不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part7at EROPARO不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part7 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト658:名無しさん@ピンキー 07/09/23 19:25:22 cxwgqBDc 投下します。 大分前にパート6スレに晒した、 「愛が支配する世界」シリーズの続きです。 読まなくても大丈夫ですが読んだほうがよりよくなるかもしれません。 それでは投下させていただきます。 659:愛が支配する世界4 07/09/23 19:27:16 cxwgqBDc 「な、何よ……!でていきなさいよ!馬鹿!!!」 あたしは男に向かって叫んだ。 「ああ、そうさせてもらう…」 それを聞いた男は、一度あたしを睨み、そして出口を向いた。 「もう、2年になるのにな。 そんなに俺の事が嫌だったのか?」 「ふん!そのとおりよ! あんたみたいな馬鹿、一緒に居るだけで気分が悪かったわ!」 違う、そうじゃない。 「……そうか。わかった。 これまでありがとう。楽しかったよ」 彼はそのままあたしに背を向けたまま、それだけ行ってここから出て行った。 あたしは自分の愚かさにその場で泣き崩れていた。 --------------------------------------------------------------------- 今日も朝がやってきた。気持ちのいい快晴だった。 あたしは店のすぐ近くの井戸で水を汲むと、使い古したボロボロのじょうろで商品の花達に水をあげた。 花達はあたしにとって、嫌な事も忘れさせてくれる天使のような存在だった。 あたしの名前はラウネ。王都の一角に存在する、花屋「ドリアード」の店長だ。 そして、死んだ母から継いだこの店はあたしの宝物だ。 今日をあたしは、緑色とカラフルな花達に囲まれて、葉と同じ色をした緑色のポニーテールを振り乱し、開店の準備に奔走する。 「いらっしゃいませ!」 その日の最初の客はメイドの格好をして、同じ髪の色、そっくりな顔をした二人組みだった。 双子だろうか? 「~ありますか?」 「ええ、もちろん。プレゼント用ですね?」 明日は誕生祭。 神様の生まれた日らしく、明日は大切な人に花を贈る日となっている。 「はい…。その…ご主人様に」 双子のうちの気の弱そうなほうがはにかんで言う。 「いいねーいいねー!あたしも恋人ほしいなー!」 双子のうちの元気そうなほうがはやし立てる。 「それじゃあ、丁寧に包装しておきますね。どうぞ」 あたしは花をより美しくみえるよう、丁寧に包装し、彼女達に手渡した。 「ありがとうございます……。ご主人様もきっと喜んでくれます」 彼女は嬉しそうに笑うと、あたしの店を去っていった。 彼女の幸せそうな笑顔……彼女は恋人と上手く行っているのだろうな…と、 あたしは彼女を少し羨ましく思った。 次の客は腰に剣を携えた非番の騎士のようだった。 彼は大量に買ったバラの花のうちの一本をあたしに差し出した。 「お嬢さん、貴女の草木のような美しい緑の髪にはこの赤が良くn」 「すみませんが、私は花が恋人ですので」 たまに居るんだこういうの……。面倒臭いので、彼の話をすべて遮ってやって無理矢理追い返してやった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch