ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章 at EROPARO
ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章 - 暇つぶし2ch522:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:06:05 hC3Jmcof
 みゃーみゃーと鳴く猫に見送られ、サウルに導かれて、再びツァイスは聖女の塔に向かう。
 相変わらず暗く静まり返った大礼拝堂。ごくっ、と喉を鳴らしてツァイスは
足を踏み入れた。
「さあ。悔いる事があるなら、告白なさい。神は全てを受け入れますよ」
 聖女エリミーヌの像を背に、サウルは朗々と語る。その姿はあくまでも信仰に生きる聖職者そのもので。
ふとエレンと重なって見えた。
 サウルの前で跪き、ツァイスは胸に手を合わせて告白する。
「懺悔します。俺は……大切な人にふしだらな真似をして、傷つけてしまいました」
「ふしだら……?」
 ぴく、とサウルの眉が動く。
「それはどのような行いでしょうか。怒らないから詳しく聞かせなさい」
「は、はい……。この礼拝堂で、とても大事に想っているシスターと一緒に来ました……。
俺はそのシスターの後ろ姿を見て、つい……こうムラムラと……」
「つまり欲情したのですね?」
「はい……」
「それから?」
「つい、体が勝手に動いて……押し倒してしまいました……」
「それは羨ましい……いえ、罪深いことで」
 ごほんと咳をしてサウルは続ける。
「それで、あなたはどこまでしたのですか?」
「え……? その、シスターが泣いてるのが見えたもので、そこでやめました……」
「もったいない……。どうせなら最後までしてしまえ」
「え?」
「いえいえ、なんでも。それで、あなたはそのシスターとどうしたいのです?」
「許してくれ、とは言いません……。悪いのは俺ですから。ただ……」
「ただ?」
「彼女には笑っていてほしいのです。心から。その為なら、俺はなんでもします」
「ふむ」
 サウルはふむふむと頷き、
「それで、あなたはシスターのことをどう想っているのですか?」
「どうと言われても……」
「神の前で虚言は通じませんよ」
 厳かに言われ、ツァイスは目を閉じて思い出す。
 エレンの笑顔。寂しそうな笑顔。はにかんだ笑顔。恥ずかしそうな笑顔。
 最後に見たのは泣き顔だったのに、今思い出すのはなぜか笑顔だけだった。
 目を開けて、ツァイスは言う。誇りをもって。
「最初に見たときは守ってあげたいと想っていました……。シスターはとても儚げで怖がりでしたから」
 彼女はとても男が苦手で、普通に会話するのにも何年もかかった。でもその歳月が今はとても愛しい。
「でも今は……彼女には、幸せになってほしいと想っています。あの人のように優しい人が、
いつも笑っていられる世界になってほしい。その為に俺は戦いたい」
 口にしてはっきりとツァイスは己の使命を見い出した。ベルンでもギネヴィアの為でもない。
ただエレンの笑顔の為に。それだけの為にツァイスは戦う決意が湧いてきた。
「あなたは、そのシスターを愛しているのですか?」
「愛しているなんてとても言えません……。そんな資格は俺にはありません」
「人が人を愛するのに、資格なんて必要ありませんよ」
 サウルの口調は極めて軽いが、言葉は重い。心からの響きがあった。

523:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:07:09 hC3Jmcof
「俺は……分かりません」
 自問した果てに、ツァイスは正直に告げた。この胸のもやもやが愛かどうかなど。
「よろしい」とサウルは頷く。愛を軽々しく言葉に出来ない事は知っているから。
「あなたはそのシスターを守っていきたいのですね?」
「はい。この命に代えて」
「聖女エリミーヌの名において誓いますか?」
「誓います」
 恭しくツァイスは宣言する。
「だそうですよ、エレン」
 サウルに呼ばれ、礼拝堂のカーテンからするすると一人のシスターが姿を現す。
 ツァイスは顎がかっくんかっくんと落ちた。
「申し訳ありません。その懺悔を聞くのは、私よりも彼女のほうがふさわしいかと思いまして」
 すたすたと歩いてきたエレンに場を譲り、サウルは固まったままのツァイスの横を通って礼拝堂を出て行った。

「やれやれ。私としたことが似合わないことを」
 エレンから頼まれた通りに事を運んで、サウルは懐から純白のパンティを取り出す。
エレンから貰った報酬である。
 その白いパンティを頭にすぽっと被り、サウルは口に微笑を浮かべ、聖女の塔を後にした。
「聖女エリミーヌのご加護があらんことを」
 不器用な二人に祝福を捧げて。

「エ、エエ、エレン……」
 目の前に立ったエレンを見ても、ツァイスは言葉が出なかった。まず謝罪しようと思っていたのに、いざとなったら言葉が出ない。
 そんなツァイスの前に立ったエレンはじっと見下ろす。いつも頭に被っているウィンプルはツァイスが持ったままなので、長い栗色の髪がはっきりと見えた。
「あの……これ」
 持ったままのウィンプルに気付き、ツァイスが恐る恐る差し出す。
「懺悔は聞きました」
 差し出された布を無視し、エレンが告げる。荘厳に。
「では、あなたには罰を受けてもらいます」
「は、はぁ……」
 両手を掲げ、後光すら差す神聖さを感じさせ、エレンは告げた。
「ズボンとパンツを脱ぎなさい」
「…………は?」
「これはお願いではありません。命令です」
「は、はい!」
 実直な軍人の悲しさか、命令と言われると逆らえない。いや、今のエレンには何も言われても逆らう気が起きなかった。
 立ち上がって、慌てた手付きで鎧ごとズボンを脱ぐ。脛毛の生えた野太い脚が礼拝堂に露になった。
 その脚の毛を見て、わずかにエレンの眉が吊り上がる。だがすぐに戻った。
「えと……パンツも?」
 パンツを手にかけ、さすがにツァイスは躊躇った。恥ずかしいの。
「脱げ」
 いつものエレンからは考えられないほどの冷たく重い口調。
「はい!」
 ピンと背筋を伸ばし、ツァイスは思い切ってパンツを最後までズリ下ろした。

524:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:08:09 hC3Jmcof
「……男の人ってこうなってるのですか」
 しょぼーんとぶら下がるツァイスのちんちんと、それを覆う陰毛を見て、エレンははぁと息を吐く。微かに頬が紅い。
「うう……」
 エレンに直視され、ツァイスは真っ赤になってちんちんを隠そうとするが、
「隠してはいけません。怒りますよ」
 厳かに言われ、手を離した。これはやはり罰なのだろう。
「ではパンツをこちらへ」
 言われてパンツを素直に差し出す。わずかに染みのついた男物のパンツを。
 エレンはパンツを手に何度も頷き、
「私のウィンプルを持っていますね?」
「はい……」
 パンツを持った手でツァイスはウィンプルを差し出す。てっきり返せと言われると思っていたが、
「では、それで腰のお粗末なモノをしごきなさい」
「…………は?」
 予想外のお言葉に目が点になります。
「聞こえませんでしたか? 私がいつも頭に付けているその布で、あなたのその男のシンボル、すなわちおちんちんをしごけと言っているのです」
 エレン、目がマジ。

(い、いつものエレンじゃなーい)

 思わず泣きそうになるのを堪え、ツァイスは恐る恐る手に持った白い布をしょぼくれたちんこに包んだ。
「おおうっ!?」
 瞬間、さらっとした温もりが男性器を包み、腰が自然に揺れる。エレンの見ている前で。
「どうしました? 遠慮しなくてよいのですよ」
 と言われても……。何で罰が羞恥プレイなのですか?
「うう……」
 ウィンプルでちんこを包んだまま、ツァイスは引っ込み腰で固まって動かなくなる。少しでも動けばもう我慢できなくなる。
こうしている間にも、ちんこにはどんどんと血が集まり、膨張していた。
「分かりました。私もお手伝いしましょう」
 言うと、エレンは修道服の裾をするすると上げる。
「しっかりと見なさい」
「ぶはっ」
 白い脚が丸出しになり、その付け根には何も穿いていなかった。
 パンティは報酬としてサウル神父に上げたから。即ちパンツ穿いてない。
 エレンのそこは陰毛がしっかりと生え揃い、その奥には桃色の割れ目が垣間見え、そしてテカテカと濡れていた。
 慌てて目を背けようとすると、
「め、目を背けてはいけません……はぁ…」
 見ればエレンはパンツを頭に被り、身をよじらせている。左手で胸を鷲掴み、豊かな乳房の形ががはっきりと見える。
右手は晒した股間に伸び、指がくちゅくちゅとかき回していた。陰毛の奥の割れ目の表面を。
「私を…見て。興奮して」
「そんな……こと……」
「と、とにかく……今すぐ私で興奮してください!」
 ごくっ、とツァイスの喉が鳴る。
 目はもうエレンから離せなくなった。釘付けのその瞳にギラギラと輝きが迸る。
 そしてツァイスの手もウィンプルを前後に動かし、ちんこをしごいていった。
 もうちんこは完全に勃起し、赤い先端をエレンに向けていた。

525:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:08:59 hC3Jmcof
「あぁ……。それで、それでイイのです…・はうっ」
 口から涎と甘い息を喘がせ、エレンは修道服に包んだ身を悶えさせる。ツァイスの見ている前で。
彼の視線を意識するほど、胸が熱く疼き、腰が止まらない。くちゅくちゅと指で表面を掻き回す秘肉からも愛液が溢れていた。
パンツを被った頭が揺れ、栗色の髪がサラサラと揺れ……ツァイスに甘い香りを降り注がせる。
「……エレン…エレン!」
 エレンに見つめられながら、ツァイスもまた羞恥心を捨て、腰を振っていた。
 白いウィンプルからはみ出したちんこは限界まで膨張して筋を浮き立たせ、カクカクと震える腰はどんどんと速度を早める。
「エレンが……俺を見てる……」
 そして熱く潤んだエレンの視線を意識するほど、彼もまた熱く燃え滾っていた。
 見られているだけで、普段の自慰よりも何倍も感じる。お互いに全く同じ気持ちを抱いていた。

 見られながらのオナニー気持ちいい!

 シュッ、シュッ、シュッ、シュッ。
 高速でウィンプルでちんこをしごき、その手は見えないほど早くなる。
 普段はエレンの髪を隠す布。それで汚らわしい性器をしごく背徳感に背筋がゾクゾクと震え、手がさらに早くなる。
早くもっと早く。音よりも猫よりも!
 エレンに見られながら、ツァイスはガクガクと腰を振り、さらに高みに上り詰めていった。

 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ。
「アアァ……はぁ……」
 切ない声が漏れ、股間を弄くる指が早くなる。そしてより深く。処女膜に触れるギリギリまで。
胸を揉む手もきゅぅっと乳首を摘んでいた。もうカチカチに固まっている。
 そして頭にはツァイスのパンツ。普段は彼のちんこを隠すパンツを頭に、彼に見られながらの恥ずかしい淫らな行い。
「……はぁ……イイ…」
 聖地たる聖女の塔で淫乱に耽り、エレンは背徳感に包まれながら、上り詰めていった。
「エ、エリミーヌ様ぁ……天国が見えますっ!」
 白いモヤのかかった思考。ツァイスのギラギラした瞳と目が合い、頭の中の白いモヤモヤを吹き飛ばす。
「飛びますっ!」
 そして白いモヤの向こうに、青空を見た。
「はっ! ああぅ!」
 ビクン、ビクンと脈動し、手で押さえた股間からシャーと液が漏れる。聖水と愛液の混ざった液体。
その爽やかな臭いを嗅ぎ、ツァイスも頭が真っ白になった。
「出る!」
 ちんこの先端をウィンプルで包むと、じゅぶっと白いモノが混じった濃い液が濡らしていく。
「はぁ……あぁ……」
 荒い息を吐きながら、ツァイスは腰に力を込め、ウィンプルを己の子種で染めていった。
「あぁ……ハァ……」
 脚を伝った聖水を床に溜め、エレンも恍惚とした表情でツァイスに近寄る。
 そして彼の頭にパンツを返し、うっとりと告げた。
「全てを……許します」

526:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:10:17 hC3Jmcof
 それから後片付け。
 お互いに着衣を直し、聖水を拭き取って(ツァイスは舐めようとしたらエレンに怒られた)、
現場を元通りにして、そそくさと離れる。
「はは……」
「あはっ……」
 聖女の塔を後にして、ツァイスとエレンは顔を見合わせて笑った。心からの笑顔だった。
「ツァイス様。お腹空きません」
「ああ、そうだな……。でもエレン、一ついいか?」
「何でしょう」
「俺に様はいらないよ」
「はい、ツァイス……様」
「んー。ゆっくりでいいよ」
「はい」
 にっこりと頷き、それからエレンは、
「食事の後でお願いがあります」
「なんなりと」
 ポッと頬を染め、エレンは言った。
「飛竜に……乗せてください。あなたの」
 お辞儀して、ツァイスは恭しく承る。
「喜んで。シスター」

 約束どおり、食事を終えると二人は一緒に飛竜に乗って空の散歩に向かった。
 その前にミレディと出会ったのだが、さっぱりした様子のツァイスとエレンを見て、一言、
「エレン。ツァイスをよろしく」とだけ言った。

 空は快晴。日の西に傾いてきた真っ青な空を、ゆっくりと飛竜は飛ぶ。
「怖くないかい?」
「大丈夫です」
 背中からしがみつき、エレンは風に負けないように大声で言う。
「あなたと一緒ですから!」
 固い鎧を通してさえ背中に膨らみを感じ、ツァイスは頬が赤くなるのを自覚した。でも今はそれを隠す必要はない。
「その……エレンは胸が大きいんだな」
「あーあー。聞こえませーん」
 空の上で二人、乾いた笑みを上げる。
 エレンの頭に被った布が風に揺れる。ツァイスの精液で濡れたウィンプル。
そのまま被り、今もイカ臭い匂いを放っていた。
と、エレンの手が背中から鎧の隙間に伸び、彼の股間をガシッと掴む。
「エ、エレン!?」
「もう……こんなにして」
「こ、こら……飛んでる途中で」
「あ、お花畑」
 膨らむちんこを握りながら、エレンが地上を見て目を輝かせる。
「あ、あそこに降りる」
 草原の中のお花畑の近くに飛竜を着地させ、ツァイスは手を取ってエレンを降ろした。
 それから抱きかかえるとお姫様抱っこして、「そーれ」と回転する。
「きゃー」
 ツァイスに抱きかかえられ、自然なお花畑で回転され、エレンはされるがまま笑った。
 そしてクルクル回転したまま、優しく降ろされる。花に包まれた野原に。
 横になって、エレンは手を伸ばした。上に立つツァイスに。
 手を取って、ツァイスはエレンに覆い被さる。

527:封印ツァイス×エレンその5
07/04/23 18:11:08 hC3Jmcof
「……ん」
 上に彼を感じ、エレンは目を閉じた。かぐやかな花の香りに、酸っぱい汗に匂いが混じる。
そして唇に触れる固い感触。
 目を開けると顔が間近にあった。ツァイスからすぐに口を離す。離れると、赤くなっているのが分かった。
「ツァイス……聞いて欲しい事があります」
「はい」
 花に包まれ、上半身だけ上げたエレンは胸の前で手を合わせ、祈りを捧げるように言う。
「私は……今、幸せです」
 そして紅い頬をさらに紅く染め、続ける。
「大好きな……愛してるあなたと一緒ですから」
「ああ。俺もだよ」
 再び唇が触れて一つになる。背中に手が回り、彼に包まれるのが分かった。
 エレンも彼の背中に手を回し身を預ける。
 口を離し、瞳を合わせて微笑し、また重ねる。

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅうぅ。

 それを何度繰り返しただろうか。キスする度に、身体が火照り、熱くなっていくのを感じる。
 やがて太陽はさらに西に傾き夕日となり、キスしている間に沈んでいった。
「……帰ろうか」
 ヒリヒリする唇でツァイスが言う。名残惜しそうに。
「はい」
 エレンも唇がヒリヒリし、そして名残惜しそうだった。

 飛竜が夜の闇に飛び立つ。背中にしがみつくエレンにツァイスが声をかけた。
「下を見てごらん」
 言われるまま下を見て、エレンは瞳を輝かせた。
 地上に星が見える。エトルリア王都の灯りだ。そして夜空には本物の星。
 天と地の星々の合間を飛び、エレンはきゅっと胸がしめつけられ、ツァイスの背中に囁く。
「……ありがとう。あなたでよかった」
 びくん、と背筋が震えるのが伝わってくる。
「俺の方こそ。キミで良かった」
 エレンの胸がぷるるんと震えるのが背中越しに伝わってくる。
「今夜は……その……」
 ツァイスの言葉をエレンが続けた。
「今夜はお部屋をお伺いしてよろしいですか?」
「も、もちろん……!」
「ふふ……。栄養のあるもの作っておきますね」
 二人を乗せた飛竜は地上の星へと降りていく。

(おしまい)

528:名無しさん@ピンキー
07/04/23 18:23:13 ZF9HXMTZ
最後にエレンを飛竜から突き落とした方が外伝氏らしかったのだが・・・

529:名無しさん@ピンキー
07/04/23 19:09:59 Vgpnox72
>505
なんと…
マンガ肉食いながらミストを肉便器にしてるアイクとか
やり場のない怒りを近くのビーゼに向けて陵辱するフェニキスの連中
とかいう話は許されないというのか!

530:名無しさん@ピンキー
07/04/23 19:46:40 6/NTqdlo
外伝さん長編乙でした。
感動していいのか笑っていいのかわからんではないかw

>>529
お前が書くんだ、さあ、今すぐ。

531:名無しさん@ピンキー
07/04/23 21:55:11 9Zc21hn9
新規さんには、ほのぼのと感じられただけであろう猫が、背筋を冷たくさせた。
主人公が助かる事を祈りながら観る、ホラー映画ににている感覚。
意図的に猫の描写を入れたのなら、外伝氏にはやはり並々ならぬ才能を感じる。

途中のオナニー見せあいは引き過ぎて、逆に清々しい。何この変態カプールwwwイイw

532:名無しさん@ピンキー
07/04/23 22:52:55 X7eM3Ifb
俺は元々ツァイスはエレンと支援Aにしていた


しかし猫は本当に恐怖もあった

533:名無しさん@ピンキー
07/04/24 00:23:08 EE7AQGuL
ほのぼのなのか笑ったほうがいいのかわからないじゃないかwww

534:名無しさん@ピンキー
07/04/24 00:47:29 6ykcH7V7
猫って何?

535:名無しさん@ピンキー
07/04/24 01:27:59 9lfygl7/
>>521
外伝氏GJ!
ねこも気になったけど、ツァイスをどう落とすのか気になってたよ
エレンさんエロかわいい!

536:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/04/24 13:07:55 pIvxMx69
ふたなり(?) ルセア

今、プリシラの周りに、何人かの女の子が集まっている。彼女たちは、プリシラが手に持っている一本の杖に注目していた。
「ねえプリシラ、その杖って、何?」
リンがプリシラに聞いた。一本の古ぼけた杖。もちろん、よく見るライブの杖やレストの杖ではない。リンが今までに一度も見たことのない杖である。
「実は・・・この杖は、我がカルレオン家の宝物庫に置いてあったものです。」
「それで、どういう効果があるの?」
「この杖の名前は・・・『ふたなりの杖』です。」
「ふ、ふたなりっ!?」
「ね、ねえ、その杖って・・・もしかして・・・」
「はい。かけられた人を、ふたなりにしてしまう、魔法の杖ですわ。もちろん、一定時間が過ぎると、元に戻りますけれど。」
「ねえ、その・・・ふたなりって、あのふたなり?」
「はい。正しくは『半陰陽』とも言います。一人の身体に、性器が二つあることです。」
「やっぱりそのふたなりなのね・・・。それで、誰かに使うの?」
リンが聞くと、そばにいたセーラが答えた。
「当たり前じゃない!こんな面白そうなもの、どうして今まで出さなかったのよ!」
「いえ、普段の戦闘には関係ないものですから。」
「それで、誰に使う?」
「もちろん、ルセアさんに決まってますわ。あの方に使わずして、誰に使うと言うのです!」
そしてプリシラは、うっとりしたような表情で話を続ける。
「ああ、あのルセアさんに、女性器が・・・想像しただけでも、鼻血が出そう♥」
「でも、ルセア様魔法防御が高いから、効かないかも・・・」
「その点は心配いりませんわ。回復魔法と偽ってかければよいのです。」
「えー、でも、嘘は良くないと思うけど・・・」
「あなたはルセアさんのふたなりが見たくないと仰るのですか?」
「そ、そういうわけじゃ・・・」
「やっぱり、見たいですわよね?」
そしてプリシラはその杖を手に取った。そして、立ち上がり、ルセアの元へと向かう。
「さあ、早速使ってみましょう。」

そして・・・・・・

ルセアのおちんちんが、2本になった。

おしまい

537:名無しさん@ピンキー
07/04/24 13:56:24 3kS1zgZp
なんと奇遇な!


>>514
ミカヤは
やっぱり
ビッチだ


538:名無しさん@ピンキー
07/04/24 14:12:54 KPWoH/Mf
>>514
それほど雅でもない

539:名無しさん@ピンキー
07/04/24 15:28:06 p9jRVWkN
外伝氏超乙でした
当初はエロ?エロ?と期待してたけど
何このバカップルwwwどっちも変態でワラタwwwいい意味でwww

540:名無しさん@ピンキー
07/04/24 16:50:21 sgqkaKvV
外伝氏GJ!
一時期の荒れ具合がまるでウソのような傑作ですた。
もう何回GJって言っても言い足りないぐらいGJ!
だみゃ~ん氏の前後の作品がゴミに見えてしまうなw
遂に両者の立場が逆転したか。
少し前はだみゃ~ん=神、外伝=ゴミだったのに、今じゃ外伝=神、だみゃ~ん=ゴミだもんなw

541:名無しさん@ピンキー
07/04/24 19:09:48 BkQA3NVz
こういうバカがいるから

542:名無しさん@ピンキー
07/04/24 20:39:26 Tibg0Xi+
もう外伝×だみゃ~んでいいよ

543:名無しさん@ピンキー
07/04/24 20:45:44 x6WtvAWg
外伝は受でしょ?
だみゃ外は駄目ですか?

544:名無しさん@ピンキー
07/04/24 20:46:14 /Cpr/Fn+
まあさ、こっちは口を開けて巣でピーチクパーチク鳴いて、餌(SS)の供給を待ってるだけの立場なんだから。
あんまりどぎつい表現で批評するのは止めとこうや。
匿名掲示板とは言え、せめてもの礼を守るのは、損じゃないと思うよ。

545:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:27:03 VtXOwAax
>>540がだみゃ~ん氏の巧妙な誘い受けだったら引くなw

546:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:31:53 Tibg0Xi+
この流れでは

外伝×だみゃ~ん 死姦注意

になってしまいそうじゃないかw

547:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:33:52 VtXOwAax
>>546
ぜひ書いてくれ

548:九州人
07/04/24 23:17:11 8lkNP1BG
252な名無したん改め九州人です

一本書き上げてきたので性懲りもなく投下にやってきました

注意書き
聖魔の双子主人公もの ようするに近親相姦
レイプもの

上記の内容となっていますので、嫌悪感を感じる方はスルーしてください

549:九州人
07/04/24 23:18:17 8lkNP1BG
あれはいつの日のことであっただろうか。

『わたし、あにうえのおよめさんになります』

幼いころ、双子の兄へと頻繁に口にしていた言葉。何も知らなかった―知る必要がなかったゆえの無邪気な発言。
同じように幼かった兄は優しくわたしの頭を撫でてくれていた。
その手は、ただただ心地よかった。
お互い心身ともに成長を遂げた現在に至っても、兄の大きく温かな手はあのころと同じように心地よさは変わらない。
心から幸せを感じるひととき。それでも周囲の目が気になるため、表立ったときにおいては拒む。
根が単純で女の機微に疎い兄はあっさりと手のひらを返すのだが、それは寂しいものだった。
もちろん、わたし個人の勝手な言い草だと分かっているのだが。


『おまえが嫁ぎたいと思うものが現れるまでは、好きなだけ王宮に残るといい』

全てを終えて祖国ルネスへ帰還した際に掛けられた言葉。これには心のそこから安堵した。
終戦して間もない世界。一度は破綻してしまった国同士の結びつきを深めるために国を継ぐことのない女性は
他国へと嫁に出されることが一般的であったのだから。
噂で聞いた限りでは、家臣たちのなかにはわたしをフレリアかジャハナあたりに嫁がせてはと進言していたらしい。
まったく余計なことをと思う。
それでも兄はわたしのことを思いやってくれていた。


550:妹姫の狂気2
07/04/24 23:20:02 8lkNP1BG
『妹にとって幸せとなる縁談でなければ―できるだけあいつの意向に沿う形でなければ嫁には出さない』

兄の心遣いは嬉しいものだった。
もし、わたしが幼いころのように
『わたしが望む相手は貴方。貴方の妻になりたい』
と望めば、兄は、エフラムは叶えてくれるのだろうか。
答えは否だろう。わたしたちは血の繋がった実の兄妹。それも、もともとひとつの生命として生れ落ちるものであった
のが偶然にも神の悪戯により男女二人同時に誕生したものたちだ。
そのような近しいものたちが結ばれることは許されていない。
仮に兄が受け入れてくれたとしても、家臣たちが許しはしないだろう。
それでもいいのだ。結ばれなくともわたしが望む限り彼の側にいることができる。兄を支えることができるだけで
満足している。いつしか縁談の話から逃れることができなくなるまでこの心地よい状況に浸っていようと思う。


しかし、わたしにとってのその幸福なときは長く続かなかった。兄が妻を娶ってしまったからだ。
彼はこの国の王として世継を儲ける義務がある。そのためには妻を迎えねばならない。そのような日が来ることは頭の中
では理解していたつもりだった。
祝福せねばということも分かっていた。
それでも、仲睦まじく日々を過ごしている二人―わたし以外の女が兄に寄り添っているのを見るのは辛いことだった。
兄たちが恐らく毎晩のように交わしているだろう契りを想像すると、とても心中穏やかではいられない。
自分がどれだけ望んでも手に入れることができないエフラムの伴侶という立ち位置。
わたしは、いつしか覚えていた一人遊び―自慰行為へと耽るようになっていた。
そう、満たされない心の空白をほんの僅かでも埋めるために。

551:妹姫の狂気3
07/04/24 23:21:02 8lkNP1BG
兄が結婚してしばらく。義姉の懐妊が発表された。兄夫婦はともに若い。彼は精力絶倫らしく、一晩中相手をさせられた
義姉は朝に起きだしてこられない日もあった。
そのようにして激しく致していれば子供の一人や二人早々にできるのは必然だったのだろう。
兄は義姉が初産ということもあって実家にてお産に臨むようにと勧めた。
わたしはただ嬉しかった。エフラムが結婚してからは彼の側にいることができなかった。でも、これで以前のように近くに
いることができるからだ。
他人から見れば眉根を顰めるような甘え方も構わずにする。何よりも義姉の目を気にする必要がないということが大きかった。
一応の満足感は得ていたはずだった。
あの夢を見るまでは―。

その日もわたしは寝室へと戻ると扉に鍵をかけてベッドへと上がっていた。兄とのやりとりを思い出していく。
悪ふざけを装って抱きついてみたときの兄の体の感触を浮かべる。あの逞しい腕で抱きしめられたらどんなに気持ちいい
ことだろうか。
そして今夜もわたしの手は己の陰唇へと向けられていた。初めはショーツの上から軽く擦るようにして触れていく。
少しずつはしたない声が漏れていくが、この部屋は防音が効いているため気にしない。
次第に切なくなってきたわたしはもうひとつの手でブラウスのボタンを開けていき、乳房を解放する。
かたくなる胸の頂を摘み自己主張しはじめていたそれへと更なる刺激を与えた。
下半身の淫らな唇からは濁った濃い愛液がトロリと溢れていった。

552:妹姫の狂気4
07/04/24 23:22:16 8lkNP1BG
『毎晩毎晩……よくもまあ、飽きないものね』
「……っ!?」
絶頂を味わって気だるい感覚に身を浸しているわたしに声がかけられていた。わたし以外に誰もいないはずの寝室。
乱れるそのままにしていた裸身をシーツで隠して跳ね起き、声のしたほうへと目を向ける。
だが、何者の姿も確認することができなかった。それでも気になり扉へと行き、施錠を確認した。
―鍵はしっかりとかけられていた。
空耳だったのだと自分に言い聞かせ寝台へと振り返る。そこにはわたしと瓜二つの姿をしたものがベッドに足を組んで
腰掛けていた。
「あ、あなたは……誰なの……?」
ベッドにいるものは姿が透けており背後の壁が見えていた。恐怖心がもたげてくるがなんとか声を振り絞って問いかける。
『へえ、わたしの姿が見えるのね。ちょっと脅かすつもりで声だけ出したのだけれど。単なる色ボケの王女様ってわけじゃ
ないみたいね』
人ならざるものからの嘲る言葉を受け、羞恥と恐怖のふたつの感情が湧き上がりベッドから立ち上がってこちらへと
近づいてくる彼女から距離をとる。
「こっ、来ないで!」
『別にあなたのことを取って食おうってわけじゃないから落ち着きなさいな。そうね……わたしのことはあなたの夢へと
出てきた淫魔だとでも思えば?』
「…………」
『さっきも話したけれどオナニーばかりしてよくも飽きないわね』
「お、おなにーって……」
『だって事実じゃない。―まあ、それはいいとして。あなたはエフラムが欲しいのでしょう? 血の繋がった
実の兄上様が……ね』
「……っ! そんな、わたしは……」
『黙って聞きなさい。わたしはあなたのその望みを叶えてあげる後押しに現れたの』
わたしの足はその場に根が張ってしまったかのように動かなかった。目の前の怪しい分身から逃げなくてはと思っている
にもかかわらず、一歩たりとも足を踏み出せなかった。
淫魔は手で触れ合える距離まで近づいてくると、その手をわたしの頬へと這わせてきた。感触は一切感じない。
そこにあるのはなにもかもを凍らせるような冷気だけだった。
『実の兄とセックスする。―近親相姦というやつよね、普通の兄弟の範疇に収まる関係ならば……こんなことをしてみたい
だなんて……思わないわよね』

553:妹姫の狂気5
07/04/24 23:23:18 8lkNP1BG
「…………」
『あなたは変態なの。ケダモノなのよ』
「……わ、わたしは」
動けないわたしを尻目に淫魔は背後へと回り、抱きすくめてくる。
『でも、変態でいいじゃない。禁じられたことだからこそ、それを破る快感。あなたのだーい好きな一人遊びとは比べ物に
ならないほどの快楽がそこにはあるわ』
「……比べ物に……ならない……」
『あなたを他国に嫁がせることもなく、有力家臣へと降嫁させることもなかった。兄上様も心の奥底ではあなたを誰にも
やりたくないという思いがあるのではないかしら』
「えっ……」
頭の中へと声が直に響いてきて、わたしの心へと侵食してくる。
(兄上もわたしのことを……?)
「いえ、やっぱりいけない。義姉から奪うだなんて」
『うふふ……。思考を変えればいいのよ。義姉がいなくて寂しい独り寝が続く兄上様を慰めるのだとね。―これならば、
エフラムを奪うということにはならないでしょう?』
「……慰める……奪わない……」
『少しだけ兄上様を借りるんだと考えればいいわ。一度関係を結べばエフラムはあなたを手放すことはできない。
あなたが望むだけ一緒にいることができるのよ』
「……エフラム……一緒……」
膝が震えて立っていられなくなったわたしは絨毯の上へと座り込んでいた。
『義姉上殿が不在の今が好機。一歩踏み出せば……あとは思いのままよ……』
そこでわたしの意識は暗転していった。

翌日。わたしはお忍びで城下町へと赴いた。必要なものを買い揃えるために―。


554:妹姫の狂気6
07/04/24 23:24:12 8lkNP1BG
夜。わたしは兄夫婦の寝室を訪れた。義姉が不在のため寂しがっているらしい兄の話し相手を務めるという理由を
携えての訪問。根が単純な兄はあっさりと室内に迎え入れてくれた。
他愛もない話をしつつ、わたしは持ってきたワインを兄へと勧めた。酒があまり得意ではない彼は渋る様子を見せて
きたものの、わたしはせっかく持ってきたので呑んでほしいと半ば強引に頼み込んだ。
わたしの頼みを断ったことのない兄は苦笑いを浮かべて了承してくれた。
カーテンを閉めてくるといってきた兄が席を離れた隙に、彼の分のグラスへと懐に隠してきた包みから薬を盛る。
手早く杯の中身をかき混ぜて工作を終了させた。
戻ってきた兄が席に着いたあとに、二人でグラスを合わせた。ちびちびとワインを舐めながら兄の様子を窺っていく。
何も疑うことはなかった兄の手元からグラスが床へと落ちていく。
何か言いたげながらも両の瞳を閉じたエフラムを、わたしは満面の笑顔を浮かべて見詰めていた。
「おやすみなさい。兄上……」

兄が薬で気を失っている間に彼の両手をイスの背もたれに、左右の足をそれぞれイスの足へと持ってきたロープで縛る。
薬が効いている間は大丈夫だが万が一のことを考えてのこと処置だった。
女に身であるわたしは腕力では兄に敵うべくもないのだから。
一通りの準備を終え、わたしは兄の足元にペタンと座り込むとズボンに手をかけてベルトを外す。下半身を包むものは下着
だけとなる。そこはこんもりと隆起を見せていた。
ごくりと生唾を飲み込みながら下着をもひき下ろす。腹へと反り返る兄の男性としての象徴―オチ○チンが目に入ってきた。
初めて目にするそれに戸惑いを覚えるが嫌悪感はない。
愛しい兄の分身。この後にわたしの処女を奪い少女から女にしてくれる器官。
頭の中では好奇心が大半を占めていた。
両手を重ねて包み込んでも隠し切れない。まずは手で擦りあげていく。薬で気を失っている兄の体がビクンと揺れる。
どうやら気持ちいいらしい。好奇心たっぷりに棒のところやその下に位置する袋の部分に触れる。
コリコリとした感触がなんともいえず左手で竿の部分を弄りつつ、右の手のひらにて転がしていた。
兄の呼吸が乱れていく。勃起中のオチ○チンも更に硬度を増していく。自分が愛しい兄の分身を気持ちよくさせていると思うと、
自然と弄んでいる手に力が入っていた。
「んっ……」
手はそのままに腰をもじもじさせていた。アルコールの影響とオチ○チンの先からにじみ出始めてきたお汁のかいだことのない匂いが
わたしを興奮させる。わたしの胎内からははしたないお汁が溢れてきていた。
日ごろの癖のせいか、いったん身体の火照りを鎮めないと収まりが利かなくなってきていたわたしは、
堪らずショーツのなかへと指を滑り込ませて乱暴に擦っていた。
「んっ……ふぅんっ……あぁっ」
敏感な陰核や膣の入り口に指を這わせる。いつもとは違う状況―愛しい兄の目と鼻の先オナニーに耽っている。
「はぁあんっ……いいのっ! 兄上が……エフラムの前でこんなことっ! いけないことなのに……感じちゃうのっ……」
あのときの淫魔が指摘したようにわたしはどうしようもない変態だったということだろう。
ショーツは愛液まみれとなり吸収しきれなくなった淫らな液を滴らせ赤い絨毯へと染みを広げていっていた。
「んんっ……はぁぁんっ……とまらない、指をとめられないの!」
ぐしょぐしょに濡れそぼって止め処なくいやらしいお汁が溢れ出てくる。膣の内部にも指を侵入させかき混ぜていく。
「……んんっ!?」
軽い絶頂を迎えたわたしは身体と丸めてビクビクと震えていた。


555:妹姫の狂気7
07/04/24 23:25:12 8lkNP1BG
―視線を感じる。
「はぁっ……はぁ。兄上、目は覚めているのでしょう……?」
顔をゆっくりと上げる。兄の両目は閉じられていたが、荒々しい息遣いをしており寝息ではないのは明らかだった。
それでも寝たふりを続けている兄にクスリと笑みを浮かべる。ふらふらした足取りで彼の足元に跪き、痛々しいほどに
勃起しているオチ○チンへと手を伸ばした。
先端からは薄く濁った液が溢れてきていた。
「んっ……」
わたしは兄の勃起を舌で舐めていった。溜まっていた唾液をかけていきピクピク震えている先端を舐めしゃぶる。
初めて舐めたそこは熱いものだった。舌や唇が火傷をおってしまうのではないかと思うほどに熱い。
「はむんっ……んっ……ちゅ、ぴちゅ……んっ」
徐々に要領をつかんできたわたしは竿の部分へと刺激を与えるべく、上下に扱き出した。
「くぅっ……」
とうに起きているはずの兄の口から快感に耐えようとしての苦悶の声が漏れてくる。
寝ているふりでごまかそうとしているのだろうが、そうはいかない。エフラムからすれば思いもよらない出来事
だろう。これは現実なのだと理解させるべく、わたしは舌と手を加速させていった。
「……はふっ、んふっ、はぁ……ぁはふ……ちゅぷ」
兄が限界を迎えるまでそれほど時間はかからなかった。口に含んでいたオチ○チンが一際膨張したかと思うと、
切れ込みから熱い液体が流れ込んできた。
「……っ!? んっ、はぁっ、けほっけほ……」
口内に収まりきれなくて飛出していった兄の分身は白い液を際限なく迸らせていった。
わたしの顔、髪、はだけた胸などに降り注ぐ白い雨。
(すごい……これが精液……。不思議なにおい……)
頬に付着した精液の一部をすくい思わず口に含んでいた。
「……エイリーク、これは一体どういうつもりだ」
「見たままです。義姉上が不在で寂しい思いをされている兄上を慰めるためにやっています」
「何をバカなことを……」
「そうですね……本音を言わないと不審に思われるばかりですね」
「はうっ!」
一度排出しても硬度を失わないオチ○チンを軽くしごく。女の子のようなかわいらしい反応を受け意識せずに
口元に笑みを浮かべていた。
「心から好意を寄せる相手でないと当然こんないやらしいことなんてできません。これでお分かりですよね?」
子供をつくるもとがはいった大事な袋をやわやわと揉みこむ。
「くぅっ……な、何を言っている。おれたちは兄妹……」
「そうですね。でもわたしは兄上のことを思うだけで……ほら」
「……なっ!?」
厳しい顔をして見下ろしてくるエフラムから少し離れて股を開き、わたしの大事な女の子の部分を指で広げて見せ付ける。
「こんな具合にっ……んっ、オマ○コがグチュグチュのトロトロになるんです……」
内ももを濡らしているお汁。湧き出してくる源泉に指を当ててすくい、エフラムの頬に塗りたくっていく。

556:妹姫の狂気8
07/04/24 23:26:18 8lkNP1BG
「んっ」
そして今度は唇へと。
「兄上……」
兄の膝に跨り唇を重ねる。わたしの愛液のしょっぱい味がする。恥知らずな女そのものとしかいえないわたしに戸惑って
いるらしいエフラムは抵抗らしい抵抗をせずにわたしの舌を受け入れていた。
「んっ……はむん」
薬によって動きを封じられている兄は、わたしとのキスを黙って受け入れるしかなかった。口内へと侵入して兄の舌を
絡みとり淫らな水音を響かせる。
「兄上ぇ……わたしのおっぱい舐めてください」
有無を言わせずに乳房を押し付けかたくしこりきった乳首を含ませる。
「んんっ、そう……乳首だけじゃなくて回りも舐めまわすの……」
腰を押し付けて陰毛同士を擦り合わせる。シャリシャリとした音は耳に心地よく、立派に勃起したオチ○チンが
陰核に触れて与えてくる刺激を楽しむ。

淫らすぎるスキンシップに酔いしれたわたしは、兄の耳元に囁いた。
「そろそろ兄上を味わわせてもらいますね……」
「や、やめろ。エイリークっ……! それは……それだけはやっちゃいけない!」
「ふふふ……。何を言っているんですか? ここをこんなに大きくしているのに。全く説得力がありませんよ?」
「くぅっ……」
だらしなく薄い液を滴らせているオチ○チンの先端の切れ込みに指を軽くねじ込んだ。少しばかり痛いのかもしれないが
この状況に酔っているわたしは特に気にしなかった。
「勘違いしないでくださいね。兄上に拒否権なんてないんですから。何も言わずに兄上はわたしのオマ○コで
気持ちよくなればいいんですよ……」
腰を浮かせて兄の逞しい肉棒をわたしの膣へと導く。
―いよいよだ。
お互いの敏感な粘膜が触れ合う。呼吸を整えて一気に腰を下ろした。少々引っかかるものを感じたが特別痛みはない。
これもわたしが淫らなせいだろうか。
「はぁぁんっ……。ど、どうですか、兄上……。妹の処女オマ○コのお味は……?」
兄の顔はいろというものを失っていた。そこにあるのは驚愕のみで、わたしの顔を恐ろしい悪魔でも見るような
視線があるばかりだった。
ドクッドクッドクッ!
「……あら?」
胎内に広がる熱い感触。これが―膣内射精というものなのか。
口の端を吊り上げ兄の顔を覗きこむ。
「わたし知りませんでした。兄上が早漏さんだったなんて」
恥辱からだろう。兄は顔を背けていた。
処女特有の強烈な締め付け具合、義姉を帰してからから女の肌に長く触れていなかったという二点を考慮すれば
情状酌量の余地はあるかもしれない。
しかし、わたしは敢えてその点を無視する。この後の展開をわたしへと有利にするためだ。
「こんなに早いと義姉上も満足されていないのではないですか? ただ大きいだけでは女性を悦ばせることなど
できませんよ。ましてや早いなんて……論外ですね。義姉上にもあきれられているのでは……?」
兄の男としての矜持をズタズタに引き裂く言葉を並べ立てていく。
「もし、義姉上に相手をされなくなっても大丈夫。……わたしがいます」
そして徹底的に貶めていたところに甘い言葉を吐く。

557:妹姫の狂気9
07/04/24 23:27:17 8lkNP1BG
「わたしが一生兄上のことをかわいがってあげます」
「…………」
「とりあえず今はわたしを楽しませてくださいね」
わたしの言葉責めを受けて硬度を失いかけていたオチ○チンを膣で締め付けて刺激し、再度の勃起を促す。
「んっ……あはっ……かたくなってきた……」
腰をゆっくりと上下させていき快感に酔いしれる。
「はぁっ……くふぅん……ああっ。オチ○チンがお腹のなかで暴れているのっ……!」
「くっ……」
淫らに腰を振りながら下半身へと目を向けると、わたしから溢れ出た愛液が兄の太ももといわずイスにまで
滴っていた。
早漏の烙印を振り払おうと必死に射精感を堪えようとしている兄。
歯を食いしばっている彼に構うことなくわたしは唇を重ねていった。頑強に閉じていた兄の口。
わたしは唇に噛み付き開かせ、口内から唾液を啜りとっていく。
兄の頭を抱き寄せスパートに入る。
「あ、兄上……そろそろイカせてくださいね」
返答を待つことはなく、わたしは更に奥深くへと兄のモノを咥えこんでいった。
「はっ……あぁんっ……いいのっ! 兄上の……あにうえの……えふらむのおち○ぽっ……!」
「うっ……」
「わ、わたしのしきゅうのおくまでとどいているのっ……たまらないのっ!」
懸命に耐えている兄の顔を見詰める。
「ああっ……!」
がくっと糸の切れた操り人形のように脱力したわたしは力なく兄へと抱きついていた。

「はぁ……はぁっ、これで満足か?」
「んっ……。ダメですよ、兄上。精子はちゃんとオマ○コ……膣内に出さないと」
「……えっ?」
「ほーら……出しなさい。わたしの膣内に……」
ぎゅっと下腹―膣にオチ○チンを食いちぎらんばかりの力を入れる。
「……っ!? やっ……やめろー!」
ドプッドプッドプッ!
わたしは三度目の射精を胎内に呑み込んでいった。


558:妹姫の狂気10
07/04/24 23:28:28 8lkNP1BG
「おれは……おれたちはなんてことを……」
放心状態の兄に囁く。
「大丈夫。一人ではなく二人で落ちていくのですから、恐いことはないですよ」
「…………」
「わたしたちはもともと一人だった。それが偶然にも二人にわかれて生を受けた。それでも今、ひとつに一人へと
戻ることができた。これはとても自然なことなんです」
「……エイリーク。おまえは狂っている」
「うふふ……。そうかもしれませんね。ならば、兄上。あなたもともに狂ってください」
「おっ、おまえ!」
再び腰を振りはじめて快楽を追求することとする。兄のオチ○チンも本人の意思とは相反し、わたしの膣内にて
力強さを取り戻していった。
「……今夜はわたしが満足するまで搾り取ります。覚悟してくださいね、兄上……」

薬の効果は切れたものの完全に気を失ったエフラムを拘束から解放したわたしは、彼の上半身を起こして
逞しい胸板へと頬を寄せた。
「末永く……わたしをお側に置いてくださいね。兄上……いいえ、エフラム……」


ルネス王国では王妃の出産というめでたいニュースが駆け巡る前に、エイリーク王妹殿下が王宮を出て王家が
所有する山深い館へと住まいを移したとひっそりと発表された。
その理由は病気療養とのことであり様々な憶測が流れたものの、時が過ぎれば忘れられていった。
その後、足しげく館に通うエフラム王を目撃していた山のふもとの住民たちがそれを怪しみ、王が妹姫を
寵姫として囲っているのではないかとの噂が立った。
それも信憑性のない噂の域をでないことであった。なにが真実なのかは定かではない。
ただ、上記の発表以降はエイリーク王女に関する公的記録が途絶えたことだけが確かである。




『どこへ行っていたんだ?」
『ええ。悩みを抱えていた姫君を救いにちょっと」
『ん? よく意味が分からんのだが……』
『別にたいしたことではないです。気にしないでください。あなた』
『そうか』
『ええ』
『それじゃあ、行こうか』
『はい。……愛しています。お兄様……いいえ、ジークムント』

559:九州人
07/04/24 23:29:19 8lkNP1BG
以上で終了です

駄文失礼しました

560:名無しさん@ピンキー
07/04/25 00:57:56 NqFgXWNu
エイリークごっそさん。確かにあの武器名は狙ってるよな。
前回よりも読むのが楽になったと思う。

ただ、今後コテを名乗るつもりなら、トリップはつけたほうがいいよ。
確かにこのスレにも千葉犬氏とか亜茶氏とか三日目氏とか、トリップ使ってないひとはいる。
でもちょっと前にも騙りっぽいのが現れてるし。もしも抵抗を覚えるなら、無理にとは言わないけど。

561:名無しさん@ピンキー
07/04/25 01:28:02 bA3iryLB
エイリークキモい

このスレは古参の書き手しかいらないからこなくていいよ

562:名無しさん@ピンキー
07/04/25 04:27:53 C8EOGmBB
>>559
あなたの文章エロくて好きだ
GJ!

563:名無しさん@ピンキー
07/04/25 04:32:03 ylkEVtl2
いい狂いっぷりだ。エフラムはロリコンか実直な良き王になるかの二極だなw

564:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/04/25 13:12:08 U4zgh4hC
17日午後9時ごろ、デイン王国在住の竜騎士、ジル・フィザットさん(16)が何者かに襲われ、重傷を負うという事件が発生した。

調べによれば、ジルさんは17日午後9時ごろ、外から部屋に戻ろうとした際、室内から出てきた何者かにハールのようなもので襲われ、下半身に全治一週間の重傷を負った。
警察では、翌日午前から現場検証を行い、詳しく調べると共に、怨恨、金銭目的の両面で、ジルさんの交友関係を調べる方針。

565:名無しさん@ピンキー
07/04/25 16:10:35 59I5v9Ds
>ハールのようなもので襲われ
おまwwwwww

566:名無しさん@ピンキー
07/04/25 16:25:01 Y8sw/M5Y
まあ、ティバーンの次くらいにおっきそうだもんな……

567:名無しさん@ピンキー
07/04/25 17:31:11 YS+VbUfS
ティバーンの次は獅子王、モゥディじゃないか?
その次がハールのようなもの。

568:名無しさん@ピンキー
07/04/25 18:29:43 DKWs/kwQ
ふいたw

569:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/04/25 20:12:50 aV7H075m
デイン王国の竜騎士、ジル・フィザットさん(16)が自宅前で襲撃され、全治一週間の怪我をした事件で、警察はこのほど、クリミア王国在住の
G傭兵団所属、M(15)及びガリア王国在住の王宮戦士、レテ(B84)の両容疑者を逮捕した。

調べによると、両容疑者は17日午後9時ごろ、ジルさんの自宅前でジルさんを襲い、ハールのようなもので局部に全治一週間の怪我を負わせた疑い。
また、事件の数日前には、ジルさんの元上司、ハールさん(32)が何者かに襲撃され、性器の型を取られるという事件も発生しており、警察はこちらの件についても追及する方針。

レテ容疑者は大筋で容疑を認めているが、M容疑者は容疑を避妊している。

570:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/04/25 20:20:32 aV7H075m
×避妊
○否認

ごめんなさいorz

571:名無しさん@ピンキー
07/04/25 21:07:15 wpzXQoyx
M容疑者って誰だろう・・・

572:名無しさん@ピンキー
07/04/25 21:09:11 3/iJPLHb
お前らあんまり甘やかすなよ
ダミアンが調子に乗ったらウザいだろうが

573:名無しさん@ピンキー
07/04/25 21:10:59 vvJM7KTx
いやそこは釣られないからw

574:名無しさん@ピンキー
07/04/25 23:21:14 YS+VbUfS
>>571
ジルと支援がある、もう一人のおにゃの子と言えば・・・

575:名無しさん@ピンキー
07/04/26 01:53:28 JkKKz/SA
レテが年齢表記じゃないのに吹いた

576:名無しさん@ピンキー
07/04/26 11:13:09 kpEWx3ED
ミストだな
レテは年齢不詳だからバスト表記かw
何がしたかったんだこの2人はwwww

577:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/04/28 12:18:58 wuiOasgj
23日午前10時半ごろ、ベグニオン警察署の前で、容疑者として護送中の女性、M容疑者(15)とレテ容疑者(W60)の二人がボーレのようなものとアイクのようなものを持った女に襲われ、それぞれ下半身に軽傷を負うという事件が発生した。
女は駆けつけた警察官にその場で取り押さえられ、傷害の容疑で現行犯逮捕された。

調べによると、女はデイン王国在住のJ容疑者(16)。J容疑者は事件の数日前に、二人の被害者にハールのようなもので襲われており、警察では、前回の事件に対する報復と見て、J容疑者をさらに追及する方針。

J容疑者は調べに対し、「復習がしたかった」と供述している。

578:名無しさん@ピンキー
07/04/28 19:40:38 3/DA547v
>>577
つまらんぞ。
「ハールのようなもの」という一発ネタなのに、
そこを改変してしまったら何の意味もない。

579:外伝 ◆9QlRx9nooI
07/04/28 21:18:55 mXAHFYQN
封印エレン陵辱を投下します
陵辱注意

580:封印エレン陵辱
07/04/28 21:20:09 mXAHFYQN
「ツァイス。お気を付けて」
「ああ、エレンも……」
 飛竜に乗って空に舞うツァイスを、エレンは名残惜しそうな瞳で見上げていた。
そして口に手を添えて、精一杯の声で言う。
「どうか……どうか帰って来て下さい!」
「分かった!」
 同じく大声を返し、ツァイスは空に羽ばたく。そして姉のミレディと並んで飛んでいった。
 敵の、ベルンの竜騎士団の待ち受ける最前線に。

 ロイ率いるエトルリア軍は遂に敵であるベルン本国まで進攻した。だがツァイスやエレン、そしてギネヴィアにとっては懐かしの故郷。
 そこで待っていたのはマードック将軍率いるベルン軍本隊。かつてない規模の軍勢。これに負ければ後がないという陣容であった。
 そして激戦が始まった。ベルンのもっとも長い一日が……。

 空から竜騎士団が二重三重に渡って襲い掛かり、エトルリア軍は遅々として前に進めなかった。
 総力戦。軍勢の全てを投入するかのようなベルン軍に、かつてない苦戦を強いられる。
 姉のミレディと共にツァイスも敵の竜騎士と槍を交えていた。
 同じ竜騎士同士で殺し合い、己が祖国を敵に回した事を実感させる。
「かあさーん!」
 今また若い竜騎士を刺し殺し、死体となった体が地に落ちていく。
 だが悩んでいる場合ではない。悩めば死ぬ。それが戦場だと知っているから。
 そして何より待っている人がいるから。

(エレン)

 心に清楚なシスターの姿を思い浮かぶだけで、不思議と力が湧き出てくる。
彼女の笑顔が何よりもの励みになる。

 必死に防戦するベルン竜騎士もその数を減らし、徐々にだがエトルリア軍は進軍していく。
 目標はマードック将軍が陣を張る封印の神殿。
 その時、上空からロイのいる本隊を狙う竜騎士の一団があった。すぐにミレディとツァイスが迎撃に向かう。
「ゲイル……」
 その竜騎士を前にして、ミレディの瞳が揺れた。ツァイスも同様である。
「ミレディか」
 かつてミレディと共に過ごし、ツァイスの憧れであった竜騎士ゲイル。
しかし今は敵同士、そしてここは戦場。
 空中で見つめあったまま、ミレディとゲイルは動きを止め、ツァイスとゲイル配下の竜騎士たちもじっと見守っていた。
「ゲイル、私は……」
「何も言うな」
 そしてゲイルは淡々と、しかし情熱を篭めて語る。「お前に出会えてよかった」と。
ゲイルの言葉にミレディは目頭が熱くなるのを感じた。だが泣くわけには行かない。涙で前が見えなくなるから。
前が見えないと戦えないから。
 そしてミレディは手にした氷雪の槍マルテをぐっと握り締める。神将器の一つ。ロイが竜に対抗する為に渡していてくれた。
「さようなら……ゲイル……」
 マルテを構え、ミレディはゲイルに向けて突進していく。

581:封印エレン陵辱
07/04/28 21:21:01 mXAHFYQN
 ライブの杖を手に次々運ばれる負傷者を癒し、エレンは心配そうに空を眺める。
ツァイスが飛んでいった最前線の空。今も遠目に飛竜が飛んでいるのが見える。
 前線から遠く離れた後方にいるので、正確な戦場の様子はまだ分からないが、かつてない数の負傷者にやはり心配になってくる。

(ツァイス)

 故郷のベルンを敵とした戦い。まして彼は前線にいるのだ。その身を案じ、また彼の苦悩を想い、エレンはそっと祈った。
 どうか無事で戻ってきますようにと。それはもう何度目か分からない祈りだった。
 今はもうツァイス様ではなく、ツァイスと自然に呼べるようになっていた。
 ギネヴィア様とも、聖女エリミーヌとも違う、ただ一人の愛する男性。この身を捧げたときも、かつてない幸福感に包まれた。
 彼に初めて抱かれたあの日、最初はとても怖かったが、彼を受け入れてからは、ただただ幸せだった。
 ギネヴィアもミレディも二人の仲を自然と分かったのか、祝福してくれている。
ベルンが平和になったら、いつか一緒に暮らそうと彼は言ってくれた。その時の言葉を思い出す度に、キュンと胸が締め付けられる。
 遠くの空を見ながら、エレンはただ純粋に祈っていた。
「あれは……?」
と、エレンは気付いた。小さく見えた飛竜がぐんぐんと近づいて来るのを。それも数匹。
「敵襲ーっ!」
 誰かの上げた声でエレンはハッと気付いた。敵がこの後方部隊を狙ってきたのだと。
「シスターは後ろへ」
「は、はい……」
 言われるまま、エレンは背中を向けて小走りに駆け出す。その途端、周囲が暗くなった。
影に包まれたのだ。そして風を切る翼の音。
 ライブの杖を握る手が自然に震える。背後を振り向くと、飛竜の姿がすぐ上空に見えた。
「きゃあっ!?」
「おっ。シスターじゃないか」
 地面すれすれまで滑空してきた竜騎士が、蒼ざめた表情で固まったエレンの腰に手を回し、瞬時に抱きあげた。
「……きゃーっ!!」
 腰に回される固い腕の感触に反射的に悲鳴を上げてしまう。だが次の瞬間には、地面は遙か遠く離れていた。
飛竜が空に飛んだのだ。すぐに速度を上げ、エレンの頬を風が切り、頭に被った白いウィンプルがはためく。
「は、離して……離してください……!」
「いいのか? 下を見ろよ」
 見ると遠くに地面が見える。
「きゃあっ!」
 思わず悲鳴を上げ、目を閉じてしまった。
「そうそう、暴れるんじゃないぞ。可愛がってやるからな」
 見知らぬ竜騎士の下卑た笑いを聞きながら、エレンは小刻みに震え出していた。閉じた目から涙が滲む。
(ツァイス……助けて)
 恋人に心の中で助けを求めながら。
 エレンは連れ去った竜騎士は山の中腹へと降りていく。そこには数匹の飛竜が翼を休めていた。

582:封印エレン陵辱
07/04/28 21:21:47 mXAHFYQN
「おい。土産だぞ」
「きゃっ」
 突き飛ばされるようにエレンは地面に落とされ、わずかに身体が痛む。だがそれどころではなかった。
「ひっ!?」
 目を開けて見えたのは、ニヤニヤと笑う竜騎士たちの姿だった。皆若い。そして目はギラギラと輝いていた。
「あ、あなたたち……なにを……」
 剥き出しの地面に尻をつけ、エレンは怯えた瞳を向ける。その怯えた表情がそそらせる事を知らずに。
「おい。こいつ、ギネヴィア姫の侍女じゃないか?」
と、一人の竜騎士がエレンを見て言う。どうやらベルンにいた頃に見たことがあるらしい。だがエレンは知らなかった。
「そうなのか? お前、名前は?」
 別の竜騎士が尋ねてくる。
「は、はい……。私はギネヴィア様にお仕えするエレンと申します……」
 震える声でエレンは何とかそれだけ告げる。微かな希望にすがりながら。ひょっとしたら、助けてくれるのかも……。
「あの、裏切り者の姫様の侍女か……。へっ、だったら遠慮することないな」
 だが儚い希望もすぐに砕かれた。彼らから見ればエレンは裏切り者でしかない。
「わ、私を、どうするつもりですか……」
 尻餅をついたまま、手にしたままのライブの杖を固く握り締め、エレンは男たちを怯えた眼差しで見上げる。
「決まってるだろう」
 ずいっと一歩寄り、一人の竜騎士が正面から覆い被さっていった。
「きゃーっ!」
 絹を引き裂くような悲鳴。そして背中に固い地面がぶつかり、胸が圧迫される。
上から覆い被さった男が顔を寄せてきた。
「いや……やめてっ!」
 振り払おうとするが、その両手を左右から押さえられた。男の仲間が、左右から手を押さえつけ、ニヤニヤと笑っている。
腕が無理矢理開かされ、手にしたライブの杖が落ちてしまった。
「は、はなし……」
 叫ぼうとした口を、分厚い唇が塞ぐ。口いっぱいに広がる臭い肉の味。
「!!?」
 カッとエレンの瞳が見開かれ、そしてボロボロと涙がこぼれた。

(ごめんなさい……ツァイス……)

 無理矢理唇を奪われ、ただ悲しみが胸を占める。初めてツァイスとキスしたときは、あんなにも幸福感に包まれたのに。
 男の手が僧衣の上から胸を揉んでくる。いや押し潰す。
「ひいっ!」
 締め付けられる痛みに、エレンの美しい顔が苦痛に歪む。
「へへっ。イイ胸じゃねえか」
 成熟した豊満な乳房を、清潔な僧衣の下に感じ、男の手がせわしなく胸をまさぐっていく。
 ツァイスに触られたときはとても気持ちよく、素直に官能を感じたというのに。今はただ痛く、そして気持ち悪い。
「こっとは、と」
 胸から手を離した男が、足下まで隠す僧衣の、その足下の端の布を掴む。
「だ、だめっ!」
 はっと危機を感じ、エレンは身を起こそうとする。だが左右の手を押さえられ、彼女に出来たのは頭を振り回すだけだった。

583:封印エレン陵辱
07/04/28 21:22:36 mXAHFYQN
 ビリリ

「きゃー!」
 足下から白い僧衣が裂け、肉付きの良い素足が晒される。そして白い布に覆われた股間まで。
「見ないでぇ!!」
「どれ」
 無骨な手が簡単に下着を引き裂き、取り除く。
「イヤッ!」
 羞恥に顔を染め、エレンは激しく頭を振った。だが男たちはビクともせず、頭からウィンプルが落ちて、長い栗色の髪が露になる。
その頭髪と同じ栗毛の恥毛が脚の付け根を覆い、ふさふさと草原のように生え揃っていた。
「なんだ……シスターっつてもしっかり生えてんだな」
「いや……イヤァ……」
 目からこぼれる涙が頬を伝っていく。
 ツァイスに初めて見られたときは、恥ずかしさ以上に嬉しさがこみ上げてきた。
でも今はただ屈辱に打ちのめされる。
 少しでも見られまいと脚をしっかり閉じ、エレンは必死に祈っていた。彼が助けに来るのを。
 その脚を、手を押さえていた男二人が太股を掴んで開かせようとする。
「あぁ……見ないで、見ないでください……」
 男の力にはやはり逆らえず、女芯が拡げられ、そして晒される。男たちの視線を否応もなく感じ、エレンは涙した。
「いやぁ……」
 覆い被さっていた男がズボンから勃起した肉棒を取り出し、身構えていた。
 赤黒いペニスの先端が、ビンビンと天を向いている。
「へへっ」
 ぺっと手に唾を吐き、それを股間になすりつけてくる。
「ひいっ!?」
 直接そこに無骨な手を感じ、エレンの腰が浮かび上がった。
 唾を付けた手の平が無遠慮に陰毛の奥の割れ目を撫でていく。潤滑油のつもりだろうか。
乱暴な愛撫で濡れるわけもなく、エレンのそこはまだ乾いたままだった。
 そして唾を擦り付けた男は、次に欲望の象徴そのもののような、赤黒い肉棒を突き出した。
「ああ……あぁ……」
 その時が来たのを悟り、エレンは羞恥も忘れて蒼ざめた。
 地面に押し倒され、見上げて見えるのは、自分を押さえつける二人の男。その目はギラギラと血走り、そして荒い息を吐いている。
そしてもう一人の男は、下半身から己の腰を近付けていた。
「さーて。シスターの味はどうかな」
「いや……おねがいです……許して……」
「裏切り者がぁ!」

 ズシン!

 胎内に突き刺さる衝撃。下半身に突き刺さった肉棒が、止まることなく一突きでエレンを貫き、奥深く刺さっていった。

「ひぎいいいいいいぃぃぃぃっ!!!」

 カッとエレンの身体が跳ね上がる。だが二人の男から押さえつけられ、その場でただ跳ね上がるだけだった。
「イヤアアアアアァァァっ!!!」

584:封印エレン陵辱
07/04/28 21:23:22 mXAHFYQN
 異物の侵入を痛烈な痛みとして感じ、エレンは絶叫した。
 ツァイスを受け入れたときはとても気持ちよくて、言葉では言い表せないほどだった。
だが今はただ痛いだけ。そして悲しかった。彼以外の男に抱かれ。
「やめて……ぬいてっ、抜いてください!」
「おおっ。! こいつはスゲー!」
 エレンの悲鳴など聞かず、男は腰をガンガンとぶつけるように揺らし、エレンの膣を抉っていった。
「ひぎゃああああっ!」
 胎内からの激痛に耐え切れず、口から絶叫が迸り、白い肌に汗が浮かぶ。そして赤い血が股から流れていた。
「へっ、やっぱりシスターは初めてか」
 男は破瓜の血と勘違いしたが、乱暴な挿入に膣が傷ついただけだった。エレンの処女はすでにツァイスに捧げている。
「いや……イヤアアアっ! もうやめて、やめてください!」
 ぎゅっと握り締めた手からも血がこぼれる。涙で霞んだ目で横を向き、エレンは激痛を感じながら、ツァイスに詫びていた。

(ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……)

 エレンは知った。貞操を守れなかった事が、どんなに辛く苦しいか。
 彼女の意思とは裏腹に、彼女の膣は身を守るべく潤滑油を出して潤い、男の欲望を締め付けていく。
 男はさらに滾り、深くまで刺した肉棒を掻き回した。
「ひぎゃああっ!」
 エレンの腰が何度も上下に震動する。それがさらに刺激となって男の欲望を加速させた。
「いくぞっ!」
「イヤーッ! 外に! お願いです、外に出して!」
 反射的にエレンが懇願の言葉を叫ぶ。だが遅い。
 ドクンっ、と命の子種が膣に注がれ、その熱さと衝撃をしっかりと感じ、エレンの瞳が絶望に見開かれた。
「アア……アアアアアアアァァァァっ!!!」
 喉も裂けんばかりの絶叫と共に、腰が浮かび上がる。その奥目掛けて、男はただただ欲望を吐き出していく。
「……あがぁ……はぁ……」
 口から出た涎が地面に溜まっていく。そしてエレンはがっくりと脱力し、男はようやく腰を離した。
 ぱっくりと開かれた秘唇からは血と白濁液がこぼれていた。
「ああ……アァ…」
 エレンの目からこぼれる涙が同じく水溜りを作っていく。もはや押さえつける必要は無かった。
 左手を押さえていた男が交代でエレンを正常位で犯し、右手を押さえていた男が、栗色の髪を掴んで顔を上げさせ、口を犯す。
「んんぅ」
 新たに胎内を貫かれ、口に汚らわしいペニスを突き込まれ、エレンは力なくすすり泣いた。
 もう抵抗する気力などなく、手はだらりと脱力している。口にも力はなく、肉棒を黙って受け入れていた。
 その成熟した果実が二人の男の間で揺れ、やがて欲望の捌け口となる。
「んんっ!?」
 口と膣、上下に同時に精を受け、エレンの身が固くなった。
「ごほ……ごほっ……。ああぁ……」
 口の端から精子と涎を流し、エレンの頭が地に落ちる。股からは今まで以上の血。
 そしてまた男が覆い被さっていく。

585:封印エレン陵辱
07/04/28 21:24:16 mXAHFYQN
「いや……もう、許して……」
 僧衣の胸元も破かれ、男が直接豊かな乳房にしゃぶりつく。
 乳首を吸われる感触におぞましさを感じ、エレンは空を見上げていた。
 ツァイスに吸われたときはあんなに感じたのに、今はただおぞましいだけ。
 光を無くし、虚ろになっていくエレン。その真上に巨大な翼がはためいた。
飛竜の翼だ。
「あ、ああ……」
 その翼を見た途端、消えかかっていた瞳の光が戻る。
「たすけて……助けてーっ!」
 そして胸を愛撫されながら、必死に叫んだ。
「助けて! 助けてください!」
 ツァイスかもしれない。そうじゃなくても助けてくれるかもしれない。最後の希望を込めて。
エレンの悲鳴に気付いたかどうか、飛竜が降りてくる。その背中には確かに人が乗っていた。
エレンを犯す男たちは微動だにせず、彼女の身体にしゃぶりついていた。
「助けて! 助けて!」
 エレンはなおも叫び続けている。そこに新たに降りてきた竜騎士が言った。
「お前ら。大変だぞ。マードック将軍が討ち死にした」
「なにっ!?」
 胸をしゃぶっていた男がさすがに顔を上げ、血相を変えた。それも一瞬。
「仕方ねえか……。このシスターだけでも連れて帰るぞ」
「そいつは?」
「ああ。裏切り者のギネヴィア姫の侍女だ。お前も犯ってけよ」
「そうだな……」
 近づきながら、竜騎士が腰からイチモツを取り出す。もう勃起していた。
「あ、アアぁ……」
 新たに近づく醜悪な男のシンボルにエレンは悟っていた。この竜騎士が彼らの仲間だと。
助けは来ないと……。
「わああああああああああぁぁぁぁっ!!」
 暗くなる空に、エレンの悲鳴が虚しく轟いた。

 会戦に勝利したロイ軍。だが負傷者や死傷者もかつてないほど多かった。
そして行方不明者も。
その中には、竜騎士に連れ去られたシスターのエレンもあった。
 姉ミレディと共に無事戻ってきたツァイスは、エレンが連れ去られたと聞いて愕然とする。
そしてすぐに捜索に飛んだ。ゲイルをこの手で討ち、傷心のミレディも一緒に飛んでくれた。
 だが時刻はすでに夜。暗い夜中を、それでもツァイスは飛び続け、探し続けた。
一夜中飛び続け、朝日が昇る頃。ツァイスは山間に白いモノが散らばっているのを見つける。
降りて確認すると、それは間違いなく、エレンが頭に被っていたウィンプル、そして引き裂かれた白い僧衣だった。
周囲には血と何かの粘液もある。ここで何が行われたか、一目瞭然だった。
「エレン……エレンっ!」
 ウィンプルを握るツァイスの絶叫が朝日に木霊する。

 そしてエレンを探す為にツァイスは軍を抜け、独自に行動する事にした。
 ギネヴィアとミレディ、ベルンの事も気になったが、それ以上にエレンは大事だったから。
 エレンを連れ去った竜騎士の事を聞き回り、遂にその隠れ家を見つけ出す。 逸る心を押さえ、ツァイスは単身救出に向かう。
 既に三ヶ月の時が過ぎていた。

586:封印エレン陵辱
07/04/28 21:25:05 mXAHFYQN
 ベルンの山奥にある廃墟。そこが戦場から逃げ出した竜騎士たちの隠れ家となっている。
ブルーニャ将軍の残党軍に参加する事もなく、彼らはここでただ享楽に耽っていた。
捕えたシスターを嬲り……。だがそれも今日まで。

「ぐはっ!」
 ツァイスの槍を受け、最後の竜騎士も倒れる。合わせて五人。それがこの隠れ家に隠れていた竜騎士の全てだった。
「エレン!」
 部屋から部屋へ、ツァイスは求めて駆ける。愛するシスターの姿を。
「どこだ! エレン!」
「あ、ああ……」
 そして彼女はいた。
 ベッドの置かれた部屋。そのベッドの奥に、うずくまっている黒い人影。
「エレン!」
「……いやぁ……おねがいです……。なんでもいうこと聞きます……」
 その股間には杖が突き刺さり、赤黒く腫れていた。エレンの持っていたライブの杖だ。
 その股間に刺された杖を引き抜き、ツァイスが耳元で叫ぶ。左耳の耳たぶは噛み切られていた。
「エレン! 俺だ!」
「……え?」
 赤黒く腫れた顔を上げ、人影がハッと気付く。
「ツァイス……ツァイスなの……?」
 そして手を宙に彷徨わせる。その手には指が二本しかなかった。左手の薬指と小指のみ。それ以外は全て切り落とされている。
「あ、ああ……。俺だ。ツァイスだ」
 その指の欠けた手を握り、ツァイスがしっかりと頷く。
「ああ……ああ……。ごめんなさい……。殴られてから目が見えなくて」
 彼女の顔は赤く腫れていて、かつての美しさは微塵も無かった。栗色の髪にはべっとりと粘液がこびりつき、臭気を放っている。
澄んだ声はくぐもっていた。前歯は全て抜き取られている。
「大丈夫。もう大丈夫だよ」
 同じく粘液のこびりついた裸体を抱きしめ、ツァイスは優しく囁いた。
 鎖などは填められていなかった。逃げられる心配はないから。彼女の右足は膝から下が無い。切り取られ、飛竜の餌にされた。
 胸は左側が切り取られていた。跡には血がべっとりと固まっている。
「さあ帰ろう」
 エレンはそっと抱きかかえ、ツァイスは部屋から連れ出す。
「姉さんも…ギネヴィアさまも、みんな待ってる。みんな」
「ああ……ギネヴィア様はご無事なのね」
「あ、ああ……。今はベルンの女王になられた。もう戦争は終わったんだよ」
「そう……良かった」
 ツァイスの腕に抱かれ、エレンの手がだらんとぶら下がる。口にはっきりと笑みを浮かべ。
「眠ったんだね……お休み。エレン」
 涙で前が霞む中、ツァイスはしっかりと歩いていった。
 エレンが生きている。この胸の中で生きている。
 それだけで良い。他には何も望まない。

 それからさらに一年の時が過ぎた。
 ギネヴィアの用意してくれたベルンの療養所。
 今ここに、ツァイスは暮らしていた。エレンと赤ん坊と一緒に。
 助け出されたエレンはあの7ヵ月後、一人の赤子を産んだ。
 三人で今は一緒に暮らしている。

587:封印エレン陵辱
07/04/28 21:26:10 mXAHFYQN
「おぎゃー。おぎゃー」
 赤ん坊の泣き声が遠くに聞こえる。すぐ近くのはずなのに。片耳を噛み千切られ、エレンは耳が悪くなっていた。
「ああ……泣かないで。お願い」
 優しく呼びかける。前歯の欠けた口で。
 ベビーベッドで泣いている赤ん坊の姿が微かに見える。顔の腫れは引いたが、目はほとんど見えなかった。
「お願い……泣かないで」
 今のエレンにはただ己のベッドから呼びかけるしかなかった。
手には指が二本しかなく、抱く事も出来ない。脚は片方が膝から下が無く、歩く事もままならなかった。
「おー。よーしよし」
 赤ん坊の泣き声が聞こえたのだろう。庭で農作業をしていたツァイスがすぐに駆けつけてくる。
 彼はあれから騎士を引退し、エレンとその赤子の面倒を見ていた。一生の仕事として。
「ほーら。おっぱい飲みたいのか?」
「お願いします」
 胸を差し出すエレン。その服のボタンを慣れた手つきで外し、胸を晒すと、赤ん坊を健在な方の乳房に抱き寄せてやった。
片方の乳房は切り落とされたが、もう片方はきちんと母乳が出る。
 その乳にしゃぶりつき、赤ん坊はすぐに泣きやんだ。一心に母乳を飲んでいる。
「ふふ……」
 乳を吸われるくすぐったい感触に、エレンの口に笑みが浮かぶ。だがすぐにその笑顔も翳り、
「ごめんなさいツァイス……。迷惑ばかりかけて」
「いいんだよ。それは言わない約束だろ」
 乳を飲む赤ん坊を抱えながら、ツァイスは笑顔で言った。心からの笑顔で。
「俺は今、幸せだよ。エレンと……この子と一緒にいられて」
「ああ……ツァイス」
 母乳をやりながら、エレンの頬に涙が流れた。泣きながら笑顔になる。
「私も……幸せです」

(おしまい)

588:名無しさん@ピンキー
07/04/28 21:31:25 dma0VZTK
あれで終わるわけないと思っていた
流石は外伝だな
個人的にはGJ

589:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:31:44 jH6xxAcX
俺も外伝らしくないと思っていた
個人的にはない方がよかった

590:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:31:46 brjVjPZz
陵辱注意よりグロ注意って書いて欲しかった
すごい嫌な気分になった

591:名無しさん@ピンキー
07/04/28 22:47:51 SGWWjFN9
死なないだけでまともな作品に見えてくる不思議


592:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:06:51 DTd8v47I
> エレンが生きている。この胸の中で生きている。
> それだけで良い。他には何も望まない。
不覚にも感動した。

しかし自分としては、527で完結しといて欲しかった…

593:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:27:43 P8pLkMlw
外伝の作品をある程度読んでないと、“陵辱”からこの展開を想像するのは難しいわな。
読了後、しんみりとしていた気分だったのに>>591で一気に笑ってしまったぜ。

594:名無しさん@ピンキー
07/04/28 23:33:25 brjVjPZz
しんみりっていうか気分悪い
古参の読み手ばかりじゃないんだから
注意書きくらいちゃんと書いて欲しい

595:名無しさん@ピンキー
07/04/29 00:02:58 D3zwkq7R
猟奇っすか
困るなあ

596:名無しさん@ピンキー
07/04/29 00:04:09 rKCyuGZx
まぁたキャスん時みたいになるのかね。
いい加減管理人さんもうんざりだろ。前回あんだけ面倒なことになったのに。

597:名無しさん@ピンキー
07/04/29 00:18:32 U3P9U0X1
何故そこで蒸し返す
管理人さん関係ないのに

598:名無しさん@ピンキー
07/04/29 00:33:08 rKCyuGZx
ああ、すまん。誤爆スレに持ってくべきだったな。

599:名無しさん@ピンキー
07/04/29 01:48:26 xjbqDXeQ
前のツァイス×エレンで結局「本番」がなかったのは
外伝氏のことだし、もう一回なんか裏があるんじゃね?と思っていた。
ツァイスとは清すぎるままで、エレンシボンヌとかの超鬱展開とかさ。

少なくとも陵辱前に、ツァイスともヤってたらしき表記があっただけで
若干救われた気分になったぜ…。

600:599
07/04/29 01:54:42 xjbqDXeQ
…と思ったが、よく読んだらやっぱりツァイスとは何もなかったのかー!
子供はツァイスの子だと思いこんでいたぜー…

ツァイス漢だなぁ…orz

601:名無しさん@ピンキー
07/04/29 02:08:17 4mxV8EEu
俺こういうの好き
行為中にじゃなく行為外に猟奇入ってるやつ。

でも注意書きは必要だね。
次からよろしく

602:名無しさん@ピンキー
07/04/29 02:36:36 dfWM1DOq
つか鬼畜陵辱スレあるんだから、猟奇はそっちに投下しろって。
こっちの住人に読ませたいなら誘導すりゃいいじゃないか


603:名無しさん@ピンキー
07/04/29 06:59:16 lK0G76SV
その、当たり前の主張を
外伝が聞いたためしは一度もナシ
外伝は読み手が「ギャーー」となる話を書いて
その反応を喜んでいる気がある愉快犯的作家なんだよ。
新規さん…辛いだろうが諦めてくれ。これが外伝だから。

604:名無しさん@ピンキー
07/04/29 07:37:54 6AjP/OWH
新規だけど質問していい?
なんで外伝はいつもだみゃ~んっていう人が投下したすぐ後に投下するの?

605:名無しさん@ピンキー
07/04/29 10:38:33 EY3G1DXW
クリムゾン風キボン

606:名無しさん@ピンキー
07/04/29 13:34:55 ISDBHEZI
>>603
スレの流れや保管庫を見れば分かることだけど、実質的に活動しているのは
主にだみゃーん氏と外伝氏なんだよな
この二人は投下数も半端ない
だからお互いに対抗心みたいなものを抱いているんだろう きっと

話は変わるが
ここは新規の職人さん(投下したい)からみれば入りづらいスレかもしれないな・・・
でも、スレを盛り上げるという意味でも、既存の職人さんたちへの発奮材料ともなるだろうから
もしそんな人がいたら投下してみてくれ

607:名無しさん@ピンキー
07/04/29 15:11:56 I+6jK9Im
>>603
保管庫の掲示板とか見てきた。外伝は荒らしでFAなんだなw
女体化とかちゃんとスレ住み分けてくれた奴もいるのに
それが出来ない大人ってどうかと思うが
わざとやってるなら仕方ないからNGに入れとくわ

608:名無しさん@ピンキー
07/04/29 16:11:16 lK0G76SV
そゆこと。
誰もが一度はムカつき、そしてNG登録にする。
それが外伝クリオリティ

609:名無しさん@ピンキー
07/04/29 16:56:11 bZYVnvUD
外伝氏のことを悪く言ってる奴らがいるみたいだが、彼のSSは過去にこのスレにいた
伝説の職人様がたに決して引けをとらないと思うぞ。過去スレを見ても、初期の外伝
氏の作品も、今の作品も、彼の個性が十二分に発揮されてて面白いし、それに黄色い電気
ねずみの作品も面白かった。そんな彼のことを悪く言うのって、やっぱり
よくないと思うな。

610:名無しさん@ピンキー
07/04/29 17:27:24 lK0G76SV
本人乙

611:名無しさん@ピンキー
07/04/29 17:34:17 tUxEnsEr




612:名無しさん@ピンキー
07/04/29 17:35:38 YJ6uIAVc
身悶えするような誠実で甘い話か、真面目でがっつり重厚な話が好きだから
外伝氏の作風は、個人的にはそう好きなほうじゃないけど、それでも
氏は腕のイイ職人で、好きな人にはタマランだろうなと思っている。
持ち味ってやつだと思っているよ。
ちなみにだみや~ん氏も、ほぼ同じ評価。

613:名無しさん@ピンキー
07/04/29 17:58:28 bZYVnvUD
>>612
縦読みの位置がわからんよ

614:名無しさん@ピンキー
07/04/29 18:16:15 gpaLba7l
外伝はもう来なくていいよ

615:名無しさん@ピンキー
07/04/29 18:56:18 aQkgG4Ap
>>612
煽り?釣り?持ち味とかの話じゃなくて
気遣いの話してるのに

注意書き書かない上に、普通は好まれる物じゃないから
別スレも立ってるような内容の話をわざわざここに投下、
腕はどうだろうと外伝が厨なのは確かだよね

ちなみにダミアンはネタから小説まで
色々やっててお疲れ様と思ってる

616:名無しさん@ピンキー
07/04/29 19:10:03 U3P9U0X1
別スレ池とまでは思わないな。このスレ、昔から陵辱もスカトロもあるし。

ただ今回は、長い間もどかしい二人を見てきて、
最終話がこれなのはけっこうきつかった。
しょうがないから夢オチかなんかだと脳内変換してる

617:名無しさん@ピンキー
07/04/29 19:19:01 V6VFTNV9
外伝を真に気違いたらしめている一つのレスがある。
第21章

189 名前:外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/02/11(土) 02:06:52 ID:45W7g+VX
>>186
偶然です。文章似てるし。


190 名前:外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/02/11(土) 02:16:28 ID:45W7g+VX
あ、文章似てるってのは>>159の事です。
本当俺とそっくりですよね。

この、あたかもダミアン氏が外伝氏の作風をぱくったかのような言い回し。
だが、賢明な皆さんならお分かりだと思うが、ダミアン氏の投稿は第7章から。そして外伝氏の投稿は第13章。明らかにダミアン氏のほうが先。
しかも、ダミアン氏の作風は、昔から今のような感じだった。
それなのに、「ダミアンは俺の作風をぱくってる。」

初めてこのレスを見たとき、マジで爆笑した。こいつは本当にいかれてる。

618:名無しさん@ピンキー
07/04/29 21:40:47 sesM2ZW0
>>606
最近の叩かれ方見りゃ新しい投下は無理だなw

619:名無しさん@ピンキー
07/04/29 21:43:40 QPBTUNau
輪姦とか凌辱ものキボン

620:名無しさん@ピンキー
07/04/30 00:29:02 U9Kup1rq
463の人帰って来ないかな~
久しぶりにFEプレイして
過去ログとか読んだけどこの人のが一番好みなんだが…

621:名無しさん@ピンキー
07/04/30 02:11:32 9BseuqOq
セネリオ×ミカヤ または、
セネリオ×イレースをお願いします。
難しいかな・・・?

622:名無しさん@ピンキー
07/04/30 02:49:39 ixY2tvqA
アイクがユンヌユンヌ言ってるから少し面白くなく思ってるセネリオが
ユンヌが憑依していない時を見計らって、入れ物のミカヤに
(性的な意味で)意地悪する話ならいけそうな気がする

623:名無しさん@ピンキー
07/04/30 11:34:22 x4ekmIwJ
雌犬皇帝サナキ
調教師シグルーン

624:名無しさん@ピンキー
07/04/30 12:21:01 9BseuqOq
セネリオ×イレースだと会話がボケとツッコミになりそうだ・・・

625:名無しさん@ピンキー
07/04/30 15:15:45 U9Kup1rq
むしろシグルーン様がラグズに調教される話がみたい
ティバーン辺りにこの雌犬がッ!みたいな罵倒浴びせられて

626:名無しさん@ピンキー
07/04/30 15:43:53 ZJEbG6CJ
ニケ「呼んだか?」

627:名無しさん@ピンキー
07/04/30 16:08:24 0RvagR8T
むしろミカヤがニケ様に調教される話がみたい
雌狼のニケ様に、この雌犬がッ!みたいな罵倒浴びせられて

628:名無しさん@ピンキー
07/04/30 20:47:15 I/jSGrHF
セネリオが女性と絡むカップリングをまるで想像出来ないヤツがここに…

629:名無しさん@ピンキー
07/04/30 21:18:43 6SyoeiOz
アイク以外との絡みは想像できんな。ヤツは。

630:名無しさん@ピンキー
07/04/30 21:31:54 Wu9WT6P7
情報初出しのときはレテ(あの時はレトだったけど)との絡みフラグがあったのになぁ。

631:名無しさん@ピンキー
07/04/30 21:46:45 T8oFfpAo
レテとセネリオは妄想でならけっこういけそうなんだが、
現実的には、仲直り描写がないのが惜しかった

632:名無しさん@ピンキー
07/04/30 22:01:23 GuYRxylr
>>628
>>629
腐女子乙

633:海音 ◆Z9Z6Kjg2yY
07/04/30 23:49:41 7CPG8ET8
新スレおめでとうございます。覚えていないと思いますが、前回は白水素女を投げた人です。
私も即死回避のために一筆奉りたいと思います。

※女の子しか出てきません。
※エロありません。

634:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:50:33 7CPG8ET8
誤爆スマソ
よりにもよって投下のときに……OTL


635:名無しさん@ピンキー
07/05/01 00:21:44 b5lhQSRn
どこに投下するつもりだったのか気になるw

636:名無しさん@ピンキー
07/05/01 01:40:23 mEzEeebv
蒼炎のセネリオはソンケルバーンと支援が付く事を忘れられているような気がする

637:名無しさん@ピンキー
07/05/01 17:16:39 Id8VYYBI
三日目神マダー?

638:名無しさん@ピンキー
07/05/01 17:25:04 RoBX6GTC
神は忘れた頃に現れる

639:名無しさん@ピンキー
07/05/01 18:15:18 Mor5aUS2
そういや書くって予告したのにまだ投下がないのがあるな

640:名無しさん@ピンキー
07/05/01 18:32:28 ZnoR77Qw
バースのようなもの 27
ノールのようなもの  0
バーツのようなもの 11

641:名無しさん@ピンキー
07/05/01 19:33:00 c5a3OwaY
倉庫にあるサザミカ(オルグ反化身の続き)の続きが楽しみです。

642:名無しさん@ピンキー
07/05/01 19:39:07 okyc0Fcx
同じく

643:名無しさん@ピンキー
07/05/01 20:59:37 /0DFS31g
>>639
ちょっとでも下手なものを出せばすさまじい住人の猛烈な叩きっぷりを見ていて二の足を踏んでいるのかもな
ちょっと前にも新規参入はいらねーって書き込みもあったから、やっぱり躊躇いがあるんではなかろうか
まあ、予告だけ無責任にしたって線も十分にあるだろうが

なんつーか、皆苛烈すぎるんだよな…… お金出して買ってきた商業用小説ならともかく
ただで読めるものなんだからもう少し広く受け入れてもいいんじゃないのかって思う

確かに非難されても仕方がない書き手もいるが、もうちょっとソフトになるべきだろう
住人の全てがさ

644:名無しさん@ピンキー
07/05/01 22:51:08 85/LkzzM
>>643
激しく同意

むしろ新規参入大歓迎です。
最近同じ人ばっかりになりつつあるし、もっといろんな人の
作品を読みたい。
人によって好みなどが違うし、表現する内容がいろいろとあるほうが
面白いと思うのだが・・・

どんなに文章が稚拙でも、嗜好が変でも好きなキャラが出てくると
嬉しい

645:名無しさん@ピンキー
07/05/01 23:16:26 ZC+XvR5l
好きなキャラが猟奇ネタの犠牲になっても嬉しいのか?

646:名無しさん@ピンキー
07/05/01 23:55:37 pufKA58U
プリシラって、どうしてこんなにエロいんだろう・・・?

647:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:07:19 vRqezkNy
いや、猟奇ものを書く人はひとりしかいないだろ そこは黙ってNG登録だな
まあこれから猟奇ものを書く人が出てこない保証なんてのは当然できないが

今投下しているのはダミアン氏と外伝氏ぐらいのもんだろ 単発ネタでの投下もあるっちゃあるが
この二人が来なくなったら実質的にこのスレは終わるよな
投下する人がいなくなるわけだから

職人の人もいつまでもSSを書き続けられるわけじゃない 上のお二人も然り
スレとして終わるという最悪な事態を迎える前に新規の人を獲得しておかないと

昔の職人の方たちの復帰に期待しているって住人の思いも分かるよ 確かに偉大な先人方は
今でも保管庫に収納された素晴らしい作品でもって自分らを楽しませてくれる

でもな、何事にも新陳代謝ってのがあるだろ これはしょうがないことなんだ
このスレも歴史が長いものだからな

もっとデカイ心であたたかい気持ちで新規参入してくる職人がいれば迎えようじゃないか

新規の人が来れば職人の人数が増えればスレが盛り上がる
            ↓
既存の職人も刺激を受けて更なる創作意欲が湧いてくる
            ↓
もしかしたら賑わうスレを見て先人たちのなかで復活してくる人がいるかもしれん

……と、希望的観測全開で書いてみたが悪いことじゃないと思うんだ
住人の皆でもっとデカクなろうぜ

あっ、最後になるがウザい長文ゴメンな 気に障ったならバカの独り言だと流してくれw 

648:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:08:30 e65sxHzU
・・・。
猟奇ネタは嫌だな・・。確かに 嬉しくない・・。

個人的には、読んでて切なくなるような叙情的なのが好みだ
あと、ちょっと甘酸っぱいような恋愛ネタとか



649:名無しさん@ピンキー
07/05/02 09:32:39 9kHN5+QW
注意書きさえあれば猟奇でも別にかまわない。

てか下手に恋愛ベタベタ甘甘より、
さっくり犯してバラしてくれたほうが個人的には好みだ。

650:名無しさん@ピンキー
07/05/02 10:14:10 dJeibkf9
ダミアンと外伝の二人はまだ暁をやっていないのだろうか


>>646
ブラコンでその兄に仕えている美形の男に嫉妬し
ルクには積極的に話かけてそのルクの前の雇い主が自分達と同い年ということを知ったらセーラに嫉妬し
自分に対してストーカーをしていたギィを好きになりもして
ヒースとはハイペリオンが縁で仲良くなるも結ばれない
そんなキャラ

651:名無しさん@ピンキー
07/05/02 22:01:44 G9mTCovl
なんつうか職人のうまい下手っていうより
興味のないシリーズ→腐女スルー
興味のあるシリーズ→好みでないと腐女暴れる
みたいな流れにしか見えない

652:名無しさん@ピンキー
07/05/02 23:25:33 kmc8wmLV
最近叩かれてない話なんてあったっけ

653:名無しさん@ピンキー
07/05/02 23:36:04 /KBogiyQ
>>652
IDがキムチ

654:名無しさん@ピンキー
07/05/02 23:56:12 hX0cZPOh
何でも腐女子のせいにするのイクナイぞ…

655:名無しさん@ピンキー
07/05/03 00:54:38 U/uD2Oxw
ソンケルバーン……

656:名無しさん@ピンキー
07/05/03 04:23:42 w+t9GIs7
暁のSSはまだ少ないみたいですね(´~`;)
私もサザ×ミカヤの続きが気になります!
職人様、頑張って下さいm(_ _)m

657:名無しさん@ピンキー
07/05/03 05:56:14 87N4Oy5D
三日目神が降臨する夢を見た。

夢だった。

658:名無しさん@ピンキー
07/05/03 09:39:22 U0Lp75sO
>>657にサジマジバーツプレゼント

659:名無しさん@ピンキー
07/05/03 19:38:09 wOP3s+kP
>>622
セネリオ×乗っ取りミカヤでもいくない?

お互いに口の悪い者どうしだな・・・





660:名無しさん@ピンキー
07/05/03 20:07:27 fb9RFpez
Hの途中でミカヤにユンヌが乗り移って攻守交替になるとかな
最初からユンヌだと本気の喧嘩になりそうだ

661:名無しさん@ピンキー
07/05/03 20:18:54 Qvjnyvsn
俺はそのユンヌたんをサザ相手で見たい。

662:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:19:22 JX2ZQBKK
注意書き

パント及びルイーズが好きな人は、読まないほうがいいです。二人とも、壊れていますので(いろんな意味で)

663:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:20:17 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(1)

今、このリグレ公爵家の大きな屋敷の大広間に、エトルリア中から集まった美しい姫と、その親たちがずらりと揃っている。
そして、その中には、エトルリアの国外の貴族もいる。
彼らは緊張していた。今、このエトルリアの中でも一番の大貴族である、リグレ公爵家の嫡男であるパントの嫁選びが始まるのだ。
そして、今、彼らの前に、司会者が立った。
「それではただいまより、我がリグレ公爵家の当主・○○○様とご嫡男・パント様が入場いたします。」
その声に、皆は一斉に黙った。場内の緊張が、一気に高まる。
そして、その中には、若き日のルイーズもいた。
(いよいよ、始まりますわ。)
ルイーズはごくりと息を呑んだ。相手は、このエトルリアでも、一番の大貴族。それに対する我が家は、確かに貴族ではあるが、このリグレ公爵家に比べると、
格は2つも3つも落ちる。そして、この貴族の姫たちの中には、自分たちより格上の大貴族の姫たちもいる。
貴族の姫としてのたしなみや作法は、一応クリアしているつもり。だが、彼女よりも格上の姫たちは、それよりも遥かに洗練された礼儀作法を、楽々とこなす。
ルイーズは、この、自分よりも遥かに格上の姫たちを、すべて倒していかなければならないのだ。

ルイーズには、忘れられない思い出がある。
あれは11の春だった。ルイーズは父親に連れられて、このアクレイアの王宮に来ていた。
「それじゃ、お父さんは王様に謁見を済ませてくるから、ここでいい子にしてるんだよ。」
「はーい。」
王宮の入り口の脇にある急な来賓用の部屋の椅子にちょこんと腰掛けて、ルイーズは父の帰りを待つ。しかし、11歳という年齢。まだまだ、子供である。
しかもルイーズは、結構おてんばで、元気に暴れまわって屋敷の人々を困らせることも少なくなかった。
このときもやはり、じっと大人しくしていたはいいものの、5分もすると動き出したくて仕方なくなってくる。
ルイーズはドアを開けて、外をきょろきょろと見回した。いつもなら部屋の外に守衛が立っている。来賓用の部屋なので、それが当たり前。
そしてこのときも、やはり守衛さんはいた。ルイーズの頭上から、彼女を見下ろしている。
「どうなされましたか?」
「あ・・・」
あっさりと見つかる。
「お願い。私、外に出たいの。」
ルイーズは懇願するが、守衛にあっさりと拒否された。
「いけませんよ。貴族の姫なのですから、お部屋で大人しくしていなさいと、お父上にも言われたでしょう?」
「う~いじわる~」
「何と言われてもダメです!」
守衛に頑固に拒否されて、ルイーズはしぶしぶと部屋に戻った。
ルイーズは悩んでいる。こんな退屈な空間からは、早く脱出したい。でも、どうすれば・・・?
この部屋には窓がある。外からは暖かいお日様の光が差し込んでいる。
だが、窓から脱出しようにも、窓の外には、鉄格子がはめられてある。もっとも、縦の鉄格子ではあまりにも殺風景なので、網目模様の鉄格子になっている。
外せないことはないが、落とすと大きな音がして、守衛がやってきてしまうだろう。となると、窓からの脱出も無理。
折角ここは一階なのに、勿体無い。ルイーズはそう思った。
どうすれば出られるだろう?思案の末に、ルイーズは一計を案じた。
ルイーズはドアのそばに行き、自分の鼻をつまんで低く声を出した。
「おおっ!こいつは上玉じゃねえか!」
そして鼻から手を離し、今度は素の声でしゃべる。
「い・・・やあ・・・やめて!こないで!」
そして再び鼻をつまんで低い声を出した。
「おいおめえら!早くこの嬢ちゃんを捕まえろ!こいつは高く売れるぜえ!」
そして今度は素の声。
「きゃあああああ!」
すると突然、ドアがばたんと開いた。
「おのれ!曲者!」
守衛がドアを大きく開けたのと同時に、ルイーズはその横をすり抜けて、すたこらさっさと走り去った。
「あっ!姫様!出会え!出会えーっ!!!」


664:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:20:47 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(2)

「ふう、やっと外に出れたわ。」
まださっきの部屋の周囲はざわめいている。ルイーズは既に、そこから遥か離れた場所にいる。
「よっと。」
ルイーズはそばの木の幹を駆け上って、大きな枝の上に立った。
「うんうん。いい眺め。」
しかし、この宮殿は広い。今ルイーズのいる木も、さっき脱出した部屋も、宮殿の敷地内なのだ。
「でも、これからどうしましょう?」
外へ出たはいいものの、このままこの梢の上でじっとしているわけにもいかない。するとルイーズは、木の幹をするすると滑り降りて、地面に立った。
そうだ、折角だから、宮殿をいろいろ見て回ろう。父に連れられて来る以外には、まず来ることがない場所である。この珍しい場所だから、いろいろと探検して回ろう。
その際、あの部屋には近づかない方がいいだろう。ルイーズはそう思う。
そしてルイーズは木のそばの暖かい日差しの差す芝生の上に寝転がった。
「あーいい気持ち!」
こうして穏やかな日差しの下に寝転がっていると、嫌なことも忘れてしまう。
だが、今は退屈しのぎを探している最中なのである。日向ぼっこほど、退屈な物もあるまい。やはり、数分で飽きてしまう。
ルイーズは頭の両脇に両手を突いた。そして身体を持ち上げるとルイーズの身体は上に大きく持ち上がり、頭のあった場所のすぐ上に両足をついて立ち上がった。
「やっぱり退屈かも。」
こうしてルイーズは、新たな刺激を求めて走っていった。
だが・・・

ルイーズは石畳に躓いて、転んでしまった。
「いった~い・・・」
膝の辺りが痛む。その膝を見ると、擦り剥いて、血が出ていた。
「大丈夫?」
するとルイーズの横から、ハンカチを差し出す手が伸びた。
見ると、銀の髪をした優しそうな少年が、こちらに微笑みかけている。
「血が出ているじゃないか。じっとしててね。」
そして少年は、ルイーズの傷口をそっと拭いて、そのハンカチで傷口を覆い隠すように縛った。
「これで大丈夫だよ。」
「あ・・・ありがとう・・・」
そのとき、向こうから父がやって来た。すると、少年はルイーズから離れた。
「じゃあ僕は行かなきゃ!またね!」
「う・・・うん、また・・・」
その日、ルイーズは父親から大目玉を食らった。あまりのおてんばな行為だから、当たり前である。
だが、ルイーズの脳裏には、父の長い説教など、届いていない。あるのは、あの優しそうな少年の微笑みだけ。
そして、その少年の顔を思い出すたびに、胸が高鳴る。
(私・・・どうしちゃったの・・・?)
彼のことを思い出すたびに、胸がドキドキする。こんなの、初めて。
よくわからないけど、これが・・・恋?
きっとそうよ!間違いないわ!これが・・・恋!
でも、そう考えると、ルイーズはたった一つだけ、間違いを犯した。
それは、自分の名を名乗らなかったこと、そして、相手の名も、聞かなかったこと。
もっとも、彼の名前は、すぐに判明した。
今王宮で話題の、天才少年。そして、ルックスもいい。その名は、リグレ公爵家の嫡男・パント。
同世代で、彼に熱を上げる腐女子もとい女性も少なくない。しかもその中には、自分よりも家格の高い家柄の姫も多いという。
ライバルは多い。そして、その中で、一番を勝ち取らねばならない。
この日から、ルイーズはそれまでうわの空で聞いていた、貴族の姫としての教育を、熱心に受けるようになった。
もっとも、生来のおてんばな性格は、結局直ることはなかったが。
その証拠に、一番成績が良かったのは、やはり武術。
中でも、弓術が一番の得意であった。


665:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:22:35 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(3)

そしてこの日。
司会の声と共に、リグレ公爵家の現当主と、その嫡男であるパントが入場する。
(間違いない。やっぱり・・・あの人・・・)
ルイーズは心の中で彼を想う。初めての恋の相手、そして、今もって恋い焦がれている相手。
すると向こうの相手も、こちらを見た。そして、彼はわずかに表情を変えた。
照れるように、頭をポリポリ掻く。やはり、向こうも、こちらのことを覚えているようだ。
そして、続けて司会の声が響く。
「それではこれより、リグレ公爵家主催の、最高の姫を選ぶコンテストを行います!」
リグレ公爵家の嫁を選ぶと言ってしまうと、いくら最高級の貴族でも、『お前何様』と言われてしまうので、一応はコンテストという名目にしてある。
とはいえ、パントの嫁選びであることは間違いないのだが、一応の配慮。
「それでは皆様には、三つのお題を演じていただきます。一つ目は『踊り』、そして二つ目は『歌』、そして三つ目は皆様自身の『個性』を表現してください。」
司会がそう言うと、花嫁候補の姫たちは、一斉に親から離れ、前に進み出た。もちろん、その中にはルイーズもいる。
「それでは皆様、横一列にお並びください。」
そして姫たちが横一列に並ぶと、召使がワゴンを押して何かを持ってきた。
その上には、膝上30cmのミニスカートが人数分置いてある。
「皆様には、このミニスカートを穿いて、カンカンを踊っていただきます。もちろん、ショーツは穿いてはいけませんよ。」
その姫たちの顔が、一瞬にして青ざめる。お姫様・・・それは、いわば10代の少女たちである。
「わ、私、そのような踊り、できませんわ!」
一人、また一人と脱落していく。さすがに、そんな恥ずかしいまねはできない。父親たちも怒って、勝手に連れ帰ってしまう親もいた。
しかしルイーズは思う。
(あのお方の、妻になれるのなら・・・)
そして、ルイーズはそのミニスカートに手を伸ばした。その瞬間、周囲から歓声が起こった。
「おおっ!何と勇気のある!」
「あの姫は、○○○家のルイーズ姫ですな。」
「私たちも、負けていられませんわ!」
そして、他の姫君も、ミニスカートに手を伸ばした。その数、全員で10名。
そしてルイーズを始めとする姫たちは、ドレスのスカートの下からミニスカを穿き、そしてドレスのスカートを落とした。その際、ショーツも一緒に脱ぐ。
そして姫たちは横一列にずらりと並んだ。もちろんパントは、真正面に来ている。
そして音楽と共に、姫たちは一斉に足を上げる。
パントの目の前には、10代の少女10人の、清冽なおま○こが、ずらりと並んでいる。
正直に言えば、この10個全てに挿れてみたい。だが、この中から選べるのは、そのうちの一つだけ。
(勿体無い・・・)
パントはそう思った。


666:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:23:10 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(4)

第一のお題『踊り』を通過したのは、10名。
「それでは続いて第二のお題『歌』。ここでは、お一人ずつ、パント様の前にお立ちになって、その美声を披露していただきます。」
司会の言葉に、10人は順番に並んだ。ルイーズは3番目になっている。
そして一番目の姫がパントの前に立った。
「それでは一番、アイラ、歌いますわ。」
そしてその姫は歌いだした。その声は非常に美しく、ルイーズは思わず後ずさりする。
「か、勝てないかも・・・」
しかしそのとき、パントは彼女の前に進み出て、彼女の元にしゃがんだ。そして、作り物の男根の型を手に持って、彼女の陰部に突き刺した。
「ひいっ!!!」
そしてそのまま、パントはぐいぐい動かす。
「ひいっ!あひいっ!あふうううぅ!ひいいいっ!」
パントはにやっと笑った。
「うん、すごくいい声だ。」
彼女は結局最後まで歌いきった。もちろん、合格である。
しかし、そのあまりの内容に、やはり逃げてしまう姫も多かった。
「では次!」
「Ha,hai,2ban,Ria-ne,utaimasu!」
「よし合格!次!」
「三番、ルイーズ、歌いますわ!」
そして今度は、ルイーズが歌いだす。そして・・・来た。
「ひゃああああああああっ!!!あひいいいいいいいっ!」
「うん、すごく・・・いい声だね。」
「あああ・・・水着が・・・とっても・・・似合うの・・・んんんんっ!!!」
生まれて初めて、膣に異物を挿れられた感触に悶えながら、ルイーズは何とか最後まで歌いきった。
「合格!次、ヒナーコ!」
「ヒーナは元気、げんげん元気いいいイッヒいいいいいいいいいいいっ!!!」
「合格!では次!」


667:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:23:56 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(5)

結局、残ったのは5名。ルイーズも、その中にいる。
しかし、残った姫たちは皆、恥ずかしさと口惜しさから、目を真っ赤にして涙を流していた。中には、鼻水まで垂らしている者もいる。
「み・・・皆様、しっかりいたしましょう。私たちは、エトルリアの誇れる、貴族の姫なのですよ。」
ルイーズは皆を励まし、涙や鼻水を拭いてやった。しかしさすがに、この内容はきつい。
彼女たちは皆、10代の少女なのだ。こんなにも恥ずかしい目に遭うなんて、思いもしなかった。
ルイーズ自身でさえも、恥辱と憤りに眼を真っ赤にしている。彼女だって、他の皆と同じ、14歳の少女。
だがそんな彼女たちに、次なる試練が襲いかかった。
「それでは第三のお題『個性』!皆様、他の皆様とは違う皆様自身の魅力を、パント様にアピールなさって下さい。」
司会の声。しかし5人の少女たちは、屈辱と疲労で、へなへなとへたり込んでいる。
そんな中、ようやくルイーズが立ち上がって、パントの前に来た。
「私、歌や踊りよりも、武術が得意ですの。」
そしてルイーズはパントの胸倉を掴んで、後ろを向いた。そして・・・
「うぉりゃあああああああっ!!!」
強烈な背負い投げに、パントの身体は宙を舞い、どさっと落ちた。
「うわっ!」
そして間髪を入れずに、ルイーズはパントに襲いかかる。

ドカッ!バキッ!ベキッ!ボコッ!

《お詫び》

ここでは、これ以上の表現は控えさせていただきます。悪しからずご了承ください。



668:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/03 23:24:57 JX2ZQBKK
リグレ公爵家の嫁選び(6)

「さあ皆様、帰りますわよ。」
「そうですわね、ふん!」
ルイーズを始めとする五人衆は後ろを振り向いて、帰る準備をした。その後ろには、五人全員からボコボコにされて、ボロボロになったパント。
「ま、待ってくれ!」
すると、ボロボロになったパントが立ち上がり、ルイーズの肩をつかんだ。
「あ、あなたはとても正直な人だ。どうか私の妻になってください!」
5人は一斉にパントを睨んだ。
「ルイーズさん、どうなさいますの?」
「私は・・・貴女にお譲りいたしますわ。」
ルイーズ以外の4人は、口々にそう言う。そして・・・ルイーズは、
「喜んで、お受けいたしますわ♥」
そして、指をパキパキ鳴らしながら、不敵な微笑を浮かべた。
「ああっ!私、天にも昇るような気持ちですわ♥」
その姿に、パントは思わず青ざめた。
「末永く、よろしくお願いいたしますわね♥」

こうして生まれた一組の夫婦が、意外に仲良くやっているから、世の中わからない。

おしまい

669:名無しさん@ピンキー
07/05/03 23:27:00 31wySTw0
>そして、作り物の男根の型を手に持って、彼女の陰部に突き刺した。

勿体無いなパント……

670:名無しさん@ピンキー
07/05/04 13:31:38 7+hm/ErX
外伝が暁本スレを荒らしている

そんな夢を見てしまった

671:名無しさん@ピンキー
07/05/05 05:43:59 0BbvtGS5
普通に笑えたよwwGJ

672:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/05 21:25:04 ekDcIaqj
リグレ公爵家の嫁選び2(1)

あれから20数年の時が過ぎた。
今、このリグレ公爵家の豪邸の大広間に、少女たちとその親たちが集まっている。
今回、リグレ候パントの嫡男・クレインの花嫁を募集するに当たって、リグレ家は、次のような条件を出した。
『貴賎を問わず、10歳以上の独身の女性であること』
そのため、今回集まった34人の女性の中には、貴族のお姫様もいれば、庶民の普通の娘もいる。そしてもちろん、エトルリア国外の女性もいる。
そして、年齢も、36歳の未亡人から、10歳になったばかりの少女までいる。
その中に、一人の少女がいる。その姿を認めると、クレインの胸は思わず高鳴った。
彼女の名前は・・・ティト。イリアの天馬騎士で、クレインとはこの前のベルン動乱で仲良くなった女性。
本音を言えば、クレインは彼女を好きである。いや、好き以上に、愛している。そして彼女も、彼のことを憎からず想っているようだった。
その証拠に、彼女は今、この場にいるのだから。
しかし、今回は父のごり押しで、無理やりこのコンテストを開催することに決まった。
当然、クレインは反対する。なぜなら、それで花嫁が決まってしまうと、ティトのことを諦めて、好きでもない貴族の姫と結婚しなければならないから。
だからクレインは『貴賎を問わず、独身の女性であること』という条件を付けることで妥協したのだ。これであれば、ティトも参加できる。
もっとも、一応は、ティトはイリアのエデッサ城主夫人の妹なので、貴族とは言えないかもしれないが、家柄は決して悪いというわけではない。
だが、貴族の娘限定だと、ティトは尻込みしてしまい、参加できなかったかもしれない。
ティトは無言で、クレインを見た。その視線に、クレインは思わず頭を下げる。
(ティト、すまなかった)
本当は、こんなコンテストなど開かずに、彼女を正式に妻に迎えたかった。しかし、父公爵の意向には逆らえずに、今回のコンテスト開催の運びとなってしまったのだ。
でも、彼女は来てくれた。これはすなわち、彼女もクレインの妻になりたいということ。
(ティト、ありがとう)
クレインが視線を送ると、彼女は少し俯いて、頬をほんのりと赤く染めた。

「ではこれより、リグレ公爵家主催の、ミスコンテストを開催いたします!」
司会が高らかに宣言すると、少女たちの顔が、緊張に引き締まる。
「その前に・・・」
パントはそう言うと、そばに控える騎士に命令して、少女のうちの一人を引っ張ってつまみ出した。
「な、何をなさいますの!?離しなさい!」
その少女は金の髪の美少女だった。そして少女は反論するように騒いだ。
「お父様!私だって『10歳以上の独身の女性』ですわよ!!!」
「クラリーネ、お前は妹じゃないか。ダメだぞ!!!」
「何よ!お父様のわからずや!」
クラリーネがつまみ出され、残ったのは33人の少女。そしていよいよこれから、クレインの嫁選びが始まる。


673:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/05 21:25:37 ekDcIaqj
リグレ公爵家の嫁選び2(2)

「それでは皆様、この箱の中の紙を一枚ずつお取りください。」
司会の人が、上に大きく穴の開いた箱を抱えて、少女たちの前を順に回っていく。その少女たちの取った紙には、数字が書かれていた。
「それでは、その数字の順に、こちらにお並びください。」
そして少女たちは番号どおりに横一列に並んだ。ティトの番号は33。一番後ろである。
「それでは全員・・・」
次にパントが号令する。ここだけ司会者ではないのは、彼が命令する形だと、「お前何様?」と言われてしまうから。
そしてパントは全員に聞こえるように大きな声で叫んだ。
「パンツを脱げ!」
パントの鶴の一声に、少女たちは言葉を失った。皆、うら若き乙女達(一部例外含)。
「わ、私、そのようなはしたない真似、できませんわ!」
やはり何人かの少女は怒って帰ってしまう。そして残された少女は、28人。さすがにエトルリア一の大貴族で、しかも美形。このぐらいの屈辱で彼を諦めることはできないという女性は多いらしい。
もちろん、その中にはティトも残っている。彼女も、クレインを愛しているのだ。
だがそこに、パントの次の声が飛んだ。
「そしてお尻をクレインに向け、前かがみになってお尻を広げろ!」
ここでさらに三人脱落した。まさか、女の子の一番大事な部分を、見せなければならないなんて!
残る25人は、そのままお尻をクレインに向け、恥ずかしい場所をクレインに見せた。
「それではただいまより、コンテストを始める!今から、クレインが順番にお前たちの性器に陰茎を挿入していく。そして、一回だけ突いた後、次の者へと移って行く。
そして、クレインが中で射精した者が、晴れてクレインの花嫁となるのだ。」
「そ、そんな・・・!」
少女たちは驚いて声も出ない。それだけではない。当のクレインさえも、あまりの内容に、呆然としている。
「では、クレインが出すぞ!さあ、クレイン、陰茎を出せ!」
「は、はい・・・!」
クレインはズボンを脱いで、陰茎を突き出す!女の子たちの生の陰部を目の前にして、クレインのそれは、大きく反り返って屹立していた。
ティトはわなわなと震えている。自分が一番最後。ということは、自分の前に誰かの中に出してしまったら、その女の子にクレインを取られてしまうのだ。
しかもそれは、自分ではどうにもならない。天運と、クレインの根性に祈るしかない。
(神さま・・・!)
ティトは祈る。やがて、少女の卑猥な叫び声が聞こえてきた。
今、一番目の女の子に挿入されたのだ。
「次!」
パントの掛け声と共に、次の女の子の悲鳴が聞こえた。
「次!」
そして、また次の女の子の悲鳴が響いた。
「最後まで行ってクレインが射精しなかったら、また最初に戻るからな。」
パントの言葉に、自分が射精されなくてがっかりしていた女の子たちの顔に喜色が浮かんだ。まだ、チャンスはある。
ティトは不安に顔を曇らせる。今のところ、クレインは射精していないようだ。しかし・・・自分は、一番最後。
ひょっとしたら、自分に到達する前に、「それまで!」という声が聞こえてしまうかもしれない。
「次!」
「次!」
この次の一声に、ティトはますます緊張する。もし、他の人に決まってしまったら、悔やんでも悔やみきれない。
その間も、その一言が、部屋中に響く。
「次!」
まだ大丈夫である。だが、もし次に「それまで!」が聞こえてしまったら・・・ティトは不安で仕方がない。
12人、13人、14人・・・・・・
18人、19人、20人・・・・・・
ティトは祈るような思いで、眼を瞑った。
「くっ!」
クレインの声も聞こえる。それは、彼が必死に射精をこらえる声。彼も、戦っているのだ。
だが、射精には、我慢の限界がある。どんなに歯を食いしばっても、出るものは出てしまう。
(神さま、どうか・・・私まで・・・来てください・・・!)
ティトは祈る。もっとも、彼女に挿入したところで、クレインが出すとは限らない。
しかし、自分よりも前に射精してしまったら、悔やんでも悔やみきれない。

674:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
07/05/05 21:26:11 ekDcIaqj
リグレ公爵家の嫁選び2(3)

「次!」
遂に、自分の二つ隣の人のところで声がした。
「はあはあ、はあはあ・・・」
クレインの荒い息が聞こえる。そしてクレインは、自分の隣の娘に取り付いた。
ずぶぶぶぶぶ・・・卑猥な挿入音が、すぐ隣で聞こえる。その音に、ティトはますます不安を募らせる。
(神さま・・・どうか!)
そして、運命のパントの声が聞こえた。

「次!!!」
ティトの表情に思わず喜色が浮かんだ。クレインは、射精しなかったのだ。ということは、次はいよいよ、私の番。
しかしすぐに、ティトは不安に襲われる。
(もし、射精しなかったら、どうしよう・・・?)
そして、彼女のお尻を掴む感触がした。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・ティト、来たよ・・・」
「クレイン様・・・・・・」
不安そうに、ティトはクレインを見つめる。そして・・・
「!!!」
ティトの膣に、すごく熱いクレインの陰茎が滑り込んでくる。それは・・・ひどく熱い。
「うあっ!」
「ふあっ!」
クレインとティトは、ほぼ同時に叫んだ。片方は、何かが陰茎から飛び出ていく感触。そしてもう片方は、お腹の奥が、一気に熱いものに満たされていく感触。
周りのライバルたちは、皆二人を固唾を呑んで見守っている。やがて、クレインの陰茎が引き抜かれた。
そしてそれを見て、パントは高らかに宣言した。
「それまで!」
その言葉と同時に、クレインはどさっとその場にへたり込んだ。その萎びた陰茎からは、精液の残りがポタポタと垂れ落ちている。
「クレイン様・・・」
ティトの頬に涙がこぼれる。神は・・・いや、クレインは・・・私を選んでくれたのだ。
「はあ、はあ、はあ・・・ティト、僕は・・・頑張ったよ・・・」
まだ立てないクレインに、ティトは思わず抱きつく。
そして泣きながら、クレインの耳元に囁いた。
「ぐす・・・一生・・・ひっく・・・大事にして・・・ください・・・♥」

おしまい


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