【許嫁】和風美少女でエロパロその2【家元】at EROPARO
【許嫁】和風美少女でエロパロその2【家元】 - 暇つぶし2ch550:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/06 03:17:25 6yC+42tJ
 気が付くと、少し遅れ気味についてきていた徳子が、いつのまにか真横にピッタリ寄り添っていた。
 派手さはないが可憐で美しい小顔が、互いの息が掛かりそうな至近にあった。
 ゴクリと生唾を飲んでしまったのを気付かれただろうか。
 しかし、まさかいきなり手を出す訳にいかず、その夜は優しい先輩を演じたまま、駅で徳子と別れた。


551:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:20:55 6yC+42tJ
最後にコピペをミスったw
あんまり長いと読むのにだれるから、とりあえずここまでにしときます
今から残り書くから、出来次第今日中にでも投下させて下さい

552:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:56:13 Jl2OIlRb
GJ!
続きは楽しみだが無理はしないでくれ。

553:名無しさん@ピンキー
07/09/06 16:27:42 0al9TAAX
おおっGJだ
ようやくまともなの来てる
期待大

554:名無しさん@ピンキー
07/09/06 20:33:02 MWt76I84
GJ!!
久し振りにSSスレらしい流れになってきたな
徳子を押し倒すのは後半部かな?

555:名無しさん@ピンキー
07/09/06 22:04:45 w95Ezz3A
続きに期待
ただ、無理は禁物な

556:名無しさん@ピンキー
07/09/06 23:56:08 RuPU9/uw
じゃあ約束通り後半部を
一人称で書くの初めてだから、その辺は勘弁して下さい


557:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 00:57:35 TqegcfaN
 都心の洒落たシティホテルの一室で、僕は一人の女性と抱き合っていた。
 相手はもちろん可愛い後輩、平良徳子である。
 僕たちが付き合い始めてからどの位になるのだろうか。
 今日はいよいよ徳子との初エッチに臨む記念すべき日なのだ。

 流石に緊張しているのか、徳子はホテルの入り口をくぐってからずっと僕の手を握ったまま黙りっぱなしだった。
 それでもシャワーを浴びてバスルームから出てきた時には、少し落ち着きを見せていた。
 恥ずかしそうにやや横を向きながらも、まるで「私の全てを見てください」と言わんばかりに全てをさらけ出していた。
 全くもって恥ずかしがって隠す必要など何処にもない素晴らしい体であった。
 小柄でスレンダーなくせに、胸の膨らみは充分な容量を誇っていた。
 まるで体脂肪の全てをそこに集めて詰め込んだように思える。
 だからといって形は崩れておらず、上気した頬と同じ桜色の乳首が上を向いて自己主張している。

 胸から下腹までは流れるように優美なラインが続き、引き締まったヒップを経由して伸びやかな足に連結していた。
 股間の翳りは彼女の性格そのままに控え目である。
 染み一つない瑞々しい肌は、まさに10代の娘だけに許された貴重なものであった。
 僕は飛び付きたくなる衝動を必死で押さえつつ、徳子を優しく抱きしめてキスをした。
 そのままベッドに倒れ込み、激しく唇を貪り合う。

 やがて僕の唇は下へと移動し、首筋から胸の膨らみへと向かった。
 徳子は興奮しているのか、時折しゃくり上げるように鼻を鳴らす。
 はしたない姿を見られるのが恥ずかしいのか、彼女は込み上げてくる快感を押さえ込もうとして真っ赤になっていた。
 興奮してるってのなら僕だって負けてはいない。
 さっきから体の一部分が熱くなり、痛いほどになっている。
 もう何分も我慢できそうにない。

 僕の唇は緩やかなゲレンデを一気に滑り降り、徳子の一番熱くなっている部分に停止した。
 オナニーをしたこともないのか、性的興奮を感じているにもかかわらず、その部分はほとんど湿っていなかった。
 このままでは無理なので、僕が舌を使って充分に湿らせてあげることにする。

 徳子は体をビクッと震わせ、ますます息遣いを荒げる。
「ん……んあっ……?」
 彼女は生まれて初めて味わう快感に戸惑っているのか、時折悩ましい鼻声を漏らしては首を左右に振っている。
 そうやっているうちに準備態勢が整った。
 僕は暴発寸前になったニューナンブを掴み取り、的の中心に押し付ける。
「お願い……優しくして……」
 僕は可愛いお願いを聞いてあげることにし、いきり立ったものをゆっくりと徳子の中に沈めていく。

558:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 00:59:37 TqegcfaN
「うっ……うぁっ……」
 それでも前人未踏にして神聖不可侵の処女地は僕の前進を阻み、徳子は眉間に皺を寄せて身を固くする。
 文字通り、身を切るような痛さをこらえているのであろう。
「い、いたっ……やめ……はぁぁぁっ……」
 幾ら可愛く頼まれたって、聞けるお願いと聞けないお願いがある。
 僕が無視して強引に腰を進めた、まさにその時であった。

「ヤメロって言ってるだろがぁっ」
 徳子が鬼の形相になったかと思うと、腹筋運動の要領で軽々と上体を起こした。
 そしてその豹変ぶりに呆然としている僕の頭頂部に空手チョップをお見舞いしたのだ。
「うわぁっ?」
 僕は叫び声を上げて身をのけ反らす。


 その途端、柳眉を逆立てた徳子の顔が、しかめっ面をしたゴリさんのものへと変貌を遂げた。
「一平っ。お前、いつから居眠りできるご身分になったんだぁ?」
 気がつくと、そこは刑事部屋の一角であり、僕は自分のデスクで居眠りをしていた。
「夜更かしもいいが、仕事に支障のない様にしろやっ」
 ゴリさんは僕の頭に2発目のチョップを入れると、そのまま刑事部屋から出ていった。
 クスクスという耳障りの良い笑い声に首を巡らせると、徳子がこらえきれないように笑っていた。



 歓迎会の夜から10日が経っていた。
 あれから僕と徳子の関係に変化はない。
 相変わらず、優しい先輩と従順な研修生という間柄が続いていた。

 平良徳子は可愛い。
 誰がなんて言ったって可愛いものは可愛いのだ。
 それに性格だっていい。
 万事控え目で、決して出しゃばらない。
 親父から聞いたことがあるけど、大昔に絶滅した大和撫子って生物は、徳子みたいな存在だったのかもしれない。

 僕が徳子から慕われているということは分かっている。
 しかし、それが恋愛感情であるという確証はなにもない。
 もしかすると、年齢の近い先輩として頼られているだけなのかもしれない。
 変に勘違い告白して、徳子に困った顔をさせるのは忍びなかった。

 それにオッケーを貰ったとして、それが彼女の本心なのかどうかも分からない。
 なにしろ僕は彼女の研修を採点する立場にある指導員なのだ。
 彼女は特別権力関係にある僕を怒らせたくない一心から、不本意な了承をするかもしれない。
 いや、カッコつけるのはよそう。
 僕は単に徳子に振られることが怖かったのだ。
 そんな訳で僕たちは仕事上のパートナーとしての領域を一歩もはみ出すことなく、捜査のための資料作りに精を出していた。
 しかし僕たちの努力にもかかわらず、捜査は依然進展を見せなかった。

559:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 01:01:07 TqegcfaN


 事態が急変したのは、徳子の研修があと1日を残すのみとなったある日の夕方であった。
 徳子は相変わらず控え目な明るさを振りまき、誰に対しても笑顔を見せている。
 僕はそのたびヤキモキさせられ、電話の応対などがつい刺々しくなってしまう。
 その日のお昼休み、明後日からは地域課に戻るということで、徳子の交番の箱長が様子を見にやって来た。
 僕より5歳上、20代半ばでもう巡査部長というハンサムな箱長の来訪に、徳子は嬉しそうに目を細めていた。
「あさってから、またお世話になります」
 箱長に向かってお辞儀する徳子の姿を見て、僕の心はますますささくれ立っていった。

 徳子の笑顔を独占したいという気持ちはいよいよ抑えられなくなってきた。
 そこで、思い切って徳子を食事に誘うことにしたのだ。
 すると彼女は恥ずかしそうに俯いたが、直ぐに上目遣いになってコクリと頷いてくれたではないか。
 僕が天にも昇る夢心地になった時、卓上の電話が鳴り響いた。
 それが全てをお終いに導く運命の電話であることなど、この時僕が知る由もなかった。


 僕たちは覆面パトカーを走らせながら、湧き上がってくる興奮を隠せなかった。
「まさか、こんな形で犯人に辿り着けるとは……」
 別件の汚職事件で逮捕された被疑者が、本件の真犯人について全てを語ったというのである。
 自らの罪を軽くして貰おうという、一種の司法取引に応じた訳である。

 それにより僕たちが得た情報はとんでもないものであった。
 詳しくは話せないが、事件の裏にあるのは大物政治家に絡む違法献金問題であった。
 殺された男は大物先生と企業家との裏の繋がりを知り、彼らをゆすりにかかったため口封じされたのだという。
 できることなら捜査で追い詰めたかったが、そんなことを言っている場合でもなかった。
 とにかく被疑者の検挙が最優先される。


 僕たちは例の居酒屋近くのビルに到着し、直ぐさま突入班を編制した。
 残念ながら経験の少ない僕は突入班には入れてもらえず、裏口を固めるよう命令された。
 勿論、更に経験のない徳子も一緒だ。
「ようやくなんですね」
 徳子も興奮しているのか頬を上気させている。
「うん、何にせよこれで犯人を逮捕できるよ。平良君は女神さまかもな」
 僕は余りのタイミングの良さに、半ば本気で徳子を褒めた。
「そんなこと……みなさんの執念が神様に通じたんですよ」
 徳子はそう言っていつものはにかんだ笑顔を見せた。

 いい雰囲気になり始めたところにとんだ邪魔が入った。
 才原部長が裏口に姿を見せたのである。
「あれっ、才原部長も警戒班ですか?」
 僕はその人選を意外に思った。
「ああ、ボクは実戦向きじゃないからね。それにボクにもしものことがあれば、署の損失は計り知れないし」
 才原部長は気取った調子でうそぶいた。

560:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 01:02:10 TqegcfaN
「ところで、君たちが心配になってやって来たんだが。ここは本当に2人だけなんだね?」
 部長は確認するように周囲を見回す。
 そして他にバックアップがいないと分かった次の瞬間、いきなりショルダーホルスターから拳銃を抜いた。
 部長は徳子を背後から抱きしめると、銃口を彼女のこめかみに押し当てた。

「部長っ、何をするんですかっ」
 僕は驚いて才原部長を問い詰めた。
「君たちにいて貰っては困る人がいるんでな」
 才原部長はそう言うと、外から裏口のドアをノックした。
 重々しい音と共に扉が開き、中から人相の悪い男が出てくる。
 この男が例の殺し屋なのか。
 僕が男に拳銃を向けるより早く、才原部長がそれを制した。

「部長っ、あなたは……?」
 僕に睨み付けられても、才原部長は眉一つ動かさなかった。
「ボクは2課にいる時、かの大先生にお世話になってね。それから何かと便宜を図らせて貰ってる」
 捜査情報を漏らしていたのは、何と身内の才原部長だったのだ。
「それじゃ、マリリン先輩が待ち伏せを受けたのも……」
「ボクのもたらせた情報のお陰だね。あのオッパイは一度揉んでみたかったが」
 そう言う才原部長の顔には下卑た笑いが浮かび、法の執行者たる刑事のものとはとても思えなかった。

「あなたって人は……」
 僕は歯噛みして悔しがったが、徳子を人質に取られていてはどうにもならない。
「一平先輩っ、私のことは構わないでっ。あんなに必死で追っていた犯人じゃないですかぁっ」
 首を強く締め付けられた徳子が、苦しそうに顔を歪めて叫ぶ。
 そんなこと言ったって……ぜったい無理だ。
 マリリン先輩の仇とはいえ、なんで徳子を犠牲にできようか。
「可愛い後輩がこう言ってくれてるんだ。天野クンも男を見せてはどうかね」
 僕が絶対に手を出せないと知った上で、才原部長が憎々しく唇を歪める。
 思いもよらぬことが起こったのはその時であった。

「えぃっ」
 徳子の口から短く鋭い気合いが発せられたかと思うと、才原部長が頭からアスファルトに激突した。
 部長はそのまま動かなくなる。
 驚いた殺し屋が硬直から解けるより早く、徳子が素早く擦り寄って股間に蹴りを入れる。
 次いで、前のめりになった後頭部に的確な手刀打ちを叩き込む。
 殺し屋は惨めな呻き声を上げると、そのまま地面に崩れ落ちた。

561:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 01:17:05 TqegcfaN
「ふぅぅぅ~っ」
 軽く息を吐いて呼吸を整える徳子は、汗一つかいていなかった。
 そして、呆然と突っ立っている僕に気付くと、改まった様子で一礼した。
「一平先輩……いえ、天野巡査。今まで隠しててご免なさい」
 その口調はこれまでと異なり、語尾もしっかりしている大人びた喋り方であった。
「私は本部監察室から送り込まれた調査官なの。この捜査に関し、内通者がいる疑いがあったので秘密裏に監視していたのです」
 徳子は内ポケットから革張りの身分証明書を取り出し、カバーを開いて中身を見せつける。
 彼女たち調査官は、何年かに一回転勤するたびに警察学校卒を装って所轄に潜り込み、ひたすら出番を待っているのだという。

「お陰で裏切り者は判明しました。全部、あなたのお陰よ」
 そう語る徳子の目は、僕に対する申し訳なさで一杯になっているように見えた。
 一見、女学生でも通用しそうな徳子だったが、その見掛けこそが彼女の最大の武器なのであろう。
 年齢も、いや、徳子という名前さえ本名ではないのかもしれない。
 僕は何をどうしたらよいものか、全く分からなくなってしまった。
 とにかく事件が解決したこと、それに僕が失恋したことは確かであった。
 この時、僕は身も心も完全にフリーズしていた。


「あぶないっ」
 いきなりそう叫んだ徳子の声は悲鳴に近かった。
 我に返った僕が見たものは、息を吹き返し銃口をこちらに向けた血塗れの才原部長だった。
 銃声がするのと僕が突き飛ばされるのが同時であった。
 咄嗟に撃たれたものと思ったが、不思議に痛みはない。
 それもその筈、凶弾は僕を突き飛ばした徳子の胸に命中していたのだ。
 真っ白なブラウスが見る見る朱に染まっていく。

「うわぁぁぁ~っ」
 僕は拳銃を構え直し、更に次弾を発射しようとしている才原部長に向けて発砲した。
 乾いた発射音が連続し、汚い裏切り者はそのたびリズムに合わせて踊った。
 部長が崩れ落ちるのを確認するより早く、僕は拳銃を投げ捨てて徳子を抱き起こした。

562:僕と徳子の3週間 ◆c1dxA5bafg
07/09/07 01:17:45 TqegcfaN
「しっかりしろ、おかっぱぁ」
 僕は激しく徳子の体を揺する。
「う、嬉しい。初めて……ですよね……おかっぱって呼んでくれたの……」
 徳子の血が滲んだ唇が弱々しく動く。
「やっと……ホントの仲間に……な……なれた感じが……」
 血の固まりが喉に詰まったのか、徳子が激しく咳き込む。

「もう喋らなくてもいい……直ぐに救急車を呼ぶから」
 僕が携帯電話を掛けようとするのを徳子は制した。
「もう……ダメ……それより……最期は一平先輩の腕の中で……」
 徳子の目から急速に光が失われていく。
 ついこの前、マリリン先輩を失ったばかりなのに、今また徳子がこの世から消え去ろうとしている。
 もうパートナーを失うのは御免だ。
 僕は彼女の体から魂が抜け出していくのを食い止めようと、固く固く抱きしめた。

「おかっぱぁっ……君の本当の名前は?」
 僕は足元に徳子の身分証が落ちているのに気付いて、片手でそれを拾い上げた。
 それには割り印の押された彼女の顔写真と共に、白井雲子の名が記されていた。
「雲子……雲子っていうのか、君の本当の名は?」
 徳子は弱々しく首を振ると、唇を振るわせて何かを呟く。
 最期は平良徳子として死にたいというのか。
 またも熱い涙が溢れてきて、彼女の顔が見えなくなった。

「なんだって、よく聞こえないっ」
 僕は泣き声になりながら、彼女の口元に耳を寄せた。
「くも……こ……じゃない……の……」
 僕の大事な後輩は、最期の力を振り絞って呟いた。


「う……う ん こ っ こ……」

563:名無しさん@ピンキー
07/09/07 02:39:41 43ZHHJrL
「あんたって人はぁぁぁ!」

564:名無しさん@ピンキー
07/09/07 03:38:36 lMP2oMWs
>653
おまいは銀河系一のアホスだなwwww

565:名無しさん@ピンキー
07/09/07 06:05:17 8CtXauA2
まあ、自演しているやつ以外、大半の人は予想したんだがな

566:名無しさん@ピンキー
07/09/07 08:24:00 6MRSmo4S
いつもなら、前編が投下された時点で追い出しにかかるのに、それがなかったからね
結局、他所で相手にされなかった駄文書きが、自演で賞賛を浴びたいがためにやってるってことでFA?

とは言え、このスレも情けないな
ここまでされて、対抗しているのが、台詞の人、一人だけなのか・・・
このスレ終わったら、一度、休眠期間をおいても良いかもね

567:名無しさん@ピンキー
07/09/07 11:52:08 Dmm+Goej
あー、やっぱりな
自演荒らしなかったし文章イマイチだったから静観してたんだけど正解だったわ

568:552
07/09/07 17:25:24 yz318+9W
まともなSSだと思って投下待機してたおれはバカ。
とりあえず書いてみたら長くなっちまったので前半部のみ。
エロなし。
オレ女。

569:552
07/09/07 17:26:29 yz318+9W
 佐藤春彦は溢れ出てきそうになる涙を堪えて、独り悄然と午後の繁華街を歩い
ていた。チンピラにからまれて殴られた挙句、財布を奪われてしまったのだ。ず
きずきと打撲が痛む。
 警察へ行こうにも怖くて顔が見れなかったし、殴られた感触しか覚えていない。
これで何度目だったろうか……数えるのも哀しい。肩を落として溜息をつく。
 そこで春彦はふと、今朝出かける前に母が言っていたことを思い出した。
 ―あそこの古武術道場、最近評判なのよ。護身術。私も始めようかな。
 護身術……身に付ければチンピラに怯えることもなくなるのではないか。そう
考えた春彦は、何はともあれ道場に行ってみることにした。
 繁華街から離れ段々と人が少なくなっていき、ついさっきまでの喧騒が嘘のよ
うな静けさが包む郊外へ。
 その道場は、純和風の屋敷の隣にあった。屋敷の門の隙間から中を覗いて見れ
ば、広い庭に松の木が植えられ、ご丁寧に池まであるのが見えた。これが道場主
の邸宅なのだろうか。
 屋敷見物もそこそこに今度は道場のほうを見てみる。が、今は稽古はしていな
いのかしんと静まり返っていた。玄関の脇にある水道で顔を洗っている、道着姿
の人影があるだけだ。
 稽古の様子が見られないのは残念だが、とりあえず話だけでも聞いておこう。
そう思い近づくと、彼は話しかける前に顔を上げてこちらを向いた。否、彼女だ。
 背が高いせいで男かと思った。首にかけたタオルのせいでわからなかったが、
肩口で切り揃えた艶やかな黒髪を後ろで結っているようだ。深く穏やかな光を湛
える漆塗りの瞳がじっと春彦の顔を見つめてくる。
「あ、あの……」
 女性の端正な顔立ちと凛とした佇まいに気圧されて春彦は、もともと話しかけ
るつもりだったくせに、うまく声を出すことが出来なくなっていた。彼女は硬直
する春彦にずいっと息がかかりそうなほど顔を寄せた。
「もしかして、入門希望者か?」
 鈴の音のような声が耳朶をくすぐる。春彦はやっとの思いで顎を引いて頷いた。
すると女性は信じられないという風な顔をして、徐々にその顔を喜びの色に染め
ていった。

570:552
07/09/07 17:27:34 yz318+9W
「本当か? 本当に入門希望?」
 春彦が機械的に頷くと女性が手を握ってきた。意外とゴツゴツした手だった。
しかし男のものとは根本的に何かが違う感触に、春彦の体温が急上昇する。
「よく来てくれた! 大変だじじ! 男の入門希望者だぞ!」
 ぽわ~っとしたままの春彦を抱え上げて女性は屋敷に駆け込んだ。六〇kgあ
るのだが。
「本当か!?」
 凄まじい勢いで屋敷の奥から老人が飛び出してきた。女性は脇に抱えた春彦を
掲げて見せる。しつこいようだが春彦の体重は六〇kgある。
「おお……女子供の護身術へ成り果てた我が柊流にも希望が……」
 老人は何を思ったか目尻を涙で濡らし滔々と語り始めた。春彦としては全く話
についていけず面白くない。
「あ、あの、一体これは?」
「ああ、済まない。取り乱してしまったな。何せ男の入門希望なんて久しく無か
ったものでな」
 言って、女性は春彦を下ろした。
「オレは柊昴(すばる)。柊流古武術の師範代だ」
 よろしく、と昴は微笑んだ。春彦の心拍数が跳ね上がる。一人称が『オレ』で
あることへの疑問も浮かばなかった。
「で、こっちが柊孝蔵(こうぞう)。オレのじじだ。うちの師範でもある」
 老人は相変わらず何事かぶつぶつと呟いている。一応よろしくお願いします、
と挨拶しておいた。多分聞いてないだろうが。
「僕は佐藤春彦っていいます。」
 実のところ、まだ入門するか決めていなかったのだが、流れ的に『やっぱりや
めます』は駄目そうだ。
「えと、歳は十八です」
 何を言っていいかわからず、かなりどうでもいいことを口走ってしまう。
「へえ、四つ下か」
 四つ……二十二か。四歳って全然いけるよな……そこまでで、春彦は一体自分
は何を考えているんだと自己嫌悪に陥った。自分は一目惚れするタイプだったの
だろうか、と自己分析まで始める。
 断ち切ったのは、昴の声だった。
「よし春彦! じゃ早速稽古を始めようか!」
「え、もう?」
「『善は急げ』だ。胴着は私の予備を貸してやろう。体格もさして違いはないし、
問題はないだろう。さ、道場に行こう」
 このように、半ば強制的に入門が決まってしまった。

571:552
07/09/07 17:28:06 yz318+9W
 五時間後―
「ふう……今日は初日だし、このくらいでやめとこうか」
「……はいぃ」
 昴は額の汗を拭って言った。軽く運動したという風な彼女と違い、春彦のほう
は疲弊の極みにあった。
 それでも疲れた体を引きずって、なんとかシャワーを浴びて服を着替える。道
場の外へ出ると、昴が立っていた。涼しげな色の浴衣に袖を通した彼女は、やは
り精悍な面構えをしているものの、無粋な道着とは受ける印象が全く違う。見慣
れない浴衣も、彼女が着ると違和感がないから不思議だ。
「あ、どうもありがとうございました」
 どぎまぎしながら会釈して、その脇を通り過ぎ―昴がついてきた。
「あの……?」
「送って行くよ。何なら背負ってやろうか? 少々厳しくしすぎたからな。足に
きてるだろう?」
 慌てて首を横に振る。いくらなんでもそれは恥ずかしすぎる。
「む、そうか。じゃあ肩ぐらい貸そう。」
 相当頑張ったことだし、そのぐらいバチは当たるまい。言い訳がましい思考だ
が、素直に好意に甘えることにした。顔が赤くなっているのが自覚できた。昴は
女性にしては長身で、春彦と比べても僅かに昴のほうが背が高い。漆を塗ったよ
うな髪からふわり、と漂ってきた香りが鼻腔をくすぐった。鍛え上げられ、無駄
な肉のない肩から伝わる体温がくすぐったい。
 二、三分歩いたところで昴が口を開いた。
「正直なところ、途中で音を上げると思っていた」
 本音を言えばそうしたかった。ただ逃げ出す機会が掴めなかっただけだ。
「意外と根性があるんだな。そういう男は、好きだぞ」
「はイ?」
 身体の内側に火を点けられた気がした。春彦は昔から内向的で、女慣れしてい
ない。もちろん面と向かって「好きだ」などと言われたことは一度も無い。
 それが唐突に、これだ。
「あ、あのそれ……それはどういう?」
「何が?」
 対する昴は小首を傾げている。赤面ものの言葉も、彼女にしてみれば何のこと
はない当たり前の言葉なのだろう。
「どうにもオレは昨今の軟弱な男は好かん。春彦もそんな薄っぺらい胸板で、ち
ゃんと飯食ってるのか?」
「は、はあ。部活やってなかったもんで……軟弱ですみません」
「ああ、済まん。後半は余計だったな。オレが言ってるのは性根の話さ。身体つ
き云々はおまけ程度だ。春彦だって、そう思ってうちに来たんじゃないのか?」
「僕は……まあ、自分の弱さが嫌になってというか……そんなところです」
 他愛もない会話は続く。家に帰るまでの間、春彦の胸はずっと過剰な運動を続
けていた。

572:552
07/09/07 17:29:05 yz318+9W
 翌日の日曜日。
 昨夜、昴にマッサージしてもらったものの、春彦の全身を激しい筋肉痛が襲っ
ていた。ベッドから起き上がる気にもならない。
 唐突なノックの音に続いて、母親の声がした。
「春彦。お客さんだけど」
「客?」
 誰だ一体このクソ悪いタイミングで来やがってくだらない用なら本気で怒るぞ
ド畜生、と心の中でありったけの悪態をついてベッドを降りる。
「うおぉぉ、痛ぇ」
 星飛雄馬の気持ちがわかった気がする。足を引きずるように玄関まで行く。
「予想以上に辛そうだな。大丈夫か?」
 誰かと思えば、昴が凛然と佇んでいた。今日は桜色の浴衣が日光に輝いている。
「昴さん……なんで?」
「いや、暇だったからな。様子を見に来た」
 昴はそ知らぬ顔で言う。家の者には昨夜に説明してあるので騒ぎにはならなか
ったのが幸いか。
 忙しいか、と尋ねられたので首を横に振ると、じゃあ少しその辺を歩こう、と
言われた。唐突だが断る理由もない。本音を言えばむしろこちらから誘いたいく
らいだ。
「ええ。いいですよ」


 昨日は陰鬱な顔で歩いた繁華街を、今日は『最高にハイ!』な気分で歩く。ま
さか自分が女性と肩を並べて歩くとは夢にも思わなかった。
「昴さんって、普段は何をしてるんですか?」
「道場と、月に二、三回『すぽおつじむ』に『いんすとらくたあ』をしに行って
いる」
 何故カタカナが平仮名に?
 ……自分は何を考えているのだろうか。
「二人とも僕が道場に行ったとき大騒ぎしましたけど、あれって?」
「最近は、うちも女子供に護身術を教えるだけになっているのは言ったな。武に
生涯を捧げ精進してきたじじはそれが歯痒くて仕方ないんだ」
 昴は一度言葉を切って、どこか遠い眼をして「オレだってそうさ」と付け足し
た。
「そこにお前が来た。柊流古武術の全てを授けられるお前がな」
 事情はわかった。だが春彦は内心困り果てていた。ごめんなさい無理です。て
いうか厭です、などと言おうものなら、目の前の女はどんな顔をするだろうか。
「でも、僕身体も小さいし運動苦手だし……」
「武は弱者が強者を屠る理だ。力や体格の差などどうにでもなる。それに鍛錬の
前には天が与えた才など無力だよ」
 格好いいことを言われているが、それに感動して「僕頑張ります!」などと言
えるほど春彦は思い切りがよくない。何と言えば見限ってもらえるか、思考を巡
らせる。

573:552
07/09/07 17:30:00 yz318+9W
「ちょ~~っとすいませんね君たちぃ」
 馴れ馴れしい声に振り向くと、春彦より二回りは大きい男達が三人にやにやと
下卑た笑みを浮べて立っていた。金髪と色黒と禿の三人だ。
 これは……春彦は少し本気で泣きたくなった。
 彼にとってはよくあるシチュエーションだ。慣れることはないが。それにして
も二日連続とは。自分はよほどついていないらしい。
 いつもなら敢えて抵抗したりはしないのだが、今は隣に昴がいる。彼女の前で
は無様な姿は晒したくない。それに男達の目的がそもそも彼女だという可能性も
ある。
「行きましょう」
 昴の手を取って走り出―そうとして、襟首を掴まれた。
「ちょっとちょっと、それはねえじゃん?」
「うぐっ……」
 一瞬息が止まった。げほげほと咳き込んでしまう。
 それでも昴を背中に男たちに向き直る。が、何を言う間もなく腹を殴られてそ
の場にうずくまってしまう。
「春彦!」
 昴が声を上げると、男たちはますます醜悪な笑みを深くした。が、それはすぐ
に驚愕の表情に変わる。
 昴の放った神速の上段回し蹴りが金髪男の首筋を捉え、頚骨を叩き折らんばか
りの勢いでその頭部を弾いたからだ。
「な、なんだこいつ!」
 鬼面の相で襲い掛かる昴に怯えながらも、拳を振りかざす禿の胆力は評価に値
する。が、それも徒労に終わる。拳を易々とかわした昴は懐に潜り込み、―掌
底一閃。禿の顎を跳ね上げ意識を遙かな彼方へ運び去る。
「う、うわあああっ!」
 残った色黒は、『窮鼠猫を噛む』の言葉通り雄叫び(あるいは悲鳴)を上げな
がら殴りかかった。さて、猫と鼠ならまだ間違いも起ころうが、鼠ごときが虎に
牙を剥いてどうなるのか。
 昴は色黒を一本背負いにとり、投げた勢いを利してそのまま水月に肘を落とし
た。「ぐげっ!」と短く呻いて色黒は動かなくなる。
「春彦、大丈夫か?」
 昴は三つ並んだ屍に目もくれず、一瞬で三人を叩きのめした手で春彦の背中を
優しくさすった。
 春彦はなんということもない。ただ肉食獣の様だった昴の姿に見惚れてぼうっ
としていただけだ。
「人が集まる前に逃げましょうか……」
 春彦が呟くように言った。

574:552
07/09/07 17:30:40 yz318+9W
 騒動に巻き込まれないうちにそこから逃げ出して、春彦は長い溜息を吐いた。
「大丈夫か?」
 昴の心配そうな声に笑って「大丈夫ですよ」と答える。
「そうか。ならいい」
 が、続く言葉はつっけんどんで不機嫌さが滲み出ている。
「凄いんですね、昴さん」
「オレは武術家だ。あんな連中に遅れを取るはずがなかろう」
 賞賛するも、返って来る言葉はやはりすげない。
 ―そりゃ誰だってからまれていい気はしないよなあ。
 この場合、うまくやり過ごせなかった自分に非があるのだろうか。とりあえず
謝っておいたほうがいいのだろうか。謝っておこう。
「あの……すいません」
「何がだ?」
「……何がでしょう?」
 駄目だ。今の自分は傍から見れば“大”がつくほどの馬鹿に違いない。春彦は
自分の頭脳が少し悲しくなった。
 気まずい沈黙が続く。
「オレが怒ってるのはな!」
 破ったのは昴の怒声だった。通行人の視線が集まるが、当の本人に気にした様
子はない。
「まずはお前が勝てもしないのに立ち向かったことだ!」
「ご、ごめんなさい!」
 噛み付かんばかりの剣幕に、反射的に謝る。
「謝らなくてもいいッ!」
「はいぃ!」
 不良に囲まれた時の五倍怖い。春彦は捨てられた子犬のようにぷるぷると震え
ることしかできなかった。
「それはいいんだ。春彦は善意でそうしたんだからな。何よりも腹が立つのは…
…それを嬉しいと思っている自分だ」
「は、はぁ」
 だったら自分に向けて声を張り上げるのは止めて欲しい。
「オレを守ろうなどとした男はお前が初めてだ。どうも私の友人達は軟弱者ばか
りでな。どいつもこいつもオレに守ってもらおうとするんだ」
 それはそうだろう。あれだけ強いなら、並大抵の男じゃむしろ足手まといにし
かならない気がする。春彦だって昴の強さを知っていればそうしていた。
 昴お腹が立つ気持ちもわからなくはないが……

575:552
07/09/07 17:31:13 yz318+9W
「オレだって女なんだぞ! 守って欲しいとか思うだろうが!」
 ついに襟首を掴んできた昴。タチの悪い酔っ払いにしか見えない。
「僅かばかり強いからって、何故女扱いされないんだ!?」
 ―そんなことで当たられても。
 そう言えなかったのは昴がぎりぎりと襟を締め上げているからだ。
「そのせいで、お前の無謀を怒るべきなのに思うように怒れん! 忌々しい!」
「ぼ、くは……昴さ、女だと、おもてまふ」
 やっとの思いでそれだけ言う。その瞬間、襟を締め上げていた力がふっと抜け
た。数秒ぶりに吸う酸素は、格別だった。
「どういう、意味だ?」
「は?」
「オレのこと『女だと思ってる』って」
 昴はそこに信じられないものを見たように春彦の目を凝視する。春彦はつい口
走ってしまった言葉の気恥ずかしさと、昴の視線の挟み撃ちに胸を焼かれる思い
だった。
「いやあのそれはその……」
「つまりそれは―オレを愛している、ということか?」
 咄嗟に否定しようとしたが、寸前で思い止まる。昴の今にも泣き出しそうな瞳
を見て、無理に嘘をついて悲しませることになるのは嫌だと思った。
「そういう、ことです」
 しどろもどろになりながらも頷く。昴は―見る見るうちに耳まで真っ赤にな
ってしまった。
「そんな……いきなり……だって」
 額に手を当ててぶつぶつと呟く昴。それから一度大きく息を吸い込んで、落ち
着いた顔になった。
「オレはお前のことが少し好きだ。だから多分、これからはもっと好きになれる。
と思う。うん。恋人になろう、春彦」
「は?」
 そう言って昴は春彦の手を握ってきた。当の春彦は、まだ言われたことが理解
できずに呆然としている。春彦は女性と友達以上の関係になったことはない。当
然こういう状況にも不慣れだ。往来の真ん中にて電光石火で愛の告白という状況
に、一体どれだけの人間が慣れているかは疑問であるが。
 昴はそんな春彦を尻目に、小首を傾げて言った。
「ところで春彦、恋人というのは何をするんだ?」
 少し照れくさそうに視線を泳がせ、「何せ今まで武一筋に生きてきたものでな。
色恋沙汰には疎いんだ。……無骨な女で済まんな」と昴は頭を掻く。
 春彦はようやく、歓喜に涙を流せるくらいには状況を理解できたところだった。

576:552
07/09/07 17:32:35 yz318+9W
今はここまで。
次はエロまで仕上げて持って来る。
こんなのは侍娘じゃねえ!と思ってもスルーしてくれ。

577:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:54:54 2kNJcBpH
>>667
「自称」まともなSS乙w
ばかじゃねぇの

578:名無しさん@ピンキー
07/09/07 20:24:55 IEOZlYun
>552
素直で良いお嬢さんじゃん
続き期待w

579:名無しさん@ピンキー
07/09/07 21:01:56 aIImSXaS
>>667
乱暴すぎっすwwwwwサーセン萎えましたwwwwwww

580:名無しさん@ピンキー
07/09/07 22:56:19 0FNSvuN2
だが正直、こんなやつに暴れさせるに任せているスレにも疑問を感じる
それこそ、>>1はどこ行ったんだよ

581:671
07/09/07 22:57:38 0FNSvuN2
なんという遅レス!
671は今朝のやり取りについて言及したものです

582:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:46:13 01zQ++5K
>>667
続きwktk、とちょっとビクビクしながら言ってみるw

583:名無しさん@ピンキー
07/09/08 11:17:02 +lZI2D/I
そのうち、普通に投下したように見せて、後日「あれは俺のでした」とか宣言したり
完結編と称していつものをやったりするようになったりね
他人を追い出したり、荒らしたりしなければ、別にそれでも良いんだけど

584:名無しさん@ピンキー
07/09/08 21:41:21 8+spe+P9
まあ>>667に関して言えば後半が投下されりゃわかることだな。
疑心暗鬼になったら負けだと思ってる。

585:名無しさん@ピンキー
07/09/09 00:35:36 tg11geHI
552氏よりうんこの方が話も面白いし文章も上手いのはどういうことだ
常に「ヒロインに『うんこっこ』を言わせなければならない」という命題を抱えつつ、
それを奇抜なアイデアでクリアしているうんこの実力は正直凄いと思う
ヒロインの本名が死に際に「雲子」と分かり、その読み方が「うんこ」で、
それを死にかかった本人の口から言わせるなんて普通考えつかんだろw
どうせならアフォな縛りを外して普通に書いたらいいのにな

586:名無しさん@ピンキー
07/09/09 01:43:24 XAKkFFFf
他人が書いたSSにまともじゃないとかケチ付けてる552の作品がどんな素晴らしいか読ませてもらったよ
ハッキリ言ってがっかりだな

「ずきずき痛む」のは打撲じゃなく、打撲によってできた打撲傷や打ち身だろ?
「からだを強く打ちつけたり、たたいたりすること」という打撲自体が痛いとは、出だしからさっそくトホホだな

「繁華街から離れ段々と人が少なくなっていき―」は、「繁華街から離れるに“つれ”段々と―」って書きたかったんじゃ?

「とりあえず話だけでも聞いておこう。」と「そう思い近づくと―」の間に門を開けるアクションが省かれているのだが。
門の隙間から中を覗いていたって表現があったが、その時には当然閉まってたんだよな?
それにこういう入門ものの話では、自分で門を開けて中に入るって部分は象徴的であり、手抜きしてはいけない重要な部分だろ?

「肩口で切り揃えた艶やかな黒髪を後ろで結っているようだ」ってあるけど、後ろで結った髪の毛先が
肩口で切り揃えられてるかどうかは、タオルを首部分に掛けて隠した状態ではそこまでハッキリとは分からないぞ

「女性にしては長身で、春彦と比べても僅かに昴のほうが背が高い」のも、肝心の春彦の身長が不明では対比スケールに使えない

「まずはお前が勝てもしないのに立ち向かったことだ!」とか言われても、春彦は彼女の手を取って逃げようとして果たせず
そのあと彼女を背に不良に向き直っただけでは? 立ち向かっていくような状況は何処にも書かれていないのだが

わずか「数秒ぶりに吸う酸素」が、格別だったとは笑止な。どんな心肺機能してるんだ?


てな具合で、ざっと一読させて貰っただけで、早くもあちこちに綻びや矛盾が散見された
他にも「古武道と肩の筋肉の関係」とか細かいことをあげつらうときりがないので止めておくが
何より視点が統一されておらず、特に必要と思われない部分で前触れもなく主人公視点に切り替わるので読み辛いことこの上ない

まあ手抜きと未熟さが散りばめられた駄文であり、とてもではないが他人のSSを貶すことのできる書き手の作品ではない
どこの馴れ合いスレでチヤホヤされた挙げ句に増長してしまったのか知らないが、
この書き手は、とてもではないが人様の目に作品を晒せるレベルには達していないよ

他人の作品をあげつらってる暇があったら、もっと一杯本を読んで、一から修行をやり直すことをお勧めする

587:名無しさん@ピンキー
07/09/09 02:00:50 FiJDgITW
うんこっこよりまし
>>677ことうんこっこ作者さん
長文おつかれさまで~す

588:名無しさん@ピンキー
07/09/09 02:17:14 OM61BHIh
ここまで具体的に指摘されると、552の投下物件がいかにトホホなダメSSなのかハッキリした
感情的かつ抽象的に駄文とかイマイチとかレスしても、伝わってくるものが何もないからなあ
そんなんじゃ誰も傷つけられないぞ

589:名無しさん@ピンキー
07/09/09 02:23:46 z1GKBRTv
和風美少女好きとしては、デカ女+凶暴ってだけで萎えてしまう
つか、萌え要素まるでなし
ずっと投下待機してくれてたら良かったのに

590:名無しさん@ピンキー
07/09/09 02:49:31 18wwff6a
なんだ、このいつもにも増してわかり易い流れはw

591:名無しさん@ピンキー
07/09/09 03:38:48 +zCKHKka



          ___
    .      |(・∀・)|
     .      | ̄ ̄ ̄   ジサクジエン共和国
         △
        △l |
   __△|_.田 |△_____
      |__|__門_|__|_____|____

592:名無しさん@ピンキー
07/09/09 09:03:07 RlrftB9u
萌え談義しながら投下待ち。普通のスレの流れで。
萌え談義になると割り込んでくるから、効果的かと。

593:名無しさん@ピンキー
07/09/09 10:37:54 EEh1WGhi
書き手が書き手をなじるのだけは辞めて欲しい
それが実力を伴っていないとなれば余りにもみっともない
書き手は書き手らしく作品で勝負して欲しい

594:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:21:22 r13Am4Q0
恋人になろうと口にした後、昴は春彦の手を引っ張って、屋敷の離れへと連れ込んで
いた。戦闘時と同じく電光石火の決断である。昴は布団を敷くと、目を丸くしている
春彦を気にすることもなく浴衣の帯を解き放つ。
「いいか、春彦。人間の体には幾つもの急所というものがあって、そこを強打される
と致命的なダメージを受けることになる」
 浴衣を脱いで仰向けに横たわっている昴が、指先を使って自分の体のあちこちを示
しながら言った。およそ無駄というもののない、引き締まった白い肌が眩しい。
 贅肉をそぎ落とし体脂肪率を限りなくゼロに近づけようとしているのにも関わらず、
昴はやはり女であった。きつく巻き付けているサラシを外すと、充分な迫力をもった
乳房がまろび出てきた。
「ゴクリ」
 春彦が大量の生唾を呑み込み、喉仏が大きく上下する。
「漫画とやらに出てくる経絡秘孔とはあながちでたらめな話では……おい、聞いてい
るのか春彦」
 昴がバカみたいにあんぐりと口を開けたままの春彦を叱りとばす。しかし、春彦は
シュルシュルと解かれていくフンドシに気を取られてそれどころではない。
 清潔な木綿の布が剥がれると、下に隠れていた黒々とした密林が露わとなる。昴の
性格そのままに猛々しい。剛毛といっていい縮れ毛は白い肌とクッキリとコントラス
トになっていた。
「……で、だ。その急所というのは扱い方しだいでは、また別の作用を人体に及ぼす」
 昴が春彦の手を取り、自分の胸の谷間へと導く。そして春彦の指先を筋肉の付かな
い僅かな一点に押し付ける。
「ここは胸尖(きょうせん)と言って、鳩尾のやや上に当たる。これに一撃を食らう
だけで普通の人間なら簡単に卒倒する危険な急所だ」
 春彦の脳裏に、色黒の不良がだらしなく伸びる姿がプレイバックされる。
「ところがだ。面白いことに、ここへ加減した圧力を与えると……全く別の結果を生じ
させるのだ」
 昴はそう言うと、春彦の指先を胸の谷間に挟み、グリグリと急所に押し当てる。
「あぁっ……くぅっ……」
 昴が甘い呻き声を上げるのを春彦は信じられないように見守っている。あの男勝り
の昴が、切なそうな表情になり微かに喘いでいる。
 胸部の神経叢を刺激され、発生した電流が乳房の組織を掻き回しているのだ。可愛
らしい乳首がたちまち勃起し、ピンと上を向く。
「こっ、ここがオレの泣き所の一つだ。正確な場所と力の入れ加減をよく覚えておけ
……はぁぅぅっ」
 余程気持ちがよいのか昴の声は震えており、呂律が回らなくなっている。
 ひとしきりその部分を楽しむと、昴は春彦の指をいきり立った乳首へと導いていっ
た。更に左手も同じく、乳首の下あたりに押し付けられる。

595:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:23:13 r13Am4Q0
「ここが雁下(がんか)だ……胸尖との併用で効果は更に高まる……うぅぅ~っ」
 途端に昴の動悸が高まったのが、指を通してハッキリと分かった。その劇的なまで
の作用に、春彦は恐怖感すら覚えてくる。
 それに興奮した挙げ句に我を忘れた昴が暴れ出しでもすれば、春彦では対処のしよ
うがない。逃げ出したくなる感情とは別に、春彦の本能は行為の継続を命じる。
 次に昴が強いたのは、ヘソ周辺の急所への責めである。
「丹田(たんでん)だ……ここは気を集めて圧縮する重要な部位だ。従ってここへの
攻撃は全身への作用を及ぼす」
 昴は自分のヘソ下に春彦の指先を添えさせ、小さな円を描くようにグリグリと押し
つけていく。
「あはぅぅぅ……くっ、くぅぅぅ~ぅぅ……」
 丹田で発生した快感が全身の気を集める経路を逆流し、末端神経にまで甘い疼きを
伝えていく。昴の体が痙攣を始めるのがわかった。
「は、春彦っ。お前、上手い……じ、自分でするより……何倍……アァァァ~ァァッ」
 昴は思考力を乱れさせているのか、言わなくてもいいオナニー告白をしてしまう。
 春彦は自分の非力な指がもたらした思わぬ効果に驚く。こんな小さな指先にこれだ
けの力が備わっているとは信じられない。
 春彦が驚いていると、いきなり昴が膝を立て、次いでガバッと左右に開いた。黒々
としたジャングルの下で、濡れきった秘所がパックリ開いている。しかし処女なので
あろう、小陰唇はピッタリと閉じていた。
「……ゴクリッ」
 生まれて始めて生の女性器を目の当たりにし、春彦はすでにリットル単位になった
生唾を呑み込む。そして指先を剥き出しになった陰核へともっていこうとした。
「たわけ者っ。指導を受けている身でなにを勝手な。お前はオレの導きに従っておれ
ばよいのだっ」
 昴は乱暴に春彦の両手首を握ると、内腿にある白海と呼ばれる急所にもっていく。
固い筋のコリコリした感触が伝わってくる。
「い、位置を体で覚えろ……急所は点穴……数ミリずれただけで……こ、効果は…
…な、なくなるからぁあぁぁぁ~っ」
 両内腿に発生した痺れが、筋を伝って股間へと流れ込む。秘裂の中の具が独立した
生き物のように蠢くのが丸見えであった。正体、出所ともに不明の液が、時折思い出
したようにビュビュッと噴き上がる。
「す、昴さん……お、おもらし……」
 スカトロ趣味などない春彦が狼狽えた声を上げる。
「ば、馬鹿者っ……こ、これは……お漏らしなんかじゃ……あむぅぅぅ~ぅぅっ」
 説明する気になどとてもなれず、昴が快感に身を委ねる。裏返しになったカエルの
ような惨めな姿のまま、昴が高みへと昇っていく。
 目から火花が散りそうになってきた昴は、いったん身を静めるため白海への刺激
を止めて大きく深呼吸する。そしてしなやかな体を捻らせて布団の上に腹這いになる。
「いいか、春彦。今度は手を添えてやれぬゆえ、自分で回答を導き出すのだ」
 昴は春彦を試そうというのか、いきなり応用編に突入した。春彦は戸惑いながらも
負けてたまるかと頷いてみせる。

596:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:24:12 r13Am4Q0
「では、背骨に合わせて下へと探ってみろ」
 昴の指示どおり、春彦は背中の中央付近から腰へ向かって指を滑らせていく。背骨
一つ一つのゴツゴツ感がハッキリと分かる。腰まで下ろした指が、尻の割れ目に近づ
き、春彦の動悸が激しくなってくる。固く引き締まったヒップまであと僅かだ。
「ま、待て。行き過ぎた。少し上……そう……そこだ」
 春彦はガッカリしながらも、昴の指示に従って指先の位置を微調整する。
「そこが高尾(こうび)の正確な位置だ。忘れるでないぞ」
 春彦は腰骨の突端の位置を頭の中に叩き込む。そして指先に力を込めてその部分を
押し始める。
「むぅっ……も、もう少し強く頼む……うぅっ……そう、その位で。ツボに対しては
常に垂直に圧迫するんだ……あぁっ」
 この刺激がどの部位にどの様な作用を及ぼしているのかについて、昴は一言も教え
てくれなかった。しかし春彦にもだいたいの想像はついていた。
「あぁっ……こっ、これ……たまらない……あぁっ……はぁぁぁ~ぁぁっ」
 昴の声が一際大きくなり、全身がビクンビクンと大きく痙攣する。春彦は孝蔵に
聞かれはしないかとヤキモキする。こんなところを見つかれば、即刻首を落とされ
るかもしれない。昴はそんなことお構いなしに悲鳴ともつかない嬌声を上げ続ける。
 その時、春彦は昴の腰が前後に振られたり、円を描くように蠢いていることに気が
付いた。尖りきった陰核を布団に擦り付け、快感を貪っているのだ。
「あぁっ……イク……イクぅぅぅっ……」
 女豹のような女武道家は、実に女らしい声でアクメ宣言すると、そのまま身を震わ
せて達していた。


「す、すまなかったな……オレだけいい思いしたみたいで。これでは恋人失格だな」
 春彦を送っていく道すがら、昴は俯いたままで謝罪した。昴は気高いはずの武術を
こともあろうに性技のために使ってしまったことに自己嫌悪を感じていた。それだけ
ではない。自分だけが良ければいいという自己中心的な考えで、大事な弟子であり、
また初めての恋人である春彦を巻き込んでしまったのである。自戒の念は強かった。
「い、いいえっ。お陰で女体の神秘というものを教えて貰えました」
 春彦は昴を傷つけまいと、必死で首を振って否定した。失神している彼女をオカズ
に、3回も抜いたとは告白できなかったが……。
「実は怖いんだ……男に体を委ねるのが」
 春彦の気持ちをおもんばかり、昴は思い切ったように心中を吐露した。二十二年間
も男っ気なしに暮らしてきた昴は、いつしか『せっくす』に恐怖感すら抱いていた。
それが寝技に近い動きであることも『せっくす』から彼女を遠ざける要因になってい
た。寝技で相手に組み敷かれ屈服させられることなど、彼女に受け入れられる筈が
ない。ましてや相手にイかされるなど、彼女にとっては敗北にも等しいのだ。
 それに破瓜の痛みというものは、情報の仕入れ先が極端に少ない彼女にとって、地
獄の苦しみに思えた。女になる代償として与えられる苦痛は、彼女の想像の中で実際
以上に大きなものとして誇張されていたのである。

597:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:25:14 r13Am4Q0
 しかし、愛する恋人のためならその痛みを我慢できそうに思えた。それに、春彦が
自分より強くなってくれたら、惨めな敗北感を抱く必要もない。
「春彦、早く強くなってくれ。オレもできるだけの協力はする。お前がオレより強く
なった時、その時オレは喜んでお前に抱かれることができるだろう」
 昴に頭を下げられ、春彦は面食らった。
「うへぇ……責任重大だな」
 それでも春彦はやってみせると決意を固くしていた。相手は物心ついた時から人の
殺し方を仕込まれてきた戦闘マシンである。生半可な努力ではまともに対峙すること
も叶うまい。
 だが、この昴を自分のモノにできるのなら、どんな困難だって乗り越えられそうな
気がする。
「まずは、ここから家までロードワークで帰ります」
 そう宣言する春彦の目には、昨日までの弱々しさはなかった。そこには無限の高み
へと昇ろうとする求道者の光が宿っていた。
 昴はそんな春彦を頼もしそうに見詰めた。



 春彦が痛む体を引きずるようにして走り去るのを見届けると、昴は踵を返して帰路
に就いた。まだ体の芯が火照っているのを感じる。
「ふぅぅぅ……」
 昴は生まれて初めて男にイかされたことに満足を覚えていた。なにか甘酸っぱいよ
うな、痺れるような敗北感であったが不思議と不愉快ではなかった。
「オレにもそういうところがあったんだな……」
 少し大人になったと、昴が満足感に浸っていた時であった。
「あれぇ。昨日のおね~さんじゃないの」
「ホントだぁ。超つよぉ~いおねえさんじゃんか」
 横合いから掛けられた声に首を巡らせると、例の金髪、色黒、禿の三人組が立って
入るのが見えた。昨日あれだけやられたのに、まるで懲りていないらしい。よほど学
習能力が欠如しているのか。
「昨日はヤク決めててちゃんと相手できなかったけどぉ。今日はそうはいかないぜぇ」
「タップリと仕返ししてやっからよぉ」
 三人組が近寄ってくるのを昴はウンザリしたように見詰めていた。この手のバカは
瀕死の重傷を負わせてやらねば理解できないらしい。春彦の今後のためにも、昴はと
ことんまでやってやる気になっていた。
 ところが―昴は相手の突き出した右ストレートを捌ききれなかった。何気なく払
い落とそうとしたパンチは、そのまま昴の左頬骨に炸裂した。
「うぐぅっ?」
 不覚のパンチを食らって昴が尻餅を付く。素人とはいえ、体重百キロ超のヘビー級
のパンチは強力であった。昴が信じられないといった様子で男を見上げると、禿は仲
間を振り返って自分の力を誇っているところであった。

598:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:25:55 r13Am4Q0
 昴がヨロヨロとなりながら立ち上がるがその足はおぼつかない。体重差がモロに出
てしまっていた。
 そこに金髪のパンチが飛んでくる。今度はしっかりと腰を落とし、内回し受けで軌
道を変えさせることに成功する。そして丹田に集めた気の力を一気に爆発させながら、
余勢で突っ込んでくる金髪に掌底打ちを叩き込んだ。
 次の瞬間、金髪の体当たりを受けた昴の体は軽々と吹っ飛ばされていた。そのまま
硬いビルの外壁に叩き付けられる。
「ぐはぁっ」
 肺中の息を吐き出し、昴がアスファルトの上で苦悶する。
「どったの? おねぇ~さん」
「昨日の勢いはどうしちゃったのかなぁ?」
 三人が昴を取り囲み、キヒヒと下卑た笑いを漏らす。
 何故だか理由は分からなかったが気の力が使えない。折角圧縮させた全身の気が解
放できないのである。女の昴がヘビー級の男とまともに戦うためには、打撃、組み技
ともに発頸と呼ばれる気の爆発が必要である。技は力の中にあり。小手先の技など、
圧倒的な力の前には全くの無力なのだ。
「何故だ……」
 羽交い締めにされた昴は、正面からの連打を浴びながら考える。
 男を愛し愛されるという喜びと引き替えに、自分が長年かかって積み上げた大事な
ものを失ってしまったと気付いたのは、彼女が意識を失うその寸前であった。



「いひひひっ。この女、やっぱり最高だぜ」
「お前の恥ずかしい姿をネットに流してやるぜぇ」
 男たちはデジカメのレンズを昴に向け、何度もシャッターを切る。
「いやぁぁぁっ。ヤメロぉっ」
 昴は身をよじってレンズを逃れようとするが、両手を梁から下ろされた鎖で縛られ
ていてはどうすることもできない。余りにも惨めな、恥ずかしい格好を強要され昴は
涙を流していた。
「やめろっ……頼む、やめてくれぇ」
 遂に哀願を始めた昴を無視し、男たちがシャッターを連打する。そのたびフラッシュ
が閃き、バドワイザーのボディコンスーツを着た昴を眩く照らし出した。伸び上がっ
ているため、スカート部はずり上がり、Tバックパンティを履かされたヒップが半ば
露わになっている。もちろん、ハイヒールを履くのも生まれて初めての経験だ。
 インストラクターの仕事をする時も、昴はいつもジャージしか着ない。人前で女っ
ぽい格好をすることのない昴にとって、これは男が女装を強要される感覚にほぼ等し
かった。

599:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:26:46 r13Am4Q0
「まだまだあるんだぜ、おね~さん」
「タップリと恥ずかしい思いをして貰おうか」
 男たちの傍らには、どこで入手してきたのか様々な衣装が山積みになっている。チ
アリーダー、バレリーナ、メイド服、そして種々の水着群。それらを全て着終わった
頃に、正気を保っていられる自信はない。
「お前らは糞に集るウジ虫だ、糞以下の存在だっ」
 昴は唾を吐き捨てて男たちをなじった。
「糞だぁ?」
「女の子がそんな下品な言葉を使ってはいけませんねぇ」
 男たちはこめかみに血管を浮き出させながらも、余裕の態度を崩さない。そして彼
女が一番恥ずしがるであろうメイド服を取り上げた。
「な……なんだ。やめろっ……そんな恥ずかしいものをオレに着せるな……」
 途端に昴の態度が弱腰になる。フリフリのフリルが満載になったメイド服は、秋葉
原で仕入れた超ミニスカのパーティグッズである。禿は嬉しそうにニーソックスまで
準備している。
「たのむっ。それだけはやめてくれ……後生だから……」
 そんなものを着たうえ「ご主人様ぁ~」などと言わされては、本当におかしくなっ
てしまうかもしれない。昴はプライドをかなぐり捨てて哀願した。
「そんなに嫌なのなら、これを着るのは許してやってもいいぜぇ」
「しかし、俺たちもこのままじゃ引っ込みがつかねぇ」
「俺たちに向かって糞と言ったことを謝って貰おうか」
 男たちは嵩に懸かって昴に命令する。
「但しだ……女の子らしく上品にだぞ」
「上品さがなければ、即刻メイド服の刑だ」
 彼らはどちらにせよメイド服を着せるつもりであることをおくびにも出さない。
「しかし、上品と言っても……どう言えば……」
 昴は戸惑ったように男たちに助け船を求める。
「バカ野郎っ。そんなこと自分で考えろ」
 昴は女の子らしさと無縁であったことを後悔した。本当の女なら、こんな時男が
喜びそうな台詞が思い浮かぶのだろうに。
「どうして糞なんて罵ったのだろう。他に言いようがあったろうに……」
 昴は後悔しながらも、しばらく黙り込んだ。そして彼女なりに必死で考えた、女ら
しい言い回しを口にした。
「…………う…………う ん こ っ こ……?」

600:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:23:07 ANIMB9Aw
褒めてた奴はバカ、貶した奴もバカ
ご丁寧に長文の添削した奴は一番のバカ
俺たちみんなバカばっかり

601:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:36:04 NKRGA3Mf
今度はヒロインに糞をかわいく言い直させて「う ん こ っ こ」か
教えてくれ、いったいどうやったらこんなアクロバティックな発想ができるんだ?
君自身のことはともかく、君の作品には>>669>>673みたいにwktkしてくれたり
>>678みたく必死で擁護してくれるファンも付いてきたみたいだし
どうだろう、ここらでまともな書き手になってみては?

602:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:57:11 8BrCgljX
人称を変えたり書式を変えたりトリップまで付けてみたり・・・毎度ご苦労なこった
だが、武道家が急所の知識をオナニーに利用するなんて発想はなかったな
次はどんな手を使ってくるのやら、読めないだけに怖いやら楽しみやら

603:名無しさん@ピンキー
07/09/09 17:05:05 dGJCJ5Qn
うんこの浅知恵を使った次の一手くらい見当はついてる
「それは成りすましの書いたニセの続きです」とか言って別バージョンの続きを投下する予定なんだろ?
今度はまともなエンディング迎えさせ、GJ連発させてといて後から笑おうって考えなんだろうねぇw
残念だけど代わって先に言っといてあげたから、もうその手は使えないよww
現在必死になって書いてる駄文SSを無駄にしちゃったかな? はい、お疲れさんwww

604:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:33:29 9Bnu2Wh/
GJ!

605:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:45:50 PPyubut+
BJ!

606:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:16:51 06UAclCA
>>694
それは充分に考えられる
前編と後編の間で盛んに自演でSSを貶める工作していたみたいだから
今思えば、次のそのまた次の布石として下準備してたのか

607:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:46:25 oqrEFv6/
このスレじゃ、SS自体よりもそれを書いたのが誰であるかの方が重要みたいだな
彼の作品読んだの今スレの3本のみだけど、普通に上手いし話もよくできていると思う
毎回オチにあるうんこっこへのこだわりはよく分からんが、前にスカトロ関連で住民と揉めたのかな?

なんにせよ過疎スレ住民からしたら羨ましい限りだ

608:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:29:41 FS6BDdIW
いや、ここも過疎スレだから
これに関してだけは、住人の力不足、荒らしの目論見どおりにね

609:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:53:49 MrwLC4Uf
毎回オチがうんこっこなのは、こだわりじゃなくて、それしかオチが思い付かないんだろ。
オチも本番も書けないから、うんこっこで無理矢理終らせてるだけ。

610:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:00:40 khJSZ/OR
 机も何もない畳張りの老舗の高級旅館に俺と父さんと、そして彼女がいた。

 写真で見るよりも何倍も綺麗だと思った。 
 着物を着ているその女の子を見てそう思った。
 光輪輝く長い黒髪。黒曜石を思わせる伏目がちな瞳。薄く紅を引いた艶やかな唇。
色素の薄い、ともすれば静脈が浮き上がりそうなほど白く柔らかそうな肌。
 まるでオーダーメイドされた高級な日本人形みたいだ。
「初めまして。二ノ宮紅葉と申します」
 その日本人形みたいに、可愛いと言うより綺麗と表現するのが正しい女の子は頬を
僅かに紅くさせながら小作りな頭を下げ、照れたように挨拶をしてきた。
 ・・・・・・。
「司、挨拶しろ」
 目の前の女の子に、惚けたように見入っていた俺の無作法を咎めるように、父さん
が肘で俺をつつく。
「は、初めまして、森本司と申します」
 自分がこんな綺麗な子の前でアホ面晒したかと思うと、死にたくなった。


 後は若い者同士と、定番な発言をして父親が出て行った。
 ちなみに二ノ宮さんには付き添いが誰もいない。金策に走っているらしい。
 察しのいい人なら気づいただろうが、いわゆる、政略結婚ってやつだ。
 6年前までは普通の家だった森本家は、父さんが独立して身を粉にし興した会社が大
成功し、自家用ジェット機が持てるくらい大金持ちになった。大金持ちになった父さん
は会社の事で一杯になり疎かにしていた家族を省みることにした。母さんには欲しがっ
てた指輪を、俺には、欲しがっていた彼女を。かくして、俺の冗談を間に受けた父さん
は若くて綺麗な娘を持ち、かつ借金を抱え困っていた二ノ宮家に白羽の矢を立てた。金
欲しかったら、娘寄こさんかいと言う訳で。
 そんなこんなで今にいたり、娘が大事な親御さんは、足掻きとばかりに金策に走り、
姿を現さないのであった。

611:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:01:15 khJSZ/OR
「あの、司さま」
「は、はい」
 借金を肩代わりする立場だからこちらの方が心情的に上のはずなのだが、あまりの美
しさにこっちが萎縮してしまい、どもってしまう。
「何でしょう?」
 心情的に上、などと一瞬でも思った下種な自分に落ち込む。俺、さいてー。
「この度は本当にありがとうございます」
 畳の上で、深々と頭をさげてくる。
「え?」
 恨まれる事はあっても感謝されるような事をした覚えはなかったので、つい間抜けな
声をだす俺に構わず、頬をますます紅潮させ、二ノ宮さんはつづける。
「事業に失敗した二ノ宮家をお救いいただき、本当になんとお礼を申せばよいか」
 顔を上げた二ノ宮さんは、急に近づきその小さく華奢な手を伸ばし、俺の手を握って
きた。すっげー、すべすべ。俺、今、顔、真っ赤じゃない?
「つまらないお礼ですが、う、受け取ってください」
 手が震えてる。二ノ宮さんからそう感じた時、その手は俺の手から離れ、その白魚の
ような手は俺のスラックスのチャックへとかかった。
「と、殿方は、こ、こ、こういうのがお好きだと聞きました」
 彼女の潤んだ瞳と目があった。
「はしたない女だと、思わないでください」



612:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:13:47 IgcW1G5I
短期間にこれだけの数のSSが投下されといて、なんて贅沢な・・・

目論見と言えば、刑事物SSに荒らしが出なかったからうんこのSSだと思ったって住人がいたけど
思えばアレも次回作のための伏線だったんだろうな
次の武術系SSの前編が投下した後、慌ててふためいて自演の荒らしレス付けることにより
「ああ、やっぱりうんこって単純なバカだw」と住人を安心させたんだろう。

その結果は上の通りだが、まったくうんこの掌で踊らされちゃった感じだな。
まるでこのスレ自体が一つの心理トリックドラマの劇場になっているみたいだ。

何より怖ろしいのは、伏線のためだけに、不自然さを伴わずに前後編に分けられるほどの作品を
単なるおとりSSとしてあっさり捨て去ることのできる潔さだ。

これって幾らでもSSのネタはあるぞっていう、うんこの宣戦布告なのかな?

613:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:20:11 3xDY2KtB
いきなり積極的なAV女は萎えまくる

614:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:26:05 khJSZ/OR
>>698
ごめん、止めるよ

615:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:38:59 3uaxhI7e
小作りな頭で読む気なくした
普通、小作りなのは顔だよね
頭も駄目って言うんじゃないけど・・・
てにをはもおかしくて、あまり本読んでいない人の作品みたいだから

技術的にも「~の~の~」とか「~ように~ように~」とかは見苦しいから、
できるだけ他の表現に言い換えた方がこなれた感じがすると思う

あと、地の文に余りDQNな表現を使わない方がいいよ
書いてる作者までがバカに見えて仕方ないから

616:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:50:50 khJSZ/OR
>>700

ご指摘ありがとうございます。

すいません、一応、「司」と言う人物の頭の中で見た像として、書いてるつもりだったんですが
単に、文を見た人間を苛つかせるだけになったようで。
勉強し直してきます。

また、いつか投下した際、ご指導、ご指摘お願いします。



617:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:51:49 HrLbZosz
>>700
素直な和服少女とやってるだけでいい自由なSSと、必ず定型文で締めなければならないSSと
どちらが作成に困難を伴うかくらいは余程のアフォじゃない限り分かるよね?
しかも、ホントにウンコしちゃうのは1回こっきりで2度とは使わない縛りまで付けてw
それほど簡単だというのなら、君が一つアイデアを供出してあげればよいではないか
うんこSS一つ書けず、ageでしかスレに貢献できないDQNスレ主君?

618:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:56:10 mjFD1jIm
この粘着、自分に批判的な奴は全部スレ立て主扱いする癖があるからな。自演がすごいわかりやすい
お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ
ブレンスレだっけ? どこだっけ? お前が駄文投下して叩き出されたスレは

それはそれとして、このスレの住人は確かに情けないな
だからもう、次の圧縮で落としちまおうぜ
荒らしの望みどおりだが、これでもう、駄文垂れ流す場所もなくなるだろう

619:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:56:47 tfjNazIZ
>>701がウンコに弟子入り宣言?
ウンコすげえ、ファンだけじゃなく遂に弟子まで持ちやがった

620:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:59:02 WuSmuU4D
本当に分かり易い>>1だなw
お前ら実にいいコンビだよww

621:名無しさん@ピンキー
07/09/10 01:18:04 Jrh3KVnS
>>お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ


人ごとだけど、気になったのでざっと数えてみた

483,484,489,492,494,497,572,617,643,644,645,646,669,673,676,695
まあ俺みたいに詐欺にかかった人もいるだろうけどw

622:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:00:46 wFx8W8kc
自演だろ、それ全部w

623:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:00:54 c9mLjyMX
>>709
普通に別のめぼしいスレ見つけて、そこに移住するだけだと思うぞ
俺たちほどにはこのスレのこと特別だとは思っていないだろうから

624:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:07:41 GAtFp80G
>>713
そうだよなぁw
あんな駄文にGJ付けたりするお人好しな住民など、いるわけないもんなぁww
うんこ如きに騙されて、真っ赤になって悔しがってるようなバカがいるなど信じられんものなぁwww

625:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:18:50 oLWVhCLX
151 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 10:28:45 ID:43ItGkrq
>>150
よぉ
次はどんな間抜けなミスやって恥かくんだ?
良かったな、一部の書き込みあぼーんしてもらって
後から見た人には、お前の間抜けな自演発覚の書き込みを見られなくてすむぞ



709 :名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:56:10 ID:mjFD1jIm
この粘着、自分に批判的な奴は全部スレ立て主扱いする癖があるからな。自演がすごいわかりやすい
お前以外に、お前の駄文を喜んでる奴が一人でもいるのかよ
ブレンスレだっけ? どこだっけ? お前が駄文投下して叩き出されたスレは

それはそれとして、このスレの住人は確かに情けないな
だからもう、次の圧縮で落としちまおうぜ
荒らしの望みどおりだが、これでもう、駄文垂れ流す場所もなくなるだろう



今更だが、この2つのレスが見事に対になっていて非常に興味深い
自分の恥を隠すのにレスではなく、スレごと消滅させようと計るのはスケールがでかいな

626:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:30:00 wFx8W8kc
>>714
良いんじゃね? 別の場所に移っても、このスレほど為すがままではないだろ

627:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:32:12 wFx8W8kc
つうかさ、実質、台詞の人、一人のためだけに次スレ立てるのか?
荒らしの存在をすべてあぼーんしたら、ただの過疎スレだし、こういう場合一回落とすこともあるだろ

628:名無しさん@ピンキー
07/09/10 06:29:04 21pN4/DF
うんこっこかそうでないかを確認するため作品の最後のレスをチェックするようになった
そのせいでたまに結末の文章が目に入ってしまいなんか萎える
うんこっこでスレたててそこでやってもらえれば嬉しいんだけど

629:552 ◆4nqb.Jq00M
07/09/10 07:10:31 x6KnRlzm
この状況で分割投下する時はトリが必須なことに気付いた。
そこまではやらないだろうと思ってたんだが……

二、三日中に後半持ってきます。

630:名無しさん@ピンキー
07/09/10 11:13:25 319OUJPc
新参や通りすがりのフリしてるのは、全部粘着の自演なんだろうけど
今となっては、削除依頼出して粘着荒らしの痕跡を消したのが仇となったかな?
仮に本当に新規の訪問者がいたとしても、こいつがどれだけのことをしたやつか、客観的な痕跡が残っていないからな

それはそうと、ここで、むしろ上げてみる

>>720
騙りや釣りでなく、本当に勝手に続編を書かれたの?
本当なら、どうなんだ、その行為は

631:名無しさん@ピンキー
07/09/11 00:30:53 zjdgvmTi
たとえここを落としても、他の4~5スレにも粘着してる糞野郎だからあんまり意味無いぞ
もしかしたら模倣犯かもしれんが、この糞が冤罪になったとこで誰も困らんからどうでもいいか

632:名無しさん@ピンキー
07/09/11 01:26:18 YVb7OURV
他人の名を騙って、勝手に連載中の作品を終わらせたりするのは、もし本当なら、今までで最も悪質な行為じゃね?
本当なら、ね

633:名無しさん@ピンキー
07/09/11 08:17:35 uSGfAS+P
ここはむしろ、上げていこう

634:名無しさん@ピンキー
07/09/11 16:03:41 YLVdgm0n
>>683実行しない?
雑談中は流れ切るのに必死みたいだし。

635:名無しさん@ピンキー
07/09/11 16:32:08 qGDHO4+J
>>こいつがどれだけのことをしたやつか、客観的な痕跡が残っていないからな

「完全制圧完了記念」と「うんこっこ」以外なんかあったっけ?

636:名無しさん@ピンキー
07/09/11 23:32:22 xTKiSaNy
てか「和風美少女でうんこっこ」ってスレ立てたら移動してくれるかな?

637:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:03:26 gk78ax+4
スカトロスレとかないのかw

638:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:12:49 8tI6Prnf
あるよ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所 4【汚物】

1 :名無しさん@ピンキー :2007/07/26(木) 23:59:05 ID:1UQ8mSrO
他スレで日ごろ迫害されがちなスカトロ系の妄想ネタやSSなどを吐き出すスレです。
版権物の二次パロ、非版権物のオリジナル、いずれも歓迎です。

ネタはライトな便意我慢やトイレ覗きから、ディープな飲尿吐瀉食糞塗便まで、
女性キャラの排泄関連をテーマとしていれば大小上下固形液ガス問いません。
ふと思いついた一行ネタから、貼るに貼れずお蔵入りしていた長編SSまで、
巧拙に関わりなく、形式その他なんでもありで参りましょう。

sage推奨。紳士はこういう時sageるものです。

スレリンク(eroparo板)

639:見習職人
07/09/12 00:25:51 ivKmyWsx
それがなんなんだW

640:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:19:12 WqH/vldk
「荒らしをスルーできない奴も荒らし認定」な方には
住人の大半が荒らしに見える罠罠
『スルーできない奴』も華麗にスルーできればあなたも立派なマタドール

641:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:52:26 O23MrHxS
しかし、そうすると、このスレが何も見えなくなってしまうという諸刃の刃

642:名無しさん@ピンキー
07/09/12 11:02:33 EZT7F8gx
うんこ氏は名前と口癖がスカトロなだけで
本当の意味でのスカトロはもう書いていないからな

643:名無しさん@ピンキー
07/09/12 13:10:42 WqH/vldk
このスレ開きながら寝てたら
黒髪ボブカットの吊り目な妹と
黒髪ロング(腰まで)の垂れ目な姉が
俺の両腕にしがみついてきてさー
すげぇ幸せな気分だったよ

そんな一人っ子な俺


644:名無しさん@ピンキー
07/09/12 13:30:40 WwYYcJU9
大丈夫か?
夢に出てきたまるで似てない姉と妹はきっと異母兄弟だぞ
心理的に病んでいるんじゃないか?
大事にしろよ

645:名無しさん@ピンキー
07/09/12 15:09:47 yu9VId21
ニートな生活が続き、自分が両親からも疎まれてるって薄々感づいてるんじゃね?
いらない子だっていう強迫観念が深層心理に働きかけて、いもしない兄妹が夢に出てきたり
彼女らに慕われたいって願望に結びついているんだよ

タレ目の姉は母親や妻、即ち自分を抱擁してくれる存在を意味し、
つり目の妹はネコ=言うことを聞かないけど可愛い存在、つまり娘を象徴しているんだ
家庭なんてイラネって突っ張っていても、心の底では暖かい家庭を築きたがってるんだよ、君は

こんな所に来ていないでハローワーク行け
全てはそれからだ

646:名無しさん@ピンキー
07/09/12 18:04:11 WqH/vldk
>>735
無論だ
>>736
大学生はまだ夏休みなんですー!><

腹減ったな…和服美人が膳を運んでくれないものか

647:名無しさん@ピンキー
07/09/12 18:42:28 ayQCT7pT
最近は脳内大学にも夏休みがあるのか?
脳大って卒業後は自宅警備員くらいしか就職がないんだろ
大変だな

648:名無しさん@ピンキー
07/09/12 20:40:46 WqH/vldk
>>738
日本語でおk

外人さんでも和の心を持ってればアリかな


649:名無しさん@ピンキー
07/09/12 20:49:38 QfPZUOp6
金髪さんが「スシ!スキヤキ!」か・・・


まあアリじゃない?

650:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:59:55 8tI6Prnf
>739
行ったことなさそうだし、大学の夏期休暇のシステム知らなくても仕方ないんじゃない?

ちなみに和心持ちの外人さんもおkじゃね?
知り合いに柔道家なアイルランド娘が居たけど、彼女の裸締めは凄かった

651:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:19:42 ivKmyWsx
相変わらずギスギスしてんなW

652:小ネタ@249
07/09/12 22:24:12 wC/ItH8d
「ああもう、大人しくして下さい樹里」
「フリソデ、フリソデ」
 ―俺の彼女が金髪幼女を誘拐してきました。そして何を思ったか着付けを
しています。
「変なこと考えてないで、手伝ってくださいよぅ。樹里も、いきなり来て和服
を着てみたいだなんて……」
 志乃の抗議に、圭介は慌てて首を振った。心を読まれたことも驚きだが、自
分に幼女の着付けを手伝えというのか。今だって二人に背を向けて悶々として
いるというのに……そんなことをしたら目覚めてしまうかもしれない。十歳程
度とはいえ、女は女だ。
「オソロイ、オソロイ」
「私は浴衣ですけどね。うん、お揃いです」
 志乃に張り付いてはしゃいでいる樹里と呼ばれる女の子は、本名はジュリア
ナ。志乃とは遠縁であるらしい。
 突然他人である圭介の家に尋ねてくる辺り(志乃の家に行けばいいものを)
ちょっとズレてる。―まあそれは志乃も同じか。
「はい、できました」
 志乃が言ったので振り向くと、白い肌と金髪に赤い振袖が映えなんとも可愛
らしい姿になった樹里の姿があった。
「へえ、以外と似合うもんじゃない」
 こういう服装は日本人にこそ、と思っていたがこれはこれでいいものだ。
「オソロイ、オソロイ」
 余程嬉しいのか、樹里は志乃に抱き付いている。志乃も苦笑こそしている
が、迷惑には思っていないようだ。和服の女が二人、じゃれ合うのは見てい
て微笑ましい。
「オンナジ、オンナジ」
「ひゃうっ!」
 志乃が悲鳴じみた声を上げる。それというのも、樹里が彼女の平坦な胸を両
手で鷲掴みにしたからだ。……同じ、か。
「な、何するんですか!」
「ペタンコ、ペタンコ」
 志乃は顔を真っ赤にして怒るが、それも樹里を喜ばせているだけだ。やれや
れどっちが子供だか。兎にも角にも一つだけ確かめておかなければ。
「樹里ちゃん樹里ちゃん。感触はどうだった?」
 志乃は貞操だなんだには五月蝿いので、触らせてもらったことがないのだ。
「圭介さん!」
「フニフニ」
「樹里も答えないで下さい!」
 ついに志乃は涙目になってしまった。その頭を、精一杯背伸びした樹里が優
しく撫でる。まるきり立場が逆だ。
 因みに圭介がにやにやと笑う原因は、二人の和やかさもそうなのだが、『フ
ニフニ』を夢想していることが大半であることは言うまでも無い。

653:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:41:28 7RnP9Lim
大学の夏休みって7月1日から8月31日までのところと
7月20日から9月20日までのところとがあるよね
ちなみにうちは8月一杯までだったけど
脳大は9月20日までなのかな?
中卒の>>741には理解できない話だろうけど

654:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:56:54 VHnTSrqw

【審議中】

     く|   ,..-─-ヘ/i |> .,. ‐- 、
    <>ヽ、 ,'y,..-=== y__」//(,'、 ,  ヽヘ
     <>〈`'γ ノノハノノハノ<^(リハレル Y^
    ,ヘ/L─-リ ゚ ヮ゚ノ!|ノ<> i、゚ヮ ゚リ从
    Lニ)r_」=== イつyiつリ> ,(!_Y' 〈_>lヘ, ─ヘ ,l
   ,ヘ、i ノノλノハノヘ,_!__」>,  ⌒i,l`i´ヽ_>'y=ー=ーノ)ヽ,l
   ,'  `(ハリ ゚ ヮ゚ノi) ノ~トノ"    "'、j、j-''" 〈l_ハレレ_l i
  .i   >〈(つi!.,.ィ ーrーr 、   /´   ` 、,  |!、 - ゚ |i| l|
   vヘγk´_/ y' "´ ̄`'ヽ  .!_     .ヽ i,!iハ.i !lヽ!
      `゙r_,ィ.ノ      ゝ 〈(゛‐-ー‐ "il_i l i Lll ),|
         ルi,,    ,,リ§ !,|       i└、j"、j'┘
          'k'_,i{X l}〈つ  k'i       i
          /'/_ハ.ゝ、  (ンλノレ!ノリjノ
          `'ト_ノ'ト,ノ"    ゛'、j'、j┘


655:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:03:33 WqH/vldk
>>743
thx&GJ


656:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:28:23 FG1GZJUn
>743
なんかニヤニヤしちまうじゃねえか
GJ

657:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:19:23 GvDCdfVk
>743
GJ!
浴衣イイw

658:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:30:49 2f/wt8uI
久々にスレが平和だ

659:名無しさん@ピンキー
07/09/14 00:21:25 Dd8kVEyw
うんこがアク禁にされたから

660:名無しさん@ピンキー
07/09/14 00:29:02 +FsFs5RA
てことは、これからは手口を変えて現れるんだろうな

661:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:20:10 3Ku+ObsL
だけども問題は投下がない事


662:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:24:42 51EceftN
昨日>>743があったじゃないか
常駐がほとんど過疎の俺からすれば上出来だぞ

663:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:55:56 q4IatZsz
待てば海路の日和ありってね

664:名無しさん@ピンキー
07/09/14 05:09:02 YchKwLTX
あのうんこが最後のうんことは思えない。
これからも第2、第3のうんこが現れるに違いない。

そのとき我々はどうしたらよいのだろう・・・

665:名無しさん@ピンキー
07/09/14 11:15:30 grR6iXMH
てか、あいつ携帯使ってるのかどうか知らんけど、複数の接続手段を持ってたよな
それはそうと、本人が沈黙すると共に、賞賛レスも見事に沈黙したな

666:名無しさん@ピンキー
07/09/14 11:41:50 dO9ZiQOV
これであの流れが一人の阿呆の自演だったって証明されたわけだよ

自演じゃなくて全員別人だったら洒落にならないんだけどなwww

667:名無しさん@ピンキー
07/09/14 17:34:47 wxxl+Utf
>>756
うんこ氏がいないとこのスレが急速に衰退してしまうということが証明されたんだよな
早く次の餌を投入してくれないかなぁ
神がいないと俺たちってどうしたらいいか分からなくて沈黙せざるを得ないよな

668:名無しさん@ピンキー
07/09/14 18:52:54 3Ku+ObsL
江戸っ子な銭湯の番台娘に、背中を流される妄想が浮かんだ
和風だけどスレ違い?


669:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:34:29 euSMjFpw
ただの口の悪いオトコ女になってしまうような気が

670:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:57:28 3Ku+ObsL
>>760
番台娘の手が止まったのを不思議に思い振り返ろうとしたら後ろから抱き着いてきて…みたいな
ごめんね、もう黙るよorz

671:名無しさん@ピンキー
07/09/14 20:14:09 +JgR3Zn+
 そうこうしているうちに志乃が用事で席を立った。圭介のにやにや笑いが
更に強くなる。
 かなりの美少女と二人っきりになれるのである。圭介でなくてもにやにや
しようというものである。
「樹里ちゃん。日本語喋れるんだっけ?」
 圭介が質問するが樹里は無反応であった。彼女の態度を見ている限り、日本
語は解せず、カタコトの単語を喋れるだけなのだろうと理解する。
「しかたないなぁ」
 圭介は本棚へ向かい英和と和英が一体になったポータブル辞書を取り出す
と、表面にうっすら積もった埃を払った。
「What is hunihuni?」
 圭介は怪しい発音でフニフニの話を蒸し返そうとする。すると樹里は驚い
たように目を丸くし、大げさに手で口元を覆った。
「Oh ! hunihuni」
 樹里はサッと手を伸ばすと、圭介のキンタマを握り締めた。
「hunihuni ! hunihuni !」
 樹里は圭介のキンタマ袋を優しく揉みほぐす。柔らかいジャージ越しに局
部を責められ、圭介は思わず声を上げそうになる。
 目を白黒させて悶える圭介のキンタマ袋を、樹里は珍しいオモチャのよう
に無邪気に扱う。そのうち圭介の肉棒は膨張し、ジャージの前をおもいきり
持ち上げるようになってきた。
「What is this ?」
 樹里は興味津々にそれを見詰めていたが、やがて我慢できないように圭介
のジャージを下ろした。欲望に膨らみきった赤黒い剛直が飛び出てくる。
 樹里はそれを手に取り、手前にグッと引き寄せてみる。パッと手を放すと
弾力をもった剛直が勢いよく下腹に打ち付けられた。その感触が気に入った
のか、樹里はキャッキャ笑いながらその遊びを何度も繰り返す。
「じゅ、樹里ちゃん……俺……も、もう……我慢……」
 何にも知らない幼女に弄ばれて射精するのは些か不本意であったが、射精
中枢の発する指令には逆らえない。
「うっ……うぅ~っ」
 情けない呻き声を上げて圭介は登り詰めてしまった。

「今度は俺がお返ししてやるよ」
 濡れティッシュで肉棒を拭き清めるのももどかしく、圭介は樹里にのし掛
かって行った。赤い振り袖の裾を割り、ノーパンの股間を無理やりさらけ出
させる。素晴らしきかな日本文化。和装美少女バンザイだ。
 無垢な縦一文字にむしゃぶりつくと、甘酸っぱいおしっこの臭いが圭介の
鼻をついた。その臭いが圭介の欲望を更に掻き立てる。
 舌を器用に使って秘裂を割る。薄い包皮を捲り上げると小さな肉芽が現れ
た。さっそく舌先でつついてみると、樹里は生意気にも感じているらしく鼻
息が荒くしている。小さくても備わっている機能は同じようである。
 二度目の限界を迎えた圭介は、その時になってコンドームを切らしている
ことを思いだした。
「やべぇ。どうすっかな」
 圭介はハァハァ喘いでいる樹里の幼い肉体を見下ろす。
「生理とかあるのかな……生で姦っちまっていいのかな……ええと……」
 圭介は辞書をめくって必要な英単語を探す。
「生、生……生って何て言うんだ……」
 圭介は英語の授業に身を入れてこなかったことを後悔する。そして、よ
うやく「未調理の」を意味する単語を発見した。
「Juliana. Uncooked,you OK ?」
 圭介は怪しげな発音で樹里に質問した。しかし単語の選択を誤っていた
ため樹里には通じない。
「発音が悪いのかな……無声音に続くedは濁らずかつ強調せずに……」
 圭介はできるだけ英語っぽく聞こえるように細心の注意を払って言い直
した。
「ジュリアナ……う ん こ っ こ……OK?」

672:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:14:47 ypTq08Hb
うんこってやっぱスゲェな
どんな体勢、どんなシチュからでもうんこっこに繋げられるんだ

673:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:31:06 Nu0O0NEk
746 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:03:33 ID:WqH/vldk
>>743
thx&GJ

747 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:28:23 ID:FG1GZJUn
>743
なんかニヤニヤしちまうじゃねえか
GJ

748 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:19:23 ID:GvDCdfVk
>743
GJ!
浴衣イイw

749 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 23:30:49 ID:2f/wt8uI
久々にスレが平和だ

750 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:21:25 ID:Dd8kVEyw
うんこがアク禁にされたから

751 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:29:02 ID:+FsFs5RA
てことは、これからは手口を変えて現れるんだろうな



また盛大に釣られたもんだなw
何度恥を晒したら気が済むのやら・・・
ニヤニヤしてんのはうんこの方だろ

674:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:32:14 q4IatZsz
>761
アリじゃね?
情に厚い下町娘って感じで

675:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:42:12 tBz9jCuK
けど、そんなの和風じゃねぇ
けど、そんなの和風じゃねぇ

方言スレ行けオッパッピー

676:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:52:54 51EceftN
スルーすべきなんだろうが>>762はさすがにどうかと思うぞ
自作でうんこうんこ言うならとにかく他人の作品を汚すとは・・・

677:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:01:00 +d+S06dC
>>767
これが初めてって訳じゃないからな…
ま、そこまでして、勘違いGJなり叩きなりの何らかのリアクションを貰いたいだけなんだろうけどね

678:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:29:39 QrEh33YX
思わず噴いたけどやってる事は人間としても物書きとしても最低だな

そんな事よりラーメンについて…じゃなくて和風少女について語ろうぜ


679:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:57:06 nJrPmGDw
ホントにバカだなぁw
どの段階から自分が詐欺に引っ掛かっていたのか、まだ分かっていないらしいよ
うんこ相手に楽しそうに雑談しておいて・・・

680:名無しさん@ピンキー
07/09/15 01:19:04 sddf8ZZz
このスレやべぇ
書いたのがうんことか言う人じゃないと思えばヘタレなSSでも簡単にGJ付けちゃうのに
書いたのがうんこだと分かった途端に手のひらを返すのか
前半部に付けたGJは心からのGJじゃなかったんだな

681:名無しさん@ピンキー
07/09/15 01:42:57 QrEh33YX
ぐだらねーが、以下の通りだ

職人にGJを送るのは住人の俺の中では義務だ
他人にこの考えを押し付ける気はないし、そういうものでもないしな
で、うんこは職人かというと俺の中ではNOだ
ssに自分の名前を無理に登場させる
荒らし、自演、住人叩き
こんな奴お断りです

さて、ここに作者がうんこか職人かわからないssがある
俺は迷わずGJを送る
もし職人さんならば当然の事であり、それをしないのは失礼だからだ
うんこだったら?しらねー。うんこに構って職人さんにGJ送らないなんて嫌だ
正直、荒らしが粘着してるスレに投下する職人さんなんて
そんないないとは思ってはいるけどね

以上、暇人のぐだらねーマジレスでした
うんこっこの自演相手に何やってんだってツッコミは無視します
釣られて恥じるほど若くないしなぁ


682:名無しさん@ピンキー
07/09/15 02:32:54 tjHPmuZZ
>>772
まさに「ぐだらねー」だな
何か違和感のあるスレだと思っていたがようやく分かったような気がする

SSに脊髄反射的なGJ付けるのは間違っていると思うし、他スレではあり得ない愚行だ
GJはあくまで書き手が示したGOOD(GOD)なJOBに対して贈られるものであり、
SSの作成に費やした労力に支払われるべき対価ではない

嗜好の合わないSSやどう見ても駄作にしか見えないSSに対してはスルーもしくは乙、
すなわち「お疲れさん」の一言を投げ掛けるくらいで充分だ
悪いけど、全作品に対してGJ贈るのが義務だと公言する人間は、まともな思考力を持っているとは思えない

あからさまな駄作に対するGJの連発は、その書き手をして「こんなのでいいんだ」と
増長させ、更なる成長進歩を阻害する
それだけでなく「何故こんなのが?」と他の書き手の反感を招く弊害すら含んでいるんだ
そうやって衰退してきたスレを今まで幾つ見てきたことか・・・

カッコつけないで「うんこが嫌いだからだ」の一言で充分じゃないか
人格者を装い、自分の意見の正当性を示そうとするから余計な言い訳が必要となるんだ

800ものスレがある中、偶然とはいえこんな過疎スレの下、同じ住人になったのも何かの縁じゃないか
互いに肩肘張らず、もっとフランクになってもいいんじゃないかな


あと「ssに自分の名前を無理に登場させる」は、納得いかないな
別に名前を誇示しているつもりはないだろうし、なるだけ不自然にならないよう気を使ってると思うよ
そのため毎回ネタには苦労してるみたいだけどね

683:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:12:00 cr1qMWb6
ていうか、自分以外の職人を追い出して居座ろうとする奴が、荒らし以外の何なんだよw

684:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:26:48 NeBhjw+w
だからもう、このスレ一度落とそうぜ。続けても不快な物しか見られんぞ

ここまで馬鹿がのさばっているのに、対抗して投下する人がほとんどいない
なぜ、ここまでされて、他の書き手がたまに一人、台詞の人が登場するだけなのか
それこそ、乱暴な言い方すれば、どんな駄文だろうが賞賛される(というか批評しにくい)状態にあるのに、尻込みする人しかいないのか
実に馬鹿馬鹿しいことに、荒らしてる奴のほうが、このスレを維持しようとしている人より根気と、何より時間がある。ニートだからな
俺は、こいつと、こいつを賞賛するレスは、全部たった一人の人間の自演だと思ってるが、そのたった一人に他の全住人のリソースが量的に負けてる

思うに、前スレの最後の投下、あの作家さんが「ごめんなさい、もうしません」とか言って去ってしまった時点で、何かが終わってしまった
なぜ、何も悪いことしてないのに、荒らしに謝ったんだ、彼は? 実に悪い前例を残してしまったよ
まるで、SSを投下することが悪いことであるかのように。これからSSを投下する人は皆、荒らしが暴れてしまう責任を感じなければならないかのごとく
なぜ、彼がそういって去ったときに、他の住人は冷静に引き止めなかったのか(運が悪いことに、スレ移行期だったというのもある)
悪い前例が前例となる前に正し、次の投下を行えなかったのが最大の失敗だったよ

だから、この流れを断ち切るために、一度落としたほうがいい
下手に常連がいる状態より、新規に人の目に触れさせて住人を集めなおしたほうがマシな雰囲気になるよ
何ヶ月か経ってから、誰か立てればいい。立たないなら、立たないでそれで良いけど

685:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:27:50 NeBhjw+w
ていうか、それこそ>>1はどこ行ったんだ、>>1

686:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:43:00 QrEh33YX
>>775
はっきり言っちゃえばこのスレ機能してないしな、うんこっこのおかげで

>>773
ぐだらねーは地元の方言なんだ…冷静じゃなかった、すまん。

わざわざレスしてくれたんだ、一応言われた事に答えておくよ。

少なくとも、この板のスレ内では誰が嫌い、なんて事は言わないな。
理由は色々。言っても仕方ないってのが1番。

人格者ぶってる、は耳が痛い。
我が儘にならない為の予防線のつもりだったけど直すよ。

無意味にGJを送るな、ってのもごもっとも。
俺にも『乙』としか言わない相手もいる。
ただ俺の基準は低い。職人って人種が好きだから自然とそーなる。
…ある程度は直すよ。

で、最後は論外。説明もしたくない。
あぁ、うんこっこの自演か、と思った俺はおかしいかもな。

あと結論。
こんなスレタイに一切関係ない糞文を二度も書いた俺は
住民としても屑だと思うから黙るよ。


687:名無しさん@ピンキー
07/09/15 17:34:10 9qGcd1yh
一つ不思議なんだが何故こいつはセリフの人だけは自分じゃないって言うんだ?

他の職人には平気でなりすますのに

688:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:00:24 3Lhg6kLq
すいません、昨日別な場所で質問したんですけど、無視されちゃったんでこちらで質問させてください。
よくバカ殿なんかで見る、床に入る前に着る白い着物って何ていうんですか?
あと、布団のシーツのことを昔は何て言ったか知りたいんですけど…

689:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:13:53 x4gS1I94
>>779
襦袢だったか、そんな気がする。

690:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:17:39 lCOZM5je
えっ?
うんこ氏は台詞の人のもカバーしてたろ、確か

691:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:46:37 fX8N0Plv
>>779
>床に入る前に着る白い着物
文字通り寝間着。お寝間(寝室)で着る着物。
遊女が着ている赤いのは襦袢(着物の下に着る下着)

>布団のシーツ
強いて言うなら敷布。
昔はシーツを掛ける習慣は無かった。
掛け布団の首に当たるところには掛け布を縫いつけていた。
洗濯は中綿を打ち直すときに側(布団の布地)を外して洗う。
女性が裁縫を習うとき、布団を縫うのは必須科目だった(綿の入れ方が難しい)

692:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:36:45 W+uf1fEB
/⌒ヽ
  / ´_ゝ`)   /⌒ヽ  ちょっと通りますよ・・・
  |    /   / ´_ゝ`)
  | /| |    |    /      /⌒ヽ  チャプッ
  // | |     | /| |      / ´_ゝ`)
 U  .U     // | |      |    /       /⌒ヽ  プクプクッ      プクプクプク・・・・
         U  .U     二| /| |二-_  -_/_´_ゝ`)二-    - /⌒ヽ= _     _  _ ッ・・・・・
                  ̄- ̄- ̄    ─  ─  ̄-      ̄- ̄  ̄-     - ⌒ 



                                                    /⌒ ヽ 濡れちゃいますが
                                            /⌒ ヽ     / ´_ゝ`) ちょっと通りますね
                                /⌒ ヽ       / ´_ゝ`)    |    /  
                               / ´_ゝ`)       |    /     | /| |
        ゴボゴボ     / ⌒ ヽ         |    /        | /| |      // | |
  -/ ⌒ ヽ= _       -_/_´_ゝ`)二-     二| /| |二-     // | |      U  .U   
 ̄- ̄  ̄-        ─  ─  ̄-       ̄- ̄- ̄      U  .U


693:名無しさん@ピンキー
07/09/15 21:39:44 3Lhg6kLq
>>780>>782
回答ありがとうございます。

しかし女の子脱がす時、寝間着や襦袢と書くと野暮ったい気がしますね、何か。
着物の部分部分細かく描写してく方が良さそうです、個人的に。
あと、昔はシーツじゃなくて布団に直だったんですか。
布団開いて中の手入れしてたなんて、当時の女性は凄いですね。
ここら辺もちょっと考えてみようと思います。

どうも失礼しました。

694:お嬢さまと犬
07/09/15 22:21:38 SspepgwZ
「お嬢さまは何処じゃ。望奈美お嬢さまは何処に参られたのじゃ」
 先代から橘家に仕える彦左は、額に滲んだ汗を拭き吹き廊下を駆け回る。
 旧家のお屋敷とは言え、隠れる所などそうあるわけもない。
 それにもかかわらず、大事なお嬢さまの姿はどこにも見当たらなかった。
 主の留守中にお嬢さまにもしものことがあれば、彦左が腹を切って詫びるだけでは済まない。
 お家の将来を左右する一大事に発展するのだ。

「彦左殿、どうなされたのだ」
 同じく先代から仕える執事、三太夫が彦左の前に現れた。
「お嬢さまが……望奈美お嬢さまが何処にもおりませぬのじゃっ」
 彦左は、何を悠長な顔をしておるとばかり三太夫を睨み付けた。


 旧華族とは名ばかりの橘家は、今や完全に没落の一途を辿っていた。
 最盛期に誇った栄華は見る影もなく、財産と言えるのはこの屋敷しか残っていない。
 全ては戦後新たに興した事業の失敗に端を発していた。
 負債を解消するため、借金に借金を重ねた挙げ句、気付けば最後に残った屋敷すら抵当に入ってしまっていた。
 使用人もほとんどが解雇され、今では執事の三太夫、それに守り役の彦左の他数名だけが給金無しで居残っている。
 それも後わずかの期間になりそうであった。
 今月の決算で不渡りを出せば、いよいよ屋敷を手放さなければならないのであった。

 そんな折り、橘家にとって天の助けに等しい出来事があった。
 新興財閥、毒島グループの当主が業務提携を申し込んできたのである。
 もちろん、条件が付いてきた。
 橘家の一人娘、望奈美の毒島家への輿入れがそれである。
 飛ぶ鳥を落とす勢いの毒島家と血縁関係になり業務提携すれば、橘家の負債の一切が解消される。
 もともと野心などなく、家名の存続だけを案じていた望奈美の父親は否応もなくこの申し出に応じた。

 目に入れても痛くない望奈美は当年もって16になる。
 腺病質なところはあったが、可憐で清楚で画に描いたような美少女である。
 対する毒島グループ総帥である慎之介は40歳で、既に5度の離婚歴を有している。
 身の丈180センチ、体重は150キロの巨漢は『魔王』の渾名に相応しかった。
 そんな怪物に大事な娘を嫁がせるのは忍びなかったが、毒島に嫁げば少なくとも今よりは恵まれた生活を送ることができよう。
 そう思い、父親は娘を成金財閥に嫁がせることを決意したのであった。

695:お嬢さまと犬
07/09/15 22:22:22 SspepgwZ
 ところが、話は更に一転した。
 旧華族の出身で、今は大コンツェルンの一角を占めるようになった白馬家が、望奈美を嫡男の嫁にと申し入れてきたのだ。
 同じ旧華族である白馬家の誘いは、成金毒島の申し出より数段魅力的に思えた。
 何よりも、白馬の嫡男である宗一郎が、まだ20歳という青年であることが決定的であった。


 かくて望奈美の父は毒島との業務提携を反故にしたのである。
 白馬家との婚儀は来年早々にも行われることとなった。
 今日、当主が留守であるのも、自ら最後の段取りのために白馬家を訪れているからである。
「お嬢さまにもしものことがあれば、当家にとって如何な災いが降り掛かるやも……」
 昔気質の彦左は青ざめた顔に脂汗を滲ませて震えている。
 当家にとっての災いは、この婚儀を快く思わない毒島にとって天佑になる。
 望奈美をどうにかしようという不届き者が送り込まれてくることは充分に考えられた。
「心配めさるな。望奈美さまなら、与五郎丸と戯れておられるのだろうて」
 三太夫は彦左を安心させるように肩を揺すって笑った。

 与五郎丸というのは、望奈美が飼っているミニチュア・ダックスフントの名前である。
 たいそうなお気に入りようで、望奈美は何処へ行くのにも与五郎丸を手放さない。
 このままでは婚儀の席にまで与五郎丸を連れて行きかねず、どう取りなしたものか彦左も頭を悩ませているところであった。
「それに、お嬢さまには常に警護の者が付き従っておる」
 警護の者とは、戦国の世から代々橘家に仕えている伊賀者の末裔である。
 彼らは植木職人や出入りの業者に身をやつし、陰に日向に望奈美を見守っている。
「まぁ、安心なされ」
 三太夫はそう言うと廊下の向こうに消えていった。

                                 *

 その頃、望奈美は屋敷に隣接した神社の境内で与五郎丸と戯れていた。
 しかし、病弱で体力のない望奈美は直ぐに息を切らしてしまう。
 ひとしきりその場を駆け回ると、境内裏にある大木の根元にしゃがみ込んでしまった。
 心地よい秋風が、眉まで垂らした前髪と純白のワンピースをなびかせて過ぎ去っていく。
 そこへ外国生まれの小型犬がトコトコと戻ってくる。
 そして、急に追い掛けっこを止めてしまったご主人様を心配するようにクゥ~ンと鼻を鳴らした。

696:お嬢さまと犬
07/09/15 22:23:06 SspepgwZ
「与五郎丸、あなたは本当に可愛いですね……」
 望奈美がポツリと漏らした。
 人の言葉を解せぬと分かっていても、否、だからこそ望奈美はこの愛犬には心中思うところを吐いてしまう。
「与五郎丸は分かっていますか? 望奈美はまもなく好いてもいない殿方の元へ嫁いで行くのです……」
 それが没落華族の家に生まれた娘のならいとは知りつつも、一度は恋というものをしてみたいとこがれる望奈美であった。
 愛読している源氏物語の登場人物に、つい自分をなぞらえてしまうのだ。

「…………あ、あぁんっ?」
 気がつくと与五郎丸が膝の間に割り込んでいた。
 オスのミニチュア・ダックスは小さな頭を激しく振り、強引に望奈美の膝を割る。
「こ、これっ……与五郎丸……」
 口では厳しくなじるものの、望奈美は抵抗らしい抵抗もみせない。
 それもそのはず、与五郎丸との睦み合いは、このところ彼女の密かな楽しみになっていたのである。

「な、なりません与五郎丸っ……だめです、こんなところで……はぁうぅぅぅ……」
 内腿を舐め上げられるうちに、最初きちんと揃えられていた膝がゆっくりと開いていく。
 それをよいことに、与五郎丸は奥へ奥へと身を進めた。
 元々ダックスフントは猟犬であり、穴に潜む獲物を捉え易いように改良された品種である。
 か弱い女の膝の間に潜り込むことなど朝飯前であった。
 ザラザラした舌先が、遂に望奈美の秘裂を捉える。
 下履きを身に着けていないため、望奈美は直接的な刺激を受けてしまった。

「はっ、はむぅぅぅ……」
 望奈美の目が閉じられ、眉間に縦筋が刻まれる。
 最初チロチロとすじに沿って動いていた舌が、裂け目が広がるにつれて大胆な動きを見せるようになってくる。
 畜生の舌は秘密の裂け目に侵入し、中に湧き出し始めた汁をこそぎ取るようにうねる。
 彼はご主人様の割れ目から湧き出してくるこのお汁がなにより大好きなのだ。
 そして、それがどうやれば手に入るかは充分知っている。

「はぅっ……よ、与五……だめぇ……も、もう……たまりませぬぅ……」
 今や望奈美は大木にもたれ掛かり、両手で膝をM字に抱え込んだあられもない姿を晒していた。
 与五郎丸は突き出された股間に鼻を寄せ、次々と溢れてくる秘汁を美味そうに舐めている。
 ときおり湿った鼻先が陰核を擦り上げ、そのたび望奈美は鼻息を荒げてしまう。

697:お嬢さまと犬
07/09/15 22:23:39 SspepgwZ
 いつもは寝床で行う秘密の戯れである。
 それが場所が戸外に変わったというだけで、いつもの何倍も心地よく感じた。
 こんなところを誰かに見られでもすれば、とんでもないことになってしまう。
 その緊張感が危険なほどの快感を呼び起こしているのだった。
 普段の何倍もの量の秘汁が体の奥から湧き出し、溢れた液が肉の窄まりまで濡らしてしまう。

 そのうち、ヒクヒクと収縮している菊の花弁に与五郎丸の興味が移る。
 そして彼は、そこからもっと美味い物が出るのではないかと舌先を伸ばしてみた。
「ひっ、ひぃぃぃっ……なりませぬっ……そこは、なりませぬぅ……ひぐぅぅぅっ」
 生まれて初めて味わう甘い疼きは、最初に秘裂を舐められた時の比ではなかった。
 こそばいような、切ない痺れが望奈美の下半身をとりこにする。
 同時に秘汁の湧出が加速度を増した。
「あっ……むぅっ……よ、与五……ふわぁ……ふわぁぁぁ……」
 足指が内側に折り畳まれ、膝から下がジタバタと暴れる。


 そんな望奈美の姿を見詰める10個の目があった。
 彼女を陰から護衛する伊賀者たちである。
 畜生との睦み合いで夢心地となっている美少女の姿に、全員の目が釘付けになっていた。
「ハァ……ハァ……」
 天下の美少女のあられもない姿に、彼らは例外なく己の逸物を握り締めていた。
 そのため、背後に迫った危険を察知することができなかったのである。
 伊賀者たちは、延髄を抉られたことに気付くこともなく、法悦境にのめり込んだまま還らぬ人となった。

「よっ、与五……も、望奈美は……も、もう……うぅぅ~ぅぅっ」
 肉の窄まりを舌先で抉られ、望奈美は失神寸前になっている。
 目の前が真っ白になり、既に思考力が消えかけていた。
 夢心地の望奈美を現実に引き戻したのは、いきなり木の上から振ってきた黒装束の男たちであった。

「ひぃぃぃっ」
 口から悲鳴が、開ききった縦すじから小水が迸った。
「ぶ、無礼なっ……何者ですっ?」
 望奈美は真っ青になりながらも元華族令嬢としての威厳を何とか保とうとした。
「ふふふっ、お嬢さまに白馬家へ嫁がれては困る者……とでも言っておきましょうか」
 黒覆面の男がくぐもった声をあげた。
 その瞬間、望奈美は自分が敵の手に落ちたことを悟った。

698:名無しさん@ピンキー
07/09/15 22:24:59 SspepgwZ
取り敢えず、おのこもすなる誘いウケといふものをやってみる

699:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:23:26 q9JAVc5W
wktk

700:名無しさん@ピンキー
07/09/16 07:29:31 oBjiiOr3
文体が・・・

701:782
07/09/16 10:40:27 bUIE+cdx
>>784
寝間着はともかく襦袢は色っぽい言葉だと思いますよ。
なにせ、好きな人の前でしか晒さない“着物”ですから、
女性の思い入れもひとしおです。
中には四十八手柄などというストレートな模様の襦袢もありますよw


702: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:29:08 i1B8Rw4x
『注意一秒怪我一生』とはよくいわれる事だが、何も怪我ばかりでもないさ、と元山 真志(もとやま まさし)は
思う。なぜなら、彼の人生の転機も自らの不注意の産物としか思えないから。


 4月に初々しさを漂わせていた1年生がどうにかこうにか高校生活に順応し始める5月の昼休み。真志はパタパタと
廊下を走っていた。もちろん、彼の所属高でも廊下を走ることは禁止である。
 見通しの悪い角で横から誰かが出てくるのに気付いた時はもう遅かった。真志はその『誰か』と絡み合うように転倒
してしまっていた。
「痛たた・・・・・・」
 背中が痛かった。どうやら自分は仰向けに倒れているらしい。「キャッ」という悲鳴からすると相手は女子生徒
だろう。慌てて起きあがろうとしたが、目の前が暗い上に、何か柔らかい物に顔がぶつかった感触がする。
「あ・・・ちょっ・・・」
 何処かから聞こえる声を無視して彼は無意識にそれをどかそうと手を伸ばす。その手に触れる、やはり柔らかい感触。
「わ・・そんな、いきなり大胆よ?」
 そこまで来て彼の脳が機能を取り戻す。女子生徒・ぶつかって転倒・手に触れる柔らかい物。
「わわわわっ?!」
 慌てて女子生徒の下から仰向けのまま這い出すと立ち上がり、直立不動になる。その動きはまるでギャグマンガの
ようだった。
「すす、すっ、すみません!」
「ん・・・私は・・・大丈夫かな?あなたが下敷きになってくれたから」
「そっ、そうですかっ!それはよかったです」
 誉められているのかけなされているのかよくわからなかったが、真志はそう答えていた。
「それにしてもいきなり大胆ね。新手の告白かしら?」
 女子生徒が小首を傾げながらいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「いっ、いえっ!告白など滅相もないです!僕の不注意です!」
「あら、残念ね」
 クスクスとその女子が笑う。そこで真志は襟章を見て気付いた。相手は二年生。先輩だった。
「重ね重ねすみません。先輩に、こんな」
 そう言いながら90度以上に頭を下げる真志。
「そんなに気にしなくてもいいわ。今度から気をつけてくれれば。ほら、何時までも頭下げてない」
「は、はい・・・」

703: ◆NAIADJsoTc
07/09/18 00:30:00 i1B8Rw4x
 そう言われて恐縮しきりに頭を上げる真志。そこで気付いた。相手は、凄い美人だと。
 肩よりもずっと下、腰近くまで伸びた黒髪。それを一房だけ前に垂らし、それを朱い紐で縛っているのがワンポイント
らしい。そして自分とさほど違わないスラリとした身長。柔和な顔付きながら、凛とした意志の持ち主であることを
示すかのようなキリリとした目つき。こんな状況でなければ見とれてしまいそうな美しさだった
・・・いや、真志は半分見とれていた。
「何?私の顔に何か付いてる?」
 その先輩は不思議そうな顔をして自分の顔を撫でる。
「い、いえ。何も有りません」
「そう?なら、いいのだけど」
 そう言った先輩が今度は自分の顔を見つめている。それもまじまじと。そして、目をしばたかせた。
「あ、あの僕の顔に何か・・・?」
 先輩の、それも美人に見つめられて真志は余計に心拍数が上がってくるのを感じた。それでも目だけは逸らす
ことができずにいた。
「名前、聞いてもいいかしら?」
「元山真志・・・1-Dです」
「ふぅん・・・元山真志くん、ね・・・」
 反芻するようにその名を呟きながら、その先輩は真志を品定めするように眺めている。
「まぁ、いいわ。今度から気をつけるのよ?」
 自分の視線に相手が警戒しているということに気付いた彼女は取り繕うように真面目な声で言った。
「すみません。気をつけます」
「そうしてくれると嬉しいわね・・・ああ、そうそう。私は榊 姫乃(さかき ひめの)。以後、お見知りおきを」
 そういうと彼女は踵を返し歩き去っていった。その顔がふっと笑みを浮かべていたことに真志は気付かなかった。

 もちろんこの後、一部始終を目撃(といっても最後の方だけだが)したクラスメイトから『羨ましい奴め』と
ボコられたわけだが。


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