家庭教師ヒットマンREBORN!でエロパロ~4復活~at EROPARO
家庭教師ヒットマンREBORN!でエロパロ~4復活~ - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/01/27 00:11:00 oVIrCQVm
2ゲト

3:名無しさん@ピンキー
07/01/27 11:11:22 +PK52ccs
>>1
神待ち

4:名無しさん@ピンキー
07/01/27 14:44:51 gmN4PHS3
もう前スレ書き込めなくなっててここのURL貼れない
容量少ないの気付いてなかったみたいだし
皆スレが新しくなったの分かるかな…


5:名無しさん@ピンキー
07/01/27 14:54:03 gmN4PHS3
忘れてた>>1乙~

・骸凪(冷酷に凪を抱く骸と健気に応える凪)
・山ビア(年下の男に翻弄されるビアンキ)
・ビアM(MMに愛を教えるビアンキ)

これを書いてくれと言うわけでなく職人さんの
インスピレーションに繋がればいいなと思う


6:名無しさん@ピンキー
07/01/27 20:01:05 pETUBNvS
どういうシチュがいいかなら職人でなくてもかけるなぁ…ということで自分もw。

・山ビア(バレンタインにチョコくれとビアンキに頼む山本)
・ツナ京(交際済み前提でラブラブ)
・獄ハル(ツナにチョコを受け取ってもらえなかったハルを慰めてるうちに…)

こんなんどうでしょう。
職人さまカムヒヤー

7:名無しさん@ピンキー
07/01/27 22:42:36 h7HGyXyy
前スレ>>731
GJ!

>>1




職人さんといえば、ルッス京の人はどうしたんだろう
文体といいノリといい、かなり好みなんだが

8:4スレ目突入お祝い
07/01/28 01:13:33 Hf086bKT
リボーンキャラがスレが4スレ目に突入したことをお祝いしているので
そういうのが苦手な人は注意してください

『今晩9時並盛中の体育館に来い リボーン』
という置手紙を見たツナは、嫌な予感がしながらも行かなければ何をされるか分からないので、
渋々奈々に獄寺の家に泊りがけで勉強会があると嘘をつき出かけた。
学校に着くと体育館の前には獄寺・山本・了平の姿があった。
3人から離れた所には雲雀までいる。
「こんばんはっス十代目!!」
ツナを見つけると獄寺は手を振った。それに応えながらツナは3人の元へ走っていく。
「皆もリボーンに呼ばれたの?」」
「何かお祝いだって言うから親父にちらし寿司作ってもらってきたぜー」
「お祝い…?」
何のことだろうとツナは首を傾げた。リボーンが計画したというならどうせロクなことではない気がする。
「京子も先に来ているはずだぞ」
「えっ京子ちゃんも?」
了平の言葉にツナは仰天した。
「ああ。どうやらそのお祝いには女子が必要らしい」
ますますもって怪しいとツナが思い始めた時、ガラリと体育館の戸が開いた。
「準備は整ったぞ入れ」
「リボーン!一体何するつもりなんだよ」
「ツナには言ってなかったな。お祝いだ」
「だから何のお祝いだって聞いてるんだって!!」
「ちょっと」
不機嫌そうな声で雲雀が割って入る。
「てっきり果たし合いでもするのかと思って来てみたらお祝いってどういうこと?それなら僕は帰るよ」
「とりあえず中に入ってみろ。悪いようにはしねーぞ」
そう言ってリボーンはさっさと中へと入っていく。
雲雀はまだ不服そうにしながらもリボーンの後をついていった。


9:4スレ目突入お祝い
07/01/28 01:15:35 Hf086bKT
「…どうする?何かリボーン企んでるんじゃ…」
「ツナ心配しすぎだって。きっと何か楽しいパフォーマンス企画してるんだろ。中入ろうぜ」
「うん…」
笑顔の山本の言葉に少し勇気づけられてツナは中へと足を踏み出した。後の3人も続く。
体育館の中はピンクの何ともいかがわしい色の照明に包まれていた。
いつも体育の授業や集会で使っている時とはまるで違って見える。
おまけにソファーとテーブルが5組あちらこちらに配置されていた。
雲雀の後ろ姿を見つけてツナは少し離れた所で立ち止まった。
「リボーンどこ行ったんだー?」
「ここだぞ」
声の方を見るとリボーンがステージの上にちょこんと乗っている。
「リボーンさん一体何をするつもりなんスか?」
獄寺の問いにリボーンはニヤリと笑う。
「今日はめでたく例のスレが4スレ目に行ったことを祝うんだ」
「スレが4スレ目って何のことだよ…」
わけが分からずツナは呟いたが、
「えぇっ!いつの間に4スレ目まで行ってたんっスか!」
「すげーな。めでてーじゃん」
「これも極限な職人達のおかげだな!!」
「それは祝わないわけにはいかないね…」
と他の4人はリボーンの言っていることが分かっているらしい。
(知らないのオレだけー!!?)
ショックを受けるツナを尻目にリボーンは舞台袖に向かって合図を出した。
「おい、こっちに出て来い」
「はーい」
そう言って出てきたのは京子とハルだった。
京子はゴージャスなフリルのついたロリータファッション、ハルは黒のワンピースに白いエプロンのメイド姿だ。
2人ともスカートがかなり短く健康的な足をさらけ出しているのがピンク色の照明効果もあって何となくイヤラシイ。
「ど、どうしたの2人ともその格好ーっ!?」
「京子!!何て破廉恥な格好をしているんだ!」
ツナと了平はそれぞれ別の理由で叫んだ。
京子は恥ずかしそうにスカートを押さえながら
「だってスレが4スレ目まで行ったから…」
と呟く。
(京子ちゃんも知ってるなんて!スレって一体何なんだー!?)


10:4スレ目突入お祝い
07/01/28 01:17:46 Hf086bKT
「ていうかお祝いと2人の格好に何の関係が…?」
「今日は新スレを祝う会だからな。男も女も楽しめるパーティーをすることにしたんだ。おい、お前達も早く出て来い」
ぞろぞろと舞台袖から出てくるのは胸元の開いた深紅のナイトドレス姿のビアンキ(獄寺はすぐに目を逸らしたので何とか失神は免れた)、
かなり際どいスリットの入ったチャイナドレスの大人イーピン、黒いゴシックロリータファッションの髑髏。
「今日は無礼講だからな。お前らもてなし頼んだぞ」
リボーンの言葉に女性陣は頷いてステージから降りた。
京子が真っ赤になって目を白黒させているツナの手を取り
「ツナ君こっち」
とソファーの一つへ連れて行く。
「はひー先越されちゃいました…。仕方ないので獄寺さんで我慢してあげます」
「我慢とはなんだアホ女!」
「むむっ失礼ですー!」
喧嘩しながらも獄寺とハルは空いたソファーの方へ歩いていく。
そんな2人をにこにこしながら見送っていた山本の肩をビアンキが叩く。
「あんたの相手は私よ」
「ビアンキ姉さんが?嬉しいけど小僧はいいのか?」
「リボーンの命令だもの。こっちに来なさい」
そう言ってビアンキはさっさと行ってしまう。山本は苦笑しながらその後を追った。
イーピンは憧れの雲雀の元へ向かおうとしたのだが、
「オレの相手になってくれ!」
と了平に捕まって強引に連れて行かれてしまった。
残されたのは髑髏と雲雀である。
会話を交わしたこともない2人の間に重い沈黙が流れる。
その沈黙を破ったのは―。
「クフフ、髑髏がせっかくもてなそうというのに心遣いを無にするつもりですか雲雀恭弥?」
突如現れた骸にツナは京子に渡されたオレンジジュースを盛大に吹き出した。


11:4スレ目突入お祝い
07/01/28 01:24:16 Hf086bKT
「何で骸がここにいるんだよ!幽閉されてるんじゃないの!?」
「無礼講だからだ。イーピンも夜が明けるまでは大人のままだ。無礼講だからな」
「お前そう言えば済むと思ってるだろ!!」
あまりのご都合展開にツナはツッコミまくるが
「いいじゃないツナ君。せっかくおめでたいパーティーなんだから」
と京子に言われ「そうだよねー」と全てを包容する大空のようになった。
一方雲雀と骸は対峙したままである。
「ようやく君を噛み殺せる時が来たんだね」
雲雀がトンファーを構えれば
「クフフ僕を倒すつもりですか?相手になりましょう」
骸も槍を構える。2人の側で髑髏はおろおろしている。
「やめろお前ら。今日は新スレ祝いをするんだぞ」
リボーンの言葉に2人はそれぞれ構えていた武器を下ろした。
「仕方ない。決着はまた後で着けるよ」
「いつでもどうぞ。今日はお互い髑髏にもてなしてもらいましょう」
そう言って骸は髑髏を連れて空いているソファーへ向かった。
雲雀は顔をしかめながらも2人と同じソファーに座る。
(これで全員ペアを組んだな)
ステージからリボーンは体育館中を見渡した。
京子にデレデレになっているツナ。
ぎゃーぎゃー口喧嘩している獄寺とハル。
山本は持ってきたちらし寿司をビアンキに勧めているし、了平とイーピンは格闘技の話で盛り上がっている。
雲雀と骸は髑髏を間に挟んで睨み合っている。
全員テーブルに置いてあるジュースに口をつけていた。
(ジュースに混ぜた媚薬が効き出すのが楽しみだな)
リボーンはこの後起こる快楽の宴を思い浮かべてニヒルに笑うと、
媚薬の入っていない普通のジュースをグラスに注いだ。

「新しいスレの発展を願って」

完杯。


12:名無しさん@ピンキー
07/01/28 21:51:06 0+6EoIaO
ヒバどくが見たくなった…

や、ゴメン。いってみただけ。

13:名無しさん@ピンキー
07/01/28 22:02:23 hCDoKG4V
ヒバ髑は鬼畜展開になりそう

14:名無しさん@ピンキー
07/01/29 14:40:48 JDZRX5hG
リボーンはキャラの性質もあって純愛が多い気がする
個人的に鬼畜も好きだけど

ところで人いるのか不安になったので点呼取るよー
まず1人ノシ

15:名無しさん@ピンキー
07/01/29 19:38:19 79J6oTRI
いるよノシ

てか>>8マイナーで需要も供給も少ない了ピンもあるんでしょうか?!
無いとしても、wktkしながら待ってます。

あと、前スレのランピン乙です!萌萌キュンキュンしました(*´Д`*)
イーピン関連が圧倒的に少ないのですごい良かったです。

16:名無しさん@ピンキー
07/01/29 23:58:16 JDZRX5hG
約10時間で二人か
このスレの住人自体減ってしまったのか
まだ皆新スレに移動してないだけなのか分からんな
とりあえず前スレ神の百合の続きを待とう

17:名無しさん@ピンキー
07/01/30 01:15:42 yNC3u38y
自分もいるよ
ノシ
>>8さん乙です。こういうの大好きwww

18:名無しさん@ピンキー
07/01/30 01:37:48 xH6fS7xw
コメントくれた人達ありがとうございます
>>15さん
これはこれで終わりにするつもりでしたが
待っててくれるというお言葉が嬉しかったので
続きとして了ピン書いてみました
ご期待に添えるか分かりませんが投下します


19:了ピン
07/01/30 01:43:56 xH6fS7xw
色白で細くて、見るからにかよわい女の子なのに俊敏な動きで
巨漢の男達を倒してしまった彼女。
あの時から夢にまで見るほど気になっていた彼女が隣にいる。
しかも赤いチャイナドレスを身に纏って。
イーピンが動くたびにスリットから覗く太股が目に入り、
了平は見ないようにと努めながらも、ついつい男の性で目で追ってしまう。
「どうかしましたか?」
了平の目線に気がついてイーピンがきょとんとする。
「な、何でもないぞ!そうだ、オレがボクシングを始めたきっかけはだな…」
ごまかすようにジュースで喉を潤すと了平はボクシングの話を続ける。
(笹川の兄さんて本当ボクシングが好きなんだなぁ。
 一つのことに夢中になれるって真っ直ぐでいいことだよね)
イーピンのいる未来では了平はすでにボクシングで世界の頂点に立っている。
熱くボクシングへの思いを語る了平にイーピンは自然と微笑んだ。
雲雀とペアになれなかったのは残念だったが、考えてみれば雲雀とペアになったら
緊張して何も話せないだろう(実際未来の雲雀とはそうだ)。
了平と一緒に喋るのは気兼ねがなくて楽しい。
(それにしても体育館の中って蒸すなぁ…)
イーピンはジュースをコップに注ぎ直し、空っぽになった了平のコップにも足してやった。
ジュースの入った瓶が空っぽになる。
「お代わりもらってきますね」
「すまない」
いいえ、とイーピンが笑ってソファーから立ち上がる。
ふわりとドレスの裾が舞い、しなやかな脚のラインがピンクの照明に照らされる。
(うっ…!!)
了平は思わず前のめりになった。
反応してしまったのだ。アソコが。
幸いイーピンは了平の異変には気づかずステージで
一人ジュースを飲んでいるリボーンの元へ向かっていってくれた。
が、こんな状態で戻ってきた時普通に対応できるだろうか。
(それにしたって何でこんな時に勃つんだー!!)
自分は彼女をそんないやらしい目で見ていたのかと了平は頭を抱えた。
それはリボーンによってジュースに混ぜられた媚薬のせいなのだが了平は知る由もない。
混乱した了平には他のテーブルにいる仲間達の様子を見る余裕すらなかった。
もし見ていたら異変が自分だけではなく他の者達にも起こっていることに気付けただろう。
気付けたとしてもどうしようもないが。
(仕方ない、トイレで…)
了平が立ち上がりかけた時イーピンが戻ってきた。


20:了ピン
07/01/30 01:47:42 xH6fS7xw
「お代わりどーぞー」
と了平のコップにトクトクと注ぐ。
「……」
トイレに行くタイミングを逃した了平は、体の熱を冷まそうと媚薬入りとも知らず一気にジュースを飲み干した。
「もう、そんながぶ飲みしたらお腹壊しますよ」
おかしそうに笑いながらイーピンもジュースを飲む。
「それにしても本当暑いですね」
「ああ…」
テントを張り始めている股間を見られないよう体を丸めながら答える。
(とりあえず落ち着くのを待つか…。しかし一体オレはどうしたと言うのだ)
一方イーピンも徐々に体の異変に気づき始めていた。
(どうしたんだろう…。さっきから体が火照って…)
まだ幼い頃家光に酒を飲まされた時と似た感覚だ。
体の芯から熱くなって、ふわりといい気持ちになる。
(でもこのジュースはアルコールなんて入ってないし。おかしいな~)
アルコールは入っていないがそれ以上に危険なものが入っているとは
思いもせず、イーピンは首を傾げた。

(そろそろ頃合いだな…)
リボーンはそれぞれのテーブルを見渡して心の中で呟いた。
全員に媚薬が効きだし、それを相手に気付かれないよう必死になっている。
骸・雲雀・髑髏は正体不明の熱を他の2人に悟られないよう内心焦っているのが
読心術を心得ているリボーンには手に取るように分かる。
リボーンは懐からリモコンを取り出しスイッチを押した。
ピンク色のライトがぱっと消え、ムードたっぷりの音楽が流れる。
「うわっ何!?」
「ロマンチックだねー」
突然の暗闇に驚くツナとどこかのん気な京子。
「はひっ真っ暗で何も見えないですー」
「しがみつくなアホ女!」
手探りで獄寺の腕を掴むハル。
「どこ触ってんの山本武」
「すんません暗くて何も見えなくて」
わざとかそうでないのかビアンキの腰に手を回す山本。
「骸様ここですか…?」
「大丈夫ですよ髑髏。僕がちゃんと手を繋いであげますから」
「君達が掴んでるの僕の手なんだけど…」
髑髏と骸両方から手を繋がれMajiでKami殺す5秒前の雲雀。
そして―。
「びっくりしたー。お兄さん大丈夫ですか?」
イーピンは暗闇に目を凝らした。
すぐ近くにいるはずの了平から返事はなく、代わりに荒い息遣いが聞こえる。
了平は体育館内の誰よりも飲んだジュースの量が多かったのだ。
当然媚薬も1番効いている。体の欲望は抑えきれないところまで来ていた。


21:了ピン
07/01/30 01:54:42 xH6fS7xw
「お兄さん?」
具合でも悪くなったのかとイーピンは手探りで了平に近づいた。
手が了平の肩に触れ、長い髪が彼の鼻先を掠めた。
「どうし―」
その瞬間イーピンの体はがっちりと了平の腕の中に抱きすくめられた。
突然のことに反応が遅れる。
何か温かい物がこめかみに触れ、そのまま探るように頬の上を滑る。
唇に重ねられて初めてそれが了平の唇だと分かる。
キス、されたのだ。
「んふぅ…っ」
了平の舌が唇を割って入る。ジュースの甘い香りが口に広がった。
舌はイーピンの口の中を傍若無人に動き回る。
最初戸惑っていたイーピンだったがおずおずと了平の背中に腕を回した。
その途端了平は我に返って唇を離した。
熱に浮かされていた脳が冷静さを取り戻す。
「す、すまん…」
とんでもないことをしてしまったと了平は頭を下げた。
確かに自分はこの少女に好意を抱いていたが、だからといって
気持ちも伝えずにいきなり抱きしめてキスしてしまうなんて。
しかしイーピンは闇の中の了平に手を伸ばし、その頬に触れた。
「びっくりしました…。けど、私嫌じゃなかったです」
「!?」
了平は目を見開いた。だんだんと暗闇にも目が慣れて、至近距離のイーピンの顔なら見えてくる。
彼女は恥ずかしそうに、しかし優しく微笑んでいた。
「キスされたら、お兄さんにもっと触ってもらいたくなっちゃいました」
その言葉は媚薬の効果だけではなく了平への好意があって出てきた真実のものだった。
真っ直ぐすぎて不器用な男。そんな彼が今とても愛しい。
「だから、このまま続けてください。了平さん…」
「本当にいいのか?」
「あまり言わせないでください」
イーピンは照れたように笑う。
「分かった。……あ」
自分も名前で呼ぼうとして、自分が彼女の名前を未だ知らないことに気付く。
「今頃になってすまないが名前を教えてくれないか」
問われてイーピンは少し考えた。
本名を名乗っても子どもの自分を「デコピン」と認識している了平には
(子どもとはいえ女の子に失礼な話だ)差し支えない気もする。
だがもしその「デコピン」が自分だと気付いたら混乱してしまうだろう。
考えた末イーピンは今は黙っていることにした。
「ヒミツです」
「むぅ…オレには教えられんのか?」
「今はまだ…。でも大丈夫。いつか必ず教えますから」
「…分かった。きっといつか教えてくれ」
そう言って了平はイーピンをソファーに押し倒した。


22:了ピン
07/01/30 01:58:58 xH6fS7xw
(1番は了平とイーピンか。意外だったな)
暗殺用に使う暗闇の中でもよく見える眼鏡を掛けながらリボーンはそれぞれのテーブルを確認していく。
ツナと京子は互いに熱を持て余しながら相手に切り出せないでいる。
これはなかなか時間が掛かりそうだ。
獄寺とハルは相手を意識しながらも気を紛らわすために逆効果とは知らずジュースを飲んでばかりいる。
体の欲が抑えきれなくなったら意地っ張りな2人も動かざるを得ないだろう。
山本とビアンキはジュースに何か入れられていたことに薄々勘付いている。
が、当分は互いに知らぬ振りをして駆け引きするつもりのようだ。
こちらもツナ達とは違った意味で時間が掛かるだろう。
問題はあの3人である。
骸と雲雀は闇の中互いに息を潜めていた。
真ん中の髑髏は自分の体の昂ぶりと2人の異常な空気に追い詰められてソファーで小さくなっている。
骸も雲雀も自分の体に何が起こっているのか、どうすればこの熱が収まるのかは分かっている。
しかし自分が先に動けば間違いなく相手に嘲りの言葉を投げつけられるだろう。
そのため自分からは動けずにいるのだ。
(こっちも持久戦だな。…欲求に素直なのは了平とイーピンだけか)
リボーンは了平とイーピンのソファーに視線を戻した。

チャイナドレスの裾から差し込まれた了平の節くれだった指が、イーピンの滑らかな太股を撫で上げる。
空いている手でドレス越しに強く胸を揉まれ、イーピンは両手で口を押さえ必死に声を我慢した。
多少の声は流れている音楽でかき消されるとはいえ、体育館内には他に何人も人がいるのだ。
こんな淫らなことをしていると悟られたらと思うと恐ろしい。
しかし了平の荒々しい愛撫が敏感になったイーピンの体を翻弄して、
周りを気にする余裕もなくなりつつあった。
了平の手が下着に触れ、一気に下ろされる。
すでに濡れていたそこは外気に触れひんやりとした。
暗くて了平にもよく見えないだろうとは思うがやはり恥ずかしい。
了平の指が確かめるように入り口をなぞり、大きくなったクリトリスを摘む。
くりくりと指の間で転がされて、イーピンは手の甲を噛むことで必死に声を殺した。
くちゅっと音を立てながらそのまま入り口に差し込まれる。
媚薬のせいか大した痛みもなく指を受け入れることができた。
指が出入りする度内壁が擦られて、イーピンはたまらず達した。
「イッたのか?」
びしょびしょになった手を不思議そうに見つめながら了平は彼女に問うた。
イーピンは羞恥に頬を染めながらコクリと頷く。
「そうかオレは初めてなので勝手が分からなかったので不安だったが、
 気持ちよかったなら何よりだな!」
(この人は…)
晴れた空のように眩しく笑う了平にイーピンも恥ずかしさを忘れて笑顔になってしまう。


23:了ピン
07/01/30 02:03:30 xH6fS7xw
「ところでだ」
「はい?」
「そろそろオレも限界で正直入れてしまいたいのだが、いいだろうか?」
いよいよか、とイーピンは覚悟を決めた。
彼女にとってもセックスは初めてだったが了平が相手なら
安心して身を任せられる気がした。
イーピンは了平の鍛えられた拳にキスをし、ゆっくりと脚を開いた。
「来てください。了平さん…」
了平もイーピンの額にキスを返すと服を脱いだ。
闇の中鍛え上げられた肉体が目に入りイーピンはほぅっと熱いため息を漏らす。
了平は下着の中で痛いほどに張り詰めていたペニスを
秘部に当てると先端部分を中に押し進めた。
「あんっ…」
思わず大きな声が出てしまったイーピンの唇を了平の唇が塞ぐ。
「んん…」
そのままゆっくりと入れていくと結合部から愛液と血が混じり合って垂れた。
痛みに瞳を潤ませて耐えるイーピンの背を了平の大きな手が宥めるように撫でる。
最奥まで辿り着くと了平は一旦唇を離して大きな息を吐き、
再び口付けて今まで堪えた分を取り返すかのように激しく腰を振った。
「んぅ、うぅ…」
男の激しい欲望を細い体で受け止めながらイーピンは彼に必死でしがみついた。
筋肉のついた背に爪が食い込んでいく。
もはや2人には互いを求め合うことしか頭になかった。
イーピンも了平に合わせるように腰を振り、了平はさらに突き上げを激しくしていく。
とうとうイーピンは二度目の絶頂を迎え、了平を強く締め付けた。
「くっ…」
了平は喉の奥で低く呻き、イーピンの中からペニスを引き抜くと彼女の白い太股に精を吐き出した。


イーピンの太股をタオルで拭き取ってやり、ぐったりとした彼女の頭を自分の肩にもたれさせる。
他の者達が何をしているのかは闇と音楽で分からない。
「無理をさせてしまったのではないか?」
「大丈夫です…」
そう言いながらも甘えるように頬を肩にすり寄せるイーピンが愛しくてたまらず、
了平はイーピンを抱き寄せた。
「お前は一体どこに住んでいるんだ?またこうして会いたいのだが…。
 ボクシング観戦したりジョギングしたり」
「……」
イーピンは目を伏せた。未来の人間である自分が了平と付き合うことはできない。
「私はいつもとても遠い所に住んでるんです。だから了平さんとはなかなか会えないと思います」
その言葉に了平の表情が沈む。
「そうなのか…。ではこの祝いが終わったら当分会えないんだな」
「でも」
イーピンは了平の手に自分の手を重ねた。
「いつか―いつかまた会えたらその時は私の名前教えます。
 そしたら一緒にボクシングの試合見に行きましょうね。
 ジョギングも何キロだって付き合いますから」
「……!おう!!その時を楽しみにしているぞ!!」
了平はイーピンの手を力強く握り返した。
子どもの姿に戻るまであと何時間あるだろう―せめてそれまでは
こうして束の間の恋人気分を味わっていたいと願うイーピンだった。


了ピン編END


24:名無しさん@ピンキー
07/01/30 02:08:43 xH6fS7xw
了ピンを書いたのだから他のカプも書けたら
書きたいとは思ってますが5通りもエロを書くのは難しい…orz
アドバイスあったらお願いします
他の方の投下もお待ちしてます






25:名無しさん@ピンキー
07/01/30 12:09:09 0UcfJURd
>>24
GGGGGJ!!!!111
禿げ萌えた

26:名無しさん@ピンキー
07/01/30 19:57:58 C8fOCj9j
>>24
自分の我侭に付き合って下さり有難う御座います!!
初めて了ピンエロ見ました!爽やかな格闘家カッポーエロGJGJ!
了平というエロで絡ませづらいキャラを、ここまで原作のイメージを崩さずに動かせた24は神です。
カッコイイです了平、テラ可愛いですイーピン!
アドバイスなんてする所無いです。本当にお疲れ様でした。
24のお陰でイーピンも了平も更に好きになりました。

長文スマソ

27:名無しさん@ピンキー
07/01/30 23:03:08 8v0jb0ud
アドバイスというか…
5種類書くのが苦しいっていうなら無理せずに
いっそリレー形式にして他の職人さんの力を借りるという手もあるかと。
けどやっぱ>>24さん自身が書いたのが読みたいな。
勝手いってスマソ。頑張ってください。


28:名無しさん@ピンキー
07/01/31 01:43:14 VTWU+LzX
>MajiでKami殺す5秒前

クソワロタwww

29:名無しさん@ピンキー
07/01/31 18:48:12 s+MnEgOz
ジョギングだって何キロでも付き合いますから、のイーピンに禿げ萌えた。
純愛GJ!!!!微笑ましいな、この二人(*´д`*)ハァハァ

30:24
07/02/01 02:06:49 wkax8zpx
感想くれた皆さんありがとう
リレーはカプもシチュも固定してしまったから難しいと
思うんで続きは自分の力で書いてみます
でもあまりスレ占領して他の職人さんが投下しにくくなると
いけないんでしばらく投下は控えますね
前スレの続きとか新しい作品読みたいんで

31:名無しさん@ピンキー
07/02/01 11:51:23 /pwKRG5y
新スレ立ってた事に気付かなかった自分が来ましたよ。

32:名無しさん@ピンキー
07/02/01 14:30:14 Zmve4uOD
>>24
過疎ることのほうが悲しいから是非続きを投下してほしい

他の神も降臨願う
前スレ「お勉強~」の神はこっちに気づいてくれているかな?

33:名無しさん@ピンキー
07/02/01 15:13:42 DMrrlv+J
前スレに書き込もうとすればできないわけだから気付いてくれるはず
…がROMってるだけの人はなかなか気付かないかもな

34:名無しさん@ピンキー
07/02/01 15:15:38 DMrrlv+J
連投スマン
前スレの作品はちゃんと保管庫に保管されるのかな
良作が読めなくなるのは悲しい

35:名無しさん@ピンキー
07/02/01 19:30:26 DMrrlv+J
と思ってたら前スレ落ちてたorz

36:お勉強の時間16(京子×ハル×凪)
07/02/02 03:15:46 ltLH5QBo
なんだか随分と間があいてしまって久しぶりに来てみたら…>>1さん乙です
前スレのランピン可愛かったですね
新スレ祝いのお話も続きがあるということでこれから楽しみw

投下となります。百合はわりとあっさり終わります。今回あんまりエロないんでエロ求めてる人飛ばすといいかもしれない



「だ、だめぇっ…」
「んっ」
「はひ、っあ」
いつの間にか体勢は変わり、髑髏の秘所には同じくそこをあてがう京子が、ハルは髑髏の顔に跨るようになっている。
それぞれにオーガスムを求めて体を動かしている。三人の少女の唇から漏れる熱い息と、甘い声、
そして愛液と唾液の混じったくちゅくちゅという水音だけが部屋に響いていた。まさに世界は三人だけのものだった。
手探り状態で始めた、同性との行為というのも彼女達なりのかたちを作り始めていた。
「い、いくっ、イっちゃう…」
「ぁ、あァッ!!」
「ッ…」
それぞれに背を反らせるようにして絶頂の感覚が体を揺らしていた。その証拠にシーツにはさらさらとした液体が染みを作る。
まだ余韻に浸り敏感なままの体がベッドの上に三体、転がっている。
はぁはぁと熱い呼吸の音が部屋に響くが、三人とも頭がぼーっとしていて次第に意識が遠くなるのを感じた。
地上から三センチメートルほど浮いているような、そんな気分。
(でも、まだ足りない…)
一人そう思うのは髑髏だった。

「お疲れ様」
声がしたと思えば肌に柔らかさと少しの重みを感じる。
(―何か、タオルのような…なんだろうこれ?)
焦点の少し合わない目で今日子が確認するとそれはバスローブだった。ビアンキが三人にかけたらしい。
「シャワー浴びていくでしょ?そのままじゃ帰れないだろうから。もう時間も時間だから早めに浴びとくといいわよ」
バスルームはあっちだから、と扉を開けて方向を指差した。三人は視線でそれを確認すると力のない声ではい、と返事する。
開いたドアからひんやりとした空気が肌を撫で、少しずつ体の中の熱もひいていく。
…と、ともに言いようのない恥ずかしさがこみ上げてきてお互いの顔を見れなかった。
「……えーと、」
「……」
「シャワー、誰から浴びる?」
「あ、私後で大丈夫…それより、門限とかある人…」
そのときになって初めて三人の視線が交わる。さっきまでの映像が途切れ途切れにフラッシュバックする。
耳元まで真っ赤になりながら、どうしようもなくなって笑ってごまかしあっている。
「…じゃ、じゃあ私先に行ってきていいかな?お兄ちゃん心配するだろうから」
「そうですね、あ、私メールを入れてきますね。家に。」
「……」
二人が部屋を出て行ったあと髑髏一人が部屋に取り残される。パタンとドアが閉まる音がして、電気が明るくなったことを
瞼を通しても感じた。

37:お勉強の時間17(ディノビア+凪)
07/02/02 03:18:16 ltLH5QBo
「髑髏、起きなさい」
「…?」
「あなたには個人レッスン、まだ残ってるのよ」
その言葉に髑髏の身体が強張る。
今度は何をするの、という不安に大きな瞳を揺れさせながら髑髏はビアンキを見上げた。
「その仕草、煽情的で結構」
フフ、とビアンキは笑った。その色っぽさに思わず見とれる。
「あんた、早くこっち来なさいよ」
「お前なぁ…」
先ほどからイタリア語で会話している二人(多分どちらも髑髏がイタリア語が分かると思っていないのだろう)を
髑髏はまじまじと見つめた。
「…なんで、イタリア語で会話するんですか?」
と、たどたどしくはあるがイタリア語で口を挟めば二人がこちらに顔を向けた。
「髑髏、あなた、分かってたの?」
「……なんとなく、なら」
「意味なかったな」
「いいのよ、京子ちゃんとハルが分かってないんだったら」
それにしてもそんなこと聞いてないわ、リボーンったらとブツブツと続けるビアンキ。
「…あの」
「失礼しまーす」
元気のよい声が扉の向こうでした、と思ったらハルだった。どうやら忘れ物である髪留めのゴムを取りにきたらしい。
そこまでは確かに元気がよかったのがその後の動きが変だった。どうもギクシャクしている。
それもそのはず、で仕方のないことなのだが。
「じゃ、じゃあハルはこれで‥」
「ちょっと待ってハル」
「は、はひッ?」
肩をつかまれただけなのに体が大きく反応する。
「頼みごとがあるの、シャワーを浴びたら帰りに401号室行って、冷蔵庫の中のケーキ取りにいってくれない?」
「は、はぁ…」
「遅くなって悪かったから、お土産用にと思って用意したの」
分かりました、とよく分かったような分からないようなまま一刻も早くその部屋を出たいハルは返事をした。
ちなみにまだシャワーは浴びていない。そしてまた扉は閉ざされる。
(…ハルちゃん……)
ちゅ、という音がして目をやれば目の前の大人二人が唇を合わせていた。
唇の間から行き場のない息の音がする。その光景をただ呆然と見つめる髑髏。
(レッスンって…なんだろう…)
学校を終えた後で、もう外は夕闇に染まっているであろうと頭の片隅で思いながら目の前の男女の絡みに
視線を向けていた。深く、お互いを食べているような深いキスは映画のようで、遠い出来事のようにも見えるが
その生々しい音がそれを現実だと髑髏に教える。
「は、…んッ」
唾液が絡みあう音というのはいやらしいものだと初めて理解した。他人がするのと自分がするのでは違う。
自分自身がそのような状況のときはいつも何も考えられなくなってしまって、ただそれに応えるのに精一杯になってしまう。
長いディープキスの後に、相手の下唇をついばむようにキスをしてビアンキは顔を離した。
「できる?」
「…え?」
言うまでもないじゃない、今のこれよ。見てなかったの?とビアンキがめんどくさそうに言ったあとにディーノを指差した。
「……」
「え、お前とこの子がするんじゃねーの?」
「何、キスが嫌なわけ?」
肯定の返事に髑髏は首を縦に振った。盛大な溜息がビアンキから返ってくる。

38:お勉強の時間18(ディノビア+凪/獄ハル)
07/02/02 03:20:30 ltLH5QBo
「キスひとつで男をその気にさせるテクも必要だと思うけど」
「……でも」
髑髏はディーノのサングラスの奥の瞳を見つめる(少なくともディーノにはそう感じられた)。
「無理強いしなくてもいいんじゃねーの…」
「…あんたさっきから五月蝿い」
バスローブは上に羽織っただけで合わせ目からは白い肌が見えている。胸の谷間のライン、滑らかなそこから視線は下へと
おりていく。太ももがちらりと見える。日本人ならではの肌のきめ細かさに思わず唾を飲み込んだ。
(ビアンキとはまた違って…)
そんなことを考えていたディーノの背を強く押す手があった。彼は避けようがなくベッドの上へと倒れこむ。
「~っ!お前…!」
後ろから押したその人物を見れば、彼女の眼中に自分はなく目の前の少女だけに注がれている。
やるの、やらないの?と強く問いかける、半ば脅しのような視線だった。それに促されたのか
そろそろと彼女が動いて距離が縮まる。とろんと潤んだ瞳が目の前まで来て、相手の体温を肌で感じるぐらいになる。
薄紅色の唇から漏れる息がディーノの唇にもかかり、伏せられた長い睫毛が震えているのを見て
なんだか自分も緊張してきた。あと数ミリほどの距離。
「……っ、やっぱり…だめ」
小さな声が部屋に響いた。
初々しいのもなかなかいいね、そそるものがあるよと思っていると背中に柔らかいものがあたる。
ビアンキの胸だった。彼女が後ろからディーノを押しつぶすような、そんな形でベッドに入ってきた。
「じゃあフェラは」
「それは………」
沈黙が部屋の空気を重くし、ディーノの背には重量感のある柔らかな胸がのしかかっていた。
コンコン、と扉がノックされる。その後に続くのは京子の声だった。
「あのー、私もう帰りますね。どうもお邪魔しました」
「本番、頑張ってね。大丈夫きっとうまくいくわ。京子ちゃんは魅力的だもの。」
扉を挟んでの言葉がやりとりされる。その後に控えめな足音が遠くなっていった。
「さて、髑髏のその強情なの、どうしようかしら」
ぎゅう、とディーノの首に抱きつくようにして腕を絡めてビアンキは言った。その視線に髑髏の肩がびくりと反応する。

(やっぱりまだなんか変な感じが…)
シャワーを浴び終えたハルは身体に残った違和感を感じながら脱衣所で制服を着始めていた。
「あんなことしちゃいけないのに」
しかも女の子同士でなんて…と思い出して思わず赤面する。行為はなかったことにはならないし
なによりも穿きなおしたショーツのそこはまだほんのり湿っている。
「うう…」
(早く頼まれたもの取りに行って、家へ帰りましょう…)

「ここであってんのか…?」
受付を済ませてエレベーター前で一人獄寺は渡されたメモを見直した。
(それにしても十代目の右腕になるための試練って…)
「…一体何なんだ…?」

指定された部屋にたどり着けばそこは空っぽでがらんとしていた。
「誰もいねーのかよ?…リボーンさーん?」
部屋をうろうろとしているとウィーンと開錠音がして、玄関の扉が開いた。

39:お勉強の時間19(獄ハル)
07/02/02 03:22:50 ltLH5QBo
そこにたっていたのは獄寺のよく知る人物だった。
「え?! 獄寺さん‥?!」
「な゛っ! お前なんでここに…」
その単語にハルはカチンと来たようで、ビアンキさんから頼まれたんですと急にそっけない態度でそのまま奥へと向かっていった。
通り過ぎる際、ハルの体から何か良い匂いがして鼻腔をくすぐられる。
『正直にならないと、ダメだよ…』
キッチンがある場所へと向かうハルの頭の中で、髑髏の言った言葉が繰り返される。
(…分かってます…ハルだって素直になりたいです。こんな女の子、可愛くありません…。素直になりたいんです…)
お前、という言葉が胸に突き刺さる。アホ女といわれる回数は以前より大分減った。それでも"お前"止まりで
一向に名前を呼んでもらえる気配がないのである。思い直してみるとなんとなく惨めな気持ちになって
ハルの瞳が揺れた。涙が零れそうになっているのをきゅっと唇を引き結んで堪える。
「…おい」
ポン、と軽く肩をたたけばびくんと予想以上に大きく体が跳ねる。
「な、なんですか…」
「いや、冷蔵庫開きっぱなしだし…」
振り返らないままハルは返事をする。白い項が今日はやけに目に付く、なんとなく申し訳ない気持ちになって獄寺は落ち着かない。
二人きりで、自分たち以外誰もいない空間で会うのが初めてのことだというのにその時になってようやく気づいたのだった。
「…お前さ……」
「"お前"じゃありません!ハルです。私には三浦ハルっていう名前があるんです…!」
いつもと違う雰囲気を漂わせていたせいか、どうもやりとりがしっくりいかない。
いつものように切り返せないで獄寺は言葉を飲み込んだ。
反射的にだしてしまった言葉にハルはしまった、と後悔をする。なんて可愛げのない言い方なんだろうと反省したその時、
「…っとに、可愛げがねーな」
「…!!」
沈黙が重たすぎて、なんとか逃れようと口をついて出た言葉がどれだけ場違いなものなのか振り返ったハルの表情
を見て初めて理解した。涙が今にも零れ落ちそうな揺れる瞳が、こちらを睨みつけている。
その一瞬の怒りの後に、ものすごく傷ついた表情をした。
しまった、と思うが時既に遅し。ハルの瞳からぼろぼろぼろぼろと大粒の涙が零れ落ちていく。
「…あ」
「…知ってます、可愛くないことぐらい。でも、仕方ないじゃないですか。ハルだって素直になりたいです。
 なりたいのに、獄寺さんが…いじわるばっかりする、から…っふ」
堰を切ったように泣き出した目の前の少女にどうしていいかわからず獄寺はただ謝罪の言葉を喉の奥にひっかけていた。
目が熱くなって顔が熱くなって、なんだか頭までぼんやりしてきてハルにはわけがわからなくなってきていた。
後ろの冷蔵庫からはひんやりとした空気が出てきている。それが少し対照的で僅かながらの現実感を彼女に与えていた。
もう、どうなってもいい。そんな考えで今までいえなかったことがぽんぽんと口をついて出ていく。
「名前、っ、よ、んで欲しかったのに、いっつ、…も、っひ‥おま、えっとか…ひっく、アホ女、とかッ」
途切れ途切れの聞き取りにくい言葉は獄寺の耳にはちゃんと届いていた。
目の前の少女を今まで自分が無意識にとっていた行動で傷付けていたのかと思うと申し訳なさがさらに増す。
どうしていいかわからず行き場を失っていた手を彼女の背においてその息が落ち着くようにとぽんぽんと叩いた。
(らしくねーな…)
そう思っても、どうしようもないのである。なんとなくそうしたほうが良いと本能が告げていた。
しゃくり上げながらもハルは必死に言葉を続けようとする。
「すき、…なのにっ、いじわ、るばっかりするっ、か、らっ…」
辛くて吐き出してしまいたかったことが、もうこの勢いにと口からでていってしまう。
今日はいろんなことがありすぎて混乱している。頭の中がぐちゃぐちゃだとハルは思った。
「…ごめん」

40:お勉強の時間19(獄ハル/ディノ+ビア+凪)
07/02/02 03:26:03 ltLH5QBo
急に景色が暗くなったと思ったら獄寺に抱きしめられていた。
(こいつこんな細かったのか…)
細くて小さいのに、なんだか柔らかくて。そして良い匂いがする。
見ているだけじゃ何もわからないものなのだ、とそのことを実感したその時、冷蔵庫のあるものと視線がぶつかる。
(り、リボーンさん?!…ん?)
よく見るとそれは縫い目がついている。リボーン人形が手に持っている札には
『据え膳食わぬは男の恥だぞ。 これが試練だ。』
などと書かれている。
(…は?!据え膳? こいつが…?)
勢いに任せた言葉で、なんとなく無視しそうになっていたがさっき確かにハルは「好き」と言ったのだった。
「ハル、…」
その言葉に顔をあげると、見たこともないような真剣な表情の獄寺の顔が間近にあった。
もう日が暮れるというその時間、部屋は真っ赤に染まっていた。
自分の心臓の音だけが耳に響く。
初めて触れた相手の唇の感触に、胸が震えるのを感じた。
(やわらけぇ…)
女って何でできているんだろう、そんなことを考えながら変な視線を断ち切るかのように冷蔵庫の扉を閉めた。


そんなに視線を注ぐものじゃないと思うが、とディーノは逆に顔を覆いたい気持ちでいっぱいになっていた。
自分の一物はかわいそうに、外気に晒され女二人の視線に晒され、縮こまってしまっている。
「これ、勃ててゴムつけるまでよ」
「……」
「ただし、ゴムは口でつけてね」
にこりとビアンキは微笑んだ。それが終われば解放してやるなどというのである。



今日はここまで。
投下してからすごい間違いに気づいた。16のちゅわんの名前が今日子になってる。正しくは京子…申し訳ない
次こそはエロい展開になる…のか 百合が意外とあっさり終わって申し訳ないw

41:名無しさん@ピンキー
07/02/02 10:55:04 DYMrZcwk
(・∀・)イイ!!

ディノビア髑も獄ハルも可愛いしエロい!

42:名無しさん@ピンキー
07/02/02 14:59:47 nemU2wOF
お勉強神おかえりー
いつも続き楽しみにしてるよ

43:名無しさん@ピンキー
07/02/02 23:52:06 abTNsVzi
「お勉強~」の神!待ってました
骸凪本命だけど獄ハルの甘酸っぱさに痺れましたーー!!

44:名無しさん@ピンキー
07/02/04 17:57:25 TvygbZmA
ここって投下されないとたちまち過疎るな
雑談ばっかで埋まるのも困るが一時期の活気が無くなってしまったのかな

45:名無しさん@ピンキー
07/02/04 18:41:14 iLsUNusQ
話し出すと希望カップリング言うだけになったりしがちだったからな、最近は
まー、まったり話せばいいんだけど落ちない程度に

46:名無しさん@ピンキー
07/02/04 21:45:46 SUb6MJJ5
雑談→希望カプ→催促イクナイ!とチャチャがはいる→荒れる→過疎
がここしばらく続いてたからなぁ
上のほうでもあったけど、このスレはリレー小説ってないんだね

47:名無しさん@ピンキー
07/02/04 23:07:59 Pipz6OLN
4スレ目お祝いの神、続き待ってます
了平もイーピンもらしくって良かった

リレーは…何人の職人さんがスレにいてくれるかによるよね

48:名無しさん@ピンキー
07/02/05 09:58:19 f6zdhFz4
私はリレー要らない派
自分で書ききって欲しい

49:名無しさん@ピンキー
07/02/05 10:50:49 oziB0JS/
神が現れ、続きを書いて下さるのならどなたでも構いません!

50:名無しさん@ピンキー
07/02/05 12:56:54 q6hyzi88
>>46
リレーはこのスレに限らず、どこのすれでも滅多に無いと思うよ。
そもそもやろうとする人が少ないっぽい。

上で出てたリレー小説は、書き手さん気遣ってのちょっとした案としてあるだけだし。




51:名無しさん@ピンキー
07/02/05 13:17:14 5vFRuqfR
他のスレでリレー小説見たことはあるけど
どれも途中で終わってたからやっぱり難しいんだと思う

52:山ビア
07/02/05 19:52:35 pxhIV0Iu
お祝い山ビア編途中までですが投下します



暗闇の中では聴覚や嗅覚が敏感になる。
だからだろうか。隣にいるビアンキからほのかに漂う香りに気付いたのは。
山本には香水のことは全く分からないが、薔薇のように妖艶でバニラのように甘い
捉えどころのない不思議な香りはビアンキという女性を表しているように思えた。
いつの間にか惹きつけられるように山本はビアンキの腰を抱いていた。
「どこ触ってんの山本武」
「すんません暗くて何も見えなくて」
言い訳しながら手を離す。
闇の中ではビアンキの表情が窺えないが声はいつもと変わらず冷静だった。
自分に触れられても何も感じないのだろうかと思うと少し悔しい。
(ビアンキ姉さんも絶対体おかしいはずなのになー)

異変に気づいたのはまだ体育館内が明るい時だった。
部活や学校の話をしながらも山本は深紅のドレスを着たビアンキに見とれていた。
長い髪はアップにまとめてあり、そこから見える首筋が妙に艶かしく
大きく開いた胸元も思春期の男子には目の毒だった。
普段なら(色っぽいなー)と感心するだけだったのに今日は違った。
体中が熱く、特に下半身に熱が溜まってきたのだ。
天然で滅多なことでは動じない山本もこれには流石に動揺した。
(いくらビアンキ姉さんが色っぽいからってこれはやばいだろ~…)
とにかく気付かれないようにしなくてはと思いながらビアンキを見ると目が合った。
気付かれたのかとヒヤリとしたが、さっと目を逸らされた。
不思議に思いながらビアンキを見ていると、
落ち着かない様子で足を何度も組み替えている。
そしてジュースの瓶をじっと見つめていたかと思うと、
視線をステージ上のリボーンへと動かした。
ビアンキの視線に気付いたリボーンがニヤリと笑うのが山本にも見えた。
(なるほどなー)
おそらくリボーンがこのジュースに何か入れたのだ。
自分の体の異変から察するに媚薬の類だろう。
そういえば最初に「男も女も楽しめるパーティーをする」と言っていた。
要するにそういうことなのだ。
(てことはビアンキ姉さんもジュース飲んだから…)
そう思った瞬間、明かりが消えた。そして今に至る。



53:山ビア
07/02/05 19:54:41 pxhIV0Iu
(……やばいな本格的に勃ってきちまった)
どうにかしてこの欲を吐き出したい。
しかし自分から言い出すのはためらいがあった。
ビアンキにがっついたガキだと思われたくないのだ。
もちろん彼女は山本が媚薬で欲情していることは承知しているだろう。
それでもビアンキから何も言わないのは山本に言わせようとしているからだ。
お互い熱を持て余しながら自分から折れようとしない。
「この曲お父様が好きだった曲だわ」
「へーそうなんすか」
ビアンキも我慢するのは辛いだろうに、声からはそんなことは一切感じさせない。
彼女はいつも冷静で、取り乱すのはリボーンや獄寺絡みの時だけだ。
山本に対してはいつも素っ気無く、些細なことで関して食って掛かってくるくらいだ。
(オレのことは獄寺のダチとしか思ってないんだろーな)
そう思うと何だか寂しかったが、山本自身自分がビアンキを
どう思っているのかよく分からなかった。
美人で色っぽくて大人で、でも子どもっぽいところもあって。
そんな彼女のことは好きだ。
ただそれが恋愛感情か否か山本には判断できない。
今ビアンキを抱きたいと思う感情は媚薬の効果だけなのだろうか。
少なくとも今までビアンキをそういった対象で見たことはなかったはずだ。
(抱いたら―)
先ほど感じた香りがまた山本の鼻腔をくすぐる。
(抱いたら分かるかな)

「ビアンキさん」
不意に呼ばれてビアンキは顔を上げた。
暗闇の中でも少し山本が見えるようになってきた。
そっと肩を掴まれ向き合わされる。
「何よ」
「体熱くないっすか?」
「………」
ビアンキは訝しげに山本の顔を見つめた。
ようやく彼が折れようとしているのか、それとも誘導尋問のように
自分に言わせるつもりなのか図りかねた。
体はさっきから熱いし自分達に媚薬を盛ったリボーンの意図も分かっている。
だがこの年下の少年に自分から折れるのはプライドが許さない。


54:山ビア
07/02/05 19:58:21 pxhIV0Iu
「……さあ、特に変わりはないけど」
結局当たり障りのない答えを返す。
「そうですか?オレはさっきから熱いです」
「…そう。それで?」
「ビアンキさんに鎮めてほしくて」
ビアンキの唇が弧を描いた。
「どうやって私がアンタの熱を鎮めるの?」
それでも彼女は彼にはっきりと言わせようとわざとはぐらかした。
「こうやって」
いつの間にか山本の手にはコップがあった。
彼はジュースを口に含むとそのままビアンキに口付けた。
「ん―」
唇の隙間からジュースが流し込まれる。
顔を背けようとしても後頭部をしっかりと押さえ込まれて動けない。
ジュースがビアンキの喉を通っても、まだ山本は彼女を離そうとしなかった。
何度も角度を変えて唇を合わせ舌を絡ませてくる。
ようやく情熱的なキスから解放された時にはビアンキの体は
くったりと山本の腕の中に収まっていた。
「オレの熱をビアンキさんにも分ければ鎮まるかなって。体熱くなりました?」
悪戯っぽく笑う山本が憎たらしくてビアンキはキッと彼を睨みつけた。
しかし山本は笑顔で受け流すとビアンキのドレスに手を掛けた。
(―このままじゃコイツに主導権握られたままだわ)
それではあまりにも悔しい。
ビアンキは山本の手を叩き落すと彼をソファーに押し倒した。
その体に跨り布の上から彼のモノを撫でる。
「ビ、ビアンキさん!?」
「ずいぶん我慢してたのね。……出したいでしょう?」
そう言うとビアンキは山本のモノを取り出し先端をぺろりと舐め上げた。
「くっ……!」
直接的な刺激に山本はうめいた。
ビアンキは唇と舌と手をフルに使って山本のペニスを愛撫した。
亀頭を口に含んで尿道口を舌先で刺激し、裏筋を手で扱く。
どうすれば男が悦ぶか知り尽くしている彼女の技に山本は舌を巻いた。
(すげぇ…。今までの彼氏にもこんなことしてたんかな)
そう思うと何故か胸が痛んだ。


今回はここまでです
続きは1週間後以降になるかと
中途半端でごめんなさい


55:名無しさん@ピンキー
07/02/05 22:27:36 WwLo/Unn
お祝いキターーーーーー!!!
1週間後は長いが信じて待ちます

56:名無しさん@ピンキー
07/02/06 00:45:54 /kp7SV6R
山ビア!!!ありがとう山ビア!!!
本命は骸髑髏だけど山ビアも大好きだ!!!

57:名無しさん@ピンキー
07/02/06 00:56:44 UrShSdiM
乙です!山ビア本命なのでwktkして待ってます(゚∀゚)
お祝い神もご無理なさらないで下さい~

58:名無しさん@ピンキー
07/02/06 19:24:50 uSDAkTMG
この流れで行くと・・・ラストはやっぱツナ京か?

59:名無しさん@ピンキー
07/02/06 22:01:35 BesoQppe
リボーンが一番困難だと思ってるドクヒバムクではなかろうかww
ドキドキワクワク


60:名無しさん@ピンキー
07/02/07 00:32:55 XU4MJcDZ
骸髑雲って漢字で書くとすごいね
本当にどうなるのか予想もつかない
いざコトに及ぶに至っても牽制しあうのか、それとも張り合うのか…
髑髏頑張れw

61:名無しさん@ピンキー
07/02/07 22:45:22 9Wqz0fk1
ほしゅ

62:名無しさん@ピンキー
07/02/08 16:05:51 /LKgPjGj
山ビア乙!続き待ってます!

63:名無しさん@ピンキー
07/02/09 18:01:53 9UAB3h3E
保守

64:名無しさん@ピンキー
07/02/11 02:14:05 4rPK2DGy
アニメ観てヒバイー読みたくなった。
神様お願いします。

65:名無しさん@ピンキー
07/02/12 09:20:29 fUpwbY/l
>>40
更新頼みます

66:名無しさん@ピンキー
07/02/12 09:30:55 OQ7X5uyj
>>64
確かに、アニメでヒバピンはまってしまった…!

というかイーピンにはまったので、遅レスですが了ピンGJ!
自分、イーピンの性格をイマイチよく掴んでないので、ここまで上手く動かせてるのがすごい。
原作っぽく可愛らしいイーピンと了平に萌ました。
素晴らしいエロをありがとうございました。

67:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:38:38 jka7a5AJ
>>64>>66
ヒバピンハマったなら君達が書いて
普及するのもアリだと思うんだぜ
てか明らかに職人さん減ったよな?

68:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:56:40 5cX453+b
前スレの途中から変な雰囲気になってきてたからね。
投下作品に対してケチつけたり神マンセー意見に対して自演扱いしてた奴も出てたし。
そりゃあ職人さんも投下したくなくなるよ。

69:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:04:20 UtgWq9qH
でもあの書き方はどうかと思ったけどな<神マンセー意見
読みたいCPリクエストするだけでなく書けばいいのにとは思う
そもそもピンク板なんだから大人しかいないはずだし、落ち着いた会話ができるわけで
好きな組み合わせのここがいいとかでも語るようにしてりゃあ落ちもしないし
ネタ提供にもなるんじゃねーの

70:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:23:11 mptghp5o
うーん、他スレにもいろいろ出入りしてるけど、
リクエストするなら書けばいいのにってコメントがつくスレなんて
滅多にないぞ。自分が知ってるのではここくらい。

大抵はリクしてもそこから萌え語りがはじまったり
リクから新たなカプが派生したり、ほのぼのしてる。

煽るわけじゃないが、やっぱり元々二次創作してる
人間の多いジャンルなんだねリボーンは。

71:名無しさん@ピンキー
07/02/13 01:27:02 bs3qo/Zm
リクもただ「誰か〇〇書いてください」とか「たまには××が読みたい」とか
じゃなくて「〇〇でこういうシチュエーションの作品が読みたい」みたいに
具体的に書けば職人さんの創作意欲も刺激されていいんじゃないかと思う。
リクする人に自分で書けっていうのも強制してるわけじゃないし
それでその人が書く気になって職人の一人になることもあるかもしれない。
現に>>15のレス読んでお祝い神は了ピン書いてくれたんだし。

72:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/14 21:14:39 EQKMJbdp
バレンタインということで途中までだけど作品投下
3Pになる予定なので苦手な人は注意


バレンタインデーのその日ほとんど廃墟同然の黒曜ヘルシーセンターの中は
チョコレートの甘い匂いで充満していた。
「うぅ~気持ち悪」
犬はぐったりとソファーに横たわっている。
チョコは好きだが鼻の良い彼にとってこの匂いはきつすぎるのだ。
柿本はため息を吐きつつ匂いが漂ってくる方に目を向ける。
今2人がいる部屋から廊下を隔てて職員用の台所があるのだ。
まだ骸がいた頃は3人とも料理ができなかったので使うことはなかったのだが、
髑髏が来てからは彼女がそこで簡単な料理を作るようになった。
髑髏は昼食を食べ終えてからすぐに「入ってきちゃダメだからね」と何度も念を押して台所に篭りきりだ。
骸と運命を共にすることでマフィアのボスを守る役目を背負った彼女も、
バレンタインくらいは普通の女の子のように過ごしたいのだろう。
それを邪魔する気は柿本にも犬にもない。
だが胸焼けしそうなほどに甘いチョコの匂いには2人も閉口していた。
「なぁ柿ピー外に出ようぜ。これ以上ここにいたらオレ鼻曲がっちゃうびょん」
「そうだね…」
柿本が頷くのと同時に部屋のドアが開き髑髏が入ってきた。
シンプルな水色のエプロンが所々チョコで汚れている。
「もうできたの?」
柿本が問うと髑髏ははにかみながら頷いた。
「今運ぶからテーブルの上片付けておいてもらえる?」
「いいけど…」
「うげ~。こっちにまでチョコ持ってきたらすごい匂いになるびょん」
そう言われて髑髏は初めて部屋に充満する匂いに気付いたようだ。
「じゃあ窓開けて換気…」
「この寒いのに窓なんか開けられるかっつーの!バカ!」
怒鳴られて髑髏は一瞬びくっとなったが
「少し開けるだけでも違うから…」
と言って部屋を出て行った。
犬は渋々部屋の窓を開け、柿本はテーブルに置いてある雑誌や犬の歯を片付けた。
「犬、せっかくオレ達に作ってくれたのにバカ呼ばわりは流石にないんじゃないの」
「うるへー!どうせ義理チョコなんだからいーんら!」
以前ほどではないが犬はまだ髑髏に冷たい。柿本は肩を竦めた。


73:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/14 21:17:12 EQKMJbdp
やがて髑髏が皿を二枚持ってやってきた。
片方はココア生地のクッキーが、そしてもう片方には
「…何コレ?」
米粒を少し大きくしたような形のチョコが盛ってあった。
「とりあえず食べてみて」
と髑髏は促す。
犬はクッキーを、柿本は正体不明のチョコを口に入れる。
「犬どう?」
「…うめー」
中に刻んだアーモンドの入ったクッキーは香ばしく甘さ控えめで、犬も認ざるを得なかった。
ホッとした髑髏は微妙な表情の柿本に目を向けた。
「千種は?」
「…クローム、これって」
「柿の種チョコ。手作りだからどうかな?」
それには答えず柿本はもう一つ、もう一つと口に入れていく。
柿の種チョコのことは柿本も聞いたことはあるが実際に口にしたのは初めてだった。
ピリッと辛い柿の種に甘いチョコをコーティングしているため
最初は奇異に感じるが慣れると結構美味しい。
「これってオレの名前と掛けてるわけ?」
「うん、骸様のアイデアなの。2人にはどんなチョコのお菓子がいいか聞いて」
「……」
肉体は隔離されている状態でもユーモアの心を忘れない骸を
誇るべきか呆れるべきか柿本は迷った。
「犬が食べてるクッキーの形もよく見て」
「んん?」
犬はクッキーを一枚手にとってみた。
「何だこりゃ、骨ェ?」
「そう。私はハートとか星の方が可愛いと思ったんだけど骸様が絶対骨がいいって」
「……」
犬と柿本は苦い表情で顔を見合わせた。
「どうかした?」
不思議そうに聞いてくる髑髏に首を横に振り、2人は自分達に合わせた菓子を食べ続けた。
皿が空になると髑髏はまた部屋を出て行き、今度は鍋を持ってきた。
「最後はチョコフォンデュを3人で仲良く食べなさいって」
鍋に入ったチョコレートはとろとろに溶けて甘い匂いを放っている。


74:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/14 21:20:58 EQKMJbdp
「それで何につけて食べるわけ?」
チョコフォンデュというのだから果物やパンにつけて食べるのが普通だろう。
しかし一向に髑髏はそれを持ってこようとしない。
「どうしたんらー?買ってくるの忘れたのか?」
少しイライラしながら犬が尋ねると、髑髏は人差し指を鍋の中に入れた。
白く華奢な指にチョコレートが絡まる。
髑髏はその指を犬の顔の前に出した。
「へっ?」
ポカンとしている犬に髑髏は頬を染めた。
「だから…骸様が仲良く食べなさいって」
(何吹き込んでるんだ、あの人は……)
柿本は痛む頭を押さえた。
「犬早く。垂れちゃう…」
髑髏に促され、犬は反射的にその指を口に含んだ。
長い舌でぺろりと指の周りのチョコレートを舐める。
「くすぐったい…」
ふふ、と髑髏は身を捩った。
(あれ…何かコイツ可愛い?)
犬はじっと髑髏の顔を見つめながら指を口の中で転がし続けた。
全て舐め終わるとちゅる、と音を立てて犬の口から髑髏の指が抜き出される。
「美味しかった…?」
コクコクと頷き犬は自分の指を鍋に突っ込んだ。
「3人で食べろって言ったんだからお前も食っていいびょん」
「うん…」
髑髏は恥ずかしそうにしながらも素直に犬の指を咥えた。
ぺろぺろと舌を動かしながら舐めるその仕草がやけに官能的で、
犬も見ている柿本も妙な気分になっていった。
ふと悪戯心が湧き犬は口の中で指を動かした。
「んんっ!」
突然のことに髑髏は驚き指を離してしまう。
「もうっ、犬…」
「クローム口元にチョコついてる」
そう言って柿本は髑髏の唇の端についたチョコを舐め取った。
「あっ、千種…」
「柿ピー独り占めはダメだかんな!オレももっとチョコ食いたいんらー!」
「分かってる。骸様も3人で仲良くって言ってるんだから。
 そうでしょクローム?」
「うん…。だから私にもいっぱいチョコ食べさせて…?」
潤んだ瞳で上目遣いに見つめられ、犬と柿本の理性は吹き飛んだ。
これもバレンタインの魔力なのかもしれない。

続く
後半はこれから書くんでバレンタイン終わっちゃってからの
投下になるかも…


75:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:33:00 6Z1nGtUd
乙!チョコレートプレイエロい…続き楽しみにしてる

76:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:41:13 Te6gRM3P
ぅおお、ナイスチョコレート。
GJとしか言いようがない。
続き、今日中に投下しようとして無理すんなよ!

77:名無しさん@ピンキー
07/02/15 00:44:51 +Mo/8vx3
骸、おまえって奴ぁ……  超GJ!

78:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/17 02:15:26 ERiSbFvh
やっと規制解除されたー
3日遅れだけどバレンタイン続き
3Pなので苦手な人はスルー


後ろから柿本に支えられ上半身裸になった髑髏に犬が前からチョコレートを塗っていく。
髑髏の白い肌を黒いチョコレートで塗りつぶしていく行為は、
綺麗な物を汚すようで背徳的だった。
「あんっ」
チョコを塗りながら乳首を摘まむと髑髏は頬を染めて可愛らしい声を出した。
柿本は犬が持っている鍋に指を入れチョコレートを口に含むと、
髑髏の顔を自分に向かせて口付けた。
「んん……」
舌が絡みぴちゃ、とチョコと唾液が混じり合う。
髑髏の心は普段無愛想な柿本との甘く熱いキスに蕩けていった。
―ガリッ。
「ひゃっ!?」
突然鎖骨にチリッとした痛みが走り髑髏は我に返った。
「お前柿ピーばっかに夢中になってんなよ」
不機嫌そうに睨みながら犬が首筋に噛み付いてくる。
「やっ、犬痛い…」
「お前どこもかしこも甘くてホントのチョコみたいなんらよ」
そう言って犬は髑髏の悲鳴を無視して歯を立てながらチョコを舐め取っていく。
最初は痛がっていた髑髏だったが、噛んだ部分を舐められると
くすぐったいようなむず痒いような感覚が生まれてきた。
それに犬が自分にこんなに夢中になっていると思うと嬉しくなる。
(骸様の言うとおりにしてよかった。犬も千種も私のこと求めてくれてる…)
乳房に塗ったチョコも犬によって舐められだんだんと
本来の白い膨らみとピンク色の乳首が見えてくる。
「犬がっつきすぎ」
「うるへーな。悔しかったら柿ピーも食えばいいだろー」
「……」
柿本の視線が鍋に向かう。チョコレートはまだ半分ほど残っていた。


79:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/17 02:17:25 ERiSbFvh
「オレも食べたいけど…クロームも食べたいよね?」
とろんとした表情の髑髏の耳元で囁く。
「え…?うん…」
「じゃあオレの方向いて」
言われたとおりに向きを変えると、柿本は片手で鍋を引き寄せ
もう片方の手で自身を取り出した。
反応を示しているソコにチョコを塗っていく。
「柿ピーオヤジくさい!このムッツリ!」
彼の意図を察した犬はその手があったかと先を越された悔しさで叫んだ。
柿本は涼しい顔で聞き流し髑髏の前に自身を突き付ける。
「味わって舐めてね」
「うん…」
髑髏は四つん這いになって柿本の性器を両手で包むと先端を口に含んだ。
「んん、ちゅっ、ふぅっ…」
目を閉じ夢中になって自分の性器を舐める髑髏の痴態に柿本はゴクリと唾を飲み込んだ。
一方犬の前では髑髏のスカートがふわふわと揺れ、滑らかな太股がまるで誘っているようだ。
犬はスカートをめくり上げショーツを膝まで下ろした。
「きゃっ…」
大事な部分を丸見えにされ髑髏は犬を振り返ろうとしたが柿本の手で止められた。
「ちゃんと続けて」
「うん…」
再び柿本のモノを口に咥えると同時にお尻に犬の手が触れた。
いつの間にか鍋は再び犬の手に戻っていたらしく、敏感な部分にまでチョコを塗られていく。
「ちゅく…んん、んぅっ」
愛液で濡れたクリトリスを弄られ髑髏は身もだえしながらも
懸命に柿本への愛撫を続ける。
「クローム…!」
柿本は眉を寄せて髑髏の頭を押さえた。
髑髏の口の中に生臭くどろどろしたものが流れ込んでくる。
「うぅーっ…」
吐き出しそうになるのを堪えて髑髏は柿本の精液をゆっくり飲み込んだ。
「うわっ飲んだの?」
犬が驚いたように声を上げる。
髑髏はぜいぜいと息を切らしながら柿本に向かって微笑んだ。
「千種のちゃんと味わったよ…」
「クローム…」
「だーかーらオレを無視すんなっつーの!」
イライラしたように叫ぶと犬は髑髏の両脚の間に顔を埋めた。
愛液とチョコでドロドロのそこを音を立てて舐める。


80:バレンタイン(犬柿髑)
07/02/17 02:19:35 ERiSbFvh
「やぁんっ!ダメェ、犬…」
制止の声に犬は不満げに顔を上げる。
「何がダメなんだよ、こんなに濡らしてるくせにーっ!」
「違うの、そうじゃなくって私、もぉ…」
首を捩って犬を見つめる髑髏の瞳には涙が滲んでいる。
犬の胸がドキッと高鳴った。
「もう限界なのか仕方ねーなー」
ごまかすようにわざと悪態を吐きながら犬は昂ぶった自分のモノを髑髏の入り口に押し当てる。
「そんなに言うなら気持ち良くしてやるよ」
「あんっ!!」
犬が入ってきた衝撃に髑髏の体は仰け反った。
乱暴に突き上げられて華奢な体がガクガクと揺さぶられる。
「オレにつかまって」
柿本は髑髏の手を取って自分の背中に回させた。
髑髏は必死で柿本にしがみつきながら犬の動きに合わせて自らも腰を振った。
甘く濃厚な時間が終わる頃には鍋のチョコレートはすっかり空っぽになっていた。

目を覚ました髑髏は毛布を掛けられソファーに寝かされていた。
もうすっかり日は落ちているが部屋の中に犬と柿本の姿はない。
しょんぼりと肩を落としているとドアが開いて柿本が入ってきた。
「ああ起きたの。体痛くない?」
「少し…」
「無理しなくていいよ。台所の片付けはやっておいたから」
「ありがとう…」
そこへ両手にスーパーの袋を提げた犬が入ってきた。
「今日はオレと柿ピーが夕飯作るかんなー。お前はさっさとシャワー浴びてこい!」
「でも2人って料理…」
「いいから浴びてこい!」
「うん」
不器用だがこれが彼らなりの優しさだと分かって髑髏は素直に従うことにした。
骸のアドバイスのおかげで2人との距離を縮めることができた気がする。
(シャワーから出たら夕飯作り手伝ってあげよう)

髑髏がシャワー室に向かった後で犬と柿本がホワイトデーは何をして返そうか
相談していたと知るのはあと一ヵ月後。

おわり


81:名無しさん@ピンキー
07/02/17 06:59:41 U5O1/Gw+
GJです!
規制だったんれすね…
楽しく読ませてもらいました。ありがとう

82:名無しさん@ピンキー
07/02/17 07:45:34 P12U7gDK
超GJ!えろいよーチョコレートプレイえろいよ
ほのぼのとするな、3Pなのに
規制はいきなりされるから辛いものがある…

83:名無しさん@ピンキー
07/02/17 21:38:25 FbcSHQKl
この3人大好きなので禿萌えた。
三人可愛いよ三人。

84:名無しさん@ピンキー
07/02/19 18:20:27 8znc0lD5
骸が復活したら仲良く4Pかな
いやMMも入れて女の子2人の5Pも(*´Д`)ハァハァ

85:名無しさん@ピンキー
07/02/19 19:23:40 g3hidMJw
5Pいいなww

86:山ビア
07/02/19 23:32:27 sQN85W2p
遅くなりましたがようやく続き書けました
山ビア好きだけどいざ書くと難しい…


(何でこんな気持ちになるんだ?)
ビアンキの今までの男関係など気にしたところで仕方ないというのに。
ちゅぷっと音を立ててビアンキが唇を離した。
突然中断されて戸惑う山本の顔を覗き込む。
「イカせてほしい?」
つ…と指先で先端をなぞりながら笑う表情がこの上なく色っぽい。
完全に主導権を握ったと得意になっている。
(負けず嫌いだよなー、ホント)
そんな彼女を可愛いと思うのも確かだが
(オレも負けず嫌いなんだよな)
山本は勢いよく体を起こしビアンキの肩を突いた。
油断していたビアンキはあっけなくソファーの上に倒れる。
慌てて体を起こそうとしたところを山本が覆いかぶさった。
「ちょっと…」
「もちろんイキたいっすけどその前にビアンキさんも気持ちよくならないと」
ニカッと山本は笑うとビアンキの首に顔を埋め吸い付いた。
「んっ…」
山本の手が背中に回りドレスのチャックを半分ほど下ろす。
ドレスを肩まで下ろしてブラジャーを剥ぎ取ると豊かな乳房が露わになった。
手で柔らかな感触を味わいながら、もう片方は乳首を舌先でつつく。
「んん、あぁっ、ふっ…」
あっさりと形勢逆転されてしまった自分が悔しいが、媚薬で快楽に従順になった体は言うことを聞かない。
そうしている間にいつの間にか下着を脱がされていた。
山本の舌が濡れた花弁をなぞる。
「んんっ!」
一番感じる場所を指と舌で執拗に刺激されビアンキの体の熱は高まる一方だ。
「すげ…どんどん溢れてくる」
掠れた山本の声は少年というより男の声だった。
濡れた音を立てながら蜜を舐め取りクリトリスを摘む。
ビアンキの頭の中は霞がかかったようにぼんやりとしてきた。
早く入れてほしい。この熱を解放したい。
そんな思いがビアンキを支配する。

87:山ビア
07/02/19 23:44:45 sQN85W2p
「ねえ…もう…」
「入れてほしいすか」
「そうよ早く…」
もう駆け引きする余裕はなく、ビアンキは山本の腰に脚を絡ませた。
「ちゃんと言ってください。オレが欲しいって」
「何よそれ…」
「ビアンキさんがそう言ってくれたらオレの心のもやもや無くなる気がするんです」
「……」
ビアンキは闇の中山本の表情を窺おうとしたがよく分からなかった。
欲しい、とは思う。
しかしそれは山本をだろうか、それとも男の体をだろうかと自分に問いかける。
そもそも『お祝い』という名目で媚薬を飲まされ側にいた相手と
体を重ねるこの行為に意味なんてあるのだろうか。
(でも)
もし相手が山本でなくてツナだったら?京子の兄だったら?風紀委員長だったら?
あの骸となんて冗談じゃないし弟の隼人なんて論外だ。
(私は山本武のことどう思ってる?)
最初は隼人のライバルでいけ好かない奴だと思っていた。
リボーンのお気に入りなのもムシャクシャする原因だった。
だけど仲間思いで大切な時はいつも真剣で―。
「…欲しいわ」
無意識のうちに言葉が口から漏れていた。
「山本武、アンタが欲し―」
言い終わらないうちに唇を塞がれ、一気に昂ぶった山本が押し入ってきた。
「んぅ―っ」
圧迫感と息苦しさに顔を離すが、すぐに追いかけるように山本の唇が覆い被さってくる。
ビアンキの体をきつく抱きしめ、ソファーごと揺らす勢いで突き上げる。
「ちょっと…!」
ようやくキスから逃れたビアンキは非難めいた声を上げた。
「荒っぽすぎよ」
「すいません、そうっすね」
がっついたガキだと思われたくなかったのに、つい我を忘れてビアンキを求めてしまった自分に苦笑する。
それでも―。
「でもお陰でもやもやが無くなりました」
そう言うと山本は優しくビアンキに口付けた。
「ん…、ふぅ、んぅ…」
ビアンキの方でも大人しくキスを受け入れる。
しかし山本のキスが優しかったのはそこまでで、後はすぐに舌を割りいれ何もかも吸い尽くすような荒々しいキスになった。
それでもビアンキは今度は逃れようとせず自分からも舌を絡めた。
濡れた音が上からも下からも響く。

88:山ビア
07/02/19 23:50:44 sQN85W2p
やがて2人の限界が近づき、ピストンのスピードが速まる。
山本の性器が一番深い部分を突き上げ、
十分に濡れたビアンキのそこは更に求めるようにきつく締め付ける。
ビアンキの体の奥底に熱いものが放たれ、ビアンキは体を大きく震わせた。
山本がはぁはぁと息を吐きながらビアンキを抱きしめる。
「ビアンキさん…」
熱い息が耳朶に掛かる。
「好きです、ビアンキさん」
「――」
ビアンキの瞳が大きく見開かれるが、それは一瞬のことですぐいつものポーカーフェイスに戻った。
「何言ってるの。勘違いしてるのね。アンタが私を抱きたいと思ったのは媚薬の―」
「媚薬のせいだけじゃないっす」
山本ははっきりと否定した。
「直接触れて分かったんです。オレはたとえ媚薬飲まされたって相手が他の子だったら抱かなかった。
 ビアンキさんだから抱きたいと思った。ビアンキさんが好きだから―」
「だとしても、私にはリボーンがいるわ」
ビアンキは山本の言葉を遮り、床に落ちた下着を拾い身につける。
「それでもいつか、小僧からビアンキさんのこと奪ってやります」
「…リボーンとアンタじゃ格が違うわよ」
「オレは敵が強ければ強いほど燃えるから大丈夫です。
 あ、でもオレとビアンキさんが恋人になって結婚したら獄寺が弟になるのかー。結構大変そうっすよね」
「気が早いわよバカ」
乱れたドレスを直しながら立ち上がる。
「どこに?」
「外に行って涼んでくるだけよ」
「オレ本気ですから」
出口に向かって歩き出すビアンキの背中に呼びかける。
ビアンキは答えず闇の中に溶け込んでいった。
ふーっとため息を吐いてソファーにもたれる。
夢中でビアンキを抱いた感触がまだ体中に残っている。
(見てろよ、いつか絶対…)

体育館の外に出たビアンキは夜風に吹かれながら体の熱を冷ましていた。
―好きです。
山本の言葉が雨が大地に染み込むように心に入ってくる。
そう言えばいつの間にか山本は自分を呼ぶ時姉さんとつけなくなっていた。
「私が好きなのはリボーンよ」
ぽつりと呟く。
「今は熱に浮かされてるだけ。アイツも、私も―」
それでもビアンキにはある予感があった。
この夜をきっかけに自分と山本の関係が変わっていく。
そんな予感が―。

山ビア編END

89:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:30:03 LfcWoD1w
山ビア――!!!!!!!
してるだけじゃなく、二人の心の動きとか最高っす!!
いやもう、なんか山ビアはまりそう…!!

90:名無しさん@ピンキー
07/02/20 00:48:12 SIfZ50gB
やばっ…ちょっ…マジで涙出るくらい感動した(。´Д⊂)
GJなんて言葉じゃ足りん!!

91:名無しさん@ピンキー
07/02/20 02:21:31 Emu4C2ab
お祝い神ありがとう!!
山ビアで、というか山本に萌える日が来ようとは……!
次は誰っすか!?
待ち切れん!でもいい子で待ってますのでまた宜しく!!!

92:名無しさん@ピンキー
07/02/21 00:52:58 q+FthDBp
神だ、やっと神と…!
山ビアGJすぎです
素敵な話をありがとう!

93:名無しさん@ピンキー
07/02/21 06:27:58 sjt+5B8l
ちょっと聞きたいんだけど保管庫って更新されないのかな?
前スレの作品読みたいんだけど…

94:名無しさん@ピンキー
07/02/21 15:57:47 zvYVKoA5
すぐ落ちちゃったからね…保存出来てないんじゃないの?
個人的に保存したやつならいくつかあるけど。
自分が更新出来たらいいのに。

95:名無しさん@ピンキー
07/02/21 19:54:04 xRVldmvw
スレリンク(eroparo板)
これで自分は見れるんだけど……。
他の人はどうだかわからない。

96:名無しさん@ピンキー
07/02/24 15:45:07 edkv7qsP
ほしゅ

97:名無しさん@ピンキー
07/02/24 20:25:08 deRipMA+
ぎり、と髑髏の両手首にロープが食い込む。
「やぁっ、やめて…」
「小僧もあー言ってるんだし、楽しもーぜ」
口の端を少し上げて山本はいつもと変わらない表情で笑う。
「お前、処女?」
「…っ」
いきなりのストレートな質問に詰まった髑髏は視線を泳がせる。
「お、その反応は経験アリ?ははっ、だろーな、ココもうこんなに濡れてるし」
「あぁッ、さ、触らないで!」
山本は髑髏のショーツの上から割れ目をなぞる。そこは少ししっとりと湿っていた。
「誰よ?骸?」




前スレでギャグネタとして投下した「ボンゴレ秘密倶楽部」の続き「山本×髑髏」を考えてみた。
読んでいただけそうなら続きを作成しようと思う。


98:名無しさん@ピンキー
07/02/24 22:50:27 WJiUf/9x
全裸で待ってます!

ハァハァ髑髏たん…

99:名無しさん@ピンキー
07/02/24 22:51:07 WJiUf/9x
全裸で待ってます!

ハァハァ髑髏たん…

100:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:12:11 Mj72akMQ
>>97是非お願いします(*´Д`)

101:名無しさん@ピンキー
07/02/25 07:12:15 QZvZQAay
>>97
山本と髑髏ちゃんという新しい組み合わせ楽しみです!

朝っぱらから獄ハルを投下したいと思います
獄寺視点です

102:獄ハル
07/02/25 07:13:37 QZvZQAay
起きたら時計の針は11時を指していた。
昨夜あのエロ医者にうっかり捕まっちまって酒に付き合わされたのが失敗だった。
あのオヤジも相当飲んでいたから今日保健室は閉められているだろう。アイツを保険医として雇った校長は本当に馬鹿だ。
(それよりこれからどうっすか…)
今から学校に行くのは面倒だ。
しかしオレがいないと10代目をお守りできるのは野球馬鹿だけだ。そんな大事な役目をアイツ一人に任せてはおけねぇ。やっぱり学校へ行こう。
そうと決めるとオレは制服に着替えて家を出たのだが、その瞬間腹がぐぅっと鳴った。考えてみれば今は昼で、朝から何も食べてないんだから当然だ。学校へ行く前にどこかで飯を食わねーともたない。
オレはいつも学校へ向かう道とは違う方へ歩いていった。

ファーストフードで腹を満たし店を出る。今から走れば午後の授業には間に合いそうだ。
そう思った時、道の向こうから見知った顔の奴が歩いてくるのが見えた。
制服姿のハルだ。
そういえばアホ女の学校はこの近くだったな。それにしても何でこんな時間に?
見ているとハルの歩き方はなんだかふらふらしていて顔も赤い。オレは自然とハルに近づいていた。
「おい」
「はひっ」
声を掛けるとハルは飛び上がるくらい驚いていた。
「ご、獄寺さん」
「こんな時間にどうした。早退か?」
「そ、そうです。獄寺さんこそどうしたんですか?」
「オレは今から学校行くんだよ」
「遅刻にもほどがありますよ」
そう言うアホ女にはいつもの勢いがない。やっぱ相当調子が悪いのか?
「具合悪いなら親に迎えに来てもらえよ」
「ウチは共働きなんです…」
ハァハァと少し息が荒い。普段はムカつく奴だが体調が悪いってのに見捨てるわけにはいかねぇ。
「仕方ねーな」
オレはハルの手を引いて大通りに出た。タクシーを止め一緒に乗り込む。


103:獄ハル
07/02/25 07:14:57 QZvZQAay
「えっ獄寺さん?」
「送ってやるよ」
「で、でも学校行かないとマズイんじゃないですか?ハルなら一人で大丈夫ですっ」
焦ったように目が泳いで様子がおかしい。どうもオレについてきて欲しくないようだ。
どうしたのか聞こうとすると運転手のオッサンが振り返った。
「お嬢ちゃん具合が悪いのかい?」
「は、はい…」
「なら無理しないで彼氏についてきてもらった方がいいよ」
「彼氏じゃねぇっ!」「彼氏じゃありません!」
同時に否定するオレとハルを見て、オッサンは「照れなくていいから」と笑う。
オレとハルは顔を見合わせて諦めたようにため息をつく。
全く、オレがこんなアホの彼氏だと?冗談じゃねーよ。
大体コイツが好きなのは…。
タクシーが動き出し、オレは考えるのをやめた。
今はとにかくコイツを家まで送り届けること、それだけだ。

タクシーの中にいる間中ハルの様子はおかしかった。足をもじもじさせたり、何回も座り直したり。
普段から言動が変な奴だが具合の悪い時までこうなのか?
何はともあれタクシーはハルの家に着いた。オレは料金を払い(昨日銀行で下ろしておいてよかった)ハルと一緒に降りる。
「獄寺さんありがとうございました。学校は大丈夫ですか?」
「もう授業始まってるし放課後10代目の護衛に間に合えばいいぜ」
「そうですか…。お茶出すんで上がってください」
ハルに薦められるがまま家の中へ入る。顔は相変わらず赤く息が切れている。
「体調悪いなら寝た方がいいんじゃねーか?」
「…大丈夫です。鞄部屋に置いてくるんでリビングで待っててください」
「おう」
階段を上がっていくハルを見送り言われたとおりリビングに行く。
考えてみれば家に来るのは初めてだな。父親が大学教授なためか10代目の御宅よりも立派な家だ。生意気な。
ソファーに座り待っていたがハルはなかなか戻ってこない。鞄を部屋に置いてくるだけにしては時間が掛かりすぎだ。
まさか部屋で倒れてるんじゃねーだろうな。
オレは立ち上がり階段を駆け上った。


104:獄ハル
07/02/25 07:17:25 QZvZQAay
「ハルの部屋」とネームプレートの下がったドアをノックしようとした時、部屋の中から声が聞こえた。
『うぅっ…!あぁ…』
苦しそうな声にオレは思わずドアを開け―硬直した。
ハルは目をぎゅっとつぶっていてオレが入ってきたのにも気がついていない。それどころではないのだろう。
何故ならハルは―この世界一のアホ女は―床にしゃがみ込みスカートに手を突っ込んでアソコに埋まったローターを抜こうとコードを引っ張るのに必死になっていたからだ。
体をドアの方に向けているため露わになった秘所とその間のピンク色のローターがバッチリ見える。
オレはその光景に釘付けになった。半分ほど抜け出ているローターも近くに脱ぎ捨ててある下着もびしょ濡れだ。
「ハル」
「え…」
名前を呼ぶとハルは目を開けた。
自分の姿を見つめているオレを見ると
「きゃあああああっ!何でいるんですかーっ!リビングで待ってって言ったのに!」
と大声で叫んでアソコをスカートで隠す。
「お前が遅いから見に来てやったんだよ。まさか…」
オレはハルの前にしゃがみ込みスカートをめくった。
「お前がこんな変態行為してるとは思わなかったぜ」
「はひー!見ないでください!」
慌ててスカートを戻そうとするハルの両手を押さえつける。
「具合が悪かったんじゃなくてローター入れて感じてたんだな。アホだとは思ってたけどここまでとは思わなかったぜ」
「うぅ~」
ハルは泣きそうな顔でオレを睨むが反論してこない。
「これ自分で買ったのか?」
「…ビアンキさんからもらったんです」
「姉貴から?」
最も苦手な名前にオレは顔をしかめる。
「ツナさんが全然ハルに振り向いてくれないからビアンキさんに相談したんです。そしたらハルには色気が足りないって。
大人のオモチャで勉強することも大事よっていろいろ教えてくれたんです。だからハル今日はローター入れて学校行ったんですけど思った以上にその、激しくて。
ハルが顔赤いの見て先生が早退しなさいって言ってくれて」
中学生に何教えてんだあの姉貴は…。
大体10代目に相手にされないからって大人のオモチャで勉強ってどういう発想だよ。鵜呑みにするコイツもコイツだ。何だか腹が立ってきた。
半分出掛かっていたローターを一気に押し込む。
「ひゃあっ!!」
大きく体を震わせるハルをベッドに放り投げその上に圧し掛かる。ブラウスを引きちぎるとボタンが弾けとんだ。


105:獄ハル
07/02/25 07:19:12 QZvZQAay
「何するんですか!!」
「お前の見てたら欲情したんだよ。責任取れ変態女」
「誰が変態ですかー!!」
「お前だ」
水玉のファンシーなブラジャーを取り去り胸を掴む。大して大きくないが揉み心地はなかなかだ。
硬くなった先端を摘むとハルの口から甘い声が漏れる。
「ぎゃーぎゃー言いながらも感じてんじゃねーか」
「うっ、うるさいです!んんーっ!」
わめく口を唇で塞ぐとリップの苦い味がした。
「はひー!ハルのファーストキス獄寺さんに奪われてしまいましたー!」
そうか、コイツにとっては今のがファーストキスか。…いや別にどうでもいいんだけどよ。
「お前だって気持ちよくなりてーだろ?」
ローターのコードをくいくいっと引っ張るとハルはう~とうなった。
「本当はツナさんに抱いてもらいたかったんですけど…獄寺さんで我慢してあげます。…だから」
ハルはもじもじしながらオレを見上げた。
「優しく、してくださいね」

「あぁん!や、優しくしてって言ったじゃないですかー!」
ハルが喘ぎながら文句を言ってくるがオレは止められなかった。あんなこと言われて実際優しくできるほどオレはできちゃいねー。
ローターを引き抜きぬるぬるに濡れてひくついているソコを指と舌で攻めまくるとハルは激しく乱れた。
バカだアホだと思っていたがこういう姿は結構そそる。オレは十分に潤った入り口にペニスを挿入していった。
「あぁ―」
ハルがぎゅうぅっとオレにしがみついてくるので痛みを和らげるようにキスを落とす。時間を掛けて全て入れると動き始める。
「ひぁっ!あぁん!やあぁ!」
痛みを訴えていたハルの声がだんだんと甘くなっていくのを聞きながら、オレは夢中で腰を叩きつけた。キュウキュウと締め付けてくるのが堪らない。
「ハル…」
「あんっ…何ですか?」
「オレの名前呼べよ」
「え?」
「いいからオレの名前呼べ」
「ひゃん、獄寺さんっ…」
ハルはオレの首に腕を回し何度も叫んだ。
「獄寺さん、獄寺さん…!」
コイツが好きなのは10代目だとは分かっている。だが今コイツを抱いているのは10代目ではなくオレだ―。
ハルの細い体を抱きしめ、その体の奥に欲望を吐き出す。ハルは一瞬体を大きく震わせると、そのまま意識を手放した。
力の抜けた体を横たえペニスを引き抜く。ふと床に落ちていたローターに目が留まる。
オレはローターを拾い上げるとティッシュで見えないようにくるんでゴミ箱に捨てた。
再びベッドに戻りハルの隣で目を閉じるとすぐに睡魔が襲ってきた。
今日は10代目のお迎えには行けそうもない。
お前のせいだ、アホ女。

終わり


106:名無しさん@ピンキー
07/02/25 10:14:40 KI0m4Iib
>>102-105
朝っぱらから萌えました(´Д`)ハアハア
GJ!

107:名無しさん@ピンキー
07/02/25 10:52:33 kxycDq1N
面白かったよ、ありがとー!

108:名無しさん@ピンキー
07/02/26 01:23:54 MxoTIxwn
>>105ハルがエロ可愛いなぁ

お祝い神とお勉強神の続き、山髑も待ってる

109:山髑1
07/02/26 19:56:44 GCTwPp+X
>>97でいっていたもの、途中までですが投下します。





女となったツナがXANXASに連れていかれた後、残されたメンバーは
バツが悪そうにお互いを見合っている。
その気まずい空気を打破したのは山本だった。
「なー小僧、ほんとに誰選んでもいいのか?」
そう問われたリボーンはくいっと口角をあげ、
「ああ、好きなのを選べ。空き部屋の鍵だ」
と山本に向かって鍵を投げた。それを左手で受け取った山本は
「サンキュー。んじゃ行こうか」
と髑髏の肩を抱き、そのまま半ば強引に連れて行く。
「え、わ、私?」

そんな二人の後姿を見送りながら、ルッスーリアがくやしそうにハンカチをかむ。
「いやん、密かに山本くん狙ってたのにぃ~~!!」
「変態」
ベルは冷たい視線を(といっても前髪に隠れて見えないが)ルッスーリアに送る。
「んもうっ!ベルちゃんたら口が悪いんだから!あ・た・りv」
「キモイ死ね」


***  ***  ***  ***


「あ、あの、山本さん…」
小柄な髑髏は山本との歩幅の差がかなりあるため、少し小走りになっている。
山本は無言で受け取った鍵を使い空き部屋に入っていく。そこはこぢんまりとしているが
きちんとメイキングされており、真ん中にはダブルベッドが置かれている。
「よっと」
「きゃっ」
山本は髑髏の体を抱き上げ、そのままベッドに自分ごと倒れこむ。あわてて
体を起こそうとする髑髏だが、山本に唇をふさがれる。




110:山髑2
07/02/26 19:58:33 GCTwPp+X
「んん!」
ぬるりと山本の舌が入り込んで髑髏の口内を無尽にうごめく。歯列をなぞり、舌を吸われ、
絡めとられていく内に髑髏の思考に霞がかかってくる。
(あ…)

髑髏の目がとろんとしてきたのを確認した山本は、カーテンをまとめてある紐を手に取り
それで髑髏の両手首を後ろ手に縛った。キリリとした感触に髑髏ははっとする。

ぎり、と髑髏の両手首に紐が食い込む。
「やぁっ、やめて…」
「小僧もあー言ってるんだし、楽しもーぜ」
口の端を少し上げて山本はいつもと変わらない表情で笑う。

「お前、処女?」
「…っ」
いきなりのストレートな質問に詰まった髑髏は視線を泳がせる。
「お、その反応は経験アリ?ははっ、だろーな、ココもうこんなに濡れてるし」
「ああっ、さ、触らないで!」
山本は髑髏の割れ目をショーツの上からなぞる。そこは少ししっとりと湿っていた。

「誰よ?骸?」



「……」
「ま、どーでもいいけど」
言いながら山本は髑髏の着ている服に手をかけ、一気に前をはだける。
「きゃあ!」
白いレースのブラが丸見えになった羞恥で髑髏は頬を赤く染める。
「お前のその表情、男をソソるって自覚ある?」
突然の問いに髑髏は潤んだ眼で山本を見やる。
「え…?」
「自覚なしかよ怖えー」
ははっと笑うと、山本は髑髏のブラのホックを外し、色づいた先端に吸い付く。
「んぁ! あ、ぁあいや…」
疼くような刺激に髑髏は思わず声をあげた。
ちゅっと吸い上げ舌で先端をコロコロとなぶり、また吸い上げると、いとも簡単にそこはぷくりと尖る。
「んっ、…ッはぁ…」
ちらりと髑髏の様子を伺い、山本はもう片方の乳首を手でいじりながらもう片手を髑髏の下半身に持っていく。


111:山髑3
07/02/26 20:01:10 GCTwPp+X
――同時刻、別の部屋では――


「ああっ!ああッ!も…っとぉ…!」
「ここか?」
ギッギッとベッドのスプリングが軋むほど激しく肌がぶつかり合い、
愛液であふれた膣を猛った肉棒が最奥を突く。
「い、ァァア、 あっあっイッちゃうよ、ぉ…!」
ジュプジュプと水音と共に嬌声が混ざり、互いの頂点が近づくのを悟った   は
さらに激しく腰を動かした。
「ひ、ァ  ッい、イクぅぅ…  ――!!」
   は ぎゅっと眼を閉じ、体中を震わせ達する。瞬間、膣がきゅううと締め付けた。
「っ中に、出すぞ…    ――!!」
ドクドクと吐き出される精。




***  ***  ***  ***  ***


  
そこはすでにショーツが透き通るほどグショ濡れになっており、指をかけ脱がせていく。
薄い草むらの奥にまるで泉のように後から後から溢れてくる秘穴を見た瞬間、山本は生唾を飲んだ。
「すげー濡れてる…」
「み、見ないで…」
膝を閉じ、隠そうとするが山本は髑髏の太ももを割り開き顔を近づけ、秘穴をなぞるように舌で舐める。
「ふぁあ!ん、ン!」
ぴちゃぴちゃとまるで犬がミルクを飲むように音を立てて味わう。充分味見をした後、
淫核をそっと左右に広げてみると、びくんと髑髏の体が反応した。
「うあ!」
「あーやっぱココ感じるんだ?」
ニッと笑い、山本は淫核の皮を慎重にむき始めた。
「やああ、だめ!だめぇ!」
暴れる髑髏だが、手首を縛られている上かなりの体格差もあり、それは無駄骨に終わる。


112:山髑4
07/02/26 20:06:04 GCTwPp+X
少しずつ皮がむかれる。さらに山本は中指を挿入し、出し入れし始めた。
ちゅぷ、じゅぷという卑猥な音が響く。
「っひ、ああぁぁ… ふ、ァ…」

(指…全然骸様のと違う…)

快感に支配されながら、髑髏はぼんやりとそんなことを思っていた。
いつも自分の体に触れる骸の手はマフィアのそれと思えないほど細くて繊細だ。
ゆっくり丁寧に、まるで壊れ物を扱うかのように自分に触れる。

その指とは対称的な山本の指。野球と剣に携わる、少しゴツゴツして無骨な―

「はい終わりー」
むき出しになった淫核を、山本は親指の腹でぐりっと押しつぶした。
「やァあああ!」

今までとは比べ物にならない痛みにも似た快感が髑髏の体中を駆け巡る。
「いや、や、んぁあああ!」
くりゅくりゅと淫核を責め続ける山本。もちろん挿入した中指での愛撫も忘れない。
「気持ちいい?やらしー顔…」
「いやっ!  あぁぁあ! あ、ア、出ちゃっ…  !!」
ふるりと髑髏の体が震えた瞬間、蜜の溢れたソコから勢いよく潮を吹いた。
ぴゅ、ぴゅとシーツに染みを作るその様はひどく淫猥だ。




113:山髑
07/02/26 20:09:09 GCTwPp+X
とりあえずここまで。
3話の冒頭の2人はあえて名前を消しました。お好きなカプでどうぞ。

114:名無しさん@ピンキー
07/02/27 02:13:20 x7ic9yzD
やべーーー!!!GJGJ!!
山本がエロいっ!!

115:名無しさん@ピンキー
07/02/27 02:20:59 y2WcWwq+
正直微妙

116:名無しさん@ピンキー
07/02/27 09:13:45 QHkvNApe
>>97
山本えろいな(*´д`)
是非続きも書いて欲しいです!

117:名無しさん@ピンキー
07/02/27 12:00:32 gxJkk1Up
あの時いたメンバーで最初からいた女子って髑髏だけだった気が…
それを含めて3話冒頭カプはお好きにってこと?

118:名無しさん@ピンキー
07/02/27 19:10:37 6aiybT16
テラモエス(´∀`;)

119:名無しさん@ピンキー
07/02/27 20:20:56 F/kQEZlU
>>97です
>>116すみません、自分の中では前スレの文章の中にファミリー候補の大人イーピン&ビアンキを
入れてたつもりだったんですが、その2人の名前が抜けてました!
申しわけない…

120:名無しさん@ピンキー
07/02/27 20:32:52 F/kQEZlU
↑×>>116
 ○>>117  でした…orz

121:名無しさん@ピンキー
07/02/27 20:45:31 gxJkk1Up
>>119そうでしたか
いや咎めるつもりじゃなくて普通に疑問に思ってただけだから気にしないで下さい
エロはとてもよかった!山本がいい意味で中学生じゃないw

122:名無しさん@ピンキー
07/02/27 21:39:08 pzXmBRlT
エロはいいんだけど、山本を獄寺や犬にすげかえても違和感ないというか
キャラが山本と結び付かないというか
そこらへんもう少しガンガレ

123:名無しさん@ピンキー
07/02/28 00:19:31 /LnAFaEb
自分にとっちゃ山本は爽やかな笑顔の裏で何考えてるか分からないイメージだからアリだな
むしろ犬はおこちゃまだから無理だw

124:名無しさん@ピンキー
07/02/28 00:35:43 g4Wbu6SR
だんだん活気戻り始めてきたね嬉しい
お勉強の人は忙しいのかな?結構間が空いてるけど

125:名無しさん@ピンキー
07/03/02 08:34:52 Dxt6z5Hc
了ピン・山ビアの人にアドバイス。ってか希望?
クロームが耐えきれなくなって切り出す→骸雲雀、獲物(クローム)の取り合い→クローム「三人で・・・シませんか?」→二人の鬼畜心に火がつく→エロ

まぁ、参考程度に。

126:名無しさん@ピンキー
07/03/02 14:11:06 OI2WirBS
>>125
GJ

127:お勉強の時間21(ディノビア+髑)
07/03/02 16:51:21 7ATfaPV8
忙しくて間が空いてしまいました。>>40の続きです


唾を飲みこんで、一息吐くと髑髏は意を決したようにそれを掴んだ。
「…ごめんなさい」
小さく落とされた言葉は誰に対してだったのか、髑髏以外は知る由もない。
細く小さな手が自分のそこを撫でるように行き来していたかと思ったら、そのまま下のほうへと降りていく。
ぎこちないながらも戸惑いがないところを見ると、経験がないわけではないらしい。
下の袋状のそこを揉むように柔らかに刺激しながらもう片方の手で握るようにして上から下へと動かす。
ベッドに座っている状態のディーノの足元に跪くようにしていた髑髏が、少し硬くなり始めたそれへと
舌を伸ばし尿道口をちろちろと舐めた。
「…ッ!!」
その刺激に一気に元気になった一物を確認してから、渡されていたコンドームの袋を破く。
ゴム臭い匂いが鼻に付く。一瞬髑髏の顔が歪んだが、すぐに元の無表情に戻りコンドームを口でくわえた。
ここまではよかったが、その先が分からない。どうしよう、とビアンキを視線だけで探すが元いたはずの場所
ディーノの後ろに彼女はいなかった。
「そのままペニスの上に置くのよ」
いつの間にか髑髏の後ろに移動していたらしいビアンキが髑髏の耳元で囁く。
温かく湿った息が耳朶にかかって、体が反応してしまう。
いわれたとおりに咥えたそれをいきり立ったそこの先端に置く。
「そう、そのまま唇だけつかって下ろすの」
熱く脈打つペニスに唇が触れる。つう、となぞる様に下ろしていく、少しずつ根元へと。
「……出来た」
ほぅ、と安心したように一息つくと髑髏はビアンキへと視線をやった。
ビアンキは唇を少しだけ歪めて笑う。
「あとは好きにしていいわよ。 見たかったら見てもいいし、シャワーも勝手にどうぞ」
「…はい」
髑髏の返事を聞き終えるまえにビアンキはディーノを押し倒した。
いつのまにか服を脱いだらしい彼女は、そこに片手を添えて固定するとその上に自分の秘所をあてがう。
「んっ…」
一瞬躊躇ったかと思ったが、すぐにディーノのそれはビアンキの中へと飲込まれていった。
「いいのかよ…毒サソリ、お前」
ちょうど倒れこんできた身体に、耳元でディーノが囁く。
「…ッ、動かないで。これは仕事よ。リボーンから頼まれたんだから、―私の、仕事。」
(人が心配してやってんのに…あー、くそっ、馬鹿らしくなってきた)
ディーノはされるがままだった身体を、上半身だけ起こす。
「じゃあ俺も好きにさせてもらう」
そういうとビアンキの腰を両手で固定すると、下から激しく突き上げた。
「あんっ…う」
ぐちゅぐちゅという水音と、肌と肌がぶつかる軽い音が部屋に響く。
出るに出られなくなっていた髑髏は目の前の光景をただ呆然と見詰めていた。
(…すごい、…気持ち良さそう)
じわじわと自分のなかにまた熱が灯り始めるのを感じて、そこに手をやれば思ったとおり
指とそこは透明な一本の脆い糸で繋がった。
「や、ちょっあ…」
「どうした、毒サソリ?」
先ほどまでの様子とは打って変わって、ビアンキがされるがままにディーノの腰使いに翻弄されている。
騎上位の体制から、バックへと移り、豊かなバストが腰を打ち付けられるたびに揺れていた。

128:お勉強の時間22(ディノビア+髑)
07/03/02 16:54:28 7ATfaPV8
「あん、っ…」
甘い声がビアンキの唇から漏れる。相手の反応を見ながらディーノは緩急をつけて腰を動かす。
イきそうになればゆるめ、楽になったと思えば激しく攻め立てる。
「…仕事なのにすげー感じてるように見えるけど?」
少し上がった息で、ディーノがビアンキにいう。繋がったままくるりと、体を反転させて正常位へと
互いの顔が見えるようになった。
部屋は少し薄暗いが、ビアンキの顔は赤くなっているのは確認できる。
しかしその瞳は悔しそうにキッと睨み付けていた。
「…五月蝿い、っ」
ぎゅう、と言葉とともに肉壁がディーノを締め付けた。
中の上の方をわざと刺激するように、締め付けるそこを進んでいく。
ビアンキの顔から一瞬余裕がなくなって、体がのけぞったのを見て、そこを中心的に攻め立てた。
勝負をしているわけではないが、なんとなくイかされるのは嫌だと互いに思っていたのでお互い譲らない。
が、限界もすぐそこにきているのも事実である。
腰のほうへと何か集中するような、だんだんと抜けていくというその感覚にもう自分自身で
スピードをコントロールする余裕はなくなっていた。
「んっ、ぁあ!」
「っ…!」
一際強くビアンキの中が締め付けたと思えば痙攣を起こし、それに耐え切れずディーノもそこで果てた。
繋がったままビアンキの上に重なるように倒れこんで
「俺の勝ちだな」
と整わない息で言えば、むっとした表情で次はわからないわよと返す。
髑髏はそんな二人を見ながら、すごいなどと感心しながらも良いコンビだなぁと思って
静かに部屋を後にした。
バスルームへと移動すれば、前の二人が使ったせいか仄かな石鹸の香りがそこに漂っていた。
このままで帰るわけにもいかないのは明らかだったが、生憎替えの下着など持ってきていない。
(京子ちゃんとハルちゃんは…どうしたのかな…)
自分の愛液のせいで湿ってしまったショーツを脱ぎながら髑髏は二人のこと思う。
次からどんな顔して会えばいいんだろう、とかそんなことを考えていたら
なんとなく胸に黒い靄がかかるような罪悪感がじわじわと広がってきた。
ドアを開けてシャワーを浴びる。体は綺麗になったとしても消せない事実が髑髏の心に重く圧し掛かる。
自分で決めたことなのだから、今更どうしようもないのにうじうじと悩んでしまうのは自分の悪い癖だと
彼女自身自覚していた。下腹部へと手を伸ばし、水とは違う少しぬるりとしたそれを掻きだすように
細い指でそこをなぞった。黒い靄を打ち消すように頭をふるふると振ると違うことへと意識を向けるよう努力する。
「そういえば、ケーキ…」
ハルが忘れ物を取りに来たときにビアンキが言っていたことだった。
なんとなくあれはただの頼みごとではなくて、何か別の事が含まれていたようにも思える。
「…うまくいくといいな…」
(ハルちゃんと獄寺くん…、京子ちゃんとボス…)
それぞれの幸せそうな顔を思い浮かべながらシャワーを止めると、バスルームをあとにした。

129:お勉強の時間 獄ハル編 1
07/03/02 16:56:39 7ATfaPV8
真っ赤に染まっていた部屋に夜の影が広がっていく。
物音ひとつ立てず、どうしていいか分からないまま互いに己の心音だけを聞いていた。
いつもは騒がしいはずの二人は、ただ二人しかいない空間で沈黙を守っている。
それに耐え切れなくなったのは獄寺のほうだった。
「…い、…移動、するだろ?」
こくり、と一度深く首を縦に振ると、ベッドのある部屋の扉を探す。
一つ一つの部屋はつくりが少しずつ違うようで、ビアンキ達といたところとも間取りは変わっていて
二人が最初にあけたのはバスルームの扉だった。
夕焼けのせいで赤かった顔が更に赤くなった。自分のペースも何もない状態の獄寺は慌てて扉を閉めて
ハルも最初は吃驚したものの、獄寺の慌てる様子がなんだかおかしくてちょっと笑う。
「笑うな…!」
視界の端にそれを捉えたらしい彼はそっぽを向きながら言った。耳が赤いことから照れているのがよくわかる。
あー、くそ、とかいいながら獄寺は次の扉を開ければそこには二人が探していたベッドがあった。
おかしなことで意識がそちらに集中すればするほどベッドというものが卑猥なものに見えてきて
清潔感のある白いシーツさえもなんだかやらしく見えてくる。
こういうことにあまり興味のないような二人だから余計なのかもしれない。
男だからこういうことをリードするのは俺だ、とよく分からない使命感に獄寺は一息吸うと
自分の一歩後ろにいたハルの手を握って、勢い付けのように少し強引に部屋に入っていった。
握った手の小ささや柔らかさなんかに驚きと胸の高鳴りを隠せないままベッドの前までいくと向き直り、
ハルの肩を掴んだ。
「…お、……っ、は、ハル…」
「は、はい…!」
いつもの癖と言うのは恐ろしいもので、こんなときにでも出てしまう。恥かしさで顔が熱いが薄暗い部屋ではあまり
見えないだろうと獄寺は高をくくって彼女の名前を呼ぶ。
「…その、…俺も、お前のこと…好きだから」
最後のほうは小さい声になって、顔も俯いていた。ちらりと視線を向ければ、またハルの大きな瞳からは
ボロボロと涙が零れていて、何か間違ったことを俺はいったのかと獄寺はあたふたする。
「…、ち、が、っ、これは、…っうれし涙で…」
溢れ出るそれが獄寺を狼狽えさせていることに気付いたハルは一生懸命手で涙を拭うように頬をこすった。
あまりにも一生懸命なものだから、見ているこっちには痛いのではないかと思えて獄寺はその手首を押さえた。
咄嗟にでてしまったものだったけど引っ込みがつかなくなって、そのまま涙の残る頬に唇を寄せて舐める。
自然とそのまま互いの唇を重ね合わせ、体の距離が近づく。一度唇を離して、もう一度。
今度はハルの柔らかい唇の間へと舌を少し進めて、ゆっくりと割り込ませる。
びくりと、肩が跳ねたが逃げられないように腰へと手を回していたのでそのまま受け入れられた。
自分のではない口腔内に、不慣れながらも体が求めるがままに侵していく。
「ん、ぅ…っ」
苦しげな息が唇と唇の合間から漏れる。解放すればハルはまた涙目になっていたし、自分も少し息が上がっていた。
そのままハルをベッドの端に座らせて、それを合図にまた唇を重ねる。
先ほど着直したばかりの制服がまた脱がせられていく。恥かしいという気持ちもあったが薬と先ほどまでしていた
行為のせいか感覚は少し麻痺していた。
ブラウスのボタンを外す間も惜しいのか、その上から掌に丁度収まる胸を揉む。
「ぁ、っ」
我慢しきれず甘い声がハルの口から漏れた。いつもと違うしおらしい態度になんだか胸がこそばゆいような
不思議な感覚になる。焦ることで手が上手く動かず、両手でボタンを外していくことになって
真剣に人を脱がそうとしている様子は酷く滑稽だと思いながら、手を動かしていく。
するりと手が伸びてきたかと思えば
「私ばっかりじゃ、卑怯です…」
とハルが言う。それもそうか、と黙って頷くとそのまま互いにボタンを外していく。
外気に肌が晒され、体の火照りを強く感じた。
部活のせいか、白く細い体は引き締まっているのに女性らしい丸みを帯びていて美しいラインで獄寺を誘う。
ブラジャーのホックなど外したことなどない彼は、そのままそれを上の方へ押し上げ露になったピンク色の
頂きに口付けをする。するとハルの体が跳ねるように反応を示す。

130:お勉強の時間 獄ハル編 2
07/03/02 17:03:50 7ATfaPV8
「や、…恥かしい、です」
「…きれいだ、すごく」
口から自然と出た言葉にまるで自分じゃないみたいだと思いながら獄寺はそこに直接手を触れる。
ふに、と柔らかいそれは獄寺の手の平に馴染む。同じ肌であるのに、自分の少しがさついたそれとは別もののように
滑らかで柔らかいことに少し感動を覚えた。
(大きくはないけど、なんかすげー…)
まだまだ成長途中らしいハルの胸は強く揉めば少しのしこりを感じる。その度にハルの口から我慢したような可愛らしい声が
漏れた。その反応が獄寺の心にはたまらなかったらしく、揉みながら、今度は人差し指でくりくりと胸の頂をいじった。
「んっ!あ…!やぁ…え、っち」
股を閉じるように足が動いている反応を獄寺は見逃さなかった。ハルの可愛らしい抵抗も意味はなさないし
挑発にも余裕のなさが窺えてかわいいとすら思えるようになっていた。
「だ、だめです!」
ぱ、と足を閉じようとするも獄寺の手が既に間に割って入ってために叶わない。スカートと太腿の間で手がもぞもぞ
と動きなんだか変な感じがすると、ハルは身をよじらせた。
「何が”だめ!”だよ… ハル」
にやりと笑っているようにも見えた獄寺はショーツの上からそこを指でつんつんと押した。
湿ったそこからはくちゅ、と小さく音が聞こえる。ハルは真っ赤になった顔を両手で覆い隠して
「ち、ちがいますそれは!」
と言い訳をし始めようとするが、それも叶わない。
膝を立てた状態で寝ていたハルだが、両手でもって、獄寺が可愛らしい膝を掴みこじ開けたのだった。
ショーツをゆっくりと脱がしていけば薄い茂みと、ピンク色の襞が少しだけ見え隠れする筋が見える。
「お前のここ、すごいことになってるぜ」
「…いいい、言わないでくださいっ!獄寺さんの変態!エッチ!バカ!」
思いつく限りの言葉を並べてみたが相手に効果はないらしく、いつものような罵声は返ってこない。
(今日は変なんですよ…!ハル、初めてなのに、いつもはこんなじゃないのに…)
心の中で叫ぶがそんな事情を彼は知るはずもなく、静まり返ってしまって何も起らないから変だと思い
指の隙間から見ると、彼の顔が自分の足の間にあった。
まじまじと見つめられているということが分かり、ハルの脳みそは沸騰しそうなくらいだった。
足を閉じようにも両手で太腿をしっかり押さえられているのでそれも叶わない。
と、その時、今まで体験したことのないようなものが、蜜の溢れるそこへと侵入する。
「ひあっ」
(…狭…!こんなの、本当に入んのかよ?)
獄寺の指が膣口へと侵入したのだった。ハルの腰が跳ねるのも構わず獄寺は確かめるように指を一本ぐりぐりと
そこを広げるようにしながら進めていく。
どう考えてもおかしい、こんな狭いところに自分のモノが入る気がしない、などと思いながら。
ごつごつして、少し乾いた指先が自分の中に侵入してきて、しかもそれが獄寺のものだというので
ハルの心臓は跳ねるように早打つ。頭がおかしくなっちゃいそうです、と薬の抜けきっていない体で反応をしていた。
ぐちゅ、くちゅ、と水音は増していき蜜は滑りよくするように溢れてくるが、どう考えても狭い。
「あぅ、…っ」
ハルは逃げることもできずにされるがままだ。獄寺はもう一本と指を増やしてみる。
それだけでそこがぎゅうときつく締め付けてくるのがわかる。
ズボンの中で痛いほど反応している自身の存在を感じるが、少し不安を感じた。
中へと入れた指を根元まで入れるように奥へと進めていく、温かいそこは湿っていて本当にハルの中なんだと感じた。
唾を飲込み、意を決したようにハルの方へと顔を向けた。
「…入れて、いいか?」
心音が五月蝿くなった。一応の確認だが、断られても引き下がれないほどにもう自分には余裕がないことを知っている。
顔を覆い隠すようにしていた手を口許でぎゅっと握り締めて、ハルは頷いた。
それを確認してからベルトを外し、ズボンのチャックへと手を伸ばす。
入り口で蜜で自身のそれを濡らすように擦ればハルの口から甘い声が漏れた。
「あ、っん…!」
「掴まってろ…」
手を自分の背中へと回させて、蜜が溢れるそこをゆっくりと押し開けるように進めた。
「いっ…!」
亀頭の途中までは受け入れてくれたものの、ハルの顔が苦しげに歪んだので躊躇する。

131:お勉強の時間 獄ハル編 3
07/03/02 17:06:17 7ATfaPV8
「…おい、…力抜けよ…」
「そ、そんなこといわれてもっ…!」
「痛かったら爪たてていーからよ………ハル」
耳元で名前を呼んで(獄寺にとっても恥ずかしかったが)、気をそらせるために背中を少し撫でて
その間にぐっと腰を推し進めた。強い抵抗感を感じたが、これならなんとかと思ったがあまりにも締め付けが
気持ちよすぎて慎重に動かなければいけない。
ハルも獄寺も初心者マーク付なのだった。深く息を吸って吐いて、落ち着き始めたらしいハルが
どうしたんですか、と尋ねる。
「…悪ぃ、あんまり優しくできねー…」
余裕がない、とは情けなくて言えない。思わず目を逸らしてしまう。
「…大丈夫ですよ、ハル、頑張りますから…!」
背中に回されていた細い腕に力が込められる。
(やっぱ女ってよくわからねー…)
なんでこんな細くて小さくて、壊れそうなのにこんな時に笑顔なんだよと考えながら頼りないその体を抱きしめて
壁を突き破るように捻じ込む。
「…んっ!」
そこを突破すればすんなりと受け入れられる(勿論多少の抵抗はあった)。最奥まで行き着けば、ほっと一息つく。
しかしゆっくりこうしている暇もない。腰がむず痒い。
「動くぞ」
返事を待たずに腰をゆっくり離して行き、また奥まで突く。
ハルは痛みと同時に気持ちよさを感じてしまって自然と声がでていることにも気付いていなかった。
(やっぱり私は変態なんでしょうか…)
薬のせいだとは知らず、そんな見当違いなことを考えながら。
「あっ、んっ…!ひゃ! ごくで、ら…さ…っ」
潤んだ瞳が求めるのに答えてその唇を塞ぐ。息苦しさと気持ちよさに頭が真っ白になりそうだった。
中の襞がぎゅうぎゅうと締め付けてくるし、腰の律動はもう止められない。
じゅぷっ、ぐちゅっと卑猥な音をたてている結合部からは愛液と初めての証拠である血が混じったものが流れ落ちていた
段々早まる動きに限界が近いことが窺えるが、初めての獄寺にモノを引き抜くという余裕は無かった。
「ふぁ、…、いっひゃうっ!」
「く、」
自分の最奥で、動くそれが一瞬膨らんだと感じた時、初めて獄寺が慌てて腰を引く。
びくびくと痙攣を起こすハルの入り口から引き抜かれたそれからは既に白濁とした液体が出ていた。

イってしまった後の余韻でハルの頭の中は霞がかかったようにぼーっとしている。思考回路が上手く繋がらない。
それとは対照的に快感が抜けたあとの独特な感覚と罪悪感に獄寺は押しつぶされそうになっていた。
「はぁ、…っ……ごくでら、さ?」
「…悪ぃ…中に、その…少し」
ハルのそこから流れる微量の精液を見つめて、獄寺は言った。
そんなに落ち込んで大人しい彼を見るのは初めてだったのでハルは少し笑うと
「大丈夫ですよ。私気にしてないですから…!」
「いや、そういう問題じゃねーだろ…」
「私が大丈夫っていうんだから大丈夫です! 大丈夫じゃないけど大丈夫です!」
もう何のフォローだか分からない状態になったがお互いになんだか可笑しくって顔を見合わせて笑った。
無我夢中で最後までしてしまったが、こんなに互いが近いのは初めてで少し恥かしい。
「…お前、」
「”ハル”です」
「う、…その今度からはゴム付けるから……ごめん」
「…いいですよ。ハルは珍しい獄寺さんを見れたのでよかったです」
(素直になるって、大事なんですね。ありがとうございます…)
京子と髑髏の顔を思い浮かべながらハルは笑った。


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