07/05/05 01:34:38 o1kYo1LP
hiroさん祭りの最中ですが、後半分を書き終えたので投下します。
冴姫ちゃんに触れられたところが『気持ちいい』。
冴姫ちゃんに吸われたところが『気持ちいい』。
冴姫ちゃんに舐められたところが『気持ちいい』。
冴姫ちゃんに噛まれたところが『気持ちいい』。
先ほどから冴姫により与えられ続けている肢体への刺激。その都度脳内へ囁かれていく『気持ちいい』の単語。
何度も何度も反芻される『気持ちいい』という言葉と行為、それによりはぁとの体の奥から次第
に込みあがってくる得体の知れない『なにか』。
そして、はぁとの中で『なにか』が膨れ上がって爆発し、全身を駆け巡ったとき、はぁとの脳が
感じた『なにか』の正体は、は紛れも無く『気持ちいい』だった。
(なんでだろう……冴姫ちゃんに体を触られるとなんかむずむずする…。
さわさわされて、なめなめされて、こりこりされると体がビクビクってしちゃう…
もっと、冴姫ちゃんに体を触ってもらいたい…。
でも、されるのが怖い…。さっきの、体に電気がビリビリッて走ったような時、まるで自分が
自分じゃなくなったような感じがした。心が、体が言うこときかないで勝手にだだーって走って
いっちゃったような…。
私は、もっと冴姫ちゃんに私を触ってもらいたい。でも私は冴姫ちゃんに触られるのが怖い…)
「さあ…、はぁと。あなたに天国を見せてあげる」
だから、はぁとは冴姫の言葉に期待に胸を弾ませる反面、恐怖に心を竦ませてもいた。
「ところで、はぁとはここが何をするところだか知っている?」
そう言って冴姫が指さしたのは、はぁとの太腿と太腿の付け根。
「そ、そこは………」
言うまでもない。そこは用を足すところだ。絶頂の余韻で思考が働かないはぁとだが、さすがに
この質問には赤らんでいる頬をさらに赤くし言いよどんでしまう。
「なぁに?」
「そこは………、…っ…を、するとこ…」
ぼそっと、擦れたような小声で答える。が、冴姫は容赦しない。
「ちゃんといわなきゃダメ」
真面目な顔で睨みつけてくる冴姫を見て、はぁとは観念するしかなかった。
長くも短くも取れる逡巡の果てに、
「………、ぉ……、ぉしっこを、するところ………
もうやめてよ冴姫ちゃん!恥ずかしすぎるよぉ!!」
「残念。不正解よ」
「こんなこと言わせて…………、え?」
冴姫の言葉にはぁとはあっけに取られてしまった。
不正解?不正解とはどういうことだろう。
「ここはね………、こうするためにあるのよ」
そういうと、冴姫は指差していた右手をすっとはぁとの股下に動かし、ちょんと付け根に触れた。
ぴちゃり
「ひゃあぁっ!!」
突如、敏感なところに針が触れたような感触に反射的に声を上げてしまったはぁとだが、
それよりも、冴姫が触ったところが音がするくらい濡れていたことに軽い衝撃を受けていた。
「な、なんでぇ…、なんで私のそこ、そんなにびちゃびちゃなのぉ?!」
もしや、自分が知らないうちにお漏らしでもしてしまったのではないか。さっきの言葉責めと
併せて倍増した羞恥心に、緩んだ涙腺から涙がじわりと溢れ出してきた。