【涼宮ハルヒ】谷川流 the 40章【学校を出よう!】 at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 40章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch700:SOMEDAY in the MORNING Rside
07/02/24 01:38:25 EBuWxKkD
「報告を、求めます」
 喜緑さんは事務的な口調でそう切り出してきた。どうして彼女がここに来たのかは分からない。けれど、
「………失敗したわ」
 そう言いながら、覚悟を決める。
「そうですか、ではもう一度言います。為すべき事を為しなさい」
 為すべき事? またあたしに彼女達を傷つけさせようというのか! あたしの感情が動くからという、たったそれだけの自分勝手な理由で!

「………イヤ」
 言う。感じる。思いは言葉となり、止まらない。
「イヤだ! イヤなの! あたしはこんな事なんてやりたくない。本当は誰も傷つけたくない。もう遅いかもしれないけど、あたしにこんな事いう資格なんかないのかもしれないけれど、でも気付いちゃったんだから。あたしは、『私達』は間違えてるって、
気付いちゃったんだから。だからあたしはもう誰も殺さない。………殺せない」
 ただわきあがる感情をぶつけただけの、バラバラな言葉の群れ。いつの間にか、またあたしは泣いていた。
 決めたの! 守りたいのよ! 三年ちょっとしか生きてないあたしだけど、彼女達の暖かさは、確かに嬉しかったんだから!

 喜緑さんはあたしの叫びを聞いた後、空を見上げてこう言った。
「なるほど………面白いですね」
 ………え?
「長門さんは『私達』をまったく考えずに、わたしは『私達』である事に誇りを持ち、そしてあなたは『私達』を否定する。それでいて三人とも同じように『人間』を求めている。………なるほど、『私達』も結構面白いのかもしれません」
「………」
 彼女は何が言いたいのかしら?
「では、最後のタネ明かし、と参りましょうか」
 そう言って喜緑さんは話しだした。


「今回の事件、未来人は彼等の未来に必要な技術を発明するために、思念体は感情というものの観測のために、『機関』はそれらの監視のために動いていました。ここまでは良いですね?」
 コクン、と頷く。
「では、質問です。感情を観測するためだけだというのに、思念体は何故こんな回りくどい方法を取る必要があったのでしょうか?」
「えっと、もともとゼロから作られた存在であるあたし達インターフェイスのほうが、普通の人間と比べてデータの比較がしやすいからじゃないのかな」
「50点ですねー」
 無いはずの眼鏡を持ち上げるふりをしながら、そう答える喜緑さん。
 ………もしかしてこの人、楽しんでるんじゃないだろうか?

「正確にはインターフェイスの中で、最も人と接した期間が短い個体が、最も良いデータが取れるという事ですよ」
 ………えっと、それは………、
「新しくインターフェイスを作っても良かったのですが、思念体自身にも感情という詳細不明な情報因子の影響が出ていますので、データとしては疑問が残るんですよね」
 ………もしかして、
「そこで調べてみたら凍結され、そしてそのおかげであの終わらない夏を経験せずにすんだ、一つの個体が出てきたんですよ」
 ………本命は、あたし?
 予想外の内容に頭が追いつかないあたし。でも、喜緑さんが次に言った事はもっとあたしを混乱させるものだった。

「まあ、これは表向きの理由なんですけどね」




701:SOMEDAY in the MORNING Rside
07/02/24 01:40:06 EBuWxKkD
 ふえーん、分かりましぇんよー、と朝比奈さんの真似をしてみる。………よし、大丈夫ね。まだあたしには余裕があるわ。
「さっき、言いましたよね。思念体にも感情の影響が出ているって」
 そうらしい。あたしにはよく分からない事だけど。
「でも、思念体は今まで感情に任せて動いた、という経験がないんです。動くには理由が必要だったんですよ。12月の事件でも、長門さんを消したくないという感情はありましたが、『彼』に理由を作ってもらわなかったらそのまま消していたでしょうしね」
 確かにあんな存在が感情に任せて動いていたら今頃世界は大変よね。101人長門さん大行進………、リアルにありそうで恐いわ。
「目的のために手段を選んだのではありません。手段のために目的を作り上げたのですよ」
 目的はさっき言ってた感情の観察よね。じゃあ手段って………。

「思念体が本当は何を考えたのか、なんて事は一端末に過ぎないわたしには、正確には分かりません。ただ、単純に事実だけを述べますと………」
 次の言葉は完璧に予想外だった。


「思念体は今回、凍結されている一人の女の子のために、この事件を起こしました」


「ふえ?」
 え? 何? ここ笑うとこ?
「………残念ですが、事実です」
 笑顔をたやさない喜緑さん。心なしか疲れた笑顔に見えるのは気のせいなのかな?
「はあーーー」
 あ、ため息ついた。まあ気持ちは分かるけど。でも、だったら、
「今回の事件はあたしのせい、なの?」
 『槍』に全身を貫かれている長門さんや、苦しそうな表情の古泉一樹を思い出す。鶴屋さんや朝比奈さんだけじゃなかったのね。あたしはどれだけ周りに迷惑をかければいいのかしら。ちょっと、落ち込むわね。

「そうですね。まあ、死人は一応ゼロでしたけど、あなたのせいでとても大勢の人が被害にあったという事は事実です。でも、大丈夫ですよ」
 喜緑さんが天使のような声で慰めてくれる。
「責任なんてものは全部思念体に押し付ければいいんです。それに、黙っていたら誰もあなたの責任だ、なんて分かりませんよ」
 ………黒っ! 喜緑さんが悪魔のような声で誘惑してくる。
「まあ、冗談はこのくらいにして」
 嘘だっ! 今のは絶対本気だった!
「うふふふふふふふ」
「うん、冗談だったわよね!」 
 ………仕方ないでしょ、世の中には絶対に逆らえない場面っていうのがあるのよ。

 喜緑さんは変わらない笑顔で、だけど少し嬉しそうにこう言った。
「少なくともわたしは今回の事件があって良かったと思っています。だからあなたが迷惑をかけた人に謝りに行く、というのでしたらわたしもお付き合いしますよ」
 ………ありがとう、と思う。思ったらあたしはまた泣いてしまった。
 喜緑さんがそんなあたしを抱きしめてくれる。
 あたしは彼女の暖かさを感じながらふと思った。

 ………彼女もまた暖かい誰かに出会えたのだろうか、と。




702:SOMEDAY in the MORNING Rside
07/02/24 01:42:00 EBuWxKkD
「それでは情報統合思念体からの命令です」
 あたしが泣き止んだ後、喜緑さんは少しあたしから距離をとり、真面目な顔になった。
 多分これが、インターフェイスとして誇りを持っている、という彼女の顔なのだろう。
 あたしには真似できそうにないわね。まあ、あたしはあたしだって事かしらね。
 そしてそんな彼女から、思念体の命令を聞いた時、あたしはまた泣きそうになった。

「為したい事を為せ、我々はそれを観測しよう」

 言葉を失う。一体どれだけの存在にあたしは助けられているのだろう。
 泣く前に感謝しようと思う。
 思念体だけでなく、あたしと関わってくれた全ての存在に、感謝を。

 喜緑さんはそんなあたしを見て、深く頷いた後、
「意訳しますと『パパ見守ってるでちゅよ、涼子たーーん』という事になりますね」
 ………うん、台無しだわ。
「伝わりましたか?」
 ええ、思念体は明らかにメッセンジャーの選任を間違えたな、という事が伝わってきたわね。
「………泣かないんですか?」
 一発で泣き止みましたが、何か?
「残念です」
 奇遇ね、あたしもとっても残念だわ。

「それはそれとして、わたしからも一つ………」
 喜緑さんは何故か意地悪そうな笑みでこう言った。
「ようこそ、朝倉涼子さん。この世界は、人間というものはなかなかに面白いですよ」
 それは、………同感かな。

 では、連れを待たせていますので、と言って喜緑さんはその場から消えた。
 あたしも振り返り、来た道を引き返す事にする。

 ………為したい事を為すために。


 鶴屋さんの別荘へと戻ってきた。
 ………えっと、それで、どうしよっか? 
 とりあえず二人に会いたいな、と思って戻ってきたのだが、それ以外の事を何も考えていない自分に気付く。………普通に入ったんじゃあつまらないわよね。
 そんな考えが浮かんできた自分に苦笑する。これじゃまるで涼宮さんみたいじゃない。ほんの二ヶ月ほどの学園生活で、しかも全く話をしてくれなかったというのに、彼女があたしに与えた影響は大きいって事かしら。
 ………まあ、そんな彼女も今回は脇役ぽいっけど。
 とりあえず窓から潜入してベッドにでも潜り込んでおこう。そう決めて、使われていない二階東側の寝室から不法侵入することにした。

 窓を開けたところで、今まさに部屋のドアを開けたところの朝比奈さんと目が合った。




703:SOMEDAY in the MORNING Rside
07/02/24 01:44:09 EBuWxKkD
「「………」」
 沈黙の中で考える。彼女がどうしてここにいるのかしら?
 
1. 彼女が部屋を間違えた。
   ………ありえる、正解候補に入れておこう。
2. あたしが部屋を間違えた。
   ………あたしは朝比奈さんじゃない、却下。
3. 彼女が部屋を変えた。
   ………面白くない、却下。
4. デステニー
   ………なんか良い響きだわ。

「えっと、どうしてここに?」
「………運命、かな」
 脳裏に浮かぶ見慣れない制服を着たあたしと朝比奈さん。あたりに咲き乱れる一面の………、
「だから、なんで朝倉さんがここにいるんですか?」
「………お姉さまって呼んでもいいよね」
 そして数々の障害を乗り越え(ボスキャラは喜緑さん)、二人はついに………、
 ふと気付くと、おね………朝比奈さんがドン引きだった。
「ごめんなさい。段階を飛ばしすぎたわ」
 えっと、とりあえず今は………

「その、ね、」
 どうしよう、何で? ちょっとお願いするだけなのにどうしてこんなに恥ずかしいのよ! うわー、あたし多分今顔真っ赤だ。
 ひょっとしたらこれがパニックというやつなんだろうか? ………常にこの状態の朝比奈さんはひょっとしたらすごい人なのかもしれない。
 朝比奈さんの顔をちらっと見ては顔が真っ赤になり落ち着くためにうつむく、という仕草を繰り返すあたし。でも、頑張って言わないと!
「今日、同じベッドで寝ちゃ、ダメ?」
 頑張ったつもりだけど、出た声はすごくか細かった。朝比奈さんの服の袖を軽くつかむ。………ダメ、なのかなぁ。

 断られたら、あたしにはどうしようも無い。だから、
「へ、変な事したら、怒りますからね」
 その答えを聞いて、嬉しい、素直にそう思った。


 二人でベッドに入った瞬間、我慢できなくなって朝比奈さんに後ろからぎゅっと抱きつく。はー、やっぱりあったかいよー。
「い、いきなりでしゅか!」
 否定の言葉。頭が真っ白になった。
「ち、違うの! その、何処かに触れてないと………、怖くて。………その、ごめんなさい」
 泣きそうだ。何でだろう、すごく弱くなってるあたしです。

「………そうですか」
 朝比奈さんはくるりと一回転してあたしの方を向き、離れないようぎゅっと抱きしめ返してくれた。
「あ………、」
 涙が出てきた。多分、嬉しすぎるからよね。
「こうすると、怖くないですからね」
「………うん」
 おずおずと、朝比奈さんの背中に手を回す。
 お互いの温もりを感じあいながら、あたし達は眠りに落ちた。




704:SOMEDAY in the MORNING Rside
07/02/24 01:47:30 EBuWxKkD
 次の日の朝の話だ。
「う………、んー………、あれ」
 目覚めると朝比奈さんの胸の中だった。鶴屋さんがこちらを見て微笑んでいる。朝比奈さんが何か言ってるわね。容疑? 無罪? 良く分かんないけど、とりあえず、
「おはようございます、お姉さまー」
 そう言って抱きついてみる。うん、朝から良い気持ちね。

「え、冤罪でしゅよー」
「あっはははっ! まっ、楽しそーでなによりだっ!」
 そうよ。巻き込まれ型不条理系ドタバタ青春ラブコメディー、楽しいわよ。
「お、お花の名前が一つぬけているような気がするんですけどー?」
「大丈夫! お姉さまのためなら、生やすわ!」
 真剣な誓いの言葉。
「みぎゃーーー!!!」
 ………何故?

 うつろな目をした朝比奈さんがカーテンを開けると、すでに昇っていた朝日が、あたし達を祝福するかのように陽だまりをプレゼントしてくれた。………大自然もあたしの味方をしてくれてるようね。 

「お姉さまー!」
「みっくるー!」
 鶴屋さんと一緒に朝比奈さんに抱きつき、ベッドに押し倒した。陽だまりが、二人が、あたしに『暖かさ』をくれる。………あたしは生かされてるんだ、そう実感する。

 陽だまりをくれた朝日と『暖かさ』をくれる二人、そしてあたしを生かしてくれる全ての存在に誓う。


 ありがとう、あたしは、生きる事にします。
   ………笑って生きる事にします、と




705:38-822
07/02/24 01:49:07 EBuWxKkD
以上です。
長くなってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました。
では、また。


706:名無しさん@ピンキー
07/02/24 01:58:08 XW87XQmR
キャラの性格を変えすぎ、正直微妙。二次創作の二次創作って感じ。
初回は良かっただけに勿体ない。
まあ、3回目くらいから読んでないんだけどね。とりあえず、完結お疲れ。

707:名無しさん@ピンキー
07/02/24 02:02:51 pHZw4b1D
GJ!
やっぱり感情を持つに至る経緯ってのが、この手の醍醐味よね~ SSで書くのは難しいけど。
どうしても内面の掘り下げと、展開が性急になっちゃうから。
もっと長くても良かったかなーとは思うけど、ワガママかな。
ハッピーエンドは予定調和だけど、それがイイ。

あと、ちゃんとお姉さましてる朝比奈さんの話とかみてみたいですねー
次回もガンガレ!

708:名無しさん@ピンキー
07/02/24 02:26:35 XEnIAzoe
細かいところで時系列の違和感があったが(楽しい の後に これが楽しいって感情か みたいな)、
非常に楽しめました

また多視点ものに挑戦していただきたいです


読んでいないといいつつ内容にけち付ける人はいつも反応はやいなぁ
リロードしながらスタンバっているんだろうか

709:名無しさん@ピンキー
07/02/24 02:40:16 R8vS7RSX
来た、来た来た来ましたよー!「SOMEDAY in the」シリーズ最終章!
やっぱり好きです。いろいろひっくるめて好きです。
私はこれほど心温まる二次創作は見たことがない。
GJ!だけじゃ少なすぎますが、今の私にはこれ以上の言葉が浮かびません。

最後に、ありがとうございました!

710:名無しさん@ピンキー
07/02/24 02:54:53 SrZZ4ozT
ケチをつけてるのは荒らしの人なのでスルーしましょう
とりあえず叩いておけば自分が賢く見えると思ってる可哀相な子なので
と言うか、全部読んでない奴が偉そうに感想なんか書くなよとw

>>705
GJ!完結お疲れさまでした
なんと言うか、ただただ面白かったです!
次回作もwktkして待ってます

711:名無しさん@ピンキー
07/02/24 03:36:20 XW87XQmR
自分に合わない物を合わなかったと言っただけで荒らし扱いされるこんな世の中じゃ……

712:名無しさん@ピンキー
07/02/24 03:42:36 6N4Y7ubQ
情報統合思念体がやけにかっこ良く見える…。
やっぱり朝倉涼子は一発キャラで終わらせるのは勿体無いですね。
原作では自分の意思や感情で動いていない人形のような役割を当てられたまま退場してしまったので、
自らの存在を確立して帰ってきて欲しいと思ったのは自分だけでは無いはず。
長門も大きく成長したのだから、朝倉もこんなふうに感情を持った存在として
復活して欲しいものです。

>>711
読んでない人の感想など荒らしととられても仕方ないのでは?
読んでから批評するならともかく。

713:名無しさん@ピンキー
07/02/24 03:44:19 A6ct3Ihb
>>711
……ポイズン

714:名無しさん@ピンキー
07/02/24 03:52:51 r78vCiUt
ぽいずん、ぽいずん、と。

715:名無しさん@ピンキー
07/02/24 03:58:14 XW87XQmR
>>712
単に違和感を感じた人もいるって事と、
完結させた事に対する労いのつもりだったんだけどな。
まあ、次からは何も言わずに黙ってスルーしておくことにするよ。

716:名無しさん@ピンキー
07/02/24 04:18:40 NSQ/U/Ik
ハルヒやキョンを使ってないってのは、すごいなー。

パパ見守ってるでちゅよ、とはナイス翻訳だエミリーw
「お花の名前が抜けてる」って、そーゆーことは知ってるのね
みくるちゃんは・・・ 鶴屋さんの仕込みですか?

717:名無しさん@ピンキー
07/02/24 04:34:04 Kl86qbX9
>>715
疑問なんだけどわざわざ自分には合わなかったって書き込む必要ある?
万人に合う作品なんて存在しないし、批評ですらないしお前の好みの問題だし
そもそも読んでないって問題外、上から物言ってる感じがして気分が悪い

718:名無しさん@ピンキー
07/02/24 04:52:27 g9qDgxxO
まあ待て。そのうち>>715が我らを唸らせる名作を書いてくれるはず。
待ちわび、恋焦がれようではないか!

719:名無しさん@ピンキー
07/02/24 06:39:03 BNwOlsq0
つーか、無駄に長すぎ。
面白いんだけど。
面白いだけに勿体ないと言うか、無駄な長さにイライラさせられると言うか。

つまんない話だったら長くても「ふ~ん」で済んじゃうんだけどな。

720:いきなり少年漫画的展開1/3
07/02/24 07:13:53 erwvveDz
 閃光、爆発。
 わたしの体は衝撃に耐えられず、床に転がる。

 ――勝てない

 思考が頭をよぎる、わたしの体は意思に従わず、血塗れのまま動かない。
 わたしはここで消えるのだろうか。

 記憶のログが突如蘇る。エラー。こんな時に。
 ――平和で、何もなかったけど、とても充実していたあの部室の出来事。
 ――涼宮ハルヒ
 ――朝比奈みくる
 ――古泉一樹


 ―――彼。

 それを見ても、わたしの喉はヒューヒューと狂った音を上げるだけで。
 何も出来ない事に気付いて、少しだけ、悲しくなった。





『なにやってるの』





 声。


 聞こえるはずのない声。今ここにいるはずのない声。わたしが自ら消したあの声。


『ダメねえ』


 ―――朝倉、涼子。


 ―――なぜ。

721:いきなり少年漫画的展開2/3
07/02/24 07:14:53 erwvveDz
『ねえ、なにやってるの』
 
 問いかける彼女。出そうとした声の代わりに出て来たのは血。

『悔しくないの?』

 返事など意味が無いかのように、一方的に語りかける。

『ねえ、悲しくないの?』


 ――悔しい、のかもしれない。何も出来ず一方的に倒されるだけの自分にが。
 悲しいのかもしれない。もうあの部屋に戻る事が出来そうにないから。


『なんで諦めてるの?』


 ―――――な、ぜ?


『戻りたいんじゃないの?』

 ……………………

『守りたいんじゃないの?』

 ……………………






『―――好きなんでしょう?「彼ら」の事』

 ……………
 ……………
 ……………
 ……………そうだ。わたしは―――



 …………あそこに、戻りたい。
 ………………彼らが、好きだから。

722:いきなり少年漫画的展開3/3
07/02/24 07:15:42 erwvveDz
 ……けれど。
 決意した所で私の体はもう殆ど機能停止状態だ。
 だけど、戦う。
 もう一度、あそこに行く為に。
 もう一度、彼らと話す為に。



 ――諦めない。



 ――突如、わたしの怪我が治っていく。


 視界が開く、はっきりと。
 手が動く。足で立てる、しっかりと。



『だから、少しだけ、手伝ってあげる』

 声。

 わたしは、全てを了解して、語りかける。


「朝倉涼子」


 伝えたい、伝えたかった、わたしの言葉を。


「ありがとう」


『…………どういたしまして』

 ―――きっと、微笑んでいたのだろう。


 走り出す。倒すべき敵に向かって。
 不安はない。きっと勝てる。








 彼女が一緒にいるから。

723:名無しさん@ピンキー
07/02/24 07:39:28 TP3AsgpI
>>642
リアルの何気ない日常からSSのネタを着想するのも才能ですよ。
ただ、小ネタ向けのネタなのに説明過剰。あっさりしたスピーディな文体のが笑えたと思う。
このレスもいいほうに考えてください。

>>655
キョン語りはうまいし、キョンばりに語彙もネタの引き出しも豊富。
何より、豹変したハルヒの描写が雑にならず丁寧。こういう細かさが小説のリアリティを引き立たせます。
ハルヒの脳内でどんなバトルになるのか、後編が楽しみ。
惜しむらくは、論理や表現に念が入りすぎて、くどくてしつこい感もある。バランス考えて。
よく考えてみると少々無理のあるプロットかもしれない……と書くのは余計か。

>>677
メタ・ライトノベル!

>>705
最後の円鐶が無事閉じたようで何よりです。謎がすべて解けた!
穏健派主流派急進派問わず愛してるツンデレ親バカの思念体ワラタ。
キョンどころかハルヒまでも脇役で、主役二人に気付かれることなく助演男優女優により事件が起き解決するというパターンの発想、
しかもそれぞれのキャラを主役としたドラマ、それを細部まで楽しめるほど逐一こだわって書ききれる筆力。第一級のものと思います。
……でもさこれ、一人称多元で一本にまとめられなかったの?
一本にすれば、スリルが出てかえってギャグも種明かしも引き立ったはず。
普通に書いたら面白い話を、何故に5倍に薄めて添加物たっぷりに味付けして別々に飲ますんだよ。
前とかぶってる箇所がひたすら多すぎて読むのがウザッテーし(音読派の俺にゃ辛い!)。
半独立した一人称SSにして価値があったとすれば、種明かしの楽しさ(ミステリー性)、各キャラに起きるドラマと語り口の面白さ(キャラクター性)だろうけど、
上で書いた通り、ドラマは薄めたものに無理矢理味付けして小説としての体裁に(書き手当人から見て)仕立てたってだけのシロモノが過半数。
語り口については、ほぼすべてのSSにも言えること。でもほとんどの人は別視点からなんて書かない。二次創作の二次創作になる。そのイタサを心得てる。
種明かしも、度が過ぎてこれでもかこれでもかともったいぶるのは、自己陶酔にほかならない。
せっかく湧いたこのアイディアを1話で終わらせて他を切り捨てたりするのはもったいない、などという感情こそ捨ててしまえです。
読者としては、これだけ物書きとして素晴らしいエネルギーとタレントがあるんなら、完全に別々な話に注いでほしかった。
場面は変わる。
論理だけの知性体に感情が芽生えて云々、というプロットは、「意図的なラノベらしさ」が根底にあるハルヒシリーズのSSらしいと言えます。
で、朝倉が長門に比べても極度に人間的過ぎる(感情もさることながら別荘内のスキャンさえ制限されている)のは、思念体の意向なんですよね?
思念体は全宇宙で唯一知性を持った有機生命体に対し、ほとんど感情の研究もせず今まで何やってたんだろう。
やはりハルヒによって3年前に「発生」したのか。ラッセル仮説のように、ビッグバン以来の記憶を背負って。
そのへん、新刊で明らかになるのかなあ。

>>722
殺し合っても仲良い長門と朝倉。『消失』でないほうの二人は、あのマンションで3年間どういう付き合いしてたんだろう。
ともあれ、こういった助っ人的展開で、朝倉が味方として本編にも再登場してくれるのを望むのは俺だけではあるまい。
アニメ版の朝倉のあの早回し口調は、本当にああ言わせて縮めたんだろーか。

724:名無しさん@ピンキー
07/02/24 07:47:49 h6evHR0G
いや、なげ~よw

725:名無しさん@ピンキー
07/02/24 08:44:42 r0jhZvFO
批判もあるからこそ職人は成長すると思うのだが。
待て、そんな邪険な目で俺を見るな。
だいたい「作品が投下された→褒める褒める褒める」
流れってのはちょっと淋しいじゃないか。
ぬるま湯に浸かったままでは誰あろう職人が可哀相だ。
が、最近は作品をただ叩く事を”仕事”と
勘違いした評論家気取りが多いから
真面目に良い部分悪い部分を評価している人間も
荒らし扱いを受けるから困る。
何事も程々が大事なのかね。

726:名無しさん@ピンキー
07/02/24 09:05:05 bJgwxIMI
心の目で縦読みするんだ

727:名無しさん@ピンキー
07/02/24 09:15:36 +x+MvPKc
>>720-722
なんか、演出狙ってるんだろうけど過剰な空白がキモい。
うざいとか読み辛いじゃなくて、キモい。



728:名無しさん@ピンキー
07/02/24 09:41:41 BlDbROFo
>>723くらい具体的に言ってもらえると俺だったらありがたい。
こんなんばっかになってもつらいけど>>727みたいな感情的カキコでもないし。

729:名無しさん@ピンキー
07/02/24 09:59:48 Z4CXAGMn
何故かしらんがハルヒの感情データをとる為にキョンが情報制御能力を与えられて
ハルヒの私生活を観察者の目線で追っかける話を思いついた

730:名無しさん@ピンキー
07/02/24 10:00:50 5aV++V++
>>727
キモいのはお前じゃね?

731:名無しさん@ピンキー
07/02/24 10:34:16 BBI9JG5x
>>730
お前のIDすげぇな

732:名無しさん@ピンキー
07/02/24 10:37:44 kZG1Seid
>>730
すげぇ勝負運が強そう

733:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:06:05 7VX6ZTRh
>>705 GJ!!
多少キャラ設定が暴走気味だけど、それこそSSの醍醐味ですよね。
インターフェイス3人娘の思念体へのスタンスの取り方がいい感じです。
次は百合+委員長属性でSOS団に迎え入れられた朝倉が、
キョンと朝比奈さんの接近を妨害するために、
ハルヒと結託してドタバタを起こす話が読んでみたいw

734:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:08:42 jVvm5n9F
うん。>>727はキモいな。確かに。

735:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:32:39 1+1piMBw
>>272
IDの +x+ がキモい

736:名無しさん@ピンキー
07/02/24 11:33:17 1+1piMBw
安価失敗
× >>272
○ >>727

737:名無しさん@ピンキー
07/02/24 12:20:35 BlDbROFo
ぬいぐるみの顔みたいなIDだな。

738:名無しさん@ピンキー
07/02/24 12:30:28 r0jhZvFO
なんかうさぎのミッフィーがKOされた時みたいな顔だな

739:名無しさん@ピンキー
07/02/24 13:01:51 lmb/GJEj
>>735
答えは2!!!

740:乾燥スルー
07/02/24 13:16:02 sN7qocUd
>>684   長編乙でした。
誰かが「最初は良かっただけに~」なんてレスをしてたけど、俺もその一人です。
並行した話をそれぞれの語り部で別の場所から書く、しかもオチは全部読んでからなんていう
俺なら書く事自体を避けたいものでした。難しいから。こういう反応がある事は織り込み済みだったのでしょか。

最近のゲームでそれぞれのキャラクターにスポットを当てたシナリオが描かれることがありますが
最初の話ですばらしい世界にプレイヤーを引き付け、その後の展開を楽しませる。
これって絵等色々な要素があって初めて可能になると思うんですが、実は2,3キャラ(シナリオ)だけやって
やめてしまう人も少なくないんです。どんなに魅力があっても「緩慢さ」「グダグダ感」を感じてしまうんです。
だからそれをどうにかする工夫をして、それで成り立ってる。作者さんはいかがでしたか?十分だったでしょうか。

三点リーダーや改行、エクストラメンションも漫画じゃないのだから
もう少しだけバランスを取って、読み手に委ねてもいいんじゃないでしょうか。
言質や行間を読ませる為の手法として使うのであればなお更です。
狂ったようにそれらが来る独特の文章や、自分の特徴として利用するのであれば別だとは思いますが。

何はともあれ、あわよくば次回作をお待ちしております。 つプレミアムモルツ










741:名無しさん@ピンキー
07/02/24 14:20:14 2YeCnctp
>>705お疲れさん。俺は無駄に長いとは思わなかったけどな。
最初は全く意味が分からんかったけど、ネタが全部バレてスッとした。
確かにキャラが違うのもあったけど、俺は大まか合っていれば気にしないけど、
それがSSらしい所でもあるだろうよ。GJ。

742:名無しさん@ピンキー
07/02/24 14:31:03 /J+K24oq
折角良作が立て続けに投下されたってのに
アホな批評家気取りのせいでスレが変な感じになってるな
つまらんと思ったのならブログかチラシの裏にでも書いてろ

743:名無しさん@ピンキー
07/02/24 14:46:45 AjBLYgaD
【ハルヒ】ディ○ニーが著作権を主張【訴えられる?】
スレリンク(2chbook板:6番)

人気ライトノベル『涼宮ハルヒの憂鬱』のストーリーが
過去自分たちが制作し、未発表だったシナリオに酷似するとして
あの鼠会社が出版社を相手どり、訴訟を起こした。
日本ではなく米国での裁判だが
ハルヒ側の勝訴は絶望的で、今後アメリカでのハルヒの配給権は
鼠社が獲得するものと思われる。

ってかふざけんなよ!!

744:名無しさん@ピンキー
07/02/24 14:47:33 PMMsC/C0
紫だwww

745:名無しさん@ピンキー
07/02/24 15:41:30 P7y6+o/7
キョンスレでsos+kyonという神なIDがいたんだが

746:名無しさん@ピンキー
07/02/24 15:56:29 BlDbROFo
あれネタじゃないのw

747:名無しさん@ピンキー
07/02/24 16:12:11 jP6S+cHW
100%ネタだろ。あり得ねーよw

748:名無しさん@ピンキー
07/02/24 16:49:52 NbhGPjK4
>>705
朝倉のキャラ設定と古泉の立ち回りがイマイチ分からなかったが、どうもお疲れ
さん。ちょっと長くなりすぎて中だるみ感が否めなかったってのが正直な感想
かな。個人的には喜緑×会長SSがかなり良かった。会長が格好良すぎるw

749:名無しさん@ピンキー
07/02/24 17:57:34 fkFSuIXq
472kB じすれのきっせっつっ

750:名無しさん@ピンキー
07/02/24 18:26:12 r8Gyaokm
ネタだね

751:ナガト伝説
07/02/24 20:05:15 1aA/upIl
 平和だ。
 しみじみと思う、平和だ。

 日本のどこにでも有る様な高校の、どこにでも有るような昼休み。
 俺コト、キョンもそんな平和な昼休みを、同級生兼悪友の谷口・国木田と
共に、談笑しながら弁当を貪っている。
 何故ならこの一週間ほど、俺の後ろにいる人間災害発生装置の我がSOS団
団長、涼宮ハルヒはこのところ、何らの問題行動も起こしていないからだ。

 最近のSOS団内でも、この空気は変わらない。
 未来から来た我が癒しの天使、朝比奈さんは未来からの任務も無く、メイ
ド服で俺たちSOS団のために美味しいお茶を入れてくれる。今では独自に調
合したハーブティーを振舞ってくれている。
 SOS団最強の切り札。宇宙人製ヒューマノイド長門も、相変わらず部室に
一番に来てハードカバーを読みふけっている。心なしかその読書スピード
も、最近は今までの1.5倍程早くなった気がする。
 エセスマイルエスパー古泉も、急なバイトも無く、俺とのゲームで順調に
黒星を更新している。最も夜中、ハルヒが悪夢にうなされて小規模ながら閉
鎖空間を作り出すことが、何度か有るので気は抜けないとも言っていた。
 だが特に危険視する程ではないとも言っていた。
 平和だ。今谷口がまた彼女に振られたと嘆いているが、今の俺ならコイツ
に暖かい言葉の一つも掛けてやれそうな気がする。
「キョン後ろ」
 購買のパンをかじりながら、国木田が言う。するとそこにはいつの間にか
長門がつっ立っている。
 あーすまん、無視してたわけじゃないんだ。
「…いい、今来た」
 そっか、で、なんかあったのか?
 今まで俺は散々、長門の世話になってきたんだ。多少の頼みくらい、いく
らでもやってやるよ。
「非常事態発生」
 ………遺書でも書くか。

752:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:07:49 1JFyJGgb
長門「おちんちーん」
キョン「食べ物で遊ぶんじゃありません」

753:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:11:01 a0hSqYvO
え?終わり?

754:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:24:11 CtJ61onI
>>752
食物じゃねーだろ!

755:ナガト伝説
07/02/24 20:28:09 1aA/upIl
 さて、まずどうしよう。
 とりあえず、教室を出て人気のないところへ行く。
 長門が非常事態とまで言うんだ、ハルヒが退屈しのぎに世界を変えるとか
か?
 あるいは、お前の親玉がとうとうお前を消そうとしてるのか?だったらハ
ルヒを焚きつけるなりして、お前を守ってやるから。
「…ありがとう」
 若干、長門が微笑んだ気がした。
 気にするなよ。安心しろお前が死ぬようなコト、俺が絶対に…。
「但し、情報総合思念体は私を消去しようとはしていない」
 …そうなの?
 何だか俺やたらと恥ずかしいこと言った気がするんだが。
「並びに涼宮ハルヒも世界を変革させてはいない」
 じゃあ、何があったの?
「本が読めない」

 思わず脱力し、そのまま倒れこみそうになった。

756:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:40:27 7N5TIwCq
まとめてから投下しましょうね

あとsageろ

757:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:42:22 nYU2QSV6
>>754
いや待て。
もしかしたら大根を股間に当てて「おちんちーん。もっこしー」
って言ってるのかも知れないぞ。
俺はそういう長門が見えた

758:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:43:52 1JFyJGgb
>>757
それそれww

759:751・755
07/02/24 20:58:34 1aA/upIl
>>756
すいません、ちゃんとまとめてから投下します。

760:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:00:26 q0b5XKrA
>>759
いやだからsageてって。

761:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:01:50 FkuOq5SY
>>757
ソーセージを思い浮かべた俺は負け組………
つーか包茎組orz

762:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:03:20 1JFyJGgb
じゃあ俺はポークビッツ!

763:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:13:45 irDHa+8a
私涙が止まりません。

764:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:20:27 xjRWrTRA
>>762
プリプリスレのネタ?

765:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:21:12 1JFyJGgb
>>764
知らない

766:名無しさん@ピンキー
07/02/24 21:22:36 xjRWrTRA
>>765
そっか。ごめんね

767:ナガト伝説
07/02/24 22:51:11 1aA/upIl
 順序だててみよう。まず何で本が読めないんだ?
「部室の本は全て読みつくし、先日入れかえて貰う様に依頼した」
 ああ、そういえば二・三日前に本を読みつくしたんで、生徒会の喜緑さん
に、今度入れかえる図書室の古い本を分けて貰う様に頼みに行ったっけ、一
緒に。
 そう言った俺に答えるように、長門は三ミリほどうなずいた。
「で、本は確か昨日あたりに、持って行かれたっけ」
 またも肯定の仕草。
 今日当たりに本は部室に入ってくるって言ってたよな。
「運搬途中に事故が起こった模様、本の到着が遅れる」
 図書室の顧問に空けてもらったら?先にお前がもらう本もらっとけよ。
「顧問は忌引きのため休暇、図書室を空けてもらえない。その上渡す本
はまだ準備が出来ていない」
 踏んだり蹴ったりだな。
 で、俺の所に来たのは……本あったら貸してくれってことか?
 肯定の仕草。
「確かに持ってるけど…、漫画だぞ。それでもいいか?」
「いい」
「少年漫画だけど…、それも不良交じりのギャグ漫画…面白いけど」
「いい……答えは意外なところにあるらしいから」
「?」

 そんなんで、俺たちは教室に戻り、カバンに入れていた少年漫画を長
門に貸し与えた。 
 ちなみに、その光景を見ていた谷口は血涙を流すような目で俺を睨み
付けていた。


768:ナガト伝説
07/02/24 22:52:20 1aA/upIl
 放課後、パブロフの犬のように、俺はいつものようにSOS団の不法占拠す
る文芸部へと足を運ぶ、既にメイド服に着替えお茶を入れる比奈さんに、新
手のボードゲームを持ってきた古泉。
 その二人の視線がちらちらと長門へと向かう。それもそうだろう、あの長門
が珍しく、ハードカバーでなく、少年漫画を熱心に読んでいる姿は、なかなか
見れるようなものではない。

「あなたが貸したんですか?」
 自軍の駒を進めながら、古泉が俺にきく。
「何か問題でも?」
 その駒を、待ち受けていた俺の駒がつむ。
「いえ、珍しく長門さんが漫画を読んでいるので」
 朝比奈さんが入れてくれたお茶を受け取りながら、古泉は続ける。
「そういう時もあるだろ」
 俺にもお茶を渡してくれた朝比奈さんも言う。
「わたしは始めてみましたよ、何だか親近感が沸きますね」
 …この二人は長門をハードカバー以外は読まないもんだと思ってんのか?
 まあ、確かに長門が熱中するものなんてそんなにないが。
「長門、それどうだ?」
 珍しく読書中に顔を上げながら言う。
「…ユニーク。とても参考になった」
 あそ。よかったら他にもあるけど明日にでも貸そうか?
「いい、答えがみつかったから」
 なんのこっちゃ?
 

769:ナガト伝説
07/02/24 22:53:42 1aA/upIl
「遅くなってごめーん」
 ドアを開けつつ元気よく言ったのはSOS団団長の涼宮ハルヒだ。
 そういえば、コイツ掃除当番だったなーと思いつつ、俺は駒を進める。
 すると、部室の隅にいた長門が立ち上がり、団長席に座るハルヒに
近寄る。
「あなたに頼みがある」
 はて、今度は何だ?ハルヒに本でも借りるのか?
「どんなこと?幾らでもいいなさいよ、最近わたし気分いいから何でも
言ってみなさいよ」
 そして面倒ごとは俺たちに押し付けるわけね。
「結婚してほしい」

 世界が止まった。
 朝比奈さんは持っていたお茶缶を落とし、古泉は顔が硬直し、あの
ハルヒでさえも口を開けっ放しにして固まっている。
 かく言う俺も同じく固まる以外になかった。
「……えーとね…」
 一番早く復活したのはどうやらハルヒであった。
「有希?あのね、もちろんわたしも有希のことは好きよ。もちろん団員
としても、友達としてもよ。でも女同士で結婚はできないのよ。だから
ってわたしは別に有希が……」
「大丈夫」
 何がですか、長門さん?
「あなたに結婚してほしいのはわたしではなく彼」
 そういって長門は俺のほうを向いた。

770:ナガト伝説
07/02/24 22:54:45 1aA/upIl
「……!!キョン!あんたなんてコト有希に言わせてんの!!」
 当然のごとく?勘違いしたハルヒは俺を思い切り締め上げる。
「ちょ、まて、俺は何も…」
 そんな言い訳が通じるはずもなく、俺の首を絞めるハルヒの
腕力がさらに増した。
「言い訳なんかいいから、あんたはこれから罰ゲームね、まず
近くの川から海まで泳いでもらおうか」
 その前に三途の川泳ぐことになりそーです。
「ならそのまま三途の川の花を摘んで「これはわたしの独断」
 止めようとしない古泉や、おろおろするだけの朝比奈さんを
見かねたのか、長門がハルヒの手を押さえてくれた。
「…なんでそんな事を?」
「あなたはSOS団が無くなることを恐れている」
 淡々と長門は続ける。あといい加減、手はなして。
「そりゃ…ずっとこのままって訳にも行かないと思ってるわよ、
でもその時は別にこの部屋じゃなくても…」
「だから一番SOS団が活動するに当たって、あなたが彼と結婚
するのが一番と判断した」
 つまり俺にSOS団のために生贄になれと?
「そりゃ…こんなのわたしが貰わなきゃほかの誰のも結婚でき
そうにないし…」
 お前と結婚してくれて、言うやつも居ないとおもうぞ。


771:ナガト伝説
07/02/24 22:56:00 1aA/upIl
「あなたたち二人一緒が一番いいとわたしは思った」
 思わず、俺はハルヒを見た。そういえば何だかんだいって、俺は北高
に入って、ハルヒのあの自己紹介を聞いた日から、コイツのことばかり
考えていた気がする。
 長門や朝比奈さん、古泉にハルヒがどんな人間かと聞かされてからも
コイツの側にいた。俺は本当は…コイツが、ハルヒのことが…。
 見るとハルヒも俺を見て、目線が合うなり急に目をそらす。心なしか、
なんだかハルヒの顔が赤く染まっている。
「おめでとうございます、いや好かったですね」
 古泉がいつものニヤケスマイルで俺たちを祝福する。
「そ、そうですよ、おめでとうございます、本当に…よかっ…ですね」
 歓喜のあまり泣き出す朝比奈さん。
 首を締め上げていた手を緩め、更にハルヒは顔を赤くする。
「ちょ、まってって、まだ結婚するなんて一言も!有希!あんたも何て
こと言い出すの!」
「わたしはこれが一番との結果を出した、だから言った」
 物事は順序立てて言おうな。
 でも…ありがとな…。
「だから二人が早く結婚してわたしを愛人としてかこってほしい」
 
 再び時が止まる。
「キョンンッ!!」
 そう言うなり、ハルヒの右ストレートが俺のあごをとらえた。
 そーいえば長門に貸した漫画にそんな台詞言ってたキャラがいたなー
と思いつつ。俺は闇に沈んだ。

 後日、結構な規模の閉鎖空間が出来たと古泉が俺に告げた。
 しばらくの間、ハルヒは俺に一言も口を聞かず、長門は恋愛小説を読んで
いた。
 ちなみにそのときのハルヒの髪型は、何故か短いポニーテールだった。

 終わる

772:名無しさん@ピンキー
07/02/24 22:59:40 CLBndgXX
白瀧幾乃ktkr

773:751
07/02/24 22:59:58 1aA/upIl
>>756>>760
すいません、sageって何なのかよく分からなかったもので。
 そこんとこ含めてお詫びしときます。

774:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:09:02 2YeCnctp
>>773なんかIDが1upしそうな勢いだな。

775:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:14:27 pVpZFMnT
そろそろ次スレ時期?

776:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:35:01 7N5TIwCq
>>773
いやいやsageてくれればオッケーですよ
気にしないで下さいな
gjです

777:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:37:36 2YeCnctp
>>775そうなんだが、俺には生憎く次スレを立てる権限がないようだ
誰かお願いします。

778:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:14:15 iC7wfist
長門(次スレの創立を申請…)
キョン「お、珍しいな。長門がPCとは。何やってんだ?」
長門「読書。」(スレ立てに夢中で気付かなかった、うかつ。しかしモニターは見られて無いはず…)
キョン「そうか。でもエロパロ板は18禁だぞ。」
長門「…!!」

779:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:19:39 MTrHUruj
残念! エロパロ板は21禁だ

780:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:22:11 iC7wfist
>>779長門「うかつ…」

781:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:38:15 m/SdQOZx
次スレたててくる

782:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:38:42 7SGZouWQ
にょろ

783:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:42:41 m/SdQOZx
>>2をミスったー
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
一応・・・

【涼宮ハルヒ】谷川流 the 41章【学校を出よう!】
スレリンク(eroparo板)

784:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:46:14 iC7wfist
>>783ドジっ娘ってホントに萌えるんだな

785:名無しさん@ピンキー
07/02/25 00:51:52 SKU9Ci1y
>>784
可愛い奴めww

786:名無しさん@ピンキー
07/02/25 01:14:59 DgV4JdPj
>>779・780長門「更にうかつ・・・今は18禁だった・・」

787:名無しさん@ピンキー
07/02/25 02:05:49 gXLW08j2
「私の稼働時間は」
「あの夏は数えるなよ」
「……」

788:名無しさん@ピンキー
07/02/25 05:03:26 LH8b1j27
 陽光で目を覚まして起き上がると、頭の中に一つの疑問があった。夢の中から引っ張ってきた
ものだった。夢の内容はもうぼやけてしまっていたが、土産にもたされた疑問はしっかりと頭の片
隅を占めて、早く早くと解答を求めていた。
 階下に降りていき、朝食のシリアルをほおばる妹を見やる。弁当の用意をする母親への挨拶も
そこそこに、食卓へ座り、隣の席の妹の髪を指で梳いてみた。ポンポン付きのゴムで結ばれてお
らず、下ろされた髪は見慣れきったものだがなかなか悪くない。指で触れて確かめると、頭のて
っぺんから毛先まで一度もひっかかりなく梳けた。ガキんちょのくせに手入れしているのだろうか、
艶が指先に残っているようだった。
 妹はスプーンを持つ手を止めて、こちらを向いた。どうしたの寝ぼけているの、顔洗ってきたらと
心配されたが、いいや全く、と返しておいた。
「なあ、お前の髪どうなっているんだ。不思議なもんだな」
 言葉足らずだっただろうか。本意がわからないのか説明を求めてきた。ついさっき夢の中で見た
んだがなと前置きしてから、
「普段、お前は頭の右のてっぺん辺りで髪の毛をくくっているよな」
 妹の頷きを見て頷き返す。指でいじって髪の感触を楽しみながら続けた。
「じゃあ、括られた髪の毛はその周辺の分だけのはずだ。当たり前だよな」
 集められて垂れ下がった髪の毛を想像する。そう、ポンポン付きのゴムで括られた部分へと髪が
流れていくだけ。そう、結果、右と左がちぐはぐなへんてこセミショートが出来上がるはずなのだ。だ
がどうだ? お前の左の耳脇にあるはずの髪さえ、いつの間にやらパッと消えてしまいショートヘアー
になっているじゃないか。どうしても納得できない。どうか諸兄も想像して、そうして違和感を覚えて
欲しい。
 あの、鼻歌を歌いながらハサミを奪いにきた時の髪型と、普段のコイツの髪型。ありえないだろう。
対角まで引っ張っていくほど髪の毛は存在しないし、仮にそうだとするならば括られた髪の量が少な
すぎるし、普段、左右の長さが違うはずだ。何故だ。しかも髪を下ろせば元通り。信じられるだろうか。
コイツは家族である俺の目さえも欺いていたのだ。
「やだなぁ、そんなことあるわけないじゃない。気のせいだよ」
 なめんなよ。そんなわけあるか。ちょっと試してみろ。
 ご飯食べているのに、と渋る妹にゴムを渡して、普段どおりくくってみるよう言いつけた。こうなれば
この目で確かめるしかあるまい。
「これでいいの?」
「おおい! 今、思いっきり『にゅるん』って!」
 一度両手でまとめてから括った瞬間、いつの間にか消え去っていた。そうして、髪を下ろして、二、
三回整えるために叩いたかと思ったら俺をあざ笑うようにまた伸びている。何度試してみても同じだ
った。伸びたり縮んだりしていやがる。もちろんウィッグなどではない、正真正銘コイツの地毛だった。
「大丈夫? キョン君ちょっとおかしいよ?」
「おかしくない! おかしくあるものか!」
 信じられるだろうか。そこにあるべきものがなく、ないはずのものがあるのだ。兄の威厳を失いなが
ら俺は朝食をとった。誰でもいい。誰か、俺に代わってこの疑問を解いてくれないだろうか。髪の毛の
問題なだけに交代(後退)したくはないが……
「キョン君、うまいこと言ったー」


 了。

789:名無しさん@ピンキー
07/02/25 06:48:31 ZYl/Vysb
>>771
読んだのエンジェル伝説かよ!
GJ!

790:名無しさん@ピンキー
07/02/25 07:23:09 Cil8+qU5
>>789
どっかで読んだと思ったらそれか、北野さん!スッキリしました!

791:名無しさん@ピンキー
07/02/25 07:54:20 O6G6+szu
>>789
あ、あーすっきりだ。無表情なクール女子高生が頭ン中にフラッシュバックしたよ、サンクス。
>>788
ちょっと妹の容姿見るためにググりにいくわ

792:名無しさん@ピンキー
07/02/25 11:50:02 Kb1vFGlW
>>788
俺も孤島の少女と野球の少女は別人だと思ってたんだよ。
孤島限定で萌えるわけなんだが。

793:名無しさん@ピンキー
07/02/25 15:35:32 qwTlrinc
  .ト│|、                                |
. {、l 、ト! \            /     ,ヘ                 |
  i. ゙、 iヽ          /  /  / ヽ            │
.  lヽミ ゝ`‐、_   __,. ‐´  /  ,.イ   \ ヽ            | そうか、わかったぞ……
  `‐、ヽ.ゝ、_    _,,.. ‐'´  //l , ‐'´, ‐'`‐、\        | キョンの妹は複数人いるんだ!
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、 キョンをはじめとしたメンバーが
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } 妹ちゃんと呼んでいるのは叙述トリックだったんだ!
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./ もちろん妹ちゃんが複数である事を隠す為のな!
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、
            ヽ     、__,,..             /:;;:   .!; \
             ヽ      :::::::::::           /:::;;::  /  


794:名無しさん@ピンキー
07/02/25 16:40:04 +2nO6je0
妹って髪型のレパートリー結構あるな。
ノーマル、右上、ちょんまげポニー、ツインなど。
ついでに髪型の謎を言えば、俺は鶴屋さんのポニーがあんなに細く
まとまるはずないと思うのだが。

795:名無しさん@ピンキー
07/02/25 18:24:48 pTMH34MD
エンジェル伝説とか懐かしいなwwwwwwwwwwwwwww

796:名無しさん@ピンキー
07/02/25 18:54:06 23sq/dHE
2次元は融通が利く、って言ってまとめたら皆怒るだろうな。
俺も含めて。

797:byナガト伝説著者より
07/02/25 19:06:22 XAxX4BTL
>>796
いえ、ただ単に笑いが取れればと…

798:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:24:04 t09jnf/V
個人のHPとかでぼつぼつ古泉×みくるを見かけるけど、ここだとまず無いですよね。
やっぱりある程度取捨選択できる個人HPとは違って
ここは嫌でも目に入ってしまう場所だから、支援してても控えちゃう人がいるんだろうな。
私個人はキョン一人に、全女性キャラが群がるのは嫌ですけど、
そういったSSを書ける文才が無いのが悔しい……。

799:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:26:47 mIFScmcb
別にキョンハーレムでなくてもいいんだけど、それだからって余りもんみたいに
脇キャラ同士でくっ付けられるのもどうかという気はする

800:名無しさん@ピンキー
07/02/25 20:27:28 iC7wfist
>>798熱意があれば文才は要らないんじゃないの
って台詞は月並み過ぎるかな

801:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:02:17 qFqJnVdB
文才ないと叩かれるからなココは。「

むしろ文才があれば熱意はいらない

802:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:16:02 V5XtWo0C
>>798みくる自体ここでは空気な感じだし…

>>799禿げ上がるほど同意

803:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:16:49 5asTqddM
VIPってなんであんなに古長が人気になったんだ?

804:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:46:37 fVXBAb4A
涼宮ハルヒの覚醒ってのを書いた人のシリーズで
ギャグっぽく古長の組み合わせで出てきたのが走りだった気がする

805:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:50:37 Kb1vFGlW
VIPは驚くほどキ長がないもんね。
いや、みくる持ち出されるとあれなんだけども。

806:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:51:07 HjaNU+XB
迫害された民がVIPに集ったという感じじゃない?
基本的に古泉とのカプはNGな空気のスレが多いから……
その点VIPならどんな内容でも基本NG禁止だから安心して投下出来る。
他にも古泉×ハルヒや古泉ハーレム物とか、古泉好きが多いような気がするな。

807:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:51:46 5asTqddM
ギャグ古長から始まってシリアス古長も人気がでてきた感じかな?

808:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:52:32 Kb1vFGlW
ここは王道あらかた出尽くしたから今は変化球の方が多いくらいだな。

809:名無しさん@ピンキー
07/02/25 21:56:45 mIFScmcb
>>806
古泉は女性キャラとカップリングさせるよりもキョンと友情させてる話の方が好きなんだよなー、俺。

810:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:01:03 jh7nxYiD
古泉は女性キャラとカップリングさせるよりもキョンと濃厚なホモセッk(ry

811:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:03:30 mIFScmcb
アナルに行k(ry

812:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:04:25 jh7nxYiD
アナルスレ……まだあったのか

813:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:18:05 WMbWXudd
>>809
俺もだな。実際そのテーマの作品の名作多いしね。
ここの人気No.1作品もそうだし。

814:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:24:22 iC7wfist
古泉×キョンの友情話はどれも違和感無くていい感じだな
ところで人気NO.1て少年オンザ?

815:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:25:29 23sq/dHE
『古泉一樹の親友』。古泉作品はこれだろ。

816:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:26:09 6eekBWjn
少年グラウンドゼロを二期でアニメ化してくれるなら、俺のアナルくらい捧げてもいいぜ。
本編にもあのくらい古泉の活躍する話があればな…

817:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:27:11 mIFScmcb
>>815
それと少年オンザがTOP2だろうな

818:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:27:49 mIFScmcb
>>816
古泉の場合活躍したら死亡フラグが立ちそうな気が

819:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:38:04 Kb1vFGlW
>>812
ゴキブリ……この時代にもまだ生きてたのか。
みたいな言い方すんなwww

820:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:42:22 5asTqddM
古泉活躍=ウホか死亡

821:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:48:15 jenN55Ge
古泉はみくる(小)よりは活躍してると思うけど。もっぱら解説役として。
VIPにあったやつだと『古泉一樹の結婚』ってSSが好きだな。
古泉と森さんの結婚式にSOS団が同窓会っぽく再会するお話。

822:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:50:34 23sq/dHE
最近ずっと少年オンザ、少年オンザって言われててどんなだ?
と思い冒頭5行くらい読んでみたら既に読んでたわ。
うん、コレも好きだぞ。タイトル覚えてなかっただけで内容は覚えてるよ。

823:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:53:07 jh7nxYiD
あいつの顔や声は思い出せない――けど、胸の柔らかさだけは、この手が憶えてる。


見たいな感じ?

824:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:55:46 5asTqddM
>>821
原作スレで聞いてみな。みくるは陰謀とかあるし未来話は増加可能性が高いけど、
重要な話になると古泉他超能力系の名前が一切でなくなる

825:名無しさん@ピンキー
07/02/25 22:58:08 M9jUKsbU
雑談多いなーってよく見たら
あと4kバイトしかないのか

826:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:00:46 iC7wfist
よくわかんないけど>>823には才能を感じる

827:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:06:27 NsR8P7HG
VIPで古泉が多いのは単に皆キョンでネタが減ってきたとかじゃね?
正直、VIPの古泉のカプは適当なのが多くて、なんだかなって感じ。
古泉自体は好きなんだが、なんか違うんだよな。

828:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:08:22 hFR/x0YX
>>827
でも「花嫁修業危機一髪」は好きです。

829:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:08:53 mIFScmcb
古泉×女キョンとかは正直一発ネタ以外だとどうもな

830:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:09:59 5asTqddM
古泉にカプ自体無理がある。違和感なしはありえない。
でも最近投下された古長とか作者は決して適当に書いてない

831:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:14:11 23sq/dHE
>>823おうおうまさにそんなカンジだ。
いつも解説すまないな、古泉。

832:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:19:56 jh7nxYiD
>>831
はは、礼には及びませんよ。

しかし、そこまで言うなら"いつもの"を……

833:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:22:40 kx76URNH
つい「逸物」と漢字変換してしまったのは、内緒だ…

834:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:31:35 23sq/dHE
アッー!

835:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:35:31 NsR8P7HG
>>830
ああ、スマン。ちょっと言葉が過ぎた。俺も最近ならメタ~とかは好きだ。
ただそういうのが多いなと。

836:意味無し
07/02/25 23:45:35 iC7wfist
内緒だと言うなら最初から言わなければいいのに。
つくづく人間という生き物はわからない。
それともこれも、人間から学ぶべき感情というものなのだろうか。
─少女は本から目を離し、>>833を見る。
自分より明らかに劣る有機生命体。
しかし、自分には無い何かを持っている。
彼を見ていると落ち着くのは何故だろう。
彼と話すと感じるこの高ぶりはなんだろう。
感情と呼ぶには余りに儚いノイズ。
何もかもわからない中、ただ一つ言える事。この感覚を、失いたくない。
─少女はそっと、本に目を戻す。 その題名が示す意味を、彼女はまだ理解出来ない…

837:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:47:04 NR0+lXpo
「このスレを埋める。」
おいおい、インチキはなしだぞ。
「大丈夫。現在の地球人レベルで行う」

838:名無しさん@ピンキー
07/02/25 23:48:53 MTrHUruj
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   |イ:::!:::::/ ハ. |:::ヽ::'. マ-ツソ       vヾシ//::/::::|ノ::ヽ、ヽ
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   lハ:l::ー、.」::::::::::';:::::::',     、_’_,.  ∠イ:::::::::/::/:/リ´-┐ ,!
    |:||::::::|:::::::::::::::、:::::'\    「ヽ    _. イ:/:::::/::/:/ /`ヽ/ /
     ヾヾト:|::::::::::|/ 、:::',、::'.丶、_| | __.  '´l/イ::::://イ  /`ヽ'^ヽ、_
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     ,/    ヽ,.ヽ..ゝ1 | |   ノ '’ ./  / / /.|匸´__     /
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