【許嫁】和風美少女でエロパロその2【家元】at EROPARO
【許嫁】和風美少女でエロパロその2【家元】 - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:23:07 ANIMB9Aw
褒めてた奴はバカ、貶した奴もバカ
ご丁寧に長文の添削した奴は一番のバカ
俺たちみんなバカばっかり

601:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:36:04 NKRGA3Mf
今度はヒロインに糞をかわいく言い直させて「う ん こ っ こ」か
教えてくれ、いったいどうやったらこんなアクロバティックな発想ができるんだ?
君自身のことはともかく、君の作品には>>669>>673みたいにwktkしてくれたり
>>678みたく必死で擁護してくれるファンも付いてきたみたいだし
どうだろう、ここらでまともな書き手になってみては?

602:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:57:11 8BrCgljX
人称を変えたり書式を変えたりトリップまで付けてみたり・・・毎度ご苦労なこった
だが、武道家が急所の知識をオナニーに利用するなんて発想はなかったな
次はどんな手を使ってくるのやら、読めないだけに怖いやら楽しみやら

603:名無しさん@ピンキー
07/09/09 17:05:05 dGJCJ5Qn
うんこの浅知恵を使った次の一手くらい見当はついてる
「それは成りすましの書いたニセの続きです」とか言って別バージョンの続きを投下する予定なんだろ?
今度はまともなエンディング迎えさせ、GJ連発させてといて後から笑おうって考えなんだろうねぇw
残念だけど代わって先に言っといてあげたから、もうその手は使えないよww
現在必死になって書いてる駄文SSを無駄にしちゃったかな? はい、お疲れさんwww

604:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:33:29 9Bnu2Wh/
GJ!

605:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:45:50 PPyubut+
BJ!

606:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:16:51 06UAclCA
>>694
それは充分に考えられる
前編と後編の間で盛んに自演でSSを貶める工作していたみたいだから
今思えば、次のそのまた次の布石として下準備してたのか

607:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:46:25 oqrEFv6/
このスレじゃ、SS自体よりもそれを書いたのが誰であるかの方が重要みたいだな
彼の作品読んだの今スレの3本のみだけど、普通に上手いし話もよくできていると思う
毎回オチにあるうんこっこへのこだわりはよく分からんが、前にスカトロ関連で住民と揉めたのかな?

なんにせよ過疎スレ住民からしたら羨ましい限りだ

608:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:29:41 FS6BDdIW
いや、ここも過疎スレだから
これに関してだけは、住人の力不足、荒らしの目論見どおりにね

609:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:53:49 MrwLC4Uf
毎回オチがうんこっこなのは、こだわりじゃなくて、それしかオチが思い付かないんだろ。
オチも本番も書けないから、うんこっこで無理矢理終らせてるだけ。

610:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:00:40 khJSZ/OR
 机も何もない畳張りの老舗の高級旅館に俺と父さんと、そして彼女がいた。

 写真で見るよりも何倍も綺麗だと思った。 
 着物を着ているその女の子を見てそう思った。
 光輪輝く長い黒髪。黒曜石を思わせる伏目がちな瞳。薄く紅を引いた艶やかな唇。
色素の薄い、ともすれば静脈が浮き上がりそうなほど白く柔らかそうな肌。
 まるでオーダーメイドされた高級な日本人形みたいだ。
「初めまして。二ノ宮紅葉と申します」
 その日本人形みたいに、可愛いと言うより綺麗と表現するのが正しい女の子は頬を
僅かに紅くさせながら小作りな頭を下げ、照れたように挨拶をしてきた。
 ・・・・・・。
「司、挨拶しろ」
 目の前の女の子に、惚けたように見入っていた俺の無作法を咎めるように、父さん
が肘で俺をつつく。
「は、初めまして、森本司と申します」
 自分がこんな綺麗な子の前でアホ面晒したかと思うと、死にたくなった。


 後は若い者同士と、定番な発言をして父親が出て行った。
 ちなみに二ノ宮さんには付き添いが誰もいない。金策に走っているらしい。
 察しのいい人なら気づいただろうが、いわゆる、政略結婚ってやつだ。
 6年前までは普通の家だった森本家は、父さんが独立して身を粉にし興した会社が大
成功し、自家用ジェット機が持てるくらい大金持ちになった。大金持ちになった父さん
は会社の事で一杯になり疎かにしていた家族を省みることにした。母さんには欲しがっ
てた指輪を、俺には、欲しがっていた彼女を。かくして、俺の冗談を間に受けた父さん
は若くて綺麗な娘を持ち、かつ借金を抱え困っていた二ノ宮家に白羽の矢を立てた。金
欲しかったら、娘寄こさんかいと言う訳で。
 そんなこんなで今にいたり、娘が大事な親御さんは、足掻きとばかりに金策に走り、
姿を現さないのであった。

611:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:01:15 khJSZ/OR
「あの、司さま」
「は、はい」
 借金を肩代わりする立場だからこちらの方が心情的に上のはずなのだが、あまりの美
しさにこっちが萎縮してしまい、どもってしまう。
「何でしょう?」
 心情的に上、などと一瞬でも思った下種な自分に落ち込む。俺、さいてー。
「この度は本当にありがとうございます」
 畳の上で、深々と頭をさげてくる。
「え?」
 恨まれる事はあっても感謝されるような事をした覚えはなかったので、つい間抜けな
声をだす俺に構わず、頬をますます紅潮させ、二ノ宮さんはつづける。
「事業に失敗した二ノ宮家をお救いいただき、本当になんとお礼を申せばよいか」
 顔を上げた二ノ宮さんは、急に近づきその小さく華奢な手を伸ばし、俺の手を握って
きた。すっげー、すべすべ。俺、今、顔、真っ赤じゃない?
「つまらないお礼ですが、う、受け取ってください」
 手が震えてる。二ノ宮さんからそう感じた時、その手は俺の手から離れ、その白魚の
ような手は俺のスラックスのチャックへとかかった。
「と、殿方は、こ、こ、こういうのがお好きだと聞きました」
 彼女の潤んだ瞳と目があった。
「はしたない女だと、思わないでください」



612:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:13:47 IgcW1G5I
短期間にこれだけの数のSSが投下されといて、なんて贅沢な・・・

目論見と言えば、刑事物SSに荒らしが出なかったからうんこのSSだと思ったって住人がいたけど
思えばアレも次回作のための伏線だったんだろうな
次の武術系SSの前編が投下した後、慌ててふためいて自演の荒らしレス付けることにより
「ああ、やっぱりうんこって単純なバカだw」と住人を安心させたんだろう。

その結果は上の通りだが、まったくうんこの掌で踊らされちゃった感じだな。
まるでこのスレ自体が一つの心理トリックドラマの劇場になっているみたいだ。

何より怖ろしいのは、伏線のためだけに、不自然さを伴わずに前後編に分けられるほどの作品を
単なるおとりSSとしてあっさり捨て去ることのできる潔さだ。

これって幾らでもSSのネタはあるぞっていう、うんこの宣戦布告なのかな?

613:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:20:11 3xDY2KtB
いきなり積極的なAV女は萎えまくる

614:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:26:05 khJSZ/OR
>>698
ごめん、止めるよ

615:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:38:59 3uaxhI7e
小作りな頭で読む気なくした
普通、小作りなのは顔だよね
頭も駄目って言うんじゃないけど・・・
てにをはもおかしくて、あまり本読んでいない人の作品みたいだから

技術的にも「~の~の~」とか「~ように~ように~」とかは見苦しいから、
できるだけ他の表現に言い換えた方がこなれた感じがすると思う

あと、地の文に余りDQNな表現を使わない方がいいよ
書いてる作者までがバカに見えて仕方ないから

616:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:50:50 khJSZ/OR
>>700

ご指摘ありがとうございます。

すいません、一応、「司」と言う人物の頭の中で見た像として、書いてるつもりだったんですが
単に、文を見た人間を苛つかせるだけになったようで。
勉強し直してきます。

また、いつか投下した際、ご指導、ご指摘お願いします。



617:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:51:49 HrLbZosz
>>700
素直な和服少女とやってるだけでいい自由なSSと、必ず定型文で締めなければならないSSと
どちらが作成に困難を伴うかくらいは余程のアフォじゃない限り分かるよね?
しかも、ホントにウンコしちゃうのは1回こっきりで2度とは使わない縛りまで付けてw
それほど簡単だというのなら、君が一つアイデアを供出してあげればよいではないか
うんこSS一つ書けず、ageでしかスレに貢献できないDQNスレ主君?

618:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:56:10 mjFD1jIm
この粘着、自分に批判的な奴は全部スレ立て主扱いする癖があるからな。自演がすごいわかりやすい
お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ
ブレンスレだっけ? どこだっけ? お前が駄文投下して叩き出されたスレは

それはそれとして、このスレの住人は確かに情けないな
だからもう、次の圧縮で落としちまおうぜ
荒らしの望みどおりだが、これでもう、駄文垂れ流す場所もなくなるだろう

619:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:56:47 tfjNazIZ
>>701がウンコに弟子入り宣言?
ウンコすげえ、ファンだけじゃなく遂に弟子まで持ちやがった

620:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:59:02 WuSmuU4D
本当に分かり易い>>1だなw
お前ら実にいいコンビだよww

621:名無しさん@ピンキー
07/09/10 01:18:04 Jrh3KVnS
>>お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ


人ごとだけど、気になったのでざっと数えてみた

483,484,489,492,494,497,572,617,643,644,645,646,669,673,676,695
まあ俺みたいに詐欺にかかった人もいるだろうけどw

622:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:00:46 wFx8W8kc
自演だろ、それ全部w

623:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:00:54 c9mLjyMX
>>709
普通に別のめぼしいスレ見つけて、そこに移住するだけだと思うぞ
俺たちほどにはこのスレのこと特別だとは思っていないだろうから

624:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:07:41 GAtFp80G
>>713
そうだよなぁw
あんな駄文にGJ付けたりするお人好しな住民など、いるわけないもんなぁww
うんこ如きに騙されて、真っ赤になって悔しがってるようなバカがいるなど信じられんものなぁwww

625:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:18:50 oLWVhCLX
151 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 10:28:45 ID:43ItGkrq
>>150
よぉ
次はどんな間抜けなミスやって恥かくんだ?
良かったな、一部の書き込みあぼーんしてもらって
後から見た人には、お前の間抜けな自演発覚の書き込みを見られなくてすむぞ



709 :名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:56:10 ID:mjFD1jIm
この粘着、自分に批判的な奴は全部スレ立て主扱いする癖があるからな。自演がすごいわかりやすい
お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ
ブレンスレだっけ? どこだっけ? お前が駄文投下して叩き出されたスレは

それはそれとして、このスレの住人は確かに情けないな
だからもう、次の圧縮で落としちまおうぜ
荒らしの望みどおりだが、これでもう、駄文垂れ流す場所もなくなるだろう



今更だが、この2つのレスが見事に対になっていて非常に興味深い
自分の恥を隠すのにレスではなく、スレごと消滅させようと計るのはスケールがでかいな

626:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:30:00 wFx8W8kc
>>714
良いんじゃね? 別の場所に移っても、このスレほど為すがままではないだろ

627:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:32:12 wFx8W8kc
つうかさ、実質、台詞の人、一人のためだけに次スレ立てるのか?
荒らしの存在をすべてあぼーんしたら、ただの過疎スレだし、こういう場合一回落とすこともあるだろ

628:名無しさん@ピンキー
07/09/10 06:29:04 21pN4/DF
うんこっこかそうでないかを確認するため作品の最後のレスをチェックするようになった
そのせいでたまに結末の文章が目に入ってしまいなんか萎える
うんこっこでスレたててそこでやってもらえれば嬉しいんだけど

629:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/10 07:10:31 x6KnRlzm
この状況で分割投下する時はトリが必須なことに気付いた。
そこまではやらないだろうと思ってたんだが……

二、三日中に後半持ってきます。

630:名無しさん@ピンキー
07/09/10 11:13:25 319OUJPc
新参や通りすがりのフリしてるのは、全部粘着の自演なんだろうけど
今となっては、削除依頼出して粘着荒らしの痕跡を消したのが仇となったかな?
仮に本当に新規の訪問者がいたとしても、こいつがどれだけのことをしたやつか、客観的な痕跡が残っていないからな

それはそうと、ここで、むしろ上げてみる

>>720
騙りや釣りでなく、本当に勝手に続編を書かれたの?
本当なら、どうなんだ、その行為は

631:名無しさん@ピンキー
07/09/11 00:30:53 zjdgvmTi
たとえここを落としても、他の4~5スレにも粘着してる糞野郎だからあんまり意味無いぞ
もしかしたら模倣犯かもしれんが、この糞が冤罪になったとこで誰も困らんからどうでもいいか

632:名無しさん@ピンキー
07/09/11 01:26:18 YVb7OURV
他人の名を騙って、勝手に連載中の作品を終わらせたりするのは、もし本当なら、今までで最も悪質な行為じゃね?
本当なら、ね

633:名無しさん@ピンキー
07/09/11 08:17:35 uSGfAS+P
ここはむしろ、上げていこう

634:名無しさん@ピンキー
07/09/11 16:03:41 YLVdgm0n
>>683実行しない?
雑談中は流れ切るのに必死みたいだし。

635:名無しさん@ピンキー
07/09/11 16:32:08 qGDHO4+J
>>こいつがどれだけのことをしたやつか、客観的な痕跡が残っていないからな

「完全制圧完了記念」と「うんこっこ」以外なんかあったっけ?

636:名無しさん@ピンキー
07/09/11 23:32:22 xTKiSaNy
てか「和風美少女でうんこっこ」ってスレ立てたら移動してくれるかな?

637:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:03:26 gk78ax+4
スカトロスレとかないのかw

638:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:12:49 8tI6Prnf
あるよ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所 4【汚物】

1 :名無しさん@ピンキー :2007/07/26(木) 23:59:05 ID:1UQ8mSrO
他スレで日ごろ迫害されがちなスカトロ系の妄想ネタやSSなどを吐き出すスレです。
版権物の二次パロ、非版権物のオリジナル、いずれも歓迎です。

ネタはライトな便意我慢やトイレ覗きから、ディープな飲尿吐瀉食糞塗便まで、
女性キャラの排泄関連をテーマとしていれば大小上下固形液ガス問いません。
ふと思いついた一行ネタから、貼るに貼れずお蔵入りしていた長編SSまで、
巧拙に関わりなく、形式その他なんでもありで参りましょう。

sage推奨。紳士はこういう時sageるものです。

スレリンク(eroparo板)

639:見習職人
07/09/12 00:25:51 ivKmyWsx
それがなんなんだW

640:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:19:12 WqH/vldk
「荒らしをスルーできない奴も荒らし認定」な方には
住人の大半が荒らしに見える罠罠
『スルーできない奴』も華麗にスルーできればあなたも立派なマタドール

641:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:52:26 O23MrHxS
しかし、そうすると、このスレが何も見えなくなってしまうという諸刃の刃

642:名無しさん@ピンキー
07/09/12 11:02:33 EZT7F8gx
うんこ氏は名前と口癖がスカトロなだけで
本当の意味でのスカトロはもう書いていないからな

643:名無しさん@ピンキー
07/09/12 13:10:42 WqH/vldk
このスレ開きながら寝てたら
黒髪ボブカットの吊り目な妹と
黒髪ロング(腰まで)の垂れ目な姉が
俺の両腕にしがみついてきてさー
すげぇ幸せな気分だったよ

そんな一人っ子な俺


644:名無しさん@ピンキー
07/09/12 13:30:40 WwYYcJU9
大丈夫か?
夢に出てきたまるで似てない姉と妹はきっと異母兄弟だぞ
心理的に病んでいるんじゃないか?
大事にしろよ

645:名無しさん@ピンキー
07/09/12 15:09:47 yu9VId21
ニートな生活が続き、自分が両親からも疎まれてるって薄々感づいてるんじゃね?
いらない子だっていう強迫観念が深層心理に働きかけて、いもしない兄妹が夢に出てきたり
彼女らに慕われたいって願望に結びついているんだよ

タレ目の姉は母親や妻、即ち自分を抱擁してくれる存在を意味し、
つり目の妹はネコ=言うことを聞かないけど可愛い存在、つまり娘を象徴しているんだ
家庭なんてイラネって突っ張っていても、心の底では暖かい家庭を築きたがってるんだよ、君は

こんな所に来ていないでハローワーク行け
全てはそれからだ

646:名無しさん@ピンキー
07/09/12 18:04:11 WqH/vldk
>>735
無論だ
>>736
大学生はまだ夏休みなんですー!><

腹減ったな…和服美人が膳を運んでくれないものか

647:名無しさん@ピンキー
07/09/12 18:42:28 ayQCT7pT
最近は脳内大学にも夏休みがあるのか?
脳大って卒業後は自宅警備員くらいしか就職がないんだろ
大変だな

648:名無しさん@ピンキー
07/09/12 20:40:46 WqH/vldk
>>738
日本語でおk

外人さんでも和の心を持ってればアリかな


649:名無しさん@ピンキー
07/09/12 20:49:38 QfPZUOp6
金髪さんが「スシ!スキヤキ!」か・・・


まあアリじゃない?

650:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:59:55 8tI6Prnf
>739
行ったことなさそうだし、大学の夏期休暇のシステム知らなくても仕方ないんじゃない?

ちなみに和心持ちの外人さんもおkじゃね?
知り合いに柔道家なアイルランド娘が居たけど、彼女の裸締めは凄かった

651:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:19:42 ivKmyWsx
相変わらずギスギスしてんなW

652:小ネタ@249
07/09/12 22:24:12 wC/ItH8d
「ああもう、大人しくして下さい樹里」
「フリソデ、フリソデ」
 ―俺の彼女が金髪幼女を誘拐してきました。そして何を思ったか着付けを
しています。
「変なこと考えてないで、手伝ってくださいよぅ。樹里も、いきなり来て和服
を着てみたいだなんて……」
 志乃の抗議に、圭介は慌てて首を振った。心を読まれたことも驚きだが、自
分に幼女の着付けを手伝えというのか。今だって二人に背を向けて悶々として
いるというのに……そんなことをしたら目覚めてしまうかもしれない。十歳程
度とはいえ、女は女だ。
「オソロイ、オソロイ」
「私は浴衣ですけどね。うん、お揃いです」
 志乃に張り付いてはしゃいでいる樹里と呼ばれる女の子は、本名はジュリア
ナ。志乃とは遠縁であるらしい。
 突然他人である圭介の家に尋ねてくる辺り(志乃の家に行けばいいものを)
ちょっとズレてる。―まあそれは志乃も同じか。
「はい、できました」
 志乃が言ったので振り向くと、白い肌と金髪に赤い振袖が映えなんとも可愛
らしい姿になった樹里の姿があった。
「へえ、以外と似合うもんじゃない」
 こういう服装は日本人にこそ、と思っていたがこれはこれでいいものだ。
「オソロイ、オソロイ」
 余程嬉しいのか、樹里は志乃に抱き付いている。志乃も苦笑こそしている
が、迷惑には思っていないようだ。和服の女が二人、じゃれ合うのは見てい
て微笑ましい。
「オンナジ、オンナジ」
「ひゃうっ!」
 志乃が悲鳴じみた声を上げる。それというのも、樹里が彼女の平坦な胸を両
手で鷲掴みにしたからだ。……同じ、か。
「な、何するんですか!」
「ペタンコ、ペタンコ」
 志乃は顔を真っ赤にして怒るが、それも樹里を喜ばせているだけだ。やれや
れどっちが子供だか。兎にも角にも一つだけ確かめておかなければ。
「樹里ちゃん樹里ちゃん。感触はどうだった?」
 志乃は貞操だなんだには五月蝿いので、触らせてもらったことがないのだ。
「圭介さん!」
「フニフニ」
「樹里も答えないで下さい!」
 ついに志乃は涙目になってしまった。その頭を、精一杯背伸びした樹里が優
しく撫でる。まるきり立場が逆だ。
 因みに圭介がにやにやと笑う原因は、二人の和やかさもそうなのだが、『フ
ニフニ』を夢想していることが大半であることは言うまでも無い。

653:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:41:28 7RnP9Lim
大学の夏休みって7月1日から8月31日までのところと
7月20日から9月20日までのところとがあるよね
ちなみにうちは8月一杯までだったけど
脳大は9月20日までなのかな?
中卒の>>741には理解できない話だろうけど

654:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:56:54 VHnTSrqw

【審議中】

     く|   ,..-─-ヘ/i |> .,. ‐- 、
    <>ヽ、 ,'y,..-=== y__」//(,'、 ,  ヽヘ
     <>〈`'γ ノノハノノハノ<^(リハレル Y^
    ,ヘ/L─-リ ゚ ヮ゚ノ!|ノ<> i、゚ヮ ゚リ从
    Lニ)r_」=== イつyiつリ> ,(!_Y' 〈_>lヘ, ─ヘ ,l
   ,ヘ、i ノノλノハノヘ,_!__」>,  ⌒i,l`i´ヽ_>'y=ー=ーノ)ヽ,l
   ,'  `(ハリ ゚ ヮ゚ノi) ノ~トノ"    "'、j、j-''" 〈l_ハレレ_l i
  .i   >〈(つi!.,.ィ ーrーr 、   /´   ` 、,  |!、 - ゚ |i| l|
   vヘγk´_/ y' "´ ̄`'ヽ  .!_     .ヽ i,!iハ.i !lヽ!
      `゙r_,ィ.ノ      ゝ 〈(゛‐-ー‐ "il_i l i Lll ),|
         ルi,,    ,,リ§ !,|       i└、j"、j'┘
          'k'_,i{X l}〈つ  k'i       i
          /'/_ハ.ゝ、  (ンλノレ!ノリjノ
          `'ト_ノ'ト,ノ"    ゛'、j'、j┘


655:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:03:33 WqH/vldk
>>743
thx&GJ


656:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:28:23 FG1GZJUn
>743
なんかニヤニヤしちまうじゃねえか
GJ

657:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:19:23 GvDCdfVk
>743
GJ!
浴衣イイw

658:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:30:49 2f/wt8uI
久々にスレが平和だ

659:名無しさん@ピンキー
07/09/14 00:21:25 Dd8kVEyw
うんこがアク禁にされたから

660:名無しさん@ピンキー
07/09/14 00:29:02 +FsFs5RA
てことは、これからは手口を変えて現れるんだろうな

661:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:20:10 3Ku+ObsL
だけども問題は投下がない事


662:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:24:42 51EceftN
昨日>>743があったじゃないか
常駐がほとんど過疎の俺からすれば上出来だぞ

663:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:55:56 q4IatZsz
待てば海路の日和ありってね

664:名無しさん@ピンキー
07/09/14 05:09:02 YchKwLTX
あのうんこが最後のうんことは思えない。
これからも第2、第3のうんこが現れるに違いない。

そのとき我々はどうしたらよいのだろう・・・

665:名無しさん@ピンキー
07/09/14 11:15:30 grR6iXMH
てか、あいつ携帯使ってるのかどうか知らんけど、複数の接続手段を持ってたよな
それはそうと、本人が沈黙すると共に、賞賛レスも見事に沈黙したな

666:名無しさん@ピンキー
07/09/14 11:41:50 dO9ZiQOV
これであの流れが一人の阿呆の自演だったって証明されたわけだよ

自演じゃなくて全員別人だったら洒落にならないんだけどなwww

667:名無しさん@ピンキー
07/09/14 17:34:47 wxxl+Utf
>>756
うんこ氏がいないとこのスレが急速に衰退してしまうということが証明されたんだよな
早く次の餌を投入してくれないかなぁ
神がいないと俺たちってどうしたらいいか分からなくて沈黙せざるを得ないよな

668:名無しさん@ピンキー
07/09/14 18:52:54 3Ku+ObsL
江戸っ子な銭湯の番台娘に、背中を流される妄想が浮かんだ
和風だけどスレ違い?


669:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:34:29 euSMjFpw
ただの口の悪いオトコ女になってしまうような気が

670:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:57:28 3Ku+ObsL
>>760
番台娘の手が止まったのを不思議に思い振り返ろうとしたら後ろから抱き着いてきて…みたいな
ごめんね、もう黙るよorz

671:名無しさん@ピンキー
07/09/14 20:14:09 +JgR3Zn+
 そうこうしているうちに志乃が用事で席を立った。圭介のにやにや笑いが
更に強くなる。
 かなりの美少女と二人っきりになれるのである。圭介でなくてもにやにや
しようというものである。
「樹里ちゃん。日本語喋れるんだっけ?」
 圭介が質問するが樹里は無反応であった。彼女の態度を見ている限り、日本
語は解せず、カタコトの単語を喋れるだけなのだろうと理解する。
「しかたないなぁ」
 圭介は本棚へ向かい英和と和英が一体になったポータブル辞書を取り出す
と、表面にうっすら積もった埃を払った。
「What is hunihuni?」
 圭介は怪しい発音でフニフニの話を蒸し返そうとする。すると樹里は驚い
たように目を丸くし、大げさに手で口元を覆った。
「Oh ! hunihuni」
 樹里はサッと手を伸ばすと、圭介のキンタマを握り締めた。
「hunihuni ! hunihuni !」
 樹里は圭介のキンタマ袋を優しく揉みほぐす。柔らかいジャージ越しに局
部を責められ、圭介は思わず声を上げそうになる。
 目を白黒させて悶える圭介のキンタマ袋を、樹里は珍しいオモチャのよう
に無邪気に扱う。そのうち圭介の肉棒は膨張し、ジャージの前をおもいきり
持ち上げるようになってきた。
「What is this ?」
 樹里は興味津々にそれを見詰めていたが、やがて我慢できないように圭介
のジャージを下ろした。欲望に膨らみきった赤黒い剛直が飛び出てくる。
 樹里はそれを手に取り、手前にグッと引き寄せてみる。パッと手を放すと
弾力をもった剛直が勢いよく下腹に打ち付けられた。その感触が気に入った
のか、樹里はキャッキャ笑いながらその遊びを何度も繰り返す。
「じゅ、樹里ちゃん……俺……も、もう……我慢……」
 何にも知らない幼女に弄ばれて射精するのは些か不本意であったが、射精
中枢の発する指令には逆らえない。
「うっ……うぅ~っ」
 情けない呻き声を上げて圭介は登り詰めてしまった。

「今度は俺がお返ししてやるよ」
 濡れティッシュで肉棒を拭き清めるのももどかしく、圭介は樹里にのし掛
かって行った。赤い振り袖の裾を割り、ノーパンの股間を無理やりさらけ出
させる。素晴らしきかな日本文化。和装美少女バンザイだ。
 無垢な縦一文字にむしゃぶりつくと、甘酸っぱいおしっこの臭いが圭介の
鼻をついた。その臭いが圭介の欲望を更に掻き立てる。
 舌を器用に使って秘裂を割る。薄い包皮を捲り上げると小さな肉芽が現れ
た。さっそく舌先でつついてみると、樹里は生意気にも感じているらしく鼻
息が荒くしている。小さくても備わっている機能は同じようである。
 二度目の限界を迎えた圭介は、その時になってコンドームを切らしている
ことを思いだした。
「やべぇ。どうすっかな」
 圭介はハァハァ喘いでいる樹里の幼い肉体を見下ろす。
「生理とかあるのかな……生で姦っちまっていいのかな……ええと……」
 圭介は辞書をめくって必要な英単語を探す。
「生、生……生って何て言うんだ……」
 圭介は英語の授業に身を入れてこなかったことを後悔する。そして、よ
うやく「未調理の」を意味する単語を発見した。
「Juliana. Uncooked,you OK ?」
 圭介は怪しげな発音で樹里に質問した。しかし単語の選択を誤っていた
ため樹里には通じない。
「発音が悪いのかな……無声音に続くedは濁らずかつ強調せずに……」
 圭介はできるだけ英語っぽく聞こえるように細心の注意を払って言い直
した。
「ジュリアナ……う ん こ っ こ……OK?」

672:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:14:47 ypTq08Hb
うんこってやっぱスゲェな
どんな体勢、どんなシチュからでもうんこっこに繋げられるんだ

673:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:31:06 Nu0O0NEk
746 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:03:33 ID:WqH/vldk
>>743
thx&GJ

747 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:28:23 ID:FG1GZJUn
>743
なんかニヤニヤしちまうじゃねえか
GJ

748 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:19:23 ID:GvDCdfVk
>743
GJ!
浴衣イイw

749 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 23:30:49 ID:2f/wt8uI
久々にスレが平和だ

750 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:21:25 ID:Dd8kVEyw
うんこがアク禁にされたから

751 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:29:02 ID:+FsFs5RA
てことは、これからは手口を変えて現れるんだろうな



また盛大に釣られたもんだなw
何度恥を晒したら気が済むのやら・・・
ニヤニヤしてんのはうんこの方だろ

674:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:32:14 q4IatZsz
>761
アリじゃね?
情に厚い下町娘って感じで

675:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:42:12 tBz9jCuK
けど、そんなの和風じゃねぇ
けど、そんなの和風じゃねぇ

方言スレ行けオッパッピー

676:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:52:54 51EceftN
スルーすべきなんだろうが>>762はさすがにどうかと思うぞ
自作でうんこうんこ言うならとにかく他人の作品を汚すとは・・・

677:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:01:00 +d+S06dC
>>767
これが初めてって訳じゃないからな…
ま、そこまでして、勘違いGJなり叩きなりの何らかのリアクションを貰いたいだけなんだろうけどね

678:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:29:39 QrEh33YX
思わず噴いたけどやってる事は人間としても物書きとしても最低だな

そんな事よりラーメンについて…じゃなくて和風少女について語ろうぜ


679:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:57:06 nJrPmGDw
ホントにバカだなぁw
どの段階から自分が詐欺に引っ掛かっていたのか、まだ分かっていないらしいよ
うんこ相手に楽しそうに雑談しておいて・・・

680:名無しさん@ピンキー
07/09/15 01:19:04 sddf8ZZz
このスレやべぇ
書いたのがうんことか言う人じゃないと思えばヘタレなSSでも簡単にGJ付けちゃうのに
書いたのがうんこだと分かった途端に手のひらを返すのか
前半部に付けたGJは心からのGJじゃなかったんだな

681:名無しさん@ピンキー
07/09/15 01:42:57 QrEh33YX
ぐだらねーが、以下の通りだ

職人にGJを送るのは住人の俺の中では義務だ
他人にこの考えを押し付ける気はないし、そういうものでもないしな
で、うんこは職人かというと俺の中ではNOだ
ssに自分の名前を無理に登場させる
荒らし、自演、住人叩き
こんな奴お断りです

さて、ここに作者がうんこか職人かわからないssがある
俺は迷わずGJを送る
もし職人さんならば当然の事であり、それをしないのは失礼だからだ
うんこだったら?しらねー。うんこに構って職人さんにGJ送らないなんて嫌だ
正直、荒らしが粘着してるスレに投下する職人さんなんて
そんないないとは思ってはいるけどね

以上、暇人のぐだらねーマジレスでした
うんこっこの自演相手に何やってんだってツッコミは無視します
釣られて恥じるほど若くないしなぁ


682:名無しさん@ピンキー
07/09/15 02:32:54 tjHPmuZZ
>>772
まさに「ぐだらねー」だな
何か違和感のあるスレだと思っていたがようやく分かったような気がする

SSに脊髄反射的なGJ付けるのは間違っていると思うし、他スレではあり得ない愚行だ
GJはあくまで書き手が示したGOOD(GOD)なJOBに対して贈られるものであり、
SSの作成に費やした労力に支払われるべき対価ではない

嗜好の合わないSSやどう見ても駄作にしか見えないSSに対してはスルーもしくは乙、
すなわち「お疲れさん」の一言を投げ掛けるくらいで充分だ
悪いけど、全作品に対してGJ贈るのが義務だと公言する人間は、まともな思考力を持っているとは思えない

あからさまな駄作に対するGJの連発は、その書き手をして「こんなのでいいんだ」と
増長させ、更なる成長進歩を阻害する
それだけでなく「何故こんなのが?」と他の書き手の反感を招く弊害すら含んでいるんだ
そうやって衰退してきたスレを今まで幾つ見てきたことか・・・

カッコつけないで「うんこが嫌いだからだ」の一言で充分じゃないか
人格者を装い、自分の意見の正当性を示そうとするから余計な言い訳が必要となるんだ

800ものスレがある中、偶然とはいえこんな過疎スレの下、同じ住人になったのも何かの縁じゃないか
互いに肩肘張らず、もっとフランクになってもいいんじゃないかな


あと「ssに自分の名前を無理に登場させる」は、納得いかないな
別に名前を誇示しているつもりはないだろうし、なるだけ不自然にならないよう気を使ってると思うよ
そのため毎回ネタには苦労してるみたいだけどね

683:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:12:00 cr1qMWb6
ていうか、自分以外の職人を追い出して居座ろうとする奴が、荒らし以外の何なんだよw

684:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:26:48 NeBhjw+w
だからもう、このスレ一度落とそうぜ。続けても不快な物しか見られんぞ

ここまで馬鹿がのさばっているのに、対抗して投下する人がほとんどいない
なぜ、ここまでされて、他の書き手がたまに一人、台詞の人が登場するだけなのか
それこそ、乱暴な言い方すれば、どんな駄文だろうが賞賛される(というか批評しにくい)状態にあるのに、尻込みする人しかいないのか
実に馬鹿馬鹿しいことに、荒らしてる奴のほうが、このスレを維持しようとしている人より根気と、何より時間がある。ニートだからな
俺は、こいつと、こいつを賞賛するレスは、全部たった一人の人間の自演だと思ってるが、そのたった一人に他の全住人のリソースが量的に負けてる

思うに、前スレの最後の投下、あの作家さんが「ごめんなさい、もうしません」とか言って去ってしまった時点で、何かが終わってしまった
なぜ、何も悪いことしてないのに、荒らしに謝ったんだ、彼は? 実に悪い前例を残してしまったよ
まるで、SSを投下することが悪いことであるかのように。これからSSを投下する人は皆、荒らしが暴れてしまう責任を感じなければならないかのごとく
なぜ、彼がそういって去ったときに、他の住人は冷静に引き止めなかったのか(運が悪いことに、スレ移行期だったというのもある)
悪い前例が前例となる前に正し、次の投下を行えなかったのが最大の失敗だったよ

だから、この流れを断ち切るために、一度落としたほうがいい
下手に常連がいる状態より、新規に人の目に触れさせて住人を集めなおしたほうがマシな雰囲気になるよ
何ヶ月か経ってから、誰か立てればいい。立たないなら、立たないでそれで良いけど

685:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:27:50 NeBhjw+w
ていうか、それこそ>>1はどこ行ったんだ、>>1

686:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:43:00 QrEh33YX
>>775
はっきり言っちゃえばこのスレ機能してないしな、うんこっこのおかげで

>>773
ぐだらねーは地元の方言なんだ…冷静じゃなかった、すまん。

わざわざレスしてくれたんだ、一応言われた事に答えておくよ。

少なくとも、この板のスレ内では誰が嫌い、なんて事は言わないな。
理由は色々。言っても仕方ないってのが1番。

人格者ぶってる、は耳が痛い。
我が儘にならない為の予防線のつもりだったけど直すよ。

無意味にGJを送るな、ってのもごもっとも。
俺にも『乙』としか言わない相手もいる。
ただ俺の基準は低い。職人って人種が好きだから自然とそーなる。
…ある程度は直すよ。

で、最後は論外。説明もしたくない。
あぁ、うんこっこの自演か、と思った俺はおかしいかもな。

あと結論。
こんなスレタイに一切関係ない糞文を二度も書いた俺は
住民としても屑だと思うから黙るよ。


687:名無しさん@ピンキー
07/09/15 17:34:10 9qGcd1yh
一つ不思議なんだが何故こいつはセリフの人だけは自分じゃないって言うんだ?

他の職人には平気でなりすますのに

688:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:00:24 3Lhg6kLq
すいません、昨日別な場所で質問したんですけど、無視されちゃったんでこちらで質問させてください。
よくバカ殿なんかで見る、床に入る前に着る白い着物って何ていうんですか?
あと、布団のシーツのことを昔は何て言ったか知りたいんですけど…

689:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:13:53 x4gS1I94
>>779
襦袢だったか、そんな気がする。

690:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:17:39 lCOZM5je
えっ?
うんこ氏は台詞の人のもカバーしてたろ、確か

691:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:46:37 fX8N0Plv
>>779
>床に入る前に着る白い着物
文字通り寝間着。お寝間(寝室)で着る着物。
遊女が着ている赤いのは襦袢(着物の下に着る下着)

>布団のシーツ
強いて言うなら敷布。
昔はシーツを掛ける習慣は無かった。
掛け布団の首に当たるところには掛け布を縫いつけていた。
洗濯は中綿を打ち直すときに側(布団の布地)を外して洗う。
女性が裁縫を習うとき、布団を縫うのは必須科目だった(綿の入れ方が難しい)

692:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:36:45 W+uf1fEB
/⌒ヽ
  / ´_ゝ`)   /⌒ヽ  ちょっと通りますよ・・・
  |    /   / ´_ゝ`)
  | /| |    |    /      /⌒ヽ  チャプッ
  // | |     | /| |      / ´_ゝ`)
 U  .U     // | |      |    /       /⌒ヽ  プクプクッ      プクプクプク・・・・
         U  .U     二| /| |二-_  -_/_´_ゝ`)二-    - /⌒ヽ= _     _  _ ッ・・・・・
                  ̄- ̄- ̄    ─  ─  ̄-      ̄- ̄  ̄-     - ⌒ 



                                                    /⌒ ヽ 濡れちゃいますが
                                            /⌒ ヽ     / ´_ゝ`) ちょっと通りますね
                                /⌒ ヽ       / ´_ゝ`)    |    /  
                               / ´_ゝ`)       |    /     | /| |
        ゴボゴボ     / ⌒ ヽ         |    /        | /| |      // | |
  -/ ⌒ ヽ= _       -_/_´_ゝ`)二-     二| /| |二-     // | |      U  .U   
 ̄- ̄  ̄-        ─  ─  ̄-       ̄- ̄- ̄      U  .U


693:名無しさん@ピンキー
07/09/15 21:39:44 3Lhg6kLq
>>780>>782
回答ありがとうございます。

しかし女の子脱がす時、寝間着や襦袢と書くと野暮ったい気がしますね、何か。
着物の部分部分細かく描写してく方が良さそうです、個人的に。
あと、昔はシーツじゃなくて布団に直だったんですか。
布団開いて中の手入れしてたなんて、当時の女性は凄いですね。
ここら辺もちょっと考えてみようと思います。

どうも失礼しました。

694:お嬢さまと犬
07/09/15 22:21:38 SspepgwZ
「お嬢さまは何処じゃ。望奈美お嬢さまは何処に参られたのじゃ」
 先代から橘家に仕える彦左は、額に滲んだ汗を拭き吹き廊下を駆け回る。
 旧家のお屋敷とは言え、隠れる所などそうあるわけもない。
 それにもかかわらず、大事なお嬢さまの姿はどこにも見当たらなかった。
 主の留守中にお嬢さまにもしものことがあれば、彦左が腹を切って詫びるだけでは済まない。
 お家の将来を左右する一大事に発展するのだ。

「彦左殿、どうなされたのだ」
 同じく先代から仕える執事、三太夫が彦左の前に現れた。
「お嬢さまが……望奈美お嬢さまが何処にもおりませぬのじゃっ」
 彦左は、何を悠長な顔をしておるとばかり三太夫を睨み付けた。


 旧華族とは名ばかりの橘家は、今や完全に没落の一途を辿っていた。
 最盛期に誇った栄華は見る影もなく、財産と言えるのはこの屋敷しか残っていない。
 全ては戦後新たに興した事業の失敗に端を発していた。
 負債を解消するため、借金に借金を重ねた挙げ句、気付けば最後に残った屋敷すら抵当に入ってしまっていた。
 使用人もほとんどが解雇され、今では執事の三太夫、それに守り役の彦左の他数名だけが給金無しで居残っている。
 それも後わずかの期間になりそうであった。
 今月の決算で不渡りを出せば、いよいよ屋敷を手放さなければならないのであった。

 そんな折り、橘家にとって天の助けに等しい出来事があった。
 新興財閥、毒島グループの当主が業務提携を申し込んできたのである。
 もちろん、条件が付いてきた。
 橘家の一人娘、望奈美の毒島家への輿入れがそれである。
 飛ぶ鳥を落とす勢いの毒島家と血縁関係になり業務提携すれば、橘家の負債の一切が解消される。
 もともと野心などなく、家名の存続だけを案じていた望奈美の父親は否応もなくこの申し出に応じた。

 目に入れても痛くない望奈美は当年もって16になる。
 腺病質なところはあったが、可憐で清楚で画に描いたような美少女である。
 対する毒島グループ総帥である慎之介は40歳で、既に5度の離婚歴を有している。
 身の丈180センチ、体重は150キロの巨漢は『魔王』の渾名に相応しかった。
 そんな怪物に大事な娘を嫁がせるのは忍びなかったが、毒島に嫁げば少なくとも今よりは恵まれた生活を送ることができよう。
 そう思い、父親は娘を成金財閥に嫁がせることを決意したのであった。

695:お嬢さまと犬
07/09/15 22:22:22 SspepgwZ
 ところが、話は更に一転した。
 旧華族の出身で、今は大コンツェルンの一角を占めるようになった白馬家が、望奈美を嫡男の嫁にと申し入れてきたのだ。
 同じ旧華族である白馬家の誘いは、成金毒島の申し出より数段魅力的に思えた。
 何よりも、白馬の嫡男である宗一郎が、まだ20歳という青年であることが決定的であった。


 かくて望奈美の父は毒島との業務提携を反故にしたのである。
 白馬家との婚儀は来年早々にも行われることとなった。
 今日、当主が留守であるのも、自ら最後の段取りのために白馬家を訪れているからである。
「お嬢さまにもしものことがあれば、当家にとって如何な災いが降り掛かるやも……」
 昔気質の彦左は青ざめた顔に脂汗を滲ませて震えている。
 当家にとっての災いは、この婚儀を快く思わない毒島にとって天佑になる。
 望奈美をどうにかしようという不届き者が送り込まれてくることは充分に考えられた。
「心配めさるな。望奈美さまなら、与五郎丸と戯れておられるのだろうて」
 三太夫は彦左を安心させるように肩を揺すって笑った。

 与五郎丸というのは、望奈美が飼っているミニチュア・ダックスフントの名前である。
 たいそうなお気に入りようで、望奈美は何処へ行くのにも与五郎丸を手放さない。
 このままでは婚儀の席にまで与五郎丸を連れて行きかねず、どう取りなしたものか彦左も頭を悩ませているところであった。
「それに、お嬢さまには常に警護の者が付き従っておる」
 警護の者とは、戦国の世から代々橘家に仕えている伊賀者の末裔である。
 彼らは植木職人や出入りの業者に身をやつし、陰に日向に望奈美を見守っている。
「まぁ、安心なされ」
 三太夫はそう言うと廊下の向こうに消えていった。

                                 *

 その頃、望奈美は屋敷に隣接した神社の境内で与五郎丸と戯れていた。
 しかし、病弱で体力のない望奈美は直ぐに息を切らしてしまう。
 ひとしきりその場を駆け回ると、境内裏にある大木の根元にしゃがみ込んでしまった。
 心地よい秋風が、眉まで垂らした前髪と純白のワンピースをなびかせて過ぎ去っていく。
 そこへ外国生まれの小型犬がトコトコと戻ってくる。
 そして、急に追い掛けっこを止めてしまったご主人様を心配するようにクゥ~ンと鼻を鳴らした。

696:お嬢さまと犬
07/09/15 22:23:06 SspepgwZ
「与五郎丸、あなたは本当に可愛いですね……」
 望奈美がポツリと漏らした。
 人の言葉を解せぬと分かっていても、否、だからこそ望奈美はこの愛犬には心中思うところを吐いてしまう。
「与五郎丸は分かっていますか? 望奈美はまもなく好いてもいない殿方の元へ嫁いで行くのです……」
 それが没落華族の家に生まれた娘のならいとは知りつつも、一度は恋というものをしてみたいとこがれる望奈美であった。
 愛読している源氏物語の登場人物に、つい自分をなぞらえてしまうのだ。

「…………あ、あぁんっ?」
 気がつくと与五郎丸が膝の間に割り込んでいた。
 オスのミニチュア・ダックスは小さな頭を激しく振り、強引に望奈美の膝を割る。
「こ、これっ……与五郎丸……」
 口では厳しくなじるものの、望奈美は抵抗らしい抵抗もみせない。
 それもそのはず、与五郎丸との睦み合いは、このところ彼女の密かな楽しみになっていたのである。

「な、なりません与五郎丸っ……だめです、こんなところで……はぁうぅぅぅ……」
 内腿を舐め上げられるうちに、最初きちんと揃えられていた膝がゆっくりと開いていく。
 それをよいことに、与五郎丸は奥へ奥へと身を進めた。
 元々ダックスフントは猟犬であり、穴に潜む獲物を捉え易いように改良された品種である。
 か弱い女の膝の間に潜り込むことなど朝飯前であった。
 ザラザラした舌先が、遂に望奈美の秘裂を捉える。
 下履きを身に着けていないため、望奈美は直接的な刺激を受けてしまった。

「はっ、はむぅぅぅ……」
 望奈美の目が閉じられ、眉間に縦筋が刻まれる。
 最初チロチロとすじに沿って動いていた舌が、裂け目が広がるにつれて大胆な動きを見せるようになってくる。
 畜生の舌は秘密の裂け目に侵入し、中に湧き出し始めた汁をこそぎ取るようにうねる。
 彼はご主人様の割れ目から湧き出してくるこのお汁がなにより大好きなのだ。
 そして、それがどうやれば手に入るかは充分知っている。

「はぅっ……よ、与五……だめぇ……も、もう……たまりませぬぅ……」
 今や望奈美は大木にもたれ掛かり、両手で膝をM字に抱え込んだあられもない姿を晒していた。
 与五郎丸は突き出された股間に鼻を寄せ、次々と溢れてくる秘汁を美味そうに舐めている。
 ときおり湿った鼻先が陰核を擦り上げ、そのたび望奈美は鼻息を荒げてしまう。

697:お嬢さまと犬
07/09/15 22:23:39 SspepgwZ
 いつもは寝床で行う秘密の戯れである。
 それが場所が戸外に変わったというだけで、いつもの何倍も心地よく感じた。
 こんなところを誰かに見られでもすれば、とんでもないことになってしまう。
 その緊張感が危険なほどの快感を呼び起こしているのだった。
 普段の何倍もの量の秘汁が体の奥から湧き出し、溢れた液が肉の窄まりまで濡らしてしまう。

 そのうち、ヒクヒクと収縮している菊の花弁に与五郎丸の興味が移る。
 そして彼は、そこからもっと美味い物が出るのではないかと舌先を伸ばしてみた。
「ひっ、ひぃぃぃっ……なりませぬっ……そこは、なりませぬぅ……ひぐぅぅぅっ」
 生まれて初めて味わう甘い疼きは、最初に秘裂を舐められた時の比ではなかった。
 こそばいような、切ない痺れが望奈美の下半身をとりこにする。
 同時に秘汁の湧出が加速度を増した。
「あっ……むぅっ……よ、与五……ふわぁ……ふわぁぁぁ……」
 足指が内側に折り畳まれ、膝から下がジタバタと暴れる。


 そんな望奈美の姿を見詰める10個の目があった。
 彼女を陰から護衛する伊賀者たちである。
 畜生との睦み合いで夢心地となっている美少女の姿に、全員の目が釘付けになっていた。
「ハァ……ハァ……」
 天下の美少女のあられもない姿に、彼らは例外なく己の逸物を握り締めていた。
 そのため、背後に迫った危険を察知することができなかったのである。
 伊賀者たちは、延髄を抉られたことに気付くこともなく、法悦境にのめり込んだまま還らぬ人となった。

「よっ、与五……も、望奈美は……も、もう……うぅぅ~ぅぅっ」
 肉の窄まりを舌先で抉られ、望奈美は失神寸前になっている。
 目の前が真っ白になり、既に思考力が消えかけていた。
 夢心地の望奈美を現実に引き戻したのは、いきなり木の上から振ってきた黒装束の男たちであった。

「ひぃぃぃっ」
 口から悲鳴が、開ききった縦すじから小水が迸った。
「ぶ、無礼なっ……何者ですっ?」
 望奈美は真っ青になりながらも元華族令嬢としての威厳を何とか保とうとした。
「ふふふっ、お嬢さまに白馬家へ嫁がれては困る者……とでも言っておきましょうか」
 黒覆面の男がくぐもった声をあげた。
 その瞬間、望奈美は自分が敵の手に落ちたことを悟った。

698:名無しさん@ピンキー
07/09/15 22:24:59 SspepgwZ
取り敢えず、おのこもすなる誘いウケといふものをやってみる

699:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:23:26 q9JAVc5W
wktk

700:名無しさん@ピンキー
07/09/16 07:29:31 oBjiiOr3
文体が・・・

701:782
07/09/16 10:40:27 bUIE+cdx
>>784
寝間着はともかく襦袢は色っぽい言葉だと思いますよ。
なにせ、好きな人の前でしか晒さない“着物”ですから、
女性の思い入れもひとしおです。
中には四十八手柄などというストレートな模様の襦袢もありますよw


702: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:29:08 i1B8Rw4x
『注意一秒怪我一生』とはよくいわれる事だが、何も怪我ばかりでもないさ、と元山 真志(もとやま まさし)は
思う。なぜなら、彼の人生の転機も自らの不注意の産物としか思えないから。


 4月に初々しさを漂わせていた1年生がどうにかこうにか高校生活に順応し始める5月の昼休み。真志はパタパタと
廊下を走っていた。もちろん、彼の所属高でも廊下を走ることは禁止である。
 見通しの悪い角で横から誰かが出てくるのに気付いた時はもう遅かった。真志はその『誰か』と絡み合うように転倒
してしまっていた。
「痛たた・・・・・・」
 背中が痛かった。どうやら自分は仰向けに倒れているらしい。「キャッ」という悲鳴からすると相手は女子生徒
だろう。慌てて起きあがろうとしたが、目の前が暗い上に、何か柔らかい物に顔がぶつかった感触がする。
「あ・・・ちょっ・・・」
 何処かから聞こえる声を無視して彼は無意識にそれをどかそうと手を伸ばす。その手に触れる、やはり柔らかい感触。
「わ・・そんな、いきなり大胆よ?」
 そこまで来て彼の脳が機能を取り戻す。女子生徒・ぶつかって転倒・手に触れる柔らかい物。
「わわわわっ?!」
 慌てて女子生徒の下から仰向けのまま這い出すと立ち上がり、直立不動になる。その動きはまるでギャグマンガの
ようだった。
「すす、すっ、すみません!」
「ん・・・私は・・・大丈夫かな?あなたが下敷きになってくれたから」
「そっ、そうですかっ!それはよかったです」
 誉められているのかけなされているのかよくわからなかったが、真志はそう答えていた。
「それにしてもいきなり大胆ね。新手の告白かしら?」
 女子生徒が小首を傾げながらいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「いっ、いえっ!告白など滅相もないです!僕の不注意です!」
「あら、残念ね」
 クスクスとその女子が笑う。そこで真志は襟章を見て気付いた。相手は二年生。先輩だった。
「重ね重ねすみません。先輩に、こんな」
 そう言いながら90度以上に頭を下げる真志。
「そんなに気にしなくてもいいわ。今度から気をつけてくれれば。ほら、何時までも頭下げてない」
「は、はい・・・」

703: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:30:00 i1B8Rw4x
 そう言われて恐縮しきりに頭を上げる真志。そこで気付いた。相手は、凄い美人だと。
 肩よりもずっと下、腰近くまで伸びた黒髪。それを一房だけ前に垂らし、それを朱い紐で縛っているのがワンポイント
らしい。そして自分とさほど違わないスラリとした身長。柔和な顔付きながら、凛とした意志の持ち主であることを
示すかのようなキリリとした目つき。こんな状況でなければ見とれてしまいそうな美しさだった
・・・いや、真志は半分見とれていた。
「何?私の顔に何か付いてる?」
 その先輩は不思議そうな顔をして自分の顔を撫でる。
「い、いえ。何も有りません」
「そう?なら、いいのだけど」
 そう言った先輩が今度は自分の顔を見つめている。それもまじまじと。そして、目をしばたかせた。
「あ、あの僕の顔に何か・・・?」
 先輩の、それも美人に見つめられて真志は余計に心拍数が上がってくるのを感じた。それでも目だけは逸らす
ことができずにいた。
「名前、聞いてもいいかしら?」
「元山真志・・・1-Dです」
「ふぅん・・・元山真志くん、ね・・・」
 反芻するようにその名を呟きながら、その先輩は真志を品定めするように眺めている。
「まぁ、いいわ。今度から気をつけるのよ?」
 自分の視線に相手が警戒しているということに気付いた彼女は取り繕うように真面目な声で言った。
「すみません。気をつけます」
「そうしてくれると嬉しいわね・・・ああ、そうそう。私は榊 姫乃(さかき ひめの)。以後、お見知りおきを」
 そういうと彼女は踵を返し歩き去っていった。その顔がふっと笑みを浮かべていたことに真志は気付かなかった。

 もちろんこの後、一部始終を目撃(といっても最後の方だけだが)したクラスメイトから『羨ましい奴め』と
ボコられたわけだが。

704: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:31:00 i1B8Rw4x
「元山くん」
 翌日。昼休みの廊下で真志は誰かに呼び止められた。聞いたことがあるような声に振り向く。
「・・・榊、先輩?」
「あら、覚えていてくれたのね?光栄だわ」
 にっこりと微笑みながらそういう姫乃に真志は自分の脈拍が上がってくるのを感じる。
「何、でしょうか・・・?」
 僅かに疑念と警戒感を滲ませた声で真志は応じる。
「ああ、ごめんなさい。今日の放課後、お暇?」
「え?えー・・・あぁ、確かに暇といえば暇ですが・・・」
「そう・・・だったら、今日の放課後5時に茶道部の部室に来てくれるかしら?」
「えっ・・・」
「あなたとちょっとだけお話がしたいのだけど・・・ちょっと人が多いところじゃしにくい話だから」
「・・・わかりました。お伺いします」
 真志はギュッと拳を握りしめ、真剣な表情で答えた。それはまるで喧嘩でも売られたかのような表情だった。
「そう?それじゃ、忘れずにね?」
「はい。失礼、します」
 妙に真剣な、微かに敵意さえ滲ませた表情で答えた真志に姫乃はいくらか困惑の表情を浮かべ、その後ろ姿を
眺めていた。


705: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:32:00 i1B8Rw4x
=その日の午後5時。茶道部部室前=

 部室の扉の前にたった真志は一度目を閉じて頷くとドアをノックした。
「失礼します」
 扉を開けると中は玄関のように上がり框が作られていた。
「どうぞ、上がってきて」
 中から声がかかった。真志は上履きを脱いで上がると襖を開けた。
 室内の少し奥の方に、紅色を基調とした和服を身に纏った姫乃が目を閉じ、瞑目するかのように座っていた。
 派手そうに見える和服も姫乃が纏っていると全くそう感じさせない。むしろ彼女の美しさを丁度良く引き立てて
いるくらいだ。
「きてくれたのね。ありがとう」
 姫乃がすっ、と目を開くと真志の方を見てにっこりと微笑む。
「さ、そこにどうぞ」
 そう姫乃に促されるまま真志は彼女の真向かいに正座する。
「あら、楽にしていいのよ?」
「い、いえ・・・こういう場所、ですから・・・」
「あら、そう?」
 さも以外そうに驚く姫乃を見ながら、真志が切り出す。
「あの・・・それで話というのは・・・」
「ああ、そのことね・・・じゃ、単刀直入に」
 一度そこで言葉を切ると姫乃は真顔で続ける。
「元山くん、つきあってる女性、居る?」
「・・・は?」
 てっきり、昨日の事をとがめられるのではと思っていた真志は拍子抜けした余り、間抜けな返事しかできなかった。
「すみません。もう一度お願いできますか?」
「交際している女の子は居るの?って聞いたの」
「え、でもどうしてそんなこ・・・」
「それはちゃんと説明するから。居るの?居ないの?」
 姫乃の表情は真剣だった。冗談で聞いているのではない、と真志も気付いた。


706: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:33:00 i1B8Rw4x
「え、と・・・居ません。誰も、居ません・・・」
 俯きながらポツリ、と答えた。なんとなくそれが恥ずかしいような悔しいような気がして真志は唇を噛む。
「居ないのね?」
 念を押す姫乃に真志は俯いたまま頷く。
「そっか・・・居ないんだ・・・・・・良かった」
 姫乃のその言葉に真志が顔を上げると、彼女はニッコリと微笑んでいた。
「もし誰か付き合ってる人が居たらどうしようって、ドキドキしちゃった」
「あのぅ・・・一体それはどういう・・・」
「あ、ごめんなさい。嬉しくてつい」
 いたずらを見つけられた子供のような表情の姫乃に真志はだんだん訳がわからなくなっていた。美人に自分の
交際経験を聞かれ、無いと言ったら安堵されたというのは男として実に複雑な気分であった。
 その姫乃が再び表情を真剣なものに戻す。
「元山真志くん」
「は、はいっ」
 フルネームで呼ばれ思わず居住まいを正し、姫乃の目を見る真志。そういった所に彼の育ちの良さが現れていた。
「笑わないで、聞いて欲しいのだけれど」
「はい」
「・・・・・・私と・・・その・・・交際して欲しいの・・・」
 そこまで言い切ると姫乃の顔が急に真っ赤になった。それでも視線は真志から逸らそうとはしなかった。
「そ、それは一体どういう・・・」
「だ、だから、私の恋人になって、って意味で・・・もちろんその先までなら尚更・・・って、何言ってるのよ
私ってば・・・最後の所は忘れて!」
 真っ赤な表情であたふたしている姫乃を見ていて、真志は急におかしさがこみ上げてきた。校内でもトップ3級の
美女であり、その物腰からファンも多い彼女が自分に告白し、緊張のためか余計な事まで口走り、慌ててそれを
取り繕う姿。彼女に抱いてきた遠い存在が一気に近しいものに感じられた。


707: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:34:00 i1B8Rw4x
「ちょ・・・笑わないでよ~」
 クスクスと笑いを漏らす真志に姫乃が半分涙目で訴える。
「すみません。なんだか、イメージとあんまり違うもんだから、つい・・・」
「ひどい。私をどんな目で見てたの?!・・・って、だいたいは想像は付くけどね」
「すみません。あの、一つだけ聞いてもいいです、か?」
「何かしら?」
「どうして、ボクなんですか?榊先輩なら・・・」
「ああ、それはね・・・」
 真志の話を断ち切るように姫乃が語りはじめる。
「居ないのよ・・・付き合いたいって思うような男性が」
「・・・・・・」
「確かに、今まで何回も告白されてきたわ。でもね、なんだか違うのよ。なんていうのかな、波長が合わないとでも
言うのかしら?とにかく、そういう感じなの・・・」
 真志は黙ることで続きを促す。
「それにね、誰も私の本質なんか見てくれてないな、って感じられちゃうのよ。上っ面だけで見られてる気がして。
だから、誰ともお付き合いしてないの」
 真志から視線を逸らし、どこか遠い所を見るように姫乃が語る。
「でもね、昨日、あなたを見たときに感じたの。何かが合うのを。それに、この人なら私をちゃんと見てくれる。私の
全てを受け入れてくれる、とも」
 逸らした視線を戻して姫乃が続ける。
「だからなの。あなたをこんなところに呼び出したのは。卑怯かもしれないけど、ここなら落ち着いて話せそうな気が
したから・・・」
「そうだったんですか・・・」
「もう一度言うわね。元山真志くん、私と交際してください。私の恋人になって欲しいの」
 沈黙が流れる。それは3分は続いたかと思われたが、先にそれを破ったのは真志だった。
「その、ボクはそんなに凄い男じゃないです。むしろ童顔なせいで子供みたいに見られることの方が多いです。取り柄
なんか何にも無いですよ。それでもいいんですか?」
 姫乃の目を見据え、静かに、よどみなく言い切った。
「そんなことはどうでもいいの。凄くなくてもいいわ。童顔だからなんだっていうの?取り柄が無ければ男じゃないの?
私はそんなことじゃなくて、ありのままのあなたが好きなの。あなたという存在に惚れたの。」
 姫乃もまた、真志の目を見据えてハッキリと言い放った。
 再び沈黙が二人の間を流れる。
 またしても真志が沈黙を破った。

708: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:35:00 i1B8Rw4x
「・・・えーとですね・・・僕もなんというか・・・昨日、榊先輩を見た時に感じたんです・・・」
「・・・?」
「綺麗な人だな、素敵な人だな、って。でもそれ以上に・・・ええと、何て言ったらいいんだろ。凄く安心出来る
っていうか、満たされるっていうか、そんな、気持ちでした」
「ねぇ・・・それは・・・」
「その・・・こんな不束者でよろしければ・・・どうか、一つ、よろしくお願いします・・・」
 真志の言葉に姫乃は目を丸くし、俯いてしまった。
「あの、榊せんぱ・・・・・・わわわっ!?」
 俯いていた姫乃がいきなり飛びついてきて、ひっくりかえりそうになるのを真志はかろうじてこらえる。
「嬉しい・・・嬉しいよぅ・・・・」
 姫乃は泣いていた。ただし、それは悲しみではなく喜びのそれ。真志をギュッと抱き締めながら何度も「嬉しい」と
言葉を漏らす。
 真志はおっかなびっくりしながらも、その体を抱いてみた。自分と同じくらい背丈があるのにほっそりとした、
少しでも力をかけすぎたら壊れてしまいそうな程に細く柔らかな体。これからは自分がそれを護らなくてはならない。
 それは、静かな、だが確固たる決意。彼が、新しい一歩を踏み出したその瞬間だった。
「ねぇ、元山くん?」
「はい、なんですか?」
 真志の肩の顔を埋めていた姫乃が顔を上げて、正面から見据えてきた。
「今度から、名前で呼んでいい?」
「え・・・あ、はい。いい、ですよ」
「ありがとう、真志くん」
「はい。榊先輩」
「やだ、そんな他人行儀で呼ばないで。私たち、これから恋人同士なんだから」
「じゃぁ、榊さん・・・」
「あんまり変わらないわね・・・」
 姫乃がふくれる。美人のふくれっ面という珍しい光景を前にしても、真志の脳はこの状況の打破に全力投球しており
それを楽しむ余裕は無かった。
「え・・・あぅ・・・あ・・・・・・姫乃、さん」
「もう一声、欲しいなぁ~」
「はうっ?!・・・うぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・姫乃」
「はい。真志くん」
 ふくれっ面を一転させ、花咲くような笑顔を浮かべる姫乃。真志の方は頭がパンク寸前だった。いくら恋人同士(なった
ばかりだが)とはいえ、いきなり(それも先輩を)呼び捨てというのは真志には中々酷ではあった。
「ふふっ。可愛いんだから。ま、いいわ。姫野さん、で許してあげる」
「す、すみませぇん・・・」
「でも、やっぱりいざというときは、ね?」
「うう・・・頑張ります」
「ありがとう。あ、でもこれは二人きりの時だけよ?」
「はい、それはわかってます」
「いい子ね」
 姫乃の手が真志の頭を優しく撫でる。真志はくすぐったそうな、困ったような表情を浮かべる。

709: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:36:00 i1B8Rw4x
 その手が頭から頬に降りてくる。柔らかな感触と温もり。
 じっ、と真志を見ていた姫乃が突拍子も無いことを言い出した。
「ね?キス、しましょ?」
「え?・・・ええええぇぇぇぇ?!」
「ダメ?」
「い、いやだって僕達さっき付き合うこときめたばっかりなのにそんないきなり」
「だからじゃない」
「え?」
「付き合うことを決めた、その記念に。ね?」
 上目遣いで、しかも少し瞳を潤ませながらお願いされては、今の真志にそれを振り払う力はなかった。
「ぅうう・・・わかり、ました」
「ありがと」
 姫乃が少し顎を上げながら目を閉じる。真志はありったけの意志を使い、ゆっくりと姫乃の顔に自分の顔を
近づける。
 そして、静かに唇を重ねながら自分も目を閉じる。
 二人の腕はいつの間にか互いの腰に添えられ、体を引き寄せていた。


710: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:37:09 i1B8Rw4x
 長い沈黙。二人がゆっくりと顔を離す。
「・・・幸せ」
「はい」
 真志の手は自然と姫乃の頬に触れていた。姫乃はその手に顔を預けそして、自分の手を重ねて目を閉じる。
 手の温もりを味わうかのように姫乃が目を閉じ、うっとりとした声で囁く。
「本当に、幸せ。真志・・・」
「僕もです。姫乃・・・」
 とろけるような表情の姫乃と穏やかな微笑みを浮かべる真志。真志の手に甘えながら姫乃が口を開く。
「・・・よかった・・・断られたらどうしようかと思った・・・」
「どうしてですか?」
「だって、お昼に声掛けたとき、真志くん喧嘩売られた時みたいな顔してたから。私みたいな女はやっぱり嫌いな
タイプなのかな、って」
「そんなことありませんよ・・・本当はですね、僕、怒られると思ってたんです」
「怒る?何を?」
「昨日の、その、胸を・・・」
「あれは・・・事故だから仕方ないわ。それに、そのおかげで真志くんと知り合えたのだもの・・・そう考えれば
悪くはないわ」
「そうですか・・・それなら、良かったです」
「真志くんはどう?」
「そうですね。姫乃・・・さんと知り合えたんだからむしいうろ喜ぶべきことなのかもしれませんね」
「わざわざ『さん』付けしないの。やり直し」
「はうっ・・・えー・・・・・・姫乃と知り合えたから、むしろ喜んでいますよ」
 その言葉に姫乃は嬉しそうに体を震わせる。そして、甘えた声でねだる。
「ね、もう一度キス、して」
「はい・・・」
 再び唇を重ね合わせる二人。夕日の差し込む部屋の中で、二人は飽くこと忘れたかのように口づけを繰り返す
のだった。

711: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:40:47 i1B8Rw4x
とりあえず、投下してみた。
前スレで書いたのとは別シリーズになります。
#あっちの方は風呂敷を広げすぎたので未だに修正中

今回はエロ無しにしました。そっちは次回です。
#そのままエロ突入でも良かったのですが長くなるので・・・


712:名無しさん@ピンキー
07/09/18 01:22:36 iZK/SouC
>802
GJGJ!
和服でのエチシーンを期待して全裸で正座して待ってるぜー

713:お嬢さまと犬
07/09/18 21:02:37 T6ACkFLG
「う……うぅ~ん……?」
 目を覚ました望奈美は、自分が薄暗い部屋に倒れていることに気付いた。
 8畳ほどの板間の和室で、四方にある格子作りの窓から夕焼け空が見えている。
 どこか高い塔の上なのであろうか。
「私、どうしてこんな所に……はっ、いやぁぁぁ~っ」
 立ち上がろうとした望奈美は、その時になって自分が一糸まとわぬ素っ裸であることを知った。
 思わず駆け出した望奈美だったが、3歩目を踏み出したところで見えない力に首根っこを掴まれてしまう。

「あぅ……」
 小さなお尻が板間に叩き付けられた。
 望奈美は自分の首を触り、そこにとんでもない物を見つける。
 なんと、か細い首に首輪が取り付けられ、部屋の中央に剥き出しになった柱に鎖で繋がれていたのだ。
 首輪は幾つものビスで止められており、素手ではとても外せない。
「こ、こんな……いったい誰が……くっ……くぅっ……」
 望奈美は鎖を引っ張ってみたが、非力な細腕にどれ程の力があろうことか。
「そうですわ……私、何者かに薬を嗅がされて意識を失って……」
 望奈美はようやく自分の身に降り掛かった厄災を思い出した。

 その時、思わず耳を塞ぎたくなるようなドラ声が部屋一杯に響き渡った。
「ガハハハハッ。気に入って貰えたかな、そのチョーカーは? ワシからのささやかなプレゼントじゃ……」
 そう言って階段を上がってきたのはプロレスラーのような大男――毒島慎之介その人であった。
 その全身から溢れ出す威圧感だけで、望奈美は気を失いそうになる。
 それでも気丈に意識を保って慎之介の出方を見守る。

 階段を上がりきった慎之介は、木製の柵で降り口を塞いだ。
「望奈美殿には随分と恥をかかされたものだ」
 慎之介は絵巻物に出てくる鬼そっくりな顔を歪めて望奈美に近づいていく。
「一方的に婚約を破棄され、ワシの威信は地に落ちた。毒島グループ総帥のワシも、今や日本の経済界でいい笑い者よ」
 慎之介はクククッと笑いながら指先を伸ばし、望奈美の小さなアゴを持ち上げる。
 望奈美は首をねじって顔を背けようとするが、力ずくで視線を引き戻された。
「さて、どうしてくれようか。クククククッ」
 もの凄い鼻息が掛かり、望奈美の前髪が激しく乱れる。

714:お嬢さまと犬
07/09/18 21:03:51 T6ACkFLG
 望奈美がブルブル震えているのが指先を通じて伝わり、慎之介が満足そうにニヤリと笑った。
「まずはワシがかいた恥を、望奈美殿にもタップリと味わってもらいましょうか」
 慎之介が手を打って合図すると、何かが階段を駆け上がってくる足音がした。
 足音は一つではなく、かなりの数であるように思える。
 何がやって来るのかと望奈美が怯えていると、足音の主がひょっこりと顔を覗かせた。

 それは愛らしいスピッツであった。
 余りの可愛らしさに望奈美が拍子抜けしていると、チワワ、トイプードル、ポメラニアンそして豆柴などが次々に姿を見せた。
 その数、実に20匹以上に達しており、階段に設置された柵にしがみついて鼻を鳴らしている。

「如何です? 実に可愛いものだ。犬好きの望奈美殿にはたまらんことでしょう」
 何がおかしいのか慎之介は望奈美と犬たちを交互に見比べてはにやついている。
「特別に許すから、タップリとスキンシップをとるがよろしい」
 望奈美は慎之介の態度に不審を覚える。
 確かに小犬は大好きだが、鬼の慎之介が自分の慰めになるようなことをしてくれる訳がない。
 望奈美がそう思っていると、慎之介は残酷な事実を告げた。
「但し、望奈美殿の全身には犬の大好きな秘薬を塗り付けてある。特に胸の膨らみと股間には念入りにな……」

 その言葉に望奈美の顔色がサッと青ざめる。
 気を失っている間に体を晒してしまっただけでなく、それ以上の卑猥な行為を受けたと知ったのである。
 慌てて胸に手をあてがうが、細身に似合わぬ豊かな乳房は完全に覆いきることはできなかった。
「では……余り親しくし過ぎて、おかしくなってしまわれぬようにな」
 慎之介はそう言うと、階段の柵を蹴倒した。
 犬たちが一斉に駆け出し、放たれた矢のようにまっしぐらに望奈美へと殺到する。

 犬万と呼ばれる忍び薬は、「ネコにマタタビ」のような効果を犬に対して発揮する。
 小犬たちの鼻は臭いの源が望奈美の体であることを既に見抜いていたのだ。
「はぁっ……はぁぁぁっ……」
 奔流のような犬の突撃に怯えた望奈美は、咄嗟に立ち上がって逃げようとした。
 しかし首輪がそれを許さず、望奈美は無様な格好で板間に転倒する。
 そこへ小犬の群が飛び掛かってきた。
「はぁぅぅぅっ」
 20枚もの舌が、か弱い乙女の柔肌を一斉に舐め上げる。

715:お嬢さまと犬
07/09/18 21:04:50 T6ACkFLG
「いやっ……はぁっ……そ、そんなところ……ダメ、ダメですっ……あはぁぁぁ」
 可愛い小犬を乱暴に払いのける訳にもいかず、それでも全身を一度に防ぐことは叶わない。
 望奈美は仕方なく股間と胸を集中的に防御することにし、右手で胸を、そして左手で股間押さえ込んで身を丸くさせる。
 そのため首筋や背中の弱い部分は無防備となり、望奈美はされるがままになってしまう。
 また、手で覆っているといっても、巨大な乳房全体を隠しきることはできない。
 はみ出ている柔らかい肉に何枚もの舌が群がり、執拗に這いずり回る。
「あぁっ……みなさん……も、もう止め……ひやぁ……」
 がら空きだったお尻の割れ目に粘着質な感覚が走り、望奈美は悲鳴を上げてしまう。

 お尻を守るために右手を使った途端、今度はガードを失った乳房に舌が群がる。
 特に念入りに犬万を塗り付けられた乳首が集中攻撃を受けた。
「ふわぁ……ふわぁぁぁ……」
 小犬たちは犬万を舌先で刮げ取ろうと、先を争って乳首を舐め上げる。
 桜色をしたちっちゃな乳首が、意思とは関係なくどんどん膨張していった。
 望奈美は右手を胸のディフェンスに戻し、お尻をくねらせて舌をかわすことにする。

 そのうち、股間に挟み込んだ左手が湿り気を感じるようになってくる。
 秘所の奥がぬかるんできたのである。
「そんな……私、感じてなんか……はぅぅぅ……」
 如何に認めたくなくても、溢れ出した秘汁は白魚のような指の間から染み出てくる。
 それを狙って何枚もの舌が伸ばされる。

 あぶれた小犬は太ももや尻の割れ目に流れた秘汁を奪いあった。
「うぅっ……くっ……」
 お尻を責める舌の一枚が肛門に届きそうになる。
「あぁっ……お願い……そ、そこだけは……ゆ、許して……ひぐっ」
 望奈美は中指を伸ばし、必死で肛門を押さえつける。
 指先が穴にめり込みそうになるが、そんなことを気にしてはいられなかった。
 あの排便感を促すようなくすぐったい感覚は耐え切れそうにない。
 ここだけはなんとしても死守しなければいけない部分であった。
 やむなく姿勢を仰向けに変え、お尻を床に付けて肛門を守ることにする。

 それでも股間周辺への責めは望奈美の固いガードを徐々に崩していく。
 膝の締め付けが甘くなり、内腿が緩んでくる。
 そこに小犬の頭が割り込み、執拗に舌を這わせる。
 気がついた時には望奈美はM字開脚の姿勢をとってしまっていた。
 カエルのような無様な姿になりながらも、望奈美は必死に両手で股間をカバーし続ける。
 全身から汗が噴き出し、肌に塗り込まれた犬万と混じり合う。
 それを残らず舐めようと小犬の舌が柔肌を舐め回る。
「あぁっ……も、もう……あぁぁぁ~っ」
 望奈美が胸を突き出した途端、固く凝っていた乳首がコリッと甘噛みされた。

716:お嬢さまと犬
07/09/18 21:06:36 T6ACkFLG
「ひぃやぁぁぁっ」
 思わず股間の手が離れてしまったのが運の尽きだった。
 全開になった秘所に一斉攻撃が掛けられる。
 お預けを喰らっていた小犬たちは、そこに溢れんばかりの犬万汁を見つけて狂喜した。
 割れ目周辺を無数の舌が這い回り、美味しい秘汁を舐め取っていく。
「むぅ……むぅぅぅ……」
 望奈美は歯を食いしばり、甘い疼きに溺れそうになるのを耐え抜く。
 目の前が暗くなり、意識が無くなっていくのを感じた。

 その時、比較的大きなスピッツが秘汁を独占しようと割れ目の中へ舌をねじ込んだ。
「ふむぅぅぅっ……っくぅぅぅ~っ」
 頭のてっぺんが痺れ上がり、暗闇の中に激しい火花が飛び交う。
 望奈美の腰が自然に浮き上がり、卑猥で激しいダンスが始まった。
 それは彼女が得意とする日本舞踊とは余りにもかけ離れたリズムであった。

 遂に無防備になった肛門に、残酷な舌先がねじ込まれる。
「いぎぃぃぃっ?」
 望奈美の直腸には生の犬万がタップリ詰め込まれているのだ。
 慎之介が女をアヌス責めするため、長年に渡って仕込んだ芸であった。
 小犬は犬万欲しさの余り、必死で肛門に舌を抜き差しする。
「ダ、ダメですっ……ウ、ウンチ出ちゃう……ウンチ出ちゃいますぅ……ひぃぃ~ぃっ」
 望奈美がこらえきれずに悶絶した。
 それでも無邪気な小犬は容赦をしない。

「ひぃっ……ひぃぃぃっ……ダ、ダメ……ダメですぅ~ぅぅっ」
 望奈美は頭を抱えてのたうち回る。
 タップリ汗の溜まった腋の下が晒され、そこにも複数の舌が襲いかかった。
「はぅぅぅっ……た、たまりませんわ……ふわぁっ……ふわぁぁぁ~ぁぁっ?」
 望奈美の体が水から上げられた魚のようにビクンビクンと跳ね回った。
 それを見ていた慎之介が満足そうに何度も頷く。

「小犬に腋の下を舐められていきおったわ。望奈美お嬢さまはとんだ変態娘だわい」
 慎之介がガハハと笑う。
「さて、暖機運転はもう充分だろうて。これからが本番ですぞ」
 そう言う慎之介の目は狂気の色を帯びていた。

717:名無しさん@ピンキー
07/09/18 21:20:29 T6ACkFLG
なんか地の文をなくすと喘ぎ声ばかりになっちゃった感が……(^^;
◆NAIADJsoTcさんみたく軽妙な会話が楽しめる作品書ける人が羨ましすぎです
僕は古風なお嬢さまが無理やりセクしぃ悪戯されて不幸になる話しか書けないから、
姫乃ちゃんにはこのままずっと幸せでいてもらいたいなぁ

718:名無しさん@ピンキー
07/09/19 20:32:33 DXeYkeTq
このスレ始まったな

719:名無しさん@ピンキー
07/09/19 22:38:02 6PRuJyRr
両氏GJ!
◆NAIADJsoTc 氏帰ってきてくれて嬉しいっす

720: ◆NAIADJsoTc
07/09/20 22:07:49 ZY+w5iqp
>>808
逆に俺は不幸な話はダメだねぇ。どうしても甘甘のデレデレにしたくなる。
やろうと思えば出来るんだろうけども、

======================================================================
「いやっ!やめて!」
「へっへっへ、いい体してるじゃねぇか」
「離してよ!このっ・・・!」
「たっぷりかわいがってやるぜー」
「いやぁーっ!!」
 ・
 ・
 ・
「うっ・・・うう・・・汚されちゃった。私、汚されちゃったぁ・・・・・・」
「そんな甘ったるい声で言ってたら実感ないですよ・・・」
「だってぇ。真志くん全然優しいし。台詞だって棒読みだし」
「遊びでもこういうのは勘弁です」
「・・・つまんないの。いいじゃない、マンネリ対策で」
「マンネリする気もさせる気もまだ有りませんよ。僕は」
「嬉しいこと言うじゃない・・・じゃ、今度は甘えていい?」
「いいですよ。うんと、甘えて」
「真志・・・」
「ダメと言っても可愛がってあげます。姫乃」
======================================================================

結局こういうオチになる。

とりあえず、南極の氷山に衝突してくる。


721:名無しさん@ピンキー
07/09/21 02:23:26 9K8h7JTQ
うざ

722:お嬢さまと犬
07/09/21 05:38:28 5uvzi1y2
 再び望奈美が目を覚ました時、すっかり日は落ちていた。
 窓から見えている空は真っ暗であり、雲の合間のところどころに星が瞬いている。
 一糸まとわぬ裸であったため、秋の夜風が肌寒く感じる。
 首輪は外されていたが、代わりにフワフワした毛皮の襟巻きが首に巻かれていた。
 と言って、そんなものでは寒さは凌げそうにない。
 望奈美は心細げに身をすくめ、自分の両肩を抱いてみた。

 途端に強烈な獣の臭いが鼻を突く。
 その臭いの源が自分の体だと知り、望奈美は泣きたくなるくらい悲しくなった。
 全身に塗り込まれていた犬万はすっかり舐め取られている。
 失神している間もずっと小犬に群がられていたのだろう。
 そして、寝たままイッちゃう恥ずかしい姿を見られてしまったのに違いない。

 望奈美は下唇を噛みしめて、込み上げてくる涙をこらえようとした。
 しかし小犬たちとのことを思い出しているうちに股間のスリットが熱くなり、中が潤みを帯びてくるのを感じる。
 何か拭うものはないかと辺りを見回していると、またも耳を塞ぎたくなるような笑い声がした。

「ガハハハハハッ。望奈美殿……すっかり準備が整っておられるようだな」
 馬鹿笑いしながら階段を上がってきたのは、勿論のこと毒島慎之介である。
 望奈美は体を丸めて恥ずかしい部分を隠す。
「フンッ、今更なにを……」
 慎之介は苦笑すると望奈美に近づいてきた。

「何の準備です? この上、私に何をなさるおつもりなのですか」
 望奈美は巨漢の慎之介を見上げると、気丈にも彼を睨み付けた。
「準備とは勿論、望奈美殿の初夜の話よ」
 慎之介はグフフと笑い、好色な目で望奈美を見下ろす。
「ば、馬鹿にしないで下さいっ、誰があなたのような殿方と……。あなたに抱かれるくらいなら、私は舌を噛んで死にます」
 望奈美は身をわななかせて吐き捨てた。

 しかし慎之介は眉一つ動かさず、化け物じみた顔に笑みさえ浮かべている。
「ワシが望奈美殿を抱く? 誰がそのような戯れ言を申した」
 慎之介は、呆気に取られた望奈美の顔を愉快そうに見詰める。
「畜生道に堕ちられた望奈美殿には相応しい相手がおろう。僭越ながら、このワシが用意させて貰った」

723:お嬢さまと犬
07/09/21 05:39:15 5uvzi1y2
 例によって慎之介が手を打って合図する。
 それに呼応して、何者かが階段を上がってくる足音がした。
 ギシッ……ギシィッ……
 階段が軋む音が重々しく聞こえてくる。
「な、何者です……」
 望奈美の目が不安げに慎之介を、そして薄暗い階段を代わる代わる見詰める。
 だが、慎之介はニヤニヤ笑うばかりで何も答えようとはしない。
 いよいよ足音が近づいてきたと思ったら、その主が姿を現せた。

「ひっ……」
 望奈美は体長2メートルはあろうかというグレートデンを目の当たりにし、思わず息を飲んで後ずさった。
「どうなされたのかな、望奈美殿? 愛しい花婿の入場ではないか。ガハハハハハッ」
 慎之介の馬鹿笑いがこだまする。
 グレートデンは鼻を鳴らして周囲の臭いを嗅いでいたが、望奈美の体に同族の臭いを見出すと唸り声を上げ始めた。

 発情期にあった彼はメスの臭いをも敏感に嗅ぎ取り、股間のものをいきり立たせる。
 巨大な体に見合ったサイズの逸物は、ビキビキと筋を立てて猛り狂っていた。
「ひぃっ……な、何を考えているのです……馬鹿な真似はお止めなさい……」
 望奈美は逃げるように後ずさりするが、直ぐに壁に行き当たってしまう。
 グレートデンは低く唸りながら、逃げ場を失った望奈美へと迫っていく。
「いやぁっ」
 望奈美はいきなり立ち上がると、階段目指して脱兎の如く走り出した。

 しかし、グレートデンは巨体に見合わぬ俊敏な動きを見せた。
 サッと身を翻すと、逃げ行く望奈美の背中に向かって大きくジャンプしたのである。
 100キロはあろうかという巨体が弧を描き、そのまま望奈美の背中に体当たりした。
「はあぅっ」
 小柄な望奈美はつんのめって前のめりに転倒してしまう。
 起き上がろうとした背中を犬の前足が押し潰す。

「ハァッ、ハァ~ッ……」
 荒い息が背中に掛かり、ヨダレがポタポタと降ってくる。
 それだけで望奈美は生きた心地がしなかった。
 獲物が怯えたように震えているのを確認すると、グレートデンは満足そうに前足を床に下ろした。
 そして鼻をクンクン鳴らして望奈美のお尻を嗅ぎまわる。
「いやぁ……私の臭いを嗅いでいるぅ……いやぁぁぁ……」
 鼻先がお尻の谷間に割り込み、割れ目の臭いを直接的に嗅ぎ取る。
 そこに発情の証を嗅ぎ取った犬は「ウォ~ン」とひと鳴きすると、長い舌を伸ばして望奈美の股間を舐め始めた。

724:お嬢さまと犬
07/09/21 05:39:57 5uvzi1y2
 長いストライドの動きが、秘裂の先端から肛門までを素早く何度も往復する。
「はぅっ……うぅっ……くぅぅぅ~っ……」
 生暖かい舌が上下するたび、望奈美は不本意な喘ぎ声を上げてしまう。
「いやぁっ……お願い……や、やめ……」
 望奈美は余りのおぞましさに気も狂わんばかりになっている。
 それなのに体は勝手に燃え上がってしまう。
 いつしか、望奈美はおねだりするようにお尻を高々と上げ、淫らに左右に振り乱していた。

 グレートデンは望奈美の受け入れ態勢が整ったと見るや、前足を上げて背中にのし掛かった。
 望奈美の握り拳ほどもある亀頭が、トロトロにとろけた秘所に押し当てられる。
 彼がそのまま腰を押し進めると、巨大な亀頭がズブズブと沈み込んでいった。
「うっく……くぅぅぅ……」
 強烈な痛みが襲いかかり、望奈美は耐え抜こうと歯を食いしばる。
 前戯が完璧だったとはいえ、余りにも体格差があった。
 望奈美は逃れようとするが、ガッシリと腰を抱え込まれていてどうにもならない。

 そのうち膣道が異物の大きさに馴染んでくると、幾分かは痛みが和らいだ。
 望奈美の体から力が抜けるのを待って、グレートデンがゆっくりと腰を動かし始める。
「あぁっ……やめて下さい……いたぁっ……あぁっ……あぁぁぁ~っ」
 深いストロークが望奈美の中を抉るように往復する。
 望奈美が首を下へ折り曲げると、巨大な陰嚢がブラブラしているのが自分の乳房越しに見えた。
「あぁっ……入ってる……私の中に犬のが入ってる……」
 信じられない自分の境遇を前に、望奈美はパニック寸前に陥る。
 だが犬畜生がそんなことに構うわけもない。
 望奈美の首の毛皮に噛み付くと、腰の動きを徐々に大きくそして激しくさせた。

「いやぁぁぁ……お、奥っ……奥に当たってます……壊れちゃうぅ~ぅぅっ……」
 今や犬のペニスは、彼女の子宮口を突き破らんばかりに猛然と動いていた。
 張り出したカリの部分が狭い膣道を激しく掻きむしる。
 そのたび望奈美は狂おしいまでの快感を覚えてしまう。
「す、すごい……おとうさまのより……な、何倍……はぁぁぁ~ぁぁっ?」
 望奈美の中で跳ね回っているペニスに変化が生じた。
 根元の部分がボール状に膨張してきたのである。
 接合部を密着させて、精子を外に漏らさないようにする驚異の生体メカニズムであった。
「ど、どうなってるの?……す、すごい……ひぃぃぃっ」
 犬は腰を押さえ込んでいた前足を外すと、望奈美にぶち込んだまま体を捻る。
 そして後ろ足を上げて望奈美を跨ぐと、尻と尻を突き合わせた姿勢をとった。
 いよいよ発射態勢が整ったのだ。

725:お嬢さまと犬
07/09/21 05:40:40 5uvzi1y2
 グレートデンが激しく身を震わせた次の瞬間、望奈美の体内に熱いモノがぶちまけられた。
「ひぐぅっ……ひぐぅぅぅ~っ……」
 ペニスがビクンビクンと脈動し、望奈美の黒目が瞼の裏側にでんぐり返った。
「ふはははっ、それが望奈美殿のイキ顔か? なかなかエロいではないか」
 慎之介の高笑いも望奈美の耳には届いていなかった。
 今や望奈美は全身が性器になったような感覚に溺れ、ただひたすらよがり狂っていた。


 制服姿の警官隊が部屋に突入してきたのは、ちょうど望奈美の上体が床に突っ伏した時であった。

                                 *

「何はともあれ、お嬢さまがご無事で帰ってきたのはなによりじゃて」
 彦左は嬉しそうに目を細め、今日は浴衣姿の望奈美を見やった。
「しかし、白馬家とのご縁談をお断りするとは……やはり、何かござったのですかなぁ?」
 彦左は大好きなお嬢さまが家を出ていかないと知り、喜んで良いのやら悪いのやら複雑な思いであった。
「それに毒島グループとの提携話が再燃し、しかも吸収合併ではなく先様による無制限の融資とは……いやはや驚きましたわい」
 三太夫も何がどうしたのか理解ができず、すっかり寂しくなった頭を盛んに捻る。
 望奈美を使って橘の弱味を握ろうとした慎之介が、逆に弱い立場に追い込まれるようになった経緯を彼らが知る由もなかった。

「それより、彦左殿……あの犬はいったい何処で手に入れてきたものやら……」
 呆れたように溜息をつく2人の視線の先に、真っ黒な巨犬と戯れる望奈美の姿があった。
 その巨犬に半ば引きずられるようにして望奈美が2人の近くへやってくる。
「あら三太夫、彦爺ごきげんよう。こらっ、権左右衛門さんっ」
 望奈美は2人に挨拶しながら、言うことを聞かない巨犬を叱る。
 その口調は人間に対する叱責そのものであった。

「やれやれ、仲の良いことで……」
 三太夫は庭の隅へと引きずられていく望奈美を見送った。
「ところで与五郎丸はどうなされたのじゃ?」
 三太夫はかつてお嬢さまのお気に入りだったミニチュア・ダックスフントの姿を見かけないことが気になった。
「それがお払い箱じゃそうな……なんでも犬は大きいに限るとか申されて……」
 そう答える彦左の顔は、心なしか青ざめていた。
「ま、まぁ……あの犬なら、いざという時の警護役にはなるじゃろうて……」
 そう応じながらも、三太夫は望奈美と巨犬の仲に、何か危ういものを感じて額の汗を拭った。

726:名無しさん@ピンキー
07/09/21 05:49:39 5uvzi1y2
◆NAIADJsoTcさんおよび住民のみなさん

前回は曜日を誤って認識していたため、◆NAIADJsoTcさんの投下から
1日も経たない内に駄作を投下するという不始末をしでかしてしまいました
重大なマナー違反であるにもかかわらず、黙って許していただき、感謝の念に耐えません
以後は充分気をつけますので、今回に限りお許し下さい

727:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:21:33 0014dlzv
う~ん、ここのスレのSSは身構えて読んでしまうなwww

728:名無しさん@ピンキー
07/09/22 18:13:50 mzetqmPm
いつうんこっこが来るかわかんねぇからなw
警戒してうかつにレスできねぇよ

729:名無しさん@ピンキー
07/09/22 21:38:32 gvdViv1a
まさしく、それがアレの狙いなんだけどね
そこまでのさばらせてしまったのは、住人の不甲斐なさのせいでもある
これから持ち直してくれると良いのだが

730:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/22 23:24:39 k/7mIk9I
これからこのスレ持ち直すと信じてる


随分時間かかってしまいましたが
>>660-667の続き書いてきました
8レスほど使います
前ので駄目だった人はNGかスルーでお願いします

731:名無しさん@ピンキー
07/09/22 23:27:19 k/7mIk9I
 ―恋人になろう。
 その夜、春彦は自室のベッドでごろごろと身悶えていた。
 信じ難かった。自分に彼女が(それも年上美人)出来るなんて。
「むふふ。むはははは」
 知らず妙な笑い声まで上げ始めてしまう。完全に頭のネジが外れた人である。
部屋のドアをノックする音でそれは中断された。母親だった。
「お客さんだよ」
 客……? 妙な既視感がある。
 出てみると、やはりというべきか、昴が立っていた。
「よう。今出られるか?」
 もう驚くのも阿呆らしい。
「出られないこともないです」
 口元が緩みそうになるのを抑えて靴を履く。
「それで、どこへ?」
「公園だ」
 短く言って、昴は歩き出した。慌てて後ろを付いて行く。
「公園って……何をしに?」
 夜の公園に男女が二人。そうなるとイケナイ想像をしてしまうのが男の性だ。
「ん。ちょっと勉強してな。恋人ってのは公園に行くものらしい」
 何を資料に勉強したのか。そもそもそんなこと勉強するものなのか。……いや、
常識で考えるのはやめよう。天秤で物の長さを測ろうとするようなものだ。
 夜の公園には、意外にも(都合よく)人影はなかった。人気もなく、辺りが暗
いと何でもない遊具が不気味に見える。この程よい恐怖がまたいいのだろうか。
「来てみたはいいが、これからどうする?」
 昴が困り果てたように言う。まさか何も考えていなかったのだろうか。
「お前、オレよりこういうこと詳しいだろ? これからどうするんだ?」
 そのまさからしい。
「ど、どうするって……」
 脳裏に浮かぶのは『アオカン』『やっちまえ』などという下劣な言葉ばかりで
ある。が、脳裏に浮かぶだけでそれを口に出すことはしない。というよりできな
い。行動に出るなどもってのほかだ。
「立ち合うか?」
「な、なんでそうなるんですか?」
「夜の公園と言えば勝負以外に思いつかなくてな」
 昴は照れくさそうに鼻の頭を掻いた。どこの実戦柔術家だ。
「季節が季節だけに、花も咲いていないしな」
 昴の言うとおり、もう一ヶ月早ければ綺麗な夜桜が見れたのだが、今は若葉が
夜風に揺れるだけだ。
 二人で公園をぐるりと回ってみる。錆の浮いた遊具の他には特に何も無い。鉄
棒の前を通った時、「懸垂でもしていくか?」と昴が提案したがやんわりと断った。
 綺麗に公園を一周して、もと来た入り口にまた戻る。
「……帰るか」
「そうですね」
 キスの一つも迫れればまだ進展もあったものを……春彦は自らの不甲斐なさを
嘆いた。昴もさぞやつまらなかったろうと横顔を見れば、あにはからんや、満足そ
うに微笑んでいた。春彦の視線に気付いたか、昴はこちらを向いて笑みを深くした。
「何をしたわけでは無いが、これはこれで楽しかったな」
「そう、ですか?」
「ああ。凄く恋人をやっている気分だ」
 そう言う彼女の足取りは軽く、子供が無邪気に飛び跳ねているようであった。無
粋な街灯から離れれば、淡い月明かりの下に桜色の浴衣が翻る。時期外れの夜
桜は非の打ち所もなく美しい。
 昼には猛虎の様に精悍だった昴が……女というのは化けるものだ。

732:名無しさん@ピンキー
07/09/22 23:28:40 k/7mIk9I
 翌日の学校。月曜日というのはえてして気力が萎えるものであるが、ダルそう
な顔の生徒たちの中でも際だっているのが春彦だった。
 昨日サボったから、と早朝から昴にしごかれた後の登校はロクな運動をしてこ
なかった身にはこたえる。しかし、何も辛いことばかりではない。昴は「これも
女の仕事だ」と言って弁当を作ってくれたのだ。自分の与り知らぬところで密か
に母親と話しをつけていた、というのは胸につっかかるものがあるが……それを
差し引いても十分に心躍る。
 心配なのはクラスメイトの揶揄だが、それも昼休みに弁当箱を開けた瞬間吹き
飛んだ。
 焼いた鶏肉を丼にした豪快な弁当―まさしく漢の料理だ。これを女性が手が
けたとは誰も思うまい。それも優に三人前はあるのだが、残すわけにもいくまい。
 腕の優劣が出易い料理とも思えないが、美味かった。ご丁寧に添えられた漬物
が特に。自家製なのだろうな、と思った。それにしても胃袋が重たい……まさか
とは思うが、昴はいつもこれだけの量を食べているのだろうか?
 まあ、微妙にずれてるところが可愛いんだよな……と、心中で惚気る。何も迷
惑なわけでもない。
 午後の気だるい授業を終え、帰りのホームルームもそこそこに生達は放課後の
自由時間に思いを馳せて学び舎を後にする。もちろん春彦だってそうだ。
 今日はこの後道場に寄って、多分またしごかれて、その後昴さんとどこかに行
こうかな……などと考えていたせいで、校門に立つ人影に気付くのが遅れた。
「昴さん!」
「よう。お疲れ」
 彼女はいつものように浴衣姿でゆるりと門柱に寄りかかっていた。周囲の奇異
の視線も何処吹く風、無邪気に微笑んでいる。
「そろそろ終わる頃だと思ってな。迎えに来た」
「は、はあ。どうも」
 少し照れくさそうなものの、晴れやかに笑う昴とは対照的に、春彦のほうは周
囲の視線が気になって歯切れが悪い。
「ハル、誰よ?」
 友人の一人が小声で遠慮がちに話しかけてくる。春彦が言い澱んでいると、昴
が一歩近づいてきた。
「春彦の友達か?」
 彼が頷くと、昴は笑んで言った。
「オレはこいつの女だ。よろし―」
 皆まで言う前に、春彦が昴の手を取って走り出す。何故こうもあっけらかんと
言い放ってしまうのか。これ以上ここに居ては学校での春彦の立場はどうなって
しまうのか、考えただけで背筋が凍る。
 下校する生徒の波から遠く離れたところで、足を止める。
「何だ急に。驚くだろうが」
 さも不機嫌そうに昴は嘯くが、怒りたいのはこっちのほうだ。しかし何が悪い
のかをそもそも理解していない相手に説教して、果たして意味があろうか。
 春彦は疲れ切って溜息をついた。そんな様子に、昴の顔が曇っていく。
「……済まん。オレが来たら、なにか不味かったか?」
「いや、違うんです。昴さんが悪いんじゃなくて、その、恥ずかしかったから」
 慌てて言い繕う。が、どういうわけか昴は柳眉を逆立てる。
「それはつまり、オレが恋人じゃ恥ずかしいってことか?」
「そんなことないですよ! 第一それだったら、むしろ逆でしょう。昴さんこそ、
僕なんかが彼氏で……」
「春彦!」
 言いさした言葉を怒声が遮る。鼻先がぶつかりそうな程に近づいて、昴は春彦
の目をじっと見据えてくる。
「その先を言ったら本気で怒る。言っておくが、オレはお前が恋人で恥ずかしい
ことなんか何もないからな」
 真摯な眼差しに、返す言葉が出せず「はあ」と力なく頷くだけの春彦に、打っ
て変わって微笑む昴。
「そういうわけだ。ほら、胸張れ」
 背中を叩かれる。自信に満ちた彼女の隣を歩く男が俯いていては、それこそ不
釣合いだ。言われた通り背筋を伸ばして胸を張ると、それだけで何となく誇らし
い気分になった。
 今、彼女と肩を並べるだけの男でないと思うなら、これから変わればいい。

733:名無しさん@ピンキー
07/09/22 23:29:40 k/7mIk9I
「よし、そろそろ上がるか」
「はぁ……」
 先刻に意気込んでみたものの、稽古に気力も体力も使い切ってしまった。春彦
は畳の上にあられもなく寝そべった。それを真上から見下ろして、昴は無邪気な
笑顔で言った。
「な、今夜の飯はうちで食おう」
「ええ?」
「義母さんにはもう言ってあるんだ。な、いいだろう?」
 『かあさん』と昴は言ったが、それは文脈から判断するにそれは春彦の母親の
ことだろう。漢字に直すと『義母さん』になりそうなのは……気のせいということに
しておこう。
「はあ、まあいいですけど」
「ん。それじゃ先に汗流してくる」
 言って、昴は備え付けのシャワー室に入っていった。そんなものがある辺り、こ
の道場も中々近代的だ。
 浴衣に着替えた昴が出ると、春彦も汗を流した。彼女がシャワーを浴びている
間、ずっと寝転がっていたせいか身体も動くのに事欠かない程度には軽くなった。
 脱いだ胴着を綺麗に畳んで、元の制服に着替える。因みに胴着は初日に昴に
借りたものをそのまま使っている。持ち運ぶのも面倒だろう、と昴のものと一緒に
洗濯して道場に置きっぱなしにしている。
 道場を出て横を見れば、屋敷を取り囲む厳めしい塀がある。塀の上には野良猫
が一匹寝ていた。塀に沿って歩くと、あの仰々しい門だ。少し緊張しながら中に入
っていく。
 飛び石の上を歩きながら庭を見渡すと、どこぞの旅館のような光景が広がって
いた。中からちゃんと見るのは初めてだ。外から覗いたのとはまた違う印象に春彦
は圧倒される。
「おう、来たな」
 しわがれた声に視線を向けると、縁側から足を投げ出している孝蔵と目が合った。
「あ、どうも」
「おいおい、そう硬くなりなさんな。ゆったりしろや」
 からからと笑って孝蔵は白髪頭を撫でた。人懐っこい笑顔に緊張が解けていくの
を春彦は感じた。
 玄関の引き戸を開けて敷居を跨ぐと、孝蔵が出迎えてくれた。
「こっち来なよ春彦ちゃん。身体ほぐしてやら」
「えっ?」
「稽古で疲れてんだろ? 昴のやつ、容赦ねえかんな。ちっと気脈を正してやりゃ楽
になるぜ。それともオイラよか昴にやって貰いてえか?」
 孝蔵の揶揄に春彦は顔を真っ赤にする。それを見て孝蔵は意地悪く笑った。仏頂
面で居間まで付いて行く。春彦の家の居間は御多分に洩れずフローリングだが、こ
の家では良い香りのする畳が敷いてあった。座布団を敷いて、その上にうつ伏せに
なる。
「なんでえ、ひょろっちい身体だな」
 寝転がった春彦の背中に触れると、孝蔵は拍子抜けしたという風に声を上げた。
「どうも……」
「しっかり飯食わなきゃあな。そういや今日の昼、あれは美味かったろ?」
 言うまでもなく、昴の作ってくれた弁当のことだろう。
「ええ。ボリュームも凄くて、良かったですよ」
「かか、そうかいそうかい。あんの野郎な、オイラに『男に作る飯なら何がいいだろ
う?』って聞いてきてな。あいつが不安そうな顔するのなんざ、久々に見たぜ。
 息吸って、まだ吐くなよまだだ……ほい、いいぜ」
 春彦は孝蔵の嬉しそうな声を黙って聞き、彼が言うままにゆっくり呼吸をした。背
中を押す孝蔵の指は痛いことには痛いが、一押しされるごとに疲れが抜けていくよ
うですらある。
「ところでよ、うちの孫娘、ありゃあいい女だろう?」
 不意に孝蔵の口調が真摯に変わった。春彦は驚いたが、その問いに対する答え
は一つしかない。
「本当に。僕には勿体無いくらいですよ」
「んにゃ、ありゃ人擦れしてねえからな。大抵の男じゃ付き合い切れねえさ」
 孝蔵は嘆息して言う。が、その声が嬉しそうなのは決して気のせいではないだろう。

734:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/22 23:31:07 k/7mIk9I
「春彦、飯が出来たぞ! じじも!」
 昴に呼ばれ、二人は腰を上げた。「オイラはついでかい」と孝蔵が拗ねたように言
った。
 夕食は山をふんだんに使った蕎麦だった。どうやら手打ちであるらしい麺からして、
やけに本格的だった。そこらの店より余程美味い。
 ふと見れば、昴は自身の料理に手をつけず、じっと春彦の顔を見つめてきていた。
「……?」
 ―ああ、そうか。肝心な言葉を忘れていた。春彦はそれを昴の顔を見る前に言
い出せなかった自分を恥じた。
「美味しいですよ、これ」
 すると昴は照れくさそうに笑った。暫くその笑顔に見とれていたが、孝蔵が喉を鳴
らしたのが聞こえて、春彦は慌てて食事に集中しなおした。
 食事が終わると、春彦は片付けを手伝おうとしたが昴に止められ、代わりに孝蔵
に手招きされてそちらに行った。孝蔵は小声で囁いた。
「春彦ちゃんよ、オイラはここらで消えっから、後は二人でよろしくやりなや」
「よ、よろしくって……」
「ありゃあ人との付き合いってえのをてんで知らねえかんな。おめえさんが男女の
仲を教えてやるんだぜ? 勿論その後のこともだ。わかったな。
 おい昴! オイラぁ竹ちゃんとこ行ってくるかんな!」
 孝蔵は春彦が引き止めるより先に、踊るように部屋を抜け出て行った。



『あぁン、あっ、気持ちい、あーっ、ああ!』
「これは……なんだか……凄いな」
 テレビ画面に見入る昴が圧倒されたように呟く。
「まあこれは演技ですけどね」
 聞いただけの知識で言う。
「そうなのか? ふうん、安心したような残念なような」
「はあ、ええと……」
 春彦は鼻の頭を掻いた。二人が沈黙すると、スピーカーから出る嬌声が生々しく
聞こえて嫌なのだが、どうにも喋る言葉が見つからない。
 あの後―
 意外にも“それ”について話し出したのは、昴だった。
「二人きりになったが……その……するのか?」
 顔を真っ赤にしながら消え入りそうな声で言う昴は新鮮で、春彦は背中をぞくりと
寒気にも似た感覚が走り抜けるのを感じた。
「するっていうと……やっぱり?」
 昴は躊躇いがちに頷いた。
 気まずい沈黙が二人を包む。
「ところで」
 弱弱しい、およそ彼女に似つかわしくない声がそれを破った。
「オレは色事については全くわからないのだが……どうするものなんだ?」
「い?」
 春彦は何と答えたものか困り果てた。いきなり実践して教えてやれるほどの度胸
も無ければ、経験も無い。
「ああ、じゃあ……AVでも、持って来ましょうか……?」
 半ば苦し紛れにそんなことを言ってしまったせいで、今―
『イク、イっちゃうぅ!』
『おう、おお~』
 二人並んでAV鑑賞などする羽目になってしまった。
「これが子種ってやつか? 思ってたより……あ、いや、何でもない……」
「終わっちゃいましたね……」
 見ている間は恐ろしく気まずかったが、終わってみるとむしろ見ている間のほうが
マシだったことがわかった。
 ここでも、先にものを言ったのは昴だった。
「オレの寝床、行こうか」
 春彦はたった今、自分のすぐ後ろで退路が絶たれたことを悟った。

735:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/22 23:32:53 k/7mIk9I
 畳みの上に布団が一枚。四畳半の寝床を照らすのは、障子を透かして入り込む
淡い月明かりのみ。春彦はそれだけで官能が刺激されるのを感じた。ズボンのポ
ケットの中で、持ってきたコンドームが急に重たくなった気がした。友人に貰ったも
のだが、まさか本当に使う日が来るとは思わなかった。
「……」
 昴は不安げな眼差しでちらちらと春彦の横顔を伺っていたが、やがて意を決した
か布団の上に完璧な姿勢で正座した。握り拳を膝上へ。
「よろしく、お願いします」
「あ、こ、こちらこそ」
 慌てて春彦もそれに倣う。そうしてから、これは情事の前にするにはそぐわない
ことに気付いた。これではまるで試合前の挨拶ではないか。
 春彦は自分が緊張しているのを理解し、それでますます緊張した。混乱の極み
にある頭で、どうするべきか必死で考える。
 ―そうだ、まぜは服を脱がなくちゃ。
 春彦はシャツとズボンを一息に脱いだ。腹を据えたわけでなく、むやみに慌てて
いるだけである。トランクスを脱ぐのはさすがに無理だった。
 ―次は……昴さんか。
 見ると、昴は浴衣の帯に手をかけたまま固まっていた。半裸の春彦と自らの浴
衣を交互に見て、目尻を涙に濡らしている。
 春彦は、先に一歩を踏み出していたのはいつも昴だったことを思い出し、一番大
きな一歩くらいは自分から踏み出そうと今度こそ腹を括った。
 昴の見た目以上にがっしりした肩を掴み、抱き寄せた。昴は最初、反射的にか抵
抗したが、観念したようにすっと力を抜いた。
 春彦は正面から彼女を抱きしめたまま帯を緩めて浴衣の前をはだけさせた。素肌
の上にサラシを巻いた胸部が露になる。そしてこうなると、浴衣の裾から伸びたしな
やかな足の太腿が妖しい色香を放つ。
 春彦は躊躇いがちにサラシに手をかけると、昴は耳まで赤くして、やおら小さく頷
いた。するりとサラシが布団の上に落ちる。
「……」
 それは乳房と言うには余りに平坦だった。真っ平らであった。それはまさにまな板
だった。そのくせ、生意気につんと尖った薄桃色の乳首が白い肌に映えて自己主張
していた。
 サラシを取り去ってから言葉を失った春彦に、昴の顔が曇っていく。
「なあ、もしかして、オレどこか変か?」
 心配そうに言うが、昴の胸は“そういう嗜好”の持ち主であれば垂涎ものの一品だ。
そして、―春彦は“そういう嗜好”の持ち主であった。辛抱たまらず昴を押し倒す。
「わっ。……お、落ち着けよ春彦」
「あ、すいません」
 触れてみると,指先に、女性にしても柔らかい、確かな脂肪の手応えがあった。昴は
されるがまま、春彦に任せた。
「全然変じゃない。綺麗ですよ……大きいのが好きって人は多いけど、僕はこっちの
ほうが好きかな」
 心地よい感触が春彦を大胆にさせていた。ゆっくり丁寧に、柔らかな感触を堪能す
る。先端を指先で弄ると、昴はぴくんと身を震わせた。
「……くすぐったい」
「あらま」
 さすがに最初から気持ちいいとまではいかないか。
 春彦は沸きあがってくる欲情にかられて、可愛らしい乳首に吸い付いた。「ひゃっ」
と昴が驚きの声を上げたが、止めない。というより止められない。ちうちうと赤子に
戻ったように乳首に吸う。不思議と安心でき、余裕が出てきた。

736:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/22 23:34:36 k/7mIk9I
 春彦は昴の股間へ伸ばした手を裾に潜り込ませた。予想していた布地の感触が無
く、人肌の温もりが直に指先に伝わってきて、初めて彼女が下着を着けていないこと
に気付いた。
 昴は一瞬怯えたように肩を振るわせたが、何も言わずに恥ずかしそうに視線を逸ら
して力を抜いた。
 ゆっくり躊躇いがちに、割れ目に沿って指の腹を滑らせる。初めて触れる“女”の感
触。ゆっくり、ゆっくりとなぞる。
 春彦は昴の乳首から唇を離して、彼女に覆いかぶさっていた上体を起こした。開い
た浴衣の裾からすらりと伸びた足の付け根、未開の花園をしげしげと眺める。
 処女であるらしい上、ともすれば自慰すらしたことがないかもしれない陰裂はぴった
りと閉じている。申し訳程度に産毛が生えている程度で、つるつると言ってもいいくらい
だった。
「そんなに見るなよ。さすがに……恥ずかしい」
 昴が頬を杏子色に染めて蚊の鳴くような声で言う。
「あ、ごめんなさい」
 謝って、今度は見ながら昴の“女”を弄る。多分、これがクリトリスなんだろうと目をつ
け、優しく摘んでみる。
「ん……っ」
 すると昴は身をくねらせて熱い吐息を漏らした。感じているのだろうか。
「気持ちいい、ですか?」
「う……なんか、変な感じだ」
 おそらくは初めて経験する性的快感に、昴は戸惑った声で言った。その様子が可愛
らしくて、春彦はクリトリスをさらに刺激する。昴の息がますます熱く、甘くなっていく。
もはや疑うべくもない。彼女は春彦の指で感じている。
 いつの間にやら、指先にぬるぬるした粘液が絡み付いていた。一旦濡れそぼった秘
所から手を離してそれに見入る。
「はる、ひこ……」
 すると、昴がすがりつくように弱弱しい声で名を呼んできた。いや声だけではない。両
手を春彦の首に回してきた。
「身体の、奥が熱い……すごく熱いんだ」
 昴は濡れた瞳で言った。そしてそれは、春彦も同じだった。
 くるりと昴に背を向けて、春彦はトランクスを下ろした。脱ぎ捨てたズボンのポケットか
らコンドームを取り出す。練習しておいたおかげで、すんなりと着けることができた。ほ
っと安心する。こんなところでつまずいては、格好悪くてしょうがない。
 向き直ると、昴は硬く強張った表情で春彦の尖った肉棒を見つめていた。その気持ち
はよくわかる。だが、今さら後には引けそうもなかった。というか、あられもなく着衣を乱
れさせ、息を乱して横たわる彼女の姿に余計欲望を刺激されてしまった。
「昴さん。足開いて」
 言った通りに昴が足を開く。浴衣の裾を持ち上げて、陰裂がよく見えるようにする。肉
棒をそこに当てがう。
 ―あ、あれ?
 しかし、入り口がわからない。焦りながら探していると、昴がくくくと喉を鳴らした。
「焦るなよ。逃げやしないから」
 春彦は顔が赤くなるのを感じた。苦笑いして、今度は落ち着いてゆっくり先端を動かし
ていく。
 つぷ。柔肉に亀頭が埋もれた。まさに入り口だ。日ごろ激しい運動をしているせいか、
処女膜というものは無いようだった。
「い、入れますよ……」
 言って、腰を―
「ちょっと待て、止まれ。……やっぱりオレが下なのか? 組み伏せられるなんて、落ち
着かないんだが」
「……我慢して下さい」
 昴は口を開いて何か言おうとしたが、結局しおらしく頷いた。
「……わかったよ、もう」
 気を取り直して、亀頭をおしつけて、―昴の中に、入っていった。


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