07/03/29 23:58:46 KDDOpDUE
ボクのバカ。
「…え?」
メール。レオから。
「鍵、開けといてやる」
…レオの癖にカッコイいじゃんかよ…ボクから見るとカッコイいんだよ!
仕方ないから行ってやるか。レオから誘ったんだもんね!
それで…
今は後悔してる。
レオの隣で寝るのって、ドキドキする。こんな事なんてなかったのに。
ボクはおっぱいも小さいし、背も低い。おまけに女っぽくない。親からも出涸らしって呼ばれてるボクを、誰が好きになるのさ。
もしかしたら男の隣で寝るのって、レオが最初で最後かも知れない。
…よく寝てる。すごく無防備に。
ファーストまだだったら、ゴメン。ボクが…貰う。
レオの肌、レオの匂い。ボクもレオに負けないくらいエッチなんだ。我慢できなくってさ…
「ん…」
切なくなっちゃった。レオは、ボクのいびきでも起きないって言ってたよね。
男はネタって言うんだろ。じゃあボクのネタは…レオだ。
「ごめん…レオ」
「…」
「ボクも気付かなかったんだ…好きになったなんて…」
「すー…」
「ボク、レオの前だと調子に乗るし、生意気だけど…」
「…」
「そのかわり、レオだとなんでも許せる…よ?」
「‥」
「だから…ボクを一人にしないでよ…ボクの人になってよ…ボクはレオが好きなんだ!」
「…いいのか?俺で?」
「レオだからいいんだよ…ボクをちゃんと知ってるから…」
レオの寝言を聞きながらボクは、自分を慰めて…最後まで…
え?
終