はにはに◆オーガスト総合エロパロ7◆キャベツat EROPARO
はにはに◆オーガスト総合エロパロ7◆キャベツ - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
07/06/11 23:15:24 s1y3Kbpf
>達哉はフィーナの肢体に自らの脚を絡ませる。

四つん這いの女の肢体に男が脚を絡ませる図がどうしてもイメージできない……。

251:名無しさん@ピンキー
07/06/12 10:00:53 /peNTBja
   ,、,、,、,、
   '´~~~~~ヽ
  i i从ノ)リ)
  ゞ(リ゚ ヮ゚ノi  臭い容器をさげました
    (,{水},)  
   んUUヽ       ∬ ∬
   `~じフ           人
                  (__)      
            '´ ^ ̄^ヽ⌒   
            i ノノリ从ソ 
            | (il゚ -゚ノl|  うんこうまい
        __ノ(つ=人と)__  
        |\    \≠/  \ 
        | |. \________ヽ
           | |―――| |
           | |.         | |

252:名無しさん@ピンキー
07/06/12 12:57:18 PAsCBcgC
鬼畜スレにエステル物来てるよ

253:名無しさん@ピンキー
07/06/13 05:35:49 /XpMzKG/
フィーナ、鬼畜すぎ

254:名無しさん@ピンキー
07/06/13 17:04:02 eEiFBVsB
        性交するとカビがつくわ
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
            lヾ_i_/l
           '´ ^ ̄^ヽ⌒
     ,、,、,、,、  i ノノリ从ソ    , -―-。、
     '´~~~~~ヽ | (l;゚ヮ゚ノl|   <,-‐'´ ゙ヽ_>
    i i从ノ)リ) ノ!(つ旦と)_  l_i」l_i_jl」i i
    ゞ(リ ゚-ノi ̄ ̄       \ i、-(゚) |!||   <フィーナ様はマンコにカビが繁殖する病気です
     (,{ク つ\旦_/ヽ-‐-へ_ O旦とl)li」
    とくク )ヽ | |―{〃^~^~^ヾ'⌒) i_ヽ〉 、
    `======' | |  ハ イソノ从バ | |`====='
            ノ .(|!゚ -゚ノi| ヽ  <おええっぷ臭い…フィーナ出ていけ
             ヽつ[_])0'
  ___∧___
   姫様マンコ臭い

255:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/15 00:20:30 hEld7Qd9
再び大きな扉の前に立つ達哉とフィーナ。
これから二人がドアを開けると披露宴が始まるのだ。

その頃、会場では司会進行を仰せつかったカレンが準備完了の合図を待っていた。
とは言っても待っていたのはドアの向こうの二人の準備だったのだが………
時間通りに間に合うだろうかと表面上の涼しい表情とは裏腹に内心、ドキドキとして合図を待っている。
その時、ドアに向かって一斉にスポットライトが当てられる。
それが準備完了の合図なのだ。
胸を撫で下ろす暇も無く目配せをするカレン。
すると会場内のステージの幕が上がりオーケスラが現れる。
因みに月と地球から選抜された混合オーケストラである。
そのメンバーの中には名前と同じ色の髪の女性がクラリネットを掴んで緊張の
面持ちでマエストロを見つめていた。
一番前に位置するマエストロが指揮棒を持った手をかざす。
その手を振り下ろすと同時に演奏が始まる。

その様子を見て末席に連なっている朝霧家、鷹見沢家のテーブルからは早くも感嘆の声が上がる。
「お姉ちゃん、月の貴族の人達の結婚式ってみんなこんな感じなの?」
小声でさやかに訊ねる麻衣。
「私も月での結婚式に呼ばれたのは初めてだから………」
何しろ親友のカレンですら未だ恋人すら居ないのだ。
無論、さやかも同様ではあるが………
「さやちゃん、良かったら俺の所に来ない?」
仁がいつもの様に笑顔で言った。
「おい、仁。静かにしないか」
いつも通り左門に叱られて会話が止まる。
「結構本気なんだけどなぁ………」
ぼやく仁だった。
「ねぇ麻衣、あれって遠山さんじゃない?」
菜月が指差す先を見る麻衣。
「あ、本当。遠山先輩だ」
自分の出番は無いのか、張り詰めた表情で出番を待つ翠色の髪をポニーテールに
纏めている女性を確認する。
彼女以外の何者でもない。

そして演奏が山場を迎えた時、静かにドアが開いた。
達哉とフィーナがその姿を現した。
達哉の格好は正直、先程の結婚式の衣装とどう違うのか分かり難い。
だが、フィーナのドレスは先程の物とは全くの別物であった。
同じ物は常に身に付けている王冠とブレスレッドのみ。
二人は手を繋いでゆっくりと自分達の席に向かってゆっくりと、だが堂々とその歩みを進めた。

256:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/15 00:21:28 hEld7Qd9
席に着いた二人は会場全体を見回す。
いったい何人の人がこの会場に居るのだろうか?
月の名門貴族、月と地球の政財界の重鎮達。
そして地球の家族達。
そんな中、フィーナにマイクが廻りそのマイクを達哉が握る。
「この度は私達二人の婚礼の儀にお越し戴き………」
本来ならここはフィーナ自身が最初に挨拶すべきかもしれないが彼女としては
正式に夫となった達哉を立てて最初に挨拶させたのだ。
暫らくして達哉の話が終わると続いてフィーナがマイクを受け取り、話を進める。
それも終わると暫らくの間、歓談と間食の時間になる。
その時、達哉はそっと新婦に耳打ちする。
「大丈夫?その………さっきは出し過ぎたかも………」
達哉は先程、膣に数度に亘って射精してしまったのである。
するとフィーナは何事も無かったかの如く、耳打ちで返す。
「大丈夫よ。これで堂々と子供も作れるわ。それに………」
何か意味有り気に語るフィーナ。
「こぼれない様にちゃんと生地が厚めの下着履いてきたから………」
だが、その通常より厚くなっている筈のパンティーにはちゃんと精液の物
と思われるシミが付着していたのだった。

続く

257:名無しさん@ピンキー
07/06/15 05:40:53 kNH8Acpb
この間のコミコミで、キャベツのジオラマがあった
よくできてたよ

258:名無しさん@ピンキー
07/06/15 08:16:30 rWqn8SPi
糞キャベツwwwww

259:名無しさん@ピンキー
07/06/15 09:05:49 XUYGvyGg
お前のせいでチンポにカビがついた
      __,          lヾ_i_/l
    ァ'`´,  `7,      ⌒'´^ ̄^`ヽ
    リ y八从バ       iリ。リ从 i
    `j(!#゚ ーノ'      ;::',:;‘;;々゚li)ハ
  ━つ━つ━━━と(,v_:';'━━∈';;;∵;
     ll_H_!         /^v^ゝ
     i__ハ」        /  ハ ヽヽ
                `~^~^~~^´

260:名無しさん@ピンキー
07/06/17 06:00:59 +Jg3omDR
じゃあそのカビをフィーナに舐め取らせればいいじゃまいか

261:名無しさん@ピンキー
07/06/17 23:44:20 IuSSTnUj
てす

262:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/18 00:26:39 N70HjsbX
披露宴も無事に終わり、再び部屋に戻ってきた達哉とフィーナ。
「ふぅ………」
緊張の連続に力尽きた達哉はベッドに腰を降ろす。
「大丈夫、達哉?」
「………本来なら新郎から新婦を労わって言う台詞なのに………」
だが、力尽きてしまったものは仕方ない。
生まれ育った環境の所為なのかフィーナの胆力は並みの物ではない。
この場には、本来なら二人の世話をする筈のミアが居ない。
結婚初夜だからと遠慮したのだ。
というよりこれからの二人の雰囲気を読んだからだ。
疲れていても、昼間にもしていてもやる事はやるのである。
何しろ二人には跡継ぎが必要不可欠で、それは二人の子供が望ましい。
達哉もフィーナも八年も待たされたのだから今直ぐにでも子供が欲しかった。
そんな中、どちらとも無く唇が近づき重なる………
筈だった。
トントン
部屋のドアをノックされて我に帰る二人。
「よろしいでしょうか?」
どうやらカレンが訪ねてきたらしい。
「いいわ」
フィーナが言うとカチャッとドアが開き、カレンが入ってくる。
「明日の御予定の確認に参りました」
「カレン、今日は御苦労様」
「ありがとうカレンさん」
「ふふ、私も肩の荷が下りました」
二人の感謝の言葉に笑顔で応えるカレン。
「姫様、今日はとても素敵でしたよ。達哉様も」
「次は貴方の番ね、カレン」
「え、え、いえっわ、私はまだ………」
「カレンさんはブーケを受け取ってしまったのだから、その義務はあるよ」

実は披露宴前の結婚式において偶然にもブーケを手にしてしまったのだ。
ブーケを持つフィーナがそれを投げるのを待っている女性集団。
無論、その中にはさやか、麻衣、菜月もいたのだが
カレン自身はどうでもいいとばかりに皆の後ろで見ていたのだ。
そしてフィーナがブーケを投げると皆が皆、ブーケを手にしようと飛び上がった。
その集団の中で一番高く跳躍したのは誰あろう菜月であった。
彼女が勝利を確信したその時だった。
勢いよく跳んだ為にキャッチのタイミングを誤り、手の甲でブーケを弾いてしまった。
しかもかなり強い力で………
そしてそれは一番後ろで静観していたカレンの胸元目掛けて飛んでいった。
こうしてカレンは、興味が無いと言いつつも胸元まで飛んできたブーケを反射的に掴んでしまったのだった。

263:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/18 00:27:23 N70HjsbX

「これで結婚できなかったら、さやかにも悪いのではないかしら?」
親友であり、嘗ての学友も自分と同じくいい歳である事を思い出すカレン。
「………ひ、ひとまず善処致します………」
「そう………既にお見合いの候補をこちらで選定してあるので勝手にセッティングさせて貰うわ」
以前からカレンの婚期の事を心配していたのは他ならぬフィーナ自身だった。
実際、カレンの人気は高かった。
そんなカレンに想いを馳せる婚礼期の男性の情報を集めて、フィーナ自ら選び抜いた。
貴族から平民まで様々な男性達である。
その情報が纏められたファイルをカレンに手渡す。
「………よかったら………その、その中から姉さんの相手も探してください」
同情するように引きつった笑いで応える達哉。
こうしてカレンは翌日の予定の確認を出来ずに、フラフラと退室していった。

こうして再び二人きりになった達哉とフィーナは部屋の鍵をロックした。
そして誰に遠慮する事も無くなったのでお互いの唇を何度も何度も啄ばむ。
達哉は股間に血液が集中してくるのを確認すると、ドレスの上から胸を揉みほぐす。
披露宴の途中でお色直しがあったので、フィーナが今身に付けているドレスは先程の物とは別である。
真紅に染め抜かれたドレスを身に纏っている。
そんな時だった。
激しく舌を絡めあっていたフィーナが突然、舌を引っ込めて唇を離す。
そして潤んだ瞳で達哉を見つめる。
「達哉………今度は私が………」
そう言うと達哉の股間の前に跪くとズボンのファスナーを降ろして肉棒を取り出すや否や、
その膨張始めていたソレを一生懸命舐め始めるのだった。

続く

264:灰色 猫
07/06/18 00:31:10 5V5gd/8z
いったいなにが起きたんだ。というか、どこからこれだけ人が沸いてきた?
職人総出で自演したってこうはならねーよ。まったく。


265:灰色 猫
07/06/18 00:32:30 5V5gd/8z
>>212
にられば氏スレ建て乙!
それにしても全員妊娠とは。
そして、新作。毎回にられば氏はすごいスタミナだ。


    |┃三     , -.――--.、
    |┃三    ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ   
    |┃    .i;}'       "ミ;;;;:}   ガラッ!!
    |┃    |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:|   
    |┃ ≡  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;|   >>218
    |┃    |  ー' | ` -     ト'{   SSは全て読ませてもらった! GJ!
    |┃   .「|   イ_i _ >、     }〉}   さ、同志 外伝 ◆9QlRx9nooI よ。
    |┃三  `{| _;;iill|||;|||llii;;,>、 .!-'  実はフィーナはミアを許していなかった という設定で、
    |┃     |    ='"     |     君が望むシリーズの第2弾を書く仕事に戻るんだ!
    |┃      i゙ 、_  ゙,,,  ,, ' {    
    |┃    丿\  ̄ ̄  _,,-"ヽ   
    |┃ ≡'"~ヽ  \、_;;,..-" _ ,i`ー-    
    |┃     ヽ、oヽ/ \  /o/  |      


>>4枚切りの触パン
続きはまだか――っ
早くミアをいたぶり尽くしてくれ。



それでは、エロはないけど、第3話投下。

266:灰色 猫
07/06/18 00:33:13 5V5gd/8z
第3話 プリンと良識

「…なおくん! …なおくん! 起きて」
「ん… んぅん」
 まどろむ裕介のわきで誰か呼びかけていた。
 それでも、裕介が寝起きの布団の心地よさから抜け出してまで、その声に応じることはなかった。
「もう…」
 目を閉じた暗闇の中で濁って揺らめく意識は、シーツの生暖かい感触を認識するだけでよかった。が、
シャっと、勢いよくカーテンが開かれる音だろうか? がするのと同時に、瞼を
突き通して網膜に太陽光が突き刺さった。
枕に半分埋めていた顔を、背ける事ができず、強烈な朝の日の応酬から逃れるために、
否応なく身体を起こさざるを得ない。
誰もがそうであるように、裕介は寝ぼけながらも、確かに不機嫌だった。
「……文緒?」
 裕介がムっとした声で呼びかける。
「おはよう。なおくん」
 保奈美の顔が視界いっぱいに広がり、
「うわぁっ!」
 裕介は悲鳴を上げる。
 その声に起こされた文緒が、裕介の背後でのそりと身を起こした。
「うそ!? なんで?」
 文緒が発した第一声はそれだった。二人のためだけの寝室に入り込んだ保奈美の姿が、
強烈な一撃となり眠気を吹き飛ばしたのだ。
 裕介は、昨夜の行為のあとのまま全裸であったが、それでも、とにかく文緒をかばうようにして、
その身を盾にする。
 保奈美は、そんな裕介を前にしても、文緒の事などまるで気にしていなかった。
「なおくん、のんびりしてると遅刻しちゃうわよ」
「いつの間に入ってきたんだよ」
 裕介は、精一杯すごみのある声で尋ねてみたが、保奈美のは質問の答えになっていなかった。
「もう… なおくんがお寝坊さんだから、毎日起こしに来てるじゃない」
「そんなことを聞いてるんじゃない。それに俺は寝坊なんかしない」
 裕介は、できる限り直樹の存在した事実を否定するように努めて突っぱねた。
「朝ごはんできてるから。遅刻しそうでも、朝ごはんはちゃんと食べないとね」
 そう言って保奈美は、振り返らずに部屋を出た。
 裕介は、恐ろしく思いながらも、様子をうかがうために後を追った。全裸では心もとなかったので
パンツだけは身につけた。
 寝室のドアのところから半身乗り出して、リビングに出た保奈美の姿を見とめる。
 少なくとも、こうして保奈美の姿を確認しているあいだは、文緒に危険はないのだ。
 保奈美は、キッチンのゴミ箱に、身につけていた水色のエプロンを放り込むと、
リビングから廊下へ出た。
 それを確認してから、裕介はリビングのドアまで移動する。
 途中、リビングのテーブルに並べられた料理に気がついた。保奈美の言っていた朝食だろう。
 定番のご飯と味噌汁、焼き魚のほかにも朝食とは思えないほどの品数が、テーブルの上を
彩っていたが、ハンバーグだのエビフライだのといった豪勢なだけの物はなく、
漬物や卵焼きのような素朴な家庭の味を宿したメニューだ。
寝起きの空きっ腹のせいか、なぜか、その匂いに異常に美味そうに思えた。
料理を前に、つまみ食いしたい衝動を抑えて、裕介は保奈美の姿を追った。
「また、来るね…」
「二度と来るなっ!」
玄関のドアをくぐる前に振り返った保奈美に、裕介が怒鳴った"直樹の声"が突き刺さる。

267:灰色 猫
07/06/18 00:33:56 5V5gd/8z
「…たくっ」
 裕介は、ドアが閉まると忍び足で近づき、カギを閉め、念を入れてチェーンもかけた。
『昨日も戸締りはしたのに、侵入された気が…』
何もしないよりは、マシだと思いたかった。

 保奈美にとって、裕介が自分(直樹)を否定する様は見ていて痛々しかった。
 いくら保奈美が、裕介に直樹として接しても愛する人は帰ってこないだろう。だが、
彼女自身が、直樹を再生する手段に科学だけに傾倒した即物的な方法を信奉してしまうのは、
あまりにも冷徹であり受け入れがたいものであった。
 その心根があるから、保奈美は、どれほど裕介に蔑ろにされても、彼に近づき
傷つけられることをやめられないのだ。
 直樹を愛している。
 だから、彼を奪ったあの女に復讐してやりたい。
だから、文緒が身ごもった、愛しいはずの直樹の子を、殺してしまおうと発想しては、
自分の獰悪さに自己嫌悪で苦しみ。このまま裕介を抱きこみ、文緒から奪い取ってしまおう
と考えては、直樹を否定して不毛な復讐にはしる自分のあさましさに苦しんだ。
直樹とともにありたい、直樹の子に愛情を注ぎたい、そう心にありながら、その思いの表裏で
虚しさに連なる衝動を生み出してしまう。
そこから解脱し救済される方法が、文緒への恨みを忘れることだと知りながら、
それで裕介が直樹に戻ることもなければ、文緒が直樹(裕介)を手放すはずがない、
という絶対の事実がそれを許さない。
 冷酷な外界と、内側から心を蝕む邪気に苛まれる保奈美であったが、泣くことはなかった。
 彼女を優しく慰めてくれる直樹はいないのだから。

 玄関を施錠した裕介が、とりあえず何もなくて良かったと、ホッとため息をついたときだ。
ガチャーン!
 リビングから何が割れる音が響いた。
『しまった!!』
 裕介は、油断した己の不覚を呪いつつ、リビングへと短い廊下を走る。
ガチャーン!
 裕介が、リビングに踏み込んだとき、また一つ割れた。
「文緒っ!」
 裕介が叫ぶ。
 文緒は健在であった。が、裕介は安堵するより、目の前の異常な光景に唖然とした。
ガチャーン!
 文緒が、料理の載った皿を床に叩きつけていたのだ。
「おいっ、何やってんだよっ」
 怒鳴る裕介の問いかけには答えず、文緒は、ハアハアと息を荒げたままムスッとした
表情で、リビングを出て行ってしまった。
「文緒…」
 自室にこもった文緒は、裕介がいくら呼びかけも返事をしなかった。
 他に文緒を慰める方法を思いつかなかった裕介は、仕方なくリビングを片付ける事にする。
「あーあ、やれやれ…」
 改めて見るリビングの惨状に、裕介は思わず洩らした。
 皿の破片と料理の残渣が、そこかしこに飛び散り、足の踏み場もなかった。
ふと、皿の破片で文緒が怪我をしなかっただろうか? という心配が頭をよぎった。
 だが、今はそれを確かめる方法はない。やむなく部屋を掃除する事に集中しようと思った。
 惨状の後片付けを終えた裕介は、炊飯器に残っていたご飯と、インスタントの味噌汁で
朝食を済ませる。
 裕介は、文緒のそばにいてやりたいと思うが、今の文緒はそれを望んでいないだろう。

268:灰色 猫
07/06/18 00:34:37 5V5gd/8z
『文緒が無事だっただけ、良しとするしかないか…』
 手持ち無沙汰になってしまった裕介は、学校へ仕事をしに行こうと思い立った。
 裕介が文緒と暮らすようになったとき、彼にはサンクチュアリの構成員として、フォステリアナを
栽培する仕事が与えられていたのだ。所帯をもつことになりながら、この時代では正規の
経歴がない裕介にとって、これはありがたかった。恭子や結には、もう足を向けて寝られない。
 裕介は、出掛けになってから、蓮見学園の制服が用意されていることに気付いた。
こんなものを保奈美がどこから調達してきたのか理解しかねたが、埃ひとつついていないブレザーと
ピッチリとアイロンがけされたズボン、さらにYシャツまでパリっと糊付けされていた。
 自分に付きまとう保奈美のことを、ほとんど知らない裕介であったが、几帳面さは見てとれたし、
よほど直樹という男のことを愛していたのだと容易に想像できた。
 しかし、これを着ていく気にはなれなかった。
「じゃあ、仕事いってくるから… ご飯テーブルの上に用意してあるからな」
 文緒の分の朝食を用意したあと、ノックした彼女の部屋のドア越しに裕介は呼びかけた。
『結局、夫らしいことは何もできずに仕事に逃げる… か』
 卑小な自分に辟易しながら、裕介は家を後にした。



 人のその人生の中に、どれほどの苦悩を抱えていようと、本来、人の群れである社会が
個人の苦しみを汲みとる事はしない。その一面だけを見て冷徹であると判断してしまうのは
早計であろう。
 冷徹であるのは確かなのだが、その凡雑さがなければ、人の世は個々の人々が抱える
苦しみに押しつぶされてしまう。
 凡雑な人の世の愚鈍は、蓮見学園の教室にもはびこっていた。
「藤枝さん」
「はい」
 朝のホームルームの出席確認で、生徒たちの名前を呼ぶ結教諭の声が、保奈美を呼ぶ前後で
にわかに緊張の色を含んだが、保奈美は窓の外を眺めながら、普段と変わらない声で返事をした。
 そのやりとりの本質がどういったものであるのか、知る者はこの教室にはいない。
 本来、理解できるはずの者も一人いたのだが、彼女は自分の点呼が終わったら、
そそくさと居眠りを始めていた。

 ホームルームが終わり、教室を出た保奈美のあとを、結がキュルキュルと追う。
「藤枝さん…」
 ちょうど階段の踊り場に差し掛かったところで追いついた結が、保奈美に声をかけた。
 休み時間の校内は、生徒たちの発する喧騒がにわかに漂ってはいたが、そこは結と保奈美の
二人だけだった。
「なにか?」
 階段を下りかけた保奈美が答える。
「二人のこと、どうしても許しては、もらえませんか?」
 結の言いようが癪に障った保奈美は、質問には答えず逆に聞き返した。
「先生が、そんなこと言うのは、教師だから? それも"アレ"(裕介)を作ってしまったからですか?」
「確かに、教師だからというのもあるます。でも、今は純粋に人として、あの二人に
幸せになってもらいたいと思ってます。」
 保奈美は、結のほうを振り返ることなく聞いていた。
「あなたが、久住君を愛していたことはわかります。でも、秋月さんと裕介君が
愛し合っていることだって。まだ若い二人が、これから子供を生み育てていくのは、
大変な苦労があると思います。でも、力をあわせて、それに立ち向かおうとする二人の
間を結びつける愛も、間違いなく本物だということが、藤枝さん、あなたになら
わかるんじゃないですか? 私は、あなたにもそれを信じて、見守ってほしいんです」

269:灰色 猫
07/06/18 00:35:26 5V5gd/8z
「教師としてとか、人としてとか、……よく。…そんなことが言えますね」
 呟くように言った保奈美の声色には、悲しい色が含まれていた。
「なおくんは、もういないから。生徒じゃなくなったから忘れられるんですか? 
なおくん、あの事件のせいで、ご両親のことも覚えていないんですよ。私、もう知ってます。
あの事件がどうしておきたのか。それを今まで捨て置いて、よくそんなことが言えますね…」
 保奈美はそれだけ言うと、階下へ降りていってしまった。
 時空転移装置の事故のことを持ちだれては、返す言葉のない結には、その背中を見送る
ことしかできなかった。



 その日の夕刻。
 初夏の太陽が、山並みに沈みかけてもなお、東の空は夕焼け前の淡い水色をたたえていた。
 結は、時計塔の最上階にある、時空転移装置のコントロール端末にむかって、キーボードを叩いていた。
 指が義体化してボッブミサイルランチャーになっても、タイピング速度は衰えることがなかった。
 時空転移装置が発するマシンノイズを掻き消さんばかりの勢いで、結のタイプ音が響く。
 この部屋の出入り口となるドアはひとつだけで、通常は常に施錠されているのだが、室音に埋もれ、
音もなくそのロックが外れる。
 解除されたと言うほうが正しい。サンクチュアリの中でも最高レベルのセキュリティーを破ったのだ、
誰であるか説明は要るまい。
 クーラーボックスを携えた保奈美は、まっすぐに結のところへ向かうと、横から結が
操作する機材のモニターを覗きこんだ。
「きゃっ!」
 しばらくして、人の気配を感じて振り返った結が、すぐそばに保奈美の顔があったことに
驚いて悲鳴をあげた。
「ど、どうやってココにっ!? というか、いつのまに?」
「今さっき来たばかりですよ?」
 保奈美は、装置から離れたところに置かれている長椅子のところまで下がって、言った。
 結は、保奈美を正面に捉え、隙なく低反動キャノンとボッブミサイルランチャーをかまえた。
 結を警戒させたのは、以前の保奈美がまとっていた穏やかさを、今も帯びていたからだった。
ここ最近の保奈美からは感じられなかったものをだ。
今朝方のやり取りのときもそうだが、直樹が裕介になり、文緒と暮らすようになってからの保奈美とは
あまりに違いすぎるのだ。
これが、本来の保奈美であると信じたい結であるが、そう軟弱ではいられないのは、
彼女の生い立ちがそうさせているのだ。今の保奈美には間違いなく策意の色が見えた。
「先生、そんな怖い顔しないでください。ちゃんとお土産だって用意してきたのに」
 そう言ってクーラーボックスのフタを開ける保奈美の声は、軽やかだった。
「!」
 結は、目視で確認するより早くクーラーボックスの中身が何か、理解した。
 フタを開けた瞬間に漂ってきた、常人では匂いと認識することさえ不可能な、
わずかな数の分子を、正確に嗅覚したのである。
「プ、プリンですか…?」
 皿の上にプリンをあけ、生クリームを搾ってデコレーションを施した保奈美が、
ニコリと微笑む。もちろんさくらんぼのトッピングも忘れてはいない。
「プリン… なんですね!」
 プリンの甘い誘惑(中毒?)に誘われて、キュルキュルと結が踏み出したときだった。
『ダメよ、結。これはきっと孔明の罠よ』
 天環を輝かせ白衣をまとった白い翼の天使が、結を嗜めた。
「そ、そんな、いきなりプリンをちらつかせるなんて、不自然です」
「せっかく作ってきたのに… 捨てちゃうのももったいないなぁ」

270:灰色 猫
07/06/18 00:36:14 5V5gd/8z
 保奈美は、お皿の上でプリンを揺らしながら、さも残念そうに呟く。
『結、何をしているの? このままではプリンが生ゴミになってしまうわ。地球環境のためにも早く』
 角と尻尾の生やして、コウモリのような翼をもった悪魔が、フォークのような三又の
槍を振り回して、結をそそのかす。
「そうですよね… 地球のために出されたものは、きちんと食べなければ。それに一個くらいなら…」
『油断してはダメ。もしかしたら毒が入っているかもしれないわ』
 プリンの重力に引かれ、保奈美の元へとキャタピラを進める結の頭の上を、プリンの天使が
小うるさく飛び回る。
『なんてことを! 自分の生徒を疑うなんて、教師として最低だわ。結、あなたは
そんな人間じゃないわよね?』
「そ、それは…」
 そう言う悪魔ではあるが、ここ最近の保奈美のありようを見れば、疑いを抱くのは当たり前だろう。
だが、目の前のプリンは保奈美を信じろといって聞かないのである。
『体の良い言葉に騙されてはダ―』
 口上の途中のプリン天使の身体を、飛んできた果物ナイフが貫き、そのまま壁に磔にした。
「えっ!!」
「先生! あ~ん」
「ん? むぐぐ…」
 驚嘆する結の口に、保奈美がスプーンでプリンを押しこんだ。
「んんっ!」
 とたんに驚嘆が感嘆へと変わる。
「お味はどうですか、先生」
「まず、香りがすばらしいです。バニラエッセンスを使わないで、本物のバニラを使いましたね?」
「御名答。さすがですね」
「卵も黄身の部分をたっぷり使ってますし、それに甘さ加減も絶妙で」
「気に入っていただけました? まだ、たくさんありますからね」
 和気藹々とした会話を続けながら、保奈美は時空転移装置のメインコントローラーの前に陣取る。
 プリンに夢中の結を横目で見てから、コントローラーの下方の外装パネルをはずし、
引っ張り出した配線と、持参したノートパソコンを接続した。
 コントローラーのモニターに、いくつものウインドウが開き、保奈美のキータイプに
合わせてすさまじいスピードでコマンドが走った。
 保奈美は、時々ノートパソコンの画面と時空転移装置のモニターを見比べながら、
結に負けない速度でキーを入力していった。
「やっぱり藤枝さんは、料理の天才ですね」
「ふふ、ありがとうございます」
 結の賞賛に適当な相槌を打ちつつ、保奈美はなおも作業を続ける。
「ところで先生。TT-32のレベル8のセキュリティーパスってなんですか?」
「それなら、"それ行けトビ太"で解除できますよ」
「ありがとうございます。クーラーボックスの中の小ビンに、メープルソースが入ってますよ。
カラメルとはまた違った味わいをどうぞ」
 スラスラと口を割った結に、保奈美は気分がよかった。
 最深層の防壁を突破すると、保奈美は後の作業をツールに任せて、背もたれによりかかった。
 ノートパソコンのモニターに表示されたゲージが、作業を達成して少しずつ伸びていくのを眺めながら、
保奈美は、結を横目で一瞥する。
 飽きもせずプリンをほおばる少女(のような)のしぐさに穏やかな笑みを浮かべた。

271:灰色 猫
07/06/18 00:37:01 5V5gd/8z
 オレンジ色の夕焼けに染まった空が、紺碧に塗り替えられるころ、板垣茉理は、
町の西側に連なる山の中で時計を見た。
 予定時刻まで8秒。
 いささかも早かったが、茉理は、マシンのセーフモードを解除して、エンジンに再び火を入れた。
 マシンとは、今回の作戦にあわせて、保奈美より受領したフライング・アーマーである。
 自立飛行能力を備えたビーム砲というのが建前ではあるが、人間の上半身を模した
フレームの中央に拡散ビーム砲を内蔵し、本来腕が生えているべき肩の部分に多連装有線ビーム砲を
搭載していた。
セミ・オープンタイプのコックピットに、射手を搭乗させて飛行が可能で、なおかつ十分な
運動性を備えたそれは、もはや一個の機甲兵器であった。
 これほどのオー・テク兵器(ビーム兵器も十分オー・テクだが)を、保奈美がどのようにして
建造したのかはわからなかったが、なんにせよ保奈美の天才的な頭脳と直樹への妄執のなせる業だろう。
ギルルルル……
 良好な吹き上がりでエンジンが回転数を上げていくのを確かめ、茉理は機体を上昇させながら、
システムに機体の各部位を自己診断させた。
 山並みを覆う樹木の上に、マシンの半身だけ乗り出す程度まで上昇させて、茉理はゆっくりと機体を旋回させる。
強大な鉄の塊が自分の操縦以上に滑らかに駆動する事に、保奈美の繊細さを感じずにはいられなかった。
遠方に位置する蓮見台学園を正面に捕らえる。丘陵地帯の上に陣取る学園の校舎は、
かすかな夕日に照らされ、わずかにその輪郭を浮かび上がらせていた。
システムからオール・グリーンのレポートがかえってくるのを確認してから、茉理は、
ほんの少しだけマシンの高度を下げ、学園を視界に捕らえたまま機体をスライドさせるようにして
木々の間を縫って稜線伝いに移動を開始した。

樹木の生い茂った山間と住宅地との境界で、茉理は、マシンを空中に静止させて学園の様子を覗う。
もちろんマシンの輪郭を、樹木で隠すことは忘れない。
メインモニターに表示されている望遠画像と、肉眼で見えるの学園を見比べてから、
茉理は時計に目を落とす。
マシンの機嫌に任せて、少し急ぎすぎてしまったようだ。
急ぎすぎるのも、引き際を知らないのも困る。それが、作戦前に保奈美から注意されたことだった。
当初立てた予定通りに行動できることがベストなのだ。
不測の事態の有無など問題ではない。"不測"などというものが存在しないように予定を立てることが
重要なのだ。
仕方なく、茉理はその場で待機する事になった。
茉理の視線の先で、蓮見台学園の校舎が、わずかに残った夕焼けをバックに影に染まっていった。



 プリンに溺れる結を眺めていた保奈美であったが、袖を少しずらして手首の時計を確認してから、
口を開いた。
「先生。今朝の答えをもらっても良いですか?」
「え?」
「先生はもう、なおくんのことはどうでも良いのかってことを。なおくんの記憶を消しておいて、
なぜ今まで何もしなかったのか、ってことですよ」
 穏やかな声色で問う保奈美の瞳の奥には、狂気と殺気の色に染まっていた。
 忘れていた、あれ以来の保奈美がそこにいた。
「ふ、藤枝さん!? そういえばさっきから何をしてるんですかっ?」
「なおくんを取り戻すために、いろいろと情報収集してるんですよ。それよりも先生―」
「飛び太に勝手なことしないでください! 今すぐに―」
 今度は保奈美が、結いの口上をきる。

272:灰色 猫
07/06/18 00:37:45 5V5gd/8z
「あら、先生がパスワードを教えてくれたんじゃありませんか。自白剤を盛ろうかと思いましたけど、
必要なかったみたいでしたね」
 ゆらりと一歩踏み出した保奈美の手の中でギラリと文化包丁が光る。
「ねぇ… 先生…」
 結は、食べかけだったプリンを急いでかき込むと、戦闘体制をとる。
「なおくんの記憶を消した事に責任を感じたことはないんですか? むしろ、なおくんが
消えて好都合だとか思ってますか?」
「それ以上近づいたら撃ちますよ!」
 体反動キャノンをジャキリっ! と鳴らして、結は威嚇するが、
「無理ですよ。先生の装備では、仮に直撃させることができても、必ず時空転移装置を
巻き添えにしてしまいますから…」
 保奈美はすべて計算していたのだった。
 それを知った結に成す術はなく、じりじりと保奈美が詰め寄るたびに、後ずさるしかなかった。
「偽者をこしらえて、それが幸せになるのを手助けすれば、罪悪感が消えていい気分でしたか? 
なおくんに代わりなんていなくて、もう二度と帰って来ないのに!」
 それでもやがては壁際に追い詰められた。キュリキュリとキャタピュラを空転させる
結の体を保奈美の影が覆う。
「ちなみに、私は、あの二人の愛が本物かどうかじゃなくて、愛し合っている事実が気に入らないんです」
「藤枝さん、あなたは…」
「そういえば、おまけシナリオで、なおくんにゲテモノプリンを食べさせてましたっけ?」
「キャアアアアアァァァァァァァァァっ!!」



ピンッ!
 アラームの発するビープ音が定刻を知らせた。
 茉理は目を開けて目標を見据え、操縦桿を握りなおした。
 すっかり夜の帳が下りて、新月の夜空は星がハッキリと見えた。
 エンジンの回転数を急上昇するのに合わせて、スラスターを最大出力で噴かせて、
一気に森を抜けた。
 一直線に蓮見台学園を目指し、一気にトップスピードまでのったマシーンが、風を切る音に包まれる。
足元では民家の明かりが後方へと流れていった。
『3… 2… 1… ! 』
 準備射撃でミサイルを放つ。テンポのいい反動がマシーンを揺らす。
 白煙の尾を引いてバックパックのミサイルポッドから撃ち出されたミサイルが、
急激に向きを変え、加速しながら飛翔する。
ミサイルは、すぐ茉理のマシーンを追い越して、なおも速度を増して、学園へ突進した。
 ミサイルの着弾した丘の上で、小さな閃光が花開き噴煙が舞い上がった。
 ワンテンポ遅れて響いてくる爆発音を聞きながら、茉理は空になったミサイルポッドを投棄して、
ビーム砲の照準を蓮見学園に固定する。
ズギャーン!
 学園の敷地に入る手前でビーム砲を発砲する。
 携行型のビームスプレーガンとは比べ物にならない発射音をたてて、肩部のビーム砲から放たれた
無数のビームの光芒が校舎に突き刺さる。
 茉理は、一度学園の上空を通過してから、住宅地の上空でマシーンを素早く旋回させて、
再びスラスターをふかした。
フライング・アーマーは、滑り込むようにして学園のグランド上空に陣取る。
 茉理が、あらためにて目前にした学校は、燃えていた。
 つい半日前まで、茉理の日常空間のひとつだった蓮見学園が、高温のビーム粒子に
焼かれ炎をあげていた。

273:灰色 猫
07/06/18 00:38:31 5V5gd/8z
 茉理が揺らめくオレンジ色の炎に照らされながら、見下ろした、校舎、渡り廊下、中庭、
体育館、その他学校施設のほとんどが燃えている。
 その中で、カフェテリアだけは、周囲の炎に鮮明に照らされて無傷であることがわかった。
 それで初めて、もはや学校生活を日常として送ることができないことを、茉理は実感した。
それは、直樹がいなくなった現実を突きつけられるのと似た感覚だった。
 カフェテリアが無事であっても、安心も安堵もしなかった。ただ、募る苛立ちが怒りとなって膨張する。
「こんなもの… こんなものがなんになる。直樹がいないのに、直樹との思い出の場所が
あってなんになるっ! 燃えてしまえっ…… んくっ…… こんなものっ!!」
 嗚咽交じりに叫ぶ茉理に呼応するかのように、フライング・アーマーの胸部の拡散ビーム砲が
火を噴いた。
 火球が膨れ上がるように弾けたビームが、押し流すように一瞬でカフェテリアを包み込んだ。
 熱風にあおられた窓ガラスが、熱膨張で一斉に弾け飛び、建物が激しく燃え上がる。
 涙でにじむ茉理の眼前で、渦巻くオレンジ色の中にカフェテリアが溶け込んでいった。
 茉理は、その手で思い出を作ってきた場所を燃やしてしまった。
 茉理が、その光景を完全に受け止めきる前に、時計塔のほうから『状況達成』信号弾が上がる。
 保奈美が目的を果たしたことを知らせる合図だ。これで、茉理の分担である保奈美が
脱出を助けるための陽動攻撃は完了であった。
 目ぼしい敵を確認できないまま、茉理が遅延戦闘に移行しようとしていたときだった。
 茉理は、炎上する校舎の上に人影を見た。火事で逃げ遅れた者が、助けを求めて屋上に
上がったのだろうか?
 距離と暗さのせいで人物を特定することはできなかったが、茉理には、その人影の
存在そのものが、自分を叱責しているように思えた。
 その感覚が茉理に、人殺しを実感させた。
『間違えたんじゃない。騙されてるんじゃない。仕方がないんじゃない。私が直樹に会いたいから、
わかってやってるんだっ!』
「人殺しがなんだって言うんだ!!」
 そう茉理が叫び、有線ビーム砲を展開した、まさにその時だ。
 人影の手元が、キラリと光を反射したように見え、フライング・アーマーの下方の、
何もないはずの地面から、巨大な拳が突き上げられた。
 金属質のそれの動きは、巨大さゆえに緩慢に見えても、茉理の想像以上に早かった。
 マシーンを持ち上げる程度だろうと予想させた拳は、左側の飛行ユニットと有線ビーム砲を
削り取るようにして粉砕した。
光沢のない銀色の固まりの周りを、自機の破片が舞い散る様が、茉理の目にはスローモーションで
流れていった。
ガクリ、と機体が傾く衝撃で茉理が我に帰ると、同じタイミングで、システムのオート・
ダメージ・コントロールが破損した飛行ユニットと砲撃ユニットを切り離し、無事だった
片方の飛行ユニットが、一機で機体を支えた。
『何なんだ!? いったい』
 人影のことなどすっかり忘れた茉理が、展開した有線ビーム砲の砲身を巨大な拳の腕に
向けたとき、時計塔のほうからまたも信号弾があがる。
 今度は、『作戦中断』と『撤退命令』の2種類が同時にだ。
 通常2種類の信号弾を同時にあげることはない。
『つまり、想定外の異常事態かっ!』
 茉理は、後退をかけながら、構えた有線ビーム砲を発砲した。
これは、牽制である以上に、茉理の性格がさせたことだった。やられっぱなしでは
悔しいというだけのことだ。
だが、茉理が放ったビームは、直撃しているにもかかわらず、まるで効果が見えなかった。
ビームはことごとく弾かれ、爆散したビーム粒子が大気と地面を焼いた。
信号弾のことが頭のあった茉理は、割と冷静で、学園の敷地を出るころには機体を旋回させ、
離脱に全力を傾けていた。

274:灰色 猫
07/06/18 00:39:16 5V5gd/8z
 振り返った先で、いまだ天に向けて突き上げられていた銀色の腕に、時計塔のほうから数条のビームが走った。
フライング・アーマーのビーム砲に見慣れた目には、ずいぶんか弱く見える光芒は、
保奈美の携行用ビームライフルのものだろう。
やはり、貫徹せず弾かれていたが、援護射撃をしてくれたことはありがたかったし、
保奈美にも無事でいてほしいと思った。
 無事に脱出したことを伝えたかったのだが、茉理には、自機に信号弾を積んでいない事を
悔やむことしかできなかった。

 茉理は、保奈美との合流地点の山中にフライング・アーマーを着陸させて、指定されていた
とおり自爆装置を起動する準備に取り掛かった。
 驚くことに、フライング・アーマーは、戦術的な機能の大半を失っていながら、
機械としての性能は安定を保っていて、ほとんど完動といっていい状態だった。
 口惜しかったが、茉理は自爆装置のスイッチを入れた。
 茉理が、機体から離れてからタイマーで自爆装置が作動した。テレビや映画で見るような
派手な爆発起きない。装甲の間から火が噴き出して機体が燃えるのだ。
噴き出した炎が、マシーンそのものを燃やし始める。特に燃え方の激しいコックピット周辺は、
青白い閃光を放っていった。
茉理は、かぶっていたヘルメットを、炎の中に投げ込んだ。
 そうして、しばらくマシーンが燃えるのを見つめていた茉理の元に、保奈美が合流する。
「怪我は?」
 保奈美は、開口一番に茉理を気遣った。
「大丈夫ですよ」
 そう言う茉理の体を触って隅々まで調べ、背中の方まで確認した。
 唐突に引っ張られ、抱きしめられた茉理は、少しびっくりしたが、保奈美の胸の体温に身を委ねた。
 この体温こそ、保奈美が血の通った人間である証拠なのだ。
 先ほどまでの、人でなしの所業を繰り広げていたのも、直樹を思う保奈美の体温から
発したものだろう。では、連なったこの二つは、どこで線引きできるのだろう、と茉理は
ぼんやり考えた。
 そして、わが身を振り返る。
戦闘中の自分に、保奈美を心配するような心があっただろうか。ずっと、破壊や殺戮に
狂奔していたように思える。保奈美のことを考えたのは、逃げ出すときくらいだった。
『私はもう全部人でなしだ。直樹に会ったとき、保奈美さんがするみたいに優しくできるのだろうか』
「遅くなる前に帰りましょうか」
 茉理は、保奈美が乗ってきた原付スクーターの後ろに乗って、一緒に林道を下った。
「これからどうなるんですか?」
 しがみつく保奈美の背中に、やはり体温を感じながら茉理は問う。
「なおくんを取り戻すのよ」
 保奈美は純粋だった。
「今日のアレは、いったいなんなんですか?」
「私にもわからないわ。…ごめんね。怖い思いをさせて」
「あ、いえ…」
 茉理は、自分の言い回しが少し嫌味っぽかったのではないかと後悔した。
「やっぱり未来の兵器なんですか?」
「まだ、はっきりしないけど、たぶんそうね。大丈夫よ。茉理ちゃんは、心配しなくても」
 茉理を気負いさせるのは、保奈美にとって本意ではなかった。
 悪路に揺られながら、二人を乗せた原付は、林道を直走った。

 保奈美に送ってもらって、自宅に戻った茉理は、案の定両親に行き先を問い詰められた。
 年頃の娘が、遅くまで遊び歩いていれば親は心配するのは当然だ。仕方がないだろう。
 保奈美の家に行っていたと適当な言い訳をしたら、板垣夫妻は簡単に納得してくれた。

275:灰色 猫
07/06/18 00:40:16 5V5gd/8z
 今日一日でいろいろなことがあった、いや、いろいろなことをしたと思いながら、茉理は
寝床に入った。

 茉理は、疲労に溺れて眠りに落ちた。だが、いまだに保奈美は、幼馴染は眠れない。


                                                  つづく

276:灰色 猫
07/06/18 00:42:04 5V5gd/8z
ハイ。お粗末さまでした。
これは良くない、推敲が不完全だった、と貼ってから気付いたわけで。


 *次回予告*


第4話 妊婦さんのおなかを鉄アレイで殴り続けると流産してしまう。

H有り。保奈美×祐介


次の次あたりホントに武装錬金とか出てきちゃいそう。どうなっちゃうんだろうこのSS。

277:名無しさん@ピンキー
07/06/18 01:26:10 kFi1Kadm
これだけ人が…って最近じゃ丸一日書き込みがない日だってあるんですが
もしかしてスレがたったのに一月気付いてなかったとか?

278:外伝 ◆9QlRx9nooI
07/06/18 01:59:53 34b4xbrz
>>263
結婚式GJです! 8年後のカレンさんとさやか姉さんの夫は俺が!
乳母を使わずに自ら授乳を決めたフィーナ姫さすが。

>>265
うはっ、大作GJ! ガンタンク結きた!
しかしもう学園モノじゃNEEEEEEEE!
もうマジバトルだよ?(←お前が言うな)
あの学園はやはり絶対無敵ロボか!? 細かい心理描写が素敵。

どっちも続き待ってます。

お、俺も頑張るんだな……ミアたんミアたん

279:名無しさん@ピンキー
07/06/18 02:27:26 axiErlr0
>>277
めっちゃ過疎ってきてるよな。

280:にられば
07/06/18 02:39:07 N70HjsbX
灰色 猫氏、外伝さんお久しぶりです。
そして保管庫管理人様、御苦労様です。

>>276
>第4話 妊婦さんのおなかを鉄アレイで殴り続けると流産してしまう。
((((;゜Д゜)))

どうなっちゃうかなんて、最後は書いてる本人すら分かりませんからねぇ。

>>278
>8年後のカレンさんとさやか姉さんの夫は俺が!
二人とも私が美味しく頂きます。


281:名無しさん@ピンキー
07/06/18 05:55:33 K1qdI8tB
>>にられば氏
婚期逃してても焦らないカレンさん
カレンさんらしいです
ああ、でもそんな彼女の妊婦姿見てみたいなぁ


・・・・・でもって、腹ボテ幸せなカレンさんを犯したい

>>猫氏
ちょっ・・・・!!!
鉄アレイって!!

・・・・・・・・すごく期待してしまうじゃないですか
ガクガクブルブルしながら正座で待ってます

>>外伝氏
ソフトな猟奇、期待してますよ!
差し当たって、ミアが狙われているのでしょうか?
ミアってば可愛いので、なんか虐めたくなってしまいますよね

282:灰色 猫
07/06/18 23:00:25 5V5gd/8z
書き込みが多いって言うのは素敵なことです。
母乳と腹ボテと陵辱と堕胎に期待しつつ、職人さんが戻って来たらいいなぁ、と。


話は変わりますが、黒ほなみんのテーマソングを選んでみた。
アリプロの『阿修羅姫』(ゲーム版舞Himeんの)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com) ※フルサイズ
小生のスキルでは音声のみの物を探すことができなかったので、
動画もついてますが、それはご愛嬌ということなんです。

283:名無しさん@ピンキー
07/06/18 23:40:45 PYMU4dPg
いつもお世話になっております、ログ置き場管理人です。
職人諸兄、並びにスレを維持してくださる住民の皆様、いつもご苦労様です。<(_ _)>

唐突ながら、私的な都合でレンタルしているサーバースペース全域の改築を行うことと相成りました。
(要するに、分散させていた各HPの統合&リニューアル(?)作業ですw)

それの伴い更新速度&投稿のペースが低下することもあるかと存じますが、
勝手ながらご了承願いたくお願い申し上げます。<(_ _)>

284:名無しさん@ピンキー
07/06/19 06:16:55 yu9cpDdq
>>283
乙!
助かってます
これからも頑張って下さい

285:名無しさん@ピンキー
07/06/19 06:18:35 yu9cpDdq
>>283
乙!
助かってます
これからも頑張って下さい

286:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/20 02:59:35 ENfKXtMj
ペロペロと肉棒を舐めるフィーナ。
「ふふ、こういうのもいいでしょ」
八年間の間にフェラチオの技術も格段に上がったフィーナ。
それが今は、素人のようにちまちまと直樹を攻める。
「新鮮で良いね」
スローペースで攻めるフィーナ。
ちゅっちゅっと優しくキスされる度に肉棒全体がピクピクと揺れる。
「とても可愛いわ」
半ば本気とも取れるような感じで達哉をからかうフィーナ。
達哉は完全にフィーナにペースを握られてしまっていた。
安心して彼女に身を任せている。
そんな達哉に奇襲を仕掛けるフィーナ。
大人しかった口技、舌技が一気に攻めに入る。
舌先が一気にスジ裏、カリ裏に張り付き、一気に各所を擦りだす。
「フィッ、フィーナっ」
思わず声を上げてしまう達哉。
背筋に淫悦の電気が流れ、体全体に突き抜ける。
それは達してしまうという合図だ。
「くっ、フィーナ」
フィーナが更に口をすぼめて、舌を動かしたその時だった。
達哉の腰が小刻みに震える。
「んぐ、んんっ」
ごっくん
口内で舌や喉に吐き出される白いマグマを、フィーナは見事に飲み込んで処理している。
そして達哉はこの奇襲の前に敗れ去ってしまったのだった。

そして事が終わると、フィーナが達哉に寄り添ってきた。
「どうだったかしら」
「完敗だね」
「さっきのお返しよ」
ツンと人差し指で達哉の額を押す。
「お返しって?」
すっ呆けた感じで聞き返す達哉。
「………さっき、中に沢山出したでしょ………」
むむむっと達哉を睨む。
「披露宴の時、下着から漏れ出すんじゃないかと思ったんだから………」
「正直、あんなに出す積もりは無かったんだ。ただ、フィーナが『もっと、もっと注いでぇっ』って、
言うもんだからリクエストにお応えしただけだよ」
「………しょうがないじゃない、だって、早く子供が欲しいもの………」
「じゃあ、また頑張ろうかっ」
真紅のドレスの胸元を捲くって生乳に顔を埋めてその感触を堪能する達哉。
乳首を口に含み、舌で味わいながらもその柔肉に顔を埋めて幸せそうだ。
「もう、達哉ったら………まるで大きな赤ちゃんね」
クスクスと笑いながらフィーナが言った。
「赤ちゃんはこんな事は出来ないぞ」
そう言うと、胸から離れて一気に真紅のスカートの中に顔を埋める。
そして下着越しにその割れ目に手を当てると既に湿っている。
「もう感じちゃったのかな?」
「そ、それは達哉がさっき………」
「精液とは違うよ、このネバネバは………」
そう言って下着を剥ぎ取ると彼女の股間を愛撫する達哉。
だが、そんな達哉とフィーナは既に疲労の限界に達しつつあった。

287:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/20 03:00:39 ENfKXtMj
「きゃぁっ」
その絹を裂くような………
というのは大袈裟だが、兎も角、悲鳴で眼を覚ますフィーナ。
昨晩は達哉に股間を愛撫されて逝ってしまってからの記憶が無い。
つまりそのまま情事が終わってしまったという事だ。
兎も角、悲鳴の原因を探らなくてはならない。
寝惚けまなこで辺りを見回すとベッドの手前でミアが倒れている。
しかも、顔を赤面したままである。
フィーナは自らの姿を見て血の気が引いた。
何故なら昨日から来ている真紅のドレスの胸元は、捲くられて胸丸出しで
達哉が付けたキスマークが目立っている。
更にそのスカートの中には、昨晩、フィーナが達した直後に力尽きた達哉が
未だ顔を突っ込んだまま眠っているのだ。
しかも股間に達哉の呼吸によって吐き出された息が吹きかかって、
女性器がやけにムズムズする。
そして出しっ放しの肉棒は、前日にあれ程出したのに既にパンパンに張り詰
めて臨戦態勢に入っていた。

続く

288:にられば
07/06/20 03:02:21 ENfKXtMj
>>283
保管庫管理人様、いつもお世話になってます。
管理人様のお好きな様になさって下さい。

289:名無しさん@ピンキー
07/06/20 10:35:29 9NYqJHcF
           ,;f::::::::::::::::::::::T
           i:::/'" ̄ ̄ヾ:::i
           |/ ノ  \ヾ| 
           |=(>)=(<)=|
.          {  :::(__..::  |
           ',   Д   ', 便器フィーナ
          /\___/ヽ
     /⌒\〆         ゝ/⌒\
    /  ノつ\ ・    ・  /⊂  \
o0○ノ  /  3  \ (::::⌒ヽ / とノ\ ヽ○0o
(    /、_ノ\   Y `(_、_)   /  \´  )゚
 \_)    `ヽ   : :;;*:;   : : : |    (_ノ
         人__;;:;;、___ノ 
             ;:;;:;;:;,,
          ∬ ;;lヾ_i_/l:..:;:..: ∬
   ・~    :;;:;:;:⌒'´^ ̄^`ヽ;:;.:.:.:
       ;::;:;;;:;:∬;;i从。リ从 i:.;.:;.:; ∬
      ;::;:;;;:;:;::;:;;;:;:|l、::;々゚i)ハ ;:;::;;::;:;;;:;: ~∞
         ;::;:;;:;;:∧∧∧∧;:;:;;::;
           ;::;:;;;:;:;:;::;::: ' :"‘ ビチャ

290:名無しさん@ピンキー
07/06/20 10:38:49 H7jXBCJx
糞キャベツwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

291:名無しさん@ピンキー
07/06/21 00:48:06 OXMlUB2M
>>287
続きキターーーー!!
が…何故に、前作主人公の名前がーーー!?


292:名無しさん@ピンキー
07/06/21 03:27:42 l7OPsItk
にらればにとってはキャラの名前とかどうでもいいんだろうな。

293:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/22 01:58:01 3IuZRzNq
盛大な結婚披露宴から数日が過ぎた。
これから達哉とフィーナは新婚旅行に向かう為、宇宙船に乗り込んでいた。
定期航路の連絡船ではなく、チャーターしたものだ。
宇宙船がふわっと浮き上がるとゆっくりと月面から離れていく。
行き先は無論、地球。
満弦ヶ崎中央連絡港に降り立ち、地球の主要国へ訪問する。
およそ1月の旅になる。
新婚旅行といいつつもプライベートな時間は殆ど無い。

月の重力圏を抜けると目の前に澄みわたった水色の地球が目の前に広がる。
「姫様、達哉様、もう直ぐですね」
二人に近侍するミアが言う。
「ミア、その様付けは止めてくれないかな」
「もう、いい加減に慣れてください。唯でさえ、達哉様は爵位の授与を
お持ちでないのですから………」
達哉には次期国家元首の伴侶として爵位を授与される話があったのだが、
本人がこれを固く固辞した。
調度、爵位に一つの空きがあったのでフィーナも一応、勧めてはみた。
貴族が存在する身分制社会では爵位が無いと発言権は極めて低い。
例えそれが国家元首の伴侶であっても………
確かに箔付けが必要だったのかもしれない。
一応、貴族達は表面上穏やかではあるが達哉を種馬と見ている者が存在
するのは仕方の無い事だ。
だが達哉は爵位を得る事で貴族からの反発や妬みを抱かれると思い熟慮
の結果、これを断ったのだ。
自分はフィーナの黒子たらんとして、その後も達哉は生涯、表向きに政治の話はしなかった。
秘書の様に甲斐甲斐しく彼女を影に日向にサポートしたという。
因みに達哉が授与を固く拒んだとされるのはエディンバラ公爵という爵位だったとされている。

そうしている間にも地球が大きく目の前に広がっていく。
大気圏突入の為、皆が座席に着きシートベルトを締める。
「久しぶりね」
「そうだね………」
やはり、心が逸る達哉。
久しぶりの故郷なのだ。
フィーナと契りを交わした八年前のあの日、帰ることが叶わないとさえ考えた地球に帰れるのだ。
そして、遂に着陸。
フィーナとタラップを降りていく。
「御苦労様です」
待ち受けていたカレンが出迎える。
各国訪問の準備の為に先行して地球に上がっていたのだ。
「これからの御予定ですが、この後、大使館内での各国大使を招いての晩餐会があり………」
淡々と予定を説明するカレン。

294:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/22 01:59:44 3IuZRzNq
全ての予定を終えた二人。
裸で寝室のベッドの上で寄り添って横になっていた。
フィーナは達哉の胸の中に顔を埋めている。
そして先程の晩餐会を回想する。
「フィーナもよくあれだけの言葉を覚えれたね」
「達哉のお陰よ」
実は二人共、これから訪問する国の言葉を話せるようにレッスンを受けていたのだ。
各国大使にちゃんと相手の母国語で会話していたのだ。
当の達哉は日本語と英語でのみ、会話していた。
「英語とドイツ語はなんとかだけど………フランス語は殆どさっぱりだよ」
そう言いながらフィーナの長く美しい髪を梳いている。
「じゃあ、これからレッスンしないと………」
フィーナは体を起こして達哉を見下ろしながら、笑顔で言った。
その一言で達哉の理性は一瞬で蕩けた。
「Je t'aime.(ジュテーム)」
そう呟いた唇が夜の闇の中、達哉の唇を塞いだ。

続く

295:にられば
07/06/22 02:01:05 3IuZRzNq
>>291
申し訳ない。
猛省してます………ort

296:名無しさん@ピンキー
07/06/22 14:46:26 XZ3tHRM+
      ~・ブーン    ∫        ・~ ブーン ∫     ∫
     ∫         ∫  ~∞ブーン    ∫      
       (^;;)c0o(^;;)oc(^;;)co lヾ_i_/l 。 oo(~゙゙ヾoc⌒ c(^;;)
    c(^;;)oo(^;;) o0(^;;)    '´ ^ ̄^ヽ⌒    (^;;)o0(^;;)( :::)
   (^;;)o      ブーン ・~° i ノノリ从ソ  フゥ  。    (~゙゙ヾ`    ~・ブーン 
  ("'')0 c 、、 ∫     ( ( (il´-`ノl| ~))   ∫ °。 O(~)o
 (~~)ヽ >([[[[[) ∫   ∫   ~~~~~~~ ノノ       (⌒(⌒~)    /⌒\ ./⌒ヽ
(⌒ヽ     ´´ガサガサ    ∫  、、 ~~~~~ ∞~ ブーン∫  (⌒~ l  (■■)  l フィーナ
 /~゙゙ヾ⌒`ゝ    ~・ブーン    >([[[[[)  ∫         (~゙゙ヾ⌒`) )  l   V≡V  l マンコ臭い
 (~´`(⌒(⌒~)             ´´ ガサガサ (~゙゙ヾ⌒`) ∞~ ブーン  ニ||≡||ニ  虫の大量発生
   (⌒(⌒~) )~~~)(~~) <⌒)⌒)⌒>-(⌒(⌒(⌒~)              .∧ニ∧
                                            l .V l

297:名無しさん@ピンキー
07/06/23 09:45:23 5HvHdsRJ
にられば氏GJ!

298:にられば
07/06/24 02:38:24 hlZK6+gc
言い忘れていましたが、『ハッピーウェディング!? 』は次回が最終回になります。

299:名無しさん@ピンキー
07/06/24 22:42:29 tTRkx8zg
今回は短編ですか。
個人的に孕みエンドが好きです。

300:名無しさん@ピンキー
07/06/25 02:49:03 Ch9WzDLm
フィーナの腹を胎児ごと踏みつけてぇぇぇぇぇ!
      ,、,、,、,、                 lヾ_i_/l
     '´~~~~~ヽ              ⌒'´^ ̄^`ヽ
    i i从ノ)リ)               i从。リ从 i
    ゞ(リ゚ ヮ゚ノi               ;::',:;‘;;々゚li)ハ  私の性器が・・・
       (,{水},)                ∵;;' _(つ) )
    ━UU━━━━━━^v∵;;━∈';;;∵;
     `~じフ~                /  ハ ヽヽ
                         `~^~^~~^´

301:名無しさん@ピンキー
07/06/26 01:08:04 MvvCFkJ4
にられば氏GJ!
次回作も含めて楽しみにさせていただきます。

302:にられば
07/06/27 02:24:28 I4dCGl+P
>>299
なるべくご期待に沿えるようにしたいと思います。

>>301
近日中に更新するのでお待ち下さい。


303:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/28 02:18:25 d/CDIexc
地球での各国訪問は実に大変だった。
どこに行ってもマスコミに追い回される。
結局二人が落ち着けるのは就寝の時だけだ。
しかも、常に笑顔を振りまかなければならない。
宿泊施設は迎賓館もしくは高級ホテルであったがホテルで滞在の場合はその警備も厳重であった。
国賓を招いているのだから警備が厳重であるに越したことは無い。
いつものフィーナならそこまで厳重にしなくてもと思うが、月ではありえない
マスコミの押しの強さに戸惑っていたので逆に落ち着けるので助かっていた。
「凄いのね、地球のマスコミというのは………」
慣れてきつつあるとはいえ、厭きれ気味のフィーナ。
「スフィア王国に比べると余りにオープンだからね………」
とっくの昔にマスコミの事は諦めていた達哉が答える。
「ひとまず、日本に戻ったらあっちこっち二人で見に行こう」
実は各国訪問後、満弦ヶ崎中央連絡港市の大使館に戻った後に帰国までの間、
一週間のオフが有るのだ。
マスコミには、この期間は執務にあたると発表されている。
その間に二人っきりで旅行するのだ。
何故かこの件についてカレンに図った際に二つ返事で了承が取れた。
変装すれば大丈夫と踏んだのかもしれない。

そして日本に戻った翌朝の事。
Tシャツとジーンズを身に付けた青年とワンピースにポニーテールの女性という
組合せのカップルが手を繋いで月住人の居住区から抜け出すべく歩いていた。
それは変装した達哉とフィーナだった。
だが、脱出など夢のまた夢だと思い知らされる。
居住区と満弦ヶ崎中央連絡港市を結ぶ橋の上にギッシリとマスコミが詰め掛けて
蟻の這い出る隙間も無かったのだ。
だからと諦める二人ではない。
「どうすればいいのかしら………」
「うーん」
悩む二人。
その時だった。
つんつん
後ろから不意に腕を突付かれる達哉。
振り返るとそこには………
「リースっ」
「久しぶり………」
相変わらず、ぶっきらぼうに応えるリース。
「でも、久しぶりに会ったのに大きくなってないな」
「………助けてあげようと思ったけど止めた」
「達哉、謝りなさい」
「ゴメン、リース………言い過ぎた」
「………分かってくれたならいいい」
そう言って二人を見ると………
「説明するの面倒………」
まず達哉の腕を掴んだかと思うとそのまま凄い勢いで飛んでいった。

304:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/28 02:20:10 d/CDIexc
そこは物見の丘公園のモニュメントの前だった。
達哉はそこでリースがフィーナを連れてくるのを待っていた。
月人居住区を見下ろしながら。
ここからでも橋の上のマスコミの群れが見て取れる。
「まるで人がゴミの様だ」
思わず、今までウンザリとさせられてきたその人だかりをゴミ呼ばわりしてみたが
最早どうでもいい事の様に思えてくる。
そうしているうちに、フィーナを抱えたリースが猛スピードで戻ってきた。
「ありがとう、助かったわ」
「そこまで一緒に行くか?」
「いい、帰る」
あっさりと答えるリース。
「久しぶりに会ったんだからいいじゃないか」
「そうね。少し話がしたいし………」
「馬に蹴られる前に帰る」
予想外の発言で先手を取れて何も言えない二人。
リースは二人に背中を向けるとトテトテと歩いていった。

そこから二人の本当の新婚旅行が始まった。
手を繋いでゆっくりと駅まで歩いた。
電車に揺られてある田舎の駅で下車した。
夕日に染まる海岸を歩いた。
その日は民宿に宿泊する事となった。
そして夜になったら………
無論、御世継ぎ作りである。
達哉は布団に横たわる浴衣姿のフィーナの胸元を開く。
するとノーブラだったので直ぐにその胸に愛撫を施していく。
「もしかして下も?」
思わず聞いてしまう達哉。
「残念、ちゃんと穿いてるわ」
「それはちょっと違うな。何故なら脱がす楽しみもある」
話しつつも確実にネチネチと愛撫を続けていく達哉。
そしてフィーナの股間は下着も既に濡れている。
達哉は肉棒を取り出す。
こちらも宿の浴衣を着ているので取り出しやすい。
フィーナの下着の布を脇に追いやる形で挿入する。
蕩けそうな感覚の中をゆっくりと進んでいく。
そんな達哉の顔にそっと触れるフィーナ。
「達哉を感じるわ。私の、私の中に来てるっ」
腹部にその大きな熱源を感じるフィーナ。
熱源が最奥に達した時、フィーナは両足で達哉の腰をキュッと締め付けた。
「ふふ、ちょっと………はしたないかしら………」
「愛し合ってるのに、はしたないなんて事は無いよ」
そう言いつつも腰を力強く動かす達哉。
「今日も沢山………しましょう、達哉」
笑顔のまま、膣圧を強めていくフィーナ。
ジュプジュプと膣から肉棒によって、愛液が掻き出されている。
垂れ落ちる愛液が布団を濡らす。
それは白く、かつ半透明で何ともいやらしい。
そしてピストン運動は果てしなく続いた。
そしてどちらが先なのか、二人の嬌声が聞こえた。
いつの間にピストン運動が終わったかと思うと、暫らくして肉棒と膣の隙間から
白濁で透明度が全く無い半分ゼリー状のものがどろりと溢れ出てきた。

305:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/28 02:22:28 d/CDIexc
翌朝、民宿を発った二人はその後の数日間に様々な所に行った。
山や川、温泉と達哉はフィーナに色々と案内した。
そしてオフの最終日の夕刻、二人は満弦ヶ崎中央連絡港市の駅前に帰ってきた。
夕暮れの中、手を繋いで歩く二人。
川原の土手沿いを西日を浴びながら進む二人。
夕暮れが迫り、うっすらとした闇が空を蔽う。
二人は最後の目的地に辿り着いた。
そこは朝霧家の隣にあるトラットリア左門。
これからここで久しぶりに皆が集まってのパーティーがあるのだ。
二人はドアを開けて店に入る。
「やあ、達哉君」
何故か最初に出迎えたのは仁だった。
しかも、相変わらず二ヤリとした笑顔。
「お久しぶりです」
「久しぶりに会ったのに他人行儀だね。もう直ぐ君のお義兄さんになるかも………ぐわっ」
前のめりに倒れる仁。
その後頭部には杓文字が突き刺さっている。
「お帰り達哉、フィーナ」
何事も無かったかの如く笑顔で出迎える菜月。
「お帰り、達哉君」
「お兄ちゃん、お帰りっ」
淑やかに出迎えるさやかと麻衣。
「姫様、達哉様、お待ちしておりました」
ミアが厨房から顔を出す。
「私も少し、お手伝いさせていただきました」
「ようタツ、偉くなったな」
オーナーも顔を出す。
そして床に倒れている仁を一瞥すると、
「全く、進歩の無い奴だ。タツの爪の垢でも煎じて飲ませたほうがいいな………」
「大丈夫、仁君………」
流石に放置したままでは可愛そうになったのか、さやかが介抱する。
「誰か兄さんをお婿に貰ってくれないかしら………」
そう言いつつも奈月はその視線を、さやかに向ける。
「う~ん、どうしようかなぁ………」
もったいぶって対応するさやか。
そして何時の間にか意識を回復していた仁が言った。
「貰い手が無いのはどっちなのやがっ」
今度は仁の額に杓文字が直撃。
さやかの膝に沈む仁。
「いらなくなったら粗大ゴミに捨ててもいいですから」
何はともあれ、仁は瞬く間に復活して一同は楽しく会食したのだった。

そして翌日。
遂に月に戻る日がやって来た。
月王国大使館では帰国にあたっての記者会見が行われていた。
「今回、一番印象に残ったことは何ですか?」
「次は何年後に地球を訪問されるのですか?」
「外交の成果は………」
様々な質問が飛び交。フィーナは一つ一つ丁寧に返答していく。
嘗ての知り合いに会えた事、出来れば毎年でも訪問したい事………
フィーナは質問の一つ一つに丁寧に返答していく。
達哉はただただ、彼女を見守るばかり。
「また、今後とも地球と月の友好をっ………」
いきなりだった。
フィーナは吐き気を覚えた。
慌てて口元を押さえる。
すると今まで座っているだけだった達哉が立ち上がると、
「申し訳ありませんが、彼女の体調が思わしくない為、これで会見を終了とさせて頂きます」
そう言い放つとミアが介抱しているフィーナの元へ駆けていった。
これには同席していたカレンも唖然とした。

306:ハッピーウェディング!? (にられば)
07/06/28 02:27:20 d/CDIexc
こんな力強い達哉は見たことが無かった。
流石はフィーナの選んだパートナーだと感心する。
そして彼女も立ち上がると、
「では、またの機会にお会いしましょう」
と言い放って記者会見場を後にした。
そして数日後、スフィア王国からフィーナの懐妊が正式に発表された。

そして一年後。
達哉とフィーナはトラットリア左門に居た。
スケジュールを必死にやり繰りして何とか地球にきたのだ。
「ほんと、静かでいい子ねぇ」
達哉とフィーナの子供を抱き上げてあやしているさやか。
その脇からそーっと麻衣がその柔らかそうな頬に触れる。
「うわぁ、本当にプニプニしてるぅ」
「じゃ、じゃあ私も………」
奈月も触れてみようとしたその時、
「あーー、んぎゃー」
それまで大人しかった赤ん坊が騒ぎ出す。
「あ、あ、あ、私の所為なのっ?」
混乱する奈月。
「先程、オシメを取り換えたので………多分お腹が空いたんですよ」
もう慣れっこなのか落ち着いてミアが言った。
「ほう、それはそれはってっ」
「行くぞ仁」
状況を察した左門は仁を引っ張って奥に下がっていく。
フィーナはおもむろに服を捲くって、更にサポーター入りのブラを捲くる。
その美しい胸を惜しげもなくさらけ出し、赤ん坊をさやかから受け取る。
そして抱きかかえて乳首を口元まで運ぶとチュウチュウと元気よく母乳を吸い始めた。
「うわぁ………」
皆が一同に口を揃えて言った。
そうしている内にお腹いっぱいになったのか、何時の間にか赤ん坊は寝てしまった。
フィーナはその間に達哉に子供をあずけて服装を正す。
「それにしてもスケジュール調整したにしても私達に会いに、赤ちゃんを見せに
来てくれるなんて嬉しいよね」
「そうそう」
「そうね」
麻衣の言葉に頷く奈月とさやか。
達哉とフィーナは迷う事無く言った。
「誰よりも早く見せたかったからさ」
「そう………誰でもない、家族の貴方達に………」

     ハッピーウェディング!? 完

307:にられば
07/06/28 02:30:35 d/CDIexc
何故か、最後の最後に話が長引いてしまいました。
いつも御愛読の上、応援して下さる皆様、ありがとうございました。

308:名無しさん@ピンキー
07/06/28 07:47:05 7TxrRHii
×奈月
○菜月

309:名無しさん@ピンキー
07/06/28 09:49:59 E/LBhsU7
あー、こういうことは言いたくないんだが、
ホントキャラ名とか重要なところは注意しようや。
前回の舌の根の乾かぬうちにこれじゃなあ。

310:名無しさん@ピンキー
07/06/28 11:17:40 nXx3fLGC
名前を何度も同じ間違え方で出てくるのは
根本的にキャラ名を把握していないし、推敲もしていない証拠。
誤字脱字はプロでも見落とすことがあるので仕方がないが
こと登場人物名に限っては、ありえないといっておく。


311:名無しさん@ピンキー
07/06/28 12:55:15 D0qaVgjV
血に染まるハッピーウェディング
フィーナ完
      __,
   ァ'`´,  `7,                            lヾ_i_';;;。∵‘;;
   リ y八从バ  ∵                       ⌒'´^ ̄^`ヽ ;‘;;
    `j(!#゚ -ノ'    ..∴ ドガガガガガガガッ…          iリ从リ从  ;';`::´',:;;
  ト-く  y/7__Lr○ュ"_ l_ ___,.,;:''''""`'';;;...,,          ∵;;'々゚li)ハ ;;∵;;';;;
 ト--l(__)r=tl[((三三((三((=(;;'',       '',.:;,,,. '"       と(,v_(';:';';;;。∵;
 ヒ[冊冊冊ツヽ ̄ ̄!! ̄; ̄ll ̄||'' :;:,..  ,...;:''"            /^v';;;∵`',。';:';
  (_ノ ヽ_)      '`,._  !  ' '";"'   "`         /  ハ ヽ',゚∵;;' `∵;;'
                                     `~^~^~~^´

312:4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
07/06/30 09:06:43 kxjsiOlU
お久です
ミアってば可愛いので、なんか虐めたくなってしまいますね
嫁いびりが嫌いな方はスルーして下さい

ミアいびり  5日目

「ねえミアちゃん、アイス美味しい?」
「・・・ぅ・・・・・・っ・・・・は、はいぃ・・・・・っ、お、おいしいですぅ~」
夕飯時。
達也はバイトでさやかは仕事のこの時間。
日付は、年の瀬も押し迫る12月30日。
数ヶ月前までフィーナが寝泊まりしていたこの客間で、今日もミアは意地悪な小姑にいびられていた。
「よかったぁ。 たくさんあるから、遠慮しないでどんどん食べてね」
「はいぃ・・・・ぐずっ・・・・・ぅぅぅ・・・・・・」
アイスを食べるミアに、笑顔を向ける麻衣。
こう書くと、ごくごく普通で有り触れた日常の一風景に思えるだろう。
だがしかし、
「わたし、この風見鶏屋のアイス、すごく好きなんだ。  はい、ア~ン」
カップのバニラを添付の木ベラスプーンで掬い、小さな少女の
これまた小さなおちょぼ口へと運び込む。
「・・・~~っ、・・・・・・あ、あの、麻衣さん・・・・・・・わたし、もう、お腹いっぱいで・・・」
冷気の立ち上る白い塊。
木ベラに盛られた小山を前に、ミアは何かに縋るような面もちで
差し出した相手の顔を見た。
「・・・・・・・・・・ミアちゃん、わたしのアイスが食べられないって言うんだ。 そうなんだ、ふぅ~ん・・・」
笑顔だった。
いつもの笑顔に見える作り笑いだった。
けれどもその笑顔には有無を言わせぬ妙な気迫があり、元々気の弱いミアがこれに抗えるはずもなく。
「・・・っ・・・・・ぃ、いただきますぅ~」
諦めて口を開ける。
ただし、下の口を。
震える指先で、同じように冷たさに震える大と小の陰唇を、自ら広げる。
そこはもう、ドロドロのデロンデロン。
押し込まれたアイスクリームがミアの体温で溶けて、グチャグチャになっていた。
麻衣が左手に持つアイスカップの中身は、すでに半分ほど。
つまりはその分だけ、ミアの小さな膣内へと消えたことになる。
「ミアちゃんのここ、とっても美味しそうにくわえるよ?」
膣口の幼い媚肉が凍えそうに震えていたが、麻衣は笑顔を崩さぬまま
残りの冷たい白銀を押し込んで行く。
山と盛られた冷気の塊が、ミアの小さな口に触れる。
「・・・っ・・・・~~~~っ、つ、冷たいですぅ~~」
目尻に浮かぶ涙。
ミアの全身は当然震えていて。
なのにかまわず、麻衣はアイスを押し込んでゆく。
ジュブププ・・・


313:4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
07/06/30 09:09:10 kxjsiOlU
「ひっ、ひぅぅぅっ!」
凍結した白い塊が、胎内にくわえ込まれる。
胎外に出ているのは、麻衣の持つ木ベラの指の部分だけ。
「あ~あ、ミアちゃんのここ、すっかり冷えちゃったね」
可哀相に、と言いながら、舌をそっと溶けた乳白色の液体に這わせる。
口の中に広がり鼻へと抜ける、バニラエッセンス。
「ひゃあぁあぁぁっ!?」
恥ずかしい部分に、今までとは違う感触。
冷たさで半ば感覚が鈍ってはいたが、それでも敏感な部分を刺激されると
ミアはビクリ、と大きく腰を浮かせた。
「んん・・・ちゅ、くちゅ、ぴちゃぴちゃ・・・・じゅるるるるるぅぅぅぅ~~~~~~」
鼻面がベトつくのも構わず、麻衣はミアのそこに口づけ
思いっきり吸い上げる。
「はぅぅっ!?  そ、そんなぁっ・・・!  ま、まいさぁ・・・・あうぅ!!」
舌をねじり込み、奥まで入ったアイスを味わう。
ほとんどが溶けて液状になってしまっていたが気にしない。
「じゅるっ、ゴクゴク・・・・ちゅ、ぺろぺろぴちゃぴちゃぴちゃ」
(ここに・・・・ここに、お兄ちゃんのが)
溶けたカップアイスでドロドロにデコレーションされた女芯。
だけども、ここに愛しい人のモノが出入りをしているのだと思うと
別に汚いとか不潔などとは思わなかった。
「ちゅくちゅくちゃくちゅく・・・・、ズ、ズズズルルルル~~~~~~~ッ」
(お兄ちゃん・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・・)
「あ、あ、・・・・ひやぅぅんっ!   ま、まいさんっ、まいさぁんっ!  ・・・も、・・・・・やめ・・・っ!」
麻衣の舌は止まらない。
舐めて、しゃぶって、こねくり回して。
「ズ、ズ、じゅるるっ、ずちゅるるるぅぅっ」
(お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・)
何度も何度も。
飽きることなく、舐め回し続ける。
まるでそこに口づけすることで、兄と間接キスでもしているかのように。

ひとしきり啜り終えると、麻衣は少しばかり頬を上気させながらミアを解放した。
「ぷはっ・・・・・、はぁ、はぁはぁ、はぁ・・・」
ベトベトに汚れた口元を袖で拭う。
視線を落とす。
ミアは息を乱しながら、ぐったりとしていた。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・溶けたアイスって、あんまり美味しくなかったね。  ・・・・・・けど」
息が整い、前髪で隠れて表情の見えない麻衣の顔に笑みが戻ってくる。
口の端を引きつらせた、邪悪な笑みが。
「けど、ミアちゃんはまだ食べるでしょ?」
ほとんどなくなったアイスのカップをテーブルに置く。
木ベラはいつの間にか床に落ちていた。
「・・・・・・・・・・アイスはまだまだ冷凍庫にあるから、た~んと召し上がれ☆」
えへへ、と悪戯っぽく笑いながら、麻衣はぐったりとして反応しない兄嫁に語りかけるのだった。

5日目 エンド

次は正月ネタでマンコにくわえて書き初めとか、全身墨塗りとかやってみたいです

314:名無しさん@ピンキー
07/06/30 10:34:57 QKvbwGMJ
GJ
もっともっと

315:名無しさん@ピンキー
07/07/01 04:11:18 xEBPDg0q
>>312-313
乙!
全身墨塗りはエロ面白そうだなぁ。

316:灰色 猫
07/07/02 23:34:41 AUvo5wkG
>>283
ご苦労様です。
ボチボチでいいんでこれからもよろしくお願いします。


>>にられば
乙!
既に新作を一本書き上げているとは、さすが。


>>4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
エロ路線というわけですか。
これはこれでいいものですね。

_,,...-―-- 、
::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ         
::::::::::::::;/~_゙ト 、:::.:ヽ   
;;:-'' ̄ i==・ i=|==・::::ヽ  
-- 、ニ ` -,(__づ'ー'ヽ;l  おかしなものがわきつつも、新作が読めれば、
/  |-、  : : : : : :ー-i-丿 それは幸いだということなんです。
ー--'、  : : :== : : :-‐'、
    `ー-‐'^ヽ、_,,-'"
ー-- 、...._    ,./、 
 ゙゙̄ー-、,,-、゙`~-,'' 、 
     膜ノ ̄ヾ、 )  

317:名無しさん@ピンキー
07/07/03 00:27:23 ceYtX16F
灰色猫氏
板垣茉理じゃなくて、渋垣茉理。
2回ともなっていたので、注意してください。

318:名無しさん@ピンキー
07/07/03 01:00:22 LuwREJ9F
(つ∀`)あちゃー

319:4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
07/07/04 05:12:54 Dv5BanAK
可愛いメイドさんが意地悪な小姑妹にいびられる話が苦手な方はスルーして下さい

ミアいびり  10日目


「ねえミアちゃん。 初詣、けっこう時間かかったよね。 お兄ちゃんと、いったいナニしてたのかな?」
「い゙・・・・ぎ! いだぁ・・・っ!  やめ・・っ、グズッ・・・痛いですぅ~!」

明けて翌年。
三ヶ日も過ぎ去り、正月気分もそろそろ終わりに近づく頃。
今日もミアは、麻衣により虐められていた。
ズポッ、ズポッ、ブポッ、ズブブブゥゥ
「ぐ・・・・っ!  く、くるし・・っ、苦しいですぅぅっっ!!」
桜色の着物姿。
その裾をはだけられ、マングリ返しと呼ばれる恥ずかしい格好で
秘めたる部分を晒しながら、少女は肉の花の中芯に
極太のモノを容赦なく突き込まれていた。
「あはは。ミアちゃんのここ、同じピンクなのに着物の色より黒ずんできてるね♪」
あられもない格好で大人しい少女を犯すのは、意地悪な小姑こと朝霧麻衣。
長年思い続けていた義兄を寝取られた腹いせにと、留学中に月の姫君が寝泊まりしていた部屋に
兄嫁を連れ込んで、今日も今日とて加虐の限りを尽くしていた。


この日は初詣だった。
兄と共に着物姿で出かけたミア。
「おかえりなさい、二人とも」
少し遅めの年始参りを終え、達也と共に朝霧家へと帰ってきたミアを
麻衣は玄関口で待ちかまえていた。
笑顔で出迎える嫉妬に狂った義妹の姿を見て「ひっ!?」と喉の奥で小さな悲鳴を漏らす元メイドの少女だったが
麻衣は笑顔のまま、むんずと彼女の手を掴み
さりげなくも、有無を言わせぬ勢いで客間に引きずり込んだのだった。
ちなみに達也はこれからバイト。
さやかに至っては、仕事なのですでに朝から出かけていた。
すなわちこの家には今、麻衣とミアの二人だけ。
他には誰もいない。
泣き叫んでも助けを求めても、誰も来はしないのだ。


「ゃ・・・・ぁ、ぁぁ・・・麻衣さ・・・やめてくだ・・・・ゆ、夕食の・・夕飯の支度に取り掛かりませんと・・」
「大丈夫、大丈夫。 昼間のうちにわたしがやっておいたから」
逃げようとするミアを押さえつけ、テキパキとテーブルに固定したゆく。
手馴れたものだった。
着物のまま、うつ伏せで固定。
「おねがいです、こんなことは・・・もう・・」
あわあわと言っているうちに、あっという間に括りつけられた。

320:4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
07/07/04 05:14:14 Dv5BanAK
「ねえミアちゃん。 羽根突きって知ってる?」
笑顔の麻衣が聞いてくる。
またどうせろくでもないことをされるに違いない。
知らない旨は正直に告げたが、心の中で思ったことは口にしなかった。
「正月特有の遊びなんだけどね、この羽子板と呼ばれるもので・・・・」
初めから部屋に用意してあったのか、どこからともなくグリップのついた木の板を取り出し
おもむろに振りかぶる。
「こうやって、使うんだけど・・・・ねっ!!」
ヒュンッ
何かが風邪を切る音。
ついで、
パシ――ン
「ぃ゙あ゙っ!?」
何かを打ち据える音と、上がる悲鳴。
うつ伏せのままテーブルの縛り付けられたミアの小さなお尻を、麻衣が羽子板の腹で思いっきり打ちつけたのだ。
「スパンキングプレイって言うんだよ~♪」
愛らしく笑いながら、再び振りかぶる。
「ひっ!? や、やめ・・」
容赦なんてしなかった。
泣きそうな声で懇願するミアの言葉を無視して、そのまま打ち下ろす。
バシ――ン!!
バシッ!
ベチンッ!!
「いだっ!!  あ゙・・・ひいっ!?  痛いっ、痛いぃっ、うあ゙あ゙~っ!」
何度も何度も、親の仇ほど。
憎しみを込めて、叩く、叩く、叩く。
「ううっ・・・・グズ・・・えぐ・・あぐぅっ!!」
涙と鼻水をテーブルの上に垂れ流すミア。
そんな彼女は、今の自分の置かれている状況に覚えがあった。
それはテレビの時代劇。
達也と一緒に見ていた番組の中で、無実の罪を着せられた町人が
どこかの立派な門の前で、ふんどし一丁の尻丸出し状態で
仕置き役に決まった回数だけ叩かれるというものだ。
たしか百叩きの刑、と言っただろうか。
でもその人の方が、まだましな気がした。
百叩きの刑は、文字通り100回叩かれれば終わりだが
だけども自分の場合は、羽子板とやらで
いったい何回叩かれれば許して貰えるのかわからない。
いつ終わるとも知れない痛みに、ミアは絶望的な気分で耐えるしかなかった。


321:4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
07/07/04 05:16:56 Dv5BanAK
「ハァー、ハァー、ハァーッ!  ハァー、ハァー・・・・」
ミアが時代劇の役者も真っ青な尻叩きを始められてから、どのぐらいの時間が経っただろうか。
――カランッ、カランカラカラ・・・
フローリングの床に転がる羽子板。
「ハァー、ハァー・・・・・っ、はぁー、はぁ・・・」
「っ・・・・っ・・・・、ぅ・・・・ぐ・・・っ・・」
二人分の荒い呼吸。
すすり泣く声。
麻衣は肩で息をしながら、蛍光灯の紐を引っ張った。
2,3度明滅。
直後に部屋が白色灯の光で満たされる。
叩き始めた頃は、まだ日が高かったと思う。
だけども気が付くと、いつの間にやら夜の帳は降りきる寸前で
西の空に残る蒼とオレンジの混じったような光が、ガラス戸から僅かに差し込むだけとなっていた。
どうやら、かなり熱中していたらしい。
荒い呼吸を繰り返し、声すら出なくなった兄嫁に目をやる。
叩き続けた尻。
着物の裾を捲り上げる。
下着も捲る。
見るも無惨に腫れ上がっていた。
「・・・・ぷっ、っあっははははははははははっっ!!  ミアちゃん、お尻真っ赤っかだよ!」
お猿さんみたい、と腹を抱えて笑い転げた。
「ぅ・・・・・っ・・ぅぅ・・・・」
途切れ途切れの唸り声。
ミアの顔も、顔を突っ伏していたテーブルの上も、涙と鼻水と涎と汗でグチョグチョだった。
「ずいぶん腫れたね。 じゃあミアちゃんは今夜、この蛸みたいに赤く膨れたお尻で
 お兄ちゃんに抱かれるんだぁ・・・」
きっと触られるたびに痛むんだろうな、と口に手を当ててニヤニヤ。
よくよく考えてみればそれだけではなく、食事のとき椅子に座ることはおろか
トイレで頑張ることすらできはしない。
そんなメイドの少女に追い打ちをかけるように、麻衣は次なる責め具を取り出す。
ゴソゴソと部屋の隅を漁り、手にしたのは・・・
「――ねぇ、ミアちゃん。 ミアちゃんって、ゴウヤ、好きだったよね・・・?」
言いながら、麻衣の手にあるのは緑色の野菜。
原産地はたしか沖縄だったか、市販のキュウリとヘチマの間の子ぐらいの太さと長さで
周囲には、その両者にはない先のまあるくなったイボイボが付いている。
「前から思ってたんだ。 この苦瓜って、どう見ても野菜プレイ向きだよね☆」
無邪気な笑い。
麻衣はにこやかな笑みを浮かべたまま、右手にゴウヤを持ち
左の手の平をそれでペチペチと叩きながら、尻の痛みで動けないミアにゆっくりと近づいて行くのだった。

ミアいびり 10日目 END

墨塗りできなかった…orz
ちなみに、夕食の一品がゴウヤチャンプルだったのは言うまでもありません

322:名無しさん@ピンキー
07/07/04 16:40:16 00GGb4CN
イイよイイよー
ミアたんを獣姦させて、天井裏の部屋にネズミプレイさせたり、
妊娠したらおまんこから手を突っ込んでお腹の子をなでなでさせたいね。

323:名無しさん@ピンキー
07/07/05 00:06:13 TyGqqfyY
>>319-321
乙。
出来ればスパンキングメインよりも導入のゴーヤバイブメインのが良かったなぁ。
墨塗り期待してますw

324:名無しさん@ピンキー
07/07/07 21:06:31 /J8/M/jQ
age

325:灰色 猫
07/07/07 23:24:44 Bhyv9gg3
>>4枚切りの触パン ◆nfCPZrjHO2
気付かなかったが、連続できていたとは。
ゴーや以外にも遺物挿入系に期待です。
あと、前スレにあった千枚通しに激しく期待してます。

::::::::::::::;/~_゙ト 、:::.:ヽ   
;;:-'' ̄ i==・ i=|==・::::ヽ  
-- 、ニ ` -,(__づ'ー'ヽ;l  

326:名無しさん@ピンキー
07/07/14 06:30:57 oi5JSRTz
そろそろ保守

姫様にスケスケのドレスを着せたい

327:名無しさん@ピンキー
07/07/14 08:38:54 MCKT5bgm
>>326お前の創価姫は寝てるw

          ∬ ∬
           人
          (__)   
        '´ ^ ̄^ヽ⌒
        i ノ。リ从ソ  
        (il 々゚ノl|  
       .(二二X二二O 
          .|: |      
          .|: |      
         ,_|; |,_,     
          ;
        -━-

328:名無しさん@ピンキー
07/07/14 14:39:36 zCkXFatr
八月系で最低の糞スレだなここww

329:名無しさん@ピンキー
07/07/14 18:38:30 3Co6lk0S
スレタイがキャベツですから

330:名無しさん@ピンキー
07/07/14 22:40:44 8jZ2M3DF
>>329
見る人のマナーが悪いからでしょ。
タイトルの割にフィーナの中傷レスが多いのが何よりだと思うけど

331:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:38:16 CD7c0/5a
>>330
アホかお前…
ただ荒らされてるだけだろ
タイトルの割につーかタイトルが元凶じゃねーかこれ

332:名無しさん@ピンキー
07/07/14 23:43:58 c45+CoBX
つかなんで保守するのかわからん
いっそ落ちりゃ立て直せるだろうに

333:名無しさん@ピンキー
07/07/15 00:32:48 uRi8UJzY
エロパロ板は保守しなくても全然落ちなかった気が…

334:名無しさん@ピンキー
07/07/15 06:19:49 Wlk7g1vx
フィーナを薬漬けにしたい

335:名無しさん@ピンキー
07/07/15 11:18:28 zFIe9S2a
スレタイ見て糞アニメ関連だと思ってスルーしてた…

336:名無しさん@ピンキー
07/07/18 05:30:12 Kq79EVFh
フィーナに文化祭でキャベツ姫の劇をやるって言ったら、ビミョーな顔された

337:名無しさん@ピンキー
07/07/18 09:24:02 3j1PIBd9
>>336
それはSSじゃない

338:名無しさん@ピンキー
07/07/27 04:36:40 B3n6JJka
そろそろ8月の次回作なんてどうよ?

339:名無しさん@ピンキー
07/07/27 07:58:53 IuAUXhf5
キャラもエロ度も分からないのに?

340:名無しさん@ピンキー
07/07/27 11:47:49 UWdshKO/
ウンコたべたい

341:名無しさん@ピンキー
07/07/28 12:08:58 596C7V1o
次回作のヒロインの吸血鬼とブランド名・オーガストをかけての一言



ブラッディ・オーガスト






すまん

342:名無しさん@ピンキー
07/07/28 13:51:35 KZeER5ee
          ∬ ∬
           人
          (__)   
        '´ ^ ̄^ヽ⌒
        i ノ。リ从ソ  
        (il 々゚ノl| ウンコタベタイ
       .(二二X二二O 
          .|: |      
          .|: |      
         ,_|; |,_,     
          ;
        -━-

343:名無しさん@ピンキー
07/07/29 23:57:00 UJMDyQDY0
フォーチュンマテリアルじゃなかったっけ? アレ、違った?

344:名無しさん@ピンキー
07/07/31 04:12:21 3mQJ4KMI
暗き天に魔女怒り狂う、この日 ○ 終わり
悲しきかな

○はキャベツだ!!

345:名無しさん@ピンキー
07/08/04 15:53:43 hCGCCjgS
            |
            |
          lヾ│/l
         '´^ ̄^'ヽ
        i ソ。从リ))!
        | (|l 々゚lノl|   
       /    \   
      / キャベツ \
      ~~~tッァ~~"
           ;
        -━-

サンドバックになったフィーナキャベツ枕
毎日皆でボコろうぜ!

346:名無しさん@ピンキー
07/08/06 05:37:49 OSkbl+bS
フィーナを触手溜めの中に落としてみたい

347:名無しさん@ピンキー
07/08/07 05:46:43 P4qOpKar
しかし、過疎ってるね
凌辱ものでも落ちればまた賑わうんだろうか

348:名無しさん@ピンキー
07/08/07 08:03:02 bCxqo24s
こんなスレタイじゃ荒らししか寄ってこないわ…

349:名無しさん@ピンキー
07/08/07 20:16:19 Zi1x0sXo
と、荒らしが申しております。

350:名無しさん@ピンキー
07/08/11 00:11:39 CXTvymik
保守

351:名無しさん@ピンキー
07/08/15 09:00:48 koHWcbpf
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

352:名無しさん@ピンキー
07/08/20 23:49:13 5Yy3Mr2l
補修

353:910
07/08/23 13:25:03 5mxzN6++
次回作のキャラを妄想で書いてもかまわんかね?

354:名無しさん@ピンキー
07/08/23 22:16:22 NcyvowLw
荒らしが去るまでの間接ぎにはちょうどいいんじゃない?

355:名無しさん@ピンキー
07/08/23 23:07:28 5hrblp5c
ぶっちゃけ「荒らしがくるまで」だろうなw

356:名無しさん@ピンキー
07/08/24 05:21:22 u/xQEIjY
>>353
しかし、しゃべり方とか解ってないと書きづらくない?

357:910 ◆JMmC.oE5/6
07/08/24 15:45:55 LpbTst3k
>>356
公式のショートストーリーをみて書いてる後は妄想を散りばめながら

PSPで書いてるので文章が必然的に少ないでご了承ください。
完成はいつなるかわからん

358:名無しさん@ピンキー
07/08/29 20:18:26 gtyxK2rs
hosyu

359:910 ◆JMmC.oE5/6
07/09/02 23:43:52 wJkGbVL3
キャラ設定は発売前なので作者の勝手な設定です。
孝平×瑛里華


俺は支倉孝平、修智館学院5年生だ、今居るのは生徒会室前だ。何でいるかと言えば。
生徒会副会長の千堂瑛里華に昼休み中に「放課後に生徒会室に来なさい」と呼ばれたからだ。
で放課後に来たわけだが・・・
「・・・・ぁ・・ふぁぅん・」
来たのはいいがなぜか声がする、しかも自慰の声です。
みちゃいけないと思いつつ少し開いていた扉の隙間から見てます。
「あ・・ふぁ・・・きゃうん」
耳を澄ませて、音を聞く
クチャ、クチャと卑猥な音がする
「ぁあ・・こん・・なのだめなのにぃい・・・あぁ・・い・・もっとぉ」
さっきより、強く刺激しているみたいだ。
「(もう少しでイクかな?)」
とか考えていたら、声が少し大きく聞こえてきた。
「もう・・だめっ!イク!・・ふぁぁぁ・・ああぁぁん」
どうやらいったみたいだ
「はぁ・・はぁ・・・」
ガタッ!
気が緩んだのか扉に肘がぶつかってしまった
「(やべぇっ!!)」
「だれっ!?」
すごい勢いで、瑛里華が扉をあける
ガラッ!
「(終わった・・・)」

360:外伝 ◆9QlRx9nooI
07/09/03 20:42:23 LGmC7uOa
>>219-220の続きで達哉×麻衣を投下します
兄を求める麻衣の大冒険

361:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:43:21 LGmC7uOa
「はぁ……」
 月。丸く輝く満月を開けっ放しの窓から見上げ、麻衣は何度目かのため息を吐いた。
切なく、熱い吐息。
「お兄ちゃん……」
 今その兄はその月にいる。フィーナ姫の婚約者の兄。留学の期間は一ヶ月。
その留学も明日で終わり。明日には帰って来る。でも麻衣にとっては長い長い一ヶ月だった。
「寂しいよう」
 ハァと甘い吐息と共に、手はより深く下半身に潜っていく。
「……んぅ」
 達哉がいない間、麻衣ははっきり思い知らされた。兄がいないのがこんなにも寂しいことだと。
いくら体を慰めても寂しさは埋まらない。ただ切なさが漏れるだけ。
「逢いたいよぉ」
 ベッドの上で身を悶えさせ、潤んだ瞳で窓の外を、月を見る。誰かに覗かれるかも、なんて心配は考えもしなかった。
 明日には逢える。けどその明日が待ち遠しい。
「お兄ちゃん……。達哉」
 そっと名を呟くだけで、きゅっと身体が熱く火照る。埋めた指に滴がこぼれ、濡れているのを実感させた。
 一ヶ月逢えなかっただけでこんなにも寂しい。でも。これがずっとだったら?
フィーナさんと結婚して、ずっと逢えなくなったら?
「そんなの……やだ」
 潤んだ瞳に涙が滲んでくる。視界の月がおぼろげに揺れた。
「やだよ……お兄ちゃん」
 ではどうするのか? 麻衣はもう決めていた。
「決めたからね……わたし」
 明日は達哉が月留学から帰って来る日。
「早く……帰って来てね、お兄ちゃん……」
 股間に埋めた指がくちゅくちゅと音を響かせ、麻衣の小さなお尻がリズミカルに揺れ……頬が赤く染まり、甘い吐息が漏れる。
 でも。まだ足りない。寂しさを埋めるには。まだまだ足りない。
「うん……いいよ。お兄ちゃん」
 幻想の中の兄に呼びかけ、そして自分に覆い被さる兄イメージし、きゅんと胸が高鳴る。
 麻衣は決めていた。
「抱いて……お兄ちゃん」
 一度でいい。兄に抱かれる事を。
「んぅ」
 ベッドの上で白い裸身がピクンと飛び跳ねる。兄のことを想う度に感じてしまう。
「お兄ちゃん……わたし、エッチな子になっちゃったよ。お兄ちゃんのせいだからね」
 開いた窓からそよぐ風が火照った肌に心地いい。でも冷やすにはまだ足りない。
この火照りを慰めてくれるのはただひとりだけだから。
「お兄ちゃん……」
 好き。大好き。
 閉じた瞳から涙がこぼれる。
 どうして妹なんだろう。ううん。どうして妹になってしまったんだろう。
 股間を慰めていた指が裸の胸を滑り、髪を結ぶリボンに触れる。
「お兄ちゃん」
 好き。大好き。
 リボンに触れながら、麻衣はベッドに沈むように眠っていった。
窓を開けたまま。全裸で。

362:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:44:15 LGmC7uOa
 一ヶ月の月留学を終えて帰ってきた達哉。
 その達也を待っていたのは、
「ごめんね……お兄ちゃん」
 カゼで寝込んだ麻衣だった。なんでも窓を開けたまま寝てしまったらしい。
「いいさ」
 ベッドで寝てる妹の熱いおでこに手を置き、達哉はよしよしと撫でてやる。
「それじゃあ、お姉ちゃんは仕事に行くから。麻衣ちゃんをよろしくね」
「ああ。あとは任せて」
「ごめんねお姉ちゃん……。お仕事大変なのに」
「いいの。麻衣ちゃんはしっかり休んでおいて。帰りにアイス買ってくるから」
 時刻は真昼。さやかは準備を済ませると、看病を達哉に引き継いでもらい月博物館に向かった。
午後からでも出勤するのは、館長代理としての責任感の強さか。
「さて……」熱で紅くなった麻衣の顔を見下ろし、達哉はホッと一息つく。やはりこの顔を見ると、
地球に帰ってきたという実感がある。
 だが達哉は気付いていなかった。麻衣の顔が紅いのは熱のせいだけではないと。
だから気軽に言ってしまう。
「何かほしいものないか?」
「ううん……」
 麻衣の手がそっとベッドの中から伸び、達也の手に触れた。
自分から触れながらビクッ、と逃れる麻衣の手を、達哉はしっかりと握る。
熱く、柔らかい妹の手を。
「どうした?」
「ここに……いて」
「ああ」
 微笑のまま、達哉はよいしょっと腰を落として座り込む。
 そんな兄を、麻衣は潤んだ瞳で見上げていた。ベッドの中では、汗がじっとりと噴き出し、パジャマに貼り付いて来る。
「……よかった。変わってない」
「ん?」
「お兄ちゃん……月に行っちゃっても、変わってなくてホッとしちゃった」
「そりゃ一ヶ月しかないからな」
 麻衣の手を握りながら、達哉はハハと笑う。
 月ではミアを抱いたり、フィーナに銃で撃たれたり、色々な経験をしたが、
麻衣に変わってないと言われると何故か安堵してしまう。
「なにかしてほしいことあるか?」
「ううん」
「遠慮しなくていいぞ」
 言いながら、手を繋いでない右手で濡れタオルを持ち、麻衣の額を拭いてやった。
汗で濡れた額を拭いてもらい、麻衣はホゥと熱い息を吐く。
「あ、あの……。それじゃ」
 体に汗が流れるのを感じ、小さな声で囁くように、
「か、体も……拭いてくれる?」
「ぐはっ」
 思わず固まってから、改めて麻衣を見下ろす。汗の浮かんだ麻衣の顔。
パジャマの下の体も汗だくだろう。握ったままの手も何だか熱くなってきた。
「わ、わかった」
 これは妹への看病。ただの看病。そう思いながら達哉は握った手を離す。
「ほら。背中出して」
 達哉の考えでは、背中を拭いてやるだけだった。だが、ベッドの上で横になったままの麻衣は、
「はい」
 パジャマのボタンを外し、いきなり左右に開く。

363:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:44:57 LGmC7uOa
「ぐはっ!」
 今度こそ達哉は絶句した。麻衣はパジャマの下に何も着ていなかった。
すなわち可憐な二つの膨らみが目の前で自己主張のように揺れている。
「どうしたの? お兄ちゃん」
 慌てて目を背ける兄にくすっと意地悪な笑みを浮かべ、麻衣は手を伸ばす。
「あー。汗でべとべと。お兄ちゃん拭いて」
「いや。待て待て待て」
 タオルをぱたぱた振りながら、達哉の脳裏には小振りの乳房がしっかりと焼き付いていた。
フィーナよりは小さく、ミアよりは大きな胸。
「どうして?」
「どうしてって……」
 目を逸らしても、目に浮かぶのはさっきの胸ばかり。妹の胸。
「お兄ちゃん……」
 それ以上聞くのが怖くなって。達哉は遮るようにまくし立てる。
「分かった。拭く。拭くから」
 出来るだけ胸は見ないようにしながら、濡れタオルでまずは麻衣の首筋をなぞった。
「きゃっ」
 汗で濡れた体に冷えたタオルが心地よくて。麻衣はむずむずと身震いして。
 達哉はそのまま首を流れる汗を拭き、体を拭いていく。柔らかい胸を下げながら。
「あっ……アッ……。んぅ。ン……あん……」
 くすぐったいような甘い声が耳を打ち、胸の奥まで刺激する。
「こ、こら。変な声出すな」
「変な声って……んぅ、あっ……みたいな声?」
「だから出すなって」
「どうして?」
「どうしてって……」
「お兄ちゃん……変な気分になった?」
「おい」
「いいよ」
 ドキ、と達哉の鼓動が跳ね上がる。もしかしたら本当に跳び上がっていたのかも。
「お兄ちゃんなら……いいよ」
 麻衣の声が一層甘く響く。そして、ぎゅぅと、小さな手が達哉の裾を掴んだ。
「わっ」
 思わず達哉は後ずさって、麻衣の手を振り払ってしまう。
 見下ろせば、そこには見慣れた妹の小さな姿。
 熱に冒された赤らんだ顔、乱れたパジャマ、そして白い胸。何故か達也には、
その姿がとても怖いものに見えた。
「お兄ちゃん……」
 ハァとこぼれるような切ない声。
 ああ、と達哉は気付いた。これは女なんだ、と。妹ではなくただひとりの女としての麻衣。
「だ、駄目だろ。麻衣は妹なんだし……」
「妹じゃ……ないもん」
 するする、と髪を結ぶリボンがほどかれる。
「ほら。もうこれで妹じゃないよ」
 二つに結んでた髪をほどいて、麻衣がニコリと首を傾げる。ほどかれた髪がさらさらと流れた。
「麻衣……!」
 驚きで達哉は目を見開いてしまった。麻衣のリボンは兄妹の証。
「フィーナさんのこと気にしてるの?」
 麻衣の唇が近付いてくる。
「大丈夫だよ。誰にも言わないから」

364:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:45:42 LGmC7uOa
 ちゅっ、麻衣のと唇が触れる。達哉の手に。
 咄嗟にキスを防いだ達哉は、優しい眼差しで麻衣を見下ろしていた。
「駄目だよ麻衣」
「駄目じゃ……ないもん」
「俺たちは兄弟じゃないと駄目だよ」
「え?」
 ふっ、と唇を曲げ、達哉は目の前の頭をよしよしと撫でてやった。
「麻衣は俺の妹だからな。妹ならずっと一緒にいられるだろ。だから……妹の麻衣が好きなんだよ」
「お兄ちゃん」
 好き。大好き、わたしも。
「だから……」
 達哉の手が差し出す。麻衣がほどいた白いリボンを。
「抱くなら……妹としてだ」
「うん……」
 麻衣の手が受け取る。妹の証のリボンを。
「お兄ちゃん……大好き」
「俺もだよ」
 再びリボンを結わえて元のツインテールのなる。自然に目から涙が溢れた。
 妹であることが嬉しかったから。
 こぼれる涙を舌で拭い、達哉はそのまま唇を近付けていった。紅い唇に。
「ん……」
 初めて触れた兄の唇は、とても大きくてとても優しくて。
「お兄ちゃん。大好き」
「ああ」
 口を離し、胸に顔を埋める妹の髪を優しく撫でてやる。麻衣のツインテールはやっぱり心地よかった。
「それじゃ、おやすみ」
「え?」
 布団をかけられ、麻衣はきょとんとしてしまう。
「……今しないの?」
「麻衣はカゼひいてるだろ?」
「お兄ちゃんが治してよ」
「こら」
 クスッ、と笑い今度は麻衣からちゅっとキス。
「だったら……お兄ちゃんにうつして治すから」
「それもいいかな……」
 ちゅっとまた唇を重ね、達哉は開いたままのパジャマの内に手を伸ばす。
 小振りの乳房は触れるととても柔らかで。つい、そのまま揉んでしまう。
「んっ……」
 甘い鼓動を直に感じ、達哉も汗ばんできた。
「ほら。汗でいっぱいだろ」
 胸はもう汗ですべすべだった。その上を達哉の手がなぞっていく。
「…んっ……。お兄、ちゃん……エッチな手で触るからだよ」
 熱い吐息と共に、麻衣の手がするっと股間を触ってくる。もっこりとふくらんだ達哉の股間を。
「ほら……。ここもエッチになってる……」
 エッチなのは麻衣だろう。股間をむずむずさせて達哉は思った。
「お兄ちゃんのここ……すごくあったかい」
 ベッドから手を伸ばしながら、麻衣は兄の膨らみの熱を感じ、ほうっと息を吐く。
「麻衣だって」
 負けじと達哉も、麻衣のパジャマの下に手を伸ばす。
「ここも……穿いてないのか」
 麻衣はパンツも穿いていなかった。入れると、直接肉の割れ目を感じた。
「あんっ……。やっぱり、お兄ちゃん、エッチだよぉ……」

365:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:46:27 LGmC7uOa
 潤んだ瞳で見上げ、麻衣は心持ち腰を上げた。あそこを直接触られ、恥ずかしさと官能で体が浮き上がってしまいそう。
 ふに、と達哉の股間を掴む手にも力が入る。
「んっ……麻衣」
「なに? エッチなお兄ちゃん」
「その……あんまり強くつかむと……」
「感じちゃうんだ……」
 手の中の膨らみをもみもみと揉むと、ビンビンに跳ねるのが感じられます。
「嬉しい……。感じてくれてるの?」
「麻衣もな」
 達哉の手に触れる麻衣の割れ目もじゅっと熱く潤んでいた。そのまま割れ目に指を走らせ、
「あんっ!」
 浮いた麻衣の腰から手を引き抜く。
「ほら。こんなにエッチな汁出して」
 指についたテラテラ光る愛液を見せつけ、そのままぺろっと舐めた。
「やだ……」
 赤い顔がさらに赤くなってしまう。だってだって自分の恥ずかしい汁を目の前で舐められたのです。
「うん。麻衣の汁……美味しいよ」
「もう……」
 赤い頬に汗を浮かべ、麻衣の手がじゃーと兄のチャックを降ろす。
「ま、麻衣!?」
「このままじゃ……キツイでしょ?」
 前が開くと同時、勃起したモノがぽんと飛び出し、天を向いた。根元には黒々とした陰毛。
「ほら……もうこんなに……」
 目の当たりにする男の象徴に怯えもせず、麻衣は舌を伸ばし、ちらちらと先端をなぞっていった。
「くっ……」
 がくんと揺れる達也の腰に合わせ、麻衣も舌を動かしていった。
「ふふ……」
 そしてぱくっと口に含み、分身を口いっぱいに包み込む。愛する兄を包むように。
頬に当たる陰毛の感触が心地いい。
「うぐっ……麻衣……!」
「ひゃぁにいぃ?」
 分身を入れたままモゴモゴと口を動かす麻衣。その刺激に達哉は前の前が真っ赤になる。
「も、もう……!」
 うん、いいよ。だして。
 根元を吸い取るように麻衣は口をすぼめ、達哉の分身がビクッと跳ね上がった。
「はうっ」
 ふっと気を抜いた瞬間に達哉は射精してしまう。口に入れてもらって早々に。
「きゃっ」
 思わず麻衣は口から離してしまい、ビクンっと天を向く分身からぴゅっと白濁液が漏れて、頬を汚し、胸にかかった。
白い胸を白濁液が流れ、麻衣は背中をゾクゾクと震わせる。そして妹の顔にかけた達哉も背筋を震わせ、ハァハァと熱い息を吐いていた。
「ふふ……。もう出しちゃったんだ」
 頬にかかった精液を舐めると、麻衣はぺっと舌を出し、
「にがーい」
「悪い……」
「いいよ。お兄ちゃんなら」
 何故か照れ笑いを浮かべる兄と妹。

366:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:47:07 LGmC7uOa
「お兄ちゃんの……まだまだ元気だね」
 達哉の分身は麻衣の顔の前でまだまだ元気いっぱいに飛び跳ねている。
「よいしょっと」
 麻衣は脚をあげて下のパジャマを脱いで、秘所を晒す。薄い陰毛に覆われた濡れた割れ目を。
「きて……いいよ。お兄ちゃん」
 そして恥ずかしげにそっと股を開くのだった。
「麻衣……」
 上のパジャマをはだけ、股間を晒して誘う妹にごくっと生唾を飲み込み、達哉もまたカチャカチャとズボンを脱いだ。さらにシャツも脱いでこちらは全裸になる。
「寒くないか?」
 カゼをひいてる麻衣を一応は気遣う。
「大丈夫……お兄ちゃんが暖めてくれたから」
「そうか」
 そして麻衣の上に覆いかぶさり、さらに全身で暖めてやる。肌を重ねたままちゅっとキス。
さっきちんこをしゃぶった口に。
「これじゃ看病にならないな」
「そんなこと……ないよ」
 大好きな兄に包まれ……麻衣はとっても熱いのです。燃えてしまうかと思うぐらいに。そして、
「ひゃうぅ……溶けちゃうよぉ」
 切なくて、熱くて。むず痒くて。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……お兄ちゃん」
「ああ」
 潤んだ瞳からこぼれる涙をぺろっと舐め取り、達哉は下半身を麻衣の腰へと滑らせる。
「ひゃうっ!?」
 固く勃起したものを太股に感じ、麻衣はビクッと震えてしまう。その震えを感じながら、
達哉は抱き合ったまま焦点を合わせていった。
「うん……そこだよ」
 女芯にぴったりと固い肉を感じ、麻衣は腕の中で頷く。
「そこ……挿れて」
 そして受精して。
 腕の中で震えたまま固まる麻衣のリボンにそっと口を合わせ、達哉は熱く潤う秘所に腰を進めた。
「いくよ……」
「う、うん……」
 ぷるっ、と先端に固い肉の壁が遮るように立ち塞がる。それも最初だけ。
先端がむにゅっと肉の割れ目を分け入ると、愛液に導かれるようにするっと滑っていった。
「はううぅ!?」
 必死にしがみつく麻衣。達哉は懸命に抑えながら、膣の狭さにその気持ちよさに驚いていた。
これで全部入れたらどんなに気持ち良いか……。
「いい、よ……。お兄ちゃん」
 汗を浮かべながら、麻衣が涙目で見上げてくる。
「大丈夫……だから」
「ああ……」
 達哉の頬を流れる汗が麻衣に落ちる。そして繋がっている下半身がより深く埋まっていった。
「うぐうぅ……あんっ」
 兄の背中に手を伸ばし、麻衣は必死に耐える。圧迫感に。
 カゼをひいてるせいだろうか。不思議と痛みはそれほどなかった。

367:兄を求める麻衣の大冒険
07/09/03 20:48:07 LGmC7uOa
「ああぁ……お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
「くっ……んっ」
 耐えているのは達哉も同じだった。麻衣のナカはあまりに気持ちよくて。とろけてしまいそうに。
入れたばかりだが、もう耐えられそうもない。
 ギチ、ギチ、と狭い麻衣の膣を分身が引き裂いて進み、やがて止まり、動かなくなった。
「ああぁ……ハァ……」
 麻衣は兄に抱きついたまま胎内の兄をもしっかりと感じ、達哉は妹のナカに入れながら身動きできなくなる。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
 耳元で熱い吐息とともにこぼれる囁きが、胸をきゅんと打ち、ゾクゾクと背筋を駆け上がる。
血の繋がりはないとはいえ、麻衣は妹。その妹と一つになっている。その背徳感が限界を後押しした。
「ま、麻衣……もう」
「えっ!?」
 考える間もなく、ドクッ、と熱いモノが胎内で爆発し、注がれていく。
「はうぅ!?」
 麻衣の腰がびくっと跳ね上がり、達哉も腰を浮かせる。その衝撃ですぽんとちんこが抜け、
麻衣のお腹に白濁液を滴らせた。
「ハァハァ……」
 熱い吐息を吐き続け、達哉はしっかりと麻衣を抱きしめる。
 麻衣も兄を抱きついたまま、息を整えていた。その股間からは血と白濁液がこぼれている。
「もう……早いよお兄ちゃん……」
 最初に口に出たのは悪態だった。何が何だか分からないうちに終わってしまった。
でも初めてならこんなものだろう。
「ごめん……」
 フィーナやミアで慣れてるつもりだったが。やはり妹との情事は一味違うものか。
 達哉は横向きになり、麻衣の頭をよしよしと撫でてやる。
「ううん。いいの。すごく嬉しい」
 兄の胸に頬を寄せ、麻衣はにぱっと笑顔になる。
 この笑顔に弱いんだよな、と達哉は改めて思い知った。胸に当たる麻衣の頬はとっても熱い。
「ねえ……」
 麻衣の潤んだ目が訴える。もっとして、と。
「駄目だ。麻衣はカゼ引いてるんだから」
「えー?」
「カゼが治ったら……な」
「うん」
 よしよし、と頭を撫でられ、麻衣は素直に頷いた。そう。これからもっとできるんだ。
同じ家に住んでるんだから。どうして今まで気付かなかったのだろう。
 今日はこれで終わりと、達哉はベッドから降りて服を着始めた。麻衣もいそいそとパジャマを着る。
「それじゃ、水代えてくるよ。ちゃんと体拭いて寝るんだぞ」」
 今更ながら照れ臭そうに達哉は洗面器を持って廊下に出て行く。
「ふふ」
 ベッドに戻った麻衣は計画が大成功し、にぱっと笑っていた。兄を誘う小悪魔の笑み。
 そう。全ては麻衣の計画通り。
「やっぱり……病気になったら優しくしてくれた」


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