07/12/18 00:15:28 SPdh866H
「うさぎちゃん、聞いてるの?」
誰も居なくなった放課後の教室。
「聞いてるけど、もう分からないんだもん~」
テスト直前になって、亜美の元に泣きついてきたうさぎだが、30分もしない内に根をあげてしまったようだ。机に突っ伏して顔をあげようとしない。
(うさぎちゃんったら…。理解力はない訳じゃないんだけど、集中力が足りないみたいね。どうやったらやる気を出してくれるのかしら…。)
「ほら、うさぎちゃん。顔をあげて?がんばったらご褒美あげるから、ね?」
うさぎと向かい合わせに座っていた亜美は、席を隣に移動しながら声をかけた。
「ごほーび!?」
ぱっと笑顔で顔をあげたうさぎだが、すぐにその表情を曇らせてしまった。
「百点取るとかは、どんなに頑張っても無理だからね」
むすっとして言ううさぎに、亜美は優しく微笑んだ。
「今から一時間だけ、テスト勉強を頑張ってみて?」
「それだけでご褒美くれるの?亜美ちゃん太っ腹ー!……でも、ご褒美って…何?」
何か罠があるのではと、疑うような目を向けるうさぎ。
「ご褒美はなんでもいいわよ、うさぎちゃんが決めていいの」
「えーー!」
亜美の言葉に、うさぎは跳び起き教科書を広げ直した。
「なんでも、って…。ケーキでも!?アイスクリームでも!?パフェでもー!?」
頷く亜美に、目を輝かせたうさぎは
「やりますっ!一時間でも二時間でもっっ!」
亜美はそんな様子をみて安心したように椅子を寄せた。
「じゃあ、この問題からね。基礎が分かれば、あとは応用してどんな問題にもあてはめればいいだけだから。まずは……」
最初はうんうんと頷き、メモを取っていたうさぎだが次第にその手は止まり始め背中も丸まっている。
亜美はうさぎの姿勢に気がつき、そっと片手をあてがうが全く気にしていないようだ。
「うさぎちゃん、姿勢。そんな姿勢じゃせっかくの勉強も身につかないわよ」
「わかってるよぉ…」
そういいつつも、なかなか背筋を伸ばそうとしない。
亜美の瞳が妖しくきらめいた。
すると、突然びくんとうさぎの体が跳ねた。
「あ、亜美ちゃん!?」「ごめんね、うさぎちゃん。でもこうでもしないと、背中もまっすぐに出来ないみたいだから…。」
亜美は片手を、うさぎのセーラー服の下にもぐらせてブラジャーをずりあげてしまった。