LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロat EROPARO
LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:02:31 yfsVpe6S
100get

101:sage
07/04/30 01:09:25 nAzxep7x
GJ!!
今週のドラマの「眠れないのか?」にちと萌えた。
原作もドラマも直可愛い。
無防備な直にやきもきする秋山とか読みたい。

102:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:29:29 8s194rYu
秋直サイコー☆★
素敵な作品ありがとうございました(^_^)v

103:名無しさん@ピンキー
07/04/30 01:39:06 gqiAgEcx
>>96
GJ!!ほんとは優しい秋山いいよいいよー

>>83
マダー?wktk

104:名無しさん@ピンキー
07/04/30 02:22:05 WFqqG7op
新作はまだですか?

105:名無しさん@ピンキー
07/04/30 02:22:09 XX8Zt+6Z
GJ!!!直たんカワユスー

106:チラ見ズミ
07/04/30 03:15:01 cPkfIKLb
秋直探してて辿り着いた…!ので書いてみた。
まだヲトメ系☆
前回のドラマ、ちょっと関係発展レベル…
・・・・・・・・・・・・・


苛々する。
何だってあの女はこうも抜けているんだ。
待てと言われれば何時間でも待つ、
やれと言われれば何だってやる。


アホか。
犬か?おまえは。


「早速、行ってきます!」
そう言って自分を顧みることなく
”仲間探し”に出て行った直のことを思い起こし、
秋山は密かに舌打ちをした。

バカ正直、考えなし。危なっかしくてしょうがない。

二回戦の会場にのこのこやって来たこともそうだ。
自分が来なかったら、いったいあの女はどうするつもりだったのか。

「…はぁ。」
ため息をついて、秋山はベッドに背を任せた。


107:チラ見ズミ
07/04/30 03:16:53 cPkfIKLb
暫くすると、直が何人もの男を引き連れて、部屋に戻ってきた。
正直、それなりに可愛い女子大生が
怪しげな男に囲まれているのは、あまりいい絵ではない。


…何かあったらどうすんだ、この女。


やって来た男共に視線を這わせると、
何やら直をチラチラと妙な目つきで眺めている者も居る。


くっ、と秋山は眉をしかめた。

不安だ。放っておくとどうなるか分かったものではない。


強姦、いや、もしかしたら輪姦…
いやな想像が頭を過ぎる。

「秋山さん、連れて来ましたよ!」
ニコッと笑って、直は秋山にそう言った。
眩しい笑顔に、秋山の眉がますますしかめられた。


***********


108:チラ見ズミ
07/04/30 03:18:52 cPkfIKLb
夜。
チーム作りも終え、
あらゆる可能性について考え終えると、
秋山はようやく寝る支度を始めた。
しかし、ふと、秋山の耳に、
外から話し声のようなものが届いた。

こんな時間に、何だ?

秋山は訝しみ、そっとドアを開いた。



「眠れないの?」
「はい、ちょっと…。」

直の声だった。もう一人は、男だ。

何をしてるんだ!?

普段は冷静な秋山だが、サッと血の気が引いていった。
こんな夜中に、人気のない廊下で。
先に見た男共の卑猥な目線を思い起こす。

しかも、どうやら相手はチームの男のようだ。
本当に直を変な目で見ていた男かもしれない。

「バカ女…」
ボソッと呟くと、そっと声のする方へ足を進めた。
階段まで来ると、その姿を目にすることが出来た。
踊り場に直と男が立っている。
気づかれないよう、壁に体を沿わせ、見下ろした。
そのまま会話を盗み聞く。



109:チラ見ズミ
07/04/30 03:19:35 cPkfIKLb
少しすると、話題が秋山へと向けられた。
「秋山さんってホントにすごい人です。」
直が抜け抜けと言う。
「あれ、もしかして神崎さん…
 秋山さんのこと?」
下らない勘ぐり。
「ち、違いますよっ!!!」

秋山はうんざりとした。下らない会話だ。

とにかく、こんな時間に一人でうろつくような真似はやめて欲しい。

秋山はそう思い、密かに直をにらむ。

明確な苛立ちは、彼女の考えなしな行動に対してだ。
そのはずだ。

「そういうんじゃなくて、私はただ、
 本当に秋山さんに感謝してるっていうか…!!」
「そんな、必死に否定しなくても。」

秋山は、ぐ、と自分の腕を握った。
彼の中で、段々と怒りが強まってゆく。

…心配してやってるってのに、いいご身分だな、おい。


110:チラ見ズミ
07/04/30 03:20:07 cPkfIKLb
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
直と男との会話が終わった。
直はとんとん、と階段を上ってくる。

秋山はもたれ掛かっていた壁から離れ、
すっと階段へと足を向けた。
「あれ…秋山さん?」
驚いたように直がこちらへ目を向ける。
そして次の瞬間あっと表情を硬くした。
「も、も、もしかしてっ今の会話、聞いてました!?」
ワタワタと慌てる直を見下して、
秋山は厳しい口調で遮った。
「おまえ、こんな時間に何やってんだ。」
問われて直は、
「あ、あの、眠れなくて、少し散歩を…」
と小声で返す。
秋山ははぁ、と呆れたようにため息をつくとくるりと踵を返した。
「あ、秋山さんっ?」
直は残りの階段を駆け上り、たたっと秋山を追いかけた。


111:チラ見ズミ
07/04/30 03:20:50 cPkfIKLb
「あの、秋山さん…」
ずんずんと己の部屋へ戻る秋山を、小走りで追いかける直。
「秋山さん?」
ドアの前に着くと、二人は立ち止まった。
秋山がくるりと直を振り返る。
「おまえな。」
「は、はい。」
「こんな時間に何一人でうろついてんだよ。」
「え、と…だからその、散歩を…」
「そうじゃなくて!」
秋山がきつく、冷たく言い放つ。
直はぴくりと肩を震わせ、不安げに秋山を見上げた。
それを無視して、秋山は言葉を続ける。
「こんな夜中に、女が一人で、
 何廊下ほっつき歩いてんだって言ってんだよ。」
「…えっと…」
「この屋敷自体得体が知れねーのに、
 一人でほっつき歩いて、
 挙げ句、信用出来るかどうかも分からない男と
 夜中に二人っきりてしゃべってる。」
「……。」
「それがどれだけ危険かってこと、
 おまえは少しも考えないのか?」
そこまで言って、秋山はまたはぁ、とため息をつき、
視線を直から外して苛立たしげにドアノブを指でたたいた。


112:チラ見ズミ
07/04/30 03:21:26 cPkfIKLb
怒りのオーラを受けて、直は肩をすぼめ一度目線を落としたが、
そうっと秋山を見上げ直すと、
「秋山さん…もしかして、」
小さく問うた。
「心配、してくれたんですか?」
言われ、秋山は眉を寄せて直へと目をやった。
直は小さくなったまま、少し嬉しそうに微笑んでいる。
秋山はその質問から逃げるように一度誰も居ない廊下を睨んでから
ドアノブを回し、
「そんなんじゃない。」
と吐き捨てて部屋へと入った。
直も
「あ、待ってくださいっ」
と言って部屋へと入り、がちゃりとドアを閉める。
秋山はドサッとベッドに横になった。


113:チラ見ズミ
07/04/30 03:22:10 cPkfIKLb
「秋山さん。」
「何だ。」
「心配してくださって、ありがとうございます。」
そう言って律儀にがばっと頭を下げる直を、横になったまま眺める。
「違うって言ってんだろ。」
「いえっあの、」
直は少し考えるそぶりを見せてから、
「秋山さんは、優しい人ですから。」
と呟いた。そして、自分の言葉に満足するように、えへへ、と笑う。
秋山は何も返せず、口をつぐんだ。
そんなことは気にせず、直は更に言葉を続けた。
「秋山さん。」
「…。」
「あの、次からは、気をつけますね!」
心の底からの、笑顔だった。


114:チラ見ズミ
07/04/30 03:23:12 cPkfIKLb
あまりに真っ直ぐな笑顔に、秋山の感情が、やられる。

頭痛ぇ、この女…。
何とかしてくれ、と思いながら、
秋山は意地の悪い言葉を思いつき、
「…おまえさ、」
「はい?」
「次から気をつけるって、今既に」
言って秋山は起き上がり、直を見据えた。
「こんな時間に男の部屋に、一人でやって来ているワケだけど。」
「へっ…」
素っ頓狂な声をあげて、直はくるくるっと目を回した。
「あ。」
呆然と、直は秋山を見つめた。
「ホントだ…。」

「くっ…」
その様子に、思わず秋山が笑いをこぼす。
「はははっ…」
つられて直も、
「え、へへ」
と笑った。
「おまえさ、」
「はい」
「ホントに気を付けろよ。何があるかわかんねんだぞ。」
直は笑って、
「…はい!」
と大きく頷いた。


115:チラ見ズミ
07/04/30 03:23:45 cPkfIKLb
「じゃあ、そろそろ寝るか。」
秋山はそう言い、直を送ってやろうかと立ち上がったが、
直は身動きしないまま、口を開いた。
「…えーと、秋山さん。」
「何。」
「…泊まっていっちゃ駄目ですか?」
突然の申し出に、今度は秋山が呆然とする。
「……おま…今言ったばっかり…」
「いえ、あのっ!
 だってやっぱり、一人で居ると心細いので、その…
 お話をしながら、とか…駄目ですか…?」
本当に不安げに見上げてくる直に、
秋山は本格的に頭がくらくらとしてくるのを感じた。
「…おまえ、わかってるのか。
 この状況は普通なら何されたって文句言えないんだぞ。」
「大丈夫です、秋山さんなら。」
真っ直ぐに言う直。

どういう意味だ…。

自分は「そんなこと」しないと思っているのか。
それとも、
自分とならいいとでも言うのか。

…いや、後者はないだろう。


116:チラ見ズミ
07/04/30 03:24:35 cPkfIKLb
「男は皆オオカミっていう言葉知ってるか。」
恐らくこれから先二度と使わないだろう言葉を吐いてみる。
「…でも…その。」
やっぱりバカ正直な女だと、秋山は思った。

「…わかったよ。オレはソファで寝るから、おまえはベッドで寝ろ。」
「い、いえっ私がお邪魔するんですから、
 私がソファで寝ます!」
「いーから。」
そう言うと秋山はさっさとソファへと移動してしまった。
「でも…」
「別に平気だから。」
横になりながら、秋山が言う。
「…ありがとうございます。」
直は小さく答え、そっと電気を消した。

「おまえさ、」
「はい?」
「もうあんまりウロウロするな。」
「…はい。なるべく秋山さんの近くに居ます!」
「…。」
「おやすみなさい、秋山さん。」

やはり頭の痛い女だと、秋山は思った。


117:チラ見ズミ
07/04/30 03:27:14 cPkfIKLb
・ ・・・・・・・・・・・・・
お粗末様でした…
とりあえずこの関係を基盤に進めていって、
次はエロを書きたいなぁな感じ…
ドラマしか見たことがないのでアレでしたが、
ついでに前回のシチュで書いたはいいが台詞ウロ覚え~、でしたが、
とりあえず書いている本人は楽しかったです…!笑

てかエロ期待してる方が多いんですよね…
すみません…
突然エロ突入は出来なかったです…

誤字脱字支離滅裂は見なかったことに…!!

118:名無しさん@ピンキー
07/04/30 04:33:05 +YPErHVO
いや普通にGJだから

GJ!

119:名無しさん@ピンキー
07/04/30 08:23:24 ObmtQH+Z
>>83の後、秋山×直自分も投下してみるお(・∀・)
エロ初めてだから満足してもらえるか分からないけど

120:名無しさん@ピンキー
07/04/30 08:39:46 xWDeaYrx
>>117
すごい萌えました。読みやすくて楽しかったです!
エロなしでも私は大好きなんで(´・ω・`)GJ!!!

121:名無しさん@ピンキー
07/04/30 09:04:55 xWDeaYrx
>>120に期待age

122:名無しさん@ピンキー
07/04/30 09:05:58 xWDeaYrx
間違えた
>>120じゃなくて>>119

123:名無しさん@ピンキー
07/04/30 09:53:10 bsNDb7/e
ネタ投下してみても反応無かったので
これは酷い過疎だなぁ…と半ば忘れてたんだが

いつの間にこんなに賑わってるんだろ

124:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:06:45 sEiA9zDu
>>83ですけど、>>119さんお先にどうぞ
ちょっと今日は投下出来そうにないので・・・
すみません

125:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:17:17 KZ59SMkj
ドラマ効果だな。
ともあれ、職人GJ

126:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:24:37 xWDeaYrx
原作のじゃなくドラマの秋山×直で妄想しちゃってますが、自分の打った小説と職人さんの小説がどうしてもドラマの方の秋山×直が頭に浮かぶ(;´Д`)

127:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:41:29 ObmtQH+Z
>>126
よし、その小説をうpだ!

>>124
じゃあ先に投下します。


1.
「・・・おい」
秋山は、自分の部屋の前にうずくまってる影に声をかける。
割と強く発音したにも関わらず、それは微動だにしなかった。
「何、こんな所で寝てるんだ、よ!」
近づいてその細い身体を思いっきり揺さぶってやると
きゃあと小さく悲鳴を上げて、神崎直は弾かれたように立ち上がった。
「あ・・・秋山さん・・・」
バツが悪いのか、彼女はもじもじとつま先を動かした後
情けない表情でへらっと笑う。
「まったく、何やってるんだ人の家の前で。しかもこんな時間まで」
やや憤慨した声で言ってやれば
ごめんなさい。と、うな垂れて頭を下げた。
「けどけど、これ・・・作ってみたので秋山さんにもあげたくて」
秋山は、差し出された白い紙箱に目を落とす。
「何、これ」
「クッキーです。・・・あ、何ですかその顔は!私こう見えても料理とかは・・・」
尚も言い募ろうとする彼女を尻目に
がちゃがちゃと部屋の鍵を開け、部屋に招き入れた。
「ほら、早く入れよ」
紙箱を両手に抱えたまま、直は秋山に向かって一度微笑み
失礼します。と軽く頭を下げた。

128:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:41:58 ObmtQH+Z
2.
「言っとくけど、緑茶とコーヒーしかないぞ」
「あ、いえ、そんな、お構いなく!」
「どっちが良いかって聞いてんの」
「どっちって・・・」
遠慮しているのだろう。しばらく悩んだ様子を見せ
歯切れの悪い口調で、ではお茶をお願いします。と返事が来た。
薬缶に水を入れ、コンロにかける。
沸騰するまでの間、所在無さげにきょろきょろしている直の話を聞いてやる事にした。
「で、用件は?」
「だからさっきも言ったじゃないですかー。クッキーを焼いてみたので・・・」
ぷぅと頬を膨らませる直を
しかし無言でじっと見つめる。
すると、バカ正直の直はあっさり陥落した。
「う、あの、えっと・・・すみません。クッキーはただの口実なんです・・・」
「何の」
「ええと、その、秋山さんの所に来るため、の」
流石の秋山も、これには目を剥いた。
「は?」
「だだだだだだって!秋山さん最近元気がないから、何かあったのかなぁっ・・・て・・・」
段々尻すぼみになっていく。

129:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:43:16 ObmtQH+Z
3.
それでも懸命に、不器用に、彼女は言葉を続けた。
「私、このライアーゲームに参加した時、誰一人相談できる人がいないって気付いたんです。
私って実は孤独だったんだなって、ふっと思ったんです」
顔を上げ真正面から秋山を直視し、直は僅かに顔を歪める。
「一人って、辛いじゃないですか。悲しいじゃないですか。人だからそれは仕方ないんです
けど秋山さんは、その事で思い悩んでて、だからいつもそんな泣きそうな顔してるんだって
突然気付いたんです。・・・寂しい事は恥ずかしい事じゃないんですっ」
そう言った彼女自身が、今にも泣きそうな顔で笑っている。
真摯な瞳に見つめられて、秋山は指一本動かせなくなった。
「別に俺は、そんなんじゃ」
「そうなんです!だから私が秋山さんを元気付けてあげようって思って、来ちゃいました」
直は膝立ちになり、秋山のそばですとんと腰を下ろす。
「あんたこんな夜中にさ、男の部屋に転がり込んで、身の危険とか感じなかったわけ?」
半ば呆れつつ口に出すと、直はただ無邪気に笑った。
「そこまで考えてませんでした。あ、けど、秋山さんになら別に構わな・・・」
己の発した言葉に自分自身が驚いて、彼女は思わず両手で口を塞ぐ。
色の白い肌が徐々に赤く赤く染まってきた。
「すみません!ああああ私ったら・・・!」
秋山に背を向け、自己嫌悪に陥る直。
対する秋山は、始めは硬直していたものの
やがてにんまりと悪戯っ子の様な笑みを顔中に広げた。

130:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:44:20 ObmtQH+Z
4.
「きゃあ!」
「さっき言った事、信じて良いんだろうな」
突然背後から力強く抱きしめられ、直は文字どおり飛び上がった。
「あ・・・秋山、さん?」
ピーーーーーーーーーーーーーー!
その時、薬缶が高い音を立て
水が沸騰した事を知らせてきた。
秋山は舌打ちをして、だるそうにコンロへと向かって行く。
まだ心臓が落ち着かない直は、そんな彼の後姿をじっと見つめるしかなかった。
火を止め、振り返ると彼女の視線とぶつかる。
完全に戦意喪失した秋山は、申し訳なさそうに薄く笑った。
「悪かったな、あんな事して。怖かったろ?」
「いえ、そんな、私・・・」
恥ずかしさと驚きで胸がいっぱいなのか、直は上手く言葉を発せられない。
しばらくあーとかうーとかひとしきり呻った後
やがて意を決した様に立ち上がって、ずんずんと秋山の傍までやって来た。
直の行動が読めない秋山は、ただ突っ立ったままだ。
「私、怖くなんかありません」
彼の目の前でそう宣言するが
直の唇は小刻みに震え、イマイチ説得力に欠ける。
「ただちょっと脈が速くなって、体がとっても震えて、けどそれだけです」

131:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:45:05 ObmtQH+Z
5.
それを怖いと言うんだよ。と秋山は教えてやりたかった。
しかし同時に彼の心の中で、何かがゴトリと動いた音がした。
試しにその両肩に優しく触れてみると、その瞬間だけ若干体が強張るのが分かったが
それ以上は別段変化は無い。
「ねぇ、意味分かって言ってんの?それ」
「もちろんです」
「本当はすごい怖いんだろ」
「全然そんな事ありません」
「俺なんかで嫌じゃないのか?」
「嫌だなんて!私秋山さんが」
その言葉は最後まで彼女の口から発せられる事は無かった。
突然降ってきた唇に、直はそっと目を閉じる。
優しいキスに意識を朦朧とさせる彼女を連れ、秋山は敷かれたままの布団までやって来た。
カーテンを閉め、無言で電気を指差すと、彼女は恥ずかしそうにこっくりと頷く。
パチ、と安っぽい音と共に、部屋中に闇が広がった。
再度直を腕の中に引き寄せ、秋山はもう一度キスを与える。
今度はさっきの様に優しい啄ばむだけの物では無い。
舌を直の口内へと入れると、彼女は懸命にそれに応えてくれた。

132:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:45:42 ObmtQH+Z
6.
「んっ・・・」
段々激しくなっていくそれに直は息苦しさを覚え、徐々に秋山の腕の中からずり落ちる。
そこには布団があり、彼女は自然な形で白く浮かび上がるシーツの上に倒れこんだ。
唇がやっと離される。
暗闇の中でも分かる、直の澄んだ潤んだ瞳
それが自分だけに向けられていることを感じると、秋山の心臓は高揚に跳ね上がる。
服の上からその胸に触れれば、彼女の体が一瞬ピクリと動いたのが分かった。
「・・・怖いか?」
耳元で囁くと、震えた声でいいえ、と返事が来る。
思っている以上にふくよかなその胸をゆっくりと揉みしだくと
直の唇の端から僅かに息がこぼれた。
同時に白い首筋に軽く吸い付く。
「ぁ・・・んん・・・」
艶っぽいその声をもっと聞きたいと思った秋山は
彼女の上着に手を掛ける。
ボタンを全部外してしまうと、細い肩が露になった。
今までこの両肩に、あの絶えがたいプレッシャーを背負っていたかと思うと信じられない。
「秋山・・・さん・・・?」
力強く掻き抱かれて、彼女は少し戸惑っている。
その体勢のまま後ろに手を回し、ブラのホックを外すと
美しい曲線を描いた乳房が顔を出した。
恥ずかしそうに身をよじる直を再び抱きとめ、秋山は先端を口に含む。

133:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:46:21 ObmtQH+Z
7.
「っ・・・!」
体を這い回る手の感触と相まって
直は思わず息をするのを忘れていた。
スカートのチャックが下ろされ、
するすると足を通って、いとも簡単に脱げてしまう。
いつしか彼女はショーツ一枚という格好になっていた。
「お前、本当高く売れるかもな」
「な・・・何言ってるんですか秋山さん!」
胸を両手で覆いながら、真っ赤になった直は視線を逸らす。
そんな彼女の様子に秋山は一度楽しそうに笑うと
冗談だよ、と優しい手付きで彼女の額に触れた。
そのまま胸元の手を緩慢な動作で掴み、シーツへ縛りつける。
鎖骨から胸へと舌を移動させていく。
生暖かい感触に、直は小さな悲鳴を上げた。
それまで腿に触れていた手が、するすると横に滑り
彼女の中心部をふわりと撫であげる。
「きゃ・・・!はぁっ・・・」
秋山に触れられているという自覚と
今まで感じたことの無い感覚に
直の羞恥心は最高潮に達していた。
思わず枕を引き寄せ、顔にぎゅっと押し付ける。
しかし、いくら待てども先ほどのような感触はやってこなかった。

134:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:46:54 ObmtQH+Z
8.
不審に思い、恐る恐る顔を上げ
「・・・!秋山さん」
再び枕に顔を埋めてしまった。
「今度は何」
「なななんで裸なんですかっ」
ほとんど悲鳴に近い声を出すと
耳まで真っ赤になりながらほんの少し顔を覗かせる。
「・・・俺、こういう場でそういう事言われたの初めてなんだけど」
自分の発言の奇妙さに気付いてない?
ほとんど呆れ返った口調でそう問われて
直は分かってます!と首を振った。
「分かってますけど!けど、恥ずかしいものは恥ずかしいんです!」
「って君も裸じゃない。何を今更」
「それを言わないで下さい!」
「ああもう!」
直の手から枕をもぎ取ると、そのままの勢いで布団へと押し倒す。
「そういう羞恥心とか、感じなくなれば問題ないだろう?」
「・・・あの、秋山さん?・・・ぁうッ、ん・・・」
胸に被せられた右手が、ゆっくりと、大胆に動き始める。
左手が、直の腰や内腿を滑らかに撫で回す。
そしてショーツがぐいっと引っ張られたと感じると同時に
自分を隠すものが一切無くなったのだと直は悟った。

135:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:47:34 ObmtQH+Z
9.
「いけそうか?」
「は・・・はいっ・・・」
麻痺した脳のせいででその質問の意味もよく分からないまま
直はとっさに返事を返す。
その直後襲ってきた痛みに
彼女は体を大きく体を反らせた。
「いっ・・・あああ!・・・は・・・」
「しばらく我慢してくれよ」
「ゃ・・・ん・・・は、ぁ・・・」
涙が滲んでぼやけた視界がさらにぼやけて
気付けば直はストンと意識の海の中に落ちていた。




136:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:48:31 ObmtQH+Z
10.
「あの・・・秋山さん」
「ん?」
「すみません、私・・・途中で寝てしまったみたいで」
「別に気にしてない。こっちこそ悪かったな」
「?どうしてですか?」
「初めてだったんだろ。悪かったな奪って」
にまっと笑って見せる秋山に
直は口をぱくぱくさせた後
顔を両手で覆ってしまった。
「何でそう意地悪言うんですか!・・・でも」
「でも?」
「相手が秋山さんで良かった」
恥ずかしそうな彼女の微笑みに
今度は秋山が動揺するはめになってしまう。
どうして今まで無事だったのだろうか、神崎直は。
「自覚無しだよね、本当」
「え、私悪いこと言いました?」
「何でも無いって」

彼は深い深いため息を溢した。

137:名無しさん@ピンキー
07/04/30 10:50:04 ObmtQH+Z
何度も見直したつもりだけど
誤字脱字とかあったらごめん(;´д`)

138:名無しさん@ピンキー
07/04/30 11:06:06 +Lc/5c0M
GJ!!

職人さんが増えて嬉しいな…


139:名無しさん@ピンキー
07/04/30 11:27:38 xWDeaYrx
>>137
こっちまでドキドキさせられました。GJ!!!


読めば読むほど秋山×直にハマっていく自分がいる(´∀`)

140:名無しさん@ピンキー
07/04/30 17:21:43 XX8Zt+6Z
GJGJ!!!!
直タソ…(´Д`*)カワユスー

141:名無しさん@ピンキー
07/04/30 18:23:40 /p3BYO4T
>>137
GJ!萌えますた(;´Д`)
ドラマ見てから妄想が止まらん…

142:名無しさん@ピンキー
07/04/30 18:54:06 xWDeaYrx
>>96の者ですが、秋山×直の微妙にほのぼのを書いてみたんだけどエロ無しでも投下してよいのかな?(´・ω・`)

143:名無しさん@ピンキー
07/04/30 19:58:26 XX8Zt+6Z
>>142
もももももちろん!!!!
wktk!

144:名無しさん@ピンキー
07/04/30 22:16:45 SwxqIUZs
>>142
楽しみに待ってます

145:名無しさん@ピンキー
07/04/30 22:57:57 +Lc/5c0M
>>142
待ってましたー!
どうぞ投下してください!

146:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:05:40 xWDeaYrx
1.
ゲームの事で頭がいっぱいな直は、どうしても眠れずにただベッドの上で横になっているだけであった。

それもそのはず、無理やり2回目のゲームをしなくちゃいけないのだから。
棄権したくてもお金は全く持っていないし、組織は大きいらしいから逃げる事だって叶わないだろう。

『どんな手段を使ってでも1億円を回収します』

この言葉がいつまでも頭に鳴り響く。
まるで呪いを掛けられたみたいに。

広く薄暗い部屋の中で心細さと不安な面持ちの直はとうとう起き上がり、おぼつかない足取りでとある人物の部屋へ向かった。

「秋山…さん。起きてますか…?」

うるさくない小さな音で部屋のドアをノックしてみる。
しかし出る気配がない。

「……………」

ーー今更自分の部屋に戻るのも嫌だし、このまま秋山さんの部屋のドアの近くで凭(もた)れてても良いかな…?

自分の部屋よりは幾分安心できる。

直は一度だけ辺りを見回すとぺたんと座り込み、体育座りをした。

ーー安心したのか急激に眠気が襲い掛かり、うとうとし始めた時である。

ガチャリ

ドアの開く音にびっくりした直はすぐに目が覚めた。意識もはっきりしている。

「…何してるんだ。こんな所で」



147:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:07:56 xWDeaYrx
2.
お風呂上がりな雰囲気を漂わせる秋山がこちらを見下ろしている。
妙に色っぽくて直はドキッとした。

「あっ…あのっ…秋山さんがノックしても出なかったから待っとこうと思って…っ」

「そこで寝る気満々だったような感じするが。」

「…ちち、違いますっ!」

顔を紅潮させて必死に否定する直の姿を見て秋山は可笑しそうな表情を見せた。
直は頬を膨らますと、少しふらついた様子で立ち上がる。

「用件は何だ?」

「…いえ、ただ部屋に一人で居るのが怖くて…」

「……………」

潮らしい直の様子に秋山はため息を一つ零した。

暫く悩んでは直の顔を見つめ、直は照れくさそうに微笑む。
また二度目のため息を零すと、仕方なく秋山は直を部屋の中へ招き入れた。

後ろからてくてくついて来る直を横目で見、秋山は小動物みたいだなと心中で呟く。
ソファーが目に入ると、直を先に座らせてから続いて秋山もソファーへ座った。
暫くしてから直が口を開く。

「……どんな手段を使ってでも1億円を回収するって言ってたじゃないですか。もしゲームに負けたら、私達はどうなると思いますか?」

「さあな。1億円ができるまで一生働かされるか…」

冷静な秋山の顔を見て、直は血の気の引いた表情に変わる。
「お前は……そうだな、高い値段で売れるかもな」

笑い事じゃない冗談をさらっと言う秋山の姿を見て、直は怖くなったのか突然秋山にしがみ付いてきた。


148:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:10:08 xWDeaYrx
3.
いきなりしがみ付いてきたのなら驚かずにはいられない。
内心は少し焦りながらも、表では落ち着いた表情で直の顔を伺った。

「…負けるのが怖いです。ゲームをするのが怖いです…。でも、秋山さんが居て本当に良かった。もしも一人だったら私…」

小刻みに震える肩を抱かずにはいられない。
秋山はなるべく優しい手つきで直を抱き寄せると、頭を撫でてやった。

ーー本当ならばこの女にはもう関わらないつもりだったのに、何故こうやって連れ戻しに来たはずが一緒にゲームに参加したり、抱き寄せたり、頭を撫でたりしてるんだ。
何故この女の事が心配になるんだ。


秋山にはこの感情が全く理解出来なかった。
どんなに難しい問題もすぐに閃くのに、これだけは閃かない。
考え事をしていた束の間、直が動かない事に気付いた。
様子を伺って見ると…

「…寝てやがる」

静かな寝息を立てて眠る姿があった。
本日幾度目のため息を吐いては、直を抱き上げてベッドへ運ぶ。
ちゃんと食べてるのか、って思うぐらいに軽い。


「無防備だな…」

秋山は毛布を掛けてやり、暫く直の寝顔を見つめていた。



149:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:12:44 xWDeaYrx
短くまとめるのは難しいですね。
寝た所を襲うのは松山な感じしないのでエロ抜きになりました。

しかしネタが思いつきにくくて困る。

150:名無しさん@ピンキー
07/04/30 23:50:03 KZ59SMkj
十分GJなんだぜ
とりあえず名前がごっちゃになってんぞw

151:名無しさん@ピンキー
07/05/01 00:34:41 QXzoS/V9
>>149
GJ!
秋山、それは恋だ、恋!

高く売れる直タソで金持ち社長とかに陵辱される直タソを想像してしまた*´Д`*

152:名無しさん@ピンキー
07/05/01 01:20:54 FwZ+pXbo
>>101
私はかなり萌えた

153:名無しさん@ピンキー
07/05/01 20:49:16 XHmWguqp
直ハード

154:名無しさん@ピンキー
07/05/02 13:04:58 zbjfs8s2
>>153
直「秋山さんがいてくれればこんな人たちに…」

155:名無しさん@ピンキー
07/05/02 13:09:09 vPu445jp
>>154
(*´Д`)ハァハァ

156:名無しさん@ピンキー
07/05/02 18:52:17 +mnwOsZY
ドラマが原作に忠実に進むなら、今週も萌え台詞が期待できるwktk

157:名無しさん@ピンキー
07/05/02 20:34:40 p793hE/j
>>156
それが先週で消化してしまった件。

敗者復活の「俺はカンザキナオの(ry」に期待

158:名無しさん@ピンキー
07/05/02 20:48:56 oOS8zHSu
「SとMってなんですか?」
はあってほしかったんだけどな…

159:名無しさん@ピンキー
07/05/02 21:29:37 aQT0qz1J
>>158
そのセリフを元に書いてるんだが、ドラマでは無いのか…orz

160:名無しさん@ピンキー
07/05/02 21:45:27 hqZyOtQR
SとMってなんですか?って秋山に聞くシーンは萌える。ちょっと焦る秋山にも萌える。

161:名無しさん@ピンキー
07/05/02 22:38:33 LQJZSSzc
ちょw原作買ってくるww

162:名無しさん@ピンキー
07/05/02 22:50:47 oOS8zHSu
その台詞無いって確定済み?
2回目の投票でやってくれないかな…誰か

>>159
投下待ってる

163:名無しさん@ピンキー
07/05/03 00:47:22 uJtWat76
>>157
先週は秋山の「俺の想像する最悪のシナリオ~」
で終わったんじゃなかったっけ」?
SM云々はその直後だよね
「秋山さんと一緒に行動したい」と「お別れは」

164:名無しさん@ピンキー
07/05/03 00:48:47 uJtWat76
途中送信^^

「お別れは~」にも期待してる
風呂上り電話とかw

165:名無しさん@ピンキー
07/05/03 09:55:57 mgHLxjFx
あらすじ読むと、秋山と直は最初から分かれる予定っぽいんだよね…
だから「お別れは」は無いかも
SMあって欲しい(*´Д`)
そういや風呂上がりもあったww

166:12
07/05/03 15:01:00 8VEJfZ9b
ちょと待て!
何時の間にかスレが凄ぇ事にw

167:名無しさん@ピンキー
07/05/03 21:37:27 dhTeaSqP
出遅れすぎだwww
俺は毎日覗いてたぞ。

168:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:42:06 dTOTBuHL
ドラマしか見てなくて小説を投下してたけど、最近漫画買ったから更に秋山×直に萌えた(`・ω・´)
ネタ探してまた投下します(・ω・)ゝ

169:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:09:54 px24JDwF
良かった
スレ立てた甲斐があった

170:名無しさん@ピンキー
07/05/04 22:36:19 C+NOL2cE
ドラマから入って原作を読んでみたんだけど、
26話辺りから秋山が微妙に整形して
「~なのだ」みたいな口調になっててワラタ
そしてミウラ×直に萌えた

コミックスしか読んでないからネタバレ怖さに
雑誌連載読めなくてもどかしい…

171:名無し@ピンキー
07/05/04 23:52:33 nQyXuELs
内容はかなり面白いが、ただ一つ不満がある。

直 の 服 装 が か わ い く な い 。

172:名無しさん@ピンキー
07/05/05 00:14:07 pJrXtghe
>>171
ドラマ?原作?

173:名無しさん@ピンキー
07/05/05 00:32:38 GjDixS0u
>>172
原作www

174:名無しさん@ピンキー
07/05/05 00:54:50 Igs6xqOO
脱がせれば問題なし!

175:名無しさん@ピンキー
07/05/05 01:08:07 xFhYjXVC
>>171
秋山の服装もかなり適当だよな
全身無地
1番気合が入ってるのは毎度裏切りまくりのあの人w

176:名無しさん@ピンキー
07/05/05 01:23:31 GjDixS0u
>>175
秋山は全身白タイツだろうが全身無地だろうが似合ってるが、直の服装はもっと可愛くして欲しいな。
裏切りの人の服装は確かに凝ってる気がするww

177:名無しさん@ピンキー
07/05/05 01:39:43 IaK4p1tn
全身タイツはねーよwwwww

178:名無しさん@ピンキー
07/05/05 01:58:13 QZ44x9+e
秋山は究極のカジュアル
直はあまりの可愛さに服が負けている
と考えれば問題無し。

ところで直は何の学科に通ってんのかね
お父さんの病気とかがきっかけで看護師目指していて
なんて設定一人で考えて
一人でナース服直タソに萌えてたりしてるんだが。

179:名無しさん@ピンキー
07/05/05 02:12:30 jyogyt2v
確かに直の服装はもうちょっと今風でも良い気が。
敗者復活戦の時の服は可愛かった。
秋山はおつとめ終えたばかりで凝った服買う余裕とかないんだべきっと。

ナース服直タソいいね!!

180:名無しさん@ピンキー
07/05/05 02:23:38 xFhYjXVC
>>179
2回戦の前、直に折り返し電話をかけたときは
ドカタのバイトしてたしな
意外と体力派?
ここはツナギ秋山×ナース直ということでひとつ

そして3巻中表紙のカツオが着てる衣装を
SMを理解していない直に着せ(ry

181:名無しさん@ピンキー
07/05/05 10:42:29 GjDixS0u
2巻表紙の秋山と直はいいと思った。
特に秋山の服装がかっこいい。

182:名無しさん@ピンキー
07/05/05 10:46:00 GT845gNE
だれかエロいの書いてくれ

183:名無しさん@ピンキー
07/05/05 11:19:54 AaoTucZk
>>180
ちょw
作業中に怪我した秋山を手当するナース直タソ想像したwww
職人さん誰かー!

184:名無しさん@ピンキー
07/05/05 17:41:38 fTFb+EUr
三回戦の時は可愛い>直の服
つか三回戦で顔も一気に可愛くなった

185:名無しさん@ピンキー
07/05/05 20:14:46 qsVHcVgC
直って胸でかいよな?

186:名無しさん@ピンキー
07/05/05 21:09:24 5xZXrydy
1週間長かった…

>>185
不自然に見える一歩手前のグラマラスボディだと思う
敗者復活戦で女子トイレにキクザワを連れ込む直に萌えた
コミックス発売楽しみだなぁ~

187:名無しさん@ピンキー
07/05/05 23:56:30 6MLb0Hzj
直「わたし…Mですね」

188:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:07:34 uAAil+a4
フクナガはキノコかorz

189:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:10:41 YaJCniCE
原作の方が萌えたな。

190:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:12:37 aUB9pmf3
ドラマ、SMのくだりが長くなってたなw不覚にも萌えたwww

15番の女と会った後の秋山半裸だったよな?まさか…
なんて妄想をしちまった。
シャワー浴びないならあの半裸って意味ないだろwww

191:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:24:27 6aQnbI0t
>>190
あれ何だろう
腐へのサービス?


SとMの会話萌えす

192:名無しさん@ピンキー
07/05/06 01:21:37 Gqn7f1q7
ちょ…
前半見逃した…
せめてSとMのくだり頼むorz

193:名無しさん@ピンキー
07/05/06 02:28:19 ixKSWQMV
>>192
ドラマ版SとMのくだり
「秋山さん…」
「何か気付いたか?」
「SとMって…何ですか?」
「…まあ…オフェンスかディフェンスかの違いみたいなもんだな。
Sが攻め、Mが守りって考えとけばいい」
「じゃああたしは性格的に…Mですね」
「おい!」
「大丈夫です。最初に決めたとおり、次の投票は
YESに入れますんで。だからあたしは…Sってことで」
「いや…そういう意味じゃなくて」
「何ですか?」
「あんまりそういう事言わない方が良いと思う」
「あっ…!そうですよね!」
「待て」
「はい?」
「やっぱり君はMだ」
「やっぱり…Mですか?」
「とにかく。君はNOに入れろ。俺が代わりにYESに入れる」

こんな感じたったぞ。原作よりかなり長いなww
ほんとにあの半裸はいらないと思う。

194:名無しさん@ピンキー
07/05/06 06:37:22 tQBWFlV9
15番とヤッたように見せかけるミスリードを誘ったかもしくは
マジでヤッたか…。

195:名無しさん@ピンキー
07/05/06 06:42:22 IbaiLPc1
秋山とサングラスがやったかどうか
明らかになるだろうから
次回は必見
でももしやってたら直は秋山を軽蔑しそう

196:名無しさん@ピンキー
07/05/06 08:54:15 iiLaVTzU
直「ヤッたって…何ですか?」

197:名無しさん@ピンキー
07/05/06 09:02:38 Gqn7f1q7
>>193
わざわざセリフ引っ張ってくれてありがとう!
やりとりに萌えた(´Д`*)

198:名無しさん@ピンキー
07/05/06 09:42:10 qTC5tMJA
エロ無しだけど一個投下して良い?
秋山×神崎のエロって本当難しい。
どうしてもそういう展開に上手く持って行けないorz

199:名無しさん@ピンキー
07/05/06 10:53:33 2mtEg8js
オール桶

200:名無しさん@ピンキー
07/05/06 11:43:11 Gqn7f1q7
>>198
もちろんぉkに決まってるジャマイカ

201:名無しさん@ピンキー
07/05/06 11:46:33 CcOKYwy2
ナオは清純すぎて手出しづらいから
15番で性欲処理したんだな。きっと
1億のネームプレート渡せば中だしくらいさせるだろ

202:名無しさん@ピンキー
07/05/06 12:46:08 iiLaVTzU
>>198
wktk

203:名無しさん@ピンキー
07/05/06 14:50:20 qTC5tMJA


カタンッ


極力音をたてない様、気を使ったつもりだったのだが
彼はそのわずかな物音にさえ反応を示した。
震えた睫毛に息を呑むと
神崎直はマグカップを両手で押さえ付け
目の前の人物をじっと凝視する。
たっぷり二十秒間見つめ
それ以上何も反応が無い事を確認すると
彼女はこっそりと胸を撫で下ろした。
・・・秋山さん、最近何だか疲れてるみたい。
ソファの上で眠る秋山の顔を一瞥し
直はマグカップの中のコーヒーを口に含む。
私のせいでこんな事に巻き込んじゃったし、何だか・・・すごく申し訳ない。
ちくりと痛んだ胸を右手できつく握り締める。
そこによぎったのは罪悪感。
彼女は俯き、唇を噛む。
無関係の彼をこのゲームへと引っ張り込んで、きっとすごく迷惑だっただろう。
何だかんだで優しい人だから、文句一つ言わず付き合ってくれているが
私が知らない所でたくさん苦労してるのかもしれない。
床へと向けていた視線を上げ、直はもう一度秋山の表情を確認する。
そして、その異変に気付いた。
顔が、赤い・・・?
「熱、かしら?」
マグカップを机にコトリと置き、心配そうに覗き込む。
やっぱり、いつもより若干顔が火照っている様だ。
・・・。・・私のせい?

204:名無しさん@ピンキー
07/05/06 14:50:59 qTC5tMJA


最悪の事態が頭を掠める。
待って、落ち着いて。まずは本当に熱があるか確認しやきゃ!
体温計を求めて視線をうろうろさせるが、目の前に広がるのは殺風景。
見張りのためだけに借りて来たこの部屋にそんな物あるはずがない。
当たり前の事実に気付き、直は上げかけた腰をすとんと落とした。
どうしよう・・・
困り果て思案にくれていたが
しばしの時間の後、突然弾かれたように顔を上げた。
なんだ、と呟く。
「そっか・・・。簡単な方法があったんだ」
よいしょ、と秋山の傍で腰を下ろし
何のためらいもなく額をくっつけた。
思い立ったら即行動。それが彼女、神崎直だ。
血も繋がってない、相手はつい最近まで何の面識も無かった
立派な成人男性だという事は、この際どうでもいいのだろう。
しかし、彼はどうでもよくなかった。

205:名無しさん@ピンキー
07/05/06 14:51:37 qTC5tMJA


「・・・何、してんの」
「あれ、起こしちゃいましたか秋山さん。
んー、熱は無いみたいですね。あぁ良かった」
「いや、そうじゃなくて」
彼女は気付かない。
じっと見つめられてる時、顔が意志とは無関係に熱を持ってしまった事。
自分を気遣って、色々思案を巡らせている姿を可愛いと思ってしまった事。



その肩を引き寄せて
腕の中に閉じ込めてしまいたい衝動に駆られたが
きっと彼女は自分とそういう関係
・・・つまり、男女の関係になる事は全く考えていないだろうし
そんな類の危機感も、全く感じていないだろう。
ここから先、どういう風に事を運んでいくべきか・・・
小さく息を吐くが
直はそんな彼の様子には微塵も気付いていない。
しかし今は、それで良い
その時が来るまでは。

秋山さん、一応氷枕とか用意します?
との問いに、いらないと手のひらをヒラヒラさせると
そうですか?と心配そうな瞳でじっと見つめられる。







・・・その時まで、我慢できるのだろうか。

206:名無しさん@ピンキー
07/05/06 14:56:19 qTC5tMJA
以上です。

誤字脱字見つけても
見なかったふりしてくれ ノシ

207:名無しさん@ピンキー
07/05/06 15:07:07 Gqn7f1q7
>>206
ktkr!!
直の行動一つ一つがカワユスー
GJでした!

208:名無しさん@ピンキー
07/05/06 15:13:53 fetR7uBj
スレ違い

209:名無しさん@ピンキー
07/05/06 16:39:55 w1O5wcdl
ふつーにドラマ面白い

210:名無しさん@ピンキー
07/05/06 21:56:54 zVf4RYXP
直タン可愛いよ直タン

211:名無しさん@ピンキー
07/05/07 07:43:52 ZhulZ/Vz
普通の成人男性だけじゃなくて
ムショ上がりの、が抜けていますよ。

212:名無しさん@ピンキー
07/05/07 18:01:00 EMbSS/jO
ドラマの公式サイトで15番の女のプロフィールを見てみたが





秋山とやった可能性高そうw

213:名無しさん@ピンキー
07/05/07 19:38:27 7vlpOoFI
(◎-◎;)

214:名無しさん@ピンキー
07/05/07 22:17:22 z1YDdrgZ
>>206
GJGJ!!面白かったよー!
スラスラ読みやすかった。おでこごつん直カワユス(*´Д`*)
今度はエロありも 頼む!!

215:名無しさん@ピンキー
07/05/08 20:30:00 qot5Shn6
あげ

216:名無しさん@ピンキー
07/05/08 21:25:27 t7UB0pnS
発見
URLリンク(vavasaeko.jugem.jp)

217:名無しさん@ピンキー
07/05/08 23:34:19 qot5Shn6
>>216
よくぞ見つけた!
GJ!

218:名無しさん@ピンキー
07/05/08 23:39:54 b1G0I9KA
>>216
ドラマ系の二次創作サイトみたいだな
とりあえず貴重な秋直㌧クス

219:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:28:00 OAN/dIBo
ここは原作とドラマ版、どちらで妄想すればよろしいのでしょうか?

220:名無しさん@ピンキー
07/05/09 00:42:08 tyqKz3Ct
ドラマの秋山と直の二次創作サイトならいくつか出来てるみたいだね

221:名無しさん@ピンキー
07/05/09 01:13:11 FyRKNL0p
>>220
キボン

222:名無しさん@ピンキー
07/05/09 10:47:21 6UfRcCkF
教えろ
っていうかkwsk

223:名無しさん@ピンキー
07/05/09 11:52:23 vu4dd+rq
ちょっと探せばすぐ出てくると思うんだが
分からんけど、あんまり晒さないほうがいいんじゃないか?

224:名無しさん@ピンキー
07/05/09 13:15:28 tyqKz3Ct
ググりゃあすぐ出てくる

225:名無しさん@ピンキー
07/05/09 14:41:36 rcm1eO6A
パソだと目が疲れるから携帯で見たいが、なかなか見つからんな。
いっそ自分で作るかwwww

226:名無しさん@ピンキー
07/05/09 16:50:41 FyRKNL0p
ググるワードくれよ。
つか宣伝で構わんし。

227:名無しさん@ピンキー
07/05/09 17:09:40 5041TUEE
某巨大掲示板に~云々で閉鎖されたりするからな

228:名無しさん@ピンキー
07/05/09 19:06:20 qJnJxyRG
秋山×直 小説     とかでググれば出てくんじゃね?

229:名無しさん@ピンキー
07/05/09 19:42:55 tyqKz3Ct
秋直 小説 で出てきた

230:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:02:53 fvZXIHSz
ランキングさえ見つければ
後は芋づる式でw

231:名無しさん@ピンキー
07/05/10 01:00:29 nOkK7jHO
ゲームに負けて海外に売られる直タンが見たい

232:名無しさん@ピンキー
07/05/10 03:02:03 L+ZR7ybG
人生で一番大切なものはカネだ
俺 の 答 え は 「N(a)O」 だ

ナオをいじめたヤツに律儀に仕返しする秋山にテラモユス(*´Д`*)

233:名無しさん@ピンキー
07/05/10 07:02:32 7hOQCjrK
>>232
イイ!

234:名無しさん@ピンキー
07/05/10 10:58:53 tGhz7VHl
>>232
ちょwwなるほどwww

もうそろそろ土曜age

235:名無しさん@ピンキー
07/05/10 13:35:20 m2W1i49d
>>231
是非とも書いていただきたい

236:名無しさん@ピンキー
07/05/10 18:34:30 WOvgcKyf
>>231
wktk

237:名無しさん@ピンキー
07/05/10 21:44:11 0zuveJmN
秋直書きたいけど、エロに持っていくのが難しそうだなぁ。

238:名無しさん@ピンキー
07/05/10 22:11:50 TVbYaGzv
>>237
原作の秋山は直を妹みたいに思ってて手が出せない感じ
ドラマの秋山は子供には食指が動かないから手を出さない感じ

239:名無しさん@ピンキー
07/05/10 23:00:57 fi4e/4B+
本当に兄妹だったってオチも無きにしも非ず

240:sam
07/05/10 23:43:33 EiAu3ram
>>232
うまいっす!

241:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:26:38 y+5xYjGu
秋山って何歳なの?
大学院卒業して、詐欺して、三年服役してたんだから・・・

242:名無しさん@ピンキー
07/05/11 00:55:10 0+YGXqKT
30代じゃない事を祈る。
予想は26

243:名無しさん@ピンキー
07/05/11 01:18:25 kqV719s+
>>241
ストレートで修士卒だとして、詐欺の期間入れなくても27歳


244:名無しさん@ピンキー
07/05/11 02:03:59 Fe1jbbb3
ドラマ公式によると、26

245:名無しさん@ピンキー
07/05/11 02:15:43 ibLeZT2B
直は大学1年だから18歳だな

俺なら8歳年下はなんか無理だ
だって20歳の時まだ12歳なんだぜ?

246:名無しさん@ピンキー
07/05/11 02:20:14 y+5xYjGu
それを言うなら85の時相手77だぞ。

247:名無しさん@ピンキー
07/05/11 04:12:22 ZMBrqNij
自分の両親8歳差だったから有りだと思う

248:ナナーシ
07/05/11 04:42:35 qAVSlu1u
ぶったぎってごめん
そんな、85歳のとき相手が77歳になる二人に萌え
ここ見てたら更に萌え…
初投下で、秋山と直です
本当にぬる~いですが、一応エロあり
読みにくかったらすみません

249:ナナーシ
07/05/11 04:44:02 qAVSlu1u


「何、これ」
女の洋服の下から伸び出た、肌色の下着に秋山が顔をしかめる。
ひゃあ、と珍妙な声を上げた直は、肌着からのぞく肌を必死で隠していた。
呆れたと言わんばかりの表情を向けられ、顔が赤らむ。
「…ババシャツか」
「だって、ひ、冷えるじゃないですか…」
秋山に抱えられ身じろぎながら、直はうわごとのように言い募る。
 
抱いていいのか。
はい。
 
直が上がりこんだ秋山の部屋で、ふと会話が途切れた。
目が合う。
逸らしがたい。
秋山は帰れとも言わず、直は帰りたいとも言わない。
そのまま向かい合っていれば、愛や恋の話でも出てきそうだった。
秋山にしてみれば、気まずい雰囲気を払拭する為の口実だった。
お茶でも飲むか、という提案の類の一つに過ぎない。
抱いていいのか。
自分で言った癖に、直の予想外の肯定の生返事に秋山は内心怯んでいる。
神崎直はもしかして「抱く」という言葉の意味を、ただ抱きしめることだと思っている可能性があった。
秋山がそんな不安を覚えてとりあえずその首筋に顔を埋めると、直の体はすぐ硬直した。
が、拒絶する素振りはないので彼はホッとする。
ひょいと抱き上げてベッドにその体を倒し、女の洋服に手をかけたところだった。
キャミソールに、今から着替えるべきか否か。
本気で悩み始めた直を尻目に、秋山はため息を吐くと頭をかいた。
「萎えるよなあ」
そう呟く彼はなぜか、やめるという選択肢を持たなかった。

250:ナナーシ
07/05/11 04:45:04 qAVSlu1u


首、胸、肩、背、腹、尻、足、爪。
彼がどこに触れても、間の抜けた女の声が響く。
耳を噛まれると直は震えた。
秋山は無視する。
彼女のぎこちない動作は、色っぽさには確かに欠けた。
好みかと考えればどうもよく分からない。
ただ、どうしようもなく今、この手の内にある全部が欲しい。
彼にはそれだけだった。
「ん、あ」
甘ったるい自分自身の声に驚いた直が息を呑む。
その声を押し殺そうと力いっぱい噛み締める唇を、秋山がからかうように舐めた。
「切れるぞ、口」
直は驚くと、閉じていた唇を思わず緩める。
その隙を縫って忍び込んだ他人の舌に、彼女はあからさまに動揺した。
寒気とは違う何かが背を走る。
上顎を撫でられ、怯える舌が追い詰められる。
解放されてやっと息を吸うが、直の震えは増す一方だった。
濡れたはずの唇が青ざめている。
細い指先が冷たい。
その体は簡単に折れてしまいそうだった。

251:ナナーシ
07/05/11 04:45:47 qAVSlu1u


見下ろす秋山は静かに息を吐く。
「やめるか」
「…え」
今まで必死につぶっていた直の目が見開かれた。
「苛めてるみたいだから」
「やっ、や、やめてください」
「ああ、だから今…」
その場から退こうと、秋山が体を浮かせる。
微妙なバランスのところに追いすがったせいで、直は秋山に勢いよくぶつかる。
「違うんですっ、やめるのを!やめてください!…うわっ」
押し倒される形になった秋山の上で、すみません、と消え入るような声の直が呟く。
「怖いんだろ」
「…怖いですけど」
「とりあえず、どいて」
「どきません」
「おい」
「怖いですけど!…嫌じゃないですから」
俯き、なんとかそれだけ言う。
静まり返った部屋で、直は自分の心臓の音が耳まで競りあがってくるのを感じた。
「途中で」
秋山がその頬に触れると、直は相変わらず震えた。
「途中でやめろと言われても多分、やめてやれないよ」
暗闇の中で目と目が合う。
直は反射的に秋山の肩をつかんでいた。
あれだけ怯えていて、今も怯えているのに、直の答えはこれしかなかった。
「はい」
秋山はその返事を聞いたか否かで体を反転させると、彼女に覆いかぶさる。
直がぼんやりしている間に滑り落ちた洋服が、つま先から抜けて足元をわだかまっていった。

252:ナナーシ
07/05/11 04:46:44 qAVSlu1u


「私、余裕がなくて」
「俺だって、別に」
「…そうなんですか?」
「君は俺を買いかぶりすぎてる」
事実彼の胸のうちは平常とは程遠かった。
口が渇く。
ただ今度は躊躇がなかった。
胸を撫でられ、直から慌てた声が上がる。
「あ、秋山さん、待っ…」
「待ったなしと言った」
「そうなんですけ、ど…あ!」
優しくしたい思いの一方で、嗜虐的な気持ちがある。
それは秋山にしても不思議な感覚だった。
首筋に埋めた顔が肩を降りてゆき、胸をなぞると直はびくりと体を震わす。
たどり着いた胸の先を甘噛みすると、か細い声が漏れてシーツが揺れる。
「大体お前、なんで俺に抱かれてんだよ。はい、じゃないだろ」
「ええと、それは、だって、…や、あ」
「や、じゃなくてさ」
秋山は手を動かしながらふと、自分がなるべく直をいたわり、出来る限り感じさせてやりたいと思っていること気付く。
しかしその理由は、別の機会に考えることにした。

253:ナナーシ
07/05/11 04:50:11 qAVSlu1u


手が内腿を這う。
胸への愛撫はそのままに、ぴったりと閉じた直の両足の間に秋山の膝が入る。
ショーツの上から秘所に触れられると、湿った感覚が徐々に増した。
濡れた音が響いてまた直は唇を噛み締める。
最初こそ耐えるようにしていたが、そのうちショーツは消え、布を介さず直接触れる指と外気にさらされ快楽の波にさらわれかける。
震えるように彼女の腰は揺れた。
「ん、く」
「いいよ出して。声」
直が首を横に振ると、髪がばさばさと舞う。
秋山は内心、その強情さに舌を巻く。
だがそのじれったい彼女の動作が、彼の胸の内を燃やした。
「息吸って」
「え」
言われたとおり素直に吸った直は、直後、下半身に焼ききれそうな圧迫を感じてずり上がる。
同時にまた唇をふさがれた。
唇の震えから、直の状態がどうなのかおのずと知れたが秋山はやめなかった。

254:ナナーシ
07/05/11 04:50:46 qAVSlu1u


せめて、と慰めるように、汗で額にはりついた直の髪をよけてやる。
なるべく自制しながら自身を収めきると、案の定涙目になっている直を見下ろして秋山が言う。
「平気か」
「大、丈夫、です」
「らしくないな」
「え」
「バカ正直が取り柄なんだろ」
嘘をついても仕方ない相手だということを、直は改めて自覚した。
「…すっごく、痛いです」
額と額がぶつかる。
上から覗き込む秋山が、笑う。
それを見上げた直は、羞恥や快感以外の動悸を感じた。
「動くけど、いいか」
「ダメって…言ったら」
「動く」
「お、同じじゃないですか…んん」
「だから言ったんだよ」
だるい下半身が、緩い突き上げにあって直は悲鳴を上げる。
秋山は彼女の足を撫でると、抱えなおした。
「買いかぶってるって」
それは直が初めてみる秋山の顔だった。

255:ナナーシ
07/05/11 04:52:07 qAVSlu1u


痛みに眉をひそめつつ、それでも受け止めようと必死になる直が喘ぐ。
どこまでも柔らかく引き込もうとする中に、気遣いぎりぎりで秋山が動く。
直は朦朧としながら、確かに痛みだけではない感覚を今は知って、必死にそれを探った。
耳元にわずか聞える相手のうめき声に、緊張は完全に溶けてただ直も応える。
加速度的に快感が増す。
余裕なんかない。
秋山の言葉は本当だったらしい。
浮遊感の中で直はいつの間にか秋山にしがみついている。
意識が途切れそうになる。
欲しい、と唐突に直は思った。
「ひ、ああ、あ、…ん、っ」
絶え絶えで言葉にはならない代わりに、しがみつく手に力を込める。
余裕のない頭で直は、確かに満たされている、と感じた。
繋がる部分もそうでない部分も、温かい。
痛みが原因ではない涙が伝う。
もし叶うのなら、抱き合うその人も同じように満たされていればいい。
失せる意識の狭間に、直はそう思っていた。

256:ナナーシ
07/05/11 04:53:32 qAVSlu1u



「あの、秋山さん。聞いてもいいですか?」
何、と秋山が優しく目だけで問う。
毛布にくるまったまま、直がおずおずと近づいた。
眠っていた彼女は目覚め、我に返ってからが忙しい。
なかなか彼の傍に近寄ろうとせず、しばらく赤くなったり蒼くなったりを繰り返している。
秋山にしてみれば都合がいい。
今、肩でも触れようものなら、彼女の毛布を剥ぎ、もう一度ひきずり倒さないでいる自信はなかった。
真顔の直が、堅い声で言う。
「秋山さんは、私のことが…好きなんですか?」
激しく咳き込んだ秋山に、大丈夫ですか、と慌てた直がその背中を撫でる。
「すみません、変なこと聞いて。わー忘れてください!」
手を大きく振って、恥じ入ったようにまた毛布に隠れる。
秋山はしばらくむせていたがようやく咳を収めると、赤面して消え入りそうになっている直を見た。
「そうか」
「え」
「順序がごちゃごちゃになってる」
嘘をついてはぐらかしたりせず、手の内を見せてもいい相手が目の前にいる。
避けたはずの愛や恋の文字が今更目の前にぶら下がった。
その正体を見極める時間も惜しくて、まずその存在ごと求め、抱きしめたのかもしれない。
煙草に伸ばそうとしていた手を秋山は引っ込める。
直は目を瞬き、首を傾げる。
それを見た彼は笑うと、おいで、と手招きをした。

/終

257:ナナーシ
07/05/11 04:56:00 qAVSlu1u
以上です
長い上にダラダラと失礼しました…
読んでくださった方いましたら、ありがとうございました


そしてもうすぐ土曜日wktk

258:名無しさん@ピンキー
07/05/11 07:58:38 BJd3Flwr
>>257
GJGJ!

259:名無しさん@ピンキー
07/05/11 09:23:52 0+YGXqKT

>>257
あまりにも萌えたんで何回も読んでしまった。GJ!

260:名無しさん@ピンキー
07/05/11 10:35:25 WBumERf9
>>257
どうしてくれるんだ、朝から死ぬほど萌えたじゃないか…
なんだろう、この気持ち!ありがとう!ありがとうGJ!
また来てくれ&胸キュン記念age

261:名無しさん@ピンキー
07/05/11 12:22:20 y+5xYjGu
昼飯食う時間無くなるほど読みふけった・・!
GJ!またよろしく!

262:名無しさん@ピンキー
07/05/11 14:16:08 I9fR6CXS
>>257
GJJJJJ!!!!
このスレ専属の職人になってくれ(*´Д`*)

263:名無しさん@ピンキー
07/05/11 16:30:30 1sPp+7Ai
グ ッ ッ ド ジ ョ ブ ! ! ! 

264:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:08:41 kqV719s+
>>257
GJ!!!!!!!!!!
萌えました。
朝から何回も読み返しましたよ!
また是非是非書いてください。

265:名無しさん@ピンキー
07/05/11 19:35:11 Yq4OxhoD
GJ!!!
職人さぁんもっと書いてください!

266:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:14:30 I9fR6CXS
直タソが動物園で働かされてるよぉぉお!!
こ、これが1億円負債者の末路なのか…!

267:名無しさん@ピンキー
07/05/11 21:36:19 DgwsdA6E
で、出遅れた!
>>257
グッッ…ジョブ!!めたくた萌えたよ!!
すごく良かった!ありがとうありがとう!
また是非秋山×直書いて下さい!!

268:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:35:03 Yq4OxhoD
秋山×直だれか書いてぇ

269:名無しさん@ピンキー
07/05/12 00:07:05 DOr3pKb8
 

270:名無しさん@ピンキー
07/05/12 09:49:37 0tliUiil
つ、ついに、今日は、ライアーゲームのあるひなのだ!

271:名無しさん@ピンキー
07/05/12 12:05:08 GFDz5VQR
今晩までのおやつに秋直投下します。(`・ω・´)シャキーン

ちょっと長くてごめんちょ

272:10-1
07/05/12 12:05:54 GFDz5VQR

「今度もやっぱり負けてんのかよ」
「秋山さん・・・!」

窓から身軽に飛び降りた秋山の姿をみた瞬間ナオは弾かれた様に立ち上がる。
無意識に駆け寄り秋山の胸に額を当てるとナオの双眸から安堵の涙が零れた。

「やれやれ・・・」
秋山は一つ溜息をつくと、幼い子供の様に泣きじゃくるナオの背中に手を回し髪を撫でる。
まだ絶望的な状態に変わりは無いのに秋山が居るだけで不安は僅かなものになっているのが不思議だった。
「あまり時間が無い。ちゃんと俺の指示通りに動けるか?」
「はい・・・」

─もしかして・・・走ってきてくれたのかな・・・

秋山の意外に早い心拍数と微かな汗の香りにそんな事を考える。
自分のために秋山が駆けつけてくれた事が嬉しくて胸に額を押し当てると、
それを不安から来る行動と考えたのか秋山はナオの背中をあやすようにさする。

「もう、大丈夫だからな・・・」
「・・・はい・・・ありがとうございます・・・」


273:10-2
07/05/12 12:06:24 GFDz5VQR

「送ってもらっちゃってすいません・・・」
「別に良いよ」
「お茶だけでも飲んでいって下さい」
「・・・じゃあ、ご馳走になろうかな」

敗者復活戦終了後おずおずと切り出したナオの予想とは反して
秋山はあっさりとその提案を受け入れる。

「で、お前はどうしてあんな事をしたんだ?」
「・・・?」
「敗者復活戦の事だよ」
「負けたらどうなるかは解ってたハズだろ」

長い前髪の奥から覗く薄茶色の瞳に射抜かれナオは思わず身体をすくめる。

「それは・・・」
「ハナから抜けたがっていたゲームから無事に抜けられ、賞金も手にした」
「それを何でまた自分から危険なところに向かうんだ?」
秋山の口調は静かだがそこからははっきりと苛立ちと怒りが感じられた。
今までにこんなに怒っている秋山は見たことが無い。
「たまたま俺が今日気づいたから良かったものの、事務局に確認するのが明日だったらどうなっていたか
はわかるだろ」
「・・・はい」
秋山の顔をまともに見られない。
「あの・・・ごめんなさい・・・」
沈黙に耐えられずナオはうなだれる。
「ただ・・・秋山さんのお役に立ちたかっただけなんです」
「・・・ごめんなさい」

つかの間の沈黙を破り、切り出したのは秋山の方だった。

「お前一人であれだけの男たちの前に出て、危険だとかは考えなかったのか」
「あのっ・・・」
「負けたらどこかに売り飛ばされていたかもしれないんだ」
「はい・・・」
「例えばこうやって組み伏せられたらお前は抵抗できるのか?」
「えっ!?」

秋山はナオの正面に回ると強引に肩をつかんで床へと押し倒す。
フローリングの冷たく固い感触が呆然としているナオを現実へと引き戻す。
焦って身を捩るが秋山の腕の力は意外な程強くびくともしない。
「あ・・・あのっ・・・秋山さん」
「抵抗してみせろよ」
抱き上げられ乱暴にベッドの上に落とされる。
「や・・・っ!」

「もっと本気で抵抗しろ」


274:10-3
07/05/12 12:08:17 GFDz5VQR

「あっ・・・・」

もともと華奢な体格のナオが動転している状態で秋山の力に勝てるはずも無く、ベッドの上で簡単に組み
伏せられてしまった。

「秋山さん・・・も・・・許して・・・下さい」
「駄目」
「・・・・んっ・・・・」

自分の中の暗い感情が暴走しているのが分かる。
こんなに苛立っているのはナオの警戒心の無さに対してなのか。
先程の敗者復活戦でも、自分を落としいれようとしたヤツに平気でマネーを返し笑いかける。
―そんな事だから何度でも騙されるんだ・・・。あんな奴等に囲まれて、打ちとけて・・・。
嫉妬。
ふいに思い浮かんだ単語の意味をそれ以上追求しないことにして、秋山はナオの肌に指を滑らせた。

秋山の手で十分に愛撫を与えられたナオは、もう抵抗するどころでは無くただ襲い掛かる快楽に必死で耐えている。
髪から肩、胸を執拗に愛撫され、たくし上げられたニットからは形の良い双房が剥き出しにされている。

秋山の指が器用にナオの脚をなぞり上げ下着の上から敏感な箇所を柔らかく揉みしだく。
くちゅ・・・
湿った音がして下着の上からでもそこが十分に潤っていることが分かった。

「・・・ふぅん・・・濡れてるよ」
秋山の囁きにナオは耳まで真っ赤になる。
「・・・・っ!」
するりと下着が剥ぎ取られた。

「やっ・・・!」

ひんやりとした空気に触れる事で自分がどんな姿なのかを否応無く自覚させられる。

慎ましく閉じられていた柔らかな双璧からは透明な蜜が滲み、秋山が指を滑らせると花のように開き鮮や
かな内壁が露わになった。

とろりと溢れた果蜜でふっくらとした花弁は珊瑚色に輝いている。
肩で大きく息をする度に奥園がひくりと蠢く。

「んっ・・・」
温かいうるみで満たされたそこは指先を柔らかく包み込む。
全く摩擦を感じさせない肉襞の潤んだ感触が心地良く何度も果蜜で潤った花裂をなぞり上げる。

「ふぅ・・・・っ」
必死で耐えているナオの息遣いが次第に荒くなる。

「ここ、感じるんだ」
「・・・ちがっ・・・あっ・・・ん!」
「じゃあ、ここは?」

秋山は花裂の先端の一番敏感な箇所へ指を滑らせる。
「・・・っ!」
「ここの方が弱いんだ」
身体の中心から甘い痺れが全身に広がる。
「ふ・・・あ・・・」
精一杯身を捩っても力の入らない身体では、秋山の束縛から逃れられない。
「あっ・・・あぁっ・・・」


275:10-4
07/05/12 12:09:08 GFDz5VQR

ナオは首筋をそらし間断なく襲い掛かってくる快楽に必死で抵抗している。
真っ白な首筋から大きく開いた胸元までが蛍光灯の明かりの下でやけにまぶしく見えた。

秋山は衝動的にその首筋に唇を寄せて強く吸う。
薄紅色の花片の様な跡が痛々しいほどくっきりと白い肌に浮かび上がった。
自分の中から抑え様の無い嗜虐心が湧き上がってくるのを感じながら秋山は何度も首筋への口付けを繰り返す。

「・・・っふぅ・・・」
「んっ」

快感に不慣れなナオは首筋と身体の中心から与えられる刺激に意識をそらすことも出来ず、ただ堅く瞼を閉
じて耐えている。

身体の中を真っ白な電流が駆け抜けていくような感覚。
「あっ・・・・ぅ」
やけに甘い自分の声がどこか遠くから聞こえてくるようだ。

秋山の指の動きに合わせて瞼の裏に白い光が弾ける。
一番敏感な花芯を執拗になぞり上げられ、摘まれただ声をあげる事しか出来ない。
つま先の感覚がなくなるほど甘い痺れは全身を蝕んでいる。

「・・・ふぁっ・・・ん!・・・」
「も・・・だめぇっ」
「何が駄目なんだ?」
「だって・・・だ・・・って・・・も・・・」
必死の哀願も意地悪な指先には勝てず、言葉は途中で途切れてしまう。

「あっ・・・も・・許して・・・下さい・・・」
絶え間ない愛撫に敏感になっているのか幾つかの箇所に指が触れるとぴくりと身体が跳ね上げる。
「イキそう?」
「・・・や・・・そ、んなの・・・わからな・・・」
的確に弱い箇所を探り出してはさらに刺激を与え続ける。
「あっ!・・・・やぁ」

押さえつけた少女の身体が弓なりに反り、びくんっと大きく震える。
「ーーっ!」
無理矢理に絶頂まで押し上げられ華奢な身体が痙攣する。
とくん、と震えが伝わり奥園から果蜜が零れた。
「・・・・ぁ」
小さく息を吐いてナオの身体から力が抜ける。

ナオはぐったりと横たわり肩で大きく息をしている。
スカートは脚の付根近くまで捲れ上がりすらりと伸びた白い脚には膝近くまで果蜜が伝っている。
痛々しい程か弱げな上半身とその様子は対照的で、ぞくぞくする程妖艶だった。

「・・・あきやまさん・・・」
ナオは弱々しく秋山の服の裾を掴んだ。
「もう・・・怒って、ないですか・・・?」

「・・・・・・」

自己嫌悪で秋山の胸がキリキリと痛む。

途方に暮れた秋山を現実に引き戻したのはやけに規則正しい吐息だった。
緊張から開放された事と疲れからか、ナオはいつの間にか寝付いてしまったようだ。

このまま帰る訳にもいかず秋山はナオが目を覚ますのを待つことにする。



276:10-5
07/05/12 12:13:10 GFDz5VQR
ベッドライトの柔らかな灯りが淡く辺りを照らしている。

「悪い・・・」
「え・・・?」
「やり過ぎた・・・」

ベッドサイドに腰掛けた秋山は程無くして目を覚ましたナオの髪を優しく撫でる。
乱れた衣服は整えられて身体には毛布が掛けられている。
今まで見たことも無い秋山の落ち込んだ表情に胸が痛んだ。

「私・・・あの・・・・」
「恥ずかしかったし、ちょっと怖かったけど・・・全然イヤじゃないです・・・」
「その・・・秋山さんに・・・触れてもらえたのが・・・嬉しいです」

ナオは上半身を起こすとおずおずと秋山の隣に寄り添う。
暗い表情の秋山を気遣うようにナオはポツリポツリと言葉を続ける。

「秋山さんはすごく優しい人ですもん」
「そんなんじゃない」
「俺がどのくらい我慢してたか知ってるか?」
「えっと・・・?」
「怒りたいのを・・・ですか?」
「・・・・・・お前に聞いた俺がバカだったよ」

あくまで明後日の方向を向いたナオの発言に思わず脱力してしまう。

「だって・・・さっき、すごく意地悪されましたもん」
「・・・・・・。」
秋山の表情が曇る。

「・・・悪かった」
「えっ・・・あ・・・そんなつもりで言ったんじゃっ・・・」
「それに、そしたら・・・だって・・・」
ナオ言いにくそうに口ごもる。

「私の方が先に秋山さんの事、好きでしたもん」
自分で言ってナオの頬がみるみる内に赤く染まる。
「だから・・・最後までして下さい・・・」
そっと、秋山の袖を掴む。

「好きです・・・」
少女の震えながら俯いての精一杯の告白に秋山の胸が熱くなる。
「君が欲しい・・・」
「はい・・・・」

はにかんだ微笑に気持ちが抑えられず秋山はナオに覆い被さると唇を重ねた。
ナオは相変わらず緊張はしているがもう怯えてはいないようだ。



277:10-6
07/05/12 12:15:34 GFDz5VQR
「・・・ん・・・秋山さん・・・」
密着した体温に安心したのか少女は為されるがまま秋山に身を任せる。
くちゅり・・・
先程までの行為でそこは十分過ぎるほどに潤んでいる。
「・・・っぁ・・・やぁ・・・」

快感を引き出すというよりも労わる様な優しい指使いでゆっくりと花唇をなぞりあげる。

「あっ・・・・」
「いい?」
秋山の声にナオはこくりと頷いた。

―熱い
ぴたりとそれは当てられた。
指とは比べようも無い質量にナオの胸が早鐘を打つ。
思わず腰が引けてしまう。

「逃げるな」
苦笑した秋山は片手でナオの腰を固定する。
その感触に今更ながら自分が何をしようとしているのかを思い知らされ、ナオの頬は赤く染まる。
「後悔してるか?」
軽口を叩く様な口調だが、その言葉に込められた労わりを感じてナオは大丈夫です・・・と小さく呟いた。

つぷ・・・微かな音と共にそれはナオの内部へ埋入された
あてがわれたものがゆっくり奥へと進んでくる。
十分に潤ったそこは柔らかく綻び秋山を受け入れる。
「ーーーっ!」

身体の芯が熱い。

痛みなのか熱さなのかすら解らない絶対的な質量に涙がぽろぽろと零れる。
貫かれて身体を硬くすると余計に痛みが中心に広がる。
堅く堅く瞳を閉じる。
「・・・っう」
自分の内部が無理やりにこじ開けられる痛みを必死にシーツにしがみ付く事で耐える。
じりじりと増していく圧迫感に息が詰まる。
―後どのくらい・・・あるんだろ・・・?
この瞬間が永遠に続いたらどうしよう・・・そんな怖い想像をしていると不意に声を掛けられる。

「辛くないか?」
「・・・あ・・・」
「落ち着いて・・・目、開けて」
「・・・・・は・・い」

恐る恐る目を開けると心配そうな秋山の視線とぶつかる。

「深呼吸、出来るか?」
ナオはふるふると首を横に振る。
「もう全部入った・・・頑張ったな」
「・・・・はい」
返事をするだけで精一杯のナオを優しく抱きしめる。

278:10-7
07/05/12 12:19:17 GFDz5VQR
「まだ動かないから、力抜いてろ」
「力の抜き方が・・・わからなくなっちゃったんです」
「なんだそれ・・・」
思わず苦笑してナオの額に口付ける。
「いいか?大丈夫だからな」
「いつもみたいにぼんやりしてろ」
「・・・ん」

固くシーツを握ったままのナオの手を自分の首に回して抱き寄せ顔、首、肩への口付けを繰り返す。
「秋山さん、大好き・・・」

私、もう大丈夫ですから。
涙の滲んだぎこちない笑み。
辛くない筈は無いのに、それでも健気に振舞おうとする様子に愛しさが込み上げる。

「・・・俺も・・・好きだ」
こんなストレートなセリフは自分らしくない。
そう思いながらもつい心情そのままの言葉が秋山の口を吐いた。

だいぶ緊張が解けたナオの身体をもう一度抱きしめる。

「もう動いて大丈夫そうか?」
「はい・・・」

秋山はナオの背に腕を差し入れ身体を固定する。
ほんの少しずつ注意深く引き抜いては元の場所へと戻す動作を繰り返す。

「う・・・あぁ」

ちゅく、ちゅくと粘度の高い水音と涙交じりのナオの喘ぎが室内に小さく響く。
蕩けそうなほど柔らかいのに固くきつく自分を締め上げてくる矛盾した感触に秋山の呼吸は荒くなる。
「辛くないか?」
「ぁ・・・は・・い・・・」
秋山は徐々にストロークを大きくしていく。

「っ・・・」
どの位そうしていたのだろうか。
「ふぁ・・・っ」
痛みはもうほとんど感じなくなっていた。
固く弾力のある感触と身体の奥に伝わる熱。違和感はまだ消えはしないが不快ではない。
なるべく身体の力を抜くようにして秋山のリズムに身を任せる。

ふいに秋山は動きを止めた。

「今日のところはここまでだな」
「・・・?」
「秋山さん?」
「あ・・・あの、私何かしちゃいましたか」
不安なのかナオは今にも泣き出しそうな表情だ。

279:10-8
07/05/12 12:20:56 GFDz5VQR
「俺が限界」
「え?」
「優しく出来なくなる」
「あ、えっと?」
すがる様なナオの瞳に秋山は悪戯っぽく笑いかける。
「もう我慢が出来ないって事」
「あ・・・」
秋山の言葉にナオは安堵した表情を浮かべる。

「あの・・・」
意を決したように真っ直ぐに秋山を見つめる。
「秋山さんの好きな様にして下さい」
「・・・・・・・・」
「最後までちゃんと・・・私を秋山さんのモノにして下さい・・・」

自分の発言にナオは耳まで真っ赤に染める。
「自分で何言ってるかわかってる?」
からかうような少し意地悪な表情と、それとは対照的な優しい瞳にナオの鼓動が早まる。

「ちゃんと・・・分かってますっ・・・」
「ふぅん」

―ありがとう。
耳元で微かに聞こえた囁きに応える様にナオは秋山の背中に腕を回した。

「きゃっ!・・・ぁあ・・・」

先程までとは比べ物にならない激しさにナオはただ必死に秋山にしがみつく。
先程言われた通りに深呼吸をして全身で秋山を受け入れることに集中する。

「くぅっ・・・ん」
最奥を突かれるたびに熱い痺れが体中にじんわりと染み渡る。

「あっ・・・あぁ・・・」
これが快感なのかは今の未成熟のナオには解りようが無い。
大きな黒い瞳は熱を持って潤んでいる。

280:10-9
07/05/12 12:21:28 GFDz5VQR
「・・・すき・・・」
「っ・・・あ・・・秋山さ・・・ん・・・・す、き・・・」
身体の全てを秋山に預けるようにしてうわ言の様に繰り返す。
「あっ・・・」
一際激しく貫かれてナオが身体びくりと身体を痙攣させる。
「壊れ・・・そうだな・・・」
「ん・・・壊して・・・もいいで・・す」
思わず口を吐いた呟きにさえ必死で少女は応える。

「ナオ・・・」
荒い息遣いから感じられる秋山の昂りが嬉しい。

「っく・・・!」

程なくして引き抜かれたそれはどくんと脈打ち、熱い液体がナオの腹部に放たれた。
「あ・・・・・」
「・・・あったかい・・・です・・・」

なだらかな曲線を描いた腹部から形の良い胸にかけて乳白色の液体がとろりと伝う。
熱がじわりと体温に馴染んでいくのがやけ心地よく感じた。
初めて見るそれが気になるのか、ナオは胸元を伝う半透明の液体を不思議そうにすくい上げぺろりと舐め取る。

伏せた目の先には長い睫。桃色の唇に赤い舌。
白い指とその先を伝う液体。
そのあどけない表情は思わず秋山がどきりとするほど艶かしい。

「っ!」

「うー、苦いです・・・」
動揺を隠せないでいる秋山をよそに、次の瞬間には年齢よりも幼く見えるいつものカンザキナオに戻っている。

はぁ・・・秋山は大きく溜息つく。
「当たり前だ・・・バカ」
動揺していた事を悟られないように秋山はナオを腕の中へ抱き寄せた。

281:10-10
07/05/12 12:22:17 GFDz5VQR
「私、もっと賢くならなきゃいけないんですよね・・・」
「だろうな」
「じゃないと・・・秋山さんに迷惑をかけちゃいますもん」

何かを決意しているのかナオは眉間に皺を寄せ固い表情をしている。
その様子がやけに可愛くておかしくて秋山は思わず小さく吹き出す。

「もうっ・・・!笑わないで下さい!」
キッとした表情でナオは秋山を睨むがそれもやけに可愛らしい。
あぁ・・・と秋山は本日何回目かの溜息をついた。

「やっぱりお前は今のままでいればいい・・・」
「え?」

きょとんとした表情でナオは小首を傾げる。

「ずっと俺が守ってやるから」
「お前が誰の事でも信じていられるように、絶対に守りきってやる」
「ずっと・・・ですか?」
「ああ・・・」

「・・・秋山さん」
ナオの頬を大粒の涙がぽろぽろと伝う。

「あれ?・・・ごめんなさい・・・なんだか安心しちゃったら」
ごめんなさい・・・もう一度呟くとナオはごしごしと目を擦るが涙が止まる様子は無い。
「寂しかったこと・・・思い出しちゃって」
「ごめんなさい」
ナオは泣き顔を見られたくないのか秋山の胸へ顔を埋めた。
「泣くな・・・」

胸が痛くて強く抱きしめる。


282:10-11
07/05/12 12:23:04 GFDz5VQR
「だって・・・ずっと、ずっと・・・連絡も取れなくって・・・もう会えなかったらどうしようって・・・」
「俺が悪かったから・・・」

巻き込みたくなかったのなら無視を決め込むよりも、初めから説明をすれば良かった。
自分の行動がナオを傷つけてしまった事への後悔で秋山の頭は一杯になる。

「あんなふうに連絡が取れないなんてイヤです・・・」
「ごめんな・・・」
「もう一人にしないで・・・・」
「約束するよ・・・」

今まで一週間の孤独と不安を思い出したのかナオは細い肩を震わせてしゃくり上げる。
何とかナオを安心させてやりたくて秋山はナオの言葉に約束するから・・・と繰り返し背中を優しく擦る。




「じゃあ・・・明日、デートしてくれますか?」
「約束する」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・え?」

283:10-12
07/05/12 12:23:54 GFDz5VQR
ナオを安心させることに必死で、正直なところ最後の一言は良く聞いていなかった。
呆然っといった表情の秋山の頬につん、とナオは人差し指を当てる。

「約束ですよ」
「・・・・・・」

一瞬理解できない秋山と悪戯が成功した子供のように会心の笑みを浮かべるナオ。

「ごめんなさい」
「途中から嘘泣きしちゃいました」

潤んだ瞳のままえへへ、と微笑むとナオはぺロリと赤い舌を覗かせる。

なんだそれは・・・眩暈がしてその直後笑いがこみ上げる。
─やられた。完全に。

「あの・・・やっぱり駄目ですか?」

無言のままのの秋山の様子を不機嫌と勘違いしたのか
上目遣いの瞳が先ほどとは一転して不安げに秋山を見つめる。
まるで助けを求める小動物の様だ。出会ってまだ2ヶ月足らずでこの瞳に何度面倒な目に会わされたか・・・
分かっているのについ負けてしまう。

「・・・いいよ」

少し気だるげに答えるのが秋山に出来る精一杯の抵抗だった。

「ホントですか?」
「どこに連れて行って欲しいのか考えとくんだな」
「はいっ!」

心底嬉しそうな表情で瞳を輝かせるとナオは満足げに秋山の腕の中で瞳を閉じた。

「えへへ、秋山さんを騙せたら私だって役に立てるパートナーだって証明できるかと思って」
「はいはい。せいぜい頼りにさせてもらうよ・・・」

はぁ・・・・とこれ見よがし溜息をつきながらもつい自然と笑みがこぼれてしまう。

バカ正直のカンザキナオが初めて自分から嘘をつく相手が散々助けてきた自分。
釈然としない気もするが気分は悪くない。

秋山はもう一度ナオを抱きしめる腕に力を込めた。

284:名無しさん@ピンキー
07/05/12 14:30:06 XsBNUION
ぐっじょぶ

285:名無しさん@ピンキー
07/05/12 19:56:06 MEwVW0YJ
GJ
今まで投下された小説のなかで一番表現が生々しいよw

286:名無しさん@ピンキー
07/05/12 20:46:11 v6u7lBf/
GJGJ!!
も…萌えた…ゴチソウサマデシタ(*´Д`)

287:名無しさん@ピンキー
07/05/12 21:08:58 0tliUiil
もうちょっとだぁーライアーゲーム

288:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:06:29 CzzNtumo
GJです!!
是非また投下して下さい☆★

289:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:18:06 8KdtC+dY
GJ
自分にとってはおやつどころか立派なディナーです
ごちそうさま

290:名無しさん@ピンキー
07/05/12 22:45:44 gQfpgswb
GJ~!最初から最後まで萌え死んだ自分w
ドラマ始まるね

291:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:09:44 Q78QryhE
感動しましたw

292:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:28:44 rBB39Jd3
今週観てて突然、ドラマの直と漫画の秋山が組んでるのも観てみたい、という謎の思いにとらわれた
どうやっても 無 理 w

直が泣くあのシーンは再来週かな、楽しみだ

293:名無しさん@ピンキー
07/05/13 00:30:28 DDSM8UM1
GJ!!
直タソに萌えた…
直タソかわゆす…
秋山に嫉妬!!

294:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:12:07 Usb+Tnwd
秋山とサングラス女はセックスしたのかなあ

295:名無しさん@ピンキー
07/05/13 01:19:53 FJGgvuah
岩佐真悠子

296:名無しさん@ピンキー
07/05/13 03:04:57 wzr+7y5w
ドラマ見てから、ヒョウ柄の兄ちゃん×直もいいなぁと思った。

297:名無しさん@ピンキー
07/05/13 03:13:23 UDCSdzy0
原作漫画でもヒョウ柄兄ちゃん(に該当するキャラ)と直はいい感じだよな。
3回戦行って欲しかったよモヒカンミウラ。

298:名無しさん@ピンキー
07/05/13 03:16:43 FJGgvuah
2巻の15番サングラス男
あ―…「俺はビタ一文まける気ないから」

このハッタリぶりに惚れたwww

299:名無しさん@ピンキー
07/05/13 04:16:16 xjP79aBR
>>297
ミウラがナオちゃんナオちゃんって気を許してるとこが萌える
あんな怖そうなファッションの兄ちゃんを第一印象から
「すごく優しそう」と言い切った直にも萌えた

300:名無しさん@ピンキー
07/05/13 04:54:10 TPD6mvuo
ミウラがフクナガに殴られるたびにちぎれないか心配だった。

301:名無しさん@ピンキー
07/05/13 05:14:03 ib/FoZ8Y
秋山と15番がみたいなあ

302:名無しさん@ピンキー
07/05/13 09:14:59 AFir6ijm
原作じゃ15番は男デスヨww

303:名無しさん@ピンキー
07/05/13 10:09:17 mtsvZWkI
そういや原作未読の人もいるよな、このスレ
場合によっちゃネタバレあるけど、そこんとこは大丈夫なのか?

304:名無しさん@ピンキー
07/05/13 14:39:05 TGblK6aF
こんなとこでまでいちいちネタバレ気にしながらじゃあ・・・

ヨコヤ×直が見たい

305:名無しさん@ピンキー
07/05/13 16:48:45 cPoZWddb
敗者復活戦メンバーが直にムラムラして襲っちゃう話とか見たい

306:名無しさん@ピンキー
07/05/14 00:12:46 XJEvpOhC
それを知った秋山が嫉妬してその後直とのsex中にお前は誰のもんだ?とか責める展開もいいな


307:名無しさん@ピンキー
07/05/14 00:15:26 wfAIfvUu
少なくとも秋山は直の持ち物だけどね

308:名無しさん@ピンキー
07/05/14 14:15:17 J/RxEy/A
>>306-307
も え た 

公式サイトの、直の天然がどうとかの分析のとこ読んでワラタ
SとMの話とか…秋山はやっぱり戸惑ってたのかよw
次回予告も読んだけど、マンガとはちょっと違う展開みたいだなー
マルチがダミーとかビクーリした

309:名無しさん@ピンキー
07/05/14 19:26:59 IRW/DftW
秋山の嫉妬いいな・・・嫉妬のあまり直を思い切り乱暴に責めちゃうとかw職人様お願いします!

310:名無しさん@ピンキー
07/05/14 19:50:09 YNB1HLfL
考えてるんだけど秋山嫉妬ってなると難しい……。

311:名無しさん@ピンキー
07/05/14 22:43:53 REflDjL2
お前等的に、直は処女?非処女?

312:名無しさん@ピンキー
07/05/14 22:51:56 wfAIfvUu
非処女だったらそれはそれで面白いけど、それ絶対騙されてやられてるよね直。
「売られるんですか?」の泣きっぷり見る限りでは処女っぽいけど。

313:名無しさん@ピンキー
07/05/14 22:52:52 s/P3TAXH
読●新聞とってる人ー
今日のテレビ欄とこの投書コーナー見たか?
こんな風にはまる人が増えて人気が上がって
ドラマ第二弾とか映画化とかなって行くといいな。

嫉妬秋山見たいw

314:名無しさん@ピンキー
07/05/14 23:40:45 5sKQwBrS
秋山嫉妬ぜひお願いします!職人様

315:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:22:27 taXcIfFU
>>313
今見た
投書欄の常連さんっぽいな
素直に嬉しい

しかし見比べてみると改めてドラマと漫画で秋山のキャラクター違うな
ドラマの秋山は「かーっ」とか絶対言わなそうw
漫画4巻もドラマの敗者復活戦も楽しみだ

316:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:29:36 7zfOIr+r
「ホレ」とかもなw
漫画じゃ何回か言ってるのに、ドラマは言わなそう

嫉妬秋山に期待age

317:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:31:16 59TTeoll
漫画の方が優しさが表に出てるよね。よく笑うし。
でもドラマ5話目で、ヒョウ柄にお茶勧める仕草は漫画っぽいと思った。

318:名無しさん@ピンキー
07/05/15 00:57:19 Uj8VE0O5
>>315
どんな事書いてあったんだ?

敵を追い詰める時は饒舌なのに、普段は無口って感じがする>ドラマ版

319:s
07/05/15 01:25:48 HwOttst1
URLリンク(76.xmbs.jp)

【ライアーゲーム】

参加急上昇中。

320:名無しさん@ピンキー
07/05/15 01:44:54 taXcIfFU
>>317
敗者復活戦の「上出来」の笑顔に惚れた
漫画の秋山はちょっとネコ科っぽい感じがする
ヒョウとか

>>318
松田のクールな演技にうっとり、直もかわいらしくて最強のコンビ。
今後ますます夢中になりそうです
という主婦からのお便り

321:sam
07/05/15 02:53:02 gUzXNjr6
>>320
あの「上出来」の笑顔は最高だよね。めちゃかわいかったw
>>315
ドラマの秋山が「かーっ」って言ったら視聴者はビビるよな。
ドラマの秋山が敗者復活戦に登場する時に発する言葉を早く聞きたい。

322:名無しさん@ピンキー
07/05/15 07:20:18 Yj96lWgp
>>306さんの設定に萌えて、嫉妬秋山×直書いてるノシ
ここの皆さんの期待に沿えるかはわからんができたら投下します。
そして>>310さんにも期待!

323:名無しさん@ピンキー
07/05/15 08:16:30 fnQMnSaN
>>322
楽しみにまっています!!


324:名無しさん@ピンキー
07/05/15 11:18:28 gtUGFJZV
敗者復活戦のときのカンザキナオの持ち物 状態の 秋山さんにいろいろやるナオまだ?
売り飛ばしても可

325:名無しさん@ピンキー
07/05/15 12:53:01 7zfOIr+r
いいねそれww
Sナオ見たいw

326:名無しさん@ピンキー
07/05/15 14:58:16 cMbzjwN9
直「今から秋山さんを売ります。高い値つけた人に売ってあげます。」

秋山「おい待て」

みたいな?

327:名無しさん@ピンキー
07/05/15 15:55:11 PSy+rb1R
お初です!

自分的には直が売られるのが見てみたいっす!

328:名無しさん@ピンキー
07/05/15 18:42:31 J6mfnvWH
無邪気にSな直に翻弄される秋山キボン


329:名無しさん@ピンキー
07/05/15 18:47:46 podQZDiw
わあ、秋山さんのもうおっきくなってるっ

330:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:17:56 AD7kXx78

秋山さんのコレ、すっごく大きくなってますけど、キモチいいですか?
…言ってくれないと分かんないじゃないですか。
…もしかして、下手…です、か?気持ち良くならないですか?


って急に不安になって泣きだしそうになっちゃう直ちゃんに、どこがどういいのか説明せざるを得なくなる秋山さんがいい(*´∀`*)


331:名無しさん@ピンキー
07/05/15 21:12:32 qg1dvfkt
326>
330>

素で萌えた(*´∀`*)
誰か書いてくれ・・・・!

332:名無しさん@ピンキー
07/05/15 22:44:29 fWupaUl/
嫉妬秋山×直を頑張って考えてた310ですが
なんか自分も>>330さんのシチュに萌え
みんなのノリがそっちにいってるので投下は避けときます。


333:名無しさん@ピンキー
07/05/15 22:52:48 cMbzjwN9
>>330
いやいや、投下頼む!

334:名無しさん@ピンキー
07/05/15 22:53:52 cMbzjwN9
しまった
>>332の間違いだ。

改めて>>332の投下頼む!

335:名無しさん@ピンキー
07/05/15 22:56:19 fnQMnSaN
>>332
嫉妬する秋山さん是非②見てみたいです☆★
よろしかったら、投下ヨロシクお願いします(^_^)v

336:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:39:00 wPybG85o
分かった。ヘボだけど投下してみる。文章下手だけど許してください。
S直ちゃんや、>>323さんの投下も楽しみにしてます!



「おとなしくしてね~。」
「ん~~~!!」

神崎直は今、ゲームの参加者である怪しげな男3人に、誰もいない部屋で
口を塞がれ、手足を床に押さえこまれていた。
男はゲームに勝つ方法を教えてやると直に話をもちかけた。
もちろん直はそれを真に受けまんまと男達についていったのである。
卑猥なことをされるとも知らずに……

「直ちゃんって本当何でも信じちゃうんだね。」
「大丈夫。すぐよくしてあげるから。」
男達はけらけらと嘲笑った。
直は恐怖でいっぱいになるが、首を大きくイヤイヤと振ることしかできない。
次の瞬間、男達は着ていたシャツのボタンを無理やり引き裂いた。
直の薄いピンクのブラがあらわになる。
「………!?」
驚いた直は抵抗しようとするが、2人の男に押さえつけられているため、身動きすら出来ない。
「どうせあの秋山ってやつにもヤらせてるんだろ~?」
そう言うと男は直のブラに手をかけた。
「ん――!」
必死で嫌がる直に二人の男たちがより強く直の体を押さえつける。
(もうダメだ…。何でこんな人たちの言うこと信用しちゃたんだろ…。)
涙目になりながら直はある男の事を思った。
(秋山さん!助けて!秋山さん!)


337:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:40:24 wPybG85o
バンッ!
部屋のドアがいきなり開き息を切らした秋山深一が駆け込んできた。
驚いた男達は思わず手を離す。
「秋山さん!!」
直の憐れもない姿に秋山の怒りの感情が一気に加速する。
秋山は直を押さえつけていた1人の男を思い切り殴り飛ばした。
「うっ……
……………てめぇ!」
男が秋山に拳を振り上げるが秋山はパシッと手のひらで受けとめた。

「おまえらは必ず一億の借金を抱えることになる。覚えていろ。」
秋山は男を強くニラみつけそう言いはき捨てると
男達は顔色を変え部屋から逃げ出した。
残された直は破られたシャツから下着が丸見えの状態で、今にも泣き出しそうだった。
「秋山さん…私……」
グイッ
秋山は無言で直の腕を掴み強引に引っ張っていった。
「い…痛いです!秋山さん!離してください!」
秋山は直の声も無視し、そのまま自分の部屋まで連れ帰った。
(秋山さん怒ってる…どうして?助けてくれたのに…)


338:名無しさん@ピンキー
07/05/16 00:41:50 wPybG85o
「きゃっ」
秋山はベットに直を放り投げた。
秋山は今、直の体を他の男に触れられたことに対し、とてつもない嫉妬心にかられ、
直の上にまたがり怒りのあまり直の腕を押さえつけていた。
「秋山さんっ…痛いです!怒ってるならごめんなさい!
……でも私、ゲームに勝てると思って…」
「何であんな得体も知れない男を信用できるんだ?それにお前には俺がいるだろ!本当にバカ女だな!」
秋山は怒鳴った。
「バカ女だなんて…ひどい…」
ついに直は泣き出してしまった。秋山にはそれが逆効果でより秋山の理性を狂わせた。
「お前に本当の男を思い知らせてやる。」
そう言うと秋山は自分のシャツを脱ぎ捨て上半身は何も身にまとっていない状態になった。
「えっ…何するんですか?秋山さん……!!」
怖がる直をよそに秋山は直の破れたシャツを無理やり脱がし、スカートも勢いよくずりおろした。
秋山はもう直を想うあまり怒りと嫉妬に狂い、
直の体をめちゃくちゃにしてやりたいと思った。


339:名無しさん@ピンキー
07/05/16 01:18:25 GmYDvm/j
GJです!!
嫉妬秋山良いです!!
続きが気になります☆★
ワク②、ドキ②しながら待ってますね(^_^)v

340:名無しさん@ピンキー
07/05/16 09:14:07 fE14jGi1
続きwktk

341:名無しさん@ピンキー
07/05/16 21:22:26 wPybG85o
遅れてすみません!続き投下します。



「いやー―!秋山さん!やめて!」
叫びながら抵抗しようとする直に秋山は床にあったハンカチできつく手首を縛り、
直の口を自らの唇で塞いだ。
「ん―!……ふっ……んん」
息の仕方も分からない直に秋山はどんどん舌を絡ませていく。
(もう抵抗できない…!こんな形で秋山さんとキスするなんて…いやなのに…)
直は舌を引っ込めようとするがすぐに秋山の舌に絡みとられてしまう。
激しい口づけに直の頭が真っ白になってきたころ
秋山が唇を離した。二人の唇から白い糸が引く。
直が荒い息を整えている間に秋山は直の首筋に熱いキスを落としていく。
「やあっ!………はあっ…」
直は今まで出したことない自分の甘い喘ぎに驚き、顔を赤らめる。
「やっ…めてください…あっ…こんなの…秋山さんじゃないですぅ…」
泣きながら喘ぎながら訴える直。
「俺はいつもこうしたいと思ってた。」
「そんな…ふあっ…」
直の白い肌が今は秋山の熱いキスで赤い跡を浮かばせていた。


342:名無しさん@ピンキー
07/05/16 21:23:34 wPybG85o
秋山は最後に直の柔らかい胸の谷間に口づけをすると、
ブラのホックを外し一気に上まで持ち上げた。
直の形のいい胸が弾んでゆれる。直は恥ずかしさのあまり顔をそらすが、
秋山の手が胸に触れた瞬間体がビクッと跳ね上がった。
「なんだ。触れられただけで感じるのか?」
秋山はサディスティックに笑うと直の胸を強弱をつけて揉みあげていく。
反対の胸にも舌を使って愛撫し続ける。
わざと一番敏感な部分は避けて柔らかい感触を手と舌でもて遊ぶ。
「ああっ…んん……あきっ…やまさ……あんっ」
直の甘い声が部屋中に響くたび秋山の頭はクラクラしそうになる。
時々、先端を舌でかすめると直の声はいっそう大きくなる。
手も敏感な部分を強く摘んだり、指で転がしながら秋山は直の反応を楽しむ。
「はあっ…はあっ…んっ!……あああ!」
直の息もしだいに荒くなってくる。


343:名無しさん@ピンキー
07/05/16 21:24:43 wPybG85o
秋山は空いている手を淡いピンクのショーツに伸ばした。
直の顔色が変わると同時にショーツをするすると脱がした。
「いやあああ!見ちゃダメですー!」
「いや?こんなに濡らしといて…?」
秋山は直の両足を無理やり押し広げるとそこはもう大洪水だった。
「ふうっ……ああ…み…ないでくださ…い」
直は哀願するが、秋山は直の言葉も無視して
溢れきっているそこに顔をうずめた。
「やっ!…なにすっ…ひゃあああんっ!!」
密を吸い取るように秋山はどんどん溢れてくる直のそこを舌で絡みとって吸い付とっていく。
「あんっ…そんなとこ……ああ…汚い……ですぅ」
「どんどん溢れてくる……。」
そう言って秋山は淵から一番敏感な突起までを舐めあげた。
「ふあああああんっ…!!」
直の体は電流が走ったかのようにビクビクと跳ね上がり、軽く達してしまった。

344:名無しさん@ピンキー
07/05/16 22:52:23 68Up1I9/
>>341-343
>いつもこうしたいと思ってたんだ
吹いたww

GJ!!

345:名無しさん@ピンキー
07/05/16 22:57:18 /BKFce8i
これは新手の焦らしプレイかw続きが気になるww
とりあえずGJです

346:名無しさん@ピンキー
07/05/16 23:56:19 GmYDvm/j
GJ!GJ!
嫉妬秋山さん良いです(*^_^*)
続き楽しみに待ってます♪♪


347:名無しさん@ピンキー
07/05/17 00:26:14 FOVWlopY
ドラマだと何故か豹柄が直を好きらしい(公式サイト情報)から
今後期待してる

348:名無しさん@ピンキー
07/05/17 00:42:17 C1XGzxEp
>>347
本 当 だ !
淡い好意って…ちょw豹柄かわいいなwwモエス
自分も期待しとく
ていうかゲームそっちのけで直を巡って秋山VS豹柄でもいい
いやもう萌えればなんでもいい

349:名無しさん@ピンキー
07/05/17 01:40:55 S3AFl5T+
ホントだw豹柄カワユスww
>>348
>ゲームそっちのけで直を巡って秋山VS豹柄
それいい!

350:名無しさん@ピンキー
07/05/17 04:54:28 C0jG3fUk
淡い好意バロスwwww
ドラマがマンガを追い越してきたら、恋話とか小ネタで繋ぎそうだよな
たのしみだ

351:名無しさん@ピンキー
07/05/17 05:23:03 yQbrOsyS
>>343
GJ!!
とりあえず続きwktk
正座して待ってます(・∀・)

352:名無しさん@ピンキー
07/05/17 16:59:12 oCHlv9er
明日はついに4巻発売日

353:名無しさん@ピンキー
07/05/17 18:17:46 uD1xr9Sw
マジか!!発売14日だと思って毎日書店寄ってた自分テラハズカシス

354:名無しさん@ピンキー
07/05/17 21:31:52 gBvnvzZ2
>>353
お前、萌えるわ

355:名無しさん@ピンキー
07/05/17 23:47:49 9Ehs8O3Z
4巻表紙見たけど、なんかエロいと思った。

356:名無しさん@ピンキー
07/05/17 23:53:17 GPz4Q1HA
軽く絶頂してしまった直の息は荒いもののぐったりと放心状態にいた。
秋山は履いていたジーンズを脱ぎ捨て、
もう破裂しそうに大きくなった己を直の密が溢れる秘所にあてがった。
クチュッ……
いやらしい粘膜が触れ合う音がし、直が我に帰った。
直は秋山のことを心から慕っていたが、
こんな風に自分の気持ちを無視され体を求められるのに耐えられなかった。
「あっ……!秋山さん!いや!」
直は逃げようとするが秋山は直の腰を引き戻し、
硬くなった肉棒を勢いよく一気に奥まで突き刺した。
「ああああああ……!!」
直の密で溢れるそこは秋山の肉棒をすんなり受け入れた。
「はあはあっ…こんなににゅるにゅるしてるのにすごくキツい…くっ…!」
秋山は今にも達してしまいそうになるが、
必死にこらえ奥まで入っていた肉棒をゆっくり引き戻した。
直は一気に与えられた快感に頭が真っ白になっていた。
秋山は先端だけを膜の中に残すと、また勢いよく直の奥まで突き上げた。
グチュンッ…!
「ふあああ…!!」
直の膜がよりいっそう秋山を締め付ける。

357:名無しさん@ピンキー
07/05/17 23:54:17 GPz4Q1HA
「うっ……動くぞ…。」
秋山はリズムをつけて肉棒を出し入れする。
クチュ……ズチュ…
直の膜と秋山の肉棒がこすれあう音が部屋中に響く。「はあっ…んん…!…あん…あん…!」
秋山は直の腰を手で浮かしもっと奥まで突き上げようとする。
「気持ちいいんだろ?ほんとはもっとして欲しいんだろ?」
秋山が意地悪く直の耳元で囁く。
「あっ…あっ…んん…!」
「ほら…もっとして欲しいって口で言ってみろ。」
「やあああ…!……あんっ!」
(秋山さん…何でそんなこと言うの?私の気持ちなんてどうでもいいの…?
秋山さんはきっと私の体さえあればいいんだ…。)
直の瞳から涙が零れる。秋山は優しく舌でぬぐってやるが、
どうしても直に自分を求めさせたかった。
「欲しいって言えよ!言えばお前も気持ち良くなる…んっ…!」
直はもう秋山に従うしかなかった。
「あっ…秋山さんの…ひあっ!…おちんちん…
もっと…欲しいですぅ…ふうっ…」
直は恥ずかしくて死んでしまいそうな気持ちと与えられる快感にめまいがした。
秋山は直の言葉で頭の中の何かが弾け、腰の動きを一気に加速した。


358:名無しさん@ピンキー
07/05/17 23:55:10 GPz4Q1HA
「あっ…あっ…そんなに…したら…わたし…やあっ…!」
激しいピストンに秋山も直も絶頂が近くなる。
「はあっはあ…中に…出すぞ……。」
苦しそうに喘ぎながらコクりとうなずいた直は、
もう自分の体など、どうなっても構わないとさえ思った。
直の両足は今ではしっかりと秋山の腰にしがみつき、全てを受けとめようとしていた。
秋山は最後にもう一度、直の最奥へ肉棒を突き上げた。
「んあああああああっ…!!」
直のそこはこれほど以上に強く締め付け
秋山もそれに我慢できず、自らの精を直の中に放った。
「ふああっ…!あついよぉ…んんっ」
直の中で肉棒がビクンビクンと動いて残りを流し込んでいく。
秋山は息を整えるとヌルッと肉棒を引き抜いた。
「んんっ………」
まだヒクヒクしている直の秘所からは白い液体がトロリと流れおちていた。

秋山は縛ってあった直の腕をほどいてやると
そこには赤い痣が痛々しく残っている。
「悪かった…こんなつもりじゃ……」
秋山は直に対し罪悪感を感じ優しく手首を舐めた。
頬や首筋、胸にも優しく愛撫した。
「あっ…秋山さんっ…私は…大丈夫です…。」
秋山は愛撫を止め直を見つめた。
「秋山さんがこれからも私の傍にいてくれるなら私…何でもします!」

直の純粋でまっすぐな思いに秋山の胸は締め付けられる。
本当は誰よりも大事にしてやりたいのに、
その想いを伝えられない。
秋山は優しく直を抱き寄せ、額にキスをすると
直が眠りにつくまで彼女の髪を撫で、寝顔を見守った。
それでも鈍い直はまだ秋山の気持ちに気付いてはいないようだった。



―おわり―



時間が開き開きでの投下ほんと申し訳なかったです。許してください。
途中でGJくれた方、有難うございます!
よかったら、またこのSSの続編も書いてみたいと思っています。


359:名無しさん@ピンキー
07/05/18 00:01:01 2FskWok9
GJです☆★
毎日楽しみに待っていた甲斐がありました↑↑
是非この後の2人の話も書いて頂けたら嬉しいです♪♪
忙しい中、素敵な作品を投下してくださってありがとうございました(^O^)


360:名無しさん@ピンキー
07/05/18 00:08:42 NbzSQajs
GJ
直タンの台詞のエロさにハァハァしてしまった(*´Д`)

361:名無しさん@ピンキー
07/05/18 00:40:49 DeBPZIV0
>>359
記号やめれ

362:名無しさん@ピンキー
07/05/18 04:20:39 +tRLuNTc
今週のYJの直のてへ・・・が可愛すぎる件について(*´Д`)

そんな訳でテーマは秋山嫉妬で投下します。
ベースはコミックスだけどSMの件はドラマから頂きました。

363:1
07/05/18 04:22:04 +tRLuNTc
―だっていつもだったら・・・・そんな思考がカンザキナオの頭をぐるぐると回る。
灯りを落として、ベッドの中で抱き合って、優しくキスされてそれからなのに・・・。

蛍光灯の明るい白い光の中、自分だけ全裸にされて・・・・恥ずかしさで蒸発してしまいそうになる。

「秋山さぁん・・・!」
「駄目」

恋人は表情も変えずぴしゃりと言い捨てる。
せめて灯りを落として欲しい。そんな要求はものの一秒で却下されてしまった。


364:2
07/05/18 04:23:16 +tRLuNTc

事の発端は何気ない一言だった。

「お邪魔します」
「ずいぶん遅かったな」

今晩ナオは高校時代の先輩に会いに行った後、そのまま泊まりに来る事になっていた。
ナオが秋山の部屋のチャイムを鳴らした時、すで時刻は23時も半ばを回っていた。

今日の彼女の服装は水色のワンピースとそれに合わせたターコイズブルーのボレロ。
パールのついたリボンチョーカーが細い首筋を引き立てていて良く似合っていた。
そういえばナオのミニスカートときちんとアクセサリーまで着けた姿を見るのは初めてだ。
「へぇ・・・」
不覚にも見蕩れかけた秋山に明日のデートのため頑張ったんです。とナオは嬉しそうに微笑んだ。

ナオは勝手を知ったキッチンで愛用のマグカップにミルクをなみなみと注ぐと、秋山の向かいの定位置にちょこりと座る。
「それにしたって、こんな時間になるなら駅まで迎えに行くから連絡入れろ」
「ごめんなさい・・・なんだか盛り上がってるから帰り辛くって・・・」
「楽しめたか?」
「はい!先輩と同級生だけだと思ってたら、先輩の大学のお友達もたくさん来てたんです」
「・・・・・それってもしかして男か?」
「はい。先輩にも久しぶりに会えたし、みんなでたくさんお喋りしてすごく楽しかったです」

秋山の質問の意図を全く理解せずナオは上機嫌だ。
―それは合コンじゃないのか・・・。
彼女も知らなかった事とは言え秋山には面白くない。


365:3
07/05/18 04:24:12 +tRLuNTc

飲み会についてどう切り出そうか・・・・
思案している秋山をよそにとナオはそうだっ!と何かを思い出した様にぽんっと手を打った。

「秋山さん、聞いてください。」
「どうしたの?」
「私、もしかしたら変な事を言っちゃったのかも知れなくって」
ナオはつぶらな瞳で秋山の顔をまじまじと覗きこむ。
「えっとですね」
「うん」
「今日、直ちゃんはかなりMっぽいよねって言われたんです」
「・・・・・・・何それ」

唐突にして不穏な単語により一瞬にして不機嫌な顔つきになった秋山に気づかず、ナオは話を続ける。

「みんなの部活の試合の話になって、それで」
「ディフェンス、オフェンスの話になったんです。そこから何か別の話をしてたみたいなんですけど・・・」
「そこで直ちゃんはもちろんMだよねって言われたんです」

ものすごくイヤな予感が秋山の胸の内をよぎる。

「だから、私は性格的にすっごくMなんです。やっぱり分かりますか?って言ったら大笑いされちゃって・・・」
「・・・・・・え?」

―予感的中。何を言ってるんだコイツは・・・!

「だって・・・攻めがSで守りがMなんですよね・・・」
「そしたらみんなそれで正解って言ってたんですけど・・・また笑われちゃって・・・」
「私・・・何かおかしな事でも言っちゃったんでしょうか?」

一瞬、目の前が真っ暗になった気がした。
頭を抱えてしまいそうになる。
たしかにそう教えたのは自分だ。だからと言って男達の前で明言する事は無いだろう・・・・。
そんな秋山の心情を露知らず、ナオはちょこんと正座をして小首をかしげ秋山の意見を待っている。

世界で一番人畜無害な小動物 カンザキナオ。そんなキャッチフレーズがぴったりだ。
純粋無垢で天然ボケで・・・だから時折りとんでもないことをやらかす。
妹の様な娘の様な可愛い恋人なのだけれども。

「・・・・・・」
黙っているのは熟考中とでも解釈したのかナオはさらに話を続ける。



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