を完全に手中に収めたのであった。
そして、そのことは、彼女の次の言葉で決定的なものとなったのであった…。
185:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/27 20:53:14 CkcKyFoW
「で…、でも…、私だけが…、マスターに気持ち良くしていただいても…、不公平だと思うんです…。だ…、だから…」
舞ちゃんはそこまで言うと、一度言葉を切り、眼を瞑って大きく息を吐き出した。
そして…、まるで何かを決意するかのように―自分自身に言い聞かせるかのように―言葉一つ一つに力を込めて、しっかりとした口調で意思表明をしたのだった。
「だから…、私も…、マスターを…、気持ち良くしてあげたい…。私とマスターが…、お互いに…、気持ち良くなるようにしたいんです…」
そこまで言うと、彼女はその端正な顔を更に朱色に染めたのであった。
「舞ちゃん…」
私は、彼女の提案に少しの間言葉を失っていた。
確かに彼女は…、その清楚な雰囲気を醸し出す外見とは裏腹に、性的な知識を充分に持ち合わせている。
また、それが―これから純潔を失うという緊張感と相俟って―暴走し、女王様的なキャラクターになってしまったこともあった。
しかし、その女王様的な思考が対象としてきたベクトルは、性的な知識が乏しい瑞穂ちゃんへのレクチャーや、また、瑞穂ちゃんを抱いている私に対してけしかけるというものがほとんどであり、彼女自身を対象としたものではなかった。
確かに、彼女は私に―媚薬のせいもあるだろうが―抱かれることを求めはしたものの、ここまで大胆に、積極的に快楽を―しかも、お互いに性的な快感を得ようと求めてきたのは―恐らく初めてであろう。
しかし…、私はそのような彼女の気持ちがまた、嬉しくもあったのも確かであった。
ようやく、この清楚な令嬢を―肉体的にも精神的にも自分の所有物にすることができる―。
そう思うと、私の股間の男性の象徴にまた熱い衝動の波が流れ込んでくるのを感じていた。
しかし…、人間というのは現金なものである。
つい先程まで私の心の中にあった―舞ちゃんのしおらしい態度が演技なのではないかという―不安は、彼女の提案を聞くと同時に、綺麗さっぱりと消え失せていたのだった。
(演技でも何でもいいや…。とにかく舞ちゃんが一緒に気持ち良くなろうと提案して来たんだ…。そんなことは、些細な事だ…)
そのように思い、私は舞ちゃんの提案を受け入れることを決意した。
「そうだね…、そうしないと面白くないからね…」
私は彼女に、微笑みを浮かべながらそう話しかけた。
「じゃあ、舞ちゃん…。ちょっと起きてもらえるかな…?」
私のその言葉に、彼女は無言で頷いたのであった…。
186:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 18:12:05 fahRRiIf
つか、助けて~
187:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/29 22:32:07 STq1SNZB
私の言葉を受け、舞ちゃんがゆっくりとベッドの上から背中を起こし始めた。
同時に、私は彼女の股間から離れ、ベッドの上で正座するような体勢になった。
すると、彼女は、自分の肉体から私が離れたのを確認すると…、仰向けにされた蛙のように、左右に広げられた太股をゆっくりと閉じていった。
彼女のそのような行動と共に、目の前に露にされていた彼女の秘部が、まるで引き幕が閉じられていくように、ゆっくりとその姿を隠していった。
反射的に…、私はその様子を見て、急に名残惜しい気持ちになってしまった。
これも…、男の性という奴だろうか…?
(まぁ、そうガッカリするなよ…)
私は、少しだけ失望してしまった自分の情けなさが恥ずかしくなり、自らを鼓舞するように内心語りかけた。
(じぃたばたするねぇぃ…。まぁだ第一幕が終わったばぁっかりでぇぃ…。これから第二幕が開演されらぁぃ…。そうすりゃあ、舞ちゃんのアソコを、まぁたじっくりと見られるってぇもんやぁ…)
照れ隠しのために、わざと歌舞伎口調で考えながら、私は心の中でおどけていた。
そのような私の内心など―当然のことではあるが―御構い無しに、舞ちゃんもまた、私と同様に、ベッドの上で―私と相対するように―きちんと正座をして、私の方を向いていた。
「はい…、でも…、これからどうすればいいんですか…?」
彼女のその一言で、私の心は目の前にある現実の世界に引き戻された。
「あ…、う…、うん…」
心の準備がまだ不充分だったため、私の声は裏返ったものになってしまっていた。
そんな私の様子を、彼女はきょとんとした顔をして見ていた。
「じ…、じゃあ…、私がベッドの上で横になるから…、舞ちゃんは、私の顔を跨ぐ形になって、四つん這いになってもらえるかな…?」
その一言に…、舞ちゃんは更に顔をかぁっと赤らめた。
そのような彼女を見て、私は更に言葉を続けた。
「ま…、舞ちゃんも恥ずかしいかもしれないけれど…、わ…、私も充分に恥ずかしいんだよ…。で…、でも…、二人が同時に気持ち良くなるのは、これがベストな姿勢だと思う…」
私は、先程の声の上擦りを、緊張のせいと彼女に思わせるために、声をわざとひっくり返したままで続けた。
「そ…、それに、わ…、私が上になってもいいけど、仮に…、ま…、舞ちゃんがしてくれて…、身体の力が抜けて、思いっきりのし掛かったら、重いからね…」
私は、声を裏返らせ、先程のことを誤魔化し続けた…。
188:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/30 01:26:39 9vYOHVuY
その時で、あった。
先程まで、神妙な面持ちで私の話を聞いていた舞ちゃんの顔に、笑みが浮かんだのであった。
「くすっ…」
同時に、小さな笑い声を上げていた。
「そんなに緊張しないで下さい、マスター…。大丈夫です、私は…。ただ…、やっぱり、殿方に…、じ…、自分の…、大切な所を…、また見られてしまうと思うと…、恥ずかしいですね…。一度経験していても、慣れません…」
そう言うと、彼女は再び頬を紅潮させた。
「そ…、それに…、マ、マスターも緊張なさっていると思うと…、余計に、恥ずかしい…、です…」
そう言うと、彼女は…、羞恥心を隠し切れない様子で、下を向いてしまった。
「ああ…、ごめんね…」
その様子を見た私の口からは、ほぼ反射的に謝罪の言葉が吐いて出てきた。
「そうだよね…、ちょっと私の態度は無神経過ぎたね…。やっぱり、私の方が年上だし、舞ちゃんをリードしなくちゃいけないよね…」
そのように言葉をまくし立てながら、私は先程の―心の中で間抜けな一人芝居をしていた―ことがばれなかったと思い、安堵していた。
私はゆっくりとベッドの上で腰を浮かし、膝立ちの状態になって彼女のいる方向へと近づいた。
そして…、彼女の華奢な肉体を軽く抱き締め、額に軽く口付けをした。
「もう私も大丈夫だよ…。心配掛けてごめんね…。さぁ、一緒に…、ね…?」
彼女の額から口を離すと、そのまま自分の口を彼女の左耳の前へと近付け、そのまま吐息を吹き掛けながら、囁いた。
そのような私の行動に、舞ちゃんは一瞬だけ戸惑った様子を見せたが…、互いに求めていることは一緒であり…、私も、彼女も、その魅力には抗うことは、もはやできなくなっていた。
すると…、彼女もまた、私の左耳に、小さく息を吐きかけながら、そっと囁き返してきたのであった。
「はい…」
その時の彼女の声は…、情欲を求める、一匹の牝のものへと変わっていた…。
189:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/30 20:15:02 9vYOHVuY
舞ちゃんの華奢な肢体を腕の中から解放すると、私はそのまま、仰向けの姿勢でベッドの上に身を横たえた。
同時に、彼女は―私の邪魔にならないようにと気を遣ってのことだろう―私の右側に更に移動し、正座をして私の様子を見守っていた。
ギィ…、ギィ…、ギシィィィ…。
二人分の体重を受け止めているスチールパイプのベッドが、私達が動くのと同時に、軽く軋む音を立てた。
私は舞ちゃんの様子を見ながら、少しずつベッドのセンターラインに自分の脊髄を置くように体制を微調整しながら、ベッドの上を、身体をくねらせながらもぞもぞと動いていた。
その様は、傍目から見れば、まるで芋虫が悶絶しているような珍妙な光景だろうが…、その空間で、笑い声を上げる人は誰もいなかった。
現に、私の横で、じっとその様子を見つめている気品に満ちた美少女―桜木舞もまた、顔では微かな微笑みを浮かべているものの、それは決して可笑しさに由来するものではなかった。
その証拠に、その笑みの中にある瞳に浮かぶ表情は、真剣そのものであった。
それだけで―彼女の意気込みが、私に犇犇と伝わってくる。
そのような彼女の気持ちに応えるべく、私は自分の身体の位置を慎重にセッティングしていた。
もし、万が一でも、少しでも位置がずれて、二人分の体重がベッドの一方に偏り過ぎて転覆したり、また、彼女が私の身体を跨ぐ際、ベッドの余白部分が足りず、そのまま滑り落ちてしまったり、そのようなことが絶対に起こらないようにしなくてはならない。
これが、高価なダブルベッドやセミダブルならば、そんな心配は杞憂なのだろうが、私達が身を預けているのは、純粋に一人用の安物である。
そのような慎重さを否応なしに要求される羽目になり…、緊張せざるを得ない。
私は、背中の皮膚に伝わる感触に神経を集中し、その内部にある筋肉を動かし続けた。
そのようにしていて、ふと自分の左右を見てみると、ベッドの余白が均等になっているように思われた。
私は、更に確認をするため、自分の頭の上へと視線を送った。
すると、丁度自分の頭の上にある金属製の柵の真ん中の部分に、自分の頭頂部があることがはっきりと確認できた。
(よし、OKだ…)
私は仰向けの姿勢のまま、僅かに首を曲げて舞ちゃんの方を向いた。
「さあ…」
促すように声をかけると…、彼女もまた小さく頷き、私の上を―自分の秘処をまるで私に見せつけるようにしながら、ゆっくりと跨がり始めた…。
190:PH ◆dm0xWPqWYs
07/07/31 04:55:07 hJK/axKB
「ああ…」
私の股間の方から、切なさを含んだ―それでいながら、どこか哀しげなトーンを帯びた―声が聞こえてきた。
同時に目の前では、しっとりと濡れ、綻び始めたピンク色の花弁と、同じくピンク色をした真珠が、だんだんと自分の顔へと近付いてきている。
また、私の―これ以上ほどにその硬度を高めた―肉の柱には、一定の間隔で生暖かい空気が幾度となく吹き付けられていた。
フゥッ…、ハァッ…、フゥッ…、ハァッ…、フゥッ…。
その空気の流れが、私の肉棒の敏感な部分を程よく刺激し、中にある海綿体が、ますます身体の中を流れる血液をその中へと吸い取っていた。
この時何が起こっていたかと言うと…、私の身体の上で、「清楚」という言葉は、彼女のためだけに存在するのではないかという雰囲気を醸し出す美少女―桜木舞が、私の顔目掛けて少しずつそのほっそりとした腰を落としていたのであった。
「ああっ…、あっ…、あああっ…」
彼女の白いヒップは、男に自分の性器を見られている羞恥心が彼女の心に去来してきたのだろうか、小さく小刻みにプルプルと震えていた。
その震えのせいもあり―目の前では繰り広げられている淫花の映像は、気恥ずかしさに染まる彼女の白い柔肌、そして開きかけた秘園から滾滾と溢れ出す淫蜜と相俟って、ますますその光景を淫らなものへと変化させていった。
すると…、僅かに震えている彼女の秘宛からは、私の顔目掛けて、愛の雫がポタリ、ポタリと数滴垂れてきていた。
すると、その中の一滴が、偶然にも私の口の中に入ってきたのだった。
無論、その結果…、彼女の肉園の内部の味が微かに口の中を伝って、喉元へと進んでいった。
舞ちゃんの愛液は…、既に私の愛撫によってかなりの量の泉を湧き出させてきたためであろう、彼女の秘場を攻撃し始めの頃のピリッとした刺激はやはり感じなくなっていた。
その代わり、ほんのりと―異性を惹き付けるための牝のフェロモンが分泌されているのであろうか―その香りを鼻の中へと導き入れた瞬間から、瞬時に口と喉を通過していき…、その結果まるで酒に酔わされたような感覚に陥った。
すると…、私は次の瞬間、彼女の愛液を更に求めたくなる衝動に駆られた。
その誘惑に瞬時に屈した私は…、そのまま彼女の秘部へと両手を導き、ゆっくりとその入口の扉に両手の親指と人差し指でかけ、静かに開門していったのであった…。
191:名無しさん@ピンキー
07/07/31 22:58:27 7JM2UVG2
この状態から舞がおしっこしたらヌキまくれる
192:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/02 05:17:49 YVXsDO6F
「あっ…、あああっ…!?」
自分の大切な部分を更にまさぐられる感触が、脊髄から脳に向かって一気に駆け上がっていったのだろうか、目の前にあるピンク色の肉の扉を開門させると、舞ちゃんは声を上擦らた嬌声を響かせながら、身体を小さく痙攣させた。
更に―恐らく反射的に―自分の肉体に対しての攻撃への防御本能が働いたのであろう、彼女の腰は大きく跳ね上がり、私の指を振りほどいていた。
しかし…、そのような彼女の肉体が示した抵抗は、ほんの一時のことに過ぎなかった。
その次の瞬間には、大きな逆ベクトルの力が作用していたのであった。
大きく突き上げられ、私の視界から遠ざかっていった彼女の丸みを帯びたヒップは…、反射運動から解放されると、重力に従って急降下を始めた。
そして…、そのまま、彼女の秘園が私の目前にグングンと近付いてきたと思うと…、そのトロリと秘蜜を滴らせているピンクの宝珠を私の顔に密着させようとしていた。
(おっと…!)
咄嗟に私にも自分の身を守ろうとする防御本能が働き、スンデのところで、両手を広げ、バレーボールをする際のレシーブの形を取りながら、彼女の臀部を受け止めたのであった。
「くっ…!」
ズシリと重い衝撃が、私の両手にのし掛かってくる。
そのような力を、私は上下の奥歯を擦り合わせ、軋ませながら受け止めた。
幸い、彼女の秘部が、私の顔面に衝突する…、という最悪なシナリオは回避できた。
中には、その方がいい、羨ましい…と思う人もいるかもしれないが、仮にそれで、鼻の部分の骨が折れたら洒落では済まない。
この場合では、やはり…、「受け止める」というのが最善の策なのだ。
(ふうううっ…)
私は、危険を回避できたことで、小さく心の中で安堵の溜め息を吐いていた。
だが、その次の瞬間には、私の視界の中に、あまりにも卑猥な光景が飛び込んできた。
しっとりと濡れた彼女の秘唇が、微かに解けてそね内部の様子を私に垣間見させながら、―まるでその下にいる男を誘うかのように―ヒクヒクと震えていたのだった。
そのような「目の毒」―いや、「目の保養」なのかもしれないが―とも言える光景に、私はついさっきまでの自分の身に迫りつつあった危険など、すっかり記憶の範疇から消え失せていた。
(ゴクッ…!)
私の喉が大きく鳴り、生唾が食道の中を流れていく。
次の瞬間…、私の両手は、つい先程受け止めた彼女のヒップを、そのまま撫で回し始めた…。
193:名無しさん@ピンキー
07/08/03 04:28:48 BwO4Gc8E
保管庫ないの?
194:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/03 05:53:25 gqk0mygZ
「えっ…、あっ…、な…、何…?」
舞ちゃんの口から、再び戸惑いを隠せない声が漏れてくる。
先程、自分の身に襲い掛かってきた悦楽により―彼女の思考能力を更に吹き飛ばしてしまった様子だった。
だが、そのような彼女の状態は、寧ろ好都合であると言っても過言ではなかった。
深窓の令嬢―一般の市井である我々にとっては雲上人である存在―を、更に肉欲の世界に引きずり込み、その肉体に自分の痕跡を刻み付けることができる―。
そう、例えるなら、可憐な花を手折り、踏みにじり、汚していくような感覚―という思いに、私の獣性は再び解放されようとしていた。
私の両手は、彼女の肉付きよく発達した彼女の臀部の肉を受け止める姿勢のまま鷲掴みにし、自分の顔の方へと更に手繰り寄せるようにしながら揉み始めた。
「えっ…、あっ…?あああっ…!」
彼女の口からは、またもや驚愕の響きに満ち溢れた声が飛び出してきた。
私は彼女の理性の回復を封じ込めるために、忙しなく両手を動かし、彼女のお尻を刺激さ続けた。
そうしているうちに、彼女の肉体の様子に再び変化が表れ始めてきた。
「あっ…、ああっ…、あんんっ…、あああんんっ…」
彼女の口から溢れ出す声に、再び淫らなトーンが甦り始めていたのだった。
更に…、私の目の前に鎮座まします彼女の秘処からは、それまでの快楽により解されたその秘門の隙間を縫うように、更に一層の愛蜜がトロトロと溢れ出していた。
また…、その上にある彼女の―小さくすぼまった菊の形をしたもう一つの扉は―手の動きに合わせるかのように、ヒクヒクと震えていた。
彼女の桃尻の間から溢れる果汁―先程口で受け止め、その味に酔いしれた―に魅せられた私は、再びその味を堪能しようと、手の動きはそのままに、彼女のスリットへと舌を這わせた。
「あああんんっ!」
私の舌の動きが、そのままダイレクトに彼女の性感を揺さぶったのであろう、彼女の肉体は大きくビクビクと震えた。
しかし、私はそのようなことはお構い無しに、自分の舌を舞ちゃんの秘密の扉の前で踊らせた。
「あんっ…、あんんっ…、あはあああんっっ…」
次第に彼女の声のトーンが、上り調子になる。
同時に、舌を通じて私の口の中に流れ込んでくる彼女の愛液の量は、ますます増えてくる。
私は、その愛液を一滴残らず逃すまいと、舌を動かし、受け止め続けていた…。
195:名無しさん@ピンキー
07/08/03 08:30:12 omM8fZ/5
URLリンク(www34.atwiki.jp)
>保管庫ないの?
あるけどあるだけで、古いスレッドとかからもほとんど保管されてない。
過去ログもってる人に色々とお頼みしたい。
196:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/04 02:21:36 OsaFJSNM
「ああああんっ…、お…、お願い…、ゆ…、許してぇ…」
秘処を男の舌で弄ばれている舞ちゃんの口から、懸命な哀訴の声が飛び出してくる。
だが、彼女の肉体の下から、愛撫を続けている男―つまり、私なのだが―は、決してその声に耳を貸そうとはしなかった。
私の舌は、彼女の鮮やかなピンク色の女性自身から滾滾と湧き出される透明な蜜を求め、ひたすら彼女の秘園の入口の僅かな隙間を強引に抉じ開けて、啜り続けていた。
「はぁぁぁんんっ…、いっ…、やああああんんっ…」
恐らく彼女の肉体に襲い掛かる衝撃は凄まじいものがあるのだろう、舞ちゃんのスレンダーな肢体はますますビクビクと痙攣の度合いを強めていた。
そのような彼女の様子を眺めながら、私は彼女の尻肉を両手で掴み、円を描きながら更に揉んだ。
その手の動きと共に、彼女の花園から湧き出す泉は、その量を増大させていた。
それと同時に…、その液体も、当初は僅かながら粘り気があり、微かにピリリと舌を刺激するような感覚があったが、次第にサラサラとした感触だけのものに変化していった。
しかし…、それこそが、桜木舞という美少女の内部で起こっている変化のバロメーターなのである。
そして現に…、彼女の陰処から湧き出す蜜には、彼女のフェロモンが溶け込み始めている。
その―男を一匹の牡に変え、惹き付けて止まない―淫臭が、ますます私に彼女の蜜を求めるようにけしかけてくる。
私は両手の円運動を続け、彼女の臀部を揉みしだきながら、次第に両手をその真ん中―つまり、彼女の秘園へと寄せていった。
そして…、両手の指がぶつかる位置まで接近させると、親指と人差し指でその入口の花弁を摘まみ上げた。
「あああっっ…!」
敏感な部分を摘ままれる感覚がまたもや彼女の大脳へと突き抜けていったのだろう、舞ちゃんの口からは、やはり叫び声が出てくるのであった。
しかし、私は彼女の秘部を拡げたまま、更に奥へと舌を差し出し、より淫らな液を求めていった。
「んあああああっっっ!」
舞ちゃんの口からは、その可愛らしい声を生み出す声帯が壊れてしまうのではないかと思えるほどの悶えた声が飛び出した。
私は、更に彼女を絶頂に導くために、更に彼女の中へと舌を抉じ入れた。
しかし…、目の前にいる美少女は、私の愛撫に対して耐える素振りを見せ始めたのだった…。
197:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/05 15:03:31 vEktkegz
「んんっ…、ず…、狡い…、狡い…、です…、マスター…」
互いの性器を見せ合う格好で絡み合い、私の身体の上に馬乗りの状態になっている美少女―先負学園の才媛、桜木舞―は、私の繰り出す攻撃に、その華奢な肉体を震わせながら、恨みがましい声を上げていた。
彼女が見せた予想外の反応に、彼女の秘部を弄び続けていた舌と手の動きは―そのまま中断された。
私が動きを止めたことで、ようやく彼女の口が吐息や喘ぎ声以外の物を発することができるようになった。
そのような余裕が生まれると―彼女はここぞとばかり、私に対して不満をぶつけてきたのであった。
「狡い…、狡い…、さっき…、マスターは…、一緒に…、気持ち良くなろうって…、仰いましたよね…?それなのに…、それなのに…」
先程までの愛撫の余韻がまだ彼女の肉体を支配しているせいか、それとも、感極まっているせいか―私には判断が着きかねたが、その肢体と声を震わせながら、彼女は私に言ってきたのだった。
「また…、私ばかり…、こんな…、気持ち良くなって…、私には…、マスターのことを…、気持ち良くさせて…、いただけないんですね…?」
彼女の声は、明らかに約束を反故にされたことについての、私への非難が込められていた。
「舞ちゃん…」
私の口からは、自然と彼女の名前が吐いて出てきていた。
そのような私の反応を知ってか知らずか…、彼女の非難は続いていた。
「せっかく…、せっかく…、私も…、マスターのことを…、気持ち良く…、して…、差し上げられると思っていたのに…、こんな…、こんな…」
彼女の声は、次第に涙声へと変わっていった。
私はそれに対して、瞬時にどう対応したらよいのか分からず、動きを止めて茫然とせずにはいられなかった。
「ううっ…、ぐすっ…、ひっ…、くっ…」
私の股間の部分に、液体の雫がポタポタと溢れてきていた。
同時に、彼女の口からは嗚咽が漏れ出してきていた。
私は、そのような彼女の行動に…、何も言葉を発することができなくなってしまった。
安価なスチールパイプのベッドの上では、ただ重苦しい時間が流れていたのであった…。
198:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/05 21:15:53 vEktkegz
「舞ちゃん…」
どんよりと濁った空気に耐えきれなくなった私は、やっとのことで肺の中から空気を搾り出し、私の肉体に絡み付く少女の名を呼んだ。
だが、彼女からの返答はなかった。
彼女の口から発せられていたのは…、ただ啜り泣く声だけであった。
「ぐすっ…、ぐっ…、ひぐっ…、ずっ…、ぐすっ…」
舞ちゃんの―ただやるせなく、哀しみに満ちた声が私の鼓膜に入り、脳裏で木霊し続けていた。
そして、私の下半身にはやはり―ポタリ、ポタリと生暖かい水滴が溢れ続けていた。
その声を聞きながら…、私は今しがたしていた、あまりにも軽率な振る舞いを後悔せずにはいられなかった。
(一体…、一体何てことを…)
私はこの時、自分自身を殴り付けたい衝動に駆られていた。
彼女は―舞ちゃんは、私の行動―しがないオジサンシェフである私が、これから彼女の純潔を奪うこと―を全て受け入れている。
しかも、二人して共に快楽を得たいという提案をしてきたのだ。
それにも関わらず…、私は暴走し、ただ彼女を絶頂に導くことしか考えていなかった。
つまり、彼女の気持ちを踏みにじったのである―。
彼女の涙の訴えは、私の欲望に歯止めをかけ、冷静な状態に戻すのに充分であった。
やはり男という奴は―女の涙には勝てないものなのだ。
年長者としての醜態を見せつけてしまった私は、羞恥心と後悔の念に駆られながら―互いの下半身に絡み付く姿勢のまま、彼女に対して謝罪の言葉を発していた。
「ごめん…、舞ちゃん…、本当に…、ごめん…」
私は彼女の秘処に向かって―第三者の視点から見れば、これほど間抜けな構図はないだろうが―謝罪を繰り返していた。
「ぐすっ…、ううっ…、ぐすっ…」
しかし、私の下半身からは、彼女の啜り泣きの声しか響いて来なかった。
その様子は…、私の言葉が耳に入っているのかどうかでさえ、甚だ疑問であった。
だが…、私は彼女に謝罪せずにはいられなかった。
譬え聞いていなくてもいい―そう思った私は、更に言葉を続けることにした…。
199:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/05 21:54:17 vEktkegz
「そうだよ…、そうだよね…。舞ちゃんは…、二人で気持ち良くなろうって…、言ってくれたよね…?」
目の前にいる少女の嗚咽の声の合間を縫うように…、私の声が、寝室と兼用の狭いリビングルームに響いていた。
「それなのに…、私は…、舞ちゃんの気持ちなんか全然考えていなくて…、舞ちゃんの身体に悪戯ばかりして喜んで…、最低だよね…?」
自分に対する憤りを堪えきれなくなった私は、苛立ちと共に自嘲的な言葉を吐き出していた。
だが…、その一言と共に、舞ちゃんの様子に急激な変化が現れたのであった。
それまで―自分の気持ちを無視されたことによるものであろう―哀しみの涙を溢れさせ続けていた彼女から、嗚咽の声が全く聞かれなくなってしまったのだ。
また…、更に次の瞬間、彼女の口から発せられた言葉のトーンは、それまでとは全く異なる響きを帯びていたのである。
「マ、マスター…」
彼女の声の調子は…、あからさまに狼狽したものであった。
「ご…、ごめんなさい…。私…、私…、そんなつもりじゃ…」
私の反応が意外すぎたものだったのだろうか、明らかに彼女の様子は慌てていた。
私はそのような彼女を宥めようと、言葉を発していた。
「いいや…、悪いのは私だよ…。こんなに舞ちゃんのことを思い詰めさせたんだからね…。本当は、それくらいのことは察してあげなくちゃいけないんだけどね…」
すると、彼女は慌てた様子で私の言葉を否定した。
「違います…、マスターは悪くありません…。私が…、私がまた我儘を言ったのがいけないんです…。だから…、だからまたマスターに御迷惑をかけてしまって…」
「舞ちゃん…」
そのような、いじらしく、しおらしい態度を見せる彼女に…、私はより一層の愛しさを感じずにはいられなかった。
そのような感情を堪えきれず、私は更に彼女に労りの言葉をかけた。
「もういいよ、舞ちゃん…。この話はもう終わりにしよう…。舞ちゃんの気持ちは充分過ぎるくらいに分かったから…」
「マスター…」
私の一言に、彼女は―まるで贖罪を受けたかのように―安堵した声を上げた。
「だから…、ね?今度こそ、二人で気持ち良くなろう…」
私は彼女の気持ちを和らげるために、明るい調子で彼女に語りかけた。
すると…、その一言に気持ちが晴れたのだろうか、彼女の口から明るく、はっきりとした返事が返ってきた。
「はい!」
その声と共に…、私の肉柱をまさぐる感触が伝わってきたのであった…。
200:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/06 18:38:48 OThU5x4b
「ああ…」
私の股間の部分から、切なそうな声が聞こえてくる。
更に、その声と共に…、私の陰茎から延髄に向かって電流が断続的に駆け上ってきたのであった。
「ああ…、マスターの…、私の手の中で…、大きくなっています…」
互いの性器を露呈し合う体勢になり、私の身体の上で、トロトロに蕩けその蜜を滴らせている秘門を晒しながら、うっとりと陶酔したような声を上げていた。
更に…、私の目の前では、その水蜜桃のようなヒップを揺すっていた。
201:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/06 18:45:05 OThU5x4b
【お詫び】
PHです。>>200は私の操作ミスで書きかけのものが入ってしまいました。
大変申し訳ありません。
直ぐに修正版を入れますので、少々お待ち下さい。
202:名無しさん@ピンキー
07/08/06 19:10:44 dMKeALaY
どうでもいいよ
203:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/06 19:27:59 OThU5x4b
200修正版
「ああ…」
私の股間の部分から、切なそうな声が聞こえてくる。
更に、その声と共に…、私の陰茎から延髄に向かって電流が断続的に駆け上ってくるのであった。
「ああ…、マスターの…、私の…、手の中で…、だんだん…、大きくなっています…」
お互いの性器を露呈し合う体勢になり、私の身体の上で、トロトロと蕩けその蜜を滴らせている秘門を晒しながら、舞ちゃんはうっとりと陶酔した声を上げていた。
また…、私の目の前では、その水蜜桃のようなヒップがユラユラと揺れていた。
「んんっ…、あっ…、はあっ…」
目の前で繰り広げられているヒップのダンスに華を添えるように、鼻にかかった嬌声が何度も聞こえ、更に熱い空気が私の肉柱に幾度となく絡み付いていた。
私の視線が及ぶ範囲からでは正確なことは分からないが、どうやら私の性器を弄んでいるうちに、舞ちゃんもまた興奮を隠しきれなくなり始めたようであった。
彼女のその色っぽい声と、私の肉棒をいじりまわす手の動き―私からは見えないが―に、節操のない海綿体はますます多量の血液を受け入れ、その容量を増していく。
「うっ…!」
彼女の手解きにより、私の陰茎は急激にその体積を増していったため、チクリと亀頭のカリの部分に刺すような痛みを覚えた。
そのため、私は咄嗟に呻き声を上げてしまったのであった。
しかし、このことは…、彼女の性的興奮の炎に油を―いや、火薬も同時に注ぎ込んでしまったようであった。
次の瞬間、彼女の手の動きが更に強くなり始めたのである。
「うふふっ…、嬉しい…。私…、マスターのことを…、気持ち良くして差し上げられている…」
妖艶な声を響かせながら、舞ちゃんはますます私の男性器を弄び続けていた。
その声はまるで―私には―自分に言い聞かせているようにも感じられた。
現に…、彼女がその言葉を発した後、私の視線の延長上にあり―否応なしに対面せずにはいられない―彼女の秘園からは、更に液体が溢れ出てきていたのである。
どうやら舞ちゃんは…、自分で自分の興奮の度合いを更に高めようとしている様子だった。
「ああっ…、あっ…、も…、もう我慢…、できません…」
そのように彼女は言うと、更に私の目の前でお尻を揺り動かし出した。
そして、その直後…、私の肉根は、ネットリと粘りを帯びた液体で覆われた―熱気を噴き出す洞穴の中へと導かれていったのであった…。
204:名無しさん@ピンキー
07/08/07 00:08:03 muBMqjpH
ようやく挿入か
205:名無しさん@ピンキー
07/08/07 16:53:14 IKhsQrjn
3ヶ月かかったんだっけ?wwwww
206:名無しさん@ピンキー
07/08/07 18:38:34 d1XyuwTJ
唯挿入は来年だな
207:sage
07/08/07 20:42:16 8bKheD6F
>>205
先日瑞穂の挿入シーンを読み返してみると、GW頃だったので、
約3ヶ月ですね。
>>206
そうなるでしょうね。
あるいは年末頃に唯で、年の明けた頃には3人とマスターの
姫初め、なんて事になったりして。
208:名無しさん@ピンキー
07/08/07 23:00:27 2rI0qb0s
いよいよですなあ。楽しみです
209:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/08 23:03:01 s7VClfVJ
「ううっ…!」
肉棒が、熱を持った粘膜質に覆われた瞬間、不覚にも私は情けない声を上げずにはいられなかった。
そのような私の反応に気付いているのかどうか…、舞ちゃんの顔を見ることができない私からは推し量ることは困難であった。
しかし、ますます粘り気を少し帯びた液体が私の男柱に纏わり付き…、ザラザラと、まるで紙鑢のような触感のある物体が同時に擦り付けられていた。
「むくっ…、うんっ…、んんっ…、うんっ…」
私の下半身の方から、ピチャピチャと液体が爆ぜる音が響き…、同時に、そこに顔を埋めている美少女の口から断続的にくぐもった声が響いていた。
また同時に、私の陰嚢に向かって、断続的に熱気を帯びた強い風が吹き付けられる。
更に…、時折カチリ、カチリと私の肉棒に硬い感触が当たり、それが―やや痛くはあるものの―適度な刺激のアクセントになっており、私の快感をより高めていった。
どうやら舞ちゃんは―これまで彼女が熱望していた―口での私への奉仕を開始したようであった。
「んんっ…、んんんっっ…、んんんっ…」
私の分身をその小さな口で一杯に頬張りながら、彼女はその喉元から少し苦しそうな、くぐもった声を上げ続けていた。
だが、その声の響きは決して不快感を帯びたものではなかった。
寧ろ、今まで散々御預けを喰わされていた犬が、やっとのことで餌にありつくことを許されたような―喜びに満ちたものであった。
そして…、私の目の前にある彼女のヒップは、まるで歓喜の舞を私に見せつけているかのように、一定のリズムをつけて、上下に揺れていた。
またそのリズムに合わせ、ザラザラとした物体が、液体と共に私の肉茎に絡み付き、激しく這いずり回っていた。
また…、私の肉棒を覆う空洞を流れる空気の流れが逆になる―肉柱から空洞の中へと流れ込む―たびに、洞穴の回りの壁が縮み、私の男性器は、否応なしに圧迫されていた。
そういう時に、先程述べた硬い感触が、私の男根の敏感な部分―亀頭の先端や、膨らんだカリの部分―に当たってくる。
まるで彼女の口の中は…、全てが私を悦ばせるために出来ているような、そのような錯覚に陥るほどの奉仕であった。
すっかり舞ちゃんの口唇奉仕の世界に魅了されてしまった私は…、その刺激が生み出す悦楽にすっかり身を任せていたのだった…。
210:名無しさん@ピンキー
07/08/09 00:40:25 +ZTzGWru
実は三人の中で舞が好きなのかな~っと思ってみたり
211:名無しさん@ピンキー
07/08/09 08:25:52 /yXy2eIL
まとめサイトいじりたいが
システムがよくわからない
212:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/10 03:21:53 xcHZekH6
(な…、何か、前とは…、全然違うなぁ…。こ…、今回の方が…、断然気持ち良い…)
舞ちゃんの繰り出す舌技を―ただ受け身の姿勢で―堪能しながら、私の脳裏にはふとそのような思いが掠めていった。
彼女の口唇奉仕を受けるのは…、今回が初めてではない。
最初は…、私が誤って呑ませてしまった媚薬の薬効に、彼女の精神と肉体が支配された直後のことだった…。
私が舞ちゃんに―いや、正確には唯ちゃんと瑞穂ちゃん、更にはこの場にはいないが、たまきちゃんにも―呑ませてしまった媚薬は、あまりにも強力なものだった。
服用して体内に入り―恐らく血液の流れに乗って全身を駆け巡ると―、あまりの強い効果に肉体が耐えきれず、そのまま気絶してしまう代物である。
そして、服用した人はそのまま約一時間昏睡状態に入るわけだが…、そこから目覚めた後は―その相手方にとって―まさに阿鼻叫喚の光景が展開されることになる。
薬効により理性の歯止めが吹き飛ばされ、肉体の中を突き上げてくる性的な衝動に―動物としての本能に―赴くままに、異性の肉体を貪らずにはいられなくなるのだ。
私はそのことを、四人の美少女に迫られた経験から学び取ったのである。
さて、媚薬がもたらす睡魔の術から解放された舞ちゃんが、まず最初にしたのは…、私の肉体にのし掛かり、男性のシンボルたる肉茎をその小さな口に含んだことである。
そして、彼女の肉体の中を走り抜ける欲望の赴くままに、私から異性のエキスを貪ったのだった…。
しかし…、この時に舞ちゃんが繰り出してきた奉仕は、媚薬に浮かされた直後のものとは全く異なっていた。
彼女が初めて私の男根を口に含んだ時は、自分の肉欲に忠実に呼応しただけのもの、ということが受け手の私にも手に取るように分かった。
だが、二度目となったこの時点で、彼女が繰り出してくる口撃は…、ただ自分の快楽を求めるものではなかった。
まずは、先程は、白精液を無理矢理搾り出そうとしたものであった。
だがこの時は、私の肉柱を扱う彼女の手の動きは、明らかに私に対して無用な痛覚を与えないものであり…、私の分身に対して愛おしさを感じていることが隠せないものであった。
更に舌の動きも…、確かにザラザラとした表面を、敏感な先端部分に擦り付けられ、たまに歯が当たることもあり、チクチクとしたものはあるが、やはり私を快楽に導こうとする彼女の優しさが感じられた。
少なくとも、私にはそう感じられたのだった…。
213:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/11 20:58:28 Fz9e4jwp
「んんんっ…、んっ…、んむむっ…、んんんっっ…」
私の分身の竿の周りを、それを受け入れている空洞の壁が上下に移動しながら刺激している。
それと共に、私の―男として最も感度の高い―肉柱の先端部分に、トロリとした生温かい液体が塗りたくられている感触が厭と言うほどに伝わってくる。
更に…、洞穴の壁が持つ、灼熱のような温度の高さと、その奥から噴き上げられている高温のガスが…、まるで私の男根を焼き尽くさんばかりに、その周りに纏わり付いてきている。
私はそのような―舞ちゃんの口唇奉仕を受け入れているうちに、自分の全てが熔解していくような錯覚に見舞われていた。
「むうううっ…、んんんっ…、んむむっっ…」
そのような状態の私のことなどはまるで関心などないように、彼女の行為はずっと続いていた。
私の目の前では―彼女の肉体は私の下半身に頭を突っ込むような体勢になっているため、その水蜜桃のヒップは高く上げられ、まるで私を挑発するかのようにユラユラと揺れていた。
そのため、私と彼女の肉体の間には、僅かながら隙間が開き、この時点で、自分の下半身にどのようなことが起こっているのかが、大まかながら把握できりようになった。
舞ちゃんは、私の肉棒をその可憐な口の中に頬張りながら、頻りに頭を上下に動かしていたのだった。
その時…、恐らく私の視線に気が付いたのだろう、彼女の頭の動きが中断され…、私と視線がかち合った。
すると…、彼女は目元を僅かに綻ばせながら、ゆっくりと頭を動かし始めた。
その行為は…、恰かも、私に対して、彼女が繰り出す動きが気持ち良いかどうかの確認を取るもののように、私には思われた。
やはり…、彼女は私に対して、精一杯の気遣いを見せてくれているのであった。
そうしているうちに、彼女は、その右手を、私の男茎の付け根に向かって這わせ始めていた。
しかも…、私をまるで焦らすかのように、その白魚のような指で軽く幹の横の部分に触れながら、である。
このような行為が…、気持ち良くない筈がない。
「ううっ…!」
不本意ながらも、私は情けない声を上げずにはいられなかった。
そのような快楽に身を任せながらも、自分の股間の部分から目を離さないでいると、彼女の右手が、その大本にある―皺だらけで、毛だらけの巾着袋の部分に到達したのを、私は確認したのだった…。
214:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:25:09 tiwY2MSA
お久しぶりです。パート4スレ辺りで投下していたダミアン改め人造人間だみゃ~んと申します。
今から拙作を投下いたしますが、以下の点にご注意ください。
・誠に勝手ながら、4回に分けて投下させていただきますが、今回は第一回目です。
・マタロウ×美穂です。マタロウが嫌いな人はご注意を。(自分は大好きですw)
・鬼畜や陵辱などはございませんので、その点はご安心ください。
それでは、タイトル『The Symphony』、投下開始!
215:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:25:51 tiwY2MSA
The Symphony
1st movement マタロウvs美穂(1/6)
「ふう~・・・」
僕はパソコンの画面にへばりついていた目をようやく離し、ため息をついた。
明日の会議のためのレポート作成。すっかり夜も更けて、そろそろ僕も眠くなってきた。
こうしていると、学生時代を思い出す。
あの頃は、熾烈な受験戦争の真っ只中で、僕も今のように深夜まで受験勉強をしていたものだ。
もっとも、あの頃は・・・どうしてあんなに必死に受験勉強をしていたのかわからない。
熾烈な受験戦争を勝ち抜いて、一流の大学に入って、そして・・・一体何がしたかったのだろう?
ただ何となく、周囲から『一流大学に行け』と言われ続けて、何となく僕も一流大学へ行かなくてはならないんだと思っていた。
ただ、受験を勝ち抜くためだけの勉強。勉強のためだけにする勉強。当時の自分は、そのことに何の違和感も感じていなかった。
そして、そんな己の価値観にそぐわない人物を、馬鹿にし、見下していた。
だが、高校3年の夏休み・・・
僕は初めて、女の子に恋をした。
今までそんな経験などなかったから、この燃え上がるような、そしてもやもやした気持ちが、何であるかなど、わからなかった。
彼女の姿を見かけるだけで、思わずドキドキしてしまう自分。そのドキドキの理由がわからない。わからないから、対処のしようがない。
ただ、燃えるような夕陽に向かって叫ぶぐらいしかできなかった。
でも、いくら叫んでも、心の中のもやもやは晴れない。いくら声に乗せて出してしまおうとしても、その気持ちは次から次へと出てくる。
この気持ち・・・何だろう?
当時の僕にはわからなかった。ただ、本能的に、彼女の後を付いて回るぐらいしかできなかった。
今思えば、ストーカーそのものだ。だが、僕は、彼女にひどいことをしようと思ったわけではない。ただ、仲良くなりたかっただけ。
クラスは一緒だったけど、僕と彼女の接点は、ほとんどなかった。だから、あの時は、そうするしかなかったのだ。
ただ後をつけているだけ。だが、引っ込み思案な僕には、なかなか声をかけられない。
ずっと彼女を見ていたい。でも、鉢合わせしてしまったら、どうしよう?
冷静になって考えてみればわかるのだが、ずっと後をつけていれば、いずれは鉢合わせするものだろう。彼女だって急に方向転換する事だってあるだろうし。
そして、その日はいきなり訪れた。
あの日・・・・・・
216:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:26:45 tiwY2MSA
1st movement マタロウvs美穂(2/6)
どんっ!
あの時、曲がり角を曲がった僕に、いきなり彼女がぶつかってきたのだ。
「ご、ごめんなさい!」
彼女は咄嗟に謝ってきた。僕は元より怒っていない。
「い、いや、こちらこそ。」
咄嗟に僕もそう返して彼女を見た。すると、僕は彼女の異変にすぐに気づいた。
彼女は・・・・・・泣いていた。何故だかはわからない。ただ、泣きながら、こちらに向かって走ってきたのだ。
折角、彼女と二人きりのチャンス。僕は・・・・・・咄嗟の出来事だったので、何て言ったかは憶えていない。ただ、ここで、彼女に告白をしたと思う。
彼女は一瞬、驚いたように眼を見開いた。そして次に、僕の胸にすがって泣き出したのだ。
何があったのかは、あえて聞かなかった。僕は、彼女をそっと抱きしめた。可愛い。すごく、可愛い。
でも、よほど悲しいことがあったのだろう。だから、僕がそれに追い討ちをかけてはいけない。何となく僕はそう思った。
ただ、彼女に胸を貸す。彼女がそれで、少しでも悲しみが紛れるなら。
その後、僕は彼女を家まで送ってあげた。すると、その夜・・・・・・
「太郎君、さっきは、その・・・・・・ごめんなさい。」
彼女からの電話。まさかかかって来るとは思わなかったので、僕は受話器を手に取りながら、ドキドキしている。
「い、いや、いいんだ。」
僕は極力明るい声で(傍から見れば、まだまだ鬱陶しいとは思うが)答えた。すると、彼女は言葉を続けた。
「それでね、太郎君、実は・・・・・・」
彼女が続けていった言葉に、僕は思わず舞い上がりそうになる。
「美穂と、付き合ってください。」
信じられなかった。まさか、彼女が、僕と・・・・・・付き合ってくれるなんて!
夏休みの最後に起こった、運命の奇跡。
僕が早速、卓郎君に自慢しに行ったことは、皆もご存知だと思う。
あの時、初めて女の子を好きになった。そして、彼女も、僕を・・・好きになってくれたと思う。
あの時から、僕は思った。
彼女のために、生きたい。
今まで受験のためにがり勉だった僕。だがそのがり勉が、初めて意味を持った。
僕は、彼女のために、進学し、一流企業に就職する。
そして、彼女を食べさせていけるようにしたい。
もちろん、学歴がなくても、就職できるし、彼女を食べさせていくこともできるだろう。
だが、より高学歴のほうが、高収入も狙えるし、第一、僕には勉強しか取り得がない。
そして僕は頑張った。そして僕は一流大学を出て、一流企業に就職。そして今、明日の会議に使う資料をパソコンで編集しているわけだ。
217:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:27:55 tiwY2MSA
1st movement マタロウvs美穂(3/6)
僕は自分の肩を2、3回叩いて、立ち上がった。
机の横には、やや広いベッドが置いてある。今そのベッドには、ほとんど同じ顔の二人が、すやすやと寝息を立てている。
但し片方は、大きさが一回り小さい。それ以外は、ほとんど同じ顔。
そう、あの時、初めて好きになった女の子の顔。
僕はじっと、二人の顔を眺めた。僕の妻と、一人娘。
あの時、僕と恋人同士になった彼女は、そのまま僕の妻になった。
その隣に眠っている一人娘・・・彼女は、本当に妻に似ている。
僕に似なくて良かった・・・・・・僕は心底、そう思う。
もっとも、それを言うと、妻に怒られる。
「もう!そういうことを言わないの!美穂は・・・あなたの顔も、好きよ?」
僕のこんな顔を、妻は好きと言ってくれる。本当に、彼女を妻にして良かった。
今の僕は、彼女のために生きている。彼女が、僕の生きがい。
そして、彼女との間に授かった一人娘。僕と彼女の、愛の結晶。
(生まれてきてくれて、ありがとう)
僕はそっと、一人娘の頬に、キスをした。すると、もう一人の眼が、パッチリと開いた。
「太郎君、美穂には?」
そう言って彼女は僕を見つめる。僕は思わず苦笑した。
一般に、自分のことを名前で呼ぶ者は、精神的に幼いという。
社会学的には、自分と他人の世界の区別が付けられないからだと言われる。僕ももちろん、そのことを聞いたことがあった。
だから、一度だけ彼女にそれとなく促したことがある。
「う、うんわかった。美穂、頑張るね。」
彼女はそう答えた。言ってるそばから、もう自分を名前で呼んでいる。
結局、彼女のその癖は直らなかった。僕ももう諦めた。それに、そんなところも、彼女の魅力なんだと、そう思うことにしている。
「ねえ、美穂には?」
そう言って彼女は身を乗り出し、唇を窄める。娘にはほっぺだったのだが、妻は唇にしろと言う。
「ん・・・」
彼女の甘い唇の香り。その蜜に集まってもいいのは、僕だけである。だが、今は、明日のレポートが、まだ少し残っている。
「ごめん。もう少し、残ってるんだ。だから続きは・・・後で。」
彼女は少し不満そうな顔をしたが、すぐににこっと微笑んだ。
「無理は・・・ダメよ。美穂は・・・今のままでも、幸せだから。」
「無理なんて、してないさ。僕は・・・今よりももっと、君を幸せにしてあげたいから。」
「ありがとう・・・」
妻はそう言って僕に抱きついた。そして妻が離れると、僕は再び机に向かう。
あと、もう少し。そしたら、妻と一緒に寝よう。
218:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:28:46 tiwY2MSA
1st movement マタロウvs美穂(4/6)
高校3年の秋。
僕は既に、一流の大学へと進路を希望していた。しかし、美穂は・・・・・・僕の成績とは、差があった。
僕だって、美穂と一緒に、同じ大学に行きたい。でも、彼女には、そこまでの学力はなかった。
それならば、僕がランクの低い大学へ行けばいい。しかし、僕の取り得は勉強しかないから、一流の大学を出ないと、就職しても役には立たないだろう。
もちろん、勉強ができなくとも、いい就職はできる。でも、僕は、勉強以外は、まったくダメな男だから、勉強で身を立てるしかない。
ということは、今のランクよりも落とすことはできない。ということは、美穂と一緒に進学するという選択肢は、ないということになる。
「ごめんなさい。美穂のせいで・・・」
彼女の部屋で、一緒に参考書を開きながら、彼女は僕に謝った。やはり、一緒の大学に行くことは、無理だと彼女は言ったのだ。
「大丈夫だ。僕がランクを下げれば・・・」
「ダメ!美穂のために、自分を犠牲にしないで!」
そう言って目に涙をためながら、美穂は僕を見た。その彼女の表情に、僕は思わずドキッとした。
すごく・・・・・・美しい。可愛いけれど、少し幼く見える彼女。それは僕も認める。だが、彼女は時折、思わずドキドキしてしまうような表情をすることがある。
このときも、すごく色っぽく見えた。僕の心のもやもやが、全身に広がるような感じがした。
僕は引き寄せられるように、彼女の唇を奪った。彼女の唇の感触、彼女の歯の感触、そして、彼女の舌の感触・・・それは何もかも、生まれて初めての出来事だった。
もっとも、彼女はキスは初めてではなかったようだ。だが、当時の僕には、それはわからない。
僕はそのまま、何度も彼女と舌を絡めあう。聞いた話だと、これはフレンチキスというらしい。
そして僕は唇を離すと、彼女にそっと囁いた。
「大丈夫。一緒の大学に行けなくとも、僕はずっと君を好きだから。」
すると彼女は、僕の耳元に囁き返した。
「証拠を見せて。」
彼女の、細く、そして柔らかくて暖かい身体を、僕はぎゅっと抱きしめた。すると彼女の熱い吐息が、僕の鼻腔をくすぐる。
「わかった。」
僕と美穂が、離れ離れの進路になっても、僕が君を愛している証拠。
僕はおもむろに、彼女のスカートを捲り上げた。
「きゃっ!」
彼女はいきなりな僕の行動に、驚いたようだ。でも、僕は、己の行動を律することができなかった。
そして、彼女のショーツが丸見えになると、僕はその場所に顔を埋めた。
意外だったが、彼女は抵抗しない。なぜだろう?いきなり、己の貞操が危機に晒されているのだから、誰でも抵抗するはずだ。
しかし、彼女のここは、匂いが少ない。普通なら、僕が来る前に、おしっこぐらいはするはずだ。だが、そんな尿の臭いもない。
ひょっとしたら、彼女は、僕が来る直前まで、風呂で身体を洗っていたのではないだろうか?
そういえば、彼女の全身からも、石鹸の清潔な香りがする。
すると、彼女は、股間にへばりついている僕の頭をそっと撫でた。
「だって、太郎君が来るんだもん。綺麗にしておかなきゃって・・・」
その言葉に、僕はとんでもなく興奮する。僕のためだけに、彼女は綺麗でいてくれる。
僕は何の躊躇いもなく、彼女の股間のその場所を、ショーツの上から舐めた。
「んんんっ!」
彼女は唸り声とともに、両足をじたばたさせる。よほど、変な感触なのだろう。果たしてそれは、気持ちいいのか、悪いのか?
その時、その場所から、粘性の高い、熱い液が溢れ出てくる。
僕はがり勉だったから、性の知識には疎かった。でも、その粘液は、嫌いな臭いじゃない。
(これが、彼女の匂いなんだ・・・)
僕は次第にショーツをずらし、その赤くぬめる場所を、直に吸った。
「あうううっ!」
美穂の悲鳴。当然、僕にはその意味がわからない。
「ねえ、どうしたんだい?その・・・気持ち悪かったかな?」
「う、ううん!逆・・・なの。太郎君・・・」
彼女は瞳を潤ませている。がり勉の僕にも、はっきりとわかる。
僕はこの後どうすればいいのかわからない。少なくとも理性ではそうだったはずだ。
でも、身体のほうが、本能で知っていたようだ。
僕は、ズボンのチャックを開けて、中から陰茎を取り出す。
彼女は別に驚かない。こうなることは、わかっていたみたいだ。
219:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:30:05 tiwY2MSA
1st movement マタロウvs美穂(5/6)
陰茎、それは、尿の排泄器官と、交接器を兼ねる。
交接器とは、オスがメスに精子を送って受精させる器官。もちろんそれは知っている。
そして今、僕と美穂の交接器が剥き出しになっている。僕の陰茎と、美穂の膣。
僕は、美穂と・・・・・・繋がりたい。
僕の陰茎の先端部は、亀頭が剥き出しになっている。人によっては、大きくなっても皮が被っている人もいるというが、僕の場合は、正常だったようだ。
その亀頭の先端部を、美穂のぬるっとした赤いその場所にぴたっと当てる。
彼女の動悸が、僕の亀頭に響く。すごく・・・ドキドキしている。僕も、彼女も。
ぬめるような、彼女の陰部。そこには大量の粘液が溢れている。彼女の、GOサイン。
そのGOサインを受けて、僕の陰茎は、徐々に彼女の中に滑り込んでいった。
彼女の内部は、非常に狭かった。彼女は・・・キスの経験はあったが(当時の僕は、まだ知らないが)、性交の経験はなかったらしい。
そんな膣が、いきなり僕の陰茎に押し広げられたのだ。ちょっとだけ、血も出ている。
彼女は真っ赤な顔をして、じっと瞳を閉じていた。
「・・・痛かった?」
「・・・うん、でも、ちょっとだよ。」
僕の問いに、美穂が答えた。やはり、痛いらしい。
「ごめん、痛いなら抜くよ。」
「ダメ!」
僕が抜こうとすると、途端に彼女は怒る。
「本当に、痛いのはちょっとだけだから、ねっ?」
僕は彼女を抱きしめ、ぐいっと力を込める。
「ふあっ!」
途端に美穂は悲鳴を上げた。そのまま、僕は何度も、彼女を陰茎で突いた。
理屈ではわからなくとも、本能が知っている。今、僕と美穂は、一つに繋がっている。
正真正銘の、セックスをしている。
僕はセックスを、『子を成すためのもの』だと思っていた。だから、他の本などに、『男女が愛情を確認しあう行為』と書いてあることが、いまいち信じられないでいた。
でも、今ははっきりとわかる。僕と美穂は・・・愛情を確認し合っている。
その証拠に、今の僕は、子供が欲しいというわけじゃない。それなのに、セックスをしている。
それは、美穂の感触を、僕の身体に刻み込みたいから。そして、僕の感触を、美穂の身体に刻み込みたいから。
だから僕は今、美穂と、正真正銘のセックスをしている。
「うっ・・・」
僕の陰茎が、内部から何かを吐き出そうとしている。僕は咄嗟に危険を感じ、すぐに陰茎を抜いた。
その直後、真っ白い飛沫が僕の亀頭から勢いよくほとばしった。
僕も美穂も、肩で荒い息をしながら、行為の余燼に浸っている。
このときからだろう。僕の中で、何かが変わったのは。
自己中心的な自分から、彼女のために生きる道を選んだ自分。
美穂が・・・僕を変えてくれたのだ。
220:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/11 22:31:12 tiwY2MSA
1st movement マタロウvs美穂(6/6)
あれから、僕は一流大学に進学し、美穂の進路とは分かれた。
あの時、彼女は妊娠はしなかったようだ。もちろん、中には出さなかったというのもあるが、運もあったのだろう。
でも、分かれた道は、再び交錯した。
そして、そこから僕と美穂の道は、一本の道になった。
一流大学を卒業し、一流企業に就職してしばらく経ったある日、僕は、美穂を妻に迎えたのだ。
そして・・・一年後、美穂は最初の娘を出産した。
そして今、美穂は愛娘と一緒に、すやすや眠っている。
僕はようやくレポートを書き終えた。午後11時。いよいよ、ベッドに向かう。
(可愛いな・・・)
愛する妻と娘のよく似た寝顔を眺めながら、僕は眠りにつく。
二人がいるから、僕は頑張れる。
すると、眠っていたと思っていた美穂が、僕の耳元に囁きかけてきた。
「ねえあなた、この子に、妹が欲しいな。」
美穂の言葉に、僕は咄嗟に切り返した。
「僕は、弟の方がいいな。」
2nd movement マタロウvs竜之介 へ続く
221:PH ◆dm0xWPqWYs
07/08/12 02:31:28 5qUDZIxk
「んっ…、んんんっっ…、んくっ…、んむっ…」
気道を何かに押し潰されたようなくぐもった声が、私の股間から漏れ聞こえてくる。
それと同時に…、私の顔の前では、白く形のいい、丸い少女の臀部が、ゆっくりと左右に揺れている。
更に…、その声に合わせ、私の股間にある性茎からは、ビリリ、ビリリと軽い電撃が、脊髄の中にあるナトリウムチャンネルを通って、私の大脳に何度も加えられていたのであった。
「ぐぐぐっ…、ぐっ…」
痛痒とは異なる…、切なさを帯びた―それでありながら無限の楽園へと誘うような―刺激に、私の背中には鳥肌が立っていた。
その一方、まるで感覚神経の働きに相反するように、自分の四肢が力を失い、次第に全運動系統が弛緩し始めていることもまた―感じていた。
その結果…、私の喉からは、もどかしい気持ちを堪え切れなくなり、苦悶の声をあげてしまうことになった。
「んむっ…、んんんあっ…、んんんっ…、んっ…、んっ…、んっ…」
ちょうど私と―仰向けにベッドの上で身を横たえている―私の肉体と、その上に覆い被さっている美少女―桜木舞―との僅かな間からは、彼女がこの時何をしているのかを確認することができた。
彼女は私の肉鑽を、ずっと鼻で息を吸いながら口の中に含んで吸い、首を振りながら出し入れしていたのである。
一方、彼女の口の中にある蛞蝓のような塊―恐らく彼女の舌であろう―は、私の肉砲弾から片時も離れることはなかった。
肉柱が舞ちゃんの口の中に全て収納された時には、その裏側の縫い目の部分に這わせられていた。
また、先端の亀頭の引っ掛かりまで到達し、後一歩というところでその小さな洞穴からの脱出が成功を収めそうになると…、その脱出を許さないと言わんばかりに、亀頭の周りに絡ませられ、私の腰部を骨抜きの状態にしていた。
「ふっ…、ぐううっ…」
彼女の―私の弱点をピンポイント攻撃してくる舌の動きに、私は奥歯を噛み締めて、ギリギリと鳴らし続けていた。
ついさっき、私は彼女と一緒に気持ち良くなろうと約束したばかりだからである。
彼女は、私に気持ち良くなってほしい一心でやっていることなので―彼女を責めることはできない。
ここはやはり私が耐えて、彼女にも気持ち良くなってもらえるよう、私も彼女の肉体を愛でればいい。
そう思ったからである。
だが、次の瞬間、その思惑とは裏腹に、私の肉体に本格的な危機が襲い掛かってきたのであった…。
222:名無しさん@ピンキー
07/08/12 15:18:33 FqhVpjdb
>>220
同級生ED後のお話とても面白く引き込まれました。
マタロウが幸せそうなのは嬉しいのですがこのまま
続くのか、とか少しドキドキですが続きが楽しみです。
竜之介が出てくるのなら2の女性キャラも出る?
223:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:26:24 ++wJGfOI
すみません。今から2回目を投下しますが、まだ竜之介が出てくるところまでは行かなかったので、誠に勝手ながら、『マタロウvs卓郎』に変更させていただきます。
悪しからずご了承ください。
注意
相原健二が好きな人は、読まないほうがいいです。結構彼のことを、ひどく書いているので。
224:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:27:01 ++wJGfOI
2nd movement マタロウvs卓郎(1/5)
翌日。
僕はいつもどおり出社した。今日はいよいよ会議の日。
昨晩の美穂との行為によって、僕の身体は身体の隅々まで油が行き渡ったみたいに充実している。
今日の会議は、何かいけそうな気がする。僕は張り切って、会議室に向かった。
そして会議は終わった。
成果は・・・多少の反省材料はあったものの、重役たちの反応はなかなか良かったと思う。
ただ、多少の反省材料はあった。これは問題点だ。今後の仕事の反省点として、手直ししていかなくてはならない。
僕の出世が、美穂に楽をさせることに繋がるから。
「おう、間くん、お疲れさん。どうだ、この後一杯・・・」
そして夕方、僕は上司の課長から声をかけられたが、その後すぐに部長が課長に声をかけた。
「おいおい、やめたまえよ。間くんは、家で美人の奥さんが待ってるんだから。はっはっは!」
「そうでしたな!間くん、じゃあ今日はまっすぐ家に帰りたまえ。はっはっは!」
折角の飲みの誘いを、勝手に向こうで断られてしまったが、確かに、家では愛しい美穂が待っているだろう。
「それでは、お言葉に甘えさせていただきます!」
僕は二人に礼をして、そのまままっすぐに家路につく。
だが、その途中・・・・・・
僕はいつもどおり、先負駅に到着した。その駅前広場。
もう夕方ではあるが、まだ暗くはなっていない。夕焼け空が赤かった。
その駅前を、とぼとぼと歩いている一人の男性がいる。
僕はその男に、見覚えがある。かつての同級生、卓郎君だ。
高校三年の夏休みが終わり・・・僕と美穂は恋人同士になった。
そのとき、卓郎君は、田中美沙という女の子と恋人同士になった。
田中美沙は、うちの美穂とは親友で、現在でもちょくちょく家に遊びに来る。
だが、僕たちは結ばれたが、卓郎君と美沙は、別れたと聞いている。
二人に何があったかは、僕にもわからない。ただ、男女間で、いろいろとトラブルも多かったのかもしれない。
その後、美沙は別の男性と結婚したと聞くが、卓郎君にそのような話は聞かない。
彼は、今も一人。
225:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:27:38 ++wJGfOI
2nd movement マタロウvs卓郎(2/5)
僕は今、思う。
あの時、美穂は泣きながら僕にぶつかってきた。その時は、彼女の泣く理由を知らなかったけど、気持ちの整理がついた頃に、美穂が話してくれた。
映画館でキスまでされたのに、美穂は卓郎君に、振られてしまったのだ。
卓郎君は、美穂ではなく、田中美沙を選んだのだ。
この話を聞いたとき、僕は激しい怒りと嫉妬に駆られた。よりによって、美穂のファーストキスは、卓郎君に奪われていたのだ。
だが、今、美穂は僕と一緒にいる。それに、美穂の処女をいただいたのは、僕だ。だから、別にそこまで怒ることはない。僕はそう思い直したものだ。
でも、最近は、違う考え方をするようになった。
卓郎君はあのとき、美沙を選んだ。結果的に、美穂は振られてしまったことになる。
だが、本当は・・・・・・僕の美穂に対する想いを知って、卓郎君は身を引いたのではなかろうか。
すごく好意的な解釈だが、最近の僕はこう思っているし、美穂にもそう話した。
彼女は卓郎君を激しく嫌悪していたけれど、僕の話に、いささか彼に対する嫌悪感は薄れたようだ。
そう考えれば、卓郎君は、恩人ということになる。その大恩人に、僕は声をかける。
「卓郎君。」
彼の前に回って、自分の眼鏡に手を掛け、見下すように彼を見た。もっとも、本当に見下しているわけではない。ただ、この方が、僕らしいから。
だが、僕は・・・・・・
「卓郎君?」
卓郎君からは、何の反応もない。ただ、僕の横を通り過ぎただけ。
僕は信じられないでいた。あれが・・・あれが、本当に卓郎君なのか?
死んだ魚のような目つきに、所狭しと生えている無精髭。もちろん顔の造りは卓郎君そのものだ。間違えるはずはない。
そして、全身が痩せこけたような、ひょろっとした体型。今戦えば、僕が勝つかもしれない。
もっとも、そんなことはないだろう。痩せても枯れても、卓郎君は卓郎君なのだから。それぐらい、貧弱に見えるという例えだ。
「待ちたまえ、卓郎君!」
僕は思わず声を張り上げた。すると、ようやく卓郎君は、僕を見た。
「折角久しぶりに会ったのに、無視することはないだろう。」
「・・・・・・何だよ、マタロウ。」
やはり彼は卓郎君だ。僕のことを『マタロウ』と呼ぶ。もっとも、他のクラスメートも、こう呼んでいるが。
(何ていう、目をするんだ)
卓郎君の目を見ただけで、僕はもう泣きそうになっている。あのはた迷惑な、そしてパワフルに周囲を振り回す卓郎君は、どこに行ってしまったのだろう?
当時は僕も、迷惑に思っていたが、実は、羨ましいと思う一面もあったのは事実だ。
でも、そんな面影は、もうどこにもない。外見は確かに、卓郎君だが、今の彼に纏わりついているオーラは、疲労の二文字でしかない。
「用がないんなら、俺は行くぜ。」
卓郎君は、そのまま僕に背を向けて歩き出した。その哀愁漂う背中に、僕はもう涙が止まらない。
あの元気な卓郎君が、どうしてこうなってしまったのだろう?
すると彼は、そのまま立ち止まり、僕のほうを振り向きもせずこう言った。
「マタロウ、お前は今、幸せか?」
僕は咄嗟に返事をした。
「あ、ああ・・・」
「そうか・・・よかったな。」
僕は卓郎君の小さく見える背中を、いつまでも見ていた・・・
226:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:28:51 ++wJGfOI
2nd movement マタロウvs卓郎(3/5)
「ただいま。」
僕は家の玄関に着いた。
「お帰りなさい、ご飯にする?それともお風呂?」
妻の明るい声。そして、彼女の足元から、娘がひょこっと姿を見せた。
「ぱーぱ、ぱーぱ」
僕のことをパパと呼んでいるみたい。もっとも、彼女はまだ一歳半なので、きちんとした言葉は話せない。
僕は娘を抱き上げた。ようやく歩けるようになった愛娘。そんな娘を抱き上げながら、美穂に言った。
「ご飯にするかな。」
「うん、わかった。」
そして食卓。娘はテーブルに備え付けられている赤ん坊用の椅子にちょこんと座っている。
僕も美穂も、娘が可愛いから、交互に離乳食のスプーンを彼女の口元へと運ぶ。
僕は娘を溺愛している。こうしてみるとわかるが、娘は美穂と瓜二つだ。まるで、美穂が二人いるような感じ。
そして今度は、美穂の口元に離乳食のスプーンを運ぶ。
「あっ、ひどーい!美穂は赤ちゃんじゃないもん!」
「ご、ごめん、冗談だよ。」
「ぷんぷん!」
そしてお風呂。
僕と美穂と娘、三人で一緒に入る。しかし・・・本当に、美穂が二人いるみたいだ。
「どうしたの?」
僕が二人を見比べてみると、美穂は僕に聞いてきた。
「いや、何でもない。」
「・・・変な太郎君。」
もし、今思っていたことを言ったら、僕は花壇の肥料にされてしまうだろう。
「あっ、今、体型もそっくりだって思ってたでしょう!ぷんぷん!」
「そ、そんなことないって!」
そして夜・・・・・・
227:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:29:24 ++wJGfOI
2nd movement マタロウvs卓郎(4/5)
僕と美穂は、裸で抱き合っている。
こんなとき、娘には隣のベビーベッドに移ってもらっている。
美穂は・・・・・・美しい。
あの時は、まだ幼さがあった美穂。もちろん今も、まだ完全には抜け切っていないが、今の美穂は、既に出産も経験している大人の女性。
僕の腕に抱かれて、美穂は女の呻き声を上げた。
僕は心底、幸せだと思う。こんなに素敵な女の子を、妻にしている。
もしかして僕は、世界一幸せなのかもしれない。そう言ってしまえるほど、美穂はいい女。
もっとも、美人であることや、可愛いことと、いい女というのは、必ずしも同義ではない。美人であっても、心が卑しければ、自然と仕草などに出るものだ。
美穂のように、身も心も美しくて綺麗、それで初めて『いい女』なのである。
美穂は、すごくいい女だ。その美穂が、今、僕の全てを迎え入れる。
燃え滾る怒張を、妖しくぬめるその場所で迎え入れる。
あの時、僕は美穂の処女をいただいた。そして今も、僕と美穂は繋がっている。交接器だけではない。心も、繋がっている。
美穂は、美しい。僕は何度も言う。美穂は、美しい。そして、愛しい。
そう、愛しい・・・・・・
僕と美穂は、二人横になって天井を見上げている。先ほどまでの行為の、余燼に浸っていた。
「ねえ太郎君・・・・・・」
美穂が僕に声をかけてきた。
「何だい?」
「実は、今日ね・・・舞ちゃんに会ったの。」
「舞・・・舞って、高校のときの、桜木 舞くんか。」
「うん。」
桜木舞。高校のときの同級生の女の子で、美穂の親友。美穂は、素直でよい子なので、親友は昔から多かった。僕とは、正反対。
その親友の一人、桜木舞と、今日、美穂は出会ったという。
「あのね・・・・・・、舞ちゃん、健二君から何度もアプローチされてるみたいなんだけど、それを全て突っぱねているそうよ。」
「そうなのか?あの舞くんが・・・」
桜木舞。彼女も美少女で、性格も良い女の子だったと思う。もちろん、美穂のほうが、いい女だけれども、彼女も『いい女』であることは間違いない。
僕が確認したわけじゃないが、美穂の話だと、優しくて、可愛い女の子であるようだ。
あの高3の夏休みが終わったとき、そんな彼女の、悪い噂を聞いたことがある。
あの夏休み、彼女は、卓郎君に処女を捧げたという噂だった。
だが、周知のとおり、卓郎君は・・・田中美沙を選んだ。
もし噂が本当で、彼女が本気だったとしたら、そのショックは・・・どれほどのものだっただろう?想像するのも、怖ろしい。
現に、秋以降、彼女の泣いている姿をよく見かけた気がする。そしてそんな彼女を慰めていたのは、美穂だった。
逆に美沙は、ばつが悪かったのか、ほとんど声をかけなかった。
そして彼女は、今までずっと、独身を通している。
僕には彼女の気持ちが、何となくわかる気がする。
高校時代、僕はあのはた迷惑な卓郎君のことを、結構気にかけていた。何かとやかましい男ではあったが、僕にとって、羨ましいと思える部分もあったことは事実だ。
だが、相原健二という男に関しては、金持ちで権力もあるが、僕は羨ましいと思ったことは一度もない。
僕でさえそうなのだから、恋愛対象となりうる女性の側でも、そう見えるのだろう。
もちろん、人によっては違うだろう。黒川さとみのように、本気で彼を愛してしまった者もいるのだから。
だが、桜木舞という女性には、健二は似合わない。異論もあるかもしれないが、僕はそう思う。
桜木舞には、卓郎君の方がよく似合う。
228:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/08/13 00:31:15 ++wJGfOI
2nd movement マタロウvs卓郎(5/5)
それでは、何故卓郎君は、田中美沙を選んだのか?
答えは簡単だ。田中美沙にも、卓郎君はよく似合っていたのだ。そして当時は、美沙の方がいい女であったと、彼は判断したのだろう。
だが、その結末は・・・・・・あの通りだ。
もちろん、あの結末は誰にも予測できなかったし、田中美沙や卓郎君に責任があるわけではない。
いろんな運命の悪戯が絡まりあい、あのような悲惨な結末になってしまったのだ。
僕と美穂は・・・本当に運がいい。
今の今まで、こうして仲良くやっているのだから。
僕は隣でくっつくように寝ている美穂の髪を優しく撫でながら、呟いた。
「実は今日・・・僕も、卓郎君に会ったんだ。」
「卓郎君に!?」
案の定、美穂は身体を起こした。やはり、卓郎君のことは、美穂も気になるらしい。僕は軽い嫉妬に駆られたが、少し前までは極端に嫌っていたから、まだ大丈夫だろう。
「卓郎君・・・・・・すごく、やつれていたよ。」
「・・・・・・。」
美穂はじっと僕の言葉を聞いている。僕は言葉を続けた。
「おそらくは・・・・・・美沙くんのことが、忘れられないのだろう。未練だとは思うが、美沙くんはあの通り、美人だからね。」
美沙のことは、僕よりも美穂のほうが詳しい。身も心も美しい、いい女だということは、当然僕よりも知っているだろう。だから、美穂は、黙って頷いただけだ。
「・・・あんな卓郎君を見るのは、僕も辛かった。」
僕は彼の姿を見て思わず涙を流してしまったことを、素直に美穂に告げた。
「そ、そんなになの!?」
美穂は驚いている。だが、事実は事実だ。全盛期のオーラが、微塵も感じられない男になっていたのだ。
「卓郎君も、舞くんも、可哀想だな・・・」
「そうね・・・」
僕と美穂は、そんな二人のことを思い浮かべながら、ため息をついた。
そして、僕はふと気づいた。
可哀想な卓郎君と、桜木舞。ならば、この二人をくっつけるというのは、どうか?
「でも、一度振った相手だから、どうかなあ?」
「そこを僕たちが、何とかサポートするのさ。そうだ、今度の日曜日、美沙くんの家に行こう。」
「美沙ちゃんの?どうして?」
「そりゃ決まってるじゃないか。卓郎君がああなる原因を作ったのは、美沙くんにも原因があるんだ。だから、彼女にも手伝ってもらうのさ。」
本当は、彼女に責任を求めるのは酷かもしれない。だが、僕の思惑は、別にある。
僕には、腕力がない。だから、僕一人では、卓郎君を抑えることなどできない。だが、美沙の夫は、腕っ節の強い男だと聞いている。さらには、僕らよりも若い。
彼に力を借りれば、卓郎君が暴れても、抑えることができるかもしれない。
そして日曜日。
僕は美穂と一緒に、美沙の家に向かった。もちろん、娘も一緒に。
今回は打ち合わせだけなので、娘が一緒でも大丈夫だろう。
3rd movement 卓郎vs舞 につづく