触手・怪物に犯されるSS 12匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 12匹目 - 暇つぶし2ch77:名無しさん@ピンキー
07/05/03 02:55:07 RF8ke+tq
雑木林の中、獣じみた悲鳴がこだまする。
「はひ…ィィ はひイイ! ッッ! ンがアアアアアアアアアアアアアァァアアッ!!」
ソレは自分を運んだ揺り篭から十分に成長した体を乗り出した。
8つの眼球が見つめる眼下にはベットタウン。
ソレは本能に従うまま、近くの民家に忍び寄る。

「ただいまー 」
美樹の日課は決まっていた。帰宅したら自室に行き制服を脱ぎ、ポニーテ―ルにしている
黒髪をおろす、何気ない日常だった。
「おかえり。美樹、お母さん買い物に… もう、落ち着きが無いんだから」
桜子はあきらながらもエプロンを掛けショートカットに似合う服を選びお出かけの準備をしていた、何気ない日常だった。

「あー今日もよく勉強し、キャっ!」
部屋で背伸びする美樹に突然なにかが覆いかぶさってきた、押し倒されうつ伏せになった美樹は何事かと振り向くが…
「いたた、なーに? ……え? ヒッ! キっ ムグッ! グゥーーッ!」
居たのは美樹の上半身ほどもある見たこともない蟲だった。蟹の様な足が6本と8っの目、
柔らかそうに蠢く茶色い腹、蜘蛛の下半身にナメクジをくっ付けたような化け物が背中に圧し掛かっているのだ、生理的嫌悪から悲鳴を上げた美樹の口を化け物が吐き出した粘液が塞いだ。
「ムゥ―――ッ! ンン――!!」
(いやぁぁ!! 何、なにこれぇっ! 背中に! 気持ち悪い、ひぃぃぃっ!!)
混乱して必死で暴れる美樹を蟲は素早く手足を粘液で床に貼り付けていった。
美樹はもはや図鑑にあるようなにされた哀れな標本になっている。

蟲の行動は本能が命令するまま、一切の無駄が無かった。
美樹のショーツに下半身を潜り込ませ、ぬるぬると舐めまわすように美樹の肛門をなぞる。
「ンム―! ムウウウウ!!」
(イヤイヤイヤァ! こいつお尻に入ろうと…! 助けて!お母さん、だれかぁぁ!!)
下半身に力を入れ挿入を拒む美樹に蟲はすぐさま対応した。
その子供の腕ほどもあろうかという前足2本をおもむろに突きいれたのだ
「ムゴォォォ!! ぎィィィィィィイイイ!!」
蟲に容赦など無かった。前足で美樹の肛門をこじ開け、巨大な舌のような下半身をその中に根元まで滑り込ませ、次の瞬間、野球ボール大の卵を猛烈な勢いで注入し続けた。


78:名無しさん@ピンキー
07/05/03 02:56:16 RF8ke+tq

ボリュッ!ドズッ!
「おぐぇぇぇぇぇ……!!! ムグオオオオォオォオオっッッ!!」
(死ぬ、死ぬぅっっ!! お腹がやぶれ、ぎひいぃぃぃー!!)
グブリュッズブブッル!
(だずげでぇぇぇっ あぎゃあああぁっ! だずけてっ! うぐえぇぇ…) 


「美樹―、おかーさん買い物に行ってくるから留守番お願いねー」
二階に向け桜子は告げると返事が無いのも気にせず出かけていった。
「ム、グォ、ォ… ォォ…」
白目を向き、涙と鼻水を垂れ流し、下腹部を歪に膨らませ失神する美樹がいる
1部屋だけの地獄を残して。
………………
……

どのくらい時間が経ったのだろう、己の腹の中が蠢くのを感じて美樹は目を覚ました。
「えっ…あ、あ、おね、お願い、夢よね?こんなの、ひっひっ、うう…」
どこへ消えたのかあの化け物の姿は見えない。
ただ呼吸のためか口の粘液は溶かされていたが四肢は動かず、何より下腹部の中で何かが
動いている恐怖は意識を覚醒させたことを後悔させた。
「ひ、いいぃぃぃっ!いや、いやぁぁ!なに!なんなのよぉっ」
頭をよぎるある想像、ソレを振りほどこうと暴れる美樹に黙れとばかりにドスン!と腸内から衝撃が響いた。
「うぐぅえっ! げぇぇぇ…… ぐ、苦しい… ぐっ、うがぁぁぁあああ!!」
続いて自分の内臓を許容範囲を超えた何かがズルリと移動する痛みが襲う。
腹を食い破られる!そう思った瞬間またもや腸内を押し広げながら進む蟲。そう、せっかくの苗床を壊すようなことはこの生き物はしなかった。
ズルリ、ズルリと内臓の痙攣を無視して無理矢理出口へと向かう幼蟲に美樹は翻弄され続けた。
「うげぇ!ひっひ…ぐぇぇぇ! うぅ…おぁぁぁぁ……! や、やめへぇ、もうやめへ……おなかぁ、やぶれちゃふぅ……!あ、あぉぉぉぅ!」
蟲が他の卵を掻き分け進むたび美樹の腹はボコボコと脈打ち、その苦しみの凄まじさを物語るが、美樹はそこに目を向ける余裕は無く、眼は虚ろで涎を垂らしながら妊婦のような呼吸を繰り返しているばかりだった。
「あ、がぁ……ぐぅぅ! で、るぅぅ、出るぅっっ! ハヒッ!ハヒッ! おぁあああ……っっ」
遂に蟲は肛門にまでたどり着いたが、幼生とはいえその大きさをバレーボールほどありどう考えても出れるようなサイズではない、そこで蟲は恐るべき行動に出た。
「ひきゃあっつ!? な、なにぃ? もう、もう許して…、助けてぇ… えぁ? き、きゃぁぁぁああ! ひいいいいいぃっ!」
なんとか首を動かして後ろを向いた美樹は青ざめた悲鳴をあげた。
己の尻から異常な長さの蜘蛛の足が出てその柔らかい臀部を掴んでいる。
「やだやだやだぁ!あ、ああ! また、またでるぅ! でるぅっ ひいいい!」
ジュポッっと音を立て二本目の節足が肛門を飛び出した。今度は一本目とは逆の方向の尻肉をわし掴みにして固定する。
「た、助けて、お母さんお母さん…ヒィっ!ま、また…うぉぉおおおえっっ!」
ズポッ!三本
ボジュッ!四本……


「う…、げぇ…、あ、が、あああ…」
ついに蟲は甲虫めいた足全てを美樹の肉穴から突き出し柔らかに形を歪ませる尻肉を鷲掴みにしていた。
親のものよりも小さいがその太さは赤子の手ほどもあり、美樹の肛門はみっちりと広げられ、本来なら腸壁が見えるはずだが今はそこには母体から這い出そうとしている蟲が顔を覗かせている。

 
「はがああああぁぁぁ……ッ、かはっ、あ……ぐぅ……ッ……ぎいいいいいい!!」


79:名無しさん@ピンキー
07/05/03 02:57:12 RF8ke+tq
スレ的にどうかとも思うのでとりあえずここまで

80:名無しさん@ピンキー
07/05/03 02:58:29 LdU2In5M
誘い受けか?
タチが悪いな。

81:名無しさん@ピンキー
07/05/03 05:01:53 HWfltaPd
>>79
この時点で切り上げてみても、何の意味も無いと思うぞ。
ここで切ったらかえって荒れるだろうし、最後まで投下してみたら?

82:名無しさん@ピンキー
07/05/03 05:52:45 KcU8KoZb
>>74
サイクロンだったかどこだったから
今同人誌が手出るよ

83:名無しさん@ピンキー
07/05/03 09:44:27 tzc8muAe
>>82
あれは、まあまあ良かったけどな。
ただ、人間による輪姦メインだからあんまり異種姦って感じしなかったことと、
少ないページ数に姉妹2人分詰め込んだから、展開が早過ぎってのが
欠点だったが。

84:神楽スキー
07/05/03 12:32:47 wt9sr8Fi
>>74 >>82
今でも時々更新してる天津姉妹のファンページに山ほど2次SSありますよ?
と言うかアソコやアンソロジー、2次元の単行本があるからあんまあのSSは書こうとは思わなかったんですがw
もしご存じないならここ
URLリンク(twinangels.rdy.jp)
あと、ここにもひとつ投稿の部屋にあります
URLリンク(www.yuzuriha.sakura.ne.jp)
あのOVAは好きだったなあ


85:名無しさん@ピンキー
07/05/04 06:29:37 3LpXhlNZ
OVAはムック本先に見て展開知ってしまったから見る気が失せてしまって・・orz
ツインエンジェルも好きだったけど、淫魔聖伝も好きだなぁ
次々と主人公の友達が触手鉄仮面にヤられて行くのが
ただ、牢屋に入れられたヒゲ親父が、どうしても8ツ墓村の人に見える

鬼神童子ゼンキのOVA版のバケモノも
なんだか鬼獣淫界出身者に見えたのは私の気のせいだろうか

86:名無しさん@ピンキー
07/05/04 17:42:31 JQxxxOgG
この中にヤフオクでミサキ2を一足早く買った俺がいるのではないか、
と思ってみる(w

87:名無しさん@ピンキー
07/05/04 23:44:40 iiBpxzeh
>>86
発売日に買ってる俺は勝ち組

88:名無しさん@ピンキー
07/05/05 00:47:42 S/DFzi7/
・ロリ
・和姦
・触手は無
・7不思議その5
・学校の7不思議なのに舞台がほとんど学外なのは気にしちゃ駄目
それではどぞ

89:「ブルマの手」1
07/05/05 00:49:58 S/DFzi7/
「理沙、一緒に帰るか」
「……」
ああ、これは夢だ。

「昨日見たあのブルマのエロ漫画のこと義父さんと母さんには黙っとけよ」
「不潔!」
私は知っている。

「だから、あれは中学校の引っ越した先輩に押し付けられたんだよ」
「言い訳はいいから、近寄らないでよ」
この後何が起こるのか。

「おい、なんか変な音しないか?」
「いいから、半径3メートル以内に……あれ、なにあの車!」
彼がどうなるのか。

「やばい、おい、あの車人をはねながら突っ込んでくるぞ!」
「嘘!」
大きな音。激しい衝撃。
「避けろ理沙!!」

突き飛ばされた私が短い気絶から意識を取り戻した時見たのは、
紅く染まった私のブルマと、血を流しながらそこに顔を突っ伏し、動かなくなった義兄の姿。
5メートル先のコンクリート塀には大破した車が炎上していて、
ただでさえ赤く染まった兄をさらなる真紅に染めあげていた。

90:「ブルマの手」2
07/05/05 00:54:42 S/DFzi7/
夕焼けの差し込むほの暗い病室に、二人の人間がいた。
ベッドで眠る少年と、彼を見守る少女。少女が少年の右手を手に取ると、
手の甲には三日月形の火傷の痕が残っていた。

「お疲れ様、理沙ちゃん。今学校終わったところ?」
「お義母さん、トイレ行ってたの?換えのお花持って来たんだ」
 女性の声を聞くと病室にいた少女はわずかに顔を綻ばせ、
ツインテールを揺らしながら振り向いた。
「水曜は部活もないから途中でお花屋さん寄ってきちゃった。お義兄ちゃん元気?」
「ええ、呼吸も脳波も安定して異常はなしね」

 女性と少女はベッドの上で眠る少年に目を落とす。
 口には呼吸器を、肘には点滴用のチューブが刺さった痛ましい少年の姿がそこにあった。
「だけど本当、あなたはお兄ちゃんっ子よね。二言目にはお兄ちゃん、お兄ちゃんなんだから」
 少女は少しもじもじしながら少年から離れた。
「やっぱり……変なのかな?」

「ううん、そんなことないと思うわよ。むしろ立派過ぎて自慢したくなるぐらい。
あ、鋏貸してね。お花の葉っぱ切っとくから。
……ただ、いつまでもこの子のお見舞いとかしてて大丈夫?
本当は部活とか、友達と遊んだりとか、したいことがあるんじゃないの?」
鋏をランドセルから取り出した少女はニカっと笑う。

「大丈夫だよ、先生も友達も協力できることはしてくれるって言ってくれてるし。
これはさ、先生が特別に組んでくれた家でもできる調べ物のメニュー。
でこっちが、学年1位の加奈のマル秘ノート。下手な先生が教えてくれるより
よっぽど分かりやすかったりするんだよね」
「そう、ならいいんだけど……」
「それに私、お義兄ちゃんと口喧嘩しちゃったから。あの事故の前、少しだけ」

「へえ、あなた達が?珍しいわね」
「だから、目を覚ましたら一番最初に話がしたいんだ。ごめんなさいって謝りたくて」
「そう……大丈夫よ、こんなかわいくてよくできた妹がお見舞いに来てくれるんだもん。
すぐに飛び起きるわよ」
「へへ……あ、そうだ、もう少ししたらお魚の特売が始まるんだった!
今日はもう帰るね。あ、お洗濯夜のうちにやっとくから、明日の朝干しといてね!」

それだけ言うと、少女はランドセルを背負って病室を後にする。
その少女の目元が赤く腫れ上がっていたのを母親は見逃さなかった。
「やれやれ、落ち着かない子。鋏忘れちゃって……だけどいい子よね」
女性は少し落ち窪んだ目で少年を見つめ、その額に軽くデコピンをするが、
少年は全く反応しなかった。
「あの子をこれ以上悲しませたら、お母さんが許さないわよ」

91:「ブルマの手」3
07/05/05 00:56:52 S/DFzi7/
「理沙、一緒に帰るか」
「……」
またあの夢だ。

「昨日見たあのブルマのエロ漫画のこと義父さんと母さんには黙っとけよ」
「不潔!」
あの事故から今まで何度繰り返して見てきただろう。

「だから、あれは引っ越した先輩に押し付けられたんだよ」
「言い訳はいいから、近寄らないでよ」
また今夜も、この人が倒れるところを見てしまうのか。

「おい、なんか変な音しないか?」
「いいから、半径3メートル以内に……あれ、なにあの車!」
何であんなつまらないことで喧嘩しちゃったんだろ。

「やばい、おい、あの車人をはねながら突っ込んでくるぞ!」
「嘘!」
この後ずーとお義兄ちゃんと話せなくなるのに。

「避けろ理沙!!」
突き飛ばされた私が意識を取り戻した時見たのは、紅く染まった私のブルマと、
血を流しながらそこに顔を突っ伏し、動かなくなった義兄の姿のはずだった。

しかし、そこにいたのは、血まみれになりながら私を見上げる兄の姿。


92:「ブルマの手」4
07/05/05 01:00:09 S/DFzi7/

「お……お義兄ちゃん……?」
「ごめんな、理沙」
「大丈夫、お兄ちゃん!今、救急車が来るから!」
「寂しくさせてごめんな……俺の名前呼びながら、毎晩オナニーしてただろう?」
「な、何を!?」
「悪りいな。ちゃんと俺が気持ちよくさせてやるよ」

「え……やだ、お義兄ちゃんそんなとこ汚いよ!」
「汚くなんかねえよ。お前の体だろ?」
兄の体がブルマに溶け、そして通過する。
「嘘……なに、なんなの?」
義兄はブルマをつき抜け、その下にある私の体を直接舐めたり触ったりし始める。
「え……これ、何?」

指がとても言えない様な場所を割り開き、お尻の穴から前の場所まで舌が丹念に舐めてくる。
「やだ……なに、これ、なんなの……?」
背筋をぞくぞくと何かが駆け上る。自分で自分を慰めた時とは比べ物にならない何かが、
私の体を這い回る。
「これ……変だよ…………」
筋肉、神経、感覚。その全てが熱暴走を起こしていく。
「や……いやあぁぁっっ」

目を覚ましたそこには、見慣れた天井があった。
体をよじれば、そこにはお気に入りのティディベアが私を覗き込んでいた。
(やだ……変な夢見ちゃった)
あまりに強烈な感覚の残滓に、私は布団を被ったまま恐る恐るパジャマのボトムスの中を覗く。
もちろんそこにはお義兄ちゃんの顔などあるはずもなく。

(ああ……ブルマなんて穿いてたから……あんな夢見たのかな)
昨日の夜は洗濯をして掃除もして洗い物も片付けて。
たまった家事を一気にやった疲れが出てお風呂に入らず眠ってしまった。
あの事故で、お義兄ちゃんの返り血を浴びたブルマを穿いたまま。

(だからって……あんな夢見ちゃうなんて……)
戸惑いながらブルマに触れた私は、思わず声を上げてしまう。
その濃紺の履物は、指を湿らせるほどなにかで濡れていた。

93:「ブルマの手」5
07/05/05 01:03:33 S/DFzi7/

自転車を漕ぐ二人の少女の片方が、大きな瞳をくりくりさせて
ショートカットを掻きあげながら大声を出す。
「あらら、そりゃ淫夢ってやつだね」
理沙は慌てて言い返した。
「な、なんでそうなるのよ!」

「なんでって……大好きなお兄ちゃんにエッチなことされて」
「べ……別に大好きじゃないもん!」
「あら、3年生の時に『お兄ちゃんと妹は結婚できないって本当?』
って言って涙を流したのは誰だったかしら?
その後『義理の兄妹なら結婚できる』って聞くまで泣き止まなかったのは?」

「そ……それは」
「ま、それは置いといて。その上起きた時、ブルマーが愛液でびっしょり濡れてたんでしょ?」
「び、……びっしょりってほど濡れてない!」
ふーんと、少し探るような目で隣を見てから加奈は微笑んだ。
「で、何でそんな恥ずかしいこと私に相談してきたの?」

「加奈ちゃん、オカルトとかお化けの話とか、そういのうの詳しいよね?……
もしかしたら、お兄ちゃんが私に夢の中で何かを訴えてきた、って考えられないかな?」
「うーん、どうだろう」
加奈は少し戸惑うように顎の下に手を当て、言葉を飲み込んだ。
―夢枕に人が立つ時はね、大抵その人は死のうとしているかすでに死んでしまった人なんだよ―
などという事は言えるわけもなく。

「やっぱり、誰かさんが欲求不満なんじゃない?」
「もう加奈ったら!あ、置いてかないでよー」
加奈はえへへへと笑いながらすいすいと自転車を漕いでいく。
そう、今彼女が理沙にできることは、こんな風に無理矢理部活動に連れ出して
気分転換をさせるか、茶化して少しでも笑わせてあげることぐらいなのだから。

94:「ブルマの手」6
07/05/05 01:06:54 S/DFzi7/

「1度や2度ならこんな夢見たなんて恥ずかしくて誰にも言えないけど……
さすがに何十回も見て、この前なんかブルマにうっすらと血が付いてて」
その言葉に、加奈の顔から作り笑顔が消えて自転車のスピードを落とす。
「それって……生理が始まったんじゃないの?」
「うーん……違うと思う。そんなにどばっとじゃなくて、ちょっぴりだったから」

「あんたって本と暢気よね。血まで出るなんてちょっと普通じゃないわよ!?
それってもう病院に行ったほうがいいんじゃない?」
「え……でも、ほら。ブルマさえ穿いてなければ大丈夫だし」
「でも、その割には毎晩その夢見てるような口ぶりだったわね」
「それは……その、近頃はいつも穿いてるから……ブルマ」

加奈は思わず呆れた声を出した。
「あんたねえ。そんな夢見るって分かってるなら穿くのやめなさいよ!」
「でも……穿いてたら、夢の中でお義兄ちゃんに遭えるから」
「……淫乱ブラコン」
「な、なによ!そんなんじゃないって」
慌てる理沙を加奈はけらけらと笑い飛ばす。

「あー、なんかうちの学校の7不思議思い出した」
怪訝な顔をして理沙が問い返す。
「7不思議って加奈が最初に記事にしようとした?」
「そ、我が校に伝わる7不思議。ところがどっこい、これのほとんどが理沙の夢みたいに
エッチなのばっかりでさ。新聞部にはふさわしくないってNG食らっちゃって。
それで急遽校外の心霊スポットを撮影しに行く羽目になったんだよね。ほら、
あそこに見えるのが目当ての建物。でもエッチなのじゃないんだよね。理沙にしてみたら残念かな?」

「だからそんなんじゃ……!」
「ははは、しかもその心霊スポットていうのがちょうどブ……」
そこで加奈は急ブレーキで自転車を止める。
「ね。今なんか聞こえなかった?」
「廃工場から……声?」

通常の生活では決して出さない音域の声が、確かに目当ての建物から聞こえてきた。
「悲鳴だよ!」
「女の人!?」
「どうしよ、先生には中に入っちゃいけないって言われてたけど」
「入ろう!さっきの声、絶対普通じゃなかったもん」
少女二人はお互いに顔を見合わせ、自転車を捨てるように置くと
立ち入り禁止の札を跨いで敷地に入っていった。

95:「ブルマの手」7
07/05/05 01:11:57 S/DFzi7/

割れたガラス片や散乱した機械の間を縫うように進んで少女二人が見た光景は、
男と女が絡み合う淫靡な情景だった。
いや絡み合うという言葉は適切ではない。3人の男が、セーラー服を着た少女を、
髪の毛を掴んだり頬を叩いたりして無理矢理服を脱がしているのだから。
(女の人に……暴力を振るってる!しかも複数で!!)

理沙の頭に血が上る。理沙は思い出してしまったからだ。
『毎日がつまらないので僕の人生を終わらせます』などという遺書を残して、
兄や多くの人をはねて自殺した無責任な薬物依存症の男のことを。
与える暴力の種類は異なれど、今目の前で行われている行為は
あの男のように他人の尊厳を刈り取る行為に他ならない。

(加奈ちゃんは逃げて助けを呼んで!私はあいつらの気を引いてみるから)
(何言ってるのよ!あんたまでひどい目に遭うよ。
こんなこと言いたくないけど、あの人はもう……)
ここに来るまで、彼女達が自転車を漕ぎながらおおぴっらに恥ずかしい話をしていたのは、
どこにも民家がなかったから。20分近く誰ともすれ違わなかったから。

そんな人気のない区域で、誰かに助けを呼ぼうとしても、すぐには見つからないだろう。
(大丈夫だよ。あいつらの正面から止めに入るほど馬鹿じゃないから、ね。
加奈ちゃんの方が自転車速いから、お願い)
加奈は理沙の顔を見て説得は無駄だと理解した。この一見可憐で線の細い友人は、
決めたことは絶対に貫くのだ。たとえそれが自分にとって危険なことでも。

(……絶対、無理しちゃ駄目だよ?)
にっこりと笑って理沙は加奈の手を振り解くと、悪夢の宴に近づいた。
(大丈夫、機械の間とか利用して逃げれば、ちっちゃい私は捕まらない)
加奈が部屋から見えなくなるのを待って理沙は男達の前に姿を現す。
「あなた達ゃめな……」
緊張で喉が渇いて掠れ声しか出なかった。

96:「ブルマの手」8
07/05/05 01:14:27 S/DFzi7/
男達の値踏みするような視線が体の上を這い回って、悪寒がした。
でも、輪姦はおさまった。服を脱がす手が止まった。

(これでいい。加奈ちゃんが帰ってくるまで何とか時間を稼ぐ。
いや、ここで脅して逃げ帰してやる!どうせこんな卑劣なことする奴らだもん、
警察呼んだとか言えば逃げ出すかもしれない)
「今、警察を呼んだんだからね!」
何とか大声を捻り出して威嚇するが、男達はまるで怯まない。

それどころか、新しい獲物に興味津々といった様子で、
「誰が最初にヤル?」
などと理沙を犯す順番を決めようとしている始末だ。

「ふ、ふざけないでよ……今すぐその人から手を離しなさいっ」
「おお、こわ。手を離さないとどうなるのかな」
腕に髑髏のタトゥーを彫った男が近づいてきた。
(大丈夫、斜め後ろにあった狭い排気口に体を潜らせて向こうの部屋に行けば
……私は通れてもあいつらは通れない、多分)

ぱっと後ろを振り向き、排気口に顔を突っ込んだその瞬間、
中に張られた金網の存在にようやく気が付いた。
急いで顔を出し、違う場所に逃げ込もうとするが、すでに足首を暴漢に捕まれていた。

「ひゃはあ、ガキ一匹ゲッ~~~ット」
「いやああああああああああぁぁっッッ」
「テンション上がってんなーこのベドやろう!」
「いいじゃねーか。一度ガキのきつきつおまんこにぶち込んでみたかっ……げほっ」
げらげら笑いながら理沙の足を引っ張っていた男の体が、股間を押さえたまま床に沈んだ。


97:「ブルマの手」9
07/05/05 01:21:42 S/DFzi7/

何が起きたんだろ。何が起きているんだろ。
光の差し込まない部屋で両足を抱え丸くなって震えながら、
理沙は自分の置かれている現状を確認しようとした。
あの時、男に足を掴まれた後一瞬感じたブルマの中の異変。
何かかが膨れ上がり、外へ飛び出すようなあの感覚。

そしてその後響いた男の悲鳴、仲間達の怒号。
男の手から力が抜け、体が小さいという利を生かし、散乱する大型のミシンのような
機械の迷路を潜りこの部屋に逃れてきたが、いったいあれはなんだったんだろう。

(お義兄ちゃんの夢の続きを見ているのかな。長い長い夢の続きを)
と、手の平に疼く様な痛みを感じた。
男に足を掴まれ排気口の穴から引きずり出された時できた傷だろう。

(夢じゃない……)
義兄の出てくる夢はいつも彼女に幸福を与えてくれた。
最初のころこそは恐怖と驚愕もあったが、今では毎晩義兄に体を求められるのが
何より嬉しいことになっていた。意識を失い動くことも喋ることもない義兄が、
夢の中に現れてまで自分を欲してくれる。

義兄と自分の繋がりが存在しているようでとても満たされ、癒された。
だけど、あの男達を見て感じるのは、深い憤りとやる瀬無さだけだった。
(あんな奴らが、お義兄ちゃんの夢の続きのわけがない)
そしてこれが現実なら……戻らなければならない。あの男達の下へ。
あの卑劣漢達に捕らえられている彼女の元へ。

柔らかな衣類の上でがくがくと震える足を何とか奮い立たせようとした瞬間、それは沸いてきた。
「ひっ」
沸いた、としか表現するしかない。それは、さっきまで何もなかったブルマの中に突然出現したのだから。

(え……何?)
理沙は両手で口を塞ぐ。もし声を出して男達に見つかれば
セーラー服の人も自分もレイプされてしまうからそれは最適な判断だった。
しかし沸いてきた物は、そんな彼女の判断をあざ笑うかのようにブルマの中で蠢いていた。

98:「ブルマの手」10
07/05/05 01:26:58 S/DFzi7/

(これが……さっき私をあいつらから助けてくれたの?)
それは、手だった。5本の指が生え、広い手の平を持った手。
それが突然ブルマの内側に生えてきたのだ。
そしてその人差し指が、理沙の下着の上から開ききっていない割れ目をつつ~と指でなぞって来た。
「ひ、ひぁ……」

塞いだ口から、官能の声が漏れる。夢の中で開発された体が、愉悦の期待に戦慄き踊る。
しかしこれでは夢の延長ではないか。先ほど痛みで夢じゃないと確認したばかりというのに。
(もしかして……逆?)
弄られるのも。舐られるのも。抉られるのも。
(全て……現実だった)

おねしょをした子供がその尿の冷たさと濡れた感触に海で溺れる夢を見るように。
ブルマに犯され嬲られる感触を、義兄に愛される夢へ書き換えていっただけだったのか?
(いや……お兄ちゃんじゃないなんて…………いやああああっ)
叫びだしたいのを必死に我慢しながらブルマをずり降ろそうとする理沙の手を、
『手』が掴んだ。暗闇に慣れた理沙の目にはっきりと見える、三日月形のケロイドのある『手』が。
(お……お義兄…………ちゃん…………?)

絶句する理沙。答えるように、もう一度少女の割れ目を人差し指がなぞる。
「あ……ぁ…………ダメェ……」
その指のなぞり方はあまりに柔らかく、それでいて的確で。
もう、理沙は声を抑えることができなくなった。
「やだ……やだよぉ…………お姉さん…………助けなきゃ……」

(こんなの……お兄ちゃんじゃない……お姉さんを助けるのを……邪……魔……するなんて……)
しかし理沙の葛藤など無視して、悪魔のような指先は彼女の大事な肉の芽を剥き出しにする。
そして訪れる、肉の芽を嘗める舌の猛攻。
「う……はああああぁぁぁぁっ」
小学生とは思えないほど甘く色づいた吐息を漏らしながら、涙目になって理沙は腰をくねらせる。
(駄目……お姉さん、助けなきゃ…………)

しかし甘く切ない愛撫を幾夜も経験してきた体が、執拗な陰核嘗めに耐え切れるわけもなく。
どれだけ腰を切なくくねらせたところで、ぴったり下半身にフィットするブルマの内側から
生え伸びる手や舌から逃れることなどできるはずもなく。

急所が丸出しになった彼女の股の上を10回ほど舌が往復したあと、
その舌先が窄んで肉真珠とそれを囲む包皮の間に割り入ってきた時、
理沙は望まない絶頂の果てへと思考を飛ばされた。
「あっ、あ、ああああああぁぁぁぁぁ……」
はしたない声を上げた少女のブルマから、ブシュリと液体が噴出し、床の上の衣類を汚した。
「あ……あ……おねぇさん…………ごめ……」
その時、少女のこぼした液体の垂れた場所が、そこにあった物がぐにゃりと歪んだ。

99:「ブルマの手」11
07/05/05 01:32:55 S/DFzi7/

足首を捕まれた理沙の悲鳴が工場の外まで聞こえて、加奈がセーラー服のお姉さんのところまで
引き返したのは、ちょう理沙が男達の追跡を大型機械の隙間を利用してまいた直後だった。
そして理沙を探しに行かず残った男三人にそのまま下半身まで丸裸にされそうなお姉さんを見て、
どうしたものかと必死に思案していた彼女の前を黒い影が横切った。
それは、手の生えたブルマだった。男達も、お姉さんも、加奈も皆呆然とした。

まるでアダムスファミリーの執事よろしく、彼(?)はてこてこと
男達の前まで歩いて(??)行くと、突然男達にドロップキック(???)をかました。
「な、なんだこいつ!ラジコンか?!」
さらにブルマが奥から歩いてくる。一つ、二つ、三つとどんどん増えてくる。
(何あれ?確かにここは10年前までブルマの生産工場だったはずだけど……)

と、いつの間にか加奈の横にもブルマがいた。
思わず心臓が飛び出そうなほど驚くが、叫び声を飲み込む加奈。
しかしブルマは加奈には少しも注意を払わず、男達のほうへにじり寄る。
そしてお姉さんにも一切危害は加えていない。
(味方だ。この子達は――そうか!これは、理沙だ。理沙が生み出したんだ!)
「お姉さん、こっち!」

加奈の呼びかけに、ようやくセーラー服のお姉さんは正気を取り戻す。
ブルマと格闘する男達の脇を抜け加奈の元へと走ってきた。
「あなたはあの子の友達?大丈夫?あいつらに変な事されなかった」
強姦の恐怖と怪奇現象でかなり神経は参っているようだが、
年上として加奈を安心させようと青ざめた顔で、膝をがくがくいわせながら
それでも優しく彼女に微笑みかけてきた。

(この人、私を安心させようとしてくれてるんだ。自分がひどい目に遭ってたのに)
加奈は最初にここを訪れたとき、この人を見捨てようと考えた自分を恥じた。
「ごめんなさい」
「何で謝るのかな?私あなたとあの子のおかげで助かったのに」

「あ、そうだ、理沙!あの子のところに行かなきゃ!お姉さんもついて来て!」
「あの子―理沙ちゃんがどこにいるか分かるの?」
「多分このブルマを辿ればいいの」
向こうからやってくるブルマを見据えながら加奈は答える。

100:「ブルマの手」12
07/05/05 01:43:14 S/DFzi7/

「これ、なんなの?あ、私は千鶴っていうの。よろしくね」
「私は加奈って言います。……それで千鶴さん、『小袖の手』って知ってます?」
「……京極夏彦の短編にあったかしら」
肌蹴たセーラー服を直しながら千鶴は答える。
「そう、それ。あと、ちょっとマニアックなとこで漫画のパタリロとか。
とにかく妖怪というか怪異というか。いわゆる、化け物なんですよ。
小袖から手が出て来るだけの奴とか、その手が衣服の持ち主を守ってくれたり、
逆に不幸にしたり。いろいろ種類があるんですけど、
とにかく袖から手だけが出てるのがそれなんです」

「うわ、嘗めるな!」
背後の格闘する男の声に加奈は新発見だ、と呟いてメモを取る。
「舌もあるんだ。こいつは新しい」
「じゃあ、あれが小袖の手?信じられない。確かに化け物にしか見えないけど」
「もっと正確に言うと、うちの7不思議なんですよ」
「7不思議?」

「ええ、人呼んで7不思議その5、ブルマの手!」
千鶴は絶句した。
「あ、そんな顔しないで!いや、言ってて私も馬鹿みたいですけど、
10年以上歴史を持つ7不思議なんですよ」
「……なんでブルマ?」

「そりゃまあ意味なんてないんじゃないですか。7『不思議』だし、『なぜ』とか
理由を考えるのは無意味だと思いますよ。『花子さん』の花子って名前にどんな意味があるか
考えるぐらい無意味だと思いますよ、ええ」
「それで、これはあの理沙って子に取り憑いているの?」
「まあ、憑いているというより守っているというか。うちの学校の伝承では、
『持ち主を案じる者の血を浴びたブルマーが持ち主の愛液を浴びる時、
ブルマの精が紺碧の聖衣に宿るであろう』と30年前の卒業文集に」

「……なにその男子生徒の悪乗りそのままの頭の悪い文章は」
「さらにこれには次の年の卒業文集に続きがありまして。
『ブルマの精宿りし聖衣を用いて少女の愛液を漉した時、
新たなるブルマの精を宿らせることが可能だろう』って」

「あなた達の学校って……」
「正直の馬鹿の塊です。生徒も怪異も。おかげでせっかく新聞部の記事の目玉になると思ったのに、
先生から7不思議の記事NG食らっちゃいました。
それでこの廃工場に来たのはいいんですけど、いたのは不思議じゃなくチンピラだったってわけです」
「でも、考えたらそれで助かったのよね、私」
「そう考えればうちの馬鹿7不思議も人助けの役に立ったってことですね」
くすくすと笑いあう二人が、ふととある一室から異音を耳にする。
「理沙ちゃん、かな?」
「もしかしたらあいつらの仲間がいる、ということも……」
お互いに頷きあうと、近くにあった廃材を手にと取り扉を二人で一斉に開ける。
そこには、ブルマを穿いたままお尻を突き出す理沙の姿があった。

101:「ブルマの手」13
07/05/05 01:48:32 S/DFzi7/

「理沙っ」
「理沙ちゃん」
千鶴と加奈が近寄ると、理沙は一段と高くお尻を突き出し犬の様に吼えた。
「うあああああぁぁぁぁっ」
まるで、梅雨の朝のように濃密で湿り気を帯びた空気を口から吐き出しながら、
少女は絶頂を迎える。そして穿いたブルマから溢れ噴出す、喜びの液体。

それらが床を埋め尽くすほど散乱したブルマにかかると、紺色の履物に仮初めの命が与えられる。
ただの衣類の内側から手が生え歩きだす。千鶴と加奈が、ブルマの手誕生を目撃した瞬間だった。
「悪い夢ね……。一応味方?みたいだけど」
「とにかく、理沙も見つけたし速く外へ……」
しかしそう遠くない場所で、荒々しい男達の声がした。

「あいつら、ブルマの手があんなにいたのに!」
「多分妖怪といっても元は中学生の体だから……あいつら大学生位だし、いくら数がいても
腕力勝負じゃ適わないんですよ」
「理沙ちゃん!大丈夫?立てる!?」
しかし千鶴の呼びかけに、理沙は一言も返そうとしない。
だらしなく開けた口から涎を垂らしながら、長く艶っぽいため息を吐いただけだった。

「駄目……理沙ちゃん相当小袖の手を生み出して、もうほとんど動けないみたい」
振り向いた千鶴は目を丸くする。
「加奈ちゃん……?」
男達の方へ向かおうとするブルマを一つを摘み上げ、あろうことかそれを加奈が穿き始めたからだ。
中から手がうねうねと蠢く、とても履物とは思えないそれを加奈は身に着け始めた。
「まさか……」

「ええ、腕力で適わないなら、数に頼るしかない。でも、今の理沙にそれ以上生み出してもらうと、
比喩じゃなく本気で理沙が壊れちゃう。だから私が協力するしかないんです。
あんな下卑た奴らにやられるぐらいなら、たとえ妖怪の類でもあいつらの暴力から
守ってくれたこいつらの方がよっぽど安心して体を預けられるってもんです」

意を決してブルマを穿こうとする加奈と憔悴しきった理沙を見比べて、千鶴も決意を固める。
「加奈ちゃん、私にも貸して、ブルマの手」
「千鶴さん……」
「年下の女の子が頑張ってるのに、私だけ見てるだけなんて、かっこ悪いもんね」

「畜生なんだってんだ?また数が増え始めたぞ!」
「あ、くそ、離しやがれ!」
「くそ、俺はもう駄目だ」
「何匹いやがるこの化け物は!もうちょっとであの女どもにぶち込んでやれるのに!」
男のわずか10メートル先の部屋から、少女達の掠れる様な喘ぎ声が聞こえてくるというのに
進むことのできない苛立ちに、男が喚き声を上げる。
「こっちはもうエレクトしっぱなしだというのに、この忌々しい化け物らときたら」
「……おい、上を見ろ!」
一人の声で3人が上を見ると、天井全体が濃紺で埋め尽くされていた。
「う、」
「「「うわあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ」」」
男達の悲鳴を、聖なる衣の群れは雪崩のように飲み込んでいった。

102:「ブルマの手」14
07/05/05 01:52:13 S/DFzi7/

千鶴は長い髪を振り回して狂ったように叫んでいた。
「ひっ、ふあっ、ふゃあああああぁぁっ、いい、いいっ」
男性経験は無い訳ではなかった。部活の先輩との強引な一夜。
ほとんどが痛みと苦しみしか生まない、その行為は千鶴にとって忘却すべき出来事だった。
事実その先輩との関係も、彼の引っ越しともに呆気なく終わった。

しかし、今彼女の全身を包み込むそれは本当にあの時したことと一緒だったのか?
と疑問を抱かせるほど温かく、心地よい物だった。
ブルマのそれから伸びた舌は、まるで珍味を食すかのように彼女の秘貝を嘗めあげる。
ブルマのそれから伸びた指は、まるで宝石を磨くかのように彼女の真珠を擦りあげる。

ただ粗野で乱暴なあの男の愛撫とはまるで違う。別次元の官能。
ブルマの手によがらされた理沙を見たとき、なぜここまで我を忘れることができるのかと
不思議に思った千鶴は、その答えを知った。知らされた。
「あああっ、あぁぁあああああっ」

あまりに強く優しい愛撫に、気が狂いそうになって逃れるようにお尻を振り回す。
しかし彼女はどこにも逃げられない。彼女を襲う指も舌も、彼女が身につけた
ブルマの内側から生えているのだから。肌にぴったりとくっついたブルマを身につけている限り、
彼女がその甘美な快楽から逃れる術は無いのだ。

「あああっ、きちゃう、きちゃうううっ」
人生初めてで、そして人外の物にもたらされる、背徳と屈辱に満ちた絶頂。
しかし彼女は、ただただ笑顔で受け入れた。
これ以上の幸福は無いといわんばかりの輝かしい表情のまま、
びしゃびしゃとブルマの中から体液を溢れさせるのだった。

しばらく体中をぶるぶると震わしていやらしい汁を滴らせた後、
千鶴はがっくりと体の力を弛緩させる。
しかし、もちろんブルマの手は行為をストップしない。
「ひあぁっ、またぁっ、すぐになのぉっ?」
千鶴が感じた快楽など、まだ女性の得ることのできる幸福の1パーセントにも満たないのだから。
「あああぁぁっ、おねがい、きもちいいの、いっぱいきもちいいのおしえてぇええええぇぇっ」

103:「ブルマの手」15
07/05/05 01:55:21 S/DFzi7/

加奈は眉を下げて泣きそうな顔で戦慄いていた。
「あふぅ、こんな、こんなになんてぇっ、ひぃ、うあぁっ」
同級生の誰よりも知的好奇心が高く少し倫理観の欠如した思考の持ち主の加奈が、
通販で買ったバイブでロストバージンをしたのは2年前の4年生の時。

彼女にとってより心地のよい自慰を求めるのはテストでいい点を取ることや
100メートル走でタイムを縮めることとさほど変わりが無く、
別段恥じることでも照れることでもなかった。だからブルマを穿く前彼女はこう考えた。
(私が一番セックスの経験がある。多分、普通にブルマを穿いたんじゃ足りないわよね)

だから彼女は最初にブルマを履いた後、その上からもう一枚ブルマを穿いたのだ。
重ね着による刺激の相乗効果を狙って。
(これ位あれば、私をイカせられるかもね、理沙のお兄さん)
前と後ろに同時にバイブを入れたこともあった。ローターを入れたまま授業を受けたこともあった。
そんな経験豊かな自分にはこれ位がちょうといい。

しかしそれは間違いだった。どれだけ人の手が機械の激しさに適わないとしても、
自分の意図にそぐわぬ動きをするだけでどれだけ快楽が倍増するかを知らなかったのだ。
何のことは無い。彼女は自慰の経験が豊かなだけで、セックスの経験は皆無だった。

彼女にとって最初に不幸なことは、その自覚が無かったこと。
次に不幸だったのは、理沙と毎晩経験をつんだ猛者(のコピー)を相手にしたこと。
さらに不幸だったのは、その幼い肉体が中途半端にバイブで性感帯を開発されていたこと。
そして最後に一番不幸なことは、相手の技の効果を自らの手で2乗にしてしまったことだった。

104:「ブルマの手」16
07/05/05 01:59:42 S/DFzi7/

「ひいあっ、ああああぁぁあっ」
普段理知的でどこか冷めた彼女からは想像もつかない融けきった表情。
だらしなく舌を出し、下がった目じりからは涙を零し、頬は赤ん坊のほっぺたのように紅に染まる。
「ひっ、あ、こんな、こんなになんて、すごい、すごいぃぃっ」

大きく割り開かれた左右の花びらを2枚の舌で同時に嘗め回され、
クリトリスが親指と人差し指で摘み擦り上げられ、
アナルが人差し指で直腸まで侵略され、
もう一つの人差し指と中指はくの字に曲がりGスポットをかき回し、
最後の手はその脇をさらに奥まで入り人差し指で子宮口をぐいぐいと押す。

2枚の舌と4本の手が醸し出す、下半身性感帯責めのフルコース。
「あひぃあ、すごいぃ、すごいいいぃっ」
たまらず、とめどもなく愛液が溢れ出す。しかし絶頂を迎えてからこそが本番。
それはまるで蜘蛛の巣か蟻地獄のようだった。

まず、入り口を嘗める2枚の舌から逃れようと腰を後ろへ動かすとアナルの人差し指が深々と突き刺さる。
「ひぃ、いあ、ああああっ?あ、ああああっ!!」
また噴出した。

肛虐から逃れようと腰を前に出すと、無防備に突き出されたクリトリスの裏筋をシュッシュッと擦られる。
「くひぃいいいいぃいぃっ!!」
またまた噴出した。

それから逃れようと腰をもう一度後ろに逃すと、膣の中のGスポットを押さえて深く抉られる。
「あひああああああぁぁああぁッ」
またまたまた噴出した。

あっちへ逃げれば無防備なになった逆側を責められ、こっちに逃げれば逆の逆を責められる。
玩具にはできない、4本の手と2本の舌と肌に張り付くブルマによって醸し出される計算された性技に、
単純な刺激しかしらなかった少女はただの雌犬へと変貌する。
「ひあひああすごいいいいぃぃぃっ」
もはや彼女のブルマは、水着といわれても疑問に思わぬほど濡れ滴っていた。

105:「ブルマの手」17
07/05/05 02:06:07 S/DFzi7/

理沙はただただ呆けたように絶頂の余韻を彷徨っていた。
そしてすぐにそれが終わることも知っていた。
「お義兄ちゃん……」
大好きな義兄が、また動きだしていた。
それは、硬くて、大きくて、猛々しい男の象徴。

ああ、あの時朝起きて付いていた血はこれだったんだ。
でもよかった、お義兄ちゃんのだったから。
そんな、まるで春先に朝早く目が覚めて2度寝する時のような幸福な気持ちで、
彼女はブルマの内側に生えてきた義兄を迎え入れた。
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

体の奥底から出るような、深く長いため息。
義兄とともに胎内に挿入される、全身があわ立つ様な多幸感。
だけど、何かが足りない。
入れられただけで溢れ出した愛液を浴び新たに生まれたブルマの手を見て、
理沙はようやく気がついた。
ああ、そうだ。私達に足りないもの。

彼女はいままさにブルマの手となるそのブルマを頭から被った。
「お義兄ちゃん……」
暗闇の中、愛する者の名を呼ぶと、答えるように眼前に舌が生える。
「ああ、お義兄ちゃんだぁ……」
そして、少女は恋人同士の営みを始める。
少女がわずかに開いた口の中に、怪異の舌が侵入する。
たとえ唇の無い相手とのキスでも、理沙はとても満足していた。

(ああ……ようやく、お義兄ちゃんと恋人になれたんだ……)
ブルマを穿き、ブルマを被り、ただひたすら抽出される動きに合わせ腰を振る小学生の女の子は
とても淫靡かつ背徳的で、それゆえにどこか純粋で美しかった。

「ああ……おにいちゃん……おにぃちゃん…………おにぃちゃぁん…………」
そのグラインドはどれだけ激しくてもけっして挿入が外れることはない。
「ひあ…………おにぃ…………ちゃん…………ついて…………ついてぇ」
なぜならその陽根は、肌にぴったりと張り付くブルマの内側に生えているのだから。
「おにぃちゃっ……おにぃ…………ついてっ…………ついてぇ……ついてええぇっ」
だから彼女の腰を力で押さえつける必要も無い。騎上位で重力を利用する必要も無い。
「おにちゃっ……にぃ…………ついっ……ついぇ……ついてついてついてぇっ」
ただただ、100パーセント純粋な抽出の動きだけが少女の中に伝わり続けるのだ。
「ついてついてついえついてついてっついてぇああはぁぁああぁぁぁぁぁあぁっっ」
頭に被ったブルマの裾からあぶくのような涎を垂らして、
びっしょりと太股を濡らしながら理沙は背を反らし壮大に果てた。

106:「ブルマの手」18
07/05/05 02:14:11 S/DFzi7/

体中がふわふわとどこかを漂っているような高揚感と浮遊感から、
理沙が引き戻される。まるで柔らかい肉体に挟み込まれるような感覚によって。
「加奈ちゃん?……千鶴さん?……」
前にいたのは学年1の才女ではなく体中細かく痙攣しながら泣き笑いする雌犬。
後ろにいたのは年上のお姉さんでなく瞳孔が広がりきって涎を垂らす痴女。

「ひどいよねぇ、理沙ちゃん」
「うん、ひどいひどい」
くすくすと笑いながら二人の手が理沙の体の上を滑り撫で回す。
それだけで彼女は電気に撃たれたように体をびくびくと震わせるが、
女体のサンドイッチに挟まったままでは逃れることもできず、
二人のいいようにされてしまう。

ふと見れば、3人の周りはまるで大昔のハンカチを結んで紐にしていた映画のように
ブルマ同士が結びついて紐となり結界が張られていた。
この中から逃げ出そうとすれば、ブルマの紐が阻止するのだろうか。
「ぁっ……何が、ひどいっ……ですか?」
「だってねぇ……」

「自分ひとり……入れてもらうなんてひどい話よねぇ……」
すっかり人の変わった二人に挟まれても理沙の心に恐怖は無かった。
それは、理沙の心もどこかを壊され、変わってしまったからだろうか。
「では……どうすれば……」

「私達もね」
「入れたり、入れられたりしたいの」

妖艶に二人が笑うと、手の中の濡れた何枚ものブルマが内側からぎゅっと絞られる。
それは水分を吐き出し、まるでお絞りのように棒状の布の塊になった。
「これをね……ここにぃ……入れるの」

そして二人は、それを己の性器に突き刺す。するとたちまち、
その男性器を模した濡れブルマはくの字に曲がり天を指す。内側のブルマの手が指でそう形作ったのだ。
「じゃ、理沙ちゃんにも入れよ?」
「え……でも私の分のブルマがない」
「ここにあるでしょ、2本」

107:「ブルマの手」19
07/05/05 02:18:38 S/DFzi7/
前から加奈が、後ろから千鶴が、ヴァギナとアナルを狙い、
腰に刺さった濡れブルマを、一気に前後から理沙に突き刺した。
「ひあっあっ、あ、ああああああぁぁぁぁぁっ」
「えへへへっ……りさったらよくばりさん!」
「あんなにっ……いれてイかしてもらって……すぐまたいれたらイっちゃうんだもんね……」

理沙の幼いヴァギナとアナルを、固く絞られた棒状のブルマが犯し貫く。
「あっ、あっ、あぁぁ、うごかっ……ひあああぁぁっ」
「あら、またっ?ほんとにっだめなこぉっ」
「でも、りさちゃ、のかお、みてたらっ、ぞくぞくきちゃうよぉ……」
ほとんど意識を失いそうな理沙の視界の隅で、ブルマの紐の両端が鎌首を上げた。
ああ、あれは結界なんかじゃないと、消えそうな理性で理沙は確信する。

「えへへ、それじゃばつで、りさはいっぱいいっぱいきもちよく……」
「ひ、ひゃあぁぁぁぁああっ、なにこれぇ」
鎌首を上げた紐の両先端が、内側から絞り、濡れブルマとなり、
そして加奈と千鶴のアナルをそれぞれの突き刺したのだ。

「あっああああぁぁぁっこんなあっ」
「ひぃ、ひぃぃ、う、うごかないでっぇぇぇ」
「あ、だめ、きちゃう、またきちゃうぅぅっ」

こうして3人は棒状になった濡れブルマで全ての穴が繋がり合った。
誰かが腰をグラインドさせればそれが他二人のアナルかヴァギナに。
誰かが絶頂を迎えて痙攣すればそれが他二人のアナルかヴァギナに。
まるで地獄のような快楽の循環の中で、それでも最後の力を振り絞って彼女らは愛し合った。

「あ、すごいの、いっぱいくるよぉおおおぉっ」
「なんで、ひゃあああああぁぁぁぁぁあぁぁっ」
「あ、あぁぁぁ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっぁっ」
それが自分の物か他人の物かさえ分からないまま、ただ肌を嘗め汁を啜り穴を穿りあった。
そして3人は繋がり合ったまま重なり合い、意識を失うのだった。

108:「ブルマの手」20
07/05/05 02:29:31 S/DFzi7/
あれから1週間たった新聞部の部室で、廃工場の一件を理沙と加奈は記事にまとめていた。
「結局、あれは夢じゃなかったんだよね」
「本と夢みたいなことばっかりだったよね。あの男達も廃人みたいになってたし。
朝起きたら3人ともいつの間にか服着てたのはびっくりしたけど」
「ブルマの手が着させてくれたんだろうね。
じゃなきゃ見つけにきたお父さん達にもっと怒られてたよ」
加奈はにやりと笑う。
「お義兄ちゃんも目覚めて目出度し目出度し、ですな。
妹とのキスが目覚めの鍵なんて童話みたいだよなぁ」
理沙は少し複雑そうな顔をした。
「それなんだけどさ……お義兄ちゃんブルマの手のこと忘れてて……」
「いやー、損だよねぇ。初キスもロストバージンも幻とはね」
よしよしと加奈は理沙の頭を撫でる。
「う……どっちも忘れるなんてひどいよ……」
「ま、がんばれがんばれ。わたしはもー、今回の件で向こう5年は恋もHもいいや。
なんかあの日にやりつくした感じ」
それだけいうと、急に二人だけの部室内に沈黙が訪れる。
理沙と加奈は目をあわし、そして頬を染めて目を反らす。
((うう……思い出したら気まずくなっちゃった……))
「あ、そうだ……ひとつ気になってることがあるんだけどね」
「え、なになに?」
「あの日あの工場で『ブルマの手』に化けたブルマがその後工場からなくなってるんだよね」
「へ?」
「私のブルマはさ、お義兄ちゃんが目覚めたら普通になったけど、
もしかしたらあいつら、勝手に自律してるんじゃないかな、なんて。
親であるお義兄ちゃんの『ブルマの手』がなくなって枷が外れて、
野生の『ブルマの手』になってたりしてないかな、って」
「……いやいや、それはないって」
「ははは、ないよね。……ないといいよね」

それからしばらく町でブルマを穿いたり被ったりした女性が失神する事件が立て続けに起こった。
被害にあった女性達に聞いても皆顔を赤くするばかりでその犯人の正体と目的はいまだ謎のままである。

終わり

109:名無しさん@ピンキー
07/05/05 02:34:40 d7/ADzqF
りあるたいむGJ

前半はふつうに楽しみ、中盤でほどよいアホさ加減に笑い、後半の怒濤のエロでハアハア(*´Д`)=зした。

110:名無しさん@ピンキー
07/05/05 11:08:40 ToSF0nk7
ここはネ申が多いスレですね!!

111:名無しさん@ピンキー
07/05/05 12:24:37 WP0obpye
ブルマエロいよ
GoodなJob!!


>>87
お前は俺か?







704さんマダー

112:前704
07/05/05 23:16:50 R5hlG0k9
     さーてミサキ以外のSS書こう
           ↓
     ネタもシチュも浮かばねえorz
           ↓
     またミサキ物でも書こうかな…
           ↓
    いやでも他のやつ書くって宣言したし
           ↓
     ネタもシチュも浮かばねえorz
           ↓
         またミサk(ry
           ↓
        (無限ループ)
           ↓
'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、(´∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、 ←いまココ





もうダメだorz
ミサキ系しか書けない自分をこのスレは受け入れてくれますか?
だってあの世界観と設定は書きやすくてしょうがないんだもん

113:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:40:08 gp4J+Nhr
>112
一つ確かなのはここは触手スレだってことだ。

114:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:42:50 g53wy6id
にょろにょろ

115:名無しさん@ピンキー
07/05/06 01:30:59 FKZz+Hsp
>>112
なら世界観と設定だけ引き継いでの1次作品(?)ってのはどうでしょうか?
よく○○(作品名)の世界観で~~というような物を見かけますから

偉そうなことを言うかもしれませんが、触手や怪物系が出てくればどんな作品でもオールOKですよ

116:名無しさん@ピンキー
07/05/06 04:48:05 ebHLdS3c
たとえば、ミサキの世界に出てくる一般人とか

117:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:01:01 dVqWP4iJ
クロスにしちまえばいいんじゃない?
他の触手や妖怪にレイープさせたいキャラの前に突如現れる異形の魔物
ソレは時空の壁を越えて現れたデスパイアだったのだ~
とすればガンダムキャラだろうが巫女さんだろうが、なのはだろうがデスパイアに
犯させられるのでw

118:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:49:16 hwDOZxE0
スーパー触手大戦ktkr

119:名無しさん@ピンキー
07/05/06 17:54:04 c+ljtPs1
全ての魔法少女達が陥落し、世界はデスパイアが跳梁跋扈し荒廃して行きました。

この事に危機感を覚えた『偉大なる世界を司る大地の意思』は異界より新たなる

美少女戦士達を召喚魔法で呼び寄せました…(拉致るともいう

120:名無しさん@ピンキー
07/05/06 19:09:43 dVqWP4iJ
時は20××年…
世界は絶望の炎に包まれた…


121:名無しさん@ピンキー
07/05/06 21:43:09 kUWkKS0S
炎というより触手に包まれてる希ガスw

122:兄
07/05/06 22:08:54 A9ImkXGk
アイデアとかホントありがとうございます。
とりあえず>>115>>116さんの案で逝かせてもらおうと思います
ちなみにこのコテハンは自分が勝手に師と崇めている御方に名乗っているHNです
まだコテハンには早いと思いつつもこれで逝こうと思います。
もし不評でしたら名無しに戻ります

>スーパー触手大戦
面白そうだけど自分には㍉
「左舷粘液薄いぞ!!なにやってんの!!」
「メガ精子砲てーーーーーっ!!」

123:兄
07/05/06 22:16:46 A9ImkXGk
すいません自分は前スレの704です

連投スンマセン

124:名無しさん@ピンキー
07/05/07 02:31:50 xHyMYEuX
>>123
構わん、全然構わん!!
むしろ早く投下して欲しいくらいだ!

>>119
様々な平行世界にデスパイヤが解き放たれた!
解き放った奴はアイツ!
這い寄る混沌にして無貌の神、ナイアルラトテップ!

125:名無しさん@ピンキー
07/05/07 04:31:22 vRZgF49t
なんかデモンベインが出てきそうだな

126:特化型触手
07/05/07 06:05:15 yv3BOcwO
えーと・・・、ここ最近の流れとはまったくもって無関係なうえに、
SS未満な設定の羅列なんですが、ちょっと投下させてください。

127:名無しさん@ピンキー
07/05/07 06:05:39 47MQ9Gdy
つよきすのツンデレ娘たちを触手で貫きたい


なんか触手フィギュアが出るらしいけど、ここの住人って買うのかな
自分は今まで長い針金が入ってて曲がるやつで女の子フィギュアを絡めて愉しんでたけど

128:特化型触手 1
07/05/07 06:06:31 yv3BOcwO
吸盤状の瘤から20本ほどの触手が生えた、淫核責め専門の触手。
鶏の卵を半分に割ったサイズの瘤が本体で、力は弱いが動きは素早い。
吸着部の内面は、粘液に濡れた細かなヒダが幾重にも生え連なる。
吸盤の中央には糸ミミズのような触手がブラシのように密生しており、
ヒダとヒダの狭間には、出し入れ自在の微細な軟骨状の臼歯を備える。

獲物に吸着すると、麻痺と催淫の効果を持つ即効性の媚毒を分泌し、
同時に蠕動による淫核への刺激によって、速やかに獲物を無力化する。
性的絶頂を断続的に与え続けることで、獲物の逃走や抵抗を封じつつ、
本体から生えた触手を陰部や尿道、肛門へと挿入し、各種排泄物や
分泌される愛液を、栄養分として吸収する。

129:特化型触手 2
07/05/07 06:07:01 yv3BOcwO
この養分の吸収は、通常1日から2日の時間をかけて連続的に行われる。
捕食中の触手生物は、吸収が終わるまでひと時も休まず活動を継続する。
その間、獲物は麻痺毒によって、意識を保ったまま全身の自由を奪われ、
睡眠や気絶により愛液の分泌低下を起こさぬよう、触手生物の管理の下、
極度の興奮状態を強制的に維持される。

触手生物は、分泌される愛液の量で獲物の興奮の度合いを測りながら、
必要十分な量の栄養が得られるまで、飽くことなく活発に活動を継続する。
獲物が意識を失うと、ヒダの狭間から臼歯をせり出させて淫核を噛み締め、
また、微弱な発電能力を備えた糸ミミズ触手を淫核に絡ませて放電する。
吸盤本体は、収縮・蠕動・吸引・旋回などの動作を精緻に組み合わせ、
活発に蠢く糸ミミズ触手と共に、獲物の淫核から極限の性感を搾り取る。

130:特化型触手 3
07/05/07 06:08:00 yv3BOcwO
3つの穴へと挿入された養分吸収用の触手も、それぞれが活発に活動する。
膣内へ侵入した触手は、膣内を満たして子宮頚部から子宮内にまで侵入し、
直腸内の触手は、腸壁を挟んだ膣側の触手と共に、子宮頚部を揉み込む。
尿道から膀胱まで貫いた触手は、螺旋状に絡まった状態で抜き差しされたり、
淫核の根元を尿道側から押し上げたり、膀胱内から子宮を刺激したりもする。
また、膣前庭や大小陰唇、会陰部等の外性器も、全てが刺激の対照となる。

この捕食行為の犠牲者は、完全に脱力して指一本すら動かせない状況下で、
丸一昼夜から二日間にも渡り、凄惨な人外の絶頂を強いられ続ける事となる。
強力な媚毒と偏執的な異形の淫虐によって延々と連なる絶頂感の連鎖は、
まさに「性の拷問」と呼ぶに相応しい、苛烈にして陰惨極まる責め苦であった。
そのため、この触手生物の犠牲者の中には、正常な精神を保つことが出来ず、
救助された時点で既に廃人と化していた例も数多く見受けられた。


131:特化型触手 4
07/05/07 06:08:30 yv3BOcwO
この奇妙で危険な触手生物は、他の触手生物と違い基本的に単独行動であり、
小型であるため発見も難しく、生命力が強い上に生息範囲も広いといった点から、
帝国政府の民生院によって特定危険種に指定され、注意が呼びかけられている。
かつて幾度となく、帝国政府による大規模な捕獲作業が繰り返されて来たものの、
いずれも決定打に欠け、未だ根絶にはほど遠い状況である。

132:特化型触手
07/05/07 06:10:10 yv3BOcwO
以上です。

一点特化型が好きな変わり者なので、
こんな触手生物を考えてみたのでしたw

133:名無しさん@ピンキー
07/05/07 08:04:04 RqIcpcvo
何か新しいタイプのSS(?)ですな
朝から設定だけで抜ける俺は末期です
つまりはGJ!

134:名無しさん@ピンキー
07/05/07 12:31:06 8Pj4Ug2+
俺もだ
見ているだけでオッキしてきた
GJです!

135:名無しさん@ピンキー
07/05/07 13:52:33 80P1V/Xy
どうもこのスタイル、以前どこかで見たことがあるような気がする・・・

もしかして特化型触手さんって、「触手溜め」の触手社員さんなんじゃ?

136:名無しさん@ピンキー
07/05/07 14:27:29 cIeEFax3
こーゆー設定投下ならイイネ。
脳が妄想でテカテカしてくる。

たまに現れるキャラクター設定のみ書く誘い受けだったら
徹底的に叩こうと思ってた俺、反省するの巻

137:名無しさん@ピンキー
07/05/07 14:42:31 84JryBc/
触手設定は殆どぬるーしてきたけど、これはまた目覚めそう
キャラじゃなくて触手ってところがいい、GJです

138:名無しさん@ピンキー
07/05/07 17:09:16 mMOfjIK7
>>132
異種姦専用upload掲示板No.55151とのマルチですか?

139:名無しさん@ピンキー
07/05/07 20:43:31 zHZHNyGV
触手溜めも、こんな感じに始まった記憶が

140:名無しさん@ピンキー
07/05/07 21:47:25 QEr2D2i+
報告書タイプのSSってのも良いもんだね

141:名無しさん@ピンキー
07/05/08 05:36:53 /K9CWiaS
他の書き手にとって、キャラじゃなくて触手設定って
けっこう助かったりするんじゃない?
「なるほど、こういう触手もありかな」ってな具合に

142:名無しさん@ピンキー
07/05/08 13:29:14 rU8XLp3+
>>141
だが、「ああぁぁぁ…、今書いてる奴と被ってるじゃん…」
とも成りかねない。

143:名無しさん@ピンキー
07/05/08 16:50:18 mLVEn8Dd
触手溜めの時みたいに触発される職人がでることに期待age

144:名無しさん@ピンキー
07/05/08 17:04:24 lqVyienE
こういう報告書風ってなんかで見たことあるよなーと思ったら
SHRINEのSSにちょうどこんな感じのなんだよな
次はこの設定を活かした情景描写だな!

145:名無しさん@ピンキー
07/05/08 19:16:27 /VcHtKBG
>>132
GJ!
設定だけでもギガエロスw

触手の設定祭りとか面白いかもしれん。
出てきた触手の使用権は解放で、
職人さんも気に入った触手があったら、
それをネタにSS書いてみるとか・・・

146:名無しさん@ピンキー
07/05/08 21:15:29 1OWgh6JO
スゲェ……

147:名無しさん@ピンキー
07/05/08 22:47:26 dmwKkV08
ショクッシュモンスター赤
ショクッシュモンスター緑

148:名無しさん@ピンキー
07/05/08 23:02:20 O6DRaVC2
>>132のSSがすごく読みたいです

149:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:27:51 D2lSnnvC
>>126の触手に襲われる、深窓の御令嬢。



…………って絵が浮かんで離れません

150:名無しさん@ピンキー
07/05/09 08:56:48 dMAwA/hi
無理強いはいかんよ。
そんなつもりはないのは分かってるけどね
職人の方々も好みとかあるだろうし

まあ職人達のネタの助けになればいいんではないか

151:名無しさん@ピンキー
07/05/09 13:52:18 IG9gAwUC
紳士が多いね、このスレ。
だから女でも安心して覗ける。

152:名無しさん@ピンキー
07/05/09 16:42:13 RnwnuklE
紳士が多いとはいえ2chなんだからあんまり男とか女とか言わん方がいいにょろ

153:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:26:05 iHhq80Df
だな、一部男とか女に混ざって触手がいるからな



ニョロ……ニョロ…

154:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:26:46 yj/6hPTz
ああ。俺の隣で今、一緒に触手がスレ見てるよ?

155:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:46:23 LXEEMZ6U
アッー!!

156:名無しさん@ピンキー
07/05/09 23:28:27 6oUbopSY
ぼくしょくしゅー

157:名無しさん@ピンキー
07/05/09 23:29:43 ymq8roDC
触手「ひっ!いやぁー!離してえぇー!」

158:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:03:41 WsyHL/fi
嫌がってても触手は正直だなクックック
触手「くやしい…」

159:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:32:09 u4AZ6RSE
やあ触手さん、スモーク触手はあるかい?

160:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:53:00 +CqvHAJh
私はイボ付き触手が欲しいのだが。

161:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:54:27 +CqvHAJh
あげてしまったillorz

いまから特化型触手の餌食になってくる。

162:名無しさん@ピンキー
07/05/10 04:06:30 JFaljoi/
>>154-160

うお、“触手攻め”!
ひょっとして新たなる境地が開かれる予感?

163:名無しさん@ピンキー
07/05/10 05:19:55 nlR/2SZM
うちはペット禁止だけど、鳥とかハムスターなら問題ないので
大きめの鳥小屋で飼ってるよ
エサが大変だけどね
一度啜った愛液は飲んでくれないので
毎回毎回違う女の子を連れてこないと

164:名無しさん@ピンキー
07/05/10 21:22:09 kxZqSMew
「いやぁ…助けて……」

僕の周りに杖を構えた少女達が集まってくる…
皆、僕を見下す様な視線を投げ掛け微笑む。

「無様ね…あんたを封滅すればご褒美貰えるわ」
「早く封滅しよう♪」
「私もう眠い…」

少女達が口々に言いたい事を言い放つ

「僕!何も悪い事してな…」

「良いのよ。そんな事は…気持悪い触手の化物ってだけで理由になるの!」

そう言うと僕の身体を魔力で焼いていく…
身体が焼かれ消滅していく恐怖に僕は
「助けて!お願い何でもするから!助けて…」

「助けてあげれば?」
「姉さん…」

少女のリーダー格が僕に近寄る。とても綺麗な顔…
醜い僕の身体を見回し

「ペット」

「えっ?」

「ペットにしてあげる。ストレス貯まった時のサンドバッグ代わりには良いかな」



―その後―

僕は少女達に飼われていた。
痛めつけられ、時には性処理の相手…
しかしまだ僕は生きていられた…
彼女のおかげで…

「また虐められたの?」
「皐月さん…」

僕の傷を魔力で癒しながら囁く

「あんたの顔似てるのよ…」
「…誰にですか?」

彼女は寂しく笑いながら
「触手共に殺された弟によ」と…

【終り】

165:名無しさん@ピンキー
07/05/10 21:23:11 kxZqSMew
すんません…
何となく書いてしまいました…

166:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:22:37 oLoy4qdI
触手「が」犯されるとは・・・・これもアリかもな

167:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:23:13 XkQ8xdeB
>>165
触手が責められるスレにいた私には何も問題ないっ

168:名無しさん@ピンキー
07/05/11 05:53:24 jarhO6kO
>>167
そんなスレあったんだ

>>164
マテ、触手に似た弟ってw


169:名無しさん@ピンキー
07/05/11 11:19:08 Fd5wfXJY
>>168
そもそも触手に顔なんてあるのかと。
少なくとも俺には無いぞ。

まあ、まだ触手高専の学生だし、触手検定2級のプレーンな触手だからな。
スキルを習得したりクラスチェンジしたら、顔とか付くのかもしれない。

そういえば、先生からそろそろ進路を決めるように言われて悩んでたんだけど、特化型も悪くないかなあ・・・
今までは友達と「生殖用こそ触手の王道だよな!」って話し合ってたんだけど。
ネットでいろんな触手の活躍を見ていると、女の子孕ませるだけが触手じゃないんだなあ・・・と。

それにしても特化型触手って、クリ以外の性感帯に対応した特化型シリーズもあるんだろうか・・・?
もしあるなら、進路の参考にしたいから、既に社会に解き放たれて暗躍してる先輩触手のみなさんに、
触手の職種について色々と教えてもらいたいなあ・・・



PS:この前アルバイトで某エロゲに出演して、背景でみんなとザワザワやってた。
   せめてヒロインの手足に絡み付く役くらいはやってみたかった・・・orz


170:名無しさん@ピンキー
07/05/11 14:08:03 V3/2+X6P
これだから素人は困る
擬態、もしくは同化吸収は上級検定受ける上での必須スキルだぜ?

171:名無しさん@ピンキー
07/05/11 14:35:11 WRfc4ahJ
中には無免許な潜り触手もいるからな
我流だと女の子壊しちゃうこともあるから注意が必要
とりあえず愛撫マッサージ資格と媚薬の調合免許、卵の保管の為に衛生管理資格はとっとくべきかと

172:名無しさん@ピンキー
07/05/11 14:53:03 PUZPmYR+
>>165
イヤボーンに目覚めて攻守逆転、逆レイプに走るのかとオモタw
ん?逆レイプ?あれ?

173:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:25:16 SYal4RJL
>>165ですが
触手物を書いてみました。文章って難しいですね
投下します

174:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:26:00 SYal4RJL
私…敗けたの…?
嘘だよ……あんなに修行したのに…
嫌だよ…敗けるなんて…
ずるいよ…お姉ちゃん……
「信じられないって顔ね。でも現実よ?受け入れなさい」
「いや…だ…まだ負けてない!」

私は刀を握り直し目の前の敵…実の姉に刀を向ける。私は最後の力を振り絞り刀を姉の眉間に叩き込む…

―しかし―

私の刀は姉の左手から伸びた触手に絡め捕られる。その隙に私の無防備なお腹に姉の拳が突き刺さった。

「…かはぁ…」
お腹を中心に全身を痛みと苦しみが駆け抜ける…
駄目…刀から手が離れ…

「…眠りなさい梨華…目覚めたら…私と…」

薄れる意識の中、姉の優しくも寂しさを含む声が私の耳に響いた…


「お…て、おきて……、起きなさい!梨華」

意識が白濁とする…私は?声が…聴こえる…
懐かしい声が…
梨華?…私の事?
私は梨華…この声は…

「麗華お姉ちゃん!」

私は意識を取り戻した。
私は裏切り者の姉に敗けて…捕まったのね。

「おはよう。梨華」
「裏切り者!殺してやる!」


175:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:27:37 SYal4RJL
私の目の前には柔和な笑みを称えた姉の姿が。
くっ!身体が動かない!
私の肢体を触手が絡め取り拘束している。
私は唯一自由の効く口を開き姉を罵倒した。

「姉さんが皆を殺したんだな!優しかった皆を…」

「仕方なかったのよ梨華。私は触手に心も身体も犯されたの…逆らえないわ」

姉の淫らな笑みを見せつけられ私は唇から血が出る程噛み締める。

「梨華は可愛い妹だから触手に頼んで仲間にしてあげようと生き残らせたのよ?」

感謝してね、と姉は私に微笑みかける。
…この女は殺す…
私は快楽に負け触手の手先になった姉…
いや…この女を皆の為になんとしても始末しようと私は隙を伺った。

「梨華…触手の虜になると楽しいわよ♪」

麗華は身に着けていたライダースーツのジッパーを降ろす…
黒いエナメル質のライダースーツの裏側は―
肉色の裏地…細かな触手が絶え間無くうごめいていた
「くぁ…イクぅ…闘って…んんっ…最中は止まってくれたから…あんっ…今…激しい…」

触手共は麗華の身体をまさぐり絶頂へと導く。
私が昔、一緒にお風呂に入てった頃とは違う麗華のいやらし過ぎる身体…


176:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:29:02 SYal4RJL
胸は私の頭より大きく乳首も親指だいに肥大して、クリトリスも皮から向け大きくそそり起っている。
なんて淫らな身体なの…

「…この服…ぬげないの…ごめんね…梨華…お姉ちゃん…堕ちちゃった」

「……お姉ちゃん…」

私は涙を浮かべお姉ちゃんの慟哭を聴いた…
急にお姉ちゃんの顔が怖ばる。ライダースーツのジッパーが独りでに締まると姉の身体がビクビクと震え始めた

「違っ…麗華は触手様の事…イクぅ…裏切っ…くはぁ…イク…イク…やめへぇ…れいか…くるうよぉ…イク…りか…たすけてぇ…」

私達一族最強の姉が…
鼻水を垂らし涎をまきちらしながら地面にのたうつ。
―突然、ライダースーツの色が無くなる。透明な袋になったスーツ。
姉の身体におきている快楽地獄が私の目に焼き付いた
「ひぬ…やらぁ…イキたくな…らめぇ…イク…イク…とめへぇ…れいか…しんらうよぉ…」

ろれつの回らぬ舌でイキまくるお姉ちゃん…快楽に負けた…?違ったんだ…お姉ちゃんは快楽に殺された。『心』を…
私はお姉ちゃんに酷い事を言ってしまったんだ…

なおもお姉ちゃんは地面をのたうつ…


177:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:30:21 SYal4RJL
胸はボンレスハムの様にゆわかれグニャグニャと揉まれ、乳首はブラシの様な触手が絶えず擦りあげ赤黒く勃起させられている。
クリトリスは管状の触手に呑み込まれ小さい歯で甘噛みされて扱かれる。最大まで勃起したクリトリスがジッパーの少し開いた穴から外に出されジッパーに挟まれた。
「くひぃ…気持いい…れいかのクリトリスいじめてぇ…」

痛みもお姉ちゃんにとっては快楽になってしまうのか?
私は泣きながらお姉ちゃんのアクメ顔を見せつけられた…何故?目が瞑れないの?
―その時、頭の中に声が響く…
「ツギハ、オマエノバンダ」

私は急激なめまいに意識を失った……

【続く】

178:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:34:48 SYal4RJL
投下終了です。
後半ふたなり要素が入るかも…なんですがスレ的に平気でしょうか?

179:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:55:28 qG+t9HCE
>>178
それは「誘い受け」ってやつですか?
それとも住人の賛否が分かれる質問を使って荒らし行為?

180:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:57:27 SYal4RJL
いえ違います…
不快な質問でしたか。
すいません

181:名無しさん@ピンキー
07/05/11 20:39:38 aFMIJald
>>1173


>>179
消え失せろ

182:名無しさん@ピンキー
07/05/11 20:54:29 DhvjnxxT
>>1173
よく頑張った

183:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:08:48 PUZPmYR+
>>1173
そのくらいの質問は俺もバンバンしたからキニスンナ。
文章的にダウナー系っぽくて雰囲気は出てると思う。
個人的にはお姉ちゃんが透明スーツ触手チンコにズボズボ突っこまれてる描写も欲しかったと言うか。
ふたなりは人によって好み分かれるので注意書きだけしとけばおkじゃね?

184:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:37:07 SYal4RJL
了解です。
私の拙い文章に感想ありがとうございます

185:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:45:17 0qltSIU6
>>1173
後半も楽しみにしてます

186:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:04:19 iosXXi4h
お前ら(つД`)

187:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:19:18 HU0QNhgP
まちBの野良スレじゃねーと無理w

188:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:19:15 grXiLBPx
俺、いつか正義のヒーロー・ショクシャーマンになるよ…

189:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:26:26 WRfc4ahJ
>>188
とりあえず保管庫行って神楽スキーさんの「触手ファイブ」読んでみ
色々参考になると思う

190:名無しさん@ピンキー
07/05/12 00:16:42 6mEdjpre
ショクシャーマンで思い出したけどアメコミも触手大好きだよな
全年齢対象コミックの表紙がどう見ても陰獣学園だったり

191:名無しさん@ピンキー
07/05/12 02:08:52 LoQowDvc
ていうか淫神楽コピーだよね


192: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:46:42 Z4VpU4BI
流れ読まずにどうも。いつぞやの残りです。

ご指摘、と言うか、ご指南を頂きまして、色々変えて、短くして、読みやすさも多少は改善された……
はず、たぶん、おそらく、ひょっとしたら、だったらいいなと思う。

注意。
前とほぼ同じ、フタナリ×触手がある。あと、貫通する。


193: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:47:33 Z4VpU4BI
終わることのない陵辱の時間。
少女の肉体と脳髄に、深く刻まれた快楽の爪痕は、姉妹の心と体を蝕んでいった。

異形達が与える快楽に溺れ、さらなる快楽を求める。
自らが糧と、玩具となることに悦びを感じているのか、矯声を上げ、欲望のままに、乱れていく。
数時間、数日、どれほどの時が過ぎたのか、夜が明ける気配はない。
天上に浮かぶ月は傾くことなく、彼女達を淡く照らしていた。
隔絶された空間、常夜の領域で、二体の化け物と二人の少女の狂宴は、果てることなく続く。

――椅子に座る女に跨り、友香は矯声を上げて、腰を振りたくっていた。
野太い肉棒を咥え込む膣腔からは、大量の愛液が溢れ出し、床を濡らしていく。

恥部はいびつに広がり、秘唇は痛々しくめくれて、赤く腫れ上がっている。
それでも彼女は、体内を抉る熱い快楽に溺れ、ただひたすらに腰を動かす。
自身の汗と怪物達の体液で濡れた体は、月明かりに反射して、艶めかしく輝いていた。
唇を舐める人外の長い舌を、自分の口に咥え舌を絡ませる。
その動きはたどたどしくはあったが、女にはとても心地の良いものだった。

友香の腰は上下に激しく動き、肉のぶつかる乾いた音と、粘液の擦れ合う湿った水音が周囲に響く。
「あふっ、やっ、ひっ、また、くる! やぁ! きちゃうぅぅぅっ!!」
全身をビクビクと痙攣させた後、崩れるように女の体に身を預ける。
肩で荒々しく息をしながら、心地よい虚脱感に身を委ねていた。

「あ……はぁ………」
「どうしたの? 私はまだイッてないわよ」
「あう、だ、も、だめ、やす、ませ、て」
「じゃあ、やめる?」
「ああっ、や、いや、やめちゃ、やあ、やめないでぇ、もっと……」
上気し、潤んだ瞳で人外の存在を見上げる。
その様を見下ろしながら、女は妖艶な笑みを浮かべ、口を開く。
「なら、がんばりなさい」
「ん……く、だめぇ、からだ、ち、ちから、はいん、ない、よぅ」
か細く震える声で、自分の現状を女に訴える。
それを聞いて、頭の後ろで組んでいた手を、香の腰に回し、思い切り突き上げた。
「っうあああぁぁぁぁ! ひっ、や、あっ、はげし、だめぇ、おな、か、こわれっ、くあああ」
カクンカクンと、骨組みを失った人形のように、上半身が揺れる。


194: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:48:21 Z4VpU4BI
膣内のヒダが陰茎を絡め、陰茎の突起がヒダを引っ掻く。
固く勃起した乳首を互いに擦り合わせ、甘美な刺激に身を震わせる。
重なり合う互いの喘ぎ声が、二人の情欲をさらに掻き立てていく。

髪を振り乱し、矯声を上げる友香の体を、胸元から首筋、耳から唇、肩から指先に、腿から足の指へと、
舌が這い回る。
まるで味わうように、ゆっくりとした動きで、紅く染まり、快楽に打ち震える体に、唾液の軌跡を描いていく。

臀部の裂け目を舐め上げ、長い舌はそこにある、もう一つの体内への入り口に滑り込む。
友香の体がビクリと跳ね上がり、小さく悲鳴を上げる。
何度も犯されたアヌスは、ほとんど抵抗もなく、すんなりと野太い舌を受け入れた。
尻穴を広げ、腸内を蠢く熱い異物に、涎を垂らして悶える。

舌とイチモツに加えられる圧力が、さらなる快感を生み、突き上げる動きが激しさを増す。
「あっく、あ、や、う、おなか、ひっ、あ、すご、ぃい、こすれ、てぇ、こんな、のぉ……ああ、やぁっ!
こっこわれる、こわれちゃうぅぅ!!」
狂ったように髪を振り乱し、叫び声を上げ、突き上げられる度に背を反らせる。

腸内を掻き回していた舌が、尻穴から引き抜かれ、喘いでいる口に滑り込む。
「んぶっ! んん、んむぅ、ふぅん、ぅん」
友香の顔が苦悶に歪むが、それも一瞬のことだった。
すぐに恍惚の表情を浮かべ、肉欲に身を任せる。

ぬめった恥肉が、肉棒を絞めつけ、女を高みへと導いていく。
「あ、ん、も、だめ、イ、クゥっ! ふああああぁぁぁぁぁーーーっ!!」
肉茎を、友香の体が持ち上がるほど強く突き上げ、胎内の最奥で体液を解き放った。
「うあああああぁぁぁぁーーーっ!! は、ひ、あ、や、また、や、まだ、ひうっ!」
胎内で断続的にぶちまけられるその熱い感覚に、立て続けに絶頂を迎え、背を弓なりに仰け反らせ、そのまま
床の上に崩れ落ちる。
陰茎からの放出は続き、痙攣している友香の体に降り注いだ。
「はぁはぁはぁ、あ、は…………あったかぁい、ん、ふ……」
悦楽の余韻に浸りながら、悦に入った表情で、白濁をいとおしげに自らの体に塗りたくる。
肩で息をしながら、女は薄く笑みを浮かべ、それを見下ろしていた。

天を仰ぎ、息をついた女の背に、ゾクリと、寒気に似た感覚が走る。


195: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:49:07 Z4VpU4BI
驚いて視線を落とすと、友香が粘液に濡れる肉棒に舌を這わせていた。
「んむ、んぐ、はあ、もっと……あむ、んう」
女は面食らったような顔をした後、額に手を当てて苦笑する。
「……フフ、仕様のない子ねぇ」
ニヤリと笑う口の端から、陰茎を舐める友香の体に舌を伸ばした――

――佐弥香もまた、全身を覆う触手に喘いでいた。
顔の近くにいた触手を自ら口に含み、その触手に佐弥香は舌を絡ませ、醜悪な器官に刺激を与える。
味も何もないはずのそれを、酷く美味な物に感じているのか、吐き出される粘液を飲み込んでいく。
下腹部に入り込んだ、数本の触手の動きに合わせて、淫らに腰を動かし、体に体液を降り掛けられる度に、
華奢な体を震わせ、法悦に酔いしれた。

胎内で暴れる四本の触手が、腹部の形状をいびつに変容させる。
「はぐ、く、ん、ああ、や、だ、め、また、ひっ、あ、んあああぁぁぁぁーーー!!」
仰け反る体に、方々の触手から乳白色の粘液が放たれ、褐色の肌を白く穢していく。
それが、体中の穴という穴から分泌された体液と混ざり合い、淫猥な音を奏でていた。

膣内に挿入された触手は、胎内に粘液を放っては抜かれ、また新たな触手が入り込み、体液を放つ。
絶え間なく与え続けられる快感に、その身を震わせ、歓喜の涙を流す。
幾度も絶頂を迎えているにも関わらず、佐弥香の体は快楽を求める。
タガが外れ、異形達に劣らぬほどの貪欲さを見せるその姿は、少女のそれとは程遠い、異形の快楽に溺れ、
異質な悦楽の虜となった、一匹の牝の姿であった。

二本の触手が胸にある、二つの突起に吸い付く。
「ひぁうっ! い、いいよぉ……もっと、もっとすってぇぇぇぇぇーーー!」
体を仰け反らせ、体をビクビクと痙攣させる。
秘部から溢れ出る淫液と、怪物が放った体液でベトベトになった内股を伝い、胸に貼り付いている触手より
一回り大きいほぼ同型の触手が、小さなもう一つの穴へと近づく。
「ひぁっ!? や、そこちが、そっち、は、おし」
佐弥香の言葉を待たずに、触手はその小さな入り口を抉じ開けるようにして、体内に侵入し始めた。
「あ! う、ぐ……ふ、ぅ、くあっ、ひっ! あが、か、あぐ、くぅぅぅ………」
臀部から走る、排泄の感覚とは違う別な感覚に、唇を噛みしめ、眉間に皺を寄せる。



196: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:50:04 Z4VpU4BI
触手が直腸に達したところで、先端の口のような部分が開き、腹の中を吸引し始めた。
「いぎっ! ひあっ!? や、なにこ、やああああぁぁぁぁぁ、おなか、おなかがぁぁぁぁーーー!!」
腸内に存在する排泄物を吸い込みながら、奥へと進んでいく。
体の中を吸われると言う、経験したことのない感覚に、少女は狂ったように叫び声を上げる。
怪物達によって高ぶらされた性感は、こんなことさえも快感として脳に伝えてしまう。

腸内の全てを吸い尽くし、触手が引き抜かれる。
すぼまりでしかなかったそこは、だらしなく広がり、ヒクついていた。
「は……ん、はぁはぁ、や、もっと、もっと、おしり、してぇ」
初めて尻穴を犯されたばかりにも関わらず、淫らに腰をくねらせ、異形にさらなる陵辱を求める。

緋眼に映るその姿を楽しげに見つめた後、異形は一際太い触手を尻に近づけ、一気にアナルを刺し貫いた。
「っくああぁぁぁぁーーー! はひっ、ひぃ、あは、はいって、きたぁ、すご、きもちいい、おしり、
きもちいいよぉぉぉ」
待ち望んでいた尻穴を犯される歓びに、佐弥香は悲鳴を上げる。
太い触手を呑み込んだ肛門からは、僅かばかり出血が見られるが、痛みは感じていない。
排泄器官からもたらされる快感が、彼女の感覚を支配していた。

内壁を擦りながら、空っぽになった腸内を、醜悪な触手が満たしていく。
腸壁が収縮し、触手の動きをはっきりと伝える。
「んあ、はひっ、おしり、あふ、もっと、ふあ、く、んぅ」
上気した目で怪物を見下ろし、体をくねらせ、さらなる刺激を乞う。
それに呼応するかのように、佐弥香のアナルに向かって、先細りした三本の触手が近づく。
「あ、そんな、や、だめ、そんなにいっぱ、い、はいんないよぅ」
言葉とは裏腹に、その顔には期待の色が浮かんでいる。
菊門を抉じ開けるように、一本ずつゆっくりと、佐弥香の腸内に侵入していく。
「あぎっ! く……ふひ! か、はぁ……やあ、ひろがっ、くひっ! きも、ちぃ、ひっ」
体を小刻みに震わせ、下腹部から体内に入り込む、触手の感触に喘いだ。

腸内で蠢く四本に加え、さらにもう一本が、肛門を押し広げ、強引に体内に入り込む。
「いっ! う……あぐ、い、いた、ぎぅ、い、た、あ、や、さけ、る、さけちゃうよぉぉぉっ!!」
いっぱいになっていた尻穴に、さらに五本目が加わった為、佐弥香の口から悲鳴が上がる。


197: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:50:50 Z4VpU4BI
それを聞いてか、それとも別の意図があってか、少女を犯していた全ての触手が、その動きを止めた。

途端に、佐弥香の下半身がモゾモゾと動き始める。
「ああ、や、して、おしり、いたいの、いたいのしてぇ……いたいのがいいのぉ!!」
眼下の異形を見下ろし、さらなる肛虐を望む。
その言葉を聞き、触手が一斉に動き、佐弥香への陵辱を再開する。
身を仰け反らせ、体の奥底から込み上げる、痛みと言う名の快感に、獣じみた悲鳴を上げた。

ただのすぼまりだったそこは、無惨に広がり、腸液を垂れ流して触手を咥え込んでいる。
腸の形が浮き彫りになった腹を、イボのついた触手がなぞり、そのまま佐弥香の秘部へと入り込む。
「がっ! ぎあ……あ………かはっ、はあ、う、く、ぎひっ」
前と後ろ、合わせて十本の触手が、少女の体内を掻き回す。
さすがに苦しいのか、佐弥香の顔が歪むが、それも、一分と保たず悦に入った表情へと変わる。
「ふあ、あは、すご、いっぱい……おしりも、あそこも、こ、こんな、の、ひぅっ!」
仰け反る裸身に幾つもの触手が這い回り、少女をさらなる悦楽の淵に堕としていく。

触手が内腿を伝いながら、すでに埋め尽くされた佐弥香の秘所に入り込もうとする。
「んあ、や、だめ、も、いっぱい、これ、いじょう、あそこ、さけちゃうよぉ」
さすがに無理と判断したのか、侵入しようとしていた触手が引っ込み、そこに極細の触手が近づく。
それに気付いた佐弥香の顔が、期待と不安の混じったような、切なげな表情を浮かべる。
伸びる細い触手は、五本の触手によって広がり、歪んでしまった少女の女性器には侵入せず、その上にある、
充血して肥大した肉芽に巻き付き、強く絞め上げた。
言葉にならない悲鳴を上げ、佐弥香の体が跳ねる。
過敏になり過ぎた体は、激痛に近いはずの刺激すらも、快感として受け取ってしまう。
途切れそうになる意識は、断続的に与えられる刺激によって、何度も呼び戻され、その肉体に刻んでいく。
肉体と精神を侵蝕する、人の身には余りあるほどの、強烈な快感を。

クリトリスに巻き付いた触手とは別の、細い紐状の触手が、その部分に伸びていく。
「ひっ!? や、あ、ち、ちがっ、そんなとこ、だめ、そこはだめぇぇぇーーーっ!!」


198: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:51:47 Z4VpU4BI
手足をばたつかせ、著しく拒絶反応を示す。
無理もない、伸びた触手は、彼女の尿道口を小突いているのだから。

抗う少女の事などお構いなしに、触手は小さな排泄器官へと侵入する。
「いぎっ! あ? や、だ、あぐ、ぅあ、だめ、ひっ、やぁっ、そんな、やう、でるぅっ! おしっこ、
でちゃう、でちゃうよぉぉぉーーー!!」
叫び声と共に、佐弥香の股間から黄色い水が、勢いよく吹き出し、異形の上に降り注いだ。

佐弥香の上半身に巻き付いた触手が離れ、そのまま異形に身を預けるように崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ、はぁ………ぁは、いっぱいかかっちゃったね」
微笑みを浮かべ、異形の体の上にぶちまけた自分の尿水を、嬉しそうに舌で舐める。

自らの体を這う、温かい舌の感触が心地良いのか、異形は触手の動きを止め、しばしの間、少女の行う愛撫を
味わっていた――


――「んあ、やぁ、っく、ふあん」
喘ぐ少女の肉体に伸びる触手が、不意に別の手に掴まれる。
『ギュル?』
「え?」
「お取り込み中悪いんだけど、私達も交ぜてくれないかしら?」
触手を掴んで佇む人外の女が、微笑みながら異形を見下ろしていた。

女を見つめている佐弥香の体を、妹の友香が後ろからそっと抱きすくめる。
「おねぇちゃん」
「ん……あ? 友、香?」
唐突な二人の登場に、佐弥香はおろか怪物までもが唖然として、その動きをピタリと止めていた。
止まったままの佐弥香の乳房を、友香の手が下から揉み上げる。
「んっ、は、あ、や、友香……」
「おねぇちゃんのおっぱい、やわらかい」
指で姉の乳首を弄びながら、体に付着した白色の体液を舐め、それを姉の口に直接口で流し込む。

「んむ、ん、ふぅ……」
今まで受けていた叩きつける荒波のような、強烈な刺激とは異なる、弱々しいさざ波のような感触に、
佐弥香の口から熱い吐息が漏れる。
「んむぅ、んん、ぅうん、ふぅ」
「ん、んむ、んはぁ、はあ、ん、んふぅ」
二人の絡み合う舌が、ピチャピチャと淫靡な音を奏で、荒くなり始めた吐息が交錯し始めた。

妹の愛撫にその身を震わせ、熱い吐息を吐く佐弥香を見ながら、女は触手に口付けをする。
「まあ、そう言うことよ、久しぶりにこう言った趣向もね、アンタも好きでしょ?
あ、私が相手なのは嫌だとか言わないでよ」


199: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:52:25 Z4VpU4BI
異形の眼が少女達から女に移り、ニヤリと歪んだ後、動きの止まっていた触手群が一斉に動き出す。
「フフ、そうそう、楽しまなくちゃ……」
愉悦に満ちた笑みを浮かべ、女は触手に舌を這わせた。


少女達の裸体に無数の触手が絡みつく。
白濁に汚れた褐色の肌と、白い柔肌に巻き付くいびつな緑の触手。
「ふああああっ! あっく、いぃ、ああ、もっと、おなかかきまわしてぇぇぇ!!」
「んくぅっ、あ、ふ、かい、おしりだめぇ、もっと、ひっ、や、うああああっ!!」
体液を撒き散らし、醜いそれの動きに合わせ、歓喜の涙と、法悦の涎を垂れ流し、快感に身悶える。
姉妹はどちらからともなく、互いの胸の突起を擦りつけ合う。
姉は妹の、妹は姉の、お互いに感じる部分を、快感を得られる場所を刺激していく。

おぞましい触手の海の中で、肉欲に溺れ、堕ちていく姉妹。
化け物たちに犯され、抗うでもなく、壊れるでもなく、ましてや死ぬ訳でもない。
彼女達は受け入れたのだ、人外のそれを、自らを糧として差し出す事を。
異常な状況下に於いては、それこそが正常であるかのように。
乳白色の粘液にまみれた、サクラ色に上気した二つの裸体、その肉体を弄ぶ異形の化け物の姿は、まさに
異常と言える光景だろう。
だが、狂気を孕んだその光景も、窓から射し込む淡い月明かりの下では、どこか美しくもあった。

佐弥香は妹の体を抱きしめ、唇を重ねる。
自分達の受けている快感を、少しでも共有しようとするかのように、互いに舌を絡ませ合う。
触手の先端から吐き出される液体は、姉妹の裸身を白く染め、さらに彼女達を高ぶらせる。
「んむ、ん……んっ! ふあっ! あう、ひっ、や、く、る、もう、あたし、おねぇ、ちゃ、
あたしっ、またっ………ひくっ!!」
「うあっ、ま、って、友香、わたしも、いっ、しょにぃ、あ、い、ああっ! だめぇぇ!!」
ガクガクと四肢を痙攣させ、二人はほぼ同時に絶頂を迎えた。


人外の女の体にも、無数の触手が巻き付く。
豊満な乳房を根本から縛り上げ、よりその大きさが強調される。
迫り出してしているその先端に触手が貼り付き、乳首を強く吸い上げる。
「んっ! く、はぁぁ……んぁ、いい、もっと、つよ、く、すってぇぇぇ……」
小刻みに体を震わせ、女は潤んだ瞳を異形に向けて、触手に胸を擦り付ける。



200: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:53:44 Z4VpU4BI
女の体がビクンと戦慄く。
固くいきり立った女のイチモツに巻き付いた触手が、上下に動き、肉棒を刺激し始めていた。
触手がしごく度に、肉幹がビクビクと脈打ち、女は熱い吐息を漏らす。
少女の瑞々しい肌とはまた別な、熟れた女の肉体の感触を味わうように、触手が全身に擦り付けられる。
喘ぐ女の胸の谷間に、一本の触手が滑り込む。
「う、あ、はぅ、ん? フフ、んふぅ、はあ……」
その触手を妖艶な眼差しで見つめ、自ら胸を寄せて触手を挟み込んだ。
あの二人では味わえない、張り詰めた弾力のある柔らかい肉の感触に、異形は目を細めさらに触手の動きを
加速させていく。

「んあ、く、は、い、ひ、あ、んっ! も、だめ、イキそ、あ、でる、でちゃうぅぅぅぅ!!」
涎を垂らし、ピクピクと体を引き攣らせ、絶頂へと昇り始める。
陰茎に巻き付いた触手の締め付けがさらに強くなり、動きも速さも増していく。
「はぅ、ん、くひっ! イッ、あ、イッちゃううううぅぅぅぅーーー!!」
背を弓なりに反り返らせ、陰茎から勢いよく白濁液が吐き出される。
それとほぼ同時に、体中に擦り付けられていた無数の触手からも、体液が放たれた。
降り注ぐ体液が、紅潮し、震える体を白く染めていく。
胸に挟まれた触手から飛び散った白濁は、恍惚の表情を浮かべる女の顔に飛び散る。
全身に掛かる生温かい粘液の感触に、女は立て続けに絶頂を迎えた。

崩れ落ちそうになる体を、触手が抱え上げる。
呼吸を荒げ、まだ物足りないと言った表情で、緋眼の異形を見つめる。
それに応えるように、再び触手が動き出す。
放出を終えても萎えることなく、そそり立ったままの肉棒の先端に、触手が近づく。
その触手の先がぱっくりと裂け、肉幹を呑み込もうとし始めた。
「あ、ちょっ、だ、だめっ、それは……ひぅっ!」
身を捩り、その触手から逃れようとするが、絡み付く別の触手のせいで、逃れることは出来ない。

触手の口が自分より大きな女の陰茎を、ゆっくりと、まるで蛇のように呑み込んでいく。
「くひぅ! ふあ、はひっ! う、く、これ、だめって、いっ、たのにぃぃぃぃ」
腰を引き、体をくの字に折り曲げ、涎を垂れ流す口から、抗議めいた言葉を絞り出す。
異形はそんなことなど意に介さずに、触手を動かし続ける。


201: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:54:25 Z4VpU4BI
吸引しながら咥え込んだ肉幹をしごき立て、胸に尻や背中、二の腕や脇腹にまで触手を擦り付け、全身に
刺激を与えていく。
「うあ、ひくっ! だ、めぇ、また、イクゥゥゥーーー!!」
ビクンと背を仰け反らせ、膝がガクガクと震える。
肉棒を咥えた触手が収縮し、吐き出された体液を飲み込んでいく。
「あ……く……ふ、あ、ひ、やぅ、しぼられ、てるぅ、い、あ、ひ、また……っ!」
肉棒を吸われる快感に、女は四肢を痙攣させ、続け様に絶頂へと達した。

白濁液にまみれた陰茎が、触手から解放される。
小刻みに震える体を触手に預け、全身を包む虚脱感に浸っていた。
不意に、女の体がビクリと強ばる。
見れば、二人の少女が肉棒に舌を這わせていた。
触手と繋がったままの姿で、姉は先端を、妹は根本の部分に、その小さな舌で刺激を与える。
「ん……んむ、はぁ……あむ、んぅ……はぁ、む」
「ぅむ、ん……ん、んぐ、むぅ、はぁ……」
ピチャピチャと卑猥な音をさせながら、固く勃起した肉幹を舐め回す。
「あ、はぅ、ん、ふぅ……いい、んっく、もっと、あぅ、ん」
イチモツを這う二つの温かな舌の感触に、女は眉間に皺を寄せ、嗚咽を漏らした。

熱の籠もった女の視線が、少女達の股間に群がる無数の触手に向けられる。
「ねぇ……私にも、ちょうだい……」
そう言って尻を突き出すように異形に向け、愛液で濡れた陰部を指で広げる。
それに反応するように、イボ状の突起のある大きめの触手が、女の濡れそぼった花弁を押し広げて、体内に
侵入していく。
「ぅあっ! は、はひっ、はいってくるぅ、すごい、い、ふあっ、ああああああぁぁぁぁーーー!!」
肉棒を這う舌の感触と膣内を抉られる快感に、女は悲鳴に近い声を上げ、その先端から体液を放出する。
撒き散らされる白濁が少女達に降り注ぎ、二人はその熱い粘液を浴びながら、恍惚の表情を浮かべていた。

互いの体に付着した怪物達の体液を舐め合う姉妹と、絶頂の余韻に浸り四肢を痙攣させている女の体が、
宙へと持ち上げられる。
未だに起立したままの女の怒張の上に、佐弥香の腰をゆっくりと下ろす。
「ひぅ、あ、は、すご、ふといのが、なかにぃ、きひっ!」
「あ、んあ、ぎゅうって、しめつけてくるぅ、い、いい、きもちいいっ!」
「ああっ! ふあぁ! いま、なか、で、ひっ、ぐりゅってぇ」


202: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:55:04 Z4VpU4BI
女の脈打つ肉棒が、佐弥香の子宮を突き上げ、尻穴に入り込んだ触手は腸内で動き回る。
少女の絡みつく肉ヒダが、女の陰茎を締め付け、膣内を貫く触手の突起が肉壁を掻き出す。
両の穴に挿し込まれた沢山の触手が、友香の腸を膨張させ、子宮の中を満たしていく。
おぞましい緑の触手に肉体を蹂躙され、彼女達は歓喜に満ちた悲鳴を上げる。
淫らに、妖艶に、一心不乱に快楽を貪り、悦楽に酔いしれた。

いつ果てるともなく続く淫虐の宴。
与え、与えられる、終わりなき連環を、それしか知らぬかのように求め続ける。
体中の穴と言う穴から体液を垂れ流しながら、その身を震わせて快感を味わう。
底なしの食欲と肉欲は、満たされることなく、三人の肉体を蹂躙し続けた。
狂死してもおかしくはないほどの快感を味わい、それでもなお、彼女達は化け物の触手を求める。
触手の先端から放たれる粘液で、体を白く染め、何度も絶頂を迎えて、それに溺れていく。

女の放つ熱い体液が子宮の奥に当たる、その度に佐弥香は四肢を痙攣させ、昇り詰める。
腸内を蠢く触手の動きに喉を反らせ、体内を満たしていく異形達の熱いほとばしりを感じ、恍惚とした表情
を浮かべていた。


203: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:56:48 Z4VpU4BI
絡み付くように絞め上げる少女の感触に、女は幾度となく少女の中に体液を解き放つ。
膣内を満たす触手の快感に嬌声を上げ、さらなる快楽をせがむように、舌を触手に巻き付け、しごき立てる。
子宮と腸を幾つもの触手が掻き回し、体の内と外に浴びせかけられる温かな粘液が、友香を高みへと誘う。
両手で触手をしごき、口に咥え、自らの欲望の赴くままに、貪欲にそれを求める。

「ふあぁぁっ! ひ、あ、や、ま、またイク、イクッ! イッちゃううううぅぅぅぅーーーっ!!」
「っあぁ! 私も、イクッ! うあ、でちゃう、でるっ! くあああああぁぁぁぁっ!!」
「あぎっ! やあっ! あたしも、くるっ! おっきいのが、だめぇ! きちゃううううううぅぅぅぅーーー!!」
一斉に降り注ぐ白濁液を浴びながら、三人は全身を痙攣させ、同時に高みへと達した。

「はあはあはあ……は? あがっ!? が、かっ、はっ、ぎひ、き、いぎあ、が……」
うなだれていた友香の体が、突如として反り返り、ピクピクと震えだす。
「う、ぶえ、げ、ぐ、おぶぇぇぇっ!!」
大きく開いた口から、胃液と共に、一本の触手が飛び出した。
「友香……?」
「あ~あ」
突然の事態に、佐弥香はただ目の前の光景を見つめて妹の名を呟き、女はどこか呆れたように溜息をこぼす。
肛門に入り込んだ触手が、腸管を通り、口から出たのだ。
引き攣っている友香の体が持ち上がり、体の中を通る触手は、蛇のように蠢いている。

佐弥香の視線は、串刺しにされた妹から、緑色の化け物に移る。
赤い眼はもう一方の少女に向けられ、弧のように歪む。
それと同じように、佐弥香の口元にも薄く、笑みが浮かぶ。
そのまま、友香の口から突き出している触手を、口に咥え込んだ。
「ん、んむ……んぐっ! ぐぶっ! ぐごっ、んぐぅ、ぅぶぇ、んむぅぅぅっ!!」
口に含んだ触手が、喉を通り、友香とは逆の動きで体内を通る。
ガクガクと痙攣する体を通り、腸液と共に、肛門から触手が姿を現す。
想像を絶する刺激に、二人の眼球が反転し、白目を剥く。
「……うわ、フフ、凄いわね」
姉妹を繋ぐ触手を見ながら、女はクスリと笑う。

佐弥香の尻穴から突き出した触手が女の太腿を伝い、形のよい臀部に近づく。


204: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:57:26 Z4VpU4BI
ビクリと女の体が震える。
「ち、ちょっと、私は嫌よ、だめだって、お尻はだめ……」
身を捩り、触手の侵入を拒むが、巻き付く触手が体を固定してそれもままならない。
「ひぁっ! く、は、ぁは、だ、だめぇ、おしりは、ひん! だめぇぇぇぇぇっ!!」
すぼまりを押し広げ、一気に女の腸内に侵入し、体内を掻き回す。
腸壁を擦りながら、ゆっくりと体内を進んでいく。
「か、はひ、はいってく、おくに……っくあ! ぅげ、あ、ぉご、あが、ぐぶぅぅぅぅーーー!!」
ガクガクと四肢を戦慄かせ、大きく仰け反るのと同時に、口から胃液にまみれた触手が飛び出した。

三つの裸体を繋げる触手は絶えず律動を続け、それぞれの肉体を弄ぶ触手の動きも激しさを増していく。

友香の膣口を埋める触手の群は、各々が独立した動きで少女の肉体を蹂躙し続けた。
尖った胸の突起を引っ張り、充血した肉芽にも巻き付き刺激を与える。
思考が飛ぶほどの強烈な刺激に何度も果て、股間からは白濁混じりの尿液をダラダラと垂れ流していた。
見開いた目は、同じような姿の姉に向けられたまま、動くことはなかった。

佐弥香の体内を動き回る触手がもたらす快感に、彼女の思考が断続的に途切れる。
女の陰茎から吐き出される、熱い体液をその身の内に浴び、四肢を引き攣らせて、幾度となく昇り詰めた。
勃起した乳首に吸い付く触手が与える刺激に、身を震わせ、歓喜の涙を流す。
目はあらぬ方向を向いて、その表情は悦楽に酔いしれた、恍惚のそれであった。

絞め付ける肉壷の快感に、膣内を抉られる感触に、体内を行き来する触手の快楽に、女の意識が遠退く。
いびつに膨らんだ腹を撫でるように、触手が這い回る。
豊満な乳房は幾重にも巻き付いた触手によって、その形をいびつに変えていた。
体中の穴という穴から体液を垂れ流し、その快感を享受し、全身を戦慄かせる。

止まらぬ絶頂の波の中、触手が震え、その先端から次々と濁った体液を放出し始めた。
それとほぼ同時に、三人は背を反り返らせ、今までで一番大きな絶頂を迎える。
声にならない叫びを上げ、痙攣している彼女たちの体に、白色の粘液が降り注ぐ。
それと同じように、彼女等の意識もまた、白く薄れ、塗り潰されていった――




205: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:58:29 Z4VpU4BI
――女は溜息をついて、自らを淡く照らす月を見上げていた。
その傍らに、緋眼の異形が音も無く近づく。
「……まったく、死ぬかと思ったわ、やり過ぎよ」
異形を一瞥すると、再び月に眼を向ける。
『ギュル、ギュルルルル』
「う、うるさいわね……まあ、確かに良かったけど……」
『ギュルルル』
「なら問題ないって、あんたねぇ……まぁ、私も悪のりが過ぎたわ」
『ギュルルルルル』
「次からは気を付ける……か、何度目かしらね、それ聞くの」
女は嘆息混じりにそう言うと、床に倒れ伏している二人の少女に視線を向ける。

「取り敢えずは二人確保ね」
『ギュルルル』
「ええ、一旦戻すわ。時間の流れが違うと言っても、これ以上拘束すると時間のズレが大きくなるからね」
『ギュル、ギュル』
「次ねぇ……記憶を封じて精神を再構築するのって、結構疲れるのよ」
溜息をつきながら、女は肩をすくめる。
『ギュルル、ギュル』
「分かってる、私等が生きる為には必要だしね」
憂いとも、悲壮ともつかない表情を浮かべ、天を仰ぐ。
異形はスッと眼を細め、そんな女を見つめる。
「まぁ、面白いからいいけどね」
女はクスクスと楽しげに笑いながら、ゆっくりとした足取りで姉妹の元に向かって、歩き出した――

――床の軋む音を頭の片隅で聞き、ふと、佐弥香は目を開ける。

若干の疼きと、心地良い虚脱感はあるが、疲弊しきった体は指一本も、動かすことができない。
何があったのかを思い出すことすらも、酷く億劫になっていた。
頭を動かし、少し離れた場所で眠っている、妹の姿を確認して息をついた。

傍らに人が立つ気配を感じ、そちらに視線を向ける。
「気が付いたみたいね」
その声を耳にした途端、佐弥香の体の疼きが強さを増す。
「フフフ、欲しい? でももう今日はおしまい」
女はそう言って身を屈め、佐弥香の頭を優しく撫でる。
「安心して、私が呼ぶまで記憶は封じておくから、存分に日常生活を楽しみなさい」
女はクスクスと、まるでからかうように笑っているが、月の逆光のせいでその表情までは伺えない。
「そうそう、今度はあなたの彼も招待して上げるわ、きっと楽しいわよ」
女のせせら笑う声を聞き、それに答えるように佐弥香も笑顔を作る。

もっとも、今は頭もろくに働いていない状態である為、女の言葉を理解はしていない。


206: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 02:59:29 Z4VpU4BI
単に条件反射的に、笑い返しているだけだった。

女の双眸が赤く輝き、佐弥香の意識が遠退き始める。
強烈な睡魔に襲われたような、抗い難い眠気に近い感覚。

暗転していく視界の中に最後に映ったのは、月を背に緋色に輝く双眸と、その向こうで妖しく煌めく赤い光
だった――


――夕日の射し込む教室に、一人の少女が佇んでいた。
「あれ?」
何かを疑問に思い、周囲を見回すが、変わったところは見受けられない。

どこにも妙なところはない。そこにあるのは彼女がよく知る、いつも通りの景色だ。
だが、何か心に引っ掛かりを感じる。何かを忘れているような、奇妙な欠落感。
それが何なのかも分からず、少女は首をひねっていた。

「お姉ちゃん、まだ~?」
佐弥香の後ろでドアが開き、妹の友香が顔を出す。
「あっ! う、うん、ちょっと待って」
睨んでくる妹の顔を見て、佐弥香は慌てて自分の机からノートを取り出し、教室を後にした。

「ごめんごめん」
「も~、何やってんのよぉ~」
眉間に皺を寄せる妹の顔、それを見る佐弥香の頭に何かがよぎる。
「まったく、しっかりしてよね、部活が休みだからって、あ~あ、こんなんじゃ斎木先輩も大変よね」
皮肉を込めた友香の言葉にも、考え込むように腕を組んで、佐弥香は首を傾げていた。
「お姉ちゃん? 聞いてる?」
「へ? あ、うん……ねぇ、前にもこんなことなかった?」
「……うん、いっぱいあったよ」
おどけた感じで肩をすくめ、意地の悪い笑みを浮かべる。
そんな友香の反応に怒るでもなく、佐弥香は沈黙したまま、腕を組んで考え込んでいた。

姉の様子がいつもと違うことを感じたのか、友香の表情が曇り始める。
「お姉ちゃん、どうかしたの?」
妹の不安そうな声に、ハッと顔を上げ、言葉を返す。
「ああ、たぶん気のせいね、なぁに? 心配した?」
「べ、別にそんなのしてないもん」
ニヤニヤと笑っている姉の反応に、友香は怒ってそっぽを向く。
だが、佐弥香の様子がいつも通りに戻った為か、その表情からは安堵の色が伺えた。
「ひょっとして、からかってる?」
「ち、違うって、ホントにそう思ったんだから」
訝しむような顔で見つめてくる妹に、先ほどから感じている奇妙な既視感を説明する。

「……ただの気のせいでしょ」
「やっぱりそう思う?」
「そうだよ、変に気にし過ぎだって」


207: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 03:00:13 Z4VpU4BI
姉の言ってることを笑い飛ばす友香を見て、佐弥香も釣られて笑い出す。
「そうね、気にし過ぎよね……」
そう言いつつも、妙な引っ掛かりは、未だに消えてはいなかった。

「さて、お姉さま」
「な、何よいきなり」
「姉を心配するかわいい妹に、ご褒美があってもいいと思うんだ」
「かわいいは余計。でもご褒美って、あんたね……」
と、ここで言葉を切り、再び何かを考え込むように、下を向く。
「ねぇ……やっぱりこれと似たようなこと、なかった?」
姉の言葉に、友香はやれやれと言った感じで首を振り、佐弥香の顔を見据えた。
「最近はない。まぁ、今後増えたらいいなぁ、とは思ってるけど?」
「増やしてたまるもんですか……」
ちらりと窓の外を見た佐弥香の視線が止まり、何かをじっと凝視している。
「どうしたのお姉ちゃん?」
「…………何でもない、旧校舎の窓に赤い光が見えた気がしたんだけど、ただの夕日の反射だったわ」
「ふ~ん、じゃあ何かおいしいものでいいや」
姉の言葉に特には興味を示さず、極々自然に、友香は自分の希望を姉に告げ、その反応を待つ。

「ちょっと待ちなさい、わたしは承諾した覚えはないわよ」
一瞬の間の後、佐弥香は眉を吊り上げ、友香を睨みつけた。
その視線に臆することなく、友香は姉を見返す。
「忘れ物したって言うから、こんな時間まで待ってたんだよ、それぐらいいいと思うんだけど?」
「う、だ、だけど……分かったわよ、分かりました、おごらせてもらいます」
「うんうん、優しい姉を持ってあたしは幸せだよ」
満面の笑みを浮かべる友香とは対照的に、佐弥香はガクッと肩を落としていた。

「何にしようかな~」
声を弾ませて、軽い足取りで廊下を歩く友香とは違って、その後ろを重い足取り歩く佐弥香。
「はぁ~、いらぬ散財だわ」
姉の溜息混じりの嘆きを聞いて、友香は後ろを振り返り、にっこりと微笑む。
「な、何よ……まだ何かあるの?」
「え? 別に~、ただ斎木先輩も呼ぼうかなぁって、思っただけ」
妹の一言に、佐弥香の表情が引き攣る。
「ちょっと、何でそうなるのよ」
「だってその方がお姉ちゃんも嬉しいでしょ?」
「べ、別にそんなこと……」
「それに、あたしの義理のお兄ちゃんになるかもしれない人だし」
「い、いきなり何言ってんのよ! こら! 待ちなさい!」


208: ◆sTITLw1H1.
07/05/12 03:01:16 Z4VpU4BI
顔を真っ赤にして追い掛けてくる佐弥香を、からかうように笑いながら、友香は廊下を走っていく。

夕暮れの廊下に、二人の笑い声が響き渡る。
何も変わらぬ、いつも通りの平穏な日常。
この時はすでに、佐弥香の心に引っ掛かっていた既視感や違和感は、すべて消え去っていた。

不意に、二人を呼び止める声が響く。
振り返るとそこには、眼鏡をかけた長髪の女性が、腕を組んで立っていた。
「もうとっくに下校時間は過ぎてるわよ、早く帰りなさい。後、廊下を走らない」
「は、はぁい」
「すいません」
眉間に皺を寄せる女性の顔を見て、二人は畏縮して肩を狭める。
「姉が忘れ物をしたのでそれに付き合ってたんです、先生からも何か言ってやってくださいよ」
「ちょっと何よ、確かに忘れ物をしたのは悪かったけど……」
「はいはい、ケンカしない。さっきも言った通り、下校時間はとうに過ぎてるから早く帰宅しなさい」
言い争いを始めそうな姉妹を、女教師が制して、帰宅を促す。
二人は渋々と言った感じで、それに従う。
「それじゃあ先生、さようなら」
「はい、さようなら。寄り道せずにまっすぐ帰宅しなさいよ」
「はぁい」
廊下の向こうに消えていく二人を眺めながら、女教師は肩の力を抜き、息をついた。

ふと、窓の外に目を向ける。
必然的に、学校の敷地内の片隅に建つ、古びた木造の建物が視界に入ってしまう。
一体いつになったら取り壊すのだろうか、などと考えながら、旧校舎を眺めていた。
その目が、旧校舎の窓に赤い光が存在するのを見つけだす。
眼鏡をかけ直し、その光を凝視する。夕闇に紛れた異質な光を、微動だにせず、魅入られたかのように。

「まさか先生に会うなんて思わなかったね」
「うん、ちょっとびっくりした」
校庭を歩きながら、二人は他愛ない会話を続けていた。
「……じゃあ駅前のクレープ屋さんで手を打つよ。あ~あ、先輩も呼びたかったなぁ」
「まだ言うか、呼ばなくていいの」
げんなりとした感じの姉の姿を見て、友香はクスクスと笑う。

不意に、友香が後ろを振り返り、旧校舎の方を指差して、姉に尋ねる。

「あれ、先生じゃないかな?」
「どれよ?」
その指を追っていくと、旧校舎に向かって歩く人影を発見をした。
「ホントだ、どうしたんだろ?」
「さあ? 何か用事でもあるんじゃない? それより早くしないとお店が閉まっちゃうよ」



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