07/06/02 14:05:12 2jg6n9ZH
お待たせしました。
書きあがったんで投下します。
ウザイと思ったらスルーしてください。
公園から帰ってきた二人は、永澄の部屋(屋根裏)で肩を寄せあい座っていた。
二人は恥ずかしそうに笑みを浮かべていた。
燦は永澄の肩に頭を置き、永澄な燦の肩に手を回していた。
二人は喋ることもせず、ただお互いの感触を楽しんでいた。
とてつもなく可愛い顔が隣に、超至近距離にあり、心臓がドクンドクンと動く。
(ちょっと、寒くなってきたな…)
「燦ちゃん、寒くない?」
ふと沈黙を破り、話しかけてきた永澄に対し、燦は気を使い応える。
「ちょっと寒いけど、全然平気じゃきん」
「あ、寒いなら布団入ろうよ。二人で入ればかなり温かいから」
永澄はさりげなく燦を誘う。永澄は、未だしたことのなかった添い寝がどうしてもしたかったのだ。
燦は顔を赤らめながら、しかし躊躇うことなく応える。
「永澄さんがいいなら…」
その言葉を聴くと同時に永澄は布団に入る。
そして手招きしながら、
「じゃ、おいで。燦ちゃん」
「変なことせえへんでね…?」
そういうと燦はゆっくりと布団に入る。
燦は言葉では「しないで」と言ったが、本心は、「して」だった。
永澄はガラにもなく、そんな燦の心を見抜いていた。
燦が布団に入るなり、永澄は抱きついた。
「ひゃっ!んん、永澄さん…温かいなぁ」
「燦ちゃんも、すごく温かいよ」
添い寝など夫婦にしてみれば普通のことなのだろうが、二人にとっては斬新なことであった。
二人は何かに憑かれたようにお互いを抱きしめあう。
永澄は不思議なことに、性欲はまったく無かった。
燦の柔らかく、温かい感触がとても嬉しく、ただ無邪気に抱きつく。