嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 修羅場の28at EROPARO
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 修羅場の28 - 暇つぶし2ch6:とーしろROM専
07/02/06 11:27:05 4gutmNEn
「ふふふ・・・うふふふふふふふふふふ・・・」
孤独に笑っている女性が一人。白い純白の肌をむき出しにして一人笑っている。
「これで・・・これで父様(ととさま)がこちらを振り向いてくださる・・・」

昔、ある所に一人の男と娘たちがいた。娘たちは男に買われ今の住処に住んでいるのだ。
男は当然のように娘に自分のものである印を刻み込み、娘たちもそれを受け入れるどころか感謝さえした。

(嗚呼・・・あの頃はほんに幸せでした・・・)

父様・・・男は毎晩のように娘を蹂躙した。娘を一人選ぶと一月(ひとつき)やそこらはずっとその娘が蹂躙され続けた。
そして、選ばれた娘はどこかに消え、また一人選ばれる。

(お姉様達は・・・ずるいです)

選ばれた姉の誇らしげな、幸せの絶頂のような表情を見るたび次は私、次こそは私と思い続けたが結局最後の一人になってしまった。
そこまでは良かった。最後になってしまったということは男は、父様は後生大事に自分を染めてくださるのだろうから。

しかして絶望は訪れた。男が新しい娘を一人買ってきたからだ。その娘は異人であり、その白い肌、黒々とした髪の美しさは娘には太刀打ちできないように感じた。
そして男も新しく買った娘を選んだ・・・。

(一月の辛抱、それが過ぎれば父様が・・・。)

一月が過ぎ、二月が過ぎ、三月が過ぎた。

男は来ない。自分を選んでくださらない。一人孤独に待ち続けている自分に目を向けてくださらない。
あの娘が、あの娘が来てからおかしくなった・・・。自分にとっての世界である父様が変わってしまった・・・。

(許せない・・・許せない許せない許せない許せない許せない許せないっ!!!!)

狂気とは、孤独から訪れるものである。
娘は狂い、終に・・・異人の娘を。


「これで・・・これで父様(ととさま)がこちらを振り向いてくださる・・・」



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