ひぐらしのなく頃に Part.5at EROPARO
ひぐらしのなく頃に Part.5 - 暇つぶし2ch568:綿流し後日
07/02/11 01:05:18 zVrQ3Gj7
「どうすればいいか、分かりますか」
詩音がゆっくりと俺に近付く。
俺は何故か動くことが出来ず、じっと詩音が近付いてくるのを見ていた。
やがて、魅音によく似た白い手が、俺の肩に触れる。
「圭ちゃんが、お姉をめちゃくちゃにしちゃえばいいんですよ」
「え……」
詩音が笑う。魅音と同じ長い髪が、目の前でふわりと揺れる。
「閉じ込めて、押し倒して、力ずくで犯すんです」
魅音の声のトーンを少し高くしたような声が、耳の中に流れ込む。
それは俺の脳みそを麻痺させる、優しく、甘ったるく、凶悪な言葉。俺は熱に浮かされたように、ぼんやりと詩音の言葉を繰り返す。
「犯す………」
「そうです。犯すんです。泣き叫ぶお姉の服を引き裂いて、腕を押さえつけて、好きなように蹂躙するんです。
 それこそ、もう二度と悟史くんのところになんて戻れないぐらいに」
魅音と瓜二つの顔が、息がかかるぐらい近くに来る。それは俺の心をかき乱すのには十分な距離だ。

「どうですか圭ちゃん。お姉のあの身体に、自分の汗と唾と精液の匂いを、染み付けたいとは思いませんか?」

魅音、魅音。
魅音が泣いている。泣いて、縋って、俺にやめてくれと懇願する。けれど俺はやめない。嘘をついた罰だ。
俺は魅音の体内を押し開き、精液をあの白い肌にぶちまけ、蹂躙する。
魅音が駄目になるまで、延々と、徹底的に犯し続ける。
やがて魅音は気付くだろう。悟史のところになど行けないぐらいに、めちゃくちゃにされた自分に。
うつろな目をして、精液にまみれた自分の身体を見つめながら、俺のものになってしまった自分の運命を泣き、絶望するだろう。
そして受け入れる。諦める。俺だけを見つめ、俺だけと手を繋ぎ、俺だけのことを考える。
そうすれば、魅音はもうどこにも行けなくなる。俺だけのものになる。

身体が興奮で震える。ズボンの中の性器が痛いほどに勃起しているのが分かる。血が脈を打っているのが腰に伝わる。
そうだ、そうすればいいんじゃないか。世界がぐるりと反転する。あまりにも単純な解決法に、脳みそのどこかが音を立てて弾け飛ぶ。
魅音を征服する。俺だけのものにする。悟史なんかに渡すものか。魅音は俺だけのものだ。誰にも譲らない。あいつを誰にも渡さない。

569:綿流し後日
07/02/11 01:07:25 zVrQ3Gj7
もちろんこれは独り言ですけど、と前置きして、詩音が口を開く。
「明日、鬼婆は会合で深夜まで帰らないそうです。お手伝いさんもいません。部活をしないですぐ帰れば、それなりに時間はありますね」
明日。そうだ、明日だ。
明日なら俺の両親も仕事で東京に行く。帰りが遅くなっても誰にも咎められない。

「私もう帰りますね。まだ用があるんです」
詩音はまるで何もなかったかのように、平然と笑顔でそう言った。
「ああ、分かった。またな」
「ええ、また」
詩音はくるりと身を翻して、部屋を出て行った。その背中を俺は複雑な気分で見つめる。
詩音。腹は立つけど、感謝するぜ。お前が教えてくれなければ、俺は何も出来ずに魅音を失っていたかもしれない。

俺はふと机を見た。
花瓶の破片が散らばっていると同時に、机から水滴がぽたぽたと畳に落ちている。
そしてその水が滴る先では、先ほどまでぴんと背筋を伸ばして咲いていた黄色い花が、水浸しになって、だらりと横たわっていた。
それは俺に、ぐったりと横たわる魅音の姿を連想させた。
下半身が熱い。俺は先ほど手を伸ばしかけたティッシュボックスに向かって、もう一度手を伸ばし、ズボンのチャックに手をかけた。
今度はもう、遮るものは何もなかった。

570:綿流し後日
07/02/11 01:10:50 zVrQ3Gj7
前原屋敷から出ると、私はまっすぐ車が停めてある場所に向かった。
「葛西、開けてください」
車のドアが開いた。私は再度車に乗り込む。
運転席の葛西がバックミラー越しに私を見たのが分かった。
「どうしますか?」
「もう一度、診療所に向かって」
「了解です」
車が動き出す。私は窓の外の雛見沢の景色を見ながら考えていた。
先ほどまで、私は怒りで興奮していた。お姉へのあてつけに、圭ちゃんと寝てやろうとまで思っていた。
けれど実際会って、部屋のあの花を見て、考えが変わった。
私は悟史くん以外の人とは寝たくない。でも、お姉への復讐はしたい。
そう思った結果、私は圭ちゃんにやや脚色して捻じ曲げた事実を話し、お姉に酷いことをするよう仕向けることに成功した。
「詩音さん、落ち着きましたか」
「え?」
私は窓から葛西へ視線を移す。
「先ほどまでは、随分興奮していらしたようだったので。どうです、気は済みましたか」
「ふふ、どうでしょう。それは圭ちゃんのこれからの行動しだいかな」
私は笑って言った。確かに怒りは大分薄らいでいた。我ながら、本当に性格が悪いと思う。
まあいいさ。私は悟史くんのお見舞いでもしながら、外側からふたりの様子を窺うとしよう。
せいぜい上手くやってくれ、前原圭一。
「着きましたよ」
気付くと、既に私は診療所の前に来ていた。
私は車を降りて、診療所へと走った。
悟史くん、もう目は覚めたかな。何も言わないで出てきちゃったから、心配してるかもしれない。
私は軽やかに地面を蹴る。風が吹き、森がざわめいている。ああ、ひぐらしがどこかで鳴いてる、とぼんやり思う。
診療所のドアを開けながら、私は背中で、ひぐらしの鳴く声がいっそう大きくなるのを聞いた。


続く


571:綿流し後日
07/02/11 01:11:36 zVrQ3Gj7
以上です。次はエロしっかり書きます。
圭魅とか言ってるくせに、まだふたりの絡み最初の部分しかなくてすまんorz

572:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:16:07 CXzTDiSe
( ゚∀゚)乙です!
自分のペースで続けてください!!

573:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:18:05 8CfXUTxy
乙!

574:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:18:20 YM6Ggi/w
うわああああGGGGGGJJJJ!!!!!!!
描写も展開の広げ方もまじ上手ぇえぇえ!!
泥沼の続き、めちゃくちゃ楽しみにしてます。
神に出会えて良かった

575:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:19:08 6LMlLxpK
GJ! 
詩音の心理描写が凄く詩音っぽかった。
続きが楽しみです!

576:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:21:40 YgU9+MPP
凄い凄い凄い、凄すぎるよおおおぉぉぉぉっ!!
続きがマジ楽しみですっ!!
あなた神だよ。

577:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:25:26 aPmA8Vu7
>>571
クオリティ高すぎて鼻血吹いた
次回が待ちきれねぇ!
超グッジョブ!

578:名無しさん@ピンキー
07/02/11 01:54:25 Mh1DUBfC
え なに 今日はもしかして祭?もしかして乗り遅れた!?

ともあれ筆者の方々、GJ。
自分も多分バレンタインまでには一作品投下したいなぁとか考えてます
調べてみたところ、義理チョコという言葉が流行したのがちょうど昭和58年だそうです

579:263
07/02/11 02:03:19 QcgKG7Pe
圭レナ、ようやく完成しました。
今回は……4時間で30p。
ちょっと低速になってしまったかな。
14、5レス分の投下です。
では、鉈スパンキングのリベンジでw

―生まれ変わったら普通の恋をしよう

私が大好きな、罪滅し編の台詞ですが、
私が書く圭レナはちょっと異常でした。

580:夕昏
07/02/11 02:05:36 QcgKG7Pe
 夕昏

俺は、一日中呆けていた。
今日は魅音が居なくなってはじめての登校だった。
そう、魅音は今、高校生になるための準備をしている。
高校に本家から登校するために、原付の免許を取るんだとか。
ヘリの操縦も出来るようなやつが今から原付かよ、と突っ込みたいところだが、
その相手が今は居ない。
 「圭一くん、さびしいね」
「ああ」
お互い、気の抜けた炭酸飲料みたいになっていた俺たち。
梨花ちゃんも、沙都子も同じだった。
部活が無い、魅音が居ない一日が、こんなにも寂しくて退屈なものだったとは、
思いもしなかった。昔、馬鹿みたいに勉強していた自分を、ちょっと尊敬する。
 「でも、ずっとこんなのじゃダメだよね?魅ぃちゃんい笑われちゃうよね?」
「ああ」
俺に精一杯元気を出してもらおうと、
精一杯の笑顔を、レナは俺にくれた。
それでも俺は、それに返事さえ出来ない俺は、
気まずさで一杯で、生意気にもため息までついてしまった。
 「レナは……すごいな」
「なんで?」
「いや、俺……なんつーか、笑ってたんじゃなくて、笑わせてもらってたんだなって、
今思ったんだ。俺さ、昔……本当、笑い方も知らねえんじゃねえかっていうような奴だったから。
笑う意味を考えてたんだぜ?」
 はは、と苦笑いをする俺に、あ、圭一くんも笑った、とレナはつぶやいた。
「レナも、圭一くんすごいなって思う時があるよ。勉強だって一番だし、
面白いこと一杯言うし。圭一くんだったら、村ごと操れそうな気がするよ」
「俺が村ごと? はは、いいなそれ、俺園崎家の次期頭首にでもなってみるか?」
 「はぅ、それって、魅ぃちゃんのところに、お婿さんに行くってことなのかな? かな?」

581:夕昏
07/02/11 02:07:18 QcgKG7Pe
俺の冗談でレナを笑わせるのも、ほぼ一日ぶりだった。
 「……圭一くん、レナが、もし……もしね、お嫁さんに行くなら、
どんな人のところかな? 私が決めることなんだろうけど」
「レナがお嫁さんに行くところ? そりゃあ、レナが望めばどこにだっていけるだろ。
家事全般うまいし、いざって時は男の俺だって負けちまうその戦闘力。
レナの旦那さんは、安心して働きにいけるだろうよ」
「戦闘力って、圭一くんひどい」
一緒に笑って、ずっといたかった。でも、一呼吸でそれは止まってしまった。
息を止めてその時間が得られるなら、死ぬ直前まで止めてやる。そう思っていたのに。
 「あのね、レナは……皆を引っ張ってくれる人がいいかな」
「魅音みたいにか?」
「ううん。魅ぃちゃんとはちょっと違うかなぁ。魅ぃちゃんはね、
すでに出来上がってる大きな人の集まりの中だったら、
いいリーダーになると思うけど……
そんなのじゃなくて、自分の周りだけでもいいから、引っ張ってくれる人。
火をつけるための火種みたいな人。そんな人が……いいかな」
 「ふーん、お、俺と正反対みたいなやつだな。どっちかという、レナみたいな。」
「レナと圭一くん、正反対かな? かな?」
レナが、少しだけうつむいた。その顔を上げるために、とっておきの冗談を言う。
 「レナ、顔を上げてくれよ。」
ここで、芝居がかった声に。
「お前の笑顔が好きなんだ、だから、顔をあげて笑ってくれよ、あははは」
さすがに最後は恥ずかしくなって、思わず自分で笑ってしまう。
 「それは、冗談なの? 圭一くん?」
「んー、ごめん、つまらなかったか」
「そうじゃなくて……その、レナの笑顔が好きだっていうのは、本当なのかな?」

582:夕昏
07/02/11 02:08:51 QcgKG7Pe
 もう一度、かな? と言わずに、レナは俺の顔を見て……
自分の顔を赤くしていた。それは、西日の赤のせいじゃない。
レナの中の血が、レナの顔を赤くしている。
「ああ、それは本当だぜ」
俺も、顔に血液が集まって、じんじんとしてきた。
鏡を見たらレナみたいに赤くなっているのが見れたのかもしれない。
こんな冗談言うんじゃなかった。
気まずい。
 「よかった。冗談じゃなかったんだね」
「レナのこと、好き?」
「き、嫌いじゃないな」
しまった、嫌いじゃないとか、すげえ微妙なことを言ってしまった。
「嫌いじゃない……かぁ」
「あ、ああ、いや、好きだぜ」
「本当に?」
 ああ、なんでこんな会話になっちまったんだ。
と、今さら後悔しても遅い。俺だって……レナは異性として好きだ。
むしろ、大好きだ。それでもいえない。言ったら……
言って相手が自分ほど好きじゃなかったら、どうなる? 嫌いとは言わないかもしれない。
でも、ごめんなさいなんていわれたら……俺はどうなってしまうだろう。
もうレナどころか、皆とも顔を合わせられない。
そうなれば昔に逆戻りだ。
あんなこの世の地獄に、もう一度戻ってしまうなんて、俺は絶対嫌だった。
「あ、あのさ、レナ……まだ日没まで時間があるだろ? ちょっとだけ宝探しに行かないか?」
苦肉の策だ。俺はレナを自分から宝探しに誘ってみることにした。
「うん、いいよ」
 レナは案外普通に、宝探しに行くことを承諾してくれた。
話を逸らされて機嫌が悪くなってしまうんじゃないかと、ヒヤヒヤしたが。

583:夕昏
07/02/11 02:10:27 QcgKG7Pe
俺たちはそれぞれの家にいったん帰って、いつもの場所で待ち合わせすることにした。
レナは……いつもと違う、体操服に身を包んでいた。動きやすいように、ということらしい。
「ちょっと……変かな?」
「え……お、俺はいいと思うな、はは」
とりあえず誤魔化しておく。
 なんとか日が傾く前に、俺たちはゴミ捨て場にたどり着いた。
レナは早速、ゴミ山を登っていっている。
さっきの話なんかは、まるで覚えていないように。
「よーし、俺もいっちょやるか」
俺が自前のスコップを肩にやり、ゴミ山を登ろうとしたときに、レナの声が聞こえた。
「圭一くーん、ちょっと重いものがあったから、こっちに来てー」
「おーう、ちょっと待ってくれ」
 ゴミ山の向こう側、丁度谷になっているところから、レナの声が聞こえる。
崩れる山をなんとか登り、
レナがどこにいるかわからないから、山を必要以上崩さないように慎重に降りていく。
あまり急に動くと、崩れたものがレナにぶつかるかもしれない。
 「圭一くーん、こっちこっちー」
レナの姿は見えないのに、確かに声が聞こえてきた。
谷の底にはゴミしか見えない。
でも、確かにそこから聞こえてきた。
とにかく俺は、谷を降りることにした。
 「どこだ? レナ? 俺からは見えないんだけど……」
「ここだよ、圭一くん」
ゴミの中から、レナの手が伸びてくる。
 「うぉ、びっくりした……」
良く見るとそれは、ゴミでコーティングされた車だった。
ゴミといっても、あんまり汚くないものが選別されていた。
それでも迷彩としては立派なもので、一目見たぐらいじゃ……
いや、近づいたってなかなかわからないだろう。

584:夕昏
07/02/11 02:12:02 QcgKG7Pe
 俺が入った後に、スライド式のドアがレナによって閉められた。
中は車である必要はないからか、車として必要でも、中に居るには邪魔なもの……
ハンドルなどは取り払われていた。
そのせいか、ここは車の中ということを感じさせない。
一つの部屋のようだった。
「で、レナ、一体どこにその重い物があるんだ?」
「嘘、だよ。だよ……」
「嘘? 何でそんな」
「さっきの話の続き、いいかな?」
「さっきって……何の話だよ?」
「その……圭一くんが、私のこと、好きかどうかって……そういうこと」
 レナの怖いくらいの真剣な目で、冗談でもなんでもないことはすぐに分かった。
「ああ……その事か」
俺は、言ってはいけない冗談を言ってしまったんだろう。
本当に俺は馬鹿な奴だ。
 「ごめん……レナは、卑怯だよね? 
こんなところに、圭一くんを追い込んで。
この服だって、動きやすいからじゃないんだよ? 
圭一くんが……こんな服のほうが好きだとか、そんなことを思って……
着たんだよ? それに、私は……魅ぃちゃんが居なくなったから、落ち込んでたんじゃないの。
圭一くんが、魅ぃちゃんのことばっかり考えてたから……
今こんなこと話してるのも、きっと打算の上。
こうしたら嘘の罪がすこしでも薄れるんじゃないかって。
嘘だって圭一くんが気付いたときに、少しでも嫌われないようにって……」
「好きだよ」
俺は、腹を決めることにした。
もう関係が壊れるとか、壊れないとか、そんな段階じゃない。
「きっと」レナが俺のことを好きなら、それだけでいい。
俺だってつらかった。
レナのことを考えるのが、つらかったんだ。
好きな人を、本気で好きな人のことを考えるのが、
こんなにつらかったなんて、思いもしなかった。

585:夕昏
07/02/11 02:13:15 QcgKG7Pe
 「それは、愛してる……って取ってもいいのかな? 
友達として、じゃなくて、その、あの……恋人……として、取っていいのかな?」
「……ああ、俺は、レナが好きだ。その、恋人として」
 「じゃあ、その証……くれるかな?」
「あ、証?」
心臓が鼓動する音が、自分にも聞こえる。
どくん、どくん。そのたびに、俺の顔が赤くなっていくのが、自分でもはっきりわかった。
 「証……だよ。新郎新婦が、神父様の前でする……証、だよ」
「レ、レナ、その、そういうのは、ちょっと早いんじゃないかな? かな?」
 俺はちょっと混乱していた。
まさか、いきなりキスを要求されとは、思ってもいなかった。
突然、レナの顔だけではなく、今の状況の全てを意識してしまう。
こんな密閉された空間で、体操服姿のレナと一緒で、キスを要求されている。
「あ、レ、レナ、ぱんつはみ出してる」
「え? え?」
レナが下を見た隙に、俺はドアに手をかけた。
が、空かない。
「ムダだよ、圭一くん。中からは開かないの。
レナがちょっと細工をしたんだよ……用意周到でしょう? 
こんな女の子でも……圭一くん、好きって言ってくれるかな?」
 レナは、じゃらじゃらと鎖を掴みあげた。
その鎖は天井から下がっており、おそらく外に貫通してこの車を一周ぐるりと取り囲んで、
レナの手元の南京錠で結束されている。
つまり、鎖を切断するか南京錠を開けない限り、この車からは出られない。
「レナ……本当に、いいのか?」
「圭一くんも……いいの?」
レナが少し怖い。
でも、俺はうれしかった。
レナは、それだけ俺のことが好きだったから。
俺も、それぐらいレナが好きだったから。
「俺だって、レナが好きだった。
こんなこと出来たなら、俺だってやってたよ。
本当にやるところがレナらしいけどな」

586:夕昏
07/02/11 02:14:29 QcgKG7Pe
 俺は笑って、レナは赤面する。
よかった、いつものレナだ。
「どういう意味かな? かな?」
 「レナ、俺に勇気をくれてありがとう。
じゃ、じゃあ、その、歯磨きとか、してないけど……いいか?」
「いいよ。圭一くん……して」
俺は、どうしていいかわからず、とりあえずレナの両肩をつかんだ。
それと同時に、レナは目をつぶり、唇を差し出した。
少しずつ、レナの唇に近づいていく。
心音がうるさすぎて、雪解けしたばかりの雛見沢の空気の音が、聞こえなくなった。
ここは雛見沢じゃないどこかで、そこにはレナと俺しか居ない。
唇がさらに、近づいてくる。まだ化粧も知らないレナの、自然のままのピンク色の唇が。
 俺は意を決し、目をつぶった。
そして、唇を重ねようと、首を傾ける。
……唇が触れた。俺の胸は、中からの圧力で今にも破裂しそうだった。
レナのやわらかい唇が、俺の唇と触れ合っている。いつまでこうしていればいいのだろう。
一体何秒時間がたったのだろう。レナの甘い鼻息が、俺の唇をくすぐった。
「ぷはっ」
俺は思わず、口を離した。
「け、圭一くん、キスのやり方、知らないのかな? かな?」
 レナは震えていた。俺は車の床にへたりこんで、床に手をついている。
その顔を、レナは覗き込んだ。
 「ほ、本当の、キス、キスの仕方を、レ、レナが教えてあげる」
かたかたと震えたレナは、きっと恐怖で震えていた。俺だって怖かった。
さっきのキスでさえ、一体これから何が起こるんだろうと、終着点のはずのキスが、
何かの開始点のような気がして。
俺の恐怖はレナの恐怖だった。
いや、レナにはそれ以上の恐怖があった。

587:夕昏
07/02/11 02:16:13 QcgKG7Pe
 知ってるだろう? 前原圭一。
関係が壊れそうで怖かったのは、俺だけじゃないんだ。
レナが俺と同じぐらい……いや、俺がレナを好きな以上に、俺を好きでいてくれたんだから。
お前は、キスしてなんていえたのか? 言えなかっただろう? 
じゃあ、お前のすることは、ただ一つなんだよ!
「レナ、怖がらないで」
俺は、レナを抱きしめた。
震えが直接伝わってくる。
その震えを、何とか俺は押し込めた。
「す、好きだから。俺、レナが、レナが誰よりも好きだから!
 だから、もう、もういいんだよ!」
「ダメだよ、ダメなんだよ、圭一くん! 私怖いの! 私しってるもん!
 幸せなんて長く続かない。続くもんか! 
幸せのほうが、長く続かないんだ。
この世は不幸に満ち溢れてるんだ……明日世界は破滅するかもしれない。
だから、幸せを精一杯今日集めてるの。今日じゃないと……ダメなの……」
 レナは、泣き出してしまった。
俺は、レナの顔を自分の胸にうずめてやる。
「レナ、幸せが長く続かないって? 不幸の方が多いって?
 レナ、俺の大好きなレナ、じゃあ教えてくれよ。
今までいくつの不幸があった? 今までいくつの幸せがあった? 
きっと知らないだろうさ。だってレナは数えてない。知ってるか?
 この世に生を受ける人は、この世から去る人より多いんだ。
俺は、幸せだぜ。だって、レナと会えた。この世界に居たから、
俺はレナと会えたんだ。だから、レナ……俺の大好きなレナ。
泣かないでくれ。震えないでくれ。
俺はレナの笑顔から、元気を貰ってるんだ」
 「だって……だって!」
俺はもっと強く、レナを抱きしめた。
震えはなくなっていた。
俺が抱きしめて消した。
 「魅ぃちゃんが……居なくなったもん」
本当は、レナも魅音が居なくなったのを、悲しく思っていた。

588:夕昏
07/02/11 02:17:36 QcgKG7Pe
「私……卑怯だもん。魅ぃちゃんが、圭一くんのこと好きなの……知ってたんだもん……」
 「レナは、俺が好きか?」
「……うん」
「じゃあ、卑怯じゃない。それに……俺は居なくならない。ずっとレナのそばにいる」
 「嘘だッッ!!!」
「嘘なんかじゃないッ!!」
俺は一瞬たりとも動じなかった。もう迷わない。
「……さっきのキスじゃ満足できないっていうんなら、してくれよ。
本当のキスってやつを。いや、頼む。してくれ。」
 「うん……私も、本で見ただけなのに、笑っちゃうよね、こんな偉そうに」
ふふっと、レナは少し笑った。
泣き顔を体操服のすそで払って、レナは再び目をつぶった。
俺も、目をつぶる。
今度のキスは、唇まで一瞬だった。
俺は、レナに押し倒される格好で、レナの唇を受け止める。
と、突然レナの舌が、俺の唇にふれた。
こじ開けるように動く舌に俺は意味を理解した。
俺は唇をあけ、舌を受け入れる。
レナはその舌で器用に俺の舌を探り当て、絡めとった。
くちゅくちゅと淫靡な音が響き渡る。
うるさい心音は遠くなって、先ほどまでと違って妙に落ち着いていた。
「ん、ぷは」
レナは、唇を離した。
息は荒く、とろけそうな顔をしていた。
俺もきっと、そういう顔をしている。
思いっきり運動して、最後の最後にぶっ倒れたみたいで……
さっきまでの舌の感触がまだ残っていて、心地よかった。
 「あっ……」
レナの足が、俺の充血して起立したものに当たった。

589:夕昏
07/02/11 02:18:35 QcgKG7Pe
「んぅ」
変な声を上げてしまう。
「け、圭一くん? どうだった?」
「……キモチ……良かった」
「そう……良かったぁ、私も気持ちよかったよ……圭一くんよりよっぽど、レナのほうがえっちだね」
「はは、俺のほうがえろいよ」
 俺は、なんとかして充血を納めようとする。
バレたら大変……というか、さっき足が当たった時に確実にばれている気がするが、
そんなことを言ったらムードぶちこわしだ。
「ごめんね……レナのわがまま、聞いてくれて」
「はは、これからもっと聞かないとダメだからな。
金かかるのは勘弁してくれよ。俺の国の国家予算知ってるだろ?」
「あははは、圭一くんにそんなの期待しないよ」
 一通り笑った後、俺は何とか落ち着きを取り戻しつつあった。
「な、なぁ、レナ、ちょっと、そろそろ動いてくれないか?」
肩に手をあて、押そうと思ったときに、レナはのけぞり、俺の上から動こうとした。
タイミングが悪かった。レナの胸に、俺の手のひらが当たる。
「ひゃっ」
「ごめっ」
「けぃ、いちくん、ちょ、手……」
なぜか俺は、思いっきりレナの胸を握り締めていた。
慌てて手をどける。
 「はっ、はぁ、はっあ……ご、ごめんね、圭一くん、私が早くどかないから……」
「いや、お、俺もちょっとラッキーだったかなー? って、はは」
「もう、圭一くん……」
レナが後ろに手を付き、立ち上がろう……としたのだろう。
その手は、俺の股間の上だった。
すぐにずれて、俺のふとももを触る。
「ふぅっ!」
また、ヘンな声を上げてしまう。

590:夕昏
07/02/11 02:20:02 QcgKG7Pe
 「きゃ、ご、ごめん……さっきから、変だよね? あはは」
「うん、変だよな、はは」
沈黙が、あたりを支配した。もう日が傾きはじめて、夏だったらひぐらしが鳴いているころだろう。
 「……あの、あのね、圭一くん。あの、レナ、その……お詫びに……
なんて言ったらいいのかな、その……す、すっきり、すっきりさせてあげようか?
 その、け、圭一くんの、その、あのー……こ、ここ、ここを」
また、レナは震えた。さっき俺が感じた、キスの先の何かを、レナも感じていた。
ずっとさっきから、感じていた。
「あ、え、お、俺……その、すっきり、したい……です」
なぜか敬語になってしまう。
 「ふふ、じゃ、じゃあ、すっきりさせてあげるね、うんしょ」
じじ、とズボンのファスナーが下ろされる音がした。
俺の血液は、めまいを感じるほどに急激な移動を開始していた。
また俺は、レナのことを思って充血させてしまう。
「あは、あはは、その、はじめて、かな、レナ、見るの、はじめて……」
俺の起立したものは、パンツの穴から出ようと、必死に入り口に張り付いていた。
ボタンがひとつかけてあって、それが出るのを邪魔していた。
「ボタン、外すね」
レナがボタンに手をかける。
それだけで、レナの手の感触が伝わってきて、俺は気が狂いそうなほどの感覚を覚える。
 「はぅ……圭一くんの……でてきたよ。高いウィンナーみたい」
高いウィンナー……レナらしい例えだ。
「肌色なんだね……圭一くんの、ここ」
ちょんと、レナは指先で触れた。
今まで味わったことのない感覚が、再度襲い掛かってくる。

591:夕昏
07/02/11 02:21:15 QcgKG7Pe
 「本に書いてたのと、ちょっと違うかな」
「そ、そうなのか?」
「うん、なんか先がピンク色っていうか……そんな感じだったから」
「あ、な、中身はそんな感じかも」
「中身?」
 レナは、俺のに手をかけた。
「はぁっっぅ……」
触られただけでこんなことになるのに、これでこすられたりしたら、俺は一体どうなってしまうのだろう。
 「ど、どうすればいいのかな?」
「その、掴んだまま、上下に……」
「こ、こうかな?」
レナは言われたとおり、掴んだまま上下にしようと、とりあえず下に下ろした……
勝手がわからないから、俺が今まで下ろしたことも無いぐらい下に……下に。
突然、皮が突っ張る。
それでもレナは関係なく、とりあえず下に下ろすもんだと、強引に下ろしていった。
 「あぅっ、レ、レナ……レナァッ!」
俺のものが、はじけた。
皮が下にずり落ちて、今まで空気の触れたことの無かった俺の中身が、外に顔を出した。
「はぅっ!」
俺のものが、驚いたように何度も何度もはねる。
最初の跳ねたときには何も出なかったのに、二度、三度はねると、白い液が勢い良く飛び出した。
本当の射精というものを、俺は初めて味わう。
 「ひゃうぅ、これ、男の人の?」
レナがそういってても、手を離さないからか、鼓動の度に俺のものは精を吐き続けた。
 それがようやく収まったころに、また二度三度、小さく震えるように跳ねる。
「なんだか、圭一くんの……かぁいいよ」
「ご、ごめん、汚しちまった……」
「圭一くんの、出したり無いんじゃないかな? かな? 
さっきだって、最後何も出ないのに跳ねてたし……いまも、勃起してる」

592:夕昏
07/02/11 02:22:21 QcgKG7Pe
 レナの、勃起という言葉に、俺は反応してしまった。
それに、レナの顔にかかった精液と、体操服にかかった精液が、俺の変態的な感覚を刺激した。
「こ、こういうの、どうかな?」
レナは、俺の上に跨った。そして、レナは体操服を着たまま、自分の股間と俺の股間を刷り合わせる。
ブルマの感触が、俺のさっきまで子供のものだったものに、すりつけられる。
「レ、レナ……俺、狂っちまうよ……レナ、レナ……」
 「あはは、圭一くん、かぁいい。女の子みたい……レ、レナに犯されて……感じてるのかな?」
まさに、そういう感じだった。
レナが腰をゆするごとに、俺もつられて腰を動かす。
まるで別の生き物かのように、まったく言うことを聞いてくれない。
「あうぅ、レ、レナ……俺、また、また出そう……」
「ダメだよ、圭一くん、圭一くんがまた出しちゃっても、レナ、止めないから」
 レナのふとももが、俺のものに当たった。
その柔らかい感触が伝わったその瞬間、俺のものはまた爆ぜた。
「あ、あ、ああ……あ……」
レナがこすりつけるたび、俺は声を上げた。
でも、その声はレナに届かない。
 「け、圭一くん、さっき出したのに、また出すの? 圭一くん、変態だなぁ」
そういいながら、レナは腰の動きを止めてくれなかった。
次第にその動きが加速していく。
また、俺のものからにじみ始めた液が、レナのブルマを汚していく。
もう染みだらけで、一回洗濯したぐらいじゃ落ちそうにも無い。
「レ、レナ、止めて、止めてくれ、これ以上やったら、
俺、どうなるかわからない……レ、レナぁ、な、やめてください……」

593:夕昏
07/02/11 02:23:51 QcgKG7Pe
「圭一く、んのに、り、リボンつけちゃおうかな、
もう、出ないように、縛っちゃうの、かぁいいだろうな、あはは」
レナの動きが変わる。
俺のものをふとももで挟んで、こすりあげる形になった。
俺のものはもう皮が自由に動くようになっていて、一つの苦痛も与えてはくれなかった。
ただ快感の波だけが俺に襲い掛かってきた。
真空中のように密着したレナのやわらかい太ももは、俺の四度目の射精を受け止めて、
なおすべりを良くしただけで止まってくれない。
「ふぅんん……レナ、レナ……はぁん、止めて、止めてください」
もう俺に恥なんてものは無かった。
丁寧に謝罪する自分からにも、快楽を得られるようになってしまった。
「も、もうちょっとだから、レナ、もうちょっとで……はうぅッ!」
レナが大きく震えて、俺の上に倒れ掛かってくる。
ずるんと外れた俺のものが跳ねて、レナのお尻を何度か叩いた。
お互い息を切らし、落ち着いたあと、俺はやっと下半身の寒さを感じた。
ああ、ズボンがすごい汚れてる。母さんに見つかったら、一体なんていわれるだろうか。
「ちょっと……待ってね……ティッシュ、持ってくるから……」
レナは這ったまま、車の後部からティッシュの箱を持ってきた。
倒れたままの俺の、汚れた下半身を、そのティッシュでふき取ってくれる。
また、そのときぴくぴくと跳ねてしまう自分のものを、ちょっと不気味に感じた。
「はぅ、かぁいいよ」
「も、勘弁、してくれ……」
「冗談だよ? だよ?」
俺とレナは、力なく笑った。


594:夕昏
07/02/11 02:25:10 QcgKG7Pe
 日没の赤が、ゴミの山を染める。その頂上に、俺たちは居た。
「ねぇ、圭一くん?」
「なんだ?」
「圭一くん、何歳まで生きるかな?」
「さぁ……それは分からないな」
「もし、レナが八十歳まで生きたら、圭一くん何歳まで生きたい?」
「んー、八十と一日かな」
「あっはっは、なんで?」
 レナが、いつもと違って大口を開けてわらった。よほどおかしかったらしい。
「なんでって……そりゃあ、レナ、寂しいだろ? 俺が、七十で死んじまったらよ?」
「寂しいよ」
「だったら、俺はレナより後に死ぬのがいい。
レナが死ぬときに、今までの人生幸せだったって、誰が言うんだよ? 俺だろ?」
「そうだよね、そうだよね……だったら、レナも八十と一日まで生きる!」
「何だって、じゃあ俺は二日だ!」
「じゃあレナは三日!」
「四日!」
「五日!」
「うぉお、俺は那由他(なゆた)日だ!」
「甘いよ、圭一くん、レナなんか不可思議日なんだから」

「じゃあ」

「「永遠」」

俺たちは二人同時に言って、笑った。
 俺たちは手をつないで、家の道を歩いていく。
ずっと、ずっと、これからも。
俺とレナは決意した。

夏だったら……そう、ひぐらしのなく頃に

595:263
07/02/11 02:29:12 QcgKG7Pe
あ、
―完―

とか入れるの忘れてしまった orz

またもやレナに責められ、
連続で射精してしまう圭一くん。
ああ、俺はこんなのしか書けないのか……

圭魅は今日は無理でした、すんません。
金曜日予想外の仕事量で、くたばって土曜の昼まで寝てたもんで……
俺はどうやら、鬼(魅音派)と人間(レナ派)を取り持つオヤシロ様にはなれないようだ。

596:名無しさん@ピンキー
07/02/11 02:33:20 aPmA8Vu7
>>595
むしろここまでエロイ圭レナを描けて、圭魅まで描こうとしてくれた優しさに感動
こちらはいつでも準備万端なので、お体を労わってやってくださいな。

597:名無しさん@ピンキー
07/02/11 03:46:51 TQHWeWw9
「あぅあぅ、これは人の時間を巻き戻す巻物なのです」
「何に使えるのよ。」
「この文章を読むと効果が発動し、3歳くらいの子供になっちゃうのです。
記憶も3歳当時のものになるのです。ここに鮮烈な記憶を植え付ければ、
嗜好、トラウマなどにつながるかもしれないのです。
効果は1~2日で切れるのです。」
「ホント役に立たないわね」
「あぅあぅ!ひどいのです!」

「なんだこのボロっちいもの…」
学校の机の上に、ボロボロの巻物が乗っかっている。…レナがやったのか?
「…えーっと…何々。ハニュウサマバンザイ…なんだこれ。」
次の瞬間、眩しい光が俺をつつみこんだ。

ここはどこだろう。おかあさんはどこ?
「あれ?この子誰かな、かな…」
「小憎たらしい顔が圭ちゃんに似てるね。隠し子かな。あれ、そういえば圭ちゃんは?」
変なお姉ちゃん。
「…」
長い髪のお姉ちゃんが、わさびを食べている。あれはおいしくないのに。
それよりここはどこだろう。
「ごめんなのです…古手神社の呪いグッズの効果なのです…カクカクシカジカなのです…」
わさびのお姉ちゃんがあやまってる。ノロイグッズ…わるいやつかな。やっつけなきゃ!
「…つまりこの子は圭ちゃん!?かわいいなぁ!ねぇ、おじさんと遊ぼう?」
「はぅ!かぁいいよぅ…お持ち帰りぃ!」
2人のお姉ちゃんが僕の手をひっぱった。いたい。
「をーっほっほ!いじめかえしてさしあげますわ!」
このお姉ちゃん怖い。花火は人に向けちゃいけないのに。
「ごめんなのです、圭一…」
わさびのお姉ちゃんは、今度はからしを食べている。おいしくないのに。

おじさんの話だと、お父さんとお母さんは今日家にいないので、
お姉ちゃんたちがお母さんの代わりをしてくれるそうだ。
おなかへった。何か食べたい。
「おじさん、おなかへった」
「だぁーかぁーらぁー!私は魅音!おじさんじゃないの!」
「魅ぃちゃん、仕方ないよ…」
レナお姉ちゃんが言った。このお姉ちゃんは優しい。サトコっていう悪者から僕を守ってくれた。
「…そうだねぇ…アイスでも買おっか。ついてきな、圭ちゃん。」
みおんはそういって、僕の手をひっぱった。
「アイスかってあげる。」
「ありがとうみおんw!」
「魅音お姉ちゃん、って呼んでよ!」
「みおんお姉ちゃん!ありがとう!」
このお姉ちゃん、かっこいいなぁ…

598:名無しさん@ピンキー
07/02/11 04:15:52 TQHWeWw9
「あぅあぅ!もうやめてください!」
「五月蠅い!今度は七味唐辛子よ!」
「もう辛いものは嫌です!あぅあぅ!」
「大体なんで圭一の机にあの巻物置くのよ!」
「ボクの力を見せてやりたかったのです!今は反省して…やめてぇぇ!」

夜ご飯は2人のお姉ちゃんが作ってくれた。
「どう?おいしいかな、かな…」
レナお姉ちゃんが作ってくれたのはハンバーグだった。
お母さんのよりおいしいかな、かな。
「うん!おいしいよ!」
「圭ちゃん、今度はこっちも食べてみてよ」
みおんお姉ちゃんはマーボードーフを作ってくれた。ちょっと辛いけどこっちもおいしい。ごちそうだ。
「…はい、圭一くん、あーんして」
「あーん」
「圭ちゃん、こっちも」
「あーん」
ああ、お姉ちゃん優しいなぁ…しあわせだなぁ…

「…圭ちゃぁん…」
「みおんお姉ちゃん、寝れないよ…」
「かぁいいよぅ…」
「レナお姉ちゃん、苦しいよ…」
大きなお布団に、3人で寝る。お姉ちゃんたちがくっついてきてねむれない。
「圭ちゃぁん…」
たまにほっぺをすりすりしてくるから、ねむれない。
…おしっこしたくなった。
「…お姉ちゃん、お姉ちゃん…」
「…ん…どうしたの?」
「おしっこ」
「…トイレね、わかった。ついてきて」

「ちゃんとできた?」
みおんお姉ちゃんが頭をなでなでしてくる。
「うん!」
「よしよし、えらいえらい」
もっとなでなでされたいなぁ…みおんお姉ちゃんは優しいなぁ…
「…ねぇ、圭ちゃん。お姉ちゃんといいことしようか。」
「いいこと?」
「うん。」
お姉ちゃんがなでなでしてくれる。もっとなでなでしてもらえるのかな。
「いいことする!」
「そ、そう…よし。じゃあまずはズボンを…」
「魅ぃちゃん、なにやってるのかな、かな。」
そのとき、うしろからおばけがでてきた。
「わぁぁぁ!」
「レナ!?」
「だめだよ魅ぃちゃん。今日の圭一くんは2人のものなんだよ?」
おばけはレナお姉ちゃんだった。レナお姉ちゃんはみおんお姉ちゃんの頭を押さえ付ける。
「約束したよね?」
「あ、うん…しました」
「じゃあ決まりだね。圭一くん、お部屋に戻ってからいいことしよ?ね?」

まっくらなお空には、まんまるなお月様が出てる。
お姉ちゃんたちはすっぽんぽんだ。僕も服を脱いですっぽんぽんだ。
「圭一くんのオットセイ☆さん…かぁいいよぅ…」
「…皮かぶったミニサイズだね。」
お姉ちゃんたちの手が、のびてくる。

599:名無しさん@ピンキー
07/02/11 04:42:46 TQHWeWw9
「レナお姉ちゃん、汚いよ…」
レナお姉ちゃんがおちんちんの皮をむいて、ぺろぺろしてくる。気持ち悪いけど、でも気持ちいい。
「かぁいいよぅ…お持ち帰り…」
「ほら、2分たったよ。交替。」
「あ、圭一くんのオットセイ☆さん…」
レナお姉ちゃんが残念そうな顔をした。おいしいのかな。
「次はおじさんの番だね…あれ、もうカチカチだ。小さい子も勃つんだねー」
みおんお姉ちゃんが指でつんつんしてくる。
「じゃあねぇ…えいっ」
みおんお姉ちゃんの大きなおっぱいが、僕のおちんちんをつつみこんでしまった。
そのまま、おっぱいの中でぐにゅぐにゅとされる。気持ちいい…
さっきからお姉ちゃんたちは僕のおちんちんを触ってばっかりだ。
気持ちいいなぁ、今度お母さんにやってもらおうかな…
「ほら、圭ちゃん。気持ちいいでしょ?」
「うん、気持ちいいよ…」
「ねぇ魅ぃちゃん…もうオットセイさんを大人にしちゃおうよ」
レナお姉ちゃんが横でこそこそと話す。大人のおちんちん…お父さんみたいなのかな。
「いいねぇ…よし。圭ちゃん、魅音お姉ちゃんが剥いてあげる。」
みおんお姉ちゃんが、おちんちんをなでなでする。やさしくなでなでしてくれたから気持ちいい。
「圭一くん、レナのおっぱい、なめてくれないかな?」
レナお姉ちゃんがおっぱいを僕の顔の前に出す。つんとつきでているところをぺろぺろする。
「あっ…圭一くん、上手だよぉ…」
「じゃあ圭ちゃん…ちょっと我慢してね。レナのおっぱい吸ってればすぐおわるよ」
みおんお姉ちゃんが、おちんちんに手を添えた。そして…一気に、むいた。
「いたい!いたいいたいいたいいたいいたい!」
すっごくいたいんだ。泣きそうになっちゃうくらい。でもレナお姉ちゃんがなでなでしてくれる。
「ほら、男の子なら泣かないの。おっぱい吸ってればそんなに痛くないよ、多分」
「うん…」
いたくないようなので、僕はレナお姉ちゃんのおっぱいを、赤ちゃんみたいにすいはじめた。
「はぁっ!すごいよぉ、圭一くん…」
「さぁ、もう一回っ!」
みおんお姉ちゃんは僕のおちんちんの皮を思いきりむいた。
「ーっ!」
やっぱり痛いけど、泣き虫だと思われたくないので泣きたくなかった。
だから僕は、レナお姉ちゃんのおっぱいに夢中になってすいついた。
レナお姉ちゃんは、おっぱいをちゅうちゅう吸うとよろこんでくれる。
「圭ちゃん、よく頑張ったね」
みおんお姉ちゃんが、なでなでしてくれた。

600:名無しさん@ピンキー
07/02/11 05:06:33 TQHWeWw9
「わぁ…圭一くんのオットセイさん、立派になったね…」
皮のかぶっていないおちんちんは、少し変な感じだ。
レナお姉ちゃんの指があたると、なんか気持ち悪い。
「でしょ?」
「うん…」
おちんちんがそんなに好きなのかな。
「圭ちゃん、今度はおじ…お姉ちゃんのを剥いてくれないかな」
「圭一くん、私も。」
「女にちんちんはないよ」
そうだ。女にちんちんはないから、皮を剥くことはできない。
「圭ちゃん、よくみてて…」
みおんお姉ちゃんが、おちんちんのところにある穴を広げる。
なんか濡れてる。おもらししたのかな。
「…この部分にある、お豆さんみたいなの見えるかな?」
「うん」
「ここを、んっ…こうやって剥いてほしいんだ。」
「気持ちいいの?」
「もうすごく!やってくれたらまた明日もごちそう作ってあげる」
お姉ちゃんたちが気持ち良くなって、ごちそうも食べられるなら嬉しい。
僕はみおんお姉ちゃんのお豆さんを、言われた通りに剥いてみた。
「ひっ!」
「魅ぃちゃん、大丈夫?」
みおんお姉ちゃんが痛そうにする。もう一回やってみる。
お姉ちゃんの体がはねた。
「あっ!…す、すごいよぉ…もっと、もっとぉ!」
「レナもやって欲しいかな、かな…」
お姉ちゃんたちが、腰をつきだす。
レナお姉ちゃんのお豆さんの皮を剥く。
顔を出した中のお豆さんを、指でつぶしてみた。
「はぅっ!…す、すごい…圭一くん、もっと…やってほしいかな…かな。」
レナお姉ちゃんがなでなでしてくれる。
ほめられるのがうれしくて、調子に乗ってお豆さんを指でつついたり、つぶしてみたりしてみた。
「あぁぁぁ!圭ちゃぁん!」
「圭一くぅん…!」
お豆さんをいじるたびに、お姉ちゃんたちは体をびくびくさせる。怖い。
でも、きっと気持ちいいんだ。だから僕は頑張って、お姉ちゃんのお豆さんを剥いた。

「…はぁっ…3回もイっちゃったよ…」
「私も…圭一くん、すごいよ…」
「ホント…圭ちゃん、えらいえらい。」
ほめられたから、もっとほめられたいから、今度はレナお姉ちゃんのお豆さんを剥いて、歯で噛んでみた。
「はぅっ!?」
レナお姉ちゃんの体がびくびく、ってなった。あったかい水が顔にかかる。
「…ごめんね、圭一くん…おもらししちゃった…」
レナお姉ちゃんが恥ずかしそうに言った。さぁ、次はみおんお姉ちゃんの番だ…

601:名無しさん@ピンキー
07/02/11 05:26:42 TQHWeWw9
…あれ、俺何してたんだ?
朝起きると、俺の部屋は綺麗に片付いていた。片付けをした覚えはないのだが…
…記憶の整頓をしよう。俺は変な巻物を読んで、それからなぜかここに…
…思い出せない。何があったんだ?
時計を見ると7時頃、もう起きないとな…

「おはよう、圭一くん!」
「おっはよー、圭ちゃん」
「おう。」
いつものように待ち合わせて、学校にむかう。
心なしか、2人がつやつやしているようにみえた。
「昨日はすごかったねぇ…」
「ホント、圭ちゃん覚えてない?」
「…いや、なんか記憶が吹き飛んでるんだよなぁ…なんかあったのか?」
「なかった」
「知らない」
2人が即答する。…なんか怪しいな…
「そうそう、圭ちゃん。豆煮作りすぎちゃってさ、今日のお昼よかったらたべてよ」
「レナもね、黒豆にてきたんだ。」
豆…
「あれ?圭ちゃんどうしたの?」
「圭一くんまっかっかだ!」
「うるさいなぁ…」

豆というと、卑猥な妄想をしてしまう。
「ねぇ圭ちゃん…私のお豆も食べてほしいなぁ」
「圭一くん、ほら…私も…」
いかん。勃ってきた。

「は、早く学校行こうぜ!」
「ねぇ圭ちゃぁ~ん、何考えたのかおじさんに教えてよ~」
「な、なんでもいいだろ!」
こんなこと、仲間に言えるわけがない。
朝っぱらから、ひぐらしがうるさい。

おしまい


番外
「みぃ…赤坂、これを読んでほしいのです」
「ん?…えーっとね、これは…」
「(そうよ、これを使って赤坂の好みを矯正してしまえば!うふふふ…)」
「やぁ、僕は富竹。…これはハニュウサマバンザイ、って書いてあるね」

ぴかーん

「…赤坂、激辛カレー屋さんに行きたいのです」
「あぅあぅ!」

602:名無しさん@ピンキー
07/02/11 08:39:02 1x1sFavP
>>601
GJ!!
すげえ面白かったww
魅音もレナも小さくなった圭一も最高!興奮しました!

603:名無しさん@ピンキー
07/02/11 10:12:53 s7rL4xXO
>>601
G!J!

604:名無しさん@ピンキー
07/02/11 10:59:28 sTr/fmgn
すごい、一晩で4つもSS投下されてる!!
>>543>>571>>595>>601GJ!!
>601のは同人の「大好き」でK1が小さくなったverってカンジだな。

605:名無しさん@ピンキー
07/02/11 14:54:26 1gEZ4OlX
>>595
憎たらしいほどラブラブで泣いた

606:名無しさん@ピンキー
07/02/11 15:42:07 JeuBJR6W
このSS祭りは・・・一足早いバレンタインデーや!

607:名無しさん@ピンキー
07/02/11 17:14:28 fUnwGZuz
綿流し後日いいなあ すごい鬱展開だけどこうゆうの大好きだ
続き待ってますよ
えぐりこむように鬱べし!鬱べし!

608:名無しさん@ピンキー
07/02/11 18:29:52 IFExIf+3
(・3・)~♪

609:名無しさん@ピンキー
07/02/11 20:17:45 XxrZPUkW
魅音を犯そうと間違ってみおんwに突撃して空気投げされるK1

610:名無しさん@ピンキー
07/02/11 22:03:19 hAHeu6Tl
>>578
期待して待ってるよ~♪

611:名無しさん@ピンキー
07/02/11 22:39:28 1x1sFavP
個人的に誰がどれ書いてるのか知りたい。
綿流し前日・後日の人とか夢月祭夜の人とか優勝者に天国をの人(これは最近じゃないが)とか。
他にひぐらしで書いてないかな。保管庫にあるやつの中で。

612:名無しさん@ピンキー
07/02/12 01:03:09 1+BERRv/
418 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 00:22:03 ID:zxElLy3A
恥ずかしいから最初いまいち乗り気でない沙都子に
ノリノリな梨花が指示を出しながらも
最終的には二人で
いやいやと言い赤面しつつも感じていく魅音を
美味しく頂くとか

422 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 04:24:22 ID:IDVrSyN+
>>418
ある日、魅音が古手家に遊びに来た。しかし前日の夜更かしが祟り、軒先で眠りこけてしまった。

「あらあら、魅音さんたら。こんなところで寝ては風邪を引いてしまいますわよ! 起きてくださいまし!」
「……むにゃむにゃ、ごめぇん…ちょっとだけ寝かせてぇ……。ZZZZ……。」
「まったく、仕方ありませんわねぇ…。梨花、ちょっと手伝ってくださいまし。魅音さんを中へ運びましょうですわ。」
「……みー。」

二人は魅音を布団まで運んだ。

「しわになるといけませんし、上着は脱がしておきましょうですわ。 ……って、梨花ぁ?! ドコまで脱がしてるんですの?!」
「……だって、お胸が苦しそうなのですよ?」
「だからって、上を全部脱がさなくても……。 ……って、なに下も脱がそうとしてるんですの?!」
「……おなかも苦しそうなのですよ?」
「で、でも素っ裸にしなくたって……。うう、目のやり場に困りますわね……。」
「……もみもみもみ。とってもやわらかなのです。みぃ~☆」
「っだーーー!! なななにをしてますの梨花!!!」
「……とてもやわらかいのですよ? 沙都子も触ってみるといいのです。」
「おやめなさいまし! 魅音さんに迷惑ですわよ!!」
「……すごいのです。こんなにしても全然起きないのです。もみもみもみ。」
「で、でも……。起きたらどう思われるか……。」
「……全然大丈夫なのですよ。もみもみ。」
「う…。そ、そうまで言うのでしたら…、少しだけ…。」

ぷにぷに。ぼよよん。

「……こ、これは…。」
「……ね? やわらかくて気持ちいいのですよ。」
「ま、まぁ、わたくしたちがいずれ大きくなったときの参考にはなりましたわね。」
「……参考にするのですか? なら、次は下も見ておくのです。」
「ええッ?! そそッ、それはさすがに、いいいけませんですわよ!」
「……ごかいちょーなのですよー。」
「ぶッ!!!」
「……みぃ。ボクのとは大違いなのです。ぬぎぬぎ。」
「なッ、何で梨花まで脱いでるんですの?!」
「……よく見比べてみるのです。さぁ、沙都子も脱いで……。」

…という電波を受信しましt

幼少コンビ×魅音という異色のカップリングに萌えた(;´Д`)

613:酢昆布 ◆W/MAiKW4l6
07/02/12 01:11:23 SHOOUTAO
>>612
こんな組み合わせがあるなんて…
気付かなかった…

614:名無しさん@ピンキー
07/02/12 03:24:02 +UyXhvrh
梨花ちゃま萌へえぇぇええぇえぇ!!

615:名無しさん@ピンキー
07/02/12 06:36:42 4L6RHoS1
>>612
新たな可能性を感じた
あなたが神か?

616:名無しさん@ピンキー
07/02/12 08:21:12 sAShA7eR
>>439
>何も言い残さずに逝ってしまった
ここちょっと変だな

617:名無しさん@ピンキー
07/02/12 08:22:39 dJAJczQi
>>612
これはしっかり書いてもらいたい!

618:名無しさん@ピンキー
07/02/12 08:39:26 sAShA7eR
>>531
いちごの唯ならよくあること

619:名無しさん@ピンキー
07/02/12 10:36:44 yYe5+ou8
魅音×詩音(ようは魅音攻め)
とかあまり無い気がする。

620:名無しさん@ピンキー
07/02/12 11:46:47 eYAnrxcn
>>619
魅音が正常状態ではほとんどフラグが立ないからな。
Mじゃなかったら魅音じゃないし。
でも爪剥ぎの時、結構魅音×詩音に萌えた俺w
懇願する詩音をKOOLに突き放す魅音萌w

621:名無しさん@ピンキー
07/02/12 13:04:05 6gjobKwT
爪剥ぎは自分の爪まで痛くなる

622:夢月祭夜の人 ◆Jx7kndDbOU
07/02/12 18:25:45 RoWvm031
>>611
自分が書いたのは
「悟史の涙」
「祭具殿の秘め事」
「優勝者に天国を」
「そして俺はレナを泣かせた」
「夢月祭夜」
この他に、あと二つ自分が書いたのが保管庫にあるけど、そっちは出
したときトリップ付けてなかったから、もし興味があれば作風とか文
体で判断してくれると有り難いかな(難しいかもしんないけど)。

623:名無しさん@ピンキー
07/02/12 18:45:52 UtlcwgEy
>>622
す…すげえ!!!
これからも是非頑張ってくださいませませ
期待してます

624:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:20:10 xYJbyJfq
えっと、これから投稿します。前半はあるところに投稿したのですが、
全年齢のため過激な描写は控えないといけなかったのです。
これから投稿するのはその規制を全て取っ払ったもの。どちらが本当とか
良いというのでなく、あくまで表現の差という事で。
よろしくお願いします。

625:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:22:49 xYJbyJfq
                         レナキス 裏


 大きな雨粒か激しい音で車の天井を叩き、激しい風が容赦なく車を揺らす。
何も見えない闇が不安を掻き立てる。いつ果てる事もなく続く嵐。圭一と
レナは小さな車の中で震えていた。

 そもそものきっかけはいつものようにレナの宝探しに付き合ったことから
始まった。
「今日は一日中、宝探しするのー」
 満面な笑みでレナは言った。お弁当、おやつ、お茶。それに鉈や斧、準備は
万端だった。圭一もやれやれと思いながらも付き合った。
 午前中は晴れていた。お昼はレナの手作り弁当を堪能した。
「うーん、あまりいいものがないなー」
 しかしながら、肝心の宝探しは不調だった。午前中はめぼしいものが一つも
見つからない。あっちへうろうろ。こっちへうろうろ。だけど、お気に入りの
ものは見つからない。午前中は一つも見つからなかった。午後もだ。
「なあ、そろそろ帰ろうぜ」
「もう少しー」
 そろそろ暗くなってきた。星が見えない。午前中は晴れていたが午後から
雲が多く出てきた。空を見上げても、星は見えず、かわりに黒い雲が見える。
かなり濃い。空気もなんだか湿ってる。
 圭一はため息を吐く。レナはかなり遠くまで出かけてしまった。近くの粗大
ゴミに体を傾ける。結構疲れた。
 ぽつり。
 ひたいに冷たいものを感じた。
雨だ。空を見上げると、ポツリポツリと振ってくる。
だが、程なく雨は強くなってる。
「おーい、レナ」
 圭一がレナと合流した頃には雨はかなり強い勢いになっていた。
風も吹き荒れ始めてきた。

626:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:24:45 xYJbyJfq
「くそっ、このままじゃあ、きついぜ」
 もう夜だ。道はかなり暗く、雨も風も激しい。無理を押しても帰れるだろうか。
「圭一くん、こっち」
 レナは圭一の手を引っぱる。この雨では帰るのは困難だ。だから、案内する。
「─ここは」
 レナが案内したのは廃車だった。何とかもぐりこむ。
「えへへ。ここはレナの隠れ家なの」
 タイヤの無いワゴン車。助手席から何とかもぐりこむ。すでに全身びしょぬれだ。
「ふー、やれやれ、何とか一息つけたな」
外を見ると青白い稲光が見えた。
「にしてもすごいなー」
 圭一は改めて、レナの秘密基地を見る。外から見れば、ただのさび付いた廃車だが
中はきれいに整えられている。ブランケット、懐中電灯、文庫本、電気スタンドなど
が常備されており、下はシーツも引いて過ごしやすく工夫されている。
「えへへ、ちょっと、一人になりたいときのために作ったの」
 小さく舌を出して、レナは笑う。少し前、色々と辛いことがありレナは悩んだ。
その時に作ったのだ。悩み事はみんなの力を借りて解決した。それ以来、あまり
ここにはこなくなった。でも、定期的に手入れはしている。この辺りはレナの
性格がにじみ出ているだろう。
「ふーん」
 圭一は興味深そうにまた、周りを見る。男の子としてこういう秘密基地は憧れる。
小さい頃は勉強勉強だったため、作って遊んだ事が無い。

 くしゅん。

 レナがくしゃみをした。

627:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:27:34 xYJbyJfq
「おい、大丈夫か?」
 慌てて、圭一はレナの方を見る。
「うん、大丈夫。ちょっと、体が冷えたのかな」
 考えてみれば二人とも雨でびしょぬれだ。服はべったり濡れてと体に張り付いている。
確かにこのままでいたら風邪を引きそうだ。しかし、さすがにレナの秘密基地にも
着替えは用意してない。ブランケットが二枚ほどあるだけだ。

 へっくしょん!

 圭一も大きなくしゃみをした。同時に震えが来る。
「さみー」
 さすがに暖房はない。中の温度は外と変わらない。風が無いだけましという
程度。
「……圭一くん、服─脱ごうよ」
 レナがとんでもない事を言ってきた。うつむき、上目遣いに圭一を見る。
ブランケットを引き寄せて胸の辺りで掻き抱く。圭一は「えっ?」と、驚く。
「濡れた服のままだと─風邪引いちゃうよ。だから……」
 そういって、レナは顔を伏せる。はらりと髪が舞う。かすかに見えるうなじが
赤い。ブランケットを纏い、服を脱ぐ。しろい肩が見えた。慌てて、圭一は目をそらす。
「そっ、そうだな。そうするか」
 顔の奥が熱い。ふわふわとする。服を脱ぐ。すでにシャツまでべっとりだ。
上半身は裸になる。下もぐっしょりと濡れた長ズボンを脱ぐ。ブランケットを
きつく体に巻く。見るとレナも同じだった。互いに下着1枚の姿になっている。
かっと熱くなる。体の奥が。
「─ごめんね、レナの所為で」
 少しの間、沈黙が続いた。破ったのはレナだ。
「レナが早く宝探しをやめていれば、こんな事にならなかったのにね。
ごめんね、圭一くん」
 ブランケットを纏い、顔だけを向けてくる。眼が潤んでいる。
「いっ、いや、そんなこと無いぞ。むしろ、途中でこんな大雨に打たれたかも
しれないしな。ははっ」
 いつもの口調が鈍くなる。早鐘のように心臓が鳴る。どうしてだ? 
言うまでも無い。視線の先に写るのは濡れたレナの服。意識したくなくても
意識してしまう。沸いては消える妄想。顔を振る。

 くしゅん。


628:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:33:36 xYJbyJfq
レナがまた、くしゃみをした。ブランケットから素足が見えた。白い。
「寒くない、圭一くん」
 鼻をすすってレナが聞いてくる。
「いや、大丈夫だぞ」
 ほんとは少し寒い。薄いブランケットでは外気を抑えられない。ましてや
濡れた体では余計に。けど、男だから。

 くしゅん。

 レナはまた、くしゃみをした。
「おっ、おい、大丈夫か。なんだったら─」
 このブランケットを使うかと言おうとして沈黙する。
晒すのか? 自分の裸を。いや、そうではない。
「ううん、いいよ、圭一くんが風邪引いちゃうよ。それより─」
 また、遠くでカミナリが光る。レナの顔が見えた。静かに小さな口を開く。
「二人で暖まろうよ。ほら、何かで聞いたことあるの。冬山で遭難したときは
お互いの体温で温めあうって」
 息を呑む。レナの提案は確かに聞いたことある。効率もいいだろう。理性と
しては理解できる。けど、感情としては─
「いや、だめだ、それは!」
 圭一は慌てて言うが。
「どうして? レナ、もう寒いもん」
 にじり寄ってくる。レナはブランケットを纏いつつ四つん這いで圭一に近づく。
逃げ場は無い。吐息が感じた。体温が感じた。レナが感じた……。

 気がつくと圭一とレナは二つのブランケットを重ねて包まっていた。
圭一の胸にレナがいる。互いに抱き合っている。暖かい。そして柔らかい。
女の子のにおいがする。レナも感じている。圭一の体臭。自覚してしまう。
男の子だという事を。都会育ちで普段はだらしないところも見せたりはする。
だけど、意外な胸板に、その肩幅に、掻き抱かれる手の強さに、男を意識して
しまう。その小さな肩を掻き抱く。丁寧に。はじめは力を入れすぎだ。「痛いよ、
圭一くん」だから、そっと抱く。何も言葉は交わさない。ただ、互いの体温を感じるだけ。
 熱くなる。ひたすら。手に汗がにじむ。今、圭一はレナの素肌に触れている。
暖かくて柔らかくて何もいえない。
外の風は激しくなる。雨もさらに酷くなる。車は揺れる。雷の音も光も聞こえる。
だけど、気にならない。互いに外の事は目に入らない。二人きりの世界。ただ。

 お互いを思う。
「暖かいね」
 沈黙に耐えられなくなった。レナはポツリと呟いた。
「……ああ」
 圭一はかすかに頷いた。

629:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:41:19 xYJbyJfq
「でも、まだ、少し寒いかも」
 また、レナは呟く。互いの鼓動が聞こえる。
「─知ってる? もっと、暖かくなる方法があるんだよ。互いに熱くなるの」
 潤んだ瞳でレナは圭一を見つめてる。圭一はごくりとツバを飲み込む。否、
飲み込もうとした。けれど、口の中は乾いている。手が少し震える。レナは
待っている。圭一は答えなければならない。
 ゆっくりとレナを見つめる。肩を掴む。少し震えてる。そうだ。怖いのだ。
覚悟を決めていても怖い。圭一も怖い。レナも怖い。理解できる。一線を越える。
この意味をどう取るか。明日からの自分たちはどうなるか。分からない。
だから、怖い。
 だけど、進む。圭一はレナを求める。レナも圭一を求める。互いに二人は欲し
求め合う。きっかけは些細な事だ。けれど意識している。二人の心に互いの存在が
大きく占めている。
 圭一の頭はゆっくりと下がる。レナは待ち受ける。二つの影は一つになる。
 初めてのレナとのキスは唇同士が触れ合うものだった。感じたのは柔らかさ。
感じたのは吐息の熱さ。感じたのは互いの匂い。゜胸がどきどきする。
「─キス……しちゃったね」
 少しだけ顔を離れさせてレナは言う。
「─そうだな」
 圭一も一言だけ呟く。
「もう一回……キスしよ」
 小さな声でささやくようにレナはねだる。圭一は何もいわずにキスをした。
「熱い─」
 レナは息を漏らす。初めてのキスが甘く柔らかなものなら、今度のキスは熱く
激しいものだ。ただ、むさぼりあう。

 ひちゃり。

 音がした。誰からとも泣く二人は舌を絡めあう。熱く蠢く舌は互いの口の中を
舐めあう。くちゅり。レナの唇から唾液が洩れた。圭一の口から唾液が洩れてレナの
口の中へと移動する。何度もむさぼりすする。何度も感じる。頭の奥が激しく熱い。
なんも感じない。雨の音も風の泣き声も。ここが車の中ということさえ忘れる。
夜だということさえ忘れる。感じるのは互いのこと。考えられるのは互いのことだけ。
唇は離れる。二人の口元からこぼれる唾液は繋がり橋を作る。白いひと筋の橋は長く
続き途切れる。
「胸がどきどきして熱いの。圭一くんは?」
 頬を赤く染めてレナは聞いた。
「俺もどきどきしてるよ」
 ゆっくりと息を吐く。けれど、落ち着かない。
胸の熱さは収まらない。もう一度キスをした。さらに圭一の手はゆっくりと
レナの胸に触れる。
「……あっ」
 かすかにレナは声を上げる。だけど拒まない。圭一の手はレナの下着の上から
胸に触れる。柔らかな感触を感じた。何にもたとえようのない柔らかさ。トクン
トクンと生命の鼓動も感じる。
 はじめはゆっくりと後からだんだん早く揉む。レナは熱いと息を漏らし懇願する。
「ね、─圭一くん、もっと優しくして」
 レナは戸惑う。胸の奥から生まれたものに。もっと味わいたい。だけど怖い。
だから優しくゆっくりと触ってもらいたい。本当は激しくして欲しいのに。
「わるいっ」
 圭一の手の動きは遅くなる。軽く円を描く。大きくはない。小ぶりだがしっかりと
自己主張している胸。いつまでも触っていたい。


630:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:44:31 xYJbyJfq
「んぅっ」
 レナはかすかに漏らす。
「痛いのか」
 圭一が慌てて聞く。
「……痛くないよ。むしろ─」
 気持ちいい。という言葉は飲み込む。とても恥ずかしくていえない。
 圭一の手がレナの胸から離れる。
「……あっ」
 かすかにさびしげにレナは呟いた。
「なんか、苦しそうだからさ」
 苦笑いする圭一にレナは手を伸ばす。圭一の熱い部分。もうすでに硬く
そり立つ男の印に。
「えっ、おっ、おい、レナ……」
 圭一は戸惑う。レナの行動に。圭一は戸惑う。柔らかくて細いレナの指の
蠢きに。己の手淫では消して得られぬ快楽が生み出される。自分の手では触って
欲しいところ。強弱がうまくコントロールできる。だけど、レナの指はそれがない。
痒い所に手が届かぬもどかしさ。予期せぬ快感が呼び起こされる。
 圭一は顔をゆがめる。激しすぎる快楽は腰を引かせる。
「圭一くん、もっと触って。もっと、レナにも触って」
 耳元でレナがささやく。ついでに圭一の首筋と耳たぶに下を這わせた。
圭一の体はビクンと揺れた。
 手がレナの胸に向かう。もどかしげにブラを剥ぎ取ろうとする。レナは片手を
後ろに回してホックを外す。はらりと落ちる。夜気にさらされる。初めて異性の
目にさらされる。すでに乳首は固くそそり立つ。圭一は息を呑んで見つめる。
「きれいだな」
 それだけ言うと屈んで圭一はレナの乳首を口に含んだ。
「あんっ」
 胸の奥の何かははっきりとした快楽を伝える。唇だけではさみ、舌で舐めて
吸い付く。レナもまた、己の自慰行為では得られない快楽に翻弄される。飴の
ように舐めてむさぼる。頭を振って、肩を震わせて耐える。甲高く泣く。ただ、
酔いしれて耐える。快楽の並にレナは溶けていく。
 それでもレナの手は圭一を求める。布の上からさする怒張を直接さすろうとする。
下着に手をかける。脱がす。驚くほど熱く固いものが手に触れる。
「……熱い」
「─ああ」
 二人はゆっくりと服を脱ぐ。残った下着は全部外す。生まれたまんまの姿になる。
「圭一くん」
「レナ」
 互いの裸身を見つめあい、もう一度キスを交わす。もはや考えられるのは互いの
ことだけ。圭一がレナの胸を掴めば、レナも圭一の胸の乳首を指で引っかく。
圭一がレナの首筋をキスすれば、レナも圭一の首筋を舐める。互いに互いの体を
確かめるかのようにとろけあう。
 レナの乳首を舐めていた圭一はだんだんと頭が下に向かう。胸の谷間やわき腹、
腹やへそにも手や舌が這う。そのたびに声を漏らし、体をビクンと震わせた。

631:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:48:12 xYJbyJfq
 そして、ついにレナの秘所へと向かう。
「……圭一くん」
 不安げにレナは圭一を見る。眼で圭一は問いかける。こくんとレナはうなずく。
そのまま圭一は顔をうずめた。
「あっ、あぁ、あぁっー」
 ひときわ甲高くレナは泣いた。圭一の舌は若草の奥にあるレナの秘裂を這う。
すでに熱く蜜はとろとろに洩れている。舌と指を這わせる。なんともいえない
匂いがした。指がふやけるほどの熱さを感じた。小さな若芽にキスをした。
それだけでレナは今まで以上に体を震わせ、うねった。
「圭一くん」
 愛しげにレナは圭一を見る。
「……レナも」
 レナはゆっくりと圭一から離れて、改めてその胸にキスをする。チロチロと舌は
圭一の体を這い、うめき声を漏らす。ついにはそそり立つ怒張に口をつける。
「うっ」
 それは初めての感覚だ。レナの口が圭一に吸い付く。想像できないほど。なんとも
形容しがたいほど。ただ、翻弄される圧倒的な快感が襲う。はじめは唇で吸い付く
だけだった。竿の脇をキスして吸う。それだけで翻弄される。玉袋に手が這う。
背筋から快楽が走る。あまりの快楽に腰が引ける。舌も這う。竿に袋に。激しく
うねる。圭一は翻弄される。息を漏らし、耐える。ついにレナは先端部を口に含んだ。
その熱さと柔らかさに圭一は息を吐いた。すぼりずぼりとはしたない音がした。
舌で先端の穴を突付かれたときには震えた。耐えられない。だから、
「なあ、レナ。俺も─」
 ゆっくりと懇願する。レナはこくりとうなずいて、自分の体を圭一に重ねた。
レナの目の前には圭一の怒張が。圭一の目の前にはレナの蜜壷が。互いにさらし
あった。互いに舌を這わせ、指を使った。いつ果てぬ饗宴の声を奏であう。
 いつまで続いたか分からない。けど、もうたまらない。二人は再び向き合う。
「─いいのか?」
 圭一の問いにレナはかすかに頷く。
「……来て、圭一くん」
 二人の体は重なる。ゆっくりと。一つになろうとする。絆も。心も。体も。愛も。
一つとなって結ばれようとしていた。
「……あれ」
 なろうとしていたのだが。
「……あれれ」
 なろうとしてるのに。
「あれれれっ」
 ならなかったのであった。
「─圭一くん。ここだよ」
 クスリとレナは笑って圭一を導く。自ら手で握って、
自分のところへと誘導する。
「……じゃあ、あらためて」
 少し恥ずかしそうに圭一は息を吐く。レナも緊張がとれた声で笑い、
うなずく。
 ゆっくりと圭一は進む。レナは「うっ」と、呻く。とろけるような享楽の
中で突き刺す痛みを感じる。
「いっ、痛い」
 思わず洩れる。圭一の動きが止まる。だから肩を掴む。
「そのまま進んで。……レナを─圭一くんのものにして」
 なみだ目で訴える。痛い。だけど、このまま終わるのはもっといやだ。
だから、望む。証を。
「─わかった」
 そのまま突き進む。レナは涙を漏らす。苦痛のうめきをもたらす。圭一の背中に
しがみつく。爪を立てて引っかく。だけど、耐える。痛みの果てに喜びを感じるから。
涙を流しながら呟く。
「圭一くん圭一くん圭一くん……」
 一突きごとに呟く、叫ぶ。二人の体は溶け合う。レナは圭一の中に。
圭一はレナの中に。ただ突き進む。ただ思う。互いの事を。いつしか
全てが白く染まり消え去った。


632:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:50:00 xYJbyJfq
 圭一はレナの中で解き放った。

 二人は再びブランケットに包みあう。何もいわない。何もいえない。
心の奥に満足感と罪悪感が交じり合う。手が握り合う。今でも二人は一つに
繋がっている。
「なあ、レナ─」
 圭一が声をかけた。その続きを言う前に、
「謝らないでね」
 レナは圭一を見つめて言った。
「レナは望んでこうなったの。圭一くんが欲しくてたまらなくて。私、
圭一くんとこうなって幸せだよ。だから─謝らないで欲しいな」
 レナの言葉に圭一は息を吐いて、
「そうだな。そうかもな」
 と、呟く。いつだろう。決してやった事のないはずの記憶。学校の屋根での誓い。
自分の部屋でのレナの血まみれの笑顔。沸いては消えるかすかな残照。
でも、二人は一つになった。握り締めあう手が実感する。レナの体の中で実感する。
圭一の証。
 二人は空を見る。星の瞬きが見えた。いつしか嵐は過ぎ去り満天の星空となった。

 ゴミ捨て場で二人は一つになった。もう一度、キスを交わした。 
                                                   終わり。
                           終わり      

633:名無しさん@ピンキー
07/02/12 20:53:48 xYJbyJfq
以上です。拙いものですが少しでも面白いなーと思ってもらえればうれしいですね。
なお、ここでは僕は一名無しです。そういうことでよろしくです。
後、現保管庫の使い方がよく分からないので─あつかましいかもしれませんが、
もし、よろしければ登録の方お願いしたいのですが。すみません。ではっ、またー。

634:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:06:43 vJUgP+k6
>>633
あんたまさか… いや、何でもない。
とにかくGJ! (・3・)b

635:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:08:23 EnDKa8f4
ほおぉぉぉぉぉぉキターー!!!GJ!
挿れようとしてるのに入らないもどかしさが初めてってカンジでいいな。

636:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:08:59 PWRrTmAG
まさかって……どういうことなのさ~(・3・)
てか、GJ! レナかぁいいよレナ。

637:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:45:53 kGaicYxU
見たことあるな~と思って表編(?)を確認。……あの人?ふぇっ?マジで?
いや、名無しだと言うのなら、敢えて追求するのも野暮なんでしょうけど……。

何はともあれ、GJです。レナが可愛いなあ。
また来て下さい。

638:sage
07/02/12 21:49:06 fF5DKXrE
GJ!!

639:名無しさん@ピンキー
07/02/12 21:50:57 fF5DKXrE
アゲすまん

640:名無しさん@ピンキー
07/02/12 22:08:50 GnNK2PKJ
良作が2つのスレを結ぶ
いいもんだな、ソウルブラザー!

641:名無しさん@ピンキー
07/02/12 22:11:31 sizaFfb4
表が何かわからないけど超がつくほど勃起した

642:名無しさん@ピンキー
07/02/12 22:17:23 3A8usrrT
題名見て一瞬で分かりました。
GJです。

643:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:06:23 NP4pHcs8
そろそろお魎×沁子さんが来るはず

>>633
兵士よ、良くやったーw
GJです。
実は私もあっちの一兵卒であります。
圭レナまで被るとは。

644:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:06:27 xJ0d5Jjx
表の終わり方もよかったけどこっちもエロくていいね!
GJなのですよ

645:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:09:01 ry5MFoqP
>>633 あなたはまじでユ○ヒ○さん? もしそうならすごい ありがとう

646:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:55:10 J0wke9CL
はー、と短く息を吐いた。
懐かしい匂い。景色もあまり変わっていない。
興宮の高校に通うのに毎朝行き来は面倒だから、と寮に住み始めた。
仲の良い友達も出来て年末年始すら雛見沢には帰ってきていない。
それ程距離は離れていないにしろ、
興宮のような雛見沢より便利なところは慣れると出て行きづらい。
やがて俺はその高校も卒業し、
大学も考えたがこの地元を離れ辛いのもあったので親の手伝いでもするか と雛見沢に戻り
今、色々なことを思い出すようにとぼとぼと雛見沢を歩いているわけだ。
あのひぐらしが五月蝿く鳴いていた6月。
「あの頃は色々あったもんなあ…。」
レナの父親の愛人の殺害。
俺達のその目撃、魅音の死体移動。
レナの学校篭城事件…。
あれからレナには会っていない。
何処かの精神病院にいれられているとか、千葉に帰ったとか
色々な噂は聞いているが事実はよく知らない。
魅音や詩音、梨花ちゃんや沙都子も首を振るばかりだったし、
別段知りたいとも思わなかった。
だから俺達はそれを余り深く考えることなく、
最初こそは気まずかったがその内…魅音の額の傷が完治したころ
放課後の部活も再開し、
いつもニコニコと笑うレナの存在をどこかで求めつつも
それを手にいれることはなく、高校に入学するに従い沙都子達とは別れる事になった。
魅音も今は園崎本家の頭首として居座っているし皆過去の事は振り返らず 前を向き進んでいる。
だから今日の魅音主催の部活メンバーでの再会は俺もとても楽しみなものだった。

647:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:56:30 J0wke9CL
集合場所の園崎本家の玄関の前に立つ。
ふぅ、と息を吐くと家のほうからドタバタと駆ける音が聞こえる。
バン!と大きな音と共にドアが開くと
少しだけ大人びた、懐かしい顔が迎える。
「圭一さん!遅いですわよ!」
短いショートヘアに黒いカチューシャ、身につけているのは興宮の高校の制服。
沙都子だ。
「沙都子、久しぶり。」
よ、と手を挙げて答える。
「久しぶりって…本当ですわよ!全然連絡ないんですから!」
少し変な敬語も昔のまま。
制服から伸びる足はなかなかにスラリとしていて、大人になったな、と実感させる。
「ほらほら!早く入ってくださいまし、梨花達も待っていましてよ!」
ぎゃーぎゃーと喚く様も変わっていない、なんだか嬉しくて顔が綻ぶ。
「なっ…なんですの ニヤニヤしないでくださいまし」
「にぱー☆圭一遅いのですよー」
ずい、と沙都子の脇から顔を出すのは梨花ちゃん。
「おお 梨花ちゃん久しぶり!」
前から長かった髪も伸び、腰辺りまで伸びている。
白い肌に優しげな目など梨花ちゃんも変わっていない。
ただ着ているのは淡い色着物。
そういえば古手家頭首として雛見沢に残り高校には行っていない、と聞いた。
「圭一さん?こんなところで突っ立ってないで早く入って下さいましー」
「ういー」
靴をそろえて廊下を歩く沙都子についていく。
隣では梨花ちゃんがにこにこと微笑みながら歩いている。
「梨花ちゃんも沙都子も…綺麗になったよなあ」
そういうと前を歩く沙都子がピタリと足を止めこちらを振り向く。
「なっ…なんですのいきなり!」

648:名無しさん@ピンキー
07/02/12 23:57:53 J0wke9CL
「いやーそう思ってさ」
むむむ、と顔を赤くしながら顔を歪める沙都子。
「沙都子は…悟史が帰って来てから綺麗になったのですよ」
少しだけ遠くを観るような目で梨花ちゃんが言う。
「悟史?…ああ、沙都子のお兄さんか。にーにー?」
「馬鹿にしないでくださいまし!でも最近にーにー詩音さんにベッタリで…」
「あれ、でも悟史って行方不明だったんじゃ…?」
沙都子は赤くなっていた顔を明るくする。
「ちょっと病気で入院していただけだったんですのよ!この間監督が連れてきてくれましたの。」
「ほー、会ってみたいなあ 沙都子に似てるのか?」
「あまり似ていないのです。大人しいのですよ」
「似てないとは失礼ですわよ!」
「事実なのですよー」
けらけらと笑う梨花ちゃんに顔を赤くして反論する沙都子。
この空気も懐かしい。
、と沙都子がある襖の前で歩みを止める。
「魅音さん?入りますわよ」
沙都子が両手でそっと襖を開ける。
「圭一から入るのですよ、魅音が待っているのです」
こそ、と梨花ちゃんが耳元で囁く。
「あ、ああ。」
ギシと床が音をたてる。
畳の匂いのする部屋に入ると
そこには机を囲んだ詩音と仲良く寄り添う沙都子と同じ色の髪をした男、
そして一番奥に魅音がいた。
「圭ちゃん…!」

649:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:00:26 UAjpmIP/
どこかでみた気もする雛見沢で部活メンバー再会ネタ
何CPかもえちつなげるかも決めてないです
希望カプでもあったらどうぞ
滅菌なんて な か っ た

650:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:08:34 hd/CakQH
とりあえずレナの扱いの酷さに泣いた

651:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:12:31 9N/c96o+
扱いの酷さというより悪意を感じる

652:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:20:40 6Q8VaOM8
レナがいないってなんか斬新だな。レナは可哀想だが。

653:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:24:43 UAjpmIP/
一応レナは出す予定なんだぜ

654:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:26:00 Ny48Cgcd
幸せな結末を願ってる

655:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:27:43 mn7pquQt
646。うーん。これからの展開に期待かなー。レナの扱いが伏線だといいなー


656:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:39:54 DYniqFD8
>>649
じゃあ圭沙でお願いします。


657:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:48:39 /TrtJuGS
>>649
圭魅に期待します

658:名無しさん@ピンキー
07/02/13 00:51:32 MF7pbZH7
>>646
ちょwwww
園崎天皇崩御wwwwww

659:名無しさん@ピンキー
07/02/13 01:05:18 i8WGNwSP
>>649
圭魅→二人の交合を沙都子が見た事によって、圭沙→実は記憶を失った状態で帰ってきてるレナの事を沙都子が口にして、圭レという我儘な展開を希望する!

660:名無しさん@ピンキー
07/02/13 01:28:25 MfdsurrT
>千葉に帰ったとか
>園崎本家の頭首として居座っている
>、と
なんか色々とおかしいな

661:名無しさん@ピンキー
07/02/13 03:15:47 6OA2zPVf
>>633
ちょwマジで神降臨!GJ!!!

>>649
これからに期待

662:名無しさん@ピンキー
07/02/13 04:15:06 TJiHhFlp
>>633
前のスレで○物作家降臨しないかなとあったが現実になるとは・・!!

>>646
圭一ドライすぎww
屋上バトルしたとは思えん

663:名無しさん@ピンキー
07/02/13 04:33:56 Rblq2nA4
>>649
ハーレム期待

664:名無しさん@ピンキー
07/02/13 07:32:44 /ENHwhbs
あの熱いk1がレナのことどうでもいいって……こんなのkoolじゃねえ。
強いて言えば圭魅や圭レナを……

665:名無しさん@ピンキー
07/02/13 07:36:09 hd/CakQH
俺は悟史×圭一を希望しよう

666:名無しさん@ピンキー
07/02/13 10:32:10 E8hwYwIQ
詩音→悟史→レナ―(かぁいい)→沙都子 とか

667:名無しさん@ピンキー
07/02/13 10:55:36 f+JEiUCE
なんだい、このK1とは似ても似つかないクズは…
こんなの放っといて悟史がハーレム築け。

668:名無しさん@ピンキー
07/02/13 12:05:00 bCABj5Yl
クズ呼ばわりは酷いなー。
ひょっとしたら圭一には圭一なりの理由があったのかも
しれないじゃないか。俺はレナがいないことで圭一に心
の隙間が出来たのかも……とか考えてるんだけど。
レナに会いたいけど、消息が分からなくなってしまって、
思い出すと辛すぎるから無意識に部活メンバーとも疎遠
になっていったとか……。

まあ、確かにあの熱い圭一には歳月とか行方不明だとか
に負けず、いつまでも熱いままでいて欲しかった、レナ
を思い続けて欲しかった、探し出して欲しかったってい
う気はするけどさ。
どのみち、まだ序盤だ。判断は終わってから下そう。

あ、俺は圭レナ希望でお願いします。
久しぶりの再会で、圭一の封印していた想いが一気に爆
発なんてのが見てみたい。

669:名無しさん@ピンキー
07/02/13 12:10:22 bCABj5Yl
>>659
連続でスマンが、その話、どっかのエロゲであったような……?
君とか永遠とかいうタイトルだっけ?

670:名無しさん@ピンキー
07/02/13 13:10:59 TJiHhFlp
屋上バトルで魂が燃え尽きて精神的廃人になったという設定はどうだい

671:名無しさん@ピンキー
07/02/13 16:16:48 6OA2zPVf
まだ途中だけど保管庫の方を編集してみました

672:名無しさん@ピンキー
07/02/13 16:24:10 sR0I3FTS
お前ら、そんなにレナの扱いが不満か?
圭一が大してレナに興味持ってないだけだろ。
二次創作なんだし、たまにはこんな圭一がいたっていいじゃないか。

673:名無しさん@ピンキー
07/02/13 16:27:04 7+vtXAc4
>>671
乙です

674:名無しさん@ピンキー
07/02/13 16:38:09 X2174Uad
>>672
仲間に無関心て時点で圭一とは大違いだろ…

675:名無しさん@ピンキー
07/02/13 16:43:29 6OA2zPVf
>>672
色々突っ込みどころはあるけどメインルートで蔑ろにされてるっていうのが一番の原因かもね
しかもよりによって魅音メインっぽい切り方がそれをさらに助長させてるんだと思う

正直このスレは公式民まで降臨するほど開けてるから、あまり変な諍いは避けたいところ
今後の展開に期待

676:名無しさん@ピンキー
07/02/13 17:46:25 hd/CakQH
>>675
(;・3・)お、おじさんは悪くないよ。レナを病院入りにさせた悪いんだって……

677:名無しさん@ピンキー
07/02/13 17:59:08 E8hwYwIQ
>>669
知ってるからこそ言ってんだろ?>>659は足した作品が見たいんじゃないの

678:名無しさん@ピンキー
07/02/13 18:25:21 ppRAIGSf
な、なんでリクエストに圭梨が無いんだ。
って事で圭梨キボン

679:名無しさん@ピンキー
07/02/13 18:40:50 jDsTt4Hw
>>601
俺もこんなえっちなお姉さんが欲しいです

>>619
詩音になって妹モードの魅音に攻められたい
「お姉ちゃん・・・離れ離れになってずっとさみしかったよ・・・今日は一緒に寝れるよね?」
とか言って抱き付いてこられたらはぁあああキュンキュン!

680:名無しさん@ピンキー
07/02/13 19:30:28 Sw3kZpnQ
え、カップリング?何言ってるんだ、これから大[自主規制]大会だろ?

ところでこの話の時点でKたちは何歳なんだ?考えるのめんどくさいから>>681頼む
それとレナに関しては い な か っ た  っていうのも新鮮みがあっていいと思うんだけどなぁ
最近Kレ話も多く出てたしな

681:名無しさん@ピンキー
07/02/13 20:52:19 6OA2zPVf
>>680
総合的には魅音の話も同じ位出てる
ただ最近は圭レナ話を書く作者が皆速筆だから目立ったのかもな

あと保管庫編集してて思った事は

レナ=圭一とのカップリング話の量は一番
魅音=組み合わせのバリエーション・作品の保管庫入りの速さはダントツ
梨花=最近はやや不調だが以前はかなり勢いがあった為作品数は以外に多い
沙都=上記の連中に比べ明らかに少ない

682:名無しさん@ピンキー
07/02/13 21:10:43 i8WGNwSP
>>677
すまん。659だが、あれは俺の妄想だ。
よって、元ネタは全く知らない。

683:名無しさん@ピンキー
07/02/13 21:39:24 hd/CakQH
>>681
新しいジャンルの確立……

鷹野×悟史か!

684:669
07/02/13 21:45:03 k2LpFQxr
>>682
そうだったんだ。俺も668出したら、なんかふと思い出しただけなんだ。
タイトルあってたかな?こんなストーリーだっけ?以外に別に深い意味は無かったんだけど。
もし気に障ってたらごめん。

685:名無しさん@ピンキー
07/02/13 21:49:34 1a24/pC9
>>678
同志よ!!

686:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:00:05 6OA2zPVf
>>683
レナ×詩音or詩音×レナも捨てがたい!
尤もマイナー以前にありえない組み合わせも中々ないけどなw

687:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:02:39 jDsTt4Hw
圭レも圭魅も圭梨も圭沙も好きな俺はハーレム脳

688:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:54:48 Ny48Cgcd
とにかく期待

689:名無しさん@ピンキー
07/02/13 22:56:35 mn7pquQt
名無しの六三三です。沢山の感想、本当にありがとうございます。
励みになりました。ちなみにこれは初めてでなく、旧保管庫の方にも
僕の作品は収められてます(梨花×赤坂とか圭一×レナ・魅音の罰ゲーム)
元々エロはチョコチョコ書いてました。今回は結構久しぶりでしたが好評
でうれしい限り。
ちょっと、忙しくなるのですぐには書けませんがまた書きますよ。
構想としては梨花×沙都子か圭一×(部活メンバー)かなー。
では、またです。

690:名無しさん@ピンキー
07/02/13 23:18:31 yoDLUcEX
>>683
目明し漫画にそんな感じのオマケあって
目覚めてしまった。

誰か書いてください

691:名無しさん@ピンキー
07/02/13 23:48:46 8VJZeFXf
沙都子は空気

692:名無しさん@ピンキー
07/02/13 23:49:31 GYSUPMt3
(・3・)

693:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:09:43 QZdiE9bI
>>691>>692は、結びつかないな…


>>692からは、おっぱいおじさんの顔しか浮かんでこない…

694:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:38:39 1DAObjiV
巨乳は書きやすいから( ・3・)の同人が多いと悟りました。

695:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:46:27 uYz8KBKz
同人の魅音は巨乳過ぎて体のバランスおかしいのが多いんだよなぁ…
巨乳は描くの難しいと思うが、体はやっぱりきちんと描いて欲しい
その点SSは脳内補正出来て最高だ

696:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:56:52 l+qLLzws
どっちも美味しく頂ける俺末期
とにかくね、早く>>8の続きを読ませてくれとね

697:名無しさん@ピンキー
07/02/14 01:06:34 xxYIhc3d
不敵な魅音は嫌いだが、カラケ読めないみおんが大好きな俺は異端。

698:名無しさん@ピンキー
07/02/14 01:33:15 +dn2szt/
「いっしょにカラオケ行くと雰囲気が冷めやすかな、かな」
「たまに周りを考えないことがあるからな…」
「レナと圭一がいい雰囲気のところにいきなりわりこむのです。」
「悟史君と私のスイートタイムを邪魔しないでください!」
「悪気がないのはわかってるんだけど、ちょっとね…」
「お弁当バカにされましたわ…」
「過去の古傷に躊躇なく触れてこられるのはちょっと…」
「私はロリコンではありません!妻も娘もいます!」

( ・3・)「…これ、もしかして…」

( ・3・)「大石のこと?私も思うんだよねー!躊躇ないしいやらしいし…」

699:名無しさん@ピンキー
07/02/14 01:49:59 +dn2szt/
「憎い…憎いんだ…!前原圭一が!」
絞り出すように、つぶやいていた。
「いい奴っていうのはわかるんだ、僕も心からそう思っている。
でも!僕が戻ってきたとき…僕の居場所は確実にあいつに占領されていた!」
「悟史君…」
「仕方のないこととは思っているけどさ!だけどやっぱり憎いんだ!
僕は今までまじめにやっても、決して報われることはなかった!
それなのに、あいつは…!」
「…悟史君…」
詩音の柔らかいカラダが、僕の頭をつつみこんだ。
「…悟史君には、私がいます…」
ああ…
赤ん坊に戻った時のような安心感…
詩音の心音が聞こえてくる。柔らかい胸に埋もれて、幸せ…
「詩音…」
「…悟史君、私…」

(中略)

「み、おん…」
「悟史君の居場所奪ってよくもぬけぬけと!お前は生きているだけで悟史君の負担なんだ!」
「いや…詩音か…どうして…」
「やかましい…そうだねぇ、死体は調理してお姉かレナさんにプレゼント!
よかったですね圭ちゃん、胸のお肉になれるかもしれませんよ!」
「やめ、ろ…!」
「うるさいな…悟史君のバットがないとなんもできないくせに。」
腎臓部をひと突き。それで、前原圭一は倒れこんだ。
しぶといやつ。ごきぶりみたい。


って感じのサトシオンが見たい

700:名無しさん@ピンキー
07/02/14 01:52:40 l+qLLzws
嫌なものを見た

701:名無しさん@ピンキー
07/02/14 03:38:00 BIoVAz5U
   ,,-‐‐-、      
   彡从^^从ゝ     あれぇ~?チョコの代わりにチョコ牛丼&チョコイクラ貰っちゃったYO
   ミリ´・3・リ    
__(__つ/ ̄ ̄ ̄/   
    \/_修_/ ̄  

702:名無しさん@ピンキー
07/02/14 03:38:42 BIoVAz5U
すまん誤爆

703:名無しさん@ピンキー
07/02/14 07:15:49 h3IeBozm
何だかなあ…ギャグだし、キャラ上しょうがないとは分かるんだけどさ…
>>698みたいな魅音の扱いを見ると、>>649のレナの扱いが何だよって思っちゃうんだよなぁ…

魅音は原作では散々報われないんだから、同人ぐらいではいい思いさせてあげたい。

704:名無しさん@ピンキー
07/02/14 08:24:17 uYz8KBKz
確かに理不尽だよな

705:名無しさん@ピンキー
07/02/14 09:16:14 +N+lDImw
ギャグと比べられても何だよって想っちゃうけどな
レナがいないぐらい別に問題じゃないが
>別段知りたいとも思わなかった。
なんて反感持たれて当たり前

706:名無しさん@ピンキー
07/02/14 09:24:25 EPsr9dja
>>703
魅音が良い思いをするのは大いに結構なんだが、それがレナ不遇の理由にはならないと思う
その反対も然り

ていうか何故かレナが報われれば魅音が、魅音が報われればレナが
あからさまな割を食うという展開の土壌がひぐらしファン、特に両者の信者の間に存在すると思う
沙都子や梨花に対してはそういう展開が殆ど無いのに・・・仲良くやろうぜw

そんな俺は圭レ魅3P物が大好きだ

707:名無しさん@ピンキー
07/02/14 09:56:13 1DAObjiV
つまりクララルートにいけば丸く収まるわけだな

708:名無しさん@ピンキー
07/02/14 10:42:45 HUejv4zx
むしろ圭一がいらないんじゃね?

709:名無しさん@ピンキー
07/02/14 14:20:46 QodaqDyg
作り手が一番苛立つ行為って知ってるか?

受け手が文句と賞賛しか言わないことだ。

710:名無しさん@ピンキー
07/02/14 14:24:18 eSAwORzT
てっきり実況オナニーかと思ってたぜ

711:名無しさん@ピンキー
07/02/14 15:08:32 OMdsau4F
>>695
元々魅音は巨乳だろ?じゃなきゃエロ親父にバカになんてされない

712:名無しさん@ピンキー
07/02/14 15:21:25 2bZ+3cY0
>>706
>>圭レ魅3P
おk

713:名無しさん@ピンキー
07/02/14 18:13:34 1qlEkyzp
圭レ魅3Pか。

すでに書いたよ。


714:名無しさん@ピンキー
07/02/14 18:14:08 1Cxc0R6d
小此木大石赤坂なら・・・

715:名無しさん@ピンキー
07/02/14 18:23:52 PEIxE6Zz
年少組ほんと人気無ぇなw

716:名無しさん@ピンキー
07/02/14 19:21:27 f/GTFkcv
原作で不運なのは(・3・)かもわからんが、(・3・)って原作で一度もL5発症してないんだから
そういう意味では有る意味幸せだと思うんだけどなぁ

717:名無しさん@ピンキー
07/02/14 19:45:04 Utn7croc
>>715
おそらく年少組と粘膜をすりあわせる話を書くと、
どうしても悲劇的なものになってしまうからではないかなと思う。
とりあえず、泣きじゃくる沙都子を、
圭一が無理やり……
とかいうシチュを脳内で展開しておっきしてしまった俺は死んだ方がいいと思う。
>>716
L5発症しなかったからこそ可愛そうなんではなかろうか。
発症者の被害に何度もあってるし。

718:名無しさん@ピンキー
07/02/14 19:53:04 gK9SeD+z
発症したが最後、外部からはずっと基地外キャラとして扱われ続けるんだぞ。


719:名無しさん@ピンキー
07/02/14 20:06:53 GQl3AVjM
最も不運は鉄平兄
みおんはまだまし

720:名無しさん@ピンキー
07/02/14 20:11:24 gK9SeD+z
そうだな。あと現場監督と神主夫妻も可哀想だ。
賽殺しでやっと報われたかと思えばアレだしw

721:名無しさん@ピンキー
07/02/14 20:13:56 6LdoPrzh
おいおいトミーを忘れんなよ

722:名無しさん@ピンキー
07/02/14 20:18:29 wdFmvysZ
報われないといえば悟史だぜ。
本人はいいやつなのに周囲がダメすぎ…

723:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:04:47 l+qLLzws
>>703
みおんwネタは理不尽どころじゃないし、
専用スレあるんだからそこに篭ってやってくれと。ウザイ。
誰が不要に貶められるのも嫌だ。
その点、夢月祭夜シリーズは誰を蔑ろにするでもなく、
一人ひとりがちゃんと愛されて幸せになれてていい。
この人の何がすごいって前作の3Pでもそれが保たれてるところだな。

724:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:13:37 OGmIT4jF
一番悲惨なのって圭一じゃないのか?常に殺されてるし。

725:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:17:24 gK9SeD+z
雛見沢に来ないパターンだと生きてる。

726:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:27:07 vuxCWQeg
圭一は祟殺し以外は特に不幸ではないだろ

727:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:35:34 zj7TurRC
綿流しで、いきなりやってきた●音に刺されたりしてるけど・・・

728:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:42:28 l+qLLzws
常に殺されるという観点なら
梨花=魅音=富竹は鉄壁の死亡ラインだな。俺的には薄幸ベスト3
圭一は来ない場合もあるし鬼隠しでは設定のなかった詩音も死んではいない
沙都子も綿、目、皆以外も梨花死亡後は解剖されてそうだな。
真相の分からない外伝はカウントから省いた

729:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:56:16 +N+lDImw
ひぐらしで殺される=不幸って考えは浅はかだな

730:名無しさん@ピンキー
07/02/14 21:59:46 l+qLLzws
確実に不幸ではあるさ。
しかもただ殺されるだけじゃなく人間の尊厳踏みにじられまくりだからな。
死に方で言えば滅菌が一番安らかなくらいだ。

731:名無しさん@ピンキー
07/02/14 22:01:15 gK9SeD+z
それなら4年目までの被害者の方が不幸だろう。
メインキャラでないというなら、悟史はどうよ。

732:名無しさん@ピンキー
07/02/14 22:58:05 3Wi9zgEO
サブなら…公由のじいさんはずぅっと背伸びしながら頑張ったけど、力尽きて締まって逝ったぞ。
これが不幸以外にありえるか。ずっと絞首刑され続けてるんだからな。
やべぇ、なんか考えたら首が苦しくなってきた…

733:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:04:26 1qlEkyzp
どうも、レナキスを書いた六三三です。年少組みが少ないというので、
突発的に梨花×沙都子を書きました。さっと、書いたので荒い面も
ありますが、どうかよろしくお願いします。

734:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:07:19 1qlEkyzp
                        酒のつまみは沙都子


 暑くて眠れない夜はワインが一番である。梨花はそっと寝床から起き上がって
秘蔵のワインを楽しむ。寝巻きは黒いワンピースのパジャマ。下はショーツ一枚。
後は何も着けていない。今日はうるさい羽入がどこかへ出かけていて居ない。
だから、たっぷりと楽しめる。
 いつものようにオレンジジュースを入れる。けど、少なめ。代わりに醤油を
一滴たらり。隠し味だ。ワインの芳香を楽しみつつ杯を傾ける。のど越しととも
に頭の奥がクラリとする。胸も熱い。酔う感覚は嫌いではない。むしろ好き。
かつては忘れるために飲んだ。永遠に続く袋小路。永久に等しい時間をかけて
抜け出した。もはや惨劇は永劫の果てだ。今は全てを楽しむ。
 もう一杯。今日はいつもより飲んでいる。明日、羽入に文句を言われるだろう。
だけど、気にしない。この高揚とした気分は悪くはない。 さらに一杯。少し
飲みすぎたか。頭の中がくらくらする。笑みがこぼれる。ふふふっ。どうせ明日は
休みだ。少しぐらい羽目を外してもいいだろう。

 けど、こうなるとツマミが欲しいわね。

 缶詰とかならいくつかある。でも、風情がない。かといって、何か作ると
なると沙都子が起きてしまう。どうしたものか。

 そうだわ。沙都子をツマミにすればいいのよ。

 いい考えだ。ああ、梨花は酔っている。顔はもう真っ赤だ。酒精をたっぷり混入
した息を吐くとふらりと沙都子の元に向かう。

735:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:07:30 8CXCtcXw
どうでもいいが投下するときと普段では、やはり口調は変えるものなのか

736:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:10:33 1qlEkyzp
沙都子は寝てる。半袖の若草色のパジャマ。だけど、暑いのかボタンを二つ
ほど外して胸元がきわどく見える。起伏はレナや魅音に比べれば平坦だが
梨花のように真っ平らではない。
「キスしましょ♪」
 梨花は寝ている沙都子に屈んでキスをした。柔らかかった。
「んにゃ」
 だけど、沙都子はうっとうしいといわんばかりに顔を振る。少し悲しい。
見ると寝汗がびっしょり。だからかな?
「みー。拭かないと風邪を引いてしまうのです」
 にぱーと梨花は微笑むと自分の舌でぺろぺろと沙都子の顔についている汗を
舐めてあげた。はじめは額。次はりんごのようなほっぺ。鼻の頭やあごも忘れない。
「ううーん、ううーん」
 だけど、沙都子顔をしかめている。ひたいにしわを作って梨花のぺろから
逃げようとする。
「みー、悲しいのです。沙都子はボクが嫌いなのですか」
 と、なみだ目で梨花は見つめる。けど、本音は
─うふふ、嫌がる沙都子。可愛いわー。もっと、いじめてもいいよね。
 ぞくぞくしていた。
 そっと、タオルケットを取る。沙都子の首筋、耳たぶを舐める。ついでに
噛んでみる。
「ひゃうっ」
 素っ頓狂な声を上げて、沙都子は起きた。
「なっ、ななななんですの、梨花? ひゃう」
 すぐに覆いかぶさる梨花に気付き慌てふためく。梨花は何も気にせずに沙都子の
耳たぶを唇で愛撫する。
「みー、沙都子はボクのお酒のつまみなのです。おとなしく食べられるのです」
 そう言って、首筋にキスをする。軽くかむ。
「ひゃわっ。ちょっと、梨花。寝ぼけるのもいい加減にしてくださいませ」
 じたばたと沙都子が暴れ始める。手足を振り回して落ち着いてキスも出来ない。
「うるさい人ね。これでも飲んでおとなしくしなさい」
 梨花はワインのビンをラッパのみすると直接、沙都子にキスをする。無理やり
唇をこじ開けてワインを流し込む。コクコクと沙都子は飲み干していく。のどから
ワインが通り過ぎるごとに沙都子の手足から力が抜け、目がとろんとなる。
「なっ、なんなんですの、これ?」
 クラクラして思考が定まらない。
「みー、ワインなのです。ぼくのお気に入りなのです」
 にぱーと笑う。
「わっ、ワイン? 私たちはまだ─子供でしてよ。お酒を飲むのは
……早すぎましてよ」
 初めての酔いに何とか抵抗しようとするが、どうしてもグニャリとする。

737:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:14:31 1qlEkyzp
「むー、沙都子は固いのです。もっと、柔軟になるのです。それに冒頭に
書いてあるのです。『このゲームには十八歳以下の登場人物は出てきて
おりません』だから、問題ないのです。ボク達の年齢はぼかしてあって誰にも
分からないようになっているのです」
 なにやら、とんでもないことを言ってきた。
「そんなのどこにも書いてありませんでしてよー」
 正論である。そんな煽り文句はこれっぽちもない。
「うるさい人ね。グダグダ言わずに溺れなさい」
 梨花はキスをしながらワインを沙都子のパジャマに垂らす。ちょうど胸の
辺りだ。
「あう、冷たい!」
 身をよじる。だが、鎖骨が出てますます扇情的に。梨花は舌なめずりして
「美味しそう、頂くわね」
 といって、沙都子の胸に吸い付いた。
「あっ、ひゃう、ダメ、ダメですわ、梨花」
 ワインを吸ったパジャマを胸ごとすする。ちょうど胸の先端部に吸い付く。
沙都子は身を捩じらせてビクンをうねる。でも、気にしない。そのままワイン
をすする。片方は吸い付き、もう片方は搾るために揉む。ドンドン息が荒く
なる。
「……だから、ダメ─ですわ」
 酔う。沙都子は酒に酔う。溺れる。沙都子は梨花の愛撫に溺れる。息が乱れ、
胸の奥に何かが生まれる。
「乳首が立っているのです。沙都子はとっても感じやすいのです」
 ニコニコと笑いながら梨花は言う。
「……どういう意味ですの?」
 意味は分からない。ねんねの沙都子にはさっぱりだ。
「感度良好という事よ」
 ふふっ、と笑って、梨花は沙都子の乳首を弾いた。甲高く鳴いて沙都子は
背を突っ張る。翻弄される。いつもの梨花に。見たこともない大人びた梨花に。
わけも分からず流される。
「むー、沙都子は大きくなったら胸がバインバインになると思うのです。
うらやましいのです」
 ぷちぷちと沙都子のパジャマのボタンを外しながら梨花はぶつくさ言った。
パジャマの下は何も着ておらず、沙都子は上半身裸になる。
「さあ、もっと、味あわせて」
 梨花はワインを沙都子の胸にかけると乳首に吸い付き、塗りこむように
胸を揉む。
「ひゃ、だっ、あはぁっ」
 もはや、言葉にならない言葉で沙都子は反応する。そそり立つ乳首をちゅー
ちゅー吸われ、胸をグネグネもまれる。酒の酔いも手伝い、もはや体は言う事が
聞かない。
「沙都子だけ気持ちよくなってずるいのです。ぼくも気持ちよくして欲しいのです」
 ショーツを脱ぎ、寝巻きのワンピースのすそを持ち上げて咥え、沙都子の頭に上で屈む。
「……えっ?」
 もちろん、沙都子は意味が分からない。戸惑いながら見上げる。一緒に生活しているとはいえ、
梨花の秘所をまじまじと見たことはない。ひと筋の線が見える。毛も何もない。ただ……濡れている。
汗とは違う匂いを放ちながら濡れていた。一体、何をすればいいのだろうか。
「舐めなさい」
 また、梨花の冷たい声だ。

738:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:16:49 1qlEkyzp
「さっさと舐めてご奉仕しなさい」
 恐る恐る口につけた。
「ひゃう」
 ビクンッ、と梨花は跳ねた。慌てて、沙都子は口を離す。
「だ、大丈夫ですの、梨花?」
 気遣う言葉に、梨花は声を震わせて、
「大丈夫なのです。もっと、もっと舐めて欲しいのです」
 お尻を振って懇願した。沙都子はぴちゃりぴゃりと舐め始めた。
行儀悪く、犬が水を舐めるように一心不乱に。
「あぅ、はぅ、ひゃう。いいっ、そこがいいのです。あっあっあっ」
 ひと舐めごとに反応する。沙都子の舌は決して上手いとはいえない。
ただ、目の前のものを舐めているだけだ。だか、そこがもどかしく、
予期せぬ快楽に翻弄される。
「……ドンドン濡れてきますわよ」
 沙都子の驚いた声にも梨花は反応しない。ワンピースを掻き抱き、薄い胸を
無理やり掴んで揉む。ふくらみはないが乳首は自己主張してる。沙都子の舐めに
合わせて捻る。大きく呻く。
 沙都子は呆然として見ている。梨花の乱れに息を呑む。
「沙都子にご褒美です」
 うっすらと梨花は笑うと沙都子のパジャマのズボンに手をかけた。
「あっ、梨花?!」
 するりと下着ごと抜く。わざわざクマさんパンツを広げて、
「濡れてるわよ。汗でもションベンでもないわね」
 と、あの部分を口に咥えて言った
「ああっ、いや」
 恥ずかしがる沙都子の腰を持ち上げて梨花は、
「さあ、味わわせてもらうわよ」
 熱く濡れる沙都子の幼い秘裂に口をつけた。
「ひゃ、だめっ、だから─やめて……ふぅぅ、ひゃっ」
 さらに翻弄される。どこで憶えたのか見事な舌戯で攻め立てる。
小さく隠れる芽もほじくりだして摘み、弾く。指と舌は絶え間なく
動いて攻め立てる。
「あぁ、もう、ダメ、ですわ、だから、ひゅうっ」
 いじればいじるほど沙都子の幼い秘裂から蜜があふれ出る。梨花はワインの
ビンを掴むと傾けてワインをしたたり垂らす。
「つっ、冷たい!」
 幼い秘裂に滴り落ちるワインと蜜をたっぷり指で混ぜてすする。
「ふふっ、極上のカクテルね」
 ぺろりと舌を舐めて、梨花は笑った。
「さあ、もっと味あわせてもらうわよ」
 淫らな酒宴はまだまだ続きそうだ。



739:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:18:50 1qlEkyzp
次の日、沙都子は頭が痛いと呻いていた。梨花もだ。
「あぅあぅ、だから、飲みすぎは良くないのです」
 羽入の言葉に梨花は頭を抱えて、
「うるさいわね、反省してるわよ」
 と、力なく抗議するだけだ。
 幸いな事に沙都子にあの夜の記憶はさっぱりと無いようだ。これには
ほっと胸をなでおろす。
「酒に酔ったとはいえ、とんでもないことをしてしまったわ」
 大切な沙都子にあんなことしてしまうなんて本当にどうかしている。
「まあ、とりあえず、今度、沙都子に好きなお菓子とか買ってあげないと
いけないかしらね」
 しかし、梨花は気付いてなかった。沙都子の笑みに─

 ふと、夜に梨花は目が覚めた。愕然とする。
「……体が動かない。手足が縛られている?」
 一体誰が? すでに惨劇の日々は去った。誰も自分を※す者は居ないはず
なのに。
「をほほほほっ、どうやらお目覚めのようですわね」
 沙都子が高笑いを上げている。手に何を持っている。
「─あの、沙都子?」
 さすがの梨花も展開についていけない。
「うふふっ、昨夜は本当にありがとうございましたわ」
 おっ、憶えてたー。
「ですから、今夜は私がたっぷりと梨花にお礼をする番ですわ」
 ブゥーンと何か鈍い振動音が聞こえる。沙都子の手には電気あんま、
ピンクローター、バイブがうねうね動いていた。
「そ、それは一体何ー?!」
 梨花の驚きに、
「をほほっ、これは羽入さんから借りたのですよ」
 羽入?! こんの裏切りものー!
「さあ、きれいな声で鳴いてくださいませ」
 そう言って、沙都子は梨花に覆い被った。その日の夜の淫らな
饗宴はいつまでも続いた。

                                                    終わり

740:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:20:20 1qlEkyzp
以上です。少しでも、喜んでもらえるとうれしいですね。では、またー。
さて、次は何を書こうかな。

741:名無しさん@ピンキー
07/02/14 23:46:17 7usjcerE
GJなんだぜ!
年少組大好物なのに書いてくれる人少なかったから飢えてたんだ。
マジトンクス。

742: ◆Jx7kndDbOU
07/02/15 00:18:56 WkIK0VpH
流石ですね。GJです。
それに引き替え自分は…………沙都子ルート書いてたらまたいらん浮気して
しまった。

>>723とか色々と投稿しにくい空気だ。いえ、そう言ってもらえて凄く嬉しい
んですけど。




…………どうしよ。クララ☆ルートorz

743:名無しさん@ピンキー
07/02/15 00:29:07 8jpCBXPV
>>742
んっふっふ! たぁのしみですねぇ~

744: ◆Jx7kndDbOU
07/02/15 00:42:46 WkIK0VpH
801スレに行くべきかな?それともここでいい?
ホント、我ながら一時の気の迷いとはいえ、こんなもの書いてよかったのか
色々悩んでるんだけど。

745:名無しさん@ピンキー
07/02/15 00:52:15 aEKb+Bnn
気にするこたない。 やっちゃいな!

746: ◆Jx7kndDbOU
07/02/15 01:05:26 WkIK0VpH
じゃあ、やっちまいます。
クララが苦手な人は、スルーでお願いします。


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