07/02/14 14:35:20 QDG8qIz0
怪我
それはホンの少しの気の緩みだった…。
まさかあんなことになるなんて…。
男「だーかーらー、メールとか電話とか止めろってば」
女「二人の愛を確かめ合う大切な行事じゃないですか…って男君!前っ―」
男「ん?前がなn…―」
どん
僕は女子生徒とぶつかったらしい。
―それだけなら良かったんだけど。
――階段から落ちるってのは……ねぇ。
僕は背中からゆっくりと自由落下し続ける。そんな中で僕は落ちても、
―少し痛いくらいで大したこと無いんじゃないか?
そう考えていた。でも現実は結構残酷なんだよね…。
ばずん
一瞬にして肺から空気が押し出されるのが分かる。
男「っつ…!」
しん、としていた空気に色が溢れてくる。
「…く―お―ん!男―んっ!!」
顔面蒼白ってこういうこというんだなぁって顔で女が僕の名前を叫んでいた。
ゆすんなよ。大丈夫だって。すげえ痛いけど、今の騒ぎを聞きつけて…ほら先生が来た。
どいてやれって――…