07/03/20 00:20:17 BON7HT4E
さつき「ゆかりちゃん、知っての通り、次のミッションは、M-Vでオービターを打ち上げるわ」
ゆかり「はぁ・・・」
う”ぃんう”ぃん
さつき「技術的なことは、ISASと向井君達に任せておいて、医学主任として私ができることといえば」
ゆかり「いえば」
う”ぃんう”ぃん
さつき「M-Vは、LS-5と比べて振動が凄いのよ」
ゆかり「はぁ・・・」
う”ぃんう”ぃん
さつき「そこで、振動に慣れるべく、新たな訓練の導入に踏み切ったの」
う”ぃんう”ぃん
さつき「これよ!!」
う”ぃんう”ぃん
ゆかり「で、なんですこれ」
さつき「バイブよ。そしてこっちはロデオマシーン」
う”ぃんう”ぃん
ゆかり「どうしてバイブが…」
さつき「まずはこのバイブを、あなたの前後の穴に入れ、全力で振動させるわ。
そしてそのままこの特注のロデオマシーンにまたがって、
バイブをぐいぐい押し込むと同時に、クリトリスをこすりあげる。
乳首には電極をつけて、一定時間ごとに微弱電流をながして刺激してあげる。
あとは毎度のお約束、この私お手製の強力媚薬も使って、全身の性感帯を開発してあげる」
ゆかり「あんたねえ」
さつき「おっと言い間違えた。振動対策の新訓練よ」
ゆかり「どういい間違えればそんな」
さつき「医学博士の私が言うんだから間違いないわ。
さあ。M-Vの振動は凄いのよ。一刻も早く鍛えましょう。さあ」
ゆかり「いや」
101:名無しさん@ピンキー
07/03/20 00:35:35 dytW1x0v
>>100
わろた。ロケガ男性読者が一度は考えることが具体化した感じだw
102:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:49:44 F20hdzln
>>100
2行目と3行目で、さつきさんが問答無用のまま実験器具のふりをして
すでに挿入してるかと思った
ゆ「ちょ、いま入ってるの、ソレ!?」
さ「うん、コレ」
103:名無しさん@ピンキー
07/03/20 03:29:13 KWRCxPcM
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
この続きで一つよろしく・・・
104:名無しさん@ピンキー
07/03/21 12:53:07 t1qhnqgP
どう続けろと…
105:名無しさん@ピンキー
07/03/21 15:18:14 UrnuGHQ7
「はなせ、はなせってば、なによ見せられないものでもあるわけっ!?」
「てめえらっ! 大の男がなに情けねえザマみせてんだっ!」
なおも暴れるゆかりに跳ね飛ばされた保安部員を、黒須が怒鳴りつける。
「宇宙飛行しさんよ、あんたもあんただ。いつまでも手だしできねえと思うなよ」
「痛ッ」
ゆかりの手を抑えていた黒須が、軽く掌を返すと、ゆかりにいままでに感じたことのない
痛みが走る。鋭い痛みが一瞬、その後、鈍い痛みと、妙にしびれた感覚。
黒須の手を振り払おうするが、どうにも手の先まで力が入らない。どこかで感覚が途切れているような…これは――
「オウ、黒須ヨォ。今日ハ辞メテオクワ。リストヲ外サレチマッタ」
「ふふん、アンチェインの真似した所で許しゃあせんぞ小娘」
「な、なによ、許さな…ぐうっ!」
外された右手首に目がいった隙、左肩に、さっき以上の激痛が走る。
また振り払おうとするも、今度は全く力が入らなかった。肩から先が無くなったかのような
錯覚にとらわれる。全身で暴れようと肩を揺すると、一瞬づつ遅れてぶらり、ぶらりと揺れるなにか。
「えっ…」
振り向くと、左肩が外されていた。
「SSAがある今は、安定した稼ぎもあるが、傭兵ってのは中々に自転車操業でな。
俺ァ柔道整復師として骨接ぎをして暮らしてたこともあるんだ。
こういったことには中々詳しいんだ。どうだ、中々上手いもんだろう」
「う、上手いもんだろうってあんたね…ッ!」
「さーて次は右肩、と」
一瞬走る激痛と、なにより腕の自由を奪われるショックに、短く悲鳴を発してゆかりが崩れ落ちる。
「どうした、宇宙飛行士様? まさか自分がこんな扱い受けるとは思わなかったか?
宇宙飛行士なんてのは大人しくロケットに乗ってナンボだ。
暴れて施設壊すような奴にゃあ、ちょっとは躾をしてやらねえとなあ」
「ふ、ふ…」
ゆかりはキッと顔をあげ、黒須を睨み返すと、
「ふざけるなあッ!」
その顔を全力で蹴り上げる。
106:名無しさん@ピンキー
07/03/21 15:25:59 UrnuGHQ7
…が、
「おおっと」
蹴り足は大きく黒須をそれ、バランスを崩したゆかりは、そのまま1回転、地面に倒れ込む。
「アホか。下半身だけでまっとうにバランスがとれるわきゃねえだろう。
むしろ今、お前の腕はぶらぶらと、バランスの邪魔でしかないんだ」
そういいながら、黒須はうつぶせに倒れたゆかりの足を掴む。
「まあ、最後まで抵抗するその気の強さは流石かね」
そういって、ゆかりの背中を踏みつけ抑え込むと、今度は右足の股関節を思いきり、外しにかかる。
「おら動くな。手間かけさせんな…よっと!」
「ぎいいッ」
「痛かねえだろうが。情けねえ声だしやがって」
「ひ、い…、や、…いや、た、たすけて…」
「あぁ?」
黒須が左足に移ると、ゆかりは、逃げようとのたうちはじめた。涙声が混じる。
が、背は黒須に踏まれ、三肢は付け根から外されている。
必死に胸だけをベたべたと波打たせるが、その力はいかにも弱い。
「せっかく気の強さを見なおしてやったってのに、結局はこれか」
愚痴りつつ、黒須は左足に手をかけ、
「あ、やぁ…おねが、お願い、助けて…もう外さないで…」
「よっと!」
悲鳴をまるっきり無視して、股関節を外した。
「あ、あ…ぅ…」
2、3度身体を揺らし、完全に四肢に力が伝わらないと実感すると、諦めたのか、
ゆかりは動かなくなった。
「黒須…さん、ごめんなさい、もう、ゆるして…」
黒須に向きかえろうと、うつぶせのゆかりはばたつくが、じたばたともがくだけに終わる。
外れてみると四肢というのは中々に重く、とてもじゃないが上半身だけの力では
持ち上げ身体を返すことはできそうになかった。
糸の切れた操り人形のように、四肢をぐねぐね振りまわしていたが、これも結局諦めて、
首だけを黒須に向けた。
「ごめんなさい、ごめんなさい…もうしないから、だから…」
「いやーそれは所長にいってくれや。俺はお前を確保する権利しか無くてね。
捌く権利は無いんだわ。俺に謝られたって、どうしようもない」
「……」
そういう黒須の顔は、だがまだ満足げではない。確保だけではなく、まだ、なにかしようとしている、
ように見える。ゆかりは、底知れない恐怖に震えた。
107:名無しさん@ピンキー
07/03/21 15:27:48 UrnuGHQ7
こいつは、何をしようというんだろう。これから何をされるんだろう。しかし自分は、なにをされても
抵抗ひとつできないのだ。
体力には自信があった。負けん気もあった。ゆかりは特に自覚したこともないが、その頭の
回転の早さも武器であった。その二つで、今までの困難を切りぬけて来た。唐突に、こんな
南国の島に来ても、それなりにやりぬいて来た。だが、今、その体力も、知性も、どちらも
全く役に立たない状況にある。欠片も立ち向かえない危機というものに、生まれて初めてたった。
「ま、ともかくお前をここから運び出さなきゃな。クリーンルーム前で暴れやがって」
そういうと黒須は、にやり、と唇の端を歪ませる。
「だが、それじゃあお前、歩けないだろう。這うこともできなさそうだ。
かといって、車椅子もない。松葉杖もない。あっても使えないだろうな」
黒須の企みに気付いたのか、保安部員らがゆかりを取り囲んだ。みな、口元は見難く歪んでいる。
自分を動けなくして、そのまま担いでいこう、なんて素直な確保ではなさそうだ。一体…
「よし、じゃあ仕方がない俺に乗っていくか? 俺の、コレに」
そういうと黒須は、ベルトを外し、ズボンを下して、黒光りする剛直を取り出した。既にギンギンに充血したそれは、
脈動する血管を浮きだたせている。
「や、やあああっ!」
全てを察したゆかりは、再び逃げださんともがき始める。
「無駄無駄。大人しく俺に乗って帰ろうや、ゆかりちゃーん」
「いやああああああああっ」
「むーだだって。あんまり騒ぐと、アゴも外しちまうぞ」
「ひぃっ」
黒須の手が、両の脇の下を通り、ゆかりを抱えあげる。もがく身体と、それにくっついて
ぶらぶら揺れる四肢。
「判ってるだろうが、抵抗なんて無駄なんだよ。さあ、まずはこの水着脱ごうや、邪魔だから
手は使えないだろうから、俺が脱がしてやるよ」
そうして黒須の手が、水着に…
向井 「いや、いいからとっとと帰れよお前ら('A`)」
108:名無しさん@ピンキー
07/03/21 17:36:39 4z/QrBMI
・エロさがない
・エロ描写自体ない
・ゆかりである必要性がない
・黒須である必要性がない
・ロケットガールである必要性がない
・生きてる価値がない
・端的にいって駄作
・描写がくどい
・ごちゃごちゃ文章が長い
・冗長
・冗漫
・オチがつまらない
・意味不明
・文章が下手
・読んで吐き気がする
・しね
・最低の糞駄作
言うまでもないな、死ね。
↓以下自作自演で必死に褒めたたえるww涙目www
109:名無しさん@ピンキー
07/03/21 18:17:48 1YGTBU1u
↑ワナビ作家
110:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:01:19 30feJjGU
>>108
ワナビの嫉妬乙 → ワナビが悔しがるほど良い作品
それとは関係なく>>105はGJだと思うよ。陵辱かと思ったら笑えたし。
にしても荒らしが常駐しちゃったな。職人がやる気なくさなきゃいいのだが。
111:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:02:45 9RNotRe/
ミニコントでもひとつ。
「さつきさん、いつ見ても素敵っすねぇ」
「なんだお前。恐いもの知らずだな」
「え? なんでっすか? 向井チーフ」
「そうか、お前、ここに来たばっかりだったな」
向井は新卒の後輩に哀れみを込めた視線を向ける。
「あの人はやめておけ。命がいくつあっても足りん」
「え、なんでっすか。なんか遠心機フェチって話なら聞きましたけど、別に俺ら技術
屋は遠心機に乗るわけでもないし」
「乗る羽目になるぞ、あの人を口説くなら」
「へ?」
向井が周囲を窺ってから怯えるように語ったのは冗談のような話だった。というの
も―。
SSAのドクター・旭川さつきは無類の遠心機好きで自らも遠心機に乗り込んでは
高Gを味わい肩凝りをほぐすのが日課だという。
「あー。さつきさん、胸でかいっすよね。肩も凝りそう」
「馬鹿か、おまえ。なんで遠心機で肩凝りが取れる」
肩凝りをほぐすためだけでなく、言い寄ってくる男がいるとまずは遠心機にかけて
みるのだという。しかも単にG耐性を試すのではなく、さつき女医自身も遠心機のシー
トに同乗するらしい。
「ええっ。いきなりっすか? さつきさん、あのむちむちの太腿で膝に乗ってくれるっ
すか?」
「話は最後まで聞けってば」
さつき女医は短いスカートをたくし上げ、男に跨った状態でまずは二Gほどをかけ
てくる。安定した二Gであれば、まあ、健康な男性であればどうということもない。
女医が五〇キロあったとしても一〇〇キロ相当。全身に分散すれば耐えられないこと
もない。二Gをかけた状態でさつきは肌を晒してしなだれかかってくるのだという。
男が喜び勇んで女医の体に手を伸ばし、女医の手が男のズボンのジッパーを降ろす
頃には三Gを超え、興奮の高まりとともにさらにGを上げていくのだという。
「ちょっ。待ってくださいよ。三Gを越えたらさつきさんのあの細腕じゃ上体も起こ
せないんじゃないっすか。折り重なったまま二人とも身動きできないんじゃ」
「それがだな、あの人は五G下で平然と体を起こすし、自由に動けるのだそうだ。上
腕三角筋がものごっつく血管を浮かび上がらせてパンプするって話だぞ。ブラも筋力
で留め金を弾き飛ばしちまうらしい」
「うそ……」
「ゆかりちゃんが来る前までいた安川って宇宙飛行士候補な、かなりガッツのある男で
さつきさんに言い寄って五Gまでは耐えたらしいんだが、さすがに五Gでは勃てて
られなかったらしくてな、腰抜け呼ばわりされてしょんぼりしていたって噂だ」
カツン、と硬い靴音が響いた。
「―ふうん。面白い話ね。で、向井くんは口説いてくれないのかしら?」
背後から突然かけられた女の声に向井の顔が青ざめる。ぎしぎしと音がしそうなぎ
こちなさで振り向いた向井の視線の先には完璧な笑顔を作った女医が白衣のポケット
に両手を突っ込んで立っていた。
「さ、さ、さ、さつきさん。あの、これは、いえ、えーと」
「もちろん立候補してくれるのよねえ?」
紅い唇がねっとりと笑みの形を取る。
「いえっ、さつきさんのような女神さまを口説くなんて畏れ多くてっ」
「遠慮しない、遠慮しない。実は向井くんのこととっても気になっていたし」
無造作にポケットから伸びた腕が向井の肩を叩く。手には薬液を充填した注射器が
握られ、肌に突き立つや否や一瞬でシリンダーが押し込まれる。向井は声を発する間
もなく崩れ落ちた。
「もう、向井くんてば照れ屋さんなんだから。愛のらぶらぶ遠心機いってみよー」
ごきげんよう、と微笑み、チーフエンジニアの太った体を引き摺りながら女医が向
かったのは訓練棟の方向だった。遠心機が設置されている建物だ。引き摺られていく
チーフエンジニアを見送りながら新人はへなへなと腰を落とす。
―向井チーフの言っていたことは本当かもしれない。
恐ろしい職場に来てしまった、と新人は呟く。
やがて遠くで大出力モーターの回転音が低くうなり始めた。
112:名無しさん@ピンキー
07/03/21 21:28:07 vgxaqfFW
・向井の性格がおかしい
・向井と若人との会話が異常
・面白いすれ違い方じゃなくて頭がイカレてるすれ違い方
・書いてる奴も頭がいかれてる
・描写がくどい
・コントを自称するわりテンポが悪い
・コントを自称するわりダルい
・コントを自称するわり無駄に長い
・生きてる価値がない
・読んでてクスリとも笑えない
・言い回しが気持ち悪い
・しんだほうがいい
いうまでもないな。止めないからとっととしね。
↓以下、ワナビしか言えないワンパな糞と
>>111の自作自演でお送りしますwww死ねよwwww涙目www
113:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:23:54 IGPaRnAD
「本部より回収ヘリ、SSAのカプセルは着水後沈没した。乗員2名の回収を急げ」
「回収ヘリより本部、GPSビーコンの座標に到着、今海面のガールズを視認した」
「本部より回収ヘリ、ガールズに異状はないか」
「俺の頭が異状事態だ。海面で2組のカップルがメイクラブのまっ最中とは」
「本部より回「ザー……らーっ!……る……ザー」言は明瞭に」
「白いウェットスーツの2人に裸の女達がまたがってやがる!
ちくしょう、こんな幻覚を見るほど女に不自由してないはずだぞ」
「本部よ「ザー……ないで…」官は錯乱し「…とっととロープを…ザー」師の診断を受けろ」
「了解、これより帰還する。鎮静剤を山ほど打ってくれ」
「あーっ待てー! 置いてくなー! せめて日焼け止めをー!」
「行っちゃったね」
「なんなのよー! もうハダカはいやよ」
「私はがまんする。ゆかりがスーツを脱いで浮き袋にしようって
思いつかなかったら溺れてたもの」
「でもヘリが逃げるなんて思わなかったわよ、
このままじゃマツリと同じぐらい真っ黒になっちゃう」
「浮き袋はひとつで充分だから、ゆかりは着てたほうがいいよ」
「あたしはそーゆーのはいやだ。てゆーかこんなタイトな服水中じゃ着れないし」
「じゃ、せめてムラにならないように両面焼く?」
「日焼けして島に帰ったら、マツリに化けてオヤジに八つ当りしてやるー!」
114:名無しさん@ピンキー
07/03/22 12:38:02 ewwt0wxe
※ ネタバレスレ準拠
「ゆかり、また悩みを溜めこんでるね」
「まあ、ね…」
今度のミッションは、久々にかなり煩雑なものになる。
それを明日1日でつめこむのだ。ちょっとだけ気が滅入る。
「いいおまじないがあるよ」
「またぁ? …ま、いっか。じゃあ、やってもらおうかな」
最近はゆかりも、タリホ族の精神文化を受け入れるようになった。
マツリのおまじないはけっこう効くのだ。
マツリの歌を聴きながら、眠りに落ちる。意識が戻ると、自分はふわふわと浮いていた。
目の前に、母親に抱かれおっぱいを飲む赤子が浮かんでいた。
これは…私だ。
ゆかりは直感する。親子とも、顔は見えない。自分は、ここで浮いて見ている。
だが、不思議なことだが、あの赤子もまた自分なのだ。そう直感していた。
ということは…顔は見えないが、あれは、お母さんだろうか。
「マツリもまたなんつうか、ベタな幻覚を選んだなー」
癒し効果に母の愛情、なんて、なんかテンプレすぎないか。
母親のことは好きだが、なんたってあの母だ。甘えたいとかそういう関係でもない。と、思う。
「母性ってタイプでもなかろーに…こりゃあ、今度のおまじないは不発かな」
そういいながら、笑ってる自分に気付く。
なんだかんだ、リラックスしていたらしい。マツリも中々やるもんだ。
ちゅ、ちゅ。
「おお、なんか必死だ、我ながら」
ちゅ、ちゅ。
ちゅ、ちゅ。
頑張っておっぱいを飲む自分を見守りながら、また眠りに落ちた。
115:名無しさん@ピンキー
07/03/22 12:40:25 ewwt0wxe
「ほい、ゆかり! 起きよう。朝だよー!」
「ん、もう朝…?」
寝覚めは良い。
たしか、昨晩マツリにおまじないをしてもらったのだ。毎度ながら、内容は憶えていないが、
どうやら成功のようだった。
「いやー、おまじないありがとね、マツリ」
「ほい、ゆかりが元気だと嬉しいよ」
心なしか、マツリも活き活きとしている。なんか、肌もツヤテカしちゃって。生気に溢れてる感じ。
…かしゃん。
「ん?」
なにか頭の中で、パズルのピースをぴったりはめたような、そんな感触。
「あれ? なんだろ…」
「ほい、どした、ゆかり」
「ま。いいか…って、朝のそれは隠してっていってるでしょー?」
頭の中のパズルをおいやッたところで、マツリの元気な異物が目にはいる。
「だけどもう、隠し事はしたくないよ。それにこれは生理、仕方ない」
「今まで隠してたんだから、そのくらい…」
「ほい…」
ふっと存外に寂しそうな目をするマツリ。
「あー、わかったわかった。もういいよ、ごめんごめん」
自分が慣れるべきだってのは判っているんだが。
…かしゃん。
「? また?」
「ほい?」
「いや、なんでもない…とりあえずシャワー浴びてくんね」
久々に煩雑なミッション、変わらずの一夜漬け。大変なことだらけだが、きっと上手くいく。
ゆかりは、気力の充実を実感した。
「大したもんだ、タリホ族」
いいながら、ぬるめのシャワーをざっと被り、手櫛で髪を流す…と、ひっかかるなにか。
「へ?」
髪の間に、粘つくなにかがある。ガムかと思ったが、ガムを頭につけられる憶えもない。
「あれ…あれ? 落ちないや…なんだこれ?」
流しても流しても、ぬるっと伸びるばかりで、落ちそうにない。むしろ被害は拡大していく。
「あーくそ、洗うか、仕方ない」
さっと浴びるだけのつもりだったが、どうやらまともに髪を洗うハメになりそうだ。
…かしゃん。
「なんなのよ、もう」
116:名無しさん@ピンキー
07/03/22 12:42:38 ewwt0wxe
同時刻、SSA西門。
マツリを前に、守衛2人が、うつろな目で揺れていた。
「マツリは西へいくよ」
「マツリは西へいく…」
「おいしい果物をとりに、西へいくよ」
「おいしい果物をとりに、西へ…」
「さーてはみがきはみがき」
シャワールームから出ると、マツリは部屋にいなかった。
「あれ。もう先に行ったのかな」
チューブから歯磨き粉を練りだし、ハブラシにつける。鏡にむかって口を開いて、ごしごしごし…
「んぐ、なにこれ」
口の中に違和感。
舌と指を駆使し、違和感の元を探る。
「これか」
1本毛が口から出てきた。
だけど、誰のだろう。
自分の毛ではない。マツリにしては短い、茜にしては、ちょっとクセっ毛。そもそも、自分の部屋には
自分とマツリしかいないはずだが…でもこんな毛はみた憶えが…
…かしゃん。
そこで、またも頭の中で音がする。続いて、難所を越えた知恵の輪のように、連鎖的に
いくつもの記憶が浮かび上がってくる。
かしゃん、かしゃん、かしゃん…
117:名無しさん@ピンキー
07/03/22 12:44:42 ewwt0wxe
少しのち、西門。
守衛所を破壊せんかの勢いでつっこんできたライトアーマー。
中に乗るゆかりが、守衛を問い詰めていた。
「マツリ、知らない!?」
「ああ、ゆかりさん。マツリさんなら、西の森に、果物をとりにいくと…」
きっ。
ゆかりは守衛の目を睨みつける。
「本当!?」
「ええ、本当です」
「本当に西の森?」
「本当ですってば」
「……」
「……」
しばし考えた後、運転席を蹴り飛ばし、
「北だ! 運転手さん、北門へいって!」
「わかりました!」
砂塵を巻き散らして急ターン、ライトアーマーは再び、基地内へ消えていった。
「マツリのばか、やけにツヤテカしてると思ったら、なにを、なにを…ッ!」
そのころ、研修室。
「……」
「……」
「茜君」
きく八号救出ミッションのチェックリストを抱え、怒りの形相の木下。
「は、はいっ」
なんの受難かと、おびえきった茜。
「2人が来ないわけだが」
「き、きませんね…」
「……」
「……」
118:名無しさん@ピンキー
07/03/22 16:07:28 p3tMAlEE
おいおいおいどんだけ糞だよwwwww
120レス近く進んでいまだ糞SSしかないって
お前らどんだけ人糞製造機なんだよ
駄作しか書けねえのか
役に立たないカスばっかりだわ
119:名無しさん@ピンキー
07/03/22 17:43:16 G3Bfr9ah
ぉぉ。昨日は休みだったせいかいくつかきてるなー。
>>105-107
ストレートなリクがくると天の邪鬼なSSが書きたくなるよな。
俺も実は北斗の拳風にゆかりが格闘するシーンを書きかけてたんだが挫折した。
>>111
俺もさつきさんと一緒に遠心機のゴンドラに乗りたいです。
マルチアクシスでコーヒーカップ(遊園地の)気分も味わいたい。
>>113
空気を入れたスキンタイトスーツは風船ダッチワイフ風だわな。確かに。
俺がレスキューなら全裸のロケットガールズを確保だぜ。
「体温が下がっている。マッサージが必要だ!」モミモミモミ
>>114-117
これは……ネタバレスレにあった「ロケットガール」はなぜ単数形かの続きかっ。
文体や改行スタイルからするとこのスレは四人以上はSS書きさんがいるっぽいなー。
1クールのwowwowアニメじゃ閑古鳥鳴くかと思ったらけっこう賑わっててええのう。
SS職人さん方、乙&GJ。
120:名無しさん@ピンキー
07/03/23 22:43:08 X/w4S2p7
URLリンク(www.taremeparadise.com)
121:名無しさん@ピンキー
07/03/24 22:33:05 TB0tVDoK
URLリンク(teo.cocolog-nifty.com)
122:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:12:15 6/lF0gxh
>>121
正直でかすぎる…小柄な女の子設定はどこにいったんだ…
ロリっと打ち上げてくれないものか
123:名無しさん@ピンキー
07/03/25 01:53:48 FVxjANZ1
wyxe
URLリンク(vista.crap.jp)
124:名無しさん@ピンキー
07/03/25 07:12:47 siVUdIjI
>>122
那須田やさつきさんと並んだときには妙にちんまく見えるから
きっと小顔なだけで細くって小さくてでも凸凹ははっきりしてる体型なんだろう。
大丈夫。君の欲求はきっと茜のスキンタイトスーツシーンで満たされるはずだ。
125:名無しさん@ピンキー
07/03/25 11:29:16 XFkQAdWk
よくわからんがせめて完成品を転載せぇよ>>123
126:名無しさん@ピンキー
07/03/28 09:57:59 /NPYr0pS
今晩登場するであろう茜たんの乳がひんぬーでありますように。
127:名無しさん@ピンキー
07/03/28 13:45:12 CescgRNy
じゃあ俺はさつきさんが間違えて
バスト150cmまで改造しちゃうことを祈ってようっと
128:名無しさん@ピンキー
07/03/28 17:18:46 sGUGdr9n
URLリンク(channel-s.net)
129:名無しさん@ピンキー
07/03/29 02:42:58 xT6r0z8Y
9000回既出
130:名無しさん@ピンキー
07/03/30 19:08:04 YUV7l9rT
URLリンク(img126.imageshack.us)
131:名無しさん@ピンキー
07/03/31 04:27:38 qfzTKtg1
URLリンク(shop.frontierworks.jp)
ツインテールゆかり
132:名無しさん@ピンキー
07/04/03 06:29:54 T4E0EJNn
ほしゅ
133:名無しさん@ピンキー
07/04/03 16:11:37 Rn2mcMd8
今朝な、満員の横浜線乗ってたらな
淵野辺からゆかりがスキンタイトスーツのままで乗ってきたんだぜ!
すみませーんとか言いながら、あのむちむちボディを俺の前にすり入れてきてな
電車ゆれるたびに、むにっとな、ティクビの感触まで伝わるわけ
それもこの陽気で蒸し暑いもんだから、汗がスーツの上に浮いてるんだ
あの生地って空気は通さないけど汗は通すだろ?
それがなんとも甘酸っぱい匂いでなあ
俺はとうとう辛抱たまらず、手を下の方に伸ばしたんだ
こう、尻のほうから回してな
そしたら驚いたねえ・・・・入ったんだぜ。指が。
134:名無しさん@ピンキー
07/04/03 22:45:21 0JcI0OlY
>>133
>>120か・・・!
135:名無しさん@ピンキー
07/04/04 02:08:07 GGNjBQnU
まんこは採尿パッド内蔵のはずだから
入るとしたらアナルだな'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
136:名無しさん@ピンキー
07/04/04 02:24:54 CP3WA6uM
いや、採尿でふさがってるのは前の穴だから、
ほかのふたつは・・・ '`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
137:名無しさん@ピンキー
07/04/04 13:42:44 TQvpIiuX
む。採尿パッドはナプキンのように大陰唇全体を覆うようなデザインなのだろうか。
それとも膣前庭に割り込ませて直接尿道に接しているのだろうか。
前者だと尿が陰部全体に回って小便臭い小娘になってしまうし
後者だと粘膜に直接接する採尿パッドでクリストリスや小陰唇が瑞々しさを失うな。
そういや原作で生理も採尿パッドでカバーできるとか言ってたな。
前者か……。
つまりゆかりは小便臭いでFA。
138:名無しさん@ピンキー
07/04/04 15:59:50 N3GtNhTQ
しかし小説版は着たままパッドが脱着できる構造だったらしいが
アニメ版は明らかに脱着不可能なデザインだしな
パッドの構造も変わってるかもしれん。
と言いつつも、スーツを着たままアナル挿入というイメージに萌えたので
小便臭くても大いに結構
139:名無しさん@ピンキー
07/04/04 21:58:28 b9cHAmWP
ゆかりの小便臭いのが問題なら
茜たんが、舌でゆかりのをキレイキレイしてあげればいいじゃないか
140:名無しさん@ピンキー
07/04/06 00:24:16 8ujNgIHa
ソロモンて…地震は大丈夫だったんだろかw
141:名無しさん@ピンキー
07/04/06 02:50:33 QpjqF6+X
しかしSSAの宇宙飛行士って不時着したら悲惨だな。
今回はたまたま自宅のそばに降りたからよかったが、さもなきゃずっとスキンタイトのままでうろつくことになる。
イスラム圏に降りようもんなら延々と視姦されることに・・・・
142:名無しさん@ピンキー
07/04/06 03:56:28 yyNY2Ebx
流石に着替えるだろ
原作では、オービターにアメックスカードを積んでることになってるし
143:名無しさん@ピンキー
07/04/06 04:05:00 CedElobb
人目を避けられなくても、
よっぽどきつくない限り、たいがいの服はスーツの上から着れるしな。
いや! スレ的には、小便臭いスーツを一刻も早く脱ぎすてたくて
衆人監視の中一糸まとわぬ姿になったところで
「着がえ用意してなかった!」と大慌てしてほしいな。(マツリだけ平気)
144:名無しさん@ピンキー
07/04/06 04:09:19 QpjqF6+X
たしかスペースなくて着替えは積んでない設定だったと
アメックス使えないとこなんていくらでもありそうだし
145:名無しさん@ピンキー
07/04/06 08:05:18 qeE7rsqE
3人乗りのカプセルが運用開始されても、あいかわらずSSAの宇宙船に
トイレの設備はなく、固体のときは袋を使わねばならない。
ゆかり達の必死の努力により、ミッション遂行中の船内カメラの0ffと
ミッション遂行要員以外の2人は遮光バイザーを下ろしたヘルメットを着用し
バックパックから空気の供給を受けることと、ミッションを完了した乗員が
使うための消臭スプレーを搭載することが辛じて認められたとはいえ、
慣れることのない心理的にクリティカルなミッションであった。
あまつさえ、上下一体型のスキンタイト宇宙服の場合、行為の際には
必然的に一人だけ全裸にならざるを得ないとくれば。
しかしそんなデリケートな乙女心と無縁な裏切り者が一名。
「ほい、ゆかり、キレイに拭けたかチェックしてほしいね」
「だから! こっちに尻を向けるなと何度言えば!」
「女の子はセイケツをココロがけろとゆかりもいつも言ってるね」
「あんた地上じゃそんなこと頼んで来ないじゃない!」
「島ではキレイに拭けた自信がないときはすぐ泳ぎにいけばよかったね
でもここには海がない。ゆかりが見てくれないならさつきに見てもらうね」
「わーっカメラをオンにするな! わかった、見るから!」
「ほい、これでやっと安心してスーツが着れるね」
「まったく…茜もなんとか言ってやってよ」
「あの…私は…健康管理の面で全く意義がないとは言い切れないかもしれなくも…」
「ちょ、まっ、言ってることわかってるの!?」
「ほい、アカネもおしり見られたいね」
「えっ、私も? えっえっ、…ぜひ…いえっなんでも!」
「あーっ茜、鼻血! マツリ、メディキット!」
「まったく、何回打ち上げてもカウンセリングのタネが尽きない子たちね」
またもや管制室で胃薬のビンを空にするさつきさんだった。
月つきを読みかえしたら、茜がジュピター2の受付嬢の胸元を見て赤面してたので
茜の百合属性はオフィシャルだなと思いましたがこのスレ的には
とっくにデファクトスタンダードでしたね。
146:名無しさん@ピンキー
07/04/06 21:24:39 9OkMHUOK
ゆかりも結構ガチな気がする。
茜の目がきれいだったから一緒に宇宙に行こうって思った、
てのは面倒見が良いっていうのとはちょっと違う感じだ。
147:名無しさん@ピンキー
07/04/06 21:53:43 QQlesj0t
茜はとりあえず総受けで
ゆかりは受け・攻めどちらもありのリバ可
マツリは肉欲全開系攻め、かな。呪具とかいいつつ腰に装着するのがペニバンだな。
「悪い精霊を体から追い出すね」
そして男は出てこないw
148:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:09:48 A6yHUG3y
ゆかりだけノーマルだけど、他のSSAの女は全員ガチレズでゆかりを激ラブ
でもさつきの事前聴き取りで、ゆかりが「レズとかきもい」と
発言したことから互いに協定を結び、
「自分たちがレズなことはゆかりに絶対秘密」
「ゆかりのヘテロ志向を覆すほどの魅力で、
ゆかりに自分から告白させた女がゆかりをゲット」
という血の掟のもと陰で熾烈な足のひっぱりあいを繰り広げている…
とか妄想して萌えた。
「あたしスーツの型取でワセリンぬったときに
ゆかりちゃんの性感帯ぜーんぶみつけちゃった~」
「ほい、マツリは風呂でゆかりを洗うときに『ここもキレイにしなきゃダメね』って
ふざけたふりして毎回アナル開発してるよ。ゆかりもまんざらじゃなさそうで
最近はゆび2本に増やしたけどバレてないね」
「ゆかりちゃん、Gスポ押してあげるとすっごい潮とばすのよ。
…睡眠薬で意識がないときの話だけどorz」
「あたしは…自分からなんてムリだけど、こないだいっしょにお風呂入ったとき、
素手で洗ってもらえたらと思ってこっそりスポンジ隠しておいたら、
ゆかり、自分の体にボディーソープ垂らしてわたしに…
本人はふざけてるみたいだったけど、私、いやがるフリして床に倒れこんで
ゆかりの体重を感じながら裏も表もたっぷり洗ってもらっちゃいました(///)
抱き締めたいのを必死にがまんしてたら鼻血出てきちゃって、
恥ずかしさのあまりお風呂を逃げだすフリでごまかさなきゃいけなかったのが残念です」
「それうらやましすぎ~」「ほい、その手があったね」「茜ちゃん、恐しい子…」
149:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:18:47 nwlkcAg7
意外とそっち方面にはうぶっぽい気がして
案外かわいいところ見れたりしてー、なんて
ゆかりがソランジュに襲い掛かると
や、やめなさいっとかいいながら赤面しちゃってかーわいーい
くたくたになるまでソランジュにあんなことやこんなことして
かわいいおもちゃゲトーって感じでえへえへ楽しんでたものの
突如ソランジュは、赤面&涙目で立ち上がり、
いいようにさせるもんですか、とゆかりに逆襲
そうソランジュはうぶというよりは吹っ切れないタイプで
逆に吹っ切れて割り切っちゃえば強いの何の
マツリのたくましさとはまた別の、コーカソイドらしい絶倫っぷりで
ゆかりを攻める攻める。
すっかり受け手に回って良いようにトバされちゃったゆかりだが
なんよアリアンクーリエにあんだけいって、自分は潔癖みたいな雰囲気だしといて
やれるじゃんかこのーと再度の復讐へ勝負をかける
あとは攻めて攻められてと延々攻守交替繰り返し一晩セクース三昧
なんだかんだで仲良くなって二人抱き合ってぐっすり寝てるところを以下略
みたいなのが
みたいなのが
150:名無しさん@ピンキー
07/04/07 00:38:40 tW/444+U
ソランジュは一見Sに見えて実はドMと俺の霊感が囁いてます
151:名無しさん@ピンキー
07/04/07 01:06:35 6mDrZ16t
てことは骨折をおしての月面探査任務続行はソランジュ(M)的には
濡れまくりシチュだったわけだな。
ゆかりを1人で送り出し、自分は月面で孤独に死ぬと想像しては(;´Д`)ハァハァして
ゆかりは断わると予測しつつも何度もその提案をしたのは
口にするだけですんごいアクメに悶絶できて病み付きになったからだな。
152:名無しさん@ピンキー
07/04/07 18:02:17 GnV5b9Qk
本スレの方で「ソランジュがちレズ設定説」が出てたけど情報源はどこなんだろう。
原作話なのでアニメ本スレで訊くのもためらわれる……。
のじりんのBBSなのかなぁ。
153:名無しさん@ピンキー
07/04/07 19:31:32 KMlP3Z6F
ソランジュがちレズ設定説じゃなく
ソランジュがちレズ設定案があったがボツにされたって話でしょ。
154:名無しさん@ピンキー
07/04/07 21:10:18 tW/444+U
昔の2ちゃんにそういう書き込みがあったな
以下転載
341 名前: イラストに騙された名無しさん 投稿日: 2001/06/17(日) 00:34
>>337
フランス娘の相手は全員同じ医者で、リーダーだけそうならなかったのは、
ズーレーで主人公を狙っていたから、と書こうとしてやめたって話をどっかで
見た記憶があるんだけど忘れた。本人のサイトだったか、何かのインタビュー
だったか。
155:名無しさん@ピンキー
07/04/07 22:32:04 GnV5b9Qk
ぅぉ。2chのログにもあったのか。2001年ってのが時間の流れを感じさせる。
のじりんボードも見に行ってみたが古いログは見つからず。
百合オタとしてはソランジュのがちレズ設定は裏設定で残っていて欲しい気も。
フランス娘が同じ男に引っかかってたとかはボツになって良かったかも。
妊娠発覚後にはフランス国家憲兵対テロ部隊GIGNとかにその医者は連れ去られそうだw
ありがとう。よくぞ古い記事の中から見つけてくださった。>>154
156:名無しさん@ピンキー
07/04/09 23:17:19 oQDg4Xzy
マツリは淫乱…とみせかけて、実はシャーマン候補だから処女というのはどうか
157:名無しさん@ピンキー
07/04/09 23:34:16 ptFTLMNl
マツリのかーちゃんが現役シャーマンじゃなかったっけ。
むしろ神を下ろして乱交パーティで授かった子供が「神の子」とかがイイ。
「ほい、ゆかり。これはゆかりの子だよ」
「はああああっ? 女同士で妊娠するわけないでしょうが」
「ゆかりの精霊はとても強力ね。女同士でもぽんぽん孕むよ」
「あんたはマリアさまかっ」
158:名無しさん@ピンキー
07/04/10 01:27:04 n58vu4pi
「ほい、仕方ないね。向こうの崖から投げ落としてくるよ」
「ちょっとまて! なんでそうなる」
「実の親が認知しなくては、この子を守る精霊がいないよ。
そんな子は生きていけない。これがこの子の為だよ」
「あああっ! い、いいよさつきさんとかに頼んでSSAで育てれば・・・」
「ゆかり、人間は玩具じゃないね。
精霊も親もつかずに育てるなんて、生きながら死ぬも同じ」
「わああっ だから投げるな掲げるなっ! こらっ渡せっ」
「ゆかりの精霊はいまこの子を嫌ってる。渡せない」
「ああもう! じゃあどうすればいいんだ!」
「ゆかりは、この子の母親であり、父親」
「…」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「…違う」
「ほい」
「投げるなー!」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「…」
「ほい」
「わーかった! わかったよ!」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「私とマツリの子でしょ!? いいよもう!」
「にっこり」
「テメエ」
159:名無しさん@ピンキー
07/04/10 02:50:12 pTvK6YiD
541 名前:メロン名無しさん メェル:sage 投稿日:2007/04/10(火) 02:15:48 ID:???0
ソランジュが宇宙服をどうしても脱ぎたがらない理由、
実はソランジュはフタナリで、かつレズで、
甘酸っぱい匂いをふりまくゆかりに欲情全快で
あのハードシェルスーツの股間部分をがんがん押し上げてて
引っかかってて痛い痛い痛い
だってのにゆかりが
「手伝ったげるからさ、いいかげん宇宙服脱ぎなよ」
「遠慮しないで。女どうしじゃん」
「こういうことはチームワークでさ、いくよ」
とかいって後ろから抱き付いてソランジュの上半身引っ張ろうとするもんだから
ゆかりのおぱい、おっきなおぱいが背中に当たって
ああああああああ勃っちゃう勃っちゃう、もっと勃っちゃ…
ぎぇええええひっかかってる痛い痛い痛い痛い痛い
「あうううううううう!」
という展開だった夢を見た。
ソランジュが原作どおり
「騙すつもりはなかったわ。ゆかり――いずれ打ち明けて、あなたの承諾を得るつもりだ
った。私の体質があなたハァハァを危険ハァハァにさらすんだからハァハァ」
と言ってるところで惜しくも目が覚めたが、
ゆかりは果たして 「 這ってでもいこう、月に 」 と返してくれたかどうか。
返してくれてたら、また妄想の余地も広がって、
今後の夢にも期待できるんだけどなー。
160:名無しさん@ピンキー
07/04/11 22:52:09 OTWUCFLh
どおりでフランス娘が次々と妊娠していくわけだ
161:名無しさん@ピンキー
07/04/12 15:04:23 /u/eBoa7
ロケットガール
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
162:名無しさん@ピンキー
07/04/13 02:37:38 srBWrNgK
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)
163:名無しさん@ピンキー
07/04/13 19:42:00 R5WqU3AK
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
164:名無しさん@ピンキー
07/04/13 19:59:06 RMGoPacm
ゆかりが余計なこといわなければ…ゴクリ。
ゆかりの命令ならどんなに恥ずかしいことでも従いそうで'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
165:名無しさん@ピンキー
07/04/13 23:42:28 2g6FmCxo
「茜ってさ、キスしたことある?」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」
「何か茜って、オナニーもしそうにないね」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」
「茜、初夜って言葉知ってる?」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」
166:名無しさん@ピンキー
07/04/14 01:55:00 Q6RAIjDG
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
167:名無しさん@ピンキー
07/04/14 06:33:58 j+wcaWuP
>>165
優等生はこんなことしない! と思ったら逆にどんどんやってくれそうだよな。
酒やタバコ等のDQN系はいらんが。
168:名無しさん@ピンキー
07/04/14 21:07:12 QfDYI+ZS
ゆかりから自慰耐性・・・もといG耐性をつけるための特訓と称して電気アンマを受ける茜たん
でもやっぱり4自慰で気絶
169:名無しさん@ピンキー
07/04/14 21:45:53 8SXn7dD6
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
170:名無しさん@ピンキー
07/04/18 14:58:40 MuOJ6Dif
海辺ですっぽんぽんになった(と思われる描写の中で)マツリのブラのようなものが
描かれていたけれど「ロケット以外に受け入れたのがジャンク調味料だけ」のマツリが
ブラを身につけるまでの経緯というのが気になる。
「マツリ、あんたのブラ、買ってきたからつけなさい。薄着でノーブラはまずいでしょう」
「ブラなんて知らないね。新しいケチャップか?」
「いいからっ。こっちきて。あああ、何よこのけしからん乳は。腹が立つわね」
「ほほー。これがブラかー。んっ、ゆかり、胸を揉むのは恋人の仕事ね」
「うるさい。それそれ」
ぎゅぎゅぎゅー。
「あんっ。ほい、ゆかり。そこは敏感だよ。んっ」
こうですか。わかりません><
171:名無しさん@ピンキー
07/04/18 19:49:54 TYr+zgRZ
URLリンク(blog82.fc2.com)
URLリンク(blog82.fc2.com)
URLリンク(blog82.fc2.com)
ブラだな
172:名無しさん@ピンキー
07/04/20 23:18:30 Xg0cWShf
>>165
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
173:名無しさん@ピンキー
07/04/21 00:29:54 76JnvoMT
>>172
ゆ「もっとよく見せてよ」
茜「そ、そんな恥ずかしいです…」
という羞恥プレイか(;゚∀゚)=3
174:名無しさん@ピンキー
07/04/21 01:57:17 Oc+MAK2G
URLリンク(rainbow.sakuratan.com)
もじもじプレイです
175:名無しさん@ピンキー
07/04/21 02:38:09 wLwuwi/8
茜たんは何やってもエロい。反則級にエロい。
176:名無しさん@ピンキー
07/04/24 19:02:43 vK2dza04
URLリンク(moe.homelinux.net)
177:名無しさん@ピンキー
07/05/01 12:55:44 HaOMvK9r
ほしゅ。
178:名無しさん@ピンキー
07/05/04 04:16:12 1nGTAA8Q
URLリンク(yui.cynthia.bne.jp)
きちんと3人の胸の大きさを描き分けているところが素晴らしい
179:名無しさん@ピンキー
07/05/05 00:51:26 2BZ484PH
URLリンク(img03.yourpix.org)
URLリンク(img126.imageshack.us)
180:名無しさん@ピンキー
07/05/10 00:42:31 Ue8b5nQF
URLリンク(ok.halhal.net)
> 宇宙開発におけるセックスの問題
> -中略-
> これまで、米国の宇宙開発においてセックスの問題はタブーとされ、取り扱われていない。
> 今後、NASAの専門家たちがこれらの問題を検証、解決していく。(ハミルトン・スペクテイター)
> (2007.5.6) サンケイスポーツ Copy right
ついにNASAが表立って動き始めたわけで。
今思えばタイミング的には先んじてた。
誰か>>14の続きを書くんだ。
ていうか>>14はどこにいった。
181:名無しさん@ピンキー
07/05/10 02:25:26 lBP/yl+p
実は俺も>>14の続きを待ってて、投下されたら「俺もソランジュ好きじゃー」と
短めのものを一本落とそうと思って書いていたのを思い出した。
このままだとお蔵入りしそうなのでこの機会に投下。
非エロ
ソランジュ×ゆかり
たぶん五発言分ほど。
んじゃ、参ります。
182:181 わたしと月からつきあって(1/5)
07/05/10 02:26:51 lBP/yl+p
月からの帰路では宇宙実験とメディアへの対応を求められ、ばたばたと忙しい時間
を送ることとなった。月の氷サンプルの中から発見されたアカネムシの観察。ハード
シェルスーツを脱げなくなったソランジュへの対応。唐突にわけのわからない儀式を
始めたマツリへの対処。予定にない作業が次から次へと現れ、ポアソンの少女達を
悩ませた。
「ぷわ~。疲れたぁ」
ゆかりがシェルターに飛び込み、手足を伸ばして漂ったところでソランジュが笑う。
「どこかの中年男性みたいな声だこと」
「あにさ。どこかのヒステリー教師みたいな物言いで」
寝床となっている薄暗いシェルターの中で少女達は顔を背け合う。互いにリーダー
気質の二人だ。性格上、衝突してしまいがちだった。が、ゆかりとソランジュは月面
から命がけの生還を果たした仲でもあった。軽い衝突はすでに挨拶代わりで、すぐに
どちらともなく笑いがこぼれる。
「睡眠はしっかりとっておいた方がいいわ。起きたらまた分単位でスケジュールが埋
まっているわ」
「そだね。八時間目一杯眠るぞ」
「……ハードシェルスーツが脱げて良かった」
ソランジュがぽつりと言う。狭いシェルターの中では厚さ三センチのハードシェル
スーツでも空間を占領してしまう。どのみち帰路では船外活動の機会はほとんどない
だろうということで、ジュピター2の指導を受けながらソランジュのスーツを解体し
てしまった。今は折れた右足にだけスーツの残骸を残しギプスの代用にしている。
「ゆかりには今回、最初から最後まで助けられたわ」
シェルターの最奥で膝を抱え、丸くなったソランジュが言う。
「やめてよ。アリアンの女王様がそんなこと言ってもてんで似合わない」
「ゾエとシャルロットが脱落した時、あなたに励まされなければ私は月への道を諦め
ていた。ヴェルソーとの衝突事故の時もそう。月面でも『駄目な双発機』だったから
こそくじけずに済んだのかもしれないわ」
「まあいいじゃん。あんたが殊勝なことを言うと不吉な気がするよ。やめやめ」
ソランジュが溜息を吐く。
「感謝の言葉くらい言わせなさい」
ソランジュは器用に姿勢を変え、ゆかりの正面に滑り込んできた。シェルターは狭
い。こうして向かい合うとほとんど抱き合っているような近さだ。
「あなたと二人でクレーターの縁から地球を眺めたこと、絶対に忘れない。―あり
がとう」
ゆかりと変わらない小さな、けれどグラマラスな体が抱き着いてくる。素直な感謝
の言葉を口にしたり抱擁したりと、女王様然とした常のソランジュからは到底想像も
できない振る舞いだった。ゆかりのスキンタイト宇宙服もソランジュのハードシェル
スーツ用インナーも下着同然の薄い布きれだ。柔らかな双丘の感触と、頬に接した金
髪からほのかに漂うソランジュの香りにゆかりは落ち着かない心地になる。
「ちょ、ちょ、ちょっと。近い。近すぎっ」
「何? 感謝の抱擁も受けてもらえないのかしら?」
「あんたらの国と違ってうちらの文化ではやたらに抱き合ったりしないのっ」
ゆかりがじたばたと抵抗すると、絡み合った二人は反動でおかしな回転を始めた。
そのままシェルターの壁に音を立ててぶつかる。
「―ぐっ……うううううっ」
爪を立てて全力でゆかりにしがみつき、苦しい息を吐く。ゆかりはようやくソラン
ジュの骨折を思い出した。脚部の骨折は肋骨や指とはわけが違う。重傷なのだ。無理
は禁物だった。
「ちょっと! ソランジュ! 平気?」
「ぐ……。月面では必死だったからかしら。我慢できたけど……緊張が解けるとちょっ
と耐え難い……わね」
脂汗を滲ませてしがみつくソランジュにゆかりの保護欲が頭をもたげた。傷つき、
縋り付く生き物にゆかりは弱い。
「あー、もう。変な悪ふざけをするから。鎮痛剤、取ってこようか?」
「……いい。少し、このままでいて」
シェルターの中は静かだった。空調機器のかすかな作動音と電磁ポンプ類の音が時
折響く。マツリと茜の声は遠い。カタカタと響いてくるのは茜がキーボードを叩いて
いる音だろうか。宇宙には風の音も地鳴りもない静かな世界だ。小さな機械音が耳に
付く。
183:181 わたしと月からつきあって(2/5)
07/05/10 02:27:52 lBP/yl+p
抱き締めたソランジュの金の頭をそっと撫でるうちに吐息や温もり、鼓動が気に
なり始めた。スキンタイトスーツは温もりは伝えないが、柔らかに押しつぶされた胸
の量感は紛れもない。
―うう。これってちょっとばかりアレな状況では?
苦痛が引いてきたのだろう、ソランジュの体からは緊張が抜けていた。代わりに胸
どころか腰までがしなやかにゆかりの肢体に張り付き、いつのまにか腿が絡んでいた
りもする。
「あらためて。感謝しているわ、ゆかり」
左右の頬に交互に押しつけられる唇に、フランス式というよりはロシア式の抱擁を
思い出した。
―つーか、これって感謝なんでしょーか?
接触の多さにゆかりはなんとなく「発情」という言葉を思い出した。ゆかりの下腹
部を圧しているのはソランジュの腰骨で、ゆかりの大腿に押しつけられているのはソ
ランジュの恥骨ではなかろうか。どうにもセックスアピールのような気がしてならな
い。
「……感謝の表明だけじゃ物足りないわね」
「はい?」
有無を言わさずにソランジュが唇を重ねてきた。一瞬、突き放したい衝動に駆られ
たものの、足に触れるハードシェルスーツの感触がゆかりを思いとどまらせる。
「んんんんっ。んはっ。ちょっと。ソランジュ!」
腕の中に抱え込んだソランジュの背中をばんばんと叩いて中断させる。
「あんたの国では感謝の印に唇にキスをするんか!」
「しないわよ」
しれっと答えたソランジュはしかし、ゆかりの首に回した腕を解こうとはしない。
「じゃあなんなの、今のは」
「自分への褒美、かしら」
「なんであたしがあんたへの褒美にならなきゃならんのだ」
「キスくらいで騒がないで。―もしかして初めてだったのかしら?」
覗き込んでくる翠の瞳は挑戦的な色を湛えている。
「~~~~っ」
再び唇を近づけようとするソランジュをゆかりは慌てて制止する。
「ちょぉぉっと。たんまたんま。待ってってば」
「私じゃだめかしら」
「そうじゃなくって」
「じゃあ問題はないんじゃなくて?」
「あるっ。問題大ありっ。つーか、リセエンヌは嫌いじゃなければすぐにキスしたり
ベッドに転がり込んだりするんかっ」
「構わないでしょう。妊娠してミッションを危機に追い込むこともないわ」
「フランス病ってかアリアン病かい、そりゃ。……違う。そうじゃなくてあんたは女
でもいいっての?」
「失礼ね。女が好きなの。でも誰でもいいってわけじゃないわよ」
「…………」
ゆかりは無言でシェルターの入口へ泳ぎだそうとした。が、壁に手をかける前にソ
ランジュがきつくゆかりの体を掴む。
「ちょっと。どこへ行くのよ。人が勇気を出して告白したのにその態度はあんまりじゃ
ない?」
「マツリか茜にシフト交代してもらう。だいたい告白なんてしてないじゃん。いきな
り迫ってきただけで」
「……なんだか足が痛んできたわ。失恋の痛手かしら」
「ぐ」
「痛みでも心臓発作を引き起こしたりするのよね。人って簡単に死んでしまうものら
しいわ」
わざとらしく胸を押さえてみせるソランジュ。
「ぐぐぐ」
「心臓マッサージしてもらわないとだめかもしれないわ」
「んなわけあるかっ」
「月面で―」とソランジュは関係のない話を始める。「―クレーターの縁に腰掛
けて私たちは地球を眺めたわ。恋人同士のように並んで、ヘルメットをくっつけてね」
「それは無駄な音声をジュピター2に流さないためで」
「あの時に神様の話をしたわよね」
184:181 わたしと月からつきあって(3/5)
07/05/10 02:28:30 lBP/yl+p
ソランジュは少しもゆかりの話を聞いていないようだった。
「月世界は人類が宇宙へと飛び出していくために神様が用意した階梯なんだって。同
じように私はね、あなたとの出会いも神様が恵んでくださったのだと思う」
神様を持ち出されてはゆかりには返事のしようもない。ゆかりは典型的な日本人と
しての宗教観を持っている。正月には神社に詣で、結婚式はキリスト教の教会で、葬
式は仏前で。ようは、本気で信じている神様など持たないのだ。
「だから、これは冗談でも遊びでもないの。私は真剣にあなたを欲しているわ、ゆか
り」
シェルターには観測窓も照明もない。出入口には気密ハッチがあったが、これは非
常用だ。通常は開放され、半透明の仕切で視界を遮っているだけだった。その仕切板
から漏れる乳白色の光にソランジュの金の髪とマスカット色の瞳が光る。真剣な色を
湛えた視線にゆかりは返そうと思っていた軽口を飲み込んだ。
「その……あたしはよくわかんないよ。『欲している』って言われても困る。女同士
なんて考えてみたこともないし」
ふふん、とソランジュが笑い飛ばす。
「無理な理由を挙げるのがリーダーだったかしら?」
「ミッションとこれとは―」
「違う? じゃあ、そうね。ゆかり。恋をしたことは?」
「……ないわよ」
「でしょうね。それで臆病になっているだけなんだわ。嫌なら嫌と全力で拒否すれば
いい。そうじゃないのなら、私とぶつかってごらんなさい。同性だから駄目? 異性
にさえ恋したことのないような娘のセリフじゃないわね。それとも恋の主導権を握れ
る自信がないの?」
一瞬、むっとしたゆかりだったが、これはゆかりの性格を理解したソランジュの挑
発なのだと思い当たり、笑い出した。
「ソランジュ、あんた、愛を囁くのにも女王様みたいに挑発的なの?」
「悪い?」
「悪かないけど、そんな口説き方じゃ誰もなびかないんじゃ」
「う……」
軽口のつもりで返したゆかりだったが、その一言はソランジュには痛烈な一撃となっ
たらしい。喉の奥で声をくぐもらせるばかりで反論も出てこなかった。そんなソラン
ジュを眺めながらたっぷりと逡巡した挙げ句にゆかりは思い切る。
「いいわ。あんたの挑戦、受け取った。実を言えばソランジュの横顔、いいなって思っ
てたの。最初はね、地球軌道を離れてアースビューを取ったとき。ギリシア彫刻みたい
だって見とれたよ。二度目がクレーターの縁で。月の女神―アルテミスだっけ? そ
んな風に見えた」
ゆかりはソランジュの顔を両手で挟み、ぐい、と引き寄せる。加減もよくわからな
いまま唇を押しつける。そっと表情を窺ってみると、エメラルドの瞳が間近に見開か
れていた。全身を硬直させていることといい、どうも思い描いていたキスとは違う。
「ええと、ソランジュ……さん?」
「…………」
至近距離でソランジュは固まっていた。目は見開かれ、唇はかすかにわなないてい
る。たっぷりと二十を数えるほど沈黙が続き、やがてソランジュの目にぶわりと水玉
が浮かんだ。水玉は見る見る間に育ってマンガのように大きくなり、瞬きと同時に宙
に泳ぎ出した。
「な、何? どうかした?」
「なんでもない。ゆかりの決断の速さに、その、ちょっと驚いただけ」
そのまま肩口に顔を押し当てて小さく「良かった」と繰り返し呟くソランジュは憶
えがない神妙でしおらしげだった。ならやら感動しているらしかったが、ゆかりはそ
んな湿っぽい―いや、情緒的な雰囲気は少々苦手だ。わざと明るい声を上げる。
「のっけからそんな有様じゃ、リーダーシップはあたしのもんかな」
それでも囁く声はどこか甘くなってしまう。指先でそっと金の髪を掻き上げて額を
露わにする。細く癖のない髪が宙に広がった。
「ばか。そんなのこの私が許すわけないでしょう」
睫毛の先に涙滴をひっかけたままのソランジュが笑みを作って唇をついばみに来た。
軽くそのキスを受け、初めてゆかりは思い描いていたものに近いキスをした気がした。
さらに二度、三度、短いキスを繰り返す。よく見ればソランジュは睫毛も金色だ。
―?
幾度か口づけを繰り返したところでソランジュはゆかりを抱き締めたまま身動きを
止めた。困惑しているようだった。
185:181 わたしと月からつきあって(4/5)
07/05/10 02:29:13 lBP/yl+p
「どした、ソランジュ」
「その、次の手順に移るべきかどうか考えて……」
ぶふ、とゆかりは噴き出した。
「次の手順も何も恋人《アムール》の国、フランスの誇るフレンチキスはどうしたの
さ」
ソランジュは眉をしかめる。
「あなたの言うフレンチキスってディープキスのことでしょう? フランスではそれ
は英国式《アングレ》よ。人前で慎みのないキスをするのはイギリス人と決まってい
るもの。アメリカ人もね。フランス語だと正しくはpalotと言うわ」
「語順だけじゃなくて呼び方まで英語圏と対立してるんだ」
「やっぱりゆかりにはフランス語の美のなんたるかについてじっくりと教えるべきね」
「睦言から覚えるよ」と鼻の頭に軽く口づけする。「―で、続きは?」
こうかしら、とぎこちなく触れてきたキスは形ばかり舌を差し入れるばかりだった。
唇の隙間を軽く舐めて離れる。
「…………」
「…………」
ゆかりの批判を含ませた視線にソランジュは居心地が悪そうに身を竦める。
「あたしのこと『恋をしたことがない』なんてくさしてたのにあんたがそれ?」
「仕方が無いじゃない。同性のパートナーなんてそうそう見つからないんだから」
「ふううん。でも、ちょっと安心した。なんでもかんでも完璧な女王様も純朴な乙女
だったんだな、って。んじゃ、不肖このゆかりさんがハリウッド映画仕込みのキスで
もひとつ」
「恋愛映画ならフランスでしょう」
髪よりやや濃い、やはり金色の眉毛を上げてソランジュが抗議する。ゆかりは構わ
ずに大きく首を傾けて唇を塞ぐ。
「んっ……ぐっ」
それはキスというよりはマウス・ツー・マウスの人工呼吸のようだった。開いた口
を深く合わせ、差し入れた舌を闇雲に動かしてみる。息を止めたまま舌を探り合う。
「むはっ」
「ぶはっ」
苦しくなって唇を離し、大きく呼吸する。
二人は間近で見つめ合った。合わせたままの胸の間で互いの乳房は柔らかく潰され
鼓動を響かせてはいたし、吐息の熱さも互いを昂ぶらせてはいたが、初めて絡めてみ
た舌の感触は生々しさが先に立ち、少女たちの夢見た甘美な口づけのイメージとは隔
たりがあった。
「レ、レモンの味とはほど遠い……」
「蜂蜜の香りもしないわね」
ぼそりとそれぞれが口にする。次の瞬間には揃って噴き出した。
「あんた、いつの時代の乙女よ」
「ゆかりこそ。レモンって何? キスの前にレモンでも齧ってこいっていうのかしら」
二人はひとしきり笑い合い、笑いすぎて目尻に涙を溜めながら息を吐く。
「特訓よ」
「おうさ。受けて立とうじゃないの」
体育会系の筋肉脳の持ち主と宇宙を見上げて駆け続けてきた二人には「うまくいく
まで努力し工夫する」以外の発想はなかった。そこに甘やかな恋人達の雰囲気が入り
込む余地はない。
「とりあえずその首のアダプターリングが邪魔ね。鎖骨に当たって痛いわ」
「スキンタイトスーツもあんたの体温が感じられなくてつまんないや。脱いじゃえ。
―って、何赤くなってんのよ。今更。こっちが恥ずかしくなるじゃない」
「しょうがないでしょう。意識しないで済むよう、これまではあなたの肌を見ないよ
うに努めてきたんだから」
「あー、なんかあたしだけ脱ぐのは不公平な気がしてきた。あんたも脱ぎなさい。ほ
れほれ」
ゆかりはソランジュの衣服を剥ぎ取りにかかる。船内服代わりにしていたハードシェ
ルスーツのインナーを鼻歌交じりで脱がせたのだが、その下から現れたソランジュの
白い体に手が止まる。陶器のような、という表現が似合いそうな肌に圧倒され、ブラ
とショーツまでは手がつけられなかった。特に、ぎょっとするほどのボリュームで胸
肉を押し上げているブラは、開放すれば敗北感を呼びそうな予感が、確かにした。
「……目のやり場に困る、というか心許ないわ」
「だね。抱き締めていれば多少はマシかな?」
186:181 わたしと月からつきあって(5/5)
07/05/10 02:29:59 lBP/yl+p
肌を露わにしてみると離れているのも、近づくのも恥ずかしいように思われた。もっ
とも向かい合っている二人の距離はほとんどゼロだ。
「準備よくてよ。まずは恋人のキスとやらをマスターするわ」
「ウェイポイント・ワン設定、と」
互いの体を引き寄せる。慎重に抱き合わせた胸が柔らかく、量感たっぷりに押しつ
ぶされ、ふうわりとした感触の中に胸の先が軽く沈んでいく。重なる鼓動は速い。互
いに割って入った太腿が擦り合わされ、その接点から走る感覚が鼓動を加速する。
「じゃ、キス……するね」
「負けなくてよ」
触れるだけのキスから復習を始めた二人は、それから二時間あまり、納得の行くま
で舌を絡める恋人のキスに没頭したのだった。
「……そらんりゅ、あたし、そろそろ限界」
「こっちも。―次の直まで六時間を切ってるわ」
「うん。続きは明日にして」
「今日はこのまま眠りましょう……」
往路をポレールの習熟訓練に費やしたためか復路ではメディアも宇宙ラボも少女た
ちに休む間を与えず分刻みで扱き使った。月面での過酷な活動からの休息も十分には
取れていない。その疲れが瞼に重くのしかかる。
―暖かい。
肌の感触と髪の香りに互いを包んで少女たちは夢の中へと滑り落ちていく。眠りの
縁へと落ちていきながらゆかりが鼻の頭にキスをするとソランジュは微笑んだよう
だった。
―人は体の中に海を持っているというけど。
人の細胞は海水に等しい成分を含んでいるらしい。ソランジュの胸に顔を埋めると
心音や呼吸音の底からかすかに潮騒が聞こえるような気がした。
―ソランジュは地球《ホーム》だ。
命は地球をその身に宿しているから、抱き締められてこんなにも安心できるのだと、
納得できた。ソランジュのエメラルドの瞳はソロモンを囲む珊瑚礁の海の色だ。ゆか
りにとってソロモンが第二の故郷であるとしたら、ソランジュは第三の、宇宙での故
郷となるのかもしれない。そんなことを思いながらゆかりは深い眠りへと落ち込んで
いった。
―了―
187:名無しさん@ピンキー
07/05/10 02:38:09 jxjAZS9K
乙!! 萌えたぜ。
188:名無しさん@ピンキー
07/05/10 03:48:57 ZAI6+yF9
当直の茜は漏れ聞こえる音に赤面、マツリは興味津々だろうな(;´Д`)ハァハァ
せっかく脱いだのに体はそっちのけでキスの特訓ワロタ。でもエロい。
189:名無しさん@ピンキー
07/05/10 14:56:23 uoMV1YgF
GJ!!
しかし、その、なんだ。
どの辺がエロ無し?どエロいじゃあないかこんちくしょうw
190:名無しさん@ピンキー
07/05/10 20:12:43 jTcuLQo/
ソランジュがマツリに告ったらどうなったんだろう。
「ほい、マツリもソランジュのこと好きね。
タリホ族は好き同士なら男女関係ない。すぐエッチしよう」
「ちょwww待て」
「ほい、ゆかりも混ざるか? タリホ族は好き同士なら人数も関係ない。
みんなでエッチしよう」
191:名無しさん@ピンキー
07/05/10 20:38:52 KfxltTVH
マツリと恋愛できるのはかなりのツワモノだな。
マ「ほい」
?「ほい!」
マ「ほい?」
?「ほい!」
マ「ほほー」
?「ほーい」
マ「ほい!」
?「ほい!!」
マ「ゆかり、マツリにも恋人できたね」
ゆ「……あれで通じてたんか」
192:名無しさん@ピンキー
07/05/11 22:32:51 ATxNlcb8
URLリンク(www.amazon.co.jp)
誘ってるのか?! 誘ってるんだな?!
193:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:23:18 ATxNlcb8
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(www.amazon.co.jp)
194:名無しさん@ピンキー
07/05/12 01:25:31 JE5skIST
茜はおぱんちゅ担当なのか……
195:名無しさん@ピンキー
07/05/12 14:07:51 8mOsprJL
>>193
1のゆかりの足元がどうなってるか判らん…。
スカートを左足がつきぬけてるのか?
196:名無しさん@ピンキー
07/05/14 12:14:23 TLdRb5rG
さつき「ねえゆかりちゃん」
ゆかり「?」
さつき「座席にディルドーをつけるってのはどうかしら」
ゆかり「…なにがどうかしらなのよ」
さつき「ほら、あの振動を利用しない手はないじゃない」
ゆかり「しなくていいでしょ別に」
さつき「それに、ゆかりちゃんの固定にも役立つし…」
ゆかり「なんで固定よ」
さつき「あのベルトだけじゃ頼りないでしょ
ゆかりちゃんなら締め付けも良いし、ディルドーでしっかり固定」
ゆかり「ベルトだけでいいよ…」
さつき「身体の中心軸で固定するから、ブレもおさえるのよ」
ゆかり「いりません」
さつき「まずは素子に頼んで、股間の成型を変えてもらおうかしら。向井君は最後でいいかな」
ゆかり「あのね」
さつき「じゃあやってくるわね」
ゆかり「…」
197:名無しさん@ピンキー
07/05/15 19:58:20 ZwbXSkhb
フランスファイブ(違)の面々「え、日本のには付いてないの?」
198:名無しさん@ピンキー
07/05/17 10:42:06 2mIiJtWx
さつきとゆかりつうと別のゲーム連想してしまう