【涼宮ハルヒ】谷川流 the 40章【学校を出よう!】 at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 40章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch200:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:21:51 vn3qkD5F
とその時、何かがこの場所に突っ込んで来た。ガラスの割れる音がする。
空の彼方に影は躍らなかった。黒い車だったからな。
その黒いバンは俺が目的らしい。ドアが開く。一瞬の隙もなく引きこまれた。ほぼ同時にアクセルが踏まれて急発進。
流石の機関も完璧に油断していたらしい。二十分過ぎても追っ手は来なかった。
「意外とあっさり上手くいったな」
「機関と言っても所詮は人間の集まり。少しの空間操作と油断を突けばたやすい事です」
「油断はともかく空間操作は多少とは言えないんじゃない?」
朝比奈みちる騒動の時に出くわした嫌な未来人に、同じく出くわしたハイティーンの女、それに喜緑さん。
……どんな組み合わせだこれは。「朝倉さんから連絡が入ったんです。あなたが危険な目に合ってるから助けて欲しいと」
「あまりに不憫な事になりそうだから僕達も手を貸したという訳だ」
「お礼くらい言っても罰は当たらないと思うわよ」

201:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:23:22 vn3qkD5F
助けてもらった事には本当に感謝してる。どうもありがとう。
が、正直に腹を割って話そうか。ただの善意で俺を助けたと思うほど俺は思考が回らん馬鹿ではない。何が目的だ?
「それは朝倉さんに聞いたらどうですか?」
いや喜緑さん、携帯は長門のマンションにありますから連絡は取れないんです。
「貴方は朝倉さんのナイフを持っていますね?それは通信機器代わりにもなっているんです。
今も繋がってますよ」
何だって!?
「あーあ、ばれちゃった」
懐から朝倉の声がする。とりあえずナイフを出してみる。
「別にばらす必要性はなかったのになあ。もう気付かれずにじっくり観察出来なくなったじゃない」
おお、確かにナイフから声が出てる。ってちょっと待て。朝倉、お前今なんて言った。
もしかして、俺の人には言えないあんな事やそんな恥ずかしい行為を覗き見してたのか?
「あっ……だ、大丈夫よ、そういった時は接続はしてないわ」
「そのナイフは、私の見た所創られてから一度も接続は切られてません。繋がりっぱなしです」

202:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:25:36 vn3qkD5F
ナイフから声が消えた。おい朝倉、聞いてるならちゃんと返事をしろ。
「………この電話番号は、現在使われておりません。
ピーとなったらご用件をお知らせ下さい。ピー」
……朝倉がジョークを言ったのを褒めるべきか、怒るべきか、それとも間違いをつっこむべきか。どうすればいいんだろう。
なんか腹立たしいので自然と手に力が入る。すると、
「あっ…だめぇ……いきなりそんな強くいじっちゃ……最初はもっと優しく…」
と、文だけ見ると誤解させられる事間違いない言葉を喋りだした。
やめんか。情熱を持て余す高校生がそんな艶のある声でそんな台詞を聞かされたら変な気分になるだろうが。
もしここが自分の部屋だったら、俺のシシオウブレードが昏睡状態から復活してしまっただろう。
まあ、覗きは後でじっくり話すとしよう。朝倉、この三人と何を取引したのか教えてくれないか?
「私が知ってる限りの貴方の情報全てよ。いつ何処で何をしたか映像化してね」
何だ、それだけか。てっきりもっとやばい条件だとばかり……
ん、全て?

203:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:26:30 vn3qkD5F
「あんたはなんの能力もないただの人間だが、涼宮ハルヒの行動や思考に多大な影響を与える重要人物だ。しかも僕達を牽制出来る強力な切り札まである。
そんな奴の情報だ。どの勢力も喉から手が出る程欲しがるのも当然だろう」
「あなたが外に出ている時の情報は得るのは簡単。けどね、家の中の情報は全く知る事が出来ないの」
何故だ?家は特別な防犯対策はしてないし、大体お前達なら簡単に知る事が出来るだろうに。
「あの文芸部と同じです。色々混じりあって飽和状態になっていてアクセスが出来ないんですよ」
俺の家はそんな風になっていたのか。こればかりは感謝だな。
知らない奴に自分のプライベートを覗かれて喜ぶ趣味はないからな。
……まさか、朝倉が渡した情報ってその部分なのか!?
「ええ、その通りよ。あなたの中に朝倉涼子さんがいた時から今までのプライベート映像集。それもノーカット、無修正。
それを私達だけにくれたんだからこの程度の事ならいくらでも助けてあげるわ」
「誤解はしないで下さい。貴方の行動と思考を知る極めて貴重な資料なのです。
もちろん人には見せられないあんな事やそんなシーンも満載ですが。
……ふふっ、結構立派な物をお持ちですね」
「くそっ……でかさでは負けたが、平均持続時間では僕の方が勝ってるからな。悔しくなんかないぞ」

204:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:27:20 vn3qkD5F
恥ずかしい、ああ恥ずかしい、恥ずかしい。穴があったら侵入したい。
「もしかして……怒ってる?」
………。いや、お前の判断は間違っちゃいない。
この場合、機関の連中に蹂躙される方が遥かに被害が甚大だからな。礼を言う。
「ごめんね。いつか私の穴に侵入させてあげるから」
それは遠慮しておこう。
「……やっぱり、そっちのケがあるの?」
ねーよ。それにやっぱりってなんだ。全く、礼を言って損した気分だよ。
『……目標の居場所を突き止めた。追跡開始』
うん?今長門の声がそっちから聞こえたぞ。起きたらしいな。
「まずいわ。今長門さんが朝比奈さんを連れてそっちに向かっているみたい」
迎えに来てくれるんだろきっと。
「ううん、暴走状態に入ってる可能性が高いわ。私の制止を振り切ってまで行ったもの」
と、なると、捕まったらまた俺の貞操がピンチなわけなのか。勘弁してくれ。
大体俺の何処にそんな魅力があるんだよ。

205:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:28:02 vn3qkD5F
「あなた、自分の事をよくわかってないみたいね。わたしが彼女達の立場ならイチコロね」
そういうもんかねえ。よくわからん。
「それより、まずい事になりました。長門さんがまさか朝比奈さんと連携をとるとは」
どういう事ですか喜緑さん。長門はともかく、朝比奈さんがこのメンバーの脅威になるとは思えないんですが。
「私達が空間を限定してなら時を止める能力があるのはご存知ですね?」
ええ、一度経験してます。最も、俺には一瞬の出来事でしたが。
「いくら私達でもその行為を行う事は簡単には出来ません。止めてる時は私達は一般人レベルにまで能力が低下するからです。
しかし、タイムプレーンデストロイドデバイス、略してTPDDが近くにあれば話は別です。
空間を限定する必要なく時を止める事が可能になります。もちろん使える回数に制限はありますし、数秒だけですが」
長門ならその数秒で俺を奪還するのはたやすい事だろう。そしてその後は……

206:「涼宮ハルヒの完結ーそ(の後)×3
07/02/17 20:28:42 vn3qkD5F
まずいって。いやまずいって。また貞操の危機に晒されなきゃならんのか。
「ふん、問題無い。こちらも同じ事を実行すればいいだけだ」
そ、そうだ。こっちにも宇宙人と未来人がいるじゃないか。しかし、助けてもらうのは非常にありがたいんだが、一つ聞いていいか?
「なんだ?」
もしかして、また見返りを要求するのか?
「いや、今回は個人的に恨みを晴らす目的もあるからそれはいらん」
「勝手に思念体の意向を無視して世界改変しておいて、お咎め無しというのは私としては少し腹立たしいと思っていたのです。
お陰で私が長門さん監視の任務を受けるはめになりましたし、いい機会ですから憂さ晴らしをこの際する事にします」
「だから、今回はサービスサービス」
「私は涼宮さんがいるからそっちには行けないけど頑張ってね」
ああ、しっかりハルヒを監視しててくれ。ここにあいつが出て来たらそれこそ収拾がつかなくなる。
もうついてない気がするがそれは置いておく。
「長門さん達が後ろから来ました」
うわ、朝比奈さんを背負って走ってるよ。
「朝比奈みくるのTPDDの起動を確認した。こちらも起動させる」
「さあ、長門さん。勝負です」
「……朝比奈みくるのTPDDにアクセス完了。プログラムを実行開始」
今、恐ろしい戦いが始まろうとしている。


続け

207:名無しさん@ピンキー
07/02/17 20:31:13 vn3qkD5F
終了です。そ(の後)×4に続くかも。

体調悪いのに無理してこんなの書いてどうする俺。

208:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:12:03 vn3qkD5F
つーか一番始めにもはや誤字があったorz

209:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:16:15 Bg2UaLo6
ハニワ幻人って何だ?

210:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:18:58 QHVd+dT1
>>209
鋼鉄ジーグだと思う

211:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:19:07 Bg2UaLo6
あと、ナイフ通信に、何で長門の声が入ったんだ?
回線が込み合ってたのか?
いつの時代の電話なんだ

212:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:37:04 vn3qkD5F
>>211
古泉関連は中の人ネタ。ナイフ通信の疑問は保管庫を見てもらえると嬉しい。
抹消されてなければの話だけどw
やっぱり小ネタ入れすぎなのかなあ。

213:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:40:16 QzHviKtj
>>208
おつです。

初期に比べると筆力があがっておりますね。


214:名無しさん@ピンキー
07/02/17 22:27:55 7McUMjaZ
>>208細かいことは気にしてないから続き書いてくれ。面白いよ。
非エロ展開で、むしろ壮絶な争いに発展していくような気がするな。
3大陣営での大戦…最終的に収集つくかい?

215:名無しさん@ピンキー
07/02/17 22:28:35 7McUMjaZ
×収集
○収拾

216:名無しさん@ピンキー
07/02/17 22:31:07 GcMx4WI8
>>179
亀だが
少年オンザが入るなら俺はDVDを初回版で買う。ガチで。

ついでに2クールだった場合も考えてみないか?陰謀混ぜるとか

217:名無しさん@ピンキー
07/02/17 22:34:22 1aTzN5Yk
ここでやることじゃない

218:名無しさん@ピンキー
07/02/17 22:35:54 fPDkDL4Y
>>208
続き楽しみにしてるよ。

219:名無しさん@ピンキー
07/02/18 01:00:37 KxgSBmtC
同じく

220:名無しさん@ピンキー
07/02/18 01:30:15 9cWQpj6S
えっ?じゃあ俺も

221:名無しさん@ピンキー
07/02/18 01:37:18 8Pu16Fmo
保管庫の中の人がお休み中ですね
もう新スレが立って200まで行ったというのに

222:みくる×キョンで子作り
07/02/18 02:10:36 9In+u8lE
「キョンくん、お話があります」
 保健室に呼び出されたのは放課後のことだった。
 朝比奈さんは、えらく真剣な表情を浮かべてそこに佇んでおり、俺の姿を認めると、幾分ためらいがちに話し始めた。
「本当は『禁則事項』に該当する項目なんですが、今回は特別に許可がおりました。なので、キョンくんにはお話しします。わたしがこの時間平面上に来た理由を……」
 確か、ハルヒの奴を観察するため、でしたよね。
「そう。でもそれは実は、表向きの理由に過ぎないの。未来のことを、この時代の人間に話すのは禁止されているんだけど、事情が事情だけに今回は特別です。ちゃんと説明しないとキョンくんも納得してくれないと思うし……」
 どういうことでしょう?
「あのね。わたしが来た時代の日本は、この時代の日本に比べると、人口が極端に減少してしまっているの」
 はあ、そうなんですか。ひょっとして、少子化の影響とかですか?
「ええ、それもあります。でも一番の原因は、男の人の生殖能力が、この時代と比べると著しく低下してしまっているせいなんです」
 はい。
「科学物質による環境汚染が直接の原因なんじゃないかって言われているわ。男の人とエッチしても、女の人が妊娠できないの。バイオ技術を応用することで、今までかろうじてカバーしてきたんだけど、それももう限界なんです」
 朝比奈さんは潤んだ瞳で俺を見上げながら、
「それでは根本的な解決には繋がらないと、上の人たちは判断したの。ちゃんとした健康的な男性の濃い精液を調達しなければ、日本人は滅亡してしまうと、
 ……そう、判断されたんです。それを受けて、極秘のプロジェクト・チームが立ち上げられました」
 プロジェクト・チーム?
「妊娠能力のある女の人を時間遡行させて、生殖能力のある男の人と恋をさせるの。そして子供をつくらせる。妊娠した状態で、女の人は未来に戻り、子供を産んで育てるの。そういうプロジェクト」
 そりゃまた、大層な計画ですね。
「そうなんです……」
 哀しそうに呟くと、朝比奈さんはセーラー服のファスナーに細い指をかけ、迷う素振りも見せずに俺がいる前で脱ぎ始めた。
「ちょ、ちょっと! あ、朝比奈さん、一体なにを!?」
 朝比奈さんは、淡く柔らかな微笑みを見せ、
「キョンくん。あなたの精液をください。未来の日本のために」
 僅かに俯くと、頬を薄っすら桜色に染めながら、
「一緒に子供をつくりましょ?」
 そう、おっしゃった。

 俺はひどく動揺した。
 しかし、未来の日本の運命がかかっているとあらば、仕方がない。
 俺は二秒で納得した。


223:みくる×キョンで子作り
07/02/18 02:11:57 9In+u8lE
 朝比奈さんは、流れるような動作で制服を脱ぐと、ついで下着も取り去った。匂い立つような色気を漂わせ、一糸まとわぬ姿を俺にさらして、
「キョンくんも、脱いで?」
 赤く染まった顔で、はにかみながら言った。
 うーん。惚れ惚れするほど可愛いな。
 ちょっとだけ意地悪してみたくなるね。
「朝比奈さん」
「は、はい。なんでしょう?」
「あのですね。俺の服なんですが、朝比奈さんが脱がせてくれませんでしょうか?」
「え? え?」
「実は俺は、そういった趣味の持ち主なんです。それくらい、いいでしょう? 俺の精液が欲しいんだったら、せめてそれくらいは、してもらわないといけません」
「あ、あの、その……」
 朝比奈さんは、少しだけ驚いたあと、
「は、はい。わかりました」
 首肯して、俺の要求に、素直に従ってくれた。
 衣服を全で脱がせてもらい、俺たちは生まれたままの姿で向き合うことになった。
 朝比奈さんはしばらくの間、グラマラスな肢体を恥ずかしげにくねらせながら照れていたが、やがて決心できたようで、
「あの、それじゃ……、しましょうか……。子作り」
 ぽつりと言って、控えめに微笑んだ。
 なんだろうね。この異常に庇護欲をそそる笑顔は。
 しかし俺は、日本の未来のために健気に身体をささげようとする朝比奈さんに感銘を受け、ますます彼女を苛めたくてたまらなくなってしまっていたのだった。
「駄目です」
 と俺は言った。
「ええっ? ど、どうして?」
「いいですか、朝比奈さん。物事には全て、順序という物があります。朝比奈さんは俺の子供が欲しいんですよね? ならば、そのためには、俺の息子が立った状態でいなければならないわけです」
「は、はあ」
 俺は自分の息子を指し示した。
「見てください。どうです? 立っていないでしょう?」
「……はあ。そうですね。小さなままです」
「いえ、なにも朝比奈さんの裸に魅力がないだなんて言っているわけじゃないんです。むしろ朝比奈さんの身体はフェロモンばりばりです。とても美味しそうですよ。でも今は、そういうことを言っているわけではないんです」
 朝比奈さんは、あっけにとられた顔をしながら、
「言ってることが、よくわからないんですけど……」
 事態が呑み込めていないようだ。
「つまり、こいつを立たせる必要があるんです。立たせないと子作りはできません。わかりますか?」
「なんとなくは……。はい、わかります」
「咥えてください」
「ふぇふっ!?」
 びっくりした顔をして、
「キ、キョンくん!? ふざけないで! いきなり、なにを……」
「俺は真剣ですよ。いいですか、朝比奈さん。あなたの口に、日本の未来がかかっているんです。こいつを立たせられるかどうかに……。ことは重大ですよ?」
「そんなこと急に言われても……」
「俺だって本当は、こんなこと朝比奈さんにさせたくないんです。でも仕方ないじゃないですか。なにしろ、かかっているのは日本の未来なんですから」
「ふぇぇ……」
 朝比奈さんは、しばらく、え? え? と訳がわかってない素振りを見せていたが、その内、嫌々ながらも決意のできた様子で、
「……わかりました。わたし、咥えて大きくしてみせます。初めてですけど、頑張ります」
 そう言って、俺の息子に恐る恐る顔を近づけると、おずおずと口に含んだ。

「……んっ、……んっ」
 鼻にかかった甘い声を漏らしながら、朝比奈さんは俺の息子を吸い上げた。
 上手です。朝比奈さん。
「……ふっ、……キョンくんの、もう、大きくなりました。口でするの、止めにしてもいいですよね?」
 俺としては、このまま一回、お口で終わらせてもらうことを所望しているのですが。
「ダメです。精液がもったいないです」
 ですよね。それじゃいいです。


224:みくる×キョンで子作り
07/02/18 02:12:50 9In+u8lE

 さて、どうしたもんかな。
 よもや保健室で、朝比奈さんと子作りする羽目になるなんて夢にも思わなかったぜ。
「朝比奈さん、とりあえずベッドの上に移動しましょう」
「はい」
 朝比奈さんは素直に同意してくれ、俺と共に、白色のシーツで覆われた保健室のベッドに乗り込んだ。
 えーと。それじゃ失礼します。
「あっ」
 いささか迷ったが、俺はまず、朝比奈さんのたわわな胸の愛撫から始めることにした。
 小柄な体格には似つかわしくないサイズの胸を繰り、そろそろと揉み上げ、乳首をつまんでみる。
「……っ」
 どうやら気持ちいいらしい。
 朝比奈さんは、わかりやすい反応を返してくれ、かすかに頬を染めている。
 これでいいのか。
 ホッとした俺は継続して胸を揉みつづけ、乳首を口に含んで、口の中で転がした。
「……う、……いい、です。キョンくん……」
 朝比奈さんがそう言って、ピクンと身体を震わせる。
 どこまでも素直なお方である。
「いいって、なにがいいんですか? 朝比奈さん」
 硬くなった乳首を舌で弄びつつ、意地悪して俺は訊いてみる。
「ひう……、あ、あの、その、……気持ち、いい、です」
 掌で、そっと顔を隠しながら、いじらしい仕草で反応を返してくる朝比奈さんを見て、俺はますます彼女を苛めたくなってしまい、
「あっ……、そ、そこは……」
 朝比奈さんの秘部に指を這わせた。
「濡れてしまってますね」
「あ、言わ、言わないで、お願い……」
 温かに濡れてしまっている朝比奈さんの秘部を、指先を使って愛撫し始める。
「ふわ……、は、恥ずかしい。……うう、」
 初めてなんですか?
「そ、そうなんです。でも大丈夫。上司から、初めての時でも痛くなくなる薬をもらってきたの。あ、本当は、これも『禁則事項』なんだけど」
 なるほど。では、こんなことをしても平気なんですかね。
「え? あっ、なにを……あ、キョンくん? やっ、ダメ……」
 身体を震わせながら、朝比奈さんが抗議する。
 俺は朝比奈さんの秘部に顔を近づけると、舌で強く舐めあげてみる。
「わ、キョンくん! そんなとこ、舐めないで! お、お願い。汚いです、……ふぁ、やぁッ……」
 羞恥に肌を染めながら硬直している朝比奈さんを見やりながら、
「朝比奈さん。せっかくですから、これを着て子作りしてみましょう」
 俺はベッド横の衣類がけに吊るしてあった衣装を差し出した。
「え? これは……」
 意表をつかれて放心する朝比奈さんに、俺は説明する。
「白衣ですよ。保健室の先生が羽織っている、白衣です」
「え、どういうことですか? わた、わたしがそれを着て、エッチ、するって言うんですか?」
 そうです。しかも、素肌に直接、白衣です。
「ど、どうしてですか?」
 その方が、俺が楽しいからです。
「な、なんだかよくわかりませんが、キョンくんって少し変わってますね」
 よく言われますよ。はっはっはっ。


225:みくる×キョンで子作り
07/02/18 02:13:37 9In+u8lE
「着ました。これでいいんでしょうか」
 よく似合ってますよ、朝比奈さん。素晴らしいです。
「ちょっと恥ずかしいです」
 恥らう姿がまた絶妙です。では、いきますよ。
 俺は息子を朝比奈さんの秘部にあてがうと、ゆっくりと挿入していった。
「あ、あう」
 うわ。やはり、ちょっとキツイな。
 いや逆に、この締め付けは、やばいかも……。
「あっ、あ、うっ、……キョンくん、わたし、き、気持ちいいです……」
 本当ですか?
 上司にもらったって言ってた薬のせいか。
 恐るべし未来のテクノロジー。しかし、朝比奈さんに薬を渡した上司って……。もしかして、朝比奈さん(大)か?
「ふっ……、ひっ……、あっ……、き、きもちいい……」
 お、俺もすぐにイッちまいそうです。
 朝比奈さんの凶悪なまでに極上の締め付けに耐えながら、俺は腰を打ち付けつづける。
「ふわっ……、ふわっ……、あ、きゃうッ……、キョンくん! あっ、……いいよう」
 やばいです、俺も。と言うかなんですか? この締め付けは。
 朝比奈さん、あなた、すごい名器の持ち主なんですね。
「な、なんですか名器って、……ひぅッ、……ふっ、……や、あぅッ!」
 白百合のような朝比奈さんのお顔を鑑賞しつつ腰を打ち付けていると、やがて息子の辺りに痺れを感じるようになり、俺は、
「朝比奈さん、俺、もうイキそうです」
「え? え? ふあッ……な、なんですか? せ、精液が、出ちゃいそうなんですか?」
 そうです。精液が出ちゃいそうなんです。
「あ、そのまま、出しちゃってくださいっ。……あ、お願いだから、中にそのままッ」
「わ、わかりました! あ、イク! 朝比奈さん、イキます!」
「あっ、キョンくん! わ、わたしもイッちゃいそう! あ! イクッ! あわ、あああッ!」
 だが俺は、間違えて息子が抜けてしまった振りをして、精液を朝比奈さんの白衣の上にかけた。
 朝比奈さん絶頂を向かえた余韻で浸りながら身体をくたっとさせ、呼吸を乱しながら涙目で俺を見上げ、
「あ、キョンくん……? ど、どうして?」
 すみません。どうやら失敗しちゃったみたいです。
「そんな……なんてもったいないことを……」
 もう一回するしかないですね。
「う……、そうですね。子供、ちゃんと作らないと」
 じゃあ、今度は朝比奈さんが上になってください。
「う、うえ!? 上ってなんですか? も、もしかして、わたしがキョンくんに乗るってこと?」
 その通りです。
「むっ無理! 無理です、そんなの! わたし、運動音痴だし……」
 愛があればなんとかなるでしょう。
「ああああ、愛って」
 いいから早く乗ってください。
「ひええっ!」
 えらく軽い朝比奈さんの身体を、ひょいっと俺は抱き上げると、馬乗りになるように、俺の身体の上へと跨らせた。
 そして朝比奈さんの秘部の所へ息子を持っていき、そこに彼女の身体をゆるやかに沈み込ませていった。
「ま、待って、キョンくん! やッ、は、入ってきちゃう、……くっ、ふ、ふわッ」
 ズブズブと息子を呑み込んでいくにつれ、むずがるように身体をくねらせていた朝比奈さんの動きが止まり、やがて小刻みに肩を震わせるようにして、涙ぐんだ眼差しを俺に向けた。
「う、う、動けない、です。……うっ、キ、キョンくんの、意地悪」
「俺が動きますよ」
 そう答えて、俺は寝転んだ体勢のままで、腰を突き上げる動きをした。
「や、あ、あ、あッ、……キョンくんッ、キョンくんッ!」
 すいません、痛かったですか?
 朝比奈さんは子供のようにあどけない仕草で首を振り、
「違うの。き、気持ちいいの。すごく気持ちいいの……。子作りが、こ、こ、こんなに気持ちいいなんて、わたし知らなかったの。き、気持ちよすぎて、アタマがどうにかなっちゃいそう……」
 一体どんな薬を朝比奈さん(小)に渡したんですか、朝比奈さん(大)。
「あッ! やっ! う、動かないで! きゃう! あぅ……あっ、またイクッ! ああキョンくん、またイッちゃうよう!」
 う、俺も、またイキそうです。
「あ、もうダメッ! キョンくん一緒にイこう! き、気持ちいいよぉッ! 中に出して。こ、こども、つく、……あ、イク! ふぁ、イッちゃうッ!」

226:みくる×キョンで子作り
07/02/18 02:14:16 9In+u8lE
 ビクビクと痙攣しながら、俺たちは再び絶頂を向かえた。
 だがもちろん、俺は朝比奈さんの中には出さなかった。
「すみません、朝比奈さん。また、失敗して外に出しちゃいました。精液、朝比奈さんの太腿のとこに、かかっちゃいました」
 朝比奈さんは、ぜいぜいと激しい呼吸をし、白衣を汗でびしょ濡れにしてしまっている状態で、今度はさすがに俺を軽く睨むと、
「キョンくん、まさか、わざと外に出しているわけじゃ、ないですよね?」
 バレたか。
「や、やだな、朝比奈さん。子作りの最中は、俺も極度の緊張状態にあるんですよ。だから中で出そうと思っていても、そうそう上手い具合には成功しないわけです」
「は、はあ……」
「俺だって、朝比奈さんに子供を作ってもらいたいんです。あ、そうだ。今度は、朝比奈さんの方で動いて、俺をイカせてくれればいいんですよ。俺はじっとしていますから」
「で、でも、わたしにそんなこと、できるでしょうか? さっきだって、まともに動けなかったのに……」
 大丈夫です。朝比奈さんならできますよ。俺が保証します。
「そうでしょうか……」
 ではまず、さっきと同じように、俺の上に乗ってください。
「は、はい」
 朝比奈さんは大人しく俺の言うことに従ってくれた。
 再び俺の身体に跨って、俺の息子を呑み込んでいく。
「ひッ……、ふぁ……」
 ぬぷぬぷという卑猥な音と共に、俺の息子がぬるぬるした粘液に包まれていく。
 朝比奈さんの中は、相変わらず極上の締め付けだった。
「はあ……、はあ……、これからどうすればいいんでしょう?」
 その体勢で、腰を動かしてください。
「う、……無理……です」
 頑張ってください。日本の未来がかかってるんですよ?
「は、……、ひ、……、く、……」
 健気にも、おぼつかない腰付きで、朝比奈さんは下半身を動かし始めた。
「あう、力が、入らな……ふぇっ、ダメ、わたし、ダメッ……」
 頑張ってください、朝比奈さん。子供を作るんでしょう?
「う、う、動けな……、お願い、キョンくんが、動いて……」
 朝比奈さんの涙ながらの懇願に、さすがに俺は心打たれた。
 わかりました、朝比奈さん。今まで苛めてしまってすみませんでした。
 俺が動きます。ええ、動きますとも。
「そ……、そうして……」
 俺は朝比奈さんを突き上げ始めた。
「や、あ、あ、あ、あ! あく、気持ちいいよお……」
 光栄です。
「あっ……あぅ……キョンくん、キョンくんのが、奥にあたってる。すご、すごく気持ちいいです……」
 朝比奈さんの締め付けもすごいですよ。
「ひっ……、ああくぅ、……ダメ、ダメ、そんなに突かれるとぉ……キョンくんダメだよぉッ! イッちゃうッ! わたしまたイッちゃうッ!」
 俺もまたイキそうです。
「ああッ、キョンくん出してッ! な、中に。こ、こども作らないと! やっ! イッちゃうっ! ふ、ふわあッ!」
 だらしなく痙攣しながら、俺たちはイッた。
 俺は―もちろん朝比奈さんの中には出さなかった。
 朝比奈さんは、ひどく色っぽい、しかし疲労困憊といった顔付きをして、さすがに怒った。
「キョンくん、いい加減にしてください。外に出しちゃったら、妊娠できないじゃないですか。一体、いつまで子作りをつづけるつもりなんですか」
 俺は言った。
「いつまでもです」
「は、はい!?」
「明日も、明後日も、毎日しましょう。子供ができるまで」
「ひ、ひえっ! む、無理です!」
「日本の未来のためですよ」
「キ、キョンくんがちゃんと出してくれれば、一回で終わったはずなんです!」
「次は中に出します」
「や、約束、ですよ? わたし、今日はもう、疲れちゃって無理そうだから……明日にしましょう。明日は、必ず中で出してくださいね?」
「はい。約束します」
 そのようにして、その日から俺と朝比奈さんの、夢のような生活が始まったのだった。

 END

227:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:17:03 df8d1lpI
GJ!なかなかエロかった

228:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:24:54 8Pu16Fmo
久しぶりのエロきたー!!

229:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:35:09 0eRwbSDG
んでもって次の日早速ハルヒにバレて

230:名無しさん@ピンキー
07/02/18 02:45:53 cvmGG7Dh
世界崩壊か

231:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/18 04:28:35 P5y1XB5y
「あーもう、世の中退屈すぎるのよ! 何か面白いことはないのっ!?」
 放課後とはいえまだまだ日は高い。SOS団は今日も活動中なのだが。
 ハルヒの退屈許せない症候群の発作がまた始まった。ネットサーフィンに飽きることは世界の終焉と地続きなんだろうか。
判らんが。ほのぼの空間が終わりをつげると、古泉は「ふむ困りましたね」と言って、朝比奈さんは部屋の中のあっちこっちで
おろおろ、長門は変わらず読書を継続、俺は嘆息する。全くこのお嬢さんはのんべんだらりと過ごす日常に楽しみを見出すこ
とができないのかね。ハルヒ、どうせならもっとゆっくりまったりと生きようじゃないか。人生長いんだぜ。
「アンタは人生を浪費していることにまだ気付いていないだけよ。そうしてうだつのあがらない中年になった頃にようやく気付くの。
それで言い張るのね『もっと違った人生を歩むことができたんじゃないか。そうさ、俺の価値はこんなもんじゃない』なんてね。
はぁ、ヤダヤダ。重要なのは今よ、今なのよ」
 将来面白いことが約束されていると思っているなんて、何かもう負け犬コース一直線ねぇと、人生の落伍者を見る目つきをする
ハルヒ。凄い言い草だな。まだ負けてねえよ。っていうかまだ始まってさえいねえよ。2ケツのチャリで校庭をグルグル走りたくは
ない。
 だが今重要なことは隠居した老人のような台詞を吐くことではないということは俺にもわかっている。学習しているさ。今、成すべ
きことはハルヒの不満を解消してやることなんだろ。
「じゃあゲームするか? オセロでも将棋でもトランプでも、それこそ賭けポーカーでもいいぞ」 違法だけど。
「嫌よ。もっと血沸き肉踊るようなイベントじゃないと燃えないわ」
 コイツ。妥協するということを知らんのか。古泉と対戦するようになってから見直したが、面白いんだぞ、ボードゲーム。しかし
この流れのままではまた朝比奈さんが生贄となってしまう、それだけは避けねば、さてどうするかな、と思案しているとハルヒが
言った。
「ねぇ有希、何か面白いことない?」
 長門に話を振る。長門は読書を中断して顔を上げた、が、ちゃんと話の流れを把握しているかな。
 悪く言うつもりはないが、長門ほど高校生らしい、そしてハルヒのいうところの血沸き肉踊るようなイベントと無縁の存在もそういな
いだろうなあ。本当の本当の部分は違うんだけどさ。ファッション、ゲーム、友人と駄弁り、旅行、カラオケ、ナンパ……うぅむ、どれも
これも俺たちが長門を誘いはするが誘われはしない分野だ。はてさて。ここでハルヒの望むような面白い回答が返ってくるだろうかと
問われれば、ぶっちゃけて限りなく0に近い気がするんだが……。
 しかし長門は、わかった、と、本に栞を挟んで立ち上がると、自分の鞄から一枚のメモ用紙とペンケースを取り出してそこに筆を
走らせて、その用紙をハルヒの元に持っていく。俺と古泉は長机の席を立ってハルヒのいる団長席の後ろに回りこむと、どれどれと
そいつを確認してみる。綺麗な文字が躍っている。

 クイズ キスが悩み 秘密は何処 皆家鴨と行き去る

 用紙にあるのはたったこれだけの文字だった。
「これを解いて欲しい」

232:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/18 04:30:04 P5y1XB5y
「ふぅん……ま、いいじゃない。見てなさいよ、さくっと解いてあげるから」
 ハルヒがにんまりする。スーパーウーマン長門からの出題だからだろうか、はてさてめったにお目にかかれないアクティブ長門から
の挑戦だからだろうか。どうやらこのクイズはハルヒのお眼鏡にかなったようだ。サンキュー、長門恩にきる。古泉も感謝しているよう
で長門に向かってウィンクして、朝比奈さんは長門におかわりを注いでいた。
 じゃあ。いざシンキングタイムだ。持てる知恵を振り絞ってこのクイズに望みたい……んだが。待ってくれ長門。俺のスカスカの脳み
そには少しばかりハードルが高いようだ。ヒントが足りない。だってこの文字が何を指し示しているかさえ解らないんだよ。
「駄目。制限時間は設けないからゆっくり考えて欲しい」
 これだけの文字から何を導き出すんだよ。『犯人は誰?』や『犯行の動機は?』の誘導さえないんだぜ。ぬう。
 ハルヒは何か思うところがあるのかしばらくして「キスなんて別に悩みじゃないわ」と言う。口にチャックしてくれよ。思い出すと恥ずか
しくなってくるだろうが。頼むから謹んで欲しいよ。
 長門が用意したクイズは少しばかり難問なのか、ハルヒも古泉も朝比奈さんも頭を捻っている。読書を再開した出題者の横顔を
見て見ると、うんうん唸っている俺たちが愉快なのか長門は少しだけ自慢げだ。ほぅ。いいね。あのポーカーフェイス長門が自慢げに
しているんだぜ。喜ばしいじゃないか、願うことならスパッとこのクイズを解いて、驚いた長門の表情をカメラに収めてやりたいもんだ。
とはいえどうしたものか……どうかヒントをお代官様ーと命乞いをする悪役のようにすがってみた。うるせえ、情けないとか言うな。

「鍵」

 一言ヒントをこぼして今度こそ長門は完全に沈黙する。おいおい、俺にはどうも縁のある言葉なんだが。鍵か。やっぱりわかんねえ。
「鍵ですか。かぎ……KAGI、KEY、鍵穴、錠、門、扉、暗号、秘密、南京錠、、セキュリティ、オープン」
 古泉は連想される単語を呟いてノートに書き連ねている。白いノートが雑な字でどんどん埋まってはいくが、なかなか正解には近づ
いていけないようで苦闘している。このヒントをどこまで頼っていいものか。麗しの朝比奈さんといえば、
「ええと、『か』と『ぎ』の文字を消して読んでも意味が成り立たないし、一文字前後にずらしても駄目だし……がき。ぎぐ。がぎ。さじ」
 こちらも苦戦中だった。ミステリ小説などにも用いられる、暗号を解く際に用いられる解凍(解答)法である。初歩的なものしか知らな
いが俺もいくつの方法を当てはめてみた。結果は玉砕だったが。
 ハルヒは用紙を睨み付けたまま黙り込んでいる。悔しいのだろう眉間にずいぶんしわが寄っている。おいおいこれが解けないからって
閉鎖空間発生とかやめてくれよ。本末転倒どころか洒落にならん。
 意見交換をしてみたりもするが答えは得られず、ただただ時間が経過する。すると、長門がやってきた。どうしたんだと聞くより先に
「もう一問追加」

 墨名綱も認知口砂国

 何?
 おいおい、皆ビックリしているだろ。一問済んでいないのに追加かよ。それに今日はずいぶんとアクティブじゃないか。手厳しいね。
勘弁して欲しいと言いたいところだがこうなりゃ意地でも二問とも解いてやるよ。なぁ、長門、念のため聞いておくがこっちのクイズは
完全に独立しているんだよな。『鍵』という言葉は一問目のヒントであって二問目とは無関係であり、一問目を解かないと二問目が
解けないなんてことはないんだよな? さらに言えば一門目の解答は二問目のヒントでもないよな。
「そう」
 OK、やってやる。とはいえこっちも難しそうだな……知恵熱出そうだ。
「あぁ、こっちは簡単ね。ウォーミングアップにこっちを出してくれたらよかったのに」
「そのようですね。では再び第一問に取り掛かります」
「はい、私にも解けました」
 馬鹿じゃないぞ、俺は。多分。

233:名無しさん@ピンキー
07/02/18 04:33:49 P5y1XB5y
あっさり解かれたら、私、恥ずかしい……(スカートをたくし上げて羞恥に震えるメイドの表情で)。
解答編は明日か明後日にでも投下したいと思います。では失礼。

234:名無しさん@ピンキー
07/02/18 05:07:31 D9lN7Lmf
>>233
くっ、1問目しか解けない……。

235:名無しさん@ピンキー
07/02/18 05:11:15 8Pu16Fmo
>>233
キョンのトレースがかなり上手いし、下調べ(古泉の字は雑)も効いてる。

うまい文章ですた。GJGJGJ

236:名無しさん@ピンキー
07/02/18 05:25:41 mw5qNneq
一問目はあな楽だったが、二問目は墨の読み方がみっからんかった……。
千葉県民しかわからん読み方のものを出さんでくれ。

237:名無しさん@ピンキー
07/02/18 06:44:41 8Pu16Fmo
あの暗号を解読するには法則なり文法なりを見破る以前に漢字の読みの知識が必要ってこと?

知識問題に帰結するんなら知らなきゃ解けない罠。降参。

238:名無しさん@ピンキー
07/02/18 06:54:08 uBicdOgk
どっちもわからんorz

239:名無しさん@ピンキー
07/02/18 08:26:46 mw5qNneq
>>237
18歳以上なら、鍵さえつかめれば、一部わからなかったとしてもクロスワードパズルみたく容易に推測できるはず。
とはいえ、こういうクイズのパターンを知識としてある程度知ってないと辛いかもしれん。
……ところで朝比奈さん、彼処は未来でもこの地名のまま残ってるのか?

240:名無しさん@ピンキー
07/02/18 09:10:08 8Pu16Fmo
げへへへへ
ついに地図帳引っ張りだしたぜ

ミスチルは関係ないのかな
恋なんて 言わばエゴとエゴの シーソーゲーム

えーえぇえーええーえぇえ
いつだって 君は曖昧なリアクションさ

241:名無しさん@ピンキー
07/02/18 09:46:38 EADskPri
解答マダー? 涼宮ハルヒの暗号の解答編マダー?

242:名無しさん@ピンキー
07/02/18 14:25:37 Zf3yvmNh
>>233
もう・・・ダメ、限界。
知恵熱ってほんとに出るんだな。

243:名無しさん@ピンキー
07/02/18 19:12:04 9cWQpj6S
もう・・・ダメ、限界。
ウンチってほんとに出るんだな。

244:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:03:54 UKK7WGYT
謎はすべて解けた・・・
人類はやっぱり絶滅すると書いてあるよ

245:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:05:18 RCmFgA/f
>>244
●●●<な、なんだってーっ!

246:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:08:47 HWhBneM2
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…知恵熱出るっ、知恵熱出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!答えないで、お願いぃぃぃっっっ!!!←出題者
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!チッ、チエッ、チエネツゥゥゥッッ!!!
無理無理イッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!回答ッ!!カッ、カイッ、カイトウッッ!!!回答見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!


もう書けない
ギブアップ

247:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:18:14 4nh2R4Q8
お、おつかれ(^_^;)

248:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:19:43 RCmFgA/f
>>247
その問題欄を一つずつずらして書いてしまったアホを見るような視線はやめとけ

249:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:35:47 J8++IUfd
>>248
これなら良いのか?




お、おつかれ(゚д゚)

250:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:36:59 ogP+3Qv9
こっちみんなwwwwww

251:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:39:55 RCmFgA/f
>>249
その砂漠でのた打ち回るシーラカンスを見たかのような顔もやめとけ

252:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:41:30 HWhBneM2
お、おつかれ(*゚∀゚)=3

253:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:54:41 CXY3mrT2
なんだその一発スッキリした様な顔は!

254:名無しさん@ピンキー
07/02/18 22:56:24 3jZeKWGh
なんだこの流れw

255:シルクハットの骸骨
07/02/18 22:59:58 xUFDW1PY
はじめまして、私はシルクハットの骸骨
と申します。これからよろしくおねがいします。

256:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:03:06 RCmFgA/f
>>255
ブルック乙

257:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:03:20 n5dqlRkm
いいか?俺たちは何も見てない。何か変なものが見えたならそれは幻だ

258:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:03:53 /u6OHb30
( ゚д゚)……


(゚д゚)!

259:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:04:44 79X1Ts2I
変なモノが見えるが、疲れてるせいだな……今日は早く寝よう

260:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:14:09 J4rC5/G6
すげぇ斬新なギャグを見た。

261:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:21:54 hICgRmqt
シルクマン?

262:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:27:25 xUFDW1PY
名前が変ですか。
でわ私も名無しでいきたいと思います。

263:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:31:33 N557/Z35
メル欄に半角でsage

264:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:33:52 xUFDW1PY
わかりました。

265:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:39:12 nn4jS4c4
その…なんつーか…真冬日にサッカー日本代表の
ユニフォーム、もちろん半袖だぞ?
それを着て歩いていたおっさんを見かけた時みたいな…って
何を言ってるんだろうね?俺は。

266:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:42:56 pVtZovmd
今日は今来たとこなんだが……
なんだ今日のこの流れはw

267:名無しさん@ピンキー
07/02/18 23:57:46 bZg69CBf
なんかこう、トンネル抜けたら二秒でご飯!っていうか。
何を言ってもシュールになりそうなふいんき(ry だな。

268:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:04:11 IMZAP5l9
カオス化しとる…inドラクエはまだかなまだかな?

269:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:14:32 sazZxpQA
>>265
あぁ~渋谷でよく見かけるなソレ
サッカー日本代表のシャツ来て
全身から「日本代表応援」的なオーラを放つ
素敵なおじ様だった。

270:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:15:44 ms+LkSGy
キジョニー
騎乗位+オナニー
オナヌ

271:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:19:41 SGKtaClD
>>270
どうした突然www

272:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:27:00 GrW38RbA
今日のカオスっぷりは異常

273:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:39:40 82ifqgD9
これがリアル閉鎖空間ってやつか

274:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:46:11 uZG1fxok
このスレにナゼか書き込め無いんだが

275:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:49:44 geJZiIA0
書き込めてるじゃねぇか

276:名無しさん@ピンキー
07/02/19 00:49:48 2yVTsWZn
>>274
異次元同位体?

277:名無しさん@ピンキー
07/02/19 01:29:13 WYfiprZH
>>273
どうも、神人です。

278:名無しさん@ピンキー
07/02/19 02:36:09 vaGzbwPN
「長門、何だコレ」
 ドアのところに、ちっこい液晶みたいなのがついている。
「……探知機」
 長門、毎度のことだがもう少し詳細な解説を頼む。
「人が近付くと反応する。まだ実験段階」
 何の意図があってそんなものを設置したんだろうか。と思っているうちに、液晶に文字が映し出され始めた。
『WARNING!
 A HUGE BATTLESHIP
 ''DOUBLE DEALER''
 IS APPROACHING FAST.』
(『BATTLESHIP』……?)
 なんか、微妙に腑に落ちないものを感じるが、そうこうしているうちにドアが開いた。
「こんにちは。涼宮さんと朝比奈さんはまだですか」
 古泉だった。なるほど、「裏表のあるやつ」ね。なかなか面白いじゃないか、これ。
 と思っていると、再び液晶が反応を示した。
『''STORM CAUSER''』
「ふー、あっついわねー今日」
 ハルヒだった。『嵐を呼ぶもの』か。まさしくピッタリなネーミングだな。
 そして三たび、液晶に文字が映し出された。表示されたのは……。
『''FATTY GLUTTON''』
(……誰だ?)
「お、遅れてごめんなさいです!」
 朝比奈さん? はて、朝比奈さんはデブでも大食いでもないが……。
 俺は長門と朝比奈さんを交互に見た。
 あ、ひょっとして……もしかして……。
 胸か!
 長門、それはヒガミ以外の何ものでもないと思うんだが……。

 ところでこの装置、ドアの内側に設置されてるので自分の名前は見えないのである。
「長門、俺の場合は何て表示されるんだ?」
「……''TITANIC LANCE''」
 そのココロは?
「まさしく巨大な槍」
 何が?
「……貫かれたい」

279:名無しさん@ピンキー
07/02/19 03:10:49 VgbiTUzz
>>278
ダラ外ワロタ
それにしてもGJ!


280:名無しさん@ピンキー
07/02/19 04:19:06 DZGzbDa4
キョンはGREAT THINGかと思ったが、違うのかw

長門自身はどう表示されるか気になる。RISK STORAGE?

281:名無しさん@ピンキー
07/02/19 05:00:59 iqeeA1sV
夜中に目が覚めちゃったよう(ρ_-)
あと二時間凍結してほしいよう

282:名無しさん@ピンキー
07/02/19 07:16:10 lK/DU9Ok
ダラ外懐かしいなw
ダラシリーズはネーミングが大雑把かつほんとにつけそうな名前でセンスいいな、と思う


「キョン!下に大型筐体のゲームが届いてるわ!あんた部室まで運びなさい!」
大型筐体…?それってゲーセンにおいてあるような類のやつか?
「そうよ!レアなゲームを偶然ネットオークションで格安でゲット出来たのよ!やっぱあたしの普段の行いが良いからかしらね!?」
普段のお前の行いでゲットできるものといえば嵐くらいだ。俺には扇風機程度の風で十分だがな。
「いい?あたしが掃除終わるまでに運んどきなさいよ!」
重装甲殻のカニのような音を立てて走り去るハルヒ。
しかしそんなもの部室に運んでアイツはどうするんだ?



「ふう…一体なにが入ってるんだ?」
「おや、このダンボールは…アーケードのゲーム筐体ですか」
うお、いきなり出てくるな古泉。それといたなら手伝え、一人で押していくのにどれだけ時間がかかったと思ってる。
「申し訳ありません。ですがこれは相当な大きさですね。」
ダンボールの箱をなでながらなにやら物思いにふける古泉。なんだ、心当たりでもあるのか。
「いえ…ただここ最近涼宮さんがとあるイベントに赴いた、という情報が機関から入ってきましてね」
「イベント?」
「ええ、なんでもアm

「ヤッホー!!キョン!例の物は運んどいた?」
古泉の言葉をさえぎり、海の王者であるマッコウクジラも海面を飛び跳ねながら逃げる勢いで扉を開ける我らが団長。
お前に加減という言葉はないのか。
「お、ちゃんと運んどいたのね!じゃあチャッチャと開けちゃいなさい。」
「その前にこれはなんのゲームなんだ?さっきから気になってしかたないんだが…」
「最近のシューティングゲームって弾除けとかに懲りすぎててもうシューティングとは呼べなくなったと思わない?」
質問に答えろ。しかしこれはいつものことだ、俺の言葉の弾丸を防ぐアームでも周りに張ってるんじゃなかろうね。
「んでなんだって?」
「だからSTG!そこであたしは思いました。古きよき時代の記憶を呼び覚ます必要があるってね!!」
ほう、一体何のタイトルを取り寄せたんだ?


「決まってるじゃない!オトメディウスよ!!」


ハルヒ、お前AOUに…




283:名無しさん@ピンキー
07/02/19 08:24:11 q3PhgoS4
回答マダー?

284:名無しさん@ピンキー
07/02/19 10:16:34 rYFR8aSj
ちょwwオトメディウスは新作www

285:名無しさん@ピンキー
07/02/19 12:57:24 Vf8kS67g
>>278
最後は下ネタで落とすのかw GJ

>>282
オトメディウスて。 これもGJ

286:名無しさん@ピンキー
07/02/19 17:47:07 vaGzbwPN
GREAT THINGは鶴屋さん
喜緑さんはGREEN CORONATUS
森さんはHYSTERIC EMPRESS

谷口、国木田はチグニタとダキニク

287:名無しさん@ピンキー
07/02/19 18:37:24 geJZiIA0
生徒会長は『MYSTERIOUS SMELL』
キョン妹は『SISTER-IN-LOW』

288:名無しさん@ピンキー
07/02/19 18:49:51 geJZiIA0
シャミセン『SPEAKED CAT』
阪中『MAD DOG LOVER』
ルソー『GREAT THINKER』

289:名無しさん@ピンキー
07/02/19 18:50:53 geJZiIA0
sage忘れた

290:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:09:39 DZGzbDa4
朝倉涼子は、「TWILIGHT RASCAL」(シャコボスの旧名)だろうねぇ。

291:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/19 21:41:52 fN/w7tBb
>>232

「ギブアップだ。お手上げだよ」
 格好つけて啖呵を切ったまでは良かったものの、本日の活動終了を告げる下校のチャイムが鳴り、寸分違わぬタイミングで
長門が本を閉じた。タイムオーバーである。結局二問とも解けずじまいとなった俺は、全面降伏、と両手をあげる。制限時間が
設けられていないクイズとはいえ実質これは落第と同義だろう。本当にしまり悪いな。窓の向こうで沈んでいく夕日がにじんで
見えるのは、決して俺の瞳が潤んでいるからではない。そう、事実を認めてしまえば負けなんだと自分に強く言い聞かせる。だが
袖口で顔を拭えばくっきりと色鮮やかなオレンジが否応無しに視界に飛び込んできた。オゥ、ジーザス。
「ふっふーん、正解を教えて欲しい? 胸のつかえを取り去ってしまいたいでしょ?」
 ハルヒが教えたくて仕方ないといった表情で近寄ってきて俺の周りをぐるぐる回りはじめた。高慢というより浮かれているのか、
声の調子がずいぶん高い。ハイテンションなのは結構だが、こんな光景、幼稚園か小学生の時分によく遭遇したな。覚えがある
から共感はできるがそこまで嬉しいかよ。はいはい、正直解答を教えて欲しくてたまりません。
「教えを請う態度じゃないわね。真心が足りないんじゃないの」
 腕組みしてねちっこく言ってのける声さえも楽しそうだ。ああそうかい。
「ならお前には頼らん。すいません朝比奈さん、どうか教えていただけませんか―」
「まぁいいわ。この手のクイズは問題文だけで完結しているのよ。アンフェアなクイズはともかく問題自体がフェアなら穿った見
方をする必要なんてないわ。視点を変えれば答えがそっくりそのまま隠されているんだから」
 お前は子供か。名探偵の役目を譲る気はないようで、発言を遮ってとうとうと解説を始めるハルヒに俺だけでなく皆呆気にとら
れそうになる。いや、素直に折れなかった俺もいい勝負なんだろうがお前には負けるよ。
「張り切って答えあわせしようじゃないの。『墨名綱も認知口砂国』だけどなんて読むか解る? 第一歩目のここが一番肝なんだ
けど」
「『ぼくめいつなもにんちくちさこく』か? 他には思いつかんな」
「ブー」 胸の前で大きくペケマークを作るハルヒ。勝者の余裕か嬉しそうなもんだ。
「じゃあ前提からして間違っているのかよ。報われねえぞ」
「墨名(とな)って読むのよ。後半も正しちゃうと『となつなもにんちくちすなくに』が正解。パソコンの文字変換機能に落とし込んで
実行すればなんてことないわ。アンタもそうすればよかったのに」
 墨名、ね。お前がそのパソコンを独占さえしていなければ、紙の辞書にいちいち頼らないで済むんだがな。すみとぼく以外の読
み方知らなかったよ。面倒くさがらずコンピ研から頂いたノートを立ち上げるべきだった。すまんゲイツ。そこで、ふと俺はひらめく。
「じゃあもしかすると―」
 ひょっとしたら、と微かな期待を胸にパソコンへ近づこうとすると行く手を阻まれた。言わずもがなハルヒだ。
「駄目よ。補習コースの生徒は最後の最後まで黙って先生の講義を聴くべきなんだから。変な癖がつく前に、筋道立てて教えて
あげるからじっとしていなさい」

292:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/19 21:42:55 fN/w7tBb
「そう言うな。自分の手で解いて初めて勉学は身につくものだろうが」
 俺が動いた方向に体をはすにするハルヒ。動きを牽制するようににじり寄ってきた。
「駄ぁ目。絶対許さないから」
「意地悪するなよ。第一、出題者の長門にならともかくお前は一解説者だろう。そこまで言われる筋合いはない」
 一気に横を通り抜けて、文句を言いながら髪の毛やらネクタイやらを引っ張るハルヒの妨害に腐心しながら、メモ帳を開いて
操作する。終始、真横で「あぁ、もう!」などと喚き声がしていた。
 となつなもにんちくちすなくに……すずみやはるひ。
 どうやら正解だったようで、画面には変換を待ちわびるすずみやはるひの文字が点滅している。紙吹雪が舞って、効果音つきで
派手に高速点滅しないものかね。何てことはない。解読方法自体は特別な知識を要するものでもなく、俺も聞いたことはあったが、
持ちこもうとした文章がいびつだったため試そうともせず考えただけで止めたものだった。
 ローマ字入力の陰に隠れて、滅多に出番のないかな入力モードに変更後、キーボードを叩いて件の文章を入力する。そうすると
見知った人名が上がってくるという寸法だった。キー配置の死角をついた謎か。俺にとっちゃこのクイズは仕掛けがどうこうより隠
れているのが団長様という点がミソであり粋なんだと思う。
 おめでとうの言葉とともに古泉と朝比奈さんの拍手に迎えられると、やはり気持ちいいもんだね。ヒントつきとはいえ解いてみた
後の気分は爽快で、団長の手によるひん曲がったネクタイと不必要なほどの無造作ヘアーも勲章に思えた。だと思い込むことに
する。
 その団長はどうも面白くないようでブツブツと小言ばかり言いながら髪をもてあそんでいた。ふてるなよ。よほど俺相手に教鞭を
執りたかったようだが放課後まで退屈な講義を聴く授業で占められるのは勘弁して欲しい。
 その仕草は、いつかの、肩の荷が下りたはずなのに酷く空虚でやるせない時の気持ちを思い出させた。
 ハルヒの姿が、母親に頼まれた用事を頑ななまでに一人でこなそうとするウチの妹、それも俺が手伝おうとするとすれば、ひと
りでできるもん! と歯を剥きだして追い払おうとする懸命な姿とダブった。危なっかしい手つきに任せておけず、母親の「キョン君
に助けてもらいなさい」の一言ともに仕方無く共闘―いや、単なる洗濯物の取り込みなんだが―してみれば恨みがましい非難
の目を向けられた挙句、「キョン君、要らんことしぃ!」の言葉を添えて、次の日まで尾を引くほどに機嫌を損ねる羽目になった。
 立場は違うがどちらも、私の仕事をとらないで、だろう。妹はともかくハルヒの場合、せっかくのお楽しみを横取りされてしまう……
なんて、折り合いのつけられない年ではない気がするがね。団員を信じて欲しいものなんだが、うぅむ、兼業兄としちゃあ少しばか
り大人げない行動だっただろうか。
「次回、次回があるなら、その時こそはゆっくり教えてもらうことにするよ」
 無視されたよ。部室を出て校門をくぐって下校の最中もバカキョンと連呼された。隣で不満げにされちゃあ素直に喜べないだろう
が、はぁ。
 でもなお前だって結局一問目は解けなかったじゃねえかよ。お仲間だ、馬鹿仲間。五十歩百歩の諺ぐらい知っているだろう。
 すると、む、と言ってハルヒの表情が暗転する。

293:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/19 21:44:43 fN/w7tBb
 問一であり、本丸でもある『キスが悩み 秘密は何処 皆家鴨と行き去る』はついに誰一人として解けず終いだった。ゲーム
好きの誰かさんなんざ、退屈しのぎだと捉えていたハルヒよりも虜となったようで、第二第三のヒントを要求していたほどだった。
平穏そうな顔でいて、その実、未だににあきらめきれないでいるかもしれない。
 身の毛もよだつ猟奇殺人の動機であれ、用意周到に仕組まれた四重密室のトリックであれ、世界と天秤にかけられた暇つぶし
であれ、不可解な謎は心をひきつけて止まない。いつか解き明かされ、衆目に晒された真実は時間が経つと忘れ去られ部屋の隅っ
こで埃をかぶった。そうして愛好家が次の謎を用意すると誰かが飛びつき、繰り返される。最先端のトリックは流行のアクセサリの
ようで移り変わりが激しい。酷く滑稽なのかもしれない。
 長い坂を下りきっていくつ目かの交差点が、本当の解散地点だった。ここで、皆、足の向かう方向が違うのだ。
 誰からでもなく答えを尋ねると、もったいぶることもなく長門は、問一も問二も同じ、と前置きしてから説明に入った。
 輪になって、用紙を持った長門の手の動きを追ううちに、朝比奈さんが「えっ!?」と声を上げたんだが俺も同感だったよ。なんと
まあ。
「この『クイズ』の文字は題字じゃなく、暗号の一つに含まれていたんですか?」
「ちょっと有希、ズルくない」
「これは……そうでしたか」
 三者三様のリアクションに長門がしてやったりと顔をほころばせる。回答者としてはしくじった俺だが、ここはぬかりないぜ。
用意しておいた携帯のカメラで決定的瞬間をしっかりおさえておく。でもひっかけなんてズルいぞ。
 用紙の下半分に問題文がひらがなに変えて書き写される。
 くいず きすがなやみ ひみつはどこ みなあひるとゆきさる
「この、意味を成さない文字の羅列を組みなおせばいい」 ペンで丸く囲む。あっさりと佳境を迎えるらしい。
 さらりと次に進むから聞き逃してしまいそうになったがこいつはパズルだったらしい。しかもよくあるパターンと言ってのけられる。
ハルヒの言ったとおり、答えはクイズに内包されていた。もちろん俺はここにさえたどり着いておらず、それどころか訳されたひらがな
の文字に「やがも」じゃないと知らされた。あひるね。どうやら俺の鈍くさい頭は基礎の基礎から学びなおさなければいけないほどお
粗末なようで恥ずかしい限りだ。
 熱意を買われたんだろう、あなたに任せる、と古泉に用紙とペンが渡された。
 古泉がメモ用紙と格闘している間、俺の役目といえばそこのコンビニで人数分のジュースを買って待機することだった。行き交う車
両がライトを灯しだす程陽が暮れた時間になり、我が家では俺抜きで夕食が始まっているんだろうが、一足早くここを抜けようなんて
幾許も思わない。明日口頭で伝えられるんじゃなくて、今、感動のフィナーレを見届けたかった。
 頭の中にメッセージはとっくに刷り込まれていたが俺はあえてそれに手をつけず、ただただじっと待った。緩慢だが退屈ではない
時間だった。500mlのパックジュースを飲み干したハルヒが二本目をせがむ頃になって、古泉の対面で一緒に頭を悩ませていた朝
比奈さんが沸いた。
 完成したんだろうか。ずいぶん悪戦苦闘したようで、古泉の掌の中には破りとられた用紙が数枚あった。そこここにぐじぐじと斜線
が引かれて要らない文字跡が多く見える。朝比奈さんの手には清書された文字が綴られた用紙がある。欠けず余らず、意味を成す
二十六文字に目が惹きつけられた。

 すずみやはるひ こいずみいつき あさひなみくる ながとゆき

 おいおい。
 そう正解は、と一旦言葉を切る。八つの真剣な目が揃って俺に注がれた。長門が、あなた、と俺を指差した。

294:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/19 21:47:26 fN/w7tBb
 長門にしてみれば全員脱落は意外だったらしい。これでも簡単なお題を用意したつもりだろうがお前の尺度で測らないで欲し
いよ。一方、結束が弱まっている証拠なのかな不味いわ、なんてハルヒはしょうもない危機感を覚えていた。要らん心配だよ、
捨てておけ、そもそも頭脳と信頼は別物なんじゃないのか。
 だが隠しだまが残っていた。ハルヒの、その言葉の後に
「からくりはわかったんだけど、腑に落ちない部分がまだあってさ―」
 心地よい疲労と共に帰宅しようと我が家のほうに足を向けようとしたところで呼び止められた。俺の意識は既に今晩の夕食予想
モードだったが、現実に引き戻される。
「どうしてキョンが鍵なの? キョンって直接言っちゃってもクイズには差し支えないでしょう。そう、鍵に例えた理由がまだ残ってい
るじゃない」
 生来のものか、SOS団の活動で培われたものか要らん探究心を発揮してくれた。血の気が引くとはこういうことか。気のおけな
い仲間との会話がぷつりと途切れ、示し合わせたように誰もが顔を強張らせた。朝比奈さんなど表情のバランスがとれないのか口
元にはだらしない笑みが浮かんでは消えていた。
 誰も口にこそ出さなかったが、あのヒントに俺たちは納得していた。だが「誰」の中にハルヒは含まれちゃいない。
 世界の中心人物でありながら蚊帳の外にいるハルヒにとっちゃ単純な疑問なんだろうが、それを説明すること即ち世界の崩壊に
繋がりかねない。俺自身は認めちゃいないが世間から認定されてしまったのだから仕方あるまい。一切合切が終わりを迎えるまで
秘匿すべき事項なのだ。涼宮ハルヒにとっての鍵は即ち俺だという事実。忘却していたもう一つの十二月と世界がすぐそこまで迫っ
て、背中の向こうで手招きしているようで怖気が走る。
 最後こそ美しく飾りたいわねと言うハルヒは期待しているのだろう、目が爛々としていやがる。
 落ち着いて考えてみれば、部室にいた時ハルヒの前で長門は確かに言った。鍵だと。クイズのヒントであり又隠されていた謎その
もの。
 もしや長門の失策だろうか。万能選手だと思われているが長門とてごく稀にミスをすることがある。いつぞや眼鏡の再構成を忘れ
たことなどがそれに当たるだろう。普段ならば可愛らしいミスだと笑い飛ばすのだろうが、今ばかりは命とりでしかない。未来人超能
力者一般人総動員で隠ぺい工作を行わなければならない。瓦解する日常が脳裏によぎり本日幾度目かの自身への落胆が襲った。
無駄口を叩けばいいってもんじゃない。矛先をずらさねばいけないが言い訳の一言目からボロを出して自爆するイメージばかりだ。
どうすればいい。一部を除いて和やかムードはとうに失せている。長門、こうなればいつぞやのように、禁則事項、とでも誤魔化して
くれ。世界が傾くより閉鎖空間だ。目配せする。やれ、やっちまえ。
 だが当人は動じる風でもなく説明する。
「『鍵』とかけまして」
 長門が一歩ハルヒの前へと踏み出した。
「う、うん『鍵』とかけまして?」
「『彼』と解く」 長門がまた俺を指差した。
「その心は!?」
 盛り上がっているのはハルヒだけだ。胸の前で腕をねじ込むようにしゃくって、長門は言った。

「……どちらも突っ込み役」

295:愛想が尽きるような時ほどshe so cute
07/02/19 21:50:22 fN/w7tBb
「もおおおおおお!! 有希超可愛いいいい!! もぅ、もぅ、もおおおおおお!!」 
 牛かよ。そんなオーソドックスな突っ込みさえ許されざる状況だった。出来ることなら一つの細かいボケも見逃さずあますことなく
大きな声で指摘してやりたい。世間様から奇異の目を集めてもいい、蔑みさえも突っ込みの対象だ。会場の視線を独り占めかよ!
 しかし今突っ込むことは突っ込みに非ず。それはボケを彩る花飾りではなくフィーバーするハルヒを際立たせるだけなのだ。舞台
に立った演者へ向けて観客が発する拍手であり、完成されたステージに乱入しようとする見苦しい嫉妬にすぎない。意味を成さない
突っ込みに存在価値などないと断言させていただこう。
 道行く人々が皆こちらを見ている気がするが、ぎゃあぎゃあ騒ぐハルヒを注意できない。確実に思われた世界改変を免れた僥倖と、
この銀河を統括する情報統合思念によって創られた対有機生命亭有希の掛け言葉に、安堵の虚脱―付け加えるなら突っ込み役
に認定されたショックもか―でへたり込むだけの情けない俺。トリプルパンチの衝撃に、突っ込みをセーブするだけで精一杯だ。
普段からそうだが、今の俺たちは格別シュールな集団だろう。あぁ、トリプルの次ってクアドラプルらしいぜ。
 長門にすればハルヒが話を振った時すでに予想のついた展開の一つだったんだろうが、心臓はついていけずまだ高鳴っている。
好意的に解釈すればちょっとしたお茶目なんだろうが、これをしょっちゅう繰り返されるとなれば俺が不整脈で搬送される日はそう遠
くない。長門が冗談の魅力にとりつかれないうちに釘をさしておこう。寒風吹きすさぶ季節なのにあごを伝って汗が滴り落ちる、確実に
寿命が縮まっただろうな。仲間が二人もいるのが救いである。
 ハルヒは獲物である長門にかじりついて、頭を撫で回し、耳たぶを食み、摩擦熱も何のそのの勢いで頬擦り、とやりたい放題だ。
おそらく奴の中での長門に対する認識は「万能選手」から「萌えキャラ」へと改められた事だろう。滅多なことでもない限りお目にか
かれない光景も心労の原因でしかないのは残念だが一件落着か。ギャップ萌えを体現した長門は明日コスプレを要求されるだろう。
 今回ばかりはミラクルみくるじゃなくて、ミラクル有希だね、全く。
 心身ともにどうにか復活した俺は、いつまでも長門から離れようとしないハルヒと、へたり込んだままの古泉朝比奈さんに手を振っ
て、コートの襟元に首をうずめて帰路についた。夕飯食った後に、問題を適当にいじって妹に出してみようか。

 そうそう。携帯をチェックすれば愛想無しの長門の笑顔がデータとなって焼きついていた。一人ほくそえむ。ピューリッツァー賞もの
だね。忘れないうち保存とロックしておいた。翌日披露してみると、残念ながら誰もが「口元が緩んでいる気はするが普段と変わらな
いよ」の感想を漏らすことになる。

296:名無しさん@ピンキー
07/02/19 21:52:29 fN/w7tBb
 お終い。あぁ、そう言えば突っ込むのは●も得意でしたね(はぁと)。では失礼。

297:名無しさん@ピンキー
07/02/19 21:57:34 BibhyZYR
お見事です! GJですよ!
しかしこのトリック……どこかで見たと思ったら、金田一少年の事件簿の初期に似たようなのがありましたね。
それを読んでいたのに全く気づかなかった俺は立派な負け犬です……。
また続編を読んでみたいです。今度は●が突っ込み役のものをw

298:名無しさん@ピンキー
07/02/19 21:59:31 G3/au29a
有希可愛すぎ…

299:名無しさん@ピンキー
07/02/19 22:36:49 geJZiIA0
>>297
それは確か、不動高校の七不思議だな
血吸い貝云々だっけ

300:名無しさん@ピンキー
07/02/19 22:37:40 2CBmKCig
長門チョーカワイー!
いやマジで

301:名無しさん@ピンキー
07/02/19 22:51:34 vaGzbwPN
のち恋い身にくらみ生き血の血の名と血吸い貝に砂

壁に骨が隠されている

だっけか。
こんなん暗記してる俺どうなのよ。

302:名無しさん@ピンキー
07/02/19 22:59:48 yzicE3vM
>>296 GJ!!!
トリックで悩ませておいて、萌に繋げるとは!!!
今までになかったパターンがGJ過ぎます!!
もおおおおおお!! 有希超可愛いいいい!!!!111!!!

303:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:06:03 uA6w7JQn
>>296
正解してたぜフフゥハァ(メイドを見下ろす主人の目で)

面白かったですよ。
次も頑張って下さいな。

304:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:06:24 T/qgaBUN
すばらしいぜ!

305:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:11:11 Y0ULrhGf
>>301
当時使ってたワープロがOASYSだったので
「JISキーの暗号なんて分かるか!」と怒ってたよ俺は…

306:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:26:42 JAj05fjG
>>296
お見事!結局1問目も2問目も解けなかった俺のバカ…(つД`)

>摩擦熱も何のそのの勢いで頬擦り
それ、どこのみっちゃん?

307:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:27:47 q3PhgoS4
>>296
なんつうか暗号よりSS書きの能力のほうに惚れたwこの板の真髄を見た。

308:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:29:02 otnHGGgY
俗に言う「アナグラム」と「みかか変換」の問題。
ところで俺はてっきり『消失』での「鍵」だと思い、あっさり解いたのですが、
でもそういやキョンもプログラムの鍵のうちの1つだったな。
……まあ解けたんだからいいとしよう。

が、この話が1年生12月18日の前か後かで、キョンと長門にとって話の意味が違ってくる?

309:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:29:44 7pN9TOkY
>>307
せやねー。

「学生の頃はこんな感じで放課後しゃべってたよなぁ」

と懐かしく思えた。

310:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:30:23 uZG1fxok
…ほっぺがマサチューセッチュ(ボソ

311:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:31:05 7pN9TOkY
>>308

>忘却していたもう一つの十二月と世界がすぐそこまで迫っ
>て、背中の向こうで手招きしているようで怖気が走る。

だから12/18よりあとなんじゃないですかね。

312:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:47:54 Eu4WYNms
>>296
GJ! 既に言われてるけど雰囲気がいいね。
日常はこんな風にまったりしてんだろうなぁ。

2問目、携帯で見てた俺には無理だ。
某所で長門AIに「あなたの手の中に私がいる(携帯で見てる、の意)なら無理」と言われた過去を思い出す。

313:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:57:36 otnHGGgY
>>311
おや本当だ。見落としてた。
ということは……。む。勝手におまけ話のアイディアが浮かんでくる。
いい話やね。

314:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:23:27 w65ZSznx
GJな名作の余韻を穢すようで申し訳ないのですが、ザスニ発売で設定が変ってしまう前に投下。
保管庫に収蔵してもらっている38th-616『外陣部隊の卒業』の続きです。
別視点で、3レスほど小ネタをいかせてもらいます。

『内陣部隊の休息』


315:内陣部隊の休息1/3
07/02/20 00:24:32 w65ZSznx
穏やかな日差しの下、どこまでも晴れ渡った青空と満開の桜。
そして、その境界を彩るうっすらと積もった雪が鮮やかなコントラストを作った3月10日。
とうとう僕たちにも、慣れ親しんできたこの部室に別れを告げる日がやって来ました。

それにしても、涼宮さんには困ったものです。
つい一昨日までの十数年ぶりの大寒波が一転、一月早い桜吹雪ですからね。
面目丸つぶれになった気象予報官達の泣きっ面が目に浮かびます。
もっとも、低温域が大活躍だった温度計は、彼の受験の進捗状況を如実に表していましたし、
桜の開花も彼と涼宮さんが一緒に受けた大学の合否がウェブ上にアップロードされた瞬間でしたからね。
その原因を改めて問うのは、野暮というものでしょう。
涼宮さんの力もだんだん弱まってきているとはいえ、我々の仕事は、まだまだ終わらないようです。


それぞれのクラスで最後のSHRを終えた我々は、中庭で待っていてくれたスーツ姿の朝比奈さんと一緒に、
高校生活最後の団活をするため、部室へと向かいました。
その道すがら、先頭の涼宮さんはずっと後ろ向きで歩きながら、SOS団の今後について、途切れることなく熱く語り続けています。
しかしながら、このテンションの高さは、久しぶりに5人が部室に揃うから、という理由だけではなさそうですね。
式では答辞を読むふりをして、あの叩きつけるような力強いヴォーカルでGod knowsを歌いだし、
最後には卒業生一同の足踏みと手拍子で老朽化した体育館を存続の危機に陥れ、してやったりな涼宮さんでしたが、
さすがにSOS団の総仕上げとあれば、感慨深いものがあるのでしょう。

部室に着くなり涼宮さんは、長くなったポニーテールを揺らしながら、いつかと同じ満面の笑顔でピョンと団長席に飛び乗りました。
「これよりSOS団第一期総括ミーティングを始めます!みんな湿っぽい顔なんてしてちゃだめよ!
SOS団は永遠に不滅なの!卒業なんて、ただの一区切りに過ぎないわ!私たちの伝説が始まったこの部室は・・・」
そこまで言いかけた涼宮さんが、絶句したかと思ったら、急に顔をゆがめ、へたり込んでしまいました。
とっさに彼が自分のブレザーを頭から被せ、卒業パーティーの買出しだ、などとぶっきらぼうに言いながら外に連れ出します。
相変わらず不器用なフォローですが、涼宮さんも彼以外には泣き顔を見せたくないでしょうからね。
見ているこっちが照れてしまいそうになるほど見事な処置です。

それにしても、涼宮さんが涙を見せるとは、正直言って驚天動地でした。
もちろん彼女の繊細さは、文字通り痛いほどよく分かっています。
ただ、涼宮さんは最後の最後まで団長としての意地を張り続けるだろうと思っていただけに、不意を突かれたとでも言いましょうか。
長門さんも同じ思いだったのでしょう。この3年間で豊かになった表情で、微笑ましく涼宮さんを見つめていますからね。
朝比奈さんは逆に、彼の適切な処置を、お姉さんの微笑みで満足そうに頷いています。
鶴屋さんと一緒に進学した名門女子大での1年が、いかに充実したものであるかを物語っていますね。
まあその微笑みにちょっとだけ苦いものが混じったのは、見なかったことにしましょう。

316:内陣部隊の休息2/3
07/02/20 00:25:31 w65ZSznx
「これ」
感慨にふける僕を尻目に、何を思ったか、涼宮さんと同じように団長席に立った長門さんが声をかけてきました。
「あなたも来るべき」
彼女に促され、僕も団長席に立ってみることにました。実は一度やってみたかったんですよね。これ。


・・・・・・そして、涼宮さんが泣き崩れた理由が分かりました。

見慣れない位置から見ることで強調される、がらーんとした部室。
張り紙の跡が生々しい壁。徹底的に磨かれてチリひとつなく光る床。
彼女が目をつけた当時の配置に戻された机。
この部室の本来あるべき姿は、こういうものなのでしょう。
でも、あるべき所にあるべきものがない寂寥感は、ぬぐいようがありません。

いつの間にか山積みになっていたコスプレ衣装も。
好評につき、定期刊行物となって積み上げられた機関紙も。
増設した本棚さえはみ出すほどに集められた本も。
ボードに張られた数々のイベントを切り取った写真も。
型遅れになりつつ、現役で頑張っていたパソコンも。
そして何より、みんなで持ち込んだ思い出も。
すべてを掃き清めてしまったような罪悪感に、思わず僕までへたり込んでしまいました。


「古泉一樹」
どれくらいそうしていたでしょうか。
黒曜石の優しい眼差しが差し出してくれたハンカチを見て、初めて自分が涙目になっていることに気づきました。
「おやおや、参りました。こんなのは、僕らしくありませんね」
まったく。似合わないことこの上ない。
さあ、胸を張れ古泉一樹。この部室と、かけがえのない仲間に感謝を込めて。
いつもの笑顔で締めくくってやろうじゃないか。


しかし、
顔を上げ、精一杯の意地を総動員して、最後まで貫こうとしたスマイルは、

「あなたは、頑張った」

小さく暖かい声によって粉々にされてしまいました。

怖かった、楽しかった、痛かった、嬉しかった、辛かった・・・
世界崩壊の恐怖に震える日々。その中でゆったりと流れる日常。
世界を瀬戸際で支える重圧。灼熱の太陽のように輝く数々のイベント。
一時として休まることのない緊張。腹の底から笑い転げた日々。
仲間と自分を欺かなければいけない矛盾。何気ない日常にある幸せ。

人生の1/3を共に過ごした仮面が崩れ落ちた瞬間、塞き止められていた喜怒哀楽の全てが、
決壊したダムのように、涙となって止め処なく噴き出しました。

317:内陣部隊の休息3/3
07/02/20 00:26:21 w65ZSznx
遠くのグラウンドから、野球部のバットがボールをはじく音が風に乗って響き、
どこからともなくブラバンの調子の外れたラッパの音が流れてきました。
今日までは、当たり前に聞き流していた音。
今日だけは、やけに強く聞こえる音。
仲間と過ごしたかけがえのない日常が流れていく音。
この音に浸っていられた幸せ。
それに気付かないほど充実した日々。

どれくらい泣き続けていたのでしょうか。
長門さんの温かい鼓動を感じているうちに、心の底にヘドロのように溜まった澱は、きれいさっぱり洗い流されていきました。
そして、そのぽっかりと開いた心の隙間に、潮が満ちていくようにゆっくりと、
何かをやり遂げたのだという充実感が湧き上がってきました。
これが何なのかは、まだ分かりません。
ただ、何年後かに、この瞬間を振り返る日が来るだろうという、痛みにも似た切ない確信がありました。


ようやく涙の止め方を思い出して顔を上げると、そこには柔らかい微笑みが、僕の目をいたずらっぽく覗き込んでいました。

まったく。照れ臭いことこの上ない。
さあ、胸を張れ古泉一樹。この部室と、かけがえのない人に万感の想いを込めて。
誰かさんにも負けない、灼熱の笑顔で締めくくってやろうじゃないか。

「やれるだけの事は、やりました!」

「そう」

一陣の風が、桜吹雪を伴って、窓から吹き込んできました。
視界をいっぱいに舞う陽だまりのように暖かい雪。
僕にもようやく、遅い春がやってきたようです。

318:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:27:50 fCZ9rcZP
はげしくGJです。

後日、コスプレ衣装を与えられる長門が目に浮かびますw

319:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:36:10 fCZ9rcZP
>>318
自己レス。リロードしないで書きこんでました。>>318>>296宛です。


>>317
GJ!
古泉は書きにくいキャラのような気がするので、
こうして彼メインの話を書かれる人はそれだけで尊敬。
その上非常に古泉らしい、ナイスSSです。

320:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:50:23 eDWxRn4l
ここだけの話だがクラス編成にしても進学先にしても
ハルヒの願いが実現するか機関が裏工作するかで
キョンとハルヒはいつも同じクラス、同じ大学なんだろうなって気はするね。

321:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:51:17 w65ZSznx
ちなみに、空気になってしまった みくるverも一応準備中です。
設定変更に間に合わなかったら、生暖かくスルーしてください。
ではノシ

322:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:53:22 PAPUc5o8
設定変更の話題が書き手さんのレスからちょびちょび出てくるけど、
原作で何か設定が変わるのは規定事項なわけ?

323:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:57:08 eyKD/l8d
遅レスなうえ流れを切るようで申し訳ないが、
≫293
「どこ」じゃなくて「いずこ」ではないかと。

324:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:02:39 +I1ddgqv
GJです。やっぱり青春時代が充実していると、それが終わる時に感じる懐かしさや悲しみ、感慨は大きいものですよね。読んでいてそう感じました。
みくる好きの自分としては次回の投稿で泣かしてほしいぞwなんて言って期待してます。

325:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:18:20 kjaxUOoP
>>317
喝!
いやね、男が人前で泣くもんじゃないですよ。プロなんだから。
古泉君、まだまだこの先あるでしょ。なのに弱味を見せちゃ駄目よ。

>>322
『陰謀』の時点で大筋の伏線回収がほぼ終わってるからな。
ここからまたストーリーを作るとしたら、
新キャラ登場、新学級、新たなる敵、誰かの離脱。
そういう「変化」に、谷川の先生といえども頼ってしまうかもしれない。フラグ立ってるキャラが約一名いるし。
ハルヒを再び暴走させようと画策するグループが現れ、SOS団が必死でハルヒを守るパターン……じゃ、ラノベそのまま過ぎるか。

326:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:23:33 XY68UwKH
むしろ谷川は陰謀で今後にむけた伏線を張ってにやにやしてると思う。
未来の分岐がハルヒシリーズのラストになりそうだし

327:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:32:15 nSLYn+6j
もう変な女は出てこないのかなぁ。
真琴みたいなのが出てきてほしかったわ

328:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:45:09 VZrUSt6D
>>317
原作読んだときにトンデモ設定よりも、こういう普通の青春・学生生活が思い起こされて
本の中を羨んだもんだ。なんてもったいない生活を送ってたんだろうなって。これもハルヒ人気の一つなんじゃないだろか。
えがったよ乙した。

329:名無しさん@ピンキー
07/02/20 02:05:02 HKDD5RSY
>>317
GJ!
今宵は良い古泉SS続きで俺の涙もダム決壊してるぜ
情景描写と心理描写のテンポがよかった。
青春いいじゃないかっ乙

330:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:46:52 iJEhThWV
涙流しながらよくそんなおちゃらけたレス書けるな……。

331:名無しさん@ピンキー
07/02/20 05:53:22 MgVEwDyp
>>317
GJ。
ハルヒの事、うる星やつらのパクりだって言ってる奴いるけど、おれは21世紀のうる星なんだって言いたいね。おれらの世代における理想の青春って事なんだけど。なんか再確認した。

332:名無しさん@ピンキー
07/02/20 06:00:55 JpWqUk7k
いやそれマジでうる星に失礼だからやめれ
ハルヒにも失礼だろ

333:名無しさん@ピンキー
07/02/20 07:35:23 KxmjGMXj
ハルヒはハルヒが主人公、キョンは狂言まわし
うる星やつらはあたるが主人公

ただハルヒに関してはキョンが化けることが……ないかな、やっぱ。

334:名無しさん@ピンキー
07/02/20 07:55:01 7nFOJWAa
>>317
GJ
好きだこういうの。ちょっと泣きそうになった。

335:名無しさん@ピンキー
07/02/20 08:51:14 EyN7uoVE
>>317
古泉敬語モノローグって距離を感じがちなんだけどこれはすごくよかった。
短くまとまってるのもこれぞSSって感じ。必要十分に「削る」ほうが難しかったりするし。すごくよかったです。

336:名無しさん@ピンキー
07/02/20 10:04:05 o+rV0fN8
流れをぶった切って投下します。すみません。
シュールなSSで、みくる好きな人は、お読みにならない方がいいかもです。
エロを狙ったけどあんまりエロくないし・・・。
言い訳は以上にして、投下させていただきます。

337:とある日の日記帳
07/02/20 10:07:03 o+rV0fN8

 ○月 ×日 日曜日 (晴れ)

 すごくお天気のいい、風のない、穏やかな朝でした。
 あたしは気持ちよく目覚めると、部屋に掃除機をかけ、お布団を干してしまい、紅茶を淹れてリビングでくつろぎながら、安らいだ気持ちで飲みはじめました。
 未来からの指令もなく、SOS団も今日はお休みです。
 平和な一日になりそうな、そんな落ちついた静かな朝でした。

 長門さんから電話があったのは、確か午前10時を少し回った頃でした。
 携帯電話の長門さん専用の着信音が鳴り響くのはとても珍しいことなので、
 あたしはきっと、SOS団の急な用事が入ったのだと思って、
 行こうとしていたお買い物は、今日は諦めるしかないなあ、なんて少し落ち込みながら、長門さんからの電話をとったのでした。
 でも、あたしのそんな予想は、半分は的中し、半分は外れていました。
 いつものあの冷静な口調で、長門さんは「今から私のマンションに来て欲しい」と、あたしに告げたのです。
 どうやらSOS団の活動とは無関係な用事みたいでした。
 正直なところ、あたしは長門さんのことを、ちょっと苦手だなー。って感じているから、その提案には、いささか戸惑うところがありました。
 けれども、とりたてて断る理由もありません。
 あたしはお昼過ぎにマンションに向かう約束をして、長門さんからの電話を切りました。
 イヤな予感が少しだけしましたが、あまり気にしないようにして、あたしは長門さんのマンションに向かったのです。

 チャイムを鳴らすと、長門さんはすぐに玄関のドアを開けてくれました。
 まるで、あたしをずっと待っててくれたみたいに、すぐでした。
 居間に通されて腰をおろすと、長門さんはテーブル越しにあたしの正面に向かい合って座り、透明な視線であたしの顔をじいっと覗き込みました。
 あたしは当然、すごく動揺してしまいます。きっとものすごい量の汗をかいてしまってたと思います。
 重い沈黙が二人を包み込みました。
 あたしは挙動不審っぽい仕草を散々に振りまきながら、やっとのことで、長門さんに尋ねることができました。
「あの、今日はあたし、どうしてここに呼び出されたんでしょう?」
 長門さんはあたしから視線を外さずに、そのまましばらく沈黙したあと、「あなたは現在、情報生命体に寄生されている」と、言ったのです。


338:とある日の日記帳
07/02/20 10:09:18 o+rV0fN8
 わけがわかりませんでした。
 長門さんが言うには、あたしはそのとき、「宇宙からやって来た、有機生命体とは別の存在である情報生命体に寄生された状態」で、
 「今はなんの被害も受けていないが、このまま放っておくと、深刻な損害をこうむる可能性がある」とのことでした。
 長門さんは相変わらず、お人形さんみたいに表情を変えずにいましたが、彼女がふざけたり、嘘をついたりするような人じゃないのは、あたしもよくわかっていました。
 あたしは長門さんの提案するところによる「情報生命体の駆除」を受け入れることに決め、大人しく長門さんの指示に従いました。

 長門さんは寝室に布団を敷くと、あたしに横たわるように言いました。
 あたしが仰向けに寝そべると、長門さんはまるでお医者さんが触診するみたいにして、掌であたしのお腹に触れました。
 その瞬間、静電気がはじけるときに似た感覚が、おへその辺りにありました。
 長門さんは手が触れている場所を興味深そうにしげしげと眺め、そこを丁寧にさすりながら、「情報解除を申請した。このように駆除していく」と、言いました。
 長門さんの掌は、お腹から太腿、すねの辺り、足首、足の指へと、順番に移動してゆきました。
 そうして次々と、寄生した情報生命体を駆除し、またお腹の方へと引き返してきたのです。
 それから今度は胸の辺りにのぼってきて、なでるように両手で胸を触りはじめました。
 胸に寄生した情報生命体はなかなか手強いらしく、長門さんはずいぶんと長い時間、入念にあたしの胸をなでたりさすったりしていました。
 そのようにして胸の情報生命体を駆除されているうちに、あたしはなんだか、自分が変な気持ちになってきているのに気がつきました。
 ええと、なんていったらいいんだろう。
 情報生命体を駆除する長門さんの手つきが、いやらしいと言うか、扇情的と言うのか……。
 相変わらず、触れられたときに起こる静電気がはぜるみたいな感覚はつづいていたのだけど、その頃にはそれが、ひどく気持ちのいいものに感じられるようになってしまっていたのです。
 長門さんの掌が胸をなでまわるたびに、あたしの身体は震え、びくびくと跳ねあがり、どんどん力が抜けていってしまうようでした。
 長門さんの掌が触れるたび、恐ろしいほどの快感が、あたしの胸に走るのです。
 あたしの快楽中枢はおかしくなってしまったみたいに、どばどばと快感物質を分泌しつづけ、長門さんの手が胸に触れるたびに、静電気の刺激と共に、今まで経験したことがないほどの快感が、あたしの身体を襲うのでした。
 あたしは声が出そうになってしまうのを、必死でこらえました。
 長門さんの手は、変わらずあたしの胸をなでまわしており、抗いがたい気持ちよさを、触れた場所に与えつづけていました。
 身体中が汗ばみ、鼓動は早く打ち、呼吸が震えました。
 全身が痙攣しそうになるのを抑え、唇を噛みしめながら、あたしは耐えつづけました。
 そうしてぼんやりしてしまいそうな意識の中、長門さんの感情が読めない瞳を、どうにか見つめていたのでした。
 そのうちに、長門さんの掌がとうとう胸のてっぺん辺りに達して、ブラジャーとシャツ越しに、あたしの乳首を覆い隠すみたいに掌でやんわりと刺激しだすと、あたしはあっさりとイッてしまいました。

 乳首でイッたのは初めての経験でした。
 それまでも友達とかから、「乳首でもイクときあるっさ」なんてエッチな話を聞かされたことはあったけど、まさか自分がそうなるなんて、全く思いもしませんでした。
 しかも、あんなにあっさりとイッてしまうなんて。
 それくらい、そのときの快感は強烈なものだったのです。
 あたしは喉が引きつったときみたいな声をあげ、イッてしまいました。


339:とある日の日記帳
07/02/20 10:09:57 o+rV0fN8
 長門さんはそれに気づいたのか気がつかなかったのか、落ちつき払った様子で、寄生した情報生命体の駆除をつづけていました。
 長門さんの掌が胸をなで回るあいだ、あたしは何度も何度もイッてしまいました。
 イッた回数も数えられないくらい、たくさんでした。
 意識がもうろうとし、気を失ってしまいそうになるほど、何度もそれが繰り返されました。
 あたしのあそこはどうしようもないほど濡れてしまっていて、とろけそうな疼きを伴いながら、下着をびしょびしょに濡らしてしまっているのが、その状態でもよくわかりました。
 あたしはもう、声が出るのを抑え切れませんでした。
 長門さんの手が、あたしの感じるところに触れるたび、あたしは大きなあえぎ声を漏らさずにはいられなかったのです。
 彼女の手が乳首に触れたときなどは、悲鳴にも似たよがり声を、堪えきれずにあげてしまってました。
 それはすでに、あたしの意思ではどうにもできない領域の出来事でした。
 あたしは声を抑えられず、濡れつづける下半身や、イキっぱなしになってしまった身体をコントロールできず、長門さんの掌によってもたらされる快感のなすがままになってしまっていました。
 あたしは長門さんに、びしょびしょになったあそこを触って欲しくてたまらなくなってしまいました。
 情報生命体の駆除を黙々とつづけている長門さんに、実際に「触ってください」と、お願いをしてもみたのです。
 けれども、長門さんは僅かに首を振ってあたしの要求を断ると、
「それは情報生命体が駆除に抵抗して起こしている間違った生体反応」
 と、結論づけて、淡々と胸の情報生命体の駆除をつづけていきました。
 あたしはそれから三回ほどイッてしまい、それきり意識を失いました。

 気がついたときには、あたしは自分の部屋のベッドに寝そべっていて、時刻は夕方の4時半を指し示しているところでした。
 長門さんの部屋でのあの出来事が、本当にあったことなのか、ひょっとしたらあたしの夢なんじゃないのか、正直、今でも確信が持てないままでいます。
 あれから長門さんはなんにも言わないし、あたしも怖くてなんとなく訊けないでいるのです。
 だからこの日の記入欄は、ずっと空白のままにしてあって、一週間がたった今頃になって、ようやく書き込んでいるのだけれど……。
 とにかく、やっぱりあたしは、長門さんのことが、どうにも苦手なままでいます。
 だけれど、お礼くらいは言った方がいいのかな。まだ、ちょっと迷ってしまってます。
 もちろん、本気で感じてしまっていたことだとか、何度もイッてしまったことなんかは、忘れちゃったフリをして。
 今から、いろいろと考えてみることにします。

   ○月 △日  朝比奈みくる


340:とある日の日記帳
07/02/20 10:10:56 o+rV0fN8
以上です。
不愉快だったらスルーお願いします。

341:名無しさん@ピンキー
07/02/20 10:40:56 xoWuN1gY
いやいや、ねた的にはいいかも。
もうちょっとはっちゃけてくれるとさらに嬉しかった。

342:名無しさん@ピンキー
07/02/20 15:25:12 0SK6IibW
確かにはっちゃけても良かったかも。


……俺の書いたSSみたく、小ネタ入れすぎたりしてはっちゃけ過ぎなのも駄目だろうけどorz

343:名無しさん@ピンキー
07/02/20 16:20:31 p/WQz2BN
 少し鬱目のSSを書いたのですが、書き込んでもよろしいでしょうか?
 許していただけるのでしたら、夜にでも書き込みます。

344:名無しさん@ピンキー
07/02/20 16:24:44 V9mqYtck
駄目、書くな

345:名無しさん@ピンキー
07/02/20 16:25:30 7TJOEfSM
駄目といわれてやめるくらいなら最初から書くな。

346:名無しさん@ピンキー
07/02/20 16:36:08 +I1ddgqv
ま、投稿するなら自信を持って投稿せよ。
自分で書いてて変だとか思ってるのはやめるべき。推敲した自信作ならそんな書き込みはできないはず

347:名無しさん@ピンキー
07/02/20 17:09:59 PGloY5Ak
投下して良いか聞くのは予防線だろ。
普通の投下スレなら応援レスやワクテカレスが付くが、ここは作者のレスを
蛇蝎の如く嫌ってるスレだから投下する時は一方的に宣言するのがベター。
「鬱ものです。そういうのが苦手な人はスルーしてください。合計○○レス」
こんな感じで書きこんでペタペタ張りつけときゃいいと思うぞ。

>>346
どこの鉄人だよw
何回推敲しても実際張り付けて評価を貰うまで不安に思う奴も多いと思うぞ。

348:名無しさん@ピンキー
07/02/20 17:50:48 Uk6W1o8H
まとめが更新されなくて気になったんだけど、ここをまとめてる人ってもしかしてVIPのまとめやってる人と同じ人なのかな?
更新ペースとか休む時期が似てる気がするんだけど

349:名無しさん@ピンキー
07/02/20 17:59:24 7TJOEfSM
触りたい……めっちゃ触りたい……

350:名無しさん@ピンキー
07/02/20 18:12:37 EyN7uoVE
>>348
違うんじゃね?
ここのまとめてる人は同じ板の他のスレのもまとめやってるんじゃなかったっけ。

351:名無しさん@ピンキー
07/02/20 18:23:04 cQULj8xp
>>343
私は読みたいですぅ~

352:名無しさん@ピンキー
07/02/20 18:24:12 kjaxUOoP
>>343
鬱目か。じゃあイラネ。

353:名無しさん@ピンキー
07/02/20 18:31:05 Ja23r2Rc
>>343
気にせず投下しちまえよ
このスレみんなツンデレなんだ

354:名無しさん@ピンキー
07/02/20 18:38:18 ZemG/6Cy
上手く言えんが
職人の文章を読むと映像が浮かんでくるのだが
それを観て実に心地良く物語を楽しんでいるのに
最後の方になると突然「駄文でお恥ずかしい云々」という
どーでもいい自虐定型文を書く職人自身によって
映像が崩されていくのは後味が悪い。
まぁその定型文が文章が始まる直前に来ても
げちょーん('A`)としちまう俺ってば我が儘

355:名無しさん@ピンキー
07/02/20 19:25:23 p/WQz2BN
では、投下します。
エロなし。7レス。

鬱になるかもしれませんので、苦手な方は読まずに飛ばしてください。


356:恋物語の補足説明
07/02/20 19:26:51 p/WQz2BN
シンデレラと愉快な仲間達


 昔々あるところにシンデレラという名前の、これといって何の変哲もない男がいました。
 彼の家は経済的に恵まれており、母親や妹もそれなりに優しい人間でした。
 シンデレラは何でもない日常をそれなりに平和に暮らしていました。


 そんなある日、シンデレラの家に魔法使いがやってきます。
 魔法使いは以前シンデレラに助けてもらったので、そのお礼がしたいそうです。
「あたしの魔法でお城まで連れて行ってあげるわよ」
 とてもお礼とは思えない口調で、魔法使いは言いました。
「面倒くさいから、いい」
 シンデレラは正直に答えました。
「まずは馬車と馬よね」
 どうやら魔法使いは人の話を聞かない子のようです。
 魔法使いは魔法を使い、ネズミ二匹を馬に、カボチャを馬車に変えました。


 一頭目は雌馬でとても恥ずかしがりやです。いつもおどおどしている上、何もないところで転びます。
 シンデレラは役に立つのかどうか、とても不安に思いました。
 二頭目は牡馬で非常に良い動きをします。体もがっちりしていてとても頼りになりそうです。………ただ必要以上にこちらに擦り寄っては、鼻面を押し付けてきます。
 シンデレラは襲われないかどうか、とても気持ち悪く思いました。

 カボチャの馬車は立派で豪華、おまけにとっても頑丈です。
 でもシンデレラには一つだけ不満な点がありました。
「その屋根についている王冠はないほうが良いぞ」
 シンデレラに豪華に飾りつけるような趣味はありませんでした。
 王冠はすぐに取り外されます。
「やっぱり王冠はないほうが良いな」
 当たり前の事ですが、馬車は何も答えませんでした。




357:恋物語の補足説明
07/02/20 19:27:45 p/WQz2BN
 それではお城に行きましょと、魔法使いに引きずられ、迷い込んだは森の中。

 その森は迷いの森と呼ばれ、まず抜ける事は不可能といわれている場所でした。
「で、どうするんだ」
 シンデレラは魔法使いに尋ねます。
「真っ直ぐ進めば抜けられない森はないわ」
 分かっていた事ではありますが、魔法使いは少しアホな子のようです。
「やれやれ」
 シンデレラはため息をつきました。

 途中で山賊に襲われたり、想定通り道に迷ったりしましたが、馬と馬車のおかげで何とか迷いの森を抜けることが出来ました。
 山賊の放った矢はカボチャの馬車がはねかえし、雌馬が道を指し示し、牡馬が馬車を引っ張っていきます。
 シンデレラはその間ずっと、魔法使いを抱きかかえ馬車の中で身を潜めていました。
 途中馬車が揺れたとき唇がふれあってしまったのは、お互いに気付かなかった事にしました。
 森を抜けたところで、
「じゃ、お城で待ってるから」
 と言って、魔法使いは消えました。


 お城に住んでるお姫様、迷いの森を抜けてきた、シンデレラ達に興味を持った。

 お姫様は面白そうなやつだわと、無理難題を次々シンデレラ達に押し付けてきます。
 お姫様は何故か仮面をかぶっていたため、素顔は見る事はできませんでした。
 なんだかんだで面倒見の良いシンデレラは、会った事のないお姫様の我侭を聞きながらお城へと向かう事にしました。


 いきなり知らない村の住人と力比べをする事になりました。
 変な獣と戦わされました。
 地方の別荘に勝手に呼びつけられました。
 同じ道を何度もループしました。
 お姫様の無茶な要求で雌馬が倒れかけた時は、二人は本気で喧嘩しました。
 ………すぐに仲直りしましたが。
 祭りでお姫様の歌を聞きました。
 何故か戦にかりだされました。
 シンデレラが意識不明の重体になった時、お姫様はつきっきりで看病をしました。
 ………シンデレラは回復するまでずっと夢の世界に居ましたが。

 そんなこんなでかなりの時間がかかりましたが、シンデレラはようやくお城にたどり着きました。




358:恋物語の補足説明
07/02/20 19:28:38 p/WQz2BN
 出迎えてくれたお姫様は仮面をとった姿を見せてくれました。
 シンデレラは驚きます。
 なんと、お姫様は魔法使いだったのです。
 シンデレラの頭に直接、魔法使いの声が響きます。

(あたしはお姫様の願望そのもの。お姫様が恋をしたら何も残さず消えてしまう、そんな存在)
 恋をするとお姫様は魔法が使えなくなってしまうのです。
 シンデレラはショックを受けました。
 もしお姫様が恋をすると、馬や馬車がいなくなってしまうのです。
 シンデレラはそれらにとても愛着がわいていました。
 ………なくしたくない、そう思いました。

 悩んだ挙句、シンデレラは直接お姫様に頼み込む事にしました。
「お前が恋をすると馬と馬車が消えてしまう。だから恋をしないで欲しい」
「そう、それじゃ仕方ないわね」
 お姫様はシンデレラの願いを聞き入れる事にしました。
 彼女もまた、馬や馬車をとても大事に思っていたのです。
「でも、あたしだけってのは不公平だから、あんたも付き合ってよね」
 シンデレラはお城に家族を呼び寄せ、お姫様と一緒に暮らす事にしました。

 お互いに、誰かを好きにはならないと誓い合う二人。
 ………自分の気持ちにフタをして、
    ………もう手遅れとも気付かずに、
       ………気付いていないフリをして。


 楽しく、つらい日々が続きました。
 一緒にいると楽しい。
 もっと一緒にいたい。
 でもこれ以上一緒にいると相手を好きになってしまう。
 二人は悩み、苦しみました。
 そんな二人を馬と馬車はずっと見ていました。


 そんなある日、お城で舞踏会が開かれました。綺麗に着飾ったお姫様が会場の花となっているその時、シンデレラはカボチャの馬車の中に閉じこもっていました。
 着飾ったお姫様の姿を見て、自分の気持ちを抑えておく自身が無かったからです。
 シンデレラは舞踏会が終わるのを待っていました。

 いきなり馬車が動き出します。慌てるシンデレラをよそに、馬車は舞踏会の会場前に止まり、シンデレラを外に放り出しました。
 シンデレラが起き上がると、牡馬が鼻でシンデレラを押しました。
 雌馬もそれに加わりました。
「いいのか?」
 シンデレラの問いに答えはなく、ただ思いだけが伝わってきました。
「すまな………」
 謝罪の言葉を言いかけたシンデレラは、言うべきではないと思い直し、別の言葉を伝えました。
「ありがとう」




359:恋物語の補足説明
07/02/20 19:29:37 p/WQz2BN
 シンデレラは舞踏会場へ入り、お姫様のもとへ行きました。
 お姫様は嬉しそうな、けれども泣きそうな顔で言います。
「どうして来るのよ。あんたが来たら………あたしは………」
 それ以上言葉が出ないお姫様にシンデレラは言いました。
「悩むんだったら二人で悩もう。悲しむんだったら二人で悲しもう。謝るんだったら二人で謝ろう。その代わり、いっぱい二人で楽しもう。いっぱい二人で喜ぼう。いっぱい二人で遊ぼう。そうやって二人、いつまでも、一緒にいよう」

 そこまで言ってシンデレラは、大事な事をまだ言っていない事に気付きました。
 でも、別に言葉にする必要はありません。
 シンデレラは想いを込めてお姫様を見つめました。
 お姫様もシンデレラを見つめました。
 見つめあったまま、二人は二度目のキスをします。


 ………十二時の鐘がなりました。


 お姫様はシンデレラに恋をしてしまい、魔法が使えなくなってしまいました。
 その瞬間、馬はネズミに馬車はカボチャに戻ってしまいます。
 ネズミはそれぞれの巣穴に帰り、カボチャは衝撃で割れてしまいます。
 シンデレラとお姫様は悲しみました。
 悲しみも、苦しみも、予想していたものよりずっと大きくて、二人はそれらに押しつぶされそうになります。

 好きにならなければ良かったわ、そうお姫様は言いました。
 それは無理だと理解して、二人はもっと泣きました。

 出会わなければ良かったんだ、そうシンデレラは言いました。
 それは嫌だと実感し、二人は更に泣きました。


 おそらく二人の悲しみは、一生消える事はないでしょう。
 それでも二人は立ち上がります。
 自分達のために、自分達を心配してくれる周囲の人々のために、そして二人を繋いでくれた、優しいネズミとカボチャのために。
 二人は彼等のためにも、もう自分に嘘をつく事だけはしないでおこう、と誓い合い、三度目の口付けを交わしました。


 悲しみが消える事はないでしょうが、きっと二人は幸せになるのでしょう。


              ―FIN―

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




360:恋物語の補足説明
07/02/20 19:30:27 p/WQz2BN
(………これは、何?)
 それが文芸部部長である彼女の第一の感想だった。

 部長といっても文芸部は彼女一人だけである。今の世の中、読む方であれ書く方であれ、活字を楽しむ人は少ないという事だろう。
 しかも彼女は読む事が専門で書く人は0人。事実上文芸部は活動停止状態になっていた。
 別にそれでも今のところ問題はないのだが、生真面目な彼女は、一人しかいないからという理由で活動をサボるわけにはいかない、と思い、生まれてはじめて小説というものを書いてみる事にした。
 それが先程までの良く分からない、おそらく恋物語であろうかと思われる、何かである。


 書いている間ずっとパソコンと向かい合っていたせいで、目が疲れている。彼女は眼鏡を外し、目の間を軽く揉んだ。
(最初は題名通り、シンデレラと愉快な仲間達がくりひろげる暖かな物語を書こうと思っていたのに、どうしてこんなバッドエンドを無理矢理ハッピーっぽく終わらせたような中途半端な恋物語になったの?)
 初めて書いた物語が、自分の予定から外れて暴走してしまうのはよくある事だと思われる。
 ただ、もともと友人と呼べる人が少なく、文章を書く人など知り合いにすらいない彼女は、そのことが分からず、教えてもらえる相手もおらず、ただただ頭をひねるのみであった。

(でも、一度もつまる事無く最後まで書けた)
 その通りである。彼女は最初から最後まで一度も手を休める事無くこの物語を書き上げたのだ。………まるで自分が経験してきた事を日記に綴るかのように。
(だけど………)
 もう一度読み返す。………そして実感。
(やっぱりわたしには書く事は向いていない)
 展開が急すぎる。心理描写が不十分。文章が読みづらい。
 ダメ出しをしていたらきりがない。彼女は自分の文才の無さに少し落ち込んだ。


 何か問題が起きるまでは読む事専門でいこうと決心し、書いた小説を消去しようとした時、

 ………彼女は、自分が泣いている事に気が付いた。




361:恋物語の補足説明
07/02/20 19:31:25 p/WQz2BN
 もちろん自分が書いた小説に感動したというわけではない。逆にあまりの下手さに哀しくなったというわけでもない。
 ただ、どうしてか、彼女は涙が止まらなかった。
(わたしの中にネズミとカボチャが居て、彼等の涙がわたしの目を通して出ているのかもしれない)
 そんなありえない妄想が浮かんでくる。………涙はまだ止まらない。
 もう一度自分の書いた物語を読む。
(なかった事にしてはいけない)
 ………そう、思う。
(彼等の消滅も、二人の悲しみも、………そして今、わたしが流しているこの涙も)

 彼女はこの物語をパソコンに保存する事にした。そして少しだけ願い事をする。
(このお話を読んだ人の心の中に、彼等の事が少しでも残りますように)


 ………最後に、少しだけ文章を書き足す事にした。
 結末を変えるわけにはいかない。起こった事は変えちゃいけない。

 だから、と思い、
 せめて、と祈り、

 願いを込めて書き足した、


 恋物語の補足説明。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




362:恋物語の補足説明
07/02/20 19:32:15 p/WQz2BN
 このお話はこれでおしまい。
 そうですこれは恋物語、恋する二人の物語。

 ネズミやカボチャの結末は、とても曖昧かつ最悪で、何の救いもないまま終わり。

 だけども最後に一つだけ、一つだけでも真実を。


 それでも彼等は幸せでした。
     ………たしかに彼等は幸せでした。




363:名無しさん@ピンキー
07/02/20 19:32:51 p/WQz2BN
以上です。
特に続きはありません。
では、また。


364:名無しさん@ピンキー
07/02/20 19:41:55 Ja23r2Rc
な、泣いてなんて無いんだからねっ!

365:名無しさん@ピンキー
07/02/20 19:55:17 qBi9WNqh
これは面白いなぁ
ただ、>>360の長門を通して筆者のSSの書き方というか、メタな部分が見え隠れして感情移入の妨げになってしまった
深読みだとするなら申し訳ないんだが

366:名無しさん@ピンキー
07/02/20 19:59:28 EyN7uoVE
ハルヒってそういう話だよなぁってのがどこにメタファーとして入ってるか読むのが面白かった。
変化球の良作が多いなぁ……。
>>363
おもしろかったです。わたしは逆に>>360があるからおもしろいと思います。

367:名無しさん@ピンキー
07/02/20 21:34:56 iBsrUum6
今日投下された3作ともGJです!
古泉メインのSS結構好きです。普段のSSではボロクソに言われる古泉なだけに、ちゃんとした扱いを受けると報われてる感じがします。
俺も>>360があることで深さがあると思うな。視点は改変長門なのか真・長門なのか…もう今の段階ではどちらでもいいのかね。

368:名無しさん@ピンキー
07/02/20 21:39:17 XY68UwKH
古泉は公式からも扱いがひどいからな。バレンタインデーのときのハルヒとみくるからの扱いの悪さに吹いた。
古泉にだけ義理と明言、キョンには含みを持たせるってひどすぎる

369:名無しさん@ピンキー
07/02/20 21:53:21 BqEHrbhL
古泉はきっと、機関ではモテモテでハーレムを作っているのさ。
夜なんか絶対一人では寝かせてもらえないね。キングサイズのベッドで複数の美女たちと毎晩ハッスルしてるのさきっと。

……そうでも思わないと可哀想すぎるよ古泉……。

370:名無しさん@ピンキー
07/02/20 22:01:27 QU303dSj
>>369
男。

371:名無しさん@ピンキー
07/02/20 22:04:13 Uw7wGIyV
女性陣は別にいいんだが、キョンは古泉に優しくしてやってほしいな。

……いや、だからってバレンタインデーに何かされても困るんだけれど。

372:名無しさん@ピンキー
07/02/20 22:09:43 2Ly3vqfZ
URLリンク(up2.viploader.net)

373:名無しさん@ピンキー
07/02/20 22:12:01 EyN7uoVE
>>372
すげぇ殺傷力だwキョンが正しいリアクションをしとる


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch