不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part7at EROPARO
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part7 - 暇つぶし2ch11:名無しさん@ピンキー
07/04/10 04:32:53 QGGgxZeZ
ハァ?何このスレ?きもっ・・・馬鹿ばっか集まってr




>>1様、乙ですう・・・ひゃうっ!

12:名無しさん@ピンキー
07/04/10 08:04:58 A2aBaq51
>>11
すでに君はこのスレの虜だよ・・・


13:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/10 22:52:47 OTAncLxD
すまねぇみんな。
本業ベリハ+就活してたら何も書けなかったんだ・・・
きっと誰かに操られ・・・


さて、何かリク募集して放置してしまっていた気がする。
過去ログあさってみるかな

14:名無しさん@ピンキー
07/04/10 23:21:28 9nVt1zti
>>13
今更でもいいなら…

ダイエットお試し品みたいな感じで届いた種を飲んで、定期的に寄生植物の種をアナルから出してしまい、その虜になる話とか

15:名無しさん@ピンキー
07/04/11 00:02:02 aBDOqcSS
不気味なモノアイに寄生されてトリコロールになる娘

16:名無しさん@ピンキー
07/04/11 12:52:39 kgHpeK4m
ザク少女が寄生されてガンダム少女になると申したか

17:名無しさん@ピンキー
07/04/11 17:29:49 Ux1wnZNV
Zザク思い出した。

18:名無しさん@ピンキー
07/04/11 19:05:25 79DCdoDn
>>16
せ…拙者はそんな事は…。

19:名無しさん@ピンキー
07/04/11 23:10:44 bKh5rbfe
不気味なエルメスに寄生されてザズゴググングムにry

20:名無しさん@ピンキー
07/04/11 23:38:01 794iig3E
不気味なゾゴジュアッジュに寄生されるMS少女

21:名無しさん@ピンキー
07/04/12 05:38:14 i2QRFUKs
不気味なガンダニウム合金に寄生されてMS少女になる娘

22:名無しさん@ピンキー
07/04/12 15:10:27 zwuL0OSG

それなんてDG細胞?

23:名無しさん@ピンキー
07/04/12 18:42:42 +HMcH9bj
むしろDG細胞で

24:名無しさん@ピンキー
07/04/12 22:17:19 1pJhEF1u
マガジン連載の「妖怪のお医者さん」、惜しいなぁ…。

25:名無しさん@ピンキー
07/04/13 00:59:29 eT4xesp8
>>21-22と↓はゾンビ兵

26:名無しさん@ピンキー
07/04/13 03:09:12 GLtVNjCK
ゾンダー

27:名無しさん@ピンキー
07/04/13 05:02:51 4bYEOn3S
age

28:名無しさん@ピンキー
07/04/14 15:25:29 FEHUSKyk
最近寄生モノを良く見るようになった気ガス
スパイダーマンとか天上天下とか。
黒い寄生生命体で暗黒化とかこのスレにぴったりじゃね?

29:名無しさん@ピンキー
07/04/14 22:43:32 RFVFO2xx
ここのスレの皆に聞くが主人公は意識を保ってて、でも寄生した何か(淫魔or幽霊or虫or正体不明の生物など)が、周りの女性を操って主人公を襲わせる。
ってのはスレ違いかな?理由は繁殖に利用するためとか、単なる性欲だとかなんでもいい。
主人公を操らないのは、主人公の意識が強かったからとかあるいは魔力を持っていたとか。

30:名無しさん@ピンキー
07/04/14 22:45:12 qdzMbuy7
>>29
むしろ直球

31:名無しさん@ピンキー
07/04/14 23:43:28 m8a8wQKA
>>29
・精神も乗っ取られる、または人格が書き換わる
・精神は残っているが、肉体は奪われる
・自力で行動できるが、欲望を抑えられない。
・普通に行動できる
・むしろ寄生者をこき使う

いずれも許容範囲かと

32:名無しさん@ピンキー
07/04/15 00:38:55 YG0fynRg
>>29
ウェルカム

33:名無しさん@ピンキー
07/04/15 02:18:16 aj0S55un
>>29
襲われて感じる主人公か…

不気味なモノに寄生されてマゾの虜になる娘!

34:名無しさん@ピンキー
07/04/16 00:57:25 N6YAu7cd
「駄目。もう一杯なのおぉぉぉ……」
か細く聞こえるスレの苦鳴。しかし、寄生生物には聴覚など無い。
文字通り聞く耳持たぬ異形どもは、尋常の生物学ではあり得ない
不気味な繁殖を重ね、彼女の中に残されたわずかな空隙まで
埋め尽くさんと浸蝕を繰り返す…

35:名無しさん@ピンキー
07/04/16 00:58:37 N6YAu7cd
しまった。前スレの埋め草を新スレに書いちゃった…

36:名無しさん@ピンキー
07/04/16 12:37:51 DfCw5aZh
それは脇腹に少しだけ穴を開けます。血が出ないのがコスリ感緩和膜れは脇腹に少しだけ穴を開けます。
血が出ない のがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られている証拠です。証拠ならいくらでもあります。ですから私
は証拠を持って法務省の崎川さんに訴えたのです。それを取り合わないのは、私が正しい証拠な
のですが、それよりも崎川さんのことが心配です。私の優しさに付け込むのがやつらなのです。
ですから注意を聞きましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とて
も地獄です。ですから注意しましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。
すから注意を聞きましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とても
地獄です。ですから注意しましょう。もしそのようなことがあなたに出来ないのならば、呪われても
仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われ
ても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪
われても仕方がない。呪われても

↑こんな堕ち方希望

37:名無しさん@ピンキー
07/04/16 23:29:43 ouu3SkYl
>>29
あー、頑張って自我は保ったが、周囲の人間にどんどん堕落していく主人公か……
どう考えてもツボだな。

38:名無しさん@ピンキー
07/04/16 23:56:27 mUM4CL7h
例えば、寄生された肉体は超強烈なフェロモンを発して、周囲の人間を発情させまくるのですな

39:名無しさん@ピンキー
07/04/17 02:02:27 x55G4PFM
水無月たんどーなったんだ? kwsk

40:名無しさん@ピンキー
07/04/17 20:08:11 KrA6aC94
>>29 のネタ考えてたら、何故か、女王アリ(宿主のコントロール能力無し)に取り付かれて
働きアリ(宿主のコントロール能力あり)が勝手に広がっていく話になってた。

41:名無しさん@ピンキー
07/04/18 04:05:04 vke4Dhco
女王アリと言えばリアルクイーンですよ

42:名無しさん@ピンキー
07/04/18 18:44:24 uC5jrqK2
アリだー!

43:名無しさん@ピンキー
07/04/18 23:50:41 NaGzTVDf
リアルクイーンと皇帝のエロSSを考えてたんだが、途中で燃え尽きたぜ

44:名無しさん@ピンキー
07/04/19 02:04:20 pqGJKKCR
バイオハザード2のG生物に寄生されたシェリーたんのバッドエンドとか希望したい
G生物は人型→悪魔型→獣型→触手生物と色んなハードプレイが出来そう

45:名無しさん@ピンキー
07/04/19 07:23:27 VEainF2A
>>39
前スレ993あたりに載ってたんだが、あいにくログ取ってない…
携帯のべっかんこから無料●で見てきたらいいんじゃないかな

なかなか秀逸だった希ガス

46:名無しさん@ピンキー
07/04/19 11:45:33 0pSGsPyZ
994から後を空気の読めない奴に埋められたけどな。
続きはこのスレの990台かな?

47:39
07/04/20 13:13:28 ARjRltFX
じゃあ…
皐月たんによって触手様の素晴らしさに目覚めた水無月たんに寄生される
文月たんや葉月たんや長月たんや神無月たんや霜月たんや師走たんを
気長に待つとするか

あぁ…書いてるだけでもう……アッー!!

48:名無しさん@ピンキー
07/04/20 14:04:18 jbOcfPQH
実は神の大量降臨により1000を待たずして寄生体と同化するという結末

アッー!

49:名無しさん@ピンキー
07/04/21 22:25:04 2ZGuNxUK
なんでいつも寄生するのは不気味なものなんだ。
ものすごく可愛いものに寄生されてしまう話もあってよさそうなものだ

50:名無しさん@ピンキー
07/04/21 22:34:19 8m15Wh1m
ばかだな。そしたら寄生する方に萌えてしまい犯される娘の姿に集中できないじゃまいか。

51:名無しさん@ピンキー
07/04/21 22:46:55 0xxjAGq/
なあなあ
今考えたんだが不気味なモノに寄生されて虜になるショタってアリ?


萌えって聞いたらそんなことを考えた。

52:名無しさん@ピンキー
07/04/21 22:59:16 8m15Wh1m
触手♀の少年に吸い付きモノは探せばあるよ。

53:名無しさん@ピンキー
07/04/21 23:35:41 0xxjAGq/
いやいや
つまり寄生されたショタが周りのお姉さんや同級生を堕とすべく活動するってこと

スレ違いかなぁ?

54:名無しさん@ピンキー
07/04/22 01:35:54 K2DVMDcs
それは801板とのコラボレーションになりそうな気がする

55:名無しさん@ピンキー
07/04/22 08:43:46 huw0w2C9
むしろ物凄い勢いで801板行きになりそうな気がする

56:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:17:56 1l2D4pi7
801とショタは全然違うしショタ×女性キャラならこっちだと思うんだぜ

57:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:25:48 9fJsp1Gq
そういえばサンデーGXの前美女で野獣書いてた人のやつに
寄生された男性教師とかあったよ

58:名無しさん@ピンキー
07/04/22 20:12:48 h/Um+qRN
スレ違いじゃないか?
このスレは寄生される娘・虜になる娘が主人公。基本的に主旨が違うと思う。
それに男が堕とす側に回ったら、ねっとりジワジワ相手を堕とす過程が楽しめないじゃないか。

59:名無しさん@ピンキー
07/04/22 21:56:18 Skt+ikRW
いま58がいいこといった

60:名無しさん@ピンキー
07/04/22 23:55:21 bJ/0AUAe
堕とす側の男が悪魔なパターンはいくつか見たことある気がするけどなぁ

61:名無しさん@ピンキー
07/04/23 06:47:58 1if1sTaC
それは触手・怪物スレゆきなんじゃないの?

62:名無しさん@ピンキー
07/04/23 21:16:56 N2Acqwv9
すまん 男を女に置き換えれば大丈夫だと思ったんだ
まあ虜になるわけじゃないんだけど
精神的にやばくなって自殺とかしまくるから脳に干渉するために
蟲を寄生させるってやつなんだけどね

63:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:37:33 bWIRVRF2
寄生された女の子が発情して、知人や友人を男女問わず堕とすのがイイ。

64:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:39:23 ZGWa4QTL
>>63
姦染ってエロゲ良かったぜ

65:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:41:24 QTzJg0ch
ショタに寄生した部分がペニスってのはどうだ?
寄生されたために増大した精液を出したくて出したくてたまらないけど自分じゃ出せなくてやむなく女性を犯す
射精された女性はその精液に魅了されたと同時に精液の中にある本体の子に寄生され
本体の出す精液を貪欲に欲しくなり、やがては立場が逆転する。
寄生され堕ちた女性は少年と自分の体液を使って仲間を増やすべく活動する。
ペニスには見ただけでも興奮するとか匂いを嗅いだだけでも興奮するとか催淫作用もあれば堕としやすくなる。
ショタは受身体質の美少年だったりするとなおよし。

66:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:42:44 GcPpMCtN
>>65
スレタイ嫁

67:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:46:15 QTzJg0ch
やはりスレ違い?寄生関係だし寄生された女性もいるから大丈夫かと思ったんだが。

68:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:51:25 06rG0FXB
>>65
そう言うのはむしろ大好きだが、ちとスレ違いカモ。

>魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その4
>スレリンク(eroparo板)

ここらへんかな?

69:名無しさん@ピンキー
07/04/23 23:44:45 e2vsK1fS
Deep Forestを秋葉早売りで確保
ミニポスターを付ける店も有るモヨリ

あ、タイトルが少し変わってたので念のため
まぁ、ココの寄生体同志なら絵で判るがなw


70:名無しさん@ピンキー
07/04/23 23:46:06 ZGWa4QTL
zip!zip!zip!


まぁ買いに行くつもりだけど

71:名無しさん@ピンキー
07/04/24 00:06:11 SjgYWX7U
馬鹿なッ!!アマゾンは28日着だとっ!?
ぐおぉぉっ!!!触手が乾いてしまううぅぅぅっ!!!

72:名無しさん@ピンキー
07/04/24 00:12:32 BlhwK76b
金がない漏れはどうしろとッ!

73:名無しさん@ピンキー
07/04/24 00:19:33 xyteCXCr
あれって結局何話まで収録されてるの?

74:65
07/04/24 01:24:03 KmE8gism
だったらショタの部分をふたなり娘に変えてみたらこのスレ向きになるだろうか?


それでも駄目なら諦めるが。

75:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:48:43 Nsg2webF
寄生してふたなりになる、だったらむしろパターンでもある。

76:名無しさん@ピンキー
07/04/24 02:06:41 w8QXjFO+
>>68
魔法スレ復活してたのね

77:名無しさん@ピンキー
07/04/24 03:12:27 pE1wjU10
元々このスレ向けに書いてたけど、ここしばらくの流れ見て、あれ?違うかな?と思ったので聞きたいのですが。

1:主人公は男で、すでに寄生されてる。普段は共存しているが、人を捕獲して食らう敵対的生命体との戦いの後、主人公の意識が無くなり、寄生体の意識のみ残る。

2:寄生体は種を増やす事を目的にしていて、捕獲されていた女を襲う。

3:襲われた女は卵を産み、寄生体の子供が孵り、生んだ女性に寄生する。

 という感じなのですが……。ああ、NGワード多そうな上に、ここのスレ違いなのかもしれないので、教えてくださると助かります。OKが出た時のために書くか。

78:名無しさん@ピンキー
07/04/24 08:49:14 RpA5WJYZ
>>77
個人的にはおkだと思うし是非読みたいけど
やたらうるさいのがいるからなあ・・・

79:名無しさん@ピンキー
07/04/24 10:06:08 hZFBeBI3
名前でNG出来るならいいんじゃね?


80:名無しさん@ピンキー
07/04/24 10:45:02 fu4IrTu6
>>77
男主人公の意識があった方がツボ
抗うんだけど、快楽に流されてしまうような
で、自分の嗜好はともかく(w、スレ違いかどうかと聞かれると
ちと内容はスレタイとは異なってしまうかと

81:名無しさん@ピンキー
07/04/24 11:18:38 uAEv/rxW
>>77
ふたなりにすれば文句は出ないと思う。正直、男は簡単に快楽に負ける気がするから。
堕ちる様は女じゃないと楽しめないし、スレタイとも異なる。

あと、男から女に寄生ってのはその後の連鎖が生まれない気が。ふたなりなら女→女と連鎖できる。

設定そのままにするなら視点を「男宿主」ではなく「寄生される女」側にすれば問題無いかと。
個人的にこういうねは好きなので、書いて欲しい。

82:名無しさん@ピンキー
07/04/24 12:23:29 0uYpFK/Y
スレタイがここまで引っかかるとはな・・・
いっそ男も寄生OKのスレでも立てたらどうかな?
寄生好きだけどスレタイのせいで諦めるまだ見ぬ良作SS作家達がいるのは我慢できないし。

83:名無しさん@ピンキー
07/04/24 12:50:42 jDmbYLw0
うん、あれだ
一応ショタスレとかにも概要出して受け入れ出来そうになかったらこっちに名前付きで投下すればいい
見たくない人はNGワード指定すればいいし

84:名無しさん@ピンキー
07/04/24 13:00:05 0uYpFK/Y
そうだな
他のスレでもスカトロとかNGワード指定すれば投下を許されているところもあるんだし男の寄生ぐらい許容範囲だろ。
それでも駄目なら本当に派生スレ立てた方がいい。
ネタはたくさんあるがスレ違いだからと諦めるのは良くない。

85:名無しさん@ピンキー
07/04/24 13:45:39 9aGcht8N
主人公が男モノの寄生、抵抗、堕落、拡大は結構好きなので読みたいところ。
それでも反発が激しいようだったら、

>スレから追い出されたSSを投下するスレ
>スレリンク(eroparo板)

上のようなスレでもいいのでは。

86:名無しさん@ピンキー
07/04/24 19:55:07 6qOzbmpw
>81の意見を取り入れれば、このスレで十分範囲内の作品になるんじゃね?
女が虜になっていくところを内面から描いた作品なら、寄生元が男だろうが関係ない。

ただ、男の抵抗、堕落ってのは・・・想像したら鬱になった。
男が悶えるのなんて・・・それこそスレタイに反する。

87:名無しさん@ピンキー
07/04/24 20:17:50 9RXV5Mwa
俺は真面目な奴とかが寄生されてだんだんおかしくなる過程が好きだから
女でも男でも全然構わんけど、まあそこらへんは個人差だろうな

88:名無しさん@ピンキー
07/04/24 20:41:58 w8QXjFO+
準にゃんが悶えたらどうなるんだろう

と空気もスレタイも無視した妄想をしてみるテスト

89:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:52:07 0QalSQgk
俺はグルメな触手だから何でも食べちゃうよ

90:名無しさん@ピンキー
07/04/24 23:18:25 3CHAO3Na
>>77ならこっちでいいだろ
触手・怪物に犯されるSS 11匹目
スレリンク(eroparo板)

確か男女犯しながら怪物と同化ってネタあったし

91:名無しさん@ピンキー
07/04/24 23:50:27 HpDouiht
不気味なモノになる息子!!

92:名無しさん@ピンキー
07/04/24 23:58:02 Nn4nJXoU
つまりそれは引きヲタニート!

93:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:36:11 OJIOCpgE
>>90が">>77なちこでいいだろ"に見えた
明朝おはよう日本見終わったらすぐ眼科に行ってくる

94:名無しさん@ピンキー
07/04/25 07:45:04 wZG+s56B
そして手術と称して目に妖しげなものを入れられる>>93

95:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/04/25 16:11:11 tfP6AL3M
男ものとか、そういうのは投下前にまた話せばいいさ。
とりあえず作品がないと始まらないからね。

前スレの続きなんだが、今夜投下できるはず。
待ってて寄生者達よ。

96:黒い人@SCHOOLDAYS ◆JKJRKSATYY
07/04/25 19:09:05 tfP6AL3M
(3)
橘桐乃――学校の誰もが恐れる存在。
朝に日課は河川敷で果し合い。昼の日課は屋上で過ごすこと。
その日の放課後は、微妙に空いた時間を潰そうと屋上へと向かった。
いつもと違う空気を感じたのは扉に手をかけた瞬間。
扉越しだが、聞き覚えのある声が聞こえる。
『・・・・ん・・・お腹に・・・・・・・胸・・・・える・・・しょぉ・・・・・・・・』
声が若干上ずって聞こえるが、間違いなく前田涼の声だった。
どうやら周囲からいじめを受けているようで、屋上に呼び出されることもあった。
屋上にたむろする桐乃は、そういう時に何回も助けてやった覚えがある。
しかし今聞こえる声はそのときお礼を言った気弱な声ではなく、どこか艶のある、自身に満ち溢れた声。
(豹変・・・ってやつか?)
恐る恐る、ドアを開けてみる。気付かれないよう、ゆっくりと。
そこには桐乃が想像できない光景が広がっていた。

『ん・・・だから・・・・あなたにお返ししようと思って・・・はぁん・・・これでね・・・』
まず始めに目に映ったのは涼が服を脱ぐ姿。自分からスルスルと脱いでいた。
そして・・・手が伸びた先には・・・
「『え・・・・・・』」
隙間が細くてよく見えないが、もう1人、桐乃と同時に誰かが驚きの声をあげるのが聞こえる。
白い裸身にそぐわないモノ。女性であるはずなのに、男性器が生えている。
『涼様・・・・もう本気なんですか?朝より大きいじゃないですかぁ』
さっきとは別の声がそう言っているのがきこえるが、桐乃にはこの状況を把握するので精一杯だった。
(なんであんなものが・・・大きい・・・見たことないな・・・・いやいやいや)
床にしゃがみこんで覗いていたが、口が半開きになっていることに気付き、慌てて口をぬぐう。
そうしている間にも声が聞こえるが、何を言っているのかわからなかった。
最も、意味のある言葉なんてほとんどなかったのだが。
『ひゃああああっ!!!! ああああああ!!!! ああああああああん!!!!』
扉をもう少し開けてみると、どうやら2人の女が犯されているらしい。
1人は触手によって犯されているが、どう見ても嫌がっているようには見えない。
(すご・・・あんなに喘ぐって、相当イイのかな・・・・・いやいやいや!!何考えてんだ)
しかし、その場に立ち込める重厚な蜜の匂い。嗅いでいるうちにだんだんと考えるのが面倒になってきた。
桐野の手は、意識はしていないが既に制服の中に潜り込んでいる。
「ん・・・あ・・・バックかぁ・・・・ひっ・・・んふ・・・・」
隙間から覗く視線は全く外さずに、手だけが意志を持ったかのように勝手に動く。
犯され方が激しければ強く、緩かったら弱く。無意識に動きを自分に投影してしまう。
声が漏れないように、口は制服をしっかりと噛んでいた。
「ああ・・・んぅ・・・ひぅっ!!・・・いい・・・イイよ・・・・気持ちいひぃ・・・んん!!!」
『ひゃめ!!! ひゃめぇ!!! いっちゃう!!!! いっひゃうのぉ!!!!!』
向こうの責めが本格化したので、桐乃の手も次第に激しくなっていく。
「ひゃっ!!・・・んん・・・・ひぃ!!!・・・んん!!! んんん!!!!―――っああああああ!!!!」
絶頂まで同時になったようで、涼がモノを抜くのが見える。
(ああ・・・欲しい・・・・欲しいの・・・・ここにぃ・・・)
涼たちが行為を終えるまで、桐乃の自慰は続いた。

97:黒い人@SCHOOLDAYS ◆JKJRKSATYY
07/04/25 19:13:23 tfP6AL3M
翌日の屋上。まだ授業中だが、屋上の扉が音もなく開いた。
屋上へ上がってきたのは橘桐乃だった。
「ああ、橘さん。呼び出してごめんなさい。・・・どうかしました?」
「ん?ああ、別にいいよ。古典なんかやってらんないからな」
つい涼の顔をじっと見てしまう。今見ると、昨日のが夢だったかのように思える。
「で?なんだよ話って。最近は頼ってくれなかったじゃん」
「・・・・・・橘さんに助けてもらったのってこの前の寒い日でしたよね」
「・・・・・・?」
「あのとき。全てに絶望してたとき。初めて助けてくれる人に出会えたと思ったんですよ」
「そりゃ・・・いや、睡眠の邪魔だったからな」
「でも・・・気付いたんです。あなたに頼ると・・・反動で、いじめ自体は酷くなったんです」
「・・・・・・!」
「地獄でした。普段の奴なんて、まだ生ぬるいと思えるほど・・・・酷くなったんです」
「・・・しかし・・・誰かが助けないと終わらないだろ?」
「それが余分なんですよ。いつも他人を傷つけてるくせに!!軽い気持ちで偽善なんてするからこんな事になったのよ!!!」
いきなり激昂する涼に、桐乃は言葉が見つからない。
「あなたには責任とってもらうわよ?こんなカラダになった責任・・・いえ、このカラダにしてくれたお礼をね?」

触手が涼の背中から数本生え、桐乃に向かって伸びる。
「いやああああっ!!!」
「嫌、ってのはおかしいわよね?覗きながら感じちゃう変態なのに」
「違っ・・・変態なんかじゃ・・・!!」
桐乃はバレたことに焦って顔を赤くしながら抵抗する。宙吊りにされて、良く元気があるものだ。
「変態でしょ?ドMな変態なんでしょ?」
涼は唇を吊り上げ、吊るしている桐乃の下半身に手を伸ばす。
「ひぃっ」
「ほら、敏感に感じちゃって・・・学校でオナニーなんて変態以外の何者でもないでしょお?」
「んふぅ・・・・・・んん・・・・んぁ・・・・ぁあ・・・・」
自分の事は棚に上げ、長い舌を太ももに這わせながら、手で尻たぶをさわさわと優しく撫でる。
「みとめなさいよぉ・・・いじめられるのが好きってぇ・・・・たっぷり可愛がってあげるわよぉ・・・・」
「だれがっ・・・んん・・・おれは・・・・・ぁん・・・ふぁ・・」
「しょうがないわね。じゃあ強硬手段ね・・・この種をアソコに入れてあげるわ・・・」
スカートを脱がせ、抵抗をやめない桐乃の陰部に直接種子を押し込もうとする。
「いやあああああっ!!! やめてええええ!!!」
「・・・入れて欲しいの?欲しくないの?」
「欲しくないに決まってるだろ!!! なんだか知らないけど・・・初めてっ・・・だから・・・」
顔を真っ赤にしながら挿入を拒む桐乃に、涼は名案(?)を思いついた。
「わかったわ。本人の了解なしに初めての場所に得体の知れないモノを入れるなんていけないわよね。
・・・・・・じゃあこっちの穴で我慢してね♪」

98:黒い人@SCHOOLDAYS ◆JKJRKSATYY
07/04/25 19:16:35 tfP6AL3M
「いやっ!!いやあああ!!!」
肛門を襲う異物感。丸い種子は、楽々とその場所への侵入を許してしまう。
種子はその奥へとたどり着くと成長を開始した。
「いやっ、いやぁ!! いっ・・・・・・・いっ・・・・いぃ・・・・」
「ふふ、始まったみたい。随分早いけど・・・」
押し込んだ種子は、前の2人に飲ませた物と変わらないが、直接挿入したことで脳には影響が及ばない。
つまり、下半身の感覚のみが操作される仕様になっている。
「脳には効かないからぁ・・・Sの人だったら受け付けないんだけど・・・・やっぱり橘サンは真性のMみたいね」
「い・・・いひ・・・・・いいぃ・・・・・」
涎が垂れているが気にもしていない。虚ろになった桐乃の目は、ただ虚空を見つめていた。
涼が試しに一発尻を叩いてみる。
――バチン!!!
「ひゃああああああああああああんん!!!!!」
涼の予想通りの反応だ。あらゆる反応が、快感に変換される体。
しかも肛門から入れた事で尻はかなり敏感になっている。
「もうちょっと試してみたいわねぇ」
パシン!! 「あああっ!!」
パシン!! 「ああんっ!!」
パシン!! 「あひゃあ!!!」
パシン!! 「ひゃああああああん!!!」
数回叩いただけで、再び体を強く震わせている。本人の資質を最大限に引き出した結果だ。
「さすが真性Mね・・・そんなによかったの?」
「あ・・・あ・・・・あ・・・・」
「呆けちゃって・・・もっとしてあげようと思ったんだけどな~」
返事が無い桐乃に対して、涼がわざと大きな声でそう言う。途端に桐野の意識が戻る。
「もっと・・・?もっと欲しい・・・・もっと・・・・強いのバチンってぇ・・・あんっ・・・欲しい・・・」
「順調順調。知ってる?今はアナルでヤった方が凄く気持ちいいのよ」
「気持ちいいなら・・・・なんでもいいです・・・手ぇ・・・動かしたい・・・お尻をぉ・・・・」
「手を離したらつまらないでしょ?縛られて無理矢理のほうが感じちゃうでしょ、変態の桐乃さんは」
「そんなぁ・・・そう・・・・そうです・・・・縛ったままでいいですぅ・・・縛られてると感じちゃうのぉ・・・」
寄生体の成長も最終段階に入ったようだ。快楽に押しつぶされて理性が飛んでいる。
完全にするには、後ろに触手をブチ込んでやるしかない。
「でも・・・あんまり好きじゃないのよねぇ・・・だから他の子に任せるわ。出てきなさい」
「ふぁ?他の・・・?」
桐乃がノロノロと顔を向けると、影から裸の女が出てくる。千夏だった。――股間に何か生やした。

99:黒い人@SCHOOLDAYS ◆JKJRKSATYY
07/04/25 19:19:25 Ux+HLsGE
「は――っ は――っ は――っ」
目が血走っている。血に飢えた獣のように、獲物を見つけて興奮していた。
口は半開きで、舌がでろっと出ている。口元は垂らした涎でべたべたになっている。
「セルフで液体が出せるようにしてみました♪」
「は――っ ちんぽぉ・・・ちんぽでごりゅごりゅしたいぃ・・・・・」
どう見てもイッちゃってる人の発言だった。
「でも、ほっとくとオナニーし続けちゃうから出せないようにしたのよ」
千夏の下腹部も、別の液体でベタベタになっていた。先端から我慢汁が溢れ出している。
千夏はそれを両手で擦っている。が、汁の量が多くなる一方で絶頂は迎えられないようだ。
「私がヤるのもいいけど、ここは千夏に橘サンを調教してもらおうと思って」
「・・・私・・・ヤっていいのぉ?あの子を?」
少しだけ冷静になったのか、顔を涼に向ける千夏。餌を味わえるために声が上ずっている。
「いいわよ。ただし、メチャクチャにヤりなさい。どんどん引っ叩いていいから」
「わかりました・・・だから・・・イかせてぇ・・・イかせて下さい・・・でないと・・・でないと・・・」
相当焦らされているので、千夏は泣き顔で嘆願する。
「いいわよ。種子の力が及んでるから、かなり気持ちいいわ」
「わかりましたぁ・・・」
千夏がのろのろと動き出した。それまで会話に聞き入ってボーっとしていた桐乃も、気付いて身をよじりだした。
何しろ、涼のものと同等の太さをしているのだ。
(あんなの・・・お尻に入れられたら・・・あんなに太いの・・・叩かれて・・・メチャクチャにされて・・・犯されたい・・・)
さっき叩かれた部位がジンジンとしているが、それすらも甘美な感覚。
脳を直接弄られたわけではないが、下半身の快楽は余りにも強い。サドならば受け入れられず壊れるだろう。
「じゃあ・・・いれちゃいますぅ・・・おしりにちんぽ入れちゃいますねぇ・・・」
「ひゃっ・・・・・・あああああん!!! 太いいい!!! いひぃ!!! いいよぉ!!!」
「ああ!!ちんぽ熱い!! 熱いよぉ!!! 溶けちゃいますぅ!!! お尻いい!! 気持ちいいです!!!」
千夏は待ち望んだ快楽を得て、必死に腰を動かしている。
縛られた状態の桐乃も同様に腰を激しく振っていた。
2人が始めてしまい、暇になってしまったため涼は触手を一本硬質化させる。
そのしなりを確かめると、いきなり桐乃の尻にパチン!!と打ち下ろした。
「あひゃあああああああああ!!!!ひいいいいい!!!いいいいいいいい!!!」
2つの刺激が合わさって強烈な快感を生んだため、桐乃はあっけなくイッてしまった。
千夏はまだ満足していないので、ズグズグと突起を出し入れし続ける。
「ひゃあああ!!!おくぅ!!おひりの奥がぁ!!!ゴリってぇ!!!ゴリゴリィ!!!してぇ!!!」
「おちんぽぉ・・・ちんぽがイイ・・・気持ちいひ・・・・・・でちゃう・・・出ちゃうよぉ・・・・・・」
千夏が限界を向かえた。まぁ散々焦らされたあとなのに耐え切れるはずが無い。
「でひゃってる!! お尻にぃ!!! どくどくでひゃってるよぉ!!!!」
「ああああああ!!!中で出されてる!!!熱いのぉ!!!あああああああああっ!!!」

「やっとおわった・・・まぁこの二人は今日は使えないわね」
縛っていた触手を戻し、下に倒れ付す2人を見下ろして涼がつぶやく。
そう、放課後には佐々木美和を堕とさなければいけないのだ。
「待ってなさい・・・佐々木美和・・・私に与えた苦痛・・・無限の苦痛を与えてあげるから・・・」


100:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/04/25 19:22:55 tfP6AL3M
というわけであとはお嬢様。
・・・不良娘は無理矢理挿入した感じだから、おかしなとこはスルーで。
あと、お嬢様をどうやって陥落させるか決まってないから案があれば。

101:名無しさん@ピンキー
07/04/25 19:26:42 ekkCYgLW
GJ!!!

102:名無しさん@ピンキー
07/04/25 19:40:43 IeNLnpKF
>>100
GJ!!

目隠しとかで、触覚以外を無くして、
みたいなシチュとかどうでせう? 丸きり俺の趣味ですが。

103:名無しさん@ピンキー
07/04/25 23:26:10 aKKVXus7
GJですね
学園物で寄生増殖、これぞ王道w


104:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 01:33:27 opXORvEj
>>黒い人氏
GJっす
ここんとこ執筆できない環境だったので、新しい作家さんは嬉しいです。

・・・で。
誰かいる?(・∀・)ニヤニヤ

105:名無しさん@ピンキー
07/04/26 01:46:08 yy01HmAF
ノ~~

106:名無しさん@ピンキー
07/04/26 01:52:21 g3i1HyeR
ノシノシノシノシノシノシ
ノシノシノシノシノシノシ

今ざっとこれくらいかな

107:名無しさん@ピンキー
07/04/26 01:52:35 h6mQ433A


108:名無しさん@ピンキー
07/04/26 02:00:27 MZ6Um2Sn


109:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:21:36 opXORvEj
ちょっとめーール書いてた。
今から少し書いてみるので・・・、よろしく。

110:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:26:55 opXORvEj
年明けリク:前スレ>>435>>439
もうあの方々はいないかもですが、コレで行ってみます。

ただ仕事明けで疲れてるため、短編重視にします。
強引な展開が予想されますが、よろしくです。

111:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:36:23 opXORvEj
人類は恐らく皆こう言う。
「金があると使いたくなる」
これは金ならば事実、人間の性質を如実に表す言葉だろう。
ならば・・・

「んーーーー!!」
地域で最も古い図書館。
その最奥部で本棚に収まる本と格闘する少女がいた。
「取れない・・・」
別に手が届かない訳ではない。
彼女の腰あたりにある本なのだが、どういうわけか接着剤で固まったように取れない。
「誰かいるのか?」
男性の声がした。
(やばっ)
少女はあわてて近くの本棚の影に身を潜める。
すると足音が近づき、ライトらしき明かりも見えた。
「・・・!!」
「気のせい・・・か?」
しばらく周囲を探る気配。
「まぁ・・・、深夜の図書館に忍び込んでも良いことなんかないしなぁ」
警備員らしき人の足音が遠のいていった。
「ふぅ~・・・」
再び例の本棚と向き合う少女。

112:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:40:30 opXORvEj
こんな盗人まがいなことをする彼女は、名を叡間 冴子と言う。
「多分この本だよねぇ・・・噂のアレって」
もう一度、冴子はターゲットの書籍を確認する。
隣の本はいともたやすく本棚から抜けるのに、その本だけは抜けないのだ。
「もしかして隣の本にヒントがあったりして?」
抜いた本に懐中電灯をあて、目次を探る。
・・・何もない。
「え・・・?」
特別な物が何もないのではなく、目次も本文も無いのだ。
「な、何・・・この本」
文字通りの白紙の本。
「目次も無いし、本文も・・・著者プロフィールみたいのも・・・無い?」
それでも気になって、パラパラとめくってみる。
だが何もない。
「反対側の本も同じなのかな」
この白紙の本はターゲットの右隣。
左隣の本を開いてみる冴子。
「こっちは・・・真っ黒?」
しかし指でページを触っても、インクが指につくことはなかった。
「普通こういうのってインクが指に付くと思うんだけどなぁ・・・」
とりあえず白の本と黒の本を閉じ、本棚に戻そうとした。
「・・・あれ?」
本棚に2冊の本を入れようとした時、違和感を感じた。
「は、入らない・・・?」
冴子は2冊の本を、黒、白、ターゲットと入れようとした。
しかし入らないのだ。
「何コレ・・・、気持ち悪いなぁ・・・」

113:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:46:30 opXORvEj
今度は白、黒、ターゲットにする。
「・・・入らないし。何よコレぇ・・・」
それでも彼女の真面目さからか、元のように戻そうと努力するのだった。

数分後。
「もう! 全然入らないじゃないの!!」
ついにキレた。
頭に来た彼女は、白の本と黒の本を床にたたきつけた。
「あっ?」
はずだった。
なんと、2冊一緒に積み重ねてたたきつけたはずなのに。
どういうわけか、片方が斥力を発したかのように跳ね上がったのだ。
「ど、どういう・・・こと?」
もう一度試してみる。
床に白の本を置き、上から黒の本を落としてみる。
「・・・やっぱり」
白の本に触れる直前で方向を変え、黒の本はあらぬ方向に落ちるのだ。
「あの本の左右がこの2冊・・・」
冴子はこれを見て、考え始めた。
「上下は?」
本棚を見ると、ターゲットの上下には本がなかった。
冴子はゴクリと唾を飲み、上に黒の本、下に白の本を置いた。
そして、ゆっくりとターゲットの本を・・・
「・・・取れた」
あたかも白の本と黒の本が鍵であったかのように、その本は取れたのだ。

それからというもの、冴子はその本に夢中だった。
(確かに噂の本だぁ・・・嬉しいな)

114:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 02:58:34 opXORvEj
中にはオカルトじみた文章や図が盛りだくさん。
表紙には「Catastorphe」と書いてある。
「色々試してみたいけど・・・、やっぱりコレ?」
冴子の読んでいるページは惚れ薬の作り方。
年頃の女の子が好きそうな話題である。
「えーと、材料は・・・って、こんなに普通な物なの?」
そこには現代生活で普通に入手できる物ばかり。
テレビでやってるような、伝説の薬草だとか龍の角だとか、そんなものは無かった。

「できた!」
冴子の目の前には、透明なグラスに入ったピンクの液体。
まるで炭酸飲料のように泡立っている。
「でも本当に効果あるのかなぁ・・・」
魔法書「Catastorphe」を開いて効果を確認してみる。
「えーと・・・」

『惚れ薬の効果:飲用した人間が最初に見た生物に効き目あり』

「最初の生物・・・、つまり物じゃダメってことか」
「ただいまー!!」
「!!?」
なんと都合の悪い、冴子の弟が帰ってきたのだ。
(やば!! 隠さないと!!!)
あわててピンク色の液体が入ったグラスを隠そうとする。
しかし、こういうときに限って場所は無いのである。
(ど、どうしよーどうしよーどうしよー!! あ、そだ!!!)
冴子はグラスを手に取り、キッチン上部の戸棚に隠そうとする。
「いってきまーす!!!」
「えっ?」
弟はすぐに遊びに出かけてしまった。
今までの焦りのせいか、その驚きでグラスを取り落としてしまう。
「あっ」
そのまま顔面にピンクの液体が注がれた。

115:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 03:14:47 opXORvEj
「もう・・・」
冴子は仕方なしに洗面所に行き、タオルを探す。
「変な味・・・。ちょっと飲んじゃったかなぁ」
魔法書の注意書きのことも忘れ、タオルで顔を拭く。
そして顔を上げると・・・
「あ・・・」
そこには鏡。
「・・・」
そのまま鏡に映る自分を見つめる冴子。
(なに・・・この気持ち・・・)
自然と冴子の右手はお腹の下へと移動する。
「姉ちゃん?」
弟の声がした。
「え? ど、どしたの??」
自分が何をしようとしていたのか気づき、それを必死に隠す。
「どしたのって、そりゃ僕の台詞だって」
「あ、あー・・・ちょっと料理失敗しちゃってさ」
「もー、気をつけなよね・・・」
弟は呆れながら去っていった。
(おかしいなぁ、さっき出かけたんじゃ・・・)
単に忘れ物を取りに戻っただけなのに、気づかないのであった。

部屋に戻った冴子は、吸い寄せられるように鏡を見た。
「あぁ・・・」
(きれい・・・)
惚れ薬のせいか、冴子は鏡に映った自分の姿に見入っていた。
そしてそのまま鏡に近づくと、抱きしめてしまったのだ。
「大好き・・・私・・・」
あたかも愛の営みの真っ最中であるかのような、甘ったるい声でそう呟く。
冴子の背後では、あの魔法書が妖しくただずんでいた・・・

116:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 03:36:52 opXORvEj
ちかれた。
今日はこの辺で。

117:名無しさん@ピンキー
07/04/26 15:16:00 WBWT/HCF
GJ!

またcatastorpheっすかw

118:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/26 16:41:44 opXORvEj
>>117
ちゃんと意味を考えるんだ。
きっとキバヤシ風に「なんだってー!!?」となるはずなんだ!

119:名無しさん@ピンキー
07/04/26 19:54:50 WBWT/HCF
破局…?(゚д゚)

120:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/04/27 00:33:52 2CR/ppd5
えー、GW中は暇をもてあます予定です。
なので↑で書き始めたブツを完成させ、続きを投下しまっす。

最近あんまり顔出せてないけど、みんなよろしくね。。。

121:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:00:52 SJQFH14y
嗚呼!なんということだ!
鏡で自分を見てしまい呪いが発動するという、
私が温めていたネタを使われてしまった!

よってワクテカして待っているぜ!

122:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:48:21 ZYjhxxKs
>>117
そんなおまいにオメガ・カタストロフ・ドロップ

123:名無しさん@ピンキー
07/04/27 20:48:42 nt/WbrMS
ca-tas-tro-phe 名詞
1 大惨事、大異変、大災害
2 不幸、災難:(悲劇の)大詰め:破局
3 大失敗、命取り
4 (洪水や地震などによってもたらされる地表面での)激変
5 [おどけて]臀部

臀部。臀部。臀部。

124:名無しさん@ピンキー
07/04/28 00:34:15 lcSLoG2e
カタスカトロフ

125:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:37:59 DVH/YvZW
勇者カタストロフ

126:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:38:54 zkBT6nIK
カスとトロ腐

127:名無しさん@ピンキー
07/04/29 01:43:32 mRGZy3dN
>>125
勇者シェカネアを呼べ!

128:名無しさん@ピンキー
07/04/29 01:59:17 6iJ4Gx8x
不気味なテスタロッサに寄生されて虜になるJ.J
不気味なニョロリンに寄生されて虜になるハチ

129:名無しさん@ピンキー
07/04/29 06:14:06 gVuGsIRG
リリカルとはぴねすか

130:名無しさん@ピンキー
07/04/29 11:32:35 y1Xk0lrI
JJって何だっけ

131:名無しさん@ピンキー
07/04/29 18:14:00 JAqI48+D
そういえばココ的にクレイもアってどうなの?
一応破戒衝動の虜ってかんじだけど

132:名無しさん@ピンキー
07/04/30 00:51:16 EnJsNYvt
>>131
ありじゃね?
あの話の戦闘シーンをエロシーンに全て置換すると…立派な寄生漫画だよ

133:名無しさん@ピンキー
07/05/02 03:01:32 V0N8wKvj
ヴェノムが女の子だったらどんなにツボだったか・・・。

134:名無しさん@ピンキー
07/05/02 09:17:11 f0zR43Va
>>133
貴様に娘を寝取られた父親の気持ちが分かるか!?

アースXではピーターの娘がエイリアンコスチューム着てたよ。

135:名無しさん@ピンキー
07/05/02 14:05:55 6KHhVRBl
URLリンク(www.lusterise.com)

ガイシュツ?


136:名無しさん@ピンキー
07/05/02 15:27:37 XnfZoBa2
>>135
それは触手属性スレ向きでは無いかと

137:名無しさん@ピンキー
07/05/02 22:03:37 4g/tM6Na
パラサイト・イヴでドキドキした奴は俺だけじゃないハズだ。

138:名無しさん@ピンキー
07/05/03 01:43:54 iQ06zmk0
>>137
ノシ
EVEに寄生されて覚醒した人間が変形していくのにドキドキした。
ゲーム版も原作版も好きだ。
URLリンク(upload.wikimedia.org)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
URLリンク(upload.wikimedia.org)
URLリンク(upload.wikimedia.org)

139:名無しさん@ピンキー
07/05/03 17:47:29 sW/IXXEG
>>138
ZIPでくれ

140:名無しさん@ピンキー
07/05/03 20:14:06 /MxeK9/e
>>139
ねーよ
URLリンク(en.wikipedia.org)

141:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:54:13 iQ06zmk0
一応人間時も
URLリンク(upload.wikimedia.org)

142:名無しさん@ピンキー
07/05/03 23:20:16 zOsY8EAa
最終形態が人間的なのは御約束なのだろうか。

143:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:47:54 WKG8Xg3I
つフリーザ

144:名無しさん@ピンキー
07/05/04 12:55:05 RP4vuzEn
フリーザの最終形態はジョイフルトレイン

145:名無しさん@ピンキー
07/05/04 14:45:49 2R9HdS1k
>>144
そっちかよ!

…誰か言うと思ったから言わなかったんだが


146:名無しさん@ピンキー
07/05/04 18:24:11 bo9Xc4DY
ネズミじゃないのか!

147:名無しさん@ピンキー
07/05/05 04:51:50 hIaf/0YI
>>146
おかあさんといっしょ ポロリもあるよ

148:名無しさん@ピンキー
07/05/05 07:39:50 HrMshSzC
ポロリの使い方ちげぇwww

149:名無しさん@ピンキー
07/05/05 23:25:18 DmI6fSZK
URLリンク(www.seri.sakura.ne.jp)
URLリンク(www.geocities.jp)

読み比べてあら不思議

150:名無しさん@ピンキー
07/05/05 23:59:22 B1ZpB/lJ
>>149
明らかになめてるな。名前とか変えただけじゃねーか。
投稿SSらしいから、誰かサイト管理人に通報してくれ。

151:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/06 00:23:31 RrAqDIik
執筆準備がてらちょいと見に来てみたら・・・

>>149
うーむ、どういうことなんだろ・・・
誤解の無いように言っておきますと、Code:Illusionは参考物無しです。
完全オリジナルです。
・・・まぁその辺はここの住人の皆さんがよく存じてると思いますけども。

言われてみると確かに似ているような・・・

152:名無しさん@ピンキー
07/05/06 01:28:54 SqJywhU9
上のURLの日付が07/04/22と書いてあるから、明らかにFBX氏のが先発だな。
話題に上った所で言うが、FBX氏の作品でIllusionとダイヤの話が最高に好きだ。
あの2作品で何回もお世話になってる。
またパワーアップと共に段階的に変身する系を書いて欲しい(*´Д`)

153:名無しさん@ピンキー
07/05/06 02:39:21 jC/aB2ZZ
>>149
URLリンク(blue.ribbon.to)
ここのSSもパクってるっぽいんだけど…。
もしかして投稿者はあっちこっちのSSを繋ぎあわしただけなんだろうか…。

154:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:02:58 vtpkoaYT
管理人から回答きた。
処置については

問題の小説につきましては作者様の確認が取れるまで
一時公開を中止したいと思います。

との事。

155:名無しさん@ピンキー
07/05/06 11:24:22 vwWlUKVa
すげぇ・・・そのサイトのpa-oって奴の他の投稿ss読んでみたけど、
どっかで読んだような文章のツギハギ・・・・
これとか↓
URLリンク(www.seri.sakura.ne.jp)

スレ違いな事だけど、こういうのは見てて好い気がしないね。

156:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/06 15:07:02 RrAqDIik
なんというか、コレはパクられたという・・・のかな?w
嬉しいような悲しいような、はたまた哀れなような気も・・・

>>152
自分もそういうのが結構好きなんです(・∀・)

>>154
お早い対応ありがとうございます。
ほんとは私がすべきなんでしょうが、どうにもこういうのは慣れてないもんで。

ひとまず管理人殿から詳細な返事が来るまでは待ちましょう。
軽いショックで不貞寝

夜に久々に頑張ってみますので、よろしく。

157:名無しさん@ピンキー
07/05/06 15:53:34 jrTyDiBz
>>156
俺達は貴方の味方だぜ。
今晩も楽しみに待ってます。
もしも待てなかったら前回投稿された分でお世話になります。

158:名無しさん@ピンキー
07/05/06 16:49:17 JrYLb5iZ
寄生分が物足りなくなる度に過去ログにあるFBX氏のょぅι゙ょ話(違)でハァハァしてる俺

159:名無しさん@ピンキー
07/05/06 22:20:04 QR/OwRDD
>>158
おまえさんのせいでコテさんたちが
おんにゃのこになって寄生され変異してく様子がうかんだじゃないかw

160:pa-o
07/05/06 23:11:48 wVv6hzUu
>>155>>149すみません pa-oです
コピーをしました。継接ぎです。
私の文章力のなさに嫌気が差し、FBX様のサイトの小説を無断でコピーしました
投稿サイトの管理人様に削除依頼を出しておきました。
もう二度としません。みなさま大変すみませんでした

161:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:12:02 2Ktxf4V8
間違って美少年に寄生してしまったドジっ娘な妖女が、宿主を
おんにゃのこに変異させて世間体を取り繕おうとしたら、なぜかょぅι゙ょに…

162:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:30:00 i+0p4MKI
なんの世間体だよw

163:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:57:50 2Ktxf4V8
そこはそれ
「あの子、男の子に寄生したんですって」
「ウッソ~、そんなのあり得な~い」
「妖女ってのは女に寄生するものでしょう? 信じられない」
とか言われたら、妖女だって世を儚みたくなるかもしれんじゃないですかw

164:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:31:18 UsG0TzSk
妖女がごく一般的な存在である世界なのか
妖女にも妖女なりの世間があるのか

165:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:37:45 13qrTF0t
>>157
つまり↓こういうことか
          _、_  
     _、_ ∩( <_,` )∩  _、_
  ⊂( <_,` )\    / ( <_,` )つ   
   ノ ⊂⌒) |.⌒I、│  (⌒つ ヽ 
  (__)⌒(__) (_) ノ  (__)⌒(__)
           ∪

166:名無しさん@ピンキー
07/05/07 02:48:25 QS4EJHlv
理解不能だ

167:名無しさん@ピンキー
07/05/07 03:02:59 jbLaug8m
FBXさん疲れたのかな…。

168:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/07 05:32:58 Kk+U5CEp
ごめん不貞寝して起きたらこの時間だった_| ̄|○
あれから色々考えてみましたけど、住人の皆さんありがとうございます。
特に連絡とっていただいた>>154氏には多謝致します。
それと、>>157氏の1行目には全俺が泣きました。
私は良い同志を持ったようですね。
ひとまず、今夜(月曜)は時間があります。
再来しますので、見守ってやってください。

>>160:pa-o氏
本人がこちらに出てきてくれて何よりです。
まだ見ているかどうかわからないですが・・・
以前「のま猫」問題でインスパイアって単語が流行りましたよねぇ。
あの場合は完全にアウトだと思いますが、同じジャンルで書くならある程度は仕方ないです。
しかし完全なコピーは、やっぱり・・・ねぇ

==以下持論==
文章力に嫌気がさすならば、何故他人に自分のものを見せないか?
ここの住人の方々は優しい。
私とて最初は自信無く、そして文章力は誇れるものではなかったです。
しかし一度投下してみたらどうか。
拙い文章、( ・_ゝ・)ツマンネ、とかって叩かれる!
そう思ってました。
もちろん、「こうしたらどうか」的な意見は大歓迎でしたがね。
いつしか私は自分の作品で喜んでくれる住人の方々に感謝するようになってましたよ。

あなたもSS書きならば勇気を出してはどうか。
正直なところ、作家(=クリエイター)としてコピーは自信を辱める行為だと思っています。
しかし、私の中ではコピーされて嬉しかったという気持ちもどこかにあった。
だって、自信の無い頃の作品をコピーされたんですよ?
==以上持論==

169:名無しさん@ピンキー
07/05/07 05:56:12 47MQ9Gdy
>>pao氏
文章力がないと嘆くなら、とにかくひたすら色々なラノベ読むなり
エロゲやるなりをして、表現力を身につける
どんな理由があろうとコピペはダメ
でもってとにかく書いて人に見せる
2ちゃんは匿名掲示板だから、辻斬りのように投下して批評を待てばいい

170:名無しさん@ピンキー
07/05/07 06:19:44 jbLaug8m
コピペダメ、ゼッタイ

171:名無しさん@ピンキー
07/05/07 07:34:55 W9gi/8b6
コピーロボット相手にも優しいなおまいら…

>>pa-o
通常なら暫くはネット繋ぐ気力すら無くなるほど叩かれる行為だぞ…
携帯だからサイトは見てないがアフィリエイトなんか付けて無かっただろうな?
楽してコメントやアフィリエイト収入を稼ごうという行為はもう二度とすんなよ

172:名無しさん@ピンキー
07/05/07 09:10:23 TsQOsJ3Z
優しいというか、無知の子供に対する大人の対応だね

173:名無しさん@ピンキー
07/05/07 09:48:27 08rfvdvN
>>pa-o
文章力を磨きたいというならラノベでない小説も読んどけ。
ジャンル問わずいい文を乱読して引き出しを増やすといい。
書きたいジャンルに近いものばっかり読んでると影響受けすぎるから。

174:名無しさん@ピンキー
07/05/07 21:06:25 bHCJ/HlQ
>>160
まぁあれだ、頑張れ。

そしていいSSを書いてここに投下してくれ。

175:名無しさん@ピンキー
07/05/07 22:32:13 Yo3IRxjG
それでは、彼にはこのスレの苗床となっていただくか…


176:名無しさん@ピンキー
07/05/07 22:43:11 QkWGrQ/f
            ,、  ,、
          γ⌒/^^/^-_
        ,ゝ`/~ /~ /~  /⌒ / ̄\ 腐海の木々の苗床になりにきました
       _〈(_)|  |~ |~  |~  |~  /^ \_
      (丿 /~ /~ /~ /~  /~ /~ /~ /^\
     ()/()/~ /~ |~  |~  |~  .|~ |~ |~ /⌒\
   へ^〈,|,,、,,|,,、,~|、、、|~,,,,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ 〈~ |~ | /⌒|_________
    ////////////////////////////////////////////////////////
      ///////////////////////////////////////////////////////
         ///////////////////////////////////////////
           /////////////////////////////////////
             //////////////////////////

177:名無しさん@ピンキー
07/05/07 22:46:26 szK+XcsR
自らの命が飢餓で果てるまで…って

178:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 00:34:50 v3Wggkne
帰宅して猛烈な眠気に襲われて仮眠してますた。

じゃあ今から軽く書いてみますので、よろしく。

179:名無しさん@ピンキー
07/05/08 00:46:01 UM021AYi
>>178
正座して待っているんだぜ

全裸で

180:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 01:21:14 v3Wggkne
それから数日。
冴子は学校へ普通に通っていた。
友人と普通に授業を受け、普通に会話する。
普通に部活をし、そして帰宅する。
帰宅すると・・・冴子は鏡を見るのだった。
だが、いつしか鏡を見るだけではなく、映った自分を見て自慰行為をし始めたのだ。
それほどまでにあの惚れ薬は強力であった。
「気持ちいい・・・」
魔法書の角を自分の秘所にあてがい、微少運動を繰り返す。
「ねぇ、どうしてあなたは動けないの?」
熱っぽい声で鏡の中の自分に問いかける。
「鏡だからなの?」
当然自分の虚像なのだから、自分と同じようにしか動かない。
それでも冴子は手を止めずに話しかける。
「ちょっと、待ってて・・・ね」
そう言うと、冴子の目の前に魔法書が現れる。
そして魔法書は空中で勝手に開かれた。
まるで冴子の自慰行為の妨げにならぬよう、自らの意志で開いたかのように。
「ん・・・ふ・・・」
空中でページがめくられる間も股間への集中は絶やさない。
数分かけてページがめくられると、その動きが止まった。
「はぁ・・・、みぃつけ・・・た」
あの惚れ薬の時とは違い、本文は見たこともない字で書かれていた。
しかし冴子はそれを読み取っている。
「んぅ、コレ・・・ねぇ・・・」
秘所をこねくり回す右手はそのままに、あいている左手を本の前にかざす。
『Catastorpheの名のもと、我が虚像に命ずる。
汝を鏡面の呪縛から解き放ち、封印の1つを解除せん』
そこまで読み終えると、冴子が自分で愛液対策で敷いておいたバスタオルに魔法陣が現れた。
毒々しい紫色のそれは、あたかも冴子本人を呪うかのようだ。
『鏡面切離』
その単語を口に出した瞬間、冴子の部屋が消えた。

181:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 01:33:18 v3Wggkne
通常の次元から切り離され、鏡の次元と接続される。
冴子は真っ暗な空間に魔法書とともに漂いながら、まだ遠い絶頂目指して旅を続けていた。
目の前の鏡は相変わらず自分を見つめ、忠実に冴子の動作をコピーする。
ところが。
「ねぇ、私飽きて来ちゃった。鏡の中ってつまらないのよ?」
確かに鏡から聞こえた。
冴子は妖しく微笑む。
「私、あなたが大好き。一緒になりたい。そのためなら何でもするの」
惚れ薬のせいか、本物の冴子が言う。
「いいよ。じゃあ、その代わりに私のお願い聞いてくれる?」
「私のことを抱いてくれたら、ね」
鏡の冴子を疑うことなく承諾する。

そして、現実とは異なる空間で。
禁断の自分とのまぐわいが始まった。
「あぁっ・・・、そこぉ! そこがいいの!!」
「うふふ、やっぱり私なのね。オリジナルのことは何でも知ってるの」
積極的に動いているのは鏡の冴子。
現実の冴子は、自分自身との秘め事という前代未聞の背徳行為に異常な興奮をしていた。
そのせいか、与えられる快楽をひたすら貪っているのだ。
「ここは・・・どうかしら」
鏡の冴子は、現実の冴子の股間に口をあてがう。
「いやぁ、そんな・・・汚いって・・・」
「どうして汚いの?」
「え・・・、だって・・・おしっこしたりするし」
「あなたは私。私はあなた。いつだって一心同体。だから汚いなんてことはないわ」
そう言い放つと、鏡の冴子は現実の冴子の秘所を一気に吸い上げる。
「ふあああああああああ!!」

182:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 01:48:15 v3Wggkne
「ちゅく・・・、おいし・・・」
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を響かせ、現実の冴子を堪能する。
現実の冴子は股間を占領されているので、少ない胸を両手で弄ぶことしかできない。
「あん・・・、ふあ、いい、よぉ・・・」
もはやされるがままになっている現実の冴子。
鏡の冴子はにやり、と邪悪な笑みを浮かべた。
二人は一心同体ゆえ、鏡の冴子は現実の冴子がどのくらいで絶頂に達するか把握していた。
「ねぇ・・・、私って何者だと思う?」
「ひぅ・・・、私でしょぉ?」
「そうだけど、ちょっと違うの」
鏡の冴子は大事な穴から唇を離すと、今度は指を挿入し始めた。
「あふぅ・・・」
少し入れたところで、挿入した二本の指で内部を丁寧に擦る。
「鏡っていうのは、ね。隠されたものを映すの」
「か、くされ、あん・・・」
「そう。人間が普段隠している、秘められた自分」
「ね、もったいぶらないでよぉ」
「はいはい。その代わり約束は果たしてもらうわ」
「うん・・・」
挿入した指をさらに深くまで進める、鏡の冴子。
それに伴い、現実の冴子は・・・
「ふぁぁあああ・・・」
奥まで侵略してくる指にこの上ない快感を得ていた。
「まだ、まだよ」
「え・・・?」
鏡の冴子は、挿入した指を前後に動かし始めたのだ。
「ほら! ほらっ!!」
じゅぷ、じゅぷ、という淫ら極まりない卑音がこだまする。
「あんっ!! イイ!!! ああん!!」
「激しい、のも! いいでしょっ」
「イイよぉ! あぁん!」
嬌声を上げ、悶絶する現実の冴子。
「鏡は人間の隠すものを映すわ。たとえば・・・」
「いい、よぉ・・・! あ、あ、あ・・・」
現実の冴子の声が、いよいよ絶頂に近づいていることを告げる。
そして。

183:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 02:07:17 v3Wggkne
「人間の邪悪な部分」
「あああああああああああっ!!!」
体を弓なりに仰け反らせ、大きな絶頂に到達した現実の冴子。
「うふ・・・、どうかしら。自分にイかされた感想は」
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
大幅に体力を消耗したのか、何も言えない。
「あらあら・・・、疲れるのも無理はないわよねぇ・・・」
股間から愛液をすくい上げ、自分の口で味わう鏡の冴子。
「読んだか知らないけど・・・、鏡の自分との行為は、相手に色々吸われるのよ」
暗黒の空間に漂流する魔法書Catastorpheを手に取り、該当部分を見せる。
「さて。じゃあ約束を果たしてもらうわ」
鏡の冴子がそう言うと、透明な液体が二人の周囲に現れた。
「うふふ・・・、自分の愛液に囲まれるなんてそうそう体験できないわよ?」
「えっ・・・」
ようやく息が戻った現実の冴子は、その言葉に耳を疑う。
「エッチなあなたが垂れ流した愛液を増幅したものよ」
「いい・・・におい・・・」
「あらぁ? 自分の愛液がいいにおいって・・・、思った通りね」
鏡の冴子は、現実の冴子が絶対に作らない邪悪な笑みを浮かべる。
「あなた、素質あるわ・・・」
「え?」
「さぁ、始めるわよ」
二人を取り囲んでいた冴子の愛液は、二人の冴子の全身を包み込む。
「あふ・・・べちょべちょぉ・・・」
「まるで愛液人間ね」
そして二人は抱き合う。
『鏡面の奥の奥。封印されし人間の邪悪』
現実の冴子は不思議に思った。
いつのまにか、目の前の鏡の冴子と同じ言葉を口ずさんでいたのだから。

184:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 02:22:44 v3Wggkne
『その化身たる魔法書Catastorpheの名において、今こそ解き放たん』
その瞬間、現実の冴子は理解した。
自分がいったい何を手にしてしまったのか。
そして、この鏡の自分は何をしようとしているのか。
(やめて―!)
言おうとしても声が出ない。
そんな冴子に、鏡の冴子の声が聞こえた。
(もう遅いの。惚れ薬を作った時点で、こうなることは決まってたわ)
(そんな・・・)
(あなたは世界の邪悪の化身として君臨して、世界を滅ぼすの)
(・・・!)
(自分の娘を使って、ね・・・)
その言葉が頭に響いた直後だった。
最後の呪文が口にされたのは。
『Catastorphe』

呪文を唱えた瞬間。
冴子の脳裏に、膨大なものが流れ込んできた。
殺戮衝動。憎悪。欲望。嫉妬。
そういった人間の邪念が、それも全世界の邪念が冴子に取り込まれていく。
(ころ・・・す。に・・・くい。ほしい)
眼を虚ろにして、その邪悪な教育を受け入れていく。
様々な邪念が刷り込まれていく中、最後に大きなものが現れた。
淫堕。
「おかす。きもちいい。なぐさめる。おとす。いく」
いつしか冴子は口に出してそう言っていた。

鏡の冴子は、愛液まみれの体で抱き合いながらほくそ笑んでいた。

185:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 02:40:13 v3Wggkne
これで世界が終わる、と。
邪念に満ちた世界を滅ぼせると思うと、嬉しくてたまらない。
やがて鏡の冴子は、現実の冴子にとけ込むようにして消えていく。
同時に魔法書Catastorpheが冴子に近づき・・・
その肉体に入り込んでいった。
すると冴子の全身に黒い霧のようなものが現れた。
「ア・・・ア!!」
冴子のものとおぼしき声が、その中から聞こえる。
「アアアアアアアアアアア!!!」
叫び声とともに、冴子の肉体が邪悪の化身として相応しいものに変化していった。

ナイチチと散々罵られた胸は、揺れるだけで妖気を放つ大きな魔乳に。
幼さを残した顔立ちは、見るものを一瞬で虜にする美しいものに。
年齢相応の足や腰、身長は、魔の存在として相応しいバランスに。
秘所からは人を惑わす甘い香りが常に放たれる。
そう、今や冴子のすべてが人間を堕とすための道具となったのだ。

すべてを作り替えられ、暗黒の空間に冴子が姿を現す。
女神のような体躯の中心に右手を持って行くと、そのまま秘所を開くかのように広げた。
冴子の表情が邪悪な快楽に歪むと、そこから何か透明なものが出てきた。
「お母様・・・」
その透明な存在は確かに、そう言った。
「行きなさい。我が娘、淫の妖女」
妖艶な唇から、邪悪な行いを命令する冴子。
「はぁい」
妖女と呼ばれたその存在は、姿を消した。
最初のターゲット、清水 芽依が妖女の虜となるのも時間の問題となったのだ。

すべては少女の好奇心が災いした。
そして、世界は破滅への一路を辿る・・・


魔女伝説 第0章 終末への序章
Fin.

186:FBX ◆4gA1RyNyf.
07/05/08 02:43:41 v3Wggkne
というわけで、今回は終了です。
話の流れとしては、今まで投下した分の前になります。

0→1→2・・・

なんですが、住人の皆さんとしては1の後に読んだ方がいいかもですね。
芽依たんが最後に名前だけですが、出てきてますし。
Catastorpheという単語が出てきた時点で「魔女伝説ものだな」と思った人、挙手。
勘が鋭いですよ多分w

冴子は妖女を生み出す母体として今後もエロいことをし続けます。
いずれ他のパートでも登場させようと思ってますが・・・
妖女は進化する存在です。
もちろん、冴子も・・・(・∀・)

夜は女性に気をつけましょう。
もしかしたら、魔女かも・・・しれませんよ?
(○にも奇妙な物語風)


187:名無しさん@ピンキー
07/05/08 05:28:40 SqJPJa8l
お疲れ様ですッ!

188:名無しさん@ピンキー
07/05/08 07:57:24 IU4SZTR7
やっぱりょぅι゙ょ話かーーーーー!!!!!!!111

GJ!GJ!G(アッー

189:名無しさん@ピンキー
07/05/08 07:58:17 Mm3ug3VJ
>>186
乙!やはり魔女の話だったかw

もし出来れば、もうちょっと変身前と変身後の肉体描写を詳しくやってほしいよー。
巨乳化にしても第一段階ではどれ位なのか、進化して更にそれがどう変化するのか、
とか、前後のギャップと脳内イメージを楽しみたいんだ(*´Д`)
冴子の今後の進化に期待します。

190:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/05/10 19:17:16 NUo+1yla
>>186
GJです!!

AT SCHOOLのお嬢様堕としですが、悩んだ挙句に只今書き直し中。
濃いのにしたいんだけど、なかなかいいプレイが無い・・・。
寄生人格作って内部から蝕むとか、200時間くらいイかせ続けるとか、
他の感覚遮断して絶頂責めとか、調教の記憶飛ばして徐々に淫乱化する体に戸惑わせるとか。
そんなんしか思いつかない。
ヘルプミー。

191:名無しさん@ピンキー
07/05/10 21:13:20 zBim1loP
ちょっとずつ記憶と感情をけずって失った部分を異質なモノにすり替えてくってのはどう?

192:名無しさん@ピンキー
07/05/11 03:40:41 yrC5Rlbq
サドのいじめっ子なんだから、現状、いじめてる時楽しいんだよネ。
いじめられっ子をいじめるより、手下をいじめてる方が楽しいことに「気づいて」
でも、いじめられっ子と一緒に居ないと寂しいことに「気づいて」
オナニーのときにいじめられっ子のことを「なぜか思い出して」
いじめられっ子と「夢の中で恋人になってて」
その夢を思い出すことが楽しく「感じて」
ついにいじめられっ子に告白する、(←「」つきでなくね)って言うのが萌えるな。

193:77→双月
07/05/11 14:18:58 QGV4JNwN
ここの77で質問した名無し改め、双月です。

先が長くなりそうなのでちょっと途中までですがSS投下させていただきたいと思います。
あと、書いてるうちに幾つか設定は変わったのでその辺はスルーしていただけると幸いです。
 それではお目汚しですが、お付き合いください。では。

194:77→双月
07/05/11 14:19:37 QGV4JNwN
大きな姿見の前で静かに自分の体を見つめていた。
 腰まである長い黒髪に、薄い唇。青に黒を混ぜたブレザーの上着に、模範的な膝まであるミッドナイトブルー色のスカート。いつもなら見慣れているどころか、軽く見るだけでいいはずなのに、今日に限っては穴が開くほど見つめていた。
 ほつれや、すり傷に破れた箇所、それら全てが彼女にとって記憶に無いものだった。
「なんで?……」
 フェンスをよじ登ったり、木登りしたり、不良よろしく街中で殴りあったりしているのなら、その中だろうと当たりをつけることが出来る。
 が、図書委員で体育も中の下、趣味は本を読むことの彼女にとって、そんな心当たりは全く無かった。その上気持ち悪い事に、学校から帰る所から家のベッドの上で制服のまま起きるまでの間の記憶がばっさり抜け落ちていた。
「……気持ち悪い。……けど、制服の予備探さなきゃ」
 スカートのファスナーをおろし、制服を脱ぎ捨てた。。

「よっす。光奈」
「あ、奏。待ってたんだ」
 授業が午前中で終わった放課後。佐伯 光奈の下足箱の前に背の高い少女が立っていた。薄く日焼けした肌に日に透けたら茶色く映る短い髪といつものジャージ姿じゃないから一瞬分からなかったが、隣のクラスの友人、伊勢 奏だった。
「当たり前でしょ?あたしだって部活なきゃ行きたいって言ってたケーキ屋に行ったんでしょうが。全く、感想聞かせなさいっての」
「ケーキ屋?」
「行ったんでしょ?『Solidago virgaurea』……えっと、行ってないの?」
「……ごめん…………分からないんだ」
「はい?」
 事情の全く分からない奏が上擦いた声をあげた。

 昨日の学校から家に着くまでの記憶がスポッと抜けていることを告げると、奏は「なるほどね」と呟いた。そして。
「けどさ、記憶無くなるなんて簡単だと思うけど?うちの姉貴なんて酒飲んでしょっちゅう記憶無くなった~記憶なくなった~言ってるし」
 そう言っておどけて見せたが、その言葉にうんざりしたように光奈が返した。
「……そういうのとは違うと思うってば」
「だろうね」
 そうあっさり言うとうんざりしたように光奈が呟いた。
「思ったんなら言わないでよ。本当に気持ち悪いんだから」
「冗談だってばさ。そんなに言うなら行ってみない?『Solidago virgaurea』」
 思い空気を変える様に奏は軽い感じで提案してみた。
「ほら、行ったにしろ行ってないにしろ、道歩いてたら何か思い出すかもしれないし」
 そんな軽口に光奈はくすっと笑った。
 たしかに考えとしては悪くはないし、ひょっとしたらヒントが落ちているかもしれない。が、一応確かめるために聞いた。
「いいけど……本音は?」
「そりゃ、ケーキ食いたいに決まってるじゃない。なにせ、こちとら部活があったから昨日行けなかった訳だし」
 少しぐらい飾ったり、気遣ったりすればいいのに、そのストレートな返答に思わず苦笑いを浮かべた光奈だったが。
「まいっか。とりあえず食べに行きますか」
 その言葉を待ってたように握りこぶしで手のひらを叩き音を立てて喜んだ。
「おっし!!目指せ全メニュー制覇!」
「それやったら本気で帰るからね」
 流石にそんな現場にいたら恥ずかしいと。冗談か本気か分からない奏の台詞に、念のため光奈は釘をスコンとさした。


195:77→双月
07/05/11 14:21:03 QGV4JNwN
「……まったく、よく食べれるよね」
「そう?これでも抑えたんだから」
 5つ頼んだケーキも残り1つになるにもかかわらず、食べるスピードが変わらない奏に、思わず光奈は呟いた。
「それで思い出した?」
「……全く。ひょっとして来てないんじゃないかな」
「ん~……。んじゃあ、昨日はどうしたんだろ。まさか事故現場に行ったわけじゃないだろうし」
「事故現場?」
 奏の言った『事故現場』という単語が気になり、光奈が尋ねた。
「そっちも知らないの?ほら。ここしばらくの神隠し事件だっけ?人が消えるって言う」
 そう言われ思い当たった。たしかここしばらく不気味な事件があって軽くテレビの全国ニュースでも紹介されていたものだ。
「まあ。昨日のは誰か消えたってのは無かったみたいだけど、その代わり酷い惨状だったらしいよ。壁が割れてるわ地面も割れてるわでさ」
「そんな事があったんだ」
「まぁね。って、聞いた話だけど」
 そういい終わって、奏は最後のケーキの一欠けをフォークで刺し口に運び、そして、セットの紅茶を飲み干した。
「……どこら辺なの?その『事故現場』って」
「へ?えっと……確かここ来る所の4つ角を逆曲がった所かな?って、行きたいの?」
「気になるの。なんか」
 そう言った瞬間だった。
(行くな!!)
「っ!」
 頭の中に響く大声に思わず片目をつぶり顔をしかめた。
「ん?どうしたの?」
「……なんか声が……行くなって言ってるみたい」
「声?って、誰もんな事言ってないし。……っと大丈夫?」
 心配そうに身を乗り出して奏が聞いてくる。確かに、声が聞こえたとか、行くなとか言ってるとか言って頭を押さえてたら、傍から見たら変な人だと光奈自信思う。が。
「大丈夫。それより行きたいの。……ひょっとしたら昨日何かあったのかもしれないし」
「……いいけど、これ以上悪くなるようだったら無理やり連れ帰るからね?」
 真剣な顔でそして、少し落ち着いた声で言う奏に。
「OK。お願い」
 光奈は少し辛そうだが、強い声で返した。


196:77→双月
07/05/11 14:22:01 QGV4JNwN

「……ふぅ」
「大丈夫?」
「だいぶマシになってきたかな?声も聞こえないし」
 そう言われ奏が光奈の足を見るそして、歩き方がしっかりしてるのを確認すると。
「まあ、悪くなったらすぐに言う。OK?」
「アイ、OK。けど、事故ったのってここら辺?」
「んにゃ、ここ曲がってすぐの所だけどっと。うわぁ…………。こりゃ、酷い」
 砕けた壁に穴の空いた電柱。地面にめり込んだコンクリートや地面の見える無数の穴が、ここで何かあった事を物語っていた。とんとんと、転がっている岩とも石とも区別しずらい大きな物を避けながら歩く。
「うぅわっ、何これ?まるで特撮とかアニメの世界みたい」
 面白そうに近づいて穴の開いた地面を奏が覗き込んだ。
「……んっ」
(なにこれ見たことあるみたい)
 目の前の景色に重なるように銀色のミミズのような物が地面から蠢き飛び出している映像が見える。鈍い痛みが頭に輪唱のように響いて、思わず顔をしかめた。
(当たり前。見た事あるんだから)
「誰!?」
「わっ?!な、なに?」
 突然の光奈の声に思わず奏は振り返ってしまった。
「あ、ごめ……」
「まったく、なんで、あんた!!…………っと誰かいるのか?」
 その場にいるはずの無い第3者の声に思わず2人とも、後ろを見やった。
「……えっと、菊川……さん?」
 同じブレザーの制服、きついぐらいに切れ長な目でこちらを見つめて、いや、睨んでいた。
「……えっと、まあ、ちょっと……ね。この子が昨日の事がすっぽり抜けてるっていうから。万一でも手がかり無いかと思ってね。この子が気になるって言ってたんで」
 その言葉を聴いて目を閉じ、口を閉じた。もし2人が近くに居れば舌打ちしたのに気がついただろうが。
「……んで、思い出せそうなの?」
「正直半分半分かな?思い出せそうなんだけど」
「また頭痛?」
 頭を抑えて言う光奈に、奏が駆け寄った。
「そんな無理して思い出すこともないでしょ。とりあえずもう、帰れば?」
「……思い出されて困る事でもあるの?菊川さん」
 光奈のほうを見ていた奏だが、強い口調で尋ね、菊川の方を見た。その目が明らかに敵意を向けて。
「そんな訳無いでしょ」
「だったら。なんで、光奈がいてあんなに大声出したの?まさか、隣のクラスのあたしに文句があるわけじゃないでしょうに」
 そう言って奏は
「お願い、教えて。菊川さん」
 思い出させるのを拒むように痛む頭に触れながら、菊川を見つめて光奈が小さく頼んだ。が。
「……知らない!!」
「待て!!何か知ってるんでしょ!!!」
 ザッと強く地面を踏みしめ駆け出した菊川を急いで奏が追いかける。
「っ。待って!」
 その後を続こうとした光奈だが。
(いいの?本当に知りたいの?)
 頭の中に声が聞こえる。
「……このまま気持ち悪いままよりは、幾らかマシよ」
 そう返すと、小さな息を付く音が脳裏に届いた。
(……なら、教えてあげる。お母さん)
「え?」
 お母さんの声に、思わず驚きの声を上げたと同時に目の前にまっ白に染まり意識を失った。

197:77→双月
07/05/11 14:22:55 QGV4JNwN
「なんなの?なんなのよ?」
 少しでも遠くへ行くために足を速める。息が切れ、肺が酸素を強く求める。

 ただ落とした携帯を届けようと菊川 薫に届けようとしただけ。ただそれだけの事だった。それがいつの間にか見失ってしまった。
 そして、戻ろうと振り返った瞬間、背後から襲いかかってきたのは薄汚れた鉄色のミミズみたいな物だった。まるでアスファルトを水面のように出てきては潜る生物を少なくとも光奈は知らなかった。
「そのまま振り向かずに逃げな。佐伯さん」
「え?」
 すれ違いに同じ制服を着た少女が映る。
 聞き覚えのある声に数歩進んだ後で立ち止まり振り返った。
 そこには、探していた少女が化け物との間を立ちはだかるように仁王立ちしていた。
「……行くよ。ラクスチャー」
 そう捨てるように言った薫の右腕が不自然に膨れ上がる。まるで沸騰した水の中から湧き上がる泡のように盛り上がった。
「え?」
 まるで非現実的な光景。少女の右腕から膨れ上がった黒い塊が布の様に広がり体全体を包み込み、まるでぴっちりとした全身タイツの様に首まで体をすっぽりと覆った。
「さて、殺らせてもらうよ」
 そう一方的な宣言をすると、一気に駆け出した。すると、化け物の方は地面へと潜り始める。
「逃がすか!」
 人在らざる力、一気に魔物を飛び越え背後に回ると脇に抱えて捕らえた。
「……せぇの!!」
 そして一気に引っ張り出す。力いっぱいにやったために周りの電柱や壁を破壊していた。が、それでも振り回す事を止めない。
 ごぉおおああああ。
 痛みのために怪物は声をあげのた打ち回る。その隙を見逃さなかった。
「捕食」
 そう言って再び薫の右腕が伸びる。そして、薫の手から伸びたそれは落ちていた大きな石を食べた。見た感じは影が岩を食べた感じだった。 
「構成変更、ハンマー」
「な、なに?」
 今まであまりの非現実的な光景に見ているしかなかった光奈は思わず声を上げた。
 まるで消化しているように少女の腕から伸びたそれが岩を飲み込んだかと思えば、今度はぐにゃぐにゃと形を変える。そして、根元から動き出し、少女の腕の中へと収まる頃にはそれは真っ黒なハンマーへと変わっていた。
「これで終わりだ!!」
 言葉と同時に一気に振り下ろす。
 びちゃ。ドゴッ。
 二つの音とともにミミズのような物は叩き潰されていた。
「捕獲完了。」
 そう言ってハンマーを振り上げる。その先には少なくとも日常生活では見かけないような奇妙な蟲がうごめいていた。まるで芋虫。だが、頭の部分から無数の触手が延び、そしてその先には、つぶされたミミズが息絶えていた。
 完全にミミズから蟲を引き離す。すると、ハンマーが再び口に姿を変え、蟲を飲み込んだ。

198:77→双月
07/05/11 14:24:14 QGV4JNwN
「さて…………、逃げろって言わなかった?」
「え?」
 自分の事を言われているのかと光奈は気がつくと、何度も瞬きしていた目を閉じ、再び開くと答えた。
「だ、だって、お礼言ってなかったし、それにこれ拾ったから返そうと思ったし」
 そう言って携帯を差し出した。
「あ、落としてたんだ。…………まあいいか。それじゃあ、お礼はしてもらうから」
「え?」
 一歩一歩近づいてくる薫。教室ならなんとも思わないのに、何故か今は怖く感じていた。
 携帯を取り戻す。と同時に顔が近づき、そして口付けをかわされていた。
「?!んんっ!!」
 ぐいっと顎を少し持ち上げられ、唾液と一緒に何かが流し込まれて、飲み込んだ。それだけではなく、薫の舌がねじ込まれ光奈の口を犯していた。
 んっ……、っふ、……ちゃぷ。
 お互いの口の間から息がこぼれる。その間も、薫の舌は楽しむように光奈の舌を絡めとっていた。
 驚きに見開いていた光奈の瞳が徐々に蕩けていった。
「菊……かわさん?あれ?」
 まるで腰が抜けたようにストンと地面に座り込む。光奈が立とうと腕に力を入れても立ち上がることが出来なかった。
 ペロッと舌で唇を舐めて唾液をぬぐう。その舌の動きから光奈の目が離せなかった。
「はぁ……んっ、……なに……したの?」
 まるで熱でもでたかのような気だるさに頬の熱。違ったのは下腹部が何故か疼く事だ。
「さてね。携帯も返してもらったし。そろそろ続きをやらせてもらうよ」
「え?な、なに?これ……」
 思わず光奈は声を失った。腰砕けた光奈の目の前、薫の股間部分にまるで男性器のように盛り上がっていた。
「……舐めなさい」
「え………………………………」
 薫の言葉に、光奈は呆然と前を、薫の黒い一物を見つめた。そして、引き寄せられるように体が勝手に近づいていく。そして、舌を延ばし、濡らすように舐め始めた。
「んっ……、ちっゅ、ぴちゅ……んっふ」
 舐めるほどに口の中に唾液がたまり、それでねぶる。徐々に擬似的な男根が黒くてかると同時に、再び光奈は熱病でもかかったように見つめ、舐めていた。
「ふふっ。……そんなにいいの?」
「ちゅっ、く……は…い。」
「そんなにいいなら、好きにしていいよ」
「んっ」
 その言葉を聴いて、舐めるだけでなく、光奈は口を開けて咥えこんだ。
「っく、んんっ、っふ、んくっ」
「……悪くないけど、光奈。レディコミだっけ?好きだよね?」
「っふ、ふぁい。……好きです」
「じゃあ、男の人がどうすればいいか分かるでしょ?優等生の光奈さん」 
「んっ、じゅずっ。じゅ、っく。ふっんっ。ちゅっ、ぴちゅっちゃっ」
 本で見た知識を思い出しながら、口を窄めて扱いていく。その間も舌は薫のモノを舌先で強く舐め動かしていた。
「上手上手、まるでやった事があるみたい」
「んっ、そっんな、ないですっ」
 唾液が弾けるぴちゃっと淫靡な音を鳴らし、首を振って光奈は否定した。
「じゃあ、確認させてもらおうかしら。いいわよね?」
「ふぁい、菊川様の望むままに」
「じゃあ、立って。どうすればいいか分かるわよね。それと」
 立ち上がろうと手を地面についた光奈に言った。
「薫様。いいわね?」


199:77→双月
07/05/11 14:24:44 QGV4JNwN
 その言葉に、光奈は小さく頷いた。そして。壁に背中をつけ、長いスカートを持ち上げて、口で咥えながら従った。
「どうぞ、確認してください。薫様」
 その言葉に口の端を上げて薫が笑い、上から凝視しする。
 真っ白い足の付け根、すでに濡れて色を変えたショーツと、普段学校で見せる優等生の姿はなく、まるで誘い込む発情した雌猫のような淫ら顔を薫に見せていた。
「じゃあ、いくよ。もっと足を開きなさい」
「はい……」
 背中をもたれさせて、足元をズリズリと刷りながら足を開く。その足の間に体を入れ、右手でショーツをずらす。そして『いくよ』と一方的に言うと、左手で光奈の体を抱き寄せ、下から一気に突き上げた。
「いったあああ、んんんんんんんん」
 突き上げられ、膜を破られて悲鳴をあげた光奈の口を薫の口が覆った。口から離れたスカートが落ちる。
 そして口をふさぐように光奈の口を薫の口がふさぎ、悲鳴が口の中を震えさせる。ようやく悲鳴が止まると薫の口が離れた。
「処女だったのは本当だったみたいね。てっきり男に媚びうる勉強もやってると思ったけど」
「はぁ……、……はぁっ、そんな……酷いです。始めては、好きな人だけって、決めてましたから……」
「………………。…………ごめんね。勝手に奪っちゃって」
「そんな……薫様なら私」
 そう言って光奈の目から溢れる涙をぬぐった。
「…………そ。じゃあ、忘れさせてあげる。今日見たことも、ここでのことも全部ね」
 そういって下から上に体を揺さぶった。
「んんっ、っく、ぁっ、っぅ」
 最初は痛みに目をつぶっていた光奈だったが。
「ぁ?あ?……んっく、ふぁっ、や、すごっ、おく、あたって、るの」
 まるでトランポリンで跳ね上げるように下から腰を打ち上げる度に光奈の顔からは苦痛に寄せていた眉が徐々に緩み、逆に緩んだ口元からは弾んだ息と飲み込むことを忘れた生唾が溢れていた。
「そんなに、きもちいい?」
「ふぁ、いっ。おく、つかれると、すご、く、ひゃ、んっ、きも、ちいいのが、ひろ、がるの。」
「ほんと、こんなにきゅって、締めて。そんなに、これがいいの?」
 そう言って上に腰を突き上げると同時に、光奈を抱き寄せた。
「いひ、おく、おくがいいのぉ。すご、ぃく、い、い」
 ただでさえ狭い膣内が味わうように薫のモノをくわえ込む。抜くたびに雁が引っかかり、そのたびに喜びに悲鳴をあげ、奥を突くたびに光奈の目の前に火花がチカチカと灯っていた。
「ほら、いきなさい。」
「あ?っ、すご、くるくっ、きて、いちゃあああああ」
 ビクビクッと足がつった様に痙攣させながら、膣中をきつく締め付ける。その反動で、薫のモノから暖かい液体が注がれた。
「ぁ。あたたか、いのが中にでて……る……ああっ……え?」
 注がれているだけならまだ理解できる。だが、薫のモノが膨れ上がり根元から何かが競りあがっていった。そして、薫の肉棒らしきモノから何かが転がり落ちた。
 それを確認すると、ペットボトルから水が抜け落ちるように光奈の中を満たしていた薫のモノが消えていくのと同時に、薫の体を覆っていた黒いスーツが収束し、体の中に消えていった。
「え?あ。やだ、やだ。割れる?割れてるの!!」
 自分の体の中を駆け巡る異変。光奈の中に残った物が弾け、蟲のようなものが膣を泳ぎまわる。
 やがて、肉壁をみつけると小さく噛み付いた。
「え?あ………………」
 注射器から注がれるように蟲に刺された痛みがすぐに消え、体の中に溶け広がっていく。
「さて。クルスティア?私が誰か分かる?」
「……名称登録完了。以後私のことはクルスティアとお呼びください。ラクスチャー様とマスターの菊川薫様」
 まるで焦点が合ってない目。そして感情も何もない言い方で光奈の体が答えた。
「上出来。さて。……せっかく私に隷属してもらったけど、今日の事を忘れて。貴女の体の主のために」
 その言葉にクルスティアは小首をかしげた。
「それは……私では役に立たないからですか?」
 機械的な言葉。だが、その言葉はどこか悲しそうだった。
「……まあ、こればっかりは私の気持ちの問題よ。初めてを好きな人に上げるって願いは分からないでもないからね。忘れたら、好きになった人を初めてっておもえるでしょ」
「かしこまりました。ですが、もし、私の体が思い出そうとしたらいかがなさいましょう」
 そう聞いた薫は瞳を閉じる。そして、目を開けて答えた。
「思い出そうとしたなら止めて。それでももし聞きたいようなら、全部思い出させても構わないから」
「かしこまりました。それでは今日のここでの出来事を家に帰ったら封印いたします」

200:77→双月
07/05/11 14:25:17 QGV4JNwN

「……うそ。……」
「本当だよ。お母さん」
「え?」
 自分の口から出た言葉に、思わず自分の手で口をふさいでしまった。
「な、なんなの?」
「この体はお母さんのもの。でも私の物でもあるから」
「やだっ!なんなの?」
 勝手に口を出る言葉に頭を掻き乱して座り込んだ。と。
「さて、光奈」
「あ………………薫…………様」
「……だから、思い出すことないって言ったのに」
 機嫌が悪そうに薫が言い捨てる。その言葉に申し訳なさそうに光奈、いや、クルスティアが答えた
「申し訳ありません。私が居ながら」
「まあ、思い出したならしょうがない。それより、誰だったっけ一緒にいた子」
「奏……ですか?」
「あの子が走っていった辺りには反応があるんだよね。敵の」
 その言葉に徐々に光奈の顔から血の気が引いていった。
「う……そ」
 いつの間にか頭の中にある記憶が巡る。敵。
 それは自分達と同じように何かに寄生する生物。だが、その目的は全てを食らうために寄生した相手を取り込む物達の存在だった。
「お願いします。あの子を、奏を助けてください!!」
「……それがどうなる事か分かってる?」
 思い出した今なら分かる。それがなにをされるのかを。だが。
「あの子に恨まれても、殴られてもいいです。でも」
 強く口の奥に力を入れ、薫の目を見つめて返した。
「あの子を失いたくありません」
「……了解」
 そう言って踵を返して歩き出す薫の後ろを光奈は慌てて追いかけていった。

201:双月
07/05/11 14:34:18 QGV4JNwN
え~、まだ話が途中ですが。一度ここで止めときます。というのもこれでいいのかまだ思考錯誤中なのでここの住人に意見を聞いてみたいもので。
さて、急いで続きを書こう(汗)。それとエロ分がまだまだ甘いなぁ(汗)

202:名無しさん@ピンキー
07/05/12 12:09:46 vCMeavkO
GJ! GJ! GJ! GJ!
主砲が焼け付くまで抜いた。

・・・次が来るまでに、寄生虫砲に砲弾を装てんせねば・・・・

203:名無しさん@ピンキー
07/05/12 15:11:13 d4X66iys
GJ!
こういうのも大好き
しかし、名前とかアルファベットが読めなかったり……orz

204:双月
07/05/13 01:24:17 1sOGWnkv
感想どうもです。って、タイトルつけるの素で忘れてたorz 

キャラの名前は 佐伯 光奈(さえき みつな)と伊勢 奏(いせ かなで)、菊川 薫(きくかわ かおる)の今の所3人です。
それと、ケーキ屋の名前はソリダゴ・ビルガウレア。アキノキリンソウという花からです。

 とりあえず、スレ違いじゃなくてよかった(苦笑)。続き出すまでにタイトル決めよう(汗)。

205:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/05/13 16:50:55 +dojCkTc
(4)
「あら?由美だけなの?」
佐々木美和は、何も知らない顔で屋上に現れた。屋上には、由美と涼が立っている。
「ん~。千夏に電話繋がらなくてね」
携帯をプラプラとさせながら向き直ると、美和は入り口の前に立ったまま話を聞いていた。
腕を組んだままのその顔を見るに、どうやら御機嫌がよろしくないようだ。
「何やってるのよ・・・千夏がいないと始まらないのに」
「まぁ、今日は美和が直にやればいいじゃない。見てるのもいいけど、結構気持ちいいよ?」
「直接・・・?」
美和が直接手を出すということはめったに無い。
育ちのせいか、性格のせいなのか。行為は他人にやらせることが多い。
当然、この「行為」も例外ではない。
「踏みつけてやった時の顔をみると、ゾクゾクってくるのよ」
「ひぃっ」
涼が引き倒され、軽い悲鳴をあげる。
「ほら、この顔。どう?泣きそうな顔しちゃって。まだ何もしてないのにねぇ?」
「ホント・・・こんな時は可愛いのね。Mなのかしら?」
「ふふっ。じゃあ美和、続きしてあげなさいよ。」
由美は涼の横から一歩下がって、どことなくうれしそうな美和に場を譲った。
堅く握り締められた拳が、振り上げられる。

「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・けほっ・・・・ぐ・・・・・」
「・・・・ふぅ・・・・スッキリしたわ・・・・・・・・・・」
由美は傍観していただけだったが、正直美和の豹変振りはいつも酷い。
踏む瞬間、蹴る瞬間、刹那に浮かぶ笑みは嬉々とし、瞳は獣のように輝いている。
一方、容赦ないその攻撃に耐え切れず、涼は息を切らせて苦悶の表情を浮かべていた。
「美和、少しは手加減って知らない?結構やばいんじゃないの?」
「あら、いつもこれくらいじゃなかったかしら?なんなら本人に聞いてみたらどうかしら?」
「本人に・・・ねぇ・・・・あの状態じゃ何言っても聞こえないと思うけど・・・・・」
由美が目を向けた先には未だ顔を俯かせた涼がいた。
「ほら、なんとか言ったら?」
美和が腹部に蹴りを入れようとしたその瞬間――

206:黒い人@AT SCHOOL ◆JKJRKSATYY
07/05/13 16:53:07 EZaUGuCu
「もう済んだの? ・・・佐々木サン」

いままで暗い顔で苦しんでいた女が、ぞっとするような妖艶な笑みを浮かべて美和を見上げる。
同時に、蹴ろうとしていた脚が止まる。いや、止められた。
涼が伸ばした手で、美和の右足を押さえていたからだ。
「なっ・・・・前田っ・・・・・むぅっ!!・・・・・」
驚いて声を出した瞬間、後ろにいた由美が体を押さえつけて何かを飲ませた。
その途端、美和は体の制御が効かなくなって崩れ落ちる。
「悪いけど、私はMじゃないのよ。アレだけ蹴られて殴られて・・・由美もちょっとくらい止めなさい」
「だって・・・普段どおりを装えってぇ・・・・涼様がおっしゃるから・・・・んぁ・・・」
「まぁあこの性格の女は、一回タガを外すと凄いから・・・」
「ゆっ・・・由美・・・何してるの?」
動けない美和が見ている前で、涼が由美の制服の中に手を潜り込ませてもぞもぞと動かしていた。
まさぐられている由美の顔はとろん、としていて、さながら薬をうたれた様に見える。
「何してる・・・?何言ってるのぉ・・・ご褒美よ・・・」
「ご褒美・・・?」
「あら、・・・・ココをこうするとどうなるのかしら?」
「ひっ・・・そこはっ・・・・ひゃん!!」
「我慢してるの?あんな女がいるからって。ホントにMの変態なのね」
涼が言った途端、手の動きが加速した。
「ひゃっ・・・んあぁ!! あああん!!!! そんな・・・こすったら・・・・!! んああああああああ!!!!」
手の責めにより、由美は体をビクビク震わせている。
涼が手を抜き出したせいで由美の体が倒れ付す瞬間まで、美和は言葉一つも吐かなかった。
「さて、と・・・・待たせたわね」
「ひぃっ」
向き直った涼を見て、怯える美和。
「いい悲鳴ね。もっと聞かせて欲しいわぁ・・・」
「いやっ・・・いやぁっ・・・・」
「そろそろ種子が本格的に機能し始める頃ね」
「え・・・・・?」
その瞬間、美和の心の中で声がした。
『従っちゃいなさいよ。そうすれば気持ちよくなれるわよぉ・・・』
「だっ・・・誰!?」
涼はその様をただ笑って傍観している。
『名前なんてないわ。もう1人のあなた・・・佐々木美和の別人格よ』
「別人格!!?」
『フフ・・・驚かなくていいのよ。あなたは黙って―――犯されてればいいのよ』

207:黒い人@AT SCHOOL ◆JKJRKSATYY
07/05/13 16:55:43 +dojCkTc
涼は黙って見ていた。全て順調に進んでいるようだ。
美和の目が虚ろになり、口の端からは透明な涎が零れている。
「涼様、美和に何をしたんですか?あーあー。涎まで垂らしちゃって」
「あの種は宿主の人格のコピーを基盤として、寄生体の意志を映した人格を形成する。
今あの子の心の中では、2人が闘っているのよ。元人格がSなわけだから・・・
堕とすのにはピッタリでしょうねぇ・・・。
あと、絶対に屈しないっていう暗示がしてあるから抵抗し続けるわ。
壊れるか、もしくは受け入れない限りは・・・ね」
「・・・美和のキツい性格から考えれば壊れちゃうんじゃないですか?」
由美が怪訝な顔をして質問をする。
「仮にも私の子供・・・・ただキツくして壊すなんて品の無い事するわけないわ。
まぁ・・・プライドをズタズタにする程度でしょう」

208:黒い人@AT SCHOOL ◆JKJRKSATYY
07/05/13 16:57:52 EZaUGuCu
「ひぃぃっ!!!」
「ほら、このくらいで音を上げるの?だらしないわね」
何も無い真っ白な精神世界内では、寄生人格のスパンキングが始まっていた。
どこからか現れた触手に絡めとられて動けなくなった美和は、ひたすら鞭で叩かれている。
パチンッ、パチッ、パチンッ
「あぁっ!! ああぁっ!! あうっ!! ひぃっ!!」
「まだ200回にもなってないのよ?打たれ弱すぎ」
「あぁっ!! 嫌ぁ!! 痛いのぉ!! ひぁっ!! いひゃぁっ!!!」
美和の尻は赤く腫れている。最も、精神世界なのでそこまで酷くはなっていないが。
元々性格がSなので、痛みには当然弱かった。
「はぁ・・・はぁ・・・・もう・・・・・やめ・・・・てよぉ・・・・」
「・・・・あなた・・・悔しくないの?」
「悔しい・・・?」
攻撃がやみ、寄生人格が語りかけてきた言葉を繰り返す美和。
「こんな風にされて。叩かれて。こんな事されたことないでしょ?」
「悔しいわよ!!!」
「ほら、じゃあ離してあげる」
体に纏わりついていた触手がふっと消えた。残ったのは真っ白な空間と、2人の人格のみ。
「え・・・?」
「どう?もう自由に動けるのよ?」
「・・・体が・・・」
思うように体が動かない。寄生人格の、体から、手から、足から、顔から。目を逸らす事ができない。
「どうしたのかしら?」
「あなたが何かしたんでしょう?」
「私が何をしたとしても・・・あなたは動かないわ。期待してるんですもの。ねぇ?」
「きっ・・・期待ですって!?」
「そうよぉ・・・このままにしてれば叩いてもらえるんだもの」
「そんなわけ無いでしょ!!!」
「ベタだけど・・・カラダに聞いてみましょうか」

209:黒い人@AT SCHOOL ◆JKJRKSATYY
07/05/13 17:19:11 EZaUGuCu
「ひぁっ!!・・・もう・・・もう・・・」
つつ、と背筋に手を這わすと、美和はたまらず声をあげてしまう。
「何を?直接弄って欲しいの?」
「ち・・・違う!!」
「じゃあ叩いて欲しいのね」
「ちが・・・ひいいぃっ!!!」
「あなたはなぜ抵抗するの?」
「抵抗・・・したくないから・・・」
「抵抗するとどうなるの?」
「叩かれ・・・ます・・・」
「でも抵抗しなきゃいけないのよね」
「そうです・・・」
「本当は叩かれたくて抵抗するんでしょ」
「叩かれ・・・・たい?」
意外な言葉に、声が少し上ずる。
「叩かれたい」
「叩かれたい・・・」
「叩かれたいから抵抗するんでしょう?」
「そうです・・・叩かれたいから・・・抵抗・・・します」
次第に目に光が無くなり、声もただ言葉を反芻するだけになっていく。
「ぶたれると気持ちいい・・・体が熱くなる・・・」
「キモチイイ・・・ぶたれるとキモチイイ・・・」
「叩いて欲しいでしょう?」
「叩いて・・・欲しいです・・・・・」
「ふふ、これで刷り込みは完了ね・・・・」
寄生人格の愉悦を含んだ笑いは、涼のそれにそっくりだった。

210:黒い人 ◆JKJRKSATYY
07/05/13 17:25:34 b5egUNWf
まぁまだまだ続くんだけど、とりあえずここまで。
他の作家さんはどうやってあんな長い文章書くのか・・・。
この先の方向性としては、体と精神にMってのが刷り込まれてるんで、
主人格は戸惑いながら次第に被虐快楽を求めるようになると。
何分精神世界の事でエロ描写薄い上に、自身が堕ち過程にこだわりたいので会話ばっかです。
次はなんとかこれよりねっとり濃い描写を。

>>204
GJです。

211:名無しさん@ピンキー
07/05/15 10:36:22 jejzA7im
物を書きたいならこんなゴミ溜めで乞食批評家の顔色伺うよりやる事が有る

212:名無しさん@ピンキー
07/05/15 15:11:10 Gnz7d5pL
乞食批評家乙

213:名無しさん@ピンキー
07/05/15 16:58:04 kOBeNTrK
古事記は批評はしないと思う
古事記を批評はするが

214:名無しさん@ピンキー
07/05/16 12:10:58 ey2Pczsj
めろめろんさくら組
古事記 王子

215:名無しさん@ピンキー
07/05/18 02:50:42 j5CJMAn2
流れ気にせずにGJ>>210
俺この話好きだわー
wktk

216:名無しさん@ピンキー
07/05/22 01:57:42 kiVsyke/
保守

217:名無しさん@ピンキー
07/05/23 20:46:56 eB9dywng
そういえば外国の少年向け小説のアニモーフ?っていう小説の敵が寄生生物な件。
以外と読んでたら寄生の仕方とかウマー(゚д゚)だったはず(暫く読んでなかったからうろ覚えだが…)

218:名無しさん@ピンキー
07/05/27 04:28:15 I5KIEC3l
耳から入って脳を操るというその設定を聞いただけで抜ける

219:名無しさん@ピンキー
07/05/27 05:58:44 n8/yQZSv
つ寄生獣

220:名無しさん@ピンキー
07/05/27 07:36:09 I5KIEC3l
思ったときには
すでに行動は終わっている

221:名無しさん@ピンキー
07/05/27 09:12:00 3TGk57og
>>219
ラストに号泣しますた、スレの意義とは多分違う意味で。
ありがとう! こんな良い作品を教えてくれてありがとうある意味スレの意義と関係ないけど!!

222:名無しさん@ピンキー
07/05/27 11:15:45 dHheJ9Bf
>>218
DeepForestにもある罠

223:名無しさん@ピンキー
07/05/27 12:52:33 9OY07/VU
>>222
URLリンク(nakaama.web.infoseek.co.jp)
だな

224:218
07/05/30 22:35:15 ihbLoc8Y
オッフ
コレはチェックしなければ

225:名無しさん@ピンキー
07/06/01 02:48:25 EUMwfXpv
寄生、洗脳、堕天、連鎖堕ち、触手ペニス

全部俺の好きな単語だ…

226:名無しさん@ピンキー
07/06/01 03:30:10 HKVl4Zw9
URLリンク(www.zyx-game.co.jp)
ここの新作のテレカに虫の鎧?みたいなのに寄生されて色変わりかけてるっぽい
主人公のイラストがあるんだが、
これは該当作とみなしてええんかね?

227:名無しさん@ピンキー
07/06/01 12:54:09 H1Bao36V
はて?ライディに寄生なんてあったっけ?

IはCGだけ変わってシナリオは全部一緒だったみたいだから
Ⅱも同じだと思ってたんだが……
新ルートが入ったって言うんなら購入も検討せざるを得ないな……

228:名無しさん@ピンキー
07/06/01 13:39:43 zrGhmi9l
これだな↓
URLリンク(www.zyx-game.co.jp)

だがライディⅡインストールしてみたのだが、CGギャラリーの中にぱっと見で見当たらない罠
これ、作中のどこよ?

229:名無しさん@ピンキー
07/06/01 18:40:11 bjrhfuVN
なんかこう画像見たら、エロい「鎧の魔剣・鎧の魔槍」みたいだなとか思った。
そういや装備品に寄生されるというのもありか?

230:名無しさん@ピンキー
07/06/01 19:49:37 is8YGBZE
寄生されやはて犠牲者も武具そのものになっていく…

なんてのもありかもと思った。

231:名無しさん@ピンキー
07/06/01 20:55:35 zrGhmi9l
いやー装備品に寄生されるなんてもう大好物ですよ!!
ただ中々無いんだよね……そー言うシチュ

232:名無しさん@ピンキー
07/06/01 22:18:48 o/mPj37V
>>229
ドラクエ3のジパングでヤマタノオロチ狩る前に拾った仮面を装備したら
呪われてて取れなくなっちゃったという悲しい出来事を思い出した

233:名無しさん@ピンキー
07/06/02 03:45:58 ilcpUPBM
URLリンク(www.uploda.org)
>>222をチェックした結果、やっぱり耳から寄生するのはすばらしいという結論に達した

234:名無しさん@ピンキー
07/06/02 05:52:15 wvRaqodS
般若の面、破壊の剣、不幸の甲、悪魔の鎧、嘆きの盾などを
勇者に装備させ、一人でゾーマ神殿に特攻させてみたい


235:名無しさん@ピンキー
07/06/02 14:32:29 32OZK0ed
>>234
身体に付けてるのはあぶない水着とかでいいんじゃないか?
まあ重装のが操られて雰囲気出てていいのかなぁ

236:名無しさん@ピンキー
07/06/02 17:03:14 bmRql4hX
>>233見れなかった(´・ω・`)何だったんだろ

そういえば前に闘姫陵辱で刀に少しずつ侵食されていくおにゃのこの話があったな
あれは良かった…

237:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:15:45 ilcpUPBM
あれはよかったべ
最後の表情が特に

238:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:42:14 3shGcW0I
>>236
最後の1枚とか凄いいいよな!

239:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:53:22 W+UCj4O3
>>236-238
闘姫凌辱の何番?

240:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:58:47 tzzIHLSY
「MISS BLACK」さんの「夜叉姫譚」のことか?
あの人の書くのは結構アタリが多いんだよな……「牙の聖女」も中々いけるし。

241:双月
07/06/03 15:17:42 3rUKQ1we

 ん~。装備品に寄生されてか。
 ……ふと思いついたのは、魔族討伐の旅にでていた勇者達が、魔族の領地内の武器屋に立ち寄り、武器を購入。そして使うごとに武器に見入られ、その興奮で夜はお互いに犯し犯され最終的には魔族になる果てるとか浮かんだ。

 え~。前回の続き投稿したいと思います。それでは。

242:寄装獣士 ラクスチャー
07/06/03 15:28:52 3rUKQ1we

登場人物

 伊勢 奏(いせ かなで) 今回の犠牲者。新たに寄装獣を植えつけられる。

 佐伯 光奈(さえき みつな) 前回の犠牲者。女性型の寄装獣を植えつけられ、薫とラクスチャーに従属している。

 菊川 薫(きくかわ かおる)寄装獣に取り付かれ、謎の敵と戦っている。前回の戦いの後に光奈を襲い、自分の従者にした。

 前回までのあらすじ。

 失った自分の記憶を奏と放課後に探していた所、同じクラスの薫に止められる。その薫を追いかける奏。光奈も追いかけようとするが、自分の頭に響く声が思い出したいのかと問いかける。
 そして思い出し、光奈は自分が何なのかを思い出す。さらに薫からは奏が走っていった方向、そこに敵がいると告げられ助けて欲しいと願った。

243:2話目 二人目の犠牲者
07/06/03 15:31:45 3rUKQ1we
「……っち。逃げられたかって、帰宅部に負けたとあっちゃあ、ソフト部の決戦兵器の名がなくわ……まったく」
 短い髪をかきあげながら、思わず呟く。走、攻、投、守とエースで4番のプライドにかけて追いかけたのだが、逃げられ悔しそうに唇をかみ締めた。
「……こんど絶対に、入部させてやる。……って、変な所まで来たなぁ」
 突進する猪のようにまっしぐら追いかけてたのかといわれれば否定はしない。
 が、周りの景色が徐々に壁がコンクリートから柊の垣根、やがて無くなっていったり、さらにはアスファルトがむき出しの地面になる様を流れる景色、足音が自分が荒れた場所に来ていたのを告げていた。
 そして、今たっているのは数日前にたて壊した、近所じゃ有名な幽霊屋敷と噂までたっていた館の前だった。
「戻って謝るか」
 スカートが軽く巻き上がるようにひるがえり、後ろを向く。と。
 ガラッ。
 崩れ落ちた瓦礫から音が聞こえる。が、1度だけなら偶然だろうが。
 ガラ ガラガタンガッタン。
「なに?」
 振り返った瞬間だった。
 土に汚れた乳白色の15インチテレビぐらいの大きさの物が奏目掛けて飛び出してきた。
「なっ!!」
 右手に持っていたカバンを投げ飛ばして相手の起動を変えながら、奏は急いで身を翻すと逃げだした。
「なんなのよあれ」
 走りながらチラッと後ろを見る。何本かは分からないが、同じようなのがうねりながら追いかけていた。
 ビュン!バチッ!!
 背中を鞭のような物で打たれた痛みが広がる。思わず痛みで足を止めてしまい転んでしまった。
「っ!!!」
 そして、狙ったように足を絡めとるとズルズルと引きずられてしまう。
「やめっ!っく、ぁ!!な、離してってば!!」
 スカートを引きずられ、下着がまで見えてしまうが気にする間もない。足をあげ、かかと落としでつかんだ物を踏みつける。が緩むどころかより強く絡まっていく。
 触れたくも無かったが触れてしまった感触は植物の木の枝。ガサガサと乾き、それが肌を擦るにつれ、痛みが走った。
「やだっ。離せって!!!」
 暴れようとするが腕も足も絡めとられ、なすすべなく引きずられ、体が宙に浮き上がる。
 今まで来た道を戻され、さらに今は無き館の裏庭へとたどり着いた先に見えてきたのは同じような木の枝を伸ばしたリンゴの樹だった。何故か季節外れの実をつけて。
「なに?やだ。なんなの?ねえ?」
 人を触手のように枝で捕らえる林檎なんて聞いた事も無い。そして。
「ひっ?!」
 奏の目に映ったもの。それは、RPGで言えば真っ赤なスライムのような感じで幹から出てきた何か。そして、それは先端部が2つに裂けて奏に目掛けて伸び上がってきた。まるで餌を目の前に食らいつこうとする口のように。

244:2話目 二人目の犠牲者
07/06/03 15:32:48 3rUKQ1we
「やだ。誰かたすけて!!」
 ぎりぎりで届かない足をばたつかせて、足掻く。と。
「まあ、いいけどね」
 声が後ろから聞こえ、そして一気に奏を飛び越していった。それはさっきまで追いかけてた相手。
 だが、姿は奇妙なボディースーツに身を包んでいる所だった。
「とりあえず、とっとと終わらせる。構成変更」
 奏に見えない様に左腕を前に突き出し、腕に捕らえていた物質の姿を変える。腕の長さほどある刃のない剣。それを右手で握り締め、そして。
「ふっ」
 片手ですばやく奏を捕らえていた触手を斬り捨て、薫目掛けて襲い掛かる触手を切り払った。
「きゃっ」
 小さく悲鳴を上げて奏が地面に座り込む。それを横目に確かめると薫は相手を一人に絞り込んだ。
 着地と同時に右足で強く踏みきって一気に距離を詰める。そして、テークバックから樹の幹を逆袈裟に切り上げた。
「じゃあな」
 握りを返して今度は薫の目の前に突き刺す。力任せに突きささった剣が再び姿を変え、樹の内部をズブズブと入り込んでいった。
 奇妙な林檎の樹は苦しそうに触手を叩きつけ暴れまわる。
 が、気にせずに中に刺していく。樹の内部では剣だった物がまるで蛇のように蠢いて探していた。この樹に寄生した相手を。
「あばよ」
 見つけたのを確認して、口の端を上げて薫が笑うと樹を駆け巡っていた蛇が一気に食い殺した。
 それと同時に触手は枯れ果てた枝になり、薫の頭上で揺れている葉の擦れる音も心なしか弱く感じられた。
「ふぅ……さて」
 踵を返して歩き出す。呆然とこの光景を見ていた奏の元に。
「あ…………えっと…………ありがと」
「別に。……まあ、お礼はしてもらうけどね」
「へ?な。なに!?」
 言いながら奏の前に座り、薫は奏の顎を少し上げさせた。そして不意打ち気味に奏の唇を奪い、口液を流し込んだ。
「!!!!!」
 あまりの事に目を丸くさせて驚く。そして。
 バチッ!!!!!
「何すんのよ!!この変態!!!」
 思いっきり引っ叩いて立ち上がると薫を全く見ずに歩き去って行った。
「……へぇ」
 叩かれた頬を触りながら、感慨深げに去っていく奏の背中を薫が見つめていた。そして「なるほどね」と何か悟ったように薫は小さく笑った。


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