洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart14at EROPARO
洗脳や調教などで悪の奴隷になるヒロインpart14 - 暇つぶし2ch500:178
07/03/16 01:54:05 B0YAg6dS
こういうところに投下するSSは使える(堕ちる)描写を早めに書いたほうがい
いのでしょうか。反転堕ちが好きな自分としては堕ちるまでの心理描写とかを
重視して書いている節があるのですが、それだと「堕ち」に達するまでそれな
りの量の文章を読まなければならなくなります。
ちょっと、今後の作品を書く際の参考までに…

501:名無しさん@ピンキー
07/03/16 02:04:19 YR0aicRs
読後感をライトにしようと思ったら手早い方が良いと思うけど
堕ちメインで描きたいんだったら濃密に書いた方が良いと思うよ
個人的にはエロも大事だけど抗いきれずにだんだん堕ちていくのを読むのが好き

502:名無しさん@ピンキー
07/03/16 03:02:27 864+r62y
2chで個人趣向を語る事がどれだけ無意味な事で
それを聞く事がどれだけ無意味か分かってるのか
聞いたんだから俺の嗜好を優先して書けってなるだけだ
媚びずに書きたい様に書けば良いんだよ
どう書いた所で批評家気取ったオタの餌にしかならないんだから

503:名無しさん@ピンキー
07/03/16 03:05:12 oY3y6N6U
>>464
ゲーム中ではミスティって女がエッグ持って支配されてたけど持つ前の描写なし
ヒロインのジニーがエッグ持ったイラストならいくつか見たことあるけど

>>497
アレの絵師さんでしたか、お世話になってます
俺も時間できたらテイルズ絵うpしようと考えてる
ミントとすずは洗脳される要素ありそう

504:名無しさん@ピンキー
07/03/16 11:48:02 aRH5O3yj
>>500
どっちでも大丈夫な俺がいる。

書いていてちょっと長くなりすぎるかなと思ったらtext保存でうpすればおk

505:名無しさん@ピンキー
07/03/16 18:16:40 j/Ex14rR
「韋駄天翔」 第37話 「恐怖のダークエンブレム」
URLリンク(www.youtube.com)

「アンタ達も仲間になりなさ~い!!」


506:名無しさん@ピンキー
07/03/16 18:53:15 2HnCXSLq
最近怪人化のほうに目覚めちまったようだ。

507:名無しさん@ピンキー
07/03/16 20:09:34 ABhnkAF5
春のようきのちからをみせてやうr-
やるきがでない

508:名無しさん@ピンキー
07/03/16 22:22:45 Bhog8t3w
>>506
パワパフzのセデューサみたいなの?

509:名無しさん@ピンキー
07/03/16 22:49:00 BvuNd1rn
>>505
ふざけんなよボケ!!www
ちょっと期待しちゃったじゃないか!!
オマエようつべ板にも貼っただろソレ。



510:名無しさん@ピンキー
07/03/16 23:26:08 2HnCXSLq
>>508
そうそう、そんな感じ。

511:名無しさん@ピンキー
07/03/16 23:36:44 4J8aO1lJ
今までの流れからいって韋駄天翔のまともな動画がうpされるわけがなく。
グロ動画とかうpされてそうなんでリンク踏まない。

512:名無しさん@ピンキー
07/03/17 00:08:13 NFgW2LXS
釣られた人へ…
URLリンク(www.youtube.com)

513:名無しさん@ピンキー
07/03/17 00:34:44 mO4kRAzn
OGアニメで、クスハが洗脳されていたのに、
折角の「私は…帝国監察軍の兵器…」がなかったので、悔しくて、ドラマCDうp。

傘 jyuuyon27919.zip pass:sennou

514:名無しさん@ピンキー
07/03/17 00:53:35 Fy4BVdQg
>>512
ちょ・・・おま・・・そんなん貼るんなら
マジで37話の動画貼ってくれやww

515:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:12:02 mO4kRAzn
>>514
ふ……ふふ…誰もが動画編集可能な環境を持っていると思うなよ馬鹿ァー!ウワーン!!

516:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:36:27 Fy4BVdQg
>>515
一応、動画自体は持ってるのか?

517:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:38:27 mO4kRAzn
>>515
まァな。

518:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:41:04 mO4kRAzn
>>516
ミスった。まぁ、持ってはいる。

519:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:41:05 gUzfXBgv
>>506

520:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:41:56 gUzfXBgv
>>506 俺もだ!でも最近はあんまりないよな?どんなん見てる?

521:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:44:24 Fy4BVdQg
>>518
おお・・・持っていたのか。
じゃあ、是非ともうpしてくれよ。
一応、ようつべに動画うpの仕方がここに
載ってると思うので、是非とも宜しく頼むよ。

URLリンク(www.google.co.jp)

522:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:47:44 Fy4BVdQg
>>518
あ、スマソ。
もしかして、DVDやビデオで持ってるのかな?
だとしたら、確かにPCに落とす機材がいるよね。
でも、もし動画でPCに保存してるなら、ようつべにうp出来ると思うよ。

523:名無しさん@ピンキー
07/03/17 01:49:11 mO4kRAzn
>>521
すまない。俺は英語が読めない。そんなに回線も早くない。他の人を当たってくれ。

524:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:10:59 Fy4BVdQg
>>523
そうか・・・。
スマソかったな、残念無念だ・・・・。

525:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:48:58 I5hKf9JG
お前あのスレの>>1か?

526:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:50:17 Fy4BVdQg
>>525
あのスレって?

527:名無しさん@ピンキー
07/03/17 02:51:14 albEwK0i
>>525
だめだよ餌をあげちゃ

528:名無しさん@ピンキー
07/03/17 03:02:59 TZxZ158B
kok


529:名無しさん@ピンキー
07/03/17 03:06:13 TZxZ158B
間違えた…

あっち規制受けてるんでこっちに
URLリンク(www.youtube.com)

530:名無しさん@ピンキー
07/03/17 03:19:14 Fy4BVdQg
>>529
ボーグマンだww
テラナツカシス。

531:名無しさん@ピンキー
07/03/17 07:11:34 aclEfktg
単純に敵にたらしこまれて悪堕ちする主人公やヒロインというジャンルはないんでしょうか?

532:名無しさん@ピンキー
07/03/17 07:24:58 rEavmDhI
Zガンダムのレコアさんとか魔装機神のシモーヌが浮かんだ
あとエロゲーは女神大戦に期待してる

533:名無しさん@ピンキー
07/03/17 07:45:08 eJGwqDTR
おまえら…RPGでの洗脳っつったら里見の(ry

534:名無しさん@ピンキー
07/03/17 08:06:35 rEavmDhI
そういや野口賢のジャンプ漫画「柳生烈風剣連也」はこんな話
異国の敵にさらわれた憧れの姉を追って海を渡った主人公が見たものは
女忍者の誇りを捨ててかつて自分を倒した男の下士官にして情婦に成り下がった姉の姿
おまけに男との睦言で「連也から私を守って…」なんて言うのを聞いちゃったり

535:名無しさん@ピンキー
07/03/17 08:55:47 lqFdxyeX
>>533
しんぱい 入りません


536:名無しさん@ピンキー
07/03/17 12:04:11 mPLpuClv
>>520
正直無いからきっしんさんとこので楽しんでるぜ。

537:名無しさん@ピンキー
07/03/17 13:34:29 aeNHOMjc
>>534
ああ、あれか。
あのマンガは微妙に悪落ちっぽかったけど
洗脳じゃなくて、自分の意思だからなぁ・・・・。
でも、何となく切なかったぜ・・・。

538:名無しさん@ピンキー
07/03/17 13:43:34 albEwK0i
どっちかというと寝取られのような気がする >> 蓮也


539:名無しさん@ピンキー
07/03/17 13:50:01 aeNHOMjc
今朝の、サルゲッチュで女の子がピポザルに変身させられてたぞ。
あれも一応、悪落ちじゃねえ?

540:名無しさん@ピンキー
07/03/17 14:59:34 aeNHOMjc
これは先週のだけど、サル落ちしてるよww

URLリンク(www.youtube.com)

541:名無しさん@ピンキー
07/03/17 16:45:16 gUzfXBgv
>>536 とりあえず、怪人化が多いのはセーラームーン無印、セーラースターズ、ZENKI、まじかるカナンあたりだけど色気はあんま求めないほうがいいかも。

542:名無しさん@ピンキー
07/03/17 16:53:21 XsY2A+r+
その辺りは当然押さえているだろう。最近のが無いって事じゃないか?

543:名無しさん@ピンキー
07/03/17 17:00:39 RM5koQsf
ピポヘル被らされて操られるってならいいんだが
ピポサルになっちゃなぁ

・・・怪人化?
いや、怪人化スキーの人もアレは萌えないだろうなぁ・・・

544:名無しさん@ピンキー
07/03/17 17:14:13 s7b5+zfT
どう考えても退化ですほn(ry

桃は未来からやってきた連中に身体乗っ取られるんじゃなかったっけ?

545:名無しさん@ピンキー
07/03/17 18:13:29 FVxhF6vQ
ピポヘルって人間が被ると天才が出来上がるはずなんだがな…
元々が人間用だし

546:名無しさん@ピンキー
07/03/17 20:26:45 GsXFm6as
ほほぅ・・・姦染2 -淫罪都市-が6月発売予定か・・・

547:名無しさん@ピンキー
07/03/17 22:36:55 Fby/zrYc
ネタの呼び込み

548:名無しさん@ピンキー
07/03/17 23:52:05 mAB7uVsJ
>>546
社員だろうといわせてもらう

期待してるぞ

549:178
07/03/18 00:54:57 Y3nddVZ4
テラスSSの続編を投下します。例によって今回は導入部で堕ちはないですが。

『1000年後の慟哭』

そこは、世界のどの地図にも記されていない孤島。草木が生い茂り、野鳥が群れをなして
飛び、浜に打ち付ける漣の音のみがが辺りに木霊する人の喧騒から隔絶された自由空間。
当然、人の姿など見えようも無いと言いたいのだが、驚くべきことにそこには動いている
一体の人影が存在した。
木の上をまるで地面を進んでいるかのごとく駆け抜けるそれには、藤色の髪の間に雄雄し
い二本の角と狐を思わせる耳、腰には九本の尻尾を生やしている。
部族間の混血が進み、各部族の特徴が絶えて久しくなった現在においてなお残る純粋な聖
龍族と獣牙族の証。
その者の名は白面九尾クオン。かつて神羅連和国初代皇帝サイガに仕え、聖龍族隠密部隊
『朧衆』を束ねる『絶影』の名を受け継いだ忍術の達人である。女性として始めて『絶影』
を名乗った彼女は、己の正体を主人であるサイガにだけ明かし、人前に出るときは必ず仮
面を身に付け決して素顔を明かすことは無かった。
そして、サイガがその天寿を全うしたとき、人知れず人前からその姿をくらませた。サイ
ガの墓標の前に置かれた狐の面。四代目絶影が残したものはそれだけだった。
人々は主人に殉じて後を追ったなどと噂をしあったが、時が経つにつれてその存在を忘れていった。

それから900年、クオンは弟であり獣牙族の知恵袋と呼ばれたセツナと共にこの絶海の
孤島で隠居生活をしていた。その存在を秘匿していたクオンはともかく、セツナはその才
を惜しむ名士から幾度となく仕官の働きかけが行われてきた。しかし、セツナは決して首
を縦に振らず、この島から出て行くことが無かった。
クオンもセツナも出て行かない理由があったのだ。一つは、過去の存在である自分達が現
在ある道を切り開いていくわけにはいかないということ。そしてもう一つ、過去から託さ
れた重要な使命のために。
(だが………正直、もう生きている事に飽きてきた気がする………)
木の間を駆け抜けつつ、クオンは心の中で呟いた。
(サイガ様………、我々の使命はいつ果たされるのでしょうか………)

クオンが森の奥深くにある自宅に戻ると、中から弟のセツナ以外の人の気配が感じられた。
もともと人里から隔絶されたところにある上、自分達から島を出ることは無くそのの存在
も半ば忘れ去られたものであるため、他人の気配を感じるというのは数年ぶりと言ってもいい。
だが、逆に考えれば物見遊山や偶然で人がここを訪れることもまず無いので、なにか世界
に重大な動きがあったと推測も出来る。
クオンが扉を開けて中に入ると、中には神羅連和国の兵士三人とセツナが顔をあわせていた。
「セツナ、この者たちは」
クオンの問いにセツナが振り向く。その顔はいつに無く真剣な面差しである。
「姉上………、皇魔族が動きをおこしたようです」
「………皇魔族、だと」
クオンの眉がわずかにつり上がる。兵士達の言葉によれば、中央宮殿の『聖龍石』が皇魔
族の手によって持ち出され、マステリオン復活を目論んでいること。そして、それに前後
して世界各地で皇魔族と思しき連中が跋扈し始めるようになったこと。太平の世に慣れき
った兵士、魔道士は皇魔族に対し有効な策をなかなか見出せない、ということ。
「それで我らに善後策を授けて欲しく、中央宮殿へ登城して貰いたい、とのことなのです」
「そうか………。皇魔族が、か………」
(サイガ様、やはりあなたの懸念は正しかったのか…)
「姉上、ここは一刻も早く中央宮殿へ………」
「いや、私はここに残る。中央宮殿へはセツナ、お前だけいけばいいだろう」
無気力に部屋の奥に引きこもろうとするクオンの手を、セツナはしっかと掴んだ。
「何を言っているのですか姉上!光龍帝が我らをこの時代に残したのも、全てはこの時
に備えてのものだという事、忘れたわけではありますまい!」
「助言を授けるくらいお前だけいれば十分だと考えたからだ!その手を離せ!」
クオンは強引にセツナの手を振り解くとバタン!と自室の扉を閉めてしまった。
「………、申し訳ない。しばし姉と話をするゆえ、表に出ていてはくれまいか」
心底申し訳ない顔をしてセツナは、呆然としている兵士達を家の外へと促した。

550:1000年後の慟哭
07/03/18 00:58:59 Y3nddVZ4
部屋の扉を閉めたクオンは、自己嫌悪で顔を歪ませたまま寝床である筵の上に突っ伏した。
何もせず、ただじっと突っ伏していた。
隣の部屋から三つの気配が消えていくのがわかる。どうやらセツナが兵士達を外へと出したようだ。
「………聞いているかい、姉さん」
隣の部屋からセツナの声が聞こえてきた。
「僕たちを光龍帝が呼び出したときの事、覚えているよね」
聞かれるまでも無い。神羅連和国が立ち上がってから暫くして、自分とセツナは光龍帝サ
イガ様の前に呼び出された。
「俺達はマステリオンを倒すことは出来た。だが、奴の魂までは滅ぼすことが出来ず、聖
龍石に封印するのが精一杯だった。これだといつの日か、聖龍石を奪ってマステリオンを
復活させようとする連中が出てくるとも限らない。
だから、その日に備えてこれまでの闘いを知る者を残していかなければならないんだ」
サイガ様はご自分の師匠であるライセンとその弟子のシオン。そして自分達兄弟を後世に
残すために選んだと語られた。ライセンの持つ不老長寿の術を施し、永き永き時を歩めと。
「これは非常に残酷なことだ。自分達だけ時の流れから乖離して生き続ける事になる。周
りの人間が老いさらばえても生き続け、孤独な生を歩み続けることになる。
だけれど俺は鬼となってこれを誰かに頼まなければならない。いつかマステリオンが復活
したときにそれに対抗できる人間がいなければならない。俺達が出来なかったマステリオ
ンを滅ぼすことが出来る人間が現れたときに、それを手助けする人間がいなければならない。
クオン、セツナ、俺は君達を信頼しているからこそ選んだんだ。やって、くれるか…」
「それが………、君命とあらば」
忍者に主君の命令は絶対である。鸚鵡返しに応えたクオンに、サイガは苦い顔をした。
「クオン、これは『絶影』へ『光龍帝サイガ』が下す命令じゃない。サイガという個人が
クオンという『個人』に対して『頼みごと』をしているんだ。これを受けたら、君は普通
の人間としての人生を送ることは出来なくなる。それでもいいのか?と聞いているんだ」
じっとクオンを睨み付けてくるサイガに対し、クオンは心の中が燃えあがってくるような感動を覚えた。
(ああ、この人は私を未だに人間として見てくれている。これほど嬉しいことがあろうか)
聖龍族と獣牙族のハーフとして生まれたクオンとセツナの幼少時は、それこそ数え切れな
いほどのいわれ無き差別を受けてきた。獣牙族の仲間からは半端者と蔑まされ、挙句の果
てにはクオンは人買いに拉致され聖龍領域に連れてこられ、脱走したところを朧衆の先代
に保護された経歴を持っている。だが、聖龍地域でもその耳と尻尾から迫害を受け、外に
対して心を閉ざしていたてきたクオンを救ったのは、他でもないサイガだった。
いつものように周りの人間からいじめられていたとき、突然現れていじめっ子を追い払い
笑顔で「大丈夫?」と言われたとき、人の好意をほとんど受けたことの無いクオンはただ
戸惑うしかなかった。
先代からその少年が次期聖龍王と知らされたとき、クオンはその少年こそ自分が一生使え
るべき主と決意し、血の滲むような修行の末『絶影』の名を継承し、朧衆を束ねる存在となった。
ある日、サイガの寝室に忍び込み現聖龍王にすら見せていない素顔と素性を明かしてみせ
た時も、サイガは優しく微笑んで「これは俺たちだけの秘密だ」とこっそりと言った。
私はこの方のために生きている。この方の願いを、何で断れようか。
「サイガ様が私を選んだのは、この私で無ければ勤まらないと考えてのことでありましょう。
ならば、私は喜んでその『願い』を聞き入れます。これは絶影としての義務ではなく、ク
オンとしての意志です」
「クオン………、すまない。いや、ありがとう………」
とても悲しそうな顔をするサイガにクオンは切なさを感じると同時に、今この瞬間だけサ
イガの心の中が自分で満たされているという奇妙な優越感も感じていた。

551:1000年後の慟哭
07/03/18 01:01:21 Y3nddVZ4
「あのときの光龍帝の言葉、忘れたわけではないよね」
「………もちろんだ…」
「だったら、今こそ光龍帝の思いに応えるのが僕たちの勤めじゃないのかい?」
「………」
「姉さん、やっぱり、今の皇帝の………」
「すまないセツナ!少し、考える時間をくれ!お前は先に中央宮殿に行くんだ。心が固ま
り次第、私も絶対に行くから、今は………」
最後のほうはもう涙声だった。セツナはまだ何かを言おうと逡巡していたようだが、クオ
ンの決意が固いと見たのか何もいわずに家の玄関を開けて出て行った。暫くしてクオンが
部屋から出てくると、セツナと三人の兵士はこの場を後にしていた。
「すまない………、セツナ………。私は、弱い女だ………」
自己嫌悪に包まれたクオンは、時が経つのも忘れ部屋の中に立ち尽くしていた。

その日の夜、クオンの耳に扉を叩く音が入ってきた。セツナたちが帰ってきたのかとも考
えたが、それならばノックをするのはおかしいと思い、用心のために小柄を持って扉を開
けると、そこには中央宮殿の鎧を身につけた二人の女兵士が立っていた。
「クオン様………、ですね?」
「そうだが…、お前達は何者だ?」
「我々は皇帝陛下の名代として参上いたしました。是非とも、こちらのお話を聞いてくだ
さりますようお願いいたしたいのですが」
『陛下の名代』、クオンの眼が一瞬細まったが、特に何も語らずクオンは立っている二人を家の中へ促した。

椅子に座った蒼い鎧と紅い鎧の二人にそれぞれ目配せすると、クオンは話を切り出した。
「それで?一体どのようなものなのだ?貴公らが持ってきた話は」
「はっ、皇帝陛下におかれましては国家の危急の折、その回避のためにクオン様のご協力
をいただきますようようにとのことで我々を派遣した次第です」
「その件なら既に我が弟を遣わしている。私が出来ることなど、弟に比べたらたかが知れたこと」
「そんなことはないです。クオンさまにはクオン様にしか出来ないことがあるはずです!」
「我々もクオン様なら皇帝陛下のご希望をなすことが出来ると思い、ここまで来たのです」
沈着冷静な蒼い方と元気一杯の紅い方はステレオとなってクオンに言い寄ってくる。
「どうか、是非とも我々とともに、皇帝陛下の御前に参上なされますよう、重ねて、お願い申し上げます!」
机に突っ伏さんばかりの勢いで頭を下げる蒼い方。顔には必死さがありありと浮き出ている。
「なるほど。そこまで思いつめているとは…、世界の情勢も相当混沌としているのだな。
うん、わかった」
「では、来ていただけるのですね!!」
紅い方の顔がパァッと輝く。蒼い方も安堵の息をついているようだ。
「だが、断る」
しかし、クオンの口から出てきたのは明確な否定の言葉だった。
あっけに取られる二人だったが、すぐさま蒼い方が憮然として立ち上がった。
「どういうことですか?!これほど頼んでも、断るというのですか?!」
「ボクたちだってお使いできているんじゃないんだ!イヤならどうしてイヤなのか、説明してください!!」
凄い剣幕で怒鳴る二人に対し、クオンはあくまでも冷静に、しかし冷徹に答えた。
「私だって情のある人間だ。人にあそこまで頭を下げられて、無視するなどという外道な真似はしたくはない
しかしな………」
クオンの眼がギラリと光る。
「私はな、『人間ではないもの』と約束をする気はないのでな」
「え………」
「何を、言っているんですか?!」
何を言っていいのか解らず戸惑う二人にを前に、クオンはふらりと立ち上がった。
「いくら外面を誤魔化そうが、その内面から滲み立てくる邪悪な気配までは隠しようが無い。
ましてや、この『絶影』の前ではまやかしなど無意味なものだと知れ!!」
クオンは神速の速さで、懐に隠し持っていた小柄を二人に投げつけた。小柄は呆然として
いる二人の眉間に正確に吸い込まれる………、よりも速く二人は身を翻し、小柄は家の柱
と壁に深々と突き刺さっていた。
「ふふ………、こうもあっさりと見破られるとは。流石は『絶影』ですわね」
「まあ、こっちとしてもこんな子供だましに引っかかったらそれこそ拍子抜けってもんだけれどね」
それまで被っていた人の仮面をかなぐり捨て、二人はその邪悪な本性を露わにしだしていた。
「なるほど…、こんな辺鄙な世捨て人のところにも出てくるとはな…。正体を見せろ、皇魔族!!」
長年愛用している忍刀を逆手に持ち、クオンは目の前の二人に身構えた。

552:1000年後の慟哭
07/03/18 01:02:52 Y3nddVZ4
「ええ、構いませんわ。そろそろこの姿にもうんざりして来たところですしね」
その瞬間、二人の全身から瘴気が溢れ出し、クオンの前に仮初の姿を脱ぎ捨てた皇魔族が現れた。
蒼い鎧の方は猛々しい角を生やし、両掌の長く伸びた蒼い爪をカチカチと鳴らしている。
紅い鎧の方は黒く雄々しい羽を伸ばし、短い髪をザワザワと逆立てている。
「私の名前は蒼龍獣士キキョウ」
「ボクの名前は紅翼獣士カルマイン。白面九尾クオン、あんたを始末しに来たんだよ」
まるで力を誇示するかのように、二人の皇魔族はクオンと対峙していた。
「ところでクオン様………、我々が皇魔族だということ、いつ頃見破っていたのですか?」
「聞くまでも無い………、お前らが家の前に立っていたときからだ」
「気づいていてなお、私達を家の中に招き入れた………。随分と余裕ですこと」
「気に入らないよね………、その態度!!」
不機嫌そうに顔を歪めたカルマインの掌から、クオン目掛けて火炎魔法が放たれた。当然当たるはず
も無くクオンは難なくかわすが、それを皮切りにキキョウとカルマインがクオン目掛けて突進してきた。
キキョウの掌が唸りを上げて空気を薙いだと思えば、カルマインの大きく開いた口から覗
く牙が肉を引き裂かんと振り下ろされる。片方の攻撃をいなしたらもう片方の攻撃が飛んでくる。
息の合った二人の攻撃にクオンは防戦一方だったが、攻撃を受けるということはなかった。
そのような構図が暫く続いた後、突如キキョウとカルマインは後ろに飛んで間合いをあけた。
「さすがに………、しぶといねぇ。でも…」
「一回も反撃をしてこないとは…。いえ、できないのですか。
1000年生きた伝説の存在とはいえ、所詮人間ではこんなものなのですかね」
嘲りを込めた二人の挑発にも、クオンはその表情を変えることは無かった。
「でも、そろそろ遊びにも飽きてきましたわ…」
キキョウの角が蒼い光を帯び始める。
同時にカルマインの羽も紅い光を帯び始めた。魔力を集中しているのが傍目からもわかる。
「アハハッ。こいつで、消し炭も残らないくらい燃やし尽くしてあげるよ。狐の丸焼き、一丁あがりってね…」
その言葉に、それまで無表情だったクオンの眼がスゥッと細められた。
「ぶつぶつ言っていないでとっととぶっ放ったらどうなんだ?大体、魔力を集中する為に自分達に隙が出来す
ぎている。そんなものが実戦で役立つか。素人かお前らは」
あまりにも大層な暴言に、それまで歪んだ笑顔を浮かべていた二人の顔が一瞬きょとんと
し、その直後烈火の如く表情を燃え上がらせた。
「な、な!なんだとーっ!!バカにしやがってぇーっ!!」
「木偶の坊の分際で、随分な口を叩くのですね!!」
一気に沸点に達したのか、キキョウもカルマインも金色の目を怒りで爛々と輝かせ、鬼の
ような形相でクオンを睨み付けた。
「実戦で役立つか否か、御自分の体で体験なさいませ!!『転異悪雷(てんいあくらい)!!』」
「魂まで燃やし尽くしてやるぅぅっ!!『炎招奔暑(えんしょうほんしょ)』ぉぉっ!!」
キキョウの角からは荒れ狂う稲妻、カルマインの羽からは渦巻く火炎が放たれ、クオン目
掛けて襲い掛かった。稲妻と炎はクオンを舐め尽くしただけでは飽きたらず、家の壁、柱
梁を悉く飲み込み、その全てを爆砕していった。
稲妻と炎の奔流が治まったとき、そこには瓦礫となった家だったもののみが残されていた。
「フ、フフフ!アハハハハ!!大きな口叩いてこの様かい。ザマーミローッ!!」
「あまり大言壮語な態度をとるから、このような無様な最後を遂げるのですよ!」
目の前の不快な敵を蹴散らした快感からか、キキョウとカルマインは大声で腹の底から笑
い続けた。あたり構わず、ひたすらに笑い続けた。
「アハハハ………、ああおかしい。この事もちゃんと報告しないといけないね」
「そうね。こんな面白い話、滅多に無いもの………」

「ふ~~ん。で、誰に報告するんだ。その話」

ありえないところからありえない声が聞こえてきた。ギョッとなって振り返った二人の視
界に、焦げ傷一つ追っていないクオンの姿が入ってきた。
「バ、バカな!!」
「なんで、生きているのぉっ?!」
狼狽し、慌てふためく二人に対し、クオンは薄笑いさえ浮かべていた。
「だから言っただろう。あんな隙の大きい技は実戦向きではないと。おまけに狙うのが私とわかって
いる以上、放たれたのを見てから避けるなど造作も無いこと。あまり『絶影』をなめないでもらおう…」

553:1000年後の慟哭
07/03/18 01:04:04 Y3nddVZ4
「私達の技を………、見てから避けたっていうの?!」
「こいつ………、本当に人間?!」
あまりにも実力に差がありすぎる。一気に形勢が逆転したことを悟り、キキョウとカルマ
インの顔に冷たいものが流れてきた
「さて、家も粉々に吹き飛ばされてしまったし、少しお仕置きをして上げなければいけないな」
二人の目にもはっきりとわかるほど、クオンの体から殺気が溢れ出てきた。ただ、先程ま
で自分らが放っていた燃え上がるような殺気とは違い、秋の風のように涼やかでいて静かな、
氷のように透明な殺気だった。
この場から逃げよう。そう頭の中では考えた。しかし、蛇に睨まれた蛙のように足が竦んで動かない。
いや、一歩でも足を踏み出したら最後、地面に自分の惨殺死体が転がっているであろう様を容易に想像
できてしまう。そのため、二人とも踏み出すどころか瞬きをすることすら出来ずにいた。
クオンが右目の眼帯に手を掛け、紐を解いて右手に掴んだ。眼帯の下から現れた瞳は、左
目の鮮やかな緋色とは対極の、澄んだ青色をしていた。
「これは浄眼といってな、貴様ら魔の者の力を封じ込める力を持っている。もっとも、力
が強すぎるから普段は眼帯で封じているがな。
そして、これは使い方しだいでこういうこともできる…」
眼帯を地面に落とし、左目を閉じたクオンは胸の辺りで両手で印を結び、何事か呟き始めた。
クオンの右目が少しづつ輝きを増しているように見える。いや、それは現実に輝き始めていた。
透き通るような青い光が辺りを照らし始め、後ろで燃えている家の炎すら呑み込むほどだった。
「な、なにこの光…、目を開けていられないよぉ!」
「なんて………、忌々しい光、なの…」
腕で顔を覆い、苦しそうに顔を歪める二人を尻目に、右目の光はますます輝きを増していく。
そして、集まりすぎた青い光が白く輝くまでになった時、印を組んだ手を前方に突き出して叫んだ。
「外道どもよ、輪廻の道へと回帰しろ!『六道輪廻(りくどうりんね)』!!」
クオンの裂帛の気合とともに、集積された光が光弾となってキキョウとカルマインに襲い掛かった。
「ぐはっ!!」「うがぁっ!」
避ける間もなく光弾は二人の腹に突き刺さり、木の葉のように吹き飛ばされた二人はその
まま林の中へと突っ込んで、木に体をしこたま打ち付けていた。
「くそぅ…、体が動かないよぉ…」
「なんという…、強さ…」
全身を襲う激痛に息をすることさえままならない二人に、クオンはゆっくりと近づいてきた。
「今のは少し手加減してやった。今お前らを殺してしまってはお前らの後ろにいる存在を
知ることができないからな。さ、喋ってしまえ。地上にいるお前らを束ねる存在を。
そうすれば…、楽に殺してやる」
「そ、そんな風に言われて喋るわけ………、ガハァッ!!」
肩肘を突きつつ毒づくカルマインの腹に、クオンは容赦なく蹴りを入れた。
「だったら息絶えるまでありとあらゆる責め苦を与え続けてやろう。そう言えばお前、私を
狐の丸焼きにするとか言っていたな…。だったら………」
逆手に構えたクオンの刀がギラリと光った。
「私はお前の四肢と羽をむしりとって、照り焼きでも作ってやろうかな」
その目は、どう見ても本気だった。
「ひ、ひいいいぃっ!!」
恐怖におびえるカルマインの瞳に、切っ先がじわり、じわりと迫ってくる。
「じゃあ、まずは右腕から…」
その右腕に刃がぴたりと触れた時、カルマインは声を限りに泣き叫んだ。

「た、助けてぇっ!!テラス様あああぁぁっ!!」


554:1000年後の慟哭
07/03/18 01:12:00 Y3nddVZ4
「テラス………、だと?!」
刀を動かす手がピタリと止まった。この皇魔族は何を言っているんだ?!テラスと言えば
今の地上世界の皇帝の名前。恐怖のあまり気が触れたのか?それとも、同名の他人なのか?
「おい貴様!テラスとはどういうことだ。答えろ!」
あくまでも刀を突きつけたまま、クオンはカルマインに問い掛けた。その時、

「クスクス…、クオン様、あまり私の下僕をいじめるのはよしてくれませんか…」

クオンの背後からどこか人を小馬鹿にしたような声が流れてきた。クオンが振り返ると、
そこには一人の皇魔族の少女が佇んでいた。
黒い角、青い肌、金の瞳、黒い羽、いずれもクオンが過去に対峙してきた皇魔族の特徴と一致する。
しかし、問題はそこではなかった。それらの部位を構成している素体に、クオンは衝撃を受けた。
「皇帝………、陛下?!」
背後に佇む皇魔族…、その姿はどう見ても自分が知る皇帝、テラスだった。

今回はここまでです。神羅の地上世界ではクオンは最強に近い実力の持ち主なので
簡単に堕とすことが出来ず、まずは先の二人に噛ませ犬になってもらいました。
ちなみに神羅は公式データが極端に少ないので、ここに書いてあるものは殆どがオレ
設定です(クオンの眼帯の下とか必殺技の六道輪廻の仕様とか)
次でじっくり堕とすクオンの堕ワードは『完全なる独占』です。どのようなものに
なるかは次のUPまでお楽しみに。


555:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:23:34 0yTXE/l2
骸かよw


だが乙

556:名無しさん@ピンキー
07/03/18 02:39:13 JpsFhhJI
期待して続きを待ってるおっおー

557:名無しさん@ピンキー
07/03/18 10:35:16 81SPlngg
ぐっじょぶです
むしろ公式設定が少ないからこそ二次が映えるんじゃないですか

558:名無しさん@ピンキー
07/03/18 13:20:31 g2yUV8Vl
劇場版ケロロ軍曹にも操りあったよ





主にギロロが

559:名無しさん@ピンキー
07/03/18 18:09:22 7wK9hx7e
コミックボンボンの時のロックマンX2のブラックゼロの邪悪さが今でも忘れられません。

560:名無しさん@ピンキー
07/03/18 18:32:55 z2ULXYUN
ヴェドゴニアの弥沙子だけは忘れられない俺

561:名無しさん@ピンキー
07/03/18 20:36:29 cnqpmBwB
マイメロのクロミが操られる件。
・・・惜しい!人間verだったなら・・・

562:名無しさん@ピンキー
07/03/18 22:43:44 rXiZvSTN
なんか違うかもしれないけど
URLリンク(www.lilith-soft.com)

563:名無しさん@ピンキー
07/03/18 22:44:29 rXiZvSTN
ごめんアゲてしまった…

564:名無しさん@ピンキー
07/03/18 22:56:35 2BtQwFIE
これはこれで俺好みだぜ。

565:名無しさん@ピンキー
07/03/18 22:58:32 aKE7vVcQ
LiLiMの女神大戦なんかは期待できるかな?敵に悪堕ちした元女神がいるけど・・・
敵の淫魔が主人公を狙ってるから、主人公敵側寝返り。女神たちを悪堕ちさせて・・・・って流れがあったらいいのだが・・
しかし、サキュ&ヴァスってどう考えても一昨年の戦隊物のあのキャラが元ネタだな^^

566:名無しさん@ピンキー
07/03/18 23:03:50 g2yUV8Vl
ナイと

あれの映画にも操りあったな

567:名無しさん@ピンキー
07/03/18 23:43:02 o3y2g61l
怪人化に便乗するけど、メインでもサブでも良いから怪人化するエロゲーって有る?
そのギャップが良いもんで。
セラムンやZENKIは今でも現役です。

568:名無しさん@ピンキー
07/03/18 23:46:57 kzyWtcha
ペルソナドライバーにヒロインの従姉妹だかが怪人にされるのはあったけど、改造後で登場だったからなぁ・・・
あとはナユタでサブヒロインが触手人間になったくらいか

569:名無しさん@ピンキー
07/03/19 00:53:02 8X31B3cA
>>567
アイサイガーPに怪人化バッドエンドがあるキャラがいる
Hシーンない上に最後のCGがムチャシヤガッテのAA風味だからなんか笑えてしまうけど

570:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:09:18 tEDduAxf
魔ヲ受胎セシ処女ノ苦悦はヒロインが異形化するな

571:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:21:36 5GkUMeZ6
>>570
あれはよかったな。
敵の親玉になっちゃうEDが2つもあったし
途中で洗脳もされてたし。

572:名無しさん@ピンキー
07/03/19 01:35:01 tEDduAxf
>>571
うん、腹ボテ上等とリバ原がマイナス要因だけど
去年出たエロゲのなかではオレ的に上位の出来だと思ってる

あと洗脳要素が薄いし方向性も少し違うけど、
EXTRAVAGANZA~蟲愛でる少女~
もヒロインが異形化するENDがあったな

573:名無しさん@ピンキー
07/03/19 12:36:31 VD0NBYxN
魔ヲ受胎ってリバ原係わってたっけ?プロデュースかなんかで?
ってかネット上で頭を下げて反省して見せた香具師に対してマイナス要因とか、
しつこくね?

574:名無しさん@ピンキー
07/03/19 14:03:13 mUWv/8Sx
それはそのなんだ
リバ原乙とでも言えばいいのか

575:名無しさん@ピンキー
07/03/19 15:11:57 qL+Og0oF
アンチの異常な粘着ぶりっつったら、某みるくそふとスレの「にうアンチ」がすごいぞ。
いったい何年その話題を引っ張るのかと。

576:名無しさん@ピンキー
07/03/19 16:13:10 QlJ04hd0
アンチ云々より>>573の必至さが痛い
荒らしか?

577:名無しさん@ピンキー
07/03/19 17:03:38 6KKeb6XN
>>570
タイトル的にひぎぃのとこかと思ったら違うんだな…

578:名無しさん@ピンキー
07/03/19 17:40:28 uq+TiD06
>>576
おまえの必死さも直した方がエエぞ
あと漢字もな

579:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:16:27 sqsQv0jr
>>578
お前も必死だな

580:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:22:20 /LxiqcRb
俺も必死だよ。

581:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:24:11 +ErVZl1i
みんな必死になるよう洗脳されてるっ!?

582:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:30:59 QllqZNSu
しかし洗脳に全力は無い
全力は無いんだよ、、、

583:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:49:42 tEDduAxf
あー、荒れちゃてるようで申し訳ない

リバ原がマイナス要因って言ったのはさ、
ゲーム内のクレジットやスタッフコーナーを見れば深く関わってる事が
明らかなのに公式サイトでもドコでもその事には一切触れてないんだよ
それが漢らしくないからヤダって事なんだがね

実際に>>573もリバ原が関わってるって知らなかったろ、つまりそういう事。
過去に何やってようが良い作品作ればユーザーは買うんだから
堂々として欲しいって思うわけだ


584:名無しさん@ピンキー
07/03/19 18:59:22 h7IEg3yh
サルゲッチュ 23話

URLリンク(www.youtube.com)

585:名無しさん@ピンキー
07/03/19 19:04:01 xuAaEAkP
>>575
あのスレ未だ土山にう叩きやってんのか、マジ何年越しだよw
つーかそもそもスレが残ってる事に驚いた。

586:名無しさん@ピンキー
07/03/19 19:14:24 cp0D1lpn
エ○フ関係なんかさらにもっちりべたべただぞw

587:名無しさん@ピンキー
07/03/19 19:19:30 PUoyCtW1
以上の番組はコナミの提供でお送りいたしました。

588:名無しさん@ピンキー
07/03/19 19:24:09 h7IEg3yh
ハピラキビックリマン 19話

URLリンク(www.youtube.com)


589:名無しさん@ピンキー
07/03/19 20:31:26 m+bWE7HA
超スレ伸びてるからわくわくてチェックしたんだが、良く分からん流れでがっかりだぜ・・。

590:名無しさん@ピンキー
07/03/19 21:12:04 IuxltM++
>>588
縁縄如天萌えw彼女マクロ化してくれれば良かったのに
そういや15話の助士すいさいがなってたな
5話辺りでヴィーナス白雪もなってたけど、あれはちょっとな…

591:名無しさん@ピンキー
07/03/19 21:17:47 0wpqMkg5
>>590
やっぱ、旧ビックリマンの様に十字架タンの
モロな悪落ちが来て欲しいよなぁ。
折角、声優に池澤を起用したんだから、ドスの聞いた声で喋るくらいの
悪落ちキボンだww

592:名無しさん@ピンキー
07/03/19 21:31:09 IuxltM++
まだ20話くらいだし、そのうちシリアスになるって話もあるからな
これからの展開に期待してるぜ

593:名無しさん@ピンキー
07/03/19 21:54:19 d97//J3X
詳しく語るとネタバレになっちゃうからアレなんだが
映画「SAW」シリーズってある意味このスレ的要素あるな

594:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:10:19 dfPJiagj
そう?? あんま関係ない気がするけど

595:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:54:16 LPvsbzVU
SAWだね。

596:567
07/03/20 02:06:19 K4k/yhBX
何か自分の書き込みから変な方向に行ったみたいで申し訳ない。
上げてもらったものはチェックしてみます。ありがとう。

597:名無しさん@ピンキー
07/03/20 03:40:50 I1UF1ECQ
オレンジ「いいか、命令だ。○○を全力で見逃せ!」

598:名無しさん@ピンキー
07/03/20 04:22:10 o9ABQJtc
とりあえず三階級降格か、オレンジ畑か選んでください。

599:名無しさん@ピンキー
07/03/20 05:14:03 2+l/8emk
で挙句の果てには改造実験体か

600:名無しさん@ピンキー
07/03/20 05:32:08 tohNOSjW
>>567 まともな返信じゃなくてすまんが、セラムンやゼンキの中では何が好き?俺はセラムンのカタリナさんの妖魔化、ゼンキではヒロインの友人が花の怪物になるのがツボだね。

601:名無しさん@ピンキー
07/03/20 08:29:07 /PjPV85d
ヌゥさんは逆洗脳だな

602:名無しさん@ピンキー
07/03/20 10:14:18 sD3YJ5dD
保管庫から絵師さんたちが消えた…

603:名無しさん@ピンキー
07/03/20 10:57:35 IiJWn/nB
そもそもZENKIは原作の漫画が憑依で肉体変異するネタばかりだしな

604:名無しさん@ピンキー
07/03/20 12:59:33 o9ABQJtc
URLリンク(www.game-style.jp)
文章だけ読めば超ストライクゾーンなのに……。

605:名無しさん@ピンキー
07/03/20 14:54:12 sD3YJ5dD
そうかぁ??

606:名無しさん@ピンキー
07/03/20 15:37:16 1flSlFl8
>本作は、催眠治療による人格改造という重いテーマだが、日常シーンでのヒロインたちの明るく優しいやりとりに逆に癒されることも。キミの力で、ぜひ完治させてあげよう!

後半が無ければまだ…。
俺はシンフォニックナイツに期待してるんだが…。
悪堕ち&悪コスルートあるよね?

607:名無しさん@ピンキー
07/03/20 16:15:23 2+l/8emk
・・・SKシリーズは基本そういうのは無かったような

608:名無しさん@ピンキー
07/03/20 16:21:20 AB7vLhel
>>607

つ【レディリリコ】

609:名無しさん@ピンキー
07/03/20 16:36:04 eQb6yBbJ
PTでもダークプリンセスがあったな

今までのSKシリーズから考えるとENDの1つとしてあるくらいで本編は堕ちたとこで終わりだろう

610:名無しさん@ピンキー
07/03/20 18:29:54 Ap6vGGj5
ダークプリンセスというとクロ氏が製作中の同人ゲーが頭に浮かぶ今日この頃


611:名無しさん@ピンキー
07/03/20 18:33:22 eEDmA9Kp
あー結局赤ずきんの悪堕ちSSも投下無しか……

612:名無しさん@ピンキー
07/03/20 18:39:31 K4k/yhBX
>>600
セラムンではスターズの♀ファージ全般かな。
ZENKIは弓道部の先輩やさやかがカルマ獣になったのがお気に入り。

613:名無しさん@ピンキー
07/03/21 05:33:00 D4bqR9A/
253
>>114からの流れ見て何となくイメージが沸いたのでちょっと描いてみた。
赤ずきんの悪バージョン。
見れないのでほかに見れる場所知りませんか?




614:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:02:01 1I6CgbFB
日本語でおk

615:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:24:01 gqy6FwdT
洗脳ヒロインどこ洗脳されてるんだよ。。。

616:名無しさん@ピンキー
07/03/21 13:55:58 IuS0hmBn
パスとおんね

617:名無しさん@ピンキー
07/03/21 14:00:54 jKhuqhXH
洗脳というか、操り・催眠がメインだなあ、
なんか趣旨を間違えている気がする。

618:名無しさん@ピンキー
07/03/21 14:49:55 1I6CgbFB
E=mc^2の「潜入捜査」に勝る洗脳モノが無い

619:名無しさん@ピンキー
07/03/21 15:13:37 N7bozByU
「そう・・・あの男は君に何をしてくれたんだい?
妻と娘の君を置いて、正義の為と家族である母娘を顧みない・・・
キャプテンジャスティオンをTVで見る時間と君があの男と過ごしている時間
どちらが多いだろうねぇ?
・・・君の授業参観な時も、母親の事故に君が傍らで泣いて居た時も
あの男は別の″大事故″とやらで居なかったをだろぅ?
せんな父親や正義・・・君が守る価値が有るのかね?

私はね、君が信じる″正義″と言う物に疑問を持ってるんですよ。
君や、君のお父さんは幸せなんですかな?
貴女が″正義″などというあやふやな物に
都合よく使われているだけじゃないか
と・・・心配しているのですよ、私はね。
これは説得なんです、今の貴女にはそう感じられないかも知れませんが・・・ね。」



「黙れ悪者め!」

620:名無しさん@ピンキー
07/03/21 17:12:56 AgMBq7rB
悪落ち?バターカップ

URLリンク(moe2.homelinux.net)

621:名無しさん@ピンキー
07/03/21 17:16:33 G1gdEGpP
>>620
悪堕ちというか本家パワパフにあった
SPAWNコスのバターカップじゃないか?

622:名無しさん@ピンキー
07/03/21 17:41:56 AgMBq7rB
>>621
そうだったのか・・・。
てっきり悪落ちかと・・・・スマソ。

623:名無しさん@ピンキー
07/03/21 17:42:53 zTmRmnwD
バタ子の親はプロレスラーだからな

624:名無しさん@ピンキー
07/03/21 18:15:06 R2curxuk
てかスポーン自体のデザインが悪人みたいなんだよなw

625:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:18:25 7zI0KGNa
あんなのはバタカじゃねえ派の俺だが>>620はいいな

626:名無しさん@ピンキー
07/03/21 19:59:39 fcOoOAMt
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

新OP見た事ない?
3人がコスプレで出てくるシーンで登場する衣装だよそれ
まぁスポーンだな

627:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:17:36 G1gdEGpP
>>626
ああこの組み合わせだわ本家の方であったのと同じ
Zは見たことないんだよ…

628:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:18:10 EWh1l4nL
まあ脳内変換してハァハァするから問題ないがな。
さて、おかず用の携帯壁紙に加工するか……。

629:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:24:29 2CRMUbzg
ところで、このスレ的にはコロコロ&ボンボン系のアニメや
漫画の洗脳はあまり語られないのかな?
もし需要があれば、コロコロ&ボンボン系のノリで
将棋SSを書いてみたいと思ってるんだけど・・・・。

630:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:32:56 jKhuqhXH
コロコロボンボンか・・・
ダッシュ四駆朗とかオーマイコンブ世代の俺には
もう遙か過去の記憶になっちまったが、
期待してるぜ!


631:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:54:17 2CRMUbzg
ベイブレードやビーダマンみたいなノリだけど・・・
まぁ、一応書いて見ますね。

632:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:54:18 dkQQmM+1
煽りじゃなく素朴な疑問なんだがなんでそんなに将棋ネタにこだわるの?

633:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:56:28 2CRMUbzg
>>632
いや・・・アイテムを使った洗脳ネタに使いやすいからなんだけど・・・。
ダメ・・・?
まぁ、将棋っつっても、実際の将棋のようなバトルじゃなくて
あくまでも、将棋をネタに使っただけなんだけどね。

634:名無しさん@ピンキー
07/03/21 21:09:15 dkQQmM+1
自分がもしSS書くなら普通にアニメ漫画あたりが妄想の元なのでちと不思議に思っただけ
あなたの書きたいネタで書くよろし
将棋はヤンジャンのハチワンダイバーを楽しめる程度には知ってるし
(関係ないがヒロインを賭けた勝負で今週主人公が負けてしまって妄想はちきれそう)

635:名無しさん@ピンキー
07/03/21 21:51:15 ZEcdUfLG
>>623
ジャム男が上半身裸で暴れまわってる絵を妄想しちゃったじゃないか

636:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:04:44 Ckdnf5mA
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
SRWOG23話ktkr

637:名無しさん@ピンキー
07/03/21 22:48:26 t/UPdgfM
Ohh

638:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:05:34 fcOoOAMt
>>627
あ、そうか
ヒーローのコスプレする話な、あったわあった
バブ子「わたしうさぎさん」
バタ子「それはヒーローじゃないでしょ」
って奴だよな
そうか、なんでうさぎの格好してるのかずっと不思議だったが、ソレカ!

このOPはこれ以外に、元祖ガールズ型のメカが3体ゲッター合体して
陸海空のダイナモになるのとかがあってなかなか

639:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:13:40 aax6qBmP
>>630
轟け!一番とかザ・ゴリラとかの世代のオッサン(俺)よりもマシですよ。
花の菊千代とか知ってる?

640:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:21:53 XiRTWjae
つロボトライ

641:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:17:44 bY0uzG8G
>>640
なにその俺が「洗脳」って単語を知った漫画

642:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:26:09 /xtSZqL/
mod 5 03803 akuoti
前にも似たようなのUPったけど、悪堕ち風紙芝居。
ストーリーとかはありませーん

643:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:45:11 SGslpwUq
>>640
調べてみたら、このロボット覚えてるわー
なんか>>641が言うように洗脳シチュがあったような気が・・・囁くのか、俺のゴーストが・・・・・・

>>642
GJ!
欲を言えば天使の羽根があるなら、堕ちた後は悪魔の羽根と尻尾があるといいなあ

644:名無しさん@ピンキー
07/03/22 05:27:00 1d3K852I
テーマは馴れ合いの雑談と妄想
そして監視と晒し上げ

645:名無しさん@ピンキー
07/03/22 08:46:43 nQRWQsvz
大体そんな感じ。
ギャグマンガ日和。

646:名無しさん@ピンキー
07/03/22 10:29:56 wmAwAMH4
        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *   悪い子ちゃんにな~れ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

647:名無しさん@ピンキー
07/03/22 13:32:28 4WdKAsKC
>>646
何なりとご命令を・・・ご主人様・・・・www

648:名無しさん@ピンキー
07/03/22 14:30:34 DPTKYrqo
>>646

649:名無しさん@ピンキー
07/03/22 21:39:01 9LiliWF5
>>646
一瞬、ピルナスを思い出した。
…ルネは残念だった…。

650:名無しさん@ピンキー
07/03/22 22:14:57 Y/RoaZs4
>>618
『洗脳』に関してならあれはかなりイイね。
作者が分かっている人だけにありがたい。

>>646
ルネの過去の台詞で(*´Д`)ハァハァ

651:名無しさん@ピンキー
07/03/22 23:20:06 CRS2yXvX
悪堕ちに期待してナユタやったら、
全然関係ないロリ化萌え属性が付いてしまった
_| ̄|○

652:名無しさん@ピンキー
07/03/22 23:32:35 rgI/IM3Z
それもまた茨の道だな

653:名無しさん@ピンキー
07/03/23 01:10:54 HjIFHDhK
>>649
那田野狐のSSは良かった

654:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:20:51 +aWDfGsq
洗脳前
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

事故でうっかり洗脳
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

洗脳後
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

655:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:26:58 gAIxpI5S
うわああああああああああ


656:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:27:05 cFO3KMv0
↑コードギアスネタばれ

明日の放送待ちの人は見ないほうが良い
ウワァァ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!!!

657:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:27:07 Wl7zqaQR
最初の二つは被ってるぞ

658:名無しさん@ピンキー
07/03/23 03:28:41 +aWDfGsq
>>657
ichi81323だった 失礼

659:名無しさん@ピンキー
07/03/23 04:00:06 Dp4J5VTb
コードギアスのユーフェミアでおっきした。
悪堕ちとはちょっと違うが、ギアスの力に抵抗→支配されてキチガイ言動の流れはよかった。

660:名無しさん@ピンキー
07/03/23 04:08:35 UPu7gbc+
最終回間近で大物が来たなw
我慢して見続けた甲斐があったよ

661:名無しさん@ピンキー
07/03/23 04:43:24 Sd31D3wk
以前このスレで情報があったサイトでさ、
ブログをOHPにしていて魔法少女(?悪堕ちモノのゲームを作成しているサイトってどこでしたっけ?
ちと探そうとしたけど見つからなかった…情報希望

662:名無しさん@ピンキー
07/03/23 04:50:29 cFO3KMv0
>>661
つ カオティックブリード
  URLリンク(chaoticbreed.blog90.fc2.com)

>>1のテンプレにあるリンク集からいけるでー

663:名無しさん@ピンキー
07/03/23 08:08:45 M7g9EjXx
>>659
あの抵抗がまた良いんだ……。

664:名無しさん@ピンキー
07/03/23 08:57:50 UYyOI3k5
コードギアスみたよー
こりゃタマラン(*'Д`*)

665:名無しさん@ピンキー
07/03/23 13:33:48 8g201Bxx
>>656
ウザイ奴だな
お前みたいな奴がバレするなとあちこちで暴れてるんだ

666:名無しさん@ピンキー
07/03/23 14:09:46 VNW9Ly0Z
まだ少し先の話だが、
名作エスカレイヤーを生んだアリスソフトが
新たな変身ヒロインものを発売予定みたいだぜ。

667:名無しさん@ピンキー
07/03/23 14:10:54 zVFAay1I
URLリンク(www.geocities.jp)
何かあった

668:名無しさん@ピンキー
07/03/23 15:37:51 1Wf8T5uy
エスカレイヤーにもスレ該当シーンあるの?

nana32133
もっと画質が良ければなあ・・・

669:名無しさん@ピンキー
07/03/23 15:58:50 rpx2q7hX
>>668
エンディングで悪堕ちのと、敵生命体の苗床となるのがある
エロさは半端ないy

670:661
07/03/23 16:50:16 Sd31D3wk
>>662
面目ない。どうも有り難う!

671:名無しさん@ピンキー
07/03/23 17:09:13 YOzzVmZr
真・鬼畜エンドだな。あれはよかった最後のヒロインの台詞が・・・・・

672:名無しさん@ピンキー
07/03/23 19:08:30 o3Uv53vO
>>656
見ないで助かった
人柱に感謝

673:名無しさん@ピンキー
07/03/23 20:54:24 uYHlbyH+
エスカレイヤーは俺の青春。

674:178 1000年後の慟哭
07/03/24 01:15:25 dYSCh1f0
年度末でなかなか書く時間を取ることが出来ず、とりあえず出来ている分を投下します。

「皇帝陛下…、そのお姿は一体…」
クオンは最初、我が目を疑った。皇魔族が世界中に跋扈している現在、テラスはそれに対
抗するための中心となるべき存在だ。しかしよりにもよって、その当人が皇魔族であるとは!
そのようなこと、あるわけが無い。と思いたかった。
「フフッ、どうかしらクオン様?全てのしがらみを捨て去った私の姿は。まるで生まれ変
わったかのような、清々しい気分なのですよ。あ、本当に生まれ変わっていますけれどね、私。
クオン様、闇って、よろしいものですのよ。全てを包み込み、何もかも等しくしてしまうんです。
なにもかも、みたくも無いものまであるがままを暴き出してしまう光に比べて、ずっと素晴らしいと思いません?」
口に手を当て、クスクスと微笑むテラスの姿は心底嬉しそうだが、そこにクオンは底知れ
ぬ闇を感じていた。まるで心に潜む暗黒面が全てを曝け出し、今のテラスを形作っているように見えた。
「でも、さすがにお強いですわね。あそこに無様に転がっている二人に命を取るよう命じ
たのですが、まるで歯牙にもかけないとは。まあ、そうだろうとは思いましたから、私が
ここまで来たのですけれど。
そうそう、あの二人、元は人間だったんですけれど私の手で皇魔の体と心を与えてあげたのですよ。
どうです?くだらない人間という殻から開放された二人の姿は。美しいと思いませんか…」
「な、に………?」
元、人間?!皇魔の体と心を与えた?!あの二人の皇魔族は、人間だったというのか?!
そのような恐ろしいことをさも自慢げに話すテラス。そこには血の通った人間性は感じられなかった。
「陛下………、魔道に堕ちてしまわれたのか………」
悔しさからなのか、クオンはギリッと唇をかみ締めた。口元から赤い血がツゥっと伝い、赤い筋を形作った。
「嫌ですわクオン様、そんな怖い目で睨まないでくださいよ。まるで仇でも見るような目じゃないですか…
あ、でもクオン様、以前私とあった時もそのような目をしていましたね。なぜなんですかぁ?
私を見ていると、誰かを思い出したりするんですか?」
「ぐっ………」
ほんの何気ない一言。だがその一言がクオンの胸にぐっさりと突き刺さった。
「あの時は本当に怖かったのですよ…。今にも命を取られそうな殺気を感じてしまって、
部屋に戻ってからもブルブルと震えが止まらなかったのですからね…」
手がわなわなと震え、頭に血が上ってくるのが嫌でも感じられる。
確かに、テラスが即位したときにセツナとともに謁見をしてきた時、一目見た瞬間過去に
自分が封じてきた想いが一気に蘇ってしまい、その場で不適当な表情をしてしまった覚えはある。
だがそれは、決してテラスに向けていたものではない。自分の捨てきれない過去に向けて
いたものだった。そう信じていた。はずだった。
「私、1000年前の事を知る部下から聞いていますのよ。クオン様って、私のご先祖様のサイガ様
にだけ、ご自分の素顔を晒していたことを。やっぱり、自分の主人にはありのままの姿を見て欲しか
ったんですか?まさか、顔だけじゃなくって生まれたままの姿をサイガ様の前で晒したんじゃないですか?」
「………お黙りください………」
「でも、クオン様はサイガ様と主君と部下以上の関係は結んでいないんですよね?そうでなかったら
こんな辺鄙な島に弟と二人っきりで住んでいるはず、無いんですもの」
「…………黙………れ…」
「あ、それともセツナ様は弟と表向き言っていますけれど、実はクオン様の息子とか、
なんてことは、ないんですかぁ?で、夜の相手を………」
「黙れ、黙れ!だまれぇ!!」
いわれ無き中傷を並べ立てられ、クオンの怒りが遂に爆発した。腰から伸びる九本の尻尾を
天にも届かんばかりに逆立て、全身から周りの空間が歪むほどの怒気を発散している。
「テラス様、例えあなたが神羅連和国の皇帝であったとしても魔道に堕ちたその身、ここで
見逃すわけにはいきません!後ろにいる二人共々、ここで始末させていただきます!!」
目の前に切っ先を突きつけられたテラスだが、その態度はあくまでも悠然としていた。

675:1000年後の慟哭
07/03/24 01:16:47 dYSCh1f0
「何をかしこまっちゃっているのよ、私に図星を疲れたから単純に怒った。だから私を許さない。
素直にそう言えばいいのに」
「まだ言うかぁーーーっ!!」
雄叫びとともにクオンはテラスに突進し、手に持った刀を一直線にテラスに突き出した。
例え姿は皇魔に変じていてもテラスに自分の動きが見えるはずが無い。テラスが何かしよ
うと考えようが、それを実行に移す前に自分の刀がテラスの首と胴を切り離すことが出来る。
クオンは頭に血が上っていながらもテラスと自分の身体能力を分析し、自分の方が遥に上
と結論付けて攻撃に移っていた。
しかし、瞬時に迫ってくるテラスの顔には、酷薄な笑みが張り付いていた。まるでクオン
のことを見下しているかのように。
「………『癒屍の光(いやしのひかり)』」
その瞬間、テラスの金色の瞳から『黒い光』がクオンの視界一杯に放たれた。
「ぐぅっ!!」
油断していたこともあって、クオンはその黒い光を正面から受けてしまった。黒い眩しさ
に目が眩むというありえない感覚にクオンの本能が警戒感を発し、瞬時に身を翻してテラ
スからの距離をとった。
(しまった………、油断をしていた。まんまと嵌められてしまった………)
恐らくテラスは最初からあれを狙っていたのだ。自分を激高させて真正面から突っ込ませ
るよう誘導させ、労せずして自分に攻撃を浴びせられるように仕組んだのだ。
(とりあえず、目が見えるようになるまで時間を稼がないと………)
と、そこまで考えたときに気が付いた。
先程まで聞こえていた家が燃え盛る音が聞こえない。いや、自分の正面にいるはずのテラ
スの気配も感じることができない。
(これは…、目どころか感覚器官全てをやられたか?!)
だとすると、一ヶ所に留まり続けるのは危険だ。茂みなりなんなり、一時身を隠さないと
命にかかわる。
幸い900年近く住んでいた場所だ。さっきまで立っていた位置と自宅があった方向を考
えれば、どっちに跳ねれば林があるのかはわかる。自身の勘を頼りにクオンは一足飛びに
林のある方向へ飛び込んだ。しかし、脚をついたところには草の感触は感じなかった。
(どういうことだ?!勘まで狂ったというのか?)
幸い少しづつ機能を回復してきた瞳をゆっくりと開いてみる………。すると、そこはあた
り一面『闇』一色の世界だった。黒などという生易しいものではない。ただ自分の存在だ
けが感じ取れ、それ以外は何も存在していない『無』の空間だった。
「なんだと?!これは一体どういうことだ!!」
もしかすると、あの黒い光のせいでまやかしにでも掛けられてしまったのかもしれない。
「くそっ…。返す返すも迂闊だった…」
こうなっては仕方が無い。一刻も早くまやかしを打破しないと反撃すらままならない。ク
オンはふうっっと一息吐くと瞳を閉じ、静かに心を落ち着け始めた。目に入るもの、耳に
聞こえるものが偽りのものである以上、物事の本質を捉える心の目、心の耳を開けなければならない。
見るのをやめ、聞くのをやめ、ただ心に感じるもののみに全神経を集中する。そのような中、
クオンの心にほんの少しだけ違和感を感じるものがあった。何もない『無』の空間の中、
明らかに感じる『他のもの』の存在感を。
「………、そこだ!」
カッと目を見開き、刀を構えて突進するクオン。その先には
「わっ、クオン!!どうしたんだ急に!!」
かつての主君………、サイガがいた。
「な!!」
サイガの存在に気が付き、クオンは慌てて立ち止まった。
それは、どう考えてもありえない邂逅。900年前に死に別れた………、いや、1000年前
マステリオンと死闘を演じていた頃の若々しい少年王のサイガが目の前にいる。自分がた
だ一人、忠誠を誓うべき主君と認めた人物が。
「バカな………、これはまやかしだ。サイガ様が、いるはずが無い………」
普通に考えたら、いま自分がまやかしにかけられているのだから、前にいるサイガはまやかしの存在である。
クオンも頭の中では理解している。だが、唐突に現れたサイガを前にして、その脳内は多少混乱を記していた。
「なにをしているんだ?いきなり襲い掛かってきたりボーっとしたりして。いつものクオンらしくないぞ」
諭すときに腰に手を当てる仕草、自分に対する気遣い。どう見てもかつてのサイガそのものだった。
でも、ここにサイガがいるのは断じてありえない。
「………こんなまやかしを見せるとは………。テラス様、あまりにも人が悪すぎますぞ!!」
どこにもいないテラスに向って、クオンは呪詛の言葉を吐き掛けた。

676:1000年後の慟哭
07/03/24 01:17:49 dYSCh1f0
「おいおいクオン…、テラスって誰だ?何をそんなに怒っているんだ?!」
「黙れニセモノ!!サイガ様の姿をこれ以上騙るならば容赦はしない!」
心の弱い人間が見たら射殺されそうな視線を向け、クオンはサイガに対して刀を構えた。
「ち、ちょっと待ってクオン!何で俺に刀を向けるんだ?!今はマステリオンとの決戦を
前にしているんだ。何があったかは知らないけれど、刀を向ける相手を間違えるな!」
「なんだと………?!マステリオンとの決戦?」
「そうだ!クオンも今は絶影の忍装束を脱いで、クオンとして中央大陸に発とうとしているんじゃないのか?!」
クオンとして………?!
言われてみて気が付いた。クオンは今、それまで着ていた黒い着物ではなく、1000年前
に身に付けていたクオンとしての忍装束に身を包んでいる。腰にはサイガの墓前に捧げたは
ずの狐の面も結び付けてある。
さらに言えば、周りも黒一色の閉ざされた空間ではなく、1000年前の聖龍族宮殿の裏、
聖龍木の袂となっていた。
「バ、バカな!ありえない!!」
ここはテラスによってつくられたまやかしの世界だ。目の前のサイガはまやかしだ。今の
自分の格好もまやかしだ。まやかしの………、はずだ。
「クオン、熱でもあるのかい?何か混乱しているんじゃないのか?」
サイガが手を伸ばし、突然クオンの額にかざした。心底心配そうにしている顔が目の前に迫ってくる。
「サ、サイガ様?!」
「ん~~~………」
頭の中ではまやかしと決め付けていても、クオンはその顔を見た途端、何も手を出せなかった。
ひやりとした感触が額から全身に広がっていき、それに反比例してクオンの顔は真っ赤に染まっていった。
「あ、あのあの、サ、サイガ様………?」
しどろもどろになるクオンを前にしてサイガはじっと動かない。額にあたっている手がクオン
の熱をほんのりと孕んできたころ、サイガはゆっくりと額から手を離した。
「……………、熱は無いみたいだね」
「あ………、は、はい………」
毒を抜かれたように放心した表情で答えるクオンを見て、サイガはにっこりと微笑んだ。
「ようやっと落ち着いてくれたね。クオンはそうでなくっちゃ」
サイガが自分だけに向けてくれた笑顔。もう遠い記憶の片隅にしまいこんできたものが、
今ひとたび、自分の目の前に存在している。それを意識しただけで、鼓動が早鐘の如く胸を叩き始めていた。
(お、落ち着け…、これは幻だ。まやかしだ。偽者なのだ…。でも、でも…)
例え幻だとしても、再びサイガとこうして再び面を交えられる幸福を、クオンは心の片隅で享受し始めていた。
いや、もう目の前のサイガが幻かなどというのはどうでもよくなっていた。
強い意志を秘めた瞳、凛々しい顔立ち、少年としての雰囲気を多分に残し、背は自分より小さいのに頼りがいのある
存在感、そのどれもが、かつて自分が主君と認めた人物そのものであり、かけがえの無い存在であり、愛おしい存在だった。
「ああ………」
顔が上気していくのが嫌でもわかる。かつてサイガとは主従の存在であったが、その存在に拘泥するあまり
サイガとは『聖龍王』と『絶影』の関係でいることが通常で、『サイガ』と『クオン』として一緒にいたこ
とは殆どない。ましてや、こうして至近で触れ合うなどありえないことであった。
かつてクオンは、主君であるサイガの命令を叶える事、願いを聞き届けることを目的とし、
それらを遂行することが己の本分と思っていた。サイガの手となり足となるとこでサイガへ
の負担を軽くする道具と自分を割り切っていた。
それ故に、サイガとの関係はサイガが天寿を全うしたときまで主従以上のものとはならなかった。
それが当然であり、当たり前のものだとクオンは考えてきた。今まで。
だが、こうして1000年前の刻に戻り、サイガを目の前にするとそれがいかに虚しいものだった
かと痛感する。自分の心の中で、サイガへの想いがどれほど多くを占めていたかを再認識させられる。
ただ目的を果たすためだけに無味乾燥な生を送り続けていた900年間、何度自らの手で人
生の幕引きを下ろそうと考えたか。サイガが存在しない世界が、自分にとって何の意味も色
も持たない空間だと、どれほど痛感していたか。
だが、この命を散らすわけにはいかなかった。それは、生き続ける事こそ他ならぬサイガの願いだったから。
自分が主君と定め、主君が自分に頭を下げてまで頼み込んだものだったから。
でも、やはり自分はサイガとともに生きたかった。ともに語らい、笑い、死にたかった。
朧衆の頭領としてではなく、一人の女性として傍についていたかった。

677:1000年後の慟哭
07/03/24 01:18:47 dYSCh1f0
しかし、それを口に出して言うことはなかった。自分の立場?それもあろう。
だが、それ以上に自分の容姿に対するコンプレックスが、想いを口にするのを憚ってきた。
獣牙族の混血である自分は、聖龍族らしからぬ耳と尻尾を体に纏っている。そのため、数々
の差別も受けてきた。こんな汚れた体である自分を、はたしてサイガが快く思ってくれるのだろうか?と。
いやサイガの心なら、そんなことは笑って済ましてくれると確信はしている。だが、もし自
分の機体を裏切るような返答が返ってきたら…
そうなることが恐ろしくて、結局言い出すことは出来なかった。そして、サイガが自分の前
から永遠に去っていったとき、それは永遠の後悔としてクオンの心の中に残った。
なぜ自分は言い出せなかったのか。わずかばかりの勇気を奮うことも出来なかったのか…
だが今、目の前にサイガがいる。果たせなかった想いを取り返す機会を、自分は与えられている。
ならば、結果はどうあれ前に進んでみよう。1000年前に果たせなかった想いを、今こそ告げてみよう。

「サ、サイガ様ああぁっ!!」

「わあっ!!ク、クオン?!」
感極まった表情で、クオンはサイガに飛びつき両手でしっかりと抱きしめ抱えた。その衝撃
でサイガは体を崩し、クオンとともに草むらに後頭部から倒れこんでしまった。目の前を、
目を白黒させている主君、いや想い人の顔が占めている。
「い、いきなり急にどうしたんだ?!まさか、近くに敵ンンッ?!!」
サイガの言葉は最後まで紡がれる事はなかった。喋ろうとした口を、クオンの唇が上から塞いでしまったからだ。
「ん~~~~~っ、んん~~~~~っ!!」
クオンはさながらサイガの全てを感じ取ろうと、口ばかりでなく体全体を密着させ押し続けている。
心の中心にぽっかりとあいた1000年間の空白を埋めようかの勢いで、サイガを貪欲に求め続けた。
「…………はあぁっ…、ど、どうしたんだクオン。急にこんなことをして………」
「サ、サイガ様………、クオンは、サイガ様と初めて顔をあわせた時、その時より、想いを募らせて参りました…」
「クオン………、何を、言って………」
「サイガ様に想い人がいるのは承知いたしております。私も、その方からサイガ様を奪う気は毛頭ございません。
できるならこれから語ることはクオンの一時の気の迷いとして聞き流して頂きたく思います。
獣牙族との混血である私を、サイガ様は奇異の目で見ることも軽蔑の面差しで見る事もなく、
ただ一人の人間として扱ってくださいました。道端の石ころ以下の扱いを周りから受けてきた
私にとって、このことはとても嬉しいことでございました。このような汚れた身である私を避
けることなく傍においてくださったのは、望外の幸福でございました。
サイガ様…、私は、あなたを、お慕い申しておりました…」
ああ、言ってしまった。今までの胸のつかえが雲散霧消していくなか、言うべきではなかっ
たのではないかとの思いもふつふつと湧きあがってくる。
自分の下にあるサイガの顔が何を言ってよいのか解らないといった表情をかたづくっている。
その表情を見ていると心の中の不安がどんどん膨らんでいっているのがわかる。
やっぱり、心の中に秘めていた方が良かったのではないか?ここで自分の事を否定されたら、
一体どういった表情を作ればいいのだろうか?
刹那、サイガは柔和に微笑むと、両手をクオンの頬に当ててきた。

678:1000年後の慟哭
07/03/24 01:23:40 dYSCh1f0
「バカだな、クオンは」
バカ?!そ、それって………
「汚れただの、石ころだの、自分のことをそんなに悪く例える事なんてないだろ。クオンは
クオンなんだ。それ以上でも以下でもない。その大きい耳もふわふわの尻尾も、全部含めてクオンなんだ。
人として大事なのは角がどうとか尻尾がどうとかじゃない。その人の心の中がどうなのかと
いうほうがよっぽど大事なんじゃないかな。
クオンはオレにとって大事な仲間だし…、家族だよ」
クオンの頬を熱いものが流れ落ちていく。もうすでに涸れはて切ったかと思っていた涙が両目から伝ってきている。
『家族』と言う言葉。これはクオンがサイガの心を満たす存在ではないことを暗喩していた。
しかし、自分がサイガにとって全く不要な存在ではないということも意味していた。
それで充分だった。自分がサイガに『道具』として見られていないことを確認できただけでもよかった。
「あ、ありがとうございます。サイガ様あぁっ!!」
心一杯に満たされた嬉しさとほんの少しの切なさにより、泣いているのか笑っているのか判別しがたい表情のまま、
クオンはその顔をサイガの胸板に埋めた。時折嗚咽が漏れ、細かく震える後頭部をサイガは優しくなで上げていた。
聖龍木の枝の間から漏れる木漏れ日が二人を照らす中、永遠に続くと思われる二人だけの静寂の空間。
だがそれは、唐突に破られることとなった。

「ちょっとサイガ!!あなたこんなところで何しているのよ!!」

静寂を切り裂く雷鳴のような怒鳴り声が聖龍木の周りに轟く。ギョッとしたサイガとクオンが向いた先には…
怒りで全身をわなわなと震わせた…、サイガの幼馴染の桃華仙ミヤビが仁王の如く突っ立っていた。

今回はここまでです。出来るだけ早く出せるようにしますので、堕ちは今しばし
ご辛抱ください。次で完結ですので…

679:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:11:09 4DDpnd7V
>678
乙であります
おいしくいただきました

680:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:37:48 WYte7eEd
コードギアス、すげえ・・・

681:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:43:00 HYQi+5MN
昨日もそのことが話題になっていたのね
ここの属性のことを考えずギアス視聴していた身としては、あれは萌えれなかったな…
それよりも展開の強引さとかアホの子だったユフィの行為を無かったことにされて、
悲劇のヒロイン化するんじゃないかとかそっちの方で頭がいっぱいだったわ…

682:名無しさん@ピンキー
07/03/24 03:43:58 jedLL55t
URLリンク(www.seospy.net)
      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  逃げる奴はベトコンだ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/ 
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 戦場は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー─''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |


683:名無しさん@ピンキー
07/03/24 04:25:44 FNqOEBc7
鬱だ・・・
URLリンク(roup.jp)

684:名無しさん@ピンキー
07/03/24 04:53:11 oG+FFHjc
>674
まってました!
GJ

685:名無しさん@ピンキー
07/03/24 08:51:37 +hfULIfp
コードギアスは続編も決定したみたいだし、
ユフィたんには以降 日本人にだけは冷酷な支配者
として 思いっきり派手に弾圧して欲しいと思われ

686:名無しさん@ピンキー
07/03/24 09:00:00 kY7G/Gbt
今回のコードギアス良いね。

…「ユーフェミア様も言ってたし日本人氏ね♪」とニーナも連鎖堕ちしそうだし。

687:名無しさん@ピンキー
07/03/24 09:06:10 5AP/QdiM
>>674
皇魔化したテラスはアスタ様みたいにキワドい衣装なんだろうか

688:名無しさん@ピンキー
07/03/24 09:56:58 QgFxn/Gp
URLリンク(cap.silk.to)
いい顔してんな

689:名無しさん@ピンキー
07/03/24 10:04:57 ZIxMm2Hd
>>681
同意だ
なのはの件もそうだが、俺の場合この属性を気にせず視聴を始めた作品でこの属性のネタが出ても
ストーリーの方が優先になってしまってるので萌えられない…

690:名無しさん@ピンキー
07/03/24 11:15:40 Tcp4S/iU
「日本人全員とセックスしなけりゃいけないのぉ」だったらもっと良かった。

691:名無しさん@ピンキー
07/03/24 12:02:06 i1UhjLwo
問題は流れ的にまるで>>646の所為で悪堕ち下みたいだって事だ。

>>690
女や老人も含むのかね→全員

692:名無しさん@ピンキー
07/03/24 13:58:07 2Kf6YSnm
>まるで>>646の所為で悪堕ち下みたいだって事だ。

お・・・、おのれ!言わなければ気にならなかったのに・・・!

693:名無しさん@ピンキー
07/03/24 16:31:09 vHR6C9fK
もうルルーシュじゃなくて>>646がいい仕事したとしか思えない

694:名無しさん@ピンキー
07/03/24 17:17:31 bFGqHcVj
コードギアスは誰か(もしくは何か)の奴隷になってるわけじゃないのが個人的には激しく微妙
ただ暴走してるだけというか、事故というか
敵のギアス使いに操られて云々なら良かったんだが
やっぱ、「私は○○様(とか闇の力とか)の奴隷です、喜んで命令に従います」とか嬉しそうに言ってくれないと

という俺は、「変貌属性」萌えより「従属属性」萌えのほうが強いらしい
逆に言うと、変貌属性が強い人にはオススメできるわけか

695:名無しさん@ピンキー
07/03/24 19:06:59 oLAwi9a8
>>691
一人一分ずつで処理していったとしても不眠不休で240年かかる>全員

696:名無しさん@ピンキー
07/03/24 19:32:34 prFlvUiv
しかもその間にも対象は増える一方

697:名無しさん@ピンキー
07/03/24 19:33:54 50fzTO91
増える原因を作ったのは誰か考えると…

698:名無しさん@ピンキー
07/03/24 20:05:04 9VEpBq0J
>>687
確か前スレで出てた気がする…>悪堕ちテラス絵


699:名無しさん@ピンキー
07/03/24 20:06:46 lKP1cL8h
>増える原因を作ったのは誰か考えると…

>>1000だな

700:178
07/03/24 23:11:34 dYSCh1f0
>>687
URLリンク(haruka.saiin.net)
(以前カサマツで出したものとほぼ同じものを再投下)
イメージではこんな感じですね。下は何もはいてないような妄想を膨らませられるかも
自分は絵はダメなもので、キワドい衣装verを描いてくれる人がいたら大歓迎
ですけれど

701:名無しさん@ピンキー
07/03/24 23:35:32 5AP/QdiM
今は絵師が休業中みたいだからなー

702:名無しさん@ピンキー
07/03/25 01:40:32 pkobDcEJ
乞食はこれだから

703:名無しさん@ピンキー
07/03/25 14:33:50 6loqyq+D
コードギアス、ハマってなくて本当に良かった
あれはゾクゾクくるより凹む部類の堕ちだよorz

ギアスかけたのがルル山うっかりじゃなくて敵だったら違ったんだろうな…

704:名無しさん@ピンキー
07/03/25 14:50:06 HlSb6By1
今日のビックリマンは途中までなかなか良い展開だったのに、
結局はまたフリかよ・・・

705:名無しさん@ピンキー
07/03/25 16:21:29 3crcn9SL
そして、ここに
コードギアスの展開にキターーって感じの俺がいるんだが
本当にここの住人のストライクゾーンはいろいろだなぁ

ギアスの効果期間は、一過性の場合もあっていまいち明確
じゃないけど、ユフィたんにはこのままラスボスになって
欲しい。
しかし、CVが南央美だったのは、これが理由だったのかと
納得

706:名無しさん@ピンキー
07/03/25 17:20:05 e5Zju6q3
堕ちスキーだけど鬱耐性の無い俺はここを卒業するべきなんだろうか
ギアスはかなり凹んだ……

707:名無しさん@ピンキー
07/03/25 17:28:17 3crcn9SL
>>706
別に卒業する必要は無いと思うが >ストライクゾーンは人それぞれ
ただ、あれで凹むんだと ブラックラグーンの双子姉妹は辛そうな?

漏れは、どうせならユフィたんマシンガン乱射してるカットより、
ナイトメアの手のひらの上にでも乗って、先頭を切って無抵抗な市民
を笑顔で虐殺しているカットが欲しかった。
やっぱり支配階級は、自分の手を汚しちゃダメっすよ♪

708:名無しさん@ピンキー
07/03/25 19:30:26 lSFBJPXE
俺的には狂ったのが敵によるものじゃないのが惜しい
まあルルも見方によっては悪人なんだけど
>>705
目が赤くなると嬉しい反面「解けるフラグ」を逆に感じてしまうんだよなあ

709:名無しさん@ピンキー
07/03/25 22:11:34 QPECWJYJ
>>705
し●じろうを汚したい…誰もが考える事だからな

710:名無しさん@ピンキー
07/03/25 23:28:50 TbdTNx4Q
>>708
そうそう。
コードギアスのルルーシュは色々ぬるいのが不満。
ちっとはデスノートのキラを見習えよ と小一時間…。

711:名無しさん@ピンキー
07/03/25 23:32:54 DSh/WcmH
別に快楽殺人者の物語じゃ無いからなぁ
その辺は方向性の違いってやつじゃないか

712:名無しさん@ピンキー
07/03/26 00:02:55 yrOjLuxY
>>710
でも似てるぞあの二人。
なんていうか、策を弄すれば弄するほど、逃げ場を無くしていくあたりとかな。

713:名無しさん@ピンキー
07/03/26 00:25:47 170WiD5r
>>712

超人ジェバンニが居なきゃ、ニアも負けただろ。


714:名無しさん@ピンキー
07/03/26 03:01:32 BKxG6/Z7
コードギアスの影に隠れているけど、UHF系のひまわりっ!!も洗脳っぽい描写が
本当に洗脳されるのか、わざと捕まって何か企んでいる作戦なのかはわからないけど

715:名無しさん@ピンキー
07/03/26 03:59:22 DpCMKTeL
デスノでちょっと思い出したが、鬼太郎が出てこない水木しげるの短編で
「不思議な手帳」って話があるの知ってるか?
あの死人帳ってのが多分デスノ物の元祖だと思うんだが、あれも主人公の
自滅物語なんだよな。

716:名無しさん@ピンキー
07/03/26 08:51:21 7g6AI6py
何だよやぶからぼうに。
俺もあれ読んだときにはデスノートじゃんと思ったけど
元祖を辿るなら各地の死後の世界信仰まで行くんじゃないの?
落語の死神とか死神の眼のルーツって言おうと思えば言えるし

そもそも「デスノ物」って括りが微妙な気もするがw

717:名無しさん@ピンキー
07/03/26 09:23:09 170WiD5r
今となっては「ウィングマン」も「デスノみたいなノートが出てくる漫画」なのかねぇ…。

718:名無しさん@ピンキー
07/03/26 10:20:58 3lRH/Y43
結局、機能と使い手次第って事か?

719:名無しさん@ピンキー
07/03/26 11:30:51 lbSpjbTQ
ある意味終盤のライト自身が操られてたよね


ノートの力に。

720:名無しさん@ピンキー
07/03/26 12:22:19 Aj9pXQzz
277にあるカスタムロボなんだけど、これってヒロイン操られてる時のセリフもしくは虚ろ目とかある?
あるなら買おうと思うんだけど。

721:名無しさん@ピンキー
07/03/26 12:46:08 g1kpG6B+
>>720
うつろな目は、あるにはあったと思うけど期待するほどのものじゃないと思うよ
普通にロボバトルを楽しむつもりじゃなかったらやめたほうがいいと思う

いや、そのロボバトルが普通に神ゲーだと思うけどね

722: ◆.4eBOh6z2E
07/03/26 14:54:37 3ow7SlCU
路地を曲がったところで身を隠し、後ろから追いかけてくる吸血鬼を待ち受ける。
彼女はヴァンパイアハンターの泉美。
ショートカットにプロ球団のキャップをかぶり、
無地のTシャツ、GジャンにGパンというラフな格好である。
ヴァンパイアハンターらしいところがあるとすれば、銀の弾丸が収まった腰のガンベルト、
手にしたリボルバー拳銃、そして首もとのの銀の十字架であろうか?
「くっそ、子供だと思って油断した。・・・佳澄は大丈夫かな?」
パートナーである佳澄とはすでに離れ離れになってしまっていた。無事であればよい、と思う。
 コッ、コッ
足音が迫ってきた。
「・・・さあ、こい。この銀の弾丸、あんたの無い胸にぶち込んでやる」
精一杯の憎しみを込めて呟く泉美。
 コッ、コッ、コッ
足音がすぐそばまで迫った。
「くらえっ!!」
泉美はばっと身を乗り出してファニング(扇撃ち)で弾を弾きだす。
「・・・えっ!?」
が、泉美の目に映ったものでは、石畳の道を黒いローファーだけが一人でに歩いてくる光景。
そのローファーをはいていたはずの吸血鬼は影も形もない。
「ひゃぁっ!?」
背後から突然、両方の乳房が揉まれて、泉美は悲鳴をあげた。
「無い胸なんて、ひっどいよぉ。ボク、おっぱいちっちゃいの気にしてるのに~」
むくれた子供のような声。いや、実際、その吸血鬼は幼い女の子の姿をしていた。
美少女吸血鬼はメアリの胸を揉みながら、溜息をついた。
「はぁ・・・ボクは不老不死だから、もうおっぱい大きくならないし・・・」
「こ、殺せっ! こんな屈辱受けるくらいならっ!」
美少女吸血鬼の外見からは想像できないような力で拘束されてしまった泉美は、
無駄と知りつつも体をくねらせてわめき散らす。
「殺されたいの? じゃあ、キミはボクの仲間にしてあげる♪」
無邪気な声が泉美の耳元で囁かれる。
「や、やめろっ」
「ボクがキミのゆーこと聞かなくちゃいけない理由なんてないよぉだっ」
泉美の首筋に美少女吸血鬼の吐息がかかる。泉美は背筋にゾクリとしたものが走るのを感じる。
「血と一緒におっぱいの大きさも吸い取れたらいいのになぁ」
ふざけるな、と泉美は思ったが、それ以上の抵抗は出来なかった。
美少女吸血鬼は泉美の胸をもみ続けながら、その首筋に牙を突き立てた。
「あっ・・・はぁっ・・・ああぁっっ!」
体の隅々まで闇に染まっていく感覚は甘美ですらあった。
泉美はエクスタシーを感じて、快感に体を震わせたのである。

723: ◆.4eBOh6z2E
07/03/26 14:55:53 3ow7SlCU
「泉美ちゃんは大丈夫かな?」
退治しにいった吸血鬼に返り討ちにされて、ほうほうの体で逃げるうちに、
パートナーとはぐれてしまった佳澄は物陰に身を潜めていた。
長い髪に大きなリボン、フリルのついたピンクのドレスとおよそ吸血鬼ハンターに見えない佳澄だが、
手に持った古い聖書は目に見えるほどに神々しいオーラを纏っている。
それがハンターとしての佳澄の武器である。
「佳澄っ。佳澄、いる?」
泉美の声がした。
「泉美ちゃんっ」
パートナーの声に安心した佳澄は物陰から顔を出した。
「よかった、佳澄、無事だったみたいね」
泉美はすぐに佳澄の姿を見つけて駆け寄ってくる。
「泉美ちゃんこそ、無事だったんだね。・・・よかったぁ」
佳澄は嬉しさのあまり、涙ぐんでいた。
「もう、大袈裟ね。泣かないの、佳澄」
そんな可愛らしい佳澄の頭を撫でようと泉美が手を伸ばした時、
「あつっ!」
火花が散って、泉美が伸ばした手を何かが拒否した。
「泉美ちゃんっ!」
「・・・ははは、こうなってみると、その聖書がどんなに凄いものだったのか、よく分かるね」
火傷のようになった指先を舐めながら、泉美は苦笑いをした。
「泉美ちゃん・・・? ・・・あっ!」
その時になってようやく佳澄は泉美の首筋にある牙の噛み傷に気付いた。
「そっ。気付いたみたいね。私、ヴァンパイアになっちゃったの。どうする?」
泉美は何の苦悩も衒いもなく、いつも通りの笑顔を佳澄に向けてくる。
「吸血鬼になりたての私くらい、佳澄なら簡単に退治できるわよ。その聖書を使ってね」
「そ、そんな・・・なんで泉美ちゃん・・・?」
大切なパートナーが吸血鬼になってしまった・・・ショックが大きすぎて、
佳澄の頭の中はグチャグチャに混乱していた。
「・・・逃げなさい。私がご主人様にお願いして、あなただけは助けてもらうようにしてもらったから。
ハンターなんかやめて静かに暮らすといいわ」
寂しそうな表情を見せると泉美はゆっくりと背をむける。
「最後に一度だけ抱き締めたかったな。吸血鬼になった今だから言っちゃうけど、
私、佳澄のことが好きだったの。友達としてじゃないわ。
佳澄とキスがしたかった、抱き締めあいたかった、肌と肌を重ねたかった。
私はもう吸血鬼だから、神様に何一つ憚ることなく、そう言えるの」
佳澄に背を向けたまま、同性愛という背徳の告白をする泉美。
「じゃあね、佳澄」
「ま、待って! 泉美ちゃんっ」
その泉美を呼び止める佳澄。
「・・・私も泉美ちゃんのことが・・・」
佳澄に背を向けたままの泉美は、にやりと邪悪な笑みを浮かべた。口元で牙が光る。
告白は嘘ではない。だが、吸血鬼になって人間の倫理観というものに縛られなくなった泉美は
たとえ力尽くでも佳澄を自分のものにするつもりでいた。
「・・・佳澄・・・?」
泉美は狡猾にも声を震わせて聞き返した。振り向いた時には邪悪な笑みは消して、
愛の告白の返事に不安と期待がまいなぜになった思春期の少女の表情をしていた。
「私も・・・泉美ちゃんのこと、ずっとずっと好きだったの。でも、それはいけないことだって、
ずっと思っていたから・・・だけど・・・だけど・・・」
佳澄は必死の表情で咽喉の奥から、その一言を搾り出そうと喘ぐ。
「私も連れて行って、泉美ちゃん!!」
佳澄は手にしていた聖書を地面に投げ捨てた。
「佳澄っ!」
泉美は佳澄に駆け寄って抱き締める。
「ずっと、そばにいてね」
佳澄の囁きを聞きながら、泉美は佳澄の首筋に牙を突き立てるのであった。

―終り

724:名無しさん@ピンキー
07/03/26 14:58:38 prVMkGoo
作者さんテラGJ!

725:名無しさん@ピンキー
07/03/26 16:39:09 uyrobon3
うわーGJGJ!
こういう純愛堕ちみたいなのっていいね

726:名無しさん@ピンキー
07/03/26 16:52:04 BnGQVZ3W
乙です。こう、じりじりする様な感覚がたまらんね。
最近は陵辱一辺倒よりこういう方が興奮してしまう。
丸くなってしまった物だ…

727:名無しさん@ピンキー
07/03/26 16:54:29 x7hY9hWz
メアリって誰?

728:名無しさん@ピンキー
07/03/26 16:59:25 iyIujStn
・・・ひょっとしてコピペ改変ミスとか
まさかな

729: ◆.4eBOh6z2E
07/03/26 17:47:01 EBABnSxk
レス、サンクス。
エロなしでごめん。

>>727
あ~、最初、外国を舞台のイメージにしていて、
メアリとエミリという名前にしていたので、その置き換えミス。
ヒロイン二人をレズっ娘にする過程で、
「メアリちゃん」という言い回しが、個人的に変な感じがしたので。

>>728
そんな訳で、>>722を書き上げた段階で、名前を入れ替えた。
ついでに言うとプロ野球団のキャップはメジャーリーグ球団のキャップだった。
変な誤解を招いてすなまい。

730:178 1000年後の慟哭
07/03/27 00:08:58 wc4+8dEQ
『1000年後の慟哭』最後の投下です。

「ミヤビ?!なんでここに!」
「神殿の中にいないから、どこにいるのかと探してみたら、聖龍木の下で、下なんかで………
サイガのエッチ!変態!!不潔!!!」
降って涌いた闖入者は大声で喚き散らしながらサイガとクオンに近づいてきた。せっかくの
二人だけの世界が作られた空間。それを簡単に、完全に壊されたことへの腹立たしさ、苛立
たしさがクオンの心の中に生まれた。
「待ってくださいミヤビ殿、私とサイガ様はそのようなことは全く…」
「あんたなんかにミヤビ殿って言われる覚えなんてないわよ!そもそもあんた、その耳と尻尾
はなんなの?!まるで獣牙族じゃない!獣臭いケダモノがなんでこんな所で、私のサイガに手を出しているの?!」
クオンはその正体をサイガにしか明かしていない。聖龍族地域での彼女は、あくまでも『四代目
朧族頭領、忍者マスター絶影』であり、その素顔を狐の面で隠している。クオンはミヤビを
知ってはいるが、ミヤビは『絶影』は知っていても『クオン』を知る道理はない。
「待ってくれミヤビ!ここにいるのは…」
「サイガは黙ってて!!私はこの泥棒女に聞いているのよ!もう一回言うわよ。あなた、な
んで『私のサイガ』に手を出しているのよ!!」

私のサイガ。私のサイガ。

ミヤビが放つこの一言がいちいちクオンの心に触る。確かにミヤビはサイガの幼馴染であり
自分がサイガと出会う前から知り合っている仲である。ミヤビがサイガを好いているのは普
段の立ち振る舞いから明らかであり、サイガのほうもミヤビのことを大切にしているのはわかっている。
だからクオンは、サイガのことを想ってはいても、サイガの心を自分が満たすことは出来な
いと理解しているから、先程の行動に出ていたのである。
(でも、だからと言って、サイガ様はミヤビ殿の所有物ではない。近づくのがダメなどと、その
ような道理が通るはずはない!)
「私は、サイガ様に手を出してなどおりませぬ。私はサイガ様の所有物。サイガ様の手足。
物が所有者に手を出すことなど、ありえませぬ。
ですがミヤビ殿、サイガ様はあなたの所有物でもありませぬ。先程の発言…」
「サ、サイガの物?!サイガの手足ですってぇ?!あ、あなた………、私を差し置いてサイ
ガに手を出したのね…。しかも、私のものじゃなくってあんたのものですって!!言ってくれるじゃないの!」
確かにクオンの発言を聞き流してみるとそういう風に聞こえなくもない。でもそれ以上に嫉
妬の色ガラスをはめられたミヤビの心は、クオンの発言を自分の都合の悪い方、悪い方に解釈していった。
「もう許さない!マステリオンをやっつける前にあんたを始末してあげるわ!」
怒り狂ったミヤビの懐から、おびただしい数の符が握りだされる。ミヤビは聖龍族の中でも
突出した才能を持つ優秀な召還術士であり、専用の符を使うことで色々なモンスターや精霊
を手駒として扱うことが出来るのだ。
「行きなさい!式!!」
クオンに向かって投げた符が空中で形を換え、漆黒の鳥となってクオンに襲い掛かる。もち
ろん余裕を持って避けられたが、避ける先から新たな式が襲い掛かって来るので息つく暇もない。
「やめるんだミヤビ!」
「ミヤビ殿!少し頭を冷やしなさい!!」
「うるさいうるさい!私のサイガに手を出す奴は絶対に許さない!許さないんだからぁ!!」
サイガの懇願もクオンの忠告も耳に入らず、般若と化したミヤビは風の精が周辺の樹木を切
り裂き、火の精が聖龍木の幹を焦がすのもお構いなくただ闇雲に式を乱発していた。
「もうやめろミヤビ!聖龍木一帯をめちゃめちゃにする気なのか?!」
「なんで、なんでそいつを庇うのよ!!サイガには私がいるのに、なんでよ!!」
「彼女は忍者マスター絶影だ!お前が考えているような女じゃない!!」
忍者マスター絶影。この言葉を聞いてミヤビはぴたりと攻撃を止めた。
「なん、ですって…。あいつが、絶影、さん…」
そう言われてみれば、腰にいつも絶影が身につけている狐の仮面が見える。
「そうだ!訳あって素顔は隠していたが彼女が絶影の正体だ!だからもうやめろ!」
「なんで…、聖龍族の隠密部隊の朧衆に、獣牙族がいるのよ…」
「彼女は聖龍族と獣牙族のハーフなんだ。だからほら、ちゃんと角もあるだろ?」
確かによく見ると、大きな耳の前に一対の立派な角が生えている。
「そう、なの…、あんたが、絶影だったの………。しかも、ハーフ、ですって……」
ミヤビが符を持っている手を下におろすのを見て、サイガとクオンは安堵のため息をついた。

731:1000年後の慟哭
07/03/27 00:10:21 wc4+8dEQ
「ミヤビ…」
「ミヤビ殿…、わかってくれたか…」
だが、それは大きな過ちだった。
今までの憎しみに凝り固まった表情に嘲りの化粧を添え、ミヤビはクオンを睨み付けてきた。
「どうやって…、どうやって絶影の地位を手に入れたのよ、雑種!!」

雑種

その言葉を聞いて、クオンの眉がピクッと釣り上がった。
「あんたみたいな雑種が普通に聖龍族の重要な地位につけるわけないじゃない!どうせ、
そのいやらしそうな体使って男たらしこんだんでしょ!」
「なん………、ですって………」
雑種。
それは昔、数え切れないほど自分の身に叩き込まれた蔑称。獣牙族の地ではトカゲとの雑種
と言われ続け、聖龍族の地ではケダモノとの雑種と言われ続けた。人格も何も全て否定され
『雑種』『薄汚い』『穢れている』と、ただただ道行く人から言われ続ける毎日。
あのときの惨めな記憶が次々と蘇ってくる。誰も人を信じられなくなっていた、あの時の私が。
「で、今度はサイガを誑かそうってわけ?!冗談じゃないわよ!あんたみたいな雑種がサイ
ガに近づいて、サイガが穢れたらどうするのよ!!どうしてもサイガの近くにいたいってんなら、
その耳と尻尾をちょん切ってからにしなさいよ!それが嫌なら、角を切り落として獣牙の里に戻ることね!」
先程クオンがサイガに言われたこと、そのことを知る由もないミヤビはその全てを否定する言葉を吐き掛けた。
(私だって…私だって好きで耳と尻尾と角を持って生まれたわけじゃない!そのことで、過去
散々な罵倒も受け、自分でも何度切り落としたいと思ったことか…
でも、でもお前にそんなことを言われる筋合いはない!)
目の前にいるサイガの幼馴染であり想い人である人物。それがある故にクオンはサイガから身を引いた。
だが、今目の前にいる人間が、次第に自分が憎悪する人間の黒い部分そのものに見えてきた。
「いいかげんにしろミヤビ!言いすぎだぞ!!」
「サイガ!あんたもこんな女にあっさりと騙されちゃうなんて!!こいつをめちゃめちゃに
した後たっぷりとお仕置きしてあげるから!!」
(私がいつサイガ様を騙した!いいかげん妄想に満ちた物言いを止めろ!)
右手に持った忍刀がブルブルと震えている。いや、クオンの体そのものが震えていた。
「どうしたの?!切るの?!切らないの?!耳と尻尾!!」
人間とは、弱みを握ればこうも残酷になれるものなのだろうか。右手の人差指と中指を鋏に
見立てて、ミヤビはニヤニヤとクオンに言い寄る。
その仕草を目の当たりにし、クオンの目に今までにない光が宿った。
「何?決められないの?!だったら私が切


その次の言葉は続かなかった。声を紡ごうとしても言葉が出てこない。不審に想ったミヤビが
視線を下に向けると…、その喉に、刀が突き刺さっていた。
「あ………、ぇ………」
刀を握り締める手の先に、クオンの顔が見える。その顔には表情はなく、瞳は氷のように冷え切っていた。
「どうした。私が………、その先はなんだ?」
言葉の抑揚無くクオンはミヤビに尋ねかけたが、声帯を刺し貫かれているミヤビは当然答え
ることが出来ない。何かを言いたそうに口を動かすが、陸に釣り上げられた魚のようにただ
口をパクパクさせ、ひゅうひゅうという呼吸音だけがあたりに響いている。
「ああそうか。こんなものが刺さっていたら物言うことも出来ないな。すまなかった」
口に冷笑を浮かべてクオンがぬぷりと刀を引き抜くと、抜いたところから血が噴水のように
轟々と噴き出してきた。手で傷口をふさいでも、指の間から容赦なく血が湧き出てくる。
目に涙を浮かべたミヤビはサイガのほうを向き何事か言いたげに口を動かしたが、言葉が出
ることもなく地面に倒れ伏し、地面を自らの血で朱に染めた後…、その動きを止めた。

732:1000年後の慟哭
07/03/27 00:11:49 wc4+8dEQ
「ふ、ふふふ…。どうした、何も言わないのか?私をどうしたいのか、言わないのか…?」
最早何も言わなくなったミヤビを、ミヤビの血に塗れたクオンは狂気を孕んだ笑みを浮かべて眺め続けていた。
「ク、クオン!なんてことをするんだ!!」
後ろからサイガの声が聞こえてくる。ゆらりと振り向いたクオンの表情は虚ろに呆けており、
手には刀がしっかりと握り締められている。
「確かにミヤビはひどいことを言ったけれど、殺すなんてあ
サイガの言葉は最後まで紡がれる事はなかった。それ以上言う前にクオンの刀がサイガの首
と胴を切り離してしまったからだ。
顔に驚きの表情を浮かべたまま、サイガの首が地面に落ち、残された胴は先ほどのミヤビと
同じく血飛沫を吹き上げ、地面に崩れ落ちた。
「サイガ様………、ふふふ、サイガ様ぁ………」
クオンは思った。ミヤビを刺し殺したクオンを、サイガは絶対に許しはすまい。それは自分
の手から、サイガが離れていってしまうことである。
他人に否定され続け、唯一心の拠り所となったのがサイガの存在。自分を唯一認めてくれた
のがサイガ。自分が唯一心を許した存在がサイガ。
そのサイガが自分から離れていってしまったら、自分は一体何を心の拠り所にすればいいのか。
絶対に手放したくは無い。サイガは自分の全てであり、唯一無二のものなのだから。
だが、このままではサイガは自分の手から出て行ってしまう。サイガが自分のものではなくなってしまう。
ならば、どうすればいい?
簡単だ。サイガが絶対に自分の元から離れなくなるようにすればいい。自分の下にずっと置
いておけば絶対に奪われない。

『サイガ様を殺してしまえば、私からサイガ様を奪うことは誰にも絶対に出来ない』

クオンは、地面に転がっているサイガの首を手に取り、両手で優しく掴み上げて、口元から
流れ落ちている血を綺麗に舐め上げ、唇を重ね合わせた後、両胸の間に包み込んだ。
「これで………、サイガ様は私のもの………。永遠に、私のもの………。ふふ、ふふふふ………」
血の海の中、クオンは満足げな笑みを浮かべ、いつまでも乾いた笑いを口から漏らしていた…


テラスの目の前にクオンが突っ伏している。テラスから発せられた黒い光を浴びた後、糸が
切れるかのように崩れ落ち、そのままピクリとも動かない。
ようやっと体の自由が利くようになったキキョウとカルマインが、足を引きずりながらもテ
ラスの元に近づいてきた。
「テラス様、なにをしたのです?」
「こいつ殺したんですか?さっきから全然動かないんですけれど」
「まあ見ていなさい。そのうち………、フフフ…」
テラスは薄笑いを浮かべてクオンを睥睨している。すると、やがてクオンの体に変化が起き始めた。
体からゆらりと黒い気が立ち上り始める。それは次第に濃さを増しクオンの体を包み始め、
クオンの体を隠してゆき、やがて漆黒の光沢を放つ球状の黒に形作られた。
それはかつてテラスがその姿を変じた時に作られた、人を皇魔へと転生させる『黒い卵』そのものだった。
三人が見つめ続ける中、やがて卵に細かい亀裂が入り、数瞬の間もなく粉々に崩れ落ちる。
その中から出てきたクオンは、既に先程のクオンではなかった。
その肌は青く染まり、純白だった大きな両耳は色を黒く変じ、その大きさをさらに増して蝙蝠の耳のような
印象を与えており、九本のふさふさの尻尾は一本一本がまるで蜥蜴のような光沢のある鱗に被われた形に変化していた。
そしてうっすらと開いた瞳、その色は言うまでも無く金色に染まっていた。
その金色の瞳で自分の姿を見たクオンは、諦観したような笑みを浮かべた。
「そうか……、私も堕ちたのか……。まあ、当然かな……」
その場から起き上がったクオンはテラスの姿を見つけるとゆっくりと歩み寄り、片膝をつい
てひざまづいた後、手に持った刀を前に差し出した。
「テラス様、我が事を成すまでこのクオン、あなたに対し忠節を尽くすことを誓いましょう…」
目の前にひざまづくクオンを前に、テラスはもちろんキキョウとカルマインも満足そうな笑みを浮かべた。

733:1000年後の慟哭
07/03/27 00:12:50 wc4+8dEQ
「ふふふ、どう?クオン様、人をやめた気持ちは…」
クオンは一言も発せず、表情も変えない。
「さっきさぁ、ボクと~~~っても痛かったんだよぉ。痛くて痛くてクオン様を絶対に殺し
てやるって考え続けてさぁ………。でも、こうしてクオン様も仲間になったんだから、許してあげる………」
カルマインがクオンににじり寄ってその体を抱きしめようとしたとき、カルマインの目の前
にクオンの刀が突き出された。刀の先に映るクオンの瞳は、先程まで向けられていたときと同じく、冷たく暗い。
「ヒッ、ク、クオン様ぁ?!」
「戯言を言うな…。私はお前達の仲間になった覚えはない…」
「ど、どういうことですの………」
「この身を皇魔に堕したとはいえ、私が崇めるべき主君はサイガ様ただお一人。サイガ様以
外に仕えるべき方はいない…」
「ふぅん………。じゃあなんで、私に忠節を尽くすって言ったの?」
答えがわかっているかのように、テラスはクオンに向って問い掛けた。
「利害の一致だ。テラス様、あなたはこの世界の秩序を壊し、人間を誅殺し、新しい世界を
作る。それが私の目的と一致するだけのこと」
「どういうことなの?」
「私が仕える方はサイガ様ただお一人。私にとってサイガ様は全て。そして、サイガ様の全ては私のもの。
サイガ様の寵愛を受けるものは私だけ。私以外の誰にもサイガ様を渡しはしない。
私以外にサイガ様が愛したものなど存在させない。サイガ様が占めるものは、私一人でなくてはならない」
それまで表情が存在していなかったクオンの顔に、次第に狂気が浮かんでくる。
「サイガ様が愛した大地、自然、人間、そんなものなど必要ない!私にはサイガ様がいれば
いいし、サイガ様も私だけがいればいい!!
だから私は、サイガ様が愛した全てのものを滅ぼす!!この地上に存在するあらゆるものを!
そうすれば、サイガ様は永遠に私一人のものとなる!!
大地を破壊尽くし、自然を燃やし尽くし、人間を殺戮し尽くす!そして………」
クオンは持っていた刀を、テラスにピタリと向けた。
「サイガ様とあの女から続く子孫であるテラス様、あなたを涅槃へ送り届ければ我が事は為す」
ゆっくりと近寄った切っ先がテラスの喉下にちくんと触れる。僅かばかりか皮膚を突き刺し
じわりと青い血が滲み出てくるが、テラスは取り乱すことなくクオンを見つめ続けていた。
「でも、今はまだあなたを殺しはしない。私一人の力ではこの世界を破壊し尽くすことは出来ない。
それまではあなたの力、利用させて貰う」
「なるほど…、全てを自分ひとりのものにしなければ気がすまない…。そのためにはどんな
手段も厭わない…。クオン、あなたはとっても欲張りさんなのね。
でも、いいでしょう?自己の欲望に忠実になった気分は。私が作りたい世界はまさにそれ。
誰もが自分の心の赴くままに、自由に生きる世界。素晴らしいことじゃない」
「確かに…、そうかもしれない。奇妙な充足感を今は得ている。これまでの1000年の無
為な生を重ねてきたことが馬鹿らしくなるくらいに…。もっとも、そう感じるからこそ私も
こうして、皇魔に堕したのだろうよ…」
切なく笑ったクオンは、突きつけていた刀をすっと引き、腰の鞘に戻した。
「さあテラス様、何なりとご命令を…。この地上を闇に落とすまで、あなた様の命令に従いましょう…」
「そう?じゃあ早速あなたに使命を与えるわ。
ここから中央都市宮殿に向っている白面のセツナと兵士達を始末してきなさい。今のあなた
なら容易いことでしょう?」
邪悪な笑顔を浮かべてテラスは、よりにもよってクオンに実の弟を手にかけるように命令を下した。
しかし、それに答えるクオンも口元に冷たい笑みを浮かべて
「仰せのままに」
との一言を残し、その次の瞬間風のように消え去った。
後には月夜の静寂のみが残っていた。


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