07/02/14 01:49:59 +dn2szt/
「憎い…憎いんだ…!前原圭一が!」
絞り出すように、つぶやいていた。
「いい奴っていうのはわかるんだ、僕も心からそう思っている。
でも!僕が戻ってきたとき…僕の居場所は確実にあいつに占領されていた!」
「悟史君…」
「仕方のないこととは思っているけどさ!だけどやっぱり憎いんだ!
僕は今までまじめにやっても、決して報われることはなかった!
それなのに、あいつは…!」
「…悟史君…」
詩音の柔らかいカラダが、僕の頭をつつみこんだ。
「…悟史君には、私がいます…」
ああ…
赤ん坊に戻った時のような安心感…
詩音の心音が聞こえてくる。柔らかい胸に埋もれて、幸せ…
「詩音…」
「…悟史君、私…」
(中略)
「み、おん…」
「悟史君の居場所奪ってよくもぬけぬけと!お前は生きているだけで悟史君の負担なんだ!」
「いや…詩音か…どうして…」
「やかましい…そうだねぇ、死体は調理してお姉かレナさんにプレゼント!
よかったですね圭ちゃん、胸のお肉になれるかもしれませんよ!」
「やめ、ろ…!」
「うるさいな…悟史君のバットがないとなんもできないくせに。」
腎臓部をひと突き。それで、前原圭一は倒れこんだ。
しぶといやつ。ごきぶりみたい。
って感じのサトシオンが見たい