07/10/22 00:09:44 yWHehde6
○月△日。今日は戦闘中に、
こんこんこん。
書き始めたとたんに、何か硬いものでドアを軽く叩く音。ったく、毎度毎度途中で・・・。
今日は無視して書き続けることにする。
こんこんこん。
こんこんこん。
こんこんこんこんこんこんこん。
「だぁッ!うるさいなもぉッ!!!」
ガチャリとドアを開けると、すぐ眼下に満面の笑みの白魔道士が杖を構えて立っていた。
「ふっふっふっ。ラムやん、こんばんわ」
ラムやん言うな。
白魔道士・・・あまりじっくりと話をしたことはないのだけど、この娘についてのウワサは良く知っている。
白魔法の才としては国家レベルでトップクラスながら、なんというか、その、「男女間の営み」・・・を人並み以上に好む性格らしく、
老若男女問わず襲い掛かる習性に一部では「エ○魔道士」「白き野獣」などと恐れられているらしい(?)小娘だ。
この時間に一人で訪ねてきたということは、すなわち僕の貞操の危機(いまさらだけど)。
「・・・何か、御用ですか」
僕の不信感丸出しの問いに、彼女は笑顔のまま4つに折りたたんだ紙をガサガサと取り出し広げ、
「えーと?『お薬の時間ですよー』」
棒読みするな。てかそもそも白魔道士なのにお薬もって来るな。
・・・そうか・・・アイテム士と仲良かったっけな・・・。
「入っていいよ・・・」
昨日のコトは全部聞いてますよ、という無言のプレッシャーに負け、僕は彼女の入室を許した。
なんとか説得して、みんなには黙っていてもらうしかない。可能かどうかアヤシイものだけど。
「で?」
「えー『元気ないわね。昼間のアレが気になっているの?』」
まだ読むのかよ!台詞くらい覚えてこようよ!!しかもそりゃアンタのせいだよッ!!
「『仕方ないな、じゃあ特別に元気の出るオマジナイをしてあげるわ』」
アンタ白魔なんだからいっっつもやってるだろッ!!つーかそれが仕事だし!!!
「 『少しは元気出た?』」
それは何かしてから!!
「『家畜に神はいないッ!!』」
関係ないメモが混ざってるぞ!!!ってそれ何のためのメモ!?
「『私、信じてますから!!隊長は隊長は女の子に恥をかかせるような人じゃないって!!』」
「それは一昨日のハナシだッ!!!!!つーかなんでソコまで知ってるんだよッ!!!!」
白魔は持ってきたメモから顔をあげ、にっ、と不敵に笑うと、
「ラムやん」
「何」
「ヤリましょう」
面倒になったからって、そこまで省略するな。
結局僕は負けを認め、一夜だけ、他言しないと固く約束させて、落ちた。
だってこんなウワサで隊の結束に響いたりしたらイヤじゃないか・・・ただでさえ女の子多いのに・・・。
「ローブ着たままでいいの・・・?」
「着エロがブームらしいですから。たくしあげればバッチリできますよん」
どこのブーム??
ローブはヌイグルミみたいなやわらかい手触りで、抱き心地はイイな、なんて思っていたのはほんの序盤。
白魔の本当の恐ろしさを知ったのは、それから数時間後のコトだった。
彼女は終わりを許さない。延々と双方をケアルで回復させて挑む、快楽の無限地獄・・・
上で腰を振り続ける彼女に、後半は僕は泣き叫んで許しを請うほどだった。
明日はまともに動けそうにない・・・鬱だ。
(See Next.)