【涼宮ハルヒ】谷川流 the 42章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 42章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch192:エヌ氏の憂鬱
07/02/28 00:31:16 JUYyNsf3
俺には、ある人物がある行動をとるたびに頭をもたげ、次の瞬間には忘れている、そんな他愛の無い疑問がある。
いや、本当につまんないものなんだ。俺以外の人間はそんな事、気にもしないだろう。きっと逐一そんなことが気になってしまう、俺の方がおかしいに違いない。
だが、この際俺がおかしいうんぬんは忘れてしまおう。気になるもんは気になるんだから仕方が無い。
俺は決心した。今日こそ本人に直接問いただすことを。
アイツが財布を取り出すたびに感じていた疑問、すなわち、長門の収入源はなんなんだ? ということを。


都合のいいことに本日は土曜日恒例不思議探索決行日で、なおかつ俺と長門がペアであることをくじは告げていた。
長門に質問をぶつける、またとない機会だ。
お約束のように図書館へと向かう道すがら、俺はいかにも、そんなに興味はないんだぜ、とでもいいたげな軽い調子を装いながら、長門に訊いてみた。
「なあ、長門。おまえってどうやって金を都合してんだ?」
と。
それに対する長門の返答は、シンプルかつ意外なものだった。
「バイト」
いやはや、驚いたね。まさか宇宙人である長門が地道な労働によって金銭を得ていようとは、まったくもって予想外だった。
言い方を変えれば、長門は親元を離れて自分で生活費を工面する苦学生なわけだな。偉いもんだ。




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