LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロat EROPARO
LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ - 暇つぶし2ch640:名無しさん@ピンキー
07/05/30 22:02:51 UUxWcRlH
GJ!

そういえばここは原作を知ってる人少ないのかな?
原作版フクナガ×直とかキクザワ×直とかヨコヤ×直とかも見てみたい

641:名無しさん@ピンキー
07/05/30 22:08:56 ALgt5ovb
GJ!
エロパロのスレなのにピュアで良い話が多くて素晴らしいスレだ。

自分はやっぱり秋直が1番!

642:名無しさん@ピンキー
07/05/30 22:12:20 YRNcffCM
GJ!
名前呼ぶタイミングがいいw

643:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:00:35 PJrDTzTr
実はまだ>>535待ってます

644:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:27:02 7q5qwQ+D
>>336>>358
の続きSS投下します。
長い間お待たせしてすみませんでした(´・ω・`)
一気に投下しますっ

645:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:28:07 7q5qwQ+D
「ああっ…!はあはあっ…やっ…んん……」
「気持ちいい…?」
「あっ…やあっ…っ…」
「どうなんだ…?」
「き…きもちい…ですぅ……あんっ…!」

部屋には…
あれから毎晩のように秋山に体を求められている直の姿があった。
今や二人の結合部からは愛液が溢れ、いやらしい音を奏でていた。

「あっ…あきやまさ…わ…わたし…もう……」
「いいよ…イけ…」
秋山はそう言うと腰の動きを一気に加速する。
「ふあっ…!あっ…あっ…あんっ…あっ…!
あああぁぁぁん…!!」
「くっ…!」
ドクンッ……
秋山は熱い液体を直の中に流し込んだ。
つながったままの状態で秋山は荒い息を整えると
直のキツくなったそこからゆっくりと肉棒を抜き出すと、
ヌチユッと音がする。
「んんっ……」
力なく直が喘いだ。
すると秋山はベッドから立ち上がり、
何もなかったかのようにシャワーを浴びようと浴室へ向かった。
「あっ………」
直は呼び止めようとするが、背中を向け立ち去る秋山に言葉が出ない。

ゲームは終えたものの、直は自分を助けてくれた上、
密かに想いを寄せている秋山の傍を離れられなかった。


646:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:29:11 7q5qwQ+D
直は疲れた体を横にし、秋山が脱ぎ捨てたシャツを抱き寄せた。
ほろ苦い香りが残ったそれは直の胸を切なく締めつける。
「ふえっ………―。」
直の大きな瞳から涙が流れた。
(こんなに秋山さんのことが好きなのに……
秋山さんにとってただ私は体を埋める存在でしかない…
私…そのうち飽きて捨てられちゃうのかな…―。)
そう思うと直の涙は止まらなかった。

秋山は浴室に入ると勢いよくシャワーを流し、
両手を壁につき、頭から水を浴びた。
ダンッ…!
「っ……!」
秋山は自らの拳を壁に叩きつけ、重苦しい顔で壁を睨んだ。
秋山は直に本当の気持ちを伝えられない自分が歯がゆかった。
一番大事に扱ってやりたいのに気持ちとは裏腹に
つい冷たくしたり、意地悪なことばかり言って傷つけてしまう。
そもそも直が自分へ体を捧げているのは
自分を慕う純粋な気持ちであって愛ではない…。
そう考えると秋山の心は焼けるように熱くなり、
直を自分の物にしたいという思いは強くなった。



647:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:30:16 7q5qwQ+D
夜が明け、次の日の朝、いつも秋山は直より先に目覚める。
横には裸のままの無防備な直の姿に一瞬秋山はドキッとするが、
昨日、直はそのまま眠ってしまったらしい。
(それにしてもこいつ、何で俺のシャツなんか握ってるんだ…?)
直の寝顔を眺めていると、頬に涙が乾いた後があるのに秋山は気付いた。
(また傷つけたかな……―。)
胸が痛み、直の髪を優しく撫でおろすと、
秋山はゆっくり起き上がり服を着替え身支度をして部屋を出た。
バタン…
ドアが閉まる音に直が目を覚ますと、テーブルの上には
「今日は用事で遅くなる。」
と秋山からの伝言が残されていた。
昨日のこともあってかその言葉がより冷たく感じる。
「ひとりぼっち…か…―。」
今日は土曜で大学も休み。仕方なく直は夕飯の買い物に行ったり、
家に帰ってDVDを見たりして過ごした。

夜10時頃秋山はまだ帰ってこない。
(お風呂にも入ったし、秋山さんの分の夕飯も作ったし、)
「秋山さぁん!私もう寝ちゃいますよぉ~」
わざと声に出すが返事があるはずもなく、
ため息をつきながら直はベッドに潜りこんだ。
(秋山さん…まだなのかなぁ…
そもそも用事ってなんだろぉ…やっぱり彼女とかいるのかな……
彼女ともあんなことするのかな……)
1人で勝手に妄想して落ち込む直。


648:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:31:22 7q5qwQ+D
「1人じゃ眠れないよぉ…―。」
直はそう言ってシーツに顔を埋める。
秋山の匂いがする。直は苦くて甘いこの匂いが好きだ。
かけ布団や枕からも同じ匂いがして
まるで秋山に抱きしめられたような気分になり、
直の下半身はきゅぅんと熱くなる。

直の手は着ているネグリジェをたくしあげ、ショーツへと伸びていく。
「あっ…はあっ……」
ショーツの上から割れ目をなぞるとそこは十分に湿っ気をおびている。
何度も上から割れ目をなぞると、奥からトロリとした蜜が溢れだし、
あっという間に直のショーツはびしょびしょになった。
「んっ……」
直は我慢が出来なくなり、ついにショーツを脱いでしまった。
ひんやりとした指でおそるおそる花びらに触れるが
溢れ出た密でにゅるりとすべる。
「ああっ…!……はあっはあっ……」
直はさらなる快感を求めようと指を奥に滑り込ませた。
クチュゥ……
膜の中は直の細い中指にぴったりと吸い付くようにして絡む。
「あ…きやまさ……んん…!」
愛しい人の名前を呼びながらゆっくりと直は指を出し入れする。
チュク…ズチュ……クチュクチュッ……
いやらしい水音が自分の耳にまで届きより直の白い肌を紅潮させる。
「あんっ…!…ふああ…あきやまさん…!はあっ…」
直は自らの指を中でクイッと曲げてみると
今まで感じたことない快感に体がビクンッと跳ねた。「あっ…やあっ…あきやまさぁん…好きぃ…!あああんっ…!!」
直の体は電流が流れたようにびくびくと体を震わせ果ててしまった。



649:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:32:25 7q5qwQ+D
「はあっはあっ……んっ…」
指を引き抜くとそこから新しい密がトロトロと溢れ出す。
直は荒い息を整えながら目を閉じてぐったりしていると、

ガチャ………
「直……?」
突然秋山が寝室のドアを開け入ってきた。
直の体は一瞬にして凍り付いた。
(やだ…!聞かれてた……!?)
恥ずかしさと不安で声が出ない。
「寝てるのか…?」
秋山の声がだんだん近づいてくる。
直の心臓は高鳴り、不安と恐怖で押しつぶされそうになる。
「直…。」
ぽんっと秋山の手が肩に触れビクッと体が反応した。
「あ……秋山さん…おかえり…なさい…。」
思わず声が裏返ってしまう。
「ただいま。今日は何してたの?」
そう言いながらベッドに腰掛ける秋山。
直はその質問にキョトンとなる。
(もしかして…聞かれてなかったのかな…)
直は少しホッとすると笑顔で話した。
「今日は買い物に行ったり、DVDを見たりして、あとちゃんと料理もつく…」
「ちょっと待って…。」
秋山は指で直の口を閉ざした。
「これは…なんだ…?」
秋山は床に落ちていたそれを拾い上げた。
直の顔が一瞬にして真っ青になった。
それは紛れもなく、先ほど直が脱ぎ捨てた
びしょびしょになったショーツだった。

650:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:35:48 7q5qwQ+D
「そっ…それは…!」
直はあまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になり、
秋山の手からショーツを奪いとろうとするが、
秋山はひょいと高く持ち上げそれをかわした。
次の瞬間、秋山は直のネグリジェをパッとまくりあげた。
「きゃっ…!!」
「……………―。
なんで何もはいてないんだ?」
秋山は鋭い目でそこを見つめると
まださっきの余韻でトロトロになっているそこに指を押し入れた。
「ひゃあああぁぁん…!!」
「しかもこんなに濡れてる……」

もう秋山は全て気付いていた。
家に帰るとリビングは真っ暗で
寝室の方から直の声が微かに聞こえたので
ドアごしに耳を傾けてみると、
いやらしく喘ぎながら自分の名を呼ぶ直の声がした…―。

「なんでこんなに濡れてるんだ?…ん?」
「ひあぁ…!…あぁっ……!」
秋山は直の秘所を指でもてあそびながらサディスティックな笑みを浮かべる。
与えられる快感で体に力が入らなくなり直は秋山の胸にしがみついてしまう。
「はあっ…ああっ…んんっ…!」
「パンツまでこんなにびしょびしょにして……
いったいここで何してたんだ…?」
秋山の意地悪で恥ずかしい問い詰めに直はとうとう泣き出してしまった。
「ふえっ…ひっ…く…
ごめ…んなさい…わた…し…秋山さんのこと考えながら…
ひとりで…えっ…ちなことしてました……っ…」
そう言い切ると直の瞳からはポロポロと涙が溢れた。


651:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:36:42 7q5qwQ+D
その言葉は秋山の思い通りとなり、笑みがこぼれる。

「これが欲しかったら俺の前でもう一度、
ひとりでやらしいことやって見せて…?」

直の顔は急に強ばった表情になる。
(秋山さんの前で…あんな恥ずかしいこと……
でも…………
秋山さんと早く気持ち良くなりたい……。)
「……できるのか?」
直は真っ赤になりながらぎゅっと目をつむり、コクりとうなずいた。
秋山はベッドに優しく直を寝かせると、
直のいやらしく溢れるそこがよく見えるようにネグリジェをたくしあげた。
直は恥ずかしさのあまり顔を手で隠し、両足も固く閉じてしまう。
その仕草が可愛らしく、秋山をよけいに刺激する。
「こら、そんなに閉じたら見えないだろ。」
むりやり直の両足を押し開く。
「きゃっ…!やあっ…」
「俺の前でしてくれるんだろ?
ちゃんと見せてよ。ほら。」
秋山は直の手を取り、秘所に触れさせた。
「あっ…」
直は秋山の視線をいたいほどそこに感じる。
恥ずかしそうに最初は指で花びらをさするだけにするが、
秋山にそれを見られていると思うとそれだけで感じてしまう。
「ぁんっ…ふあぁ…はあっはあっ…」
「……………
そんなにいいのか…?
でもそれだけじゃもの足らないだろ…?」
直はうなずき、中指をゆっくり埋めていく。
「んんっ…あはぁっ……」
いったん引き抜くと泉のように直の密が溢れ出す。
「はあっはあっ…あんっ…あきやまさぁ…んっ…!」
直はゆっくりとだか指を出し入れさせると、自然に腰が浮いてしまう。


652:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:40:03 0n4xrzl4
>>640
ヨコヤ×ナオ見たい

原作15番×ナオも見たいんだが、
名前わからないから書くのは辛いよな
名前わからないで書くのできる?

653:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:40:50 ALgt5ovb
>>652
空気嫁

職人さんGJ!

654:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:43:22 7q5qwQ+D
【投下ミスです。>>651よりこっちが先です】


秋山はその言葉に押さえこんでいた感情が一気に込み上げてくるのを感じた。

直の腰にグイと手を回し自分の膝の上に抱き抱えた。
「お前があんまり可愛いことしてくれるから
もう手加減なんてしてやれない…」
そう直に呟くと、秋山は強引に唇を重ね、
いきなり激しく舌を入れ直の口内を犯してきた。
直は目を大きく見開き混乱するが、秋山についていかねばと必死に舌をからませる。
「んっ…!ふぅっ……はあっ……」
息も絶え絶えの直にやっと秋山が唇をはなしたかと思うと
秋山の唇はそのまま直の首筋を這って
ネグリジェの上からピンク色に突起したそれに吸い付いた。
チュッ…チュー…
「ああぁ…!あきやま…さぁん…!
はあっはあっ…だめぇ…」
「なんで…?こうされるのを待ってたんだろ?」
「あっ…んんっ……」
図星をつかれた直は言い返す言葉がない。
「ひとりでするなんてずるいな、
俺の前でもやって見せてよ。」
その言葉に直は大きく首をふる。
秋山はベルトを素早くはずすと
固くそそり立った自身を
直の秘所にあてがった。
クチュ………
「これが欲しかったんだろ?」
秋山は意地悪く微笑むと、
直の潤んだ秘所を固いそれでこすりつけるように動く。
「あっ…はあんっ…!…やっ…」
クチュ…ピチャッ…
いやらし水音が響く。
秋山はしっかり直の腰を抱き抱えながら
先端を秘所にあてがうとわざとすべらせ直を焦らす。(秋山さんの意地悪……
早く…早く…秋山さんのが欲しいよぉ……!)
直は我慢できず、ついに思いを口に出す。
「あっ…あきやまさんの……あぁっ…くだ…さい……。」


655:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:44:21 7q5qwQ+D
直はだんだん絶頂が近づいてくるのを感じる。
「あきまさん…わたし…もう…ふあっ…
あき…やまさぁ……んっ…」

秋山はもう今すぐにでも挿入したい気持ちを必死にこらえていたが、
愛しくてたまらない相手が今や自分の名を呼びながらこんなに乱れている。
「もういいよ…。」
「んっ……はあはあっ…」
直は指を止め、息を落ち着かせる。
秋山はもうはちきれんばかりの肉棒を直の秘所にあてがい、
ゆっくりと奥まで埋めていった。
「ああぁぁっ…!」
密で溢れかえったそこはしっきりと秋山を締め付け最高の刺激を与えていく。
「くっ……。」
今にも達しそうになる秋山は苦い顔をするが、激しく腰を押し進めた。
「あっあっんっ……秋山さんっ…!」
奥に秋山の肉棒が届くたびに大きく喘ぐ直。
「んあっ…あき…やまさっ私…もうだめぇ……」
もう限界も近いのだろう。秋山は汗ばんだ直の額にキスをすると、耳元で囁いた。
「直………好きだよ……。」「え…あっああぁぁ……!!」
その途端急に激しく突き上げられたので直は考える暇もなく達してしまった。
「はあはあっ…あっ……」
まだ息を落ち着かせている直の体に秋山はキスを浴びせていく。
「あっ…秋山さん……私のこと好きって……」
「あぁ、好きだよ。お前も俺が好きなんだろ…?」
「え…あ…なんで…」
「ひとりでしてた時、おもいっきり聞こえてたから。」
秋山が意地悪く笑うが、直は恥ずかしさで真っ赤になった。
「もうひとりでなんかさせてやらないから。」
秋山はそう言って直に優しくキスをした。


おわり

656:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:47:33 lapxslMo
職人さん、GJ!!!

657:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:47:41 7q5qwQ+D
途中で投下ミスほんとにごめんなさい(。・ω・。`)
長いのに呼んでくれた方ありがとう。
今度は是非ともフクナガ×直、ヒョウ柄×直なんかも考えてみるよ(・ω・)

658:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:51:03 UUxWcRlH
そんなことないぞ
GJ!
直タンのオナニーに萌えた

659:628
07/05/30 23:58:55 UYU0vlMW
GJ!
エロいです!!
勉強させてもらいます。

あと遅くなりましたが
読んでくださった方ありがとうございました。


660:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:25:54 eXsUUYQH
職人さんGJ!!
寝る前にいいもの見れました。幸せ~(*´Д`)

661:sage
07/05/31 00:27:52 4IBWf8M2
GJ!
初めてカキコします。
このスレなんだか、毎日見るのが楽しみになってきたぉ。職人さんありがとう~!!

662:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:35:21 eXsUUYQH
www
このスレは良作ばっかりだよね
前のSSとかも何度も読んでるw

663:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:40:46 N9ADwS7F
GJ!!
今宵も豊作で我々は幸せ者です…!(*´Д`)

664:名無しさん@ピンキー
07/05/31 02:18:31 Ijkc+VWf
職人さん達、GJ!!
俺もいい加減に服着ます

665:名無しさん@ピンキー
07/05/31 02:26:11 VAhMp/5/
たくさんの投下に感涙。゜(´Д`)゜。
職人様方GJです!

666:498
07/05/31 04:23:11 UsKkuVWW
遅くなっちゃったけど秋山元カノ話書いたYO(σ・ω・)σ
エチ無いわりに長くてごめん

667:9-1
07/05/31 04:24:10 UsKkuVWW
参考書の文字を見つめているうちに、それが意味を持たない記号の羅列のように見えてくる。
(集中しなきゃ…)
そう思っているのに上手く頭が働かない。
「やる気が無いならもう教えないぞ」
こつんと頭を小突かれた。
「う…ごめんなさい」
秋山さんは頬杖を付いて私を見ている。
その表情は長い前髪のせいで分からない。

楽しい一日…のはずだった。
実際二時間前までは最高に幸せだったのに。

最近はあのゲームのせいで講義に集中することすら出来ていなかった。
そんな中で来週には試験だなんて…と落ち込んでいるところで、私には最高の家庭教師が居ることに気がついた。

「あの…今度試験があるんですけど…」
「ん?」
「勉強、見てもらえませんか?」
「お前、どれだけ俺を使う気だ」
「やっぱりダメ…ですか?」
「別に…授業料は高いぞ?」
口ではそう言ってても結局面倒見の良い彼は私の部屋まで来てくれた。

懐かしいな…そんな事を言いながら秋山さんは教科書をぱらぱらとめくっていて、私は隣で必死に問題を解く。
秋山さんの説明は解りやすかったし、公式が理解出来たときに「よし、上出来」と笑ってくれるのが嬉しくて仕方が無かった。


668:9-2
07/05/31 04:24:53 UsKkuVWW
試験勉強を一旦中断して食事のために外に出た。
二人並んで歩く。
人通りの多い街中を秋山さんは私に合わせて少しゆっくり歩いてくれる。

「―…イチ!」
後ろから聞こえた、少し高めの女の人の声。
(誰かと待ち合わせなのかな?)
通り過ぎようとした時、秋山さんが足を止めて振り返る。
「シンイチ!久しぶり!!」
カツカツと軽快にヒールを鳴らせて私たちの方へ女の人が駆け寄ってきた。
……シンイチ?
(あ…シンイチ…深一って秋山さん!)
「久しぶりね」
その人は嬉しそうに秋山さんに笑いかけた。

雑誌のモデルさんみたいな大人の女性…。
(秋山さんと同い年くらいかな)
くるくると巻かれた栗色の髪とピンヒールの似合う綺麗な人だった。
秋山さんの腕を手にとって楽しそうに笑っている。
何となく二人の間に入るのが申し訳無い様な気がして二歩、三歩と後退りしてしまった。
ふと顔を上げると私の方を彼女が見ていた。
ニコリ、と笑いかけられる。
(あれ…どうしてだろ。何だかヤな感じ)
もやもやした感情を必死で否定してぺこりと頭を下げた。
まだ二人は話し込んでる。
秋山さんが笑ってて、私はすごく…落ち着かない。
(知らないから二人はどう見えるんだろう)
華やかに笑うその人を見ていたくなくて俯いた。
落とした視線の先には細いリボンのついたミュール。
可愛くて気に入っているはずのそれが妙に子供っぽく見えてため息が出た。
「今度メールするね」
「じゃあ」
ぼんやり耳に入ってしまった二人の会話。
「お待たせ」
(盗み聞きしてるみたい…)
罪悪感を感じていたところで秋山さんに背中を叩かれ、私は我に帰った。
「元同級生…」
あの人は?と聞こうとする前に先回りで答えが帰ってきた。

結局私はその後の食事の味すら覚えていなかった。

669:9-3
07/05/31 04:26:42 UsKkuVWW
(こんなんじゃダメだ)
もう一度参考書を読み直す。
(秋山さんの同級生って事はあの人もきっと頭がいいんだろうな・・・)
それに引き換え、こんな問題でつまづいてる自分。
情けなさで頭が一杯になる。
だって、どう考えても私に勝ち目なんて無い。
そんな事を考えてるせいで試験勉強はちっともはかどらない。

こんなことなら誰から見ても恋人同士って感じで、腕を組んでいちゃいちゃしながら歩けばよかった。
(実際そんな事一回もしたこと無いけど…)

はぁ…。
二つのため息が見事に重なった。
まったく同じタイミングでため息を吐いてしまい、思わず顔を上げると秋山さんと目が合った。
早く先に進めろ…という様に秋山さんはノートをとんとんと指で叩く。

(やっぱり…どうしても気になる…)
あの人は誰?
答えなんてもう分かりきってる。聞きたくないけど聞かないのも怖い。
意を決して聞いてみることにする。

「さっきのあの人…は秋山さんの…」
自分でもおかしい位、私の声はうろたえてる。
「あの…えっと…」
「恋人…なんですか?」
秋山さんは一瞬何言ってるんだ…って呆れた顔をして吹き出した。
「あのさ…俺の恋人はお前だろ?」
「あっ…そうですよね」
「バカ」
「だって…」
「昔のな」
妙な心配すんな…秋山さんはそう言って私の髪をくしゃくしゃと撫でた。

(そんな事いわれても…やっぱり気になっちゃうよ)
秋山さんは私の方をちらりと見ると、読んでいた参考書をぱたんと閉じ「おいで」と手招きをした。
ぴたりと隣に座ると肩を抱き寄せられる。
「お前、思ってることが顔に出過ぎだぞ」
「そんなこと…ないですもん」

670:9-4
07/05/31 04:27:48 UsKkuVWW
今秋山さんと私は一緒に居るのに、どうしてもあの女の人が頭に浮かんでしまう。
秋山さんは、私にすごく優しくしてくれてる。
意地悪なことを言っていても、身体に触れる仕草がすごく丁寧でそれがすごく嬉しくて。
だけどあの人にはどんな風に触れたんだろう。

もしかしたら秋山さんはまだあの人の事を好きなのかもしれない。
少なくともあの人は秋山さんとまた連絡を取りたがってた。
並んで立ってるとすごくお似合いのカップルみたいで。
あ、駄目だ。考えただけで目頭が熱くなる。
もし、もしあの人と秋山さんがまだお互い好きなら・・・。
あまり秋山さんを困らせたくない。
ちゃんとお別れを言おう。
ゲームで一緒になっても普通に笑えるように頑張らなきゃ。
もうこうやって髪を撫でてもらうことも、抱きしめてもらうことも無くなっちゃうんだ。
胸がズキズキ痛い。
私、こんなに秋山さんの事好きだったんだ。
今更自覚する。
どうしよう。
(秋山さんと別れるなんてイヤだ)
でも秋山さんを困らせるのももっとイヤだ。

「お前、また余計な事考えてるだろ」
秋山さんのちょっと呆れた声で我に返った。

「お前は俺と別れたいのか?」
全力で首を振る。
「なんで俺が一方的に捨てられそうになってるんだよ」
部屋に戻ってから、やっとまともに秋山さんの顔を見れた。
あの人の事を考えたりしてる秋山さんを見るのが怖かった。
見上げた秋山さんはいつもと全く変わらなくって、ほっとし過ぎて泣きそうになる。

秋山さんは困ったように笑ってる。
その表情が好きでまた胸が痛んだ。

「でも…不安なんです」
「なんで?」
「あの人、すごく綺麗だったし、大人って感じだし」
私は一呼吸置いてから、勢いで言い切ってしまう。

「それに秋山さん…私にはキスしかしてくれないんですもん…」
「お前は…キス以外もしたいのか?」
思わず思いっきり頷く。
「私だって…腕組んだり、あーんってしたりしてみたいです」
「・・・ふぅん」
秋山さんはガックリと脱力して、ため息を一つ吐いた。
(やっぱり…秋山さんはそういうの好きじゃなさそう)
「馬鹿なこと言っちゃってごめんなさい」
「・・・別にいいけどな」

671:9-5
07/05/31 04:28:30 UsKkuVWW
顎をを軽く掴まれる。
(あ…)
キスに備えて目を閉じて首を傾ける。
「っ!」
「んー…」
傾けた首の角度が悪かったのかごつんと鼻がぶつかってしまった。
「ははっ…なに今の?」
からかう様な秋山さんの声。
「どうせキスさえ下手ですもん…」
(私はちっとも大人のオンナじゃないですから…)

ぷいっとそっぽを向こうとしたけれど、顎をつかまれたままでは結局恨みがましく秋山さんを見つめることしか出来ない。
「拗ねるなって」
「キスの練習でもしてやろうか?」
いい終わるのと同時に、秋山さんの唇が私の唇に重ねられる。
「ん…」
ぷっと小さく秋山さんが吹き出した。
「何でそんなに身体がガチガチになるんだよ」
「あ…ごめんなさい」
「別にごめんなさいじゃ無くって」
秋山さんの膝の上に横抱きにされる。
「力抜いてな」
ぺろりと唇のラインを舌でなぞられる。
「少し、口開けて…」
もう一度秋山さんの唇が私のそれに重ねられる。
整った顔立ちはお人形のようにさえ見えるのに、その唇は温かくて柔らかいのが不思議な感じだった。
舌を口内に差し入れられる。
「ん…」
私の舌に秋山さんの舌がゆるゆると絡められる。
こんな風にキスをするのは初めてで、私の心臓は跳ね上がる。
秋山さんの舌は温かくて、少しざらざらしていた。
いつもの触れてるだけのキスと違って、秋山さんと直接体の中同士で繋がっているんだと思うとまたドキンと胸が鳴る。
息苦しくなる少し前に唇が離されて新鮮な酸素が流れ込む。
キスのせいなのか流れ込んだ空気さえ甘く感じる。
「苦しくなったら言えよ?」
また唇が重ねられる。
今度は私から差し出すように少し舌を出すと、舌先を唇で挟まれちろりと舐められる。
秋山さんの唇の裏側はつるりと滑らかでその感触にうっとりとする。

672:9-6
07/05/31 04:29:14 UsKkuVWW
何度も何度もキスを繰り返す。
体勢を変えられて、秋山さんの脚を跨ぐ様にして抱き合っている。
頭の中がくらくらとしているのが解る。
飲んだ事は無いけれど、お酒に酔うってきっとこんな感じなんだろう。
普段ならきっとこんな風に秋山さんに抱きつくことなんて出来ない。
ちゅく、ちゅく…と舌を絡める度に聞こえる音が恥ずかしいのに、もっとこうしてキスをしていたくってますます頭がぼんやりする。
秋山さんは唇以外に耳や首すじにもたくさんキスをしてくれる。
濡れた唇の感触とざらりと舌で舐められる感触。
くすぐったさとぞくぞく皮膚の下を走る不思議な感覚。
「あ…」
耳たぶを咬まれてくすぐったくって声が洩れる。
「やっ…ぁ……」
(うわ…声がひっくり返っちゃって恥ずかしい…)
「ん…くすぐったいです…」
「そう?」
首元から温かい唇が離れる。
しっとり濡れたその箇所から、空気で熱が奪われひんやりと感じる。
「気持ち、良い?」
じっと目を見つめられる。
いつもは恥ずかしくて逸らしてしまうその視線も、不思議なくらい心地良い。
「…は、い」
また秋山さんの唇は私の唇に戻ってきて、さっきよりもゆっくり舌を絡められる。
下唇を甘咬みされて、舌を優しく吸われて、身体の力が抜けてしまう。
とくりと秋山さんの唾液が私の口内に伝わる。
甘い。
もっと欲しくなって秋山さんの唇をかんでねだる。
二人の唾液が混ざり合う音に私の感情が昂ぶる。
唇を離す時にそれは細い糸のように私たちの唇をつないで、部屋の明かりにきらりと光った。
それを恥ずかしいと思うより先に、また深いキスが再開される。
全ての動作が体中に甘く響く。
「…秋山さん…」
「…ん?」
「秋山さんも…気持ち良い…ですか?」
「………すごくね」
気が付けば私はかなりきつく秋山さんに抱きしめられていた。
少し息苦しいくらいだけれど、それがすごく気持ち良い。
トクトクと伝わってくる鼓動が私のものか秋山さんのものかも解らない。
(ずっとこうやって居られればいいのに…)
秋山さんの体温を感じてずっと繋がっていたい。
私の身体の中心はじんじんと痺れていて、このまま溶けてしまいそうだと思った。

673:9-7
07/05/31 04:30:02 UsKkuVWW
―トゥルルルル…
突然、携帯から響く電子音。
甘い雰囲気からいきなり現実に引き戻されて、言いようの無いバツの悪さを感じてしまう。

「まったく……間が悪いな」
秋山さんはため息をついてポケットから携帯を取り出した。
「メールだ。さっきの…」
「…あ…」
あの人からですか?…と言いかけてやめる。
また、妙な居心地の悪さを感じてしまう。
(そういえば今、私ったらすごい体勢だし…)
取りあえず膝から降りようとしたけれど、秋山さんの腕が背中に回されていてそれも出来ない。

「勘違い、してるだろ」
「別に…メールくらいじゃ…平気ですもん…」
「だから、それが勘違いだっての」
バカ。そう呟いて秋山さんは私のおでこを軽く指で弾く。
(今日バカって言われっぱなしだ…)
「さっき飯食った店のメルマガ」
「え?」
「お前が好きそうなデザートフェアが有るっていうから登録しとくかって」
「人の話、全然聞いてなかっただろ?」
(そういえば…そんな話、してたかも…)
「あ…ごめんなさい……」
ヤキモチ焼いて、また落ち込んで…こんなにみっともない顔見せたくない。
弾かれたおでこを庇うフリをして手のひらで目元を覆う。

「お前、そんなに自信が無いのか?」
「…だって」
(あ…涙声になっちゃった)
気まずいな…と思っていたら秋山さんは何も言わず、小さな子供をあやすように私の背中をぽんぽんと擦ってくれた。
「だって?」
「秋山さんは…何も言ってくれないから…時々不安になるんです」
「言わないよ」
涙が出ていないかごしごし擦って確認し、秋山さんの顔を見つめる。
そこにはいつも通りの秋山さんの笑み。
余裕たっぷりなその笑い方はすごく格好良く見えて、見蕩れかけてしまう自分が悔しい。
「そうやっていっつも何にも教えてくれないんですもん」
秋山さんの肩に顔を押し付ける。
私は自分の表情が秋山さんから見えないのをいい事に、普段じゃ言えない不満を口に出す。

674:9-8
07/05/31 04:30:45 UsKkuVWW
「私は、もっともっと秋山さんの考え方や気持ちを知りたいのに・・・」
秋山さんは優しく、私に諭すように話し出す。
「あのさ」
「言葉で伝えるだけじゃ駄目なんだ」

「答えだけを教えるのは簡単だけどな…君は自分で常に正解を考えて行動しなければいけない」
「もし、俺が居なくなった時でも一人でも生きていけるように」
「やだ…」
「秋山さんが居なくなっちゃうなんてイヤです…」
「例えばの話だって…」
思わずぎゅっとしがみついた私に秋山さんはちょっと困ったように笑った。

「君は人よりゆっくりだけど、ちゃんと一人でも正解に辿り着ける」
「だから俺は…君の成長を止めたくない」
「甘やかしあって依存するのが恋人じゃないだろ?」

「俺はいつもちゃんと君を見てるよ」
「君を理解したいからね」
「だから君にも俺をみて理解して欲しいんだ」
「…はい」
(やっぱり…秋山さんは大人だなぁ)
自分の幼さが情けない。
(このままじゃ、いつか見捨てられちゃうかも…)

ぽん、と頭の上に秋山さんの手が置かれた。
「今はまだ焦らなくたっていいよ。ちゃんと守ってやるから」
「え!?」
秋山さんの言葉にドキッとしてしまう。
なんで私の思ってること、わかっちゃうんだろう…。
私が余りにびっくりした顔だったからか、秋山さんは可笑しくて仕方ないって感じで肩を震わせてる。
「だから考えてることが顔に出すぎなんだよ」。

―どうしても不安な時はちゃんと答えを教えてやるから。
耳元で囁く声はすごくすごく優しく聞こえた。

「今、どうしても、不安なんです…」
「解らない?」
「こんなにヒントをやってるのに?」
本当は解ってたけど、私はそれでも・・・どうしても今は言葉で欲しくって。

秋山さんがくすりと微笑んだ。
「…君の事、誰よりも大切に思ってる」
秋山さんの言葉を聞いたら、安心なのか嬉しいのか分からないけれど涙がぽろぽろ零れてしまう。
「またそうやって・・・すぐに泣く」
瞼に柔らかい感触。
涙が止まらない目元に秋山さんは何度もキスをしてくれた。
「そういう所も嫌いじゃ無いけどな」
いつもみたいに「泣くな」って言われるかと思っていたから私は少しびっくりして、すごく嬉しかった。

675:9-9
07/05/31 04:31:31 UsKkuVWW
「えっと……」
「…しん…いちさん」
いつまで引きずってるんだ…って言われそうだったけど、でもやっぱりあの人に負けたく無くって初めて秋山さんを名前で呼んでみる。
「……ん」
「ありがとうございます。…私も、深一さんの事すごく大好きです…」
「……ああ」
心なしか秋山さんの返事は歯切れが悪い。
「あの……?」
「…なに?」
「もしかして、秋山さん…照れてます?」
「うわっ!?」
私が「照れてます?」と言い終わる直前に、強い力で抱きしめられて私の頭は秋山さんの腕の中に閉じ込められてしまった。
だけど、ちらっと見えた秋山さんの顔は耳まで赤く染まっていた気がする。
初めて秋山さんを動揺させたのが嬉しくって思わずえへへと笑ってしまう。
私が笑ったのが面白くなかったらしく、秋山さんはふん…と鼻を鳴らした。
(秋山さん…可愛い…)
何だか秋山さんとの距離が少し近づいた気がした。





「それじゃ」
帰り際、秋山さんはいつもの様に私のおでこにキスをしてくれた。
「今晩の授業料はまた次にでも徴収させてもらうから」
ちょっとだけ意地悪に笑うその顔にドキドキした。
「おやすみ」
がちゃり。と音がして玄関のドアが閉まる。

(やっぱり今日は最高の一日だったな)
いくつもの秋山さんの表情と仕草を思い浮かべると、にまにましてしまう。
(今日のお礼に今度美味しいものを作ってあげよう)
きっと秋山さん喜んでくれるだろうな。

今ごろ終電ぎりぎりの電車に揺られてる彼へ送るメールの文章を考える。
ありがとうと大好きとおやすみなさいと何が食べたいですか?と…
そして私は重大な事実に気付いてしまった。

(あ!どうしよう…結局、試験範囲半分くらいまでしか終わってない…)

『秋山さん…明日も勉強、見てもらってもいいですか?………ごめんなさい!!』
(どうか良い返事がもらえますように…)
ぎゅっと目を閉じて送信ボタンを押す。

メールを開けた瞬間、盛大なため息をつく秋山さんの姿が目に浮かぶようだった。



//終わり


676:666
07/05/31 04:43:43 UsKkuVWW
以上です。
呼んでくださってありがとうございました(`・ω・´)

677:名無しさん@ピンキー
07/05/31 05:01:21 OGDEkvXU
やべー、勝手に顔がニヤニヤしてしまう。戻らねぇw
夜中にいいもん見た!

678:名無しさん@ピンキー
07/05/31 05:08:15 HU2dcMaH
GJ!!
私も寝られなくなりましたww
キスがエロいです。
それ以上に秋×直の関係がすごくイイ!!


679:名無しさん@ピンキー
07/05/31 05:41:21 cOu6GC3b
GJ!!キスの描写がイイ!

680:名無しさん@ピンキー
07/05/31 06:48:02 /8XnRTOM
GJ!
深一と呼ばれて照れる秋山が可愛かった

>>664
お前まだ全裸だったのかよwwwwww

681:名無しさん@ピンキー
07/05/31 06:50:58 4FDiL92R
GJ!
焼き餅ナオちゃん可愛かったです!
大人な秋山さんも格好良~い!!

682:名無しさん@ピンキー
07/05/31 16:45:53 5ctWhqjJ
このスレ初心者多すぎじゃね?
職人は乙&GJだが読んでる奴がなんつーか…

683:名無しさん@ピンキー
07/05/31 19:05:18 MX47J5RU
>>682
気持ちは分からんではないが、厨はスルーした方がいい。
ドラマ放送中なんだから仕方ないことだ。

作家さん方、作品投下待ってまつ。

684:名無しさん@ピンキー
07/05/31 19:41:01 UKjTkgo0
今更だが、直の服が敗者復活戦や秋山との食事の時には
襟ぐりの広い物だったのに、3回戦時では首までしっかりと
カバーされている服装な理由を邪推してしまうのは自分だけか…

685:名無しさん@ピンキー
07/05/31 20:05:43 jubF0O6c
直ちゃんは何を着ても巨乳ですなぁ

686:名無しさん@ピンキー
07/05/31 21:25:39 SNw/RdjT
>>667
最高!!
Hなしでここまで読ませてくれるなんてすごく文章うまいね。
H寸前のギリギリのエロスはいいね。
やっぱりあの二人はプラトニックであってほしい。

687:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:24:02 aEfAbG+g
秋山は直に対してはSに振る舞ってほしくない

688:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:26:04 UdtXjDAY
>>684
自分が書き込んだのかと思った。

2回戦3回戦、泊まりなのに直タソ手ぶらだったよね
替えの下着はまさかレロニラが(ry

689:名無しさん@ピンキー
07/05/31 23:49:08 pe6Q03KO
レロニラ×エリーたん
お仕置きエロ希望

690:名無しさん@ピンキー
07/06/01 00:02:06 ZJ0AprXj
そういえば原作だと直はレロニアのお気に入りだったよな

691:名無しさん@ピンキー
07/06/01 00:10:44 LNYJWcFD
>>667

エロ無しギリギリの方が萌える。
自分もそう思ったです。>686

「言葉で伝えるだけじゃ駄目なんだ」
~「君は人よりゆっくりだけど、ちゃんと一人でも正解に辿り着ける」

4巻で秋山が「信じるな」って直に語ってるのはじめの部分を思い出した。
まるで本編みたいな完成度

文章だけで、心がきゅんとしてしまうことってあるんだな・・・

いや、、、まじで良かった!!GJ!

是非、また時間が出来たら>667氏の作品みたいです。
よろしくおながいします!!



692:名無しさん@ピンキー
07/06/01 00:43:28 2QCg02LE
>>676
>>497です。完璧だ…10回くらい読み返してしまった。
秋山さんにめちゃくちゃ萌えました。
元カノに会って勝手に妄想暴走するナオと全部判ってる秋山さん。
とてもよかったです。ありがとう!
>>687
自分ではSだと思ってるんだろうけど、ナオに付き合えるんだからドMなのかも。

693:名無しさん@ピンキー
07/06/01 01:04:40 VD178GCe
>>684
どんな理由?

694:名無しさん@ピンキー
07/06/01 01:48:42 uLlqBbgU
>>667
GJGJ!!
素敵過ぎる…。
ヤキモチ直に萌へ。

695:sam
07/06/01 02:09:07 rGBGunE5
>>676
496です。すっごく良かった!特に以下のセリフが気に入りました。
「答えだけを教えるのは簡単だけどな…君は自分で常に正解を考えて行動しなければいけない」
「甘やかしあって依存するのが恋人じゃないだろ?」

そうそう、甘やかしあうのが恋人じゃないよな。
相手が成長するのを手伝うのが、本当の優しさだよ。
このスレでこんな良い作品を読めるとは思ってなかった。ありがとう!

686 & 691と同じく、エロ無しギリギリの方が萌えます。

696:名無しさん@ピンキー
07/06/01 08:32:47 8Zu8pmEV
>>694
おまえいつもきもい、前に顔文字と記号だらけのレスしてた奴だろ
レスから腐臭プンプンなんだよ!慎めボケ

697:名無しさん@ピンキー
07/06/01 09:16:41 ZJ0AprXj
スルーしろよ…
あとお前だけじゃなくみんなにも言えることだが放送日とかじゃない時はsageような

698:名無しさん@ピンキー
07/06/01 09:49:12 mAwo7TJZ
メール欄に英小文字でsageって入れるだけだから…。

699:名無しさん@ピンキー
07/06/01 10:22:55 6vVad1La
ちなみに半角でな…

700:名無しさん@ピンキー
07/06/01 10:37:05 xSBqvcYz
DoCoMoのCMの鳩の人
密輸ゲームの透視の人っぽい

701:名無しさん@ピンキー
07/06/01 15:02:27 69KF1EuN
>>700
浅野忠信?

702:名無しさん@ピンキー
07/06/01 16:59:01 uLlqBbgU
>>696
どのレス?

703:名無しさん@ピンキー
07/06/01 18:59:53 77etDsfQ
心当たりがないんならいちいち絡むなよ
1000レスのうちの貴重な1レスが勿体ねぇだろ
あと個人的にだがGJの長文がうざい
容量オーバーでスレが落ちることもあるんだからもうちょっと簡潔に書け

704:名無しさん@ピンキー
07/06/01 20:15:06 3VME6YzF
職人としては長文GJはめちゃくちゃ嬉しいんだけどなあ(´・ω・`)
次も頑張ろうって思うよー

今週のYJの秋山が上半身裸、下はズボンになぜか靴をはいたままでベッドに寝ててテラエロスだったよ!

>>693
684じゃ無いけどナオのあの首までの服は秋山に露出ストップかけられたか
首にキスマークじゃないかと妄想してみる。前の日一緒にご飯食べに行ってたしね

っていうかファミレスのシーンで秋山が「っで、今日は何の用で俺を呼び出した?」
とか言ってるんだけど、お前は用件も聞かずに呼び出されたら来ちゃうのか?ってちょっと萌えたw



705:名無しさん@ピンキー
07/06/01 21:15:11 2QCg02LE
ここ21禁なのわかってない人がいるんじゃないの。

>>704
職人さんいつもありがとうです。
秋山さんに注意されたに一票。


706:名無しさん@ピンキー
07/06/01 21:22:11 nX26c5Az
>>704
キスマーク説GJww

テレビジョンのライアーゲーム紹介欄見たんだけど
>さらに秋山は、今まで直を気遣ってきたエトウに冷淡な態度を取る。
ハゲ萌えた(*´∀`)

707:q0do
07/06/01 22:42:05 +q6aef54
>>703

704の人も言っているように、長文GJは、めちゃくちゃ嬉しいものだ。

そんな簡単な事もわからん703は馬鹿すぎる。
703のようなくだらんコメントを書くために「1000レスのうちの貴重な1レス」を無駄遣いするな。

708:名無しさん@ピンキー
07/06/01 22:57:37 +UfuDF0B
>さらに秋山は、今まで直を気遣ってきたエトウに冷淡な態度を取る。

・・・・・・嫉妬?

709:名無しさん@ピンキー
07/06/01 23:00:14 7LpHVMHc
公式9話あらすじキタ!

710:名無しさん@ピンキー
07/06/01 23:01:13 7LpHVMHc
誤爆すまん

711:名無しさん@ピンキー
07/06/01 23:53:36 y6/J960n
>>708ソレ萌えるw

712:名無しさん@ピンキー
07/06/02 21:33:04 D0M8lzQt
今日ドラマの日なのに何で誰もいないんだ…

713:名無しさん@ピンキー
07/06/02 21:54:02 G/L1Jfzk
スルーもできない厨房のせいだろ
まあ今回の放送でもしかしたら職人さんたちも戻ってくるだろ

714:559
07/06/02 22:52:43 z6hg2nJE
>>553の台詞ネタでの小説投下します。
2パターン作りましたので、両方とも一気に投下します。
longバージョンは3~5レス消化予定、shortバージョンは2レス消化予定。
共にエロなしです。(エロ期待してた方すいません)
よろしくお願いします。

715:559
07/06/02 22:54:00 z6hg2nJE
553@long


ベッドに腰を掛けて、君が言葉を発するのを待っていた。
無理矢理ベッドに引きずり込もうとも考えたけど、そんなの俺が求めている形じゃないし、何よりせっかく今まで築いてきた信頼関係がこんなことで崩れるのは御免だ。
だから「心の準備が出来たら」という君の言葉を信じて、待つことにしていた。
それにしてもいい加減、待つことにも疲れてきた。

「心の準備とやらはまだなのか?」
突然声を掛けたからか肩が一瞬ビクッと震えた。
「もう少し…」
無理矢理笑おうとしている口元がなんだか見てて痛々しい。
思わず大息をついた。

「とりあえず立て」
「え?」
「いいから。こっち来い」
不審がりながらも素直な彼女は小さな歩幅で俺の前にやって来た。
本当に俺はどうしようもない人間だと思う。
かつて大金を動かし、一つの小世界を壊した俺のこの言葉は、今、たった一人の女性に対してのみ使われる。
それも少なからず好意がある女性に対し、時間が経過すればいずれ叶うことのためだけに。



716:559
07/06/02 22:55:07 z6hg2nJE

「とりあえず君が俺と寝るのが嫌なのはよーく分かった」
「…え?いえっ、そんな!秋山さんだったら大丈夫だって思ったから…」
「でも現に君はこうして心の準備が出来ていないから、と言って先延ばしにしている。それと嫌がっていることに大きな違いはないだろう?」
「…そんなことありません!」
「無理するな」
「無理なんかしてません!」
「なら寝るんだな?」
「も、もちろんです!」

ここまで言わせれば俺の勝ち。それにもういい加減限界だ。
こんな面白くて可愛い小動物を、俺は放っておけない。
細い腕をグイと引っ張って半ば強引にベッドに組み敷いた。
「あ、あの…?」
何か言いたげな口を唇で塞いだ。
歯列に舌を割り込ませ、彼女を味わうようなキスを何度もした。
その唇が彼女の白い首にやって来たとき、彼女の手が俺の肩を掴んで軽い抵抗を見せていることに気がついた。

「やっぱり嫌か?」
顔をあげそう尋ねると「嫌じゃないです」という返答。
「ただ…、一つ聞いてもいいですか?」
「なんだ?」
彼女の瞳に映る自分を想像すると怖くなる。
きっと今の俺は目の前に餌を用意されながらも主人に待てをされた犬のようだろう。
今はナオがご主人様か。
いや、きっと犬なんて生やさしいものではないだろう。
むしろ狼。
目の前にナオという餌を用意されながらも、ずっとご主人に待てとされている狼だ。


717:559
07/06/02 22:55:59 z6hg2nJE

「秋山さんってこういうの…初めて、じゃないんですよね」
「? ああ」
彼女は大きなため息を吐きながら「やっぱり」と口にした。
むしろ26で童貞の方が問題ありだろう。
でも彼女はそんなことはお構いなしのようで、次にこう続けた。
「なんか…や、です」
「は?」
「…だって、悔しいじゃないですか!」
その一言に思わずドキッとした。
いつもやきもちをやいているのは俺ばかりかと思っていたが、そうじゃなかったのか。
思えば彼女がこんな風に思いを口や行動に出すというのは珍しい。
やけに嬉しくさせてくれる苦情だな。

ところが彼女はさらに言葉を続けた。

「やっぱり私は何一つ秋山さんに適わない。…なんか悔しいです」
「え?」
「よくわかんないですけど、秋山さんに負けてる気がして悔しいんです」
「は?」
「ゲームの時もいつも秋山さんに頼ってばかり。味方なのに嘘つかれたり黙ってられたり…。秋山さんに勝ったことなんて一度もないじゃないですか!だから…」
その言葉に俺は目に見えて分かるほどにガクッとした。
なんだ、それ。
ぬか喜びした俺がバカだったのか。
それなのに俺をこんな状態にした当の本人は、何が悪かったのか分からないようで、何度も俺に「どうしたんですか?」と尋ねている。
もうなんだか軽く彼女を挑発してまで事に運ぼうとしていた自分がバカらしくなって笑ってしまった。


718:559
07/06/02 22:56:53 z6hg2nJE

「…もうアンタ以外とはしないから」
「へ?」
キョトンとしている彼女の頭にキスをした。
「だから、俺に勝ちたいならもう君は数で勝負するしかない」
「はぁ」
とても間抜けな返事だった。
「俺はもう君以外とはしない。だから俺の数を抜きたいなら勝手に抜け」
そう言って何度も何度も額や頬、唇にキスを落としていった。

「あれ?でも秋山さんってどれぐらいの人と…」
「内緒」
そう言って笑って、彼女に深いキスをした。

彼女をこの腕で抱く権利がある間は、まず間違いなく彼女の男性経験の数は1から動かない。というか動かさない。
そして出来ることならその数字のまま、ずっといてくれないだろうかと思ってさえいる。


 終 



719:559
07/06/02 22:58:14 z6hg2nJE

553@short


ことが終わり、やたらと渇いている喉を潤すためにキッチンへ行った。
君がさっきから何か物言いたげな表情で俺を見ていたのにはもちろん気付いている。
だけどそれにはあえて触れないでおこう。
もちろん彼女から何かを言ってくるのであれば答えるつもりでいるけど。

「あの…秋山さん」
しばらくの沈黙の後、か細い声で彼女が俺を呼んだ。
「どうした?」
片手にミネラルウォーターを持ったまま彼女がいるベッドに腰を下ろした。
声でなく身体全体…特に腕が細い。
それがまた彼女の内側から溢れる悲壮感というか、不安を煽っているようで。
なんだか見ていられなくなる。

「変なこと聞いちゃいますけど、秋山さんって、こういうの初めてじゃないんですよね…?」
「…?ああ」
「やっぱり。そうですよね…」
彼女はしばらくジッと見つめていた俺から目をそらした。
そして両手で頬を押さえながらため息にまじった、小さな声で呟いた。
「なんか…や、です」

その一言に俺は驚いた。
彼女はバカ正直なくせに滅多に自分の気持ちを口に出さない。(顔には出るが)
これが彼女の本音なのだろうか。
だとしたら…

こんなに嬉しいことは無い。


720:559
07/06/02 22:59:25 z6hg2nJE


彼女のか細い腕を軽く掴んで、彼女の瞳を覗き込んだ。
「もうあんた以外とはしないから」
彼女の柔らかな唇に、この言葉の証明という意味ではないけれど、限りなくそれに近い意味で唇を重ね合わせた。

少し激しいキスから彼女を解放すると、彼女は歯を見せずにニコリと笑った。
「ありがとうございます」

きっとさっきの言葉は嘘になる。
そうとは気付いてほしくないから彼女を思い切り抱きしめた。

あとどれぐらい、彼女をこうやって抱くことが出来るだろう?


 終  




721:名無しさん@ピンキー
07/06/02 23:54:05 lOMimWl/
エトウ良い人だ~w

722:名無しさん@ピンキー
07/06/02 23:56:56 o1XkV5/o
ドラマのあれなんだ
なに見つめあってんだwwwww

723:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:01:08 cgoUMQfA
ちょ…見つめ愛かよ…
直カワイスw

724:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:01:48 lOMimWl/
今なら胸張って聞ける

エトウ×ナオなんて如何ですか職人様

725:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:02:29 UIzytKz8
>559 GJ!

そしてドラマの豹柄のあまりの不憫さに全米の前に自分が泣いたw
腕を捻られた挙句直タンの名前を絶叫しても振り向いてすらもらってない。


726:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:03:40 pqonkFd5
>>559
GJ!!
long萌えました。

ドラマの見詰め合いにも・・ww


727:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:04:22 4D+Luj41
わざとか?わざとだろ?ってツッコミたくなるくらい
萌えポインツを盛り込んでくるね<ドラマ
エリーも妖しい感じでいいなーきれいなお姉さんスキーにはたまらん。
エリナオのSS読んでみたいです。
職人さん方は毎回GJです、これからも応援&楽しみにしてます

728:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:07:04 TPp9naDk
ドラマの見詰め合い萌え
そして職人さんGJです!

729:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:07:32 Wp69KR7U
やばいエトウに萌えすぎたww
秋直←エトウ
ドラマGJ!

730:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:11:24 eCJOpITf
つか直は何を期待してたんだw

731:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:12:53 uXRHveeq
>>730
褒めてもらえると思ったんじゃないのか?

732:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:16:40 6p5oa/Kn
いくら呼んでも振り返ってももらえなかった豹柄カワイソウスw
あの見つめあいは何なんだ。ドキドキしたよ。

733:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:17:03 TPp9naDk
あの心臓の音はどっちのだw

734:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:17:17 U2hR7h7W
逆だろ。
秋山に叱責されると思ってたんだろ。

そこで、お仕置きSSマダー?

735:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:22:48 pbeRL8lh
>>715->>720
GJ!
直も可愛いが、実は直に振り回されている秋山も可愛い。
良作だ!

>>723
確かにww
あの間は一体何なんだ。愛かw


736:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:23:27 0t16Squw
>>559さん
GJ!まじありがとう!萌え!

737:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:29:41 Am1ZHOlm
もうエトウ見れなくなるのかな

738:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:51:46 6p5oa/Kn
はんこ貰ってきなの後の寂しげな秋山さん萌え。

739:名無しさん@ピンキー
07/06/03 00:55:21 TPp9naDk
>>738
同感。
萌えた。

740:名無しさん@ピンキー
07/06/03 01:07:11 Ut+e6wUq
エトウとの別れを思い出してぼーっとする直に
嫉妬、無理矢理ガン突きする鬼畜秋山
泣き叫ぶ直、反省した秋山がこのうえなく優しく愛撫

エトウよかったね

741:名無しさん@ピンキー
07/06/03 01:47:39 G/qM4K//
豹柄×直
萌える

742:名無しさん@ピンキー
07/06/03 02:19:33 xrw7iKu4
>559
>かつて大金を動かし、~たった一人の女性に対してのみ使われる。
萌え~
>「俺はもう君以外とはしない。だから俺の数を抜きたいなら勝手に抜け」
こう来るとは思わなかった!良い台詞にシビレタ
GJ!

ドラマ、見つめ合ってるから、くっつくのかな~と凝視してしまった。
やっぱり”あの間”気になったよね。このドラマ、くっつかないとこがポイント?
このドラマって、もしかして、焦らされ放置プレイなのでつか?

743:名無しさん@ピンキー
07/06/03 03:11:10 PrVz/tyo
>>718
内緒。の秋山のセリフモエ~。
ラスト2行もいいね。ナイスジョブ!


744:名無しさん@ピンキー
07/06/03 03:29:50 Apnn5I3k
見つめ合いのシーンの秋山は、エトウを助けて敗者復活戦をうまいことまとめた直を見直して、人の良さというか人間性に秋山がちょっと負けたと心を動かされんだと解釈した
直が言いつけ破って3回戦に進んだのに怒らなかった秋山萌え

745:名無しさん@ピンキー
07/06/03 13:02:49 PrVz/tyo
>>744
あの心臓の音は秋山のものか直のなのか
ドキドキして眠れない。

746:名無しさん@ピンキー
07/06/03 14:15:10 Ut+e6wUq
直ちゃんカワイス

747:名無しさん@ピンキー
07/06/03 14:56:59 hTDR+vdt
事務局のおねーさんが参加者に弱み握られて……っていうのをキボンヌ

748:名無しさん@ピンキー
07/06/03 15:10:32 7WVOLcZD
エリーと直と秋山の3P

749:名無しさん@ピンキー
07/06/03 16:25:30 C1dXD52F
エリーは攻め

750:名無しさん@ピンキー
07/06/03 16:28:27 0t16Squw
生まれて初めて小説なるもの書いてみました。
流れぶった切って秋直告白話なんですけど
投下しても良いですか??(>_<;)

751:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:00:03 mfk6lKQJ
ぜひお願いします!

752:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:18:55 FOqXT1Gj
ぜひ読みたいです!

753:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:23:15 0t16Squw
では、つたない文章ですけど投下させていただきます(`・ω・´*)
シチュエーション意味不明な上に少女漫画風味ですけどすいません。




「私、秋山さんが、好きです」

・・・またこの子は唐突に、何を、
いや、どうせまた深く考えずに言ってるんだろうけど。

「・・・君、そんなこと簡単に男に言わないほうが良いよ」

彼女と視線を合わせないようにして俺は言った。
そう言って、軽く流そうとした。が、

「簡単じゃありません!」

意外にも彼女からすぐに返事が返ってきた。
しかも、よく見たら緊張した面持ちで、
・・・いつもとは、違う。
なんだ、どうしたんだこいつは。

「・・・君が俺にすごく感謝してるのはわかってる、
お礼とかなら・・・別に良いから」

「そんなんじゃないんですってば!」

心なしか、彼女の目が潤んでる、かもしれない。
やばい、なんだこれ。

754:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:24:33 0t16Squw


「私、秋山さんが好きです。
秋山さんとずっと一緒にいたいんです」

・・・は?
頭が真っ白になりそうだった

「・・・何言ってんだ」

「秋山さんが私を好きじゃなくても良いんです。
ただ、ゲームが終わったらもう会えないなんて、嫌なんです。
隣を歩かせて下さいなんて言いません。
後ろからついて歩かせて下さい。」

・・・それじゃ、ストーカーじゃないか、

「本当にバカだな、君は」

「バカじゃありません!」

「俺が犯罪者だってわかって言ってんの?」

「元、じゃないですか。
秋山さんは、いい人です」

彼女はまっすぐ俺を見て言い放った。

やばい、俺今、どんな顔してるんだ?

「私・・・何か秋山さんの役に立てませんか?
私にできることがあるなら何でもします。だから・・・」

彼女の目から涙がこぼれた。

でもその先を俺は見ていない。
彼女は今、俺の腕の中、だから、

755:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:25:38 0t16Squw


「あ、秋山、さん・・・?」

「1つだけあるよ、君にしかできないお願い。」

腕を緩ませてささやくようにそう言ってやった。

「! なんですか!?」

彼女は目を輝かせて俺を見た。

「・・・俺の、隣にいて。
後ろじゃなくて、隣に、ずっといて。」

彼女は驚いた顔を見せた、
そして、すぐ満面の笑顔になった。

「います!ずっといます!
だって、私秋山さんが大好きですから!」

彼女があまりに一生懸命なもんだから、
思わず俺も笑みがこぼれてしまう。

「すごく、好きです。すごくすごく大好きです!」

「うん、ありがとう」

そう言って彼女をまた強く抱きしめた。

「・・・秋山さんも、私のこと好」

彼女が言葉を言い終わる前に、
俺は彼女の唇を奪った



756:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:34:00 0t16Squw


「あ、きやま、さ・・・」

目の前には真っ赤になった愛しい彼女

「なぁ、良い事教えてやろうか」

「なんですか?」

「たぶん俺のほうが君より前から好き、だったよ」

「・・・やっぱり秋山さんには勝てない、ですね」

そう言って彼女は涙を流しながら微笑んだ

ああ、もう逃がしてやれないな、
俺はこれから自分との戦いだ

幸せなため息をついて、
もう1度彼女の唇に触れた




757:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:35:45 0t16Squw
以上ですヽ(´Д`;;)ノ
中途半端な終わりですいません。
一応続きあるんですけど未完成なので
需要があれば完成して投下します。
ありがとうございました!

758:名無しさん@ピンキー
07/06/03 17:45:39 jNFDFPCd
エ「…直ちゃん」
直「んん、あ…あぁ…エ、トウ、さん…?」
エ「直ちゃんの”初めて”、俺に頂戴?」
直「やぁ…恥ずかしい、です…」
エ「好きだ…!」









うっかり情事中の二人を妄想しちまった。
普段はヘタレだけど、セクロスの時は何気なくリードする豹柄だと良いなと思いつつ。
そして>>753GJ!
ほのぼのさせて頂きました。

機会があれば豹柄×ナオ書いてみる。

759:名無しさん@ピンキー
07/06/03 18:17:42 +zSUGYy3
>>753GJ!!
甘甘秋山堪能しました。

>>758
続き楽しみにしてます!


760:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:15:19 G/qM4K//
>>758
萌 え た !!
ぜひ投下お願いします!

761:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:26:01 zczHn3U9

ヒョウ柄は典型的な表面SなドM精神タイプだよな

少数決の問題出した頃を思い出したら恥ずかし過ぎる

762:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:29:51 TPp9naDk
>>754
>やばい、俺今、どんな顔してるんだ?
萌えた。

GJです!

763:名無しさん@ピンキー
07/06/03 19:52:25 Am1ZHOlm
>>758Gj!!
投下待ってます

764:名無しさん@ピンキー
07/06/03 21:57:24 hTDR+vdt
豹柄の中の人って他にどんなドラマ出てた?普通にカッコイイと思うんだけど。

765:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:00:51 IY9cnU50
>>754
続き需要アルヨー
ワクテカしながらまってます…!

766:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:10:35 Ut+e6wUq
ナオのこと考えてひとり悶々とするエトウ(*´Д`*)ハァハァ

767:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:16:38 RuzAeH9J
>>764
電車男に出てなかったっけ?うろ覚えでゴメンなさい。

768:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:18:53 RuzAeH9J
>>757
GJ!甘々な秋直ありがとうございました!もし良かったら続き投下して下さい。楽しみに待ってます!

769:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:42:58 EbFlfasj
歪んだ考えなので、苦手な奴はスルーしてくれ。


エトウ×ナオなら、
秋山×直前提の方が激しく燃える。
純粋培養なナオに対して、欲情したエトウが迫る。
勿論、ナオはエトウを拒んで怯える。
ナオを無理やり組み敷いたエトウが聞いたのが、秋山に助けを
求めるナオの啜り泣き。
男のプライドと、秋山への嫉妬と、ナオへの劣情で、エトウは
もはや引き返せない。
怯えて強張るナオの体を押し開き、力付くで純潔を奪う。
行為の最中ずっとナオが秋山に助けを求めていたら、エトウの
暴走なんか止まるわけない。
最後までしてしまい、激しく後悔するエトウ。

このあと、悪夢のような秋山の逆襲が?
でもエトウはへたれなので、ナオに嫌われるようなことはしなorz

770:名無しさん@ピンキー
07/06/03 22:47:56 UZYGuvck
>>764
東京湾景

771:764
07/06/03 22:58:15 hTDR+vdt
調べたら県庁の星とか東京湾景に出てました。電車は見当たらなかったです。

772:名無しさん@ピンキー
07/06/03 23:14:05 BZdD7oRT
ドラマのOP(二人がソファに腰掛けてる画)が何かアダルティーだと思う。
華やかで真っ赤なドレスに身を包んだ直と、シンプルなモノクロのスーツ(?)姿の秋山が
対照的に座っているあの距離というか雰囲気が妖しい。
特に二人が脚をソファの上に乗せて、足の先はお互いを向いている最後のカット。
いけー!秋山ー!直タンの足首をつかんで引き寄せろー!!と叫びたくなる。


773:名無しさん@ピンキー
07/06/03 23:15:47 Am1ZHOlm
エトウには良い恋愛して欲しいよねw

774:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:04:01 Jf/YwAU7
>>772
それ分かる。なんかエロイよねw
あのふい(ry だけでなんか話1つ書けそうな感じ
どうでもいいが最後のカット、秋山の位置から直のスカートの中が見えるんじゃ…(*´д`*)
と思って毎回ドキドキしてしまうw

775:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:30:25 KRnL+kRm
ヘタレエトウ萌
直を呼び出したものの何もできずに、悶々するエトウwww
結局は秋山に見つかって、直を連れ去られて…っていうイメージ。
多分直タソはその後嫉妬した秋山に色々されちゃうとかwwwそれをたまたまみたエトウが妄想とかもイイ(・∀・)

やばい興奮しすぎたw

776:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:43:21 ZOcR/i8L
設定:エ→直(→)←秋
エトウ頑張って直に告白。でももちろん振られる。
エ「そっか・・・やっぱ、秋山が好きなの?」
直「え?あ、秋山さんは、いい人だなって、でも、別に何も」
エ「じゃあ俺のことももっと知ってよ!ね?」
直「あ・・・はい・・・」
そして押さえが利かなくなって直に手を出すエトウ。
そこで直が助けを求めて叫ぶのは秋山の名前。
エトウ悔しくて我を忘れて暴走。
もちろん秋山登場して直を助ける。

ってのはどうよ?妄想w





777:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:43:58 e5ePeHzi
エトウ×ナオ書いたのですが
エトウをあんまり悪者にしたくなくて
エロ無しです。
投下しようか迷ってるのですが・・m(__)m

778:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:44:17 ZOcR/i8L
あ、んで直は自分の秋山への気持に気づくのな。
エトウ結果的にキューピットw

779:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:48:23 ZOcR/i8L
>>777
かぶっちゃってすいません。是非!!!!

780:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:52:15 tcDUYk2r
>>777
もちろんオケ!
エトウ×ナオ、楽しみにしてます
だけどいちいちそういうの聞かなくてもいいとオモ
投下一個前に断り入れて投下すれば、読みたい人は読むし読みたくない人はスルーできるしね

781:名無しさん@ピンキー
07/06/04 00:56:43 +fqPp62W
>>772
お互いの服の色と、座ってるソファの色が逆(?)なのもイイ!
 赤い服の直   → 黒いソファ
 モノクロの秋山 → 赤いソファ

782:777
07/06/04 00:58:14 e5ePeHzi
>>779
こちらこそすみません。

>>780
そうですね。今度から気をつけます。

エトウ×ナオ エロ無しです。





リストラゲームの最中、俺はフクナガとMチケットを交わしてしまったため
直ちゃんを救い出すことは不可能だった。
うなだれる直ちゃんを前に何もできない自分。
せめてもと、直ちゃんに水を差し出し
フクナガと交わしてしまった条件を話す。
直ちゃんを救えない悔しさは変わらなかったが
それでも、直ちゃんに伝えたかった。

「エトウさん・・」
「ほんとにごめん!直ちゃん!」
俺は謝ることしかできない。
直ちゃんはもうだめなんだとまた深く落ち込む。
俺はどうしようもない気持ちを抑えられず
直ちゃんを抱きしめた。

「エトウさん?」

直ちゃんがいつも秋山と一緒にいて
二人がどんな関係かはわからなかったけど
直ちゃんの視線の先にいるのはいつも秋山で
直ちゃんの秋山への思いはわかっていたつもりだった。
でも、自分の気持ちも抑えられなくなっていた。

「俺、直ちゃんのことが・・」
「え?」
「秋山みたいに助けてあげることはできないけど
でも・・傍にいることはできる」

そう、今ここには秋山はいないのだ。
直ちゃんの傍には自分しかいない。

「エトウさん・・でもあたし・・」
「何も言わないでくれ」
直ちゃんをきつく抱きしめ無理やり唇を奪おうとする。


783:777
07/06/04 01:03:09 e5ePeHzi
2
「や・・っ・・!」
直ちゃんが自分を突き放そうとする。
直ちゃんが嫌がることはしたくないはずなのに
でも、自分の気持ちが抑えられない。

「直ちゃん、秋山はいないんだよ?
俺だって直ちゃんのこと」

「あたしには秋山さんだけです!
秋山さんだけ・・」

直ちゃんの頬から涙がこぼれだす。

「ごめん・・」
やはり無理やり奪うことはできなかった。

そこに扉が開く音がする。
「何泣かしてるんだ」
低く響くその声には、明らかに怒りの色が含まれている。

「秋山さん!」
自分の腕からすり抜けていく直ちゃん。
むなしさだけが残った。

「この落とし前は、会場で」

秋山は直ちゃんを連れて行ってしまった。

「あいつも直ちゃんのこと・・」
秋山の冷たい表情を思い出し苦笑してしまう。

秋山が来たのなら直ちゃんはきっと大丈夫だろう。
直ちゃんの幸せしか願えない自分はヘタレかもしれないが
やっぱり直ちゃんの笑った顔が見ていたい。

そんなことを思って自分も会場に戻った。

(終)

読んでくださった方ありがとうございましたm(__)m




784:名無しさん@ピンキー
07/06/04 01:12:19 ZOcR/i8L
>>777
GJ!エトウも良いけどやっぱり秋直に萌えました。
余裕な秋山さんステキ!惚

785:名無しさん@ピンキー
07/06/04 01:15:26 B0UnpHrO
>>777
GJです!!
せつない・・・
なんとなくエトウ×直は自分としてもエロではなく
淡い恋のイメージがあったので
とてもよかったです!!

786:780
07/06/04 01:23:17 tcDUYk2r
>>777
いやいやこっちこそ言い方が雑でゴメンなー

そしてGJ!エトウwww
切ないけどますます愛すべきキャラで萌えました
是非また書いてください

787:名無しさん@ピンキー
07/06/04 01:52:54 7wCp+HaT
このスレのテレビドラマ板の、腐女子のノリが痛い
エロ無しのシチュエーション萌えは一般サイトでやってろ
あとやたらageるのはわざとか

788:名無しさん@ピンキー
07/06/04 02:00:54 B0UnpHrO
えっと、エロなしですがエトウ→直×秋山で書いてみました。
つたないですが、投下させていただきます。

789:名無しさん@ピンキー
07/06/04 02:03:02 B0UnpHrO
あの恐ろしいゲームから抜け出すことができてから
いくつかの季節が流れた頃、
俺はバンドの連中と共に都内の某ラジオ局にいた。
つい先日、俺の書いた曲が、あまり大きなコンクールではなかったが
準グランプリを獲ったため
わずかな時間だか新人バンドのコーナーに呼ばれたためだ。
ラジオの生放送など初めてのため
正直、緊張しまくったがなんとかDJとのトークも終わり、
いよいよ演奏の時だ。

―今、ここで音楽が出来るのも、彼女のおかげだ。 ありがとう―

『- では、まいりましょう、曲名は“SuNao”』


「あっ、秋山さん、この曲いいですね~。なんてバンドが歌ってるんだろ?司会者、後でまた言ってくれるかな~?」
「さあな。それよりお前、今度の試験ヤバいんだろ。教えてもらう気がないなら俺は帰るぞ」
「あ~ごめんなさ~い。」

赤い小さなラジオから流れる旋律は、優しく少女の部屋をつつんでいた。

                 ~終わり~
             

790:789
07/06/04 02:05:08 B0UnpHrO
以上です。
お目汚し、失礼いたしました。

>>787
すみません・・・・
レスに気づかず、投下してしまいました。

791:名無しさん@ピンキー
07/06/04 02:24:41 pPKpY2lT
>>787
住民が良いって言ってたら良いと思う。

あと、腐女子の意味わかってないと思う。

792:名無しさん@ピンキー
07/06/04 02:26:00 B0cPBCPU
>>790
GJ!
エトウ‥泣ける

自分はエロパロ板の定義はよくわからんけど、シチュエーション萌えはダメなの?
例えば相思相愛の二人がただ見つめ合うだけでそこにエロは存在すると思うんだけどねw
エロ=直接的な性描写ってだけじゃつまらなくないか


793:名無しさん@ピンキー
07/06/04 03:25:10 VqWyNASR
ちょいと書いてみたが、エロシーンないし、恋愛としても微妙な雰囲気。
でも漏れのフクナガに対する愛は本物だ!!
初めて書いたので、もう色々最初から謝っておく・・・。

794:名無しさん@ピンキー
07/06/04 03:27:11 VqWyNASR
エンジン音だけが狭い車内に響き渡る。
長時間に及んだ敗者復活戦、そしてその直後に発表された、第三回戦。
敗者復活戦の疲労とこの先待つであろう恐怖で、ほとんど彼らは無言だった。
フクナガも例外ではなく、爪を噛んでただ俯いていた。


「あの・・・フクナガさん」
 隣に座っていたナオが、何か決意をしたような声をあげる。
 ゆっくりとナオへと視線を向けると、その奥に座っている秋山の姿が見えた。
 彼もまた、無表情のまま何かを考え込んでいるようだ。
「フクナガさんは、どうして人を騙すんですか?」
「・・・ナオちゃんは、どうして人を信じるんですか?」
 真剣な眼差しのナオを馬鹿にするように、口調を真似して言い返す。
「それは・・・」
「今までだって散々人から騙されてきたんじゃないの? こんなゲームにまで参加しちゃってさ。
騙しあいのゲームなのに、人を信じるだけで勝てると思ってるの?
それとも、馬鹿なフリをしていれば誰かが助けてくれると思ってるの?
甘いよ、甘すぎるよナオちゃん」
 ただ信じることしかしない彼女を見ていると、すごく苛立つのだ。その感情が、余計なことを次々と喋らせる。
「誰も欲張らなければ、みんなが助かる? ゲームから抜けられる? 馬鹿じゃないの?
秋山とキミを除けば、みんな一億の負債があるんだよ?
もうゲームから抜け出せないのなら、相手を騙して金を手に入れ、抜けるしかないじゃん。
その為なら、平気で嘘をつき、騙すよ? そんな連中を信じるのかい?」
「そんな・・・私は・・・」
「騙されてからでは遅いんだよ!」
 この状態でもまだ理解しないナオに、思わず声を張り上げてしまう。
 彼女はきょとんとしているし、声を荒げてしまったせいで何事かと他のメンバーの視線まで集めてしまった。
 自分らしくない失態だ。

795:名無しさん@ピンキー
07/06/04 03:28:30 VqWyNASR
 一度長く息を吐き、気持ちを落ち着かせる。
「・・・あのねナオちゃん、キミはこのゲームに負けたらどうなると思う?」
 体をナオのほうへとググっと寄せ、耳元でゆっくりと囁く。
「その・・・莫大な負債を抱えて・・・支払いをするしか・・・」
「そう、それはこのゲームだけじゃなく、現実でも同じことだよね。
でも、その負債が払いきれない人はどうしたらいい?」
 ナオはハッとして秋山のほうへと向いた。
 なぜナオが秋山を見たのかはわからないが、とりあえず話を続ける。
「もう死ぬしかないんだよねー」
 台詞とは裏腹に、口から出てきたのは明るい声だった。
 自分が発した言葉の重みはよく知っている。
 自分の身内がかつてそれを経験することになったのだから。
 それを、ナオに告げる必要はない。過去のことを教えたところで、何になると言うのだ。
 でも・・・何故だか言わずにはいられなかった。
「俺の父はね、会社を運営してたんだ・・・」
 そして知人に騙され、妹と母を連れて無理心中をしたこと。
 親戚には邪険に扱われ、助けてくれる人など誰一人いなかったこと。
 自分を守るためには自分が強くならねばならなかったこと。
 ナオは何も言わず、ただ自分の言葉に耳を傾けていた。

796:名無しさん@ピンキー
07/06/04 03:31:35 VqWyNASR
「ライアーゲーム一回戦ではね、父を騙した相手を騙して金を奪ったんだ。でもね」
 父を・・・家族を奪い返すことまではできなかった。
「ナオちゃん、世の中にはね・・・
一度奪われてしまったら、二度と取り返せないことのほうが多いんだよ。
だから、俺はこれ以上何も奪わせないために、相手を騙して奪うって決めたんだ」
「・・・フクナガさん」
 今にも泣きそうな、表情をしている。どうしてこの子は、すぐに人を信じるのだろうか。
 他人に対して悲しむことができるのだろうか。
 二回戦でも、敗者復活戦でも、自分は彼女から奪おうとした側の人間だというのに・・・。
「なーんて、まさか信じちゃった? 冗談だよ、じょ・う・だ・ん♪
ナオちゃん、キミってほんっと馬鹿だーねー♪ すぐに騙されるんだから」
 このとき、ナオの顔を見ることはできなかった。


 そうか、ようやくわかった。
 ナオちゃんに苛立っていた原因は、自分に持っていないものを持っているからなんだ。
 ナオちゃんと一緒にいると、懐かしい感覚に包まれる。
 ・・・彼女なら、信じられる。馬鹿だけど・・・馬鹿だから・・・裏表がないから、信じられる。
 いつかまた、あの頃のように人を信じて、笑えるのかな。
 できれば、彼女と一緒に・・・。


─終わり



797:名無しさん@ピンキー
07/06/04 07:03:28 ATDhqKX7
>>796
フクナガ…(ノД`)゜。゜。

798:名無しさん@ピンキー
07/06/04 11:07:33 V6zSRgjU
そんなにハードエロに餓えなくたって>>787
ついでに腐女子って801好きって意味じゃなかったっけ?

この板の趣旨には萌え談義も入ってるからエロ無しでもいいと思うし。
まったり行こうよw

799:名無しさん@ピンキー
07/06/04 11:31:59 yjbt1iOD
>>798
禿同。
どうしてもっていうなら
エロ有りと無しとで分けるって方法も
あるのかもしれないけど。

>>789
>>796
GJ!!



800:名無しさん@ピンキー
07/06/04 12:36:14 BEVKBkvL
エロ有りとか無しとか
ドラマ派とか原作派とかで争ったら
貴重な職人さんたちが皆いなくなっちゃうしな
実際いろいろ争ってて過疎ってしまったスレをみたことあるし

801:名無しさん@ピンキー
07/06/04 13:15:51 JCeJHbXS
自治しだしたら廃れるぞ
最低限の良識だけあればいいと思うんだが

802:qw508d1o
07/06/04 15:04:04 Bz7sJrFn
>>787を書いた奴へ

791と792と798と800を読め。

ここの住民が楽しんでいるんだから、それでいいだろう。
自分の意見を他人に押し付ける787のような奴が、一番ウザイんだよ。

787がそんなにセックスに飢えてるなら、自分でそういうサイトを
たちあげればいいじゃん。
とにかく、自分の意見を他人に押し付けるな。

803:名無しさん@ピンキー
07/06/04 16:16:43 Qi3KmTui
>>782>>788>>793
Gjですw

804:名無しさん@ピンキー
07/06/04 20:58:54 eOanVnkO
自分は>>787の言ってる事わかるけどなぁ。
最初の頃のこのスレの雰囲気好きだったんだが、最近は個人サイトの
ノリで感想とか書き込む人たちが増えてきたのが漏れもちょっと嫌かも。
ドラマの影響でしょうがないかもしれんが。

あと、このスレ実年齢はともかく精神年齢が18歳未満の人が多いような
気がする。

まぁそれはさておき職人さんはGJです。

805:名無しさん@ピンキー
07/06/04 21:29:51 3jeLJG0V
まぁまぁ。ともかく落ち着こうぜ。
ところで質問。ドラマ版フクナガって一人称僕であってる?


806:名無しさん@ピンキー
07/06/04 21:36:24 qG4BhjHJ
>>805
猫被ってるときと相手を小馬鹿にしている時が
“僕”で本性時が“俺”だったような気がする。

807:名無しさん@ピンキー
07/06/04 21:45:19 3jeLJG0V
>>806
ドモ。オチ担当を任せようとしてふと思ったんだけど、んー……俺、でも違和感なしかな?

808:名無しさん@ピンキー
07/06/04 21:58:20 Qi3KmTui
ないない
投下待ってます

809:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:17:18 3jeLJG0V
>>808
ありがとうございます。投下します。

投下前注意。
・秋山さんがデレまくり
・秋山さんがやたらエロい。
・秋山さんと直ちゃんいちゃいちゃしすぎ。
・変態臭がする秋山さん。

などなど、クールでカッコイイ秋山さんスキーな方はスルーで。
まだドラマも最近知ったばかりで、原作も持ってない未熟者ですが、どうか寛大な心で見てやって下さい。


810:秋山日記
07/06/04 23:18:15 3jeLJG0V
[8:32]目が覚める。壁にかけてある時計に目をやり、溜息をつく。二時間半も寝ていない。
[8:37]二度寝を試みるも、どうにも落ち着かない。原因はまぁ、目の前にあるのだが。どうしようか。
[8:40]あまりにも幸せそうに寝ているのでキスをしてやった。十回ほど。一回一回ディープに。
[8:47]十一回目に突入する寸前で起きたようだ。おはよう、と挨拶がわりにキスをしてやった。七回ほど。
[9:31]キスから思いもよらぬ方向へと発展するが、まぁいい。軽く彼女に怒られながら、一緒に浴室へ。
[9:44]何度も一緒に風呂に入っているが、彼女はいまだに慣れないのか両手で隠しながら、おずおずと入ってくる。
    正直そそる。
[10:16]最近の俺はどうも頭がおかしいようだ。折角洗った体をもう一度洗う羽目に。
[10:28]長めの風呂から一足先に上がると、少し遅めの朝食の準備に取り掛かる。
[10:31]彼女に朝食のオーダーを聞きに行く。「何でもいいですよ」と言うので「じゃあ俺でいい?」と言ってやった。
     慌てふためいている。
[10:42]朝食は目玉焼きとベーコンを適当に焼いた物と白飯。
[11:08]リビングでくつろぐ。特に興味を引くテレビ番組もないので彼女が洗い物している後姿を眺める。
[11:11]「どうかしました?」俺の視線に彼女が気付いて振り返る。「いや、新妻みたいだな」
     顔を真っ赤に染め上げてもくもくと洗い物に戻る。
[11:37]突然睡魔に襲われ、ソファに横になる。彼女が何か言っているが聞こえない。
[11:50]彼女の意外な一面を垣間見た。

811:秋山日記
07/06/04 23:20:22 3jeLJG0V
[12:19]彼女が買い物に行きませんか、と提案してくる。特に用も無いので二人で出かける事にした。
[12:35]電車に揺られながら目的地へと向かう。今日の電車は休日と言う事もあって満員だ。
[12:37]不意に悪戯心がわき上がる。彼女の腰へ手を回し、抱き寄せる。驚きの表情を浮かべる彼女の耳元に囁く。
     さらに驚く彼女を尻目に作戦強行。顔を真っ赤にしながら俯く彼女に少し胸の鼓動が速くなる。いちいち可愛い。
[12:51]良い所で目的に到着する。握った彼女の手は驚くほど熱かった。
[13:14]街をぶらぶらと散策する。人が多い。はぐれないようにと繋いだ手はまだ熱を孕んでいる。
[13:46]美味そうな蕎麦屋を発見。ざる蕎麦を頼む。彼女は天ざる蕎麦を注文していた。俺もそれに変更する。
[14:07]美味かった。また彼女と街を散策する。たまにラブホの前を通り過ぎたりしながら目的も無く歩く。
[16:33]そろそろ本格的に人込みにうんざりし始めたので帰路につく。電車内では行きのリベンジマッチを行う。
[17:19]リベンジ成功。家に着く。喧騒から解放される。わざわざ取り寄せたツインのベットに身をゆだねる。
     「夕食は何が良いですか?」と彼女がエプロン姿でやってきたので、強引にベットに押し倒す。
[18:22]夕食は出前を頼む事にし、少しの休憩を挟んで延長戦へ。最近の俺は色ボケが激しいようだ。別にかまわないが。
[19:01]注文したピザが届く。二人でだらだら喋りながら食べる。体の節々が痛いと言う彼女の抗議を右から左に受け流す。
     別にムーディーな雰囲気ではない。
[19:48]夕食終了。二人でDVDを見る事に。
[22:10]DVD終了。彼女が号泣している。俺にはいまいちピンとこなかった。
     「面白かったですね」と照れた笑みを浮かべる彼女を抱き寄せる。
[22:40]コーヒーをすすりながらぼんやりと窓の外で輝く三日月を眺める。彼女は先に風呂に入っている。
[23:27]彼女が上がってきたので風呂に入る。彼女の残り香がして、くらくらする。男は本当に獣だと身をもって学ぶ。
[23:51]今日の疲れを洗い流す。暑いのでシャツを着ないで歩いていると彼女が顔を真っ赤にしながら叫ぶ。何を今更。
[0:14]彼女がベットへと向かう。少し調べ物がしたかったので先に寝かす。もちろん、探す物なんて特に無い。
[0:17]寝室から足音が聞こえてきた。三分。これまでの最短記録を更新。
[0:18]「一人は……寂しいです」計算でしているのだとすれば、末恐ろしい。まぁ、天然でやっているから余計に性質が悪いが。
[0:23]ベットの中での彼女は普段よりも表現が随分とストレートだ。さて、今日も朝日を一緒に見るとするか。


812:秋山日記
07/06/04 23:23:48 3jeLJG0V
「……」
「どう?」
「……わざわざこれを見せるために呼び出したのか?」

 もちろん、と悪びれた様子も無く頷く秋山に、キノコカットにメガネという奇抜な格好の男、フクナガはふざけるな! と怒声を発しながら勢い良く立ち上がる。

「興味ないんだよバーカ! というかムカつくんだよねその態度! 何、秋山お前喧嘩売ってる? 売ってるよねぇ!?」
「フクナガ」

 激昂するフクナガとは対照的に落ち着き払った声で、秋山は言う。
 その表情は、どこまでも大胆で、どこまでも不敵。

「羨ましい、だろ?」
「……! ふっざけんなバーカ! ああああマジムカつくんですけど!」
「お、お客様、すいませんが他のお客様のご迷惑になるので……」

 騒ぎに駆けつけた女性店員を見、秋山の澄ました顔を睨むと、フクナガはふん、と鼻息荒く席に座った。
 辺りにまた賑やかな喧騒が戻ってくる。

「ナオちゃんと一緒に住んでるのかどうかとか興味な」
「フクナガ、取引しないか?」
「……はぁ?」

 秋山の突然の提案に、フクナガは素っ頓狂な声を上げた。

「この写真、一枚買わないか?」
「……? 写真? 写真なんかに出す金は……!?」

 秋山がおもむろに取り出した写真に写っていたのは……いや、本人の為にも伏せておこう。
 ただ、直は秋山の命令に逆らえないのだろう、という推測だけは出来る、そういう格好をしていた。

「い、いくらだ!? いくらで売ってくれる!? こ、この写真なら二百でどうだ!?」
「五百、だ」

 フクナガの眼前に突きつけられた秋山の五本の指。
 メガネの奥の瞳が震えている。

「株で随分稼いでいるそうじゃないか。五百程度、いくらでも稼げるだろう?」
「ふ・ざ・け・る・なッ! どこの世界に写真一枚に五百万も払う奴がいるんでーすーかー!?」
「五百万の価値は充分にあると思うんだが……まぁいい。お前が買わないなら他に売るだけだ」

 フクナガの手から写真を奪うように取り返すと、写真を上着のポケットへとしまう。
 明らかに見て分かるフクナガの悩みっぷりに、秋山は内心笑みを零しながら、しかしそれを表情に出す事無く続ける。


813:秋山日記
07/06/04 23:25:26 3jeLJG0V
「どうする? 決めるのはアンタだ」
「ぐっ……クソッ! いつ金を持ってくればいい!?」
「明日、この店に。今日と同じ時間で」

 クソッ! と悪態をつきながら立ち上がると、急ぎ足で店を出ようとドアへと向かう。

「フクナガ」

 自分を呼ぶ声に、うんざり顔で振り返る。
 そこにいたのは煙草片手に嫌味な笑みを浮かべているのは、腹立たしい事に可愛いあの子の想い人。

「悪いけど、勝つのはおーれーなーのー」
「ッ! くたばれバーカ!」

 秋山に中指を立て、どかどかと不機嫌そうに肩を揺らしながらフクナガは人込みの中へと消えていく。
 その後姿が見えなくなると、秋山は新しい煙草をくわえる。
 吐き出す紫煙を見つめながら先程の会話を思い返しては、くつくつと嫌味な笑みを浮かべる。
 彼は敵には決して容赦しない。いや、『カンザキナオと自分』以外には容赦しない。
 基本的に彼は、クールでクレヴァーでどこまでもカンザキナオに対して甘いのだ。本人は自覚していないが。

「しかし、まぁ……」
 
 先程フクナガに見せた写真を、まじまじと見つめる。

「よく似てるな……本人ソックリだ。まぁ、俺の、よりかは劣るけど」

 そこに写っている酷く淫靡な女体。

「しっかし。コラージュって気付かないなんて……はッ。とんだ笑い種だ」

 そう。この一見直に似ている女性、実は全くの別人なのだ。
 そんな事とは知らずに、フクナガはただのアイコラ写真に五百万もの大金を払わさせられるのだ。つくづく、容赦しない男だ。

「名前は何て言ったっけな……確か、と、戸、えーと……」

 こういう芸能関係には酷く疎い。出てきそうで結局出てこず、秋山は思い出すことを諦め、かわりにポケットから携帯電話を取り出す。
 アドレス帳から目的の人物の番号を探し出すと、迷う事無く通話ボタンを押す。
 数コール後。

『もしもし、エトウですけど』
「俺だ。秋山だ。ちょっと話したいことがあるんだが……」


814:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:26:40 3jeLJG0V
以上です。弁解の余地無し! これにて御免!


815:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:32:44 Qi3KmTui
Gjです!!
変態秋山に萌えました
直絶対Mだよねw

816:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:45:53 2issiuC1
GJ!!!!おもすれぇ

まず秋山日記というタイトルに吹いたwww
さりげなくキノコに自慢する秋山ww

こういうのも好きだー
なんかキノコと秋山が仲良さげで面白いなー…ww

817:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:48:06 peZ0a06D
・・・中の人のイメージを崩すものはどうかと・・・。
いや、話は面白かったんだけど。

818:名無しさん@ピンキー
07/06/04 23:53:27 qG4BhjHJ
チョー面白いんですけどーw

シリアスな話も好きだがこういったギャグ系も大好きだ。
>「悪いけど、勝つのはおーれーなーのー」
>「確か、と、戸、えーと……」
ここで耐え切れなくなってモニタに茶を吹いたw

819:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:50:48 YRUumrL5
>>814
GJ!次はエロキボン!

>>817
確かにねー。まぁ俺はそういい中の人ネタ割りと好きだけど

820:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:59:30 92/5VapQ
>>817
嫌なら注意書きの時点で避ければ良いだけの話だろが

秋直日記、続編待ってますー!

821:名無しさん@ピンキー
07/06/05 01:12:37 MMeAjcTz
GJ!
ムーディーに吹いたw

822:名無しさん@ピンキー
07/06/05 03:51:37 VsdiVpn+
>>787に俺も一部賛成
 
自重しろ、と一言言いたい
ドラマ厨のお子様達ばかりならまだしも、原作を否定するレスまで以前見かけたぞ。

823:名無しさん@ピンキー
07/06/05 07:56:53 tM367loT
>別にムーディーな雰囲気ではない。
ふいたw
あとひそかに電話の出方が丁寧なエトウにも萌えたw

824:名無しさん@ピンキー
07/06/05 09:04:01 Kuzy/+H3
エトウに、秋山とのキスなどが気持ちよくないって言う直(もちろん照れ隠し)
それを聞いた秋山が直を連れ去ってお仕置きプレイ

ってのが見たいです…

825:名無しさん@ピンキー
07/06/05 09:27:25 Wbf8Yewg
エトウに、秋山とのキスが気持ちよくないと言われる直に見えた。
そんな関係は嫌だ

826:名無しさん@ピンキー
07/06/05 09:46:19 oKxYbpr+
>>825
吹いたww

827:名無しさん@ピンキー
07/06/05 12:08:44 NxhbYEx2
>>825
バロスww
何があったんだエトウw
考えたくないが。

828:名無しさん@ピンキー
07/06/05 12:11:55 2Amd3m+E
>「確か、と、戸、えーと……」

秋山の携帯には
江藤は「豹柄」で登録されているんだろうなwww

829:名無しさん@ピンキー
07/06/05 12:27:16 q3WUNmrg
この世界観には何となくSMの雰囲気が似合うと思う。

三角木馬で責められるエリーハァハァ

830:名無しさん@ピンキー
07/06/05 13:22:43 2Amd3m+E
「SかMといわれればもちろんSだ」

今思えば、こんな質問した豹柄はすごいな。
(外見Sでも、本質はMっぽいな、彼)

831:a2w0f6d7o
07/06/05 13:46:28 Lsmk0kwx
>>822

「自重しろ」って、お前は 何様のつもりだ?
お前はこのスレの主人のつもりか?

832:名無しさん@ピンキー
07/06/05 14:17:36 JmvbVLUv
どうせ本人だからほっとけよ

833:名無しさん@ピンキー
07/06/05 14:51:40 0rrUNyOF
>>830
あの質問の時の「俺はドSだぜ」みたいな雰囲気と今のギャップがありすぎて笑えるw
見た目と逆だったりすることはよくあるね

834:名無しさん@ピンキー
07/06/05 16:29:56 QHkIUM9P
やっぱ変なの湧いたな
糞コテage厨は気にすんなよ

835:ナナーシ
07/06/05 18:42:54 0srAuNki
>>796
フ、フクナガ(´Д⊂)・゜・
ってなってたら>>810-813読んで焼きソバ吹いたwテラ発想力wwwwモエスw
 
秋山と直で投下します
漫画とドラマの設定が混ざってる上に長くて読みにくかったらすみません

注意:直接的な性描写がない です

なのでダメな方はスルーしてください

836:ナナーシ
07/06/05 18:44:09 0srAuNki


秋山は引かれる手を振り払おうとする。
「だから、いいって」
「いえいえ、そういうわけには。せめてお茶だけでも」
理由にならない交わし方をする直は、ともかく礼を礼をと言い立てて秋山を自分の家まで引っ張ってくる。
連れられる秋山は困惑を隠そうとはしない。
直はその彼の態度を、ただの遠慮と受け取っていた。
部屋に入り鍵を閉めた少女を横目に、秋山がやっと苦い声で言う。
「知らない人間を、あんまり簡単に部屋に上げないほうがいいと思う」
「え、知らない人じゃないじゃないですか」
「そうだけど」
視界の端に入ってくるベッドに苦みばしったような顔の秋山はまた黙る。
立ったままで、椅子になかなか座ろうとしない秋山に直が気付いた。
「どうしたんですか、秋山さん」
距離を保ったまま秋山は、柱にもたれたままだった。
「少しは他人、疑えって言ってるだろ。俺の事もそんなに信用するな」
「信用してます!というか…いい人です、秋山さんは!」
秋山は聞き慣れない単語を聞いて複雑な表情になる。
天井を仰いで息を吐いた。
「なんで」
「なんでって…私のこと、助けてくれたし」
「金の為だって言ったろ」
「それは、でも…先生にってお金も結局、全部返してくれたじゃないですか。他にもたくさん」
直は懸命に、指折数えながら目の前の男の誠実を並べ立てようと必死になる。
その姿から逃れるように、秋山は強く目を閉じる。
彼の目の奥では、血だまりを倒れる女性の影がちらついた。
「だから騙されるんだよ、お前」
声色の低くなった秋山が、目を瞬かせている直を思わずにらんだ。

837:ナナーシ
07/06/05 18:45:07 0srAuNki


「俺の、何が…どこがいい人なんだ」
首を傾げた直がぽつりと返す。
「…全部?」
秋山の記憶が確かなら、出会ったのは刑務所の前だった。
直は、身も蓋もないことを本気で言っているらしい。
秋山は嘆息した。
「お前はバカか」
「バカでもいいです」
直は秋山の正面へ詰め寄る。
思わず身構えた秋山には気付かなかった。
「私は、…良かったです。あ、色々辛かったのも本当なんですけど!これからも、多分、きっと辛くて。
あんなゲームもう本当に、二度とやりたくないって…だけど」
一息で言うと、直はひ弱さは見せずに言葉を継いだ。
「私はやっぱり秋山さんと一緒で、良かったと思ってます。お願いしたのが秋山さんで、良かったって。
…秋山さんは私みたいな足手まといにつきまとわれて、嫌だったかもしれないですけど」
直にそんな自覚があるのが、秋山には意外だった。
そして彼はそれ以上に、面倒だとは思っても、自分が彼女を嫌だと思ったことがない事実に内心驚いている。
「私は、秋山さんが助けてくれたの全部、…嬉しかったですから」
秋山には、理屈でかかってくる相手ならいくらでも論破できる自信があった。
だが、本気だけで立ち向かってきて理屈を軽々超える人間に対してはそうもいかない。
黙って聞いていた秋山は、額を押さえると呻いた。
「あんたといるとたまに、苛々するよ」
がっくりと、分かりやすく肩を落とした直に、秋山が続ける。
「退屈はしないけど」
直はゆっくりと顔を上げる。
秋山の視線から言葉の意味を汲み取ると、何がそれほど嬉しいのか、直は噛み締めるように微笑んだ。
―褒めちゃいないんだが。
そう思う秋山の前で、笑う直が再び彼に椅子を勧める。
「コーヒでいいですか?」
考えるように押し黙った後の秋山は、ようやく諦めたように頷いた。

838:ナナーシ
07/06/05 18:46:10 0srAuNki


部屋の扉を叩く音がする。
その物音に、大げさなくらい体を震わせスプーンを取り落とした直はしばらく動かなかった。
「出なくていいのか」
「出ます」
そう返すのに少しも動かず居尽している直に、焦れた秋山は許可を取ると逡巡なく扉へ向かう。
数分して戻った秋山は、まだ固まっている直に素っ気なく言う。
「新聞の勧誘だったけど」
聞いた瞬間、直は思わず盛大なため息を吐いた。
「どうした?」
秋山が見かねて聞くがなかなか口を割らない直は、居たたまれなくなったのか席を立つとテレビ前の床に移動した。
決して目を合わせず、ぽつりぽつりとこぼす。
「じ、事務局の人が、一度だけここに…」
「事務局? 」
「こう、金歯がピカってしてる男の人です。…最初は警察の人だと思ったんですけど、そうじゃなかったみたいで」
徐々に言葉尻が小さくなる。
無理やりに近い形で部屋に入られたことはさすがに直も口にしない。
自分の迂闊さは、彼女自身が一番よく分かっていた。
だが騙される。
思い当たる人間の姿を思い出した秋山が呆れの滲んだ目で見る。
直は慌てて続けた。
「色々あってその人をちょっと、家に入れたっていうか…で、でも大丈夫でしたよ!ほら!無事です!」
どん、と自分の胸を叩いて誇らしげな直に、冷や水を浴びせるように秋山が淡々と言う。
「運が良かっただけだ」
「でも、話を聞いただけです。それで敗者復活の」
「話って…君が知らなすぎるだけだろ。男なんてヤるとかヤらないとか大体、そんなもんなんだよ」
言いながら、来訪者一人にあれだけ怖がっておいて何が無事なのか、問い詰めようかとも思うがやめた。
考えているとなぜか、彼のほうが苛々としてくる。

839:ナナーシ
07/06/05 18:47:11 0srAuNki


「やるって…何をやるんですか?」
「セックス」
コーヒーカップを口に当て、椅子に腰掛けたままの秋山は事も無げに言う。
言われた直は咳き込んで、床に座ったまま背を丸めた。
秋山は揺らしたコーヒーカップの底を見つめ、直の動揺には無感動だった。
直は思わず唾を飲む。
「あ、秋山さん、も…?」
「当たり前だろ」
口を開けた直は、しれっと、しかも即答されて今度こそ言葉を失った。
ぐるぐると頭をめぐる雑念に頭痛がする。
興味なさげにその様子を伺っていた秋山は、しかし無意識に秋山と距離を取った直に気付くと、面白げに目を細めた。
てきとうな相槌を打つように言った自分の言葉に、ただの言葉以上の効果があったことを彼は知った。
「さっきの話だけど」
秋山が口の端を上げる。
「俺がいい人間だって? 」
蒸し返されたタイミングに直は思わず震えた。
秋山はコーヒーカップを置くと立ち上がり、地べたに座っている直の前にしゃがみこむ。
意地悪く笑うと、座ったまま後退する直を追い詰めた。
「なんで逃げる? 俺のこと、信用してるんだったよな」
「も、もも、もちろん、信用して」
「どもるなよ。知ってるか?」
視線を忙しくさまよわせる直に、秋山は畳み掛けるように言った。
「男は嫌がられたほうが燃える」

840:ナナーシ
07/06/05 18:48:31 0srAuNki


さすがの直も、何が燃えるのか?とは聞き返さなかった。
ただ、殴られたかのような衝撃を感じていた。
「そ、れは…心理学的、に? 」
直はいつか彼が、昔、心理学を専攻していたという話を思い出していた。
思いがけず自分の履歴に触れられ、秋山が眉を上げる。
「かもな。それか…俺の、個人的趣向か」
「秋山さんは、オ」
逸らせばいいのに直は、自分を映し込む相手の瞳を見つめ返し続けた。
「オフェンスだから…?」
直はこれ以上後ろに逃げ道がないにも関わらず、まだ下がろうとしていた。
たわむれに直の髪に触れた秋山の手が止まる。
SM云々、etc
思い当たる話を思い出し、秋山は薄く笑った。
「で、君はディフェンスか」
―馬鹿にされている。
直感的に直は思う。
だが言い返そうとした彼女の唇は、不意に指を押し付けられて固まる。
直は硬直する。
それに構わず無言の秋山の冷たい指先は、遠慮なく直の口内を割って入る。
指は浅く入り、かすかに探った。
何かを誘いこむように指が揺れると、舌に突き当たる。
少しだけ開いた口から唾液が漏れて伝う。
直の緊張が臨海に達する。
せめて秋山の視線から逃がれようと、思わず目を閉じれば次その目を開けるタイミングを失った。

841:ナナーシ
07/06/05 18:49:58 0srAuNki


しばらく直は、閉じた視界の暗い中で思考を停止していた。
暗い影が顔の上に落ち、何かが近づくのが気配で分かる。
突然唇に当たった奇妙な感触に、我慢しきれず目を開ける。
自分とキスしている、見慣れたクマのぬいぐるみと目が合った。
「きゃ!…いたっ」
驚くと共にベッドの木枠に後頭部を打った直が涙目になる。
抱えた頭を、直がするよりも早く秋山が撫でた。
その行為に反して、秋山の言葉の調子は強い。
「君が俺をどれだけ信用してたって…それが、なんだっていうんだ?」
言葉の意味を理解する前に、直は腕を取られて立たされる。
彼女は混乱した。
秋山の所作は一見乱暴なのに、頭を撫でられた感触は限りなく柔らかい。
彼に睨まれると時々物を言えなくなるが、何かを訴えるように見つめられるとこれほど優しい人間は他にいないという気もする。
両方がせめぎあい、それが直をますます混乱させた。
「抵抗しろよ。ヤられるぞ」
『やるって…何をやるんですか?』
『セックス』
つい先ほど交わした自分たちのやりとりを思い出して直は息を呑む。
黙ったままの彼女に構わず、秋山は手早く直の肩を押すと後方のベッドへ倒す。
視界が反転するが、展開の加速に直は反応出来ずにされるがままになる。
めくれあがった洋服の隙間から、忍び込んで脇腹を撫でる他人の手を感じてやっと我に返った。
反射的に暴れるが、上から押さえつけられて動けない。
侵入する手の感触が、唇に触れたときと同じように冷やりとした。
―冷たい。
その冷たさを認めると、直の動きがぴたりと止まる。
不思議に思った秋山がその顔を覗き込んだ時だった。
急に目を見開いた直は、自信に満ち溢れた顔で秋山の手を掴んだ。
「手が冷たい人ってよく、心が温かいって言いますよね」

842:ナナーシ
07/06/05 18:51:08 0srAuNki


互いの額が当たるか当たらないかの距離を保ったまま、秋山は固まる。
真顔の直が言おうとしていることの意味を汲み取った。
秋山は、疲れきったように肩を落とす。
押し倒されたままの直は、なぜ秋山が脱力しているのか分からなかった。
「君、やっぱり変わってるよ。すごく」
体を少しだけ起こした秋山がくたびれたように言った。
直は目を瞬いた後で、えへへ、と照れたように笑う。
ベッドの上で二人、それきり沈黙すると今更のように見つめ合った。
やけに静かだった。
秋山は直の唇に指を這わせると、先程したのと同じように指を少しだけ差し入れる。
直は逃げなかった。
今度は安心しきったように目を閉じてしまう。
重ねた唇と唇が触れ合う。
直は、それを指だと思ったかもしれない。
本当に触れるだけで、それ以上深くなることはなかった。
秋山は離れると、乱れた直の衣服の前を合わせるてベッドから退く。
それだけのことに彼がかなりの労力を必要としたことを、直は知らない。
移動し、床に座りこんだ秋山の背に呼びかける。
「…やらないんですか?」
「ヤられたいのか」
「いっ、違います!いえ、いいえ、ちが、そういう意味じゃなくて…いいんです!違います!」
どうしたのか、平気か、そう尋ねようとしてつい出た言葉だった。
顔を真っ赤にしながら憤慨か羞恥か、うわずった声で直は必死に否定している。
秋山は自分の手をしばらく、閉じたり開いたりして黙っている。
起き上がった直はそれを見て、肌に触られたときの冷たい感触を思い出していた。

843:ナナーシ
07/06/05 18:52:51 0srAuNki


秋山がベッドを振り返ると、ぐちゃぐちゃの髪の毛をした直と目が合う。
『手が冷たい人ってよく、心が温かいって言いますよね』
受けた。
苦しいほどに笑えた。
超理論だったが、彼女が言うのならそうなのかもしれないと彼は思う。
俯くと、声が漏れないように歯噛みしながら秋山は笑った。
その様子を間の抜けた表情で直はベッドの上から見ている。
それでも秋山が動くと、直の体には力が入る。
無意識に警戒しているのが見て取れた。
「大丈夫だよ。何も、しない。少なくとも無理やりは、趣味じゃない」
言い聞かせるように言うと、直はあからさまに表情を緩める。
秋山が自分に何もしないということよりも、そういう人ではないという事実を幸せに思うようだった。
その油断しきった態度に、秋山は笑いを収めると急に憮然とする。
油断されても警戒されても、どちらにせよ面白くなかった。
意地の悪い気持ちが沸く。
直のほうに向き直ると、秋山は投げ出されてあったぬいぐるみを直の元へ放り投げる。
「だから次の機会にはちゃんと、手順を踏むよ」
曲線を描いて届いたぬいぐるみが、取り損ねた直の手元から落ちて転がる。
―次って、手順って何ですか。
言葉が喉から出かかるが、動悸の苦しさに声が出ない。
今更思い当たったように口を押さえる。
自分の唇の濡れた感触に、直の頬が赤くなった。
秋山が立ち上がる。
座りながら仰け反るように逃げ腰の直を見ると、秋山が意味ありげに笑う。
わざわざ見下ろすと、顔を近づけて囁いた。
「いい人らしくな」


終/



フクナガとかキノコとかエトウとかヨコヤとか事務局お姉さんとかキノコとかキノコとか書けなくてゴメンorz

844:名無しさん@ピンキー
07/06/05 19:25:53 YRUumrL5
>>843
GJ!直の一つ一つの仕草カワユス!
秋山さんの手順の踏みかたを是非!

845:名無しさん@ピンキー
07/06/05 20:02:04 cDAnaGNc
>>843
GJ!!
>驚くと共にベッドの木枠に後頭部を打った直が涙目になる。
>抱えた頭を、直がするよりも早く秋山が撫でた。
言葉と反して行動が優しいのが萌えます
ナナーシさんお帰りなさい!

846:名無しさん@ピンキー
07/06/05 20:10:52 h63Y3/gQ
>>843
キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
なんだかエロスでハアハアした!GJ!

847:名無しさん@ピンキー
07/06/05 21:31:57 jhBO2IRk
>>843
GJ!

848:名無しさん@ピンキー
07/06/05 21:33:26 jhBO2IRk
投下直後で申し訳ないのですがエリーⅩ秋山 直Ⅹ秋山投下します。
秋山の行動の対比を書く為にエリーを登場させたので強引な設定です。
話のベースもキャラも中途半端に原作とドラマのミックス状態になってます。
苦手な方はスルーでお願いします。
エロ描写無し。7スレ使用です。長くなってすいません。

849:1/7
07/06/05 21:37:54 jhBO2IRk
「帰るか?」
ゲーム終了後、力が抜けソファに座りこんでしまった直に、秋山が声をかける。
ロビーには、もう他のプレイヤー達は残っておらず、直と秋山の2人だけだった。

敗者復活戦での窮地を秋山に救われ、3回戦に進む事になった。
しかし秋山を巻き込んだままの状態に何ら変わりはない直の心は複雑だった。
「はい」
立ち上がろうとするが力が入らず、ふらつく直の体を秋山の手が支える。
「大丈夫か?少し休んでろ」
「いえ、大丈夫です・・・・・・帰れますから」
秋山の心配を和らげようとして、にっこりと微笑んでみせる。
その弱々しい笑顔に、秋山は細い両肩を押さえるように体をソファーに沈めた。
「いや、俺も少し確認したい事がある・・・・・・1時間後にここで」
そういい残すと、秋山は背を向け軽く左手を上げてロビーを後にした。

去って行く後姿を見つめる直は、もしも秋山がいなければ・・・・・・と思い返す。
静まりかえったロビーに1人いると、次第に気持ちが沈んでゆくようだ。
部屋に戻り帰り支度をしながら秋山を待とうと、直は力を振り絞り立ち上がった。
握り締めていたハンカチが、直の手からするりと床に落ちた。
前かがみになり手を伸ばた先には、手入れの行き届いた美しい爪先。
驚き顔をあげる直に無言でハンカチを手渡したのは事務局員のエリーだった。
「ありがとうございます」
会釈をしエリーの横を通り過ぎる時、辛さの混じる甘い香りが直の鼻先を掠めた。

『このままだと貴女は敗北します。どうなさるおつもりですか?』

声をかけられた時の事が頭を過ぎり、無力さから直の気持ちは再び落ちてゆく。
ーあんな人を大人の女性っていうんだろうな・・・・・・私と違って冷静そうでー
重い足を引きずるように歩く直の後姿を、エリーが静かに見つめていた。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch