◆【イヴァリース】ファイナルファンタジータクティクス 第2章【FFT】◆at EROPARO
◆【イヴァリース】ファイナルファンタジータクティクス 第2章【FFT】◆ - 暇つぶし2ch701:名無しさん@ピンキー
07/10/06 01:27:56 SYAC0dah
他の人はどうかしらんが、少なくとも漏れは絶対見たくないな。


702:名無しさん@ピンキー
07/10/06 01:39:59 RIZDR1Yt
じゃあ書かねえよ

703:名無しさん@ピンキー
07/10/06 02:55:52 Hr94Evow
>>702
そんな事言わずに頑張ってください!
俺は見たいよ!





あー、こんな感じでイイっすかねぇー?

704:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:22:00 zNTRt/5p
異端な組み合わせは叩かれる
手堅いラムアグとか汎用なら荒れないのに
なんでわざわざ荒れそうなものを

705:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:37:20 OT4sR9Ti
お前らの釣りやら自演やらにはもう飽き飽きだわ

まとめ作る流れの時には保管庫欲しさに茶々を入れまいと
おとなしくしてやがったくせに無事に完成したらもうコレだ


706:名無しさん@ピンキー
07/10/06 06:32:55 1OfxJNOZ
実際に書いて投下までしさえすれば、とりあえず賛も否も感想・意見として来るだろうに。

707:名無しさん@ピンキー
07/10/07 00:24:16 ciijGJ8g
こんな流れだったら投下したがる人はいないと思うけどね
ま、素直に王道ものだけ投下してれば平和だ。
悲しいけどここぴんくちゃんねるなのよね

708:名無しさん@ピンキー
07/10/07 17:11:20 nh4VN3kF
>>1

709:名無しさん@ピンキー
07/10/07 18:20:41 wA0UgmI5
王道を押し付ける馬鹿どもは死んでくださいw

710:名無しさん@ピンキー
07/10/07 18:45:49 FdUpRj7d
王道なキャラ組み合わせにアンチと信者がいるからこのスレは難しい
だが2スレ目はマイナー路線で対応している職人達の判断力と技術力GJ。今後も期待

711:名無しさん@ピンキー
07/10/07 19:04:42 ciijGJ8g
王道なキャラ組み合わせにはアンチはいない。
それ以外を否定する姿勢の信者にアンチがいるだけだ。
どっちかっつとキャラ単体へのアンチのほうが多い気がすんな。

712:名無しさん@ピンキー
07/10/08 01:02:19 Lu9KVKi+
ウソをウソと(ry

713:名無しさん@ピンキー
07/10/08 15:08:44 DNfZCVbB
ふさふさ吹いたw

714:名無しさん@ピンキー
07/10/08 16:15:26 TkXuVspo
メリイズとラムアルが俺の王道

715:名無しさん@ピンキー
07/10/08 20:18:41 bzNmgPXQ
アグリアス×モルボルが俺の定番

716:名無しさん@ピンキー
07/10/09 01:33:11 JYgvduJa
>>615のシチュをベースに書いてみました。女はアグリアスで。

注意:過去に男性経験ありのアグリアスが嫌な人はスルーで。NGワードは八号。
    あくまでオナニーものなので本番描写はありません。あしからず。

717:八号はしもべ
07/10/09 01:36:13 JYgvduJa
 異端者ラムザ・ベオルブ率いる戦士達の数はいつしか二十人近くに増え、街に立ち寄った時など
複数の宿に分かれて泊まる事が多くなってきた。
 隊の中でも今や古株となったアグリアス・オークスは二人の部下――アリシアとラヴィアンの三人で投宿する事が多かったが、
最近新たに同じ宿に泊まるメンバーが増えた。機工都市ゴーグで発掘された鉄巨人、労働八号だ。

 「ムスタディオ、八号の整備は終わったか?」
 アグリアスらとは別の古びた木賃宿の軒下で、八号の左腕に工具をあてがっていたムスタディオが振り返る。
 「え? ああ、アグリアスさんか。ちょうど今終わったとこ」
 「そうか。なら、また借りていく。問題無いな?」
 「そりゃあいいけど…… 一体何を話しているんだ?」
 「まあ色々と、な……八号はなかなか博識だ。はるか昔のイヴァリースの歴史や生活など、聞いていて感心する」
 「ふうん……まあ楽しいんならそれでいいけど、最近みんなが心配してるぜ。
  アグリアスさんがみんなと酒を飲まなくなって八号ばかりかまっている、って」
 「分かっている。でも今は……部屋で静かに八号の話を聞いている方が落ち着くんだ」
 「ま、とにかくたまには飲みの席にも顔を出してくれよ。たまにでいいから」
 「ああ…… さ、八号。私の部屋へ行こう」
 「ハイ。アグリアスサマ」

 ムスタディオはアグリアスについて少し離れた宿の二階へと続く外付けの階段をミシミシと軋ませながら上っていく
八号を見て肩を落とした。ああ、俺なんかアグリアスの中じゃ八号よりもランク低いのかな。
 ひとつ大きくため息をついてムスタディオは床に座り込んで整備ノートにペンを走らせ始めた。
が、数行書いたところでノートを放り出して自分に割り当てられた部屋に向かった。
書けない、とてもじゃないが書けやしない。こんな時はさっさと寝てしまうに限る。寝よう。




718:八号はしもべ
07/10/09 01:37:39 JYgvduJa
 八号の巨体が部屋の中に入りきったところでアグリアスはそっとドアを閉めた。
部屋の真ん中で所在なげに突っ立っている八号にベッドの脇へ行く様に言いながらドアに鍵をかけたのを確認すると、
アグリアスは脳裏を走り抜ける悦楽の予感に身震いし、いつもの凛とした女騎士の顔を艶のある微笑みの形に溶かした。
 今日はどんな風にしようか。そう、試してみたい事もあったんだ…… アグリアスは胸の昂りを抑えられない。
欲しくてたまらなかった玩具を手に入れた子供の様に。

 深い紺色に染められた近衛騎士の制服をサラリと脱ぎ捨て、ところどころにレースをあしらわれた桜色の下着姿を晒して
ベッドに腰掛けたアグリアスは子供の腕ほどもある八号の太い指をつかみ、自分の方に引き寄せて言った。
 「……いつもみたいに」
 「ハイ。アグリアスサマ」
 すると八号の指がブーンという音を立てて振動し始めた。
アグリアスはブレてぼやけるほどに細かく早く震えるその指を、ゆっくりと下着越しの大事な部分へ導く。
 「んっ……!」じんじんする。じんじんして、気持ちいい。震動はそのまま快楽の粒となって染み入ってくる。
甘やかな電流が脳を巡り、目を閉じたアグリアスは穏やかで安らかな笑みを浮かべた。
微塵の不安も感じさせない、喜びに溢れたあどけない子供の様な笑顔。そこにはただ悦びだけがあった。
 「触れるか触れないか……分かる? そう、そう、いい……」
 アグリアスが手を添えた八号の指が秘唇の周りを撫ぜ、時折りその中心にもかすかに触れる様にして動いた。
その度にアグリアスはビクリと肢体を震わせる。濡れた唇から小さく儚げな吐息が漏れる。
 しばらくすると、八号の指は今まで遠慮がちに触れていただけの中心に居座る様になった。
グイと押し付ける動きをしたかと思うと、下着越しの花弁をなぞるかの様に細い楕円を描いたり。それは執拗に続けられた。
徐々に指が上の方、アグリアスの最も感じる部分にじわじわと近づいてきた時、恍惚のアグリアスがその動きを制した。
 「待って。今日はそこはまだいい」
 「ハイ。アグリアスサマ。デハ、イカガイタシマショウ?」
 「もう片方の手を出して。今日は違うところを触るの」
 八号は言われるままアグリアスに、その欲望に従う。もっとも機械に人の欲望など分かる筈も無く、良かれとただ主に尽くすのみ。
熱く痺れ始めている思考でアグリアスは順序を決める。最初はここだけを。まずはここの快感だけを味わい、知りたい。
それが良かったら次はあそこと同時に。そんな事をしたら一体どんな快楽に襲われてしまうのだろう。声が出てしまったらどうしよう。
生死の狭間を駆け抜ける日々のせめてもの慰みというには余りにもこれは過ぎている。でももう止められない。止める気も無い。
もしこの秘密が人に知られようものなら、と考えはするもののその先を想像するのが恐ろしくて
アグリアスの思考はいつもそこで止まってしまう。頭を強く振り、今ここにある現実の快感に身を委ねる。


719:八号はしもべ
07/10/09 01:39:12 JYgvduJa
アグリアスはおもむろに腰を浮かせると穿いていた下着を脱ぎ捨てた。床に落ちた下着のあて布の部分には小さくシミが出来ていた。
壁に頭をもたせかける様にしてベッドに寝転び、両足をMの字に開いたアグリアスは無防備な秘所と菊座を八号に見せつける。
わずかに口を開き始めてヌラリと光る紅色の秘唇からじわりと垂れた薄白い蜜は今まさに菊座に達しようとしていた。
 「この小さい方の穴に触って。そっと、そっとよ」


 事の始まりは八号の故障だった。ある日突然、八号の手足が細かく震動を始めたのだ。
動作には何ら支障は無い様だったが、もし重大なこれがトラブルで爆発でもされたら事だと早速ムスタディオが分解し、点検した。
そこで判明したのは振動バランサーのスイッチの故障だった。
 アグリアスにはさして興味も無かった事もあってその意味は詳しくは分かりかねたが、要は元々震動が発生する様に出来ている
八号の内部にはその震動を相殺して打ち消す機構が備わっており、その部分が不調をきたしたという事だった。
修理には時間がかかるとかで、結局八号はそれからしばらくの間、常にブーンという震動音を発しながら過ごしていた。

 そんなある日の事。道中とある森で野営した翌日の早朝、用足しする為に皆の天幕から離れた茂みまで出て来たアグリアスは
大きく形良く張った白い尻をあらわにして茂みの影にしゃがみこんだ。
(この豊満で美しいラインを描く尻は隊の若い男共にとって格好の視姦の対象になっているのだが、アグリアス自身はその事を知る由も無い)
 白い朝もやの中で天気を気にしてふと上を見上げた時、背の高い茂みの上の方に子供のこぶしほどの大きさの赤い果実の様なものが
生っているのが目に入った。ざくろだ。茂みに見えたのは数本の葉の多いざくろの木だった。よく見るとかなりたくさん生っている。

 小用を済ませながらこれは良いものを見つけたと、その場で幾らかをもいで持ち帰ろうと思ったまではいいが、実のなっている枝は
アグリアスの身長よりもだいぶ高い位置にあり、枝はおろか幹も細い木ばかりだったのでとても登って採れそうな物ではなかった。
人に手伝ってもらおうかとも考えはしたが早朝の事とて皆まだ眠っているし、自分が用足ししたばかりの場所に人を呼ぶのは憚られる。
槍でもあれば届いただろうが、あいにく今の隊の備品に確か槍は無かった。射落とそうにもアグリアスは弓は不得手だし、剣では届かない。
木を切り倒そうかとも思ったが、以前にも野営に使った森だったのでいずれまた来ないとも限らない。その時の楽しみを自ら失くすのもつまらない。
 何か良い方法は……そうだ、労働八号。あれを足場にすれば高いところの実でも採る事が出来る。
それに機械相手なら用足しをしたばかりの場所に連れて来ても平気だ。第一機械は眠らない。八号が来てからというもの、
不寝番を任せられる様になって隊の皆の負担は格段に減ったのだ。今も森の入り口で藪に隠れて見張りをしているだろうが、
もうしばらくすれば皆起き出して来る時間ではあるし、少しばかり駆り出してもどうという事は無いだろう。



720:八号はしもべ
07/10/09 01:40:21 JYgvduJa
 「八号、見張りご苦労様。手伝って欲しい事がある。見張りはもういいから」
 森の入り口近くの藪に向かってアグリアスが声をかけると、少し間をおいて返事が返って来た。
 「ハイ。アグリアスサマ。ナンナリト」
 藪をかき分けて八号がガサガサと音を立てて姿を現す。朝露が鋼鉄の身体をしっとりと濡らしており、八号の鋼鉄の身体のあちこちに
木の葉や蔦が張り付いていた。労いの意味を込めてアグリアスはそれらを払ってやった。

 ほどなくしてアグリアスは八号を伴ってざくろの木の下まで戻って来た。完全な日の出が近い。さっきより明るくなって来ていて視界がいい。
 「このざくろを採りたいんだが、届かない。はしご代わりになってお前の上に私を乗せてくれないか」
 「カシコマリマシタ。ドウゾ」
 八号は片膝をつくとアグリアスが足をかけやすい様に両手を差し出した。いつも思うのだが、なんて従順なのだろう。
主と認識した者達の命に逆らう事など、教えられていないのだろう。聖アジョラが生きていた時代の機械仕掛けの人間……
 ぼんやりとそんな事を考えながらアグリアスが八号の大きな両手に足をかけたその時、つるりと足が滑り、前のめりに倒れそうになった。
 「!」
 「アグリアスサマ!」
 八号が咄嗟に大きく体勢の崩れたアグリアスを下から両手で、出来るだけそっと包み込む様にして支えた。八号の両手に女の重みがかかる。
 「あッ!? やっ!!」
 普段のアグリアスを知る者達からすれば信じられない様な可愛らしい悲鳴を上げて、アグリアスは八号の胸に寄りかかった。
そしてそのまましがみついて動かない。八号がそっとアグリアスを抱き起こそうとすると大きく跳ねる様にビクリと肩を震わせた。
 「……アグリアスサマ、ダイジョウブデスカ?」
 「う、動かないでッ!」
 アグリアスは混乱していた。未知の快感が下半身を痺れさせている。動きたくても身体が言う事を聞いてくれない。
お堅いアグリアスとて性の経験が全く無いではない。士官候補生の頃と、近衛騎士団に配属された時には付き合っていた男がいた。
二人ともそれぞれ卒業、配置換えでそのまま別れてしまって以来、男はご無沙汰だがそれでも男の感触を忘れた訳では無い。
しかし、今アグリアスの柔らかな肉の門に伝わるこの快感は一体何なのか全く見当がつかない。怖くて確かめられない。
 それでもなんとか少しずつ冷静になって、そっと視線を動かして自分の身体を見渡してみると八号の大きな鋼鉄の掌が
自分の尻を包み込んでいるのが目に入った。そして指のひとつが股の間に入り込んでいるのが分かった。
太い指はブーンとくもぐった音を出して震動し、アグリアスの股間を守るかのに覆っていた。この指の震動が……?
 好奇心だけだったとは思わない。それよりももっと積極的な、それでいて罪悪感を伴った何かにそっと背を押されて
アグリアスは少しだけ自分から腰を動かしてこの不思議な快感を確かめようとした。


確認はすぐに終わり、それは堪能にとって代わられた。


721:八号はしもべ
07/10/09 01:41:21 JYgvduJa
モヤモヤとした不安と解放感の入り交じった何とも言えない緊張を味わいながら震動を吸い尽くす様にして軽い絶頂を得たところで
遠くから自分と八号を呼ぶ仲間達の声がして我にかえり、アグリアスは慌てて立ち上がって八号に言った。
 「八号、今の出来事は皆には内緒だぞ。絶対に!」
 「ハイ。アグリアスサマ。ケサ ココデオキタコトハ ダレニモイイマセン」


 それ以来、アグリアスは何かにつけて八号と二人きりになれる時間を作っては秘密の遊戯を繰り返す様になった。
アグリアスはムスタディオが八号の指の震動を直してしまう事を恐れたが、八号が随意的にバランサーを解除する事が出来るのを知って
心底安堵した。勿論、生身の男のぬくもりと芯のある固さには敵わないが、八号の震動はこの世で八号のみが与えてくれる快楽だ。
今はただそれを享受したい。気の済むまで味わいたい。それに従順で知性ある機械の八号は何でも自分の言う通りにしてくれる。
だからアグリアスは自分をさらけ出せる。男相手なら口に出せない様な事を言える。自分でも驚くほど率直で淫らな頼み事が出来る。

 悪い事はしていない。悪い事は――


 八号の震える指を尻の穴に触れられただけで、媚薬交じりのひんやりした水が染み入る様な快楽が背筋を駆け上る。
細やかな震動がむず痒さにも似た狂おしい気持ちよさをもたらし、アグリアスの形良い眉を歪め、白い肌を桜色に染める。
以前、偶然に尻の穴に触れられた時の事を思い出しながらアグリアスは満たされてゆく。やっぱりここだって気持ちいい……
 「こっちも触って、早く!」
 八号の返事を待たずに空いていたもう片方の手の指を掴んで半分ほど花開いた柔らかな肉の園にもっていき、入り口を撫でさせた。
少し種類の違う快感がそれぞれ同時にアグリアスの脳を蕩かす。こんな気持ちいい事、イヴァリース中でも私しか知らないだろう。
八号には限界が無い。私の好きなだけ、この気持ちいい事を続けてくれる。恥かしい所も、汚い所も関係無く。
 声が出そうになるのをこらえてアグリアスは自分の指を噛んだ。血が滲むのも構わず、はしたない自分への罰であるかの様に噛んだ。
それでも、押し殺した泣き声にも似た甘い声が切なそうな吐息と共に漏れてくる。それがアグリアス自身をいっそう昂らせる。
 いつしか尻穴がぬるぬるしてきていた。秘奥を潤し溢れた蜜が尻穴と八号の指にまで行き渡っているのだ。
 「八号」
 「ハイ。アグリアスサマ」
 「……お尻の穴にも指をほんの少しだけ入れて。ほんの少しだけよ。いいって言う所まで入れたら、そのまま動かさないで」
 「ハイ。カシコマリマシタ」
 「もう片方の指は……ゆっくり奥まで入れて。それで動かして。 ……いつもみたいに」


722:八号はしもべ
07/10/09 01:42:44 JYgvduJa

 連日の強行軍でみんな疲労が溜まっていたのか、珍しい事にその晩は夕食をとり終えた者から早々と
各々に割り当てられた宿に引っ込んでいた。
今回選んだ宿もそうだが、大抵の宿は一階が酒場になっているので夕食後はそこでささやかな酒宴を催すのが通例だ。
大きな酒場であれば一行が全員集まって賑やかに酒を酌み交わす事もある。
 しかし、この日の夕食後だいぶ経ってからも一階のこじんまりとしたバーカウンターで肘をついているのは
アグリアスの忠実なる部下にして戦友であるアリシアとラヴィアンの二人だけだった。
もちろん彼女達とて疲れてはいたのだが、この二人にはどうにも気になって眠れない理由があったのだ。

 「ねえラヴィアン、最近のアグリアス様っておかしいと思わない? 以前は八号なんて大して気にもとめてなかったのに」
 退屈そうに頬杖をついたアリシアが、空になったグラスを手の中で転がしながら周囲には聞こえない位の小さな声で呟く。
 「そうね……。それは私もちょっと感じてた事なんだけど」
 アリシアの隣で安物のワインを舐めていたラヴィアンもまた、小声でそう返すとグラスを置いた。
 「私、思うのよ。あの方って何か辛い悩み事があったりしても人にそういう弱みを見せる様な人じゃないでしょう。
  八号の話を聞くのが面白いからっておっしゃってたけど、本当はそれだけじゃなくって
  もしかしたら八号の前で辛かった事や何かをこぼして、涙なさっているんじゃないかなって。機械は黙って何でも聞いてくれるもの」
 「……もしそうだとしたら、私、悲しいわ。他の人達ならともかく、せめて私達には言って欲しいよね」
 「悩み事があっての事かどうかは分からないけど、気になるでしょう? ね、ラヴィアン。今からちょっと様子を見に行ってみない?」
 「様子を見に、って…… それはそれで失礼じゃない。もう夜も遅いし、お休みになっているかも知れないわ」
 割とお調子者でその場のノリで行動してしまう所のあるアリシアと違って、ラヴィアンは少し固くて融通の利かない面がある。
 「もう! だから、部屋の前に行ってちょっと聞き耳を立てるだけよ。もしすすり泣きの一つでも聞こえてきたなら、
  その時は私達でアグリアス様を慰めてさしあげなくっちゃ。機械は一緒に泣いてくれないわ」

 
 宿の二階、廊下を挟んで左右に並ぶドアの一つ。
燭台を手にその前まで忍び足で歩いて来たアリシアとラヴィアンは、あらかじめ用意してきた紙筒の端をドアにそっとあてがうと
もう一方の端に耳をつけた。
 二人は意識を紙筒に集中し、いびきや歯軋りといった周囲からのあらゆる雑音を含んだ中からドアを隔てた向こうの空間の音だけを拾い上げる。
 ややあって二人は声を押し殺しているかの様な微かなアグリアスのすすり泣きと、ブーンという八号の唸る様な作動音を確かに聞き取った。
八号に辛い胸の内を打ち明けて泣きながらも周囲に漏らすまいと枕に顔を埋めて嗚咽するアグリアス。
その姿を想像して二人は胸を締め付けられ、切ない痛みを覚えた。


723:八号はしもべ
07/10/09 01:43:32 JYgvduJa
(やっぱり私の思った通りだわ。ラヴィアン、こんな時こそ私達がアグリアス様を慰めてあげないと)
 (でも鍵がかかってるし……また明日でもいいんじゃない)
 (バカね! あの方はこうして泣いている事を隠しているんだから現場を押さえて直に言わないと。
  お叱りを受けるのは覚悟の上よ。それでもいいの。機械にしか悩みや泣き事を言えないなんてあんまりじゃない!
  それに鍵なんてシーフをマスターした私の前ではそんな物、無いも同然よ)
 言うが早いかアリシアはポーチの中から幾つかのピンを取り出して何やら鍵穴を触り始めた。
 (アリシア……最初からそのつもりで……)
 真剣な眼差しで鍵穴と格闘すること五分、鍵穴の奥から金属同士が擦れ合う小さな音と手応え。アリシアは開錠に成功した。
 
 


724:八号はしもべ
07/10/09 01:44:32 JYgvduJa
(いい? そうっと、そっとよ、ラヴィアン。アグリアス様を出来るだけビックリさせない様に)
 極力音を立てない様、慎重にゆっくりと少しだけ開けられたドアからそっと顔を出したアリシアとラヴィアンの目が
次第に暗闇に慣れてきた時、二人は固まってしまった。
アリシアが後ろ手に持っていた燭台がその手から滑り落ち、ガランと派手な音を立てて堅い木の床に転がる。
傍らのラヴィアンが慌ててそれを拾い上げてかざすと
薄闇の中、全裸で何か大きなものにしがみつき手足を絡めてのけぞるアグリアスの痴態が照らし出された。
 突然の闖入者にアグリアスは唖然とした。確かに鍵は掛けた筈なのに、何故!? 一体――
 「見……見るなッ! 見ないでッ」
 しかし二人の部下は金縛りにかかっているかの様に動けないでいる。そして、見ている。
薄暗い小部屋の中でなお白さの際立つムッチリとした太ももとその付け根、女の深奥で淫靡な水音を立てて出入りするものを。
二人の視線がそこからぎこちなくアグリアスがまたがっている大きな影の方に移動し、それが八号である事を、
そしてアグリアスに出入りしているのが八号の太く無骨な指である事を理解するまでさほど時間はかからなかった。
 「い、いや…… アグリアス様……」
 アリシアが抑えた口元から掠れた声で呟く。一方のラヴィアンはいつの間にか両手で燭台を握り締めていた。
ラヴィアンは声ひとつ立てはしなかったものの、その動揺はガクガクと揺れる蝋燭の灯に如実に表われている。
二人の部下からの拒絶、軽蔑、そしてあからさまに猥雑な好奇心のこもった視線を浴びてアグリアスは唇を噛む程に羞恥したが、
その間にも忠実な鋼鉄の僕は休む事無く黒光りする太い指先をアグリアスの蜜に溢れた秘肉に挿し入れては内側の襞を擦り上げ、
そして絡みつく秘唇から逃げ出そうとするかの様に抜き出し、震えながらそれをひたすらに繰り返す。
現実感の無い暗い夢を見ている様な空間にじっとりとかぶさる沈黙の中、ヌチャヌチャという淫らそのものな水音が止まらない。
 今この生暖かく熱気を帯びた小さな部屋を支配するその音に圧倒され、アリシアもラヴィアンも声ひとつ立てられないでいる。

 終わった。私は、もう……

 これから自分はどうなってしまうのだろう。この二人の口に戸を立てる事など出来はしない。
この事を皆に知れらたら蔑まれ、好奇の目で見られ、事によっては隊の男達の性欲の捌け口にされてしまうかも知れない。
それらの不安と恐怖と後悔に続いて、プツリと糸が切れた様な解放感。もう皆の前で気丈な女騎士として振舞う必要は無い。
快楽の為に偽の命を吹き込まれた鉄の人形にしがみついた女もまた、偽りなくアグリアス・オークスの真実なのだから。

 ……もうどうでもいい。もう何も考えたくない。いっそ全てさらけ出して最後まで――
 「……八号ッ、もっと……もっと早くしてッ!」



                                                          (fin)



725:名無しさん@ピンキー
07/10/09 02:37:05 2b2siETf
すっごくえっちいです。

726:名無しさん@ピンキー
07/10/09 07:25:25 KGONGH5s
不覚にもワロタ

727:名無しさん@ピンキー
07/10/09 07:36:31 82Ewhjzl
やはりアグもはしたなき娘であったか(職人へのGJ的なニュアンスで)

728:名無しさん@ピンキー
07/10/09 08:01:01 C6x7XePe
GJ!
あのリクをこんなエロく昇華するなんて凄過ぎる
アリシアとラヴィアンの周到ぶりにワロタw

729:名無しさん@ピンキー
07/10/09 12:44:20 TMDCIyJp
乙!!!なんという背徳的エロス

この後性の捌け口にされるアグやムスタの嫉妬攻めを受けるアグや
性に奔放になってラムザを掘るアグとかいう健全な展開は!?


730:名無しさん@ピンキー
07/10/09 14:41:18 4dlNMJj9
乙そしてGJ!
個人的には実用的なエロではなかったが実に味わい深く読めるエロだと感じた。
なんていうか、雰囲気がある。

731:名無しさん@ピンキー
07/10/09 20:30:59 PP1zGB8J
>>729みたいなのを見て
調子づいてリクエストをエスカレートするのはどうなんだと考えさせられる
自分で書きゃいいじゃん

732:名無しさん@ピンキー
07/10/09 20:49:35 82Ewhjzl
「それ」を書きたくて書いたわけだし
乙!これはどう!?これを書いてみたら?!
てのは正直アレだろうね

733:名無しさん@ピンキー
07/10/09 23:19:34 8UUZC1RW
アレといえば>>643もアレだな
結局逃げたか

734:名無しさん@ピンキー
07/10/10 01:25:44 5Y5OkFb0
>>730
どっちかっていうと男性よりも女性の方がハアハアできるシチュのSSなのかも試練

それにしても新作がもう保管庫に入ってるとは!まとめの中野人乙!


735:名無しさん@ピンキー
07/10/10 02:09:02 j8L4Gm8c
ビミョ~な褒め方するぐらいなら、むしろ書き込まないぐらいで賢明だとおもうがな。

736:名無しさん@ピンキー
07/10/10 04:48:23 Bj7eTMcx
そしてまた論議の時間が始まる……

737:名無しさん@ピンキー
07/10/10 07:14:01 vUcQKKr8
キャラがアグリアスなだけに、余計に背徳感と破滅が際立ってると思う。GJ!
最後の方でアリシアとラヴィアンが軽蔑・拒絶・好奇心~
ってあるけど、もし先にこいつらが八号オナを発明してたらこの2人の方がよっぽどハマってそうだよなw

738:名無しさん@ピンキー
07/10/10 10:32:51 5klKteqj
リオファネス城でメリアドールにゲルモニーク聖典を読ませながらする
純愛なラムザ物きぼんぬ

739:名無しさん@ピンキー
07/10/10 16:11:21 2mCZLL2c
しかしまぁ、なんだな…うん、あれだ

740:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:40:48 5Y5OkFb0
もうね、どうしろと。お前きぼんぬと書きたかっただけちゃうんかと。

741:名無しさん@ピンキー
07/10/11 01:11:16 XxCMOj9d
>>733
いやまだ分からんぞ。プロバイダ規制がまだかかってるのかも知れない。
・・っていうか、じゃあPCから携帯にメールで文章送って携帯から投稿しろよって思うけどな。

742:名無しさん@ピンキー
07/10/11 01:28:13 4puQcXYT
>PCから携帯にメールで文章送って携帯から投稿しろよ

俺なら自分でもそんな糞めんどくさいことまでして2chに書き込みたいとは思わんし、
あれだけ回りからとやかく言われた人に「しろよ」とはまたスゲー言い草だなw

743:名無しさん@ピンキー
07/10/11 08:26:10 LlMmjmmk
おまえらアレの続き読みたいのか?どうみても童貞リア厨が頑張って書いたとしか思えなかったんだが。

まあ逃げたに一票。最初から逃げ腰だったしな。

744:名無しさん@ピンキー
07/10/11 16:47:48 seU3EGB6
まあ、この流れで更に投下できるならたいしたもんだし、
仮に逃げたとしても仕方ないだろ
もしかしたら、ほとぼりが冷めたころに来るかもしれないし、
何食わぬ顔で書き込んでるかもしれないけどなwwwww

いずれにしても、あんまり叩いてると他の書き手まで来なくなるぞ

745:名無しさん@ピンキー
07/10/11 17:44:49 3eGuvg0s
こんな腐りかけのスレに投下する職人は偉いよ。
なんでそんなに優しいのか、頭の中を覗いてみたいくらいだね。

746:名無しさん@ピンキー
07/10/11 18:11:14 CBtXdP+G
単に過疎なだけならともかく、口やかましさだけはなまじの盛況スレの遥かに上を行く有様だもんな

747:名無しさん@ピンキー
07/10/12 01:16:12 blYwsVuh
このスレってそんなに腐ってるかなあ
職人諸氏は書きたいから書く!のであって優しいとかは関係無いんじゃねw

このスレ最初の方で既に過疎ってたから途中で落ちると思ったけど
なんだかんだいいつつもう750近くまで伸びているんだよな
毎日何かしらレスがつく様になってるし(カミツキが多いけどw)

投下されるSSも良作が多いスレだと思うし、保管庫まで出来たスレを腐ってるとは思わないなあ

748:名無しさん@ピンキー
07/10/12 01:24:53 7K5madVc
好きなのじゃなくて注文とって書いているじゃん
そこまで職人のプライド潰して追い込んだのこのスレの住民だろ?
腐っているじゃないか

749:名無しさん@ピンキー
07/10/12 02:05:54 blYwsVuh
注文っていうかリクに応じる人もいるし、リクとか関係無しに書く人もいるし
組み合わせなんて限られるから、単にリクと書きたいものが一致してたものもあると思うんだけど
それにリクってネタ提供(シチュ提供)でもあるから職人に貢献してるとも言えるんじゃないの?

一言書き手からの意見を聞きたいところだ

750:名無しさん@ピンキー
07/10/12 03:36:17 EcNdnyPA
盛り上がってまいりました!

751:名無しさん@ピンキー
07/10/12 05:55:31 foEByiSa
もう投稿したくないお

752:名無しさん@ピンキー
07/10/12 07:39:53 A9XVDtjd
俺ももう投稿したくない

753:名無しさん@ピンキー
07/10/12 07:43:08 Vebdl0uq
俺も俺も!

754:名無しさん@ピンキー
07/10/12 10:20:48 +YbQ9OjA
スレの流れとか気にしない(≠空気読まない)剛の者な職人も居れば
しり込みしちゃう人も居るかもしれないけど
名無しがハバ効かせてるスレじゃあ新規の人は望めないよ、怖いし
無理にマンセーしろって意味じゃないけど
カップリングとか感想の後に続けざまにクレクレするなど
それで普段はケンカばっかりしてるから空気が悪くなってる

ラムレゼの人への突っ込みはわかるけどなんでそんなに作家に求めるのかな、と

755:名無しさん@ピンキー
07/10/12 13:32:10 Q2NefYXK
アグリアススレに常駐している語りたがりのバカ共が、こっちにも流れてきているんだろ。
迷惑な話だ。

756:名無しさん@ピンキー
07/10/12 18:11:11 JwsDwxNv
こんなFFTのエロパロスレはイヤだ!


読み手しかいない

書き手しかいない

投下されたSSの内容(陵辱とか)を実践してタイーホされる奴が出た

しかもそのせいでスレがワイドショーや週刊誌に晒されまくる

『おっぱい揉んだ』『おっきした』程度のエロ描写しか無い

いつの間にかDQのスレになっていた

いつの間にかDQNのスレになっていた

カミツキ合いのみで1000までいく

しまいにゃカミツキがテーマのSSが投下される
着エロ描写がブームだ

IP調べたら職人の中に松野がいた事が判明

しかもそのSSは『キャラ崩壊してる』とか『世界観無視かよ』などと叩かれていた

1日一行のペースで投下されるSSが長期連載
しかし内容がプロ級なのでみんなブーブーいいつつも投下を待っている

757:名無しさん@ピンキー
07/10/12 18:45:41 Tq3SBLkf
>>756

> 書き手しかいない
> 着エロ描写がブームだ
> IP調べたら職人の中に松野がいた事が判明
> 1日一行のペースで投下されるSSが長期連載
> しかし内容がプロ級なのでみんなブーブーいいつつも投下を待っている

こういうことなら歓迎なんだが

> しかもそのSSは『キャラ崩壊してる』とか『世界観無視かよ』などと叩かれていた

はそれはそれでおもしろそうだが

758:名無しさん@ピンキー
07/10/12 18:53:31 JwsDwxNv
ああ~、まあそう言われてみりゃそうかも知れんw

759:名無しさん@ピンキー
07/10/12 19:53:32 +YbQ9OjA
松野は最終的に自分で世界観?壊すからな
化け物が必ず出てくる

760:名無しさん@ピンキー
07/10/13 07:56:48 WdiqJLYg
文章で着エロってのはある意味新しい(? よなあ。いいなあ。
ズブ濡れで透けてる図とか。

雨でズブ濡れになって白いローブスケスケ、身体と下着のライン丸出しの白魔道士とかどうよ。

761:名無しさん@ピンキー
07/10/13 10:31:28 W2v0sBwM
着エロ激萌え。
いやマジな話、FFTの汎用キャラは衣装デザインの萌えも大きな魅力だと思うわけで

話術師の女の子のスカートのスリットに手を入れて狼藉を働きたい

762:名無しさん@ピンキー
07/10/13 11:51:23 xkvRQMYf
狼藉ワロスwwwwww

着エロというのであれば、露出度が高いキャラではなくむしろ肌をあまり出してないキャラの方がいい
ナイト♀が恥ずかしそうにうつむきながらロングスカートを自分でめくり上げてる絵とかかなり萌える

……ここでパンツを見せてるかどうかが大きな分岐点
見せてるならチラなのかモロなのかでも大きく変わる
俺はチラ派だがなッ!…いや見えそうでギリギリ見えてないのも捨てがたいッ

763:名無しさん@ピンキー
07/10/13 12:15:45 KbYePdRh
風水士とものまね士のスカートの丈がだね

764:名無しさん@ピンキー
07/10/13 12:28:26 14IJf6mN
着エロといえばナイトとか暗黒騎士とか竜騎士だろうが!

765:名無しさん@ピンキー
07/10/13 12:40:54 FUcGT7LC
白魔道士のローブにもぐりこめ

766:名無しさん@ピンキー
07/10/13 20:01:32 RvhOdrNc
鎧はいいな、重装備であればあるほどいい…
甲冑がはずされていくさまを書いてるSSなんかは実にいい
アーマーブレイクとかもいいがやっぱり装備をじっくり剥いでいくっていうシチュエーションが
そそられる

767:名無しさん@ピンキー
07/10/14 00:20:15 oFe7OkqR
>>763
けしからんのか?

768:名無しさん@ピンキー
07/10/14 03:02:32 QC9FNI0U
この流れなら言える・・・


絵師光臨きぼん!

769:名無しさん@ピンキー
07/10/14 04:37:48 BTD4TUFs
角二かVIPで言えよ、ンなこた。

770:名無しさん@ピンキー
07/10/14 10:40:44 tXCQKyFG
そういやこのゲームをやりこんでた頃は男を全員除名してハーレム作って悦に入ってたなあー..
まさに厨房だったw

そんなわけでハーレムっていうか女達の欲求不満を解消の道具にされてしまうものの、
毎日ヘロヘロになりながら健気に頑張るラムザ×複数女きおんぬ

771:名無しさん@ピンキー
07/10/15 01:45:11 /uOiYixV
そこで、女キャラだけで固めてハーレムだぜ!と悦に入っていたら
女キャラが全員レズ同士でくっついてしまって夜な夜な独り身のラムザを幻視した

ついでに言うとウィーグラフ(部下が全員女ユニット)も
同じ事を企んで同じ展開に陥っていたりすると大変笑えるかもしれない

772:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:17:24 S55wxjC5
他人の否定の仕方上手いなw

773:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:58:07 6PbsziNT
以前からなんかやたらと人につっかかる奴がいるな
うっとおしい

774:名無しさん@ピンキー
07/10/15 04:45:48 CaILTbLF
いやー、まあ別に否定された感は無いんだけどね。いわば俺の書いた事のパロディでしょ

ウィーグラフも云々のところはちょっと笑えたw
アイツはあからさまにハーレムだもんな。ゲームやった時にこのスケベ野郎うらやま..けしからん!って思った覚えがある


775:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:08:35 53CaTGwI
けしからん度でいえば、PSP版共同戦線の
「神殿騎士団員募集」のクレティアンも負けていない

PS版では影薄いだけの奴だったのに
まさかあんなウハウハな職場だったとはうらやま…もといけしからん

776:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:22:50 bYY90l6l
必要な子>>770-771
いらない子>>772-773

777:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:57:59 IGEGnVz2
>771
考えてたオチが見事に先越されててワロタw
まぁ勢いで書き始める前で良かったぜ

778:名無しさん@ピンキー
07/10/15 13:43:33 l4bfpEYH
>>774

ギュスタヴ「ウィーグラフの野郎、他人様にテメーのお高い理想を押し付ける割には
自分は寄って来た女共に囲われて、参ったな~とか言いつつ毎晩とっかえひっかえウハウハかよ!




や っ て ら れ っ か ボ ケ ! ! !

…とまあ、実はこんなんが真の歴史だったりしてwww

779:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:21:55 mXWSXvy1
>>778
それで離反されて実状が>>771だったとしたらルカヴィになったのもわかる気がするぜ

780:名無しさん@ピンキー
07/10/15 17:27:42 l4bfpEYH
うはwww切ねぇぇえwww

でも逆にいうとハーレムしちゃう様業の深いな奴だったからルカビーになったという可能性も。
まぁハーレムまでいかんでもあんだけ女に囲まれてたんだから一人や二人は食い食われしたんだろな

781:名無しさん@ピンキー
07/10/15 18:31:36 jwd1e4AC
ここまでバカな雑談しかなくなったのと職人が来なくなったのなら
落としてFF総合にでも統合したらどうなんだ?

他スレならここまで暴れるやつらは住民が叩くだろうから

782:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:13:16 bYY90l6l
>バカな雑談
ネタを含んでおk
そっからひろう人もいる

>職人が来ない
>781みたいに空気悪くする人がいるので…

783:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:33:07 j9au1o7i
>>781
そもそもここは隔離スレじゃなかったか?
というよりよそのスレに飛び火させるほうが問題だ

784:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:01:07 8IHH959R
どこのスレだって投下ない時はだいたいこんなバカエロ雑談で進行してると思うんだが
それにすら目くじら立てるってどんだけご高尚な自治厨だよ

785:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:01:49 bYY90l6l
釣りでしょうね

786:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:45:00 BdfYAdl3
前スレだったかな…ウイユヴェールのエロパロあったよね?

787:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:45:49 bYY90l6l
保管庫に入ってるな

788:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:56:01 BdfYAdl3
そうか、早速見てくる

いままでテンプレの保管庫に気づかなかった俺涙目w
算術間違えて味方全員死んだとき以来のヘマだ…

789:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:06:03 CaILTbLF
テンプレっていうか>>678の保管庫の方じゃね?

790:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:19:32 4I5DfRcO
アグたんが中盤以降かげが薄くなるのは
大所帯になったラムザ一行の補給や経理、軍需品の調達など地味な裏方をやってるからと推測
戦場での勝利は事前の準備で決まるので、何ら不自然ではない。
信頼されてなければ出来ない仕事だと思うがどうだろう?

791:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:35:02 bYY90l6l
除名できるキャラだからです

と身も蓋もないことを言うけど
実際幕間には色んな劇があるのだろうし
そこらの妄想を張り巡らせるのもイイと思う

792:名無しさん@ピンキー
07/10/16 02:23:12 wQb6pmpS
アグリアス「この身を貴公に預けると言ったな。そして貴公はそれを肯定した。なので夫婦だな」
ラムザ「あれってプロポーズだったんですか!?」

という感じのをどこかで見た

793:名無しさん@ピンキー
07/10/16 09:01:58 DPK2/yIa
あず・ける あづける 3 【預ける】
(動カ下一)[文]カ下二 あづ・く
(1)身柄や金品を人の手もとに置き、その世話や保管をたのむ。
「荷物を―・ける」
(2)管理・運営の責任をまかせる。
「印鑑を君に―・ける」
(3)預金・貯金をする。
「銀行に―・ける」
(4)体を人にもたせかける。
「上体を―・ける」
(5)紛争や勝負の決着を他人にゆだねる。処理をまかせる。
「けんかを―・ける」「勝負を―・ける」

うーむ・・・・・

794:名無しさん@ピンキー
07/10/16 09:15:30 DPK2/yIa
ああ、身柄を~ってあるから、一応(1)か。日本語だからどうとでも解釈できるけど。
「世話を頼む、今後ともヨロシク」ってとこか?
そこにもうちょっと色気のあるニュアンスを含んで妄想してみるテスツ

795:名無しさん@ピンキー
07/10/16 13:19:35 5MAuiBiw
「あなたについていきます、好きにして(はぁと)」を
お堅いアグリアスが言うと「貴公にこの身を預ける」になる
などと妄想セーブ発動
そしてそのセリフの後には押し倒し押し倒され返ししつつ怒涛の様なセックルシーンに突入する二人の姿が!

ってなんかアグスレみたいになってきたので自粛

796:名無しさん@ピンキー
07/10/16 15:48:38 pNtMiVdT
じゃあ他女子も

ラファ「お返しもまだなのに…私にできる事はもうないの?(ウロ)」
→「いっぱいイカせてくれたのに…私にお返しさせてちょうだい」とか
オヴェリア「私もアトカーシャ家の一員。自分の進退は自分で決めます(ウロ)」
→「私だって一人の女。上になるか下になるかは自分で決めます」
メリアドール「自分よりも大切なものができたとき、それが愛なのかもしれない…(ウロ)」
→言うまでもない
レーゼ「!」→(ちょっ、見られちゃった! 見られちゃったイヤアアアアアア!!!!)
とかいう風に翻訳できるね
エロって素晴らしい

…ってラファ以外除名メッセージじゃないねスマン

797:名無しさん@ピンキー
07/10/16 17:16:15 xl3ESjoX
モンスターの
(俺、お前を守る。お前、俺を守る。違うか)(うろ覚え)
なんかも捨てがたい

798:名無しさん@ピンキー
07/10/16 17:51:21 5MAuiBiw
発情期に入ったベヒーモス、調教の甲斐無く
普段可愛がってもらっている世話係ラヴィアンの天幕に突進!
押し倒し押し倒され返しつつ怒涛の様なセックルシーンに…
ラヴィアンがマジで裂けてしまうぞorz

無難にうりぼう辺りならありかw

799:名無しさん@ピンキー
07/10/16 18:02:50 tD2N0X8X
FFジャンルなら普通に異種姦モノでベヒーモス姦あるじゃん。
以前5のファリスがやられてる絵とか見たぞ。

800:名無しさん@ピンキー
07/10/16 18:46:06 5MAuiBiw
なんと、そういう絵は既に存在してたのか
考えてみれば「馬と女」とか実際にあるわけだから、ベヒーモスくらいはなんとかなるのかw

801:名無しさん@ピンキー
07/10/16 19:27:48 hSy5/Ahk
ベヒーモスって獅子なんだっけ?牛?

802:名無しさん@ピンキー
07/10/16 19:53:39 DPK2/yIa
>>801
元ネタの聖書だかなんだかでは確かカバ(諸説あり)。
FFTの世界では明記されてないけど(オリジナルの種という設定か)
大熊とかライオンみたいなポジションの猛獣ってとこでは。

803:名無しさん@ピンキー
07/10/16 20:14:26 w47M/OfK
PSP版のムービーを考えるともっとデカい。
象以上のサイズイメージだよな。

804:名無しさん@ピンキー
07/10/16 20:39:59 lg9C3Ysq
そうか、ルッソがすんごい大立ち回りしてたっけね
ドット絵で見る限り人もモンスターも一律一マスだから
FFT世界のモンスターはさほど大きくないのかと思ってたよ

805:名無しさん@ピンキー
07/10/16 20:55:17 hSy5/Ahk
チョコボは何気にすごいでかいよな、よく考えると
労働八号も実はかなりでかかったりするのかな

806:名無しさん@ピンキー
07/10/16 21:35:59 wQb6pmpS
チョコボは不思議のダンジョンとかドット絵とかで小さい感じの先入観があるのかね

汎用キャラのヘルプメッセージ+ジョブで妄想もありかな

807:名無しさん@ピンキー
07/10/16 21:55:48 CNsIon9f
>>762
>>766
戦技習得済みの♂話術師が
 ジリジリと追い詰めながら剣、楯、兜を破壊して
死ぬかヤるかの瀬戸際で
 「ほめる」、「おどす」を繰り返す。



話を時間が出来れば書きたい。

808:名無しさん@ピンキー
07/10/16 22:10:05 BPg6tKMY
>>796
メリアのメッセージは気になるよな
誰に向かって言ってんのかと

この台詞だけ見るとすんごい直球な割には、
実際の行動で露骨に誰かに想いを寄せてるそぶりがあまりない所がまたイイ

809:名無しさん@ピンキー
07/10/16 22:28:05 hSy5/Ahk
俺はイズルードとヴォルマルフだと思ってた
信仰以上に彼女の行動理由だし
つまり近親相姦をだな

810:名無しさん@ピンキー
07/10/16 23:59:53 mwAPFYjw
「貴公に預ける~」とか言うシーンは結構SS的に盛り上がりそうだがな
今のところ見たことがない

811:名無しさん@ピンキー
07/10/17 01:02:16 PQA3NOTw
ハーレムのネタからの連想で暗いラムアグが脳内に湧き出てきた。
ハーレムとは全然関係無い話なんだけど。

最近スレ進行のペースが微妙に早いから投下は次スレになるかも。

812:名無しさん@ピンキー
07/10/17 05:40:31 wKvCcqWy
期待しないで待ってます

813:名無しさん@ピンキー
07/10/17 08:58:31 yxz/n98q
>>811
予告はあってもその後投下が無いというパターンを腐る程見てきてるんで、
(それを表に出すかどうかはともかくとして)こういうカミツキはスレ住人の正直な心情。
外野の罵声を気にしない人でないと、ここでは書けないと思う。

何が言いたいかってーとまぁがんがって下さいってこった。

814:名無しさん@ピンキー
07/10/18 01:56:13 qIoupZkK
またこの流れか 飽きたっつの

815:名無しさん@ピンキー
07/10/18 06:55:24 5zkJyT7e
頭でっかちのカミツキガメばっかり

816:名無しさん@ピンキー
07/10/18 09:15:35 zclSLAZv
ここらで以前に予告のあったSSが投下されれば雰囲気が変わると思うんだがなあ…
遡って調べてみたらラムメリ後半とムスアグと労働八号と耳弱ドラゴンがあったが
耳弱ドラゴンは叩かれたから投下し辛いだろうな

817:名無しさん@ピンキー
07/10/18 09:17:22 zclSLAZv
労働八号は投下済みだったスマソ orz

818:名無しさん@ピンキー
07/10/18 15:05:33 ciH8AGRy
よかれと思ってのことなんだろうが、もう安易に過去をほじくらないほうがいい。

819:名無しさん@ピンキー
07/10/19 00:55:57 +rKdcq/j
百合スレってどこ?

820:名無しさん@ピンキー
07/10/19 01:02:04 CmrRl/lJ
レズ・百合萌え板がある。

821:名無しさん@ピンキー
07/10/19 01:55:47 ydbys5lm
仕掛り4件、しかも全部最近って結構優秀なスレじゃないか。
腐るほど見てきたってのは一体どのスレの話だ。
余暇で書いてるんだろうから気長に待とうぜ。

みんながんがれ。俺もがんがる。

822:名無しさん@ピンキー
07/10/19 07:50:12 EmPA2hrM
労働八号の話は予告から投下が結構早かったが、これはむしろ例外な方だろ。
気長に松に同意。

ところで821は予告してた中の一人?何書いてる?

823:名無しさん@ピンキー
07/10/19 22:47:24 7ZTSHaXw
いや予告はしてない人
また保管庫に載せてもらおうと企んでる、ただの名無し

824:名無しさん@ピンキー
07/10/20 10:37:26 tj97Jg5F
気長に投下待ちという大きな流れの中でマダー?と逆らおうとする俺

825:名無しさん@ピンキー
07/10/20 13:11:52 U+JD3QaU
ではその努力もここでおしまいだなッ!

826:名無しさん@ピンキー
07/10/20 15:43:38 gUGf7qG/
久々に来たら保管庫できたのか、管理人さん乙でした
で、ふと思ったけど直接職人さんとやりとりできるように
メール設置したらどうなのかなーと思うんだけど

特にこのスレで要望とか言いにくくないのかな?

827:名無しさん@ピンキー
07/10/20 17:50:18 HoYiFNYY
スレで言いにくい事とかは特に無い。

要望ったって誤字脱字の訂正やら掲載の可否くらいでしょ?
まさかそういうのが荒れの原因になるとは思えないし。

828:名無しさん@ピンキー
07/10/20 18:16:25 HoYiFNYY
↑ 書き手からの意見ね、一応。

829:名無しさん@ピンキー
07/10/20 20:57:20 luK2+RIo
じゃあ繋ぎに>>770ベースのエロくないバカネタでも・・・

830:名無しさん@ピンキー
07/10/20 20:58:36 luK2+RIo
○月×日。今日から日誌をつけることにした。
盗賊団の討伐くらいで大きな戦闘になることはないだろうけど、記録を残して置くことは今後の戦いの糧になるはずと思ったからだ。
書き始めた以上は三日坊主にならないように気をつけたい。
まずは最近の不安のタネである、この隊の女性比率の高さについて。全体的に実戦経験も乏しく、正直、戦力としてはまだ未知数。
でも小さいとはいえひとつの隊を任されたのだから、ここはリーダーの資質として・・・

「すみません!隊長!いますか!?」

ドカンともバゴンとも形容し難い音を立てて、唐突かつとても勢いよく宿の扉が全開した。
「あ、隊長!夜分にすみません!お邪魔してよろしいでしょうか?!ご相談したいことがありまして!!」
「へ?あ、ああ、うん。どうぞ。散らかってるけど」
び、びっくりした・・・。
勢いよく入ってきたのは、先日、隊に補充したばかりの見習いの娘だった。少し一生懸命すぎる感があるけど、とてもまっすぐで綺麗な目の子だ。
鉢金以外の装備を脱いだラフな薄着姿で、妙に真剣な眼差し。いつもの丈の短い服から覗くまだまだ発展途上な素の手足が、なんだかとっても初々しい。
「どうかした?何か困りごと?隊に馴染めないとか」
「いえ!みなさんとっても良くしてくださいます!!」
ぶんぶんと大きく首を振る。
「ああ、じゃ進路の相談?編成の問題もあるけど、もしなりたいジョブがあるんだったら言ってくれれば、可能な限り希望は聞くから」
「違います!」
言うが早いが思いっきりカオを近づけ、僕の両手をガッと痛いほど握り締める。
「え、あの」
夜中に部屋に二人きりという状況をふと意識して、僕は・・・なんというか、いろんな意味でドキドキしてきたんですけど。
「スキあり!」とかいって投げ飛ばされそうなノリが怖い。
「正直に言います!私、怖いんです!いろんな英雄たちにあこがれてこの道を選んだけど、結局何者にもなれずに死ぬんじゃないかって!」
「あ、・・・あ、そう・・・」
「でも私は戦士の道を選んだ!選んだ以上、『せめて大恋愛をしてから死にたい』とか『身体に傷がつく前にイイ男に抱いてもらいたい』だとか、
そういう『女』としての雑念は捨てて、強くならなければならないんですッ!!」
目をきつく閉じて、ぶんぶんと左右に首を振る。
・・・って、それは完全に本音じゃ・・・
「だから私、決めました!隊長、私の・・・私の『女』を、もらってくださいッ!!!」
「え!?いや、あの、ちょっと落ち着いて・・・」
「もう決めてきたんです、初めては英雄として尊敬できる人にって!ごめんなさい隊長!えいッ!」
「ふぐぉッッ!!」
至近距離からのタックルをもらい、僕の身体はベッドの上に吹っ飛ばされた。
しかも着地位置が悪く、後頭部をしこたまカベに強打する。
軽く跳ね返って朦朧とする意識の上に、どうやら下着もつけていないような、薄着のやわらかい感触が覆いかぶさってきた。
「私、信じてますから!隊長は、隊長は女の子に恥をかかせるような人じゃないって!!!!」
「わ、わかった!わかったからせめてドアしめてきてよッ!!!!!」


追記:本当に初めてだったみたいでした。

戦闘終了後、まだ余韻の中にいたその時に、
「あの、隊長」
「ん?」
「ありがとうございました・・・私、ラムザ隊長のためならこの命、捧げることができそうです」
本当に幸せそうな表情で呟いたそのセリフに、ちょっとグッときてしまったことをここにだけ告白しておこう。

ところで。結構イイ声出してたけど、隣に聞こえちゃってないだろな?

(see Next.)

831:名無しさん@ピンキー
07/10/20 20:59:32 luK2+RIo
○月○日。戦闘中に負傷。
原因は、自分の心に生じた悩み。彼女の言葉を聴くたびに、僕の剣を振る手は鈍る。
でも・・・骸旅団は、ミルウーダは本当に悪なのだろうか。倒すべき本当の相手が見えていないと、いつか取り返しのつかないことに・・・

こんこん、と控えめだがはっきりとしたノックが、僕の思考を中断した。
「ラムザ?いるんでしょ?お薬の時間ですよ~」
「あ、そうか。どうぞ、入ってよ」
にまにましながら部屋に入ってきたのは、隊のアイテム士。士官候補生時代からの付き合いで、異性であることを意識させない気安い友人だ。
「はいコレ。ポーション三本と、いちおう包帯を持ってきたわ。そろそろ代えるでしょ?」
「助かるよ。左肩って巻きにくくて」
「はいはい、脱いで脱いで」
ベッドに腰掛けるが早いかテキパキと上半身を裸にされ、包帯を巻きなおす。僕は申し訳ないくらいされるがまま。
「はい、終わり。動きにくかったら言ってね」
「ああ、ありがとう。相変わらず上手だね」
「・・・元気ないわね。やっぱり昼間のアレ、気になってるんだ」
いたわるような表情に、僕は思わずため息をついた。やっぱり長い付き合いだけあって、隠し事はなかなか難しい。
「キミには隠せないね。でも大丈夫だよ。明日はちゃんと戦える」
「ホントに?仕方ないな、よし。じゃあ特別に、元気の出るオマジナイをしてあげるわ。目、閉じてみて」
「ん?」
言われるままに目を閉じる。ん、なにやらがさごそと動く気配・・・
「!」
突然。ひんやりとしたやわらかい何かに、唇をふさがれた。
その感触は僕の唇をぴったりとふさぐと、少しずつ液体を注いでくる。
薬草の独特の風味と、ほのかな酸味・・・ハイポーションだ。
「ん・・・」
閉じたまぶたのすぐ向こう。彼女の温かさと、やさしい匂いを間近に感じる。
彼女は僕の脚の間に割り込んだ姿勢のまま、含んだ薬をゆっくりと与え終わると、最後に少しだけ舌を合わせて静かに離れた。
薬と一緒に甘い唾液までをかすかに味わって、僕は含んだ残りを嚥下する。
「・・・ぷは・・・」
「どお?少しは元気出た?」
いつもどおりのいたずらっぽい声が、目の前から聞こえる。
すごい・・・頭の芯が痺れた。
「・・・エリクサーより、効きそうだね」
「あ、まだまだ目開けちゃダメよ。本番はこれから」
本番?
あ、確かにまだ一本分は飲んでない。友達とこんなコトをするのはちょっと照れるけど、これは確かに元気になれそうな・・・
などと思っているうちに、彼女は僕のズボンに手をかけて、
「ふふふ。これをされて元気にならない男の子はいないわ」
「?!」
心臓を貫かれるような驚きと同時に。
温かい指、続いて冷たい余韻の残る唇が、僕のモノを包み込んだ。

「・・・ん。へへ、ごちそうさま~」
彼女が口で受け止めたそれを飲み込むのを、僕は意識の端でぼうっと見ていた。
「さて。ここまでしてあげたんだからね、明日はシャンとしなさいよね。始まってしまった以上、戦いの流れなんて誰にも止められないわ。
ただ貴方に死んで欲しくない人がたくさんいるってコトは、忘れないで」
最後の言葉だけは真剣な眼をして、彼女はそう言った。
「そうだね。分かった、約束するよ。でも、その、キミにここまで」
「まあいいじゃない。昨日だって、あの娘と楽しんでたでしょ?聞こえてたわよ」
僕がリアクションを返す前に、イタズラ好きなアイテム士はペロリと舌を出すと部屋から逃げてった。

まさかもうみんな知ってるんじゃないだろうな・・・僕は頭を抱えたまま日記の続きを書き始め、今に至る。
とりあえず今日のところは、もう寝よう。

(fin?)

832:名無しさん@ピンキー
07/10/20 22:37:34 c9P+ltWV
アイテム師はそっちのアイテムにも長けてるのかな…

なんて思ったw

833:名無しさん@ピンキー
07/10/21 00:20:50 lQ1HjjL+
>>770でネタ振った俺が来ましたよ。>>829氏連作きおんぬ

>>832裏アイテムとかどうよ 
スケスケローブ ボディコンアーマー 赤まむし 

834:名無しさん@ピンキー
07/10/21 00:28:43 Q7YGUuQF
普通のアイテムを普通じゃない使い方することに意義がある

835:名無しさん@ピンキー
07/10/21 00:29:28 CS+9q4Se
調子に乗るな

836:名無しさん@ピンキー
07/10/21 00:42:07 LyYOK/ki
>>834

いやしの杖をいやらしい杖として使うとか、つまりそういう事ですね?

837:名無しさん@ピンキー
07/10/21 00:56:14 G5Hjmer7
それ何てハイレグファンタジー

838:名無しさん@ピンキー
07/10/21 01:43:29 1mMmbjeu
ラバーコンシャスという想像一つで無限のバリエーションが作れる素敵アイテムが。

839:名無しさん@ピンキー
07/10/21 09:14:05 hcB2mvhN
>>834イイこと言った。アイテムとアビリティを駆使した攻め方を開拓してこそFFT。
理解できない輩は女性化ガフガリオンで30枚提出の刑だ

840:名無しさん@ピンキー
07/10/21 18:08:46 LyYOK/ki
ちょww 何気にググったらハイレグファンタジーて実在してるのな

841:名無しさん@ピンキー
07/10/21 18:11:23 Q7YGUuQF
>>839
見習い戦士の最重要アビリティは「手当て」な

842:名無しさん@ピンキー
07/10/21 21:56:47 W8u5c3ZJ
>>839
姿だけ百戦錬磨の傭兵のあねさんに改変すれば
他の部分は元のままでもけっこう萌えられそうだと思う俺>二行目

843:名無しさん@ピンキー
07/10/21 22:10:13 2pVz9kZ6
アグとのツーショットがいい感じだな
30台の顔に傷がある女傭兵
どっかのバラライカが浮かんだがスルー

844:名無しさん@ピンキー
07/10/22 00:09:05 yWHehde6
こんなんで良いのかと思わないでもないが、二人でハーレムネタと言うのもおこがましいので二話三人追加
そろそろスルーしてくれてた人がキレるかも知れないのでこの辺で自重するわ
はやくまともなエロSSが来るとよいね

白魔は>>600っぽいイメージが強すぎる。誰のせいだ

845:名無しさん@ピンキー
07/10/22 00:09:44 yWHehde6
○月△日。今日は戦闘中に、

こんこんこん。

書き始めたとたんに、何か硬いものでドアを軽く叩く音。ったく、毎度毎度途中で・・・。
今日は無視して書き続けることにする。

こんこんこん。
こんこんこん。
こんこんこんこんこんこんこん。

「だぁッ!うるさいなもぉッ!!!」
ガチャリとドアを開けると、すぐ眼下に満面の笑みの白魔道士が杖を構えて立っていた。
「ふっふっふっ。ラムやん、こんばんわ」
ラムやん言うな。
白魔道士・・・あまりじっくりと話をしたことはないのだけど、この娘についてのウワサは良く知っている。
白魔法の才としては国家レベルでトップクラスながら、なんというか、その、「男女間の営み」・・・を人並み以上に好む性格らしく、
老若男女問わず襲い掛かる習性に一部では「エ○魔道士」「白き野獣」などと恐れられているらしい(?)小娘だ。
この時間に一人で訪ねてきたということは、すなわち僕の貞操の危機(いまさらだけど)。
「・・・何か、御用ですか」
僕の不信感丸出しの問いに、彼女は笑顔のまま4つに折りたたんだ紙をガサガサと取り出し広げ、
「えーと?『お薬の時間ですよー』」
棒読みするな。てかそもそも白魔道士なのにお薬もって来るな。
・・・そうか・・・アイテム士と仲良かったっけな・・・。
「入っていいよ・・・」
昨日のコトは全部聞いてますよ、という無言のプレッシャーに負け、僕は彼女の入室を許した。
なんとか説得して、みんなには黙っていてもらうしかない。可能かどうかアヤシイものだけど。
「で?」
「えー『元気ないわね。昼間のアレが気になっているの?』」
まだ読むのかよ!台詞くらい覚えてこようよ!!しかもそりゃアンタのせいだよッ!!
「『仕方ないな、じゃあ特別に元気の出るオマジナイをしてあげるわ』」
アンタ白魔なんだからいっっつもやってるだろッ!!つーかそれが仕事だし!!!
「 『少しは元気出た?』」
それは何かしてから!!
「『家畜に神はいないッ!!』」
関係ないメモが混ざってるぞ!!!ってそれ何のためのメモ!?
「『私、信じてますから!!隊長は隊長は女の子に恥をかかせるような人じゃないって!!』」
「それは一昨日のハナシだッ!!!!!つーかなんでソコまで知ってるんだよッ!!!!」
白魔は持ってきたメモから顔をあげ、にっ、と不敵に笑うと、
「ラムやん」
「何」
「ヤリましょう」
面倒になったからって、そこまで省略するな。

結局僕は負けを認め、一夜だけ、他言しないと固く約束させて、落ちた。
だってこんなウワサで隊の結束に響いたりしたらイヤじゃないか・・・ただでさえ女の子多いのに・・・。
「ローブ着たままでいいの・・・?」
「着エロがブームらしいですから。たくしあげればバッチリできますよん」
どこのブーム??

ローブはヌイグルミみたいなやわらかい手触りで、抱き心地はイイな、なんて思っていたのはほんの序盤。
白魔の本当の恐ろしさを知ったのは、それから数時間後のコトだった。
彼女は終わりを許さない。延々と双方をケアルで回復させて挑む、快楽の無限地獄・・・
上で腰を振り続ける彼女に、後半は僕は泣き叫んで許しを請うほどだった。

明日はまともに動けそうにない・・・鬱だ。

(See Next.)

846:名無しさん@ピンキー
07/10/22 00:11:10 yWHehde6
○月□日。野営地にて。
今日の戦闘は個人的体調不良から冷や汗モノだったが、皆が義務を果たしてくれたお陰で犠牲者無しで勝利することができた。
特に今日は前衛であるナイトとモンクの活躍が目覚しかった。シールドブレイクを決めた直後に連続拳を叩き込むような連携は、
「おーい。ラムザー?入るよー」
「あ、はーい」
たいまつの香りが漂う野営用の大型テント、その外幕の向こうに聞こえた声に、僕は反射的に声を返した。
ウワサ(?)をすれば。入ってきたのは当の格闘娘と、一緒に甲冑娘の姿も見える。
奇襲に備え、一応二人とも戦地装備のままだ。そういう僕も剣と鎧はすぐそばに備えてある。
常に最良の行動を求められる野営に、プライベートな時間なんて無い。当然、隊を仕切る立場である自分も例外であるはずもなく。
といっても今日はもう何もないだろうから、見張りの交代時間以外はみんな明日に備えて剣を抱いて寝るだけではあるけれど。
「このコが話があるとさ。ホレ」
武闘娘にドンと背中を押され、騎士娘がおずおずと前に出た。
割と姉御肌のモンクと育ちの良いお嬢様であるナイトはかなり毛色が違うはずなのだが、違うところが逆に噛み合うのか二人の連携は
いつも戦場では抜群に冴える。実際二人は公私を問わず仲の良い友人同士らしく、よくこんな風に一緒にいるところを見かけてきた。
「あの、ラムザさん」
「はい?」
「聞きました。特別褒章の件について」
特別ホウショウ??
僕が初耳なんですけど。
「その・・・戦地で功績を挙げた者は、あの・・・よ、夜伽のお相手を・・・させて、いただけると・・・・・・」

・・・・・・ハ-(゚Д゚)-?

「白魔道士さんが皆に言っていたんです。それであの、念のため見習いさんと、アイテム士さんに確認させて頂いたら、事実だと。
それで私、今日は一生懸命がんばりました。見ててくださいました?」
「あ、ああ、うん。今日はなんか背中に火が着いてるみたいにみえるほど暴れ・・・戦ってくれてて、正直すごく助かったけど。
ていうかその三人は別に褒章とかじゃなくて、一応それぞれに理由があってですね。ていうか白魔コロスっていうか」
「ラムザさん」
決心したような目で、彼女は自分のロングスカートに、手袋のままの手をかけた。
「え・・・」
するすると上がりはじめた幕に、思わず視線が釘付けになる。
膝まで覆う金属製のレガース。続いて、おそらく異性には誰にも見せたことがないであろう、まぶしい白い両の美脚。
そして彼女の再奥をほのかに彩る、金色の濡れそぼつ茂みが・・・持ち上げたスカートの蔭から、ゆっくりと静かに、僕の眼前に晒された。
「・・・私のことも、可愛がって、下さい・・・」
か細い声で、言葉を紡ぐ。すぐにでも隠したい両手を必死で止める、ただそれだけの行為に、心が壊れそうなくらいに彼女の全身全霊の努力が
込められているのが分かる。
育ちの良いお嬢様であるはずの彼女が。甲冑姿のまま。羞恥にかすかに震えて、うつむいた顔を真っ赤に染めて、淫らな自分を晒したまま、
期待と不安に呼吸を荒げて、僕の手を待ってる。

・・・ど・・・どうしよう・・・・・・?
父さんならこんな時、どうするんだろうな・・・orz

「わかった。わかったよ。今夜の相手を、してもらうよ・・・」
「はい・・」
右手を伸ばし、指を両脚の間から彼女の秘唇に近づける。・・・こんなシチュエーション、慣れてないから緊張するな。
「ん、はんっ?!」
中指の先が、濡れたやわらかい肉の感触に触れた瞬間。ぴくりと彼女の身体は跳ねて、
「良く言った!ラムザ、えらい!!」
「?!」
突然、背後から誰かに抱きすくめられた。後頭部に当たる巨乳の感触(しかも素肌っぽい)はハンパなサイズではない。
モンクか。いたな、そういえば。
「いいねぇ、オンナの心意気を無駄にはしない!据え膳喰わぬはなんとやら、ところで二膳同時も喰えるよね??」
せっかくの風情ある展開が台無しですよッ!!!ってか体育会系二人同時は無理だッッ!!!!!
いや、モンクさん胸苦しい!!正面回って埋めないで!!!窒息するッ!!!!

追記:
その日はもうくんずほぐれつスゴいコトになったあげく、その日以来入れ替わり立ち替わり・・・
父さん・・・僕にはもう、ベオルブの家系を伝える力は残っていないかもしれません・・・・・・。(Fin.)


847:名無しさん@ピンキー
07/10/22 01:32:03 W30fwxL9
いや、フツーにおもろいんだけど。別に誰もキレないと思うが。
ナイト♀がタマラン(;´Д`)ハァハァ

シリーズ化してくれ。

848:名無しさん@ピンキー
07/10/22 01:46:30 O4BE6q51
いいよいいよー
こういう軽いノリはさっぱりと読めて良いな

849:名無しさん@ピンキー
07/10/22 07:53:40 QUJui81N
>>845>>846
俺的にはモンクとエロ魔が好きだぜ!
結構好きな作風です

850:名無しさん@ピンキー
07/10/22 19:20:18 ZR0CFDQV
たまねぎと暗黒まで書かなければ俺はキレるけどね

851:名無しさん@ピンキー
07/10/22 20:48:16 HT0L6bxx
>>819
FINAL FANTASYのキャラで百合妄想
スレリンク(lesbian板)


852:名無しさん@ピンキー
07/10/23 01:25:26 jitxzDsc
続きマダー?って平日に入っちゃったからキツイか・・・四円!


そして1000までに来て欲しい、2スレ目のトリを飾る渾身のSS!

853:名無しさん@ピンキー
07/10/23 13:05:24 ZcdXwMSh
あまり職人をせかすもンじゃあないッ!

854:名無しさん@ピンキー
07/10/23 23:27:58 YruT/9Fg
>>844。評価と元ネタくれた人々に改めて感謝。アホみたいな誤字は見なかったことにしといてください
最後シメちゃったんでアレだけど、感想が嬉しかったので次を考えてみる。
早ければ次スレの二番手か三番手あたりでまた。雑談援護よろ

というか何か思いついた人から書いてみてはと言ってみる
シチュ案をセリフで固めれば1レスくらいすぐ埋まります

855:名無しさん@ピンキー
07/10/23 23:33:24 408A82dX
ハロウィンだからチョコレート色のラファの肌に蜂蜜ぶっかけプレイ

…と思ったが戦時中だから甘いものって出回ってるのか不安

856:名無しさん@ピンキー
07/10/23 23:57:25 PsaxpGPE
そんなの職人氏のさじ加減(あると決めたからある)で設定どうにでもできるだろ。

857:名無しさん@ピンキー
07/10/24 00:44:34 QONhVaac
まあ、ゴルターナ側の貴族とかならケーキもしゃもしゃ食ってそうではある

858:名無しさん@ピンキー
07/10/24 01:49:04 DQv5OrRE
バリンテンのとこに居た時に、貴族や豪商との宴席で女体盛り接待とかやらされてたかもな。

859:名無しさん@ピンキー
07/10/24 17:04:33 9NAFgoyj
え?
844=854じゃ無かったの?

860:名無しさん@ピンキー
07/10/24 18:56:46 px5IDtqk
文の内容から見て、そうじゃないの?

なんか引っ掛かる事でもあんの?

861:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:05:25 Wh76y76f
>>1

> ・ここはFFTのエロパロスレよ、わかっているわね坊や達♪
> ・内容はエロければなんでもいいけど、攻略とかエロパロと関係ないお話はあんまりしないでね♪
> ・特殊な嗜好がからむなら事前に言っておいてちょうだい職人さん達。もちろん私も読むわ♪
> ・どうやら801板とか百合板とか他にあるみたいよ♪
>  リクは自由だけど、そんなお話はそちらに落として誘導だけ書いてくれると嬉しいわ♪
> ・全部個人の妄想なんだから、自分の意見を押しつけたり、他人の妄想を否定したりするのはイケナイわよ♪
> ・約束破ると熱いベーゼがまっているわよ?



> 前スレ
> ◆【FFT】 ファイナルファンタジータクティクス◆
スレリンク(eroparo板)

> 関連スレ
> 【FF】エロパロFF総合スレ 3
スレリンク(eroparo板)

> 保管庫?
> FFDQ千夜一夜  URLリンク(www3.to)
> アグリアス様に萌えるスレのSSまとめサイト URLリンク(d.hatena.ne.jp)


862:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:24:53 9NAFgoyj
>>860
いや自己レスしているからさ…
意味わかんねーと思って

863:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:49:21 GiAAJ7fM
>>844です」と書きそこねて、気づいてもほっとくような奴なんだよきっと

念のため、829=844=854です。どんだけ連投してんだよって話

864:名無しさん@ピンキー
07/10/24 21:20:39 9NAFgoyj
ああ、そういうことか ㌧

865:名無しさん@ピンキー
07/10/24 23:52:13 DQv5OrRE
>>862
さすがに「です」の書きそこねまでは読めなかったが、普通に(ああ番号書き間違えたんだな)と回りも流すとこじゃね。
そこまで突っ込むほどのことか?

866:名無しさん@ピンキー
07/10/25 00:48:06 6GirgDcV
そういや熱いベーゼを見た事が無い件

867:名無しさん@ピンキー
07/10/25 18:16:22 UtlR3thM
ベーゼ:ドイツ語で接吻の意。キス。

10年以上経って初めて知った。


…………実際にゲーム内の戦闘中にベーゼして欲しかったなあ

868:名無しさん@ピンキー
07/10/25 19:16:48 Kv0arYqi
しむらーフランス語フランス語
ドイツ語じゃkussでそんな変わらん罠
ちなみに書くと「baiser」なんで「ヴェーゼ」は誤りというムダ知識

869:名無しさん@ピンキー
07/10/25 19:49:25 UtlR3thM
うあーホントだ、よく見たら仏語って書いてあった
独語はとなりの言葉のだったorz

せっかくなのでセリアとレディがエロいベーゼでラムザを籠絡するSSきぼん。

870:名無しさん@ピンキー
07/10/25 22:42:48 5cBHs2RS
前スレの分がすでに保管庫にあるだろ。

871:名無しさん@ピンキー
07/10/26 08:28:35 YegsVFhE
セリアとレディは中の人がイヤw

872:名無しさん@ピンキー
07/10/27 15:11:43 u7qa4TVi
籠絡したつもりがラムザの意外な名刀と余りのタフさに逆にメロメロにされて寝返ってしまうとか
銀髪は淡白そうだしな

873:名無しさん@ピンキー
07/10/28 00:21:13 PRX7nHAB
なんかスレの流れが止まったなと思ったら
鯖おかしくて書き込み不可能みたいな

874:名無しさん@ピンキー
07/10/28 00:22:18 PRX7nHAB
お、携帯は書けるw

875:名無しさん@ピンキー
07/10/28 01:16:32 PzaNGfZ4
どうみても復旧しただけです本当にry

876:名無しさん@ピンキー
07/10/28 01:27:01 XwLCW1jU
    てすつ
テスツ

877:名無しさん@ピンキー
07/10/29 23:46:37 679itdIU
汎用ジョブの女はエロいコスが結構あるのに、顔キャラの女ってどいつもこいつも
肌の露出が少ない。メリアに至っては、実はハゲとか呼ばれてしまう位に肌が出てない。

スーファミならともかく、PS(PSP)なんだから
顔キャラもジョブチェンジしたらグラが変わる様になってれば良かったのにな。
そうすればもっと妄想が広がったのに。パーティーが踊り子、弓使いばかりに偏るかも知れないがw

剣ばっかり強くてもダメです!とか言われて弓使いになったアグリアスが
図らずもパンツ見せまくりで周囲の男どもをムラムラさせてしまい、とかどだろ。


878:名無しさん@ピンキー
07/10/30 06:05:05 xcLLQOrd
それなら風水士は外せないな

879:名無しさん@ピンキー
07/10/30 15:44:56 Uu26/+6q
ソフトSMとかって無いのな
本格的なのは引くが、言葉責めとか軽いスパンキングとか、ありそうで無かった
目隠し&両手拘束でレイプ“ごっこ”なんかも題材としては悪くないと思うんだが。

880:名無しさん@ピンキー
07/10/30 19:46:33 iUD1VkgW
やっぱタカビーっていうか高貴な女をヒイヒイゆわすのがええのうー
オヴェとかアグとかメリアをよつんばいにさせてケツを引っぱたいてやりたいw

んで涙目。コレ。コレ最強。

881:名無しさん@ピンキー
07/10/31 00:48:51 aQaqfGNf
>>879
あるある。ラムザがアグに縛られて掘られたりとか

882:名無しさん@ピンキー
07/10/31 02:06:56 WXfs90RR
>>880
松野ワールドの女性は、基本的にタカビーとか気が強いとか高貴な血筋だとか気性が苛烈だとか、
たいていの場合はそのうちのどれか・もしくは複数を備えてるキャラが多いから
それ系の妄想に向いてるよな

883:名無しさん@ピンキー
07/10/31 13:44:11 ft6N5nX4
ちょwww 俺もケツひっぱたきてええぇ

でもオヴェリアは華奢なので気が引ける

メリアはマジギレしてきそう

アグリアスは頑丈そうだしケツでかそうだし、
遠慮無くひっぱたいてやりたいぞw

884:名無しさん@ピンキー
07/11/01 01:24:05 76YFkwYK
>>883
華奢なのがイイんじゃないか
俺の場合苛めたい順序は、オヴェ>メリア>アグだな
メリアドールの場合は、とっくに解消したはずの過去の因縁をちくちく突いたりしながらな

885:名無しさん@ピンキー
07/11/01 08:04:47 1Cg5EJI2
妄想してみるとケツたたきってある意味かなりエロイかも知れん。
このネタもらおう。今書いてるのに入れる。

886:名無しさん@ピンキー
07/11/02 09:57:45 0i0llxPK
着エロ、スパンキングときて次は何だ?
痴女あたり?
なんだかAV業界の潮流を見ているかの様だw

887:名無しさん@ピンキー
07/11/02 17:09:21 HMOJJOwj
「痴女」「変態」って言うとどうしても平民もしくは奴隷の間にしかなさそうなイメージ
上流階級のサロンとかだと「淫乱」「スキモノ」で通っちゃうだろうし

888:名無しさん@ピンキー
07/11/03 00:34:34 YUyuw0s0
そろそろ恋愛モノが読みたい気も。

スレのコヤシにまた汎用バカ話。三話五人。
立ち上げ直すの面倒なんで、主役を攻守交替してみた

889:名無しさん@ピンキー
07/11/03 00:35:06 YUyuw0s0
~ゼイレキレの滝~

「ナイトとモンクは僕と一緒に橋へ!弓使いは高台から援護!ラッド、彼女をガードして、指示を出してやってくれ!!」
テキパキと指示を出すラムザ。急な展開に判断に悩む所だが、あのガフガリオンに真っ向から逆らうとはたいした奴だぜ。
「分かった!任せろ!」
よし決めた!この天才見習い剣士・ラッド様は、お前の側についてやる!!
女弓使いと共に滝の上方へ。足場は滑りやすく、おまけに水しぶきが酷くて全身ずぶ濡れだ。剣と鎧は後から総メンテしないと錆び付くな。くそ、全く最悪のマップだぜ。
「おい、早く登らないと・・・」
振り返ってみると、弓使いもオレと同じく濡れネズミ。
・・・薄手の布地が全身ぴったりと肌に張り付いて、肉感的なカラダがスケスケだ。
「・・・登らないと、何?」
ほ-ぅ。割とスリムな体型ながら、出る所は出た極上のライン。
段差を登るたび、ぷるんぷるんと揺れる乳。ツンツンけなげに自己主張するその先端も、形も色もはっきり分かるほどスケ出てて・・・はっきりいって、全裸よりエロい。
「見ないでよ・・・もう、ヤだなぁこんなトコ・・・」
心底イヤそうな表情で胸を隠して、重くなった髪を掻き上げる。
前言撤回。滝超GJ。
「んなこと言ってらんねーだろ。お前、チャージはいくつまで?」
「え?一応、+7までなら」
「よし。じゃあの茶色のオッサン狙え。一番強いから。外すなよ」
「+7で?長いな・・・あ、あれはちょっと届かないわね」
「何言ってんだ。もう一段上がれば良いだろ。オレはここに留まって後続を斬る」
ぴっ、と上の岩を指す。
オレの意図に気付いたらしく、弓使いが困った顔でオレを睨んだ。
「・・・えっち・・・」
聞こえないな。高台が居場所のクセにミニスカ穿いてるお前が悪い。

背丈より高い大岩の上に立った弓使いが、すっと眼を細めた。
軽く息をついて精神統一し、真剣な表情で得物を構える。
・・・よりにもよって下着は白。露出したふとももに水滴を這わすほどぐしょ濡れのそれは当然、もはや透明に限りなく近いワケで。
ぴったりと張り付いた尻から濃いピンク色のアレの形まで、下から舐めるように観賞可能だ。
「どうだ?届きそうか?」
「~~~~~~~~!!」
まったく遠慮ないオレの視線に、弓使いの顔は真っ赤に染まった。
だがもうCマークは点灯中。+7完了までは隠せないどころか、軽く開いた脚を閉じることすらできまい。ククク。
「おい、なんか手元が震えてないか?」
「も、もう、やだぁ・・・ッ!!」
普段はクールな狙撃手の顔が、今や完全に涙目状態に。・・・たまらん。
「いたぞ!貴様、我らが北天騎士団に・・・むぉ!?」
上がってきた敵が弓使いに気付いた。岩場を見上げた瞬間、動作が止まる。
「ちょっ!勘弁してよ~~~!!」
お立ち台の上にはぷるぷる震える弓を構えた我らの女神が、エロい身体を散々晒してチャージ中。まぁ、ショックを受けても無理はない。
「・・・下賎な貴様らが、我ら誇り高き北天騎士団にかなうはずあるまい!おとなしく降伏しろ!」
「ドコ向かって言ってんだよッ!!!」
オレは愚かにも横向きに待機した(気持ちは分かるが)そのナイトを、体当たり一発で高台から吹っ飛ばした。
崖から飛んだライバルの身体は、遥か眼下の滝壺へ。バカめ、倒してからゆっくり楽しめば良いものを・・・
「ラッド!」
げ、ガフガリオン?!上がってきやがったのか!!
「このヒヨッコが、オレに剣を向ける意味が分かってるンだろうな!!そもそも」
「ってお前もかよッ!!」
横向きに待機したガフガリオンを、オレはまたしてもサイドからのタックルで滝壺に叩き込む。さよなら、ガフガリオン。
「フハハ、誰であれ特等席は渡さねーぜ!!あれ、なんか胸ぽちがさっきよりはっきり見えるな?」
いろんな意味でチャージ中?
「嫌ぁーーーーー!!!!!」
『アホなコトやってんじゃないッ!!』
「ぬぉッッ!?」
いつのまにか援護に来ていたアグリアスとオヴェリアのダブルキックを横から喰らい、オレの身体も優雅な放物線を描いて滝壺に吸い込まれていった。

今回の仕事の結果報告は、以上だ。

(See Next.)

890:名無しさん@ピンキー
07/11/03 00:41:44 YUyuw0s0
~城塞都市ザランダ~

今日から晴れてナイトにジョブチェンジだ。うーむ、短髪もなかなか決まってるな。さすがオレ様。
「あ、ラッド。ナイトになったんだ?カッコイイじゃん!」
「おぅ。惚れんなよ」
屋根の上、なんて場所から話しかけてくるのはシーフの他にはいない。入隊以来オレに妙に懐いてて、顔を見るたび子犬みたいにシッポを振って寄ってくる。
まあ育ちのいい他の連中より、同じ根無し草のオレが一番話し易いってのは理解できないでもない。
「惚れないよー。隊の女達がいってたぜ、『ラッドはキレイな顔してるのに、スケベでデリカシーがないのがもったいない』って」
「は。スラム育ちの傭兵上がりに、一体何を期待してるんだか」
「そうだ、ちょうどいいや。ちょっと練習つきあってよ」
そう言うと、二階の屋根から軽くオレの目の前に飛び降りる。
「練習?訓練か?何の?」
「『ハートを盗む』!・・・すっげぇ苦手なんだよね・・・」
んなもん簡単そうだがな。
「やってみろよ」
「ん・・・ウフvv」
肩をぎこちなく上げて、ばっちんとヘッタクソなウィンク。・・・なるほど。
「ぜんぜんダメだな」
「やっぱり?オレ、盗みしかできないからさ・・・こんなトコで詰まってたら、正直ヤバいんだよね。先がないっつーか」
ハァ、と肩を落とすシーフ。まぁ人間、得意分野に自信が持てなくなったら辛いもんだからな。
「要はナンパとか誘惑みたいなモンだろ?も少し色気に訴えるとかよ・・・なんつーか、もっとそれなりのやり方があんだろ」
「知ってるのか?教えてくれ!頼む!なんでもするから!!」
両手を頭上に合わせてお願いのポーズ。やれやれ、アホくせぇ。
「しょうがねーな、じゃあまず手始めに服を脱げ。上だけでいいから」
「服?ここで?・・・めんどくせーなぁ」
ゴソゴソと上着を脱ぎ始めるシーフ。廃屋の裏手だから人目ないとはいえ、外で服脱ぐ感想が『恥ずかしい』じゃなくて『めんどくせぇ』かよ。オマエ本当に女?

「よし。じゃ、教えたとおりにやってみろ」
「うん・・・『ねぇ、ちょっとだけさわってみて?私のカラダ、すっごく、あついの・・・』」
上半身のみ完全にハダカ、手触りのよさそうなすべすべの肌を露出したシーフは教えたとおりのセリフを吐いて、はふー、と熱いため息をつく。
「あん、もう我慢できないよ・・・あたしの○○○はもう、エッチな△△△で××××なの・・・これ以上、焦らさないでよぉ・・・」
聞くのも恥ずかしいような隠語を超連発しつつ、シーフはさらに短いズボンを脱ぎ捨てた。健康的な脚と、同じく健康的な下着が青空の下に露わになる。
「お願い・・・あなたの○△×で、あたしの××○を、○○××の○×△△に・・・×××△○×○○・・・」
もう何言ってんだか全く分からん。
潤んだ瞳でヒザ立ちになり、祈るように両手を裸の胸の前に組み合わせるシーフ。普段の姿からは想像もつかないカンジになってきたな。だがむしろそのギャップが良い。
いやいや、オレが楽しむためにやらせてんじゃないぞ?誤解するなよ?
「ねぇ、はやく・・・」
岩に腰掛けたオレの膝に上半身を乗せ、無い乳を精一杯に晒して迫る。その表情は意外といじらしく、とろんとした瞳で小首をかしげるしぐさは完全にただの・・・いやむしろ可愛い、女。
「キモチいいコト、してほしいな・・・」
とどめに、耳元で艶のある小声でそう囁く。・・・クソ、なかなかやるじゃねぇかよ・・・!
「ま、まぁ、それなりに形になってきたかもな」
カオが火照るのを意識して、思わず目をそらしちまった。ぬぅ、こんな小娘にオレ様がゾクゾクきちまうとは。
「ホントか?!やったぜ!!!あ、でも戦闘中こんないちいち服脱いだりしてるヒマあるかな?」
シーフはパッと喜んだかと思うとパンツ一丁のまま地べたにあぐらで座り込み、難しい顔で腕組みをする。すげぇ、色 気 が 一 瞬 で 揮 発 し た orz.
・・・つーか、オレはオマエに性別の自覚がないのが一番の問題だと思うがな・・・。
「よし。決めた」
「何を?」
「とりあえず一発ヤらせろ。オレ様ジョブチェンジ記念だ」
「え?は?何??ちょ、ちょっと待てよ!!練習は??」
「まーま、あとで秘策を伝授してやるからよ―」
「え、んむ・・・ん・・・」
唇さえ奪っちまえば、あとはこっちのもの。オレはそのままのしかかり、ハダカの妹分を芝生の上に押し倒した。

適度に女らしさを引き出してやりつつ、なかなかおいしくいただきました。
え、秘策?そんなもん適当に決まってんだろ。まぁそれ以来ちゃんとできるようになったみたいだし、本人喜んでたし、ノープロブレム。うん。

(See Next.)

891:名無しさん@ピンキー
07/11/03 00:44:03 YUyuw0s0
~機工都市ゴーグ~

オレたちの隊は今、ザランダで助けたムスタディオとかいうハゲの家に厄介になっている。
なんでも機工士とかいう職業の父子らしく、家の中はワケのわからん機械でいっぱいだ。
この家は風呂も機械でお湯を沸かす仕組みになっているとかで、オヤジ的には自慢のフロ場らしい。
そこでオレは純粋なる知的好奇心からそのお風呂場を見学させていただこうと、こうして夜陰に紛れて庭から接近中である。
偶然に誰かがそこにいたとしても、それは事故に過ぎない。

・・・視界クリア。カモフラージュOK。
湯気立つ窓の向こうには、無防備に晒された三人の美女の裸体。さぁて、誰かな・・・

一番背が高いのは、召喚士だな。ツノ飾りがないとちょっと判別が難しいが、モンクと並ぶ巨乳は文化系の雄。間違いない。
ゆさゆさと揺れる胸はいつものゆったりした服からは分からんご立派なサイズで、大人っぽい表情によくマッチしてるぜ。そういえばあいつオレより年上なんだっけ?

その手前に腰掛けて、足だけ湯に沈めているのは・・・あのトロそうな顔は、時魔道士か。
色白でちょっと背は低めだが、まぁまぁ年頃のオンナノコ、胸はただいま成長期ですね。うむ、結構悪くないぞ。

そんで最後、背丈がものすごく低いが腰まである豪奢な金髪のコが一人、腰掛けて身体を洗っている。
胸は哀れなほど無い。100%純正な幼児体型だが、真剣なような無表情なような顔つきがヘンに大人びた感じの・・・
あ、あれもしかして黒魔か?!中身あんなのだったのかよ?!マジ??

「あれ?時魔ちゃん、おっぱいおっきくなったんじゃないの~?」
「ひゃあ!い、いきなりさわらないでくださいよぉ!!」
と。召喚士が唐突に、後ろから時魔に抱きついた。
そのままアワのついた手のひらで胸を握るように揉みこむと、ぷりゅんぷりゅんと時魔の乳が逃げはねる。
「や、やぁん!くすぐったいですぅ!!」
「んふふふ~~。やわらかくッて、あったかぁい」
召喚士は時魔の頭にアゴまで乗せてご満悦の様子だ。
大きさは平均的だが、ヌルヌルと揉みこまれる時魔の乳はアワと水でテカテカと光って、ありえんくらいエロい。
「あれー?どうしたの?感じちゃってる??ほらほら~」
「は、はわ、やめへくらはぁい・・・そこ、な、なんかヘンな気持ちに・・・」
っておいおい、そこでなんで内股まで片手を突っ込む必要があるよ??時魔は時魔でくったりと身体預けちゃってるし!!
そしてそんな召喚士と時魔をバックに、一人黙々とちっこい身体を洗う黒魔。・・・クールな奴。
し、しかしこの展開は・・・
ぽんぽん、と誰かがオレの肩を叩いた。
「(うるせぇな!!今一番いいところなんだぞ!!)」
小声で怒鳴りつつ、振り返ったオレの前には。

や。これはタイタンさんにイフリートさん。奇遇ですねこんなところで。え?特別警戒中?ああ、ご苦労様です。
のぞき?ヤだなぁそんなはずないじゃないですかハハハハハ
はッ。
「・・・ラ ッ ド く ん ?」
振り向くと浴場には、今にもメガフレアを吐き出しそうな召喚士を中心に、時魔が満面の笑みで、黒魔は無表情のままほっぺをちょっと染めて仁王立ち。
うむ、これもなかなかの壮観・・・
「滅びゆく肉体に暗黒神の名を刻め、始原の炎甦らん・・・」
「夜闇の翼の竜よ・・・怒れしば我と共に胸中に眠る星の火を・・・」
「時は来た・・・許されざる者の頭上に、星砕け降り注げ・・・!!」

その日ゴーグに局所的に起こった天変地異は、後々まで人々の語り草になったという。(Fin.)


892:名無しさん@ピンキー
07/11/03 01:44:49 7mS73Obn
むー、GJじゃ。
たて続けにポンポンとよく書けるもんだなあ。
黒魔の処理をどうすんのかと思ってたらそうきたか。



893:名無しさん@ピンキー
07/11/04 00:18:28 IQ/LHPMF
ディリオヴェ書きたいんだけどムズいね
前の2本は良く書いたわ・・・
なんかよいシチュないかね??

894:名無しさん@ピンキー
07/11/04 07:37:09 Tujzlnm3
誘いうけせず自分で書ききることが大切

895:名無しさん@ピンキー
07/11/04 12:45:03 p2GzdRpz
金使い込んだなら体で払ってもらおうか?
みたいなベタなの希望\(^O^)/

896:名無しさん@ピンキー
07/11/04 18:43:38 SFuZyofa
借金のカタに売られるミルウーダの話か?
よし、俺も希望\(^O^)/

897:名無しさん@ピンキー
07/11/04 18:46:10 z9TIU2Kw
二章のゴーグでフレアバハムートメテオってどんだけ~

898:名無しさん@ピンキー
07/11/04 19:37:47 dbmYTZ7M
誤爆すんな

899:名無しさん@ピンキー
07/11/04 19:57:37 z9TIU2Kw
>>898
???

>>891
>「滅びゆく肉体に暗黒神の名を刻め、始原の炎甦らん・・・」   ←フレア
>「夜闇の翼の竜よ・・・怒れしば我と共に胸中に眠る星の火を・・・」   ←バハムート
>「時は来た・・・許されざる者の頭上に、星砕け  ←メテオ

(´・ω・`)

900:名無しさん@ピンキー
07/11/04 20:10:55 xteu6yuQ
>>889-891
ラッドいいノリだなあw
こういうテンポの文章すげー好き。

正直、汎用女シーフにここまで萌えたのが初めてなのは内緒だ。なんだこの可愛さは

901:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:06:40 Tnx2BwhF
>>899
もう別の話題が流れてるにも関わらずムリに褒めレス書こうとするからそうなる。

902:名無しさん@ピンキー
07/11/05 03:50:40 kbgznIe1
ラムアグ物だけど結構暗い話なので
 ハッピーエンドな話以外は見たくない人はスルーで。

  ラストでアグリアスがちょっと矛盾した行動をとるけど………………

   それでは投下します↓




903:名無しさん@ピンキー
07/11/05 03:56:29 kgi2zON0
いきなり言い訳多いな

904:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:02:35 kbgznIe1
  獅子戦争終結から二ヶ月あまり経ったこの日、王都ルザリアのとある屋敷で喜びのあまり号泣する初老の男の姿があった。
戦争勃発前夜に行方不明になり、死んだものと諦めかけていた一人娘が生きて戻って来たのだ。
つい数日前に亡くなった妻が残された夫を哀れみ、入れ替わりに娘を帰らせてくれたのだと男は信じて疑わなかった。
 「おお、アグリアス、よく無事で帰って来てくれた。本当に夢の様だ……」
  男はそこまで言うと声を詰まらせ、娘の頭をかき抱いて嗚咽した。娘は目を閉じてただされるがままになっていた。

  幾人もの近衛騎士を輩出してきた屈指の武家に生まれながら剣よりもペンを以って王家に仕える名ばかりの騎士であった男とその妻は
遅くに出来た一人娘を幼き頃からその名の通り蝶の様に美しく可憐な淑女になる様にと育ててきたが、
成長するにつれて皮肉な事にこの家に脈々と流れる騎士の血は親よりもむしろその娘に色濃く現れ始めた。
幼年学校を出る頃には騎士を志すと公言して憚らなくなっていた娘を両親は複雑な思いで見ていたが、
強情で真っ直ぐなところのある娘の志を曲げる訳にもいかず、泣く泣く士官アカデミーに送り出した。
  数年後、娘が首席で卒業したのを見て両親は喜んだが、他家の同じ年頃の娘達が次々と嫁いでいくのを見てはため息をつく事もしばしばだった。
娘は近衛騎士団に抜擢され、やがて若くして数人の部下を率いる様になり、ついには王女の護衛任務につくまでに出世した。
娘が男であったならば素直に喜べたものを、とイヴァリースに漂いつつある不穏な空気を案じながら両親は嘆いた。
不穏な空気はよりによって娘の派遣先であるオーボンヌ修道院で引火し、やがて大きな戦火となってイヴァリース中に飛び火した。
  それから間も無く近衛騎士団から使者が両親の元を訪れ、言った。

  「騎士アグリアスは任務を放棄し、離反した。現在の生死と所在は不明。もしここへ戻って来る様な事があれば直ちに知らせる様に」

  あの責任感の強い娘が任務を投げ出し、ましてや離反するなど何かの間違いだと両親は使者に喰ってかかったが、
そもそもイグーロスへ王女を護送する任務であったものを、騎士団の命に従わずにライオネルへ王女を連れて行ったというのだ。
状況から見てライオネルのドラクロワ枢機卿に何らかの見返りを提示されての事にまず間違い無いだろうと
語気を強めて言い放つ使者を前に、両親は信じられないながらも首をうなだれて沈黙するしか無かった。

  その後、風の噂で第一級異端犯罪者ラムザ・ベオルブといるのを見ただの、北天騎士団と戦っている姿を見ただのと
真偽のほども分からない話ばかりが聞こえてくる。
  ついには噂さえも絶え、それから二年が過ぎる頃にはわずかな希望にすがる事の辛さに耐えられず、両親は娘を諦める努力をし始めた。
当然ながらそれが無理だと悟った時、妻は心労で倒れ、そして失意の中で逝ってしまった。
残された夫が落胆していたところへ二度と会えないと思っていた愛娘が突然帰って来たのだから、その喜びたるやいかばかりであったか。

905:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:03:08 kbgznIe1
およそ二年半ぶりに見る娘は相変わらず律儀に近衛騎士の正装を纏っていたが、所々が破れて泥や血と思しき汚れにまみれており、
我が娘の歩いた苦難の道程を思うと父はどうしようもなく胸を締め付けられた。
  侍女にすぐ沐浴の仕度をする様に命じると自らは台所へ飛んで行き、もどかしく温めた朝食のスープの残りをカップに注いで娘のところへ駆け戻った。
娘が少しずつスープを口に含む様を見ながら、先程から一言も発さない娘に父は何と話しかけて良いものか迷い悩んだ。
ライオネル以降どこで何をしていたのか。騎士団を離反したというのは本当なのか、またそれはどの様ないきさつがあっての事だったのか。
オヴェリア様が無事に生きておられるのだから、きっとそれらは何かの間違いで騎士団側からの誤解に過ぎないだろうが……
そして何よりもあと数日、あと数日早くお前が帰って来ていれば母の死に目に会えたかも知れぬというのに!
しかしあまりに疲れているのか、黙々と静かにスープを飲むばかりの娘は母の姿が見えない事にも気付いている様子は無かった。
聞きたい事は他にも山ほどあったが今はまだ何も言わない方が良いだろう。
  とにかく休ませければ、口をきく事も出来ないほど憔悴した娘に暖かな食事とベッドでの安眠を与えてやらなければ。


  数日が過ぎた。
  アグリアスは多くの時間をベッドで眠って過ごし、ひと眠りする毎に食欲を取り戻してみるみる回復していった。
父はそんな娘の様子を慎重に窺いながら少しずつ戦時中にこちらで起こった事を時間をかけて話した。
ここ数日で察していたのだろう。母の死を告げてもアグリアスは目尻を光らせながら静かにうなずくのみだった。
話し終えた父に促され、娘は重い口を開いた。北天騎士団の裏切りから始まって多くの仲間達との出会い、そして戦いの日々――
  娘がポツリポツリと言葉の滴を落とす様にして語るのを父はただ黙って耳を傾けて聞いた。

  大体の事情は分かったが、一部に信じ難い内容を含んでいた為に父は混乱した。各勢力の暗躍、ゲルモニーク聖典、そしてルカヴィ……
しかしそれらが事実だとすれば全て辻褄が合っており、表沙汰になれば落ち着きつつあるイヴァリースに再び混乱を招く事だけは確かだ。
娘に言われるまでもなく、父はこの事は誰にも口外しない旨を告げた。
  「それと、騎士団にお前の事を知られてはマズいだろう。今はここで休みながら今後の事をじっくりと考えていこう。いいねアグリアス?」
  しかし、小さな声でハイと返事をしつつも娘はどこか心ここにあらずといった様子で、以前のいかにも騎士らしい凛とした雰囲気はどこかへ失せ、
父の目には長身を感じさせないほど小さく頼りなく映っており、まるで失恋をして塞ぎ込む思春期の少女の様にさえ見えた。
他にも何か悩み事があるのか、一体どうしたのかと問うと娘は突然ポロポロと大粒の涙をこぼし、声を上げて泣いた。
父はどうして良いか分からずそれ以上聞く事が出来なかった。戦場では他にも見たくないものを多く見てきたのだろうが……
こんな時に妻が生きていたなら、きっと妻は幼子をなだめすかす様にして娘の口からうまく理由を聞き出す事も出来ただろう。
  だが妻亡き今、父は無力感に打ちひしがれ、ただただ娘を不憫に思いつつ見守る事しか出来なかった。


906:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:03:46 kbgznIe1
あの時ラムザ・ベオルブは爆発の中心におり、妹と共に……死んだ。

  血塗られた聖天使が今際に起こした爆発によって偶然出来た次元の狭間を抜けて飛空挺の墓場から辛くも帰還した後、
雷神シドは口ごもりながら力無く呟いた。
最後の戦いの最中に不覚をとり、強烈な攻撃をまともに受けて目に血が入ってしまったアグリアスはそれを見ていない。
信じられずにウソだとつかみかかるアグリアスをいなそうともせず、ただ石像の様に立ち尽くして沈黙するシドの姿は
しかしそれが真実である事を何よりも雄弁に物語っていた。
  アグリアス、シド、ベイオウーフ、レーゼ、そしてラムザ。最後の戦いに赴いた五人の内の一人、即ちラムザだけが戻らなかった。
四人は傷ついた身体を引きずりながら急いで地上で待っていた仲間たちと合流し、それぞれに聖石を隠すため各地に散る事を決めた。
仲間達は一様にラムザの訃報に涙したが、アグリアスだけは泣かなかった。見ていないものは信じられない、と。
そんなアグリアスに仲間達はかける言葉も見つけられず、更に涙を誘われるのだった。

  アリシアとラヴィアンがついて行くと言うのを、しばらく一人にさせて欲しいと断るとアグリアスはルザリアへ向けて歩き始めた。
チョコボを使わず、ただひたすらに歩き通す事でわざと体を疲労させて何も考えずに済む様にしたかった。
しかし、むしろ一歩一歩踏みしめる毎にラムザが戻らなかったという現実がアグリアスの心を侵食してゆく。
ラムザは……もういない……皆も…居るべき場所へ散った……私は……どうしたらいい?
騎士団には戻れない。きっと私は反逆者扱いだ。でももう騎士団に戻る理由も無い。家に帰りたい。父上と母上に会いたい。それから……

  いつになく鎧が重かった。



  娘が帰って一月が経った頃、父は娘のおかしな行動に気付いた。
ここのところ、娘は昼間は何をするでもなく暗い部屋にこもっているのだが、夜遅くになると屋敷をこっそり抜け出している様なのだ。
人目につく様な事が出来ないため、せめて目立たぬ深夜の町でこっそりと気晴らしでもしているのだろうか。
そう思うと、父は心配しながらもそれを問い質す事が出来なかった。屋敷の中でずっと過ごさなければならない息苦しさは想像に難くない。
何も問題が無ければそれでいい。何も無ければ……


907:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:04:21 kbgznIe1
王都ルザリアの片隅にひっそりと建つ、使われなくなって久しい古びた教会には夜な夜なひっそりと幾人もの女達が訪れる。
今もまた一人、ローブを纏った背の高い女が現れた。辺りを見渡して人がいないかどうかを確認してから女は教会の裏口へ向かった。
明かり一つとて無く静まりかえった教会の裏口の扉を規定の回数分、ノックする。扉は開かれ、身なりの整った老人が恭しく頭を垂れて訪問者を迎える。
  「……これはこれは。ここのところ毎日ですね。ありがとうございます」
 「……」
  「ささ、奥へどうぞ。決まりましたらお呼び下さい」
 老人は優雅に会釈して女を教会の中へ迎え入れると小さな鈴を手渡した。鈴の音を立てる事によって他の“お客”と会わない様にする為のものだ。
歩みを進める毎にちりんちりんと風雅な音を立てながら女は裏口から続く狭い廊下を進み、奥の広間へ入っていった。
自分以外の鈴の音がしない。偶然にか今夜のこの時間には他の客がいない様だ。おそらく全ての客は既に相手を選んで離れの個室に入っているのだろう。
女は鈴の音が止むのを待たずに済む事にホッとしながら懺悔室だったであろう小部屋に入り、そこに設けられた小さな覗き窓から今夜の慰みを品定めする。
覗き窓の向こうには裸の上半身を晒して長椅子に腰掛ける若い男達の姿が見えた。髪や肌の色も様々な男達は待っているのだ。自分が指名されるのを。
選んで買った男は夜が明けるまで自分の好きな様に出来る。一晩だけの恋人にも、ペットにも、そして奴隷にも出来るのだ。
女は居並ぶ男達の上に視線を滑らせてゆき――一番隅の男に釘付けにされてしまった。視線が揺れ、震えている。

  そんなバカな。何故こんな所に、人違いなのか。いや、あの癖毛は間違え様も無く――しかし――!?

  確かめなければ。確かめなければ。女は震える手で鈴を振って鳴り響かせた。
打ち鳴らされる鈴の音を聞きつけて廊下の奥の闇から姿を現した老人に自分の指名を告げると、
老人はかしこまりましたと言って下がり、覗き窓の向こうにある部屋の戸を開けて一番隅の男を手招きした。男は老人に言われるまま部屋を出ていく。
老人はすぐに戻ってきて女にそっと耳打ちした。
  「お待たせしました。いつもの離れの六号室へお入り下さい。ごゆるりとお過ごし下さいませ」



908:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:05:42 kbgznIe1
六号室の中には先程の男がベッドに腰掛けて待っていた。
男は部屋に入ってきた女に柔和な笑顔を向けて迎えたが、被っていたフードを払った女の顔を見るやその笑顔は瞬時に硬く凍りついた。
  「アグリ……!!」
  女は、アグリアスは無表情のまま男の顔をじっと見据えた。これが現実なのかどうかさえ分からない。目の前にいるのに。
  「…………死んだと……聞かされた……のに」
  お互いの脳裏に何故ここにあなたがという疑問が駆け巡って思考を掻き乱す。口は開いても言葉が出て来ない。
それでも部屋を暖かなオレンジ色で照らす小さなランプの明りが幾度か瞬いた後、男が先に沈黙を破った。
  「誰から僕が死んだと?」
  「伯が……私は見ていないが」
  「確かに僕は……僕らは死にました。自分の腕がちぎれ飛んで身体が裂けるのを見ました。
でも気がついたら何処かよく分からない遺跡にアルマと倒れていたんです。身体は何ともなくって、今までの事が嘘の様に思えました。
聖石(ヴァルゴ)の力が発動したのかも知れませんが、よくは分かりません」
  アルマ、そして聖石という言葉がアグリアスにようやく確信をもたらした。この男はラムザで、生きていて、現実だ。決して他人の空似などではない。
  「僕らはみんなも同じ様にどこかへ飛ばされて生きていると思って各地を回りました。アグリアスさんを含めて何人かの行方は分からなかったけど、
みんなそれぞれに新しい生活を始めているみたいでした。会って話をしたわけじゃないですが」
  「何故、お前が生きている事を知れば皆喜ぶ筈だ」
  「戦いは終わった。みんな幸せにならなければならない。もう僕の様な異端者と関わってはいけないんだ」
  アグリアスが何か言おうとするのを遮ってラムザは続けた。
  「それに僕はもう世間的にも死んだ人間です。先日のアルマの葬式で僕も死んだ事にされていましたから。
僕はいいんです。でもアルマはまだ十五だし、学校に行かせてあげたかった。貴族の身分と金さえあればそれは可能なんです。」
そこでいったん言葉を切り、ラムザは視線を落として自分の手をじっと見つめた。
(その時から僕は本当の意味で“持たざる者”になった……)
  ここでの歓楽には一晩で三万ギルが必要だ。ラムザの取り分が幾らなのかは知らないが、それなりに高給なのは確かだろう。
急速に平和を取り戻しつつあるこのイヴァリースで、戦以外に生きる術を知らない傭兵が金のいい職を求めれば
行き着くのは野盗、密漁、麻薬の売買等の犯罪、そして売春――
  ラムザはうつむいたまま、ここで働く様になったいきさつを静かに語り始めた。


909:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:06:27 kbgznIe1
生還してからのラムザは少しの間、密漁によって糧を得ていた。しかし戦争の終結は騎士や傭兵の失職を促した為、
にわか密猟者が急速に増えてモンスターの固体数があっという間に激減していった。個人では養殖も出来ない。
一人で生きていくだけならまだしも、アルマを養いつつ貴族の戸籍を手に入れて学校にやる為には大きな額のまとまった金が必要だ。
  「自分と妹は元貴族だが、戦時中に混み入った事情で戸籍を失ってしまった。
人殺しや盗み以外ならどんな事でもする。なんとかして十五歳くらいの貴族の女の戸籍が手に入らないだろうか」
  いきつけの毛皮骨肉店の店主に相談を持ちかけると、店主はためらいながらも覚悟があるなら、とドーリスという男をラムザに紹介した。
ドーリスは人身売買や金貸し等といった幾つかの事業を持つ、その筋では名の知れた男らしい。
  ラムザの、妹を学校にやる為の貴族の戸籍と学費が欲しいという話を聞き終わると、ドーリスは事もなげにいいだろうと頷いた。
人身売買を行なっているだけあって、貴族の戸籍はうなるほど“在庫”があるらしく、また、大金を用意してやれるだけの仕事もあるという。
  「元貴族で顔もよし、それでいてイイ体をしてやがる。クッ……お前ならその価値があるだろう。売れっ子になりそうだ」
  ……大方の予想はつく。男娼をやれとでも言うのだろう。ゾッとしながらもラムザは覚悟を決めた。アルマのためなら……
  「まあそう強張るな。今は男娼は足りているし、もっと割の良い客がつく仕事だ。お前には女の相手をしてもらう。
が、まあただの女は来ない。そこらの娼夫を買わずに大金を支払ってまでここで男を買いたいという女達だ。分かるか?」
  「……貴族……か?」
  「そうだ。欲求不満のご婦人方が大半だが、種無しの旦那の代わりに子供を仕込んでもらいたい女、それから貴族のガキ共の遊びも多いし、
貴族以外でも金を持っている女の慰みやらとまあ様々だ。ここなら秘密厳守で容姿の整った、貴族の礼儀作法を身に付けた男を安心して買える。
つまり紹介制高級秘密娼館という訳だ。この話を受けるなら、明日にでも金を用意してお前の妹とやらを貴族に仕立ててやろう」
  「……分かった」
  「俺の見立てではお前はかなり稼げるだろう。早く足を洗いたいならしっかり働く事だな。
それと一応言っておくが、もし百万ギル分を稼ぐ前に逃げようものなら妹の戸籍の件が官憲の耳に入る事になる。忘れない事だ」

  アルマを学校に行かせてやりたい。いや、行かせてやらなければ。
  その翌日からアルマは「遠方の伯父から仕送りを受けている、戦災孤児の貴族」となり、全寮制の学校に入学する事が出来た。
そしてその日の夜からラムザは戦前から建っている苔むした教会の奥の長椅子で女達の視線を浴びる事となった。



910:名無しさん@ピンキー
07/11/05 04:07:27 kbgznIe1
「色々な人を相手にしてきました。十代の女の子から閉経したお婆さんまで」
  自嘲気味に小さく笑ってラムザは続けた。
  「でも考え様によっては良い仕事です。命のやりとりをする訳でも無く、それなりに大きな額を稼げますから」
  「……何もかも全てアルマ殿のため……か?」
  ラムザはキッと顔を上げて真っ直ぐにアグリアスを見つめた。その視線に耐えられず、アグリアスは目をそらした。
  「今度はアグリアスさんの番です。ここは人からの紹介が無いと入れない筈。誰に紹介されたんですか?」
  「私は……帰還してからずっと無気力のまま屋敷に篭っていた。ある晩遅く、住み込みで働いている待女が屋敷を出て行くのを見かけた。
こんな夜更けに何処へと聞くと、あなたにも息抜きが必要ですと言われてここへ連れて来られた」
  「ここへ来たのは何回目ですか」
  「……十回、くらい」
  「十回目で僕を見るなんて運がいいですね。僕はいつも予約がいっぱいであそこに座っていない事の方が多いですから。
今日はたまたまキャンセルが入ったので。予約は常連の人しか出来ない事になっていますし」
  皮肉なのか自嘲なのか、ラムザは平坦な口調で淡々と言った。言葉のひとつひとつが重りの様にアグリアスの心に沈んでゆく。
  「さあ、アグリアスさん、こちらへ」
  不意に名を呼ばれて我に返ると、いつの間にかラムザが隣に寄り添ってアグリアスの腰に手を回していた。
  「あッ……ラ、ラムザ、私……」
  「あなたはここへ何をしにきたんです? ……ご指名下さいまして有難うございます。今夜はたっぷり楽しみましょう」
  ラムザはベッドへと促されるのをためらって身を固くするアグリアスの足をすくう様にして抱きかかえ、半ば強引にベッドへと下ろした。
のしかかるラムザの胸を両手で押し返そうとするアグリアスの力は弱々しく、それも唇を奪われるとやがて消えた。
アグリアスは口内にラムザの舌が侵入するのを許し、受け入れ、いつしか自らラムザの舌を絡め取り、唾液をすすりあった。
ローブの下の夜着をはだけられ、花咲き乱れるワインレッドのブラを外されて小ぶりの乳房を顕にされると羞恥からアグリアスは両手で胸を隠した。
  「小さいから恥かしい……」
  こんな感情が湧き出て来るなど、ここで買った男達相手には無い事だった。一緒に戦っていた頃にはとても口に出せなかったが、
今こうして抱かれてからようやく自分の気持ちに素直になる事が出来た。私は、ラムザが好きで、この男にこそ抱かれたかった。
だからこそ自分の胸の小ささが悔しく、怖い。小さな胸では魅力が無いかも知れない。この男を繋ぎ止める力が弱いかも知れない。
  しかしそんなアグリアスの懸念をよそにラムザは両手を掴んでグイとベッドに抑え付けると、再び顕になった白い乳房を一口に頬張った。
ラムザの口全体でまろやかに揉まれ、乳首を吸われ、転がされてアグリアスは可愛らしく声を上げた。その自分の声にますます羞恥心が昂る。
左から右、そしてまた左の乳房へと愛撫は続けられた。乳首が少し痛いほど硬くなっているのを自覚してアグリアスは切ないため息を漏らした。



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