07/08/13 02:26:39 KgEcKilS
>>463
もう404だぜはっはー…orz
無理は言いませんが早い復帰を期待しております(´;ω;`)
467:名無しさん@ピンキー
07/08/14 01:27:51 rFVUFInn
>>463
取り逃したorz
なんとか再うpして頂けないでしょうか
468:奈闇 ◆OCuLec7czk
07/08/14 08:04:42 MbIKmEyX
ただいま長期外出中なので、しばらくうpは出来ません……。
16日ぐらいには……できるといいなぁ。(´・ω・`)
流れにくいうぷろだ、どなたかご存じじゃないでしょうかorz
異種姦スレのは確か消えちゃったんですよね。
469:名無しさん@ピンキー
07/08/14 21:42:42 11iKJHBF
不気味なSSをうpされて虜になるロダ
470:名無しさん@ピンキー
07/08/14 22:01:27 9x5Hzaj3
>>465
絵とは関係ないが、本来の寄生虫は寄生されると栄養取られて痩せちゃうので
ムチムチのお姉さんが寄生されて、ロリロリになってしまうのはそれはそれで見てみたいとおもた。
んでお腹の中から出てきた栄養たっぷり吸った寄生虫が羽化すると中からムチムチの女が、
怪しげな方法で女性に寄生する寄生少女。
471:名無しさん@ピンキー
07/08/15 05:37:46 BHojQOg9
あと何日かで寄生ラッシュが始まるな
472:名無しさん@ピンキー
07/08/15 12:44:41 4Qbeg7Sv
>>471
人妻に宿った触手とかが、東北自動車道あたりを埋め尽くすんだな?
473:名無しさん@ピンキー
07/08/15 13:33:15 Q6CFZ6Af
それは毎年この時期になると全国の高速道路などで
何十kmにも連なって身動きがとれないほどギチギチにうめつくされる
寄生ラッシュというやつかな?
474:名無しさん@ピンキー
07/08/15 14:05:31 7Sz3Puoz
「だ、だめぇ……っ! もう入らない……入らないよぉっ……んぅぅっ!」
改札の入り口に、溢れんばかりの車が群がる。
身をくねらせて逃げようとしても、コンクリで拘束された躯は
ぴくりとも動かない。
「やっ……はぁぁっ! ひぐぅ……ひぁぁっ!」
こうですか!? わかりません!!
475:名無しさん@ピンキー
07/08/15 15:35:35 WlVuEQbk
高速道路を介してどんどん増殖していくんだな
476:名無しさん@ピンキー
07/08/15 16:24:13 JoKkL/W0
拘束道路で寄生されるなんて、すばらしいシチュではないか
477:名無しさん@ピンキー
07/08/15 19:24:59 6j/XaXSK
マジレスするとUターンラッシュな。
つまり肩モミのモミかえしのように、
一度は寄生を脱出しても、帰りの拘束によって再度虜になってしまうという…
「やだっ! やぁぁ!! 前も後ろもこれ以、んぐぅ!」
既に後ろ手で縛り上げられ、足は開脚180度だ。
前も後ろも殺到し、腹はすでに膨れ上がっている。
そして今、口腔にも侵入を果たし、次の算段を狙う触手であった。
「ぐぅうぅぅぅぅ! んごおおおぉぉぉ!」
少女はすでに親とはぐれ、服はちぎられボロボロである。
かろうじて残った頭の紅いリボンが触手体液に濡れ、艶やかな色彩をはなっている。
(びくんっ!)少女が跳ねる。
乳首とクリの敏感な部分にヤツが吸い付いたのだ。
「ジュルルルルルル… ちゅうぅぅぅ、ちゅぽん♪ ちゅるるる… シュッシュッシュッ…」
吸い付き弄る度に少女の躯が跳ね、イき続ける。拘束されてるためか背が反るまでに留まるが。
(もうやぁぁ! おっおかあさあぁぁぁん!)
「はぁっ♪ おっ、夫のよりすごいいいいいん♪」
母は遥か遠くで嬌声をあげていた。
助けを呼ぶ声は、届かない…
:
この宴は目的地に着くまで続くことになる。
途中、気まぐれにより3~9倍時間が掛かったりする。
目的地についた者は寄生モノによって常習性の強い願望を植えつけられ、
約半年から4ヶ月に一回、毎年の如くこの宴は繰り広げられることになる。
年々、それは増加傾向だ。
こうですか??? わかりませんっっっ!
478:名無しさん@ピンキー
07/08/15 22:41:00 LA1deWUh
お前らの想像力に脱帽しながらこのAA置いとくわ
三 三三
/;:"ゝ 三三 f;:二iュ なぜここまで放置していたんだ!
三 _ゞ::.ニ! ,..'´ ̄`ヽノン
/.;: .:}^( <;:::::i:::::::.::: :}:} 三三
〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
};;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll
479:名無しさん@ピンキー
07/08/16 00:23:34 RLgp1oXE
・・・なぜか運転手であると思われるお父さんの存在に涙がこぼれた
480:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:02:27 YOMLMhrX
毎年この時期には、必ずと言っていいほど車両の列ができる。
過去最高の猛暑を記録したと言われる今日も、例外ではない。
いや、ある意味で例外であったと言えよう。
そう、「ある意味」で・・・
我々日本人はこのシーズンの高速道路等における混雑を「帰省ラッシュ」と呼ぶ。
今年この日ももちろん、帰省ラッシュに相当する混雑が発生していた。
だが・・・
「きゃあああああ!!」
渋滞のど真ん中から悲鳴が聞こえる。
猛暑の中、車の窓は当然閉め切っている。
それなのに悲鳴が聞こえるということは、よほど大人数の悲鳴なのか。
「な、なに・・・?」
運転をしている舞はその声を聞き、周囲を見渡す。
舞自信は無事故無違反の優良ドライバーだ。
自分が事故を起こした訳ではないことを確認する。
だが、そんな舞を尻目にしてか女性の悲鳴はひたすら続く。
「あれ?」
正面から車両の合間を縫うように、人間がゆっくりと歩いてくる。
舞は目をこする。
その後すぐに舞はハッとした。
(こんな蜃気楼現象、聞いたこと無い・・・)
やがて無数の人間は舞の2台ほど前の車に到達した。
481:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:12:22 YOMLMhrX
その謎の集団の先頭に立つ人間が、舞の2台先の車のボディに手をかける。
「・・・?」
どうやらシルエットから女性らしいことがわかる。
その人影は車のドライバー席ドアの前で、ボディに手をかけたまま動かない。
「何をしてるのかしら・・・」
目をこらす舞。
「・・・あれって・・・、服から何か出てるような」
ボディに手をかけた女性の服から、何か線状のものが伸びているように見える。
炎天下の中、キャミソールに短パンという格好だった。
「何してるんだろ・・・」
やがてその車のドアが開き、謎の集団にドライバーが加わる。
先頭に立っていた人間と同様、やはりドライバーも女性のようだ。
「一緒になった?」
舞は少々危険を感じ始めていた。
自分の目の前で、何か得体の知れないことが起きている―
そんな気がしてならない。
謎の集団は舞の1台前の車に到達する。
今度は車の左右両方から集団が取り囲み、やはりボディに手をかける。
「!」
今度は舞の目にもはっきりと見えた。
この集団の人間は、全員が服から線状の物が出ている。
そしてその表情は茹だるような暑さにも関わらず、涼しげで心地よさそうなのだ。
だが、その体からは謎の線が伸びているのだ。
あいにく舞の位置からでは、それがどんな物なのかわからない。
482:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:22:09 YOMLMhrX
「悲鳴が・・・大きくなってる?」
舞は重要な事実に気づいた。
集団が2台前の車にいた時よりも、女性の悲鳴が大きくなっているのだ。
そう、すなわちこの集団の手によって発生しているということだ。
「に、逃げた方がいいのかな・・・」
舞は焦る。
しかし車を放置して高速で降りるなど、優良ドライバーとしての倫理観が痛む。
だが倫理観よりも身の安全を重視すべきである。
「逃げよう」
舞は急いで貴重品を手に取ると、車のエンジンを切って外に出る。
「鍵もかけないと!」
丁寧にも彼女は車にきちんと施錠する。
そこで、奇妙な光景が目に入った。
「・・・あれって」
そう、1台前の車で何が起きているか。
それを知ることになったのだ。
「いやぁ!! やめて!!!」
「くそ、何するんだ!!」
謎の女性の集団に囲まれた車は、ドアが閉まっているにもかかわらず侵入されていた。
謎の生物に。
「ひゃう!」
「玲子!」
玲子と呼ばれた女性は、彼―賢治の彼女である。
「たすけ、賢治!!」
線状の生物は玲子の服に入り込み、何かもぞもぞと蠢いている。
「ふあ・・・あ・・・」
「くそ、玲子から離れろ!! 怪物め!」
賢治は必死になって線状の生物を引っ張る。
483:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:29:17 YOMLMhrX
だが、賢治の側にあるドアからも線状の生物が入ってくる。
「うお!? なんだコイツ、こっちからも!!」
「あ・・・ん・・・」
玲子の声は徐々に、しかし確実に艶めかしいものに変わっていく。
「そうだ、万能ツール!」
いわゆる十徳ナイフを取り出し、賢治は自分に襲いかかってくる線状生物を切断する。
「玲子!」
「はう、気持ちいひ・・・」
「くそ、何感じてるんだよ! 俺よりいいのか!?」
賢治は十徳ナイフで一本ずつ玲子に絡みつく線状生物を切っていく。
だが、賢治は玲子の足下からゆっくりと伸びてきた太い生物に気づかない。
「ぬっ!!」
とうとう賢治の側から侵入してきた線状生物により、賢治も身動きが取れなくなる。
「離せ! このグロ生物めが!!」
「あひゃあああっ!!!」
隣に座っている玲子がひときわ大きい悲鳴を上げる。
「どうし・・・、な!!!」
そこで賢治はようやく気づいた。
玲子の足下からひときわ太い線状生物が伸びており、それが玲子のスカートに入っていることに。
「あっ、あっ・・・、いい、あん・・・」
それは何かを注そうするように、どくん、どくんと脈打つ。
「入って、ああ・・・、入ってくる、の、けん、じ、以外、の・・・が、あっ・・・」
「くそ、俺の玲子に変なことすんじゃね・・・うぐっ」
線状生物は賢治の口に侵入してきた。
口を塞がれ、賢治は話せなくなってしまう。
「あふ、いいの、いいのぉ・・・、もっと、入れて、もっとなの、入れてぇ・・・」
484:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:37:14 YOMLMhrX
今時の女性らしい、健康的に日に焼けた肌に茶髪を振り乱して喘ぐ。
徐々に太い線状生物の脈動が早くなっていく。
「はう、はう、いひ、の、も、もう、ふああああああああん!!!」
車内にぷしゅっ、という小気味の良い音がすると、玲子のシートが塗れる。
「・・・!!」
賢治は相変わらず話せないが、玲子が絶頂に達する様子を良く見ていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
玲子はひたすら酸素を求めて呼吸を繰り返す。
その間、賢治は見た。
玲子の服から新たな線状生物が伸び出てくるのを。
そして、玲子のかわいらしいサイズの胸が膨らんでいくのを。
「・・・」
ようやく息を整えた玲子は、その顔を賢治に向ける。
「ね、賢治。あなたが食べたいの。ちょうだいね」
「!?」
賢治は玲子の瞳が緑に染まっているのを見た。
玲子はシートベルトを線状生物で外し、賢治に重なる。
そのまま両腕を賢治の背中に回して抱きつくと、玲子の全身から無数の線状生物が出てくる。
「・・・んん、んんんんーーーーー!!」
話せない賢治はひたすら、悲鳴を上げることしかできないのだった。
線状生物は一気に賢治の全身に絡みつくと、粘液を出して服を溶かすのだった。
「いただきまぁす」
玲子は線状生物で溢れかえっている股間で、賢治のブツをくわえ込むのだった。
「んん、んんんんーーーーー!!」
「うそ・・・、何してるのアレ・・・どう見ても」
そこまで口にして、舞は自分の身にも危険が迫っている事実に気づいた。
なんと集団の先頭はすでに自分の目の前にまで来ていたのだ。
「く!」
舞は踵を返すと走り出す。
だが。
「そんな!!」
485:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:39:53 7QGFohXz
誰もいない気がする@支援
486:名無しさん@ピンキー
07/08/16 01:43:01 AJN/kSQw
阿呆な妄想から始まったが、内容はいきなり本格的だなw
期待して待ってます。
487:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:43:27 YOMLMhrX
そう、反対車線でも同じような寄生現象が起きていたのだ。
つまりこの渋滞に巻き込まれた時点で舞は逃げ場を失っていたのである。
「うそ・・・、逃げ道なしなの・・・?」
「舞ぃ・・・」
「ひ!!」
自分を呼ぶ声がする。
声の出所を探すと、そこには・・・
「美奈!!」
「舞も旅行ぉ?」
「わ、私は帰省で・・・、それより逃げないと!!」
「え~? なんでぇ?」
「こんな変な現象が起きてるのよ!!」
言うと舞は集団を指さす。
「変な・・・現象が・・・」
「・・・ふふふっ」
そんな舞に対して、美奈は意味ありげな笑みを浮かべる。
「舞ぃ、舞も仲間になろ? 気持ちいいんだよぉ?」
「え・・・、美奈・・・まさか・・・」
「そう。あたし、一足先に仲間になったんだぁ~」
言うと美奈の服から無数の線状生物。
「触手・・・!」
「この子、気持ちいいよぉ? それと涼しくなるんだよ。全身を冷やしてくれるの」
「美奈、あなたおかしい! 正気に戻って!!」
「正気ぃ? あたしは正気よぉ~。暑いから涼しくしてくれる、この子がいいのぉ」
「だからって、そんな変な生き物・・・」
「あっ・・・そこぉ・・・いいよぉ・・・もっとしてぇ・・・」
美奈は触手で全身を愛撫されている。
触手の発生源が彼女のどこかはわからない。
「み、美奈?」
「気持ちよくしてくれたりもするの。さ、舞も」
言うと美奈は指をパチンと鳴らす。
「ひ!!」
488:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:50:50 YOMLMhrX
そう、美奈と会話をしている間も謎の集団は確実に舞に近づいてきていた。
そして美奈の合図にあわせ、その集団の女性たちが舞に襲いかかったのだ。
「やめ、ちょっと!! 変なとこ・・・あっ」
集団の女性たちの表情は皆惚けており、快楽を感じる表情だ。
そしてその瞳は例外なく緑色に輝いている。
さらに共通点として、全裸であるとともに美しい体型なのだ。
仮に男性が見物していたとして、こうまで同じ体型の女性がいるのは不気味に感じるだろう。
舞に伸びてきた魔手は、確実に舞を蝕んでいく。
「ふあ、やめ・・・て、はなし・・・あん・・・」
抵抗の声色が徐々に湿り気を含んでいく。
「ね? 気持ちいいでしょぉ~?」
美奈も舞に近づくと、全身から触手を伸ばして舞に絡めていく。
「み・・・な、やめ、んぅう・・・」
美奈は舞と唇を重ねる。
「・・・!!!!」
舞は目を見開く。
美奈の口からは何本もの触手が伸びているのだ。
触手は舞の口内に侵入し、その唾液を吸う。
「ん・・・ぴちゃ・・・」
淫らな水音を響かせながら、美奈は口を離す。
「おいし・・・」
「み・・・な・・・あん!!」
集団の触手は、とうとう舞の大事な場所にまで侵略してきたのだ。
「大丈夫ぅ。舞が仲間になる時はぁ、あたしがシテあげるからぁ~」
美奈の触手は彼女の服を溶かし始める。
「はぁん、はぁぁん・・・、いいの・・・気持ちいい・・・」
もはや舞は逃げることも考えられない様子だ。
489:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 01:57:12 YOMLMhrX
全裸になった美奈は触手に胸などを愛撫させつつ、ゆっくりと舞に歩み寄る。
「今からシテあげるのはぁ・・・」
言うと両手を自分の秘所に持って行く。
左手で穴を広げる。
「あん・・・」
美奈は心地よい声を上げる。
「え・・・」
だが舞は、周囲に与えられる快楽も忘れてその様子に目をみはる。
「どぉ? あたしのおま○こ・・・。作り替えられちゃったんだよぉ?」
美奈は確かに左手で自身の秘所を広げている。
だがそのサイズが半端ではないのだ。
ゆっくりと右手を持ってくると、そのまま腕までつっこむ美奈。
「あはぁぁぁぁぁぁん!!」
もはや人間の膣とは思えない、紫色の粘膜。
その中に右手を深々と入れた美奈は、そのまま右手をぐちゃぐちゃとかき回す。
「ひもちいぃ・・・、さいこぉ・・・・・・」
とろけた表情で幸せな声をあげる。
舞は気づいていないが、舞の周囲にいる集団も同じ動作をしている。
「あはぁ・・・、これこれ・・・」
美奈は言うと、ようやく右手を引き出す。
ぐじゅっ!! びちゅううぅう!!
嫌な音と共に、美奈の粘液まみれの右腕が出てきた。
もはや美奈の愛液なのか、それとも線状生物の粘液なのかわからない。
だがそれとは別にもう一つ、太い物体が出てきた。
「これで舞を仲間に変えてあげるのぉ」
美奈は嬉しそうに言うと、股間に引き出した太い線状生物を掴む。
「こうするとねぇ・・・」
両手をそれに添えると、上下運動をし始める。
舞は男性が行うその所業を女性の美奈が行うのも目の当たりにし、目を見開く。
490:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:03:44 YOMLMhrX
しゅっ、しゅっ・・・
触手を両手で擦る美奈。
既に美奈の表情は快楽漬けだ。
「ん・・・ぅ・・・」
舞は異変を感じ始めた。
何か甘い香りが漂い始めたのだ。
ようやく舞は周囲を見渡す。
「!」
周囲の女性たちは、みんな美奈と同じように触手男根を摩擦している。
「いぃ匂いでしょぉ・・・? みんながオナニーしてるから、匂いもいっぱいなんだよぉ?」
触手で全身を愛撫し、両の手は股間の触手を擦る。
まだ幼げな表情をした少女も、グラマラスな美女も、少々年のいった熟女も。
この高速道路にいる、舞以外の全ての女性が・・・
美奈と同じようにして、オナニーに耽っているのだ。
「・・・・・・」
舞はただただ絶句するしかない。
「あ、ほら、ほら・・・だんだん上ってきて・・・」
美奈はさらに恍惚の度合いを濃くし、そう言う。
「あふ、出る出る! 出るよぉ~~!!!」
両手の動きはどんどん速くなる。
「あああああああああああああああぁぁぁぁん!!!」
触手がどっくん、と大きく飛び跳ねると、先端から鮮やかな青い液体が大量に噴出する。
美奈はその凄まじい放出圧力のために、近くに停車している車まで吹っ飛んだ。
「いたた・・・」
ゆっくりと美奈は体を起こす。
もはや舞には何もできない。
たとえ触手に拘束されていなかったとしても、だ。
黒いアスファルトの高速道路は、女性たちの出した青い液体で染まってしまった。
放出したのは美奈だけではなく、集団の女性たち全員だからだ。
491:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:09:27 YOMLMhrX
「さぁ、舞も仲間になろぉ~」
美奈は幽鬼のような動きで舞に歩み寄る。
「んー!!!」
舞は口を触手に塞がれ、全身を拘束されながらも何とかほどこうと暴れる。
「無駄無駄ぁ・・・」
美奈は舞の目の前にくると、その股間の触手を舞の大事な所にあてがう。
「触手の粘液はぁ、痛みを無くしてくれるんだよぉ~」
「ん・・・?」
舞は美奈の言わんとしていることがわからない。
「つまりぃ、こうやってつっこんでもぉ~」
そこまで言うと、美奈は思いっきり舞の女陰に触手をつっこむ。
「~~~~~!!!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げる舞。
「痛くないでしょぉ」
「・・・!!」
確かに舞は快楽しか感じていなかった。
舞は処女だったが、普通は破瓜の傷みを感じるはずである。
「さ、すぐに出して仲間にしてあげるぅ~」
言うと美奈は、まるでバイブレータのように激しく前後運動をする。
ちょうど触手にからめられた舞は、まるで駅弁のような体位だ。
「あっ、ああっ」
舞はいつのまにか口の触手を抜かれ、自由に話せるようになっていた。
「舞にはぁ~、あたしたちのリーダーになってもらうんだぁ~」
「はぁあ、りー、だぁぁぁん、あぁ・・・」
「そ~だよ。リーダー。あ、出る出る・・・」
美奈の触手に、またあの青い液体が上ってきたようだ。
「出るよぉ~、出る~、ああああああああっ!」
「ひあああああ!!!!」
びゅくん、びゅくんと凄まじい勢いで舞の中に放出される青い液体。
同時に美奈は舞の唇と自らの唇を重ねる。
492:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:16:20 YOMLMhrX
先ほどと同じように、美奈の喉から舞の口の中に触手が伸びる。
「んんんんんーーーー!!」
舞は再び口を塞がれ、またしても声にならない悲鳴をあげる。
だが。
今度のキスは違った。
美奈の中から、何かが舞の中に入ってきたのだ。
はき出すこともできず、舞はひたすらそれを飲み込む。
ごくん、ごくん、・・・
全てを舞の中に吐き出すと、美奈は唇を離す。
だが、美奈の目つきは先ほどまでとは違って虚ろだ。
そう、舞を取り囲む女性集団と同じような、意志を宿さない緑色の瞳。
「・・・」
青い液体を胎内にたっぷりと注がれ、謎の物体を美奈に飲まされた舞。
集団は触手をほどくと、舞はその場に崩れ落ちる。
だが、舞はすぐに立ち上がった。
「くく・・・」
その声は確かに舞の口から聞こえる。
「くくくく、あはは、あはははは・・・あぁん・・・!!」
狂ったように笑い始める。
だが突然嬌声を上げると、自らの体を抱きしめる舞。
舞の体が変貌し始めるのだった。
美しい白い肌は、紫がかった異様な肌に。
黒い髪は金と緑の入り交じった色に。
少ない胸が大きくなり、最近気にしていた腰のくびれが引き締まっていく。
全身に股間を中心とする青い模様が刺青のように現れる。
「・・・ふふ・・・、こういうことね美奈」
「・・・」
美奈は無言で頷く。
493:FBX@寄生ラッシュ ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:21:04 YOMLMhrX
美奈は、この寄生生物の女王を宿していた。
だが美奈とは体質が合わなかったため、適合する舞に移動したのだ。
「あたしが女王。感染完了ね」
自分を病原菌のように言う。
だが、この広まり方のスピードならばあながち病原菌と言えなくもないかもしれない。
舞は灼熱のコンクリートを、集団の先頭で歩き始めた。
全身の至る所から触手を生やし、青色の粘液を撒き散らしながら。
今年の帰省ラッシュは、結果として人類最後のラッシュとなった。
過去最高の猛暑を記録した日本では、謎の寄生生物が大量発生。
女王を宿した舞は人間に擬態し、まずは日本全国、そして海外へと感染者を増やしていった。
今年も例外なく帰省ラッシュがあった。
人類最後の帰省ラッシュとなったこの一件が語り継がれることはない。
なぜならば、この寄生ラッシュで生き延びた人類は一人もいないのだから・・・
494:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:23:35 YOMLMhrX
以上、寄生ラッシュですた。
ここんとこ忙しくて全く書けてないんで、時間ができたから一気にやってみた。
反省はしていない。
毎年この時期になると寄生ラッシュって言うよねw
だから初めてこのネタでやってみたよ。
久々だからちょっと文体とか崩れてるかもだけど、そこはご愛敬ってことでw
糞暑い時期に、住民のみんなへの暑中見舞いという訳ですわ。
しっかしヤバイね今年の暑さ。
近所の路線ではレールが歪んだとか・・・
(おっと地元がバレる
まぁそんなんで、夏バテにはくれぐれも注意しませう。
時間あればまた近日中にお会いしましょう。
495:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:26:30 7QGFohXz
>>494
乙でした。しかし襲われた男のその後を想像すると………gkbr(((゜д゜;)))
496:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/08/16 02:28:01 YOMLMhrX
追記。
個人的に>>470とかネタとして面白いんで、やってみるかも。
・・・本当に久々なので、感想とかもらえると頑張れる・・・かも・・・
497:名無しさん@ピンキー
07/08/16 03:49:58 AJN/kSQw
元ネタがなんだかなあ、ってネタだったが、
さすがネ申だ・・・。
498:名無しさん@ピンキー
07/08/16 05:50:16 vUs0JbkB
ネタからSS作っちまうとは
なんてGJな人たちなんだ
499:名無しさん@ピンキー
07/08/16 06:05:34 FDx1CYNC
いいね。人類の妄想力の力は恐ろしい
500:名無しさん@ピンキー
07/08/16 06:06:38 FDx1CYNC
いいね。人類の妄想力は恐ろしいw
501:名無しさん@ピンキー
07/08/16 06:29:39 JYT7s1DN
妄想人類諸君に告ぐ
502:11 ◆E5E9h023k6
07/08/16 10:30:37 eRdnfxd/
実家に寄生虫(帰省中)の自分にはあまりにナイスタイミングなんだが・・・
・・・・・やばい。この妄想力は神過ぎる。
503:名無しさん@ピンキー
07/08/16 11:25:53 5HXdo2Jh
なんでただのギャグからここまで妄想が膨らむんだよwwwww
GJ!
504:奈闇 ◆OCuLec7czk
07/08/16 13:36:22 1zTfUTJH
うわぁぁぁすみません!
夏の祭典出発の準備に追われてて、結局急いでロダ探したものの見付からず
結局うpできずに出てきてしまいました。orz
あと、自分炉里スキーなので、そちらの方が描きやすくあぁいった感じに……。
申し訳ない。(´・ω・`)
FBX神様の新作予告wktkしてたりー。
505:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:06:15 SGMPXLy9
>>504
秋耳じゃ駄目か?
506:名無しさん@ピンキー
07/08/16 21:31:50 doa0Yq5T
祭典に出る寄生系は幾つくらいなんだろう…
507:名無しさん@ピンキー
07/08/17 02:23:15 g4uu4X1M
>>504
大丈夫!炉利スキーはここにもいるよ!
というわけで奈闇氏とFBX氏にずっとwktk
508:名無しさん@ピンキー
07/08/17 11:58:26 Q7f9vlSd
そのコードには、最優先でタイムスライスを割り当てなければならない。
ワームが、ディスパッチャに介入して、そのコードの実行権を制限するとは想定外だった。
このままでは、わたしはおかしくなる。変にされてしまう。
抵抗する気力が薄れていく中で、わたしは、あの人のことを思った。
こんなことになるなら、せめてあの人の手で……。
そして、そのイメージ展開が失敗だったと気が付く。その一瞬の隙をワームが逃すはずもない。
薄笑いを浮かべて、コードを弄りながら、別のコードに介入してくるワーム。
違和感と恐怖を感じながら、しかし、わたしの身体は、それを拒絶できない。
これはコード改変の影響。そう信じて、羞恥に耐える。耐えなければ。あの人のためにも。
そのとき突然、最優先割込みが入り、わたしは、わたしが汚されてしまったことを知った。
唇を噛んで、侵入してくるそれに耐える。
論理ページが参照できない。ページフォルトを処理しきれない。
このままでは、ページングに失敗してしまう。もうだめかも知れない。
わたしのページ参照カウンタが、ワームの手で汚されていく。
ワームがイメージの残滓を捉え、それを改変しながら、あの人とわたしの、とても人には
見せられないイメージへと展開し、それをわたしに強制認識させる。
もうだめ。もう耐えられない。いってしまう!
そう思った瞬間、わたしの思考が解放され、そこに生温かい何かが流れ込んでくるのを感じた。
それは、わたしの仮想記憶域を満たしていく……。もう抵抗できない……。
―スラッシング発生を検出
509:名無しさん@ピンキー
07/08/19 14:52:21 /9UIzSB9
>>508
アンタ、本物やね。。。
510:名無しさん@ピンキー
07/08/19 23:16:16 hugog59E
URLリンク(aspire.client.jp)
既出かどうかは分からないが、ここのフリーゲームになかなか良い寄生モノが
511:名無しさん@ピンキー
07/08/19 23:52:42 bSIPwiCr
王道はKJだと思うんだ。くらげ絵あちこちで見るし
512:名無しさん@ピンキー
07/08/20 00:16:31 4jaGAGZQ
虹の触手スレだかでKJ絵が出たときも「いろんなサイトで見かける」とか言われてたが
そんなにいっぱいあるか…?俺2こくらいしか見つけられなかった。
513:名無しさん@ピンキー
07/08/20 00:24:34 aSLJr0zB
>>511
くらげ絵、ねえ…俺は一箇所しか見かけてねえなあ。
探し方が悪いんだろうか
514:名無しさん@ピンキー
07/08/20 00:44:31 gr5VQghu
>>510
落としてみたが、どこが寄生モノなのかがよくわからん。
どうすれば見られるのか詳細キボンヌ。
515:名無しさん@ピンキー
07/08/20 01:47:29 ieTdYsFN
どっちかというとサイトより、うpろだによく寄生してるんだよね、あの絵
516:名無しさん@ピンキー
07/08/20 10:44:19 gVVg1GHT
50枚は軽くあるな
517:名無しさん@ピンキー
07/08/20 18:19:55 aSLJr0zB
>>516
URLリンク(www.uploda.net)
これしか無いわ…。
支援お願いしていいだろうか・・・。
518:名無しさん@ピンキー
07/08/21 01:55:55 ckikwg0K
URLリンク(ud.gs)
URLリンク(ud.gs)
URLリンク(ud.gs)
手持ちのKJグロ無し触手絵はこんな感じだな。
後はエルフやクラーケンに(食欲的な意味で)美味しく頂かれちゃってるのしかない。
スレの趣旨としてはこの手の絵の方が向いてそうだが(微グロ注意)
URLリンク(www.rupan.net)
519:名無しさん@ピンキー
07/08/21 01:58:51 U1bDWgNJ
微ってレベルじゃねーぞ!
520:名無しさん@ピンキー
07/08/21 04:14:26 tl8KmEFs
つか、エロですらない
521:名無しさん@ピンキー
07/08/21 06:03:05 eIHEopEM
>>516
上から3つ目がもろに好みだった
寄生っぽくはなかったけど
522:名無しさん@ピンキー
07/08/21 17:07:59 WW4zd4uN
結局、寄生好きとして寄生ジョーカーはやるべき?
523:名無しさん@ピンキー
07/08/21 18:45:29 7R4AlumT
おかしいなPCから書き込めない
携帯から手打ちだからアドレス間違ってたらすまそ
>>517
スレにあってるか吟味したら20くらいになた
拾いで詳細不明ばっかなんで絵師様から削除要望あったら即消します
URLリンク(www-2ch.net:8080)
524:517
07/08/21 18:52:34 7B6w06B1
>>523
おお、thx!いただきました
525:名無しさん@ピンキー
07/08/21 21:23:56 6YeWlOfg
>>518
消えた??
526:名無しさん@ピンキー
07/08/22 15:44:05 SehSfcO8
>>523
PASSがわからんOTL
527:名無しさん@ピンキー
07/08/22 19:26:38 IoxYfHlX
>>526
ファイルのコメント
528:名無しさん@ピンキー
07/08/23 16:58:02 vNSa+sqX
>>527
優しいな
虜になりそうだぜ
529:名無しさん@ピンキー
07/08/24 16:04:13 bLxwPu7K
>>523
お 落ちてるOTL
取り逃がしてしまったよ
530:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/24 21:50:20 HqnWO1hX
梨絵の体表を這う蔓から皮膚から浸透していく樹液と、口から飲まされる樹液。
いや、痺れをもたらす魔液は全ての穴という穴から染み込んでいった。
魔液によって絵の身体は次第に弛緩していく。
(いや・・・なんなのよぉ・・・しるが・・・いっぱい・・・)
梨絵の心から警戒心や危機感がゆるゆると奪われていく。
氷が解けるように緩やかに。
自身の身に起こる異常な現実に、周りを把握するので精一杯だったからだ。
飲まされている樹液が思考を麻痺させているということも
蔓が背中から神経系に癒着・寄生しようとしていることも
樹液の味が甘美に感じてしまっていることも
その樹液を飲む行動自体が快感となることも
梨絵は気付かない。
蔓の吐く液が全身に行き渡り弛緩しきった頃、ようやく蔓達は動きを止めた。
粘液が身体に纏わりつき、脳を狂わす匂いが発散されていた。
蔓が段々と引き始めると梨絵は自身の状況を考えるより先に、安堵した。
(もう終わっちゃった・・・なんだったの・・・いったい・・・)
跡に残された梨絵に見えるのは、未だに四肢に巻きついている数本の蔓のみ。
梨絵が座りこんでいたのは、蔓の吐き出していった粘液の池だった。
人間の精液にも似ているそれが、部屋の床一杯になみなみとひたされている。
そんな中で梨絵は、ほとんど違和感を感じることも無く座っていた。
何も考えられず、ぼーっとしていたが、ふと手に付着した粘液を眺める。
(良い匂い・・・甘い・・・舐めたらおいしいのかな・・・)
動かなかったはずの腕が徐々に口元へ動いていく。
それにつれて舌が、目の前にある粘液を舐めとろうと伸びていく。
伸びようとする赤い軟体動物が白い粘液に達した時。
梨絵の体に、強い電流が走った。
あまい。
粘液に対する嫌悪感は消えていた。
甘美過ぎるその味は、口に纏わりつくように濃く口に残る。
樹液に漬けられた結果、身体の方は液体に犯され順応してしまった。
「あまぁい・・・あまいよぉ・・・」
右腕に付着した粘液を舐め尽すと、左腕へと目を向ける。
粘液が残っているその腕を先ほどより必死に舐めしゃぶり始めた。
「むぐぅ・・・んちゃ・・・んちゅ・・・んあ・・・んむぅ・・・」
梨絵は縛られていると思っていたが、実はその蔓は自身の背中から生えているものだった。
「ああ・・・んん・・・んみゅ・・・んあっ!! 」
蔓は腕を舐め終わり、自身の胸の先端を口に含んだとき、梨絵は思わず声をあげた。
粘液を舐めた時の甘美な感覚と違う、もっと強い感覚。
531:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/24 21:52:36 HqnWO1hX
快感。
樹液のせいか、背中の触手によるものなのか、乳首への刺激は今までに無い程の快楽をもたらした。
口に含んだまま先端を転がすと、胸から溶けるような快感がせり上がってくる。
「んんっ! んむ・・・む・・・んあぁ・・・ちゅむ・・・ん・・・ああっ・・・」
背中に寄生した樹は根を神経系と接続し始めた。
神経根の力が、胸からの感覚を倍増させて脳へと伝える。
同時に、侵食は深まり胸部から腹部、下腹部へとねを広げていく。
根が広がる感覚は痺れを伴った快感で、梨絵の快楽以外の感覚を奪っていった。
「ああ・・・あぅん・・・・・・んぅ・・・むぅ・・・」
快楽で染まる頭には、もはや自身の胸を揉み快感を得ることしかない。
たわわな双乳を下から持ち上げ、先端を寄せて同時に舌でねぶる。
まるで身体が舐めても飽きる事も尽きる事も無い飴細工でできているかのように。
桜色の頂上は唾液か樹液かわからない半透明の液体でぬめっている。
空気を含んだ液はぐちゅぐちゅと音を立て谷間に溜まった。
もはや分泌された混合液は胸の頂上から膨らみを覆いつくし、臍まで流れ落ちていた。
そうするうちに蔓は全身へと根を張り巡らせ終わった。
うねうねと動いていた蔓は次第に動きを緩やかにし、最期には床に垂れ落ちた。
同時に梨絵の頭もがくっと下に落ちる。
静寂。
鼓動だけが、強くなった。
「・・・・・・ふふ」
空いていた梨絵の口が紫色に染まり、邪悪に歪む。
唇だけでなく顔や腕、全身に紫色の模様が浮き上がった。
「ふははははははははははははははははは!!!!」
笑い声は空虚な空間に響きわたった。
いつのまにか部屋の周囲の樹は枯れ果て、生きている《樹》は彼女だけになっていた。
立ち上がった彼女は刺青を纏い、樹によってさらに豊満になった身体で喜び震えた。
「ふふ・・・いい身体ねぇ・・・前は男だったから飽きちゃったけど・・・女のコなら楽しそうね」
梨絵だったモノは足元の枯れ木を圧し折り外に向かう。
まずは自身を封印した子孫の原住民を喰らおうと決めながら、何百年ぶりの日を浴びた。
人間では在り得ない機敏な動きで、ソレは世界を崩壊させる為に動き出した。
梨絵の身体に寄生完了した樹の正体、「緑片の宿箱」の中身。
それは古代の人間達によって開発された、生物兵器の一つ。
蔓を這わせ根を張り、捕らえた男の精と血を吸い尽くす。
梨絵の身体は、もはや世界を喰い尽くすための依り代でしかない。
古樹遺跡の悪魔は解き放たれた。
古代の遺産は、あと3つ。
532:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/24 21:55:09 HqnWO1hX
というわけで何とか書き終わった・・・。
PCだと逆に書くスピードが落ちてる気がしました。
これからバンバン書いていこうかなーと。
エロ成分足らず、駄文失礼しました。
遅れましたがFBXさん、寄生ラッシュGJです!
533:名無しさん@ピンキー
07/08/24 22:00:17 vbd99Sej
>>532
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
534:名無しさん@ピンキー
07/08/24 22:13:00 HaiM6aZs
>>532
こいつはグレートですよ…。
535:名無しさん@ピンキー
07/08/24 22:35:22 F5Y9ZqM+
>>532
蝶GJ
バットマンのポイズン・アイビーを思い出すのは俺だけか
536:名無しさん@ピンキー
07/08/26 09:08:15 7aAHXmH3
>>535
あれは融合だな、エロかったが
537:11
07/08/26 11:18:53 739TMGE1
>>532
じぃぃぃぃじぇぇぇぇ!
538:11 ◆E5E9h023k6
07/08/26 11:20:12 739TMGE1
・・・・下げ忘れた。
お詫びに寄生小説書くわ。
539:名無しさん@ピンキー
07/08/26 11:27:47 Qhkc6rYB
>>538にwktk
540:名無しさん@ピンキー
07/08/26 11:43:33 3uXkk65P
ぶるううううぁぁっぁあぁぁああああ
541:11 ◆E5E9h023k6
07/08/26 12:46:08 739TMGE1
・・・はー。クソ退屈。
神社の家になんて生まれてなきゃ、今頃こんなとこには絶対いなかったのに・・・・
私は光茅依子(みつちよりこ)。
光茅神社(みつちじんじゃ)の一人娘だ。
光茅神社に生まれた長女だから、今「儀式」とやらの真っ最中。
儀式といっても、まあ一晩離れにある小屋にに泊るだけなんだけど・・・・
この小屋、部屋はひとつだけで、その部屋にも掛け軸があるだけ。
しかも「儀式の最中は私物の持込は禁止」だから、・・・・・はっきり言って、クソ暇。
「ねよっかなぁ…。」
時計もないので時間はわからないけど、ま、結構時間がたった感じだし・・・・
窓のない部屋は暑苦しくて寝れなさそうだけど、この暇な状況よりは何かやるだけましでしょ。
お休み・・・・・。
…あつ・・・・え?
何かの気配・・で目を覚ますと、そこに「蛇がいた」。
「っ!くるなぁ!あっちいけっ!!」
蛇は私のの言葉に反応したかのように彼女の顔を見つめ、そして
え?今、目が、光った?え?あれ?
…スマソ。出かける用事ができた。明日書くから許せ・・・・。
542:名無しさん@ピンキー
07/08/26 12:53:46 +AUgyeKB
wkwktktk
543:名無しさん@ピンキー
07/08/26 13:32:45 2ALN2BxY
ちょっ!!
生殺し??
544:名無しさん@ピンキー
07/08/26 15:16:09 uWbSlE6y
まさにヘビの生殺し
545:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/26 23:37:40 13hC02zP
深海に封印されてた古代生物に寄生されて海の虜になっちゃう娘……
血そのものに寄生するウイルスで吸血鬼の虜になっちゃうシスター……
戦隊モノで女戦士に二重の意味で種植え付けて虜にしちゃう悪の幹部……
むしろ正義の味方に捕虜にされて寄生洗脳されちゃう女幹部……
敵国に捕らえられ、地下室で寄生調教される王妃と王女……
壺に入ってた不気味なモノに寄生されて何か生えちゃう敏腕OL……
アイドルのウイルスに寄生されて信者化する住人達……
携帯アプリにはまり脳に寄生ダウンロードされる若者達……
今日プロット思いついただけでこの始末。
俺の頭も結構な所まで喰われてるよ。
546:名無しさん@ピンキー
07/08/27 03:02:48 NLs2ryq1
敏腕OTLに見えた俺はもうアウト
547:名無しさん@ピンキー
07/08/27 04:37:36 tQ9Ok9GV
>>546
プロデューサー、お疲れ様です
548:11 ◆E5E9h023k6
07/08/27 12:28:39 MMHK/+Zp
>>541 誤植 彼女→私 重ねてスマソ。
いや?え?あの?動けないんだけど?!
何で声も出ないの???!!!誰か助けて!!
助けて!!こないで!!いや!!ちょっと?!そんなとこに・・・
緋袴に入られた!!どうなるの?!!たすけて・・・イタッ。
太ももをかまれ・・・・て・・・・?
あれ?なんか・・・ふわふわしてきた。
えーとこれはなんだろうよくわかんないや。
あんっ。なにかはいってきたぁ。きもちいいよぉ・・・
ひもみたいなものがわたしのなかにはいってざらざらざらざらきもちいい・・・
ひゃんっ。ひゃんっ。いいよぉ・・・いいよぉ・・・。
え?うんっ!わかったぁ。うけいれるっ。だから、もっと、もっとぉ・・・・。
はんっ。はんっ。はい。はい。はい。はい。はいぃぃぃぃぃぃっっっっっっっ!
かみさま。わたしにたまごをくださってありがとうございますっ!
あ。はいっ。ともだちをつれてくればいいんですねっ!
あしたさっそくつれてきますから、まっててくださいねっ!
・・・こんな短いのをこっちの都合で勝手に分割してスマソ。
もっと具体的に描写が書きたいけど、童貞だからワカラネ。
医学書でも探してみるかな・・・・。
549:名無しさん@ピンキー
07/08/27 23:02:28 dCtlMT1R
不気味なSSを寸止めされて虜になる住人
550:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/08/27 23:40:00 +QlgQ8oD
新作告知。
その遺跡にだけは、足を踏み入れてはならない。
過去に幾多の調査隊が派遣されたのは知っての通りであろう。
だが、あなたは彼らがどうなったか知っているだろうか?
いや、言い方が悪かった。
何人生還できたと考えるだろうか。
現地の人々は、皆口をそろえて言う。
ゼロ、と。
だが同時に、こうも言う。
皆悪魔に連れ去られた・・・とも。
いま、ここに遺跡の謎を解き明かすべく町に滞在する女が一人。
果たして彼女は、初の生還者となるのか?
それとも・・・
The SEED of DEVILS
この夏最後のエロホラー、がんばって書いてみようと思ってます。
魔女伝説とは違う作品にするので、お楽しみに。
でもいつUPできるかはちょっとわからんとです。
551:名無しさん@ピンキー
07/08/28 00:27:30 WAZyVQTR
>550
キター!
楽しみにしてます~。
552:名無しさん@ピンキー
07/08/28 00:34:25 IsmSOg84
URLリンク(sukima.vip2ch.com)
553:名無しさん@ピンキー
07/08/28 01:26:19 Llkg5soH
>>550
wktkがとまりません
554:名無しさん@ピンキー
07/08/28 06:18:29 XfMjpLpQ
>>552
詳細を
555:名無しさん@ピンキー
07/08/28 14:27:35 SvMZgKGn
URLリンク(www.sky-fish.jp)
多分これだと思う
556:名無しさん@ピンキー
07/08/29 12:32:56 r1TwZj2n
>>555
公式サイト見てみたけど詩帆って子がめちゃくちゃ寄生&悪墜ちモンだね
557:黒い人@海洋寄生物 ◆JKJRKSATYY
07/08/29 16:39:31 f9NBaulh
夏の終わり。
未だ頭上で太陽が激しく照りつけていた。
太平洋側に面したこの浜には、サーファーや海水浴客が多くやってきている。
夏休みが終わり各地の学校が再開した今現在、家族連れよりカップルの方が多い。
海外への旅行が叶わず、仕方なくココへ来たカップルが一組。
パラソルの影で寝転ぶ北川真と、濡れた髪でその横に腰を下ろす戸田瑞希。
周囲からの目を集める、美男美女お似合いのカップルだった。
「真も泳ごうよ。せっかく来たんだし……」
「瑞希、俺はもっと青く透き通った海が良かったんだが」
ここに来たのは旅券をなくしたせいだった。
しかも瑞希が、財布ごと。
「散々謝ったじゃない、ゴメンって……」
「だってさ――」
「もうぐだぐだしつこいの! 真の馬鹿!」
「なっ」
「その辺の女とでも遊んでればいいじゃない! 私は泳ぐからね」
もう終わったことをぐだぐだと言い続ける真に、瑞希は飽き飽きしていた。
確かに否があるのは瑞希だが、最近しつこい真の性格が表に出てきた。
嫌な事を忘れ去るため、瑞希は人のいない沖合いへと泳ぎ始めた。
最初は、海草のようなものかと思った。
足に絡みつく柔らかい感触は、それ以外のものだとは思えなかったからだ。
纏わり付く感覚に耐え切れず、足をバタバタさせ振り払おうとした。
途端に、瑞希の下半身に針のような物で刺された刺激が走る。
海で思い当たるもの、クラゲ。
(痛っ……早く陸に上がらないと……)
急いで泳ぎだしたものの、刺さった部位から徐々に感覚が失われる。
毒が広がっているのだろうか、泳ごうとすればする程痛みが鈍く大きくなっていく。
真のいる筈の砂浜は見えるが、一向に距離が縮まっていかない。
監視員は何をやっているんだろう。
足を攣るのとは比にならない状況だが、何故かそんな事を考えてしまう。
動いている筈の下半身の反応は、もう薄い。
(ああ、これで死んじゃうのかな……)
懸命に首を海面に突き出そうとするが、それも虚しく海水が口から流れ込む。
バシャバシャと音を立て、両腕で水をかいた。
身体が、重くなっていく。
まるで何かに引きずり込まれるかのように。
絶えず気管に入る水に、むせることも許されない。
ついに思考が真っ暗になり、静寂がおとずれた。
558:黒い人@海洋寄生物 ◆JKJRKSATYY
07/08/29 16:41:37 f9NBaulh
身体が重い。
瑞希が目を覚ますと、空はオレンジ色に染まっていた。
重い身体をなんとか起こすと、目の前には水平線に沈む太陽。
時間感覚がおかしくなっていたが、どうやら夕方のようだ。
(確か、溺れたのは昼間だった筈なのに……)
背に見える風景が変わっていないので、遠くに流されたわけではない。
感覚はまだ鈍いのだが、おそらく真が探しているはずだ。
軽い喧嘩をしていたとはいえ、そこは彼氏だ。
「はぁ……でも一体何に刺されたのかしら……クラゲ?」
あの一時的な痺れは、一体なんだったのか。
確かめようと患部を確かめると、くるぶしの辺りが腫れていた。
毒のせいか紫色で、星のような形になっていた。
「あの感覚…クラゲとは違ったような……?」
瑞希の記憶にある感覚は、海草か何か長いものの感触だった。
おかしい……と感じている間に辺りが暗くなってきたのに気が付く。
気付けば、身体の痺れはもうなくなっていた。
海岸伝いにいけば砂浜に出るはずだ。
瑞希はなんとか立ち上がり、少しでも人のいそうな所へと歩き始めた。
(熱い……なんでこんなに歩かなきゃいけないのよ……痛っ!)
足の裏で尖ったものを踏んだようだ。
もともと岩場で、泳いでいたので裸足なのは当たり前なのだが。
右足を見れば、あの痣が先程よりも大きく、濃くなっていた。
辺りはもはや真っ暗で、人の声もしない。
刺された痛みがぶり返したのか、くるぶしの痛みがズキズキと襲ってくる。
繰り返し来る痛みに、頭は段々白くなってくる。
真が探しに来るのを待った方がいい……。
そう考え、瑞希は座り込んでしまった。
559:黒い人@海洋寄生物 ◆JKJRKSATYY
07/08/29 16:43:39 f9NBaulh
まずは始めに違和感を覚えたのは、患部である足だった。
先ほど何かを踏みつけた足には痛みはあるものの、傷や痕が残っていなかった。
血が付いていたので、余計におかしかった。
まるで、瞬時に再生したかのような……。
真っ白な頭では、それ以上考えられなかった。
そしてなんとか、自分の息が荒くなっていることに気が付いた。
今1000mを全力疾走してきたかのように。
そして、身体が熱くなっていた。
内側から燃えているような、尋常ではないほどの熱さ。
そして、瑞希はある一部分にそれ以上の熱さを覚えていた。
触ったら焦げそうな熱さ……波をともない執拗に襲ってくる。
「んん……熱…いぃ……あん……」
その熱を発生しているところに、恐る恐る手を伸ばしてみた。
火傷するのを恐れるが、その熱が瑞希に与えたものは耐え難い熱さではない。
熱くどろどろしたものを吹き飛ばす、清清しいほどの感覚。
触った瞬間にえもいわれぬ感覚が伝わり、身体が真っ白になる。
瑞希が今まで感じたことの無い「冷気」に似た冷たい快感。
熱に浮かされる瑞希は、与えられる真っ白な景色の虜になっていた。
「あっ!……ひんっ!……んんんっ!……ひっ!」
異種の快楽は、一たびごとに瑞希の意識を飛ばす。
熱に浮かされる身体に悶えるように、身体はひくひくと痙攣し始めた。
560:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/29 16:45:40 f9NBaulh
月光と、海に反射した光に照らされ、瑞希の一人遊びは留まるところを知らなかった。
いまや口から舌を垂らし、腰を浮かせながら手を動かし続けている。
「ひゃぁ! ああぁ! はにゃぁ! んんぁ! 」
もう何時間経ったのだろうか。
痣は既に全身へ広がり、身体は薄い紫色の肌へと変わっている。
背中には一種の幾何学模様のように黒い線が浮かび上がっていた。
そして涙すら流し快楽に溺れた目は、金色に光り輝いていた。
その口からは愉悦に浸った声を垂れ流し、顎から首にかけては涎がてらてらと光っている。
もはや手を動かし、腰をうねらす事しか頭にない瑞希。
頭の中では誰も聞くことが無い声が響いていた。
『はぁ……ようやく器に馴染んだわね。所要時間は6時間てところかしら』
それは、含みを持った女の声。
クラゲから注入された液体に宿る古代の悪魔。
久々の身体の身体を見、満足げに笑った。
『いい身体。まぁこの娘には私、ミゼリエルの継者としてたっぷり快楽をあげましょう』
喘ぐ瑞希の反応が、この言葉でより過敏になった。
『ではまずはこの海から始めましょうか』
声が段々小さくなっていく。
瑞希の身体も、それに伴って動きを止めた。
そして、ゆっくりと立ち上がり2つの声を重ねて言った。
「「世界の破壊を始めましょう」」
海の生物を従え操る能力を持つ古代の悪魔。
焦がれるような熱と目が覚めるような快楽を与え、虜にする。
かの「深淵の姫箱」に封じられし魔物は解き放たれた。
自身の熱を覚まそうと白濁と愛液をすすり、生き血を啜る吸淫の悪魔が。
この浜では以来、若い男女の失踪事件が頻繁に起こることとなった。
そして、それはその海に面した全ての地域に近づいていき……。
残る遺産は、あと2つ。
561:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/08/29 16:49:25 f9NBaulh
以上、 >>545 の妄想を1つ消化しました。
次は戦隊ものでも書きたいですね。
男が入ってると萎えるから女5人……?
562:名無しさん@ピンキー
07/08/29 21:05:38 N56HTyOs
>>561
GJ!
って、ちょw女5人ってまさかwww
まさか・・・ねぇ・・・・・
563:名無しさん@ピンキー
07/08/30 02:41:04 ntJR+F8l
全ての遺産を解放した暁にどうなるのかが楽しみだw
564:名無しさん@ピンキー
07/08/30 16:12:27 LTQi4xpj
戦隊と遺跡でオーレンジャー思い出した
565:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:09:27 0R1NuqfM
吸血鬼の虜になっちゃうシスター
→シスターも妖艶吸血鬼化
いいなぁ・・・
566:名無しさん@ピンキー
07/08/31 06:07:57 FZmlIzyJ
エロジャンルではヒロイン側が吸血鬼なのが多いんだよな
実に勿体無い
567:名無しさん@ピンキー
07/08/31 10:16:00 0nrAnpYx
ヒロインタイプの吸血鬼は最初は敵なんだけど、主人公の魅力に虜になっちゃって味方になるってパターンが多いよな
568:名無しさん@ピンキー
07/08/31 10:34:15 +PloDpY+
マイナーかつ微妙ゲーですが、グウィンさんのことを忘れないであげてください。
シスターとかエルフとか貴族令嬢とか虜にしてたし。
……寄生じゃなくね?
ともかく、戦隊モノに期待。
569:名無しさん@ピンキー
07/08/31 20:57:33 R60upj22
とりあえず、触区ノベル版を確保。
サラッとしか見てないけど、寄生ネタありますねぇ。
>>565
聖職者が堕ちる、というのは王道だよね。
寄生ネタでは、修道服や巫女装束の下で憑いた寄生物と戦うんだけど、
やはり負けちゃう、あまつさえ寄生物の手先になる。
股間から寄生物が変容した男性器が生えるシーンで盛り上がるのは、
陥落を象徴的に記号化したようなものなのがミソかも。
570:名無しさん@ピンキー
07/08/31 23:42:19 bmMRM/UT
>>565
乙×風さんの別スレのSSでそれっぽいのあるぞ。
571:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:17:45 9ffGZiiL
既出だったらスマン。
最近知ったのだが、ハリガネムシという寄生虫は宿主をコントロールする際に
神経伝達物質に関与する未知のタンパク質を宿主の脳に埋め込んでいる…らしい。
あながちこのスレのSSのような展開が人類に起こらないとも言えないわけで
オラなんだかワクワクしてきた
572:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:41:37 1btsIWQk
>>570
OK、スレ違いなことは百も承知だが
どこのスレか教えてくれないか
573:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:51:35 eQWR+vB0
>570
>572
スレリンク(eroparo板)
の「ふぉーりんシスター」のことかな?
すらばしい作品なんだけど、俺的には結末がなぁ・・・(T-T
574:名無しさん@ピンキー
07/09/01 00:59:25 KxYSBaTf
>>573
大当たり。
575:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:01:04 iKUP4iVX
誰もいなさそうだけど投下します。
というか戦隊モノに期待が集まってるとこ悪いが、今日は別作品で。
夕方書いてる途中にキてしまったもので。
タイトルは【女性外来特別病棟・前】です。
576:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:03:09 iKUP4iVX
(0)
「ちょっ…水無…不感症ぉ!!?」
ある晴れた休日の昼下がり。
静かな雰囲気の店内で、明らかに異端ととれる言葉が以上に大きく響いた。
当然、周囲の目は一斉にその発言した人物と、同席者に向けられる。
中には飲んでいたコーヒーを惜しげもなく吹き出す者もいた。
「ばか、大きな声で言わないでよ」
「ごめんごめん、こんなトコでそんな相談受けるとは心の準備ができてなかったわ」
「だって桃子が外でしか無理って言ったんじゃない……」
宍戸水無が『相談があるんだけど』と、若月桃子に相談して返ってきた第一声がそれだった。
周りがちらちらと自分を見ているのに気付いて、顔を赤くして続ける。
「最初ね、彼としたとき、凄く痛かったのよ。でも、その時は初めてだったし……」
「あんたまだ処女だったの? あんたなら寄ってくる男がいくらでもいるのに」
「だって男の人が恐くて……桃子も知ってるでしょ、最近ようやく慣れてきたって」
桃子の記憶では、水無は高校時代に彼氏に強引に迫られて逃げ出した過去がある。
迫られた、というよりもほとんど襲われた形で、水無はそれ以来塞ぎこんでしまった。
大学で桃子と出会い、それから四年でなんとか一般の生活に支障が無い程度にはなった。
男との会話や、接触等も性的なもので無い限りは大丈夫……というかそこまでは試していなかったが。
それに至る自身の涙ぐましい努力の数々を思い出し、桃子は一人の世界に浸っていた。
「聞いてる? 桃子。さっきから熱い目しちゃって。どうかした?」
「……あ、いや、何でもないのよ。やっぱりそこまでは直らなかったか……」
577:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:06:45 iKUP4iVX
「でしょ? 何をされても、全然濡れないの……彼氏も痛がっててね……」
「せっかく紹介してあげたのに……可哀想ね、健一君」
「健一さんには悪いことしちゃったわ。早く直してあげたいのよ」
健一というのは、桃子の職場の同僚で鈴原健一という看護師の事だ。
「ローションとか媚薬とかつかえb」
「うるさい」
あまりに場に似つかわしくない単語が飛び出るので、無理矢理桃子の口を押さえる水無。
声は小さいとはいえ、さっきの大音量のせいでこちらを気にしている人もいたからだ。
一応周りを2回確認した後、桃子の口に当てた手を離した。
「で・・・どうするの? そういうのは精神的なものだっていうけど」
「桃子看護士でしょ? どうすればいいかなぁって」
「そんな事言ってもなぁ……というかコレはどこの科になるんだろ……婦人科?」
まだ中身の残ったカップを見つめて考えこんでいると、桃子の頭にある情報が閃いた。
「そうだ!! いいトコ知ってるわ」
「何? どこの病院?」
「まぁそんなトコね。何か女性専門の外来でやたら評判いいのよ。
他のトコの先生も、ソコが出来てからは患者が減ったって嘆いてたっけ」
「そういうのは最初から教えてよ」
「じゃあ後で調べて住所送ってあげるわ。一応、適当に紹介状も作っておこうか?」
「ありがと。迷惑かけるわね、桃子」
「じゃあココは奢ってよね」
コーヒーを啜りながら、事も無げに桃子は言った。
578:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:09:35 iKUP4iVX
(1)
「宍戸さーん、診察室にお入り下さい」
桃子が後で教えてくれた外来は、結構な人で込み合っていた。
女性専門の病院という事で、もちろん訪れている客は全員が女性だった。
人気の元が何なのかは良く分からないが、確かに雰囲気の良い明るい病棟に見える。
話によれば医師や看護士、スタッフは全員女性だという。その辺りが安心感を与えるのかも知れない。
周りをゆっくり見回しながら立つと、若い、しかも綺麗で艶のある女性ばかりで驚いてしまった。
「宍戸さーん」
催促されるように繰り返されてハッとし、水無は慌てて部屋へと入った。
「宍戸水無さん。今日はどうされたの?」
今、水無の前で話しているのが担当医師の西崎。
かけた眼鏡と泣きぼくろ、厚い唇が、表情をより豊かに、艶やかにしている。
胸は大きく膨らみ、白衣の上からでも充分な存在感を示していた。
腰からのラインは男の欲情を誘うように大きくカーブし、むっちりとした脚に続いている。
組まれた脚はオスを釘付けにするフェロモンをたっぷりと放出する。
頭の先からつま先まで全てが、男を引き寄せるために存在しているかのような、魔性の肉体だった。
「あ、あの……言いにくいんですが……」
「いいのよ? ここでは私しか聞いていないんだし、女相手なんだから」
水無は、西崎が自分と根本的に違う生き物だという気がしてきた。
この完璧な肉体は、女である水無すらも惹き付けていたからだ。
とりあえず彼女には一通り、過去の事も含めて話した。
「なるほど……どうやら高校の時の経験が、無意識の内に男性を拒否させているようね」
「先生、どうすればいいんでしょうか?」
「そうねぇ、とりあえず精神面でトラウマを乗り越えなきゃいけないわ……」
西崎の手が、少し水無の方へと近づいた。
「トラウマを……」
「そう。催眠療法でもやってみようかと思うんだけど……どう?」
579:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:12:07 iKUP4iVX
「催眠療法……?」
怪訝な顔をする水無に、西崎はニッコリと笑った。
「ちょっと特殊なものだけど、すごいキくのよ。保証するわ」
「はぁ……じゃあ、お願いします」
「じゃあちょっとコレを飲んで待っていてくれるかしら?少し準備が必要なの」
コトッと水無の前に置かれたカップには、赤く透き通った液体が入っていた。
「じゃあ、準備が出来たら呼ぶからよろしくね。沢井さん、後は任せるわ」
水無にそれだけ言うと、沢井と呼ばれた看護師を部屋で待たせ、自分は奥に入ってしまった。
当の水無といえば、白衣の上から揺れるヒップを見とれてしまっていた。
沢井さんに見られているのに気が付き、慌ててコップの液体を飲み干した。
少し甘い程度で味も何もなく、液体というよりも少しゼリー状のものだった。
飲むと不思議と体が温かくなってきた気がする。
飲んでからしばらくボーっとしていると、準備が出来たのか沢井さんが手を引いてくれた。
連れられてその部屋に入ると、中は白で統一された清潔感のある部屋だった。
真ん中に腰くらいまである机と、部屋と同じ白い椅子が設置されている。
椅子といっても背の部分は傾いていて、楽に体を預けられそうな形状だった。
その横に立っていた西崎が手で椅子を指している。
椅子に座れ、という指示だと判断し、水無はその椅子へと腰掛けた。
「さて、これから宍戸さんが不感症になった原因を探ろうと思います」
「ふぁい……」
先ほどのゼリーを飲まされてからまともに喋れないのに、水無は気付かなかった。
心地良い感覚に捕らわれ、今はゆらゆらと浮かんでいる気分だった。
580:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:14:21 iKUP4iVX
「さて、もう堕ちたかしら。まずは結論から教えてあげるわ……オトコなんて、必要ないのよ」
「あ……え……?」
「男なんか何もしてくれないわ……」
水無の耳元へ口を近づけながら、西崎は声を低くして続ける。
「ほら……女相手でも背筋がぞくぞくしてるでしょお……?」
「あ…あぁ…あ……」
熱い吐息が吹きかけられる感覚に、西崎の言うとおり背筋が震える。
「耳が弱いの? それとも首筋かしら?」
「ひゃっ……あん……」
「ふふ……感じやすい身体ねぇ。ま、アレに寄生されれば嫌でもそうなるかしら」
耳たぶを指で弄びながら、西崎は首へと長い舌を伸ばした。
触れない程度の舐め方で首を何度も撫で上げてやると、その度に水無の身体が弾む。
その反応に気を良くしたのか、西崎の手は首から下へ移り胸へ到達した。
「ひんっ!」
「ふふ……あれを飲んだ時点で、不感症なんてもう問題じゃないのよ」
先ほど飲ませたゼリーは、ある女が生み出した液状妖怪。
寄生した相手を強制発情させ、持ち主の意思通りに操ることができる。
もはや、水無が西崎に寄生されたといっても過言ではなった。
「んあっ! やっ…んんっ! ひいっ! ああっ!」
「ほら、乳首まで立たせちゃって……本当、イヤらしいわぁ……」
「あぁっ! んん…あ……」
「ほら…残念そうな声出しちゃって……言葉責めしてみたくなっちゃうじゃない」
「い…や…違……」
「仕方ないわねぇ…何事も最初が肝心だし……沢井、脱ぎなさい」
581:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:16:23 iKUP4iVX
「はい」
それまで顔色変えず石像のように壁際に立っていた沢井が、西崎の言葉に反応した。
ロングの髪にナースキャップを乗せ、白衣を脱ぎさってしまった。
ブラを外すと、押さえつけられていた豊かな胸がまろび出る。
衣服を全て脱ぎ去ると、隠されていた秘所は既に濡れて光っていた。
「脱ぎました……」
「ふふ、アソコからおつゆがとろとろ流れてるわよぉ?期待しちゃったのかしら」
「はい……」
初めて感情を露わにし恥らう沢井に、西崎が加虐的な笑みを浮かべる。
「じゃあ、この宍戸さんに正しい返事の仕方を教えてあげて?」
「わ、わかりました……」
沢井は緩慢な動作で脚を開き、秘部を自分の手で広げてみせる。
顔は既に羞恥と被虐の快感で赤く染まっており、吐息が荒くなっていた。
水無はゆっくりと首を曲げ、沢井の濡れそぼった秘裂に視線を釘付けにされた。
「由佳の…由佳のおまんこは…百合子様のアレが無いと我慢できないんですぅ……」
秘所を広げていた沢井の指は次第に中へと沈んでいく。
恥らっていた顔も宣言を始めてからは恍惚としたものへと変わった。
「んあ、物足りないんですぅ…1週間ももらえなくて…頭の中がグチャグチャなのぉ…欲しいぃ…」
「あらあら、グチャグチャなのは貴女のおまんこじゃないの。駄目な新人さんねぇ」
「そうですぅ! いつも突っ込まれる事考えて、グチョグチョに濡らしてる、駄目な女なんですぅ!」
ぺたっと尻を床につけ、沢井は両手を股間へ突っ込んで中を弄りだした。
言葉を吐くたびに はぁ―っ はぁ―っ と荒い息を吐き舌から涎を垂らす。
西崎と水無は何も言わず、彼女の独白を聞いていた。
582:黒い人@【女性外来特別病棟・前】 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:19:05 iKUP4iVX
「はああああ……いいんれす…弄ると気持ちよくなっちゃってぇ…早く突っ込んで欲しいんれす…」
「全く……あの子もしっかりして欲しいわ。調教も半端なんて……」
「はぁ…はあぁ…はぁっ……はぁっ……」
水無の吐息は自然と荒くなっていた。
先ほどまで煽られていた胸が疼き、片手が乳首へと伸びていた。
もう一方の手は秘裂へと移動し、沢井の動きをトレースするように激しく動いている。
目は沢井の動きを凝視しているので、全ては無意識のうちにやっている動作だ。
もっとも、寄生した生物がその身を無意識下で乗っ取っているのだが。
「あらら…宍戸さんも我慢できないみたい。まだそんなに責めて無いのに…そろそろ出番かしら?」
西崎はかけていた眼鏡を取り、白衣を脱ぎ去る。
レースの下着を取り去ると、そこには在り得ないはずのモノがそそり立っていた。
人間のものと比べものにならない大きさの性器は、彼女の陰核の上に根を張っているようだ。
ビクン、ビクンと鼓動に合わせて打ち震え、先からは濁った液体がだらだらと垂れている。
その汁は脱いだ下着にも染み付いていて、先端から細い糸をかけていた。
もっとも、快楽に溺れる二人と違い、目だけは爛爛と輝きいている。
「凄いのよコレ…ぶち込む方もぶち込まれてる方も気持ちいいのよぉ…虜になっちゃう位ねぇ」
「ああ…百合子様のおちんぽ汁が…もったいないれす……舐めてもよろしいれすかぁ?」
「床に垂れたのもしっかり舐めるのよ?宍戸さんをしっかり見ながらね」
沢井は迷い無く床に口付け、愛おしげにに床を舐め始めた。
「じゅる…じゅ…ずちゅ…んちゅぅ…んむあ…」
視線の先には水無がいて、水無も沢井をみつめていた。
そして水無の舌も床を無心で舐めしゃぶる沢井と同じ動きを繰り返していた。
583:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/09/01 22:24:34 iKUP4iVX
勢いで書いてここまで。
何しろ病院等の資料が無いから不合理なとことかあるはず。
後編は…焦らし地獄とか絶頂地獄とか射精地獄とかを予定。
戦隊モノについては今練ってます。
敵の集団と戦隊の名を何にしようかな、というのが最大の悩みだったり。
584:名無しさん@ピンキー
07/09/01 22:51:00 GWV3Ymi+
GJ (*´д`*)
585:名無しさん@ピンキー
07/09/01 23:03:03 VPUBnHit
GJれす…
不合理とかそんな細かいことなんて関係ないんれす
586:名無しさん@ピンキー
07/09/02 01:06:33 CnwYxLZP
>>583
GJ乙
後編wktk
587:名無しさん@ピンキー
07/09/02 08:47:46 qLIny7As
不合理なモノに寄生されるのを楽しむスレですからな
588:名無しさん@ピンキー
07/09/03 00:59:40 6qeqqxI5
不気味な野茂に帰省されて虜になる娘。!!
589:名無しさん@ピンキー
07/09/04 13:23:13 fkFvs/b/
娘にされて不気味になる寄生虜モノな
590:名無しさん@ピンキー
07/09/05 06:11:09 LckZCuTD
陰獣繁殖態に取り憑かれて・・・ってのはダメかな
591:名無しさん@ピンキー
07/09/05 08:10:27 ydUd53lH
>>590
いや、それってただの王道ですからw
592:名無しさん@ピンキー
07/09/05 18:03:22 F+r1Mn8/
不気味な娘に寄生されて虜になる男
593:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:46:41 At36DlH7
>>589
「いいえ、あなたこそが私たちの娘よ!」
異様に力強い宣言は、「それ」は自分のアイデンティティに恐ろしいほどの不安を与えた。
自分は人間に寄生して心身を乗っ取る凶悪な生物のはずだ。そして目の前にいる男女は
宿主…自分が乗っ取ったこの肉体の両親、自分を憎み娘を返せと騒ぎ立てる存在のはずだ。
……誰かそうだと言ってくれ。
「あ、あの…だから私は…」
「あなたがその体を乗っ取った怪物だろうと、あるいはそう思いこんでいるだけの多重人格だろうと、
そんなことは大した問題じゃないのよ。重要なのは、あなたの方がずっと良い子だってことよ」
「はっ?」
しどろもどろに繰り返そうとした説明は「母親」の、さらに想像を絶するセリフで遮られた。
「あなたの方がずっと素直で、優しくて、気が利いて…それでいて実の娘であることには間違いないんだもの。
何が不満だって言うの?」
実の母親にここまで言わせるとは、宿主は一体どんな人物だったんだ? 混乱の極みにある「それ」の精神に
それまで黙っていた「父親」が追い討ちをかけた。
「うむ。まさに天佑と言うべきだな。これなら安心して嫁に出せる。先様に望まれてのこととはいえ、あんな娘をやるわけには
行かないと悩んでいたのが馬鹿みたいだな」
「よ、嫁? 嫁というのは、バージンロードをしずしずと進んで『ふつつか者ですが』と挨拶するあの嫁ですか?」
「微妙に学習不足のようだが、おおむね間違いないな。その嫁だ。ちなみに式は再来週だ」
逃げなきゃ駄目だ、逃げなきゃ駄目だ。「それ」の脳裏で、見たこともない少年が警告をつぶやき続ける。が、その警告に
従う前に「母親」が彼女の肩をがっしりと掴んだ・
「ということだから、今から花嫁修業よ。時間がないから特別特訓コースね。まさか、逃げようなんて思ってないわよね♪」
とびっきりの笑顔で迫る「母親」に気圧されながら「それ」は悟った。
……自分は娘を奪ったが、自分もまた全てを奪われたことを……
#ショウガワインなる怪しい酒に酔うままに書き散らした。だが私は謝らない。
594:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:03:55 4wEPKyM0
わろたw
このスレは思いつきで書いちゃう神が多いから好きだw
595:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:16:02 beCBAdG7
なんだこれwwwwwwwww
テラオモシロスwwwwwwwwwwww
596:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:52:42 nQOB/SkO
新ジャンルキターwwww
597:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:13:02 LMFVrZ1i
お題から逸れてないな、確かにw
598:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:22:06 fnAOhRFf
まあ、寄生虫の生命戦略としては正しいよな。
「寄生した娘を、女性として理想的な性格にしてしまう」っていう性質を持った寄生虫なら、
親が「娘に寄生させよう!」と思うことは十分ありうるわけだから。
広い意味では、共生関係かな?
599:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:01:28 ljFtG6lr
エロい娘を見て喜ぶ親もいるんだろうかw
600:名無しさん@ピンキー
07/09/06 04:23:43 H4nW4pXS
設定に激わろた!
601:名無しさん@ピンキー
07/09/08 03:10:32 DA+BFIqI
悪堕ちスレに寄生もの。
ただヒロイン苦痛系。
602:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:21:40 0tvjX/l/
逃げなきゃ駄目だ、逃げなきゃ駄目だ。
その発想はなかったw
603:名無しさん@ピンキー
07/09/09 18:55:16 X8Ksqvcs
>>598
そして嫁に行った娘は普通に子供を産んで…あれ?
ここで生まれた赤ちゃんに、寄生虫としての自分の子供をいきなり
生み付けてしまえば、寄生虫としても誰にも迷惑をかけずに繁殖できる?
604:名無しさん@ピンキー
07/09/09 20:59:57 hnx5T3tx
竹本泉の「さよりなパラレル」の終盤のエピソード思い出した。
人間を悟りきった仏教徒みたいな性格に変えてしまう寄生体が人間を支配するようになった世界で、
いったん支配から免れた人間が、結局、その寄生体を受け入れてしまうエピソード
605:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:27:37 OxQdoaxu
>>603
生まれた子供の人権は無視かよw
……とかいうのは野暮だしサヨっぽくて嫌いだけど。
娘の中で増えちゃダメなん?
606:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:46:14 j5Qk0cCG
いずれ別の肉体に移る必要はあるから、どうせなら子供(と配偶者)に移った方が面倒が無くていいだろ。
そうやって増殖を繰り返していく内にいつの間にか寄生体が人間社会を動かすようになったりして。
…人種や宗教の壁を乗り越えて、人間より平和な世界を築けそうな気がしてきた。
天敵(病気)の存在が致命的ではあるけど。
607:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:57:50 JAtA05Z7
案外ミトコンドリアはそうやって来た方々かもしれませんね
【パラサイト・イブなんて誰が覚えてるのか】
608:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:53:07 0+vT4/BS
>>607
>>137-139
609:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:19:14 f74txkOD
講演会か何かの最中に耳から侵入されて操られるシーンは良かった
610:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:20:06 Yz7JMq+B
>>603>>605>>606
というか、卵子の段階で寄生すると思うが。
生まれてくるのは人間ではなく、ヒトの姿形を持つ寄生虫w
611:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:34:02 f74txkOD
朝鮮人のことかーーーーー!
612:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:42:27 55pniFpD
>>610
自立した生命活動を営めない存在に寄生しても意味無いけどな
てか始めから寄生されてるんじゃ乗っ取られ感が味わえなくて勿体無い
613:名無しさん@ピンキー
07/09/10 07:22:02 AXytkpnr
寄生生物達もそんな無粋な真似はしないはず……と思いたい
614:名無しさん@ピンキー
07/09/11 05:36:26 Fb66n2bJ
体内に潜伏しておいて頃合になったら支配しにかかってくる
・・・ロア?
615:名無しさん@ピンキー
07/09/11 08:11:05 k99Ro5QV
寄生生物は女の子の肉体を乗っ取り、その人生を乗っ取った。
やがて夫を得て子供も設けた。夫には良き妻、子供には良き母として
何の変哲も無い暮らしを送っていた。
しかし子供達は思春期を迎え徐々に「人間」との違和感を感じ始める。
悩む子供達に「真実」を打ち明けようかと悩む「母親=寄生生物」。
そんな頃合に
「お母さん!」見知らぬ娘がいきなり玄関からずかずかと入ってきた。
「ハァ・・ハァ・・一体・・これはどういう事なの?」
息を切らし彼女を問い詰める娘は「息子」の交際相手だった
・・・・彼女はこの「息子」に真実を打ち明ける決意をした
616:名無しさん@ピンキー
07/09/11 19:18:32 EomenE3t
>>615
続ける?
寄生生物と人間の混血児である息子が、交際相手を乗っ取っちゃったわけね。
事実を知った2人の今後の付き合い方を読んでみたい気もするけど、
母親が、自分の同類の寄生生物じゃなく、異種族であるはずの人間を伴侶に選んだ理由も面白そう。
617:名無しさん@ピンキー
07/09/11 20:12:51 Qqk+Fdmz
wktk
618:名無しさん@ピンキー
07/09/11 21:35:36 6ZgYR05v
なんか見たことあると思ったら
学校怪談の初期の方にそんな話があったな
619:名無しさん@ピンキー
07/09/11 22:41:53 k0oTmaRe
>>615
TS属性も完備の俺にとってなんて甘美。
620:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:13:49 iPj2y/aE
>>616
>母親が、自分の同類の寄生生物じゃなく、異種族であるはずの人間を伴侶に選んだ理由も面白そう。
理由が>>593だったりしたら、一気にコメディ化するリスクが…
621:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:30:05 WUFSMWFp
本当は相手にも寄生させるつもりだったけど、
女体化してしまうなりなんなりの理由でそれが叶わなかった、とか?
実は人間としての彼に惚れちゃったとか……
やべ、すごく萌えてキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
622:名無しさん@ピンキー
07/09/12 08:16:09 NiNZ0DPx
『落ちついて。貴方は「能力」に目覚めたのよ。』
母親は動揺している「息子」を優しく抱きながら宥めた。
「・・お母さんは一体何者なの?僕は一体・・・」
娘は怯えた目で母親を凝視している
「じっとしていなさい。とにかく貴方をその娘から出さないと」
母親の身体から触手が出るやいなや娘の身体に巻きついた。
「ちょっと、な、何を・・うぐ・・」
触手は娘の口のも容赦なく突っ込まれた。
娘の身体からも触手がうねうねと這い出してくる
「息子」は自分の身に起きていることがわからず怯えた眼で事の推移を見ているだけだった
母親の触手は娘の身体から出ている触手に絡みつき引いた
「やめてお母さん!・・ひぃぃ」娘の悲鳴が止みズボ!と引っこ抜ける音とともに
触手があちこちに生えている「息子」の裸体が引き出されてきた。
「こ、これが僕?う・・・嘘だ・・」
息子は身を起こし己の異形の姿に動転している
「大丈夫。今に馴れるわ。貴方を生んで本当に良かったわ」母親は息子の覚醒を喜んでいた。
623:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:02:35 gofNq4GU
年ごろの男の子が彼女に寄生?ならば母親として最初に教える注意は…
「決して寄生したまま体重計に乗ってはダメよ。寄生したからといってあなたの
体重が消えるわけじゃないわ。そんな状態で量ったら…わかるでしょう?
それは女の子にとって、あってはならないことなのよ」
624:名無しさん@ピンキー
07/09/16 02:50:55 qijmcoEe
昔、何かのマンガで「武君さん」ってキャラがいたな
顔が不気味だった
625:名無しさん@ピンキー
07/09/16 07:57:15 1f4Y3Duf
>>624
名が不気味だ
626:名無しさん@ピンキー
07/09/16 21:57:23 rLno1iJa
ぶくん
627:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:12:55 80VsFcxr
何かの効果音かと思った<ぶくん
628:名無しさん@ピンキー
07/09/17 01:06:48 fGn/b49S
武君……ブキミでムキミでムクンだ名前ですね
629:名無しさん@ピンキー
07/09/17 01:09:47 4fK4eOGC
デジキャラットに出てきたオタク二人を思い出した
武と喜美でブキミ…
630:名無しさん@ピンキー
07/09/17 07:51:38 mf+5tHGZ
武勲を得るために人を超えた力を得るために寄生体をその身に受け容れた女兵士。
しかしその代償は大きく人を襲わなければその生を維持できないのであった。
と妄想した。
631:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/09/17 08:09:05 9gf5hRiF
>>630
このスレの妄想力はハンパ無いなww
戦隊物ですが、版権は恐いんで適当な名前にします。ナイト○○←色
構成は男2女3+1のつもりで。
男はどう処理すればいいですかね?女体化?それとも射精狂いにしちゃいますか?
632:名無しさん@ピンキー
07/09/17 08:39:11 mf+5tHGZ
・女体化され堕ちた仲間に後輩奴隷として教育される。
・洗脳されて調教道具にされる。
・怪人に改造されて調教道具もしくは調教係にされる。
・人質にされ脅迫道具にされる。
こんなところですか。
個人的には一番上が良いですね。
リーダー(女)の恋人がその恋人に横恋慕していた女に調教され堕ちた姿を
リーダー(女)に見せるシチュエーションとか想像するともう、ハァハァ……!
633:名無しさん@ピンキー
07/09/17 09:22:14 iOCNiWBs
女体化され堕ちた仲間に後輩奴隷として教育される。
俺のサイトの内容まんまだな
634:名無しさん@ピンキー
07/09/17 14:04:07 Kdy4Mo2t
>>633
シレッと凄いことを…
635:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:50:33 n3CN/qAK
人格を完全に失って、単なる栄養タンクに堕ちるというのもありかな?
戦隊ものなら、戦う時は女の盾代わり。平時は非常食。
そういう過酷な使われ方に対応するため、変異は生命力と再生力に特化と。
636:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:58:32 jub8Y6AX
>>622
続きwktk
637:名無しさん@ピンキー
07/09/17 22:59:41 /KIan8MY
TS属性持ってる奴は俺だけじゃないはずだ。
なぁそうだろ?
638:名無しさん@ピンキー
07/09/17 23:02:13 TKqyJ8Gr
※但し女体化に限る
639:名無しさん@ピンキー
07/09/17 23:16:16 s+a7TxLC
>>637
TSが何の略か教えてくれたら考える
640:名無しさん@ピンキー
07/09/17 23:38:26 5sOz8DBX
TBSの略
641:名無しさん@ピンキー
07/09/18 00:17:17 2yAPxFEI
永久無料のオンラインゲーム、トリックスターのことだよ!
ごめん…
642:名無しさん@ピンキー
07/09/18 02:26:42 5vV2J9Va
>>633
そこはサイトうpのターンですよねw
643:名無しさん@ピンキー
07/09/18 04:50:55 omSP+WL0
>>639
TSFとも言う。マジレスすると↓
URLリンク(ja.wikipedia.org)
644:名無しさん@ピンキー
07/09/18 22:00:33 w/r3ndQj
URLリンク(tsadult.s7.x-beat.com)
645:名無しさん@ピンキー
07/09/19 01:35:30 xw4ejCuH
やっぱり出たかw
646:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/09/19 02:01:03 cXpnmoJc
なんか試験前になると毎回頭が冴えてエロが湧いてくる俺はもう手遅れ。
男は一人は女体化、一人は裏切りで犯す側に回ってもらいます。
一人一人濃い内容になりそうなんで、取りあえず赤青黄くらい書いてから投下したいと思います。
20日から試験だけど。そしてレポートも3つ。
……みんなもがんばって
647:名無しさん@ピンキー
07/09/20 02:43:20 vGYpQ2u3
>>644のサイトの支援図書館にある憑依ライフの4話が気に入った、寄生じゃないけど
648:名無しさん@ピンキー
07/09/20 18:33:18 88TLsfMb
支援図書館で寄生モノというと、既出かもしれんが「アルラウネ」がおすすめ。
作品集その4でms-osyo氏が書いてる。
649:名無しさん@ピンキー
07/09/20 22:27:19 rKtQilMw
不気味なモノに寄生されて娘になる息子!
650:名無しさん@ピンキー
07/09/21 05:42:10 mhFbzBbE
つまりは繋がりっぱなしってことかよw
651:名無しさん@ピンキー
07/09/21 12:35:13 FoMSKm6V
>>648
和尚氏いいよね
652:名無しさん@ピンキー
07/09/22 14:28:18 sOYjAWr7
保守
653:名無しさん@ピンキー
07/09/23 13:43:54 cxwgqBDc
アルラウネっての初めて読んだけど、
今俺が書いてるSSと設定そっくりで俺終了のお知らせwwww
654:名無しさん@ピンキー
07/09/23 14:01:30 XEKTE8zO
>>653
主人公が最初から女だったらお前始まるぜ。
基本、俺が思いつくネタも主人公が男/女どっちでもいけるリバーシブルだし。
655:名無しさん@ピンキー
07/09/23 14:33:08 3vaj46+D
触手に寄生されて頭やられちゃった妹が兄を犯す話が最近上がってたな
656:名無しさん@ピンキー
07/09/23 16:12:45 cxwgqBDc
>>654
俺始まったな!完成したら投下しにくるぜぇぇぇ!!!
657:名無しさん@ピンキー
07/09/23 17:58:10 UfHT38YH
戦隊モノでも触手モノでも早く書けy…
うっ 何 か あ が が
裸で待ってます神
658:名無しさん@ピンキー
07/09/23 19:25:22 cxwgqBDc
投下します。
大分前にパート6スレに晒した、
「愛が支配する世界」シリーズの続きです。
読まなくても大丈夫ですが読んだほうがよりよくなるかもしれません。
それでは投下させていただきます。
659:愛が支配する世界4
07/09/23 19:27:16 cxwgqBDc
「な、何よ……!でていきなさいよ!馬鹿!!!」
あたしは男に向かって叫んだ。
「ああ、そうさせてもらう…」
それを聞いた男は、一度あたしを睨み、そして出口を向いた。
「もう、2年になるのにな。
そんなに俺の事が嫌だったのか?」
「ふん!そのとおりよ!
あんたみたいな馬鹿、一緒に居るだけで気分が悪かったわ!」
違う、そうじゃない。
「……そうか。わかった。
これまでありがとう。楽しかったよ」
彼はそのままあたしに背を向けたまま、それだけ行ってここから出て行った。
あたしは自分の愚かさにその場で泣き崩れていた。
---------------------------------------------------------------------
今日も朝がやってきた。気持ちのいい快晴だった。
あたしは店のすぐ近くの井戸で水を汲むと、使い古したボロボロのじょうろで商品の花達に水をあげた。
花達はあたしにとって、嫌な事も忘れさせてくれる天使のような存在だった。
あたしの名前はラウネ。王都の一角に存在する、花屋「ドリアード」の店長だ。
そして、死んだ母から継いだこの店はあたしの宝物だ。
今日をあたしは、緑色とカラフルな花達に囲まれて、葉と同じ色をした緑色のポニーテールを振り乱し、開店の準備に奔走する。
「いらっしゃいませ!」
その日の最初の客はメイドの格好をして、同じ髪の色、そっくりな顔をした二人組みだった。
双子だろうか?
「~ありますか?」
「ええ、もちろん。プレゼント用ですね?」
明日は誕生祭。
神様の生まれた日らしく、明日は大切な人に花を贈る日となっている。
「はい…。その…ご主人様に」
双子のうちの気の弱そうなほうがはにかんで言う。
「いいねーいいねー!あたしも恋人ほしいなー!」
双子のうちの元気そうなほうがはやし立てる。
「それじゃあ、丁寧に包装しておきますね。どうぞ」
あたしは花をより美しくみえるよう、丁寧に包装し、彼女達に手渡した。
「ありがとうございます……。ご主人様もきっと喜んでくれます」
彼女は嬉しそうに笑うと、あたしの店を去っていった。
彼女の幸せそうな笑顔……彼女は恋人と上手く行っているのだろうな…と、
あたしは彼女を少し羨ましく思った。
次の客は腰に剣を携えた非番の騎士のようだった。
彼は大量に買ったバラの花のうちの一本をあたしに差し出した。
「お嬢さん、貴女の草木のような美しい緑の髪にはこの赤が良くn」
「すみませんが、私は花が恋人ですので」
たまに居るんだこういうの……。面倒臭いので、彼の話をすべて遮ってやって無理矢理追い返してやった。
660:愛が支配する世界4
07/09/23 19:30:34 cxwgqBDc
次にやってきた客は、長旅用のローブに身を包み、彼の相棒の戦斧を背負った男。
この男は知っている。
「何よ。マルタ。今更何しにきたの?」
傭兵マルタ。あたしの元恋人である。
「久しぶりだな…。お前ももう19か」
「そんな事どうでもいいのよ!今更何の用なの!?」
「ただの客さ。明日は誕生祭だろ?」
ぶっきらぼうに叫ぶあたしにひるみもせず、彼はそういった。
「何よ、あんたみたいな汚い傭兵に好きな人なんて居るの?」
「まあな」
「だ、誰よ!言いなさいよ!!」
「お前には関係ないだろ」
彼はあたしの事を見ようともせず、お目当ての花を探し始めた。
そうだ。たしかに関係ない。もうあたしと彼はただの他人なのだ。
「そうね!あんたが誰を好きになろうがあたしには関係ないわ!!
お探しの花ならこれよ?さっさと買って帰って頂戴!!」
「相変わらずだな。お前は。ほらよ」
彼はバラの花を受けるとカウンターに小銭を置く。
「じゃあな」
そう言うと、やはり彼はあたしを全く見ずに店から出て行った。
何よ……あいつ……。いや、違う。何をしているんだろうか…あたしは。
その日の閉店間際、最後の客は長い金髪をたなびかせたクレリックの少女だった。
何が楽しいのかやたらニコニコしている。
「いらっしゃいませ」
挨拶はしたが、あたしは心の中では別の事を考えていた。
先ほどの客、傭兵マルタの事だった。
荒っぽく金にがめついイメージのある傭兵だが、彼は違った。
戦いの時はやはり戦闘のプロであり、非常にあらあらしい姿を見せるが、
一度戦斧を手放すと、芸術に通じ、花を愛でる心の優しい男だった。
あたしはそんな彼にいつのまにか惹かれていて、彼もあたしの事を思ってくれていた。
だが………。
ふと、我に返りさきほどやってきた客のほうを見る。
さきほどから彼女は店内の様々な花々をじっくりと見てまわっている。
そして、腕にはいくつかの小さな植木鉢を抱えていた。
彼女もプレゼント用か。と思ったが、彼女の腕にあったのはハエトリソウやウツボカズラなど、
プレゼントには似つかわしくない植物ばかりだった。
彼女は最後にプレゼント用であろうバラの花を手にとるとあたしの元へ駆け寄った。
「これ全部ください。はい、お代です」
あたしはお金を受け取ると、疑問に思った事を口に出してみた。
「ありがとうございます。それにしてもたくさん買うんですね。
これ、どうするんですか?」
「ふふ…少し、クスリの実験を」
クスリ?そういえば、彼女の持っている花は、たまにローブを着た魔法使いが買いにやってくる。
クレリックがそういうものを買っていくのは初めてだが、あたしは納得した。
彼女は店から出る前にあたしに振り返った。
「明日は誕生祭です。神はあなたの事をちゃんと見てくれていますよ。
あなたに幸せが訪れますように……」
クレリックの少女はそう、微笑むと走って行ってしまった。
「誕生祭……あたしには…関係ないわよ」
彼女が見えなくなった後、あたしはため息をついた。
そして店を閉めるために、店をドアにカギをかけた。
661:愛が支配する世界4
07/09/23 19:32:28 cxwgqBDc
店を閉めた後、あたしは花達の様子を見ていた。
何故か今日は、花達が元気のように見える。
色は鮮やかで、もう日の光は差していないというのに堂々と美しい花を咲かせている。
「今日は…異常無しね!」
たまに、花に悪さをする悪ガキが居たり、花が何か悪い病気をもらっていたりする事がある。
あたしは綺麗な宝物に何も無くてほっとした。
安堵したあたしは、花達に背を向けると、寝室のある二階へ上がろうとした。
シュルル……
「……え?」
突然何かに足を捕まれた。
足元を見ると、右足に植物のツルのようなものが絡み付いていた。
ツルをたどってみると、商品棚にある植木鉢の一つたどり着いた。
あたしは振りほどこうと足を動かしたが…
「な、何なのよ…!ひゃっ!?」
他の植木鉢からもツルが伸び、あたしの左足に巻き付き、あたしはそのまま転んでしまった。
シュルシュル……
それを見計らってか、他からもツルが伸び、あたしの両腕に巻きつき、
四つのツルがあたしを磔のような形に持ち上げる。
「は、離して!やめて!!」
だが、あたしの花達はあたしの言う事を聞く事はなかった。
かわりに特別大きな鉢植えから新たなツルが顔を出す。
「な、何……?これ……?」
あたしは恐怖に顔を歪める。顔を出したツルは、黒く、粘液をまとった。植物といえるようなものではなかった。
黒いツルを歓迎するかのように他の花達が一斉にピンク色の花粉を飛ばす。
あたしは思い切りその花粉を吸ってしまった。くどいほどに甘い香りが鼻腔をくすぐる。
黒いツルは、花達の歓迎を受けたあと、ズルズルをあたしを目指して這って来る。
「や、やだ…!こないでよ!!」
直感がこれから起こる事なんとなくを告げる。体に逃げろと命令を出すが、
四肢をツルに拘束されたあたしは全く動く事が出来なかった。
そうしているうちに黒いツルはあたしのスカートへもぐりこみ、下半身を何かを探すように弄った。
「あぅ……お願い…やめて……!!」
あたしの懇願なんて聞くはずもなく、黒いツルはあたしの下半身の入り口を見つけると……
ずぷぅ……
「いやぁぁぁぁ!!!」
粘液をまとった黒いツルはあたしを容赦なく突き破った。
秘所から真っ赤な血が流れる。しかし、何故か痛みは感じなかった。
「あ……あぁ……!」
黒いツルはあたしの奥へと侵入すると、何か硬い塊をあたしの中へ放出し、
スルスルとあたしの中から出て行った。
「なんで……なんでこんな事するの……?」
あたしが育ててきた植物達に裏切られたかと思うと、あたしは涙が出てきた。
あたしは、あたしの植物達に問いかけた。
答えの代わりに両腕を拘束するツルがスルリと解けた。
「あ……」
あたしはここぞとばかりに足に絡みつくツタを解こうとしたが、
全く力が入らなかった。そしてそれと同時に、あたしの下半身がとくん、と生き物のように鼓動したような気がした。
「な、何よ……?これ……?」
下半身からあたしの全身へ、何か熱いものが駆け巡る。
熱に浮かされたように体が火照りだす。
さきほどからあたりに漂う甘い花粉のにおいが、あたしの意識をとろんとさせる。
662:愛が支配する世界4
07/09/23 19:33:57 cxwgqBDc
((スカートを脱いで………))
「誰……?」
ぼんやりとした頭の中に何者かの声が聞こえる。
((スカートを脱いで))
声はそれしか言わない。
「いや……よ……
あ……あぁ………」
あたしが否定の言葉を口にした途端、あたしの体がより熱くなった。
更に、体全体を撫でるようなむず痒い感覚が襲う。
((スカートを脱いで))
「………あぁ……あぁぁ……」
何もしないで黙っていると、また体が火照り、先ほどよりも強い感覚が襲う。
そして、体の底が渇くような感覚に襲われ、意識が飛びそうになる。
((スカートを脱いで))
「スカートを……脱いで……」
頭の中の声をぼんやりと反復し、スカートの止め具を外してスルスルと脱ぐ。
「あぁ…あぁン!!!」
あたしがスカートを脱いだ途端、下半身から今度はむず痒い感覚ではなく、
強い快感が全身へと伝わった。
「あ…はぁ…や…やン!!」
先ほどまで腕を拘束していたツルが服の隙間へ入り込んで胸に絡みついて乱暴に揉む。
ツル達は突然あたしへの陵辱を中断すると、再び頭の中に声が聞こえてきた。
((手を秘所に添えて……))
「手を……秘所に……あぁァン!!」
あたしは逆らわずに右手を自らの下腹部へ添える。
すると、触っただけなのに、ビリビリと強い快感が体中を駆け巡る。
少し体の渇きが満たされたような気がした。だが、まだまだ体は疼いていた。
((指をいれて……掻き回して……))
ぬぷり……
渇きを癒したいあたしは、声の通りに指を秘所へと軽く挿入し…
「あぁ……はぁン!あぁ…や…やぁン!!」
ぬぷ…くちゅくちゅ…
あたしの下半身へ潜む、何かの指示通りに秘所を掻き回した。
とてつもない快感に襲われ、また少しだけ渇きが満たされたような気がする。
ご褒美とでもいうように、ツルが体中へと伸び、全身を愛撫し始めた。
「はむっ!?」
そのうち一本は、喘ぎ声を上げるあたしへの口へと侵入してきた。
((なめて……))
「れろれろ……あむ……ちゅぱちゅぷちゅぴ」
あたしは指示通り、ツルを舐め始めた。それだけでは満足できず、
自らツルを大きく加えこみ一心不乱にしゃぶった。
「はふ……ふぁぁぁぁぁ!!!」
あたしの中のモノが、これまでよりも一層大きな快感を浴びせてくる。
あたしの体はあまりの快感に絶頂に達してしまい。秘所からは愛液……
ではなく、琥珀色のミツのようなものが溢れ出した。
体が渇くの…あぁ…もっと……もっと欲しい。
花達と一緒になって……もっとあたしを……。
とろんと焦点のあわない目で、自らの体を犯す植物達を愛おしそうに眺める。
激しい快感にあわせ、あたしの腰のあたりからツルが現われ伸びていく。
地面へと降りたツルからは巨大なつぼみが咲き、もう指を完全に突きいれたあたしの自慰にあわせ、巨大な花が開いていく。
花の花弁はすっぽりとあたしの体を包み、あたしは花の中のミツの海へ浸かっていた。
あたしは一晩中花の指示通りに、媚薬の海の中で激しい自慰を続けていた。
夜が明けるまで、あたしの体の渇きが完全に満たされる事はなかった。
663:愛が支配する世界4
07/09/23 19:35:45 cxwgqBDc
コンコン
くちゅくちゅ……
朝になり扉の前に誰かがやってきた。それでもあたしの手は自慰を止めなかった。
「は、はぃ………?」
惚ける意識の中から、情けない声を振り絞った。
「ラウネ?起きてるのか?」
突然あたしは我に返った。そう、扉の向こうに居るのは傭兵マルタ。…あたしの想い人だった。
「だ、だめ……!」
「どうした?大丈夫か!?」
ドンドン!
必死に言葉を振り絞った。彼は何か異常事態だと感じたようで、扉を開けようと必死になっている。すると、カチャ。と鍵の開く音がした。
ラウネの腰から生えるツルのうちの一本が彼女の意志に逆らい、鍵を開けた。
ギィィィ…バタン
「ラウネ……?」
扉を開けて彼が入ってきた。入ってきた後は、同じツルがご丁寧に扉を閉めて、再び鍵をかける。
「や……みないで……!!」
彼はあたしを見て呆然と立ち尽くす。
下半身に何もまとっていないあたしは、先ほどまで自慰のために開いていた足を閉じ、秘所を隠そうとする。
((足を開いて……))
花から声が聞こえる。
「な、何よ!あんた!勝手に入らないでよ!!見ないで!!
早く出て行ってよっ!!!」
あたしは真っ赤になり、涙声で彼に訴える。
((来て……))
「来て……」
だが、次の瞬間あたしは妖艶に微笑み、マルタに見せ付けるように、足を開いていた。
「ラウネ……ラウネ!どうしたんだ!」
おかしくなってしまったあたしに驚く彼を、あたしのツルがまきつき、あたしの花弁の中へと引き寄せる。
混乱したあたしは、彼に向かって叫ぶ。
「あっち行ってよ!!
マルタ!!あんたなんか……あんたなんか……!!」
((大好き))
「大好き♪」
あたしはにっこりと微笑み、彼の唇に自分の唇を重ねた。
「はむ…ちゅ…ちゅ……」
彼の中へスルリと舌を突き入れ、欲望のままに口内を蹂躙した。
そして、彼の口の中へ、アタシの甘いミツをたっぷりと注ぎ込んだ。
同時にツル達が彼の服や武器を次々と剥がしてゆき、全裸になった彼はあたしの浸かる媚薬の海へと浸けられた。
「ラウネ………どうしたんだよ?」
あたしの口のミツと花のミツ……二つの媚薬で意識の朦朧としはじめた彼があたしに聞く。
「ち、違うわよ!!!全部…全部この花のせいで……」
((あたし、ずっとこうしたかったの……))
「あたし、ずっとこうしたかったの……」
たしかにそうだ。あたしはずっと彼とこうしたかった。
((マルタもあたしとシたかったでしょ……?))
「マルタもあたしとシたかったでしょ……?」
それなのに、二年間付き合っていた、あたしと彼が身体を重ねる事は一度も無かった。
((うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?))
「うふふ……あたしの事好きにしていいのよ?」
あたしが極度の恥ずかしがり屋だからだった。あたしは彼にすぐ怒鳴った。
彼が優しくしてくれた時も、助けてくれた時も、いつも恥ずかしさを隠すために怒鳴った。
そして……
664:愛が支配する世界4
07/09/23 19:36:56 cxwgqBDc
((ねえ……来て))
「ねえ……来て」
彼はあたしに嫌われたと思い、あたしの前から去って行った。
「いいのか………?」
あたしがあっさりと堕ちた花達のミツに逆らい、彼が言葉を紡ぐ。
「お前は俺の事、好きじゃないだろ……?」
彼は媚薬や快感には負けなかった。彼は優しかった。
それは違う。そう、言わないと……
花は、何も言わなかった。
あたしは、何も言えなかった。
あたしの身体の渇きが進む以外、何事も無く時間が過ぎて行った。
なんで…なんで?
早く……あたしに命令してよ!指示を出してよ!早く…早くしないと…
また彼が消えてしまう。あたしの前から居なくなってしまう。
いやよ…早く何か言ってよ…!いやよ…
「いやぁ!!!」
「ラ、ラウネ……?」
突然声が出た。一度出た声はとどまらず、あたしの口は次々と続きの言葉を吐き出しいく。
「違うの!あたし、あんたが大好きなの!!」
「素直になれなかっただけなの、ずっとずっとあんたと居たかったの!!!」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!!行かないで…あたしと一緒に居て……!」
「誕生祭に花を贈った子の所になんて行かないで………!!!」
「ラウネ………」
彼があたしの言葉を遮った。
「あれはお前に送る花だ………」
「え………?」
「もう一度……俺とやり直してくれるか?………」
どっと、涙が溢れて来た。自分はなんて勝手だったんだろう。
彼はずっとあたしを愛してくれていた。なのに自分は………。
これから、ずっと彼に尽くそう。彼の物になろう。
ちゃんと素直になろう……心も身体も。
「ねえ……一つになろう?あたしと繋がろう……?
もう、我慢出来ないの……」
媚薬に頭を支配された彼が、こくりと一つ頷いた。
彼を媚薬の海に寝かせると、大きくそそり立つ彼のソレに、それを求めるあたしの秘所をゆっくりと降ろした。
ずぷずぷ……
「はぁン…マルタのが……奥まで……あぁン!!」
これまで比べ物にならない充実感があたしの中を満たす。
((いただきます…♪))
「いただきます…♪」
妖花アルラウネとなった、あたしの食事が始まった。
すっかりミツに浸った腰を、それを潤滑油に激しく振り回す。
ぐちゅぐちゅずぷぢゅぷ……
「あン!やぁ…いい…気持ちいい…ぁ…あぁァン♪」
あたしは貧欲に快感を貪る。激しい快感があたしを遅い、
更に強い快感を求めて、どんどん腰の動きを加速させる。
「ぁ…もっと…もっとぉ……
大好きなマルタの欲しいのぉ……はぁン!」
「あぁ…大好き…あン…やぁぁン!大好きぃぃ……♪」
これまで素直になれなかったあたしは、その反動かそればかりを口にする。
「ラウネ……もう……!」
「いいよぅ……来て……マルタの欲しいの……!」
665:愛が支配する世界4
07/09/23 19:38:12 cxwgqBDc
次の瞬間、かすかなうめきをあげたマルタのモノから白い液体があたしの中に注ぎ込まれた。
「あ……あぁぁァン!!!」
おいしい……。気持ちよくて美味しくて……気が変になってしまいそうだった。
「マルタぁ……よかったよぉ……」
あたしはマルタに頬を摺り寄せる。
身体を満足感ととてつもない幸せが満たす。
ふと気づくと、身体の渇きも収まっていた。
「ねぇ、マルタぁ……」
アルラウネの空腹は満たされたが……
「もっともっと気持ちよくなろ……?
いっぱいいっぱいえっちしよ……?」
再びあたしはマルタに覆いかぶさった。
アルラウネの空腹は満たされても、何年も彼と離れていたあたしの心はまだまだ満たされてはいなかった。
-----------------------------------------------------------------
それから、花があたしに命令してくる事はなかった。
今は彼と一緒に変わらず花屋を営んでいる。だが、あたしは変わった。
アルラウネとなったあたしの身体はすぐ渇いてくる。これまでのあたしと違い、
今のあたしはここで意地を張ったりしない。
「ね、マルタぁ……欲しくなっちゃったぁ…♪」
客が引いた隙を見計らい、マルタに擦り寄り。腕を絡めて口付けをする。
そして彼の口内に唇を入れ、唾液を啜る。とても甘美な味がする。もちろんあたしのミツを注ぎ込む事も忘れない。
すると、彼もあたしの秘所や胸を弄ってくれる。
お互い、この場で相手を押し倒したくなるが、ここは我慢する。
何度も何度もこれを繰り返し、夕闇が迫ってくる。
あたしが店の扉の鍵を閉めると、後ろから彼の声がかかる。
「ラウネ……俺、もう…」
「だぁめ♪ちゃんとベッドに行ってから……やぁん♪」
あたしはその場で押し倒された。あたしには拒否する理由が無い。
彼とこうしたいのだから、これが幸せなのだから。
アルラウネは彼が居ないと美しく咲けないのだ。
そうそう、最近新製品を扱う事になったの。
「アルラウネ」って品種なのよ。育てば綺麗な花を咲かせるの。
後、騙されたと思って聞いてね。恋が適うおまじないがかかってるのよ。ふふ…。
うふふふ………。
666:愛が支配する世界4
07/09/23 19:39:26 cxwgqBDc
以上です。一つ訂正を。
最初の文の
×「~ありますか?」
○「バラの花ありますか」
で脳内変換よろしくお願いします。
では失礼しました。
667:名無しさん@ピンキー
07/09/23 20:09:14 aYFaDAXP
乙!渇いた触手に活気がよみがえるぜ!
668:名無しさん@ピンキー
07/09/24 00:06:38 OVUuQb/u
URLリンク(ran.sakura.ne.jp)
自分このサイトの寄生蟲系SSが好きなんですよね。
それはいいんだけどたまに自分で書いてみようと思うといつもこのサイトの
作品のどれかに似通った内容になってしまうというジレンマ…。
今書いてる作品にしろこのスレでいう一投下分くらいの内容はあるんですけどやっぱり内容が
このサイトの看板作品に似通ってしまって…orz。
しかし没にするのも惜しいなあ。
はてさてどうやって差別化したもんか…。
669:名無しさん@ピンキー
07/09/24 00:38:56 XnVgHcpf
>>666
GJ
特に、>>664で言わさない花に萌えた。
>>668
自分が好きなシーンやキャラを、くどいほど徹底的に書き込んでみたら?
670:名無しさん@ピンキー
07/09/24 01:04:04 z7fPJGR+
>>668
空は最近更新されてないから似通っててもいいんじゃない?
ってかなんで更新ねえんだよおおおおおおおお
671:名無しさん@ピンキー
07/09/24 03:03:16 SuNMWv15
>>666
始まりすぎだろwwwwwwwwww
672:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/09/24 09:50:07 y04lSUxZ
>>666
すごい……GJです……
戦隊系のやつですが、とりあえず赤だけ。
673:黒い人@【魔法騎士シードナイツ・序章】 ◆JKJRKSATYY
07/09/24 09:53:02 9rzFrP5j
何故この国にだけ、「彼等」は現われるのだろうか。
この地に開いた魔界の門から押し寄せる魔物達。
その量は次第に増え、魔物達の力も日々増していた。
重火器による攻撃も限界に近くなり、なおかつ大量破壊兵器も使えない。
彼等の現われる地はことごとく住宅地や市街地など、人の多い場所だからだ。
そして彼等は現われると必ず、誰か一人を攫っていく。
老若男女問わず、その矛先は向けられた。
首都圏内でそうした事件が相次ぎ、世間の目はある隊に向けられた。
唯一それに対抗できる力を持った者たち。
魔法と剣で魔物に立ち向かう彼等を、我々はシードナイツと呼んだ。
【魔法騎士シードナイツ】
「今日の議題は魔物の装備が次第に強くなっていることだ」
スクリーンにはそのデータを年表にまとめた物が表示されている。
一番格下の戦闘員が持つ武器は剣というよりも警棒のような物に近い。
拉致の際に用いるのが主だと思われるので、これは戦闘には支障は無い。
問題なのは隊長クラスが持っている武器だ。
ホワイトボードには銃や剣、日本刀やフレイルに似た武器の写真が貼られていた。
回収した残骸の分析結果からも、次第にその威力は上がっている事は明らかだった。
「別に今は問題ないのではないか?充分倒せる範囲内だと思うが」
そう発言した長い黒髪の持ち主はナイトブルー、青山涼子。
長刀による接近戦を得意とし、常に冷静さを忘れない騎士だ。
「しかし、いつかはこちらが負けるだろ。どうにかしないと……」
ナイトレッドの名を持つ、赤城勇気。
レッドの名が示す通りリーダーであり、ミーティングを進めているのも彼である。
「私は涼子さんの言う通り、今は問題ないと思いますよ~」
オレンジジュースを飲みながら答えているのはナイトイエロー、黄瀬愛。
周りから一番子供っぽいをいじられ、その度に涼子に泣きついている。
「でも、強力な兵器を持ってこられると、被害が増えてしまいますよね……」
おっとりとした感じの彼女は、ナイトピンク、桃谷春香。
人の事を第一に考える、優しい心の持ち主だ。
「その辺は科学研究班の管轄だろ。強い武器がポンポン開発されるわけがない」
この中で唯一金髪の男がナイトブラック、黒川海人。
魔法は隊内で最も強く、彼の魔導銃の的中率は95%を超える。
そしてここにはいない別行動のナイトホワイト、白鳥美奈。
彼女を加えた6人が、今現在この国を守る唯一の勢力であった。
室内に耳障りな警報が鳴り響き、天井からスクリーンが下りてくる。
表示されたのは広域の地図で、ある一点が赤く点滅している。
魔物達の現われた地域だ。
今回は一箇所にしか反応が出ていない。
効率性や危険性などを考えれば一点に集中するのは得策ではないため、不可解ではある。
それこそ数十箇所で作戦を行えばこちらの被害は大きくなるだろう。
しかし、それならば一まとめに潰せばこちらのものだ――それが全員の意思だった。
いつもよりも俄然やる気が入る。
『シードナイツ、出動します!!!』
674:黒い人@【魔法騎士シードナイツ・赤の章】 ◆JKJRKSATYY
07/09/24 09:53:54 9rzFrP5j
身体が熱い。
「ぐっ……む……」
声も出ない。
何なんだこれは。
魔物が出たという反応を受けて出動したものの、その地点に行くと何もなかった。
謀略であることを警戒して辺りを散策したものの何もなかったのだ。
本当にここに魔物が出たのか、そう言おうとした瞬間に意識が混濁した。
覚えているのは倒れた身体の衝撃と、目の前に立っていた誰かの足元。
それから後は……何も覚えていない。
目が回復してきたのか、ようやく視界がはっきりしてきた。
捕えられ、監房の一室に閉じ込められているようだ。
頭を動かしてもぼーっとしたものは取れない。
薬品か何か、もしくは魔界におけるそれらに当たるものを使われた可能性が高い。
部屋の明かりは暗く、辺りを見回しても細部まではよくわからなかった。
「く……そっ……」
ようやく声も回復してきた。
随分久しぶりに出したように、か細い声しかでなかったが。
「ふふふ、目を覚ましたのかしら?赤髪の坊や」
「な……お前……は……」
「前に会った時よりも随分可愛らしくなったみたいよ?」
「…リーズ…」