07/01/26 01:34:41 ABXgnv/D
「一人で出来る運動も有ります」
自分でもこれ以上の深酒は危ないと分かっているのだろう。
アンが身を乗り出す。
「毎日続く運動だと、うれしいのですが」
アンの視線が自分のウエストの辺りに落ちる……スマートに見えるけど、女の子は大概自分の身体が不満らしいから、あえて何も言わない。
しかし……毎日続ける……か。何か理由があれば……
「あ!」
思いついたけど……結構な運動になるし。
「なにかあるのですねっ? 教えてくださいまし」
……い、いえねぇ、一人エッチなどいかがでしょう。
でも、覚えた直後は毎日続くしぃ、良い運動になるし、ストレスだって解消できるしっ……完璧だ。まさにアンの為にある様な。
「そ、そうなのですか?」
あれ?
「あの……口に出してた?」
「はい、それで……『ひとりえっち』について詳しく教えていただけますか?」
……お、俺の……バカ。
「えーあのーそのー、女の人のやり方は詳しく知らないしー」
「つまり、男女で違うやり方なのですね?」
あ、頭良いよこの人。
「サイトさんのやり方で結構ですので、お手本見せていただけますか?」
「かっ、勘弁してくださいっ」
アンの前で公開自慰。死ねるぜ。
「では、女のやり方をわかる範囲で教えてくださいまし」
へ?そ、それって……
「わたくしの身体に『ひとりえっち』を教えてくださいまし、サイトさん」
―ぐは……鼻血吹いた。な、なんたるっ。
「えっと……まずは、ベット行きましょうか」
「はい、サイトさん」
じゅ、従順ですぜ。このお姫さま。
ベットの上で、後ろからアンを抱きしめる。
「あら? サイトさん?」
「いいから、動かないでアン」
そんな事を言いながら、アンの髪の中に顔を埋めて甘い香りで胸を満たす。しばらくそんな事をしていると、流石に今の体勢に気が付いたアンが、もじもじとし始める。
「うん、良いよアン。もっと恥ずかしがって」
「え……は、はい」
俺の指導が始まる。
「ほら……アン、今俺の手、どこに当たってるか言ってごらん」
「む、胸ですわ、サイトさん胸をっっ、そんなぁ……優しくっっ」
後ろから抱きしめた形で胸を責めると、アンに逃げ場は無い。じっくりと苛め抜きながら、どう感じているのか、実況中継させる。
「ひっ……ぅ、……さきっちょ、だめですっっ、いやっ、な……に……へんっ、へんですのっっ……ひっう………ゆる……許してっ、許して下さいましぃぃ」
はっはっは、アンはかわいいなぁ。
「だっ……ソコは駄目ですっっ、ソコはっ…………の、でる……所ですぅ……殿方が触ってよい所ではぁぁぁぁぁああ」
逃げれないのを良い事に、じっくりネチネチと苛め抜く。
感度が高く、快感を隠そうとしない、触り甲斐のある身体。
俺の腕がアンの胸と腿とに挟まれて、アンの大切なトコロにしっかりと固定される。無意識にしているのだろうが、ぺったりと俺にくっついていた背中が、じわじわと前に進む。
……腰を俺の手に押し付けるために。
「良い子だね、アン」
「……っっ、あっ……ひ……っく……うあああああぁぁぁあ」
既に何を話しかけても、意味のある返事が返ってこなくなっていた。
どうやら初めてらしい官能の海の中で、思うさまそれに溺れている。
『そろそろ……いいかな?』
たっぷりと時間をかけたおかげで二度ほど絶頂に達したアンが、三度目の入り口を叩いた頃……
「え? ……えぇ?」
俺はアンに快感を送り込むのを止めた。