逆転裁判エロパロ第9法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第9法廷 - 暇つぶし2ch349:名無しさん@ピンキー
07/05/07 23:33:56 gZGMsFyp
誘い受けな質問してたから答えただけw
勿論投下されても見ない

350:名無しさん@ピンキー
07/05/08 00:38:23 oRDx0M8n
黙って落としたら落としたで噛み付かれそうだけどな、この流れじゃ。

意図的に荒らそうとしているのかもしれないが。

351:名無しさん@ピンキー
07/05/08 00:53:53 ZicY8x6T
名前欄に注意書き置けばむしろ突然でいいんじゃないか
予告はともかく投下していい?がうざがられるのはネタ系スレのお約束だし

352:名無しさん@ピンキー
07/05/08 07:20:44 +sKDeB7W
>>349
ホント身勝手な坊やだねw
この前の目糞鼻糞君かな?

あ、別人かな?ゴメンゴメンwww

353:名無しさん@ピンキー
07/05/08 08:48:36 1HiaC33k
>>351
だよな。「いる?」と聞けば「イラネ」と返される可能性があるのは想定の範囲だろう。
余計な事言わないで、注意書きだけして黙って落とせばいいのに。

354:名無しさん@ピンキー
07/05/08 12:56:12 H/bklruq
このスレってナルメイ絡みになると途端に空気悪くなるな。
気のせいか?

355:名無しさん@ピンキー
07/05/08 14:41:58 hJ/wjfHX
それは気のせい、森の精。

・・・ってゆう。

356:名無しさん@ピンキー
07/05/08 17:00:12 J9Zp5mdV
>>351
ハミガキ自重しろ

357:名無しさん@ピンキー
07/05/08 20:04:48 ocIMZdl4
逆転裁判4の追求の曲が悪いと言ってる馬鹿の実態

・自分にセンスが全くないのでとりあえず叩けばかっこいいと思っている厨二病
・過去と曲調が違うだけでとりあえず叩くことによりコアなファンを気取る消防
・ゲー音以外縁がないので音源が良質という一点のみで異常な敵対心を燃やすキモヲタ
・流れる場面が少ないから耳に残らないのを曲自体のせいと勘違いする池沼
・全てを自分中心に考え、新しいものを受け入れられない自閉症
・DSのスピーカーで直接聞いただけで全てを判断するバカ
・この文面を見て「1~3の曲を悪く言われた」などとお門違いの被害妄想をするキチガイ

随時追加受付中、テンプレ入り&高頻度のコピペ推薦

358:名無しさん@ピンキー
07/05/08 22:19:43 ANrYRj6C
なるあかまだー?

359:名無しさん@ピンキー
07/05/08 22:58:04 mr8NeUSg
ナルメイって言う奴がいるけど、
公式のストーリーの中で考えられるのはせいぜいナル←メイがいいところ。
正直言って成歩堂の方は、全くと言っていいほど冥に気はないと思う。

360:成歩堂と茜(1/3)
07/05/08 23:14:09 2GIQZWPf
 茜にとって、成歩堂龍一という男は戦友だった。たった一人の肉親である宝月巴の無実
を信じ、共に戦ってくれた。彼がいなければ今の自分は存在しない。そう思えるくらいに。
 アメリカに留学しよう。そう考える動機をくれた人は、帰国した時には既に弁護士では
なくなっていた。
 裏切られた―。
 きっと最初に感じたのは、その気持ち。
 彼とならば、司法という世界で共に歩める。そう信じていたのに。
 だからなのかも知れない。こんなことを言うのは、自分でも卑怯だと思っている。けれ
ど、彼が弁護士としていなかったからこそ、自分もまた科学捜査官にならなかったのかも
知れない。
「……それで、刑事さんになったわけかい?」
 茜の声に、成歩堂は苦笑いを浮かべながら首を傾げて見せた。
「それはちょっと、言い訳っぽくない?」
「良いんです。そのほうが、ドラマチックでしょう?」
 喉を鳴らしながら、茜が成歩堂の無精ひげが生えた頬に顔を寄せる。
 素肌の触れ合った上半身。茜の控えめな乳房が成歩堂の筋肉質な胸板の上でひしゃげる。
「まあ。そう、かな」
 困ったように呟きながら、成歩堂は茜の首筋に唇を落とした。


 茜が成歩堂の事務所を訪れたのは、牙琉霧人の逮捕後だった。
 みぬきは不在、王泥喜も法廷という時間に彼女が訪れたのは、偶然ではなかった。
「……以上が、私の調査結果です」
「よく、調べたものだね。茜ちゃん」
「刑事ですからね。これでも」
 成歩堂がコーヒーを啜る。その前で毅然とした顔をする茜の面差しは、姉である巴によ
く似ていた。
「宝月家の血って奴かな」
「……そう、ですか? だとしたら、嬉しいです」
 姉に似ているといわれるのは茜にとっては嬉しいことなのだろう。照れたようにはにか
む。それを見つめながら、成歩堂はカップをテーブルに戻した。
「それで? 事細かに調べてくれたようだけれど、その結果をどうするつもりなんだ
い?」
 テーブルの上に並んでいたのは、7年前の事件の資料だった。成歩堂が偽物の証拠を法
廷に提出し、彼が法曹界から去ることになったあの事件の。
「―君が見出した真実。けれどそれは、未だ仮説に過ぎない」
 真犯人。成歩堂の提出した偽者の証拠。そして、それらを後ろから糸を引いた、黒幕。
「……はい。それに、成歩堂さんもここに辿り着いてるんでしょう?」
「おいおい。今の僕はただの売れないピアニストだよ」
「嘘。成歩堂さんが、あんなことで諦めるはずが無いもの」
 成歩堂の欺瞞を切って捨てた茜の視線は、真っ直ぐに彼の目を見る。その視線の強さは、
強さこそは、彼が七年前に彼女に見せたものだった。
「だから調べたんです。あんなにあっさりと法曹界から去った成歩堂さんが、それ以降何
もしていないはずがない。あなたはきっと、時機を待っていた」
「……茜ちゃん」
「ねえ、成歩堂さん。私に手伝わせて。あなたが、私を助けてくれたように」
「……君は刑事だ。それに未来もある」
「未来は、あなたにだってあるじゃない!」
 乗り出した茜の体が、勢い余ってテーブルに躓く。そのままテーブルの上に転びそうに
なったところを、成歩堂の腕がすくい上げた。


361:成歩堂と茜(2/3)
07/05/08 23:14:50 2GIQZWPf
「……大丈夫?」
「あ、ありがとう……ございます」
 成歩堂の腕は軽々と茜の体を抱き上げていた。
「よっ……と」
 抱き上げたまま、ソファに運ばれる。茜は真っ赤になってされるがままになっていた。
「……成歩堂さん」
「ん?」
 腰を叩きながら息をついていた成歩堂を、茜が呼ぶ。
「私、ね。失望していたのかも知れない」
「……失望?」
「すごく勝手な失望。勝手に決め付けて、勝手に失望して。……成歩堂さんは、変わって
なかったのに」
 茜がじっと成歩堂を見上げる。
 その瞳は、熱に浮かされたように潤んでいた。
「……だから、嬉しかった。成歩堂さんは、成歩堂さんのままだった。私を、お姉ちゃん
を助けてくれた、あの時のままだった、って」
 腕が伸びる。成歩堂の首にかかった腕に、茜の体重がかかる。
 引き寄せられるように、成歩堂の姿勢が低くなる。
「憧れたのは、御剣検事。でもね……」
 引き寄せられるように、成歩堂の目が茜の瞳と、唇を見る。
 誘うように、わずかに開いた唇。白い歯がちらりと覗く。
「……好きになったのは、成歩堂さんだった」
 寄せた唇が、成歩堂の唇を奪った。


 舌が成歩堂の口内へ侵入する。絡みつく舌がまるで別の生物のように彼の舌を掬い取る。
「……んぷ」
 唇の端から溢れた唾液が、茜の頬を伝い首筋を落ちていく。
 息が苦しくなったのか、二人の唇が離れた。
「っはぁ……」
「茜ちゃん……何を」
「あの時、私はまだ全然子供だったから」
 茜は微笑む。
「今はもう大人です。だから、好きになった人がまだ独り身だったからアタックしてるん
です」
「いや、僕はもうオッサンで」
「全然大丈夫です。それに男女の平均寿命を考えたら丁度良いくらいだし」
「……それ、大丈夫な理由?」
「ダメ……ですか?」
 寂しそうに、茜が上目遣いで尋ねる。
「……僕は、みぬきの父親だ」
「母親はいないんでしょう?」
「でもほら。コブ付きって、敬遠するだろう?」
「私は気にしないです」
「茜ちゃん」
 成歩堂が心底困ったように、名前を呼ぶ。
「それとも……他に誰か好きな人が?」
「……いや、そういうのは」
「綾里……って人とか。狩魔検事の娘さん。あと……華宮さん、でしたっけ」
「なんでそんなこと」
「調べたって、言ったじゃないですか」
 成歩堂のことを調べた時、現在の彼の人間関係についても調べた。そこには、特定の女
性と親密な交際関係を持つという調査結果は無かった。けれど同時に。
 彼と一定の距離を保ちつつ、今でも親交のある女性は複数人いたのだ。


362:成歩堂と茜(3/3)
07/05/08 23:15:28 2GIQZWPf
「私は、ダメですか? 対象外、ですか?」
「……茜ちゃん」
「あの頃の、何も知らなかった子供じゃないです。でも、それでもまだ成歩堂さんにとって、私は子供ですか? あの頃の17歳の」
 成歩堂の手が茜の手によって、彼女の胸に導かれる。
 手の平に伝わるのは柔らかい感触と、その奥で刻まれる鼓動だった。


「……いいのかい?」
「誘ったの、私ですよ?」
 成歩堂がソファに座る。茜はその膝の間に体を割り込ませて座っていた。
「いや、でも」
「17歳の私を思い出して、変な気持ちになっちゃいますか?」
「……まあ、少しは」
 成歩堂のスラックスのベルトを外し、ジッパーを降ろす。下着の中で窮屈そうにしてい
るそれを見て、茜の手が止まった。
「……茜ちゃん? あの、無理なら」
「いえっ! その、ちょっとびっくりしただけですからっ!」
 真っ赤になった茜が、意を決したように下着に手をかける。ずるりと引き降ろすと、半
勃ちになった肉棒がでろりと茜の鼻先に顔を出した。
 凶悪な見た目。血管の浮いた竿を、恐る恐るといった風に茜はつまむ。
「……えっと……じゃあ、始めます、ね」
 先端に茜の唇が触れた。
「ん……ちゅ」
 そのまま亀頭を唇でこするように動く。竿を軽く握るようにして、舌先を赤黒い亀頭に
伸ばす。
「ちゅ……んぷ」
 唾液をまぶすように、ゆっくりと。
「……ん、どう、ですか。成歩堂さん……」
「えっと……結構、慣れてるみたいなんだけど……経験あるんだ?」
「えっ!? い、いえいえいえいえ! そういうんじゃないですっ!」
 成歩堂のものを握り締めながら、茜が真っ赤になった。
「あ、あの、本とか映画とか、そういうビデオとか見て……勉強したんです……けど」
「そ、そう、なんだ?」
 そういうものを選んで見ていたことによる羞恥か、茜が視線を逸らしながら頷いた。



-------------------
エロに辿り着く前に力尽きたGW。


363:名無しさん@ピンキー
07/05/08 23:48:31 UBGLElAo
乙!

364:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:16:07 QgTOv4kB
>>362
あなたが神か

365:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:49:42 gcsUtHEN
ナルメイ叩いてるのってもしかしてナルマヨ好きのマヨイ厨?
その割にミツマヨは叩かないから分かりやすいな。

366:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:55:11 y2QhcEqe
>>365
ちょっと前にもの凄い勢いで叩かれてたじゃん>ミツマヨ
まああれは全く空気の読めないミツマヨ厨のせいだったけど

367:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:55:56 6VDox6fo
そりゃあミツマヨが無いからなぁ

368:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:26:44 AYpdMv6r
エロパロでカプに可も不可もねーだろ
どんなカプでもどんとこいよ。

369:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:45:50 BvA2u8ai
>>360-362
GJ!
ここで終わるのはあまりにも惜しい。できれば続きを頼む

370:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:53:52 qlcipabT
>>365
直前にナルマヨ投下にひたすら絡んできた
人間がいたのを忘れるな…ってアンチの工作な気もするが

371:名無しさん@ピンキー
07/05/09 03:35:58 RivtGsoZ
>>362
茜ちゃん可愛いな!
GJ、超GJ!

そしてGWをうっかりガリューウェーブと読んじゃった深夜

372:名無しさん@ピンキー
07/05/09 06:50:03 c5qrDfVJ
>>365
ミツメイ厨に一票。ナルメイが投下されると文句つけるわりに、ミツメイ投下されるとおとなしくなるし。

373:名無しさん@ピンキー
07/05/09 08:17:55 woiN3E1C
4に出てない旧キャラ絡みのカプが投下されると叩きが始まるから
ずっと4厨の仕業だと思ってた。
4の音楽関係のコピペ各スレに張り付けてる荒らしもいるし。

374:名無しさん@ピンキー
07/05/09 08:39:47 DtazoRyx
粘着な真宵アンチと冥アンチじゃね?
両方のスレに時々気持ち悪い書き込みしている奴がいる

375:340
07/05/09 15:05:39 Md+QLgAc
荒れてたから聞いてみたんだが、誘い受けに感じたなら悪かった。
ナルメイって歓迎されないのか?でも書いたんで一応落としておく。嫌いな人はスルーなりあぼんなりしてくれ

376:成歩堂×冥1
07/05/09 15:06:26 Md+QLgAc
かつてのライバルが逮捕された。そんなニュースがたまたま日本に居合わせた冥の耳に飛び込んで来た。
最後に会ったのは7年前。そのすぐ後、彼が弁護士の職を追われたと聞いた。それ故に、彼と納得のいく決着が付けられないまま、一度も会うことなく現在に至ったのだ。
時折、友人たちを通して彼の話を聞いてはいたが、なんとなく会う気にはなれなかった。
しかし、そのニュースは冥の中で忘れていた記憶を呼び戻す。
何度崖っぷちに立たされても悪魔のような信念を持って何度でも蘇る、その男の存在。不死鳥、と言えるほどカッコいいものでもなければ、お世辞にも鮮やかとは言い難い逆転劇。
冥の脳裏に蘇ったのは、熱血漢に溢れた青年の姿だった。
あの男に殺人なんてできるはずがない、その思いが彼女の足を留置所に向かわせたのだ。


「久しぶりね、成歩堂龍一。」
突然現れた冥の姿に成歩堂はキョトンと目を丸める。
「もしかして私が思い出せないのかしら?まあ、無理もないわね。あれからもう7年も経っているのだから。」
「いや、忘れるはずないだろ。キミみたいにインパクトのある女性はそうはいないからね、狩魔冥。」
けたたましい音を立てて、冥のムチが面会室の仕切りに命中する。
「フルネームで呼ばないでって言ったはずよ、忘れたとは言わせないわ。」
「相変わらずだな、キミは。」
「あなたは、随分と変わったわね。噂には聞いてたけど、今はピアニストなんですって?」
「うん、よく知ってるね。で、キミがわざわざこんな所まで尋ねて来てくれたのはどういう風の吹き回しかな?」
他愛もない話から、確信を突かれて冥の顔から含み笑いが消えた。
「こんなところにいるあなたを尋ねる理由なんて、言わなくても分かりそうなものだけど。」
冥がそう言うと成歩堂はニット帽を深く被り、表情を隠すようにする。そんな成歩堂をよそに続けた。
「審理は明日なんですってね。」
「ああ。そういう情報は職業上すぐに入るよね、狩魔検事。」
「残念だったわね。私が担当検事ならあっという間に有罪判決をプレゼントできるのに。まあ、せいぜい頑張るがいいわ。じゃあ、それだけだから。」
そう言って冥が面会室を出る直前、耳に届いた小さな声に成歩堂は薄く笑った。あなたが殺人なんてできるはずない、という言葉に。

377:成歩堂×冥2
07/05/09 15:07:24 Md+QLgAc
成歩堂が無罪判決を受けた翌日の夜、冥と成歩堂は食事をしていた。
「一緒にディナーをしてやってもいいわ、ここに来なさい」と、突然呼びつけられて来たところは冥の泊まっているホテルのレストランだったのである。
「残念だったわね、成歩堂龍一。無罪判決を受けるなんて。」
冥の嫌味な言葉も、素直でない彼女が素直に祝福の言葉が口にできないから、その裏返しだとが分かっているので微笑ましく感じてしまう。
「それにしても、変われば変わるものね。」
「何のこと?」
「あなたのことよ。幼女を貰ってたり、ポーカーのプロになってたり。それに―」
「それに?」
「何でもないわ。娘さんは一人にしといていいの?」
「あの子はあれで結構しっかりしてるんだ。ぼくが何日も帰らなくても大丈夫だしね。」
ふうん、と頷いて冥は手に持ったワイングラスを傾ける。アルコールのせいか、ほんのり赤く染まっている彼女が妙に扇情的で、思わず見とれてしまう。その視線に気づいた冥が居心地悪そうに顔を顰めた。
「何ジロジロ見ているのかしら?」
「狩魔検事、キレイになったな、と思って。」
「は?あなた、熱でもあるのではなくて?」
「まさか。」
「そろそろ、帰るわ。」
突き刺さるような成歩堂の視線に耐え切れなくなって、冥は腰を上げた。その瞬間、足がぐらりと揺れる。どうやら飲みすぎたようで急に立ち上がったために足に来たのだ。
自分へと倒れこんでくる冥の体を座ったまま抱きとめた。
「大丈夫?その様子じゃまともに歩けないだろ。部屋まで送っていくよ。」
「けっ…結構よ!離しなさい!」
「別に何もしないから。ほら、立って。」
冥の腕を自らの肩に回し、立ち上がる。離せ離せと喚く冥を何とか部屋まで連れ帰り、ソファに座らせた。


「じゃあ、ぼくは帰るよ。今日は誘ってくれてありがとう。久しぶりに会えて嬉しかったよ。」
「ちょっと待ちなさい。」
自分を引き止める言葉に成歩堂は少々驚いた。一体冥は自分に何を言おうと言うのか。正直、これ以上冥と一緒にいたくなかった。彼女の姿に湧き上がる欲望を抑えるのは意外とキツいのだ。
「何?」
ソファに座る彼女を見下ろすと一枚のカードが差し出される。それは数年前に扱った事件に関係するカードに落書きが描かれた物で。
「ずっと、渡しそびれていたから。」
それは成歩堂に弁護士時代を思い起こさせる。
「こんな古いものを、わざわざありがとう。」
「別に。捨てるに捨てられなかっただけ。これを書いた子の気持ちを考えるとね。」
「真宵ちゃんか。懐かしいな。」
「なんだ、変わってないところもあるんじゃない。」
懐かしそうにカードを眺める成歩堂の表情は7年前のそれで、冥の表情が自然と綻ぶ。そんな冥の屈託のない笑顔が、成歩堂の心を揺らした。
「狩魔検事、ダメだよ、そんな顔しちゃ。」
「え?」
成歩堂の言葉の意味が分からず呆ける冥を真っ直ぐな視線で捕らえる。
「そんなカワイイ顔されたら、約束が守れそうにない。」
「何言って…」
言いかけた冥の言葉は成歩堂の唇で遮られた。離そうとして抵抗してみるものの、両手をソファに押し付けられるようにして拘束されているので思うように動けない。
成歩堂の熱い舌が冥の口中に侵入し、冥の中を激しく犯してゆく。しばらく堪能した後に、唇だけを解放した。

378:成歩堂×冥3
07/05/09 15:08:00 Md+QLgAc
「このっ…ナルホドーがっ!何を考えているの!?」
縛られて動かせない手の代わりに、反抗的な視線を投げつける。しかし成歩堂は冥の視線にたじろぐことなく、優しい目で冥を見据えている。
「仕方ない。好きだったんだ、昔から。忘れてたのにこんなタイミングでぼくの前に再び現れるから…」
「バカがバカらしくバカな戯言を…そんなこと初めて聞いたわ!」
「あの時はそんなこと言えなかったからね。」
両手を押し付けたまま、首筋に舌を這わせると冥の体がビクリと震える。
「じゃっ…あ、なんで、今更…そんなこと言えるわけ…?」
「人はね、変わるんだよ。ぼくにとってこの7年はいろんなことがありすぎた。」
「確かに、あなたは変わったわ。あの最後の証拠品、あなたの仕業でしょう?犯人のあの弁護士の態度を見たらあの男が本物を持ち去ったことは一目瞭然だわ。それに、あの新米弁護士がそんなことをするようには思えない。」
「だったらどうだって言うんだ?」
成歩堂は悪びれもせず、ふてぶてしく笑っている。
「もうぼくは弁護士じゃない。それにあの証拠品を使ったのは彼だ。」
その言葉に冥は胸中から湧き上がる怒りを感じて、成歩堂の手を振り払った。
「あなたがそんなこと言うなんて…よっぽどのことがあったのでしょうね。例えば、あの弁護士に陥れられたとか。」
冥の言葉に成歩堂の表情が険しく変わった。抑えていた欲望が再び顔を覗かせる。
「キミにはわからないだろうな。7年もあの地下室でポーカーをし続けるということがどんなことか。」
「狩魔は完璧をもってよしとする。そんなあなたの女々しい言い訳なんて分かるわけないでしょう。」
「相変わらずだな、キミは。でもキミのそんなところが好きだな。」
冥をソファに押し倒し、ブラウスを肌蹴させて鎖骨に舌を這わせる。
「そっ…んな、口車にっ…」
下着を剥ぎ取ると露になった冥の乳首を優しく刺激した。
「あんっ…ダメ…」
口に含んだり、指で刺激したりしているとそれは見る間に固くなってゆく。
「何がダメなんだ?こんなに固くしちゃって。」
「いや…やめなさいっ…」
キッと睨みつける冥の視線を軽くあしらうように冷笑を浮かべると耳元で囁きかける。
「わかってないな。そんな反抗的な目をされたら余計に刺激される。ぼくはそんな目をした挑戦者に片っ端から勝利してきたんだ。」
両腕で冥の体を抱えあげてベッドの上に寝かせ、組み敷くように覆いかぶさると、冥は困惑に表情を歪ませた。
「どうして…」
「ベッドの方がいいだろ?まあ、ぼくはどっちでもいいんだけど。」
飄々と言ってのける成歩堂を信じられないといった表情で眺める。これから自分が何をされるかが安易に想像できてしまう。
「はっ、離しなさい!私にこんなことをして許されると思ってるの!?」
「別にいいよ、許してくれなくても。ぼくはね、ずっとキミを抱きたいと思ってたんだ。」
「このっ…やめなさい!ナルホドー…」
非難めいた言葉を吐く冥の唇を塞ぎ、欲望のままに荒々しく貪る。そうしながら左手は胸を揉み、右手はスカートの中へと滑り込ませる。下着の上からなぞると閉じようとする冥の足を自らの体を割り込ませて遮った。
そのまま指を下着の中へ滑り込ませてクリトリスを転がすように弄ると冥の中から徐々に粘液が溢れてくる。成歩堂が唇を解放すると、その口からは切ない吐息が漏れた。
「どう、気持ちいい?」
「やめ…なさい…今やめるなら許して…やっ…!」
体は感じながらも口では減らず口を叩く冥の中に、指を立てた。すでにしっとりと湿っていたそこは、なんなく成歩堂の指を飲み込む。
「キミの上の口は反抗的だからね。下の口に聞くことにするよ。」
スカートとショーツを一気に剥ぎ取り、両手で膝を固定し、足をM字に開かせると成歩堂は濡れた秘所に口づけた。
「ひっ…いやぁ…」
「嫌じゃないだろ。こんなに濡らしてさ。」
ぴちゃぴちゃとわざと淫猥な音を立てながら下の口を丹念に舐め上げてゆくと、抵抗していた冥の体から力が抜けてゆく。
さっきまで暴れていた足も今は力なく成歩堂の手中に収まっている。それをいいことに、足をさらに大きく開かせて二本の指を突き立てた。

379:成歩堂×冥4
07/05/09 15:08:50 Md+QLgAc
グルグルと指を回しながら、舌でクリトリスを転がしていると冥の腰が揺れ始めた。
「狩魔検事、どうしたんだい?」
「やっ…ダメっ」
「何が?」
「やめて…もう…」
一層深く指を突き立てて掻き回すと冥の中が指をきゅうきゅうと締め付けてくる。
意地の悪い笑いと共に冥を見やると恥ずかしそうに真っ赤な顔を背けて何やら体をもじもじと揺らしている。
成歩堂は服を全て脱ぎ捨てると再び冥の上に覆いかぶさった。
「ほら、言ってくれなきゃわからないよ。」
軽く口付けて耳元で熱い吐息と共に囁きかける。そのまま首筋に噛み付くと冥の体がゾクリと震えた。
「そんなの…だって…ああんっ…」
触れられてもいないのにすでに固く反り返った熱い剛直を入り口にあてがい焦らすように何度も擦ると、求めているものが与えられない辛さに冥の理性がガラガラと崩れてゆく。
「成歩堂、はやく…」
「はやく、何?」
「して…もう、ダメ…ッ」
己を求めて腰に足を回してくる冥の姿を満足そうに見ながら、さらに焦らしにかかる。
「何を?それだけじゃわからない。」
「挿れて、はやく…っ!」
もはや何を言っているのかわからない。熱く疼く体を早く鎮めてほしい、ただそれだけだった。冥から引き出した己を求める言葉を引き金に、一気に己の猛りで貫いた。
「ああっ…んっ…」
成歩堂の侵入だけで今にも達してしまいそうなほどに仰け反り、締め上げる。その感触は成歩堂自身をさらに成長させてゆく。
「くっ…すごい、狩魔検事。締め付けてくる…」
腰をゆっくりと動かすと、我慢できないといった様子で冥は腰を擦り合わせてきた。
「はあっ…あっ…」
ぐるりと腰を回すと冥の口から甘い声が漏れる。
「キミがこんなに感じやすいとはね。かわいいよ、狩魔検事。すごくいやらしい。」
羞恥心を煽る言葉をわざと言うと、冥は案の定反発してくる。
「変なこと、言わないで…あああっ!」
しかし軽く動くだけで、その非難めいた言葉は喘ぎ声に代わり、反抗的な表情は恍惚としたそれに変わる。成歩堂が突き上げ始めると、冥は成歩堂にしがみついて自らも腰を揺らした。
「狩魔検事、気持ちいい?」
「んっ…はぁっ…いい、もっと…」
冥はもはや快楽の虜となってしまっている。自然に出てくる成歩堂を求める言葉に羞恥心を感じる余裕もなく、突き上げられるままに喘ぎ、乱れた。
「あっ…成歩堂、もう…っ」
冥が達する気配を察して直前で成歩堂が冥の中から出ると、どうしようもなく疼く体を抑えきれない。
「いやっ…やめないで!はやく来て、お願い…」
そんな冥とは対照的に成歩堂は余裕の表情を浮かべている。
「そんなに焦らなくても、ちゃんとしてあげるからさ。」
言ってあぐらをかくように座り冥を引き寄せると、形のいい冥の尻を両手で掴み自身の上に落とした。そのまま突き上げ始めると冥の両腕が首に回され、密着状態となる。
「すごく締まってる。気持ちいいよ、狩魔検事…」
突き上げながら耳元で囁くと、上で揺れる冥の締め付けが一層きつくなる。尻を掴んで揺さぶると結合が一層深くなった。

380:成歩堂×冥5
07/05/09 15:11:21 Md+QLgAc
「ああああっ!気持ち、いい…成歩堂、もっと…っ!」
奥までかき回され、輪をかけて引き出される快楽に溺れる。もはや冥には理性など一欠けらも残っていない。すすり泣くような声で喘ぎ、成歩堂にしがみついて自ら腰を打ち付ける。
冥に触発されるように成歩堂もまた、冥をしっかりと抱えて奥まで突き上げた。
「狩魔検事、最高だよ。すごくいやらしく絡み付いてくる…」
「はあんっ…すごい、いいっ…もっと、激しくして…」
よがり狂いながら我を忘れて呻く冥を成歩堂はさらに激しく突き上げる。
「どう?まだ、足りない…?」
「いいっ…成歩堂、すごいっ…ああああっ…」
髪を振り乱し、涙を浮かべながら快楽に身を任せる冥を見ながら成歩堂は自分の限界を感じていた。
腰を激しく打ち付けると結合部からはぐちゅぐちゅと淫猥な音が漏れ、溢れかえった愛液が成歩堂の腹の上を伝って落ちる。抉るように何度も深く貫くと、冥が嬌声を発した。
「あああっ…!もうダメ、いい、いっ…いく…っ!」
「くっ…ぼくもいきそう…だ…」
初めて苦しそうな表情を見せ、低く呻いて成歩堂は冥の中に精を放った。冥の中は成歩堂の欲望を飲み込み、食い千切らんばかりの勢いで締め付ける。冥が首に回した手を離した後も、成歩堂はしばらく冥を抱きしめていた。

少々落ち着きを取り戻し、冥をベッドにそっと横たえ自らも隣へ寝転ぶと、冥は赤く染まった顔を逸らした。
「最悪だわ…」
「最悪だって?最高の間違いじゃないのかい?」
「そんなわけないでしょう!無理矢理私を…手篭めにしておいて!」
覗き込み視線を合わせると今にも噛み付きそうな勢いで冥が突っかかってきた。
「無理矢理とは酷いな。キミだって気持ちよさそうによがり狂ってたじゃないか。」
「なっ…よくもそんなこと言えたものね。恥を知りなさい!」
「あれだけの痴態を見たら、今更恥も何もないとおもうけど。それにキミがこんなに感じやすいとは知らなかった。誰がキミをこんな体にしたのかな。」
「そっ、そんなことあなたには関係ないでしょう!」
真っ赤な顔で怒声を浴びせかける冥と先刻の乱れ狂った姿とのギャップに、気の強い女を狂わせたという快感が再び蘇る。
鎮まったはずのペニスがまた固さを取り戻すのを感じて、再び冥の上に覆いかぶさり固くなりかけたそれで冥の秘所をまさぐった。その感触に見る見る膨張してゆく。
「ちょっ…まだやる気!?いい年してどんな性欲してるのよ!」
反抗の色を濃く映す冥の目は、軽く先端で突いただけで切なく潤んだ。
「仕方ないだろ、当分ご無沙汰だったんだ。そんなときにキミみたいないい女を抱いたら止めろって方が無理な話だ。」
「そんなのあなたの勝手でしょう!私には関係…あんっ…」
不意に乳首を咬まれて不覚にも声が漏れてしまう。
「関係ないとは言わせないよ。ぼくをこんなに刺激したのはキミなんだから。」
「あなたが勝手に欲情しただけじゃない…」
「そんなこと言わないでさ。ああ…もう、キミの中に入りたくて堪らない。」
耳元で熱く囁きながら了解も得ずにずぶずぶと淫猥な音を立てながら埋め込むと、すぐに熱い壁で締め付けられた。
「あんっ…もう、やめなさい…!」
「え?止めていいの?気持ちいいくせにさ。強がらないでせっかくだから楽しもうよ。」
そう言ってぐちゅぐちゅとかき回すと、冥は切ない喘ぎ声を漏らした。


そして長い夜は続く。


おわり

381:名無しさん@ピンキー
07/05/09 18:30:22 ow07cIpL
結局落とす気満々だったんじゃねーか
言い訳しながら投下するんなら最初から聞くんじゃねーよボケ!


382:名無しさん@ピンキー
07/05/09 18:47:21 bYNx4tT9
>>375
33歳成歩堂×25歳冥GJ!
男女の関係あったらいいなとnrnrしてたから読めて嬉しかった!

383:名無しさん@ピンキー
07/05/09 18:51:47 L/kuRKgS
>>375
GJ!潤った!

384:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:13:43 AcmxZD1i
>>362
よくやった!

385:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:16:12 BvA2u8ai
GJ!
やさぐれ成歩堂はこういう事させると似合うな

386:名無しさん@ピンキー
07/05/09 21:25:42 ZI4HdbKS
>>368
つまり、エロいものならばどんなカプが出てこようがどうでも良いと。
別に逆裁キャラが好きで通ってるワケじゃないんだな。

387:名無しさん@ピンキー
07/05/09 22:05:27 JnQ30494
>>386
勘違いしているようだから、>>368が言う前に俺が言っとこう。

どんなカプでもいいから”エロ”が見たい ←×
どんなカプでもいいから”逆裁キャラのエロ”が見たい ←○

逆裁キャラが好きだからみんなここに来てるんだ。
ただその中でどう組み合わせるかは自由だと思ってるだけのこと。

388:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:15:19 yGy3pcb4
>>387
同意

逆に逆裁キャラがどうでも良いのにここに来る方が分からない。
カップリングにこだわるなら外部のサイト巡った方が早いしな。

>>375
GJ!エロいな

389:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:20:00 4QURAsAG
霧人×7年前のまこととか・・・
もちろん純愛じゃない方向で。

390:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:24:38 XR0rbtoT
>>389
その組み合わせ好き

391:名無しさん@ピンキー
07/05/10 02:03:55 rznobchN
ナルホドが過去キャラと絡んでるの見ると
ほっとするな……



392:名無しさん@ピンキー
07/05/10 03:33:38 7J2ELRvB
やさぐれナルホドーは本編だけだともにょるが
エロパロ的には復活を信じて待ってる過去キャラと
爛れた関係が続いてるのが想像出来て美味しいな

俺の中では真宵も冥もあやめも上のみたいな感じで付き合ってるイメージ

393:名無しさん@ピンキー
07/05/10 03:37:08 bgQXKzEb
オドロキ×みぬきがちんちんかもかもしたってえーやん

394:名無しさん@ピンキー
07/05/10 20:44:50 asoRR01F
うむ

395:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:59:20 87IBVmHQ
異議なし

396:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:34:37 g8apFhRi
>>393を誰か書いてくれ

397:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:56:47 7RTSRalQ
暇が出来たら書いてみるか。ただし期待はしないでくれ。

398:名無しさん@ピンキー
07/05/12 01:52:36 KFA2jDv5
暇は待つものじゃなくて作るものだって誰かが言ってた

399:成歩堂×みぬき
07/05/12 15:54:13 Ih7Tdq6d
「いやっ……パパ、やだ…やだぁ!」
「騒ぐんじゃない、みぬき!施設に行きたくはないだろう?」

施設
この一言に、みぬきは肩を震わせた。
ただでさえ母は行方不明、父も姿を消し、孤独な彼女にそれは耐え難いものなのだ。
成歩堂がパパになってくれると知った時、どれほど嬉しかっただろう。
また失うなんて、彼女には死ぬより辛い、あってはならないこと。
それを見越した成歩堂は、たびたびみぬきを慰み者にした。
まだ初潮すら迎えていない幼女をいたぶることに、暗い喜びを感じていたのだ。
自分を落ちぶれさせた証拠を渡し、そして全ての原因となった依頼者を父に持つみぬき。
そんな彼女を痛めつけるレイプは、成歩堂の心の隙間を埋めてくれた。

「ほらっ、一度目に比べて段々とヨくなってきてるじゃないか…!」
「やああああ!指、いれちゃダメぇ!痛いいいい!」
「嘘つくなよ。こんな濡らして……まだ胸も小さいくせに、ここだけはいっちょまえに大人なんだな」

指先でみぬきの股間を弄くり回す。
真っ赤に充血した芽をクリっと摘むたびに、みぬきは痙攣を繰り返した。
激しい愛撫のせいで濡れそぼったソコに指を突きたて、中をかき回してやれば「ああ」「はぁっ」とメスの声が漏れる。
男を受け入れる準備は、もう整った。
成歩堂は既に充血し、勃起した息子を取り出すと、みぬきの両足を掴んで大きく広げた。
そして、男を誘うように濡れたソコへ……ムスコを埋め込んでいく。

「イヤあああああああああああ!!!!パパッ、助けてぇ!パパァア!パパ!」
「力を抜きなさい……みぬき、助けなんかきやしないんだよ…!」

今、彼女が呼ぶパパが誰のことなのか、成歩堂には聞くまでもなく分かっていた。
そのパパが、どれほど浅はかなのかということも。
彼女の本当のパパは、ポーカーでその人自身など見抜くことなど出来ていなかった…それだけだ。



400:成歩堂×ラミロア
07/05/12 15:55:34 Ih7Tdq6d
「貴方には何とお礼を言えばいいか分かりません。成歩堂さん、本当に感謝しています」
「いいえ、お気になさらず。…それにね、お礼なら……言葉じゃなく、体で欲しいなぁ」

手馴れた素早さで成歩堂はラミロアの手首を背後で拘束し、みぬきがマジックに使う手錠で戒めた。
ソファに突き飛ばされ、服を脱がされ、豊満な肉体を露わにされているのにラミロアは抵抗もせず呆けることしか出来なかった。
突然のことに頭がついていかないのだ。
乳房だけではなく、いよいよ股間をも露出させられそうになったところで我に返ったが、既に何もかもが遅かった。

「な、何をするんですか!やめてください!嫌です!」
「はっはっは、そう怒らないで下さいよ。貴方の馬鹿な父親のせいで、ぼくは職を失い…7年間も貴方の娘を養ってあげたんだ」
「それは……」
「これくらい当然だと思うんだけど、違いますか?」
「た…確かに感謝はしています!でも、こんなことは嫌……!」
「……まぁ、いいでしょう。その方が燃えてきますし」

勢い良くラミロアのスカートを、下着と一緒に引きずり下ろす。
そこはまだ、当然何の反応もみせてはいない。
成歩堂はラミロアの股間に顔を埋めると、舌で股間を舐め回しはじめた。
濡れた舌先が敏感な箇所にねじこまれ、ラミロアは甘い声を漏らさずにはいられなかった。
あの事故があって、ザックと離れて以来忘れていた感覚。
久しぶりに味わう甘い快感に、身を委ねてしまいそうになる。

「さぁ……娘さんのように鳴いて下さいね。思いっきり」
「えっ」

娘のように、とはどういうことなのか。それを問う間も与えず、成歩堂はラミロアの中に怒張を突き立てた。
激しい揺さぶりと突き上げの中、ラミロアの頭の中から成歩堂の言葉が離れなかった。
嫌が応でも一つの真実に辿り着くその言葉。
ラミロアは涙を溢れさせ、愛しい娘に謝罪の言葉を漏らしながら、成歩堂の蹂躙を受け入れ続けた。

401:鬼畜王成歩堂
07/05/12 15:57:16 Ih7Tdq6d
その日のオドロキはいつもと様子が違っていた。
思いつめたような顔をして、時折成歩堂に鋭い視線をなげかける。
みぬきが所用で事務所を出て、成歩堂と二人きりになったその瞬間、オドロキは成歩堂を殴りつけた。
拳を頬に叩きこまれた成歩堂に、オドロキが覆いかぶさる。
「よくも!よくも妹を、オレの母さんを!!!!何で、だよ……何で…」
語尾は涙で掠れ、言葉にならなかった。
襟を掴んでいた手からも、力が抜けていく。
オドロキはぼろぼろと涙を溢れさせ、成歩堂に跨ったまま泣き出した。
「オドロキくん……」
「さ、触る…な!!!」
成歩堂が伸ばした手を、オドロキが涙を拭っていた手で思い切り払いのけた。
いや、正確には払いのけようとした。
「やってくれるじゃないか。この代償は高くつくよ」
成歩堂はオドロキの手首を握る手に力をこめ、捻りあげた。
うらぶれた世界で生きる内に、こういった対処には嫌でも慣れていた。
「ぐっ、痛っ…や、やめ…!」
呻くオドロキを無視し、オドロキをうつぶせに押し倒し返す。
その上に覆いかぶさると、もう片手でオドロキのベルトを外し、下着とズボンを腰から落とした。
「なっ!?」急に外気に晒された下半身に、オドロキが驚愕する。
成歩堂は肛門に赤黒い一物を宛がうと、オドロキの耳元で笑った。
「君は男の子なんだから、お母さんや妹みたいに解してやらなくてもいいよな」
まさか…うそだろう?
オドロキの顔から一瞬にして血の気が引いたが、成歩堂は情け容赦無く腰を推し進めた。
「ひぎっ、ぐぁぁあああああ!!!!!!」
肉が内側から裂け、血が滴り落ちる。それを利用し、成歩堂はスムーズな出し入れをおこなった。
「はっはっは、あの2人よりもよっぽど締まりがいいね…!これからもたっぷり相手してあげるよ」
「嫌だああああ!!!!みぬきっ、母さんっ……誰かぁ!助けて!誰かぁ!!」
最も愛すべき肉親に助けを求め続けるオドロキの姿は、どれだけ弁護士として仕事をこなし、大人びていようと…まだ幼い一人の青年であることを示していた。


402:名無しさん@ピンキー
07/05/12 16:33:37 Xorf0dfV
あれ?どっかで読んだような気が
デジャヴか?

403:名無しさん@ピンキー
07/05/12 17:56:01 cCt9FBaN
鬼畜成歩堂、最高!。
奴は本当に芸(ゲイ)の幅がひろがったな。
俺を笑い死にさせるつもりかw。


俺的には、成歩堂×茜が一番だけどね。
誰かキボン、と無責任に願う。

404:名無しさん@ピンキー
07/05/12 17:56:51 dRbSA7XG
既視感……?

405:名無しさん@ピンキー
07/05/12 18:12:55 0lkJF2GV
>>271-272
だな。

406:名無しさん@ピンキー
07/05/12 18:36:31 CbeFrtZs
外出先でこんな所を覗きになんか来るんじゃなかった・・・
列車内で盛大にフイちまったじゃないかチクショウwwwwww

407:名無しさん@ピンキー
07/05/12 21:04:10 /bnAPdpf
新作きたと思ったらガイシュツコピペとは・・・

408:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:47:52 Zb6mQ2oi
コピぺでまで賛辞が欲しかったのだろうか・・・

409:名無しさん@ピンキー
07/05/13 18:31:00 Y2OxSR2o
これは酷い

410:名無しさん@ピンキー
07/05/14 04:55:18 hpCGmzuV
保守

411:名無しさん@ピンキー
07/05/14 17:23:04 Z6sJQX36
朝日新聞の夕刊に4の記事があった

412:397
07/05/14 18:06:00 7N0oqJMW
本当に書いてみた。オドロキ×みぬき。
俺がSSを書かなかった一年の時間は、元々無い筆力をゼロにするのには十分だったらしい。
エロは後半に書くつもり。エロの方は勢いだけで書かないようにしよう…。

413:人物ファイル
07/05/14 18:07:52 7N0oqJMW
近くにいれば見えるものが沢山ある。逆に見えないものも沢山ある。
距離があれば、自分の知らない『相手』が見える。

成歩堂みぬき、15歳。現在青春真っ只中。
にもかかわらず、それを全て魔術に注ぎ込んでいる…いや、いた。
最近の彼女が魔術のほかにも興味があるもの。
それは『法廷』親…義父だが、その血は争えない、というべきか。
あるいは…別の人間のせいか。とはいえ、本人もはっきり理由は言えないだろう。
結局、神のみぞ知るということか。
何はともあれ、つまらない日常を鮮やかに彩る『法廷』を彼女は気に入っている。

「オドロキさーん、なんか事件ないんですか?」
「みぬきちゃーん…そんなこと言っちゃダメだよ。暇なら、それに越したことないって。」
「そんなこと言ってるから、ウチの家計は火の車なんですよ?仕事しなけりゃ単なる居候です。」
…みぬきちゃんの言うことに一理ある、と言葉に詰まった。
だが、だが。王泥喜法介22歳、こんな年端も行かない少女に言いくるめられるのは癪だ。
「警察、消防、病院は暇に越したことはないよ…仕事が無いのが平和でいいのさ。」
「…一応言いますけど、オドロキさんは警察官でも消防士でも医者でも看護士でもないですからね?弁護士ですからね?」
「う」
…キツい事言うなぁ…。実際その通りなのが辛いところ…。
仕事がないのも困るけど、あればあったで平和が乱されているのが実感できる。
弁護士って仕事も中々つらいもんだ。
「で、そういうわけなんで、町へ出て事件を探してください。」
「…何が『そういうわけ』なの?」
「オドロキさんみたいな人は、町へ出れば事件に当たるって相場が決まってるんです。どんな作者でも。」
「(…なんの漫画に影響されたんだろう…)」
「ほら、さっさと行ってください。」
「わかったよ…。」
とぼとぼと、年に似合わない哀愁を漂わせながらオドロキが町へ繰り出していく…。
普通の若者なら、ふてくされて不味いことをしそうな気がするが、悪人になれない男なのでそれはないだろう。

414:人物ファイル
07/05/14 18:09:08 7N0oqJMW
一方その頃、みぬきはというと…証拠品を漁っていた。
「ふむふむ、これが人物ファイルね。
なになに…『成歩堂みぬき』
成歩堂龍一の娘で、マジシャンの女の子。得意技は「ぼうしクン」。常にマジックを持ち歩いている…。
「まぁこんなものかな…ん?でもまだ続きがある。」
自身を奇跡の美少女と称している。実際結構可愛いのだけど、怖いもの知らずというか、天然丸出し。
放っておけない女の子の典型。常に見張っていないと怖い…。
しかし、なんだかんだで結構有能。振り回されつつも気に入っている人物。割と好き。
「…オドロキさん。私をなんだと…。」
多少の脱力感に苛まれつつ、みぬきは人物ファイルのページをめくっていく。
目に止まった項目は、『王泥喜法介』
いちいちファイルするのもどうかと思うけど、僕。
22歳、男。職業は弁護士。まだ新米だけど。
他に書くことがない…。
「オドロキさんのは中途半端だね。ここは、みぬきが書き足してあげよう。報復報復…いじめてやるぅ。」
おもむろに羽ペンを取り出し、みぬきはオドロキの人物ファイルへ筆を走らせた。

性格は真っ直ぐ、一本気。青臭い感じがするけど、みぬきは結構好きなタイプ。
弁護士なのに、イマイチ冷静さが足りない。法廷にもそれを持ち込むのはどうかと思う。
そんな性格のせいで、みぬきは苦労させられている。
でも飄々としたパパとキャラクターが全く違っていて、見ていて飽きない。
そんな性格のせいか、結構男前なのに女性関係の話を聞かない。
とはいえ、色々飛び回っているオドロキさんをまともに見ている女の子はみぬきぐらいだと思うけど。
オドロキさんと一緒にいるのは好き。常に新しい顔を見せてくれるから。
しかし、甲斐性というものを…
「みーぬーきーちゃーん…何してるの?」
突然後ろから声を掛けられたみぬきは、身体をビクっとさせて振り返った。
そこにいたのは、宝月茜。いつもどおり、かりんとうをぱくぱく食べながらの登場。

415:人物ファイル
07/05/14 18:09:49 7N0oqJMW
「アカネさん!ノックぐらいして下さい!」
「ノックはしたわよ。みぬきちゃんが気づかなかっただけじゃない?」
「え、そうなんですか?」
「そう。で、何してたの?」
「オドロキさんの人物ファイルにちょっと手を加えていたんです。見てみますか?」
と言って、ひらひらと人物ファイルをちらつかせる。アカネは興味しんしんと言った所だ。
「面白そうね。是非見たいわ。私をどう書いているか興味があるもの。」
「ちょっと待ってくださいね…。えーっと『宝月茜』

サングラスがトレードマークの女性。職業は刑事の科学捜査官。牙琉検事とは因縁がありそうな気がする。
成歩堂さんとは親交がある。7年前に知り合ったらしいけど、詳しいことは知らない。
常にかりんとうをつまんでおり、どうやってあのスタイルを維持しているか疑問。
もしかするとトランジスタグラマーなのかもしれない。いや、多分そうだ。

「大きなお世話よ!あのバカ!誰がトランジスタグラマーよ!みぬきちゃん!ちょっとアイツの人物ファイルをいじってやるから、そのファイル貸して」
怒り心頭のアカネは、もうみぬきにも掴みかかりそうな勢いでまくしたてた。
暗に『太っている』と言われたのだから、無理もないけど。
「えーっと、今みぬきが書いていたんですけど…。」
「いいから貸してよ!あれに一泡吹かせなきゃ気がすまないわ」
そうまくしたてると、アカネはみぬきから人物ファイルを引ったくり、オドロキのページを憤怒の表情で眺めた。
…が、その顔は段々穏やかになり、人の悪い微笑みが浮かんできていた。
そして、みぬきのページを見て、再びニヤニヤ。
5分も経たないうちに、怒りのオーラはなくなっている。
「みぬきちゃん。あなたの書いたページ、面白いわねぇ…。」
「え?そうですか?」
「だって…まるで、オドロキ君が好きみたいだから…。」
「えぇ?なんでそうなるんですか?」
「自分の胸に聞いてみることね。オドロキ君もみぬきちゃんを憎からず思っているみたいだし…。ふふっ、オドロキ君を締め上げるネタができたわ。」
そういうと、アカネは上機嫌で帰っていった。

416:人物ファイル
07/05/14 18:11:15 7N0oqJMW
嵐のような時間の後、残されたみぬきは、アカネの言ったことを思い出し、自分で書いた文章を深読みしている。
…段々と顔が赤くなっていった。

えーっと…頭の一文…。
みぬきは、結構好きなタイプ…。だね。否定できない。
次の文も、本当の事…でも、そこが可愛いと思ってしまった覚えがある。
その次も、そのまた次も、本当の事…。
最後の部分なんて、直接的だよね。
もしかして、みぬきって、オドロキさんに…。

自分の頬が熱くなっているのに気づいて、恥ずかしい。
見る人なんて誰もいないのに、ソファに顔を押し付けて少しでも火照りをとる。
無意識のうちに、好きになっていたの…かなぁ。
オドロキさんの声も、台詞も、仕草も、癖も、いちいち思い出せる。パパでもそんな事ないのに。
オドロキさんには人を惹きつけるものがある。無茶苦茶な形のカリスマがある。
それに、当てられたのかな…。多分、そうだと思う。
これが『恋』ってものなのかな。きっと。
ふと思ったけど、何だか、オドロキさんがいない日常が想像できない。
つまり、みぬきの心の中に、しっかり根を張ってしまっている。抜けないぐらい、深く。
そして、みぬきの心の中でオドロキさんの占めるウエイトが増えていく…。
一度自覚してしまうと、オドロキさんが居ないのがちょっと寂しい。町へ送り出したのを後悔し始めている。
普段の何気ないやりとりが、なんだか無性に愛しい。
早く帰ってきてくれないかなぁ。声が聞きたいよ。

オドロキさんは私をどう思っているのかな…。
アカネさんに言われて、みぬきの人物ファイルを見たけれど、妹みたいに思っているのかな。
嫌われてはいないけど、みぬきは『女』として見られているのかな?
『恋愛の対象』になっているのかな…?
聞きたい。けど、『違う』って言われたらどうしよう。生まれたばかりの恋を潰しちゃうことになる。
でも、聞きたい。期待したい。聞きたくないけど、聞きたい。堂々巡りだけど、偽らざる心。
(目頭が熱い…)
顔を伏せて泣き声を押し殺していたら、いつの間にか眠っていた。
まどろみの中で、夢を見た。オドロキさんが、私を抱き上げて、キスをする夢。
(好きだよ、みぬきちゃん。)
いつもの笑顔を浮かべて、オドロキさんが言う。私は黙って抱きついた。

417:人物ファイル
07/05/14 18:12:42 7N0oqJMW
いい夢。ずっと目覚めなければよかったけど、そううまくはいかない。
起きてみると、見慣れた天井。私のベッドの上だった。いつ来たんだっけ?
喉が渇いていて、テーブルの上に置いてあった紅茶を飲む。
「あ、みぬきちゃん。起きた?」
口の中の紅茶の味が、一瞬わからなくなった。
「オドロキさん。いつ帰ってきたんですか?」
平静を取り繕っていたけど、いくらか上ずっている声かもしれない。
オドロキさんは、そんな事気にしていない。
「一時間ぐらいかな。帰ってきたら、みぬきちゃんがソファに突っ伏して寝ていたから、
風邪引いちゃうかもしれないと思って運んできたんだ。」
「そう、だったんですか…。」
あの夢、夢じゃ…なかったのかな?やっぱり夢かな。
「みぬきちゃん、なんだか元気がないね。どうかしたの?」
あなたのせいです、とは言えなくて黙りこむ。
「まぁ、言いたくないならいいよ。年頃の『女の子』だからね。無理には聞かないよ。」
『女の子』って…どういう事?オドロキさん…。オドロキさんが『恋』できる女の子なの?ただの『妹』なの?
その言葉で、心のタガは外れた。当たって砕けてもいい。モヤモヤした気持ちを抱いているよりは大分マシ。幾分、開き直っていた。
「オドロキさん…みぬきを、どう思っているんですか?」
「どう…って?」
「もしみぬきが『好き』って言ったら、オドロキさんはどう返しますか?」
「好きか嫌いの二元論なら、『好き』って返すよ。実際、可愛い『妹』みたいな子だからね。」
笑顔を浮かべ、臆面もなく言い切った言葉に、絶望を感じていた。
所詮、私は『妹』なんですね、オドロキさん…。
いいんです。もう。始めから、そんなに期待していませんから。
わずかでもあなたに期待した私が、バカでした。
でも、目は熱くなって、声が上がりそうになっている。
でもいいんです。この涙で、全部押し流すから。
オドロキさんが、どんな顔をしているかはわからない。でも、別にもうどうでもいい。
みっともないけど、構わない。むしろ、嫌われたほうがいい。
でも、感じたのは暖かな腕。髪をさする手。
こんなときに優しくするなんて、オドロキさんは酷い人だと、また思う。
「みぬきちゃん…さっきの言葉、まだ続きがあるんだ。」
え…?
「みぬきちゃん、君は僕にとって『妹』みたいな人だったよ。でも、今は違うんだ。
段々、惹かれたんだ。君に、ね。」
それは、もしかして…。でも、続きが怖い…。
私を掻き抱いた腕に、わずかに力がこもった。私も、オドロキさんも震えている。切なく、弱く。
「好きだよ、みぬきちゃん。『妹』としてじゃなく、『女の子』として、ね。」
「オドロキ…さん。」
そこから先の、記憶はない。

成歩堂みぬき、15歳。現在、青春真っ只中。
恋に魔術に、邁進中。
つまらない日常は『王泥喜法介』の手によって、鮮やかに色づけられていた。

418:397
07/05/14 18:13:35 7N0oqJMW
以上です。ぐだぐだですな。後半はより気合入れて書こう…。

419:名無しさん@ピンキー
07/05/14 18:38:13 JFNj26WH
みぬきかわいすぎ

420:名無しさん@ピンキー
07/05/14 19:16:23 6e6nq8zE
GJ!このかわいい二人がどうなってしまうのか早くもワクテカ

421:名無しさん@ピンキー
07/05/14 21:35:05 6zkqcjHT
待望のオドロキ×みぬきキター!!!
GJ!!後半も発声練習とパンツ芸して待ってる

422:名無しさん@ピンキー
07/05/14 22:16:16 P2dZ62ve
フェラまだー?
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ

423:名無しさん@ピンキー
07/05/14 23:18:59 vdRasLUm
GJ!!
新鮮な二人、これからの展開楽しみです。

お目汚しに、一つナル×マヨ、レイープ気味。
真宵未亡人設定で一つ落としていきます。

424:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:20:47 vdRasLUm
倉院の里。

二度と来る事がないと思ったこの場所。





「いいの?私、本当に結婚しちゃうよ!!もう、ここには好きに来れなくなっちゃうよ。」

「なるほど君!!何か言ってよ!!」

ボルハチで表面上、ピアノを弾くようになって3年。
真宵ちゃんはあの事件からずっと。ボクの事を信じてくれていた。
たまに『成歩堂芸能事務所』に顔を出し、みぬきの世話もしてくれた。
真宵ちゃんはボクが法曹界を追われたあの事件については一言も触れなかった。
交わされるのは、いつもどおりの日常のくだらない会話。

みぬきのことで、ボクの心が和んだのは否定できない。でも、真宵ちゃんと一緒にいるときは特別だった。
ひょんなことから出会い、2年間一緒に行動するようになってから、ボクは、真宵ちゃんが特別な存在だと気

がつくのにはそう時間がかからなかった。

でも、今のボクには真宵ちゃんを、幸せにする事ができない。

「真宵ちゃんはその男が好きなのか?」

それすら聞く事もできずに、ただ静かに笑って真宵ちゃんに祝福の言葉をかけた。
真宵ちゃんのいつもの元気な笑顔は消えていたけど・・・。


425:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:22:08 vdRasLUm
3年後、春美ちゃんからの手紙で、真宵ちゃんの旦那さんが急死したことを知った。
今更ボクが倉院に行っても何の慰めにもならないと思い、その手紙も無視していた。
しかし、次の晴美ちゃんから来た手紙でボクは倉院に行こうと決意をさせる一文があった。
「真宵様の悲しみを和らげるのはなるほど君しかいません。」








晩秋の夕暮れ。
随分と早くなった夕日が綺麗に倉院の里を染め上げている。
正門をくぐり、かさっ、かさっと落ち葉を踏み分け、本堂に向かう。
本堂入り口そばには・・・間違いない。真宵ちゃんが空を眺めていた。

「なるほど・・・君・・・?何でここに・・・?」

ボクより先に人の気配を察して真宵ちゃんが声をあげる。
3年ぶりの再会。喪服に身を包んだ真宵ちゃんはすっかり大人の色気をおびていた。

「焼香しに来たよ。遅れてごめん。」

「とにかく、上がって。」

促されるままに本堂に入る。
修行が終わり、宿場にみんな行ってしまったせいか、他に人のいない本堂はことさらに広く感じる。

426:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:22:48 vdRasLUm
「夫に、なるほど君の話も沢山していたから、来てくれて喜んでいると思うよ。」

初めて見る真宵ちゃんのだんなさん。とても優しそうな人だった。
ボクは遺影の前に花を置き、黙って手を合わせる。
君は真宵ちゃんを幸せにできていたのか。真宵ちゃんの無邪気な笑顔を知っていたのか。

名も知らぬ『彼』の顔を見ているとボクの中に何ともいえない黒い感情がわきあがってくる。

「ねぇ、なるほど君、人間ってこうも簡単に死んじゃうもんなんだね。心不全だったの・・・。やっとなるほ

ど君のこと忘れられると思っていたのに・・・。この人と倉院を作っていこうと思っていたのに・・・。」

沈黙の闇を先に破ったのは真宵ちゃんだった。
目から涙があふれているのが分かる。

ボクはこの男の事を許せなかった。真宵ちゃんにこんな悲しい目に遭わせるなんて。真宵ちゃんを幸せにでき

なかったボク、そしてこの男。
どちらにも腹が立った。

夕日もすっかり暮れ、倉院の綺麗な空気で星がいっそう綺麗に見える。
すっかり暗くなった部屋で見る真宵ちゃんはとても綺麗だった。
薄くさした紅が喪服に映え、わずかに露れる胸元の肌が月に照らされ白磁のように見える。
ボクは不謹慎ながらも大人になった喪服姿の真宵ちゃんを自分のものにしてしまいたくなった。
真宵ちゃんを悲しませた張本人の目の前で性質の悪い意地悪をしたくなった。

427:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:23:34 vdRasLUm
「真宵ちゃん・・・。」

ボクは真宵ちゃんを抱きしめた。これから何をされようという想像もできていないのか、真宵ちゃんは全く抵

抗してこないどころか逆にボクを抱き返し、心地よく僕の胸に体重を預けている。何の警戒心も持たない、昔

のままの真宵ちゃんの表情。

真宵ちゃんの胸のふくらみが喪服の上からも分かる。

その喪服に包まれ、艶やかさを放っている外見とはうらはらに、全く無警戒の頼りきったその顔を見ると、ボ

クの中の悪魔がその短い間にどんどん大きくなっていき、抑えられないものになってきていた。

「真宵ちゃん、綺麗になったね。」

額に軽く口づけそのままの姿勢で一気に押し倒す。

「なるほど・・・君・・・?」

先ほどの表情から一転して、不安そうな宙を見上げる目。

「みんな、宿場にいるんだよね。大声出しても無駄だよ。」

「いやだよ!なるほど君!!こんな所で!!遺影の前でなんて!!!」

「ボクは許せない。真宵ちゃんを悲しませたこの男を!だから!!」

「冗談でしょ!?お願い。冗談だって笑ってよ。」

「ふーん。冗談でボクに抱いて欲しいの。流石大人になった真宵ちゃんだね。」

「違う!!」

ボクは口の端を歪めて笑う。
抵抗する両手首を片手で押さえつけ、空いた手で、喪服の胸をはだけさす。

428:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:25:23 vdRasLUm
「なるほど君!!こんなの・・・酷いよ!!やめてよ!!」

日焼けのしていない白い胸の中心のピンク色の突起に夢中になって吸い付く。
千尋さんほどではないけど、その胸にはしっかり重みがあり、大人の真宵ちゃんを感じ、ボクの中心は更に固

くなる。

「いや・・・だ・・・!!やめて・・・なるほど・・・君・・・」

抵抗の力は徐々に小さくなり、声は少しずつ吐息混じりになってきている。
その抵抗の声も口で塞ぎ、ボクは真宵ちゃんの口内を犯しだす。
一筋の涙がボクの良心にとって最大の抵抗だったけど、それと同時に手に入れられなかった真宵ちゃんをこう

やって強引にでもモノにできると思うと喜びの感情のほうが先走る。

両手を開放し、喪服の帯を器用に紐解く。
襦袢の下は予想通り、なにも着けていない。

「いい着物なんでしょ?汚しちゃうから・・・。」

「・・・。」

ボクの喪服のジャケットを敷き、裸になった真宵ちゃんを横たえる。

「やっと諦めたんだ。」

「だって・・・。なるほど君に目をつけられたらもう・・・終わりだって知ってるから。」

「終わりだとは酷い言いざまだ。」

真宵ちゃんを組み敷き、わざと遺影の前で、その白い肌に無数の所有の証をつける。

「跡・・・、つけないで。」

「もう暫くは喪服でしょ?見えるところにはつけないから。それとも他にもこういうことする人がいるの?」

わざと意地悪く聞いてみる。

無言で首を横に振る真宵ちゃんを横目に体勢を変え、彼女の両の脚を大きく開かせる。


429:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:26:27 vdRasLUm
「いや・・・。恥ずかしい。」

黒い茂みを掻き分け隠された小さなピンク色の突起を軽く吸う。

「ひゃ・・ぁあん・・。」

成熟した真宵ちゃんの躰が小さく跳ねる。
更に指を滑らせ、蜜壷に一本、指を侵入させる。
湿りを帯びたそこはボクを受け入れ、きゅうきゅうと締め付けてくる。
内壁を引っかくように掻き混ぜる。蜜の最奥部からじんわりと温かいものが溢れ出してくる。

「ん・・・ぁあ・・あああああ!!」

真宵ちゃんは声を上げ、びくっと反応する。
「まだ、一本しか挿れていないよ。」
「だって・・・。なるほど君、上手いから・・・。」

顔を上気させながら答える真宵ちゃんが愛おしい。
ボクもジッパーを下ろし、熱を帯びた欲望を握らせる。

「すご・・い。大きい・・・。」

大きな目を更に大きくさせ、真宵ちゃんは恐る恐る握ってきた。

「真宵ちゃん、擦って。」

手馴れた手つきで、カリの部分と裏筋を執拗に攻めてくる。ボクも声を出してしまう。
流石未亡人といったところか。遺影の男が真宵ちゃんにこんなことを教え込んで。こうやって真宵ちゃんを毎

晩乱して。真宵ちゃんの体を蹂躙して。最後に思い出だけを残して先に逝く。

ボクは真宵ちゃんのテクニックを目にして、ふつふつと怒りがこみ上げてくるのを感じた。


充分に潤ったところに、ボクの中心をあてがう。

430:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:28:45 vdRasLUm
「挿れるよ。いいね。」

瞳を潤わせながら、こくりと頷いた彼女にボクはゆっくりと腰を押し進めた。
真宵ちゃんの中は熱く、ボクの欲望に吸い付いてくるように絡んでくる。

「・・・ん・・なるほど・・君・・・ぁあ!!」

たまらず真宵ちゃんが嬌声を上げる。
僕の知らなかった真宵ちゃんの大人の声。

「声をもっと聞かせて。」

「はずか・・し・・ぁっ・・ぁああ!!」

はじめは浅く、徐々に深く彼女に入っていく。奥を突く度、がらりとした本堂に真宵ちゃんの可愛い声が響き

渡る。
真宵ちゃんははきゅうきゅうとボクを締め付け、その襞がボクの中心に絡み付いてくる。

「ん・・・」

熱い彼女の中。そして俺は腰をグラインドさせる。

「ん・・はぁ・・ぁあ・・ぁあ・・。」

ボクの腰の動きに合わせ、彼女もいつしかボクの体にしがみ付いていた。
くねくねと彼女も腰を動かし、ボクの動きに合わせる。
ぽたり、ぽたりとボクの汗が真宵ちゃんの顔に落ちる。

「なるほど・・君・・・・・いい・・。」

喘ぎながらも言葉を発せようとする彼女が妙に可愛らしい。
ボクは真宵ちゃんの白く伸びた脚を両の肩に乗せ、更に挿入を深くする。

「ひゃ・・ぁああん・・」

互いに狂ったように腰を打ちつける。

「ぁあ・・あ・・あ・・・」

ひくひくと真宵ちゃんのそこが痙攣する。ボクももう、これ以上持ちそうもない。

「ごめ・・・ん・・・いっちゃう・・・」

「ゃぁ、ぁああああ・・ああああああ!!」



ボクは、真宵ちゃんの中に欲望を全て開放させた。

431:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:31:03 vdRasLUm
「ごめん・・・。真宵ちゃん。ボク・・・。」

全てが終わった後、ボクは後悔の念に囚われた。
半ば強引に旦那さんを亡くしたばかりの真宵ちゃんを犯してしまったのだから。
もう、今までの関係ではいられない。二度と会うことはない。
今はもういない男に対し、醜い感情を抱き、本能の赴くままに犯ってしまったのだから。

「いいんだ・・・。なるほど君。」

意外な彼女の言葉を信じる事ができずにもう一度聞き返す。

「本当はこうなる事を望んでいたのかもしれない。私、結婚してもずっと心の底になるほど君がいたんだ。」

「いいよ。真宵ちゃん。ボクを慰めなくたって。やっぱり真宵ちゃんって優しいところ、変わっていないね。



「なるほど君だって変わっていないよ。」

「えっ?」

「そりゃ、オッサンになっちゃったけど、よく昔言ったでしょ?本質を見ようねって。」

「あ、はしごと脚立の話。」

「そ。抱かれているときに感じたの。ああ、この人、ずっと私のこと思っていてくれたんだなって。」

にっこりと笑うその顔は美しく成長した今でも一緒にいたときと変わっていない。

「こんなひどいことをした俺だけど許してくれるの?」

「んー。それには罪が重すぎるな。私は今未亡人なのよ!み・ぼ・う・じ・ん!!そんな私を犯した代償は!

!」

「だって・・・。ずっと好きだったから・・・。真宵ちゃんを悲しませた旦那が、そして幸せにできなかった

自分が許せなかったから・・・。

ふわりとボクの唇にまよいちゃんのそれが重なった。

432:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:32:16 vdRasLUm
「やっと言ってくれたね。」

「え?」

「3年前に言って欲しかった・・・。あの時止めて欲しかった・・・。」

「ごめん。ボクに真宵ちゃんを幸せにすると言う自信がなかったから・・・。」

「確かに、旦那はいい人だった。幸せだった。結婚した事は後悔していない。」

「・・・。」

「でも・・・後ろを向いていたらいけない。時間は待ってくれないから。」

相変わらず、真宵ちゃんは強い子だ。
お姉さん、お母さんを亡くし、今度は旦那さんを亡くしてもこうやって笑っていられるのだから。

「そう考えるきっかけを与えてくれたのはなるほど君だよ。ありがとう。」

「ありがとうって、犯したボクが言われるのも・・・。」

「ううん。私もずっと好きだったから。なるほど君のこと。」

なんか改まって言われると照れてしまう。

「で、代償はね、たまに倉院に来る事!!」

「え?また来たらボク、また真宵ちゃんのこと犯しちゃうよ・・・。」

「うふふ。鈍いのは変わらないんだから。」

後ろ手に組んで意味ありげに笑う。

「それって・・・。あ、また抱い・・」

「これ以上言わない!!」

頬を思いっきりつねられた。

433:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:33:46 vdRasLUm
「今追いかけている事があって、その解決の糸口が掴めたんだ。」

「それって・・・?」

「うん。あの事件だよ。」

「それが解決するまでなかなか来れないと思うけど、終わったらすぐに真宵ちゃんのところに行くから。真宵

ちゃんを迎えにいくから・・・。コブつきだけど。」

「ありがと。私ももう、逃げないから。」

「なるほど君を好きだと言う気持ちから逃げないから。だから・・・待ってるね。」

ボクは小指を差し出す。真宵ちゃんも小指を絡ませる。
子供じみたポーズだけど、ボクは本気だった。

真宵ちゃん、全てが解決した後、真っ先に迎えに行くよ。

照れくさくて言えなかったけど、ボクはこれから真宵ちゃんを支えに6年前の真実を見つけていこうと思う。


434:ナル(やさぐれ)×マヨ(未亡人)
07/05/14 23:34:57 vdRasLUm
以上、終わりです。
ぬるいエロ、最後にへたれた成歩堂です。

勢いで書いてしまい、失礼いたしました。

435:名無しさん@ピンキー
07/05/14 23:49:41 m3MCK6N6
うひょー!
お疲れ様!!


436:名無しさん@ピンキー
07/05/15 01:35:20 zzDtB3Lz
メチャクチャよかった
ナルマヨ神おつ!!

437:名無しさん@ピンキー
07/05/15 02:27:05 YfL+++fM
いろんなナルマヨがあるなあ……

438:名無しさん@ピンキー
07/05/15 09:19:13 srzOPguU
ナルマヨ人気だな
俺も大好物だけど

439:名無しさん@ピンキー
07/05/15 12:35:09 YMCS5IrU
昨夜はナルマヨ神降臨してたのか・・
未亡人なマヨイもいいな
GJ!堪能させてもらいました!

440:名無しさん@ピンキー
07/05/15 13:36:36 uBxhIxWO
えへへ・・・・・・
GJ!


441:名無しさん@ピンキー
07/05/15 18:54:53 vS2yjXih
オドロキ×みぬき
9レス程度

前スレ 933-940の続き。
前回に比べ雰囲気暗めなので、苦手な人はスルー推奨。

442:オドロキ×みぬき 1/9
07/05/15 18:56:16 vS2yjXih
「気持ちいいですか? オドロキさん」

オドロキは返事の代わりのように、意識せず腰をひくつかせた。
みぬきはそれに気をよくし、笑みを浮かべるとぬちぬちと音が出るように手を上下させる。
魔術師の指先。繊細でありながら俊敏さや力強さを要求される大切なパーツ。
小さな口での奉仕よりも、格段に上達が早く、オドロキの弱点もその能力で
つきとめられ、今ではオドロキが自分は早漏ではないかと落ち込んだほどの早さで
登りつめさせることができる。

にちゃにちゃと、先走りの雫でオドロキの竿とみぬきの手は光っている。
細い指の白さと赤黒さがなまめかしく絡み合い、二人の視線を集めて吐息を漏らさせる。
「み、みぬきちゃん、もう‥‥」
「じゃ、もっと頑張りますね」

反り返る肉を手前に引き、両手で絞るように握り締める。先端は手のひらで、
根元は指先できゅうきゅうとしめ、全体への刺激をくりかえす。
オドロキは女のように呼吸を乱し、本人も知らないみぬきの嗜虐心を満足させた。
みぬきの指先が脈拍のようなうごめきを感じ取ったとき、オドロキの白濁は
小さな乳房を白く汚していた。



オドロキとみぬきがはじめて体を交わしてから、二週間。
責任感の強い二人はステージや仕事などをおろそかにすることはなく、それぞれの日常は
あまり変わらないように生活している。
しかし、もちろん二人はいっしょにいたいという気持ちは強くあり、そして成歩堂は
事務所にいない。
ということで、オドロキのアパートでの半同棲生活がはじまっていた。

いってらっしゃいのちゅーや裸Yシャツなどなどをまんべんなくこなし、
心身ともにバカップルへと近づいていく二人に、時折道端で顔をあわせるくらいの
やたぶき屋の親父なども、二人が一緒にいるところを見かけたときには、限りなく辛い
味噌ラーメンをオドロキに食わせたがるようになっていった。

たまたま事務所に遊びにきた茜も、きてから2分後には
「あんた達、付き合ってるの?」
と問われ、二人の否定しあう言葉にも一言一句どんどん機嫌が悪くなり、対抗するような
「あたしだってその頃は」
という台詞に腕輪が反応したが、オドロキは空気を読んで何もいうことはなかった。
しかし、
「あっ、みぬき、パパから茜さんが若かった頃の話聞きましたよ」
と空気を読まないほうが鋭く突っ込みをいれると、オドロキにカリントウを投げつけ、
「くやしくなんかないもんね」
などと年に似合わない捨て台詞を吐いて帰っていったりもした。


443:オドロキ×みぬき 2/9
07/05/15 18:57:24 vS2yjXih
また、一週間ほどたった頃には、どぶろくスタジオに向かうオドロキの姿もあった。
あの出来事の後、電話で簡単な報告をしてから、はじめてだ。
そろそろ勉強を再開する必要があるだろうと、オドロキはみぬきの学校がある時間から
足を向けたのだった。

「こないだはすいません、まことさん。勉強の途中で抜けることになって」
「‥‥」
黙って首を横に振る。気にしなくていい、というように。

「そのぶん、今日はみっちりやりましょう。オレもちゃんと用意してきましたから」
「あの‥‥」
「なんですか? まことさん」
やけにまぶしそうにまことはオドロキを見る。
オドロキのテンションの具合は確かに高くなっているようだが。

「‥‥オドロキさんとみぬきちゃんは恋人になることになったんですか?」
「え!? ええ、まぁ、その」
頭をかりかりと掻き、照れた表情を見せる。まんま法廷のようだ。

「‥‥そうですか。おめでとうございます。いつかはそうなると、思っていました」
「そ、そうですか。いやぁ、照れるなぁ」
頭の後ろをかいて口元を曲げるそのしぐさは今度は成歩堂のようだ。
まことはすこし冷めた目で見ている。

「そんな風に見られているなんて、いつから知ってたんですか、まことさん」
そう聞かれると、まことはシャカシャカと手元のスケッチブックに手を滑らせた。

                 ____
              ,-‐=´~`、~`ヾ、
          / /:::::::::::::::::::::::::::::ヽ\
        /  /:::::/:::::::,:::::::::ヽ::::ハ ゝ
        ヽ、  {:::::/:::::::ハ::::li 、 i:::::::} ,〉
         ヾ |__l|::::l リj__rt__|i::j/l/
           ハヽ!rt_ォ   r_tァ リ l
          /:::::l    !   | ハ
          i:::::::::j:ヽ、  ー   ノ|::丨
    r777777777tノ` ー r ´ノ::::!
   j´ニゝ        l|ヽ____/:`::::|::::ノ
   〈 ‐ 知っていたがlリ   |  (;;〈ヽ
   〈、ネ.お前の態度が.l! |   |:::::::ノ;ノ::::l
   ト | 煮え切らないとニヽL_    l
   ヽ.|l         〈ー-   ! `ヽ.:::::::l
      |l         lトニ、_ノ::::::::::::ヾ、!
      |l__________l|   \    ソ



444:オドロキ×みぬき 3/9
07/05/15 18:58:37 vS2yjXih
「‥‥そ、そうでしたか、すいません」
ひきつりながらも無表情のまことに謝る。
(ギャグなんだよな‥‥きっと)

スケッチブックを丁寧に閉じると、今度はまことが声を小さく上げた。
「あ」
「今度はなんですか」
「‥‥あの、目が痛いです」
全く痛いようなそぶりを見せずに、そう伝える。

「え、またですか。目薬は?」
「‥‥すいません、いまはないんです」
「わかりました。ちょっと見せてください」
まことの秀麗な顔に近づき、オドロキは真面目な顔でまことの目を
じっと見つめた。

「うーん、よくみえないからもっと近づきますよ」
両頬に手を添え、ひどく近い距離からまことの目を見る。
まことの手がオドロキの手に添えられ、わずかに握られた。

「何もないみたいですけど」
「‥‥」
オドロキは至近距離でそう答えた。

「もういいです」
「え? でも」
「もういたくないですから」
「オレ、目薬を買ってきましょうか」
「大丈夫です」

とりつくしまもない。元の体勢に戻った後、
なんだか言葉がなくなってしまったところで、オドロキは鞄を開けた。
「そういえば、おやつの用意をしてから勉強をはじめましょう。
 前回みぬきちゃんが持ってきて、そのまま持って帰っちゃったのを
 改めて持ってきたんですよ。かりんとう」
「‥‥そうですか」
まことの回答はどこか空虚だ。

「申し訳ないですけど、ポットが向こうにあるので、取ってきていただけますか」
「ああ、いいですよ」
かりんとうの袋をまことに渡し、オドロキはポットを取りに席を立つ。
ポットに近づいたところで、ぽくん、と結構いい音を立てて頭に何かがぶつかった。

「‥‥すいません、かりんとうの袋をあけたら飛んでいってしまいました」
「そ、そうですか」
(ずいぶん勢いがいいな‥‥)

足元の、黒糖がきっちりまぶさってずいぶん硬そうなかりんとうを手に取る。
なんとなくそれを口にしたまま、オドロキはポットを手にまことの元へと戻った。

勉強をはじめてからはとくにおかしなところもなく、学校を終えたみぬきが
合流した後は、オドロキがなにか疎外感を感じるほどに二人は仲良く過ごしていた。

日も暮れてから、オドロキは二人のアパートへと歩みながら、前半のまことは
なんだったのだろうと首を捻った。


445:オドロキ×みぬき 4/9
07/05/15 19:00:00 vS2yjXih
そんなこんなで二週間。
みぬきは学校に行き、オドロキは自分の日記とみぬきとの交換日記を書きながら、
ついでに次の法廷の用意をしていた。
最近の弁護は素人っぽさも抜け始め、みぬきがいなくとも的確な反論も行えている。
手ごたえを感じる。きっと、次の依頼人も助けてみせると、オドロキは強く思った。

「やあ、オドロキくん」
突然かけられた声。オドロキが肉声では久しぶりに聞く声だ。

「成歩堂さん。お久しぶりです‥‥というか、たまには帰ってきてくださいよ」
「ああ、だから今日はこうして帰ってきたじゃないか。遠いところから、ね」
すでに成歩堂には、みぬきに了解を得て、電話で話をしていた。
さすがに肉体関係にまであるとは言わなかったが。
理由はわからないながら、成歩堂には何も隠し事ができないことをオドロキはこの半年で
よく理解していた。だから素直に言った。
みぬきを愛している、と。一人の女性として。

電話口でのしばらくの沈黙の後、帰ってきた答えは一言だった。
「ありがとう、オドロキくん」

それからオドロキにはなんの連絡もないまま、二人は日常を過ごしていた。
みぬきも成歩堂と連絡をとっていないようにオドロキには見え、相変わらず
この親子の絆は良くわからないと心の中で思っていた。

オドロキは現実の成歩堂に意識を戻す。いつものニット帽をかぶったままだが、
手はポケットに入れず、いくつもの書類を抱えていた。

「勉強は一息ついたんですか?」
「いや、この2週間は休みさ」

ばさばさと机の上に書類を置く。
星影、狩魔、御剣、綾里などと入った封筒も合間から見える。弁護士の事務所や
検事からの紹介状などのようだ。そして二通、手元に残ったものがある。
「戸籍謄本ですか?」
「ああ、キミのね」
「オレの? 今のところ免許やパスポートを取る予定はないですけど」

それに対して応えを返すこともなく、成歩堂は謄本をめくる。
「見てもらったほうが早いだろう」

×印が二つ並ぶ。一つは21年前に死去、一つはその後に除籍されている。
オドロキは首を捻る。自分は親を知らない。両親はもう亡くなったと聞いていたが、
母親は父親が亡くなった後、籍を抜いたのだろうか。
生きているかもしれない。そこまで考えるとオドロキは首を振った。
実の父親の顔も母親の顔も知らない。
だけど別にどうでもいい。怨んでいるわけでもない。
はじめて見る父親の名も母親の名も興味はなかった。
優美。いい名前だと、そう思っただけだった。
旧姓、或真敷。


446:オドロキ×みぬき 5/9
07/05/15 19:01:29 vS2yjXih
オドロキはそこから目を離さない。視野が回っているような違和感の中、
思考のピントは外れることはない。むしろすんなりと頭の中に入ってきてしまう。
不可思議な力。最初から唯一つ持たされていた、腕輪。
不可思議な力。同じ力を持つ、実の父と母を亡くした少女。
王泥喜法介。或真敷法介。
成歩堂みぬき。或真敷みぬき。

「嘘、ですよね」
「本当だ」
理解はすでにしていながらの言葉に、成歩堂は無慈悲に最後の書類を出す。
もう一通の戸籍謄本。誰のものかは見るまでもないと、オドロキは思った。

「成歩堂みぬきは、キミの実の妹だ」
いつかの法廷の後のように、オドロキは成歩堂を睨んだ。
「続けるよ」
躊躇せずに続けられる。

「第734条 直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。
 但し、養子と養方の傍系血族との間では、この限りでない。
 第817条の9の規定によって親族関係が終了した後も、前項と同様とする」
「最後の規定は、みぬきがぼくの娘となった今でも、回避できないということだ。
 法においても。世間においても」

坦々と成歩堂が喋っている。オドロキは何も返さない。

「これから取る方法は、ぼくが考える限り、4つある。
 一、オドロキくんがみぬきに真相を伝えず、別れることだ。
 もちろん、キミが望むなら事務所をやめてもかまわない。
 二、オドロキくんがみぬきに真相を伝え、別れることだ。
 三、オドロキくんがみぬきに真相を伝え、それでも別れない。
 最後に、オドロキくんがみぬきに真相を伝えず、別れない。
 この4つだ」
 
オドロキの成歩堂への視線は、普段の彼に似合わず、厳しさをいや増す。
それでも怯むこともなく、かえって口調を柔らかくして、次を続けた。

「選択はキミに任せるが、二つ、言わせてくれ」

みぬきに手を出したことへの責めでも言うつもりだろうか。
結婚ということまで口に出すということは、関係を結んだことなどは
先刻承知の上だろう。
オドロキは次の言葉を待った。

「みぬきの将来の目標がなんだか知ってるかい?」


447:オドロキ×みぬき 6/9
07/05/15 19:03:40 vS2yjXih
オドロキは毒気を抜かれ、不思議な顔をする。何をいまさら言っているんだ。

「当然、魔術‥‥」
「そうだ。魔術師だ。或間敷のね」

オドロキはしらないが、みぬきはザックから全てを受け継ぐ書類を渡されている。
それを知らなくとも、いつか、或間敷を再興させるだろうとオドロキはわかっている。
みぬきなら、きっとできる。オドロキは確信しているし、協力をおしまないことは
今更口に出すまでもない。

「キミと一生を暮らすつもりなら、或間敷の血は途切れる」
オドロキの体が少し震えた。成歩堂は続ける。

「バランさんのように、魔術は残るだろう。だがキミ達が宿す、
 不思議な力はこの世から消え去る。良い悪いではない。事実として、そうなる。
 これが一つ」
 
オドロキとみぬきでは現実的に子をなすことができない。
別の科学的な方法をとるにせよ、それだけは変わることはない。


「そして、もう一つは、オドロキ君、キミの未来だ」
「オレの‥‥?」
オドロキは戸惑う。今の今まで、みぬきのことしか考えていなかったせいだ。

「今のキミは、最強と言われた弁護士、我琉霧人の秘蔵っ子であり、
 成歩堂龍一の事務所にいるものでもあり、あの我琉響也を何度も敗北させ、
 はじめての裁判員制度のもとで無罪を勝ち取った男でもある。
 しかし、この情報が漏れたとたん、キミのキャリアはすべて崩壊するだろう。
 弁護士はまず、つづけられない」

何をくだらないことを。
オドロキは成歩堂をもう一度睨みつけた。
「そんなものは‥‥!!」
「どうでもよくはない」

成歩堂は強い目でオドロキを睨みかえす。

「キミはいい弁護士だと思う。
 キミに救われた人たち、キミがこれから救えるだろう人たち。
 その人たちのことを無視すべきじゃない。
 そしてなにより、オドロキ君。
 キミは弁護士をやめることができるのか」

オドロキは何も言うことができない。言えるわけがなかった。
文字通り、最高の弁護士『だった』、成歩堂龍一の前では。

「キミ自身のことを考えることも、忘れないでほしい」
「その上で、よく考えてくれ。期限は決めない。
 そして、キミの選択にぼくは口を挟まないことを約束する」
「ここにある色々な人たちの書類は、キミが選択をしたあとに、
 助けとなるものだ。読んでおけば、役に立つだろう」
「みぬきには会わないで帰るよ。よろしく言っておいてくれ」

オドロキの返答も待たずに成歩堂は去っていった。
謝罪の言葉も、責めの言葉もオドロキに投げかけないまま。


448:オドロキ×みぬき 7/9
07/05/15 19:05:44 vS2yjXih
「オドロキさん、オドロキさーん」
「‥‥あ、ああ、なんだい、みぬきちゃん」
「どうしたんですか。ぼーっとして。
 ごめんなさい、やっぱり今日は疲れてました?」
「いや、大丈夫だよ」

考えはまとまらない。一人になりたかったが、あのあとすぐにみぬきは帰ってきた。
せめて、今日はオドロキは体をあわせるのを拒否したかった。
しかし、みぬきに不可解な仕草を見せると、その力で感知されかねない。
だから、今日は疲れたから、といって休もうとした。
だったら今日はみぬきががんばりますから、といって、イニシアティブを逆に取られたのだ。
あまり否定するのも気取られかねないと思い、オドロキはしぶしぶそれを了承した。
(違う)
オドロキはそう考えた自分を否定する。
みぬきを犯したかった。限られているかも知れない時間、彼女に触れないでいることに
耐えられなかった。
体温と甘さと痺れと快感を、残す限り感じたかった。
だから、強く拒否しなかったのだ。妹と知っていながら。
オドロキは自分を侮蔑する。
それでも、指は枕元にあるコンドームに伸びていた。

「あっ、オドロキさん」
「‥‥?」
手を止めさせ、裸のみぬきが恥ずかしそうに続ける。

「えっと、今日は大丈夫だと思います」
目を伏せたみぬきに視線を向ける。もちろん視線はあうことはない。
オドロキは、そのままわずかに濡れた秘所へと視界を移す。

薄い肩を倒し、淡い花を見やすくする。オドロキのそれは強く煮えたぎっている。
そのまま腿にあてがった。みぬきが体をすくめる。それにより狭まった膝を、オドロキが割る。
鼓動が聞こえそうなほど緊張しながら目を閉じているみぬきに、耳元で囁いた。

「みぬきちゃんは安定しているほう?」
「えっ?」
「周期が、だよ」
「‥‥」
オドロキは真面目な顔を解き、体を離した。
「ダメだよ、そんなのは」

オドロキは袋を破ってゴムを取り出すと、黙ってつけだした。
何かもごもごと口を動かしていたみぬきは、それを見て大きな声を出す。
「あっ、みぬきにつけさせてください!」

珍しそうにコンドームをいじると、面白がりながらみぬきがつける。
オドロキは、それでもいいのに、といったのかもしれないという思いを捨てた。


449:オドロキ×みぬき 8/9
07/05/15 19:08:06 vS2yjXih
「この格好、恥ずかしいよ」
背後から回り込み、動物のように侵略する。はじめてこの体勢を取ったときは、
嫌がったみぬきが柔らかい体を利用して、途中で正常位に戻したほどだ。

浅く侵入しながら、片手は手のひらにおさまる乳房を愛撫し、
肩や背には口を付ける。何かと手を出したがるみぬきは、それを与えられることしかできない。

オドロキの姿が見えないのがいやだとごねたみぬきのために、持ち込んできた鏡を
みぬきの前に置いた。ふくれて文句を言うみぬきを今は見ないことにして、
オドロキはひたすらに二人のセックスを継続する。

時間もかからず甘い声が漏れ始める。オドロキの動きは、早く、強い。
みぬきから離れたくない。オドロキの体が先にそう証明するように、蹂躙を続けていく。
唇は鎖骨から首筋へ。細い首筋を吸いつけた。

「あっ、オドロキさん、そんなとこにキスマークつけたらダメっ!」
みぬきがいやがる。以外と冷静なんだな、とオドロキは思った。
たしかに露出の多い部分につけたらステージにあがることもできないだろう。

もとよりわかっていたことだ。痕がつく寸前でやめる。
「冗談だよ、みぬきちゃん」
「そんなことしたらみぬきも法廷に出る前の日に同じことしますよ!」

オドロキは笑う。きっと我琉響也は驚くだろう。それともニヤニヤするだけか。
おデコくんと呼ばれ、指をつきつけあう時間も残り少ないのかもしれない。

「きゃうっ、きゅ、急につよくしたらダメですっ。
 あっ、やだっ、お、オドロキさん!」
強く腰をおしつける。弱いところはいくつも知っている。
そろそろ痛みよりも喜びを感じることができるようになったみぬきに
厳しいくらいに体をすりつけ、合間には桃色の核を刺激する。
白い臀部の中心を、指先でこする。

「ふぁんっ、あっ、あうっ、んぁっ!」
リズミカルに声と体が鳴く。鏡にはとろとろの顔が映っている。普段の少女のものではない。
オドロキしか知ることのない表情。

浅いところまで腰を引き、角度をつけ、こすりあげるように奥まで突ききった。
みぬきのあとを引く声を聞きながら、体内に精液が放出される。
DNAはその先へとたどり着くことなく、精液溜りの中で泳いでいた。


450:オドロキ×みぬき 9/9
07/05/15 19:10:03 vS2yjXih
簡単に後始末をしてから、みぬきを背中から横抱きにしてオドロキは目を閉じる。
すこし文句を言ったみぬきも、密着する暖かさに負けて、今はもうかすかな吐息を立てている。

睡眠が訪れることはなかった。
みぬきの眠りが妨げられない程度に、より密着し、髪に顔を埋める。
性欲は起き上がらない。人を抱きしめた心地よさは、今までオドロキがほとんど
知ることのなかったものだ。

家族を失ってしまう。
女性としてのみぬきを失うだけにとどまらないことが、オドロキの想いを強くする。

いつ気がつけばよかったんだろう。

妹として会えたなら、家族になれた。
関係のない女性として会えたなら、いつか家族になれることもある。
ただ一緒にいるだけでも、家族のようになれたかもしれない。
その全てが自分から離れていく。

「ん‥‥」
少女が身じろぎすると、体を反転させた。
幼い寝顔をオドロキの胸へとあてると、安心したようにまた眠りへと落ちる。
オドロキはもう一度腕を巻き、二人の隙間をなるべく狭くさせた。

腕の中の大切な人を抱きしめながら、
泣き虫の王泥喜法介は、自分の為に、久しぶりに泣いた。

                                           つづく


451:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:12:11 vS2yjXih
以上です。

452:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:12:35 vSdiIhVV
すげー!!
GJ!!

わくわくしながら読みました。続きが楽しみです。

453:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:15:20 dNqOyiGC
リアルタイムktkr

これは素晴らしき葛藤、続きが楽しみで仕方ないわ

454:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:28:27 LflzW12B
GJ!!
続きを楽しみに待ってます

455:名無しさん@ピンキー
07/05/15 20:35:44 giidn9vV
うおー続き待ってます!
余談だが自分の新刊ネタとまさにかぶった(;´Д`)
もっと練らないとなー

456:名無しさん@ピンキー
07/05/15 21:50:42 MFtOfoVA
ナルマヨもオドみぬもGJ

457:名無しさん@ピンキー
07/05/15 23:10:44 T2vJA2B/
GJ!
ナルホド言ってることは正論だがマジ外道w
早く言っとけばこんなことには…

458:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:07:46 IRxJDiQG
超GJ!!!!
本当ナルホドもっと早く言っとけば…

459:397
07/05/16 07:04:02 72dnGwQX
皆さん乙です。
オドみぬの話、ネタが激しく被りそうな悪寒…。避けて通れぬ道な気がしますけど。
書きあがっているので、今夜にでも後半を投下します。

460:397
07/05/16 07:06:31 72dnGwQX
と、思っていましたが、今夜は某氏に拉致られる事を思い出したので、今投下します…失礼しました。
人生で初のエロなので、色々見苦しいとは思いますが、しばしお付き合い下さい。

461:その後
07/05/16 07:08:34 72dnGwQX
光陰矢のごとし。涙に暮れた告白劇から早くも数か月…。
時計はくるくる回り、カレンダーはめくられ、年の瀬が近くなる頃。
二人は

何もできずにいた。


夜、みぬきが眠る前にまぶたに唇を落とすぐらいで、オドロキは殆ど何もしなかった。
いわゆる「中学生恋愛」というやつである。
理由についてみぬきは…初恋のせいでイマイチ感覚が掴めず、前より親密な遊びをするぐらいで、それである程度満足していたのでそれ以上踏み込む勇気がなかった。
一方オドロキは、貞操観がかなり固く、この幼い『恋人』にまだ大人の恋愛を教えるつもりがなかった。
それはそれでプラトニックでいいのだが、それで収まらないのが好奇心というもの。
特にみぬきは好奇心旺盛な年である。そういう知識もどこからか仕入れてきていた。
物語は、この辺りから始まる。


辺りにはクリスマスの装飾が溢れ、サンタ姿の客引きがところどころにいる。
こんなにうじゃうじゃいるとありがたみが薄いよなー、などと思う。
今はみぬきちゃんと二人で、自分たちだけのささやかなクリスマスパーティー用の食材と飾り付けを仕入れにきている。
キタキツネ組が仕切る店で、結構融通が利く。あんまり利かせたくないもするけどね。
組長…ではなく、店長さんは、いつもの前掛けではなく、赤と白のサンタルックできめている。格好とは違って割と威圧感があるけど…。
店のBGMはクリスマスソング。みぬきちゃんは歌が好きで、こういうのを聞くとすぐに鼻歌を歌いだす。
Rudolph The Red-Nosed Reindeer~♪
「いーつもみーんーなーの、わーらーいーもーの~♪」
「みぬきちゃん、英語の歌なんだから英語で歌いなよ。」
「英語の歌詞わかりませんから。オドロキさんこそ、英語で歌ったらどうです?『赤鼻のトナカイ』」
「…僕も英語の歌詞はわかんないや。じゃあ、日本語で。」
二人の歌声が、きれいに重なる。なんでもない事だけど、なんだかとても嬉しい。
最近はみぬきちゃんとの付き合いも大分こなれてきている。
まだ成歩堂さんには気づかれていない…と思う。元々あんまり家にいない人だし。
仮に気づいていたとしても、人の恋路に横槍入れる性格では…ない、だろう。多分。

462:その後
07/05/16 07:11:23 72dnGwQX
あっちの品がいい、こっちのケーキが美味しそう、とせわしなく動くみぬきちゃんを見ていると、思わず抱きしめたくなる。
なんか小動物みたいで、可愛い。愛しい。
遠くに行かないように手をつないで、僕も一緒に引っ張りまわされていた。
そんな、どっからどう見てもカップルにしか見えない僕たちに、好奇の目を向ける人がいた。
「オドロキ君、みぬきちゃん。」
「あ、アカネさん。」
「どうしたんですか?」
「実は牙琉検事のクリスマスパーティーに呼ばれちゃってね。
タダで行くわけにもいかないから、ちょっとお土産を物色しに来たんだ。」
「お土産…ですか。」
「そうよ。何かビックリするものをあげようかと思っているんだけど…。
やっぱりここのお菓子はいいわよ。『根性焼き』に『人情焼き』だもんね。
どうせなら『根性焼き』についてる文字は『根』じゃなくて北斗七星がよかったと思うけど。」
根性焼き…北斗七星…。
(…年がバレますよ、アカネさん…。)
もちろんそんな事を口には出さないが。
「それは確保するにして、あなたたちの話でも手土産になりそうね。」
「へ?みぬき達が、ですか?」
「そりゃそうよ。こんなに面白いカップル見たことないもの。
手なんかしっかり握っちゃって、もうすっかりラブラブね。」
「へへ…そうですよね、オドロキさん。」
「そう…かもね。否定はできないな。」
からかうつもりだったらしいけど、アッサリ肯定した僕たちに対して、一人身のアカネさんは結構辛いらしい。
「甘い話を…ご馳走様。ところでオドロキ君、ちょっと話があるんだけど。」
「僕、ですか?」
「そう。黙ってお姉さんについてらっしゃい。」
無理やり腕を引っ張られて、店の奥へと引きずりこまれていく。
相手が女性である以上、無理やり引っぺがすわけにも行かず、ただされるがまま…。
「オドロキさん、行っちゃヤダ!アカネさん、きっと『りゃくだつあい』する気です!」
と、反対側の腕を引っ張られる。
ある意味両手に花。男子冥利に尽きるのだろうか。それとも最大の失敗なのか。
「みぬきちゃんはダメよ。大丈夫。3分で済ますから。」
そう言うアカネさんには、笑顔なのにかなりの威圧感がある。
みぬきちゃんは渋々ながらも納得せざるをえず、僕の腕を放した。
アカネさんは僕を店の奥へと連れて行った。
先ほどの笑顔とは違って、表情がかなり険しい。
「オドロキ君。わかっているでしょうね?」
「何を…ですか?」
「今日はクリスマス。12/24日の午後9時から翌3時までは、この世でもっともセックスしている時間。
だけど、あの子はまだ十五歳。やっていい事と悪い事があるわ。」
科学捜査官の無駄な知識を出すアカネさん。臆面もなく言い切るあたり、女も二十過ぎると恥じらいをなくすのだろうか。
若干脱力しつつ…そういうことですか。もちろんわかっています、と返すと、アカネさんは満足そうに頷き、小さな箱を取り出した。
箱に書いてある文字は『犯本』。かなり有名な、特殊ゴム製品の会社だ。
「………セーフ・セックスで頼むわよ。まだあの子をママにしたくないわ。」
と一言言って、アカネさんは何事もなかったかのように買い物に戻っていく。
…コケそうになるのをなんとか堪え、アンタ本当に公僕ですかと心の中でツッコミを入れた。

463:その後
07/05/16 07:12:21 72dnGwQX
「オドロキさん…アカネさんの話って、なんだったんですか?」
かなり凹みながらみぬきちゃんの元へ帰ると、みぬきちゃんがジト目でにらんでくる。
ありのままを言うわけにもいかず、懐に箱を隠して、適当にお茶を濁した。

その後は、前のまま。いくらかの疑いをかけられていたけど、別に怪しい態度を取っていたわけではないので、普通に買い物を楽しんだ。
「えーっと…ケーキと、チキンと、シャンパンと、後は…。」
様々なものが入っていて雑多な袋から突き出したシャンパン、ちょっと小ぶりのケーキ、二人分のチキン。
もうオレの手には、両手がふさがる量の荷物が抱えられている。
「みぬきちゃん…オレと、みぬきちゃんだけで食べるんだから、あんまり買い込むと…。」
「うーん…それもそうですね。じゃあ、こんなもんで帰りますか。オドロキさん、荷物半分持ちますよ。」
「え?いや、女の子に荷物を持たせるわけには…。」
「いいから、貸してください。」
そうやって、イタズラっぽい微笑みを浮かべて、オレの手からケーキの箱を取り上げる。
空いた片手に、温かい感触。
(そっか。手、つなぎたかったのか。)
自分は、やっぱり朴念仁かも。そう思っていたのを知ってか知らずか、柔らかい笑顔を浮かべる。
(その笑顔は卑怯だよ、みぬきちゃん)
ちょっと赤くなった顔を見られるのがなんだか癪になって、頬にキスした。
彼女も、オレと負けないくらい赤くなっている。
なんだか無性に可笑しくなって、二人で顔を合わせて笑った。

464:397@携帯
07/05/16 07:23:58 VeVRYBnE
書き込めなくなりました…。
昨日のNTTシステムダウンの影響かもしれません。
もう出勤しなけりゃならない時間なので、続きは帰ってきてから投下します。

ご迷惑をおかけします。申し訳ありません(´・ω・)

465:397
07/05/16 18:07:12 72dnGwQX
てst。書き込めるなら、続きを投下します。

466:397@携帯
07/05/16 18:17:40 VeVRYBnE
また書き込み出来なくなりました。
公開プロクシからの書き込みは無理、って…串なんか刺した覚えないですよ。
家族も知らないって言うし…。

ひろゆきのせいか、自分のせいか、はたまた夜勤か狐のせいか…。
とりあえず解決するまで投下は無理です。ごめんなさい。

467:名無しさん@ピンキー
07/05/16 18:21:22 SkzeNWhO
続きを早く…
公開プロクシ云々はここを見れば解決するかも。
URLリンク(homepage3.nifty.com)

うまく行けば今日中に書き込めるようになるはず。

468:397@携帯
07/05/16 18:59:39 VeVRYBnE
>>467
わざわざありがとうございます。
参照してみたところ、DSBLに載っていました。アラシタオボエハナイノデスガ
とりあえず中の人からOKが出るまで待機します。
スレ住民の方々にはご迷惑をおかけしてしまい、面目次第もございません。

469:名無しさん@ピンキー
07/05/16 23:36:45 Ujwpd4Fc
うぉぉおーんええとこで・・・
wktkしながら待ってます。全裸で

470:名無しさん@ピンキー
07/05/17 00:04:34 IDJ3X6gv
オドロキと娘の交際を認めない(ある意味当然だが)
ナルホドパパンの陰謀だ!

471:名無しさん@ピンキー
07/05/17 01:18:23 vTmpe9UG
あのですね。
ナル×ラミノアありですか?

突然降ってきたのですが。

しかも鬼畜。


472:名無しさん@ピンキー
07/05/17 04:24:35 PF8smb6l
聞かないで落とせばいいと思うよ!
カモンカモン!

473:名無しさん@ピンキー
07/05/17 09:50:43 QIq2r0Vz
誤字で萎える前に訂正しとくと、ラミノアじゃなくてラミロアな

474:名無しさん@ピンキー
07/05/17 21:07:55 WkJsr1ec
それはやめた方がいいな

475:名無しさん@ピンキー
07/05/17 22:38:35 81wmp51i
>>468
串規制は荒らしてなくてもなる場合があるから、心配しなくていいよ。
解除できたらまた投下してくれ。
wktkして待ってる。

476:名無しさん@ピンキー
07/05/18 01:05:49 a9zmsJTN
ハミトイトノコ物語は20まででまだ未完?

477:名無しさん@ピンキー
07/05/18 12:23:20 mZH9YC/m
>471
ドンとこいよ!待ってるぜw

478:名無しさん@ピンキー
07/05/18 19:36:38 TBK/9Te3
>>476
未完

479:名無しさん@ピンキー
07/05/18 20:12:46 IpMpzz5K
>>472,473,477
週末目標で頑張ります


480:名無しさん@ピンキー
07/05/18 21:00:51 zjtjl1O6
流石に4が出たから今レスは進みが早いな。

481:名無しさん@ピンキー
07/05/18 22:12:16 vT6dG4Wz
そりゃそうだろ

482:397
07/05/19 13:22:47 pNCXwdq0
てst。風呂敷確認君を開いた所、串規制解除されたっぽいです。
書き込めるなら、今度こそ続きを投下します。

483:その後
07/05/19 13:24:43 pNCXwdq0
「よし、クリスマスパーティーの始まりだ!」
「かんぱーい!」
カチン、とグラスを突き出すと、みぬきちゃんのテンションは早くも最高潮。
シャンパンを一気で飲んでいる。
料理はいっぱい。楽しいのはこれから。
「いや、まさか肩書きが『恋人』でみぬきちゃんとクリスマスを過ごすとは思わなかったね。」
「みぬきもそう思ってます。恋人同士のクリスマス。なんだか素敵な響きじゃありませんか?」
「あはは、そうだね。」
他愛もない会話。そういうものが、こんなに愛しいものだとは思わなかった。
なんて事のない時間なのに、それが何だか得がたいものに思える。
(それもこれも、キミのおかげかな?みぬきちゃん。)
そう思って、シャンパンを煽る。わずかに火照った顔を酒精のせいにするために。

「ところで、オドロキさん。」
「ん?何?」
「これ…なんですか?」
そう言って差し出したのは、本来オレの懐にあるべき、小さな箱。
飲みかけたシャンパンを、派手に噴いた。
「ゲホ!ゴホ!ぁー、ゲフ!い、いつの間に…。」
「魔術師の手先を舐めちゃいけませんよ。で、こんなものが懐にあるって事は…みぬきと…。」
みぬきちゃんの顔が真っ赤だ。多分オレも負けてないだろう。
酒精のせいにはできないぐらい、顔が見事に茹で上がっているのが自分でもわかる。
「そ、そういう気持ちがあるのは否定できないけど、それに関してオレは倫理観というものがオレを縛っていて、
そんなもん取っ払って正直に言えば愛し合いたいというかなんというか…」
もう頭ぐるぐるで何言っているのかわかんない。
それを見ているみぬきちゃんも、言葉を反芻しているみたいだ。

484:その後
07/05/19 13:25:57 pNCXwdq0
そして、しばらくもじもじした後…マントに手をかけた。
「え、ちょっと、みぬきちゃん!」
びっくりした。真っ赤な顔と相反して、心が急速にクールダウンしていく。
そんなことは意に介せず、作業は続いていく…。
「オドロキさん…私、本気ですよ。一時の感情に流されたわけじゃないですよ。」
下着姿になったみぬきは、囁くように言った。
その声は震えている。いつか、告白したときのように。
ここで止まれるほど、出来た人間じゃない。
曇天模様の空、幽かに聞こえるクリスマスソング。

そういうことには気づいたのに、オドロキは気づかぬ間にみぬきを押し倒していたし、唇を塞いでいた。
いつもの触れ合わせるだけのキスとは違う。かなり深いキスだ。
舌で唇を割り、口内を犯していく。
組み敷かれた格好のみぬきに、欲望の唾液を与える。みぬきは従順にそれを飲み干す。
上手く息継ぎができていないらしく、みぬきの顔が赤くなっていく。
それでも、オドロキは行為をやめようとはしなかった。
舌で歯列をなぞり、逃げようとするみぬきの舌を追いかけて絡ませる。
とうとう息苦しさに勝てなくなったみぬきがオドロキの胸板を押すまで、その行為は続いた。
「ぷは…はぁ…はぁ…。オドロキさん…もっと、手加減してください…。」
みぬきの瞳は潤み、焦点が合わず、なんとも言えない色気があった。
オドロキはごめん、と一言謝り軽くキスをする。
段々と、キスを落とす場所が下へ向かう。さらさらの髪を手櫛で梳かし、耳へ唇を向ける。
「ひゃん!」
耳たぶを甘噛みしてみると、みぬきの体がびくっと跳ねる。オドロキはその反応を待っていた。
(耳が弱いんだな)
オドロキの責め方に容赦はない。弱点と見抜けば、徹底的に責める。
せめて、破瓜の痛みを和らげたいから。
複雑な耳の形を舌でなぞり、耳の穴へ舌をねじ込む。
「みぬきちゃん、頭の中を舐められているみたいでしょ?気持ちいい?」
「ひっ…わかん、ない。ぁ…でも。こえが、ひぅ、出ちゃ…う」
「それが、気持ちいいって証拠だよ。」
みぬきの声がどんどん甘くなっていくのに満足して、愛撫を首筋へ。
ちゅ…ちゅ…ときつく吸い、みぬきの白い肌へ証を刻んでいく。
(キスマーク…かぁ。)
僅かな痛みと大きな喜びを感じて、みぬきの頭に段々と霞がかかっていく…。
唇が落ちる場所は段々下がっていき、とうとう控えめな胸のふくらみにたどり着いた。
「みぬきちゃん…下着、ずらすよ。」
冷静な口調に反して声色は上ずっていて、お世辞にも余裕があるとは言えなかった。
あまり慣れていない手つきで下着に手をかけ、ずらす。
ふるん、と小ぶりな胸がさらされる。

485:その後
07/05/19 13:26:51 pNCXwdq0
下着をずらされ、胸が冷気にさらされると、恥ずかしさでみぬきは目の前を覆った。
だが、オドロキの手はそれを許さない。両手を使って、手を捕まえた。すぐに片手で両手首をまとめる。
いやいやするように揺れる顔に流れる涙…それを優しく吸い、好きだよと耳元で呟いた。
そして、唇を…胸の頂点に押し付けた。
「ひゃ…。」
みぬきの口から、わずかに声が漏れる。
構わずに、オドロキは唇を滑らせる。そして、桜色のそれを口に含む。
「く…ふぅ」
乳頭を舌で転がす度、みぬきは声をあげる。
だんだん淫靡さが増してくる声と、それに反した幼さの残るカラダ。
背徳感もあいまって、オドロキはもう我慢できなくなっていた。
その声が聞きたくて、自分だけのものにしたくて。
(愛しい。誰よりも。
顔を知らない両親より、オレを育てた先生より。

でも…壊したい。
彼女から、オレが永遠に消えないように…ずっと、オレを忘れないように、壊したい。)
オドロキの頭の中に、もう論理的な思考はない。あるのはただ、むき出しの本能と偽らざるココロ。
みぬきの手を放し、両手で愛撫を加える。
嬌声が漏れ、部屋に綺麗なソプラノボイスが満ちていく…。
「オドロキ、さん…。」
わずかな愛撫の隙間を突いて、みぬきが話しかける。
「抱きしめて…どこか、遠くへ行ってしまいそうなんです…。自分の体じゃないみたい…。
どこにも行かないように、ぎゅって抱きしめてください…。」
オドロキは愛撫をやめ、みぬきのカラダをきつく抱きしめる。
互いの体温、鼓動、息遣い…。全てが、一瞬だけシンクロする。
「オドロキさんの体…あったかい。ずっと、こうしていたいです…。」
「オレも、だよ…。もう、放したくない。」
「でも…オドロキさん。その…最後まで、お願いします。抱きしめたままで…。」
「それは、ちょっと辛いから…。」
これで、と体を離して、代わりに手を繋ぐ。
抱きしめているよりずっと楽だけど『繋がっている』のに違いはなかった。

486:その後
07/05/19 13:27:42 pNCXwdq0
手を繋いだまま、オドロキの舌は…誰にも見せたことがない、秘密の場所に向かっていた。
「お、おどろきさん…そんなとこ、汚いです…。」
「大丈夫だよ。病気になったって…本望さ。」
ショーツの上から、少し舐める。感じるのは独特の匂いと、塩味と酸味。
鼻腔をくすぐる匂いに、オドロキは一心不乱にそこを舐める。
「あぅ…く、ふ…やぁ…。」
控えめな声に、もう驚きの声は混じっていなかった。
直接目にしたくて、オドロキは器用に口でショーツをずらした。
現れた蜜壷に、鼻をうずめる。もうそこは潤っていた。
「あっ、や、やぁ!そんなに、強くしないで!」
「ダメ。みぬきちゃん、オレは容赦しないよ…。」
緩急をつけて舐め、指で花芽をつまむ。余った手を使って、胸に愛撫を加えるのも忘れない。
そして、オドロキの指が聖域に入った瞬間。
「やぁぁぁ…何か、くるぅぅ。いや、いやぁぁぁぁっぁ」
みぬきは、人生で初めて達した。
噴き出した愛液はオドロキの口元を汚し、指を濡らした。
その指を、みぬきの前に突きつける。
「…初めてなのに、いっちゃうなんて、いやらしい子だね。」
「ひっ…ひっく…。」
ただ涙を流すだけ。オドロキは体を起こし、きつく、きつく抱きしめた。
耳元で、愛していると呟く。その言葉はみぬきの耳を通じて、乾いたココロに染み渡る。
(みぬき、愛しているなんて言われたの、初めて…。)
先ほどの涙と違う涙が、頬を濡らした。
その涙は、幼い頃からの強がりを洗う涙だったのかもしれない。
声を上げるのは恥ずかしかったが、今更恥ずかしいも何もない。
それでも声を抑えて、しゅくしゅくと静かに泣いた。

487:その後
07/05/19 13:29:07 pNCXwdq0
しばらく泣いていた。一瞬だったようにも思うし、一時間にも思える。
泣き止んだみぬきの笑顔に強さが見える。
「オドロキさん、いきなり泣いちゃってごめんなさい。続き…お願いします。」
「…うん。」
名残惜しそうに体を離し、再び行為に集中する。
オドロキは、またみぬきの蜜壷に舌を向けた。
(オドロキさんに…私の、女の子を、舐めてもらった…。)
(オドロキさんの、男の人にも、してあげなきゃ、不公平だよね。)
あえぎ声を上げながら、そう思ったみぬきは手を放し、オドロキの下穿きから覗いている怒張に舌を這わせた。
期せずして、69の格好になる。
「うあ…。みぬきちゃん、それダメだよ…うっ…。」
「みぬきっかりじゃ、不公平ですよね?仕返しです。」
みぬきの口の中に広がる変な味。
初めて味わうその味を美味しくないと思っていても、みぬきの蜜壷からは新たな潤いが生まれていた。
ちゅぷ、ちゅぷという控えめな音。
初めてのせいか、時折歯が当たる。
それでも、目の前にある扇情的な光景。それとぎこちない愛撫による緩やかな快感。
オドロキは限界が近づいていた。
(ヤバい、もう、持たない。)
そう直感したオドロキは、みぬきを引き剥がした。
「…みぬきちゃん。準備はできているみたいだけど、『覚悟』はある?
『はじめて』は一度きりだよ。」
達しかけた怒張を落ち着かせるため、何よりみぬきのため、オドロキはゆっくり話した。
みぬきの答えは…言わずもがな。
「初めての相手が、オドロキさんで、私は嬉しいです。」
「わかった…。みぬきちゃん、無理なら、すぐに言ってね。」
覚悟を決めたオドロキが、怒張を宛がう。
するとみぬきのカラダに、わずかに力がこもる。やっぱり、怖いものは怖いらしい。
オドロキは、怒張を一気に進めた。

488:その後
07/05/19 13:30:04 pNCXwdq0
「ひゃぁぁぁぁん!痛い!痛いです!」
みぬきの目に、一気に涙が浮かぶ。オドロキは、ただ優しく涙を吸っていた。
「ごめんね、みぬきちゃん。でも、こうしないと、余計な力が入っちゃうから…。」
みぬきを抱きしめた。
背中にみぬきの爪が食い込む。痛みを感じるが、今のみぬきよりずっと軽い痛み。
対面座位になり、唇にキスを落とす。

どれぐらい、そうしていたのかはわからない。
段々とみぬきのカラダから力が抜け、食いちぎられそうだった締め付けも、かなり心地よくなってきていた。
「オドロキさん…、もう、動いていいですよ。」
「大丈夫?」
「少し、痛いですけど…もう大丈夫です。」
対面座位のまま、ゆっくりと腰を動かす。
緩い動きだが、快感を貪るのには十分だった。
「あっ、はぁ…。」
みぬきの声にも、前戯のときのように甘いものが混じってきていた。
「みぬき、ちゃん…ごめん、もう出そう…。」
「出る…って、何が…?あは…っ」
「せ、精液。だから、離れて…。赤ちゃん、できちゃうから…。」
離れて欲しいというオドロキに対して、みぬきは足を絡めて、もっときつく抱きしめた。
「み、みぬきちゃん…?」
「オドロキさんの、赤ちゃん…欲しいです。だから、中に、下さい…。」
唐突に、みぬきが動き出す。その不意の快感に耐え切れず、オドロキが達した。
「は…ぁ。オドロキさんが、中に…きています。気持ちいい…。」
みぬきも…少し遅れて、達した。


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