SHUFFLE!でエロパロ Part4at EROPARO
SHUFFLE!でエロパロ Part4 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
07/05/14 00:53:23 umXFJAew
>>397
アニメの続編ってことはだいたい見えてたから良いとして、やはり何レス分
のSSかメ欄に入れといてほしかったかな。
内容については稟の葛藤が楓に対するものだけで、シアが相談役のみで終わ
ってしまったのがちょっと。ま、「聞くべきじゃないんだろうけど」とは思
ってたけど。
この結末なら最終的にはなし崩しにハーレムエンド化しそうな気も。
つか、絶対親バカコンビはそのつもりで根回ししただろ、これw

401:名無しさん@ピンキー
07/05/14 01:11:28 5ejHBZ2o
>>400
一個目はミスで入ってないけどそれ以降はsage 2/13てなかんじで入れてるよ?シアは打算的な部分で後押しさせようかなと思ってたんだけどガラじゃないからやめました。
あそこは寧ろ稟の心情を察してほしいとこなのでちょっと残念…。
神王様と魔王様に関しては全くその通りですw

402:名無しさん@ピンキー
07/05/14 01:26:19 I7s+I5SU
>>401
> それ以降は
隠し要素じゃないんだから誰にでもわかるように名前欄に入れないと折角の補足の意味がないよ
専ブラ使ってる人ばかりではないし専ブラだとしても>400のように気付かない人もいる

403:名無しさん@ピンキー
07/05/14 01:29:31 umXFJAew
>>401
む、確かにナンバー入ってる。つか、「名前欄に入れて」と言うべきだった
な、悪いorz
シアが打算抜きでアドバイスするのはいいけど、稟がそれについてもーちょ
っと(楓だけでなく)彼女に対しても申し訳なさを感じてる描写があっても
良かったかな、と。

404:名無しさん@ピンキー
07/05/14 01:32:09 I7s+I5SU
>>401
あと、稟が泣くってのは通常ありえないから違和感がある
相手がシアだから余計にそう感じる
まあアニメ版のヘタレ稟がモチーフだからと言われれば、可能性はなくはないだろうが

405:名無しさん@ピンキー
07/05/14 02:10:24 CI9LA+Dz
>>397
厳しいのをご所望のようだから細かい事も含めて一度目を通して気付いた点

> 幹夫「いやぁ、いいんだ。私としては娘が出来たようで嬉しいよ。」
すでに娘が居るのにこの発言はおかしいよ。
例えば「娘が増えたようで」とか「にぎやかになって」とかにするべきだった。

> 楓「!!そそそそそんなわけないですよ!
この慌て方は個人的にはこの場面には相応しくない気がする。
照れてる"だけ"なら問題ないが複雑な心情が絡み合ってる状態なのだし。

> シアちゃんの妹だけど体はひとつ
体も入れ替わるからひとつじゃないよ。

> 俺は楓のような特技持ってないんだ
物事の本質を見抜くのは稟の特技。
自覚の有無は別として持ってないとはっきりと言わせてしまう(書いてしまう)のはどうかと思う。

> 稟「ぐぅっ…うぅぅ、あ、あぁ……あぁぁ……!」
上でも言われているがいくら溜め込んでいたとしても我慢するのが稟という人物であり
アニメ版の稟だとしてもたったこれだけのやり取りではいくらなんでも泣きはしないだろう。
さすがにいとも簡単に泣きすぎている。

> 楓「ずっと、一緒に、居て…ください…」
楓なら「居てください」ではなく「居させてください」と言うはず。

406:名無しさん@ピンキー
07/05/14 02:36:47 5ejHBZ2o
みんなありがとう。勉強になります。

>>402
名前欄がいいのかな?次は気をつけます。
>>403
シアに対してはもうちょっと考えるべきだったかも…
ただ今回のヒロインは楓と亜沙なのででしゃばり過ぎないようにしたせいもあります。
>>404
稟が一番我慢したのは楓の事だと思ったのであれは楓に対する謝罪の涙だと位置付けてます。
でも、ちょっと簡単にやりすぎだったかも…。

407:名無しさん@ピンキー
07/05/14 03:18:56 5ejHBZ2o
>>405
指摘ありがとう。ミスと文章力の無さが出てますね…。

>すでに娘が居るのにこの発言はおかしいよ。
>例えば「娘が増えたようで」とか「にぎやかになって」とかにするべきだった。これは完璧にミスです…スイマセンorz

>この慌て方は個人的にはこの場面には相応しくない気がする。
>照れてる"だけ"なら問題ないが複雑な心情が絡み合ってる状態なのだし。
楓らしさを出そうとしたのが裏目に出ました…。

>体も入れ替わるからひとつじゃないよ。
楓はよく理解してないつもりで書いたのですが説明不足でした。
稟が理解したときだって…ねぇ?

>物事の本質を見抜くのは稟の特技。
>自覚の有無は別として持ってないとはっきりと言わせてしまう(書いてしまう)のはどうかと思う。
アニメ版の稟は思うより鈍感なのでそこを意識しました。大体分かるけど見た目だけでは確信できないってかんじです。

>上でも言われているがいくら溜め込んでいたとしても我慢するのが稟という人物であり
>アニメ版の稟だとしてもたったこれだけのやり取りではいくらなんでも泣きはしないだろう。
>さすがにいとも簡単に泣きすぎている。
泣かせるか泣かせないか迷いました…。
でも、楓のことだからこそ泣いたって感じが出したかったんですけど…簡単すぎましたかね。

>楓なら「居てください」ではなく「居させてください」と言うはず。
そこは楓からの告白の時点でおかしいんですけど…決意の現れみたいなものです。
「好きでいさせてください」よりも「好きです」って言い切ることで楓を少し成長させたかった。って思惑です。

やはり文章だけで伝えるのは難しいッスね…

408:名無しさん@ピンキー
07/05/14 10:29:35 aLUxCcKo
重箱の隅をつつきだすとスレが殺伐とするからやめたほうがいいとおもうが。
あと作家がSS投下以外で語るのもよくない。
ただでさえ、コテ嫌いの住人がいるスレなんだから。
指摘されたことは次のSS投下で反映してくれればよい。

409:名無しさん@ピンキー
07/05/14 11:46:43 5ejHBZ2o
>>408
了解

410:名無しさん@ピンキー
07/05/14 14:53:55 JLjUXYLu
>>408
作者はSS投下以外雑談も何もするなと聞こえるが、それは暴論であり自己ルール押し付けすぎ。
それに語ってる時にまでコテ付ける人は確かに嫌われるが、名無しだし問題ないと思うがナァ。
まあ確かに今回はしつこく指摘を求めすぎだとは思ったが。

411:名無しさん@ピンキー
07/05/14 15:28:11 0ULyndFz
作者がSS以外で語るときは名無しでそれとなくノ方が良いかもね。

412:335
07/05/14 21:51:17 ssujU5En
以前予告したカレハ先輩SSですが、なんとか前編が仕上がったので投下させてもらいますね

413:とある秋の休日(前編) 1/12
07/05/14 21:52:03 ssujU5En
秋。
世間では、食欲・芸術・スポーツ等様々なものに最適と思われているそんな季節のとある休日に、俺は何をしているかというと、
「……なので、これは……。」
「………。」
「そして、こちらは……、あのー、稟さん?」
「は、はい、何でしょう。」
「いえ、先ほどから反応が薄いのですけど、ちゃんと分かってますか?」
「……すみません、あまり分かってません。」
俺は先輩であり、恋人でもあるカレハさんに魔法学を教えてもらっていた。
なぜ、こんなことになったかというと、事の顛末は昨日の放課後まで遡る…

「よーし、今日のホームルームはここまでだ。」
いつも通りの教室の風景に、いつも通りの紅女史のこの一言でホームルームは終わると思われたが、
「それじゃあ、追試を受ける者はちゃんと勉強をしてくること。これで、またとんでもない点数だったら今度は補習を受けるはめになるぞ。」
紅女史の一言で教室の一部から、うめき声が上がったが、当の紅女史は颯爽と教室を出て行ってしまった。
「あのー、稟くん…。」
「皆まで言わなくていいぞ、楓。」
「は、はい…。」
楓が心配そうに声を掛けてきたが、その原因に心当たりがある俺は、続く言葉を遮った。
その原因は言うまでも無いが、先ほど紅女史が言っていた追試の件である。
というのも、今回の中間試験で魔法学が赤点だった俺は、めでたく追試を受けることが決定しているので、楓が何を言おうとしていたのかは手を取るように分かる。
「というわけで楓、すまないがまた勉強を…。」
「そのことなんですが……。」
いつもなら、笑顔で引き受けてくれる楓が珍しく言葉を濁すと、いやな予感がした。
「実は麻弓ちゃんにお願いされちゃいまして…。」
「……マジで?」
「は、はい…。」
思いがけない一言で俺が硬直している間に、鞄を持った麻弓が楓目掛けて突進してきた。
「楓ー、早速図書館に行くわよ!!それじゃあ土見くん、楓は借りてくわねー!!」
「え、ま、麻弓ちゃん?そ、そんなに引っ張らないでください~。」
抵抗も空しく楓は麻弓に連れ去られ、廊下の向こうから楓が俺に謝る声が聞こえた。
「な、なんてことだ……。それじゃあ、ネリネなら…。」
俺がそう考え、ネリネの方を振り向くや否や、
「ごめんね、稟くん。リンちゃんには私がもうお願いしちゃったの。それじゃあ、リンちゃん早く行くッス!!」
「すみません、稟様~。」
俺が声を掛けるより先に頼まれていたらしいネリネも、シアに連れられて教室を出て行ってしまった。
「な、なんてことだ……。」
「まあ、いつもの稟の尽くされぶりからすればこれはいい薬だろうね。」
頼みの綱を失い呆然としていた俺は樹の一言で現実に連れ戻された。


414:とある秋の休日(前編) 2/12
07/05/14 21:53:58 ssujU5En
「それで、結局のところ今回はどうやって乗り切るんだい?」
「どうするか……。」
正直、楓やネリネに期待できないなら自力で何とかするか、もしくは…
「なんなら、今回は特別に俺様が、」
「却下。」
「……一瞬の迷いも無しに断言したね、稟。」
「お前に頼んだら、どんな見返りを要求されるか分からないからな。」
一瞬の気の迷いで樹に頼むしかないと思ったが、やはりコイツに頼む気にはなれなかった。
「くっ、残念だよ、これを機にシアちゃん達を稟の魔の手から、この俺様が解放してあげようと思ったのに……。」
そんなことを言ってる樹を放置して、ひとまず帰宅することにした。
しかし、一人で何とかなるだろうか……。
「あれー、稟ちゃんじゃない。」
「あれ、亜沙先輩ですか。」
そんなことを考えながら、昇降口に来たら亜沙先輩と出くわした。
しかし、いつも一緒のカレハさんが見当たらない。
「稟ちゃんが一人なんて珍しいわねー。あ、もしかしてこのままカレハとらぶらぶデート?それとも、どっちかの部屋に直行?」
「残念ながら違いますよ。それに、亜沙先輩が一人ってのも珍しいですね。カレハさんはどうしたんですか?」
「カレハは今日日直だから、職員室に行ってから来るわよ。で、どうして稟ちゃんは一人なのかな~?」
「ええ、実は……。」
カレハさんが来るのを待つ間に、俺は追試を受けるはめになったこと、楓やネリネに勉強を教えてもらおうと思ったがだめだったことを亜沙先輩に話した。
「へー、そうなんだ。それにしても、楓が稟ちゃんじゃなくて麻弓ちゃんの勉強みるなんて珍しいわねー。」
「まあ、麻弓のことですし、俺の盗撮写真あたりで楓を買収したんじゃないんですか?」
「あー、それありかも。それで、稟ちゃんはどの科目の追試を受けるの?保健体育だったりなんかしちゃったら、お姉さんが手取り足取り教えてあげちゃうわよ。」
その表情は明らかに俺をからかっているときのもので、少しはそれにのってみようと思ったものの、そんなことをする気も起きなかったので、真面目にかえすことにした。
「残念ですが、魔法学なんですよね。」
俺がそう言うや否や、亜沙先輩の表情が渋いものとなり、
「ゴメン、無理。」
「……即決ですか。」
「うん、即決。」
魔法嫌いの亜沙先輩らしい返答をされてしまった。
さて、どうすればいいことやら……。


415:とある秋の休日(前編) 3/12
07/05/14 21:54:58 ssujU5En
「…ねえ、稟ちゃん。」
亜沙先輩はさっきの機嫌の悪そうな表情から一転し、不思議そうな表情で俺に聞いてきた。
「どうしたんですか、亜沙先輩。」
「どうしてカレハに頼まないの?」
「え?」
「だって稟ちゃんの上級生だし魔法学得意だし、正直、こればっかりは楓よりカレハの方がいいと思うわよ。」
……言われてみれば、亜沙先輩のいう通りだった。
それに、夏休みの課題を終わらせるときもカレハさんに手伝ってもらったんだよな。
なんで俺にはカレハさんに頼むという選択肢が思い浮かばなかったんだ?
「亜沙ちゃ~ん、お待たせしましたわ~。あ、稟さんも一緒でしたのね。」
そんなことを考えていたら、カレハさんが俺たちの方に駆け寄ってきたので、
「て……。」
「て?手がどうかしたのですの?」
「天の助けええええええええ!!!!」
俺はそのまま、カレハさんに抱きついてしまった。
「え、り、稟さん?急にどうしたんですの?」
「うわっ、稟ちゃん大胆ねぇ。」
わけも分からず俺に抱きつかれたカレハさんは、突然の出来事にどう対処すればいいか分からないらしく、おろおろしてしまっている。
「あ、あの稟さん?私だって人前でこんなことをされては、恥ずかしいんですのよ。」
「じゃあ、人目が無かったらいくらでもオッケーなのね。」
「あ、亜沙ちゃんもからかわないでください~。ではなくて、稟さんも離してください~。」
「はっ、す、すいません。つい、我を忘れてカレハさんに抱きついてしまいました。」
「それは分かりますけど、いったいどうしたんですの?」
「ええ、実は……。」
そこまで言いかけたが、ふと視線を感じたので周囲を見渡してみる。
俺たちは周囲の関心を一身に集めてしまったらしく、(おもに男子の)視線に晒されていた。
「……歩きながらにしませんか?」
「そ、そうですわね。」
俺たちはそそくさと昇降口から出て行って、歩きながらカレハさんに亜沙先輩にしたのと同じ説明をし、俺の勉強をみてくれるようにたのんでみた。
「……と、いうわけなんですが駄目ですか?」
「いえ、それくらいお安いごようですわ。」
「あ、ありがとうございます。はぁ、助かった~。」
無事、カレハさんに承諾してもらったことで、なんとか一息つくことが出来た。
ああ、今日ばかりはいつもは小悪魔としか思えない亜沙先輩が天使のように思える。
「ちょっと稟ちゃん、今もの凄―――くボクに失礼なこと考えなかった?」
「いえ、そんなことはありませんって。」
「ふーん、本当かなー?」
相変わらず勘のいい亜沙先輩がジト目で俺のほうを向いたが、さすがにこんなことは言えないので、ひとまずごまかすことにした。


416:とある秋の休日(前編) 4/12
07/05/14 21:55:58 ssujU5En
とはいえ、これだけでは納得できなかったらしく、しばらく俺の方をじっと見ていたが、
「まあ、いいや。それよりカレハ。」
「どうしたんですの、亜沙ちゃん?」
急に真剣な表情になってカレハさんの方に向き直って言った。
「稟ちゃんに勉強教えてあげるのはいいけど、あんまり甘やかしちゃ駄目よ。」
「え、ですが……。」
「そ、そうですよ亜沙先輩。俺としても今回の追試を乗り切れれば十分なわけで……。」
「はい、稟ちゃんはシャーラーップ。いい、カレハ。稟ちゃんが今度の追試でも点数低かったら、どうなると思う?」
「何か…ありますの?」
亜沙先輩の真剣さにカレハさんが不安そうな表情になったが、亜沙先輩は話を続け、
「放課後や休日に補習を受けなきゃいけなくなっちゃうの。」
「え…。それでは、ひょっとして……。」
「うん、カレハとデートする時間が、おもいっっっっっっっっっきり減っちゃうわね。」
「!!!!」
下した容赦ない宣告に、カレハさんはこの世の終わりかと思うような表情になった。
「あ、亜沙ちゃ~ん、私どうすればいいんですの?」
「いい、カレハ。つまり稟ちゃんが今度の追試でいい成績をだせばいいのよ。……どうすればいいか分かるわね?」
「は、はい。稟さんをビシバシ鍛えればいいんですのね?」
「正解!」
「わかりましたわ!!稟さん!!」
「は、はい。なんでしょう。」
亜沙先輩に煽られたカレハさんは、泣きそうな顔から一転して厳しそうな顔になると俺の方に向き直った。
今まで見たことも無いカレハさんの表情と迫力に、俺は思わず姿勢を正してしまった。
「明日、私の家に来てくださいね。朝から夜まで稟さんにひたすら魔法学を教えてあげますわ!!」
「わ、分かりました……。」
「それでは亜沙ちゃん、稟さん、私は明日の準備がありますので、今日はこれで失礼させてもらいますわね。」
カレハさんはそう言い残すと、自宅に向かって駆け出し、カレハさんの意外な一面に呆然としていた俺と亜沙先輩はその場に取り残されてしまった。
「うわー、カレハにもあんな一面があったのね。あんなカレハ始めて見たわ。」
「ど、どうするんですか亜沙先輩。カレハさん凄い意気込みでしたよ。」
「んー、でもカレハって根がすごい優しいでしょ?だから、稟ちゃんが考えているような、スポ根みたいなことにはならないと思うわよ。」
「そうでしょうか……。」
「もう、たまにはボクの言うことも信用してよね。」
苦笑しながら言うあたり、亜沙先輩にも絶対の自信がないらしい。
さて、どうなることやら……。


417:とある秋の休日(前編) 5/12
07/05/14 21:56:44 ssujU5En
そんなわけで、俺は朝からカレハさんの家におじゃまして、勉強を教えてもらっている。
亜沙先輩のいった通り、スポ根的な展開になることは無く、カレハさんはあせることなく、丁寧におしえてくれるのだが、
「芳しくありませんわね……。」
「…すいません…。」
「どうしましょう……。」
俺の学力は正直ひどいらしく、今やった小テストの点数からは、補習の二文字しか連想できなかった。
さて、どうするか、と考えていたら
『コンコン』
「お姉ちゃーん、入ってもいいー?」
規則正しいノックの音に続いて、ツボミちゃんの声が聞こえた。
「ツボミちゃん?いいですわよ。」
カレハさんがそう言うとドアが開き、ツボミちゃんが部屋の中に入ってきた。
「ツボミちゃん、どうかしたんですの?」
「えーとね、そろそろお昼ごはんの時間だけど、どうするのかなぁって思って。」
「まぁ、もうそんな時間ですの?」
そう言われて俺とカレハさんがあわてて時計を見ると、時刻はもう12時を回っていた。
「それでは稟さん、ツボミちゃん、すぐに準備するので少し待っててくださいね。」
カレハさんはそう言って台所に行ってしまった。
「なぁ、ツボミちゃん。」
「何ですか、稟おにーさん?」
「昼食の準備っていつもカレハさんがやってるの?」
「そんなことありませんよぉ。今日はお父さんもお母さんも泊りがけで出かけちゃってていないんですよ。」
「え、そうなの。」
「はい、そうなんです。それに、あたしも今日は友達の家にお泊りに行っちゃうんで、稟おにーさん午後はお姉ちゃんと二人っきりですね。」
「なるほど……、って。」
今、ツボミちゃんすごいことをサラッと言わなかったか?
「えーと、ツボミちゃん今何て言ったっけ?」
「稟おにーさんがお姉ちゃんと二人きりって言ったんですよー。いいなあ、お姉ちゃん…。」
ツボミちゃんは羨ましそうにしているが、俺にとってはただごとではない。
この後数時間、カレハさんと二人っきりと思うと……、集中できるだろうか。
「稟さーん、ツボミちゃーん、準備ができましたわよー。」
「はーい、今行きまーす。それじゃあ稟おにーさん、レッツゴーです。」
「あ、ああ。そうだね…。」
そんな俺の苦悩を知るはずもなく、ツボミちゃんが俺の手を握って歩き出したので、俺もそれにつられて歩き出しリビングに向かっていった。
カレハさんが作ってくれた昼食は、俺の予想と違わず見事なもので、思わず食べ過ぎてしまい、午後は睡魔とも闘わなければならなくなってしまいそうだった。


418:とある秋の休日(前編) 6/12
07/05/14 21:57:45 ssujU5En
「それじゃあ行ってくるね、お姉ちゃん。」
「あら、もうそんな時間ですの?」
昼食を終え一息ついたら、ツボミちゃんが友達の家に行く時間になってしまった。
「稟おにーさんも、ゆっくりしてってくださいね。」
「まあ、勉強がはかどれば、少しくらいはゆっくりできるかもしれないけどね…。」
「あはは…、そうでしたね…。」
俺が苦笑しながら答えると、ツボミちゃんも俺が今日来た理由を思い出したらしく、苦笑いしながら答えた。
「でも、今日は夕方から天気が崩れるそうですから、早めに切り上げたほうがいいと思いますよ。」
「そういえば、天気予報でそんなこと言ってたなぁ。気をつけないと。」
「早く終わらせるには、稟さんががんばるしかありませんわね。」
「……手厳しいですね、カレハさん。」
「そんなことありませんわ。それじゃあツボミちゃん、いってらっしゃいですわ。」
「はーい、いってきまーす。」
そう言って、外に出るや否やツボミちゃんは走り出してしまった。
あの小さな体に、どうやったらあれだけの体力をつけられるんだ……。
「それでは、私たちも始めますか?」
「そうですね。でも、どうすればいいことやら…。」
「それでしたら、いっそのこと基礎的なことからやり直すというのはいかがですか?そちらの方が、後々楽になるかもしれませんし。」
「…それもそうかもしれませんね。それじゃあ、午後もお願いしますね。」
「了解ですわ。」
午後の勉強は予想以上にはかどった。
多少時間はかかったものの、基礎的なことから見直し穴を埋め、解けなかった理由も明確になったので、さっきまでよりはよっぽど解けるようになった。
そのせいだろうか、午前中よりはカレハさんの笑顔も多くなってきた。
そして今は、小テストのようなものを一つ解き終え、カレハさんに採点してもらっているのだが、
「……どうでしょう…?」
「そうですわねぇ……。このくらいでしょうか。」
カレハさんが赤ペンを置き、俺に見せたくれた点数は、
「…はぁ~、よかった…。これならなんとか補習は免れそうですよ。」
なんとか今回のテストの平均点に近いもので、ひとまず安心できるライン、といったところだった。
「稟さん、頑張りましたものね。」
「いえ、カレハさんの教え方が上手かったからですよ。」
「まあ、稟さんってばお上手ですのね。」
「いえ、そんなことは…って、ん?」


419:とある秋の休日(前編) 7/12
07/05/14 21:58:33 ssujU5En
「どうかしましたの?」
「なんだか空が真っ暗に曇ってるんですが…。」
外が時間の割にやけに暗かったので、窓に近づいて空を見ると、空が黒雲で埋め尽くされていた。
「本当ですわね。」
「これは一雨来そうですね。」
「そういえば、ツボミちゃんが夕方から天気が崩れると言ってましたわね。」
カレハさんがそう言った瞬間、俺は恐ろしく嫌な予感がしたので室内を向き、
「そ、それじゃあ振り出す前に俺は『ピシャーッ!!』」
帰ります、と言い終える前に大きな雷が落ちる音がした。
まさか……、と思いつつ窓の方へ振り向くと、
「あら、雨も降り始めたようですわ。」
窓には大粒の雨が打ちつけられ、窓から見える風景は雨で覆いつくされていた。
「まいったなぁ、これじゃあ帰る前にずぶ濡れになりますよね。」
「でしたら、今日は泊まっていかれてはどうですか?」
「そうですね、カレハさんの家に泊まるしか……って、あ、あのーカレハさん?」
「はい、なんですの?」
俺は歯車が錆びたブリキ人形のようにカレハさんの方を向くと、その顔には今日一番の笑みがあった。
その表情に思わず何も言えなくなってしまいそうだったが、なんとか声を絞り出す。
「さすがに、年頃の娘さんのいる家に男を泊めるのは、どうかと思うのですが…。」
「稟さんでしたら問題ありませんわ。それに、この雨の中を帰られては風邪をひいてしまいますし。」
「そ、そうかもしれませんが……。」
「それとも、私と二人っきりは嫌なのですか…?」
「い、いえ、そんなことはありませんって!むしろ、最近カレハさんと二人っきりでゆっくりする機会が無かったので、この雨に感謝してるくらいで……。」
カレハさんの悲しそうな顔に罪悪感を引き立てられた俺は、思わず本音をこぼしてしまった。
「でしたら、問題ありませんわね。」
「……はい。」
1R35秒、俺のKO負け。
一転し嬉しそうにしているカレハさんに、俺はもう抵抗することが出来なかった。
「それでは、夕食までまだ時間があるので、もう少しできますわね。」
「そうですね。それじゃあ、始めましょうか。」
「稟さん、その意気ですわ。」
そう言って再開したまではよかったが、俺が泊まっていくことがよほど嬉しかったのか、カレハさんは終始笑顔のままだった。
そうなると、俺も多少気が緩んでしまいペースが少し落ちてしまった。
まあ、もう一日あるからいいが、明日もこの調子だったら間に合うだろうか……。


420:とある秋の休日(前編) 8/12
07/05/14 21:59:22 ssujU5En
「はあ、今日は疲れたなぁ。」
俺は湯船に浸かりながらそう感じていた。
もちろん疲れたのは頭であって、身体の方ではない。
……まあ、カレハさんと二人っきりだったので、身体の方が疲れることを期待していなかったと言えば嘘になるが、残念ながらそんなことにはならなかった。
「それにしても、なんでカレハさんは俺が先に風呂に入るのを勧めたんだ?」
夕飯を食べてからまた勉強し、寝る前に風呂に入るということになると、何故かカレハさんは俺に先に入ることを勧めてきた。
客である俺としては、カレハさんに一番風呂を譲ったのだが、何故かカレハさんが遠慮して俺に先に入るよう勧めてきたので、こうして先に入らせて貰ってるわけだが、その理由がわからず、ぼーっとしてたら、
「稟さーん、湯加減の方はいかがですか?」
「!は、はい、ちょうどいいです…。」
急にカレハさんに声をかけられ、うわずった返事をしてしまった。
「よかったですわ。それでは、私もご一緒させていただきますね。」
「…え?」
なんだかとんでもない一言が聞こえたので、思わず浴室の入り口の方を向くと、ちょうどタオル一枚で身体を隠したカレハさんが入ってきた。
カレハさんとはもう何回か身体を重ねたことがあるので、これが初めてというわけではないが、悲しいかな、男の性として魅入ってしまった。
「あのう、じっと見られていては私も恥ずかしいのですが…。」
「し、失礼しました。」
カレハさんの一言で目は逸らしたものの、やはり横目でちらりとカレハさんの身体を見てしまうのも、男の悲しい性だろう。
「では、失礼しますね。」
「は、はい、どうぞ…。」
カレハさんが浴槽に入ろうとしたので、俺は身体を反対側まで寄せたのだが、少し狭かったらしく身体が密着してしまい、カレハさんの胸が上腕に押し付けられている。
「少し狭いですけど、気持いいですわね。」
「そ、そうですね……。」
そんな、状況なので俺としてはとてもカレハさんの方を向くことなどできず、少しでも反応しないよう鎮めるので精一杯だった。
「そういえば、稟さんはもう身体を洗ってしまいましたか?」
「い、いえ、まだですが。」
「まあ、よかったですわ。では、私が背中を流してさしあげますわね。」
「え、そ、それはさすがに……。」
「遠慮しなくてもいいんですのよ。それでは、こちらに座ってくださいね。」
少しは抵抗しようとしたものの、甘い誘惑には抗えずカレハさんに背中を流してもらうことになった。
「稟さんはこれくらいでよろしいでしょうか?」
「ええ、このくらいで…。それにしても、カレハさん随分と慣れてるみていですね。」
「はい、いつもツボミちゃんと背中の流しっこをしてるので、私得意なんですのよ。」
そういうだけあって、カレハさんは絶妙な力加減で俺の背中を洗っていく。
いつもこれをして貰っているツボミちゃんが羨ましいな、などと考えていたら、
「はい、終わりましたのよ。」
洗い終わったらしく、背中を動いていたカレハさんの手の動きが止まった。


421:とある秋の休日(前編) 9/12
07/05/14 22:00:13 ssujU5En
「それでは、今度は稟さんが私の背中を流してくださいませね。」
「あ、はい、分かりました。」
少し名残惜しい気もしたが、今度は俺がカレハさんの背中を流すべく身体ごと後ろに向けたら、カレハさんがすでに俺に背中を向けて待っていた。
いつもは後ろに流されているカレハさんの髪が肩から前に垂らされており、普段は見えないカレハさんのうなじが見え、俺の欲情が刺激された。
とはいえ、そのまま欲情に身を任せてはならないと思った俺は、欲情を押さえつけカレハさんの背中を流すことにした。
「力加減はこれくらいでいいですか?」
「はい、丁度ですわ。」
そのまま、カレハさんの背中を流していたら、
「そういえば、稟さんはご存知ですか?」
急に声をかけられた。
「え、何をですか?」
「そ、その……。」
言うのが恥ずかしいのか、カレハさんはしばらくモジモジしていたが、ゆっくりと言葉を続ける。
「その……、女の子にも…、性欲はあるんですのよ…。」
最後の方は声が小さくなっていっていったが、なんとか聞き取ることができた。
カレハさんがそんなことを言うってことは……。
「そ、それって、つまり……。」
「き、きっと稟さんが考えているとおりだと思いますわ……、きゃあっ。」
カレハさんのその一言を聞くなり欲情を押さえられなくなった俺は、思わずカレハさんに抱きしめてしまった。
「…そんなこと言われたら、俺もう我慢できませんよ。」
「我慢しなくてもいいんですのよ…。」
そう言って振り向いたカレハさんの唇に、俺は自分の唇を重ねる。
「ん…。」
俺たちはそのまま舌を伸ばし、どちらともなく絡め始める。
初めはその程度だったが、その内舌の動きが激しくなり、カレハさんの舌が俺の口の中に侵入してきた。
「ん…、はぁ……んちゅ…。」
俺も負けじとカレハさんの口に舌を侵入させるとともに、空いていた両手をカレハさんの胸に伸ばす。
特別大きいというわけではないが、柔らかく弾力もあるカレハさんの胸は、俺の思い通りにその形を変える。
「やっぱりカレハさんの胸、柔らかいですね。病み付きになりそうですよ。」
「ん…私も、気持いですわ…。」
「それじゃあ、もっと気持ちよくさせてあげますね。」
俺は手にこめる力を少し強くするとともに、乳首を軽く摘み上げる。
「ひゃう……。」
急に乳首に刺激を加えられたカレハさんの口から嬌声がもれる。
初めは柔らかかった乳首も、暫くすると固くなってきた。
「カレハさん、だんだん感じてきてますね。乳首がこんなに固くなってますよ。」
「は、恥ずかしいので…んんっ…言わないでください……。」
「恥ずかしくなんてありませんよ。むしろ、俺としては嬉しいくらいですし。」


422:とある秋の休日(前編) 10/12
07/05/14 22:00:58 ssujU5En
羞恥に染まったカレハさんの抗議を軽く聞き流してから、片手をカレハさんの秘所に伸ばす。
そこはまだ湿ってるていどだったが、指を入れて軽く刺激を加えるとすぐに蜜があふれ始めた。
「ひゃああんっ…そこは……。」
「だめですか?」
「そ、そんなことは……んんっ…ありませんが…。」
「それじゃあ、続けますね。」
そのまま続けると、奥から蜜が溢れつづけ、いやらしい音が響き始める。
「カレハさん、すごい感じてるんですね。下がもう大洪水ですよ。」
「はあぁ…は、恥ずかしいですわ…。」
そんなカレハさんの抗議の声を聞き流しつつ、俺はカレハさんの秘所を弄る指の動きを激しくした。
「どうですか、カレハさん。こんなにいやらしい音がしてますよ。」
俺はわざと音が大きくなるようにして、カレハさんに囁きかける。
「あぁっ、そ、そんなに音…んふっ……、出さないでください……。」
とはいえ、カレハさんの秘所からは止まることなく蜜が溢れてくるので、音は大きくなる一方で、小さくなる気配はなかった。
いつの間にかカレハさんは俺に寄りかかっており、俺がカレハさんに快感を与え続けるだけの状態となっていた。
しばらくそんな状態が続いたが、やがてカレハさんが、
「はぁ、り、稟さん…、私もう……。」
と言ってきた。
どうやら、もう限界らしい。
「分かりました。それじゃあ、一気に気持ちよくしますね。」
俺はそう言って、まだ一度も触れていなかったクリトリスを軽く撫で始める。
「ひゃん……、はあ…ああっ……んんっ……。」
少しずつ高くなっていく嬌声は、カレハさんが少しずつ限界に近づいていることを俺に教えてくれる。
「だ、ダメです…、私…ああっ…これいじょ…ひゃあっ……耐えられませ…んんっ。」
散々刺激を強くした後、クリトリスを摘み上げると同時に、カレハさんの耳を甘噛みすると、
「んあっ!あ、あ、ああああぁぁぁぁぁっ……!!」
ひときわ大きな嬌声と共にカレハさんは身体を反らした。
「だ、大丈夫ですか?」
「へ、平気ですわ……。ですけど…。」
「どうかしましたか?」
「稟さんは…まだ気持ちよくなってませんわよね。」
カレハさんはそう言うと、俺のモノに手を伸ばし軽く握り締めてきた。
「やっぱり……大きいままですわね……。」
「そ、それじゃあそろそろこっちで……。」
俺が濡れたままのカレハさんの秘所を軽く弄りながら聞くと
「いいですわよ。こんどは稟さんも気持ちよくなってくださいね……。」
カレハさんは笑顔でそう答えてくれた。


423:とある秋の休日(前編) 11/12
07/05/14 22:01:48 ssujU5En
「それじゃあ、今度はこれで……。」
俺はカレハさんを立たせ、浴槽に手をつけてもらい、俺はその後ろに立った。
「あ、あの、稟さん…この体勢はとても恥ずかしいのですが……本当にこのまま?」
俺から丸見えのこの体位にはやはり抵抗があるらしく、カレハさんは恥ずかしそうに俺に聞いてくる。
「ですけど、ベッドの上ならともかく、ここでできるのは限られてるからしかたありませんよ。」
「そ、それはそうですけど…。」
「それに、こんなにきれいなんですから、恥ずかしがる必要なんてありませんよ。」
俺はカレハさんの入り口に指を入れ、広げてその中を覗き込んでみた。
カレハさんの膣内は相変わらずきれいなピンク色を保っており、いやらしく光る蜜は俺の欲情を刺激する。
「あ、あまりじっくり見ないでくださいませね…。」
「分かりました。それじゃあ…。」
俺はカレハさんの秘所から顔を離すと、かわりに固くなった俺のモノを入り口にあてがった。
「入れていいですよね?」
「は、はい……。」
カレハさんの同意も得られたところで、俺は挿入を開始した。
「あんっ…、り、稟さんが入ってきますわ…。」
「や、やっぱりいつ入れてもカレハさんの膣きついですね……。」
もう何度目の挿入かは分からないものの、カレハさんの膣は相変わらず、初めてのときと同じ強さで俺のモノを締め付けてくる。
「そろそろ動きますよ…。」
「ど、どうぞ、稟さんのお好きなようになさってください……。」
「それじゃあ、お言葉に甘えて……。」
俺は軽くモノを抜いてゆっくりと注挿を始める。
その度に、カレハさんの膣内のヒダが絡みつき、なんともいえない快感を与えてくる。
「はあっ…、り、稟さんが私の中で動いてますわ……。」
感じ始めたカレハさんの声はより艶っぽくなる。
俺は少しずつ注挿の速度を上げたが、それに比して与えられる快感も強くなってくるのが分かる。
「り、稟さんも…ああっ…気持いですか……。」
「も、もちろんですよ……。」
速度もある程度上がってきたので、俺はカレハさんの腰にあてていた手を胸へと伸ばすことにした。
「ひゃうん…り、稟さん……同時に…されては…はあっ……私……。」
口では抵抗していたものの感じているらしく、やがてカレハさんも腰を前後に動かし始めた。
その予想外の快感に、射精感がいっきにこみ上げてきた。
「カ、カレハさん…気持ちよすぎて……もう出そうです…。」
「わ、私も…もう……。」
どうやら、俺もカレハさんもそろそろ限界らしい。
俺はもう一度両手でカレハさんの腰を掴んで、注挿の速度をいっきにあげる。


424:とある秋の休日(前編) 12/12
07/05/14 22:02:44 ssujU5En
「はああっ……、稟さんのが…お、奥に当たって…んっ…私…もう……。」
「カ、カレハさん…俺もう…。」
もう耐えられそうにない俺は、ぎりぎりまで引き抜いてから一気に突き入れると、
「出ますっ!」
「あっ、あああっ、あああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
カレハさんの奥に届いた瞬間に俺はカレハさんの膣に注ぎ込み、同時にイってしまったカレハさんも身体を大きく反らしたかとおもうと、俺のモノが入ったまま座り込んでしまいそうになった。
「っと……カレハさん大丈夫ですか?」
「はあっ…す、すみません……力がはいらないので……。」
「わかりました。それじゃあ……。」
もう少し入れたままでいたかったのだが、それではカレハさんに悪いので、もう一回続けたくなった欲望を抑えて引き抜こうとすると、
「あ…、もう抜いてしまうんですの…?」
「ええ、カレハさん立ってるのも辛そうなんで。」
「も、申し訳ありませんわ…。」
カレハさんが残念そうな表情を浮かべたものの、やはり辛そうだったので引き抜いてから
ゆっくりとカレハさんの腰を下ろすことにした。
その間にも、俺の放出したものがゆっくりと零れてきた。
「稟さん……こんなに出したんですのね…。」
カレハさんの秘所から零れてきた量は、明らかにいつもよりも多かった。
「す、すみません。随分と溜まってたみたいで……。」
「くすっ、謝る必要なんてありませんのに…。」
恥ずかしくなって顔を紅くしてしまった俺を見ると、カレハさんはいつもの笑顔を浮かべた。
カレハさん、やっぱりその笑顔は反則です。
俺はそのまま、カレハさんを抱きしめてしまった。

それから、俺たちはゆっくりと風呂にはいってから寝ることにしたのだが、
「あのー、カレハさん?」
「はい、どうかなさいましたか?」
「どうして、同じベッドで寝てるのでしょうか?」
何故か俺たちは同じベッドで寝ていた。
しかも、カレハさんが俺の腕に抱きついているのだから、逃げようが無い。
「私が稟さんと眠りたいから、という理由では駄目でしょうか?」
「いえ、問題ありません。」
「でしたら、問題ありませんわね。」
そう言うと、カレハさんは笑顔のまま俺の腕をより強く抱きついてきた。
「それでは、おやすみなさいませね。」
「……おやすみなさい。」
そんな俺の苦労?はお構い無しに、カレハさんはそのまま目を瞑ってしまった。
すると、数分後にはもう穏やかな寝息が聞こえてきた。
こんな状況で寝れるのかと疑問だったが、今日一日でかなり疲れていたらしく、目を瞑っていたらやがて睡魔が襲ってきた。
ああ、よかった……、これで寝れ…る……。


425:335
07/05/14 22:05:17 ssujU5En
とりあえず前編はここで終了です
満足してもらえるかどうかは分かりませんが、少しでも楽しんでもらえれば幸いです
後編の投下時期は未定なので気長にお待ちください
それでは、今回はこのへんで


426:名無しさん@ピンキー
07/05/15 11:09:26 OWfi+vRT
>>425
GJ!カレハの話とか考えたことないからなかなか新鮮でした
後編にも期待してます。

427:名無しさん@ピンキー
07/05/15 14:35:19 zrzrrNTn
撫子×稟を投下しようと思っているが浮かばん・・・。

428:名無しさん@ピンキー
07/05/15 17:38:47 rlM4V0Eu
>>427
まずは無難にリアリアのシーンから拡張したらいいんじゃね?楓の妄想を暴走させるとか

他には樹と魔王さまのナンパにのってみる話にしてみたら?それをもとに×稟にするとか。

では期待してまつ

429:80
07/05/15 18:42:56 5Xti/FeJ
1週間悩んでいる間に、自分より面白いSSがいっぱい投下されている……。
読者としてはすごく嬉しいのですが、書く方としてはすごいプレッシャーです。
なんとか続きが書けましたので、投下します。


430:夏の卒業旅行(その3)  1/7
07/05/15 18:44:04 5Xti/FeJ
稟は亜沙を支えたまま、立ち上がった。
そして自分の海パンを脱ぐ。
既に稟のモノは臨戦態勢を整えていた。
稟は亜沙の腰に手をやり、体を持ち上げた。
そして自らのモノを亜沙の割れ目に触れさせる。
そのまま前後にスライドさせた。
亜沙の愛液と自らの亀頭から出てくる先汁で、稟のモノは徐々に濡れていく。
腰を小刻みに動かし、亜沙の秘唇をこすり合わせた。
「あぁぁ、あんっ、……、稟ちゃぁっ、んっ……」
性器と性器のこすれ合いが、亜沙の意識を呼び戻し、熱い喘ぎ声を漏らさせる。
愛液に濡れた花びらが、膨らみきった女芯が、快感でうち震える。
しかし、愛撫されていない膣の奥が悲鳴を上げる。
稟のモノがほしいと叫ぶ。
「んぅぅ、はぁぁ……。り、稟ちゃん……。ボク、もう……」
「俺ももう限界です。亜沙さんがほしいです。いきますっ」
稟は亜沙の体を持ち上げ、自らの亀頭を亜沙の割れ目にセットする。
そして亜沙の体をゆっくりと降ろす。
稟のモノが亜沙の膣を押し広げ、奥へと侵入していく。
「あっっ、んっ、り、稟ちゃんが、んあぁぁぁぁっっ、ぁあっ!」
稟の首に抱きついたまま、亜沙は首をのけぞらす。
待ち望んでいた子宮口から、大量の愛液が止め処なくこぼれてくる。
押し広げられた粘膜が、稟のモノを絡みとろうと収縮する。
強烈な締め付けが、稟を襲った。
「うわぁぁ、き、きつい」
「り、稟ちゃん、ボ、ボクの中、きぃ、気持ちいい?」
「とっても、気持ちいいです、亜沙さん」
「ボ、ボクも気持ち、いいよっ、稟ちゃん」
愛する人と一つになったせいか、亜沙は陶酔の表情を浮かべている。
「すっ、すごい締め付け……」
「稟ちゃんも、すごく熱い……」
「我慢できそうもないから、動きますよ」
「……うん、お願い」


431:夏の卒業旅行(その3)  2/7
07/05/15 18:45:28 5Xti/FeJ
稟はゆっくりと腰を動かす。
稟を逃すまいと、亜沙の膣は男根にまとわりつくが、
稟はそれを強引に引き抜く。
悲鳴を上げかけた亜沙の膣内へ、稟は再び強く突き刺す。
掻き分けられた亜沙の膣内は、歓喜の声をあげた。
「はぁ、あ、あぁぁ、く、ふぁぁっ」
立ったままのグラインドは、強く亜沙の奥をノックした。
「亜沙さんの中、ザラザラしてっ……」
「り、稟ちゃんの、おっ、おっきぃいよぉぉっ」
夏の日差しがさせるのか、稟の行為はいつもより荒々しくなる。
稟は亜沙を抱いたまま、ゆっくりと走り出した。
「ひぃ、り、稟ちゃん、落ちちゃう」
「しっかり捕まっててくださいよ、亜沙さん」
「あっ、ひぃっ、くっ、うぅぅ、あっ、だ、だめっ」
走るときの振動で、亜沙の中は荒々しくかき回され、奥は激しく打ち付けられる。
「ひぃ、り、稟ちゃん、やぁ、もう、あ、頭、まっ、しろぉっ」
「亜沙さん、俺も、で、出る!」
「お、お願い、なっ、中に、きっ、きてぇぇぇぇっっ!」
徐々に走るペースを挙げ、同時に亜沙の腰を上げ下げする。
「あ、はぅ、ひぃ、いっ、ああぁぁぁぁぁぁ!」
稟の膨張した男根を、亜沙は痛いくらいに締め付けた。
「くぅぅ!」
稟は立ち止まり、自らの欲望を亜沙の中にそそぎ込む。
「はっ、ああっ、り、稟ちゃーんっ……、ふぁぁぁ」
大量の白濁液が亜沙の愛液と混ざり合い、亜沙の中に収まりきらず溢れてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、稟ちゃんの……熱い……」
「あ、亜沙さん」
「も、もう……ダメぇぇ……」
大量の愛情を受け取った亜沙は、ゆっくりと意識を失った。


432:夏の卒業旅行(その3)  3/7
07/05/15 18:45:59 5Xti/FeJ
稟は亜沙をマットに寝かせ、ゆっくりと自らのモノを抜く。
大量の白濁液が亜沙の膣からこぼれ落ちる。
亜沙は目をつぶったままだ。
「すごいですわ、稟さん」
ようやく息を整えた稟に、カレハが声を掛ける。
振り向くと、そこにはすでに水着を脱ぎ、全裸姿のカレハが立っていた。
さすがに恥ずかしいのか、胸と股間を両手で隠している。
「次は私の番ですわ」
「……綺麗です、カレハさん」
二人は裸のまま、抱き合った。
「カレハさん、とても柔らかいですね」
「稟さんは、とてもたくましいですわ」
見つめ合った二人は、そのまま唇を合わせる。
最初はやさしく、唇をついばむ。
そして吸い付きを繰り返し、唇の柔らかさを味わう。
「ん……んっ……んんんっ」
カレハの吐息が甘くなり、熱がこもる。
柔らかいマシュマロのような唇が、しどけなくゆるんでくる。
我慢ができなくなった稟は、舌をカレハの唇に差し込んだ。
一瞬震えたカレハの唇は、稟の舌を受け入れた。
稟の舌はカレハの舌を捕まえ、じっくりと絡め合う。
「ふぅぅ、んっ……、んぅぅぅ、はぁぁぁ……」
カレハの表情は上気したものとなり、小さな嬌声を漏らした。
カレハの乳房が稟の胸で押しつぶされている。
密着した二人は、互いの乳首がすでに堅くなっていることを感じ取っている。
またカレハは、腹に当たっている稟のモノがすでに大きくなっていることもわかっていた。
カレハの口の中を存分に味わった稟は、ゆっくりと唇を離す。
絡まり会っていた二人の舌が、そっと離れ、
唾液による銀色の橋が最後にぷつっと切れた。
陶酔しきったカレハは、ゆっくりと目を開ける。
稟は黙ってカレハを抱き上げ、マットの上にそっと寝かした。


433:夏の卒業旅行(その3)  4/7
07/05/15 18:47:07 5Xti/FeJ
横向きになっても、カレハの美乳は形を崩さない。
お椀型の乳房は、大きくもなく小さくもなく、つんととがっている。
真ん中にある乳首は、きれいなピンク色をしている。
我慢ができなくなった稟は、その美乳に両手を伸ばす。
そしてゆっくりと揉み始めた。
最初は優しく、一定のリズムで。
そして徐々に掌の角度を変え、全体を撫で回す。
(女性の胸って、どうしてこんなに柔らかいのだろう。いくら揉んでも飽きない)
カレハの肌は白く、日焼けの跡もちょっと赤いだけ。
軽く力を入れた稟の指の跡が、徐々に白い肌を赤く変えていく。
「稟さん……、そんなに胸をされるのは、あぁぁ……」
「カレハさんの胸、とても気持ちいいですよ」
「亜沙ちゃんに比べて小さいから……」
「大きさなんて関係ないですよ。それに、とても形がよくて美しいです」
「……そ、そう言って頂けると嬉しいですわ……」
掌に当たる乳首が徐々に堅くなっていった。
稟は掌で乳首をさする。
「ん……、あぁ、稟さん……」
カレハは恥ずかしそうに喘ぎ声を出す。
「カレハさん、声を我慢しなくてもいいですよ。誰もいないんですから」
「だって、稟さんに聞かれるのが恥ずかしいですわ」
「そうですか、俺はカレハさんの声をたくさん聞きたいんですが」
そう言うなり、稟はカレハの乳首をやさしく指でつまむ。
「あっ、あぁぁん」
稟は指先でつついたり、爪で軽くひっかいたり、指の腹で乳首や乳輪をさすったりと、
執拗に乳首を責める。
時には、二本の指で乳首を軽く引っ張る。
「んぁぁ、んっ、あぁぁ……、んぅぅ……、はぁぁ……」
カレハの声は少しずつであるが高くなり、甘さが増していった。
我慢ができなくなった稟は、カレハの胸にしゃぶりつく。
亜沙と同様、カレハの白い肌にキスマークをつけていく。
乳房を両手で押さえ、胸の谷間を舌で上下に嬲る。
そして、堅くとがった乳首にキスをした。
「ひゃぁっ」
稟は乳首を、乳輪を舌で存分になめ回す。
そして、唇で乳首を挟み、ゆっくりと引っ張る。
「あぁぁ、り、稟さん、はぁぁっ……」
カレハは快感で体をよじる。
しかし、稟の口はカレハの乳首を捉えて離さない。
左手でカレハの乳房をじっくりと揉みながら、乳首に軽く歯を当てる。
「んぅぅ……、あぁぁ……、んっ」
カレハのよがり声が徐々に艶めかしいものに変わっていった。


434:夏の卒業旅行(その3)  5/7
07/05/15 18:48:04 5Xti/FeJ
「カレハさん、気持ちいいですか」
「そ、そんなこと、き、聞かないでください……」
「カレハさんは感じやすいんですね」
「だ、だって、稟さんが、は、恥ずかしいことをするから……」
「でも、こちらはもう濡れていますよ」
稟はカレハの股間に手を伸ばした。
カレハは慌てて足を閉じようとするが、稟が胸の愛撫を続けているため、
思うように力が入らない。
稟はわざと太股に手を伸ばし、じっくりとさすった。
「はぁ、はぁん」
「あれ、太股もすでに濡れていますよ」
「だっ、だって、はぁぁん、い、意地悪を言わないでくださぃぃ……」
稟は徐々に手を上に上げていき、カレハの割れ目に触れた。
「ひゃぁあん、あぁぁ……」
稟はすでにぐしょぐしょに濡れていたカレハの割れ目に添い、指を上下させた。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ。
「あぁ、稟さん、恥ずかしいぃ……、音をたてないで、くっ、くださいっ、はぁぁん……」
カレハの愛液が奥からわき出て、稟の指にからみついていく。
稟の指先は、すでに包皮から顔を出していたクリトリスに伸びた。
「ひゃぁあぁぁん、そ、そこは……あんっ、あんっ、あぁぁっ……」
カレハの声が徐々に高くなっていく。
稟はカレハの声のボリュームを上げるかのように、執拗にクリトリスを責めた。
そして、稟の指は花びらをかき分け、カレハの中へゆっくりと入っていった。
カレハの中はきつく、指1本でも膣が締め付けてくる。
稟はそんなカレハの抵抗に逆らうように、指をゆっくりと前後させる。
ちゅぷっ、ちゅぷっ、ぴちゃ、ぴちゃ。
「あぁぁ、り、稟さんの、あっ、ゆ、指が、私を……はぁぁ……」
「カレハさんの中、とても熱いですよ」
「そ、それは稟さんの、せ、せいですっ。稟さんの指がとても熱いから……」
「そうですか。それではこの目で確かめてみましょう」
目で確かめるというのも変な話だが、稟は要するにカレハの秘所を見たいだけだ。
稟は指先を抜き、顔を下半身にずらした。


435:80
07/05/15 19:20:13 Wy8FN9iw
すみません。途中でSOCKET ERROR が出て復旧しません。これは携帯からです。残りと続きは後日ということでお願いします。申し訳ありません。

436:名無しさん@ピンキー
07/05/15 22:02:07 MaIdhWa8
>>435
OCNだな

437:80
07/05/16 07:23:07 4YIsvhud
復旧したので、とりあえず続きだけ投下します。


438:夏の卒業旅行(その3)  6/7
07/05/16 07:24:56 4YIsvhud
カレハの金色の草原は、すでに濡れて肌に張り付いている。
しかし、いつもより量が少ない。
「カレハさん、水着を着るために、自分で剃ったのですか」
カレハは黙ってそっぽを向く。
「いいですよ。あとでゆっくり聞きますから」
(そういえば、亜沙さんのも確かめてないな。夜に聞いてみよう)
スケベ心丸出しな事を思いながら、稟はカレハの割れ目に舌を伸ばした。
そして上から下へ、下から上へとカレハの味を確認する。
「ふっ、ひゃぁ、はぁぁん、あっ、そ、そこは……」
稟は割れ目、花びら、尿道口、クリトリスと、カレハの全てを味わっていく。
さらに二本の指で花びらを広げた。
「あぁぁ、稟さん、恥ずかしい……、広げないでください……」
「どうしてですか。とても綺麗ですよ」
「いやぁぁ……」
稟の執拗な舌による攻撃で、カレハは体をエビ剃りに反らす。
花びらの奥からは、愛液が絶え間なく流れ落ちてくる。
「り、稟さん……、稟さん…」
譫言のように稟の名前を呼び続けるカレハ。
「カレハさん、もう行きますよ」
カレハは目を細く開け、かすかにうなずいた。
稟はカレハの両足の間に割って入り、自らのモノを割れ目に押し当てる。
そしてゆっくりと挿入していった。


439:夏の卒業旅行(その3)  7/7
07/05/16 07:25:35 4YIsvhud
「あんっ、んあぁぁぁ!」
カレハが高く澄んだ嬌声をあげる。
その強烈な締め付けに、稟は思わず達してしまいそうになる。
「き、きつい」
「ふわぁ、稟さんが中に……」
稟は自らの気を逸らそうと、カレハに声をかける。
「カレハさん、太陽の下で抱かれた感想はどうですか」
「……また恥ずかしいことを聞くのですね。意地悪です、稟さん」
カレハは顔を両手で隠す。
「せっかくの感じている顔を、隠さないでください」
稟はゆっくりとカレハの両足を抱えた。
そして、力強いストロークを開始する。
ずん、ぐちゅ、ずん、ぐちゅ、ずん、ぐちゅ、ずん、ぐちゅ。
欲望で膨れ上がった稟のモノが、カレハの中を激しくえぐる。
「あんっ、あっ、あふっ……、り、稟さん、すっ、すごい」
「カレハさん、どうですか」
「は、激しすぎます、稟さん、あぁぁぁぁ!」
稟のストロークはどんどん早くなる。
奥に打ち込まれた子宮が悲鳴を上げ、愛液の涙をどんどん流す。
「す、凄い、稟さんがお、奥に、はぁぁぁん!」
「カレハさん、凄く気持ちいいですよ」
「はぁ、はぁ、あぁぁん、ふぅぅ、ひゃぁあん!」
カレハの声に答えるように、稟のストロークがさらにスピードを増す。
カレハの膣が稟を逃すまいと、男根に執拗にまとわりつく。
カレハの秘唇は、稟のモノを強烈に締め付ける。
稟のモノはカレハの攻撃に逆らうかのように、執拗にストロークを続ける。
二人とも限界点が近いことを感じ取った。
「稟さん、わ、わたし、もうっ、はぁん!」
「カレハさん、い、いきますよ」
カレハは両足を稟の腰に絡め、両手を稟の首に回す。
稟はカレハの腰に手をやり、最後のストロークを開始する。
二人が重なった場所から、濡れた音が妖しく響く。
ずちゃ、ずちゃ、ずちゃ、ずちゃ、ずちゃ。
「カレハさん、カレハさん!」
「あぁぁぁ、稟さん、き、きてぇっ、くっ、くださいっ! わ、私、もうっ、はぁぁぁん!、だ、だめですっっっ!」
「う、う、うぁぁ!」
稟は我慢し続けていた銃砲を発射する。
2回目にも関わらず、大量の白濁液がカレハの中にそそぎ込まれる。
そして稟の欲望を奥に感じた瞬間、カレハも達した。


440:夏の卒業旅行(その3)  補遺
07/05/16 07:26:23 4YIsvhud
余韻を楽しんだ稟は、意識を失ったカレハの中からゆっくりとモノを抜いた。
そして亜沙の方を見入る。
亜沙はまだうつろな目のままだったが、すでに意識は取り戻しているようだ。
「稟ちゃん、すごいね……」
「亜沙さんとカレハさんが魅力的すぎるからですよ」
「……いつから、そんなに口がうまくなったのかなぁ。いつもは鈍感なのに」
稟はカレハを抱き上げ、亜沙の少し離れた隣に寝かす。
そして二人の間に稟は横たわる。
全身を覆う気怠さがとても心地よい。
3人は強い日差しを浴びながら、目を閉じた。

1時間ほどうとうとした後、3人とも目を覚ます。
そして3人は生まれた姿のまま、海に飛び込んだ。
鬼ごっこで追いかけたり、じゃれ合って抱き合ったり。
3人は童心に帰り、ただひたすら遊んでいた。
ぎらぎらした太陽が徐々に水平線に沈んでいく。
3人は裸のまま、その美しい風景を眺め続けていた。

シャワーを浴び、水着を着直したところで、迎えの船がやってきた。
3人とも余韻に浸るかのように、黙ったままだった。
唯一の会話はこれである。
「どうして、『夢の島』と名付けたんですか」
「はい、オーナーのお嬢さんが夢ちゃんと言うんです」


441:80
07/05/16 07:28:25 4YIsvhud
>>335さんが書かれたカレハのイメージを
思い切り崩しているんじゃないかと心配です。
半角文字は苦手なのですが、
ぽんちょさんのアドバイスを受けて、それなりに多用してみました。
性懲りもなく続きます。
次回(その4)夜編は、もう少し早めに投下したいと思います。

あとまとめ人様、大変お疲れさまです。
できましたら、前回、前々回の分のタイトルに
(その1)(その2)と付けてくださると嬉しいです。
それでは、失礼します。


442:名無しさん@ピンキー
07/05/16 14:22:49 lo4uS7Z7
>(その1)(その2)と
昨日見た時には1と2という数字は付いてたはずだけど

443:名無しさん@ピンキー
07/05/17 01:43:20 zI3WMJkZ
>>441
なかなか面白かったのですが「鉄砲」という表現と「夢の島」という名前が気になってしまいます…
俺だけかな

444:名無しさん@ピンキー
07/05/19 04:00:53 rjZ6xqJt
>>427
俺も撫子×稟SSを考え中だが・・・。
ネタが・・・。

445:名無しさん@ピンキー
07/05/19 06:54:31 K+N62/vb
撫子が稟に性教育的指導を…

446:名無しさん@ピンキー
07/05/19 13:27:40 YRbSlYVs
>>444
ネタ(シチュエーション)だけでいいなら何でも考えますが。
いらないなら別にいいし。

447:名無しさん@ピンキー
07/05/21 13:55:52 DZTkoFL9
>>444
紅女史のSSはなかなかないから期待だが・・・。
リアリアの小説ってあるのか?見たことない。

448:名無しさん@ピンキー
07/05/21 15:41:16 IvWXdNDk
>>447
まとめサイト辺りでも見てきなさい

449:名無しさん@ピンキー
07/05/21 16:35:20 5YhMo+0J
>>427>>444
撫子なら学校の補習とかが一般だろ
デレ入っててもいいなら車で連れ出してどこでも行けるし、そのままカーセックスもある
修学旅行の先でってのもあるか
酒がまわっていい感じの撫子が稟を部屋に呼び出してそのままとか

適当に思いついたのだけ書き連ねた
もし在り来たりでも良ければ活用してほしい

450:名無しさん@ピンキー
07/05/21 18:38:47 IvWXdNDk
撫子SS書くなら、シア達が人間界に来る前の方がしっくり来る気がする
シア達が来てから撫子と恋仲になるっていうのはあまり現実的ではない気がするし

451:335
07/05/21 21:31:04 LIcZV6fY
1週間も間が空いてしまいましたが、なんとか後編もできました。
期待にそえるか分かりませんが、投下させてもらいます。

452:とある秋の休日(後編) 1/15
07/05/21 21:31:54 LIcZV6fY
「……ん、……で……。」
耳元で誰かの声が聞こえる。
楓が起こしに来たのか?
「んん~楓……、あと5分……。」
「……。」
……なんか変だ。
いつもなら、ここで楓が何か返事をするはずなのに、今日はそれが無かった。
それに、声も違っていたような……。
覚醒しきっていない頭でそんなことを考えていたら、急に鼻をつままれ、口に何か柔らかいものが当てられた。
「ん……?」
その行為に違和感を抱いた俺がうっすらと目を開けると、
「ん……。」
目の前にカレハさんの顔があった。
しかも、俺の口にあてられていたのはカレハさんの唇で、何で朝から、などと思ったのもつかの間で、俺はすぐに息が苦しくなってしまった。
「んーんー、んーーー!!」
「あ、やっとお目覚めになりましたのね。」
俺が息苦しさに耐えられずジタバタすると、俺が起きたと分かったせいだろうか、カレハさんも手と唇を離してしまった。
うーん、これならもう少し我慢してもよかったか?
「稟さん、おはようございますわ。」
「あ、おはようございます。」
そんなことを考えていた俺だったが、カレハさんがいつも通りの笑顔で挨拶してきたので、そんな考えはひとまず置いといて、俺も挨拶を返した。
「ところで、どうしてカレハさんがここにいるんですか?」
俺はさっきから感じていた疑問を発したのだが、なぜかカレハさんは狐につかまれたような顔している。
だが、俺が何を言っているのか分かったらしく、軽く笑って、
「まあ、稟さん勘違いしてますのね。ここは私の家で、稟さんは昨日泊まっていかれたのですわ。」
そう教えてくれた。
……あー、そういえばそうだったな、すっかり忘れてた。
「それにしても、カレハさんって随分面白い起こし方してくれましたよね。」
「そ、それはその……。」
カレハさんは急に顔を紅潮させ口ごもってしまった。
「えーと、何か言いにくい理由でも?」
「そ、そんなことはありませんわ。その……。」
「その?」
「……稟さんが私と楓さんを勘違いしていらしたので、それでつい稟さんに意地悪をしたくなってしまいまして……。」
カレハさんの声は少しずつ小さくなっていったが、なんとか最後まで聞き取ることができた。


453:とある秋の休日(後編) 2/15
07/05/21 21:32:44 LIcZV6fY
えーと、それってつまり、
「……楓に焼きもちを妬いちゃった、ってことですか?」
「…たぶん、そうだと思いますの…。」
カレハさんはそれが恥ずかしかったのか、顔を紅くさせて俯いてしまった。
…やっぱり、こんな場合は勘違いした俺が悪いんだろうか?
「その…すみませんでした。」
「いえ、稟さんの責任ではありませんわ。あれは、私が思わずやってしまったことですし…。」
俺が謝ったのは逆効果だったらしく、カレハさんはいっそう縮こまってしまった。
こ、これは何とかしないとヤバイ。
「い、いえ、俺は全然気にしてませんって。むしろ、朝からカレハさんのキスで起こしてもらって、ラッキーって思ってるくらいですか…。」
「……そうなんですの…?」
「ええ。おかげさまで、今日の勉強にも身が入りそうですよ。」
「そう言って頂けると、私も嬉しいですわ。」
どうやら、この一言が本当に嬉しかったらしく、カレハさんの顔にはいつもの笑みが浮かんでいた。
この件は、これでオッケーだな。
「そういえば、今何時ですか?」
カレハさんが起こしてくれたということは、よほど寝坊したのかもしれない。
時間が気になったので、カレハさんに聞いてみると、
「それでしたら、枕元に目覚まし時計がありますのよ。」
カレハさんはわざわざ目覚まし時計を取って、俺に渡してくれた。
時計が示していた時間は、ほぼ俺の平日の起床時刻だった。
「あのう、休日ですし起こすのが早かったでしょうか?」
「いえ、休日といっても明日の追試の勉強もしなきゃいけませんし、丁度いい時刻ですよ。」
実はもう少し寝てたかったのだが、勉強をしなきゃならないことを考えると、これくらいだろう。
「よかったですわ。それでは、朝食の準備もすぐできますので、リビングにきてくださいませね。」
「分かりました。」
そう言ってそのまま部屋を出て行くと思いきや、カレハさんはドアの辺りで足を止め、俺の方に振り向くと、
「そういえば、大事なことを言うのを忘れてましたわ。」
急にそんなことを言ってきた。
「何ですか?」
「いえ、稟さんの寝顔って、意外と可愛らしいんですのね。」
少しだけ顔を紅くさせてそう言って、カレハさんは部屋からでていってしまった。
……今のは、褒め言葉だったんだろうか、……それとも……。
しかし、いくらカレハさんだったとはいえ寝顔を見られてた、ってのは随分と恥ずかしいもんだな。
そんなことを考えながらベッドから下り、俺もリビングへ行くことにした。


454:とある秋の休日(後編) 3/15
07/05/21 21:33:34 LIcZV6fY
「それじゃあ、始めましょうか。」
朝食を終えた俺は、早速勉強することにした。
「稟さん、やる気満々ですわね。」
「ええ。早く終われば、それだけカレハさんとゆっくりできますからね。」
まあ、動機としては不純かもしれないが、せっかくの休日を勉強だけで終わらせるのは、正直もったいない。
それに、多少の楽しみがないと、途中でギブアップしかねない。
「ふふっ、でしたら私も頑張った稟さんに何かご褒美をあげないといけませんわね。」
「え、何か貰えるんですか?」
俺としては、カレハさんとゆっくりできれば十分だったので、カレハさんの提案は良い意味で俺の予想外のものだった。
「そうですわねぇ……、それではこの後の小テストで稟さんが満点をとられたら、私が稟さんのお願いを一つきいてさしあげますわ。」
「それは十分魅力的ですけど、条件も厳しいですね。」
たしかに、それだけできれば明日の追試への準備も十分と言えるだろう。
とはいえ、満点となると簡単なことではない。
「いえ、難しさは昨日の物と同じくらいですから、ちゃんとやれば無理ということはありませんわよ。」
「…それなら、なんとかなるかもしれませんね。やれるだけ、やってみますよ。」
それから、俺はカレハさんの説明を一言も聞き漏らさんばかりの集中力で臨み、今はカレハさんに小テストの答えあわせをしてもらっているのだが、
「まぁ。」
カレハさんが声を漏らした。
それは、驚きとも落胆ともとれるもので、少しだけ満点の自信があった俺は一気に不安に駆られてしまった。
「やっぱ、駄目でしたか……?」
俺が恐る恐る聞いてみると、
「いえ、その逆ですわ。」
カレハさんは笑顔で答えてくれた。
「それってつまり……。」
「ええ。満点ですわ。」


455:とある秋の休日(後編) 4/15
07/05/21 21:34:23 LIcZV6fY
そう言ってからカレハさんが見せてくれた答案には、一つもバツ書かれていなかった。
もちろん、何度確認してもそれは変わらないままで、ようやく満点を取ったという実感が湧いてきた。
「稟さん頑張りましたものね。」
「いえ、むしろカレハさんのおかげですよ。」
もしも、一人でやっていたら絶対にできるはずがない。
だからこそ、カレハさんのおかげだと俺は心の底から思えた。
「ところで、稟さんはどんなご褒美がいいですか?」
「あ、そういえばそうでしたね。」
カレハさんがなにかご褒美をくれるというのは覚えていたが、何をお願いするかは全く考えていなかった。
数分考えた後、一つ思いついた俺は、あることを確認することにした。
「そういえば、ツボミちゃんは何時ごろ帰ってくるんですか?」
「確か、午後になるといっていましたわ。」
カレハさんの返事を聞いてから時計を見ると、まだ11時だった。
「それじゃあ、……。」
面と向かってお願いするのが少し恥ずかしかったので、カレハさんの耳元でそっと囁くと、
「え、えええええっっっ。」
カレハさんにしては珍しく、大声を上げて驚かれてしまった。
「あ、あの…稟さんは本当にそれがよろしいんですか……。」
「ええ、本当です。」
カレハさんが顔を真っ赤に染めて聞いてきたので、俺もきっぱりと断言した。
カレハさんは、顔を紅潮させたままモジモジとしていたが、
「わ、わかりましたわ。それでは少々お待ちくださいませね……。」
そう言って部屋を出て行った。
どうやら、俺のお願いはきいてもらえるらしい。


456:とある秋の休日(後編) 5/15
07/05/21 21:35:23 LIcZV6fY
「お、お待たせいたしましたわ…。」
待つこと数分、部屋を出て行ったときほどではないものの、顔を紅潮させたカレハさんが戻ってきた。
さっきまでと変わっていることといえば、カレハさんの服装が私服からフローラの制服になっていることだ。
というのも、俺のお願いが『フローラの制服を着たカレハさんとエッチしたい』だったからで、ひとまず着替えてはくれたようだ。
「ほ、本当にこの格好でその……するんですの?」
まさか、こんなことをお願いされるとは思ってもいなかったんだろう。
カレハさんは、もう一度確認するかのように聞いてくる。
「ええ、しちゃいます。」
「ど、どうしてこの服なんですの?」
「その服を着たカレハさんとしたくなったからです。」
「こ、答えになって、ん……。」
俺としてもそうとしか言えないので、これ以上うまく説明することはできそうにない。
しかし、カレハさんは俺の答えでは不満足らしいので、少し卑怯な気もするが俺はカレハさんを抱きしめ、その口に俺の唇を重ねた。
俺の突然の動きに、カレハさんは驚いたものの、すぐにおれを抱きしめてきた。
しばらくそのままでいた俺たちだったが、やがてどちらともなく唇を離し互いに見つめあっっていたが、
「もう、稟さんってばずるいですわね。」
先に口を開いたのはカレハさんだった。
「このようにされては、私何も言い返せませんわ。」
「それは同意してもらった、って考えていいんですよね。」
俺は尋ねるというより、確認するかのように問いかけた。
「ええ、それでかまいませんわ。」
相変わらず顔は紅潮したままだが、カレハさんは笑顔で答えてくれた。
「それじゃあ、遠慮なく……。」
「あ、稟さん、その前に…。」
「ど、どうかしましたか?」
いざ、と思ったら急にカレハさんにタイムをかけられてしまった。
何か、問題でもあるのか?
「その…、もう一度キスをしていただけませんか?」
「ええ、もちろんいいですよ。」
正直、拍子抜けなお願いではあったものの、俺はカレハさんの希望通りその柔らかい唇にキスをした。
「ん…。」
「これでいいですか?」
何もせずただ唇を合わせただけのキスだったが、
「ええ、それでは後は稟さんのお望みのままに…」


457:とある秋の休日(後編) 6/15
07/05/21 21:36:15 LIcZV6fY
同意も得られたことなので、カレハさんをベッドに寝かせた俺は、早速カレハさんの胸に手を伸ばし、少し強めに握ってみた。
「んっ…。」
カレハさんの口から小さな声が洩れたが、俺は気にせず胸を弄り続けることにした。
俺が手を動かすたびに、その柔らかな胸は形を変え様々な表情を見せてくれる。
「どうですか、カレハさん。何かリクエストありますか?」
「ふぁ…、い、いえ…気持いですわ…、そのまま続けて……あんっ…。」
「わかりました。それじゃあ…。」
俺は一旦手を止め、服の胸の部分をずり下ろした。
服の下から現れたブラは、カレハさんのイメージ通りの清楚な物で、既に見慣れているはずなのに、しばし目が釘付けになってしまった。
とはいえ、ずっと見続けるわけにもいかないので、改めてブラ越しの愛撫を続けることにした。
「ああ……、はあ……、…んんっ……。」
しばらく続けていたら、指に違和感を覚えた。
手をどかしてみると、ブラの真ん中がいつの間にか控えめに盛り上がっており、その下に少し固いものの感触があった。
「カレハさんの乳首、もう固くなってきましたよ。」
俺が意地悪そうに、その突起を指でつつきながら言うと、
「稟さん…んあっ……目ざといですわ…。」
カレハさんは、少し拗ねてしまったらしく横を向いてしまった。
「いえ、そんなことはありませんって。だって…。」
俺はそこまで言いかけてから、ブラをずり下ろすと、予想通りそこには固くなり、ツンと上を向いている乳首があった。
「こんなに自己主張されたら、気付かないなんてことまずありえませんよ。」
俺がそう言いながら撫でたり、舌で舐めたりして重点的に刺激を加えていたら、ピンクの突起はいっそう固くなってしまった。
「ふぁぁぁ……、り、稟さん…胸だけでなくて、……別のところも…。」
やがて、胸への重点的な愛撫に耐えられなくなったカレハさんは、自分からおねだりをしてきた。
「わかりました。それじゃあ……。」
俺は左手と舌で胸を愛撫し続ける一方で、右手をカレハさんの太ももに伸ばした。
「ひゃぁっ。」
「やっぱりカレハさんの肌スベスベですよね。撫でるだけでも満足できそうですよ。」
無論、カレハさんが言った別のところとは、もっと上のほうなのだろう。
しかし、ちょっと意地悪したくなったので、右手はただ太ももを撫でるだけにした。


458:とある秋の休日(後編) 7/15
07/05/21 21:37:04 LIcZV6fY
「あ、あんっ。す。少しずつ…気持ちよくなって…はあっ…きましたわ…。でも……。」
「でも、どうしたんですか?」
俺が意地悪そうに聞き返すと、カレハさんは羞恥でいっそう顔を紅潮させると、
「も、もっと…上のほうも……。」
自分で直接言うことが恥ずかしかったらしく、婉曲的におねだりをしてきた。
「う~ん、もうちょっと撫でたかったんですけど仕方ありませんね。じゃあ、次は…。」
「ひゃうっ。」
折角ここまで焦らしたので、最後までもったいぶってからカレハさんの秘所に触れると、そこはしっとりと濡れてしまっていた。
「カレハさんのあそこ、もう濡れてますよ。胸だけで随分と感じちゃったみたいですね。」
「そ、そんなこと…あふっ…言われると……んあっ……恥ずかしいですわ…。」
そのままカレハさんのショーツに手を入れ、秘所を直接愛撫する。
すると、散々焦らされたせいか、カレハさんの秘所から一気に蜜が溢れ始めた。
「やっぱりカレハさん、すごく感じてたみたいですね。ちょっと触れただけなのに、もう大洪水ですよ。」
「ふぁぁ…、り、稟さんが…ああっ……焦らし続けたからですわ……。」
「それじゃあ、焦らせちゃったお詫びに、もっと気持ちよくさせてあげますね。」
俺は胸への愛撫を中断し、ビショビショになってしまったカレハさんのショーツを脱がせ、カレハさんが脚を閉じれないよう手で押さえつけた。
いわゆるM字開脚になったことで、俺はカレハさんの秘所をじっくりと観察することができた。
「いつ見てもカレハさんのここって、綺麗ですよね。目が離せなくなりそうですよ。」
「そ、そんなにじっくり見られては恥ずかしいですわ……。」
そうは言うものの、空いている手で秘所を隠したり、俺の視線をずらそうとしないということは、俺に見られてもいいということなのだろう。
とはいえ、俺としても見るだけで我慢できるはずも無いので、おもむろにカレハさんの秘所に舌を伸ばした。
「ひゃあんっ、り、稟さんそこは…。」
「平気ですよ。カレハさんを気持ちよくさせてあげるだけですから。」
今度は、両手でカレハさんの秘所を広げ、その中へと舌を入れた。
舌を動かす度に蜜が舐め取られるが、すぐにそれ以上の蜜が溢れてくるので、俺の口の周りはカレハさんの蜜まみれになってしまった。
「すごいですね、舐めれば舐めるほど、蜜が溢れてきますよ。」
「そ、そんなこと…はあっ…言わないで……んんっ…くださいませ…。」
「でも、気持いいんでしょう?」
「は、はい……。」
カレハさんが弱々しく肯定したので、
「それじゃあ……。」
「ああああっ…。」
今度はクリトリスへと舌を伸ばすと、カレハさんが一際大きい声を洩らした。


459:とある秋の休日(後編) 8/15
07/05/21 21:37:50 LIcZV6fY
そのままクリトリスへの愛撫を続けようとすると、
「り、稟さん…。」
カレハさんに声をかけられたので、舌を触れる寸前で静止させた。
「どうしたんですか?」
「そ、その…私もう我慢できなくて……。」
「欲しいんですか?」
俺はカレハさんが何を言おうとしているか分かっていたが、あえて聞いてみると、
「…はい。」
カレハさんは顔を真っ赤にさせて頷いた。
そこで、今度は俺が仰向けになり、カレハさんには俺のモノの上に跨ってもらった。
「この体勢はいつもより恥ずかしいですわね……。」
「そうですか?せっかくのご褒美なんで、カレハさんにリードしてもらいたいだけなんですけど。」
「そ、そうでしたわね。私から言い出したことなのですから……。」
どうやら、自分が動くということに軽い抵抗があるみたいだったが、
「……そ、それでは、いきますわね。」
カレハさんは意を決しそう言うと、俺のモノを握り自らの秘所にあてがった。
「ん……。」
そして、少しずつ腰を沈めていったが、十分に濡れていたカレハさんの膣は、易々と俺のモノをのみこんでしまった。
「はあっ、ぜ、全部入りましたわ…。それでは、動きますわね。」
カレハさんは腰を少し浮かせると、すぐに再び腰を沈めた。
「ううっ…、い、いつもより締め付けがきついですね…。」
「はああっ、稟さんのものが…んんっ…、もう奥に…当たってますわ。」
カレハさんが上になってするという行為は、俺にもカレハさんにも予想以上の快感を与えてくれた。
しかし、俺からはカレハさんと繋がっている部分がスカートに覆われ、見ることができなかった。
「カ、カレハさん、これを持って…。」
「は、はい分かりましたわ…。」
そこで、カレハさんにスカートを持ち上げてもらうと、俺のモノがカレハさんに飲み込まれている様子が丸見えになった。
「そ、それでは続けますわね…。」
ゆっくりとだったが、カレハさんの腰が再び動き始めると、俺のモノはいっそう締め付けられてしまった。
「わ、私の中…んんっ…、稟さんで…いっぱい……ですわ…。」
よほど感じてしまったのか、カレハさんの腰を動かす速さが、少しずつ速くなってきた。


460:とある秋の休日(後編) 9/15
07/05/21 21:38:35 LIcZV6fY
それは、同時に俺に与えられる快感も増大するので、
「くううっ、…も、もう少しスピード落とせませんか…。」
このままでは、すぐに耐えられなくなる、と感じた俺はカレハさんに少しスピードを抑えてもらおうと思ったのだが、
「だ、駄目…ああっ…ですわ…。気持ちよくて…はうっ…止められませんわ…。」
快感の虜となってしまったカレハさんは、逆にスピードを上げ続けている。
「わ、私…こんなに気持いいのは……はあっ…初めてですわ……。」
その証拠といわんばかりに、カレハさんの膣からは蜜が溢れ続け、いやらしい水音もいっそう大きくなってきた。
「くうっ…カ、カレハさん……俺も…。」
「え……、きゃあっ…。」
上半身を起き上がらせた俺は、そのままカレハさんに抱きついた。
「り、稟さん急にどうしたんですの…?」
「すみません、おれもう我慢できません。」
「え…ああっ…。」
もっとカレハさんを感じたい、そう思った俺はカレハさんを下から突き上げ始めた。
「わ、私も…はあっ…負けられません…わ…。」
カレハさんも、負けじと腰を動かし続ける。
しかし、カレハさんが動くだけでも耐えられそうになかったにも関わらず、俺も動き始めたことで、一気に限界となってしまった。
「カ、カレハさん…俺…そろそろ……。」
「はあっ…私も…もう……。」
「そ、それじゃあ…、どっちが先にイかせられるか…んっ…競争ですね…。」
「ああんっ…ま、負けせん…わ…。」
そして、俺とカレハさんはラストスパートに突入した。
だが、それも長くは続かず、
「わ、私…ああんっ……もう……んっ…。」
カレハさんが、一足早く限界に達しそうになった。
「う、俺ももう…」
とはいえ、俺ももう限界だったので、最後の一回と言わんばかりに突き上げると、
「はっ…あっ…、あああああぁぁぁぁっ!!」
カレハさんが絶頂に達してしまい、急に膣が締め付けられると俺も耐えられなくなり、
「で、出ますっ!!」
「きゃああああああっ!!」
カレハさんの膣内に発射してしまった。
……って、今なんか変な声がしなかったか?
俺が恐る恐るドアの方に視線をやると、
「ううっ、痛いです~。」
ツボミちゃんが部屋の中に倒れこんでいた。


461:とある秋の休日(後編) 10/15
07/05/21 21:39:19 LIcZV6fY
「ツ、ツボミちゃん?」
予想外の乱入者に、思わず叫ぶと、
「え、ええっ、ツボミちゃん?」
カレハさんもつられて、ドアの方を向きツボミちゃんの姿を見ると、慌てて俺のモノを抜き、下りてしまった。
すると、ちょうど顔を上げたツボミちゃんと目が合ってしまい、部屋の中に気まずい空気がたちこめた。
そのまま誰も一言も発することができず、固まっていたが、
「そ、その…。」
やがて、カレハさんがの一言が沈黙を破った。
「た、確かツボミちゃんの帰宅は午後のはずでは…?」
「せ、せっかく稟おにーさんが来てるんだから、早く帰って来ちゃった…。」
「そ、そうなんですの…。」
ひとまず、ツボミちゃんがここにいる理由は分かったが、質問が続かなくなると、またもや沈黙が訪れた。
このまま黙り込んでいる訳にもいかないので、俺は最も重要であろう質問をすることにした。
「ねえ、ツボミちゃん。」
「な、何ですか…?」
「ひょっとして、ずっと覗いてた?」
この一言に、ツボミちゃんは、いっそう顔を紅潮させると、
「そ、そんなことありませんって。思わず、お姉ちゃん羨ましいな、なんて考えながら魅入っちゃってたなんてことは、……あ。あうううぅ……。」
焦ったせいだろうか、弁明するどころか本当のことをこぼして、そのまま俯いてしまった。
俺としても、こんな状況ではどうすればいいかさっぱり分からないのでいたら、
「そ、その…ツボミちゃんも…、稟さんとこうすることに興味があったんですの…?」
「……う、うん…。」
カレハさんがとんでもない質問をし、ツボミちゃんからもとんでもない答えが返ってきた。
その一言に焦ってしまった俺とは対照的に、カレハさんはじっとしていたが、
「り、稟さん…その…。」
顔を紅潮させてはいるものの、真剣な表情で俺を見つめ、
「ツ、ツボミちゃんも…その…抱いてあげていただけませんか…?」
「…って、えええっ!?」
「お、お姉ちゃん!?」
とんでもないお願いをしてきた。
「そ、その…、ツボミちゃんも私と同じくらい稟さんのことが好きですし…、この状況ではそうしていただくことが一番だと思いますので……。」
カレハさんは顔を真っ赤にさせながら、説明を続けた。
「も、もちろん、ツボミちゃんや稟さんが嫌でないのでしたら、の話ですが…。」
「…お、俺はツボミちゃんがいいって言うなら構いませんが…。」
カレハさんの言う通り、この状況ではそれしかない、と思った俺は覚悟を決めそう言ってからツボミちゃんの方を向くと、
「……稟おにーさん……お願いします…。」
同じく、顔を真っ赤にしたツボミちゃんにそう言われてしまった。
……どうやら、覚悟しなければならないようだ。


462:とある秋の休日(後編) 11/15
07/05/21 21:40:05 LIcZV6fY
そうして覚悟を決めた俺とツボミちゃんは、ベッドの上で向かい合っているのだが、
「……どうして、カレハさんもいるんですか?」
「は、恥ずかしいよ、お姉ちゃ~ん…。」
なぜか、カレハさんがツボミちゃんの肩に手を乗せながら、その後ろに付き添って?いた。
「い、いえ…。私でしたら、ツボミちゃんに何かアドバイスできるのでは、と思いまして。……それに、私だけ見られるというのは不公平だと思いますの。」
…カレハさんの表情から察するに、どうやら本音は後者のようだ。
とはいえ、どうこう言っても仕方ないので、俺は改めてツボミちゃんの方に向き合い、
「それじゃあ、本当にいいんだね?」
改めてツボミちゃんに確認した。
「は、はい…。お願いします……。」
「…分かったよ。それじゃあ…。」
ツボミちゃんの意思を再度確認した俺は、まずその胸に手を伸ばした。
「きゃあんっ…。」
「ツボミちゃんは、自分の胸に触ったことある?」
「は、はい…ちょっとだけ…。」
それを聞いた俺は、多少強めに力を込めその胸を愛撫し始めた。
とはいえ、まだ発育途上のツボミちゃんの胸は、掴むというには少々ボリューム不足だったので、揉むというよりはこねくり回すようになってしまった。
「ふああぁぁ、あ、あたし胸ちっちゃいから…稟おにーさん…つまんないですよね…。」
「そんなことないって。小さいなら大きくなる過程を楽しめるし。」
そう言って、ツボミちゃんの服をはだけると、ツボミちゃんの年相応な可愛らしいブラがあらわになった。
「は、恥ずかしいです~。」
「んー、でも、この後もっと恥ずかしいことをするわけだし。」
俺ツボミちゃんの言葉を軽く流してブラに手を伸ばした。
ブラの中央で少しだけ盛り上がっていた所があったので、軽く刺激を加えると少しずつ隆起が大きくなってきた。
「ツボミちゃんの乳首、もう固くなってきたよ。」
「り、稟おにーさんがエッチなことするからで…んっ…。」
しばらく、ブラ越しにそのコリコリした感触を楽しんでいた俺だったが、やがて直に触れたくなってしまった。
そこで、一旦手を止めブラをずり上げると、ツボミちゃんの控えめな胸が現れた。
「うう~、心の準備ができる前にしないでください~。」
「ごめん、ごめん我慢できなくて。その代わりに、お詫びとして…。」
俺はツボミちゃんの乳首に下を伸ばし、そこを重点的に攻め始めた。
「り、稟おにーさん…んんっ…そこは…んつ…。」
「ツボミちゃんってば、そんなに声を抑えなくてもいいんですのよ?」
「だ、だって…んっ…そんなこと恥ずかしくて…。」
俺もさっきから感じてはいたが、ツボミちゃんはどうやら声を出すのが恥ずかしいらしい。


463:とある秋の休日(後編) 12/15
07/05/21 21:40:50 LIcZV6fY
「仕方ありませんわね。すみませんが、稟さんはそのまま続けていただきますか?」
「え?別に構いませんが?」
カレハさんが何か思いついたようなので、俺はひとまずカレハさんの言うとおりにツボミちゃんへの愛撫を続けることにした。
「お、お姉ちゃん…ん…何を…するの…んん……。」
「こうするんですの。…えいっ。」
「ひゃあんっ…。」
カレハさんは、急にツボミちゃんの下半身へと手を伸ばした。
そんな予想外の刺激を受けたツボミちゃんの口からは、これまで抑えられていた声が流れ出した。
「まあ、ツボミちゃんやっと声を出してくれましたのね。」
「あんっ…お、お姉ちゃん…ああっ…ずるいよ…。」
「仕方ありませんわ、ツボミちゃんが素直になってくれないんですもの。」
「あうんっ…だ、だめぇ…ひゃん…気持ちよくて…。」
「ツボミちゃん、随分感じてるみたいだね。それじゃあ、俺もそろそろ…。」
俺は胸への愛撫を止め、今度はツボミちゃんのスカートの中を覗き込んだ。
ツボミちゃんの秘所はすでに蜜でグショグショになっており、すでにショーツからこぼれ始めていた。
この濡れ具合から察するに、ツボミちゃんは俺とカレハさんの行為を覗いていただけで濡らしてしまっていたようだ。
「こんなに濡れてるし、もう脱がしちゃうよ。」
「え、そ、それは駄目です…。」
俺がツボミちゃんのショーツに手をなばそうとすると、それを止めようとツボミちゃんも手を伸ばそうとしたが、
「えいっ。」
「きゃっ、お姉ちゃん!?」
一足先にカレハさんに手を掴まれてしまった。
おかげで、俺はそのままツボミちゃんのショーツを下ろすことができた。
「これがツボミちゃんの…。」
「うう~、稟おにーさんに見られちゃった…。」
ツボミちゃんのあそこにはまだ毛が生えてなく、秘所からは蜜が溢れ続けていた。
「こんなに綺麗なんだから、そんなに恥ずかしがらなくてもいいと思うけどな…。」
「あ、あんまりじっくり見ないでくださいね…。」
「見るのが駄目なら…。」
俺は両手をツボミちゃんの割れ目に入れ広げてから、その中へと舌を入れた。
「ひゃあんっ!り、稟おにーさん……、そこは…ひゃう…。」
俺が舌を入れると急に蜜があふれ出した。
その量は、さっきのカレハさんの比ではない。
「ツボミちゃん、こんなに感じたんだね。」
「は、はい…。ですから…ああっ…お願いします…。」
「これだけ濡れてれば十分だけど…、本当にいいんだね。」
俺は改めて最後の一線を越えることに対する念押しをしたが、
「はい…。あたしも稟おにーさんと一つになりたいんです…。」
ツボミちゃんが笑顔で答えてくれたので、俺もその思いに答えることにした。


464:とある秋の休日(後編) 13/15
07/05/21 21:41:35 LIcZV6fY
俺が自分のモノを出すと、それは一度だしたばかりだというのに、すでにそそり立っていた。
そして、それを初めて見るツボミちゃんの目は釘付けになってしまっている。
「り、稟おにーさんのすっごく大きいですね。本当にあたしの中に入るんでしょうか?」
「まあ、入るとは思うけど…。」
ツボミちゃんはカレハさんとは年は離れているが、身長はカレハさんと大差があるわけではない。
なので、決して入らないということはないと思うが…。
「稟さん、どうかしたのですか?」
急に考え込んでしまった俺を不思議に思ったのか、カレハさんが声をかけてきた。
そのカレハさんはというと、ツボミちゃんを見守るかのようにその後ろにいた。
「いえ、大したことじゃありませんから。それじゃあ、ツボミちゃんいくよ?」
「は、はい…。あ、でも…あたしが、痛がっても途中で止めないでくださいね。」
「え、でも…。」
「いえ、できれば痛いのは一回で済ませたいので…。」
「わかった、約束するよ。」
俺はそう言って、俺のモノをツボミちゃんの秘所にあてがうと、少しずつ挿入を始めた。
「くうっ、きつい…。」
ツボミちゃんの膣は俺の予想以上に狭く、容赦なく俺のモノを締め付けてきた。
「んんっ…稟おにーさんのが入ってきます…。」
一方のツボミちゃんはというと、やはり初めてということもあってすでに痛がっていたが、すぐに先端に何か当たって挿入が止まってしまった。
しかし、さっきツボミちゃんに頼まれた通り、俺は躊躇うことなく突き入れると、
「ああああああっっっ!!」
何かが裂ける感触と共に、ツボミちゃんが悲鳴をあげた。
「ツ、ツボミちゃん?」
「へ、平気ですから…続けてください……。」
ツボミちゃんの目尻には涙が溜まっており、とても平気そうには見えなかった。
とはいえ、さっきの約束もあるので俺はゆっくりと挿入を進めた。
「な、なんとか入った…。」
視線を下にやると、俺とツボミちゃんの結合部からは、ツボミちゃんの初めての証の鮮血が流れていた。
「は、はぁ…んん……。」
「ツボミちゃん、よくがんばりましたわ。」
カレハさんがそう言ってツボミちゃんの涙を拭うと、ツボミちゃんの表情も少しだけ和らいだ。
「り、稟おにーさん、あたしの中どうですか…?」
「す、すごくきつくて、これだけでも耐えられなくなりそう…。ツボミちゃんの方は?」
「まだ、痛いんですけど、…すごく嬉しいです。」
ツボミちゃんは痛みをこらえて、俺に笑いかけてくれた。
「で、でも、稟おにーさんは動かしたいんですよね…。……少しだけならいいですよ。」
「え、でも…。」
「少しだけなら耐えられますし、気持ちよくなれると思うんです。それに、稟おにーさんに気持ちよくなって欲しいですし…。」
「それじゃあ、少しだけ……。」
俺はツボミちゃんの厚意を無駄にしないよう、ゆっくりと引き抜いてから再び押し込んだ。


465:とある秋の休日(後編) 14/15
07/05/21 21:42:34 LIcZV6fY
「ん…ああっ……んんっ……。」
やはりまだ痛いらしく、ツボミちゃんの顔が再び苦痛でゆがんだ。
「平気ですわ、稟さん。」
どうすべきか悩んでいた俺に、突然カレハさんが声をかけてきた。
「え、何かあるんですか?」
「はい、こうすれば少しは痛みが和らぐのではないかと。」
そう言うとカレハさんは、ツボミちゃんの胸に手を伸ばし、愛撫し始めた。
「ツボミちゃん、いかがですか?」
「お、お姉ちゃんの手が…ああっ…気持ちよくて…はあっ…少しだけ痛みが…紛れるかも…。」
確かに、ツボミちゃんの声からは少しだが喘ぎ声が混ざり始めてきた。
「り、稟おにーさん…あうっ…大丈夫……ああっ…です…。」
ツボミちゃんもそう言っているので、改めて注挿を開始するとさっきほど苦しそうな声ではなかった。
それを確認した俺は少しずつ速度を上げていった。
「んんっ…稟おにーさんがあたしの中で…あうっ……動いてる…。」
とはいえ、ツボミちゃんの膣の締め付けは全く弱まらず、動かすたびに射精感がこみ上げてきた。
「あぁっ……す、少しずつ…気持ちよくなってきました……。でも…あたし…はあっ…もう…。」
「イっちゃいそう?」
「は、はい……ひゃうっ…。」
「カ、カレハさん、俺もそろそろ耐えられなくなってきたのでもう少しだけお願いします。」
「はい。分かりましたわ。」
「そ、それじゃあ、ツボミちゃん、いっきにいくよ。」
「わ、分かりました…。」
俺がそのまま注挿の速度を上げると、カレハさんも胸への愛撫をより激しくしてくれた。
おかげで、ツボミちゃんも痛みも和らいでいるらしく、表情から苦痛の色が消えかかっていた。
「だ、駄目です…。あたし…もう…。」
「お、俺ももう…。」
もう耐えられなくなった俺は、ぎりぎりまで引き抜いてから、最後の一突きをすると、
「出る!!」
「ひゃっ!あああああぁぁぁっ!!」
俺がツボミちゃんの奥深くに放つと同時に、ツボミちゃんもイってしまったらしく、身体を大きく反らしていた。
「ツボミちゃん、大丈夫?」
「は、はい…。あたしの中、稟おにーさんでいっぱいです…。」
「そっか、よかった…。」


466:とある秋の休日(後編) 15/15
07/05/21 21:43:20 LIcZV6fY
それから、名残惜しい気もするが、俺はツボミちゃんから引き抜いて近くのティッシュを数枚取った。
「あ、もう抜いちゃうんですか…。」
「俺としては、このままでもいいんだけど、それだとこぼれるからね。」
そう言ってから、もうこぼれ始めているツボミちゃんの秘所にティッシュをあてこぼれないようにした。
「うう~、恥ずかしいですよ…。」
「まあ、さっきまでしてたことに比べれば、全然恥ずかしくないと思うけど。」
俺はそんなツボミちゃんのささやかな抗議を聞き流しつつ手を動かし続けた。
「そ、それでも恥ずかしいものは恥ずかしいんですよ~。お姉ちゃんも、稟おにーさんに何か言ってよ~。」
「こればかりは、しかたありませんわね。稟さん、私とした後も必ずしてくださりますもの。」
「お、お姉ちゃんまで…。」
「まあまあ、そんなこと言ってる間に終わったよ。」
俺は、ティッシュをそのまま丸めて近くのゴミ箱に投げ入れた。
「とはいえ、もうツボミちゃんとするなんて、本当予想外だったな。」
「あ、あたしだって稟おにーさんとそ…その、もうし、しちゃうだなんて思いませんでしたよ…。」
ツボミちゃんはそう言うと、顔を真っ赤にさせてしまった。
「とはいえ、これで稟さんが私とツボミちゃんと関係を持ってしまわれたということは…。」
「そうなると…。」
カレハさんとツボミちゃんは、そのまま何か考えているようだ。
ま、まさか……。
「まままあ、そうなると、姉妹そろって稟さんに、まままあ。」
「きゃきゃきゃあ、それじゃあずっと3人一緒で…、きゃきゃきゃあ。」
「…しまった。」
最悪なことに、二人そろって幸せ絶頂な妄想モードに入ってしまった。
しかも、どちらかが声に出せば、もう一人がそれで更なる妄想を始めるので、どうやっても止められそうにない。
結局、二人の妄想が止まったのはそれから数時間後だったが、二人とも依然幸せそうな表情をしていた。

翌日の追試はもちろん合格点をとることができた、のだが…、
「つ~ち~み~く~ん、昨日は随分とお楽しみだったそうじゃない。」
「稟、殴っていいかい。太陽に届くくらい天高く。」
帰ろうとしたら例の二人が不吉極まりない声で呼び止められ、そのまま土見くん報告会なる羞恥プレイに連れ去られてしまった。
後日亜沙先輩から聞くところによると、月曜のカレハさんは朝から幸せ絶頂モードで、それが麻弓にばれて根掘り葉掘り聞かれてしまったらしい。
天国のお父さん、お母さん、どうやら俺の日常は、更なる受難にみまわれるようです。


467:335
07/05/21 21:44:08 LIcZV6fY
以上です。
駄文・長文失礼しました。

作者が言うのもなんですが、80さんやぽんちょさんのSSに比べ3Pシーンがしょぼすぎる…。
どうやら、自分はえちぃSSに向いていないようです。
最後が投げやり気味ですが、これはカレハ先輩以外のキャラをあまり最後に出したくなかったためです。
また書くときがあったら参考にしたいので、ご意見・感想等ありましたらお願いします。

それでは、これにて失礼させていただきます。


468:名無しさん@ピンキー
07/05/22 20:46:22 Df9xm3YX
オレの中では脳内補完でゲームやってる気分だった
カレハ先輩が大好きだからこそあえて使い古された言葉を言おうと思う、GJ!

469:名無しさん@ピンキー
07/05/23 07:26:43 Z8iID5tQ
>>467
GJなんだけどいくつか気になる点が
最後の方で♪が足りないよ~?「まままぁ♪」ね。結構大事だから。
まあ、3Pシーンがよわいのは同意だけど初めてを濃厚にやりすぎるよりはいいかと。
無理して入れなくても良かったかな?

470:名無しさん@ピンキー
07/05/23 07:56:22 9dO+4Hav
>>469
♪は必ず付けなきゃいけないとか思ってるならそれは大きな間違いだぞ

471:名無しさん@ピンキー
07/05/23 19:10:18 Z8iID5tQ
>>470
あり?ごめんついてないことあるんだ。知らんかったorz

472:名無しさん@ピンキー
07/05/24 21:45:12 s7WizS2e
レスがあまり付かない=いまいちな作品
という図式が顕著になってきたな

473:名無しさん@ピンキー
07/05/25 11:25:11 BoKfhyEv
>>472
何て言うか既にSS飽和状態?目新しさがなくなってしまってるんじゃ…
まあ、過疎ってる感じだしレスつかないのは仕方ないかと。

474:名無しさん@ピンキー
07/05/25 14:36:54 5Xp4EzSu
>>472-473
レス入れない奴もいるんじゃないか?
俺もここ来てから1月くらい経って初レス入れたんだし

>>467
カレハ・ツボミコンビGJでした
カレハさん大好きなのでとても良かったです!

475:名無しさん@ピンキー
07/05/25 19:03:37 TpPpGTOn
>>474
レスが付かなければ>>472のように考える作者も少なくはないぞ
シアスレでSS投下してる作者もエロパロスレで投下しても喜んでくれているのかわからなかったとか書いてるしな
レスを強要するわけではないが、レス無しは作者離れを助長する

あと
> レス入れない奴もいるんじゃないか?
って読んだ人全てがレス付けるなんてあるわけないんだしそんなの当たり前でそ
472-473に対してのレスとしては意味が合ってないし少々的を外しているぞ

476:名無しさん@ピンキー
07/05/26 06:36:42 aN1d698d
レス以前にSS自体が滅多に投下されないからなあ

477:名無しさん@ピンキー
07/05/30 17:59:57 Y207Dto3
この流れの中での投下は正直怖いんだけど、駄文(微エロ)投下します

478:ぴろ~ふぁいと!? 1/4
07/05/30 18:01:21 Y207Dto3
「――ってなわけで、結局大騒動になっちゃったんですよ」
「くすくす。それは大変でしたね、稟さま」
「あはは。相変わらずですね~」
やれやれといった感じでため息をつき、肩を竦める稟ちゃんにネリネちゃんとママが可笑しそうに笑っている。
普段から和やかな食後のお茶の時間だが、今日は稟ちゃんが来てくれたためにより一層和やかに、そしてとても華やいだ雰囲気に満ちているように思える。
やはり稟ちゃんをお泊りに誘ったのは正解だったようだ。
ネリネちゃんと付き合うようになってもう随分経つわりに、稟ちゃんは未だにウチに泊まりに来るのを恥ずかしがっているからねえ。
もう家族といっても過言では無いのだから、遠慮なんてする必要は無いのに。
まあ、やや強引に誘ったことでママやネリネちゃんから叱られてしまったけれど、こうして稟ちゃんが泊まりに来てくれたんだからよしとしよう。
「…俺は巻き込まれただけです。悪いのは全部樹の馬鹿です!」
憮然とした表情で紅茶を啜っていた稟ちゃんが半眼で呟く。
だがその様子は言葉ほど悪意に満ちてはいない。
何だかんだ言っても、樹くんとはいい友達なのだろう。
そんな稟ちゃんを宥めながら、空いたカップに紅茶を注ぐネリネちゃん。
「稟さま、お砂糖はどうされますか?」
「ああ、じゃあ一杯だけ…。ありがと、ネリネ」
「いえ。……はい、どうぞ?」
そう言ってカップを差し出すネリネちゃん。
稟ちゃんの優しい笑顔と言葉にぽっと頬を染めている。
うん。素直で純粋な女の子に育ってくれてパパはとっても嬉しい!
リアのようにならないようにと育ててきた私達の教育方針は間違っていなかった!
私とママの愛の結晶であるネリネちゃんは私の宝物! ネリネちゃんの幸せは即ち私の幸せ! ネリネちゃんのためなら私はどんなことだってするよ!
ネリネちゃんの為なら例え火の中水の中森の中! 例えそれが(あまりの内容のためお聞かせできません。しばらくお待ち下さい)であっても私ははぅあっ!!??
突然足の甲に感じた激痛に我に返って足下を見ると、私の足の甲に隣に座っていたママの踵が突き刺さっていた。
「パパ~? そんなイっちゃった目で虚空を睨んでないで、会話に参加しましょうね~?」
昔と変わることなく眩しいママの笑顔。けれど額にバッテンを付けていると可愛い顔が台無しだよ? いや、勿論私はそんなママも大好きだけどね。ゾクゾクするし。 
「ママったらそんな、“イっちゃった”なんて大胆なセリフを娘達の前で…って痛い! 痛い! グリグリしないでおくれ! ゴメンよ! パパが悪かったよ!」
相変わらずママの愛情表現は過激だねえ。
ふと前を見ると、稟ちゃんとネリネちゃんが訝しげな様子で私を見ていた。
おっといかんいかん。つい興奮しすぎてしまったようだ。このままでは威厳たっぷりの、頼れるパパのイメージが崩れてしまうよ。


479:ぴろ~ふぁいと!? 2/4
07/05/30 18:02:17 Y207Dto3
「え~っと、なんだったっけ? 稟ちゃんの巻き込まれた騒動の話だっけ? え? それはもう終わった?」 
むう、これはマズイ。ここは一つ、どうにか話題を変えて…おお、そうだ! 以前手に入れた、アレを使おう!
確か袋に入れたまま押入れにしまった筈……ああ、あったあった。
「ささ、突然だけどネリネちゃんと稟ちゃんにパパからプレゼントだよ~」
「俺たち二人に、ですか? なんですか、これ?」
「結構大きいですね。柔らかいですし」
「まあいいから開けてごらん? きっと気に入ると思うよ?」
私の言葉にごそごそと袋を開けて中身を取り出すネリネちゃん。
「これは…枕ですか? けれど真ん中の大きなピンクのハートマークとその中に書いてあるYESという文字はいったい…? 稟さま、ご存知ですか?」
「こ、こりは…ひょっとして噂に聞く、YES・NO枕というやつでは…」
おや、稟ちゃんはこれを知っていたのか。なら話は早い。
「そう。夜の行為を求めてきたパートナーに応じるかどうかを容易に伝えることの出来る優れものさ! 恥ずかしがりやなネリネちゃんにぴったりだろう? おや、どうしたんだいネリネちゃん? そんなに真っ赤になって」
「あ、当たり前でしょう。おじさん、いくら何でもこれは…「お父様! 私は稟さまの求めを断ることなんてありません!!」…ネ、ネリネ?」
真っ赤な顔で泣きそうになりながら私と稟ちゃんを交互に見つめるネリネちゃん。
うん、そんな顔もとってもらぶり~。思わずパパ一枚撮りたくなっちゃったよ。
「ネリネちゃん、それは大丈夫だよ。裏を見てごらん?」
「裏、ですか? ええと…」
「………あの、おじさん。何で“YES”の裏が“はい”なんですか?」
「そりゃあもちろん、ネリネちゃんが稟ちゃんの求めを拒むはずがないと分かっているからね。パパがちゃんと作り変えておいたよ」
ぐっと親指を立てて稟ちゃんにウインク。
「意味が無い…。YES・NO枕の意味が無い…」
何故かさめざめ泣いている稟ちゃん。ああ、私の気遣いに感動してるんだね? 気にすることは無いんだよ、マイサン。稟ちゃんのためなら私は(以下省略)。
さ、いつでもパパの胸の中に飛び込んでおいで! 受け止めてあげるよ!
「パ~パ~?」
ふと後ろから聞こえるママの低い声。
「いい加減にしなさ~い! サンダーキーック!!」
意識を無くす直前、振り向いた私が見た光景は視界いっぱいに広がってくるママのパンツだった。
ママ、黒いパンツがとてもせくしーだよ………。


480:ぴろ~ふぁいと!? 3/4
07/05/30 18:03:26 Y207Dto3
「……いや~、何だか変な夢を見たよ。大きな川の側で顔も見たことの無いご先祖様が私の足首を掴んで離さなかったんだ。いったい何だったんだろうね?」
「も~パパったら~、お盆の時期はまだ先ですよ? 大体顔も見たことが無いのにどうしてご先祖様だって分かったんですか~?」
「そう言われてみればそうだね~。いや~、変な夢だったよ。はっはっは!」
しばらくして目覚めた私は、寝室にてママと談笑していた。
どうやらあれから三時間ほど経っていたらしく、もう時刻は十一時を回っていた。
稟ちゃんやネリネちゃん、それにママはもう入浴を済ませたらしい。
今日は稟ちゃんと男同士、いや未来の親子として一緒に入浴して親睦を深めたかったんだけどねえ。
息子に背中を流してもらうという全世界の親、というか私の夢が叶うと思ったのに…シクシク。
「パパも早くお風呂入っちゃって下さいね?」
「ああ、ちょっと待っておくれ。あと少しで完治するから…」
そう言っている間に治ったようなので、私は顔面にかざしていた手をどけて魔力の放出を止める。
そうしてようやく瞼の腫れが引いて、私は愛しいママの顔を再び見ることが出来た。
「あれ? ママの姿が傾いて見える?」
「私が傾いてるんじゃなくて、パパの首が傾いているだけですよ」
なんだ、そうだったのか。どうりで顔面だけでなく首筋にも痛みがあると思ったよ。
「ママのキックは年を経るごとに鋭さを増していくねえ」
「日々是精進というやつです♪」
ごきりと音を立てて首を戻して呟くと、ママは飛び切りの笑顔を向けてくれた。
さて、身体も治ったことだしお風呂に行くとしよう。


481:ぴろ~ふぁいと!? 4/4
07/05/30 18:04:13 Y207Dto3
「ああ、いいお湯だったよ」
入浴を終え、再び寝室へ戻ると、ママが枕を抱きかかえるようにしてベッドに腰掛けていた。
だが、何やら少し様子がおかしい。
頬を赤らませながら視線をあちこちに彷徨わせており、私の声も碌に聞こえていないようだ。…パパ、悲しい!
「ママ? どうかしたのかい?」
「ひゃ、ひゃい!? …パ、パパ!? い、いつの間に…!?」
ようやく私に気づいたらしいママは、顔を真っ赤にさせている。
「今さっきだよ。それより何かあったのかい?」
「い、いえ!! 何でもありません!!」
ぶんぶん手と頭を振るママ。
だが、そのあからさまに怪しい態度は何かあると言っているようなものだった。
その時、さらに追求しようとした私の耳に、どこからかかすかに声らしきものが聞こえてきた。
「…っ……ぁっ、ぁんっ! ……んんっ! …ん…ぁっ! り…さま…! 稟さまぁっ!」
…………………………………。
思わずママと視線が合ってしまった。
どうやら稟ちゃんとネリネちゃんが“お楽しみ”らしい。
この部屋まで声が聞こえてくるということは、二人の交わりは相当激しいようだ。若いねえ。
「…どうやら、私のプレゼントは早速役に立ったようだね」
「は、はあ、そうみたい、ですねえ…」
顔を真っ赤にして俯いたママが恥ずかしそうに呟く。
身体、特に内腿を小刻みに揺らし、というかもじもじさせている。
おや? この反応は?
私はある推測(ほぼ確信といってもいいが)にママの隣に腰掛けた。
そして、
「ママ。ひょっとして娘とその彼氏の交わりを想像して興奮しているのかい?」
「~~~~~~~~~~~!!??」
動きが固まった。次いで睨まれた。
顔は真っ赤で、その瞳は潤んでいる。
それは羞恥のせいだろうか? それとも図星を指されたからだろうか?
おそらく両方だろう。なら私の取るべき行動は一つだ。
私は微笑みながらママの髪を優しく撫で、その耳元でそっと囁いた。
「…セージ」
「パ、……フォーベシイ…さま?」
戸惑ったような様子のセージの肩をやや強引に抱き寄せ、大胆に唇を奪う。
柔らかな感触に、そのまま滅茶苦茶にしたい欲望に身を任せてしまいそうになるものの、何とかそれを押さえつけ、私は唇を離し、微笑みかけた。
「……いいかい?」
私の求めにセージは黙って視線をそらし、そっと抱きかかえていた枕を私の眼前に持ち上げて見せた。
そこにはピンクのハートマークと共に大きく“YES”と書かれていた。
稟ちゃんとネリネちゃんには負けてられないね。などと考えながら、私はセージを押し倒した。


翌朝、明らかに寝不足の魔王一家+1名がリビングで顔を合わせることになった。
気まずい笑顔を浮かべる俺や、ネリネ、セージさんに対し、魔王のおじさんは終始朗らかな笑顔を浮かべていた。
この人には適わない、そんな思いに駆られたある日の出来事だった。  ~土見稟談~


482:名無しさん@ピンキー
07/05/30 18:05:49 Y207Dto3
以上です。
魔王さまはかなり好きなキャラなんですが、実際一人称で書いてみるとかなり難しかったです。

483:名無しさん@ピンキー
07/05/30 18:37:04 0mUlTCh8
新鮮な感じがして中々良かったと思うよ
GJでした

484:名無しさん@ピンキー
07/05/30 20:39:27 d3qTcYIL
>>482
かなり面白かったよ~
なかなか稟以外を使うと難しいのは同意。

俺的なイメージでは魔王のおじさんはサンダーキックはまともには食らわないよーな気が…
あと名前で呼び合うトコはかなりGJでした。

485:80
07/05/31 07:27:49 cOugmOG7
遅くなりましたが、>>335さん、カレハのイメージピッタリのSSでした。
自分もこういう風に書けたらいいなあ、と思います。
>>482さん、面白かったです。
魔王さまのキャラクターって、わかりやすそうで難しいです。

前回から2週間経ちましたが、ようやく続きが書けました。
今更ではありますが、投下します。


486:夏の卒業旅行(その4)  1/9
07/05/31 07:28:30 cOugmOG7
旅館に戻り、3人は風呂で潮の香りを洗い流す。
浴衣に着替えた3人は食堂に向かう。
3人を出迎えてくれたのは、美味しい海の幸だった。
刺身、酢の物、エビの躍り食い、煮魚、焼き魚。
これでもかとばかり、魚料理が続く。
最後は刺身をふんだんに使ったちらし寿司だった。
3人は存分に腹を満たした。

「凄い料理でしたね」
「あれだけ海の幸を味わったのは初めて」
「味付けは魔界風味なのでしょうか」
「えっ、ここのオーナーってもしかして魔族なんですか」
「そうだよ、稟ちゃん。そうじゃなきゃ、結界なんて張れないよ」
「各部屋にも結界が張られているそうですよ」
「だから、いくら騒いでも大丈夫ってわけ」

部屋に戻ってくつろぐ3人。
亜沙が冷蔵庫からビールを取り出した。
「稟ちゃーん、せっかくだからいこう!」
「あのー、一応未成年なんですが」
「あら、稟さん。いつも神王様や魔王様と飲まれているじゃないですか」
「いつもじゃありません! それに仕方なくです」
「まあ、あの人たちが付いていれば、何事も治外法権だよ、稟ちゃん」
「確かにそうなんですけれどね……」
「大丈夫ですわ、稟さん。アルコール分1.8と書いていますから」
「へぇ、薄いですね。それに『ドラガー』って、初めて聞く名前ですね」
「魔界で造られたビールらしいよ」
「魔界のネーミングって、なんかベタなものが多いですね。『夢の島』もストレートだし」
「まあ、よろしいじゃないですか。わかりやすいですわ」
「それじゃ稟ちゃん、カレハ、かんぱーい」
「乾杯ですわ♪」
「乾杯!」


487:夏の卒業旅行(その4)  2/9
07/05/31 07:29:05 cOugmOG7
「結構アルコールがきついビールですね。飲みやすいですけれど」
それなりに場数をこなしている稟であったが、1本飲んだだけで軽い酔いを覚えた。
(この程度じゃ、大して酔わないんだけどな……)
そう思って亜沙とカレハを見ると、二人ともすでに顔が赤い。
酔っぱらっているようだ。
亜沙もカレハも、アルコールが弱い方ではない。
宴会では率先して酒を持ってくる方だ。
(なんかおかしいな)
稟は飲み干した500mlの缶を改めて眺める。
「アルコール分1.8……割? なんじゃそりゃ!」
日本酒並のアルコール分。
さすがに酔って当然である。
「亜沙さん、カレハさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ」
「大丈夫ですわ、稟さん」
そう答える二人だったが、間違いなく酔っているようだ。
「二人とも、酔っていますね」
「そんなことはないぞ、稟ちゅわん」
亜沙のテンションはますますあがる。
「ふっふっふっ、ここで夜のメインイベント!」
「わー、パチパチですわ」
「旅館で浴衣といえば!」
「いえば!、ですわ♪」
「野球拳だ!」
「イエー! ですわ♪」
(あーあ、ダメだ、こりゃ)
稟はあきらめて、二人に付き合うことにした。




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